JP2024004238A - 手乾燥装置 - Google Patents

手乾燥装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2024004238A
JP2024004238A JP2022103810A JP2022103810A JP2024004238A JP 2024004238 A JP2024004238 A JP 2024004238A JP 2022103810 A JP2022103810 A JP 2022103810A JP 2022103810 A JP2022103810 A JP 2022103810A JP 2024004238 A JP2024004238 A JP 2024004238A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
section
control process
flow path
air purification
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022103810A
Other languages
English (en)
Inventor
剛至 姫野
Takeshi Himeno
恭亮 入江
Kyosuke Irie
賢二 橋詰
Kenji Hashizume
和与 富山
Kazuyo Tomiyama
光生 力丸
Mitsuo Rikimaru
雄大 古澤
Yudai Furusawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toto Ltd filed Critical Toto Ltd
Priority to JP2022103810A priority Critical patent/JP2024004238A/ja
Publication of JP2024004238A publication Critical patent/JP2024004238A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

Figure 2024004238000001
【課題】衛生性を向上した手乾燥装置を提供する。
【解決手段】内面と、前記内面によって囲まれた乾燥空間に使用者が手を差し入れるための開口と、を有する筐体と、前記内面に設けられ、前記乾燥空間内に空気を吹き出す吹出口と、前記内面に設けられ、前記乾燥空間内の空気を吸い込む吸込口と、前記吸込口と前記吹出口とを接続する流路部と、前記流路部に設けられ、前記吸込口から吸い込んだ空気を前記吹出口から吹き出させる送風部と、前記吸込口から吸い込んだ空気の一部を外部に排出させる排出口と、前記流路部内を流れる空気に浄化源を放出する空気浄化部と、を備え、前記空気浄化部は、前記排出口よりも上流側で前記浄化源を放出することを特徴とする手乾燥装置。
【選択図】図1

Description

本発明の態様は、一般的に手乾燥装置に関する。
吸込口から空気を取り込み、取り込んだ空気を吹出口から使用者の手に向かって吹き出して手を乾燥させる手乾燥装置が知られている。このような手乾燥装置においては、吸込口から吸い込んだ空気の一部を排出する排出口を有するものが知られている(例えば、特許文献1)。
特開2001-245819号公報
このような手乾燥装置においては、排出口から排出された空気に菌やウィルスが含んでいると、手乾燥装置の周囲の衛生性を低下させるおそれがある。
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、衛生性を向上した手乾燥装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、内面と、前記内面によって囲まれた乾燥空間に使用者が手を差し入れるための開口と、を有する筐体と、前記内面に設けられ、前記乾燥空間内に空気を吹き出す吹出口と、前記内面に設けられ、前記乾燥空間内の空気を吸い込む吸込口と、前記吸込口と前記吹出口とを接続する流路部と、前記流路部に設けられ、前記吸込口から吸い込んだ空気を前記吹出口から吹き出させる送風部と、前記吸込口から吸い込んだ空気の一部を外部に排出させる排出口と、前記流路部内を流れる空気に浄化源を放出する空気浄化部と、を備え、前記空気浄化部は、前記排出口よりも上流側で前記浄化源を放出することを特徴とする手乾燥装置である。
この手乾燥装置によれば、空気浄化部により流路部内を流れる空気を浄化させることができる。従って、浄化された空気が排出口から排出されるので、手乾燥装置の内部および周囲の衛生性を向上できる。
第2の発明は、第1の発明において、前記排出口よりも上流側に位置して、前記流路部内を流れる空気中に含まれる異物を捕集するフィルタ部をさらに備えていることを特徴とする手乾燥装置である。
この手乾燥装置によれば、空気浄化部とフィルタ部とにより、流路部内を流れる空気をより浄化させることができる。
第3の発明は、第2の発明において、前記フィルタ部は、HEPAフィルタであることを特徴と手乾燥装置である。
この手乾燥装置によれば、空気浄化部とHEPAフィルタとにより、流路部内を流れる空気をより浄化させることができる。
第4の発明は、第2または第3の発明において、前記空気浄化部は、前記フィルタ部よりも上流側で前記浄化源を放出させることを特徴とする手乾燥装置である。
この手乾燥装置によれば、空気がフィルタ部に到達するよりも前に空気浄化部により空気が浄化されるので、フィルタ部の性能が低下するのを抑制でき、フィルタ部の寿命を向上できる。
第5の発明は、第1~第3のいずれか1つの発明において、前記浄化源は、菌やウィルスを抑制する成分を含んでいることを特徴とする手乾燥装置である。
この手乾燥装置によれば、流路部内の空気に含まれる菌やウィルスを効果的に抑制することができる。
第6の発明は、第1~第3のいずれか1つの発明において、前記流路部は、前記吸込口と前記吹出口との間で空気を循環させる循環流路と、前記循環流路に接続され前記排出口を有する排気流路と、を有し、前記空気浄化部は、前記循環流路のうち前記排気流路との接続部よりも上流側で前記浄化源を放出させることを特徴とする手乾燥装置である。
この手乾燥装置によれば、循環流路と排気流路との両方に浄化源を含む空気を流通させることができる。従って、循環流路と排気流路との両方を浄化させることができる。
第7の発明は、第5の発明において、使用者の手を乾燥させるための乾燥制御処理と、前記空気浄化部の作動を制御することにより、空気を浄化させるための空気浄化制御処理と、を実行可能であることを特徴とする手乾燥装置である。
この手乾燥装置によれば、空気浄化制御処理により空気浄化部が流路部内の空気を浄化することができる。これにより、乾燥制御処理を実行する場合に、流路部内を流れる空気中の菌やウィルスを抑制できる。
第8の発明は、第7の発明において、前記空気浄化部の前記空気浄化制御処理における出力は、前記乾燥制御処理における出力よりも高いことを特徴とする手乾燥装置である。
この手乾燥装置によれば、流路部内の浄化源を高濃度化させることができるので、流路部内の空気に含まれる菌やウィルスを効果的に抑制できる。
第9の発明は、第7の発明において、前記排出口を開閉する風向調節部をさらに備え、前記風向調節部は、前記空気浄化制御処理を実行する場合に前記排出口を前記乾燥制御処理を実行する場合よりも閉じることを特徴とする手乾燥装置である。
この手乾燥装置によれば、排出口の開口を小さくして空気浄化部を作動させることにより、空気浄化部の作動中に排気口から空気が漏れにくくなり、流路内の浄化源を高濃度にすることができる。従って、流路部内の空気に含まれる菌やウィルスを効果的に抑制することができ、浄化される前の空気が排出口から排出されるのを抑制できる。また、浄化源を含んだ空気を効率よく循環させることができる。
第10の発明は、第7の発明において、前記空気浄化制御処理を実行する場合には、前記送風部を作動させることを特徴とする手乾燥装置である。
この手乾燥装置によれば、浄化源を含んだ空気を効率よく循環させることができる。従って、流路部、乾燥空間、およびフィルタ部などを効果的に浄化させることができる。
第11の発明は、第10の発明において、前記送風部は、前記空気浄化制御処理における出力を、前記乾燥制御処理における出力よりも小さくすることを特徴とする手乾燥装置である。
この手乾燥装置によれば、空気浄化部を作動させる場合に、流路部内の空気をゆっくりと循環させることにより流路内の浄化源を高濃度にさせることができる。従って、流路部内の空気に含まれる菌やウィルスを効果的に抑制することができる。
第12の発明は、第7の発明において、人体を検知する人体検知部をさらに備え、前記空気浄化制御処理を実行中に前記人体検知部が人体を検知した場合には、前記空気浄化制御処理を終了することを特徴とする手乾燥装置である。
この手乾燥装置によれば、人体を検知すると空気浄化制御処理が終了するため、空気浄化中に手乾燥ができないことを抑制でき、使い勝手を向上させることができる。
第13の発明は、第7の発明において、設置された空間の明るさを検知する検知部をさらに備え、前記空気浄化制御処理を実行中に前記検知部が、空間が明るくなったことを検知した場合には、前記空気浄化制御処理を終了することを特徴とする手乾燥装置である。
この手乾燥装置によれば、使用者が手乾燥装置の設置される空間に入るタイミングで、空気浄化制御処理を終了させることができ、乾燥制御処理をスムーズに実行できる。
第14の発明は、第7の発明において、前記空気浄化制御処理は、前記乾燥制御処理の実行時間よりも長いことを特徴とする手乾燥装置である。
この手乾燥装置によれば、手乾燥の時間よりも長い時間を使って、流路部内の空気を浄化することできる。
第15の発明は、第7の発明において、前記空気浄化制御処理の実行可否を変更可能であることを特徴とする手乾燥装置である。
この手乾燥装置によれば、空気浄化制御処理が必要とされない環境で実行されないようにすることができるため、使い勝手を向上させることができる。
第16の発明は、第7の発明において、前記空気浄化制御処理は、前記乾燥制御処理が実行されていないときに実行可能であることを特徴とする手乾燥装置である。
この手乾燥装置によれば、乾燥制御処理が実行されていないタイミングで、空気浄化制御処理が実行される。従って、使用者がいないと考えられるタイミングで、流路部内を浄化させることができる。
第17の発明は、第16の発明において、人体を検知する人体検知部をさらに備え、前記空気浄化制御処理は、前記人体検知部が人体を非検知のときに実行されることを特徴とする手乾燥装置である。
この手乾燥装置によれば、人体検知部により、手乾燥装置が使用されないことを判定したタイミングで、流路部内の空気を浄化させることができる。
本発明の態様によれば、衛生性を向上した手乾燥装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係る手乾燥装置を示す斜視図である。 手乾燥装置の背面を示す背面図である。 図1中の手乾燥装置を矢示A-A方向からみた断面図である。 図1中の手乾燥装置を矢示B-B方向からみた断面図である。 図2中の排出口と風向調節部とを拡大して示す背面図である。 手乾燥装置の制御系および空気の流路系を示すブロック図である。 手を乾燥させる場合の空気の流れを示す説明図である。 空気浄化部を作動させる場合の空気の流れを示す説明図である。 手乾燥装置の制御処理を示す流れ図である。 図9中の空気浄化制御処理で実行される流れ図である。 本発明の変形例に係る手乾燥装置を示す図8と同様のブロック図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、本発明の実施形態に係る手乾燥装置を示す斜視図である。
図2は、手乾燥装置の背面を示す背面図である。
図3は、図1中の手乾燥装置を矢示A-A方向からみた断面図である。
図4は、図1中の手乾燥装置を矢示B-B方向からみた断面図である。
図5は、図2中の排出口と風向調節部とを拡大して示す背面図である。図5(a)は、風向調節部により排出口が開放された状態となっている。図5(b)は、風向調節部により排出口が閉塞された状態となっている。
なお、本実施形態の説明において、手乾燥装置10の手前側を「前方」とし、奥側を「後方」とする。手乾燥装置10を使用する使用者は、例えば、後方を向いて手乾燥装置10の前方に立った状態で、乾燥空間SPに濡れた手を挿入する。「上方」、「下方」、「右側方」、「左側方」は、それぞれ、前方を向いて立った使用者から見た方向である。
図1に示すように、手乾燥装置10は、筐体50(ケース)を有する。筐体50は、内側を向く内面50iと、内面50iによって囲まれた乾燥空間SPに使用者が手を差し入れる開口50Aと、を有する。開口50Aは、上方を向いている。
例えば、筐体50は、上方に開口50Aが設けられた、上下方向に長い略直方体形状である。筐体50の外面50jは、正面91、背面92、右側面93、左側面94、および底面95によって形成されている。
手乾燥装置10は、内面50iに設けられた吹出口(第1吹出口61および第2吹出口62)を有する。吹出口(第1吹出口61および第2吹出口62)は、乾燥空間SP内に空気Fを吹き出す。使用者は、吹出口から吹き出された空気F(風)に手をかざすことで、濡れた手を乾かすことができる。
筐体50の内面50iは、第1面51(例えば第1壁部)と、第2面52(例えば第2壁部)と、底面55(例えば底部)と、を有する。第1面51は、後方を向いた面であり、第2面52は、前方を向いた面である。第2面52は、第1面51よりも後方に位置し、第1面51と対向する。底面55は、第1面51と第2面52とを接続し、乾燥空間SPの底を形成する。
第1吹出口61は、第1面51に設けられている。例えば、第1吹出口61は、第1面51に設けられた開口であり、第1面51の上部に位置する。この例では、複数の第1吹出口61が左右方向に並んでいる。また、第2吹出口62は、第2面52に設けられた開口であり、第2面52の上部に位置する。
この例では、複数の第2吹出口62が左右方向に並んでいる。第1吹出口61と第2吹出口62とは、乾燥空間SPを挟んで前後方向に対面している。なお、第1吹出口61、第2吹出口62は、開口に限らず、例えば、第1面51、第2面52等に取り付けられたノズルなどの吹出口でもよい。
図4に示す断面において、第1面51および第2面52は、湾曲した面である。具体的には、第1面51は、後方に向かって突出した湾曲部を有する。第2面52は、前方に向かって突出した湾曲部を有する。そのため、乾燥空間SPの幅(前後方向の長さ)は、上下方向に沿って変化している。乾燥空間SPは、上端部において最も幅が広く、上端部の下方に幅が狭い部分を有する。第1吹出口61および第2吹出口62は、乾燥空間SPの上端部よりも下方に設けられている。第1吹出口61は、後下方を向いており、後下方に向けて空気Fを吹き出す。第2吹出口62は、前下方を向いており、前下方に向けて空気Fを吹き出す。
図3に示すように、筐体50の内面50iは、第3面53と、第3面53と対向する第4面54と、をさらに有する。第3面53は、左側を向いた面であり、第4面54は、右側を向いた面である。第3面53および第4面54は、それぞれ、第1面51と第2面52とを接続する面である。
なお、実施形態において、筐体50(内面50iおよび外面50j)の形状は、上記に限らない。例えば、使用者が乾燥空間に手を挿入するための開口は、上方、前方、右側方および左側方の少なくともいずれかを向いたものでもよい。筐体には、上面が設けられてもよい。また、吹出口の位置、形状、数などは、上記に限らない。
例えば、吹出口は、第1面51、第2面52、第3面53および第4面54の少なくともいずれかに設けられたものでもよい。あるいは、筐体50の内面50iが上面を有する場合、その上面に吹出口を設けてもよい。例えば、手乾燥装置は、前方から乾燥空間に差し込まれた使用者の手の上方から、下方に向かう空気Fを吹き付けるものでもよい。
図3に示すように、手乾燥装置10は、乾燥空間SP内の空気Fを吸い込む吸込口63を有する。吸込口63は、筐体50の内面50iに設けられる。例えば、吸込口63は、内面50iの下部に設けられ、第1吹出口61および第2吹出口62よりも下方に位置する。この例では、吸込口63は、底面55に設けられ、上方を向いた開口である。
手乾燥装置10は、吸込口63と吹出口(第1吹出口61および第2吹出口62)とを接続する流路部70を有する。流路部70は、筐体50の内部に設けられる。流路部70は、吸込口63から吸い込んだ空気Fの少なくとも一部を吹出口(第1吹出口61および第2吹出口62)へ導く流路である。
流路部70は、第1流路71(例えば、吸い込み流路)と、第2流路72(例えば、吹き出し流路)と、を有する。第1流路71は、吸込口63から下方に延び、手乾燥装置10の下部を介して送風部81まで続く。すなわち、第1流路71は、送風部81よりも上流側に設けられている。第1流路71は、送風部81の作動により、吸込口63から吸い込んだ空気Fを、筐体50の底部へ導く。
第2流路72は、流路部70において、送風部81の下流に設けられている。第2流路72は、第1流路71から供給された空気Fの少なくとも一部を、吹出口(第1吹出口61および第2吹出口62)へ導く。
具体的には、図4に示すように、第2流路72は、送風部81の下流側に位置する共通流路72aと、共通流路72aから分岐する一側流路72bおよび他側流路72cを有する。共通流路72aは、例えば筐体50の前方で送風部81の上方に位置している。一側流路72bは、共通流路72aから上方に向けて延びている。一側流路72bは、筐体50の前側に位置して、上方に向かうにつれて幅広形状となっている。一側流路72bは、共通流路72aから第1吹出口61まで続いており、第1吹出口61へ空気Fを導く。
他側流路72cは、共通流路72aから後方に向けて延びる横流路72c1と、横流路72c1から上方に向けて延びる縦流路72c2と、を有している。縦流路72c2は、筐体50の後側に位置して、上方に向かうにつれて幅広形状となっている。他側流路72cは、横流路72c1と縦流路72c2とにより、共通流路72aから第2吹出口62まで続いており、第2吹出口62へ空気Fを導く。
流路部70は、吸込口63から吸い込んだ空気Fの一部を外部に排出させる排出口73を有している。図4に示すように、排出口73は、他側流路72cに形成され、他側流路72cの内部と外部とを連通している。具体的には、排出口73は、横流路72c1と縦流路72c2との接続位置(境界)に形成されている。
排出口73は、筐体50の背面92側に位置して、水平よりも下方に向けて開口している。これにより、排出口73から排出される空気Fは、背面92側に位置する壁面(図示せず)に向けて排出されないようになっている。従って、排出口73から排出される空気F中の異物(例えば、塵埃やウィルスなど)などにより、壁面が汚れるのを抑制することができる。
手乾燥装置10は、排水口75と、水路76と、水受け部77と、を有する。水受け部77は、乾燥空間SP内の水を集める水受けトレイである。乾燥空間SP内の水は、例えば使用者の手に付着していた水滴などである。排水口75は、乾燥空間SP内の水を水受け部77へ排出する。水路76は、排水口75と水受け部77とを接続する。水路76は、乾燥空間SP内の水を、排水口75から水受け部77へ導く。
排水口75は、筐体50の内面50iに設けられる。排水口75の位置は、吸込口63の位置とは異なる。つまり、排水口75は、吸込口63から離れている。この例では、排水口75は、底面55に設けられた開口である。
具体的には、図3に示すように、排水口75は、底面55の一端部(左側端部)に位置し、吸込口63は、底面55の他端部(右側端部)に位置する。換言すると、排水口75は、第4面54と隣接して設けられ、吸込口63は、第3面53と隣接して設けられている。このように、吸込口63とは異なる排水口75を設けることにより、乾燥空間SP内の水と空気とを分離させることができる。これにより、流路部70を通過する空気Fがよりきれいになり、使い勝手をより向上させることができる。
水路76および水受け部77は、流路部70から離れている。つまり、水路76および水受け部77は、流路部70とは独立して設けられる。この例では、水路76は、第4面54に隣接し、排水口75から下方へ延びている。水受け部77は、水路76の下方に位置する。一方、流路部70の第1流路71は、第3面53に隣接し、吸込口63から下方へ延びている。
例えば、水受け部77の水が空気Fと接触すると、その水に含まれる物質や臭いによって、空気Fが汚れるおそれがある。これに対して、実施形態においては、水受け部77の水と、流路部70を通過する空気Fと、を分離することで、流路部70を通過する空気Fが汚れることを抑制できる。これにより、第1吹出口61、第2吹出口62、および排出口73から吹き出される空気Fの不快な臭いを抑制し、衛生性を向上させることができる。
また、例えば、図3に示すように、底面55は、吸込口63から排水口75へ向かう下り傾斜を有する。つまり、排水口75の位置は、吸込口63の位置よりも低い。これにより、底面55上の水は、排水口75へ向かうため、吸込口63から流路部70に水が浸入することを抑制できる。
また、底面55には、リブ57が設けられる。リブ57は、吸込口63の端部から上方に突出している。リブ57によって、底面55上の水が、吸込口63から流路部70に浸入することを抑制できる。
また、図3に破線で表したように、吸込口63の上方にリブ59を設けてもよい。リブ59は、第3面53から斜め下方に突出した庇である。リブ59は、上下方向において、吸込口63の少なくとも一部と重なる。リブ59によって、乾燥空間SP内の水が、吸込口63から流路部70に浸入するのを抑制できる。
次に、手乾燥装置10は、人体検知部80、送風部81、加熱部82、フィルタ部83、空気浄化部84、検出部85、風向調節部86、および制御部87を有する。
図6は、手乾燥装置の制御系および空気の流路系を示すブロック図である。
図7は、手を乾燥させる場合の空気の流れを示す説明図である。
図8は、空気浄化部を作動させる場合の空気の流れを示す説明図である。
人体検知部80は、第2面52に設けられている。人体検知部80は、開口50Aから乾燥空間SP内に差し入れられた手を検知する。人体検知部80は、例えば透過型の光センサ(フォトインタラプタ)である。人体検知部80は、これに限ることなく、使用者の手を検出可能な任意のセンサでよい。人体検知部80は、例えば反射型の光センサ、測距センサ、焦電センサ、静電容量センサ、超音波センサ、およびマイクロ波センサなどでもよい。人体検知部80は、制御部87に接続されている。人体検知部80は、手を検知した場合に、検知信号を制御部87に向けて送信する。
送風部81は、流路部70に設けられている。具体的には、送風部81は、第1流路71と第2流路72との間に設けられている。送風部81は、例えば1つのモータで駆動可能な送風ファンである。送風部81が作動することで、流路部70内において、流路部70の上流から下流へ向かう風が発生する。すなわち、送風部81は、吸込口63に空気Fを吸い込ませ、吸込口63から吸い込んだ空気Fを、流路部70を介して吹出口(第1吹出口61および第2吹出口62)から乾燥空間SPへ吹き出させる。なお、実施形態においては、送風部は、2つ以上のモータを有していてもよい。手乾燥装置には、1つ以上のモータを有するファンが2つ以上設けられてもよい。
送風部81は、制御部87に電気的に接続され、制御部87により作動が制御されている。送風部81は、人体検知部80が人体(手)を検知したときに作動する。また、送風部81は、人体検知部80が人体(手)を検知していなくても、後述の空気浄化部84が作動した場合に作動するようになっている。送風部81の作動状態については、後で説明する。
加熱部82は、流路部70内の空気Fを暖める。加熱部82は、共通流路72aに設けられ、第1吹出口61および第2吹出口62に向かう空気Fを加熱可能なヒータとなっている。加熱部82で、空気Fを加熱することにより、第1吹出口61および第2吹出口62から温風を吹き出させることができる。
これにより、例えば使用者の手を乾燥させる場合に、使用者が冷たさを感じることを緩和することができ、使い勝手を向上させることができる。なお、この例では、加熱部82を設けているが、加熱部82は必要に応じて設けられていればよい。加熱部82は、制御部87に電気的に接続され、制御部87により制御されている。
フィルタ部83は、排出口73よりも上流側に位置している。具体的には、フィルタ部83は、送風部81よりも上流側(第1流路71)に設けられている。フィルタ部83は、流路部70(第1流路71)内を流れる空気F中に含まれる異物(菌や塵埃)を捕集する。
フィルタ部83は、例えばHEPAフィルタとなっている。HEPAフィルタは、定格流量で0.3μmの粒子に対して99.97%以上の粒子捕集効率を有する。HEPAフィルタの初期圧力損失は、例えば245Pa以下である。なお。フィルタ部83は、HEPAフィルタでなくてもよい。フィルタ部83は、例えば粒子捕集効率がHEPAフィルタよりも小さいフィルタでもよい。また、流路部70には、フィルタ部83以外の他のフィルタ部が設けられていてもよい。
空気浄化部84は、排出口73よりも上流側に設けられている。空気浄化部84は、流路部70内を流れる空気Fに空気Fを浄化させる浄化源Xを放出する。この例では、空気浄化部84は、フィルタ部83よりも上流側で第1流路71内を流れる空気Fに浄化源Xを放出させている。浄化源Xは、空気F中の菌やウィルスを抑制する成分を含んでいる。すなわち、浄化源Xは、菌やウィルスを含む空気Fを清潔な空気Fに改質させる改質成分となっている。これにより、フィルタ部83で捕集される異物(菌やウィルス)などを可及的に少なくさせることができ、フィルタ部83の寿命を向上できる。
空気浄化部84は、例えばオゾン発生器となっている。オゾン発生器は、流路部70内の空気Fに浄化源としてのオゾンを放出(噴霧)させることにより、空気F中の菌やウィルスを抑制する。また、オゾン発生器は、空気F中の臭い成分を分解して、空気Fを消臭させる。
なお、空気浄化部84は、オゾン発生器以外に、活性酸素(OHラジカル)を放出する活性酸素発生器、紫外線を放出(照射)する紫外線発生器、および次亜塩素酸を含む水やミストを放出する次亜塩素酸ミスト発生器などでもよい。空気浄化部84は、空気F中の菌やウィルスを抑制できる浄化源(浄化物質)を発生する任意の機器を用いることができる。空気浄化部84は、制御部87に電気的に接続され、制御部87により作動が制御されている。空気浄化部84の作動条件については、後で説明する。
検出部85は、空気浄化部84よりも上流側に位置して、第1流路71に設けられている。検出部85は、空気浄化部84の機器に対応して設けられている。検出部85は、例えば空気浄化部84の浄化源の濃度を検出する。検出部85は、流路部70のうち空気浄化部84よりも上流側の空気Fを検出している。これにより、検出部85は、流路部70のうち最も濃度が低い位置を検出している。なお、検出部85は、空気浄化部84よりも上流側での検出に限らず、流路部70の任意の位置を検出してもよい。
検出部85は、例えば空気浄化部84がオゾン発生器場合にはオゾン濃度検出器となっている。オゾン濃度検出器は、例えば第1流路71内の空気F中のオゾン濃度を検出する。検出部85は、制御部87に電気的に接続され、検出した検出信号(例えば、オゾン濃度信号)を制御部87に送信する。
風向調節部86は、排出口73に対応して設けられている。図2、図4、図5に示すように、風向調節部86は、筐体50の背面92に設けられている。風向調節部86は、排出口73を開閉させる。風向調節部86は、駆動部86aと、カバー86bと、を有する。
駆動部86aは、例えばモータやソレノイドなどからなり、排出口73を開放させる位置(図5(a)の位置)と、排出口73を閉塞する位置(図5(b)の位置)と、の間でカバー86bを移動させる。風向調節部86は、排出口73を開放させることにより流路部70(第2流路72)内を流れる空気Fの一部を外部に排出させる。
風向調節部86は、手を乾燥させる場合の通常時においては排出口73を開放させている。これにより、図7に示すように、手を乾燥させる場合には、開口50Aから乾燥空間SP内に外気を導入させることができる。従って、手に付着した水滴や手に接触した空気Fが開口50Aから吹き出すのを抑制できる。
一方、風向調節部86は、空気浄化部84が作動する場合に排出口73を閉じる。これにより、図8に示すように、浄化源Xを含んだ空気Fを筐体50内で循環させることができる。風向調節部86は、制御部87に電気的に接続され、制御部87により作動が制御されている。風向調節部86の作動条件については、後で説明する。
制御部87は、人体検知部80、送風部81、加熱部82、空気浄化部84、検出部85、および風向調節部86と電気的に接続されている。制御部87は、人体検知部80の検出結果に応じて、送風部81、加熱部82の作動を制御する。また、制御部87は、人体検知部80と検出部85とを監視して、送風部81、空気浄化部84、および風向調節部86の作動を制御する。なお、制御部87は、複数有していてもよい。例えば、送風部81と空気浄化部84とは、別個の制御部で制御されていてもよい。
制御部87は、記憶部87aを有している。記憶部87aには、手を乾燥させるための乾燥制御処理(プログラム)および空気浄化部84により空気Fを浄化させるための空気浄化制御処理(プログラム)が記憶(格納)されている。なお、制御部87は、プロセッサなどを含む制御回路である。制御部87は、例えばマイコンを含む。なお、制御部87は、空気浄化制御処理の実行可否を変更可能としていてもよい。すなわち、管理者の設定により、制御部87は、空気浄化制御処理の実行の有無を変更可能である。例えば、手乾燥装置10には、空気浄化制御処理を実行するか否かのスイッチ(図示せず)が設けられていてもよい。また、手乾燥装置10は、例えばインターネット網により離れた場所から空気浄化制御処理実行の有無が変更されてもよい。
実施形態による手乾燥装置10は、上述の如き構成を有するもので、次に手乾燥装置10の作動について説明する。
図9は、手乾燥装置の制御処理を示す流れ図である。
図9に示す制御処理は、例えば制御部87の記憶部87aにあらかじめ記憶されている。図9の制御処理は、手乾燥装置10の電源が投入されてから所定の周期で繰り返し実行される。なお、図9では、各ステップを「S」で示している。
S1では、人体(手)を検知か否かを判定する。すなわち、制御部87は、人体検知部80から乾燥空間SPに挿入された手を検知した検知信号を受信したか否かを判定する。そして、S1で「YES」、すなわち人体検知部80が人体検知していると判定された場合には、S2に進む。また、制御部87は、人体を検知したときからの時間をカウントする。一方、S1で「NO」、すなわち、人体検知部80が人体検知していないと判定された場合には、S7に進む。
S2では、空気浄化部84の非作動および風向調節部86のカバー86bの開状態を確認する。すなわち、制御部87は、空気浄化部84が作動している場合に、人体検知を確認したときには、空気浄化部84の作動を停止(終了)させる。また、制御部87は、風向調節部86のカバー86bが排出口73を閉塞している場合には、カバー86bを移動させて排出口73を開状態にする。
次のS3では、送風部81および加熱部82を作動させる。すなわち、制御部87は、人体検知部80が手を検知したときに、乾燥制御処理を実行する。制御部87は、送風部81および加熱部82を作動させて、第1吹出口61と第2吹出口62とから空気F(温風)を吹き出させる。これにより、乾燥空間SP内に挿入された手を乾燥させることができる。
次のS4では、人体(手)を検知か否かを判定する。S4の制御は、S1と同様の制御がなされる。制御部87は、手が乾燥空間SPに挿入され続けているかを確認する。そして、S4で「YES」、すなわち人体検知部80が人体検知していると判定された場合には、S5に進む。一方、S4で「NO」、すなわち、人体検知部80が人体検知していないと判定された場合には、S6に進む。
S5では、S1での人体(手)検知から所定時間が経過したか否かを判定する。そして、S5で「NO」、すなわち、人体(手)を検知してから所定時間が経過していないと判定された場合には、S3に戻り送付部81および加熱部82の作動を継続させるとともに、乾燥空間SP内に挿入された手を監視する。一方、S5で「YES」、すなわち人体(手)を検知してから所定時間が経過していると判定された場合には、S6に進む。なお、ここでの所定時間は、例えば25秒~30秒に設定されている。
S6では、送風部81および加熱部82の作動を停止させる。すなわち、制御部87は、送風部81および加熱部82の作動を停止させて、第1吹出口61と第2吹出口62とから空気F(温風)の吹き出しを終了させて、エンドとなる。
S7では、空気浄化制御処理が実行可となっているか否かを判定する。すなわち制御部87は、管理者により、空気浄化制御処理の実行可が設定されているか、空気浄化制御処理の実行不可が設定されているかを確認する。例えば、手乾燥装置10に設けられたスイッチがONとなっている場合には、空気浄化制御処理が実行可となる。一方、手乾燥装置10に設けられたスイッチがOFFとなっている場合には、空気浄化制御処理が実行不可となる。空気浄化制御処理の実行可否は、インターネット網を介して遠隔地(例えば、管理センタなど)から設定されてもよい。そして、S7で「YES」、すなわち制御部87は、空気浄化制御処理の実行が可と判定した場合には、S8に進む。一方、S7で「NO」、すなわち、制御部87は、空気浄化制御処理の実行が不可と判定した場合には、エンドとなる。
S8では、空気浄化制御処理を実行する。すなわち、制御部87は、乾燥空間SP内に手が挿入されていない待機状態の場合、かつ空気浄化制御処理の実行が有効となっている場合に、空気浄化制御処理を実行して、エンドとなる。S8における空気浄化制御処理の具体的な内容は、図10に示している。
図10は、図9中の空気浄化制御処理で実行される流れ図である。図10に示す空気浄化制御処理は、例えば制御部87の記憶部87aにあらかじめ記憶されている。図10の空気浄化制御処理は、人体検知部80が人体(手)を検知していない場合、かつ空気浄化制御処理の実行が有効となっている場合に、所定の周期で繰り返し実行される。なお、図10では、各ステップを「S」で示している。また、この例では、空気浄化部84がオゾン発生器であり、検出部85がオゾン濃度検出器である場合について説明する。
S11では、検出部85からオゾン濃度C1(浄化源の濃度)を取得する。すなわち、制御部87は、検出部85から送信された流路部70(第1流路71)内の空気F中に含まれるオゾン濃度C1を取得する。この場合、検出部85は、流路部70内のうちオゾン濃度が最も低い値であると想定される空気浄化部84の上流側でのオゾン濃度C1を検出している。
S12では、オゾン濃度C1が閾値Cx未満か否かを判定する(C1<Cx)。すなわち、制御部87は、空気F中のオゾン濃度C1が閾値Cxよりも低い値となっているか否かを判定する。閾値Cxは、制御部87の記憶部87aにあらかじめ記憶されている。閾値Cxは、例えば空気浄化部84の性能、流路部70の長さや形状などに基づき、実験、シミュレーションにより設定されている。
そして、S12で「YES」、すなわちオゾン濃度C1が閾値Cx未満(C1<Cx)であると判定された場合には、S13に進む。一方、S12で「NO」、すなわちオゾン濃度C1が閾値Cx以上(C1≧Cx)であると判定された場合には、エンドとなる。この場合、制御部87は、オゾン濃度C1の監視を継続する。
S13では、風向調節部86のカバー86bを閉作動、空気浄化部84を作動、および送風部81の弱作動を行う。すなわち、制御部87は、風向調節部86の駆動部86aに向けて排出口73を閉じる指令信号を送信する。また、制御部87は、空気浄化部84に向けてオゾン(浄化源)を発生させるための指令信号を送信する。そして、制御部87は、送風部81に向けて手を乾燥させるよりも弱い出力で作動させる指令信号を送信する。
これにより、図8に示すように、流路部70内を循環する空気Fにオゾンを放出させることができる。空気浄化部84は、乾燥制御処理においては出力なし(非作動)となっており、空気浄化制御処理で出力あり(作動)となる。すなわち、空気浄化制御処理における出力は、乾燥制御処理における出力よりも高くなる。従って、空気浄化制御処理では、流路部70内の浄化源Xを高濃度化させることができる。その結果、流路部70および乾燥空間SPを循環する空気F中の菌やウィルスは、オゾンにより抑制される。また、空気Fがフィルタ部83を通過することにより、フィルタ部83に付着している菌やウィルスも抑制させることができる。これにより、フィルタ部83の寿命を向上できる。
この場合、風向調節部86は、空気浄化部84が作動する場合に排出口73を閉じているので、空気Fを効率よく循環させることができる。また、排出口73を閉じているので、菌やウィルスを含んだ空気Fが排出口73から外部に排出されるのを抑制できる。
また、送風部81は、空気浄化部84が作動する場合の出力(風量、風速)を、手を乾燥させる場合の出力(風量、風速)よりも小さくしている。これにより、騒音を小さくさせることができる。なお、送風部81は、空気浄化部84が作動する場合の出力を、手を乾燥させる場合の出力と同じにしてもよい。これにより、オゾンが放出された空気Fを早急に循環させることができる。
なお、図9に示す制御処理は、図10に示す空気浄化制御処理中にも並行して実行されている。すなわち、制御部87は、空気浄化部84が作動中(オゾン発生中)に、人体検知部80が人体(手)を検知した場合には空気浄化部84を停止させる。換言すると、空気浄化部84の作動は、人体検知部80が人体非検知の場合になされるようになっている。これにより、使用者が手乾燥装置10を使用していないときに、空気浄化部84を作動させて、オゾンにより流路部70やフィルタ部83の衛生性を向上させることができる。
S14では、検出部85からオゾン濃度C2を取得する。すなわち、制御部87は、検出部85から送信された流路部70(第1流路71)内の空気F中に含まれるオゾン濃度C2を取得する。オゾン濃度C2は、空気浄化部84が作動中のオゾン濃度となっている。
S15では、オゾン濃度C2が閾値Cx以上か否かを判定する(C2≧Cx)。すなわち、制御部87は、空気F中のオゾン濃度C2が閾値Cx以上の値となっているか否かを判定する。なお、S12での空気浄化部84を作動させるための閾値と、S15での空気浄化部84を停止させるための閾値と、は、異なる値でもよい。例えば、S15での閾値Cxは、S12での閾値Cxよりも大きい値でもよい。これにより、空気浄化部84が頻繁に作動するのを抑制できる。
そして、S15で「YES」、すなわちオゾン濃度C2が閾値Cx以上(C2≧Cx)であると判定された場合には、S16に進む。一方、S15で「NO」、すなわちオゾン濃度C2が閾値Cx未満(C2<Cx)であると判定された場合には、S13に戻る。制御部87は、排出口73の閉状態を維持した状態で、空気浄化部84と送風部81との作動を継続させるとともに、オゾン濃度C2を監視する。
S16では、空気浄化部84と送風部81との作動を停止させる。すなわち、制御部87は、空気浄化部84にオゾンの発生を停止させるとともに、送風部81の作動を停止させて、エンドとなる。これにより、流路部70内には、オゾン濃度が高い空気Fが充填される。この場合、制御部87は、風向調節部86のカバー86bを移動させて、排出口73を閉状態から開状態にしてもよい。また、排出口73は、空気浄化部84が停止してから所定時間後(例えば、数分後)に開状態にされてもよいし、人体検知部80が人体を検知したときに開状態にされてもよい。
かくして、本実施形態による手乾燥装置10は、空気浄化部84から発生する浄化源により、流路部70や乾燥空間SP中の空気Fに含まれる菌やウィルスを抑制させることができる。浄化源は、空気F中の菌やウィルスを抑制する成分を含んでいる。このような浄化源を含んだ空気Fが流路部70および乾燥空間SPを循環することにより、流路部70の内面や筐体50の内面50iに空気Fが接触する。これにより、流路部70の内面や筐体50の内面50iに付着している菌やウィルスを浄化源により抑制させることができる。その結果、手を乾燥させるときに排出口73から排出される空気Fに含まれる菌やウィルスを抑制せることができる。従って、手乾燥装置10の内部の衛生性および手乾燥装置10の周囲の衛生環境を向上させることができる。
また、流路部70には、フィルタ部83が設けられている。フィルタ部83は、例えばHEPAフィルタとなっている。これにより、空気浄化部84とフィルタ部83との両方で空気Fに含まれる菌やウィルスをより抑制せることができる。また、空気浄化部84は、フィルタ部83よりも上流側で空気F中に浄化源Xを放出している。これにより、フィルタ部83に付着した菌やウィルスを抑制せることができるので、フィルタ部83の寿命を向上できる。
流路部70を流れる空気Fの一部を外部に排出する排出口73は、筐体50の背面92側に位置して、水平よりも下方に向けて開口している。これにより、排出された空気Fが使用者側へ流出するのを抑制できる。なお、排出口73は、水平方向に開口していてもよい。
また、風向調節部86は、空気浄化制御処理を実行する場合に、排出口73を乾燥制御処理を実行する場合よりも閉じる。この例では、排出口73は、空気浄化部84が作動する場合には、風向調節部86により閉じられる。これにより、浄化源Xが放出される前の空気Fが排出口73から排出されるのを抑制できる。なお、風向調節部86は、空気浄化制御処理を実行する場合の排出口73の開口面積を、乾燥制御処理を実行する場合の排出口73の開口面積よりも小さくしてもよい。このような場合にも、浄化源Xが排出口73から排出されるのを低減できるので、流路部70内の浄化源Xを高濃度化させることができる。
また、空気浄化部84が作動する場合には、送風部81が作動する。これにより、浄化源Xを含んだ空気Fを流路部70および乾燥空間SPに効率よく行き渡らせることができる。この場合、送風部81は、空気浄化制御処理において、空気浄化部84が作動する場合の出力を、手を乾燥させる場合の出力よりも小さくする。すなわち、送風部81は、空気浄化制御処理を実行する場合には手を乾燥させる風量および風速よりも小さい風量および風速で作動する。これにより、空気浄化部84を作動させる場合に、流路部70内の空気をゆっくりと循環させることできる。その結果、流路部70内の浄化源Xが高濃度になり、流路部70内の空気に含まれる菌やウィルスを効果的に抑制することができる。また、空気浄化制御処理を実行しているときの送風部81による騒音を低減させることができる。
また、空気浄化部84は、人体検知部80が人体を検知していない場合に作動する。すなわち、空気浄化制御処理の実行中に、人体検知部80が人体を検知すると、空気浄化制御処理を終了する。人体を検知すると空気浄化制御処理が停止するので、空気浄化中に、手乾燥ができないことを抑制できる。その結果、手乾燥装置10の使い勝手を向上できる。また、使用者が手乾燥装置10を使用していないときに、流路部70および乾燥空間SP内の空気Fに含まれる菌やウィルスの抑制を効率よく行うことができる。
上述した実施形態では、空気浄化制御処理の実行中に、人体検知部80が人体を検知すると、空気浄化制御処理を終了する場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明の態様はこれに限らず、例えば、設置された空間の明るさを検知する検知部(図示せず)をさらに備え、空気浄化制御処理の実行中に前記検知部が、空間が明るくなったことを検知した場合に、空気浄化制御処理を終了させてもよい。
例えば、制御部87の記憶部87aには、明るさ閾値が記憶されている。明るさ閾値は、手乾燥装置10が設置されている部屋(空間)の明暗状態を表すものとなっている。検出部が検出した検出値が大きいほど空間が明るいことを意味する。制御部87は、検出部が検出した空間の検出値が明るさ閾値未満の場合(暗い場合、すなわち照明が消灯した場合)には、空気浄化制御処理を実行または実行可能とする。空気浄化制御処理が実行可能の場合は、図9に示すS7での空気浄化制御処理が実行可の状態をいう。すなわち、制御部87は、空間の明るさが明るさ閾値未満の場合に、空気浄化部84を作動させてもよい。また、制御部87は、空間の明るさが明るさ閾値未満の場合で、他の条件(オゾン濃度や時間など)を満たしたときに空気浄化部84を作動させてもよい。
そして、制御部87は、空気浄化制御処理を実行中(空気浄化部84が作動中)に、検出部が検出した検出値が明るさ閾値以上となった場合(すなわち、照明が点灯した場合)に、空気浄化制御処理を終了させる。これにより、使用者が手乾燥装置の設置される空間(例えば、トイレルーム)に入って、空間の照明が点灯したタイミングで、空気浄化制御処理を終了させることができ、乾燥制御処理をスムーズに実行できる。
また、例えば、空気浄化制御処理の実行中に、あらかじめ定められた時刻(例えば、6:00、10:00など)になった場合、空気浄化制御処理を終了させてもよい。また、例えば、空気浄化制御処理の実行中に、手乾燥装置10に設けられたスイッチの操作や、インターネット網により離れた場所からの操作(遠隔操作)により、管理者の任意のタイミングで空気浄化部84を停止(空気浄化制御処理を終了)させてもよい。
図11は、本発明の変形例に係る手乾燥装置を示す図8と同様のブロック図である。
上述した実施形態では、排出口73が流路部70の他側流路72cに貫通して形成された場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明の態様はこれに限らず、例えば図11に示す変形例のように、流路部100は、吸込口63と吹出口(第1吹出口61および第2吹出口62)との間で空気を循環させる循環流路102と、循環流路102に接続され排出口104aを有する排気流路104と、を有していてもよい。すなわち、流路部100は、吸込口63から吸い込んだ空気Fの一部を外部に排出させるための排出口104aを有する排気流路104を有していてもよい。
この場合、空気浄化部106は、循環流路102のうち排気流路104との接続部100aよりも上流側で浄化源Xを放出させる。図11に示す変形例では、空気浄化部106は、加熱部82と接続部100aとの間で浄化源Xを放出している。しかし、上述した実施形態のように、空気浄化部106はフィルタ部83よりも上流側で浄化源Xを放出させてもよい。空気浄化部106は、接続部100aよりも上流側の任意の位置で浄化源Xを放出してもよい。
上述した実施形態では、空気浄化部84がフィルタ部83よりも上流側で浄化源Xを放出した場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明の態様はこれに限らず、例えば空気浄化部84は、フィルタ部83や送風部81よりも下流側で浄化源Xを放出してもよい。すなわち、空気浄化部84は、排出口73よりも上流側の任意の位置で浄化源Xを放出してもよい。
上述した実施形態では、人体検知部80が乾燥空間SP内の手を検知していないときに空気浄化部84を作動させた場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明の態様はこれに限らず、例えば人体検知部80とは別に設けられた人体検知部が人体非検知の場合に空気浄化部84を作動させてもよい。例えば、人体検知部は、筐体50の周囲にいる人体を検知するものでもよい。
上述した実施形態では、検出部85が空気浄化部84の浄化源Xに対応したもの(例えば、オゾン濃度検出器)とした場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明の態様はこれに限らず、例えば検出部85は、空気浄化部84に対応したものではなく、例えば臭気検出器、菌検出器、およびウィルス検出器などでもよい。
上述した実施形態では、検出部85の検出結果に基づいて空気浄化部84を作動させた場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明の態様はこれに限らず、例えばあらかじめ定められた時刻(例えば、14:00、23:00など)、所定時間ごと(例えば、5~10時間ごと)、手乾燥装置10が使用された後、および手乾燥装置10が所定回数使用されたときに、空気浄化部84を所定時間(例えば、3~5分)作動させてもよい。このような場合には、検出部85は設けられていなくてもよい。また、例えば検出部85の検出結果に加えて、あらかじめ定められた時刻に空気浄化部84を作動させるなど、これらの複数の条件に基づいて、空気浄化部84を作動させてもよい。また、例えば、手乾燥装置10が設置された空間の明るさを検知する検知部が、空間が暗いことを判定した場合に、空気浄化部84を作動させてもよい。また、例えば、手乾燥装置10に設けられたスイッチの操作や、インターネット網により離れた場所からの操作(遠隔操作)により、管理者の任意のタイミングで空気浄化部84を作動(空気浄化制御処理の実行)させてもよい。
また、空気浄化制御処理は、乾燥制御処理の実行時間よりも長く実行されてもよい。例えば、乾燥制御処理の実行時間(送風部81の作動時間)が5~10秒(一般的な手乾燥時間)もしくは、25~30秒(人体(手)を検知してから所定時間が経過した際に送風部が停止する時間)であるとすると、空気浄化部84をそのいずれかよりも長い時間(例えば、浄化源Xとして、オゾンを使用する場合は、数十分程度、浄化源Xとして、オゾン以外のものを使用する場合は、数十分程度、浄化源Xとして、オゾン以外のものを使用する場合は、3~5分における空気浄化部84の作動時間)で作動させてもよい。
上述した実施形態では、風向調節部86のカバー86bが電動開閉する場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明の態様はこれに限らず、例えば風向調節部86のカバー86bは、手動で開閉されてもよい。
実施形態は、以下の構成を含んでもよい。
(構成1)
内面と、前記内面によって囲まれた乾燥空間に使用者が手を差し入れるための開口と、を有する筐体と、
前記内面に設けられ、前記乾燥空間内に空気を吹き出す吹出口と、
前記内面に設けられ、前記乾燥空間内の空気を吸い込む吸込口と、
前記吸込口と前記吹出口とを接続する流路部と、
前記流路部に設けられ、前記吸込口から吸い込んだ空気を前記吹出口から吹き出させる送風部と、
前記吸込口から吸い込んだ空気の一部を外部に排出させる排出口と、
前記流路部内を流れる空気に浄化源を放出する空気浄化部と、
を備え、
前記空気浄化部は、前記排出口よりも上流側で前記浄化源を放出することを特徴とする手乾燥装置。
(構成2)
前記排出口よりも上流側に位置して、前記流路部内を流れる空気中に含まれる異物を捕集するフィルタ部をさらに備えていることを特徴とする構成1に記載の手乾燥装置。
(構成3)
前記フィルタは、HEPAフィルタであることを特徴とする構成2に記載の手乾燥装置。
(構成4)
前記空気浄化部は、前記フィルタ部よりも上流側で前記浄化源を放出させることを特徴とする構成2または3に記載の手乾燥装置。
(構成5)
前記浄化源は、菌やウィルスを抑制する成分を含んでいることを特徴とする構成1~4のいずれか1つに記載の手乾燥装置。
(構成6)
前記流路部は、
前記吸込口と前記吹出口との間で空気を循環させる循環流路と、
前記循環流路に接続され前記排出口を有する排気流路と、
を有し、
前記空気浄化部は、前記循環流路のうち前記排気流路との接続部よりも上流側で前記浄化源を放出させることを特徴とする構成1~5のいずれか1つに記載の手乾燥装置。
(構成7)
使用者の手を乾燥させるための乾燥制御処理と、前記空気浄化部の作動を制御することにより、空気を浄化させるための空気浄化制御処理と、を実行可能であることを特徴とする構成1~6のいずれか1つに記載の手乾燥装置。
(構成8)
前記空気浄化部の前記空気浄化制御処理における出力は、前記乾燥制御処理における出力よりも高いことを特徴とする構成7に記載の手乾燥装置。
(構成9)
前記排出口を開閉する風向調節部をさらに備え、
前記風向調節部は、前記空気浄化制御処理を実行する場合に、前記排出口を前記乾燥制御処理を実行する場合よりも閉じることを特徴とする構成7または8に記載の手乾燥装置。
(構成10)
前記空気浄化制御処理を実行する場合には、前記送風部を作動させることを特徴とする構成7~9のいずれか1つに記載の手乾燥装置。
(構成11)
前記送風部は、前記空気浄化制御処理における出力を、前記乾燥制御処理における出力よりも小さくすることを特徴とする構成10に記載の手乾燥装置。
(構成12)
人体を検知する人体検知部をさらに備え、
前記空気浄化制御処理の実行中に前記人体検知部が人体を検知した場合には、前記空気浄化制御処理を終了することを特徴とする構成7~11のいずれか1つに記載の手乾燥装置。
(構成13)
設置された空間の明るさを検知する検知部をさらに備え、
前記空気浄化制御処理を実行中に前記検知部が、空間が明るくなったことを検知した場合には、前記空気浄化制御処理を終了することを特徴とする構成7~12のいずれか1つに記載の手乾燥装置。
(構成14)
前記空気浄化制御処理は、前記乾燥制御処理の実行時間よりも長いことを特徴とする構成7~13のいずれか1つに記載の手乾燥装置。
(構成15)
前記空気浄化制御処理の実行可否を変更可能であることを特徴とする構成7~14のいずれか1つに記載の手乾燥装置。
(構成16)
前記空気浄化制御処理は、前記乾燥制御処理が実行されていないときに実行可能であることを特徴とする構成7~15のいずれか1つに記載の手乾燥装置。
(構成17)
人体を検知する人体検知部をさらに備え、
前記空気浄化制御処理は、前記人体検知部が人体を非検知のときに実行されることを特徴とする構成7~16のいずれか1つに記載の手乾燥装置。
前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、手乾燥装置が備える各要素の形状、寸法、材質、配置などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
10 手乾燥装置
50 筐体
50A 開口
50i 内面
50j 外面
51~54 第1~第4面
55 底面
57、59 リブ
61 第1吹出口(吹出口)
62 第2吹出口(吹出口)
63 吸込口
70 流路部
71 第1流路
72 第2流路
72a 共通流路
72b 一側流路
72c 他側流路
72c1 横流路
72c2 縦流路
73 排出口
75 排水口
76 水路
77 水受け部
80 人体検知部
81 送風部
82 加熱部
83 フィルタ部
84 空気浄化部
85 検出部
86 風向調節部
86a 駆動部
86b カバー
87 制御部
87a 記憶部
91 正面
92 背面
93 右側面
94 左側面
95 底面
100 流路部
100a 接続部
102 循環流路
104 排気流路
104a 排出口
106 空気浄化部
F 空気
SP 乾燥空間
X 浄化源

Claims (17)

  1. 内面と、前記内面によって囲まれた乾燥空間に使用者が手を差し入れるための開口と、を有する筐体と、
    前記内面に設けられ、前記乾燥空間内に空気を吹き出す吹出口と、
    前記内面に設けられ、前記乾燥空間内の空気を吸い込む吸込口と、
    前記吸込口と前記吹出口とを接続する流路部と、
    前記流路部に設けられ、前記吸込口から吸い込んだ空気を前記吹出口から吹き出させる送風部と、
    前記吸込口から吸い込んだ空気の一部を外部に排出させる排出口と、
    前記流路部内を流れる空気に浄化源を放出する空気浄化部と、
    を備え、
    前記空気浄化部は、前記排出口よりも上流側で前記浄化源を放出することを特徴とする手乾燥装置。
  2. 前記排出口よりも上流側に位置して、前記流路部内を流れる空気中に含まれる異物を捕集するフィルタ部をさらに備えていることを特徴とする請求項1に記載の手乾燥装置。
  3. 前記フィルタは、HEPAフィルタであることを特徴とする請求項2に記載の手乾燥装置。
  4. 前記空気浄化部は、前記フィルタ部よりも上流側で前記浄化源を放出させることを特徴とする請求項2または3に記載の手乾燥装置。
  5. 前記浄化源は、菌やウィルスを抑制する成分を含んでいることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の手乾燥装置。
  6. 前記流路部は、
    前記吸込口と前記吹出口との間で空気を循環させる循環流路と、
    前記循環流路に接続され前記排出口を有する排気流路と、
    を有し、
    前記空気浄化部は、前記循環流路のうち前記排気流路との接続部よりも上流側で前記浄化源を放出させることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の手乾燥装置。
  7. 使用者の手を乾燥させるための乾燥制御処理と、前記空気浄化部の作動を制御することにより、空気を浄化させるための空気浄化制御処理と、を実行可能であることを特徴とする請求項5に記載の手乾燥装置。
  8. 前記空気浄化部の前記空気浄化制御処理における出力は、前記乾燥制御処理における出力よりも高いことを特徴とする請求項7に記載の手乾燥装置。
  9. 前記排出口を開閉する風向調節部をさらに備え、
    前記風向調節部は、前記空気浄化制御処理を実行する場合に、前記排出口を前記乾燥制御処理を実行する場合よりも閉じることを特徴とする請求項7に記載の手乾燥装置。
  10. 前記空気浄化制御処理を実行する場合には、前記送風部を作動させることを特徴とする請求項7に記載の手乾燥装置。
  11. 前記送風部は、前記空気浄化制御処理における出力を、前記乾燥制御処理における出力よりも小さくすることを特徴とする請求項10に記載の手乾燥装置。
  12. 人体を検知する人体検知部をさらに備え、
    前記空気浄化制御処理を実行中に前記人体検知部が人体を検知した場合には、前記空気浄化制御処理を終了することを特徴とする請求項7に記載の手乾燥装置。
  13. 設置された空間の明るさを検知する検知部をさらに備え、
    前記空気浄化制御処理を実行中に前記検知部が、空間が明るくなったことを検知した場合には、前記空気浄化制御処理を終了することを特徴とする請求項7に記載の手乾燥装置。
  14. 前記空気浄化制御処理は、前記乾燥制御処理の実行時間よりも長いことを特徴とする請求項7に記載の手乾燥装置。
  15. 前記空気浄化制御処理の実行可否を変更可能であることを特徴とする請求項7に記載の手乾燥装置。
  16. 前記空気浄化制御処理は、前記乾燥制御処理が実行されていないときに実行可能であることを特徴とする請求項7に記載の手乾燥装置。
  17. 人体を検知する人体検知部をさらに備え、
    前記空気浄化制御処理は、前記人体検知部が人体を非検知のときに実行されることを特徴とする請求項16に記載の手乾燥装置。


JP2022103810A 2022-06-28 2022-06-28 手乾燥装置 Pending JP2024004238A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022103810A JP2024004238A (ja) 2022-06-28 2022-06-28 手乾燥装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022103810A JP2024004238A (ja) 2022-06-28 2022-06-28 手乾燥装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2024004238A true JP2024004238A (ja) 2024-01-16

Family

ID=89537882

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022103810A Pending JP2024004238A (ja) 2022-06-28 2022-06-28 手乾燥装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2024004238A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107429925B (zh) 空气净化器
US20180245326A1 (en) Toilet deodorizing method, toilet, and toilet deodorizing device
RU2577732C2 (ru) Электрический вакуумный пылесос
CN102482828B (zh) 洗衣机和烘干机
JP6367445B2 (ja) 加湿空気清浄機
KR101765663B1 (ko) 공기 청정기 및 그 운전 방법
CN102482836B (zh) 干燥机
JPH07116076A (ja) 手乾燥装置
JP4630703B2 (ja) 空気清浄機
JP2024004238A (ja) 手乾燥装置
WO2016170849A1 (ja) 電気掃除機
JP5075678B2 (ja) 電気掃除機
JP2007010179A (ja) 空気清浄機
JP2010269058A (ja) 空気清浄機
JP2009061092A (ja) 電気掃除機
JP3254604B2 (ja) 汚染空気の漏洩を抑えたハンドドライヤー
JP7069928B2 (ja) 衛生洗浄装置
JP2011143048A (ja) 電気掃除機
JP7205140B2 (ja) 衛生洗浄装置
KR100479125B1 (ko) 가습 청정기 겸용 의류 건조기
JP5274620B2 (ja) 電気掃除機
JP2019030799A (ja) 電気掃除機
JP2018004135A (ja) 浴室換気装置
JP5153852B2 (ja) 電気掃除機
JP2024017737A (ja) 手乾燥装置