JP2024002977A - トナーカートリッジ、現像カートリッジ、画像形成装置、トナー排出部材 - Google Patents

トナーカートリッジ、現像カートリッジ、画像形成装置、トナー排出部材 Download PDF

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Tetsuo Uesugi
俊陽 竹内
Toshiharu Takeuchi
穰司 後藤
Joji Goto
直樹 前田
Naoki Maeda
剛之 矢田
Takayuki Yada
成実 鴨志田
Shigemi Kamoshida
文人 野中
Fumito Nonaka
輝彦 佐々木
Teruhiko Sasaki
太刀夫 河井
Tachio Kawai
範行 小松
Noriyuki Komatsu
直哉 浅沼
Naoya Asanuma
明延 平山
Akinobu Hirayama
秀一 呉服
Shuichi Gofuku
俊輝 藤野
Toshiteru Fujino
賢 古賀
Masaru Koga
豪 鳥居
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Abstract

【課題】 従来技術を更に発展させること。【解決手段】 フレームと、駆動入力部材と、カップリングが受けた駆動力に基づいて動作するトナー搬送部材と、トナー搬送部材により搬送されたトナーをカートリッジの外部へと排出する排出口を有するトナー排出部材と、を有するカートリッジであって、排出口は、カートリッジの長手方向において、駆動入力部材が位置する側とは反対側を向くことができることを特徴とする構成とした。【選択図】 図17

Description

本発明は、画像形成装置および画像形成装置に使用されるトナーカートリッジ(カートリッジ)に関し、特に、トナー排出部材を備える、電子写真方式を採用する画像形成装置および画像形成装置に使用されるものに関する。
従来、画像形成装置として、レーザー(ビーム)プリンターなどの電子写真画像形成装置が知られている。そして、画像形成装置に対して、着脱(交換)可能であって、現像ローラ等の現像手段へ供給するトナーを収容したカートリッジ(トナーカートリッジ)が知られている。
このカートリッジからトナー供給先へのトナーの供給は、双方に設けられた供給路および供給口(排出口)同士が作用することで実現される。例えば、特許文献1には、カートリッジが備えるトナー排出口を開放する開放位置と閉鎖する閉鎖位置との間を移動可能なシャッターを有する点について提案されている。
特開2017-72703号公報
本発明(本開示)は、従来の技術を更に発展させることを目的とする。
上記目的を達成するため、本出願に係る代表的な構成は、
現像カートリッジを装着可能な画像形成装置の装置本体に着脱可能なトナーカートリッジであって、前記装置本体に対して第1の方向に向けて挿入することで、前記装置本体に装着可能な前記トナーカートリッジは、フレームと、前記装置本体に設けられ、前記第1の方向と交差する第1の軸を中心に回転する本体側カップリングと係合でき、前記現像カートリッジが装着された状態の前記装置本体に前記トナーカートリッジが装着された状態で、当該本体側カップリングと係合して前記装置本体から駆動力を受けるカートリッジ側カップリングと、前記カートリッジカップリングが受けた駆動力に基づいて動作するトナー搬送部材と、前記トナー搬送部材により搬送されたトナーを前記トナーカートリッジの外部へ排出する排出口を有するトナー排出部材と、を有し、前記トナーカートリッジが前記現像カートリッジへの装着された状態で、前記排出口は、前記第1の軸と平行な方向において前記カートリッジ側カップリングとは反対の方向に向けて、前記排出口から前記現像カートリッジ側へとトナーを排出することを特徴とする。
本発明(本開示)よれば、従来技術を更に発展させることができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の一例であるレーザープリンタを示す断面図である。 本発明の実施例1に係るプロセスカートリッジBの正面図であって、図1に図示したX1方向からプロセスカートリッジBを見た状態を示している。 本発明の実施例1に係るプロセスカートリッジBの構成を示す主断面図(図2に図示するc-c断面)である。 本発明の実施例1に係るプロセスカートリッジBの補給口を示す断面図(図2に図示するb-b断面)である。 本発明の実施例1に係るプロセスカートリッジBの第二廃トナー搬送路10cを示す断面図(図2に図示するd-d断面)である。 本発明の実施例1に係るプロセスカートリッジBの分解斜視図である。 本発明の実施例1に係る感光体ドラム11に対する現像ユニット15の当接状態と離間状態を例示的に説明する図である。 本発明の実施例1に係るプロセスカートリッジBの非駆動側の側面図を示す。 本発明の実施例1に係るトナーカートリッジCの正面図であって、トナーカートリッジCがプリンター本体Aに装着された状態を示している。 本発明の実施例1に係るトナーカートリッジCのトナー収容部30を示す主断面図(図9に図示するe‐e断面)である。 本発明の実施例1に係るトナーカートリッジCを駆動側から見た分解斜視図である。 本発明の実施例1に係るトナーカートリッジCを駆動側から見た側面図である。 本発明の実施例1に係るトナーカートリッジCのトナー収容部スクリュー部材35の回転軸中心を基準とした断面図(図12に図示するi-i断面)である。 本発明の実施例1に係るトナーカートリッジCの摺り切り部33a1について例示的に説明する断面図(図9に図示するh-h断面)である。 本発明の実施例1に係るトナーカートリッジCの長手方向に沿った断面斜視図である。 本発明の実施例1に係るトナーカートリッジCのシャッター部材34の回動軸中心を基準とした断面図(図9に図示するf-f断面)である。 本発明の実施例1に係るトナーカートリッジCのシャッター部材34の回動軸中心を基準とした断面図(図12に図示するj-j断面)である。 本発明の実施例1に係るノズル部材33bの正面図、左側面図、右側面図、下面図および種々の断面図である。 本発明の実施例1に係るトナーカートリッジCの廃トナー収容部40について例示的に説明する断面図(図9のg-g断面)である。 本発明の実施例1に係るシャッター部材34の搬送経路CPを例示的に説明するためのシャッター部材34の断面図である。 本発明の実施例1に係るプロセスカートリッジB、トナーカートリッジCのプリンター本体Aへの装着方法を例示的に説明する斜視図である。 本発明の実施例1に係るプロセスカートリッジB、トナーカートリッジCのプリンター本体Aへの装着方法を例示的に説明する側面図である。 本発明の実施例1に係る、プロセスカートリッジBの補給口を例示的に説明する断面斜視図である。 本発明の実施例1に係る、プロセスカートリッジBの現像動作に関する駆動手段を例示的に説明する分解斜視図である。 本発明の実施例1に係る、プロセスカートリッジBの概略断面図である。 本発明の実施例1に係るトナーカートリッジCのシャッター部材34がトナーを封止している状態を例示的に説明する際の側面図および断面図(図中のk-k断面)である。 本発明の実施例1に係るトナーカートリッジCのシャッター部材34および、その周辺部品の分解斜視図である。 本発明の実施例1に係るシャッター部材34の正面図/左側面図/右側面図/下面図および各断面図である。 本発明の実施例1に係るトナーカートリッジCのシャッター部材34がトナーを封止している状態の正面図である。 本発明の実施例1に係るシャッター保護部材210の正面図/左側面図/右側面図/下面図および各断面図である。 本発明の実施例1に係るプロセスカートリッジBの受け入れ側シャッター部材206の構成を例示的に説明する図である。 本発明の実施例1に係るプロセスカートリッジBの受け入れ側シャッター部材206の動作を例示的に説明する図面である。 本発明の実施例1に係るプロセスカートリッジBの受け入れ側シャッター部材206近傍の部分断面図である。 本発明の実施例1に係る受け入れ側シャッター部材206、および、その周辺部品の分解斜視図である。 本発明の実施例1に係る受け入れ側シャッター部材206の連通穴206aを臨むシャッター部材206と周辺部品の分解斜視図である。 本発明の実施例1に係るプロセスカートリッジBをトナーカートリッジCの装着方向から見た部分拡大図である。 本発明の実施例1に係るラフガイドリブ210dのラフガイド21fへの装着軌跡を例示的に説明する図である。 本発明の実施例1に係るシャッター部材34のアーム先端34h1の装着軌跡を例示的に説明する図である。 本発明の実施例1に係るシャッター部材34の作動突起34fと、受け入れ側シャッター部材206の作動突起受け入れ部206bの装着動作について例示的に説明する図である。 本発明の実施例1に係るトナーカートリッジCの装着途中で、トナーカートリッジCの装着方向から見た状態を例示的に説明する図である。 本発明の実施例1に係るシャッター部材34の外観斜視図である。 本発明の実施例1に係るトナーカートリッジCを非駆動側から見た分解斜視図である。 本発明の実施例2に係るシャッター部材2034によるトナーの搬送方向を例示的に説明する図である。 本発明の実施例2に係るシャッター部材2034の外観斜視図である。 本発明の実施例2に係るプロセスカートリッジBにおけるシャッター部材2034の取り付け部の部分側面図である。 本発明の実施例2に係るシャッター部材2034の動作を例示的に説明する図である。 本発明の実施例2に係るプロセスカートリッジBにシャッター部材2034が取り付けられた状態を例示的に説明する図である。 本発明の実施例2に係るトナーカートリッジC2の外観斜視図である。 本発明の実施例2に係るトナーカートリッジC2とプロセスカートリッジBの装着が完了した状態において軸線G2を通る断面図である。 本発明の実施例2に係るアタッチメント2071を例示的に説明する図である。 本発明の実施例2に係るアタッチメント2071をプロセスカートリッジBに装着する際の動作を例示的に説明する図である。 本発明の実施例2に係るシャッター部材2072の構成を例示的に説明する図である。 本発明の実施例2に係るプロセスカートリッジBへのシャッター部材2072の装着動作について例示的に説明する図である。 本発明の実施例3に係るトナー搬送部材の一部を形成するトナー搬送アタッチメント3034について例示的に説明する図である。 本発明の実施例3に係るプロセスカートリッジB側の外観斜視図である。 プロセスカートリッジBにトナー搬送アタッチメント3034が装着された状態における、貫通穴3034kの中心を通るXZ平面の断面図である。 本発明の実施例3に係るトナーカートリッジC3の外観斜視図である。 本発明の実施例3に係るトナーカートリッジC3へのトナー搬送アタッチメント3034の装着方法を例示的に説明する図である。 本発明の実施例4に係るトナー搬送パイプ4034の構成について例示的に説明する図である。 本発明の実施例4に係るトナー搬送パイプ4034の動作を例示的に説明する図である。 本発明の実施例4に係るプロセスカートリッジBにトナー搬送パイプ4034が装着された状態の外観斜視図である。 本発明の実施例4に係るトナーカートリッジC4の外観斜視図である。 本発明の実施例4に係るトナーカートリッジC4を、トナー搬送パイプ4034を介してプロセスカートリッジBに装着する場合を例示的に説明する図である。 本発明の実施例5に係るシャッター部材5034の構成を例示的に説明する図である。 本発明の実施例6に係るトナーカートリッジC6、第1トナー搬送部6034と第2トナー搬送部6072の部分分解斜視図である。 本発明の実施例6に係る第1トナー搬送部6034と第2トナー搬送部6072の構成を例示的に説明する分解斜視図である。 本発明の実施例6に係るトナーカートリッジC6から第1トナー搬送部6034および第2トナー搬送部6072を介したプロセスカートリッジB側へのトナーの搬送経路について例示的に説明する図である。 本発明の実施例7に係る第1のシャッター部材(第1のトナー搬送部材)7034について例示的に説明する図である。 本発明の実施例7に係る第1のシャッター部材7034をプロセスカートリッジBに装着した状態を例示的に説明する図である。 本発明の実施例7に係る第2のシャッター部材(第2のトナー搬送部材)7070について例示的に説明する図である。 本発明の実施例7に係る第3のシャッター部材(第3のトナー搬送部)7071について例示的に説明した図である。 本発明の実施例8に係る第1のシャッター部材(トナー搬送部材)8034をトナー排出口8034aに面する側から見た側面図である。 本発明の実施例7に係る第1のシャッター部材8034の図72で示したS8a-S8a断面図である。 本発明の実施例8に係る第2のシャッター部材(第2のトナー搬送部材)8070のトナー搬送部8070bおよびトナー排出口8070aの中心を通る断面図である。 本発明の実施例9に係る第1トナー収容ユニット9030および第1廃トナーユニット9070の外観斜視図である。 本発明の実施例9に係るシャッター部材9034近傍の各部材を含む分解斜視図である。 本発明の実施例9に係る第1廃トナーユニット9070を第1トナー収容ユニット9030側から見た拡大斜視図である。 本発明の実施例9に係る第1トナー収容ユニット9030のトナー排出口9030aの近傍の拡大斜視図である。 本発明の実施例9に係る第1トナー収容ユニット9030に第1廃トナー収容ユニット9070を接続する前の拡大斜視図である。 本発明の実施例9に係る第1トナー収容ユニット9030に第1廃トナー収容ユニット9070を接続した状態における、シャッター部材9034の回転軸線R3を通るXY平面の断面図である。 本発明の実施例9に係る、第1トナー収容ユニット9030から第1廃トナー収容ユニット9070への駆動力の伝達方法について例示的に説明する図である。 本発明の実施例9に係る第2トナー収容ユニット9072および第2廃トナー収容ユニット9073を各装置の前面から見た外観斜視図である。 本発明の実施例9に係る第2トナー収容ユニット9072および第2廃トナー収容ユニット9073をZ1方向から見た外観斜視図である。 本発明の実施例9に係る、第2トナー収容ユニット9072から第2廃トナー収容ユニット9073への駆動力の伝達方法について例示的に説明する図である。 本発明の実施例9に係る第3トナー収容ユニット9076および第3廃トナーユニット9077の外観斜視図である。 本発明の実施例10に係るトナーカートリッジC10の外観斜視図である。 本発明の実施例11に係るプロセスカートリッジB11の外観斜視図である。 本発明の実施例11に係る駆動力受け部材11070の分解斜視図である。 本発明の実施例11に係る駆動力受け部材11070の回転軸線の中心を通るYZ平面の断面図である。 本発明の実施例11に係るトナーカートリッジC11の外観斜視図である。 本発明の実施例11に係る駆動入力部11039と駆動力受け部材11070の接続方法に関して例示的に説明する図である。 本発明の実施例12に係る各駆動伝達機構の装着方法について例示的に説明する図である。 本発明の実施例12に係る、駆動伝達アタッチメント12115を第1の本体側カップリング110に取り付けた状態を例示的に説明する図である。 本発明の実施例12に係る駆動伝達アタッチメント12115の詳細図である。 本発明の実施例12に係る、プリンター本体AからトナーカートリッジC12側への駆動伝達機構について例示的に説明する図である。 本発明の実施例13に係るアタッチメントギア13115を第1の本体側カップリング110に取り付けた状態を示す詳細図である。 本発明の実施例13に係るトナーカートリッジC13の側面図である。 本発明の実施例13に係るアタッチメントギア13115の詳細図である。 本発明の実施例13に係る、プリンター本体AからトナーカートリッジC12側への駆動伝達機構について例示的に説明する図である。 本発明の実施例13に係る各駆動伝達機構の装着方法について例示的に説明する図である。 本発明の実施例13に係るアタッチメントギア13115の詳細図である。 本発明の実施例13に係るトナーカートリッジC13の外観斜視図である。 本発明の実施例14に係るトナーカートリッジC14の側面図である。 本発明の実施例14に係る、プリンター本体AからトナーカートリッジC14側への駆動伝達機構について例示的に説明する図である。 本発明の実施例14に係るトナーカートリッジC14の外観斜視図である。 本発明の実施例14に係る、第1の本体側ポンプカップリング110と、ポンプ・スクリュー駆動入力部14039との係合方法について例示的に説明する図である。 本発明の実施例15に係るトナーカートリッジC15の側面図である。 本発明の実施例15に係る、プリンター本体AからトナーカートリッジC15側への駆動伝達機構について例示的に説明する図である。 本発明の実施例15に係るトナーカートリッジC15の外観斜視図である。 本発明の実施例15に係る、第1の本体側ポンプカップリング110と、ポンプ・スクリュー駆動入力部15039との係合方法について例示的に説明する図である。 本発明の実施例16に係るトナー搬送部材であるシャッター部材16034について例示的に説明する図である。 本発明の実施例17に係るトナーカートリッジC17の外観斜視図である。 本発明の実施例17に係るアタッチメント部材17070の外観斜視図である。 本発明の実施例17に係るプロセスカートリッジB17について例示的に説明する図である。 本発明の実施例17に係るアタッチメント部材17070の詳細について説明する図である。 本発明の実施例17に係るトナーカートリッジC17をプロセスカートリッジB17に装着する際の動作について例示的に説明する図である。 本発明の実施例18に係るトナーカートリッジC18の外観斜視図である。 本発明の実施例18に係るトナーカートリッジC18の要部断面図である。 本発明の実施例18に係る駆動伝達アタッチメント18115の詳細図である。 本発明の実施例18に係る、プリンター本体AからトナーカートリッジC18側への駆動伝達機構について例示的に説明する図である。 本発明の実施例19に係るトナーカートリッジC19の部分外観斜視図である。 本発明の実施例19に係るアタッチメントユニット19115の分解斜視図である。 本発明の実施例19に係る、プリンター本体AからトナーカートリッジC19側への駆動伝達機構について例示的に説明する図である。 本発明の実施例19に係る駆動力伝達機構の要部のXY平面における断面図である。 本発明の実施例19に係るアタッチメントユニット19115をプリンター本体Aに装着した状態の要部斜視図である。 本発明の実施例20に係るトナーカートリッジC20の外観斜視図である。 本発明の実施例20に係るトナーカートリッジC20と第1の本体側カップリング110を、ポンプ・スクリューカップリング部20039aの回転軸線と垂直な方向で切った断面図(XY平面)である。 本発明の実施例20に係る、駆動伝達機構について例示的に説明する図である。 本発明の実施例21に係るトナーカートリッジC21の部分外観斜視図である。 本発明の実施例21に係るトナーカートリッジC21の駆動伝達機構を含む分解斜視図である。 本発明の実施例21に係る駆動力伝達機構について例示的に説明する図であって、ポンプ・スクリューカップリング部21039aと、第1の本体側カップリング110の相対的な位置関係を示している。 第1の本体側カップリング110に面する向きからポンプ・スクリュー駆動伝達部21039を含む部分を見た部分側面図である。 本発明の実施例22に係るシャッター部材22034の外観斜視図である。 本発明の実施例22に係るシャッター部材22034の回転軸線R3を通りX軸と平行な断面図である。 本発明の実施例22に係るシャッター部材22034および第2のトナー排出部22073の回転軸線R3を通るX軸と平行な断面図である。 本発明の実施例1に係るシャッター部材34及び受け入れ側シャッター部材206の開動作が完了した状態を例示的に説明する外観斜視図である。 本発明の実施例1に係るトナーカートリッジCの斜視図及び、シャッター保護部材210と、シート部材212部分の拡大斜視図である。 本発明の実施例1の変形例に係るシャッター保護部材210に取り付けられたシート部材212の貼り付け位置につい説明する斜視図である。 本発明の実施例1の変形例に係るシャッター保護部材210と、受け入れ側シャッター部材206と、シート部材212と、シャッター部材34の配置について例示的に説明する断面図である。 本発明の実施例1の変形例に係るシャッター保護部材210へのシート部材212の貼り付け位置に関して例示的に説明する図である。 本発明の実施例1の変形例に係るシャッター保護部材210へのシート部材212の貼り付け位置を説明する正面図である。 本発明の実施例1の変形例に係るシャッター保護部材210へのシート部材212の貼り付け位置を説明する側面図である。 本発明の実施例1の変形例に係るシール部材211の構成について例示的に説明する図である。 本発明の実施例1に係る排出口シール当接面の形状を説明するトナーカートリッジCのプリンター本体Aへの装着途中の断面図である。 本発明の実施例23に係るトナーカートリッジC231の外観斜視図である。 本発明の実施例23に係るトナーカートリッジC231の部分分解斜視図である。 本発明の実施例23に係る収容枠体23031について例示的に説明する図である。 本発明の実施例23に係る第1の内部シャッター部材23071について例示的に説明する図である。 本発明の実施例23に係るスイッチ部材23070について例示的に説明する図である。 本発明の実施例23に係る収容部フタ23032について例示的に説明する図である。 本発明の実施例23に係る第1の内部シャッター部材23071とスイッチ部材23070の取り付け状態について例示的に説明する図である。 本発明の実施例23に係る、収容枠体23031への、仕切り部材23046とノズル部材33bの取り付け位置を例示的に説明する図である。 本発明の実施例23に係る収容枠体23031に対する収容部フタ23032の取り付け位置を例示的に説明する図である。 本発明の実施例23に係るスイッチ部材23070が、プリンター本体Aに設けられた開閉ドア107により動作する構成について例示的に説明する図である。 本発明の実施例23に係る第1の内部シャッター部材23071の開閉状態を例示的に説明する図である。 本発明の実施例24に係るトナーカートリッジC241の外観斜視図である。 本発明の実施例24に係るトナーカートリッジC241の分解斜視図である。 本発明の実施例24に係る収容枠体24031について例示的に説明する図である。 本発明の実施例24に係る第2の内部シャッター部材24071について例示的に説明する図である。 本発明の実施例24に係る第2の内部シャッター部材24071が取り付けられた状態の収容枠体24031の拡大斜視図である。 本発明の実施例24に係る第2の内部シャッター部材24071の開閉動作について例示的に説明する図である。 本発明の実施例24に係る第2の内部シャッター部材24071におけるトナー排出経路に関して例示的に説明する図面である。 本発明の実施例25に係るトナーカートリッジC251の収容枠体25031に接続されている各部を例示的に説明する分解斜視図である。 本発明の実施例25に係るスクリューギア25072の詳細について説明する図である。 本発明の実施例25に係るトナー収容部スクリュー部材25035の構成について例示的に説明する図である。 本発明の実施例25に係る第2シャッター部材25074の斜視図である。 本発明の実施例25に係るブレーキ部材25071の斜視図である。 本発明の実施例25に係る収容枠体25031へのブレーキ部材25071の取り付け方法を例示的に説明する図である。 本発明の実施例25に係るブレーキ部材25071の動作について例示的に説明する図である。 本発明の実施例25に係るトナーカートリッジC251を上部から見た外観斜視図である。 本発明の実施例25に係る駆動部分の動作を例示的に説明する図である。 本発明の実施例25に係るスクリューギア25072とトナー収容部スクリュー部材25035とが連動する構成について例示的に説明する図である。 本発明の実施例26に係るトナーカートリッジC261について例示的に説明する図である。 本発明の実施例27に係る排気弁27071について例示的に説明する図である。 本発明の実施例27に係るシャッター部材27034の構成について例示的に説明する図である。 本発明の実施例28に係るアタッチメント部材28071の外観斜視図である。 本発明の実施例28に係るアタッチメント部材28071をプロセスカートリッジBに装着する方法を例示的に説明する図である。 本発明の実施例28に係るシャッター部材28034の外観斜視図である。 本発明の実施例29に係るトナーカートリッジC291の外観斜視図である。 本発明の実践例29に係るトナーカートリッジC291をプロセスカートリッジBに装着する方法を例示的に説明する図である。 本発明の実施例29に係るトナーカートリッジC291をプロセスカートリッジBに装着する際の要部説明図である。 本発明の実施例30に係るトナーカートリッジC300の駆動側の端の外観斜視図である。 本発明の実施例30に係るエアボンベ30071の分解斜視図である。 本発明の実施例30に係るエアボンベ30071の組み立て方法について詳細を説明する。 本発明の実施例30に係るエアボンベ30071を駆動前後のトナーカートリッジC300の駆動側端部を示す要部外観斜視図である。 本発明の実施例30に係るエアボンベ30071を中心とした要部断面図である。 本発明の実施例31に係るトナーカートリッジC310の要部分割斜視図である。 本発明の実施例31に係るトナーカートリッジC310の駆動側を示す分解斜視図である。 本発明の実施例31に係るトナーカートリッジC310の駆動側の端部の斜視図である。 本発明の実施例31に係るサイドカバー31050をZ2方向から見た分解斜視図である。 本発明の実施例31に係る変形例としてファン31080を備えたトナーカードリッジC310について例示的に説明する図である。 本実施例の実施例32に係るトナーカートリッジC320の駆動力受け部を中心とした外観斜視図である。 本発明の実施例32に係る駆動側サイドカバー32050の外観斜視図である。 本発明の実施例32に係る可動カバー32071の構成について例示的に説明するである。 本発明の実施例32に係る可動カバー32071における撹拌駆動受け部32038とポンプ・スクリュー駆動受け部32039の配置について例示的に説明する図である。 本発明の実施例32に係るポンプ・スクリュー駆動受け部32039の斜視図である。 本発明の実施例32に係るトナーカートリッジC320における駆動側の部分分解斜視図である。 本発明の実施例32に係るトナーカートリッジC320の駆動伝達部材を例示的に説明する図である。 本発明の実施例32に係る収容枠体32031に対する可動カバー32071の取り付け方法について例示的に説明する図である。 本発明の実施例32に係るポンプ・スクリュー駆動受け部32039と駆動受けカップリング32076と駆動伝達ギア部材32074との係合状態を例示的に説明する部分側面図である。 本発明の実施例32に係るトナーカートリッジC320の駆動側(Z1方向)の端部において、可動カバー32071を取り付けた状態の外観斜視図である。 本発明の実施例32に係る収容枠体32031に駆動側サイドカバー32050の取り付け方法を例示的に説明するための図である。 本発明の実施例32に係るポンプ・スクリュー駆動受け部32039と第1の本体側カップリング110との係合方法について例示的に説明する図である。 本発明の実施例32に係る開閉ドア107の開閉状態に応じた第1の本体側カップリング110とポンプ・スクリュー駆動受け部32039の位置の変化を例示的に説明する図である。 本発明の実施例32に係る第1の本体側カップリング110とポンプ・スクリュー駆動受け部32039の係合状態の変化を例示的に説明する図である。 本発明の実施例32に係るトナー排出方向とポンプ・スクリュー駆動受け部32039の回転軸線との関係について例示的に説明する図である。 本発明の実施例33に係るトナーカートリッジC330の駆動側を含む部分外観斜視図である。 本発明の実施例33に係る可動カバー33071について例示的に説明する図である。 本発明の実施例33に係る可動カバー33071への各部材の取り付け方法を例示的に説明するための図である。 本発明の実施例33に係る進退カップリング部33072の外観斜視図である。 本発明の実施例33に係る可動カバー33071に関連する各部を取り付けた状態を例示的に説明する図である。 本発明の実施例33に係る収容枠体33031への駆動伝達用の各部の取り付け方法を例示的に説明する図である。 本発明の実施例33に係るトナーカートリッジC330の駆動側の分解斜視図である。 本発明の実施例33に係る収容枠体33031に駆動側サイドカバー33050を取り付けた状態を例示的に説明する図である。 本発明の実施例33に係る変換ギア33074と第2アイドラギア33082との係合状態を示す斜視図である。 本発明の実施例33に係る進退カップリング部33072と第1の本体側カップリング110との駆動伝達方法について例示的に説明する図である。 本発明の実施例34に係るトナーカートリッジC340の部分外観斜視図である。 本発明の実施例34に係るプロセスカートリッジB100の部分外観斜視図である。 本発明の実施例34に係る第1連結部材34079の外観斜視図である。 本発明の実施例34に係る第2連結部材34080の外観斜視図である。 本発明の実施例34に係るプロセスカートリッジB100にトナーカートリッジC340を装着(連結)した状態について例示的に説明する図である。 本発明の実施例34に係るプリンター本体Aに対する、プロセスカートリッジB100とトナーカートリッジC340とが連結された状態のユニットの着脱方法について例示的に説明する図である。
(実施例1)
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の一例であるレーザープリンタを示す断面図である。なお、以下の実施形態に記載されている画像形成装置に係る構成部品の寸法、材質、形状、それらの相対配置などは、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。したがって、特に特定的な記載がない限りは本発明の範囲をそれに限定するものではない。
(レーザープリンタの基本構成)
図1に図示するように、本実施例に係る画像形成装置であるレーザープリンタ1は、装置本体としてプリンター本体Aを備え、プロセスカートリッジB、トナーカートリッジCを着脱可能である。プリンター本体Aに対するプロセスカートリッジBおよびトナーカートリッジCの着脱方法の詳細については後述する。
プリンター本体Aには、シート給送部103、転写ローラ104、定着部105、レーザースキャナ101が設置されている。プロセスカートリッジBおよびトナーカートリッジCは、レーザープリンタ1における上側、且つ、前側に位置するように、プリンター本体Aに対して装着することができる。
ここで、レーザープリンタ1における上側は、図1に図示するY1方向とする。また、レーザープリンタ1における下側は、図1に図示するY2方向とし、前述したY1方向とは反対方向である。また、レーザープリンタ1における前側(前面側)は、図1に図示するX1方向とする。また、レーザープリンタ1における後側(背面側)は、図1に図示するX2方向とし、前述したX1方向とは反対方向である。なお、レーザープリンタ1の設置位置(通常姿勢)は、シートSの収容部が装置の下側に位置し、開閉ドア107が装置の上側に位置する状態とし、この状態で、レーザープリンタ1の底面(シートSの収容部側)が重力方向を向く。
次に、プロセスカートリッジBに関して、図2、図3を参照して詳細を説明する。図2は、本発明の実施例1に係るプロセスカートリッジBの正面図であって、図1に図示したX1方向からプロセスカートリッジBを見た状態を示している。また、図3は、本発明の実施例1に係るプロセスカートリッジBの構成を示す主断面図(図2に図示するc-c断面)である。
図3に図示するように、本実施例に係るプロセスカートリッジBは、像担持体として感光体ドラム(ドラムユニット)11を備えたクリーニングユニット10(第一ユニット)と、現像ユニット15(第二ユニット)を備えている。現像ユニット15は、現像剤(トナー)を担持する現像手段として現像ローラ16を備えている。
クリーニングユニット10は、クリーニングブレード17、帯電ローラ12、帯電ローラクリーナ14、廃トナー一次収容部10aと、第一廃トナー搬送路10b、第二廃トナー搬送路10c(図5参照)とを備え、感光体ドラム11を回転可能に支持している。クリーニングブレード17は、感光体ドラム11のクリーニング手段として機能する。帯電ローラ12は、感光体ドラム11の帯電手段として機能する。また、帯電ローラクリーナ14は、帯電ローラ12のクリーニング手段として機能する。なお、本実施例においては、感光体ドラム11の回転軸と平行な軸をZ軸とし、Z軸に係る方向性を示す場合は、Z1方向、Z2方向とする。そして、Z軸は、前述したX軸(X1方向、X2方向)とY軸(Y1方向、Y2方向)とそれぞれ直交する。また、プリンター本体AにプロセスカートリッジB、トナーカートリッジCが装着された場合、プリンター本体A、プロセスカートリッジB、トナーカートリッジCにおけるX軸(X1、X2方向)、Y軸(Y1、Y2方向)、Z軸(Z1、Z2方向)は一致する。
帯電ローラ12は、感光体ドラム11の外周面に接触するように配置され、帯電ローラ12はプリンター本体Aからの電圧印加(帯電バイアス)によって、感光体ドラム11を帯電する。また、帯電ローラ12は、感光体ドラム11と従動回転する。
クリーニングブレード17は、感光体ドラム11の外周面に接触するように配置される弾性を有する部材である。クリーニングブレード17は、その先端が感光体ドラム11に弾性的に接触することで、後述するシートSが感光体ドラム11と転写ローラ104との間を通過した後に残留するトナーを感光体ドラム11より除去することができる。除去されたトナー(以下、廃トナーと称す)は、後述する廃トナー一次収容部10aから、第一廃トナー搬送路10b、第二廃トナー搬送路10cを通じて、トナーカートリッジCへ搬送される。
帯電ローラクリーナ14は、帯電ローラ12の表面(外周面)に当接するように配されたローラであって、帯電ローラ12と従動回転することで、帯電ローラを清掃する。
図4は、本発明の実施例1に係るプロセスカートリッジBの補給口を示す断面図(図2に図示するb-b断面)である。図4に図示するように、現像ユニット15は、現像ローラ16が配される現像室151と、現像室151にトナー供給する現像剤収容部152と、トナーカートリッジCから供給されるトナーを受け入れるトナー受入室153と、撹拌部材154と、を有する。
現像ローラ16は、感光体ドラム11へトナーを供給し、供給されたトナーを用いて、感光体ドラム11に形成された静電潜像を現像する現像部材(現像手段)である。現像ブレード18は、現像ローラ16の表面に当接して現像ローラ16の表面に付着するトナーの量を規定する。また、トナーに摩擦帯電電荷を付与する。すなわち、現像ブレード18は、本発明に係るトナーの量を調整するための調整手段である。
撹拌部材154は、現像ユニット15の内部に供給されたトナーが均等に分散されるように撹拌する撹拌手段である。現像剤収容部152の内部に収容されたトナーは、撹拌部材154の回転によって現像室151へ送り出され、現像ローラ16に供給される。
なお、現像剤収容部152内のトナーは、不図示の残量検知手段によって残量が検知され、現像剤収容部152内のトナー量が一定以下になった際に、トナーカートリッジCよりプロセスカートリッジBへトナーが供給される。そして、現像ユニット15へ供給されたトナーは、ステー21の補給口21c、受け渡し口21dと、トナー受入室153とを介して現像剤収容部152に供給される。
次に、レーザープリンタ1の動作について図1を参照して説明する。感光体ドラム11は、不図示の駆動源によって回転駆動され、帯電ローラ12によって所定の電位に一様に帯電される。帯電後の感光体ドラム11は、その表面に対しレーザースキャナ101によって画像情報に基づいた露光がなされ、露光部分の電荷が除去されて静電潜像が形成される。このように形成された感光体ドラム11上の静電潜像に対し、現像ローラ16からトナーが供給されトナー画像が形成される。
この際、トナー画像の形成動作と並行し、シート給送部103に沿ってシートSが搬送される。具体的には、給送ローラ103bが回転してシートSを給送する。その後シートSは感光体ドラム11にトナー像を作像するタイミングを合わせて、感光体ドラム11と転写ローラ104との間に搬送される。感光体ドラム11と転写ローラ104の間を通過する際に、転写ローラ104への転写用の電圧印加によりシートSにはトナー画像が未定着画像として転写される。
トナー画像が転写されたシートSは、定着部105へと搬送される。定着部105に搬送されたシートSは、定着部105を通過する際に未定着画像が加熱及び加圧されてシートSの表面に定着される。すなわち、定着部105は、本発明の画像形成装置に係る定着手段である。その後、シートSは、シート給送部103によって搬送され、排出トレイ106へ排出され積載される。なお、プリンター本体Aの前面には、開閉ドア107が回動軸(不図示)を基準に回動可能に設けられている。ユーザーは、開閉ドアが開いた状態で、プリンター本体Aの内部に対する、プロセスカートリッジBおよびトナーカートリッジCの着脱操作が可能となる。
(プロセスカートリッジBの基本構成)
次に、図3乃至図8を用いて本実施例におけるプロセスカートリッジBの構成について詳細に説明する。なお、本実施例に係るプロセスカートリッジBは、感光体ドラム11を備えたカートリッジを用いるが、例えば、感光体ドラム11を別のカートリッジが備え、プロセスカートリッジBと接続可能な構成であってもよい。本実施例では、プロセスカートリッジBは、感光体ドラム11を保持するか否かを問わず、トナーカートリッジC装着可能であって、現像ローラ16を備えた現像用の現像カートリッジとして機能するものであればよい。換言すると、本実施例においては、プロセスカートリッジBは現像カートリッジと同義である。
図5は、本発明の実施例1に係るプロセスカートリッジBの第二廃トナー搬送路10cを示す断面図(図2に図示するd-d断面)である。図6は、本発明の実施例1に係るプロセスカートリッジBの分解斜視図であって、図6(a)は、プロセスカートリッジBを駆動側から見た場合を示し、図6(b)は、プロセスカートリッジBを非駆動側から見た場合を示す。図7は、本発明の実施例1に係る感光体ドラム11に対する現像ユニット15の当接状態と離間状態を例示的に説明する図である。なお、図7では、プリンター本体Aの離間機構100を説明するために、サイドカバー7を除いた状態を示している。図7(a)は、感光体ドラム11と現像ローラ16とが当接した状態を示し、図7(b)は、感光体ドラム11と現像ローラ16とが離間した状態を示す。なお、図7の各図は、現像ローラ16の軸線方向においてプロセスカートリッジBを駆動側から見た場合の側面図である。図8は、本発明の実施例1に係るプロセスカートリッジBの非駆動側の側面図を示す。図6に図示するように、現像ユニット15において、現像ローラ16の軸線方向の端部には第1軸受部材4、第2軸受部材5がそれぞれ配置され、第1軸受部材4および第2軸受部材5により現像ローラ16が回転可能に支持されている。なお、第1軸受部材4は、プロセスカートリッジBの非駆動側に位置し、第2軸受部材5は、プロセスカートリッジBの駆動側に位置する。
図6乃至図8の各図に図示するように、第2軸受部材5の円筒形状5aが、クリーニングユニット10のサイドカバー7に設けられる円筒状穴形状7aに支持される。また、ピン6は、クリーニング枠体20の円筒状穴形状20aと軸受部材4の円筒状穴形状4aとに跨るように挿入される。第1支軸8aは、サイドカバー7の円筒状穴形状7aと軸受部材5の円筒形状5aとの共通軸線で定義される。また、第2支軸8bは、ピン6と軸受部材4の円筒状穴形状4aとの共通軸線で定義される。そして、現像ユニット15は、第1支軸8aおよび第2支軸8bを含む直線で定義される揺動軸線8まわりに回動可能にクリーニングユニット10に結合される。換言すると、現像ユニット15は、クリーニングユニット10に対して、揺動軸線8まわりに回動可能に支持される。なお、揺動軸線8は、感光体ドラム11の回動軸線11bと略平行に配置される。
プロセスカートリッジBの両側面(プロセスカートリッジBの長手方向の端部側)には、現像ユニット15をクリーニングユニット10に付勢する付勢手段である加圧バネ19が配されている。なお、プロセスカートリッジBの駆動側には第1加圧バネ19aが配され、プロセスカートリッジBの非駆動側には第2加圧バネ19bが配されている。第1加圧バネ19aおよび第2加圧バネ19bにより、現像ユニット15が付勢されることで、現像ローラ16が感光体ドラム11に当接する。
次に、現像ユニット15のクリーニングユニット10に対する当接離間動作に関して、図7を用いて説明する。なお、図7(a)に図示するように、軸受部材5には突出部5bが設けられている。図7(a)に図示するように突出部5bが離間機構100と当接しない位置において、現像ローラ16が感光体ドラム11に当接する。本実施例に係る画像形成装置においては、図7(a)に図示する状態が、現像ローラ16と感光体ドラム11とがと当接し、感光体ドラム11の表面に形成された静電潜像を現像できる画像形成位置(当接位置、現像位置)である。
また、図7(b)に図示するように、プリンター本体Aに設けられた離間機構100が突出部5bに当接して力を受けることで、揺動軸線8を回動中心として矢印R2の方向に現像ユニット15が回動し、感光体ドラム11と現像ローラ16とが離間する。この際、第1加圧バネ19aおよび第2加圧バネ19bの付勢力に抗して、離間機構100が現像ユニット15を押圧する。本実施例に係る画像形成装置においては、図7(b)に図示する状態が、現像ローラ16が前記画像形成位置から退避(離間)した非画像形成位置(離間位置)である。
離間機構100が元の位置に戻ると、離間機構100が突出部5bから離れ、第1加圧バネ19a、第2加圧バネ19bの付勢力により、現像ローラ16と感光体ドラム11とが再び図7(a)で図示する画像形成位置に移動する。
すなわち、本実施例に係る画像形成装置は、離間機構100を備えることにより、プロセスカートリッジBの当接位置(画像形成位置)と離間位置(非画像形成位置)の切り替えが可能である。この構成により、本実施例に係るプロセスカートリッジBは、感光体ドラム11に対する現像ユニット15の姿勢として、当接位置と離間位置との間で移動(切り替え)ができるため、トナーの劣化、および、非画像形成時におけるトナーの消費を抑制できる。
次に、図6に図示するように、クリーニングユニット10は、クリーニング枠体20と、ステー21とサイドカバー7とで構成される。クリーニング枠体20は、クリーニングブレード17、帯電ローラ12、帯電ローラクリーナ14を支持する。感光体ドラム11は、長手方向の一方の側が、ドラムピン22でクリーニング枠体20に取り付けられ、他方の(反対)側が、サイドカバー7に設けられた感光体ドラム支持部7bにより、回転可能に支持される。
また、図5に図示するように、クリーニングユニット10は、クリーニング枠体20に回収された廃トナーをトナーカートリッジCへと搬送する第二廃トナー搬送路10cを有する。第二廃トナー搬送路10cの搬送方向は図5のL2の方向である。搬送方向L2は、感光体ドラム11の回動軸線11bに直行する平面と平行である。なお、図4に図示するように、前述したように、プロセスカートリッジBは、トナーカートリッジCからトナーの補給を受けるための補給口21cを備えている。この補給口21cと第一廃トナー搬送路10b、第二廃トナー搬送路10cとの関係については後述する。
(トナーカートリッジCの基本構成)
次に、図9乃至図20を参照して、本発明の実施例1に係るトナーカートリッジCに関して詳細を説明する。図9は、本発明の実施例1に係るトナーカートリッジCの正面図であって、トナーカートリッジCがプリンター本体Aに装着された状態を示している。図10は、本発明の実施例1に係るトナーカートリッジCのトナー収容部30を示す主断面図(図9に図示するe‐e断面)である。図11は、本発明の実施例1に係るトナーカートリッジCを駆動側から見た分解斜視図である。図42は、本発明の実施例1に係るトナーカートリッジCを非駆動側から見た分解斜視図である。図12は、本発明の実施例1に係るトナーカートリッジCを駆動側から見た側面図である。図13は、本発明の実施例1に係るトナーカートリッジCのトナー収容部スクリュー部材35の回転軸中心を基準とした断面図(図12に図示するi-i断面)である。図14は、本発明の実施例1に係るトナーカートリッジCの摺り切り部33a1について例示的に説明する断面図(図9に図示するh-h断面)である。図15は、本発明の実施例1に係るトナーカートリッジCの長手方向に沿った断面斜視図である。図16は、本発明の実施例1に係るトナーカートリッジCのシャッター部材34の回動軸中心を基準とした断面図(図9に図示するf-f断面)である。図17は、本発明の実施例1に係るトナーカートリッジCのシャッター部材34の回動軸中心を基準とした断面図(図12に図示するj-j断面)である。図18は、本発明の実施例1に係るノズル部材33bの正面図、左側面図、右側面図、下面図および種々の断面図である。図19は、本発明の実施例1に係るトナーカートリッジCの廃トナー収容部40について例示的に説明する断面図(図9のg-g断面)である。図20は、本発明の実施例1に係るシャッター部材34の搬送経路CPを例示的に説明するためのシャッター部材34の断面図である。
図9、図10および図19などに図示するように、本実施例に係るトナーカートリッジCは、プロセスカートリッジBに供給するトナーを収容するトナー収容部30と、プロセスカートリッジBからの廃トナーを回収する廃トナー収容部40を有している。また、トナーカートリッジCは、後述するポンプ・スクリュー駆動入力部39の回転駆動軸線Gと平行な方向において、トナー収容部30と廃トナー収容部40を挟んで、一方の側に駆動側トナーカートリッジサイドカバー50が配されている。また、トナーカートリッジCは、回転駆動軸線Gと平行な方向において、トナー収容部30と廃トナー収容部40を挟んで、他方の側に非駆動側トナーカートリッジサイドカバー60が配されている。すなわち、トナーカートリッジCの外形を形成する枠体(フレーム)は、トナー収容部30、廃トナー収容部40、駆動側トナーカートリッジサイドカバー50および非駆動側トナーカートリッジサイドカバー60により形成される。換言すると、トナーカートリッジCは複数の収容部およびサイドカバーなどの分割された個別のフレームの集合体である。
なお、本実施例においては、ポンプ・スクリュー駆動入力部39の回転駆動軸線Gと平行な軸をZ軸とする。トナーカートリッジCにおけるX軸、Y軸、Z軸は、トナーカートリッジCがプリンター本体Aに装着された状態で、プリンター本体AおよびプロセスカートリッジBのX軸(X1、X2方向)、Y軸(Y1、Y2方向)、Z軸(Z1、Z2方向)と一致する。
以下、トナー収容部30の詳細について説明する。図10および図11、図42に図示するように、トナー収容部30は、収容部枠体31と収容部フタ32により形成されている。トナー収容室30aはトナー排出口34aに向かってトナーを搬送するトナー収容部スクリュー部材35と、トナー収容部スクリュー部材35に向かってトナーを搬送するトナー収容部撹拌搬送ユニット36とを有する。
ここで、図10に図示するように、プリンター本体Aに対するトナーカートリッジCの装着完了姿勢における水平方向は、トナー収容部スクリュー部材35と、トナー収容部撹拌搬送ユニット36の回転中心を結んだ直線に対して、4.6°傾いている。
また、図13に図示するように、収容部枠体31はトナー収容部スクリュー部材35の搬送方向下流側に供給口31aを有している。トナー収容部スクリュー部材35のスクリュー部35aに対応する部分の収容部枠体31はスクリュー径と略同じ湾曲形状部31dを有する。
図10に図示するように、トナー収容部スクリュー部材35の搬送方向上流側には、仕切り壁31cが設けられている。仕切り壁31cは、湾曲形状部31dに対向して連続的に設けられている。仕切り壁31cと湾曲形状部31dとの間の空間は、重力方向上側に向かって解放されている。そして、収容部枠体31における湾曲形状部31dと仕切り壁31cにより、トナー溜め部31a1が形成されている。仕切り壁31cの高さは、トナー収容部スクリュー部材35の頂点よりも高く、トナー溜め部31a1は、トナーカートリッジCの装着が完了した姿勢において重力方向上側が開いた形状である。
図13、図15に図示するように、トナー収容部スクリュー部材35の搬送方向の上流側の端付近では、仕切り壁31cが途切れた形状であるが、トナー収容部スクリュー部材35の搬送力により、トナー溜め部31a1にトナーを溜めておくことができる。
図11(a)に図示するように、トナー収容部撹拌搬送ユニット36は、トナー収容部30の長手方向の端側(すなわち、トナー収容部30の外側)において回転可能に支持された撹拌駆動入力部38により駆動され、撹拌部分が回転可能である。プリンター本体A側から撹拌駆動入力部38への駆動入力方法の詳細については後述する。トナー収容部撹拌搬送ユニット36のトナーの搬送能力は、トナー収容部30に存在するトナーの量によって変化する。そこで、本実施例では、トナー収容部スクリュー部材35の近傍において仕切り壁31cが設けられた領域として、トナー溜め部31a1を設けている。この構成により、トナー収容部スクリュー部材35は、トナー収容部30の内部に存在するトナーの量に依らず、トナー溜め部31a1に存在するトナー紛圧の変化を小さく抑えることができる。すなわち、本実施例に係るトナーカートリッジCは、トナー溜め部31a1を備えることで、トナー収容部スクリュー部材35の搬送量がばらつくことを抑制することができる。
また、トナー収容部30には、図14に図示するように、トナーの搬送量を定量に調整するための摺り切り部33a1が設けられている。摺り切り部33a1は、トナー収容部スクリュー部材35の搬送方向において、仕切り壁31cと、供給口31aとの間に設けられた仕切り部材33aに形成されている。
摺り切り部33a1の形状は、トナー収容部スクリュー部材35の外径形状と略同じ径の湾曲形状である。前述したように、収容枠体31にも湾曲形状部31dが設けられている。本実施例に係るカートリッジCは、摺り切り部33a1の湾曲形状部と収容枠体31の湾曲形状部31dとを合わせることで形成される空間(すなわち、2つの湾曲形状部で囲まれた領域)に、トナー収容部スクリュー部材35がその搬送方向において配されている。したがって、前述した2つの湾曲形状部により形成される領域の内部において、トナー収容部スクリュー部材35により供給口31aへ搬送されるトナーの搬送量を一定に保つことができる。なお、摺り切り部33a1と収容部枠体31の湾曲形状部31dとを合わせることで形成される空間(2つの湾曲形状部で囲まれる領域)を搬送路30cと称す。
また、搬送方向に沿った摺り切り部33a1の長さとしては、トナー収容部スクリュー部材35のスクリュー部分の2ピッチ分(連続する2山分)以上であることが望ましい。この理由としては、トナー収容部スクリュー部材35の搬送に対して、後述するポンプ37aが供給する空気によりトナーが逆流することを抑制するためである。
以上で説明したように、本実施例に係るトナーカートリッジCは、仕切り壁31cと摺り切り部33a1とを設けることで、トナーの収容枠体31の供給口31aに搬送するトナーの量がばらつくことを低減することができる。
次に、トナーカートリッジCに設けられた外部からの駆動力の入力構成について説明する。図11に図示するように、トナーカートリッジCは、ポンプユニット37、撹拌駆動入力部38、ポンプ・スクリュー駆動入力部39と、ポンプユニット37が備えるポンプ37aを覆う駆動側トナーカートリッジサイドカバー50を有する。上述した各構成は、トナーカートリッジCの撹拌駆動入力部38が設けられた側(駆動側)に配されている。これに対して、トナーカートリッジCの駆動側とは((トナーカートリッジCの長手方向における)反対側を非駆動側とすると、当該非駆動側には、前述した廃トナー収容部40が配されている。廃トナー収容部40を構成する各部の詳細については後述する。
図11、図12、図15に図示するように、ポンプユニット37は、本実施例に係る画像形成装置の容積変動手段としてのポンプ37aと、ポンプ37aを伸縮させるためのカムギア37bと、リンクアーム37cとを有する。また、撹拌駆動入力部38は、トナー収容部撹拌搬送ユニット36を駆動するための駆動手段である。また、ポンプ・スクリュー駆動入力部39は、ポンプ37aと、トナー収容部スクリュー部材35とを駆動するための駆動手段である。
図11、図12、図15に図示するように、ポンプユニット37、撹拌駆動入力部38およびポンプ・スクリュー駆動入力部39は、いずれも、トナー収容部30の外側に配されている。このうち、撹拌駆動入力部38とポンプ・スクリュー駆動入力部39とが、トナー収容部30の外側で回転可能に支持されている。
ポンプ・スクリュー駆動入力部39は、本実施例に係る第1の駆動力受け部材であって、駆動側トナーカートリッジサイドカバー50より露出する突起形状のポンプ・スクリューカップリング部39aを備える。なお、ポンプ・スクリューカップリング部39aは、本実施例に係る駆動力受け部(第1の駆動力受け部)である。
また、撹拌駆動入力部38は、本実施例に係る第2の駆動力受け部であって、駆動側トナーカートリッジサイドカバー50より露出する突起形状である駆動撹拌カップリング部38aを備える。なお、駆動撹拌カップリング部38aは、本実施例に係る駆動力受け部(第2の駆動力受け部)である。すなわち、本実施例に係るトナーカートリッジCは、トナーカートリッジ側カップリング部材として、2つのカップリング部材をトナーカートリッジCの長手方向における一方側の端に備えている。
ポンプ・スクリューカップリング部39aは、プリンター本体Aの第1の本体側カップリング110(第1の本体側カップリング部材)と係合した状態で、プリンター本体A側から駆動力を得ることができる。また、駆動撹拌カップリング部38aは、プリンター本体Aの第2の本体側カップリング(第2の本体側カップリング部材)と係合した状態で、プリンター本体A側から駆動力を得ることができる。なお、図15に図示するように、ポンプ・スクリュー駆動入力部39の回転駆動軸線を軸線Gとする。軸線Gは、プロセスカートリッジBの感光体ドラム11の回動軸線11b、および撹拌駆動入力部38の回転駆動軸線と略平行に配置される。
図15に図示するように、ポンプユニット37は、本実施例に係る画像形成装置の容積変動手段としてのポンプ37aと、ポンプ37aを伸縮させるためのカムギア37bと、リンクアーム37cとを有する。カムギア37bは、ポンプ・スクリューカップリング部39aより出力された回転駆動力を入力するためのギア部37b1を備えている。したがって、ポンプ・スクリューカップリング部39aから伝達された駆動力によりギア部37b1(すなわちカムギア37b)が回転する。そして、カムギア37bにリンクされたリンクアーム37cは、カムギア37bの回転によって軸線Gの方向に往復運動する。リンクアーム37cのポンプ37aとの当接面は、軸線G方向においてポンプ37aよりもトナー収容部30の外側に位置しているので、前述したリンクアーム37cの往復運動により、ポンプ37aが軸線Gに沿って伸縮する。すなわち、ポンプ37aの伸縮方向は軸線Gと略平行である。
なお、図中の記載は省略するが、カムギア37bのギア部37b1は、トナー収容部スクリュー部材35のZ1方向の端部に設けられた駆動ギア(不図示)とも噛合しており、当該駆動ギアを介してトナー収容部スクリュー部材に駆動力が伝達される。駆動ギアとトナー収容部スクリュー部材35は同軸で回転可能であるため、駆動ギアが回転することにより。トナー収容部スクリュー部材35も同じ方向に向けて回転する。
図16、図17に図示するように、トナー収容部30は、ポンプ37aと接続されるノズル部材33bを有する。また、供給口31aの下には、シャッター部材34のトナー排出口34aが配されている。シャッター部材34は本実施例に係るトナーカートリッジCのトナー排出部材であって、トナーカートリッジCに対して回転可能に取り付けられている。また、トナー排出口34aは、トナーカートリッジCの外部に向けて口が開いている。すなわち、シャッター部材34は、収容枠体31からプロセスカートリッジBに向けてトナーを搬送する搬送部材としての機能と、プロセスカートリッジB側へトナーを排出する排出部材として機能を備えている。
図16、図18に図示するように、ノズル部材33bは、ポンプ側口33b1とトナー側口33b2とを有する。ノズル部材33bは、トナー側口33b1から軸線Gの方向に延びる空間と、トナー側口33b1から軸線Gと交差する方向、すなわちトナー収容部スクリュー部材35の搬送方向と交差する方向に伸びる空間が連結された空間を内部に有する形状である。図18に図示するように、トナー側口33b2の断面積は、ポンプ側口33b1の断面積より小さい。
図16に図示するように、トナー側口33b2は、供給口31aよりも上方に配置される。そして、トナー側口33b2は、トナーカートリッジCの高さ方向において、トナー収容部スクリュー部材35の回転中心と、供給口31aの間に配置される。また、図16に図示するように、トナーカートリッジCをシャッター部材34の回動軸方向から見て、トナー側口33b2の延長線上に供給口31aの一部が重畳するようにノズル部材33bが配されている。
ポンプ37aの縮む動作で生じる空気の流れは、ポンプ側口33b1からトナー側口33b2に流れる。この際、ポンプ側口33b1に対し、トナー側口33b2の断面積は小さいため、トナー側口33b2を流れる空気の速さ(流速)が速くなる。トナー側口33b2を流れる空気と、トナー収容部スクリュー部材35により供給口31aまで搬送されてきたトナーとが混合される。そして、この空気と混合されたトナーが、供給口31aから、シャッター入り口34gを介してトナー排出口34aに運ばれ、プロセスカートリッジBに供給される。
以上のように、本実施に係る画像形成装置のトナーカートリッジCは、ノズル部材33bのトナー側口33b2が供給口31aから離れた位置で、かつ、トナー収容部スクリュー部材35の搬送方向と交差する方向を向いている。この構成により、本実施例に係る画像形成装置は、ユーザーがトナーカートリッジCのポンプ37aを下方向に向けたとしても、トナーがポンプ37aに入り込むことを抑制することができる。ポンプ37aの内部にトナーが侵入すると、ポンプ37aの伸縮に必要な力が増加する。この問題に対して、本実施例に係る画像形成装置は、上述した構成を採用することにより、ポンプ37aへ侵入するトナーの量を低減することができるため、ポンプ・スクリューカップリング部39aにかかるトルクの上昇を抑制できる。
また、本実施例に係るトナーカートリッジCでは、ポンプ37aの縮む動作によって生じる空気を効率よくトナー排出口34aに送るために、トナー収容部スクリュー部材35の搬送方向に沿って、供給室30bを設けている。具体的に、トナー収容部スクリュー部材35の搬送方向において、摺り切り部33a1よりも下流側には、仕切り部材33a、ノズル部材33b、収容部フタ32、収容部枠体31、によって分けられ、トナー収容部30aとは区切られた供給室30bを有する。そして、トナー収容部30a、供給部30b、搬送路30cの断面積の大きさは、トナー収容部30aが最も大きく、次に供給部30bが大きく、搬送路30cが最も小さい。
シャッター部材34は、本実施例に係るトナーカートリッジCのトナー搬送ノズル(トナー搬送部材)を含むトナー搬送手段であって、トナーカートリッジCからプロセスカートリッジB側へと、トナーを供給する際に用いる搬送経路CPおよび排出部を備える。なお、シャッター部材34は、トナーカートリッジCのプリンター本体Aへの装着動作に応じて回動可能であって、当該回動により、後述するトナー排出口34aを開閉することができる。具体的に、本実施例に係るシャッター部材34は、シャッター部材34が回転することで、トナーを排出可能な状態(開状態)と、トナーを封止する状態(閉状態)とに遷移できる。シャッター部材34は、開状態と閉状態とに切り替わることで、プロセスカートリッジBへのトナーの供給有無を制御することができる。なお、シャッター部材34の閉状態とは、収容枠体31の供給口31aからシャッター部材34の搬送路34bまでの経路が遮断された状態である。
図16、図17に図示するように、シャッター部材34は、供給口31aからトナーを受け取るシャッター入口34g、トナー排出口34a、シャッター入口34gとトナー排出口34aとの間でトナーを搬送する搬送部34bと縁部34dとを有する。シャッター入口34gは、トナー収容部30側からトナーを受け入れるトナー受入口として機能する。トナー排出口34aは、本実施例に係るトナーカートリッジのトナーの排出部として機能し、縁部34dにより形成された開口である。すなわち、搬送部34bおよびトナー排出口34aの開口部分によって形成されている筒状部分の先端箇所を形成するのが縁部34dである。
なお、図17に図示する状態は、シャッター部材34の開状態である。本実施例では、トナー排出口34aから排出されるトナーの排出方向を排出方向Eとし、図中では破線の矢印で示す。また、搬送部34bを介して搬送されるトナーの搬送方向を搬送方向CVとし、図中では二点鎖線の矢印で示す。なお、本実施例では、後述するように、搬送部34bが途中で屈曲しているため、搬送方向CVを複数の成分に分けて示している(第1搬送方向CV1、第2搬送方向CV2)。
図17に図示するように、トナーカートリッジCをプリンター本体Aに装着した状態で、搬送部34bの一部は、ポンプ・スクリュー駆動入力部39の回転駆動軸線である軸線Gと交差し、且つ、軸線Gから離れる方向に延びている。すなわち、搬送部34bによるトナーの第1の搬送方向(第1の方向)CV1は、ポンプ・スクリュー駆動入力部39の軸線Gと交差し、且つ、軸線Gから離れる方向の成分を含んでいる。
また、図17に図示するように、搬送部34bの他の部分は、ポンプ・スクリュー駆動入力部39の回転駆動軸線である軸線Gと平行な方向であって、ポンプ・スクリューカップリング部39aから離れる方向に延びている。すなわち、搬送部34bによるトナーの第2の搬送方向CV2は、ポンプ・スクリュー駆動入力部39の軸線Gと平行、且つ、トナーを搬送するための駆動力を受けるポンプ・スクリューカップリング部39aから離れる方向の成分を含んでいる。
そして、図17に図示するように、トナー排出口34aから排出されるトナーは、軸線Gに対して平行、かつ、ポンプ・スクリューカップリング部39aから離れる排出方向Eに排出される。すなわち、トナー排出口34aから排出されるトナーの排出方向(第2の方向)Eは、ポンプ・スクリュー駆動入力部39の軸線Gと平行な方向である。なお、トナーの排出方向Eは、円形であるトナー排出口34aの中心軸と平行であって、トナー排出口34aから離れる方向とする。あるいは、軸線Gと直交する平面におけるトナー排出口34aの2次元投影面(円形になる)に対する法線方向(トナー排出口34aから離れる方向)をトナー排出方向Eとする。また、トナー排出方向Eは、トナーを搬送するための駆動力を受けるポンプ・スクリューカップリング部39aから離れる方向の成分を含んでいる。なお、トナー排出部34aにおけるトナーの排出方向に含まれる成分と、搬送部34bからトナー排出部34aまでの経路に係る第2の搬送方向に含まれる成分は少なくとも一部が一致する。
次に、図20を参照してシャッター部材34におけるトナーの搬送経路CPについて詳細を説明する。なお、トナーの搬送経路CPとは、シャッター部材34の搬送部34bにおいて、トナーが移動する際にトナーが移動する経路である。図20に図示するように、実線の矢印で示す搬送経路CPと直交する搬送部34bの断面において、搬送経路CPの中の任意の位置として、断面の重心点gを想定する。ただし、搬送部34bの断面が一部欠損している箇所に関しては、重心点gの正確な位置を定義するのが困難である。したがって、本実施例では、断面に欠損等がない搬送部34bの最も上流の地点を搬送経路CPの始点とし、最も下流の地点を搬送経路CPの終点と定義する。なお、トナーの搬送経路CPに係る搬送部34bの断面図としては、円形状に限定されるものではない。例えば、搬送部34bの断面の外縁が途切れる、あるいは、急激な形状の変化があるなど、重心点gの算定または推定が困難な形状でなければ、搬送部34bの断面図としてはどのようなものであってもよい。
本実施例では、トナーの搬送経路CPの連続する断面の重心点を連続的に結んだ線をトナー搬送線と定義する。なお、トナー搬送線は、トナーの搬送経路CPにおける主たる経路を示す線であって、各断面の略中心を通るのが一般的であるが、搬送部34bの形状における急峻な角度変化がある箇所においては、この限りではない。トナーの搬送線の方向が、各地点におけるトナー搬送方向となる。そして、トナーの搬送経路CPの終点におけるトナー搬送方向CV2はトナーの排出方向Eと同義である。
以上で説明したように、トナー排出口34aから排出されるトナーは、軸線Gに平行であって、かつ、ポンプ・スクリュー駆動入力部39から離れる方向の成分を持つ排出方向Eに向けて排出される(図17を参照)。この構成により、本実施例に係る画像形成装置は、トナーカートリッジCのポンプ・スクリューカップリング部39aと係合するプリンター本体Aのカップリング部がトナーにより汚れることを抑制することができる。
なお、図11に図示するように、シャッター部材34は、トナーカートリッジの長手方向(前述したZ軸と平行な方向)において、トナー収容部30のポンプ・スクリュー駆動入力部39が位置する側に配されている。より具体的に説明すると、本実施例に係るシャッター部材34は、少なくともZ軸に沿ったトナー収容部30の中心位置に対して、ポンプ・スクリュー駆動入力部39が設けられている側に位置する。したがって、本実施例に係るトナーカートリッジCでは、ポンプ37aの容積変動でトナーを排出する際の排出力の損失を少なくすることができ、排出機構が大型化することを防いでいる。
さらに、図11に図示するように、プリンター本体A側との電気的な接続に用いる電極としての電気接点部203aを有する記録媒体(電気基板)203が、トナーカートリッジCの長手方向においてシャッター部材34と同じ側に設けられる。なお、記録媒体203は、トナーカートリッジCが自身に係る種々の情報を格納する記録手段である。そして、電気接点部203aは、プリンター本体Aに設けられた本体側接点部(不図示)と接続されることで、プリンター本体AとトナーカートリッジCとの間の通信が確立され、双方による情報をやり取りが可能となる。この、電気接点部203aは、トナーカートリッジCがプリンター本体Aに装着された状態で、トナーカートリッジCの長手方向と略直行する重力方向において、シャッター部材34のトナー排出口34aよりも上側に位置する。したがって、本実施例に係るトナーカートリッジCは電気接点部203aの配置として、トナー飛散の影響を受けにくい構成となっている。なお、電気接点部203aは、後述する駆動側トナーカートリッジサイドカバー50に設けられている。また、図11、図13および図14に図示するように、収容部フタ32には、シャッター開閉部材としてシャッター開閉リブ200が設けられている。シャッター開閉リブ200は、レーザープリンタ1の内部に設けられたレーザースキャナ101を覆うレーザーシャッターRSの開閉動作を行う部材である。具体的に説明すると、トナーカートリッジCの挿入動作に連動して、シャッター開閉リブ200が前述したレーザーシャッターRSを開ける機構を開方向に移動させることで、レーザースキャナ101は感光体ドラム11の表面を露光可能になる。すなわち、プリンター本体Aに対するトナーカートリッジCの挿入動作に連動して、閉じた状態のレーザーシャッターRSが開いた状態へと遷移する。この際、トナーカートリッジCよりも先に、プロセスカートリッジBがプリンター本体Aに挿入されているが、シャッター開閉リブ200がレーザーシャッターRSの開閉に係る動作は、プロセスカートリッジBを介することなく行われる。
なお、トナーカートリッジCがプリンター本体Aに装着されない状態で、レーザーシャッターRSは閉じた状態となる。したがって、トナーカートリッジCが装着された状態で誤ってレーザースキャナ101からレーザーが照射されたとしても、プリンター本体Aの外部にレーザーの光が漏れることを防止できる。
図13に図示するように、トナーカートリッジCを背面側から見て、シャッター開閉リブ200は、供給部30b、および/または、搬送路30cと重複するように、トナー搬送スクリュー部材35よりも上側に配されるのが望ましい。換言すると、Z軸に平行な方向において、シャッター開閉リブ200は、供給部30bおよび/または搬送路30cと同じ位置に配されている。なお、平地に置いたプリンター本体Aに対してトナーカートリッジCを装着する場合の重力方向とは反対側が、トナーカートリッジCにおける上側とする。
トナーの搬送方向におけるトナー収容部30の断面積を、前述したようにトナー収容部30a>供給室30b>搬送路30cとするには、供給室30bや搬送路30cと重畳する箇所は、トナー溜め部31a1よりも省スペース化する必要がある。具体的に、トナー収容部30の重力方向とは反対側(すなわち上側)の寸法としては、供給室30bや搬送路30cがトナー溜め部31a1よりも小さくなるように制限する必要がある。そこで、本実施例に係る画像形成装置では、前述したように、トナーカートリッジCの装着方向上流側で、かつトナーカートリッジCの容積に対する影響が小さい箇所にシャッター開閉リブ200を配している。なお、シャッター開閉リブ200を装着方向の上流側に配置することで、プリンター本体Aに対するトナーカートリッジCの装着動作に連動して、レーザーシャッターを開閉する機構を容易に実現することができる。
また、カートリッジ着脱方式の画像形成装置においては、プリンター本体Aとの組み合わせの適合有無が不明確なカートリッジが誤って装着されてしまう場合がある。このような場合を想定し、本実施例では、シャッター開閉リブ200を選択的に挿入するためのスリット32cを収容部フタ32に複数設ける。この構成により、適合しないカートリッジは、シャッター開閉リブ200と干渉するため、プリンター本体Aに適合しないカートリッジが誤装着されることを防止することができる。
次に、廃トナー収容部40の詳細について説明する。図19に図示するように、廃トナー収容部40は、廃トナー収容部枠体41、廃トナー収容フタ42と、廃トナーシャッター部材43とを備えている。廃トナー主要部40の外形は、廃トナー収容部枠体41と廃トナー収容フタ42により形成されている。なお、図15に図示するように、トナーカートリッジCの駆動側(すなわちトナー収容部30の側面)には、駆動側トナーカートリッジサイドカバー50が取り付けられる。また、トナーカートリッジCの廃トナー収容部40側(すなわち、廃トナー収容部40の側面)には、非駆動側トナーカートリッジサイドカバー60が取り付けられる。
廃トナー収容フタ42には、廃トナー受入口42aが設けられる。この廃トナー受入口42aを開閉するシャッター手段として、廃トナーシャッター部材43が機能する。廃トナーシャッター部材43は、プリンター本体Aに対するトナーカートリッジCの着脱に連動して図19に図示するJ方向に移動することで、前述した廃トナー受入口42aを開閉することができる。なお、図19に図示する状態は、廃トナーシャッター部材43が開いた状態を示している。
図11、図42に図示するように、廃トナー収容部40の内部には、第一廃トナー収容スクリュー44、廃トナー収容部ギア列45、仕切り部材46と、第二廃トナー収容スクリュー47とが配されている。第一廃トナー収容スクリュー44は、廃トナー受入口42aより受け入れた(落下してきた)廃トナーを感光体ドラム11の回動軸線11b方向に搬送する。第二廃トナー収容スクリュー47は、第一廃トナー収容スクリュー44より駆動を得て、第一廃トナー収容スクリュー44で搬送された廃トナーを、トナーカートリッジCの上側へと搬送する。すなわち、第一廃トナー収容スクリュー44、および、第二廃トナー収容スクリュー47は、本実施例に係る廃トナー搬送部材である。
廃トナー収容部40の駆動力としては、まず、前述した撹拌駆動入力部38より入力された駆動力が、トナー収容部撹拌搬送ユニット36を介して、トナー収容部30の非駆動側に位置するトナー収容部非駆動側ギア48に伝達される。そして、トナー収容部非駆動側ギア48より廃トナー収容部ギア列45を介して、第一廃トナー収容スクリュー44に駆動力が伝達される。
以上に説明した構成により、本実施例のトナーカートリッジCは、ポンプ・スクリュー駆動入力部39を駆動してない場合でも、撹拌駆動入力部38を駆動することが出来る。換言すると、本実施例に係るトナーカートリッジCは、ポンプ・スクリュー駆動入力部39と撹拌駆動入力部38を、それぞれ独立して駆動することができる。したがって、本実施例に係るトナーカートリッジCは、プロセスカートリッジBにトナーを供給していないときでも、廃トナー収容部40内の第一廃トナー収容スクリュー44、第二廃トナー収容スクリュー47を駆動できる。すなわち、トナーカートリッジCは、トナーを供給していない状態でも、廃トナーを回収することができる(回収可能状態を維持することができる)。
また、プリンター本体A側からの入力される駆動力を受ける手段(駆動力受け部)が、トナーカートリッジCの(長手方向の)一端側に集約しているため、プリンター本体Aのギア列が複雑化することを抑制することができる。さらに、トナー収容部撹拌搬送ユニット36を用いて、トナーカートリッジCの各部を駆動する駆動力を収容枠体31の一端から他端に伝達することで、駆動力を伝達するための部品が増加することなく、廃トナー収容部40に駆動を伝達することができる。以上に説明した構成を採用することで、本実施例に係る画像形成装置は、長手方向(トナーカートリッジCの駆動軸線、感光体ドラム11の回動軸線11bと平行な方向)の大型化を抑制しつつ、効率良く廃トナーをトナーカートリッジCに収容することができる。
(プロセスカートリッジBおよびトナーカートリッジCの着脱方法)
次に、図21、図22を参照して、プロセスカートリッジB、トナーカートリッジCのプリンター本体Aへの着脱方法についての詳細を説明する。図21は、本発明の実施例1に係るプロセスカートリッジB、トナーカートリッジCのプリンター本体Aへの装着方法を例示的に説明する斜視図である。図21(a)はプロセスカートリッジBの装着方法を示し、図21(b)はトナーカートリッジCの装着方法をそれぞれ示す。図22は、本発明の実施例1に係るプロセスカートリッジB、トナーカートリッジCのプリンター本体Aへの装着方法を例示的に説明する側面図である。図22(a)はプロセスカートリッジBの装着方法を示し、図22(b)はトナーカートリッジCの装着方法を示し、図22(c)は、プリンター本体AにプロセスカートリッジBとトナーカートリッジCが装着された状態を示す図である。
図21(a)に図示するように、プリンター本体Aの内部の空間がプロセスカートリッジB、トナーカートリッジCの装着部となっている。開閉ドア107は、プリンター本体Aに対して回動軸線R5まわりに回動可能に設けられており、図21(a)に図示する状態は、開閉ドア107が開いた状態を示している。
また、プリンター本体Aは、第1ガイド部108、第2ガイド部109を有している。さらに、プロセスカートリッジBは、図6に図示するように、長手方向の左右両側に上方ボス93および、上方ボス94、下方ボス95、下方ボス96がそれぞれ設けられている。
以下、プロセスカートリッジBおよびトナーカートリッジCをプリンター本体Aに装着する手順について説明する。まず、プロセスカートリッジBをプリンター本体Aに装着する。図21(a)に図示するように、上方ボス93と下方ボス95で第1ガイド部108を挟み、上方ボス94と下方ボス96で第2ガイド部109を挟み、各ガイド部に案内されてプロセスカートリッジBを矢印D方向に挿入する。プロセスカートリッジBの挿入が完了すると、プロセスカートリッジBのプリンター本体Aに対する位置が決まる。
続いて、トナーカートリッジCをプリンター本体Aに装着する。ユーザーは、収容部フタ32に設けられた面32aと、それに対抗する面31bに指をかけた状態で、トナーカートリッジC全体を把持しながら挿抜することができる。トナーカートリッジCには、図22(b)に図示するように、長手方向の両端において、装着方向前方に位置決めボス50a、位置決めボス60aを有している。そして、被ガイド部50b、60bを位置決めボス50a、位置決めボス60aより装着方向下流側に配されている。位置決めボス60aは、トナーカートリッジCの非駆動側に配され、軸線Gと直交する平面に投影した場合に、駆動側の位置決めボス50aと同じ位置(重畳した位置)にある。また、被ガイド部60bは、トナーカートリッジCの非駆動側に配され、軸線Gと直交する平面に投影した場合に、駆動側の被ガイド部50bと同じ位置(重畳した位置)にある。
なお、プロセスカートリッジBは、図6に図示するように、ステー21に、トナーカートリッジCの位置決めに用いる、凹形状の第1の位置決め部21aおよび第2位置決め部21bを有する。
また、図21(b)、図22(b)に図示するように、トナーカートリッジCは、被ガイド部50b、被ガイド部60bをそれぞれ第1ガイド部108、第2ガイド部109に載せてD方向に挿入する。図22(c)に図示する状態が、プロセスカートリッジBおよびトナーカートリッジCの装着完了状態である。図22(c)に図示するように、トナーカートリッジCが装着完了状態まで挿入されると、第1位置決め部21aと第2位置決め部21bのそれぞれに、位置決めボス50a、位置決めボス60aが入り込む。この際、被ガイド部50bと被ガイド部60bのそれぞれの挿入方向の先端部分は、第1ガイド部108、第2ガイド部109から離れ、後端部分が第1ガイド部108および第2ガイド部109に当接する。この状態で、トナーカートリッジCは、プロセスカートリッジBに位置決めされる。また、被ガイド部50b、被ガイド部60bの後端側が、第1ガイド部108、および、第2ガイド部109にそれぞれ当接することで、プリンター本体Aの内部におけるトナーカートリッジCの位置が定まる。この状態で、プリンター本体Aに対して、プロセスカートリッジBとトナーカートリッジCの装着が完了する。その後、開閉ドア107を閉鎖することで、本実施例に係るレーザープリンタ1は画像形成が可能な状態となる。なお、トナーカートリッジCおよびプロセスカートリッジBをプリンター本体Aから抜去する(取り外す)際は、上述した装着時の手順とは逆の手順で各部が動作する。
(トナーカートリッジCからプロセスカートリッジBへのトナー補給路)
次に、トナーカートリッジCからプロセスカートリッジBへのトナー補給路に関して、図7、図23および図24を参照して詳細を説明する。図23は、本発明の実施例1に係る、プロセスカートリッジBの補給口を例示的に説明する断面斜視図である。図24は、本発明の実施例1に係る、プロセスカートリッジBの現像動作に関する駆動手段を例示的に説明する分解斜視図である。図25は、本発明の実施例1に係る、プロセスカートリッジBの概略断面図であって、補給口21cの中心を通るY軸およびZ軸と平行な断面を示す。
前述したように、プロセスカートリッジBは、トナーカートリッジCよりトナーが供給(補給)される。具体的に説明する。図23に図示するように、ステー21にトナーカートリッジCから供給されたトナーを受け入れるための補給口21cを有する。また、補給口21cで受け入れたトナーは受け渡し口21dと受入口153aを介して、現像ユニット15のトナー受入室153に搬送される。トナー受入室153に補給されたトナーは、受入室搬送部材153bによって現像剤収容室受入口152aより現像剤収容部152へ補給される。なお、受入口153aの周囲には、受入口シール部材153cが貼り付けられており、ステー21の受け渡し口21dと受入口153aとの間に隙間ができないように封止され、トナーが漏れないようにしている。
また、図7、図24に図示するように、プロセスカートリッジBは、プリンター本体Aからの駆動を受け取るための駆動入力部材として、現像ユニット15に現像カップリング155が設けられている。本実施例に係る現像カップリング155は、前述した現像ローラ16に回転力を伝達するための現像ローラギア16aや、撹拌部材154に回転力を伝達するための撹拌ギア154aなどに回転力を伝達することができる。
(軸線11b方向))において、現像カップリング155の反対側の端部に現像接点16b、および、現像ブレード接点18aがそれぞれ配されている。現像接点16bは、プリンター本体Aから現像ローラ16へ印可するための電圧が供給される部材(電源供給部材)である。また、現像ブレード接点18aは、プリンター本体Aから現像ブレード18へ印可するための電圧が供給される部材(電源供給部材)である。
また、図25に図示するように、プロセスカートリッジBの補給口21cは、プロセスカートリッジBの長手方向(図中の左右方向)において、現像接点16bよりも現像カップリング155の近くに配されている。そして、補給口21cから補給されたトナーは、現像カップリング155から離れる方向に向けて搬送された後に、現像ユニット15へと搬送される。この構成により、本発明の実施例1に係るプロセスカートリッジBは、トナーが現像カップリング155から離れる方向に搬送されるため、現像カップリング155がトナーによって汚れることを抑制することができる。また、プロセスカートリッジBは、トナーの補給口21cが現像接点16bから離れた位置に配置されるので、現像接点16bがトナーで汚れることを抑制することができる。
(シャッター部材34の構成)
続いてトナーカートリッジCに設けられたシャッター部材34の構成の詳細について、図16、図26、図27、図28、図29、図30、図41を用いて説明する。図26は、本発明の実施例1に係るトナーカートリッジCのシャッター部材34がトナーを封止している状態を例示的に説明する際の側面図および断面図(図中のk-k断面)である。図27は、本発明の実施例1に係るトナーカートリッジCのシャッター部材34および、その周辺部品の分解斜視図である。図28は、本発明の実施例1に係るシャッター部材34の正面図/左側面図/右側面図/下面図および各断面図である。図29は、本発明の実施例1に係るトナーカートリッジCのシャッター部材34がトナーを封止している状態の正面図である。図30は、本発明の実施例1に係るシャッター保護部材210の正面図/左側面図/右側面図/下面図および各断面図である。図41は、本発明の実施例1に係るシャッター部材34の外観斜視図である。
図26、図41に図示するように、シャッター部材34はトナー収容部30に対して、回動軸線R1を基準として回転可能に支持されている。なお、図41に図示するように、回動軸線R1周りに方向Hに向けて回転することで、シャッター部材34のトナー排出口34aが開いた状態(開方向)へ遷移する。それぞれ断面は異なるが、図26で図示するシャッター部材34の状態が閉状態であって、この状態から前述した方向Hに向け回転することで、図17で図示するシャッター部材34の状態が開状態に遷移する。
なお、トナーカートリッジCがプリンター本体Aに装着され、少なくともプロセスカートリッジBと接触するまで、シャッター部材34のトナー排出口34aは、トナーカートリッジCの上側を向くように、後述するコイルバネにより付勢されている。換言すると、トナー排出口34aは、重力方向とは反対側に開口が位置するようにコイルバネ213により付勢されている(図41に示す状態)。なお、トナーカートリッジCにおける上側は、トナーカートリッジCをプリンター本体Aに装着する姿勢を基準とした際のプリンター本体Aの上側と同義である。
図26、図31に図示するように、シャッター保護部材210は、シャッター部材34の周囲に設けられ、シャッター部材34を保護するための部材(保護部材)であって、排出口シール当接面210a、第1シャッター支持部210bを備える。排出口シール当接面210aとトナー排出口34aの周りに取り付けられたシャッターシール部材216とが当接することで、トナー排出口34aが閉じた状態になり、トナー排出口34aからトナーが漏れることを防止できる。
次に、図27に図示するように、シャッター部材34は、第1シャッター支持部210bと、シャッター支持部材209の第2シャッター支持部209aに、第3シャッター支持部34eと、シャッター支持軸34jが支持される。この構成により、シャッター部材34は、トナー収容部30に対して回転可能にトナーカートリッジCに取り付けられる。
図27に図示するように、コイルバネ213は、シャッター部材34を回転軸R3周りで矢印Hの反対方向に向かって付勢する付勢手段である。前述したように、シャッター部材34は、コイルバネ213により、トナー排出口34aが装置の上側を向いた状態を維持することができる。
また、図28に図示するように、シャッター部材34は、シャッター部材34の回動軸線R1方向に沿って見て、自身の回転中心に対し、ポンプユニット37側に配置される当接部材としてアーム部34hを有している。また、シャッター部材34は、シャッター部材34の回動軸線R1方向に沿って見て、自身の回転中心に対し、ポンプユニット37とは反対側(非ポンプ側)に配置される作動突起(作動部材)34fを有する。すなわち、シャッター部材34の回動軸線R1を基準に、アーム部34hと作動突起34fは点対称となる位置に配されている。
この構成により、互いに独立しているアーム部34hおよび作動突起34fとプロセスカートリッジB側の各部とが連動する際に、互いの動作の邪魔にならない。トナー排出口34aに面する側からシャッター部材34を見た場合、シャッター部材34の回動軸線R1から当該回動軸線R1から離れた位置に、トナー排出口34aおよびアーム部34hが位置する。また、シャッター部材34の回動軸線R1と直交する方向に沿って見て、トナー排出口34aが上部に位置する場合、トナー排出口34aからシャッター入口34gまでの搬送部34bはL字形状である。そして、シャッター入口34gの開口部分が図28における紙面方向を向く。換言すると、シャッター入口34gから搬送部34bへのトナー搬送方向とトナー排出口34aのトナーの排出方向Eとがなす角度が略90度である。
また、図26に図示するように、前述したトナーカートリッジCの記録媒体203の電気接点部203aは、トナーカートリッジCの装着方向の下流側に配されている。また、図17、図26に図示するように、回転駆動軸線Gに沿った方向において、電気接点部203aは、シャッター部材34よりも、ポンプ・スクリューカップリング部39aの近くに配されている。すなわち、前述したポンプ・スクリューカップリング部39aと同様に、トナーカートリッジCをプリンター本体Aに装着した状態で、トナー排出口34aから排出されるトナーは、記録媒体203の電気接点部203aから離れる方向に排出される。この構成により、記録媒体203の電気接点部203aがトナーによって汚れることを抑制することができる。
シャッター保護部材210は、アーム開口210cを有している。アーム開口210cは、図29に図示するように、シャッター部材34の回動軸線R1に沿って見て、シャッター部材34のアーム部34hのアーム先端34h1を露出するように形成されている。なお、本実施例に係るアーム開口210cは、シャッター部材34の回動軸線R1方向から見た方向およびその下側に開いた開口である。シャッター部材34が閉じた状態だと、アーム部34hがアーム開口210cの開口端210c1に当接することで、シャッター部材34が閉じた状態がコイルバネ213の付勢力により維持される。なお、シャッター部材34が閉じた状態(閉状態)は、前述したように、供給口31aから搬送路34bまでの経路が遮断された状態である。
なお、詳細は後述するが、図28に図示するように、シャッター部材34は、トナーカートリッジCのプリンター本体Aへの装着が完了した状態で、位置決めを行う位置決め面34iを有する。この位置決め面34iは、トナーカートリッジCのプリンター本体Aへの装着が完了した状態において、プロセスカートリッジBのトナー流路部材214の位置決め面214eと当接し、シャッター部材34の回転方向の位置を規制する。
また、図30に図示するように、シャッター保護部材210は、トナーカートリッジCをプリンター本体Aに装着する途中において、シャッター部材34が回動し始める。この際に、トナーカートリッジCをプロセスカートリッジBに対し先行して大まかな位置を決めるようにガイド(ラフガイド)するラフガイドリブ210dを有する。なお、本実施例におけるラフガイドは、プロセスカートリッジBに対するトナーカートリッジCの位置決めだけでなく、プリンター本体Aの内部へトナーカートリッジCの挿入をガイドする役割も担う。ラフガイド21fへのラフガイドリブ210dの挿入時の動作についての詳細は後述する。
(プロセスカートリッジBのシャッター構成(受け入れ側))
続いてプロセスカートリッジBにおけるシャッター構成について、図23、図31、図32、図33、図34、図35、図36を参照して説明する。図31は、本発明の実施例1に係るプロセスカートリッジBの受け入れ側シャッター部材206の構成を例示的に説明する図である。図31(a)は、受け入れ側シャッター部材206を含むプロセスカートリッジBの外観斜視図であって、図31(b)は、その部分拡大図である。図32は、本発明の実施例1に係るプロセスカートリッジBの受け入れ側シャッター部材206の動作を例示的に説明する図面である。図33は、本発明の実施例1に係るプロセスカートリッジBの受け入れ側シャッター部材206近傍の部分断面図である。なお、図33が図示する断面は、プロセスカートリッジBの挿入方向(B方向)およびZ軸と平行であって、連通穴206aの中心をとおる平面である。図34は、本発明の実施例1係る受け入れ側シャッター部材206、および、その周辺部品の分解斜視図である。図35は、本発明の実施例1に係る受け入れ側シャッター部材206の連通口206aを臨むシャッター部材206と周辺部品の分解斜視図である。図36は、本発明の実施例1に係るプロセスカートリッジBをトナーカートリッジCの装着方向から見た部分拡大図である。
図21、図32、図33に図示するように、プロセスカートリッジBは、受け入れ側シャッター部材206を備える。受け入れ側シャッター部材206は、ステー21に設けられた補給口21cを覆うことができ、トナーカートリッジCの装着方向Dにスライド可能である。また、受け入れ側シャッター部材206は、トナーカートリッジCとプロセスカートリッジBとが、プリンター本体Aに装着完了した状態で、補給口21cと連通することでトナーを受け入れ可能とする連通口206aを備えている。また、受け入れシャッター部材206は、作動突起受け入れ部206bを備えている。各部の詳細については後述する。
また、図34に図示するように、受け入れ側シャッター部材206を閉じる方向に付勢するのに用いる圧縮ばね217が、シャッター部材206とトナー流路部材214との間に配されている。なお、受け入れ側シャッター部材206は、トナー流路部材214に対し、スライド方向と直交する方向(図36に図示するY1、Y2と平行な方向)は、嵌め合い関係で支持されている。したがって、受け入れ側シャッター部材206が開いた際に、連通口206aと補給口21cの穴が精度よく連通する。
また、図31(b)および図36に図示するように、ステー21は、トナーカートリッジCをプロセスカートリッジBに装着する際に、シャッター部材34を開く方向に、アーム先端34h1をガイドする斜面形状であるガイド面21eを備える。なお、ガイド面21eと、後述するガイド側面21gとは、アーム先端34h1が当接する面が連続的に形成されており、ガイド面21eからガイド側面21gまでの間で、アーム先端34h1が当接する当接面がねじれている。
図35に図示するように、ステー21は、補給口21cを有するトナー流路部材214を備えている。トナー流路部材214には、補給口21cと合わせて受け渡し口21dが設けられている。
トナー流路部材214は、受け入れ側シャッター部材206をスライド可能に支持するレール部214cと、圧縮ばね217を固定するバネ固定部214dを備えている。レール部214cは、受け入れ側シャッター部材206が閉じる方向に移動する際に、レール部材214cに突き当たり、受け入れ側シャッター部材206の位置を規制する規制部214c1が設けられている。
図33、図35に図示するように、補給口21cの周囲には、開口216aが設けられたシャッターシール部材216が配されている。シャッターシール部材216は、補給口21cの周囲に配置され、受け入れ側シャッター部材206と補トナー流路部材21cが設けられた面との間の隙間を埋めるシール部材である。なお、シャッターシール部材216の開口216aの直径は、補給口21cの直径よりも大きい。
図31(b)に図示するように、受け入れ側シャッター部材206の作動受け入れ部206bは、トナーカートリッジCの装着方向Dにおいて、連通口206aよりも下流側に位置する。なお、作動受け入れ部206bには、作動突起34fが挿入可能で、装着方向(D方向)に交差し且つY2方向の成分を持つ方向に伸びる溝形状部である。また、Y2方向において、作動受け入れ部206bの上流側の端部は、作動突起34fが溝形状部内に進入できるように開放されている。また、図36に図示するように、ステー21は、シャッター保護部材210のラフガイドリブ210dを受け入れるラフガイド21fを有している。
(シャッター部材34と受け入れ側シャッター部材206の連動)
以下、図21、図37、図38、図39、図40を参照して、トナーカートリッジCのシャッター部材34と、プロセスカートリッジBの受け入れ側シャッター部材206との連動する開閉動作について説明する。図37は、本実施例に係るラフガイドリブ210dのラフガイド21fへの装着軌跡を例示的に説明する図であって、図37(a)から図37(e)は、ラフガイドリブ210dのラフガイド21fへの挿入状態の連続的な変化をそれぞれ示している。なお、図37(a)~(e)は、ラフガイド21fの中心を通りX軸とY軸と平行な断面を示す。図38は、本実施例に係るシャッター部材34のアーム先端34h1の装着軌跡を例示的に説明する図である。図38(a)から図38(e)は、アーム先端34h1とガイド面21eとの相対的な位置(または当接状態)の連続的な変化をそれぞれ示している。なお、図38(a)~(e)は、ガイド面21eの略中心を通りX軸とY軸と平行な断面を示す。図39は、本実施例に係るシャッター部材34の作動突起34fと、受け入れ側シャッター部材206の作動突起受け入れ部206bの装着動作について例示的に説明する図である。図39(a)から図39(e)は、シャッター部材34と受け入れ側シャッター部材206の相対的な位置(または接続状態)の連続的な変化をそれぞれ示している。なお、図39(a)~(e)は、作動突起受け入れ部206bの略中心を通りX軸とY軸と平行な断面を示す。図40は、本実施例に係るトナーカートリッジCの装着途中で、トナーカートリッジCの装着方向から見た状態を例示的に説明する図である。
前述したとおり、本実施例に係るレーザープリンタ1は、プリンター本体AにプロセスカートリッジBを装着した状態で、さらに、トナーカートリッジCが装着されることで、トナーカートリッジCからプロセスカートリッジBにトナーを補給可能な状態となる。この際、プロセスカートリッジBに設けられた受け入れ側シャッター部材206と、トナーカートリッジCに設けられた補給側のシャッター部材34とが、プロセスカートリッジBに対するトナーカートリッジCの装着動作に連動する。すなわち、本実施例に係るレーザープリンタ1では、トナーカートリッジCをプロセスカートリッジBに挿入(装着)することで、受け入れ側シャッター部材206およびシャッター部材34が連動して開き、トナーを補給可能となり、画像形成が可能となる。
まず、各カートリッジユニットに設けられたシャッター部材を開く際の動作(開動作)について、具体的に説明する。図37(a)に図示するように、プロセスカートリッジBへのトナーカートリッジCの装着途中で、トナーカートリッジC側のシャッター保護部材210のラフガイドリブ210dが、プロセスカートリッジB側のステー21のラフガイド21fへ入り込む。図37(a)は、ラフガイドリブ210dがラフガイド21fへ挿入開始した状態を例示的に説明する図である。図37(a)に図示する状態で、シャッター保護部材210、および、シャッター部材34が、ステー21対して装着方向Dと直交する方向が大まか(ラフ)に規制(位置決め)される。すなわち、プロセスカートリッジBが装着された状態のプリンター本体Aにおける高さ方向(上下方向)VDについて、トナーカートリッジCの挿入範囲が先行して規制される。
ここで、シャッター保護部材210(およびシャッター部材34)をステー21対して大まかに位置決めする理由について説明する。位置決めボス50a、60aと、トナーカートリッジ位置決め部21a、21bとの位置決め精度が高いと、プロセスカートリッジB、およびトナーカートリッジCの挿入姿勢が少しずれただけで正しく位置決めすることができない。この場合、位置決めボス50a、60aや位置決め部21a、21bだけで、各カートリッジの位置決めをする構成だと、シャッター部材34とステー21との位置がずれ、ャッター部材34を安定的に開くことが困難になる。そこで、ラフガイドリブ210dとラフガイド21fにより、各カートリッジの相対的な位置を大まかに決めることで、プロセスカートリッジBとトナーカートリッジCの位置決め精度が向上し、シャッター部材34の安定的な動作が可能となる。この際、図38(a)に図示すように、シャッター部材34のアーム先端34h1は、ステー21のガイド面21eに当接していない。すなわち、シャッター部材34のトナー排出口34aは上向いた状態(閉じた状態)である。また、図39(a)に図示するように、この時点では、受け入れ側シャッター206は閉じた状態である。
次に、図37(b)に図示するように、ラフガイドリブ210dがラフガイド21fに更に挿入されると、図38(b)に図示するように、アーム先端34h1がガイド面21eに当接し始め、シャッター部材34のH方向への回動が開始される。なお、Z軸に沿ってみた場合に、ガイド面21eは、シャッター部材34の回転軸線R3に対して傾斜しているため、ガイド面21eとアーム先端部34h1との当接位置が変化することに応じて、シャッター部材34が回動する。図39(b)に図示するように、アーム先端部34h1がガイド面21eに当接し始めた状態では、受け入れ側シャッター部材206は閉じている。
次に、図37(c)に図示するように、ラフガイドリブ210dがラフガイド21fに更に挿入されると、図38(c)に図示するように、アーム先端34h1とガイド面21eとの当接位置が装置の上側に移動する。そして、シャッター部材34がさらにH方向に向けて回動する。この時、図39(c)に図示するように、受け入れ側シャッター部材206の作動突起受け入れ部206bに、シャッター部材34の作動突起34fが入り込む。この段階では、作動突起受け入れ部206bに作動突起34fが入り込むだけで、受け入れ側シャッター部材206はほぼ動かない。すなわち、図39(c)に図示する状態で、受け入れ側シャッター部材206は、まだ閉じた状態である。なお、作動突起受け入れ部206bの上側は、作動突起34fを容易に挿入するために、装置の上側に位置するほど開けたテーパー形状であることが望ましい。
次に、図37(d)に図示するように、ラフガイドリブ210dがラフガイド21fに更に挿入されると、図38(d)、図40に図示するように、アーム先端34h1がガイド面21eの側面であるガイド側面21gと接触する位置へ移動する。ステー21において、ガイド面21eとガイド側面21gは連続的に形成されたガイド面であって、ガイド側面21gの方が、ガイド面21eよりも装置の上側に位置している。また、ガイド側面21gは、トナーカートリッジCの装着方向に対して平行な面である。したがって、シャッター部材34は、アーム先端34h1が、ガイド側面21gに当接した(乗りあげた)状態において、シャッター部材34のH方向への回動が止まり、シャッター部材34の回動角度がほぼ一定となる。
このときのシャッター部材34の回転軸線R3まわりの回転位置は、装着完了時よりもわずかにH方向とは逆方向に移動した位置である。そして、この時点では、図39(d)に図示するように、作動突起34fと作動突起受け入れ部206bとが係合し、作動突起受け入れ部が押されることで受け入れ側シャッター部材206が開き方向(D方向)への移動を開始する。すなわち、トナーカートリッジCがプリンター本体Aに挿入されると、作動突起34fと作動突起受け入れ部206bの係合位置が変化して受け入れ側シャッター部材206が開き、補給口21cと連通口206aの開口の位置が略一致した開状態へと変化する。
次に、図37(e)に図示するように、ラフガイドリブ210dがラフガイド21fに更に挿入されて挿入が完了すると、図38(e)に図示するように、シャッター部材34のアーム先端34h1はガイド側面21gより離脱する。そして、図28、図41に図示するシャッター部材34の位置決め面34iが、トナー流路部材214の位置決め面214eと接触し押圧されることで、シャッター部材34がH方向に向けてわずかに回動する。この状態で、シャッター部材34の回動が完了し、プロセスカートリッジBに対するトナーカートリッジCの装着が完了する。
この時点で、図39(e)に図示するように、受け入れ側シャッター部材206の開動作が完了する(受け入れ側シャッター部材206が開く)。なお、この際の作動突起受け入れ部206の幅は、作動突起34fの幅と略同一であると、シャッター部材34と、受け入れ側シャッター部材206の位置合わせを精度よく調整することができる。以上が、各カートリッジユニットに設けられたシャッター部材を開く際の動作(開動作)である。なお、閉じる際の動作(閉動作)に関しては、上述した開動作とは逆順序で各カートリッジユニットに設けられたシャッター部材を動作させればよい。
図136は、本発明の実施例1に係るシャッター部材34及び受け入れ側シャッター部材206の開動作が完了した状態を例示的に説明する外観斜視図である。なお、図136では、説明のために、シャッター部材34と、受け入れ側シャッター部材206、トナー流路部材214のみを示す。
図136に図示すように、受け入れ側シャッター部材206の装着方向Dは、シャッター部材34の作動突起34fが、作動突起受け入れ部206bの装着方向Dの下流側の面に圧縮ばね217に反力に抗して接触することで位置決めされる。この構成により、受け入れ側シャッター部材206の連通口206aは、シャッター部材34のトナー排出口34aと装着方向Dにおいて精度よく位置決めされる。
また、シャッター部材34は、位置決め面34iが、コイルバネ213の反力に抗してトナー流路部材214の位置決め面214eと接触することで、回転方向の位置決めがされる。この構成により、受け入れ側シャッター部材206の連通口206aは、シャッター部材34のトナー排出口34aと、トナー流路部材214を介して、回転方向においても精度よく位置決めされている。以上説明した構成により、トナーカートリッジCをプロセスカートリッジBに装着する場合に、トナーカートリッジCに設けられたシャッター部材34は、プロセスカートリッジB側において、XYZ軸と回転軸を基準に精度よく位置決めされる。
以上で説明したように、本実施例に係るプロセスカートリッジBおよびトナーカートリッジCは、それぞれが備えるシャッター部材がトナーの供給口の開閉動作を行う構成であるため、不必要にトナーが外部に流出することを防止できる。また、本実施例に係るシャッター部材34は、プリンター本体Aの上下左右方向を基準として、トナー排出口34aが上側また横を向く方向に回転するだけである。したがって、本発明の実施例1に係るトナーカートリッジCは、シャッター部材34の開閉動作や重力の影響により、トナー排出口34aから意図せずトナーが流出することを防止することができる。
また、前述したように、本発明の実施例1に係るトナーカートリッジCは、トナー排出口34aから排出されるトナーが、ポンプ・スクリュー駆動入力部39の回転駆動軸線Gに平行、かつ、ポンプ・スクリュー駆動入力部39から離れる方向にトナーを排出する。この構成により、本発明の実施例1に係るレーザープリンタ1は、プリンター本体AおよびトナーカートリッジCのポンプ・スクリュー入出力箇所がトナーで汚れることを抑制することができる。
以上、本発明の好ましい実施例について説明したが、本発明はこの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、前述した実施例の構成に加えて、トナーカートリッジC側からプロセスカートリッジB側へとトナーを搬送する際に、トナーの飛散を抑制する構成を採用することも可能である。以下、この構成について、前述したプリンター本体Aに着脱可能なトナーカートリッジC1に関して図137乃至143を参照して説明する。なお、前述した実施例1と同一の構成を採用する部材については、同一の符号(または記号)を付す。
図137は、本発明の実施例1の変形例に係るトナーカートリッジC1を例示的に説明する図である。図137(a)は、トナーカートリッジC1の外観斜視図を示し、図137(b)は、図137(a)において実線で囲う領域の拡大斜視図である。また、図138は、本発明の実施例1の変形例に係るシャッター保護部材210に取り付けられたシート部材212の貼り付け位置につい説明する斜視図である。また、図139は、本発明の実施例1の変形例に係るシャッター保護部材210と、受け入れ側シャッター部材206と、シート部材212と、シャッター部材34の配置について例示的に説明する断面図である。なお、図139は、プロセスカートリッジBに本変形例に係るトナーカートリッジC1を装着している途中を示している。また、図140は、本発明の実施例1の変形例に係るシャッター保護部材210へのシート部材212の貼り付け位置に関して例示的に説明する図である。なお、図140は、シャッター保護部材210を装置上面から見た上面図である。また、図140は、本発明の実施例1の変形例に係るシャッター保護部材210へのシート部材212の貼り付け位置を説明する正面図である。また、図141は、本発明の実施例1の変形例に係るシャッター保護部材210へのシート部材212の貼り付け位置を説明する側面図である。
図137(b)に図示するように、本変形例では、トナーカートリッジC1は、シャッター部材34とシャッター保護部材210の間に、トナーカートリッジC1の内部からトナーの飛散を防止するためのシート部材212が配されている。具体的には、図138、図139に図示するように、シャッター保護部材210の内面側に設けられた排出口シール当接面210aと一部が重なる位置にシート部材212が貼り付けられている。なお、シート部材212の他の一部(排出口シール当接面210aと重ならない領域)は、シャッター部材34の形状に合わせてシャッター保護部材210から突出している。
ここで、図138に示すように、プロセスカートリッジBにトナーカートリッジC1を装着した場合、受け入れ側シャッター部材206とシャッター保護部材210が互いに干渉しないようにするために、Z軸方向に隙間J(0.2mmから0.8mm程度)が存在する。例えば、ユーザーがトナー収容部30を強く把持するなどしてトナー収容部30の容積が微小変化する。したがって、例えば、前述した実施例1のトナーカートリッジCでは、シート部材212を有していないため、隙間Jをトナー排出口34aが通過する際に、前述したトナー収容部30の容積の微小変化により、隙間Jからトナーが外部に飛散する場合がある。そこで、本変形例では、図139に図示するように、隙間Jを覆うようにシート部材212を配置することで、トナー排出口34aからトナーが意図せず飛散することを抑制する。以下、シート部材212の具体的な構成について説明する。
図137、138、140に図示するように、シート部材212は、保護部212aと貼り付け部212bを含んでいる。貼り付け部212bは、シート部材212のシャッター保護部材210の排出口シール当接面210aに対応する領域に該当する。換言すると、貼り付け部212bは、シャッター保護部材210の排出口シール当接面210aに貼り付けられているシート部材212に該当する箇所である。なお、前述の実施例1では説明を省略したが、シャッター部材34のトナー排出口34a側には、円形の貫通穴を有する可撓性のシール部材211が接着等で取り付けられている。シール部材211の詳細については後述する。したがって、本変形例に係るトナーカートリッジC1は、シャッター部材34が閉じた状態で、シート部材212の貼り付け部212bとシール部材211とが当接してトナーを封止することができる。
また、保護部212aは、シャッター部材34の回転軸線R3まわりの回動によりトナー排出口34aが露出する方向において、シャッター保護部材210から突出した領域である。ここで、本変形例に係るシート部材212は、0.1mm程度のシート材である。シート部材212の材質としては、例えば、ポリフェニレンサルファイド(PPS)樹脂やリエチレンテレフタレート(PET)樹脂等で形成されており、貼り付け部212bに両面テープを介してシャッター保護部材210に貼り付け可能である。したがって、貼り付け部212bを排出口シール当接面210aに取り付けると、シート部材212は排出口シール当接面210aの形状に沿って変形する。この場合、図141に図示するように、保護部212aは、排出口シール当接面210aの形状に沿った延長線上に向けて、シャッター保護部材210の外形よりも外部に突出する。なお、シート部材212のサイズや材質についてはこの限りではなく、トナーの飛散を効果的に抑制できるような可撓性ある材質であって、シャッター部材34の移動が可能なサイズであれば、どのようなものを採用してもよい。
また、図140に図示するように、本変形例のシート部材212は、保護部212aが、プロセスカートリッジBに対するトナーカートリッジC1の装着方向(X1方向)と平行な線に対してなす角度Mが鋭角になるように形成されている。この構成により、トナーカートリッジC1をプロセスカートリッジBに装着する際に、保護部212aが受け入れ側シャッター部材206に当接して折れる(変形する)ことを抑制することができる。
なお、前述したように、シート部材212により隙間Jを覆うことでトナーの飛散を抑制する必要がある。そこで、本変形例の保護部212aは、図140に図示するように、シャッター部材34のトナー排出口34aの回動軌跡上の隙間Jに対応する位置(トナー排出口34aを覆う位置)に配される。
以上説明した構成を採用することで、本変形例のトナーカートリッジC1では、トナー収容部30の剛性を高く設定せずとも、シート部材212を設けることで、トナーの意図しない飛散を抑制することができる。
ここで、前述したシール部材211の構成について図143を参照して説明する。図143は、本発明の実施例1の変形例に係るシール部材211の構成について例示的に説明する図である。図143(a)は、シャッター部材34周辺の各部をZ軸に沿って(Z軸から)見た場合の側面図であって、図143(b)は、図143(a)で示すA-A断面の断面図である。なお、図143(b)は、シャッター部材34の搬送部34bを通る断面である。前述したように、トナー排出口34aに対応する円形の貫通穴211aを有する可撓性のシール部材であって、トナー排出口34aの周囲に配されている(図27および図143参照)。
シール部材211は、プロセスカートリッジBへのトナーカートリッジC1の着脱に際して、シャッター部材34の開閉に応じて、排出口シール当接面210aや連通口206aの周辺と摺動可能な位置に配されている(図27を参照)。したがって、シール部材211の表面にトナーが存在すると、シャッター部材34の開閉動作に連動して、排出口シール当接面210aの開方向端に位置する開方向端部210a1(図143参照)により、シール部材211の表面のトナーが落下する虞がある。
なお、トナーカートリッジC1をプロセスカートリッジBに装着した状態で、シール部材211が圧縮されるように構成することで、ポンプユニット37の伸縮による空気の流れがあったとしてもトナーが漏洩することを防ぐ必要性もある。
そこで、本実施例のシール部材211は、高反発、かつ、表面の高摺動性を備えることで、反発力を受けたとしても、シャッター部材34が回転による回転動作がスムーズに行われることが望ましい。そこで、図143(b)に図示するように、シール部材211は、表層部211aをポリエステルとナイロンの複合糸で、0.1デシテックスの超極細繊維を織編みすることで形成する。これにより、シール部材211の表面に存在するトナーの量を低減しつつ、高い摺動性を実現することができる。また、表層部211aの下にはクッション層211bを有し、クッション層211bとしてはウレタンフォームを用いる。このクッション層211bを採用したシール部材211により、シャッター部材34を開いた状態では、表層部211aを受け入れ側シャッター部材206の連通口206aの周辺と当接させることが出来る。また、シャッター部材34を閉じた状態では、表層部211aをシャッター保護部材210の排出口シール当接面210aに当接させることができる。この構成により、本実施例に係るトナーカートリッジC1は、シャッター部材34の開閉どちらの状態においても、意図しないトナーの外部への流出を防止できる。したがって、シール部材211の表面に蓄積するトナーの量を低減し、シャッター部材34の開閉動作に応じたトナーの飛散を抑制することができる。
なお、排出口シール当接面210aの形状を調整することで、シャッター部材34の開閉状態によらずに、トナーカートリッジC1からの意図しないトナーの流出を抑制することも可能である。この変形例について、図144を参照して具体的に説明する。前述したように、シャッター部材34が閉じた状態は、コイルバネ213の付勢力により維持される。この際、トナー排出口34aが排出口シール当接面210a側(すなわち、Y1方向)を向いた状態が維持される。トナー排出口34aが排出口シール当接面210a側を向いているときに比べ、の連通穴206a側を向く場合の方がよりコイルバネ213の捻じれ量が大きい。したがって、コイルバネ213は、トナー排出口34aが排出口シール当接面210a側を向いているときよりも、連通穴206a側を向いているときの方が付勢力は大きい。
これに対して、トナー排出口34aが排出口シール当接面210a側を向いているときは、トナーを排出する必要がない。したがって、この状態でポンプユニット37を駆動しない構成とすれば、シール部材211のシャッター保護部材210への圧接時の圧縮量は、トナー排出口34aと開口216a、連通口206aとを連通させる際よりも小さくてよい。そこで、本変形例では、最適な排出口シール当接面210aの形状を最適化することで、トナーカートリッジC1のプロセスカートリッジBへ装着する際の負荷を増やすことなく、シャッター部材34のシール性を確保する。以下、この構成について、図144を参照して具体的に説明する。
図144は、本発明の実施例1の変形例に係る、排出口シール当接面210aの形状について例示的に説明する図であって、プロセスカートリッジBに本変形例に係るトナーカートリッジC1を装着している途中の断面図(XZ断面)を示している。ここで、図143では、トナー排出口34aが形成されたシャッター部材34の表面(仮想表面を含む)からシャッター保護部材210または受け入れ側シャッター部材206の内面側までの距離をそれぞれ示している。このうち、距離L1は、排出口シール当接面210aの開方向端部210a1までの距離である。また、距離L2は、受け入れ側シャッター部材206の連通口206aの周囲の閉方向における閉方向端部までの距離である。そして、距離L1と距離L2を略同一(すなわち、L1/L2≒1)とすることで、シャッター部材34の開閉動作に応じて、シール部材211の圧縮状態(圧縮率)が急激に変化することを防止する。
また、距離L3は、排出口シール当接面210aの開方向端部210a1よりも閉方向側における排出口シール当接面210aまでの距離とした場合、当該距離L3は場所に応じて寸法が異なる。具体的に、本変形例では、排出口シール当接面210aの開方向端部210a1に対して、反対側の端部(反対側端部)210a2に近づくほど距離L3が大きくなる。例えば、トナー排出口34aに該当する位置における距離L31と、トナー排出口34aよりも反対側端部210a2側に位置する距離L32とを比較すると、L31<L32となる。ただし、距離L3に該当する領域であっても、安定したトナーの排出を実現するために、トナー排出口34aに相当する部分の距離は一定であることが望ましい。
以上説明した構成を採用することで、シャッター部材34の開閉状態(すなわち、コイルバネ213の付勢力)を鑑みて、シャッターシール部材211の圧縮状態を大きくせずとも、コイルバネ213でシャッター部材34を効果的に付勢することができる。換言すると、コイルバネ213の付勢力が弱い状態であっても、トナーの飛散を防止しつつシャッター部材34の開閉を実現できるため、トナーカートリッジC1に係る負荷を低減することができる。
(実施例2)
実施例1では、シャッター部材34はトナーカートリッジCに設置されていたが、トナーカートリッジCと別部品としてもよい。本実施例では、プロセスカートリッジBおよび後述するトナーカートリッジC2に接続可能なアタッチメント機構を備えたシャッター部材(トナー搬送部材)2034について図43、図44を用いて説明する。なお、前述した実施例1と同一の構成については、実施例1と同一の符合・番号を付して説明する。また、トナーカートリッジ側およびシャッター部材に関しては、実施例1と同一の機能・役割の部材に関しては、同一の名称、および、類似の部番号、符合を付す。以降の説明では、プリンター本体Aに対して、シャッター部材2034が装着された状態のプロセスカートリッジBを装着し、その後、トナーカートリッジC2を装着する場合を例に説明するが、これに限定されるものではない。例えば、プリンター本体AにプロセスカートリッジBのみを装着した後に、プロセスカートリッジBにシャッター部材2034を装着してもよい。また、プロセスカートリッジB、シャッター部材2034、トナーカートリッジC2を結合した状態で、これらをプリンター本体Aに装着する構成であってもよい。
図43は、本発明の実施例2に係るシャッター部材2034によるトナーの搬送方向を例示的に説明する図である。図43(a)はシャッター部材2034の側面図であって、図43(b)は、図43(a)で示すS2a-S2a断面の断面図である。また、図44は、本発明の実施例2に係るシャッター部材2034の外観斜視図であって、図44(a)は、排出口2034aを参照可能な角度の斜視図を示し、図44(b)は、シール部材2070を参照可能な角度の斜視図を示している。
図43(b)に示すように、シャッター部材2034は、第1搬送方向CV1方向に延びる第1トナー搬送管2034b、および、第2搬送方向CV2方向に延びる第2トナー搬送管2034pからなる略L字状の貫通穴を有する円筒形状部材である。なお、第1搬送方向CV1は、第1トナー搬送管2034bの中心を通る軸G2と略平行である。ここで、第1搬送方向CV1および第2搬送方向CV2は、第1トナー搬送管2034b、第2トナー搬送管2034pを通るトナーの搬送方向を示すため、一意に定まる方向ではない。そこで、本実施例では、トナーカートリッジC2側からプロセスカートリッジB側へ向かう、各トナー搬送管に沿った方向をトナー搬送方向とする。
軸G2と平行な方向において、第1トナー搬送管2034bの第1搬送方向CV1とは反対方向の端部にはトナー入口2034gが設けられている。また、軸G2と直交する方向において、第2トナー搬送管2034pの第2搬送方向CV2の端部にはトナー排出口2034aが設けられている。
シャッター部材2034のトナー入口2034g側には、トナー搬送管2034bより大径のフランジ部2034kが同軸で設けられている。円筒状の可撓性のシール部材2070は、トナー入口2034gを囲うように、シャッター部材2034に接着等で取り付けられており、フランジ部2034kの、第1搬送方向CV1とは反対方向に位置する。また、シャッター部材2034のトナー排出口2034a側には、円形の貫通穴を有する可撓性のシール部材211が接着等で取り付けられている。
図43(a)で示すように、シャッター部材2034において、第1搬送方向CV1における端部であり、第1トナー搬送管2034bの中心軸線G1と第2トナー搬送管2034pの中心軸線G2と直交する方向の一端に、ツメ部2034nが設けられている。なお、軸線G1および軸線G2と直交する方向は、本実施例に係るシャッター部材2034における上下方向と略平行であるものとする。軸線G1に沿ってトナー排出口2034aに面する方向からシャッター部材2034を見た場合に、ツメ部2034nは、軸線G2から遠ざかる方向に突出しており、軸線G2と略直交する第1係合面2034rを有する。
また、軸線G1に沿ってトナー排出口2034aに面する方向からシャッター部材2034を見た場合に、シャッター部材2034は、軸線G2に対して、ツメ部2034nとは反対側に突出する係合部2034mが設けられている。係合部2034mには、第1搬送方向CV1における端部に軸線G2と略直交する面である第1接着面2034s、および軸線G2と略平行な面である第2接着面2034tがそれぞれ設けられている。
また、シャッター部材2034には、トナー排出口2034aが形成された面から、第2トナー搬送方向CV2に向けて突出する凸部2034uが設けられている。凸部2034uは、軸線G2と略平行な方向において、トナー排出口2034aとフランジ部2034kとの間に位置しており、トナー排出口2034aに対して、第1搬送方向CV1とは反対側に位置する。
さらに、図44(b)に示すように、トナー排出口2034aの第2搬送方向CV2方向とは反対側の端部には、第1斜面2034vが設けられている。第1斜面2034vは軸線G2に対し傾斜した面であり、第1搬送方向CV1に沿って軸線G2に近づくように傾斜している。上述したシャッター部材2034の各部の動作について、詳細は後述する。
次に、プロセスカートリッジBについて図45、図46を用いて説明する。図45は、本発明の実施例2に係るプロセスカートリッジBにおけるシャッター部材2034の取り付け部の部分側面図である。また、図46は、本発明の実施例2に係るシャッター部材2034の動作を例示的に説明する図である。そして、図46(a)~(i)は、図45で図示したS2c-S2c断面、および、S2d-S2d断面の断面図を示しており、図46(a)~(i)の順の時系列を示している。なお、図46(a)、(d)、(g)は、S2b-S2b断面図を示し、図46(b)、(e)、(h)はS2c-S2c断面図を示し、図46(c)、(f)、(i)はS2d-S2d断面図を示している。また、図46(a)、(b)、(c)は、シャッター部材2034を装着する前のプロセスカートリッジBの断面図をそれぞれ示している。また、図46(d)、(e)、(f)は、シャッター部材2034を装着途中(装着完了前)のプロセスカートリッジBの断面図をそれぞれ示している。さらに、図46(g)、(h)、(i)は、シャッター部材2034を装着完了した状態のプロセスカートリッジBの断面図をそれぞれ示している。
図46(b)に示すようにプロセスカートリッジBには、実施例1と同様に受け入れシャッター部材206、ステー21が設けられている。受け入れシャッター部材206の装着方向Dとは反対側の端部には、装着方向Dと直交する第2係合面206cが設けられている。図46(b)に図示するように、トナー受入室153の装着方向Dに面する方向に装着方向Dに対し傾斜した第2斜面153uが設けられている。第2斜面153uは、シャッター部材2034のプロセスカートリッジBへの装着方向Dに沿って上方に向かう傾斜形状である。
また、図46(b)に図示するように、ステー21の装着方向Dの奥側上部には、下部方向(X2方向)に延び、装着方向Dと直交し、装着方向D反対方向に向いた第3係合面21hが設けられている。
図46(d)、(e)、(f)に図示するように、シャッター部材2034は、装着方向Dに向けて移動し、プロセスカートリッジBに装着される。ここで、シャッター部材2034をプロセスカートリッジBへの装着途中(装着完了前)では、シャッター部材2034の軸線G2は、装着方向Dに対して傾斜した状態である。
図46(d)に示すように、シャッター部材2034が装着方向Dに向けてプロセスカートリッジBに対して移動すると(挿し込まれると)、凸部2034uが受け入れシャッター部材206の第2係合面206cと接触する。この動作に応じて、シャッター部材2034と受け入れシャッター部材206とが一緒に移動する。
さらに、図46(e)で図示するように、シャッター部材2034の第1斜面2034vがプロセスカートリッジBの第2斜面153uと当接し、シャッター部材2034は長手方向(矢印Z1方向)と直交する回転方向Kで回転する。なお、図46(e)における長手方向(Z1方向)は、紙面に対して垂直な方向であり、シャッター部材2034は当該長手方向と平行な回転軸を基準に矢印K方向に回転できる。
シャッター部材2034がさらに装着方向D方向に押し込まれると、図46(g)、(h)、(i)に図示するように、シャッター部材2034のプロセスカートリッジBへの装着が完了する。図46(h)に図示するように、シャッター部材2034の第1接着面2034s、第2接着面2034tが、トナー受入室153と接触し、粘着テープ等で固定される。なお、粘着テープは、シャッター部材2034側の各接着面に貼付してもよいし、トナー受入室153側に貼付してもよい。また、粘着テープ以外の介在物として、粘着ジェルなどを用いてシャッター部材2034とトナー受入室153とを固定する構成であってもよい。さらに、各接触面と当該接触面と接触するプロセスカートリッジB側の部分に磁石などを内包しておき、磁力による吸着力により、シャッター部材2034とプロセスカートリッジBとを固定する構成であってもよい。
また、図46(h)に図示する状態で、シャッター部材2034が回転方向Kに回転することで、ツメ部2034nの第1係合面2034rがステー21の第3係合面21hと接触する。この状態で、図47に図示するように、プロセスカートリッジBへのシャッター部材2034の装着が完了する。図47は、本発明の実施例2に係るプロセスカートリッジBにシャッター部材2034が取り付けられた状態を例示的に説明する図である。
以上説明した構成を採用することで、本実施例のシャッター部材2034のプロセスカートリッジBへの装着状態を維持することが出来る。具体的に説明すると、シャッター部材2034は、実施例1で説明した圧縮ばね217(図34参照)により、受け入れシャッター部材206から装着方向Dとは反対方向に付勢力を受ける。この付勢力に抗して、ツメ部2034nとプロセスカートリッジBとが係合し、プロセスカートリッジB側と第1接着面2034s、第2接着面2034tとが接着することにより、シャッター部材2034のプロセスカートリッジBへの装着状態が維持される。
次に、シャッター部材2034を結合可能なトナーカートリッジC2について説明する。なお、本実施例におけるトナーカートリッジC2については、前述した実施例1のトナーカートリッジCと同一の構成については説明を省略する。
図48は、本発明の実施例2に係るトナーカートリッジC2の外観斜視図である。また、図49は、本発明の実施例2に係るトナーカートリッジC2とプロセスカートリッジBの装着が完了した状態において軸線G2を通る断面図である。
図48、図49に図示するように、トナー収容部2030には、円筒状のトナー供給口2030dが、装着方向Dに沿って(すなわち、プロセスカートリッジP側に)突出して設けられている。トナー供給口2030dとトナー収容室2030aとの間にはトナーシール2080が設けられている。トナーシール2080は、トナーカートリッジC2がプリンター本体Aから駆動力を受けた際に引きはがされ、トナー供給口2030dが、トナー収容室2030aと連通するように配置されている。
図49に図示するように、トナーカートリッジC2がプロセスカートリッジBに対して装着された状態で、シール部材2070は装着方向Dに沿って押しつぶされる。さらに、この状態で、トナー供給口2030dがシール部材2070の円筒部の内側に侵入し、トナー入口2034gと対向する。トナー供給口2030dからトナーが排出される際は、シール部材2070でトナーカートリッジC2とシャッター部材2034の隙間が封止された状態で、シャッター部材2034を介してプロセスカートリッジBへとトナーが供給される。
以上説明したように、シャッター部材2034を採用することにより、トナーカートリッジC2と別部材のトナー搬送部材(シャッター部材2034)を介して、トナーカートリッジC2側からプロセスカートリッジB側へのトナーを供給することが出来る。この構成により、トナー消費によりトナーカートリッジの交換に際して、プロセスカートリッジB側にトナーを搬送・排出するためのシャッター部材2034を交換する必要性がない。また、上述した構成により、プロセスカートリッジBにシャッター部材2034を装着した状態でトナーカートリッジC2だけ交換することが可能である。したがって、トナーカートリッジC2の交換に際して、プロセスカートリッジB側を連動することがなく、プロセスカートリッジB側の耐久性の低下を防止することが出来る。
ここで、前述した例では、シャッター部材2034を回転方向Kに向けて回転させながら装着する構成について説明した。これに対して、実施例1と同様に、プロセスカートリッジBに対してシャッター部材を装着方向Dに向けて装着する際に、シャッター部材を、軸線G2を中心に回転させる構成としてもよい。以下、前述したシャッター部材2034とは別の例として、トナー搬送部材とは別のアタッチメントを介して、プロセスカートリッジBにトナー搬送部材を(間接的に)装着する例について説明する。すなわち、プロセスカートリッジBとトナーカートリッジC2の間に、トナー搬送部材と装着補助部材と、別体の2つのアタッチメントを介して、プロセスカートリッジBとトナーカートリッジC2を接続する構成について説明する。以下に詳細を説明する。
図50は、本発明の実施例2に係るアタッチメント2071を例示的に説明する図である。なお、図50(a)、(b)、(c)の各図は、アタッチメント2071をそれぞれ異なる方向から見た外観斜視図を示している。
図50(a)に図示するように、アタッチメント2071は、後述するシャッター部材2072のプロセスカートリッジBへの装着を補助する装着補助部材である。このアタッチメント2071をプロセスカートリッジBに装着した状態で、シャッター部材2071をアタッチメント2071に装着するため、プロセスカートリッジBに対するシャッター部材2071の位置合わせ等の手間を省くことができる。
アタッチメント2071は、一部が板形状であって、中央部分に第1の貫通穴である貫通穴2071aが設けられている。貫通穴2071aは半円部2071bと角穴部2071cを合わせて1つの穴を形成している。貫通穴2071aの最下部(Y2方向)には切り欠き部2071uが半円部2071bと連続的に設けられている。
図50(c)に図示するように、アタッチメント2071の第1搬送方向CV1側(すなわちX2方向)に面する位置する面には、半円部2071bと中心が一致する半円形に窪んだ面である凹面部2071sが設けられている。半円形の凹面部2071sを形成する半円形の縁部の一端には平面部2071tが設けられている。
アタッチメント2071の第2搬送方向CV2方向側(すなわちZ1方向)には、Z1方向が短手となる矩形の貫通穴(第2の貫通穴)2071dが設けられている。貫通穴2071dには、Z1方向に対して貫通穴2071dの内部に向けて延出形成された第1のリブ形状部2071e、第2のリブ形状部2071fが設けられている。また、図50(a)に図示するように、貫通穴2071dの内部には、X1方向、X2方向に厚みを持ち、YZ平面に対して平行な平板形状の第4係合面2071gが設けられている。
図50(b)に図示するように、アタッチメント2071において、貫通穴2071aに対して貫通穴2071dとは反対側には、X2方向に延びる板形状部2071hが設けられている。また、板形状部2071hから、Z2方向に突出した凸部2071nが設けられている。また、凸部2071nからは、X2方向に向けて面2071pが延設して設けられている。さらに、板形状部2071hと同様に、アタッチメント2071においてX2方向に延びたツメ部2071kが設けられている。
次に、アタッチメント2071のプロセスカートリッジBへの装着方法について図51を用いて説明する。図51は、本発明の実施例2に係るアタッチメント2071をプロセスカートリッジBに装着する際の動作を例示的に説明する図である。図51(a)、(d)は、アタッチメント2071の装着前後のプロセスカートリッジBの側面詳細図、図51(b)、(e)は、図51(a)、(d)に示すS2e――S2e断面における断面図である。および、また、図51(c)、(f)は、図51(a)、(d)に示すS2f-S2f断面における断面図である。
図51(b)に図示するように、プロセスカートリッジBには、実施例1と同様に、ステー21、トナー流路部材214、受け入れシャッター部材206が設けられている。
図51(b)に図示するように、受け入れシャッター部材206は圧縮ばね217(図34参照)の付勢力により、装着方向Dとは反対方向に押圧された状態で、トナー流路部材214の規制部214c1に当接している。
図51(c)に図示するように、ステー21にはガイド面21e、および、その内部に上方に窪んだ凹部21jが設けられている。また、ステー21のガイド面21eよりも装着方向D側に向けて、ガイド面21eより上方に突出した突出部21kが設けられている。
図51(d)に示すように、プロセスカートリッジBにアタッチメント2071を装着すると、トナー流路部材214のレール部材214cが、アタッチメント2071の貫通穴2071dと2か所のリブ形状2071e、2071fで形成された空間に嵌合する。この時、アタッチメント2071は、受け入れシャッター部材206と接触して、装着方向Dに向けて一体的に移動する。アタッチメント2071を装着方向Dにさらに移動させることで、トナー流路部材214の規制部214c1が変形して第4係合面2071gを乗り越える。この構成により、アタッチメント2071は、圧縮ばね217の付勢力により装着方向Dにおいて、第4係合面2071gがトナー流路部材214の規制部214c1と突き当たる。この際、プロセスカートリッジB側の補給口21cと受け入れシャッター部材206の連通口206aとが連通した状態となる。さらに、この際、図51(f)で図示するように、アタッチメント2071に設けられたツメ部2071kがY2方向に向けて変形しながら、ステー21の凹部21jに入り込むことで、アタッチメント2071が下方向(Y2方向)に付勢される。アタッチメント2071の凸部2071nは、X2方向(すなわち装着方向D)において、ステー21の突出部21kに当接する。さらに、面2071pがY1方向において、突出部21kと当接する。すなわち、アタッチメント2071は、Y1方向およびY2方向の双方(上下方向)でツメ部2071k、面2071pによってステー21を挟み込む形で、プロセスカートリッジBに装着される。
次に、シャッター部材2072について説明する。図52は、本発明の実施例2に係るシャッター部材2072の構成を例示的に説明する図である。図52(a)は、シャッター部材2072の側面図であって、図52(b)は図51(a)で示すS2h-S2h断面の断面図である。また、図52(c)は、シャッター部材2072の外観斜視図である。
図52に図示するように、シャッター部材2072は円筒形状部を備え、第1搬送方向CV1方向に沿って延びるトナー搬送管2072bを有する。また、第1搬送方向CV1側先端には先端部2072sを有する。シャッター部材2072の先端部2072s側には軸線G2方向と直交する方向にトナー排出口2072aが設けられている。すなわち、トナー排出口2072aは、軸線G2と直交する方向に開口部分が面している。ここで、トナー排出口2072aから排出されるトナーの排出方向を排出方向Eとして図中に図示する。また、軸線G2と平行な方向に沿って、シャッター部材2072の底部2072sとは反対側の端部には、軸線G2を中心とした開口部であるトナー受入口2072mが設けられている。
さらに、トナー受入口2072mを囲うように、軸線G2を中心として、トナー搬送管2072bよりも径が大きいフランジ部2072kが設けられている。フランジ部2072kに対して、第1搬送方向CV1とは反対側に円筒形状のシール部材2070が取り付けられている。シャッター部材2072のトナー排出口2072aが設けられている側には、アタッチメント2071側と接触する接触部2073が取り付けられている。接触部2073は、トナー排出口2072aを囲う貫通穴2073aを有する矩形形状のトナー排出部材である。本実施例では、スポンジのような可撓性を有する部材を一例として用いる。
シャッター部材2072の軸線G2方向で、トナー排出口2072aと、フランジ部2072kとの間には、軸線G2と直交する方向に延びる第1突起部2072t、第2突起部2072uが設けられている。第1突起部2072tは、トナー搬送管2072bから接触部2073が設けられている側に延出形成されており、突起部2072uはその反対側に向けて延出形成された突起である。
ここで、アタッチメント2071が装着されたプロセスカートリッジBへのシャッター部材2072の装着方法について図53を用いて説明する。図53は、本発明の実施例2に係るプロセスカートリッジBへのシャッター部材2072の装着動作について例示的に説明する図である。図53(a)は、プロセスカートリッジBへのシャッター部材2072の装着前の状態を示す図である。図53(b)は、プロセスカートリッジBへのシャッター部材2072の装着途中の状態を示す図である。図53(c)は、プロセスカートリッジBへのシャッター部材2072の装着完了後の状態を示す図である。また、図53(d)、(e)、(f)は、それぞれ、図53(a)、(b)、(c)に示すS2g-S2g断面の断面図である。なお、図53(a)、(b)、(c)の各図は、装着方向D(すなわち、X2方向)に向けてプロセスカートリッジB側を見た状態を示しており、紙面奥側がX2方向(すなわち装着方向D)であり、手前側がX1方向である。
トナー排出口2072aが上方(Y1方向)を向く状態で、装着方向D(X2方向)に向けてアタッチメント2071の貫通穴2071aへシャッター部材2072が挿入される。この際、シャッター部材2072の第2突起部2072uは、アタッチメント2071の貫通穴2071uに挿入される。そして、図53(e)に図示するように、フランジ部2072kがアタッチメント2071と当接する。
その後、シャッター部材2072は、接触部2073の変形を伴って矢印H方向に向けて回転され、図53(f)に図示するように、プロセスカートリッジB側への装着が完了する。この際、シャッター部材2072の第1突起部2072tおよび第2突起部2072uと、フランジ部2072kとの間で、アタッチメント2071の凹面部2071sが挟み込まれ、軽圧入状態となる。また、シャッター部材2072は矢印H方向に回転することで第1突起部2072tが、アタッチメント2071の平面部2071tと当接し、この状態で回転が停止する。この際、図53(f)に図示するように、シャッター部材2072のトナー排出口2072aは補給口21cと対向するように位置する。シャッター部材2072が、アタッチメント2071を介してプロセスカートリッジBに装着される。
なお、シャッター部材2072、および、アタッチメント2071を取り付ける順序は、上述した順番に限定されるものではない。例えば、アタッチメント2071をシャッター部材2072の取り付けた後に、当該シャッター部材2072をプロセスカートリッジBに装着する構成であってもよい。なお、プロセスカートリッジBのプリンター本体Aへの装着タイミングについては、アタッチメント2071やシャッター部材2072の装着有無によらず可能である。以上が、本実施例に係るトナー搬送部材のプロセスカートリッジBへの装着動作である。シャッター部材2072が取り付けられたプロセスカートリッジBにはトナーカートリッジCが取り付けられるが、前述したシャッター部材2034を使用した際の構成と同様であるため説明は省略する。
なお、上述した例では、トナーカートリッジとは別体のシャッター部材を、軸線G2を基準に回転させながらプロセスカートリッジBに装着する構成例として、アタッチメント2071を用いる場合について説明した。しかしながら、本実施例に係るシャッター部材としては、アタッチメント2071を介することなく、シャッター部材自体を軸線G2基準で回転させながらプロセスカートリッジBに装着する構成であってもよい。この場合、シャッター部材のX2方向(装着方向D側)の端部の形状は、実施例1のシャッター部材34と同一であればよく、X1方向(トナーカートリッジとの接続部側)の端部の形状はシャッター部材2034と同一であればよい。換言すると、シャッター部材(トナー搬送部材)の形状は実施例1と同一であって、トナーカートリッジとは別体のアタッチメントとして機能するシャッター部材を、トナーカートリッジおよび/またはプロセスカートリッジに装着可能な構成であればよい。この場合、トナーカートリッジ側の突起形状が、シャッター部材を構成する円筒形状部分(トナー搬送管など)のシール部材の内部に挿入される構成であればよい。
また、上述した例では、シャッター部材とトナーカートリッジとを接続する際に、トナーカートリッジ側が突起形状であって、当該突起形状部分をシャッター部材側が受け入れる構成について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、トナーカートリッジ側の円筒形状部分(トナー搬送管など)のシール部材に、シャッター部材側の突起形状部分が挿入される構成であっても良い。なお、シール部材は円筒形状である場合について説明したが、突起形状部分に合わせて、任意の形状(例えば四角形状など)としてもよい。また、上述した例では、シャッター部材とトナーカートリッジ側とで、突起形状部分がシール部材の内部に侵入する構成について説明したが、これに限定するものではない。たてば、シャッター部材とトナーカートリッジとの間が封止されていればよく、シール部材としては任意の構成を採用することが可能である。
(実施例3)
前述した実施例2で説明したシャッター部材(トナー搬送部材)は、例えば、樹脂成型などにより、例えば、ABS樹脂など性の樹脂材料により形成されており、剛性が高い部材を想定していた。これに対して、本実施例では、トナー搬送部材がゴムなどの可撓性を有する材料で形成されている場合について、図54~58を参照して説明する。なお、前述した実施例1と同一の構成については、実施例1と同一の符合・番号を付して説明する。また、トナーカートリッジ側およびシャッター部材に関しては、実施例1と同一の機能・役割の部材に関しては、同一の名称、および、類似の部番号、符合を付す。
図54は、本発明の実施例3に係るトナー搬送部材の一部を形成するトナー搬送アタッチメント3034について例示的に説明する図である。図54(a)は、トナー搬送アタッチメント3034の斜視図を示し、図54(b)は、トナー搬送アタッチメント3034の側面図を示し、さらに、図54(c)は図54(b)で示すS3a-S3a断面の断面図を示す。また、図55は、本発明の実施例3に係るプロセスカートリッジB側の外観斜視図である。また、図56は、プロセスカートリッジBにトナー搬送アタッチメント3034が装着された状態における、貫通穴3034kの中心を通るXZ平面の断面図であって、図55に示すS3b-S3b断面図を示す。
図54(a)で図示するように、トナー搬送アタッチメント3034は、略矩形のブロック形状をし、少なくとも一部が可撓性を有する部材で形成されたトナー搬送部材である。図54(c)で図示するように、トナー搬送アタッチメント3034は、内部でトナー搬送路が屈曲しており、本実施例では、略直交するL字形状の貫通穴3034kが設けられている。この貫通穴3034kのトナー搬送アタッチメント3034の外部への露出部分(開口)は、一方がトナー受入口3034k1であって、他方がトナー排出口3034k2である。なお、トナー搬送路の形状はL字形状に限定されるものではなく、内部での屈曲方向としては、トナーの搬送を阻害しないような形状であればどのようなものを採用してもよい。また、トナー受入口3034k1とトナー排出口3034k2の形状は円形以外の形状(例えば、多角形状など)であってもよい。
上述したトナー搬送アタッチメント3034は、トナー受入口3034k1の開口方向がX1方向を向き、トナー排出口3034k2の開口方向がZ2方向を向く姿勢で、プロセスカートリッジBへと取り付けられる。換言すると、プロセスカートリッジBにトナー搬送アタッチメント3034を取り付けた状態で、貫通穴3034kを構成する2つのトナー搬送路のうち、トナー受入口3034k1を貫通するトナー搬送路は、X1方向と略平行である。また、トナー排出口3034k2を貫通するトナー搬送路は、Z2方向と略平行である。なお、図55に図示するように、トナー搬送アタッチメント3034は、装着方向Dに向けてプロセスカートリッジBに装着可能な構成である。
また、図56で図示するように、プロセスカートリッジBのステー21に設けられたガイド面21eと受け入れ側シャッター部材206との間に形成される隙間に対して、トナー搬送アタッチメント3034は、少なくとも一部が弾性変形しながら挿入される。トナー搬送アタッチメント3034は、前述した隙間に挿入される際の圧入力、または、別途接着などにより、プロセスカートリッジB側に装着される。
装着方向Dに向けてトナー搬送アタッチメント3034をプロセスカートリッジB側に挿入する際に、受け入れ側シャッター部材206には、トナー搬送アタッチメント3034の弾性変形により生じた反発力と摩擦力が圧縮ばね217の付勢力に抗して加わる。そして、X1方向において、ガイド面21eの端とトナー受入口3034k1の位置が略一致する位置まで、トナー搬送アタッチメント3034がプロセスカートリッジB側に押し込まれ、トナー搬送アタッチメント3034の装着が完了する。
プロセスカートリッジBにトナー搬送アタッチメント3034が装着されると、トナー排出口3034k2と受け入れ側シャッター部材206の連通口206a、および、ステー21の補給口21aが連通する。この状態で、本実施例のトナーカートリッジC3側からプロセスカートリッジB側へのトナーの供給が可能になる。
次に、トナー搬送アタッチメント3034へのトナーカートリッジC3の取り付け動作について図説明する。図57は、本発明の実施例3に係るトナーカートリッジC3の外観斜視図である。また、図58は、本発明の実施例3に係るトナーカートリッジC3へのトナー搬送アタッチメント3034の装着方法を例示的に説明する図である。図58(a)は、トナー搬送アタッチメント3034が装着されたプロセスカートリッジBの、トナー受入口3034k1に面する部分側面図である。また、図58(b)は、図58(a)に示したプロセスカートリッジBにトナーカートリッジC3を装着する途中の状態を示す、S3c-S3c断面の断面図である。また、図58(c)は、図58(a)に示したプロセスカートリッジBへのトナーカートリッジC3の装着が完了した状態を示す、S3c-S3c断面の断面図である。
図57で図示するように、トナー収容部3030には、トナー搬送アタッチメント3034を介してプロセスカートリッジB側へとトナーを供給するためのトナー供給部3030eが設けられている。トナー供給部3030eは、装着方向D(すなわち、X2方向)へ突出した中空の円筒形状であって、前述したトナー収容部3030と連通している。トナー供給部3030eの装着方向D側に突出した先端部分には、トナー供給口3030dが設けられている。なお、トナー供給部3030eの形状は、内部がトナーの供給に適した中空状であって、トナー搬送アタッチメント3034のトナー受入口3034k1に嵌合するような形状であれば、円筒形状以外であってもよい。例えば、トナー供給部3030eは、断面が矩形の多角柱形状であってもよい。
なお、実施例2と同様に、トナー供給部3030eとトナー収容部3030との間は、不図示のトナーシールが配されている。当該トナーシールは、プロセスカートリッジBが装着されたプリンター本体AからトナーカートリッジC3が駆動力を受けることで引きはがされ、トナー供給口3030dとトナー収容部3030とが連通する。
図58(b)で図示するように、トナーカートリッジC3をプロセスカートリッジB側に装着する場合は、装着方向Dにおいて、トナー供給部3030eがトナー受入口3034k1へと挿入される。この際、トナー供給部3030eがトナー受入口3034k1と貫通穴3034kを押し広げながら挿入される。そして、トナーカートリッジC3のプロセスカートリッジB側への装着が完了すると、図58(c)で図示するように、トナー供給口3030dからトナー搬送アタッチメント3034を介して連通口206a(および補給口21a)へとトナーを搬送できる。この状態で、トナー供給部3030eの外壁部分が貫通穴3034kの内壁部分と圧接し、トナーカートリッジからトナー搬送アタッチメント3034との間におけるトナーの漏出を防止することができる。
以上説明した構成により、トナー搬送部材であるトナー搬送アタッチメント3034をトナーカートリッジC3と別部材とし、交換頻度の高いトナーカートリッジの構成の簡素化しつつ、(実施例1に対して)トナーカートリッジを小型化することができる。
また、本実施例のトナー搬送アタッチメント3034は、可撓性を有するため、プロセスカートリッジBの補給口やトナーカートリッジC3のトナー供給部に対して、弾性変形しながら接続することができる。そのため、本実施例に係るトナー搬送アタッチメント3034の設計公差の等級を下げてもトナー搬送に与える影響は小さく、トナー搬送アタッチメント3034の製造に係るコストを低減することができる。
なお、本実施例に係るトナー搬送アタッチメント3034のプロセスカートリッジBへの装着タイミングは、プリンター本体AにプロセスカートリッジBを装着前後のいずれでもよい。また、トナー搬送アタッチメント3034をプロセスカートリッジBへ完全に装着していない状態で、トナーカートリッジC3を装着することにより、トナー搬送アタッチメント3034のプロセスカートリッジBへの装着が完了する構成であってもよい。
なお、本実施例では、トナー搬送アタッチメント3034が可撓性を有する構成としたが、これに限定されるものではない。例えば、トナー搬送アタッチメントが接続されるプロセスカートリッジB側やトナーカートリッジC3側の部分が可撓性を備えている構成であってもよい。例えば、プロセスカートリッジB側の受け入れ側シャッター部材206や、トナーカートリッジC3のトナー供給部3030eが可撓性を備える構成であれば、これらの可撓性を備える部材が弾性変形することで、上述した構成と同様の効果を奏することができる。例えば、トナー受入口3034k1、トナー排出口3034k2の開口を囲うように可撓性を有する円筒形状などのシール部材を配置する構成が考えられる。また、トナーカートリッジC3側のトナー供給部3030eを、可撓性を有する部材で形成し、トナー受入口3034k1に挿入する構成が考えられる。なお、上述したように、トナー搬送アタッチメント3034以外の部材が可撓性を備える構成を採用する場合は、トナー受入口3034k1やトナー排出口3034k2の周囲の剛性が高い方が好ましい。
(実施例4)
前述した実施例2で説明したシャッター部材(トナー搬送部材)としては、例えば、トナー搬送管をプロセスカートリッジB側の受け入れ側シャッター部材206に挿入する構成であってもよい。本実施例では、トナー搬送部材として、L字形状のトナー搬送パイプ4034を採用する構成について図59~63を参照して説明する。なお、前述した実施例1と同一の構成については、実施例1と同一の符合・番号を付して説明する。また、トナーカートリッジ側およびトナー搬送部材に関しては、実施例1と同一の機能・役割の部材に関しては、同一の名称、および、類似の部番号、符合を付す。
図59は、本発明の実施例4に係るトナー搬送パイプ4034の構成について例示的に説明する図である。図59(a)は、トナー搬送パイプ4034の外観斜視図を示す。図59(b)は、トナー搬送パイプ4034の側面図を示す。図59(c)は、図59(b)で図示する、トナー搬送パイプ4034のS4a-S4a断面の断面図である。
図59(a)、(c)に図示するように、トナー搬送パイプ4034はX1方向と略同一方向に沿って延びる第1トナー搬送管4034bと、Z2方向と略同一方向に沿って伸びる第2トナー搬送管4034pを備える。第1トナー搬送管4034bと第2トナー搬送管4034pは、連続的に形成されており、第1トナー搬送管4034bの端部には、トナー受入口4034gが設けられ、第2トナー搬送管4034pの端部には、トナー排出口4034aが設けられている。なお、本実施例のトナー搬送パイプ4034は可撓性を備えており、トナー受入口4034gに対するトナー排出口4034aの相対的な位置を変更可能である。換言すると、本実施例に係るトナー搬送パイプ4034は、途中で屈曲させることが可能である。なお、本実施例では、トナー搬送パイプ4034は、プロセスカートリッジBと本実施例に係るトナーカートリッジC4に接続された状態を基準に説明する。
次に、トナー搬送パイプ4034のプロセスカートリッジBへの装着方法について、図60と図61を参照して説明する。図60は、本発明の実施例4に係るトナー搬送パイプ4034の動作を例示的に説明する図である。図60(a)は、トナー搬送パイプ4034が装着されていない状態のプロセスカートリッジBをX2方向に向けてみた側面図である。図60(d)は、トナー搬送パイプ4034の装着準備状態のプロセスカートリッジBをX2方向に向けてみた側面図である。図60(g)は、トナー搬送パイプ4034が装着された状態のプロセスカートリッジBをX2方向に向けてみた側面図である。すなわち、図60(a)、(d)、(g)は、トナー搬送パイプ4034をプロセスカートリッジBに装着する際の時系列を示している。図60(b)、(e)、(h)は、それぞれ、図60(a)、(d)、(g)で図示したS4b-S4b断面の断面図を示している。また、図60(c)、(f)、(i)は、それぞれ、図60(a)、(d)、(g)で図示したS4c-S4c断面の断面図を示している。また、図61は、本発明の実施例4に係るプロセスカートリッジBにトナー搬送パイプ4034が装着された状態の外観斜視図である。
図60(c)に図示するように、プロセスカートリッジBの連通口206aと補給口21cは、受け入れ側シャッター部材206が移動可能であるため、YZ平面において互いに異なる位置に設けられている。この構成により、受け入れ側シャッター部材206によって、補給口21cが遮蔽されるため、プロセスカートリッジB内部に存在するトナーが外部に漏出しないように封止されている。
本実施例では、作業者が受け入れ側シャッター部材206を不図示の圧縮ばね217(図34参照)の付勢力に抗して装着方向D(X2方向)へ移動させることで連通口206aを補給口21cと対向する位置に移動する。この状態を示すのが、図60(d)、(e)、(f)に図示する、プロセスカートリッジBへのトナー搬送パイプ4034の装着準備状態である。この装着準備状態から、さらに作業者がトナー搬送パイプ4034のトナー排出口4034aを連通口206aおよび補給口21cの内部に挿入する。この状態を示すのが、図60(g)、(h)、(i)に図示するように、プロセスカートリッジBへのトナー搬送パイプ4034の装着完了状態である。
図60(g)に図示するように、トナー搬送パイプ4034が固定部である補給口21cまで挿入された状態で、連通口206cにもトナー搬送パイプ4034が挿通された状態となるため、受け入れ側シャッター部材206の移動が制限される。この状態で、トナー搬送パイプ4034は、補給口21cに挿入されたまま、受入側シャッター部材206により挟持され、トナー搬送パイプ4034のプロセスカートリッジBへの装着状態が維持される。具体的に説明すると、図60(g)に図示する状態で、XY平面において、トナー搬送パイプ4034の側面に対して、受け入れ側シャッター部材206から、受け入れ側シャッター部材206の閉方向に作用する付勢力が作用する。
図61に図示するように、プロセスカートリッジBにトナー搬送パイプ4034が装着されると、トナー搬送パイプ4034のトナー受入口4034gが、装着方向Dとは反対方向(すなわちX1方向)に面する。
次に、本実施例に係るトナーカートリッジC4のプロセスカートリッジB側への装着方法について説明する。図62は、本発明の実施例4に係るトナーカートリッジC4の外観斜視図である。図62で図示するように、トナー収容部4030には、トナー供給口4030dが設けられており、トナー供給口4030dの円筒形状内部には円形のシール部材4070が接着等で取り付けられている。なお、トナー供給口4030dの形状は、円筒形状以外であってもよく、トナー搬送パイプ4034のトナー受入口4034gを接続可能な形状であれば、どのようなものを採用してもよい。
シール部材4070は、円形部分の中央部に十字スリットを有する可撓性の弁であって、シール部材4070により、トナー供給口4030dからトナーが漏出することを防止できる。シール部材4070の材質としては、ウレタンゴムなどが好ましく、また厚みは1~3mmが好ましい。なお、シール部材4070の構成としては、シール性が確保できれば、例えば十字スリットの代わりに可撓性を有する可動弁を採用してもよい。
図63は、本発明の実施例4に係るトナーカートリッジC4を、トナー搬送パイプ4034を介してプロセスカートリッジBに装着する場合を例示的に説明する図である。図63(a)は、トナーカートリッジC4が未装着のプロセスカートリッジBおよびトナー搬送パイプ4034をX2方向に沿ってみた場合の部分側面図である。図63(b)は、トナーカートリッジC4が装着された状態のプロセスカートリッジBに関して、図63(a)に示すS4d-S4d断面の断面図である。
図63(b)に図示するように、プロセスカートリッジBに装着されたトナー搬送パイプ4034の一端(トナー受入口4034g側)は、トナーカートリッジC4のシール部材4070の円筒形状内部へと挿入される。この際、トナー搬送パイプ4034は、シール部材4070の十字スリットを押し広げて挿し込まれることで、トナー搬送パイプ4034の外周部とシール部材4070との間が封止された状態であり、トナーの漏出が防止される。なお、トナー搬送パイプ4034のトナー受入口4034gが、トナーカートリッジC4の内部に侵入し、不図示の当接面に突き当たる。図63(b)に図示する状態で、トナーカートリッジC4からトナー搬送パイプ4034を介してトナーをプロセスカートリッジB側へと搬送することができる。
以上説明した構成により、トナー搬送部材であるトナー搬送パイプ4034をトナーカートリッジC4と別部材とし、交換頻度の高いトナーカートリッジの構成の簡素化しつつ、(実施例1に対して)トナーカートリッジを小型化することができる。また、可撓性を備えるトナー搬送パイプ4034を採用することで、トナー搬送パイプ4034によりプロセスカートリッジBとトナーカートリッジC4との間を容易に接続することが出来る。そのため、本実施例に係るプロセスカートリッジBおよびトナーカートリッジC4のトナー搬送に関する部材の設計自由度が向上する。
なお、プロセスカートリッジBにトナー搬送パイプ4034を装着した状態でトナーカートリッジC4を接続する場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、トナーカートリッジC4のシール部材4070にトナー搬送パイプ4034のトナー受入口4034gを接続した後に、トナー排出口4034aをプロセスカートリッジB側に接続する構成であってもよい。
また、トナー搬送パイプ4034が可撓性を備える構成について説明したが、トナー搬送パイプ4034の形状が、図59(a)に図示するような形に固定されている構成であってもよい。この場合、プロセスカートリッジB側の受け入れ側シャッター部材206の移動は、前述したように、作業者が手動で行う構成でもよいし、トナー排出口4034aが受け入れ側シャッター部材206に作用して半自動的に行われる構成であってもよい。
(実施例5)
本実施例では、前述した実施例1の構成に加えて、更に、トナーの漏出を効果的に防止するための構成について、図64を参照して説明する。なお、前述した実施例1と同一の構成については、実施例1と同一の符合・番号を付して説明する。また、シャッター部材(トナー搬送部材)に関しては、実施例1と同一の機能・役割の部材に関しては、同一の名称、および、類似の部番号、符合を付す。
図64は、本発明の実施例5に係るシャッター部材5034の構成を例示的に説明する図である。図64に図示するように、本実施例に係るシャッター部材5034は、トナー排出口5034aの開口部分にフィルター5070が設けられている。フィルター5070は、トナーが通過できる程度の隙間を備えている。例えば、フィルター5070は、内部に連続気泡が形成されたポリウレタンフォーム等の材質で形成されている。
したがって、本実施例に係るシャッター部材5034は、トナーカートリッジCに設けられたポンプユニット37を駆動している場合は、気圧変化に起因する空気の流れにより、プロセスカートリッジB側に適正な量のトナーを搬送できる。対して、ポンプユニット37を駆動していない場合などは、トナー排出口5034aから漏出するトナーの量を低減することができる。換言すると、ポンプユニット37を駆動している場合の方が、駆動していない場合よりも、フィルター5070を通過して排出されるトナーの量が多い。
以上説明した構成により、本実施例に係るシャッター部材5034は、例えば、プリンター本体Aの非駆動状態におけるトナーの漏出量や、トナーカートリッジが外部から衝撃を受けた際などのトナーの漏出量を低減することができる。
なお、フィルター5070は、シャッター部材5034のトナー排出口5034aが形成された端部に貼付する構成でもよいし、トナー排出口5034aの内部に封止されている構成でもよい。
(実施例6)
前述した実施例1では、シャッター部材34がL字形状であり、トナーの排出方向Eに対して、搬送部34bは、それぞれ直交する第1トナー搬送方向CV1と第2トナー搬送方向CV2に沿ってトナーを搬送可能である点について説明した。これに対して、本実施例では、トナーカートリッジC6からプロセスカートリッジBへとトナーを搬送するトナー搬送部材が、トナーの搬送方向が異なる複数の部材により形成される場合について図65~67を参照して説明する。なお、前述した実施例1と同一の構成については、実施例1と同一の符合・番号を付して説明する。また、トナーカートリッジ側およびトナー搬送部材に関しては、実施例1と同一の機能・役割の部材に関しては、同一の名称、および、類似の部番号、符合を付す。
図65は、本発明の実施例6に係るトナーカートリッジC6、第1トナー搬送部6034と第2トナー搬送部6072の部分分解斜視図である。また、図66は、本発明の実施例6に係る第1トナー搬送部6034と第2トナー搬送部6072の構成を例示的に説明する分解斜視図である。
図65、図66に図示するように、トナーカートリッジC6に設けられたトナー収容部6030には、第1トナー搬送方向CV1に沿って、内部が中空の円筒形状の第1トナー搬送部6034が接続されている。第1トナー搬送部6034は、トナー収容部6030との接続箇所とは反対側の端部に、第1トナー排出口6034aが設けられている。したがって、トナー収容部6030に収容されたトナーは、第1トナー搬送部6034を介して、第1トナー搬送方向CV1に向けて搬送され、第1トナー排出口6034aから排出される。換言すると、第1トナー排出口6034aのトナー排出方向は、第1トナー搬送方向CV1と略平行である。なお、第1トナー搬送部6034とトナー収容部6030の接続箇所の構成に関しては、前述した実施例1のトナーカートリッジCと略同一である。
図65、図66に図示するように、トナー収容部6030には、第1トナー搬送部6034と同軸に、第2トナー搬送部6072が取り付けられている。第2トナー搬送部6072は、シャッター部材6070、ねじりコイルバネ6213、シャッター支持部材6071により構成されたユニットである。
シャッター部材6070は、トナー収容部6030への取り付け側であるX1方向の端部に、ねじ部6070kが設けられている。なお、シャッター部材6070は、プロセスカートリッジBに設けられた受け入れ側シャッター部材206と連動する側であるX2方向の端部の形状が、前述した実施例1のシャッター部材34と略同一の形状である。
シャッター部材6070には、ねじ部6070k側(X1方向)が、円筒状に巻かれたねじりコイルバネ6213の内部に挿入される。この状態で、シャッター部材6070のねじ部6070kが、円筒状のシャッター支持部材6071に設けられたねじ溝部6071kと螺合する。
なお、本実施例では、ねじ部6070kとねじ溝部6071kとを螺合するだけだが、ねじ部6070kとねじ溝部6071kの螺合が完了した状態で、両者を、接着剤等を用いて接着する構成であってもよい。なお、本実施例では、ねじ部6070kがおねじ形状であって、ねじ溝部6071kが、円筒部分の内側に形成されたねじ形状であるが、ねじの形状が逆であってもよい。
第2トナー搬送部6072を構成する各部材は、ねじりコイルバネ6213を介して、シャッター部材6070とシャッター支持部材6071の螺合が完了した状態で、各部材の中心軸が略一致する。そして、第2トナー搬送部6072がトナー収容部6030に取り付け完了した状態で、当該中心軸がX1方向およびX2方向と略平行となり、シャッター部材6071の回転軸線R3と一致する。この状態で、第2トナー搬送部6072は、シャッター部材6070とねじりコイルバネ6213が回動軸線R3を中心に回動可能である。
また、この状態で、ねじりコイルバネ6123の一方の端がシャッター部材6070のアーム部6070hに係合し、他方の端がトナー収容部6030の収容枠体6031に設けられた突起部6031eと係合している。
シャッター部材6070には、ねじりコイルバネ6213のバネ力によって、矢印Hで示す回転方向とは反対方向の付勢力が発生する。そして、第2トナー搬送部6072は、前述した実施例1と同様、トナーカートリッジC6がプリンター本体Aに装着される際に、プロセスカートリッジBの受け入れシャッター部材206と連動しながら、矢印H方向に回動する。
次に、図67を参照して、プロセスカートリッジBにトナーカートリッジC6が装着された状態で形成されるトナーの搬送経路について説明する。図67は、本発明の実施例6に係るトナーカートリッジC6から第1トナー搬送部6034および第2トナー搬送部6072を介したプロセスカートリッジB側へのトナーの搬送経路について例示的に説明する図である。なお、図67は、トナー収容部6030、第1トナー搬送部6034、第2トナー搬送部6072に関して、回転軸線R3を通るXZ平面の断面図である。
図67で図示するように、トナーカートリッジC6に収容されたトナーは、第1トナー搬送部6034を通過して第1トナー排出口6034aから、第1トナー搬送方向CV1に向けて搬送される。そして、第1トナー排出口6034aから排出されたトナーは、第2トナー搬送部6072の内部を通過して、第2トナー排出口6070aより、第1トナー搬送方向CV1と直交する排出方向E(および、第2トナー搬送方向CV2)に向けて排出される。なお、シャッター部材6070の内部は、L字形状に屈曲している。トナーカートリッジC6がプロセスカートリッジBに装着された状態では、第2トナー排出口6070aが受け入れ側シャッター部材206の連通口206aを介して補給口21cと連通している。したがって、この状態で、第2トナー排出口6070aから排出されたトナーは、実施例1と同様に、現像ユニット15側へと補給される。
ここで、第1トナー搬送部6034は、回転軸線R3に沿って、第2トナー搬送部6072(より具体的には、シャッター部材6070)の内部に挿入される形で取り付けられている。第1トナー排出口6034aの断面積は、シャッター部材6070の円筒形状部の内側のトナーの搬送路の断面積、および、第2トナー排出口6070aの断面積よりも小さい。換言すると、トナーカートリッジC6から第2トナー搬送部6072に係るトナーの搬送経路(排出流路)において、第1トナー排出口6034aの断面積が最も小さい。すなわち、本実施例のトナーカートリッジC6では、トナーの搬送経路において、第1トナー排出口6034aを通過する際が、他の部分を通過する際よりも、搬送可能(排出可能)なトナーの量が少なくなるように構成されている。
特に、第1トナー排出口6034aからトナーを排出するのに、ポンプユニット37の駆動した際に生じる空気の流動に起因するトナーの排出力を要する構成とするのが好ましい。この構成により、例えば、トナーカートリッジC6を運搬する際に発生する振動などにより、トナーが漏出することを抑制することができる。
また、トナーの搬送経路において、第2トナー搬送部よりも上流側の第1トナー搬送部6034の断面積を小さくすることで、トナーの搬送量を安定化させることができる。
なお、トナーの物性や大きさ、また、トナーカートリッジなどの材質に応じて、トナーの搬送路に関してトナーを搬送するために最適な断面積は異なる。したがって、必要に応じて、第1トナー搬送部6034(特に、第1トナー排出口6034a)の断面積を適宜調整する構成であってもよい。
以上説明した構成により、本実施例に係るトナーカートリッジC6(より具体的には、トナー搬送部材)は、実施例1で説明したトナーカートリッジCに対して、プロセスカートリッジB側へのより効果的なトナーの搬送が可能となる。また、本実施例では、トナーカートリッジC6から、プロセスカートリッジB側の受け入れ側シャッター部材206と連動して動作するシャッター部材までの間のトナーの搬送路の一部を、シャッター部材とは別部材で構成している。この構成により、本実施例に係るトナーカートリッジC6は、前述した実施例1のトナーカートリッジCに対して、整備や修理の容易性を向上させることができる。
(実施例7)
前述した実施例1では、シャッター部材34がL字形状に屈曲しており、第1トナー搬送方向CV1と第2トナー搬送方向CV2が略直交する場合について説明した。そして、このうち、第1トナー搬送方向CV1が、ポンプ・スクリュー駆動入力部39の軸線Gと略直交する構成について説明した。これに対して、本実施例では、シャッター部材(トナー搬送手段)の屈曲形状が実施例1とは異なる場合について、図68~71を参照して説明する。なお、前述した実施例1と同一の構成については、実施例1と同一の符合・番号を付して説明する。また、トナーカートリッジ側およびトナー搬送部材に関しては、実施例1と同一の機能・役割の部材に関しては、同一の名称、および、類似の部番号、符合を付す。
図68は、本発明の実施例7に係る第1のシャッター部材(第1のトナー搬送部材)7034について例示的に説明する図である。図68(a)、(b)は、第1のシャッター部材7034をそれぞれ別々の角度から見た側面図であって、図68(a)が、トナー受入口7034gに面する場合を示し、図68(b)が、トナー排出口7034aに面する場合を示している。図68(c)は、トナー搬送部7034bの中心を通る、図68(b)に示すS7a-S7a断面図である。
図68(c)に図示するように、本実施例に係る第1のシャッター部材7034は、実施例1のシャッター部材34に対して、トナー搬送部7034bの一部が回転軸線R3に対し傾斜している点が異なる。なお、実施例1で説明したように、第1のシャッター部材7034の回転軸線R3は、ポンプ・スクリュー駆動入力部39の軸線G(図17を参照)と略直交しているため、トナー搬送部7034bの一部が軸線Gに対して傾斜している。トナー搬送部7034bのうち、X1方向の端を含む領域を平行領域7034b1とし、他方の端を含む領域を傾斜領域7034b2とする。
図68(c)に図示するように、トナー搬送部7034bの平行領域7034b1は、第1の搬送方向CV1に沿ってトナーを搬送できる。これに対して、傾斜領域7034b2は、第2の搬送方向CV2の成分を含む第3の搬送方向CV3に沿ってトナーを搬送できる。そして、第3の搬送方向CV3に沿って搬送されたトナーは、トナー排出口7034aから搬送方向Eに向けて排出される。なお、第3の搬送方向CV3は、回転軸線R3と、軸線Gの双方に対して任意の所定の角度だけ傾斜している。
次に、第1のシャッター部材7034をプロセスカートリッジBに装着した状態について、図69を参照して説明する。図69は、本発明の実施例7に係る第1のシャッター部材7034をプロセスカートリッジBに装着した状態を例示的に説明する図である。図69(a)は、第1のシャッター部材7034を装着する前のプロセスカートリッジBをX2方向に向けてみた場合の部分側面図である。図69(b)は、第1のシャッター部材7034を装着した状態のプロセスカートリッジBの、図69(a)に示すS7b-S7b断面図である。
第1のシャッター部材7034とプロセスカートリッジBとの接続方法については、前述した実施例1のシャッター部材34とプロセスカートリッジBとの接続方法と同一なので説明は省略する。図69(b)に図示する状態で、本実施例のトナーカートリッジC7から排出されるトナーは、第1のシャッター部材7034のトナー搬送部7034bを通過して、プロセスカートリッジBの補給口21cへと供給される。すなわち、本実施例に係る第1のシャッター部材7034であっても、前述した実施例1と同様に、トナーカートリッジC7からプロセスカートリッジB側まで、トナーを搬送することが可能である。
また、本実施例に係る第1のシャッター部材7034は、トナー搬送部7034bの傾斜領域7034b2において、第2の搬送方向CV2に対して鈍角の第3の搬送方向CV3に沿ってトナーを搬送する。したがって、実施例1に係るL字形状に屈曲したシャッター部材34を介してトナーを搬送する場合よりも、圧力損失や搬送路を通る空気などの局所的な圧力低下を低減して、安定的なトナーの排出が可能である。
次に、前述した第1のシャッター部材7034とは形状が異なる第2のシャッター部材7070を用いてトナーを搬送する場合について、図70を参照して説明する。図70は、本発明の実施例7に係る第2のシャッター部材(第2のトナー搬送部材)7070について例示的に説明する図である。図70(a)、(b)は、第2のシャッター部材7034をそれぞれ別々の角度から見た側面図であって、図70(a)が、トナー受入口7070gに面する場合を示し、図70(b)が、トナー排出口7070aに面する場合を示している。図70(c)は、トナー搬送部7070bの中心を通る、図70(b)に示すS7c-S7c断面図である。
図70(c)に図示するように、本実施例に係る第2のシャッター部材7070は、実施例1のシャッター部材34に対して、トナー搬送部7070bの一部がS字形状に屈曲している点が異なる。さらに、第2のシャッター部材7070は、実施例1のシャッター部材34や第1のシャッター部材7034に対して、トナー搬送部7070bの途中の屈曲点の数が異なる。また、第2のシャッター部材7070は、一部の領域では、排出方向Eや第2の搬送方向CV2に対する逆方向や、第1の搬送方向CV1に対する逆方向にトナーを搬送することができる。
この第2のシャッター部材7070を採用した場合も、実施例1のシャッター部材34でトナーを搬送する場合と同様の効果を得ることができる。さらに、本実施例のトナー搬送部7070は、前述したように、トナー搬送部7070bの一部の領域で、第1の搬送方向CV1や第2の搬送方向CV2とは逆方向を向く方向成分を含んでいる。そのため、本実施に係るトナーカートリッジC7は、トナーカートリッジC7を輸送する際に発生する振動などによる、シャッター部材7070からの漏出するトナーの量を抑制することが出来る。なお、第2のシャッター部材7070が、変曲点(節)が2か所である略S字形状を備えたトナー搬送部7070bを備える構成について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、トナー搬送部における変曲点が3か所以上であってもよい。
さらに、変曲点の位置が、前述した第2のシャッター部材7070とは異なる場合について、図71を参照して説明する。図71は、本発明の実施例7に係る第3のシャッター部材(第3のトナー搬送部)7071について例示的に説明した図である。図71(a)は、第3のシャッター部材7071の側面図である。図71(c)は、トナー搬送部7071bの中心を通る、図71(a)に示すS7d-Sd断面図である。
図71(b)に図示するように、第3のシャッター部材7071は、トナー搬送部7071bのうち、第2の搬送方向CV2の方向成分を含む搬送路に変曲部7071kが位置する。前述した第2のシャッター部材7070とは、トナー搬送部における屈曲した位置(編曲部)が異なるが、本実施例に係る第3のシャッター部材7071を採用した場合も同様の効果を得ることができる。
以上説明した構成により、シャッター部材(トナー搬送部材)の形状が前述した実施例1とは異なる場合であっても、実施例1と同様に、トナーカートリッジ側からプロセスカートリッジB側へとトナーと搬送することが出来る。また、本実施例に係る第2のシャッター部材7070、第3のシャッター部材7071は、トナー搬送部におけるトナーの搬送方向が互いに反対方向となる経路を含んでいるため、実施例1のシャッター部材34に対して、トナーの漏出を低減することができる。
(実施例8)
前述した実施例1のシャッター部材(トナー搬送部材)34は、トナー排出口34aの開口面積と搬送部と34bの断面積が略同一である場合について説明した。これに対して、本実施例では、トナー搬送部の断面積とトナー排出口の面積が異なる場合につい図72~74を参照して説明する。なお、前述した実施例1と同一の構成については、実施例1と同一の符合・番号を付して説明する。また、トナーカートリッジ側およびトナー搬送部材に関しては、実施例1と同一の機能・役割の部材に関しては、同一の名称、および、類似の部番号、符合を付す。
図72は、本発明の実施例8に係る第1のシャッター部材(第1のトナー搬送部材)8034をトナー排出口8034aに面する側から見た側面図である。図73は、本発明の実施例7に係る第1のシャッター部材8034の図72で示したS8a-S8a断面図である。図72、図73で図示するように、第1のシャッター部材8034のトナー排出口8034aの一部には、壁部8034kが設けられている。したがって、トナー搬送部8034bからトナー排出口8034aまでのトナー(を含む空気)の流動が壁部8034kにより妨げられることで、トナーの一部は、トナー排出口6034aからのトナーの排出方向Eに対して逆流する。なお、プロセスカートリッジB側に供給すべきトナーの量に合わせて、壁部8034kの大きさ(換言すると、トナー排出口8034aの面積)を調整する構成が好ましい。
以上説明した構成により、本実施例に係る第1のシャッター部材8034は、プロセスカートリッジB側に必要な量のトナーを供給しつつ、トナーの消費量、および、トナーの漏出量を低減することが出来る。
なお、前述した第1のシャッター部材8034に設けられた壁部8034kとは異なる形状の壁部を採用するシャッター部材であっても、前述した第1のシャッター部材8034と同様の効果を得ることができる。この点について、図74を参照して説明する。図74は、本発明の実施例8に係る第2のシャッター部材(第2のトナー搬送部材)8070のトナー搬送部8070bおよびトナー排出口8070aの中心を通る断面図である。
前述した第1のシャッター部材8034では、壁部8034kが、トナー搬送部8034bの第1の搬送方向CV1、シャッター部材8034の回転軸線R3に対して略平行に設けられている場合について説明した。これに対して、図74で図示するように、第2のシャッター部材8070には、トナー搬送部8070bの第1の搬送方向CV1、シャッター部材8070の回転軸線R3に対して所定の角度だけ傾斜した壁部8070kが設けられている。以上説明した第2のシャッター部材8070の構成であっても、前述した第1のシャッター部材8034と同様の効果を得ることが出来る。
なお、本実施例では、シャッター部材と壁部とが一体的に形成される場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、シャッター部材に対して、当該シャッター部材とは別体の壁部を取り付け可能な構成であってもよい。
また、本実施例では、シャッター部材の外装において、トナー排出口と壁部が同一面上に形成される場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、トナー排出口に対して、シャッター部材の内部(すなわち、トナー搬送部の途中)に壁部を備える構成であってもよい。
また、本実施例では、壁部によりトナー排出口の形状が半円形となる場合について説明したが、トナー排出口の形状はこれに限定されるものではなく、どのような形状であってもよい。
また、本実施例では、壁部を設けることで、トナー排出口の近傍において、トナーの排出量を制限する構成を採用したが、トナー搬送部からトナー排出口までの経路の断面積が段階的に変化する構成であってもよい。例えば、シャッター部材から壁部を除外して、トナー排出口と連続的に形成されているトナー搬送部の搬送経路の断面積が、トナー排出口に近づくほど小さくなるようなテーパー形状を採用する構成であってもよい。この構成であっても、トナー排出口から排出されるトナーの量を制限することができる。
(実施例9)
前述の実施例1では、トナー収容部30にシャッター部材34が設けられている場合について説明した。これに対して、本実施例では、トナー収容部とは別の筐体(ユニット)にシャッター部材(トナー搬送部材)を設ける(あるいは支持する)場合について図75~85を参照して説明する。なお、前述した実施例1と同一の構成については、実施例1と同一の符合・番号を付して説明する。また、トナーカートリッジ側およびトナー搬送部材に関しては、実施例1と同一の機能・役割の部材に関しては、同一の名称、および、類似の部番号、符合を付す。なお、後述するシャッター部材9034自体の構成は、前述したシャッター部材34と同一であるが、説明のために異なる番号を付して説明する。
図75は、本発明の実施例9に係る第1トナー収容ユニット9030および第1廃トナー収容ユニット9070の外観斜視図である。図75(a)、(b)は、第1トナー収容ユニット9030と、第1廃トナー収容ユニット9070を結合する前の状態を、それぞれ別々の方向からみた斜視図である。
図75(a)に図示するように、本実施例のシャッター部材9034は、第1廃トナー収容ユニット9070に支持されている。具体的に、シャッター部材9034は、第1廃トナー収容ユニット9070は、Z2方向に廃トナー収容部9040が設けられている。そして、廃トナー収容部9040からZ1方向に向けて延出形成された延出部9070bの端部付近にシャッター部材9034が配されている。
なお、XY平面において、第1トナー収容ユニット9030と第1廃トナー収容ユニット9070とが接続された状態では、シャッター部材9034は、第1トナー収容ユニット9030に対して、装着方向D(X2方向)側にずれた位置に配される。これに対して、第1廃トナー収容ユニット9070の廃トナー収容部9040などは、第1トナー収容ユニット9030と重畳する位置に配される。
図76は、本発明の実施例9に係るシャッター部材9034近傍の各部材を含む分解斜視図である。図77は、本発明の実施例9に係る第1廃トナー収容ユニット9070を第1トナー収容ユニット9030側から見た拡大斜視図である。図76に図示するように、第1廃トナー収容ユニット9070には、前述した実施例1のトナーカートリッジCと同様、シャッター部材9034、コイルバネ213、および、シャッター支持部材209が回転軸線R3に対して、同軸上に設けられている。また、シャッター部材9034は、シャッター支持部材209、およびシャッター保護部材9210の第1シャッター支持部9210bにより、回動可能に支持されている。
図77に図示するように、第1廃トナー収容ユニット9070には、Y2方向に向けて開放された開口であるトナー受入口9070aが設けられている。また、トナー受入口9070aを囲うように、シール部材9080がY2方向に突出して(厚みを持って)配されている。なお、シール部材9080は、可撓性を有するスポンジ等で形成されている。
また、シャッター保護部材9210には、装着方向D(すなわちX2方向)に貫通穴9210e、および、角穴9210fが設けられている。なお、Z1方向およびZ2方向に対して、貫通穴9210eと角穴9210fが、間にトナー受入口9070aを挟んで設けられている。
次に、本実施例に係る第1トナー収容ユニット9030の構成について説明する。図78は、本発明の実施例9に係る第1トナー収容ユニット9030のトナー供給口9030aの近傍の拡大斜視図である。図78に図示するように、第1トナー収容ユニット9030には、Y1方向に向けて開放された開口であるトナー供給口9030aが設けられている。また、トナー供給口9030aに対して、Z2方向に第1円柱部9030b、Z1方向に第2円柱部9030cが配されている。すなわち、Z1方向およびZ2方向と平行な方向(第1トナー収容ユニット9030の長手方向)において、各円柱部は、トナー供給口9030aを挟んでそれぞれ反対側に設けられている。第1円柱部9030bと第2円柱部9030cは、いずれも装着方向D(すなわちX2方向)に向けて突出している。
なお、トナー供給口9030aの容器内側には、不図示のトナーシールが設置されている。第1トナー収容ユニット9030がプリンター本体Aからの駆動力を受けて、当該トナーシールが引きはがされることで、第1トナー収容ユニット9030に収容されたトナーを、トナー供給口9030aより排出可能となる。
次に第1トナー収容ユニット9030と第1廃トナー収容ユニット9070との接続方法について説明する。図79は、本発明の実施例9に係る第1トナー収容ユニット9030に第1廃トナー収容ユニット9070を接続する前の拡大斜視図である。また、図80は、本発明の実施例9に係る第1トナー収容ユニット9030に第1廃トナー収容ユニット9070を接続した状態における、シャッター部材9034の回転軸線R3を通るXY平面の断面図である。
図79に図示するように、本実施例では、第1廃トナー収容ユニット9070が先にプリンター本体Aに装着される。そして、その後、第1トナー収容ユニット9030が、第1廃トナー収容ユニット9070が装着された状態のプリンター本体Aに対して、装着方向D(X2方向)に向けて装着される。この際、第1トナー収容ユニット9030の第1円柱部9030b、第2円柱部9030cが、シャッター保護部材9210に設けられた貫通穴9210eと角穴9210fに挿入されることで、第1トナー収容ユニット9030の位置決めがなされる。
この位置決めの際に、第1トナー収容ユニット9030のトナー供給口9030aと、第1廃トナー収容ユニット9070のトナー受入口9070aとが互いに対向する(図80参照)。そして、トナー受入口9070aを囲うシール部材9080が、Y1方向およびY2方向と平行な方向に圧縮され、トナー供給口9030aとトナー受入口9070aとの間が封止され、外部へのトナーの漏出が防止される。
ここで、第1トナー収容ユニット9030および第1廃トナー収容ユニット9070における駆動力の伝達方法について説明する。図81は、本発明の実施例9に係る、第1トナー収容ユニット9030から第1廃トナー収容ユニット9070への駆動力の伝達方法について例示的に説明する図である。図81(a)は、第1トナー収容ユニット9030に第1廃トナー収容ユニット9070を接続した状態をX2方向から見た図である。図81(b)は、第1トナー収容ユニット9030に第1廃トナー収容ユニット9070を接続する途中における図81(a)に示すS9a-S9a断面図である。図81(c)は、第1トナー収容ユニット9030に第1廃トナー収容ユニット9070を接続した状態の図81(a)に示すS9a-S9a断面図である。
第1トナー収容ユニット9030におけるトナーの供給に係る駆動力は、実施例1と同様にプリンター本体Aから伝達される。また、第1廃トナー収容ユニット9070において、プロセスカートリッジB側へのトナーの搬送に係る駆動力は、実施例1と同様に第1トナー収容ユニット9030を介して第1廃トナー収容ユニット9070へ伝達される。
図81(b)に図示するように、第1廃トナー収容ユニット9070のZ1方向(紙面手前側)の端部には、歯車形状の駆動入力部材9071が、Z軸方向の軸線上で回転可能に支持されている。また、第1トナー収容ユニット9030のZ2方向(紙面奥側)の端部には、歯車形状のトナー収容部非駆動側ギア48が、Z軸方向の軸線上で回転可能に支持されている。なお、トナー収容部非駆動側ギア48には、前述した実施例1と同様に、プリンター本体Aの駆動力がトナー収容部撹拌搬送ユニット36を介して伝達される構成である。
図81(c)に図示するように、第1トナー収容ユニット9030に第1廃トナー収容ユニット9070を接続すると、トナー収容部非駆動側ギア48と駆動入力部材9071とが係合する。この状態で、第1トナー収容ユニット9030がプリンター本体A側から受けた駆動力を、第1廃トナー収容ユニット9070へと伝達可能となる。第1廃トナー収容ユニット9070は、第1トナー収容ユニット9030から受けた駆動力を、第1廃トナー収容ユニット9070内のトナー搬送機構へと伝達する。換言すると、第1廃トナー収容ユニット9070のトナー搬送に必要な駆動力は、第1トナー収容ユニット9030を介して、プリンター本体Aから伝達されている。
以上説明した構成により、本実施例の第1トナー収容ユニット9030は、前述した実施例1のトナーカートリッジCに対して、廃トナー収容部40やシャッター部材34などを除く部材で構成される。したがって、前述した実施例1のトナーカートリッジCに対して、本実施例に係る第1トナー収容ユニット9030は、交換頻度が高いトナー収容ユニットの製造コストの低減および、トナー収容ユニットを小型化することができる。
ここで、廃トナー収容ユニットがプリンター本体Aからの駆動力を受けてトナー収容ユニット側に伝達する構成を採用することも可能である。この構成について、図82、および、図83を参照して説明する。図82は、本発明の実施例9に係る第2トナー収容ユニット9072および第2廃トナー収容ユニット9073を各装置の前面から見た外観斜視図である。図83は、本発明の実施例9に係る第2トナー収容ユニット9072および第2廃トナー収容ユニット9073をZ1方向から見た外観斜視図である。なお、第2トナー収容ユニット9072および第2廃トナー収容ユニット9073に関して、前述した第1トナー収容ユニット9030および第1廃トナー収容ユニット9070と略同一の構成については、説明を省略する。以降は、主に、第2廃トナー収容ユニット9073に設けられた駆動入力部材9039について説明する。
図82、83に図示するように、第2廃トナー収容ユニット9073には、駆動入力部材9039が設けられている。駆動入力部材9039は、廃トナー収容部9040側からZ1方向に延びる円筒形状であり、Z1方向の端部には、プリンター本体Aからの駆動力を受ける駆動入力部9039a、Z2方向の端部には歯車形状の駆動伝達部9039bが、同軸に設けられている。また、駆動入力部材9039は、回転中心軸線を中心に回転可能に、第2廃トナー収容ユニット9073に支持されている。駆動入力部材9039がプリンター本体Aから駆動力を受けることで、第2廃トナー収容ユニット9073内の廃トナー搬送機構に駆動が伝達できる。図82に図示するように、第2トナー収容ユニット9072は、第2廃トナー収容ユニット9073に対し装着方向D(X2方向)に向けて接続可能である。なお、駆動力入力部9039は、第2トナー収容ユニット9072の接続に際して、第2トナー収容ユニット9072と干渉しない位置に配されている。その他の構成については、前述した第1廃トナー収容ユニット9070と同一なので説明は省略する。
ここで、第2トナー収容ユニット9072および第2廃トナー収容ユニット9073における駆動力の伝達方法について説明する。図84は、本発明の実施例9に係る、第2トナー収容ユニット9072から第2廃トナー収容ユニット9073への駆動力の伝達方法について例示的に説明する図である。図84(a)は、第2トナー収容ユニット9072に第2廃トナー収容ユニット9073を接続した状態をX2方向から見た図である。図84(b)は、第2トナー収容ユニット9072に第2廃トナー収容ユニット9073を接続する途中における図84(a)に示すS9b-S9b断面図である。図84(c)は、第2トナー収容ユニット9072に第2廃トナー収容ユニット9073を接続した状態の図84(a)に示すS9b-S9b断面図である。
図84(c)に図示するように、第2トナー収容ユニット9072に第2廃トナー収容ユニット9073を接続すると、第2トナー収容ユニット9072のトナー収容部非駆動側ギア48と第2廃トナー収容ユニット9073の駆動入力部材9039とが係合する。この状態で、第2廃トナー収容ユニット9073がプリンター本体A側から受けた駆動力が、トナー収容部撹拌搬送ユニット36、および、不図示の駆動伝達部を介して、第2トナー収容ユニット9072へと伝達可能となる。すなわち、第2トナー収容ユニット9072は、トナーの供給に必要な駆動力を、第2廃トナー収容ユニット9073を介してプリンター本体Aから受けとる。以上説明した構成についても、前述した第1トナー収容ユニット9030および第1廃トナー収容ユニット9070を採用した場合と同様の効果を得ることができる。
また、前述した実施例1と同様にトナー収容ユニットがシャッター部材を備え、プリンター本体Aからの駆動力を廃トナー収容ユニットが受けてトナー収容ユニット側へ伝達する構成を採用することも可能である。この構成について、図85を参照して説明する。図85は、本発明の実施例9に係る第3トナー収容ユニット9076および第3廃トナーユニット9077の外観斜視図である。
図85に図示するように、第3トナー収容ユニット9076がシャッター部材9034を備えており、第3廃トナー収容ユニット9077には、前述した第2廃トナー収容ユニット9073と同様に、駆動入力部材9039が設けられている。シャッター部材9034がトナー収容ユニット9076に設けられている点以外は、前述した第2トナー収容ユニット9072および第2廃トナー収容ユニット9073と同様の構成、および、動作を行うため説明は省略する。以上説明した構成についても、前述した実施例1のトナーカートリッジCに対して、トナー収容ユニットの製造コストの低減および、トナー収容ユニットを小型化することができる。
なお、本実施例に係る上述した3つの例に加えて、実施例1のトナー収容部30から、廃トナー収容部40を分離する構成を採用してもよいが、各部の構成や動作は前述した例と略同一となるため、詳細な説明は省略する。
また、本実施例に係る前述した例では、プリンター本体Aに対して、トナー収容ユニット、または、廃トナー収容ユニットのいずれか一方を先に装着してから、他方を接続する構成について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、トナー収容ユニットと廃トナー収容ユニットを接続した状態でプリンター本体Aに装着する手順でも構わない。
また、本実施例に係る前述した例では、トナー収容ユニットと廃トナー収容ユニットとの接続方向が、X軸と平行な方向である場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、トナー収容ユニットと廃トナー収容ユニットの支持構成を変更することで、X軸とは異なる軸(例えばZ軸)に平行な方向において、両ユニットの接続が可能な構成であってもよい。
(実施例10)
前述の実施例1では、トナー収容部30を備えるトナーカートリッジCがトナー搬送部材であるシャッター部材34を備える構成について説明した。これに対して、本実施例では、トナー搬送部材を備えるユニットからトナー収容部を分け、トナー収容部をパウチなどの別体として交換可能な構成について図86を参照して説明する。なお、前述した実施例1と同一の構成については、実施例1と同一の符合・番号を付して説明する。また、トナーカートリッジに関しては、実施例1と同一の機能・役割の部材に関しては、同一の名称、および、類似の部番号、符合を付す。
図86は、本発明の実施例10に係るトナーカートリッジC10の外観斜視図である。図86(a)は、トナーカートリッジC10にトナー収容ユニット10070を取り付ける前のトナーカートリッジC10の外観斜視図である。図86(b)は、トナーカートリッジC10にトナー収容ユニット10070が取り付けられた状態のトナーカートリッジC10の外観斜視図である。
本実施例に係るトナーカートリッジC10は、カートリッジ上部に設けられた取付部10030および、取付部10030からトナーを受ける構成以外は、前述した実施例1のトナーカートリッジCと同一であるため、説明は省略する。図86(a)に図示するように、トナーカートリッジC10は、カートリッジ上部(Y2方向)に取付部10030が設けられている。取付部10030は、トナー収容ユニット10070を取り付け可能な取付枠10030dを備えている。
なお、本実施例では、XZ平面の形状が四角形であるパウチタイプのトナー収容ユニット10070の形状に合わせて、取付枠10030dの形状もXZ平面において四角形であるが、取付枠10030dの形状はこれに限定されるものではない。取付枠10030dの形状は、トナー収容ユニット10070の形状に合わせて適宜変更できる。また、取付枠10030d自体を設けない構成であってもよい。その場合は、トナー収容ユニット10070をトナーカートリッジC10に装着完了した状態で、トナー収容ユニット10070の移動や落下を防止するための取り付け部材やシールなどを用いて、トナー収容ユニット10070を固定するのが好ましい。
取付枠10030dの略中央には、トナーカートリッジC10の内部に繋がった開口部であるトナー受入口10030eが設けられている。トナー受入口10030eから受け入れたトナーは、前述した実施例1と同様に、トナーカートリッジC10の内部に設けられた供給室(不図示)を介して、シャッター部材(トナー搬送部材)34側へと移動可能となる。
トナー収容ユニット10070は、内部にトナーが収容されており、図86(b)に図示するように、トナーカートリッジC10に取り付けた際に、上面側(Y2方向)の一部が取付枠10030dから露出した状態となる。トナー収容ユニット10070を交換する場合は、この露出した部分を操作者が把持してトナーカートリッジC10に対する取り付け動作、および、取り外し動作が可能である。
トナー収容ユニット10070の下部(Y1方向)には、取付部10030に設けられたトナー受入口10030eの位置に合わせて、円筒形状のトナー供給部10070dが、Y1方向に突出するように設けられている。そして、トナー供給部10070dの先端には、トナーカートリッジC10側にトナーを供給するための開口であるトナー供給口10070aが設けられている。トナーカートリッジC10へのトナー収容ユニット10070の取り付けが完了した状態で、トナー受入口10030eに円筒形状のトナー供給部10070bが挿入する。この状態で、トナー収容ユニット10070からトナーカートリッジC10へのトナーの供給が可能となる。
以上説明した構成により、本実施例に係るトナーカートリッジC10は、トナー収容ユニット10070を着脱可能であるため、トナーの消費に応じてトナーカートリッジ自体を交換する必要がなく、トナーカートリッジも小型化できる。特に、プロセスカートリッジB側と連動するシャッター部材34を備えたトナーカートリッジC10をトナーの消費に応じて交換する必要がない。したがって、トナーカートリッジC10の着脱に応じたシャッター部材34やプロセスカートリッジBの受け入れ側シャッター部材206の疲労を低減することができる。
なお、本実施例で使用したトナー収容ユニットはパウチタイプであって、材質はポリプロピレン、厚み0.18mm程度のシート状の部材を貼り合わせることで可撓性を有する箱形状を構成している。トナー供給部10070bは、剛性を有する既存のプラスチック(ABS樹脂など)で形成されている。なお、トナー収容ユニット10070をプラスチック等の枠体で形成する構成であってもよい。
また、本実施例に係るトナーカートリッジC10を利用する際に、ユーザーは、トナー収容ユニット10070を装着した状態でプリンター本体Aに装着して使用してもよい。また、トナー収容ユニット10070の内部のトナーをトナーカートリッジC10に供給した後に、トナー収容ユニット10070を取り外してからプリンター本体AにトナーカートリッジC10を装着する構成であってもよい。
(実施例11)
前述の実施例1では、トナーカートリッジCに設けられたポンプ・スクリュー駆動入力部39を用いて、プリンター本体Aから受けた駆動力に基づいてトナーを搬送する構成について説明した。これに対して、本実施例では、トナーカートリッジC以外の部材にプリンター本体Aから駆動力を受ける部材を備え、当該部材を介してトナーカートリッジ側にトナーを搬送するための駆動力を伝達する構成について図87~91を参照して説明する。なお、前述した実施例1と同一の構成については、実施例1と同一の符合・番号を付して説明する。また、トナーカートリッジ、および、プロセスカートリッジ、プリンター本体に関しては、実施例1と同一の機能・役割の部材に関しては、同一の名称、および、類似の部番号、符合を付す。
図87は、本発明の実施例11に係るプロセスカートリッジB11の外観斜視図である。図87に図示するように、プロセスカートリッジB11は、クリーニングユニット11010を備えている。そして、プロセスカートリッジB11には、Z軸と平行な方向において、現像カップリング155が設けられた側(駆動側と称す)に、クリーニングユニット1101からX1方向に向けて延伸した延伸部11021が設けられている。延伸部11021の先端(X1方向)には、駆動力受け部材11070が設けられている。駆動力受け部材11070とプリンター本体Aに設けられた第1の本体側カップリング110との係合方法の詳細については後述する。
次に、駆動力受け部材11070の支持機構について、図88、89を参照して説明する。図88は、本発明の実施例11に係る駆動力受け部材11070の分解斜視図である。図88(a)は、駆動力受け部材11070のZ1方向の詳細を示す分解斜視図であって、図88(b)は、駆動力受け部材11070のZ2方向の詳細を示す分解斜視図である。また、図89は、本発明の実施例11に係る駆動力受け部材11070の回転軸線の中心を通るYZ平面の断面図である。
図88、89で図示するように、プロセスカートリッジB11の延伸部11021には、Z1方向に向けて窪んだ第1円形凹部11021aが設けられている。駆動力受け部材11070は内部が中空の円筒形状をしており、プリンター本体A側(Z1方向)に向けて突出した駆動力受け部11070bが突出して設置されている。駆動受け部11070bの根元部にはフランジ部11070cが設置されている。フランジ部11070cのZ軸方向の厚み部分は外周面11070aが形成されている。フランジ部11070cのZ2方向側には、フランジ部11070cより小径の円柱部11070dがフランジ部11070cと同軸かつフランジ部11070cからZ2方向に突出して設けられている。円柱部11070dのZ2方向の端部には、円筒部の内周面側に向けて複数の窪みが形成された駆動伝達部11070eが設けられている。
蓋部11071は平板形状をしており、Z軸と平行な方向を貫通する貫通穴11071aが設けられている。また、蓋部11071には、貫通穴11071aと同軸でZ2方向に窪んだ第2円形凹部11071bが設けられている。
次に、駆動力受け部材11070の組み立て方法について説明する。駆動力受け部材11070は、延伸部11021に対し、Z2方向に取り付けられ、フランジ部11070cの外周面11070aが延伸部11021に設けられた第1円形凹部11021aに支持される。延伸部11021には、駆動力受け部11070のフランジ部11070cを回転軸線方向(Z軸方向)の両側から挟み込むように、蓋部11071が接着などにより固定されている。
さらに、駆動力受け部材11070のフランジ部11070cと蓋部11071との間には圧縮ばね11072が配設されている。圧縮ばね11072は、駆動力受け部材11070をプリンター本体A側(Z1方向)へと付勢している。この際、図89で図示するように、駆動力受け部材11070の駆動伝達部11070eは、ステー蓋部材11071からZ2方向に突出しないように構成されている。
次に、本実施例に係るトナーカートリッジC11に図90を参照して説明する。図90は、本発明の実施例11に係るトナーカートリッジC11の外観斜視図である。図90で図示するように、トナーカートリッジC11のZ1方向端部には、駆動側トナーカートリッジサイドカバー11050が設けられている。駆動側トナーカートリッジサイドカバー11050には、Z2方向へ凹んだ凹部11050cが設けられている。凹部11050cには貫通穴11050dが設けられている。また、貫通穴11050dには、駆動入力部11039が、貫通穴1150cの中心軸と同軸で回動可能に取り付けられている。駆動側トナーカートリッジサイドカバー11050の構成に関して、上記以外の形状は実施例1の駆動側トナーカートリッジサイドカバー50と同一であるので説明は省略する。
次に、プロセスカートリッジB11へトナーカートリッジC11を装着する際の、駆動力受け部材11070の動作について図91を参照して説明する。図91は、本発明の実施例11に係る駆動入力部11039と駆動力受け部材11070の接続方法に関して例示的に説明する図であって、駆動入力部11039と駆動力受け部材11070の回転軸線を通るXZ平面の断面図を示している。図91(a)は、プロセスカートリッジB11にトナーカートリッジC11を装着する途中の状態を示す断面図である。図91(b)は、プロセスカートリッジB11へのトナーカートリッジC11の装着が完了した状態を示す断面図である。図91(C)は、プリンター本体AにプロセスカートリッジB11にトナーカートリッジC11の双方の装着が完了した状態を示す断面図である。なお、図91(c)では、説明の簡略化の為に、プリンター本体A側の構成として、第1の本体側カップリング110のみを示す。
図91(a)、(b)に図示するように、トナーカートリッジC11はプロセスカートリッジB11に対し装着方向D(X2方向)に向けて移動できる。そして、トナーカートリッジC11のプロセスカートリッジB11への装着が完了した状態で、駆動入力部11039と駆動力受け部材11070は互いに対向し、双方の軸線がX軸方向において略一致する。この際、図91(b)で図示するように、プロセスカートリッジB11の延伸部11021は、駆動側トナーカートリッジサイドカバー11050の凹部11050cとZ軸方向で重畳する。
図91(c)に図示するように、プリンター本体AにプロセスカートリッジB11とトナーカートリッジC11が装着された状態で、駆動力受け部11070回転軸線は、プリンター本体Aの本体側カップリング110の回転軸線と同軸上に位置する。プリンター本体AからトナーカートリッジC11側に駆動力を伝達する際には、本体側カップリング110がZ2方向へ移動し、駆動力受け部材11070を圧縮ばね11072の付勢力に抗してZ2方向へと押し込む。したがって、本体側カップリング110の駆動伝達部と駆動力受け部材11070の駆動力受け部11070bとが回転方向で係合可能な状態となる。そして、駆動伝達部11070eは、蓋部11071に対しZ2方向に突出し、トナーカートリッジC11の駆動入力部11039と係合する。なお、第1の本体側カップリング110のZ2方向への移動は、プリンター本体Aの開閉ドア107の閉鎖に応じて動作するような構成であってもよい。
以上説明した構成により、トナーカートリッジC11におけるトナーの搬送に係る駆動力を、プロセスカートリッジB11に設けられた部材を介して受ける構成であっても、実施例1で説明した場合と同様の効果が得られる。一般的に、トナーカートリッジの方がプロセスカートリッジ(現像カートリッジ)よりも、交換頻度が高い。したがって、交換頻度が低いプロセスカートリッジ側に、プリンター本体Aから駆動力を受ける部材を設けることで、トナーカートリッジの交換に際する、プリンター本体Aから他の部分への駆動力の伝達に係る部材の疲労や破損を低減することができる。
(実施例12)
前述の実施例1では、第1の本体側ポンプカップリング110とポンプ・スクリューカップリング部39aとが係合することでプリンター本体Aの回転駆動をトナーカートリッジCに伝達する構成について説明した。これに対して、本実施例では、第1の本体側ポンプカップリング110と、ポンプ・スクリューカップリング部12039aとの間に、駆動伝達アタッチメント12115を間に介して駆動力を伝達する構成について図92~95を参照して説明する。なお、前述した実施例1と同一の構成については、実施例1と同一の符合・番号を付して説明する。また、トナーカートリッジ、および、プロセスカートリッジ、プリンター本体に関しては、実施例1と同一の機能・役割の部材に関しては、同一の名称、および、類似の部番号、符合を付す。
図92は、本発明の実施例12に係る各駆動伝達機構の装着方法について例示的に説明する図である。図92(a)は、駆動伝達アタッチメント12115が装着されるプリンター本体Aの要部を示す分解斜視図である。図92(b)は、図92(a)で示す図面の拡大図であって、駆動伝達アタッチメント12115を装着するプリンター本体Aの位置を例示的に説明している。なお、説明のために、図92(a)において、プリンター本体Aの開閉ドア107などの一部部品の記載を略している。図93は、本発明の実施例12に係る、駆動伝達アタッチメント12115を第1の本体側カップリング110に取り付けた状態を例示的に説明する図である。図94は、本発明の実施例12に係る駆動伝達アタッチメント12115の詳細図である。図95は、本発明の実施例12に係る、プリンター本体AからトナーカートリッジC12側への駆動伝達機構について例示的に説明する図である。なお、図95は、第1の本体側カップリング110と、駆動伝達アタッチメント12115と、ポンプ・スクリューカップリング部12039aを軸線Gと垂直な方向で切った断面図(XY平面)を示す。
まず、第1の本体側カップリング110は、第2ガイド部109に進退可能に配置され、本実施例では、開閉ドア107の開閉に合わせて進退する(開閉ドア107の閉鎖時に装置内側に向けて移動する)。また、本実施例に係るトナーカートリッジC12は、ポンプ・スクリューカップリング12039以外は、前述した実施例1に係るトナーカートリッジCと略同一の構成を採用する。
図92(a)、(b)、および、図93に図示するように、駆動伝達アタッチメント12115は、プリンター本体AからトナーカートリッジC12側へと駆動力を伝達する際に用いられる、本実施例に係る駆動力伝達部材である。駆動伝達アタッチメント12115は、第1の本体側カップリング110の本体側カップリング凹部110aに対して、Z軸と平行な方向に向けて取付け可能である。
次に、図94に図示するように、駆動伝達アタッチメント12115は、抜けとめ形状12115fを有する。駆動伝達アタッチメント12115の抜け止め形状12115fは、第1の本体側カップリング110に設けられた穴部110dに係合できる。駆動伝達アタッチメント12115を第1の本体側カップリング凹部110aに取付ける際に、抜けとめ形状12115fが弾性変形して穴部110dにスナップフィット固定される。ただし、第1の本体側カップリング110への駆動伝達アタッチメント12115の固定方法はこれに限定されるものではなく、例えば接着、圧入で固定してもよい。
次に、図93、図94に図示するように、駆動伝達アタッチメント12115は、第1の本体側カップリングの第1の駆動伝達面110bに当接することで駆動力を受ける第1の駆動受け面12115bを有する。また、駆動伝達アタッチメント12115は、第1の本体側カップリング110の第2の駆動伝達面110cと当接することで駆動力を受ける第2の駆動受け面121115cを有する。図93において、本体側カップリング110が時計回りに回転する際に、第1の駆動受け面12115bが第1の駆動伝達面110bと当接する。また、本体側カップリング110が反時計回りに逆転する際に、第2の駆動受け面12115cが第2の駆動伝達面110cと当接する。なお、本実施例では、駆動伝達アタッチメント12115側が装着される側から第1の本体側カップリング110を見たXY平面において、時計回りを正回転とし、反時計回りを逆回転とする。
次に、図95に図示するように、駆動伝達アタッチメント12115は、正回転時にポンプ・スクリューカップリング部12039aに駆動力を伝達する第3の駆動伝達面12115dと、逆回転時に駆動力を伝達する第4の駆動伝達面121115eとを有する。
トナーカートリッジC12をプリンター本体Aに装着して開閉ドア107を閉じると、第1の本体側カップリング110と駆動伝達アタッチメント12115が互いに係合して一体的に装置の内側に突出する。この際、駆動伝達アタッチメント12115の、駆動伝達アタッチメント凹部12115aにトナーカートリッジC12のポンプ・スクリューカップリング部12039aが進入する。
第1の本体側カップリング110に取り付けられた駆動伝達アタッチメント12115は、前述した、第1の駆動受け面12115b、または、第2の駆動受け面12115cが第1の本体側カップリング110から駆動力を受けて回転する。さらに、第3の駆動伝達面12115d、または、第4の駆動伝達面121115eから、ポンプ・スクリューカップリング部12039aに駆動力が伝達される。以上の構成により、駆動伝達アタッチメント12115を介して、プリンター本体A側からトナーカートリッジC12側へ、トナーの搬送に係る駆動力が伝達できる。すなわち、本実施例の駆動伝達アタッチメント12115は、第1の本体側カップリング110と係合可能なカップリング(アタッチメント側カップリング部)として機能し、トナーカートリッジC12へと駆動力伝達を伝達する機能をになう。
以上説明した構成であれば、前述した実施例1と同様に、プリンター本体AからトナーカートリッジC12へと駆動力の伝達が可能である。この構成を採用することで、本実施例によれば、トナーカートリッジC12との駆動力伝達機構における各部の係合が、アタッチメントを介して行われる。したがって、本実施例に係るプリンター本体は、交換頻度が多いトナーカートリッジ側との直接的な接触箇所を減らし、トナーカートリッジの交換による、カップリングなどの駆動力伝達機構の疲労や破損を防止することができる。
(実施例13)
前述の実施例1では、第1の本体側ポンプカップリング110とポンプ・スクリューカップリング部39aとが係合することでプリンター本体Aの回転駆動をトナーカートリッジCに伝達する構成について説明した。これに対して、本実施例では、第1の本体側カップリング110に、アタッチメントギア13115を取り付け、当該ギアを用いて、ポンプ・スクリュー入力ギア部13039aに駆動力を伝達する構成について、図96~102を参照して説明する。なお、前述した実施例1と同一の構成については、実施例1と同一の符合・番号を付して説明する。また、トナーカートリッジ、および、プロセスカートリッジ、プリンター本体に関しては、実施例1と同一の機能・役割の部材に関しては、同一の名称、および、類似の部番号、符合を付す。
図96は、本発明の実施例13に係るアタッチメントギア13115を第1の本体側カップリング110に取り付けた状態を示す詳細図である。図97は、本発明の実施例13に係るトナーカートリッジC13の側面図であって、トナーカートリッジC13をZ軸と平行な方向に沿ってみた図である。図98は、本発明の実施例13に係るアタッチメントギア13115の詳細図である。図99は、本発明の実施例13に係る、プリンター本体AからトナーカートリッジC12側への駆動伝達機構について例示的に説明する図である。なお、図99は、第1の本体側カップリング110と、アタッチメントギア13115と、ポンプ・スクリューカップリング部13039aを軸線Gと垂直な方向で切った断面図(XY平面)を示す。図100は、本発明の実施例13に係る各駆動伝達機構の装着方法について例示的に説明する図である。図101は、本発明の実施例13に係るアタッチメントギア13115の詳細図である。図102は、本発明の実施例13に係るトナーカートリッジC13の外観斜視図である。
図100に図示するように、アタッチメントギア13115は、プリンター本体AからトナーカートリッジC13側へと駆動力を伝達する際に用いられる、本実施例に係る駆動力伝達部材である。アタッチメントギア13115は、第1の本体側カップリング110の第1の本体側カップリング凹部110aに対して、Z軸と平行な方向に向けて取り付け可能である。
また、図99、図101に図示するように、アタッチメントギア13115は、第1の本体側カップリング110の第1の駆動伝達面110bに当接することで駆動力を受ける第1の駆動受け面13115bを有する。また、アタッチメントギア13115は、第1の本体側カップリン110の第2の駆動伝達面110cと当接することで駆動力を受ける第2の駆動受け面131115cを有する。図99において、本体側カップリング110が時計回りに回転する際に、第1の駆動受け面13115bが第1の駆動伝達面110bと当接する。また、本体側カップリング110が反時計回りに逆転する際に、第2の駆動受け面13115cが第2の駆動伝達面110cと当接する。なお、本実施例では、駆動伝達アタッチメント13115側が装着される側から第1の本体側カップリング110を見たXY平面において、時計回りを正回転とし、反時計回りを逆回転とする。
図98と、図101に図示するように、アタッチメントギア13115は、抜けとめ形状13115fを有する。アタッチメントギア13115の抜け止め形状13115fは、第1の本体側カップリング110に設けられた穴部110dに係合できる。アタッチメントギア13115を第1の本体側カップリング凹部110aに取付ける際に、抜けとめ形状13115fが弾性変形して穴部110dにスナップフィット固定される。ただし、第1の本体側カップリング110へのアタッチメントギア13115の固定方法はこれに限定されるものではなく、例えば接着、圧入で固定してもよい。
次に、第1の本体側カップリング110からトナーカートリッジC13への駆動力の伝達方法について説明する。図97、図99に図示するように、トナーカートリッジC13には、本実施例のトナーカートリッジC13における駆動力入力部材である、ポンプ・スクリュー入力ギア13039aが設けられている。また、図102に図示するように、ポンプ・スクリュー入力ギア13039aは、Z軸方向における外側に駆動側トナーカートリッジサイドカバー13050が設けられている。そして、駆動側トナーカートリッジサイドカバー13050の一部には、ポンプ・スクリュー入力ギア13039aの周方向の一部を露出させるための穴部13050cが設けられている。
トナーカートリッジC13をプリンター本体Aに装着して開閉ドア107を閉じると、第1の本体側カップリング110とアタッチメントギア13115が互いに係合して一体的に装置の内側に突出する。この際、アタッチメントギア13115のギア部13115gがトナーカートリッジC13のポンプ・スクリュー入力ギア13039aと噛合う。
第1の本体側カップリング110に取り付けられアタッチメントギア13115は、前述した、第1の駆動受け面13115b、または、第2の駆動受け面131115cが第1の本体側カップリング110から駆動力を受けて回転する。さらに、アタッチメントギア13115のギア部13115gが、トナーカートリッジC13のポンプ・スクリュー入力ギア部13039aと噛合うことで、プリンター本体AからトナーカートリッジC13に駆動力が伝達される。
ここで、図97、図99に図示するように、駆動側トナーカートリッジサイドカバー13050にはアタッチメントギアを位置決めするための位置決めボス13050dが設けられている。位置決めボス13050dの中心と、ポンプ・スクリュー入力ギア部13039aの中心とを結んだ距離が、係合後のアタッチメントギア13115の中心と、ポンプ・スクリュー入力ギア部13039aの中心とを結んだ距離と等しくなるように設定されている。また、図98乃至100に図示するように、アタッチメントギア13115には、中央当接面13115hと中央穴部13115eとが設けられている。具体的に説明すると、本実施例では、アタッチメントギア11039の回転軸線に沿ってみて、複数の中央当接面13115bで囲まれた領域として三角柱形状の中央穴部13115eが形成される。中央穴部13115eの中心とアタッチメントギア部13115gの回転中心軸が一致している。
アタッチメントギア13115がポンプ・スクリュー入力ギア13039aと噛合う際に、中央穴部13115eが位置決めボス13050dと当接する。したがって、アタッチメントギア13115の回転中心と位置決めボス13050dとが同軸上に位置するになる。この構成により、アタッチメントギア13115とポンプ・スクリュー入力ギア13039aの軸間距離を精度よく保つことができ、各ギアの噛合い精度が安定することで、駆動伝達の精度が向上する。
次に、図96、100に図示するように、第2ガイド部109の穴部109aの外周には、第1の本体側カップリング110の回転軸線方向に、第2ガイド部109の基準面109dよりも、Z軸と平行な方向における高さが一段低い凹部109cを有する。
図100に図示するように、開閉ドア107が開き、第1の本体側カップリング110がZ1方向に退避しているとき、第1の本体側カップリング110は、凹部109cよりも突出し、第2ガイド部109の基準面109dよりもZ1方向に退避する。
ここで、アタッチメントギア13115のギア部13115gの外周部は、Z軸方向からみて、凹部109cの内周より小さく、Z軸と垂直な方向からみて、アタッチメントギア13115の一部は凹部109cの内部に収容される構成が望ましい。この詳細については後述する。
図97、図99に図示するように、トナーカートリッジC13の装着方向Dにおいて、アタッチメントギア13115に対し、ポンプ・スクリュー入力ギア13039aが上流側に配置される。この構成により、開閉ドア107の開放に応じて、アタッチメントギア13115が第2ガイド部109より装置外部に向けて突出しても、アタッチメントギア13115がトナーカートリッジC13と干渉せず、トナーカートリッジC13の着脱が可能となる。
また、前述の通り、ギア部13115gの外周の径が凹部109cの内周の径よりも小さいため、開閉ドア107の開放時に、退避したアタッチメントギア13115の一部を凹部109cの内部に収容することができる。この構成により、第2ガイド109からトナーカートリッジC13側(すなわち、プリンター本体Aの内部側)へのアタッチメントギア13115の突出量を抑えることがでる。したがって、本実施例では、プロセスカートリッジBとアタッチメントギア13115との干渉を防止し、アタッチメントギア13115を第1の本体側カップリング110から取り外すことなく、プロセスカートリッジBの着脱が可能である。
なお、プリンター本体Aに対するアタッチメントギア13115の装着タイミングはこれに限定されるものではない。例えば、プロセスカートリッジBをプリンター本体Aに装着した後にアタッチメントギア13115を取り付け、その後、トナーカートリッジC13を装着してもよい。この場合、前述したような、プロセスカートリッジBをプリンター本体Aに着脱する際の、アタッチメントギア13115との干渉が発生しないため、アタッチメントギア131115を大型化することも可能である。換言すると、本実施例に係るプリンター本体Aおよびアタッチメントギア13115は、凹部109cの内部にアタッチメントギア13115の一部を収容する構成を採用しなくともよい。例えば、第2ガイド部109の基準面109dよりも装置の内部側に突出した位置で、アタッチメントギア13115bと第1の本体側カップリング110とが係合する構成であってもよい。
以上説明した構成であれば、前述した実施例1と同様に、プリンター本体AからトナーカートリッジC13へと駆動力の伝達が可能である。また、前述した実施例12と同様に、本実施例によれば、トナーカートリッジC13との駆動力伝達機構における各部の係合が、アタッチメントを介して行われる。したがって、本実施例に係るプリンター本体は、交換頻度が多いトナーカートリッジ側との直接的な接触箇所を減らし、トナーカートリッジの交換による、カップリングなどの駆動力伝達機構の疲労や破損を防止することができる。
(実施例14)
前述の実施例1では、ポンプ・スクリューカップリング部39aと、第1の本体側カップリング110の互いの係合面が係合することで駆動伝達を行う構成について説明した。これに対して、本実施例では、駆動入力部材として、ゴム弾性を有する素材で形成されたポンプ・スクリューカップリング部14039aを、プリンター本体A側の第1の本体側カップリング110と接触させて駆動力を受け取る構成について説明する。以下、図103~106を参照して具体的に説明する。なお、前述した実施例1と同一の構成については、実施例1と同一の符合・番号を付して説明する。また、トナーカートリッジ、および、プロセスカートリッジ、プリンター本体に関しては、実施例1と同一の機能・役割の部材に関しては、同一の名称、および、類似の部番号、符合を付す。
図103は、本発明の実施例14に係るトナーカートリッジC14の側面図であって、Z軸に沿ってポンプ・スクリューカップリング部14039aに面する側からトナーカートリッジC14を見た場合を示している。図104は、本発明の実施例14に係る、プリンター本体AからトナーカートリッジC14側への駆動伝達機構について例示的に説明する図であって、ポンプ・スクリューカップリング部14039aの回転軸線Gに対して垂直なXY平面の断面図である。図105は、本発明の実施例14に係るトナーカートリッジC14の外観斜視図である。図106は、本発明の実施例14に係る、第1の本体側ポンプカップリング110と、ポンプ・スクリュー駆動入力部14039との係合方法について例示的に説明する図である。
図103、図105、および図106に図示するように、ポンプ・スクリュー駆動入力部14039は、ポンプ・スクリューカップリング部14039aと、駆動伝達部14039bを備える。本実施例に係るポンプ・スクリューカップリング部14039aは、所謂ゴム弾性を有するゴムやエラストマなどの弾性部材で形成されている。ゴム弾性を備えることで、ポンプ・スクリューカップリング部14039aが変形を伴って第1の本体側カップリング110と接触し、接触表面の摩擦力により、両者の接触状態が維持される。
図105に図示するように、トナーカートリッジC14の側面(Z1方向)には、駆動側サイドカバー1450が設けられている。ポンプ・スクリュー駆動入力部14039aは、この駆動側サイドカバー1450から突出した円柱形状である。なお、ポンプ・スクリュー駆動入力部14039aの形状としては円柱形状に限定されるものでなく、例えば、断面が多角形の部材でもよく、先端が平面ではなく尖った形状であってもよい。
駆動伝達部14039bは、樹脂材料、金属材料等の材料で形成され、ポンプ・スクリューカップリング部14039aが受けた駆動力を、ポンプユニット37、トナー収容部スクリュー部材35に駆動力を伝達する。
なお、ポンプ・スクリューカップリング部14039aと駆動伝達部14039bとの固定法は、二色成形、カシメ、圧入等を用いればよく、一体的に回転し回転駆動力の伝達が可能な構成であればよい。
次に、図104、図106を参照して、ポンプ・スクリュー駆動入力部14039と第1の本体側カップリング110とを用いた駆動力の伝達方法について説明する。図104に図示するように、ポンプ・スクリューカップリング部14039aは、本体側カップリング凹部110aに挿入された状態で、ポンプ・スクリューカップリング部14039aが、本体側カップリング凹部110aの側壁110a1と当接する。なお、図105、図106に図示する、ポンプ・スクリューカップリング部14039aの先端部14039a2と、第1の本体側カップリング110の底部110a2とが接触する構成でも良い。
ここで、ポンプ・スクリューカップリング部14039aは、側壁110a1に対し、軽度の圧入関係となる外径寸法が設定されている。本実施例では、ポンプ・スクリューカップリング部14039aは直径8.6mmのウレタンゴムで構成し、本体ポンプカップリング110は、ポリアセタール樹脂で、本体側カップリング凹部110aは直径8.38mmの内接円を有する構成とした。ポンプ・スクリューカップリング部14039a、本体ポンプカップリング110の材質および、寸法はプリンター本体Aの回転駆動をトナーカートリッジCに伝達できればこの限りではない。
以上説明した構成によれば、前述した実施例1と同様に、プリンター本体AからトナーカートリッジC14へと駆動力の伝達が可能である。また、本実施例では、ポンプ・スクリューカップリング14039aがゴム弾性を有しているため、トナーカートリッジC14の着脱時などの、ポンプ・スクリューカップリング14039aの破損等を防止することが出来る。
(実施例15)
前述した実施例14では、プリンター本体Aに設けられた本体側カップリング凹部110aに、ゴム弾性を有するポンプ・スクリューカップリング部14039aが挿入される場合について説明した。これに対して、本実施例では、トナーカートリッジC15が、第1の本体側カップリング110の外周部分よりも大きい内周面を有するポンプ・スクリュー駆動入力部15039を備える場合について図107~110を参照して説明する。なお、前述した実施例14と同一の構成については、実施例1と同一の符合・番号を付して説明する。また、トナーカートリッジ、および、プロセスカートリッジ、プリンター本体に関しては、実施例1と同一の機能・役割の部材に関しては、同一の名称、および、類似の部番号、符合を付す。
図107は、本発明の実施例15に係るトナーカートリッジC15の側面図であって、Z軸に沿ってポンプ・スクリューカップリング部15039aに面する側からトナーカートリッジC15を見た場合を示している。図108は、本発明の実施例15に係る、プリンター本体AからトナーカートリッジC15側への駆動伝達機構について例示的に説明する図であって、ポンプ・スクリューカップリング部15039aの回転軸線Gに対して垂直なXY平面の断面図である。図109は、本発明の実施例15に係るトナーカートリッジC15の外観斜視図である。図110は、本発明の実施例15に係る、第1の本体側ポンプカップリング110と、ポンプ・スクリュー駆動入力部15039との係合方法について例示的に説明する図である。
図107、図109、および図110に図示するように、ポンプ・スクリュー駆動入力部15039は、ポンプ・スクリューカップリング部15039aと、駆動伝達部15039bを備える。本実施例に係るポンプ・スクリューカップリング部15039aは、所謂ゴム弾性を有するゴムやエラストマなどの弾性部材で形成されている。ゴム弾性を備えることで、ポンプ・スクリューカップリング部15039aが変形を伴って第1の本体側カップリング110を挿入できる。そして、当該挿入された状態で、ポンプ・スクリューカップリング15039aの内周部15039a1と、第1の本体側カップリング110の外周部110eとが互いに接触した接触表面の摩擦力により、両者の接触状態が維持される。
図109に図示するように、トナーカートリッジC15の側面(Z1方向)には、駆動側サイドカバー1550が設けられている。ポンプ・スクリュー駆動入力部15039aは、この駆動側サイドカバー1550から露出した円形部として形成されている。なお、ポンプ・スクリュー駆動入力部15039aの形状としては円形に限定されるものでなく、例えば、断面が多角形の部材でもよい。また、ポンプ・スクリュー駆動入力部15039aの断面が、第1の本体側カップリング110との接触箇所のみ内周側に突出した先端が平面ではなく尖った形状であってもよい。また、ポンプ・スクリュー駆動入力部15039aが駆動側サイドカバー1550から突出した円筒形状であってもよい。
駆動伝達部15039bは、樹脂材料、金属材料等の材料で形成され、ポンプ・スクリューカップリング部15039aが受けた駆動力を、ポンプユニット37、トナー収容部スクリュー部材35に駆動力を伝達する。
なお、ポンプ・スクリューカップリング部15039aと駆動伝達部15039bとの固定法は、二色成形、カシメ、圧入等を用いればよく、一体的に回転し回転駆動力の伝達が可能な構成であればよい。
次に、図108、図110を参照して、ポンプ・スクリュー駆動入力部15039と第1の本体側カップリング110とを用いた駆動力の伝達方法について説明する。図108に図示するように、プリンター本体AからトナーカートリッジC15へと駆動力を伝達する場合、第1の本体側カップリング110の外周部110eがポンプ・スクリューカップリング部15039aの内周部15039a1の内部に挿入される。この状態で、前述したように、第1の本体側カップリング110とポンプ・スクリュー駆動入力部15039の接触状態が維持される。この構成を実現するため、本実施例のポンプ・スクリューカップリング部15039aの内周部15039a1は、第1の本体側カップリング110の外周部110eに対し、軽度の圧入関係となる内径寸法が採用されている。
本実施例では、ポンプ・スクリューカップリング部15039aは、内周部15039a1の直径が15.3mmのウレタンゴムで構成され、第1の本体側カップリング110は外周部110eの直径が15.6mmのポリアセタール樹脂で構成されている。ポンプ・スクリューカップリング部15039a、本体ポンプカップリング110の材質および、寸法はプリンター本体Aの回転駆動をトナーカートリッジCに伝達できればこの限りではない。
以上説明した構成によれば、前述した実施例1と同様に、プリンター本体AからトナーカートリッジC15へと駆動力の伝達が可能である。また、本実施例では、ポンプ・スクリューカップリング15039aがゴム弾性を有しているため、トナーカートリッジC15の着脱時などの、ポンプ・スクリューカップリング15039aの破損等を防止することが出来る。
(実施例16)
前述の実施例1で説明したシャッター部材(トナー搬送部材)34には、予めトナー排出用のトナー排出口34aが設けられている場合について説明した。これに対して、本実施例では、例えば、ユーザーの操作によって、トナー搬送部材にトナー排出口を形成する場合について図111を参照して説明する。なお、前述した実施例1と同一の構成については、実施例1と同一の符合・番号を付して説明する。また、本実施例に係るシャッター部材16034に関しては、実施例1と同一の機能・役割の部材に関しては、同一の名称、および、類似の部番号、符合を付す。
図111は、本発明の実施例16に係るトナー搬送部材であるシャッター部材16034について例示的に説明する図である。図111(a)は、トナー排出口16034aが形成される前の(すなわち、プルタブ部16034kが取り除かれていない)状態のシャッター部材16034の外観斜視図である。また、図111(b)は、トナー排出口16034aが形成された後の(すなわち、プルタブ部16034kが取り除かれた)状態のシャッター部材16034の外観斜視図である。
図111(a)に図示するように、本実施例に係るシャッター部材16034には、ユーザーが手動操作により、シャッター部材16034から取り除くことが可能なプルタブ部(取り外し部材)16034kが設けられている。プルタブ部16034kが設けられているシャッター部材16034の根元部分には、プルタブ部16034kを囲うように溝部16034mが設けられている。
図111(a)で図示するように、ユーザーがシャッター部材16034のプルタブ部16034kに指などをかけることが出来る。そして、この状態から、プルタブ部16034kをシャッター部材16034とは反対方向に引っ張ることで、プルタブ部16034kは溝部16034mを境にして、シャッター部材16034から破断して取り除くことができる。
そして、図111(b)に図示するように、シャッター部材16034からプルタブ部16034kが取り除かれることで、シャッター部材16034には、破断面としてのトナー排出口16034aが形成される。
以上説明した構成により、本実施例に係るシャッター部材16034は、トナー排出時には、トナー排出口を形成して、実施例1に係るシャッター部材34と同様にトナーの排出が可能となる。そして、トナー未使用の状態では、プルタブ部16034kによりトナー排出口が閉ざされてトナーカートリッジが封止された状態を維持できる。
(実施例17)
前述の実施例1では、プロセスカートリッジ側に設けられた受け入れ側シャッター部材と連動するシャッター部材(トナー搬送部材)34を用いて、トナーカートリッジ側からプロセスカートリッジ側へとトナーを搬送する場合について説明した。これに対して本実施例では、トナーカートリッジC17に設けられた、可撓性を備えたトナー搬送部材17034が、プロセスカートリッジB17に装着可能なアタッチメント部材17070と連動して変形することでトナーを搬送可能となる構成について説明する。以下、図112~116を参照して具体的に説明する。なお、前述した実施例1と同一の構成については、実施例1と同一の符合・番号を付して説明する。また、トナーカートリッジ、および、プロセスカートリッジ、プリンター本体に関しては、実施例1と同一の機能・役割の部材に関しては、同一の名称、および、類似の部番号、符合を付す。
図112は、本発明の実施例17に係るトナーカートリッジC17の外観斜視図である。図112に図示するように、トナーカートリッジC17には、トナー搬送部材17034が設けられている。トナー搬送部材17034は、可撓性を有する円筒形状の部材であり、トナーカートリッジC17から装着方向D(すなわり、X2方向)に向けて、当該円筒形状の開口部分が面するように突出している。なお、トナー搬送部材17034を形成する素材としては、可撓性を有するシリコンゴムを採用している。なお、トナー搬送部材17034を形成する素材としては、弾性変形可能であればどのようなものでもよいが、温度による変形などが生じにくい素材が好ましい。
装着方向D(すなわちX2方向)における、トナー搬送部材17034の端部には、トナー排出口17034aが設けられている。なお、トナー搬送部材17034の容器内側には、不図示のトナーシールが設置されており、プリンター本体Aからの駆動力を受けて引きはがされることでトナーカートリッジC17の内部に収容されたトナーを、トナー排出口17034aより排出可能となる。
次に、本実施例に係るプロセスカートリッジB17の構成について説明する。図113、本発明の実施例17に係るアタッチメント部材17070の外観斜視図である。図113(a)は、アタッチメント部材17070をX2方向に向けて第1開口17070cに面する側から見た外観斜視図である。図113(b)は、アタッチメント部材17070をZ2方向に向けて第2開口17070dに面する側から見た外観斜視図である。また、図114は、本発明の実施例17に係るプロセスカートリッジB17について例示的に説明する図である。図114(a)は、アタッチメント部材17070を取り付けた後のプロセスカートリッジB17の外観斜視図を示す。また、図114(b)は、プロセスカートリッジB17に取り付けられたアタッチメント部材17070拡大図である。図115は、本発明の実施例17に係るアタッチメント部材17070の詳細について説明する図である。図115(a)は、アタッチメント部材17070を取り付けた後のプロセスカートリッジB17のアタッチメント部材17070近傍の側面図を示す。また、図115(b)は、図117(a)で示すS17a-S17a断面の断面図である。
図113(a)、(b)に図示するように、アタッチメント部材17070はX1方向からX2方向に向けて第1貫通穴17070bが設けられている。第1貫通穴17070bは、X1方向に空いた第1開口17070cと、Z2方向に空いた第2開口17070dを備えている。さらに、第1貫通穴17070bには、開口17070cのX2方向端部に、略円弧形状の傾斜部17070aが設けられている。具体的に説明すると、傾斜部17070aは、第1開口17070cと第2開口17070dとを繋ぐ円弧形状となるように形成されている。また、アタッチメント部材17070の、第1開口17070cよりもZ2方向側には、装着方向Dに向けて開口する第2貫通穴11070eが設けられている。
図114に図示するように、アタッチメント部材17070は、プロセスカートリッジB17に対して、装着方向D(すなわち、X2方向)に向けて装着できる。なお、アタッチメント部材17070をプロセスカートリッジB17から抜去する場合は、プロセスカートリッジB17に対して、X1方向に向けて、アタッチメント部材17070を取り外し可能である。
図115(b)で図示するように、アタッチメント部材17070の第2貫通穴17070eには、プロセスカートリッジB17に設けられたトナー流路部材214のレール部214cが挿入される。この際、アタッチメント部材17070は、レール部214cに嵌合している受け入れ側シャッター部材206を実施例1で前述したコイルバネ213の付勢力に抗して、装着方向Dへ押し込みながら一体的に移動する。そして、さらにアタッチメント部材17070が押し込まれると、アタッチメント部材17070は、コイルバネ213の付勢力でX1方向に向けて付勢され、規制部214c1と突き当たり、プロセスカートリッジB17への装着が完了する。
この状態で、受け入れ側シャッター部材206はコイルバネ213の付勢力により、X1方向に向けてアタッチメント部材17070と突き当たっており、連通口206aはステー21の補給口21cと対向する位置に配される。すなわち、この状態で、受け入れ側シャッター部材206の連通口206aは、ステー21の補給口21cと連通する。また、この状態で、アタッチメント部材17070の第2開口17070dは補給口21cに対向して配されている。
次に、本実施例に係るトナーカートリッジC17をプロセスカートリッジB17へ装着する動作について説明する。図116は、本発明の実施例17に係るトナーカートリッジC17をプロセスカートリッジB17に装着する際の動作について例示的に説明する図である。図116(a)は、トナーカートリッジC17をプロセスカートリッジB17に装着する途中のXZ平面の断面図であって、図115(a)に図示したS17b-S17b断面の断面図である。図116(b)は、トナーカートリッジC17のプロセスカートリッジB17への装着が完了した状態のXZ平面の断面図であって、図115(a)に図示したS17b-S17b断面の断面図である。
図116(a)に図示するように、トナーカートリッジC17がプロセスカートリッジB17に対し、装着方向Dに向けて移動・装着されると、トナー搬送部材17034はアタッチメント部材17070の円弧部17070aと接触しながら変形する。そして、トナーカートリッジC17のプロセスカートリッジB17への装着が完了すると、図116(b)に図示するように、トナー搬送部材17034が変形しながら、トナー排出口17034aがZ2方向を向く。換言すると、プロセスカートリッジB17に対してトナーカートリッジC17を装着開始する際のトナー排出口17034aが面する向き(開口の中心軸)と、装着完了状態のトナー排出口17034aが面する向きは互いに直交する。その後、トナー排出口17034aが、プロセスカートリッジB17の受け入れ側トナー搬送部材206の連通口206aへと侵入する。
以上説明した構成により、本実施例のトナーカートリッジC17は、装着完了前に、プロセスカートリッジB17側に形成されたトナーの補給口とは異なる方向を向くトナー排出口を備える場合であっても、プロセスカートリッジ側へのトナー搬送が可能である。具体的に、本実施例に係るトナーカートリッジC17は、可撓性を有するトナー搬送部材17034がプロセスカートリッジ側に設けられた形状に沿って変形しながら、プロセスカートリッジB17に装着される。この構成により、トナー搬送部材の形状が複雑化せず、トナーカートリッジの小型化・簡素化を実現できる。
なお、プロセスカートリッジB17に対するアタッチメント部材17070の取り付けタイミングは、前述した例に限定されるものではない。例えば、アタッチメント部材17070が装着されたプロセスカートリッジB17をプリンター本体Aに装着してもよいし、プリンター本体Aに装着されたプロセスカートリッジB17にアタッチメント部材17070を装着する構成であってもよい。
(実施例18)
前述の実施例1では、トナーカートリッジCに設けられた2つのカップリングが、プリンター本体Aに設けられたカップリングと直接係合することで、プリンター本体AからトナーカートリッジCに駆動力を伝達する構成について説明した。これに対して、本実施例では、プリンター本体AとトナーカートリッジC18との間に、駆動伝達アタッチメント18115を設けて駆動力を伝達する構成について図117~120を参照して説明する。
図MU1801はトナーカートリッジCへの、駆動伝達アタッチメント18115の取り付け方法を説明する斜視図である。なお、前述した実施例1と同一の構成については、実施例1と同一の符合・番号を付して説明する。また、トナーカートリッジ、および、プロセスカートリッジ、プリンター本体に関しては、実施例1と同一の機能・役割の部材に関しては、同一の名称、および、類似の部番号、符合を付す。
図117は、本発明の実施例18に係るトナーカートリッジC18の外観斜視図であって、説明の為に、2つの駆動伝達アタッチメント18115がトナーカートリッジC18から抜去された状態を示している。図118は、本発明の実施例18に係るトナーカートリッジC18の要部断面図であって、シャッター部材18034の回動中心を通るXZ平面の断面を示している。図119は、本発明の実施例18に係る駆動伝達アタッチメント18115の詳細図である。また、図120は、本発明の実施例18に係る、プリンター本体AからトナーカートリッジC18側への駆動伝達機構について例示的に説明する図である。なお、図120では、第1の本体側ポンプカップリング110と、ポンプ・スクリューカップリング部18039aと駆動伝達アタッチメント18115の係合方法について例示的に説明する。
図118に図示するように、XZ平面において、トナー排出口18034aによるトナーの排出方向Eにおいて、トナー排出口18034aを備えるシャッター部材18034よりも、ポンプ・スクリューカップリング部18039aの方が下流側に位置する。なお、本実施例のシャッター部材18034は、前述した実施例1のシャッター部材34と同一構成であり、トナー搬送方向として第1搬送方向CV1と第2搬送方向CV2にトナーを搬送可能である。そして、トナー排出方向Eと第2搬送歩行CV2の方向は略同一である。したがって、トナーの排出方向Eに代えて、第2搬送方向CV2において、シャッター部材18034よりも、ポンプ・スクリューカップリング部18039aの方が下流側に位置すると換言することもできる。さらに、ポンプ・スクリューカップリング部18039aの回転軸線と平行な方向において、シャッター部材18034よりも、ポンプ・スクリューカップリング部18034aの方が、トナーカートリッジC21の内側に位置すると換言することもできる。
また、図118に図示するように、ポンプ・スクリューカップリング部18039aの軸線Gと平行な方向において、サイドカバー18050の内側に、カップリング保持部材18070が設けられている。そして、本実施例のポンプ・スクリューカップリング部18039aは、カップリング保持部材18070に設けられた穴部18070aからZ2方向に向けて露出している。
図119に図示するように、本実施例の駆動伝達アタッチメント18115は、プリンター本体Aの駆動源から伝達された駆動力を、プリンター本体A側からトナーカートリッジC18側へと伝達するための駆動力伝達部材である。駆動力伝達アタッチメント18115は、第1の本体側カップリング110と係合する駆動入力部18115iと、ポンプ・スクリューカップリング部39aと係合する駆動出力部18115hを備えている。
図119に図示するように、駆動伝達アタッチメント18115は、一方の端に駆動入力部18115iを備え、他方の端に駆動出力部18115hを備え、両端の間に駆動伝達部18115jを備えた円筒形状をしている。なお、駆動伝達アタッチメントの形状はトナーカートリッジC18の駆動に影響しない形状であれば、円筒以外を採用してもよい。
また、図117に図示するように、トナーカートリッジC18は、サイドカバー18050に、Z2方向に向けて開口した穴部18050aを有する。また、前述した、カップリング保持部材18070の穴部18070aの外周に、円筒形状部18070a1を有する。
図117に図示するように、駆動伝達アタッチメント18115は、Z1方向に向けて、サイドカバー18050に設けられた穴部18050aと、カップリング保持部材18070に設けられた穴部18070aに挿通できる。
上述した方法により、トナーカートリッジC18に挿入された駆動伝達アタッチメント18115は、駆動伝達部18115jが、穴部18050aと、円筒形状部18070a1により回転可能に支持される。そして、トナーカートリッジC18に対して、Z1方向に駆動伝達アタッチメント18115を挿入し切った状態で、図120に図示するように、ポンプ・スクリューカップリング部18039aと、駆動出力部18115hとが係合する。
この状態で、トナーカートリッジC18のプリンター本体Aへの装着が完了し、開閉ドア107を閉じることで、第1の本体側カップリング110が装置の内側に向けて(Z1方向に)突出する。この動作により、駆動入力部18115iと第1の本体側ポンプカップリング110とが係合する。以上説明動作を経て、第1の本体側カップリング110から駆動伝達アタッチメント18115を介してトナーカートリッジC18側に、駆動力を伝達することが可能となる。
なお、詳細は省略するが、駆動撹拌カップリング部18038aに関しても、ポンプ・スクリュー駆動入力部18039と同様に、駆動伝達アタッチメント18115を介して、プリンター本体AからトナーカートリッジC18側への駆動力の伝達が可能である。
以上説明した構成であっても、前述した実施例1で説明した構成と同様に、プリンター本体AからトナーカートリッジC18に対して性格に駆動力を伝達することができる。
(実施例19)
前述の実施例13では、第1の本体側カップリング110にアタッチメントギア13115を取り付け、アタッチメントギア13115からポンプ・スクリュー入力ギア13039aに駆動力を伝達する場合について説明した。これに対して本実施例では、アタッチメントギア19115aとウォームギア19115bを含むアタッチメントユニット19115を介して、プリンター本体AからトナーカートリッジC19に駆動力を伝達する場合について説明する。以下、上述した内容について、図121~125を参照して説明する。なお、前述した実施例1と同一の構成については、実施例1と同一の符合・番号を付して説明する。また、トナーカートリッジ、および、プロセスカートリッジ、プリンター本体に関しては、実施例1および実施例13と同一の機能・役割の部材に関しては、同一の名称、および、類似の部番号、符合を付す。
図121は、本発明の実施例19に係るトナーカートリッジC19の部分外観斜視図である。図122は、本発明の実施例19に係るアタッチメントユニット19115の分解斜視図である。図122(a)は、トナーカートリッジC19と接続可能な側からアタッチメントユニット19115を見た場合の斜視図を示す。図122(b)は、プリンター本体Aと接続可能な側からアタッチメントユニット19115を見た場合の斜視図を示す。図123は、本発明の実施例19に係る、プリンター本体AからトナーカートリッジC19側への駆動伝達機構について例示的に説明する図である。なお、図123は、後述するポンプ・スクリューカップリングギア19039aと、アタッチメントユニット19115と、第1の本体側カップリング110の相対的な位置関係を示している。図124は、本発明の実施例19に係る駆動力伝達機構の要部のXY平面における断面図である。なお、図124は、ポンプ・スクリュー入力ギア19039a、および、アタッチメントギア19115aの回転軸と垂直な断面を示している。図125は、本発明の実施例19に係るアタッチメントユニット19115をプリンター本体Aに装着した状態の要部斜視図である。
図122(a)、(b)に図示するように、アタッチメントユニット19115は、アタッチメントギア19115aと、ウォームギア19115bを有する、本実施例の駆動伝達部材である。また、アタッチメントユニット19115には、2つのギアを軸支する外側アタッチメントカバー19115c1と、内側アタッチメントカバー19115c2を含む。さらに、アタッチメントユニット19115は、ウォームギア19115bの一部が露出するように設けられた開口19115c11、および、係合部19115a1が挿通し、プリンター本体A側へと突出させるための穴部19115c23を有する。
図122(b)に図示するように、内側アタッチメントカバー19115c2は、第1の抜けとめ形状部19115c21と、第2の抜け止め形状部19115c22とを有する。そして、図125に図示するように、プリンター本体Aの第2ガイド部109には、第1の穴部109a1、第2の穴部109a2が設けられている。第1の抜けとめ形状部19115c21、19115c22を、それぞれ、第1の穴部109a1、および、第2の穴部109a2に取り付けることによって、アタッチメントユニット19115がプリンター本体Aに装着される。アタッチメントユニット19115のプリンター本体Aへの装着方法は、これに限定するものではなく、ビスを用いた固定や圧入など、どのような方法を用いてよい。
次に、図121に図示するように、トナーカートリッジC19には、ポンプ・スクリュー駆動入力部19039を構成するポンプ・スクリュー入力ギア19039aが設けられている。また、トナーカートリッジC19のサイドカバー19050には、ポンプ・スクリュー入力ギア19039aの周方向の一部を露出させる開口部19050cが設けられている。したがって、トナーカートリッジC19を外部から見た場合、ポンプ・スクリュー駆動入力ギア19039aは、開口部19050cから一部のみが露出した状態である。そして、この露出したポンプ・スクリュー駆動入力ギア19039aが、ウォームギア19050cと噛合うことで、プリンター本体A側から駆動力をトナーカートリッジC19側へと入力可能となる。ポンプ・スクリュー駆動入力ギア19039aに入力された駆動力は、その後、トナーカートリッジC19の内部において、ポンプユニット37やトナー収容部スクリュー部材35に伝達される。駆動力受け後のトナーカートリッジC19の内部の構成については、前述した実施例1と同一なので、説明は省略する。
以下、第1の本体側カップリング110とアタッチメントユニット19115との接続方法について具体的に説明する。前述した方法で、アタッチメントユニット19115が装着された状態のプリンター本体AにトナーカートリッジC19が装着されると、ウォームギア19115bとポンプ・スクリュー入力ギア19039aとが噛み合う。
次に、プリンター本体Aに設けられた開閉ドア107を閉じると、第1の本体側カップリング110が装置の内側に移動(突出)する。そして、図123、124に図示するように、第1の本体側カップリング110の本体側カップリング凹部110aに、アタッチメントギア19115aの係合部19115a1が進入する。この動作により、係合部19115a1が第1の本体側カップリング110と係合し、プリンター本体Aから駆動力が伝達される(図123、図124参照)。そして、アタッチメントギア19115aはウォームギア19115bと一部が係合しているため、アタッチメントギア19115aからウォームギア19115bへと駆動力が伝達される。なお、この際、ウォームギア19115bの回転軸線は、第1の本体側カップリング110の回転軸線に対して略直交する。以上説明した構成により、トナーカートリッジC19は、アタッチメントユニット19115を介して、第1の本体側カップリング110から(回転)駆動力を受けることができる。
なお、プリンター本体A側からトナーカートリッジC19側へと駆動力を伝達する場合は、ポンプ・スクリュー駆動入力ギア19039aの回転軸線と、ウォームギア19115bの回転軸線も互い略直交する。換言すると、第1の本体側カップリング110の回転軸線とポンプ・スクリュー入力ギア19039aの回転軸線は略平行となる(図124参照)。
本実施例のアタッチメントユニット19115は、プリンター本体AにプロセスカートリッジBを装着した後であって、トナーカートリッジC19を装着する前に、プリンター本体Aに装着する。その後、トナーカートリッジC19をプリンター本体Aに装着する。トナーカートリッジC19やプロセスカートリッジBのプリンター本体Aからの取り外し方法については、この逆である。すなわち、プリンター本体AからトナーカートリッジC19を取り出し、その後、アタッチメントユニット19115を取り外した後に、プロセスカートリッジBを取り出す構成であればよい。
以上説明した構成により、前述した実施例1や実施例13と同様に、回転駆動力の回転軸線を途中で変換した場合であっても、プリンター本体Aに設けられた駆動源から、トナーカートリッジC19側まで駆動力を伝達することができる。なお、本実施例では、アタッチメントギア19115aと、ウォームギア19115bとを用いることで、回転軸線の向きを変換したが、カサ歯ギアの組み合わせで代替する構成であってもよい。
(実施例20)
前述の実施例15では、第1の本体側カップリング110の外周部が、より大きな内周径を備えゴム弾性を有するポンプ・スクリューカップリング部15039aに嵌合することで、駆動力を伝達する構成について説明した。これに対して本実施例では、第1の本体側カップリング110の回転軸線と直交する方向に、ゴム弾性を有するポンプ・スクリューカップリング部20039aを接触させることで、駆動力を伝達する場合について、図126~128を参照して説明する。なお、前述した実施例1と同一の構成については、実施例1と同一の符合・番号を付して説明する。また、トナーカートリッジ、および、プロセスカートリッジ、プリンター本体に関しては、実施例1および実施例15と同一の機能・役割の部材に関しては、同一の名称、および、類似の部番号、符合を付す。
図126は、本発明の実施例20に係るトナーカートリッジC20の外観斜視図である。図127は、本発明の実施例20に係るトナーカートリッジC20と第1の本体側カップリング110を、ポンプ・スクリューカップリング部20039aの回転軸線と垂直な方向で切った断面図(XY平面)である。図128は、本発明の実施例20に係る、駆動力伝達機構について例示的に説明する図であって、ポンプ・スクリューカップリングギア20039aと、第1の本体側カップリング110の相対的な位置関係を示している。
図126、図128に図示するように、ポンプ・スクリュー駆動入力部20039は、本実施例に係る駆動力伝達部材であって、ポンプ・スクリューカップリング部20039aと、駆動伝達部20039bを備える。なお、ポンプ・スクリューカップリング部20039aは、側面部20039a1を備えており、この詳細については後述する。
ポンプ・スクリューカップリング部20039aは、所謂ゴム弾性を有するゴムやエラストマなどの弾性部材で形成されている。ゴム弾性を備えることで、ポンプ・スクリューカップリング部20039aが変形を伴って第1の本体側カップリング110と接触し、接触表面の摩擦力により、両者の接触状態が維持される。本実施例に係るポンプ・スクリューカップリング部20039aは、トナーカートリッジC20のサイドカバー20050の穴部20050aから、最低でも側面部20039a1の一部が露出する円柱形状である。また、駆動伝達部20039bは、樹脂材料、金属材料等の材料で形成され、ポンプ・スクリューカップリング部20039aから受けた駆動力を、トナーカートリッジC20の内部へと伝達する。
トナーカートリッジC20をプリンター本体Aに装着して開閉ドア107を閉じると、第1の本体側カップリング110が装置の内側に移動(突出)する。このとき、図127、図128に図示するように、ポンプ・スクリューカップリング部20039aの側面部20039a1が、第1の本体側カップリング110の外周部110dに当接する。本実施例では、側面20039a1が外周部110dに対し、0.15mm程度侵入する位置関係とし、ポンプ・スクリューカップリング部20039aはウレタンゴムを用いた。第1の本体側カップリング110は実施例14と同様ポリアセタール樹脂で構成した。ポンプ・スクリューカップリング部20039a、第1の本体側カップリング110の材質および、侵入量はプリンター本体Aの回転駆動力をトナーカートリッジC20に伝達できれば、これに限定されるものではなく、種々の材質、侵入量を設定可能である。
以上説明したように、本実施例に係るトナーカートリッジC20は、ポンプ・スクリューカップリング部20039aの側面部20039a1と、第1の本体側カップリング110の外周部110dとは、接触時の摩擦力によって接触状態を維持できる。したがって、この状態で、第1の本体側カップリング部110を回転することで、実施例15と同様に、第1の本体側カップリング110の回転駆動力をトナーカートリッジC20側に伝達することが出来る。
なお、前述の例では、ポンプ・スクリューカップリング部20039aの形状が円柱形状である場合について言及したが、これに限定されるものではない。例えば、第1の本体側カップリング部110の外周部110dとの接触状態を維持できるような素材や形状であれば、ポンプ・スクリューカップリング部20039aの構成についてはどのようなものを採用してもよい。例えば、ポンプ・スクリューカップリング部20039aの回転軸線に垂直な断面が円形ではなく多角形であってもよい。この場合、特に、多角形を構成する頂点が多いほど、第1の本体側カップリング110とポンプ・スクリューカップリング部20039aの接触状態を容易に維持することができる。
(実施例21)
前述の実施例14では、プリンター本体Aに設けられた第1の本体側カップリング110の回転軸と略同軸で回転するゴム弾性を有するポンプ・スクリューカップリング部14039aを用いて、トナーカートリッジが駆動力を受ける構成について説明した。これに対して本実施例では、第1の本体側カップリング110の回転軸と交差する回転軸で回転可能であって、ゴム弾性を有するポンプ・スクリューカップリング部21039aを用いて、トナーカートリッジC21が駆動力を受ける構成について説明する。以下、上述した内容について、図129~132を参照して説明する。なお、前述した実施例1と同一の構成については、実施例1と同一の符合・番号を付して説明する。また、トナーカートリッジ、および、プロセスカートリッジ、プリンター本体に関しては、実施例1および実施例14と同一の機能・役割の部材に関しては、同一の名称、および、類似の部番号、符合を付す。
図129は、本発明の実施例21に係るトナーカートリッジC21の部分外観斜視図である。図130は、本発明の実施例21に係るトナーカートリッジC21の駆動伝達機構を含む分解斜視図である。図131は、本発明の実施例21に係る駆動力伝達機構について例示的に説明する図であって、ポンプ・スクリューカップリング部21039aと、第1の本体側カップリング110の相対的な位置関係を示している。図132は、第1の本体側カップリング110に面する向きからポンプ・スクリュー駆動伝達部21039を含む部分を見た部分側面図である。なお、図132では、説明の為に、トナーカートリッジC21側の部材としては、ポンプ・スクリュー駆動伝達部21039のみ記載している。
図130に図示するように、本実施例に係る駆動力入力手段であるポンプ・スクリュー駆動伝達部21039は、ポンプ・スクリューカップリング部21039aと駆動伝達部21039bとを有する。また、ポンプ・スクリューカップリング部21039aは、円筒外周部21039a1を有しており、所謂ゴム弾性を有するゴムやエラストマなどの弾性部材で形成されている。ゴム弾性を備えることで、ポンプ・スクリューカップリング部21039aが変形を伴って第1の本体側カップリング110と接触し、接触表面の摩擦力により、両者の接触状態が維持される。そして、ポンプ・スクリュー駆動伝達部21039が受けた駆動力は、トナーカートリッジC21の内部に設けられたトナー収容部スクリュー部材21035やポンプユニット21037に伝達される。
また、図130に図示するように、ポンプ・スクリューカップリング部21039aは、トナー収容部スクリュー部材21035の回転軸線21L01に対して直交する回転軸線21L02を基準に回転する。ここで、トナー収容部スクリュー部材21035の回転軸線21L02は、Z軸方向と平行である。すなわち、本実施例に係るポンプ・スクリューカップリング部21039aは、トナーカートリッジC21の長手方向(Z軸と平行な方向)に対して直交する方向(トナーカートリッジC21の厚み方向)に伸びる回転軸線を中心に回転可能である。
なお、ポンプ・スクリュー駆動伝達部21039のポンプ・スクリューカップリング部21039a側の端部から突出し、中心が回転軸21L02と一致する軸部21039cが、トナーカートリッジC21内部に設けられた凹形状の軸受部(不図示)に係合する。この状態で、ポンプ・スクリュー駆動伝達部21039は回転軸21L02を基準に回転可能である。
図129に図示するように、トナーカートリッジC21のサイドカバー21050には、ポンプ・スクリューカップリング部21039aの円筒外周部21039a1の一部を露出させる穴部21050cが設けられている。
トナーカートリッジC21をプリンター本体Aに装着して開閉ドア107を閉じると、図131に図示するように、第1の本体側カップリング110が装置の内側(Z1方向)に突出する。この際、第1の本体側カップリング110の先端に設けられた先端部110fが、トナーカートリッジC21の、ポンプ・スクリューカップリング部21039aの円筒外周部21039a1と当接する。この状態で、円筒外周部21039a1は、先端部110fに対して軽度に押し付けられて変形する。
なお、本実施例では、ポンプ・スクリューカップリング部21039aの材質にはウレタンゴムを用いて、円筒外周部21039a1が先端部110fに対し、0.15mm程度侵入する(変形する)位置関係とした。また、第1の本体側カップリング110の材質は、実施例14と同様に、ポリアセタール樹脂を用いた。ポンプ・スクリューカップリング部21039a、第1の本体側カップリング110の材質および、侵入量(変形量)は、これに限定されるものではなく、プリンター本体Aの回転駆動力をトナーカートリッジC21に伝達できる構成であればよい。
第1の本体側カップリング110が回転駆動されると、第1の本体側カップリング110の先端部110fと、ポンプ・スクリューカップリング部21039aの円筒外周部21039a1とは、両者の摩擦力で接触状態が維持される。この状態で、第1の本体側カップリング110の回転に応じてポンプ・スクリューカップリング部21039aも回転し、プリンター本体A側からトナーカートリッジC21側へと駆動力が伝達される。
駆動伝達部21039bは、ポンプ・スクリューカップリング部21039aが受けた駆動力を、カサ歯形状の駆動伝達ギア21039b1によってトナー収容部スクリュー部材21035の回転軸線21L01と平行な方向に変換して入力する。具体的に説明すると、駆動伝達ギア21039b1と噛合う駆動力入力ギア21070により、トナー収容部スクリュー部材21035の回転軸線21L01と平行な方向(すなわちZ軸と平行な方向)へと駆動力が変換される。そして、駆動力入力ギア21070によりトナーカートリッジC21の内部へと駆動力が入力される。なお、駆動伝達ギア21039b1としては、カサ歯形状以外のギア(ウォームギアなど)の他の変換手段を用いる構成であってもよい。
図129、図132に図示するように、第1の本体側カップリング110の回転軸線方向(Z軸と平行な方向)から見て、ポンプ・スクリューカップリング部21039aの回転軸線21L02は、第1の本体側カップリング110の回転中心O21を通る。
以上説明した構成に依れば、前述した実施例1と同様に、プリンター本体AからトナーカートリッジC21への駆動力の伝達が可能である。また、本実施例に係るポンプ・スクリューカップリング部21039aは、ゴム弾性を有しているため、前述した実施例14と同様の効果を奏することができる。また、本実施例に係るに係るポンプ・スクリュー駆動伝達部21039は、トナーカートリッジC21の長手方向(Z軸と平行な方向)に対して直交する方向に延びる回転軸線を中心に回転可能である。したがって、ポンプ・スクリューカップリング部221039aを備えたトナーカートリッジC21は、前述した実施例14に係るトナーカートリッジC14に対して、長手方向の寸法(サイズ)の小型化が可能である。なお、この効果は、ポンプ・スクリューカップリング部21039aの回転軸線の方向が、トナーカートリッジC21の長手方向(Z軸と平行な方向)に対して、少なくとも交差していれば得られるが、好ましくは前述した通りである。
また、前述の例では、駆動伝達部21039bに駆動伝達ギア21039b1を設ける構成について説明した、本実施例はこれに限定されるものではない。例えば、ポンプユニット21037やトナー収容部スクリュー部材21035への駆動力の伝達までに、駆動力(回転軸線)の変換を行う構成であってもよい。この場合は、駆動伝達部21039bが駆動伝達ギア21039b1を備えていない構成であってもよい。
(実施例22)
前述の実施例1では、L字形状のシャッター部材34を用いて、2つの異なる方向のトナーを搬送した後に、プロセスカートリッジB側にトナーを供給する構成について説明した。これに対して、本実施例では、実施例1に対して、シャッター部材(トナー搬送部材)自体の形状は大きく変更せず、前述した実施例1とは異なる方向に向けてトナーを排出する場合について図133~135を参照して説明する。なお、前述した実施例1と同一の構成については、実施例1と同一の符合・番号を付して説明する。また、トナーカートリッジ、および、プロセスカートリッジ、プリンター本体に関しては、実施例1と同一の機能・役割の部材に関しては、同一の名称、および、類似の部番号、符合を付す。
図133は、本発明の実施例22に係るシャッター部材22034の外観斜視図である。図133(a)は、トナー排出部22070が格納された状態を示す外観斜視図で合って、図133(b)は、トナー排出部22070が突出した状態を示す外観斜視図である。図134は、本発明の実施例22に係るシャッター部材22034の回転軸線R3を通りX軸と平行な断面図である。図134(a)は、トナーカートリッジC22がプロセスカートリッジBに装着されていない状態を示す面図であって、図134(b)は、トナーカートリッジC22がプロセスカートリッジBに装着された状態を示す断面図である。なお、本実施例に係るシャッター部材22034は、図133(b)に図示する、トナー排出部22070が穴部220234aから突出した状態で、プロセスカートリッジB側にトナーを供給できる。
図133に図示するように、本実施例に係るシャッター部材220324は、トナーカートリッジC22に設けられ、プロセスカートリッジB側にトナーを搬送(補給)するためのトナー搬送部材である。シャッター部材22034の穴部22034a内周側には、突出引き込みが可能なトナー排出部(突出部)22070が取り付けられている。
図134(a)に図示するように、トナー排出部22070が格納された状態(退避位置)では、シャッター部材22034における第2トナー搬送路22034mに該当する中空部分の内周面に沿うようにトナー排出部22070が引き込まれている。対して、図134(b)に図示するように、トナー排出部22070が突き出た状態では、シャッター部材22034における穴部22034aからトナー排出部22070が突出した状態(動作位置)に位置する。
図133、図134(a)に図示するように、シャッター部材22034は、前述の実施例1のシャッター部材34と略同一の形状をしている。シャッター部材22034は、第1トナー搬送方向CV1に延びる第1トナー搬送路22034b、第2トナー搬送方向CV2方向に伸びる第2トナー搬送路22034m、そして、第2トナー搬送路22034m先端に穴部22034aを有する。さらに、第1のトナー搬送路22034bのX2方向端部(すなわち、第2のトナー搬送路22034mと交差する部分)には、第1トナー搬送方向CV1とは反対方向に延びるバネかけ部22034kを有する。
図133(a)、(b)に図示するように、トナー排出部22070は円筒形状で、外周面22070b、第2のトナー排出口、孔部22070cを備えている。なお、外周面22070bは、プロセスカートリッジBの連通口206(補給口21c)に挿通可能な毛状であれば円筒形状以外の形状であってもよい。また、トナー排出口22070aおよび孔部22070cの開口方向は、いずれもZ1方向に面している。
シャッター部材22034における第2トナー搬送路22034mに該当する中空部分の内周面において、トナー排出部22070の外周面22070bが、第2のトナー搬送方向CV2に向けて移動可能に支持されている。トナー排出部22070の孔部22070cには平行ピン22072が固定されている。さらに、シャッター部材22034の内部には、引っ張りばね22071が配設されており、一方の端が平行ピン22072に接続され、他方の端がバネかけ部22034kに接続されている。引っ張りばね22071は、トナー排出部22070の動作状態(突出状態)において、トナー排出部22070が退避位置(格納状態)に移動するように付勢力が生じる。
図133(b)、図134(b)に図示するように、トナー排出部22070は、実施例1と同様にプリンター本体Aから受けた駆動力によりトナーカートリッジC22のポンプユニット37が伸縮できる。ポンプユニット37の伸縮により生じる気圧差で、トナー排出方向に向けて空気の流れが生じ、引っ張りばね22071の付勢力に抗して、トナー排出部22070が動作位置へと移動する。トナー排出部22070が動作位置に移動することで、シャッター部材22034からトナー排出口22070aが露出する。トナーカートリッジC22から空気とともに搬送されたトナーはシャッター部材22034、および、トナー排出部22070内部を通過して、トナー排出口22070aから排出される。具体的に、トナー排出部22070が動作位置にある状態で、トナーは第1のトナー搬送方向CV1と第2のトナー搬送方向CV2の方向成分を含む方向(すなわち回転軸線R3と平行な方向)に排出され、プロセスカートリッジB側に補給される。
なお、トナーカートリッジC22がプリンター本体Aから取り外されて駆動力の供給が絶たれると、ポンプユニット37の伸縮(空気の流れ)が停止し、引っ張りばね22071の付勢力で、トナー排出部22070が退避位置に移動する。すなわち、トナーカートリッジC22がプリンター本体Aから取り外されることで、トナー排出部22070が突出した状態から(シャッター部材22034の内部に)格納された状態へと遷移する。
以上説明したように、本実施例に係るシャッター部材22034は、実施例1のシャッター部材34と同様に、互いに交差する第1のトナー搬送方向CV1と第2のトナー搬送方向CV2に向けてトナーを搬送できる。また、本実施例に係るトナー排出部22070は、実施例1のシャッター部材34とは異なり、トナー排出方向Eは、シャッター部材22034の回転軸線R3と略平行な方向である。また、本実施例に係るトナー排出部22070は、第2のトナー搬送方向CV2に向けて搬送されたトナーがそのまま排出されるのではなく、第2のトナー搬送方向CV2と交差する方向に向けて搬送路が変換された後にトナーが排出される。以上説明した構成により、トナーカートリッジC22からプロセスカートリッジBへのトナーの搬送経路におけるトナーの漏出を低減することができる。
なお、前述の例では、トナー排出口22070aがシャッター部材22034の回転軸線R3と直交する方向に開口が面するように設けられていたが、トナー排出口22070aの開口の向きはこれに限定されるものではない。少なくとも、第2のトナー搬送方向CV2と交差する方向に向けてトナーを排出可能な構成であればよい。例えば、図135には、本実施例に係るトナー排出部による異なるトナー排出方向の例として、本発明の実施例22に係るシャッター部材22034に第2のトナー排出部22073が設けられている場合について図135を参照して説明する。
図135は、本発明の実施例22に係るシャッター部材22034および第2のトナー排出部22073の回転軸線R3を通るX軸と平行な断面図である。第2のトナー排出部22073の構成は、第2のトナー搬送方向CV2側の端部以外は、前述の(第1の)トナー排出部22070と同一であるため、第1のトナー排出部22070と異なる点以外は説明を省略する。
図135に図示するように、第2のトナー排出部22073の内部では、シャッター部材22034の内部を通過したトナーが第2のトナー排出部CV2方向(図中上方)へ移動する。ここで、第2のトナー排出部22073は、トナー排出口22073a近傍の先端部分がテーパー状に傾斜している。したがって、当該テーパー状の傾斜部分にトナーの移動方向が制限されて、シャッター部材22034の回転軸線R3に対して傾斜したトナー排出方向Eにトナーが排出される。なお、第2のトナー排出部22073のトナー排出口22073aのトナー排出方向Eは、回転軸線R3と平行な方向(すなわちX1方向)成分を含み、回転軸線R3に向かう方向である。
以上説明した構成により、本実施例に係る第1のトナー排出部22070、および、第2のトナー排出部22073のいずれも、プロセスカートリッジB側への安定したトナーの排出(供給)が可能である。
さらに、本実施例に係る第1のトナー排出部22070、および、第2のトナー排出部22073は、トナーカートリッジC22がプロセスカートリッジBに装着された際に、プロセスカートリッジBの内部までトナー排出部が侵入してトナーを供給可能である。したがって、前述した実施例1に係るトナーカートリッジCに対して、トナーの漏出量を低減することができる。
なお、トナー排出部の形状やトナー排出口の形状については、前述した例に限らず、種々の変形が可能である。例えば、トナー排出口の開口がテーパー状に傾斜している構成であってもよい。また、トナー排出口の形状が円形以外の形状(矩形など)であってもよい。また、トナー排出部が引っ張りばね22071の付勢力以外の方法で突出引き込み可能な構成であってもよい。例えば、プロセスカートリッジ側にガイド部を備え、シャッター部材の回転により当該ガイド部と連動してトナー排出部が動作位置へ移動する構成であってもよい。
(実施例23)
前述した実施例1では、不必要なトナーの飛散を抑制するための構成として、シャッター部材34自体が回動することにより、シャッター部材34に設けられたトナー排出口34aやシャッター入口34gを開閉する構成について説明した。本実施例では、トナーカートリッジの収容枠体の内部に内部シャッター機構を設ける場合について説明する。なお、前述した実施例1と同一の構成については、実施例1と同一の符合・番号を付して説明する。また、トナーカートリッジ、および、プロセスカートリッジ、プリンター本体に関しては、実施例1と同一の機能・役割の部材に関しては、同一の名称、および、類似の部番号、符合を付す。
以下、本実施例に係るトナーカートリッジC231の具体的な構成について説明する。まず、図145、図146を参照して、本実施例に係る第1の内部シャッター部材23071の構成について説明する。図145は、本発明の実施例23に係るトナーカートリッジC231の外観斜視図である。また、図146は、本発明の実施例23に係るトナーカートリッジC231の部分分解斜視図であって、第1の内部シャッター部材23071を中心とした各部の組立て方法について例示的に説明する図である。
図145に図示するように、本実施例のトナーカートリッジC231は、収容枠体23031と収容部フタ23032によりトナーカートリッジのフレームを形成している。また、トナーカートリッジC231は、収容部フタ23032の上面からY1方向に向けてスイッチ部材23070の先端が突出(露出)している。また、図146に示すように、トナーカートリッジC231の収容枠体23031の内部には、スイッチ部材23070、スイッチばね23072、第1の内部シャッター部材23071、仕切り部材241046が設けられている。このうち、スイッチ部材23070、スイッチばね23072、第1の内部シャッター部材23071は、同軸上に配されている。
次に、トナーカートリッジC231を構成する各部品の形状について図147乃至図150を参照して説明する。図147は、本発明の実施例23に係る収容枠体23031について例示的に説明する図である。このうち、図147(a)は、収容枠体23031の外観斜視図を示し、図147(b)は、図147(a)に図示する実線円形部分で表す収容枠体23031の拡大図である。また、図148は、本発明の実施例23に係る第1の内部シャッター部材23071について例示的に説明する図である。このうち、図148(a)、図148(b)は、それぞれ異なる方向から見た第1の内部シャッター部材23071の外観斜視図である。また、図148(c)は、第1の内部シャッター部材23071をY2方向から(Y軸に沿って)見た側面図であって、図148(d)は図148(c)に示すS23A―S23A断面での断面図である。また、図149は、本発明の実施例23に係るスイッチ部材23070について例示的に説明する図である。このうち、図149(a)は、平行ピン23073が取り付けられる前のスイッチ部材23070の斜視図であって、図149(b)は、平行ピン23073が取り付けられた状態のスイッチ部材23073の斜視図である。また、図150は、本発明の実施例23に係る収容部フタ23032について例示的に説明する図である。このうち、図150(a)、(b)は、収容部フタ23032をそれぞれ異なる方向から見た外観斜視図であって、図150(c)は、図150(b)において実線円形部分で示す拡大図である。
図147(a)に図示するように、収容枠体23031は、前述した実施例1の収容枠体31と略同一の構成であるため、本実施例では実施例1と異なる構成について具体的に説明する。図147(b)に図示するように、収容枠体23031は、トナー供給口23031aに対して、X1方向に設置面23031eが延出形成されており、設置面23031e上のX1方向の端部付近に円柱部23031fが設けられている。円柱部23031fは、Y1方向に突出するように形成されている。X軸と平行な方向において、トナー供給口23031aと円柱部23031fとの間には、壁部23031hがY1方向、X1方向に向かって傾斜して設けられている。壁部23031hには、X軸と平行な方向に連通する穴部23031gが設けられている。
次に、図148(a)に図示するように、第1の内部シャッター部材23071は平板状のシャッター部241071aを有する。シャッター部23071aの端部には、シャッター部23071aからY1方向へ突出する第1円筒部23071bが設けられている。第1円筒部23071bの内部には、Y1方向に延びる2つの平行な平面によって形成される円筒穴部23071dが設けられている。また、図148(b)、(d)に図示するように、シャッター部23071aの第1円筒部23071bの一端には、第1円筒部23071bと同軸の円形凹部23071cが設けられている。なお、図148(d)で図示するように、第1円筒部23071bと円形凹部23071cとの間は、壁部23071eで仕切られている。
次に、図149(a)に図示するように、スイッチ部材23070は、トナーカートリッジC231において、Y方向へ延びる円柱形状であって、軸線方向の一端は、略平行な2つの平面により面取りされた面取り部23070aが設けられている。また、スイッチ部材23070の円筒形状の軸線に直交し、当該軸線をと交差する貫通穴23070bが設けられている。図149(b)で図示するように、貫通穴23070bには、平行ピン23073が圧入状態で貫通でき、スイッチ部材23070から平行ピン23073の両端部分が突出した状態で取り付けられる。なお、スイッチ部材23070は、第1の内部シャッター部材を動作させるための作動部であって、スイッチ部材23070が動作することに連動した第1の内部シャッター部材23070の動作の詳細については後述する。
次に、図150(a)、(b)に示す収容部フタ23032は、前述した実施例1の収容部フタ32と略同一の構成であるため、以下、異なる構成について具体的に説明する。図150(a)、(b)に図示するように、収容部フタ23032には、Y方向に貫通する円形の穴部23032dが設けられている。図150(b)、(c)で図示するように、穴部23032dのY2方向側には、Y2方向に延出形成された第2円筒部23032eが設けられている。図150(c)に図示するように、第2円筒部23032eには、Y2方向の先端からY1方向に向けて延びるガイド溝23032fが第2円筒部23032eの軸線を中心として対称な位置に2つ設けられている。このガイド溝23032fは、第1ガイド溝23032f1、第2ガイド溝23032f2、第3ガイド溝23032f3により形成されている。第1ガイド溝23032f1と第3ガイド溝23032f3は、Y軸に対して略平行な方向に延びる溝である。また、第2ガイド溝23032f2は、第1ガイド溝23032f1と第3ガイド溝23032f3との間に形成され、第1ガイド溝23032f1と第3ガイド溝23032f3に対し傾斜した溝である。換言すると、第2ガイド溝23032f2は、Y軸に対して所定角度傾いた溝であって、Y軸に対して略15°の傾斜を有する。具体的に、第2ガイド溝23032f2は、第1ガイド溝23032f1に対して、反時計方向に向けて略15°傾いた状態で第3ガイド溝23032f3に接続される。すなわち、第1ガイド溝23032f1、第2ガイド溝23032f2、第3ガイド溝23032f3は連続的に形成された溝部である。
次に、図151を参照して、収容枠体23031への第1の内部シャッター部材23071とスイッチ部材23070の組付け方法について説明する。図151は、本発明の実施例23に係る第1の内部シャッター部材23071とスイッチ部材23070の取り付け状態について例示的に説明する図である。このうち、図151(a)は、収容枠体23031に第1の内部シャッター部材23071とスイッチ部材23070を取り付けた状態の、収容枠体23031の部分斜視図である。また、図151(b)は、図151(a)に図示する第1の内部シャッター部材23071を自身の軸線中心を通るXY平面で切断した断面図である。
図151(b)に図示するように、第1の内部シャッター部材23071のシャッター部23071aは、前述した収容枠体23031の壁部23031gに設けられた穴部23031hを貫通するように配設される。すなわち、トナーカートリッジC231では、壁部23031gを挟んでシャッター部23071aと第1の内部シャッター部材23071の回転軸とが、それぞれ反対側に設けられている。この構成により、トナー供給口23031aへと搬送されたトナーがシャッター部23071aの動作により壁部23031gを超えて第1の内部シャッター部材23071の回転軸側へと飛散することを防止することができる。
また、第1の内部シャッター部材23071のシャッター部23071aのY2方向側の面には、可撓性を有するシール(不図示)が取り付けられているので、収容枠体23031と第1の内部シャッター部材23071とがシールを介して密着する。
次に、第1の内部シャッター部材23071の円形凹部23071cは、収容枠体23031の円柱部23031fに対してY2方向に向けて嵌合し、第1の内部シャッター部材23071が収容枠体23031において回転可能に支持される。
また、第1の内部シャッター部材23071の円筒穴部23071dには、スイッチばね23072が嵌合される。さらに、第1の内部シャッター部材23071の円筒穴部23071dには、スイッチ部材23070の面取り部23070aが挿入される。したがって円筒穴部23071dの内周部と面取り部23070aとが互いに接触し、第1の内部シャッター部材23071とスイッチ部材23070の回転方向が規制される。
次に、図152を参照して、収容枠体23031に対する仕切り部材23046とノズル部材33bの取り付け方法について説明する。図152は、本発明の実施例23に係る、収容枠体23031への、仕切り部材23046とノズル部材33bの取り付け位置を例示的に説明する図である。
図152で図示するように、収容枠体23031には、前述した実施例1と同一の構成のノズル部材33bがZ1方向に向けて取り付けられ、当該取り付け方向とは逆側において、Y2方向に向けて仕切り部材23046が取り付けられている。仕切り部材23046は、前述した実施例1の仕切り部材46と略同一の構成であるが、第1の内部シャッター部材23071、収容枠体23031との接触(干渉)を避けるために一部が切り取られた形状である。
次に、図153を参照して、収容枠体23031に対する収容部フタ23032の取り付け方法について例示的に説明する。図153は、本発明の実施例23に係る収容枠体23031に対する収容部フタ23032の取り付け位置を例示的に説明する図である。このうち、図153(a)は、収容部フタ23032を取り外した状態の分解斜視図である。また、図153(b)は、スイッチ部材23070が取り付けられた状態の収容部フタ23032を底面側(Y2方向)から見た斜視図である。さらに、図153(c)は、図153(b)において実線円形部分で示した拡大図である。
図153(a)に図示するように、収容部フタ23032は、収容枠体23031に対して、Y2方向に向けて取り付けられる。また、図153(b)に図示するように、スイッチ部材23070は、収容部フタ23032の第2円筒部23032eと、穴部23032dとを貫通して取り付けられる。なお、スイッチ部材23070と第2円筒部23032eとの間にはシール部材(不図示)が取り付けられ、第2円筒部23032eに対してスイッチ部材23070が回転可能な状態で互いに密接している。また、スイッチ部材23070に取り付けられた平行ピン23073の両端部分が、収容部フタ23032に設けられた2つのガイド溝23032fにそれぞれ挿入される。
次に、図154、155を参照して、スイッチ部材23070と第1の内部シャッター部材23071の動作方法について説明する。図154は、本発明の実施例23に係るスイッチ部材23070が、プリンター本体Aに設けられた開閉ドア107により動作する構成について例示的に説明する図である。このうち、図154(a)は、開閉ドア107が開いた状態を示し、図154(c)は、図154(a)の状態でスイッチ部材23070の中心軸(回転軸)を通るYZ平面の断面図を示す。また、図154(b)は、開閉ドア107が閉まった状態を示し、図154(d)は、図154(b)の状態でスイッチ部材23070の中心軸(回転軸)を通るYZ平面の断面図を示す。図155は、本発明の実施例23に係る第1の内部シャッター部材23071の開閉状態を例示的に説明する図であって、説明のために、開閉ドア107は取り除いた状態の斜視図である。このうち、図155(a)は、第1の内部シャッター部材23071の閉状態(トナー供給口23031aが閉鎖された状態)を示し、図155(b)は、第1の内部シャッター部材23071の開状態(トナー供給口23031aが開放された状態)を示す。
図154(a)、(c)に図示するように、開閉ドア107が開いた状態で、スイッチ部材23070は、スイッチばね23072からY1方向への付勢力を受ける。この状態で、当該付勢力によりスイッチ部材23070から突出した平行ピン23073が、収容部フタ23032のガイド溝23032fの内部において、Y1方向端部に突き当たり停止する。この際、スイッチ部材23070は、収容部フタ23032(の穴部23032d)を貫通してY1方向に突出している。
また、図154(b)、(d)に図示するように、開閉ドア107が閉まった状態で、スイッチ部材23070は、開閉ドア107の内面(Y2方向に面する面(当接面))と当接し、Y2方向に押し込まれる。そして、スイッチ部材23070がY2方向へ押し込まれると、スイッチ部材23070に圧入された平行ピン23073が、収容部フタ23032のガイド溝23032fにガイドされながら移動する。具体的に、開閉ドア107が開いた状態から閉まった状態へと遷移する際に、平行ピン23073は、第3溝部23032f3、第2溝部23032f2、第1溝部23032f1に沿って順に移動する。この際、図55(a)、(b)に図示するように、第2溝部23032f2を平行ピン23073が移動する際にスイッチ部材23070が自身の回転軸線を基準にT231方向に回転する。
図155(a)、(b)に図示するように、スイッチ部材23070がT231方向に回転することで、前述したように回転方向が規制された第1の内部シャッター部材23071も、スイッチ部材23070と同じ向きに回転する。そして、第1の内部シャッター部材23071の当該回転により、シャッター部23071aが収容枠体23031のトナー供給口23031aを開放する位置へと移動する。なお、図155(a)に図示する第1の内部シャッター部材23071の状態を閉状態とし、図155(b)に図示する第1の内部シャッター部材23071の状態を開状態とする。
なお、図155(a)に図示するように、第1の内部シャッター部材23071のシャッター部23071aは、トナー収容部スクリュー部材23035の回転軸に対してY2方向側に設けられている。トナー収容部スクリュー部材23035は、前述した実施例1のスクリュー部材35と略同一形状であるが、第1の内部シャッター部材23071との接触(干渉)を避けるため、一部が切り取られた形状である。
本実施例に係るトナーカートリッジC231においても、前述した実施例1と同様に、ポンプ37aが動作することで、空気がノズル部材33bを通過して、トナー供給口23031aからトナーと共に排出される。
以上説明した構成により、本実施例に係るトナーカートリッジC231は、プリンター本体Aの開閉ドア107が閉じた状態で、収容枠体23031の内部からトナーを排出可能となる。換言すると、本実施例に係るトナーカートリッジC231は、プリンター本体Aに装着された状態であっても、開閉ドア107が開いた状態では、収容枠体23031に設けられたトナー供給口23031aが閉じた状態(封止された状態)を維持する。したがって、本実施例に係るトナーカートリッジC231は、前述した実施例1のトナーカートリッジCよりも更に、意図しないトナーの漏出や飛散を防止することが出来る。例えば、トナーカートリッジC231をプリンター本体Aに着脱する際に、部材同士の衝突等による衝撃がトナーカートリッジC231に伝わる場合であっても、効果的にトナーの漏出量を低減することができる。
なお、前述したトナーカートリッジC231の構成では、前述した実施例1のシャッター部材34の構成に加えて、新たに第1の内部シャッター部材23071を設ける場合を想定した。しかしながら、本実施例に係るトナーカートリッジトナーカートリッジC231の第1の内部シャッター部材23071は、前述した実施例1のシャッター部材34とは異なるトナー搬送部を備える場合であっても適用可能である。例えば、シャッター部材34に設けられたシャッター入口(トナー受入口)34gが常に開状態であるような構成であっても、第1の内部シャッター部材23071の構成を採用することで、トナーの漏出を抑制することが可能である。
(実施例24)
前述した実施例1では、不必要なトナーの飛散を抑制するための構成として、シャッター部材34自体が回動することにより、シャッター部材34に設けられたトナー排出口34aやシャッター入口34gを開閉する構成について説明した。本実施例では、トナーカートリッジの収容枠体に対して他のシャッター機構を設ける場合について説明する。なお、前述した実施例1と同一の構成については、実施例1と同一の符合・番号を付して説明する。また、トナーカートリッジ、および、プロセスカートリッジ、プリンター本体に関しては、実施例1と同一の機能・役割の部材に関しては、同一の名称、および、類似の部番号、符合を付す。
以下、本発明の実施例24に係るトナーカートリッジC241の具体的な構成について説明する。図156は、本発明の実施例24に係るトナーカートリッジC241の外観斜視図であって、説明のために、トナーカートリッジC241の長手方向における一方の端側のみを示している。図156に図示するように、トナーカートリッジC241には、トナーカートリッジC241の前面側(X2方向)の外部に一部が露出した第2の内部シャッター部材24071が設けられている。
図157は、本発明の実施例24に係るトナーカートリッジC241の分解斜視図であって、収容枠体24031からシャッター保護部材210を取り外した状態を示している。図157に図示するように、第2の内部シャッター部材24071は、収容枠体24031の前面側(X2方向側)に配されている。なお、収容枠体24031は、前述した実施例1の収容枠体31と略同一の構成であるため、本実施例では実施例1と異なる構成について具体的に説明する。
図158は、本発明の実施例24に係る収容枠体24031について例示的に説明する図である。このうち、図158(a)は、収容枠体24031の外観斜視図を示し、図158(b)は、図158(a)に図示する実線円形部分で表す収容枠体24031の拡大図である。図158(b)に図示するように、収容枠体24031のトナー排出口24031aよりもZ1方向に、Y2方向に突出形成された壁部24031eが配設されている。また、壁部24031eのZ2方向の側面には、壁部24031eからZ2方向へと突出した第1円柱部24031fが形成されている。また、トナー排出口24031aに対して、X2方向には、第1支持部24031gが設けられており、X1方向には、第2支持部24031hが設けられている。換言すると、X軸と平行な方向において、トナー排出口24031aを挟んで両側に第1支持部24031gと第2支持部24031hが設けられており、どちらの支持部もY2方向に突出している。また、第1支持部24031gのY2方向の先端には、X1方向に向けてトナー排出口24031a側に突出した第1支持壁24031g1が設けられている。また、第2支持部24031hのY2方向の先端には、X2方向に向けてトナー排出口24031a側に突出した第2支持壁24031h1が設けられている。
次に、第2の内部シャッター部材24071の具体的な構成について説明する。図159は、本発明の実施例24に係る第2の内部シャッター部材24071について例示的に説明する図であって、図159(a)、(b)は、それぞれ異なる方向から第2の内部シャッター部材24071を見た外観斜視図である。図159(a)、(b)で図示するように、第2の内部シャッター部材24071は一部がY2方向(第2の内部シャッター部材24071が収容枠体24031に取り付けられた状態)に突出した部分を含む略平板形状である。
第2の内部シャッター部材24071は、XZ平面に略平行な平板形状の平板部24071aを含む。また、第2の内部シャッター部材24071は、平板部24071a上の領域に矩形の貫通穴24071bが設けられている。
また、平板部24071aのZ1方向の端部には、Y2方向側に突出した壁部24071cが設けられている。さらに、壁部24071cのZ1方向の側面から、Z1方向に突出して形成された第2円柱部24071dが設けられている。また、第2の内部シャッター部材24071のZ2方向側端部には、X2方向、且つ、Y2方向に突出した突起部24071eが設けられている。この突起部24071eは、Z1方向に面し、平板部24071aと直交する第1面24071e1、Z2方向に面し、平板部24071aと直交する第2面24071e2が設けられている。また、第1面24071e1と第2面24071e2とは、X2方向に面する斜面である第3面24071e3で接続されている。第3面24071e3は、Z2方向に進むにつれX1方向へ傾斜する斜面である。
また、平板部24071aのY1方向側には、平板状のシール部材24072が接着等で取り付けられている。シール部材24072は、第2の内部シャッター部材24071の貫通穴24071bと同じ位置に開口24072aが設けられている。
次に、収容枠体24031への第2の内部シャッター部材24071の取り付け方法について図160を参照して説明する。図160は、本発明の実施例24に係る第2の内部シャッター部材24071が取り付けられた状態の収容枠体24031の拡大斜視図である。図160に図示するように、収容枠体24031において、第1支持部24031g、第2支持部24031hの間に、第2の内部シャッター部材24071が配設される。より具体的に説明すると、第2の内部シャッター部材24071の平板部24071aが、第1支持部24031gの第1支持壁24031g1と、第2支持部24031hの第2支持壁24031h1に抱え込まれるように移動可能に支持されている。したがって、第2の内部シャッター部材24071のX軸、Y軸と平行な方向への移動は、第1支持壁24031g1と第2支持壁24031h1により規制され、Z軸と平行な方向にのみ移動可能である。
また、図160に図示するように、第2の内部シャッター部材24071のZ1方向端部に位置する第2円柱部24071dには、圧縮ばね24073が圧入支持される。圧縮ばね24073の他端側は収容枠体24031の第1円柱部24031fに嵌合支持されるため、第2の内部シャッター部材24071がZ2方向に向けて押圧(付勢)されている。
次に、図161を参照して第2の内部シャッター部材24071の開閉動作について説明する。図161は、本発明の実施例24に係る第2の内部シャッター部材24071の開閉動作について例示的に説明する図である。なお、説明のために、プロセスカートリッジBにトナーカートリッジC241を装着する際の第2の内部シャッター部材24071に連動して動作する部材のみを記載している。また、プロセスカートリッジBにトナーカートリッジC241を取り付ける際の時系列に沿って、図161(a)、(b)の順に第2の内部シャッター部材24071を基準とした部分斜視図を示している。さらに、図161(c)、(d)は、図161(a)、(b)における貫通穴24071bを通るYZ平面の断面図をそれぞれ示している。
図161(a)、(c)に示すように、トナーカートリッジC241の装着方向(X2方向)への移動により、プロセスカートリッジBのトナー流路部材214の第1当接部214fに第2の内部シャッター部材24071の第3面24071e3が接触する。そして、図161(b)、(d)に示すように、トナーカートリッジC241の装着方向への移動が進むと、第3面24071e3の傾斜に沿って第2の内部シャッター部材24071がZ1方向へと移動する。すなわち、第2の内部シャッター部材24071の第3面24071e3により、トナーカートリッジC241のX軸方向への移動がZ軸方向への移動へと変換される。
この際、第2の内部シャッター部材24071は、圧縮ばね24073のばね圧に抗してZ1方向へと移動する。そして、第2の内部シャッター部材24071の第2面24071e2がトナー流路部材214の第二当接部214gに突き当たるまで移動すると、第2の内部シャッター部材24071のZ1方向への移動が完了する。この際、図161(b)、(d)で示すように、第2の内部シャッター部材24071の貫通穴24071bが、Z軸と平行な方向において、シャッター部材34の軸線上へと移動する。より具体的に説明すると、図161(b)、(d)に示すトナーカートリッジC241の状態で、Z軸と平行な方向において、第2の内部シャッター部材24071の貫通穴24071bの中心が、シャッター部材34の回転軸線R3、搬送部34bの中心軸と略一致する。なお、第2の内部シャッター部材24071に関する好例について説明したが、この限りではない。例えば、トナーカートリッジC241がプロセスカートリッジBに装着された状態で、貫通穴24071bとトナー排出口34aが、Z軸と方向な方向において一部が連通可能な構成であれば、少なくともトナーの受け渡しは可能である。
図162は、本発明の実施例24に係る第2の内部シャッター部材24071におけるトナー排出経路に関して例示的に説明する図面である。図162(a)、(b)は、トナーカートリッジC241を貫通穴24071bに面するXZ平面の断面図であって、(a)、(b)の順にプロセスカートリッジBにトナーカートリッジC241を取り付ける際の時系列が変化している。また、図162(c)、(d)は、シャッター部材34の搬送部34bの中心軸を通るXY平面の断面図であって、(c)、(d)の順にプロセスカートリッジBにトナーカートリッジC241を取り付ける際の時系列が変化している。
図162(a)、(b)で示すように、トナーカートリッジC241のプロセスカートリッジBへの装着動作に従い、第2の内部シャッター部材24071がZ1方向へ移動すると、貫通穴24071bがシャッター部材34の搬送部34bの中心軸線上へ移動する。この際、図162(c)、(d)で示すように、貫通穴24071bは収容枠体24031のトナー排出口24031aを塞いだ状態から連通した状態へと変化する。具体的に説明すると、トナーカートリッジC241をプロセスカートリッジBに未装着の状態で、第2の内部シャッター部材24071は、平板部24071aにてトナー排出口24031aを閉鎖(遮蔽)した状態である。この状態からトナーカートリッジC241をプロセスカートリッジBに装着する動作に連動して、第2の内部シャッター部材24071は、貫通穴24071bがトナー排出口24031aと連通した状態へと遷移する。この状態で、トナーカートリッジC241は、収容枠体24031内からシャッター部材34側へとトナーを搬送(排出)できる状態となる。
以上説明したように、シャッター部材34に加えて第2の内部シャッター部材24071を設けることで、衝撃などによるトナーの漏出に対する堅牢性を高めることが可能となる。
以上説明したように、本実施例に係るトナーカートリッジC241は、プロセスカートリッジBへの装着動作に連動して、収容枠体24031に設けられた排出口を開閉可能な内部シャッター部材を備える。そして、トナーカートリッジC241がプロセスカートリッジBに未装着の状態で、当該内部シャッター部材(第2の内部シャッター部材24071)によりトナー排出口24031aが閉鎖された状態となる。この構成により、本実施例に係るトナーカートリッジC241は、トナーカートリッジC241への外部からの衝撃などに起因するトナーの漏出を効果的に防止することができる。換言すると、本実施例に係るトナーカートリッジC241は、第2の内部シャッター部材24071を備えることで、トナーの漏出に係る堅牢性を向上させることができる。したがって、例えば、トナーカートリッジC241のプロセスカートリッジBへの着脱時に、外部への衝突等による衝撃がトナーカートリッジC241へ伝わったとしても、当該衝撃に起因するトナーの漏出量を低減することができる。
なお、前述したトナーカートリッジC241の構成では、前述した実施例1のシャッター部材34の構成に加えて、新たに第2の内部シャッター部材24071を設ける場合を想定した。しかしながら、本実施例に係るトナーカートリッジトナーカートリッジC241の第2の内部シャッター部材24071は、前述した実施例1のシャッター部材34とは異なるトナー搬送部を備える場合であっても適用可能である。例えば、シャッター部材34に設けられたシャッター入口(トナー受入口)34gが常に開状態であるような構成であっても、第2の内部シャッター部材24071の構成を採用することで、トナーの漏出を抑制することが可能である。
(実施例25)
前述した実施例1では、トナーカートリッジCをプロセスカートリッジBの着脱に連動して、シャッター部材34自体が回動することにより、シャッター部材34に設けられたトナー排出口34aやシャッター入口34gを開閉する構成について説明した。本実施例では、トナーカートリッジがプリンター本体から駆動力を受けたことに連動してトナー排出口を開閉する構成について説明する。なお、前述した実施例1と同一の構成については、実施例1と同一の符合・番号を付して説明する。また、トナーカートリッジ、および、プロセスカートリッジ、プリンター本体に関しては、実施例1と同一の機能・役割の部材に関しては、同一の名称、および、類似の部番号、符合を付す。
以下、本発明の実施例25に係るトナーカートリッジC251の具体的な構成について説明する。図163は、本発明の実施例25に係るトナーカートリッジC251の収容枠体25031に接続されている各部を例示的に説明する分解斜視図である。なお、説明のために、トナーカートリッジC251を構成する一部の部材を除いた図を示す。図163に示すように、トナーカートリッジC251の収容枠体25031には、ブレーキ部材25071、トナー収容部スクリュー部材25035、スクリューギア25072、スクリューバネ25073、第2シャッター部材25074が取り付けられる。収容枠体25031に接続されている各部の詳細については後述する。
図164は、本発明の実施例25に係るスクリューギア25072の詳細について説明する図であって、図164(a)、(b)、(c)は、それぞれ異なる方向から見たスクリューギア25072の外観斜視図である。図164の各図に図示するように、スクリューギア25072は略円柱形状であって、Z軸方向にそって径(Z軸と直交する方向)が異なる円柱部を備えている。具体的に、スクリューギア25072は、Z1方向の端側に、斜歯ギア部25072aが設けられている。また、斜歯ギア部25072aよりZ2方向に向けて連続的に設けられたフランジ部25072bは、斜歯ギア部25072aよりも径が大きい円盤形状のフランジ部25072bが設けられている。また、フランジ部25072bよりZ2方向に向けて第1円柱部25072cと第2円柱部25072dが連続的に設けられている。第1円柱部25072c、第2円柱部25072dは、いずれもフランジ部25072bよりも径が小さく、第1円柱部25072cの方が第2円柱部25072dよりも径が大きい。さらに、第2円柱部25072dよりZ2方向に向けて連続的に設けられた第1円筒部25072eは、第2円柱部25072dよりも径が小さい。上述したスクリューギア25072を形成する各部はいずれも同軸を回転中心とする。
図164(b)に図示するように、第1円筒部25072eのZ2方向の端部には、スクリューギア25072の回転軸を中心とした円形凹部25072kが、Z1方向に凹むように設けられている。さらに、円形凹部25072kを囲むように回転方向にねじれた第1斜面部25072fと、Z軸方向に平行で、回転方向T251に面する第1面25072gが設けられている。そして、第1斜面部25072fと第1面25072gとをつなぐ第2面25072hと、がスクリューギア25072の回転軸に対して対称となる2か所に設けられている。
なお、本実施例に係るトナー収容部スクリュー部材25035は、前述した実施例1のトナー収容部スクリュー部材35と同様に、プリンター本体A側からポンプ・スクリューカップリング部39aが受けた駆動力により回転(駆動)可能である。すなわち、ポンプ・スクリューカップリング部39aが受けた駆動力が、ポンプユニット37のギア部を介してスクリューギア25072に伝達され、トナー収容部スクリュー部材2035を回転することができる。なお、後述するトナー収容部スクリュー部材2035のZ軸と平行な方向への移動を可能とするため、スクリューギア25072のギア部は、前述したような斜歯ギア部25072aのようなはす歯ギアを採用している。したがって、本実施例に係るポンプユニット37のギア部は、スクリューギア25072の形状に合わせたギア形状を備えている。
図165は、本発明の実施例25に係るトナー収容部スクリュー部材25035の構成について例示的に説明する図である。図165(a)は、トナー収容部スクリュー部材25035の外観斜視図である。また、図165(b)は、トナー収容部スクリュー部材25035をZ1方向から見た拡大斜視図である。また、図165(c)は、トナー収容部スクリュー部材25035の円筒端部25035eの内部の構成について例示的に説明する斜視図であって、説明の為に円筒端部25035eを取り除いた状態を示している。なお、本実施例に係るトナー収容部スクリュー部材25035は、前述した実施例1のトナー収容部スクリュー部材35と略同一形状であるため、本実施例では、実施例1と異なる構成についてのみ説明する。
図165(a)に図示するように、トナー収容部スクリュー部材25035は、Z軸と平行な方向に延びる円柱形状である。トナー収容部スクリュー部材23035は、Z2方向の端部からZ1方向に向かって順に、第3円柱部25035b、第1円盤部25035c、スクリュー部25035a、第2円盤部25035m、第4円柱部25035d、円筒端部25035eを備える。上述したトナー収容部スクリュー部材25035を構成する各部は同軸上で回転可能に形成されている。そして、第3円柱部25035bよりも第1円盤部25035cの径(Z軸と直交する方向)の方が大きく、第4円柱部25035dよりも第2円盤部25035m、円筒端部25035eの径の方が大きい。また、図165(b)、(c)で図示するように、円筒端部25035eは、Z1側の端部がZ2方向に凹んでおり、当該凹み部の内部には、スクリュー部25035aと同軸で回転可能な円筒突出部25035kが、Z1方向に突出して設けられている。また、円筒突出部25035kを囲むように回転方向にねじれた第2斜面部25035fと、Z軸方向に平行で、回転方向T251に面する第3面25035gが設けられている。そして、第2斜面部25035fと第3面25035gとをつなぐ第4面25035hと、がトナー収容部スクリュー部材25035の回転軸に対して対称となる2か所に設けられている。
次に、図166、67を参照して、本実施例に係る第2シャッター部材25074について具体的に説明する。図166は、本発明の実施例25に係る第2シャッター部材25074の斜視図であって、図166(a)、(b)はそれぞれ異なる方向から第2シャッター部材25074を見た状態を示している。図166(a)、(b)に図示するように、第2シャッター部材25074は、XZ平面と平行であってY1方向に面する第1平板部25074aを有する。この第1平板部25074aのX2方向端部には、Z軸と平行な方向における幅が第1平板部25074aよりも幅広のU字形状において、Y1方向に突出したU字突出部25074bを備える。このU字形状部分には、U字突出部25074bよりもX1方向において、Y2方向に凹んだU字溝部25074cが設けられている。U字溝部25074cの底部は、半円形状であって、当該半円形上の中心軸線はZ軸と平行である。また、図166(b)で図示するように、第1平板部25074aのY2方向側には、第1平板部25074aの形に合わせて形成された、可撓性を有するシール部材243075が第1平板部25074aに取り付けられている。
図167は、本発明の実施例25に係るブレーキ部材25071の斜視図であって、図167(a)、(b)はそれぞれ異なる方向からブレーキ部材25071を見た状態を示している。なお、図167(a)は、ブレーキ部材25071に可撓性シート部材25076を取り付ける前の状態を示し、図167(b)では、ブレーキ部材25071に可撓性シート部材25076を取り付けた状態を示している。
図167(a)に図示するように、ブレーキ部材25071は、第2平板部25071aを有している。そして、第2平板部25071aから直交する方向に矩形(角ボス形状)の矩形突出部25071bが設けられている。矩形突出部25071bの先端には、当接部25077が設けられている。第2平板部25071aの矩形突出部25071bが配設された面には、可撓性シート部材25076が取り付けられる。可撓性シート部材25076は平板形状をしており、矩形の(本実施例では角穴である)貫通穴25076aが設けられている。可撓性シート部材25076は、第2平板部25071aに直交する方向(図中矢印D方向)で矩形突出部25071bが貫通穴25076aを貫通するように取り付けられ、第2平板部25071aに(任意の接着材を用いた接着等で)固定される。
次に、本実施例に係るトナーカートリッジC251を構成する各部品の組付けについて図163を用いて説明する。図163、図168(a)に図示するように、収容枠体25031は、内部が空洞である桶型形状をしており、Z2方向端面にはZ1方向へ伸びる第2円筒部25031eが設けられている。Z1方向端部には、内部が中空の第2円筒部25031eが設けられている。また、第2円筒部25031eと同軸の貫通穴25031fが、収容枠体25031のZ1側の端に設けられている。
また、図163に図示するように、第2円筒部25031eの外周部分には、Z軸と平行な方向に伸縮可能な圧縮バネであるスクリューバネ25073がはめ込まれる。さらに、収容枠体25031の枠内側から第2円筒部25031eの内側に対して、Z1方向側からトナー収容部スクリュー部材25035の第1円柱部25035bが嵌合する。また、トナー収容部スクリュー部材25035の第2円柱部25035dの下部(Y2方向側)には、シャッター部材25074のU字溝部25074cが配されている。なお、U字溝部25034cは、トナー収容部スクリュー部材25035の回転軸に対してY1方向を向くようにはめ込まれ、トナー収容部スクリュー部材25035の回転軸と同軸周りで回転可能である。なお、トナー収容部スクリュー部材25035の第2円柱部25035dのZ軸と平行な方向における幅は、シャッター部材25074のU字溝部25074cのZ軸と平行な方向における幅と略同一である。以上説明した構成により、シャッター部材25074は、Z軸と平行な方向において、トナー収容部スクリュー部材25035と一体的に動く。
次に、図163に図示するように、収容枠体25031の外側から貫通穴25031fに対して、スクリューギア25072がZ2方向に向かって取り付けられる。この際、スクリューギア25072のZ2方向に突出した先端側の部分である第1円筒部25072eが、トナー収容部スクリュー部材25035の円筒端部25035eの内部へと挿入される。なお、スクリューギア25072とトナー収容部スクリュー部材25035の係合関係についての詳細は後述する。
さらに、図163に図示するように、スクリューギア25072の第1円柱部25072cが、貫通穴25031fに挿入され、Z2方向において、フランジ部25072bが突き当たる位置までスクリューギア25072がZ軸と平行な方向に移動する。この状態で、第1円柱部25072cは貫通穴25031fにおいて回転可能に支持されえる。
また、図163に図示するように、トナー収容部スクリュー部材25035、スクリューギア25072は、スクリューバネ25073により発生する付勢力により、Z1方向に向けて付勢される。なお、不図示だが、トナーカートリッジC251が組み立てられた状態で、スクリューギア25072はポンプユニット37のカムギア37b(図42などを参照)に当接することで、Z1方向での位置が規制される。また、図163に図示するように、収容枠体25031の前面(X1方向側の面)には、X2方向に向けてブレーキ部材25071が取り付けられる。
以下、図168を参照して、収容枠体25031へのブレーキ部材25071の取り付けに方法について説明する。図168は、本発明の実施例25に係る収容枠体25031へのブレーキ部材25071の取り付け方法を例示的に説明する図である。図168(a)は、収容枠体25031にブレーキ部材25071を取り付けた状態の外観斜視図であって、説明のために、収容枠体25031とブレーキ部材25071以外の部材は除いた状態を示している。図168(b)は、図168(a)に図示する実線円形部で示す箇所の拡大図である。
図168(b)で図示するように、収容枠体25031の図中矢印D方向(X2方向)側には、矩形貫通部25031gが設けられている。この矩形貫通部25031gに対してX2方向からブレーキ部材25071の矩形突出部25071bが挿入される。矩形貫通部25031gの周囲の収容枠体25031に可撓性シート部材25076が圧接した状態が矩形突出部25071bの挿入が完了した状態である。この状態で、可撓性シート部材25076が接着等で収容枠体25031に固定されることで、ブレーキ部材25071の収容枠体25031に取りつけが完了する。
次に、ブレーキ部材25071の動作について図169を用いて説明する。図169は、本発明の実施例25に係るブレーキ部材25071の動作について例示的に説明する図である。なお、図169(a)、(b)の各図は、いずれも、Y軸に沿ってブレーキ部材25071を中心としたトナーカートリッジC251を見た場合の、トナーカートリッジc251の要部側面図を示す。このうち、図169(a)は、プリンター本体AにトナーカートリッジC251が装着される前の状態であって、図169(b)は、プリンター本体AにトナーカートリッジC251が装着さされた状態を示す。図169(b)で図示するように、トナーカートリッジC251が、(プロセスカートリッジBが装着された状態の)プリンター本体Aに装着されると、ブレーキ部材25071がプロセスカートリッジBのステー21に当接する。当該当接により、ブレーキ部材25071が収容枠体25031に対して図中矢印Dとは反対方向(X1方向)に押圧されると可撓性シート部材25076が圧縮され、当接部25077がトナー収容部スクリュー部材25035に当接するまで移動する。
次に図170乃至172を参照して、トナーカートリッジC251をプリンター本体Aに装着した状態で、プリンター本体A側からの駆動力を受けた際のトナーカートリッジC251の動作について説明する。図170は、本発明の実施例25に係るトナーカートリッジC251を上部から見た外観斜視図であって、説明のために収容部フタ32を取り除いた状態を示している。なお、図170は、図163で示したトナーカートリッジC251の各部を組み立てた状態と同一である。また、図171は、本発明の実施例25に係る駆動部分の動作を例示的に説明する図である。図171(a)は、プリンター本体A側から駆動力を受ける前のトナーカートリッジC251の要部拡大図を示し、図171(b)は、プリンター本体A側から駆動を受けている状態のトナーカートリッジC251の要部拡大図を示している。また、図172は、本発明の実施例25に係るスクリューギア25072とトナー収容部スクリュー部材25035とが連動する構成について例示的に説明する図である。このうち、図172(a)は、プリンター本体A側から駆動力が伝達される前のスクリューギア25072を中心とした要部斜視図であって、図172(b)は、図172(a)に示す状態の側面図である。また、図172(c)は、プリンター本体A側から駆動力がスクリューギア25072を中心とした要部斜視図であって、図172(d)は、図172(c)に示す状態の側面図である。なお、図172(b)、(d)は、説明のために円筒端部25035eの外周部分を不可視とした状態を示している。
図170、図171(a)に示すように、トナーカートリッジC251をプリンター本体Aに装着された状態で、収容枠体25031の供給口25031a(点線部)が、シャッター部材25074に取り付けられたシール部材243075により閉鎖される。この状態では、収容枠体25031の内部のトナーが封止される。また、この状態では、前述したように、トナー収容部スクリュー部材25035に、ブレーキ部材25071の当接部25077が当接している。
図171(a)、図172(b)に示す状態では、スクリューギア25072とトナー収容部スクリュー部材25035とは、第1斜面部25072fと第2斜面部25035fとが回転方向で係合している。なお、この状態でスクリューギア25072がプリンター本体A側から駆動力を受けると、図171(a)で示すように、トナー収容部スクリュー部材25035が当接部25077からの摩擦力を受け、回転方向の動作が阻害される。
スクリューギア25072がプリンター本体A側から駆動力を受けると、図171(b)、図172(d)に図示するように、当接部25077から受ける当該摩擦力により、第1斜面部25072fから第2斜面部25035fに回転軸線(Z軸)と平行な方向へ力が作用する。この力によってトナー収容部スクリュー部材25035は、スクリューバネ25073の付勢力に抗してZ2方向へ移動する。そして、図171(b)に図示するように、トナー収容部スクリュー部材25035は、第1円盤部25035cが収容枠体25031の第2円筒部25031eと当接することで、Z2方向への移動が停止する。この状態でも、図172(d)で図示するように、第1斜面部25072fと第2斜面部25035fとの回転方向における係合状態は維持され、トナー収容部スクリュー部材25035は、スクリューギア25072と共に回転する。
また、図171(b)で図示するように、トナー収容部スクリュー部材25035がZ2方向へ移動することで、シャッター部材25074もZ2方向へと移動し、収容枠体25031の供給口25031aが開放され、トナーの排出が可能な状態となる。この状態で、前述した実施例1と同様に、プリンター本体A側から受けた駆動力によってポンプユニット37を動作させることで、供給口25031aから、空気とともにトナーが排出される。
プリンター本体A側からの駆動力の伝達が停止すると、トナー収容部スクリュー部材25035は、ブレーキ部材25071からの摩擦力によって、第1円盤部25035cが収容枠体25031の円筒端部25031eと当接した状態を維持する。トナーカートリッジC251がプリンター本体Aから取り外されると、図171(b)で図示するような当接部25077と、トナー収容部スクリュー部材25035との接触が解除される。トナー収容部スクリュー部材25035は、スクリューバネ25073によってZ1方向に付勢されているため、第2斜面部25035fの形状に沿ってT251方向に回転しながらZ1方向へと移動する。このとき、シャッター部材25074はトナー収容部スクリュー部材25035の移動に伴ってZ1方向へ移動し、収容枠体25031の供給口25031aは再びシャッター部材25074に取り付けられたシール部材243075により閉鎖される。すなわち、プリンター本体A側からの駆動力の伝達が停止することで、トナー収容部スクリュー部材25035に合わせて、再び、供給口25031aを封止しる位置にシャッター部材25074が移動する。
以上説明した構成により、本実施例に係るトナーカートリッジC251は、プリンター本体Aへの着脱時は、トナーの供給口25031aを閉鎖した状態を維持しつつ、プリンター本体A側から駆動力を受けたことに応じて当該供給口を開放することができる。換言すると、本実施例に係るトナーカートリッジC251は、プリンター本体A側から駆動力を受けて、実際にトナーを供給(搬送)可能となった状態で、供給口25031aの閉鎖が解除される。この構成により、本実施例に係るトナーカートリッジC251は、トナーカートリッジC251への外部からの衝撃などに起因するトナーの漏出を効果的に防止することができる。例えば、トナーカートリッジC251のプリンター本体Aへの着脱時に、外部への衝突等による衝撃がトナーカートリッジC251へ伝わったとしても、当該衝撃に起因するトナーの漏出量を低減することができる。
なお、本実施例ではトナー収容部スクリュー部材25035がスクリュー部25035aを有する構成について説明したが、スクリュー部25035aを有さない構成であっても、トナーの漏出防止効果が得られる。
また、前述したトナーカートリッジC251の構成では、前述した実施例1のシャッター部材34の構成に加えて、新たに第2のシャッター部材25074を設ける場合を想定した。しかしながら、本実施例に係るトナーカートリッジトナーカートリッジC251の構成(例えば第2シャッター部材25074など)を備え、シャッター部材34自体がトナーの排出有無に係るシャッター機構を備えていない構成であってもよい。例えば、シャッター部材34自身が回転せずとも、常にシャッター入口34gが供給口25031aに面しているような構成であってもよい。この場合、シャッター部材34としては、プロセスカートリッジB側の受け入れ側シャッター部材206を動作させることが可能な形状であればよい。
(実施例26)
前述した実施例24では、トナーカートリッジC241のプロセスカートリッジBへの着脱に連動して、第2の内部シャッター部材24071が動作する構成について説明した。また、前述した実施例25では、プリンター本体Aから受ける駆動力に応じてトナー収容部スクリュー部材25035および第2シャッター部材25074を動作する構成について説明した。本実施例では、外部電力で駆動するシャッター部材を用いてトナーの漏出を抑制する構成について説明する。なお、前述した実施例24と同一の機能・役割の部材に関しては、同一の名称、および、類似の部番号、符合を付す。
図173は、本発明の実施例26に係るトナーカートリッジC261について例示的に説明する図であって、図173(a)、(b)は、第3の内部シャッター部材26071の開閉前後の状態をそれぞれ示している。なお、図173は、トナーカートリッジC261の特徴的な構成を説明するために、各部を模式的に表している。
図173(a)、(b)に図示するように、収容枠体26031には、トナーをシャッター部材34側へと供給するための供給口26031aが設けられている。供給口26031aのY2方向側には、第3のシャッター部材26071が設けられている。第3の内部シャッター部材26071は平板形状であって、貫通穴26071aを有している。
第3の内部シャッター部材26071は、収容枠体26031に対し、Z軸と平行な方向に移動可能に取り付けられている。また、第3の内部シャッター部材26071は、供給口26031aと接する面に不図示のシール部材が取り付けられており、当該シール部材は、Y軸と平行な方向において供給口26031aと密着することでトナーを封止できる。
また、第3の内部シャッター部材26071のZ1方向側には、Z軸と平行な方向に動作可能な駆動部26072bを備える往復駆動部材26072が取り付けられている。往復駆動部材26072には、収容枠体26031に取り付けられる本体部26072aと、前述した駆動部26072bが含まれている。このうち、駆動部26072bは、本体部26072aに対してZ軸と平行な方向に移動可能であって、駆動部26072bに前述した第3の内部シャッター部材26071が固定されている。また、本体部には、後述する電池26073により駆動するモータ(不図示)を有する。
図173(a)に図示するように、収容枠体26031には、前述した電池26073が取り付けられており、電池26073から当該モータに電源を供給することにより、駆動部26072bを駆動することができる。なお、本実施例ではモータによる駆動部26072bを駆動する方式を採用するが、これに限定されるものではなく、磁力などにより駆動部26072bを駆動する構成であってもよい。
また、図173(a)、(b)に図示するように、トナーカートリッジC261の上面側であるY1側には、スイッチ部26074が、Y2方向に向けて押圧可能に、収容枠体26031の上面側からY1方向に突出して設けられている。
上述の往復駆動部材26072、電池26073、スイッチ部26074は、それぞれ電気的に接続されている。そして、スイッチ部26074がY2方向へ押圧される、あるいは、Y1方向へ向けて移動する(元の位置に戻る)ことに応じて、往復駆動部材26072への電源供給がされ、駆動部26072bを駆動することができる。なお、本実施例では、スイッチ部26074が押圧された際に、第3の内部シャッター部材26071の貫通穴26071aが供給口26031aとY軸と平行な方向において連通する状態となるように駆動部26072bが動作する。また、スイッチ部26074がY1方向に移動完了した状態で、第3の内部シャッター部材26071の平板形状部分が、Y軸と平行な方向において、供給口26031aを閉鎖する状態となるように駆動部26072bが動作する。本実施例の第3の内部シャッター26071は、上述した2つの状態で停止することができ、図173(b)に図示する状態でトナーを収容枠体26031の外部へと供給可能である。
本実施例では、スイッチ部26074は、不図示の戻りバネ部材などの付勢部材と動作的に接続されているため、(人の手動操作などによる)外力がスイッチ部26074に加わっていない状態で、戻りバネの付勢力によりY1方向に移動する。この構成を採用することで、例えば、本実施例のトナーカートリッジC261は、プリンター本体Aに設けられた開閉ドア107の開閉動作に応じてスイッチ部26074の状態が変化するように構成されている。具体的に、開閉ドア107が開放された状態では、図173(a)に図示するように、スイッチ部26074がY1方向に移動する。また、開閉ドア107が閉鎖された状態では、図173(b)に図示するように、スイッチ部26074が開閉ドア107の内壁に押されてY2方向に移動する。
以上説明した構成により、本実施例に係るトナーカートリッジC261は、前述した実施例23と同様に、開閉ドア107の開閉に連動して収容枠体26031の外部へのトナーの供給有無を切り替えることが出来る。なお、本実施例では、開閉ドア107の開閉動作に連動してスイッチ部26074の押圧状態が変化する構成について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、スイッチ部26074が開閉ドア107に連動する構成ではなく、ユーザーが手動操作で押圧状態を変更する構成であってもよい。当該構成を採用する場合は、プリンター本体AへのトナーカートリッジC261の装着状態や、プリンター本体Aの駆動状態などによらず、任意のタイミングで収容枠体26031の外部へのトナーの供給有無を切り替えることができる。なお、ユーザーが手動でスイッチ部26074を操作する構成を採用する場合は、スイッチ部26074の操作をロック可能な構成を追加することが望ましい。
なお、本実施例では、往復駆動部材26072の動力として電池26073を採用する構成について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、電池以外の動力源(すなわち電力以外の動力源)として、ゼンマイなど他の動力源を採用する構成であってもよい。
(実施例27)
本実施例では、前述した実施例1のシャッター部材34と略同一の構成を備える第1のシャッター部材であるシャッター部材27034の搬送部内に、内部シャッター部材である排気弁27071を設ける構成について図174乃至175を参照して説明する。なお、前述した実施例1と同一の構成については、実施例1と同一の符合・番号を付して説明する。また、トナーカートリッジ、および、プロセスカートリッジ、プリンター本体に関しては、実施例1と同一の機能・役割の部材に関しては、同一の名称、および、類似の部番号、符合を付す。
図174は、本発明の実施例27に係る排気弁27071について例示的に説明する図であって、図174(a)、(b)、(c)は、それぞれ異なる角度から排気弁27071を見た斜視図および側面図である。また、図174(d)は、図174(c)に示すS271-S271断面の断面図である。図174(a)、(b)で図示するように、排気弁27071は、円筒部27071aと、円筒部27071aから軸線方向に延びる弾性シャッター弁部27071bを有し、本発明の第2のシャッター部材として機能する。
弾性シャッター弁部27071bは、円筒部27071aの中心軸線に対して対称な形状であって、図174(d)で図示するように、先端部がすぼんだ形状である。より具体的に説明すると、弾性シャッター弁部27071bは、2つの平板部27071d1および平板部27071d2を有し、当該2つの平板部が、円筒部27071aの中心軸線において、円筒部27071aから離れるほど互いの距離が近づく。そして、弾性シャッター弁部27071bの先端は、平板部27071d1、27071d2によって、スリット状の排出部27071cが形成されている。なお、図174の各図で示した状態は、平板部27071d1、27071d2が接触することで、排出部27071cが閉じられた状態を示している。
本実施例の排出弁27071は、円筒部27071a側から内部を先端側(矢印D271の方向)に向かって所定量以上の空気の流れが生じることで、空気圧が平板部27071d1、27071d2の内壁に付加される。そして、当該空気圧によって、平板部27071d1が矢印D272の方向に変形し、平板部27071d2が矢印D273の方向に変形する。そして、平板部27071d1、27071d2が変形することで、互いが接触した状態から排出部27071cが形成される。この排出部27071cが形成された状態で、排出部27071cを介してトナーを排出することが出来る。そして、平板部に作用する空気圧が減り、所定値以下となると、平板部27071d1、27071d2が元の形状に戻り、平板部27071d1、27071d2が再び接触する。
次に、図175は、本発明の実施例27に係るシャッター部材27034の構成について例示的に説明する図である。図175(a)は、シャッター部材27034を上面側から見た上面図である。また、図175(b)、(c)は、シャッター部材27034の搬送部27034bの中心を通るS272―S272断面の断面図であって、排出弁27071を配する位置がそれぞれ異なる場合を例示的に示している。なお、シャッター部材27034は、前述した実施例1のシャッター部材34と略同一の構成であるが、搬送部27034bの内部に排気弁27071を配することが可能である。
図175(b)に図示するように、シャッター部材27034には、搬送部27034bの内部に排気弁27071の円筒部27071aの外周部分が圧入、接着等で挿入される。この際、排気弁27071の排出部27071c側が円筒部27071aよりも、トナー排出口27034aに近くなるように排気弁27071が配されている。
実施例1と同様に、プリンター本体A側から駆動力を受けてポンプ37aが動作すると、搬送部27034bにポンプ37aから空気とトナーの混合気体が送られる。この際、ポンプ37aを駆動することで、トナーカートリッジC271の内外で気圧差が発生する。そして、当該気圧差による平板部27071d1、27071d2に加わる空気圧が変化することで排出部27071cが形成され(もしくは隙間が大きくなり)、排出部27071cからトナーと空気が排出される。この状態で、シャッター部材27034は、トナー排出口27034aからトナーを排出することができる。
対して、ポンプ37aが駆動していない、あるいは、ポンプ37aの駆動力が小さい、駆動力が伝達されていないなどの場合は、排出部27071cは略閉じられた状態であり、トナーカートリッジC271の内部にてトナーを密閉保持している。
なお、排気弁27071の材質はゴム、樹脂等で構成されているものを採用する(所謂ダックビル弁やダックビルバルブと呼ばれる)が、排気弁27071の材質はどのようなものであっても構わない。
以上説明したように、本実施例に係るシャッター部材27034は、内部の搬送部27034bに第2のシャッター部材として機能する排気弁27071を配する。この構成により、例えば、ポンプ37aを駆動して実際にトナーをトナーカートリッジC271の外部に排出する場合に意図しないトナーの漏出を低減することができる。特に、本実施例に係る排気弁27071は、シャッター部材2034の外部に設けることが出来るため、実施例1に示したトナーカートリッジから寸法等を変更せずに、効果的にトナーの漏出を抑制することが出来る。
なお、排気弁27071の配設位置としては、搬送部27034bの内部であれば図175(b)に図示した箇所以外に配する構成であってもよい。例えば、図175(c)に図示するように、トナー排出口27034aの近傍に配する構成であってもよい。すなわち、排出弁27071の向きは、排出部27034bの内部において、排出弁27071の先端がトナー排出口27034aを向くような方向であれば、どのような構成であってもよい。
さらに、排気弁27071は、シャッター部材27034以外の部材に配する構成でも、同様の効果を奏することが可能な場合がある。例えば、収容枠体31にも設けられた排出口31aの近傍に排気弁27071を配する構成であってもよい。
(実施例28)
前述した実施例1では、トナーカートリッジCに設けられたシャッター部材34のプロセスカートリッジBへの装着動作に伴い、プロセスカートリッジB側に設けられた受け入れ側シャッター部材206を移動させる構成について説明した。本実施例では、プロセスカートリッジB側の受け入れ側シャッター部材206を、トナーカートリッジC281におけるシャッター部材以外の構成を用いて移動させて、トナーカートリッジC281をプロセスカートリッジBに装着する構成について説明する。なお、前述した実施例1と同一の構成については、実施例1と同一の符合・番号を付して説明する。また、トナーカートリッジ、および、プロセスカートリッジ、プリンター本体に関しては、実施例1と同一の機能・役割の部材に関しては、同一の名称、および、類似の部番号、符合を付す。
なお、以降の説明におけるX軸、Y軸、Z軸については、プロセスカートリッジB、または、トナーカートリッジC281におけるX軸、Y軸、Z軸を基準とする。したがって、後述するアタッチメント部材28071に関しては、プロセスカートリッジB、または、トナーカートリッジC281に装着された状態の姿勢を基準としてX軸、Y軸、Z軸を定義する。
図176は、本発明の実施例28に係るアタッチメント部材28071の外観斜視図であって、図176(a)、(b)は、それぞれ異なる方向から見た状態を示している。アタッチメント部材28071は、プロセスカートリッジBの受け入れ側シャッター部材206を作動するための作動部材である。図176(a)、(b)に図示するように、アタッチメント部材28071は、アタッチメント部材28071のプロセスカートリッジBへの装着方向である矢印D方向(X2方向)が貫通した中空部28071aが設けられている。
中空部28071aの内側において、Y1側には、Z軸と平行な方向の両端から、中空部28071aの内側に向けて突出した、対向する2つの凸部が設けられている。このうち、Z2方向に突出する凸部を第1凸部28071bとし、Z1方向に突出する凸部を第2凸部28071cとする。
また、中空部28071aの内側において、Y2側には、Z軸と平行な方向の両端から、中空部27071aの内側に向けて突出した、対向する2つの凸部が設けられている。このうち、Z2方向に突出した凸部を第3凸部28071dとし、Z1方向に突出した凸部を第4凸部28071eとする。なお、Y軸と平行な方向において、第2凸部28071cと第4凸部28071eとの間には、当該2つの凸部をつなぐ壁部28071fが設けられている。また、壁部28071fに対して、D方向(X2方向)側には、D方向(X軸)と直交する平面部を有する取付け面28071gが設けられている。
次に、図177を参照して、アタッチメント部材28071をプロセスカートリッジBに装着する方法について説明する。図177は、本発明の実施例28に係るアタッチメント部材28071をプロセスカートリッジBに装着する方法を例示的に説明する図である。このうち、図177(a)、(b)は、プロセスカートリッジBの受け入れ側シャッター部材206を基準とした部分斜視図である。図177(a)はアタッチメント部材28071が装着されていない状態を示し、図177(b)はアタッチメント部材28071が装着された状態を示している。また、図177(c)はアタッチメント部材28071が装着されたプロセスカートリッジBを装着方向であるD方向(X2)に向けて見た側面図であって、説明のために、アタッチメント部材28071に該当する箇所にハッチングを施している。また、図177(d)は、図177(c)のS28―S28断面の断面図である。なお、図177(a)~(d)の各図は、説明のために、一部の部品を省略して記載している。
図177(a)で図示するように、アタッチメント部材28071は、プロセスカートリッジBのトナー流路部材214に対して、D方向に向けて(X1方向からX2方向へ)装着される。
アタッチメント部材28071がプロセスカートリッジBに装着された状態では、図177(b)で図示するように、中空部28071aの内側を、プロセスカートリッジBのトナー流路部材214が挿通する。この際、アタッチメント部材28071は、トナー流路部材214に取り付けられた受け入れ側シャッター部材206を圧縮ばね217の付勢力に抗して、D方向へと移動させながら、プロセスカートリッジBに装着される。この状態で、アタッチメント部材28071は、図177(c)で示すように、第1凸部28071bと第2凸部28071c、および、第3凸部28071dと第4凸部28071eとの間で、トナー流路部材214の平板部214gを挟みこむ。この構成により、アタッチメント部材28071は、トナー流路部材214に対してZ軸と平行な方向で位置決めがされる。また、アタッチメント部材28071の上下方向(Y軸と平行な方向)は、中空部28071aがトナー流路部材214を挟み込むことで位置決めされる。
次に、図177(d)で図示するように、トナー流路部材214にはスナップフィット部214kが、装着方向であるD方向と反対方向(すなわちX1方向)に向かって伸びている。前述したように、アタッチメント部材28071は、プロセスカートリッジBに対してD方向に向かって装着され、トナー流路部材214が中空部28071aに挿通される。したがって、アタッチメント部材28071がD方向に装着される際には、トナー流路部材214のスナップフィット部214kが、アタッチメント部材28071の壁部28071fに押されることで、Z1方向に向かって変形する。さらにアタッチメント部材28071がD方向へと押し込まれると、スナップフィット部214kが壁部28071fを乗り越え、変形した状態が解除される。
アタッチメント部材28071は、受け入れ側シャッター部材206と共に圧縮ばね217からD方向とは反対方向(すなわちX1方向)への付勢力を受ける。したがって、アタッチメント部材28071の取付け面28071gは、トナー流路部材214のスナップフィット部214kと当接し、D方向(X軸と平行な方向)における位置決めがされる。この際、受け入れ側シャッター部材206は、アタッチメント部材28071によりD方向に押し込まれ、連通口206aとトナー流路部材214の補給口21cとがZ軸と平行な方向で互いに連通する位置に移動する(図177(b)参照)。
次に、図178を参照して、シャッター部材28034の動作について説明する。図178は、本発明の実施例28に係るシャッター部材28034の外観斜視図である。このうち、図178(a)は、本実施例に係るシャッター部材28034を示し、図178(b)には、比較説明のために前述した実施例1のシャッター部材34を示す。
図178(a)、(b)に図示するように、本実施例に係るシャッター部材28034は、前述した実施例1のシャッター部材34に対して、作動突起34fを備えていない点が異なる。なお、作動突起34fの有無以外の構成について、本実施例に係るシャッター部材28034と実施例に係るシャッター部材34とは、略同一の形状である。
本実施例のシャッター部材28034に作動突起が設けられていないのは、前述したアタッチメント部材28071でプロセスカートリッジB側の受け入れ側シャッター部材206を作動するためである。前述したように、少なくとも、アタッチメント部材28071をプロセスカートリッジBに装着完了した状態で、受け入れ側シャッター部材206が、トナーカートリッジC281から排出されたトナーを受け入れることが可能な状態へと遷移している。このため、本実施例に係るシャッター部材28071には作動突起を設ける必要がない。
したがって、アタッチメント部材28071が装着されたプロセスカートリッジBに対してシャッター部材28034を装着する際は、シャッター部材28034に設けられたアーム部28034hがプロセスカートリッジB側のガイド面21eと接触する。この構成により、シャッター部材28034は、自身が回転しながらプロセスカートリッジBへと装着方向へとガイドされる。そして、回転したシャッター部材28034のトナー排出口28034aが受け入れ側シャッター部材206の連通口206aとZ軸と平行な方向において互いに連通した状態で装着が完了する。
以上説明したように、プロセスカートリッジBにアタッチメント部材28071を取り付けた状態でトナーカートリッジC281を装着する場合でも、トナーカートリッジを精度よくプロセスカートリッジに装着することができる。特に、本実施例に記載の構成を採用する場合は、トナーカートリッジC281側のシャッター部材によって、プロセスカートリッジB側の受け入れ側シャッター部材206を押し込む力が発生しない。この構成を採用したトナーカートリッジC281(アタッチメント部材28071)であれば、前述した実施例1のトナーカートリッジCに対して、トナーカートリッジC281の装着に係る操作力を軽減することができる。
(実施例29)
前述した実施例28では、アタッチメント部材28071をプロセスカートリッジBに装着した状態でトナーカートリッジC281を、プロセスカートリッジBに装着する構成例について説明した。これに対して、本実施例では、前述したアタッチメント部材28071と略同一の形状部分をトナーカートリッジC291に設ける場合について説明する。なお、前述した実施例28と同一の構成については、実施例28と同一の符合・番号を付して説明する。また、トナーカートリッジ、および、プロセスカートリッジ、プリンター本体に関しては、実施例28と同一の機能・役割の部材に関しては、同一の名称、および、類似の部番号、符合を付す。
まず、図179を参照して、本実施例に係るトナーカートリッジC291について説明する。図179は、本発明の実施例29に係るトナーカートリッジC291の外観斜視図であって、図179(a)は、トナーカートリッジC291の全体を示す斜視図であって、図179(b)は、図179(a)で示す実線円形部分に該当する拡大図である。
図179(a)で図示するように、トナーカートリッジC29には、前面側(X2方向)にシャッター保護部材29210が取り付けられている。シャッター保護部材29210は、前述の実施例1のシャッター保護部材210と略同形状であり、本実施例では、実施例1とは異なる箇所について説明する。図179(b)で図示するように、シャッター保護部材29210のZ2方向側には、前述した実施例28で説明したアタッチメント部材28071と略同一の形状部分を備えた接続部29210eが形成されている。
接続部29210eは、実施例28で説明したアタッチメント部材の中空部28071aに相当する凹部29210fを備える。また、アタッチメント部材28071に設けられた各凸部(28071b~28071e)に相当する、第1凸部29210g、第2凸部29210h、第3凸部29210k、第4凸部29210mを備える。なお、シャッター部材29034は、前述した実施例28のシャッター部材28034と略同一の構成である。
次に、図180、181を参照して、トナーカートリッジC29をプロセスカートリッジBへの装着する方法について説明する。図180は、本発明の実践例29に係るトナーカートリッジC291をプロセスカートリッジBに装着する方法を例示的に説明する図である。図180(a)は、プロセスカートリッジB側へのトナーカートリッジC291の装着が完了していない状態を示し、図180(b)は、プロセスカートリッジB側にトナーカートリッジC291を装着した状態を示している。なお、図180(a)、(b)においては、説明のために、要部のみを記載した状態であって、いずれの図も装置背面側(X1方向)からシャッター保護部材2910および受け入れ側シャッター部材206を見た状態を示している。図180(a)、(b)に図示するように、シャッター保護部材29210を備えたトナーカートリッジC291は、プロセスカートリッジBに対してD方向(X2方向)に向けて装着できる。当該装着に際して、シャッター保護部材29210の前述した凹部29210f(後述の図181(c)を参照)に、受け入れ側シャッター部材206が挿通される。
次に、図181を参照して、トナーカートリッジC291をプロセスカートリッジBに装着する際の、シャッター保護部材29201とトナー流路部材214および受け入れ側シャッター部材206との相対的な位置関係の変化について説明する。図181は、本発明の実施例29に係るトナーカートリッジC291をプロセスカートリッジBに装着する際の要部説明図である。図181(a)は、プロセスカートリッジBにトナーカートリッジC291を装着する前の状態を示した要部側面図であり、図181(b)は、プロセスカートリッジBにトナーカートリッジC291を装着した状態を示した要部側面図である。また、図181(c)は、図181(b)に示すS291-S291断面の断面図であって、図181(d)は、図181(c)に示すS292-S292断面の断面図である。なお、図181の各図においては、説明のために不要な箇所を取り除いた状態を示している。
図181(a)、(b)に図示するように、トナーカートリッジC291がプロセスカートリッジBに装着される際に、接続部29210eの内部(凹部29210f)にトナー流路部材214が挿入される。この際、接続部29210eが、圧縮バネ217のD方向とは反対側(X1方向)への付勢力に抗して、受入側シャッター部材206をD方向に移動させて(押し込んで)装着される。
なお、前述した実施例28と同様に、シャッター保護部材210に設けられた対となる凸部と、凹部29210fの上下方向(Y軸と平行な方向)の端部とに、受け入れ側シャッター部材206が挿入されることでZ軸およびY軸における位置決めがされる。また、図181(d)で図示するように、トナーカートリッジC291がプロセスカートリッジBへ装着完了した際の位置で、受け入れ側シャッター部材206の位置が決まる。この際、X軸と平行な方向における受入側シャッター部材206が接続部29071の外部に当接して位置決めがなされる。
なお、上述した状態においては実施例1と同様に、トナーカートリッジC291が、圧縮バネ217からD方向とは反対方向(X1方向)の付勢力を受け続ける状態となる。そして、この際、当該付勢力に抗して受入側シャッター部材206は接続部29210eにより移動し(押し込み)、連通口206aとトナー流路部材214の補給口21cとがZ軸と平行な方向で連通する。この状態で、トナーカートリッジC291のプロセスカートリッジBへの装着が完了する。
以上説明したように、本実施例のトナーカートリッジC291は、前述した実施例28で説明したアタッチメント部材28071などの外部部材を用いることなく、シャッター部材34以外で受け入れ側シャッター部材206を移動させることができる。すなわち、本実施例に係るトナーカートリッジC291は、受け入れ側シャッター部材206を移動させる部材と、トナーを搬送および排出するための部材と、をそれぞれ別々に分けることが出来る。この構成により、受け入れ側シャッター部材206を介して圧縮バネ217から付勢力を受ける位置が安定化するため、トナーカートリッジC291を装着する際に必要な力を軽減することができる。
なお、トナーカートリッジC291側のシャッター部材の構成としては、前述した実施例28と同様で構成であれば、受け入れ側シャッター部材206との意図しない干渉なく、プロセスカートリッジBにトナーカートリッジC291を装着することができる。
(実施例30)
前述した実施例1では、トナーを搬送および排出するための構成として、プリンター本体A側から得た駆動力に基づいてポンプ37aを駆動することが可能なトナーカートリッジCについて説明した。これに対して本実施例では、トナーカートリッジC300自体がトナー搬送に係る駆動源を備える場合について説明する。具体的に説明すると、本実施例では、エアボンベ30071をトナーカートリッジC300に設ける構成について説明する。なお、前述した実施例1と同一の構成については、実施例1と同一の符合・番号を付して説明する。また、トナーカートリッジ、および、プロセスカートリッジ、プリンター本体に関しては、実施例1と同一の機能・役割の部材に関しては、同一の名称、および、類似の部番号、符合を付す。
まず、図182(a)、(b)を用いて本実施例に係るトナーカートリッジC300の構成について説明する。図182は、本発明の実施例30に係るトナーカートリッジC300の駆動側の端の外観斜視図であって、図182(a)、(b)は、それぞれトナーカートリッジC300を見る位置が異なる。図182(a)、(b)に図示するように、トナーカートリッジC300のZ1方向の端部には、リンクアーム30072、エアボンベ30071、カムギア30073が収容枠体30031に取り付けられている。カムギア30073は、Z方向と平行な軸線を持つ円筒形状であって、Z2方向の端部にはギア部30073aが形成されている。なお、ギア部30073aは、前述した実施例1のカムギア37と略同一の形状である。
カムギア30073は、前述した実施例1と同様に、所定の回転軸を基準に回転可能に収容枠体30031に取り付けられている。ギア部30073aは、駆動力受け部であって、プリンター本体Aに設けられたカップリングなどの駆動入力手段から受けた駆動力を受けることが可能である。換言すると、カムギア30073は、ギア部30073aがプリンター本体A側から出力された駆動力を受けることが可能な位置に配されている。
ギア部30073aよりもZ1方向側には、ギア部30073aより径が大きい円筒部30073bがギア部30073aと同軸上に設けられている。カム円筒部30073bの外周部には、回転軸に対する径方向に凹んだ溝部30073cが、カム円筒部30073bの外周を1周するように設けられている。溝部30073cは、カム円筒部30073bの外周上の位置において溝が形成されている位置(Z軸上)が異なるため、Z軸を基準とした場合、溝部30073cは異なる2つの位置を通る。すなわち、溝部30073cは、第一溝30073c1と、第一溝30073c1に対しZ2方向側に位置する第二溝30073c2とを含む。なお、第一溝30073c1と第二溝30073c2は連続的に設けられており(つながっており)、1つの溝部30073cを形成している。また、溝部30073cは、カム円筒部30073bの中心軸(回転軸)線に対して回転対称形状である。
カムギア30073は、Z2方向に位置する開口とZ1方向に位置する開口の大きさが異なり、Z1方向に開放された開口の径は、エアボンベ30071を挿入可能な径である。対して、カムギア30073のZ2方向に開放された開口は、エアボンベ30071の外周の径よりも小さい。したがって、Z1方向の開口から挿入されたエアボンベ30071は、Z2方向の開口を形成するカムギア30073の内面と当接し、エアボンベ30071を当該Z2方向の開口から挿通することはできない。
次に、図183(a)、(b)を参照して本実施例に係るエアボンベ30071の構成について説明する。図183は、本発明の実施例30に係るエアボンベ30071の分解斜視図であって、図183(a)、(b)で、エアボンベ30071を見る方向がそれぞれ異なる。図183(a)、(b)で図示するように、エアボンベ30071には、Z2方向からZ1方向に向かって、シャッター支持部材30076、シャッター部材30074,圧縮バネ30075、エア収容部材30077の順に並んだ各部を含む。
シャッター支持部材30076は、第1円筒部30076aが設けられており、第1円筒部30076aのZ2方向の端部には端面30076dが設けられている。端面30076dには、Z1方向まで貫通する第1中空部30076bが第1円筒部30076aと同軸上に設けられている。なお、端面30076dは、第1中空部30076bが形成されていることで、中心部分が貫通した円周面30076eが形成されている。第1円筒部30076aのZ1方向の端部には、第1円筒部30076aより径が大きい円形のフランジ部30076cが、エアボンベ30071を構成する他の部材と同軸上に設けられている。また、シャッター支持部材30076には、Z1方向に開口部30076fが形成されており、この開口部30076fにより前述した第1中空部30076bが形成されている。この開口部30076fに対してZ1方向からシャッター部材30074を挿入することで、シャッター部材30074をシャッター支持部材30076に取り付けることが出来る。
次に、シャッター部材30074は、円盤部30074aと、第2円筒部30074bと第2中空部30074cと、第1円柱部30074eを含む。このうち、第2円筒部30074bには、円筒部分の外周面から内面に向けて(すなわち径方向に向けて)2か所の貫通部が設けられている。第1貫通部30074cと第2貫通部30074dとは、回転軸線を対称にしてそれぞれ反対側に配されている。また、第2円筒部30074bは、Z2方向に向けて円盤部30074aから延出形成されており、円盤部30074aよりも径が小さい。さらに、円盤部30074aからは、第2円筒部30074bとは逆方向(Z1方向)に向けて、円盤部30074aよりも径が小さい第1円柱部30074eが、円盤部30074aと同軸上に設けられている。
以上に説明したシャッター部材30074は、シャッター支持部材30076に設けられた開口部30076fからシャッター支持部材30076の内部に挿入可能である。
シャッター支持部材30076のZ2方向側には、エア収容部材30077が取り付けられる。エア収容部材30077は、エア収容部30077dと、第2円柱部30077b、第3円柱部30077cを含んでいる。
閉じた円筒形状であるエア収容部30077dは、Z2方向端面に円形の穴部30077aが回転軸線を中心として設けられている。エア収容部30077dと第2円柱部30077bと第3円柱部30077cとは、同軸上において連続的に設けられている。エア収容部30077dと第3円柱部3077cとの間に第2円柱部30077bが設けられており、Z軸方向におけるZ1方向からZ2方向に向かって、第3円柱部30077c、第2円柱部30077b、エア収容部30077dの順に配されている。なお、各部材の径の大きさとして、エア収容部30077dが最も大きく、第2円柱部30077bが最も小さい。
次に、図184を参照して、エアボンベ30071の組み立て方法について詳細を説明する。図184は、本発明の実施例30に係るエアボンベ30071の回転中心軸を通るXZ平面の断面図である。図184に図示するように、エアボンベ30071の各部材を組み立て方法は、シャッター支持部材30076に対して、シャッター部材30074の第2円筒部30074bが第1中空部30076bを挿通する。この状態で、円盤部30074aがシャッター支持部材30076の内面部に当接する。そして、この際、シャッター部材30074の第1貫通部30074cと、第2貫通部30074dとは、シャッター支持部材30076の円周面30076eにより閉鎖されることで密閉される。
また、シャッター部材30074の第1円柱部30074eには、圧縮バネ30075が作用している。本実施例では、第1円柱部30074eの径に合わせた径を有するバネを用いて、圧縮バネ30075が第1円柱部30074eに嵌合する。そして、シャッター部材30074、圧縮バネ30075、シャッター支持部材30076と同軸となるように、エア収容部材が配される。具体的に説明すると、エア収容部材30077のエア収容部30077dのZ2側の端面に対して、圧縮バネ30075を加圧封入した状態で、シャッター支持部材30076のフランジ部30076cを接着等で固定する。
上述した本実施例に係るエアボンベ30071は、シャッター部材30074のZ2方向の端部が、収容枠体30031に接着等で固定される。なお、図184で図示するように、エア収容部材30077は、穴部30077aがシャッター支持部材30076の第1中空部30076bと連通するが、シャッター部材30074によって封止されている。この構成により、シャッター支持部材30076の内部に圧縮空気を漏れなく充填することができる。
ここで、図182(a)に図示するように、リンクアーム30072は、Y軸と平行な方向の両端部に、Z2方向に延びる2つのアーム部30072bが回転軸線に対して対称な位置にそれぞれ設けられている。この2つのアーム部30072bには、Z2方向の先端に、Y軸と平行な方向であって互いに対向する向きに突出した凸部30072cがそれぞれ設けられている。
また、図182(a)、(b)に図示するように、リンクアーム30072は、2つのアーム部30072bに対する径方向の中央部分において、コの字型の変曲部30072aが設けられている。リンクアーム30072は、変曲部30072aから径方向の外側に向けて伸びる2つの棒状部材の端から前述したアーム部30072bが延出形成されている。
図185は、本発明の実施例30に係るエアボンベ30071を駆動前後のトナーカートリッジC300の駆動側端部を示す要部外観斜視図である。なお、図185(a)、(b)は、それぞれエアボンベ30071を用いた空気の非排出時と、排出時をそれぞれ示している。図185に図示するように、リンクアーム30072は、変曲部30072aの凹部分がエアボンベ30071の第2円柱部30077bに対して嵌合している。この構成により、リンクアーム30072とエアボンベ30071とは、Z軸と平行な方向に向けて一体的に移動することができる。また、2つの凸部30072cは、それぞれカムギア30073の溝部30073cへとはめ込まれる。
次に、エアボンベ30071を用いたトナーと空気の排出方法に関して、図185(a)、(b)、図186(a)、(b)を用いて具体的に説明する。図186は、本発明の実施例30に係るエアボンベ30071を中心とした要部断面図である。図186(a)は、空気を排出していない状態を示し、図186(b)は、空気を排出している状態を示している。なお、図186の各図は、いずれも、回転軸を含むYZ平面を含む断面図である。
図185(a)、(b)で図示するように、リンクアーム30072(の凸部30072c)がカムギア30073の溝部30073cに嵌合しているため、カムギア30073の回転に伴ってリンクアーム30072がZ軸と平行な方向に移動する。また、図186(a)、(b)で図示するように、リンクアーム30072の移動に伴い、固定状態のシャッター部材30074に対してシャッター支持部材30076がZ軸と平行な方向に移動し、空気の排出有無が変化する。具体的に、図186(a)に図示する状態では、第1貫通部30074cと、第2貫通部30074dが、円周面30076eで閉鎖された状態である。これに対して、図186(b)に図示するように、シャッター支持部材30076がリンクアーム30072によってZ1方向に移動する。すると、シャッター支持部材30076の円周面30076eで閉鎖(封止)されていた第1貫通部30074cと第2貫通部30074dが、シャッター支持部材30076で形成される内部空間と連通される。その結果、エア収容部材30077内の圧縮空気が、図186(b)において破線矢印で示すように、第1貫通部30074cと第2貫通部30074dから排出される。
以上で説明した構成により排出された空気は、前述した実施例1で記載のポンプ37aから排出される空気と同様の働きをするため、トナーカートリッジC300の内部に収容されたトナーとともに、トナーカートリッジC300から外部へと排出される。なお、エアボンベ30071から排出される空気の容積は、前述した実施例1のポンプ37aを用いてトナーカートリッジCの内部に収容されたトナーの総量を排出するために必要な空気排出量以上であることが望ましい。例示的に、本実施例のエアボンベ30071は、約180000cc以上の空気が封入されているものとする。なお、エアボンベ30071としては、トナーカートリッジC300の内部に存在するトナーの量に応じて、封入されるエア容積を適宜選択可能な構成であってもよい。
以上説明したように、本実施例に係るトナーカートリッジC300は、ポンプを有することなく、エアボンベ30071などの、プリンター本体A以外の動力源を用いてトナーを排出することができる。したがって、前述した実施例1と比較して、例えば、ポンプ37aの圧縮に必要な電力の消費量を削減して、空気とともにトナーを効果的に排出することができる。すなわち、本実施例に係るトナーカートリッジC300は、前述した実施例1のトナーカートリッジCよりも少ない駆動力でトナーを排出することが可能である。
(実施例31)
前述した実施例1では、トナーを搬送および排出するための構成として、プリンター本体A側から得た駆動力に基づいてポンプ37aを駆動することが可能なトナーカートリッジCについて説明した。これに対して本実施例では、トナーカートリッジC310自体がポンプの駆動に係る駆動源を備える場合について説明する。具体的に説明すると、本実施例では、電池31031から得た電力に基づいてモータ31075を駆動することで、ポンプユニット37を動作させる構成について説明する。なお、前述した実施例1と同一の構成については、実施例1と同一の符合・番号を付して説明する。また、トナーカートリッジ、および、プロセスカートリッジ、プリンター本体に関しては、実施例1と同一の機能・役割の部材に関しては、同一の名称、および、類似の部番号、符合を付す。
図187は、本発明の実施例31に係るトナーカートリッジC310の要部分割斜視図であって、収容枠体31031に対する関連部品の取付け位置を例示的に説明している。
図187に図示するように、収容枠体31031のZ1方向の端部には、電池31071、固定板金31072、制御基板31073、検知カップリング31074、モータ31075、サイドカバー31050が取り付けられている。
固定板金31072は、収容枠体31031の側面に対して略平行な板面を備える平板形状であって、Z1方向に向かって突出した軸部31072aが配されている。制御基板31073は、固定板金31072のZ1方向を向く面上に配された制御部材である。また、検知部31076は、制御基板31073上に設けられた検知手段であって、本実施例ではフォトインタラプタを採用する。図187に図示するように、この検知部31076は、X1方向に一部が凹んだスリット部31076aを物体が通過したか否かを検知することができる。
検知カップリング31074はZ軸と平行な方向の軸線を持つ円筒形状をしており、Z2方向の端部に軸線から遠ざかる向き(径方向)に向かって延出形成された複数の検知羽31074aと、Z1方向の端にカップリング部31074bを有する。なお、複数の検知羽31074aは、各羽根が、軸線に対する周方向において等間隔に並んでおり、本実施例では計9個の羽根が配設されている。なお、カップリング部31074bの構成は、前述した実施例1のスクリューカップリング部39aと略同一である。
モータ31075は、Z2方向の先端にピニオンギア31077が設けられており、図187の図中に示す軸線Gを中心に回転可能に収容枠体31031に支持されている。サイドカバー31050は、トナーカートリッジC310のZ1方向の端に設けられたカバー部材である。なお、サイドカバー31050の構成としては、前述した実施例1の駆動側サイドカバー50と略同形状である。図187に図示するように、サイドカバー31050には、Z軸と平行な方向が貫通した穴部31050aが設けられている。
次に図188、図189を参照して、トナーカートリッジC310の駆動側の端部における各部材の組み付け方法について説明する。図188は、本発明の実施例31に係るトナーカートリッジC310の駆動側を示す分解斜視図であって、説明のために一部の部品を不図示とする。なお、本実施例に係るトナーカートリッジC310における駆動側は、ポンプユニット37が設けられている側である。また、図189は、本発明の実施例31に係るトナーカートリッジC310の駆動側の端部の斜視図であって、説明のために一部の部品を不図示とする。図188、図189に図示するように、電池31071は、収容枠体31031のZ1方向の端面に(接着等により)配設されている。また、収容枠体31031には、駆動軸(不図示)がZ2方向に向かうようにモータ31075がビス止め等で配設されている。さらに、モータ31075の駆動軸に設けられたモータ側ギアであるピニオンギア31077は、収容枠体31031の駆動側の端部に設けられたギア列45と係合することで、ポンプユニット37への駆動伝達が可能な位置に配設されている。
次に、サイドカバー31050への各部品の取り付け方法について、図189、図190を参照して説明する。図190は、本発明の実施例31に係るサイドカバー31050をZ2方向から見た分解斜視図であって、説明のために一部の部品を不図示とする。図190で図示するように、固定板金31072に設けられた軸31072aには、Z1方向からZ2方向に向けて検知カップリング31074が嵌合することで、検知カップリング31074が固定板金31072に回転可能に支持される。また、図189で図示するように、検知カップリング31074の検知羽31074aは、Z軸と平行な方向において、検知部31076のスリット部31076aの内部に位置する。換言すると、検知カップリング31074の検知羽根31074aを構成する各羽根は、検知カップリング31074の回転により、Z軸と直交する平面上においてスリット部31076aの内部を移動可能である。
図190で図示するように、固定板金31072は、サイドカバー31050に対してZ2方向からZ1方向に向けて不図示のビス等で固定される。また、固定板金31072に取り付けられた検知カップリング31074のカップリング部31074bは、穴部31050aに挿通されて、先端部がサイドカバー31050の外部に露出する。
なお、サイドカバー31050を収容枠体31031に取り付ける場合、サイドカバー31050の取り付け前に、制御基板31073、電池31071、モータ31075と導線31079で電気的に接続する(図189参照)。その後、サイドカバー31050を収容枠体31031に対してZ2方向に向けて不図示のビス等で取り付ける。
次に、本実施例に係るトナーカートリッジC310に関して、ポンプユニット37を駆動する際の各部品の動作について説明する。まず、図189で図示するように、検知カップリング31074のカップリング部31074bが、プリンター本体Aから出力された駆動力を受ける。なお、カップリング部31074aの形状は、前述した実施例1のスクリューカップリング部39aと略同一であって、本実施例のカップリング部31074aも、実施例1のスクリューカップリング部39aと同じ位置に配設される。
そして、プリンター本体Aから受けた駆動力により検知カップリング31074が回転すると、検知カップリング31074に連動して検知羽31074aが回転する。そして、検知羽根31074aが、検知部31076のスリット31076aを通過して回転することで検知部31076により当該回転が検知される。そして、制御基板31073は、当該回転を検知したことに応じて、電池31071からモータ31075へと電源の供給を開始し、供給された電力によりモータ31075を回転するように制御する。当該制御によりモータ31075の駆動軸に設けられたピニオンギア31077が回転することで、ピニオンギア31077に係合するギア列45へと駆動力が伝達され、前述した実施例1と同様にポンプユニット37を駆動することができる。なお、当該制御は、トナーカートリッジC310に設けられた付図示のCPUなどにより、トナーカートリッジC310を構成する他の部材を合わせて統括的に制御される構成であればよい。
なお、本実施例では、電池31071は、箱型で出力定格電圧が9Vのアルカリ電池を採用するが、これに限定されるものではなく、本実施例で利用可能な電池としては、例えばリチウムイオン電池など、他の仕様を採用する構成であってもよい。
以上説明したように、本実施例に係るトナーカートリッジC310は、プリンター本体A側から駆動力を受けることなく、前述した実施例1と同様にポンプユニット37を駆動することができる。この構成により、本実施例に係るトナーカートリッジC310は、ポンプユニット37の駆動に際して、プリンター本体A側における電力の消費を必要とせず、プリンター本体Aにおける電力の使用量を低減することができる。
なお、本実施例では、ポンプ37aを圧縮、復元した際の気圧差により空気およびトナーを搬送(排出)する構成について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、図191に図示するように、ポンプ37aの代わりに電力で動くファン31080を採用して、ファン31080の動作により収容枠体31031の内部に空気を流す構成であってもよい。この場合、前述した電池31071から制御基板31073を介して導線31079からファン31080と電気的に接続されていればよい。なお、図191は、本発明の実施例31に係る変形例としてファン31080を備えたトナーカードリッジC310について例示的に説明する図である。
また、本実施例ではプリンター本体Aの駆動有無を検知部材である検知部31076で検知して結果に応じてポンプユニット37を駆動するように制御する構成について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、ユーザーが手動操作可能なスイッチ等を設け、とうがいスイッチのユーザーによる操作に応じて電池31072からトナーカートリッジC310の各部へと電力を供給するような構成であってもよい。この構成であれば、ユーザーが任意のタイミングでトナーの供給が可能となる。
また、本実施例では、ポンプユニット37を駆動するための駆動源として電池31071を採用する構成について説明したが、例えば、電池以外の駆動源(ゼンマイなど)を採用する構成であってもよい。
また、本実施例ではポンプユニット37の駆動に係る動作についてのみ言及したが前述した本実施例の構成をポンプユニット37以外の構成(例えば、トナーの撹拌動作など)に用いる構成であってもよい。
(実施例32)
前述した実施例1では、トナーカートリッジCがプリンター本体A側から出力された駆動力を受ける駆動撹拌カップリング部38a、および、スクリューカップリング部39aがZ軸と平行な軸線Gを中心に回転する構成について説明した。これに対して、本実施例では、プリンター本体A側から駆動力を受ける駆動力受け部の回転軸線が、Z軸に対して傾斜(交差)しているトナーカードリッジC320について説明する。なお、前述した実施例1と同一の構成については、実施例1と同一の符合・番号を付して説明する。また、トナーカートリッジ、および、プロセスカートリッジ、プリンター本体に関しては、実施例1と同一の機能・役割の部材に関しては、同一の名称、および、類似の部番号、符合を付す。
図192は、本実施例の実施例32に係るトナーカートリッジC320の駆動力受け部を中心とした外観斜視図である。図192で図示するように、本実施例の撹拌駆動受け部32038は軸線G322を基準に回転可能な第1の駆動力受け部である。また、ポンプ・スクリュー駆動受け部32039は、軸線G321を基準に回転可能な第2の駆動力受け部である。なお、軸線G321は、Z軸に対して約45°傾斜している。撹拌駆動受け部32038とポンプ・スクリュー駆動受け部32039は、駆動側サイドカバー32050に取り付けられた可動カバー32071に支持されている。
次に、本実施例に係る駆動側サイドカバー32050の構成について図193を参照して説明する。図193は、本発明の実施例32に係る駆動側サイドカバー32050の外観斜視図であって、図193(a)と図193(b)とでは、それぞれ異なる方向から駆動側サイドカバー32050を見た場合を示している。なお、駆動側サイドカバー32050は、前述した実施例1の駆動側トナーカートリッジサイドカバー50と類似する形状であって、本実施例では実施例1に記載の構成とは異なる箇所を主に説明する。
図193(a)で図示するように、駆動側サイドカバー32050には、Z軸と平行な方向に向けた開口を有する第1の穴部32050aが設けられている。さらに、第1の穴部32050aを囲うようにZ軸と平行な方向に延びた第1の壁部32050bが設けられている。図193(b)で図示するように、第1の壁部32050bのY1方向の端面には、ツメ部32050cが設けられている。ツメ部32050cは、駆動側サイドカバー32050からX2方向からX1方向に向かって延出した延出部材であって、X1方向の端部には、Y2方向に向かって延出した傾斜突起32050c1が設けられている。この傾斜突起32050c1は、Y2方向の端部にて、Z2方向からZ1方向に向かって傾斜した傾斜面32050c2が設けられている。
次に、本実施例に係る可動カバー32071の構成について図194(a)~(d)を参照して説明する。図194は、本発明の実施例32に係る可動カバー32071の構成について例示的に説明するである。図194(a)、(d)は、それぞれ異なる方向からみた可動カバー32071の外観斜視図であって、図194(b)は、可動カバー32071の側面図であって、図194(c)は図194(b)で示すS321-S321断面の断面図である。
図194(a)で図示するように、可動カバー32071は、外観を形成する縁部に対して内部がZ1方向に凹んだ形状であって、Z1方向の端部にXY平面と略平行な第1の壁面部32071aを有する。また、第1の壁面部32071aからはZ2方向に向けて第2の壁面部32071rが延出している。また、第2の壁面部32071rには、可動カバーのY1方向の端面に該当する箇所に、第2の穴部32071pが配設されている。また、第1の壁面部32071aからZ2方向に延びる第1のばねかけ部32071sが設けられている。そして、第1の壁面部32071aには、可動カバー32071のZ2方向の端面に該当する箇所に、第1の壁面部32071aと略平行な面である段差部32071bが設けられている。
図194(a)、(b)、(d)で図示するように、第1の壁面部32071aには、Z軸と平行な方向(Z2方向)に延伸する2つの円筒部として、第1の円筒部32071cと第2の円筒部32071dが配設されている。なお、第2の円筒部32071dは、第1の第1の円筒部32071cと同一の形状であるため、以降の説明では、第1の第1の円筒部32071cについて言及する。
図194(a)、(c)、(d)で図示するように、第1の円筒部32071cのZ2方向の端には、Z2方向に面する当接面32071eが設けられている。当接面32071eには、Z軸と平行な方向に貫通した第3の穴部32071fが設けられている。また、第1の円筒部32071cには、第1の円筒部32071cの中心軸線と交差する軸線G32を中心軸とする第3の円筒部32071gが設けられている。
第3の円筒部32071gのZ1方向側の端面(すなわち可動カバー32071の外装側)には、第3の円筒部32071gの中心軸と直交し、且つ、当該中心軸線に向かって延出する第1リブ32071kが配設されている。第1リブ32071kは、第3の円筒部32071gの内面を一部覆うように、第3の円筒部32071gの中心軸を対称として2か所に設けられている。図194(c)、(d)で示すように、第1の円筒部32071cの内部には、Z1方向の端部側(可動カバー32071の外装側)に第1の円筒部32071cの中心軸と同軸の内筒形状の(円周形状)の駆動突き当て面32071hが設けられている。
次に、図195と図196を参照して、可動カバー32071に、撹拌駆動受け部32038とポンプ・スクリュー駆動受け部32039との取り付け方法について説明する。図195は、本発明の実施例32に係る可動カバー32071における撹拌駆動受け部32038とポンプ・スクリュー駆動受け部32039の配置について例示的に説明する図である。図195(a)は、可動カバー32071と2つの異なるカップリングの部分分解斜視図である。また、図195(b)は、図195(a)に図示する分解斜視図を組み立てた状態の可動カバー32071を矢印D320方向からみた斜視図である。さらに、図195(c)は、図195(b)に示すS322-S322断面の断面図である。また、図196は、本発明の実施例32に係るポンプ・スクリュー駆動受け部32039の斜視図である。図196(a)は、プリンター本体A側から駆動力(回転力)を受ける側であって、図196(b)は、トナーカートリッジC320の内部へと駆動力を出力する側を示している。なお本実施例では、ポンプ・スクリュー駆動受け部32039と撹拌駆動受け部32038とは同一形状の部材を用いて、略同一の方法で取り付けがされるため、撹拌駆動受け部32038についての詳細な説明は省略する。
図195(a)、図196(a)、(b)で図示するように、ポンプ・スクリュー駆動受け部32039は、軸線G32と同軸である回転中心軸線を有するギア部32039aを有する。また、ポンプ・スクリュー駆動受け部32029は、ギア部32039aの内側に円形凹部32039bが。ギア部32039aと同軸で設けられている。図196の各図において矢印D320方向に位置する、ギア部32039aの一端側(後述する係合突起32039dが設けられている側)には、円盤状のフランジ部32039cが設けられている。フランジ部32039cからは、軸線G32に対して120°毎に同一形状の係合突起32039dがD320方向に向けて突出形成(延出形成)されている。なお、本実施例では、3つの係合突起32039dを備える構成であるが、係合突起の数はこれに限定されるものではなく、例えば、プリンター本体A側に設けられたカップリングの形状に応じて数を増減させてもよい。また、本実施例のポンプ・スクリュー駆動受け部32029は、ギア部32039aと第1フランジ部32039c、係合突起32039dが一体的に形成された単一部材について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、それぞれ異なる部材として、ギア部32039a、第1フランジ部32039c、係合突起32039dを組み合わせてポンプ・スクリュー駆動受け部32029を形成する構成であってもよい。
また、図195(a)に図示するように、カップリング受け部材32072は、ポンプ・スクリュー駆動受け部32029の背面側(係合突起32039dに対してギア部32039aが位置する側)に装着される指示部材である。カップリング受け部材32072は、図中の矢印D320方向に向けて順に、円盤状の第2フランジ部32072aと、第2フランジ部32072aより径が小さい凸部32072bが設けられている。図195(a)で図示するように、カップリング受け部材32072の凸部32072bは、D320方向からポンプ・スクリュー駆動受け部32039の円形凹部32039bに嵌合する。この構成により、ポンプ・スクリュー駆動受け部32039は、カップリング受け部材32072の凸部32072bに回転可能に支持される。
そして、第2フランジ部32072aが、可動カバー32071の第3の円筒部32071gの端面32071g1に接着等で取り付けられることで、可動カバー32071へのポンプ・スクリュー駆動受け部32039の取り付けが完了する。なお、図195(c)で図示するように、ポンプ・スクリュー駆動受け部32039のD320方向には、第1リブ32071kが設けられているため、ポンプ・スクリュー駆動受け部32039のD320方向への移動が制限される。
次に、図197、図198を参照して、収容枠体32031への各部材の組付け方法について説明する。図197は、本発明の実施例32に係るトナーカートリッジC320における駆動側の部分分解斜視図である。図197(a)は、Z1方向から収容枠体32031の駆動側を見た状態を示し、図197(b)は、Z2方向から収容枠来32031の駆動側を見た状態を示している。また、図198は、本発明の実施例32に係るトナーカートリッジC320の駆動伝達部材を例示的に説明する図である。図198(a)は、トナーカートリッジC320(または収容枠体32031)の駆動側の端部の側面図であって、説明のために、一部の部材を不図示としている。また、図198(b)は、図198(a)に示すS32A-S32A断面の断面図である。なお、本実施例に係る収容枠体32031は、前述した実施例1の収容枠体31と略同一の形状を備えているため、本実施例では実施例1と異なる部分について言及する。
図197(a)、(b)で図示するように、収容枠体32031には、Z1方向に突出する第1の円柱部32031hと第2の円柱部32031kが設けられている。また、収容枠体32031には、駆動伝達ギア部材32074、圧縮バネ32075、駆動受カップリング32076が、第1の円柱部32031h、第2の円柱部32031kにそれぞれ取り付けられる。なお、2つの円柱部における各部材の取り付け方法は同一であるため、以降の説明は第1の円柱部32031h側について説明し、第2の円柱部32031k側の説明は省略する。
駆動伝達ギア部材32074は、前述したポンプ・スクリュー駆動受け部39がプリンター本体A側から受けた駆動力をトナーカートリッジC320の内部へと伝達する駆動力伝達部材である。なお、駆動伝達ギア32074は、前述した実施例1のスクリュー駆動入力部39のZ2方向の端部に位置するギア形状と略同一の形状の第1ギア32074aを有する。駆動伝達ギア部材32074は、ポンプ・スクリュー駆動入力部と同様の方法で収容枠体32031に取り付けられる。駆動伝達ギア部材32074の第1ギア部32074aよりもZ1方向には、第4円筒部32074cが形成されている。また、第4円筒部32074cの中心部には、第4円筒部32074cの中心軸(Z軸方向)と同軸上に円形の第4の穴部32074dが設けられている。第4の穴部32074dには、中心軸に対する径方向に向かって外側へ広がる角穴部32074eが、駆動伝達ギア部材32074の回転軸線Gを対称とする2か所に設けられている。
駆動受カップリング32076は、軸線Gと同軸の第5の円筒部32076aを有しており、第5の円筒部の内部に、圧縮バネ32075がはめ込まれている。また、駆動受けカップリング32076は、第5の円筒部32076aに対してZ1方向側にだい円盤部32076dが設けられている。第5の円筒部32076aの外周には、(回転軸線に対して)径方向の外側に延びる第2リブ32076cが、回転軸線(軸線Gと同義)を対称とする2か所設けられている。そして、駆動受けカップリング32076には、回転軸線方向において、駆動伝達ギア部材32074が取り付けられる側とは反対側の端(すなわち、Z1方向の端部)に、カップリング部32076bが設けられている。
次に、前述した収容枠体32031に対する駆動伝達ギア部材32074と駆動受けカップリング32076の組み立て方法について説明する。駆動伝達ギア部材32074に対して、Z2方向から圧縮バネ32075と駆動受けカップリング32076が軸線Gと同軸上に取り付けられる。具体的に説明すると、駆動伝達ギア部材32074の第4の穴部32074dに、駆動受カップリング32076の第5の円筒部32076aが挿入され、同時に角穴部32074eに第2リブ32076cが嵌合する。したがって、この状態で、駆動伝達ギア部材32074と駆動受けカップリング32076の双方の回転方向が規制される。この構成により、図198(b)で図示するように、駆動受けカップリング32076は、Z軸と平行な方向において、圧縮バネ32075の付勢力を受けつつ駆動伝達ギア部材32074により移動可能に支持される。
次に、可動カバー32071の収容枠体32031への取り付け方法について、図199を参照して説明する。図199は、本発明の実施例32に係る収容枠体32031に対する可動カバー32071の取り付け方法について例示的に説明する図である。図199(a)は、収容枠体32031から可動カバー32071を取り外した状態の分解斜視図である。また、図199(b)は、トナーカートリッジC320を駆動側から見た側面図である。さらに、図199(c)は、図199(b)で図示するS324―S324断面の断面図である。
図199(a)で図示するように、収容枠体32031には、Z1方向へ向けて突出する2か所の第1の突出部32031e、および、第2の突出部32031fと、第2のばねかけ部32031gが設けられている。図199(c)で図示するように、ばねかけ部32031gには、引っ張りバネ32077の一端が取り付けられ、この引っ張りバネ32077の他端は、可動カバー32071の第1のばねかけ部32071sに取り付けられる。
可動カバー32071は、引っ張りバネ32077により生じる付勢力によって、Z2方向に付勢される。そして、この付勢力により、可動カバー32071のZ2方向側の端面32071tが、収容枠体32031の第1の突出部32031eと、第2の突出部32031fに当接して、可動カバー32071の移動が停止する。この状態が、可動カバー32071の収容枠体32031への取り付けが完了した状態である(図199(c)を参照)。
なお、図199(c)で図示するように、収容枠体32031に取り付けられた駆動受けカップリング32076の駆動受けカップリング32076bは、可動カバー32071の第3の穴部32071fに挿通される。そして、第5の円筒部32076aの内部に配された圧縮バネ32075の付勢力により、円盤部32076dが当接面32071eと当接した状態となる。このとき、圧縮バネ32075の付勢力は引っ張りバネ32077の付勢力に対し十分小さく、可動カバー32071と収容枠体32031との当接状態が維持される。そして、この状態で、駆動受けカップリング32076のカップリング部32076bが、可動カバー32071にそれぞれ支持されたポンプ・スクリュー駆動受け部32039のギア部32039aと係合(噛合)する。
次に、駆動受けカップリング32076とポンプ・スクリュー駆動受け部32039との係合の仕方について図200、図201を参照して説明する。図200は、本発明の実施例32に係るポンプ・スクリュー駆動受け部32039と駆動受けカップリング32076と駆動伝達ギア部材32074との係合状態を例示的に説明する部分側面図である。図201は、本発明の実施例32に係るトナーカートリッジC320の駆動側(Z1方向)の端部において、可動カバー32071を取り付けた状態の外観斜視図である。なお、図201では、説明のために可動カバー32071を不図示としており、可動カバー32071に回転可能に支持された撹拌駆動受け部32038とポンプ・スクリュー駆動受け部32039の取り付け状態を例示的に説明するための図である。なお、図200、図201で図示するように、駆動受けカップリング32076の回転軸線Gは、トナーカートリッジC320に駆動受けカップリング32076が取り付けられた状態で、トナーカートリッジC320の長手方向と略平行である。
図200で図示するように、互いが係合する状態で、駆動受けカップリング32076は、軸線Gを基準に回転(回動)可能であり、ポンプ・スクリュー駆動受け部32039は軸線G32を基準に回転(回動)可能であり、互いの回転軸線は交差している。そして、ポンプ・スクリュー駆動受け部32039のギア部32039aと、駆動受けカップリング32076のカップリング部32076bとが係合(噛合)する。この状態で、ポンプ・スクリュー駆動受け部32039の軸線G32を中心とした回転力(駆動力)が駆動受けカップリング32076へと伝達される。
なお、前述したように、駆動受けカップリング32076と、ポンプ・スクリュー駆動受け部32039とは、可動カバー32071により回転可能な状態で軸線方向の移動が規制されており、高精度な位置決めがされる。したがって、駆動受けカップリング32076のカップリング部32076bとポンプ・スクリュー駆動受け部32039のギア部32039aとは、互いに高精度で係合(噛合)することができる。
図201で図示するように、収容枠体32031に可動カバー32071を取り付けた状態で、可動カバー32071に支持された撹拌駆動受け部32038とポンプ・スクリュー駆動受け部32039の回転軸線G32が回転軸線Gに対し傾く。なお、前述したように、図201では、説明のため可動カバー32071の記載を省略している。
次に、収容枠体32031への駆動側サイドカバー32050の取り付け方法について図202を参照して説明する。図202は、本発明の実施例32に係る収容枠体32031に駆動側再度カバー32050の取り付け方法を例示的に説明するための図である。図202(a)は、トナーカートリッジC320に駆動側再度カバー32050を取り外した(取付け前の)状態の部分分解斜視図である。また、図202(b)は、図202(a)において実線円形で囲んだ部分の拡大図である。また、図202(c)は、収容枠体32031に駆動側サイドカバー32050を組み立てた状態の部分外観斜視図である。また、図202(d)は、図202(c)において実線円形で囲んだ拡大図である。
図202(a)で図示するように、収容枠体32031に対してZ2方向側から駆動側サイドカバー32050が取り付けられ、不図示のねじ等で固定される。収容枠体32031に駆動側サイドカバー32050を取り付ける際、図202(b)で示す、ツメ部32050cが、可動カバー32071のY1方向の端面である第2の壁面部32071rの面32071r1を、Y1方向に向けて変形しながら乗り越える。その後、ツメ部32050cの先端部が、面32071r1に設けられた第2の穴部32071pに挿入される。また、可動カバー32071は、駆動側サイドカバー32050に設けられた第1の穴部32050aに嵌合し、X軸およびY軸と平行な方向の移動が制限される。この状態で、前述したように不図示のねじ等で固定されることで、トナーカートリッジC320の組み立てが完了する。
次に、トナーカートリッジC320のプリンター本体Aへの装着方法について説明する。まず、本実施例のトナーカートリッジC320は、前述した実施例1のトナーカートリッジCと同様にプリンター本体Aに装着される。すなわち、図22で図示したように、トナーカートリッジC320は。第一ガイド部108、第二ガイド部109にガイドされ、矢印D方向に向けて移動しながらプリンター本体Aへと装着される。ここで、図92で図示したように、プリンター本体Aの第二ガイド部109からは、Z2方向に第1の本体側カップリング110が設けられている。そして、第1の本体側カップリング110は、開閉ドア107が閉じられることで、トナーカートリッジC320に設けられたポンプ・スクリュー駆動受け部32029と係合可能な位置に向けて、Z2方向へ移動する。
次に、ポンプ・スクリュー駆動受け部32039と第1の本体側カップリング110との係合方法について図203、図204を参照して説明する。図203は、本発明の実施例32に係るポンプ・スクリュー駆動受け部32039と第1の本体側カップリング110との係合方法について例示的に説明する図である。図203(a)は、プリンター本体Aに装着完了したトナーカートリッジC320であって、開閉ドア107が開放された状態をX1方向からみた側面図である。なお、図中では説明のために開閉ドア107を不図示としている。また、図203(b)は、図203(a)に図示するS325-S325断面の断面図である。また、図203(c)は、図203(b)に図示するS326b-S326b断面の断面図である。また、図203(d)は、図203(a)に示すS325-S325断面の開閉ドア107を閉じた状態の断面図である。また、図203(e)は、図203(d)に図示するS326d―S326d断面の断面図であって、図203(c)に対して開閉ドア107を閉じた状態を示している。また、図204は、本発明の実施例32に係る開閉ドア107の開閉状態に応じた第1の本体側カップリング110とポンプ・スクリュー駆動受け部32039の位置の変化を例示的に説明する図である。このうち、図204(a)は、図203(b)で図示するS327b―S327b断面の断面図である。さらに、図204(b)は、図203(d)で図示するS327d―S327断面の断面図である。
図203(b)、(d)に図示するように、開閉ドア107を閉じると、開閉ドア107の突起部107aが図中の矢印A320方向に移動し、駆動側サイドカバー32050のツメ部32050cがY2方向側に押し込まれる。そして、図203(e)で図示するように、ツメ部32050cがY2方向に向けて変形しながら、Y2方向側に設けられた傾斜突起32050c1が可動カバー32071の第3の穴部32071fに挿入される。この際、駆動側サイドカバー32050の傾斜面32050c2によって第3の穴部32071fを形成する面の1つのうちのZ1方向側に位置する面32071f1がZ1方向に押される。そして、引っ張りバネ32077の付勢力に抗して可動カバー32071がZ1方向へと移動する。
図204(a)、(b)で図示するように、可動カバー32071がZ1方向へ移動すると、第1の本体側カップリング110が可動カバー32071の第1の円筒部32071cの内部へと挿入に挿入される。この状態で、第1の本体側カップリング110の回転中心軸と第1の円筒部32071cの中心軸と同軸上(軸線G)に位置する。この際、第1の本体側カップリング110のZ2方向の端面は、可動カバー32071の駆動突き当て面32071hと当接する。そして、前述したように、可動カバー32071はZ1方向へ移動するために、第1の本体側カップリング110のZ2方向の端面がZ1方向に押し込まれ、第1の本体側カップリング110のZ2方向への移動が制限される。この状態で、可動カバー32071の内面側に挿入した第1の本体側カップリング110がポンプ・スクリュー駆動受け部32039と係合する。
次に、図205を参照して、第1の本体側カップリング110とポンプ・スクリュー駆動受け部32039との係合時の駆動力(回転力)の伝達方法について説明する。図205は、本発明の実施例32に係る第1の本体側カップリング110とポンプ・スクリュー駆動受け部32039の係合状態の変化を例示的に説明する図である。図205(a)、(d)、(g)、(j)は、それぞれ第1の本体側カップリング110とポンプ・スクリュー駆動受け部32039とが係合した状態の外観斜視図であって、説明のために一部部材を不図示としている。また、図205(b)、(e)、(h)、(k)は、それぞれ第1の本体側カップリング110とポンプ・スクリュー駆動受け部32039とが係合した状態の側面であって、説明のために一部部材を不図示としている。また、図205(c)、(f)、(i)、(l)は、図205(b)に図示するS328ーS328断面の図205(b)、(e)、(h)、(k)の状態の断面図である。なお、図205(a)~(c)は、第1の本体側カップリング110とポンプ・スクリュー駆動受け部32039とが係合する前の状態を示す。また、図205(d)~(f)は第1の本体側カップリング110とポンプ・スクリュー駆動受け部32039の係合突起32039dのうちの1つ目が係合している状態を示す。また、図205(g)~(i)は、第1の本体側カップリング110とポンプ・スクリュー駆動受け部32039の係合突起32039dのうちの2つめが係合を開始した状態を示す。さらに、図205(j)~(l)は第1の本体側カップリング110とポンプ・スクリュー駆動受け部32039の係合突起32039dの1つ目(図205(d)~(f)で係合していた係合突起32039d)との係合が外れた状態を示している。すなわち、図205(a)~(l)は、トナーカートリッジC320が装着されたプリンター本体Aの開閉ドア107が開いた状態から閉じられるまでの、第1の本体側カップリング110とポンプ・スクリュー駆動受け部との係合状態の変化を時系列で示す。
図205(a)~(c)で図示するように、本実施例に係るポンプ・スクリュー駆動受け部32039は計3つの係合突起32039dを備えている。そして、その内の1つ目の係合突起(第1の係合突起)32039d1が第1の本体側カップリング110に形成された円筒形状の内部に入り込む。
次に、図205(d)~(f)で図示するように、第1の本体側カップリング110が図中の矢印A320方向に回転すると、第1の係合突起32039d1が第二の駆動伝達面110cに押圧され、軸線G32を中心に回転を開始する。
次に、図205(g)~(i)で図示すように、ポンプ・スクリュー駆動受け部32039の回転に伴って、第1の係合突起32039d1が第1の本体側カップリング110の円筒形状の内側から外側へ移動する。この際、係合突起32039dのうちの2つ目の係合突起(第2の係合突起)32039d2が第1の本体側カップリング110に形成された円筒形状内に入りこむ。したがって、第1の本体側カップリング110からポンプ・スクリュー駆動受け部32029側への回転力が引き続き伝達される。そして、図205(j)~(l)で図示するように、第1の係合突起32039d1と第1の本体側カップリング110の駆動伝達面との係合が解除され、第2の係合突起32039d2と第1の本体側カップリング110の駆動伝達面により駆動伝達がされる。すなわち、ポンプ・スクリュー駆動受け部32039が備える複数の係合突起32029dが回転に伴って、本体側カップリング110と係合する突起が変化しながら、駆動伝達が行われる。以上の構成により、第1の本体側カップリング110からポンプ・スクリュー駆動受け部32039側へ駆動力(回転力)が伝達される。
次に、プリンター本体AからトナーカートリッジC320を取り出す際の各部の動作について説明する。トナーカートリッジC320が装着されたプリンター本体Aの開閉ドア107が閉じた状態から開閉ドア107を開くと、図203(d)から図203(b)に示すように、駆動側サイドカバー32050のツメ部32050cの形がY1方向に向けて復元する。この動作により、ツメ部32050cと、可動カバー32071の面32071f1との当接状態が解除される。
その後、引っ張りばね32077の付勢力により、可動カバー32071と、ポンプ・スクリュー駆動受け部32039とがZ2方向へ移動し、ポンプ・スクリュー駆動受け部32039と第1の本体側カップリング110の係合が解除される。換言すると、この状態で、ポンプ・スクリュー駆動受け部32039のいずれの係合突起32039dと第1の本体側カップリング110の係合面同士が離間する。すなわち、プリンター本体A側とトナーカートリッジC320との駆動伝達に係る連結状態が解除される。
本実施例に係るトナーカートリッジC320では、トナー収容部スクリュー部材35の構成は前述した実施例1と同様であって、トナー収容部スクリュー部材35のスクリュー部35aの回転軸線は、トナーカートリッジの長手方向と略平行である。これに対して、スクリュー部35aを駆動するための駆動力受け部材であるポンプ・スクリュー駆動受け部2039の回転軸線は、前述した実施例1とは異なり、スクリュー部35aの回転軸線に対して交差している。この構成でも、本実施例に係るトナーカートリッジC320は、前述した実施例1のトナーカートリッジCと同様に、プリンター本体A側からトナーカートリッジC320側への効果的な駆動力(回転力)の伝達が可能である。
また、説明は省略したが、攪拌駆動受け部32038についても、前述したポンプ・スクリュー駆動受け部32039と略同一の構成を採用している。したがって、撹拌駆動受け部32038は、スクリュー部35aの回転軸線(またはトナーカートリッジC320の長手方向)に交差した回転軸線で回転する構成でも、プリンター本体A側から効果的に駆動力(回転力)を受けることができる。
以上説明した構成を採用すれば、ポンプ・スクリュー駆動受け部32039の回転軸線に対して直交するようなトナー排出方向となるように、シャッター部材を構成することも可能である。この構成について図206を参照して具体的に説明する。図206は、本発明の実施例32に係るトナー排出方向とポンプ・スクリュー駆動受け部32039の回転軸線との関係について例示的に説明する図である。図206(a)は、プロセスカートリッジBに装着された状態のトナーカートリッジC320の側面図である。また、図206(b)は、図206(a)に示すS329-S329断面の断面図である。
図206(a)、(b)で図示するように、本実施例に係るトナー排出部材であるシャッター部材32034のトナー搬送路32034bは、トナーの搬送方向の一部および排出方向が、図中の矢印A322方向と平行である。A322方向は、Z軸に対して交差しており、さらに、ポンプ・スクリュー駆動受け部材32039の回転軸線G32と直交している。すなわち、本実施例に係るトナー排出部材およびトナー搬送部材に係るトナー搬送方向およびトナー排出方向は、トナーカートリッジC320の駆動力受け部の回転軸線に対して直交するように構成されている。なお、本実施例に係るシャッター部材の構成としてはこれに限定されるものではなく、前述した実施例1のシャッター部材34を本実施例に係るトナーカートリッジC320に適用する構成であってもよい。すなわち、ポンプ・スクリュー駆動受け部32039の回転軸線とトナー排出方向、トナー搬送方向が直交せずに、実施例1と同様に、トナー排出方向、トナー搬送方向がZ2方向と略平行な構成であってもよい。
なお、前述した本実施例の構成では、開閉ドア107の開閉動作に連動して、可動カバー32071を移動させる構成について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、可動カバー32071が、開閉ドア107の開閉動作に連動しない構成であってもよい。この場合、ユーザーが手動で可動カバー32071を移動可能な構成としてもよい。
また、本実施例では、撹拌駆動受け部32038の回転軸線G322と、ポンプ・スクリュー駆動受け部32039の回転軸線G320が、Z軸に対し約45°傾いている構成である。しかしながら、本実施例に係るトナーカートリッジC320の構成はこれに限定されるものではなく、Z軸に対する、撹拌駆動受け部32038およびポンプ・スクリュー駆動受け部32039の回転軸線の角度はどのような角度であってもよい。例えば、Z軸に対する、撹拌駆動受け部32038およびポンプ・スクリュー駆動受け部32039の回転軸線の角度は、第1の本体側カップリング110からの駆動力を受けるために、85°以内であることが望ましい。
(実施例33)
前述の実施例1では、トナーカートリッジCにおける第1の駆動力受け部、第2の駆動力受け部である駆動撹拌カップリング部38aとスクリューカップリング部39aとがZ軸と平行な軸線(軸線G)を中心に回転する構成について説明した(図11参照)。本実施例では、第1の駆動力受け部、第2の駆動力受け部が、Z軸と平行な方向に進退可能であって、プリンター本体A側から駆動力を受けることが可能な構成のトナーカートリッジC330について説明する。なお、前述した実施例1、32と同一の構成については、実施例1、32と同一の符合・番号を付して説明する。また、トナーカートリッジ、および、プロセスカートリッジ、プリンター本体に関しては、実施例1、32と同一の機能・役割の部材に関しては、同一の名称、および、類似の部番号、符合を付す。
図207は、本発明の実施例33に係るトナーカートリッジC330の駆動側を含む部分外観斜視図である。図207に図示するように、本実施例のトナーカートリッジC330は、実施例32のトナーカートリッジC320と同様に、可動カバー33071を有する。また、可動カバー33071には、撹拌駆動入力部33038、ポンプ・スクリュー駆動入力部33039が回転可能に支持されている。
次に、本実施例に係る可動カバー33071の形状について図208を参照して説明する。図208は、本発明の実施例33に係る可動カバー33071について例示的に説明する図である。図208(a)、(b)は、可動カバー33071を異なる方向から見た外観斜視図である。また、図208(c)は、可動カバー33071をZ1方向からZ2方向に向けてみた側面図である。また、図208(d)は図208(c)に図示するS331―S331断面の断面図である。図208(a)に図示するように、可動カバー33071は、前述した実施例32の可動カバー32071と略同一の構成である。可動カバー33071は、装置の外形を形成する複数の面の内部がZ1方向に凹んだ形状であって、Z1方向の端部(凹んだ側の端部)にXY平面と平行な第1の壁面壁33071aを有する。第1の壁面部33071aの外縁部分からはZ2方向に延出した第2の壁面部33071rが設けられている。第2の壁面部33071のうちのY1方向側の面には、第1の穴部33071pが設けられている。また、側壁33071rはZ軸と平行な方向に延伸する平面形状の2か所の取り付け面として、第1の取り付け面33071x、第2の取り付け面33071yが設けられている。
可動カバー33071の第1の壁面部33071aからは、Z2方向に延びるバネかけ部33071sと、同様に、Z2方向に突出した第1の円柱部33071v、第2の円柱部33071wが設けられている。また、可動カバー33071には、第1の壁面部33071aを貫通するように、Z軸方向と平行に伸びる第1の円筒部33071c、第2の円筒部33071dが形成されている。第1の円筒部33071cと第2の円筒部33071dは同形状であるので、第2の円筒部33071dについては説明を省略する。図208(d)で図示するように、第1の円筒部33071cのZ2方向の端部には、Z2方向に面する支持面33071eが形成されている。図208(c)、(d)に示すように、支持面33071eには、Z軸方向に貫通する角穴状の第2の穴部33071fが設けられている。そして、この第2の穴部33071fを囲うように形成された規制リブ33071zが、Z1方向に突出している。
次に、可動カバー33071への関連部品の組付け方法について図209を参照して説明する。図209は、本発明の実施例33に係る可動カバー33071への各部材の取り付け方法を例示的に説明するための図であって、図209(a)、(b)でそれぞれ異なる方向からみた可動カバー33071を基準とした各部の分解斜視図を示している。なお、撹拌駆動入力部33038とポンプ・スクリュー駆動入力部33039は同形状であって取付け方法も同一であるため説明は省略する。また、本実施例では、後述する進退カップリング部33072、リンク部材33073、変換ギア33074をまとめてポンプ・スクリュー駆動入力部33039と称する。そして、以降の詳細な説明においては、ポンプ・スクリュー駆動入力部33039を構成する各部を挙げて説明を行う。
図209(a)、(b)で図示するように、可動カバー33071には進退カップリング部33072、リンク部材33073、圧縮ばね33076、変換ギア33074、ギア取り付け部材33075が取り付けられる。可動カバー33071に対いて同軸(軸線G)上において、Z1方向から順に、進退カップリング部33072、リンク部材33073、圧縮バネ33076が、トナーカートリッジC330に対する可動カバー33071よりも外側に配されている。また、トナーカートリッジC330に対する可動カバー33071よりも内側に変換ギア33074とギア取り付け部材33075が配されている。各部の取り付け方法の詳細については後述する。
まず、進退カップリング33072について図210を参照して説明する。図210は、本発明の実施例33に係る進退カップリング部33072の外観斜視図であって、図210(a)、(b)はそれぞれ異なる方向から進退カップリング部33072を見た斜視図である。図210(a)、(b)に図示するように、進退カップリング33072は、(トナーカートリッジC330に取り付けられた状態で)Z軸と平行な方向に中心軸を有する円筒形状である。進退カップリング部33072は、第3の円筒部33072aと、第3の円筒部33072aのZ1方向の端部において、前述の中心軸に対して120°毎に設けられた同一形状の計3つの係合突起33072bとを含む。なお、本実施例の進退カップリング部33072は3つの係合突起33072bを備える構成であるが、プリンター本体Aの第1の本体側カップリング110と係合して駆動力の伝達が可能なものであれば、係合突起33072bの数は自由に設定可能である。
係合突起33072bには斜面部33072b1が設けられている。この斜面部33072b1は、進退カップリング部33072の周方向において時計回り進むほどZ1方向への突出量が大きくなるように傾斜している。また、係合突起33072bのZ1方向の端部には、端面33072b2が設けられている。また、第3の円筒部33072aのZ2方向の端部(端面)から、Z2方向に延出形成された平板状のカップリングリブ33072cが設けられている。そして、カップリングリブ33072cの中央部には、第3の穴部33072dが設けられており、第3の穴部33072dは第3の円筒部33072aの中心軸と一致する軸線Gと直交(交差)している。
図209(a)、(b)に図示するように、リンク部材33073は、Z軸と平行な方向に延びる平板形状である。リンク部材33073には、平板部33073aと、平板部33073aのZ1方向の端部付近に設けられた第3の円柱部33073bと、Z2方向の端部付近に設けられた第4の円柱部33073cとを含む。そして、平板部33073a、第3の円柱部33073bと第4の円柱部33073cとは、それぞれ平板部33073aの同一面において同じ方向に突出している。
図209(a)、(b)に図示するように、変換ギア33074は、ギア部33074aと、ギア部33074aと同軸で、当該軸方向に突出した第5の円柱部33074bと、第5の円柱部に設けられた穴部33074cとを有する。また、ギア部33074aには第5の円柱部33074bとは反対方向の端にギア部33074aと同軸を中心軸とする支持穴部33074dが設けられている。ギア取り付け部材33075は、台座部33075aと、台座部33075aから直交する方向に向けて延出形成された第6の円柱部33075bとが設けられている。
以下、可動カバー33071に対する各部の取り付け方法の詳細について説明する。図209(b)に図示するように、可動カバー33071の第1の円筒部33071cの内部には、圧縮ばね33076がZ2方向に向けて挿入される。進退カップリング33072の第3の穴部33072dには、リンク部材33073の第3の円柱部33073bが挿入され、進退カップリング部33072がリンク部材33073により回動可能に支持される。この状態で、リンク部材33073と進退カップリング33072は、可動カバー33071の第1の円筒部33071cの内部に位置する。
図211は、本発明の実施例33に係る可動カバー33071に関連する各部を取り付けた状態を例示的に説明する図である。このうち、図211(a)は、可動カバー33071の側面図であって、図211(b)は、図211(a)に図示するS322-S322断面の断面図である。図211(a)、(b)で示すように、リンク部材33073と進退カップリング33072は、前述した状態で係合したまま可動カバー33071の第1の円筒部33071cのZ2方向の端部に設けられた第2の穴部33071fを貫通するように配される。この状態で、第2の穴部33071f、および、規制リブ33071zによって、リンク部材33073と進退カップリング33072のカップリングリブ33072cが挟み込まれ、図中の矢印A301方向への移動が規制される。
また、図211(b)に図示するように、第2の穴部33071fを貫通したリンク部材33073の第4の円柱部33073cは、変換ギア33074第4の穴部33074cに回動可能にはめ込まれている。さらに、変換ギア33074の支持穴部33074dに、ギア取り付け部材33075の第6の円柱部33075bが挿入されることで、変換ギア33074がギア取り付け部材33075により回転可能に支持される。この状態で、ギア取り付け部材33075の台座部33075aは、可動カバー33071の第1の取り付け面33071xに接着等で固定され、可動カバー33071への各部の取り付けが完了する。
次に、収容枠体33031への関連部品の取り付けについて図212を参照して説明する。図212は、本発明の実施例33に係る収容枠体33031への駆動伝達用の各部の取り付け方法を例示的に説明する図である。図212(a)は、トナーカートリッジC330の駆動側(Z1方向側)から見た分解斜視図であって、図212(b)は、トナーカートリッジC330の駆動側を収容枠体33031側から見た分解斜視図である。図212(a)、(b)に図示するように、収容枠体33031には、第1アイドラギア33081と、圧縮バネであるバネ部33083と、第2アイドラギア33082とが、Z2方向に向けて取り付けられる。なお、収容枠体33031に対して、第1アイドラギア33081、バネ部33083、第2アイドラギア33082の順に配されている。
図212(a)、(b)に図示するように、第1アイドラギア33081はZ軸と平行な方向を中心軸とする円筒形状であって、ギア部33081aを有する。また、第1アイドラギア33081のZ2方向の端部には、円形の第1支持穴部33081bがギア部33081aと同軸上に設けられている。また、ギア部33081aのZ1方向側には、ギア部33081aより小径の第4の円筒部33081cが、ギア部33081aと同軸上に設けられている。また、第4の円筒部33081cのZ1方向の端部には、円形の第5の穴部33081dが設けられている。そして、第4の円筒部33081cの外周面から径方向の外側へ突出するリブ33081eが、第4の円筒部33081cの軸線を対称に計2か所設けられている。
次に、図212(a)、(b)に図示するように、第2アイドラギア33082はZ軸と平行な方向を中心軸とする円筒形状で、ギア部33082aを有する。また、第2アイドラギア33082のZ1方向の端部には、円形の第2支持穴部33082bがギア部33082aと同軸上に設けられている。また、ギア部33082aのZ2方向側には、ギア部33082aより小径の第5の円筒部33082cが、ギア部33082aと同軸上に設けられている。また、第5の円筒部33082cのZ2方向の端部には、円形の第6の穴部33082dが設けられている。そして、第6の穴部33082dからは、内面側から径方向の外側へ凹んだ溝部33082eが、第5の円筒部33082cの軸線を対称に2か所設けられている。
次に、図212(a)、(b)を参照して、収容枠体33031への各部の組付け方法について説明する。なお、本実施例に係る収容枠体33031は、前述した実施例1の収容枠体31と略同一形状であるため、本実施例では、収容枠体31とは異なる構成について言及する。図212(a)で図示するように、収容枠体33031には、Z1方向に突出する2か所の第7の円柱部33031hと、第8の円柱部33031kが形成されている。なお、第7の円柱部33031hと第8の円柱部33031kは同一形状であって、各円柱部への取り付け部材と取り付け方法は同一であるため、第8の円柱部33031kについての説明は省略する。
図212(a)、(b)に図示するように、第7の円柱部33031hには、第1アイドラギア33081の第1支持穴部33081bがZ2方向から嵌め込まれ、第1アイドアギア33081は第7の円柱部33031hにより回転可能に支持される。第1アイドラギア33081の第4の穴部33081dには、バネ部30083がZ2方向から嵌め込まれる。さらに、第1アイドラギア30081の第4の円筒部30081cには、第2アイドラギア30082の第6の穴部30082dが、Z2方向に向けてはめ込まれる。この際、リブ30081eと溝部30082eとが嵌合するため、第1アイドアギア33081と第2アイドラギア33082の回転方向の移動が互いに規制される。
次に、収容枠体33031への可動カバー33071の取り付け方法について、図213、図214、図215を参照して説明する。図213は、本発明の実施例33に係るトナーカートリッジC330の駆動側の分解斜視図である。図213(a)は、収容枠体33031に対して可動カバー33071と駆動側サイドカバー33050を取り外した状態を示している。また、図213(b)は、トナーカートリッジC330側から可動カバー33071と駆動側サイドカバー33050を見た分解斜視図である。また、図214は、本発明の実施例33に係る収容枠体33031に駆動側サイドカバー33050を取り付けた状態を例示的に説明する図である。図214(a)は、収容枠体33031に駆動側サイドカバー33050を取り付けた状態の側面図であって、図214(b)は、図214(a)に図示するS333-S333断面の断面図である。また、図215は、本発明の実施例33に係る変換ギア33074と第2アイドラギア33082との係合状態を示す斜視図であって、説明の為に一部部材を不図示としている。
図213(a)で図示するように、収容枠体33031に対するZ2方向側には、可動カバー33071が配設されている。なお、前述した実施例32と同様に、収容枠体33031の第2のバネかけ部33031gと、可動カバー33071の第1のバネかけ部33071sには、引っ張りばね33077の両端が取り付けられている。可動カバー33071のZ2方向の端面である端面33071tがZ軸と平行な方向において収容枠体33031の突き当て面である第1の当接面33031pと、第2の当接面33031rと当接する。さらに実施例32と同様に、収容枠体33031に対して駆動側サイドカバー30050がビス等で固定される。なお、駆動側サイドカバー33050は、実施例32の駆動側サイドカバー32050と略同一形状である。
また、図214(b)で図示するように、収容枠体33031に取り付けられた第2アイドラギア33082の第2支持穴33082bには、可動カバー33071の第1の円柱部33071vが挿入されている。この構成により、第2アイドラギア33082が可動カバー33071に回転可能に支持されている。さらに、第二アイドラギア33082の穴部33082dのZ2方向の端面である面33082fが、バネ部30083の付勢力により可動カバー33071の第1の円柱部33071vのZ1方向の端面である面33071v1にZ軸方向で当接する。この際、図215で図示するように、第2アイドラギア33082のギア部30082aが、変換ギア33074のギア部33074aと係合するため、駆動力(回転力)を伝達可能な状態となる。なお、本実施例の可動カバー33071は、前述の実施例32と同様にプリンター本体Aの開閉ドア107を閉じることに応じてZ1方向へ移動するため、進退カップリング部33072が第1の本体側カップリング110と係合可能な状態(位置)へと遷移する。
次に、図216を参照して、進退カップリング部33072と第1の本体側カップリング110の係合方法および駆動伝達方法について説明する。図216は、本発明の実施例33に係る進退カップリング部33072と第1の本体側カップリング110との駆動伝達方法について例示的に説明する図である。図216(a)は、トナーカートリッジC330側の駆動伝達経路とプリンター本体A側の駆動伝達経路を説明するための、進退カップリング33072と第1の本体側カップリング110を含む側面図である。なお、図216(b)、(d)、(f)、(h)は、図216(a)で示すS334-S334断面における時系列ごとの変化を順に示す断面図である。また、図216(c)、(e)、(g)、(i)は、図216(a)で示すS335-S335断面における時系列ごとの変化を順に示す断面図である。なお、図216(c)、(e)、(g)、(i)は、図216(a)に図示する駆動伝達経路の全体に対してS335-S335で示す一部分のみを断面図としたため、S335-S335断面以外の箇所は側面図として記載されている。
図216(b)、(c)で図示するように、進退カップリング33072の係合突起33072bは、圧縮ばね33075から付勢力を受け、第1の本体側カップリング110のZ1方向に窪んだ係合凹部に入り込む。この状態から第1の本体側カップリング110が図中の矢印A332方向に回転すると、図216(d)、(e)に図示するように、係合突起33072bが第1の本体側カップリング110の第1の駆動伝達面110bと当接する。
この状態からさらに第1の本体側カップリング110が回転すると、進退カップリング部33072は、斜面部33072b1が第一の駆動伝達面110bと当接した状態となり、圧縮ばね33075の付勢力に抗してZ2方向へと移動する。図216(e)で図示するように、進退カップリング33072と変換ギア33074はリンク部材33073によって接続されているため、進退カップリング33072のZ2方向への移動に応じて、変換ギア33074が図中の矢印A333方向に回転する。
この状態からさらに第1の本体側カップリング110が矢印A332方向へと回転すると、図216(f)、(g)で図示するように、進退カップリング33072が圧縮ばね33075の付勢力に抗してさらにZ2方向へと移動する。この状態で、進退カップリング部33072の端面33072b2が、第1の本体側カップリング110と当接する位置まで移動する。この際、進退カップリング33072の移動に伴って、変換ギア33074が矢印A332方向へとさらに回転する。
この状態からさらに第1の本体側カップリング110が矢印A332方向へと回転する。この場合、図216(h)、(i)に図示するように、進退カップリング33072が圧縮ばね33075の付勢力を受けてZ1方向へ移動し、第1の本体側カップリング110の前述した係合凹部の内部へと移動する。この際、進退カップリング33072の移動に伴って、変換ギア33074が矢印A303方向へとさらに回転する。
この状態からさらに第1の本体側カップリング110が矢印A332方向へと回転する。この場合、図216(b)、(c)で図示するように、進退カップリング33072が圧縮ばね33075の付勢力により、再び第1の本体側カップリング110の前述した係合凹部に入り込む。この際、進退カップリング33072の移動に伴って、変換ギア33074が矢印A333方向へとさらに回転し、進退カップリング部33072および変換ギア33074の駆動伝達動作の一巡目の動作が完了する。以上説明した、進退カップリング33072の回転およびZ軸と平行な方向への往復移動が繰り返されることで、変換ギア33074が図中の矢印A333方向に回転を継続することができる。
そして、前述したように、変換ギア33074のギア部33074aは、第1アイドラギア33081のギア部33081aと係合している。したがって、第1アイドラギア33081と第2アイドラギア33082を介して、プリンター本体A側から受けた駆動力(回転力)がトナーカートリッジC330の内部へと伝達される。この駆動力により、トナーカートリッジC330の内部に設けられたポンプユニット37などを駆動することができる。
なお、トナーカートリッジC330をプリンター本体Aから取り外す際は、開閉ドア107が開くことに応じて、可動カバー33071がZ2方向へ移動し、第1の本体側カップリング110と進退カップリング部33072との係合が解除される。なお、開閉ドア107の開閉動作に連動して可動カバー33071を移動させない構成であってもよい。例えば、可動カバー33071が、開閉ドア107の開閉動作に連動しない構成であってもよく、この場合は、ユーザーが手動で可動カバー33071を移動可能な構成としてもよい。
以上説明した構成を採用した本実施例に係るトナーカートリッジC330は、ポンプ・スクリュー駆動入力部33039を構成する進退カップリング部33072がZ軸と平行な方向に進退可能である。この構成であっても、前述した実施例1に記載のトナーカートリッジCと同様に、必要に応じてプリンター本体A側の第1の本体側カップリング110と係合することで、プリンター本体A側から駆動力を受けることができる。
なお、前述した本実施例においては、リンク部材33073が平板形状である場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、リンク部材33073に代えて、多段(多節)のリンク機構を採用することも可能であり、この場合は、より滑らかに駆動力の伝達が可能となる。また、本実施例に係る変換ギア33074の構成に加えて、回転方向に慣性モーメントが作用するような重り部を備える構成であってもよく、この場合も、より滑らかに駆動力の伝達が可能となる。
(実施例34)
前述した実施例1では、プリンター本体Aに装着されたプロセスカートリッジBにトナーカートリッジCを装着する構成について説明した。これに対して、本実施例では、先にプロセスカートリッジB100トナーカートリッジC340を装着したカートリッジユニットを、プリンター本体Aに装着する構成について説明する。なお、前述した実施例1と同一の構成については、実施例1と同一の符合・番号を付して説明する。また、トナーカートリッジ、および、プロセスカートリッジ、プリンター本体に関しては、実施例1と同一の機能・役割の部材に関しては、同一の名称、および、類似の部番号、符合を付す。
図217は、本発明の実施例34に係るトナーカートリッジC340の部分外観斜視図である。このうち、図217(a)はトナーカートリッジC340の駆動側の端部を含む斜視図であって、図217(b)はトナーカートリッジC340の非駆動側の端部を含む斜視図である。なお、図217(a)、(b)に図示するように、本実施例のトナーカートリッジC340は、前述した実施例1のトナーカートリッジCと略同一の形状であって、以降は、トナーカートリッジCとは異なる部分について説明する。
図217(a)で図示するように、トナーカートリッジC340のZ1方向の端面には、Z1方向に向けて突出する第1の円柱部34071と、第2の円柱部34072とが延出形成されている。また、図217(b)で図示するように、トナーカートリッジC340のZ2方向端面にはZ2方向に突出する第3の円柱部34073と,第1の円筒部34074が延出形成されている。
次に、図218を参照して、本実施例に係るプロセスカートリッジB100について説明する。図218は、本発明の実施例34に係るプロセスカートリッジB100の部分外観斜視図である。このうち、図218(a)はプロセスカートリッジB100の駆動側の端部を含む斜視図であって、図218(b)はプロセスカートリッジB100の非駆動側の端部を含む斜視図である。なお、図218(a)、(b)に図示するように、本実施例のプロセスカートリッジB100は、前述した実施例1のプロセスカートリッジBと略同一の形状であって、以降は、プロセスカートリッジBとは異なる部分について説明する。
図218(a)で図示するように、プロセスカーリッジB100のZ1方向の端面には、それぞれZ2方向に窪んだ、第1の円形凹部34075と、第1の角形凹部34076とが設けられている。また、図218(b)で図示するように、プロセスカーリッジB100のZ2方向の端面には、それぞれZ1方向に窪んだ、第2の円形凹部34077と、第2の角凹部34078とが設けられている。
次に、トナーカートリッジC340とプロセスカートリッジB100とを連結するための連結部材について図219と図220を参照して説明する。図219は、本発明の実施例34に係る第1連結部材34079の外観斜視図である。また、図220は、本発明の実施例34に係る第2連結部材34080の外観斜視図である。図219で図示するように、第1連結部材34079は平板状の基部として第1の板状部34079aを有する。そして、第1の板状部34079aからは、Z2方向に延出形成された第4の円柱部34079bと、第5の円柱部34079cと、第2の円筒部34079d、第3の円筒部34079eが延出形成されている。このうち、第2の円筒部34079dと第3の円筒部34079eは、トナーカートリッジC340および/またはプロセスカートリッジB100に装着された状態で、Z軸と平行な方向に貫通する中空形状である。なお、第1の板状部34079aから延出形成される各部は、第1の板状部34079aとは別部材として形成し、それぞれを連結する構成であってもよい。
図220で図示するように、第2連結部材34080は平板状の基部として第2の板状部34080aを有する。そして、第2の板状部34080aからは、Z1方向に延出形成された第6の円柱部34080bと、第7の円柱部34080cと、第8の円柱部34080d、第4の円筒部34080eが延出形成されている。このうち、第4の円筒部34080eは、トナーカートリッジC340および/またはプロセスカートリッジB100に装着された状態で、Z軸と平行な方向に貫通する中空形状である。なお、第2の板状部34080aから延出形成される各部は、第2の板状部34080aとは別部材として形成し、それぞれを連結する構成であってもよい。
次に、トナーカートリッジC340とプロセスカートリッジB100との連結(接続)方法について図221を参照して説明する。図221は、本発明の実施例34に係るプロセスカートリッジB100にトナーカートリッジC340を装着(連結)した状態について例示的に説明する図である。このうち、図221(a)は、プロセスカートリッジB100にトナーカートリッジC340を装着したユニットをY1方向から見た側面図であって、説明のために、一部の部材を不図示としている。また、図221(b)は、図221(a)に対して、第1連結部材34079および第2の連結部材34080がプロセスカートリッジB100とトナーカートリッジC340に装着された状態を示す側面図である。また、図2805(c)、(d)は、プロセスカートリッジB100にトナーカートリッジC340が装着された状態の駆動側と非駆動側の拡大斜視図をそれぞれ示している。
図221(a)で図示するように、トナーカートリッジC340は、プロセスカートリッジB100に対してX2方向に向けて装着可能である。この構成は、実施例1と同一であって、X2方向が前述した実施例1における装着方向Dと一致する。図221(a)、(b)で示すように、プロセスカートリッジB100にトナーカートリッジC340が装着された状態のユニット(合体ユニット)に対し、Z1方向側には第1連結部材34079が位置し、Z2方向側には第2連結部材34080が位置する。そして、第1連結部材34079は、突出部分がZ2方向を向くように前述した合体ユニットに装着され、第2連結部材34080は、突出部分がZ1方向を向くように前述した合体ユニットに装着される。
また、図221(c)で図示するように、第1連結部材34079の第4の円柱部34079bと第5の円柱部34079cは、プロセスカートリッジB100に形成された第1の円形凹部34075と、第1の角形凹部34076に圧入状態で嵌合する。さらに、第1連結部材34079の第2の円筒部34079dと第3の円筒部34079eとは、トナーカートリッジC340に形成された第2の円柱部34072と、第1の円柱部34071とが圧入状態で嵌合する。すなわち、プロセスカートリッジB100とトナーカートリッジC340に形成された各円形凹部や各円柱部は、連結部材を接続するための接続部として機能する。
また、図221(d)で図示するように、第2連結部材34080の第6の円柱部34080bと、第7の円柱部34080cとは、プロセスカートリッジB100に形成された第2の円形凹部34077と、第2の角形凹部34078に圧入状態で嵌合する。さらに、第2連結部材34080の第8の円柱部34080dと、第4の円筒部34080eとは、トナーカートリッジC340に形成された第1の円筒部34074と第3の円柱部34073が圧入状態で嵌合する。以上説明した構成により、トナーカートリッジC340とプロセスカートリッジB100の連結状態(装着状態)において、第1連結部材34079と第2連結部材34080を用いることで、両者の連結状態が維持(固定)される。
上述したトナーカートリッジC340とプロセスカートリッジB100の固定状態のユニット(合体ユニット)は、前述した実施例1と同様に、プリンター本体Aに対して、装着方向D(X2方向)に向けて装着可能である。当該合体ユニットのプリンター本体Aへの着脱動作に関して、図222を参照して説明する。図222は、本発明の実施例34に係るプリンター本体Aに対する、プロセスカートリッジB100とトナーカートリッジC340とが連結された状態のユニットの着脱方法について例示的に説明する図である。図222(a)、(b)は、プロセスカートリッジB100とトナーカートリッジC340とが連結された状態のユニットとプリンター本体AをZ2方向に見た部分側面図であって、それぞれ装着の前後の状態を示している。
なお、本実施例に係るプロセスカートリッジB100とトナーカートリッジC340のプリンター本体Aの装着方法は、前述した実施例1と同様である。具体的に説明すると、図222(a)、(b)で図示するように、プロセスカートリッジB100はガイド部材として下方ボス95、96を備え、トナーカートリッジC340はガイド部材として被ガイド部50b、60bをそれぞれ備える。そして、プリンター本体Aへの合体ユニットの装着(D方向への移動)に伴って、下方ボス95、96と被ガイド部50b、60bにより、プリンター本体Aの第1ガイド部108と第2ガイド部109とが挟み込まれながらガイドされる。
以上説明したように、本実施例に係るプロセスカートリッジB100とトナーカートリッジC340を合体(連結)した状態でプリンター本体Aに装着する構成であっても、前述した実施例1と同様に、各ユニットの正確な着脱が可能である。さらに、本実施例に係るプロセスカートリッジB100とトナーカートリッジC340であれば、例えば、プリンター本体Aの内部で紙詰まりが発生した場合に、トナーカートリッジC340とプロセスカートリッジB100を別々に取り除く必要がない。また、本実施例に係るプロセスカートリッジB100とトナーカートリッジC340であれば、例えば、各カートリッジを分離する際に発生するトナーの漏出を防止できる。すなわち、本実施例に係るトナーカートリッジC340とプロセスカートリッジB100を採用することで、ユーザーの作業性が低下することを防止することができる。
なお、前述した実施例に記載されている構成部品の機能、材質、形状その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。例えば、前述した実施例1では、トナーカートリッジCに設けられたシャッター部材34が回転軸R3を基準に回動できる構成について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、シャッター部材34におけるトナーの搬送方向および排出方向の成分が前述した実施例と同じ方向を含む構成であれば、シャッター部材34が回動しない構成であってもよい。この場合、プロセスカートリッジBに設けられた補給口21cの開口と向かい合うように、シャッター部材34のトナー排出口34aの開口が設けられていればよい。また、この場合、軸線Gの一方の端(第1の端)側において、ポンプ・スクリューカップリング部39aがプリンター本体A側のカップリングと係合し、それとは反対の他方の端(第2の端)側にトナー排出口34aの開口が面している。
<本実施例の開示に対応する構成(又は概念)の例示>
以下に、上述した本実施例の開示に対応する構成(又は概念)を以下に例示する。ただし、上述した本実施例の開示は、以下の例示だけに限られるわけではなく、以下に例示されていない構成も開示している。
<<構成Aa>>
[構成Aa1] 現像カートリッジを装着可能な画像形成装置の装置本体に着脱可能なトナーカートリッジであって、前記装置本体に対して第1の方向に向けて挿入することで、前記装置本体に装着可能な前記トナーカートリッジであって、
フレームと、
前記装置本体に設けられた本体側カップリングと係合でき、前記現像カートリッジが装着された状態の前記装置本体に前記トナーカートリッジが装着された状態で、当該本体側カップリングと係合して前記装置本体から駆動力を受けるカートリッジ側カップリングと、
前記カートリッジカップリングが受けた駆動力に基づいて動作するトナー搬送部材と、
前記トナー搬送部材により搬送されたトナーを前記トナーカートリッジの外部へ排出する排出口を有するトナー排出部材と、
を有し、
前記カートリッジ側カップリングは、前記第1の方向と交差する第1の軸を中心に回転し、
前記トナーカートリッジが前記現像カートリッジへの装着された状態で、前記排出口は、前記第1の軸と平行な方向において前記カートリッジ側カップリングとは反対の方向に向けて、前記排出口から前記現像カートリッジ側へとトナーを排出することを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Aa2] 構成Aa1に記載のトナーカートリッジであって、 前記トナー排出部材は、前記フレーム側から前記排出口までの間に、トナーが通過する中空状の搬送路を備えていることを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Aa3] 構成Aa2に記載のトナーカートリッジであって、 前記搬送路の向きは、少なくとも、前記第1の軸から離れる方向の成分を含むことを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Aa4] 構成Aa3に記載のトナーカートリッジであって、 前記搬送路の向きは、少なくとも、前記第1の方向の成分を含むことを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Aa5] 構成Aa3又はAa4に記載のトナーカートリッジであって、
前記搬送路の向きは、少なくとも、前記第1の軸と直交する方向の成分を含むことを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Aa6] 構成Aa3乃至Aa5に記載のトナーカートリッジであって、 前記搬送路の向きは、少なくも、前記第1の軸と平行な方向の成分を含むことを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Aa7] 構成Aa2に記載のトナーカートリッジであって、 前記搬送路の中心軸は、少なくとも前記第1の軸から離れる方向に沿っていることを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Aa8] 構成Aa7に記載のトナーカートリッジであって、 前記搬送路の中心軸と平行な方向は、少なくとも前記第1の方向の成分を含んでいることを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Aa9] 構成Aa7又Aa8に記載のトナーカートリッジであって、 前記搬送路の中心軸と平行な方向は、少なくとも、前記第1の軸と直交する方向の成分を含んでいることを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Aa10] 構成Aa7乃至Aa9の何れか1項に記載のトナーカートリッジであって、 前記搬送路の中心軸と平行な方向は、少なくとも、前記第1の軸と平行な方向の成分を含んであることを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Aa11] 構成Aa2に記載のトナーカートリッジであって、 前記搬送路は、前記フレームから前記排出口までの間に、第1の領域と、前記第1の領域とは中心軸と平行な方向が異なる第2の領域と、を含むことを特徴とする請求項2に記載のトナーカートリッジ。
[構成Aa12] 構成Aa11に記載のトナーカートリッジであって、 前記第2の領域は、前記搬送路の前記排出口に対して連続的に設けられた領域であることを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Aa13] 構成Aa12に記載のトナーカートリッジであって、 前記第1の領域は、前記搬送路が前記第1の軸から離れる方向に沿っていることを特徴とする請求項12に記載のカートリッジ。
[構成Aa14] 構成Aa13に記載のトナーカートリッジであって、 前記第1の領域は、少なくとも、前記第1の方向に沿っていることを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Aa15] 構成Aa13又はAa14に記載のトナーカートリッジであって、 前記第1の領域は、前記第1の軸と直交する方向に沿っていることを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Aa16] 構成Aa13乃至Aa15の何れか1項に記載のトナーカートリッジであって、 前記第2の領域は、前記カップリングから離れる方向に沿っていることを特徴するトナーカートリッジ。
[構成Aa17] 構成Aa16に記載のトナーカートリッジであって、 前記第2の領域は、少なくも、前記第1の軸と平行な方向の成分を含むことを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Aa18] 構成Aa11乃至Aa17の何れか1項に記載のトナーカートリッジであって、 前記トナー排出部材は、前記第1の領域が前記第2の領域に対して所定の角度だけ傾斜していることを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Aa19] 構成18に記載のトナーカートリッジであって、 前記トナー排出部材は、前記搬送路において、前記第1の領域に対して前記第2の領域が略直交していることを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Aa20] 構成Aa11乃至Aa19の何れか1項に記載のトナーカートリッジであって、 前記排出口の前記第1の軸と直交する2次元投影面に対する法線方向が、前記第2の領域に対応する前記搬送路の中心軸と平行であることを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Aa21] 構成Aa11乃至Aa20の何れか1項に記載のトナーカートリッジであって、 前記排出口は、前記搬送路の前記中空状の部分よりも断面積が小さいことを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Aa22] 構成Aa21に記載のトナーカートリッジであって、 前記排出口は、前記第2の領域も対応する前記搬送路の中心軸と交差する方向に配設された壁部を備え、当該壁部により、前記搬送路の前記中空状の部分よりも断面積が小さいことを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Aa23] 構成Aa2乃至Aa22の何れか1項に記載のトナーカートリッジであって、 前記トナー排出部材は、L字形状であることを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Aa24] 構成Aa2乃至10のいずれか一項に記載のトナーカートリッジであって、 前記トナー排出部材は、可撓性を有するパイプであることを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Aa25] 構成Aa2乃至Aa24の何れか1項に記載のトナーカートリッジであって、 前記排出口は、トナーの排出方向が、前記第1の軸と略平行な方向であることを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Aa26] 構成Aa2Aa25の何れか1項に記載のトナーカートリッジであって、 前記トナー排出部材は、前記第1の軸と交差する第2の軸を中心に回動することを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Aa27] 構成Aa26に記載のトナーカートリッジであって、 前記第2の軸は、前記第1の軸と直交することを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Aa28] 構成Aa26又は27に記載のトナーカートリッジであって、 前記搬送路の向きは、少なくとも、前記第1の軸と平行な方向の成分と前記第2の軸と平行な方向の成分を含むことを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Aa29] 構成Aa26乃至28の何れか1項に記載のトナーカートリッジであって、 前記搬送路の向きは、少なくとも、前記第1の軸と平行な方向において前記カップリングとは反対方向を向く第2の方向の成分を含むことを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Aa30] 構成Aa29に記載のトナーカートリッジであって、 前記搬送路は、前記排出口と連通する領域の向きが前記第2の方向の成分を含むことを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Aa31] 構成Aa26乃至Aa30の何れか1項に記載のトナーカートリッジであって、 前記第1の軸は、前記トナー搬送部材の回転軸と略平行であることを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Aa32] 構成Aa28乃至Aa31の何れか1項に記載のトナーカートリッジであって、 前記搬送路は、前記第2の軸と平行な方向の成分を含む領域において、前記トナー搬送部材の前記回転軸から離れる方向の成分を含むことを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Aa33] 構成Aa2乃至28の何れか1項に記載のトナーカートリッジであって、 前記フレームは、前記トナー排出部材にトナーを供給するための供給口を備え、
前記トナー排出部材は、前記フレーム側からトナーを受け入れる受入口を備え、当該受け入口が面する方向は、前記トナー排出部材の移動に応じて変化することを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Aa34] 構成Aa33に記載のトナーカートリッジであって、 前記トナー排出部材は、前記排出口が第2の方向を向く第1の位置と、前記排出口が前記第2の方向とは異なる第3の方向を向く第2の位置との間を移動でき、
前記排出口は、前記トナーカートリッジが前記現像カートリッジへの装着された状態で前記第2の方向を向くことを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Aa35] 構成Aa34に記載のトナーカートリッジであって、 前記受入口は、前記トナー排出部材が前記第1の位置に位置する場合に、前記供給口と面する方向を向くことを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Aa36] 構成Aa34又はAa35に記載のトナーカートリッジであって、 前記受入口は、前記トナー排出部材が前記第2の位置に位置する場合に、前記供給口とは異なる方向を向くことを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Aa37] 構成Aa34乃至Aa36の何れか1項に記載のトナーカートリッジであって、 前記トナーカートリッジを前記装置本体に装着する際の姿勢において、前記トナー排出部材が前記第2の位置に位置する場合に、前記排出口は前記第3の方向として前記トナーカートリッジの上面側を向くことを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Aa38] 構成Aa34乃至37の何れか1項に記載のトナーカートリッジであって、 前記トナーカートリッジを前記装置本体に装着する際の姿勢において、前記トナー排出部材が前記第2の位置に位置する場合に、前記排出口は重力方向とは異なる方向を向くことを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Aa39] 構成Aa37又はAa38に記載のトナーカートリッジであって、 前記トナーカートリッジを前記装置本体に装着する際の姿勢において、前記トナー排出部材が前記第1の位置に位置する場合に、前記供給口は重力方向に向けて開口していることを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Aa40] 構成Aa39に記載のトナーカートリッジであって、 前記トナーカートリッジを前記装置本体に装着する際の姿勢において、前記トナー排出部材が前記第2の位置に位置する場合に、前記供給口は重力方向とは異なる方向に向けて開口していることを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Aa41] 構成Aa33乃至Aa40の何れか1項に記載のトナーカートリッジであって、 前記トナー排出部材は、前記トナーカートリッジが前記現像カートリッジに装着された状態で、前記第1の位置に位置することを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Aa42] 構成Aa41に記載のトナーカートリッジであって、 前記トナー排出部材は、前記トナーカートリッジが前記現像カートリッジから取り外された状態で、前記第2の位置に位置することを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Aa43] 構成Aa2乃至Aa42の何れか1項に記載のトナーカートリッジであって、 前記カートリッジの外部に露出した電気接点部をさらに有し、
前記第1の軸と平行な方向において、前記電気接点部は、前記カップリングと前記トナー搬送部材の前記排出口との間に位置することを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Aa44] 構成Aa43に記載のトナーカートリッジであって、 前記電気接点部は、前記第1の軸と直交する前記トナーカートリッジの上下方向において、前記排出口よりも上側に位置することを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Aa45] 構成Aa43又は44に記載のトナーカートリッジであって、 前記電気接点部は、前記第1の軸と平行な方向において、前記トナー排出部材よりも前記カップリングの近くに位置することを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Aa46] 構成Aa43乃至Aa45の何れか1項に記載のトナーカートリッジであって、 前記排出口は、前記第1の軸と平行な方向において、前記電気接点部から離れる方向を向くことができることを特徴とするに記載のトナーカートリッジ。
[構成Aa47] 構成Aa2乃至Aa39の何れか1項に記載のトナーカートリッジであって、 前記トナー排出部材は、前記第1の軸から離れる方向に突出した突出部を備え、
前記トナー排出部材は、前記突出部が外部から受ける力によって移動することを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Aa48] 構成Aa47に記載のトナーカートリッジであって、 前記突出部は、外部から力を受けることで、前記第1の軸と平行な成分を含む方向に移動することを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Aa49] 構成Aa48に記載のトナーカートリッジであって、 前記突出部は、外部から力を受けることで、前記第1の軸と直交する軸を中心に回転することを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Aa50] 構成Aa47乃至Aa49の何れか1項に記載のトナーカートリッジであって、 前記突出部は、前記トナーカートリッジが前記現像カートリッジに装着された状態で、前記現像カートリッジに設けられた受け入れ部材と係合することを特徴とするに記載のトナーカートリッジ。
[構成Aa51] 構成Aa50に記載のトナーカートリッジであって、 前記現像カートリッジは、前記トナーカートリッジ側からトナーを受け入れるための開口部を有し、
前記受け入れ部材は、前記開口部を閉鎖する閉鎖位置と、前記開口部を露出する開放位置との間を移動でき、
前記トナーカートリッジを前記現像カートリッジに装着する際に、前記突出部が係合することで、前記受け入れ部材は、前記閉鎖位置から前記開放位置へと移動することを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Aa52] 構成Aa2乃至Aa50の何れか1項に記載のトナーカートリッジであって、 トナーを搬送するために用いるポンプユニットをさらに有し、
前記ポンプユニットは、前記カップリングが受けた駆動力に基づいて駆動されることを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Aa53] 構成Aa52に記載のトナーカートリッジであって、 前記排出口には、前記ポンプユニットを駆動している際にトナーが通過するフィルターが設けられていることを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Aa54] 構成Aa2乃至Aa53の何れか1項に記載のトナーカートリッジであって、 前記フレームには、トナー収容ユニットを着脱可能な取付部が設けられており、
前記トナー搬送部材は、前記トナー収容ユニットから供給されたトナーを搬送することを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Aa55] 構成Aa2乃至Aa54の何れか1項に記載のトナーカートリッジであって、 廃トナーを収容する廃トナー収容部を更に有し、
前記トナー排出部材の前記排出口は、前記第1の軸と平行な方向において、前記カップリングと前記廃トナー収容部の間に位置することを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Aa56] 構成Aa55に記載のトナーカートリッジであって、 前記廃トナー収容部は、前記現像カートリッジから廃トナーを前記トナーカートリッジへと搬送するための廃トナー搬送部材を有し、
前記廃トナー搬送部材は、前記カートリッジ側カップリングとは異なるカップリングで受けた駆動力により駆動されることを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Aa57] 構成Aa2乃至Aa56の何れか1項に記載のトナーカートリッジであって、 前記排出口は、ユーザーによって取り外し可能な取り外し部を取り除くことで形成されることを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Aa58] 構成Aa2乃至Aa57の何れか1項に記載のトナーカートリッジであって、 前記トナー排出部材は、前記排出口を含む領域が、前記搬送路の内部に退避した退避位置と、前記搬送路の内部から突出した動作位置との間を移動可能であることを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Aa59] 構成Aa1乃至58の何れか1項に記載のトナーカートリッジであって、 前記装置本体に設けられたレーザースキャナを覆うシャッターの開閉に用いるシャッター開閉部材さらに備え、
前記シャッター開閉部材は、前記トナーカートリッジを前記装置本体に挿入する動作に連動して、前記現像カートリッジを介することなく、閉じた状態の前記シャッターを開くように動作することを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Aa60]
構成Aa1乃至Aa59の何れか1項に記載のトナーカートリッジであって、
前記トナーカートリッジは、前記現像カートリッジに装着された状態で、前記装置本体に着脱可能であって、
前記トナーカートリッジに対して前記現像カートリッジを連結する連結部材を接続するための接続部を有することを特徴とするトナーカートリッジ
<<構成Ab>> [構成Ab1] 現像カートリッジを装着可能な画像形成装置の装置本体に着脱可能なトナーカートリッジであって、前記装置本体に対して第1の方向に向けて挿入することで、前記装置本体に装着可能な前記トナーカートリッジであって、
フレームと、
前記装置本体に設けられ、前記第1の方向と交差する第1の軸を中心に回転する本体側カップリングと係合でき、前記現像カートリッジが装着された状態の前記装置本体に前記トナーカートリッジが装着された状態で、当該本体側カップリングと係合して前記装置本体から駆動力を受けるカートリッジ側カップリングと、
前記カートリッジカップリングが受けた駆動力に基づいて動作するトナー搬送部材と、
前記トナー搬送部材により搬送されたトナーを前記トナーカートリッジの外部へ排出する排出口を有するトナー排出部材と、
を有し、
前記トナーカートリッジが前記現像カートリッジへの装着された状態で、前記排出口は、前記第1の軸と平行な方向において前記カートリッジ側カップリングとは反対の方向に向けて、前記排出口から前記現像カートリッジ側へとトナーを排出することを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Ab1の従属構成] 構成Ab1の従属構成としては、構成Aa1の従属構成と同様の構成やその他の実施例に開示された構成を適宜選択して従属させることが可能である。 <<構成Ba>>
現像カートリッジを装着可能な画像形成装置の装置本体に着脱可能なトナーカートリッジであって、前記装置本体に対して第1の方向に向けて挿入することで、前記装置本体に装着可能な前記トナーカートリッジであって、
フレームと、
前記装置本体に設けられた本体側カップリングと係合でき、前記現像カートリッジが装着された状態の前記装置本体に前記トナーカートリッジが装着された状態で、当該本体側カップリングと係合することで前記装置本体から駆動力を受けるカートリッジ側カップリングと、
前記カートリッジ側カップリングが受けた駆動力に基づいて動作するトナー搬送部材と、
前記トナー搬送部材により搬送されたトナーを前記トナーカートリッジの外部へ排出する排出口を有するトナー排出部材と、
を有し、
前記カートリッジ側カップリングは、前記第1の方向と交差する第1の軸を中心に回転し、
前記排出口は、前記現像カートリッジに設けられた開口と接続され、
前記フレームから露出した前記カートリッジ側カップリングの向きが、前記トナーカートリッジが前記現像カートリッジに装着された状態で、前記現像カートリッジの前記開口の向きと同じ方向であることを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Ba2] 構成Ba1に記載のトナーカートリッジであって、 前記トナー排出部材は、前記フレーム側から前記排出口までの間に、トナーが通過する中空状の搬送路を備えていることを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Ba3] 構成Ba2に記載のトナーカートリッジであって、 前記搬送路の向きは、少なくとも、前記第1の軸から離れる方向の成分を含むことを特徴とするトナーカートリッジ。 [構成Ba4] 構成Ba3に記載のトナーカートリッジであって、 前記搬送路の向きは、少なくとも、前記第1の方向の成分を含むことを特徴とするトナーカートリッジ。 [構成Ba5] 構成Ba3又はBa4に記載のトナーカートリッジであって、 前記搬送路の向きは、少なくとも、前記第1の軸と直交する方向の成分を含むことを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Ba6] 構成Ba3乃至Ba5の何れか1項に記載のトナーカートリッジであって、 前記搬送路の向きは、少なくも、前記第1の軸と平行な方向の成分を含むことを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Ba7] 構成Ba2に記載のトナーカートリッジであって、 前記搬送路の中心軸は、少なくとも前記第1の軸から離れる方向に沿っていることを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Ba8] 構成Ba7に記載のトナーカートリッジであって、 前記搬送路の中心軸と平行な方向は、少なくとも前記第1の方向の成分を含んでいることを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Ba9] 構成Ba7又はBa8に記載のトナーカートリッジであって、 前記搬送路の中心軸と平行な方向は、少なくとも、前記第1の軸と直交する方向の成分を含んでいることを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Ba10] 構成Ba7乃至Ba9の何れか1項に記載のトナーカートリッジであって、 前記搬送路の中心軸と平行な方向は、少なくとも、前記第1の軸と平行な方向の成分を含んであることを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Ba11] 構成Ba2に記載のトナーカートリッジであって、 前記搬送路は、前記フレームから前記排出口までの間に、第1の領域と、前記第1の領域とは中心軸と平行なの方向が異なる第2の領域と、を含むことを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Ba12] 構成Ba11に記載のトナーカートリッジであって、 前記第2の領域は、前記搬送路の前記排出口に対して連続的に設けられた領域であることを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Ba13] 構成Ba12に記載のトナーカートリッジであって、 前記第1の領域は、前記搬送路が前記第1の軸から離れる方向に沿っていることを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Ba14] 構成Ba13に記載のトナーカートリッジであって、 前記第1の領域は、少なくとも、前記第1の方向に沿っていることを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Ba15] 構成Ba13又はBa15に記載のトナーカートリッジであって、 前記第1の領域は、前記第1の軸と直交する方向に沿っていることを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Ba16] 構成Ba12乃至Ba15の何れか1項に記載のトナーカートリッジであって、 前記第2の領域は、前記カップリングから離れる方向に沿っていることを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Ba17] 構成Ba16に記載のカートリッジであって、 前記第2の領域は、少なくも、前記第1の軸と平行な方向の成分を含むことを特徴とすトナーカートリッジ。
[構成Ba18] 構成Ba11乃至17のいずれか一項に記載のトナーカートリッジであって、 前記トナー排出部材は、前記第1の領域が前記第2の領域に対して所定の角度だけ傾斜していることを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Ba19] 構成Ba18に記載のトナーカートリッジであって、 前記トナー排出部材は、前記搬送路において、前記第1の領域に対して前記第2の領域が略直交していることを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Ba20] 構成Ba11乃至Ba19の何れか1項に記載のトナーカートリッジであって、 前記排出口の前記第1の軸と直交する2次元投影面に対する法線方向が、前記第2の領域に対応する前記搬送路の中心軸と平行であることを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Ba21] 構成Ba11乃至Ba20に記載のトナーカートリッジであって、 前記排出口は、前記搬送路の前記中空状の部分よりも断面積が小さいことを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Ba22] 構成Ba21に記載のトナーカートリッジであって、 前記排出口は、前記第2の領域も対応する前記搬送路の中心軸と交差する方向に配設された壁部を備え、当該壁部により、前記搬送路の前記中空状の部分よりも断面積が小さいことを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Ba23] 構成Ba2乃至22のいずれか1項に記載のトナーカートリッジであって、 前記トナー排出部材は、L字形状であることを特徴とするに記載のトナーカートリッジ。
[構成Ba24] 構成Ba2乃至構成Ba10乃至に記載のトナーカートリッジであって、 前記トナー排出部材は、可撓性を有するパイプであることを特徴とするに記載のトナーカートリッジ。
[構成Ba25] 構成Ba2乃至Ba24に記載のトナーカートリッジであって、 前記排出口は、トナーの排出方向が、前記第1の軸と略平行な方向であることを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Ba26] 構成Ba2乃至Ba25のいずれか一項に記載のトナーカートリッジであって、 前記トナー排出部材は、前記第1の軸と交差する第2の軸を中心に回動することを特徴とする請求項61乃至84の何れか1項に記載のトナーカートリッジ。
[構成Ba27] 構成Ba26に記載のトナーカートリッジであって、 前記第2の軸は、前記第1の軸と直交することを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Ba28] 構成Ba26又はBa27に記載のトナーカートリッジであって、 前記搬送路の向きは、少なくとも、前記第1の軸と平行な方向の成分と前記第2の軸と平行な方向の成分を含むことを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Ba29] 構成Ba26乃至28のいずれか一項に記載のトナーカートリッジであって、 前記搬送路の向きは、少なくとも、前記第1の軸と平行な方向において前記カップリングとは反対方向を向く第2の方向の成分を含むことを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Ba30] 構成Ba29に記載のトナーカートリッジであって、 前記搬送路は、前記排出口と連通する領域の向きが前記第2の方向の成分を含むことを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Ba31] 構成Ba84乃至Ba88の何れか1項に記載のトナーカートリッジであって、 前記第1の軸は、前記トナー搬送部材の回転軸と略平行であることを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Ba32] 構成Ba28乃至Ba31の何れか1項に記載のトナーカートリッジであって、 前記搬送路は、前記第2の軸と平行な方向の成分を含む領域において、前記トナー搬送部材の前記回転軸から離れる方向の成分を含むことを特徴とするに記載のトナーカートリッジ。
[構成Ba33] 構成Ba28又は32に記載のトナーカートリッジであって、 前記フレームは、前記トナー排出部材にトナーを供給するための供給口を備え、
前記トナー排出部材は、前記フレーム側からトナーを受け入れる受入口を備え、当該受け入口が面する方向は、前記トナー排出部材の移動に応じて変化することを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Ba34] 構成Ba33に記載のトナーカートリッジであって、 前記トナー排出部材は、前記排出口が第1の方向を向く第1の位置と、前記排出口が前記第1の方向とは異なる第2の方向を向く第2の位置との間を移動できることを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Ba35] 構成Ba34に記載のトナーカートリッジであって、 前記受入口は、前記トナー排出部材が前記第1の位置に位置する場合に、前記供給口と面する方向を向くことを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Ba36] 構成Ba34又はBa35に記載のトナーカートリッジであって、 前記受入口は、前記トナー排出部材が前記第2の位置に位置する場合に、前記供給口とは異なる方向を向くことを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Ba37] 構成Ba34乃至Ba36の何れか1項に記載のトナーカートリッジであって、 前記トナーカートリッジを前記装置本体に装着する際の姿勢において、前記トナー排出部材が前記第2の位置に位置する場合に、前記排出口は上側を向くことを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Ba38] 構成Ba34乃至Ba37の何れか1項に記載のトナーカートリッジであって、 前記トナーカートリッジを前記装置本体に装着する際の姿勢において、前記トナー排出部材が前記第2の位置に位置する場合に、前記排出口は重力方向とは異なる方向を向くことを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Ba39] 構成Ba37又はBa38に記載のトナーカートリッジであって、 前記トナーカートリッジを前記装置本体に装着する際の姿勢において、前記トナー排出部材が前記第1の位置に位置する場合に、前記供給口は重力方向に向けて開口していることを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Ba40] 構成Ba39に記載のトナーカートリッジであって、 前記トナーカートリッジを前記装置本体に装着する際の姿勢において、前記トナー排出部材が前記第2の位置に位置する場合に、前記供給口は重力方向とは異なる方向に向けて開口していることを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Ba41] 構成Ba32乃至Ba40の何れか1項に記載のトナーカートリッジであって、 前記トナー排出部材は、前記トナーカートリッジが前記現像カートリッジに装着された状態で、前記第1の位置に位置することを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Ba42] 構成Ba41に記載のトナーカートリッジであって、前記トナー排出部材は、前記トナーカートリッジが前記現像カートリッジから取り外された状態で、前記第2の位置に位置することを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Ba43] 構成Ba2乃至Ba42の何れか1項に記載のトナーカートリッジであって、 前記カートリッジの外部に露出した電気接点部をさらに有し、
前記第1の軸と平行な方向において、前記電気接点部は、前記カップリングと前記トナー搬送部材の前記排出口との間に位置することを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Ba44] 構成Ba43に記載のトナーカートリッジであって、 前記電気接点部は、前記第1の軸と直交する前記トナーカートリッジの上下方向において、前記排出口よりも上側に位置することを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Ba45] 構成Ba43又はBa44に記載のトナーカートリッジであって、 前記電気接点部は、前記第1の軸と平行な方向において、前記トナー排出部材よりも前記カップリングの近くに位置することを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Ba46] 構成Ba43乃至45の何れか1項に記載のトナーカートリッジであって、 前記排出口は、前記第1の軸と平行な方向において、前記電気接点部から離れる方向を向くことができることを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Ba47] 構成Ba2乃至46の何れか1項に記載のトナーカートリッジであって、 前記トナー排出部材は、前記第1の軸から離れる方向に突出した突出部を備え、
前記トナー排出部材は、前記突出部が外部から受ける力によって移動することを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Ba48] 構成Ba47に記載のトナーカートリッジであって、 前記突出部は、外部から力を受けることで、前記第1の軸と平行な成分を含む方向に移動することを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Ba49] 構成Ba48に記載のトナーカートリッジであって、 前記突出部は、外部から力を受けることで、前記第1の軸と直交する軸を中心に回転することを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Ba50] 構成Ba47乃至Ba49の何れか1項に記載のトナーカートリッジであって、 前記突出部は、前記トナーカートリッジが前記現像カートリッジに装着された状態で、前記現像カートリッジに設けられた受け入れ部材と係合することを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Ba51] 構成Ba50に記載のトナーカートリッジであって、 前記現像カートリッジは、前記トナーカートリッジ側からトナーを受け入れるための開口部を有し、
前記受け入れ部材は、前記開口部を閉鎖する閉鎖位置と、前記開口部を露出する開放位置との間を移動でき、
前記トナーカートリッジを前記現像カートリッジに装着する際に、前記突出部が係合することで、前記受け入れ部材は、前記閉鎖位置から前記開放位置へと移動することを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Ba52] 構成Ba2乃至Ba51の何れか1項に記載のトナーカートリッジであって、 トナーを搬送するために用いるポンプユニットをさらに有し、
前記ポンプユニットは、前記カートリッジ側カップリングが受けた駆動力に基づいて駆動されることを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Ba53] 構成Ba52に記載のトナーカートリッジであって、 前記排出口には、前記ポンプユニットを駆動している際にトナーが通過するフィルターが設けられていることを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Ba54] 構成Ba2乃至Ba53の何れか1項に記載のトナーカートリッジであって、 前記フレームには、トナー収容ユニットを着脱可能な取付部が設けられており、
前記トナー搬送部材は、前記トナー収容ユニットから供給されたトナーを搬送することを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Ba55] 構成Ba2乃至Ba54の何れか1項に記載のトナーカートリッジであって、 廃トナーを収容する廃トナー収容部を更に有し、
前記トナー排出部材の前記排出口は、前記第1の軸と平行な方向において、前記カップリングと前記廃トナー収容部の間に位置することを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Ba56] 構成Ba55に記載のトナーカートリッジであって、 前記廃トナー収容部は、前記現像カートリッジから廃トナーを前記トナーカートリッジへと搬送するための廃トナー搬送部材を有し、
前記廃トナー搬送部材は、前記カートリッジ側カップリングとは異なるカップリングで受けた駆動力により駆動されることを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Ba57] 構成Ba2乃至Ba56の何れか1項に記載のトナーカートリッジであって、 前記排出口は、ユーザーによって取り外し可能な取り外し部を取り除くことで形成されることを特徴とするトナーカートリッジ。 [構成Ba58] 構成Ba2乃至Ba57の何れか1項に記載のトナーカートリッジであって、 前記トナー排出部材は、前記排出口を含む領域が、前記搬送路の内部に退避した退避位置と、前記搬送路の内部から突出した動作位置との間を移動可能であることを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Ba59] 構成Ba1乃至Ba58に記載のトナーカートリッジであって、 前記装置本体に設けられたレーザースキャナを覆うシャッターの開閉に用いるシャッター開閉部材さらに備え、
前記シャッター開閉部材は、前記トナーカートリッジを前記装置本体に挿入する動作に連動して、前記現像カートリッジを介することなく、閉じた状態の前記シャッターを開くように動作することを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Ba60] 構成Ba1乃至59のいずれか一項に記載のトナーカートリッジであって、 前記第1の軸は、前記トナーカートリッジの長手方向と略平行であって、
前記フレームは、前記トナー排出部材が設けられた第1の面と、前記長手方向と略直交し、前記カートリッジ側カップリングが露出した第2の面と、を有していることを特徴とするトナーカートリッジ。 [構成Ba61] 構成Ba60に記載のトナーカートリッジであって、 前記カートリッジ側カップリングは、前記長手方向に突出した係合部を備え、
前記係合部の突出する方向は、前記第1の方向と略直交することを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Ba62] 構成Ba1乃至Ba61の何れか1項に記載のトナーカートリッジであって、 前記排出口は、前記トナーカートリッジの前記現像カートリッジへの装着開始から装着完了までに、前記フレームから露出した前記カートリッジ側カップリングの向きとは異なる方向を向くことを特徴とするトナーカートリッジ。 [構成Ba63] 構成Ba61に記載のトナーカートリッジであって、 前記現像部材の回転軸線の方向に沿って見た時における、前記カップリング部材の回転中心と前記現像部材の回転中心と結ぶ直線と前記現像部材の表面との交点のうち前記カップリング部材の回転中心から遠い方の交点における前記現像部材の表面への接線を別の所定接線とし、前記別の所定接線を境界として領域を分けた時に前記カップリング部材の回転中心が配置されていない領域を別の所定領域とすると、前記第2ユニットが前記離間位置にある時に前記現像部材の回転軸線の方向に沿って見ると、前記当接力受け部は、前記別の所定領域に配置されていることを特徴とするカートリッジ。 [構成Ba64]
構成Ba1乃至Ba63の何れか1項に記載のトナーカートリッジであって、
前記トナーカートリッジは、前記現像カートリッジに装着された状態で、前記装置本体に着脱可能であって、
前記トナーカートリッジに対して前記現像カートリッジを連結する連結部材を接続するための接続部を有することを特徴とするトナーカートリッジ。
<<構成Bb>> [構成Bb1] 現像カートリッジを装着可能な画像形成装置の装置本体に着脱可能なトナーカートリッジであって、前記装置本体に対して第1の方向に向けて挿入することで、前記装置本体に装着可能な前記トナーカートリッジは、
フレームと、
前記装置本体に設けられ、前記第1の方向と交差する第1の軸を中心に回転する本体側カップリングと係合でき、前記現像カートリッジが装着された状態の前記装置本体に前記トナーカートリッジが装着された状態で、当該本体側カップリングと係合することで前記装置本体から駆動力を受けるカートリッジ側カップリングと、
前記カートリッジ側カップリングが受けた駆動力に基づいて動作するトナー搬送部材と、
前記トナー搬送部材により搬送されたトナーを前記トナーカートリッジの外部へ排出する排出口を有するトナー排出部材と、
を有し、
前記排出口は、前記現像カートリッジに設けられた開口と接続され、
前記フレームから露出した前記カートリッジ側カップリングの向きが、前記トナーカートリッジが前記現像カートリッジに装着された状態で、前記現像カートリッジの前記開口の向きと同じ方向であることを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Bb1の従属構成] 構成Bb1の従属構成としては、構成Ba1の従属構成と同様の構成やその他の実施例に開示された構成を適宜選択して従属させることが可能である。 <<構成Ca>> [構成Ca1] 構成Aa1乃至Aa59、Ab1、Ba1乃至Ba63、Bb1の何れか1項に記載のトナーカートリッジを着脱可能な画像形成装置。
[構成Ca1の従属構成] 構成Ca1の従属構成としては、構成Aa1、構成Ab1、構成Ba1、構成Bb1の従属構成と同様の構成やその他の実施例に開示された構成を適宜選択して従属させることが可能である。 <<構成Da>> [構成Da1] 請求項a1乃至Aa59、Ab1、Ba1乃至Ba63、Bb1の何れか1項に記載のトナーカートリッジを着脱可能な現像カートリッジであって、
前記トナーカートリッジが前記現像カートリッジに装着された状態で、前記トナーカートリッジの前記排出口と面する開口と、
前記開口を介して補給されたトナーを担持する現像ユニットと、を有することを特徴とする現像カートリッジ。
[構成Da1の従属構成] 構成Da1の従属構成としては、構成Aa1、構成Ab1、構成Ba1、構成Bb1の従属構成と同様の構成やその他の実施例に開示された構成を適宜選択して従属させることが可能である。 <<構成Ea>> [構成Ea1] フレームと、
第1の軸を基準に回転可能なカップリングと、
前記カップリングが受けた駆動力に基づいて動作するトナー搬送部材と、
前記トナー搬送部材により搬送されたトナーを前記トナーカートリッジの外部へと排出する排出口を有するトナー排出部材と、
を有し、
前記トナー排出部材は、前記フレームに対して、前記排出口の向きが変化するように移動でき、
前記排出口は、前記第1の軸と平行な方向において、前記カップリングとは反対の第1の方向を向くことができることを特徴とするカートリッジ。
[構成Ea2] 構成Ea1に記載のカートリッジであって、 前記トナー排出部材は、前記フレーム側から前記排出口までの間に、トナーが通過する中空状の搬送路を備えていることを特徴とするカートリッジ。
[構成Ea3]
構成Ea2に記載のカートリッジであって、
前記搬送路の向きは、少なくとも、前記第1の軸から離れる方向の成分を含むことを特徴とするカートリッジ。
[構成Ea4]
構成Ea3に記載のカートリッジであって、
前記搬送路の向きは、少なくとも、前記第1の軸と直交する方向の成分を含むことを特徴とするカートリッジ。
[構成Ea5]
構成Ea3又はEa4に記載のカートリッジであって、
前記搬送路の向きは、少なくも、前記第1の軸と平行な方向の成分を含むことを特徴とするカートリッジ。
[構成Ea6]
構成Ea2に記載のカートリッジであって、
前記搬送路は、少なくとも前記第1の軸から離れる方向に沿っていることを特徴とするカートリッジ。
[構成Ea7]
構成Ea6に記載のカートリッジであって、
前記搬送路の中心軸と平行な方向は、少なくとも、前記第1の軸と直交する方向の成分を含んでいることを特徴とするカートリッジ。
[構成Ea8]
構成Ea6又はEa7に記載のカートリッジであって、
前記搬送路の中心軸と平行な方向は、少なくとも、前記第1の軸と平行な方向の成分を含んであることを特徴とするカートリッジ。
[構成Ea9]
構成Ea2に記載のカートリッジであって、
前記搬送路は、前記フレームから前記排出口までの間に、第1の領域と、前記第1の領域とは中心軸の方向が異なる第2の領域を含むことを特徴とするカートリッジ。
[構成Ea10]
構成Ea9に記載のカートリッジであって、
前記第2の領域は、前記搬送路の前記排出口に対して連続的に設けられた領域であることを特徴とするカートリッジ。
[構成Ea11]
構成Ea10に記載のカートリッジであって、
前記第1の領域は、前記搬送路が前記第1の軸から離れる方向に沿っていることを特徴とするカートリッジ。
[構成Ea12]
構成Ea11に記載のカートリッジであって、
前記第1の領域は、前記第1の軸と直交する方向に沿っていることを特徴とするカートリッジ。
[構成Ea13]
構成Ea10乃至Ea12の何れか1項に記載のカートリッジであって、
前記第2の領域は、前記カップリングから離れる方向に沿っていることを特徴するカートリッジ。
[構成Ea14]
構成Ea13に記載のカートリッジであって、
前記第2の領域は、少なくも、前記第1の軸と平行な方向の成分を含むことを特徴とするカートリッジ。
[構成Ea15]
構成Ea12乃至Ea15の何れか1項に記載のカートリッジであって、
前記トナー排出部材は、前記第1の領域が前記第2の領域に対して所定の角度だけ傾斜していることを特徴とするカートリッジ。
[構成Ea16]
構成Ea15に記載のカートリッジであって
前記トナー排出部材は、前記搬送路において、前記第1の領域に対して前記第2の領域が略直交していることを特徴とするカートリッジ。
[構成Ea17]
構成Ea10乃至Ea16の何れか1項に記載のカートリッジであって
前記排出口の前記第1の軸と直交する2次元投影面に対する法線方向が、前記第2の領域に対応する前記搬送路の中心軸と平行であることを特徴とするカートリッジ。
[構成Ea18]
構成Ea10乃至Ea17の何れか1項に記載のカートリッジであって
前記排出口は、前記搬送路の前記中空状の部分よりも断面積が小さいことを特徴とするカートリッジ。
[構成Ea19]
構成Ea1乃至Ea58の何れか1項に記載のカートリッジであって
前記排出口は、前記第2の領域も対応する前記搬送路の中心軸と交差する方向に配設された壁部を備え、当該壁部により、前記搬送路の前記中空状の部分よりも断面積が小さいことを特徴とする請求項141に記載のカートリッジ。
[構成Ea20]
構成Ea2乃至Ea19の何れか1項に記載のカートリッジであって、
前記トナー排出部材は、L字形状であることを特徴とするカートリッジ。
[構成Ea21]
構成Ea2乃至Ea8の何れか1項に記載のカートリッジであって、
前記トナー排出部材は、可撓性を有するパイプであることを特徴とするカートリッジ。
[構成Ea22]
構成Ea2乃至Ea21の何れか1項に記載のカートリッジであって、
前記排出口は、トナーの排出方向が、前記第1の軸と略平行な方向であることを特徴とするカートリッジ。
[構成Ea23]
構成Ea2乃至Ea22の何れか1項に記載のカートリッジであって、
前記トナー排出部材は、前記第1の軸と交差する第2の軸を中心に回動することを特徴とするカートリッジ。
[構成Ea24]
構成Ea23に記載のカートリッジであって、
前記第2の軸は、前記第1の軸と直交することを特徴とするカートリッジ。
[構成Ea25]
構成Ea23又はEa24に記載のカートリッジであって、
前記搬送路の向きは、少なくとも、前記第1の軸と平行な方向の成分と前記第2の軸と平行な方向の成分を含むことを特徴とするカートリッジ。
[構成Ea26]
構成Ea23乃至Ea25の何れか1項に記載のカートリッジであって、
前記搬送路の向きは、少なくとも、前記第1の軸と平行な方向において前記カップリングとは反対方向を向く第1の方向の成分を含むことを特徴とするカートリッジ。
[構成Ea27]
構成Ea26に記載のカートリッジであって、
前記搬送路は、前記排出口と連通する領域の向きが前記第1の方向の成分を含むことを特徴とするカートリッジ。
[構成Ea28]
構成Ea25乃至Ea27の何れか1項に記載のカートリッジであって、
前記第1の軸は、前記トナー搬送部材の回転軸と略平行であることを特徴とするカートリッジ。
[構成Ea29]
構成Ea25乃至Ea28の何れか1項に記載のカートリッジであって、
前記搬送路は、前記第2の軸と平行な方向の成分を含む領域において、前記トナー搬送部材の前記回転軸から離れる方向の成分を含むことを特徴とするカートリッジ。
[構成Ea30]
構成Ea2乃至Ea29の何れか1項に記載のカートリッジであって、
前記フレームは、前記トナー排出部材にトナーを供給するための供給口を備え、
前記トナー排出部材は、前記フレーム側からトナーを受け入れる受入口を備え、当該受け入口が面する方向は、前記トナー排出部材の移動に応じて変化することを特徴とするカートリッジ。
[構成Ea31]
構成Ea32に記載のカートリッジであって、
前記トナー排出部材は、前記排出口が第1の方向を向く第1の位置と、前記排出口が前記第1の方向とは異なる第2の方向を向く第2の位置との間を移動できることを特徴とするカートリッジ。
[構成Ea32]
構成Ea31に記載のカートリッジであって、
前記受入口は、前記トナー排出部材が前記第1の位置に位置する場合に、前記供給口と面する方向を向くことを特徴とするカートリッジ。
[構成Ea33]
構成Ea31又はEa32に記載のカートリッジであって、
前記受入口は、前記トナー排出部材が前記第2の位置に位置する場合に、前記供給口とは異なる方向を向くことを特徴とするカートリッジ。
[構成Ea34]
構成Ea2乃Ea33の何れか1項に記載のカートリッジであって、
前記カートリッジの外部に露出した電気接点部をさらに有し、
前記第1の軸と平行な方向において、前記電気接点部は、前記カップリングと前記トナー排出部材の前記排出口との間に位置することを特徴とするカートリッジ。
[構成Ea35]
構成Ea34に記載のカートリッジであって、
前記電気接点部は、前記第1の軸と直交する前記トナーカートリッジの上下方向において、前記排出口よりも上側に位置することを特徴とするカートリッジ。
[構成Ea35]
構成Ea33又はEa34に記載のカートリッジであって、
前記電気接点部は、前記第1の軸と平行な方向において、前記トナー排出部材よりも前記カップリングの近くに位置することを特徴とするカートリッジ。
[構成Ea36]
構成Ea33乃Ea35の何れか1項に記載のカートリッジであって、
前記排出口は、前記第1の軸と平行な方向において、前記電気接点部から離れる方向を向くことができることを特徴とするカートリッジ。
[構成Ea37]
構成Ea2乃Ea34の何れか1項に記載のカートリッジであって、
前記トナー排出部材は、前記第1の軸から離れる方向に突出した突出部を備え、
前記トナー排出部材は、前記突出部が外部から受ける力によって移動することを特徴とするカートリッジ。
[構成Ea38]
構成Ea37に記載のカートリッジであって、
前記突出部は、外部から力を受けることで、前記第1の軸と平行な成分を含む方向に移動することを特徴とするカートリッジ。
[構成Ea39]
構成Ea38に記載のカートリッジであって、
前記突出部は、外部から力を受けることで、前記第1の軸と直交する軸を中心に回転することを特徴とするカートリッジ。
[構成Ea40]
構成Ea2乃至Ea39の何れか1項に記載のカートリッジであって、
トナーを搬送するために用いるポンプユニットをさらに有し、
前記ポンプユニットは、前記カップリングが受けた駆動力に基づいて駆動されることを特徴とするカートリッジ。
[構成Ea41]
構成Ea40に記載のカートリッジであって、
前記排出口には、前記ポンプユニットを駆動している際にトナーが通過するフィルターが設けられていることを特徴とするカートリッジ。
[構成Ea42]
構成Ea2乃至Ea41の何れか1項に記載のカートリッジであって、
前記フレームには、トナー収容ユニットを着脱可能な取付部が設けられており、
前記トナー搬送部材は、前記トナー収容ユニットから供給されたトナーを搬送することを特徴とするカートリッジ
[構成Ea43]
構成Ea2乃至Ea43の何れか1項に記載のカートリッジであって、
廃トナーを収容する廃トナー収容部を更に有し、
前記トナー排出部材の前記排出口は、前記第1の軸と平行な方向において、前記カップリングと前記廃トナー収容部の間に位置することを特徴とするカートリッジ。
[構成Ea44]
構成Ea2乃至Ea43の何れか1項に記載のカートリッジであって、
前記排出口は、ユーザーによって取り外し可能な取り外し部を取り除くことで形成されることを特徴とするカートリッジ。
[構成Ea45]
構成Ea2乃至Ea44の何れか1項に記載のカートリッジであって、
前記トナー排出部材は、前記排出口を含む領域が、前記搬送路の内部に退避した退避位置と、前記搬送路の内部から突出した動作位置との間を移動可能であることを特徴とするカートリッジ。
<<構成Eb>> [構成Eb1] 画像形成装置の装置本体に着脱可能なカートリッジであって、
フレームと、
前記装置本体に設けられ、第1の軸を基準に回転可能な本体側カップリング部材と係合するカップリングと、
前記カップリングが受けた駆動力に基づいて動作するトナー搬送部材と、
前記トナー搬送部材により搬送されたトナーを前記トナーカートリッジの外部へと排出する排出口を有するトナー排出部材と、
を有し、
前記トナー排出部材は、前記フレームに対して、前記排出口の向きが変化するように移動でき、
前記排出口は、前記第1の軸と平行な方向において、前記カップリングとは反対の第1の方向を向くことができることを特徴とするカートリッジ。
[構成Eb1の従属構成] 構成Eb1の従属構成としては、構成Ea1の従属構成と同様の構成やその他の実施例に開示された構成を適宜選択して従属させることが可能である。 <<構成Fa>> [構成Fa1] フレームと、
駆動入力部材と、
前記カップリングが受けた駆動力に基づいて動作するトナー搬送部材と、
前記トナー搬送部材により搬送されたトナーを前記カートリッジの外部へと排出する排出口を有するトナー排出部材と、
を有するカートリッジであって、
前記排出口は、前記カートリッジの長手方向において、前記駆動入力部材が位置する側とは反対側を向くことができることを特徴とするカートリッジ。
[構成Fa2]
構成Fa1に記載のカートリッジであって、
前記トナー排出部材は、前記フレーム側から前記排出口までの間に、トナーが通過する中空状の搬送路を備えていることを特徴とするカートリッジ。
[構成Fa3]
構成Fa2に記載のカートリッジであって、
前記駆動入力部材は、前記カートリッジの長手方向と略平行な第1の軸を基準に回転可能であることを特徴とするカートリッジ。
[構成Fa4]
構成Fa3に記載のカートリッジであって、
前記搬送路の向きは、少なくとも、前記第1の軸から離れる方向の成分を含むことを特徴とするカートリッジ。
[構成Fa5]
構成Fa3乃至Fa5の何れか1項に記載のカートリッジであって、
前記搬送路の向きは、少なくとも、前記カートリッジの長手方向と直交する方向の成分を含むことを特徴とするカートリッジ。
[構成Fa6]
構成Fa4又はFa5に記載のカートリッジであって、
前記搬送路の向きは、少なくも、前記カートリッジの長手方向と平行な方向の成分を含むことを特徴とするカートリッジ。
[構成Fa7]
構成Fa6に記載のカートリッジであって、
前記搬送路の中心軸は、少なくとも前記第1の軸から離れる方向に沿っていることを特徴とするカートリッジ。
[構成Fa8]
構成Fa7に記載のカートリッジであって、
前記搬送路の中心軸と平行な方向は、少なくとも、前記第1の軸と直交する方向の成分を含んでいることを特徴とするカートリッジ。
[構成Fa9]
構成Fa7乃至Fa8の何れか1項に記載のカートリッジであって、
前記搬送路の中心軸と平行な方向は、少なくとも、前記第1の軸と平行な方向の成分を含んであることを特徴とするカートリッジ。
[構成Fa10]
構成Fa9に記載のカートリッジであって、
前記搬送路は、前記フレームから前記排出口までの間に、第1の領域と、前記第1の領域とは中心軸と平行な方向が異なる第2の領域と、を含むことを特徴とするカートリッジ。
[構成Fa11]
構成Fa10に記載のカートリッジであって、
前記第2の領域は、前記搬送路の前記排出口に対して連続的に設けられた領域であることを特徴とするカートリッジ。
[構成Fa12]
構成Fa11に記載のカートリッジであって、
前記第1の領域は、前記搬送路が前記駆動入力部材の回転軸から離れる方向に沿っていることを特徴とするカートリッジ。
[構成Fa13]
構成Fa12に記載のカートリッジであって、
前記第1の領域は、前記第1の軸と直交する方向に沿っていることを特徴とするカートリッジ。
[構成Fa14]
構成Fa11乃至Fa13の何れか1項に記載のカートリッジであって、
前記第2の領域は、前記駆動入力部材から離れる方向に沿っていることを特徴するカートリッジ。
[構成Fa15]
構成Fa14に記載のカートリッジであって、
前記第2の領域は、少なくも、前記カートリッジの長手方向と平行な方向の成分を含むことを特徴とするカートリッジ。
[構成Fa16]
構成Fa10乃至Fa15の何れか1項に記載のカートリッジであって、
前記トナー排出部材は、前記第1の領域が前記第2の領域に対して所定の角度だけ傾斜していることを特徴とするカートリッジ。
[構成Fa17]
構成Fa16に記載のカートリッジであって、
前記トナー排出部材は、前記搬送路において、前記第1の領域に対して前記第2の領域が略直交していることを特徴とするカートリッジ。
[構成Fa18]
構成Fa16又はFa17に記載のカートリッジであって、
前記排出口の前記第1の軸と直交する2次元投影面に対する法線方向が、前記第2の領域に対応する前記搬送路の中心軸と平行であることを特徴とするカートリッジ。
[構成Fa19]
構成Fa10乃至Fa18の何れか1項に記載のカートリッジであって、
前記排出口は、前記搬送路の前記中空状の部分よりも断面積が小さいことを特徴とするカートリッジ。
[構成Fa20]
構成Fa19に記載のカートリッジであって、
前記排出口は、前記第2の領域も対応する前記搬送路の中心軸と交差する方向に配設された壁部を備え、当該壁部により、前記搬送路の前記中空状の部分よりも断面積が小さいことを特徴とするカートリッジ。
[構成Fa21]
構成Fa2乃至Fa20の何れか1項に記載のカートリッジであって、
前記トナー排出部材は、L字形状であることを特徴とするカートリッジ。
[構成Fa22]
構成Fa2乃至Fa9の何れか1項に記載のカートリッジであって、
前記トナー排出部材は、可撓性を有するパイプであることを特徴とするカートリッジ。
[構成Fa23]
構成Fa2乃至Fa22の何れか1項に記載のカートリッジであって、
前記排出口は、トナーの排出方向が、前記第1の軸と略平行な方向であることを特徴とするカートリッジ。
[構成Fa24]
構成Fa2乃至Fa23の何れか1項に記載のカートリッジであって、
前記トナー排出部材は、前記カートリッジの長手方向と交差する第2の軸を中心に回動することを特徴とするカートリッジ。
[構成Fa25]
構成Fa24に記載のカートリッジであって、
前記第2の軸は、前記カートリッジの長手方向と直交することを特徴とするカートリッジ。
[構成Fa26]
構成Fa24乃至Fa25の何れか1項に記載のカートリッジであって、
前記搬送路の向きは、少なくとも、前記カートリッジの長手方向と平行な方向の成分と前記第2の軸と平行な方向の成分を含むことを特徴とするカートリッジ。
[構成Fa27]
構成Fa24乃至Fa26の何れか1項に記載のカートリッジであって、
前記搬送路の向きは、少なくとも、前記カートリッジの長手方向において前記駆動入力部材とは反対側を向く第1の方向の成分を含むことを特徴とするカートリッジ。
[構成Fa28]
構成Fa27に記載のカートリッジであって、
前記搬送路は、前記排出口と連通する領域の向きが前記第1の方向の成分を含むことを特徴とするカートリッジ。
[構成Fa29]
構成Fa26乃至Fa28の何れか1項に記載のカートリッジであって、
前記カートリッジの長手方向は、前記トナー搬送部材の回転軸と略平行であることを特徴とするカートリッジ。
[構成Fa30]
構成Fa26乃至Fa29の何れか1項に記載のカートリッジであって、
前記搬送路は、前記第2の軸と平行な方向の成分を含む領域において、前記トナー搬送部材の前記回転軸から離れる方向の成分を含むことを特徴とするカートリッジ。
[構成Fa31]
構成Fa2乃至Fa26の何れか1項に記載のカートリッジであって、
前記フレームは、前記トナー排出部材にトナーを供給するための供給口を備え、
前記トナー排出部材は、前記フレーム側からトナーを受け入れる受入口を備え、当該受け入口が面する方向は、前記トナー排出部材の移動に応じて変化することを特徴とするカートリッジ。
[構成Fa32]
構成Fa31に記載のカートリッジであって、
前記トナー排出部材は、前記排出口が第1の方向を向く第1の位置と、前記排出口が前記第1の方向とは異なる第2の方向を向く第2の位置との間を移動できることを特徴とするカートリッジ。
[構成Fa33]
構成Fa32に記載のカートリッジであって、
前記受入口は、前記トナー排出部材が前記第1の位置に位置する場合に、前記供給口と面する方向を向くことを特徴とするカートリッジ。
[構成Fa34]
構成Fa32又はFa33に記載のカートリッジであって、
前記受入口は、前記トナー排出部材が前記第2の位置に位置する場合に、前記供給口とは異なる方向を向くことを特徴とするカートリッジ。
[構成Fa35]
構成Fa2乃至Fa34の何れか1項に記載のカートリッジであって、
前記カートリッジの外部に露出した電気接点部をさらに有し、
前記カートリッジの長手方向において、前記電気接点部は、前記駆動入力部材と前記トナー搬送部材の前記排出口との間に位置することを特徴とするカートリッジ。
[構成Fa36]
構成Fa35に記載のカートリッジであって、
前記電気接点部は、前記カートリッジの長手方向と直交する前記トナーカートリッジの上下方向において、前記排出口よりも上側に位置することを特徴とするカートリッジ。
[構成Fa37]
構成Fa35又はFa36に記載のカートリッジであって、
前記電気接点部は、前記カートリッジの長手方向において、前記トナー排出部材よりも前記駆動入力部材の近くに位置することを特徴とするカートリッジ。
[構成Fa38]
構成Fa35乃至Fa37の何れか1項に記載のカートリッジであって、
前記排出口は、前記カートリッジの長手方向において、前記電気接点部から離れる方向を向くことができることを特徴とするカートリッジ。
[構成Fa39]
構成Fa2乃至Fa38の何れか1項に記載のカートリッジであって、
前記トナー排出部材は、前記駆動入力部材の回転軸である第1の軸から離れる方向に突出した突出部を備え、
前記トナー排出部材は、前記突出部が外部から受ける力によって移動することを特徴とするカートリッジ。
[構成Fa40]
構成Fa39に記載のカートリッジであって、
前記突出部は、外部から力を受けることで、前記第1の軸と平行な成分を含む方向に移動することを特徴とするカートリッジ。
[構成Fa41]
構成Fa42に記載のカートリッジであって、
前記突出部は、外部から力を受けることで、前記第1の軸と直交する軸を中心に回転することを特徴とするカートリッジ。
[構成Fa42]
構成Fa2乃至Fa41の何れか1項に記載のカートリッジであって、
トナーを搬送するために用いるポンプユニットをさらに有し、
前記ポンプユニットは、前記駆動入力部材が受けた駆動力に基づいて駆動されることを特徴とするカートリッジ。
[構成Fa43]
構成Fa42に記載のカートリッジであって、
前記排出口には、前記ポンプユニットを駆動している際にトナーが通過するフィルターが設けられていることを特徴とするカートリッジ。
[構成Fa44]
構成Fa2乃至Fa43の何れか1項に記載のカートリッジであって、
前記フレームには、トナー収容ユニットを着脱可能な取付部が設けられており、
前記トナー搬送部材は、前記トナー収容ユニットから供給されたトナーを搬送することを特徴とするカートリッジ。
前記突出部は、外部から力を受けることで、前記第1の軸と直交する軸を中心に回転することを特徴とする請求項207に記載のカートリッジ。
[構成Fa45]
構成Fa2乃至Fa44の何れか1項に記載のカートリッジであって、
廃トナーを収容する廃トナー収容部を更に有し、
前記トナー排出部材の前記排出口は、前記カートリッジの長手方向において、前記駆動入力部材と前記廃トナー収容部の間に位置することを特徴とするカートリッジ。
[構成Fa46]
構成Fa2乃至Fa45の何れか1項に記載のカートリッジであって、
前記排出口は、ユーザーによって取り外し可能な取り外し部を取り除くことで形成されることを特徴とするカートリッジ。
[構成Fa47]
構成Fa2乃至Fa46の何れか1項に記載のカートリッジであって、
前記トナー排出部材は、前記排出口を含む領域が、前記搬送路の内部に退避した退避位置と、前記搬送路の内部から突出した動作位置との間を移動可能であることを特徴とするカートリッジ。
[構成Fa48]
構成Fa1に記載のカートリッジであって、
前記駆動入力部材は、前記カートリッジの長手方向と平行な方向における先端部分がゴム弾性を有して変形可能であることを特徴とするカートリッジ。
[構成Fa49]
構成Fa1に記載のカートリッジであって、
前記フレームに対して相対的に移動可能なシャッター部材を有し、
前記フレームは、前記トナー排出部材にトナーを供給するための供給口を備え、
前記トナー排出部材は、前記フレーム側からトナーを受け入れる受入口を備え、
前記シャッター部材は、前記供給口を閉鎖する閉状態と前記供給口が開放された開状態へと移動できることを特徴とするカートリッジ。
[構成Fa50]
構成Fa49に記載のカートリッジであって、
前記シャッター部材は、前記供給口が設けられた前記フレームの面に対して平行な平板状の部材を備え、
前記シャッター部材は、前記平板状の部材が前記供給口に対して相対的に移動することで、前記閉状態と前記開状態に移動できることを特徴とするカートリッジ。
[構成Fa51]
構成Fa49又はFa50の何れか1項に記載のカートリッジであって、
前記シャッター部材は、作動部を備え、当該作動部に連動して前記シャッター部材が移動可能であることを特徴とするカートリッジ。
[構成Fa52]
構成Fa53に記載のカートリッジであって、
前記カートリッジは、画像形成装置の装置本体に着脱可能であって、
前記作動部は、前記カートリッジが前記装置本体に装着された状態で、装置本体に設けられた当接面と当接した状態であって、
前記シャッター部材は、前記開状態において前記作動部が前記当接面と当接していることを特徴とするカートリッジ。
[構成Fa53]
構成Fa52に記載のカートリッジであって、
前記シャッター部材は、前記閉状態において前記作動部が前記当接面と離間していることを特徴とするカートリッジ。
[構成Fa54]
構成Fa53に記載のカートリッジであって、
前記作動部は、前記装置本体に設けられた可動なドアに設けられた前記当接面と当接できることを特徴とするカートリッジ。
[構成Fa55]
構成Fa54に記載のカートリッジであって、
前記カートリッジは、現像カートリッジに着脱可能なトナーカートリッジであって、
前記作動部は、前記トナーカートリッジが前記現像カートリッジに装着された状態で、前記現像カートリッジに設けられた当接部に当接でき、
前記シャッター部材は、前記開状態において前記作動部が前記当接部と当接していることを特徴とするカートリッジ。
[構成Fa56]
構成Fa57に記載のカートリッジであって、
前記シャッター部材は、前記閉状態において前記作動部が前記当接面と離間していることを特徴とするカートリッジ。
[構成Fa57]
構成Fa56の何れか1項に記載のカートリッジであって、
前記作動部は、前記装置本体に設けられた可動なドアに設けられた前記当接面と当接できることを特徴とする請求項220に記載のカートリッジ。
[構成Fa58]
構成Fa51に記載のカートリッジであって、
前記カートリッジは、現像カートリッジに着脱可能なトナーカートリッジであって、
前記作動部は、前記トナーカートリッジが前記現像カートリッジに装着された状態で、前記現像カートリッジに設けられた当接部に当接でき、
前記シャッター部材は、前記開状態において前記作動部が前記当接部と当接していることを特徴とするカートリッジ。
[構成Fa59]
構成Fa58に記載のカートリッジであって、
前記シャッター部材は、前記閉状態において前記作動部が前記当接部と離間していることを特徴とするカートリッジ。
[構成Fa60]
構成Fa59に記載のカートリッジであって、
前記作動部は、前記カートリッジの長手に沿って傾斜した斜面を有し、
前記トナーカートリッジを前記現像カートリッジに装着する際に、前記作動部の前記斜面に前記当接部が当接することで、前記シャッター部材は、前記カートリッジの長手方向に移動することを特徴とするカートリッジ。
[構成Fa61]
構成Fa60に記載のカートリッジであって、
前記シャッター部材は、前記開状態で前記供給口と連通する穴部を有することを特徴とするカートリッジ。
[構成Fa62]
構成Fa49に記載のカートリッジであって、
前記駆動力入力部材と係合して前記トナー搬送部材に駆動力を伝達する駆動力伝達部材を有し、
前記トナー搬送部材は、前記駆動力伝達部材と係合した状態で、前記カートリッジの長手方向と平行な軸を中心に回転でき、
前記シャッター部材は、前記トナー搬送部材の回転に連動して動作することを特徴とするカートリッジ。
[構成Fa63]
構成Fa62に記載のカートリッジであって、
前記シャッター部材は、前記駆動力伝達部材による前記トナー搬送部材への駆動力が伝達されていない場合に前記閉状態となり、前記駆動力伝達部材による前記トナー搬送部材への駆動力が伝達されている場合に前記開状態となることを特徴とするカートリッジ。
[構成Fa64]
構成Fa49に記載のカートリッジであって、
前記シャッター部材は、前記カートリッジに取り付けられた電池により駆動することを特徴とするカートリッジ。
[構成Fa65]
構成Fa64に記載のカートリッジであって、
押圧可能なスイッチ部を有し、
前記シャッター部材は、前記スイッチ部が押圧された状態で前記開状態となることを特徴とするカートリッジ。
[構成Fa66]
構成Fa1に記載のカートリッジであって、
トナーを搬送するために用いるポンプユニットと、
前記トナー排出部材の内部に開閉可能な排出弁と、を有し、
前記ポンプユニットは、前記駆動入力部材が受けた駆動力に基づいて駆動され、
前記排出弁は、前記ポンプユニットが駆動している状態の方が、前記ポンプユニットが駆動していない状態の方が、前記排出弁に形成される隙間が大きくなることを特徴とするカートリッジ。
[構成Fa67]
構成Fa1に記載のカートリッジであって、
前記カートリッジは、現像カートリッジに着脱可能なトナーカートリッジであって、
前記現像カートリッジは、前記トナーカートリッジが装着された状態で、前記排出口と連通できる連通口と、前記連通口を遮蔽する閉方向と前記連通口を開放する開方向へ移動できるシャッター部材と、を有し、
前記シャッター部材は、アタッチメント部材を介して、前記現像カートリッジに前記トナーカートリッジを装着する場合に、当該アタッチメント部材によって前記開方向へ移動し、
前記排出口は、前記シャッター部材が開方向へ移動したことにより、前記連通口と連通することを特徴とするカートリッジ。
[構成Fa68]
構成Fa1に記載のカートリッジであって、
前記カートリッジは、現像カートリッジに着脱可能なトナーカートリッジであって、
前記フレームに対して、前記トナー排出部材が突出する方向と同じ方向に突出した接続部を有し、
前記現像カートリッジは、前記トナーカートリッジが装着された状態で、前記排出口と連通できる連通口と、前記連通口を遮蔽する閉方向と前記連通口を開放する開方向へ移動できるシャッター部材と、を有し、
前記接続部は、前記トナーカートリッジが前記現像カートリッジに装着された状態で、前記シャッター部材を開方向へ移動させ、
前記排出口は、前記シャッター部材が開方向へ移動したことにより、前記連通口と連通することを特徴とするカートリッジ。
[構成Fa69]
構成Fa68又はFa69に記載のカートリッジであって、
前記シャッター部材は、前記現像カートリッジに対する前記トナーカートリッジの装着方向と略同一の方向に移動できることを特徴とするカートリッジ。
[構成Fa70]
構成Fa1に記載のカートリッジであって、
前記駆動力入力部材が受けた駆動力に応じて回転可能なリンク部材と、
前記リンク部材の回転に応じて、前記カートリッジの長手方向へと移動可能なボンベと、
を有し、
前記トナー排出部材は、前記ボンベを用いて前記排出口から空気とトナーを排出することを特徴とするカートリッジ。
[構成Fa71]
構成Fa70に記載のカートリッジであって、
前記ボンベは、前記カートリッジの長手方向において、前記フレームの一方の端に配されおり、
前記ボンベは、前記カートリッジの長手方向における前記フレームの内部側へ移動することで、前記フレームの内部と挿通して圧縮空気を前記フレームの内部へ排出することを特徴とするカートリッジ。
[構成Fa72]
構成Fa1に記載のカートリッジであって、
トナーを搬送するために用いるポンプユニットと、
電池と、
前記電池から得た電力に基づいて駆動できるモータと、を有し、
前記駆動力入力部材は、前記モータの駆動軸に設けられたモータ側ギアと係合可能なギア部を備え、
前記ポンプユニットは、前記モータ側ギアの回転により入力された駆動力を、前記ギア部を介して受けることで駆動されることを特徴とするカートリッジ。
[構成Fa73]
構成Fa72に記載のカートリッジであって、
前記カートリッジは、画像形成装置の装置本体に着脱可能であって、
前記装置本体に設けられた本体側カップリングと係合するカートリッジ側カップリングと、
前記カートリッジ側カップリングの回転に連動する検知部材と、を有し、
前記検知部材により前記本体側カップリングの回転が検知されたことに応じて、前記モータが駆動されることを特徴とするカートリッジ。
[構成Fa74]
構成Fa1に記載のカートリッジであって、
前記カートリッジは、画像形成装置の装置本体に着脱可能であって、
前記駆動力入力部材と係合する駆動力受け部を有し、
前記駆動力受け部は、前記装置本体に設けられた本体側カップリングと係合して前記カートリッジの長手方向に対して傾斜した第1の回転軸を基準に回転して、
前記駆動力入力部材は、前記駆動力受け部の回転に応じて、前記カートリッジの長手方向と平行な第2の回転軸を基準に回転することを特徴とするカートリッジ。
[構成Fa75]
構成Fa237に記載のカートリッジであって、
前記駆動力受け部は、第1の回転軸と平行な方向における一方の端に、前記本体側カップリングと係合するカップリング部を備え、他方の端に、前記駆動力入力部材と係合するギア部を有することを特徴とするカートリッジ。
[構成Fa76]
構成Fa1に記載のカートリッジであって、
前記駆動力入力部材は、前記カートリッジの長手方向において移動できるカップリングであることを特徴とするカートリッジ。
[構成Fa77]
構成Fa76に記載のカートリッジであって、
リンク部材と、
前記リンク部材を介して前記駆動入力部材に接続された変換ギアを有し、
前記変換ギアは、前記カップリングの前記カートリッジの長手方向への進退により、前記リンク部材を介して1方向へ連続的に回転することを特徴とするカートリッジ。
[構成Fa1の従属構成] 構成Fa1の従属構成としては、構成Aa1,Ab1,Ba1,Bb1,Ca1,Da1の従属構成と同様の構成やその他の実施例に開示された構成を適宜選択して従属させることが可能である。 <<構成Ga>> [構成Ga1] 本体側カップリング部材を備える画像形成装置の本体に対して、前記本体側カップリング部材の駆動軸線と直交する方向に着脱可能なカートリッジであって、
フレームと、
前記フレームに回転可能に支持され、第1の回転軸を基準に回動でき、前記本体側カップリング部材と係合してトナーを搬送するための駆動力を受けることが可能な第1の駆動力受け部を備える第1の駆動力受け部材と、
前記フレームに支持され、前記第1の回転軸と交差し、かつ、前記第1の回転軸から離れる方向の成分を持つ第1の方向にトナーを搬送できる搬送部と、搬送したトナーを排出する排出部と、を備えるトナー排出部材と、
を有し、
前記排出部は、前記第1の回転軸と平行な方向の成分を含む第2の方向にトナーを排出できることを特徴するカートリッジ。
[構成Ga2]
構成Ga1に記載のカートリッジであって、
前記排出部の開口は、前記第2の方向に向けて開いていることを特徴とするカートリッジ。
[構成Ga3]
構成Ga1又はGa2に記載のカートリッジであって、
前記搬送部は、前記第1の方向と平行な第1の領域と、前記第2の方向と平行な第2の領域を含むことを特徴とするカートリッジ。
[構成Ga4]
構成Ga3に記載のカートリッジであって、
前記搬送部は、L字形状であることを特徴とするカートリッジ。
[構成Ga5]
構成Ga1乃至Ga4の何れか1項に記載のカートリッジであって、
前記トナー排出部材は、前記カートリッジを前記装置の本体の内部に挿入する動作に連動して、前記第1の方向と略平行な第2の回転軸を基準として回動することを特徴とするカートリッジ。
[構成Ga6]
構成Ga5に記載のカートリッジであって、
前記第1の方向は、前記装置の本体に前記カートリッジを挿入する方向と略同一であることを特徴とするカートリッジ。
[構成Ga7]
構成Ga5又はGa6に記載のカートリッジであって、
前記排出部は、底面が重力方向を向いて設置された前記装置の本体に前記カートリッジを挿入する際に、前記トナー排出部材の回動により、重力方向とは異なる方向を向くことを特徴とするカートリッジ。
[構成Ga8]
構成Ga7に記載のカートリッジであって、
前記排出部は、底面が重力方向を向いて設置された前記装置の本体に前記カートリッジを挿入する前は、重力方向とは反対側を向き、前記装置の本体に前記カートリッジを挿入する際は、前記トナー排出部材の回動により、重力方向と直交する方向を向くことを特徴とするカートリッジ。
[構成Ga9]
構成Ga5乃至Ga8の何れか1項に記載のカートリッジであって、
前記カートリッジは、トナーカートリッジであって、
前記カートリッジは、前記装置の本体に、現像ユニットを備えた現像カートリッジが挿入された状態で、前記装置の本体に装着され、
前記トナー排出部材は、前記現像カートリッジへのトナーの補給口の近傍に設けられたガイド面に当接できる当接部材を備え、
前記トナー排出部材は、前記カートリッジを前記装置の本体に挿入する際に、前記当接部材と前記ガイド面との当接状態が変化することで、前記第2の回転軸を基準として回動することを特徴とするカートリッジ。
[構成Ga10]
構成Ga9に記載のカートリッジであって、
前記当接部材は、前記カートリッジを前記装置の本体に挿入する際の挿入方向において、前記排出部よりも下流側に位置していることを特徴とするカートリッジ。
[構成Ga11]
構成Ga9又はGa10に記載のカートリッジであって、
前記トナー排出部材は、前記現像カートリッジ装置の本体の前記補給口の近傍に設けられ、前記補給口のシャッター部材の開閉動作に用いる作動部材を備え、
前記作動部材は、前記カートリッジを前記装置の本体に挿入する際に、前記現像カートリッジに設けられた受け入れ部と係合することで、前記補給口が開いた状態へと変化することを特徴とするカートリッジ。
[構成Ga12]
構成Ga11に記載のカートリッジであって、
前記第2の回転軸の軸線方向から前記トナー排出部材を見た場合に、前記当接部材と前記作動部材とは、前記第2の回転軸に対して点対称となる位置にそれぞれ配されていることを特徴とするカートリッジ。
[構成Ga13]
構成Ga1乃至Ga8の何れか1項に記載のカートリッジであって、
前記カートリッジは、トナーカートリッジであって、
前記カートリッジは、前記装置の本体に、現像ユニットを備えた現像カートリッジが挿入された状態で、前記装置の本体に装着され、
前記トナー排出部材は、前記現像カートリッジ装置の本体の補給口の近傍に設けられ、前記補給口のシャッター部材の開閉動作に用いる作動部材を備え
前記作動部材は、前記カートリッジを前記装置の本体に挿入する際に、前記現像カートリッジに設けられた受け入れ部と係合することで、前記補給口が開いた状態へと変化することを特徴とするカートリッジ。
[構成Ga14]
構成Ga13に記載のカートリッジであって、
前記第1の駆動力受け部材は、前記第1の回転軸の第1の端側において、前記本体側カップリングと係合し、
前記排出部は、前記第1の回転軸の前記第1の端とは反対の第2の端側において、前記補給口に対応した開口が面していることを特徴とするカートリッジ。
[構成Ga15]
構成Ga9乃至Ga14の何れか1項に記載のカートリッジであって、
前記現像カートリッジから廃トナーを受け入れる廃トナー収容部を有し、
前記廃トナー収容部は、前記第1の回転軸の軸線と平行な方向において、前記フレームの前記第1の駆動力受け部材とは反対に支持されていることを特徴するカートリッジ。
[構成Ga16]
構成Ga15に記載のカートリッジであって、
前記装置の本体に設けられた前記本体側カップリング部材とは異なるカップリング部材と係合して、前記カートリッジの内部でトナーを撹拌するための駆動力を受けることが可能な第2の駆動力受け部を備える第2の駆動力受け部材を有し、
前記第2の駆動力受け部は、前記第1の回転軸の軸線と平行な方向において、前記フレームの前記第1の駆動力受け部と同じ側に支持されていることを特徴とするカートリッジ。
[構成Ga17]
構成Ga18に記載のカートリッジであって、
前記廃トナー収容部は、前記現像カートリッジから廃トナーを前記カートリッジへと搬送するための廃トナー搬送部材を有し、
前記廃トナー搬送部材は、前記第2の駆動力受け部で受けた駆動力により駆動されることを特徴とするカートリッジ。
[構成Ga18]
構成Ga9乃至Ga17の何れか1項に記載のカートリッジであって、
前記フレームの前記第1の面と交差する第2の面に配され、前記装置の本体に設けられたレーザースキャナを覆うシャッターの開閉に用いるシャッター開閉部材を有し、
前記シャッター開閉部材は、前記カートリッジを前記装置の本体に挿入する動作に連動して、前記現像カートリッジを介することなく、閉じた状態の前記シャッターを開くように動作することを特徴とするカートリッジ。
[構成Ga19]
構成Ga1乃至Ga18の何れか1項に記載のカートリッジであって、
前記装置の本体に設けられた本体側接点と電気的な接続が可能な第1の接点を備え、
前記第1の接点は、前記第2の方向とは異なる向きに面していることを特徴とするカートリッジ。
[構成Ga20]
構成Ga19に記載のカートリッジであって、
前記第1の接点は、前記第1の回転軸と平行な方向において、前記第1の駆動力受け部と前記排出部との間に位置することを特徴とするカートリッジ。
<<構成Gb>>
[構成Gb1]
本体側カップリング部材を備える画像形成装置の本体に対して前記本体側カップリング部材の駆動軸線と直交する方向に着脱可能なカートリッジであって、
フレームと、
前記フレームに回転可能に支持され、第1の回転軸を基準に回動でき、前記本体側カップリング部材と係合してトナーを搬送するための駆動力を受けることが可能な第1の駆動力受け部を備える駆動力受け部材と、
前記フレームに支持され、第1の方向にトナーを搬送できる搬送部と、搬送したトナーを排出する排出部と、を備えるトナー排出部材と、
を有し、
前記排出部は、前記第1の駆動力受け部材から離れる方向の成分を含む第2の方向にトナーを排出でき、
前記第2の方向は、前記装置の本体に前記カートリッジを挿入する方向とは異なることを特徴するカートリッジ。
[構成Gb1の従属構成] 構成Gb1の従属構成としては、構成Ga1の従属構成と同様の構成やその他の実施例に開示された構成を適宜選択して従属させることが可能である。
<<構成Ha>> [構成Ha1] 構成Ga1乃至Ga20、構成Gb1の何れか1項に記載のカートリッジを着脱可能な画像形成装置。
[構成Ha1の従属構成] 構成Ha1の従属構成としては、構成Ga1、Gb1の従属構成と同様の構成やその他の実施例に開示された構成を適宜選択して従属させることが可能である。 <<構成Ia>> [Ia1] 構成Ga1乃至Ga20、構成Gb1の何れか1項に記載のカートリッジから補給されたトナーを担持する現像ユニットを有する現像カートリッジであって、
前記排出部からトナーの補給を受ける補給口を有することを特徴とする現像カートリッジ。
[構成Ia1の従属構成] 構成Ia1の従属構成としては、構成Ga1の従属構成と同様の構成やその他の実施例に開示された構成を適宜選択して従属させることが可能である。 <<構成Ja>> [構成Ja1] フレームと、
第1の回転軸を基準に回転でき、前記フレームの内部からトナーを搬送するための駆動力を入力する駆動力入力部材と、
前記駆動力入力部材が受けた駆動力に応じて、前記フレームの内部から外部へとトナーを排出するためのトナー排出部材と、を有し、
前記トナー排出部材は、少なくとも前記第1の回転軸と交差する方向に突出した部分を含む搬送部を備えており、
前記搬送部は、前記第1の回転軸と交差し、かつ、前記第1の回転軸から離れる方向の成分を含む第1の方向と、前記第1の回転軸と平行な方向の成分を含む第2の方向にトナーを搬送でき、前記第2の方向に沿って搬送された後のトナーが外部に排出されることを特徴とするカートリッジ。
[構成Ja2]
構成Ja1に記載のカートリッジであって、
前記搬送部は、前記第1の方向に沿った第1の搬送部と、前記第2の方向に沿った第2の搬送部と、を含むことを特徴とするカートリッジ。
[構成Ja3]
構成Ja2に記載のカートリッジであって、
前記第1の方向は、前記第1の回転軸と直交する方向であって、
前記第2の方向は、前記第1の回転軸と平行な方向であることを特徴とするカートリッジ。
[構成Ja4]
構成Ja1に記載のカートリッジであって、
前記搬送部は、可撓性を備えたパイプであって、当該パイプを前記第1の方向および前記第2の方向に向けて屈曲させることができることを特徴とするカートリッジ。
[構成Ja5]
構成Ja1に記載のカートリッジであって、
前記搬送部は、前記第1の回転軸に対して、所定の角度だけ傾斜した第3の方向に向けてトナーを搬送でき、
前記第3の方向は、前記第1の方向および前記第2の方向とは異なることを特徴とするカートリッジ。
[構成Ja6]
構成Ja1に記載のカートリッジであって、
前記搬送部は、第1の搬送部および第2の搬送部に分けることができ、
前記第1の搬送部は、前記フレームの内部からトナーから供給されたトナーを前記第1の方向に向けて搬送し、
前記第2の搬送部は、前記フレームとは反対側において前記第1の搬送部に接続可能であって、前記第1の方向および前記第2の方向に向けてトナーを搬送することを特徴とするカートリッジ。
[構成Ja7]
構成Ja1乃至Ja6の何れか1項に記載のカートリッジであって、
前記搬送部材は、トナーを前記カートリッジの外部に排出する排出口を備えていることを特徴とするカートリッジ。
[構成Ja8]
構成Ja7に記載のカートリッジであって、
前記排出口は、前記第2の方向に向けてトナーを排出することを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Ja9]
構成Ja7又はJa8に記載のカートリッジであって、
前記排出口は、前記搬送部よりも断面積が小さいことを特徴とするトナーカートリッジ。
[構成Ja10]
構成Ja9に記載のカートリッジであって、
前記排出口は、前記第2の搬送方向と交差する方向に配設された壁部を備え、当該壁部により、前記搬送部よりも断面積が小さいことを特徴とするカートリッジ。
[構成Ja11]
構成Ja7に記載のカートリッジであって、
前記排出口には、フィルターが設けられていることを特徴とするカートリッジ。
[構成Ja12]
構成Ja11に記載のカートリッジであって、
トナーを搬送するために用いるポンプユニットを備え、
前記フィルターは、前記ポンプユニットを駆動している際に、トナーが通過することを特徴とするカートリッジ。
[構成Ja13]
構成Ja7に記載のカートリッジであって、
前記排出口は、前記搬送部に設けられた、ユーザーによって取り外し可能な取り外し部を取り除くことで形成されることを特徴とするカートリッジ。
[構成Ja14]
構成Ja1乃至Ja6の何れか1項に記載のカートリッジであって、
排出口を備える突出部をさらに有し、
前記突出部は、前記搬送部における前記第2の方向において、前記搬送部の内部に退避した退避位置と、前記搬送部から突出した動作位置との間を移動可能に、前記搬送部に支持されていることを特徴とするカートリッジ。
[構成Ja15]
構成Ja14に記載のカートリッジであって、
前記突出部は、内部が中空であって、前記第2の方向に沿ってトナーを搬送でき、前記排出口は、前記第2の方向とは異なる方向にトナーを排出することを特徴とするカートリッジ。
[構成Ja16]
構成Ja1に記載のカートリッジであって、
前記トナー排出部材は、前記第1の軸と直交する第2の軸を基準に、前記フレームに回転可能に軸支されていることを特徴とする記載のカートリッジ。
[構成Ja17]
構成Ja1に記載のカートリッジであって、
前記トナーを収容する収容部をさらに有し、
前記トナー排出部材は、前記収容部からトナーの供給を受けて、外部へとトナーを搬送することを特徴とするカートリッジ。
[構成Ja18]
構成Ja1に記載のカートリッジであって、
前記フレームには、トナー収容ユニットを着脱可能な取付部が設けられており、
前記トナー排出部材は、前記トナー収容ユニットからトナーの供給を受けて、外部へとトナーを搬送することを特徴とするカートリッジ。
[構成Ja19]
構成Ja1に記載のカートリッジであって、
前記カートリッジは、本体側カップリング部材を備える画像形成装置の本体に着脱可能であって、
前記駆動力入力部材は、前記本体側カップリング部材に接続されたアタッチメントを介して、駆動力を受けることを特徴とするカートリッジ。
[構成Ja20]
構成Ja19に記載のカートリッジであって、
前記駆動力入力部材は、カップリング部材であって、
前記アタッチメントは、前記カップリング部材に係合するアタッチメント側カップリング部材を備えていることを特徴とするカートリッジ。
[構成Ja21]
構成Ja20に記載のカートリッジであって、
前記カップリング部材は、前記第1の軸と平行な方向において、前記トナー搬送部材が設けられた位置よりも前記カートリッジの内側に配されていることを特徴とするカートリッジ。
[構成Ja22]
構成Ja19に記載のカートリッジであって、
前記駆動力入力部材は、ギア部であって、
前記アタッチメントは、前記ギア部に噛合うアタッチメントギア部を備えていることを特徴とするカートリッジ。
[構成Ja23]
構成Ja22に記載のカートリッジであって、
前記アタッチメントは、前記本体側カップリング部材と係合するアタッチメント側カップリング部を備え、
前記アタッチメント側カップリング部材は、前記本体側カップリング部材と接触する部分がゴム弾性を有し変形可能であることを特徴とするカートリッジ。
[構成Ja24]
構成Ja23に記載のカートリッジであって、
前記アタッチメント側カップリング部は、前記本体側カップリング部の回転軸線を中心とする外周部よりも大きな内周径であることを特徴とするカートリッジ。
[構成Ja25]
構成Ja22に記載のカートリッジであって、
前記アタッチメントは、前記第2のギア部と噛合う第3のギア部を有し、
前記第2のギア部は、前記第1の軸と略直交する第2の軸を基準に回転し、
前記第3のギア部は、前記第2の軸と略直交する第3の軸を基準に回転し、
前記第3のギア部の前記第3の軸を基準とした内周に、前記本体側カップリング部と係合するアタッチメント側カップリング部が設けられていることを特徴とするカートリッジ。
[構成Ja26]
構成Ja1に記載のカートリッジであって、
前記駆動力入力部材は、前記第1の軸と平行な方向における先端部分がゴム弾性を有して変形可能であることを特徴とするカートリッジ。
[構成Ja27]
構成Ja26に記載のカートリッジであって、
前記カートリッジは、本体側カップリング部材を備える画像形成装置の本体に着脱可能であって、
前記駆動力入力部材は、前記先端部分の側面が、前記本体側カップリング部材の側面と接触することで駆動力を受けることを特徴とするカートリッジ。
[構成Ja28]
構成Ja1に記載のカートリッジであって、
前記カートリッジは、本体側カップリング部材を備える画像形成装置の本体に着脱可能な現像カートリッジに着脱可能であって、
前記現像カートリッジは、前記画像形成装置に装着された状態で、前記本体側カップリング部材と接続可能なカートリッジ側カップリング部材を備え、
前記駆動力入力部材は、前記カートリッジ側カップリング部材を介して駆動力を受けることを特徴とするカートリッジ。
<<構成Jb>> [構成Jb1] フレームと、
第1の回転軸を基準に回転でき、トナーを搬送するための駆動力を入力する駆動力入力部材と、
前記駆動力入力部材が受けた駆動力に応じて、前記フレームの内部から外部へとトナーを排出するためのトナー排出部材と、
使用したトナーを収容する廃トナー収容部と、有し、
前記トナー搬送部材は、少なくとも前記第1の回転軸と直交する交差する第2の回転軸と平行な方向に突出した部分を含み、
前記搬送部は、前記第1の回転軸と交差し、かつ、前記第1の回転軸から離れる方向の成分を含む第1の方向と、前記第1の回転軸と平行な方向の成分を含む第2の方向にトナーを搬送でき、前記第2の方向に沿って搬送された後のトナーが外部に排出されることを特徴とするカートリッジ。
[構成Jb1の従属構成] 構成Jb1の従属構成としては、構成Ja1の従属構成と同様の構成やその他の実施例に開示された構成を適宜選択して従属させることが可能である。
<<構成Ka>> [構成Ka1] 構成Ja1乃至Ja28の何れか1項に記載のカートリッジを着脱可能な画像形成装置。
[構成Ka1の従属構成] 構成Ka1の従属構成としては、構成Ja1の従属構成と同様の構成やその他の実施例に開示された構成を適宜選択して従属させることが可能である。 <<構成La>> [La1] 構成Ja1乃至Ja28の何れか1項に記載のカートリッジから補給されたトナーを担持する現像ユニットを有する現像カートリッジであって、
トナーの補給を受ける補給口を有することを特徴とする現像カートリッジ。
[構成La1の従属構成] 構成La1の従属構成としては、構成Ja1の従属構成と同様の構成やその他の実施例に開示された構成を適宜選択して従属させることが可能である。 <<構成Ma、Mb>> [構成Ma1] トナーを収容するカートリッジに設けられた供給口に接続可能なトナー排出部材であって、
搬送部と、排出口と、を有し、
前記搬送部は、前記トナー排出部材が前記カートリッジに装着された状態で、前記カートリッジに設けられた駆動力入力部材から駆動力を受けて、トナーを搬送でき、
前記駆動力入力部材は第1の回転軸を基準に回転でき、
前記搬送部は、前記第1の回転軸と交差し、かつ、前記第1の回転軸から離れる方向の成分と、前記第1の回転軸と平行な方向の成分へとトナーを搬送でき、
前記排出口は、前記搬送部を介して沿って搬送されたトナーを外部に排出することを特徴とするトナー排出部材。
[構成Ma2]
構成Ma1に記載のカートリッジであって、
前記排出口は、前記搬送部の端に設けられており、
前記搬送部は可撓性を有することを特徴とするトナー排出部材。
[構成Ma3]
構成Ma1に記載のカートリッジであって、
前記搬送部は、可撓性を備えたパイプであって、当該パイプを前記第1の方向および前記第2の方向に向けて屈曲させることができることを特徴とするトナー排出部材。
1 レーザープリンタ(画像形成装置)
15 現像ユニット
20 クリーニング枠体
21 ステー
21c 補給口
21e ガイド面
30 トナー収容部
30b 供給室
30c 搬送路
31 収容枠体
34 シャッター部材
34a トナー排出口
34b 搬送部
34d 縁部
34f 作動突起
34g シャッター入口
34h アーム部
36 トナー収容部撹拌搬送ユニット
37 ポンプユニット
38 撹拌駆動入力部
38a 駆動撹拌カップリング部
39 ポンプ・スクリュー入力部
39a ポンプ・スクリューカップリング部
40 廃トナー収容部
41 廃トナー収容枠体
44 第一廃トナー収容スクリュー
47 第二廃トナー収容スクリュー
50 駆動側トナーカートリッジサイドカバー
50a 位置決めボス
50b 被ガイド部
60 非駆動側トナーカートリッジサイドカバー
60a 位置決めボス
60b 被ガイド部
101 レーザースキャナ
110 第1の本体側カップリング
152 現像剤収容部
152a 現像材収容室受入口
153 トナー受入室
153a 受入口
153b 搬送部材
154 撹拌部材
155 現像カップリング
200 シャッター開閉リブ
203 記録媒体
203a 電気接点部
206 受け入れ側シャッター部材
206a 連通口
206b 作動突起受け入れ部
210 シャッター保護部材
210d ラフガイドリブ
214 トナー流路部材
214c レール部
214d バネ固定部
214e 位置決め面

Claims (302)

  1. 現像カートリッジを装着可能な画像形成装置の装置本体に着脱可能なトナーカートリッジであって、前記装置本体に対して第1の方向に向けて挿入することで、前記装置本体に装着可能な前記トナーカートリッジは、
    フレームと、
    前記装置本体に設けられた本体側カップリングと係合でき、前記現像カートリッジが装着された状態の前記装置本体に前記トナーカートリッジが装着された状態で、当該本体側カップリングと係合して前記装置本体から駆動力を受けるカートリッジ側カップリングと、
    前記カートリッジカップリングが受けた駆動力に基づいて動作するトナー搬送部材と、
    前記トナー搬送部材により搬送されたトナーを前記トナーカートリッジの外部へ排出する排出口を有するトナー排出部材と、
    を有し、
    前記カートリッジ側カップリングは、前記第1の方向と交差する第1の軸を中心に回転し、
    前記トナーカートリッジが前記現像カートリッジへの装着された状態で、前記排出口は、前記第1の軸と平行な方向において前記カートリッジ側カップリングとは反対の方向に向けて、前記排出口から前記現像カートリッジ側へとトナーを排出することを特徴とするトナーカートリッジ。
  2. 前記トナー排出部材は、前記フレーム側から前記排出口までの間に、トナーが通過する中空状の搬送路を備えていることを特徴とする請求項1に記載のトナーカートリッジ。
  3. 前記搬送路の向きは、少なくとも、前記第1の軸から離れる方向の成分を含むことを特徴とする請求項2に記載のトナーカートリッジ。
  4. 前記搬送路の向きは、少なくとも、前記第1の方向の成分を含むことを特徴とする請求項3に記載のトナーカートリッジ。
  5. 前記搬送路の向きは、少なくとも、前記第1の軸と直交する方向の成分を含むことを特徴とする請求項3又は4に記載のトナーカートリッジ。
  6. 前記搬送路の向きは、少なくも、前記第1の軸と平行な方向の成分を含むことを特徴とする請求項3乃至5の何れか1項に記載のトナーカートリッジ。
  7. 前記搬送路の中心軸は、少なくとも前記第1の軸から離れる方向に沿っていることを特徴とする請求項2に記載のトナーカートリッジ。
  8. 前記搬送路の中心軸と平行な方向は、少なくとも前記第1の方向の成分を含んでいることを特徴とする請求項7に記載のトナーカートリッジ。
  9. 前記搬送路の中心軸と平行な方向は、少なくとも、前記第1の軸と直交する方向の成分を含んでいることを特徴とする請求項7又は8に記載のトナーカートリッジ。
  10. 前記搬送路の中心軸と平行な方向は、少なくとも、前記第1の軸と平行な方向の成分を含んであることを特徴とする請求項7乃至9の何れか1項に記載のトナーカートリッジ。
  11. 前記搬送路は、前記フレームから前記排出口までの間に、第1の領域と、前記第1の領域とは中心軸と平行な方向が異なる第2の領域と、を含むことを特徴とする請求項2に記載のトナーカートリッジ。
  12. 前記第2の領域は、前記搬送路の前記排出口に対して連続的に設けられた領域であることを特徴とする請求項11に記載のトナーカートリッジ。
  13. 前記第1の領域は、前記搬送路が前記第1の軸から離れる方向に沿っていることを特徴とする請求項12に記載のトナーカートリッジ。
  14. 前記第1の領域は、少なくとも、前記第1の方向に沿っていることを特徴とする請求項13に記載のトナーカートリッジ。
  15. 前記第1の領域は、前記第1の軸と直交する方向に沿っていることを特徴とする請求項13又は14に記載のトナーカートリッジ。
  16. 前記第2の領域は、前記カップリングから離れる方向に沿っていることを特徴する請求項13乃至15の何れか1項に記載のトナーカートリッジ。
  17. 前記第2の領域は、少なくも、前記第1の軸と平行な方向の成分を含むことを特徴とする請求項16に記載のトナーカートリッジ。
  18. 前記トナー排出部材は、前記第1の領域が前記第2の領域に対して所定の角度だけ傾斜していることを特徴とする請求項11乃至17の何れか1項に記載のトナーカートリッジ。
  19. 前記トナー排出部材は、前記搬送路において、前記第1の領域に対して前記第2の領域が略直交していることを特徴とする請求項18に記載のトナーカートリッジ。
  20. 前記排出口の前記第1の軸と直交する2次元投影面に対する法線方向が、前記第2の領域に対応する前記搬送路の中心軸と平行であることを特徴とする請求項11乃至19の何れか1項に記載のトナーカートリッジ。
  21. 前記排出口は、前記搬送路の前記中空状の部分よりも断面積が小さいことを特徴とする請求項11乃至20の何れか1項に記載のトナーカートリッジ。
  22. 前記排出口は、前記第2の領域も対応する前記搬送路の中心軸と交差する方向に配設された壁部を備え、当該壁部により、前記搬送路の前記中空状の部分よりも断面積が小さいことを特徴とする請求項21に記載のトナーカートリッジ。
  23. 前記トナー排出部材は、L字形状であることを特徴とする請求項2乃至22の何れか1項に記載のトナーカートリッジ。
  24. 前記トナー排出部材は、可撓性を有するパイプであることを特徴とする請求項2乃至10の何れか1項に記載のトナーカートリッジ。
  25. 前記排出口は、トナーの排出方向が、前記第1の軸と略平行な方向であることを特徴とする請求項2乃至24の何れか1項に記載のトナーカートリッジ。
  26. 前記トナー排出部材は、前記第1の軸と交差する第2の軸を中心に回動することを特徴とする請求項2乃至25の何れか1項に記載のトナーカートリッジ。
  27. 前記第2の軸は、前記第1の軸と直交することを特徴とする請求項26に記載のトナーカートリッジ。
  28. 前記搬送路の向きは、少なくとも、前記第1の軸と平行な方向の成分と前記第2の軸と平行な方向の成分を含むことを特徴とする請求項26又は27に記載のトナーカートリッジ。
  29. 前記搬送路の向きは、少なくとも、前記第1の軸と平行な方向において前記カップリングとは反対方向を向く第2の方向の成分を含むことを特徴とする請求項26乃至28の何れか1項に記載のトナーカートリッジ。
  30. 前記搬送路は、前記排出口と連通する領域の向きが前記第2の方向の成分を含むことを特徴とする請求項29に記載のトナーカートリッジ。
  31. 前記第1の軸は、前記トナー搬送部材の回転軸と略平行であることを特徴とする請求項26乃至30の何れか1項に記載のトナーカートリッジ。
  32. 前記搬送路は、前記第2の軸と平行な方向の成分を含む領域において、前記トナー搬送部材の前記回転軸から離れる方向の成分を含むことを特徴とする請求項28乃至31の何れか1項に記載のトナーカートリッジ。
  33. 前記フレームは、前記トナー排出部材にトナーを供給するための供給口を備え、
    前記トナー排出部材は、前記フレーム側からトナーを受け入れる受入口を備え、当該受け入口が面する方向は、前記トナー排出部材の移動に応じて変化することを特徴とする請求項2乃至28の何れか1項に記載のトナーカートリッジ。
  34. 前記トナー排出部材は、前記排出口が第2の方向を向く第1の位置と、前記排出口が前記第2の方向とは異なる第3の方向を向く第2の位置との間を移動でき、
    前記排出口は、前記トナーカートリッジが前記現像カートリッジへの装着された状態で前記第2の方向を向くことを特徴とする請求項33に記載のトナーカートリッジ。
  35. 前記受入口は、前記トナー排出部材が前記第1の位置に位置する場合に、前記供給口と面する方向を向くことを特徴とする請求項34に記載のトナーカートリッジ。
  36. 前記受入口は、前記トナー排出部材が前記第2の位置に位置する場合に、前記供給口とは異なる方向を向くことを特徴とする請求項34又は35に記載のトナーカートリッジ。
  37. 前記トナーカートリッジを前記装置本体に装着する際の姿勢において、前記トナー排出部材が前記第2の位置に位置する場合に、前記排出口は前記第3の方向として前記トナーカートリッジの上面側を向くことを特徴とする請求項34乃至36の何れか1項に記載のトナーカートリッジ。
  38. 前記トナーカートリッジを前記装置本体に装着する際の姿勢において、前記トナー排出部材が前記第2の位置に位置する場合に、前記排出口は重力方向とは異なる方向を向くことを特徴とする請求項34乃至37の何れか1項に記載のトナーカートリッジ。
  39. 前記トナーカートリッジを前記装置本体に装着する際の姿勢において、前記トナー排出部材が前記第1の位置に位置する場合に、前記供給口は重力方向に向けて開口していることを特徴とする請求項37又は38に記載のトナーカートリッジ。
  40. 前記トナーカートリッジを前記装置本体に装着する際の姿勢において、前記トナー排出部材が前記第2の位置に位置する場合に、前記供給口は重力方向とは異なる方向に向けて開口していることを特徴とする請求項39に記載のトナーカートリッジ。
  41. 前記トナー排出部材は、前記トナーカートリッジが前記現像カートリッジに装着された状態で、前記第1の位置に位置することを特徴とする請求項33乃至40の何れか1項に記載のトナーカートリッジ。
  42. 前記トナー排出部材は、前記トナーカートリッジが前記現像カートリッジから取り外された状態で、前記第2の位置に位置することを特徴とする請求項41に記載のトナーカートリッジ。
  43. 前記カートリッジの外部に露出した電気接点部をさらに有し、
    前記第1の軸と平行な方向において、前記電気接点部は、前記カップリングと前記トナー搬送部材の前記排出口との間に位置することを特徴とする請求項2乃至42の何れか1項に記載のトナーカートリッジ。
  44. 前記電気接点部は、前記第1の軸と直交する前記トナーカートリッジの上下方向において、前記排出口よりも上側に位置することを特徴とする請求項43に記載のトナーカートリッジ。
  45. 前記電気接点部は、前記第1の軸と平行な方向において、前記トナー排出部材よりも前記カップリングの近くに位置することを特徴とする請求項43又は44に記載のトナーカートリッジ。
  46. 前記排出口は、前記第1の軸と平行な方向において、前記電気接点部から離れる方向を向くことができることを特徴とする請求項43乃至45に何れか1項に記載のトナーカートリッジ。
  47. 前記トナー排出部材は、前記第1の軸から離れる方向に突出した突出部を備え、
    前記トナー排出部材は、前記突出部が外部から受ける力によって移動することを特徴とする請求項2乃至46の何れか1項に記載のトナーカートリッジ。
  48. 前記突出部は、外部から力を受けることで、前記第1の軸と平行な成分を含む方向に移動することを特徴とする請求項47に記載のトナーカートリッジ。
  49. 前記突出部は、外部から力を受けることで、前記第1の軸と直交する軸を中心に回転することを特徴とする請求項48に記載のトナーカートリッジ。
  50. 前記突出部は、前記トナーカートリッジが前記現像カートリッジに装着された状態で、前記現像カートリッジに設けられた受け入れ部材と係合することを特徴とする請求項47乃至49の何れか1項に記載のトナーカートリッジ。
  51. 前記現像カートリッジは、前記トナーカートリッジ側からトナーを受け入れるための開口部を有し、
    前記受け入れ部材は、前記開口部を閉鎖する閉鎖位置と、前記開口部を露出する開放位置との間を移動でき、
    前記トナーカートリッジを前記現像カートリッジに装着する際に、前記突出部が係合することで、前記受け入れ部材は、前記閉鎖位置から前記開放位置へと移動することを特徴とする請求項50に記載のトナーカートリッジ。
  52. トナーを搬送するために用いるポンプユニットをさらに有し、
    前記ポンプユニットは、前記カップリングが受けた駆動力に基づいて駆動されることを特徴とする請求項2乃至50の何れか1項に記載のトナーカートリッジ。
  53. 前記排出口には、前記ポンプユニットを駆動している際にトナーが通過するフィルターが設けられていることを特徴とする請求項52に記載のトナーカートリッジ。
  54. 前記フレームには、トナー収容ユニットを着脱可能な取付部が設けられており、
    前記トナー搬送部材は、前記トナー収容ユニットから供給されたトナーを搬送することを特徴とする請求項2乃至53の何れか1項に記載のトナーカートリッジ。
  55. 廃トナーを収容する廃トナー収容部を更に有し、
    前記トナー排出部材の前記排出口は、前記第1の軸と平行な方向において、前記カップリングと前記廃トナー収容部の間に位置することを特徴とする請求項2乃至54の何れか1項に記載のトナーカートリッジ。
  56. 前記廃トナー収容部は、前記現像カートリッジから廃トナーを前記トナーカートリッジへと搬送するための廃トナー搬送部材を有し、
    前記廃トナー搬送部材は、前記カートリッジ側カップリングとは異なるカップリングで受けた駆動力により駆動されることを特徴とする請求項55に記載のトナーカートリッジ。
  57. 前記排出口は、ユーザーによって取り外し可能な取り外し部を取り除くことで形成されることを特徴とする請求項2乃至56の何れか1項に記載のトナーカートリッジ。
  58. 前記トナー排出部材は、前記排出口を含む領域が、前記搬送路の内部に退避した退避位置と、前記搬送路の内部から突出した動作位置との間を移動可能であることを特徴とする請求項2乃至57の何れか1項に記載のトナーカートリッジ。
  59. 前記装置本体に設けられたレーザースキャナを覆うシャッターの開閉に用いるシャッター開閉部材さらに備え、
    前記シャッター開閉部材は、前記トナーカートリッジを前記装置本体に挿入する動作に連動して、前記現像カートリッジを介することなく、閉じた状態の前記シャッターを開くように動作することを特徴とする請求項1乃至58の何れか1項に記載のトナーカートリッジ。
  60. 現像カートリッジを装着可能な画像形成装置の装置本体に着脱可能なトナーカートリッジであって、前記装置本体に対して第1の方向に向けて挿入することで、前記装置本体に装着可能な前記トナーカートリッジは、
    フレームと、
    前記装置本体に設けられた本体側カップリングと係合でき、前記現像カートリッジが装着された状態の前記装置本体に前記トナーカートリッジが装着された状態で、当該本体側カップリングと係合することで前記装置本体から駆動力を受けるカートリッジ側カップリングと、
    前記カートリッジ側カップリングが受けた駆動力に基づいて動作するトナー搬送部材と、
    前記トナー搬送部材により搬送されたトナーを前記トナーカートリッジの外部へ排出する排出口を有するトナー排出部材と、
    を有し、
    前記カートリッジ側カップリングは、前記第1の方向と交差する第1の軸を中心に回転し、
    前記排出口は、前記現像カートリッジに設けられた開口と接続され、
    前記フレームから露出した前記カートリッジ側カップリングの向きが、前記トナーカートリッジが前記現像カートリッジに装着された状態で、前記現像カートリッジの前記開口の向きと同じ方向であることを特徴とするトナーカートリッジ。
  61. 前記トナー排出部材は、前記フレーム側から前記排出口までの間に、トナーが通過する中空状の搬送路を備えていることを特徴とする請求項60に記載のトナーカートリッジ。
  62. 前記搬送路の向きは、少なくとも、前記第1の軸から離れる方向の成分を含むことを特徴とする請求項61に記載のトナーカートリッジ。
  63. 前記搬送路の向きは、少なくとも、前記第1の方向の成分を含むことを特徴とする請求項62に記載のトナーカートリッジ。
  64. 前記搬送路の向きは、少なくとも、前記第1の軸と直交する方向の成分を含むことを特徴とする請求項62又は63に記載のトナーカートリッジ。
  65. 前記搬送路の向きは、少なくも、前記第1の軸と平行な方向の成分を含むことを特徴とする請求項62乃至64の何れか1項に記載のトナーカートリッジ。
  66. 前記搬送路の中心軸は、少なくとも前記第1の軸から離れる方向に沿っていることを特徴とする請求項61に記載のトナーカートリッジ。
  67. 前記搬送路の中心軸と平行な方向は、少なくとも前記第1の方向の成分を含んでいることを特徴とする請求項66に記載のトナーカートリッジ。
  68. 前記搬送路の中心軸と平行な方向は、少なくとも、前記第1の軸と直交する方向の成分を含んでいることを特徴とする請求項66又は67に記載のトナーカートリッジ。
  69. 前記搬送路の中心軸と平行な方向は、少なくとも、前記第1の軸と平行な方向の成分を含んであることを特徴とする請求項66乃至68の何れか1項に記載のトナーカートリッジ。
  70. 前記搬送路は、前記フレームから前記排出口までの間に、第1の領域と、前記第1の領域とは中心軸と平行なの方向が異なる第2の領域と、を含むことを特徴とする請求項61に記載のトナーカートリッジ。
  71. 前記第2の領域は、前記搬送路の前記排出口に対して連続的に設けられた領域であることを特徴とする請求項70に記載のトナーカートリッジ。
  72. 前記第1の領域は、前記搬送路が前記第1の軸から離れる方向に沿っていることを特徴とする請求項71に記載のトナーカートリッジ。
  73. 前記第1の領域は、少なくとも、前記第1の方向に沿っていることを特徴とする請求項72に記載のトナーカートリッジ。
  74. 前記第1の領域は、前記第1の軸と直交する方向に沿っていることを特徴とする請求項72又は73に記載のトナーカートリッジ。
  75. 前記第2の領域は、前記カップリングから離れる方向に沿っていることを特徴とする請求項72乃至74の何れか1項に記載のトナーカートリッジ。
  76. 前記第2の領域は、少なくも、前記第1の軸と平行な方向の成分を含むことを特徴とする請求項75に記載のトナーカートリッジ。
  77. 前記トナー排出部材は、前記第1の領域が前記第2の領域に対して所定の角度だけ傾斜していることを特徴とする請求項70乃至76の何れか1項に記載のトナーカートリッジ。
  78. 前記トナー排出部材は、前記搬送路において、前記第1の領域に対して前記第2の領域が略直交していることを特徴とする請求項77に記載のトナーカートリッジ。
  79. 前記排出口の前記第1の軸と直交する2次元投影面に対する法線方向が、前記第2の領域に対応する前記搬送路の中心軸と平行であることを特徴とする請求項70乃至78の何れか1項に記載のトナーカートリッジ。
  80. 前記排出口は、前記搬送路の前記中空状の部分よりも断面積が小さいことを特徴とする請求項70乃至79の何れか1項に記載のトナーカートリッジ。
  81. 前記排出口は、前記第2の領域も対応する前記搬送路の中心軸と交差する方向に配設された壁部を備え、当該壁部により、前記搬送路の前記中空状の部分よりも断面積が小さいことを特徴とする請求項80に記載のトナーカートリッジ。
  82. 前記トナー排出部材は、L字形状であることを特徴とする請求項61乃至81の何れか1項に記載のトナーカートリッジ。
  83. 前記トナー排出部材は、可撓性を有するパイプであることを特徴とする請求項61乃至69の何れか1項に記載のトナーカートリッジ。
  84. 前記排出口は、トナーの排出方向が、前記第1の軸と略平行な方向であることを特徴とする請求項61乃至83の何れか1項に記載のトナーカートリッジ。
  85. 前記トナー排出部材は、前記第1の軸と交差する第2の軸を中心に回動することを特徴とする請求項61乃至84の何れか1項に記載のトナーカートリッジ。
  86. 前記第2の軸は、前記第1の軸と直交することを特徴とする請求項85に記載のトナーカートリッジ。
  87. 前記搬送路の向きは、少なくとも、前記第1の軸と平行な方向の成分と前記第2の軸と平行な方向の成分を含むことを特徴とする請求項85又は86に記載のトナーカートリッジ。
  88. 前記搬送路の向きは、少なくとも、前記第1の軸と平行な方向において前記カップリングとは反対方向を向く第2の方向の成分を含むことを特徴とする請求項85乃至87の何れか1項に記載のトナーカートリッジ。
  89. 前記搬送路は、前記排出口と連通する領域の向きが前記第2の方向の成分を含むことを特徴とする請求項88に記載のトナーカートリッジ。
  90. 前記第1の軸は、前記トナー搬送部材の回転軸と略平行であることを特徴とする請求項85乃至89の何れか1項に記載のトナーカートリッジ。
  91. 前記搬送路は、前記第2の軸と平行な方向の成分を含む領域において、前記トナー搬送部材の前記回転軸から離れる方向の成分を含むことを特徴とする請求項87乃至90の何れか1項に記載のトナーカートリッジ。
  92. 前記フレームは、前記トナー排出部材にトナーを供給するための供給口を備え、
    前記トナー排出部材は、前記フレーム側からトナーを受け入れる受入口を備え、当該受け入口が面する方向は、前記トナー排出部材の移動に応じて変化することを特徴とする請求項61乃至87の何れか1項に記載のトナーカートリッジ。
  93. 前記トナー排出部材は、前記排出口が第1の方向を向く第1の位置と、前記排出口が前記第1の方向とは異なる第2の方向を向く第2の位置との間を移動できることを特徴とする請求項92に記載のトナーカートリッジ。
  94. 前記受入口は、前記トナー排出部材が前記第1の位置に位置する場合に、前記供給口と面する方向を向くことを特徴とする請求項93に記載のトナーカートリッジ。
  95. 前記受入口は、前記トナー排出部材が前記第2の位置に位置する場合に、前記供給口とは異なる方向を向くことを特徴とする請求項93又は94に記載のトナーカートリッジ。
  96. 前記トナーカートリッジを前記装置本体に装着する際の姿勢において、前記トナー排出部材が前記第2の位置に位置する場合に、前記排出口は上側を向くことを特徴とする請求項93乃至95の何れか1項に記載のトナーカートリッジ。
  97. 前記トナーカートリッジを前記装置本体に装着する際の姿勢において、前記トナー排出部材が前記第2の位置に位置する場合に、前記排出口は重力方向とは異なる方向を向くことを特徴とする請求項93乃至96の何れか1項に記載のトナーカートリッジ。
  98. 前記トナーカートリッジを前記装置本体に装着する際の姿勢において、前記トナー排出部材が前記第1の位置に位置する場合に、前記供給口は重力方向に向けて開口していることを特徴とする請求項96又は97に記載のトナーカートリッジ。
  99. 前記トナーカートリッジを前記装置本体に装着する際の姿勢において、前記トナー排出部材が前記第2の位置に位置する場合に、前記供給口は重力方向とは異なる方向に向けて開口していることを特徴とする請求項98に記載のトナーカートリッジ。
  100. 前記トナー排出部材は、前記トナーカートリッジが前記現像カートリッジに装着された状態で、前記第1の位置に位置することを特徴とする請求項92乃至99の何れか1項に記載のトナーカートリッジ。
  101. 前記トナー排出部材は、前記トナーカートリッジが前記現像カートリッジから取り外された状態で、前記第2の位置に位置することを特徴とする請求項100に記載のトナーカートリッジ。
  102. 前記カートリッジの外部に露出した電気接点部をさらに有し、
    前記第1の軸と平行な方向において、前記電気接点部は、前記カップリングと前記トナー搬送部材の前記排出口との間に位置することを特徴とする請求項61乃至101の何れか1項に記載のトナーカートリッジ。
  103. 前記電気接点部は、前記第1の軸と直交する前記トナーカートリッジの上下方向において、前記排出口よりも上側に位置することを特徴とする請求項102に記載のトナーカートリッジ。
  104. 前記電気接点部は、前記第1の軸と平行な方向において、前記トナー排出部材よりも前記カップリングの近くに位置することを特徴とする請求項102又は103に記載のトナーカートリッジ。
  105. 前記排出口は、前記第1の軸と平行な方向において、前記電気接点部から離れる方向を向くことができることを特徴とする請求項102乃至104に何れか1項に記載のトナーカートリッジ。
  106. 前記トナー排出部材は、前記第1の軸から離れる方向に突出した突出部を備え、
    前記トナー排出部材は、前記突出部が外部から受ける力によって移動することを特徴とする請求項61乃至105の何れか1項に記載のトナーカートリッジ。
  107. 前記突出部は、外部から力を受けることで、前記第1の軸と平行な成分を含む方向に移動することを特徴とする請求項106に記載のトナーカートリッジ。
  108. 前記突出部は、外部から力を受けることで、前記第1の軸と直交する軸を中心に回転することを特徴とする請求項107に記載のトナーカートリッジ。
  109. 前記突出部は、前記トナーカートリッジが前記現像カートリッジに装着された状態で、前記現像カートリッジに設けられた受け入れ部材と係合することを特徴とする請求項106乃至108の何れか1項に記載のトナーカートリッジ。
  110. 前記現像カートリッジは、前記トナーカートリッジ側からトナーを受け入れるための開口部を有し、
    前記受け入れ部材は、前記開口部を閉鎖する閉鎖位置と、前記開口部を露出する開放位置との間を移動でき、
    前記トナーカートリッジを前記現像カートリッジに装着する際に、前記突出部が係合することで、前記受け入れ部材は、前記閉鎖位置から前記開放位置へと移動することを特徴とする請求項109に記載のトナーカートリッジ。
  111. トナーを搬送するために用いるポンプユニットをさらに有し、
    前記ポンプユニットは、前記カートリッジ側カップリングが受けた駆動力に基づいて駆動されることを特徴とする請求項61乃至110の何れか1項に記載のトナーカートリッジ。
  112. 前記排出口には、前記ポンプユニットを駆動している際にトナーが通過するフィルターが設けられていることを特徴とする請求項111に記載のトナーカートリッジ。
  113. 前記フレームには、トナー収容ユニットを着脱可能な取付部が設けられており、
    前記トナー搬送部材は、前記トナー収容ユニットから供給されたトナーを搬送することを特徴とする請求項61乃至112の何れか1項に記載のトナーカートリッジ。
  114. 廃トナーを収容する廃トナー収容部を更に有し、
    前記トナー排出部材の前記排出口は、前記第1の軸と平行な方向において、前記カップリングと前記廃トナー収容部の間に位置することを特徴とする請求項61乃至113の何れか1項に記載のトナーカートリッジ。
  115. 前記廃トナー収容部は、前記現像カートリッジから廃トナーを前記トナーカートリッジへと搬送するための廃トナー搬送部材を有し、
    前記廃トナー搬送部材は、前記カートリッジ側カップリングとは異なるカップリングで受けた駆動力により駆動されることを特徴とする請求項114に記載のトナーカートリッジ。
  116. 前記排出口は、ユーザーによって取り外し可能な取り外し部を取り除くことで形成されることを特徴とする請求項61乃至115の何れか1項に記載のトナーカートリッジ。
  117. 前記トナー排出部材は、前記排出口を含む領域が、前記搬送路の内部に退避した退避位置と、前記搬送路の内部から突出した動作位置との間を移動可能であることを特徴とする請求項61乃至116の何れか1項に記載のトナーカートリッジ。
  118. 前記装置本体に設けられたレーザースキャナを覆うシャッターの開閉に用いるシャッター開閉部材さらに備え、
    前記シャッター開閉部材は、前記トナーカートリッジを前記装置本体に挿入する動作に連動して、前記現像カートリッジを介することなく、閉じた状態の前記シャッターを開くように動作することを特徴とする請求項60乃至117の何れか1項に記載のトナーカートリッジ。
  119. 前記第1の軸は、前記トナーカートリッジの長手方向と略平行であって、
    前記フレームは、前記トナー排出部材が設けられた第1の面と、前記長手方向と略直交し、前記カートリッジ側カップリングが露出した第2の面と、を有していることを特徴とする請求項60乃至118の何れか1項に記載のトナーカートリッジ。
  120. 前記カートリッジ側カップリングは、前記長手方向に突出した係合部を備え、
    前記係合部の突出する方向は、前記第1の方向と略直交することを特徴とする請求項119に記載のトナーカートリッジ。
  121. 前記排出口は、前記トナーカートリッジの前記現像カートリッジへの装着開始から装着完了までに、前記フレームから露出した前記カートリッジ側カップリングの向きとは異なる方向を向くことを特徴とする請求項60乃至120の何れか1項に記載のトナーカートリッジ。
  122. 請求項1乃至121の何れか1項に記載のトナーカートリッジを着脱可能な画像形成装置。
  123. 請求項1乃至121の何れか1項に記載のトナーカートリッジを着脱可能な現像カートリッジであって、
    前記トナーカートリッジが前記現像カートリッジに装着された状態で、前記トナーカートリッジの前記排出口と面する開口と、
    前記開口を介して補給されたトナーを担持する現像ユニットと、を有することを特徴とする現像カートリッジ。
  124. フレームと、
    第1の軸を基準に回転可能なカップリングと、
    前記カップリングが受けた駆動力に基づいて動作するトナー搬送部材と、
    前記トナー搬送部材により搬送されたトナーを前記トナーカートリッジの外部へと排出する排出口を有するトナー排出部材と、
    を有し、
    前記トナー排出部材は、前記フレームに対して、前記排出口の向きが変化するように移動でき、
    前記排出口は、前記第1の軸と平行な方向において、前記カップリングとは反対の第1の方向を向くことができることを特徴とするカートリッジ。
  125. 前記トナー排出部材は、前記フレーム側から前記排出口までの間に、トナーが通過する中空状の搬送路を備えていることを特徴とする請求項123に記載のカートリッジ。
  126. 前記搬送路の向きは、少なくとも、前記第1の軸から離れる方向の成分を含むことを特徴とする請求項125に記載のカートリッジ。
  127. 前記搬送路の向きは、少なくとも、前記第1の軸と直交する方向の成分を含むことを特徴とする請求項126に記載のカートリッジ。
  128. 前記搬送路の向きは、少なくも、前記第1の軸と平行な方向の成分を含むことを特徴とする請求項126又は127に記載のカートリッジ。
  129. 前記搬送路は、少なくとも前記第1の軸から離れる方向に沿っていることを特徴とする請求項125に記載のカートリッジ。
  130. 前記搬送路の中心軸と平行な方向は、少なくとも、前記第1の軸と直交する方向の成分を含んでいることを特徴とする請求項129に記載のカートリッジ。
  131. 前記搬送路の中心軸と平行な方向は、少なくとも、前記第1の軸と平行な方向の成分を含んであることを特徴とする請求項129又は130に記載のカートリッジ。
  132. 前記搬送路は、前記フレームから前記排出口までの間に、第1の領域と、前記第1の領域とは中心軸の方向が異なる第2の領域を含むことを特徴とする請求項125に記載のカートリッジ。
  133. 前記第2の領域は、前記搬送路の前記排出口に対して連続的に設けられた領域であることを特徴とする請求項132に記載のカートリッジ。
  134. 前記第1の領域は、前記搬送路が前記第1の軸から離れる方向に沿っていることを特徴とする請求項133に記載のカートリッジ。
  135. 前記第1の領域は、前記第1の軸と直交する方向に沿っていることを特徴とする請求項134に記載のカートリッジ。
  136. 前記第2の領域は、前記カップリングから離れる方向に沿っていることを特徴する請求項133乃至135の何れか1項に記載のカートリッジ。
  137. 前記第2の領域は、少なくも、前記第1の軸と平行な方向の成分を含むことを特徴とする請求項136に記載のカートリッジ。
  138. 前記トナー排出部材は、前記第1の領域が前記第2の領域に対して所定の角度だけ傾斜していることを特徴とする請求項132乃至137の何れか1項に記載のカートリッジ。
  139. 前記トナー排出部材は、前記搬送路において、前記第1の領域に対して前記第2の領域が略直交していることを特徴とする請求項136に記載のカートリッジ。
  140. 前記排出口の前記第1の軸と直交する2次元投影面に対する法線方向が、前記第2の領域に対応する前記搬送路の中心軸と平行であることを特徴とする請求項132乃至139の何れか1項に記載のカートリッジ。
  141. 前記排出口は、前記搬送路の前記中空状の部分よりも断面積が小さいことを特徴とする請求項132乃至140の何れか1項に記載のカートリッジ。
  142. 前記排出口は、前記第2の領域も対応する前記搬送路の中心軸と交差する方向に配設された壁部を備え、当該壁部により、前記搬送路の前記中空状の部分よりも断面積が小さいことを特徴とする請求項141に記載のカートリッジ。
  143. 前記トナー排出部材は、L字形状であることを特徴とする請求項125乃至142の何れか1項に記載のカートリッジ。
  144. 前記トナー排出部材は、可撓性を有するパイプであることを特徴とする請求項125乃至131の何れか1項に記載のカートリッジ。
  145. 前記排出口は、トナーの排出方向が、前記第1の軸と略平行な方向であることを特徴とする請求項125乃至144の何れか1項に記載のカートリッジ。
  146. 前記トナー排出部材は、前記第1の軸と交差する第2の軸を中心に回動することを特徴とする請求項125乃至145の何れか1項に記載のカートリッジ。
  147. 前記第2の軸は、前記第1の軸と直交することを特徴とする請求項146に記載のカートリッジ。
  148. 前記搬送路の向きは、少なくとも、前記第1の軸と平行な方向の成分と前記第2の軸と平行な方向の成分を含むことを特徴とする請求項146または147に記載のカートリッジ。
  149. 前記搬送路の向きは、少なくとも、前記第1の軸と平行な方向において前記カップリングとは反対方向を向く第1の方向の成分を含むことを特徴とする請求項146乃至148の何れか1項に記載のカートリッジ。
  150. 前記搬送路は、前記排出口と連通する領域の向きが前記第1の方向の成分を含むことを特徴とする請求項149に記載のカートリッジ。
  151. 前記第1の軸は、前記トナー搬送部材の回転軸と略平行であることを特徴とする請求項148乃至150の何れか1項に記載のカートリッジ。
  152. 前記搬送路は、前記第2の軸と平行な方向の成分を含む領域において、前記トナー搬送部材の前記回転軸から離れる方向の成分を含むことを特徴とする請求項148乃至151の何れか1項に記載のカートリッジ。
  153. 前記フレームは、前記トナー排出部材にトナーを供給するための供給口を備え、
    前記トナー排出部材は、前記フレーム側からトナーを受け入れる受入口を備え、当該受け入口が面する方向は、前記トナー排出部材の移動に応じて変化することを特徴とする請求項125乃至148の何れか1項に記載のカートリッジ。
  154. 前記トナー排出部材は、前記排出口が第1の方向を向く第1の位置と、前記排出口が前記第1の方向とは異なる第2の方向を向く第2の位置との間を移動できることを特徴とする請求項153に記載のカートリッジ。
  155. 前記受入口は、前記トナー排出部材が前記第1の位置に位置する場合に、前記供給口と面する方向を向くことを特徴とする請求項153又は154に記載のカートリッジ。
  156. 前記受入口は、前記トナー排出部材が前記第2の位置に位置する場合に、前記供給口とは異なる方向を向くことを特徴とする請求項153乃至155の何れか1項に記載のカートリッジ。
  157. 前記カートリッジの外部に露出した電気接点部をさらに有し、
    前記第1の軸と平行な方向において、前記電気接点部は、前記カップリングと前記トナー排出部材の前記排出口との間に位置することを特徴とする請求項125乃至156の何れか1項に記載のカートリッジ。
  158. 前記電気接点部は、前記第1の軸と直交する前記トナーカートリッジの上下方向において、前記排出口よりも上側に位置することを特徴とする請求項157に記載のカートリッジ。
  159. 前記電気接点部は、前記第1の軸と平行な方向において、前記トナー排出部材よりも前記カップリングの近くに位置することを特徴とする請求項157又は158に記載のカートリッジ。
  160. 前記排出口は、前記第1の軸と平行な方向において、前記電気接点部から離れる方向を向くことができることを特徴とする請求項157乃至159の何れか1項に記載のカートリッジ。
  161. 前記トナー排出部材は、前記第1の軸から離れる方向に突出した突出部を備え、
    前記トナー排出部材は、前記突出部が外部から受ける力によって移動することを特徴とする請求項125乃至160の何れか1項に記載のカートリッジ。
  162. 前記突出部は、外部から力を受けることで、前記第1の軸と平行な成分を含む方向に移動することを特徴とする請求項161に記載のカートリッジ。
  163. 前記突出部は、外部から力を受けることで、前記第1の軸と直交する軸を中心に回転することを特徴とする請求項162に記載のカートリッジ。
  164. トナーを搬送するために用いるポンプユニットをさらに有し、
    前記ポンプユニットは、前記カップリングが受けた駆動力に基づいて駆動されることを特徴とする請求項125乃至163の何れか1項に記載のカートリッジ。
  165. 前記排出口には、前記ポンプユニットを駆動している際にトナーが通過するフィルターが設けられていることを特徴とする請求項164に記載のカートリッジ。
  166. 前記フレームには、トナー収容ユニットを着脱可能な取付部が設けられており、
    前記トナー搬送部材は、前記トナー収容ユニットから供給されたトナーを搬送することを特徴とする請求項125乃至164の何れか1項に記載のカートリッジ。
  167. 廃トナーを収容する廃トナー収容部を更に有し、
    前記トナー排出部材の前記排出口は、前記第1の軸と平行な方向において、前記カップリングと前記廃トナー収容部の間に位置することを特徴とする請求項125乃至164の何れか1項に記載のカートリッジ。
  168. 前記排出口は、ユーザーによって取り外し可能な取り外し部を取り除くことで形成されることを特徴とする請求項125乃至164の何れか1項に記載のカートリッジ。
  169. 前記トナー排出部材は、前記排出口を含む領域が、前記搬送路の内部に退避した退避位置と、前記搬送路の内部から突出した動作位置との間を移動可能であることを特徴とする請求項125乃至164の何れか1項に記載のカートリッジ。
  170. フレームと、
    駆動入力部材と、
    前記カップリングが受けた駆動力に基づいて動作するトナー搬送部材と、
    前記トナー搬送部材により搬送されたトナーを前記カートリッジの外部へと排出する排出口を有するトナー排出部材と、
    を有するカートリッジであって、
    前記排出口は、前記カートリッジの長手方向において、前記駆動入力部材が位置する側とは反対側を向くことができることを特徴とするカートリッジ。
  171. 前記トナー排出部材は、前記フレーム側から前記排出口までの間に、トナーが通過する中空状の搬送路を備えていることを特徴とする請求項170に記載のカートリッジ。
  172. 前記駆動入力部材は、前記カートリッジの長手方向と略平行な第1の軸を基準に回転可能であることを特徴とする請求項171に記載のカートリッジ。
  173. 前記搬送路の向きは、少なくとも、前記第1の軸から離れる方向の成分を含むことを特徴とする請求項172に記載のカートリッジ。
  174. 前記搬送路の向きは、少なくとも、前記カートリッジの長手方向と直交する方向の成分を含むことを特徴とする請求項171乃至173の何れか1項に記載のカートリッジ。
  175. 前記搬送路の向きは、少なくも、前記カートリッジの長手方向と平行な方向の成分を含むことを特徴とする請求項173又は174に記載のカートリッジ。
  176. 前記搬送路の中心軸は、少なくとも前記第1の軸から離れる方向に沿っていることを特徴とする請求項172に記載のカートリッジ。
  177. 前記搬送路の中心軸と平行な方向は、少なくとも、前記第1の軸と直交する方向の成分を含んでいることを特徴とする請求項176に記載のカートリッジ。
  178. 前記搬送路の中心軸と平行な方向は、少なくとも、前記第1の軸と平行な方向の成分を含んであることを特徴とする請求項176又は177に記載のカートリッジ。
  179. 前記搬送路は、前記フレームから前記排出口までの間に、第1の領域と、前記第1の領域とは中心軸と平行な方向が異なる第2の領域と、を含むことを特徴とする請求項171に記載のカートリッジ。
  180. 前記第2の領域は、前記搬送路の前記排出口に対して連続的に設けられた領域であることを特徴とする請求項179に記載のカートリッジ。
  181. 前記第1の領域は、前記搬送路が前記駆動入力部材の回転軸から離れる方向に沿っていることを特徴とする請求項180に記載のカートリッジ。
  182. 前記第1の領域は、前記第1の軸と直交する方向に沿っていることを特徴とする請求項181に記載のカートリッジ。
  183. 前記第2の領域は、前記駆動入力部材から離れる方向に沿っていることを特徴する請求項180乃至182の何れか1項に記載のカートリッジ。
  184. 前記第2の領域は、少なくも、前記カートリッジの長手方向と平行な方向の成分を含むことを特徴とする請求項183に記載のカートリッジ。
  185. 前記トナー排出部材は、前記第1の領域が前記第2の領域に対して所定の角度だけ傾斜していることを特徴とする請求項179乃至184の何れか1項に記載のカートリッジ。
  186. 前記トナー排出部材は、前記搬送路において、前記第1の領域に対して前記第2の領域が略直交していることを特徴とする請求項185に記載のカートリッジ。
  187. 前記排出口の前記第1の軸と直交する2次元投影面に対する法線方向が、前記第2の領域に対応する前記搬送路の中心軸と平行であることを特徴とする請求項181又は182に記載のカートリッジ。
  188. 前記排出口は、前記搬送路の前記中空状の部分よりも断面積が小さいことを特徴とする請求項179乃至187の何れか1項に記載のカートリッジ。
  189. 前記排出口は、前記第2の領域も対応する前記搬送路の中心軸と交差する方向に配設された壁部を備え、当該壁部により、前記搬送路の前記中空状の部分よりも断面積が小さいことを特徴とする請求項188に記載のカートリッジ。
  190. 前記トナー排出部材は、L字形状であることを特徴とする請求項171乃至189の何れか1項に記載のカートリッジ。
  191. 前記トナー排出部材は、可撓性を有するパイプであることを特徴とする請求項171乃至178の何れか1項に記載のカートリッジ。
  192. 前記排出口は、トナーの排出方向が、前記第1の軸と略平行な方向であることを特徴とする請求項171乃至191の何れか1項に記載のカートリッジ。
  193. 前記トナー排出部材は、前記カートリッジの長手方向と交差する第2の軸を中心に回動することを特徴とする請求項171乃至192の何れか1項に記載のカートリッジ。
  194. 前記第2の軸は、前記カートリッジの長手方向と直交することを特徴とする請求項192に記載のカートリッジ。
  195. 前記搬送路の向きは、少なくとも、前記カートリッジの長手方向と平行な方向の成分と前記第2の軸と平行な方向の成分を含むことを特徴とする請求項193又は194に記載のカートリッジ。
  196. 前記搬送路の向きは、少なくとも、前記カートリッジの長手方向において前記駆動入力部材とは反対側を向く第1の方向の成分を含むことを特徴とする請求項193乃至195の何れか1項に記載のカートリッジ。
  197. 前記搬送路は、前記排出口と連通する領域の向きが前記第1の方向の成分を含むことを特徴とする請求項196に記載のカートリッジ。
  198. 前記カートリッジの長手方向は、前記トナー搬送部材の回転軸と略平行であることを特徴とする請求項195乃至197の何れか1項に記載のカートリッジ。
  199. 前記搬送路は、前記第2の軸と平行な方向の成分を含む領域において、前記トナー搬送部材の前記回転軸から離れる方向の成分を含むことを特徴とする請求項195乃至198の何れか1項に記載のカートリッジ。
  200. 前記フレームは、前記トナー排出部材にトナーを供給するための供給口を備え、
    前記トナー排出部材は、前記フレーム側からトナーを受け入れる受入口を備え、当該受け入口が面する方向は、前記トナー排出部材の移動に応じて変化することを特徴とする請求項171乃至195の何れか1項に記載のカートリッジ。
  201. 前記トナー排出部材は、前記排出口が第1の方向を向く第1の位置と、前記排出口が前記第1の方向とは異なる第2の方向を向く第2の位置との間を移動できることを特徴とする請求項200に記載のカートリッジ。
  202. 前記受入口は、前記トナー排出部材が前記第1の位置に位置する場合に、前記供給口と面する方向を向くことを特徴とする請求項201に記載のカートリッジ。
  203. 前記受入口は、前記トナー排出部材が前記第2の位置に位置する場合に、前記供給口とは異なる方向を向くことを特徴とする請求項201又は202に記載のカートリッジ。
  204. 前記カートリッジの外部に露出した電気接点部をさらに有し、
    前記カートリッジの長手方向において、前記電気接点部は、前記駆動入力部材と前記トナー搬送部材の前記排出口との間に位置することを特徴とする請求項171乃至203の何れか1項に記載のカートリッジ。
  205. 前記電気接点部は、前記カートリッジの長手方向と直交する前記トナーカートリッジの上下方向において、前記排出口よりも上側に位置することを特徴とする請求項204に記載のカートリッジ。
  206. 前記電気接点部は、前記カートリッジの長手方向において、前記トナー排出部材よりも前記駆動入力部材の近くに位置することを特徴とする請求項204又は205に記載のカートリッジ。
  207. 前記排出口は、前記カートリッジの長手方向において、前記電気接点部から離れる方向を向くことができることを特徴とする請求項204乃至206に何れか1項に記載のカートリッジ。
  208. 前記トナー排出部材は、前記駆動入力部材の回転軸である第1の軸から離れる方向に突出した突出部を備え、
    前記トナー排出部材は、前記突出部が外部から受ける力によって移動することを特徴とする請求項171乃至207の何れか1項に記載のカートリッジ。
  209. 前記突出部は、外部から力を受けることで、前記第1の軸と平行な成分を含む方向に移動することを特徴とする請求項208に記載のカートリッジ。
  210. 前記突出部は、外部から力を受けることで、前記第1の軸と直交する軸を中心に回転することを特徴とする請求項209に記載のカートリッジ。
  211. トナーを搬送するために用いるポンプユニットをさらに有し、
    前記ポンプユニットは、前記駆動入力部材が受けた駆動力に基づいて駆動されることを特徴とする請求項171乃至210の何れか1項に記載のカートリッジ。
  212. 前記排出口には、前記ポンプユニットを駆動している際にトナーが通過するフィルターが設けられていることを特徴とする請求項211に記載のカートリッジ。
  213. 前記フレームには、トナー収容ユニットを着脱可能な取付部が設けられており、
    前記トナー搬送部材は、前記トナー収容ユニットから供給されたトナーを搬送することを特徴とする請求項171乃至212の何れか1項に記載のカートリッジ。
  214. 廃トナーを収容する廃トナー収容部を更に有し、
    前記トナー排出部材の前記排出口は、前記カートリッジの長手方向において、前記駆動入力部材と前記廃トナー収容部の間に位置することを特徴とする請求項171乃至213の何れか1項に記載のカートリッジ。
  215. 前記排出口は、ユーザーによって取り外し可能な取り外し部を取り除くことで形成されることを特徴とする請求項171乃至214の何れか1項に記載のカートリッジ。
  216. 前記トナー排出部材は、前記排出口を含む領域が、前記搬送路の内部に退避した退避位置と、前記搬送路の内部から突出した動作位置との間を移動可能であることを特徴とする請求項171乃至215の何れか1項に記載のカートリッジ。
  217. 前記駆動入力部材は、前記カートリッジの長手方向と平行な方向における先端部分がゴム弾性を有して変形可能であることを特徴とする請求項170に記載のカートリッジ。
  218. 前記フレームに対して相対的に移動可能なシャッター部材を有し、
    前記フレームは、前記トナー排出部材にトナーを供給するための供給口を備え、
    前記トナー排出部材は、前記フレーム側からトナーを受け入れる受入口を備え、
    前記シャッター部材は、前記供給口を閉鎖する閉状態と前記供給口が開放された開状態へと移動できることを特徴とする請求項170に記載のカートリッジ。
  219. 前記シャッター部材は、前記供給口が設けられた前記フレームの面に対して平行な平板状の部材を備え、
    前記シャッター部材は、前記平板状の部材が前記供給口に対して相対的に移動することで、前記閉状態と前記開状態に移動できることを特徴とする請求項218に記載のカートリッジ。
  220. 前記シャッター部材は、作動部を備え、当該作動部に連動して前記シャッター部材が移動可能であることを特徴とする請求項218又は219に記載のカートリッジ。
  221. 前記カートリッジは、画像形成装置の装置本体に着脱可能であって、
    前記作動部は、前記カートリッジが前記装置本体に装着された状態で、装置本体に設けられた当接面と当接した状態であって、
    前記シャッター部材は、前記開状態において前記作動部が前記当接面と当接していることを特徴とする請求項220に記載のカートリッジ。
  222. 前記シャッター部材は、前記閉状態において前記作動部が前記当接面と離間していることを特徴とする請求項221に記載のカートリッジ。
  223. 前記作動部は、前記装置本体に設けられた可動なドアに設けられた前記当接面と当接できることを特徴とする請求項222に記載のカートリッジ。
  224. 前記カートリッジは、現像カートリッジに着脱可能なトナーカートリッジであって、
    前記作動部は、前記トナーカートリッジが前記現像カートリッジに装着された状態で、前記現像カートリッジに設けられた当接部に当接でき、
    前記シャッター部材は、前記開状態において前記作動部が前記当接部と当接していることを特徴とする請求項220に記載のカートリッジ。
  225. 前記シャッター部材は、前記閉状態において前記作動部が前記当接部と離間していることを特徴とする請求項224に記載のカートリッジ。
  226. 前記作動部は、前記カートリッジの長手に沿って傾斜した斜面を有し、
    前記トナーカートリッジを前記現像カートリッジに装着する際に、前記作動部の前記斜面に前記当接部が当接することで、前記シャッター部材は、前記カートリッジの長手方向に移動することを特徴とする請求項225に記載のカートリッジ。
  227. 前記シャッター部材は、前記開状態で前記供給口と連通する穴部を有することを特徴とする請求項226に記載のカートリッジ。
  228. 前記駆動力入力部材と係合して前記トナー搬送部材に駆動力を伝達する駆動力伝達部材を有し、
    前記トナー搬送部材は、前記駆動力伝達部材と係合した状態で、前記カートリッジの長手方向と平行な軸を中心に回転でき、
    前記シャッター部材は、前記トナー搬送部材の回転に連動して動作することを特徴とする請求項218に記載のカートリッジ。
  229. 前記シャッター部材は、前記駆動力伝達部材による前記トナー搬送部材への駆動力が伝達されていない場合に前記閉状態となり、前記駆動力伝達部材による前記トナー搬送部材への駆動力が伝達されている場合に前記開状態となることを特徴とする請求項228に記載のカートリッジ。
  230. 前記シャッター部材は、前記カートリッジに取り付けられた電池により駆動することを特徴とする請求項218に記載のカートリッジ。
  231. 押圧可能なスイッチ部を有し、
    前記シャッター部材は、前記スイッチ部が押圧された状態で前記開状態となることを特徴とする請求項230に記載のカートリッジ。
  232. トナーを搬送するために用いるポンプユニットと、
    前記トナー排出部材の内部に開閉可能な排出弁と、を有し、
    前記ポンプユニットは、前記駆動入力部材が受けた駆動力に基づいて駆動され、
    前記排出弁は、前記ポンプユニットが駆動している状態の方が、前記ポンプユニットが駆動していない状態の方が、前記排出弁に形成される隙間が大きくなることを特徴とする請求項170に記載のカートリッジ。
  233. 前記カートリッジは、現像カートリッジに着脱可能なトナーカートリッジであって、
    前記現像カートリッジは、前記トナーカートリッジが装着された状態で、前記排出口と連通できる連通口と、前記連通口を遮蔽する閉方向と前記連通口を開放する開方向へ移動できるシャッター部材と、を有し、
    前記シャッター部材は、アタッチメント部材を介して、前記現像カートリッジに前記トナーカートリッジを装着する場合に、当該アタッチメント部材によって前記開方向へ移動し、
    前記排出口は、前記シャッター部材が開方向へ移動したことにより、前記連通口と連通することを特徴とする請求項170に記載のカートリッジ。
  234. 前記カートリッジは、現像カートリッジに着脱可能なトナーカートリッジであって、
    前記フレームに対して、前記トナー排出部材が突出する方向と同じ方向に突出した接続部を有し、
    前記現像カートリッジは、前記トナーカートリッジが装着された状態で、前記排出口と連通できる連通口と、前記連通口を遮蔽する閉方向と前記連通口を開放する開方向へ移動できるシャッター部材と、を有し、
    前記接続部は、前記トナーカートリッジが前記現像カートリッジに装着された状態で、前記シャッター部材を開方向へ移動させ、
    前記排出口は、前記シャッター部材が開方向へ移動したことにより、前記連通口と連通することを特徴とする請求項170に記載のカートリッジ。
  235. 前記シャッター部材は、前記現像カートリッジに対する前記トナーカートリッジの装着方向と略同一の方向に移動できることを特徴とする請求項233又は234に記載のカートリッジ。
  236. 前記駆動力入力部材が受けた駆動力に応じて回転可能なリンク部材と、
    前記リンク部材の回転に応じて、前記カートリッジの長手方向へと移動可能なボンベと、
    を有し、
    前記トナー排出部材は、前記ボンベを用いて前記排出口から空気とトナーを排出することを特徴とする請求項170に記載のカートリッジ。
  237. 前記ボンベは、前記カートリッジの長手方向において、前記フレームの一方の端に配されおり、
    前記ボンベは、前記カートリッジの長手方向における前記フレームの内部側へ移動することで、前記フレームの内部と挿通して圧縮空気を前記フレームの内部へ排出することを特徴とする請求項236に記載のカートリッジ。
  238. トナーを搬送するために用いるポンプユニットと、
    電池と、
    前記電池から得た電力に基づいて駆動できるモータと、を有し、
    前記駆動力入力部材は、前記モータの駆動軸に設けられたモータ側ギアと係合可能なギア部を備え、
    前記ポンプユニットは、前記モータ側ギアの回転により入力された駆動力を、前記ギア部を介して受けることで駆動されることを特徴とする請求項170に記載のカートリッジ。
  239. 前記カートリッジは、画像形成装置の装置本体に着脱可能であって、
    前記装置本体に設けられた本体側カップリングと係合するカートリッジ側カップリングと、
    前記カートリッジ側カップリングの回転に連動する検知部材と、を有し、
    前記検知部材により前記本体側カップリングの回転が検知されたことに応じて、前記モータが駆動されることを特徴とする請求項238に記載のカートリッジ。
  240. 前記カートリッジは、画像形成装置の装置本体に着脱可能であって、
    前記駆動力入力部材と係合する駆動力受け部を有し、
    前記駆動力受け部は、前記装置本体に設けられた本体側カップリングと係合して前記カートリッジの長手方向に対して傾斜した第1の回転軸を基準に回転して、
    前記駆動力入力部材は、前記駆動力受け部の回転に応じて、前記カートリッジの長手方向と平行な第2の回転軸を基準に回転することを特徴とする請求項170に記載のカートリッジ。
  241. 前記駆動力受け部は、第1の回転軸と平行な方向における一方の端に、前記本体側カップリングと係合するカップリング部を備え、他方の端に、前記駆動力入力部材と係合するギア部を有することを特徴とする請求項240に記載のカートリッジ。
  242. 前記駆動力入力部材は、前記カートリッジの長手方向において移動できるカップリングであることを特徴とする請求項170に記載のカートリッジ。
  243. リンク部材と、
    前記リンク部材を介して前記駆動入力部材に接続された変換ギアを有し、
    前記変換ギアは、前記カップリングの前記カートリッジの長手方向への進退により、前記リンク部材を介して1方向へ連続的に回転することを特徴とする請求項242に記載のカートリッジ。
  244. 前記トナーカートリッジは、前記現像カートリッジに装着された状態で、前記装置本体に着脱可能であって、
    前記トナーカートリッジに対して前記現像カートリッジを連結する連結部材を接続するための接続部を有することを特徴とする請求項1乃至121の何れか1項に記載のトナーカートリッジ
  245. 本体側カップリング部材を備える画像形成装置の本体に対して、前記本体側カップリング部材の駆動軸線と直交する方向に着脱可能なカートリッジであって、
    フレームと、
    前記フレームに回転可能に支持され、第1の回転軸を基準に回動でき、前記本体側カップリング部材と係合してトナーを搬送するための駆動力を受けることが可能な第1の駆動力受け部を備える第1の駆動力受け部材と、
    前記フレームに支持され、前記第1の回転軸と交差し、かつ、前記第1の回転軸から離れる方向の成分を持つ第1の方向にトナーを搬送できる搬送部と、搬送したトナーを排出する排出部と、を備えるトナー排出部材と、
    を有し、
    前記排出部は、前記第1の回転軸と平行な方向の成分を含む第2の方向にトナーを排出できることを特徴するカートリッジ。
  246. 本体側カップリング部材を備える画像形成装置の本体に対して前記本体側カップリング部材の駆動軸線と直交する方向に着脱可能なカートリッジであって、
    フレームと、
    前記フレームに回転可能に支持され、第1の回転軸を基準に回動でき、前記本体側カップリング部材と係合してトナーを搬送するための駆動力を受けることが可能な第1の駆動力受け部を備える駆動力受け部材と、
    前記フレームに支持され、第1の方向にトナーを搬送できる搬送部と、搬送したトナーを排出する排出部と、を備えるトナー排出部材と、
    を有し、
    前記排出部は、前記第1の駆動力受け部材から離れる方向の成分を含む第2の方向にトナーを排出でき、
    前記第2の方向は、前記装置の本体に前記カートリッジを挿入する方向とは異なることを特徴するカートリッジ。
  247. 前記排出部の開口は、前記第2の方向に向けて開いていることを特徴とする請求項245又は246に記載のカートリッジ。
  248. 前記搬送部は、前記第1の方向と平行な第1の領域と、前記第2の方向と平行な第2の領域を含むことを特徴とする請求項245乃至247の何れか1項に記載のカートリッジ。
  249. 前記搬送部は、L字形状であることを特徴とする請求項248に記載のカートリッジ。
  250. 前記トナー排出部材は、前記カートリッジを前記装置の本体の内部に挿入する動作に連動して、前記第1の方向と略平行な第2の回転軸を基準として回動することを特徴とする請求項243乃至249の何れか1項に記載のカートリッジ。
  251. 前記第1の方向は、前記装置の本体に前記カートリッジを挿入する方向と略同一であることを特徴とする請求項250に記載のカートリッジ。
  252. 前記排出部は、底面が重力方向を向いて設置された前記装置の本体に前記カートリッジを挿入する際に、前記トナー排出部材の回動により、重力方向とは異なる方向を向くことを特徴とする請求項250又は251に記載のカートリッジ。
  253. 前記排出部は、底面が重力方向を向いて設置された前記装置の本体に前記カートリッジを挿入する前は、重力方向とは反対側を向き、前記装置の本体に前記カートリッジを挿入する際は、前記トナー排出部材の回動により、重力方向と直交する方向を向くことを特徴とする請求項252に記載のカートリッジ。
  254. 前記カートリッジは、トナーカートリッジであって、
    前記カートリッジは、前記装置の本体に、現像ユニットを備えた現像カートリッジが挿入された状態で、前記装置の本体に装着され、
    前記トナー排出部材は、前記現像カートリッジへのトナーの補給口の近傍に設けられたガイド面に当接できる当接部材を備え、
    前記トナー排出部材は、前記カートリッジを前記装置の本体に挿入する際に、前記当接部材と前記ガイド面との当接状態が変化することで、前記第2の回転軸を基準として回動することを特徴とする請求項250乃至253の何れか1項に記載のカートリッジ。
  255. 前記当接部材は、前記カートリッジを前記装置の本体に挿入する際の挿入方向において、前記排出部よりも下流側に位置していることを特徴とする請求項254に記載のカートリッジ。
  256. 前記トナー排出部材は、前記現像カートリッジ装置の本体の前記補給口の近傍に設けられ、前記補給口のシャッター部材の開閉動作に用いる作動部材を備え、
    前記作動部材は、前記カートリッジを前記装置の本体に挿入する際に、前記現像カートリッジに設けられた受け入れ部と係合することで、前記補給口が開いた状態へと変化することを特徴とする請求項254又は255に記載のカートリッジ。
  257. 前記第2の回転軸の軸線方向から前記トナー排出部材を見た場合に、前記当接部材と前記作動部材とは、前記第2の回転軸に対して点対称となる位置にそれぞれ配されていることを特徴とする請求項256に記載のカートリッジ。
  258. 前記カートリッジは、トナーカートリッジであって、
    前記カートリッジは、前記装置の本体に、現像ユニットを備えた現像カートリッジが挿入された状態で、前記装置の本体に装着され、
    前記トナー排出部材は、前記現像カートリッジ装置の本体の補給口の近傍に設けられ、前記補給口のシャッター部材の開閉動作に用いる作動部材を備え
    前記作動部材は、前記カートリッジを前記装置の本体に挿入する際に、前記現像カートリッジに設けられた受け入れ部と係合することで、前記補給口が開いた状態へと変化することを特徴とする請求項245乃至253の何れか1項に記載のカートリッジ。
  259. 前記第1の駆動力受け部材は、前記第1の回転軸の第1の端側において、前記本体側カップリングと係合し、
    前記排出部は、前記第1の回転軸の前記第1の端とは反対の第2の端側において、前記補給口に対応した開口が面していることを特徴とする請求項258に記載のカートリッジ。
  260. 前記現像カートリッジから廃トナーを受け入れる廃トナー収容部を有し、
    前記廃トナー収容部は、前記第1の回転軸の軸線と平行な方向において、前記フレームの前記第1の駆動力受け部材とは反対に支持されていることを特徴する請求項254乃至259の何れか1項に記載のカートリッジ。
  261. 前記装置の本体に設けられた前記本体側カップリング部材とは異なるカップリング部材と係合して、前記カートリッジの内部でトナーを撹拌するための駆動力を受けることが可能な第2の駆動力受け部を備える第2の駆動力受け部材を有し、
    前記第2の駆動力受け部は、前記第1の回転軸の軸線と平行な方向において、前記フレームの前記第1の駆動力受け部と同じ側に支持されていることを特徴とする請求項260に記載のカートリッジ。
  262. 前記廃トナー収容部は、前記現像カートリッジから廃トナーを前記カートリッジへと搬送するための廃トナー搬送部材を有し、
    前記廃トナー搬送部材は、前記第2の駆動力受け部で受けた駆動力により駆動されることを特徴とする請求項261に記載のカートリッジ。
  263. 前記フレームの前記第1の面と交差する第2の面に配され、前記装置の本体に設けられたレーザースキャナを覆うシャッターの開閉に用いるシャッター開閉部材を有し、
    前記シャッター開閉部材は、前記カートリッジを前記装置の本体に挿入する動作に連動して、前記現像カートリッジを介することなく、閉じた状態の前記シャッターを開くように動作することを特徴とする請求項254乃至262の何れか1項に記載のカートリッジ。
  264. 前記装置の本体に設けられた本体側接点と電気的な接続が可能な第1の接点を備え、
    前記第1の接点は、前記第2の方向とは異なる向きに面していることを特徴とする請求項245乃至263の何れか1項に記載のカートリッジ。
  265. 前記第1の接点は、前記第1の回転軸と平行な方向において、前記第1の駆動力受け部と前記排出部との間に位置することを特徴とする請求項264に記載のカートリッジ。
  266. 請求項245乃至265の何れか1項に記載のカートリッジを着脱可能な画像形成装置。
  267. 請求項245乃至265の何れか1項に記載のカートリッジから補給されたトナーを担持する現像ユニットを有する現像カートリッジであって、
    前記排出部からトナーの補給を受ける補給口を有することを特徴とする現像カートリッジ。
  268. フレームと、
    第1の回転軸を基準に回転でき、前記フレームの内部からトナーを搬送するための駆動力を入力する駆動力入力部材と、
    前記駆動力入力部材が受けた駆動力に応じて、前記フレームの内部から外部へとトナーを排出するためのトナー排出部材と、を有し、
    前記トナー排出部材は、少なくとも前記第1の回転軸と交差する方向に突出した部分を含む搬送部を備えており、
    前記搬送部は、前記第1の回転軸と交差し、かつ、前記第1の回転軸から離れる方向の成分を含む第1の方向と、前記第1の回転軸と平行な方向の成分を含む第2の方向にトナーを搬送でき、前記第2の方向に沿って搬送された後のトナーが外部に排出されることを特徴とするカートリッジ。
  269. 前記搬送部は、前記第1の方向に沿った第1の搬送部と、前記第2の方向に沿った第2の搬送部と、を含むことを特徴とする請求項268に記載のカートリッジ。
  270. 前記第1の方向は、前記第1の回転軸と直交する方向であって、
    前記第2の方向は、前記第1の回転軸と平行な方向であることを特徴とする請求項269に記載のカートリッジ。
  271. 前記搬送部は、可撓性を備えたパイプであって、当該パイプを前記第1の方向および前記第2の方向に向けて屈曲させることができることを特徴とする請求項268に記載のカートリッジ。
  272. 前記搬送部は、前記第1の回転軸に対して、所定の角度だけ傾斜した第3の方向に向けてトナーを搬送でき、
    前記第3の方向は、前記第1の方向および前記第2の方向とは異なることを特徴とする請求項268に記載のカートリッジ。
  273. 前記搬送部は、第1の搬送部および第2の搬送部に分けることができ、
    前記第1の搬送部は、前記フレームの内部からトナーから供給されたトナーを前記第1の方向に向けて搬送し、
    前記第2の搬送部は、前記フレームとは反対側において前記第1の搬送部に接続可能であって、前記第1の方向および前記第2の方向に向けてトナーを搬送することを特徴とする請求項268に記載のカートリッジ。
  274. 前記搬送部材は、トナーを前記カートリッジの外部に排出する排出口を備えていることを特徴とする請求項268乃至273の何れか1項に記載のカートリッジ。
  275. 前記排出口は、前記第2の方向に向けてトナーを排出することを特徴とする請求項274に記載のトナーカートリッジ。
  276. 前記排出口は、前記搬送部よりも断面積が小さいことを特徴とする請求項272又は275に記載のトナーカートリッジ。
  277. 前記排出口は、前記第2の搬送方向と交差する方向に配設された壁部を備え、当該壁部により、前記搬送部よりも断面積が小さいことを特徴とする請求項276に記載のカートリッジ。
  278. 前記排出口には、フィルターが設けられていることを特徴とする請求項274に記載のカートリッジ。
  279. トナーを搬送するために用いるポンプユニットを備え、
    前記フィルターは、前記ポンプユニットを駆動している際に、トナーが通過することを特徴とする請求項278に記載のカートリッジ。
  280. 前記排出口は、前記搬送部に設けられた、ユーザーによって取り外し可能な取り外し部を取り除くことで形成されることを特徴とする請求項274に記載のカートリッジ。
  281. 排出口を備える突出部をさらに有し、
    前記突出部は、前記搬送部における前記第2の方向において、前記搬送部の内部に退避した退避位置と、前記搬送部から突出した動作位置との間を移動可能に、前記搬送部に支持されていることを特徴とする請求項268乃至273の何れか1項に記載のカートリッジ。
  282. 前記突出部は、内部が中空であって、前記第2の方向に沿ってトナーを搬送でき、前記排出口は、前記第2の方向とは異なる方向にトナーを排出することを特徴とする請求項281に記載のカートリッジ。
  283. 前記トナー排出部材は、前記第1の軸と直交する第2の軸を基準に、前記フレームに回転可能に軸支されていることを特徴とする請求項268に記載のカートリッジ。
  284. 前記トナーを収容する収容部をさらに有し、
    前記トナー排出部材は、前記収容部からトナーの供給を受けて、外部へとトナーを搬送することを特徴とする請求項268に記載のカートリッジ。
  285. 前記フレームには、トナー収容ユニットを着脱可能な取付部が設けられており、
    前記トナー排出部材は、前記トナー収容ユニットからトナーの供給を受けて、外部へとトナーを搬送することを特徴とする請求項268に記載のカートリッジ。
  286. 前記カートリッジは、本体側カップリング部材を備える画像形成装置の本体に着脱可能であって、
    前記駆動力入力部材は、前記本体側カップリング部材に接続されたアタッチメントを介して、駆動力を受けることを特徴とする請求項268に記載のカートリッジ。
  287. 前記駆動力入力部材は、カップリング部材であって、
    前記アタッチメントは、前記カップリング部材に係合するアタッチメント側カップリング部材を備えていることを特徴とする請求項286に記載のカートリッジ。
  288. 前記カップリング部材は、前記第1の軸と平行な方向において、前記トナー搬送部材が設けられた位置よりも前記カートリッジの内側に配されていることを特徴とする請求項287に記載のカートリッジ。
  289. 前記駆動力入力部材は、ギア部であって、
    前記アタッチメントは、前記ギア部に噛合うアタッチメントギア部を備えていることを特徴とする請求項286に記載のカートリッジ。
  290. 前記アタッチメントは、前記本体側カップリング部材と係合するアタッチメント側カップリング部を備え、
    前記アタッチメント側カップリング部材は、前記本体側カップリング部材と接触する部分がゴム弾性を有し変形可能であることを特徴とする請求項289に記載のカートリッジ。
  291. 前記アタッチメント側カップリング部は、前記本体側カップリング部の回転軸線を中心とする外周部よりも大きな内周径であることを特徴とする請求項290に記載のカートリッジ。
  292. 前記アタッチメントは、前記第2のギア部と噛合う第3のギア部を有し、
    前記第2のギア部は、前記第1の軸と略直交する第2の軸を基準に回転し、
    前記第3のギア部は、前記第2の軸と略直交する第3の軸を基準に回転し、
    前記第3のギア部の前記第3の軸を基準とした内周に、前記本体側カップリング部と係合するアタッチメント側カップリング部が設けられていることを特徴とする請求項289に記載のカートリッジ。
  293. 前記駆動力入力部材は、前記第1の軸と平行な方向における先端部分がゴム弾性を有して変形可能であることを特徴とする請求項268に記載のカートリッジ。
  294. 前記カートリッジは、本体側カップリング部材を備える画像形成装置の本体に着脱可能であって、
    前記駆動力入力部材は、前記先端部分の側面が、前記本体側カップリング部材の側面と接触することで駆動力を受けることを特徴とする請求項293に記載のカートリッジ。
  295. 前記カートリッジは、本体側カップリング部材を備える画像形成装置の本体に着脱可能な現像カートリッジに着脱可能であって、
    前記現像カートリッジは、前記画像形成装置に装着された状態で、前記本体側カップリング部材と接続可能なカートリッジ側カップリング部材を備え、
    前記駆動力入力部材は、前記カートリッジ側カップリング部材を介して駆動力を受けることを特徴とする請求項268に記載のカートリッジ。
  296. 前記カートリッジは、本体側カップリング部材を備える画像形成装置の本体に着脱可能であって、
    前記本体側カップリング部と係合可能なカサ歯形状の駆動伝達ギアを有し、
    前記駆動伝達ギアは、前記第1の軸と交差する回転軸線を基準に回転し、
    前記駆動力入力部材は、前記駆動伝達ギアと係合して駆動力を受けることを特徴とする請求項268に記載のカートリッジ。
  297. フレームと、
    第1の回転軸を基準に回転でき、トナーを搬送するための駆動力を入力する駆動力入力部材と、
    前記駆動力入力部材が受けた駆動力に応じて、前記フレームの内部から外部へとトナーを排出するためのトナー排出部材と、
    使用したトナーを収容する廃トナー収容部と、有し、
    前記トナー搬送部材は、少なくとも前記第1の回転軸と直交する交差する第2の回転軸と平行な方向に突出した部分を含み、
    前記搬送部は、前記第1の回転軸と交差し、かつ、前記第1の回転軸から離れる方向の成分を含む第1の方向と、前記第1の回転軸と平行な方向の成分を含む第2の方向にトナーを搬送でき、前記第2の方向に沿って搬送された後のトナーが外部に排出されることを特徴とするカートリッジ。
  298. トナーを収容するカートリッジに設けられた供給口に接続可能なトナー排出部材であって、
    搬送部と、排出口と、を有し、
    前記搬送部は、前記トナー排出部材が前記カートリッジに装着された状態で、前記カートリッジに設けられた駆動力入力部材から駆動力を受けて、トナーを搬送でき、
    前記駆動力入力部材は第1の回転軸を基準に回転でき、
    前記搬送部は、前記第1の回転軸と交差し、かつ、前記第1の回転軸から離れる方向の成分と、前記第1の回転軸と平行な方向の成分へとトナーを搬送でき、
    前記排出口は、前記搬送部を介して沿って搬送されたトナーを外部に排出することを特徴とするトナー排出部材。
  299. 前記排出口は、前記搬送部の端に設けられており、
    前記搬送部は可撓性を有することを特徴とする請求項298に記載のトナー排出部材。
  300. 前記搬送部は、可撓性を備えたパイプであって、当該パイプを前記第1の方向および前記第2の方向に向けて屈曲させることができることを特徴とする請求項298に記載のトナー排出部材。
  301. 請求項268乃至297の何れか1項に記載のカートリッジを着脱可能な画像形成装置。
  302. 請求項268乃至297の何れか1項に記載のカートリッジから補給されたトナーを担持する現像ユニットを有する現像カートリッジであって、
    トナーの補給を受ける補給口を有することを特徴とする現像カートリッジ。
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