JP2024002141A - 水素ガス充填システム - Google Patents

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Abstract

Figure 2024002141000001
【課題】加圧充填される水素ガスの冷却手段の冷却性能をより向上させることが可能な技術を提供する。
【解決手段】一実施形態に係る水素ガス充填システム1は、所定の圧力に蓄圧された水素ガスを被充填タンクに供給する経路L1と、経路L1に設けられる膨張タービン20と、膨張タービン20の上流側で経路L1から分岐する経路L2と、経路L2に設けられる膨張タービン40と、膨張タービン40の下流側の経路L2の水素ガスを用いて、経路L1の水素ガスを冷却する熱交換器50と、を備える。
【選択図】図1

Description

本開示は、水素ガス充填システムに関する。
従来、燃料電池車の燃料タンク等の被充填対象のタンクに水素ガスを加圧充填するための水素ガス充填システムにおいて、水素ガスを冷却手段によって冷却しながら、被充填対象のタンクに加圧充填を行う技術が知られている(特許文献1参照)。
特許文献1では、被充填対象のタンクへの水素の供給経路に膨張タービンを設け、膨張タービンで水素ガスを膨張させることによって、水素の温度を低下させながら、被充填対象のタンクへの加圧充填を行うことができる。そのため、充填時の水素ガスの温度が所定の上限を超えるような事態を抑制できる。
特開2017-150660号公報
しかしながら、加圧充填される水素ガスの冷却手段は、より高い冷却性能を有していることが望ましい。
そこで、上記課題に鑑み、加圧充填される水素ガスの冷却手段の冷却性能をより向上させることが可能な技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本開示の一実施形態では、
所定の圧力に加圧又は蓄圧された水素ガスを被充填タンクに供給する第1の経路と、
前記第1の経路に設けられる第1の膨張タービンと、
前記第1の膨張タービンの上流側で前記第1の経路から分岐する第2の経路と、
前記第2の経路に設けられる第2の膨張タービンと、
前記第2の膨張タービンの下流側の前記第2の経路の水素ガスを用いて、前記第1の経路の水素ガスを冷却する冷却装置と、を備える、
水素ガス充填システムが提供される。
上述の実施形態によれば、加圧充填される水素ガスの冷却手段の冷却性能をより向上させることができる。
水素ガス充填システムの構成の第1例を示す図である。 水素ガス充填システムの構成の第2例を示す図である。 水素ガス充填システムの構成の第3例を示す図である。 水素ガス充填システムの構成の第4例を示す図である。
以下、図面を参照して実施形態について説明する。
[水素ガス充填システムの第1例]
図1を参照して、本実施形態に係る水素ガス充填システム1の第1例について説明する。
図1は、水素ガス充填システム1の構成の第1例を示す図である。
図1に示すように、本例では、水素ガス充填システム1は、経路L1,L2と、水素ガス圧縮・貯蔵設備10と、膨張タービン20と、ディスペンサ30と、膨張タービン40と、熱交換器50とを含む。
経路L1は、水素ガス圧縮・貯蔵設備10から所定の圧力に圧縮された水素ガスを被充填対象のタンク100に供給するために用いられる。被充填対象のタンク100は、例えば、燃料電池車に搭載される燃料タンクである。
経路L1は、経路L11,L12,L13,L14を含む。
経路L11は、水素ガス圧縮・貯蔵設備10と膨張タービン20との間を接続し、水素ガス圧縮・貯蔵設備10から膨張タービン20に水素ガスを送る。
経路L11には、経路L11を水素ガスが通流可能な開状態と通流不可能な閉状態とを切り換える開閉弁V11が設けられる。
経路L12は、膨張タービン20とディスペンサ30との間を接続し、膨張タービン20から流出する水素ガスをディスペンサ30に送る。
経路L13は、ディスペンサ30の内部に設けられ、経路L12との連結部に相当する入口と、経路L14との連結部に相当する出口との間を接続する。
経路L13には、経路L13を水素ガスのタンク側の昇圧率を制御するが通流可能な開状態と通流不可能な閉状態とを切り換える開閉弁V13が設けられる。ディスペンサ30に対するユーザの操作に応じて、開閉弁V13が閉状態から開状態に移行することでタンク100への水素ガスの充填工程が開始される。
経路L14は、ディスペンサ30の筐体とタンク100の充填口との間を接続する。経路L14は、ディスペンサ30の筐体から延び出すように設けられるホースに相当し、ユーザは、ホース(経路L14)の先端のコネクタをタンク100の充填口に接続することにより、ディスペンサ30からタンク100への水素ガスの充填可能な状態を実現することができる。
経路L2は、経路L11における開閉弁V11の上流側の箇所から分岐し、水素ガス圧縮・貯蔵設備10における水素ガスが所定の圧力に圧縮される前の工程に対応する低圧部10Aに接続される。
経路L2には、膨張タービン40の負荷を制御(調整)する調整弁V2が設けられる。
水素ガス圧縮・貯蔵設備10は、所定の圧力に圧縮された水素ガスを、経路L1を通じてタンク100に供給する。水素ガス圧縮・貯蔵設備10は、低圧の水素ガスを圧縮し所定の圧力まで高める圧縮機を含む。また、水素ガス圧縮・貯蔵設備10は、圧縮機により圧縮された水素ガスを蓄圧する蓄圧器を含んでもよい。水素ガス圧縮・貯蔵設備10は、圧縮機で所定の圧力まで圧縮(加圧)された水素ガスを経路L1に直接供給してもよいし、圧縮後に蓄圧器に蓄圧(貯蔵)された水素ガスを経路L1に供給してもよいし、その双方の方法で経路L1に供給可能に構成されていてもよい。
膨張タービン20は、経路L11から流入する水素ガスを膨張させ低圧側の経路L12に流出させる。これにより、膨張タービン20は、水素ガスの温度を低下させることができる。
膨張タービン20の回転軸の他端には、水素ガスにより駆動される回転軸のエネルギ消費用の回転体が連結される。本例では、エネルギ消費用の回転体として、制動用の圧縮機のインペラが採用され、循環回路中では、所定の気体が圧縮機で圧縮されると共に、圧縮後の温度が上昇した気体が熱交換器で冷却された後に、圧縮機に戻る工程が繰り返される。以下、膨張タービン40についても同様であってよい。
ディスペンサ30は、ユーザの操作に応じて、水素ガスをタンク100に供給し充填する。例えば、ユーザは、上述の如く、経路L14に相当するホースの先端のコネクタをタンク100の充填口に連結し、ディスペンサ30に対する所定の操作入力を行う。これにより、開閉弁V13が閉状態から開状態に移行し、ディスペンサ30(経路L13)から経路L14を通じてタンク100に水素ガスが充填される。
膨張タービン40は、経路L2の調整弁V2より下流側に設けられ、経路L11から分流する形で供給される水素ガスを膨張させる。この際、膨張タービン40の出口側の圧力は略一定に保たれ、その結果、膨張タービン40は、比較的高い断熱効率点を維持することができる。これにより、膨張タービン40は、安定して相対的に大きな水素ガスの温度降下量を実現することができる。
熱交換器50は、膨張タービン40の下流側の経路L2の水素ガスと、経路L11の水素ガスとの間で熱交換を行う。これにより、膨張タービン40による膨張行程によって温度が低下した、膨張タービン40より下流側の経路L2の水素ガスによって、経路L11の水素ガス、即ち、膨張タービン20に流入する水素ガスを前もって冷却し温度を低下させることができる。
このように、本例では、膨張タービン20の膨張行程によって、タンク100に充填される水素ガスを冷却することができる。併せて、本例では、水素ガスの供給源としての水素ガス圧縮・貯蔵設備10を基準として膨張タービン20と並列に設置される膨張タービン40の膨張行程によって温度が低下した水素ガスを用いて、タンク100に充填される水素ガスを冷却することができる。これにより、加圧充填される水素ガスの冷却手段の冷却性能をより向上させることができる。そのため、タンク100に充填された水素ガスの温度が所定の基準温度(例えば、燃料電池車で規定される85℃)を超えるような事態の発生をより適切に抑制することができると共に、より早い時間でのタンク100への水素ガスの充填を完了することができる。よって、水素ガス充填システム1の運転余裕度を向上させることができる。
[水素ガス充填システムの第2例]
次に、図2を参照して、本実施形態に係る水素ガス充填システム1の第2例について説明する。
以下、上述の第1例と同じ或いは対応する構成には同じ符号を付すと共に、上述の第1例と異なる部分を中心に説明し、上述の第1例と同じ或いは対応する内容の説明を簡略化或いは省略する場合がある。
図2は、水素ガス充填システム1の構成の第2例を示す図である。
図2に示すように、本例では、水素ガス充填システム1は、上述の第1例と同様、経路L1,L2と、水素ガス圧縮・貯蔵設備10と、膨張タービン20と、ディスペンサ30と、膨張タービン40とを含む。また、本例では、水素ガス充填システム1は、上述の第1例とは異なり、熱交換器50に代えて、熱交換器55を含む。
熱交換器55は、膨張タービン20の下流側の経路L2の水素ガスと、経路L12の水素ガスとの間で熱交換を行う。これにより、膨張タービン40による膨張行程によって温度が低下した、膨張タービン40より下流側の経路L2の水素ガスによって、経路L12の水素ガス、即ち、膨張タービン20の膨張行程によって温度が低下した水素ガスを冷却し更に温度を低下させることができる。
このように、本例では、上述の第1例と同様、膨張タービン20の膨張行程によって、タンク100に充填される水素ガスを冷却することができる。併せて、本例では、上述の第1例と同様、膨張タービン40の膨張行程によって温度が低下した水素ガスを用いて、タンク100に充填される水素ガスを更に冷却することができる。これにより、上述の第1例と同様の作用・効果を奏し、水素ガス充填システム1の運転余裕度を向上させることができる。
[水素ガス充填システムの第3例]
次に、図3を参照して、本実施形態に係る水素ガス充填システム1の第3例について説明する。
以下、上述の第1例や第2例と同じ或いは対応する構成には同じ符号を付すと共に、上述の第1例や第2例と異なる部分を中心に説明し、上述の第1例や第2例と同じ或いは対応する内容の説明を簡略化或いは省略する場合がある。
図3は、水素ガス充填システム1の構成の第3例を示す図である。
図3に示すように、本例では、水素ガス充填システム1は、上述の第2例と同様、経路L1,L2と、水素ガス圧縮・貯蔵設備10と、膨張タービン20と、ディスペンサ30と、膨張タービン40と、熱交換器55を含む。また、本例では、水素ガス充填システム1は、上述の第1例~第3例と異なり、熱交換器60を含む。
熱交換器60は、膨張タービン40より上流側の経路L2の水素ガスと、膨張タービン40より下流側且つ熱交換器55より下流側の経路L2の水素ガスとの間で熱交換を行う。これにより、膨張タービン40の膨張行程によって温度が低下した水素ガスによって、膨張タービン40に流入する前の水素ガスを冷却することができる。そのため、熱交換器55を通過する経路L2の部分の水素ガスの温度を更に低下させることができ、その結果、経路L12の水素ガスの温度を更に低下させることができる。特に、膨張タービン40の膨張工程で温度が低下した後に熱交換器55を通過し流出する水素ガスの温度が水素ガス圧縮・貯蔵設備10の圧縮機の吸入許容温度よりも低いような場合に有効である。
このように、本例では、熱交換器60は、膨張タービン40の膨張行程によって温度が低下した水素ガスを用いて、膨張タービン40に流入する前の水素ガスの温度を低下させることができる。これにより、膨張タービン40から流出する水素ガスの温度を更に低下させることができ、その結果、膨張タービン40の膨張行程によって温度が低下した水素ガスを用いて、タンク100に充填される水素ガスの温度を更に低下させることができる。
[水素ガス充填システムの第4例]
次に、図4を参照して、本実施形態に係る水素ガス充填システム1の第4例について説明する。
以下、上述の第1例~第3例と同じ或いは対応する構成には同じ符号を付すと共に、上述の第1例~第3例と異なる部分を中心に説明し、上述の第1例~第3例と同じ或いは対応する内容の説明を簡略化或いは省略する場合がある。
図4は、水素ガス充填システム1の構成の第4例を示す図である。
図4に示すように、本例では、水素ガス充填システム1は、上述の第3例と同様、経路L1,L2と、水素ガス圧縮・貯蔵設備10と、膨張タービン20と、ディスペンサ30と、膨張タービン40と、熱交換器55と、熱交換器60とを含む。また、本例では、水素ガス充填システム1は、上述の第1例~第3例と異なり、経路L3を含む。
経路L3は、経路L2の膨張タービン40より下流側且つ熱交換器55より下流側の部分と、経路L12の熱交換器55よりも下流側の部分とを接続する経路である。これにより、膨張タービン40の出口側の圧力がタンク100の圧力よりも高い場合に、膨張タービン40の膨張工程で温度が低下した経路L2の水素ガスの一部又は全部を経路L12に合流させてタンク100に供給することができる。そのため、経路L2を通じて水素ガス圧縮・貯蔵設備10の低圧部10Aに戻される水素ガスの量を低減し、戻される水素ガスの再圧縮の動力を低減することができる。
経路L3には、経路L3を水素ガスが通流可能な開状態と通流不可能な閉状態とを切り換える開閉弁V3が設けられる。これにより、開閉弁V3の操作によって、膨張タービン40より下流側の経路L2の水素ガスを経路L12に合流させる状態と合流させない状態とを切り換えることができる。
このように、本例では、経路L3を通じて、膨張タービン40より下流側の経路L2の水素ガスを経路L1(経路L12)に合流させ、タンク100に充填させることができる。これにより、経路L2から水素ガス圧縮・貯蔵設備10の低圧部10Aに戻される水素ガスの量を低減することができ、その結果、水素ガス圧縮・貯蔵設備10の水素ガスの圧縮時の動力を低減することができる。
[水素ガス充填システムの他の例]
次に、水素ガス充填システム1の他の例について説明する。
上述の実施形態(第1例~第4例)は、適宜、組み合わせられる等の変形や変更が加えられたりしてもよい。
例えば、上述の第3例や第4例では、熱交換器55に代えて、上述の第1例の熱交換器50が採用されてもよい。
また、上述の第3例やその変形例では、膨張タービン40よりも下流側の経路L2において、熱交換器50或いは熱交換器55と熱交換器60との間の位置関係が逆にされてもよい。
また、上述の第4例やその変形例では、経路L3は、膨張タービン40よりも下流側の経路L2における熱交換器50或いは熱交換器55、及び熱交換器60の双方よりも上流側の部分或いは下流側の部分から分岐するように設けられてもよい。
また、上述の第1例~第4例やその変形例では、経路L11を膨張タービン20の回転軸の他端に連結される圧縮機に接続し、圧縮機から流出する水素ガスを熱交換器で冷却した後に膨張タービン20に流入させるようにしてもよい。これにより、膨張タービン20での水素ガスの膨張比を増加させることができ、その結果、水素ガスの温度を更に低下させることができる。また、膨張タービン40についても同様であってよい。
[作用]
次に、本実施形態に係る水素ガス充填システムの作用について説明する。
例えば、燃料電池車向けの水素ガス充填システムでは、水素ガスの流量が比較的小さく、その結果、膨張タービンを使用する場合、膨張タービンが非常に小型となり且つ高回転となる場合がある。この場合、膨張タービンが小型であることから断熱効率を犠牲にして高速回転の信頼性を確保する必要が生じる。また、水素ガスの充填工程の初期(被充填対象のタンクの圧力が相対的に低いとき)の高膨張比の状態から、充填工程の後半(被充填対象のタンクの圧力が相対的に高いとき)の低膨張比の状態まで膨張タービンの効率を全体として最大化する必要が生じる。また、起動及び停止が高頻度になることを想定すると、膨張タービンのガス軸受構造の代表隙間を比較的大きく確保する必要があることから、ガス軸受室からプロセス側への内部漏洩のガスを無視することができない。そのため、膨張タービンの断熱効率を常に適正に保つことは困難であり、膨張タービンの断熱効率の低下によって、水素ガスの冷却性能に関する運転余裕度が比較的小さくなってしまう可能性がある。
これに対して、本実施形態では、水素ガス充填システムは、第1の経路と、第1の膨張タービンと、第2の経路と、第2の膨張タービンと、冷却装置と、を備える。水素ガス充填システムは、例えば、上述の水素ガス充填システム1である。第1の経路は、例えば、上述の経路L1である。第1の膨張タービンは、例えば、上述の膨張タービン20である。第2の経路は、例えば、上述の経路L2である。第2の膨張タービンは、例えば、上述の膨張タービン40である。冷却装置は、例えば、上述の熱交換器50や熱交換器55である。具体的には、第1の経路は、所定の圧力に加圧又は蓄圧された水素ガスを被充填タンクに供給する。被充填タンクは、例えば、タンク100である。また、第1の膨張タービンは、第1の経路に設けられる。また、第2の経路は、第1の膨張タービンの上流側で第1の経路から分岐する。また、第2の膨張タービンは、第2の経路に設けられる。そして、冷却装置は、第2の膨張タービンの下流側の第2の経路の水素ガスを用いて、第1の経路の水素ガスを冷却する。
これにより、水素ガス充填システムは、第2の膨張タービンの膨張工程で温度が低下した水素ガスを用いて、被充填タンクに充填される水素ガスの温度を低下させることができる。そのため、水素ガス充填システムは、第1の膨張タービンの膨張工程における温度の低下に加えて、更に、被充填タンクに充填される水素ガスの温度を低下させることができる。そのため、加圧充填される水素ガスの冷却手段の冷却性能をより向上させることができ、その結果、水素ガス充填システムにおける水素ガスの冷却性能に関する運転余裕度を向上させることができる。
また、本実施形態では、冷却装置は、第2の膨張タービンの下流側の第2の経路の水素ガスと、第1の膨張タービンの上流側の第1の経路の水素ガスとの間で熱交換を行う第1の熱交換器であってもよい。第1の熱交換器は、例えば、上述の熱交換器50である。
これにより、水素ガス充填システムは、第2の膨張タービンの膨張工程で温度が低下した水素ガスを用いて、第1の膨張タービンの膨張工程で温度が低下する前の水素ガスを前もって冷却することができる。
また、本実施形態では、冷却装置は、第2の膨張タービンの下流側の第2の経路の水素ガスと、第1の膨張タービンの下流側の第1の経路の水素ガスとの間で熱交換を行う第2の熱交換器であってもよい。第2の熱交換器は、例えば、上述の熱交換器55である。
これにより、水素ガス充填システムは、第2の膨張タービンの膨張工程で温度が低下した水素ガスを用いて、第1の膨張タービンの膨張工程で温度が低下した水素ガスを更に冷却することができる。
また、本実施形態では、水素ガス充填システムは、第3の熱交換器を備えてもよい。第3の熱交換器は、例えば、上述の熱交換器60である。具体的には、第3の熱交換器は、第2の膨張タービンの下流側の第2の経路の水素ガスと、第2の膨張タービンの上流側の第2の経路の水素ガスとの間で熱交換を行う。
これにより、水素ガス充填システムは、第2の膨張タービンの膨張工程で温度が低下した水素ガスを用いて、第2の膨張タービンに流入する水素ガスの冷却することができる。そのため、水素ガス充填システムは、第2の膨張タービンから流出する水素ガスの温度を更に低下させることができ、その結果、第1の経路を通じて被充填タンクに充填される水素ガスの温度を更に低下させることができる。
また、本実施形態では、水素ガス充填システムは、第3の経路を備えてもよい。第3の経路は、例えば、上述の経路L3である。具体的には、第3の経路は、第2の膨張タービンの下流側の第2の経路と、第1の膨張タービンの下流側の第1の経路とを接続する。
これにより、水素ガス充填システムは、第2の膨張タービンの膨張工程で温度が低下した水素ガスを被充填タンクに供給し充填することができる。
以上、実施形態について詳述したが、本開示はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
1 水素ガス充填システム
10 水素ガス圧縮・貯蔵設備
10A 低圧部
20 膨張タービン
30 ディスペンサ
40 膨張タービン
50 熱交換器
55 熱交換器
60 熱交換器
100 タンク
L1 経路
L2 経路
L3 経路
L11 経路
L12 経路
L13 経路
L14 経路
V2 調整弁
V3 開閉弁
V11 開閉弁
V13 開閉弁

Claims (5)

  1. 所定の圧力に加圧又は蓄圧された水素ガスを被充填タンクに供給する第1の経路と、
    前記第1の経路に設けられる第1の膨張タービンと、
    前記第1の膨張タービンの上流側で前記第1の経路から分岐する第2の経路と、
    前記第2の経路に設けられる第2の膨張タービンと、
    前記第2の膨張タービンの下流側の前記第2の経路の水素ガスを用いて、前記第1の経路の水素ガスを冷却する冷却装置と、を備える、
    水素ガス充填システム。
  2. 前記冷却装置は、前記第2の膨張タービンの下流側の前記第2の経路の水素ガスと、前記第1の膨張タービンの上流側の前記第1の経路の水素ガスとの間で熱交換を行う第1の熱交換器である、
    請求項1に記載の水素ガス充填システム。
  3. 前記冷却装置は、前記第2の膨張タービンの下流側の前記第2の経路の水素ガスと、前記第1の膨張タービンの下流側の前記第1の経路の水素ガスとの間で熱交換を行う第2の熱交換器である、
    請求項1に記載の水素ガス充填システム。
  4. 前記第2の膨張タービンの下流側の前記第2の経路の水素ガスと、前記第2の膨張タービンの上流側の前記第2の経路の水素ガスとの間で熱交換を行う第3の熱交換器を備える、
    請求項2又は3に記載の水素ガス充填システム。
  5. 前記第2の膨張タービンの下流側の前記第2の経路と、前記第1の膨張タービンの下流側の前記第1の経路とを接続する第3の経路を備える、
    請求項2又は3に記載の水素ガス充填システム。
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