JP2023553256A - 添加剤自動投入モジュール及び洗濯機 - Google Patents

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Abstract

本発明は、添加剤自動投入モジュール及び洗濯機を提供する。投入モジュールは、内部に挿接溝が設けられた本体と、添加剤を貯える密封収容室を構成し、引き出し可能に挿接溝内に取り付けられる貯液ケースと、本体に統合的に設置される給水水路と、貯液ケース内に貯えられている添加剤を給水水路内に吸い込み、通過する水流に伴って投入する吸引装置、を含む。上記のように設置することで、引き出し可能な貯液ケースを投入モジュールの本体内に直接取り付け、投入モジュール全体を統合的に設置して、一体的なモジュールを直接構成する。これにより、当該モジュールを異なる型番の洗濯機に直接組み付け可能となるため、投入装置のモジュール化設計が実現されて、洗濯機の設計・開発コストが減少する。また、これにより、洗濯機の組み立て速度を大幅に向上させられる。【選択図】図3

Description

本発明は、添加剤を投入する投入モジュールに関し、特に、洗濯機に応用可能であって、添加剤を自動的に投入可能な投入モジュールに関し、更に、上記の添加剤投入モジュールが取り付けられた洗濯機に関する。
従来の洗濯機、特に、パルセータ式洗濯機に常用されている添加剤投入方式には次の2種類がある。
一つは、ユーザが添加剤を洗濯機の槽内に直接投入する方式である。このような投入方式はユーザが手動で直接投入するため、添加剤の投入量をどの程度にするのかを制御しにくく、添加剤の投入量が多過ぎたり、少な過ぎたりしやすい。また、添加剤が槽内に直接投入されるため、希釈されていない添加剤が槽内の衣類にそのまま接触する結果、衣類の色褪せ等の問題が発生しやすい。
もう一つは、洗濯機に貯液ケースを設置する方式である。ユーザは、事前に添加剤を洗濯機の貯液ケース構造内に投入しておき、洗濯機の給水を利用して添加剤を洗濯機の槽内に流し込む。しかし、従来の貯液ケースの構造は開放式構造となっているため、添加剤が内部に投入されたあと、外部の気体や、洗濯機の動作中に飛散した水流と接触することで、添加剤が汚染されて変質する等の問題が発生する。また、一般的に、貯液ケースは引き出し可能に洗濯機に取り付けられ、クリーニング時には取り外す必要がある。このことは、貯液ケースをクリーニングしにくいとの問題を招来する。そこで、洗濯機に適しており、且つ密封容器構造の添加剤貯液ケースを備えた投入モジュールを如何にして設置するかが早急に解決を要する技術的課題となっている。
そのほか、従来の添加剤投入装置では、一般的に、貯液ケースを引き出すための溝体構造が洗濯機のケーシングに統合的に設置される。よって、洗濯機の型番の違いに応じて金型をそれぞれ改良することで、異なる型番の洗濯機のケーシングに対し溝体を相応に設置しなければ、密封式貯液ケースの適合的な取り付けは実現できない。そこで、如何にして添加剤投入装置を独立したモジュールとして設置し、異なる型番の洗濯機に適合し得る汎用性を実現するかが、早急に解決を要する技術的難題となっている。
一方、統合水路を備える従来の添加剤投入装置は、一般的に、いずれも投入装置の天井部の上カバーに統合水路を統合している。上記の構造を採用する投入装置は、まず、中央部の貯液ケース内に位置する添加剤を上向きに上カバー内の統合水路まで流動させてから、底部の吐水口まで下向きに流動させて流出させる必要がある。上記の投入装置は、水流の方向を2回変化させる必要があるため、投入装置に複雑な水路構造を設置せねばならない。このことは、添加剤を投入するのに不利であり、添加剤が残留しやすいほか、投入装置のコストも増大する。
更に、従来の投入装置は、全般的に外付けの管路を追加し、外付けの管路を通じて貯液ケースを投入水路やポンプ体、弁体等のその他の構造と連通させる必要がある。そのため、組み付け時に投入装置を単独で管路に接続する必要も生じ、洗濯機の生産効率が大きく制限される。以上の課題に鑑みて、本発明を提案する。
本発明の目的は、投入モジュールの独立した設置、統合的な設置との目的を実現する、投入モジュールを提供することである。更に、本発明のもう一つの目的は、モジュール上に統合される水路の合理的レイアウトを実現し、モジュール構造を簡略化することで、投入モジュールを水路に外部接続することなく、添加剤の直接投入を可能にするとの目的を達成する、投入モジュールを提供することである。且つ、本発明のもう一つの目的は、洗濯機をモジュール化して組み立てるとの目的を実現するために、上記の投入モジュールが取り付けられた洗濯機を提供することである。
上記の発明の目的を実現するために、本発明が採用する具体的方案は以下の通りである。
本発明は、添加剤自動投入モジュールを提供する。当該添加剤自動投入モジュールは、内部に挿接溝が設けられた本体と、添加剤を貯える密封収容室を構成し、引き出し可能に挿接溝内に取り付けられる貯液ケースと、本体に統合的に設置される給水水路と、貯液ケース内に貯えられている添加剤を給水水路内に吸い込み、通過する水流に伴って投入する吸引装置、を含む。
更に、本体は、一方の側に引出口を有し、対向する他方の側に吸引装置が取り付けられている。引出口は、挿接溝を本体の外部と連通させて、貯液ケースを挿接溝から引き出すための、及び/又は、挿接溝に押し込むための開口を形成するために用いられる。貯液ケースは、挿接溝へ挿入される一端に吐液口が設けられており、吐液口は、吸引装置を介して給水水路に接続される。
更に、前記吸引装置は吸引ポンプを含む。吸引ポンプは本体に取り付けられている。吸引ポンプは、入口が貯液ケースの吐液口と連通し、出口が給水水路と連通する。
好ましくは、本体には給水水路が通過する一時貯蔵室が設けられており、吸引ポンプの出口が一時貯蔵室と連通する。
より好ましくは、吸引ポンプは、入口から出口方向に向かって一方向にのみ開通可能である。
更に、本体には吸液水路が統合的に設けられる。吸液水路は、一端が吸引ポンプの入口と連通し、他端が導液構造を介して貯液ケースの吐液口と連通する。
好ましくは、前記導液構造は、本体の挿接溝内に設置されて吸液水路と連通する導液接続部を含む。貯液ケースの吐液口には、導液接続部に適合して開通する容器接続部が設けられている。容器接続部には、導液接続部の当接の作用により吐液口を開放し、常態では吐液口を閉止する弁体が設けられている。
更に、給水水路は本体の底壁の内部に統合的に設置される。給水水路の両端は、本体に設けられる入水口及び吐水構造とそれぞれ連通する。また、給水水路の中央部は、吸引装置を介して貯液ケースと連通する。
更に、本体の内部は、間隔を置いて並ぶ複数の挿接溝に分割されている。各挿接溝には、外部に引き出し可能な貯液ケースがそれぞれ取り付けられている。各貯液ケースの吐液口は、それぞれ一対一で対応する吸引装置を介して給水水路と連通する。
好ましくは、各挿接溝の引出口は本体の同一側に開設される。
更に、給水水路は各吸引装置の出口を順に通過しており、各吸引装置により吸い出された添加剤が同一の給水水路を経由して投入される。
或いは、給水水路は並列に接続される複数の支路に分割されており、各支路が各吸引装置の出口にそれぞれ一対一で対応して連通する。
或いは、給水水路の主路に複数の支路が接続されており、各支路が各吸引装置の出口にそれぞれ一対一で対応して連通する。
本発明は、更に、投入モジュールの本体における底壁の内部に給水水路が統合的に設置されており、本体内に設けられる投入ユニットが添加剤を給水水路に投入する添加剤投入モジュールを提供する。
更に、本体の底壁は、対向して掛合する上部と下部から構成される。上部と下部の外周は密封状に接続され、上部と下部の対向面の間に密封状の隙間空間が形成される。上部及び/又は下部の対向面には相対的に突出する突出リブが設けられており、突出リブが上部と下部の間の隙間空間を給水水路に分割する。
好ましくは、上部と下部の接続箇所はクラッディング技術により密封状に接続される。
更に、給水水路の両端は、本体に設けられる入水口及び吐水構造とそれぞれ連通する。給水水路の中央部には吸引口が設けられており、吸引口が投入ユニットと連通する。
更に、本体の側壁には、上下に垂直に延伸する入水室が設けられている。入水室は、上部が本体の側壁に開設された入水口と連通し、底部が給水水路の入水端と連通する。
更に、本体の底壁には一時貯蔵室が設けられており、給水水路が一時貯蔵室を通過している。一時貯蔵室には、投入ユニットと連通する吸引口が設けられている。
好ましくは、一時貯蔵室の上流及び下流の給水水路部分には、水流の方向を変化させる少なくとも1つの屈曲部が備わっている。
更に、吐水構造は、本体の底壁内に設けられる吐水室である。吐水室は、一方の側に吐水口が設けられており、対向する他方の側が給水水路の吐水端と連通する。
好ましくは、吐水室内には均水リブが設けられている。均水リブは、吐水室を吐水口と連通する第1部分と、給水水路の吐水端と連通する第2部分に分割する。均水リブには複数の間隙が間隔を置いて開設されており、各間隙が第1部分と第2部分を連通させている。
更に好ましくは、吐水室は、吐水方向に沿って吐水口側に向かうほど高さが徐々に増大する錐状室となっている。
更に、給水水路は並列に接続される複数の支路を有する。各支路は、投入ユニットの投入出口をそれぞれ通過して、対応する投入ユニットが吸い出した添加剤を投入する。
好ましくは、各支路は一時貯蔵室をそれぞれ通過する。一時貯蔵室には吸引口が設けられており、各吸引口は対応する投入ユニットにそれぞれ接続される。
更に、給水水路は主路を含む。主路は、入水端が入水室と連通し、吐水端が吐水構造と連通する。
主路には複数の支路が並列に接続されている。各支路の両端はいずれも主路に接続されており、且つ、支路の入水端と主路との接続箇所が吐水端と主路との接続箇所の上流に位置する。各支路は、それぞれ、投入ユニットの投入出口を通過する。
更に、投入ユニットは、貯液ケース及び吸引装置を含む。吸引装置は、入口が吸液水路を介して貯液ケースに接続され、出口が給水水路に接続される。吸液水路は本体の底壁の内部に統合的に設置される。
本発明は、更に、ケーシングを含む洗濯機を提供する。ケーシングには、上述したいずれかの添加剤自動投入モジュールが取り付けられている。ケーシングには、添加剤自動投入モジュールの引出口に対向して開設される開口が設けられている。添加剤自動投入モジュールの入水口は洗濯機の入水管に接続され、吐水構造から流出する水流は洗濯機の槽内に流れ込む。
更に、ケーシングは、天井部に設けられるコントロールパネルベースを含む。添加剤自動投入モジュールは制御モジュールの内部に取り付けられる。コントロールパネルベースには、添加剤自動投入モジュールの挿接溝における引出口と対向する開口が開設されている。
好ましくは、コントロールパネルベースは環状をなしており、環状のコントロールパネルベースの中央部が衣類投入口を構成している。環状のコントロールパネルベースの内部は中空状に設置されて取付室を形成しており、添加剤自動投入モジュールは取付室内に取り付けられる。環状のコントロールパネルベースの内周壁には、貯液ケースを挿通するための開口が設けられている。
更に、添加剤自動投入モジュールの本体はコントロールパネルベースの内壁に組み付けられる。貯液ケースを然るべく挿入して取り付けるための挿接溝は、本体により直接取り囲まれるか、本体とコントロールパネルベースの内壁により共同で取り囲まれる。挿接溝の開口は、本体の外表面に位置して貯液ケースを挿通するための引出口を形成する。
本発明は、従来技術と比較して、以下の顕著な技術的進歩を有する。
上記のように設置することで、引き出し可能な貯液ケースを投入モジュールの本体内に直接取り付け、投入モジュール全体を統合的に設置して、一体的なモジュールを直接構成する。これにより、当該モジュールを異なる型番の洗濯機に直接組み付け可能となるため、投入装置のモジュール化設計が実現されて、洗濯機の設計・開発コストが減少する。また、これにより、洗濯機の組み立て速度を大幅に向上させられる。且つ、上記のように設置して、投入モジュールの貯液ケースにインクカートリッジ式の独立した密封容器設計を採用することで、添加剤を密閉状に貯えられるようになる。これにより、貯液ケースを単独で引き出して交換可能となるだけでなく、添加剤を密封環境に貯えることで、外部との接触による汚染の確率を回避することも可能となる。
上記のように設置することで、投入モジュールの水路構造が投入モジュールの底壁に統合的に設置されて、投入モジュール全体の統合的な設置が実現される。且つ、給水水路を投入モジュールの底壁に統合的に設置して、投入ユニットの下方に水路を設置することで、投入水路は、投入モジュールの下方からの直接的な流出及び洗濯槽内への投入が可能となる。これにより、投入モジュールの合理的レイアウトが実現され、投入モジュールの吐水水圧が上昇するとの顕著な技術的進歩が得られる。
且つ、本発明は構造がシンプルであり、効果が著しく、利用普及に適している。
以下に、図面を組み合わせて、本発明の具体的実施形態につき更に詳細に述べる。
図面は、本発明の一部として、本発明の更なる理解のために用いられる。また、本発明の概略的実施例及びその説明は本発明の解釈のために用いられるが、本発明を不当に限定するものではない。なお、言うまでもなく、以下で記載する図面は実施例の一部にすぎず、当業者であれば、創造的労働を要さないことを前提に、これらの図面から更にその他の図面を得ることも可能である。
図1は、本発明の実施例における一角度からの投入モジュールの組み付け時の概略構造図である。 図2は、本発明の実施例における別の角度からの投入モジュールの組み付け時の概略構造図である。 図3は、本発明の実施例における一角度からの投入モジュールの組み付け分解時の概略図である。 図4は、本発明の実施例における別の角度からの投入モジュールの組み付け分解時の概略図である。 図5は、本発明の実施例における投入モジュールの平面構造の概略図である。 図6は、本発明の実施例における図5のA-A断面構造の概略図である。 図7は、本発明の実施例における投入モジュールの分解状態の断面構造の概略図である。 図8は、本発明の実施例における投入モジュールの底面構造の概略図である。 図9は、本発明の実施例における投入モジュールの概略分解図である。
説明すべき点として、これらの図面及び文字記載は何らかの方式で本発明の構想の範囲を制限するとの意図ではなく、特定の実施例を参照して当業者に本発明の概念を説明するためのものである。
本発明における実施例の目的、技術方案及び利点をより明瞭とすべく、以下に、本発明の実施例にかかる図面を組み合わせて、実施例における欠陥管理方式について詳細に説明する。
図1~図9に示すように、本実施例では、添加剤投入モジュールについて説明する。前記投入モジュール100は、独立部材で構成される本体1を含む。本体1の内部には少なくとも1つの挿接溝3が備わっている。挿接溝3の開口は、本体1の外壁に設けられて引出口19を形成する。挿接溝3内には、引出口から外部への引き出し及び内側への押し込みが可能な貯液ケース2が取り付けられている。貯液ケース2は、添加剤を貯える密封収容室を構成する。好ましくは、貯液ケース2はインクカートリッジ式の密封容器であって、密封収容室を直接構成する。これにより、インクカートリッジ式の貯液ケース2を、添加剤を貯える独立した容器とする。上記のインクカートリッジ式の密封容器は、プリンタのインクカートリッジと類似した形態の容器である。また、投入モジュール100の本体1には給水水路5が統合的に設置されている。給水水路5は、水流を通過させられるようになっている。投入モジュールの本体1には、更に、吸引装置が取り付けられている。吸引装置は、入口が貯液ケース2と連通し、出口が給水水路5と連通する。当該吸引装置は、貯液ケース2内に貯えられている添加剤を給水水路5内に吸い込み、給水水路5を通過する水流に伴って投入するために用いられる。
上記のように設置することで、引き出し可能な貯液ケースを投入モジュールの本体内に直接取り付け、投入モジュール全体を統合的に設置して、一体的なモジュールを直接構成する。これにより、当該モジュールを異なる型番の洗濯機に直接組み付け可能となるため、投入装置のモジュール化設計が実現されて、洗濯機の設計・開発コストが減少する。また、これにより、洗濯機の組み立て速度を大幅に向上させられる。且つ、上記のように設置して、投入モジュールの貯液ケースにインクカートリッジ式の独立した密封容器設計を採用することで、添加剤を密閉状に貯えられるようになる。これにより、貯液ケースを単独で引き出して交換可能となるだけでなく、添加剤を密封環境に貯えることで、外部との接触による汚染の確率を回避することも可能となる。
本実施例において、前記投入モジュール100の本体1は、一方の側に、挿接溝3内に取り付けられたインクカートリッジ式の貯液ケース2を外部に引き出すための引出口19を有し、対向する他方の側に吸引装置が取り付けられている。インクカートリッジ式の貯液ケース2は、挿接溝3へ挿入される一端に吐液口16が設けられている。吐液口16は、吸引装置を介して給水水路5に接続される。
本実施例において、投入モジュールの本体1はハウジングにより取り囲まれている。ハウジングの内部は中空となっており、中空領域が本体1の内部に位置する挿接溝3を構成する。また、ハウジングには、挿接溝3を外部と連通させる開口が設けられている。前記開口は、貯液ケース2を挿接溝3に然るべく挿入し、挿接溝3から引き出すための引出口19を構成する。
図1~図9に示すように、本実施例において、前記吸引装置は吸引ポンプ4を含む。吸引ポンプ4は本体1に取り付けられている。好ましくは、吸引ポンプ4は、本体1の内部に位置するとともに、本体1を構成するハウジングに固定的に取り付けられている。本実施例において、吸引ポンプ4は、入口がインクカートリッジ式の貯液ケース2の吐液口16と連通し、出口が給水水路5と連通する。これにより、吸引ポンプ4は、動作後に流体に対し動力を提供して、インクカートリッジ式の貯液ケース2内に貯えられている添加剤を給水水路5に向かって流動させる。好ましくは、本実施例において、吸引ポンプ4の入口と出口の軸方向は平行に設置される。且つ、同一の吸引ポンプ4の入口と出口は、貯液ケース2の引き出し方向に対し平行又は垂直に設置される。これにより、吸引ポンプ4を組み付けやすくなり、添加剤の投入の円滑性が向上する。
当然ながら、本発明の実施例では、添加剤の投入を実現するために、設置する吸引装置を液体に駆動力を提供可能なその他の駆動装置としてもよい。例えば、通過する水流を利用して負圧吸引力を発生させるベンチュリ管等(図面には明記していない)としてもよい。
本実施例では、液体の流動方向を保証し、水路内の液体が貯液ケース2に逆流するのを防止するために、吸引ポンプ4を入口から出口方向に向かって一方向にのみ開通可能な一方向吸引ポンプとしてもよい。当然ながら、上記の目的を実現するために、給水水路や貯液ケース2に逆止弁を設置することで、水路全体の液体を一方向に流動させて、逆流の発生が防止されるよう保証してもよい。
図1~図9に示すように、本実施例では、添加剤投入の円滑性を向上させるために、投入モジュールの本体1に、給水水路5が通過する一時貯蔵室12を設け、吸引ポンプ4の出口が一時貯蔵室12と連通してもよい。こうすることで、吸引ポンプ4が吸い出した添加剤は、一時貯蔵室12内に保持されたあと、通過する水流により押し流される。これにより、添加剤吸引の円滑性を保証することを前提に、全てを投入することも可能となる。且つ、一時貯蔵室12の容量を計量し、一時貯蔵室12への投入回数から添加剤の投入量を取得してもよい。これにより、吸引ポンプ4が吸い出した添加剤を計量及び推計するとの効果が実現される。
図1~図9に示すように、本実施例において、本体1には吸液水路6が統合的に設けられている。吸液水路6は、一端が吸引ポンプ4の入口と連通し、他端が導液構造を介してインクカートリッジ式の貯液ケース2における吐液口16と連通する。これにより、吸引ポンプ4は、投入モジュールの本体1に統合的に設置されている吸液水路を介して貯液ケース2と連通する。
本実施例において、前記導液構造は、本体1の挿接溝3内に設置されて吸液水路6と連通する導液接続部9を含む。インクカートリッジ式の貯液ケース2における吐液口16には、導液接続部9に適合して開通する容器接続部10が設けられている。容器接続部10には、導液接続部9の当接の作用により吐液口16を開放し、常態では吐液口16を閉止する弁体21が設けられている。好ましくは、前記容器接続部10はエンドカバーに設けられている。エンドカバーは、貯液ケース2の吐液口16に対し、例えば螺接によって取り外し可能に組み付けられる。これにより、貯液ケース2を引き出すと、容器接続部10が吐液口16を然るべく閉止することで、貯液ケース2が密封収容室を直接構成し、添加剤を然るべく貯えるとの目的が達成される。
図1~図9に示すように、本実施例において、本体1の挿接溝内に設置される導液接続部9は、挿接溝3の密閉端から貯液ケース2の引き出し方向に沿って延伸するロッド状構造をなしている。また、インクカートリッジ式の貯液ケース2における吐液口16に設置される容器接続部は、貯液ケース2の引き出し方向に沿って延伸し、挿接溝3の密閉端に向かって突出するスリーブ構造をなしている。スリーブ構造は、一端に弁体21が設けられており、他端が吐液口16を介して貯液ケース2の内部と連通する。スリーブ構造内には、更に、圧縮状態のバネ22が設けられている。バネ22の両端は、弁体21とスリーブ構造にそれぞれ当接する。弁体21は、バネ22の弾性力の作用で、スリーブ構造における挿接溝3の密閉端に面する一端に当接し、スリーブ構造の内部に形成される通路を然るべく密閉する。これにより、インクカートリッジ式の貯液ケース2における吐液口16が密閉されて、インクカートリッジ式の貯液ケース2が密閉容器を形成する。且つ、インクカートリッジ式の貯液ケース2が挿接溝3に然るべく挿入されると、導液接続部9が弁体21と接触することで、弁体21がバネ22により付与される弾性力に抗して貯液ケース2の内部方向へと移動する。これにより、貯液ケース2の吐液口16を開放して添加剤を投入するとの効果を実現可能となる。
図1~図9に示すように、本実施例において、給水水路5は本体1の底壁の内部に統合的に設置される。また、投入モジュール100の本体1はハウジングにより構成される。本体1は、水平に設置されて底部を覆い、貯液ケース2を支承するための底壁を有する。前記底壁の内部には、水流を流動させる水路が備わっており、少なくとも一部の水路が給水水路5を構成する。給水水路5の両端は、本体1に設けられる入水口7及び吐水構造8とそれぞれ連通する。また、給水水路5の中央部は、吸引ポンプ4を介してインクカートリッジ式の貯液ケース2と連通する。
本実施例では、異なるカテゴリの添加剤それぞれの投入を実現するために、投入モジュール100の本体1の内部を、間隔を置いて並ぶ複数の挿接溝3に分割してもよい。各挿接溝3には、外部に引き出し可能なインクカートリッジ式の貯液ケース2がそれぞれ取り付けられる。各貯液ケース2内に異なるカテゴリの添加剤をそれぞれ貯えることで、異なるカテゴリの添加剤をそれぞれ然るべく投入するとの効果が実現される。且つ、本実施例において、各インクカートリッジ式の貯液ケース2における吐液口16は、それぞれ一対一で対応する吸引装置を介して給水水路5と連通する。これにより、異なる貯液ケース2から投入される添加剤がいずれも給水水路5に進入したあと、給水水路5を通じて押し流されることで、投入モジュール100への給水に伴って添加剤を合わせて投入するとの目的が実現される。
好ましくは、本実施例において、各貯液ケース2の引き出しの利便性を保証するために、本体1内に設けられる各挿接溝3の引出口19を本体1の同一側に開設してもよい。これにより、ユーザは、いずれか1つ、又は組み合わされた貯液ケース2を同一側から容易に然るべく引き出し可能となる。
本実施例において、給水水路5は各吸引装置の出口を順に通過しており、各吸引装置により吸い出された添加剤が同一の給水水路5を経由して投入される。或いは、給水水路5は並列に接続される複数の支路に分割されており、各支路が各吸引装置の出口にそれぞれ一対一で対応して連通する。或いは、給水水路5の主路23に複数の支路が接続されており、各支路が各吸引装置の出口にそれぞれ一対一で対応して連通する。上記のように設置して、給水水路全体を互いに連通させることで、いずれかの添加剤を投入する際に、入水水流が投入水路5全体を洗い流すため、水路内における添加剤の残留が減少する。
図1~図9に示すように、本実施例では、添加剤投入モジュールについて説明する。投入モジュール100の本体1における底壁の内部には給水水路5が統合的に設置されており、本体1内に設けられる投入ユニットが添加剤を給水水路5に投入する。上記のように設置することで、投入モジュール100の水路構造が投入モジュール100の底壁に統合的に設置されて、投入モジュール100全体の統合的な設置が実現される。且つ、給水水路5を投入モジュール100の底壁に統合的に設置して、投入ユニットの下方に水路を設置することで、添加剤が下部の水路を経由して投入されるため、水路の方向変更の回数が減少し、水路の長さが短縮される。また、投入水路5は、投入モジュール100の下方からの直接的な流出及び洗濯槽内への投入が可能となる。これにより、投入モジュール100の合理的レイアウトが実現され、投入モジュール100の吐水水圧が上昇するとの顕著な技術的進歩が得られる。
図1~図9に示すように、本実施例において、本体1の底壁は、対向して掛合する上部17と下部18から構成される。上部17と下部18の外周は密封状に接続され、上部17と下部18の対向面の間に密封状の隙間空間が形成される。上部17及び/又は下部18の対向面には相対的に突出する突出リブが設けられており、突出リブが上部17と下部18の間の隙間空間を給水水路5に分割する。これにより、上部17と下部18が密封状に掛合されたあと、水流を通過させる水路を内部に有する投入モジュール100の底壁構造が形成される。
好ましくは、本実施例において、上部17と下部18の接続箇所は、クラッディング技術により密封状に接続される。これにより、上部17と下部18の対応接続箇所の密封性を保証することで、掛合後に、密封され且つ水流を通過させる流路を形成する。
図1~図9に示すように、本実施例において、給水水路5の両端は、本体1に設けられる入水口7及び吐水構造8とそれぞれ連通する。また、給水水路5の中央部には吸引口が設けられており、吸引口が投入ユニットの投入出口と連通する。投入ユニットの投入出口は、投入ユニットの貯液ケース2内に貯えられている添加剤を吸い出す吐液端である。これにより、吸い出された添加剤が吸引口を経由して給水水路5に投入されることで、添加剤を投入するとの効果が達成される。
本実施例において、本体1の側壁には、上下に垂直に延伸する入水室11が設けられている。入水室11は、上部が本体1の側壁に開設された入水口7と連通し、底部が給水水路5の入水端と連通する。入水室11を設置し、入水水流を緩衝することで、入水の安定性が保証される。且つ、本実施例において、入水室11の断面積は給水水水路5の断面積以上である。これにより、入水室11を経由して給水水路に注入される水流の水圧が増大するため、投入される添加剤及び給水水路5の内壁に対する水流の押し流し効果が向上する。
図1~図9に示すように、本実施例において、本体1の底壁には一時貯蔵室12が設けられており、給水水路5が一時貯蔵室12を通過している。一時貯蔵室12には、投入ユニットの投入出口と連通する吸引口が設けられている。これにより、投入ユニットが投入する添加剤を一時貯蔵室12内に直接投入可能となるため、一時貯蔵室12の吸引回数を利用すれば、投入される添加剤についての定量的な測定を実現し得る。好ましくは、計量と連携させるために、投入ユニットが1回の動作時に投入する量は、一時貯蔵室12をちょうど満杯にする量か、所定の液位に達する量とすればよい。これにより、投入ユニットの動作回数と、一時貯蔵室12の押し流し回数を測定するだけで、投入される添加剤を定量的に測定するとの効果を達成可能となる。
本実施例において、一時貯蔵室12の上流及び下流の給水水路5部分には、水流の方向を変化させる少なくとも1つの屈曲部が備わっており、屈曲部を利用して、一時貯蔵室12を通過する水流の流速を調整可能とする。これにより、一時貯蔵室内を通過する水流の流速を低下させることで、投入される添加剤に対する通過水流の押し流し効果を向上させて、水路内における添加剤の残留を減少させるとともに、添加剤と通過水流との混合度合を向上させる。
図1~図9に示すように、本実施例において、吐水構造は、本体1の底壁内に設けられる吐水室13である。吐水室13は、一方の側に吐水口15が設けられており、対向する他方の側が給水水路5の吐水端と連通する。好ましくは、本実施例において、吐水室13内には均水リブ14が設けられている。均水リブ14は、吐水室13を吐水口15と連通する第1部分と、給水水路5の吐水端と連通する第2部分に分割する。均水リブ14には複数の間隙が間隔を置いて開設されており、各間隙が第1部分と第2部分を連通させている。これにより、吐水水流は、均水リブ14の作用で均一に各所へと分流し、吐水口15の異なる位置から均一に流出するため、投入モジュールの吐水の均一性が向上する。
本実施例において、吐水室13は、吐水方向に沿って吐水口側に向かうほど高さが徐々に増大する錐状室となっている。これにより、吐水断面積が増大するため、吐水水流の拡散性が向上し、吐水水流のカバー範囲が拡大される。
本実施例において、給水水路5は並列に接続される複数の支路を有する。各支路は、投入ユニットの投入出口をそれぞれ通過して、対応する投入ユニットが吸い出した添加剤を投入する。好ましくは、各支路は一時貯蔵室12をそれぞれ通過する。一時貯蔵室12には吸引口が設けられており、各吸引口は対応する投入ユニットにそれぞれ接続される。これにより、各投入ユニットが、対応する一時貯蔵室内に一対一で対応するよう添加剤を投入したあと、通過する水流が給水水路5内へと押し流す。
図1~図9に示すように、本実施例において、給水水路5は主路23を含む。主路23は、入水端が入水室11と連通し、吐水端が吐水構造8と連通する。主路23には複数の支路が並列に接続されている。各支路の両端はいずれも主路23に接続されており、且つ、支路の入水端と主路23との接続箇所が吐水端と主路23との接続箇所の上流に位置する。各支路は、それぞれ、投入ユニットの投入出口と連通する一時貯蔵室12を通過する。
上記のように設置して、各投入ユニットの投入出口から吸い出された添加剤を同一の水路に合流させることで、異なる添加剤をそれぞれ投入するとの目的が実現される。且つ、上記のように設置して、給水水路全体を互いに連通させることで、異なる添加剤を投入する際に通過する水流が、給水水路全体と、異なる添加剤を投入する支路とを同時に洗い流し得るとの目的が実現されるため、水路内における添加剤の残留量を減少させるとの効果が達成される。
好ましくは、図1~図9に示すように、本実施例において、主路23には3本の支路が並列に接続されている。第1支路24は、入水端が入水室11と連通し、吐水端が主路23における入水端に近接する箇所と連通する。また、第1支路24の中央部は第1一時貯蔵室27を通過する。第1一時貯蔵室27には第1吸引口が設けられ、第1吸引口は第1投入ユニットと連通する。これにより、第1投入ユニットの第1貯液ケース36内に貯えられている添加剤は、第1吸引ポンプ30の駆動を受けて、第1吸引水路33を経由して第1一時貯蔵室27内に吸い込まれると、第1支路24を通過する水流に伴われて主路23内に押し流される。こうして、第1種の添加剤を投入するとの目的が実現される。
第2支路25の入水端と吐水端は近接して設置され、且つ主路23の中央部と連通する。第2支路25の入水端と吐水端はいずれも第1支路24の吐水端の下流方向に位置する。また、第2支路25の中央部は第2一時貯蔵室28を通過する。第2一時貯蔵室28には第2吸引口が設けられ、第2吸引口は第2投入ユニットと連通する。これにより、第2投入ユニットの第2貯液ケース37内に貯えられている添加剤は、第2吸引ポンプ31の駆動を受けて、第2吸引水路34を経由して第2一時貯蔵室28内に吸い込まれると、第2支路25を通過する水流に伴われて主路23内に押し流される。こうして、第2種の添加剤を投入するとの目的が実現される。
第3支路26の入水端と吐水端は近接して設置され、且つ主路23の吐水端と連通する。また、第3支路26の中央部は第3一時貯蔵室29を通過する。第3一時貯蔵室29には第3吸引口が設けられ、第3吸引口は第3投入ユニットと連通する。これにより、第3投入ユニットの第3貯液ケース38内に貯えられている添加剤は、第3吸引ポンプ32の駆動を受けて、第3吸引水路35を経由して第3一時貯蔵室29内に吸い込まれると、第3支路26を通過する水流に伴われて主路23内に押し流される。こうして、第3種の添加剤を投入するとの目的が実現される。
本実施例において、前記投入ユニットは、例えば、上記実施例1で述べた投入ユニット構造のような、添加剤投入機能を実現可能な従来のいずれかの装置としてもよい。図1~図9に示すように、前記投入ユニットは、貯液ケース2及び吸引ポンプ4を含む。吸引ポンプ4は、入口が吸液水路6を介して貯液ケース2に接続され、出口が給水水路5に接続される。吸液水路6は、給水水路5と同様に本体1の底壁の内部に統合的に設置可能である。吸引ポンプ4の出口は、投入ユニットの添加剤投入出口を構成し、給水水路5と直接連通してもよいし、給水水路5が通過する一時貯蔵室12に接続されてもよい。上記のように設置して、吸引装置により貯液ケース2内に貯えられている添加剤を給水水路5に吸引可能とすることで、貯えられている添加剤を吸引して投入するとの目的を実現可能となる。
図1~図9に示すように、本発明の実施例では洗濯機について説明する。前記洗濯機はケーシングを含む。ケーシングには、上記実施例のいずれかで述べた投入モジュール100が取り付けられている。ケーシングには、投入モジュール100の引出口19に対向して開設される開口20が設けられている。投入モジュール100の入水口7は洗濯機の入水管に接続され、吐水構造8から流出する水流は洗濯機の槽内に流れ込む。
本発明の実施例において、前記洗濯機は、例えば、パルセータ式洗濯機、ドラム式洗濯機等の従来のいずれかの構造の衣類洗浄機器とすることができる。且つ、本発明の実施例で述べる洗濯機は、槽が洗濯機に貯水のための外槽機能のみを持たせる貯水槽である通常の洗濯機としてもよいし、槽が内槽と外槽の機能を兼ね備えており、脱水孔を有さず、排水口の開閉を制御可能な貯水槽のみを有するクリーニング不要の孔無し内槽洗濯機としてもよい。また、槽内には、例えば、パルセータや攪拌棒など、水流を攪動して衣類を洗浄するためのその他の洗浄ユニットを設置してもよい。
図1~図9に示すように、本実施例において、前記洗濯機はパルセータ式洗濯機であって、ケーシング内に設置される槽を含む。また、槽の軸線は垂直に設けられ、槽口は上向きに開設される。本実施例において、洗濯機のケーシングは、天井部に設けられるコントロールパネルベース200を含み、投入モジュール100は制御モジュール200の内部に取り付けられる。コントロールパネルベース200には、投入モジュール100の挿接溝3における引出口19と対向する開口20が開設されている。本実施例において、洗濯機のコントロールパネルベース200は環状をなしており、環状のコントロールパネルベース200の中央部が衣類投入口を構成している。また、環状のコントロールパネルベース200の内部は中空状に設置されて取付室を形成している。添加剤自動投入モジュール100は取付室内に取り付けられる。また、環状のコントロールパネルベース200の内周壁には、貯液ケース2を挿通するための開口20が設けられている。好ましくは、開口20は、ユーザによる貯液ケース2の引き出し及び取り付けが容易となるよう、環状のコントロールパネルベース200の内周壁における後側面に位置する。
本実施例において、投入モジュール100の本体1は、コントロールパネルベース200の内壁に組み付けられる。本体1は、挿接溝3を直接取り囲んでもよいし、貯液ケース2を然るべく引き出し及び取り付けるための挿接溝3を本体1とコントロールパネルベース200の内壁により共同で取り囲んでもよい。挿接溝3の開口は、投入モジュールの本体1の外表面に位置して、貯液ケース2を挿通するための引出口19を形成する。コントロールパネルベース200の開口20は、投入モジュール100の本体1における引出口19に一対一で対応するよう開設される。貯液ケース2は、上記開口20、引出口19に順に挿通されたあと、挿接溝3内に然るべく挿入されて取り付けられる。
本実施例において、投入モジュール100には3つのインクカートリッジ式の貯液ケース2が設けられる。各インクカートリッジ式の貯液ケース2内には、例えば、洗剤、着香剤、柔軟剤、消毒剤等の異なるカテゴリの添加剤をそれぞれ収容可能である。これにより、異なるカテゴリの添加剤を別々に、或いは組み合わせて然るべく投入し得るため、洗濯機が異なるカテゴリのプログラムを然るべく実行する際に、異なるカテゴリの添加剤を利用して衣類を然るべく処理することが可能となる。且つ、本発明の実施例において、投入モジュール100の各インクカートリッジ式の貯液ケース2内には、例えば、超濃縮、濃縮、通常、低泡性等の異なる濃度の洗剤をそれぞれ貯えてもよい。これにより、洗濯機が異なる洗浄プログラムを実行する際に、相応のカテゴリの洗剤を然るべく投入することで、異なる衣類を然るべく洗浄して、洗濯機の洗浄効果を向上させるとの目的を達成可能となる。
以上の記載は本発明の好ましい実施例にすぎず、本発明を何らかの形式に制限するものではない。本発明については好ましい実施例によって上記のように開示したが、本発明を限定するとの主旨ではない。本発明の技術方案を逸脱しない範囲において、当業者が上記で提示した技術内容を用いて実施可能なわずかな変更或いは改変は、同等に変形された等価の実施例であって、いずれも本発明の技術方案の内容を逸脱するものではない。また、本発明の技術的本質に基づいて上記の実施例に加えられる任意の簡単な修正、同等の変形及び改変は、いずれも本発明の方案の範囲に属する。
100 投入モジュール
200 コントロールパネルベース
1 本体
2 貯液ケース
3 挿接溝
4 吸引ポンプ
5 給水水路
6 吸液水路
7 入水口
8 吐水構造
9 導液接続部
10 容器接続部
11 入水室
12 一時貯蔵室
13 吐水室
14 均水リブ
15 吐水口
16 吐液口
17 上部
18 下部
19 引出口
20 開口
21 弁体
22 バネ
23 主路
24 第1支路
25 第2支路
26 第3支路
27 第1一時貯蔵室
28 第2一時貯蔵室
29 第3一時貯蔵室
30 第1吸引ポンプ
31 第2吸引ポンプ
32 第3吸引ポンプ
33 第1吸液水路
34 第2吸液水路
35 第3吸液水路
36 第1貯液ケース
37 第2貯液ケース
38 第3貯液ケース

Claims (19)

  1. 内部に挿接溝が設けられた本体を含む添加剤自動投入モジュールであって、
    添加剤を貯える密封収容室を構成し、引き出し可能に挿接溝内に取り付けられる貯液ケースと、
    本体に統合的に設置される給水水路と、
    貯液ケース内に貯えられている添加剤を給水水路内に吸い込み、通過する水流に伴って投入する吸引装置、を含むことを特徴とする添加剤自動投入モジュール。
  2. 本体は、一方の側に引出口を有し、対向する他方の側に吸引装置が取り付けられており、引出口は、挿接溝を本体の外部と連通させて、貯液ケースを挿接溝から引き出すための、及び/又は、挿接溝に押し込むための開口を形成するために用いられ、貯液ケースは、挿接溝へ挿入される一端に吐液口が設けられており、吐液口は、吸引装置を介して貯液ケースの密封収容室を給水水路に接続することを特徴とする請求項1に記載の添加剤自動投入モジュール。
  3. 前記吸引装置は本体に取り付けられ、入口が貯液ケースの吐液口と連通し、出口が給水水路と連通し、
    好ましくは、本体には給水水路が通過する一時貯蔵室が設けられており、吸引装置の出口は一時貯蔵室と連通し、
    より好ましくは、吸引装置は、入口から出口方向に向かって一方向にのみ開通可能な吸引ポンプであることを特徴とする請求項1に記載の添加剤自動投入モジュール。
  4. 本体には吸液水路が統合的に設けられており、吸液水路は、一端が吸引装置の入口と連通し、他端が導液構造を介して貯液ケースの吐液口と連通し、
    好ましくは、前記導液構造は、本体の挿接溝内に設置されて吸液水路と連通する導液接続部を含み、貯液ケースの吐液口には、導液接続部に適合して開通する容器接続部が設けられており、容器接続部には、導液接続部の当接の作用により吐液口を開放し、常態では吐液口を閉止する弁体が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の添加剤自動投入モジュール。
  5. 給水水路は本体の底壁の内部に統合的に設置され、給水水路の両端は、本体に設けられる入水口及び吐水構造とそれぞれ連通し、給水水路の中央部は吸引装置を介して貯液ケースと連通することを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の添加剤自動投入モジュール。
  6. 本体の内部は、間隔を置いて並ぶ複数の挿接溝に分割されており、各挿接溝には、外部に引き出し可能な複数の貯液ケースがそれぞれ取り付けられており、各貯液ケースの吐液口は、それぞれ一対一で対応する吸引装置を介して給水水路と連通し、
    好ましくは、各挿接溝の引出口は本体の同一側に開設されることを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の添加剤自動投入モジュール。
  7. 給水水路は各吸引装置の出口を順に通過しており、各吸引装置により吸い出された添加剤が同一の給水水路を経由して投入され、
    或いは、給水水路は並列に接続される複数の支路に分割されており、各支路が各吸引装置の出口にそれぞれ一対一で対応して連通し、
    或いは、給水水路の主路に複数の支路が接続されており、各支路が各吸引装置の出口にそれぞれ一対一で対応して連通することを特徴とする請求項6に記載の添加剤自動投入モジュール。
  8. 添加剤自動投入モジュールであって、
    投入モジュールの本体における底壁の内部には給水水路が統合的に設置されており、本体内に設けられる投入ユニットが添加剤を給水水路に投入することを特徴とする添加剤自動投入モジュール。
  9. 本体の底壁は、対向して掛合する上部と下部から構成され、上部と下部の外周は密封状に接続され、上部と下部の対向面の間に密封状の隙間空間が形成され、上部及び/又は下部の対向面には相対的に突出する突出リブが設けられており、突出リブが上部と下部の間の隙間空間を給水水路に分割し、
    好ましくは、上部と下部の接続箇所はクラッディング技術により密封状に接続されることを特徴とする請求項8に記載の添加剤自動投入モジュール。
  10. 給水水路の両端は、本体に設けられる入水口及び吐水構造とそれぞれ連通し、給水水路の中央部には吸引口が設けられており、吸引口は投入ユニットと連通することを特徴とする請求項9に記載の添加剤自動投入モジュール。
  11. 本体の側壁には、上下に垂直に延伸する入水室が設けられており、入水室は、上部が本体の側壁に開設された入水口と連通し、底部が給水水路の入水端と連通することを特徴とする請求項9に記載の添加剤自動投入モジュール。
  12. 本体の底壁には一時貯蔵室が設けられており、給水水路が一時貯蔵室を通過しており、前記一時貯蔵室には吸引口が設けられており、吸引口は、投入ユニットが吸い出した添加剤を一時貯蔵室に流入させるために用いられ、
    好ましくは、一時貯蔵室の上流及び下流の給水水路部分には、水流の方向を変化させる少なくとも1つの屈曲部が備わっていることを特徴とする請求項11に記載の添加剤自動投入モジュール。
  13. 吐水構造は、本体の底壁内に設けられる吐水室であり、吐水室は、一方の側に吐水口が設けられており、対向する他方の側が給水水路の吐水端と連通し、
    好ましくは、吐水室内には均水リブが設けられており、均水リブは、吐水室を吐水口と連通する第1部分と、給水水路の吐水端と連通する第2部分に分割し、均水リブには複数の間隙が間隔を置いて開設されており、各間隙が第1部分と第2部分を連通させており、
    更に好ましくは、吐水室は、吐水方向に沿って吐水口側に向かうほど高さが徐々に増大する錐状室となっていることを特徴とする請求項11に記載の添加剤自動投入モジュール。
  14. 給水水路は並列に接続される複数の支路を有し、各支路は、投入ユニットの投入出口をそれぞれ通過して、対応する投入ユニットが吸い出した添加剤を投入し、
    好ましくは、前記一時貯蔵室は複数であり、各支路は一時貯蔵室をそれぞれ通過し、一時貯蔵室には吸引口が設けられており、各吸引口は対応する投入ユニットにそれぞれ接続されることを特徴とする請求項8~13のいずれか1項に記載の添加剤自動投入モジュール。
  15. 給水水路は主路を含み、主路は、入水端が入水室と連通し、吐水端が吐水構造と連通し、
    主路には複数の支路が並列に接続されており、各支路の両端はいずれも主路に接続されており、且つ、支路の入水端と主路との接続箇所が吐水端と主路との接続箇所の上流に位置し、各支路は、それぞれ、投入ユニットの投入出口を通過することを特徴とする請求項14に記載の添加剤自動投入モジュール。
  16. 投入ユニットは貯液ケース及び吸引装置を含み、吸引装置は、入口が吸液水路を介して貯液ケースに接続され、出口が給水水路に接続され、吸液水路は本体の底壁の内部に統合的に設置されることを特徴とする請求項8~13のいずれか1項に記載の添加剤自動投入モジュール。
  17. ケーシングを含む洗濯機であって、
    ケーシングには、前記請求項1~16のいずれか1項に記載の添加剤自動投入モジュールが取り付けられており、ケーシングには、添加剤自動投入モジュールの引出口に対向して開設される開口が設けられており、投入モジュールの入水口は洗濯機の入水管に接続され、吐水構造から流出する水流は洗濯機の槽内に流れ込むことを特徴とする洗濯機。
  18. ケーシングは、天井部に設けられるコントロールパネルベースを含み、投入モジュールは制御モジュールの内部に取り付けられ、コントロールパネルベースには、添加剤自動投入モジュールの挿接溝における引出口と対向する開口が開設されており、
    好ましくは、コントロールパネルベースは環状をなしており、環状のコントロールパネルベースの中央部が衣類投入口を構成しており、環状のコントロールパネルベースの内部は中空状に設置されて取付室を形成しており、添加剤自動投入モジュールは取付室内に取り付けられ、環状のコントロールパネルベースの内周壁には、貯液ケースを挿通するための開口が設けられていることを特徴とする請求項17に記載の洗濯機。
  19. 添加剤自動投入モジュールの本体はコントロールパネルベースの内壁に組み付けられ、貯液ケースを然るべく挿入して取り付けるための挿接溝は、本体により直接取り囲まれるか、本体とコントロールパネルベースの内壁により共同で取り囲まれ、挿接溝の開口は、本体の外表面に位置して貯液ケースを挿通するための引出口を形成することを特徴とする請求項18に記載の洗濯機。
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