JP2023553119A - 構造水培地からの発酵体及びそれを含む化粧品組成物 - Google Patents

構造水培地からの発酵体及びそれを含む化粧品組成物 Download PDF

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Abstract

少なくとも1種のプレバイオティック活性成分、構造水成分、及び少なくとも1種のプロバイオティック微生物を含む発酵混合物からの発酵体を含む化粧品組成物が開示される。発酵体は、少なくとも1種の化粧品活性成分をさらに含み得る。化粧品組成物を適用することによって皮膚のコラーゲン生成を増加させる方法も開示される。【選択図】なし

Description

関連する特許出願の相互参照
本出願は、全体が参照により本明細書に組み込まれる、2020年12月9日に出願された米国仮特許出願第63/123,441号からの優先権の利益を主張する。
技術分野
本開示は、少なくとも1種のプレバイオティック化粧品成分、構造水成分、及び少なくとも1種のプロバイオティック微生物を含む発酵混合物からの発酵体に関する。発酵体は、少なくとも1種の化粧品活性成分をさらに含んでもよい。本開示はまた、発酵体を含む化粧品組成物に関する。
細胞外マトリックスの成分であるコラーゲンは、皮膚線維芽細胞によって生成される主要な基質タンパク質である。それは、生体タンパク質の総重量の約30%を占める重要なタンパク質であり、強固な三重らせん構造を有する。コラーゲンは、皮膚、腱、骨及び歯における、特に骨及び皮膚(真皮)における有機物の大部分を形成する。大部分の他のふるい構造は、繊維状封入体として存在する。コラーゲンの主な機能は、皮膚の機械的な堅さを助けることである。しかし、コラーゲンは、加齢、及び紫外線照射による光老化によって低減し、このことは、皮膚のしわ形成と密接に関係することが知られている。コラーゲンはまた、損傷した上皮を回復することによって創傷治癒において重要な役割を果たし、創傷が、迅速に、傷跡を残さずに回復することを可能にする。さらに、コラーゲンは、優れた引張強度を有し、多くの他のタイプのタンパク質とは異なる様式で機能する。コラーゲンは、細胞の内側及び外側の両方に見出される。コラーゲン線維は、細胞の外部構造への寄与において重要であり、それは、皮膚に張り及び強度を提供する。しかし、人々が加齢するにつれ、コラーゲン分解が起こり、コラーゲン生成が減少し、しわを引き起こす。そのため、コラーゲンは、しわの低減にとって、及び皮膚に対する加齢の目に見える影響の低減にとって重要である。
従来から、皮膚に対するコラーゲンの効果を生かすために、外用化粧品組成物中にコラーゲンを含有する製品が利用される。しかし、このような製品は、皮膚表面に適用される場合、皮膚を通して吸収することが困難であり、それらは、その経皮的効果を達成することができない。また、このような製品は、刺激及び赤みなどの問題により使用が制限されるか、又は美容効果がわずかであり、したがって、皮膚機能を改善する効果が期待どおりに得られない。したがって、既存の組成物よりも効果的であり、コラーゲン生成を促進できる新規化粧品組成物の開発に対する緊急の必要性がある。
発酵は、微生物の酵素を使用して有機物を分解するプロセスである。微生物を使用した発酵は、毒性レベルを低減するか、分子量を低下させるか、又は経皮吸収を促進し、それにより、バイオアベイラビリティを改善する。その上、発酵体は、それ自体で、発酵を通じて増強される効果を示し、それにより、発酵前には見られなかった効果を発揮する。
本開示は、抗酸化能力、しわ改善、皮膚ライトニング、皮膚ブライトニング及びコラーゲン生成において予想外に効果的な新規発酵体を対象とする。本開示はまた、発酵体を含む化粧品組成物を対象とする。
概要
少なくとも1種のプレバイオティック化粧品成分、構造水成分、及び少なくとも1種のプロバイオティック微生物を含む発酵混合物からの発酵体(ferment)が提供される。発酵体は、少なくとも1種の化粧品活性成分をさらに含んでもよい。
少なくとも1種のプレバイオティック活性成分は、アロエ、マンゴー、アロニアベリー、ラズベリー、ホウレンソウ、チェリーブロッコリー、タルトチェリー、リンゴ、マッシュルーム、ブドウジュース、ビート、ブルーベリー、ブラックベリー、アサイー、コーヒー、ショウガ、クランベリー、ラズベリー、アロエゲル、ココナッツ水、ザクロ、マンゴー、アプリコット、レチノール、ラズベリー、ラベンダー、蜂蜜、カルダモン、トリュフ、ヒアルロン酸、及びそれらの混合物からなる群から選択され得る。好ましい少なくとも1種のプレバイオティック活性成分は、アロエ、ブドウジュース、ビート、レチノール、ラベンダー、蜂蜜、及びヒアルロン酸を含み得る。より好ましい少なくとも1種のプレバイオティック活性成分は、アロエ及びヒアルロン酸を含み得る。最も好ましい少なくとも1種のプレバイオティック活性成分は、アロエを含み得る。
好ましいアロエは、アロエ・バルバデンシス(Aloe Barbadensis)葉粉末を含み得る。アロエ・バルバデンシス葉粉末は、発酵混合物の総重量に対して、約0.001重量%~約20重量%の量で存在してもよい。
発酵混合物は、ヒアルロン酸をさらに含んでもよい。アロエ・バルバデンシス葉粉末及びヒアルロン酸の組み合わされた量は、発酵混合物の総重量に対して、約0.0001重量%~約30重量%であってもよい。
構造水成分は、I水及びS水を含み得る。
少なくとも1種のプロバイオティック微生物は、ビフィドバクテリウム(Bifidobacterium)属、ラクトバチルス(Lactobacillus)属、エンテロコッカス(Enterococcus)属、ストレプトコッカス(Streptococcus)属、スタフィロコッカス(Staphylococcus)属、ストレプトコッカス、サッカロミセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)、サッカロミセス・ブラウディ(Saccharomyces boulardii)、及びそれらの混合物からなる群から選択される株であってもよい。好ましい少なくとも1種のプロバイオティック微生物は、ビフィドバクテリウム属及びラクトバチルス属からなる群から選択される株であり得る。より好ましい少なくとも1種のプロバイオティック微生物は、ラクトバチルス属であり得る。
発酵体は、少なくとも1種の化粧品活性成分をさらに含んでもよい。少なくとも1種の化粧品活性成分は、アロエ・バルバデンシス葉多糖、マンゴー、アロニアベリー、ラズベリー、ホウレンソウ、チェリーブロッコリー、タルトチェリー、リンゴ、マッシュルーム、ブドウジュース、ビート、ブルーベリー、ブラックベリー、アサイー、コーヒー、ショウガ、クランベリー、ラズベリー、アロエゲル、ココナッツ水、ザクロ、マンゴー、アプリコット、レチノール、ラズベリー、ラベンダー、蜂蜜、カルダモン、トリュフ、ヒアルロン酸、及びそれらの混合物からなる群から選択され得る。好ましい少なくとも1種の化粧品活性成分は、アロエ・バルバデンシス葉多糖、ブドウジュース、ビート、レチノール、ラベンダー、蜂蜜、及びヒアルロン酸を含み得る。より好ましい少なくとも1種の化粧品活性成分は、アロエ・バルバデンシス葉多糖及びヒアルロン酸を含み得る。最も好ましい少なくとも1種の化粧品活性成分は、アロエ・バルバデンシス葉多糖を含み得る。
発酵体は、構造水を含んでもよい。構造水成分は、発酵体の総重量に対して、約1重量%~約99.5重量%、発酵体中に存在してもよい。I水は、発酵体の約1重量%~約60重量%の量で存在してもよい。S水は、発酵体の約1重量%~約60重量%の量で存在してもよい。
発酵体は、抽出物、溶解物、又は濾液の形態であってもよい。
少なくとも1種のプレバイオティック化粧品成分、構造水成分、及び少なくとも1種のプロバイオティック微生物を含む発酵混合物からの発酵体を含む化粧品組成物も提供される。発酵体は、化粧品組成物の総重量に対して、約0.0001重量%~約30重量%存在してもよい。
化粧品組成物は、スキンローション、スキンソフナー、スキントナー、アストリンゼント、ローション、ミルクローション、保湿ローション、栄養ローション、マッサージクリーム、フェイシャルマスク、フェイシャルクレンザー、栄養クリーム、保湿クリーム、ハンドクリーム、ファンデーション、エッセンス、栄養エッセンス、クレンジングフォーム、クレンジングローション、クレンジングクリーム、ボディローション、ボディマスク、又はボディクレンザーである。
ヒトの皮膚におけるコラーゲン生成を増加させる方法が提供される。方法は、少なくとも1種のプロバイオティック微生物、プレバイオティック活性成分及び構造水成分を含む発酵混合物からの発酵抽出物を含む化粧品組成物を適用するステップを含む。最も好ましいプレバイオティック活性成分は、アロエ・バルバデンシス葉粉末を含み得る。構造水成分は、I水及びS水を含み得る。組成物は、1日1回、2回若しくは3回、又は夜就寝する前に、局所的に適用されてもよい。組成物は、局所適用時に、皮膚の水分補給及び保湿を最大100時間増強してもよく、皮膚に対して皮膚ブライトニング及び皮膚ライトニング効果を提供する。
本明細書に開示される寸法及び値は、列挙される正確な数値に厳密に限定されるものとして理解されるべきではない。その代わりに、別段の指定がない限り、このような各寸法は、列挙される値と、その値を囲む機能的に等価な範囲との両方を意味することが意図される。実施例及び比較例、又は別段明示的に示される場合を除き、材料の量若しくは比、又は反応の条件、材料の物理的特性、並びに/又は使用を示す本説明中のすべての数字は、「約」という語によって修飾されているものとして理解されるべきである。別段の指定がない限り、すべての量は、最終組成物の重量による。
用語「活性成分」又は「活性剤」又は「化粧剤」は、皮膚に利益をもたらすために利用される化粧剤を意味する。「活性成分」又は「活性剤」又は「化粧剤」は、対象の皮膚に変化を引き起こすか、又は検討中の利益をもたらし、したがって、所望される、期待される、又は意図される結果を達成するのを助けるであろう。本発明による用語「活性成分」又は「活性剤」又は「化粧剤」は、組成物/配合物中に存在し得る、化粧品として許容される賦形剤又は担体を含む。
用語「予防する」及び「予防すること」は、皮膚又は毛髪の状態の再発、広がり又は発症の予防を含む。本発明が完全な予防に限定されることは意図されない。
用語「対象」は、任意の哺乳動物、好ましくはヒトを指す。
用語「局所的」は、皮膚に対する1つ又は複数の薬剤(例えば、化粧剤、ビタミンなど)の投与を指す。
用語「経皮的」又は「局所的」は、(例えば、粒子集団の少なくとも一部分が、皮膚の下層に到達するような)皮膚を通した薬剤(例えば、化粧剤、皮膚科学剤、ビタミンなど)の送達を指す。
用語「阻害すること」、「低下させること」、若しくは「予防」、又はこれらの用語の任意の変形は、特許請求の範囲及び/又は本明細書において使用される場合、所望の結果を達成するための任意の測定可能な減少又は完全な阻害を含む。
用語「効果的」(「有効(な)」(effective))は、この用語が本明細書及び/又は特許請求の範囲において使用される場合、所望される、期待される、又は意図される結果を達成するのに十分であることを意味する。
用語「構造水」は、本明細書及び/又は特許請求の範囲で使用される場合、イオンの安定化されたクラスターを含有する水を意味し、これは、米国特許第6,139,855号、同第6,1356,30号、同第6,451,328号、同第6,905,523号、並びに米国特許出願第02/12,326号、同第11/673,119号及び同第11/421,834号に開示され、これらの開示内容全体は、参照により本明細書に組み込まれる。
用語「I水」は、本明細書及び/又は特許請求の範囲で使用される場合、構造水の酸性画分を意味し、これは、米国特許第6,139,855号、同第6,1356,30号、同第6,451,328号、同第6,905,523号、並びに米国特許出願第02/12,326号、同第11/673,119号及び同第11/421,834号に開示され、これらの開示内容全体は、参照により本明細書に組み込まれる。
用語「S水」は、本明細書及び/又は特許請求の範囲で使用される場合、構造水の塩基性画分を意味し、これは、米国特許第6,139,855号、同第6,1356,30号、同第6,451,328号、同第6,905,523号、並びに米国特許出願第02/12,326号、同第11/673,119号及び同第11/421,834号に開示され、これらの開示内容全体は、参照により本明細書に組み込まれる。
発酵体は、少なくとも1種のプレバイオティック化粧品成分、構造水成分、及び少なくとも1種のプロバイオティック微生物を含む発酵混合物から製造され得る。したがって、本出願人らは、発酵混合物中の構造水成分を利用することによって、新規発酵体を達成することができた。
少なくとも1種のプレバイオティック化粧品成分は、アロエ、アロニアベリー、ラズベリー、ホウレンソウ、チェリーブロッコリー、タルトチェリー、リンゴ、マッシュルーム、ブドウジュース、ビート、ブルーベリー、ブラックベリー、アサイー、コーヒー、ショウガ、クランベリー、ラズベリー、ココナッツ水、ザクロ、マンゴー、アプリコット、レチノール粉末、ラズベリー粉末、ラベンダー、蜂蜜、カルダモン、トリュフ、ヒアルロン酸又はそれらの混合物からなる群から選択され得る。好ましい少なくとも1種のプレバイオティック化粧品成分は、アロエに由来し得る。より好ましい少なくとも1種のプレバイオティック化粧品成分は、アロエ・バルバデンシス・ミラー(Aloe barbadensis Miller)に由来し得る。
少なくとも1種のプレバイオティック化粧品成分が植物に由来する場合、関連する植物部分は、葉、茎、花、根、種子、果実、塊茎、又は子葉鞘であってもよい。好ましい植物部分は、葉、茎、花、又は果実であり得る。より好ましい植物部分は、葉であり得る。
少なくとも1種のプレバイオティック化粧品成分は、粉末、液体、半水性液体の形態、又は濃縮された形態で存在してもよい。好ましい形態は、粉末である。
最も好ましいプレバイオティック化粧品成分は、アロエ・バルバデンシス葉粉末である。
プレバイオティック化粧品成分は、発酵混合物の総重量に対して、約0.00001%~約20%、好ましくは約0.0001%~約10%、より好ましくは約0.001%~約5%、最も好ましくは約0.01%~約3%の範囲の量で発酵混合物中に存在してもよく、ここで言及されるすべてのパーセンテージは重量による。
アロエ・バルバデンシス葉粉末は、収穫時から4時間以内にアロエ・バルバデンシス・ミラーの葉を加工することによって製造され得る。アロエの内側のフィレ(inner fillet)が抽出され、繊維が除去され、一方、アロインは木炭吸収によって除去され、濾過され、低温殺菌され、濃縮される。次いで、濃縮物は、含水率7%未満の粉末形態に噴霧乾燥される。粉末は、保存剤又はマトリックスを含まず、少なくとも10%の多糖(例えば、限定することなく、デンプン、セルロース、グリコーゲン、ペプチドグリカンなど)を含む。
構造水成分は、米国特許第6139855号、同第6135630号、同第6451328号、同第6905523号、並びに米国特許出願第US02/12326号、同第11/673,119号及び同第11/421,834号に記載され、これらすべては、それらの全体が本明細書に組み込まれる。構造水成分は、I水及びS水を含み得る。
構造水は、イオンの安定化されたクラスターを含有する水と定義される。構造水I(又は「I水」)は、R+(H)-(Cl-、PO4 3-、SO4 2-)イオンの安定化されたクラスターを含有する酸性画分(acid fraction)である。構造水S(又は「S水」)は、R+(OH)-n(Ca2+、Mg2+、Na+、K+など)イオンの安定化されたクラスターを含有する塩基性画分(basic fraction)である。好ましくは、I水は、約500~3000μSの導電率及び約2.0~3.0のpHを特徴とし、S水は、約600~2500μSの導電率及び約10~12のpHを特徴とし、それぞれは約250~450のμS/cm及び約7~7.5のpHを有する出発水から生じる。
構造水成分は、発酵混合物の総重量に対して、約80%~約99.999%、好ましくは約90%~約99.99%、より好ましくは約95%~約99.9%、最も好ましくは約98%~約99%の範囲の量で発酵混合物中に存在してもよく、ここで言及されるすべてのパーセンテージは重量による。
発酵培地中に構造水を使用することによって、驚くべき有利な有効性が達成され得ることは最も予想外である。
発酵体の有利な有効性が、最終発酵体となる構造水からもたらされないことも予想外であった。
プロバイオティック微生物(複数可)は、細胞成分の画分の形態で含まれてもよい。プロバイオティック微生物(複数可)又は画分(複数可)はまた、凍結乾燥粉末、培養上清の形態、及び/又は適切な場合、濃縮された形態で発酵体中に導入されてもよい。
少なくとも1種のプロバイオティック微生物は、子嚢菌綱(Ascomycetes)、例えばビフィドバクテリウム、ヤロウイア(Yarrowia)、クルイベロミセス(Kluyveromyces)、トルラスポラ(Torulaspora)、シゾサッカロミセス・ポンベ(Schizosaccharomyces pombe)、デバロミセス(Debaromyces)、カンジダ(Candida)、ピキア(Pichia)、アスペルギルス(Aspergillus)及びペニシリウム(Penicillium)、ビフィドバクテリウム属、バクテロイデス(Bacteroides)属、フソバクテリウム(Fusobacterium)属、メリッソコッカス(Melissococcus)属、プロピオニバクテリウム(Propionibacterium)属、エンテロコッカス属、ラクトコッカス(Lactococcus)属、スタフィロコッカス属、ペプトストレプトコッカス(Peptostrepococcus)属、バチルス(Bacillus)属、ペディオコッカス(Pediococcus)属、ミクロコッカス(Micrococcus)属、ロイコノストック(Leuconostoc)属、ワイセラ(Weissella)属、アエロコッカス(Aerococcus)属、オエノコッカス(Oenococcus)属及びラクトバチルス属の細菌、又はそれらの混合物からなる群から選択され得る。
プロバイオティック微生物はまた、限定することなく、細菌及び酵母の両方の属、例えば糖の発酵によって乳酸を生成する乳酸細菌、ラクトバチルスの種、例えばラクトバチルス・アシドフィルス(Lactobacillus acidophilus)、アミロボラス(amylovorus)、カゼイ(casei)、ラムノサス(rhamnosus)、ブレビス(brevis)、クリスパタス(crispatus)、デルブレッキイ(delbrueckii)(亜種ブルガリクス(bulgaricus)、ラクティス(lactis))、ファーメンタム(fermentum)、ヘルベティカス(helveticus)、ガリナラム(gallinarum)、ガセリ(gasseri)、ジョンソニイ(johnsonii)、パラカゼイ(paracasei)、プランタルム(plantarum)、ロイテリ(reuteri)、サリバリウス(salivarius)、アリメンタリウス(alimentarius)、カルバータス(curvatus)、カゼイ(亜種カゼイ(casei)、サケ(sake))、ゴッチ(Gocci)の種、例えばラクトコッカス・ラクティス(Lactococcus lactis)(亜種ラクティス(lactis)又はクレモリス(cremoris))、ロイコノストック・メセンテロイデス(Leuconstoc mesenteroides)(亜種デキストラニカム(Dextranicum))、ペディオコッカス・アシディラクティシ(Pediococcus acidilactici)、スポロラクトバチルス・イヌリナス(Sporolactobacillus inulinus)、ストレプトコッカス・サルバリウス(Streptococcus salvarius)(亜種サーモフィルス(Thermophilus))、ストレプトコッカス・サーモフィルス(Streptococcus thermophilus)、スタフィロコッカス・カルノーサス(Staphylococccus carnosus)、スタフィロコッカス・キシローサス(Staphylococcus xylosus)、ビフィドバクテリア(Bifidobacteria)又はビフィドバクテリウムの種、例えばビフィドバクテリウム・アドレスセンティス(Bifidobacterium adolescentis)、アニマリス(animalis)、ビフィダム(bifidum)、ブレーベ(breve)、ラクティス(lactis)、ロングム(longum)、インファンティス(infantis)、シュードカテヌラツム(pseudocatenulatum)、酵母、例えばサッカロミセス(セレビシエ又はブラウディ)、又は他の胞子形成細菌、例えばバチルス(セレウス変種トヨ(cereus var toyo)又はサブティリス(subtilis))、バチルス・コアグランス(Bacillus coagulans)、バチルス・リケニフォルミス(Bacillus licheniformis)、エシェリヒア・コリ株ニッスル(Escherichia coli strain nissle)、プロピオニバクテリウム・フリューデンレイッヒイ(Propionibacterium freudenreichii)、又はそれらの混合物を含み得る。
好ましい少なくとも1種のプロバイオティック微生物は、ビフィドバクテリウム属及びラクトバチルス属からなる群から選択される株であり得る。より好ましい少なくとも1種のプロバイオティック微生物は、ラクトバチルス属に由来し得る。
ラクトバチルス属の例としては、限定することなく、ラクトバチルス、ラクトバチルス・アシドフィルス、ラクトバチルス・アミロボラス、ラクトバチルス・カゼイ、ラクトバチルス・ラムノサス、ラクトバチルス・ブレビス、ラクトバチルス・クリスパタス、ラクトバチルス・デルブレッキイ、ラクトバチルス・ファーメンタム、ラクトバチルス・ヘルベティカス、ラクトバチルス・ガリナラム、ラクトバチルス・ガセリ、ラクトバチルス・ジョンソニイ、ラクトバチルス・パラカゼイ、ラクトバチルス・プランタルム、ラクトバチルス・ロイテリ、ラクトバチルス・サリバリウス、ラクトバチルス・アリメンタリウス、ラクトバチルス・カルバータス、ラクトバチルス・カゼイ、ラクトバチルス・サケ、ラクトコッカス・ラクティス、ラクトコッカス・ラクティス、ロイコノストック・メセンテロイデス、ペディオコッカス・アシディラクティシ、スポロラクトバチルス・イヌリナス、ストレプトコッカス・サルバリウス、ストレプトコッカス・サーモフィルス、スタフィロコッカス・カルノーサス、スタフィロコッカス・キシローサス、サッカロミセス(セレビシエ又はブラウディ)、バチルス(セレウス変種トヨ又はサブティリス)、バチルス・コアグランス、バチルス・リケニフォルミス、エシェリヒア・コリ、プロピオニバクテリウム・フリューデンレイッヒイ、又はそれらの混合物が挙げられる。好ましい種は、ラクトバチルス・ジョンソニイ、ラクトバチルス・パラカゼイ、ビフィドバクテリウム・アドレスセンティス、ビフィドバクテリウム・ロングム及びビフィドバクテリウム・ラクティス、又はそれらの混合物である。
ビフィドバクテリウム属の例としては、以下に限定されないが、アドレスセンティス、ロングム及びラクティスが挙げられる。
プロバイオティック微生物は、発酵混合物の総重量に対して、約0.001%~約5%、好ましくは約0.005%~約1%、より好ましくは約0.01%~約0.5%、最も好ましくは約0.05%~約0.15%の範囲の量で発酵混合物中に存在してもよく、ここで言及されるすべてのパーセンテージは重量による。
発酵体は、少なくとも1種の化粧品活性成分をさらに含んでもよい。少なくとも1種の化粧品活性成分は、アロエ・バルバデンシス葉多糖、マンゴー、アロニアベリー、ラズベリー、ホウレンソウ、チェリーブロッコリー、タルトチェリー、リンゴ、マッシュルーム、ブドウジュース、ビート、ブルーベリー、ブラックベリー、アサイー、コーヒー、ショウガ、クランベリー、ラズベリー、アロエゲル、ココナッツ水、ザクロ、マンゴー、アプリコット、レチノール、ラズベリー、ラベンダー、蜂蜜、カルダモン、トリュフ、ヒアルロン酸、及びそれらの混合物からなる群から選択され得る。好ましい少なくとも1種の化粧品活性成分は、アロエ・バルバデンシス葉多糖、ブドウジュース、ビート、レチノール、ラベンダー、蜂蜜、及びヒアルロン酸を含み得る。より好ましい少なくとも1種の化粧品活性成分は、アロエ・バルバデンシス葉多糖及びヒアルロン酸を含み得る。最も好ましい少なくとも1種の化粧品活性成分は、アロエ・バルバデンシス葉多糖である。
適切なアロエ・バルバデンシス葉多糖の非限定的な例としては、Ashland Inc.から商品名ALOE VERA IL SD PWD 200X 705AV ORGANICで市販されている成分が挙げられる。
化粧品活性成分は、発酵体の総重量に対して、約0.000001%~約10%、好ましくは約0.00001%~約1%、より好ましくは約0.00005%~約0.1%、最も好ましくは約0.0001%~約0.01%の範囲の量で発酵体中に存在してもよく、ここで言及されるすべてのパーセンテージは重量による。
少なくとも1種の化粧品活性成分は、構造水中の化粧品活性成分溶液の形態で発酵体に導入されてもよい。化粧品活性成分は、構造水中の化粧品活性成分溶液の総重量に対して、約0.0001%~約20%、好ましくは約0.001%~約10%、より好ましくは約0.005%~約1%、最も好ましくは約0.01%~約0.1%の範囲の量で構造水溶液中に存在してもよく、ここで言及されるすべてのパーセンテージは重量による。
発酵体は、溶解物、抽出物、濾液、又は両方の形態であってもよい。溶解物の場合、発酵生成物は溶解される。濾液又は抽出物の場合、発酵生成物は濾過される。発酵体の好ましい形態は、濾液である。
発酵体を製造する方法は、以下のステップを含んでもよい: 1)少なくとも1種のプレバイオティック化粧品成分、構造水成分、及び少なくとも1種のプロバイオティック微生物を混合することによって発酵混合物を作製するステップ、2)20℃~30℃の間の温度で、好ましくは約25℃で、1~10日の間、好ましくは2~8日の間、より好ましくは3~5日の間の期間、発酵混合物を撹拌するステップ、3)温度を40℃~50℃の間に、好ましくは約45℃に上昇させ、その温度を12時間~36時間の期間、好ましくは約24時間、維持するステップ、4)ステップ3)の生じた混合物を濾過するステップ、5)任意選択で、少なくとも1種の化粧品活性成分の構造水溶液又は懸濁液を、ステップ4)で生じた濾液に添加するステップであって、少なくとも1種の化粧品活性成分の構造水溶液又は懸濁液が、構造水溶液又は懸濁液の総重量に対して、約0.0001%~約20%、好ましくは約0.001%~約10%、より好ましくは約0.005%~約1%、最も好ましくは約0.01%~約0.1%(w/w)の範囲の量で少なくとも1種の化粧品活性成分を含む、ステップ。好ましくは、発酵体を製造する方法は、ステップ5)を含む。より好ましくは、少なくとも1種の化粧品活性成分の構造水溶液又は懸濁液は、溶液である。
発酵体を製造する方法の任意選択のステップ5)において、少なくとも1種の化粧品活性成分の構造水溶液の添加量は、ステップ1)の発酵混合物の総重量に対して、約0.01%~約20%、好ましくは約0.1%~10%、より好ましくは約0.5%~8%、最も好ましくは約1%~約5%(w/w)の範囲であってもよい。
発酵体を含む化粧品組成物も、本明細書で提供される。発酵体は、少なくとも1種のプレバイオティック化粧品成分、構造水成分、及び少なくとも1種のプロバイオティック微生物を含む発酵混合物から製造され、構造水成分は、I水及びS水を含む。好ましくは、発酵体は、少なくとも1種の化粧品活性成分をさらに含んでもよい。
具体的には、化粧品組成物は、皮膚の層への化粧品成分の改善された浸透を提供し、皮膚の水分補給を増強し、皮膚ホワイトニング及びブライトニング利益を提供し、皮膚の完全性を改善し、化粧品のバイオアベイラビリティを改善する。
化粧品組成物は、組成物の総重量に対して、約0.00001%~約20%、好ましくは約0.0001%~約15%、より好ましくは約0.001%~約10%、最も好ましくは約0.001%~約5%(w/w)の範囲の量で発酵体を含んでもよい。
化粧品組成物は、発酵体の総重量に対して、約0.0001重量%~約20重量%の範囲の量で少なくとも1種の化粧品活性成分を含んでもよい。さらに他の組成物において、プレバイオティックを含む発酵体は、例えばヒアルロン酸などの他の化粧品活性成分を有効量で含むように配合され得る。このような組成物において、プレバイオティック化粧品成分及び他の化粧品成分、例えば限定するものではないがヒアルロン酸の組み合わされた量は、組成物の総重量に対して、約0.00001重量%~約30重量%の範囲である。さらに、このような組成物は、組成物の総重量に対して、約0.0001重量%~約20重量%の範囲の量で化粧品成分の組み合わせを含んでもよい。
化粧品組成物は、水性培地成分を有するあらゆる局所的に適用されるスキンケア製品において使用可能である。例えば、構造水は、完全に水性の培養培地、水アルコール性培地中で、又は油中水型若しくは水中油型エマルションの水相の一部として用いられ得る。組成物は、皮膚への局所適用に適したビヒクル、例えば、溶液、コロイド分散液、エマルション、懸濁液、クリーム、ローション、ゲル、フォーム、ムース、スプレーなどを含んでもよい。化粧品活性物質のタイプ、並びにI水及びS水の存在によって増強される活性は、スキンケア製品に有益に使用されるいずれのものでもよい。例えば、構造水は、保湿活性物質を含む発酵抽出物の保湿特性を増強するのに有用である。発酵抽出物はまた、加齢によるしみ、角化症及びしわを処置するために使用される薬剤又は化粧品活性物質、並びに鎮痛剤、麻酔剤、抗ざ瘡剤、抗細菌剤、抗酵母剤、抗真菌剤、抗酸化剤、抗ウイルス剤、ふけ防止剤、抗皮膚炎剤、鎮痒剤、制吐剤、乗り物酔い防止剤、抗刺激剤、抗炎症剤、抗過角質溶解剤、抗乾燥肌剤、制汗剤、抗乾癬剤、抗脂漏剤、ヘアコンディショナー及びヘアトリートメント剤、老化防止剤、しわ防止剤、サンスクリーン剤、抗ヒスタミン剤、皮膚ライトニング剤、脱色素剤、創傷治癒剤、ビタミン、コルチコステロイド、セルフタンニング剤、又はホルモンの活性を増強するために使用され得る。このような利益を増強する化粧品活性物質はすべて、本明細書に記載される構造水とともに発酵培地として利用されることが企図され、したがって本開示内にあることが企図される。
I/S水培地は、発酵体全体の約1重量%~約99.5重量%の量で使用可能であるが、より頻繁には、約20~80%、約40~約80%のレベルで使用される。I/S水を含む発酵体自体は、組成物の水性成分全体を構成することができる。代わりに、I及びSの組み合わせは、発酵される培地の水性成分の一部であってもよく、すなわち、蒸留水又はフローラルウォーターなどの他の非構造水性成分とさらに組み合わされてもよい。I/Sの組み合わせの増強効果は、1/1000の希釈率でも観察されているため、発酵される培地中の構造水との非構造水の使用が可能である。
構造水は、発酵体の培地であり、組成物中に追加的に存在してもよい。I水及びS水に加えて、構造水は、塩をさらに含む。このような塩は、発酵培地に塩分、容量オスモル濃度又は重量オスモル濃度を提供する。特定の比/量でのI水及びS水と、塩との組み合わせは、微生物が生存し、繁殖するための発酵培地内の独特の環境を作り出す。結果として、微生物は、培地中に存在するプレバイオティック活性成分を効果的に代謝し、それにより、有効な複数の代謝産物又は中間体を含む独特のポストバイオティック発酵体を作り出すことが可能である。このような代謝産物及び任意の中間発酵生成物は、本開示内にあることが企図される。
発酵体は、水性成分を有するあらゆるタイプのスキンケア又はメイクアップ製品において使用可能である。例えば、それは、メイクアップ製品、例えば口紅及びグロス、ファンデーション、プライマー、頬紅、アイライナー、アイシャドウなどに使用される活性物質の特性を増強するために使用され得る。それはまた、活性成分の有効性が特に望まれる治療製品において有用である。
したがって、本明細書に記載される発酵体は、少なくとも1種のプレバイオティック化粧品成分、構造水成分、及び少なくとも1種のプロバイオティック微生物を含む発酵混合物から製造される。任意選択で、発酵体は、任意の化粧品として許容される賦形剤を含んでもよい。発酵体は、ヒトの皮膚に対して増加したバイオアベイラビリティ、浸透性及び有効性を示す、独特のポストバイオティック混合物を提供する。このような発酵体を含む化粧品組成物は、外用局所投与に利用され、水性、水性-アルコール性若しくは油性の溶液、溶液タイプの分散液、又はローション若しくはセラムタイプの分散液、ミルクタイプの液体若しくは半液体粘稠度のエマルション、クリームタイプの懸濁液若しくはエマルション、水性若しくは無水ゲル、マイクロエマルション、マイクロカプセル、微粒子、又はイオン性及び/若しくは非イオン性タイプの小胞分散液であり得る。
したがって、本出願人らは、新規発酵体を含む化粧品組成物又は製品を開発した。このような組成物は、有効なコラーゲン生成活性、細胞毒性のない老化防止活性、皮膚ライトニング及びブライトニング効果を提供することを示している。具体的には、発酵体を含む組成物は、活性物質のバイオアベイラビリティを伴う問題を克服し、皮膚に対して最大の有効性を可能にする。この新規発酵体は、インビトロでコラーゲン生成を約48%増加させることを示している。さらに、発酵体を含む組成物は、過給された水分補給を提供し、皮膚表面に深く複数の層を浸透することも示されている。組成物はまた、水分補給のための皮膚自体の水分貯蔵庫を活性化し、これは最大100時間持続して、水分補給を最大化する。
組成物についての使用方法は、組成物の最終的な意図される用途に依存する。例えば、本明細書に記載される組成物は、夜及び日中に定期的に皮膚に適用されてもよい。組成物はまた、約1~8週間、又は必要若しくは所望に応じて何週間も、1日1回、2回又は3回、定期的な様式で皮膚に適用されてもよい。
追加の成分
本明細書の組成物は、他の追加の成分をさらに含有してもよく、これは、最終製品の所望の特徴に従って当業者によって選択されてもよく、組成物をより化粧品として又は美的に許容されるものにするか、又はそれらに追加の使用上の利益を提供するのに適している。本明細書で有用な成分は、特定の利益、又はそれらの仮定される作用機序によって好都合に分類されるが、与えられたカテゴリーは、その使用を限定するものではない。さらに、1つの成分が、複数の利益を提供し得ることが理解される。
The CTFA Cosmetic Ingredient Handbook、第10版(the Cosmetic, Toiletry, and Fragrance Association, Inc.、Washington, D.C.発行)(2004)(以下「CTFA」)は、本明細書の組成物に添加できる多種多様な非限定的な材料を記載する。これらの成分クラスの例としては、以下に限定されないが、研磨剤、吸収剤、美的成分、例えば、芳香剤、顔料、着色剤/着色料、エッセンシャルオイル、皮膚感覚剤、アストリンゼント、例えば化粧品用及び薬用アストリンゼント(例えば、クローブ油、メントール、カンファー、ユーカリ油、オイゲノール、メンチルラクテート、ウィッチヘーゼル蒸留物)、抗ざ瘡剤、固化防止剤、消泡剤、抗微生物剤(例えば、ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニル)、抗細菌剤、抗真菌剤、抗酸化剤、結合剤、生物学的添加剤、緩衝剤、バルキング剤、キレート剤、化学添加剤、着色料、化粧品殺生物剤、変性剤、外用鎮痛剤、組成物の薄膜形成特性及び持続性を助けるための薄膜形成剤又は材料、例えば、ポリマー(例えば、エイコセン及びビニルピロリドンのコポリマー)、不透明化剤、pH調整剤、植物誘導体、植物抽出物、植物組織抽出物、植物種子抽出物、植物油、保存剤、噴射剤、還元剤、皮脂制御剤、及び金属イオン封鎖剤が挙げられる。本明細書に記載される組成物に組み込まれ得る他の任意選択の成分としては、以下に限定されないが、1つ以上の化粧品スキンケア剤が挙げられる。化粧品スキンケア剤は、望ましくない皮膚状態(又はその症状)を改善する目的で皮膚に適用されることを意図した任意の物質、材料、又は化合物である。いくつかの望ましくない皮膚状態は、外側の視覚的及び触覚的に知覚できる現れだけでなく、皮膚の加齢に起因する任意の他のマクロ又はミクロな影響も含む。このような徴候は、内因性要因又は外因性要因、例えば経時的な加齢及び/又は環境的損傷によって誘導され得るか又は引き起こされ得る。これらの徴候は、質感の不連続性の発生、例えば細かい表面的なしわ及び粗い深いしわの両方を含むしわ、ひだ、皮膚の線、裂け目、隆起、大きな孔(例えば、付属器構造、例えば汗腺管、皮脂腺、又は毛包に関連する)、鱗片状、薄片状及び/又は他の形態の皮膚の不均一さ又は荒れ、皮膚の弾力性の喪失(機能的な皮膚エラスチンの喪失及び/又は不活性化)、たるみ(目の領域及び下顎における腫れを含む)、皮膚の張りの喪失、皮膚の締まりの喪失、変形からの皮膚の跳ね返りの喪失、変色(目の下のくまを含む)、しみ、血色の悪さ、過剰に色素沈着した皮膚領域、例えば加齢によるしみ及びそばかす、角化症、異常な分化、過角質化、弾性線維症、コラーゲン分解、並びに角質層、真皮、表皮、皮膚血管系(例えば、毛細血管拡張症又はクモ状血管)、及び下にある組織、特に皮膚に最も近いものにおける他の組織学的変化を含むがこれらに限定されないプロセスから生じ得る。
組成物は、皮膚科学的に、化粧品として許容される担体又は賦形剤を含んでもよい。したがって、担体は、ペプチド、並びに他の材料、化合物及び/若しくは薬剤に対する、希釈剤、分散剤、溶媒などとして機能し得る。例示的な許容される賦形剤は、局所投与及び投薬に適したあらゆる溶媒、分散媒、希釈剤、又は他の液体ビヒクル、分散又は懸濁助剤、表面活性剤、等張剤、粘稠化剤又は乳化剤、保存剤、固体結合剤、滑沢剤を含む。任意の従来の担体媒体が、例えば任意の望ましくない生物学的効果を生じるか、又はそうでなければ組成物の任意の他の成分(複数可)と有害な様式で相互作用することによって、物質又はその誘導体と不適合である場合を除き、その使用は、本発明の範囲内であることが企図される。担体は、1つ以上の許容される固体、半固体、又は液体の充填剤、希釈剤、溶媒、増量剤などを含有してもよい。担体は、固体、半固体、又は液体であってもよい。担体自体は、不活性であってもよく、又はそれは、それ自体の皮膚科学的若しくは薬用化粧品としての利益を有してもよい。担体の濃度は、選択される担体、並びに必須の成分及び任意選択の成分の意図される濃度とともに変化し得る。組成物中、担体は、組成物の重量により、約50%~約99.99%(例えば、約60%~約99.9%、又は約70%~約98%、又は約80%~約95%)のレベルで存在する。許容される担体は、多種多様な形態で提供され得る。非限定的な例としては、以下に限定されないが、単純な溶液(水又は油性)、エマルション、並びに固体若しくは半固体形態(ゲル、スティック)が挙げられる。例えば、エマルション担体としては、以下に限定されないが、水中油型、油中水型、シリコーン中水型、水中油中水型、及びシリコーン中水中油型エマルションが挙げられる。当業者には理解されるように、所与の成分は、組成物中の成分の水溶解性/分散性に応じて、主として水相又は油相のいずれかに分布する。いくつかの実施形態では、本明細書に記載されるパーソナルケア組成物は、水中油型エマルションへと配合される。
適切な担体はまた、油を含む。組成物は、約1重量%~約95重量%の1つ以上の油を含んでもよい。組成物は、約0.1%、0.5%、1%、2%、5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、又は90%から約90%、85%、80%、75%、70%、65%、60%、55%、50%、45%、40%、35%、30%、25%、20%、15%、10%、5%、又は3%の1つ以上の油を含んでもよい。油は、水又は水溶性溶媒に適さない材料を可溶化するか、分散させるか、又は保持するために使用され得る。適切な油としては、シリコーン、炭化水素、エステル、アミド、エーテル、及びそれらの混合物が挙げられる。油は、室温で流体であってもよい。油は、揮発性であっても又は不揮発性であってもよい。「不揮発性」は、1気圧で25℃で約0.2mm Hg以下の蒸気圧を示す材料、及び/又は1気圧で少なくとも約300℃の沸点を有する材料を意味する。「揮発性」は、材料が、20℃で少なくとも約0.2mm Hgの蒸気圧を示すことを意味する。重く油っぽい薄膜が望ましくない場合、より軽い触感を提供するために、揮発性油が使用され得る。スキンケア組成物がエマルションの形態である場合、油は、典型的には油相に関連する担体である。組成物は、乳化剤を含んでもよい。乳化剤は、組成物がエマルションの形態である場合、又は非混和性材料が組み合わされている場合に、特に適している。スキンケア組成物は、約0.05%、0.1%、0.2%、0.3%、0.5%、又は1%から約20%、10%、5%、3%、2%、又は1%の乳化剤を含んでもよい。乳化剤は、非イオン性、陰イオン性又は陽イオン性であってもよい。本明細書に記載される組成物は、(周囲条件下で)注ぐことができる液体の形態であってもよい。したがって、組成物は、典型的には組成物の重量に基づいて約20%~約95%(又は約60%~約85%)のレベルで存在する、水性担体を含み得る。水性担体は、水、又は水と有機溶媒との混和性発酵混合物を含み得るが、好ましくは水を含み、有機溶媒の濃度が最小限であるか、又は著しい濃度の有機溶媒がなく、但し、他の必須の成分又は任意選択の成分の微量成分として組成物に偶然に組み込まれる場合を除く。
本発明の組成物はまた、組成物の重量により、約20%~約99.99%、約30%~約90%、約40%~約80%のレベルで存在する担体を含む。担体は、多種多様な形態であり得る。非限定的な例としては、単純な溶液(例えば、水性、有機溶媒又は油性)、エマルション、懸濁液、及び固体形態(例えば、ゲル、スティック、流動性固体、又は非晶質材料)が挙げられる。特定の実施形態では、皮膚科学的に許容される担体は、エマルション又は懸濁液の形態である。エマルション又は懸濁液は、一般に、連続水相(例えば、水中油型及び水中油中水型)又は連続油相(例えば、油中水型及び油中水中油型)を有するものとして分類され得る。本発明の油相は、シリコーン油、非シリコーン油、例えば炭化水素油、エステル、エーテルなど、及びそれらの混合物を含んでもよい。
エマルションは、乳化剤をさらに含んでもよい。組成物は、担体を十分に乳化するために、任意の適切なパーセンテージの乳化剤を含んでもよい。適切な重量範囲は、組成物の重量に基づいて、約0.1%~約10%又は約0.2%~約5%の乳化剤を含む。乳化剤は、非イオン性、陰イオン性又は陽イオン性であってもよい。適切な乳化剤は、例えば、米国特許第3,755,560号、米国特許第4,421,769号、及びMcCutcheon’s Detergents and Emulsifiers、北米版、317~324頁(1986)に開示される。適切なエマルションは、所望の製品形態に応じて、広範囲の粘度を有し得る。担体は、適切な粘度及びレオロジー特性を有する組成物を提供するために当技術分野で周知のように、粘稠化剤をさらに含んでもよい。
経皮送達ビヒクル
経皮送達ビヒクルは、皮膚の表面の下に材料を送達するように設計された物理的又は化学的機構を含み得る。このような物理的機構としては、例えば、公知の浸透増強化粧品組成物又は成分、皮下注射針、マイクロニードル、経皮パッチ、エレクトロスピニングされたナノファイバーなどが挙げられる。他の送達システムは、例えば、化学増強剤、非キャビテーション超音波、イオントフォレーシス及び他のエネルギーデバイスを使用することを含み得る。本明細書の組成物は、少なくとも1種の薄膜形成ポリマーをさらに含んでもよい。薄膜形成ポリマーは、セルロースポリマー、例えばニトロセルロース、酢酸セルロース、酢酸/酪酸セルロース、酢酸/プロピオン酸セルロース、及びエチルセルロース; ポリウレタン; アクリルポリマー; ビニルポリマー; ポリビニルブチラール; アルキド樹脂; アルデヒド縮合生成物から生じる樹脂、例えばアリールスルホンアミド-ホルムアルデヒド樹脂、例えば、トルエンスルホンアミド-ホルムアルデヒド樹脂、及びアリールスルホンアミド-エポキシ樹脂から選択され得る。適切な薄膜形成ポリマーのさらなる非限定的な例としては、Herculesからのニトロセルロース、Akzoからのトルエンスルホンアミド-ホルムアルデヒド樹脂「Ketjentflex MS80」、Pan Americanaからの「Santolite MHP」、「Santolite MS 80」、及び「Resimpol 80」、Dainipponからのアルキド樹脂「Beckosol ODE 230-70-E」、Rohm & Haasからのアクリル樹脂「Acryloid B66」、及びBaxendenからのポリウレタン樹脂「Trixene PR 4127」が挙げられる。薄膜形成ポリマーは、一般に、組成物の約1%~約50%、好ましくは約2%~約40%、最も好ましくは約2%~約35%で存在してもよい。
抗酸化剤及びラジカルスカベンジャー
抗酸化剤及びラジカルスカベンジャーは、角質層における増加した鱗屑又は質感変化を引き起こし得るUV放射に対して、及び皮膚損傷を引き起こし得る他の環境因子に対して保護を提供するのに特に有用である。このような抗酸化剤/ラジカルスカベンジャーとしては、例えば、ソルビン酸トコフェロール、及びトコフェロールの他のエステル、及びソルビン酸トコフェロールが挙げられる。
抗炎症剤
抗炎症剤は、例えば均一性、並びに許容される皮膚の色調及び/若しくは色の寄与によって、皮膚の外観の利益を増強する。任意選択で、抗炎症剤は、ステロイド系抗炎症剤及び非ステロイド系抗炎症剤を含む。ステロイド系抗炎症剤は、ヒドロコルチゾンであってもよい。いわゆる「天然」抗炎症剤も有用である。例えば、アルファビサボロール、アロエベラ、マンジスタ(アカネ(Rubia)属の植物、特にルビア・コルディフォリア(Rubia Cordifolia)から抽出される)、及びグッガル(Guggal)(コミフォラ(Commiphora)属の植物、特にコミフォラ・ムクル(Commiphora Mukul)から抽出される)、コーラ抽出物、カモミール、及びムチヤギ抽出物も使用され得る。
抗微生物剤
本明細書で使用される場合、「抗微生物剤」は、微生物を破壊すること、微生物の発生を妨げること、又は微生物の病原性作用を妨げることが可能な化合物を意味する。抗微生物剤は、例えばざ瘡を制御するのに有用である。好ましい抗微生物剤は、過酸化ベンゾイル、エリスロマイシン、テトラサイクリン、クリンダマイシン、アゼライン酸、硫黄レゾルシノール、フェノキシエタノール、及びIrgasan(商標)DP 300(Ciba Geigy Corp.、U.S.A.)である。安全で有効な量の抗微生物剤が、本明細書のエマルションに、好ましくは0.001%~10%、より好ましくは0.01%~5%、さらにより好ましくは0.05%~2%添加されてもよい。
キレート剤
本明細書で使用される場合、「キレート剤」は、金属イオンが化学反応に容易に参加するか又は化学反応を触媒することができないように、錯体を形成することによって系から金属イオンを除去するために反応する化合物を指す。キレート剤を含めることは、過剰な鱗屑又は皮膚質感変化に寄与し得るUV放射に対して、及び皮膚損傷を引き起こし得る他の環境因子に対して保護を提供するのに特に有用である。本明細書で有用な例示的キレート剤は、1996年1月30日に発行された米国特許第5,487,884号、Bissettら、1995年10月31日に公開されたPCT出願第91/16035号及び同第91/16034号、Bushらに開示される。好ましいキレート剤は、フリルジオキシム及びその誘導体である。
シリコーンエラストマー
組成物は、非乳化性架橋オルガノポリシロキサンエラストマーを含んでもよい。用語「非乳化性」は、本明細書で使用される場合、ポリオキシアルキレン単位が存在しない架橋オルガノポリシロキサンエラストマーを定義する。このようなエラストマーは、スキンコンディショニング剤に関連する粘着/べたつき感を低下させるために使用される。
エラストマーは、ジメチコン/ビニルジメチコンクロスポリマー、ビニルジメチコン/ラウリルジメチコンクロスポリマー、C30~C45、アルキルセテアリルジメチコン/ポリシクロヘキサンオキシドクロスポリマー、及びそれらの混合物であってもよい。
ジメチコン/ビニルジメチコンクロスポリマーは、Dow Coming(DC 9040及びDC 9041)、General Electric(SFE 839)、Shin Etsu(KSG-15、16、18[ジメチコン/フェニルビニルジメチコンクロスポリマー])、及びGrant Industries(エラストマーのGRANSIL(商標)ライン)を含む様々な供給業者によって供給される。架橋オルガノポリシロキサンエラストマー及びそれらの製造方法は、1990年11月13日に発行されたSakutaらに対する米国特許第4,970,252号、1998年6月2日に発行されたKilgourらに対する米国特許第5,760,116号、1997年8月5日に発行されたSchulz, Jr.らに対する米国特許第5,654,362号にさらに記載される。
ビニルジメチコン/ラウリルジメチコンクロスポリマーは、ビニルジメチコン/ラウリルジメチコンクロスポリマー&ミネラルオイル(商品名KSG-41)、ビニルジメチコン/ラウリルジメチコンクロスポリマー&イソドデカン(商品名KSG-42)、ビニルジメチコン/ラウリルジメチコンクロスポリマー&トリエチルヘキサノイン(商品名KSG-43)、ビニルジメチコン/ラウリルジメチコンクロスポリマー&スクアラン(商品名KSG-44)を含む。これらの「KSG」と称されるシリコーンエラストマーはそれぞれ、Shinestu Chemicalから入手可能である。
市販のシクロメチコン及びC30~C45アルキルセテアリルジメチコン/ポリシクロヘキサンオキシドクロスポリマーは、商品名Velvasil 125でGE Siliconeから入手可能である。
ホワイトニング剤
本明細書の組成物は、0.001%~10%、又は0.1%~5%のホワイトニング剤をさらに含んでもよい。適切なホワイトニング剤の非限定的な例は、水性組成物と適合性のあるものである。ホワイトニング剤は、処置前と比較して、皮膚の外観を変えるだけでなく、色素沈着過剰も改善する活性成分を含み得る。
有用なホワイトニング剤としては、アスコルビン酸化合物、アゼライン酸、ブチルヒドロキシアニソール、没食子酸及びその誘導体、グリチルリジン酸、ヒドロキノイン(hydroquinoine)、コウジ酸、アルブチン、クワ抽出物、及びそれらの混合物が挙げられる。ホワイトニング剤の組み合わせの使用は、それらが異なる機構を通じてホワイトニング利益を提供し得るという点で有利であると考えられている。
アスコルビン酸化合物は、アスコルビン酸塩又はその誘導体であってもよい。例示的な水溶性塩誘導体としては、以下に限定されないが、L-アスコルビン酸2-グルコシド、L-アスコルビルリン酸エステル塩、例えばリン酸L-アスコルビルナトリウム、リン酸L-アスコルビルカリウム、リン酸L-アスコルビルマグネシウム、リン酸L-アスコルビルカルシウム、リン酸L-アスコルビルアルミニウムが挙げられる。L-アスコルビル硫酸エステル塩も使用できる。例は、硫酸L-アスコルビルナトリウム、硫酸L-アスコルビルカリウム、硫酸L-アスコルビルマグネシウム、硫酸L-アスコルビルカルシウム及び硫酸L-アスコルビルアルミニウムである。
PH調整剤
組成物は、組成物のpHを制御するためにpH調整剤をさらに含んでもよい。特に、本開示の組成物のpHは、約5~約8、又は約5.2~約7.8、又は約5.4~約7.6の範囲内、例えば、約5.4、約5.6、約5.8、約6.0、約6.2、約6.4、約6.6、約6.8、約7.0、約7.2、約7.4、約7.6、及びそれらの間の任意の範囲内である。
組成物は、組成物の重量により、約0.01%~約5%、又は約0.1%~約3%、又は約0.3%~約2%、又は約0.4%~約1.8%、及び又は約0.5%~約1.6%、例えば、約0.4%、約0.5%、約0.6%、約0.7%、約0.8%、約0.9%、約1.0%、約1.1%、約1.2%、約1.3%、約1.4%、約1.5%、約1.6%及びそれらの間の任意の範囲のpH調整剤をさらに含んでもよく、前記pH調整剤は、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化アンモニウム、アミノメチルプロパノール、トリエタノールアミン、テトラヒドロキシプロピルエチレンジアミン及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択される。
ポリマー乳化剤及びpH調整剤が使用される場合、ポリマー乳化剤のpH調整剤に対する比を最適化することが望ましい可能性がある。例えば、ポリマー乳化剤のpH調整剤に対する重量比は、約1:5~約1:0.5の間、又は約1:3~約1:1の間、例えば、約1:3、約1:2.5、約1:2、約1:1.5、約1:1.1、及びそれらの間の任意の範囲であり得る。
増粘剤
組成物は、増粘剤(粘稠化剤とも呼ばれる)、又は組成物中の乳化剤が増粘剤としても機能する場合には追加の増粘剤をさらに含んでもよい。組成物は、約0.1%~約5%、又は代わりに約0.2%~約2%の増粘剤、又は存在する場合には追加の増粘剤を含んでもよい。増粘剤の適切なクラスとしては、以下に限定されないが、カルボン酸ポリマー、ポリアクリルアミドポリマー、スルホン化ポリマー、それらのコポリマー、それらの疎水性改変誘導体、及びそれらの混合物が挙げられる。
増粘剤は、アクリレート架橋シリコーンコポリマーネットワーク(「ポリアクリレートシロキサンコポリマーネットワーク」とも時々呼ばれる)であってもよい。適切な粘稠化剤はまた、一般に、カルボン酸ポリマー、ポリアクリルアミドポリマー又はコポリマー、スルホン化ポリマー、ゴム、クレイ、セルロース又は変性セルロース組成物などを含み得る。
他の成分
上記成分に加えて、本明細書の組成物は、保存剤及び保存増強剤、例えば、水溶性又は可溶化可能な保存剤、例えばGermall 115、ヒドロキシ安息香酸のメチル、エチル、プロピル及びブチルエステル、ベンジルアルコール、イミダゾリジニル尿素、EDTA及びその塩、ブロノポール(2-ブロモ-2-ニトロプロパン-1,3-ジオール)及びフェノキシプロパノール; 消泡剤; 結合剤; 生物学的添加剤; バルキング剤; 着色剤; エッセンシャルオイル及びその可溶化剤; 他の天然抽出物; コラーゲン生成を刺激する化合物; 酵母発酵濾液などをさらに含んでもよい。
皮膚活性剤
本発明の組成物は、スキンケア製品の使用に特徴的な特定のスキンケア利益を提供する皮膚活性剤を含んでもよい。本明細書では、スキンケア利益は、皮膚の外観又はメイクアップに関連する利益を含み得る。スキンケア活性物質は、急性の(即時及び短期間の)利益、又は慢性の(長期の及び長続きする)利益を提供することができる。
本明細書で有用な皮膚活性剤としては、皮膚ライトニング剤、抗ざ瘡剤、皮膚軟化剤、非ステロイド系抗炎症剤、局所麻酔剤、人工タンニング剤、抗微生物及び抗真菌活性物質、皮膚鎮静剤、サンスクリーニング剤、例えばSPFを有するローション又はクリーム、皮膚バリア修復剤、しわ防止剤、皮膚萎縮防止活性物質、脂質、皮脂抑制剤、皮脂抑制剤、皮膚感覚剤、プロテアーゼ阻害剤、痒み止め剤、毛髪成長抑制剤、落屑酵素増強剤、抗糖化剤、及びそれらの混合物が挙げられる。含まれる場合、本組成物は、約0.001%~約20%、好ましくは約0.1%~約10%の少なくとも1種の皮膚活性剤を含む。
皮膚活性剤のタイプ及び量は、特定の薬剤を含めることが、組成物の安定性に影響を及ぼさないように選択される。例えば、親水性剤は、水相に可溶性の量で組み込まれてもよく、一方、親油性剤は、油相に可溶性の量で組み込まれてもよい。
本発明で使用するための表情じわ緩和利益を示すと称される他の皮膚活性剤としては、以下に限定されないが、Barnet Products Corporationから入手可能なLavandox、BiotechMarineから入手可能なThallasine 2、Lipotecから入手可能なArgireline NP、Gattefosseから入手可能なGatuline In-Tense及びGatuline Expression、BASF Chemical CompanyからのMyoxinol LS 9736、DSM Nutritional Products, Inc.から入手可能なSyn-ake、及びSilab, Incから入手可能なInstensyl(登録商標)、Seppic Inc.から入手可能なSesaflash(商標)が挙げられる。
本明細書で有用な皮膚ライトニング剤は、処置前と比較して色素沈着過剰を改善する活性成分を指す。本明細書の有用な皮膚ライトニング剤としては、アスコルビン酸化合物、ビタミンB3化合物、アゼライン酸、ブチルヒドロキシアニソール、没食子酸及びその誘導体、グリチルリジン酸、ヒドロキノン、コウジ酸、アルブチン、クワ抽出物、及びそれらの混合物が挙げられる。皮膚ライトニング剤の組み合わせの使用は、それらが異なる機構を通じて皮膚ライトニング利益を提供し得るという点で有利であると考えられている。
本明細書で有用なアスコルビン酸化合物としては、L型でのアスコルビン酸それ自体、アスコルビン酸塩、及びそれらの誘導体が挙げられる。本明細書で有用なアスコルビン酸塩としては、ナトリウム、カリウム、リチウム、カルシウム、マグネシウム、バリウム、アンモニウム及びプロタミン塩が挙げられる。本明細書で有用なアスコルビン酸誘導体としては、例えば、アスコルビン酸のエステル、及びアスコルビン酸のエステル塩が挙げられる。特に好ましいアスコルビン酸化合物としては、アスコルビン酸及びグルコースのエステルであり、通常L-アスコルビン酸2-グルコシド又はアスコルビルグルコシドと称される2-O-D-グルコピラノシル-L-アスコルビン酸、及びその金属塩、並びにL-アスコルビン酸リン酸エステル塩、例えば、リン酸アスコルビルナトリウム、リン酸アスコルビルカリウム、リン酸アスコルビルマグネシウム、及びリン酸アスコルビルカルシウムが挙げられる。市販のアスコルビン酸化合物としては、Showa Denkoから入手可能なリン酸アスコルビルマグネシウム、Hayashibaraから入手可能な2-O-D-グルコピラノシル-L-アスコルビン酸、及びRocheから入手可能な商品名STAY Cを有するリン酸L-アスコルビルナトリウムが挙げられる。
本明細書で有用なビタミンB3化合物としては、例えば、以下の式を有するもの:
Figure 2023553119000001
(式中、Rは、-CONH2(例えば、ナイアシンアミド)又は-CH2OH(例えば、ニコチニルアルコール)である)、その誘導体、及びその塩が挙げられる。前述のビタミンB3化合物の例示的な誘導体としては、ニコチン酸エステル、例えばニコチン酸の非血管拡張性エステル、ニコチニルアミノ酸、カルボン酸のニコチニルアルコールエステル、ニコチン酸N-オキシド、及びナイアシンアミドN-オキシドが挙げられる。好ましいビタミンB3化合物は、ナイアシンアミド及びニコチン酸トコフェロールであり、より好ましくはナイアシンアミドである。好ましい実施形態では、ビタミンB3化合物は、限られた量の塩形態を含有し、より好ましくは、ビタミンB3化合物の塩を実質的に含まない。好ましくは、ビタミンB3化合物は、約50%未満のこのような塩を含有し、より好ましくは、塩形態を本質的に含まない。本明細書で非常に有用な市販のビタミンB3化合物としては、Reillyから入手可能なナイアシンアミドUSPが挙げられる。
本明細書で有用な他の疎水性皮膚ライトニング剤としては、アスコルビン酸誘導体、例えばテトラヘキシルデカン酸アスコルビル(例えば、Nikko Chemicalから入手可能なVC-IP)、パルミチン酸アスコルビル(例えば、Roche Vitaminsから入手可能)、ジパルミチン酸アスコルビル(例えば、Nikko Chemicalから入手可能なNIKKOL CP)、ウンデシレノイルフェニルアラニン(例えば、Seppicから入手可能なSEPIWHITE MSH)、オクタデセン二酸(例えば、Uniquemaから入手可能なARLATONE DIOIC DCA)、オエノテラ・ビエニス(oenothera biennis)種子抽出物、及びピルス・マルス(pyrus malus)(リンゴ)果実抽出物、COLETICAから入手可能な水及びMyritol 318及びブチレングリコール及びトコフェロール及びテトラヘキシルデカン酸アスコルビル及びパラベン及びCarbopol 980及びDNA/SMARTVECTOR UV、COLETICAから入手可能なヒアルロン酸フィリングスフィア(hyaluronic filling sphere)中のリン酸アスコルビルマグネシウム、並びにそれらの混合物が挙げられる。
本明細書で有用な他の皮膚活性剤としては、N-アセチル-D-グルコサミン、パンテノール(例えば、Alps Pharmaceutical Inc.から入手可能なDLパンテノール)、ニコチン酸トコフェリル、過酸化ベンゾイル、3-ヒドロキシ安息香酸、フラボノイド(例えば、フラバノン、カルコン)、ファルネソール、フィタントリオール、グリコール酸、乳酸、4-ヒドロキシ安息香酸、アセチルサリチル酸、2-ヒドロキシブタン酸、2-ヒドロキシペンタン酸、2-ヒドロキシヘキサン酸、cis-レチノイン酸、trans-レチノイン酸、レチノール、レチニルエステル(例えば、プロピオン酸レチニル)、フィチン酸、N-アセチル-L-システイン、リポ酸、トコフェロール及びそのエステル(例えば、酢酸トコフェリル: Eisaiから入手可能なDL-α-酢酸トコフェリル)、アゼライン酸、アラキドン酸、テトラサイクリン、イブプロフェン、ナプロキセン、ケトプロフェン、ヒドロコルチゾン、アセトアミノフェン、レゾルシノール、フェノキシエタノール、フェノキシプロパノール、フェノキシイソプロパノール、2,4,4’-トリクロロ-2’-ヒドロキシジフェニルエーテル、3,4,4’-トリクロロカルバニリド、オクトピロックス、塩酸リドカイン、クロトリマゾール、ミコナゾール、ケトコナゾール、硫酸ネオマイシン、テオフィリン、及びそれらの混合物からなる群から選択されるものが挙げられる。好ましい例では、皮膚活性剤の含有量レベルは、約0.001%~約20%、より好ましくは約0.1%~約10%である。
化粧品組成物の使用
処置、適用、調節、又は改善の様々な方法は、前述の組成物を利用し得る。本組成物の適用は、体のあらゆる皮膚表面上に行うことができる。最も関心がある皮膚表面は、典型的には衣服で覆われていない表面、例えば顔の皮膚表面、手及び腕の皮膚表面、足及び脚の皮膚表面、並びに首及び胸の皮膚表面(例えばデコルテ)である傾向がある。特に、適用は、顔の皮膚表面、例えば額、口周囲、顎、眼窩周囲、鼻、及び/又は頬の皮膚表面上であり得る。
皮膚への組成物の適用のための多くのレジメンが存在する。組成物は、処置期間中、少なくとも1日1回、1日2回、又はより頻繁に毎日適用されてもよい。1日2回適用される場合、1回目及び2回目の適用は、少なくとも1~約12時間、隔てられる。典型的には、組成物は、朝及び/又は夕方に適用され得る。
化粧品組成物は、他の製品又は配合物を含む処置レジメンとして適用されてもよい。異なる組成物、又は温度、デバイス若しくは成分による浸透増強因子などの異なる条件の二次適用が、組成物の適用前又は後に適用されてもよい。好ましくは、このような適用は、第2、第3、第4、又はさらなる処置ステップとして組み込まれ得る。このような適用は、化粧品組成物を使用する処置適用に先立って皮膚の状態を整え得る。任意の数の製品又は処置ステップが、任意の必要な順序で、レジメンの一部として含まれてもよい。第2の又は異なる組成物の使用の例は、処置に先立つpH、イオン強度、温度の変更、化学的又は生化学的トリガーの添加又は除去などを含む。
組成物を皮膚に適用するステップは、領域への局所化適用によって行われてもよい。組成物の適用に関して、用語「局所化された」、「局所的」、又は「局所的に」は、処置を必要としない皮膚表面又は皮下層への送達を最小限に抑えながら、組成物が標的領域(例えばしわを含有する皮膚の領域)に送達されることを意味する。組成物は、皮膚へと適用され、軽くマッサージされてもよい。局所化適用により、適度な量の組成物が、処置されるべき標的領域に隣接する領域に適用されることが可能になる(すなわち、組成物が、多少の広がりもなく、しわの境界内に適用されるか、又はそこに留まる可能性が低い)ことが認識される。組成物の形態又は許容される担体は、局所化適用を容易にするように選択されるべきである。本発明の特定の実施形態は、標的領域に局所的に組成物を適用することを企図するが、本発明の組成物は、顔の皮膚領域内のしわの出現を低下させるために、1つ以上の顔の皮膚表面に、より全体的に又は広範囲に適用され得ることが理解される。同様に、組成物は、連続的薄膜として、又はパターンで適用され得る。組成物の筋、パターン化された斑点、又はランダムな適用が望ましい可能性がある。以下に記載されるように、アプリケーターは、パターン化された堆積を支援するのに有益であり得る。
特定の方法によれば、組成物は、所望の効果が望まれる皮膚領域に適用され得る。例えば、組成物は、他の顔領域に効果を適用するために、髪の生え際、こめかみ、顎の輪郭、及び他の顔の周辺領域に適用されてもよい。この方法は、顔の周辺部における効果を利用して、例えば目領域におけるしわ、口の周りのスマイルライン、目の下のしわの出現を低下させ、頬領域の周りのしわを滑らかにする。この方法によれば、組成物を標的領域に直接適用することなく、組成物は、顔の周辺部に適用され得る。
別の態様では、本開示は、有効量の組成物を投与するステップを含む、哺乳動物の皮膚を改善する方法を提供する。いくつかの実施形態では、哺乳動物の皮膚の改善は、哺乳動物の角質組織状態の処置を含む。角質組織状態のこのような処置は、局所適用を含み、哺乳動物の角質組織の美容上の外観を改善することを含み得る。いくつかの実施形態では、方法は、以下に限定されないが、不均一な皮膚の色調を予防し、遅延させ、及び/又は処置すること、哺乳動物の皮膚における毛穴のサイズを低下させること、哺乳動物の皮膚の油っぽい/光沢のある外観を調節すること、角質組織を厚くすること(すなわち、皮膚の表皮及び/又は真皮及び/又は皮下組織層、並びに適用可能な場合には爪及び毛幹の角質層を構築すること)、ライトニング剤又は色素沈着低下化粧剤として作用することにより、不均一な皮膚の色調を予防し、遅延させ、及び/又は処置すること、哺乳動物の皮膚の萎縮を予防し、遅延させ、及び/又は処置すること、哺乳動物の唇、毛髪及び爪を柔らかく、及び/又は滑らかにすること、哺乳動物の皮膚のかゆみを予防し、遅延させ、及び/又は処置すること、暗い目の下のくま及び/又は腫れぼったい目の出現を予防し、遅延させ、及び/又は処置すること、哺乳動物の皮膚の血色の悪さを予防し、遅延させ、及び/又は処置すること、哺乳動物の皮膚のたるみ(すなわち、糖化)を予防し、遅延させ、及び/又は処置すること、哺乳動物の皮膚の日焼けを予防し、及び/又は遅延させること、哺乳動物の皮膚を落屑させ、剥離させ、及び/又は哺乳動物の皮膚におけるターンオーバーを増加させること、炎症後色素沈着過剰などの色素沈着過剰を予防し、遅延させ、及び/又は処置すること、哺乳動物の皮膚におけるクモ状血管及び/又は赤色斑の出現を予防し、遅延させ、及び/又は処置すること、哺乳動物の皮膚の小じわ及びしわを予防し、遅延させ、及び/又は処置すること、皮膚の乾燥(すなわち、荒れ、鱗屑、剥離)を予防し、遅延させ、及び/又は処置すること、並びに哺乳動物の皮膚におけるセルライトの出現を予防し、遅延させ、及び/又は処置することを含む。いくつかの実施形態では、組成物は、加齢の徴候を処置するために使用される。例えば、いくつかの実施形態では、組成物は、加齢の徴候を調節するために使用される。いくつかの実施形態では、組成物は、加齢の徴候を低下させるか、又は減少させるために使用される。いくつかの実施形態では、組成物は、角質組織(例えば、皮膚、毛髪、又は爪)における加齢の徴候を予防するために使用される。角質組織の状態を改善することは、安全で有効な量の本開示の組成物を角質組織に局所的に適用することを含み得る。
スキンケア組成物の非限定的な例としては、以下に限定されないが、サンスクリーン及びブロック、ムース、バス及びシャワージェル、リップクリーム、スキンコンディショナー、コールドクリーム、保湿剤、石鹸、ボディスクラブ、ボディウォッシュ、フェイスウォッシュ、ボディスプレー、角質除去剤、アストリンゼント、スクラッフィングローション、脱毛剤シェービング、プレシェービング及びアフターシェービング製品、体臭防止剤及び制汗剤、クレンザー、スキンジェル、及びリンス、皮膚ライトニング及びセルフタンニング組成物が挙げられる。ヘアケア組成物の非限定的な例としては、以下に限定されないが、シャンプー、コンディショナー、トリートメント、スタイリング、ヘアスプレー、パーマネントスタイリング、トニック、クリームリンス、染毛剤、ヘアカラーリング、ヘアブリーチング、毛髪艶出し、ヘアセラム、縮れ防止剤、ボリュームアップ剤、枝毛補修剤、ふけ防止配合物、及びマスカラが挙げられる。他の化粧品組成物の非限定的な例としては、以下に限定されないが、とりわけ、メイクアップ、例えば口紅、ルージュ、ファンデーション、頬紅、アイライナー、リップライナー、リップグロス、フェイシャル又はボディパウダー、マニキュア、アイシャドウが挙げられる。さらに、組成物は、パッチ又は他の送達デバイスの使用を通じて局所的に適用され得る。送達デバイスは、以下に限定されないが、加熱若しくは冷却され得るもの、並びにイオントフォレーシス若しくは超音波を利用するものを含み得る。いくつかの実施形態では、例えば、本明細書に記載される組成物は、スキンローション、クリアローション、ミルキーローション、クリーム、ゲル、フォーム、軟膏、ペースト、エマルション、スプレー、コンディショナー、トニック、化粧品、口紅、ファンデーション、マニキュア、アフターシェーブ、又は、何らかの美的、予防的、治療的若しくは他の利益のために皮膚又は他の角質組織上につけたままにされることが意図される同様のもの(すなわち、「つけたままにしておく(leave-on)」組成物又はスキンケア組成物)の形態である。組成物を角質組織(例えば、皮膚)に適用した後、それは、好ましくは、少なくとも約2分、5分、15分、より好ましくは少なくとも約30分、さらにより好ましくは少なくとも約1時間、さらにより好ましくは少なくとも数時間、例えば最大約12時間の期間、つけたままにされる。顔、毛髪、及び/又は爪の外側部分の任意の部分が、処置され得る(例えば、顔、唇、目の下の領域、まぶた、頭皮、首、胴、腕、手、脚、足、手指の爪、足指の爪、頭皮の毛髪、まつげ、眉毛など)。本組成物の適用は、手のひら及び/若しくは指、又はデバイス若しくは道具(例えば、綿ボール、綿棒、パッド、アプリケーターペン、スプレーアプリケーターなど)を使用して行われてもよい。
少なくとも最小レベルの組成物への角質組織の連続的曝露を確実にするための別のアプローチは、例えば顔に適用されるパッチの使用によって化合物を適用することである。このようなアプローチは、より集中的な処置を必要とする問題のある皮膚領域(例えば、顔の目尻のしわの領域、眉間のしわ、目の下の領域、上唇など)に特に有用である。パッチは、閉塞性、半閉塞性又は非閉塞性であってもよく、接着性又は非接着性であってもよい。組成物は、パッチ内に含有させてもよく、又はパッチの適用前に皮膚に適用されてもよい。パッチはまた、発熱反応のための化学開始剤などの追加の活性物質を含むことができる。パッチはまた、例えば、組成物及び活性剤の送達を増加させるために、電気エネルギー源(例えば、電池)を含有することができる(例えば、イオントフォレーシス)。パッチは、好ましくは、少なくとも約5分、又は少なくとも約15分、又は少なくとも約30分、又は少なくとも約1時間の期間、又は夜間療法の形態として夜間、角質組織上につけたままにされる。
アプリケーター
いくつかの実施形態では、組成物は、局所化された、及び全体的な適用に適した様々なアプリケーターによって送達され得る。例として、適切なアプリケーターは、組成物を含有するスポイト及びボトルであってもよい。組成物を含有し得るハウジングを備えたペン状のワンドも使用可能である。ワンドは、ハンドル、ステム、及びアプリケーターヘッドを含み得る。アプリケーターヘッドは、繊維、フォーム、綿、ローラーボール、又は組成物を放出可能に保持し得る任意の他の適切な材料を含み得る。例示的なアプリケーターは、とりわけ、デバイス、浸透増強因子、マイクロニードルを含む。
単純な綿棒は、しわのある領域に局所的に組成物を適用することができる。アプリケーターは、約2mm~約20mmの間のおおよその直径を有するしわのある領域に組成物を容易に適用するように構成され、約0.01~約2mg/cm2の間、又は約0.1~約1mg/cm2の間の組成物の投与量を可能にし得る。適用された薄膜の厚さは、適用面積、及びすぐ上に与えられた適用用量に基づいて測定又は計算され得る。
別の実施形態では、アプリケーターは、前処理されたテープの形態であってもよい。テープは、本明細書の組成物で処理又は含浸され、次いで、任意の適切なテープ分配機構を介して皮膚に適用されてもよい。したがって、アプリケーターは、経皮パッチ、マイクロニードルアプリケーターなどの形態をとってもよい。
キット
上及び本明細書に全体的に記載されるように、本発明はまた、その組成物を含むキットを提供する。キットは、典型的には、適切な容器(例えば、ホイル、プラスチック、又はボール紙のパッケージ)中に提供される。本発明のキットは、本明細書に記載されるように、1つ以上の賦形剤、添加剤などを含んでもよい。本発明のキットは、アプリケーターを含む適切な投与のための手段を含んでもよい。本発明のキットは、適切な投与、及び/又は適切な投与のための準備のための説明書を含んでもよい。
本明細書に記載されるいくつかの方法は、本発明の組成物をアプリケーターで適用することを企図するが、アプリケーターが必要とされず、本発明の組成物が、指を使用することによって、又は他の従来の様式で直接適用可能でもあることが理解される。
本明細書に開示される寸法及び値は、列挙される正確な数値に厳密に限定されるものとして理解されるべきではない。その代わりに、別段の指定がない限り、このような各寸法は、列挙される値と、その値を囲む機能的に等価な範囲との両方を意味することが意図される。
実施例1:
発酵混合物中に構造水を有するアロエ発酵体を作製するプロセス(サンプル1)
以下に、制御された最適な条件におけるプロセスを記載する。発酵混合物を、1%アロエ・バルバデンシス葉粉末、Q.S.構造水(I/S)、及び0.1%ラクトバチルスSPを混合することによって作製した。発酵を、25℃未満で3日間行い、微生物が最適な条件下で増殖することを可能にした。4日目に、温度を45℃に上昇させ、条件を24時間制御した。5日目に、材料を滅菌し、濾過した。バッチに応じて、発酵の収率(最初の発酵混合物に対する最後の発酵体濾液、w/w)は、95%~99%であり得る。次いで、構造水中の0.03%(w/w)のアロエ・バルバデンシス葉多糖を添加して、発酵体濾液を、最初の発酵混合物の重量に戻した。したがって、バッチに応じて、構造水中のアロエ・バルバデンシス葉多糖(0.03%w/w)溶液を、最初の発酵混合物の約1%~約5%の範囲の量で発酵体濾過に添加した。複数のバッチを一緒に組み合わせた場合、構造水中のアロエ・バルバデンシス葉多糖(0.03%w/w)溶液の組み合わせた添加は、最初の発酵混合物の組み合わせた重量の約3%(w/w)であった。濾過ステップは、発酵体から大量の大きな粒子を排除する最初の濾過とそれに続く、発酵体が、漸進的に小さくなる孔径において適切な孔径を達成する、複数フィルターステップを含む。最初のフィルターは、D/Eフィルターである。その後、材料を、1.0ミクロン、0.45ミクロン、次いで0.2ミクロンの連続濾過システムに通過させる。次いで、材料を保存し、最後に0.22ミクロンの滅菌フィルターに通過させる。濾過ステップは、一般に、バルク材料に応じて、数日から数週間の間程度かかる。
実施例2:
比較サンプル(サンプル2、3、及び4)
発酵混合物中に構造水を含まないアロエ発酵体(サンプル2)を次のように作製した: 発酵混合物を、1%アロエ・バルバデンシス葉粉末、Q.S.水、及び0.1%ラクトバチルスSPを混合することによって作製した。発酵を、25℃未満で3日間行い、微生物が最適な条件下で増殖することを可能にした。4日目に、温度を45℃に上昇させ、条件を24時間制御した。5日目に、材料を滅菌し、濾過した。バッチに応じて、発酵の収率(最初の発酵混合物に対する最後の発酵体濾液、w/w)は、95%~99%であり得る。次いで、構造水中の0.03%(w/w)のアロエ・バルバデンシス葉多糖を添加して、発酵体濾液を、最初の発酵混合物の重量に戻した。したがって、バッチに応じて、構造水中のアロエ・バルバデンシス葉多糖(0.03%w/w)溶液を、最初の発酵混合物の約1%~約5%の範囲の量で発酵体濾過に添加した。複数のバッチを一緒に組み合わせた場合、構造水中のアロエ・バルバデンシス葉多糖(0.03%w/w)溶液の組み合わせた添加は、最初の発酵混合物の組み合わせた重量の約3%(w/w)であった。濾過ステップは、発酵体から大量の大きな粒子を排除する最初の濾過とそれに続く、発酵体が、漸進的に小さくなる孔径において適切な孔径を達成する、複数フィルターステップを含む。最初のフィルターは、D/Eフィルターである。その後、材料を、1.0ミクロン、0.45ミクロン、次いで0.2ミクロンの連続濾過システムに通過させる。次いで、材料を保存し、最後に0.22ミクロンの滅菌フィルターに通過させる。濾過ステップは、一般に、バルク材料に応じて、数日から数週間の間程度かかる。
発酵混合物中に構造水又はアロエを含まないラクトバチルス発酵体(サンプル3)を次のように作製した: 発酵混合物を、1%グルコース、Q.S.水、及び0.1%ラクトバチルスSPを混合することによって作製した。発酵を、25℃未満で3日間行い、微生物が最適な条件下で増殖することを可能にした。4日目に、温度を45℃に上昇させ、条件を24時間制御した。5日目に、材料を滅菌し、濾過した。濾過ステップは、発酵体から大量の大きな粒子を排除する最初の濾過とそれに続く、発酵体が、漸進的に小さくなる孔径において適切な孔径を達成する、複数フィルターステップを含む。最初のフィルターは、D/Eフィルターである。その後、材料を、1.0ミクロン、0.45ミクロン、次いで0.2ミクロンの連続濾過システムに通過させる。次いで、材料を保存し、最後に0.22ミクロンの滅菌フィルターに通過させる。濾過ステップは、一般に、バルク材料に応じて、数日から数週間の間程度かかる。
アロエ・バルバデンシス葉多糖(サンプル4)を、ALOE VERA IL SD PWD 200X 705AV ORGANICの商品名でAshlandから購入した。
実施例3:
有効性研究の比較(サンプル1、2、3、及び4)
サンプル1、2、3、及び4のそれぞれを、精製水中の2%溶液として作製し、必要であれば、ボルテックス及び/又は超音波処理することによって混合した。各サンプルを、Randox TASキットの改変プロトコールを使用することによってアッセイした。
96ウェルプレートにおいて、試薬及びサンプルを、アッセイされる各ウェルに添加した(n=3)。機器の制限により、最大36個のウェルを使用することができる。抗酸化能力を決定するために、Spectramax Plate Readerで2分の期間にわたって吸光度(600nm)を測定する。割合を計算し、次いで、各サンプルについて水ブランクと比較した酸化の阻害を計算した。BHTを、対照として0.001%で試験し、これは予想される範囲内にある。
Figure 2023553119000002
したがって、表1における実験結果は、サンプル1(発酵培地として構造水を使用)が、このアッセイにおいて同じ濃度で試験した場合の、サンプル2(サンプル2では発酵培地に構造水を使用しなかったことを除いて、サンプル1とほぼ同じ生成プロセス)、3、及び4よりも、酸化を阻害するのに著しく優れていることを明確に示した。
実施例4:
成人正常ヒト皮膚線維芽細胞(NHDF)におけるアロエ発酵体の刺激活性
アロエ発酵体(サンプル1)を、コラーゲン増強活性についてELISAアッセイで試験した。アロエ発酵体は、用量依存的様式でコラーゲン合成を増加させることが見出された。コラーゲン合成は、0.25%、0.5%、及び1%(v/v)でそれぞれ16%、21%、及び48%増加した。アッセイにおいて、20ng/mlのTGFβが、コラーゲン合成を91%増加させることが見出された。
Cloneticsからの成人NHDF細胞を、処理する前に、96ウェルプレート(Corning/Costar平底)に播種し、コンフルエントになるまで増殖させた。サンプルを、0.125%、0.25%、0.5%、及び1%(v/v)でアロエ発酵体を用いて試験した。プレートを37℃/5%CO2で3日間インキュベートし、その後、上清を回収し、ELISAを行うまでシリコン処理チューブ中で-80℃で保管した。PIP ELISAを行い、結果を標準曲線から計算した。プロコラーゲンELISAについて、上清を1:200に希釈した。アッセイにおいて、TGFβ(20ng/ml)を陽性対照として実行した。細胞生存率を、標準的MTTアッセイによって決定した。統計的有意性を、一元配置分散分析とそれに続くダネットの事後検定を使用して行った。すべての結果はp<0.01を有する。すべての分析をGraphPad Instatを使用して行った。
Figure 2023553119000003
表2は、コラーゲン増強活性について0.125%、0.25%、0.5%及び1%(v/v)で試験した場合のアロエ発酵体の結果を示す。コラーゲン合成は、それぞれ-9%、+16%、+21%及び+48%著しく変化し、一方、細胞生存率は著しい影響を受けなかった。結果は、アロエ発酵体が、0.25%、0.5%、及び1%で用量依存的様式でコラーゲン合成を増強したことを結論付ける。
実施例5:
臨床保湿研究
本明細書に記載される本発明によるアロエ発酵体(サンプル1)を含む組成物の効果を研究するために、2つの臨床研究を実施した。特に、ヒトの皮膚に対する組成物の保湿効果を研究した。
研究参加者(N=16及びN=110)を、それぞれの研究に登録した。研究参加者は、19歳から65歳の間のすべての年齢群、並びに乾燥肌、脂性肌及び混合肌を含むすべての肌タイプを含んだ。参加者は、朝及び夕方の両方の日中に、清潔な皮膚に組成物を適用した。組成物を、清潔な皮膚上で局所的にマッサージし、研究プロトコールは、研究期間中に他のスキンケア製品を導入しなかった。参加者の皮膚に対する保湿効果を測定した。すべての参加者(100%)は、組成物の局所適用時に即時の改善及び保湿を示した。参加者の約89%は、局所適用後72時間において改善された保湿を示した。参加者の約68%は、局所適用後100時間において改善された保湿を示した。
実施例6
インビトロでの黒色皮膚に対するアロエ発酵体の効果に関する研究
本明細書に記載される本発明によるアロエ発酵体(サンプル1)の、黒色皮膚に対する効果を評価するために、インビトロ研究を行った。特に、皮膚ライトニング及び皮膚ブライトニング効果を研究した。
アロエ発酵体/抽出物を、DPBS中で1%(v/v)に希釈し、次いで、DPBS中で0.5%~0.125%にさらに希釈した。研究処理の前に溶液を調製した。研究サンプル、すなわち組織を、希釈したアロエ発酵体3μlで14日間毎日(週末を除く)処理した。その体積の溶液をピペットで取り、滅菌ガラス棒の先端で適用した後にインサート上に残る量は2μlであった。適用前に、インサートをDPBSによって2回洗浄した。組織の生存率及びメラニンの量を、処理の7日後及び14日後に測定した。
メラニン分析: 組織をプラスチックインサートから取り出し、0.6mL微量遠心管中の250μlのSolvableに入れた。組織を60℃で一晩インキュベートした。サンプルをボルテックスし、次いで、13,000rpmで5分間遠心分離した。サンプル200μlをピペットで96ウェルプレートに移し、分光光度計で490nmで読み取り、メラニン標準に対して測定した。
Figure 2023553119000004
生存率分析: 13mLのアラマーブルー及び117mLの維持培地を組み合わせることによって、10%アラマーブルー溶液を作製した。維持培地を各ウェルから除去し、各ウェル中で5mLの10%アラマーブルーに置き換えた。インサートを10%アラマーブルー中で2時間インキュベートした。インサートの除去後、各ウェルの蛍光を、Spectra Max M2eプレートリーダーで530nm励起及び590nm発光で測定した。
Figure 2023553119000005
表3及び4に示した研究結果は、1週間で、1%アロエ発酵体が、標準化メラニンを14%低下させ、一方、組織の生存率を6%増加させるのに効果的であったことを示す。2週間では、1%アロエ発酵体は、メラニンを22%低下させ、一方、生存率を23%増加させるのに効果的であった。さらに、0.25%及び0.5%アロエ発酵体も、それぞれメラニンを18%及び19%低下させるのに効果的であった。
任意の相互参照される又は関連する特許又は出願を含む、本明細書で引用されるすべての文書は、明示的に除外又は別のやり方で制限されない限り、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。いかなる文書の引用も、それが本明細書に開示又は特許請求されるいずれかの発明に関する先行技術であること、又はそれ単独が、若しくは任意の他の1つ若しくは複数の参考文献との任意の組み合わせにおいて、いずれかの該発明を教示、示唆又は開示することを認めるものではない。さらに、この文書中の用語のいずれかの意味又は定義が、参照により組み込まれる文書中の同じ用語のいずれかの意味又は定義と矛盾する場合には、この文書中のその用語に割り当てられた意味又は定義が統制するものとする。
本発明の特定の実施形態を説明及び記載したが、本発明の範囲から逸脱することなく、様々な他の変更及び修正を行うことができることは当業者には明らかであろう。したがって、本発明の範囲内にあるすべてのこのような変更及び修正は、添付の特許請求の範囲に含まれることが意図される。

Claims (17)

  1. 少なくとも1種のプレバイオティック化粧品成分、構造水成分、及び少なくとも1種のプロバイオティック微生物を含む発酵混合物からの発酵体を含む、化粧品組成物。
  2. 発酵体が、少なくとも1種の化粧品活性成分をさらに含む、請求項1に記載の化粧品組成物。
  3. 構造水成分が、I水及びS水を含む、請求項1に記載の化粧品組成物。
  4. I水が、発酵体の約1重量%~約60重量%の量で存在する、請求項3に記載の化粧品組成物。
  5. S水が、発酵体の約1重量%~約60重量%の量で存在する、請求項3に記載の化粧品組成物。
  6. 少なくとも1種のプレバイオティック活性成分が、アロエ、アロニアベリー、ラズベリー、ホウレンソウ、チェリーブロッコリー、タルトチェリー、リンゴ、マッシュルーム、ブドウジュース、ビート、ブルーベリー、ブラックベリー、アサイー、コーヒー、ショウガ、クランベリー、ラズベリー、アロエゲル、ココナッツ水、ザクロ、マンゴー、アプリコット、レチノール、ラズベリー、ラベンダー、蜂蜜、カルダモン、トリュフ、ヒアルロン酸又はそれらの混合物を含む、請求項1に記載の化粧品組成物。
  7. 少なくとも1種のプロバイオティック微生物が、ビフィドバクテリウム(Bifidobacterium)属、ラクトバチルス(Lactobacillus)属、エンテロコッカス(Enterococcus)属、ストレプトコッカス(Streptococcus)属、スタフィロコッカス(Staphylococcus)属、ストレプトコッカス、サッカロミセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)、サッカロミセス・ブラウディ(Saccharomyces boulardii)、及びそれらの混合物からなる群から選択される株である、請求項1に記載の化粧品組成物。
  8. 発酵体が、抽出物、溶解物、又は濾液の形態である、請求項1に記載の化粧品組成物。
  9. 発酵体が、化粧品組成物の総重量に対して、約0.00001重量%~約20重量%存在する、請求項1に記載の化粧品組成物。
  10. 構造水成分が、発酵体の総重量に対して、約1重量%~約99.5重量%、発酵体中に存在する、請求項1に記載の化粧品組成物。
  11. 少なくとも1種のプレバイオティック活性成分が、アロエ・バルバデンシス葉粉末である、請求項6に記載の化粧品組成物。
  12. 少なくとも1種のプレバイオティック活性成分が、発酵混合物の総重量に対して、約0.001重量%~約20重量%の範囲の量で存在する、請求項6に記載の化粧品組成物。
  13. 組成物が、スキンローション、スキンソフナー、スキントナー、アストリンゼント、ローション、ミルクローション、保湿ローション、栄養ローション、マッサージクリーム、フェイシャルマスク、フェイシャルクレンザー、栄養クリーム、保湿クリーム、ハンドクリーム、ファンデーション、プライマー、エッセンス、栄養エッセンス、クレンジングフォーム、クレンジングローション、クレンジングクリーム、ボディローション、SPFを有するクリーム、SPFを有するローション、ボディマスク、又はボディクレンザーである、請求項1に記載の化粧品組成物。
  14. ヒトの皮膚におけるコラーゲン生成を増加させる方法であって、少なくとも1種のプレバイオティック活性成分、構造水成分、及び少なくとも1種のプロバイオティック微生物を含む発酵混合物からの発酵体を含む化粧品組成物を適用するステップを含む、方法。
  15. 化粧品組成物が、1日1回、2回若しくは3回、又は夜就寝する前に適用される、請求項14に記載の方法。
  16. 化粧品組成物が、局所適用時に皮膚の水分補給及び保湿を最大100時間増強する、請求項14に記載の方法。
  17. 組成物が、局所適用時に皮膚に対して皮膚ブライトニング及び皮膚ライトニング効果を提供する、請求項14に記載の方法。
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