JP2023552914A - 一次荷電粒子ビーム電流の測定 - Google Patents

一次荷電粒子ビーム電流の測定 Download PDF

Info

Publication number
JP2023552914A
JP2023552914A JP2023540489A JP2023540489A JP2023552914A JP 2023552914 A JP2023552914 A JP 2023552914A JP 2023540489 A JP2023540489 A JP 2023540489A JP 2023540489 A JP2023540489 A JP 2023540489A JP 2023552914 A JP2023552914 A JP 2023552914A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
charged particle
particle beam
current
primary
charged particles
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2023540489A
Other languages
English (en)
Inventor
ジョン ブロイアー
クリスティアン ドローズ
Original Assignee
アイシーティー インテグレーテッド サーキット テスティング ゲゼルシャフト フィーア ハルプライタープリーフテヒニック エム ベー ハー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by アイシーティー インテグレーテッド サーキット テスティング ゲゼルシャフト フィーア ハルプライタープリーフテヒニック エム ベー ハー filed Critical アイシーティー インテグレーテッド サーキット テスティング ゲゼルシャフト フィーア ハルプライタープリーフテヒニック エム ベー ハー
Publication of JP2023552914A publication Critical patent/JP2023552914A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/02Details
    • H01J37/244Detectors; Associated components or circuits therefor
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/02Details
    • H01J37/04Arrangements of electrodes and associated parts for generating or controlling the discharge, e.g. electron-optical arrangement, ion-optical arrangement
    • H01J37/147Arrangements for directing or deflecting the discharge along a desired path
    • H01J37/1472Deflecting along given lines
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2237/00Discharge tubes exposing object to beam, e.g. for analysis treatment, etching, imaging
    • H01J2237/244Detection characterized by the detecting means
    • H01J2237/24475Scattered electron detectors
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2237/00Discharge tubes exposing object to beam, e.g. for analysis treatment, etching, imaging
    • H01J2237/244Detection characterized by the detecting means
    • H01J2237/2448Secondary particle detectors
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2237/00Discharge tubes exposing object to beam, e.g. for analysis treatment, etching, imaging
    • H01J2237/245Detection characterised by the variable being measured
    • H01J2237/24507Intensity, dose or other characteristics of particle beams or electromagnetic radiation
    • H01J2237/24514Beam diagnostics including control of the parameter or property diagnosed
    • H01J2237/24535Beam current
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2237/00Discharge tubes exposing object to beam, e.g. for analysis treatment, etching, imaging
    • H01J2237/245Detection characterised by the variable being measured
    • H01J2237/24564Measurements of electric or magnetic variables, e.g. voltage, current, frequency

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Measurement Of Radiation (AREA)
  • Electron Sources, Ion Sources (AREA)
  • Measurement Of Current Or Voltage (AREA)
  • Tests Of Electronic Circuits (AREA)

Abstract

荷電粒子ビーム装置の一次荷電粒子ビーム(123)の電流を測定するための電流測定モジュール(100)が提供され、電流測定モジュール(100)は、荷電粒子ビーム装置のビームダンプ(140)の導電性表面(142)への一次荷電粒子ビーム(123)の衝突時に放出される二次荷電粒子および/または後方散乱荷電粒子127を検出するように構成された検出ユニット(160)を含む。

Description

本開示は、一般に、一次荷電粒子ビームの電流を測定する電流測定モジュールおよび方法に関する。詳細には、本発明は、走査型電子顕微鏡などの荷電粒子ビーム装置の一次荷電粒子ビームの電流を測定するための電流測定モジュール、および荷電粒子ビーム装置の一次荷電粒子ビームの電流を測定する方法に関する。
荷電粒子ビーム装置は、製造中の半導体デバイスの検査、リソグラフィのための露光システム、検出装置、および試験システムを含むが、これらに限定されることなく、複数の産業分野において多くの機能を有する。したがって、マイクロメートルおよびナノメートルスケール以内の試料の構造化および検査に対する高い需要がある。
荷電粒子ビームは、その短い波長のために、例えば光子ビームと比較して優れた空間分解能を提供する。したがって、マイクロメートルおよびナノメートルスケールのプロセス制御、検査または構造化は、多くの場合、電子顕微鏡または電子ビームパターン発生器などの荷電粒子ビーム装置内で生成され集束される荷電粒子ビーム、例えば電子ビームを用いて行われる。
荷電粒子ビーム装置、特にチップ産業におけるCD測定システム、材料分析におけるEDXなどのような正確な測定のためのシステムでは、規定されたビーム電流が望まれる。定量的測定には、ビーム電流が安定しているのが有益である。定期的にビーム電流を測定するために、標準的なシステムは、電位計に接続されたファラデーカップを使用する。
したがって、定期的なメンテナンス中、例えば、毎日、ビーム電流が測定され、所定の値に再調整される。このプロセスは時間がかかり、荷電粒子ビーム装置の動作を長時間中断すべきではない場合、またはビーム電流測定をより頻繁に行うべきである場合は理想的ではない。特に冷電界エミッタの場合、電流ノイズ、電流ジャンプ、および電流ドリフトが比較的短い時間スケールで発生することがある。
したがって、現在の測定装置および方法を改善するという課題がある。
上記に鑑みて、荷電粒子ビーム装置の一次荷電粒子ビームの電流を測定するための電流測定モジュール、および荷電粒子ビーム装置の一次荷電粒子ビームの電流を測定する方法が提供される。
一態様によると、荷電粒子ビーム装置の一次荷電粒子ビームの電流を測定するための電流測定モジュールが提供される。電流測定モジュールは、荷電粒子ビーム装置のビームダンプの導電性表面への一次荷電粒子ビームの衝突時に放出される二次荷電粒子および/または後方散乱荷電粒子を検出するように構成された検出ユニットを含む。
さらなる態様によると、荷電粒子ビーム装置の一次荷電粒子ビームの電流を測定する方法が提供される。本方法は、荷電粒子ビーム装置のビームダンプの導電性表面への一次荷電粒子ビームの衝突時に放出される二次荷電粒子および/または後方散乱荷電粒子を検出するステップを含む。
上記の実施形態と組み合わせることができるさらなる利点、特徴、態様および詳細は、従属請求項、説明および図面から明らかである。
実施形態はまた、開示された方法を実行するための装置であって、記載された各方法ステップを実行するための装置部品を含む装置を対象とする。これらの方法ステップは、ハードウェア構成要素によって、適切なソフトウェアによってプログラムされたコンピュータによって、両者の任意の組合せによって、または任意の他のやり方で実行されてもよい。さらに、実施形態はまた、記載される装置が動作する方法を対象とする。これには、装置の各機能を実行するための、または装置の各部品を製造するための方法ステップが含まれる。
本発明の上記のおよび他のより詳細な態様の一部は、以下の説明に記載され、図面を参照して部分的に示される。
本明細書に記載される実施形態による電流測定モジュールを示す概略図である。 本明細書に記載される実施形態による荷電粒子ビーム装置および電流測定モジュールを示す概略図である。 本明細書に記載される実施形態による荷電粒子ビーム装置を示す概略図である。 本明細書に記載される実施形態による一次荷電粒子ビームの電流を測定する方法を示す概略図である。 本明細書に記載される実施形態による一次荷電粒子ビームの電流を測定する方法を示す概略図である。
次に、様々な実施形態を詳細に参照し、その1つまたは複数の例を各図に示す。各例は、説明のために提供されており、限定を意味するものではない。例えば、一実施形態の一部として図示または説明される特徴は、任意の他の実施形態に、またはそれと併せて使用され、さらなる実施形態をさらにもたらすことができる。本開示は、そのような修正および変形を含むことが意図されている。図面の以下の説明において、同じ参照番号は、同じまたは類似の構成要素を指す。
本出願の範囲を限定することなく、荷電粒子ビーム装置またはその構成要素は、以下では、例示的に電子ビーム装置またはその構成要素と呼ばれることがある。電子ビームは、検査またはリソグラフィに特に利用されることがある。本発明の実施形態は、試料画像を得るためにもしくは試料をパターン化するために、荷電粒子および/または他の二次荷電粒子および/または後方散乱荷電粒子の他の供給源を使用する装置および構成要素にさらに適用することができる。
図1を参照して、実施形態の構成要素を説明する。図1は、電流測定モジュール100を示す。図1に示す実施形態によると、電流測定モジュール100は、ビームダンプ140の導電性表面142への一次荷電粒子ビーム123の衝突時に放出される二次荷電粒子および/または後方散乱荷電粒子127を検出するように構成された検出ユニット160を含む。
実施形態によると、一次荷電粒子ビーム123は、一次荷電粒子ビーム123がブランキングされる時間中、一次荷電粒子ビーム123が一時的に中断される時間中、および/または例えばフレーム間もしくはライン間の走査中に、ビームダンプ140に向けられる。
有益なことに、専用のメンテナンス時間を必要とすることなく、一次荷電粒子ビームの電流を決定またはモニタすることができる。有益なことに、真空および先端部処理などの解決策では最終的に対処することが困難である、荷電粒子ビーム源のプローブ電流のノイズ、ジャンプ、および/またはドリフトに効果的に対処することができる。
図2は、本明細書に記載される実施形態による電流測定モジュール100および荷電粒子ビーム装置200を示す。図2において、図1の要素に対応する要素は同じ参照符号を有し、図1の説明は、図2にも適用可能であり、その逆もまた同様である。
図2に示す実施形態によると、荷電粒子ビーム装置200を提供することができる。図2に示す実施形態によると、一次荷電粒子ビーム123を放出するように構成された荷電粒子源221を提供することができる。図2に示す実施形態によると、荷電粒子源221は、冷電界エミッタ、例えば、電子ビームを放出するように構成された冷電界エミッタであってもよい。
図2に示す実施形態によると、ビーム誘導モジュール232を提供することができる。実施形態によると、ビーム誘導モジュール232は、一次荷電粒子ビーム123をビームダンプ140に偏向させるように構成されている。例えば、ビーム誘導モジュール232は、偏向器ユニットであってもよい。
したがって、一次荷電粒子ビーム123がブランキングされる時間中に、一次荷電粒子ビーム123をビームダンプ140に素早く偏向させることができる。したがって、一次荷電粒子ビーム123がビームダンプの導電性表面142に衝突すると、二次荷電粒子および/または後方散乱荷電粒子127が放出され、検出ユニット160によって検出される。
有益なことに、電流測定モードへの切り替えは、非常に高速である。電流測定をはるかに頻繁に行うことができる。
図2に示す実施形態によると、電流測定モジュール100は、シンチレーション素子264、導光体266、および光検出器268を備える。実施形態によると、シンチレーション素子264は、ビームダンプ140内に配置される。実施形態によると、導光体266は、一次荷電粒子ビーム123から離れるように光子を誘導するように構成されている。
実施形態によると、シンチレーション素子264は、ビームダンプ140内に配置することができる。本明細書に記載される他の実施形態と組み合わせることができる一部の実施形態によると、検出された二次荷電粒子および/または後方散乱荷電粒子127の大きさは、一次荷電粒子ビーム123の電流に直接関連付けることができる。有益なことに、測定の精度が改善される。例えば、シンチレーション素子264をビームダンプ140内に配置することによって、測定は、一次荷電粒子ビーム123の電流に直接関連付けられる。
図3は、本明細書に記載される実施形態による荷電粒子ビーム装置を示す。図3において、図1および図2の要素に対応する要素は、同じ参照符号を有し、図1および図2の説明は、図3にも適用され、その逆もまた同様である。
実施形態によると、シンチレーション素子264は、ビームダンプ140の導電性表面142の凹部144に配置することができる。有益なことに、一次荷電粒子ビームに近接した空間などの空間が効率的に使用される。本明細書に記載される他の実施形態と組み合わせることができる一部の実施形態によると、電流測定モジュールは、電気的に絶縁することができる。例えば、シンチレーション素子264および導光体266を使用することによって、ビームダンプ140が高電圧であっても、電流測定モジュール100を電気的に絶縁することができる。
図3に示す実施形態によると、荷電粒子ビーム装置200を提供することができる。図3に示す実施形態によると、荷電粒子ビーム装置は、荷電粒子源221、コンデンサレンズ310、ビーム誘導モジュール232、ビームダンプ140、検出ユニット160、対物レンズ392、試料支持体284、および二次荷電粒子信号検出器394のうちの少なくとも1つを含むことができる。
実施形態によると、一次荷電粒子ビーム123は、試料282に衝突して二次荷電粒子信号(図示せず)を生成することができる。二次荷電粒子信号検出器394は、二次荷電粒子信号を検出するために使用および/または構成することができる。
実施形態によると、ビームダンプ140は、凹部144を含むことができる。実施形態によると、凹部144は、検出ユニット160の一部、例えばシンチレーション素子264の一部を収容するように構成されてもよい。
本明細書に記載される他の実施形態と組み合わせることができる一部の実施形態によると、検出ユニット160(のシンチレーション素子264)は、ビームダンプ140の導電性表面142への一次荷電粒子ビーム123の衝突時に放出される二次荷電粒子および/または後方散乱荷電粒子127を検出するために、ビームダンプ140の凹部144に少なくとも部分的に配置されてもよい。有益なことに、検出ユニット160(のシンチレーション素子264)の配置は、(導電性表面142から)放出された二次荷電粒子および/または後方散乱荷電粒子127の最適な検出のために構成される。
図4は、一次荷電粒子ビームの電流を測定する方法を示す。実施形態によると、本方法は、動作400に示すように、荷電粒子ビーム装置のビームダンプの導電性表面への一次荷電粒子ビームの衝突時に放出される二次荷電粒子および/または後方散乱荷電粒子を検出するステップを含む。
実施形態によると、荷電粒子ビーム装置のビームダンプの導電性表面への一次荷電粒子ビームの衝突時に放出される二次荷電粒子および/または後方散乱荷電粒子は、一次荷電粒子ビームがブランキングされる期間中および/または一次荷電粒子ビームが試料位置以外の位置に衝突する期間中に動作400に示すように検出される。
本明細書に記載される他の実施形態と組み合わせることができる一部の実施形態によると、一次ビームの電流の測定は、一次荷電粒子ビームがブランキングまたはダンプされる時間中に行われる。例えば、動作400に示すように、ビームダンプの導電性表面への一次荷電粒子ビームの衝突時に放出される二次荷電を検出することによって、専用のメンテナンス時間を必要とすることなく、一次荷電粒子ビームの電流を決定および/またはモニタすることができる。有益なことに、グレーレベルマッチングおよび精度に影響を及ぼし、真空および先端部処理などの解決策によって解決することができない、プローブ電流のノイズ、ジャンプ、およびドリフトなどの冷電界放出の基本的な欠点に効果的に対処することができる。有益なことに、プローブ電流の変動は、例えば、ブランキング時間中および/またはフレーム間もしくはライン間に、プローブ電流の読み取り値を、例えば、グレーレベル補正のためのフィードバックとして使用することによって、オンラインでモニタすることができる。
図5は、いくつかの実施形態を含む一次荷電粒子ビームの電流を測定する方法を示す。
図5に示す一実施形態によると、本方法は、動作550に示すように、検出された二次荷電粒子および/または後方散乱荷電粒子の大きさに基づいて、一次荷電粒子ビームの電流を示す値を決定するステップを含む。したがって、動作560に示すように、検出された二次荷電粒子および/または後方散乱荷電粒子に基づいて調整を行うことができる。例えば、二次荷電粒子信号のグレーレベルの調整は、一次荷電粒子ビームの電流を示す決定値に基づいて行うことができる。
次に、実施形態の装置の個々の態様をより詳細に説明する。これらの態様のそれぞれは、任意選択であり、別段の定めがない限り、本明細書に開示される任意の実施形態または他の態様と組み合わせることができる。
電流測定モジュール
実施形態によると、電流測定モジュールは、検出ユニット160を含む。一次荷電粒子ビーム123を供給する荷電粒子ビーム装置は、試料位置280、例えば試料支持体284の近傍にファラデーカップを含むことができる。このようなファラデーカップは、典型的には、作業領域、例えば、測定領域、または一次荷電粒子ビーム123の邪魔にならないように出し入れされなければならない。
実施形態によると、一次荷電粒子ビームのビーム電流測定は、試料282の交換中、ビームがブランキングされている期間(例えば、0ms~3s)中、および/または約5s未満の短い非撮像期間(例えば、試料282の交換)中に行われる。
ビームダンプ
実施形態によると、ビームダンプ140が提供される。実施形態によると、ビームダンプ140は、導電性表面142を含む。実施形態によると、二次粒子および/または後方散乱粒子127は、ビームダンプ140の導電性表面142への一次荷電粒子ビーム123の衝突時に放出される。
実施形態によると、ビームダンプ140は、荷電粒子ビーム装置200のものである。実施形態によると、ビームダンプ140の導電性表面142は、一次荷電粒子ビームがビームダンプ140の導電性表面142に対して45度未満、30度未満、または15度未満の角度で衝突するように配置される。有益なことに、一次ビームから二次荷電粒子、例えば後方散乱電子への変換効率を改善することができる。あるいは、ビームの偏向がかなり小さいため、ビームダンプ140の導電性表面142は、一次荷電粒子ビームが荷電粒子ビーム装置200の軸線225に対して45度未満、30度未満、または15度未満の角度で衝突するように配置されてもよい。
検出ユニット
実施形態によると、検出ユニット160が提供される。実施形態によると、検出ユニット160は、二次粒子および/または後方散乱粒子127を検出するように構成されている。実施形態によると、検出ユニット160は、シンチレータ、例えば、シンチレーション素子264と、導光体266と、光検出器268とを含む。一例では、光検出器268は、光電子増倍管である。
実施形態によると、検出ユニット160は、二次粒子および/または後方散乱粒子127が衝突するように構成されている。例えば、検出ユニット160のシンチレーション素子264は、ビームダンプ140の導電性表面142への一次荷電粒子ビーム123の衝突時に放出される二次粒子および/または後方散乱粒子127が衝突するように配置される。
実施形態によると、検出ユニット160のシンチレーション素子264は、二次粒子および/または後方散乱粒子127を光子に変換するように構成されている。実施形態によると、シンチレーション素子264は、ビームダンプ140内に配置される。実施形態によると、シンチレーション素子264は、二次粒子および/または後方散乱粒子127の伝播方向に対して(実質的に)垂直な角度で配置される。
有益なことに、一次荷電粒子ビーム123の電流の測定のために一次荷電粒子ビーム123をビームダンプ140内で受け取ることによって、荷電粒子の望ましくない散乱、発生などを適切に封じ込めることができる。一例では、ビームダンプ140から漏れる二次荷電粒子および/または後方散乱荷電粒子の量は、1%未満である。
実施形態によると、導光体266は、シンチレーション素子264によって生成された光子を光検出器268に誘導するように構成されている。実施形態によると、導光体266は、第1の端部でシンチレーション素子264に取り付けられている。実施形態によると、導光体266は、第2の端部で光検出器268に取り付けられている。
一例では、導光体266は、ビームダンプ140からの光子を誘導するように構成されている。一例では、導光体266は、ビームダンプから離れるように光子を誘導するように構成されている。一例では、導光体266は、荷電粒子ビーム装置200の軸線225から離れるように光子を誘導するように構成されている。
一例では、導光体266は、一次荷電粒子ビーム123から離れるように光子を誘導するように構成されている。一例では、導光体266は、光子を光電子増倍管に誘導するように構成されている。
「離れる(away)」という用語は、基準に対して垂直な、基準から離れる成分が支配的な成分である方向として理解することができる。一例では、基準は、一次荷電粒子ビーム123または荷電粒子ビーム装置200の軸線225である。
実施形態によると、光検出器268は、光電子増倍管またはフォトダイオードである。実施形態によると、光検出器268は、光子を電気信号に変換するように構成されている。実施形態によると、電気信号の大きさは、光子、二次粒子および/または後方散乱粒子127、および/または一次荷電粒子ビーム123のうちの少なくとも1つの大きさを示す(例えば、その大きさに相関または比例する)。
実施形態によると、検出ユニット160、例えば光検出器268は、電流決定ユニット272と通信するように構成されている。実施形態によると、検出ユニット160、例えば光検出器268は、電流決定ユニット272に信号を提供するように構成されている。実施形態によると、信号は、光検出器268によって生成された電気信号であるか、または光検出器268によって生成された電気信号に基づく。実施形態によると、信号は、検出された二次荷電粒子および/または後方散乱荷電粒子127の大きさを示す。
有益なことに、例えば一次荷電粒子ビームが試料上に誘導される撮像モードと、一次荷電粒子ビーム123をダンピングするために、ならびに/または二次粒子および/もしくは後方散乱粒子127を検出するために、一次荷電粒子ビームがビームダンプ140に誘導されるモードとの間の切り替えを非常に高速に行うことができる。有益なことに、一次荷電粒子ビーム123の電流をより頻繁に検証および/または調整することができる。
(シンチレータの代わりに)PINダイオード検出器(図示せず)が使用されてもよいことを理解されたい。実施形態によると、PINダイオード検出器は、二次荷電粒子および/または後方散乱荷電粒子127を(電気)信号に(直接)変換するように構成することができる。実施形態によると、信号は、検出された二次荷電粒子および/または後方散乱荷電粒子127の大きさを示す。
シンチレータは、ビームダンプが高電圧で浮いている場合に特に有益であることを理解されたい。しかしながら、シンチレータの代わりにPINダイオード検出器を使用することもできる。
電流決定ユニット
実施形態によると、電流決定ユニット272を提供することができる。実施形態によると、電流決定ユニット272は、検出ユニット160、例えば光検出器268と通信することができる。実施形態によると、電流決定ユニット272は、検出ユニット160、例えば光検出器268から信号を受信するように構成されてもよい。実施形態によると、電流決定ユニット272は、検出された二次荷電粒子および/または後方散乱荷電粒子127の大きさを示す信号を受信するように構成されてもよい。
実施形態によると、電流決定ユニット272は、検出ユニット160、例えば光検出器268から、検出された二次荷電粒子および/または後方散乱荷電粒子127の大きさを示す信号を受信するように構成されてもよい。
有益なことに、本明細書に記載される実施形態を用いて、多くの荷電粒子ビーム用途、特に一般的な定量的測定、CD測定およびEDX測定の電流安定性を改善することができる。多くの用途では、1%以下の荷電粒子ビーム電流の精度が必要とされる。したがって、ビーム電流の頻繁な検証および/または適合が有益である。
本明細書に記載される実施形態は、高速で頻繁なビーム電流測定を提供することができる。例えば、一部の実施形態によると、ビーム電流測定および対応する再校正は、数十秒ほどの短い間隔(例えば、30~100秒ごと)で、またはさらには数秒ほどの間隔(例えば、3~10秒ごと)で、またはさらには数分の1秒ほどの間隔(例えば、30~100ミリ秒)で行われることがある。
実施形態によると、一次荷電粒子ビーム123の電流を示す値を使用して、一次荷電粒子ビーム123の電流の変動またはジャンプを補償することができる。有益なことに、冷電界エミッタ(CFE)のフラッシングプロセス中にまたはCFE表面上の原子吸着に起因してもたらされる可能性があるビーム電流のジャンプまたは変動が補償される。実施形態によると、補償は、抽出器電圧、抑制器電圧、アノード電圧、エミッタ先端部電圧を調整することによって、および/または他の方法によって行うことができる。
実施形態によると、電流決定メモリ274を提供することができる。実施形態によると、電流決定メモリ274は、一次荷電粒子ビーム123の電流を示す値を校正するためのデータを記憶するように構成されている。実施形態によると、電流決定ユニット272は、電流決定メモリ274と通信することができる。実施形態によると、電流決定ユニット272は、電流決定メモリ274を備えることができる。
ファラデーカップ電位計
実施形態によると、検出ユニット160の校正を提供することができる。実施形態によると、電流決定ユニット272は、電位計と通信することができる。実施形態によると、電位計は、一次荷電粒子ビーム123の電流を測定するように構成することができる。実施形態によると、電位計は、ファラデーカップに接続されてもよい。実施形態によると、ファラデーカップは、一次荷電粒子ビーム123が衝突可能であるように構成することができる。
実施形態によると、電流決定ユニット272によって決定された一次荷電粒子ビーム123の電流を示す値の校正を行うために、電流決定ユニット272は、ファラデーカップ電位計装置と通信することができる。実施形態によると、ファラデーカップ電位計装置は、荷電粒子ビーム装置200内に設けることができる。
実施形態によると、電流決定ユニット272によって決定された一次荷電粒子ビーム123の電流を示す値は、(ファラデーカップに接続された)電位計によって得られた一次荷電粒子ビーム123の電流の値と比較することができる。電流決定ユニット272によって決定された一次荷電粒子ビーム123の電流を示す値は、(ファラデーカップに接続された)電位計によって決定された一次荷電粒子ビーム123の電流の値に校正することができる。
実施形態によると、電流決定ユニット272によって決定された一次荷電粒子ビーム123の電流を示す値の関数としての一次荷電粒子ビーム123の電流の校正曲線(例えば、線形校正曲線)を実現することができるように、校正中に異なるビーム電流を生成することができる。
実施形態によると、電流決定ユニット272によって決定された一次荷電粒子ビーム123の電流を示す値の校正は、一次荷電粒子ビームの電流の測定値のドリフトを回避するために、規則的なまたは不規則な間隔で、例えば、24時間の規則的な間隔で、規則的な定期メンテナンスなどの規則的な間隔で、メンテナンス中などの不規則な間隔で、または他の時間間隔で行うことができる。
荷電粒子ビーム装置
実施形態によると、荷電粒子ビーム装置200が提供される。実施形態によると、一次荷電粒子ビーム123を放出する荷電粒子源221が提供される。実施形態によると、荷電粒子ビーム装置200は、軸線225を有する。実施形態によると、一次荷電粒子ビーム123は、軸線225に沿って誘導される。
実施形態によると、荷電粒子源221は、冷電界放出型、例えば冷電界エミッタである。一例では、一次荷電粒子ビーム123は、冷電界エミッタ(CFE)によって放出される。一次荷電粒子ビームの電流の変動(放出ノイズ)は、エミッタの表面を汚染する残留ガスに起因する可能性があることを理解されたい。有益なことに、フラッシング(洗浄)プロセス後に、および/またはエミッタの表面の汚染(例えば、エミッタ表面上の原子/分子の吸着)に起因して、最大10%の一次ビーム電流の上方または下方ジャンプをこうむる可能性がある一次荷電粒子ビームの電流を定期的に測定し、補償することができる。
実施形態によると、荷電粒子源221は、熱電界エミッタ型、例えば熱電界エミッタである。一例では、一次荷電粒子ビーム123は、熱電界エミッタ(TFE)によって放出される。したがって、熱電界エミッタの電流変動は、典型的には、冷電界エミッタの電流変動よりも小さいが、本明細書に記載される実施形態は、熱電界エミッタにも有益である。
実施形態によると、荷電粒子源221は、冷電界放出型または熱電界エミッタ型であるか、あるいは冷電界エミッタまたは熱電界エミッタである。
実施形態によると、一次荷電粒子ビーム123は、試料位置280に向けて誘導される。実施形態によると、例えば試料位置280に試料282を支持するための試料支持体284が提供される。実施形態によると、一次荷電粒子ビーム123は、対物レンズによって試料282上に集束される。
実施形態によると、一次荷電粒子ビーム123が試料282に衝突することで、二次信号および/または後方散乱信号が生じる。実施形態によると、二次信号および/または後方散乱信号は、センサユニットに向けて誘導される。実施形態によると、センサユニットは、二次信号および/または後方散乱信号の衝突時に信号を生成し、この信号が荷電粒子ビーム装置200の通常動作中に画像生成に使用される。
ビーム誘導モジュール
実施形態によると、ビーム誘導モジュール232が提供される。実施形態によると、ビーム誘導モジュール232は、一次荷電粒子ビーム123を少なくともビームダンプ140に偏向させるよう構成されている。例えば、ビーム誘導モジュール232は、一次荷電粒子ビーム123をビームダンプ140内に偏向させるよう構成されている。
一例では、ビーム誘導モジュール232は、一次荷電粒子ビーム123を偏向させてビームダンプ140の導電性表面142に衝突させるように構成されている。有益なことに、一次荷電粒子ビーム123の電流を測定することができる。
実施形態によると、ビーム誘導モジュール232は、一次荷電粒子ビーム123を試料位置280に偏向させるように構成されている。実施形態によると、ビーム誘導モジュール232は、一次荷電粒子ビーム123をビームダンプ140および試料位置280に個別に偏向させるように構成されている。
実施形態によると、ビーム誘導モジュール232は、荷電粒子源221と検出ユニット160との間に配置される。実施形態によると、ビーム誘導モジュール232は、例えば撮像動作中に一次荷電粒子ビーム123が侵入するための開口部を有する電極要素を含む。実施形態によると、ビーム誘導モジュール232は、少なくとも1つの静電偏向ユニット、磁気偏向ユニット、または静電-磁気複合偏向ユニットを含む。
実施形態によると、ビーム誘導モジュール232は、電極要素をバイアスするように構成された電圧供給ユニットを含む。実施形態によると、ビーム誘導モジュール232の電極要素は、一次荷電粒子ビーム123をビームダンプ140(の導電性表面142)に偏向させるように構成されている。
実施形態によると、一次ビーム電流を測定するために一次荷電粒子ビームをビームダンプ140に誘導するビーム誘導モジュール232の制御値を記憶する記憶要素234が提供される。実施形態によると、一次荷電粒子ビーム123を誘導することができるビーム誘導モジュール232に関するさらなる制御値を記憶要素234に記憶することができる。典型的には、制御値は、誘導(例えば偏向)に対応する電圧および/または電流とすることができる。
一次荷電粒子ビームの電流の測定
実施形態によると、一次荷電粒子ビームの電流を測定する方法は、動作400に示すように、二次荷電粒子および/または後方散乱荷電粒子を検出するステップを含む。実施形態によると、二次荷電粒子および/または後方散乱荷電粒子は、荷電粒子ビーム装置のビームダンプの導電性表面への一次荷電粒子ビームの衝突時に放出される。
実施形態によると、本方法は、動作510に示すように、一次荷電粒子ビームを荷電粒子ビーム装置のビームダンプの導電性表面に偏向させるステップを含む。実施形態によると、一次荷電粒子ビームは、動作510に示すように、ビームダンプの導電性表面に対して45度未満、30度未満、または15度未満の角度で荷電粒子ビーム装置のビームダンプの導電性表面に偏向される。有益なことに、一次荷電粒子ビームの二次荷電粒子および/または後方散乱荷電粒子への変換効率は、本明細書の実施形態に記載される角度において改善される。ビームダンプの導電性表面に対する一次荷電粒子ビームの角度は、入射角として理解することができる。
一例では、動作400に示すように、荷電粒子ビーム装置のビームダンプの導電性表面への一次荷電粒子ビームの衝突時に放出される二次荷電粒子および/または後方散乱荷電粒子を検出するステップは、動作520に示すように、放出された二次荷電粒子および/または後方散乱荷電粒子を光子に変換するステップ、動作530に示すように、放出された二次荷電粒子および/または後方散乱荷電粒子から変換された光子を一次荷電粒子ビームから離れるように誘導するステップ、ならびに動作540に示すように、放出された二次荷電粒子および/または後方散乱荷電粒子から導出された光子を、検出された二次荷電粒子および/または後方散乱荷電粒子の大きさを示す値を有する電気信号に変換するステップのうちの1つまたは複数を含む。
ビームダンプの導電性表面への一次荷電粒子ビームの衝突時に放出される二次荷電粒子および/または後方散乱荷電粒子を検出するステップは、二次荷電粒子および/または後方散乱荷電粒子の大きさを測定するための他のタイプのセンサの使用を含むことができることを理解されたい。
実施形態によると、本方法は、動作550に示すように、検出された二次荷電粒子および/または後方散乱荷電粒子の大きさ(を示す電気信号)に基づいて、一次荷電粒子ビームの電流を示す値を決定するステップを含む。
実施形態によると、本方法は、動作560に示すように、検出された二次荷電粒子および/または後方散乱荷電粒子に基づいて調整を行うステップを含む。
一例では、動作560に示すように調整を行うステップは、(a)二次荷電粒子信号のグレーレベルを調整するステップ、(b)検出された二次荷電粒子および/または後方散乱荷電粒子の変化と反対の方向に二次荷電粒子信号のグレーレベルを変化させるステップ、(c)検出された二次荷電粒子および/または後方散乱荷電粒子の変化に比例して二次荷電粒子信号のグレーレベルを変化させるステップ、(d)一次荷電粒子ビームの電流を調整するステップ、ならびに(e)一次荷電粒子ビームの電流を示す値に基づいて調整するステップであって、一次荷電粒子ビームの電流を示す値が、検出された二次荷電粒子および/または後方散乱荷電粒子に基づいて決定される、ステップを含むグループのうちの1つまたは複数を含む。
一例では、動作560に示すように調整を行うステップ(例えば、一次荷電粒子ビームの電流を調整するステップ)は、抽出器電圧、抑制器電圧、アノード電圧、およびエミッタ先端部電圧のうちの少なくとも1つを調整するステップを含む。
一例では、荷電粒子ビーム装置のビームダンプの導電性表面への一次荷電粒子ビームの衝突時に放出される二次荷電粒子および/または後方散乱荷電粒子は、動作400に示すように、一次荷電粒子ビームがブランキングされる期間中に、および/または一次荷電粒子ビームが試料位置以外の位置に衝突する時間中に検出される。
本明細書に記載される実施形態による動作のうちのいずれか1つまたは任意の複数は、図5に示されるような順序で、または異なる順序で、適切に組み合わされ得ることを理解されたい。
実施形態はまた、開示された方法を実行するための装置であって、記載された各方法ステップを実行するための装置部品を含む装置を対象とする。これらの方法ステップは、ハードウェア構成要素によって、適切なソフトウェアによってプログラムされたコンピュータによって、両者の任意の組合せによって、または任意の他のやり方で実行されてもよい。
さらに、実施形態はまた、記載された装置が動作する方法を対象とする。これには、装置の各機能を実行するための、または装置の各部品を製造するための方法ステップが含まれる。
上記は本発明の実施形態を対象としているが、本発明の範囲から逸脱することなく本発明の他の実施形態およびさらなる実施形態を考案することができ、本発明の範囲は以下の特許請求の範囲によって決定される。

Claims (15)

  1. 荷電粒子ビーム装置の一次荷電粒子ビーム(123)の電流を測定するための電流測定モジュール(100)であって、
    前記荷電粒子ビーム装置のビームダンプ(140)の導電性表面(142)への前記一次荷電粒子ビーム(123)の衝突時に放出される二次荷電粒子および/または後方散乱荷電粒子(127)を検出するように構成された検出ユニット(160)
    を備える、電流測定モジュール(100)。
  2. 前記検出ユニット(160)が前記ビームダンプ(140)内に配置されたシンチレーション素子(264)を備える、請求項1に記載の電流測定モジュール(100)。
  3. 前記検出ユニット(160)が前記シンチレーション素子(264)によって生成された光子を光検出器(268)に誘導するように構成された導光体(266)を備える、請求項2に記載の電流測定モジュール(100)。
  4. 前記導光体(266)が前記一次荷電粒子ビーム(123)から離れるように前記光子を誘導するように構成されている、請求項3に記載の電流測定モジュール(100)。
  5. 前記検出ユニット(160)が、電流決定ユニット(272)と通信し、前記電流決定ユニット(272)に信号を提供するように構成され、前記信号が前記検出された二次荷電粒子および/または後方散乱荷電粒子(127)に基づいており、前記信号が前記検出された二次荷電粒子および/または後方散乱荷電粒子(127)の大きさ、ならびに前記一次荷電粒子ビーム(123)の前記電流の大きさのうちの少なくとも1つを示す、請求項1~4のいずれか1項に記載の電流測定モジュール(100)。
  6. 前記ビームダンプ(140)の前記導電性表面(142)が、前記ビームダンプ(140)の前記導電性表面(142)に対して45度未満または30度未満の角度で前記一次荷電粒子ビーム(142)が衝突するように配置されている、請求項1~5のいずれか1項に記載の電流測定モジュール(100)。
  7. 荷電粒子ビーム装置(200)であって、
    請求項1~6のいずれか1項に記載の電流測定モジュール(100)と、
    前記一次荷電粒子ビーム(123)を前記ビームダンプ(140)および試料位置(280)に個別に偏向させるように構成されたビーム誘導モジュール(232)と、
    を備える、荷電粒子ビーム装置(200)。
  8. 荷電粒子ビーム装置の一次荷電粒子ビームの電流を測定する方法であって、
    前記荷電粒子ビーム装置のビームダンプの導電性表面への前記一次荷電粒子ビームの衝突時に放出される二次荷電粒子および/または後方散乱荷電粒子を検出するステップ(400)
    を含む、方法。
  9. 前記一次荷電粒子ビームを前記荷電粒子ビーム装置の前記ビームダンプの前記導電性表面に偏向させるステップ(510)
    をさらに含む、請求項8に記載の方法。
  10. 前記一次荷電粒子ビームが、前記ビームダンプ(140)の前記導電性表面(142)に対して45度未満または30度未満の角度で前記荷電粒子ビーム装置の前記ビームダンプの前記導電性表面に偏向される(510)、請求項9に記載の方法。
  11. 前記荷電粒子ビーム装置の前記ビームダンプの前記導電性表面への前記一次荷電粒子ビームの衝突時に放出される二次荷電粒子および/または後方散乱荷電粒子を検出するステップ(400)が、
    前記放出された二次荷電粒子および/または後方散乱荷電粒子を光子に変換するステップ(520)、
    前記放出された二次荷電粒子および/または後方散乱荷電粒子から変換された光子を前記一次荷電粒子ビームから離れるように誘導するステップ(530)、ならびに
    前記放出された二次荷電粒子および/または後方散乱荷電粒子から導出された光子を、前記検出された二次荷電粒子および/または後方散乱荷電粒子の大きさを示す値を有する電気信号に変換するステップ(540)
    のうちの少なくとも1つを含む、請求項8~10のいずれか1項に記載の方法。
  12. 前記検出された二次荷電粒子および/または後方散乱荷電粒子の大きさに基づいて、前記一次荷電粒子ビームの前記電流を示す値を決定するステップ(550)
    をさらに含む、請求項8~11のいずれか1項に記載の方法。
  13. 前記検出された二次荷電粒子および/または後方散乱荷電粒子に基づいて調整を行うステップ(560)
    をさらに含む、請求項8~12のいずれか1項に記載の方法。
  14. 前記調整を行うステップ(560)が、
    二次荷電粒子信号のグレーレベルを調整するステップ、
    前記検出された二次荷電粒子および/または後方散乱荷電粒子の変化とは反対の方向に二次荷電粒子信号のグレーレベルを変化させるステップ、
    前記検出された二次荷電粒子および/または後方散乱荷電粒子の変化に比例して二次荷電粒子信号のグレーレベルを変化させるステップ、
    前記一次荷電粒子ビームの前記電流を調整するステップ、ならびに
    前記一次荷電粒子ビームの前記電流を示す値に基づいて調整するステップであって、前記一次荷電粒子ビームの前記電流を示す前記値が前記検出された二次荷電粒子および/または後方散乱荷電粒子に基づいて決定される、ステップ
    のうちの少なくとも1つを含む、
    請求項8~13のいずれか1項に記載の方法。
  15. 前記荷電粒子ビーム装置の前記ビームダンプの前記導電性表面への前記一次荷電粒子ビームの衝突時に放出される前記二次荷電粒子および/または後方散乱荷電粒子が、前記一次荷電粒子ビームがブランキングされる期間中に、および/または前記一次荷電粒子ビームが試料位置以外の位置に衝突する時間中に検出される(400)、請求項8~14のいずれか1項に記載の方法。
JP2023540489A 2020-12-30 2021-12-02 一次荷電粒子ビーム電流の測定 Pending JP2023552914A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US17/138,326 US11817292B2 (en) 2020-12-30 2020-12-30 Primary charged particle beam current measurement
US17/138,326 2020-12-30
PCT/EP2021/084013 WO2022144143A1 (en) 2020-12-30 2021-12-02 Primary charged particle beam current measurement

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023552914A true JP2023552914A (ja) 2023-12-19

Family

ID=78851286

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2023540489A Pending JP2023552914A (ja) 2020-12-30 2021-12-02 一次荷電粒子ビーム電流の測定

Country Status (7)

Country Link
US (1) US11817292B2 (ja)
EP (1) EP4272238A1 (ja)
JP (1) JP2023552914A (ja)
KR (1) KR102638887B1 (ja)
CN (1) CN116686062A (ja)
TW (1) TWI811902B (ja)
WO (1) WO2022144143A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022046936A2 (en) * 2020-08-26 2022-03-03 Tae Technologies, Inc. Systems, devices, and methods for beam misalignment detection

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2534796C3 (de) 1975-08-04 1979-07-05 Max-Planck-Gesellschaft Zur Foerderung Der Wissenschaften E.V., 3400 Goettingen Rotationssymetrischer Ionen-Elektronen-Konverter
EP0002153A1 (fr) * 1977-11-15 1979-05-30 COMMISSARIAT A L'ENERGIE ATOMIQUE Etablissement de Caractère Scientifique Technique et Industriel Détecteur panoramique d'ions
SE8007479L (sv) 1980-10-24 1982-04-25 Esab Ab Anordning for bagsvetsning
JPH0460487A (ja) 1990-06-28 1992-02-26 Nec Corp 電子ビーム径測定方法及び電子ビーム径測定装置
TWI485742B (zh) 2006-09-12 2015-05-21 Ebara Corp 荷電粒子束裝置及使用該裝置之半導體元件製造方法
US9679741B2 (en) 2010-11-09 2017-06-13 Fei Company Environmental cell for charged particle beam system
JP6076729B2 (ja) 2012-01-25 2017-02-08 浜松ホトニクス株式会社 イオン検出装置
US8803102B2 (en) * 2012-10-25 2014-08-12 Fei Company Retarding field analyzer integral with particle beam column
US9761409B2 (en) 2013-01-31 2017-09-12 Hitachi High-Technologies Corporation Composite charged particle detector, charged particle beam device, and charged particle detector
US9390887B2 (en) * 2013-09-17 2016-07-12 Kla-Tencor Corporation Non-invasive charged particle beam monitor
US9165742B1 (en) 2014-10-10 2015-10-20 Kla-Tencor Corporation Inspection site preparation
US10236156B2 (en) 2015-03-25 2019-03-19 Hermes Microvision Inc. Apparatus of plural charged-particle beams
KR101815850B1 (ko) 2016-03-23 2018-01-30 한국표준과학연구원 모노크로미터 및 이를 구비한 하전입자선 장치

Also Published As

Publication number Publication date
TWI811902B (zh) 2023-08-11
KR20230119030A (ko) 2023-08-14
WO2022144143A1 (en) 2022-07-07
KR102638887B1 (ko) 2024-02-22
CN116686062A (zh) 2023-09-01
EP4272238A1 (en) 2023-11-08
US11817292B2 (en) 2023-11-14
TW202240628A (zh) 2022-10-16
US20220208509A1 (en) 2022-06-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7982179B2 (en) Beam current calibration system
TW201618149A (zh) 帶電粒子束樣本檢查系統及用於其中操作之方法
EP3683822A2 (en) Apparatus, method and computer program for determining a position of an element on a photolithographic mask
US7521677B2 (en) Method and device for distance measurement
US20150136979A1 (en) Charged Particle Beam Device
KR101696941B1 (ko) 리소그래피 시스템에서의 비임의 동시 측정
US7851768B2 (en) Ultra high precision measurement tool with control loop
US7282711B2 (en) Multiple electron beam device
JP2001052642A (ja) 走査型電子顕微鏡及び微細パターン測定方法
JP2023552914A (ja) 一次荷電粒子ビーム電流の測定
US7091486B1 (en) Method and apparatus for beam current fluctuation correction
US8124940B2 (en) Charged particle beam apparatus
US8785849B2 (en) Ultra high precision measurement tool
JP4095510B2 (ja) 表面電位測定方法及び試料観察方法
WO2020129150A1 (ja) 測定装置、及び信号処理方法
KR102616003B1 (ko) 하전 입자선 장치, 및 제어 방법
TW201822241A (zh) 用於動態補償樣本的位置誤差之系統
JP2017022115A (ja) 荷電粒子ビーム装置内でコマおよび色収差を低減させる方法ならびに荷電粒子ビーム装置
US7525091B2 (en) Charged particle beam system and a method for inspecting a sample
JP5462719B2 (ja) 電子ビーム検出器,電子ビーム応用装置およびそれを用いた観察方法
JP2005026505A (ja) 電子線描画装置、電子線描画装置の測定方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230911

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230911

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20230911

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20231116

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240215

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20240318