JP2023548660A - ホイールファスナアラーム - Google Patents

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Abstract

レンチ面およびキャビティを規定する第1の部分と、車両のホイールに着脱するためのねじ部を有する第2の部分とを有するファスナ本体を具えるホイールファスナアラームアセンブリが提供される。ファスナ本体のキャビティにセンサアレイが配置され、ファスナ本体の属性を検出し、ファスナ本体の属性に基づく出力信号を生成する。センサアレイに接続されたアンテナで、信号を遠隔地に送信する。キャップがファスナ本体の第1の部分に固定されており、レンチ面およびキャビティ開口部を覆って、キャップ付きファスナ本体を規定する。【選択図】図1

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2020年10月13日に出願された米国出願シリアル番号17/069,649の優先権を主張するものであり、その開示内容は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
本発明は、一般にホイールファスナに関し、より詳細には、ホイールファスナアラームに関する。
ホイールファスナロックは、多数のタイプの車両において、車両ホイールの無許可の除去及び窃盗を防止するために使用されている。従来のホイールファスナロックは、ホイールに取り付けられたホイールファスナを除去するために特別な工具を必要とする。窃盗者は、ストライクバー(strike bar)を用いてなど、ホイールファスナをホイールスタッドから折り取ることによって、従来のホイールファスナロックを除去するための特別な工具の必要を回避することがある。したがって、改善されたホイールファスナロックが求められている。
少なくとも1つの実施形態によれば、ホイールファスナアラームアセンブリは、レンチ面およびキャビティを規定する第1の部分と、車両のホイールに着脱するためのねじ部を有する第2の部分とを有するファスナ本体を具える。ファスナ本体のキャビティにセンサアレイを配置し、ファスナ本体の属性を検出し、ファスナ本体の属性に基づく出力信号を生成する。センサアレイにアンテナが接続され、離れた場所に信号を送信する。キャップがファスナ本体の第1の部分に固定されており、レンチ面およびキャビティ開口部を覆って、キャップ付きファスナ本体を規定する。
さらなる実施形態では、キャップは、ステンレス鋼で形成される。
別の実施形態では、アンテナは、キャップ付きファスナ本体がレンチ面を把持する締結工具に受けられたときに信号を送信するように構成される。
さらなる実施形態では、アンテナはキャップを越えて延在する。
別の実施形態では、アンテナは、レンチ面から第2の部分の方へ延在する。
さらなる実施形態では、レンチ面は、隣接するレンチ面間に形成された輪郭部を有し、この輪郭部はファスナポイントよりも小さい半径を有し、アンテナは輪郭部に沿って取り廻されている。
別の実施形態では、ファスナ本体は、レンチ面から半径方向に延びるフランジを有し、フランジ内にはチャネルが形成され、アンテナは、チャネル内に取り廻され、フランジの下方に延在する。
さらなる実施形態では、アンテナは、センサアレイに接続された第1の端部と、キャップの外側に配置された周縁部とを具える。
さらなる実施形態では、アンテナは、センサアレイを周縁部に接続するフレキシブル延長部をさらに具える。
別の実施形態では、アンテナの周縁部は、キャップと異なる材料であるアンテナキャリアに包含される。
1以上の他の実施形態によれば、アラームサブアセンブリが、車両ホイールファスナに設けられ、車両ホイールファスナのキャビティに保持されるように寸法決めされたセンサハウジングを有する。センサアレイは、センサハウジングに収容され、ファスナ本体の属性を検出し、ファスナ本体の属性に基づいて出力アラーム信号を生成する。電源がハウジング内に収納される。アンテナがセンサアレイ接続され、アラーム信号を遠隔地へ送信する。アンテナは、第1端でセンサアレイに接続され、キャビティを越えてアンテナの第2端まで延在する。
1以上の実施形態のホイールファスナアラームの製造方法によれば、レンチ面およびキャビティを規定する第1の部分を有するファスナ本体が提供される。ファスナ本体は、車両のホイールに着脱するためのネジ部を有する第2の部分を有している。センサアレイがファスナのキャビティに挿入されており、ファスナ本体の属性を検出し、ファスナ本体の属性に基づくアラーム信号を出力する。キャップが、レンチ面を覆うようにファスナ本体の第1の部分に固定され、センサアレイをファスナ本体に固定する。
さらなる実施形態において、本方法は、アンテナをセンサアレイに接続し、アラーム信号を遠隔地に送信する。
さらなる実施形態において、本方法は、アンテナの少なくとも一部をアンテナキャリアに包含する。アンテナキャリアは、キャップの外側でファスナ本体に圧着されている。
さらなる実施形態において、本方法は、アンテナキャリアをファスナ本体の外面に設置し、アンテナキャリアを設置した後にセンサアレイをキャビティに挿入する。
さらなる実施形態において、本方法は、隣接するレンチ面の間に形成された輪郭部を有するレンチ面を有するファスナ本体を形成し、輪郭部は、ファスナポイントよりも小さい半径を有する。アンテナは輪郭部分に沿って取り廻される。
本明細書における本発明は、以下の態様のいくつかを様々な組合せで含むことができ、また、記載の説明又は添付の図面において以下で述べる任意の他の態様を含むことができる。
本発明は、図面と共に以下の説明を読めば、より完全に理解することができる。
図1は、ホイールファスナアラームの概略図である。 図2は、ホイールファスナアラームのセンサアレイの概略図である。 図3A及び3Bは、ホイールファスナアラームのキャップ付きホイールナットの側面断面図及び端面図である。 図4A~4Cは、ホイールファスナアラームのホイールナットキャップの端面図及び側面図である。 図5は、ホイールファスナアラームのセンサアレイの概略図である。 図6は、別のホイールファスナアラームのセンサアレイの概略図である。 図7は、ホイールファスナアラームを動作させる方法のフローチャートである。 図8は、アラームサブアセンブリをより詳細に示すためにキャップを取り外したホイールファスナの斜視図である。 図9は、キャップを含む図8のホイールファスナ及びアラームサブアセンブリの斜視図である。 図10は、図9のホイールファスナアラームサブアセンブリの9-9断面図である。 図11は、ホイールファスナから取り外したアラームサブアセンブリである。
次に図を参照すると、ホイールファスナアラーム100は、図1に示されているように、キャップ付き自動車ホイールナット102を含む。いくつかの実施形態では、キャップ付き自動車ホイールナット102は、ステンレス鋼キャップ付き自動車ホイールナットであってよい。ナット本体104の上部部分は、レンチ面106を含み、ステンレス又は別の適切なキャップ用材料製であり得るキャップ108によって覆うことができる。したがって、ホイールナット102がホイールスタッド112に設置されたとき、ナット本体104それ自体は、ぱっと見では見えず、キャップ108が、容易に見ることができるナットの唯一の部分となる。しかし、ナット本体の下部部分110は、キャップ108によって覆われず、その結果、キャップ108がナットねじ山114とスタッドねじ山116の係合と干渉することなしにナット102をホイールスタッド112上に螺着することができる。
また、ホイールファスナアラーム100は、ホイールナット102内にホイールスタッド112の属性を検出するためのセンサアレイ118を含む。この属性は、ホイールナット102がホイールスタッド112から除去されつつあるかどうかなど、ホイールナット102に関係するアラーム状態を検出するために使用される情報となり得る。属性は、たとえば、ホイールナット内のホイールスタッドの位置若しくは場所、ホイールナットの加速度値、ホイールナット周りの磁界、ホイールナットの衝撃値、ホイールスタッド上のホイールナットの振動値、又はホイールナットの温度を含むことができる。センサアレイ118は、ホイールナット102内のキャビティ120内に嵌合するように設計されてもよい。センサアレイ118は、ホイールナット102と一体化されてもよい。ホイールナット102は、従来のホイールナットと同様にサイズ設定されてもよい。たとえば、センサアレイ118を収容するためのキャビティ120内の空間の量は、およそ幅15mm×長さ14mmの円筒形空間であってもよい。ホイールスタッド112の長さに応じて、使用可能な空間の量は、約9mmに削減されてもよい。センサアレイ118は、様々な方法(後で論じる)を使用し、ホイールスタッド112の属性を検出することができる。
センサアレイ118は、ホイールナット102内のホイールスタッド112が検出されたこと、又は検出されないことなど属性に関して、信号を受信機122に送信することができる。信号は、ホイールナット102がホイールスタッド112に取り付けられている、又はホイールスタッド112から取り外されていることを示してもよい。したがって、信号は、ホイールナット102がホイールスタッド112から除去されつつあることを示すものとなり得る。受信機122は、アラームコントローラ124に信号を中継することができる。アラームコントローラ124は、車両アラームシステムのためのコントローラであってよい。したがって、ホイールファスナアラーム100は、車両のアラームシステムなど車両の電子システムと通信することができる。アラームコントローラ124は、ホイールナット102のステータスに関してセンサアレイ118から受信された信号に基づいて、車両のアラームシステムを作動することができる。ホイールファスナアラーム100を除去しようと、又はそれにいたずらしようと試みることにより、車両アラームシステムが作動され得る。ホイールファスナアラーム100が不適切に除去されたとき、車両アラームは、音を発し、閃光灯を開始することができる。同様に、ホイールファスナアラーム100が損傷を受けたとき、センサアレイ118は、損傷を示す信号を、受信機122を通じてアラームコントローラ124に送ることができる。次いで、アラームコントローラ124は、車両のアラームシステムを作動させることができる。それに加えて、又は代替として、アラームコントローラ124は、車両のアラームシステムに関する信号を、移動電話、タブレット、又はコンピュータなど、遠隔デバイスに送信することができる。受信機122及びアラームコントローラ124は、車両の異なる部分内、又は車両から離れてなど、ホイールナット102及びホイールスタッド112から遠隔に位置してもよい。受信機122は、ホイールファスナアラーム100が相手先商標製造会社によって設置されるときなど、いくつかの応用例において、受信機122を開発プラットフォームとして使用することを可能にするために、CANバス及びLINバスを含んでもよい。
ホイールファスナアラーム100は、センサアレイ118からの信号に基づいて、車両アラームシステムを作動すべきかどうか決定するために、分散処理を使用してもよい。ホイールファスナアラーム100は、アラームコントローラ124に依拠して受信機122からの信号を処理し、車両に関連付けられた他のセンサなどホイールファスナアラーム100にとって使用可能でない他の情報に基づいて、センサアレイ118によって測定された属性が車両アラームシステムを作動させることの正当な理由となるかどうか決定することができる。たとえば、センサアレイ118は、参照値より低いなど参照値から逸脱しているホイールナット102の温度を測定することができ、信号を受信機122に送信し、測定された温度を示すことができる。受信機122は、その信号をアラームコントローラ124に送ることができる。アラームコントローラ124は、受信された信号を処理し、車両上の他のセンサもまた温度偏差を測定しており、ホイールナット102がより低い温度にあるだけでなく、車両の他の部分がより低い温度にあることを示しているので、車両アラームシステムが作動される必要はないと決定してもよい。車両の他の部分がより低い温度にあることは、ホイールナット102が車両から除去されつつあるのではないことを示すことができ、そうではなく車両が寒冷の場所にあることを示すことができる。
ホイールファスナアラーム100は、キャップ108の端部内の開口127の上に配置されたカバー126を含んでもよい。カバー126は、センサアレイ118からの信号がカバー126を通過し受信機122に達することを可能にするために、非導電性又は非金属であってよい。カバー126は、たとえば、ポリマーで構成されてもよい。カバー126は、任意の色又はパターンを含み、ホイールファスナアラームが取り付けられているホイールを窃盗者が盗もうと試みる可能性を少なくするために、ホイールファスナアラーム100の存在を視覚的に示すものを提供してもよい。色は、車両ホイール及びホイールファスナアラーム100の残りの部分に比べて観察者にとって非常に目立つものであってよい。たとえば、カバー126は、ホイールに取り付けられたホイールナットがホイールファスナアラーム100であることを観察者に容易に示すために、青色のポリマーで構成されてもよい。
ホイールナット102及びキャップ108の金属性によるセンサアレイ118から受信機122への信号の減衰は、キャップ108の端部内の開口127を適切にサイズ設定することによって最小限に抑えることができる。減衰の量は、開口127のサイズに依存し、次式として近似することができる。
減衰(dB)=20log(λ/2a)、ここでλ=波長、及びa=最も大きい開口寸法
必要とされる送信電力は、次式として近似することができる。
T×電力(dBm)=R×感度(dBm)+2×アンテナ利得+経路損失+キャビティ損失+車両減衰
直径約7.5mmの開口127の場合、送信電力は、次式として推定される。
T×電力(dBm)=-112dBm+(2×17dB)+39.2dB(5メートル時)+33.3dB+10dB(推定)
T×電力(dBm)=最小4.5dBm
適切な周波数範囲内の多数の低電力送信機で、約4.5dBmの送信電力が達成される。開口127のサイズは、必要とされる送信電力を削減するように調整されてもよい。
ホイールファスナアラーム100は、従来のホイールナットを除去するために通常必要とされる工具を除いて特別な工具なしでホイールスタッド112から除去することができる。ホイールファスナアラーム100は、特別なキー、ソケット、又はレンチを除去することを必要としない。ホイールファスナアラーム100は、任意のタイプの車両で動作するように設計されてよく、任意の車両のタイヤ/ホイールアセンブリに装着されることに伴う環境及び動作ストレスに耐えることができる。ホイールファスナアラーム100は、-40℃から+85℃の温度範囲内で動作することが可能であってよい。
ホイールファスナアラーム100は、車両のホイール上に位置する。したがって、ホイールファスナアラーム100は、車両ホイールに関連する応用例に適した設計及び試験要件に準拠する。ホイールファスナアラーム100は、高強度低合金鋼、熱間圧延低炭素鋼、AA 356アルミニウム、6061 T6アルミニウム、AA 5454アルミニウム、及びクロムめっきホイールなど、鋼及びアルミニウムホイール材料に適合する。ホイールファスナアラーム100は、劣化したホイール外観に対するガルバニック作用(galvanic contribution)を含めて、機能、有用性の喪失、又は外観の著しい劣化なしに、CETP:00.00-R-311の60サイクル又は同等基準など、腐食試験に耐えることができる。ホイールファスナアラーム100が合格することができる試験の例示的なマトリクスを下記に列挙する。
Figure 2023548660000002
ホイールファスナアラーム100は、車両に設置する前に試験及びプログラムすることができる。たとえば、低電力、低周波数受信機をホイールファスナアラーム100に含め、組立てライン上で、又は車両の販売代理店でのサービス中に試験及びプログラミングを行うことができるようにしてもよい。
ホイールファスナアラーム100は、センサアレイ118を使用し、ホイールナット102が緩んでいる、又はホイールスタッド112から外れそうであるかどうか検出することができる。センサアレイ118とホイールスタッド112の間の距離が増大しつつあることをセンサアレイ118が検出した場合、センサアレイ118は、信号をアラームコントローラ124に送信し、ホイールナット102が緩んでいる、又はホイールスタッド112から外れそうであることを示すことができる。この信号は、ホイールナット102が緩んでいることを早期に示すものとなり得、その結果、車両の運転者は、ホイールナット102がホイールスタッド112から外れる前に修正処置をとり、ホイールナット102を締めることができる。同様に、ホイールファスナアラーム100は、ホイールファスナアラーム100が車両のホイールのすべてのホイールスタッド112上に設置されている場合、ホイール全体が緩んでいる、又はホイールから外れそうであるかどうか示すことができる。一つ以上のホイールファスナアラーム100が緩んでいる、又は外れそうである場合、アラームコントローラ124は、ホイールが緩んでいると決定することができ、車両運転者に修正処置をとるように知らせることができる。
図2を参照すると、センサアレイ118は、プロセッサ228、送信機230、電源232、ホイールスタッドセンサ234、作動センサ236、衝撃センサ238、加速度計250、地磁気センサ252、及び温度センサ254を含んでもよい。
プロセッサ228は、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、ディスクリートロジック、又は他のタイプの回路若しくはロジックの組合せとして実装されてもよい。プロセッサ228には、多数の選択肢がある。たとえば、プロセッサ228は、集積された無線周波数送信機を含むマイクロコントローラのマイクロチップ(Microchip)PIC16LF1824T39Aファミリであってもよい。プロセッサ228は、インフィニオン(Infineon)SP370-25-106-0、フリースケール(Freescale)FXTH871511DT1、又はメレキシス(Melexis)MLX91801であってもよい。フリースケール(Freescale)FXTH71511DT1が最良の集積チップ解決策となり得るが、他の選択肢より高価となり得る。マイクロチップ(Microchip)PIC16LF1824T39Aは、十分な無線周波数出力電力、サービスのための低周波数受信能力、相手先商標製造会社応用例において自動稼働/稼働解除することができること、及びシステム電力消費を削減するための他の選択肢と共に、低コスト解決策を提供することができる。また、マイクロチップ(Microchip)PIC16LF1824T39Aは、ホイールファスナアラーム100内で使用されるセンサと容易にインターフェースすることができる。
電源232は、一つ以上のバッテリなど交換可能又は再充電可能な電力源を含んでもよい。電源232は、数年間、場合によっては約10年間、ホイールファスナアラーム100に給電するのに十分なものであってよい。それに加えて、又は代替として、電源232は、ホイールファスナアラーム100を担持する車両が約100,000マイル移動するのに通常かかる量の時間の間、ホイールファスナアラーム100に給電するのに十分なものであってよい。電源232は、約直径12mm、深さ5mmの円筒空間内に嵌合することができる。電源232のための代替の空間をも使用してよい。電源232は、特注設計のバッテリであっても、CR1225コイン電池バッテリなど市販品のバッテリであってもよい。電源232は、低周波数受信機によってなど、遠隔充電される再充電可能なリチウムイオンバッテリであってもよい。センサアレイ118は、電源232の充電を調節するために追加の回路及びソフトウェアを含んでもよい。それに加えて、又は代替として、外部充電ステーションを使用してもよい。
ホイールスタッドセンサ234は、ホイールナット102内のホイールスタッド112の位置を検出することができる。ホイールナット102内のホイールスタッド112の位置は、約1mmの精度で決定することができる。ホイールスタッドセンサ234は、ホイールナット102内のホイールスタッド112が検出されたこと、又は検出されないことに関して、プロセッサ228に信号を送信することができる。次いで、プロセッサ228は、送信機230を使用し、受信機122など遠隔の場所に、ホイールナット102内のホイールスタッド112の位置に関して信号を無線で送ることができる。先に論じたように、車両のアラームシステムは、ホイールスタッドセンサ234がホイールナット102内のホイールスタッド112を検出しない場合、作動することができる。また、プロセッサ228は、定期的に送信機230を使用し、ホイールスタッド112がホイールナット102内に位置することを示す信号を送信し、ホイールファスナアラーム100が動作していることを確認してもよい。
送信機230は、タイヤ圧力管理システム又は遠隔キーレスエントリシステムなど、既存の車両システムを使用して車両のアラームシステムと通信してもよい。車両のシステムとの通信は、約315MHz又は434MHzで車両の低電力無線周波数データリンクを使用してもよい。ホイールファスナアラーム100による既存の車両通信システムの使用は、既存の車両システムと干渉し得ない。なぜなら、ホイールファスナアラーム100は、大抵、既存の車両システムが送信していないとき送信することができるからである。たとえば、タイヤ圧力管理システムは、大抵、車両が動いているとき送信し、一方、ホイールファスナアラーム100は、車両が静止しているときしか送信しなくてもよい。それに加えて、又は代替として、別個の無線周波数受信機を使用し、送信機230と車両のシステムとの通信を確立してもよい。
ホイールスタッドセンサ234は、ホイールファスナアラーム100内のホイールスタッド112の位置を検出するために様々な方法を使用してよい。下記の表は、検出の容量性、磁気的、誘導性、及び光学的方法についての特性を提供する。
Figure 2023548660000003
容量性近接センサは、電界を作り出し、金属、固体、液体、又は人の手など、様々な物質を検知するために使用することができる。電界内に物体を導入することにより、測定可能なキャパシタンスの変化が生じる。容量性センサは、検知要素としてキャパシタ及び直列抵抗と組み合わされたPCBトレースを使用して実装することができる。制御するために二つのプロセッサピンを必要とするだけであり、非常に安価な解決策をもたらす。低コスト及び少ない構成部品数に加えて、容量性近接センサは、消費する電力が非常に少ない。5mmのPCB検知要素を使用した容量性近接センサでの実験は、1.7mmの、ホイールナット内のホイールスタッドの最大検出範囲を実証している。より大きい検知要素は、検出範囲を増大する。しかし、より大きな検知要素に近接するナット本体は、電界を短絡する効果を有することがあり得る。これは、ホイールスタッドとホイールナットとを区別することを困難にすることがあり、その結果、ホイールスタッド位置を確実に検出することができない。この短絡効果は、ホイールナットサイズに対して小さい幾何形状を有する検知要素を選ぶことによって幾分軽減することができる。このより小さい検知要素は、範囲に著しく影響を及ぼし、5mmの検知要素で約1.7mmの最大検出になる。容量性検知方法は、通常、スタッドを確実に検出するために使用することができるが、ファスナ本体があることにより、非実用的なものになり得る。一つの可能な改善は、ホイールナット本体のためにステンレス鋼など鉄性の低い(less ferrous)材料の使用であろう。
磁気(誘導性ホール効果)センサは、磁界に応答して出力電圧が変わる。近接スイッチなど、この一般的な実装形態は、磁石によって生成される磁界の存在を単純に検知する。近接する金属性の物体が磁界を変え、センサの出力電圧に対して測定可能な変化を引き起こす場合、より複雑な実装形態が可能である。センサの動作は、最終システムにおける磁石、エレクトロニクス、及び検出される物体の物理的配置と共に、磁性材料の特性、及び磁石のロット間分布に依存する。磁気センサは、厳しい環境による影響を受けず、非常に長い有効寿命を有することができる。ホール効果素子によって容易に検出することができるように磁石をホイールスタッド上に配置することは、磁石が損傷を受ける可能性がある、又はホイールファスナアラーム100が不注意で誤ったホイールスタッド上に設置されるサービス態様により、ホイールファスナアラーム100と共に使用するのに問題を呈することがある。磁石がエレクトロニクスと共に組み込まれた場合、使用可能なパッケージング空間、ホイールスタッドを適正に検出するために必要な間隔及び幾何形状、並びにホイールファスナ本体の影響を較正して除くことができることが、懸念に含まれることがある。
誘導性センサは、一般に、金属など物体の存在を検知するための手段として、共振LC(インダクタ-キャパシタ)コイルと組み合わせて発振器を使用する。コイルによって放射される磁界が、導電性物体内に渦電流を誘導し、これが発振器性能を変える。この性能変化は、金属物体とLCコイルの間の距離に直接関係する。誘導性センサの一例として、TI LDC1101は、LC共振器のインピーダンスと共振周波数を非常に高い分解能で同時に測定することができ、導電性材料の近接及び動きを検知することを可能にする。共振器に注入される電力の量を監視することによって、LDC1101は、共振器の等価並列抵抗を決定し、これをデジタル値として返す。また、LDC1101は、センサ周波数を参照周波数に比較することによってLC回路の発振周波数を測定し、次いでこれを、LC回路のインダクタンスを決定するために使用することができる。LDC1101を使用してホイールナット内のホイールスタッドの存在は、約1~4.5mm範囲にわたって検出可能であることが、試験によって示されている。ホイールスタッド検出時のホイールナット本体の影響を最小限に抑えるために、誘導性センサの較正が必要とされ得る。少ない構成部品数、及びファスナ本体の影響を補償することができることを考えると、誘導性センサは、ホイールスタッドの位置を検知するための良好な解決策となり得る。さらなる利点は、LDC1101は約1.8Vで動作することである。PIC16LF1824T39Aプロセッサ選択肢と対にされた場合、電流消費の著しい削減の可能性が可能になる。
光学センサは、ホイールスタッドを検知するとき最良の検出範囲の可能性を有することがあり得る。たとえば、AMS TMD 27723は、約15mmの検知範囲をもたらす非常に集束されたLED光源及び検出器を一体化している。光学検知に伴う主な懸念は、ホイールナットキャビティ内の粉塵、汚れ、又は破片である。ホイールナットの内壁からの反射もまた調整しなければならず、それらの壁が無反射コーティングを必要とする可能性がある。TMD 27723の場合、最も低い強度設定でも電流消費が他の検知選択肢より著しく大きく、これは特注電源を必要とし得る。
作動センサ236は、車両が動いているときホイールファスナアラーム100のホイールスタッド112検知機能を抑制することができる。それに加えて、又は代替として、作動センサ236は、送信機230がホイールスタッド112のステータスについて信号を送るのを防止することができ、又は車両が動いているとき信号を無視するようにアラームコントローラ124に指示することができる。ホイールファスナアラーム100は、車両が駐車しているときホイールの窃盗を伝えるように作動される、且つ/又は動作することができるだけである。したがって、ホイールファスナアラーム100は、車両が動いているとき自動的に使用することができなくなり、車両が静止しているとき自動稼働することができる。ホイールファスナアラーム100の使用を車両が静止しているときに制限することにより、電力消費を低減することができる。作動センサ236は、動きを検知しホイールファスナアラーム100を自動稼働/稼働解除するためのボールベアリングタイプのスイッチであってよい。ボールベアリングスタイルのセンサは、他の車両応用例で使用されること、及び電力消費が低いという利点を有する。また、作動センサ236は、ホイールファスナアラーム100がいつ動いているかを検出するための加速度計であってもよい。
作動センサ236に加えて、又は代替として、ホイールファスナアラーム100は、車両用のキーフォブがあることに基づいて稼働又は稼働解除されてもよい。車両のドアのロック解除/ロック機能と同様に、車両の適切な距離内にキーフォブがあることにより、ホイールファスナアラーム100を稼働/稼働解除してもよい。たとえば、車両の所有者が車両近くでキーフォブを有する場合、ホイールファスナアラーム100は、自動的に稼働解除され、所有者が車両のアラームシステムをオフに設定することなしに、タイヤを交換するためなどホイールスタッド112からホイールファスナアラーム100を除去することを可能にしてもよい。
ホイールファスナアラーム100は、移動電話、タブレット、又はコンピュータなど、遠隔デバイスを通じて稼働/稼働解除されてもよい。ユーザは、適正に動作しているかどうか、又はアラーム信号を開始したかどうかなど、ホイールファスナアラーム100のステータスを、遠隔デバイスを通じて決定することができてもよい。また、ホイールファスナアラーム100は、遠隔デバイスを通じて、アラーム信号が開始されたことをユーザに自動的に通知してもよい。
それに加えて、又は代替として、ホイールファスナアラーム100は、車両内のタイヤ圧力管理システムに関連付けられた低周波数イニシエータから信号を受信する低周波数受信機を含んでもよい。この信号は、ホイールファスナアラーム100に稼働/稼働解除するように指示することができる。たとえば、車両のキーフォブがあることをタイヤ圧力管理システムによって検出することができ、次いで、タイヤ圧力管理システムは、ホイールファスナアラーム100に信号を送り、キーフォブの存在を示すことができる。次いで、ホイールファスナアラーム100は、自動的に可動解除することができる。
それに加えて、又は代替として、ホイールファスナアラーム100は、タイヤ交換、タイヤローテーション、又はタイヤ修理など何らかの理由で車両のホイールの除去を可能にするために、スイッチによってなど、車両の内側から手動で稼働又は稼働解除されてもよい。それに加えて、又は代替として、ホイールファスナアラーム100は、数分又は他の期間など、所定の期間の間、車両が静止していた後で、自動稼働されてもよい。
衝撃センサ238は、ホイールナット102を剪断するために使用されるストライクバーで折り取られるなど、ホイールファスナアラーム100が力によって除去されつつあるかどうか検出することができる。衝撃は、三つの軸(x、y、z)上に存在する過減衰振動として検知され得る。ストライクバー又は同様の不当な力からホイールファスナアラーム100が感じる衝撃は約200ms続き得ることを、試験が示している。したがって、衝撃センサ238は、不当な力/振動を検出するために、ホイールファスナアラーム100を200msごとに力/振動を求めてサンプリングすることができる。サンプリング/検出時間の持続時間は、不当な力/振動後、ホイールファスナアラーム100内で発生し得るリンギングに基づいて延長されてもよく、又は不当な力/振動の結果としてホイールファスナアラーム100が地面に落下した後で発生する振動に基づいて延長されてもよい。衝撃センサ238のために加速度計を使用することは、約200msごとに力/振動サンプルが必要とされる場合、高い電力容量を必要とし得る。衝撃センサ238は、ホイールファスナアラーム100の動作寿命を延ばすために、消費する電力が非常に低いことが必要とされ得る。したがって、衝撃センサ238は、単純なスイッチクロージャを提供し割り込みピンによって慎重に実装される、シグナルクエスト(SignalQuest)SQ-MIN-200などボールベアリングセンサであってよい。
加速度計250は、ホイールナット102の動き又は位置の変化を検出することによって、ホイールファスナアラーム100にいたずらしたことを検出することができる。プロセッサ228は、センサアレイ118又は何らかの他の手段を使用し、ホイールファスナアラーム100が稼働されているとき、X、Y、及びZ座標によって定義される位置など、ホイールナット102の参照位置を確かめてもよい。プロセッサ228は、ホイールナット102の現在の位置を定期的に確かめ、それを参照位置に比較してもよい。ホイールファスナアラーム100は、現在の位置が、所定の量内で参照位置と一致しない場合、車両アラームシステムを作動することができる。
地磁気センサ252は、ホイールナット102周りの磁界の変化を検出することによって、ホイールファスナアラーム100にいたずらしたことを検出することができる。地磁気センサ252は、ホイールファスナアラーム100が稼働されているとき、ホイールナット102周りの参照磁界を測定することができる。プロセッサ228は、ホイールナット102周りの現在の磁界を参照磁界と定期的に比較し、磁性物体、たとえばラグレンチがホイールナット102に当てられているかどうか検出することができる。ホイールファスナアラーム100は、現在の磁界が所定の量だけ参照磁界とは異なる場合、車両アラームシステムを作動することができる。
温度センサ254は、ホイールナット102周りの温度の変化を検出することによって、ホイールファスナアラーム100にいたずらしたことを検出することができる。プロセッサ228は、温度センサ254によって測定される現在の温度を参照温度と定期的に比較し、温度の変化を検出することができる。温度変化は、ホイールナット102をブロートーチで加熱すること、又はホイールナット102をドライアイスで凍結することによってなど、ホイールナット102をホイールスタッド112から除去しようとする際にホイールナット102が極端な温度を受けていることを示すことがあり得る。極端な温度変化は、ホイールナット102をホイールスタッド112から除去することをより容易にし得る。ホイールファスナアラーム100は、現在の温度が所定の量だけ参照温度とは異なる場合、車両アラームシステムを作動することができる。
ホイールナット102内へのセンサアレイ118の構成部品の配置及びパッケージングは、ホイールファスナアラーム100が不当な力/振動を検出し、回復不能な損傷を受ける前に、不当な力/振動が発生していることを示す信号を送ることができるように、ホイールファスナアラーム100に対して保護をもたらすのに十分丈夫なものである。たとえば、キャップ108及びカバー126は、ホイールファスナアラーム100が動作不能にされる前に不当な力/振動を検出するために、ホイールナット102内の構成部品に対して十分な保護をもたらす。また、ホイールナット102内へのセンサアレイ118の構成部品の配置及びパッケージングは、ホイールファスナアラーム100を除去するために使用されるインパクトレンチの衝撃からのホイールファスナアラーム100及びその構成部品に対する損傷を防止するのに十分丈夫なものである。センサアレイ118は、容易な組立てのために、またセンサアレイ118が受ける衝撃及び振動を低減するために、ホイールナット102内に位置するプラスチックハウジング内に着座されてよい。それに加えて、又は代替として、衝撃低減のために、柔軟なポッティングコンパウンド又は液体シリコンゴムが使用されてもよい。
ホイールファスナアラーム100の一実施形態は、ハッキング、いたずら、又は他のシステムの改変など、想定外のシステムの稼働解除を防止するために、外部コマンド又は通信方法によって稼働解除することができない。ホイールファスナアラーム100のこの実施形態は稼働解除することができないので、ホイールファスナアラーム100のこの実施形態のアラーム状態は、車両アラームシステムが稼働状態にある場合車両アラームシステムを作動することになるだけである。したがって、ホイールファスナアラーム100のこの実施形態は常に稼働されているが、車両アラームシステムが稼働されている場合車両アラームシステムを作動することになるだけである。
図3を参照すると、図3Aは、ホイールファスナアラーム300の一実施形態の側面断面図であり、ホイールナット302、キャップ308、開口327、及びカバー326を含む。図3Bは、ホイールファスナアラーム300の端面図であり、キャップ308及びカバー326を示す。ホイールファスナアラーム300は、ホイールファスナアラーム100のすべての構成部品及び特徴を含むことができる。カバー326は、ホイールナット302内に含まれる構成部品に対して保護をもたらすために、その縁部分よりその中央部分でより大きい厚さを有することができる。図3に示されている寸法は、ホイールファスナアラーム300の応用例に適するように変えられてよい。
図4を参照すると、図4Aは、ホイールファスナアラーム400の一実施形態の端面図であり、キャップ408及び開口427を含む。図4Bは、キャップ408の側面図である。図4Cは、キャップ408及び開口427の端面図である。ホイールファスナアラーム400は、ホイールファスナアラーム100のすべての構成部品及び特徴を含むことができる。図4に示されている寸法は、ホイールファスナアラーム400の応用例に適するように変えられてよい。
図5は、ホイールファスナアラームの一実施形態のセンサアレイ518の概略図である。ホイールファスナアラーム500は、ホイールファスナアラーム100のすべての構成部品及び特徴を含むことができる。センサアレイ518は、リジッドフレックスPCBアセンブリを含む。リジッドPCB540は、ホイールスタッド512(図示せず)近くに配置されてよい。フレックスPCB542は、アンテナ544の性能を最適化するためにカバー526(図示せず)近くに配置されてよい。プロセッサ528は、リジッドPCB540上に位置してよい。センサアレイ518は、一つ以上の電源532を使用して動作することができる。図5は、リジッドPCB540とフレックスPCB542の間に位置する二つの電源532を示す。電源532同士は、同じであっても異なってもよい。たとえば、どちらの電源532も、CR1225コイン電池バッテリであってよい。電源532は、任意の市販品又は特注設計のバッテリであってもよい。センサアレイ518は、振動センサ546を含んでもよい。振動センサ546は、上記で論じた作動センサ236及び衝撃センサ238の構成部品及び特徴を組み合わせてもよい。振動センサ546は、ボールベアリングスイッチであってよい。センサアレイ518は、LF(低周波数)コイル548を含んでもよく、これは、たとえば、コイルクラフト(Coilcraft)4513TC-725XGLB RFIDトランスポンダコイルと同様のものであってよい。
図6は、ホイールファスナアラームの一実施形態のセンサアレイ618の概略図である。ホイールファスナアラーム600は、ホイールファスナアラーム500のすべての構成部品及び特徴を含むことができる。センサアレイ618は、リジッドPCB640だけを含んでよく、フレックスPCBを含まなくてもよい。センサアレイ618は、センサ650を含んでもよい。センサ650は、たとえばスタッド位置/場所センサ、作動センサ、衝撃センサ、加速度センサ、地磁気センサ、及び温度センサなど、ホイールナット102に関係する属性を検出するために使用される任意のタイプのセンサであってよい。センサアレイ618の他の構成部品は、センサアレイ518と同じであってよい。
図7は、ホイールファスナアラームを動作させる方法700のフローチャートを示す。方法700に使用されるホイールファスナアラームは、ホイールファスナアラーム100と同じ構成部品及び特徴を有することができる。方法700の流れは、ステップ760で、ホイールファスナアラーム内のホイールナット上のねじ山をホイールスタッド上の対応するねじ山と噛み合わせることによってなど、ホイールファスナアラームをホイールスタッド上に設置することによって開始することができる。ステップ762は、ホイールファスナアラーム内のセンサアレイを作動することを含んでもよい。ステップ764は、ホイールスタッドに関係するアラーム状態を決定するために属性を検出することを含んでもよい。属性は、ホイールナット内のホイールスタッドの位置、ホイールナットの加速度値、ホイールナット周りの磁界、ホイールナットの衝撃値、ホイールスタッド上のホイールナットの振動値、又はホイールナットの温度を含んでもよい。ステップ766は、ホイールナット内のホイールスタッドのステータスに関して、ホイールファスナアラームから車両のアラームシステムに信号を送ることを含んでもよい。このステータスは、検出された属性を参照値と比較することによって決定され得る。ステップ768は、検出された属性が参照値から所定の偏差の外にあることをステータスが示す場合、車両のアラームシステムを鳴らすことを含んでもよい。アラームは、ホイールスタッドがホイールナット内にないことを示すことがあり得る。そのようなアラームは、車両のホイールが盗まれつつあることを示すことがあり得る。
方法及びプロセスは、たとえば、プロセッサ及び/又はメモリ内に記憶された命令若しくはプログラムを使用して実施することができる。開示されている実施形態の特定の構成部品は、追加の構成部品又は異なる構成部品を含んでもよい。プロセッサは、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、ディスクリートロジック、又は他のタイプの回路若しくはロジックの組合せとして実装されてもよい。同様に、メモリは、DRAM、SRAM、フラッシュ、又は任意の他のタイプのメモリであってもよい。パラメータ、データベース、及び他のデータ構造は、別々に記憶及び管理されても、単一のメモリ又はデータベース内に組み込まれても、多数の異なる方法で論理的且つ物理的に編成されてもよい。プログラム又は命令セットは、単一のプログラムの一部、別個のプログラムであっても、いくつかのメモリ及びプロセッサにわたって分散されてもよい。
図8~図11は、ホイールファスナアラームアセンブリ800のさらなる実施形態を示す。図8を参照すると、図8は、キャップを取り外した状態のホイールファスナラームアセンブリ800の斜視図である。図示のように、ホイールファスナアラームアセンブリ800は、ホイールナット802であり、ファスナ本体804を有する。図8~図9に示されるように、ファスナ本体は、下部808に沿って内側ナットねじを有するホイールナット本体であり得る。代替的に、ファスナ本体804は、ホイールスタッドであって、下部808に沿って外側スタッドねじを有してもよい。
ホイールファスナアラームアセンブリ800は、ステンレス鋼のキャップ付き自動車用ホイールファスナであってもよい。図9に示すように、レンチ面806を含むファスナ本体804の上部810は、ステンレスまたは他の適切なキャップ材料で作られ得るキャップ814によって覆われてもよい。したがって、ホイールナット802がホイールスタッドに設置されたとき、ファスナ本体804それ自体はぱっと見には見えず、キャップ814が、容易に見ることができるファスナの唯一の部分となる。しかし、ファスナ本体の下部804は、キャップ814によって覆われていないため、キャップ814がナットねじとスタッドねじの係合に干渉することはない。
ホイールファスナアラームアセンブリ800はまた、ファスナ本体の属性を検出するためのセンサアレイ818を含む。センサアレイ818は、図1~図6に示し説明したセンサアレイ118、518、618のすべての構成要素および特徴を含み得る。この属性は、ホイールナット802がホイールスタッドから取り外されつつあるかどうかなど、ホイールナット802に関係するアラーム状態を検出するために使用される情報となり得る。センサアレイ818は、ホイールナット802内のキャビティ820内に嵌合するように設計されてもよい。センサアレイ818は、プロセッサ、送信機、電源、ホイールスタッドセンサ、作動センサ、衝撃センサ、加速度計、地磁気センサ、および温度センサなどの上述したコンポーネントを含み得る。ホイールファスナアラームアセンブリ800およびセンサアレイ818は、上述したように、稼働/稼働解除および作動/作動解除され得る。
ホイールファスナアラームアセンブリ800は、アラームサブアセンブリ830を有することができる。アラームサブアセンブリ830は、ファスナ本体804のキャビティ820内に配置されたアラームハウジング824に座したセンサアレイ818を含む。アラームハウジング824は、キャビティ820のねじ付き端部828とは反対側のキャビティ820の遠位開口部でハウジング824を保持するためのハウジングリップ826を有することができる。アラームハウジング824は、プラスチック、または他の適切な材料で形成することができる。センサアレイ818は、プリント回路基板(PCB)840を含むことができる。836の少なくとも第1のセグメントは、PCB840に接続される。
図11は、アラームサブアセンブリ830をホイールファスナ本体804から取り外した状態を示す図である。アラームサブアセンブリ830は、センサアレイ818に接続されて、センサアレイ818からの出力信号を遠隔地に送信するように構成されたアンテナ832を有する。LFコイル、センサ、またはプロセッサなどの他のコンポーネントがPCB840に配置されてもよい。センサアレイ818は、1つ以上の電源838を有することができる。電源838は、任意の適切な電源または電池であり得る。
アンテナ832は、キャップ付きファスナ本体804が、レンチ面806を把持してファスナ本体の上部810を覆うソケットレンチやラグレンチなどの締結工具に受容された場合でも、出力信号を送信するように構成される。図10の断面図に示すように、アンテナ832は、レンチ面806を越えて延在するように取り廻される。図に示すように、レンチ面は六角形の周囲を有し得るが、レンチ面は工具と共に使用するための他の非円周面または表面形状であってもよい。例えば、レンチ面は、参照によりその開示の全体が本明細書に組み込まれるWilsonらによる米国特許第10,690,186号に開示されているファスナのような3点ファスナであり得る。レンチ面は、参照によりその開示の全体が本明細書に組み込まれるTomaszewskiらによる米国特許シリアル番号15/872,386に開示されたファスナなどのハイブリッド3点ファスナであってもよい。レンチングファスナは、参照によりその開示の全体が本明細書に組み込まれるSouthwoodらによる米国特許連続番号62/950,096のような装飾セキュリティファスナの一部であってよい。
アンテナ832は、PCB840から配線され、キャップ814を越えて周縁部850まで延びている。アンテナ832は、回路基板840に印刷されてもよく、複数の層で形成されてもよい。例えば、アンテナはフレキシブルアンテナであってもよく、保護銅、はんだ、ポリフィルムとともに、他の層や材料も含むことができる。アンテナ832は、PCB840から第1のセグメント836に延びる。アンテナ832の第1のセグメント836は、アンテナを曲げてファスナ本体804のレンチ面806に沿って取り廻せるように可撓性であり得る。アンテナ832は、第1のセグメント836とアンテナ832の周縁部850とを接続するアンテナ伸長部846を有する。アンテナ832の伸長部846は剛性であってもよい。直線状の伸長部846と周縁部850との間の第2のセグメント842は、アンテナ832が曲がってファスナ本体804のフランジ848に沿って取り廻せるように可撓性であり得る。
図11に示すように、周縁部80は、アンテナキャリア852に内包される。アンテナ832の伸長部846は、アンテナキャリア852をファスナ本体804の下部808の外周に位置させつつ、アラームハウジング824を別途キャビティ820内に位置させることができるように可撓性であり得る。アンテナキャリア852は、信号伝送を可能にしながらアンテナ832を保護するために、プラスチック、複合材または適切な材料で形成することができる。
ファスナ本体804は、アンテナ832を取り廻すための領域を提供するような輪郭を有するレンチ面806を有する。図8に示すように、アンテナ832は、六角形の1つの頂点においてレンチ面806に沿って取り廻される。ファスナ本体804に形成された頂点858の代わりに、レンチ面806は、隣接するレンチ面856間に面取り部または輪郭部844を有する。ファスナ本体804の輪郭部844は、頂点858よりも小さい半径を有する。ファスナ本体804は、5つの頂点858と1つの輪郭部844を有する六角形のファスナとして図示されているが、任意の数の頂点またはファスナ形状が企図される。
図10に示すように、輪郭部844の半径を小さくすることで、アンテナ832とキャップ814との間に空隙862を確保することができる。空隙862は、アンテナ832の保護を提供することができる。図9に示されるように、キャップ814は、締結点864をアンテナ832の外側に提供する形状である。キャップ814が取り付けられると、レンチ面806は、標準的なレンチ構成を有し得る。図9に示すように、ホイールファスナ800は、6つのレンチ面856と6つの頂点858とを有する六角形のレンチ面806を有する。
ファスナ本体804は、レンチ面806からフランジ848の下方にアンテナ832を取り廻せるように、フランジ848に沿って形成されたチャネル860を有する。代替の実施形態では、ファスナ本体804は、輪郭部844の代わりに、レンチ面806に沿ってチャネルセグメントを有してもよい。
フランジ848は、レンチ面806から半径方向外側に延在する。キャップ814は概ね、レンチ面806およびフランジ848に適合し、チャネル860を隠し、アンテナ832をチャネル860内に保持する形状である。
キャップ814は、キャップ814とファスナ本体804との間の溶接や接着剤による取り付けを行うことなく、キャップ814がファスナ本体804上に保持されるように、フランジの半径方向最外部でフランジ848の周りで曲げられた下縁854を有する。キャップ814はフランジ848に沿って固定され、アンテナ832はフランジ848およびキャップ814の下方に延在する。周縁部850およびアンテナキャリア852は、キャップ814の外側に配置される。
図9に示すように、キャップ814はキャビティ820の遠位開口部を覆い、キャビティ内に配置されたアラームハウジング824を隠す。キャップ814は、ステンレス鋼などの金属または導電性材料で形成することができる。アンテナ832をキャップ内のセンサアレイ818からキャップ外に位置する第2の端部まで取り廻すことにより、ファスナが工具で取り外される最中でも、アンテナ832はセンサアレイ818の出力信号を送信することができる。
アラームサブアセンブリ830は、キャップ814をファスナ本体804に固定する前に、ファスナ本体804に設置することができる。アンテナキャリア852は、ファスナ本体804の下部808の上に挿入され、外周面に配置され得る。アンテナキャリア852の上部リップ870は、ファスナ本体804のフランジ848に接する。
アンテナ832は、チャネル860と整列する。アンテナキャリア852は、アンテナ832をチャネル860に対して容易に配向できるように方向付け機能を有してもよい。アンテナ832の第1および第2セグメント836、842の柔軟性により、ファスナ本体804にアンテナキャリア852を取り付けた後、アラームハウジング824をキャビティ820に挿入することができる。あるいは、アラームハウジング824をキャビティ820に挿入し、アラームハウジング824を取り付けた後にアンテナキャリア852をファスナ本体804に固定してもよい。アンテナキャリア852は、周縁部850が拡張してフランジ848に嵌合できるようにする開口部を有する。
キャップ814がファスナ本体804に取り付けられた後、アラームサブアセンブリ830がホイールファスナに固定される。キャップ814はフランジ848の上に圧着され、下縁部854がアンテナキャリア852の上部リップ870に接触して係合し、周縁部の圧着をもたらす。キャップ814とリップ870との間の圧着は、アラームサブアセンブリ830のための密閉された筐体を形成し得る。キャップ814は、図10に示すように、アラームハウジング824を覆って遠位凹部874を形成する。キャップ814の他の実施形態では、凹部も設けなくてもよい。
以上、例示的な実施形態を説明したが、これらの実施形態は本発明のすべての可能な形態を説明することを意図したものではない。むしろ、本明細書で使用される用語は、限定ではなく説明のための用語であり、本発明の精神および範囲から逸脱することなく様々な変更がなされ得ることが理解される。さらに、様々な実施形態の特徴を組み合わせて、本発明のさらなる実施形態を構成することができる。

Claims (20)

  1. ホイールファスナアラームアセンブリであって、
    レンチ面およびキャビティを規定する第1の部分と、車両のホイールに着脱するためのねじ部を有する第2の部分とを有するファスナ本体と、
    前記ファスナ本体のキャビティ内に配置され、前記ファスナ本体の属性を検出し、前記ファスナ本体の属性に基づいて出力信号を生成するセンサアレイと、
    前記センサアレイに接続され、信号を遠隔地に送信するアンテナと、
    前記ファスナ本体の第1の部分に固定され、前記レンチ面および前記キャビティの開口部を覆って、キャップ付きファスナ本体を規定するキャップとを具えることを特徴とするホイールファスナアラームアセンブリ。
  2. 前記キャップは、ステンレス鋼で形成されている、請求項1に記載のホイールファスナアラーム。
  3. 前記アンテナは、前記キャップ付きファスナ本体が前記レンチ面を把持する締結工具に受容されたときに信号を送信するように構成されている、請求項1に記載のホイールファスナアラームアセンブリ。
  4. 前記アンテナは前記キャップを越えて延在する、請求項1に記載のホイールファスナアラームアセンブリ。
  5. 前記アンテナは、前記レンチ面から前記第2の部分の方へ延在する、請求項1に記載のホイールファスナアラームアセンブリ。
  6. 前記レンチ面は、隣接するレンチ面の間に形成された輪郭部を有し、この輪郭部はファスナの頂点よりも小さい半径を有し、前記アンテナは前記輪郭部に沿って取り廻されている、請求項5に記載のホイールファスナアラームアセンブリ。
  7. 前記ファスナ本体は、前記レンチ面から半径方向に延びるフランジを有し、前記フランジにはチャネルが形成され、前記アンテナは前記チャネル内に取り廻されて前記フランジの下方に延在する、請求項5に記載のホイールファスナアラームアセンブリ。
  8. 前記アンテナは、前記センサアレイに接続された第1の端部と、前記キャップの外側に配置された周縁部とを具える、請求項1に記載のホイールファスナアラームアセンブリ。
  9. 前記アンテナは、前記センサアレイを前記周縁部に接続する可撓性の伸長部をさらに具える、請求項8に記載のホイールファスナアラームアセンブリ。
  10. 前記アンテナの周縁部は、前記キャップと異なる材料であるアンテナキャリアに包含される、請求項8に記載のホイールファスナアラームアセンブリ。
  11. 車両ホイールファスナのアラームサブアセンブリであって、
    車両ホイールファスナのキャビティに保持されるように寸法形成されたセンサハウジングと、
    センサハウジングに収容され、ファスナ本体の属性を検出し、前記ファスナ本体の属性に基づいて出力アラーム信号を生成するセンサアレイと、
    前記ハウジングに収納された電源と、
    前記センサアレイに接続され、アラーム信号を遠隔地に送信するアンテナであって、第1の端部で前記センサアレイに接続され、前記キャビティを越えてアンテナの第2の端部まで延びるアンテナとを具えることを特徴とするアラームアセンブリ。
  12. 前記アンテナの第2の端部は、前記車両ホイールファスナの外面に固定されるように構成された周縁部を具える、請求項11に記載のアラームサブアセンブリ。
  13. 前記アンテナの周縁部は、アンテナキャリアに内包される、請求項12に記載のアラームサブアセンブリ。
  14. 前記アンテナは、前記センサアレイを前記周縁部に接続する少なくとも1つの剛性セグメントおよび少なくとも1つの可撓性セグメントを含む、請求項12に記載のアラームサブアセンブリ。
  15. 請求項11に記載のアラームサブアセンブリを含み、さらに、
    レンチ面およびキャビティを規定する第1の部分と、車両ホイールに着脱するためのねじ部を有する第2の部分とを有するファスナ本体であって、前記センサアレイが前記ファスナ本体ののキャビティ内に固定される、ファスナ本体と、
    前記ファスナ本体の第1の部分に固定され、前記レンチ面を覆って前記アラームサブアセンブリを前記ファスナ本体に固定するキャップと、を具えることを特徴後するホイールファスナアラーム。
  16. ホイールファスナアラームアセンブリの製造方法であって、
    レンチ面およびキャビティを規定する第1の部分を有するファスナ本体を提供するステップであって、前記ファスナ本体は、車両ホイールに着脱するためのねじ部を有する第2の部分を有する、ステップと、
    ファスナの前記キャビティに、前記ファスナ本体の属性を検出し、前記ファスナ本体の属性に基づくアラーム信号を出力するためのセンサアレイを挿入するステップと、
    前記レンチ面を覆うように前記ファスナ本体の第1の部分にキャップを固定し、前記センサアレイを前記ファスナ本体に固定するステップとを含むことを特徴とする方法。
  17. 前記センサアレイに、前記アラーム信号を遠隔地へ送信するためのアンテナを接続するステップを含む、請求項16に記載の方法。
  18. 前記アンテナの少なくとも一部をアンテナキャリアに内包するステップと、
    前記キャップの外側で、前記アンテナキャリアを前記ファスナ本体に圧着するステップとを含む、請求項17に記載の方法。
  19. 前記アンテナキャリアを前記ファスナ本体の外面に取り付けるステップと、
    前記アンテナキャリアを取り付けた後に、前記センサアレイを前記キャビティに挿入するステップとを含む、請求項18に記載の方法。
  20. 隣接するレンチ面の間に形成された輪郭部を有するレンチ面を含むファスナ本体を形成するステップであって、前記輪郭部はファスナの頂点よりも小さい半径を有する、ステップと、
    前記アンテナを前記輪郭部に沿って取り廻すステップとを含む、請求項17に記載の方法。
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