JP2023544774A - 可撓性カバーを有するエアロゾル発生デバイス - Google Patents

Abstract

本発明は、エアロゾル発生デバイスに関し、特に、押圧される場合に変形することができる１つ以上の可撓性領域を有するカバーを備えるエアロゾル発生デバイスに関する。第１の態様において、本発明は、本体ハウジングの外面の少なくとも一部に設けられ、エアロゾル発生デバイスを操作するために作動させることができる操作インターフェース部を備える、本体ハウジングによって画成される本体と、本体ハウジングに脱着自在に取り付けられるか又は接続されるカバー要素と、を備えるエアロゾル発生デバイスである。操作インターフェース部の少なくとも一部は、本体ハウジングの外面とカバー要素との間に配置され、カバー要素は、操作インターフェース部を作動させるために弾性変形させることができる１つ以上の可撓性領域を備える。
【選択図】図３Ｂ

Description

本発明は、エアロゾル発生デバイスに関し、特に、押圧される場合に変形することができる１つ以上の可撓性領域を有するカバーを備えるエアロゾル発生デバイスに関する。

記号が付いて一般的に見られるエアロゾル発生デバイスは、通常、エアロゾル発生デバイスのユーザがデバイスに対して操作入力を提供することを可能にするボタン、スイッチ、タッチパネル、又は類似のインターフェース要素等の１つ以上の入力要素を備えている。これらの入力要素を用いて、ユーザは、例えば、エアロゾル発生デバイスをオン又はオフにし、加熱温度又は持続時間等のデバイスの１つ以上の動作パラメータを調整してもよいか、又は、例えば、エアロゾル発生デバイスの動作状態に関する情報を出力するようエアロゾル発生デバイスに対する要求を入力してもよい。

幾つかの構成は、エアロゾル発生デバイスの外側デバイスハウジングの外面においてアクセス可能な１つ以上の入力要素を提供する。入力要素は容易にアクセス可能である一方で、かかる構成は、入力要素の意図しない作動を生じる傾向がある。更に、それらは、機械的摩損を受けやすく、液体並びに小粒子及び微粒子の進入から保護されない。幾つかの構成は、エアロゾル発生デバイスの本体に設けられた入力要素を被覆するカバーパネルを利用している。カバーパネルは、通常、エアロゾル発生デバイスのユーザに入力要素を露出させるよう、本体に対して脱着させるか、又は別の方法で移動させることができる。かかる構成は、外部の影響に対する入力要素の改善された保護を提供する一方で、入力要素へのアクセスは不便であり、カバーパネルを繰り返し脱着又は移動させることは、カバーパネルが本体に脱着自在に又は移動可能に取り付けられる取付手段の摩損の増加につながる。

従って、ユーザにとって便利にアクセス可能であり、有害な外部の影響から保護される入力要素を備えるエアロゾル発生デバイスに対するニーズが存在する。

上記の目的の幾つか又は全ては、独立請求項の特徴によって定義されるような本発明によって達成される。本発明の好ましい実施形態は、従属請求項の特徴によって定義される。

第１の態様において、本発明は、本体ハウジングの外面の少なくとも一部に設けられ、エアロゾル発生デバイスを操作するために作動させることができる操作インターフェース部を備える、本体ハウジングによって画成される本体と、本体ハウジングに脱着自在に取り付けられるか又は接続されるカバー要素と、を備えるエアロゾル発生デバイスである。操作インターフェース部の少なくとも一部は、本体ハウジングの外面とカバー要素との間に配置され、カバー要素は、操作インターフェース部を作動させるために弾性変形させることができる１つ以上の可撓性領域を備える。

１つ以上の可撓性領域を備えるカバー要素は、一方では、カバー要素が操作インターフェース部を被覆して有害な外部の影響に対する保護を提供するが、他方では、１つ以上の可撓性領域が、操作インターフェース部を露出させるようカバー要素を除去又は移動させる必要なく、ユーザが操作インターフェース部を作動させることを可能にするため、有利である。任意の材料がある程度の弾性を有する一方で、「弾性変形」とは、本発明の文脈内で、任意の追加工具又は補助具によりエアロゾル発生デバイスのユーザによって誘発される可能性がある任意の弾性変形を指すことに留意されたい。脱着自在であることは、必要に応じて、カバー要素によって被覆されるエアロゾル発生デバイスの操作インターフェース部又は他の任意の機能要素に直接アクセスすることを可能にするため有利である。

第２の態様によれば、先行する態様において、操作インターフェース部全体は、カバー要素と本体ハウジングとの間に配置される。

第２の態様は、カバー要素を通して操作インターフェース部全体の保護及びアクセス可能性を提供するため有利である。

第３の態様によれば、先行する態様において、操作インターフェース部は外部から可視ではない。

第３の態様は、操作インターフェース部のための改善された保護を提供するため有利である。加えて、それは、操作インターフェース部が、その動作及び性能がそうでなければ周囲光又は迷光によって妨害されるか、又は悪影響を受けるであろう、光学コンポーネント及びデバイスを備えることを可能にする。

第４の態様によれば、先行する態様のいずれか１つにおいて、１つ以上の可撓性領域は、ユーザの手又は指によって押圧することができる。

第４の態様は、ユーザがエアロゾル発生デバイスを保持しながら操作インターフェース部を作動させること、特にエアロゾル発生デバイスを保持している手の指で操作インターフェース部を作動させることを可能にするため有利である。

第５の態様によれば、先行する態様において、１つ以上の可撓性領域は、操作インターフェース部を作動させるために、ユーザの手又は指によって押圧されて、本体ハウジングに向かって弾性変形することができる。

第５の態様は、押圧されることによって生じる１つ以上の可撓性領域の変形が、操作インターフェース部の作動に直接対応することを可能にするため有利である。

第６の態様によれば、第４又は第５の態様のいずれか１つにおいて、１つ以上の可撓性領域は、操作インターフェース部の異なる領域を作動させるために、押圧されて本体ハウジングに向かって弾性変形することができる。

第６の態様は、ユーザが操作インターフェース部の異なる領域を選択的に作動させることを可能にするため有利である。

第７の態様によれば、先行する態様において、１つ以上の可撓性領域は、操作インターフェース部上に又は操作インターフェース部の異なる領域内に設けられる１つ以上の操作入力要素を作動させるために、押圧されて本体ハウジングに向かって弾性変形することができる。

第７の態様は、ユーザが異なる入力要素を選択的に作動させて、カバー要素の可撓性領域を介してエアロゾル発生デバイスに異なる種類の入力を提供することを可能にするため、有利である。

第８の態様によれば、先行する態様のいずれか１つにおいて、１つ以上の可撓性領域のうちの１つ以上は、本体ハウジングに面するカバー要素の表面上に突出部を備え、突出部は、本体ハウジングに向かって突出する。

第８の態様は、カバー要素の構造的安定性を増加させ、操作インターフェース部に向かう方向におけるカバー要素の最大変形を制限し、従って、カバー要素への損傷の可能性を減少させるため、有利である。

第９の態様によれば、先行する態様において、突出部は、可撓性領域と一体的に形成される。

第９の態様は、カバー要素の製造プロセスを簡略化し、カバー要素の構造的安定性を増加させ、そうでなければ突出部がカバー要素に取り付けられるか又は接合されていたであろう構造的弱点の可能性を低減させるため、有利である。

第１０の態様によれば、先行する態様のいずれか１つにおいて、カバー要素は、一体形成されたカバー要素である。

第１０の態様は、カバー要素の製造プロセスを簡略化し、カバー要素の構造的安定性を増加させ、そうでなければカバー要素の異なる突出部が取り付けられるか又は接合されていたであろう構造的弱点の可能性を低減させるため、有利である。

第１１の態様によれば、先行する態様において、１つ以上の可撓性領域のうちの１つ以上の突出部は、操作インターフェース部を作動させるよう構成される。

第１１の態様は、選択された入力操作要素を作動させてもよい精度を高め、カバー要素の可撓性領域の変形範囲をカバー要素の可撓性領域と操作インターフェース部との間の距離よりも小さくすることを可能にし、従って、操作インターフェース部を作動させるためにより少ない変形しか必要としないため有利である。

第１２の態様によれば、先行する態様において、操作インターフェース部を作動させることは、操作インターフェース部との相互作用、係合、又は接触を含む。

第１３の態様によれば、先行する態様において、操作インターフェース部の相互作用、係合、又は接触は、１つ以上の操作入力要素との相互作用、係合、又は接触を含む。

第１２の態様及び第１３の態様は、それらにより、ユーザが特定の入力要素を選択的に作動させて、明確に定義された一貫して繰り返し可能な入力を操作インターフェース部に提供することを可能にするため有利である。

第１４の態様によれば、先行する態様において、１つ以上の入力要素は、ボタン、スイッチ、又はセンサを備える。

第１４の態様は、カバー要素の可撓性領域を変形させることによって簡単且つ信頼性の高い方法で作動させることができる入力要素を提供するため、有利である。

第１５の態様によれば、先行する態様において、センサは、磁気センサ又は光学センサを備える。

第１５の態様は、光学又は磁気センサが、物理的に接触することなく作動させることができ、従って、繰り返し用いることによる摩損を受けにくいため、有利である。

第１６の態様によれば、先行する態様のいずれか１つにおいて、出力要素が、本体ハウジングとカバー要素との間の本体ハウジングの表面に設けられる。

第１７の態様によれば、先行する態様において、出力要素はインジケータライトを備える。

第１６の態様及び第１７の態様は、エアロゾル発生デバイスがエアロゾル発生デバイスのユーザにフィードバック情報等の出力情報を提供することをそれぞれ可能にするため有利である。

第１８の態様によれば、先行する態様のいずれか１つにおいて、本体ハウジング及びカバー要素は、カバー要素と本体ハウジングとの間の、操作インターフェース部が配置される空間を囲む。

第１８の態様は、操作インターフェース部を囲むことにより、液体、粒子、又は微粒子の潜在的に有害な侵入から操作インターフェース部を保護するため、有利である。

第１９の態様によれば、先行する態様のいずれか１つにおいて、カバー要素は、略平面の部分を備える。

第２０の態様によれば、先行する態様のいずれか１つにおいて、カバー要素は、湾曲又は屈曲部分を備える。

第２１の態様によれば、先行する態様のうちの１つにおいて、カバー要素の周辺部分は、湾曲又は屈曲している。

第１９、第２０、及び第２１の態様は、カバー要素がエアロゾル発生デバイスの異なる形状に対して調整又は適合することを可能にするため有利である。

第２２の態様によれば、先行する態様のいずれか１つにおいて、カバー要素は、パネルによって形成される。

第２２の態様は、パネルが、通常、エアロゾル発生デバイスの異なる形状に適合するよう所望の形態及び形状にされる略パネル状の構造であるため、有利である。追加として、カバー要素を製造するために用いられる多くの原材料又は前駆体成分は、通常、略矩形の平面パネルの形態をしている。従って、カバー要素のためにパネルを用いることは、製造コスト及び複雑さを低減させる。

第２３の態様によれば、第２２の態様において、パネルの１つ以上の可撓性領域は、非可撓性領域の平均材料厚さよりも小さい平均材料厚さを有する。

第２３の態様は、可撓性領域のための材料強度、重量、及び厚さの間の最適なバランスを提供するため、有利である。

第２４の態様において、先行する態様のいずれか１つにおいて、カバー要素は、本体ハウジングと一体形成される。

第２４の態様は、製造の複雑さを低減し、望ましくない物質の侵入を防止するため有利である。

第２５の態様によれば、第１～第２３の態様のいずれか１つにおいて、エアロゾル発生デバイスは、カバー要素が本体ハウジングに取り付けられているかどうかを検出するためのカバー検出手段を備える。

第２５の態様は、エアロゾル発生デバイスの適切且つ安全な動作及び保護を確実にするよう、カバー要素が適切に取り付けられているかどうかの判定を可能にするため有利である。

第２６の態様によれば、先行する態様において、カバー検出手段は、カバー要素が本体ハウジングに取り付けられる場合に作動させるボタン又はスイッチを備える。

第２６の態様は、カバー要素の取り付けを確実且つ繰り返し検出するよう、ボタン又はスイッチを費用効率よく実装することができるため有利である。

第２７の態様によれば、第２５～第２６の態様のいずれか１つにおいて、カバー検出手段は、センサ回路を備える。

第２８の態様によれば、先行する態様において、センサ回路は、ホールセンサ、光センサ、及び電気センサを備える。

第２７及び第２８の態様は、ホールセンサ、光学センサ、又は電気センサの作動が、例えば、センサを押圧すること、又はそうでなければ、センサの一部を移動させることによって、センサの機械的作動を必要としないため、センサが、カバー要素の繰り返される着脱に起因する機械的摩損の影響を受けにくいため、有利である。

第２９の態様によれば、第２５～第２８の態様のいずれか１つにおいて、エアロゾル発生デバイスは、カバー検出手段からの情報に基づいてエアロゾル発生デバイスの動作を制御するための回路を備え、情報は、カバー要素が本体ハウジングに取り付けられていることが検出される第１の状態に関する情報と、カバー要素が本体ハウジングに取り付けられていないことが検出される第２の状態に関する情報とを備える。

カバー要素の適切な位置決め及び取り付けは、ユーザがエアロゾル発生デバイスを適切且つ安全に動作させてもよいこと、即ち、カバー要素の可撓性領域を押圧することによるユーザ入力が、意図されるように操作インターフェース部を作動させることを確実にするために重要であり、更に、潜在的に有害な外部影響からの操作インターフェース部の適切な保護を確実にするために重要である。第２９の態様は、従って、カバー要素が適切に取り付けられているか否かに基づいてエアロゾル発生デバイスの動作を適合させることが可能となるため有利である。

第３０の態様によれば、先行する態様において、カバー検出手段からの情報に基づいてエアロゾル発生デバイスの動作を制御することは、カバー検出手段からの情報が第２の状態を示す場合に、エアロゾル発生デバイスによるエアロゾルの発生を防止又は抑制することと、カバー検出手段からの情報が第１の状態を示す場合に、エアロゾル発生デバイスによるエアロゾルの発生を可能にすることと、を含む。

カバー要素が取り付けられていると検出されない場合、エアロゾル発生デバイスの適切且つ安全な動作を保証することができない。第３０の態様は、従って、エアロゾル発生デバイスの安全ではない動作を防止するため有利である。

第３１の態様によれば、先行する態様において、カバー要素が本体ハウジングに取り付けられるか又は接続される場合、カバー要素及び本体ハウジングは、カバー要素及び本体ハウジングが隣接する箇所に形成される継ぎ目を除いて平滑且つ均一であるエアロゾル発生デバイスの外面を形成する。

第３２の態様によれば、先行する態様のいずれか１つにおいて、カバー要素が本体ハウジングに取り付けられる場合、カバー要素の外面は、エアロゾル発生デバイスの全外面の１０％～６０％の間を構成する。

第３３の態様によれば、先行する態様のいずれか１つにおいて、エアロゾル発生デバイスは、電子たばこである。

第３４の態様によれば、先行する態様のいずれか１つにおいて、エアロゾル発生デバイスは、エアロゾル発生基材を加熱するための加熱ユニットを備える。

図１Ａおよび１Ｂは、本発明の実施形態による、カバー要素を有するエアロゾル発生デバイスの側面図及び平面図の略図をそれぞれ示す。 図２Ａおよび２Ｂは、本発明の実施形態による、操作インターフェース部を有するエアロゾル発生デバイスの平面図の略図をそれぞれ示す。 図３Ａは、本発明の実施形態による、Ｒと記された軸を中心として１８０°回転させることによって本体ハウジングから取り外されるカバー要素の底面図の略図を示し、図３Ｂは、図３Ａに示すカバー要素が取り外された本体の平面図の略図を示す。 図４Ａおよび４Ｂは、本発明の実施形態による、カバー要素を有するエアロゾル発生デバイスの断面側面図をそれぞれ示す。 図５Ａ、５Ｂ、５Ｃおよび５Ｄは、本発明の実施形態による、カバー要素を有するエアロゾル発生デバイスの部分断面側面図をそれぞれ示す。

図１Ａ及び１Ｂに示すように、エアロゾル発生デバイス１００は、本体ハウジング２００とカバー要素３００とを備えている。本体ハウジング２００は、ユーザによる消費のためのエアロゾルを発生させるためのエアロゾル発生ユニットを収容するよう構成される。エアロゾル発生ユニットは、エアロゾル発生基材を備える消耗品１２０を加熱するよう構成される加熱ユニット１１０を備えていてもよい。エアロゾル発生デバイス１００は、電子たばこであってもよく、ｅ－ベイパー又はｔ－ベイパーエアロゾル発生基材からエアロゾルを発生させるよう構成されてもよい。例えば、加熱ユニット１１０は、たばこスティック又は同様の消耗品を受け入れるよう構成されるレセプタクルを備えていてもよく、加熱要素は、レセプタクルと、レセプタクル内に受け入れられるたばこスティックとを加熱するよう構成されてもよい。代替として、レセプタクルは、液体等のエアロゾル発生基材を備えるカートリッジを受け入れるよう構成されてもよく、加熱ユニット１１０は、ウィッキング要素と、ウィッキング要素を加熱するよう構成される加熱要素とを備えていてもよい。エアロゾル発生デバイス１００はまた、交換可能及び／又は充電可能な電源であってもよい電源を備え、追加として、充電可能電源を充電するための充電ポートを備えていてもよい。電源は、好ましくはバッテリであってもよい。カバー要素３００は、本体ハウジング２００に脱着自在に取り付けられる。カバー要素が脱着自在であるとは、カバー要素３００が、エアロゾル発生デバイス１００のユーザによって、任意の追加工具又は補助具を必要とせずに本体ハウジングから脱着自在ではあるが、ユーザが片手又は両手を利用することによって脱着させることができることを意味する。代替として、カバー要素は、脱着自在でなくてもよく、本体ハウジング又は本体ハウジングの少なくとも一部と一体的に形成されてもよい。

エアロゾル発生デバイス１００は、エアロゾル発生デバイス１００を保持する場合のユーザの快適さを向上させるよう細長い形状を有していてもよい。エアロゾル発生デバイス１００の長手方向は、エアロゾル発生デバイス１００が伸長されている方向である。エアロゾル発生デバイス１００の長手方向の広がりは、エアロゾル発生デバイス１００の長さＬに対応し、エアロゾル発生デバイス１００の長手方向は、エアロゾル発生デバイス１００の長さ方向に対応する。エアロゾル発生デバイス１００は、エアロゾル発生デバイス１００の長手方向を横断する横平面に位置する横断面を有する。エアロゾル発生デバイス１００の横断面は、一般に、任意の適切な形状であってもよいが、好ましくは、長方形、正方形、円形、又は楕円形であってもよい。断面の長手方向は、エアロゾル発生デバイス１００の第１の横方向又は径方向であり、断面が細長くてもよい方向に対応する。第１の横方向又は径方向の断面の広がりは、エアロゾル発生デバイス１００の幅Ｗに対応し、エアロゾル発生デバイス１００の第１の横方向又は径方向は、エアロゾル発生デバイス１００の幅方向に対応する。エアロゾル発生デバイス１００の長さ方向及び幅方向に対して垂直な方向は、エアロゾル発生デバイス１００の第２の横方向又は径方向である。第２の横方向又は径方向の断面の広がりは、エアロゾル発生デバイス１００の高さＨに対応し、第２の横方向又は径方向は、エアロゾル発生デバイス１００の高さ方向に対応する。円形断面の場合、幅方向及び高さ方向は、それらが互いに垂直な方向である限り、任意に選択されてもよい。正方形断面の場合、幅方向は、正方形の２つの対向する辺の間の直線距離方向に対応し、高さ方向は、断面の平面内の幅方向に垂直な方向に対応する。

図１Ａに示すように、カバー要素３００は、好ましくはエアロゾル発生デバイス１００の高さ方向からエアロゾル発生デバイス１００の本体ハウジング２００に取り付けられ、即ち、エアロゾル発生デバイス１００の本体ハウジング２００に取り付けられる場合、カバー要素３００は、図１Ｂに示すように、エアロゾル発生デバイス１００の高さＨを増加させるが、エアロゾル発生デバイス１００の長さＬ及び幅Ｗを増加させない。エアロゾル発生デバイス１００の高さＨは、カバー要素３００の高さＨｃと本体ハウジング２００の高さＨｍとからなり、ここにおいて、カバー要素３００の高さＨｃは、エアロゾル発生デバイス１００の高さＨと本体ハウジング２００の高さＨｍとの差に対応する。カバー要素３００の高さＨｃは、エアロゾル発生デバイス１００の高さＨの３０％未満であることが好ましい。これにより、カバー要素３００が取り付けられる場合、エアロゾル発生デバイス１００の全体の大きさが、ユーザが片手を用いることによってエアロゾル発生デバイス１００を快適に使用し、保持し、操作することができるようなものであることが確実になる。カバー要素３００が本体ハウジングに取り付けられる場合、カバー要素３００の外面は、本体ハウジング２００に面する表面であるカバー要素３００の内面と対向するカバー要素３００の表面である。カバー要素３００の外面は、エアロゾル発生デバイスの全外面の１０％～６０％の間、好ましくは２０％～５０％の間、より好ましくは３０％～４０％の間を占めてもよいことが好ましい。カバー要素３００が本体ハウジング２００に取り付けられる場合、エアロゾル発生デバイス１００の外面は、カバー要素３００と本体ハウジング２００とが隣接する箇所に形成される継ぎ目を除いて、平滑で均一な表面であってもよい。特に、カバー要素３００の外面は、平滑で連続的な形状を有し、カバー要素３００の外面から本体ハウジング２００の外面への移行部は、移行部に形成される継ぎ目を除いて、平滑で連続的である。

図２Ａ及び２Ｂに示すように、本体ハウジング２００及び／又はカバー要素３００は、カバー要素３００を本体ハウジング２００に脱着自在に取り付けるための取付手段２１０、３１０を備えていてもよい。取付手段２１０、２３０は、圧入接続、クランプ接続、又は同様の接続等の手段を備えていてもよい。追加として又は代替として、取付手段２１０、３１０は、磁気手段を備えていてもよい。本体ハウジング２００は、磁気結合要素を備えてもよく、カバー要素３００は、磁気対向結合要素を備えてもよく、ここにおいて、結合要素及び対向結合要素は、磁石及び強磁性要素を備える。本体ハウジング２００には、本体ハウジング２００の外面においてアクセス可能な操作インターフェース部２２０を備えている。操作インターフェース部２２０は、エアロゾル発生デバイス１００の動作のための入力を提供するために作動させることができる１つ以上の操作入力要素２３０を備えている。１つ以上の操作入力要素２３０を備える操作インターフェース部２２０の少なくとも一部又は全部は、カバー要素３００が本体ハウジング２００に取り付けられる場合にカバー要素３００によって被覆され、即ち、操作インターフェース部は、本体ハウジング２００とカバー要素３００との間に配置される１つ以上の操作入力要素２３０を備える。全ての操作入力要素２３０は、本体ハウジング２００とカバー要素３００との間に配置されることが好ましい。操作インターフェース部２２０及び操作入力要素２３０は、それらが被覆されるカバー要素３００の下のそれらそれぞれの位置を示すよう、図２Ａ及び図２Ｂにおいて破線で示す。代替として、１つ以上の操作入力要素２３０は、カバー要素３００によって被覆されていない本体ハウジング２００の外面に配置されてもよく、従って、エアロゾル発生デバイス１００の外側からアクセス可能且つ可視であってもよい。追加として、本体ハウジング２００は、複数の操作インターフェース部２２０を備えてもよく、その少なくとも一部又は全部は、本体ハウジング２００とカバー要素３００との間に配置されて、カバー要素３００によって被覆されてもよい。カバー要素３００によって被覆される操作インターフェース部２２０の一部の操作入力要素２３０は、エアロゾル発生デバイス１００の外側から不可視であるようにされてもよい。これは、エアロゾル発生デバイス１００の外側から操作入力要素２３０への見通し線がなく、操作入力要素２３０が本体ハウジング２００とカバー要素３００との間に囲まれる場合に達成されてもよい。追加として、カバー要素３００は、少なくとも部分的に完全に不透明であるか、又は本体ハウジング２００とカバー要素３００との間に囲まれる操作入力要素２３０がカバー要素３００を通して見えない程度に半透明であってもよいことが好ましい。１つ以上の操作入力要素２３０は、作動させると、以下のうちの１つを生じさせてもよい入力要素を備える。エアロゾル発生デバイス１００のオン／オフ、エアロゾル発生デバイス１００に設けられる加熱ユニット１１０の加熱温度及び／又は加熱時間の変更及び／又は設定、消耗品残量の確認、電源の電力残量の確認、エアロゾル発生デバイス１００と関連するその他の機能及び／又は動作の実行。

カバー要素３００は、１つ以上の非可撓性領域３００ｂと、エアロゾル発生デバイス１００のユーザによって弾性的に変形させることができる１つ以上の可撓性領域３００ａとを備える。本発明の文脈における弾性変形可能とは、追加工具又は補助具なしにユーザによって変形可能であるが、片手又は両手の指又は他の適切な部品を用いて可撓性領域を押圧することによって可撓性領域３００ａに力を及ぼすことによって変形可能であることを意味する。１つ以上の可撓性領域３００ａは、操作インターフェース部２２０を作動させるために、特に操作インターフェース部２２０の１つ以上の操作入力要素２３０を作動させるために、ユーザによって押圧される場合に弾性変形することができる。図２Ａに示すように、可撓性領域３００ａは、可撓性領域３００ａを変形させることにより、対応する操作入力要素２３０を作動させるように、操作入力要素２３０に対応してもよい。カバー要素３００は、従って、本体ハウジングに設けられる１つ以上の操作入力要素２３０に対応する１つ以上の可撓性領域３００ａを備えてもよい。追加として又は代替として、可撓性領域３００ａは、２つ以上の操作入力要素２３０に対応してもよく、可撓性領域３００ａの異なる部分は、異なる操作入力要素２３０を作動させるために変形されてもよい。

回転軸Ｒを中心とする１８０°の回転によって図３Ｂに示す本体ハウジング２００から脱着されるカバー要素３００の内面を示す図３Ａに示すように、エアロゾル発生デバイス１００は、更に、操作出力要素２４０を備えていてもよい。操作出力要素２４０は、１つ以上のＬＥＤ光源又はＬＥＤライトストリップ等の光インジケータを備えていてもよい。光インジケータは、エアロゾル発生デバイス１００のユーザに動作状態を示す情報を示してもよく、この情報は、エアロゾル発生デバイス１００のオン／オフ状態に関する情報、エアロゾル発生デバイス１００の加熱温度に関する情報、エアロゾル発生デバイス１００により使用中の消耗品に関する情報、エアロゾル発生デバイス１００の電源の状態に関する情報を備えるが、これらに限定されない。光インジケータは、本体ハウジング２００とカバー要素３００との間に配置されてもよいか、又は代替として、本体ハウジング２００の外面に配置され、カバー要素３００によって被覆されなくてもよい。光インジケータ２４０は、カバー要素３００が本体ハウジングから脱着される場合に可視であるよう、及び／又は光を発するよう構成されてもよい。光インジケータ２４０が本体ハウジング２００とカバー要素３００との間に配置される場合、カバー要素は、光インジケータ２４０が光を発している場合に光インジケータ２４０がカバー要素３００を通して可視であり、光インジケータ２４０が光を発していない場合にカバー要素３００を通して可視ではないように、少なくとも部分的に半透明であるよう構成されてもよい。追加として又は代替として、カバー要素３００は、光インジケータ２４０が光を発している場合に光インジケータ２４０がエアロゾル発生デバイス１００の外側に対して可視である複数の穿孔を備えてもよい。複数の穿孔は、光インジケータ２４０が光を発していない場合、光インジケータが複数の穿孔を通して可視ではないように構成され、大きさが決定されてもよい。エアロゾル発生デバイス１００は、図５Ａ～５Ｄの文脈において説明される実施形態について以下で詳述するように、カバー要素３００が本体ハウジング２００に取り付けられているかどうかを検出するために構成されるカバー検出手段２５０を備えてもよい。

図４Ａ及び４Ｂに示すように、カバー要素３００は、パネルとして成形されてもよいことが好ましい。カバー要素３００は、略プレート形状としてもよく、ここにおいて、カバー要素３００の平均厚さは、図１Ａの文脈において実施形態について説明したように、カバー要素３００の高さＨｃの３０％未満、好ましくは２０％未満、更により好ましくは１０％未満である。カバー要素３００は、略平面である中央部分と、１つ以上の操作入力要素２３０がその内部に配置されてもよい、本体ハウジング２００とカバー要素３００との間に配置されるか又は囲まれる空間を伴って、カバー要素３００が本体ハウジング２００に隣接することを可能にするように湾曲させるか又は曲げられる１つ以上の周辺又は円周部分とを有してもよいことが好ましい。代替として、カバー要素３００は、１つ以上の周辺又は円周部分の曲率より小さい曲率を有する中央部分を有する連続的に湾曲した形状を有してもよい。

カバー要素は、相互接続されておらず、１つ以上の非可撓性領域３００ｂによって互いに分離されている１つ以上の可撓性領域３００ａを備える。「可撓性」とは対照的に、本発明の文脈における「非可撓性」とは、任意の追加工具又は補助具もなしにユーザによって変形可能ではないこと、即ち、エアロゾル発生デバイス１００のユーザの指又は手によって及ぼされる力の下で変形可能ではないことを意味する。カバー要素３００は、一体形成されたカバーであってもよい。代替として、カバー要素３００は、互いに接合される複数の部品を備えてもよい。カバー要素３００の複数の部品の異なる部分は、異なる材料又は材料特性を備えていてもよい。例えば、１つ以上の可撓性領域３００ａは、非可撓性領域３００ｂ内に備えられていない第１の材料を備えていてもよい。１つ以上の可撓性領域は、エアロゾル発生デバイス１００のユーザによって押圧される場合に弾性変形することができる材料を備えていてもよく、１つ以上の非可撓性領域３００ｂは、ユーザによって押圧される場合に弾性変形することができない材料を備えていてもよい。追加として又は代替として、可撓性領域３００ａはまた、１つ以上の非可撓性領域３００ｂの平均材料厚さと異なる、好ましくはそれよりも小さい平均材料厚さを有してもよく、即ち、１つ以上の上回る可撓性領域は、ユーザによって押圧される場合に変形することができるように十分に薄い一方で、１つ以上の非可撓性領域３００ｂは、ユーザによって押圧される場合に弾性変形することができるように十分に厚い。これらの厚さ範囲は、ユーザが可撓性領域３００ａを押圧することによって弾性変形するのに十分な可撓性を有する可撓性領域３００ａを提供すると同時に、損傷を与える可能性のある外部影響並びにユーザによる繰り返しの使用に耐えるのに十分な耐久性及び強度を可撓性領域３００ａに与えることを示している。１つ以上の非可撓性領域３００ｂは、エアロゾル発生デバイス１００のユーザによって押圧される場合に１つ以上の非可撓性領域３００ｂの変形を防止するのに十分な厚さである。

カバー要素の１つ以上の可撓性領域３００ａは、カバー要素３００によって被覆される本体ハウジング２００の表面の一部に設けられる操作インターフェース部に面する１つ以上の可撓性領域３００ａの表面に設けられる１つ以上の突出部３０１を備えてもよい。突出部３０１は、１つ以上の可撓性領域３００ａのうちの１つの可撓性領域がユーザによって押圧される場合に変形すると、１つ以上の可撓性領域３００ａのうちの可撓性領域の内面に設けられる突出部が、１つ以上の可撓性領域３００ａのうちの可撓性領域に対応する操作入力要素に向かって移動して、対応する操作入力要素を作動させるように配置されてもよい。図４Ａに示すように、１つ以上の突出部３０１が設けられ、本体ハウジング２００上及び／又はそれに設けられる１つ以上の操作入力要素２３０を作動させるために構成されてもよい。一般に、全ての操作入力要素２３０が、対応する突出部３０１を備えなくてもよい。１つ以上の可撓性領域３００ａのうちの１つ以上は、２つ以上の突出部３０１を備えてもよく、ここにおいて、異なる突出部３０１が、１つ以上の可撓性領域３００ａのうちの１つ以上の内側表面の異なる部分に設けられ、異なる操作入力要素２３０を作動させるために構成される。１つ以上の突出部のうちの１つ以上は、図４Ｂに示すように、単一の対応する操作入力要素２３０を作動させるために構成される単一の突出部を備えてもよい。

１つ以上の突出部は、カバー要素３００と一体的に形成されてもよい。１つ以上の可撓性領域３００ａのうちの１つの可撓性領域が変形していない場合、対応する操作入力要素２３０を作動させるために構成される１つ以上の可撓性領域３００ａのうちの可撓性領域を備える突出部は、対応する操作入力要素２３０から離間し、接触しないよう構成されてもよい。１つ以上の可撓性領域３００ａのうちの可撓性領域がユーザによって押圧される場合に変形すると、突出部３０１は、対応する操作入力要素２３０に向かって移動して、操作入力要素２３０を作動させる。

操作入力要素２３０は、１つ以上の可撓性領域２３０ａのうちの１つの可撓性領域が変形する場合、特に、ユーザによって押圧される場合に操作入力要素２３０に向かう方向に変形する場合に作動させることができるボタン及び／又はスイッチ及び／又はセンサを備えていてもよい。ボタン又はスイッチを備える操作入力要素２３０を作動させることは、ボタン又はスイッチに接触すること、及び／又はボタン又はスイッチを押圧するためにボタン又はスイッチに力を及ぼすことを含んでもよい。代替として、突出部３０１は、１つ以上の可撓性領域３００ａのうちの可撓性領域が変形していない場合に、ボタン又はスイッチに接触しているが、ボタン又はスイッチを押圧するための力をボタン又はスイッチに及ぼさなくてもよく、１つ以上の可撓性領域３００ａのうちの可撓性領域がユーザによって押圧される場合に変形すると、突出部３０１は、ボタン又はスイッチを押圧するよう、対応するボタン又はスイッチに向かって移動する。ボタン又はスイッチは、機械的ボタン若しくはスイッチ、又は容量タッチボタン若しくはスイッチを備えてもよい。代替として、センサを備える操作入力要素２３０は、可撓性領域３００ａが変形する場合に作動させてもよく、センサは、センサと可撓性領域３００ａの一部との間の距離又は距離の変化を検出する。センサは、磁気センサを備えていてもよく、可撓性領域３００ａは、強磁性材料、又はカバー要素３００の内面と一体的に形成されるか、若しくは別個に設けられ、磁気センサによって検出されてもよいコンポーネントを備えていてもよい。例えば、磁気センサは、ホールセンサであってもよく、カバー要素３００は、強磁性材料を備えるか、又は強磁性コンポーネントを備えていてもよい。ホールセンサは、ホールセンサに対する強磁性材料又はコンポーネントの距離の変化を検出してもよい。代替として、ホールセンサは、可撓性領域３００ａがホールセンサに向かって変形していることに起因して、強磁性材料又はコンポーネントがホールセンサに対して一定の近接範囲内にある場合に、強磁性材料又はコンポーネントの存在を検出してもよく、可撓性領域３００ａが変形していないことに起因して、強磁性材料又はコンポーネントがホールセンサに対して一定の近接範囲内にない場合に、強磁性材料又はコンポーネントの存在を検出しなくてもよい。追加として又は代替として、センサは、光学センサを備えてもよく、可撓性領域３００ａは、光学センサによって検出されることができる光学要素を備えていてもよい。例えば、光学センサは、ＩＲセンサを備えてもよく、可撓性領域は、ＩＲセンサによって検出されてもよい反射要素を備えていてもよい。

カバー要素３００及び本体ハウジング２００は、同じ材料で形成されてもよいか、又はカバー要素３００は、本体ハウジング２００とは異なる材料で形成されてもよいことに留意されたい。カバー要素は、断熱特性を提供する材料から形成されてもよいか、又はそれを備えていてもよい。かかるカバー要素３００は、エアロゾル発生デバイス１００に備えられる加熱ユニットからの熱がエアロゾル発生デバイス１００の外面を加熱することを防止して、ユーザが熱によって負傷することを防止する。この目的のために、カバー要素３００は、エアロゲルシート、断熱シート、及び発泡シート、好ましくは発泡樹脂シート、及び／又は発泡プラスチックの１つ以上の層を備えるか、又は実質的にそれらからなっていてもよい。

図５Ａ～５Ｄに示すように、エアロゾル発生デバイス１００は、カバー要素３００が本体ハウジング２００に適切且つ確実に取り付けられているかどうかを検出するために構成されるカバー検出手段２５０を備えてもよい。カバー要素３００は、カバー要素３００が本体ハウジング２００に取り付けられる場合にカバー検出手段２５０によって検出されるよう構成される検出オブジェクト３２０を備えてもよい。エアロゾル発生デバイス１００は、更に、エアロゾル発生デバイス１００の動作を制御するための回路を備えてもよい。回路は、カバー検出手段２５０によって提供される情報に基づいてエアロゾル発生デバイス１００の動作を制御するよう構成されてもよい。カバー検出手段２５０からの情報は、カバー要素３００が本体ハウジング２００に取り付けられていることが検出される第１の状態に関する情報と、カバー要素３００が本体ハウジング２００に取り付けられていないことが検出される第２の状態に関する情報とを備える。エアロゾル発生デバイス１００の安全な動作を確実にするために、回路は、エアロゾル発生デバイス１００によるエアロゾルの発生を防止又は抑制するよう構成されてもよい。これは、例えば、エアロゾル発生基材を加熱するための加熱ユニット１１０の動作を防止することによって、及び／又は加熱ユニット１１０の動作を限定された持続時間又は限定された温度範囲に限定することによって達成されてもよい。図５Ａに示すように、カバー検出手段２５０は、ホールセンサ等の磁気センサを備えていてもよく、カバー要素３００は、カバー要素３００が本体ハウジング２００に取り付けられる場合に検出することができる強磁性体等の磁気検出オブジェクト３２０を備えてもよい。追加として又は代替として、カバー要素３００は、磁気センサによって検出することができる強磁性材料を備えるか、又は実質的にそれからなっていてもよい。カバー要素３００がエアロゾル発生デバイス１００に適切且つ確実に取り付けられる第１の状態は、磁気センサと磁気検出オブジェクトとの間の距離に基づいて磁気センサにおいて生成される検出信号が所定の検出信号強度閾値を上回る場合に示されてもよく、カバー要素３００が適切且つ確実に取り付けられていない第２の状態は、検出信号強度が所定の閾値を下回る場合に示される。代替として、第１の状態は、検出信号が生成される場合に示されてもよく、第２の状態は、検出信号が生成されない場合に示される。追加として又は代替として、図５Ｂに示すように、カバー検出手段２５０は、光学センサを備えていてもよく、カバー要素３００は、光を反射する光反射オブジェクト等の光学検出オブジェクト３２０を備えてもよい。光学センサは、ＩＲ光を放出するＩＲセンサであってもよい。第１の状態は、カバー要素３００が本体ハウジング２００に適切且つ確実に取り付けられる場合に、ＩＲセンサによって放射されるＩＲ光が、光反射オブジェクトによって反射されてＩＲセンサに戻り、ＩＲセンサによって検出される場合に示されてもよい。第１の状態は、追加として又は代替として、ＩＲセンサによって検出される反射ＩＲ光が所定の強度又はコヒーレンス閾値を上回る場合に示されてもよい。第２の状態は、カバー要素３００が本体ハウジング２００に適切に又は確実に取り付けられていない場合に、ＩＲセンサによって放射されるＩＲ光が光反射オブジェクト３２０によって反射されない場合に示されてもよい。第２の状態は、追加として又は代替として、ＩＲセンサによって検出される反射ＩＲ光が所定の強度又はコヒーレンス閾値を下回る場合に示されてもよい。追加として又は代替として、図５Ｃに示すように、カバー検出手段は、電気センサを有してもよく、カバー要素３００は、電気検出オブジェクトを備えてもよい。例えば、カバー検出手段は、本体ハウジング２００においてカバー要素３００に向かって露出する複数の電気接点を有する開電気回路を備えていてもよく、カバー要素３００は、導電性要素３２０を備えてもよい。第１の状態は、開電気回路の複数の接点が、開回路を閉じるように、カバー要素の導電性要素３２０と接触し、その結果、電流の流れ又は電圧降下を検出することができる場合に示されてもよい。第１の状態は、追加として又は代替として、電気検出オブジェクト３２０が所定の値を有する又は所定の値範囲内の抵抗を有し、その結果、検出された電流又は電圧降下が、所定の値を有するか、又は所定の値範囲内である場合に示されてもよい。図５Ｄに示すように、カバー検出手段２５０は、追加として又は代替として、ボタン又はスイッチを備えていてもよく、カバー要素３００は、ボタン又はスイッチを作動させるための突出部又は同様の構造等の検出オブジェクト３２０を備えてもよい。ボタン又はスイッチは、機械的及び／又は容量タッチボタン若しくはスイッチであってもよい。第１の状態は、カバー要素３００が本体ハウジングに適切且つ確実に取り付けられている場合にボタン又はスイッチを作動させると示されてもよく、第２の状態は、ボタン又はスイッチを作動させていない場合に示されてもよい。

カバー検出手段２５０は、本体ハウジングの表面上及び／又は表面に配置される１つ以上の操作インターフェース部２２０を備える操作入力要素２３０としても機能してもよいことに留意されたい。一実施例として、カバー検出手段は、ボタン又はスイッチであってもよく、ボタン又はスイッチ上に設けられる複数の電気接点を有する開回路を備えていてもよい。カバー要素３００は、カバー要素の可撓性領域３００ａの内面上に導電性要素３２０を備えてもよく、ここにおいて、導電性要素は、ボタン又はスイッチを作動させることなく、ボタン又はスイッチ上に設けられる複数の接点に接触するよう構成される。従って、カバー要素３００が本体ハウジング２００に取り付けられている第１の状態は、導電性要素が複数の電気接点に接触する場合に示され、従って、電流の流れ又は電圧降下が検出されることを可能にする。導電性要素３２０は、ボタン又はスイッチ上の複数の接点と接触しているため、可撓性領域３００ａがその後にユーザによって押圧される場合に変形すると、その変形によってボタン又はスイッチが押圧され、従って作動して、ユーザがエアロゾル発生デバイス１００に操作を入力することが可能になる。別の実施例として、カバー検出手段２５０は、２つの異なる状態になるよう押圧されることができるボタン又はスイッチを備えていてもよい。カバー要素３００が本体ハウジング２００に取り付けられる場合、変形していない可撓性領域３００ａに設けられる突出部等の検出オブジェクトは、ボタン又はスイッチが、カバー要素３００が適切に又は確実に取り付けられていることを示す第１のボタン又はスイッチ状態になるように、カバー検出手段のボタン又はスイッチを第１の距離だけ押圧する。可撓性領域３００ａが、その後、ユーザによって押圧される場合に変形すると、ボタン又はスイッチは、エアロゾル発生デバイス１００に操作を入力するための第２のボタン又はスイッチ状態になるよう更に押圧されることができる。更に、磁気センサ、電気センサ、ボタン又はスイッチ、及び／又は光学センサの任意の組み合わせを利用して、カバー検出手段２５０が操作入力要素としても機能することを可能にすることができる。更に、磁気カバー検出手段２５０は、取付手段２１０として機能してもよい。例えば、カバー検出手段２５０は、磁気要素を備えるか又はそれが設けられるカバー要素３００に吸引力を及ぼす磁気センサを備えていてもよい。別の実施例として、カバー検出手段２５０は、ボタン又はスイッチを備えていてもよく、カバー要素３００は、カバー要素３００を本体ハウジング２００に取り付けるよう、ボタン又はスイッチに機械的に取り付けられるか、又は連結されてもよい。機械的取付又は連結は、機械的圧入接続又は同様のクランプ若しくは係合構成を介して達成されてもよい。更に別の実施例として、カバー検出手段２５０は、ポゴピン又はポゴピンレセプタクル等の複数の電気接続要素を備えていてもよく、カバー要素３００は、カバー要素３００を本体ハウジング２００に取り付けるための安定した機械的接続を形成するために、カバー検出手段２５０の電気接続要素と係合する１つ以上のポゴピン又はポゴピンレセプタクル等の導電性要素を備えてもよい。カバー検出手段２５０の代わりに、操作入力要素２３０が、カバー検出手段２５０について上で説明したものと同じ方法で取付手段２１０として機能してもよい。

本開示では、ある特定の実施形態及び一般的に関連する方法について説明してきたが、これらの実施形態及び方法の改変及び置換は、当業者にとって明らかであろう。従って、例示的な実施形態についての上記の説明は、本開示を定義又は制限するものではない。独立請求項及び従属請求項によって定義されるような本開示の範囲から逸脱することなく、他の変更、置換、及び改変も可能である。

１００ エアロゾル発生デバイス
１１０ 加熱ユニット
１２０ 消耗品
２００ 本体ハウジング
２１０ 取付手段
２２０ 操作インターフェース部
２３０ 操作入力要素
２４０ 出力要素
２５０ カバー検出手段
３００ カバー要素
３００ａ 可撓性領域
３００ｂ 非可撓領域
３０１ 突出部
３１０ 取付手段
３２０ 検出オブジェクト
Ｈ エアロゾル発生デバイスの高さ
Ｌ エアロゾル発生デバイスの長さ
Ｗ エアロゾル発生デバイスの幅
Ｈｃ カバー要素の高さ

Claims (15)

1. エアロゾル発生デバイスであって、
   本体ハウジングの外面の少なくとも一部に設けられ、前記エアロゾル発生デバイスを操作するために作動させることができる操作インターフェース部を備える、前記本体ハウジングによって画成される本体と、
   前記本体ハウジングに脱着自在に取り付けられるか又は接続されるカバー要素と、を備え、
   前記操作インターフェース部の少なくとも一部は、前記本体ハウジングの前記外面と前記カバー要素との間に配置され、
   前記カバー要素は、前記操作インターフェース部を作動させるために弾性変形させることができる１つ以上の可撓性領域を備える、
   エアロゾル発生デバイス。
2. 前記操作インターフェース部全体は、前記カバー要素と前記本体ハウジングとの間に配置され、前記操作インターフェース部は外部から可視ではない、請求項１に記載のエアロゾル発生デバイス。
3. 前記１つ以上の可撓性領域は、前記操作インターフェース部を作動させるために、ユーザの手又は指によって押圧されて、前記本体ハウジングに向かって弾性変形することができる、請求項１又は２に記載のエアロゾル発生デバイス。
4. 前記１つ以上の可撓性領域は、前記操作インターフェース部上に又は前記操作インターフェース部の異なる領域内に設けられる１つ以上の操作入力要素を作動させるために、押圧されて前記本体ハウジングに向かって弾性変形することができる、請求項３に記載のエアロゾル発生デバイス。
5. 前記１つ以上の可撓性領域のうちの１つ以上は、前記本体ハウジングに面する前記カバー要素の表面上に突出部を備え、前記突出部は、前記本体ハウジングに向かって突出する、請求項１～４のいずれか一項に記載のエアロゾル発生デバイス。
6. 前記突出部は、前記可撓性領域と一体的に形成される、請求項５に記載のエアロゾル発生デバイス。
7. 前記１つ以上の可撓性領域のうちの１つ以上の前記突出部は、前記操作インターフェース部を作動させるよう構成される、請求項６に記載のエアロゾル発生デバイス。
8. 前記操作インターフェース部の相互作用、係合、又は接触は、１つ以上の操作入力要素との相互作用、係合、又は接触を含む、請求項７に記載のエアロゾル発生デバイス。
9. 前記１つ以上の入力要素は、ボタン、スイッチ、又はセンサを備える、請求項８に記載のエアロゾル発生デバイス。
10. 前記センサは、磁気センサ又は光学センサを備える、請求項９に記載のエアロゾル発生デバイス。
11. 出力要素が、前記本体ハウジングと前記カバー要素との間の前記本体ハウジングの前記表面に設けられ、前記出力要素はインジケータライトを備える、請求項１～１０のいずれか一項に記載のエアロゾル発生デバイス。
12. 前記パネルの前記１つ以上の可撓性領域は、非可撓性領域の平均材料厚さよりも小さい平均材料厚さを有する、請求項１～１１のいずれか一項に記載のエアロゾル発生デバイス。
13. 前記エアロゾル発生デバイスは、前記カバー要素が前記本体ハウジングに取り付けられているかどうかを検出するためのカバー検出手段を備える、請求項１～１２のいずれか一項に記載のエアロゾル発生デバイス。
14. 前記カバー検出手段は、前記カバー要素が前記本体ハウジングに取り付けられる場合に作動させるボタン又はスイッチを備え、及び／又は、
    前記カバー検出手段は、ホールセンサ、光学センサ、及び／又は電気センサを備えるセンサ回路を備える、
    請求項１３に記載のエアロゾル発生デバイス。
15. 前記カバー検出手段からの情報に基づいて前記エアロゾル発生デバイスの動作を制御するための回路を備え、前記情報は、前記カバー要素が前記本体ハウジングに取り付けられていることが検出される第１の状態に関する情報と、前記カバー要素が前記本体ハウジングに取り付けられていないことが検出される第２の状態に関する情報とを備え、
    前記カバー検出手段からの情報に基づいて前記エアロゾル発生デバイスの動作を制御することは、前記カバー検出手段からの前記情報が前記第２の状態を示す場合に、前記エアロゾル発生デバイスによるエアロゾルの発生を防止又は抑制することと、前記カバー検出手段からの前記情報が前記第１の状態を示す場合に、前記エアロゾル発生デバイスによるエアロゾルの発生を可能にすることと、を含む、
    請求項１２～１４のいずれか一項に記載のエアロゾル発生デバイス。
    

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