JP3187032U - 電子計量装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】装置本体から突起する電源スイッチを設けずに、見栄えを向上させた電子計量装置を提供する。
【解決手段】計量部1と、計量部1を起動する起動部2と、を有する。計量部1は、装置本体上部に設けられる載置台10に載せられた計量対象物の重量を測定するロードセル11と、ロードセル11による測定結果を表示する表示部12と、を有する。起動部2は、装置本体に形成される平坦面30aに対する接触を検知する接触センサ20と、接触センサ20の検出結果に基づき平坦面30aに対してスライド接触操作がなされたか否かを判定するスライド操作判定部と、スライド接触操作がなされたとスライド操作判定部が判定した場合に計量部1を起動する起動実行部と、を有する。
【選択図】図2
【解決手段】計量部1と、計量部1を起動する起動部2と、を有する。計量部1は、装置本体上部に設けられる載置台10に載せられた計量対象物の重量を測定するロードセル11と、ロードセル11による測定結果を表示する表示部12と、を有する。起動部2は、装置本体に形成される平坦面30aに対する接触を検知する接触センサ20と、接触センサ20の検出結果に基づき平坦面30aに対してスライド接触操作がなされたか否かを判定するスライド操作判定部と、スライド接触操作がなされたとスライド操作判定部が判定した場合に計量部1を起動する起動実行部と、を有する。
【選択図】図2
Description
本考案は、食材などの重量を測定する電子計量装置に関する。
キッチンスケールなどの電子計量装置では、重量を量りたい物を載置台に載せて重量を測定し、液晶などの表示部に測定結果を表示するものが一般的である。
例えば特許文献1には、装置本体の上部に設けられる計量対象物を載せる載台と、計量対象物の重量を検知するロードセルと、ロードセルの検知結果をデジタルデータに変換する電気処理部と、電気処理部からのデータを受けて検知結果をデジタル表示する表示部とを備えるキッチンスケールが開示されている。
従来の電子計量装置は、一般的に、装置本体の上部又は側部に、スライド式又は押圧式の機械的な電源スイッチが設けられている。電源スイッチを操作することにより電源が投入され、計量可能となる。
しかしながら、どのように配置したとしても電源スイッチは装置本体から突出するので、スタイリッシュなデザインを追求するにあたり、見栄えが損なわれてしまう。
本考案は、このような課題に着目してなされたものであって、その目的は、装置本体から突起する電源スイッチを設けずに、見栄えを向上させた電子計量装置を提供することである。
本考案は、かかる目的を達成するために、次のような手段を講じたものである。
すなわち、本考案の電子計量装置は、計量部と、前記計量部を起動する起動部と、を備え、前記計量部は、装置本体上部に設けられる載置台に載せられた計量対象物の重量を測定するロードセルと、前記ロードセルによる測定結果を表示する表示部と、を有し、前記起動部は、装置本体に形成される平坦面に対する接触を検知する接触センサと、前記接触センサの検出結果に基づき前記平坦面に対してスライド接触操作がなされたか否かを判定するスライド操作判定部と、スライド接触操作がなされたと前記スライド操作判定部が判定した場合に上記計量部を起動する起動実行部と、を有する。
このように、装置本体に形成した平坦面に対する接触を検知する接触センサを設け、平坦面に対するスライド接触操作がなされたと判定されたときに電源を投入するように構成しているので、装置本体から突出する電源スイッチを設けなくとも電源投入可能となり、見栄えを向上させてスタイリッシュなデザインを追求することが可能になる。
スライド接触操作の判定を簡単な構成で実現するためには、配置位置によって定まる検出領域に対する接触を検知する接触センサが複数設けられ、前記複数の接触センサは、各々の接触センサの検出領域が前記平坦面において仮想直線に沿って並ぶように配列されており、前記スライド操作判定部は、前記仮想直線の一端にある前記検出領域から他端にある前記検出領域まで順次接触が検出されたときに、前記スライド接触操作がなされたと判定するように構成されていることが好ましい。
ユーザにとって理解しやすいインターフェイスを提供するためには、前記1つの検出領域に対応して1つの発光部が配置されており、前記発光部は、対応する検出領域に対する接触が検知されたときに発光することが好ましい。
見栄えを向上させるためには、前記平坦面は、透光性を有する透光部材に形成されており、前記透光部材の下方に前記発光部が配置されていることが好ましい。
誤動作を防止するためには、前記スライド操作判定部は、前記仮想直線の一端にある前記検出領域への接触が検出された時点から他端にある前記検出領域への接触が検出されるまで経過時間を計測し、前記経過時間が所定時間を経過した場合には、誤操作がなされたと判断することが好ましい。
本考案は、以上説明した構成であるから、装置本体から突出する電源スイッチを設けなくとも電源投入可能となり、見栄えを向上させてスタイリッシュなデザインを追求することが可能になる。
以下、本考案の一実施形態の電子計量装置を、図面を参照して説明する。
図1〜3に示すように、本実施形態の電子計量装置は、計量部1と、計量部1を起動する起動部2とを有する。
計量部1は、装置本体上部に設けられる載置台10と、載置台10に載せられた計量対象物の重量を計測するロードセル11と、ロードセル11による測定結果を表示する液晶などの表示部12と、を有する。上記各部(11,12)は、MCU13(Memory Control Unit)より制御される。具体的には、図2に示すように、載置台となる透光部材で形成される天板30と、各電子部品を取り付けるための中間板31と、装置本体のケース32と、を有する。天板30は、載置台となる平坦面30aを有する。
図2及び図3に示すように、起動部2は、接触センサ20と、スライド操作判定部21と、起動実行部22と、発光部23と、を有する。
接触センサ20は、装置本体に形成される平坦面30aに対する接触を検知する。具体的には、配置位置によって定まる検出領域に対する接触を検知する接触センサ20(20a〜20f)が複数設けられている。本実施形態において、接触センサ20(20a〜20f)には、静電容量式タッチセンサを採用しているが、接触を検出することができれば、これに限定されない。本実施形態においては、図4Aに示すように、複数の接触センサ20(20a〜20f)は、各々のセンサの検出領域(Ar1〜Ar6)が平坦面30aにおいて仮想直線Lに沿って並ぶように配列されている。なお、図1に示すように、検出領域には、スライドにより起動する旨の文字及び図形が描かれている。
図3に示すスライド操作判定部21は、接触センサ20の検出結果に基づき平坦面30aに対してスライド接触操作(図4Cにて示す指でなぞる操作)がなされてか否かを判定する。具体的には、スライド操作判定部21は、仮想直線Lの一端にある検出領域Ar1から他端にある検出領域Ar6まで順次接触が検出されたときに、スライド接触操作がなされたと判定するように構成されている。
図3に示す起動実行部22は、スライド接触操作がなされたとスライド操作判定部21が判定した場合に上記計量部1を起動する。これにより、図4Aに示す待機モードから図1に示す計量可能な計測モードとなる。
図4Aに示すように、発光部23(23a〜23f)は、1つの検出領域(Ar1〜Ar6)に対応して1つの発光部が配置されたもので、本実施形態ではLED(Light Emitting Diode)を用いている。図4Bに示すように、発光部23(23a)は、対応する検出領域(Ar1)に対する接触が検知されたときに発光する。図2に示す通り、平坦面30aは、透光性を有する透光部材である天板30に形成されており、この天板30の下方に発光部23が配置される。
上記装置の動作を説明する。
図4Aに示すように、初期状態では、待機モードであり、全ての発光部23(23a〜23f)は消灯している。
図4Bに示すように、指で仮想直線Lの一端にある検出領域Ar1を接触すれば、当該検出領域Ar1への接触が検出される(図5AのS100参照)。そうすると、検出領域Ar1に対応する発光部23aが点灯する(図5AのS102参照)。また、経過時間の計測が開始される(図5AのS101参照)。
図4Cに示すように、仮想直線Lの一端にある検出領域Ar1から他端にある検出領域Ar6まで順次接触が検出されると(図5A〜5BにおけるS100、S103、S105、S107、S109、S111参照)、対応する発光部23a〜23fが順次点灯する(図5A〜5BにおけるS102、S104、S106,S108,S110、S112参照)。他端にある検出領域Ar6への接触が検出されると、計量部1が起動し、図1に示すように、計測可能なモードが実行される(図5BのS113参照)。
なお、図3に示すスライド操作判定部21は、仮想直線Lの一端にある検出領域Ar1への接触が検出された時点から他端にある検出領域Ar6への接触が検出されるまで経過時間を計測し、経過時間が所定時間を経過した場合(図6のS200:YES参照)には、誤操作がなされたと判断する(図6のS201参照)。誤操作がなされたと判定されれば、全ての発光部23(23a〜23f)の発光をキャンセル(消灯)し(図6のS202参照)、図4Aに示す初期状態に戻る。所定時間としては例えば2秒程度を設定することが好ましい。
以上のように、本実施形態の電子計量装置は、計量部1と、計量部1を起動する起動部2と、を備える。計量部1は、装置本体上部に設けられる載置台10に載せられた計量対象物の重量を測定するロードセル11と、ロードセル11による測定結果を表示する表示部12と、を有する。起動部2は、装置本体に形成される平坦面30aに対する接触を検知する接触センサ20と、接触センサ20の検出結果に基づき平坦面30aに対してスライド接触操作がなされたか否かを判定するスライド操作判定部21と、スライド接触操作がなされたとスライド操作判定部21が判定した場合に計量部1を起動する起動実行部22と、を有する。
このように、装置本体に形成した平坦面30aに対する接触を検知する接触センサ20を設け、平坦面30aに対するスライド接触操作がなされたと判定されたときに電源を投入するように構成しているので、装置本体から突出する電源スイッチを設けなくとも電源投入可能となり、見栄えを向上させてスタイリッシュなデザインを追求することが可能になる。
本実施形態では、配置位置によって定まる検出領域に対する接触を検知するセンサが複数設けられ、前記複数の接触センサ20(20a〜20f)は、各々の接触センサの検出領域(Ar1〜Ar6)が平坦面30aにおいて仮想直線Lに沿って並ぶように配列されている。スライド操作判定部21は、仮想直線Lの一端にある検出領域Ar1から他端にある検出領域Ar6まで順次接触が検出されたときに、スライド接触操作がなされたと判定するように構成されている。
これにより簡単な構成でスライド接触操作がなされたか否かを判定することが可能となる。
本実施形態では、1つの検出領域(Ar1〜Ar6)に対応して1つの発光部(23a〜23f)が配置されており、発光部23は、対応する検出領域に対する接触が検知されたときに発光する。
このように構成すれば、接触操作に対応して発光するので、ユーザにとって理解しやすいインターフェイスを提供することが可能となる。
本実施形態では、平坦面30aは、透光性を有する透光部材である天板30に形成されており、透光部材(天板30)の下方に発光部23が配置されている。
この構成によれば、透光部材(天板30)の下方に配置された発光部23が発光し、その光が透光部材(天板30)を介して視認できるので、発光部23を透光部材の下方に配置することにより、見栄えを向上させることが可能となる。
本実施形態では、スライド操作判定部21は、仮想直線Lの一端にある検出領域Ar1への接触が検出された時点から他端にある検出領域Ar6への接触が検出されるまで経過時間を計測し、経過時間が所定時間を経過した場合には、誤操作がなされたと判断する。
このように構成すれば、誤操作により電源が投入されることを避けて、誤動作を防止することが可能となる。
以上、本考案の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限定されるものでないと考えられるべきである。本考案の範囲は、上記した実施形態の説明だけではなく請求の範囲によって示され、さらに請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
なお、上記の各実施形態で採用している構造を他の任意の実施形態に採用することは可能である。各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本考案の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
1…計量部
10…載置台
11…ロードセル
12…表示部
2…起動部
20(20a〜20f)…接触センサ
21…スライド操作判定部
22…起動実行部
23(23a〜23f)…発光部
30…天板(透光部材)
30a…平坦面
L…仮想直線
Ar1〜Ar6…検出領域
10…載置台
11…ロードセル
12…表示部
2…起動部
20(20a〜20f)…接触センサ
21…スライド操作判定部
22…起動実行部
23(23a〜23f)…発光部
30…天板(透光部材)
30a…平坦面
L…仮想直線
Ar1〜Ar6…検出領域
Claims (5)
- 計量部と、前記計量部を起動する起動部と、を備え、
前記計量部は、装置本体上部に設けられる載置台に載せられた計量対象物の重量を測定するロードセルと、前記ロードセルによる測定結果を表示する表示部と、を有し、
前記起動部は、装置本体に形成される平坦面に対する接触を検知する接触センサと、前記接触センサの検出結果に基づき前記平坦面に対してスライド接触操作がなされたか否かを判定するスライド操作判定部と、スライド接触操作がなされたと前記スライド操作判定部が判定した場合に上記計量部を起動する起動実行部と、を有する電子計量装置。 - 配置位置によって定まる検出領域に対する接触を検知する接触センサが複数設けられ、前記複数の接触センサは、各々の接触センサの検出領域が前記平坦面において仮想直線に沿って並ぶように配列されており、
前記スライド操作判定部は、前記仮想直線の一端にある前記検出領域から他端にある前記検出領域まで順次接触が検出されたときに、前記スライド接触操作がなされたと判定するように構成されている請求項1に記載の電子計量装置。 - 前記1つの検出領域に対応して1つの発光部が配置されており、
前記発光部は、対応する検出領域に対する接触が検知されたときに発光する請求項2に記載の電子計量装置。 - 前記平坦面は、透光性を有する透光部材に形成されており、
前記透光部材の下方に前記発光部が配置されている請求項3に記載の電子計量装置。 - 前記スライド操作判定部は、前記仮想直線の一端にある前記検出領域への接触が検出された時点から他端にある前記検出領域への接触が検出されるまで経過時間を計測し、前記経過時間が所定時間を経過した場合には、誤操作がなされたと判断する請求項2〜4のいずれかに記載の電子計量装置。
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