JP2023544615A - アセトアミド-フェニルテトラゾール誘導体およびその使用方法 - Google Patents

アセトアミド-フェニルテトラゾール誘導体およびその使用方法 Download PDF

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Abstract

本開示は、式(IA)の化合物、ならびにそれらのプロドラッグ、薬学的に許容される塩、薬学的組成物、使用方法、およびそれらの調製のための方法に関する。本明細書に開示される化合物は、P-糖タンパク質および/またはシトクロムP450(例えばCYP3A4)が調節される障害(例えば多剤耐性が生じたがん)の処置に有用である。TIFF2023544615000243.tif29128

Description

関連出願
本出願は2020年10月7日出願の米国仮出願第63/088,778号の優先権および恩典を主張するものであり、その内容全体が本明細書に組み入れられる。
開示の分野
本開示は、P-糖タンパク質調節活性ならびに/または薬物代謝酵素シトクロムP450(例えばCYP3A4および/もしくはCYP3A5アイソフォーム)に対する調節活性を有し、ヒトまたは動物の身体の処置に有用である、アセトアミド-フェニルテトラゾール誘導体に関する。本開示はまた、これらの化合物の調製のための方法、それらを含む薬学的組成物、ならびにP-糖タンパク質および/またはシトクロムP450アイソフォーム(例えばCYP3A4もしくはCYP3A5)の発現が調節される障害(例えば多剤耐性を発生させたがん)の処置におけるそれらの使用に関する。本開示はまた、P-糖タンパク質および/またはシトクロムP450の基質である治療薬の経口バイオアベイラビリティを改善するための本開示の化合物の使用に関する。本開示はまた、P-糖タンパク質および/またはシトクロムP450の基質である治療薬の脳分布を増加させるための本開示の化合物の使用に関する。
背景
多くの抗がん剤(例えばビンカアルカロイド、アントラサイクリン、エピポドフィロトキシン、パクリタキセル、およびドセタキセル)は、過剰発現P-糖タンパク質の存在により引き起こされた多剤耐性(MDR)を有する患者に投与される場合、無効になる。P-糖タンパク質は、投与される抗がん剤の細胞内蓄積を、抗がん剤を腫瘍細胞から押し出すことで調節する。乳房腫瘍、結腸直腸腫瘍、食道腫瘍、およびユーイング肉腫中での薬物代謝CYP3A4タンパク質の発現は、抗腫瘍活性が減少した代謝産物を形成することで抗がん剤の細胞内濃度を抑制することがある。CYP3A4のこの作用は、抗がん剤の有効性を制限するか、またはこれらの剤に対する耐性の発生の一因となる。腫瘍細胞中のP-糖タンパク質および/またはシトクロムP450酵素(例えばCYP3A4)の調節により、抗がん剤に対するこれらの細胞の感受性を増加させることができる。
P-糖タンパク質は正常で健康な組織、例えば小腸中でも発現される。腸のP-糖タンパク質は、腸壁を覆う上皮細胞をその基質が通過することを可能にせず、したがってこれらの基質の経口バイオアベイラビリティは低くなる。さらに、抗がん剤は、小腸および肝臓に存在するシトクロムP450酵素(例えばCYP3A4および/またはCYP3A5アイソフォーム)による初回通過代謝を受けることもあり、これにより経口バイオアベイラビリティがさらに減少する。したがって、P-糖タンパク質ならびにシトクロムP450(例えばCYP3A4および/またはCYP3A5アイソフォーム)酵素の二重標的化調節によって抗がん剤のバイオアベイラビリティを向上させることが必要である。
また、血液脳関門の内皮細胞中にP-糖タンパク質が局在することで、血液から脳へのP-糖タンパク質基質の輸送が著しく制限される。血液脳関門においてP-糖タンパク質を調節することは、いくつかの中枢神経系(CNS)障害、例えば膠芽腫などの脳腫瘍の処置において有益でありうる。
従来のP-糖タンパク質調節剤、例えばベラパミルおよびシクロスポリンAは重大な有害作用(例えば血圧低下および免疫抑制)を引き起こす。したがって、いくつかの新規P-糖タンパク質調節剤、例えばピペリジン-2-カルボキシレート、アクリジン、ピペラジン-2,5-ジオン、アントラニル酸、およびメタノジベンゾスベランの各誘導体が開発された。しかし、新規導入されたP-糖タンパク質調節剤は毒性および他の有害作用を示すことが報告されている。本開示は、P-糖タンパク質ならびにシトクロムP450(例えばCYP3A4およびCYP3A5アイソフォーム)酵素の調節のためのさらなる化合物であって、a) 抗がん剤を含むこれらの酵素の基質のバイオアベイラビリティを著しく向上させ、b) 腫瘍の多剤耐性を克服し、かつc) 脳へのP-糖タンパク質基質の送達を改善しながら、重大な副作用を減少させる、化合物を提供する必要性から生じている。
概要
一局面では、本開示は、式(IA)の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩を提供する:
Figure 2023544615000002
式中、
AはC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~14員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~14員ヘテロアリールであり、ここで該シクロアルキルまたはヘテロシクリルはオキソで置換されていてもよく;
RxおよびRyはそれぞれ独立して、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6アルコキシ、ハロゲン、-CN、-OH、-NH2、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり;
R1はH、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルであり;
R2およびR3はそれぞれ独立して、H、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、-O-C2~6アルキニル、-C(O)R11、-C(O)OR11、-C(O)N(R11)2、-C(O)NR11-S(O)2R11、-C(O)NR11-S(O)2-OR11、-C(O)NR11-S(O)2-N(R11)2、または-O-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール)であり、ここでR2もR3もHではなく、ここで該-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、または-O-C2~6アルキニルは、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールで置換されていてもよく;
R5およびR6はそれぞれ独立して、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリール、または-C(O)R7であり、ここで該アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR7で置換されていてもよく、あるいは、
R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4~10員ヘテロシクリル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールを形成し、ここで該ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、1個または複数のR7で置換されていてもよく;
各R7は独立して、オキソ、ハロゲン、-OH、-NH2、-CN、-C(O)R10、-C(O)OR10、-C(O)N(R10)2、C1~3アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6アルコキシ、-NH(C1~6アルキル)、-N(C1~6アルキル)2、-O-(CH2)t-R8、-NH-(CH2)t-R8、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり、ここで該アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR10で置換されていてもよく;
R8は-OH、C1~6アルコキシ、C1~6アルコキシ-OH、-NH2、-NH(C1~6アルキル)、-N(C1~6アルキル)2、-SH、-S(C1~6アルキル)、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり、ここで該アルコキシ、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR9で置換されていてもよく;
各R9は独立して、-(CH2)u-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール)または-(CH2)u-(C6~10アリール)であり、ここで該ヘテロアリールまたはアリールは、1個または複数のハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよく;
各R10は独立して、ハロゲン、-OH、-NH2、-CN、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり;
各R11は独立して、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルであり、ここで該アルキル、アルケニル、またはアルキニルは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよく、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよく、あるいは、
2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4~10員ヘテロシクリル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールを形成し、ここで該ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、1個または複数のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよく;
n、m、およびpはそれぞれ独立して、0または1であり;
tは1、2、または3であり;
uは0、1、2、または3であり、
ここで、R5およびR6が、それらが結合している原子と一緒になって、2個のR7で置換されたヘテロシクリルまたはヘテロアリールを形成し、両方のR7が-O-メチルである場合、
(a) R2およびR3のうち一方は-O-メチルではなく; あるいは、
(b) RxまたはRyは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールである。
一局面では、本開示は、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩を提供する:
Figure 2023544615000003
式中、
AはC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~14員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~14員ヘテロアリールであり、ここで該シクロアルキルまたはヘテロシクリルはオキソで置換されていてもよく;
RxおよびRyはそれぞれ独立して、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6アルコキシ、ハロゲン、-CN、-OH、-NH2、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり;
R1はH、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルであり;
R2およびR3はそれぞれ独立して、H、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、-O-C2~6アルキニル、-C(O)R11、-C(O)OR11、-C(O)N(R11)2、-C(O)NR11-S(O)2R11、-C(O)NR11-S(O)2-OR11、-C(O)NR11-S(O)2-N(R11)2、または-O-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール)であり、ここでR2もR3もHではなく、ここで該-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、または-O-C2~6アルキニルは、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールで置換されていてもよく;
R5およびR6はそれぞれ独立して、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリール、または-C(O)R7であり、ここで該アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR7で置換されていてもよく、あるいは、
R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4~10員ヘテロシクリル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールを形成し、ここで該ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、1個または複数のR7で置換されていてもよく;
各R7は独立して、オキソ、ハロゲン、-OH、-NH2、-CN、-C(O)R10、-C(O)OR10、-C(O)N(R10)2、C1~3アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6アルコキシ、-NH(C1~6アルキル)、-N(C1~6アルキル)2、-O-(CH2)t-R8、-NH-(CH2)t-R8、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり、ここで該アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR10で置換されていてもよく;
R8は-OH、C1~6アルコキシ、C1~6アルコキシ-OH、-NH2、-NH(C1~6アルキル)、-N(C1~6アルキル)2、-SH、-S(C1~6アルキル)、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり、ここで該アルコキシ、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR9で置換されていてもよく;
各R9は独立して、-(CH2)u-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール)または-(CH2)u-(C6~10アリール)であり、ここで該ヘテロアリールまたはアリールは、1個または複数のハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよく;
各R10は独立して、ハロゲン、-OH、-NH2、-CN、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり;
各R11は独立して、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルであり、ここで該アルキル、アルケニル、またはアルキニルは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよく、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよく、あるいは、
2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4~10員ヘテロシクリル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールを形成し、ここで該ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、1個または複数のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよく;
n、m、およびpはそれぞれ独立して、0または1であり;
tは1、2、または3であり;
uは0、1、2、または3であり、
ここで、R5およびR6が、それらが結合している原子と一緒になって、2個のR7で置換されたヘテロシクリルまたはヘテロアリールを形成する場合、一方のR7は-O-メチルではない。
一局面では、本開示は、式(I')の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩を提供する:
Figure 2023544615000004
式中、
Aは
Figure 2023544615000005
であり;
RxおよびRyはそれぞれ独立して、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6アルコキシ、ハロゲン、-CN、-OH、-NH2、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり;
R1はH、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルであり;
R2およびR3はそれぞれ独立して、H、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、-O-C2~6アルキニル、-C(O)R11、-C(O)OR11、-C(O)N(R11)2、-C(O)NR11-S(O)2R11、-C(O)NR11-S(O)2-OR11、-C(O)NR11-S(O)2-N(R11)2、または-O-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール)であり、ここでR2もR3もHではなく、ここで該-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、または-O-C2~6アルキニルは、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールで置換されていてもよく;
R5およびR6はそれぞれ独立して、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリール、または-C(O)R7であり、ここで該アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR7で置換されていてもよく、あるいは、
R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4~10員ヘテロシクリル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールを形成し、ここで該ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、1個または複数のR7で置換されていてもよく;
各R7は独立して、オキソ、ハロゲン、-OH、-NH2、-CN、-C(O)R10、-C(O)OR10、-C(O)N(R10)2、C1~3アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6アルコキシ、-NH(C1~6アルキル)、-N(C1~6アルキル)2、-O-(CH2)t-R8、-NH-(CH2)t-R8、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり、ここで該アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR10で置換されていてもよく;
R8は-OH、C1~6アルコキシ、C1~6アルコキシ-OH、-NH2、-NH(C1~6アルキル)、-N(C1~6アルキル)2、-SH、-S(C1~6アルキル)、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり、ここで該アルコキシ、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR9で置換されていてもよく;
各R9は独立して、-(CH2)u-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール)または-(CH2)u-(C6~10アリール)であり、ここで該ヘテロアリールまたはアリールは、1個または複数のハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよく;
各R10は独立して、ハロゲン、-OH、-NH2、-CN、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり;
各R11は独立して、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルであり、ここで該アルキル、アルケニル、またはアルキニルは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよく、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよく、あるいは、
2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4~10員ヘテロシクリル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールを形成し、ここで該ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、1個または複数のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよく;
n、m、およびpはそれぞれ独立して、0または1であり;
tは1、2、または3であり;
uは0、1、2、または3であり、
ここで、R5およびR6が、それらが結合している原子と一緒になって、2個のR7で置換されたヘテロシクリルまたはヘテロアリールを形成する場合、一方のR7は-O-メチルではない。
一局面では、本開示は、式(II)の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩を提供する:
Figure 2023544615000006
式中、
RxはH、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6アルコキシ、ハロゲン、-CN、-OH、-NH2、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり;
R1はH、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルであり;
R2およびR3はそれぞれ独立して、H、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、-O-C2~6アルキニル、-C(O)R11、-C(O)OR11、-C(O)N(R11)2、-C(O)NR11-S(O)2R11、-C(O)NR11-S(O)2-OR11、-C(O)NR11-S(O)2-N(R11)2、または-O-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール)であり、ここでR2もR3もHではなく、ここで該-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、または-O-C2~6アルキニルは、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールで置換されていてもよく;
R5およびR6はそれぞれ独立して、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリール、または-C(O)R7であり、ここで該アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR7で置換されていてもよく、あるいは、
R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4~10員ヘテロシクリル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールを形成し、ここで該ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、1個または複数のR7で置換されていてもよく;
各R7は独立して、オキソ、ハロゲン、-OH、-NH2、-CN、-C(O)R10、-C(O)OR10、-C(O)N(R10)2、C1~3アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6アルコキシ、-NH(C1~6アルキル)、-N(C1~6アルキル)2、-O-(CH2)t-R8、-NH-(CH2)t-R8、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり、ここで該アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR10で置換されていてもよく;
R8は-OH、C1~6アルコキシ、C1~6アルコキシ-OH、-NH2、-NH(C1~6アルキル)、-N(C1~6アルキル)2、-SH、-S(C1~6アルキル)、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり、ここで該アルコキシ、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR9で置換されていてもよく;
各R9は独立して、-(CH2)u-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール)または-(CH2)u-(C6~10アリール)であり、ここで該ヘテロアリールまたはアリールは、1個または複数のハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよく;
各R10は独立して、ハロゲン、-OH、-NH2、-CN、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり;
各R11は独立して、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルであり、ここで該アルキル、アルケニル、またはアルキニルは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよく、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよく、あるいは、
2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4~10員ヘテロシクリル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールを形成し、ここで該ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、1個または複数のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよく;
n、m、およびpはそれぞれ独立して、0または1であり;
tは1、2、または3であり;
uは0、1、2、または3であり、
ここで、R5およびR6が、それらが結合している原子と一緒になって、2個のR7で置換されたヘテロシクリルまたはヘテロアリールを形成する場合、一方のR7は-O-メチルではない。
一局面では、本開示は、式(IA')の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩を提供する:
Figure 2023544615000007
式中、
AはC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~14員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~14員ヘテロアリールであり、ここで該シクロアルキルまたはヘテロシクリルはオキソで置換されていてもよく;
RxおよびRyはそれぞれ独立して、H、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり;
R1はH、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルであり;
R2およびR3はそれぞれ独立して、H、-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、-O-C2~6アルキニル、または-O-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール)であり、ここでR2もR3もHではなく、ここで該-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、または-O-C2~6アルキニルは、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールで置換されていてもよく;
R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4~10員ヘテロシクリル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールを形成し、ここで該ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、1個または複数のR7で置換されていてもよく;
各R7は独立して、C1~6アルコキシであり;
n、m、およびpはそれぞれ独立して、0または1であり、
ここで(a) R2およびR3のうち一方は-O-メチルではなく; あるいは、(b) RxまたはRyは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールである。
一局面では、本開示は、本明細書に記載の化合物を調製するための方法(例えばスキーム1~6に記載の1つまたは複数の工程を含む方法)により得ることができるかまたは得られる、化合物を提供する。
一局面では、本開示は、本開示の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩と、薬学的に許容される希釈剤または担体とを含む、薬学的組成物を提供する。
一局面では、本開示は、本明細書に記載の化合物を調製するための方法における使用に好適である、本明細書に記載の中間体を提供する(例えば、中間体は実施例1~16に記載の中間体より選択される)。
一局面では、本開示は、P-糖タンパク質活性(例えばインビトロもしくはインビボの)および/またはシトクロムP450活性(例えばインビトロもしくはインビボの)を調節する方法であって、細胞と有効量の本開示の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩とを接触させる段階を含む方法を提供する。
一局面では、本開示は、その必要がある対象において、本明細書に開示される疾患または障害を処置または予防する方法であって、該対象に治療有効量の本開示の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩、あるいは本開示の薬学的組成物を投与する段階を含む方法を提供する。
一局面では、本開示は、P-糖タンパク質活性(例えばインビトロもしくはインビボの)および/またはシトクロムP450活性(例えばインビトロもしくはインビボの)を調節する際の使用のための、本開示の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩を提供する。
一局面では、本開示は、本明細書に開示される疾患または障害を処置または予防する際の使用のための、本開示の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩を提供する。
一局面では、本開示は、P-糖タンパク質活性(例えばインビトロもしくはインビボの)および/またはシトクロムP450活性(例えばインビトロもしくはインビボの)を調節するための医薬の製造における、本開示の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩の使用を提供する。
一局面では、本開示は、本明細書に開示される疾患または障害を処置または予防するための医薬の製造における、本開示の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩の使用を提供する。
一局面では、本開示は、本開示の化合物を調製する方法を提供する。
一局面では、本開示は、本明細書に記載の1つまたは複数の工程を含む、化合物を調製する方法を提供する。
別途定義がない限り、本明細書において使用されるすべての技術用語および科学用語は、本開示が属する技術分野の当業者が通常理解するものと同じ意味を有する。本明細書では、文脈上別途明らかな指示がない限り、単数形は複数も含む。本明細書に記載のものと同様または同等の方法および材料を本開示の実施または試験において使用することができるが、好適な方法および材料を以下に記載する。本明細書において言及されるすべての刊行物、特許出願、特許、および他の参考文献は、参照により組み入れられる。本明細書において引用される参考文献は、本開示の先行技術であるとは認められない。矛盾がある場合は、定義を含む本明細書が優先する。さらに、材料、方法、および実施例は、例示的なものでしかなく、限定的であるようには意図されていない。化学構造と本明細書に開示される化合物の名称との間に矛盾がある場合は、化学構造が優先する。
本開示の他の特徴および利点は、以下の詳細な説明および特許請求の範囲から明らかであろう。
詳細な説明
本開示の化合物
一局面では、本開示は、式(IA)の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩を提供する:
Figure 2023544615000008
式中、
AはC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~14員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~14員ヘテロアリールであり、ここで該シクロアルキルまたはヘテロシクリルはオキソで置換されていてもよく;
RxおよびRyはそれぞれ独立して、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6アルコキシ、ハロゲン、-CN、-OH、-NH2、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり;
R1はH、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルであり;
R2およびR3はそれぞれ独立して、H、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、-O-C2~6アルキニル、-C(O)R11、-C(O)OR11、-C(O)N(R11)2、-C(O)NR11-S(O)2R11、-C(O)NR11-S(O)2-OR11、-C(O)NR11-S(O)2-N(R11)2、または-O-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール)であり、ここでR2もR3もHではなく、ここで該-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、または-O-C2~6アルキニルは、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールで置換されていてもよく;
R5およびR6はそれぞれ独立して、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリール、または-C(O)R7であり、ここで該アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR7で置換されていてもよく、あるいは、
R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4~10員ヘテロシクリル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールを形成し、ここで該ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、1個または複数のR7で置換されていてもよく;
各R7は独立して、オキソ、ハロゲン、-OH、-NH2、-CN、-C(O)R10、-C(O)OR10、-C(O)N(R10)2、C1~3アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6アルコキシ、-NH(C1~6アルキル)、-N(C1~6アルキル)2、-O-(CH2)t-R8、-NH-(CH2)t-R8、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり、ここで該アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR10で置換されていてもよく;
R8は-OH、C1~6アルコキシ、C1~6アルコキシ-OH、-NH2、-NH(C1~6アルキル)、-N(C1~6アルキル)2、-SH、-S(C1~6アルキル)、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり、ここで該アルコキシ、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR9で置換されていてもよく;
各R9は独立して、-(CH2)u-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール)または-(CH2)u-(C6~10アリール)であり、ここで該ヘテロアリールまたはアリールは、1個または複数のハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよく;
各R10は独立して、ハロゲン、-OH、-NH2、-CN、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり;
各R11は独立して、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルであり、ここで該アルキル、アルケニル、またはアルキニルは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよく、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよく、あるいは、
2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4~10員ヘテロシクリル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールを形成し、ここで該ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、1個または複数のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよく;
n、m、およびpはそれぞれ独立して、0または1であり;
tは1、2、または3であり;
uは0、1、2、または3であり、
ここで、R5およびR6が、それらが結合している原子と一緒になって、2個のR7で置換されたヘテロシクリルまたはヘテロアリールを形成し、両方のR7が-O-メチルである場合、
(a) R2およびR3のうち一方は-O-メチルではなく; あるいは、
(b) RxまたはRyは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールである。
一局面では、本開示は、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩を提供する:
Figure 2023544615000009
式中、
AはC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~14員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~14員ヘテロアリールであり、ここで該シクロアルキルまたはヘテロシクリルはオキソで置換されていてもよく;
RxおよびRyはそれぞれ独立して、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6アルコキシ、ハロゲン、-CN、-OH、-NH2、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり;
R1はH、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルであり;
R2およびR3はそれぞれ独立して、H、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、-O-C2~6アルキニル、-C(O)R11、-C(O)OR11、-C(O)N(R11)2、-C(O)NR11-S(O)2R11、-C(O)NR11-S(O)2-OR11、-C(O)NR11-S(O)2-N(R11)2、または-O-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール)であり、ここでR2もR3もHではなく、ここで該-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、または-O-C2~6アルキニルは、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールで置換されていてもよく;
R5およびR6はそれぞれ独立して、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリール、または-C(O)R7であり、ここで該アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR7で置換されていてもよく、あるいは、
R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4~10員ヘテロシクリル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールを形成し、ここで該ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、1個または複数のR7で置換されていてもよく;
各R7は独立して、オキソ、ハロゲン、-OH、-NH2、-CN、-C(O)R10、-C(O)OR10、-C(O)N(R10)2、C1~3アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6アルコキシ、-NH(C1~6アルキル)、-N(C1~6アルキル)2、-O-(CH2)t-R8、-NH-(CH2)t-R8、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり、ここで該アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR10で置換されていてもよく;
R8は-OH、C1~6アルコキシ、C1~6アルコキシ-OH、-NH2、-NH(C1~6アルキル)、-N(C1~6アルキル)2、-SH、-S(C1~6アルキル)、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり、ここで該アルコキシ、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR9で置換されていてもよく;
各R9は独立して、-(CH2)u-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール)または-(CH2)u-(C6~10アリール)であり、ここで該ヘテロアリールまたはアリールは、1個または複数のハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよく;
各R10は独立して、ハロゲン、-OH、-NH2、-CN、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり;
各R11は独立して、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルであり、ここで該アルキル、アルケニル、またはアルキニルは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよく、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよく、あるいは、
2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4~10員ヘテロシクリル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールを形成し、ここで該ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、1個または複数のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよく;
n、m、およびpはそれぞれ独立して、0または1であり;
tは1、2、または3であり;
uは0、1、2、または3であり、
ここで、R5およびR6が、それらが結合している原子と一緒になって、2個のR7で置換されたヘテロシクリルまたはヘテロアリールを形成する場合、一方のR7は-O-メチルではない。
一局面では、本開示は、式(I')の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩を提供する:
Figure 2023544615000010
式中、
Aは
Figure 2023544615000011
であり;
RxおよびRyはそれぞれ独立して、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6アルコキシ、ハロゲン、-CN、-OH、-NH2、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり;
R1はH、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルであり;
R2およびR3はそれぞれ独立して、H、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、-O-C2~6アルキニル、-C(O)R11、-C(O)OR11、-C(O)N(R11)2、-C(O)NR11-S(O)2R11、-C(O)NR11-S(O)2-OR11、-C(O)NR11-S(O)2-N(R11)2、または-O-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール)であり、ここでR2もR3もHではなく、ここで該-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、または-O-C2~6アルキニルは、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールで置換されていてもよく;
R5およびR6はそれぞれ独立して、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリール、または-C(O)R7であり、ここで該アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR7で置換されていてもよく、あるいは、
R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4~10員ヘテロシクリル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールを形成し、ここで該ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、1個または複数のR7で置換されていてもよく;
各R7は独立して、オキソ、ハロゲン、-OH、-NH2、-CN、-C(O)R10、-C(O)OR10、-C(O)N(R10)2、C1~3アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6アルコキシ、-NH(C1~6アルキル)、-N(C1~6アルキル)2、-O-(CH2)t-R8、-NH-(CH2)t-R8、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり、ここで該アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR10で置換されていてもよく;
R8は-OH、C1~6アルコキシ、C1~6アルコキシ-OH、-NH2、-NH(C1~6アルキル)、-N(C1~6アルキル)2、-SH、-S(C1~6アルキル)、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり、ここで該アルコキシ、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR9で置換されていてもよく;
各R9は独立して、-(CH2)u-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール)または-(CH2)u-(C6~10アリール)であり、ここで該ヘテロアリールまたはアリールは、1個または複数のハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよく;
各R10は独立して、ハロゲン、-OH、-NH2、-CN、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり;
各R11は独立して、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルであり、ここで該アルキル、アルケニル、またはアルキニルは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよく、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよく、あるいは、
2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4~10員ヘテロシクリル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールを形成し、ここで該ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、1個または複数のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよく;
n、m、およびpはそれぞれ独立して、0または1であり;
tは1、2、または3であり;
uは0、1、2、または3であり、
ここで、R5およびR6が、それらが結合している原子と一緒になって、2個のR7で置換されたヘテロシクリルまたはヘテロアリールを形成する場合、一方のR7は-O-メチルではない。
一局面では、本開示は、式(II)の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩を提供する:
Figure 2023544615000012
式中、
RxはH、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6アルコキシ、ハロゲン、-CN、-OH、-NH2、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり;
R1はH、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルであり;
R2およびR3はそれぞれ独立して、H、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、-O-C2~6アルキニル、-C(O)R11、-C(O)OR11、-C(O)N(R11)2、-C(O)NR11-S(O)2R11、-C(O)NR11-S(O)2-OR11、-C(O)NR11-S(O)2-N(R11)2、または-O-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール)であり、ここでR2もR3もHではなく、ここで該-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、または-O-C2~6アルキニルは、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールで置換されていてもよく;
R5およびR6はそれぞれ独立して、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリール、または-C(O)R7であり、ここで該アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR7で置換されていてもよく、あるいは、
R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4~10員ヘテロシクリル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールを形成し、ここで該ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、1個または複数のR7で置換されていてもよく;
各R7は独立して、オキソ、ハロゲン、-OH、-NH2、-CN、-C(O)R10、-C(O)OR10、-C(O)N(R10)2、C1~3アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6アルコキシ、-NH(C1~6アルキル)、-N(C1~6アルキル)2、-O-(CH2)t-R8、-NH-(CH2)t-R8、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり、ここで該アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR10で置換されていてもよく;
R8は-OH、C1~6アルコキシ、C1~6アルコキシ-OH、-NH2、-NH(C1~6アルキル)、-N(C1~6アルキル)2、-SH、-S(C1~6アルキル)、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり、ここで該アルコキシ、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR9で置換されていてもよく;
各R9は独立して、-(CH2)u-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール)または-(CH2)u-(C6~10アリール)であり、ここで該ヘテロアリールまたはアリールは、1個または複数のハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよく;
各R10は独立して、ハロゲン、-OH、-NH2、-CN、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり;
各R11は独立して、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルであり、ここで該アルキル、アルケニル、またはアルキニルは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよく、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよく、あるいは、
2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4~10員ヘテロシクリル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールを形成し、ここで該ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、1個または複数のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよく;
n、m、およびpはそれぞれ独立して、0または1であり;
tは1、2、または3であり;
uは0、1、2、または3であり、
ここで、R5およびR6が、それらが結合している原子と一緒になって、2個のR7で置換されたヘテロシクリルまたはヘテロアリールを形成する場合、一方のR7は-O-メチルではない。
一局面では、本開示は、式(IA')の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩を提供する:
Figure 2023544615000013
式中、
AはC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~14員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~14員ヘテロアリールであり、ここで該シクロアルキルまたはヘテロシクリルはオキソで置換されていてもよく;
RxおよびRyはそれぞれ独立して、H、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり;
R1はH、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルであり;
R2およびR3はそれぞれ独立して、H、-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、-O-C2~6アルキニル、または-O-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール)であり、ここでR2もR3もHではなく、ここで該-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、または-O-C2~6アルキニルは、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールで置換されていてもよく;
R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4~10員ヘテロシクリル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールを形成し、ここで該ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、1個または複数のR7で置換されていてもよく;
各R7は独立して、C1~6アルコキシであり;
n、m、およびpはそれぞれ独立して、0または1であり、
ここで(a) R2およびR3のうち一方は-O-メチルではなく; あるいは、(b) RxまたはRyは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールである。
式(IA)、(I)、(I')、(II)、または(IA')の化合物について、A、Rx、Ry、R1、R2、R3、R5、R6、R7、R8、R9、R10、R11、n、m、p、t、およびuをそれぞれ本明細書に記載の基より適宜選択することができ、A、Rx、Ry、R1、R2、R3、R5、R6、R7、R8、R9、R10、R11、n、m、p、t、およびuのうちいずれかについて本明細書に記載の任意の基をA、Rx、Ry、R1、R2、R3、R5、R6、R7、R8、R9、R10、R11、n、m、p、t、およびuの残りのうち1つまたは複数について本明細書に記載の任意の基と適宜組み合わせることができることが理解されよう。
いくつかの態様では、化合物のN原子はN-オキシドである。
いくつかの態様では、N-オキシドは式
Figure 2023544615000014
を有し、式中、
Figure 2023544615000015
は式(IA)、(I)、(I')、(II)、または(IA')の化合物に対する結合を示す。
いくつかの態様では、N-オキシドは式
Figure 2023544615000016
を有し、式中、
Figure 2023544615000017
は式(IA)、(I)、(I')、(II)、または(IA')の化合物に対する結合を示す。
いくつかの態様では、N-オキシドは式
Figure 2023544615000018
を有し、式中、
Figure 2023544615000019
は式(IA)、(I)、(I')、(II)、または(IA')の化合物に対する結合を示す。
いくつかの態様では、AはC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~14員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~14員ヘテロアリールであり、ここで該シクロアルキルまたはヘテロシクリルはオキソで置換されていてもよい。
いくつかの態様では、AはC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~14員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~14員ヘテロアリールである。
いくつかの態様では、AはC3~10シクロアルキル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~14員ヘテロシクリルであり、ここで該シクロアルキルまたはヘテロシクリルはオキソで置換されていてもよい。
いくつかの態様では、AはC3~10シクロアルキル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~14員ヘテロシクリルである。
いくつかの態様では、Aはオキソで置換されていてもよいC3~10シクロアルキルである。
いくつかの態様では、AはC3シクロアルキルである。いくつかの態様では、AはC4シクロアルキルである。いくつかの態様では、AはC5シクロアルキルである。いくつかの態様では、AはC6シクロアルキルである。いくつかの態様では、AはC7シクロアルキルである。いくつかの態様では、AはC8シクロアルキルである。いくつかの態様では、AはC9シクロアルキルである。いくつかの態様では、AはC10シクロアルキルである。
いくつかの態様では、Aはオキソで置換されていてもよいC3シクロアルキルである。いくつかの態様では、Aはオキソで置換されていてもよいC4シクロアルキルである。いくつかの態様では、Aはオキソで置換されていてもよいC5シクロアルキルである。いくつかの態様では、Aはオキソで置換されていてもよいC6シクロアルキルである。いくつかの態様では、Aはオキソで置換されていてもよいC7シクロアルキルである。いくつかの態様では、Aはオキソで置換されていてもよいC8シクロアルキルである。いくつかの態様では、Aはオキソで置換されていてもよいC9シクロアルキルである。いくつかの態様では、Aはオキソで置換されていてもよいC10シクロアルキルである。
いくつかの態様では、AはC3~C7単環式シクロアルキルである。いくつかの態様では、AはC3~C7単環式飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、AはC3~C7単環式部分飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、AはC9~C10二環式シクロアルキルである。いくつかの態様では、AはC9~C10二環式飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、AはC9~C10二環式部分飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、AはC8~C10多環式シクロアルキルである。
いくつかの態様では、Aはオキソで置換されていてもよいC3~C7単環式シクロアルキルである。いくつかの態様では、Aはオキソで置換されていてもよいC3~C7単環式飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、Aはオキソで置換されていてもよいC3~C7単環式部分飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、Aはオキソで置換されていてもよいC9~C10二環式シクロアルキルである。いくつかの態様では、Aはオキソで置換されていてもよいC9~C10二環式飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、Aはオキソで置換されていてもよいC9~C10二環式部分飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、Aはオキソで置換されていてもよいC8~C10多環式シクロアルキルである。
いくつかの態様では、Aは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~14員ヘテロシクリルである。
いくつかの態様では、Aは、オキソで置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~14員ヘテロシクリルである。
いくつかの態様では、Aは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリルである。
いくつかの態様では、Aは、オキソで置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリルである。
いくつかの態様では、Aは、N、O、およびSより選択される1個のヘテロ原子を含む3員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、Aは、N、O、およびSより選択される1~2個のヘテロ原子を含む4員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、Aは、N、O、およびSより選択される1~3個のヘテロ原子を含む5員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、Aは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、Aは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、Aは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、Aは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、Aは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、Aは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、Aは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、Aは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、Aは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む14員ヘテロシクリルである。
いくつかの態様では、Aは、オキソで置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1個のヘテロ原子を含む3員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、Aは、オキソで置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~2個のヘテロ原子を含む4員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、Aは、オキソで置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~3個のヘテロ原子を含む5員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、Aは、オキソで置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、Aは、オキソで置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、Aは、オキソで置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、Aは、オキソで置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、Aは、オキソで置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、Aは、オキソで置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、Aは、オキソで置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、Aは、オキソで置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、Aは、オキソで置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む14員ヘテロシクリルである。
いくつかの態様では、Aは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7~10員二環式ヘテロシクリルである。
いくつかの態様では、Aは、オキソで置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7~10員二環式ヘテロシクリルである。
いくつかの態様では、Aは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、Aは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、Aは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、Aは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員二環式ヘテロシクリルである。
いくつかの態様では、Aは、オキソで置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、Aは、オキソで置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、Aは、オキソで置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、Aは、オキソで置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員二環式ヘテロシクリルである。
いくつかの態様では、Aは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8~14員多環式ヘテロシクリルである。
いくつかの態様では、Aは、オキソで置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8~14員多環式ヘテロシクリルである。
いくつかの態様では、Aは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8~10員多環式ヘテロシクリルである。
いくつかの態様では、Aは、オキソで置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8~10員多環式ヘテロシクリルである。
いくつかの態様では、Aは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む14員多環式ヘテロシクリルである。
いくつかの態様では、Aは、オキソで置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む14員多環式ヘテロシクリルである。
いくつかの態様では、Aは、オキソで置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む14員多環式ヘテロシクリルである。
いくつかの態様では、AはC6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールである。
いくつかの態様では、AはC6~10アリールである。いくつかの態様では、AはC5~C6アリールである。いくつかの態様では、Aはフェニルである。
いくつかの態様では、Aは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~14員ヘテロアリールである。
いくつかの態様では、Aは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールである。
いくつかの態様では、Aは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、Aは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、Aは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、Aは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、Aは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、Aは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、Aは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、Aは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、Aは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、Aは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む14員ヘテロアリールである。
いくつかの態様では、Aは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9~10員二環式ヘテロアリールである。
いくつかの態様では、Aは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員二環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、Aは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員二環式ヘテロアリールである。
いくつかの態様では、Aは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9~10員多環式ヘテロアリールである。
いくつかの態様では、Aは
Figure 2023544615000020
である。
いくつかの態様では、Aは
Figure 2023544615000021
である。
いくつかの態様では、Aは
Figure 2023544615000022
である。
いくつかの態様では、Aは
Figure 2023544615000023
である。
いくつかの態様では、Aは
Figure 2023544615000024
である。
いくつかの態様では、Aは
Figure 2023544615000025
である。
いくつかの態様では、RxおよびRyはそれぞれ独立して、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6アルコキシ、ハロゲン、-CN、-OH、-NH2、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールである。
いくつかの態様では、RxおよびRyはそれぞれ独立して、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6アルコキシ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2である。
いくつかの態様では、RxおよびRyはそれぞれHである。
いくつかの態様では、RxおよびRyはそれぞれ独立して、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6アルコキシ、ハロゲン、-CN、-OH、-NH2、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールである。
いくつかの態様では、RxおよびRyはそれぞれ独立して、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6アルコキシ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2である。
いくつかの態様では、RxおよびRyはそれぞれ独立して、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールである。
いくつかの態様では、RxおよびRyはそれぞれ独立して、H、C1~6アルキル、または-OHである。
いくつかの態様では、RxはH、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6アルコキシ、ハロゲン、-CN、-OH、-NH2、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールである。
いくつかの態様では、RxはH、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6アルコキシ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2である。
いくつかの態様では、RxはHである。
いくつかの態様では、RxはC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6アルコキシ、ハロゲン、-CN、-OH、-NH2、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールである。
いくつかの態様では、RxはC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6アルコキシ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2である。
いくつかの態様では、RxはC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、またはC1~6アルコキシである。
いくつかの態様では、RxはC1~6アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルである。
いくつかの態様では、RxはC1~6アルキルである。いくつかの態様では、Rxはメチルである。いくつかの態様では、Rxはエチルである。いくつかの態様では、Rxはプロピルである。いくつかの態様では、Rxはブチルである。いくつかの態様では、Rxはペンチルである。いくつかの態様では、Rxはヘキシルである。いくつかの態様では、Rxはイソプロピルである。いくつかの態様では、Rxはイソブチルである。いくつかの態様では、Rxはイソペンチルである。いくつかの態様では、Rxはイソヘキシルである。いくつかの態様では、Rxはsecブチルである。いくつかの態様では、Rxはsecペンチルである。いくつかの態様では、Rxはsecヘキシルである。いくつかの態様では、Rxはtertブチルである。
いくつかの態様では、RxはC2~6アルケニルである。いくつかの態様では、RxはC2アルケニルである。いくつかの態様では、RxはC3アルケニルである。いくつかの態様では、RxはC4アルケニルである。いくつかの態様では、RxはC5アルケニルである。いくつかの態様では、RxはC6アルケニルである。
いくつかの態様では、RxはC2~6アルキニルである。いくつかの態様では、RxはC2アルキニルである。いくつかの態様では、RxはC3アルキニルである。いくつかの態様では、RxはC4アルキニルである。いくつかの態様では、RxはC5アルキニルである。いくつかの態様では、RxはC6アルキニルである。
いくつかの態様では、RxはC1~6アルコキシである。いくつかの態様では、Rxはメトキシである。いくつかの態様では、Rxはエトキシである。いくつかの態様では、Rxはプロポキシである。いくつかの態様では、Rxはブトキシである。いくつかの態様では、Rxはペントキシである。いくつかの態様では、Rxはヘキソキシである。
いくつかの態様では、Rxはハロゲン、-CN、-OH、または-NH2である。
いくつかの態様では、Rxはハロゲンである。いくつかの態様では、RxはF、Cl、Br、またはIである。いくつかの態様では、RxはF、Cl、またはBrである。いくつかの態様では、RxはFである。いくつかの態様では、RxはClである。いくつかの態様では、RxはBrである。いくつかの態様では、RxはIである。
いくつかの態様では、Rxは-CNである。いくつかの態様では、Rxは-OHである。いくつかの態様では、Rxは-NH2である。
いくつかの態様では、Rxは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールである。
いくつかの態様では、Rxは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリルである。
いくつかの態様では、Rxは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、Rxは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、Rxは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、Rxは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、Rxは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、Rxは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、Rxは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、Rxは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロシクリルである。
いくつかの態様では、Rxは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールである。
いくつかの態様では、Rxは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、Rxは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、Rxは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、Rxは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、Rxは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、Rxは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロアリールである。
いくつかの態様では、各RxはH、C1~6アルキル、または-OHである。
いくつかの態様では、RyはH、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6アルコキシ、ハロゲン、-CN、-OH、-NH2、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールである。
いくつかの態様では、RyはH、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6アルコキシ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2である。
いくつかの態様では、RyはHである。
いくつかの態様では、RyはC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6アルコキシ、ハロゲン、-CN、-OH、-NH2、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールである。
いくつかの態様では、RyはC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6アルコキシ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2である。
いくつかの態様では、RyはC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、またはC1~6アルコキシである。
いくつかの態様では、RyはC1~6アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルである。
いくつかの態様では、RyはC1~6アルキルである。いくつかの態様では、Ryはメチルである。いくつかの態様では、Ryはエチルである。いくつかの態様では、Ryはプロピルである。いくつかの態様では、Ryはブチルである。いくつかの態様では、Ryはペンチルである。いくつかの態様では、Ryはヘキシルである。いくつかの態様では、Ryはイソプロピルである。いくつかの態様では、Ryはイソブチルである。いくつかの態様では、Ryはイソペンチルである。いくつかの態様では、Ryはイソヘキシルである。いくつかの態様では、Ryはsecブチルである。いくつかの態様では、Ryはsecペンチルである。いくつかの態様では、Ryはsecヘキシルである。いくつかの態様では、Ryはtertブチルである。
いくつかの態様では、RyはC2~6アルケニルである。いくつかの態様では、RyはC2アルケニルである。いくつかの態様では、RyはC3アルケニルである。いくつかの態様では、RyはC4アルケニルである。いくつかの態様では、RyはC5アルケニルである。いくつかの態様では、RyはC6アルケニルである。
いくつかの態様では、RyはC2~6アルキニルである。いくつかの態様では、RyはC2アルキニルである。いくつかの態様では、RyはC3アルキニルである。いくつかの態様では、RyはC4アルキニルである。いくつかの態様では、RyはC5アルキニルである。いくつかの態様では、RyはC6アルキニルである。
いくつかの態様では、RyはC1~6アルコキシである。いくつかの態様では、Ryはメトキシである。いくつかの態様では、Ryはエトキシである。いくつかの態様では、Ryはプロポキシである。いくつかの態様では、Ryはブトキシである。いくつかの態様では、Ryはペントキシである。いくつかの態様では、Ryはヘキソキシである。
いくつかの態様では、Ryはハロゲン、-CN、-OH、または-NH2である。
いくつかの態様では、Ryはハロゲンである。いくつかの態様では、RyはF、Cl、Br、またはIである。いくつかの態様では、RyはF、Cl、またはBrである。いくつかの態様では、RyはFである。いくつかの態様では、RyはClである。いくつかの態様では、RyはBrである。いくつかの態様では、RyはIである。
いくつかの態様では、Ryは-CNである。いくつかの態様では、Ryは-OHである。いくつかの態様では、Ryは-NH2である。
いくつかの態様では、Ryは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールである。
いくつかの態様では、Ryは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリルである。
いくつかの態様では、Ryは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、Ryは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、Ryは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、Ryは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、Ryは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、Ryは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、Ryは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、Ryは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロシクリルである。
いくつかの態様では、Ryは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールである。
いくつかの態様では、Ryは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、Ryは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、Ryは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、Ryは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、Ryは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、Ryは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロアリールである。
いくつかの態様では、各RyはH、C1~6アルキル、または-OHである。
いくつかの態様では、R1はH、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルである。
いくつかの態様では、R1はHである。
いくつかの態様では、R1はC1~6アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルである。
いくつかの態様では、R1はC1~6アルキルである。いくつかの態様では、R1はメチルである。いくつかの態様では、R1はエチルである。いくつかの態様では、R1はプロピルである。いくつかの態様では、R1はブチルである。いくつかの態様では、R1はペンチルである。いくつかの態様では、R1はヘキシルである。いくつかの態様では、R1はイソプロピルである。いくつかの態様では、R1はイソブチルである。いくつかの態様では、R1はイソペンチルである。いくつかの態様では、R1はイソヘキシルである。いくつかの態様では、R1はsecブチルである。いくつかの態様では、R1はsecペンチルである。いくつかの態様では、R1はsecヘキシルである。いくつかの態様では、R1はtertブチルである。
いくつかの態様では、R1はC2~6アルケニルである。いくつかの態様では、R1はC2アルケニルである。いくつかの態様では、R1はC3アルケニルである。いくつかの態様では、R1はC4アルケニルである。いくつかの態様では、R1はC5アルケニルである。いくつかの態様では、R1はC6アルケニルである。
いくつかの態様では、R1はC2~6アルキニルである。いくつかの態様では、R1はC2アルキニルである。いくつかの態様では、R1はC3アルキニルである。いくつかの態様では、R1はC4アルキニルである。いくつかの態様では、R1はC5アルキニルである。いくつかの態様では、R1はC6アルキニルである。
いくつかの態様では、各R1はHまたはC1~6アルキルである。
いくつかの態様では、R2およびR3はそれぞれ独立して、H、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、-O-C2~6アルキニル、-C(O)R11、-C(O)OR11、-C(O)N(R11)2、-C(O)NR11-S(O)2R11、-C(O)NR11-S(O)2-OR11、-C(O)NR11-S(O)2-N(R11)2、または-O-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール)であり、ここでR2もR3もHではなく、ここで該-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、または-O-C2~6アルキニルは、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールで置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R2およびR3はそれぞれ独立して、H、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、-O-C2~6アルキニル、-C(O)R11、-C(O)OR11、-C(O)N(R11)2、-C(O)NR11-S(O)2R11、-C(O)NR11-S(O)2-OR11、または-C(O)NR11-S(O)2-N(R11)2であり、ここでR2もR3もHではなく、ここで該-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、または-O-C2~6アルキニルは、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールで置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R2およびR3はそれぞれ独立して、H、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、-O-C2~6アルキニル、-C(O)R11、-C(O)OR11、-C(O)N(R11)2、-C(O)NR11-S(O)2R11、-C(O)NR11-S(O)2-OR11、-C(O)NR11-S(O)2-N(R11)2、または-O-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール)である。
いくつかの態様では、R2およびR3はそれぞれ独立して、H、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、-O-C2~6アルキニル、-C(O)R11、-C(O)OR11、-C(O)N(R11)2、-C(O)NR11-S(O)2R11、-C(O)NR11-S(O)2-OR11、または-C(O)NR11-S(O)2-N(R11)2であり、ここでR2もR3もHではない。
いくつかの態様では、R2およびR3はそれぞれ独立して、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、-O-C2~6アルキニル、-C(O)R11、-C(O)OR11、-C(O)N(R11)2、-C(O)NR11-S(O)2R11、-C(O)NR11-S(O)2-OR11、-C(O)NR11-S(O)2-N(R11)2、または-O-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール)である。
いくつかの態様では、R2およびR3はそれぞれ独立して、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、-O-C2~6アルキニル、-C(O)R11、-C(O)OR11、-C(O)N(R11)2、-C(O)NR11-S(O)2R11、-C(O)NR11-S(O)2-OR11、または-C(O)NR11-S(O)2-N(R11)2である。
いくつかの態様では、R2およびR3はそれぞれ独立して、-O-C1~6アルキル、-C(O)R11、-C(O)OR11、-C(O)N(R11)2、または-C(O)NR11-S(O)2R11である。
いくつかの態様では、R2もR3もHではない。
いくつかの態様では、R2はHではない。
いくつかの態様では、R3はHではない。
いくつかの態様では、R2はH、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、-O-C2~6アルキニル、-C(O)R11、-C(O)OR11、-C(O)N(R11)2、-C(O)NR11-S(O)2R11、-C(O)NR11-S(O)2-OR11、-C(O)NR11-S(O)2-N(R11)2、または-O-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール)であり、ここでR2もR3もHではなく、ここで該-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、または-O-C2~6アルキニルは、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールで置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R2はH、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、-O-C2~6アルキニル、-C(O)R11、-C(O)OR11、-C(O)N(R11)2、-C(O)NR11-S(O)2R11、-C(O)NR11-S(O)2-OR11、または-C(O)NR11-S(O)2-N(R11)2であり、ここでR2もR3もHではなく、ここで該-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、または-O-C2~6アルキニルは、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールで置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R2はH、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、-O-C2~6アルキニル、-C(O)R11、-C(O)OR11、-C(O)N(R11)2、-C(O)NR11-S(O)2R11、-C(O)NR11-S(O)2-OR11、-C(O)NR11-S(O)2-N(R11)2、または-O-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール)である。
いくつかの態様では、R2はH、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、-O-C2~6アルキニル、-C(O)R11、-C(O)OR11、-C(O)N(R11)2、-C(O)NR11-S(O)2R11、-C(O)NR11-S(O)2-OR11、または-C(O)NR11-S(O)2-N(R11)2である。
いくつかの態様では、R2はHである。
いくつかの態様では、R2はC2~6アルケニル、C2~6アルキニル、-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、-O-C2~6アルキニル、-C(O)R11、-C(O)OR11、-C(O)N(R11)2、-C(O)NR11-S(O)2R11、-C(O)NR11-S(O)2-OR11、-C(O)NR11-S(O)2-N(R11)2、または-O-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール)である。
いくつかの態様では、R2はC2~6アルケニル、C2~6アルキニル、-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、-O-C2~6アルキニル、-C(O)R11、-C(O)OR11、-C(O)N(R11)2、-C(O)NR11-S(O)2R11、-C(O)NR11-S(O)2-OR11、または-C(O)NR11-S(O)2-N(R11)2である。
いくつかの態様では、R2はC2~6アルケニルまたはC2~6アルキニルである。
いくつかの態様では、R2はC2~6アルケニルである。いくつかの態様では、R2はC2アルケニルである。いくつかの態様では、R2はC3アルケニルである。いくつかの態様では、R2はC4アルケニルである。いくつかの態様では、R2はC5アルケニルである。いくつかの態様では、R2はC6アルケニルである。
いくつかの態様では、R2はC2~6アルキニルである。いくつかの態様では、R2はC2アルキニルである。いくつかの態様では、R2はC3アルキニルである。いくつかの態様では、R2はC4アルキニルである。いくつかの態様では、R2はC5アルキニルである。いくつかの態様では、R2はC6アルキニルである。
いくつかの態様では、R2は-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、-O-C2~6アルキニル、-C(O)R11、-C(O)OR11、-C(O)N(R11)2、-C(O)NR11-S(O)2R11、-C(O)NR11-S(O)2-OR11、または-C(O)NR11-S(O)2-N(R11)2である。
いくつかの態様では、R2は-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、または-O-C2~6アルキニルであり、ここで該-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、または-O-C2~6アルキニルは、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールで置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R2は-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、または-O-C2~6アルキニルであり、ここで該-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、または-O-C2~6アルキニルは、C6~10アリールで置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R2は-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、または-O-C2~6アルキニルであり、ここで該-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、または-O-C2~6アルキニルは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールで置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R2は-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、または-O-C2~6アルキニルであり、ここで該-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、または-O-C2~6アルキニルは、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールで置換されている。
いくつかの態様では、R2は-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、または-O-C2~6アルキニルであり、ここで該-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、または-O-C2~6アルキニルは、C6~10アリールで置換されている。
いくつかの態様では、R2は-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、または-O-C2~6アルキニルであり、ここで該-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、または-O-C2~6アルキニルは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールで置換されている。
いくつかの態様では、R2は-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、または-O-C2~6アルキニルである。
いくつかの態様では、R2は、C6~10アリールで、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールで置換されていてもよい、-O-C1~6アルキルである。
いくつかの態様では、R2は、C6~10アリールで置換されていてもよい-O-C1~6アルキルである。
いくつかの態様では、R2は、フェニルで置換されていてもよい-O-C1~6アルキルである。
いくつかの態様では、R2は、フェニルで置換されていてもよい-O-メチルである。
いくつかの態様では、R2は、フェニルで置換された-O-C1~6アルキルである。
いくつかの態様では、R2は、フェニルで置換された-O-メチルである。
いくつかの態様では、R2は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールで置換されていてもよい、-O-C1~6アルキルである。
いくつかの態様では、R2は、C6~10アリールで、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールで置換された、-O-C1~6アルキルである。
いくつかの態様では、R2は、C6~10アリールで置換された-O-C1~6アルキルである。
いくつかの態様では、R2は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールで置換された、-O-C1~6アルキルである。
いくつかの態様では、R2は-O-C1~6アルキルである。いくつかの態様では、R2は-O-メチルである。いくつかの態様では、R2は-O-エチルである。いくつかの態様では、R2は-O-プロピルである。いくつかの態様では、R2は-O-ブチルである。いくつかの態様では、R2は-O-ペンチルである。いくつかの態様では、R2は-O-ヘキシルである。いくつかの態様では、R2は-O-イソプロピルである。いくつかの態様では、R2は-O-イソブチルである。いくつかの態様では、R2は-O-イソペンチルである。いくつかの態様では、R2は-O-イソヘキシルである。いくつかの態様では、R2は-O-secブチルである。いくつかの態様では、R2は-O-secペンチルである。いくつかの態様では、R2は-O-secヘキシルである。いくつかの態様では、R2は-O-tertブチルである。
いくつかの態様では、R2は、C6~10アリールで、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールで置換されていてもよい、-O-C2~6アルケニルである。
いくつかの態様では、R2は、C6~10アリールで置換されていてもよい-O-C2~6アルケニルである。
いくつかの態様では、R2は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールで置換されていてもよい、-O-C2~6アルケニルである。
いくつかの態様では、R2は、C6~10アリールで、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールで置換された、-O-C2~6アルケニルである。
いくつかの態様では、R2は、C6~10アリールで置換された-O-C2~6アルケニルである。
いくつかの態様では、R2は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールで置換された、-O-C2~6アルケニルである。
いくつかの態様では、R2は-O-C2~6アルケニルである。いくつかの態様では、R2は-O-C2アルケニルである。いくつかの態様では、R2は-O-C3アルケニルである。いくつかの態様では、R2は-O-C4アルケニルである。いくつかの態様では、R2は-O-C5アルケニルである。いくつかの態様では、R2は-O-C6アルケニルである。
いくつかの態様では、R2は、C6~10アリールで、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールで置換されていてもよい、-O-C2~6アルキニルである。
いくつかの態様では、R2は、C6~10アリールで置換されていてもよい-O-C2~6アルキニルである。
いくつかの態様では、R2は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールで置換されていてもよい、-O-C2~6アルキニルである。
いくつかの態様では、R2は、C6~10アリールで、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールで置換された、-O-C2~6アルキニルである。
いくつかの態様では、R2は、C6~10アリールで置換された-O-C2~6アルキニルである。
いくつかの態様では、R2は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールで置換された、-O-C2~6アルキニルである。
いくつかの態様では、R2は-O-C2~6アルキニルである。いくつかの態様では、R2は-O-C2アルキニルである。いくつかの態様では、R2は-O-C3アルキニルである。いくつかの態様では、R2は-O-C4アルキニルである。いくつかの態様では、R2は-O-C5アルキニルである。いくつかの態様では、R2は-O-C6アルキニルである。
いくつかの態様では、R2は-C(O)R11、-C(O)OR11、-C(O)N(R11)2、-C(O)NR11-S(O)2R11、-C(O)NR11-S(O)2-OR11、または-C(O)NR11-S(O)2-N(R11)2である。
いくつかの態様では、R2は-C(O)R11、-C(O)OR11、または-C(O)N(R11)2である。
いくつかの態様では、R2は-C(O)R11である。いくつかの態様では、R2は-C(O)OR11である。いくつかの態様では、R2は-C(O)N(R11)2である。
いくつかの態様では、R2は-C(O)NR11-S(O)2R11、-C(O)NR11-S(O)2-OR11、または-C(O)NR11-S(O)2-N(R11)2である。
いくつかの態様では、R2は-C(O)NR11-S(O)2R11である。いくつかの態様では、R2は-C(O)NR11-S(O)2-OR11である。いくつかの態様では、R2は-C(O)NR11-S(O)2-N(R11)2である。
いくつかの態様では、R2は-O-C1~6アルキル、-C(O)R11、-C(O)OR11、-C(O)N(R11)2、または-C(O)NR11-S(O)2R11である。
いくつかの態様では、R2は、-O-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール)である。
いくつかの態様では、R2は、-O-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロアリール)である。いくつかの態様では、R2は、-O-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロアリール)である。いくつかの態様では、R2は、-O-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロアリール)である。いくつかの態様では、R2は、-O-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロアリール)である。いくつかの態様では、R2は、-O-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロアリール)である。いくつかの態様では、R2は、-O-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロアリール)である。
いくつかの態様では、R2は-O-メチル、フェニルで置換された-O-メチル、または-C(O)2CH3である。
いくつかの態様では、R2は-O-メチル、またはフェニルで置換された-O-メチルである。
いくつかの態様では、R3はH、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、-O-C2~6アルキニル、-C(O)R11、-C(O)OR11、-C(O)N(R11)2、-C(O)NR11-S(O)2R11、-C(O)NR11-S(O)2-OR11、-C(O)NR11-S(O)2-N(R11)2、または-O-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール)であり、ここでR2もR3もHではなく、ここで該-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、または-O-C2~6アルキニルは、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールで置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R3はH、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、-O-C2~6アルキニル、-C(O)R11、-C(O)OR11、-C(O)N(R11)2、-C(O)NR11-S(O)2R11、-C(O)NR11-S(O)2-OR11、または-C(O)NR11-S(O)2-N(R11)2であり、ここでR2もR3もHではなく、ここで該-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、または-O-C2~6アルキニルは、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールで置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R3はH、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、-O-C2~6アルキニル、-C(O)R11、-C(O)OR11、-C(O)N(R11)2、-C(O)NR11-S(O)2R11、-C(O)NR11-S(O)2-OR11、-C(O)NR11-S(O)2-N(R11)2、または-O-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール)である。
いくつかの態様では、R3はH、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、-O-C2~6アルキニル、-C(O)R11、-C(O)OR11、-C(O)N(R11)2、-C(O)NR11-S(O)2R11、-C(O)NR11-S(O)2-OR11、または-C(O)NR11-S(O)2-N(R11)2である。
いくつかの態様では、R3はHである。
いくつかの態様では、R3はC2~6アルケニル、C2~6アルキニル、-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、-O-C2~6アルキニル、-C(O)R11、-C(O)OR11、-C(O)N(R11)2、-C(O)NR11-S(O)2R11、-C(O)NR11-S(O)2-OR11、-C(O)NR11-S(O)2-N(R11)2、または-O-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール)である。
いくつかの態様では、R3はC2~6アルケニル、C2~6アルキニル、-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、-O-C2~6アルキニル、-C(O)R11、-C(O)OR11、-C(O)N(R11)2、-C(O)NR11-S(O)2R11、-C(O)NR11-S(O)2-OR11、または-C(O)NR11-S(O)2-N(R11)2である。
いくつかの態様では、R3はC2~6アルケニルまたはC2~6アルキニルである。
いくつかの態様では、R3はC2~6アルケニルである。いくつかの態様では、R3はC2アルケニルである。いくつかの態様では、R3はC3アルケニルである。いくつかの態様では、R3はC4アルケニルである。いくつかの態様では、R3はC5アルケニルである。いくつかの態様では、R3はC6アルケニルである。
いくつかの態様では、R3はC2~6アルキニルである。いくつかの態様では、R3はC2アルキニルである。いくつかの態様では、R3はC3アルキニルである。いくつかの態様では、R3はC4アルキニルである。いくつかの態様では、R3はC5アルキニルである。いくつかの態様では、R3はC6アルキニルである。
いくつかの態様では、R3は-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、-O-C2~6アルキニル、-C(O)R11、-C(O)OR11、-C(O)N(R11)2、-C(O)NR11-S(O)2R11、-C(O)NR11-S(O)2-OR11、または-C(O)NR11-S(O)2-N(R11)2である。
いくつかの態様では、R3は-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、または-O-C2~6アルキニルであり、ここで該-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、または-O-C2~6アルキニルは、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールで置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R3は-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、または-O-C2~6アルキニルであり、ここで該-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、または-O-C2~6アルキニルは、C6~10アリールで置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R3は-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、または-O-C2~6アルキニルであり、ここで該-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、または-O-C2~6アルキニルは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールで置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R3は-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、または-O-C2~6アルキニルであり、ここで該-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、または-O-C2~6アルキニルは、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールで置換されている。
いくつかの態様では、R3は-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、または-O-C2~6アルキニルであり、ここで該-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、または-O-C2~6アルキニルは、C6~10アリールで置換されている。
いくつかの態様では、R3は-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、または-O-C2~6アルキニルであり、ここで該-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、または-O-C2~6アルキニルは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールで置換されている。
いくつかの態様では、R3は-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、または-O-C2~6アルキニルである。
いくつかの態様では、R3は、C6~10アリールで、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールで置換されていてもよい、-O-C1~6アルキルである。
いくつかの態様では、R3は、C6~10アリールで置換されていてもよい-O-C1~6アルキルである。
いくつかの態様では、R3は、フェニルで置換されていてもよい-O-C1~6アルキルである。
いくつかの態様では、R3は、フェニルで置換されていてもよい-O-メチルである。
いくつかの態様では、R3は、フェニルで置換された-O-C1~6アルキルである。
いくつかの態様では、R3は、フェニルで置換された-O-メチルである。
いくつかの態様では、R3は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールで置換されていてもよい、-O-C1~6アルキルである。
いくつかの態様では、R3は、C6~10アリールで、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールで置換された、-O-C1~6アルキルである。
いくつかの態様では、R3は、C6~10アリールで置換された-O-C1~6アルキルである。
いくつかの態様では、R3は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールで置換された、-O-C1~6アルキルである。
いくつかの態様では、R3は-O-C1~6アルキルである。いくつかの態様では、R3は-O-メチルである。いくつかの態様では、R3は-O-エチルである。いくつかの態様では、R3は-O-プロピルである。いくつかの態様では、R3は-O-ブチルである。いくつかの態様では、R3は-O-ペンチルである。いくつかの態様では、R3は-O-ヘキシルである。いくつかの態様では、R3は-O-イソプロピルである。いくつかの態様では、R3は-O-イソブチルである。いくつかの態様では、R3は-O-イソペンチルである。いくつかの態様では、R3は-O-イソヘキシルである。いくつかの態様では、R3は-O-secブチルである。いくつかの態様では、R3は-O-secペンチルである。いくつかの態様では、R3は-O-secヘキシルである。いくつかの態様では、R3は-O-tertブチルである。
いくつかの態様では、R3は、C6~10アリールで、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールで置換されていてもよい、-O-C2~6アルケニルである。
いくつかの態様では、R3は、C6~10アリールで置換されていてもよい-O-C2~6アルケニルである。
いくつかの態様では、R3は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールで置換されていてもよい、-O-C2~6アルケニルである。
いくつかの態様では、R3は、C6~10アリールで、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールで置換された、-O-C2~6アルケニルである。
いくつかの態様では、R3は、C6~10アリールで置換された-O-C2~6アルケニルである。
いくつかの態様では、R3は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールで置換された、-O-C2~6アルケニルである。
いくつかの態様では、R3は-O-C2~6アルケニルである。いくつかの態様では、R3は-O-C2アルケニルである。いくつかの態様では、R3は-O-C3アルケニルである。いくつかの態様では、R3は-O-C4アルケニルである。いくつかの態様では、R3は-O-C5アルケニルである。いくつかの態様では、R3は-O-C6アルケニルである。
いくつかの態様では、R3は、C6~10アリールで、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールで置換されていてもよい、-O-C2~6アルキニルである。
いくつかの態様では、R3は、C6~10アリールで置換されていてもよい-O-C2~6アルキニルである。
いくつかの態様では、R3は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールで置換されていてもよい、-O-C2~6アルキニルである。
いくつかの態様では、R3は、C6~10アリールで、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールで置換された、-O-C2~6アルキニルである。
いくつかの態様では、R3は、C6~10アリールで置換された-O-C2~6アルキニルである。
いくつかの態様では、R3は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールで置換された、-O-C2~6アルキニルである。
いくつかの態様では、R3は-O-C2~6アルキニルである。いくつかの態様では、R3は-O-C2アルキニルである。いくつかの態様では、R3は-O-C3アルキニルである。いくつかの態様では、R3は-O-C4アルキニルである。いくつかの態様では、R3は-O-C5アルキニルである。いくつかの態様では、R3は-O-C6アルキニルである。
いくつかの態様では、R3は-C(O)R11、-C(O)OR11、-C(O)N(R11)2、-C(O)NR11-S(O)2R11、-C(O)NR11-S(O)2-OR11、または-C(O)NR11-S(O)2-N(R11)2である。
いくつかの態様では、R3は-C(O)R11、-C(O)OR11、または-C(O)N(R11)2である。
いくつかの態様では、R3は-C(O)R11である。いくつかの態様では、R3は-C(O)OR11である。いくつかの態様では、R3は-C(O)N(R11)2である。
いくつかの態様では、R3は-C(O)NR11-S(O)2R11、-C(O)NR11-S(O)2-OR11、または-C(O)NR11-S(O)2-N(R11)2である。
いくつかの態様では、R3は-C(O)NR11-S(O)2R11である。いくつかの態様では、R3は-C(O)NR11-S(O)2-OR11である。いくつかの態様では、R3は-C(O)NR11-S(O)2-N(R11)2である。
いくつかの態様では、R3は-O-C1~6アルキル、-C(O)R11、-C(O)OR11、-C(O)N(R11)2、または-C(O)NR11-S(O)2R11である。
いくつかの態様では、R3は、-O-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール)である。
いくつかの態様では、R3は、-O-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロアリール)である。いくつかの態様では、R3は、-O-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロアリール)である。いくつかの態様では、R3は、-O-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロアリール)である。いくつかの態様では、R3は、-O-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロアリール)である。いくつかの態様では、R3は、-O-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロアリール)である。いくつかの態様では、R3は、-O-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロアリール)である。
いくつかの態様では、R3は-O-メチル、フェニルで置換された-O-メチル、または-C(O)2CH3である。
いくつかの態様では、R3は-O-メチル、またはフェニルで置換された-O-メチルである。
いくつかの態様では、R5およびR6はそれぞれ独立して、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリール、または-C(O)R7であり、ここで該アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR7で置換されていてもよく、あるいは、
R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4~10員ヘテロシクリル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールを形成し、ここで該ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、1個または複数のR7で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R5およびR6はそれぞれ独立して、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリール、または-C(O)R7であり、ここで該アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR7で置換されていてもよく、あるいは、
R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4~10員ヘテロシクリル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールを形成し、ここで該ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、1個または複数のR7で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R5およびR6はそれぞれ独立して、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールであり、ここで該アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR7で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R5およびR6はそれぞれ独立して、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールである。
いくつかの態様では、R5およびR6はそれぞれ独立して、Hである。
いくつかの態様では、R5およびR6はそれぞれ独立して、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールであり、ここで該アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR7で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R5およびR6はそれぞれ独立して、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールである。
いくつかの態様では、R5およびR6はそれぞれ独立して、H、C1~6アルキル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリール、または-C(O)R7であり、ここで該アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR7で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R5およびR6はそれぞれ独立して、H、C1~6アルキル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールであり、ここで該アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR7で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R5およびR6はそれぞれ独立して、H、C1~6アルキル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールであり、ここで該アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR7で置換されている。
いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4~10員ヘテロシクリル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールを形成し、ここで該ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、1個または複数のR7で置換されている。
いくつかの態様では、R5はH、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールであり、ここで該アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR7で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R5はH、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールである。
いくつかの態様では、R5はHである。
いくつかの態様では、R5はC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールであり、ここで該アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR7で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R5はC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールである。
いくつかの態様では、R5はC1~6アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルであり、ここで該アルキル、アルケニル、またはアルキニルは、1個または複数のR7で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC1~6アルキルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよいメチルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよいエチルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよいプロピルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよいブチルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよいペンチルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよいヘキシルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよいイソプロピルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよいイソブチルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよいイソペンチルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよいイソヘキシルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよいsecブチルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよいsecペンチルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよいsecヘキシルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよいtertブチルである。
いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC2~6アルケニルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC2アルケニルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC3アルケニルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC4アルケニルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC5アルケニルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC6アルケニルである。
いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC2~6アルキニルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC2アルキニルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC3アルキニルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC4アルキニルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC5アルキニルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC6アルキニルである。
いくつかの態様では、R5はC1~6アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルであり、ここで該アルキル、アルケニル、またはアルキニルは、1個または複数のR7で置換されている。
いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されたC1~6アルキルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されたメチルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されたエチルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されたプロピルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されたブチルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されたペンチルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されたヘキシルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されたイソプロピルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されたイソブチルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されたイソペンチルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されたイソヘキシルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されたsecブチルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されたsecペンチルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されたsecヘキシルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されたtertブチルである。
いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されたC2~6アルケニルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されたC2アルケニルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されたC3アルケニルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されたC4アルケニルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されたC5アルケニルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されたC6アルケニルである。
いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されたC2~6アルキニルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されたC2アルキニルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されたC3アルキニルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されたC4アルキニルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されたC5アルキニルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されたC6アルキニルである。
いくつかの態様では、R5はC1~6アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルであり、ここで該アルキル、アルケニル、またはアルキニルは、1個のR7で置換されている。
いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換されたC1~6アルキルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換されたメチルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換されたエチルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換されたプロピルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換されたブチルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換されたペンチルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換されたヘキシルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換されたイソプロピルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換されたイソブチルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換されたイソペンチルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換されたイソヘキシルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換されたsecブチルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換されたsecペンチルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換されたsecヘキシルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換されたtertブチルである。
いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換されたC2~6アルケニルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換されたC2アルケニルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換されたC3アルケニルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換されたC4アルケニルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換されたC5アルケニルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換されたC6アルケニルである。
いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換されたC2~6アルキニルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換されたC2アルキニルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換されたC3アルキニルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換されたC4アルキニルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換されたC5アルキニルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換されたC6アルキニルである。
いくつかの態様では、R5はC1~6アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルである。
いくつかの態様では、R5はC1~6アルキルである。いくつかの態様では、R5はメチルである。いくつかの態様では、R5はエチルである。いくつかの態様では、R5はプロピルである。いくつかの態様では、R5はブチルである。いくつかの態様では、R5はペンチルである。いくつかの態様では、R5はヘキシルである。いくつかの態様では、R5はイソプロピルである。いくつかの態様では、R5はイソブチルである。いくつかの態様では、R5はイソペンチルである。いくつかの態様では、R5はイソヘキシルである。いくつかの態様では、R5はsecブチルである。いくつかの態様では、R5はsecペンチルである。いくつかの態様では、R5はsecヘキシルである。いくつかの態様では、R5はtertブチルである。
いくつかの態様では、R5はC2~6アルケニルである。いくつかの態様では、R5はC2アルケニルである。いくつかの態様では、R5はC3アルケニルである。いくつかの態様では、R5はC4アルケニルである。いくつかの態様では、R5はC5アルケニルである。いくつかの態様では、R5はC6アルケニルである。
いくつかの態様では、R5はC2~6アルキニルである。いくつかの態様では、R5はC2アルキニルである。いくつかの態様では、R5はC3アルキニルである。いくつかの態様では、R5はC4アルキニルである。いくつかの態様では、R5はC5アルキニルである。いくつかの態様では、R5はC6アルキニルである。
いくつかの態様では、R5はC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR7で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R5はC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールである。
いくつかの態様では、R5はC3~10シクロアルキル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリルであり、ここで該シクロアルキルまたはヘテロシクリルは、1個または複数のR7で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R5はC3~10シクロアルキル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリルである。
いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC3~10シクロアルキルである。
いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC3シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC4シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC5シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC6シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC7シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC8シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC9シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC10シクロアルキルである。
いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC3~C7単環式シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC3~C7単環式飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC3~C7単環式部分飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC9~C10二環式シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC9~C10二環式飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC9~C10二環式部分飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC8~C10多環式シクロアルキルである。
いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されたC3~10シクロアルキルである。
いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されたC3シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されたC4シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されたC5シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されたC6シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されたC7シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されたC8シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されたC9シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されたC10シクロアルキルである。
いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されたC3~C7単環式シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されたC3~C7単環式飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されたC3~C7単環式部分飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されたC9~C10二環式シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されたC9~C10二環式飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されたC9~C10二環式部分飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されたC8~C10多環式シクロアルキルである。
いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換されたC3~10シクロアルキルである。
いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換されたC3シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換されたC4シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換されたC5シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換されたC6シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換されたC7シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換されたC8シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換されたC9シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換されたC10シクロアルキルである。
いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換されたC3~C7単環式シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換されたC3~C7単環式飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換されたC3~C7単環式部分飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換されたC9~C10二環式シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換されたC9~C10二環式飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換されたC9~C10二環式部分飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換されたC8~C10多環式シクロアルキルである。
いくつかの態様では、R5はC3~10シクロアルキルである。
いくつかの態様では、R5はC3シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5はC4シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5はC5シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5はC6シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5はC7シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5はC8シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5はC9シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5はC10シクロアルキルである。
いくつかの態様では、R5はC3~C7単環式シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5はC3~C7単環式飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5はC3~C7単環式部分飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5はC9~C10二環式シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5はC9~C10二環式飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5はC9~C10二環式部分飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5はC8~C10多環式シクロアルキルである。
いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員ヘテロシクリルである。
いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員ヘテロシクリルである。
いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員ヘテロシクリルである。
いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員ヘテロシクリルである。
いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7~13員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員二環式ヘテロシクリルである。
いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7~13員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員二環式ヘテロシクリルである。
いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7~13員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員二環式ヘテロシクリルである。
いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7~13員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員二環式ヘテロシクリルである。
いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9~13員多環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員多環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員多環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員多環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員多環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員多環式ヘテロシクリルである。
いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9~13員多環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員多環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員多環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員多環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員多環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員多環式ヘテロシクリルである。
いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9~13員多環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員多環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員多環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員多環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員多環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員多環式ヘテロシクリルである。
いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9~13員多環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員多環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員多環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員多環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員多環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員多環式ヘテロシクリルである。
いくつかの態様では、R5はC6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールであり、ここで該アリールまたはヘテロアリールは、1個または複数のR7で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R5はC6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールである。
いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC6~10アリールである。
いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC6~8アリールである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよいフェニルである。
いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されたC6~8アリールである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されたフェニルである。
いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換されたC6~8アリールである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換されたフェニルである。
いくつかの態様では、R5はC6~10アリールである。
いくつかの態様では、R5はC6~8アリールである。いくつかの態様では、R5はフェニルである。
いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員ヘテロアリールである。
いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員ヘテロアリールである。
いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員ヘテロアリールである。
いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員ヘテロアリールである。
いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9~13員二環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員二環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員二環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員二環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員二環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員二環式ヘテロアリールである。
いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9~13員二環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員二環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員二環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員二環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員二環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員二環式ヘテロアリールである。
いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9~13員二環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員二環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員二環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員二環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員二環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員二環式ヘテロアリールである。
いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9~13員二環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員二環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員二環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員二環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員二環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員二環式ヘテロアリールである。
いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9~13員多環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員多環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員多環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員多環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員多環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員多環式ヘテロアリールである。
いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9~13員多環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員多環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員多環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員多環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員多環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員多環式ヘテロアリールである。
いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9~13員多環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員多環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員多環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員多環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員多環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員多環式ヘテロアリールである。
いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9~13員多環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員多環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員多環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員多環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員多環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員多環式ヘテロアリールである。
いくつかの態様では、R5はH、C1~6アルキル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリール、または-C(O)R7であり、ここで該アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR7で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R5はH、C1~6アルキル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールであり、ここで該アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR7で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R5はH、C1~6アルキル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールであり、ここで該アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR7で置換されている。
いくつかの態様では、R5はシクロプロピル、ピペリジン、テトラヒドロピラン、モルホリン、フェニル、ピリジン、ピリミジン、テトラゾール、トリアゾール、ピラゾール、チアゾール、オキサゾール、フラン、ピロール、イソオキサゾール、1,3-ジヒドロ-2H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-オン、インドリン、インドール、2,3-ジヒドロベンゾフラン、1H-ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール、1H-インダゾール、イミダゾール、イミダゾ[1,2-a]ピラジン、ナフタレン、キノリン、2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン、ベンゾ[d]オキサゾール-2(3H)-オン、ベンゾ[d]イソオキサゾール、または9H-カルバゾールである。
いくつかの態様では、R5はシクロプロピル、ピペリジン、テトラヒドロピラン、またはモルホリンである。
いくつかの態様では、R5はフェニル、ピリジン、ピリミジン、テトラゾール、トリアゾール、ピラゾール、チアゾール、オキサゾール、フラン、ピロール、イソオキサゾール、1,3-ジヒドロ-2H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-オン、インドリン、インドール、2,3-ジヒドロベンゾフラン、1H-ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール、1H-インダゾール、イミダゾール、イミダゾ[1,2-a]ピラジン、ナフタレン、キノリン、2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン、ベンゾ[d]オキサゾール-2(3H)-オン、ベンゾ[d]イソオキサゾール、または9H-カルバゾールである。
いくつかの態様では、R5はピリジン、ピリミジン、テトラゾール、トリアゾール、ピラゾール、チアゾール、オキサゾール、フラン、ピロール、イソオキサゾール、1,3-ジヒドロ-2H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-オン、インドリン、インドール、2,3-ジヒドロベンゾフラン、1H-ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール、インダゾール、イミダゾール、イミダゾ[1,2-a]ピラジン、ナフタレン、キノリン、2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン、ベンゾ[d]オキサゾール-2(3H)-オン、ベンゾ[d]イソオキサゾール、または9H-カルバゾールである。
いくつかの態様では、R5はピリジン、ピリミジン、またはインダゾールである。
いくつかの態様では、R5はインダゾールである。
いくつかの態様では、R5はテトラゾール、トリアゾール、ピラゾール、チアゾール、オキサゾール、フラン、ピロール、イソオキサゾール、1,3-ジヒドロ-2H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-オン、インドリン、インドール、2,3-ジヒドロベンゾフラン、1H-ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール、1H-インダゾール、イミダゾール、イミダゾ[1,2-a]ピラジン、ナフタレン、キノリン、2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン、ベンゾ[d]オキサゾール-2(3H)-オン、ベンゾ[d]イソオキサゾール、または9H-カルバゾールである。
いくつかの態様では、R5はテトラゾール、トリアゾール、ピラゾール、チアゾール、オキサゾール、フラン、ピロール、イソオキサゾール、またはイミダゾールである。
いくつかの態様では、R5は1,3-ジヒドロ-2H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-オン、インドリン、インドール、2,3-ジヒドロベンゾフラン、1H-ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール、1H-インダゾール、イミダゾ[1,2-a]ピラジン、ナフタレン、キノリン、2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン、ベンゾ[d]オキサゾール-2(3H)-オン、ベンゾ[d]イソオキサゾール、または9H-カルバゾールである。
いくつかの態様では、R5は1,3-ジヒドロ-2H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-オン、インドリン、インドール、2,3-ジヒドロベンゾフラン、1H-ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール、1H-インダゾール、イミダゾ[1,2-a]ピラジン、ナフタレン、キノリン、2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン、またはベンゾ[d]オキサゾール-2(3H)-オン、ベンゾ[d]イソオキサゾールである。
いくつかの態様では、R5は9H-カルバゾールである。
いくつかの態様では、R6はH、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールであり、ここで該アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR7で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R6はH、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールである。
いくつかの態様では、R6はHである。
いくつかの態様では、R6はC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールであり、ここで該アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR7で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R6はC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールである。
いくつかの態様では、R6はC1~6アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルであり、ここで該アルキル、アルケニル、またはアルキニルは、1個または複数のR7で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC1~6アルキルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよいメチルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよいエチルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよいプロピルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよいブチルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよいペンチルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよいヘキシルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよいイソプロピルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよいイソブチルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよいイソペンチルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよいイソヘキシルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよいsecブチルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよいsecペンチルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよいsecヘキシルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよいtertブチルである。
いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC2~6アルケニルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC2アルケニルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC3アルケニルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC4アルケニルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC5アルケニルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC6アルケニルである。
いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC2~6アルキニルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC2アルキニルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC3アルキニルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC4アルキニルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC5アルキニルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC6アルキニルである。
いくつかの態様では、R6はC1~6アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルであり、ここで該アルキル、アルケニル、またはアルキニルは、1個または複数のR7で置換されている。
いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されたC1~6アルキルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されたメチルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されたエチルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されたプロピルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されたブチルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されたペンチルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されたヘキシルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されたイソプロピルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されたイソブチルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されたイソペンチルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されたイソヘキシルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されたsecブチルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されたsecペンチルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されたsecヘキシルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されたtertブチルである。
いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されたC2~6アルケニルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されたC2アルケニルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されたC3アルケニルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されたC4アルケニルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されたC5アルケニルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されたC6アルケニルである。
いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されたC2~6アルキニルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されたC2アルキニルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されたC3アルキニルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されたC4アルキニルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されたC5アルキニルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されたC6アルキニルである。
いくつかの態様では、R6はC1~6アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルであり、ここで該アルキル、アルケニル、またはアルキニルは、1個のR7で置換されている。
いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換されたC1~6アルキルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換されたメチルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換されたエチルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換されたプロピルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換されたブチルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換されたペンチルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換されたヘキシルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換されたイソプロピルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換されたイソブチルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換されたイソペンチルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換されたイソヘキシルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換されたsecブチルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換されたsecペンチルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換されたsecヘキシルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換されたtertブチルである。
いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換されたC2~6アルケニルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換されたC2アルケニルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換されたC3アルケニルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換されたC4アルケニルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換されたC5アルケニルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換されたC6アルケニルである。
いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換されたC2~6アルキニルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換されたC2アルキニルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換されたC3アルキニルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換されたC4アルキニルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換されたC5アルキニルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換されたC6アルキニルである。
いくつかの態様では、R6はC1~6アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルである。
いくつかの態様では、R6はC1~6アルキルである。いくつかの態様では、R6はメチルである。いくつかの態様では、R6はエチルである。いくつかの態様では、R6はプロピルである。いくつかの態様では、R6はブチルである。いくつかの態様では、R6はペンチルである。いくつかの態様では、R6はヘキシルである。いくつかの態様では、R6はイソプロピルである。いくつかの態様では、R6はイソブチルである。いくつかの態様では、R6はイソペンチルである。いくつかの態様では、R6はイソヘキシルである。いくつかの態様では、R6はsecブチルである。いくつかの態様では、R6はsecペンチルである。いくつかの態様では、R6はsecヘキシルである。いくつかの態様では、R6はtertブチルである。
いくつかの態様では、R6はC2~6アルケニルである。いくつかの態様では、R6はC2アルケニルである。いくつかの態様では、R6はC3アルケニルである。いくつかの態様では、R6はC4アルケニルである。いくつかの態様では、R6はC5アルケニルである。いくつかの態様では、R6はC6アルケニルである。
いくつかの態様では、R6はC2~6アルキニルである。いくつかの態様では、R6はC2アルキニルである。いくつかの態様では、R6はC3アルキニルである。いくつかの態様では、R6はC4アルキニルである。いくつかの態様では、R6はC5アルキニルである。いくつかの態様では、R6はC6アルキニルである。
いくつかの態様では、R6はC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR7で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R6はC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールである。
いくつかの態様では、R6はC3~10シクロアルキル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリルであり、ここで該シクロアルキルまたはヘテロシクリルは、1個または複数のR7で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R6はC3~10シクロアルキル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリルである。
いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC3~10シクロアルキルである。
いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC3シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC4シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC5シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC6シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC7シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC8シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC9シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC10シクロアルキルである。
いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC3~C7単環式シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC3~C7単環式飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC3~C7単環式部分飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC9~C10二環式シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC9~C10二環式飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC9~C10二環式部分飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC8~C10多環式シクロアルキルである。
いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されたC3~10シクロアルキルである。
いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されたC3シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されたC4シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されたC5シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されたC6シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されたC7シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されたC8シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されたC9シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されたC10シクロアルキルである。
いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されたC3~C7単環式シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されたC3~C7単環式飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されたC3~C7単環式部分飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されたC9~C10二環式シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されたC9~C10二環式飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されたC9~C10二環式部分飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されたC8~C10多環式シクロアルキルである。
いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換されたC3~10シクロアルキルである。
いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換されたC3シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換されたC4シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換されたC5シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換されたC6シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換されたC7シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換されたC8シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換されたC9シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換されたC10シクロアルキルである。
いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換されたC3~C7単環式シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換されたC3~C7単環式飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換されたC3~C7単環式部分飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換されたC9~C10二環式シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換されたC9~C10二環式飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換されたC9~C10二環式部分飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換されたC8~C10多環式シクロアルキルである。
いくつかの態様では、R6はC3~10シクロアルキルである。
いくつかの態様では、R6はC3シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6はC4シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6はC5シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6はC6シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6はC7シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6はC8シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6はC9シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6はC10シクロアルキルである。
いくつかの態様では、R6はC3~C7単環式シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6はC3~C7単環式飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6はC3~C7単環式部分飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6はC9~C10二環式シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6はC9~C10二環式飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6はC9~C10二環式部分飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6はC8~C10多環式シクロアルキルである。
いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員ヘテロシクリルである。
いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員ヘテロシクリルである。
いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員ヘテロシクリルである。
いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員ヘテロシクリルである。
いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7~13員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員二環式ヘテロシクリルである。
いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7~13員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員二環式ヘテロシクリルである。
いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7~13員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員二環式ヘテロシクリルである。
いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7~13員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員二環式ヘテロシクリルである。
いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9~13員多環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員多環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員多環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員多環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員多環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員多環式ヘテロシクリルである。
いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9~13員多環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員多環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員多環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員多環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員多環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員多環式ヘテロシクリルである。
いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9~13員多環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員多環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員多環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員多環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員多環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員多環式ヘテロシクリルである。
いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9~13員多環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員多環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員多環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員多環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員多環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員多環式ヘテロシクリルである。
いくつかの態様では、R6はC6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールであり、ここで該アリールまたはヘテロアリールは、1個または複数のR7で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R6はC6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールである。
いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC6~10アリールである。
いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC6~8アリールである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよいフェニルである。
いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されたC6~8アリールである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されたフェニルである。
いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換されたC6~8アリールである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換されたフェニルである。
いくつかの態様では、R6はC6~10アリールである。
いくつかの態様では、R6はC6~8アリールである。いくつかの態様では、R6はフェニルである。
いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員ヘテロアリールである。
いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員ヘテロアリールである。
いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員ヘテロアリールである。
いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員ヘテロアリールである。
いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9~13員二環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員二環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員二環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員二環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員二環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員二環式ヘテロアリールである。
いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9~13員二環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員二環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員二環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員二環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員二環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員二環式ヘテロアリールである。
いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9~13員二環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員二環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員二環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員二環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員二環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員二環式ヘテロアリールである。
いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9~13員二環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員二環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員二環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員二環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員二環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員二環式ヘテロアリールである。
いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9~13員多環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員多環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員多環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員多環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員多環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員多環式ヘテロアリールである。
いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9~13員多環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員多環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員多環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員多環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員多環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員多環式ヘテロアリールである。
いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9~13員多環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員多環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員多環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員多環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員多環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員多環式ヘテロアリールである。
いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9~13員多環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員多環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員多環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員多環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員多環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員多環式ヘテロアリールである。
いくつかの態様では、R6はH、C1~6アルキル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリール、または-C(O)R7であり、ここで該アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR7で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R6はH、C1~6アルキル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールであり、ここで該アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR7で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R6はH、C1~6アルキル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールであり、ここで該アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR7で置換されている。
いくつかの態様では、R6はシクロプロピル、ピペリジン、テトラヒドロピラン、モルホリン、フェニル、ピリジン、ピリミジン、テトラゾール、トリアゾール、ピラゾール、チアゾール、オキサゾール、フラン、ピロール、イソオキサゾール、1,3-ジヒドロ-2H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-オン、インドリン、インドール、2,3-ジヒドロベンゾフラン、1H-ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール、1H-インダゾール、イミダゾール、イミダゾ[1,2-a]ピラジン、ナフタレン、キノリン、2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン、ベンゾ[d]オキサゾール-2(3H)-オン、ベンゾ[d]イソオキサゾール、または9H-カルバゾールである。
いくつかの態様では、R6はシクロプロピル、ピペリジン、テトラヒドロピラン、またはモルホリンである。
いくつかの態様では、R6はフェニル、ピリジン、ピリミジン、テトラゾール、トリアゾール、ピラゾール、チアゾール、オキサゾール、フラン、ピロール、イソオキサゾール、1,3-ジヒドロ-2H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-オン、インドリン、インドール、2,3-ジヒドロベンゾフラン、1H-ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール、1H-インダゾール、イミダゾール、イミダゾ[1,2-a]ピラジン、ナフタレン、キノリン、2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン、ベンゾ[d]オキサゾール-2(3H)-オン、ベンゾ[d]イソオキサゾール、または9H-カルバゾールである。
いくつかの態様では、R6はピリジン、ピリミジン、テトラゾール、トリアゾール、ピラゾール、チアゾール、オキサゾール、フラン、ピロール、イソオキサゾール、1,3-ジヒドロ-2H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-オン、インドリン、インドール、2,3-ジヒドロベンゾフラン、1H-ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール、インダゾール、イミダゾール、イミダゾ[1,2-a]ピラジン、ナフタレン、キノリン、2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン、ベンゾ[d]オキサゾール-2(3H)-オン、ベンゾ[d]イソオキサゾール、または9H-カルバゾールである。
いくつかの態様では、R6はピリジン、ピリミジン、またはインダゾールである。
いくつかの態様では、R6はインダゾールである。
いくつかの態様では、R6はテトラゾール、トリアゾール、ピラゾール、チアゾール、オキサゾール、フラン、ピロール、イソオキサゾール、1,3-ジヒドロ-2H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-オン、インドリン、インドール、2,3-ジヒドロベンゾフラン、1H-ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール、1H-インダゾール、イミダゾール、イミダゾ[1,2-a]ピラジン、ナフタレン、キノリン、2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン、ベンゾ[d]オキサゾール-2(3H)-オン、ベンゾ[d]イソオキサゾール、または9H-カルバゾールである。
いくつかの態様では、R6はテトラゾール、トリアゾール、ピラゾール、チアゾール、オキサゾール、フラン、ピロール、イソオキサゾール、またはイミダゾールである。
いくつかの態様では、R6は1,3-ジヒドロ-2H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-オン、インドリン、インドール、2,3-ジヒドロベンゾフラン、1H-ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール、1H-インダゾール、イミダゾ[1,2-a]ピラジン、ナフタレン、キノリン、2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン、ベンゾ[d]オキサゾール-2(3H)-オン、ベンゾ[d]イソオキサゾール、または9H-カルバゾールである。
いくつかの態様では、R6は1,3-ジヒドロ-2H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-オン、インドリン、インドール、2,3-ジヒドロベンゾフラン、1H-ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール、1H-インダゾール、イミダゾ[1,2-a]ピラジン、ナフタレン、キノリン、2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン、またはベンゾ[d]オキサゾール-2(3H)-オン、ベンゾ[d]イソオキサゾールである。
いくつかの態様では、R6は9H-カルバゾールである。
いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4~10員ヘテロシクリル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールを形成し、ここで該ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、1個または複数のR7で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4~10員ヘテロシクリル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールを形成する。
いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4~10員ヘテロシクリルを形成する。
いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4員ヘテロシクリルを形成する。
いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロシクリルを形成する。
いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロシクリルを形成する。
いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロシクリルを形成する。
いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロシクリルを形成する。
いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロシクリルを形成する。
いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロシクリルを形成する。
いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4~10員ヘテロシクリルを形成する。
いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4員ヘテロシクリルを形成する。いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロシクリルを形成する。いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロシクリルを形成する。いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロシクリルを形成する。いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロシクリルを形成する。いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロシクリルを形成する。いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロシクリルを形成する。
いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4~10員ヘテロシクリルを形成する。
いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4員ヘテロシクリルを形成する。いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロシクリルを形成する。いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロシクリルを形成する。いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロシクリルを形成する。いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロシクリルを形成する。いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロシクリルを形成する。いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロシクリルを形成する。
いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4~10員ヘテロシクリルを形成する。
いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4員ヘテロシクリルを形成する。いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロシクリルを形成する。いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロシクリルを形成する。いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロシクリルを形成する。いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロシクリルを形成する。いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロシクリルを形成する。いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロシクリルを形成する。
いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールを形成する。
いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロアリールを形成する。いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロアリールを形成する。いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロアリールを形成する。いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロアリールを形成する。いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロアリールを形成する。いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロアリールを形成する。
いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールを形成する。
いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロアリールを形成する。いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロアリールを形成する。いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロアリールを形成する。いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロアリールを形成する。いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロアリールを形成する。いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロアリールを形成する。
いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールを形成する。いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロアリールを形成する。いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロアリールを形成する。いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロアリールを形成する。いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロアリールを形成する。いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロアリールを形成する。いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロアリールを形成する。
いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールを形成する。
いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロアリールを形成する。いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロアリールを形成する。いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロアリールを形成する。いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロアリールを形成する。いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロアリールを形成する。いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロアリールを形成する。
いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のR7で置換されていてもよいピペリジンを形成する。
いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のR7で置換されたピペリジンを形成する。
いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個のR7で置換されたピペリジンを形成する。
いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になってピペリジンを形成する。
いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のR7で置換されていてもよいテトラヒドロキノリンを形成する。
いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のR7で置換されたテトラヒドロキノリンを形成する。
いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個のR7で置換されたテトラヒドロキノリンを形成する。
いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になってテトラヒドロキノリンを形成する。
いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のR7で置換されていてもよいテトラヒドロイソキノリンを形成する。
いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のR7で置換されたテトラヒドロイソキノリンを形成する。
いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個のR7で置換されたテトラヒドロイソキノリンを形成する。
いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になってテトラヒドロイソキノリンを形成する。
いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のR7で置換されていてもよいテトラヒドロイミダゾピラジンを形成する。
いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のR7で置換されたテトラヒドロイミダゾピラジンを形成する。
いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個のR7で置換されたテトラヒドロイミダゾピラジンを形成する。
いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になってテトラヒドロイミダゾピラジンを形成する。
いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のR7で置換されていてもよいテトラヒドロナフチリジンを形成する。
いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のR7で置換されたテトラヒドロナフチリジンを形成する。
いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個のR7で置換されたテトラヒドロナフチリジンを形成する。
いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になってテトラヒドロナフチリジンを形成する。
いくつかの態様では、各R7は独立して、オキソ、ハロゲン、-OH、-NH2、-CN、-C(O)R10、-C(O)OR10、-C(O)N(R10)2、C1~3アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6アルコキシ、-NH(C1~6アルキル)、-N(C1~6アルキル)2、-O-(CH2)t-R8、-NH-(CH2)t-R8、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり、ここで該アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR10で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、各R7は独立して、オキソ、ハロゲン、-OH、-NH2、-CN、-C(O)R10、-C(O)OR10、-C(O)N(R10)2、C1~3アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6アルコキシ、-NH(C1~6アルキル)、-N(C1~6アルキル)2、-O-(CH2)t-R8、-NH-(CH2)t-R8、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールである。
いくつかの態様では、R7はオキソ、ハロゲン、-OH、-NH2、-CN、-C(O)R10、-C(O)OR10、-C(O)N(R10)2、-O-(CH2)t-R8、または-NH-(CH2)t-R8である。
いくつかの態様では、R7はオキソ、ハロゲン、-OH、-NH2、または-CNである。
いくつかの態様では、R7はオキソである。
いくつかの態様では、R7はハロゲンである。いくつかの態様では、R7はF、Cl、Br、またはIである。いくつかの態様では、R7はF、Cl、またはBrである。いくつかの態様では、R7はFである。いくつかの態様では、R7はClである。いくつかの態様では、R7はBrである。いくつかの態様では、R7はIである。
いくつかの態様では、R7は-OHである。いくつかの態様では、R7は-NH2である。いくつかの態様では、R7は-CNである。
いくつかの態様では、R7は-C(O)R10、-C(O)OR10、-C(O)N(R10)2、-O-(CH2)t-R8、または-NH-(CH2)t-R8である。
いくつかの態様では、R7は-C(O)R10である。いくつかの態様では、R7は-C(O)OR10である。いくつかの態様では、R7は-C(O)N(R10)2である。いくつかの態様では、R7は-O-(CH2)t-R8である。いくつかの態様では、R7は-NH-(CH2)t-R8である。
いくつかの態様では、R7はC1~6アルコキシ、-NH(C1~6アルキル)、または-N(C1~6アルキル)2である。
いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよいC1~6アルコキシである。
いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されたC1~6アルコキシである。
いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換されたC1~6アルコキシである。いくつかの態様では、R7は、2個のR10で置換されたC1~6アルコキシである。
いくつかの態様では、R7はC1~6アルコキシである。いくつかの態様では、R7はメトキシである。いくつかの態様では、R7はエトキシである。いくつかの態様では、R7はプロポキシである。いくつかの態様では、R7はブトキシである。いくつかの態様では、R7はペントキシである。いくつかの態様では、R7はヘキソキシである。いくつかの態様では、R7はイソプロポキシである。いくつかの態様では、R7はイソブトキシである。いくつかの態様では、R7はイソペントキシである。いくつかの態様では、R7はイソヘキソキシである。いくつかの態様では、R7はsecブトキシである。いくつかの態様では、R7はsecペントキシである。いくつかの態様では、R7はsecヘキソキシである。いくつかの態様では、R7はtertブトキシである。
いくつかの態様では、R7は-NH(C1~6アルキル)または-N(C1~6アルキル)2である。いくつかの態様では、R7は-NH(C1~6アルキル)である。いくつかの態様では、R7は-N(C1~6アルキル)2である。
いくつかの態様では、R7はC1~3アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり、ここで該アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR10で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R7はC1~3アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールである。
いくつかの態様では、R7はC1~3アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルであり、ここで該アルキル、アルケニル、またはアルキニルは、1個または複数のR10で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよいC1~3アルキルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよいメチルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよいエチルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよいプロピルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよいイソプロピルである。
いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよいC2~6アルケニルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよいC2アルケニルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよいC3アルケニルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよいC4アルケニルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよいC5アルケニルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよいC6アルケニルである。
いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよいC2~6アルキニルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよいC2アルキニルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよいC3アルキニルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよいC4アルキニルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよいC5アルキニルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよいC6アルキニルである。
いくつかの態様では、R7はC1~3アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルであり、ここで該アルキル、アルケニル、またはアルキニルは、1個または複数のR10で置換されている。
いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されたC1~3アルキルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されたメチルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されたエチルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されたプロピルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されたイソプロピルである。
いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されたC2~6アルケニルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されたC2アルケニルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されたC3アルケニルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されたC4アルケニルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されたC5アルケニルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されたC6アルケニルである。
いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されたC2~6アルキニルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されたC2アルキニルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されたC3アルキニルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されたC4アルキニルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されたC5アルキニルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されたC6アルキニルである。
いくつかの態様では、R7はC1~3アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルであり、ここで該アルキル、アルケニル、またはアルキニルは、1個のR10で置換されている。
いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換されたC1~3アルキルである。いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換されたメチルである。いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換されたエチルである。いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換されたプロピルである。いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換されたイソプロピルである。
いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換されたC2~6アルケニルである。いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換されたC2アルケニルである。いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換されたC3アルケニルである。いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換されたC4アルケニルである。いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換されたC5アルケニルである。いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換されたC6アルケニルである。
いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換されたC2~6アルキニルである。いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換されたC2アルキニルである。いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換されたC3アルキニルである。いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換されたC4アルキニルである。いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換されたC5アルキニルである。いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換されたC6アルキニルである。
いくつかの態様では、R7はC1~6アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルである。
いくつかの態様では、R7はC1~3アルキルである。いくつかの態様では、R7はメチルである。いくつかの態様では、R7はエチルである。いくつかの態様では、R7はプロピルである。いくつかの態様では、R7はイソプロピルである。
いくつかの態様では、R7はC2~6アルケニルである。いくつかの態様では、R7はC2アルケニルである。いくつかの態様では、R7はC3アルケニルである。いくつかの態様では、R7はC4アルケニルである。いくつかの態様では、R7はC5アルケニルである。いくつかの態様では、R7はC6アルケニルである。
いくつかの態様では、R7はC2~6アルキニルである。いくつかの態様では、R7はC2アルキニルである。いくつかの態様では、R7はC3アルキニルである。いくつかの態様では、R7はC4アルキニルである。いくつかの態様では、R7はC5アルキニルである。いくつかの態様では、R7はC6アルキニルである。
いくつかの態様では、R7はC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR10で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R7はC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールである。
いくつかの態様では、R7はC3~10シクロアルキル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリルであり、ここで該シクロアルキルまたはヘテロシクリルは、1個または複数のR10で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R7はC3~10シクロアルキル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリルである。
いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよいC3~10シクロアルキルである。
いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよいC3シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよいC4シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよいC5シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよいC6シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよいC7シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよいC8シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよいC9シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよいC10シクロアルキルである。
いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよいC3~C7単環式シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよいC3~C7単環式飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよいC3~C7単環式部分飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよいC9~C10二環式シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよいC9~C10二環式飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよいC9~C10二環式部分飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよいC8~C10多環式シクロアルキルである。
いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されたC3~10シクロアルキルである。
いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されたC3シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されたC4シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されたC5シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されたC6シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されたC7シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されたC8シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されたC9シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されたC10シクロアルキルである。
いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されたC3~C7単環式シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されたC3~C7単環式飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されたC3~C7単環式部分飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されたC9~C10二環式シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されたC9~C10二環式飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されたC9~C10二環式部分飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されたC8~C10多環式シクロアルキルである。
いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換されたC3~10シクロアルキルである。
いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換されたC3シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換されたC4シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換されたC5シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換されたC6シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換されたC7シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換されたC8シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換されたC9シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換されたC10シクロアルキルである。
いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換されたC3~C7単環式シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換されたC3~C7単環式飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換されたC3~C7単環式部分飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換されたC9~C10二環式シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換されたC9~C10二環式飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換されたC9~C10二環式部分飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換されたC8~C10多環式シクロアルキルである。
いくつかの態様では、R7はC3~10シクロアルキルである。
いくつかの態様では、R7はC3シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7はC4シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7はC5シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7はC6シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7はC7シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7はC8シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7はC9シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7はC10シクロアルキルである。
いくつかの態様では、R7はC3~C7単環式シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7はC3~C7単環式飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7はC3~C7単環式部分飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7はC9~C10二環式シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7はC9~C10二環式飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7はC9~C10二環式部分飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7はC8~C10多環式シクロアルキルである。
いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロシクリルである。
いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロシクリルである。
いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロシクリルである。
いくつかの態様では、R7は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R7は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R7は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R7は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R7は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R7は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R7は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R7は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R7は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロシクリルである。
いくつかの態様では、R7はC6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり、ここで該アリールまたはヘテロアリールは、1個または複数のR10で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R7はC6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールである。
いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよいC6~10アリールである。
いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよいC6~8アリールである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよいフェニルである。
いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されたC6~8アリールである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されたフェニルである。
いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換されたC6~8アリールである。いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換されたフェニルである。
いくつかの態様では、R7はC6~10アリールである。
いくつかの態様では、R7はC6~8アリールである。いくつかの態様では、R7はフェニルである。
いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロアリールである。
いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロアリールである。
いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロアリールである。
いくつかの態様では、R7は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R7は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R7は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R7は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R7は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R7は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R7は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロアリールである。
いくつかの態様では、R7はシクロプロピル、ピペリジン、テトラヒドロピラン、モルホリン、フェニル、ピリジン、ピリミジン、テトラゾール、トリアゾール、ピラゾール、チアゾール、オキサゾール、フラン、ピロール、イソオキサゾール、1,3-ジヒドロ-2H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-オン、インドリン、インドール、2,3-ジヒドロベンゾフラン、1H-ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール、1H-インダゾール、イミダゾール、イミダゾ[1,2-a]ピラジン、ナフタレン、キノリン、2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン、ベンゾ[d]オキサゾール-2(3H)-オン、ベンゾ[d]イソオキサゾール、または9H-カルバゾールである。
いくつかの態様では、R7はシクロプロピル、ピペリジン、テトラヒドロピラン、またはモルホリンである。
いくつかの態様では、R7はフェニル、ピリジン、ピリミジン、テトラゾール、トリアゾール、ピラゾール、チアゾール、オキサゾール、フラン、ピロール、イソオキサゾール、1,3-ジヒドロ-2H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-オン、インドリン、インドール、2,3-ジヒドロベンゾフラン、1H-ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール、1H-インダゾール、イミダゾール、イミダゾ[1,2-a]ピラジン、ナフタレン、キノリン、2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン、ベンゾ[d]オキサゾール-2(3H)-オン、ベンゾ[d]イソオキサゾール、または9H-カルバゾールである。
いくつかの態様では、R7はピリジン、ピリミジン、テトラゾール、トリアゾール、ピラゾール、チアゾール、オキサゾール、フラン、ピロール、イソオキサゾール、1,3-ジヒドロ-2H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-オン、インドリン、インドール、2,3-ジヒドロベンゾフラン、1H-ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール、1H-インダゾール、イミダゾール、イミダゾ[1,2-a]ピラジン、ナフタレン、キノリン、2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン、ベンゾ[d]オキサゾール-2(3H)-オン、ベンゾ[d]イソオキサゾール、または9H-カルバゾールである。
いくつかの態様では、R7はピリジンまたはピリミジンである。
いくつかの態様では、R7はテトラゾール、トリアゾール、ピラゾール、チアゾール、オキサゾール、フラン、ピロール、イソオキサゾール、1,3-ジヒドロ-2H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-オン、インドリン、インドール、2,3-ジヒドロベンゾフラン、1H-ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール、1H-インダゾール、イミダゾール、イミダゾ[1,2-a]ピラジン、ナフタレン、キノリン、2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン、ベンゾ[d]オキサゾール-2(3H)-オン、ベンゾ[d]イソオキサゾール、または9H-カルバゾールである。
いくつかの態様では、R7はテトラゾール、トリアゾール、ピラゾール、チアゾール、オキサゾール、フラン、ピロール、イソオキサゾール、またはイミダゾールである。
いくつかの態様では、R7は1,3-ジヒドロ-2H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-オン、インドリン、インドール、2,3-ジヒドロベンゾフラン、1H-ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール、1H-インダゾール、イミダゾ[1,2-a]ピラジン、ナフタレン、キノリン、2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン、ベンゾ[d]オキサゾール-2(3H)-オン、ベンゾ[d]イソオキサゾール、または9H-カルバゾールである。
いくつかの態様では、R7は1,3-ジヒドロ-2H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-オン、インドリン、インドール、2,3-ジヒドロベンゾフラン、1H-ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール、1H-インダゾール、イミダゾ[1,2-a]ピラジン、ナフタレン、キノリン、2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン、またはベンゾ[d]オキサゾール-2(3H)-オン、ベンゾ[d]イソオキサゾールである。
いくつかの態様では、R7は9H-カルバゾールである。
いくつかの態様では、R7はオキソ、ハロゲン、-OH、-NH2、-CN、-C(O)R10、C1~6アルキル、C2~6アルキニル、-O-(CH2)t-R8、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり、ここで該アルキル、アルキニル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR10で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R7はオキソ、ハロゲン、-OH、-NH2、-CN、-C(O)R10、C1~6アルキル、C2~6アルキニル、-O-(CH2)t-R8、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり、ここで該アルキル、アルキニル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR10で置換されている。
いくつかの態様では、R8は-OH、C1~6アルコキシ、C1~6アルコキシ-OH、-NH2、-NH(C1~6アルキル)、-N(C1~6アルキル)2、-SH、-S(C1~6アルキル)、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり、ここで該アルコキシ、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR9で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R8は-OH、C1~6アルコキシ、C1~6アルコキシ-OH、-NH2、-NH(C1~6アルキル)、-N(C1~6アルキル)2、-SH、-S(C1~6アルキル)、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールである。
いくつかの態様では、R8は-OH、C1~6アルコキシ、C1~6アルコキシ-OH、-NH2、-NH(C1~6アルキル)、-N(C1~6アルキル)2、-SH、または-S(C1~6アルキル)であり、ここで該アルコキシまたはアルキルは、1個または複数のR9で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R8は-OH、C1~6アルコキシ、C1~6アルコキシ-OH、-NH2、-NH(C1~6アルキル)、-N(C1~6アルキル)2、-SH、または-S(C1~6アルキル)であり、ここで該アルコキシまたはアルキルは、1個または複数のR9で置換されている。
いくつかの態様では、R8は-OH、C1~6アルコキシ、C1~6アルコキシ-OH、-NH2、-NH(C1~6アルキル)、-N(C1~6アルキル)2、-SH、または-S(C1~6アルキル)であり、ここで該アルコキシまたはアルキルは、1個のR9で置換されている。
いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されていてもよいC1~6アルコキシである。
いくつかの態様では、R8はC1~6アルコキシ-OHであり、ここで該アルコキシは、1個または複数のR9で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されたC1~6アルコキシである。
いくつかの態様では、R8はC1~6アルコキシ-OHであり、ここで該アルコキシは、1個または複数のR9で置換されている。
いくつかの態様では、R8は、1個のR9で置換されたC1~6アルコキシである。
いくつかの態様では、R8はC1~6アルコキシ-OHであり、ここで該アルコキシは、1個のR9で置換されている。
いくつかの態様では、R8は-NH(C1~6アルキル)であり、ここで該アルキルは、1個または複数のR9で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R8は-N(C1~6アルキル)2であり、ここで該アルキルは、1個または複数のR9で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R8は-NH(C1~6アルキル)であり、ここで該アルキルは、1個または複数のR9で置換されている。
いくつかの態様では、R8は-N(C1~6アルキル)2であり、ここで該アルキルは、1個または複数のR9で置換されている。
いくつかの態様では、R8は-NH(C1~6アルキル)であり、ここで該アルキルは、1個のR9で置換されている。
いくつかの態様では、R8は-N(C1~6アルキル)2であり、ここで該アルキルは、1個のR9で置換されている。
いくつかの態様では、R8は-S(C1~6アルキル)2であり、ここで該アルキルは、1個または複数のR9で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R8は-S(C1~6アルキル)2であり、ここで該アルキルは、1個または複数のR9で置換されている。
いくつかの態様では、R8は-S(C1~6アルキル)2であり、ここで該アルキルは、1個のR9で置換されている。
いくつかの態様では、R8は-OH、C1~6アルコキシ、C1~6アルコキシ-OH、-NH2、-NH(C1~6アルキル)、-N(C1~6アルキル)2、-SH、-S(C1~6アルキル)である。
いくつかの態様では、R8は-OH、C1~6アルコキシ、またはC1~6アルコキシ-OHである。
いくつかの態様では、R8は-OHである。
いくつかの態様では、R8はC1~6アルコキシである。いくつかの態様では、R8はメトキシである。いくつかの態様では、R8はエトキシである。いくつかの態様では、R8はプロポキシである。いくつかの態様では、R8はブトキシである。いくつかの態様では、R8はペントキシである。いくつかの態様では、R8はヘキソキシである。いくつかの態様では、R8はイソプロポキシである。いくつかの態様では、R8はイソブトキシである。いくつかの態様では、R8はイソペントキシである。いくつかの態様では、R8はイソヘキソキシである。いくつかの態様では、R8はsecブトキシである。いくつかの態様では、R8はsecペントキシである。いくつかの態様では、R8はsecヘキソキシである。いくつかの態様では、R8はtertブトキシである。
いくつかの態様では、R8はC1~6アルコキシ-OHである。いくつかの態様では、R8はメトキシ-OHである。いくつかの態様では、R8はエトキシ-OHである。いくつかの態様では、R8はプロポキシ-OHである。いくつかの態様では、R8はブトキシ-OHである。いくつかの態様では、R8はペントキシ-OHである。いくつかの態様では、R8はヘキソキシ-OHである。いくつかの態様では、R8はイソプロポキシ-OHである。いくつかの態様では、R8はイソブトキシ-OHである。いくつかの態様では、R8はイソペントキシ-OHである。いくつかの態様では、R8はイソヘキソキシ-OHである。いくつかの態様では、R8はsecブトキシ-OHである。いくつかの態様では、R8はsecペントキシ-OHである。いくつかの態様では、R8はsecヘキソキシ-OHである。いくつかの態様では、R8はtertブトキシ-OHである。
いくつかの態様では、R8は-NH2、-NH(C1~6アルキル)、または-N(C1~6アルキル)2である。
いくつかの態様では、R8は-NH2である。
いくつかの態様では、R8は-NH(C1~6アルキル)である。いくつかの態様では、R8は-NH(メチル)である。いくつかの態様では、R8は-NH(エチル)である。いくつかの態様では、R8は-NH(プロピル)である。いくつかの態様では、R8は-NH(ブチル)である。いくつかの態様では、R8は-NH(ペンチル)である。いくつかの態様では、R8は-NH(ヘキシル)である。いくつかの態様では、R8は-NH(イソプロピル)である。いくつかの態様では、R8は-NH(イソブチル)である。いくつかの態様では、R8は-NH(イソペンチル)である。いくつかの態様では、R8は-NH(イソヘキシル)である。いくつかの態様では、R8は-NH(secブチル)である。いくつかの態様では、R8は-NH(secペンチル)である。いくつかの態様では、R8は-NH(secヘキシル)である。いくつかの態様では、R8は-NH(tertブチル)である。
いくつかの態様では、R8は-N(C1~6アルキル)2である。いくつかの態様では、R8は-N(メチル)2である。いくつかの態様では、R8は-N(エチル)2である。いくつかの態様では、R8は-N(プロピル)2である。いくつかの態様では、R8は-N(ブチル)2である。いくつかの態様では、R8は-N(ペンチル)2である。いくつかの態様では、R8は-N(ヘキシル)2である。いくつかの態様では、R8は-N(イソプロピル)2である。いくつかの態様では、R8は-N(イソブチル)2である。いくつかの態様では、R8は-N(イソペンチル)2である。いくつかの態様では、R8は-N(イソヘキシル)2である。いくつかの態様では、R8は-N(secブチル)2である。いくつかの態様では、R8は-N(secペンチル)2である。いくつかの態様では、R8は-N(secヘキシル)2である。いくつかの態様では、R8は-N(tertブチル)2である。
いくつかの態様では、R8は-SHまたは-S(C1~6アルキル)である。
いくつかの態様では、R8は-SHである。
いくつかの態様では、R8は-S(C1~6アルキル)2である。
いくつかの態様では、R8は-S(メチル)である。いくつかの態様では、R8は-S(エチル)である。いくつかの態様では、R8は-S(プロピル)である。いくつかの態様では、R8は-S(ブチル)である。いくつかの態様では、R8は-S(ペンチル)である。いくつかの態様では、R8は-S(ヘキシル)である。いくつかの態様では、R8は-S(イソプロピル)である。いくつかの態様では、R8は-S(イソブチル)である。いくつかの態様では、R8は-S(イソペンチル)である。いくつかの態様では、R8は-S(イソヘキシル)である。いくつかの態様では、R8は-S(secブチル)である。いくつかの態様では、R8は-S(secペンチル)である。いくつかの態様では、R8は-S(secヘキシル)である。いくつかの態様では、R8は-S(tertブチル)である。
いくつかの態様では、R8はC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR9で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R8はC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールである。
いくつかの態様では、R8はC3~10シクロアルキル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリルであり、ここで該シクロアルキルまたはヘテロシクリルは、1個または複数のR9で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R8はC3~10シクロアルキル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリルである。
いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されていてもよいC3~10シクロアルキルである。
いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されていてもよいC3シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されていてもよいC4シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されていてもよいC5シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されていてもよいC6シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されていてもよいC7シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されていてもよいC8シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されていてもよいC9シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されていてもよいC10シクロアルキルである。
いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されていてもよいC3~C7単環式シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されていてもよいC3~C7単環式飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されていてもよいC3~C7単環式部分飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されていてもよいC9~C10二環式シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されていてもよいC9~C10二環式飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されていてもよいC9~C10二環式部分飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されていてもよいC8~C10多環式シクロアルキルである。
いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されたC3~10シクロアルキルである。
いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されたC3シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されたC4シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されたC5シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されたC6シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されたC7シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されたC8シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されたC9シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されたC10シクロアルキルである。
いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されたC3~C7単環式シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されたC3~C7単環式飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されたC3~C7単環式部分飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されたC9~C10二環式シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されたC9~C10二環式飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されたC9~C10二環式部分飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されたC8~C10多環式シクロアルキルである。
いくつかの態様では、R8は、1個のR9で置換されたC3~10シクロアルキルである。
いくつかの態様では、R8は、1個のR9で置換されたC3シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8は、1個のR9で置換されたC4シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8は、1個のR9で置換されたC5シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8は、1個のR9で置換されたC6シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8は、1個のR9で置換されたC7シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8は、1個のR9で置換されたC8シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8は、1個のR9で置換されたC9シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8は、1個のR9で置換されたC10シクロアルキルである。
いくつかの態様では、R8は、1個のR9で置換されたC3~C7単環式シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8は、1個のR9で置換されたC3~C7単環式飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8は、1個のR9で置換されたC3~C7単環式部分飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8は、1個のR9で置換されたC9~C10二環式シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8は、1個のR9で置換されたC9~C10二環式飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8は、1個のR9で置換されたC9~C10二環式部分飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8は、1個のR9で置換されたC8~C10多環式シクロアルキルである。
いくつかの態様では、R8はC3~10シクロアルキルである。
いくつかの態様では、R8はC3シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8はC4シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8はC5シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8はC6シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8はC7シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8はC8シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8はC9シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8はC10シクロアルキルである。
いくつかの態様では、R8はC3~C7単環式シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8はC3~C7単環式飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8はC3~C7単環式部分飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8はC9~C10二環式シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8はC9~C10二環式飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8はC9~C10二環式部分飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8はC8~C10多環式シクロアルキルである。
いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロシクリルである。
いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロシクリルである。
いくつかの態様では、R8は、1個のR9で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R8は、1個のR9で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R8は、1個のR9で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R8は、1個のR9で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R8は、1個のR9で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R8は、1個のR9で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R8は、1個のR9で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R8は、1個のR9で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R8は、1個のR9で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロシクリルである。
いくつかの態様では、R8は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R8は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R8は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R8は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R8は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R8は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R8は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R8は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R8は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロシクリルである。
いくつかの態様では、R8はC6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり、ここで該アリールまたはヘテロアリールは、1個または複数のR9で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R8はC6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールである。
いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されていてもよいC6~10アリールである。
いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されていてもよいC6~8アリールである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されていてもよいフェニルである。
いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されたC6~8アリールである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されたフェニルである。
いくつかの態様では、R8は、1個のR9で置換されたC6~8アリールである。いくつかの態様では、R8は、1個のR9で置換されたフェニルである。
いくつかの態様では、R8はC6~10アリールである。
いくつかの態様では、R8はC6~8アリールである。いくつかの態様では、R8はフェニルである。
いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロアリールである。
いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロアリールである。
いくつかの態様では、R8は、1個のR9で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R8は、1個のR9で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R8は、1個のR9で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R8は、1個のR9で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R8は、1個のR9で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R8は、1個のR9で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R8は、1個のR9で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロアリールである。
いくつかの態様では、R8は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R8は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R8は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R8は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R8は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R8は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R8は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロアリールである。
いくつかの態様では、R8はH、-OH、C1~6アルコキシ、C1~6アルコキシ-OH、-NH2、-N(C1~6アルキル)2、-S(C1~6アルキル)、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり、ここで該アルコキシ、アルキル、ヘテロシクリル、またはヘテロアリールは、1個または複数のR9で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R8はH、-OH、C1~6アルコキシ、C1~6アルコキシ-OH、-NH2、-N(C1~6アルキル)2、-S(C1~6アルキル)、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり、ここで該アルコキシ、アルキル、ヘテロシクリル、またはヘテロアリールは、1個または複数のR9で置換されている。
いくつかの態様では、各R9は独立して、-(CH2)u-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール)または-(CH2)u-(C6~10アリール)であり、ここで該ヘテロアリールまたはアリールは、1個または複数のハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R9は-(CH2)u-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール)または-(CH2)u-(C6~10アリール)である。
いくつかの態様では、R9は-(CH2)u-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール)であり、ここで該ヘテロアリールは、1個または複数のハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R9は-(CH2)u-(5員ヘテロアリール)であり、ここで該ヘテロアリールは、1個または複数のハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。いくつかの態様では、R9は-(CH2)u-(6員ヘテロアリール)であり、ここで該ヘテロアリールは、1個または複数のハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。いくつかの態様では、R9は-(CH2)u-(7員ヘテロアリール)であり、ここで該ヘテロアリールは、1個または複数のハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。いくつかの態様では、R9は-(CH2)u-(8員ヘテロアリール)であり、ここで該ヘテロアリールは、1個または複数のハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。いくつかの態様では、R9は-(CH2)u-(9員ヘテロアリール)であり、ここで該ヘテロアリールは、1個または複数のハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。いくつかの態様では、R9は-(CH2)u-(10員ヘテロアリール)であり、ここで該ヘテロアリールは、1個または複数のハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R9は-(CH2)u-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール)であり、ここで該ヘテロアリールは、1個または複数のハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されている。
いくつかの態様では、R9は-(CH2)u-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロアリール)であり、ここで該ヘテロアリールは、1個または複数のハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されている。いくつかの態様では、R9は-(CH2)u-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロアリール)であり、ここで該ヘテロアリールは、1個または複数のハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されている。いくつかの態様では、R9は-(CH2)u-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロアリール)であり、ここで該ヘテロアリールは、1個または複数のハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されている。いくつかの態様では、R9は-(CH2)u-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロアリール)であり、ここで該ヘテロアリールは、1個または複数のハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されている。いくつかの態様では、R9は-(CH2)u-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロアリール)であり、ここで該ヘテロアリールは、1個または複数のハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されている。いくつかの態様では、R9は-(CH2)u-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロアリール)であり、ここで該ヘテロアリールは、1個または複数のハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されている。
いくつかの態様では、R9は-(CH2)u-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール)であり、ここで該ヘテロアリールは、1個のハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されている。
いくつかの態様では、R9は-(CH2)u-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロアリール)であり、ここで該ヘテロアリールは、1個のハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されている。いくつかの態様では、R9は-(CH2)u-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロアリール)であり、ここで該ヘテロアリールは、1個のハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されている。いくつかの態様では、R9は-(CH2)u-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロアリール)であり、ここで該ヘテロアリールは、1個のハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されている。いくつかの態様では、R9は-(CH2)u-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロアリール)であり、ここで該ヘテロアリールは、1個のハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されている。いくつかの態様では、R9は-(CH2)u-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロアリール)であり、ここで該ヘテロアリールは、1個のハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されている。いくつかの態様では、R9は-(CH2)u-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロアリール)であり、ここで該ヘテロアリールは、1個のハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されている。
いくつかの態様では、R9は-(CH2)u-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール)である。
いくつかの態様では、R9は-(CH2)u-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロアリール)である。いくつかの態様では、R9は-(CH2)u-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロアリール)である。いくつかの態様では、R9は-(CH2)u-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロアリール)である。いくつかの態様では、R9は-(CH2)u-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロアリール)である。いくつかの態様では、R9は-(CH2)u-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロアリール)である。いくつかの態様では、R9は-(CH2)u-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロアリール)である。
いくつかの態様では、R9は-(CH2)u-(C6~10アリール)であり、ここで該アリールは、1個または複数のハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。いくつかの態様では、R9は-(CH2)u-(C6~8アリール)であり、ここで該アリールは、1個または複数のハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。いくつかの態様では、R9は-(CH2)u-(フェニル)であり、ここで該フェニルは、1個または複数のハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R9は-(CH2)u-(C6~10アリール)であり、ここで該アリールは、1個または複数のハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されている。いくつかの態様では、R9は-(CH2)u-(C6~8アリール)であり、ここで該アリールは、1個または複数のハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されている。いくつかの態様では、R9は-(CH2)u-(フェニル)であり、ここで該フェニルは、1個または複数のハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されている。
いくつかの態様では、R9は-(CH2)u-(C6~10アリール)であり、ここで該アリールは、1個のハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されている。いくつかの態様では、R9は-(CH2)u-(C6~8アリール)であり、ここで該アリールは、1個のハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されている。いくつかの態様では、R9は-(CH2)u-(フェニル)であり、ここで該フェニルは、1個のハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されている。
いくつかの態様では、R9は-(CH2)u-(C6~10アリール)である。いくつかの態様では、R9は-(CH2)u-(C6~8アリール)である。いくつかの態様では、R9は-(CH2)u-(フェニル)である。
いくつかの態様では、R9は-(CH2)u-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール)または-(CH2)u-(C6~10アリール)であり、ここで該ヘテロアリールまたはアリールは、1個または複数のハロゲンまたは-OHで置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R9は-(CH2)u-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール)または-(CH2)u-(C6~10アリール)であり、ここで該ヘテロアリールまたはアリールは、1個または複数のハロゲンまたは-OHで置換されている。
いくつかの態様では、各R10は独立して、ハロゲン、-OH、-NH2、-CN、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールである。
いくつかの態様では、R10はハロゲン、-OH、-NH2、または-CNである。
いくつかの態様では、R10はハロゲンである。
いくつかの態様では、R10はF、Cl、Br、またはIである。いくつかの態様では、R10はF、Cl、またはBrである。
いくつかの態様では、R10はFである。いくつかの態様では、R10はClである。いくつかの態様では、R10はBrである。いくつかの態様では、R10はIである。
いくつかの態様では、R10は-OHである。いくつかの態様では、R10は-NH2である。いくつかの態様では、R10は-CNである。
いくつかの態様では、R10はC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールである。
いくつかの態様では、R10はC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、またはC1~6ハロアルキルである。
いくつかの態様では、R10はC1~6アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルである。
いくつかの態様では、R10はC1~6アルキルである。いくつかの態様では、R10はメチルである。いくつかの態様では、R10はエチルである。いくつかの態様では、R10はプロピルである。いくつかの態様では、R10はブチルである。いくつかの態様では、R10はペンチルである。いくつかの態様では、R10はヘキシルである。いくつかの態様では、R10はイソプロピルである。いくつかの態様では、R10はイソブチルである。いくつかの態様では、R10はイソペンチルである。いくつかの態様では、R10はイソヘキシルである。いくつかの態様では、R10はsecブチルである。いくつかの態様では、R10はsecペンチルである。いくつかの態様では、R10はsecヘキシルである。いくつかの態様では、R10はtertブチルである。
いくつかの態様では、R10はC2~6アルケニルである。いくつかの態様では、R10はC2アルケニルである。いくつかの態様では、R10はC3アルケニルである。いくつかの態様では、R10はC4アルケニルである。いくつかの態様では、R10はC5アルケニルである。いくつかの態様では、R10はC6アルケニルである。
いくつかの態様では、R10はC2~6アルキニルである。いくつかの態様では、R10はC2アルキニルである。いくつかの態様では、R10はC3アルキニルである。いくつかの態様では、R10はC4アルキニルである。いくつかの態様では、R10はC5アルキニルである。いくつかの態様では、R10はC6アルキニルである。
いくつかの態様では、R10はC1~6ハロアルキルである。いくつかの態様では、R10はハロメチルである。いくつかの態様では、R10はハロエチルである。いくつかの態様では、R10はハロプロピルである。いくつかの態様では、R10はハロブチルである。いくつかの態様では、R10はハロペンチルである。いくつかの態様では、R10はハロヘキシルである。
いくつかの態様では、R10はC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールである。
いくつかの態様では、R10はC3~10シクロアルキル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリルである。
いくつかの態様では、R10はC3~10シクロアルキルである。
いくつかの態様では、R10はC3シクロアルキルである。いくつかの態様では、R10はC4シクロアルキルである。いくつかの態様では、R10はC5シクロアルキルである。いくつかの態様では、R10はC6シクロアルキルである。いくつかの態様では、R10はC7シクロアルキルである。いくつかの態様では、R10はC8シクロアルキルである。いくつかの態様では、R10はC9シクロアルキルである。いくつかの態様では、R10はC10シクロアルキルである。
いくつかの態様では、R10はC3~C7単環式シクロアルキルである。いくつかの態様では、R10はC3~C7単環式飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R10はC3~C7単環式部分飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R10はC9~C10二環式シクロアルキルである。いくつかの態様では、R10はC9~C10二環式飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R10はC9~C10二環式部分飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R10はC8~C10多環式シクロアルキルである。
いくつかの態様では、R10は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R10は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R10は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R10は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R10は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R10は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R10は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R10は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R10は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロシクリルである。
いくつかの態様では、R10はC6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールである。
いくつかの態様では、R10はC6~10アリールである。
いくつかの態様では、R10はC6~8アリールである。いくつかの態様では、R10はフェニルである。
いくつかの態様では、R10は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R10は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R10は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R10は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R10は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R10は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R10は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロアリールである。
いくつかの態様では、R10はC1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールである。
いくつかの態様では、各R11は独立して、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルであり、ここで該アルキル、アルケニル、またはアルキニルは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよく、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよく、あるいは、
2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4~10員ヘテロシクリル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールを形成し、ここで該ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、1個または複数のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、各R11は独立して、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルであり、ここで該アルキル、アルケニル、またはアルキニルは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよく、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、各R11は独立して、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルであり、ここで該アルキル、アルケニル、またはアルキニルは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11はHである。
いくつかの態様では、R11はC1~6アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルであり、ここで該アルキル、アルケニル、またはアルキニルは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよく、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、C1~6アルキルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、メチルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、エチルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、プロピルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、ブチルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、ペンチルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、ヘキシルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、イソプロピルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、イソブチルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、イソペンチルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、イソヘキシルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、secブチルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、secペンチルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、secヘキシルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、tertブチルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、C1~6アルキルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、メチルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、エチルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、プロピルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、ブチルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、ペンチルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、ヘキシルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、isoプロピルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、イソブチルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、イソペンチルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、イソヘキシルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、secブチルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、secペンチルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、secヘキシルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、tertブチルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、C2~6アルケニルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、C2アルケニルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、C3アルケニルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、C4アルケニルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、C5アルケニルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、C6アルケニルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、C2~6アルケニルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、C2アルケニルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、C3アルケニルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、C4アルケニルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、C5アルケニルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、C6アルケニルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、C2~6アルキニルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、C2アルキニルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、C3アルキニルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、C4アルキニルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、C5アルキニルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、C6アルキニルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、C2~6アルキニルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、C2アルキニルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、C3アルキニルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、C4アルキニルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、C5アルキニルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、C6アルキニルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11はC1~6アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルであり、ここで該アルキル、アルケニル、またはアルキニルは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11はC1~6アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルであり、ここで該アルキル、アルケニル、またはアルキニルは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されている。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、C1~6アルキルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、メチルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、エチルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、プロピルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、ブチルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、ペンチルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、ヘキシルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、イソプロピルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、イソブチルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、イソペンチルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、イソヘキシルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、secブチルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、secペンチルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、secヘキシルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、tertブチルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、C1~6アルキルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、メチルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、エチルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、プロピルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、ブチルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、ペンチルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、ヘキシルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、イソプロピルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、イソブチルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、イソペンチルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、イソヘキシルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、secブチルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、secペンチルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、secヘキシルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、tertブチルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、C2~6アルケニルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、C2アルケニルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、C3アルケニルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、C4アルケニルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、C5アルケニルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、C6アルケニルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、C2~6アルケニルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、C2アルケニルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、C3アルケニルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、C4アルケニルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、C5アルケニルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、C6アルケニルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、C2~6アルキニルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、C2アルキニルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、C3アルキニルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、C4アルキニルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、C5アルキニルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、C6アルキニルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、C2~6アルキニルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、C2アルキニルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、C3アルキニルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、C4アルキニルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、C5アルキニルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、C6アルキニルである。
いくつかの態様では、R11はC1~6アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルである。
いくつかの態様では、R11はC1~6アルキルである。いくつかの態様では、R11はメチルである。いくつかの態様では、R11はエチルである。いくつかの態様では、R11はプロピルである。いくつかの態様では、R11はブチルである。いくつかの態様では、R11はペンチルである。いくつかの態様では、R11はヘキシルである。いくつかの態様では、R11はイソプロピルである。いくつかの態様では、R11はイソブチルである。いくつかの態様では、R11はイソペンチルである。いくつかの態様では、R11はイソヘキシルである。いくつかの態様では、R11はsecブチルである。いくつかの態様では、R11はsecペンチルである。いくつかの態様では、R11はsecヘキシルである。いくつかの態様では、R11はtertブチルである。
いくつかの態様では、R11はC2~6アルケニルである。いくつかの態様では、R11はC2アルケニルである。いくつかの態様では、R11はC3アルケニルである。いくつかの態様では、R11はC4アルケニルである。いくつかの態様では、R11はC5アルケニルである。いくつかの態様では、R11はC6アルケニルである。
いくつかの態様では、R11はC2~6アルキニルである。いくつかの態様では、R11はC2アルキニルである。いくつかの態様では、R11はC3アルキニルである。いくつかの態様では、R11はC4アルキニルである。いくつかの態様では、R11はC5アルキニルである。いくつかの態様では、R11はC6アルキニルである。
いくつかの態様では、R11はH、または、1個もしくは複数の、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、もしくはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、C1~6アルキルであり、ここで該ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数の、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、またはオキソで置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11はH、または、1個もしくは複数の、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、もしくはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、C1~6アルキルであり、ここで該ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数の、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、またはオキソで置換されている。
いくつかの態様では、R11はH、または、1個もしくは複数の、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、もしくはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、C1~6アルキルであり、ここで該ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数の、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、またはオキソで置換されていてもよい。
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4~10員ヘテロシクリル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールを形成し、ここで該ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、1個または複数のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4~10員ヘテロシクリル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールを形成する。
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4~10員ヘテロシクリルを形成する。
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4員ヘテロシクリルを形成する。
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロシクリルを形成する。
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロシクリルを形成する。
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロシクリルを形成する。
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロシクリルを形成する。
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロシクリルを形成する。
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロシクリルを形成する。
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4~10員ヘテロシクリルを形成する。
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4員ヘテロシクリルを形成する。
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロシクリルを形成する。
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロシクリルを形成する。
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロシクリルを形成する。
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロシクリルを形成する。
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロシクリルを形成する。
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロシクリルを形成する。
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4~10員ヘテロシクリルを形成する。
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4員ヘテロシクリルを形成する。
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロシクリルを形成する。
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロシクリルを形成する。
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロシクリルを形成する。
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロシクリルを形成する。
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロシクリルを形成する。
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロシクリルを形成する。
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールを形成する。
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロアリールを形成する。
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロアリールを形成する。
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロアリールを形成する。
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロアリールを形成する。
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロアリールを形成する。
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロアリールを形成する。
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールを形成する。
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロアリールを形成する。
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロアリールを形成する。
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロアリールを形成する。
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロアリールを形成する。
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロアリールを形成する。
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロアリールを形成する。
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールを形成する。
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロアリールを形成する。
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロアリールを形成する。
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロアリールを形成する。
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロアリールを形成する。
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロアリールを形成する。
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロアリールを形成する。
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4~10員ヘテロシクリルを形成する。
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4~10員ヘテロシクリルを形成する。
いくつかの態様では、n、m、およびpはそれぞれ独立して、0または1である。いくつかの態様では、n、m、およびpはそれぞれ独立して、0である。いくつかの態様では、n、m、およびpはそれぞれ独立して、1である。
いくつかの態様では、nは0または1である。いくつかの態様では、nは0である。いくつかの態様では、nは1である。
いくつかの態様では、mは0または1である。いくつかの態様では、mは0である。いくつかの態様では、mは1である。
いくつかの態様では、pは0または1である。いくつかの態様では、pは0である。いくつかの態様では、pは1である。
いくつかの態様では、tは1、2、または3である。いくつかの態様では、tは1である。いくつかの態様では、tは2である。いくつかの態様では、tは3である。
いくつかの態様では、uは0、1、2、または3である。いくつかの態様では、uは0である。いくつかの態様では、uは1である。いくつかの態様では、uは2である。いくつかの態様では、uは3である。
いくつかの態様では、R5およびR6が、それらが結合している原子と一緒になって、2個のR7で置換されたヘテロシクリルまたはヘテロアリールを形成する場合、一方のR7は-O-メチルではない。
いくつかの態様では、R5およびR6が、それらが結合している原子と一緒になって、2個のR7で置換されたヘテロシクリルを形成する場合、一方のR7は-O-メチルではない。
いくつかの態様では、R5およびR6が、それらが結合している原子と一緒になって、2個のR7で置換されたヘテロアリールを形成する場合、一方のR7は-O-メチルではない。
いくつかの態様では、R5およびR6が、それらが結合している原子と一緒になって、2個のR7で置換されたヘテロシクリルまたはヘテロアリールを形成し、両方のR7が-O-メチルである場合、R2またはR3のうち一方は-O-メチルではない。
いくつかの態様では、R5およびR6が、それらが結合している原子と一緒になって、2個のR7で置換されたヘテロシクリルまたはヘテロアリールを形成し、両方のR7が-O-メチルである場合、RxまたはRyは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールである。
いくつかの態様では、R2およびR3のうち一方は-O-メチルではない。
いくつかの態様では、RxまたはRyは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールである。
いくつかの態様では、化合物は式(I-a)もしくは(I-b)の化合物:
Figure 2023544615000026
、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩である。
いくつかの態様では、化合物は式(I-a)の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩である。
いくつかの態様では、化合物は式(I-b)の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩である。
いくつかの態様では、化合物は式(I-c)、(I-d)、(I-e)、もしくは(I-f)の化合物:
Figure 2023544615000027
、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩である。
いくつかの態様では、化合物は式(I-c)の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩である。
いくつかの態様では、化合物は式(I-d)の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩である。
いくつかの態様では、化合物は式(I-e)の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩である。
いくつかの態様では、化合物は式(I-f)の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩である。
いくつかの態様では、化合物は式(I-a')もしくは(I-b')の化合物:
Figure 2023544615000028
、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩である。
いくつかの態様では、化合物は式(I-a')の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩である。
いくつかの態様では、化合物は式(I-b')の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩である。
いくつかの態様では、化合物は式(II-a)の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩である。
Figure 2023544615000029
いくつかの態様では、化合物は式(II-a)の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩である。
いくつかの態様では、化合物は式(II-a')の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩である。
Figure 2023544615000030
いくつかの態様では、化合物は式(II-a')の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩である。
本明細書に開示されるいずれかの式の化合物について、A、RX、RY、R1、R2、R3、R5、R6、R7、R8、R9、R10、R11、n、m、p、t、およびuをそれぞれ本明細書に記載の基より適宜選択することができ、A、RX、RY、R1、R2、R3、R5、R6、R7、R8、R9、R10、R11、n、m、p、t、およびuのうちいずれかについて本明細書に記載の任意の基をA、RX、RY、R1、R2、R3、R5、R6、R7、R8、R9、R10、R11、n、m、p、t、およびuの残りのうち1つまたは複数について本明細書に記載の任意の基と適宜組み合わせることができることが理解されよう。
いくつかの態様では、化合物は表1に記載の化合物ならびにそのプロドラッグおよび薬学的に許容される塩より選択される。
いくつかの態様では、化合物は表1に記載の化合物およびその薬学的に許容される塩より選択される。
いくつかの態様では、化合物は表1に記載の化合物のプロドラッグおよびその薬学的に許容される塩より選択される。
いくつかの態様では、化合物は表1に記載の化合物より選択される。
いくつかの態様では、化合物は表2に記載の化合物ならびにそのプロドラッグおよび薬学的に許容される塩より選択される。
いくつかの態様では、化合物は表2に記載の化合物およびその薬学的に許容される塩より選択される。
いくつかの態様では、化合物は表2に記載の化合物のプロドラッグおよびその薬学的に許容される塩より選択される。
いくつかの態様では、化合物は表2に記載の化合物より選択される。
Figure 2023544615000031
Figure 2023544615000032
Figure 2023544615000033
Figure 2023544615000034
Figure 2023544615000035
Figure 2023544615000036
Figure 2023544615000037
本開示はまた、1個または複数の同位体置換を含む本明細書に定義される本開示の化合物を包含する。
いくつかの局面では、本開示は、本明細書に開示される式の化合物のうちいずれか1つの同位体誘導体(例えば同位体標識化合物)である化合物を提供する。
いくつかの態様では、化合物は、表1に記載の化合物ならびにそのプロドラッグおよび薬学的に許容される塩のうちいずれか1つの同位体誘導体である。
いくつかの態様では、化合物は、表1に記載の化合物およびその薬学的に許容される塩のうちいずれか1つの同位体誘導体である。
いくつかの態様では、化合物は、表1に記載の化合物のプロドラッグおよびその薬学的に許容される塩のうちいずれか1つの同位体誘導体である。
いくつかの態様では、化合物は表1に記載の化合物のうちいずれか1つの同位体誘導体である。
いくつかの態様では、化合物は、表2に記載の化合物ならびにそのプロドラッグおよび薬学的に許容される塩のうちいずれか1つの同位体誘導体である。
いくつかの態様では、化合物は、表2に記載の化合物およびその薬学的に許容される塩のうちいずれか1つの同位体誘導体である。
いくつかの態様では、化合物は、表2に記載の化合物のプロドラッグおよびその薬学的に許容される塩のうちいずれか1つの同位体誘導体である。
いくつかの態様では、化合物は表2に記載の化合物のうちいずれか1つの同位体誘導体である。
同位体誘導体が、当技術分野において認識されている多様な技術のいずれかを使用して調製可能であることが理解されよう。例えば、同位体誘導体は、非同位体標識試薬の代わりに同位体標識試薬を使用して、本明細書に記載のスキームおよび/または実施例に開示されている手順を行うことで一般に調製可能である。
いくつかの態様では、同位体誘導体は重水素標識化合物である。
いくつかの態様では、同位体誘導体は、本明細書に開示される式の化合物のうちいずれか1つの重水素標識化合物である。
いくつかの態様では、化合物は、表1に記載の化合物ならびにそのプロドラッグおよび薬学的に許容される塩のうちいずれか1つの重水素標識化合物である。
いくつかの態様では、化合物は、表1に記載の化合物およびその薬学的に許容される塩のうちいずれか1つの重水素標識化合物である。
いくつかの態様では、化合物は、表1に記載の化合物のプロドラッグおよびその薬学的に許容される塩のうちいずれか1つの重水素標識化合物である。
いくつかの態様では、化合物は、表1に記載の化合物のうちいずれか1つの重水素標識化合物である。
いくつかの態様では、化合物は、表2に記載の化合物ならびにそのプロドラッグおよび薬学的に許容される塩のうちいずれか1つの重水素標識化合物である。
いくつかの態様では、化合物は、表2に記載の化合物およびその薬学的に許容される塩のうちいずれか1つの重水素標識化合物である。
いくつかの態様では、化合物は、表2に記載の化合物のプロドラッグおよびその薬学的に許容される塩のうちいずれか1つの重水素標識化合物である。
いくつかの態様では、化合物は、表2に記載の化合物のうちいずれか1つの重水素標識化合物である。
重水素標識化合物が、0.015%である重水素の天然存在比を実質的に超える重水素存在比を示す、重水素原子を含むことが理解されよう。
いくつかの態様では、重水素標識化合物は各重水素原子について少なくとも3500(各重水素原子において52.5重水素取り込み%)、少なくとも4000(60重水素取り込み%)、少なくとも4500(67.5重水素取り込み%)、少なくとも5000(75重水素%)、少なくとも5500(82.5重水素取り込み%)、少なくとも6000(90重水素取り込み%)、少なくとも6333.3(95重水素取り込み%)、少なくとも6466.7(97重水素取り込み%)、少なくとも6600(99重水素取り込み%)または少なくとも6633.3(99.5重水素取り込み%)の重水素濃縮係数を示す。本明細書において使用される「重水素濃縮係数」という用語は、重水素存在比と重水素の天然存在比との間の比を意味する。
重水素標識化合物が、当技術分野において認識されている多様な技術のいずれかを使用して調製可能であることが理解されよう。例えば、重水素標識化合物は、非重水素標識試薬の代わりに重水素標識試薬を使用して、本明細書に記載のスキームおよび/または実施例に開示されている手順を行うことで一般に調製可能である。
上記重水素原子を含む、本開示の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、エナンチオマー、立体異性体、互変異性体、もしくは塩は、本開示の範囲内である。さらに、重水素(すなわち2H)による置換は、代謝安定性の増加により得られる特定の治療上の利点、例えばインビボ半減期の増加または所要投与量の減少を生じさせることができる。
いくつかの態様では、化合物は18F標識化合物である。
いくつかの態様では、化合物は123I標識化合物、124I標識化合物、125I標識化合物、129I標識化合物、131I標識化合物、135I標識化合物、またはそれらの任意の組み合わせである。
いくつかの態様では、化合物は33S標識化合物、34S標識化合物、35S標識化合物、36S標識化合物、またはそれらの任意の組み合わせである。
18F、123I、124I、125I、129I、131I、135I、3S、34S、35S、および/または36S標識化合物が、当技術分野において認識されている多様な技術のいずれかを使用して調製可能であることが理解されよう。例えば、重水素標識化合物は、非同位体標識試薬の代わりに18F、123I、124I、125I、129I、131I、135I、3S、34S、35S、および/または36S標識試薬を使用して、本明細書に記載のスキームおよび/または実施例に開示されている手順を行うことで一般に調製可能である。
上記18F、123I、124I、125I、129I、131I、135I、3S、34S、35S、および36S原子のうち1つまたは複数を含む、本開示の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、エナンチオマー、立体異性体、互変異性体、もしくは塩は、本開示の範囲内である。さらに、同位体(例えば18F、123I、124I、125I、129I、131I、135I、3S、34S、35S、および/または36S)による置換は、代謝安定性の増加により得られる特定の治療上の利点、例えばインビボ半減期の増加または所要投与量の減少を生じさせることができる。
定義
別途記載がない限り、本明細書および特許請求の範囲において使用される以下の用語は、以下に記載の意味を有する。
本明細書において使用される「本開示の化合物」という語句は、本明細書に一般的に開示される化合物および具体的に開示される化合物の両方を意味する。
疑義を避けるために記すと、本明細書において、ある群が「本明細書に記載の」と述べられる場合、当該の群が、一義的かつ最も広範な定義、および当該の群のあらゆる特定の定義を包含することを理解すべきである。
通常、本明細書に開示されるいずれかの式の化合物を構成する様々な官能基および置換基は、該化合物の分子量が1000ダルトンを超えないように選択される。より一般的には、該化合物の分子量は900ダルトン未満、例えば800ダルトン未満、または750ダルトン未満、または700ダルトン未満、または650ダルトン未満である。より好都合には、分子量は600ダルトン未満であり、例えば550ダルトン未満である。
本明細書において使用される「アルキル」、「C1、C2、C3、C4、C5、もしくはC6アルキル」、「C1~C6アルキル」、または「C1~6アルキル」は、C1、C2、C3、C4、C5、またはC6直鎖(直鎖状)飽和脂肪族炭化水素基およびC3、C4、C5、またはC6分岐飽和脂肪族炭化水素基を含むように意図されている。例えば、C1~C6アルキルはC1、C2、C3、C4、C5、およびC6アルキル基を含むように意図されている。アルキルの例としては、メチル、エチル、n-プロピル、i-プロピル、n-ブチル、s-ブチル、t-ブチル、n-ペンチル、i-ペンチル、またはn-ヘキシルなどであるがそれに限定されない、1~6個の炭素原子を有する部分が挙げられる。いくつかの態様では、直鎖または分岐アルキルは6個以下の炭素原子を有し(例えば直鎖ではC1~C6、分岐鎖ではC3~C6)、別の態様では、直鎖または分岐アルキルは4個以下の炭素原子を有する。
本明細書において使用される「置換されていてもよいアルキル」という用語は、非置換アルキル、または炭化水素骨格の1個もしくは複数の炭素上の1個もしくは複数の水素原子を置き換える所定の置換基を有するアルキルを意味する。これらの置換基としては例えばハロゲン、ヒドロキシル、アルキルカルボニルオキシ、アリールカルボニルオキシ、アルコキシカルボニルオキシ、アリールオキシカルボニルオキシ、カルボキシレート、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アルキルチオカルボニル、アルコキシル、ホスフェート、ホスホナト、ホスフィナト、アミノ(アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アリールアミノ、ジアリールアミノ、およびアルキルアリールアミノを含む)、アシルアミノ(アルキルカルボニルアミノ、アリールカルボニルアミノ、カルバモイル、およびウレイドを含む)、アミジノ、イミノ、スルフヒドリル、アルキルチオ、アリールチオ、チオカルボキシレート、スルフェート、アルキルスルフィニル、スルホナト、スルファモイル、スルホンアミド、ニトロ、トリフルオロメチル、シアノ、アジド、ヘテロシクリル、アルキルアリール、または芳香族部分もしくはヘテロ芳香族部分を挙げることができる。
本明細書において使用される「アルケニル」という用語は、先に記載のアルキルと長さおよび可能な置換において類似しているが、少なくとも1つの二重結合を含む、不飽和脂肪族基を含む。例えば、「アルケニル」という用語は直鎖アルケニル基(例えばエテニル、プロペニル、ブテニル、ペンテニル、ヘキセニル、ヘプテニル、オクテニル、ノネニル、デセニル)および分岐アルケニル基を含む。特定の態様では、直鎖または分岐アルケニル基は骨格中に6個以下の炭素原子を有する(例えば直鎖ではC2~C6、分岐鎖ではC3~C6)。「C2~C6」という用語は、2~6個の炭素原子を含むアルケニル基を含む。「C3~C6」という用語は、3~6個の炭素原子を含むアルケニル基を含む。
本明細書において使用される「置換されていてもよいアルケニル」という用語は、非置換アルケニル、または、1個もしくは複数の炭化水素骨格炭素原子上の1個もしくは複数の水素原子を置き換える所定の置換基を有するアルケニルを意味する。これらの置換基としては例えばハロゲン、ヒドロキシル、アルキルカルボニルオキシ、アリールカルボニルオキシ、アルコキシカルボニルオキシ、アリールオキシカルボニルオキシ、カルボキシレート、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アルキルチオカルボニル、アルコキシル、ホスフェート、ホスホナト、ホスフィナト、アミノ(アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アリールアミノ、ジアリールアミノ、およびアルキルアリールアミノを含む)、アシルアミノ(アルキルカルボニルアミノ、アリールカルボニルアミノ、カルバモイル、およびウレイドを含む)、アミジノ、イミノ、スルフヒドリル、アルキルチオ、アリールチオ、チオカルボキシレート、スルフェート、アルキルスルフィニル、スルホナト、スルファモイル、スルホンアミド、ニトロ、トリフルオロメチル、シアノ、ヘテロシクリル、アルキルアリール、または芳香族部分もしくはヘテロ芳香族部分を挙げることができる。
本明細書において使用される「アルキニル」という用語は、先に記載のアルキルと長さおよび可能な置換において類似しているが、少なくとも1つの三重結合を含む、不飽和脂肪族基を含む。例えば、「アルキニル」は直鎖アルキニル基(例えばエチニル、プロピニル、ブチニル、ペンチニル、ヘキシニル、ヘプチニル、オクチニル、ノニニル、デシニル)および分岐アルキニル基を含む。特定の態様では、直鎖または分岐アルキニル基は骨格中に6個以下の炭素原子を有する(例えば直鎖ではC2~C6、分岐鎖ではC3~C6)。「C2~C6」という用語は、2~6個の炭素原子を含むアルキニル基を含む。「C3~C6」という用語は、3~6個の炭素原子を含むアルキニル基を含む。
本明細書において使用される「置換されていてもよいアルキニル」という用語は、非置換アルキニル、または、1個もしくは複数の炭化水素骨格炭素原子上の1個もしくは複数の水素原子を置き換える所定の置換基を有するアルキニルを意味する。これらの置換基としては例えばハロゲン、ヒドロキシル、アルキルカルボニルオキシ、アリールカルボニルオキシ、アルコキシカルボニルオキシ、アリールオキシカルボニルオキシ、カルボキシレート、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アルキルチオカルボニル、アルコキシル、ホスフェート、ホスホナト、ホスフィナト、アミノ(アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アリールアミノ、ジアリールアミノ、およびアルキルアリールアミノを含む)、アシルアミノ(アルキルカルボニルアミノ、アリールカルボニルアミノ、カルバモイル、およびウレイドを含む)、アミジノ、イミノ、スルフヒドリル、アルキルチオ、アリールチオ、チオカルボキシレート、スルフェート、アルキルスルフィニル、スルホナト、スルファモイル、スルホンアミド、ニトロ、トリフルオロメチル、シアノ、アジド、ヘテロシクリル、アルキルアリール、または芳香族部分もしくはヘテロ芳香族部分を挙げることができる。
他の置換されていてもよい部分(例えば置換されていてもよいシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリール)は、非置換部分、および1個または複数の所定の置換基を有する部分の両方を含む。例えば、置換ヘテロシクロアルキルは、1個または複数のアルキル基で置換されたヘテロシクロアルキル、例えば2,2,6,6-テトラメチル-ピペリジニルおよび2,2,6,6-テトラメチル-1,2,3,6-テトラヒドロピリジニルを含む。
本明細書において使用される「シクロアルキル」という用語は、3~30個の炭素原子を有する(例えばC3~C12(もしくはC3~12)、C3~C10(もしくはC3~10)、またはC3~C8(もしくはC3~8))、単環式または多環式(例えば縮合環、架橋環、もしくはスピロ環)の飽和炭化水素系を意味する。シクロアルキルの例としてはシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチル、1,2,3,4-テトラヒドロナフタレニル、およびアダマンチルが挙げられるがそれに限定されない。
本明細書において使用される「ヘテロシクロアルキル」または「ヘテロシクリル」という用語は、別途指定がない限り、窒素、酸素、および硫黄からなる群より独立して選択される1個または複数のヘテロ原子(例えばO、N、S、P、またはSe)、例えば1個もしくは1~2個もしくは1~3個もしくは1~4個もしくは1~5個もしくは1~6個のヘテロ原子、または例えば1、2、3、4、5、もしくは6個のヘテロ原子を有する飽和または部分不飽和の3~8員単環系、7~12員二環系(縮合環、架橋環、もしくはスピロ環)、または11~14員三環系(縮合環、架橋環、もしくはスピロ環)を意味する。ヘテロシクロアルキル基の例としてはピペリジニル、ピペラジニル、ピロリジニル、ジオキサニル、テトラヒドロフラニル、イソインドリニル、インドリニル、イミダゾリジニル、ピラゾリジニル、オキサゾリジニル、イソオキサゾリジニル、トリアゾリジニル、オキシラニル、アゼチジニル、オキセタニル、チエタニル、1,2,3,6-テトラヒドロピリジニル、テトラヒドロピラニル、ジヒドロピラニル、ピラニル、モルホリニル、テトラヒドロチオピラニル、1,4-ジアゼパニル、1,4-オキサゼパニル、2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、2,5-ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタニル、2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタニル、1,4-ジオキサ-8-アザスピロ[4.5]デカニル、1,4-ジオキサスピロ[4.5]デカニル、1-オキサスピロ[4.5]デカニル、1-アザスピロ[4.5]デカニル、3'H-スピロ[シクロヘキサン-1,1'-イソベンゾフラン]-イル、7'H-スピロ[シクロヘキサン-1,5'-フロ[3,4-b]ピリジン]-イル、3'H-スピロ[シクロヘキサン-1,1'-フロ[3,4-c]ピリジン]-イル、3-アザビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、3-アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン-3-イル、1,4,5,6-テトラヒドロピロロ[3,4-c]ピラゾリル、3,4,5,6,7,8-ヘキサヒドロピリド[4,3-d]ピリミジニル、4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-ピラゾロ[3,4-c]ピリジニル、5,6,7,8-テトラヒドロピリド[4,3-d]ピリミジニル、2-アザスピロ[3.3]ヘプタニル、2-メチル-2-アザスピロ[3.3]ヘプタニル、2-アザスピロ[3.5]ノナニル、2-メチル-2-アザスピロ[3.5]ノナニル、2-アザスピロ[4.5]デカニル、2-メチル-2-アザスピロ[4.5]デカニル、2-オキサ-アザスピロ[3.4]オクタニル、2-オキサ-アザスピロ[3.4]オクタン-6-イルなどが挙げられるがそれに限定されない。多環式ヘテロシクロアルキルの場合、ヘテロシクロアルキル中の環のうち1つしか非芳香族である必要はない(例えば4,5,6,7-テトラヒドロベンゾ[c]イソオキサゾリル)。
本明細書において使用される「アリール」という用語は、1個または複数の芳香環を有する「共役系」または多環系を含み、かつ環構造中にヘテロ原子を含まない、芳香族性を有する基を含む。アリールという用語は一価の種および二価の種の両方を含む。アリール基の例としてはフェニル、ビフェニル、ナフチルなどが挙げられるがそれに限定されない。好都合には、アリールはフェニルである。
本明細書において使用される「ヘテロアリール」という用語は、炭素原子と窒素、酸素、および硫黄からなる群より独立して選択される1個または複数のヘテロ原子、例えば1個または1~2個または1~3個または1~4個または1~5個または1~6個のヘテロ原子、あるいは例えば1個、2個、3個、4個、5個、または6個のヘテロ原子とからなる、安定な5員、6員、または7員の単環式芳香族複素環、あるいは7員、8員、9員、10員、11員、または12員の二環式芳香族複素環を含むように意図されている。窒素原子は置換されていても置換されていなくてもよい(すなわちNまたはNRであり、ここでRはHまたは定義される他の置換基である)。窒素および硫黄ヘテロ原子は酸化されていてもよい(すなわち、N→OおよびS(O)p、ここでp=1または2である)。芳香族ヘテロシクリル中のS原子およびO原子の総数が1を超えないことに留意すべきである。ヘテロアリール基の例としてはピロール、フラン、チオフェン、チアゾール、イソチアゾール、イミダゾール、トリアゾール、テトラゾール、ピラゾール、オキサゾール、イソキサゾール、ピリジン、ピラジン、ピリダジン、ピリミジンなどが挙げられる。多環系(例えば4,5,6,7-テトラヒドロベンゾ[c]イソオキサゾリル)を形成するように、ヘテロアリール基と芳香族ではない脂環式環または複素環とを縮合または架橋させてもよい。
さらに、「アリール」および「ヘテロアリール」という用語は、多環式アリール基およびヘテロアリール基、例えば三環式、二環式、例えばナフタレン、ベンゾオキサゾール、ベンゾジオキサゾール、ベンゾチアゾール、ベンゾイミダゾール、ベンゾチオフェン、キノリン、イソキノリン、ナフチリジン、インドール、ベンゾフラン、プリン、ベンゾフラン、デアザプリン、インドリジンを含む。
シクロアルキル環、ヘテロシクリル環、アリール環、またはヘテロアリール環は1つまたは複数の環位置(例えば環を形成する炭素原子またはNなどのヘテロ原子)において上記の置換基、例えばアルキル、アルケニル、アルキニル、ハロゲン、ヒドロキシル、アルコキシ、アルキルカルボニルオキシ、アリールカルボニルオキシ、アルコキシカルボニルオキシ、アリールオキシカルボニルオキシ、カルボキシレート、アルキルカルボニル、アルキルアミノカルボニル、アラルキルアミノカルボニル、アルケニルアミノカルボニル、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、アラルキルカルボニル、アルケニルカルボニル、アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、アルキルチオカルボニル、ホスフェート、ホスホナト、ホスフィナト、アミノ(アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アリールアミノ、ジアリールアミノ、およびアルキルアリールアミノを含む)、アシルアミノ(アルキルカルボニルアミノ、アリールカルボニルアミノ、カルバモイル、およびウレイドを含む)、アミジノ、イミノ、スルフヒドリル、アルキルチオ、アリールチオ、チオカルボキシレート、スルフェート、アルキルスルフィニル、スルホナト、スルファモイル、スルホンアミド、ニトロ、トリフルオロメチル、シアノ、アジド、ヘテロシクリル、アルキルアリール、または芳香族部分もしくはヘテロ芳香族部分で置換されていてもよい。多環系(例えばテトラリンや、ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イルなどのメチレンジオキシフェニル)を形成するように、アリール基およびヘテロアリール基と芳香族ではない脂環式環または複素環とを縮合または架橋させてもよい。
本明細書において使用される「置換された」という用語は、所定の原子の通常の原子価を越えずかつ置換により安定な化合物が得られることを条件に、所定の原子上の任意の1個または複数の水素原子が指定の基からの選択によって置き換えられていることを意味する。置換基がオキソまたはケト(すなわち=O)である場合、原子上の2個の水素原子が置き換えられている。ケト置換基は芳香族部分上には存在しない。本明細書において使用される環二重結合とは、2個の隣接する環原子(例えばC=C、C=N、またはN=N)の間に形成される二重結合のことである。「安定な化合物」および「安定な構造」は、反応混合物からの有用な純度での単離、および有効な治療剤への製剤化に耐えるほど十分に頑強である化合物を示すように意図されている。
置換基への結合が環中の2個の原子を接続する結合を横切ると示される場合、当該置換基は環中のどの原子に結合していてもよい。ある置換基が、所与の式の化合物の残りに結合する当該置換基の原子が示されることなく列挙される場合、当該置換基は当該の式中のどの原子を通じて結合していてもよい。置換基および/または変動要素の組み合わせは、当該の組み合わせによって安定な化合物が得られる場合にのみ許容される。
ある化合物の任意の構成要素中または式中で任意の変動要素(例えばR)が2回以上出現する場合、出現毎のその定義は他の出現毎のその定義とは無関係である。したがって、例えば、ある基が0~2個のR部分で置換されていると示される場合、その基は最大2個のR部分で置換されていてもよく、出現毎のRは独立してRの定義より選択される。また、置換基および/または変動要素の組み合わせは、当該の組み合わせによって安定な化合物が得られる場合にのみ許容される。
本明細書において使用される「ヒドロキシ」または「ヒドロキシル」という用語は、-OHまたは-O-を有する基を含む。
本明細書において使用される「ハロ」または「ハロゲン」という用語は、フルオロ、クロロ、ブロモ、およびヨードを意味する。
「ハロアルキル」または「ハロアルコキシル」という用語は、1個または複数のハロゲン原子で置換されたアルキルまたはアルコキシルを意味する。
本明細書において使用される「置換されていてもよいハロアルキル」という用語は、非置換ハロアルキル、または1個もしくは複数の炭化水素骨格炭素原子上の1個もしくは複数の水素原子を置き換える所定の置換基を有するハロアルキルを意味する。これらの置換基としては例えばヒドロキシル、アルキルカルボニルオキシ、アリールカルボニルオキシ、アルコキシカルボニルオキシ、アリールオキシカルボニルオキシ、カルボキシレート、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アルキルチオカルボニル、アルコキシル、ホスフェート、ホスホナト、ホスフィナト、アミノ(アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アリールアミノ、ジアリールアミノ、およびアルキルアリールアミノを含む)、アシルアミノ(アルキルカルボニルアミノ、アリールカルボニルアミノ、カルバモイル、およびウレイドを含む)、アミジノ、イミノ、スルフヒドリル、アルキルチオ、アリールチオ、チオカルボキシレート、スルフェート、アルキルスルフィニル、スルホナト、スルファモイル、スルホンアミド、ニトロ、トリフルオロメチル、シアノ、アジド、ヘテロシクリル、アルキルアリール、または芳香族部分もしくはヘテロ芳香族部分を挙げることができる。
本明細書において使用される「アルコキシ」または「アルコキシル」という用語は、酸素原子に共有結合している置換および非置換のアルキル基を含む。アルコキシ基またはアルコキシル基の例としてはメトキシ基、エトキシ基、イソプロピルオキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基、およびペントキシ基が挙げられるがそれに限定されない。置換アルコキシ基の例としてはハロゲン化アルコキシ基が挙げられる。アルコキシ基はハロゲン、ヒドロキシル、アルキルカルボニルオキシ、アリールカルボニルオキシ、アルコキシカルボニルオキシ、アリールオキシカルボニルオキシ、カルボキシレート、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アルキルチオカルボニル、アルコキシル、ホスフェート、ホスホナト、ホスフィナト、アミノ(アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アリールアミノ、ジアリールアミノ、およびアルキルアリールアミノを含む)、アシルアミノ(アルキルカルボニルアミノ、アリールカルボニルアミノ、カルバモイル、およびウレイドを含む)、アミジノ、イミノ、スルフヒドリル、アルキルチオ、アリールチオ、チオカルボキシレート、スルフェート、アルキルスルフィニル、スルホナト、スルファモイル、スルホンアミド、ニトロ、トリフルオロメチル、シアノ、アジド、ヘテロシクリル、アルキルアリール、または芳香族部分もしくはヘテロ芳香族部分などの基で置換されていてもよい。ハロゲン置換アルコキシ基の例としてはフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、クロロメトキシ、ジクロロメトキシ、およびトリクロロメトキシが挙げられるがそれに限定されない。
別途指示がない限り、本明細書において使用される「A、B、またはCのうち1つまたは複数」、「1つまたは複数のA、B、またはC」、「A、B、およびCのうち1つまたは複数」、「1つまたは複数のA、B、およびC」、「A、B、およびCからなる群より選択される」、「A、B、およびCより選択される」などという表現は、互換的に使用されるものであり、いずれも、A、B、および/またはCからなる群からの選択、すなわち、1つまたは複数のA、1つまたは複数のB、1つまたは複数のC、あるいはそれらの任意の組み合わせを意味する。
本開示が、本明細書に開示されるいずれかの式の化合物の合成のための方法を提供することを理解すべきである。本開示はまた、以下のスキームおよび実施例に示されるスキームによる、本開示の様々な開示される化合物の合成のための詳細な方法を提供する。
本明細書を通じて、組成物が特定の成分を有する、包含する、または含むものとして記載される場合、組成物が記載される成分から本質的になるかまたはそれからなることもあると想定されることを理解すべきである。同様に、方法(methods)または方法(processes)が特定の工程を有する、包含する、または含むものとして記載される場合、方法は記載される工程から本質的になるかまたはそれからなることもある。さらに、本発明が実行可能であり続ける限り、工程の順序または特定の行為を行うための順序は重要ではないと理解すべきである。さらに、2つ以上の工程または行為を同時に行ってもよい。
本開示の合成方法が多種多様な官能基を許容しうるものであり、したがって様々な置換出発原料が使用可能であることを理解すべきである。本方法は一般に、プロセス全体の最後またはその近くで所望の最終化合物を与えるが、特定の場合では、該化合物をその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、または塩にさらに変換することが望ましいことがある。
本開示の化合物が、当業者に公知であるかまたは本明細書の教示に照らせば当業者に明らかであろう標準的な合成方法および合成手順を使用することで、市販の出発原料を使用して、文献公知の化合物を使用して、または容易に調製される中間体から、種々の様式で調製可能であることを理解すべきである。有機分子の調製用の標準的な合成方法および合成手順、ならびに官能基の標準的な変換および操作は、関連する科学文献から、または当分野の標準的な教科書から得ることができる。任意の1つまたはいくつかの出典に限定されるものではないが、参照により本明細書に組み入れられるSmith, M. B., March, J., March's Advanced Organic Chemistry: Reactions, Mechanisms, and Structure, 5th edition, John Wiley & Sons: New York, 2001; Greene, T.W., Wuts, P.G. M., Protective Groups in Organic Synthesis, 3rd edition, John Wiley & Sons: New York, 1999; R. Larock, Comprehensive Organic Transformations, VCH Publishers (1989); L. Fieser and M. Fieser, Fieser and Fieser's Reagents for Organic Synthesis, John Wiley and Sons (1994); およびL. Paquette, ed., Encyclopedia of Reagents for Organic Synthesis, John Wiley and Sons (1995)などの古典的なテキストが、当業者に公知である有機合成の有用でかつ認められた参考教科書である。
当業者は、本明細書に記載の反応順序および合成スキーム中に、保護基の導入および除去などの特定の工程の順序を変更することができることに留意するであろう。当業者は、特定の基が、保護基の使用による反応条件からの保護を必要としうることを認識するであろう。保護基を、分子中の類似の官能基を識別するために使用してもよい。保護基のリスト、ならびにこれらの基をどのようにして導入および除去するかはGreene, T.W., Wuts, P.G.M., Protective Groups in Organic Synthesis, 3rd edition, John Wiley & Sons: New York, 1999に見ることができる。
別途記載がない限り、処置方法に関する任意の記載が、本明細書に記載の処置または予防を行うための本化合物の使用、および該状態を処置または予防するための医薬を調製するための本化合物の使用を含むことを理解すべきである。処置は、げっ歯類および他の疾患モデルを含むヒトまたは非ヒト動物の処置を含む。
本明細書において使用される「対象」という用語は「それを必要とする対象」という用語と互換的であり、いずれも、疾患を有する対象、または疾患を発生させる危険性が増加している対象を意味する。「対象」は哺乳動物を含む。哺乳動物は例えばヒトまたは適切な非ヒト哺乳動物、例えば霊長類、マウス、ラット、イヌ、ネコ、雌ウシ、ウマ、ヤギ、ラクダ、ヒツジ、またはブタでありうる。また、対象はトリまたは家禽でありうる。一態様では、哺乳動物はヒトである。それを必要とする対象は、本明細書に開示される疾患または障害を有すると既に診断または同定された対象でありうる。また、それを必要とする対象は、本明細書に開示される疾患または障害に罹患している対象でありうる。あるいは、それを必要とする対象は、集団全体に比べて該疾患または障害を発生させる危険性が増加している対象(すなわち、集団全体に比べて該障害を発生させやすい対象)でありうる。それを必要とする対象は、本明細書に開示される難治性または抵抗性の疾患または障害(すなわち、処置に応答しないかまたはまだ応答していない本明細書に開示される疾患または障害)を有することがある。対象は、処置開始時に抵抗性を示すことがあり、または処置中に抵抗性を得ることがある。いくつかの態様では、それを必要とする対象は、本明細書に開示される疾患または障害に対するすべての公知の有効な治療法を受けたが、うまくいかなかった。いくつかの態様では、それを必要とする対象は少なくとも1つの従来の治療法を受けた。
本明細書において使用される「処置すること」または「処置する」という用語は、疾患、状態、または障害と戦うための患者の管理およびケアを記述するものであり、疾患、状態、または障害の症状または合併症を軽減するための、あるいは疾患、状態、または障害を除去するための、本開示の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、エナンチオマー、立体異性体、互変異性体、もしくは塩の投与を含む。また、「処置する」という用語はインビトロでの細胞の処理、または動物モデルの処置を含みうる。「処置すること」または「処置」への言及は、状態の既往症状の緩和を含むものと認識すべきである。したがって、状況、障害、または状態に関する「処置すること」または「処置」は、(1) 状況、障害、または状態を調節すること、すなわち、疾患あるいはその再発(維持処置の場合)またはその少なくとも1つの臨床症状もしくは準臨床症状の発生を停止、減少、または遅延させること、あるいは、(2) 疾患を軽減するかまたは減弱させること、すなわち、状況、障害、もしくは状態またはその少なくとも1つの臨床症状もしくは準臨床症状の退行を引き起こすことを含む。
本開示の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、エナンチオマー、立体異性体、互変異性体、もしくは塩を、関連性のある疾患、状態、もしくは障害を予防するために使用するかまたは当該の目的に好適な候補を同定するために使用することができるかまたはそうしてもよいことを理解すべきである。
本明細書において使用される「予防すること」、「予防する」、または「~に対して保護すること」という用語は、当該の疾患、状態、または障害の症状または合併症の発症を減少させるかまたは排除することを記述するものである。
当業者が、本明細書において説明される公知の技術またはその同等の技術の詳細な説明に関する一般的な参考テキストを参照することができることを理解すべきである。これらのテキストとしてはAusubel et al., Current Protocols in Molecular Biology, John Wiley and Sons, Inc. (2005); Sambrook et al., Molecular Cloning, A Laboratory Manual (3rd edition), Cold Spring Harbor Press, Cold Spring Harbor, New York (2000); Coligan et al., Current Protocols in Immunology, John Wiley & Sons, N.Y.; Enna et al., Current Protocols in Pharmacology, John Wiley & Sons, N.Y.; Fingl et al., The Pharmacological Basis of Therapeutics (1975), Remington's Pharmaceutical Sciences, Mack Publishing Co., Easton, PA, 18th edition (1990)が挙げられる。当然、これらのテキストを、本開示の一局面を作り出すかまたは使用する上で参照してもよい。
塩をさらに形成可能な本開示の化合物について、すべてのこれらの形態も特許請求される本開示の範囲内であると想定されることを理解すべきである。
本明細書に開示されるいずれかの式の化合物が、該化合物それ自体、ならびにそれらの塩およびそれらの溶媒和物を適宜含むことを理解すべきである。例えば、塩は、本明細書に開示される置換化合物上でアニオンと正に帯電した基(例えばアミノ)との間で形成されうる。好適なアニオンとしては塩化物イオン、臭化物イオン、ヨウ化物イオン、硫酸イオン、硫酸水素イオン、スルファミン酸イオン、硝酸イオン、リン酸イオン、クエン酸イオン、メタンスルホン酸イオン、トリフルオロ酢酸イオン、グルタミン酸イオン、グルクロン酸イオン、グルタル酸イオン、リンゴ酸塩イオン、マレイン酸イオン、コハク酸イオン、フマル酸イオン、酒石酸イオン、トシル酸イオン、サリチル酸イオン、乳酸イオン、ナフタレンスルホン酸イオン、および酢酸イオン(例えばトリフルオロ酢酸イオン)が挙げられる。
本明細書において使用される「薬学的に許容される塩」という用語は、親化合物がその酸性塩または塩基性塩を作り出すことで修飾された、本開示の化合物の誘導体を意味する。薬学的に許容される塩の例としては、アミンなどの塩基性残基の鉱酸塩または有機酸塩、カルボン酸などの酸性残基のアルカリ塩または有機塩、などが挙げられるがそれに限定されない。薬学的に許容される塩としては、無毒の無機酸または有機酸から例えば形成される親化合物の通常の無毒の塩または四級アンモニウム塩が挙げられる。例えば、これらの通常の無毒の塩としては、2-アセトキシ安息香酸、2-ヒドロキシエタンスルホン酸、酢酸、アスコルビン酸、ベンゼンスルホン酸、安息香酸、重炭酸、炭酸、クエン酸、エデト酸、エタンジスルホン酸、1,2-エタンスルホン酸、フマル酸、グルコヘプトン酸、グルコン酸、グルタミン酸、グリコール酸、グリコリルアルサニル酸、ヘキシルレゾルシン酸、ヒドラバミン酸(hydrabamic)、臭化水素酸、塩酸、ヨウ化水素酸、ヒドロキシマレイン酸、ヒドロキシナフトエ酸、イセチオン酸、乳酸、ラクトビオン酸、ラウリルスルホン酸、マレイン酸、リンゴ酸、マンデル酸、メタンスルホン酸、ナプシル酸(napsylic)、硝酸、シュウ酸、パモ酸、パントテン酸、フェニル酢酸、リン酸、ポリガラクツロン酸、プロピオン酸、サリチル酸、ステアリン酸、塩基性酢酸(subacetic)、コハク酸、スルファミン酸、スルファニル酸、硫酸、タンニン酸、酒石酸、トルエンスルホン酸、および一般に生じるアミン酸、例えばグリシン、アラニン、フェニルアラニン、アルギニンなどより選択される無機酸および有機酸に由来する塩が挙げられるがそれに限定されない。
いくつかの態様では、薬学的に許容される塩はナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩、ジエチルアミン塩、コリン塩、メグルミン塩、ベンザチン塩、トロメタミン塩、アンモニア塩、アルギニン塩、またはリジン塩である。
薬学的に許容される塩の他の例としてはヘキサン酸、シクロペンタンプロピオン酸、ピルビン酸、マロン酸、3-(4-ヒドロキシベンゾイル)安息香酸、桂皮酸、4-クロロベンゼンスルホン酸、2-ナフタレンスルホン酸、4-トルエンスルホン酸、カンファースルホン酸、4-メチルビシクロ-[2.2.2]-オクタ-2-エン-1-カルボン酸、3-フェニルプロピオン酸、トリメチル酢酸、tert-ブチル酢酸、ムコン酸などが挙げられる。本開示はまた、親化合物に存在する酸性プロトンが金属イオン、例えばアルカリ金属イオン、アルカリ土類イオン、もしくはアルミニウムイオンで置き換えられるか、またはエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、トロメタミン、N-メチルグルカミンなどの有機塩基に配位する場合に形成される塩を包含する。塩形態では、本化合物対塩のカチオンまたはアニオンの比は1:1、または1:1以外の任意の比、例えば3:1、2:1、1:2、もしくは1:3でありうると理解されよう。
薬学的に許容される塩に対するすべての言及が、同じ塩の本明細書に定義される溶媒付加形(溶媒和物)または結晶形(多形)を含むことを理解すべきである。
本開示の化合物の好適な薬学的に許容される塩は、例えば、十分に塩基性である本開示の化合物の酸付加塩、例えば、無機酸または有機酸など、例えば塩酸、臭化水素酸、硫酸、リン酸、トリフルオロ酢酸、ギ酸、クエン酸、メタンスルホン酸、またはマレイン酸との酸付加塩である。さらに、十分に酸性である本開示の化合物の好適な薬学的に許容される塩は、アルカリ金属塩、例えばナトリウム塩もしくはカリウム塩、アルカリ土類金属塩、例えばカルシウム塩もしくはマグネシウム塩、アンモニウム塩、または薬学的に許容されるカチオンを与える有機塩基との塩、例えばメチルアミン、ジメチルアミン、トリメチルアミン、ピペリジン、モルホリン、もしくはトリス-(2-ヒドロキシエチル)アミンとの塩である。
本明細書において使用される「薬学的に許容されるアニオン」という用語は、薬学的に許容される塩を形成するために好適なアニオンを意味する。同様に、塩は、本明細書に開示される置換化合物上でカチオンと負に帯電した基(例えばカルボキシレート)との間でも形成されうる。好適なカチオンとしてはナトリウムイオン、カリウムイオン、マグネシウムイオン、カルシウムイオン、およびテトラメチルアンモニウムイオンまたはジエチルアミンイオンなどのアンモニウムカチオンが挙げられる。また、本明細書に開示される置換化合物は、第四級窒素原子を含んだ塩を含む。
本開示の化合物、例えば本化合物の塩が水和形態もしくは非水和(無水)形態で、または他の溶媒分子との溶媒和物として存在しうることを理解すべきである。また、本明細書に開示されるいずれかの式の特定の化合物が溶媒和形、および例えば水和形などの非溶媒和形で存在しうることを理解すべきである。水和物の非限定的な例としては一水和物、二水和物、三水和物、半水和物などが挙げられる。溶媒和物の非限定的な例としてはエタノール溶媒和物、アセトン溶媒和物などが挙げられる。本開示がP-糖タンパク質ならびに/またはシトクロムP450(例えばCYP3A4およびCYP3A5アイソフォーム)調節活性を有するすべてのこれらの溶媒和形を包含することを理解すべきである。
本明細書において使用される「溶媒和物」という用語は、化学量論的量または非化学量論的量の溶媒を含有する溶媒付加体を意味する。いくつかの化合物は、固定されたモル比の溶媒分子を結晶性固体中に捕捉することで溶媒和物を形成する傾向を有する。溶媒が水である場合、形成される溶媒和物は水和物であり、溶媒がアルコールである場合、形成される溶媒和物はアルコール和物である。水和物は、1個もしくは複数の水分子と、水が分子状態をH2Oとしてその中で保持する物質の1個の分子との組み合わせによって形成される。
本明細書において使用されるすべてのパーセントおよび比率は、別途指示がない限り重量比である。本開示の他の特徴および利点は、様々な実施例から明らかになる。提示される実施例は、本開示を実施する上で有用な様々な成分および方法論を示す。実施例は、特許請求される本開示を限定するものではない。当業者は、本開示に基づいて、本開示を実施するために有用な他の成分および方法論を同定および使用することができる。
本明細書に記載の合成スキームにおいて、単純化するために化合物を1つの特定の立体配置で描写することがある。これらの特定の立体配置は、本開示を1つのまたは別の異性体、互変異性体、位置異性体、または立体異性体に限定するものとして解釈されるべきではなく、異性体、互変異性体、位置異性体、または立体異性体の混合物を排除するものでもない。しかし、所与の異性体、互変異性体、位置異性体、または立体異性体が別の異性体、互変異性体、位置異性体、または立体異性体よりも高レベルの活性を示しうることが理解されよう。
本明細書に開示されるいずれかの式の化合物およびその任意の薬学的に許容される塩が、該化合物の立体異性体、立体異性体混合物、すべての異性体の多形を含むことが理解されよう。
本明細書において使用される「異性」という用語は、同一の分子式を有するが原子の結合順序または原子の空間配置が異なる化合物を意味する。同じ分子式を有するが原子の性質もしくは結合順序または原子の空間配置が異なる化合物を「異性体」と呼ぶ。原子の空間配置が異なる異性体を「立体異性体」と呼ぶ。互いの鏡像ではない立体異性体を「ジアステレオ異性体」と呼び、互いに重ね合わせられない鏡像である立体異性体を「鏡像異性体」、または時に光学異性体と呼ぶ。キラリティーが反対である等量の個々の鏡像異性形態を含む混合物を「ラセミ混合物」と呼ぶ。
本明細書において使用される「キラル中心」という用語は、4個の同一ではない置換基に結合した炭素原子を意味する。
本明細書において使用される「キラル異性体」という用語は、少なくとも1個のキラル中心を有する化合物を意味する。2個以上のキラル中心を有する化合物は個々のジアステレオマー、または「ジアステレオマー混合物」と呼ばれるジアステレオマーの混合物として存在しうる。1個のキラル中心が存在する場合、立体異性体はそのキラル中心の絶対配置(RまたはS)を特徴としうる。絶対配置とは、キラル中心に結合する置換基の空間配置を意味する。考慮されるキラル中心に結合する置換基はCahn、IngoldおよびPrelogの順位則に従って順位づけられる(Cahn et al, Angew. Chem. Inter. Edit. 1966, 5, 385; errata 511; Cahn et al., Angew. Chem. 1966, 78, 413; Cahn and Ingold, J. Chem. Soc. 1951 (London), 612; Cahn et al., Experientia 1956, 12, 81; Cahn, J. Chem. Educ. 1964, 41, 116)。
本明細書において使用される「幾何異性体」という用語は、二重結合またはシクロアルキルリンカー(例えば1,3-シクロブチル)の周りの回転障害に起因して存在するジアステレオマーを意味する。これらの配置はシスおよびトランスまたはZおよびEという接頭辞により名称が区別され、これら接頭辞は、Cahn-Ingold-Prelog則に従って複数の基が分子中の二重結合の同一側または反対側に存在することを示す。
本開示の化合物を異なるキラル異性体または幾何異性体として示すことができることを理解すべきである。また、化合物がキラル異性形態または幾何異性形態を有する場合に、すべての異性形態が本開示の範囲に含まれるように意図されていること、および、該化合物の命名が任意の異性形態を排除するものではないことを理解すべきであり、すべての異性体が同レベルの活性を示すわけではないことがあることが理解されよう。別途指示がない限り、本明細書および特許請求の範囲における特定の化合物の記述および命名は、個々の鏡像異性体およびそのラセミ混合物または他の混合物の両方を含むように意図されている。立体異性体の立体化学配置決定および分離のための方法、例えば光学活性出発原料からの合成による方法またはラセミ体の分割による方法は、当技術分野において周知である("Advanced Organic Chemistry", 4th edition J. March, John Wiley and Sons, New York, 2001の第4章における説明を参照)。本開示のいくつかの化合物は幾何異性中心を有しうる(E-およびZ-異性体)。本開示がP-糖タンパク質ならびに/またはシトクロムP450(例えばCYP3A4およびCYP3A5アイソフォーム)調節活性を有するすべての光学異性体、ジアステレオ異性体、および幾何異性体、ならびにそれらの混合物を包含することを理解すべきである。
本開示において説明される構造および他の化合物がすべてのそのアトロプ異性体を含むことを理解すべきである。また、すべてのアトロプ異性体が同レベルの活性を示すわけではないことがあることを理解すべきである。
本明細書において使用される「アトロプ異性体」という用語は、2種の異性体の原子が異なって空間配置される立体異性体の一種のことである。アトロプ異性体は、中心結合の周りの大きな基の回転障害により引き起こされる回転制限に起因して存在する。これらのアトロプ異性体は通常、混合物として存在するが、クロマトグラフィー技術の最近の進展の結果として、限定的な場合に2つのアトロプ異性体の混合物を分離することが可能になった。
本明細書において使用される「互変異性体」という用語は、平衡状態で存在しかつ1つの異性形態から別の異性形態に容易に変換される、2つ以上の構造異性体のうちの1つである。この変換により、隣接する共役二重結合の切り替えを伴う水素原子のホルマール移動が生じる。互変異性体は溶液中の一組の互変異性体の混合物として存在する。互変異性化が可能な溶液中で、互変異性体の化学平衡に到達する。互変異性体の正確な比率は、温度、溶媒、およびpHを含むいくつかの要因に依存する。互変異性体が互変異性化により相互変換可能であるという概念を互変異性と呼ぶ。ありうる様々な種類の互変異性のうち、2種が一般的に観察される。ケト-エノール互変異性では電子および水素原子の同時移動が生じる。グルコースが示すように、環鎖互変異性は、糖鎖分子中のアルデヒド基(-CHO)が同一分子中の1個のヒドロキシ基(-OH)と反応することで該分子が環状(環形)形態になる結果として生じる。
疑義を避けるために記すと、化合物がいくつかの互変異性形態のうち1種として存在することがあり、かつ1種のみが特に記載または図示されている場合、すべての他の互変異性形態はそれでもやはり本明細書に開示されるいずれかの式に包含される。互変異性形態の例としてはケト体、エノール体、およびエノラート体、例えば以下の互変異性対: ケト/エノール(以下に示す)、イミン/エナミン、アミド/イミノアルコール、アミジン/アミジン、ニトロソ/オキシム、チオケトン/エンチオール、およびニトロ/アシ-ニトロが挙げられる。
Figure 2023544615000038
アミン官能基を含む本明細書に開示されるいずれかの式の化合物はN-オキシドを形成してもよい。本明細書における、アミン官能基を含む本明細書に開示されるいずれかの式の化合物への言及は、N-オキシドも含む。化合物が数個のアミン官能基を含む場合、1個または複数の窒素原子は酸化されてN-オキシドを形成してもよい。N-オキシドの特定の例としては、窒素含有ヘテロシクリルの第三級アミンまたは窒素原子のN-オキシドがある。N-オキシドは、対応するアミンを過酸化水素または過酸(例えばペルオキシカルボン酸)などの酸化剤で処理することで形成可能である。例えばAdvanced Organic Chemistry, by Jerry March, 4th Edition, Wiley Interscience, pages.を参照。より具体的には、N-オキシドは、アミン化合物とメタ-クロロペルオキシ安息香酸(mCPBA)とを例えばジクロロメタンなどの不活性溶媒中で反応させるL. W. Deady (Syn. Comm. 1977, 7, 509-514)の手順により作製可能である。
本開示の化合物を異なる互変異性体として示すことができることを理解すべきである。また、化合物が互変異性形態を有する場合に、すべての互変異性形態が本開示の範囲に含まれるように意図されていること、および、該化合物の命名が任意の互変異性形態を排除するものではないことを理解すべきである。特定の互変異性体が他の互変異性体よりも高レベルの活性を示すことがあることが理解されよう。
本明細書において使用される「類似体」という用語は、別の化合物と構造的に類似しているが、組成がわずかに異なる(例えば、1個の原子が異なる元素の原子で置き換えられているか、または特定の官能基が存在するか、または1個の官能基が別の官能基で置き換えられている)、化合物を意味する。したがって、類似体は、参照化合物と機能および外観が同様または同等であるが、構造または起源が同様または同等ではない、化合物である。
本明細書において使用される「誘導体」という用語は、共通のコア構造を有するが、本明細書に記載の様々な基で置換されている、化合物を意味する。
本明細書において使用される「生物学的等価体」という用語は、原子または原子群を大体類似した別の原子または原子群に交換することで得られる化合物を意味する。生物学的等価体置換の目的は、親化合物と同様の生物特性を有する新規化合物を創製することにある。生物学的等価体置換は物理化学的または形態的なものでありうる。カルボン酸生物学的等価体の例としてはアシルスルホンアミド、テトラゾール、スルホネート、およびホスホネートが挙げられるがそれに限定されない。例えばPatani and LaVoie, Chem. Rev. 96, 3147-3176, 1996を参照。
また、本明細書に開示されるいずれかの式の特定の化合物が多形性を示しうること、ならびに、本開示がP-糖タンパク質ならびに/またはシトクロムP450(例えばCYP3A4およびCYP3A5アイソフォーム)調節活性を有するすべてのこれらの形態またはその混合物を包含することを理解すべきである。結晶性材料がX線粉末回折分析、示差走査熱量測定、熱重量分析、拡散反射赤外フーリエ変換(DRIFT)分光法、近赤外(NIR)分光法、溶液および/または固体核磁気共鳴分光法などの従来の技術を使用して分析可能であることが一般に知られている。これらの結晶性材料の含水量はカールフィッシャー分析により決定可能である。
本明細書に開示されるいずれかの式の化合物は、ヒトまたは動物の体内で分解されて本開示の化合物を放出するプロドラッグの形態で投与可能である。プロドラッグを使用することで本開示の化合物の物理特性および/または薬物動態特性を改変することができる。本開示の化合物が、特性改変基がそこに結合可能である好適な基または置換基を含む場合に、プロドラッグが形成されうる。プロドラッグの例としては、本明細書に開示されるいずれかの式中のエステル基またはアミド基にインビボで開裂可能なアルキル置換基またはアシル置換基を含む誘導体が挙げられる。
したがって、本開示は、有機合成により利用可能になる場合の、およびそのプロドラッグの開裂によってヒトまたは動物の体内で利用可能になる場合の、上記定義の本明細書に開示されるいずれかの式の化合物を含む。したがって、本開示は、有機合成手段により生成される本明細書に開示されるいずれかの式の化合物、および、前駆体化合物の代謝によってヒトまたは動物の体内で生成される該化合物を含み、すなわち、本明細書に開示されるいずれかの式の化合物は合成により生成される化合物または代謝により生成される化合物でありうる。
本明細書に開示されるいずれかの式の化合物の好適な薬学的に許容されるプロドラッグは、望ましくない薬理活性を示さずかつ過度の毒性を示さず、ヒトまたは動物の身体への投与に好適であるという、合理的な医学的判断に基づく、プロドラッグである。プロドラッグの様々な形態は例えば以下の文献に記載されている: a) Methods in Enzymology, Vol. 42, p. 309-396, edited by K. Widder, et al. (Academic Press, 1985); b) Design of Pro-drugs, edited by H. Bundgaard, (Elsevier, 1985); c) A Textbook of Drug Design and Development, edited by Krogsgaard-Larsen and H. Bundgaard, Chapter 5 "Design and Application of Pro-drugs", by H. Bundgaard p. 113-191 (1991); d) H. Bundgaard, Advanced Drug Delivery Reviews, 8, 1-38 (1992); e) H. Bundgaard, et al., Journal of Pharmaceutical Sciences, 77, 285 (1988); f) N. Kakeya, et al., Chem. Pharm. Bull., 32, 692 (1984); g) T. Higuchi and V. Stella, "Pro-Drugs as Novel Delivery Systems", A.C.S. Symposium Series, Volume 14; およびh) E. Roche (editor), "Bioreversible Carriers in Drug Design", Pergamon Press, 1987。
ヒドロキシ基を有する本明細書に開示されるいずれかの式の化合物の好適な薬学的に許容されるプロドラッグは、例えばそのインビボで開裂可能なエステルまたはエーテルである。ヒドロキシ基を含む本明細書に開示されるいずれかの式の化合物のインビボで開裂可能なエステルまたはエーテルは、例えばヒトまたは動物の体内で開裂して親ヒドロキシ化合物を生成する薬学的に許容されるエステルまたはエーテルである。ヒドロキシ基の好適な薬学的に許容されるエステル形成基としてはリン酸エステル(ホスホロアミド酸環状エステルを含む)などの無機エステルが挙げられる。ヒドロキシ基のさらなる好適な薬学的に許容されるエステル形成基としてはアセチル基、ベンゾイル基、フェニルアセチル基、ならびに置換ベンゾイル基および置換フェニルアセチル基などのC1~C10アルカノイル基、エトキシカルボニル基、N,N-(C1~C6アルキル)2カルバモイル基、2-ジアルキルアミノアセチル基、および2-カルボキシアセチル基などのC1~C10アルコキシカルボニル基が挙げられる。フェニルアセチル基およびベンゾイル基上の環置換基の例としてはアミノメチル、N-アルキルアミノメチル、N,N-ジアルキルアミノメチル、モルホリノメチル、ピペラジン-1-イルメチル、および4-(C1~C4アルキル)ピペラジン-1-イルメチルが挙げられる。ヒドロキシ基の好適な薬学的に許容されるエーテル形成基としてはアセトキシメチル基およびピバロイルオキシメチル基などのα-アシルオキシアルキル基が挙げられる。
カルボキシ基を有する本明細書に開示されるいずれかの式の化合物の好適な薬学的に許容されるプロドラッグは、例えばそのインビボで開裂可能なアミド、例えば、アンモニア、メチルアミンなどのC1~4アルキルアミン、ジメチルアミン、N-エチル-N-メチルアミン、またはジエチルアミンなどの(C1~C4アルキル)2アミン、2-メトキシエチルアミンなどのC1~C4アルコキシ-C2~C4アルキルアミン、ベンジルアミンなどのフェニル-C1~C4アルキルアミン、およびグリシンなどのアミノ酸またはそのエステルなどのアミンと共に形成されるアミドである。
アミノ基を有する本明細書に開示されるいずれかの式の化合物の好適な薬学的に許容されるプロドラッグは、例えばそのインビボで開裂可能なアミド誘導体である。アミノ基に由来する好適な薬学的に許容されるアミドとしては、例えば、アセチル基、ベンゾイル基、フェニルアセチル基、ならびに置換ベンゾイル基および置換フェニルアセチル基などのC1~C10アルカノイル基と共に形成されるアミドが挙げられる。フェニルアセチル基およびベンゾイル基上の環置換基の例としてはアミノメチル、N-アルキルアミノメチル、N,N-ジアルキルアミノメチル、モルホリノメチル、ピペラジン-1-イルメチル、および4-(C1~C4アルキル)ピペラジン-1-イルメチルが挙げられる。
本明細書に開示されるいずれかの式の化合物のインビボ効果は、本明細書に開示されるいずれかの式の化合物の投与後にヒトまたは動物の体内に形成される1つまたは複数の代謝産物によって中程度に発揮されることがある。また、先に記載のように、本明細書に開示されるいずれかの式の化合物のインビボ効果は、前駆体化合物(プロドラッグ)の代謝によって発揮されることがある。
好適には、本開示は、本明細書に定義される生物活性を有さない任意の個々の化合物を排除する。
合成方法
いくつかの局面では、本開示は、本開示の化合物を調製する方法を提供する。
いくつかの局面では、本開示は、本明細書に記載の1つまたは複数の工程を含む、化合物を調製する方法を提供する。
いくつかの局面では、本開示は、本明細書に記載の化合物を調製するための方法により得ることができるか、または得られるか、または直接得られる化合物を提供する。
いくつかの局面では、本開示は、本明細書に記載の化合物を調製するための方法における使用に好適である、本明細書に記載の中間体を提供する。
本開示の化合物を、当技術分野において公知である任意の好適な技術によって調製することができる。これらの化合物の調製のための特定の方法を、付随するスキームおよび実施例においてさらに説明する。
本明細書に記載の合成方法、および出発原料を調製するために使用される任意の言及される合成方法の記述においては、溶媒、反応雰囲気、反応温度、実験時間、およびワークアップ手順の選択を含むすべての提示される反応条件が当業者により選択可能であることを理解すべきである。
有機合成分野の当業者には、分子の様々な部分上に存在する官能基が、利用される試薬および反応条件に適合しなければならないことが理解されよう。
本明細書に定義される方法における本開示の化合物の合成中に、または特定の出発原料の合成中に、特定の置換基を保護してそれらの望ましくない反応を防止することが望ましい場合があることが認識されよう。熟練した化学者は、その保護がいつ必要になるか、およびこれらの保護基をどのようにして配置し、後に除去することができるかを認識しているであろう。保護基の例については、本件に関する多くの一般的テキストの1つ、例えば"Protective Groups in Organic Synthesis" by Theodora Green (John Wiley & Sons)を参照。問題となる保護基の除去のために適宜、保護基を、文献に記載されているかまたは熟練した化学者に公知である任意の好都合な方法により除去することができ、これらの方法は、分子中の他の箇所の基に対する妨害を最小化しながら保護基の除去を実行するように選択される。したがって、反応物が例えばアミノ、カルボキシ、またはヒドロキシなどの基を含む場合、本明細書に言及されるいくつかの反応において基を保護することが望ましいことがある。
一例として、アミノ基またはアルキルアミノ基の好適な保護基は、例えば、アシル基、例えば、アルカノイル基、例えばアセチル、アルコキシカルボニル基、例えばメトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、もしくはt-ブトキシカルボニル基、アリールメトキシカルボニル基、例えばベンジルオキシカルボニル、またはアロイル基、例えばベンゾイルである。上記保護基の脱保護条件は、保護基の選択によって必然的に変動する。したがって、例えば、アルカノイル基もしくはアルコキシカルボニル基またはアロイル基などのアシル基は、例えばアルカリ金属水酸化物、例えば水酸化リチウムまたは水酸化ナトリウムなどの好適な塩基による加水分解によって除去可能である。あるいは、tert-ブトキシカルボニル基などのアシル基は、例えば塩酸、硫酸、もしくはリン酸、またはトリフルオロ酢酸などの好適な酸による処理によって除去可能であり、ベンジルオキシカルボニル基などのアリールメトキシカルボニル基は、例えばパラジウム炭素などの触媒上での水素添加、またはルイス酸、例えばボロントリス(トリフルオロアセテート)による処理によって除去可能である。第一級アミノ基の好適な代替の保護基は、例えばフタロイル基であり、これはアルキルアミン、例えばジメチルアミノプロピルアミン、またはヒドラジンによる処理によって除去可能である。
ヒドロキシ基の好適な保護基は、例えば、アシル基、例えば、アルカノイル基、例えばアセチル、アロイル基、例えばベンゾイル、または、アリールメチル基、例えばベンジルである。上記保護基の脱保護条件は、保護基の選択によって必然的に変動する。したがって、例えば、アルカノイル基またはアロイル基などのアシル基は、例えばアルカリ金属水酸化物、例えば水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、またはアンモニアなどの好適な塩基による加水分解によって除去可能である。あるいは、ベンジル基などのアリールメチル基は、例えばパラジウム炭素などの触媒上での水素添加によって除去可能である。
カルボキシ基の好適な保護基は、例えばエステル化基、例えばメチル基またはエチル基であり、これは例えば水酸化ナトリウムなどの塩基による加水分解によって除去可能であり、あるいは、例えばtert-ブチル基であり、これは例えば酸、例えばトリフルオロ酢酸などの有機酸による処理によって除去可能であり、あるいは、例えばベンジル基であり、これは例えばパラジウム炭素などの触媒上での水素添加によって除去可能である。
本明細書に開示されるいずれかの式の化合物が本明細書に定義されるいずれか1つの方法によって合成されたとき、該方法は以下のさらなる工程をさらに含みうる: (i) 存在する任意の保護基を除去する工程; (ii) 該化合物を本明細書に開示される式の別の化合物に変換する工程; (iii) その薬学的に許容される塩、水和物、もしくは溶媒和物を形成する工程; および/または(iv) そのプロドラッグを形成する工程。
得られた本明細書に開示される式の化合物を、当技術分野において周知の技術を使用して単離および精製することができる。
好都合には、該化合物の反応を、各反応条件下にて、好ましくは不活性である好適な溶媒の存在下で行う。好適な溶媒の例としてはヘキサン、石油エーテル、ベンゼン、トルエン、またはキシレンなどの炭化水素; トリクロロエチレン、1,2-ジクロロエタン、テトラクロロメタン、クロロホルム、またはジクロロメタンなどの塩素化炭化水素; メタノール、エタノール、イソプロパノール、n-プロパノール、n-ブタノール、またはtert-ブタノールなどのアルコール; ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン(THF)、2-メチルテトラヒドロフラン、シクロペンチルメチルエーテル(CPME)、メチルtert-ブチルエーテル(MTBE)、またはジオキサンなどのエーテル; エチレングリコールモノメチルもしくはモノエチルエーテルまたはエチレングリコールジメチルエーテル(ジグライム)などのグリコールエーテル; アセトン、メチルイソブチルケトン(MIBK)、またはブタノンなどのケトン; アセトアミド、ジメチルアセトアミド、ジメチルホルムアミド(DMF)、またはN-メチルピロリジノン(NMP)などのアミド; アセトニトリルなどのニトリル; ジメチルスルホキシド(DMSO)などのスルホキシド; ニトロメタンまたはニトロベンゼンなどのニトロ化合物; 酢酸エチルまたは酢酸メチルなどのエステル; あるいは該溶媒の混合物または水との混合物が挙げられるがそれに限定されない。
一般に、反応時間は、各化合物の反応性および各反応条件に応じて、1分未満~数日の範囲である。好適な反応時間は当業者に公知の方法、例えば反応モニタリングによって容易に決定可能である。
さらに、本明細書に記載の手順を当技術分野における通常の技量との組み合わせで利用することで、本開示のさらなる化合物を容易に調製することができる。当業者は、以下の調製手順の条件およびプロセスの公知の変形を使用してこれらの化合物を調製することができることを容易に理解するであろう。
有機合成分野の当業者が理解するように、本開示の化合物は様々な合成経路によって容易に入手可能であり、そのうちいくつかを付随するスキームおよび実施例において例示する。当業者は、本開示の化合物を得るために、必要または有用である場合は常に、任意の特定の例において、どの種類の試薬および反応条件を使用すべきか、ならびにどのようにしてそれらを適用および応用すべきかを容易に認識するであろう。さらに、本開示の他の化合物を好適な条件下で反応させることで、例えば、還元反応、酸化反応、付加反応、または置換反応のような当業者に周知である標準的な合成方法を適用することによって本開示の化合物またはその好適な前駆体分子中に存在する1個の特定の官能基を別の官能基に変換することで、本開示のいくつかの化合物を容易に合成することができる。同様に、当業者は、必要または有用である場合は常に、合成保護基を適用するであろう。好適な保護基ならびにそれらを導入および除去するための方法は化学合成分野の当業者に周知であり、より詳しくは、例えばP.G.M. Wuts, T.W. Greene, "Greene's Protective Groups in Organic Synthesis", 4th edition (2006) (John Wiley & Sons)に記載されている。
本出願の化合物の調製の一般的経路を本明細書のスキーム1~6において説明する。当業者は、以下のスキーム全体を通じて使用される一般的試薬の代わりに、他の標準的試薬を使用してもよい(例えば、HATUを利用するカップリング反応において、HATUの代わりに任意の好適なカップリング剤を利用してもよい)ことを理解するであろう。
いくつかの態様では、本開示の化合物を、WO/2005/033097に開示されている経路と同様の経路に従って調製した。例えば、適切に置換された芳香族アルデヒドのフェニルスルホニルヒドラゾンと、アニリン中間体からその場で調製されたアリールジアゾニウム塩との反応に従って、テトラゾール中間体を調製することができる。ニトロ基を還元した後、得られたアニリンと好適なチオエステルとをカップリングすることで、本開示の化合物を得ることができる。いくつかの態様では、スキーム1に記載のように、テトラゾール中間体を調製するために必要なアニリン中間体を種々の手段により調製することができる。
スキーム1
Figure 2023544615000039
スキーム1の一般的手順
適切に置換されたテトラヒドロイソキノリンをアルキル化した後、好適な条件下で水素添加することで、中間体IBを調製することができる。適切に置換された芳香族2-ニトロベンズアルデヒドおよびp-トリルスルホニルヒドラジドから調製されたp-トリルスルホニルヒドラゾン(IC)と、アニリンIBからその場で調製されたアリールジアゾニウム塩とを反応させることで、テトラゾール中間体IDを得る。ニトロ基を還元した後、得られたアニリンと好適なチオエステルIFとをカップリングすることで、目標化合物を得る。
いくつかの態様では、本開示の化合物を、WO/2005/033097に開示されている経路と同様の経路に従って調製した。
スキーム2
Figure 2023544615000040
スキーム2の一般的手順
触媒作用(例えば銅触媒作用)を使用する、適切に置換された芳香族臭化物IGとイミダゾールとの間の炭素-窒素結合の形成を通じて、中間体IHを調製する。Boc保護基を除去して中間体IIを得る。スキーム1に記載の経路にわずかな修正を加えた経路を通じて目標化合物を得る。
スキーム3
Figure 2023544615000041
スキーム3の一般的手順
7-ヒドロキシ-6-メトキシ-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリンの還元的アミノ化(例えば(4-ニトロフェニル)アセトアルデヒドによる)を行うことで中間体INを調製する。フェノールINをトシレート中間体IOでアルキル化することで中間体IPを得る。スキーム1に記載の経路にわずかな修正を加えた経路を通じて目標化合物を得る。
スキーム4
Figure 2023544615000042
スキーム4の一般的手順
(4-ニトロフェニル)エチルアミン塩酸塩から出発し、最初に3(1H-イミダゾール-1-イル)ベンズアルデヒドを使用し、続いて1-メチル-1H-インダゾール-5-カルボアルデヒドを使用して還元的アミノ化を順次行うことで、中間体IUを調製する。いくつかの態様では、還元的アミノ化の順序を逆転させてもよい。N-メチル-4-ニトロフェニルエチルアミンの還元的アミノ化反応(例えば1-メチル-1H-インダゾール-5-カルボアルデヒドによる)を行うことで中間体IVを調製する。スキーム1に記載の経路にわずかな修正を加えた経路を通じて目標化合物を得る(例えば、IXから中間体IYへの還元をパラジウム条件下で行うことができる)。
スキーム5
Figure 2023544615000043
スキーム5の一般的手順
R2 = Hである本開示の化合物の合成のための合成経路を、スキーム5に示す。適切に置換された芳香族2-ニトロベンズアルデヒドおよびp-トリルスルホニルヒドラジドから調製されたp-トリルスルホニルヒドラゾン誘導体と、アニリンIB4(例えば米国特許第7,625,926 B2号)からその場で調製されたアリールジアゾニウム塩との反応を行うことで、テトラゾール中間体を得る。次にテトラゾールフェノールをアルキル化して中間体を得た後、これを持ち越す。ニトロ基を還元した後、得られたアニリンとチオエステルIF1とをカップリングすることで、目標化合物を得る。
スキーム6の一般的手順
Figure 2023544615000044
本開示の化合物の合成のための合成経路を、スキーム6に示す。WO/2005/033097に開示されている経路と同様の経路に従って中間体1AZを調製する。1AZと様々なチオエステルIF(対応する酸から調製)とをカップリングすることで目標化合物を得る。
上記に示す記載および式において、様々な基が、別途指示がある場合を除いて、本明細書に定義の通りであることを理解すべきである。さらに、合成に関して、スキーム中の化合物は、本明細書に開示される化合物の一般的な合成方法論を例示するための、選ばれた置換基を有する代表例でしかない。
当技術分野における日常的技術(例えばpH調整および場合によっては抽出(例えば有機相への))を使用して、本明細書に開示されるいずれかの式の中性化合物を塩(例えばナトリウム塩)に変換することができることが理解されよう。さらに、当技術分野における日常的技術(例えばpH調整および場合によっては抽出(例えば水相への))を使用して、本明細書に開示されるいずれかの式の化合物の塩(例えばナトリウム塩)を中性化合物に変換することができる。
生物学的アッセイ
生成されたときに上記方法によって設計、選択、および/または最適化された化合物を、当業者に公知である種々のアッセイを使用して特性評価することで、該化合物が生物活性を有するか否かを決定することができる。例えば、以下に記載のアッセイを含むがそれに限定されない従来のアッセイによって分子を特性評価することで、それらが予測された活性、結合活性、および/または結合特異性を有するか否かを決定することができる。
さらに、ハイスループットスクリーニングを使用することで、これらのアッセイを使用する分析の速度を上げることができる。結果として、当技術分野において公知の技術を使用して、本明細書に記載の分子を活性について速やかにスクリーニングすることが可能になりうる。ハイスループットスクリーニングを行うための一般的方法論は例えばDevlin (1998) High Throughput Screening, Marcel Dekker; および米国特許第5,763,263号に記載されている。ハイスループットアッセイでは、以下に記載の技術を含むがそれに限定されない1つまたは複数の異なるアッセイ技術を使用することができる。
様々な生物学的インビトロまたはインビボアッセイが、本開示の化合物の効果を検出するために好適でありうる。これらの生物学的インビトロまたはインビボアッセイとしては酵素活性アッセイ、電気泳動移動度シフトアッセイ、レポーター遺伝子アッセイ、インビトロ細胞生存率アッセイ、および本明細書に記載のアッセイを挙げることができるがそれに限定されない。
P-糖タンパク質阻害活性を、P-糖タンパク質過剰発現細胞株を増加濃度の本開示の化合物および治療剤で3日間処理するアッセイ、続いてMTTアッセイにより決定することができる。
細胞増殖パーセントを下記式により計算することができる:
細胞増殖パーセント = (T-T0)/(C-T0) x 100%
式中、Tは化合物に曝露した試験ウェルのODであり; Cは化合物処理のない対照ウェルのODであり; T0はゼロ時点のODである。細胞増殖阻害曲線およびEC50(P-糖タンパク質阻害の尺度)を、GraphPad Prismソフトウェア(v6.0)を使用して取得し、非線形回帰モデルにフィッティングすることができる。
シトクロムP450活性は、本開示の化合物を様々な緩衝液中濃度で投与し、インキュベートする、ヒト肝ミクロソームによるP450-Glo(商標)アッセイ(Promega)により決定することができる。用量反応曲線およびIC50データを、GraphPad Prismソフトウェア(v6.0)を使用して取得し、非線形回帰モデルにフィッティングすることができる。
本化合物のマウス中でのインビボ活性を、化合物をマウスに様々な濃度で投与(例えば経口投与)することで決定することができる。
血液試料を所定の時点で末梢静脈を通じて取得し、LC-MS/MSで分析することができる。
いくつかの態様では、生物学的アッセイは本明細書の実施例に記載の通りである。
薬学的組成物
いくつかの局面では、本開示は、本開示の化合物を有効成分として含む、薬学的組成物を提供する。いくつかの態様では、本開示は、本明細書に開示されるいずれかの式の少なくとも1つの化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩と、1つまたは複数の薬学的に許容される担体または賦形剤とを含む、薬学的組成物を提供する。いくつかの態様では、本開示は、表1より選択される少なくとも1つの化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩と、1つまたは複数の薬学的に許容される担体または賦形剤とを含む、薬学的組成物を提供する。
本明細書において使用される「組成物」という用語は、所定の成分を所定量で含む生成物、および、所定量での所定の成分の組み合わせにより直接的または間接的に得られる任意の生成物を包含するように意図されている。
本明細書において使用される「薬学的組成物」という用語は、対象への投与に好適な形態で本開示の化合物を含む製剤のことである。一態様では、薬学的組成物はバルクまたは単位剤形である。単位剤形は、カプセル剤、点滴袋、錠剤、エアロゾル吸入器上の単一のポンプ、またはバイアルを例えば含む種々の形態のうちのいずれかである。組成物の単位剤形中の有効成分(例えば、開示される化合物、またはその塩、水和物、溶媒和物、もしくは異性体の製剤)の量は、有効量であり、関係する特定の処置によって変動する。当業者は、患者の年齢および状態に応じて投与量の日常的な変更を行うことが時として必要であることを認識するであろう。投与量は投与経路にも依存する。経口、肺内、直腸、非経口、経皮、皮下、静脈内、筋肉内、腹腔内、吸入、頬側、舌下、胸膜内、くも膜下腔内、鼻腔内などを含む種々の経路が想定される。本開示の化合物の局所投与または経皮投与用の剤形としては散剤、スプレー剤、軟膏剤、ペースト剤、クリーム剤、ローション剤、ゲル剤、溶液剤、パッチ剤、および吸入剤が挙げられる。一態様では、有効化合物は滅菌条件下で、薬学的に許容される担体、および必要な任意の保存料、緩衝剤、または噴霧剤と混合される。
本開示がまた、本明細書に記載の任意の化合物と少なくとも1つの薬学的に許容される賦形剤または担体との組み合わせを含む、薬学的組成物を提供することを理解すべきである。
本明細書において使用される「薬学的に許容される」という用語は、正しい医学的判断の範囲内で、ヒトおよび動物の組織と接触させて使用する上で好適であり、過剰な毒性、刺激、アレルギー応答、または他の問題もしくは合併症を伴わず、妥当なベネフィット/リスク比に相応している、化合物、アニオン、カチオン、材料、組成物、担体、および/または剤形を意味する。
本明細書において使用される「薬学的に許容される賦形剤」という用語は、一般に安全で、無毒であり、かつ生物学的にもその他の点でも望ましくないということがない薬学的組成物を調製する上で有用な賦形剤を意味し、獣医学的使用およびヒトでの薬学的使用に許容される賦形剤を含む。本明細書および特許請求の範囲において使用される「薬学的に許容される賦形剤」は、1種の当該賦形剤および2種以上の当該賦形剤の両方を含む。
本開示の薬学的組成物が所期の投与経路に適合するように製剤化されることを理解すべきである。投与経路の例としては非経口投与、例えば静脈内投与、皮内投与、皮下投与、経口(例えば経口摂取)投与、吸入投与、経皮(局所)投与、および経粘膜投与が挙げられる。非経口適用、皮内適用、または皮下適用に使用される溶液剤または懸濁液剤は以下の成分を含みうる: 注射用水、食塩水、不揮発性油、ポリエチレングリコール、グリセリン、プロピレングリコール、または他の合成溶媒などの滅菌希釈剤; ベンジルアルコールまたはメチルパラベンなどの抗菌剤; アスコルビン酸または亜硫酸水素ナトリウムなどの抗酸化剤; エチレンジアミン四酢酸などのキレート化剤; 酢酸塩、クエン酸塩、またはリン酸塩などの緩衝液、および塩化ナトリウムまたはブドウ糖などの浸透圧の調整のための剤。pHは塩酸または水酸化ナトリウムなどの酸または塩基で調整可能である。非経口製剤は、ガラスまたはプラスチック製のアンプル、使い捨てシリンジ、または多用量バイアルに封入可能である。
本開示の化合物または薬学的組成物を、化学療法的処置に現在使用されている多くの周知の方法において、対象に投与することができることを理解すべきである。例えば、本開示の化合物を、血流もしくは体腔に注射するか、または経口摂取させるか、またはパッチにより皮膚を通じて適用することができる。選択される用量は、有効な処置を構成するために十分であるが、許容されない副作用を引き起こすほど高くないはずである。疾患状態(例えば本明細書に開示される疾患または障害)の状況および患者の健康を、処置中、および処置後の相当な期間において注意深くモニタリングすることが好ましいはずである。
「治療有効量」とは、疾患を処置するために哺乳動物に投与される際に、疾患について当該の処置を実行するために十分な化合物の量を意味する。「治療有効量」は、化合物、疾患およびその重症度、ならびに処置すべき哺乳動物の年齢、体重などに応じて変動する。所与の状況での治療有効量は、臨床医の技量および判断の範囲内である日常的な実験によって決定可能である。
本明細書において使用される「有効量」という用語は、同定された疾患もしくは状態を処置し、寛解させ、もしくは予防するか、または検出可能な治療効果もしくは調節効果を示す、薬剤の量を意味する。効果は、当技術分野において公知である任意のアッセイ法によって検出可能である。対象についての正確な有効量は、対象の体重、サイズ、および健康; 状態の性質および程度; ならびに投与向けに選択される治療薬または治療薬の組み合わせに依存する。所与の状況での有効量は、臨床医の技量および判断の範囲内である日常的な実験によって決定可能である。
任意の化合物について、最初に治療有効量を、例えば新生細胞の細胞培養アッセイにおいて、または動物モデル、通常はラット、マウス、ウサギ、イヌ、またはブタにおいて推定可能であることを理解すべきである。任意の化合物について、最初に有効量を、例えば新生細胞の細胞培養アッセイにおいて、または動物モデル、通常はラット、マウス、ウサギ、イヌ、またはブタにおいて推定可能であることを理解すべきである。また、動物モデルを、適切な濃度範囲および投与経路を決定するために使用することができる。次に、この情報を、ヒトにおける有用な用量および投与経路を決定するために使用することができる。治療/予防有効性および毒性は、細胞培養または実験動物における標準的な薬学的手順、例えばED50(集団の50%の治療有効量)およびLD50(集団の50%の致死量)によって決定可能である。毒性効果と治療効果との間の用量比を治療指数とし、それはLD50/ED50比で表すことができる。大きい治療指数を示す薬学的組成物が好ましい。投与量は、使用する剤形、患者の感受性、および投与経路に応じて、この範囲内で変動しうる。
投与量および投与は、十分なレベルの有効剤を与えるように、または所望の効果を維持するように調整される。考慮に入れることができる要因としては、疾患状況の重症度、対象の全身的健康、対象の年齢、体重、および性別、食事、投与時間および投与頻度、薬物組み合わせ、反応感受性、ならびに治療に対する耐性/応答が挙げられる。長時間作用型の薬学的組成物を、特定の製剤の半減期およびクリアランス速度に応じて、3~4日に1回、週1回、または2週間に1回投与することができる。
本開示の組成物は、経口使用に好適な形態(例えば錠剤、舐剤、硬もしくは軟カプセル剤、水性もしくは油性懸濁液剤、乳剤、分散性散剤もしくは顆粒剤、シロップ剤、またはエリキシル剤)、局所使用に好適な形態(例えばクリーム剤、軟膏剤、ゲル剤、または水性もしくは油性の溶液剤もしくは懸濁液剤)、吸入投与に好適な形態(例えば微粉散剤または液体エアロゾル剤)、吹送投与に好適な形態(例えば微粉散剤)、あるいは非経口投与に好適な形態(例えば静脈内、皮下、筋肉内、腹腔内、もしくは筋肉内投与用の滅菌水性もしくは油性溶液剤、または直腸投与用の坐薬)でありうる。一態様では、化合物は経口投与される。当業者は、特定の投与経路に関する利点を認識するであろう。
本開示の有効化合物を含む薬学的組成物を、一般に公知であるやり方で、例えば通常の混合、溶解、造粒、糖衣錠作製、湿式粉砕、乳化、カプセル化、封入、または凍結乾燥のプロセスによって製造することができる。薬学的組成物は、薬学的に使用可能な製剤に有効化合物を加工することを促進する、1つまたは複数の賦形剤および/または助剤を含む薬学的に許容される担体を使用して、通常の様式で製剤化可能である。当然、適切な製剤化は選択される投与経路に依存する。
注射用に好適な薬学的組成物としては、滅菌水溶液剤(水溶性の場合)または水性分散液剤、および滅菌注射用溶液剤または分散液剤の即時調製用の滅菌散剤が挙げられる。静脈内投与では、好適な担体としては生理食塩水、静菌水、Cremophor(登録商標)EL、またはリン酸緩衝食塩水(PBS)が挙げられる。いずれの場合でも、本組成物は滅菌されていなければならず、また、容易なシリンジ注入可能性が存在する程度に流動的でなければならない。本組成物は製造条件および貯蔵条件下で安定でなければならず、細菌および真菌などの微生物の汚染作用に対抗するように保存されなければならない。担体は、水、エタノール、ポリオール(例えばグリセリン、プロピレングリコール、および液体ポリエチレングリコールなど)、ならびにその好適な混合物を例えば含む溶媒または分散媒でありうる。適当な流動性を、例えばレシチンなどのコーティングの使用、分散液剤の場合における必要な粒径の維持、および界面活性剤の使用により維持することができる。微生物の作用の防止を様々な抗菌剤および抗真菌剤、例えばパラベン、クロロブタノール、フェノール、アスコルビン酸、チメロサールなどで実現することができる。多くの場合、等張剤、例えば糖、マンニトール、およびソルビトールなどの多価アルコール、ならびに塩化ナトリウムを本組成物に含めることが好ましい。注射用組成物の長期吸収を、吸収を遅延させる薬剤、例えばモノステアリン酸アルミニウムおよびゼラチンを本組成物に含めることでもたらすことができる。
本開示の製剤は、水性ビヒクルを含む水溶液の形態でありうる。水性ビヒクル成分は水および少なくとも1つの薬学的に許容される賦形剤を含みうる。好適な許容される賦形剤としては、溶解度向上剤、キレート剤、保存料、等張化剤、粘度調整剤/懸濁化剤、緩衝剤、およびpH調整剤、ならびにそれらの混合物からなる群より選択される賦形剤が挙げられる。
任意の溶解度向上剤を使用することができる。溶解度向上剤の例としてはシクロデキストリン、例えば、ヒドロキシプロピル-β-シクロデキストリン、メチル-β-シクロデキストリン、ランダムメチル化β-シクロデキストリン、エチル化β-シクロデキストリン、トリアセチル-β-シクロデキストリン、ペルアセチル化β-シクロデキストリン、カルボキシメチル-β-シクロデキストリン、ヒドロキシエチル-β-シクロデキストリン、2-ヒドロキシ-3-(トリメチルアンモニオ)プロピル-β-シクロデキストリン、グルコシル-β-シクロデキストリン、硫酸化β-シクロデキストリン(S-β-CD)、マルトシル-β-シクロデキストリン、β-シクロデキストリンスルホブチルエーテル、分岐β-シクロデキストリン、ヒドロキシプロピル-γ-シクロデキストリン、ランダムメチル化γ-シクロデキストリン、およびトリメチル-γ-シクロデキストリン、ならびにそれらの混合物からなる群より選択されるシクロデキストリンが挙げられる。
任意の好適なキレート剤を使用することができる。好適なキレート剤の例としては、エチレンジアミン四酢酸およびその金属塩、エデト酸二ナトリウム、エデト酸三ナトリウム、およびエデト酸四ナトリウム、ならびにそれらの混合物からなる群より選択されるキレート剤が挙げられる。
任意の好適な保存料を使用することができる。保存料の例としては、ハロゲン化ベンザルコニウム(好ましくは塩化ベンザルコニウム)などの四級アンモニウム塩、グルコン酸クロルヘキシジン、塩化ベンゼトニウム、塩化セチルピリジニウム、臭化ベンジル、硝酸フェニル水銀、酢酸フェニル水銀、ネオデカン酸フェニル水銀、メルチオラート、メチルパラベン、プロピルパラベン、ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、安息香酸ナトリウム、プロピオン酸ナトリウム、p-ヒドロキシ安息香酸エチル、プロピルアミノプロピルビグアナイド、p-ヒドロキシ安息香酸ブチル、およびソルビン酸、ならびにそれらの混合物からなる群より選択される保存料が挙げられる。
水性ビヒクルは、浸透圧(tonicity)(浸透圧(osmotic pressure))を調整するための等張化剤を含んでもよい。等張化剤はグリコール(例えばプロピレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール)、グリセロール、ブドウ糖、グリセリン、マンニトール、塩化カリウム、および塩化ナトリウム、ならびにそれらの混合物からなる群より選択可能である。
水性ビヒクルは粘度調整剤/懸濁化剤を含んでもよい。好適な粘度調整剤/懸濁化剤としては、セルロース誘導体、例えばメチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ポリエチレングリコール(例えばポリエチレングリコール300、ポリエチレングリコール400)、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ならびに架橋アクリル酸ポリマー(カルボマー)、例えばポリアルケニルエーテルまたはジビニルグリコールで架橋されたアクリル酸ポリマー(Carbopol 934、Carbopol 934P、Carbopol 971、Carbopol 974、およびCarbopol 974PなどのCarbopol)、ならびにそれらの混合物からなる群より選択されるものが挙げられる。
製剤を許容されるpH(通常はpH範囲約5.0~約9.0、より好ましくは約5.5~約8.5、特に約6.0~約8.5、約7.0~約8.5、約7.2~約7.7、約7.1~約7.9、または約7.5~約8.0)に調整するために、製剤はpH調整剤を含みうる。通常、pH調整剤は鉱酸または金属水酸化物塩基であり、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、および塩酸、ならびにそれらの混合物、好ましくは水酸化ナトリウムおよび/または塩酸の群より選択される。これらの酸性および/または塩基性pH調整剤を加えることで、製剤を目標の許容されるpH範囲に調整する。したがって、酸および塩基の両方を使用することが必要ではないことがある。製剤によっては、混合物を所望のpH範囲にするために、酸または塩基の一方を加えれば十分なことがある。
水性ビヒクルはpHを安定化するための緩衝剤を含んでもよい。使用する場合、緩衝剤はリン酸緩衝剤(例えばリン酸二水素ナトリウムおよびリン酸水素二ナトリウム)、ホウ酸緩衝剤(例えばホウ酸、または四ホウ酸二ナトリウムを含むその塩)、クエン酸緩衝剤(例えばクエン酸、またはクエン酸ナトリウムを含むその塩)、ならびにε-アミノカプロン酸、ならびにそれらの混合物からなる群より選択される。
製剤は湿潤剤をさらに含んでもよい。好適なクラスの湿潤剤としては、ポリオキシプロピレン-ポリオキシエチレンブロック共重合体(ポロキサマー)、ポリエトキシ化ヒマシ油エーテル、ポリオキシエチレン化ソルビタンエステル(ポリソルベート)、オキシエチル化オクチルフェノールポリマー(Tyloxapol)、ステアリン酸ポリオキシル40、脂肪酸グリコールエステル、脂肪酸グリセリルエステル、ショ糖脂肪酸エステル、およびポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ならびにそれらの混合物からなる群より選択される湿潤剤が挙げられる。
滅菌注射用溶液剤は、所要量の有効化合物を適切な溶媒中に、必要に応じて上記で列挙した成分の1つまたは組み合わせと共に組み入れた後、濾過滅菌を行うことで調製可能である。一般に、分散液剤は、塩基性分散媒および上記で列挙した必要な他の成分を含む滅菌ビヒクルに有効化合物を組み入れることで調製される。滅菌注射用溶液剤の調製用の滅菌散剤の場合、調製方法としては、有効成分と任意のさらなる所望の成分との粉末を、既に滅菌濾過したその溶液から得る、真空乾燥および凍結乾燥がある。
本開示の化合物を経口投与用に錠剤、カプセル剤(いずれも持続放出製剤または時限放出製剤を含む)、丸剤、散剤、顆粒剤、エリキシル剤、チンキ剤、懸濁液剤、シロップ剤、および乳剤などの形態で製剤化することができる。また、本開示の化合物を、いずれも薬学分野の当業者に周知の形態を使用する静脈内(ボーラスもしくは注入)投与、腹腔内投与、局所投与、皮下投与、筋肉内投与、または経皮(例えばパッチ)投与用に製剤化することができる。
経口組成物は、不活性希釈剤または薬学的に許容される食用担体を一般に含む。経口組成物はゼラチンカプセル剤に封入されてもよく、錠剤に圧縮されてもよい。治療用経口投与の目的で、有効化合物を賦形剤と共に組み入れ、錠剤、トローチ剤、またはカプセル剤の形態で使用することができる。また、洗口液として使用される経口組成物を流体担体を使用して調製することができる。洗口液では、流体担体中の本化合物が経口適用されて、すすがれて、吐き出されるかまたは飲み込まれる。薬学的に適合性のある結合剤および/または補助材料が組成物の一部として含まれうる。錠剤、丸剤、カプセル剤、トローチ剤などは、以下の成分または同様の性質の化合物のいずれかを含みうる: 結晶セルロース、トラガントゴム、もしくはゼラチンなどの結合剤; デンプンもしくは乳糖などの賦形剤; アルギン酸、Primogel、もしくはコーンスターチなどの崩壊剤; ステアリン酸マグネシウムもしくはSterotesなどの潤滑剤; コロイド状二酸化ケイ素などの流動促進剤; ショ糖もしくはサッカリンなどの甘味料; またはペパーミント、サリチル酸メチル、もしくはオレンジフレーバーなどの香味料。
吸入による投与では、本化合物は、好適な噴霧剤、例えば二酸化炭素などのガスを含む加圧容器もしくはディスペンサー、またはネブライザーから、エアロゾルスプレー剤の形態で送達される。
全身投与は経粘膜または経皮的手段によるものでもよい。経粘膜または経皮投与では、透過すべき障壁に適した浸透剤が製剤中で使用される。これらの浸透剤は当技術分野において一般に公知であり、例えば経粘膜投与では界面活性剤、胆汁酸塩、およびフシジン酸誘導体が挙げられる。経粘膜投与は経鼻スプレー剤または坐薬の使用を通じて達成可能である。経皮投与では、有効化合物は、当技術分野において一般に公知の軟膏剤、塗擦剤、ゲル剤、またはクリーム剤として製剤化される。
本開示のさらなる局面によれば、上記定義の本開示の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩と、薬学的に許容される希釈剤または担体との組み合わせを含む、薬学的組成物が提供される。
有効化合物は、身体からの急速な排除に対して該化合物を保護する薬学的に許容される担体と共に、移植片およびマイクロカプセル化送達系を含む制御放出製剤として調製可能である。エチレン酢酸ビニル、ポリ酸無水物、ポリグリコール酸、コラーゲン、ポリオルトエステル、およびポリ乳酸などの生分解性・生体適合性ポリマーを使用することができる。これらの製剤の調製のための方法は当業者には明らかであろう。材料はAlza CorporationおよびNova Pharmaceuticals, Inc.から商業的に入手してもよい。リポソーム懸濁液(感染細胞を標的とするリポソームをウイルス抗原に対するモノクローナル抗体と共に含む)を薬学的に許容される担体として使用することもできる。これらは、米国特許第4,522,811号に例えば記載の、当業者に公知の方法に従って調製可能である。
投与が容易でありかつ投与量が均一であることから、単位剤形で経口または非経口組成物を製剤化することが特に有利である。本明細書において使用される単位剤形とは、処置される対象用の単位剤形として適した物理的に分離された単位を意味し、各単位は、所望の治療効果を生成するように計算される所定量の有効化合物と所要の薬学的担体との組み合わせを含む。本開示の単位剤形の規格は、有効化合物の独自の特性および実現すべき特定の治療効果により決定づけられかつそれに直接依存する。
治療用途では、本開示に従って使用される薬学的組成物の投与量は、選択される投与量に影響を与える要因のなかでも特に、剤、レシピエント患者の年齢、体重、および臨床的状態、ならびに治療を実行する臨床医または開業医の経験および判断に応じて変動する。一般に、用量は、本明細書に開示される疾患または障害の症状を遅延させ、好ましくは退行させ、好ましくは該疾患または障害の完全な退行を引き起こすために十分であるはずである。投与量は1日当たり約0.01mg/kg~1日当たり約5000mg/kgの範囲でありうる。好ましい局面では、投与量は1日当たり約1mg/kg~1日当たり約1000mg/kgの範囲でありうる。一局面では、用量は、単一用量、分割用量、または持続用量で約0.1mg/日~約50g/日; 約0.1mg/日~約25g/日; 約0.1mg/日~約10g/日; 約0.1mg~約3g/日; または約0.1mg~約1g/日の範囲である(この用量はkg単位の患者の体重、m2単位の体表面積、および年単位の年齢に応じて調整可能である)。薬剤の有効量とは、臨床医または他の認定観察者によって認められる客観的に同定可能な改善を実現する量のことである。生存率および増殖率の改善は、退行を示すものである。本明細書において使用される「投与量が有効な様式(dosage effective manner)」という用語は、対象または細胞において望ましい生物学的効果を生成する有効化合物の量を意味する。
薬学的組成物を投与用説明書と共に容器、パック、またはディスペンサーに収容することができることを理解すべきである。
本化合物を利用する投与レジメンは、患者の種類、種、年齢、体重、性別、および医学的状態; 処置される状態の重症度; 投与経路; 患者の腎機能および肝機能; ならびに使用される特定の化合物またはその塩を含む、種々の要因に従って選択される。通常の技量を有する医師または獣医は、状態を予防するか、状態に対抗するか、または状態の進行を停止させるために必要な薬物の有効量を容易に決定および処方することができる。
本開示の開示される化合物の製剤化および投与用の技術はRemington: the Science and Practice of Pharmacy, 19th edition, Mack Publishing Co., Easton, PA (1995)に見ることができる。一態様では、本明細書に記載の化合物、およびその薬学的に許容される塩は、薬学的製剤中で、薬学的に許容される担体または希釈剤との組み合わせで使用される。好適な薬学的に許容される担体としては不活性固体充填剤または不活性希釈剤、および滅菌水溶液または滅菌有機溶液が挙げられる。本化合物は当該の薬学的組成物中に、本明細書に記載の範囲の所望の投与量を与えるために十分な量で存在する。
本開示の組成物を、当技術分野において周知である従来の薬学的賦形剤を使用する従来の手順によって得ることができる。したがって、経口使用向けの組成物は、例えば1つまたは複数の着色料、甘味料、香味料、および/または保存料を含みうる。
治療における使用のための本開示の化合物の有効量とは、本明細書において言及される状態に関係するP-糖タンパク質活性を調節するために、該状態の進行を遅くするために、かつ/または該状態に関連する症状を減少させるために十分な量のことである。
本明細書に開示されるいずれかの式の化合物の治療または予防目的での用量のサイズは、周知の医療原理に従って、状態の性質および重症度、動物または患者の年齢および性別、ならびに投与経路に応じて当然変動する。
使用方法
いくつかの局面では、本開示は、P-糖タンパク質活性(例えばインビトロもしくはインビボの)および/またはシトクロムP450活性(例えばインビトロもしくはインビボの)を調節する方法であって、細胞と有効量の本開示の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩とを接触させる段階を含む方法を提供する。
いくつかの局面では、本開示は、P-糖タンパク質活性(例えばインビトロまたはインビボの)を調節する方法であって、細胞と有効量の本開示の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩とを接触させる段階を含む方法を提供する。
いくつかの局面では、本開示は、シトクロムP450活性(例えばインビトロまたはインビボの)を調節する方法であって、細胞と有効量の本開示の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩とを接触させる段階を含む方法を提供する。
いくつかの態様では、P-糖タンパク質活性は過剰発現されている。いくつかの態様では、P-糖タンパク質活性は低発現されている。
いくつかの態様では、シトクロムP450活性は過剰発現されている。いくつかの態様では、シトクロムP450活性は低発現されている。
いくつかの態様では、シトクロムP450活性はCYP3A4活性である。
いくつかの態様では、シトクロムP450活性はCYP3A5活性である。
いくつかの態様では、調節は阻害である。
いくつかの局面では、本開示は、その必要がある対象において、本明細書に開示される疾患または障害を処置または予防する方法であって、該対象に治療有効量の本開示の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩、あるいは本開示の薬学的組成物を投与する段階を含む方法を提供する。
いくつかの局面では、本開示は、その必要がある対象において、本明細書に開示される疾患または障害を処置または予防する方法であって、該対象に有効量の本開示の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩、あるいは本開示の薬学的組成物を投与する段階を含む方法を提供する。
いくつかの局面では、本開示は、その必要がある対象において、本明細書に開示される疾患または障害を処置する方法であって、該対象に治療有効量の本開示の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩、あるいは本開示の薬学的組成物を投与する段階を含む方法を提供する。
いくつかの局面では、本開示は、その必要がある対象において、本明細書に開示される疾患または障害を処置する方法であって、該対象に有効量の本開示の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩、あるいは本開示の薬学的組成物を投与する段階を含む方法を提供する。
いくつかの態様では、本方法が疾患もしくは障害を予防すること、または疾患もしくは障害の予防に関する場合、本方法は、有効量の本開示の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩、あるいは本開示の薬学的組成物を投与する段階を含む。
いくつかの態様では、本方法が疾患もしくは障害を処置すること、または疾患もしくは障害の処置に関する場合、本方法は、治療有効量または有効量の本開示の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩、あるいは本開示の薬学的組成物を投与する段階を含む。
いくつかの態様では、疾患または障害は、P-糖タンパク質活性(例えば過剰活性または異常活性)の関与に関連している。いくつかの態様では、疾患または障害は、P-糖タンパク質活性(例えば異常なまたは上昇した)が関与する疾患または障害である。いくつかの態様では、疾患または障害は、P-糖タンパク質活性による多剤耐性が関与する疾患または障害である。いくつかの態様では、疾患または障害は、がん処置後の多剤耐性によるP-糖タンパク質活性が関与する疾患または障害である。
いくつかの態様では、疾患または障害は、シトクロムP450活性(例えば過剰活性または異常活性)の関与に関連している。いくつかの態様では、疾患または障害は、シトクロムP450活性(例えば異常なまたは上昇した)が関与する疾患または障害である。いくつかの態様では、疾患または障害は、シトクロムP450活性による多剤耐性が関与する疾患または障害である。いくつかの態様では、疾患または障害は、がん処置後の多剤耐性によるシトクロムP450活性が関与する疾患または障害である。
いくつかの態様では、疾患または障害は細胞増殖障害である。
いくつかの態様では、細胞増殖障害はがんである。
いくつかの態様では、がんは、身体の他の部分に浸潤または拡散する可能性を伴う異常細胞増殖を包含する。
いくつかの態様では、がんは悪性の腫瘍または新生物である。
いくつかの態様では、がんは乳がん、膵がん、非小細胞肺がん、小細胞肺がん、卵巣がん、卵巣上皮がん、AIDS関連カポジ肉腫、軟部組織肉腫、平滑筋肉腫、食道がん、黒色腫、リンパ腫、子宮がん、腹膜がん、卵管がん、子宮内膜がん、子宮頸がん、甲状腺がん、胃がん、食道胃接合部がん、尿路上皮がん、膀胱がん、中咽頭がん、下咽頭がん、喉頭がん、頭頸部がん、胚細胞がん/腫瘍、前立腺がん、結腸がん、直腸がん、腎がん、胆管癌(胆管がん)、膠芽腫、扁平上皮癌、神経膠腫、白血病、または非ホジキンリンパ腫である。
いくつかの態様では、がんは乳がんである。いくつかの態様では、乳がんは転移性乳がんである。いくつかの態様では、乳がんは乳房の癌である。いくつかの態様では、乳がんはトリプルネガティブ乳がんである。
いくつかの態様では、がんは肺がんである。いくつかの態様では、肺がんは非小細胞肺がんである。いくつかの態様では、肺がんは小細胞肺がんである。
いくつかの態様では、がんは前立腺がんである。いくつかの態様では、前立腺がんは転移性ホルモン抵抗性前立腺がん、非去勢抵抗性前立腺がん、または去勢抵抗性前立腺がんである。いくつかの態様では、前立腺がんは転移性ホルモン抵抗性前立腺がんである。いくつかの態様では、前立腺がんは前立腺の癌である。
いくつかの態様では、がんは卵巣がんである。いくつかの態様では、がんは卵巣の癌である。
いくつかの態様では、がんはAIDS関連カポジ肉腫である。
いくつかの態様では、がんは膵がんである。いくつかの態様では、膵がんは膵臓の腺癌である。
いくつかの態様では、がんは膀胱がん、乳がん、子宮頸がん、食道がん、胃がん、卵巣上皮がん、卵管がん、原発性腹膜がん、頭頸部がん、頭頸部扁平上皮癌(SCCHN)、非小細胞肺がん(NSCLC)、非去勢抵抗性前立腺がん、去勢抵抗性前立腺がん、転移性ホルモン抵抗性前立腺がん(mHRPC)、小細胞肺がん、軟部組織肉腫、または子宮がんである。
いくつかの態様では、がんは乳がん、非小細胞肺がん、前立腺がん(転移性ホルモン抵抗性前立腺がん、非去勢抵抗性前立腺がん、もしくは去勢抵抗性前立腺がんを含む)、頭頸部扁平上皮癌、または胃がんである。
いくつかの態様では、がんは結腸直腸がんである。
いくつかの態様では、がんは進行悪性腫瘍である。いくつかの態様では、がんは原発がんまたは二次がんである。
いくつかの態様では、がんは固形腫瘍である。
いくつかの態様では、固形腫瘍は組織学的または細胞学的に確認される。
いくつかの態様では、固形腫瘍は転移性または切除不能である。
いくつかの態様では、対象は状況、障害、または状態の素因を有する(例えば遺伝子変異体の存在)。
いくつかの局面では、本開示は、その必要がある対象において、がんを処置または予防する方法であって、該対象に治療有効量の本開示の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩、あるいは本開示の薬学的組成物を投与する段階を含む方法を提供する。
いくつかの局面では、本開示は、その必要がある対象において、がんを処置または予防する方法であって、該対象に有効量の本開示の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩、あるいは本開示の薬学的組成物を投与する段階を含む方法を提供する。
いくつかの局面では、本開示は、その必要がある対象において、がんを処置する方法であって、該対象に治療有効量の本開示の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩、あるいは本開示の薬学的組成物を投与する段階を含む方法を提供する。
いくつかの局面では、本開示は、その必要がある対象において、がんを処置する方法であって、該対象に有効量の本開示の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩、あるいは本開示の薬学的組成物を投与する段階を含む方法を提供する。
いくつかの局面では、本開示は、P-糖タンパク質活性(例えばインビトロもしくはインビボの)および/またはシトクロムP450活性(例えばインビトロもしくはインビボの)を調節する際の使用のための、本開示の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩を提供する。
いくつかの局面では、本開示は、P-糖タンパク質活性(例えばインビトロまたはインビボの)を調節する際の使用のための、本開示の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩を提供する。
いくつかの局面では、本開示は、シトクロムP450活性(例えばインビトロまたはインビボの)を調節する際の使用のための、本開示の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩を提供する。
いくつかの局面では、本開示は、本明細書に開示される疾患または障害を処置または予防する際の使用のための、本開示の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩を提供する。
いくつかの局面では、本開示は、本明細書に開示される疾患または障害を処置する際の使用のための、本開示の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩を提供する。
いくつかの局面では、本開示は、その必要がある対象において、がんを処置または予防する際の使用のための、本開示の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩を提供する。
いくつかの局面では、本開示は、その必要がある対象において、がんを処置する際の使用のための、本開示の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩を提供する。
いくつかの局面では、本開示は、P-糖タンパク質活性(例えばインビトロもしくはインビボの)および/またはシトクロムP450活性(例えばインビトロもしくはインビボの)を調節するための医薬の製造における、本開示の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩の使用を提供する。
いくつかの局面では、本開示は、P-糖タンパク質活性(例えばインビトロまたはインビボの)を調節するための医薬の製造における、本開示の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩の使用を提供する。
いくつかの局面では、本開示は、シトクロムP450活性(例えばインビトロまたはインビボの)を調節するための医薬の製造における、本開示の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩の使用を提供する。
いくつかの局面では、本開示は、本明細書に開示される疾患または障害を処置または予防するための医薬の製造における、本開示の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩の使用を提供する。
いくつかの局面では、本開示は、本明細書に開示される疾患または障害を処置するための医薬の製造における、本開示の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩の使用を提供する。
いくつかの局面では、本開示は、その必要がある対象において、がんを処置または予防するための医薬の製造における、本開示の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩の使用を提供する。
いくつかの局面では、本開示は、その必要がある対象において、がんを処置するための医薬の製造における、本開示の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩の使用を提供する。
したがって、本開示は、インビトロもしくはインビボのP-糖タンパク質活性および/またはインビトロもしくはインビボのシトクロムP450活性を調節する方法であって、細胞と有効量の本明細書に定義される化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩とを接触させる段階を含む方法を提供する。
本開示は、P-糖タンパク質活性および/またはシトクロムP450活性の調節剤として機能する化合物を提供する。したがって、本開示は、インビトロもしくはインビボのP-糖タンパク質活性および/またはインビトロもしくはインビボのシトクロムP450活性を調節する方法であって、細胞と有効量の本明細書に定義される化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩とを接触させる段階を含む方法を提供する。
本開示は、P-糖タンパク質活性の調節剤として機能する化合物を提供する。したがって、本開示は、インビトロまたはインビボのP-糖タンパク質活性を調節する方法であって、細胞と有効量の本明細書に定義される化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩とを接触させる段階を含む方法を提供する。
したがって、本開示は、インビトロまたはインビボのシトクロムP450活性を調節する方法であって、細胞と有効量の本明細書に定義される化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩とを接触させる段階を含む方法を提供する。
本開示は、シトクロムP450活性の調節剤として機能する化合物を提供する。したがって、本開示は、インビトロまたはインビボのシトクロムP450活性を調節する方法であって、細胞と有効量の本明細書に定義される化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩とを接触させる段階を含む方法を提供する。
いくつかの態様では、本開示の化合物は、P-糖タンパク質および/またはシトクロムP450の基質である治療薬の経口バイオアベイラビリティを改善する。
いくつかの態様では、本開示の化合物は、P-糖タンパク質の基質である治療薬の経口バイオアベイラビリティを改善する。
いくつかの態様では、本開示の化合物は、シトクロムP450の基質である治療薬の経口バイオアベイラビリティを改善する。
いくつかの態様では、本開示の化合物は、P-糖タンパク質および/またはシトクロムP450の基質である治療薬の脳分布を増加させる。
いくつかの態様では、本開示の化合物は、P-糖タンパク質の基質である治療薬の脳分布を増加させる。
いくつかの態様では、本開示の化合物は、シトクロムP450の基質である治療薬の脳分布を増加させる。
本開示の化合物の有効性は、当技術分野において記述されかつ現行の一般的知識において見られる、該有効性を解明する標準的慣行に従って、業界で受け入れられたアッセイ/疾患モデルによって決定可能である。
本開示はまた、P-糖タンパク質活性および/またはシトクロムP450活性が関与する疾患または障害を処置することを必要とする対象において該処置を行う方法であって、該患者に本明細書に定義される、化合物、またはその薬学的に許容されるその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩、あるいは薬学的組成物を投与する段階を含む方法を提供する。
本開示はまた、P-糖タンパク質活性が関与する疾患または障害を処置することを必要とする対象において該処置を行う方法であって、該患者に治療有効量の本明細書に定義される、化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩、あるいは薬学的組成物を投与する段階を含む方法を提供する。
本開示はまた、シトクロムP450活性が関与する疾患または障害を処置することを必要とする対象において該処置を行う方法であって、該患者に治療有効量の本明細書に定義される、化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩、あるいは薬学的組成物を投与する段階を含む方法を提供する。
本開示はまた、P-糖タンパク質活性および/またはシトクロムP450活性が関与する疾患または障害を処置することを必要とする対象において該処置を行う方法であって、該患者に有効量の本明細書に定義される、化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩、あるいは薬学的組成物を投与する段階を含む方法を提供する。
本開示はまた、P-糖タンパク質活性が関与する疾患または障害を処置することを必要とする対象において該処置を行う方法であって、該患者に有効量の本明細書に定義される、化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩、あるいは薬学的組成物を投与する段階を含む方法を提供する。
本開示はまた、シトクロムP450活性が関与する疾患または障害を処置することを必要とする対象において該処置を行う方法であって、該患者に有効量の本明細書に定義される、化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩、あるいは薬学的組成物を投与する段階を含む方法を提供する。
本開示の化合物またはその薬学的に許容される塩は、単剤療法として単独で投与してもよく、1種または複数の他の物質および/または処置薬と併せて投与してもよい。この併用療法は処置の個々の構成要素の同時投与、順次投与、または個別投与によって実現可能である。
例えば、補助剤の投与によって治療有効性を向上させることができる(すなわち、補助剤は、それ自体では最小限の治療効果しか示さないことがあるが、別の治療剤との組み合わせで、個体に対する全体的な治療効果が向上する)。あるいは、単に一例として、本明細書に開示されるいずれかの式の化合物を、やはり治療効果を示す別の治療剤(治療レジメンも含む)と共に投与することで、個体が経験する効果を増加させることもできる。
本開示の化合物を他の治療剤との組み合わせで投与する場合、本開示の化合物を他の治療剤と同じ経路で投与しなくてもよく、物理特性および化学特性が異なることから、異なる経路で投与してもよい。例えば、本開示の化合物を経口投与することでその良好な血中レベルを生成および維持することができ、一方、他の治療剤を静脈内投与することができる。当技術分野において公知である既定のプロトコルに従って初期投与を行うことができ、次に観察された効果に基づいて投与量、投与様式、および投与時間を熟練医が修正することができる。
他の治療剤の特定の選択は、主治医の診断、ならびに個体の状態および適切な処置プロトコルに関する主治医の判断に依存する。本開示のこの局面によれば、上記定義の本開示の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩と、別の好適な剤とを含む、P-糖タンパク質活性および/またはシトクロムP450活性が関与する疾患の処置における使用のための組み合わせが提供される。本開示のこの局面によれば、上記定義の本開示の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩と、別の好適な剤とを含む、P-糖タンパク質活性が関与する疾患の処置における使用のための組み合わせが提供される。本開示のこの局面によれば、上記定義の本開示の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩と、別の好適な剤とを含む、シトクロムP450活性が関与する疾患の処置における使用のための組み合わせが提供される。
本開示のさらなる局面によれば、本開示の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩と、別の好適な剤と、薬学的に許容される希釈剤または担体との組み合わせを含む、薬学的組成物が提供される。
本明細書に開示されるいずれかの式の化合物、およびその薬学的に許容される塩は、治療的医療におけるその使用に加えて、新規治療剤の模索の一部としてのイヌ、ウサギ、サル、ラット、およびマウスなどの実験動物におけるP-糖タンパク質および/またはシトクロムP450の調節剤の効果の評価のための、インビトロおよびインビボ試験系の開発および標準化における薬理学的手段としても有用である。
本明細書に開示されるいずれかの式の化合物、およびその薬学的に許容される塩は、治療的医療におけるその使用に加えて、新規治療剤の模索の一部としてのイヌ、ウサギ、サル、ラット、およびマウスなどの実験動物におけるP-糖タンパク質の調節剤の効果の評価のための、インビトロおよびインビボ試験系の開発および標準化における薬理学的手段としても有用である。
本明細書に開示されるいずれかの式の化合物、およびその薬学的に許容される塩は、治療的医療におけるその使用に加えて、新規治療剤の模索の一部としてのイヌ、ウサギ、サル、ラット、およびマウスなどの実験動物におけるシトクロムP450の調節剤の効果の評価のための、インビトロおよびインビボ試験系の開発および標準化における薬理学的手段としても有用である。
本開示の上記の薬学的組成物、プロセス、方法、使用、医薬、および製造上の特徴のいずれかにおいて、本明細書に記載の本開示の巨大分子の代替態様のいずれかも適用される。
本開示の化合物、またはこれらの化合物を含む薬学的組成物を、全身/末梢であれ、局所(すなわち所望作用の部位)であれ、任意の好都合な投与経路で対象に投与することができる。
投与経路としては経口(例えば経口摂取); 頬側; 舌下; 経皮(例えばパッチ剤、プラスター剤などを含む); 経粘膜(例えばパッチ剤、プラスター剤などを含む); 鼻腔内(例えば点鼻薬); 眼内(例えば点眼薬); 肺内(例えば、エアロゾル剤を例えば使用する、口または鼻を例えば通じた、吸入療法または吹送療法); 直腸(例えば坐薬または浣腸); 膣内(例えばペッサリー); 皮下、皮内、筋肉内、静脈内、動脈内、心臓内、くも膜下腔内、脊髄内、嚢内、嚢下、眼窩内、腹腔内、気管内、表皮下、関節内、くも膜下、および胸骨内を含む、非経口、例えば注射; 例えば皮下または筋肉内へのデポーまたはリザーバの埋め込みが挙げられるがそれに限定されない。
ここまで本開示を説明してきたが、以下の実施例を限定ではなく例示として提示する。
例示目的で、本明細書に開示されるいずれかの式の中性化合物を実施例において合成および試験する。本明細書に開示されるいずれかの式の中性化合物を、当技術分野における日常的技術を使用して(例えば、エステルをカルボン酸塩に鹸化することで、またはアミドを加水分解して対応するカルボン酸を形成した後、該カルボン酸をカルボン酸塩に変換することで)、該化合物の対応する薬学的に許容される塩に変換することができることが理解されよう。
核磁気共鳴(NMR)スペクトルを、記載のように400MHzまたは300MHzで、別途記載がない限り300.3Kで記録した。化学シフト(δ)を百万分率(ppm)で報告する。スペクトルをBrukerまたはVarianの機器を使用して8回、16回、または32回の走査で記録した。
LC-MSクロマトグラムおよびスペクトルを、Luna-C18 2.0x30mmまたはXbridge Shield RPC18 2.1x50mmなどのC-18カラムを使用するAgilent 1200またはShimadzu LC-20 AD&MS 2020機器を使用して記録した。注入量は0.7~8.0μlとし、流量は通常0.8または1.2ml/分とした。検出方法はダイオードアレイ(DAD)または蒸発光散乱(ELSD)、および陽イオンエレクトロスプレーイオン化とした。MS範囲は100~1000Daとした。溶媒は、いずれもトリフルオロ酢酸または炭酸アンモニウムなどの調整剤(通常0.01~0.04%)を含む水およびアセトニトリルの勾配とした。
略語:
ACN アセトニトリル
CDCl3 クロロホルム-d
DCM ジクロロメタン
DIPEA N,N-ジイソプロピルエチルアミン
DMAP 4-ジメチルアミノピリジン
DMF N,N-ジメチルホルムアミド
DMSO ジメチルスルホキシド
DMSO-d6 ヘキサジュウテロジメチルスルホキシド
dppf 1,1'-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン
eq. 当量
ESI エレクトロスプレーイオン化
EtOAc 酢酸エチル
FCC フラッシュカラムクロマトグラフィー
H 時間
HATU 1-[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]-1H-1,2,3-トリアゾロ[4,5-b]ピリジニウム 3-オキシド ヘキサフルオロホスフェート
1H NMR プロトン核磁気共鳴分光法
HPLC 高速液体クロマトグラフィー
LC-MS 液体クロマトグラフィー質量分析
MeOD メタノール-d4
MeOH メタノール
min 分
Na2SO4 硫酸ナトリウム
Pd(PPh3)4 テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)
pet.ether 石油エーテル
ppm 百万分率
RM 反応混合物
TEA トリエチルアミン
TFA トリフルオロ酢酸
THF テトラヒドロフラン
TLC 薄層クロマトグラフィー
Y 収率
実施例1
中間体の合成
IAの合成(スキーム1; 一般的手順AA)
Figure 2023544615000045
丸底フラスコにアミン(15.3mmol、1.02当量)、1-(2-ブロモエチル)-4-ニトロベンゼン(3.45g、15.0mmol、1.0当量)、ヨウ化ナトリウム(2.73g、18mmol、1.2当量)、無水炭酸カリウム(6.26g、45mmol、3.0当量)、およびDMF(50mL)を加えた。反応混合物を80℃に加熱し、4時間攪拌した後、室温で終夜攪拌した。反応完了時に、混合物をDCM(250mL)で希釈し、水(2x200mL)およびブライン(2x100mL)で洗浄した。有機層を分離し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧濃縮して中間体IAを得て、これをさらに精製せずに使用した。
7-(4-ニトロフェネチル)-5,6,7,8-テトラヒドロイミダゾ[1,5-a]ピラジン(IA1)(スキーム1)の合成
Figure 2023544615000046
一般的手順AAに従い、5,6,7,8-テトラヒドロイミダゾ[1,5-a]ピラジン塩酸塩2.60gをアミンとして使用して、標記化合物3.02g(収率74%)を合成した。
Figure 2023544615000047
2-(4-ニトロフェネチル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,6-ナフチリジン(IA2)(スキーム1)の合成
Figure 2023544615000048
一般的手順AAに従い、1,2,3,4-テトラヒドロ-2,6-ナフチリジン塩酸塩2.43gを使用して、標記化合物2.73g(収率64%)を合成した。
Figure 2023544615000049
2-(4-ニトロフェネチル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,7-ナフチリジン(IA3)(スキーム1)の合成
Figure 2023544615000050
一般的手順AAに従い、1,2,3,4-テトラヒドロ-2,7-ナフチリジン塩酸塩2.43gを使用して、標記化合物2.59g(収率61%)を合成した。
Figure 2023544615000051
4-(2-(5,6-ジヒドロイミダゾ[1,5-a]ピラジン-7(8H)-イル)エチル)アニリン(IB1)(スキーム1)の合成
Figure 2023544615000052
清潔で乾燥した水素添加フラスコに中間体IA1(1.36g、5.0mmol、1.0当量)、10%パラジウム活性炭(265mg、0.25mmol Pd、0.05当量)、およびMeOH(60mL)を加えた。次に、フラスコに水素を50psiで加え、3時間振盪した。反応混合物をセライト上で濾過し、減圧濃縮して生成物985mg(収率81%)を得て、これをさらに精製せずに使用した。
Figure 2023544615000053
中間体IBの合成(スキーム1; 一般的手順BB)
Figure 2023544615000054
清潔で乾燥した40mLバイアルに中間体IA(2.6mmol、1.0当量)、鉄(1.46g、26.0mmol、10当量)、塩化アンモニウム(1.35g、26mmol、10当量)、EtOH(10.0mL)、および水(1.5mL)を加えた。反応混合物を90℃で1時間攪拌し、完了について点検した(LC/MSで)。次に混合物をセライト上で熱時濾過し、固体をEtOHで洗浄した。次に濾液を蒸発させ、DCM(200mL)で希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム(2x200mL)およびブライン(1x100mL)で洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧濃縮して中間体IBを得て、これをさらに精製せずに使用した。
4-(2-(3,4-ジヒドロ-2,6-ナフチリジン-2(1H)-イル)エチル)アニリン(IB2)(スキーム1)の合成
Figure 2023544615000055
一般的手順BBに従い、中間体IA2 736mgを使用して、標記化合物540mg(収率82%)を合成した。
Figure 2023544615000056
4-(2-(3,4-ジヒドロ-2,7-ナフチリジン-2(1H)-イル)エチル)アニリン(IB3)(スキーム1)の合成
Figure 2023544615000057
一般的手順BBに従い、中間体IA3 736mgを使用して、標記化合物513mg(収率78%)を合成した。
Figure 2023544615000058
中間体ICの合成(スキーム1; 一般的手順CC)
Figure 2023544615000059
清潔な40mLバイアルにアルデヒド(3.15mmol、1.05当量)、p-トルエンスルホノヒドラジド(558mg、3.0mmol、1.0当量)、およびEtOH(20mL)を加えた。反応混合物を80℃で加熱し、1時間攪拌した。次に反応混合物を室温に冷却し、水(200mL)で希釈した。次に固体を濾過し、50% EtOHで洗浄し、減圧乾燥させて中間体ICを得て、これをさらに精製せずに使用した。
1-(4,5-ジメトキシ-2-ニトロベンジリデン)-2-(p-トシル)ヒドラジン(IC1)(スキーム1)の合成
Figure 2023544615000060
一般的手順CCに従い、ベラトルアルデヒド665mgを使用して、標記化合物795mg(収率84%)を合成した。
1-(5-(ベンジルオキシ)-4-メトキシ-2-ニトロベンジリデン)-2-(p-トシル)ヒドラジン(IC2)(スキーム1)の合成
Figure 2023544615000061
一般的手順CCに従い、5-(ベンジルオキシ)-4-メトキシ-2-ニトロベンズアルデヒド904mgを使用して、標記化合物1.02g(収率87%)を合成した。
Figure 2023544615000062
メチル 3-ニトロ-4-((2-(p-トシル)ヒドラジニリデン)メチル)ベンゾエート(IC3)(スキーム1)の合成
Figure 2023544615000063
一般的手順CCに従い、メチル 4-ホルミル-3-ニトロベンゾエート658mgを使用して、標記化合物836mg(収率89%)を合成した。
中間体IDの合成(スキーム1; 一般的手順DD)
Figure 2023544615000064
清潔で乾燥した40mLバイアルに中間体IB(2.0mmol、1.0当量)、亜硝酸ナトリウム(170mg、2.46mmol、1.23当量)、H2O(1.6mL)、およびEtOH(3.2mL)を加えた。混合物をボルテックスし、0℃未満に冷却した。次に、混合物に36% HCl(0.50mL)を加え、混合物を約5分間激しく攪拌した。別の清潔で乾燥した40mLバイアル中で、中間体IC(2.0mmol、1.0当量)をピリジン(8.0mL)に溶解させ、この溶液を、中間体IBが収容されているバイアルに徐々に加えた。次に混合物を室温で終夜攪拌し、完了時に、混合物をDCM(150mL)で希釈し、水およびブライン(2x100mL)で洗浄した後、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧濃縮して生成物を得て、これをシリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(MeOH/DCM)で精製した。
7-(4-(5-(4,5-ジメトキシ-2-ニトロフェニル)-2H-テトラゾール-2-イル)フェネチル)-5,6,7,8-テトラヒドロイミダゾ[1,5-a]ピラジン(ID1)(スキーム1)の合成
Figure 2023544615000065
一般的手順DDに従い、中間体IB1 484mgおよび中間体IC1 630mgを使用して、標記化合物461mg(収率48%)を合成した。
Figure 2023544615000066
2-(4-(5-(4,5-ジメトキシ-2-ニトロフェニル)-2H-テトラゾール-2-イル)フェネチル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,6-ナフチリジン(ID2)(スキーム1)の合成
Figure 2023544615000067
一般的手順DDに従い、中間体IB2 506mgおよび中間体IC1 630mgを使用して、標記化合物451mg(収率46%)を合成した。
Figure 2023544615000068
2-(4-(5-(5-(ベンジルオキシ)-4-メトキシ-2-ニトロフェニル)-2H-テトラゾール-2-イル)フェネチル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,6-ナフチリジン(ID3)(スキーム1)の合成
Figure 2023544615000069
一般的手順DDに従い、中間体IB2 506mgおよび中間体IC2 785mgを使用して、標記化合物550mg(収率49%)を合成した。
Figure 2023544615000070
2-(4-(5-(4,5-ジメトキシ-2-ニトロフェニル)-2H-テトラゾール-2-イル)フェネチル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,7-ナフチリジン(ID4)(スキーム1)の合成
Figure 2023544615000071
一般的手順DDに従い、中間体IB3 506mgおよび中間体IC1 630mgを使用して、標記化合物437mg(収率45%)を合成した。
Figure 2023544615000072
中間体IEの合成(スキーム1; 一般的手順EE)
Figure 2023544615000073
清潔で乾燥した40mLバイアルに中間体ID(0.8mmol、1.0当量)、鉄(308mg、8.0mmol、10当量)、塩化アンモニウム(415mg、8.0mmol、10当量)、EtOH(6.0mL)、および水(1.0mL)を加えた。反応混合物を90℃で1時間攪拌し、完了について点検した。次に混合物をセライト上で熱時濾過し、固体をEtOHで洗浄した。次に濾液を蒸発させ、DCM(100mL)で希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム(2x100mL)およびブライン(1x50mL)で洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧濃縮して中間体IEを得て、これをシリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(MeOH/DCM)で精製した。
2-(2-(4-(2-(5,6-ジヒドロイミダゾ[1,5-a]ピラジン-7(8H)-イル)エチル)フェニル)-2H-テトラゾール-5-イル)-4,5-ジメトキシアニリン(IE1)(スキーム1)の合成
Figure 2023544615000074
一般的手順EEに従い、中間体ID1 381mgを使用して、標記化合物265mg(収率74%)を合成した。
Figure 2023544615000075
2-(2-(4-(2-(3,4-ジヒドロ-2,6-ナフチリジン-2(1H)-イル)エチル)フェニル)-2H-テトラゾール-5-イル)-4,5-ジメトキシアニリン(IE2)(スキーム1)の合成
Figure 2023544615000076
一般的手順EEに従い、中間体ID2 390mgを使用して、標記化合物221mg(収率60%)を合成した。
Figure 2023544615000077
4-(ベンジルオキシ)-2-(2-(4-(2-(3,4-ジヒドロ-2,6-ナフチリジン-2(1H)-イル)エチル)フェニル)-2H-テトラゾール-5-イル)-5-メトキシアニリン(IE3)(スキーム1)の合成
Figure 2023544615000078
一般的手順EEに従い、中間体ID3 450mgを使用して、標記化合物267mg(収率63%)を合成した。
Figure 2023544615000079
2-(2-(4-(2-(3,4-ジヒドロ-2,7-ナフチリジン-2(1H)-イル)エチル)フェニル)-2H-テトラゾール-5-イル)-4,5-ジメトキシアニリン(IE4)(スキーム1)の合成
Figure 2023544615000080
一般的手順EEに従い、中間体ID4 390mgを使用して、標記化合物236mg(収率64%)を合成した。
Figure 2023544615000081
中間体IFの合成(スキーム1; 一般的手順FF)
室温での酸(10mmol、1.0当量)、2,2'-ベンゾチアゾリルジスルフィド(3.65g、11mmol、1.1当量)、PPh3(2.88g、11mmol、1.1当量)のDCM(50mL)中攪拌溶液にTEA(1.36mL、10mmol、1当量)を加えた。混合物を室温で終夜攪拌した。ヘプタン(200mL)を加え、形成された固体を濾過し、アセトンですすぎ、減圧乾燥させて所望のチオエステルを得て、これをさらに精製せずに使用した。
S-(ベンゾ[d]チアゾール-2-イル) 4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボチオエート(IF1)の合成
一般的手順FF、および酸としてのクロモン-2-カルボン酸(1.9g)を使用して、標記化合物2.59gを得た(収率76%)。
S-(ベンゾ[d]チアゾール-2-イル) キノリン-3-カルボチオエート(IF2)の合成
一般的手順FF、および酸としてのキノリン-3-カルボン酸(1.73g)を使用して、標記化合物2.34gを得た(収率73%)。
S-(ベンゾ[d]チアゾール-2-イル) キノキサリン-2-カルボチオエート(IF3)の合成
一般的手順FF、および酸としてのキノキサリン-2-カルボン酸(1.74g)を使用して、標記化合物2.07gを得た(収率64%)。
S-(ベンゾ[d]チアゾール-2-イル) 9-オキソ-9,10-ジヒドロアクリジン-4-カルボチオエート(IF4)の合成
Figure 2023544615000082
一般的手順FF、および酸としての9-オキソ-9,10-ジヒドロアクリジン-4-カルボン酸(2.39g)を使用して、標記化合物7.2gを得た(収率70%)。
S-(ベンゾ[d]チアゾール-2-イル) 7-メチル-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボチオエート(IF5)の合成
一般的手順FF、および酸としての7-メチルクロモン-2-カルボン酸(2.04g)を使用して、標記化合物4.41gを得た(収率83%)。
S-(ベンゾ[d]チアゾール-2-イル) 4-オキソ-6-(ピリジン-3-イル)-4H-クロメン-2-カルボチオエート(IF6)の合成
一般的手順FF、および酸としてのA23(0.45g)を使用して、標記化合物0.52gを得た(収率74%)。
Figure 2023544615000083
1-(2-ヒドロキシ-5-(ピリジン-3-イル)フェニル)エタン-1-オン(A11)
清潔で乾燥した40mLバイアルに1-(5-ブロモ-2-ヒドロキシフェニル)エタン-1-オン(1.0g、4.65 mmol)、ピリジン-3-イルボロン酸(0.85g、6.97mmol)、Pd(PPh3)4(0.24g、0.23mmol)、Na2CO3(1.48g、14.04 mmol)、水(6mL)、およびDME(18mL)を加え、混合物をアルゴンで2分間掃流し、反応混合物を95℃で5時間攪拌した。完了(LC/MSでモニタリング)の時点で、混合物を酢酸エチル(100mL)で希釈し、水(100mL)およびブライン(100mL)で洗浄した。有機層を分離し、乾燥させ(Na2SO4)、減圧濃縮して粗残渣を得て、これをシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィー(0~100% n-ヘプタン/酢酸エチル)で精製してA11(0.75g、76%)を得た。
Figure 2023544615000084
4-オキソ-6-(ピリジン-3-イル)-4H-クロメン-2-カルボン酸(A12)
清潔で乾燥した40mLバイアルにA11(0.7g、3.28mmol)、シュウ酸ジエチル(1.43g、9.84mmol)、NaOMeのMeOH溶液(0.25mL、6.56mmol、25% w/w)、およびジオキサン(5mL)を加えた。得られた溶液を120℃で12時間攪拌した。次に、反応混合物にHCl水溶液(1.48mL、50.84mmol、6M)を加え、攪拌を80℃でさらに12時間続けた。完了(LC/MSでモニタリング)の時点で、形成された固体を濾過し、水で洗浄し、減圧乾燥させ、DCMで洗浄し、減圧乾燥させてA12(0.5g、57%)を得た。
Figure 2023544615000085
S-(ベンゾ[d]チアゾール-2-イル) 6-(1H-イミダゾール-1-イル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボチオエート(IF7)の合成
一般的手順FF、および酸としてのA14(0.4g)を使用して、標記化合物0.49gを得た(収率77%)。
Figure 2023544615000086
1-(2-ヒドロキシ-5-(1H-イミダゾール-1-イル)フェニル)エタン-1-オン(A13)
清潔で乾燥した40mLバイアルに1-(2-ヒドロキシ-5-ヨードフェニル)エタン-1-オン(1.0g、3.81mmol)、イミダゾール(0.39g、5.72mmol)、CuI(0.073g、0.38mmol)、4,7-ジメトキシ-1,10-フェナントロリン(0.1g、0.42mmol)、無水K2CO3(1.58g、11.44mmol)、およびDMSO(10mL)を加えた。反応混合物をアルゴンで2分間掃流し、100℃で終夜攪拌した。完了(LC/MSでモニタリング)の時点で、混合物を濾過し、酢酸エチル(50mL)で希釈し、水(2x50mL)、続いてブライン(50mL)で洗浄した。有機層を分離し、乾燥させ(Na2SO4)、減圧濃縮してA13(0.65g、84%)を得て、これをさらに精製せずに使用した。
Figure 2023544615000087
6-(1H-イミダゾール-1-イル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボン酸(A14)
清潔で乾燥した40mLバイアルにA13(0.6g、2.97mmol)、シュウ酸ジエチル(1.30g、8.91mmol)、NaOMeのMeOH溶液(0.11mL、5.94mmol、25% w/w)、およびジオキサン(7mL)を加えた。得られた溶液を120℃で12時間攪拌した。次に、反応混合物にHCl水溶液(1.4mL、46.0mmol、6M)を加え、攪拌を80℃でさらに12時間続けた。完了(LC/MSでモニタリング)の時点で、形成された固体を濾過し、水で洗浄し、減圧乾燥させ、DCMで洗浄し、減圧乾燥させてA14(0.42g、55%)を得た。
Figure 2023544615000088
S-(ベンゾ[d]チアゾール-2-イル) 4-(ピリジン-4-イル)ベンゾチオエート(IF8)の合成
一般的手順FF、および酸としての4-(ピリジン-4-イル)安息香酸(0.6g)を使用して、標記化合物0.77gを得た(収率73%)。
Figure 2023544615000089
S-(ベンゾ[d]チアゾール-2-イル) 4-(ピリジン-3-イル)ベンゾチオエート(IF9)の合成
一般的手順FF、および酸としての4-(ピリジン-3-イル)安息香酸(0.6g)を使用して、標記化合物0.72gを得た(収率69%)。
Figure 2023544615000090
S-(ベンゾ[d]チアゾール-2-イル) 4-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンゾチオエート(IF10)の合成
一般的手順FF、および酸としての4-(1H-イミダゾール-1-イル)安息香酸(0.7g)を使用して、標記化合物0.82gを得た(収率65%)。
Figure 2023544615000091
本開示の化合物の合成(スキーム1; 一般的手順GG)
Figure 2023544615000092
清潔で乾燥した40mLバイアルに中間体IE(0.3mmol、1.0当量)、中間体IF(0.4mmol、1.3当量)、およびDCM(10mL)を加えた。反応混合物を室温で3時間攪拌し、反応完了時に、混合物を減圧濃縮し、シリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(MeOH/DCM)で精製して本開示の化合物を得た。
中間体IHの合成(スキーム2; 一般的手順HH)
Figure 2023544615000093
清潔で乾燥した40mLバイアルに臭化物IG(3.2mmol、1.0当量)、イミダゾール(327mg、4.8mmol、1.5当量)、ヨウ化銅(61mg、0.32mmol、0.1当量)、4,7-ジメトキシ-1,10-フェナントロリン(85mg、0.35mmol、0.11当量)、炭酸カリウム(1.33g、9.6mmol、3.0当量)、およびDMSO(10mL)を窒素下で加えた。反応混合物を100℃で終夜攪拌した。完了時に、反応混合物を水(50mL)で希釈し、EtOAc(100mL)で抽出した。次に有機層をブライン(2x50mL)で洗浄し、無水硫酸塩で乾燥させ、減圧濃縮して中間体IHを得て、これをさらに精製せずに使用した。
tert-ブチル 6-(1H-イミダゾール-1-イル)-3,4-ジヒドロイソキノリン-2(1H)-カルボキシレート(IH1)(スキーム2)の合成
Figure 2023544615000094
一般的手順HHに従い、tert-ブチル 6-ブロモ-3,4-ジヒドロイソキノリン-2(1H)-カルボキシレート(IG1)998mgを使用して、標記化合物839mg(収率88%)を合成した。
Figure 2023544615000095
tert-ブチル 7-(1H-イミダゾール-1-イル)-3,4-ジヒドロイソキノリン-2(1H)-カルボキシレート(IH2)(スキーム2)の合成
Figure 2023544615000096
一般的手順HHに従い、tert-ブチル 7-ブロモ-3,4-ジヒドロイソキノリン-2(1H)-カルボキシレート(IG2)998mgを使用して、標記化合物805mg(収率84%)を合成した。
Figure 2023544615000097
中間体IIの合成(スキーム2; 一般的手順II)
Figure 2023544615000098
清潔で乾燥した40mLバイアルに中間体IH(2.6mmol、1.0当量)およびTFAとDCMとの混合物(1:2 v/v、6.0mL)を加えた。反応混合物を室温で5時間攪拌した。次に溶液をMeOH(50mL)で希釈し、減圧濃縮して中間体IIを得て、これをさらに精製せずに使用した。
6-(1H-イミダゾール-1-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン トリフルオロ酢酸塩(II1)(スキーム2)の合成
Figure 2023544615000099
一般的手順IIに従い、中間体IH1 777mgを使用して、標記化合物758mg(収率93%)を合成した。
7-(1H-イミダゾール-1-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン トリフルオロ酢酸塩(II2)(スキーム2)の合成
Figure 2023544615000100
一般的手順IIに従い、中間体IH2 777mgを使用して、標記化合物770mg(収率95%)を合成した。
中間体IJの合成(スキーム2; 一般的手順JJ)
Figure 2023544615000101
清潔で乾燥した40mLバイアルに中間体II(2.4mmol、1.0当量)、1-(2-ブロモエチル)-4-ニトロベンゼン(552mg、2.4mmol、1.0当量)、無水炭酸カリウム(1.00g、7.2mmol、3.0当量)、およびMeCN(20mL)を加えた。反応混合物を80℃で加熱し、終夜攪拌した。混合物をDCM(150mL)で希釈し、水(2x100mL)およびブライン(2x50mL)で洗浄した。有機層を分離し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧濃縮した。次に残渣をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(MeOH/DCM)で精製して中間体IJを得た。
6-(1H-イミダゾール-1-イル)-2-(4-ニトロフェネチル)-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン(IJ1)(スキーム2)の合成
Figure 2023544615000102
一般的手順JJに従い、中間体II1 751mgを使用して、標記化合物429mg(収率51%)を合成した。
Figure 2023544615000103
7-(1H-イミダゾール-1-イル)-2-(4-ニトロフェネチル)-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン(IJ2)(スキーム2)の合成
Figure 2023544615000104
一般的手順JJに従い、中間体II2 751mgを使用して、標記化合物403mg(収率48%)を合成した。
Figure 2023544615000105
中間体IKの合成(スキーム2; 一般的手順KK)
Figure 2023544615000106
清潔で乾燥した水素添加フラスコに中間体IJ(1.0mmol、1.0当量)、10%パラジウム活性炭(53mg、0.05mmol Pd、0.05当量)、およびMeOH(25mL)を加えた。次に、フラスコに水素を50psiで加え、3時間振盪した。次に反応混合物をセライト上で濾過し、減圧濃縮して中間体IKを得て、これをさらに精製せずに使用した。
4-(2-(6-(1H-イミダゾール-1-イル)-3,4-ジヒドロイソキノリン-2(1H)-イル)エチル)アニリン(IK1)(スキーム2)の合成
Figure 2023544615000107
一般的手順KKに従い、中間体IJ1 348mgを使用して、標記化合物267mg(収率84%)を合成した。
Figure 2023544615000108
4-(2-(7-(1H-イミダゾール-1-イル)-3,4-ジヒドロイソキノリン-2(1H)-イル)エチル)アニリン(IK2)(スキーム2)の合成
Figure 2023544615000109
一般的手順KKに従い、中間体IJ2 348mgを使用して、標記化合物251mg(収率79%)を合成した。
Figure 2023544615000110
中間体ILの合成(スキーム2; 一般的手順LL)
Figure 2023544615000111
清潔で乾燥した40mLバイアルに中間体IK(0.75mmol、1.0当量)、亜硝酸ナトリウム(64mg、0.92mmol、1.23当量)、H2O(1.2mL)、およびEtOH(2.4mL)を加えた。混合物をボルテックスし、0℃未満に冷却した。次に、混合物に36% HCl(0.20mL)を加え、混合物を約5分間激しく攪拌した。別の清潔で乾燥した40mLバイアル中で、中間体IC(0.75mmol、1.0当量)をピリジン(4.0mL)に溶解させ、この溶液を、中間体IKが収容されているバイアルに徐々に加えた。次に混合物を室温で終夜攪拌し、完了時に、混合物をDCM(100mL)で希釈し、水およびブライン(2x50mL)で洗浄した後、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧濃縮してILを得て、これをさらに精製せずに使用した。
2-(4-(5-(4,5-ジメトキシ-2-ニトロフェニル)-2H-テトラゾール-2-イル)フェネチル)-6-(1H-イミダゾール-1-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン(IL1)の合成
Figure 2023544615000112
一般的手順LLに従い、中間体IK1 239mgおよび中間体IC1 236mgを使用して、標記化合物278mg(収率67%)を合成した。
Figure 2023544615000113
2-(4-(5-(4,5-ジメトキシ-2-ニトロフェニル)-2H-テトラゾール-2-イル)フェネチル)-7-(1H-イミダゾール-1-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン(IL2)の合成
Figure 2023544615000114
一般的手順LLに従い、中間体IK1 239mgおよび中間体IC1 236mgを使用して、標記化合物253mg(収率61%)を合成した。
Figure 2023544615000115
中間体IMの合成(スキーム2; 一般的手順MM)
Figure 2023544615000116
清潔で乾燥した40mLバイアルに中間体IL(0.4mmol、1.0当量)、鉄(154mg、4.0mmol、10当量)、塩化アンモニウム(208mg、4.0mmol、10当量)、EtOH(6.0mL)、および水(1.0mL)を加えた。反応混合物を90℃で1時間攪拌し、完了について点検した。次に混合物をセライト上で熱時濾過し、固体をEtOHで洗浄した。次に濾液を蒸発させ、DCM(75mL)で希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム(2x50mL)およびブライン(1x50mL)で洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(MeOH/DCM)で精製して中間体IMを得た。
2-(2-(4-(2-(6-(1H-イミダゾール-1-イル)-3,4-ジヒドロイソキノリン-2(1H)-イル)エチル)フェニル)-2H-テトラゾール-5-イル)-4,5-ジメトキシアニリン(IM1)の合成
Figure 2023544615000117
一般的手順MMに従い、中間体IL1 221mgを使用して、標記化合物92mg(収率44%)を合成した。
Figure 2023544615000118
2-(2-(4-(2-(7-(1H-イミダゾール-1-イル)-3,4-ジヒドロイソキノリン-2(1H)-イル)エチル)フェニル)-2H-テトラゾール-5-イル)-4,5-ジメトキシアニリン(IM2)の合成
Figure 2023544615000119
一般的手順MMに従い、中間体IL2 221mgを使用して、標記化合物101mg(収率48%)を合成した。
Figure 2023544615000120
本開示の化合物の合成(スキーム2; 一般的手順NN)
Figure 2023544615000121
清潔で乾燥した40mLバイアルに中間体IM(0.15mmol、1.0当量)、中間体IF1(0.2mmol、1.33当量)、およびDCM(8.0mL)を加えた。反応混合物を室温で3時間攪拌し、反応完了時に、混合物を減圧濃縮し、シリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(MeOH/DCM)で精製して本開示の化合物を得た。
6-メトキシ-2-(4-ニトロフェネチル)-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-7-オール(IN)(スキーム3)の合成
Figure 2023544615000122
丸底フラスコに6-メトキシ-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-7-オール(2.95g、16.5mmol、1.0当量)、2-(4-ニトロフェニル)アセトアルデヒド(2.99g、18.1mmol、1.1当量)、および50% DCM/DMF(60mL)を加えた。反応混合物に1滴のHOAcを加え、混合物を室温で4時間攪拌した。次に、混合物にトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(10.4g、49.5mmol、3当量)を加え、混合物を室温で終夜攪拌した。混合物にDCM(300mL)を加えて生成物を析出させた。濾過し、得られた固体を減圧乾燥させて中間体IN 2.64g(収率49%)を得た。
2-(1H-イミダゾール-1-イル)エチル 4-メチルベンゼンスルホネート(IO)(スキーム3)の合成
Figure 2023544615000123
丸底フラスコに2-(1H-イミダゾール-1-イル)エタン-1-オール(1.02g、9.1mmol、1.0当量)、p-トルエンスルホニルクロリド(1.91g、10mmol、1.1当量)、およびDCM(20mL)を加えた。反応混合物にTEA(2.54mL、18.2mmol、2.0当量)を0℃で加え、反応混合物を終夜攪拌した。次に混合物をDCM(100mL)で希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム(2x100mL)およびブライン(50mL)で洗浄した後、無水硫酸ナトリウムを使用して乾燥させ、濾過し、減圧濃縮して中間体IO 1.58g(収率65%)を得て、これをさらに精製せずに使用した。
7-(2-(1H-イミダゾール-1-イル)エトキシ)-6-メトキシ-2-(4-ニトロフェネチル)-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン(IP)(スキーム3)の合成
Figure 2023544615000124
丸底フラスコに中間体IN(1.0g、3.0mmol、1.0当量)、中間体IO(811mg、3.0mmol、1.0当量)、無水炭酸カリウム(2.1g、15.0mmol、3.0当量)、およびMeCN(20mL)を加えた。反応混合物を80℃で加熱し、終夜攪拌した。混合物をDCM(150mL)で希釈し、水(2x100mL)およびブライン(2x50mL)で洗浄した。有機層を分離し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧濃縮した。次に残渣を逆相HPLC(水/MeCN中0.1% TFA)で精製して中間体IP 750mg(収率58%)を得た。
4-(2-(7-(2-(1H-イミダゾール-1-イル)エトキシ)-6-メトキシ-3,4-ジヒドロイソキノリン-2(1H)-イル)エチル)アニリン(IQ)(スキーム3)の合成
Figure 2023544615000125
清潔で乾燥した水素添加フラスコに中間体IP(717mg、1.7mmol、1.0当量)、10%パラジウム活性炭(90mg、0.085mmol Pd、0.05当量)、およびMeOH(30mL)を加えた。次に、フラスコに水素を50psiで加え、3時間振盪した。次に反応混合物をセライト上で濾過し、減圧濃縮して中間体IQ 566mg(収率85%)を得て、これをさらに精製せずに使用した。
7-(2-(1H-イミダゾール-1-イル)エトキシ)-2-(4-(5-(4,5-ジメトキシ-2-ニトロフェニル)-2H-テトラゾール-2-イル)フェネチル)-6-メトキシ-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン(IR)(スキーム3)の合成
Figure 2023544615000126
清潔で乾燥した40mLバイアルに中間体IQ(549mg、1.4mmol、1.0当量)、亜硝酸ナトリウム(120mg、1.87mmol、1.23当量)、H2O(1.8mL)、およびEtOH(3.6mL)を加えた。混合物をボルテックスし、0℃未満に冷却した。次に、混合物に36% HCl(0.40mL)を加え、混合物を約5分間激しく攪拌した。別の清潔で乾燥した40mLバイアル中で、中間体IC(441mg、1.4mmol、1.0当量)をピリジン(7.0mL)に溶解させ、この溶液を、中間体IQが収容されているバイアルに徐々に加えた。次に混合物を室温で終夜攪拌し、完了時に、混合物をDCM(100mL)で希釈し、水およびブライン(2x50mL)で洗浄した後、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧濃縮し、逆相HPLC(水/MeCN中0.1% TFA)で精製して中間体IR 210mg(収率24%)を得た。
2-(2-(4-(2-(7-(2-(1H-イミダゾール-1-イル)エトキシ)-6-メトキシ-3,4-ジヒドロイソキノリン-2(1H)-イル)エチル)フェニル)-2H-テトラゾール-5-イル)-4,5-ジメトキシアニリン(IS)(スキーム3)の合成
Figure 2023544615000127
清潔で乾燥した水素添加フラスコに中間体IR(188mg、0.3mmol、1.0当量)、10%パラジウム活性炭(32mg、0.03mmol Pd、0.1当量)、およびMeOH(15mL)を加えた。次に、フラスコに水素を50psiで加え、3時間振盪した。次に反応混合物をセライト上で濾過し、減圧濃縮し、得られた残渣を逆相HPLC(水/MeCN中0.1% TFA)で精製して中間体IS 140mg(収率78%)を得た。
N-(3-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンジル)-2-(4-ニトロフェニル)エタン-1-アミン トリフルオロ酢酸塩(IT)(スキーム4)の合成
Figure 2023544615000128
清潔で乾燥した40mLバイアルに2-(4-ニトロフェニル)エタン-1-アミン塩酸塩(1.01g、5.0mmol、1.0当量)、3-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンズアルデヒド(860mg、5.0mmol、1.0当量)、DCM(12mL)、およびTEA(2.75mL、20.0mmol、4.0当量)を加えた。混合物を室温で3時間攪拌した。混合物にHOAc(1.44mL、25.0mmol、5.0当量)、続いてトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(3.17g、15mmol、3.0当量)を加え、混合物を反応完了まで2時間攪拌した。混合物をMeOHで反応停止させ、減圧濃縮し、逆相HPLC(水/MeCN中0.1 TFA)で精製して中間体IT 2.01gをTFA塩(収率92%)として得た。
N-(3-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンジル)-N-((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)-2-(4-ニトロフェニル)エタン-1-アミン(IU)(スキーム4)の合成
Figure 2023544615000129
清潔で乾燥した40mLバイアルに第二級アミンIT(1.96g、4.5mmol、1.0当量)、1-メチル-1H-インダゾール-5-カルボアルデヒド(860mg、5.0mmol、1.0当量)、DCM(25mL)、およびTEA(2.50mL、18.0mmol、4.0当量)を加えた。混合物を室温で3時間攪拌した。混合物にHOAc(1.30mL、22.5mmol、5.0当量)、続いてトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(2.85g、13.5mmol、3.0当量)を加え、混合物を反応完了まで3時間攪拌した。混合物をMeOHで反応停止させ、DCM(150mL)で希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム(2x100mL)およびブライン(50mL)で洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(EtOAc/ヘプタン)で精製して中間体IU 1.26g(収率60%)を得た。
N-メチル-N-((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)-2-(4-ニトロフェニル)エタン-1-アミン(IV)(スキーム4)の合成
Figure 2023544615000130
清潔で乾燥した40mLバイアルにN-メチル-2-(4-ニトロフェニル)エタン-1-アミン(500mg、2.77mmol、1.0当量)、1-メチル-1H-インダゾール-5-カルボアルデヒド(450mg、2.77mmol、1.0当量)、DMF(15mL)、およびTEA(1.0mL、6.94mmol、2.5当量)を加えた。混合物を室温で3時間攪拌した。混合物にHOAc(0.50mL、8.31mmol、3.0当量)、続いてトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(1.76g、8.31mmol、3.0当量)を加え、攪拌を室温で終夜続けた。反応完了時に、反応混合物をMeOHで反応停止させ、DCM(150mL)で希釈し、水(2x100mL)およびブライン(2x50mL)で洗浄した。有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮して粗生成物を得た後、これをシリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(MeOH/DCM)で精製して中間体IV 420mg(収率47%)を得た。
中間体IWの合成(スキーム4; 一般的手順OO)
Figure 2023544615000131
清潔で乾燥した水素添加フラスコに中間体IUまたは中間体IV(1.2~2.0mmol、1.0当量)、10%パラジウム活性炭(64~106mg、0.06~0.10mmol Pd、0.05当量)、およびMeOHまたは1:1 MeOH/THFのいずれか(50mL)を加えた。次に、フラスコに水素を50psiで加え、3~5時間振盪した。次に反応混合物をセライト上で濾過し、減圧濃縮して中間体IWを得て、これをさらに精製せずに使用した。
4-(2-((3-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンジル)((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)アニリン(IW1)(スキーム4)の合成
Figure 2023544615000132
一般的手順OOに従い、中間体IU 932mgをMeOH中でPd/C 106mgを使用して水素添加して、標記化合物823mg(収率94%)を得た。
4-(2-(メチル((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)アニリン(IW2)(スキーム4)の合成
Figure 2023544615000133
一般的手順OOに従い、中間体IV 400mgを1:1 MeOH/THF中でPd/C 63mgを使用して水素添加して、標記化合物320mg(収率91%)を得た。
中間体IXの合成(スキーム4; 一般的手順PP)
Figure 2023544615000134
清潔で乾燥した40mLバイアルに中間体IW(1.0mmol、1.0当量)、亜硝酸ナトリウム(85mg、1.23mmol、1.23当量)、H2O(1.8mL)、およびEtOH(3.2mL)を加えた。混合物をボルテックスし、0℃未満に冷却した。次に、混合物に36% HCl(0.25mL)を加え、混合物を約5分間激しく攪拌した。別の清潔で乾燥した40mLバイアル中で、中間体IC(1.0mmol、1.0当量)をピリジン(5.0mL)に溶解させ、この溶液を、中間体IWが収容されているバイアルに徐々に加えた。次に混合物を室温で終夜攪拌し、完了時に、混合物をDCM(100mL)で希釈し、水、続いてブライン(2x50mL)で洗浄した後、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧濃縮した。残渣を逆相HPLC(水/MeOH中0.1 TFA)またはシリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(MeOH/DCM)で精製して中間体IXを得た。
N-(3-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンジル)-2-(4-(5-(4,5-ジメトキシ-2-ニトロフェニル)-2H-テトラゾール-2-イル)フェニル)-N-((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)エタン-1-アミン(IX1)(スキーム4)の合成
Figure 2023544615000135
一般的手順PPに従い、中間体IW1 436mgおよび中間体IC1 315mgを使用して、標記化合物404mg(収率60%)を合成した。
メチル 4-(2-(4-(2-(メチル((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)-2H-テトラゾール-5-イル)-3-ニトロベンゾエート(IX2)(スキーム4)の合成
Figure 2023544615000136
一般的手順PPに従い、中間体IW2 294mgおよび中間体IC3 313mgを使用して、標記化合物290mg(収率55%)を合成した。
中間体IYの合成(スキーム4; 一般的手順QQ)
Figure 2023544615000137
清潔で乾燥した水素添加フラスコに中間体IX(0.56mmol、1.0当量)、10%パラジウム活性炭(30mg、0.028mmol Pd、0.05当量)、およびMeOH または1:1 MeOH/THFのいずれか(25mL)を加えた。次に、フラスコに水素を50psiで加え、3時間振盪した。次に反応混合物をセライト上で濾過し、減圧濃縮して中間体IYを得て、これをさらに精製せずに使用した。
2-(2-(4-(2-((3-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンジル)((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)-2H-テトラゾール-5-イル)-4,5-ジメトキシアニリン(IY1)(スキーム4)の合成
Figure 2023544615000138
一般的手順QQに従い、中間体IX1 375mgをMeOH中で水素添加して、標記化合物333mg(収率93%)を得た。
メチル 3-アミノ-4-(2-(4-(2-(メチル((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)-2H-テトラゾール-5-イル)ベンゾエート(IY2)(スキーム4)の合成
Figure 2023544615000139
一般的手順QQに従い、中間体IX2 295mgを1:1 MeOH/THF中で水素添加して、標記化合物150mg(収率54%)を得た。
最終化合物の合成の一般的手順RR(スキーム4)
Figure 2023544615000140
清潔で乾燥した40mLバイアルに中間体IY(0.15~0.30mmol、1.0当量)、中間体IF(0.20~0.40mmol、1.33当量)、およびDCM(10.0mL)を加えた。反応混合物を室温で3時間攪拌し、反応完了時に、混合物を減圧濃縮し、逆相HPLC(水/MeCN中0.1% TFA)で精製した。次に生成物を10% MeOH/DCMに溶解させた後、1.0M NaOHで抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を減圧除去して最終生成物を遊離塩基として得た。あるいは、生成物をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(MeOH/DCM)で精製して生成物を遊離塩基として得た。
2-ニトロ-5-(ピリジン-3-イルオキシ)ベンズアルデヒド(A2)の合成
清潔で乾燥した40mLバイアルに5-フルオロ-2-ニトロベンズアルデヒドA1(0.9g、5.32mmol)、ピリジン-3-オール(0.75g、7.98mmol)、無水K2CO3(2.2g、15.97mmol)、および無水アセトニトリル(25mL)を加えた。反応混合物を90℃で4時間攪拌した。完了(LC/MSでモニタリング)の時点で、混合物を濾過し、減圧濃縮して残渣を得て、これをシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィー(0~100% n-ヘプタン/酢酸エチル)で精製してA2(0.76g、58%)を得た。
Figure 2023544615000141
(E/Z)-4-メチル-N'-(2-ニトロ-5-(ピリジン-3-イルオキシ)ベンジリデン)ベンゼンスルホノヒドラジド(IC5)の合成
清潔で乾燥した40mLバイアルにA2(0.65g、2.66mmol)、p-トルエンスルホノヒドラジド(0.49g、2.66mmol)、およびEtOH(20mL)を加えた。反応混合物を80℃で1時間攪拌した。室温に冷却後、反応混合物を水で希釈した。得られた固体を濾過し、50% EtOH水溶液で洗浄し、減圧乾燥させてIC5(0.72g、65%)を得て、これをさらに精製せずに使用した。
Figure 2023544615000142
6,7-ジメトキシ-2-(4-(5-(2-ニトロ-5-(ピリジン-3-イルオキシ)フェニル)-2H-テトラゾール-2-イル)フェネチル)-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン(ID9)の合成
清潔で乾燥した40mLバイアルにIB4(0.26g、0.84mmol)、亜硝酸ナトリウム(0.071g、1.03mmol)、H2O(2mL)、およびEtOH(6mL)を加えた。混合物をボルテックスし、約-15℃に冷却した(氷/塩浴)。次に、混合物に36% HCl溶液(0.3mL)を加え、混合物を約5分間激しく攪拌した。別の清潔で乾燥した40mLバイアル中で、IC9(0.35g、0.84mmol)をピリジン(5mL)に溶解させ、この溶液を、IB4が収容されているバイアルに徐々に加えた。混合物を室温で終夜攪拌した。完了(LC/MSでモニタリング)の時点で、混合物をDCM(75mL)で希釈し、水、続いてブライン(2x50mL)で洗浄し、乾燥させ(Na2SO4)、減圧濃縮して粗残渣を得て、これをシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィー(0~5% MeOH/DCM)で精製してID9(0.20g、41%)を得た。
Figure 2023544615000143
2-(2-(4-(2-(6,7-ジメトキシ-3,4-ジヒドロイソキノリン-2(1H)-イル)エチル)フェニル)-2H-テトラゾール-5-イル)-4-(ピリジン-3-イルオキシ)アニリン(IE9)の合成
清潔で乾燥した40mLバイアルにID9(0.18g、0.31mmol)、鉄(0.17g、3.10mmol)、塩化アンモニウム(0.16g、3.10mmol)、EtOH(7mL)、および水(1.5mL)を加えた。反応混合物を90℃で1時間攪拌した。完了(LC/MSでモニタリング)の時点で、混合物をセライトプラグを通じて熱時濾過し、DCMで洗浄した。濾液を飽和NaHCO3(2x50mL)、ブライン(1x50mL)で洗浄し、乾燥させ(Na2SO4)、減圧濃縮して粗残渣を得て、これをシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィー(0~5% MeOH/DCM)で精製してIE9(0.14g、82%)を得た。
Figure 2023544615000144
2-ニトロ-5-(ピリジン-4-イルオキシ)ベンズアルデヒド(A3)の合成
清潔で乾燥した40mLバイアルに5-フルオロ-2-ニトロベンズアルデヒドA1(1.69g、10mmol)、ピリジン-4-オール(1.05g、11mmol)、無水K2CO3(2.09g、15mmol)、および無水アセトニトリル(15mL)を加えた。反応混合物を100℃で4時間攪拌した。完了(LC/MSでモニタリング)の時点で、混合物を濾過し、減圧濃縮して残渣を得て、これをEtOHから結晶化してA3(1.42g、58%)を得た。
Figure 2023544615000145
(E/Z)-4-メチル-N'-(2-ニトロ-5-(ピリジン-4-イルオキシ)ベンジリデン)ベンゼンスルホノヒドラジド(IC4)の合成
清潔で乾燥した40mLバイアルにA3(0.732g、3.0mmol)、p-トルエンスルホノヒドラジド(0.558g、3.0mmol)、およびEtOH(20mL)を加えた。反応混合物を80℃で3時間攪拌した。室温に冷却後、反応混合物を水で希釈した。得られた固体を濾過し、50% EtOH水溶液で洗浄し、減圧乾燥させてIC4(0.767g、62%)を得て、これをさらに精製せずに使用した。
Figure 2023544615000146
Figure 2023544615000147
6,7-ジメトキシ-2-(4-(5-(2-ニトロ-5-(ピリジン-4-イルオキシ)フェニル)-2H-テトラゾール-2-イル)フェネチル)-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン(ID10)の合成
清潔で乾燥した40mLバイアルにIB4(609g、1.95mmol)、亜硝酸ナトリウム(0.0165g、2.43mmol)、H2O(2.5mL)、およびEtOH(7.5mL)を加えた。混合物をボルテックスし、約-15℃に冷却した(氷/塩浴)。次に、混合物に36% HCl溶液(0.75mL)を加え、混合物を約5分間激しく攪拌した。別の清潔で乾燥した40mLバイアル中で、IC4(0.803g、1.95mmol)をピリジン(5mL)に溶解させ、この溶液を、IB4が収容されているバイアルに徐々に加えた。混合物を室温で終夜攪拌した。完了(LC/MSでモニタリング)の時点で、混合物をDCM(75mL)で希釈し、水、続いてブライン(2x50mL)で洗浄し、乾燥させ(Na2SO4)、減圧濃縮して粗残渣を得て、これをシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィー(0~10% MeOH/DCM)で精製してID10(0.351g、31%)を得た。
Figure 2023544615000148
2-(2-(4-(2-(6,7-ジメトキシ-3,4-ジヒドロイソキノリン-2(1H)-イル)エチル)フェニル)-2H-テトラゾール-5-イル)-4-(ピリジン-4-イルオキシ)アニリン(IE10)の合成
清潔で乾燥した40mLバイアルにID10(0.260g、0.45mmol)、鉄(0.249g、4.50mmol)、塩化アンモニウム(0.048g、0.90mmol)、EtOH(5mL)、および水(0.75mL)を加えた。反応混合物を90℃で2時間攪拌した。完了(LC/MSでモニタリング)の時点で、混合物をセライトプラグを通じて熱時濾過し、EtOH(3x)、続いてDCM(3x)で洗浄した。濾液をDCMで150mLまで希釈し、飽和NaHCO3(1x100mL)、ブライン(1x100mL)で洗浄し、乾燥させ(Na2SO4)、減圧濃縮してIE10(0.172g、69%)を得て、これをさらに精製せずに使用した。
Figure 2023544615000149
N'-(5-ヒドロキシ-2-ニトロベンジリデン)-4-メチルベンゼンスルホノヒドラジド(IC6)の合成
清潔で乾燥した40mLバイアルに5-ヒドロキシ-2-ニトロベンズアルデヒドA4(0.75g、4.49mmol)、p-トルエンスルホノヒドラジド(0.83g、4.49mmol)、およびEtOH(20mL)を加えた。反応混合物を80℃で1時間攪拌した。反応混合物を80℃で1時間攪拌した。得られた固体を濾過し、50% EtOH水溶液で洗浄し、減圧乾燥させてIC6(0.85g、65%)を得て、これをさらに精製せずに使用した。
Figure 2023544615000150
3-(2-(4-(2-(6,7-ジメトキシ-3,4-ジヒドロイソキノリン-2(1H)-イル)エチル)フェニル)-2H-テトラゾール-5-イル)-4-ニトロフェノール(ID12)の合成
清潔で乾燥した40mLバイアルにIB4(0.36g、1.17mmol)、亜硝酸ナトリウム(0.09g、1.44mmol)、H2O(2mL)、およびEtOH(6mL)を加えた。混合物をボルテックスし、約-15℃に冷却した(氷/塩浴)。次に、混合物に36% HCl溶液(0.3mL)を加え、混合物を約5分間激しく攪拌した。別の清潔で乾燥した40mLバイアル中で、IC6(0.39g、1.17mmol)をピリジン(5mL)に溶解させ、この溶液を、IB4が収容されているバイアルに徐々に加えた。混合物を室温で終夜攪拌した。完了(LC/MSでモニタリング)の時点で、混合物を減圧濃縮してID12(0.38g、64%)を得て、これをさらに精製せずに使用した。LC/MS (ESI, m/z): 503.24 [M + H]+
6,7-ジメトキシ-2-(4-(5-(2-ニトロ-5-(ピリジン-4-イルメトキシ)フェニル)-2H-テトラゾール-2-イル)フェネチル)-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン(ID12-1)の合成
清潔で乾燥した40mLバイアルにID12(0.38g、0.75mmol)、4-(ブロモメチル)ピリジン(0.19g、1.13mmol)、無水K2CO3(0.31g、2.27mmol)、および無水DMF(5mL)を加えた。混合物を85℃で終夜攪拌した。完了(LC/MSでモニタリング)の時点で、混合物をDCM(75mL)で希釈し、水、ブライン(2x50mL)で洗浄し、乾燥させ(Na2SO4)、減圧濃縮して粗残渣を得て、これをシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィー(0~5% MeOH/DCM)で精製してID12-1(0.24g、34%)を得た。
Figure 2023544615000151
2-(2-(4-(2-(6,7-ジメトキシ-3,4-ジヒドロイソキノリン-2(1H)-イル)エチル)フェニル)-2H-テトラゾール-5-イル)-4-(ピリジン-4-イルメトキシ)アニリン(IE12)の合成
清潔で乾燥した40mLバイアルにID12-1(0.19g、0.32mmol)、鉄(0.17g、3.20mmol)、塩化アンモニウム(0.16g、3.20mmol)、EtOH(7mL)、および水(1.5mL)を加えた。反応混合物を90℃で1時間攪拌した。完了(LC/MSでモニタリング)の時点で、混合物をセライトプラグを通じて熱時濾過し、DCMで洗浄した。濾液を飽和NaHCO3(2x50mL)、ブライン(1x50mL)で洗浄し、乾燥させ(Na2SO4)、減圧濃縮して粗残渣を得て、これをシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィー(0~5% MeOH/DCM)で精製してIE12(0.10g、93%)を得た。
Figure 2023544615000152
2-ニトロ-5-(ピリジン-3-イルメトキシ)ベンズアルデヒド(A5)の合成
清潔で乾燥した40mLバイアルに5-ヒドロキシ-2-ニトロベンズアルデヒドA4(1.0g、5.98mmol)、3-(ブロモメチル)ピリジン(1.54g、8.98mmol)、無水K2CO3(2.47g、17.96mmol)、およびDMF(25mL)を加えた。反応混合物を90℃で終夜攪拌した。完了(LC/MSでモニタリング)の時点で、混合物をDCM(50mL)で希釈し、水(2x75mL)、続いてブライン(2x75mL)で洗浄した。有機層を分離し、乾燥させ(Na2SO4)、減圧濃縮して粗残渣を得て、これをシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィー(0~100% EtOAc/n-ヘプタン)で精製してA5(0.75g、49%)を得た。
Figure 2023544615000153
4-メチル-N'-(2-ニトロ-5-(ピリジン-3-イルメトキシ)ベンジリデン)ベンゼンスルホノヒドラジド(IC8)の合成
清潔で乾燥した40mLバイアルにA5(0.65g、2.51mmol)、p-トルエンスルホノヒドラジド(0.46g、2.51mmol)、およびEtOH(20mL)を加えた。反応混合物を80℃で1時間攪拌し、室温に冷却し、水(50mL)で希釈した。得られた固体を濾過し、50% EtOH水溶液で洗浄し、減圧乾燥させてIC8(0.78g、73%)を得て、これをさらに精製せずに使用した。
Figure 2023544615000154
6,7-ジメトキシ-2-(4-(5-(2-ニトロ-5-(ピリジン-3-イルメトキシ)フェニル)-2H-テトラゾール-2-イル)フェネチル)-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン(ID8)の合成
清潔で乾燥した40mLバイアルにIB4(0.26g、0.84mmol)、亜硝酸ナトリウム(0.071g、1.04mmol)、H2O(2mL)、およびEtOH(6mL)を加えた。混合物をボルテックスし、約-15℃に冷却した(氷/塩浴)。次に、混合物に36% HCl溶液(0.26mL)を加え、混合物を約5分間激しく攪拌した。別の清潔で乾燥した40mLバイアル中で、IC8(0.36g、0.84mmol)をピリジン(5mL)に溶解させ、この溶液を、IB4が収容されているバイアルに徐々に加えた。混合物を室温で終夜攪拌した。完了(LC/MSでモニタリング)の時点で、混合物をDCM(75mL)で希釈し、水、ブライン(2x50mL)で洗浄し、乾燥させ(Na2SO4)、減圧濃縮して粗残渣を得て、これをシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィー(5% MeOH/DCM)で精製してID8(0.21g、42%)を得た。
Figure 2023544615000155
2-(2-(4-(2-(6,7-ジメトキシ-3,4-ジヒドロイソキノリン-2(1H)-イル)エチル)フェニル)-2H-テトラゾール-5-イル)-4-(ピリジン-3-イルメトキシ)アニリン(IE8)の合成
清潔で乾燥した40mLバイアルにID8(0.19g、0.32mmol)、鉄(0.17g、3.20mmol)、塩化アンモニウム(0.16g、3.20mmol)、EtOH(7mL)、および水(1.5mL)を加えた。反応混合物を90℃で1時間攪拌した。混合物をセライトプラグを通じて熱時濾過し、DCMで洗浄した。濾液を飽和NaHCO3(2x50mL)、ブライン(1x50mL)で洗浄し、乾燥させ(Na2SO4)、減圧濃縮して粗残渣を得て、これをシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィー(5% MeOH/DCM)で精製してIE8(0.10g、収率84%)を得た。
Figure 2023544615000156
2-ニトロ-5-(2-(ピリジン-3-イル)エトキシ)ベンズアルデヒド(A6)の合成
攪拌子を備えた清潔で乾燥したバイアルに5-ヒドロキシ-2-ニトロベンズアルデヒドA4(418mg、2.5mmol)、3-(2-ブロモエチル)ピリジン臭化水素酸塩(950mg、3.5mmol)、無水K2CO3(1.04g、7.5mmol)、およびDMF(8mL)を加えた。反応混合物を80℃で終夜攪拌した。次に混合物を濾過し、減圧濃縮して粗残渣を得た。シリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィー(0~15% MeOH/DCM)で精製してA6を粘稠油状物(380mg、56%)として得た。
Figure 2023544615000157
(E/Z)-4-メチル-N'-(2-ニトロ-5-(2-(ピリジン-3-イル)エトキシ)ベンジリデン)ベンゼンスルホノヒドラジド(IC11)の合成
攪拌子を備えた清潔で乾燥した40mLバイアルにA6(353mg、1.3mmol)、p-トルエンスルホノヒドラジド(242mg、1.3mmol)、およびEtOH(15mL)を加えた。反応混合物を80℃で3時間攪拌した。黄色固体の析出が観察された。室温に冷却した時点で、反応混合物を水(200mL)で希釈した。得られた固体を収集し、水で洗浄し、減圧乾燥させてIC11を帯黄白色固体(315mg、55%)として得て、これをさらに精製せずに次の反応に使用した。
Figure 2023544615000158
6,7-ジメトキシ-2-(4-(5-(2-ニトロ-5-(2-(ピリジン-3-イル)エトキシ)フェニル)-2H-テトラゾール-2-イル)フェネチル)-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン(ID11)の合成
攪拌子を備えた清潔で乾燥した40mLバイアルにIB4(203mg、0.65mmol)、亜硝酸ナトリウム(55mg、0.81mmol)、H2O(1mL)、およびEtOH(3mL)を加えた。混合物をボルテックスし、約-15℃に冷却した(氷/塩浴)。混合物に36% HCl溶液(0.25mL)を加え、混合物を約5分間激しく攪拌した。別の清潔で乾燥した40mLバイアル中で、IC11(286mg、0.65mmol)をピリジン(5mL)に溶解させ、この溶液を、中間体IB4が収容されているバイアルに徐々に加えた。次に混合物を室温で終夜攪拌した。完了(LC/MSでモニタリング)の時点で、溶媒を減圧除去して粗残渣を得て、これをシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィー(0~10% MeOH/DCM)で精製してID11を帯赤色固体(115mg、29%)として得た。
Figure 2023544615000159
2-(2-(4-(2-(6,7-ジメトキシ-3,4-ジヒドロイソキノリン-2(1H)-イル)エチル)フェニル)-2H-テトラゾール-5-イル)-4-(2-(ピリジン-3-イル)エトキシ)アニリン(IE11)の合成
攪拌子を備えた清潔で乾燥した40mLバイアルにID11(91mg、0.15mmol)、鉄(83mg、1.5mmol)、塩化アンモニウム(16mg、0.3mmol)、EtOH(3mL)、および水(0.5mL)を加えた。反応混合物を90℃で2時間攪拌した。完了(LC/MSでモニタリング)の時点で、混合物を濾過し、得られた固体をEtOH(3x)、続いてDCM(3x)で洗浄した。次に濾液をDCMで150mLまで希釈し、飽和NaHCO3(1x100mL)、ブライン(1x100mL)で洗浄し、乾燥させた(Na2SO4)。溶媒を減圧除去してIE11を黄色固体(55mg、63%)として得て、これをさらに精製せずに使用した。
Figure 2023544615000160
5-(ベンジルオキシ)-4-メトキシ-2-ニトロベンズアルデヒド(A8)の合成
攪拌子を備えた清潔で乾燥した40mLバイアルに5-(ベンジルオキシ)-4-メトキシベンズアルデヒドA7(1.21g、5.0mmol)およびDCM(12mL)を加えた。溶液を0℃に冷却し、濃硝酸(70%、6mL)を徐々に加えた。反応混合物を0℃で30分間攪拌した後、バイアルに別の濃硝酸(70%、6mL)を加えた。混合物を室温で終夜攪拌した。完了(LC/MSでモニタリング)の時点で、混合物をEtOAc(200mL)で希釈し、水(2x200mL)、ブライン(1x100mL)で洗浄し、乾燥させ(Na2SO4)、減圧濃縮して粗残渣を得て、EtOAc/n-ヘプタンから再結晶してA8を黄色固体(0.89g、62%)として得た。
Figure 2023544615000161
2-(4-(5-(5-(ベンジルオキシ)-4-メトキシ-2-ニトロフェニル)-2H-テトラゾール-2-イル)フェネチル)-6,7-ジメトキシ-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン(ID6)の合成
攪拌子を備えた清潔で乾燥した40mLバイアルにIB4(0.17g、0.55mmol)、亜硝酸ナトリウム(0.046g、0.67mmol)、H2O(2mL)、およびEtOH(6mL)を加えた。混合物をボルテックスし、約-15℃に冷却した(氷/塩浴)。混合物に36% HCl溶液(0.2mL)を加え、混合物を約5分間激しく攪拌した。別の清潔で乾燥した40mLバイアル中で、IC2(0.25g、0.55mmol)をピリジン(5mL)に溶解させ、この溶液を、中間体IB4が収容されているバイアルに徐々に加えた。次に混合物を室温で終夜攪拌した。完了(LC/MSでモニタリング)の時点で、混合物をDCM(75mL)で希釈し、水、ブライン(2x50mL)で洗浄し、乾燥させ(Na2SO4)、減圧濃縮して粗残渣を得て、これをシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィー(0~5% MeOH/DCM)で精製してID6を帯赤色固体(0.19g、55%)として得た。
Figure 2023544615000162
4-(ベンジルオキシ)-2-(2-(4-(2-(6,7-ジメトキシ-3,4-ジヒドロイソキノリン-2(1H)-イル)エチル)フェニル)-2H-テトラゾール-5-イル)-5-メトキシアニリン(IE6)の合成
攪拌子を備えた清潔で乾燥した40mLバイアルにID6(0.18g、0.30mmol)、鉄(0.17g、3.04mmol)、塩化アンモニウム(0.16g、3.04mmol)、EtOH(7mL)、および水(1.5mL)を加えた。反応混合物を90℃で1時間攪拌した。完了(LC/MSでモニタリング)の時点で、混合物をセライトパッドを通じて熱時濾過し、DCMで洗浄した。濾液を飽和NaHCO3(2x50mL)、ブライン(1x50mL)で洗浄し、乾燥させ(Na2SO4)、減圧濃縮して粗残渣を得て、これをシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィー(0~5% MeOH/DCM)で精製してIE6(0.15g、84%)を得た。
Figure 2023544615000163
2-(4-(5-(5-(ベンジルオキシ)-4-メトキシ-2-ニトロフェニル)-2H-テトラゾール-2-イル)フェネチル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,6-ナフチリジン(ID3)の合成
攪拌子を備えた清潔で乾燥した40mLバイアルにIB2(381mg、1.5mmol)、亜硝酸ナトリウム(128mg、1.86mmol)、H2O(1.5mL)、およびEtOH(3mL)を加えた。混合物をボルテックスし、約-15℃に冷却した(氷/塩浴)。次に、混合物に36% HCl溶液(0.40mL)を加え、混合物を約5分間激しく攪拌した。別の清潔で乾燥した40mLバイアル中で、化合物IC2(683mg、1.5mmol)をピリジン(8mL)に溶解させ、この溶液を、IB2が収容されているバイアルに徐々に加えた。混合物を室温で終夜攪拌した。完了(LC/MSでモニタリング)の時点で、混合物をDCM(150mL)で希釈し、水(2x100mL)、ブライン(1x100mL)で洗浄し、乾燥させ(Na2SO4)、減圧濃縮して粗残渣を得て、これをシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィー(0~5% MeOH/DCM)で精製した。クロマトグラフィー精製後に得られた所望の生成物をMeOH(HClで酸性化)に溶解させ、逆相HPLC(10~100% MeCN/水(0.01% HClで酸性化))でさらに精製して所望の生成物を塩形態で得た。この生成物を10% MeOH/DCM(100mL)に懸濁させ、1N NaOH(2x50mL)、ブライン(1x50mL)で洗浄し、乾燥させ(Na2SO4)、減圧濃縮してID3を帯赤色固体(362mg、21%)として得た。
Figure 2023544615000164
4-(ベンジルオキシ)-2-(2-(4-(2-(3,4-ジヒドロ-2,6-ナフチリジン-2(1H)-イル)エチル)フェニル)-2H-テトラゾール-5-イル)-5-メトキシアニリン(IE3)の合成
攪拌子を備えた清潔で乾燥した40mLバイアルにID3(282mg、0.5mmol)、鉄(280mg、5.0mmol)、塩化アンモニウム(53mg、1.0mmol)、EtOH(3.5mL)、および水(0.5mL)を加えた。反応混合物を90℃で1.5時間攪拌した。完了(LC/MSでモニタリング)の時点で、混合物を濾過し、得られた固体をEtOHおよびDCMで3回洗浄した。次に濾液をDCMで150mLまで希釈し、飽和NaHCO3(2x100mL)、ブライン(1x100mL)で洗浄し、乾燥させ(Na2SO4)、減圧濃縮して粗残渣を得た。この残渣をMeOH(HClで酸性化)に溶解させ、逆相HPLC(10~80% MeCN/水(0.01% HClで酸性化))で精製して所望の生成物を塩形態で得た。この生成物を10% MeOH/DCM(100mL)に懸濁させ、1N NaOH(2x50mL)、ブライン(1x50mL)で洗浄し、乾燥させ(Na2SO4)、減圧濃縮してIE3を帯赤色固体(206mg、77%)として得た。
Figure 2023544615000165
5-ヒドロキシ-4-メトキシ-2-ニトロベンズアルデヒド(A9)の合成
攪拌子を備えた清潔で乾燥した40mLバイアルにA8(900mg、3.13mmol)を加え、0℃に冷却した後、TFA(10mL)を加えた。反応混合物を60℃で終夜攪拌した。完了(LC/MSでモニタリング)の時点で、混合物を減圧濃縮して粗残渣を得て、これをシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィー(0~100% 酢酸エチル/n-ヘプタン)で精製してA9を褐色固体(550mg、89%)として得た。
Figure 2023544615000166
4-メトキシ-2-ニトロ-5-(ピリジン-3-イルメトキシ)ベンズアルデヒド(A10)の合成
清潔で乾燥した40mLバイアルにA9(0.5g、2.53mmol)、3-(2-ブロモメチル)ピリジンHBr(0.95g、3.80mmol)、無水K2CO3(1.05g、7.59mmol)、および無水DMF(20mL)を加えた。反応混合物を90℃で4時間攪拌した。完了(LC/MSでモニタリング)の時点で、混合物を濾過し、DCM 100mLで希釈した。有機層を水(2x100mL)、ブライン(1x100mL)で洗浄し、乾燥させ(Na2SO4)、減圧濃縮して粗残渣を得て、これをシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィー(0~100% 酢酸エチル/n-ヘプタン)で精製してA10を黄色固体(0.51g、70%)として得た。
Figure 2023544615000167
(E/Z)-N'-(4-メトキシ-2-ニトロ-5-(ピリジン-3-イルメトキシ)ベンジリデン)-4-メチルベンゼンスルホノヒドラジド(IC7)の合成
攪拌子を備えた清潔で乾燥した40mLバイアルにA10(500mg、1.73mmol)、p-トルエンスルホノヒドラジド(323mg、1.73mmol)、およびEtOH(15mL)を加えた。反応混合物を80℃で3時間攪拌した。黄色固体の析出が観察された。室温に冷却した時点で、反応混合物を水(200mL)で希釈した。得られた固体を収集し、水で洗浄し、減圧乾燥させてIC7を黄色固体(670mg、85%)として得て、これをさらに精製せずに次の反応に使用した。
Figure 2023544615000168
6,7-ジメトキシ-2-(4-(5-(4-メトキシ-2-ニトロ-5-(ピリジン-3-イルメトキシ)フェニル)-2H-テトラゾール-2-イル)フェネチル)-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン(ID7)の合成
攪拌子を備えた清潔で乾燥した40mLバイアルにIB4(376mg、1.20mmol)、亜硝酸ナトリウム(102mg、1.48mmol)、H2O(2mL)、およびEtOH(6mL)を加えた。混合物をボルテックスし、0℃未満に冷却した。混合物に36% HCl溶液(0.4mL)を加え、混合物を約5分間激しく攪拌した。別の清潔で乾燥した40mLバイアル中で、IC7(550mg、1.20mmol)をピリジン(8mL)に溶解させ、この溶液を、中間体IB4が収容されているバイアルに徐々に加えた。次に混合物を室温で終夜攪拌した。完了(LC/MSでモニタリング)の時点で、溶媒を減圧除去して粗残渣を得て、これをシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィー(0~5% MeOH/DCM)で精製してID7を帯褐黄色固体(290mg、38%)として得た。
Figure 2023544615000169
2-(2-(4-(2-(6,7-ジメトキシ-3,4-ジヒドロイソキノリン-2(1H)-イル)エチル)フェニル)-2H-テトラゾール-5-イル)-5-メトキシ-4-(ピリジン-3-イルメトキシ)アニリン(IE7)の合成
攪拌子を備えた清潔で乾燥した40mLバイアルにID7(250mg、0.40mmol)、鉄(223mg、4.0mmol)、塩化アンモニウム(43mg、0.8mmol)、EtOH(10mL)、および水(1.5mL)を加えた。反応混合物を90℃で1時間攪拌した。完了(LC/MSでモニタリング)の時点で、混合物を濾過し、得られた固体をEtOH(3x)、続いてDCM(3x)で洗浄した。次に濾液をDCMで150mLまで希釈し、飽和NaHCO3(1x100mL)、ブライン(1x100mL)で洗浄し、乾燥させた(Na2SO4)。溶媒を減圧除去してIE7を淡黄色固体(175mg、73%)として得て、これをさらに精製せずに使用した。
Figure 2023544615000170
7-(4-(5-(5-(ベンジルオキシ)-4-メトキシ-2-ニトロフェニル)-2H-テトラゾール-2-イル)フェネチル)-5,6,7,8-テトラヒドロイミダゾ[1,5-a]ピラジン(ID5)の合成
攪拌子を備えた清潔で乾燥した40mLバイアルにIB1(0.20g、0.82mmol)、亜硝酸ナトリウム(0.069g、1.0mmol)、H2O(2mL)、およびEtOH(6mL)を加えた。混合物をボルテックスし、約-15℃に冷却した(氷/塩浴)。混合物に36% HCl溶液(0.25mL)を加え、混合物を約5分間激しく攪拌した。別の清潔で乾燥した40mLバイアル中で、化合物IC2(0.37g、0.82mmol)をピリジン(5mL)に溶解させ、この溶液を、IB1が収容されているバイアルに徐々に加えた。次に混合物を室温で終夜攪拌した。完了(LC/MSでモニタリング)の時点で、粗混合物をDCM(75mL)で希釈し、水、ブライン(2x50mL)で洗浄し、乾燥させた(Na2SO4)。溶媒を減圧除去して粗残渣を得て、これをシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィー(0~5% MeOH/DCM)で精製してID5(0.15g、33%)を得た。
Figure 2023544615000171
4-(ベンジルオキシ)-2-(2-(4-(2-(5,6-ジヒドロイミダゾ[1,5-a]ピラジン-7(8H)-イル)エチル)フェニル)-2H-テトラゾール-5-イル)-5-メトキシアニリン(IE5)の合成
攪拌子を備えた清潔で乾燥した40mLバイアルにID5(0.13g、0.23mmol)、鉄(0.13g、2.35mmol)、塩化アンモニウム(0.12g、2.35mmol)、EtOH(7mL)、および水(1.5mL)を加えた。反応混合物を90℃で攪拌し、LC/MSでモニタリングした。完了時に(1時間後)、混合物をセライトプラグを通じて熱時濾過し、DCMで洗浄した。濾液を飽和NaHCO3(2x50mL)、ブライン(1x50mL)で洗浄し、乾燥させ(Na2SO4)、濃縮して粗残渣を得て、これをシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィー(0~5% MeOH/DCM)で精製してIE5(0.085g、71%)を得た。
Figure 2023544615000172
実施例2
N-(2-(2-(4-(2-(5,6-ジヒドロイミダゾ[1,5-a]ピラジン-7(8H)-イル)エチル)フェニル)-2H-テトラゾール-5-イル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド(スキーム1、化合物番号1)の合成
Figure 2023544615000173
一般的手順GGに従い、中間体IE1 134mgおよび中間体IF1 136mgを使用して、標記化合物85mg(収率46%)を合成した。
Figure 2023544615000174
実施例3
N-(2-(2-(4-(2-(3,4-ジヒドロ-2,6-ナフチリジン-2(1H)-イル)エチル)フェニル)-2H-テトラゾール-5-イル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド(スキーム1、化合物番号7)の合成
Figure 2023544615000175
一般的手順GGに従い、中間体IE2 137mgおよび中間体IF1 136mgを使用して、標記化合物79mg(収率42%)を合成した。
Figure 2023544615000176
実施例4
N-(2-(2-(4-(2-(3,4-ジヒドロ-2,6-ナフチリジン-2(1H)-イル)エチル)フェニル)-2H-テトラゾール-5-イル)-4,5-ジメトキシフェニル)キノリン-3-カルボキサミド(スキーム1、化合物番号2)の合成
Figure 2023544615000177
一般的手順GGに従い、中間体IE2 137mgおよび中間体IF2 129mgを使用して、標記化合物92mg(収率50%)を合成した。
Figure 2023544615000178
実施例5
N-(2-(2-(4-(2-(3,4-ジヒドロ-2,6-ナフチリジン-2(1H)-イル)エチル)フェニル)-2H-テトラゾール-5-イル)-4,5-ジメトキシフェニル)キノキサリン-2-カルボキサミド(スキーム1、化合物番号9)の合成
Figure 2023544615000179
一般的手順GGに従い、中間体IE2 137mgおよび中間体IF3 129mgを使用して、標記化合物83mg(収率45%)を合成した。
Figure 2023544615000180
実施例6
N-(2-(2-(4-(2-(3,4-ジヒドロ-2,6-ナフチリジン-2(1H)-イル)エチル)フェニル)-2H-テトラゾール-5-イル)-4,5-ジメトキシフェニル)-9-オキソ-9H-キサンテン-4-カルボキサミド(スキーム1、化合物番号11)の合成
Figure 2023544615000181
一般的手順GGに従い、中間体IE2 137mgおよび中間体IF4 155mgを使用して、標記化合物88mg(収率43%)を合成した。LC/MS (ESI, m/z): 679.31 [M + H]+
実施例7
N-(4-(ベンジルオキシ)-2-(2-(4-(2-(3,4-ジヒドロ-2,6-ナフチリジン-2(1H)-イル)エチル)フェニル)-2H-テトラゾール-5-イル)-5-メトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド(スキーム1、化合物番号12)の合成
Figure 2023544615000182
一般的手順GGに従い、中間体58 65mgおよび中間体IF1 46mgを使用して、標記化合物32mg(収率38%)を合成した。
Figure 2023544615000183
実施例8
N-(4-(ベンジルオキシ)-2-(2-(4-(2-(3,4-ジヒドロ-2,6-ナフチリジン-2(1H)-イル)エチル)フェニル)-2H-テトラゾール-5-イル)-5-メトキシフェニル)キノリン-3-カルボキサミド(スキーム1、化合物番号13)の合成
Figure 2023544615000184
反応液を40℃で72時間攪拌した以外は、一般的手順GGに従い、中間体58 65mgおよび中間体IF2 42mgを使用して、標記化合物33mg(収率40%)を合成した。
Figure 2023544615000185
実施例9
N-(2-(2-(4-(2-(3,4-ジヒドロ-2,7-ナフチリジン-2(1H)-イル)エチル)フェニル)-2H-テトラゾール-5-イル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド(スキーム1、化合物番号6)の合成
Figure 2023544615000186
一般的手順GGに従い、中間体IE2 137mgおよび中間体IF1 136mgを使用して、標記化合物78mg(収率41%)を合成した。
Figure 2023544615000187
実施例10
N-(2-(2-(4-(2-(6-(1H-イミダゾール-1-イル)-3,4-ジヒドロイソキノリン-2(1H)-イル)エチル)フェニル)-2H-テトラゾール-5-イル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド(スキーム2、化合物番号8)の合成
Figure 2023544615000188
一般的手順NNに従い、中間体IM1 78mgおよび中間体IF1 68mgを使用して、標記化合物69mg(収率66%)を合成した。
Figure 2023544615000189
実施例11
N-(2-(2-(4-(2-(7-(1H-イミダゾール-1-イル)-3,4-ジヒドロイソキノリン-2(1H)-イル)エチル)フェニル)-2H-テトラゾール-5-イル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド(スキーム2、化合物番号10)の合成
Figure 2023544615000190
一般的手順NNに従い、中間体IM2 78mgおよび中間体IF1 68mgを使用して、標記化合物61mg(収率59%)を合成した。
Figure 2023544615000191
実施例12
N-(2-(2-(4-(2-(7-(2-(1H-イミダゾール-1-イル)エトキシ)-6-メトキシ-3,4-ジヒドロイソキノリン-2(1H)-イル)エチル)フェニル)-2H-テトラゾール-5-イル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド(スキーム3、化合物番号14)の合成
Figure 2023544615000192
清潔で乾燥した40mLバイアルに中間体IS(90mg、0.15mmol、1.0当量)、中間体IF1(68mg、0.2mmol、1.33当量)、およびDCM(8.0mL)を加えた。反応混合物を室温で3時間攪拌し、反応完了時に、混合物を減圧濃縮し、逆相HPLC(水/MeCN中0.1% TFA)で精製した。次に生成物を10% MeOH/DCMに溶解させた後、1.0M NaOHで抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を減圧除去して標記化合物32mg(収率28%)を遊離塩基として得た。LC/MS (ESI, m/z): 769.20 [M + H]+
実施例13
N-(2-(2-(4-(2-((3-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンジル)((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)-2H-テトラゾール-5-イル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド(スキーム4、化合物番号3)の合成
Figure 2023544615000193
一般的手順RRに従い、中間体IY1 96mgおよび中間体IF1 68mgを使用して、標記化合物42mg(収率34%)を合成した。
Figure 2023544615000194
実施例14
N-(2-(2-(4-(2-((3-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンジル)((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)-2H-テトラゾール-5-イル)-4,5-ジメトキシフェニル)キノリン-3-カルボキサミド(スキーム4、化合物番号4)の合成
Figure 2023544615000195
一般的手順RRに従い、中間体IY1 96mgおよび中間体IF2 64mgを使用して、標記化合物33mg(収率28%)を合成した。
Figure 2023544615000196
実施例15
N-(2-(2-(4-(2-((3-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンジル)((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)-2H-テトラゾール-5-イル)-4,5-ジメトキシフェニル)-7-メチル-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド(スキーム4、化合物番号5)の合成
Figure 2023544615000197
一般的手順RRに従い、中間体IY1 96mgおよび中間体IF5 71mgを使用して、標記化合物37mg(収率30%)を合成した。
Figure 2023544615000198
実施例16
メチル 4-(2-(4-(2-(メチル((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)-2H-テトラゾール-5-イル)-3-(4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド)ベンゾエート(化合物番号15)の合成
Figure 2023544615000199
一般的手順RRに従い、中間体IY2 149mgおよび中間体IF1 136mgを使用して、標記化合物140mg(収率70%)を合成した。
Figure 2023544615000200
実施例17
N-(2-(2-(4-(2-(6,7-ジメトキシ-3,4-ジヒドロイソキノリン-2(1H)-イル)エチル)フェニル)-2H-テトラゾール-5-イル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-6-(ピリジン-4-イル)-4H-クロメン-2-カルボキサミド(化合物番号19)の合成
Figure 2023544615000201
一般的手順NNに従い、中間体1AZ 100mgおよび中間体IF6 108mgを使用して、標記化合物52mg(収率36%)を合成した。
Figure 2023544615000202
実施例18
N-(2-(2-(4-(2-(6,7-ジメトキシ-3,4-ジヒドロイソキノリン-2(1H)-イル)エチル)フェニル)-2H-テトラゾール-5-イル)-4,5-ジメトキシフェニル)-6-(1H-イミダゾール-1-イル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド(化合物番号20)の合成
Figure 2023544615000203
一般的手順NNに従い、中間体1AZ 100mgおよび中間体IF7 105mgを使用して、標記化合物48mg(収率33%)を合成した。
Figure 2023544615000204
実施例19
N-(2-(2-(4-(2-(6,7-ジメトキシ-3,4-ジヒドロイソキノリン-2(1H)-イル)エチル)フェニル)-2H-テトラゾール-5-イル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-(ピリジン-4-イル)ベンズアミド(化合物番号21)の合成
Figure 2023544615000205
一般的手順NNに従い、中間体1AZ 100mgおよび中間体IF8 89mgを使用して、標記化合物49mg(収率37%)を合成した。
Figure 2023544615000206
実施例20
N-(2-(2-(4-(2-(6,7-ジメトキシ-3,4-ジヒドロイソキノリン-2(1H)-イル)エチル)フェニル)-2H-テトラゾール-5-イル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-(ピリジン-3-イル)ベンズアミド(化合物番号22)の合成
Figure 2023544615000207
一般的手順NNに従い、中間体1AZ 100mgおよび中間体IF9 89mgを使用して、標記化合物35mg(収率26%)を合成した。
Figure 2023544615000208
実施例21
N-(2-(2-(4-(2-(6,7-ジメトキシ-3,4-ジヒドロイソキノリン-2(1H)-イル)エチル)フェニル)-2H-テトラゾール-5-イル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンズアミド(化合物番号23)の合成
Figure 2023544615000209
一般的手順NNに従い、中間体1AZ 100mgおよび中間体IF10 87mgを使用して、標記化合物45mg(収率34%)を合成した。
Figure 2023544615000210
実施例22
N-(2-(2-(4-(2-(6,7-ジメトキシ-3,4-ジヒドロイソキノリン-2(1H)-イル)エチル)フェニル)-2H-テトラゾール-5-イル)-4-(ピリジン-3-イルオキシ)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド(化合物番号24)の合成
Figure 2023544615000211
一般的手順RRに従い、中間体IE9 100mgおよび中間体IF1 82mgを使用して、標記化合物40mg(収率31%)を合成した。
Figure 2023544615000212
実施例23
N-(2-(2-(4-(2-(6,7-ジメトキシ-3,4-ジヒドロイソキノリン-2(1H)-イル)エチル)フェニル)-2H-テトラゾール-5-イル)-4-(ピリジン-4-イルオキシ)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド(化合物番号25)の合成
Figure 2023544615000213
一般的手順RRに従い、中間体IE10 98mgおよび中間体IF1 68mgを使用して、標記化合物40mg(収率31%)を合成した。
Figure 2023544615000214
実施例24
N-(2-(2-(4-(2-(6,7-ジメトキシ-3,4-ジヒドロイソキノリン-2(1H)-イル)エチル)フェニル)-2H-テトラゾール-5-イル)-4-(ピリジン-4-イルメトキシ)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド(化合物番号26)の合成
Figure 2023544615000215
一般的手順RRに従い、中間体IE12 100mgおよび中間体IF1 80mgを使用して、標記化合物38mg(収率30%)を合成した。
Figure 2023544615000216
実施例25
N-(2-(2-(4-(2-(6,7-ジメトキシ-3,4-ジヒドロイソキノリン-2(1H)-イル)エチル)フェニル)-2H-テトラゾール-5-イル)-4-(ピリジン-3-イルメトキシ)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド(化合物番号27)の合成
Figure 2023544615000217
一般的手順RRに従い、中間体IE8 90mgおよび中間体IF1 70mgを使用して、標記化合物49mg(収率41%)を合成した。
Figure 2023544615000218
実施例26
N-(2-(2-(4-(2-(6,7-ジメトキシ-3,4-ジヒドロイソキノリン-2(1H)-イル)エチル)フェニル)-2H-テトラゾール-5-イル)-4-(2-(ピリジン-3-イル)エトキシ)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド(化合物番号28)の合成
Figure 2023544615000219
一般的手順RRに従い、中間体IE11 49mgおよび中間体IF1 34mgを使用して、標記化合物23mg(収率36%)を合成した。
Figure 2023544615000220
実施例27
N-(4-(ベンジルオキシ)-2-(2-(4-(2-(6,7-ジメトキシ-3,4-ジヒドロイソキノリン-2(1H)-イル)エチル)フェニル)-2H-テトラゾール-5-イル)-5-メトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド(化合物番号29)の合成
Figure 2023544615000221
一般的手順RRに従い、中間体IE6 100mgおよび中間体IF1 76mgを使用して、標記化合物45mg(収率36%)を合成した。
Figure 2023544615000222
実施例28
N-(4-(ベンジルオキシ)-2-(2-(4-(2-(3,4-ジヒドロ-2,6-ナフチリジン-2(1H)-イル)エチル)フェニル)-2H-テトラゾール-5-イル)-5-メトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド(化合物番号16)の合成
Figure 2023544615000223
一般的手順RRに従い、中間体IE3 65mgおよび中間体IF1 46mgを使用して、標記化合物32mg(収率38%)を合成した。
Figure 2023544615000224
実施例29
N-(4-(ベンジルオキシ)-2-(2-(4-(2-(3,4-ジヒドロ-2,6-ナフチリジン-2(1H)-イル)エチル)フェニル)-2H-テトラゾール-5-イル)-5-メトキシフェニル)キノリン-3-カルボキサミド(化合物番号17)の合成
Figure 2023544615000225
一般的手順RRに従い、中間体IE3 65mgおよび中間体IF2 42mgを使用して、標記化合物33mg(収率40%)を合成した。
Figure 2023544615000226
実施例30
N-(4-(ベンジルオキシ)-2-(2-(4-(2-(5,6-ジヒドロイミダゾ[1,5-a]ピラジン-7(8H)-イル)エチル)フェニル)-2H-テトラゾール-5-イル)-5-メトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド(化合物番号18)の合成
Figure 2023544615000227
一般的手順RRに従い、中間体IE5 65mgおよび中間体IF1 37mgを使用して、標記化合物27mg(収率26%)を合成した。
Figure 2023544615000228
実施例31
N-(2-(2-(4-(2-(6,7-ジメトキシ-3,4-ジヒドロイソキノリン-2(1H)-イル)エチル)フェニル)-2H-テトラゾール-5-イル)-5-メトキシ-4-(ピリジン-3-イルメトキシ)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド(化合物番号30)の合成
Figure 2023544615000229
一般的手順RRに従い、中間体IE7 100mgおよび中間体IF1 76mgを使用して、標記化合物51mg(収率39%)を合成した。
Figure 2023544615000230
実施例32
P-糖タンパク質阻害活性の決定
ヒト子宮肉腫細胞株MES-SAに由来するP-糖タンパク質過剰発現細胞株(すなわちMES-SA/DX5細胞(ATCC))を、96ウェルプレートに、各ウェル中細胞6,500個/培地(McCoy's 5A + 10% FBS)100μLで播種し、漸増濃度のドキソルビシンに対して段階的曝露した。細胞を37℃、5% CO2で終夜インキュベートした。化合物を別の96ウェルプレート中で希釈して最終濃度の11倍を得た(最終化合物濃度を0nM、5nM、20nM、80nM、320nM、および1280nMとし、最終ドセタキセル濃度を100nMとし、または最終パクリタキセル濃度を200nMとした)。DMSOを陰性対照として使用し、公知のP-糖タンパク質阻害剤であるエンセキダールメタンスルホン酸一水和物(HM30181A)を陽性対照として使用した。11倍希釈液10μLを適切なウェルに加えた。P-糖タンパク質阻害ウェルは化合物 + ドセタキセル(または化合物 + パクリタキセル)を含んだ。化合物毒性ウェルは1280nMの化合物 + 10μLの培地を含んだ。処理細胞を37℃、5% CO2で3日間インキュベートした。
3つのウェルの細胞のT0値(化合物処理時の出発細胞数を反映する)を、以下に記載の段階1~4を行うことで決定した。
1. MTT(PBS中5mg/mL)10μLを各ウェルに加え、37℃、5% CO2で1.5時間インキュベートした。
2. 培地を取り除き、DMSO 100μLを各ウェルに加えた。
3. すべての紫色MTTホルマザン結晶が溶解するまでプレートを穏やかに振盪した。次にマイクロプレートリーダーを使用してOD540を測定した。
4. 細胞増殖パーセントを下記式により計算した:
細胞増殖パーセント = (T-T0)/(C-T0) x 100%
式中、Tは化合物に曝露した試験ウェルのODであり; Cは化合物処理のない対照ウェルのODであり; T0はゼロ時点のODである。細胞増殖阻害曲線およびEC50(P-糖タンパク質阻害の尺度)を、GraphPad Prismソフトウェア(v6.0)を使用してデータを非線形回帰モデルにフィッティングすることで得た。
実施例33
CYP3A4阻害活性の決定
試験化合物、DMSO(陰性対照)、およびケトコナゾール(陽性対照)を水中で最終濃度の4倍に希釈した。標準的な最終化合物濃度を37nM、111nM、333nM、1000nM、および3000nMとした。化合物希釈液12.5μLを白色96ウェルプレートに移した。1450μL(プレート全体に十分な量)の4倍アッセイ緩衝液(400mMリン酸カリウム緩衝液(1Mリン酸カリウム緩衝液10mL: 1M K2HPO4 8.02mL + 1M KH2PO4 1.98mL(H2O 10mL中K2HPO4 1.4g + KH2PO4 0.27g))、32μMルシフェリン-IPA(Promega V9002)、1M K3PO4緩衝液580μl、H2O 870μL、3mMルシフェリン-IPA 14μL、およびヒト肝ミクロソーム(Sigma M0317-1VL)18μL)を作製した。4倍アッセイ緩衝液12.5μLを各ウェルに加えた。ブランク対照ウェルでは、肝ミクロソームを含まない4倍アッセイ緩衝液12.5μLを加えた。プレートを室温で15分間インキュベートした。NADPH緩衝液2.75mLを以下のように作製した: H2O 2.42mL、溶液A 275μLおよび溶液B 55μL(NADPH再生系、Promega V9510)。この緩衝液25μLを各ウェルに加えた。プレートを37℃で11分間インキュベートした。ルシフェリン検出試薬(Promega V9002)50μLを加え、プレートを室温で5分間インキュベートした。プレートをルミノメーターで読み取った。
用量反応曲線およびIC50を、GraphPad Prismソフトウェア(v6.0)を使用してデータを非線形回帰モデルにフィッティングすることで得た。
表Aに示すEC50またはIC50値について、「A」は100nM未満のEC50またはIC50を意味し; 「B」は100nM~250nMの範囲のEC50またはIC50を意味し; 「C」は250nM~500nMの範囲のEC50またはIC50を意味し; 「D」は500nM~1000nMの範囲のEC50またはIC50を意味し; 「E」は1000nM超のEC50またはIC50を意味し; 「Nd」は未決定を意味する。
Figure 2023544615000231
等価物
本開示の1つまたは複数の態様の詳細が上記の添付明細書に記載されている。本明細書に記載のものと類似または等価である任意の方法および材料を本開示の実施および試験において使用することができるが、好ましい方法および材料は先ほど記載した通りである。本開示の他の特徴、目的、および利点は、本明細書および特許請求の範囲から明らかであろう。本明細書および添付の特許請求の範囲においては、文脈上別途明らかな指示がない限り、単数形は複数の参照対象を含む。別途定義がない限り、本明細書において使用されるすべての技術用語および科学用語は、本開示が属する技術分野の当業者が通常理解するものと同じ意味を有する。本明細書において引用されるすべての特許および刊行物は参照により組み入れられる。
上記明細書は、例示目的でのみ提示されているものであり、開示される正確な形態に本開示を限定するようには意図されておらず、むしろ、本明細書に添付される特許請求の範囲によって本開示を限定するように意図されている。

Claims (46)

  1. 式(IA)の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩:
    Figure 2023544615000232
    式中、
    AはC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~14員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~14員ヘテロアリールであり、ここで該シクロアルキルまたはヘテロシクリルはオキソで置換されていてもよく;
    RxおよびRyはそれぞれ独立して、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6アルコキシ、ハロゲン、-CN、-OH、-NH2、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり;
    R1はH、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルであり;
    R2およびR3はそれぞれ独立して、H、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、-O-C2~6アルキニル、-C(O)R11、-C(O)OR11、-C(O)N(R11)2、-C(O)NR11-S(O)2R11、-C(O)NR11-S(O)2-OR11、-C(O)NR11-S(O)2-N(R11)2、または-O-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール)であり、ここでR2もR3もHではなく、ここで該-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、または-O-C2~6アルキニルは、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールで置換されていてもよく;
    R5およびR6はそれぞれ独立して、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリール、または-C(O)R7であり、ここで該アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR7で置換されていてもよく、あるいは、
    R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4~10員ヘテロシクリル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールを形成し、ここで該ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、1個または複数のR7で置換されていてもよく;
    各R7は独立して、オキソ、ハロゲン、-OH、-NH2、-CN、-C(O)R10、-C(O)OR10、-C(O)N(R10)2、C1~3アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6アルコキシ、-NH(C1~6アルキル)、-N(C1~6アルキル)2、-O-(CH2)t-R8、-NH-(CH2)t-R8、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり、ここで該アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR10で置換されていてもよく;
    R8は-OH、C1~6アルコキシ、C1~6アルコキシ-OH、-NH2、-NH(C1~6アルキル)、-N(C1~6アルキル)2、-SH、-S(C1~6アルキル)、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり、ここで該アルコキシ、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR9で置換されていてもよく;
    各R9は独立して、-(CH2)u-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール)または-(CH2)u-(C6~10アリール)であり、ここで該ヘテロアリールまたはアリールは、1個または複数のハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよく;
    各R10は独立して、ハロゲン、-OH、-NH2、-CN、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり;
    各R11は独立して、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルであり、ここで該アルキル、アルケニル、またはアルキニルは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよく、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよく、あるいは、
    2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4~10員ヘテロシクリル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールを形成し、ここで該ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、1個または複数のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよく;
    n、m、およびpはそれぞれ独立して、0または1であり;
    tは1、2、または3であり;
    uは0、1、2、または3であり、
    ここで、R5およびR6が、それらが結合している原子と一緒になって、2個のR7で置換されたヘテロシクリルまたはヘテロアリールを形成し、両方のR7が-O-メチルである場合、
    (a) R2およびR3のうち一方は-O-メチルではなく; あるいは、
    (b) RxまたはRyは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールである。
  2. 式(I)の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩:
    Figure 2023544615000233
    式中、
    AはC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~14員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~14員ヘテロアリールであり、ここで該シクロアルキルまたはヘテロシクリルはオキソで置換されていてもよく;
    RxおよびRyはそれぞれ独立して、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6アルコキシ、ハロゲン、-CN、-OH、-NH2、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり;
    R1はH、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルであり;
    R2およびR3はそれぞれ独立して、H、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、-O-C2~6アルキニル、-C(O)R11、-C(O)OR11、-C(O)N(R11)2、-C(O)NR11-S(O)2R11、-C(O)NR11-S(O)2-OR11、-C(O)NR11-S(O)2-N(R11)2、または-O-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール)であり、ここでR2もR3もHではなく、ここで該-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、または-O-C2~6アルキニルは、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールで置換されていてもよく;
    R5およびR6はそれぞれ独立して、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリール、または-C(O)R7であり、ここで該アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR7で置換されていてもよく、あるいは、
    R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4~10員ヘテロシクリル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールを形成し、ここで該ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、1個または複数のR7で置換されていてもよく;
    各R7は独立して、オキソ、ハロゲン、-OH、-NH2、-CN、-C(O)R10、-C(O)OR10、-C(O)N(R10)2、C1~3アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6アルコキシ、-NH(C1~6アルキル)、-N(C1~6アルキル)2、-O-(CH2)t-R8、-NH-(CH2)t-R8、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり、ここで該アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR10で置換されていてもよく;
    R8は-OH、C1~6アルコキシ、C1~6アルコキシ-OH、-NH2、-NH(C1~6アルキル)、-N(C1~6アルキル)2、-SH、-S(C1~6アルキル)、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり、ここで該アルコキシ、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR9で置換されていてもよく;
    各R9は独立して、-(CH2)u-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール)または-(CH2)u-(C6~10アリール)であり、ここで該ヘテロアリールまたはアリールは、1個または複数のハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよく;
    各R10は独立して、ハロゲン、-OH、-NH2、-CN、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり;
    各R11は独立して、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルであり、ここで該アルキル、アルケニル、またはアルキニルは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよく、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよく、あるいは、
    2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4~10員ヘテロシクリル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールを形成し、ここで該ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、1個または複数のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよく;
    n、m、およびpはそれぞれ独立して、0または1であり;
    tは1、2、または3であり;
    uは0、1、2、または3であり、
    ここで、R5およびR6が、それらが結合している原子と一緒になって、2個のR7で置換されたヘテロシクリルまたはヘテロアリールを形成する場合、一方のR7は-O-メチルではない。
  3. 式(I')の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩:
    Figure 2023544615000234
    式中、
    Aは
    Figure 2023544615000235
    であり;
    RxおよびRyはそれぞれ独立して、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6アルコキシ、ハロゲン、-CN、-OH、-NH2、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり;
    R1はH、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルであり;
    R2およびR3はそれぞれ独立して、H、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、-O-C2~6アルキニル、-C(O)R11、-C(O)OR11、-C(O)N(R11)2、-C(O)NR11-S(O)2R11、-C(O)NR11-S(O)2-OR11、-C(O)NR11-S(O)2-N(R11)2、または-O-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール)であり、ここでR2もR3もHではなく、ここで該-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、または-O-C2~6アルキニルは、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールで置換されていてもよく;
    R5およびR6はそれぞれ独立して、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリール、または-C(O)R7であり、ここで該アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR7で置換されていてもよく、あるいは、
    R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4~10員ヘテロシクリル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールを形成し、ここで該ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、1個または複数のR7で置換されていてもよく;
    各R7は独立して、オキソ、ハロゲン、-OH、-NH2、-CN、-C(O)R10、-C(O)OR10、-C(O)N(R10)2、C1~3アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6アルコキシ、-NH(C1~6アルキル)、-N(C1~6アルキル)2、-O-(CH2)t-R8、-NH-(CH2)t-R8、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり、ここで該アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR10で置換されていてもよく;
    R8は-OH、C1~6アルコキシ、C1~6アルコキシ-OH、-NH2、-NH(C1~6アルキル)、-N(C1~6アルキル)2、-SH、-S(C1~6アルキル)、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり、ここで該アルコキシ、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR9で置換されていてもよく;
    各R9は独立して、-(CH2)u-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール)または-(CH2)u-(C6~10アリール)であり、ここで該ヘテロアリールまたはアリールは、1個または複数のハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよく;
    各R10は独立して、ハロゲン、-OH、-NH2、-CN、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり;
    各R11は独立して、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルであり、ここで該アルキル、アルケニル、またはアルキニルは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよく、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよく、あるいは、
    2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4~10員ヘテロシクリル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールを形成し、ここで該ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、1個または複数のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよく;
    n、m、およびpはそれぞれ独立して、0または1であり;
    tは1、2、または3であり;
    uは0、1、2、または3であり、
    ここで、R5およびR6が、それらが結合している原子と一緒になって、2個のR7で置換されたヘテロシクリルまたはヘテロアリールを形成する場合、一方のR7は-O-メチルではない。
  4. 式(II)の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩:
    Figure 2023544615000236
    式中、
    RxはH、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6アルコキシ、ハロゲン、-CN、-OH、-NH2、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり;
    R1はH、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルであり;
    R2およびR3はそれぞれ独立して、H、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、-O-C2~6アルキニル、-C(O)R11、-C(O)OR11、-C(O)N(R11)2、-C(O)NR11-S(O)2R11、-C(O)NR11-S(O)2-OR11、-C(O)NR11-S(O)2-N(R11)2、または-O-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール)であり、ここでR2もR3もHではなく、ここで該-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、または-O-C2~6アルキニルは、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールで置換されていてもよく;
    R5およびR6はそれぞれ独立して、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリール、または-C(O)R7であり、ここで該アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR7で置換されていてもよく、あるいは、
    R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4~10員ヘテロシクリル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールを形成し、ここで該ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、1個または複数のR7で置換されていてもよく;
    各R7は独立して、オキソ、ハロゲン、-OH、-NH2、-CN、-C(O)R10、-C(O)OR10、-C(O)N(R10)2、C1~3アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6アルコキシ、-NH(C1~6アルキル)、-N(C1~6アルキル)2、-O-(CH2)t-R8、-NH-(CH2)t-R8、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり、ここで該アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR10で置換されていてもよく;
    R8は-OH、C1~6アルコキシ、C1~6アルコキシ-OH、-NH2、-NH(C1~6アルキル)、-N(C1~6アルキル)2、-SH、-S(C1~6アルキル)、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり、ここで該アルコキシ、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR9で置換されていてもよく;
    各R9は独立して、-(CH2)u-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール)または-(CH2)u-(C6~10アリール)であり、ここで該ヘテロアリールまたはアリールは、1個または複数のハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよく;
    各R10は独立して、ハロゲン、-OH、-NH2、-CN、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり;
    各R11は独立して、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルであり、ここで該アルキル、アルケニル、またはアルキニルは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよく、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよく、あるいは、
    2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4~10員ヘテロシクリル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールを形成し、ここで該ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、1個または複数のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよく;
    n、m、およびpはそれぞれ独立して、0または1であり;
    tは1、2、または3であり;
    uは0、1、2、または3であり、
    ここで、R5およびR6が、それらが結合している原子と一緒になって、2個のR7で置換されたヘテロシクリルまたはヘテロアリールを形成する場合、一方のR7は-O-メチルではない。
  5. 式(IA')の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩:
    Figure 2023544615000237
    式中、
    AはC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~14員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~14員ヘテロアリールであり、ここで該シクロアルキルまたはヘテロシクリルはオキソで置換されていてもよく;
    RxおよびRyはそれぞれ独立して、H、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり;
    R1はH、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルであり;
    R2およびR3はそれぞれ独立して、H、-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、-O-C2~6アルキニル、または-O-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール)であり、ここでR2もR3もHではなく、ここで該-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、または-O-C2~6アルキニルは、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールで置換されていてもよく;
    R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4~10員ヘテロシクリル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールを形成し、ここで該ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、1個または複数のR7で置換されていてもよく;
    各R7は独立して、C1~6アルコキシであり;
    n、m、およびpはそれぞれ独立して、0または1であり、
    ここで(a) R2およびR3のうち一方は-O-メチルではなく; あるいは、(b) RxまたはRyは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールである。
  6. RxおよびRyがそれぞれ独立して、H、C1~6アルキル、または-OHである、前記請求項のいずれか一項記載の化合物。
  7. R1がHまたはC1~6アルキルである、前記請求項のいずれか一項記載の化合物。
  8. R2およびR3がそれぞれ独立して、-O-C1~6アルキル、-C(O)R11、-C(O)OR11、-C(O)N(R11)2、または-C(O)NR11-S(O)2R11である、前記請求項のいずれか一項記載の化合物。
  9. R5およびR6がそれぞれ独立して、H、C1~6アルキル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリール、または-C(O)R7であり、ここで該アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールが、1個または複数のR7で置換されていてもよい、前記請求項のいずれか一項記載の化合物。
  10. R5およびR6がそれぞれ独立して、H、C1~6アルキル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールであり、ここで該アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールが、1個または複数のR7で置換されていてもよい、前記請求項のいずれか一項記載の化合物。
  11. R5およびR6がそれぞれ独立して、H、C1~6アルキル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールであり、ここで該アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールが、1個または複数のR7で置換されている、前記請求項のいずれか一項記載の化合物。
  12. R5およびR6が、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4~10員ヘテロシクリル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールを形成し、ここで該ヘテロシクリルまたはヘテロアリールが、1個または複数のR7で置換されている、前記請求項のいずれか一項記載の化合物。
  13. 各R7が独立して、オキソ、ハロゲン、-OH、-NH2、-CN、-C(O)R10、C1~3アルキル、C2~6アルキニル、-O-(CH2)t-R8、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり、ここで該アルキル、アルキニル、アルコキシ、アリール、またはヘテロアリールが、1個または複数のR10で置換されていてもよい、前記請求項のいずれか一項記載の化合物。
  14. 各R7が独立して、オキソ、ハロゲン、-OH、-NH2、-CN、-C(O)R10、C1~3アルキル、C2~6アルキニル、C1~6アルコキシ、-O-(CH2)t-R8、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり、ここで該アルキル、アルキニル、アルコキシ、アリール、またはヘテロアリールが、1個または複数のR10で置換されている、前記請求項のいずれか一項記載の化合物。
  15. R8が-OH、C1~6アルコキシ、C1~6アルコキシ-OH、-NH2、-N(C1~6アルキル)2、-S(C1~6アルキル)、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり、ここで該アルコキシ、アルキル、ヘテロシクリル、またはヘテロアリールが、1個または複数のR9で置換されていてもよい、前記請求項のいずれか一項記載の化合物。
  16. R8が-OH、C1~6アルコキシ、C1~6アルコキシ-OH、-NH2、-N(C1~6アルキル)2、-S(C1~6アルキル)、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり、ここで該アルコキシ、アルキル、ヘテロシクリル、またはヘテロアリールが、1個または複数のR9で置換されている、前記請求項のいずれか一項記載の化合物。
  17. 各R9が独立して、-(CH2)u-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール)または-(CH2)u-(C6~10アリール)であり、ここで該ヘテロアリールまたはアリールが、1個または複数のハロゲンまたは-OHで置換されていてもよい、前記請求項のいずれか一項記載の化合物。
  18. 各R9が独立して、-(CH2)u-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール)または-(CH2)u-(C6~10アリール)であり、ここで該ヘテロアリールまたはアリールが、1個または複数のハロゲンまたは-OHで置換されている、前記請求項のいずれか一項記載の化合物。
  19. 各R10が独立して、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールである、前記請求項のいずれか一項記載の化合物。
  20. 各R11が独立して、
    H;
    1個または複数の、
    N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール
    で置換されていてもよい、C1~6アルキル
    であり、ここで該ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールが、1個または複数の、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、またはオキソで置換されていてもよい、前記請求項のいずれか一項記載の化合物。
  21. 各R11が独立して、
    H;
    1個または複数の、
    N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール
    で置換されていてもよい、C1~6アルキル
    であり、ここで該ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールが、1個または複数の、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、またはオキソで置換されている、前記請求項のいずれか一項記載の化合物。
  22. 各R11が独立して、
    H;
    1個または複数の、
    N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール
    で置換された、C1~6アルキル
    であり、ここで該ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールが、1個または複数の、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、またはオキソで置換されていてもよい、前記請求項のいずれか一項記載の化合物。
  23. 2個のR11が、それらが結合している原子と一緒になって、
    1個または複数の、
    C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2
    で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4~10員ヘテロシクリル
    を形成する、前記請求項のいずれか一項記載の化合物。
  24. 2個のR11が、それらが結合している原子と一緒になって、
    1個または複数の、
    C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2
    で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4~10員ヘテロシクリル
    を形成する、前記請求項のいずれか一項記載の化合物。
  25. 各nが0である、前記請求項のいずれか一項記載の化合物。
  26. 各nが1である、前記請求項のいずれか一項記載の化合物。
  27. 各mが0である、前記請求項のいずれか一項記載の化合物。
  28. 各mが1である、前記請求項のいずれか一項記載の化合物。
  29. 各pが0である、前記請求項のいずれか一項記載の化合物。
  30. 各pが1である、前記請求項のいずれか一項記載の化合物。
  31. R2もR3もHではない、前記請求項のいずれか一項記載の化合物。
  32. R5およびR6が、それらが結合している原子と一緒になって、2個のR7で置換されたヘテロシクリルまたはヘテロアリールを形成する場合、一方のR7が-O-メチルではない、前記請求項のいずれか一項記載の化合物。
  33. 式(I-a)もしくは(I-b)の化合物:
    Figure 2023544615000238
    、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩である、請求項1~3のいずれか一項記載の化合物。
  34. 式(I-c)、(I-d)、(I-e)、もしくは(I-f)の化合物:
    Figure 2023544615000239
    、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩である、請求項1~3のいずれか一項記載の化合物。
  35. 式(I-a')もしくは(I-b')の化合物:
    Figure 2023544615000240
    、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩である、請求項1~3のいずれか一項記載の化合物。
  36. 式(II-a)の化合物:
    Figure 2023544615000241
    、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩である、請求項1~4のいずれか一項記載の化合物。
  37. 式(II-a')の化合物:
    Figure 2023544615000242
    、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩である、請求項1~4のいずれか一項記載の化合物。
  38. 表1より選択される、請求項1~5のいずれか一項記載の化合物。
  39. 表2より選択される、請求項1または5記載の化合物。
  40. 請求項1~39のいずれか一項記載の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩と、薬学的に許容される希釈剤または担体とを含む、薬学的組成物。
  41. P-糖タンパク質活性および/またはシトクロムP450活性を調節する方法であって、細胞と有効量の請求項1~39のいずれか一項記載の化合物または請求項40記載の薬学的組成物とを接触させる段階を含む、方法。
  42. その必要がある対象において、がんを処置または予防する方法であって、該対象に治療有効量の請求項1~39のいずれか一項記載の化合物または請求項40記載の薬学的組成物を投与する段階を含む、方法。
  43. P-糖タンパク質活性および/またはシトクロムP450活性を調節する際の使用のための、請求項1~39のいずれか一項記載の化合物または請求項40記載の薬学的組成物。
  44. 本明細書に開示される疾患または障害を処置または予防する際の使用のための、請求項1~39のいずれか一項記載の化合物または請求項40記載の薬学的組成物。
  45. P-糖タンパク質活性および/またはシトクロムP450活性を調節するための医薬の製造における、請求項1~39のいずれか一項記載の化合物または請求項40記載の薬学的組成物の使用。
  46. 本明細書に開示される疾患または障害を処置または予防するための医薬の製造における、請求項1~39のいずれか一項記載の化合物または請求項40記載の薬学的組成物の使用。
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