JP2023542938A - エアープライミングを容易にするための採血デバイス、システム、および方法 - Google Patents
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Abstract
血液流路をプライミングするための採血デバイスは、カニューレと、ホルダーと、エラストマースリーブとを含み得る。カニューレは、近位端と、遠位端と、それらの間の長手方向軸に沿って延びるルーメンとを含み得る。カニューレは、ユーザーがカニューレを通る血液流路を視覚化できるようにするスロットを含み得る。ホルダーは、カニューレのシャフトを保持するために長手方向軸と整列するように構成されたチャネルを含み得る。ホルダーは、カニューレのスロットに対応する視覚的なチェック窓をさらに含み得る。エラストマースリーブは、ホルダーに連結され、カニューレの近位端を取り囲み得る。血液流路をプライミングするために、プライミング開口部が、エラストマースリーブとホルダーとの間に配置され得る。
Description
本発明は、エアープライミングを容易にするための採血デバイス、システム、および方法に関する。
この出願は、「エアープライミングを容易にするための採血デバイス、システム、および方法」と題して、2020年9月21日に出願された米国仮出願シリアル番号63/081,091の優先権を主張する。
通常、静脈カテーテルは、様々な注入療法に使用されている。例えば、静脈カテーテルは、通常の生理食塩水、様々な薬剤、完全非経口栄養物のような流体を患者に注入するために使用され得る。また、静脈カテーテルは、患者から血液を採取するために使用され得る。
静脈カテーテルの一般的なタイプは、末梢IVカテーテル(「PIVC」)、末梢挿入型中心カテーテル(「PICC」)、および正中カテーテルである。静脈カテーテルは、鋭い遠位先端を有する針の上に取り付けられ得る「オーバーザニードル」カテーテルを含み得る。鋭い遠位先端は、患者の皮膚および血管系を穿刺するために使用され得る。血管系内への静脈カテーテルの挿入は、針による血管系の穿孔に続き得る。一般的に、針および静脈カテーテルは、針の斜面を上に向けて患者の皮膚から離して、患者の血管系内に皮膚を通して浅い角度で挿入される。
導入針および/または静脈カテーテルが、血管系内に適切に配置されていることを確認するために、一般的に、ユーザーは、ユーザーに見え得る血液のフラッシュバックがあることを確認する。場合によっては、導入針は、導入針の遠位端に向かって配置されたノッチを含み、血管系内に配置された導入針の遠位先端に応答して、血液は針ルーメンを通って近位に流れ、ノッチを通過して針ルーメンを出て、その後、導入針の外面と静脈カテーテルの内面の間を近位方向に移動し得る。
したがって、静脈カテーテルが、少なくとも部分的に透明である場合、ユーザーは、少量の血液の「フラッシュバック」を視覚化し、それによって血管系内の静脈カテーテルの配置を確認し得る。フラッシュバックのような血管系入口インジケーターの存在は、静脈カテーテルの配置の成功を容易にし得る。また、フラッシュバックは、流路から空気をパージするために、エアープライミングを行うことに使用され得る。一度、血管系内の導入針の配置が確認されると、ユーザーは、一時的に血管系の流れを遮断し、導入針を引き抜いて、将来の採血および/または輸液のために静脈カテーテルを所定の位置に残し得る。
採血のために、採血チューブがコネクタを介してカテーテルに取り付けられ得る。例えば、VACUTAINER(商標)採血チューブは、患者からの所定量の血液の抜き取りを容易にするために、チューブの内部を真空にするゴム栓を備えた滅菌ガラスまたはプラスチック試験管を含み得る。患者から血液を採取するために、両頭針が使用され得る。針の近位端は、ホルダーの内側に配置され得、針の遠位端は、患者のカテーテルまたは静脈に挿入され得る。VACUTAINER(商標)採血チューブがホルダーに挿入されたとき、ゴム栓は、針の近位端によって穿刺され得、チューブ内の真空は、針を通して血液をチューブ内に引き込み得る。次に、充填されたチューブが取り外され得、別のチューブが挿入され、同じ方法で充填されることが可能である。
本明細書で主張される主題は、不利益を解決する実施形態、または、上記のような環境でのみ動作する実施形態に限定されない。むしろ、この背景は、本明細書に記載のいくつかの実施形態が実行され得る技術分野の一例を示すために提供されているにすぎない。
本開示は、一般に、血液流路をプライミングするための採血デバイス、システム、および方法に関する。いくつかの実施形態では、採血デバイスは、カニューレ、ホルダー、およびエラストマースリーブを含み得る。いくつかの実施形態では、カニューレは、近位端、遠位端、およびそれらの間の長手方向軸に沿って延びるルーメンを含み得る。カニューレのいくつかの実施形態は、ユーザーが、カニューレを通る血液流路を視覚化できるようにするためのスロットを含み得る。
いくつかの実施形態では、ホルダーは、近位端、遠位端、およびそれらの間に延在するチャネルを含み得る。チャネルのいくつかの実施形態は、カニューレのシャフトを保持するために長手方向軸と整列するように構成され得る。いくつかの実施形態では、ホルダーは、カニューレのスロットに対応する視覚的なチェック窓を含み得る。
いくつかの実施形態では、エラストマースリーブは、ホルダーに結合され得、カニューレの近位端を取り囲み得る。いくつかの実施形態では、血液流路をプライミングするために、プライミング開口部が、エラストマースリーブとホルダーとの間に配置され得る。いくつかの実施形態では、プライミング開口部は、採血チューブがホルダーに結合されることに応答して自動的にシールされ得る。いくつかの実施形態では、エラストマースリーブは、プライミング開口部を自動的にシールされ得る。
いくつかの実施形態では、ホルダーは、採血チューブに結合するように構成され得、カニューレの近位端およびエラストマースリーブは、採血チューブの遠位端を通って延在し得る。いくつかの実施形態では、ホルダーは、無針コネクタに結合するように構成され得る。いくつかの実施形態では、ホルダーは、カニューレの物理的操作のために接触インターフェースを含み得る。
いくつかの実施形態では、ホルダーは、長手方向軸に沿ってホルダーの近位端から延在する突出部を含み得る。突出部のいくつかの実施形態は、チャネルの少なくとも一部を含み得る。いくつかの実施形態では、突出部は、プライミング開口部を含み得る。
採血システムのいくつかの実施形態は、遠位端、第1の近位ポート、および第2の近位ポートを備えるY字アダプタのようなアダプタを含み得る。いくつかの実施形態では、採血システムは、さらに、第1の近位ポートに結合された採血デバイスを含み得る。
いくつかの実施形態では、採血デバイスは、遠位端、近位端、およびそれらの間に延在する長手方向軸を含む本体を含み得る。いくつかの実施形態では、セプタムが本体内に配置され得る。いくつかの実施形態では、遠位端および鋭利な近位端を有するカニューレが、セプタムを通って延在し得る。いくつかの実施形態では、エラストマースリーブが本体に連結され、カニューレの鋭利な近位端を覆い得る。
いくつかの実施形態では、エアーパイプが、セプタムを通って延在し得る。いくつかの実施形態では、エアーメンブレンがエアーパイプの近位に配置され得る。エアープライミング経路のいくつかの実施形態は、エアーパイプおよびエアーメンブレンを含み得る。いくつかの実施形態では、エアープライミング経路とは別の採血経路が、カニューレを含む。
いくつかの実施形態では、本体の遠位端は、雄型ルアーアダプタを含み得、カニューレは、本体の近位端を通って延在し得る。いくつかの実施形態では、本体は、セプタムとエラストマースリーブとの間に延展部を含み得る。延展部のいくつかの実施形態は、ユーザーによって保持されるように構成され得る。いくつかの実施形態では、エアーメンブレンは、延展部内に配置され得る。
いくつかの実施形態では、エラストマースリーブは、採血チューブが本体に結合されることに応答して、エアープライミング経路を自動的にシールし得る。いくつかの実施形態では、採血システムは、カニューレがシールリングを通って延在するように、第1の近位ポート内に配置されたシールリングをさらに含み得る。いくつかの実施形態では、シールリングは、第1の近位ポートの遠位端に配置され得る。いくつかの実施形態では、シールリングは、セプタムに隣接して配置され得る。
いくつかの実施形態では、エアーパイプは、複数のチャネルを含み得る。採血経路のいくつかの実施形態は、第1のチャネルを含み得、エアープライミング経路のいくつかの実施形態は、第2のチャネルを含み得る。いくつかの実施形態では、エアープライミング経路は、エアーパイプおよびエアーメンブレンを代替するエアーロッドを含み得る。エアーロッドのいくつかの実施形態は、空気の通過を許容し、液体をブロックする多孔質材料を含み得る。いくつかの実施形態では、エアーロッドは、採血デバイスの本体と一体化され得る。
前述の一般的な説明および以下の詳細な説明の両方が、例および説明であり、特許請求される本発明を限定するものではないことが理解されるべきである。様々な実施形態は、図面に示される構成および手段に限定されないことを理解されたい。また、実施形態が組み合わせられ得ること、または、他の実施形態が利用され得ること、および、特許請求されていない限り、構造上の変更が、本発明の様々な実施形態の範囲から逸脱することなく、行われ得ることも理解されたい。したがって、以下の詳細な説明は、限定的な意味で解釈されるべきではない。
例示的な実施形態が、添付の図を使用することにより、追加の特異的事項および詳細を用いて記載および説明されるであろう。
本明細書に列挙されたすべての例および条件付き言語は、読者が発明を理解するのを助けるための教育的目的、および発明者が当技術を促進するために貢献した概念を支援することを意図しており、具体的に列挙された例および条件のような限定がされることのないように解釈されるべきである。本発明の実施形態を詳細に説明してきたが、本発明の精神および範囲から逸脱することなく、様々な変更、置換、および代替を行うことが出来ることを理解されたい。
ここで、図1Aおよび1Bを参照すると、いくつかの実施形態では、採血システム10は、Y字アダプタのようなアダプタ14を介してカテーテルアセンブリ2と連通してもよい。いくつかの実施形態では、カテーテルアセンブリ2のカテーテル4は、採血のためだけでなく、生理食塩水または薬剤の注入のために、患者の血管系内に配置されてもよい。
いくつかの実施形態では、カテーテル4を血管系内に挿入する前に、医療用液体または生理食塩水が、流路から空気をパージするために、アダプタ14の側部ポート6を通して注入されてもよい。しかしながら、真空の採血チューブ50をアダプタ14に接続すると、医療用液体または生理食塩水が、血液サンプルと混合し、それによって、血液サンプルが希釈され、不正確な診断が生じる可能性がある。一部の臨床医は、血液フラッシュバックを利用して流路から空気をパージする。しかしながら、仮に、エアープライミング手順が、正しく、または十分に行われない場合、血液サンプリング後に、血液が、アダプタ14内で凝固し得る。本明細書で開示される実施形態は、これらおよび他の問題に対処する。
採血システム10のいくつかの実施形態は、遠位ポート58、第1の近位ポート開口部60、および第2の近位ポート62を備えるアダプタ14を含んでいてもよい。いくつかの実施形態では、アダプタ14は、Y字アダプタ、T字アダプタ、または、他の適切なアダプタ14を含んでいてもよい。いくつかの実施形態では、例えば、採血デバイス12は、ルアーアダプタのような無針アダプタ54を介して第1の近位ポート60に結合されてもよい。
ここで、図1Aを参照すると、いくつかの実施形態では、採血デバイス12は、ユーザーがカニューレ22を通る血液流路を視覚化できるようにすることができるようにするために、スロット32を有するカニューレ22を含んでいてもよい。いくつかの実施形態では、カニューレ22のシャフト42が、ホルダー34によって保持されていてもよい。いくつかの実施形態では、カニューレ22は、鋼または別の適切な生体適合性材料で作製されていてもよい。いくつかの実施形態では、ホルダー34は、ポリマー、ゴム、または別の適切な材料で作製されていてもよい。ホルダー34のいくつかの実施形態は、カニューレ22のスロット32に対応する視覚的なチェック窓44を含んでいてもよい。
いくつかの実施形態では、エラストマースリーブ46が、ホルダー34に結合され、カニューレ22の近位端24を取り囲んでいてもよい。いくつかの実施形態では、プライミング開口部48が、血液流路をプライミングするために、エラストマースリーブ46とホルダー34との間に配置されていてもよい。いくつかの実施形態では、プライミング開口部48は、採血チューブ50がホルダー34に結合されることに応答して自動的にシールされてよい。
ここで、図1Bを参照すると、いくつかの実施形態では、採血デバイス12は、その中に配置されたセプタム72を有する本体64を含んでいてもよい。いくつかの実施形態では、遠位端76および鋭い近位端78を有するカニューレ22が、セプタム72を通って延在していてもよい。いくつかの実施形態では、エラストマースリーブ46が、カニューレの鋭い近位端78を覆うために、本体64に結合されていてもよい。いくつかの実施形態では、エアープライミング経路は、採血デバイス12をプライミングするために、採血経路から分離されていてもよい。いくつかの実施形態では、エラストマースリーブ46は、採血チューブ50が本体64に結合されることに応答して、エアープライミング経路を自動的にシールしてもよい。
ここで、図2A、2B、および2Cを参照すると、いくつかの先行技術の採血デバイス12では、血液サンプリング後にアダプタ14および/または無針アダプタ54内に残留血液98による汚染のリスクがある。実際、仮に、エアープライミング手順が、正しく、または十分に行われない場合、残留血液98が、エアープライミング手順後に得られた注入液または血液サンプルを汚染し得る。
図2Aおよび2Bに示すように、先行技術の採血デバイス12では、残留血液98が、アダプタ14の内壁に沿って、通常は、第1の近位ポート60と第2の近位ポート62との間の接合部またはその近く、または遠位ポート58に蓄積することが一般的である。また、残留血液98が、無針アダプタ54のねじ山または裂け目に沿って、またはその中に、または無針アダプタ54に取り付けられたキャップ100の表面に沿って蓄積することも、一般的である。場合によっては、図2Cに示すように、血液98が、アダプタ14および/または、それに取り付けられたカテーテルまたはチューブ内で、凝固し得る。これは、エアープライミング手順後に得られた注入液または血液サンプルを汚染することに加えて、流体経路を塞ぎ得る。
他の場合、従来技術の採血デバイス12は、それに取り付けられた採血チューブ50がなければ、ユーザーが血液フラッシュバックを視覚化することを可能にしないことがあり得る。他の場合、いくつかの先行技術の採血デバイス12は、第1のサンプルの量に悪影響を与え得るエアープライミング手順の実施を全く考慮しないことがあり得る。
ここで、図3を参照すると、本明細書で開示および請求される採血デバイス12のいくつかの実施形態は、上記の従来技術のデバイスのリスクおよび欠点に対処し得る。図3に示されるように、いくつかの実施形態では、採血デバイス12は、カニューレ22、ホルダー34、およびエラストマースリーブ46を含んでいてもよい。いくつかの実施形態では、カニューレ22は、近位端24、遠位端26、およびそれらの間のルーメン20を含んでいてもよい。いくつかの実施形態では、ルーメン20は、長手方向軸30に沿って延在していてもよい。
ホルダー34のいくつかの実施形態は、ユーザーがカニューレ22を保持し、物理的に操作することを可能にしてもよい。いくつかの実施形態では、ホルダー34は、カニューレ22の物理的操作のための接触インターフェース56を含んでいてもよい。いくつかの実施形態では、ホルダー34は、近位端36、遠位端38、およびそれらの間を延びるチャネル40を含んでいてもよい。チャネル40のいくつかの実施形態は、カニューレ22のシャフト42を保持してもよい。
カニューレ52のいくつかの実施形態は、ユーザーがカニューレ22を通る血液流路を視覚化することを可能にするスロット32を含んでいてもよい。同様に、ホルダー34のいくつかの実施形態は、カニューレ22のスロット32に対応する視覚的なチェック窓44を含んでもよい。採血デバイス12のいくつかの実施形態は、スロット32が視覚的なチェック窓454と整列するように構成され得、したがって、ユーザーは、採血デバイス12を通る血液流路または血液フラッシュバックを視覚化することが可能になる。
いくつかの実施形態では、エラストマースリーブ46は、ホルダー34に連結され、カニューレ22の近位端24を取り囲んでいてもよい。エラストマースリーブ46のいくつかの実施形態は、ゴムまたは別の適切なエラストマー材料を含んでいてもよい。いくつかの実施形態では、エラストマースリーブ46は、生体適合性であってもよく、実質的に液体不透過性であってもよい。
いくつかの実施形態では、1つまたは複数のプライミング開口部48が、エラストマースリーブ46とホルダー34との間に配置されていてもよく、それらの間にインターフェースを近接していてもよい。いくつかの実施形態では、エラストマースリーブ46は、プライミングおよび血液サンプリングのためのトリガーとして機能してもよい。例えば、採血デバイス12を患者の血管系に挿入すると、エラストマースリーブ46は、プライミング開口部48を通る血液流路内に存在する空気をプライミングしてもよい。プライミング開口部48のいくつかの実施形態は、クリアランス開口部54およびプライミングスロット55を含んでいてもよい。いくつかの実施形態では、血液流路内に存在する血液は、血液の高い表面張力および高い粘性のために、プライミング開口部48を通って周囲に漏れるのではなく、エラストマースリーブ46によって保持されてもよい。
いくつかの実施形態では、ホルダー34に採血チューブ50を接続することは、プライミング開口部48でエラストマースリーブ46を堅固にシールするために、エラストマースリーブ46を圧迫してもよい。いくつかの実施形態では、採血デバイス12は、その後、血液サンプルを自動的に採取し始めてもよい。採血デバイス12は、採血チューブ50をホルダー34から外すと、血液サンプルの採取を自動的に停止してもよい。同様に、採血デバイス12のいくつかの実施形態は、サンプル収集の前にエアープライミング手順を自動的に実施してもよく、採血チューブ50が、採血デバイス12に取り付けられたとき、エアープライミング手順を自動的に停止してもよい。
ここで、図4A~4Cを参照すると、いくつかの実施形態では、ホルダー34は、カニューレ22の鋭い近位端78およびエラストマースリーブ46が、採血チューブ50の遠位端を通って延在し得るように、採血チューブ50に結合するように構成されていてもよい。採血デバイス12のいくつかの実施形態は、独立して使用されてもよく、または既存のカテーテルシステムまたは採血セット102と接続して使用されてもよい。図4Aに示すように、採血デバイス12のいくつかの実施形態は、例えば、末梢IVカテーテル(「PIVC」)を含む採血システム10に取り付けてもよい。図4Bに示されるように、ホルダー34のいくつかの実施形態は、無針アダプタ54に結合するように構成されてもよい。図4Cに示されるように、ホルダー34のいくつかの実施形態は、カテーテルアダプタ104の近位端に結合するように構成されてもよい。
図5および6を参照すると、いくつかの実施形態では、ホルダー34は、長手方向軸30に沿ってホルダー34の近位端36から延びる突出部52を含んでいてもよい。突出部52のいくつかの実施形態は、チャネル40の少なくとも一部を含んでいてもよい。いくつかの実施形態では、カニューレ22のシャフト42は、それがエラストマースリーブ46内に延びるときに、突出部52がカニューレ22の近位端24を支持するように、チャネル40によって保持されていてもよい。
いくつかの実施形態では、突出部52は、1つまたは複数のプライミング開口部48を含んでいてもよい。例えば、図5の拡大図に示されるように、クリアランス開口部53は、長手方向軸30に沿って突出部52を通って延在していてもよい。このように、突出部52のいくつかの実施形態は、カニューレ22の外面と突出部52の内面との間にクリアランス空間を提供し、それによって、カニューレ22を突出部52に対して操作できるようにしてもよい。
図6に示されるように、カニューレ22のいくつかの実施形態は、カニューレ22を通る少量の血液の遮るものがない視覚化を提供するためにスロット32を含んでいてもよい。いくつかの実施形態では、血液フラッシュバックのような視覚化は、静脈の確認を提供し得る。
ホルダー34のいくつかの実施形態は、ホルダー34が、カニューレ22のシャフト42を保持するときに、スロット32と整列するように構成された視覚的なチェック窓44を含でいてもよい。視覚的なチェック窓44のいくつかの実施形態は、ホルダー34に配置され、カニューレ22のスロット32に対応するように配置された開口部またはスロットを含んでいてもよい。いくつかの実施形態では、視覚的なチェック窓44は、それを通して血液フラッシュバックを視覚化するために、スロット32と少なくとも同じ大きさおよび形状を有する開口部を含んでいてもよい。いくつかの実施形態では、視覚的なチェック窓44は、スロット32に隣接するホルダー34の内面からホルダー34の外面に向かって増加する段階的な寸法を含んでいてもよい。視覚的なチェック窓44のいくつかの実施形態は、円形、長方形、多角形、または、任意の他の適切な形状および/または断面形状を含んでいてもよい。
ここで、図7および8を参照すると、いくつかの実施形態では、突出部52は、ホルダー34の近位端36と突出部52との間に、1つまたは複数のプライミング開口部48を含んでいてもよい。いくつかの実施形態では、プライミング開口部48は、長手方向軸30に対して横方向にホルダー34の近位端36に沿って配置されたプライミングスロット55を含んでいてもよい。いくつかの実施形態では、プライミング開口部48は、長手方向軸30に沿って、チャネル40とカニューレ22との間に、ホルダー34および突出部52を通って一体化されたクリアランス開口部53を、さらに含んでいてもよい。
プライミングスロット55のいくつかの実施形態は、ホルダー34の近位端に取り付けられている採血チューブ50によって加えられる力のような、外力が加えられると、エラストマースリーブ46によって選択的にブロックされてもよい。いくつかの実施形態では、エラストマースリーブ46は変形して、プライミングスロット55または他のプライミング開口部48を受動的にブロックするために変形してもよい。いくつかの実施形態では、エラストマースリーブ46の変形により、カニューレ22の近位端24をエラストマースリーブ46の近位端を通って延在させてもよい。
図9A、9B、10A、10B、11A、11B、12A、12B、および13A、13Bは、ホルダー34および突出部52の様々な実施形態に一体化されたプライミング開口部48の様々な実施形態を示す。図9Aおよび9Bに示されるように、例えば、プライミング開口部48のいくつかの実施形態は、ホルダー34の近位端36の外面に一体化された1つまたは複数のプライミングスロット55を含んでいてもよい。いくつかの実施形態は、図9Aに示されるように、長手方向軸30に対して、横方向に配置された単一のプライミングスロット55を含んでいてもよい。いくつかの実施形態は、図9Bに示されるように、長手方向軸30に対して、反対方向に配置された2つのプライミングスロット55を含んでいてもよい。いくつかの実施形態では、突出部52は、突出部52が1つまたは複数のプライミングスロット55に重ねられ得るように、ホルダー34の近位端36に結合または一体化されていてもよい。いくつかの実施形態では、チャネル40は、カニューレ22をその中に保持するために、突出部52およびホルダー34の中心を通って延在していてもよい。
図10Aおよび10Bに示されるように、突出部52のいくつかの実施形態は、チャネル40が、少なくとも片側で開いているような、その側壁に一体化されたプライミング開口部48を含んでいてもよい。いくつかの実施形態では、プライミング開口部48は、ホルダー34の近位端36の少なくとも一部に、さらに一体化されていてもよい。
図11Aおよび11Bに示されるように、ホルダー34のいくつかの実施形態は、長手方向軸30に沿ってそこから延びる突出部52を有する細長い部分108を含んでいてもよい。いくつかの実施形態では、細長い部分108は、1つまたは複数のねじ山106または他の適切な係合機構を含んでいてもよい。細長い部分108のいくつかの実施形態は、プライミング開口部48を含んでいてもよい。示されるように、プライミング開口部48は、細長い部分108の近位端とエラストマースリーブ46の遠位端との間の接点の近くで細長い部分108に一体化された単一のプライムホール110を含んでいてもよい。他の実施形態では、図12Aおよび12Bに示されるように、細長い部分108は、その表面および/またはねじ山106に一体化された複数のプライムホール110を含んでいてもよい。
ここで、図13Aおよび13Bを参照すると、いくつかの実施形態では、プライミング開口部48は、突出部52と一体化され、細長い部分108および/またはねじ山106の少なくとも一部に延在するプライミングスロット55を含んでいてもよい。いずれにせよ、プライミングスロット55は、エラストマースリーブ46を変形させるために外部から力が加えられると、エラストマースリーブ46によってブロックおよび/またはシールされ得る。
ここで、図14および15を参照すると、採血デバイス12のいくつかの実施形態は、遠位端66、近位端68、およびそれらの間を延びる長手方向軸70を有する本体64を含んでいてもよい。いくつかの実施形態では、本体64の外面は、ユーザーの認識のための接触インターフェース56を提供してもよい。接触インターフェース56のいくつかの実施形態は、しっかりした認識を提供するために、リッジ、バンプ、メッシュ、または別の適切なテクスチャまたは構造を含んでいてもよい。いくつかの実施形態では、セプタム72は、本体64内に配置されていてもよい。
いくつかの実施形態では、遠位端76および鋭い近位端78を有するカニューレ22は、セプタム72を通って延在していてもよい。いくつかの実施形態では、カニューレ22は、鋼鉄製のカニューレ22であってもよく、または任意の他の適切な材料を含んでもよい。いくつかの実施形態では、エラストマースリーブ46が、カニューレ22の鋭い近位端78を覆うために本体64に結合されていてもよい。エラストマースリーブ46のいくつかの実施形態は、液体不浸透性および生体適合性であってもよい。例えば、いくつかの実施形態では、エラストマースリーブ46は、ゴムまたは別の適切な材料を含んでいてもよい。いくつかの実施形態では、エラストマースリーブ46は、採血チューブ50が本体64に結合されることに応答して、エアープライミング経路を自動的にシールしてもよい。
いくつかの実施形態では、採血デバイス12は、アダプタ14のポートに結合されてもよい。図14に示すように、例えば、アダプタ14のいくつかの実施形態は、第1の近位ポート60、第2の近位ポート62、および遠位ポート58を含んでいてもよい。いくつかの実施形態では、採血デバイス12は、ルアーアダプタのような無針アダプタ54を介して第1の近位ポート60に結合されていてもよい。例えば、示されるように、採血デバイス12のいくつかの実施形態は、第1の近位ポート60に接続するように構成された雄型ルアーアダプタ84を含んでいてもよい。いくつかの実施形態では、採血デバイス12の本体64の遠位端66は、雄型ルアーアダプタ84を含んでいてもよく、カニューレ22は、本体64の近位端68を通って延在していてもよい。いくつかの実施形態では、本体64の近位端68は、VACUTAINER(商標)のような採血チューブ50に結合するように構成されていてもよい。いくつかの実施形態では、カニューレ22の鋭利な近位端78は、血液サンプリングのための経路を提供するために採血チューブ50内に延在していてもよい。
いくつかの実施形態では、採血デバイス12のエアープライミング経路は、血液が第1の近位ポート60を汚染するのを防ぐために、採血経路から分離されていてもよい。いくつかの実施形態では、例えば、図16Aおよび16Bに示すように、シールリング88が、第1の近位ポート60内に配置されていてもよいし、カニューレ22が、それを通って延在していてもよい。図16Aに示されるように、シールリング88のいくつかの実施形態は、セプタム72に隣接して配置されていてもよい。図16Bに示されるように、シールリング88の他の実施形態は、第1の近位ポート60の遠位端66に配置されていてもよい。いくつかの実施形態では、シールリング88は、カニューレ22内で血液を隔離し、血液がアダプタ14の内部空洞を汚染するのを防いでもよい。
いくつかの実施形態では、本体64は、アダプタ14の外部へ空気をプライミングするために、少なくとも一部のエアープライミング経路を含んでいてもよい。例えば、本体64のいくつかの実施形態は、エアーパイプ80およびエアーメンブレン82を含んでいてもよい。いくつかの実施形態では、エアーパイプ80は、セプタム72を通って延在していてもよい。いくつかの実施形態では、エアーパイプ80は、セプタム72を貫通していてもよい。セプタム72のいくつかの実施形態は、エアーパイプ80および/またはカニューレ22の引き抜き時に自己シールしてもよい。いくつかの実施形態では、採血デバイス12の本体64およびセプタム72は、それらからエアーパイプ80およびカニューレ22を引き抜くと、無針アダプタ54として使用されてもよい。
エアーメンブレン82のいくつかの実施形態は、エアーパイプ80の近位に配置されていてもよい。いくつかの実施形態では、本体64は、セプタム72とエラストマースリーブ46との間に、ユーザーによって保持されるように構成された延展部86を含んでいてもよい。エアーメンブレン82のいくつかの実施形態は、延展部86内に配置されていてもよい。いくつかの実施形態では、エアーパイプ80およびエアーメンブレン82を含むエアープライミング経路は、採血チューブ50が本体64に結合されることに応答して自動的にシールされてもよい。
ここで、図17Aおよび17Bを参照すると、いくつかの実施形態では、採血デバイス12の少なくとも一部を使い捨てにし得る一方で、採血デバイス12の残りの構成要素を再利用可能にし得、それによって、手順の効率化および将来の血液サンプリング手順を促進し得る。図17Aおよび17Bに示されるように、いくつかの実施形態では、カニューレ22、本体64、エアーパイプ80およびエアーメンブレン82、ならびにエラストマースリーブ46は、例えば、注入または留置のために廃棄され得、一方、シールリング88、雄型ルアーアダプタ84およびセプタム72は、アダプタ14の第1の近位ポート60に結合されたままであり、再利用され得る。前述のように、シールリング88は、その目的および/または製造プロセスに応じて、本体64の遠位端66または近位端68に着座させてもよい。
ここで、図18Aおよび18Bを参照すると、いくつかの実施形態では、エアーパイプ80は、複数のチャネル90を含んでいてもよい。いくつかの実施形態では、チャネル90のいくつかは、血液サンプリングに使用されてもよく、他のチャネル90は、エアープライミングに使用されてもよい。例えば、図18Bに示すように、いくつかの実施形態では、第1のチャネル92が採血のために使用されてもよいし、第2のチャネル94がエアープライミングのために使用されてもよい。いくつかの実施形態では、第2のチャネル94は、両端でシールされていてもよく、エアープライミングを提供するために1つまたは複数の開口部を含んでいてもよい。
ここで、図19Aおよび19Bを参照すると、エアープライミング経路のいくつかの実施形態は、エアーパイプ80およびエアーメンブレン82の代わりに、多孔性エアーロッド96を含んでいてもよい。エアーロッド96のいくつかの実施形態は、空気透過性および液体不透過性である多孔質性材料を含んでいてもよい。このように、エアーロッド96のいくつかの実施形態は、液体がエアーロッド96に浸透するのを防止する一方で、それを通して、空気の自由な流れを可能にするように構成され得る。
いくつかの実施形態では、エアーロッド96は、採血デバイス12の本体64と一体化されていてもよい。他の実施形態では、エアーロッド96は、血液サンプリング手順の実行後に、採血デバイス12の本体64および/またはセプタム72から取り外されてもよい。
本明細書に列挙されたすべての例および条件付き言語は、読者が発明を理解するのを助けるための教育的目的、および発明者が技術を促進するために発明者によって貢献した概念を支援することを意図しており、そのような具体的に列挙された例および条件に限定されるものではないと解釈されるべきである。本発明の実施形態を詳細に説明してきたが、本発明の精神および範囲から逸脱することなく、様々な変更、置換、および代替を行うことが可能であることを理解されたい。
Claims (20)
- 血液流路をプライミングするための採血デバイスであって、
近位端と、遠位端と、それらの間の長手方向軸に沿って延在するルーメンと、を備えるカニューレであって、ユーザーが前記カニューレを通る血液流路を視覚化できるようにするためのスロットを備える前記カニューレと、
近位端と、遠位端と、それらの間に延在するチャネルとを備えるホルダーであって、前記チャネルが、前記カニューレのシャフトを保持するために前記長手方向軸と整列するように構成され、前記カニューレの前記スロットに対応する視覚的なチェック窓を備える前記ホルダーと、
前記ホルダーに結合され、前記カニューレの前記近位端を取り囲むエラストマースリーブと、を備え、プライミング開口部が、前記血液流路をプライミングするために、前記エラストマースリーブと前記ホルダーとの間に配置される、採血デバイス。 - 前記プライミング開口部は、採血チューブが前記ホルダーに結合されることに応答して自動的にシールされる、請求項1に記載の採血デバイス。
- 前記エラストマースリーブは、前記プライミング開口部を自動的にシールする、請求項2に記載の採血デバイス。
- 前記ホルダーは、前記採血チューブに結合するように構成され、前記カニューレの前記近位端および前記エラストマースリーブが、前記採血チューブの遠位端を通って延在する、請求項2に記載の採血デバイス。
- 前記ホルダーが、前記長手方向軸に沿って、前記ホルダーの前記近位端から延在する突出部をさらに備える、請求項1記載の採血デバイス。
- 前記突出部が、前記チャネルの一部を少なくとも備える、請求項5に記載の採血デバイス。
- 前記突出部が、前記プライミング開口部を備える、請求項5に記載の採血デバイス。
- 前記ホルダーが、無針コネクタに結合するように構成されている、請求項1に記載の採血デバイス。
- 前記ホルダーが、前記カニューレの物理的操作のための接触インターフェースを備える、請求項1に記載の採血デバイス。
- 採血システムであって、
遠位ポートと、第1の近位ポートと、第2の近位ポートとを備えるアダプタと、
前記第1の近位ポートに連結された採血デバイスであって、
遠位端と、近位端と、それらの間に延在する長手方向軸を備える本体と、
前記本体内に配置されたセプタムと、
遠位端および鋭利な近位端を備え、前記セプタムを通って延在するカニューレと、
前記本体に結合され、前記カニューレの前記鋭利な近位端を覆うエラストマースリーブと、
前記セプタムを通って延在するエアーパイプと、
前記エアーパイプの近位に配置されたエアーメンブレンと、を備える、採血デバイスと、を備え、
エアープライミング経路が、前記エアーパイプおよび前記エアーメンブレンを備え、前記エアープライミング経路とは別の採血経路が、前記カニューレを備える、採血システム。 - 前記本体の前記遠位端が、雄型ルアーアダプタを備え、前記カニューレが、前記本体の前記近位端を通って延在する、請求項10に記載の採血システム。
- 前記本体が、前記セプタムと前記エラストマースリーブとの間に、ユーザーによって保持されるように構成された延展部を備え、前記エアーメンブレンが、前記延展部内に配置される、請求項10記載の採血システム。
- 前記エラストマースリーブは、採血チューブが前記本体に連結されることに応答して、前記エアープライミング経路を自動的にシールする、請求項10記載の採血システム。
- 前記カニューレが貫通して延びるように前記第1の近位ポート内に配置されたシールリングをさらに備える、請求項10記載の採血システム。
- 前記シールリングは、前記第1の近位ポートの遠位端に配置される、請求項14に記載の採血システム。
- 前記シールリングが、前記セプタムに隣接して配置される、請求項14に記載の採血システム。
- 前記エアーパイプが、複数のチャネルを備える、請求項10に記載の採血システム。
- 前記採血経路が、前記複数のチャネルの第1のチャネルを含み、前記エアープライミング経路が、前記複数のチャネルの第2のチャネルを含む、請求項10に記載の採血システム。
- 前記エアープライミング経路が、前記エアーパイプおよび前記エアーメンブレンを代替するためのエアーロッドを備え、前記エアーロッドが、空気を通過させ、液体をブロックする多孔質材料を備える、請求項10に記載の採血システム。
- 前記エアーロッドが、前記本体と一体化される、請求項19に記載の採血システム。
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