JP2023541120A - 動物において健康上の利益を提供するための組成物及び方法 - Google Patents

動物において健康上の利益を提供するための組成物及び方法 Download PDF

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Abstract

本開示は、フェルラ酸及びヒスチジンを利用して動物に健康上の利益を提供するための組成物及び方法を提供する。例えば、組成物は、動物に健康上の利益を提供するための治療有効量でフェルラ酸及びヒスチジンを含有することができる。【選択図】 図1

Description

関連出願の相互参照
本願は、2020年9月4日に出願された米国特許仮出願第63/074,723号の優先権を主張するものであり、その開示の全体が参照により本明細書に組み込まれる。
糖尿病(真性糖尿病)は、一般的な生活習慣病である。糖尿病の症状は、血中グルコースが継続的に高濃度であることを特徴とする。更に、糖尿病は、糖尿病による失明及び尿毒症に加えて、糖尿病性神経障害、糖尿病性筋緊張亢進症及び糖尿病性動脈硬化症のような種々の他の疾患/合併症を引き起こす。
糖尿病は2つのタイプに分類することができる。1つは、インスリン依存性糖尿病とも呼ばれる1型糖尿病である。1型糖尿病は、インスリンを分泌することができない対象を指す。2型糖尿病は、分泌されるインスリンが不全状態になっている対象を指す。特に、2型糖尿病を有する者は、肥満、精神的ストレス、又は身体活動の不足などの他の健康問題を更に有し得る。
糖尿病は、さまざまな種で見られる。例えば、米国の研究では、過去30年の間に、有病率が1970年の1250人に1人(0.08%)から1999年の81人に1人(1.2%)に増加していることが報告されている。但し、有病率の増加に対する診断数の増加の寄与は不明である。英国では、ネコの糖尿病は比較的一般的な疾患であると考えられており、高い死亡率に関連している。ペット所有者は糖尿病のネコに毎日確実にインスリン注射をしなければならないため、2型糖尿病は、糖尿病のネコ群にとっての健康問題であるだけでなく、ペット所有者にとっての負担でもある。
したがって、動物のより良好な健康及びウェルネスのために糖尿病及び関連する症状に対処する方法及び組成物が必要とされている。
[発明の概要]
一実施形態では、動物に健康上の利益を提供するための組成物は、フェルラ酸及びヒスチジンを含むことができ、該組成物は、動物に健康上の利益を提供するための治療有効量でフェルラ酸及びヒスチジンを含有する。
別の実施形態では、動物に健康上の利益を提供する方法は、組成物を動物に投与することを含むことができ、該組成物は、動物に健康上の利益を提供するための治療有効量でフェルラ酸及びヒスチジンを含む。
本発明の他の及び更なる目的、特徴、及び利点は、当業者には容易に明らかとなろう。
実施例1による実験計画の概略図である。 3通りの応答(それぞれ10%、18%及び27%のグルコース産生)に達すると予測される混合物に対応して、ヒスチジン及びフェルラ酸の相乗効果を示す、3通りのアイソボールによるアイソボログラムである。
定義
用語「動物」は減量中に除脂肪体重を維持する必要がある任意の動物を意味し、ヒト、鳥類(avian)、ウシ科(bovine)、イヌ科(canine)、ウマ科(equine)、ネコ科(feline)、ヤギ類(hircine)、オオカミ類(lupine)、ネズミ科(murine)、ヒツジ類(ovine)又はブタ類(porcine)の動物が挙げられる。一態様では、動物は哺乳類であり得る。
用語「コンパニオンアニマル」は、ネコ、イヌ、ウサギ、モルモット、フェレット、ハムスター、マウス、スナネズミ、ウマ、雌ウシ、ヤギ、ヒツジ、ロバ、ブタなどの家畜を意味する。一態様では、コンパニオンアニマルは、イヌ科の動物であり得る。別の態様では、コンパニオンアニマルは、イヌ科及び/又はネコ科の動物であり得る。
用語「治療有効量」とは、本明細書に開示される化合物の量であって、(i)特定の疾患、状態、若しくは障害を治療若しくは予防する量、(ii)特定の疾患、状態、若しくは障害の1つ以上の症状を和らげる、寛解させる、若しくは取り除く量、又は(iii)本明細書に記載の特定の疾患、状態、若しくは障害の1つ以上の症状の発現を予防若しくは遅延させる量、を意味する。
用語「治療すること」、「治療する」、及び「治療」は、予防的なもの、すなわち予防的治療及び緩和的治療の両方を包含する。
用語「動物の健康及び/又はウェルネス」は、単に病気又は虚弱を有しないというだけでなく、動物が肉体的、精神的、及び社会的に十分に満たされた生活状態にあることを意味する。
「併せて」という用語は、本明細書に開示される食品組成物、その構成要素、又は他の組成物が、(1)単一食品組成物として一緒に、又は(2)ほぼ同時に又は周期的に、同一の又は異なる投与経路を使用して同一の又は異なる頻度で別々に、動物に投与されることを意味する。「周期的」とは、食品組成物、その構成要素、又は他の組成物が、特定の化合物又は組成物に許容されるスケジュールで投与されることを意味する。「ほぼ同時に」とは、一般的に、食品組成物、その構成要素、又は他の組成物が、同時に投与される、又は互いに約72時間以内に投与されることを意味する。
「食品」又は「食品製品」又は「食品組成物」という用語は、ヒトを含む動物による摂取を目的とし、かつ動物に栄養を提供する、製品又は組成物を意味する。
用語「炭水化物」は、消化可能な炭水化物、例えば、糖及びデンプンを指し、繊維、例えばセルロース繊維又は発酵性繊維を含まない。
用語「定期的に」とは、少なくとも月1回の投与を意味し、一態様では、少なくとも週1回の投与を意味する。特定の実施形態では、週2回又は3回など、より頻回な投与又は摂取を実施できる。一態様では、投与計画は、少なくとも1日1回の摂取を含み得る。
用語「単一パッケージ」とは、キットの構成要素が、1つ以上の容器において又は1つ以上の容器と物理的に関連付けられており、製造、流通、販売、又は使用にあたって1つのユニットとしてみなされることを意味する。容器としては、袋、箱、カートン、ボトル、シュリンクラップパッケージなどのパッケージ、ステープル留めされた若しくは別の方法で取り付けられた構成要素、又はこれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。単一パッケージは、製造、流通、販売、又は使用のための1つのユニットとしてみなされるように物理的に関連付けられた、食品組成物又はその構成要素の容器であってもよい。
用語「仮想パッケージ」とは、他の構成要素を得る方法をユーザーに対して指示する、1つ以上の物理的又は仮想的なキット構成要素に関する指示によって、キットの構成要素が関連付けられることを意味する(例えば、袋又は他の容器内に、1つの構成要素と、ユーザーに対して、ウェブサイトを見る、録音メッセージ若しくはFAX返信サービスにコンタクトする、視覚的メッセージを見る、又は介護者若しくはインストラクターに連絡をとり、キットの使用方法、又はキットの1つ以上の構成要素に関する安全情報若しくは技術的情報を取得するよう指示する説明書と、を含む)。
用語「約」は、数値の±20%を意味し、一態様では±10%であり、別の態様では±5%であり、更に特定の一態様では±2%である。例えば、約が数値の±20%である一態様では、語句「約10%~約20%」は、8%~24%又は12%~16%の範囲を含むことができ、その任意の下位範囲を含む。
本明細書で使用される場合、「含む(comprising)」という言葉又は他の非限定的な言葉を使用する実施形態、態様及び例は、「を本質的に含む(consisting essentially of)」及び「を含む(consisting of)」の実施形態に置き換えることができる。
用語「完全かつバランスのとれた」は、食品組成物について言及する場合、動物栄養学の分野で認められた権威の推奨に基づき、既知の必要な栄養素の全てを、適切な量及び割合で含有しており、したがって、栄養補給源を追加せずとも、生命を維持し、又は生産を促進するための食餌摂取の唯一の供給源としての役割を果たすことができる食品組成物を意味する。例えば、米国飼料検査官協会(AAFCO)によって規定された基準に従って配合された完全かつバランスのとれた食品組成物などの、栄養バランスのとれたペットフード及び動物用食餌組成物は、当該技術分野において広く知られており、広く使用されている。
本明細書で表されている全ての百分率は、別段の記述がない限り、乾物ベースでの組成物の重量基準である。当業者であれば、「乾物ベース」という用語が、組成物中の全ての自由水分が除かれた後に組成物中の原材料の濃度又はパーセンテージが測定又は特定されること、を意味していることは理解されるであろう。
本明細書で使用される場合、範囲は、その範囲内のありとあらゆる値を列挙及び記載する必要を回避するための省略表現として、本明細書において使用する。かかる範囲内の任意の適切な値を、適宜、その範囲の上限値、下限値、又は境界値として選択できる。
本明細書で使用される全ての投与量は、文脈上他の意味で解すべき場合を除き、期間あたりの動物の体重あたりの原材料又は構成要素又は活性物質の量を指す。例えば、一実施形態では、ヒスチジン又はフェルラ酸の投与量は、mg/kg体重/日又はg/kg体重/日として表すことができる。
本明細書で使用される場合、文脈により明確に記載のない限り、単語の単数形には複数形が包含され、逆も同様である。したがって、「a」、「an]、及び「the」への言及は、概して、それぞれの用語の複数形を包含する。例えば、単数の「栄養補助食品(a supplement)」、「方法(a method)」、又は「食品(a food)」への言及は、それらの複数の「栄養補助食品(supplements)」、「方法(methods)」、又は「食品(foods)」を包含する。同様に、「含む(comprise)」、「含む(comprises)」、及び「含む(comprising)」の語は、排他的な語ではなく、他を包含し得る語であると解釈されるべきである。同様に、「含む(include)」、「含む(including)」及び「又は」という用語は全て、そのような解釈が文脈から明らかに禁止されていない限り、他を包含し得る語であると解釈されるべきである。同様に、用語「例(examples)」は、特に、後に用語の掲載が続く場合、単に例示的かつ説明のためのものであり、排他的又は包括的なものであると判断すべきではない。
本明細書に開示される方法及び組成物並びに他の発展は、本明細書に記載された特定の方法論、手順及び試薬に限定されないが、その理由は、当業者であれば理解されるように、それらは変更可能であるためである。更に、本明細書で使用される用語は、特定の実施形態を記載することのみを目的とするものであり、開示又は請求の範囲を制限することを意図するものではなく、また制限するものでもない。
別段の定めがない限り、本明細書において使用する全ての技術用語及び科学用語、専門用語、並びに頭字語は、本発明の分野(複数可)、又はその用語が使用される分野(複数可)の当業者により一般的に理解される意味を有する。本明細書に記載のものと類似する又は同等の任意の組成物、方法、製品、又は他の手段若しくは材料を、本発明の実施に使用できるが、特定の組成物、方法、製品、又は他の手段若しくは材料を本明細書において記載する。
本明細書で引用又は参照される全ての特許、特許出願、刊行物、技術及び/又は学術論文、並びにその他の参照文献は、法律によって許される範囲でそれらの全体を本明細書に援用する。これらの参照文献についての論考は、その参照文献においてなされる主張を要約することを意図するにすぎない。そのような特許、特許出願、刊行物、若しくは参照文献の一切は、又は、それらのいずれの部分も、関連技術、必須技術、又は先行技術であると認めるものではない。そのような特許、特許出願、刊行物、及び他の参照文献が、関連技術、必須技術、又は先行技術であるというあらゆる主張に対し、正確性及び妥当性に異議を申し立てる権利を明確に留保するものである。
[発明を実施するための形態]
本発明の方法及び組成物は、ヒスチジン及びフェルラ酸がグルコース産生を阻害する相乗効果を示すという発見に基づく。具体的には、本発明の方法及び組成物は、ヒスチジン及びフェルラ酸を利用して、動物に健康上の利益を提供する。
一実施形態では、動物に健康上の利益を提供するための組成物は、フェルラ酸及びヒスチジンを含むことができ、該組成物は、動物に健康上の利益を提供するための治療有効量でフェルラ酸及びヒスチジンを含有する。
別の実施形態では、動物に健康上の利益を提供する方法は、組成物を動物に投与することを含むことができ、該組成物は、動物に健康上の利益を提供するための治療有効量でフェルラ酸及びヒスチジンを含む。
一実施形態では、健康上の利益は、糖尿病の予防、糖尿病の治療、糖尿病の発症の遅延、前糖尿病の予防、前糖尿病の発症の遅延、前糖尿病の治療、インスリン抵抗性の予防、インスリン抵抗性の治療、インスリン抵抗性の発症の遅延からなる群から選択することができる。
概して、フェルラ酸は、ヒスチジンと組み合わせた治療有効量で存在して、健康上の利益を提供する。一実施形態では、フェルラ酸は、約2mg~約2gの量で組成物中に存在し得る。他の態様では、フェルラ酸は、約5mg~約1g、又は更には約10mg~約500mgの範囲の量で存在し得る。別の実施形態では、フェルラ酸は、栄養補助食品のためにかかる量で存在し得る。
概して、ヒスチジンは、フェルラ酸と組み合わせた治療有効量で存在して、健康上の利益を提供する。一実施形態では、ヒスチジンは、約0.5g~約21gの量で組成物中に存在し得る。他の態様では、ヒスチジンは、約1g~約10g、又は更には約1g~約5gの範囲の量で存在し得る。別の実施形態では、ヒスチジンは、かかる量又は更には約1g~約16gで栄養補助食品中に存在し得る。
本組成物は、食品組成物、栄養補助食品、トリーツ、医薬組成物など、動物に適した任意の組成物であり得る。一実施形態では、組成物は、食品組成物であり得る。一態様では、組成物は、メイン・ミール組成物であり得る。別の態様では、組成物は、栄養補助食品であり得る。一実施形態では、動物は、ヒト又はコンパニオンアニマルであり得る。一態様では、動物は、コンパニオンアニマルであり得る。別の態様では、動物は、ネコ科の動物であり得る。一態様では、動物は、イヌ科の動物であり得る。一態様では、動物は、ヒトであり得る。このように、本発明の方法及び組成物は、かかる動物を対象とし、及び/又はかかる動物のために処方することができ、例えば、コンパニオンアニマル又はネコ科動物のために処方することができる。
一実施形態では、組成物は、食品組成物であり得る。一態様では、組成物は、タンパク質、脂質、炭水化物、及び繊維を更に含むことができる。別の実施形態では、組成物は、血糖コントロール又は糖尿病管理に有効な添加物を更に含むことができる。かかる添加物としては、任意の薬理学的処置剤(インスリン、メトホルミンなど)、又は血糖コントロール及び糖尿病管理のための栄養成分(グルコシダーゼ阻害剤、アミラーゼ阻害剤など)を挙げることができる。
概して、本発明の食品組成物は、タンパク質を含む。タンパク質は、粗タンパク質原料であってもよく、大豆ミール、大豆タンパク質濃縮物、トウモロコシグルテンミール、小麦グルテン、綿実、及びピーナッツミールなどの植物性タンパク質、又はカゼイン、アルブミン、及び肉タンパク質などの動物性タンパク質を含み得る。本明細書で有用な肉タンパク質の例としては、牛肉、豚肉、子羊、ウマ、家禽、魚、及びこれらの混合物が挙げられる。一実施形態では、食品組成物は、約15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、又は更には60%から、約25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、又は更には65%までの、これらの量の中での様々な部分範囲を含む量で、タンパク質を含み得る。一態様では、タンパク質は、食品組成物の約20%~約50%であり得る。
概して、任意の種類の炭水化物を食品組成物に使用することができる。好適な炭水化物の例としては、米、トウモロコシ、キビ、ソルガム、アルファルファ、大麦、大豆、キャノーラ、オート麦、小麦、ライ麦、ライ小麦、及びこれらの混合物などの穀類又は禾穀類が挙げられる。組成物はまた、乾燥乳清及び他の乳製品副産物などの他の材料を任意に含み得る。一実施形態では、炭水化物は、食品組成物の約5%~約70%を構成する。別の実施形態では、炭水化物は、食品組成物の約20%~約50%を構成する。他の態様では、炭水化物は、約5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、又は更には40%から、約20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%又は更には70%までの量で存在し得る。
概して、食品組成物は脂質を含む。好適な脂質の例としては、動物性脂肪及び植物性脂肪が挙げられる。一態様では、脂質源は、獣脂又は家禽脂肪などの動物性脂肪源であり得る。植物油、例えば、コーン油、ヒマワリ油、ベニバナ油、ブドウ種子油、大豆油、オリーブ油、並びに一価不飽和及び多価不飽和脂肪酸に富む他の油も使用され得る。一実施形態では、食品組成物は、約10%、15%、20%、25%、30%、又は更には35%から、約15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%又は更には50%までの量であって、これらの範囲内の様々な部分範囲を含む量で、脂質を含んでもよい。一態様では、脂質は、食品組成物の約20%~約40%を構成する。
投与は、必要に応じて、所望に応じて、定期的に、又は断続的に、行うことができる。一態様において、食品組成物は、動物に定期的に投与することができる。一態様では、少なくとも週1回の投与を行うことができる。別の態様では、投与計画は、少なくとも1日1回の摂取を含み得る。概して、組成物は、本明細書に開示される健康上の利益の少なくとも1つを達成する基準に基づいて動物に投与することができる。別の実施形態では、組成物は、長期ベースで、すなわち、少なくとも6ヶ月間、投与することができる。他の態様では、長期ベースとは、少なくとも1年、2年、3年、又は動物の生涯にわたり得る。以下の投与量は、期間当たりの動物の体重当たりの活性物質の量に基づく:例えば、1日当たり、動物の体重kg当たりのヒスチジンmg(mg/kg体重/日)。組成物は、概して、本明細書に記載されるような健康上の利益を達成するのに十分に投与されるが、一実施形態では、投与は、約1mg/kg体重/日~約2g/kg体重/日のヒスチジン投与量及び/又は約0.5mg/kg体重/日~約500mg/kg体重/日のフェルラ酸投与量を提供する。他の態様では、投与は、約10mg/kg体重/日~約500mg/kg体重/日、又は更には約60mg/kg体重/日~約330mg/kg体重/日のヒスチジン投与量を提供することができる。更に他の態様では、投与は、約0.5mg/kg体重/日~約50mg/kg体重/日、又は更には約10mg/kg体重/日~約50mg/kg体重/日のフェルラ酸投与量を提供することができる。
本開示の方法により、投与は、食餌療法の一環としての投与を含めて、動物の分娩から成体期に至るまでの期間にわたるものとすることができる。様々な実施形態において、動物は、ヒト又はイヌ若しくはネコなどのコンパニオンアニマルであり得る。特定の実施形態では、動物は、幼若期又は成長期の動物であり得る。他の実施形態において、投与は、例えば、動物が推定寿命又は予想寿命の約10%、20%、30%、40%、又は50%超に達したときに開始され、定期的に又は長期にわたって定期的(extended regular basis)に行われ得る。いくつかの実施形態では、動物は予測寿命の40%、45%、又は50%に達していてもよい。更に他の実施形態では、動物は、見込み寿命の60%、66%、70%、75%、又は80%に達した、より老齢であってもよい。寿命の算出は、保険統計表、計算、又は推定などに基づいたものであってよく、過去、現在、及び未来の、寿命に正又は負の影響を及ぼすことが知られている影響又は要因を考慮してもよい。種、性別、体格、遺伝的要因、環境要因及びストレッサー、現在及び過去の健康状態、過去及び現在の栄養状態、並びにストレッサーなどの留意事項も影響を及ぼすことがあり、寿命を算出する際に考慮してもよい。
かかる投与は、本明細書に記載される1つ以上の目的、例えば、糖尿病の予防、糖尿病の治療、糖尿病の発症の遅延、前糖尿病の予防、前糖尿病の発症の遅延、前糖尿病の治療、インスリン抵抗性の予防、インスリン抵抗性の治療、インスリン抵抗性の発症の遅延、を達成するのに必要な時間にわたって行うことができる。他の投与量が適切である場合があり、動物の初期体重、並びに種、性別、品種、年齢、所望の健康上の効果などの他の可変要素に基づいて決定することができる。
このような食品組成物の含水率は、概して、食品組成物の性質に応じて様々である。食品組成物は、乾燥組成物(例えば、キブル)、半湿潤組成物、湿潤組成物、又はこれらの任意の混合物であってもよい。一実施形態では、組成物はペットフード組成物であってよく、一態様では、完全かつ栄養バランスのとれたペットフードであり得る。この実施形態において、ペットフードは、「ウェットフード」、「ドライフード」、又は「中間含水率」の食品であってもよい。「ウェットフード」は、典型的には、缶又はホイルバッグに入れられて販売され、含水率が典型的には約70%~約90%の範囲であるペットフードのことを述べている。「ドライフード」は、ウェットフードと同様の組成であるが、典型的には約5%~約15%又は20%の範囲の限定された含水率を有するペットフード(典型的には小さなビスケットのようなキブルの形態)のことを述べている。一実施形態では、組成物は、約5%~約20%の含水率を有することができる。ドライフード製品は、比較的常温保存可能であり、微生物又は真菌による劣化又は汚染に対して耐性を有するような様々な含水率の様々な食品を含む。また、一態様では、ドライフード組成物は、ヒト又はコンパニオンアニマルのいずれかのための押出食品製品であり得る。
食品組成物はまた、1種以上の繊維源を含んでもよい。このような繊維源としては、可溶性、不溶性、発酵性、及び非発酵性の繊維が挙げられる。このような繊維は、海洋植物などの植物由来であってもよいが、微生物由来の繊維も使用することができる。当業者に既知のように、様々な可溶性又は不溶性の繊維を使用することができる。繊維源は、ビートパルプ(サトウダイコン由来)、アラビアゴム、タルハゴム(gum talha)、オオバコ、米ぬか、イナゴマメゴム、柑橘系パルプ、ペクチン、フラクトオリゴ糖、短鎖オリゴフルクトース、マンナンオリゴフルクトース、ダイズ繊維、アラビノガラクタン、ガラクトオリゴ糖、アラビノキシラン、又はこれらの混合物であってもよい。
あるいは、繊維源は発酵性繊維であってもよい。発酵性繊維は、コンパニオンアニマルの免疫系に有益であることが以前から報告されている。プレバイオティクスを提供し、腸内でのプロバイオティクスの増殖を増進する、発酵性繊維又は当業者に既知の他の組成物もまた、本明細書に記載の効果を増進するのに役立てるため、又は動物の免疫系に対する効果の増進に役立てるために、組成物に組み込まれてもよい。
いくつかの実施形態では、食品組成物の灰分は、1%未満~約15%の範囲である。一態様では、灰分は、約5%~約10%であってもよい。
概して、食品組成物は、ヒト並びにイヌ及びネコなどのコンパニオンアニマルを含む動物による、食事、食事の構成要素、スナック、又はトリートとしての摂取に好適であり得る。このような組成物としては、動物に必要な食餌所要量を供給することを目的とした完全食品が挙げられ得る。このような食品組成物の例としては、限定するものではないが、ドライフード、ウェットフード、飲み物、バー、調理済みの冷凍食品、調理済の保存食品、調理済みの冷蔵食品などが挙げられる。
食品組成物は、ビタミン、ミネラル、抗酸化剤、プロバイオティクス、プレバイオティクス、塩、並びに食味増強剤(palatants)、着色剤、乳化剤、及び抗菌剤又は他の保存料などの機能性添加物などの1種以上の物質を更に含んでもよい。このような組成物において有用となり得るミネラルとしては、例えば、カルシウム、リン、カリウム、ナトリウム、鉄、塩化物、ホウ素、銅、亜鉛、マグネシウム、マンガン、ヨウ素、及びセレンなどが挙げられる。本明細書において有用な更なるビタミンの例としては、A、D、E、及びKなどの脂溶性ビタミンが挙げられる。イヌリン、アミノ酸、酵素、補酵素なども、様々な実施形態に含めるのに有用であり得る。
様々な実施形態において、食品組成物は、(1)1種以上のプロバイオティクス;(2)1種以上の不活化させたプロバイオティクス;(3)プロバイオティクスと同様又は同一の健康上の効果を促進する、不活化させたプロバイオティクスの1種以上の構成要素、例えば、タンパク質、脂質、糖タンパク質など;(4)1種以上のプレバイオティクス;及び(5)これらの組み合わせ、のうちの少なくとも1つを含む。プロバイオティクス又はその構成要素は、食品組成物中に組み込む(例えば、組成物中に均一又は不均一に分布させる)ことができ、又は食品組成物に適用する(例えば、担体を使用して又は使用せずに局所的に適用する)ことができる。このような方法は当業者には既知であり、例えば米国特許第5968569号及び関連する特許に記載されている。
典型的なプロバイオティクスとしては、ラクトバチルス(Lactobacilli)、ビフィドバクテリウム(Bifidobacteria)、又はエンテロコッカス(Enterococci)、例えば、ラクトバチルス・ロイテリ(Lactobacillus reuteii)、ラクトバチルス・アシドフィルス(Lactobacillus acidophilus)、ラクトバチルス・アニマリス(Lactobacillus animalis)、ラクトバチルス・ルミニス(Lactobacillus ruminis)、ラクトバチルス・ジョンソニ(Lactobacillus johnsonii)、ラクトバチルス・カゼイ(Lactobacillus casei)、ラクトバチルス・パラカゼイ(Lactobacillus paracasei)、ラクトバチルス・ラムノーサス(Lactobacillus rhamnosus)、ラクトバチルス・ファーメンタム(Lactobacillus fermentum)、及びビフィドバクテリウム属(Bifidobacterium sp.)、エンテロコッカス・フェシウム(Enterococcus faecium)、及びエンテロコッカス属(Enterococcus sp.)から選択されるプロバイオティクス株が挙げられるが、これらに限定されない。
概して、食品組成物は、約10~約1012cfu/個体/日、一態様では、10~約1011cfu/個体/日、及び特定の一態様では、10~1010cfu/個体/日を供給するのに十分な量でプロバイオティクスを含有し得る。プロバイオティクスが殺菌又は不活化されている場合でも、前記量の、殺菌若しくは不活化されたプロバイオティクス又はその構成要素は、当該微生物の生菌と同様の有益な効果を生じるはずである。多くのこのようなプロバイオティクス及びそれらの効果は当業者に既知であり、例えば、欧州特許第1213970(B1)号、欧州特許第1143806(B1)号、米国特許第7189390号、欧州特許第1482811(B1)号、欧州特許第1296565(B1)号、及び米国特許第6929793号に既知である。別の実施形態では、プロバイオティクスは、当業者にとって既知である方法及び材料を使用して担体内に封入することができる。
上述のように、食品組成物は、1種以上のプレバイオティクス、例えば、フラクトオリゴ糖、グルコオリゴ糖、ガラクトオリゴ糖、イソマルトオリゴ糖、キシロオリゴ糖、大豆オリゴ糖、ラクトスクロース、ラクツロース、及びイソマルツロースを含有してもよい。一実施形態では、プレバイオティクスは、チコリ根、チコリ根抽出物、イヌリン、又はこれらの組み合わせであり得る。概して、プレバイオティクスは、腸内の健康な細菌叢を積極的に刺激し、これらの「善玉」菌を増殖させるのに十分な量で投与することができる。典型的な量は、1給餌当たり約1g~約10g、又は動物に対する1日の推奨食物繊維量の約5%~約40%の範囲である。プロバイオティクス及びプレバイオティクスは、任意の好適な手段によって組成物の一部とすることができる。概して、これらの作用物質は、組成物と混合すること、又は組成物の表面に、例えば散布又は噴霧によって適用することができる。当該作用物質がキットの一部である場合、作用物質は他の材料と混合されていてよく、又は作用物質のためのパッケージ内にあってもよい。典型的には、食品組成物は、乾物ベースで約0.1%~約10%のプレバイオティクス、一態様では約0.3%~約7%、特定の一態様では約0.5%~5%のプレバイオティクスを含有する。プレバイオティクスは、当業者にとって既知の方法、例えば米国特許第5952033号を使用して、組成物に組み込むことができる。
使用することができるフェルラ酸の供給源としては、サトウダイコンパルプ、ポップ種トウモロコシ(popcorn)、たけのこ、全粒ライムギ、全粒オートムギ、トウモロコシ、レッドビート、ナス、セリ、ブラウンロンググレインライス、ゴボウ、コーヒー、パスタ、ダイズ、及びグレープフルーツが挙げられる。
当業者であれば、特定の動物に投与される特定の組成物の製造に使用する、食品原材料、ビタミン類、ミネラル類、プロバイオティクス、プレバイオティクス、抗酸化物質、又は他の原材料の適量を決定することができる。当業者は、このような原材料を含む特定の組成物の最適な配合方法を決定する際、動物の種、年齢、体格、体重、健康状態などを考慮することができる。考慮され得るその他の因子としては、各成分に所望される用量、各種動物による特定の種類の組成物の平均摂取量(例えば、種、体重、活動/エネルギー要求量などに基づく)、及び組成物の製造要件が挙げられる。
更なる態様では、本開示は、食品組成物を動物に投与するのに好適なキットを提供する。キットは、キットの構成要素に応じて、単一パッケージ内の別々の容器内に又は仮想パッケージ内の別々の容器内に、(1)動物による摂取に適した1種以上の原材料;(2)本明細書に記載される健康上の効果をもたらすのに有用な組成物を製造するための、原材料と他のキット構成要素との組み合わせ方法に関する説明書;(3)そのような効果を得るための食品組成物の使用方法に関する説明書;(4)1種以上のプロバイオティクス;(5)1種以上の不活化させたプロバイオティクス;(6)プロバイオティクスと同様又は同一の健康上の効果を促進する、不活化させたプロバイオティクスの1種以上の構成要素、例えば、タンパク質、脂質、糖タンパク質など;(7)1種以上のプレバイオティクス;(8)キットの構成要素を調製又は組み合わせて、動物への投与に好適な組成物を製造するためのデバイス;及び(9)組み合わされた又は調製されたキット構成要素を動物に投与するためのデバイス、のうちの1つ以上を含む。一実施形態では、キットは、動物による摂取に好適な1種以上の原材料を含む。別の実施形態では、キットは、本明細書に記載の健康上の効果を得るのに有用な組成物を製造するための、原材料の組み合わせ方法に関する説明書を含む。
キットが仮想パッケージを含む場合、キットは、1つ以上の物理的なキット構成要素と組み合わせた仮想環境における説明書に限定される。キットは、本明細書に記載の健康上の効果を得るのに十分な量で構成要素を含有する。典型的には、キットの構成要素は、動物による摂取の直前に混合することができる。キットは、キットの構成要素を、様々な組み合わせ及び/又は混合物のいずれかとして含んでもよい。一実施形態では、キットは、動物による摂取のための食品容器を含む。キットは、原材料を混合するためのデバイス又は混合物を入れるためのデバイス(例えば、食品用ボウル)などといった、追加の物品を含んでもよい。別の実施形態では、食品組成物は、動物において良好な健康を促進するビタミン類及びミネラル類などの追加の栄養補助食品と混合することができる。構成要素は、単一のパッケージに含まれる個別の容器に入れて、又は異なるパッケージに含まれる様々な構成要素の混合物として、それぞれ提供することができる。いくつかの実施形態では、キットは、動物による摂取に好適な1種以上の他の原材料を含む。一態様では、このようなキットは、動物による摂取のための食品組成物を形成するための、原材料の組み合わせ方法を記述した説明書を含むことができ、この方法は、概して、原材料を混合すること、又は任意選択の添加物を他の原材料に適用すること、例えば、栄養補助食品を食品組成物上に散布することによるものである。
更なる態様では、(1)本明細書に記載される健康上の効果のうちの1つを得るための食品組成物の使用、(2)本明細書に記載される方法及び組成物に関して質問がある場合に消費者が使用するための連絡先情報、及び(3)食品組成物に関する栄養情報、のうちの1つ以上に関する情報又は指示を伝達するための手段が提供され得る。伝達手段は、本方法又は組成物を使用することによる効果を説明するため、及び食品組成物を動物に投与するための承認された方法を伝達するために有用となり得る。かかる手段は、かかる情報又は指示を含む、物理的若しくは電子的文書、デジタル記憶媒体、光学記憶媒体、オーディオプレゼンテーション、オーディオビジュアルディスプレイ、又はビジュアルディスプレイのうちの1つ以上を含む。一態様では、手段は、表示されたウェブサイト、表示装置キオスク、パンフレット、製品ラベル、添付文書、広告、ビラ、公示、録音テープ、ビデオテープ、DVD、CD-ROM、コンピュータにより読み取り可能なチップ、コンピュータにより読み取り可能なカード、コンピュータにより読み取り可能なディスク、USBデバイス、FireWireデバイス、コンピューターメモリ、及びこれらの任意の組み合わせからなる群から選択できる。
別の態様では、動物による摂取に好適な1種以上の別の原材料(例えば、タンパク質、脂質、炭水化物、繊維、ビタミン類、ミネラル類、プロバイオティクス、プレバイオティクスなどのうちの1種以上)を含む、食品組成物を製造するための方法は、動物による摂取に好適な1種以上の原材料を混合する工程を含み得る。組成物は、当該技術分野において適切な任意の方法に従って製造することができる。
別の態様では、本明細書に記載の組成物を収容するのに有用なパッケージは、食品組成物の収容に好適な少なくとも1つの器具と、パッケージの内容に食品組成物を含むことを示す単語(1語又は複数の語)、画像、意匠、頭字語、標語、フレーズ、若しくは他の図案、又はこれらの組み合わせを含む、パッケージに貼付されたラベルと、を含むことができる。いくつかの実施形態では、パッケージに貼付されたラベルは、パッケージの内容物が、本明細書に記載される健康上の効果に関する有益な特性を有する食品組成物を含むことを示す単語(1語又は複数の語)、画像、意匠、頭字語、標語、フレーズ、若しくは他の図案、又はこれらの組み合わせを含む。一態様では、このようなデバイスは、パッケージ上に印刷された、「糖尿病用」、「糖尿病対応(treats diabetes)」、「糖尿病の発症を遅延させる」という語、又は同等若しくは類似の表現を含み得る。組成物を収容するのに適した任意のパッケージ構成及びパッケージ材料、例えば紙、プラスチック、ホイル、及び金属などから製造された袋、箱、ボトル、缶、及びパウチなどを、本発明に使用できる。一実施形態では、パッケージは、ラベルに応じて適宜、ヒト、イヌ科動物又はネコ科動物などの特定の動物に合わせて調整した食品組成物を含み、一態様では、イヌ又はネコ用のコンパニオンアニマル食品組成物を含む。一実施形態では、パッケージは、本明細書に記載の食品組成物を含む、缶又はパウチとすることができる。様々な実施形態において、パッケージは、パッケージを開封せずともパッケージの内容物を見ることができる少なくとも1つの窓を更に含む。いくつかの実施形態では、窓は、パッケージ部材の透明な部分であり得る。他の実施形態では、窓は、パッケージ部材が存在しない部分であってもよい。
本発明は、以下の例により更に例示することができるものの、この例は、例示目的でのみ含まれるものであり、別途記載のない限り、本発明の範囲を制限することを意図するものではないことは理解されたい。
実施例1-インビトロ試験
細胞バイオアッセイは、Okamotoらによって記載された方法に従って確立された(Establishment and characterization of a novel method for evaluating gluconeogenesis using hepatic cell lines,H4IIE and HepG2,Archives of Biochemistry and Biophysics,Volume 491,Issues 1-2,November 2009,Pages 46-52;Takashi Okamoto,Naohide Kanemoto,Takashi Ban,Toshiki Sudo,Keisuke Nagano,Ichiro Niki.)。(図1)簡潔には、高密度で前培養したH4IIE細胞を、5.714×10個/cmの密度で12ウェルプレートに播種し、10%FCSを添加したEMEM中で24時間培養した。その後、細胞をPBSで2回洗浄し、続いて1g/Lグルコースを添加したフェノールレッド-グルコース-ピルビン酸不含DMEM中で更に16時間プレインキュベートした。糖新生誘導基質(1mMピルビン酸ナトリウム及び10mM乳酸塩)の存在下で培地をKHH緩衝液に交換することによってアッセイを開始した。化合物を異なる濃度で添加し、二連で試験した。10mMのメトホルミンを、糖新生阻害の陽性対照として含めた。馴化培地を6時間のインキュベーション後に回収した(-80℃で保存)。ウェル中に残っている細胞をPBSで1回洗浄し、次いで-20℃で乾燥保存する。蛍光グルコースアッセイキットを使用してグルコース含量をアッセイするために培地を使用する。凍結細胞のタンパク質を最初に抽出し、次いで定量して、グルコースの結果を標準化する。構成要素を、異なる細胞継代で実施した少なくとも2つの独立した実験において試験した。
選択された化合物(ヒスチジン及びフェルラ酸)を個々に試験して、これまで社内で蓄積された知見及び文献をもとに決定した濃度範囲を使用して、肝臓でのグルコース産生に対するそれらの阻害効果を評価した(表1)。アミノ酸のアルギニン及びロイシンの個々の化合物についてさらなる実験を行い、ヒスチジン効果の特異性を他のアミノ酸に対して試験した。加えて、化合物間の相互作用及び相乗作用を、組み合わせ処方を使用して更に試験した。その詳細な情報を表1に示す。
本明細書に記載されるデータ分析についての結果を、SLP処理を用い産生されたグルコースと比較した、各処理において産生されたグルコースの相対値として表す。各条件を実験ごとに二連で、測定ごとに二連で繰り返し、すなわち実験ごとに4つの値を得た。各条件において異なる細胞継代を用いて、独立した実験を行った。選択した各場合において、Quantitative Methods for Assessing Drug Synergismにより調整されたアプローチを使用して更に相乗効果を評価した。相加作用、相乗作用又はアンタゴニスト作用の評価は、アイソボログラムを使用して表すことができる((Tallarida,R.J.(2011) Quantitative methods for assessing drug synergism.Genes Cancer 2,1003-1008.doi:10.1177/1947601912440575;Tallarida,R.J.(2012) Revisiting the isobole and related quantitative methods for assessing drug synergism.J Pharmacol Exp Ther 342,2-8.doi:10.1124/jpet.112.193474))。
ピルビン酸ナトリウム(1mM)及び乳酸ナトリウム(10mM)を使用して、H4IIE細胞において糖新生を誘導した。ピルビン酸ナトリウム及び乳酸ナトリウム(SLP)処理は、ベース処理と比較して有意な肝臓グルコース産生を誘導した。本発明者らのアッセイの参照群として見なす。8.18%±4.2の低いグルコース産生が、ベース条件下で観察された。SLP条件では高いグルコース産生が誘導された。それらのすべての結果を100%グルコース産生の基準として使用する。
メトホルミンは、肝グルコース産生における周知の負の調節因子である。10mMメトホルミンの用量を、本発明者らの細胞培養実験において陽性対照として用いた。低いグルコース産生:9.71%±4.2で示されるように、肝臓でのグルコース産生に対する強い阻害効果が誘導された。予想された結果を対照が提供すること、及び低い変動性を有することを考慮して、モデルを検証し、対象の化合物を含む処理と共に更に使用した。
これらの実験条件下で、0.2mM及び0.5mMのヒスチジン用量は、SLP条件と比較して、グルコース産生を有意に阻害しなかった(93.70%±10.85及び87.00%±17.20%グルコース産生)。高い用量のヒスチジン(例えば、1mM、2mM及び20mM)は、グルコース産生を、それぞれ52.67%±4.16、39.19%±7.44、8.39%±2.49で阻害した。ヒスチジン用量の漸増による効果も顕著であり、したがって、H4IIE細胞系における糖新生の阻害に対する顕著な用量応答を説明している。
他のアミノ酸に対するヒスチジンの特異性を試験するために、2種類のアミノ酸(1つは糖原性及び1つは非糖原性)を選択して、それらの効果を試験した。これらのアミノ酸の用量は、0.2mM、2mM及び20mMの濃度を使用してヒスチジン実験から調整した。アルギニンは、SLP条件と比較して、グルコース産生の阻害において統計的に有意な用量依存的応答を示した(0.2mM:81.44%±2.72、2mM:65.01%±11.52%及び20mM:45.40%±3.57のグルコース産生)。しかしながら、効果サイズは、同じ濃度のヒスチジンと比較して弱かった。ロイシンは、SLP条件(0.2mM:84.69%±1.05、2mM:75.37%±0.36及び20mM:83.76%±7.30グルコース産生)と比較して、明らかな用量応答は示さず、グルコース産生の軽度の阻害を示した。ヒスチジンは、グルコース産生の阻害に対してアルギニンよりも強い用量応答効果(93.7%±10.85、39.19%±7.44及び8.39%±2.49)を有し、ロイシンは最小の効果を有するので、この実験により、このインビトロモデルにおいて観察される効果の特異性は更に強化された。
フェルラ酸は、0.5μM、0.8μM、1μM、2μM、4μMでそれぞれ85.67%±3.81、81.51%±11.70、61.38%±15.82、36.57%±6.02、25.08%±5.03のグルコース産生を有意に阻害し、この阻害は用量に関係なく、SLP条件より有意に低かった。このように、フェルラ酸は、H4IIE細胞系において糖新生の強い用量依存的阻害を示した。
個々の化合物として、以下のものを観察した。ヒスチジンについては、0.5mM、1mM、及び2mMのヒスチジンが、それぞれ87.00%±17.2、52.67%±4.16、及び39.19%±7.44で糖新生を阻害した。ヒスチジン用量を0.5mMから1mMに2倍にすると52%の阻害効果が得られ、1mMから2mMにすると25%の阻害効果が得られた。フェルラ酸については、1μM及び2μMのフェルラ酸が、それぞれ61.38%±15.82及び36.57%±6.02で糖新生を阻害した。フェルラ酸用量を0.5μMから1μMに2倍にすると30%の阻害がもたらされ、1μMから2μMに2倍にすると40%の阻害効果がもたらされ、2μMから4μMに更に2倍にすると32%の阻害がもたらされた。最適な用量応答は、1~2μMの範囲内であるようである。
組み合わせについては、1mMヒスチジン+1μMフェルラ酸は、グルコース産生を27.69%±3.54で減少させた。グルコースの減少は、SLP対照よりも有意に低く、同じ用量で個々に使用された化合物よりも有意に低く、個々の化合物の用量を倍加した場合に得られた効果よりも一般的に低かった。1mMヒスチジン+2μMフェルラ酸は、グルコース産生を23.67%±11.03で減少させた。効果は、SLP対照よりも有意に低く、ヒスチジンの用量を2倍にした場合に得られた効果よりも有意に低く、2μMのフェルラ酸単独で得られた効果よりも概して低かった。2mMヒスチジン+2μMフェルラ酸は、グルコース産生を13.05%±8.75で有意に減少させた。効果は、SLP対照よりも有意に低く、同じ用量で個々の化合物より得られた効果よりも有意に低かった。注目すべきことに、2つの化合物を組み合わせた場合に観察された効果の大きさは、化合物を個々に使用した場合、又は個々の化合物用量を2倍にした場合よりも大きかった。このような知見は、相乗作用の可能性を示す。
用量応答(REF=SLP=100%に対するグルコース産生)は、用量及び応答の両方を対数スケールで表す場合、ヒスチジン(A)及びフェルラ酸(B)の両方について線形としてモデル化され得る。この直線性がヒスチジン及びフェルラ酸の混合物について維持されたという仮定の下で、特定の応答に到達する全ての混合物を予測することが可能である。等しい応答を達成すると予測されるこれらの混合物は、可能な全ての混合物を表す図上の線として視覚化することができ、アイソボールと呼ばれる(図2)。多くのかかるアイソボールを表す図は、アイソボログラムと呼ばれる。
図2は、3つの応答(それぞれ10%、18%及び27%のグルコース産生)に達すると予測される混合物に対応する3つのアイソボールを示す。これら3つのアイソボールは、3通りのヒスチジン及びフェルラ酸の試験混合物について得られた応答に対応するため、これらの3つのアイソボールが表される。簡潔に説明すると、アイソボールは、生物活性物質の混合物が相加効果のみを有する場合に残る線を表す。アイソボールと軸との交点は、アイソボール線に沿った、化合物の組み合わせと同じ効果を誘導する個々の化合物の用量に対応する。実験データがアイソボールに該当しない場合、モデルは、値がアイソボールより高い場合にはアンタゴニスト効果を示す、又は値がアイソボールより低い場合には相乗効果を示す。
試験した3つの全ての混合物がそれらの対応するアイソボール未満であるという事実は、相乗効果があることを示す(すなわち、所与の応答を達成するために必要とされるヒスチジン及びフェルラ酸の用量が、アイソボールによって表される純粋に相加的なモデルによって予想されるよりも低い)。
より低い用量(0.2mMヒスチジン+0.5μMフェルラ酸、0.2mMヒスチジン+0.8μMフェルラ酸、0.5mMヒスチジン+0.5μMフェルラ酸)の効果を検討すると、2つの化合物を組み合わせた場合に観察される効果サイズは、化合物を個々に使用した場合よりも低い可能性があるが、個々の化合物の用量の2倍よりも低いようには見えなかった。アイソボールアプローチの適用は、低用量を使用した場合の、化合物間の相乗作用を明らかにしなかった。
本明細書において、本発明の特定の実施形態が開示されている。具体的な用語が使用されるが、これらは一般的に、かつ説明目的でのみ使用されるものであり、限定を意図するものではない。本発明の範囲は、「特許請求の範囲」において規定される。明らかなことではあるが、上記教示に照らして、本発明には多くの改変及び変形が可能である。したがって、具体的に記載のもの以外であっても、添付の特許請求の範囲内で、本発明が実施可能であると理解される。

Claims (20)

  1. フェルラ酸及びヒスチジンを含む、動物に健康上の利益を提供するための組成物であって、フェルラ酸及びヒスチジンを、前記動物に前記健康上の利益を提供するための治療有効量で含有する、組成物。
  2. 前記健康上の利益が、糖尿病の予防、糖尿病の治療、糖尿病の発症の遅延、前糖尿病の予防、前糖尿病の発症の遅延、前糖尿病の治療、インスリン抵抗性の予防、インスリン抵抗性の治療、インスリン抵抗性の発症の遅延からなる群から選択される、請求項1に記載の組成物。
  3. 前記フェルラ酸が、約2mg~約2gの量で前記組成物中に存在する、請求項1に記載の組成物。
  4. 前記ヒスチジンが、約0.5g~約21gの量で前記組成物中に存在する、請求項1に記載の組成物。
  5. 前記組成物がメイン・ミール組成物である、請求項1に記載の組成物。
  6. 前記組成物が栄養補助食品である、請求項1に記載の組成物。
  7. コンパニオンアニマル用に配合されている、請求項1に記載の組成物。
  8. ネコ科動物用に配合されている、請求項1に記載の組成物。
  9. 前記組成物が、タンパク質、脂質、炭水化物、及び繊維を更に含む、請求項1に記載の組成物。
  10. 前記組成物が、血糖コントロール又は糖尿病管理に効果的な添加物を更に含む、請求項1に記載の組成物。
  11. 動物に健康上の利益を提供するための方法であって、組成物を前記動物に投与することを含み、前記組成物が、前記動物に前記健康上の利益を提供するための治療有効量のフェルラ酸及びヒスチジンを含む、方法。
  12. 前記組成物が、定期的に前記動物に投与される、請求項11に記載の方法。
  13. 前記投与が、約1mg/kg体重/日~約2g/kg体重/日のヒスチジン投与量及び約0.5mg/kg体重/日~約500mg/kg体重/日のフェルラ酸投与量を提供する、請求項11に記載の方法。
  14. 前記健康上の利益が、糖尿病の予防、糖尿病の治療、糖尿病の発症の遅延、前糖尿病の予防、前糖尿病の発症の遅延、前糖尿病の治療、インスリン抵抗性の予防、インスリン抵抗性の治療、インスリン抵抗性の発症の遅延からなる群から選択される、請求項11に記載の方法。
  15. 前記フェルラ酸が約2mg~約2gの量で前記組成物中に存在し、前記ヒスチジンが約0.5g~約21gの量で前記組成物中に存在する、請求項11に記載の方法。
  16. 前記組成物が、メイン・ミール組成物である、請求項11に記載の方法。
  17. 前記組成物が、栄養補助食品である、請求項11に記載の方法。
  18. 前記組成物が、コンパニオンアニマル用に配合されている、請求項11に記載の方法。
  19. 前記組成物が、ネコ科動物用に配合されている、請求項11に記載の方法。
  20. 前記組成物が、血糖コントロール又は糖尿病管理に有効な添加物を更に含む、請求項11に記載の方法。
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