JP2023536168A - アップリンク制御情報の送信方法、装置及びシステム - Google Patents

アップリンク制御情報の送信方法、装置及びシステム Download PDF

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Abstract

本発明は、アップリンク制御情報の送信方法、装置及び通信システムを提供する。該方法は、端末装置がアップリンク制御情報を送信するステップを含み、該アップリンク制御情報は少なくとも2つのTRPに関連する。本発明の実施例によれば、アップリンク制御情報は空間ダイバーシティの方式で送信される。即ち、端末側では、同一のデータが異なる空間領域経路を介して、或いは異なるTRP(transmission and reception point:送受信点)を介してネットワーク側に到達することができる。このように、1つの経路が遮蔽された場合でも、他の経路が引き続き動作することができるため、アップリンク制御情報の高い信頼性が保証された。また、該方式は空間ダイバーシティによりゲインを得ることができるため、アップリンク制御情報の再送回数を回避又は低減することができ、アップリンクデータの送信遅延を低減することができる。【選択図】図13

Description

本発明は、通信分野に関する。
信頼性及びカバレッジの両方の要求を満たすために、NR(新しい無線:New Radio)は、異なるシナリオに対応するように、複数のアップリンク制御チャネルフォーマット(PUCCH format)が導入されている。また、NRは、システム性能を向上させるために、柔軟なアップリンク情報送信メカニズムが導入されている。
なお、背景技術に関する上記の説明は、単なる本発明の構成をより明確、完全に説明するためのものであり、当業者を理解させるために説明するものである。これらの構成が本発明の背景技術の部分に説明されているから当業者にとって周知の技術であると解釈してはならない。
本発明の発明者の発見により、NRが52.6GHzまでの高いキャリア周波数をサポートするため、キャリア周波数が高い場合、高周波信号の回折能力が低いため、障害物により遮蔽(blockage)されやすい。伝送信号が遮蔽されると、伝送チャネルの品質が著しく低下し、伝送信号の信頼性が低下し、且つ/或いは、伝送遅延が増加してしまう。これは、URLLC(Ultra Reliable Low Latency Communications:高信頼性低遅延通信)サービスにとって非常に不利である。これは、URLLCの通信遅延の要求が一般に3ミリ秒未満であり、アップリンク制御情報の伝送チャネルが障害物により遮蔽されると、既存のメカニズムにより、その遅延がURLLCサービスの要求を満たさない可能性があるからである。
上述した高周波伝送チャネルの不安定性のアップリンク制御情報送信への影響を低減させるために、本発明の実施例は、空間ダイバーシティの方式でアップリンク制御情報を送信する(即ち、異なるTRPに送信する)ことで、アップリンク制御情報送信の信頼性を向上させると共に、チャネルの不安定性の伝送遅延への影響を効果的に低減させることができる、アップリンク制御情報の送信方法、装置及びシステムを提供する。
本発明の実施例の1つの態様では、アップリンク制御情報の送信方法であって、端末装置がアップリンク制御情報を送信するステップであって、前記アップリンク制御情報は、少なくとも2つのTRPに関連する、ステップ、を含む、方法を提供する。
本発明の実施例のもう1つの態様では、アップリンク制御情報送信の指示方法であって、ネットワーク装置が端末装置に指示情報を送信するステップであって、前記指示情報は、アップリンク制御情報が少なくとも2つのTRPに関連することを示す、ステップ、を含む、方法を提供する。
本発明の実施例のもう1つの態様では、アップリンク制御情報の送信装置であって、アップリンク制御情報を送信する送信部であって、前記アップリンク制御情報は、少なくとも2つのTRPに関連する、送信部、を含む、装置を提供する。
本発明の実施例のもう1つの態様では、アップリンク制御情報送信の指示装置であって、端末装置に指示情報を送信する送信部であって、前記指示情報は、アップリンク制御情報が少なくとも2つのTRPに関連することを示す、送信部、を含む、装置を提供する。
本発明の実施例の有利な効果は、以下の通りである。本発明の実施例によれば、アップリンク制御情報は空間ダイバーシティの方式で送信される。即ち、端末側では、同一のデータが異なる空間領域経路を介して、或いは異なるTRP(transmission and reception point:送受信点)を介してネットワーク側に到達することができる。このように、1つの経路が遮蔽された場合でも、他の経路が引き続き動作することができるため、アップリンク制御情報の高い信頼性を確保することができる。また、該方式は空間ダイバーシティによりゲインを得ることができるため、アップリンク制御情報の再送回数を回避又は低減することができ、アップリンクデータの送信遅延を低減することができる。
下記の説明及び図面に示すように、本発明の特定の実施形態が詳細に開示され、本発明の原理を採用できる方式が示される。なお、本発明の実施形態の範囲はこれらに限定されない。本発明の実施形態は、添付される特許請求の範囲の要旨及び項目の範囲内において、変更されたもの、修正されたもの及び均等的なものを含む。
1つの実施形態に記載された特徴及び/又は示された特徴は、同一又は類似の方式で1つ又はさらに多くの他の実施形態で用いられてもよいし、他の実施形態における特徴と組み合わせてもよいし、他の実施形態における特徴に代わってもよい。
なお、本文では、用語「含む/有する」は、特徴、部材、ステップ又は構成要件が存在することを意味し、1つ又は複数の他の特徴、部材、ステップ又は構成要件の存在又は付加を排除しない。
本発明の実施例の1つの図面及び1つの実施形態に記載された要素及び特徴は、1つ又はさらに多くの図面又は実施形態に示された要素及び特徴と組み合わせてもよい。また、図面において、類似の符号は複数の図面における対応する素子を示し、1つ以上の実施形態に用いられる対応素子を示してもよい。
含まれる図面は、本発明の実施例をさらに理解するために用いられ、明細書の一部を構成し、本発明の実施形態を例示するために用いられ、文言の記載と共に本発明の原理を説明する。なお、以下に説明される図面は、単なる本発明の一部の実施例であり、当業者にとっては、これらの図面に基づいて他の図面を容易に想到できる。
PUCCH format 0の1つの例を示す概略図である。 PUCCH format 0のもう1つの例を示す概略図である。 PUCCH format 1の1つの例を示す概略図である。 PUCCH format 1のもう1つの例を示す概略図である。 PUCCH format 1のさらにもう1つの例を示す概略図である。 PUCCH format 1のさらにもう1つの例を示す概略図である。 PUCCH format 2の1つの例を示す概略図である。 PUCCH format 2のもう1つの例を示す概略図である。 PUCCH format 3の1つの例を示す概略図である。 PUCCH format 3のもう1つの例を示す概略図である。 PUCCH format 3のさらにもう1つの例を示す概略図である。 PUCCH format 3のさらにもう1つの例を示す概略図である。 本発明の実施例に係るアップリンク制御情報の送信方法を示す概略図である。 PUCCH format 0と各TRPとのマッピング関係の1つの例を示す概略図である。 PUCCH format 1と各TRPとのマッピング関係の1つの例を示す概略図である。 PUCCH format 1と各TRPとのマッピング関係のもう1つの例を示す概略図である。 PUCCH format 2と各TRPとのマッピング関係の1つの例を示す概略図である。 PUCCH format 2と各TRPとのマッピング関係のもう1つの例を示す概略図である。 PUCCH format 2と各TRPとのマッピング関係のさらにもう1つの例を示す概略図である。 PUCCH format 3と各TRPとのマッピング関係の1つの例を示す概略図である。 PUCCH format 3と各TRPとのマッピング関係のもう1つの例を示す概略図である。 図14に示すinter-symbol TRP mappingに対応するスロット内周波数ホッピングの周波数ホッピングパターンを示す概略図である。 図15に示すInter-block TRP mappingに対応するスロット内周波数ホッピングの周波数ホッピングパターンを示す概略図である。 図15に示すintra-slot TRP mappingに対応するスロット内周波数ホッピングの周波数ホッピングパターンを示す概略図である。 図16に示すinter-2-slot TRP mappingに対応するスロット間周波数ホッピングの周波数ホッピングパターンを示す概略図である。 図16に示すinter-slot TRP mappingに対応するスロット間周波数ホッピングの周波数ホッピングパターンを示す概略図である。 図17に示すinter-symbol TRP mappingに対応するスロット内周波数ホッピングの周波数ホッピングパターンを示す概略図である。 図19に示すinter-symbol TRP mappingに対応するスロット内周波数ホッピングの周波数ホッピングパターンを示す概略図である。 本発明の実施例に係るアップリンク制御情報送信の指示方法を示す概略図である。 本発明の実施例に係るアップリンク制御情報の送信装置を示す概略図である。 本発明の実施例に係るアップリンク制御情報送信の指示装置を示す概略図である。 本発明の実施例に係る通信システムを示す概略図である。 本発明の実施例に係る端末装置を示す概略図である。 本発明の実施例に係るネットワーク装置を示す概略図である。
本発明の上記及び他の特徴は以下の説明により明らかになる。明細書及び図面において、本発明の特定の実施形態が詳細に開示され、本発明の原理を採用できる実施形態の一部が示される。なお、本発明は説明される実施形態に限定されない。本発明は、添付される特許請求の範囲内の全ての変更されたもの、変形されたもの及び均等的なものを含む。以下は、図面を参照しながら本発明の各実施形態を説明する。これらの実施形態は単なる例示的なものであり、本発明を制限するものではない。
本発明の実施例では、用語「第1」、「第2」などは、タイトルで異なる要素を区別するために用いられるが、これらの要素の空間的配列又は時間的順序などを表すものではなく、これらの要素はこれらの用語に制限されない。用語「及び/又は」は、関連するリストに列挙された用語の1つ又は複数のうち何れか1つ及び全ての組み合わせを含む。用語「含む」、「包括する」、「有する」などは、列挙された特徴、要素、素子又は構成部材の存在を意味するが、1つ又は複数の他の特徴、要素、素子又は構成部材の存在又は追加を排除するものではない。
本発明の実施例では、単数形の「1つ」、「該」などは複数形を含み、「1種類」又は「1類」と広義的に理解されるべきであり、「1個」に限定されない。また、用語「前記」は、文脈がそうでないことを明確に示さない限り、単数形及び複数形両方を含むと理解されるべきである。また、文脈がそうでないことを明確に示さない限り、用語「に記載の」は「少なくとも一部に記載の」と理解されるべきであり、用語「に基づいて」は「少なくとも一部に基づいて」と理解されるべきである。
本発明の実施例では、用語「通信ネットワーク」又は「無線通信ネットワーク」は、例えばロングタームエボリューション(LTE:Long Term Evolution)、進化したロングタームエボリューション(LTE-A、LTE-Advanced)、広帯域符号分割多元接続(WCDMA(登録商標):Wideband Code Division Multiple Access)、高速パケットアクセス(HSPA:High-Speed Packet Access)などの任意の通信規格に適合するネットワークを意味してもよい。
また、通信システムにおける装置間の通信は、任意の段階の通信プロトコルに従って行われてもよく、該通信プロトコルは、例えば1G(generation)、2G、2.5G、2.75G、3G、4G、4.5G、及び将来の5G、新しい無線(NR:New Radio)等、及び/又は現在の既知の他の通信プロトコル若しくは将来開発される他の通信プロトコルを含んでもよいが、これらに限定されない。
本発明の実施例では、用語「ネットワーク装置」は、例えば通信システムに端末装置をアクセスさせて該端末装置にサービスを提供する通信システム内の装置を意味する。ネットワーク装置は、基地局(BS:Base Station)、アクセスポイント(AP:Access Point)、送受信点(TRP:Transmission Reception Point)、ブロードキャスト送信機、モビリティ管理エンティティ(MME:Mobile Management Entity)、ゲートウェイ、サーバ、無線ネットワークコントローラ(RNC:Radio Network Controller)、基地局コントローラ(BSC:Base Station Controller)などを含んでもよいが、これらに限定されない。
そのうち、基地局は、ノードB(NodeB又はNB)、進化ノードB(eNodeB又はeNB)、及び5G基地局(gNB)など、並びにリモート無線ヘッド(RRH:Remote Radio Head)、リモート無線ユニット(RRU:Remote Radio Unit)、中継装置(relay)又は低電力ノード(例えばfemto、picoなど)を含んでもよいが、これらに限定されない。また、用語「基地局」はそれらの機能の一部又は全てを含んでもよく、各基地局は特定の地理的エリアに対して通信カバレッジを提供してもよい。用語「セル」は、該用語が使用されるコンテキストに応じて、基地局及び/又はそのカバレッジエリアを意味してもよい。
本発明の実施例では、用語「ユーザ装置」(UE:User Equipment)又は用語「端末装置」(TE:Terminal Equipment)は、例えばネットワーク装置を介して通信ネットワークにアクセスし、ネットワークサービスを受ける装置を意味する。端末装置は、固定的なもの又は移動的なものであってもよく、移動局(MS:Mobile Station)、端末、加入者ステーション(SS:Subscriber Station)、アクセス端末(AT:Access Terminal)、ステーションなどと称されてもよい。
そのうち、端末装置は、携帯電話(Cellular Phone)、パーソナルデジタルアシスタント(PDA:Personal Digital Assistant)、無線変復調装置、無線通信装置、ハンドヘルドデバイス、マシンタイプ通信装置、ラップトップコンピュータ、コードレス電話、スマートフォン、スマートウォッチ、デジタルカメラなどを含んでもよいが、これらに限定されない。
例えば、モノのインターネット(IoT:Internet of Things)などのシナリオでは、ユーザ装置は、監視又は測定を行う機器又は装置であってもよく、例えばマシンタイプ通信(MTC:Machine Type Communication)端末、車載通信端末、デバイスツーデバイス(D2D:Device to Device)端末、マシンツーマシン(M2M:Machine to Machine)端末などを含んでもよいが、これらに限定されない。
以下は、本発明の実施例を易く理解するために、本発明の実施例に係る概念及び定義を説明する。
本発明の実施例では、PUCCH format 0は短いPUCCH(物理アップリンク制御チャネル)であり、その長さは1つ又は2つの時間領域シンボルであってもよい。それにより占有される周波数領域の帯域幅は1 PRB(physical resource block:物理リソースブロック)である。各シンボルについて、PUCCH format 0は、長さが12の低PAPR(low Peak-to-Average Power Ratio:低ピーク平均電力比)シーケンスにより構成され、1つ又は2つのUCI bit(アップリンク制御ビット)を搬送する。1つのシンボルのPUCCH format 0に対して、2つのシンボルのPUCCH format 0は、長さが12の2つのlow PAPRシーケンスを含み、各シーケンスは、同一の情報ビットに対応する。従って、1つのシンボルのPUCCH format 0と比べて、2つのシンボルのPUCCH format 0は、同様に1つ又は2つのUCIビットを搬送するが、その時間領域の長さが長いため、受信側でより高いエネルギーを蓄積することができるため、カバレッジが向上する。
なお、PUCCH format 0は、intra-slot frequency hopping(スロット内周波数ホッピング)をサポートしているため、PUCCHは、そのスケジューリング帯域幅よりも大きなアップリンク帯域幅で周波数領域ダイバーシティ利得を利用し、信頼性を向上させることができる。
図1は、PUCCH format 0の1つの例を示す概略図である。図1に示すように、UEが1つのUE specific PDSCH(UE専用物理ダウンリンク共有チャネル)を受信した場合、対応するHARQ-ACK(ハイブリッド自動再送要求確認)をフィードバックする必要がある。従って、Tproc,1の後、PUCCH format 0を使用して対応するHARQ-ACKフィードバックを送信する。ここで、PUCCH format 0の時間領域長Lは2つの符号である。上記のTproc,1は、UEによるPDSCHの処理プロセス時間(UE PDSCH processing procedure time)である。
図2は、PUCCH format 0のもう1つの例を示す概略図である。図2の例では、intra-slot frequency hoppingが発生した。図2に示すように、図1の例と同様であるが、差異として、図2の例では、PUCCH format 0の第1のシンボルと第2のシンボルは、異なる周波数領域リソースを占有する。
本発明の実施例では、PUCCH format 1は、長いPUCCHであり、その長さは4~14個の時間領域シンボルであってもよい。それにより占有される周波数領域帯域幅は1つのPRBである。PUCCH format 1は、より高い信頼性を得るために、DM-RSとUCIの時分割多重化の構成を採用している。PUCCH format 1全体は1つ又は2つのUCIビットを搬送し、PUCCHの時間領域長を構成することによって、異なるシナリオのカバレッジ要求を満たすことができる。
なお、PUCCH format 1は、inter-UE(UE間)リソース多重化をサポートし、即ち、異なるUEがPUCCH format 1に対して異なる時間領域直交カバーコード(time domain orthogonal cover code:TD-OCC)を使用して同一の時間周波数リソースを多重化することをサポートしている。PUCCH format 1は、時間領域繰り返し(repetition)、即ちスロットに基づく時間領域繰り返しをさらにサポートし、このような繰り返しによれば、受信側が付加的な信号エネルギーを容易に取得し、カバレッジをさらに向上させることができる。PUCCH format 1は、intra-slot frequency hopping(スロット内周波数ホッピング)をさらにサポートし、これによって、PUCCHは、周波数領域ダイバーシティ利得を利用して、信頼性を向上させることができる。PUCCH format 1は、inter-slot frequency hopping(スロット間周波数ホッピング)をさらにサポートし、これによって、PUCCHは、周波数領域ダイバーシティ利得を利用して、信頼性を向上させることができる。
図3は、PUCCH format 1の1つの例を示す概略図である。図3に示すように、UEが1つのUE specific PDSCHを受信した場合、対応するHARQ-ACKをフィードバックする必要がある。従って、Tproc,1の後、PUCCH format 1を使用して対応するHARQ-ACKフィードバックを送信する。ここで、PUCCH format 1の時間領域長Lは、12個のシンボルである。ここで、DM-RSに対応する直交カバーコードの長さは、DM-RSが占有するシンボル数と同一であり、即ち、DM-RSは6個のシンボルを占有し、その時間領域直交カバーコードの長さも6である。同様に、UCIに対応する直交カバーコードの長さは、UCIが占有するシンボルの数と同意であり、即ち、UCIは6個のシンボルを占有し、その時間領域直交カバーコードの長さも6である。
図4は、PUCCH format 1のもう1つの例を示す概略図である。図4の例では、intra-slot frequency hoppingが発生した。図4に示すように、図3の例と同様であるが、差異として、図4の例では、PUCCH format 1の前半部分と後半部分とは、異なる周波数領域リソースを占有する(該前半部分と該後半部分は、それぞれ2つのhopに対応する)。第1のhopでは、DM-RSは3つのシンボルを占有し、その時間領域直交カバーコードの長さも3である。第2のhopでは、DM-RSは3つのシンボルを占有し、その時間領域直交カバーコードの長さも3である。同様に、UCIに対応する直交カバーコードの長さは、UCIが各ホップにおいて占有するシンボルの数と同一であり、即ち、第1のhopにおいて、UCIは3つのシンボルを占有し、その時間領域直交カバーコードの長さも3であり、第2のhopにおいて、UCIは3つのシンボルを占有し、その時間領域直交カバーコードの長さも3である。
図5は、PUCCH format 1のさらにもう1つの例を示す概略図であり、PUCCHの時間領域繰り返しの状況を示している。図5に示すように、UEが1つのUE specific PDSCHを受信した場合、対応するHARQ-ACKをフィードバックする必要がある。従って、Tproc,1の後、PUCCH format 1を使用してslot n+kで対応するHARQ-ACKフィードバックを送信する。ここで、PUCCH format 1の時間領域長Lは12個の符号であり、繰り返し回数は4である。PUCCH repetitionは、それぞれslot n+kから始まる4つの連続したスロット内にある。各スロット内では、PUCCH repetitionにより占有される時間周波数リソースは同一である。
図6は、PUCCH format 1のさらにもう1つの例を示す概略図である。図6の例では、inter-slot frequency hoppingが発生した。図6に示すように、図5の例と同様であるが、差異として、図6の例では、PUCCH format 1のPUCCH repetitionは、異なるslotにおいて異なる周波数領域リソースを交互に占有する。
なお、時間領域繰り返しが発生したPUCCHは、intra-slot frequency hoppingを行ってもよい。ここで、各スロットでは、frequency hoppingの方式について、図4を参照してもよく、ここで説明を省略する。
本発明の実施例では、PUCCH format 2は、短いPUCCHであり、その長さは1つ又は2つの時間領域シンボルであってもよい。それにより占有される周波数領域帯域幅は、1~16個のPRBであってもよい。PUCCH format 2は、より多くのUCIビットを搬送するために、DM-RSとUCIの周波数分割多重化の構成を採用している。PUCCH format 2全体により搬送されるUCIビットは2より大きく、大量のUCIビットを短時間で送信することができるため、UCIフィードバック遅延を低減させることができる。
なお、PUCCH format 2は、intra-slot frequency hoppingをサポートしており、これによって、PUCCHは、周波数領域ダイバーシティ利得を利用して、信頼性を向上させることができる。
図7は、PUCCH format 2の1つの例を示す概略図である。図7に示すように、UEが1つのUE specific PDSCHを受信した場合、対応するHARQ-ACKをフィードバックする必要がある。従って、Tproc,1の後、PUCCH format 2を使用して対応するHARQ-ACKフィードバックを送信する。ここで、PUCCH format 2の時間領域長Lは2つの符号である。
図8は、PUCCH format 2のもう1つの例を示す概略図である。図8の例では、intra-slot frequency hoppingが発生した。図8に示すように、図7の例と同様であるが、差異として、図8の例では、PUCCH format 2の第1のシンボルと第2のシンボルは、異なる周波数領域リソースを占有する。
本発明の実施例では、PUCCH format 3は、長いPUCCHであり、その長さは4~14個の時間領域シンボルであってもよい。PUCCH format 3により占有される周波数領域帯域幅は、1~16個のPRBであってもよい。PUCCH format 3は、DM-RSとUCIの時分割多重化の構成を採用している。PUCCH format 3全体により搬送されるUCIビットは2より大きく、より長い時間領域リソースを占有することができるため、PUCCH format 3は、大量のUCIビットを送信すると共に、カバレッジを確保することができる。
なお、PUCCH format 3は、時間領域繰り返し、即ちスロットに基づく時間領域繰り返しをサポートし、このような繰り返しによれば、受信側が付加的な信号エネルギーを容易に取得し、カバレッジをさらに向上させることができる。PUCCH format 3は、intra-slot frequency hoppingをさらにサポートし、これによって、PUCCHは、周波数領域ダイバーシティ利得を利用して信頼性を向上させることができる。PUCCH format 3は、inter-slot frequency hoppingをさらにサポートし、これによって、PUCCHは、周波数領域ダイバーシティ利得を利用して信頼性を向上させることができる。
図9は、PUCCH format 3の1つの例を示す概略図である。図9に示すように、UEが1つのUE specific PDSCHを受信した場合、対応するHARQ-ACKをフィードバックする必要がある。従って、Tproc,1の後、PUCCH format 3を使用して対応するHARQ-ACKフィードバックを送信する(同一のスロットで送信された他のUCIビットも含む)。ここで、PUCCH format 3の時間領域長Lは、12個シンボルである。
図10は、PUCCH format 3のもう1つの例を示す概略図である。図10の例では、intra-slot frequency hoppingが発生した。図10に示すように、図9の例と同様であるが、差異として、図10の例では、PUCCH format 3の前半部分と後半部分とは、異なる周波数領域リソースを占有する。
図11は、PUCCH format 3のさらにもう1つの例を示す概略図であり、PUCCHの時間領域繰り返しの状況を示している。図11に示すように、UEが1つのUE specific PDSCHを受信した場合、対応するHARQ-ACKをフィードバックする必要がある。従って、Tproc,1の後、PUCCH format 3を使用してslot n+kで対応するHARQ-ACKフィードバックを送信する。ここで、PUCCH format 3の時間領域長Lは4つの符号であり、繰り返し回数は4である。PUCCH repetitionは、それぞれslot n+kから始まる4つの連続したスロット内にある。各スロット内では、PUCCH repetitionにより占有される時間周波数リソースは同一である。
図12は、PUCCH format 3のさらにもう1つの例を示す概略図である。図12の例では、inter-slot frequency hoppingが発生した。図12に示すように、図11の例と同様であるが、差異として、図12の例では、PUCCH format 3のPUCCH repetitionは、異なるスロットにおいて異なる周波数領域リソースを交互に占有する。
なお、時間領域繰り返しが発生したPUCCHは、intra-slot frequency hoppingを行ってもよい。ここで、各スロットにおいて、frequency hoppingの方式について、図10を参照してもよく、ここで説明を省略する。
本発明の実施例では、PUCCH format 4はPUCCH format 3と同様である。差異として、PUCCH format 4により占有される周波数領域帯域幅は、1つのPRBに固定されている。また、UE間のリソース共有を容易にするために、PUCCH format 4は、block-wise spreading(ブロックごとの拡張)、又は周波数領域拡張を行うことができるが、具体的な方法について、関連技術を参照してもよく、ここで説明を省略する。
以下は、図面を参照しながら本発明の様々な実施形態を説明する。これらの実施形態は、単なる例示的なものであり、本発明を限定するものではない。
<第1の実施形態>
本発明の実施例はアップリンク制御情報の送信方法を提供し、端末装置側から説明する。図13は、本発明の実施例に係るアップリンク制御情報の送信方法を示す概略図である。図13に示すように、該方法は、以下のステップを含む。
ステップ1301:端末装置がアップリンク制御情報を送信する。該アップリンク制御情報(PUCCH)は、少なくとも2つのTRPに関連する。
本発明の実施例の上記方法によれば、アップリンク制御情報は空間ダイバーシティの方式で送信される。即ち、端末側では、同一のデータが異なる空間領域経路を介して、或いは異なるTRP(transmission and reception point:送受信点)を介してネットワーク側に到達することができる。このように、1つの経路が遮蔽された場合でも、他の経路が引き続き動作することができるため、アップリンク制御情報の高い信頼性を確保することができる。また、該方式は空間ダイバーシティによりゲインを得ることができるため、アップリンク制御情報の再送回数を回避又は低減することができ、アップリンクデータの送信遅延を低減することができる。
本発明の実施例では、上述したように、上記のPUCCHに対応するリソースのフォーマットは、以下のうちの少なくとも1つである。
PUCCH format 0、
PUCCH format 1、
PUCCH format 2、
PUCCH format 3、
PUCCH format 4。
幾つかの実施例では、アップリンク制御情報が少なくとも2つのTRPに関連することとは、アップリンク制御情報がN1個のシンボルを単位として各TRPに循環的にマッピングされる(関連する)ことを意味する。例えば、該アップリンク制御情報の最初のN1個のシンボルが該少なくとも2つのTRPの第1のTRPに関連し、該アップリンク制御情報の次のN1個のシンボルが該少なくとも2つのTRPの第2のTRPに関連する。そして、該アップリンク制御情報の残りのシンボルについても、上記と同様のTRP相関付け方法を適用し(或いは、同一のTRPマッピングパターンを適用し)、N1個のシンボルを単位として該第1のTRP及び該第2のTRPにそれぞれ関連する(マッピングする)。
この実施例によれば、PUCCHは、それぞれ異なるTRPに対してシンボルレベルで送信を行うことで、信頼性を向上させることができる。また、一部のTRPが遮蔽された場合であっても、次のシンボルが他の経路を介してネットワーク装置と迅速に通信することができ、遅延を低減させることができる。
この実施例では、N1は1又は2であってもよい。幾つかの実施例では、各TRPは、該PUCCHの各スロット内で少なくとも1回マッピングされる。
幾つかの実施例では、アップリンク制御情報が少なくとも2つのTRPに関連することとは、アップリンク制御情報に関連する1つのスロットにおいて、アップリンク制御情報が該スロット内の時間領域部分を単位として各TRPに循環的にマッピングされる(関連する)ことを意味する。例えば、該アップリンク制御情報に関連するスロットにおいて、該アップリンク制御情報の第1の時間領域部分が該少なくとも2つのTRPの第1のTRPに関連し、該アップリンク制御情報の残りの時間領域部分が該少なくとも2つのTRPの第2のTRPに関連する。
この実施例によれば、PUCCHは、1つのslot内で、異なるTRPにそれぞれ送信することができるため、信頼性が向上すると共に、TRPの一部が遮蔽された場合であっても、他の経路を介してネットワーク装置と迅速に通信することができるため、遅延の少ない。また、この方法は、1つのslot内のPUCCH時間領域リソースを異なるTRPにそれぞれマッピングすることができるため、ハードウェアで実現されやすい。これは、ハードウェアが通常スロットを単位としてアップリンク制御情報を処理し、この方法によれば、ハードウェアのスロットレベルの処理時間に合わせることができ、ハードウェアコストを低減させることができるからである。
この実施例では、幾つかの態様では、各TRPは、該PUCCHの各スロット内で少なくとも1回マッピングされる。
この実施例では、各時間領域部分のシンボル数は、上述の少なくとも1つのTRPの総数の関数であってもよい。これによって、1つのslot内のPUCCH時間領域リソースを異なるTRPにそれぞれマッピングすることができ、ハードウェアで容易に実現することができる。これは、ハードウェアが通常スロットを単位としてアップリンク制御情報を処理し、この方法によれば、ハードウェアのスロットレベルの処理時間に合わせることができ、ハードウェアコストを低減させることができるからである。
幾つかの実施例では、アップリンク制御情報が少なくとも2つのTRPに関連することとは、アップリンク制御情報がN2個のスロットを単位として各TRPに循環的にマッピングされる(関連する)ことを意味する。例えば、該アップリンク制御情報の最初のN2個のスロットが該少なくとも2つのTRPの第1のTRPに関連し、該アップリンク制御情報の次のN2個のスロットが該少なくとも2つのTRPの第2のTRPに関連する。そして、該アップリンク制御情報の残りのスロットについても、上記と同様のTRP相関付け方法を適用し(或いは、同一のTRPマッピングパターンを適用し)、N2個のスロットを単位として該第1のTRP及び該第2のTRPにそれぞれ関連する。
この実施例によれば、PUSCHは、slotを単位として複数のTRPの間を切り替えることで、TRP切り替えの総回数を減少することができ、低能力端末装置に適用し、端末装置の生産コストを容易に低減させることができる。ここで、低能力端末装置とは、例えば単位時間でTRP切り替え回数が制限されている端末装置、又は信頼性要求が高いが遅延要求が比較的緩いシナリオを意味する。端末装置は、この方法を用いてTRP切り替え回数を減少させ、省電力効果を達成することができる。
この実施例では、N2の数は、1、2、4又は8であってもよい。一般に、複数のTRPのうち、チャネル品質が最も良いTRPは、時間領域において優先的に送信される。N2が大きい場合、遮蔽がないとき、端末装置は、最適なTRPを介してデータを迅速に送信することができるため、システム性能が向上する。N2が小さい場合、最適なTRPが遮蔽されたとき、異なるTRPがより短い時間単位で交互にマッピングされるため、端末装置は、他のTRPを介してデータをより迅速に送信することができるため、遅延を低減させることができる。
図14は、PUCCH format 0と各TRPとのマッピング関係の1つの例を示す概略図である。図14のシナリオは、図1に対応し、PUCCHが2つのTRPに関連することを一例にする。
図14のマッピング方式は、シンボル間TRPマッピング(inter-symbol TRP mapping)と称されてもよく、即ち、PUCCHがN1(N1=1)個のシンボルを単位として各TRPに循環的にマッピング(関連する)される。図14に示すように、PUCCHの1番目のシンボルがTRP#1に関連し、PUCCHの2番目のシンボルがTRP#2に関連する。
図15は、PUCCH format 1と各TRPとのマッピング関係の1つの例を示す概略図である。図15のシナリオは、図3に対応し、PUCCHが2つのTRPに関係することを一例にする。
図15に示すように、ブロック間TRPマッピング(inter-block TRP mapping)では、2つの連続するシンボル(1つのDM-RSと1つのUCI)を1つのblockと見なして、1つのTRPにマッピングされる。PUCCHの長さが奇数である場合、最後の1つのblockにはDM-RSのみが含まれる。この例では、PUCCHは、N1(N1=2)個のシンボルを単位として各TRPに循環的にマッピング(関連する)される。
図15に示すように、スロット内TRPマッピング(intra-slot TRP mapping)では、1つのslot内のPUCCHが2つの時間領域部分に分割され、1番目の時間領域部分の長さが
(外1)
Figure 2023536168000002
であり、TRP#1にマッピングされ、残りの時間領域部分がTRP#2にマッピングされる。ここで、
(外2)
Figure 2023536168000003
は1つのPUCCHが1つのslotにおいて占有するシンボルの数である。この例では、PUCCHは、スロットn+k内の2つの時間領域部分(slot n+kの最初の6個のシンボルと最後の6個のシンボル)を単位としてそれぞれTRP#1及びTRP#2に関連する。
この実施例では、アップリンク制御情報の直交カバーコードの長さは、該アップリンク制御情報に関連する時間領域リソースに基づいて決定され、且つ/或いは、該アップリンク制御情報に関連する繰り返し又は伝送オケージョンの時間領域長に基づいて決定されてもよい。ここで、該時間領域リソース、繰り返し又は伝送オケージョンは、該少なくとも2つのTRPのうちの1つのTRPに関連する。これによって、各TRPに対応するチャネルが異なるため、このような設計によれば、異なるTRPに対応するアップリンク制御情報の時間周波数リソースに対応する長さのカバーコードを対応させることで、チャネル特性が類似する(同一のTRPに対応する)一組のUEは一組の直交カバーコードを共有するため、カバーコードの直交性を確保することができ、端末装置間の干渉を回避し、システム性能を向上させることができる。
例えば、図15に示すinter-block TRP mappingのように、PUCCHの直交カバーコードシーケンスの長さは、blockにおけるDM-RS又はUCIの数に基づいて決定されてもよい。1つのblockに1つのDM-RS及び1つのUCIが含まれるため、直交カバーコードシーケンスの長さは1である。
また、例えば、図15に示すinter-block TRP mappingのように、PUCCHの直交カバーコードシーケンスの長さは、slotにおける同一のTRPに対応するDM-RS又はUCIの数に基づいて決定されてもよい。slot n+kにおけるTRP#1に対応するDM-RS又はUCIの数は3であるため、直交カバーコードシーケンスの長さは3である。
また、例えば、図15に示すintra-slot TRP mappingのように、PUCCHの直交カバーコードシーケンスの長さは、slotにおける同一のTRPに対応するDM-RS又はUCIの数に基づいて決定されてもよい。slot n+kにおけるTRP#1に対応するDM-RS又はUCIの数が3であるため、直交カバーコードシーケンスの長さも3である。
なお、直交カバーコードシーケンスの長さと対応する直交カバーコードシーケンスとの間のマッピング関係は、関連技術を参照してもよく、即ち、関連技術のマッピング方式を再利用してもよく、本発明はこれに限定されない。
また、図15は、1つのスロット、即ちslot n+kのみを示している。PUCCHにより占有される時間領域リソースが1つのスロットを超えた場合、PUCCHの各slotが何れも上記の方法を使用してTRP mapping及び直交カバーコードmappingを行う。
図16は、PUCCH format 1と各TRPとのマッピング関係のもう1つの例を示す概略図である。図16のシナリオは、図5に対応し、PUCCHが2つのTRPに関連することを一例にする。
図16に示すように、スロット間TRPマッピング(inter-slot TRP mapping)では、時間領域順に、各スロットを単位として、各スロット内のPUCCHが2つのTRP(TRP#1とTRP#2)に交互にマッピングされる。2つのスロット間TRPマッピング(inter-2-slot TRP mapping)では、時間領域順に、各2つのスロットを単位として、各スロット内のPUCCHが2つのTRP(TRP#1とTRP#2)に交互にマッピングされる。
図17は、PUCCH format 2と各TRPとのマッピング関係の1つの例を示す概略図である。図17のシナリオは、図7に対応し、PUCCHが2つのTRPに関連することを一例にする。
図17のマッピング方式は、シンボル間TRPマッピング(inter-symbol TRP mapping)と称されてもよい。図17に示すように、PUCCHの1番目のシンボルがTRP#1に関連し、PUCCHの2番目のシンボルがTRP#2に関連する。
図18は、PUCCH format 2と各TRPとのマッピング関係のもう1つの例を示す概略図である。図18の例は、図17の例の変形例であり、図17の例との差異として、PUCCHの1番目のシンボルにより搬送されるUCIビットは、PUCCHの2番目のシンボルにより搬送されるUCIビットと同一である。言い換えれば、1番目のシンボルがPUCCH repetition#1に対応し、2番目のシンボルがPUCCH repetition#2に対応する。図18の例では、図17と同様に、PUCCHの1番目のシンボルがTRP#1に関連し、PUCCHの2番目のシンボルがTRP#2に関連する。なお、PUCCHに対応するformatは、単なる一例であるPUCCH format 2である。この例のPUCCHは、PUCCH format 0-4以外のPUCCH formatであってもよい。
図19は、PUCCH format 2と各TRPとのマッピング関係のさらにもう1つの例を示す概略図である。図19の例は、図18の例の変形例であり、図18の例との差異として、各PUCCH repetitionは2つのシンボルにより構成され、PUCCHの前半部分(1番目、2番目のシンボル)により搬送されるUCIビットは、PUCCHの後半部分(3番目、4番目のシンボル)により搬送されるUCIビットと同一である。図19の例では、PUCCHの1番目及び2番目のシンボルがTRP#1に関連し、PUCCHの3番目及び4番目のシンボルがTRP#2に関連する。上記の例と同様に、PUCCHに対応するformatは、単なる一例であるPUCCH format 2である。この例のPUCCHは、PUCCH format 0-4以外のPUCCH formatであってもよい。
図20は、PUCCH format 3と各TRPとのマッピング関係の1つの例を示す概略図である。図20のシナリオは、図9に対応し、PUCCHが2つのTRPに関連することを一例にする。
図20のマッピング方式は、スロット内TRPマッピング(intra-TRP mapping)と称されてもよい。図20に示すように、1つのslotにおけるPUCCHを2つの時間領域部分に分割し、そのうち、1番目の時間領域部分の長さが
(外3)
Figure 2023536168000004
であり、TRP#1にマッピングされ、残りの時間領域部分がTRP#2にマッピングされる。ここで、
(外4)
Figure 2023536168000005
は、1つのPUCCHが1つのslotにおいて占有するシンボルの数である(この例では、
(外5)
Figure 2023536168000006
=12)。
図21は、PUCCH format 3と各TRPとのマッピング関係のもう1つの例を示す概略図である。図21のシナリオは、図11に対応し、PUCCHが2つのTRPに関連することを一例にする。図11のシナリオとは異なり、図21のシナリオでは、スロットn+k及びスロットn+k+1の2つのスロットのみが示されている。
図21に示すように、スロット間TRPマッピング(inter-slot TRP mapping)では、時間領域順に、各スロットを単位として、各スロット内のPUCCHが2つのTRP (TRP#1とTRP#2)に交互にマッピングされる。2つのスロット間TRPマッピング(inter-2-slot TRP mapping)では、時間領域順に、各2つのスロットを単位として、各スロット内のPUCCHが2つのTRP(TRP#1とTRP#2)に交互にマッピングされる。
本発明の実施例では、幾つかの態様では、端末装置は、アップリンク制御情報を送信する際に、上記の少なくとも2つのTRPに基づいて、該アップリンク制御情報の送信に対して周波数ホッピングを実行(perform frequency hopping)してもよい。例えば、端末装置は、上記の少なくとも2つのTRPのうちの1つのTRPに関連する伝送オケージョン(transmission occasion)、繰り返し(repetition)又は時間周波数リソース(time-frequency resource)に基づいて、該アップリンク制御情報の送信に対して周波数ホッピングを実行してもよい。
この実施例によれば、遮蔽が発生した場合、一部のTRPのみが正常に動作しても、アップリンク制御信号の送信がfrequency hopping patternに従ってfrequency hoppingを合理的に実行することを確保することができ、高い周波数領域ダイバーシティ利得を実現することができる。
幾つかの実施例では、周波数ホッピングを実行することは、アップリンク制御情報が所在するスロットに基づいて周波数ホッピングを実行すること(perform frequency hopping per slot)を意味してもよいし、アップリンク制御情報が所在するスロットにおいて、該アップリンク制御情報に対応する時間領域部分に基づいて周波数ホッピングを実行すること(perform frequency hopping within a slot)を意味してもよい。
幾つかの実施例では、上記の少なくとも2つのTRPのそれぞれに関連する周波数ホッピングパターン(frequency hopping pattern)は、同一であってもよい。これによって、複数のTRPが同一のfrequency hopping指示情報を適用し、シグナリングオーバーヘッドを節約することができる。本発明はこれに限定されず、上記の少なくとも2つのTRPのそれぞれに関連する周波数ホッピングパターンは、異なってもよい。
本発明の実施例では、周波数ホッピングパターンは、以下のうちの少なくとも1つであってもよい。
周波数ホッピングが発生しているか否か、
周波数ホッピング方式、
周波数ホッピングの回数、(ホップ数)、即ち、周波数ホッピングに対応する周波数ホッピング回数又はhop数、
周波数ホッピングの開始位置、例えば周波数ホッピングの開始周波数領域位置、及び
周波数ホッピングオフセット、例えば後続の各ホップの相対周波数領域位置。
図22は、図14に示すシンボル間TRPマッピングに対応するスロット内周波数ホッピングの周波数ホッピングパターンを示す概略図である。図22に示すように、TRP#1に対応するPUCCHの1番目のシンボルとTRP#2に対応するPUCCHの2番目のシンボルとは、異なる周波数リソースを占有する。
図23は、図15に示すInter-block TRP mappingに対応するスロット内周波数ホッピング(intra-slot frequency hopping)の周波数ホッピングパターンを示す概略図である。図23に示すように、1つのslotにおいて、同一のTRPに対応する異なる時間領域部分で周波数ホッピングが行われる。図23において、2つのhopを一例にし、TRP#1に対応する1番目の時間領域部分が時間領域シンボル2及び3であり、1番目のhopに対応し、TRP#1に対応する2番目の時間領域部分が時間領域シンボル6及び7であり、2番目のhopに対応し、TRP#1に対応する3番目の時間領域部分が時間領域シンボル10及び11であり、1番目のhopに対応する(2つのhopのうちの1番目のhopに循環的に対応する)。TRP#2に関連する周波数ホッピングパターンは、TRP#1に関連する周波数ホッピングパターンと同一である。具体的には、TRP#1に対応する時間周波数リソースは、blockを単位として周波数ホッピングを実行し、周波数ホッピング方式は、intra-slot frequency hoppingであり、周波数ホッピングの回数(又は周波数ホッピングの候補周波数領域位置)は2である。同様に、TRP#2に対応する時間周波数リソースは、blockを単位として周波数ホッピングを実行し、周波数ホッピング方式もintra-slot frequency hoppingであり、周波数ホッピングの回数(又は周波数ホッピングの候補周波数領域位置)も2である。また、TRP#1に対応する開始(starting)blockの周波数領域位置は、TRP#2に対応する開始blockの周波数領域位置と同一である。また、TRP#1に対応する2つの周波数ホッピング候補位置の周波数領域オフセット(frequency offset)は、TRP#2に対応する2つの周波数ホッピング候補位置の周波数領域オフセットと同一である。
図23の例では、TRP#1とTRP#2に対応する周波数ホッピングパターンが同一であることを一例にしているが、上述したように、両者に対応する周波数ホッピングパターンは異なってもよい。また、PUCCHにより占有される時間領域リソースが1つのスロットを超えた場合、PUCCHの各スロットは、何れも上記の方法を用いて周波数ホッピングパターンのマッピングを行う。
図24は、図15に示すintra-slot TRP mappingに対応するスロット内周波数ホッピング(intra-slot frequency hopping)の周波数ホッピングパターンを示す概略図である。図24に示すように、1つのslotにおいて、同一のTRPに対応する異なる時間領域部分で周波数ホッピングが行われる。TRP#1に対応する伝送オケージョン(時間領域シンボル3~8、即ち長さは
(外6)
Figure 2023536168000007
である)を一例にすると、第1の部分の長さは
(外7)
Figure 2023536168000008
であり、第1のホップ(hop)にマッピングされ、残りの部分は第2のホップ(hop)にマッピングされる。
図24の例では、直交カバーコードシーケンスの長さは、各hopの時間領域の長さに基づいて決定されてもよい。例えば、TRP#1に関連する1番目のhopの場合、hopの長さは3つのシンボルであり、2つのDM-RSシンボルを含むため、対応するカバーコードの長さは2であり、1つのUCIシンボルを含むため、対応するカバーコードの長さは1である。TRP#1に関連する2番目のhopの場合、hopの長さは3シンボルであり、1つのDM-RSシンボルを含むため、対応するカバーコードの長さは1であり、2つのUCIシンボルを含むため、対応するカバーコードの長さは2である。TRP#2にも同様な関係があるが、ここでは説明を省略する。直交カバーコードシーケンスの長さと直交カバーコードシーケンスとのマッピング関係について、関連技術を参照してもよく、ここで説明を省略する。
図24の例では、TRP#1とTRP#2に対応する周波数ホッピングパターンが同一であることを一例にする。具体的には、TRP#1に対応する時間周波数リソースは、時間領域部分を単位として周波数ホッピングが実行され、周波数ホッピング方式はintra-slot frequency hoppingであり、周波数ホッピングの回数(又は周波数ホッピングの候補周波数領域位置)は2である。同様に、TRP#2に対応する時間周波数リソースは、時間領域部分を単位として周波数ホッピングが実行され、周波数ホッピング方式もintra-slot frequency hoppingであり、周波数ホッピングの回数(又は周波数ホッピングの候補周波数領域位置)も2である。また、TRP#1に対応する開始(starting)blockの周波数領域位置は、TRP#2に対応する開始blockの周波数領域位置と同一である。また、TRP#1に対応する2つの周波数ホッピング候補位置の周波数領域オフセット(frequency offset)は、TRP#2に対応する2つの周波数ホッピング候補位置の周波数領域オフセットと同一である。なお、上述したように、両者に対応する周波数ホッピングパターンが異なってもよい。また、PUCCHにより占有される時間領域リソースが1つのスロットを超えた場合、PUCCHの各slotは、何れも上記の方法を用いて周波数ホッピングパターンのマッピングを行う。
図25は、図16に示すinter-2-slot TRP mappingに対応するスロット間周波数ホッピング(inter-slot frequency hopping)の周波数ホッピングパターンを示す概略図である。図25に示すように、周波数ホッピングは、同一のTRPに対応する異なるrepetition(伝送オケージョン)で順次発生する。図25では、2つのhopを一例にし、TRP#1に対応する1番目のrepetition(伝送オケージョン)は、slot n+k内にあり、1番目のhopに対応し、TRP#1に対応する2番目のrepetition(伝送オケージョン)は、slot n+k+1内にあり、2番目のホップに対応する。TRP#2に関連する周波数ホッピングパターンは、TRP#1に関連する周波数ホッピングパターンと同一である。具体的には、TRP#1に対応する時間周波数リソースは、repetitionを単位として周波数ホッピングを実行し、周波数ホッピング方式はinter-slot frequency hoppingであり、周波数ホッピングの回数(又は周波数ホッピングの候補周波数領域位置)は2である。同様に、TRP#2に対応する時間周波数リソースは、repetitionを単位として周波数ホッピングを実行し、周波数ホッピング方式もinter-slot frequency hoppingであり、周波数ホッピングの回数(又は周波数ホッピングの候補周波数領域位置)も2である。また、TRP#1に対応する開始(starting)repetitionの周波数領域の位置は、TRP#2に対応する開始repetitionの周波数領域の位置と同一である。また、TRP#1に対応する2つの周波数ホッピング候補位置の周波数領域オフセット(frequency offset)は、TRP#2に対応する2つの周波数ホッピング候補位置の周波数領域オフセットと同一である。
図25の例では、TRP#1とTRP#2に対応する周波数ホッピングパターンが同一であることを一例にしているが、上述したように、両者に対応する周波数ホッピングパターンは異なってもよい。
図26は、図16に示すinter-slot TRP mappingに対応するスロット間周波数ホッピング(inter-slot frequency hopping)の周波数ホッピングパターンを示す概略図である。図26に示すように、ホッピングは、同一のTRPに対応する異なるrepetition(伝送オケージョン)で順次発生する。図26では、2つのhopを一例にし、TRP#1に対応する1番目のrepetition(伝送オケージョン)は、slot n+k内にあり、1番目のhopに対応し、TRP#1に対応する2番目のrepetition(伝送オケージョン)は、slot n+k+2内にあり、2番目のホップに対応する。TRP#2に関連する周波数ホッピングパターンは、TRP#1に関連する周波数ホッピングパターンと同一である。具体的には、TRP#1に対応する時間周波数リソースは、repetitionを単位として周波数ホッピングを実行し、周波数ホッピング方式はinter-slot frequency hoppingであり、周波数ホッピングの回数(又は周波数ホッピングの候補周波数領域位置)は2である。同様に、TRP#2に対応する時間周波数リソースは、repetitionを単位として周波数ホッピングを実行し、周波数ホッピング方式もinter-slot frequency hoppingであり、周波数ホッピングの回数(又は周波数ホッピングの候補周波数領域位置)も2である。また、TRP#1に対応する開始(starting)repetitionの周波数領域位置は、TRP#2に対応する開始repetitionの周波数領域位置と同一である。また、TRP#1に対応する2つの周波数ホッピング候補位置の周波数領域オフセット(frequency offset)は、TRP#2に対応する2つの周波数ホッピング候補位置の周波数領域オフセットと同一である。
図26の例では、TRP#1とTRP#2に対応する周波数ホッピングパターンが同一であることを一例にしているが、上述したように、両者に対応する周波数ホッピングパターンは異なってもよい。
図27は、図17に示すinter-symbol TRP mappingに対応するスロット内周波数ホッピング(inter-slot frequency hopping)の周波数ホッピングパターンを示す概略図である。図27に示すように、TRP#1に対応するPUCCHの1番目のシンボルと、TRP#2に対応するPUCCHの2番目のシンボルとは、異なる周波数領域リソースを占有する。
図28は、図19に示すinter-symbol TRP mappingに対応するスロット内周波数ホッピング(intra-slot frequency hoppping)の周波数ホッピングパターンを示す概略図である。図28に示すように、各PUCCH repetition内の異なるシンボル間で周波数ホッピングが発生する。例えば、2つのhopを一例にし、TRP#1に対応するPUCCH repetition#1は、その1番目のシンボルが第1のホップ(hop)に対応し、その2番目のシンボルが第2のホップ(hop)に対応する。TRP#2に対応するPUCCH repetition#2は、その1番目のシンボルが第1のホップ(hop)に対応し、その2番目のシンボルが第2のホップ(hop)に対応する。ここで、TRP#2に関連する周波数ホッピングパターンは、TRP#1に関連する周波数ホッピングパターンと同一である。具体的には、TRP#1に対応する時間周波数リソースは、repetitionを単位として周波数ホッピングを実行し、周波数ホッピング方式はintra-slot frequency hoppingであり、周波数ホッピングの回数(又は周波数ホッピングの候補周波数領域位置)は2である。同様に、TRP#2に対応する時間周波数リソースは、repetitionを単位として周波数ホッピングを実行し、周波数ホッピング方式もintra-slot frequency hoppingであり、周波数ホッピングの回数(又は周波数ホッピングの候補周波数領域位置)も2である。また、TRP#1に対応するrepetition#1の開始(starting)hopの周波数領域位置は、TRP#2に対応するrepetition#2の開始hopの周波数領域位置と同一である。また、TRP#1に対応する2つの周波数ホッピング候補位置の周波数領域オフセット(frequency offset)は、TRP#2に対応する2つの周波数ホッピング候補位置の周波数領域オフセットと同一である。
図28の例では、TRP#1とTRP#2に対応する周波数ホッピングパターンが同一であることを一例にしているが、上述したように、両者に対応する周波数ホッピングパターンは異なってもよい。
本発明の実施例では、図20のintra-slot TRP mappingに対応する周波数ホッピングパターンは、図24を参照してもよく、図21のinter-slot TRP mappingに対応する周波数ホッピングパターンは、図26を参照してもよく、図21のinter-2-slot TRP mappingに対応する周波数ホッピングパターンは、図25を参照してもよく、ここで説明を省略する。
以上は、PUCCH format 0、PUCCH format 1、PUCCH format 2及びPUCCH format 3を一例にして、PUCCHとTRPとの間のマッピング及び各マッピングに対応する周波数ホッピングパターンについて説明したが、PUCCH format 4のTRPマッピング及び各マッピングに対応する周波数ホッピングパターンについて、PUCCH format 3を参照してもよく、ここで説明を省略する。
本発明の実施例では、幾つかの態様では、図13に示すように、好ましくは、該方法は、以下のステップをさらに含む。
ステップ1302:該端末装置が該少なくとも2つのTRPに基づいて、該アップリンク制御情報に対応するシーケンスを生成する。
この実施例によれば、対応するTRPが異なるため、各TRPに対応する干渉端末装置のセットが異なる。アップリンク制御情報に対応するシーケンスは関連するTRPに基づいて生成され、同一のTRPに対応する端末装置(のアップリンク制御情報送信)間の干渉のランダム化に有利であり、これらの端末装置間の干渉を低減させ、システム性能を向上させることができる。
本発明の実施例では、幾つかの態様では、図13に示すように、好ましくは、該方法は、以下のステップをさらに含む。
ステップ1303:該端末装置がネットワーク装置により送信された指示情報を受信する。該指示情報は、該アップリンク制御情報が少なくとも2つのTRPに関連することを示す。
幾つかの実施例では、該指示情報は、RRCシグナリングに含まれ、該RRCシグナリングにより示されるパラメータは、同一のタイプのPUCCH formatに属する全てのリソースについて同一である(the indicated parameters that are common for all PUCCH resources of a format)。該RRCシグナリングにより提供されるパラメータのうちの1つは、該アップリンク制御情報が少なくとも2つのTRPに関連することを示すためのものである。
この実施例によれば、同一のformatのPUCCHは、同一のTRPマッピング方式を適用し、シグナリングオーバーヘッドを節約するのに有利である。また、各PUCCHリソースがそれぞれのTRPマッピング方式に対応することができ、基地局がより柔軟にアップリンク制御チャネル送信を指示することができ、システム性能を向上させることができる。
幾つかの実施例では、該指示情報は、RRCシグナリングに含まれ、該RRCシグナリングは、IDを有するPUCCH resource(PUCCH resource with an ID)に作用する。
この実施例によれば、IDを有する各PUCCH resourceは、それぞれのTRPマッピング方法を個別に構成することができる。これによって、基地局がチャネル状態に応じて、アップリンク制御チャネル送信をより柔軟に指示し、システム性能を向上させることができる。
この実施例では、PUCCH formatとは、以下のうちの1つを意味する。
PUCCH format 0、
PUCCH format 1、
PUCCH format 2、
PUCCH format 3、
PUCCH format 4。
本発明の実施例では、TRPは、以下の概念のうちの少なくとも1つに等しい。
伝送構成指示状態(Transmission configuration indication state:TCI状態)、
空間関係(Spatial relation)、
参照信号、
参照信号セット、
SRSリソースグループ(該リソースグループは、1つ又は複数のSRSリソースを含む)、
空間領域フィルタ(Spatial domain filter)、
電力制御パラメータ(Power control parameter)、及び
タイムアライメント(TA)に関連するパラメータのグループ(a group of time alignment related parameters)。
以上の概念の具体的な意味について、関連技術を参照してもよく、ここで説明を省略する。
例えば、PUSCHの少なくとも1つの伝送オケージョンが少なくとも2つのTRPに関連することは、PUSCHの少なくとも1つの伝送オケージョンが少なくとも2つのTCI状態に関連することに等しく、即ち、端末装置は、上記の少なくとも2つのTCI状態に対応するパラメータに基づいて該PUSCHを送信する。
別の例として、PUSCHの少なくとも1つの伝送オケージョンが少なくとも2つのTRPに関係することは、PUSCHの少なくとも1つの伝送オケージョンが少なくとも2つの空間関係に関連することに等しい。
別の例として、PUSCHの少なくとも1つの伝送オケージョンが少なくとも2つのTRPに関連することは、PUSCHの少なくとも1つの伝送オケージョンが少なくとも2つの参照信号に関連することに等しい。ここで、参照信号は、パスロス参照信号(pathloss RS)であってもよいし、CSI-RS(Channel State Information Reference Signal:チャネル状態情報参照信号)、SSB(Synchronization Signal Block:同期信号ブロック)、SRS(Sounding Reference Signal:サウンディング参照信号)等であってもよく、本発明はこれらに限定されない。
別の例として、PUSCHの少なくとも1つの伝送オケージョンが少なくとも2つのTRPに関連することは、PUSCHの少なくとも1つの伝送オケージョンが少なくとも2つの参照信号セットに関連することに等しい。参照信号セットは、1つ又は複数の参照信号(RS)である。ここで、参照信号は、パスロス参照信号(pathloss RS)であってもよいし、CSI-RS(Channel State Information Reference Signal:チャネル状態情報参照信号)、SSB(Synchronization Signal Block:同期信号ブロック)、SRS(Sounding Reference Signal:サウンディング参照信号)等であってもよく、本発明はこれらに限定されない。
別の例として、PUSCHの少なくとも1つの伝送オケージョンが少なくとも2つのTRPに関連することは、PUSCHの少なくとも1つの伝送オケージョンが少なくとも2つの空間領域フィルタに関連することに等しい。
別の例として、PUSCHの少なくとも1つの伝送オケージョンが少なくとも2つのTRPに関連することは、PUSCHの少なくとも1つの伝送オケージョンが少なくとも2つの電力制御パラメータに関連することに等しい。
なお、以上は、図13を参照しながら本発明の実施例を概略的に説明しているが、本発明はこれに限定されない。例えば、各動作間の実行順序を適切に調整してもよいし、他の幾つかの動作を追加してもよいし、これらの幾つかの動作を削除してもよい。当業者であれば、上述した図13の記載に限定されることなく、上述した内容に適宜変更を加えることができる。
本発明の実施例の方法によれば、アップリンク制御情報は空間ダイバーシティ方式で送信されるため、アップリンク制御情報の高い信頼性を確保することができる。また、該方式は空間ダイバーシティによりゲインを得ることができるため、アップリンク制御情報の再送回数を回避又は低減することができ、アップリンクデータの送信遅延を低減することができる。
<第2の実施形態>
本発明の実施例はアップリンク制御情報送信の指示方法を提供し、ネットワーク側から説明する。該方法は、第1の実施形態の方法に対応するネットワーク側の処理であり、第1の実施形態と同様の内容について、説明を省略する。
図29は、本発明の実施例に係るアップリンク制御情報送信の指示方法を示す概略図である。図29に示すように、該方法は、以下のステップを含む。
ステップ2901:ネットワーク装置が端末装置に指示情報を送信する。該指示情報は、アップリンク制御情報が少なくとも2つのTRPに関連することを示す。
幾つかの実施例では、該アップリンク制御情報が少なくとも2つのTRPに関連することは、該アップリンク制御情報の最初のN1個のシンボルが該少なくとも2つのTRPの第1のTRPに関連し、該アップリンク制御情報の次のN1個のシンボルが該少なくとも2つのTRPの第2のTRPに関連することである。
幾つかの実施例では、該アップリンク制御情報の残りのシンボルは、N1個のシンボルを単位として該第1のTRP及び該第2のTRPにそれぞれ関連する。
幾つかの実施例では、該N1の数は、1及び2のうちの少なくとも1つである。
幾つかの実施例では、該アップリンク制御情報が少なくとも2つのTRPに関連することは、該アップリンク制御情報に関連するスロットにおいて、該アップリンク制御情報の第1の時間領域部分が該少なくとも2つのTRPの第1のTRPに関連し、該アップリンク制御情報の残りの時間領域部分が該少なくとも2つのTRPの第2のTRPに関連することである。
幾つかの実施例では、該アップリンク制御情報が少なくとも2つのTRPに関連することは、該アップリンク制御情報の最初のN2個のスロットが該少なくとも2つのTRPの第1のTRPに関連し、該アップリンク制御情報の次のN2個のスロットが該少なくとも2つのTRPの第2のTRPに関連することである。
幾つかの実施例では、該アップリンク制御情報の残りのスロットは、N2個のスロットを単位として該第1のTRP及び該第2のTRPにそれぞれ関連する。
幾つかの実施例では、該N2の数は、1、2、4及び8のうちの少なくとも1つである。
幾つかの実施例では、該指示情報は、RRCシグナリングに含まれ、該RRCシグナリングにより示されるパラメータは、同一のタイプのPUCCH formatに属する全てのリソースについて同一である(the indicated parameters that are common for all PUCCH resources of a format)。
幾つかの実施例では、該指示情報は、RRCシグナリングに含まれ、該RRCシグナリングは、IDを有するPUCCH resource(PUCCH resource with an ID)に作用する。
幾つかの実施例では、該PUCCH formatは、PUCCH format 0、PUCCH format 1、PUCCH format 2、PUCCH format 3、PUCCH format 4のうちの少なくとも1つである。
幾つかの実施例では、該TRPは、伝送構成指示状態、空間関係、参照信号、参照信号セット、SRSリソースグループ、空間領域フィルタ、電力制御パラメータ、及びタイムアライメント(TA)に関連するパラメータのグループのうちの少なくとも1つに等しい。
本発明の実施例の方法によれば、アップリンク制御情報は空間ダイバーシティ方式で送信されるため、アップリンク制御情報の高い信頼性を確保することができる。また、該方式は空間ダイバーシティによりゲインを得ることができるため、アップリンク制御情報の再送回数を回避又は低減することができ、アップリンクデータの送信遅延を低減することができる。
<第3の実施形態>
本発明の実施例はアップリンク制御情報の送信装置を提供し、該装置は、例えば端末装置であってもよいし、端末装置に構成された構成要素又はコンポーネントであってもよい。
図30は、本発明の実施例に係るアップリンク制御情報の送信装置を示す概略図である。該装置の問題解決の原理は、第1の実施形態の方法と類似するため、その具体的な実施は、第1の実施形態の方法の実施を参照してもよく、重複する内容について説明を省略する。
図30に示すように、本発明の実施例に係るアップリンク制御情報の送信装置3000は、送信部3001を含む。送信部3001は、アップリンク制御情報を送信する。該アップリンク制御情報は、少なくとも2つのTRPに関連する。
幾つかの実施例では、該アップリンク制御情報に対応するリソースのフォーマットは、PUCCH format 0、PUCCH format 1、PUCCH format 2、PUCCH format 3、PUCCH format 4のうちの少なくとも1つである。
幾つかの実施例では、該アップリンク制御情報が少なくとも2つのTRPに関連することは、該アップリンク制御情報の最初のN1個のシンボルが該少なくとも2つのTRPの第1のTRPに関連し、該アップリンク制御情報の次のN1個のシンボルが該少なくとも2つのTRPの第2のTRPに関連することである。
幾つかの実施例では、該アップリンク制御情報の残りのシンボルは、N1個のシンボルを単位として該第1のTRP及び該第2のTRPにそれぞれ関連する。
幾つかの実施例では、該N1の数は、1及び2のうちの少なくとも1つである。
幾つかの実施例では、該アップリンク制御情報が少なくとも2つのTRPに関連することは、該アップリンク制御情報に関連するスロットにおいて、該アップリンク制御情報の第1の時間領域部分が該少なくとも2つのTRPの第1のTRPに関連し、該アップリンク制御情報の残りの時間領域部分が該少なくとも2つのTRPの第2のTRPに関連することである。
幾つかの実施例では、該アップリンク制御情報が少なくとも2つのTRPに関連することは、該アップリンク制御情報の最初のN2個のスロットが該少なくとも2つのTRPの第1のTRPに関連し、該アップリンク制御情報の次のN2個のスロットが前記少なくとも2つのTRPの第2のTRPに関連することである。
幾つかの実施例では、該アップリンク制御情報の残りのスロットは、N2個のスロットを単位として該第1のTRP及び前記第2のTRPにそれぞれ関連する。
幾つかの実施例では、該N2の数は、1、2、4及び8のうちの少なくとも1つである。
幾つかの実施例では、送信部3001は、該少なくとも2つのTRPに基づいて、該アップリンク制御情報の送信に対して周波数ホッピング(frequency hopping)を実行(perform)する。
幾つかの実施例では、該少なくとも2つのTRPに基づくことは、該少なくとも2つのTRPの1つのTRPに関連する伝送オケージョン(transmission occasion)、繰り返し(repetition)又は時間周波数リソース(time-frequency resource)に基づくことである。
幾つかの実施例では、該周波数ホッピングを実行することは、該アップリンク制御情報が所在するスロットに基づいて周波数ホッピングを実行すること(perform frequency hopping per slot)である。
幾つかの実施例では、該周波数ホッピングを実行することは、該アップリンク制御情報が所在するスロットにおいて、該アップリンク制御情報に対応する時間領域部分に基づいて周波数ホッピングを実行すること(perform frequency hopping within a slot)である。
幾つかの実施例では、該少なくとも2つのTRPのそれぞれに関連する周波数ホッピングパターン(frequency hopping pattern)は同一である。
幾つかの実施例では、図30に示すように、アップリンク制御情報の送信装置3000は、決定部3002をさらに含む。決定部3002は、該アップリンク制御情報に関連する時間領域リソース、繰り返し又は伝送オケージョンの時間領域長に基づいて、該アップリンク制御情報の直交カバーコードの長さを決定する。ここで、該時間領域リソース、繰り返し又は伝送オケージョンは、該少なくとも2つのTRPのうちの1つのTRPに関連する。
幾つかの実施例では、図30に示すように、アップリンク制御情報の送信装置3000は、生成部3003をさらに含む。生成部3003は、該少なくとも2つのTRPに基づいて、該アップリンク制御情報に対応するシーケンスを生成する。
幾つかの実施例では、図30に示すように、アップリンク制御情報の送信装置3000は、受信部3004をさらに含む。受信部3004は、ネットワーク装置により送信された指示情報を受信する。該指示情報は、該アップリンク制御情報が少なくとも2つのTRPに関連することを示す。
幾つかの実施例では、該指示情報は、RRCシグナリングに含まれ、該RRCシグナリングにより示されるパラメータは、同一のタイプのPUCCH formatに属する全てのリソースについて同一である(the indicated parameters that are common for all PUCCH resources of a format)。
幾つかの実施例では、該指示情報は、RRCシグナリングに含まれ、該RRCシグナリングは、IDを有するPUCCH resource(PUCCH resource with an ID)に作用する。
幾つかの実施例では、該PUCCH formatは、PUCCH format 0、PUCCH format 1、PUCCH format 2、PUCCH format 3、PUCCH format 4のうちの少なくとも1つである。
幾つかの実施例では、該TRPは、伝送構成指示状態、空間関係、参照信号、参照信号セット、SRSリソースグループ、空間領域フィルタ、電力制御パラメータ、及びタイムアライメント(TA)に関連するパラメータのグループのうちの少なくとも1つに等しい。
なお、以上は、本発明に関連する各構成要素又はモジュールについてのみ説明したが、本発明はこれらに限定されない。本発明の実施例のアップリンク制御情報の送信装置3000は、他の構成要素又はモジュールを含んでもよく、これらの構成要素又はモジュールの具体的な内容について、関連技術を参照してもよい。
さらに、説明の便宜上、図30には、それぞれの構成要素又はモジュール間の接続関係又は信号の流れのみが例示的に示されているが、当業者であれば、バス接続などの様々な関連技術を採用してもよい。上記の様々な構成要素又はモジュールは、例えば、プロセッサ、メモリ、送信機、受信機などのハードウェアデバイスにより実装されてもよいが、本発明の実施はこれらに限定されない。
本発明の実施例によれば、アップリンク制御情報は空間ダイバーシティ方式で送信されるため、アップリンク制御情報の高い信頼性を確保することができる。また、該方式は空間ダイバーシティによりゲインを得ることができるため、アップリンク制御情報の再送回数を回避又は低減することができ、アップリンクデータの送信遅延を低減することができる。
<第4の実施形態>
本発明の実施例はアップリンク制御情報送信の指示装置を提供し、該装置は、例えばネットワーク装置であってもよいし、ネットワーク装置に構成された構成要素又はコンポーネントであってもよい。
図31は、本発明の実施例に係るアップリンク制御情報送信の指示装置を示す概略図である。該装置の問題解決の原理は、第2の実施形態の方法と類似するため、その具体的な実施は、第2の実施形態の方法の実施を参照してもよく、重複する内容について説明を省略する。
図31に示すように、本発明の実施例に係るアップリンク制御情報送信の指示装置3100は、送信部3101を含む。送信部3101は、端末装置に指示情報を送信する。該指示情報は、アップリンク制御情報が少なくとも2つのTRPに関連することを示す。
幾つかの実施例では、該アップリンク制御情報が少なくとも2つのTRPに関連することは、該アップリンク制御情報の最初のN1個のシンボルが該少なくとも2つのTRPの第1のTRPに関連し、該アップリンク制御情報の次のN1個のシンボルが該少なくとも2つのTRPの第2のTRPに関連することである。
幾つかの実施例では、該アップリンク制御情報の残りのシンボルは、N1個のシンボルを単位として該第1のTRP及び該第2のTRPにそれぞれ関連する。
幾つかの実施例では、該N1の数は、1及び2のうちの少なくとも1つである。
幾つかの実施例では、該アップリンク制御情報が少なくとも2つのTRPに関連することは、該アップリンク制御情報に関連するスロットにおいて、該アップリンク制御情報の第1の時間領域部分が該少なくとも2つのTRPの第1のTRPに関連し、該アップリンク制御情報の残りの時間領域部分が該少なくとも2つのTRPの第2のTRPに関連することである。
幾つかの実施例では、該アップリンク制御情報が少なくとも2つのTRPに関連することは、該アップリンク制御情報の最初のN2個のスロットが該少なくとも2つのTRPの第1のTRPに関連し、該アップリンク制御情報の次のN2個のスロットが該少なくとも2つのTRPの第2のTRPに関連することである。
幾つかの実施例では、該アップリンク制御情報の残りのスロットは、N2個のスロットを単位として該第1のTRP及び該第2のTRPにそれぞれ関連する。
幾つかの実施例では、該N2の数は、1、2、4及び8のうちの少なくとも1つである。
幾つかの実施例では、該指示情報は、RRCシグナリングに含まれ、該RRCシグナリングにより示されるパラメータは、同一のタイプのPUCCH formatに属する全てのリソースについて同一である(the indicated parameters that are common for all PUCCH resources of a format)。
幾つかの実施例では、該指示情報は、RRCシグナリングに含まれ、該RRCシグナリングは、IDを有するPUCCH resource(PUCCH resource with an ID)に作用する。
幾つかの実施例では、該PUCCH formatは、PUCCH format 0、PUCCH format 1、PUCCH format 2、PUCCH format 3、PUCCH format 4のうちの少なくとも1つである。
幾つかの実施例では、該TRPは、伝送構成指示状態、空間関係、参照信号、参照信号セット、SRSリソースグループ、空間領域フィルタ、電力制御パラメータ、及びタイムアライメント(TA)に関連するパラメータのグループのうちの少なくとも1つに等しい。
本発明の実施例によれば、アップリンク制御情報は空間ダイバーシティ方式で送信されるため、アップリンク制御情報の高い信頼性を確保することができる。また、該方式は空間ダイバーシティによりゲインを得ることができるため、アップリンク制御情報の再送回数を回避又は低減することができ、アップリンクデータの送信遅延を低減することができる。
<第5の実施形態>
本発明の実施例は通信システムを提供する。図32は、本発明の実施例に係る通信システム3200を示す概略図である。図32に示すように、通信システム3200は、ネットワーク装置3201及び端末装置3202を含む。説明の便宜上、図32は、1つの端末装置及び1つのネットワーク装置のみを一例にして説明したが、本発明の実施例はこれに限定されない。
本発明の実施例では、ネットワーク装置3201と端末装置3202との間では、既存のサービス又は将来に実装可能なサービスの伝送を行うことができる。例えば、これらのサービスは、拡張モバイルブロードバンド(eMBB:enhanced Mobile Broadband)、大規模マシンタイプ通信(mMTC:massive Machine Type Communication)及び高信頼性低遅延通信(URLLC:Ultra Reliable Low Latency Communications)、車車間/路車間通信(V2X:Vehicle to Everything)などを含むが、これらに限定されない。
幾つかの実施例では、ネットワーク装置3201は、端末装置3202に指示情報を送信する。該指示情報は、アップリンク制御情報が少なくとも2つのTRPに関連することを示す。端末装置3202は、該指示情報を受信し、該指示情報に基づいてアップリンク制御情報を送信する。
幾つかの実施例では、端末装置3202は、第1の実施形態に記載された方法を実行するように構成され、ネットワーク装置は、第2の実施形態に記載された方法を実行するように構成され、ここでその内容を援用し、説明を省略する。
また、本発明の実施例は、端末装置をさらに提供し、該端末装置は例えばUEであってもよいが、本発明はこれに限定されず、他の装置であってもよい。
図33は、本発明の実施例に係る端末装置を示す概略図である。図33に示すように、端末装置3300は、プロセッサ3301及びメモリ3302を含んでもよい。メモリ3302には、データ及びプログラムが記憶され、プロセッサ3301に接続される。なお、この図は例示的なものであり、他のタイプの構造を用いてこの構造を補足又は置換して、通信機能又は他の機能を実現してもよい。
例えば、プロセッサ3301は、第1の実施形態に記載されたアップリンク制御情報の送信方法を実現するように、プログラムを実行するように構成されてもよい。
図33に示すように、端末装置3300は、通信モジュール3303、入力部3304、ディスプレイ3305、及び電源3306をさらに含んでもよい。なお、端末装置3300は図33に示す全てのユニットを含む必要がない。また、端末装置3300は、図33に示されていないユニットをさらに含んでもよく、従来技術を参照してもよい。
本発明の実施例は、ネットワーク装置をさらに提供する。該ネットワーク装置は、例えば基地局(gNB)であってもよいが、本発明はこれに限定されず、他のネットワーク装置であってもよい。
図34は、本発明の実施例に係るネットワーク装置を示す概略図である。図34に示すように、ネットワーク装置3400は、プロセッサ(中央処理装置:CPU)3401及びメモリ3402を含んでもよく、メモリ3402はプロセッサ3401に接続される。メモリ3402は、各種のデータを記憶してもよいし、データ処理のプログラムをさらに記憶し、プロセッサ3401の制御で該プログラムを実行する。
例えば、プロセッサ3401は、第2の実施形態に記載されたアップリンク制御情報送信の指示方法を実現するように、プログラムを実行するように構成されてもよい。
また、図34に示すように、ネットワーク装置3400は、送受信機3403及びアンテナ3404などをさらに含んでもよい。上記部材の機能は従来技術と類似し、ここでその説明を省略する。なお、ネットワーク装置3400は、図34に示す全てのユニットを含む必要がない。また、ネットワーク装置3400は、図34に示されていないユニットをさらに含んでもよく、従来技術を参照してもよい。
本発明の実施例では、コンピュータ読み取り可能なプログラムであって、端末装置において該プログラムを実行する際に、コンピュータに前記端末装置において上記の第1の実施形態に記載のアップリンク制御情報の送信方法を実行させる、プログラムをさらに提供する。
本発明の実施例は、コンピュータ読み取り可能なプログラムが記憶されている記憶媒体であって、該プログラムを実行する際に、コンピュータに端末装置において上記の第1の実施形態に記載のアップリンク制御情報の送信方法を実行させる、記憶媒体をさらに提供する。
本発明の実施例では、コンピュータ読み取り可能なプログラムであって、ネットワーク装置において該プログラムを実行する際に、コンピュータに前記ネットワーク装置において上記の第2の実施形態に記載のアップリンク制御情報送信の指示方法を実行させる、プログラムをさらに提供する。
本発明の実施例は、コンピュータ読み取り可能なプログラムが記憶されている記憶媒体であって、該プログラムを実行する際に、コンピュータにネットワーク装置において上記の第2の実施形態に記載のアップリンク制御情報送信の指示方法を実行させる、記憶媒体をさらに提供する。
本発明の以上の装置及び方法は、ハードウェアにより実現されてもよく、ハードウェアとソフトウェアを結合して実現されてもよい。本発明はコンピュータが読み取り可能なプログラムに関し、該プログラムはロジック部により実行される際に、該ロジック部に上述した装置又は構成要件を実現させる、或いは該ロジック部に上述した各種の方法又はステップを実現させることができる。ロジック部は、例えば、フィールドプログラマブルロジック部、マイクロプロセッサ、コンピュータで使用されるプロセッサなどである。本発明は上記のプログラムを記憶するための記憶媒体、例えばハードディスク、磁気ディスク、光ディスク、DVD、フラッシュメモリ等に関する。
本発明の実施例を参照しながら説明した各装置における各処理方法は、ハードウェア、プロセッサにより実行されるソフトウェアモジュール、又は両者の組み合わせで実施されてもよい。例えば、図面に示す機能的ブロック図における1つ若しくは複数、又は機能的ブロック図の1つ若しくは複数の組み合わせは、コンピュータプログラムフローの各ソフトウェアモジュールに対応してもよいし、各ハードウェアモジュールに対応してもよい。これらのソフトウェアモジュールは、図面に示す各ステップにそれぞれ対応してもよい。これらのハードウェアモジュールは、例えばフィールド・プログラマブル・ゲートアレイ(FPGA)を用いてこれらのソフトウェアモジュールをハードウェア化して実現されてもよい。
ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、モバイルハードディスク、CD-ROM又は当業者にとって既知の任意の他の形の記憶媒体に位置してもよい。プロセッサが記憶媒体から情報を読み取ったり、記憶媒体に情報を書き込むように該記憶媒体をプロセッサに接続してもよいし、記憶媒体がプロセッサの構成部であってもよい。プロセッサ及び記憶媒体はASICに位置してもよい。該ソフトウェアモジュールは移動端末のメモリに記憶されてもよいし、移動端末に挿入されたメモリカードに記憶されてもよい。例えば、機器(例えば移動端末)が比較的に大きい容量のMEGA-SIMカード又は大容量のフラッシュメモリ装置を用いる場合、該ソフトウェアモジュールは該MEGA-SIMカード又は大容量のフラッシュメモリ装置に記憶されてもよい。
図面に記載されている機能的ブロック図における1つ以上の機能ブロック及び/又は機能ブロックの1つ以上の組合せは、本願に記載されている機能を実行するための汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲートアレイ(FPGA)又は他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲート又はトランジスタ論理装置、ディスクリートハードウェアコンポーネント、又はそれらの任意の適切な組み合わせで実現されてもよい。図面に記載されている機能的ブロック図における1つ以上の機能ブロック及び/又は機能ブロックの1つ以上の組合せは、例えば、コンピューティング機器の組み合わせ、例えばDSPとマイクロプロセッサの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサの組み合わせ、DSP通信と組み合わせた1つ又は複数のマイクロプロセッサ又は他の任意の構成で実現されてもよい。
以上、具体的な実施形態を参照しながら本発明を説明しているが、上記の説明は、例示的なものに過ぎず、本発明の保護の範囲を限定するものではない。本発明の趣旨及び原理を離脱しない限り、本発明に対して各種の変形及び変更を行ってもよく、これらの変形及び変更も本発明の範囲内のものである。
また、上述の実施例を含む実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
アップリンク制御情報の送信方法であって、
端末装置がアップリンク制御情報を送信するステップであって、前記アップリンク制御情報は、少なくとも2つのTRPに関連する、ステップ、を含む、方法。
(付記2)
前記アップリンク制御情報が少なくとも2つのTRPに関連することは、
前記アップリンク制御情報の最初のN1個のシンボルが前記少なくとも2つのTRPの第1のTRPに関連し、前記アップリンク制御情報の次のN1個のシンボルが前記少なくとも2つのTRPの第2のTRPに関連することである、付記1に記載の方法。
(付記3)
前記アップリンク制御情報の残りのシンボルは、N1個のシンボルを単位として前記第1のTRP及び前記第2のTRPにそれぞれ関連する、付記2に記載の方法。
(付記4)
前記N1の数は、1及び2のうちの少なくとも1つである、付記2に記載の方法。
(付記5)
前記アップリンク制御情報が少なくとも2つのTRPに関連することは、
前記アップリンク制御情報に関連するスロットにおいて、前記アップリンク制御情報の第1の時間領域部分が前記少なくとも2つのTRPの第1のTRPに関連し、前記アップリンク制御情報の残りの時間領域部分が前記少なくとも2つのTRPの第2のTRPに関連することである、付記1に記載の方法。
(付記6)
前記アップリンク制御情報が少なくとも2つのTRPに関連することは、
前記アップリンク制御情報の最初のN2個のスロットが前記少なくとも2つのTRPの第1のTRPに関連し、前記アップリンク制御情報の次のN2個のスロットが前記少なくとも2つのTRPの第2のTRPに関連することである、付記1に記載の方法。
(付記7)
前記アップリンク制御情報の残りのスロットは、N2個のスロットを単位として前記第1のTRP及び前記第2のTRPにそれぞれ関連する、付記6に記載の方法。
(付記8)
前記N2の数は、1、2、4及び8のうちの少なくとも1つである、付記6に記載の方法。
(付記9)
端末装置がアップリンク制御情報を送信するステップは、
前記端末装置が前記少なくとも2つのTRPに基づいて、前記アップリンク制御情報の送信に対して周波数ホッピング(frequency hopping)を実行(perform)することを含む、付記1に記載の方法。
(付記10)
前記少なくとも2つのTRPに基づくことは、
前記少なくとも2つのTRPの1つのTRPに関連する伝送オケージョン(transmission occasion)、繰り返し(repetition)又は時間周波数リソース(time-frequency resource)に基づくことである、付記9に記載の方法。
(付記11)
前記周波数ホッピングを実行することは、前記アップリンク制御情報が所在するスロットに基づいて周波数ホッピングを実行することである、付記9又は10に記載の方法。
(付記12)
前記周波数ホッピングを実行することは、前記アップリンク制御情報が所在するスロットにおいて、前記アップリンク制御情報に対応する時間領域部分に基づいて周波数ホッピングを実行することである、付記9又は10に記載の方法。
(付記13)
前記少なくとも2つのTRPのそれぞれに関連する周波数ホッピングパターン(frequency hopping pattern)は同一である、付記9に記載の方法。
(付記13a)
前記周波数ホッピングパターンは、
周波数ホッピングが発生しているか否か、
周波数ホッピング方式、
周波数ホッピングの回数、
周波数ホッピングの開始位置、及び
周波数ホッピングオフセットのうちの少なくとも1つである、付記13に記載の方法。
(付記14)
前記アップリンク制御情報に関連する時間領域リソース、繰り返し又は伝送オケージョンの時間領域長に基づいて、前記アップリンク制御情報の直交カバーコードの長さを決定するステップであって、前記時間領域リソース、繰り返し又は伝送オケージョンは、前記少なくとも2つのTRPのうちの1つのTRPに関連する、ステップ、をさらに含む、付記1に記載の方法。
(付記15)
前記少なくとも2つのTRPに基づいて、前記アップリンク制御情報に対応するシーケンスを生成するステップ、をさらに含む、付記1に記載の方法。
(付記16)
ネットワーク装置により送信された指示情報を受信するステップであって、前記指示情報は、前記アップリンク制御情報が少なくとも2つのTRPに関連することを示す、ステップ、をさらに含む、付記1に記載の方法。
(付記17)
前記指示情報は、RRCシグナリングに含まれ、
前記RRCシグナリングにより示されるパラメータは、同一のタイプのPUCCH formatに属する全てのリソースについて同一である(the indicated parameters that are common for all PUCCH resources of a format)、付記16に記載の方法。
(付記17a)
前記指示情報は、RRCシグナリングに含まれ、
前記RRCシグナリングは、IDを有するPUCCH resource(PUCCH resource with an ID)に作用する、付記16に記載の方法。
(付記18)
前記PUCCH formatは、
PUCCH format 0、
PUCCH format 1、
PUCCH format 2、
PUCCH format 3、
PUCCH format 4のうちの少なくとも1つである、付記17に記載の方法。
(付記19)
前記TRPは、
伝送構成指示状態、
空間関係、
参照信号、
参照信号セット、
SRSリソースグループ、
空間領域フィルタ、
電力制御パラメータ、及び
タイムアライメント(TA)に関連するパラメータのグループのうちの少なくとも1つに等しい、付記1乃至18の何れかに記載の方法。
(付記20)
前記アップリンク制御情報に対応するリソースのフォーマットは、
PUCCH format 0、
PUCCH format 1、
PUCCH format 2、
PUCCH format 3、
PUCCH format 4のうちの少なくとも1つである、付記1乃至18の何れかに記載の方法。
(付記21)
アップリンク制御情報送信の指示方法であって、
ネットワーク装置が端末装置に指示情報を送信するステップであって、前記指示情報は、アップリンク制御情報が少なくとも2つのTRPに関連することを示す、ステップ、を含む、方法。
(付記22)
前記アップリンク制御情報が少なくとも2つのTRPに関連することは、
前記アップリンク制御情報の最初のN1個のシンボルが前記少なくとも2つのTRPの第1のTRPに関連し、前記アップリンク制御情報の次のN1個のシンボルが前記少なくとも2つのTRPの第2のTRPに関連することである、付記21に記載の方法。
(付記23)
前記アップリンク制御情報の残りのシンボルは、N1個のシンボルを単位として前記第1のTRP及び前記第2のTRPにそれぞれ関連する、付記22に記載の方法。
(付記24)
前記N1の数は、1及び2のうちの少なくとも1つである、付記22に記載の方法。
(付記25)
前記アップリンク制御情報が少なくとも2つのTRPに関連することは、
前記アップリンク制御情報に関連するスロットにおいて、前記アップリンク制御情報の第1の時間領域部分が前記少なくとも2つのTRPの第1のTRPに関連し、前記アップリンク制御情報の残りの時間領域部分が前記少なくとも2つのTRPの第2のTRPに関連することである、付記21に記載の方法。
(付記26)
前記アップリンク制御情報が少なくとも2つのTRPに関連することは、
前記アップリンク制御情報の最初のN2個のスロットが前記少なくとも2つのTRPの第1のTRPに関連し、前記アップリンク制御情報の次のN2個のスロットが前記少なくとも2つのTRPの第2のTRPに関連することである、付記21に記載の方法。
(付記27)
前記アップリンク制御情報の残りのスロットは、N2個のスロットを単位として前記第1のTRP及び前記第2のTRPにそれぞれ関連する、付記26に記載の方法。
(付記28)
前記N2の数は、1、2、4及び8のうちの少なくとも1つである、付記26に記載の方法。
(付記29)
前記指示情報は、RRCシグナリングに含まれ、
前記RRCシグナリングにより示されるパラメータは、同一のタイプのPUCCH formatに属する全てのリソースについて同一である(the indicated parameters that are common for all PUCCH resources of a format)、付記21に記載の方法。
(付記30)
前記PUCCH formatは、
PUCCH format 0、
PUCCH format 1、
PUCCH format 2、
PUCCH format 3、
PUCCH format 4のうちの少なくとも1つである、付記29に記載の方法。
(付記31)
前記TRPは、
伝送構成指示状態、
空間関係、
参照信号、
参照信号セット、
SRSリソースグループ、
空間領域フィルタ、
電力制御パラメータ、及び
タイムアライメント(TA)に関連するパラメータのグループのうちの少なくとも1つに等しい、付記21乃至30の何れかに記載の方法。
(付記32)
コンピュータプログラムが記憶されたメモリと、プロセッサと、を含む、端末装置であって、前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行することで、付記1乃至20の何れかに記載の方法を実現するように構成される、端末装置。
(付記33)
コンピュータプログラムが記憶されたメモリと、プロセッサと、を含む、ネットワーク装置であって、前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行することで、付記21乃至31の何れかに記載の方法を実現するように構成される、ネットワーク装置。
(付記34)
端末装置と、ネットワーク装置とを含む通信システムであって、
前記端末装置は、付記1乃至20の何れかに記載の方法を実現するように構成され、
前記ネットワーク装置は、付記21乃至31の何れかに記載の方法を実現するように構成される、通信システム。

Claims (20)

  1. アップリンク制御情報の送信装置であって、
    アップリンク制御情報を送信する送信部であって、前記アップリンク制御情報は、少なくとも2つのTRPに関連する、送信部、を含む、装置。
  2. 前記アップリンク制御情報が少なくとも2つのTRPに関連することは、
    前記アップリンク制御情報の最初のN1個のシンボルが前記少なくとも2つのTRPの第1のTRPに関連し、前記アップリンク制御情報の次のN1個のシンボルが前記少なくとも2つのTRPの第2のTRPに関連することである、請求項1に記載の装置。
  3. 前記アップリンク制御情報の残りのシンボルは、N1個のシンボルを単位として前記第1のTRP及び前記第2のTRPにそれぞれ関連する、請求項2に記載の装置。
  4. 前記アップリンク制御情報が少なくとも2つのTRPに関連することは、
    前記アップリンク制御情報に関連するスロットにおいて、前記アップリンク制御情報の第1の時間領域部分が前記少なくとも2つのTRPの第1のTRPに関連し、前記アップリンク制御情報の残りの時間領域部分が前記少なくとも2つのTRPの第2のTRPに関連することである、請求項1に記載の装置。
  5. 前記アップリンク制御情報が少なくとも2つのTRPに関連することは、
    前記アップリンク制御情報の最初のN2個のスロットが前記少なくとも2つのTRPの第1のTRPに関連し、前記アップリンク制御情報の次のN2個のスロットが前記少なくとも2つのTRPの第2のTRPに関連することである、請求項1に記載の装置。
  6. 前記アップリンク制御情報の残りのスロットは、N2個のスロットを単位として前記第1のTRP及び前記第2のTRPにそれぞれ関連する、請求項5に記載の装置。
  7. 前記送信部は、前記少なくとも2つのTRPに基づいて、前記アップリンク制御情報の送信に対して周波数ホッピング(frequency hopping)を実行(perform)する、請求項1に記載の装置。
  8. 前記少なくとも2つのTRPに基づくことは、
    前記少なくとも2つのTRPの1つのTRPに関連する伝送オケージョン(transmission occasion)、繰り返し(repetition)又は時間周波数リソース(time-frequency resource)に基づくことである、請求項7に記載の装置。
  9. 前記周波数ホッピングを実行することは、前記アップリンク制御情報が所在するスロットに基づいて周波数ホッピングを実行することである、請求項7に記載の装置。
  10. 前記周波数ホッピングを実行することは、前記アップリンク制御情報が所在するスロットにおいて、前記アップリンク制御情報に対応する時間領域部分に基づいて周波数ホッピングを実行することである、請求項7に記載の装置。
  11. 前記少なくとも2つのTRPのそれぞれに関連する周波数ホッピングパターン(frequency hopping pattern)は同一である、請求項7に記載の装置。
  12. 前記アップリンク制御情報に関連する時間領域リソース、繰り返し又は伝送オケージョンの時間領域長に基づいて、前記アップリンク制御情報の直交カバーコードの長さを決定する決定部であって、前記時間領域リソース、繰り返し又は伝送オケージョンは、前記少なくとも2つのTRPのうちの1つのTRPに関連する、決定部、をさらに含む、請求項1に記載の装置。
  13. 前記少なくとも2つのTRPに基づいて、前記アップリンク制御情報に対応するシーケンスを生成する生成部、をさらに含む、請求項1に記載の装置。
  14. ネットワーク装置により送信された指示情報を受信する受信部であって、前記指示情報は、前記アップリンク制御情報が少なくとも2つのTRPに関連することを示す、受信部、をさらに含む、請求項1に記載の装置。
  15. 前記指示情報は、RRCシグナリングに含まれ、
    前記RRCシグナリングにより示されるパラメータは、同一のタイプのPUCCH formatに属する全てのリソースについて同一である(the indicated parameters that are common for all PUCCH resources of a format)、請求項14に記載の装置。
  16. 前記指示情報は、RRCシグナリングに含まれ、
    前記RRCシグナリングは、IDを有するPUCCH resource(PUCCH resource with an ID)に作用する、請求項14に記載の装置。
  17. 前記TRPは、
    伝送構成指示状態、
    空間関係、
    参照信号、
    参照信号セット、
    SRSリソースグループ、
    空間領域フィルタ、
    電力制御パラメータ、及び
    タイムアライメント(TA)に関連するパラメータのグループのうちの少なくとも1つに等しい、請求項1に記載の装置。
  18. 前記アップリンク制御情報に対応するリソースのフォーマットは、
    PUCCH format 0、
    PUCCH format 1、
    PUCCH format 2、
    PUCCH format 3、
    PUCCH format 4のうちの少なくとも1つである、請求項1に記載の装置。
  19. アップリンク制御情報送信の指示装置であって、
    端末装置に指示情報を送信する送信部であって、前記指示情報は、アップリンク制御情報が少なくとも2つのTRPに関連することを示す、送信部、を含む、装置。
  20. 前記TRPは、
    伝送構成指示状態、
    空間関係、
    参照信号、
    参照信号セット、
    SRSリソースグループ、
    空間領域フィルタ、
    電力制御パラメータ、及び
    タイムアライメント(TA)に関連するパラメータのグループのうちの少なくとも1つに等しい、請求項19に記載の装置。
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