JP2023535427A - 塩化水素ガスの高圧脱離 - Google Patents

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Abstract

本発明は、塩化水素を生成するための方法に関し、35重量%以上の塩化水素濃度を有する加圧された高濃縮の塩酸を高圧脱離装置(10)中に供給し、高圧脱離装置(10)を高圧脱離装置の底部において110~200℃の温度Tで2bar以上の圧力Pdesにおいて動作させて、高圧脱離装置(10)内において塩化水素を脱離させる。

Description

本発明は、塩化水素(HCl)を生成するための方法及びユニットと、本発明のユニットを構築するための部品セットに関する。
多くのプロセスにおいて、多様な種類と量の不純物を含有するHClガスや塩酸が、副生成物や廃棄流として生成される。こうした副生成物や廃棄流からHClを回収するために多様な処理技術が開発されてきた。
特許文献1には、アルミニウムや他の金属の塩で汚染された塩酸からHClを回収するための方法が記載されている。このような(廃棄)液体は、特定の鉱石をHClで処理する際に形成され得る。特許文献1によると、汚染された塩酸を気化させて、HCl含有蒸気を圧力スイング蒸留塔に供給する。高圧で動作している塔頂部の生成物はHClリッチであり、90%を超えるHClを含有し得て、上流工程や処理工程でリサイクル(再循環)するのに充分純粋なものである。
特許文献2では、塩酸水溶液から99重量%を超える塩化水素又は0.03重量%未満の水を含有する塩化水素ガスを得ることが試みられている。そのために、特許文献2では、HClと水の共沸混合物よりも多くのHClを含有する塩酸水溶液を塔の上部に供給し、高温の吸湿塩溶液を塔の中間部に供給することを開示している。HClと水分を含有する流出蒸気が塔の頂部から出ていく。更に、特許文献2では、蒸気を水冷式凝縮器(コンデンサー)、冷蔵アフタークーラー、そして最後にミストセパレーターに通すことによって、HCl流出蒸気の水分量を0.03重量%未満に低下させることを教示している。
特許文献3に記載されている塩酸の濃縮方法は、蒸留装置において抽出剤(例えば、硫酸、塩化マグネシウム及び/又は塩化カルシウム)の存在下で原料の塩化水素水溶液を抽出蒸留することと、蒸留装置の上部から塩化水素蒸気及び/又は塩化水素ガスを回収することを備える。特許文献3には、蒸留装置の上部から得られた塩化水素ガスから、凝縮によって水を除去することができると記載されている。
こうしたプロセスから得られるHClは、必ずしも十分に純粋であって、特に要求の厳しい応用にとって配送に望まれる物理的状態(高密度状態、例えば、圧縮状態や、更には液化状態)にある訳ではない。こうした特に要求の厳しい応用としては、半導体製造が挙げられ、この場合、「電子グレードHCl」がエッチングガスや、クリーニングガスや、成膜ガスとして用いられている。
こうした応用に望まれる純度と物理的状態(高圧状態、液化状態)のHClを提供するために多様な試みが行われてきた。例えば、特許文献4と特許文献5は、このようなHClを形成するための全く異なる二つの方法を教示している。両方法は、上流の処理工程に加えて、圧縮器(コンプレッサー)による圧縮で凝縮(液化)HClを形成することを含む。特に、特許文献5には、無水の粗塩化水素を、例えば、略0℃の場合に2.6MPa(絶対圧力)以上の圧力で圧縮及び液化することが記載されている。特許文献4と特許文献5に記載の方法によると、液化HClを蒸留によって更に精製しなければならない。特許文献5は、棚段塔や充填塔等の精留装置(蒸留塔)が、蒸留のために好ましく使用されることを教示している。
HClで腐食しない(グラファイト系)材料のみで圧縮器を作ることはできない。従って、圧縮器内で圧縮されるHClガスは、常に、圧縮器の金属や他の非HCl耐性材によって或る程度汚染される。HClが、こうした金属や他の非HCl耐性材を圧縮器から抽出する。HClの圧縮に使用される圧縮器は多くのメンテナンスを要する。これは、HClが圧縮器を腐食させるからである。この点に関して、特許文献4と特許文献5に記載されているようなかなりのHClガス圧縮を含む方法には欠点があり、精留装置において達成される精製の一部は、上流の圧縮器から汚染物質を除去することを要する。更に、HCl安定性を高くし、メンテナンスの必要性を低くするように圧縮器を改善するための余地はほとんどない。
独国実用新案第202020101571号明細書 英国特許第669671号明細書 欧州特許第2909132号明細書 欧州特許出願第3336056号明細書 欧州特許出願第3336057号明細書
本発明の課題は、要求の厳しい応用(例えば、電子グレードHCl等)用に汚染の危険性を最小にして塩化水素を生成するための信頼性があり効率的な方法とユニットを提供することである。
この課題は、35重量%以上の塩化水素濃度を有する加圧された高濃縮の塩酸を高圧脱離装置内に供給し、高圧脱離装置の底部において100~200℃の温度Tで2bar以上の圧力Pdesにおいて高圧脱離装置を動作させて、高圧脱離装置内において塩化水素を脱離させる、塩化水素の生成方法によって解決される。
本発明によると、脱離する塩化水素は高圧Pdesにおいて自動的に得られ、圧縮器におけるHClの圧縮に起因する(不揮発性)汚染物質を何ら含まない。従って、塩化水素の下流での圧縮を部分的に又は完全に回避することができる。初期の圧縮段階、つまり、下流の圧縮段階よりも大きな初期HClガス体積に起因する圧縮段階を完全に回避することができる。圧縮段階が少ないことで、圧縮器のみで圧縮状態にされる塩化水素と比較して塩化水素がより純粋なものになる。本方法は、特に腐食安定性の材料を用いて比較的低温で行うことができるものであるので、本発明の方法に従って生成される塩化水素は純粋である。例えば、金属汚染物質の導入が、より多くのHClガス圧縮を伴う方法よりも必然的に低くなる。
圧縮器内で圧縮することによって塩化水素の圧力を上げるのではなくて、ポンプ(例えば、遠心ポンプ)を用いて液体である高濃縮の塩酸において圧力を上げることができるので、信頼性と効率が向上する。塩酸ポンプは、塩化水素ガス圧縮器よりもはるかに信頼性があり、また、脆弱なHClガス圧縮器の頻繁なメンテナンスが少なくとも部分的に回避されるので、高効率である。
高圧脱離装置内で塩化水素が脱離するので、本発明に従って生成される塩化水素は、高圧脱離装置を出ていく際に気体(ガス)である。この気体は、同伴液体の小滴を含み得る。塩化水素ガスは、高圧脱離装置を出た後に、例えば、液体の塩化水素に変換させ得る。しかしながら、顧客の要求と顧客の現場で行われる具体的なプロセスとに応じて、塩化水素は気体状で保たれて、塩化水素ガスを消費するプロセスに供給されることが多い。本発明によると、Pdesは、顧客が望む塩化水素の圧縮に応じて、広範に適合可能である。本発明は、生成される塩化水素の相に関しては限定されず、本開示の発明は、塩化水素の相(気相、液相、固相)に関して本発明を制限せずに、「塩化水素の生成方法」について言及するものである。
本発明によると、高圧脱離装置に供給される加圧された高濃縮の塩酸は、35重量%以上の塩化水素濃度を有する。これは、100グラムの塩酸が35グラム以上のHClを含有することを意味する。以下の図3A及び図3Bから理解されるように、このような高濃縮の塩酸は、高圧において低い沸点を有する。これが、HClの脱離を促進する。高濃縮の塩酸は、例えば、40~60重量%の塩化水素濃度を有する。これが、低温での動作を可能にして、機器の問題を回避する。装置内の温度が危険な温度(樹脂含浸グラファイト機器の場合200℃付近)に近づかないので、高圧脱離装置内の腐食安定性の(グラファイト系)機器の寿命が延びる。このような塩化水素濃度の使用が、長い機器寿命、信頼性のある機器設計、そして、高圧脱離装置を含むユニットの少ない停止時間につながる。好ましくは、高濃縮の塩酸は、40~58重量%、より好ましくは40~56重量%、最も好ましくは40~55重量%の塩化水素濃度を有する。
2bar以上のあらゆる圧力Pdesが、加圧されていない塩化水素生成物よりも密であまり体積を占めない加圧された脱離塩化水素生成物を必然的にもたらすので、本発明にとって適している。Pdesは、3bar以上、好ましくは4bar以上、例えば、5bar以上となり得る。このように高いPdesは、ほぼ同じ圧力を有する脱離塩化水素が高圧脱離装置によって生成されることを示唆している。このように高いPdesにおける動作は、下流での圧縮をほとんど又は全く要さずに製造現場において要求される高圧でHClを提供する洗練された方法である。HClガス用の圧縮器は頻繁に故障し、大幅なメンテナンスを要するものあるが、これが本発明によって回避可能となる。Pdesは、例えば、6~20barの範囲内、好ましくは6~15barの範囲内、最も好ましくは6~13barの範囲内となり得る。特に好ましい圧力Pdesは10barである。
本願記載の全ての圧力は絶対圧力である。
本発明によると、脱離装置は、高圧脱離装置の底部において110~200℃の温度Tで動作する。この温度範囲内において、高圧脱離装置内に供給された高濃縮の塩酸から塩化水素を実際に脱離させることが可能である。当業者には自明なように、高濃縮の塩酸が非常にHClリッチなものであり、高圧脱離装置が低圧で動作する場合には、僅か110℃又は110℃強の低温で十分である。高濃縮の塩酸があまりHClリッチなものではなく、高圧脱離装置がより高圧で動作する場合には、200℃又は200℃弱の高温が好ましく選択される。温度Tは、好ましくは120~175℃の範囲内、例えば120~165℃の範囲内にある。これは、腐食安定性の機器の長寿命と良好な信頼性をもたらす。結果として、高圧脱離装置のメンテナンスのための多くの停止時間が回避可能であり、本発明の方法の全体的な信頼性と効率を更に向上させることができる。
上述の方法は、本願で定められるように加圧された高濃縮の塩酸が利用可能であるあらゆる現場で実施可能である。
多くの現場において、このような加圧された高濃縮の塩酸は利用可能ではない。そこで、本発明は、多種多様な現場で生成されるが環境保護の理由でその現場から放出することができない低濃縮の塩酸から加圧された高濃縮の塩酸を形成するための任意選択的な上流の処理技術を含む。
高濃縮の塩酸の少なくとも一部は、吸収装置において形成可能であり、その吸収装置内において、塩化水素含有ガスが低濃縮の塩酸に吸収される。これが、塩酸を35重量%以上のHCl濃度にするのに全体としては十分にHClリッチである塩化水素含有ガス(例えば、廃棄ガス)と塩酸が利用可能なあらゆる現場における本開示の高圧脱離装置の動作を可能にする。
典型的には、吸収装置は、Pdesよりも低い圧力Pabsにおいて動作する。Pabsは、1~10bar、例えば、2.5~7.5barの範囲内となり得る。圧力Pdesは、例えば、Pabsよりも1bar以上高く、好ましくは1.5bar以上高く、最も好ましくは2bar以上高く、例えば2.5bar以上高くなり得る。圧力Pdesは、特に、Pabsよりも1~15bar高く、好ましくは1.5~13bar高く、最も好ましくは2~11bar高く、例えば2.5bar~10bar高い。
多くの現場においては、(液体)塩酸(廃棄)流のみが利用可能であり、処理が必要である一方で、塩化水素含有ガスは利用可能ではない。本発明をそのような現場において適用可能にするため、本発明の好ましい方法は、そのような塩化水素含有ガスの生成を含む。従って、本発明の好ましい方法では、低濃縮の塩酸に吸収されることになる塩化水素含有ガスの少なくとも一部が、低圧脱離装置において形成される。
「低圧脱離装置」における「低」との用語は、この脱離装置が高圧脱離装置よりも低い圧力において動作することを明確にするために用いられているものである。低圧脱離装置内の圧力は吸収装置内の圧力よりも典型的には僅かに高く、低圧脱離装置から吸収装置内に塩化水素含有ガスを向けるために圧縮器を必要としないようにされている。
低圧脱離装置には、十分な濃度の塩酸が供給され得る。本発明の好ましい方法によると、高圧脱離装置の底部で得られる液体の少なくとも一部は、低圧脱離装置中にリサイクル(再循環)される。高圧脱離装置の底部で得られる液体のHCl濃度は、低圧脱離装置内の低圧において十分な濃度の塩化水素含有ガスを脱離させるのに十分高いものであり、多くの現場で利用可能な一般的な塩酸(廃棄)流を吸収装置内で濃縮させるのに十分適しているものである。
本発明は、塩化水素を生成するためのユニットにも関し、そのユニットは以下の二つを備える:
加圧された高濃縮の塩酸から塩化水素を脱離させるための高圧脱離装置。その高圧脱離装置は、加圧された高濃縮の塩酸を高圧脱離装置内に供給するための高圧流入口と、高圧脱離装置内において脱離され得る塩化水素用の上部高圧流出口と、高圧脱離装置の底部において得られ得る液体用の下部高圧流出口と、を備える;及び、
高圧流入口と下部高圧流出口とに接続されているサブユニットであって、下部高圧流出口を通して得られ得る液体の少なくとも一部から高圧流入口を介して供給される加圧された高濃縮の塩酸の少なくとも一部を再生成することができるように構成されているサブユニット。図2の高圧脱離装置の左側に示されている全ての処理機器が、このようなサブユニットの例である。しかしながら、高圧流入口と下部高圧流出口とに接続され、下部高圧流出口を通して得られ得る液体の少なくとも一部から高圧流入口を介して供給される加圧された高濃縮の塩酸の少なくとも一部を再生成することができるように構成されている他のあらゆる処理機器が適切なサブユニットとなる。
本発明によると、高圧脱離装置は、好ましくは、周囲の大気圧よりも5bar以上高い、より好ましくは6bar以上高い、例えば7bar以上高い圧力において動作し得る。
高圧脱離装置は、好ましくは、高圧脱離塔(カラム)である。
高圧脱離装置の内部構造は、典型的には、110℃の温度において35重量%以上の塩化水素濃度を有する加圧された高濃縮の塩酸に対して腐食耐性がある。このような腐食耐性は、例えば、SGL社からPolyfluoron(登録商標)の名称で販売されているPTFEでライニング(内張)されたグラファイト又はカーボン内部構造の塔(カラム)を用いて達成可能であることを当業者は理解するものである。また、特に小型のパイロットプラント(試験施設)の場合には、タンタルの塔(カラム)やタンタルでライニング(内張)された塔(カラム)も利用可能である。
本発明の好ましいユニットや方法はポンプを備え、そのポンプは、高圧脱離装置内において2bar以上、特に6bar以上の圧力下にある高圧脱離装置からの高背圧に対抗して高濃縮の塩酸を供給することができるように構成されている。ポンプは、典型的には耐腐食性の遠心ポンプであり、高圧脱離装置内に高濃縮の塩酸を供給する。ポンプは、下流の塩化水素圧縮ユニットの一つ目又は複数のステージに置き換わる。これは、ポンプが圧縮器よりもはるかに小型であり、あまりメンテナンスを要さないものであるので、有利である。これは、本発明のユニットの多くの停止時間が回避可能となるので、高プロセス効率に寄与する。本発明の特定のユニットは、HCl含有ガスを圧縮するための圧縮器を備えないものとなる。本発明の特定の方法は、HCl含有ガスの圧縮を含まないものとなる。本発明の特に好ましいユニットや方法は、高圧脱離装置内において2bar以上、好ましくは6bar以上の高圧Pdesを維持するために圧縮器を備えないものとなる。
更に、本発明は、加圧された高濃縮の塩酸から塩化水素を脱離させるための高圧脱離装置を備える塩化水素供給ユニットに関し、その高圧脱離装置は、高圧脱離装置内に加圧された高濃縮の塩酸を供給するための高圧流入口と、高圧脱離装置内で脱離され得る塩化水素用の上部高圧流出口と、高圧脱離装置の底部において得られ得る液体用の下部高圧流出口とを備え、また、その塩化水素供給ユニットは、上部高圧流出口に接続される塩化水素充填装置を備える。
「塩化水素充填装置」との用語は、(連続的な)塩化水素流体流(液体又は気体状態であり得る)を、適切なチューブトレーラーやトンコンテナやシリンダに充填可能な空間的に分離された所定量の塩化水素流体(例えば、BOC社、Linde社、Praxair社等の多様な供給業者から供給される多様なグレードの液化塩化水素ガス等)に分離することができるように構成されているあらゆる装置を含むものである。
塩化水素充填装置は、例えば、上部高圧流出口に接続され、高圧流出口を通過した塩化水素が高圧凝縮器(コンデンサー)に向けられ、高圧凝縮器から高圧デミスターに向けられ、高圧デミスターから塩化水素充填装置に向けられるようにされ得る。Pdesが高ければ、液化塩化水素さえも冷却(及び凝縮)によって得ることができ、つまり、塩化水素ガス圧縮の労力が減る。塩化水素充填装置は、例えば、上部高圧流出口に接続されて、高圧流出口を通過した塩化水素が塩化水素クリーニング及び液化ユニットに向けられ、塩化水素クリーニング及び液化ユニットから塩化水素充填装置に向けられるようにされ得る。塩化水素中の不純物含有量を減らすあらゆるユニットが、塩化水素クリーニングユニットとみなされる。このような塩化水素クリーニング及び液化ユニット用の適切な機器は、当業者には明らかなものであり、例えば、特許文献4や特許文献5に記載されているものである。当業者は、充填装置に充填される塩化水素が、顧客の望む仕様に合致するように塩化水素クリーニングユニットを設計することができるものである。
また、本発明は、本発明のユニットを構築するための部品セットにも関し、その部品セットは、加圧された高濃縮の塩酸から塩化水素ガスを脱離させるための高圧脱離装置を備え、その脱離装置は、
高圧脱離装置内に加圧された高濃縮の塩酸を供給するための高圧流入口と、
高圧脱離装置内で脱離され得る塩化水素ガス用の上部高圧流出口と、
高圧脱離装置の底部で得られ得る液体用の下部高圧流出口と、を備え、
また、その部品セットは、高濃縮の塩酸用の流出口を備える吸収装置を備え、
その部品セットは、高濃縮の塩酸用の流出口をポンプを介して高圧流入口に接続して、上部高圧流出口からの高濃縮の塩酸を加圧して、高圧流入口を介して高圧脱離装置内に供給することができるように設計される。
部品セットは、液体用の流入口を備える低圧脱離装置を更に備え得て、部品セットは、好ましくは、液体用の流入口を下部高圧流出口に接続して、高圧脱離装置の底部で得られる液体の少なくとも一部を液体用の流入口を介して低圧脱離装置内にリサイクル(再循環)することができるように設計される。
(a)本発明の塩化水素を生成するための方法と、(b)本発明の塩化水素を生成するためのユニットと、(c)本発明の塩化水素供給ユニットと、(d)本発明の部品セットに関して本願で説明されているあらゆる特徴はそれらに限定されるものではない。(a)と(b)と(c)と(d)のいずれかに関して説明されている特徴は、(a)と(b)と(c)と(d)のうちの他のものの特徴となり得る。
本発明は、以下で説明される図面に関して例示される。図面は、例示のためだけのものであり、特許請求の範囲を限定するものではない。
本発明の方法に適した高圧脱離装置の単純化したプロセスフロー図である。 本発明に係るユニットの単純化したプロセスフロー図である。 多様な塩酸濃度(低濃度範囲)における沸点を示すグラフである。 多様な塩酸濃度(高濃度範囲)における沸点を示すグラフである。
図1に示される高圧脱離装置10は、PTFEでライニング(内張)された高圧脱離塔(カラム)であり、装置10内に加圧された高濃縮の塩酸を供給するための高圧流入口13と、装置10の底部において得られ得る液体用の下部高圧流出口14と、装置10内で脱離され得る塩化水素ガス用の上部高圧流出口15とを備える。底部は高圧リボイラー(再沸器)11で加熱される。脱離した塩化水素ガスに含有されている水は、流出口15を介して装置から出ていき、高圧凝縮器12内で凝縮される。冷却された塩化水素ガスは、ライン18を介して凝縮器12を出ていき、凝縮した液体が装置10内にリサイクル(再循環)される。全ての細部が示されているものではないが、図1は、脱離装置が、塔内部構造16(例えば、CFRCやCFRP製であり、SGL社製のSigrabond(登録商標)化学製品ライン)と、液体分布器19とを含み得ることを示している。また、図1は単純化されていて、塔の高圧と腐食安定性を付与する手段は示されていない。極めて腐食性で加圧された高濃縮の塩酸が流入口13を介して塔内に供給される場合であっても、塔は、110~200℃の高い底部温度Tと最大20barの高圧Pdesにおいて長時間にわたって動作可能である。従って、図1に示されるような装置において本発明の方法を十分に実行することが可能である。
図2は、本発明に係るユニットの部品としての高圧脱離装置10(図1に示されるようなもの)を示す。このユニットは、吸収装置20と低圧脱離装置30を更に備える。
吸収装置20は、低濃縮の塩酸用の供給口21と、塩化水素含有ガス用の流入口22と、高濃縮の塩酸用の流出口23とを備える。高濃縮の塩酸が吸収装置20内で形成され得て、その吸収装置内において、流入口22を介して供給された塩化水素含有ガスが低濃縮の塩酸中に吸収される。高濃縮の塩酸は、流出口23を通って吸収装置を出ていった後に、高圧Pdesに対抗して高濃縮の塩酸を輸送するようにポンピングされて、熱交換器内で予熱されて、流入口13を介して高圧脱離装置10内に供給される。
低圧脱離装置30は好ましくは脱離塔(カラム)であり、低圧リボイラー(再沸器)31と、塩化水素含有ガス用頂部生成物流出口32と、低圧サンプ(排水)流出口36とを備える。低圧脱離装置30にはフラッシュ室(flash vessel)33が更に備わっている。高圧脱離装置10の底部で得られる液体の一部は、フラッシュ室33を介して低圧脱離装置30内にリサイクル(再循環)される。低圧脱離装置30内において塩化水素含有ガスが形成されて、ガス用頂部生成物流出口32に通される。フラッシュ室33内に形成された蒸気は、塩化水素含有ガス中に供給されて、その塩化水素含有ガスが流入口22を介して吸収装置20内に供給される。底部には流出口36が通されていて、余分な熱を熱交換器において底部から加圧された高濃縮の塩酸に伝達することができ、その加圧された高濃縮の塩酸が流入口13を介して装置10内に供給される。装置30に関して用いられる際の「低圧」との用語は、装置10内の圧力と比較して低圧であることを称する。しかしながら、低圧脱離装置30内の圧力は、典型的には、周囲の大気圧よりも十分に高い。
図2に示されるような低圧脱離装置と吸収装置が共に、高圧流入口13と下部高圧流出口14に接続されるサブユニットであって、流出口14を通して得られ得る液体の少なくとも一部から流入口13を介して供給される加圧された高濃縮の塩酸の少なくとも一部を再生成することができるように構成されているサブユニットとみなされるものであることは明らかである。
本発明の方法を行うため、図2に示されるようなユニットを例えば以下の条件下で動作させることができる:
供給口21での組成:塩酸(水中の33重量%のHCl);
以下の表は、装置10、装置20、装置30を動作させるためのパラメータの例を与える;
ポンプは、高圧Pdesに対抗して高濃縮の塩酸を輸送することができるように構成される。
低圧サンプ流出口36を介して放出される弱酸は、18重量%のHClを含有する。この弱酸は、共沸混合物を破壊することによって、例えば、CaCl等の吸湿性の塩の溶液を用いて処理され得る。
流出口15を通して放出された塩化水素ガスから残留水分を高圧凝縮器12内での乾燥によって除去した後に、凝縮器12から得られた流れによって搬送されている残留小滴を高圧デミスター(図示せず)を用いて更に除去することができる。これが、極めて低い残留含水量をもたらす。
図3Aと図3Bには、HCl/HO二元系の多様な塩化水素質量含有率(横軸)に対して℃単位での沸点(縦軸)が示されている。これら図面は、2bar(一番下の曲線)、5bar(真ん中の曲線)、11bar(一番上の曲線)の圧力における沸点を示す。図3Aと図3B中の矢印は、それぞれ低圧脱離装置30と高圧脱離装置10中の熱分離を示す。従って、矢印は、0.35を超える塩化水素質量含有率、つまり35重量%を超えるHCl濃度においてHCl/HO二元系の沸点の非常に鋭い低下を本発明が如何に効率的に利用しているのかを示す。
10 高圧脱離装置
11 高圧リボイラー
12 高圧凝縮器
13 加圧された高濃縮の塩酸用の塔流入口
14 下部高圧流出口
15 上部高圧流出口
16 塔内部構造
18 冷却された塩化水素ガス用のライン
19 液体分布器
20 吸収装置
21 低濃縮の塩酸用の供給口
22 塩化水素含有ガス用の流入口
23 高濃縮の塩酸用の流出口
30 低圧脱離装置
31 低圧リボイラー
32 塩化水素含有ガス用頂部生成物流出口
33 フラッシュ室
36 低圧サンプ流出口

Claims (15)

  1. 塩化水素を生成するための方法であって、
    35重量%以上の塩化水素濃度を有する加圧された高濃縮の塩酸を高圧脱離装置(10)内に供給し、
    前記高圧脱離装置(10)を、前記高圧脱離装置の底部において110~200℃の温度Tで2bar以上の圧力Pdesにおいて動作させて、
    前記高圧脱離装置内において塩化水素を脱離させる、方法。
  2. 前記高濃縮の塩酸が40~60重量%の塩化水素濃度を有する、請求項1に記載の方法。
  3. 前記圧力Pdesが6~20barの範囲内にある、請求項1に記載の方法。
  4. 前記温度Tが120~175℃の範囲内にある、請求項1に記載の方法。
  5. 前記高濃縮の塩酸の少なくとも一部が吸収装置(20)内において形成され、該吸収装置内において塩化水素含有ガスが低濃縮の塩酸中に吸収される、請求項1に記載の方法。
  6. 前記吸収装置(20)が前記圧力Pdesよりも低い圧力Pabsにおいて動作する、請求項5に記載の方法。
  7. 前記低濃縮の塩酸中に吸収される塩化水素含有ガスの少なくとも一部が、低圧脱離装置(30)内で形成される、請求項5に記載の方法。
  8. 前記高圧脱離装置(10)の底部で得られる液体の少なくとも一部が前記低圧脱離装置(30)中にリサイクルされる、請求項7に記載の方法。
  9. 塩化水素を生成するためのユニットにおいて、
    加圧された高濃縮の塩酸から塩化水素を脱離させるための高圧脱離装置(10)であって、
    前記高圧脱離装置(10)中に加圧された高濃縮の塩酸を供給するための高圧流入口(13)、
    前記高圧脱離装置(10)内において脱離される塩化水素用の上部高圧流出口(15)、及び、
    前記高圧脱離装置(10)の底部で得られる液体用の下部高圧流出口(14)を備える高圧脱離装置(10)と、
    前記高圧流入口(13)と前記下部高圧流出口(14)とに接続されるサブユニットであって、前記下部高圧流出口(14)を通して得られる液体の少なくとも一部から前記高圧流入口(13)を介して供給される加圧された高濃縮の塩酸の少なくとも一部を再生成するように構成されているサブユニットとを備えるユニット。
  10. 前記高圧脱離装置(10)が、周囲の大気圧よりも5bar以上高い圧力において動作するように構成されている、請求項9に記載のユニット。
  11. 前記高圧脱離装置(10)の内部構造体が、110℃の温度において35重量%以上の塩化水素濃度を有する加圧された高濃縮の塩酸に対して耐腐食性である、請求項9に記載のユニット。
  12. 2bar以上の圧力下にある前記高圧脱離装置からの高背圧に対抗して高濃縮の塩酸を供給するように構成されているポンプを備える請求項9に記載のユニット。
  13. 前記高圧脱離装置内を2bar以上の高圧Pdesに維持するための圧縮器を備えない請求項10に記載のユニット。
  14. 塩化水素供給ユニットにおいて、
    加圧された高濃縮の塩酸から塩化水素を脱離させるための高圧脱離装置(10)であって、
    前記高圧脱離装置(10)中に加圧された高濃縮の塩酸を供給するための高圧流入口(13)、
    前記高圧脱離装置(10)内において脱離される塩化水素用の上部高圧流出口(15)、及び、
    前記高圧脱離装置(10)の底部で得られる液体用の下部高圧流出口(14)を備える高圧脱離装置(10)と、
    前記上部高圧流出口(15)に接続されている塩化水素充填装置とを備えるユニット。
  15. 請求項9から14のいずれか一項に記載のユニットを構築するための部品セットにおいて、
    加圧された高濃縮の塩酸から塩化水素を脱離させるための高圧脱離装置(10)であって、
    前記高圧脱離装置(10)中に加圧された高濃縮の塩酸を供給するための高圧流入口(13)、
    前記高圧脱離装置(10)内において脱離される塩化水素用の上部高圧流出口(15)、及び、
    前記高圧脱離装置(10)の底部で得られる液体用の下部高圧流出口(14)を備える高圧脱離装置(10)と、
    高濃縮の塩酸用の流出口(23)を備える吸収装置(20)とを備え、
    前記高濃縮の塩酸用の流出口(23)をポンプを介して前記高圧流入口(13)に接続して、前記流出口(23)からの高濃縮の塩酸を加圧して前記高圧流入口(13)を介して前記高圧脱離装置(10)中に供給するように設計されている部品セット。
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