JP2023535026A - ステープルペプチドおよびその方法 - Google Patents

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ヤグアン シー,
マーティン ロバート トレンブレイ,
デボラ ゲイル コンラディ,
ユエ-メイ ジャン,
イヴァン タッカー ジュウェット,
ロレンツォ ジョズエ アルファロ-ロペス,
サラ イザベル カプッチ,
ジー リー,
ジョン ハニー マギー,
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フォグ ファーマシューティカルズ, インコーポレイテッド
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Abstract

とりわけ、本開示は、様々な薬剤を提供する。一部の実施形態では、提供される薬剤は、ベータ-カテニンに結合することができる。一部の実施形態では、本開示は、ベータ-カテニン機能をモジュレートするための技術を提供する。一部の実施形態では、本開示は、ベータ-カテニンと関連する状態、障害、または疾患を予防および/または処置するための技術を提供する。一部の実施形態では、本開示は、改善された特性および/または活性を提供することができる設計されたアミノ酸を提供する。一部の実施形態では、本開示は、そのようなアミノ酸を含む薬剤を提供する。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2020年7月22日に出願された米国仮出願第63/055,308号および2021年6月8日に出願された同第63/208,494号に対する優先権を主張し、これらのそれぞれの全体が、参照により本明細書に組み込まれる。
背景
ステープルペプチド(stapled peptide)は、様々な用途に有用である。例えば、生物学的に活性な薬剤として、それらは、様々な生物学的機能をモジュレートするために利用することができる。
概要
とりわけ、本開示は、様々な生物学的機能をモジュレートするための強力な技術(例えば、薬剤(例えば、ペプチド、多数の実施形態では、ステープルペプチドであるかまたはそれを含むもの)、組成物、方法など)を提供する。一部の実施形態では、提供される技術は、設計された構造的特徴、例えば、新規なアミノ酸残基を含み、これにより、そのような設計された構造的特徴を含有しない同等の参照技術と比較して、有意に改善された特性および/または活性を提供することができる。一部の実施形態では、本開示は、本明細書に記載される設計されたアミノ酸を提供し、それらを、ペプチド剤、例えば、ステープルペプチドに組み込むことにより、参照アミノ酸(例えば、Asp)と比較して有意に改善された特性および/または活性、例えば、改善された親油性および/または細胞への送達を提供することができる。一部の実施形態では、本開示は、そのような設計されたアミノ酸残基を含むペプチドを含む技術を提供する。一部の実施形態では、本開示は、そのような設計されたアミノ酸残基を含むステープルペプチドを提供する。
一部の実施形態では、本開示は、ベータ-カテニンの1つまたは複数の機能をモジュレートするための技術を提供する。具体的には、一部の実施形態では、本開示は、ベータ-カテニンに結合することができる、様々なペプチド、多数の事例ではステープルペプチドを提供する。具体的には、一部の実施形態では、本開示は、ベータ-カテニンに結合し、その機能をモジュレートすることができる、様々な薬剤、例えば、ペプチド、多数の事例ではステープルペプチドを提供する。本明細書に示されるように、一部の実施形態では、本開示は、残基の固有のセットにおいて、ベータ-カテニンと相互作用することができる薬剤に結合する。一部の実施形態では、結合部位は、残基のセットのうちの1つもしくは複数またはすべてを含む。一部の実施形態では、提供される薬剤は、配列番号1の以下の残基:A305、Y306、G307、N308、Q309、K312、R342、K345、V346、V349、Q375、R376、Q379、N380、L382、W383、R386、N387、D413、N415、V416、T418、およびC419であるかまたはそれに対応する残基のセットのうちの1つまたは複数と相互作用する。一部の実施形態では、提供される薬剤は、配列番号1のA305、Y306、G307、N308、Q309、K312、R342、K345、V346、V349、Q375、Q379、N380、L382、W383、R386、N387、D413、N415、V416、T418、およびC419であるかまたはそれに対応するアミノ酸残基のうちの1つまたは複数と相互作用する。一部の実施形態では、提供される薬剤は、配列番号1のA305、Y306、G307、N308、Q309、K312、K345、V346、V349、Q379、N380、L382、W383、R386、N387、D413、N415、V416、T418、およびC419であるかまたはそれに対応するアミノ酸残基のうちの1つまたは複数と相互作用する。一部の実施形態では、提供される薬剤は、配列番号1のG307、K312、K345、W383、N387、D413、およびN415であるかまたはそれに対応するアミノ酸残基のうちの1つまたは複数と相互作用する。一部の実施形態では、提供される薬剤は、配列番号1のK312、K345、R386、およびW383であるかまたはそれに対応するアミノ酸残基のうちの1つまたは複数と相互作用する。一部の実施形態では、提供される薬剤は、配列番号1のK312、K345、およびW383であるかまたはそれに対応するアミノ酸残基のうちの1つまたは複数と相互作用する。
本明細書に示されるように、提供される技術は、ベータ-カテニンと関連する1つまたは複数の生物学的プロセスをモジュレートすることができる。一部の実施形態では、提供される薬剤は、特定の結合部位について、リガンドと(例えば、転写因子のT細胞因子/リンパ系増強因子(TCF/LEF)ファミリーのメンバーと、ベータ-カテニン上のTCF部位で)競合する。一部の実施形態では、提供される技術は、ベータ-カテニンとの相互作用について、TCFと競合する。一部の実施形態では、提供される薬剤の、ベータ-カテニン部位への結合は、別の結合パートナー(例えば、キナーゼ)によるベータ-カテニンへの結合を減少、抑制、および/または遮断する。一部の実施形態では、提供される薬剤の、例えば、TCF部位における結合は、TCF/LEFファミリーメンバーによるベータ-カテニンの結合を遮断する。一部の実施形態では、本開示は、ベータ-カテニンの部位、例えば、ベータ-カテニンのTCF結合部位に、ベータ-カテニンのより多くの他の可能性のある結合部位のうちの1つ(例えば、他のリガンド、例えば、ペプチド、タンパク質などの;一部の実施形態では、リガンドはアキシンであり、一部の実施形態では、リガンドはBcl9である)よりも選択的に結合することができる、薬剤を提供する。一部の実施形態では、提供される技術は、ベータ-カテニンのTCFとの相互作用と関連する1つまたは複数のベータ-カテニン機能をモジュレートする。一部の実施形態では、提供される技術は、ベータ-カテニン機能、例えば、TCF相互作用と関連する機能を、選択的にモジュレートする。一部の実施形態では、提供される技術は、ベータ-カテニン機能を選択的にモジュレートし、ベータ-カテニンと関連しない機能(例えば、ベータ-カテニンと関連しないWnt経路における様々な機能および/またはプロセス)に有意に影響を及ぼさない。一部の実施形態では、提供される技術は、ベータ-カテニン機能を阻害するのに有用である。一部の実施形態では、提供される技術は、免疫活性、例えば、抗腫瘍適応免疫を促進および/または増強するのに有用である。
一部の実施形態では、提供される技術は、がんを含む様々な状態、障害、または疾患を予防または処置するのに有用である。一部の実施形態では、本開示は、ベータ-カテニンと関連する状態、障害、または疾患を処置または予防するための方法であって、それに罹患しているかまたはそれに易罹患性の対象に、有効量の、提供される薬剤またはその薬学的に許容される塩を投与するステップを含む、方法を提供する。一部の実施形態では、状態、障害、または疾患は、ベータ-カテニンのTCFとの相互作用と関連する。一部の実施形態では、薬剤、例えば、ステープルペプチドは、医薬組成物として投与される。一部の実施形態では、本開示は、提供される薬剤またはその薬学的に許容される塩を含むかまたは送達する医薬組成物を提供する。一部の実施形態では、医薬組成物は、脂質をさらに含む。本明細書に示されるように、一部の実施形態では、好適な脂質は、送達/活性を促進し得る。一部の実施形態では、薬剤は、ペプチドであるか、またはそれを含む。一部の実施形態では、薬剤は、ステープルペプチドであるか、またはそれを含む。一部の実施形態では、ベータ-カテニンに結合することができる提供される薬剤は、1つまたは複数の設計されたアミノ酸残基を含む。
一部の実施形態では、本開示は、配列番号1(Uniprot識別子P35222)を含むかもしくはそれからなるポリペプチド、または配列番号1の残基250~450、または配列番号1の残基305~419に結合する薬剤を提供する。
Uniprot番号P35222
MATQADLMELDMAMEPDRKAAVSHWQQQSYLDSGIHSGATTTAPSLSGKGNPEEEDVDTS
QVLYEWEQGFSQSFTQEQVADIDGQYAMTRAQRVRAAMFPETLDEGMQIPSTQFDAAHPT
NVQRLAEPSQMLKHAVVNLINYQDDAELATRAIPELTKLLNDEDQVVVNKAAVMVHQLSK
KEASRHAIMRSPQMVSAIVRTMQNTNDVETARCTAGTLHNLSHHREGLLAIFKSGGIPAL
VKMLGSPVDSVLFYAITTLHNLLLHQEGAKMAVRLAGGLQKMVALLNKTNVKFLAITTDC
LQILAYGNQESKLIILASGGPQALVNIMRTYTYEKLLWTTSRVLKVLSVCSSNKPAIVEA
GGMQALGLHLTDPSQRLVQNCLWTLRNLSDAATKQEGMEGLLGTLVQLLGSDDINVVTCA
AGILSNLTCNNYKNKMMVCQVGGIEALVRTVLRAGDREDITEPAICALRHLTSRHQEAEM
AQNAVRLHYGLPVVVKLLHPPSHWPLIKATVGLIRNLALCPANHAPLREQGAIPRLVQLL
VRAHQDTQRRTSMGGTQQQFVEGVRMEEIVEGCTGALHILARDVHNRIVIRGLNTIPLFV
QLLYSPIENIQRVAAGVLCELAQDKEAAEAIEAEGATAPLTELLHSRNEGVATYAAAVLF
RMSEDKPQDYKKRLSVELTSSLFRTEPMAWNETADLGLDIGAQGEPLGYRQDDPSYRSFH
SGGYGQDALGMDPMMEHEMGGHHPGADYPVDGLPDLGHAQDLMDGLPPGDSNQLAWFDTD
L (配列番号1)
一部の実施形態では、提供される薬剤は、配列番号1の残基305~419であるかまたはそれに対応する、1つまたは複数の残基と特異的に相互作用する。一部の実施形態では、提供される薬剤は、配列番号1のAla305、Tyr306、Gly307、Asn308、Gln309、Lys312、Arg342、Lys345、Val346、Val349、Gln375、Arg376、Gln379、Asn380、Leu382、Trp383、Arg386、Asn387、Asp413、Asn415、Val416、Thr418、およびCys419に対応する1つまたは複数の残基を含むモチーフ(例えば、ポリペプチドの一部分、ポリペプチドのドメインなど)に特異的に結合する。一部の実施形態では、提供される薬剤は、配列番号1のAla305、Tyr306、Gly307、Asn308、Gln309、Lys312、Lys345、Val346、Val349、Gln375、Arg376、Gln379、Asn380、Leu382、Trp383、Arg386、Asn387、Asp413、Asn415、Val416、Thr418、およびCys419に対応する1つまたは複数の残基を含むモチーフ(例えば、ポリペプチドの一部分、ポリペプチドのドメインなど)に特異的に結合する。一部の実施形態では、薬剤は、配列番号1内の以下の残基:Ala305、Tyr306、Gly307、Asn308、Gln309、Lys312、Arg342、Lys345、Val346、Val349、Gln375、Arg376、Gln379、Asn380、Leu382、Trp383、Arg386、Asn387、Asp413、Asn415、Val416、Thr418、およびCys419のうちの1つまたは複数を含むモチーフに結合する。一部の実施形態では、薬剤は、配列番号1内の以下の残基:Ala305、Tyr306、Gly307、Asn308、Gln309、Lys312、Lys345、Val346、Val349、Gln375、Arg376、Gln379、Asn380、Leu382、Trp383、Arg386、Asn387、Asp413、Asn415、Val416、Thr418、およびCys419のうちの1つまたは複数を含むモチーフに特異的に結合する。一部の実施形態では、薬剤は、配列番号1内の以下の残基:Ala305、Tyr306、Gly307、Asn308、Gln309、Lys312、Arg342、Lys345、Val346、Val349、Gln375、Gln379、Asn380、Leu382、Trp383、Arg386、Asn387、Asp413、Asn415、Val416、Thr418、およびCys419のうちの1つまたは複数を含むモチーフに結合する。一部の実施形態では、薬剤は、配列番号1内の以下の残基:Ala305、Tyr306、Gly307、Asn308、Gln309、Lys312、Lys345、Val346、Val349、Gln379、Asn380、Leu382、Trp383、Arg386、Asn387、Asp413、Asn415、Val416、Thr418、およびCys419のうちの1つまたは複数を含むモチーフに結合する。一部の実施形態では、提供される技術は、G307、K312、K345、W383、N387、D413、およびN415のうちの少なくとも2つ、3つ、4つ、5つ、6つ、または7つを含むモチーフに結合する。一部の実施形態では、提供される薬剤は、そのようなモチーフに特異的に結合する。一部の実施形態では、モチーフは、結合部位と称され得る。一部の実施形態では、提供される技術は、そのような結合部位に、アキシン結合部位よりも選択的に結合する。一部の実施形態では、提供される技術は、そのような結合部位に、Bcl9結合部位よりも選択的に結合する。一部の実施形態では、提供される技術は、そのような結合部位に、TCF結合部位よりも選択的に結合する。一部の実施形態では、提供される技術は、TCFと比較して、逆のNからCの方向で、そのような結合部位に結合する。一部の実施形態では、提供される技術は、ベータ-カテニンのアキシン結合部位に結合しない。一部の実施形態では、提供される技術は、ベータ-カテニンのBcl9結合部位に結合しない。様々な技術、例えば、結晶構造解析、NMR、生化学アッセイなどを利用して、本開示に従ってベータ-カテニンとの相互作用を評価してもよい。
一部の実施形態では、同じステープルに結合した2個のアミノ酸残基の間に、2個のアミノ酸残基が存在する。そのようなステープルは、(i、i+3)ステープルと称され得る。同様に、一部の実施形態では、同じステープルに結合した2個のアミノ酸残基の間に、3個、4個、5個、6個、7個、8個、9個、または10個のアミノ酸残基が存在し、そのようなステープルは、それぞれ、(i、i+4)、(i、i+5)、(i、i+6)、(i、i+7)、(i、i+8)、(i、i+9)、(i、i+10)、または(i、i+11)ステープルと称され得る。一部の実施形態では、ステープルは、(i、i+3)である。一部の実施形態では、ステープルは、(i、i+4)である。一部の実施形態では、ステープルは、(i、i+7)である。一部の実施形態では、提供される薬剤には、2つのステープルが存在する。一部の実施形態では、一方のステープルは、(i、i+3)であり、他方は、(i、i+7)である。
一部の実施形態では、本開示は、式Iの薬剤、
-LP1-LAA1-LP2-LAA2-LP3-LAA3-LP4-LAA4-LP5-LAA5-LP6-LAA6-LP7-R

またはその塩を提供し、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載される通りである。
一部の実施形態では、本開示は、
10111213
であるか、またはそれを含む、薬剤であって、
式中、
、X、X、X、X、X、X、X、X、X10、X11、X12、およびX13のそれぞれが、独立して、アミノ酸残基であり、
が、酸性基または極性基を含む側鎖を含み、
が、酸性基または極性基を含む側鎖を含み、
が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
12が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
13が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含む、
薬剤を提供する。
一部の実施形態では、本開示は、
10111213[X14p14[X15p15[X16p16[X17p17
であるか、またはそれを含む、薬剤であって、
式中、
p14、p15、p16、およびp17のそれぞれが、独立して、0または1であり、
、X、X、X、X、X、X、X、X、X10、X11、X12、X13、X14、X15、X16、およびX17のそれぞれが、独立して、アミノ酸残基であり、
が、酸性基または極性基を含む側鎖を含み、
が、酸性基または極性基を含む側鎖を含み、
が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
12が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
13が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含む、
薬剤を提供する。
一部の実施形態では、本開示は、
[X]pX10111213[X14p14[X15p15[X16p16[X17p17[X]p’
であるか、またはそれを含む、薬剤であって、
式中、
p14、p15、p16、およびp17のそれぞれが、独立して、0または1であり、
pおよびp’のそれぞれが、独立して、0~10であり、
X、X、X、X、X、X、X、X、X、X、X10、X11、X12、X13、X14、X15、X16、およびX17のそれぞれが、独立して、アミノ酸残基であり、
が、酸性基または極性基を含む側鎖を含み、
が、酸性基または極性基を含む側鎖を含み、
が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
12が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
13が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含む、
薬剤を提供する。
一部の実施形態では、薬剤は、[X]pX10111213[X14p14[X15p15[X16p16[X17p17[X]p’である。一部の実施形態では、薬剤は、R-[X]pX10111213[X14p14[X15p15[X16p16[X17p17[X]p’-Rである。
一部の実施形態では、本開示は、
10111213[X14p14[X15p15[X16p16[X17p17
[X18p18[X19p19[X20p20[X21p21[X22p22[X23p23
であるか、またはそれを含む、薬剤であって、
式中、
p14、p15、p16、p17、p18、p19、p20、p21、p22、およびp23のそれぞれが、独立して、0または1であり、
、X、X、X、X、X、X、X、X、X10、X11、X12、X13、X14、X15、X16、X17、X18、X19、X20、X21、X22、およびX23のそれぞれが、独立して、アミノ酸残基であり、
が、酸性基または極性基を含む側鎖を含み、
が、酸性基または極性基を含む側鎖を含み、
が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
12が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
13が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含む、
薬剤を提供する。
一部の実施形態では、薬剤は、ペプチドであるか、またはそれを含む。一部の実施形態では、薬剤は、ステープルペプチドであるか、またはそれを含む。一部の実施形態では、XおよびX、ならびに/もしくはXおよびX11は、独立して、ステープリング(stapling)に好適なアミノ酸残基であるかもしくはステープリングされており、XおよびX10は、独立して、ステープリングに好適なアミノ酸残基であるかもしくはステープリングされており、XおよびX、ならびに/もしくはX10およびX14は、独立して、ステープリングに好適なアミノ酸残基であるかもしくはステープリングされている、またはXおよびX、ならびに/もしくはXおよびX14は、独立して、ステープリングに好適なアミノ酸残基であるかもしくはステープリングされている。一部の実施形態では、XおよびXは、独立して、ステープリングに好適なアミノ酸残基である。一部の実施形態では、XおよびXは、ステープリングされている。一部の実施形態では、XおよびX11は、独立して、ステープリングに好適なアミノ酸残基である。一部の実施形態では、XおよびX11は、ステープリングされている。一部の実施形態では、X10およびX14は、独立して、ステープリングに好適なアミノ酸残基である。一部の実施形態では、X10およびX14は、ステープリングされている。一部の実施形態では、XおよびX14は、独立して、ステープリングに好適なアミノ酸残基である。一部の実施形態では、XおよびX14は、ステープリングされている。一部の実施形態では、XおよびX、ならびにX10およびX14は、独立して、ステープリングに好適なアミノ酸残基である。一部の実施形態では、XおよびXは、ステープリングされており、X10およびX14は、ステープリングされている。一部の実施形態では、XおよびX、ならびにXおよびX14は、独立して、ステープリングに好適なアミノ酸残基である。一部の実施形態では、XおよびXは、ステープリングされており、XおよびX14は、ステープリングされている。一部の実施形態では、XおよびX、ならびにXおよびX11は、独立して、ステープリングに好適なアミノ酸残基である。一部の実施形態では、ステープルペプチドは、2つまたはそれよりも多くのステープルを含むステッチペプチドであり、ステープルのうちのいくつかは、同じ骨格原子に結合し得る。一部の実施形態では、XおよびXは、ステープリングされており、XおよびX11は、ステープリングされている。一部の実施形態では、XおよびXを接続するステープル、ならびにXおよびX11を接続するステープルは、Xの共通の骨格原子に結合している。一部の実施形態では、共通の骨格原子は、Xのアルファ-炭素である。一部の実施形態では、XおよびX10は、独立して、ステープリングに好適なアミノ酸残基である。一部の実施形態では、XおよびX10は、ステープリングされている。
一部の実施形態では、本開示は、配列番号1の残基305~419を含むかまたはそれからなるポリペプチドに結合する薬剤を提供する。一部の実施形態では、薬剤は、約5000ダルトンを上回らない分子質量を有する。一部の実施形態では、それは、約2500ダルトンを上回らない、3000ダルトンを上回らない、3500ダルトンを上回らない、4000ダルトンを上回らない、4500ダルトンを上回らない、または5000ダルトンを上回らない。一部の実施形態では、それは、約2500ダルトンを上回らない。一部の実施形態では、それは、約3000ダルトンを上回らない。一部の実施形態では、それは、約3500ダルトンを上回らない。一部の実施形態では、それは、約4000ダルトンを上回らない。一部の実施形態では、それは、約500ダルトンを上回らない。
一部の実施形態では、本開示は、提供される薬剤と関連する様々な試薬および方法を提供し、これには、例えば、それらを特定、特徴付け、および/または評価するための試薬および/または系、それらを調製するための戦略、ならびにそれらに関連する様々な診断方法および治療方法が含まれる。
一部の実施形態では、本開示は、提供される薬剤と、薬学的に許容される担体とを含むかまたはそれを送達する医薬組成物を提供する。一部の実施形態では、提供される薬剤は、薬学的に許容される塩形態である。一部の実施形態では、提供される組成物は、薬剤の薬学的に許容される塩形態を含む。一部の実施形態では、様々な組成物および方法において、薬剤は、薬学的に許容される塩形態として提供される。
一部の実施形態では、本開示は、ベータ-カテニンの特性、活性、および/または機能をモジュレートするための方法であって、ベータ-カテニンを、提供される薬剤と接触させるステップを含む、方法を提供する。一部の実施形態では、本開示は、ベータ-カテニンを含む系においてベータ-カテニンの特性、活性、および/または機能をモジュレートするための方法であって、系に、有効量の提供される薬剤を投与するステップを含む、方法を提供する。一部の実施形態では、本開示は、ベータ-カテニンを発現する系においてベータ-カテニンの特性、活性、および/または機能をモジュレートするための方法であって、系に、有効量の提供される薬剤を投与または送達するステップを含む、方法を提供する。一部の実施形態では、ベータ-カテニンの活性は、阻害または低減される。一部の実施形態では、ベータ-カテニンの機能は、阻害または低減される。一部の実施形態では、特性、活性、および/または機能は、ベータ-カテニン/TCF相互作用と関連する。
一部の実施形態では、本開示は、ベータ-カテニン/TCF相互作用をモジュレートするための方法を提供する。一部の実施形態では、本開示は、ベータ-カテニン/TCF相互作用をモジュレートするための方法であって、ベータ-カテニンを、提供される薬剤と接触させるステップを含む、方法を提供する。一部の実施形態では、本開示は、ベータ-カテニンおよびTCFを含む系においてベータ-カテニン/TCF相互作用をモジュレートするための方法であって、系に、有効量の提供される薬剤を投与または送達するステップを含む、方法を提供する。一部の実施形態では、本開示は、ベータ-カテニンおよびTCFを発現する系においてベータ-カテニン/TCF相互作用をモジュレートするための方法であって、系に、有効量の提供される薬剤を投与または送達するステップを含む、方法を提供する。一部の実施形態では、ベータ-カテニンとTCFとの間の相互作用は、低減される。一部の実施形態では、ベータ-カテニンとTCFとの間の相互作用は、阻害される。
一部の実施形態では、本開示は、細胞増殖を阻害するための方法であって、細胞の集団に、有効量の提供される薬剤を投与または送達するステップを含む、方法を提供する。一部の実施形態では、本開示は、系において細胞増殖を阻害するための方法であって、系に、有効量の提供される薬剤を投与または送達するステップを含む、方法を提供する。一部の実施形態では、本開示は、細胞成長を阻害するための方法であって、細胞の集団に、有効量の提供される薬剤を投与または送達するステップを含む、方法を提供する。一部の実施形態では、本開示は、系において細胞成長を阻害するための方法であって、系に、有効量の提供される薬剤を投与または送達するステップを含む、方法を提供する。一部の実施形態では、そのような細胞増殖は、ベータ-カテニン依存性である。一部の実施形態では、そのような細胞成長は、ベータ-カテニン依存性である。一部の実施形態では、そのような増殖または成長は、ベータ-カテニンのTCFとの相互作用に依存する。
一部の実施形態では、本開示は、WNT経路の活性化を低減または予防するための方法を提供する。一部の実施形態では、本開示は、系においてWNT経路の活性化を低減または予防するための方法であって、系に、有効量の提供される薬剤を投与または送達するステップを含む、方法を提供する。
一部の実施形態では、系は、in vitroである。一部の実施形態では、系は、ex vivoである。一部の実施形態では、系は、in vivoである。一部の実施形態では、系は、細胞であるか、またはそれを含む。一部の実施形態では、系は、組織であるか、またはそれを含む。一部の実施形態では、系は、器官であるか、またはそれを含む。一部の実施形態では、系は、生物であるか、またはそれを含む。一部の実施形態では、系は、動物である。一部の実施形態では、系は、ヒトである。一部の実施形態では、系は、状態、障害、または疾患と関連する細胞、組織、または器官であるか、またはそれを含む。一部の実施形態では、系は、がん細胞であるか、またはそれを含む。
一部の実施形態では、本開示は、状態、障害、または疾患を予防するための方法を提供する。一部の実施形態では、本開示は、状態、障害、または疾患の危険性を低減するための方法を提供する。一部の実施形態では、本開示は、状態、障害、または疾患を予防するための方法であって、それに易罹患性である対象に、有効量の本開示の薬剤を投与または送達するステップを含む、方法を提供する。一部の実施形態では、本開示は、状態、障害、または疾患の危険性を低減するための方法であって、それに易罹患性である対象に、有効量の本開示の薬剤を投与または送達するステップを含む、方法を提供する。一部の実施形態では、本開示は、集団において状態、障害、または疾患の危険性を低減するための方法であって、それに易罹患性である対象の集団に、有効量の本開示の薬剤を投与または送達するステップを含む、方法を提供する。一部の実施形態では、本開示は、状態、障害、または疾患を処置するための方法を提供する。一部の実施形態では、本開示は、状態、障害、または疾患を処置するための方法であって、それに罹患している対象に、有効量の本開示の薬剤を投与または送達するステップを含む、方法を提供する。一部の実施形態では、症状は、低減、除去、または予防される。一部の実施形態では、状態、障害、または疾患を評価するための1つまたは複数のパラメーターが、改善される。一部の実施形態では、対象の生存期間が、延長される。当業者には理解されるように、一部の実施形態では、予防、危険性の低減、および/または処置の作用は、臨床試験を通じて評価され得、対象集団において観察され得る。一部の実施形態では、状態、障害、または疾患は、がんである。一部の実施形態では、状態、障害、または疾患は、ベータ-カテニンと関連する。一部の実施形態では、状態、障害、または疾患は、ベータ-カテニンのTCFとの相互作用と関連する。一部の実施形態では、状態、障害、または疾患は、膀胱がんである。一部の実施形態では、状態、障害、または疾患は、子宮内膜がんである。一部の実施形態では、状態、障害、または疾患は、副腎皮質癌である。一部の実施形態では、状態、障害、または疾患は、胃がんである。一部の実施形態では、状態、障害、または疾患は、肺がんである。一部の実施形態では、状態、障害、または疾患は、黒色腫である。一部の実施形態では、状態、障害、または疾患は、食道がんである。一部の実施形態では、状態、障害、または疾患は、結腸直腸がんである。一部の実施形態では、がんは、肝臓がんである。一部の実施形態では、がんは、前立腺がんである。一部の実施形態では、がんは、乳がんである。一部の実施形態では、がんは、子宮内膜がんである。
一部の実施形態では、薬剤は、そのような薬剤を含むかまたは送達する医薬組成物として投与される。一部の実施形態では、薬剤は、薬学的に許容される塩形態で提供および/または送達される。一部の実施形態では、組成物(例えば、ある特定のpHの液体組成物)において、薬剤は、様々な薬学的に許容される塩形態を含む、様々な形態で存在し得る。
一部の実施形態では、提供される薬剤は、第2の治療法と組み合わせて利用される。一部の実施形態では、提供される薬剤は、第2の治療剤と組み合わせて利用される。一部の実施形態では、第2の治療法または治療剤は、提供される薬剤の投与または送達の前に投与される。一部の実施形態では、第2の治療法または治療剤は、提供される薬剤の投与または送達とほぼ同時に投与される。一部の実施形態では、第2の治療法または治療剤は、提供される薬剤の投与または送達の後に投与される。一部の実施形態では、対象は、提供される薬剤および第2の治療剤の両方に曝露される。一部の実施形態では、対象は、提供される薬剤の治療作用および第2の治療剤の治療作用に曝露される。一部の実施形態では、第2の治療法は、外科手術であるか、またはそれを含む。一部の実施形態では、第2の治療法は、放射線療法であるか、またはそれを含む。一部の実施形態では、第2の治療法は、免疫療法であるか、またはそれを含む。一部の実施形態では、第2の治療剤は、薬物であるか、またはそれを含む。一部の実施形態では、第2の治療剤は、がん薬物であるか、またはそれを含む。一部の実施形態では、第2の治療剤は、化学療法剤であるか、またはそれを含む。一部の実施形態では、第2の治療剤は、ホルモン療法剤であるか、またはそれを含む。一部の実施形態では、第2の治療剤は、キナーゼ阻害剤であるか、またはそれを含む。一部の実施形態では、第2の治療剤は、チェックポイント阻害剤(例えば、PD1-、PD-L1、CTLA-4などに対する抗体)であるか、またはそれを含む。一部の実施形態では、提供される薬剤は、単独で使用される場合と比較して、低い単位用量および/または総用量で投与することができる。一部の実施形態では、第2の薬剤は、単独で使用される場合と比較して、低い単位用量および/または総用量で投与することができる。一部の実施形態では、提供される薬剤および/または第2の治療法もしくは治療剤の投与と関連する1つまたは複数の副作用が、低減される。一部の実施形態では、併用療法は、例えば、それぞれの薬剤が個別に利用される場合と比較して、改善された結果を提供する。一部の実施形態では、併用療法は、例えば、それぞれの薬剤が個別に利用される場合と比較して、1つまたは複数のより良好な結果を達成する。
さらに、本開示のこれらの態様のある特定の実施形態およびその他のものの説明を、以下に提示する。
提供される薬剤は、細胞における遺伝子発現をモジュレートすることができる。本明細書で実証される通り、提供されるペプチドは、アキシン2およびMycなどの種々の核酸の発現を有効に低減させることができる。遺伝子ごとに、左から右へと:I-796、I-849およびI-922。
提供される技術は、PLOD2およびLCORなどの種々のベータ-カテニン非依存的WNT標的遺伝子を含む種々のベータ-カテニン非依存的遺伝子の発現に有意に影響しない。遺伝子ごとに、左から右へと:I-796、I-849およびI-922。
提供される技術は、発現を有効にモジュレートすることができる。レポーターアッセイ(I-849:四角;I-922:三角)において示される通り、提供されるペプチドは、対照ペプチドI-796(丸)と比較して、発現を有効に低減させることができる。
ある特定の実施形態の詳細な説明
定義
本明細書で使用される場合、別段の指定のない限り、以下の定義が適用されるものとする。本開示の目的に関して、化学元素は、Periodic Table of the Elements, CAS version, Handbook of Chemistry and Physics, 75th Edに従って識別される。さらに、有機化学の一般原則は、“Organic Chemistry”, Thomas Sorrell, University Science Books, Sausalito: 1999、および“March’s Advanced Organic Chemistry”, 5th Ed., Ed.: Smith, M.B. and March, J., John Wiley & Sons, New York: 2001に記載されている。
投与:本明細書で使用される場合、「投与」という用語は、典型的には、対象または系への組成物の投与を指す。適切な状況において対象、例えばヒトへの投与のために利用することができる種々の経路が当業者には認識されよう。例えば、一部の実施形態では、投与は、眼内、経口、非経口、局所などであり得る。一部の特定の実施形態では、投与は、気管支(例えば、気管支内滴下注入によるもの)、頬側、皮膚(例えば、真皮への外用、皮内、皮膚間、経皮などのうちの1つまたは複数であり得るかまたはそれを含み得る)、経腸、動脈内、皮内、胃内、髄内、筋肉内、鼻腔内、腹腔内、髄腔内、静脈内、脳室内、特定の器官内(例えば、肝内)、粘膜、経鼻、経口、直腸内、皮下、舌下、局所、気管(例えば、気管内滴下注入によるもの)、膣内、硝子体内などであり得る。一部の実施形態では、投与は、断続的な投薬(例えば、時間的に隔てられた複数回の投薬)および/または周期的な投薬(例えば、共通の期間で隔てられた個々の投薬)を伴い得る。一部の実施形態では、投与は、少なくとも選択された期間にわたる連続した投薬(例えば、灌流)を伴い得る。
親和性:当技術分野で公知の通り、「親和性」は、特定のリガンド(例えば、薬剤)のそのパートナー(例えば、ベータ-カテニンまたはその一部)との結合の密接さの評価基準である。親和性は、異なるやり方で測定することができる。一部の実施形態では、親和性を定量的アッセイによって測定する。一部のそのような実施形態では、生理的条件を模倣するために、結合パートナーの濃度をリガンドの濃度よりも過剰になるように固定することができる。その代わりにまたはそれに加えて、一部の実施形態では、結合パートナーの濃度および/またはリガンドの濃度を変動させることができる。一部のそのような実施形態では、親和性を、同等の条件(例えば、濃度)下での参照と比較することができる。
薬剤:一般に、「薬剤」という用語は、本明細書で使用される場合、例えば、ポリペプチド、核酸、糖類、脂質、小分子、金属、またはこれらの組合せもしくは複合体を含めた任意の化学的クラスの化合物または実体を指すように使用され得る。適切な状況では、文脈から当業者には明らかになる通り、この用語は、細胞または生物体、またはこれらの画分、抽出物、もしくは構成成分であるかまたはそれを含む実体を指すように利用され得る。その代わりにまたはそれに加えて、文脈から明らかになる通り、この用語は、天然において見いだされるおよび/または天然から得られる天然物を指すように使用され得る。一部の場合では、重ねて、文脈から明らかになる通り、この用語は、設計された、操作された、および/もしくは人間の手による行為を通じて作製された、および/または天然には見いだされないという点で人造物である1つまたは複数の実体を指すように使用され得る。一部の実施形態では、薬剤を単離されたまたは純粋な形態で利用することができる;一部の実施形態では、薬剤を粗製物の形態で利用することができる。一部の実施形態では、潜在的な薬剤は、例えば、スクリーニングして、その中の活性薬剤を同定するまたは特徴付けることができる、集合またはライブラリーとして提供され得る。一部の場合では、「薬剤」という用語は、ポリマーであるかまたはそれを含む化合物または実体を指し得る;一部の場合では、この用語は、1つまたは複数のポリマー部分を含む化合物または実体を指し得る。一部の実施形態では、「薬剤」という用語は、ポリマーではない、ならびに/または、いかなるポリマーおよび/もしくは1つもしくは複数の特定のポリマー部分も実質的に含まない、化合物または実体を指し得る。一部の実施形態では、この用語は、いかなるポリマー部分も欠くまたは実質的に含まない化合物または実体を指し得る。一部の実施形態では、薬剤は、化合物である。一部の実施形態では、薬剤は、ステープルペプチドである。
脂肪族:本明細書で使用される場合、「脂肪族」とは、完全飽和であるかもしくは1つもしくは複数の不飽和単位を含有する直鎖(すなわち、非分岐鎖)もしくは分岐鎖、置換もしくは非置換の炭化水素鎖、または、完全飽和もしくは1つもしくは複数の不飽和単位を含有する置換もしくは非置換の単環式、二環式、もしくは多環式炭化水素環(しかし芳香族ではない)、またはこれらの組合せを意味する。一部の実施形態では、脂肪族基は、1~50個の脂肪族炭素原子を含有する。一部の実施形態では、脂肪族基は、1~20個の脂肪族炭素原子を含有する。他の実施形態では、脂肪族基は、1~10個の脂肪族炭素原子を含有する。他の実施形態では、脂肪族基は、1~9個の脂肪族炭素原子を含有する。他の実施形態では、脂肪族基は、1~8個の脂肪族炭素原子を含有する。他の実施形態では、脂肪族基は、1~7個の脂肪族炭素原子を含有する。他の実施形態では、脂肪族基は、1~6個の脂肪族炭素原子を含有する。さらに他の実施形態では、脂肪族基は、1~5個の脂肪族炭素原子を含有し、さらに他の実施形態では、脂肪族基は、1、2、3、または4個の脂肪族炭素原子を含有する。好適な脂肪族基としては、これだけに限定されないが、直鎖または分岐鎖、置換または非置換のアルキル、アルケニル、アルキニル基およびこれらのハイブリッド、例えば、(シクロアルキル)アルキル、(シクロアルケニル)アルキルまたは(シクロアルキル)アルケニルなどが挙げられる。
アルケニル:本明細書で使用される場合、「アルケニル」という用語は、1つまたは複数の二重結合を有する、本明細書で定義される脂肪族基を指す。
アルキル:本明細書で使用される場合、「アルキル」という用語には、当技術分野におけるその通常の意味が与えられ、直鎖アルキル基、分岐鎖アルキル基、シクロアルキル(脂環族)基、アルキル置換シクロアルキル基、およびシクロアルキル置換アルキル基を含めた飽和脂肪族基が含まれ得る。一部の実施形態では、アルキルは、1~100個の炭素原子を有する。ある特定の実施形態では、直鎖または分岐鎖アルキルは、骨格内に約1~20個の炭素原子を有する(例えば、直鎖についてはC~C20、分岐鎖についてはC~C20)、あるいは、約1~10個の炭素原子を有する。一部の実施形態では、シクロアルキル環は、単環式、二環式、または多環式である環構造内に約3~10個の炭素原子を有する、あるいは、環構造内に約5、6または7個の炭素を有する。一部の実施形態では、アルキル基は、低級アルキル基であり得、低級アルキル基は、1~4個の炭素原子を含む(例えば、直鎖低級アルキルについてはC~C)。
アルキレン:「アルキレン」という用語は、二価アルキル基を指す。
アミノ酸:その最も広範な意味で、本明細書で使用される場合、例えば1つまたは複数のペプチド結合の形成によってポリペプチド鎖に組み入れることができる、任意の化合物および/または物質を指す。一部の実施形態では、アミノ酸はアミノ基およびカルボン酸基を含む。一部の実施形態では、アミノ酸は、NH(Ra1)-La1-C(Ra2)(Ra3)-La2-COOHの構造を有し、式中、それぞれの変数は、独立して、本開示に記載されている通りである。一部の実施形態では、アミノ酸は、一般構造NH(R’)-C(R’)-COOHを有し、式中、それぞれのR’は、独立して、本開示に記載されている通りである。一部の実施形態では、アミノ酸は、一般構造HN-C(R’)-COOHを有し、式中、R’は、本開示に記載されている通りである。一部の実施形態では、アミノ酸は、一般構造HN-C(H)(R’)-COOHを有し、式中、R’は、本開示に記載されている通りである。一部の実施形態では、アミノ酸は、天然に存在するアミノ酸である。一部の実施形態では、アミノ酸は、非天然アミノ酸である;一部の実施形態では、アミノ酸は、D-アミノ酸である;一部の実施形態では、アミノ酸は、L-アミノ酸である。「標準アミノ酸」は、天然に存在するペプチドに見いだされる一般に見いだされる20種の標準L-アミノ酸のいずれかを指す。「非標準アミノ酸」は、合成により調製されたものであるかまたは天然の供給源から得たものであるかにかかわらず、標準アミノ酸以外の任意のアミノ酸を指す。一部の実施形態では、ポリペプチドのカルボキシ末端および/またはアミノ末端アミノ酸を含めたアミノ酸は、上記の一般構造と比較して構造的修飾を含有し得る。例えば、一部の実施形態では、アミノ酸は、一般構造と比較して、メチル化、アミド化、アセチル化、ペグ化、グリコシル化、リン酸化、および/または置換(例えば、アミノ基、カルボン酸基、1つもしくは複数のプロトン、1つもしくは複数の水素、および/またはヒドロキシル基に対するもの)によって修飾されていてよい。一部の実施形態では、そのような修飾は、例えば、修飾されたアミノ酸を含有するポリペプチドの循環半減期を、他の点では同一である修飾されていないアミノ酸を含有するポリペプチドと比較して変更するものであり得る。一部の実施形態では、そのような修飾は、修飾されたアミノ酸を含有するポリペプチドの関連性のある活性を、他の点では同一である修飾されていないアミノ酸を含有するポリペプチドと比較して著しくは変更しないものである。文脈から明らかになる通り、一部の実施形態では、「アミノ酸」という用語は、遊離アミノ酸を指すように使用され得る;一部の実施形態では、この用語は、ポリペプチドのアミノ酸残基を指すように使用され得る。
類似体:本明細書で使用される場合、「類似体」という用語は、1つまたは複数の特定の構造的な特色、要素、構成成分、または部分を参照物質と共有する物質を指す。典型的には、「類似体」は、参照物質との著しい構造的類似性を示し、例えば、コアまたはコンセンサス構造を共有するが、ある特定の別個の点では異なる。一部の実施形態では、類似体は、参照物質から、例えば、参照物質を化学的に操作することによって生成することができる物質である。一部の実施形態では、類似体は、参照物質を生成するものと実質的に同様の(例えば、それと複数のステップを共有する)合成プロセスを実施することによって生成することができる物質である。一部の実施形態では、類似体を、参照物質を生成するために使用されるものとは異なる合成プロセスを実施することによって生成するかまたは生成することができる。
動物:本明細書で使用される場合は、動物界の任意のメンバーを指す。一部の実施形態では、「動物」は、いずれかの性別であり、任意の発生段階にあるヒトを指す。一部の実施形態では、「動物」は、任意の発生段階にある非ヒト動物を指す。ある特定の実施形態では、非ヒト動物は、哺乳動物(例えば、齧歯類、マウス、ラット、ウサギ、サル、イヌ、ネコ、ヒツジ、ウシ、霊長類、および/またはブタ)である。一部の実施形態では、動物には、これだけに限定されないが、哺乳動物、鳥類、爬虫類、両生類、魚、昆虫、および/または蠕虫が含まれる。一部の実施形態では、動物は、トランスジェニック動物、遺伝子操作された動物、および/またはクローンであり得る。
およそ:本明細書で使用される場合、「およそ」または「約」という用語は、目的の1つまたは複数の値に適用される場合、明示された参照値と同様の値を指す。ある特定の実施形態では、「およそ」または「約」という用語は、別段の指定のない限り、または文脈からそうでないことが明らかでない限り(そのような数が可能性のある値の100%を超える場合を除く)、明示された参照値の、いずれかの方向(参照値よりも大きいまたは参照値よりも小さい)に、25%、20%、19%、18%、17%、16%、15%、14%、13%、12%、11%、10%、9%、8%、7%、6%、5%、4%、3%、2%、1%、またはそれ未満の%以内に入る値の範囲を指す。
アリール:「アリール」という用語は、単独でまたは「アラルキル」、「アラルコキシ」、「アリールオキシアルキル」などにおいてなどより大きな部分の一部として使用され、合計5~30個の環メンバーを有する単環式、二環式または多環式環系を指し、ここで、系内の少なくとも1つの環は、芳香族である。一部の実施形態では、アリール基は、合計5~14個の環メンバーを有する単環式、二環式または多環式環系であり、ここで、系内の少なくとも1つの環は、芳香族であり、系内のそれぞれの環は、3~7個の環メンバーを含有する。一部の実施形態では、アリール基は、ビアリール基である。「アリール」という用語は、「アリール環」という用語と互換的に使用され得る。本開示のある特定の実施形態では、「アリール」は、これだけに限定されないが、1つまたは複数の置換基を有し得る、フェニル、ビフェニル、ナフチル、ビナフチル、アントラシルなどを含めた芳香族の環系を指す。一部の実施形態では、芳香族の環が、1つまたは複数の非芳香族環、例えば、インダニル、フタルイミジル、ナフチミジル(naphthimidyl)、フェナントリジニル、またはテトラヒドロナフチルなどと融合した基も、本明細書で使用される場合、「アリール」という用語の範囲内に含まれ、ここで、ラジカルまたは結合点はアリール環上にある。
と関連する:この用語が本明細書において使用される場合、2つの事象または実体は、一方の存在、レベルおよび/または形態が他方の存在、レベルおよび/または形態と相関する場合、互いに「関連する」。例えば、特定の実体(例えば、核酸(例えば、ゲノムDNA、転写物、mRNAなど)、ポリペプチド、遺伝子シグネチャー、代謝産物、微生物など)は、その存在、レベルおよび/または形態が、疾患、障害、または状態の発生率および/または易罹患性と相関する(例えば、関連性のある集団にわたって)場合、その特定の疾患、障害、または状態と関連するとみなされる。
結合:「結合」という用語は、本明細書で使用される場合、典型的には、薬剤(2つまたは2つよりも多く)の間の非共有結合性の会合を指すことが理解されよう。本明細書の多くの実施形態では、結合は、特定の薬剤およびベータ-カテニンに関して扱われる。そのような結合は、種々の状況のいずれにおいても評価することができることが当業者には理解されよう。一部の実施形態では、結合を、ベータ-カテニンに関して評価する。一部の実施形態では、結合を、ベータ-カテニンの1つまたは複数のアミノ酸残基に関して評価する。一部の実施形態では、結合を、ベータ-カテニンのアミノ酸残基に対応する(例えば、三次元空間において同様に位置する、ならびに/または、ある特定の同様の特性および/もしくは機能を有する)1つまたは複数のアミノ酸残基に関して評価する。
結合部位:「結合部位」という用語は、本明細書で使用される場合、3次元空間で形成される、標的ポリペプチドの相互作用残基の1つまたは複数または全てを含む、標的ポリペプチドの領域を指す。一部の実施形態では、「結合部位」は、標的ポリペプチドの相互作用アミノ酸残基の1つまたは複数または全てを含むか、またはそれである、1つまたは複数のアミノ酸残基を指し得る。当業者には理解される通り、結合部位は、直鎖上で互いに隣接する残基、および/または、直鎖上では互いに遠位であるが、標的ポリペプチドがフォールディングされると3次元空間において互いに近づく残基を含み得る。結合部位は、アミノ酸残基および/または糖類残基を含み得る。
担体:本明細書で使用される場合、組成物がそれと共に投与される、希釈剤、アジュバント、賦形剤、またはビヒクルを指す。一部の例示的な実施形態では、担体は、滅菌された液体、例えば、水、および、石油、動物、野菜または合成起源の油、例えば、ピーナッツ油、ダイズ油、鉱油、ゴマ油などを含めた油などを含み得る。一部の実施形態では、担体は、1つまたは複数の固体構成成分であるか、またはそれを含む。
同等の:本明細書で使用される場合、「同等の」という用語は、互いに同一でなくてよいが、それらの間での比較が可能であり、したがって、観察された差異または類似性に基づいて結論を合理的に引き出すことができると当業者に理解されるのに十分に類似した2つまたはそれよりも多くの薬剤、実体、状況、条件のセットなどを指す。一部の実施形態では、同等の条件、状況、個体、または集団のセットは、複数の実質的に同一の特色および1つまたは少数の変動する特色を特徴とする。任意の所与の状況において、2つまたはそれよりも多くのそのような薬剤、実体、状況、条件のセットなどが同等とみなされるためにどの程度の同一性が必要であるかは、状況により当業者には理解されよう。例えば、状況、個体、または集団のセットは、異なる状況、個体、または集団のセットの下でまたはそれを用いて得られた結果または観察された現象の差異が、変動するそれらの特色の変動によって引き起こされるかまたはそれを示すという合理的な結論が保証されるのに十分な数および型の実質的に同一の特色を特徴とする場合、互いに同等であることが当業者には理解されよう。
組成物:「組成物」という用語は、1つまたは複数の指定の構成成分を含む別個の物理的実体を指すように使用され得ることが当業者には理解されよう。一般に、別段の指定がない限り、組成物は、任意の形態、例えば、気体、ゲル、液体、固体などであり得る。
脂環族:「脂環族」という用語は、本明細書で使用される場合、例えば、3個から30個までのメンバーを有する飽和または部分不飽和の脂肪族単環式、二環式、または多環式環系を指し、ここで、脂肪族環系は、必要に応じて置換されている。脂環族基としては、限定することなく、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロペンテニル、シクロヘキシル、シクロヘキセニル、シクロヘプチル、シクロヘプテニル、シクロオクチル、シクロオクテニル、ノルボルニル、アダマンチル、およびシクロオクタジエニルが挙げられる。一部の実施形態では、シクロアルキルは、3~6個の炭素を有する。「脂環族」という用語は、1つまたは複数の芳香族または非芳香族環、例えば、デカヒトロナフチルまたはテトラヒドロナフチルなどと融合した脂肪族環も含み得、ここで、ラジカルまたは結合点は脂肪族環上にある。一部の実施形態では、炭素環式基は、二環式である。一部の実施形態では、炭素環式基は、三環式である。一部の実施形態では、炭素環式基は、多環式である。一部の実施形態では、「脂環族」(または「炭素環式」または「シクロアルキル」)は、単環式C~C炭化水素、または、完全飽和であるかもしくは1つもしくは複数の不飽和単位を含有するが芳香族ではないC~C10二環式炭化水素、または、完全飽和であるかもしくは1つもしくは複数の不飽和単位を含むが芳香族ではないC~C16三環式炭化水素を指す。
誘導体:本明細書で使用される場合、「誘導体」という用語は、参照物質の構造類似体を指す。すなわち、「誘導体」は、参照物質との著しい構造的類似性を示し、例えば、コアまたはコンセンサス構造を共有するが、ある特定の別個の点では異なる物質である。一部の実施形態では、誘導体は、参照物質から化学的操作によって生成することができる物質である。一部の実施形態では、誘導体は、参照物質を生成するものと実質的に同様の(例えば、それと複数のステップを共有する)合成プロセスを実施することによって生成することができる物質である。
剤形または単位剤形:「剤形」という用語は、対象に投与するための活性薬剤(例えば、治療剤または診断剤)の物理的に別個の単位を指すように使用され得ることが当業者には理解されよう。典型的には、それぞれのそのような単位は、所定の数量の活性薬剤を含有する。一部の実施形態では、そのような数量は、関連性のある集団に投与した場合に(すなわち、治療的投薬レジメンを用いて)所望のまたは有益なアウトカムと相関することが決定された投薬レジメンに従って投与するために適した単位投薬量(またはその画分全体)である。特定の対象に投与される治療用組成物または薬剤の総量は、1人または複数人の担当医によって決定され、複数の剤形の投与を含み得ることが当業者には理解される。
投薬レジメン:「投薬レジメン」という用語は、対象に、典型的には期間を隔てて個別に投与される単位用量のセット(典型的には1つよりも多く)を指すように使用され得ることが当業者には理解されよう。一部の実施形態では、所与の治療剤には推奨される投薬レジメンがあり、それには、1回または複数回の投薬が含まれ得る。一部の実施形態では、投薬レジメンには複数回の投薬が含まれ、そのそれぞれが他の投薬と時間が隔てられる。一部の実施形態では、個々の投薬は、互いに同じ長さの期間によって隔てられる;一部の実施形態では、投薬レジメンには複数回の投薬が含まれ、個々の投薬が少なくとも2つの異なる期間によって隔てられる。一部の実施形態では、投薬レジメン内の全ての投薬が同じ単位用量で行われる。一部の実施形態では、投薬レジメン内の異なる投薬は、異なる量で行われる。一部の実施形態では、投薬レジメンには、第1の投与量での第1の投薬、その後、第1の投与量とは異なる第2の投与量での1回または複数回の追加的な投薬が含まれる。一部の実施形態では、投薬レジメンには、第1の投与量での第1の投薬、その後、第1の投与量と同じ第2の投与量での1回または複数回の追加的な投薬が含まれる。一部の実施形態では、投薬レジメンは、関連性のある集団にわたって投与した場合に所望のまたは有益なアウトカムと相関するものである(すなわち、治療的投薬レジメンである)。
操作された:一般に、「操作された」という用語は、人間の手によって操作された態様を指す。例えば、一部の実施形態では、ペプチドは、そのアミノ酸配列が人間によって選択されたものである場合、操作されたものとみなされ得る。例えば、操作された薬剤は、タンパク質間相互作用の特定の部位における対応するアミノ酸についての選好に基づいて選択されたアミノ酸配列を有する。一部の実施形態では、操作された配列は、ベータ-カテニンのTCF部位に結合する、NCBIデータベースに含まれるポリペプチドのアミノ酸配列とは異なるアミノ酸配列を有する。多くの実施形態では、提供される薬剤は、操作された薬剤である。一部の実施形態では、操作された薬剤は、非天然アミノ酸残基、非天然アミノ酸配列、および/またはペプチドステープルを含むペプチド薬剤である。一部の実施形態では、提供される薬剤は、操作された配列を含む操作されたペプチド薬剤を含むか、またはそれである。
ハロゲン:「ハロゲン」という用語は、F、Cl、Br、またはIを意味する。
ヘテロ脂肪族:「ヘテロ脂肪族」という用語には、当技術分野におけるその通常の意味が与えられ、1つまたは複数の炭素原子が1つまたは複数のヘテロ原子(例えば、酸素、窒素、硫黄、ケイ素、リンなど)で置き換えられた、本明細書に記載の脂肪族基を指す。
ヘテロアルキル:「ヘテロアルキル」という用語には、当技術分野におけるその通常の意味が与えられ、1つまたは複数の炭素原子がヘテロ原子(例えば、酸素、窒素、硫黄、ケイ素、リンなど)で置き換えられた、本明細書に記載のアルキル基を指す。ヘテロアルキル基の例としては、これだけに限定されないが、アルコキシ、ポリ(エチレングリコール)-、アルキル-置換アミノ、テトラヒドロフラニル、ピペリジニル、モルホリニルなどが挙げられる。
ヘテロアリール:「ヘテロアリール」および「ヘテロア-(heteroar-)」という用語は、単独でまたはより大きな部分、例えば、「ヘテロアラルキル」または「ヘテロアラルコキシ」の一部として使用され、例えば、合計5~30個、例えば、5、6、9、10、14個などの環メンバーを有する単環式、二環式または多環式環系を指し、ここで、系内の少なくとも1つの環は、芳香族であり、少なくとも1つの芳香族の環原子は、ヘテロ原子である。一部の実施形態では、ヘテロ原子は、窒素、酸素または硫黄である。一部の実施形態では、ヘテロアリール基は、5~10個の環原子を有する基であり(すなわち、単環式、二環式または多環式)、一部の実施形態では、5、6、9、または10個の環原子を有する基である。一部の実施形態では、ヘテロアリール基は、6、10、または14個のπ電子を環状配列で共有し、炭素原子に加えて、1~5個のヘテロ原子を有する。ヘテロアリール基としては、限定することなく、チエニル、フラニル、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、オキサジアゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、チアジアゾリル、ピリジル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、インドリジニル、プリニル、ナフチリジニル、およびプテリジニルが挙げられる。一部の実施形態では、ヘテロアリールは、ビピリジルなどのヘテロビアリール基である。「ヘテロアリール」および「ヘテロア-(heteroar-)」という用語は、本明細書で使用される場合、複素芳香族環が1つまたは複数のアリール、脂環族またはヘテロシクリル環と融合した基も含み、ここで、ラジカルまたは結合点は複素芳香族環上にある。非限定的な例としては、インドリル、イソインドリル、ベンゾチエニル、ベンゾフラニル、ジベンゾフラニル、インダゾリル、ベンズイミダゾリル、ベンゾチアゾリル、キノリル、イソキノリル、シンノリニル、フタラジニル、キナゾリニル、キノキサリニル、4H-キノリジニル、カルバゾリル、アクリジニル、フェナジニル、フェノチアジニル、フェノキサジニル、テトラヒドロキノリニル、テトラヒドロイソキノリニル、およびピリド[2,3-b]-1,4-オキサジン-3(4H)-オンが挙げられる。ヘテロアリール基は、単環式、二環式または多環式であり得る。「ヘテロアリール」という用語は、「ヘテロアリール環」、「ヘテロアリール基」または「複素芳香族」という用語と互換的に使用され得、これらの用語はいずれも、必要に応じて置換された環を包含する。「ヘテロアラルキル」という用語は、ヘテロアリール基によって置換されたアルキル基を指し、ここで、アルキルおよびヘテロアリール部分は、独立して、必要に応じて置換されている。
ヘテロ原子:「ヘテロ原子」という用語は、炭素でもなく水素でもない原子を意味する。一部の実施形態では、ヘテロ原子は、酸素、硫黄、窒素、リン、ホウ素またはケイ素(窒素、硫黄、リン、またはケイ素の任意の酸化形態;複素環の任意の塩基性窒素または置換可能な窒素(例えば、3,4-ジヒドロ-2H-ピロリルにおけるものなどのN)、NH(ピロリジニルにおけるものなど)またはNR(N置換ピロリジニルにおけるものなど)の四級化形態;などを含む)である。一部の実施形態では、ヘテロ原子は、ホウ素、窒素、酸素、ケイ素、硫黄、またはリンである。一部の実施形態では、ヘテロ原子は、窒素、酸素、ケイ素、硫黄、またはリンである。一部の実施形態では、ヘテロ原子は、窒素、酸素、硫黄、またはリンである。一部の実施形態では、ヘテロ原子は、窒素、酸素または硫黄である。
ヘテロシクリル:本明細書で使用される場合、「複素環」、「ヘテロシクリル」、「複素環ラジカル」および「複素環」という用語は、互換的に使用され、飽和または部分不飽和であり、1つまたは複数のヘテロ原子環原子を有する単環式、二環式または多環式環部分(例えば、3~30員)を指す。一部の実施形態では、ヘテロ原子は、ホウ素、窒素、酸素、ケイ素、硫黄、またはリンである。一部の実施形態では、ヘテロ原子は、窒素、酸素、ケイ素、硫黄、またはリンである。一部の実施形態では、ヘテロ原子は、窒素、酸素、硫黄、またはリンである。一部の実施形態では、ヘテロ原子は、窒素、酸素または硫黄である。一部の実施形態では、ヘテロシクリル基は、飽和または部分不飽和であり、炭素原子に加えて、1つまたは複数、好ましくは1~4個の、上で定義されたヘテロ原子を有する、安定な5~7員の単環式または7~10員二環式複素環式部分である。複素環の環原子に関して使用される場合、「窒素」という用語は、置換された窒素を包含する。例として、酸素、硫黄または窒素から選択される0~3個のヘテロ原子を有する飽和または部分不飽和の環において、窒素は、N(3,4-ジヒドロ-2H-ピロリルにおけるものなど)、NH(ピロリジニルにおけるものなど)、またはNR(N置換ピロリジニルにおけるものなど)であり得る。複素環は、安定な構造をもたらす任意のヘテロ原子または炭素原子においてペンダント基と結合していてよく、環原子のいずれかは必要に応じて置換されていてよい。そのような飽和または部分不飽和の複素環式ラジカルの例としては、限定することなく、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロチエニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピロリニル、テトラヒドロキノリニル、テトラヒドロイソキノリニル、デカヒドロキノリニル、オキサゾリジニル、ピペラジニル、ジオキサニル、ジオキソールアニル、ジアゼピニル、オキサゼピニル、チアゼピニル、モルホリニル、およびキヌクリジニルが挙げられる。「複素環」、「ヘテロシクリル」、「ヘテロシクリル環」、「複素環式基」、「複素環式部分」および「複素環ラジカル」という用語は、本明細書では互換的に使用され、ヘテロシクリル環が1つまたは複数のアリール、ヘテロアリール、または脂環族環、例えば、インドリニル、3H-インドリル、クロマニル、フェナントリジニル、またはテトラヒドロキノリニルなどと融合した基も包含し、ここで、ラジカルまたは結合点は、ヘテロ脂肪族環上にある。ヘテロシクリル基は、単環式、二環式または多環式であり得る。「ヘテロシクリルアルキル」という用語は、ヘテロシクリルによって置換されたアルキル基を指し、ここで、アルキルおよびヘテロシクリル部分は、独立して、必要に応じて置換されている。
相同性:本明細書で使用される場合、「相同性」という用語は、ポリマー分子間、例えば、核酸分子(例えば、DNA分子および/もしくはRNA分子)間ならびに/またはポリペプチド分子間の全体的な関連性を指す。一部の実施形態では、ポリマー分子は、それらの配列が、少なくとも25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、または99%同一である場合、互いに「相同」であるとみなされる。一部の実施形態では、ポリマー分子は、それらの配列が、少なくとも25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、または99%同様である(例えば、対応する位置に、関連する化学的特性を有する残基を含有する)場合に、互いに「相同」であるとみなされる。例えば、当業者には周知である通り、ある特定のアミノ酸は、典型的には、「疎水性」もしくは「親水性」アミノ酸として、および/または「極性」もしくは「非極性」側鎖を有するとして、互いに同様であると分類される。1つのアミノ酸での同じ型の別のアミノ酸の置換は、多くの場合、「相同」な置換とみなされ得る。典型的なアミノ酸カテゴリー化を以下に要約する(hydrophobicity scale of Kyte and Doolittle, 1982: A simple method for displaying the hydropathic character of a protein. J. Mol. Biol. 157: 105-132):
Figure 2023535026000002

Figure 2023535026000003
当業者には理解される通り、配列の相同性の程度を決定するために配列を比較することを可能にする種々のアルゴリズムが利用可能であり、それらには、異なる配列内のいずれの残基が互いに「対応する」かを考慮する場合に、1つの配列内に別の配列と比べて指定の長さのギャップを許容することによるものが含まれる。2つの核酸配列間のパーセント相同性の算出は、例えば、2つの配列を最適な比較のためにアラインメントすることによって実施することができる(例えば、比較のために、最適なアラインメントのために第1の核酸配列および第2の核酸配列の一方または両方にギャップを導入することができ、対応しない配列を無視することができる)。ある特定の実施形態では、比較のためにアラインメントされた配列の長さは、参照配列の長さの少なくとも30%、少なくとも40%、少なくとも50%、少なくとも60%、少なくとも70%、少なくとも80%、少なくとも90%、少なくとも95%、または実質的に100%である。次いで、対応するヌクレオチド位置のヌクレオチドを比較する。第1の配列内のある位置が第2の配列内の対応する位置と同じヌクレオチドに占められている場合、それらの分子は、その位置において同一である;第1の配列内のある位置が第2の配列内の対応する位置と同様のヌクレオチドで占められている場合、それらの分子は、その位置において同様である。2つの配列間のパーセント相同性は、2つの配列を最適にアラインメントするために導入する必要があったギャップの数およびそれぞれのギャップの長さを考慮に入れた、それらの配列が共有する同一の位置および同様の位置の数の関数である。2つのヌクレオチド配列間のパーセント相同性の決定において有用な代表的なアルゴリズムおよびコンピュータプログラムとしては、例えば、PAM120重み付け残基表(weight residue table)、ギャップ長ペナルティ(gap length penalty)12およびギャップペナルティ(gap penalty)4を使用する、ALIGNプログラム(バージョン2.0)に組み入れられたMeyersおよびMillerのアルゴリズム(CABIOS, 1989, 4: 11-17)が挙げられる。あるいは、例えばGCGソフトウェアパッケージのGAPプログラムをNWSgapdna.CMP行列を使用して使用することで2つのヌクレオチド配列間のパーセント相同性を決定することができる。
相互作用残基:「相互作用残基」、「相互作用モチーフ」という用語は、本明細書で使用される場合、薬剤に関しては、標的ポリペプチド内の特定の標的残基と相互作用するように設計された、薬剤の残基もしくはモチーフを指すか、または、標的ポリペプチドに関しては、薬剤の特定のモチーフ(例えば、芳香族基、アミノ酸残基など)と相互作用する標的ポリペプチドの残基を指す。具体的には、種々の薬剤の相互作用残基およびモチーフは、同定された標的残基に対して所定の距離(または体積)内の三次元空間にディスプレイされるように(例えば、結合、ドッキングまたは他の相互作用アッセイ時に)、選択され、薬剤内に配置される。多くの実施形態では、相互作用残基は、直接結合性残基である。
「改善(された)(improved)」、「増大(した)(increased)」または「低減(した)(reduced)」:本明細書で使用される場合、これらの用語、または文法上同等の比較用語は、同等の参照測定値と比べた値を示す。例えば、一部の実施形態では、目的の薬剤を用いて達成される評価値は、同等の参照薬剤を用いて得られる評価値と比べて「改善された」ものであり得る。その代わりにまたはそれに加えて、一部の実施形態では、目的の対象または系において達成される評価値は、同じ対象もしくは系において異なる条件下で(例えば、目的の薬剤の投与などの事象の前もしくはその後)、または異なる同等の対象において(例えば、目的の特定の疾患、障害もしくは状態の1つもしくは複数の指標が存在する、もしくは条件もしくは薬剤などに以前曝露した、目的の対象もしくは系と異なる同等の対象もしくは系において)得られる評価値と比べて「改善された」ものであり得る。一部の実施形態では、比較用語は、統計学的に関連性のある差異(例えば、統計学的関連性の達成に十分な広まりおよび/または大きさのもの)を指す。当業者は、所与の状況において、そのような統計的有意性の達成のために必要または十分な差異の程度および/または広まりを認識するまたは容易に決定することができる。
部分不飽和:本明細書で使用される場合、「部分不飽和」という用語は、少なくとも1つの二重結合または三重結合を含む部分を指す。「部分不飽和」という用語は、複数の不飽和部位を有する基を包含することが意図されているが、アリールまたはヘテロアリール部分を包含することは意図されていない。
ペプチド:「ペプチド」という用語は、本明細書で使用される場合、ポリペプチドを指す。一部の実施形態では、ペプチドは、比較的短い、例えば、約100アミノ酸未満、約50アミノ酸未満、約40アミノ酸未満 約30アミノ酸未満、約25アミノ酸未満、約20アミノ酸未満、約15アミノ酸未満、または10アミノ酸未満の長さを有するポリペプチドである。
医薬組成物:本明細書で使用される場合、「医薬組成物」という用語は、活性薬剤が1つまたは複数の薬学的に許容される担体と一緒に製剤化されたものを指す。一部の実施形態では、活性薬剤は、関連性のある集団に投与した場合に所定の治療効果の達成の統計的に有意な確率を示す、治療レジメンにおける投与に適した単位用量で存在する。一部の実施形態では、医薬組成物を、以下に適合させたものを含めた、固体または液体の形態での投与用に特別に製剤化することができる:経口投与、例えば、ドレンチ剤(水溶液もしくは非水溶液もしくは懸濁液)、錠剤、例えば、頬側、舌下、および全身吸収を標的とするもの、ボーラス、散剤、顆粒剤、舌に塗布するためのペースト剤;非経口投与、例えば、例えば、滅菌溶液もしくは懸濁液、もしくは持続放出製剤として、皮下、筋肉内、静脈内または硬膜外注射によるもの;局所適用、例えば、皮膚、肺、または口腔に適用されるクリーム剤、軟膏剤、もしくは制御放出パッチもしくは噴霧剤として;膣内または直腸内、例えば、膣坐薬、クリーム剤、もしくはフォーム剤として;舌下;眼内;経皮;または経鼻、肺内、および他の粘膜表面。
薬学的に許容される:本明細書で使用される場合、「薬学的に許容される」という句は、良好な医学的判断の範囲内に入り、ヒトおよび動物の組織と接触させて使用するために好適であり、過剰な毒性、刺激、アレルギー反応、または他の問題または合併症を伴わず、妥当なベネフィット/リスク比に見合う、化合物、材料、組成物、および/または剤形を指す。
薬学的に許容される担体:本明細書で使用される場合、「薬学的に許容される担体」という用語は、対象の化合物を体の1つの器官または部分から体の別の器官または部分に運搬または輸送する、液体または固体の充填剤、希釈剤、賦形剤、または溶媒封入材料などの薬学的に許容される材料、組成物またはビヒクルを意味する。それぞれの担体は、製剤の他の成分に適合し、患者の害にならないという意味で「許容される」ものでなければならない。薬学的に許容される担体としての機能を果たし得る材料の一部の例として、糖、例えば、ラクトース、グルコースおよびスクロースなど;デンプン、例えば、トウモロコシデンプンおよびジャガイモデンプンなど;セルロース、およびその誘導体、例えば、カルボキシメチルセルロースナトリウム、エチルセルロースおよび酢酸セルロースなど;粉末化トラガント;モルト;ゼラチン;タルク;賦形剤、例えば、カカオバターおよび坐薬ワックスなど;油、例えば、ピーナッツ油、綿実油、ベニバナ油、ゴマ油、オリーブ油、トウモロコシ油およびダイズ油など;グリコール、例えば、プロピレングリコールなど;ポリオール、例えば、グリセリン、ソルビトール、マンニトールおよびポリエチレングリコールなど;エステル、例えば、オレイン酸エチルおよびラウリン酸エチルなど;寒天;緩衝剤、例えば、水酸化マグネシウムおよび水酸化アルミニウムなど;アルギン酸;パイロジェンフリー水;等張性生理食塩水;リンゲル液;エチルアルコール;pH緩衝液;ポリエステル、ポリカーボネートおよび/またはポリ酸無水物;ならびに医薬製剤に使用される他の無毒性の適合する物質が挙げられる。
薬学的に許容される塩:「薬学的に許容される塩」という用語は、本明細書で使用される場合、医薬の文脈において使用するために適した、そのような化合物の塩、すなわち、良好な医学的判断の範囲内に入り、ヒトおよび下等動物の組織と接触させて使用するために好適であり、過度の毒性、刺激、アレルギー反応などを伴わず、妥当なベネフィット/リスク比に見合う、塩を指す。薬学的に許容される塩は周知である。例えば、S. M. Berge, et al., J. Pharmaceutical Sciences, 66: 1-19 (1977)に、薬学的に許容される塩が詳細に記載されている。一部の実施形態では、薬学的に許容される塩として、これだけに限定されないが、塩酸、臭化水素酸、リン酸、硫酸および過塩素酸などの無機酸と、または酢酸、マレイン酸、酒石酸、クエン酸、コハク酸またはマロン酸などの有機酸を用いて、または、イオン交換などの他の公知の方法を使用することによって形成されるアミノ基の塩である、非毒性の酸付加塩が挙げられる。一部の実施形態では、薬学的に許容される塩として、これだけに限定されないが、アジピン酸塩、アルギン酸塩、アスコルビン酸塩、アスパラギン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、安息香酸塩、重硫酸塩、ホウ酸塩、酪酸塩、ショウノウ酸塩、カンファースルホン酸塩、クエン酸塩、シクロペンタンプロピオン酸塩、ジグルコン酸塩、ドデシル硫酸塩、エタンスルホン酸塩、ギ酸塩、フマル酸塩、グルコヘプタン酸塩、グリセロリン酸塩、グルコン酸塩、ヘミ硫酸、ヘプタン酸塩、ヘキサン酸塩、ヨウ化水素酸塩、2-ヒドロキシ-エタンスルホン酸塩、ラクトビオン酸塩、乳酸塩、ラウリン酸塩、ラウリル硫酸塩、リンゴ酸塩、マレイン酸塩、マロン酸塩、メタンスルホン酸塩、2-ナフタレンスルホン酸塩、ニコチン酸塩、硝酸塩、オレイン酸塩、シュウ酸塩、パルミチン酸塩、パモ酸塩、ペクチン酸塩、過硫酸塩、3-フェニルプロピオン酸塩、リン酸塩、ピクリン酸塩、ピバル酸塩、プロピオン酸塩、ステアリン酸塩、コハク酸塩、硫酸塩、酒石酸塩、チオシアン酸塩、p-トルエンスルホン酸塩、ウンデカン酸塩、吉草酸塩などが挙げられる。一部の実施形態では、薬学的に許容される塩として、これだけに限定されないが、提供される化合物の酸性基によって塩基と形成されるものなどの、非毒性の塩基付加塩が挙げられる。代表的なアルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩としては、ナトリウム塩、リチウム塩、カリウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩などが挙げられる。一部の実施形態では、薬学的に許容される塩は、アンモニウム塩(例えば、-N(R) )である。一部の実施形態では、薬学的に許容される塩は、ナトリウム塩である。一部の実施形態では、薬学的に許容される塩には、適切な場合、非毒性のアンモニウム、第四級アンモニウム、および対イオンを使用して形成されるアミンカチオン、例えばハロゲン化物、水酸化物、カルボン酸塩、硫酸塩、リン酸塩、硝酸塩、1~6個の炭素原子を有するアルキル、スルホン酸塩ならびにアリールスルホン酸塩が包含される。
ポリペプチド:本明細書で使用される場合は、アミノ酸の任意のポリマー鎖を指す。一部の実施形態では、ポリペプチドは、天然に存在するアミノ酸配列を有する。一部の実施形態では、ポリペプチドは、天然には存在しないアミノ酸配列を有する。一部の実施形態では、ポリペプチドは、人間の手による行為を通じて設計および/または作製されたという点で操作されたアミノ酸配列を有する。一部の実施形態では、ポリペプチドは、天然アミノ酸、非天然アミノ酸、またはその両方を含み得るかまたはそれからなり得る。一部の実施形態では、ポリペプチドは、天然アミノ酸のみまたは非天然アミノ酸のみを含み得るかまたはそれからなり得る。一部の実施形態では、ポリペプチドは、D-アミノ酸、L-アミノ酸、またはその両方を含み得る。一部の実施形態では、ポリペプチドは、D-アミノ酸のみを含み得る。一部の実施形態では、ポリペプチドは、L-アミノ酸のみを含み得る。一部の実施形態では、ポリペプチドは、例えば、ポリペプチドのN末端において、ポリペプチドのC末端において、またはこれらの任意の組合せにおいて1つまたは複数のアミノ酸側鎖を修飾しているかまたはそれに結合した1つまたは複数のペンダント基または他の修飾を含み得る。一部の実施形態では、そのようなペンダント基または修飾は、組合せを含め、アセチル化、アミド化、脂質付加、メチル化、ペグ化などからなる群から選択することができる。一部の実施形態では、ポリペプチドは、環状であり得る、および/または環状部分を含み得る。一部の実施形態では、ポリペプチドは、環状ではない、および/または環状部分を含まない。一部の実施形態では、ポリペプチドは、直鎖である。一部の実施形態では、ポリペプチドは、ステープルポリペプチドであり得るかまたはそれを含み得る。一部の実施形態では、「ポリペプチド」という用語は、参照ポリペプチド、活性、または構造の名称に付加され得る;そのような場合、この用語は、本明細書では、関連性のある活性または構造を共有し、したがって、ポリペプチドの同じクラスまたはファミリーのメンバーであるとみなすことができるポリペプチドを指すように使用される。それぞれのそのようなクラスについて、アミノ酸配列および/または機能が公知であるクラスの範囲内に入る例示的なポリペプチドが本明細書に提示される、および/または当業者に認識される;一部の実施形態では、そのような例示的なポリペプチドは、ポリペプチドのクラスまたはファミリーの参照ポリペプチドである。一部の実施形態では、ポリペプチドのクラスまたはファミリーのメンバーは、そのクラスの参照ポリペプチドと、一部の実施形態ではそのクラス内の全てのポリペプチドと、著しい配列相同性または同一性を示し、共通の配列モチーフ(例えば、特徴的な配列要素)を共有し、かつ/または共通の活性を共有する(一部の実施形態では、同等のレベルでまたは指定の範囲内で))。例えば、一部の実施形態では、メンバーであるポリペプチドは、少なくとも約30~40%、多くの場合、約50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%を上回るもしくはそれより大きい、参照ポリペプチドとの全体的な配列相同性もしくは同一性の程度を示す、および/または、多くの場合90%を上回る、もしくはさらには95%、96%、97%、98%、もしくは99%である非常に高い配列同一性を示す少なくとも1つの領域(例えば、一部の実施形態では特徴的な配列要素であり得るもしくはそれを含み得る保存された領域)を含む。そのような保存された領域は、通常、少なくとも3~4アミノ酸、および多くの場合、20またはそれよりも多くのアミノ酸に至るまでを包含する;一部の実施形態では、保存された領域は、少なくとも2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15またはそれよりも多くの連続したアミノ酸のひと続きを少なくとも1つ包含する。一部の実施形態では、関連性のあるポリペプチドは、親ポリペプチドの断片を含み得るかまたはそれからなり得る。一部の実施形態では、有用なポリペプチドは、複数の断片を含み得るかまたはそれからなり得、そのそれぞれが、同じ親ポリペプチドでは、目的のポリペプチドにおいて見いだされるものとは異なる互いに対する空間的配置で見いだされ(例えば、親では直接連結している断片が目的のポリペプチドでは空間的に隔てられている可能性があるか、もしくは逆もまた同じである、および/または、断片が目的のポリペプチドでは親と異なる順序で存在し得る)、したがって、目的のポリペプチドは、その親ポリペプチドの誘導体である。
予防するまたは予防:本明細書で使用される場合、疾患、障害、および/または状態の出現に関連して使用される場合、疾患、障害および/もしくは状態が発生するリスクを低減させること、ならびに/または、疾患、障害もしくは状態の1つもしくは複数の特徴もしくは症状の開始を遅らせることを指す。予防は、疾患、障害または状態の発症が予め定義された期間にわたって遅延した場合、完了したとみなすことができる。
保護基:「保護基」という用語は、本明細書で使用される場合、当技術分野で周知であり、その全体が参照により本明細書に組み込まれる、Protecting Groups in Organic Synthesis, T. W. Greene and P. G. M. Wuts, 3rd edition, John Wiley & Sons, 1999に詳細に記載されているものを包含する。第2章全体が参照により本明細書に組み込まれるCurrent Protocols in Nucleic Acid Chemistry, edited by Serge L. Beaucage et al. 06/2012に記載されている、ヌクレオシドおよびヌクレオチド化学に特別に適合させた保護基も包含される。好適なアミノ保護基としては、カルバメートメチル、カルバメートエチル、9-フルオレニルメチルカルバメート(Fmoc)、9-(2-スルホ)フルオレニルメチルカルバメート、9-(2,7-ジブロモ)フルオロエニルメチルカルバメート、2,7-ジ-t-ブチル-[9-(10,10-ジオキソ-10,10,10,10-テトラヒドロチオキサンチル)]メチルカルバメート(DBD-Tmoc)、4-メトキシフェナシルカルバメート(Phenoc)、2,2,2-トリクロロエチルカルバメート(Troc)、2-トリメチルシリルエチルカルバメート(Teoc)、2-フェニルエチルカルバメート(hZ)、1-(1-アダマンチル)-1-メチルエチルカルバメート(Adpoc)、1,1-ジメチル-2-ハロエチルカルバメート、1,1-ジメチル-2,2-ジブロモエチルカルバメート(DB-t-BOC)、1,1-ジメチル-2,2,2-トリクロロエチルカルバメート(TCBOC)、1-メチル-1-(4-ビフェニルイル)エチルカルバメート(Bpoc)、1-(3,5-ジ-t-ブチルフェニル)-1-メチルエチルカルバメート(t-Bumeoc)、2-(2’-および4’-ピリジル)エチルカルバメート(Pyoc)、2-(N,N-ジシクロヘキシルカルボキシアミド)エチルカルバメート、t-ブチルカルバメート(BOC)、1-アダマンチルカルバメート(Adoc)、ビニルカルバメート(Voc)、アリルカルバメート(Alloc)、1-イソプロピルアリルカルバメート(Ipaoc)、シンナミルカルバメート(Coc)、4-ニトロシンナミルカルバメート(Noc)、8-キノリルカルバメート、N-ヒドロキシピペリジニルカルバメート、アルキルジチオカルバメート、ベンジルカルバメート(Cbz)、p-メトキシベンジルカルバメート(Moz)、p-ニトベンジルカルバメート、p-ブロモベンジルカルバメート、p-クロロベンジルカルバメート、2,4-ジクロロベンジルカルバメート、4-メチルスルフィニルベンジルカルバメート(Msz)、9-アントリルメチルカルバメート、ジフェニルメチルカルバメート、2-メチルチオエチルカルバメート、2-メチルスルホニルエチルカルバメート、2-(p-トルエンスルホニル)エチルカルバメート、[2-(1,3-ジチアニル)]メチルカルバメート(Dmoc)、4-メチルチオフェニルカルバメート(Mtpc)、2,4-ジメチルチオフェニルカルバメート(Bmpc)、2-ホスホニオエチルカルバメート(Peoc)、2-トリフェニルホスホニオイソプロピルカルバメート(Ppoc)、1,1-ジメチル-2-シアノエチルカルバメート、m-クロロ-p-アシルオキシベンジルカルバメート、p-(ジヒドロキシボリル)ベンジルカルバメート、5-ベンズイソキサゾリルメチルカルバメート、2-(トリフルオロメチル)-6-クロモニルメチルカルバメート(Tcroc)、m-ニトロフェニルカルバメート、3,5-ジメトキシベンジルカルバメート、o-ニトロベンジルカルバメート、3,4-ジメトキシ-6-ニトロベンジルカルバメート、フェニル(o-ニトロフェニル)メチルカルバメート、フェノチアジニル-(10)-カルボニル誘導体、N’-p-トルエンスルホニルアミノカルボニル誘導体、N’-フェニルアミノチオカルボニル誘導体、t-アミルカルバメート、S-ベンジルチオカルバメート、p-シアノベンジルカルバメート、シクロブチルカルバメート、シクロヘキシルカルバメート、シクロペンチルカルバメート、シクロプロピルメチルカルバメート、p-デシルオキシベンジルカルバメート、2,2-ジメトキシカルボニルビニルカルバメート、o-(N,N-ジメチルカルボキシアミド)ベンジルカルバメート、1,1-ジメチル-3-(N,N-ジメチルカルボキシアミド)プロピルカルバメート、1,1-ジメチルプロピニルカルバメート、ジ(2-ピリジル)メチルカルバメート、2-フラニルメチルカルバメート、2-ヨードエチルカルバメート、イソボルニル(isoborynl)カルバメート、イソブチルカルバメート、イソニコチニルカルバメート、p-(p’-メトキシフェニルアゾ)ベンジルカルバメート、1-メチルシクロブチルカルバメート、1-メチルシクロヘキシルカルバメート、1-メチル-1-シクロプロピルメチルカルバメート、1-メチル-1-(3,5-ジメトキシフェニル)エチルカルバメート、1-メチル-1-(p-フェニルアゾフェニル)エチルカルバメート、1-メチル-1-フェニルエチルカルバメート、1-メチル-1-(4-ピリジル)エチルカルバメート、フェニルカルバメート、p-(フェニルアゾ)ベンジルカルバメート、2,4,6-トリ-t-ブチルフェニルカルバメート、4-(トリメチルアンモニウム)ベンジルカルバメート、2,4,6-トリメチルベンジルカルバメート、ホルムアミド、アセトアミド、クロロアセトアミド、トリクロロアセトアミド、トリフルオロアセトアミド、フェニルアセトアミド、3-フェニルプロパンアミド、ピコリンアミド、3-ピリジルカルボキシアミド、N-ベンゾイルフェニルアラニル誘導体、ベンズアミド、p-フェニルベンズアミド、o-ニトフェニルアセトアミド、o-ニトロフェノキシアセトアミド、アセトアセトアミド、(N’-ジチオベンジルオキシカルボニルアミノ)アセトアミド、3-(p-ヒドロキシフェニル)プロパンアミド、3-(o-ニトロフェニル)プロパンアミド、2-メチル-2-(o-ニトロフェノキシ)プロパンアミド、2-メチル-2-(o-フェニルアゾフェノキシ)プロパンアミド、4-クロロブタンアミド、3-メチル-3-ニトロブタンアミド、o-ニトロシンアミド、N-アセチルメチオニン誘導体、o-ニトロベンズアミド、o-(ベンゾイルオキシメチル)ベンズアミド、4,5-ジフェニル-3-オキサゾリン-2-オン、N-フタルイミド、N-ジチアスクシンイミド(Dts)、N-2,3-ジフェニルマレイミド、N-2,5-ジメチルピロール、N-1,1,4,4-テトラメチルジシリルアザシクロペンタン付加物(STABASE)、5置換1,3-ジメチル-1,3,5-トリアザシクロヘキサン-2-オン、5置換1,3-ジベンジル-1,3,5-トリアザシクロヘキサン-2-オン、1置換3,5-ジニトロ-4-ピリドン、N-メチルアミン、N-アリルアミン、N-[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチルアミン(SEM)、N-3-アセトキシプロピルアミン、N-(1-イソプロピル-4-ニトロ-2-オキソ-3-ピロリン(pyroolin)-3-イル)アミン、第四級アンモニウム塩、N-ベンジルアミン、N-ジ(4-メトキシフェニル)メチルアミン、N-5-ジベンゾスベリルアミン、N-トリフェニルメチルアミン(Tr)、N-[(4-メトキシフェニル)ジフェニルメチル]アミン(MMTr)、N-9-フェニルフルオレニルアミン(PhF)、N-2,7-ジクロロ-9-フルオレニルメチレンアミン、N-フェロセニルメチルアミノ(Fcm)、N-2-ピコリルアミノN’-酸化物、N-1,1-ジメチルチオメチレンアミン、N-ベンジリデンアミン、N-p-メトキシベンジリデンアミン、N-ジフェニルメチレンアミン、N-[(2-ピリジル)メシチル]メチレンアミン、N-(N’,N’-ジメチルアミノメチレン)アミン、N,N’-イソプロピリデンジアミン、N-p-ニトロベンジリデンアミン、N-サリチリデンアミン、N-5-クロロサリチリデンアミン、N-(5-クロロ-2-ヒドロキシフェニル)フェニルメチレンアミン、N-シクロヘキシリデンアミン、N-(5,5-ジメチル-3-オキソ-1-シクロヘキセニル)アミン、N-ボラン誘導体、N-ジフェニルボリン酸誘導体、N-[フェニル(ペンタカルボニルクロミウム-またはタングステン)カルボニル]アミン、N-銅キレート、N-亜鉛キレート、N-ニトロアミン、N-ニトロソアミン、アミンN-オキシド、ジフェニルホスフィンアミド(Dpp)、ジメチルチオホスフィンアミド(Mpt)、ジフェニルチオホスフィンアミド(Ppt)、ジアルキルホスホロアミデート、ジベンジルホスホロアミデート、ジフェニルホスホロアミデート、ベンゼンスルフェンアミド、o-ニトロベンゼンスルフェンアミド(Nps)、2,4-ジニトロベンゼンスルフェンアミド、ペンタクロロベンゼンスルフェンアミド、2-ニトロ-4-メトキシベンゼンスルフェンアミド、トリフェニルメチルスルフェンアミド、3-ニトロピリジンスルフェンアミド(Npys)、p-トルエンスルホンアミド(Ts)、ベンゼンスルホンアミド、2,3,6,-トリメチル-4-メトキシベンゼンスルホンアミド(Mtr)、2,4,6-トリメトキシベンゼンスルホンアミド(Mtb)、2,6-ジメチル-4-メトキシベンゼンスルホンアミド(Pme)、2,3,5,6-テトラメチル-4-メトキシベンゼンスルホンアミド(Mte)、4-メトキシベンゼンスルホンアミド(Mbs)、2,4,6-トリメチルベンゼンスルホンアミド(Mts)、2,6-ジメトキシ-4-メチルベンゼンスルホンアミド(iMds)、2,2,5,7,8-ペンタメチルクロマン-6-スルホンアミド(Pmc)、メタンスルホンアミド(Ms)、β-トリメチルシリルエタンスルホンアミド(SES)、9-アントラセンスルホンアミド、4-(4’,8’-ジメトキシナフチルメチル)ベンゼンスルホンアミド(DNMBS)、ベンジルスルホンアミド、トリフルオロメチルスルホンアミド、およびフェナシルスルホンアミドが挙げられる。
一部の実施形態では、好適なモノ保護アミンとしては、これだけに限定されないが、アラルキルアミン、カルバメート、アリルアミン、アミドなどが挙げられる。好適なモノ保護アミノ部分の例としては、t-ブチルオキシカルボニルアミノ(-NHBOC)、エチルオキシカルボニルアミノ、メチルオキシカルボニルアミノ、トリクロロエチルオキシカルボニルアミノ、アリルオキシカルボニルアミノ(-NHAlloc)、ベンジルオキソカルボニルアミノ(-NHCBZ)、アリルアミノ、ベンジルアミノ(-NHBn)、フルオレニルメチルカルボニル(-NHFmoc)、ホルムアミド、アセトアミド、クロロアセトアミド、ジクロロアセトアミド、トリクロロアセトアミド、フェニルアセトアミド、トリフルオロアセトアミド、ベンズアミド、t-ブチルジフェニルシリルなどが挙げられる。一部の実施形態では、好適なジ保護アミンには、独立して、モノ保護アミンとして上に記載されているものから選択される2つの置換基で置換されたアミンが含まれ、フタルイミド、マレイミド、スクシンイミドなどの環状イミドがさらに含まれる。一部の実施形態では、好適なジ保護アミンには、ピロールなど、2,2,5,5-テトラメチル-[1,2,5]アザジシロリジンなど、およびアジ化物/アジドが含まれる。
好適に保護されたカルボン酸として、さらに、これだけに限定されないが、シリル保護されたカルボン酸、アルキル保護されたカルボン酸、アルケニル保護されたカルボン酸、アリール保護されたカルボン酸、およびアリールアルキル保護されたカルボン酸が挙げられる。好適なシリル基の例としては、トリメチルシリル、トリエチルシリル、t-ブチルジメチルシリル、t-ブチルジフェニルシリル、トリイソプロピルシリルなどが挙げられる。好適なアルキル基の例としては、メチル、ベンジル、p-メトキシベンジル、3,4-ジメトキシベンジル、トリチル、t-ブチル、テトラヒドロピラン-2-イルが挙げられる。好適なアルケニル基の例としては、アリルが挙げられる。好適なアリール基の例としては、必要に応じて置換されたフェニル、ビフェニル、またはナフチルが挙げられる。好適なアリールアルキル基の例としては、必要に応じて置換されたベンジル(例えば、p-メトキシベンジル(MPM)、3,4-ジメトキシベンジル、O-ニトロベンジル、p-ニトロベンジル、p-ハロベンジル、2,6-ジクロロベンジル、p-シアノベンジル)、および2-ピコリルおよび4-ピコリルが挙げられる。一部の実施形態では、好適な保護されたカルボン酸としては、これだけに限定されないが、必要に応じて置換されたC1~6脂肪族エステル、必要に応じて置換されたアリールエステル、シリルエステル、活性化されたエステル、アミド、ヒドラジドなどが挙げられる。そのようなエステル基の例としては、メチルエステル、エチルエステル、プロピルエステル、イソプロピルエステル、ブチルエステル、イソブチルエステル、ベンジルエステル、およびフェニルエステルが挙げられ、ここで、それぞれの基は、必要に応じて置換されている。追加的な好適な保護されたカルボン酸として、オキサゾリンおよびオルトエステルが挙げられる。
好適なヒドロキシル保護基としては、メチル、メトキシルメチル(MOM)、メチルチオメチル(MTM)、t-ブチルチオメチル、(フェニルジメチルシリル)メトキシメチル(SMOM)、ベンジルオキシメチル(BOM)、p-メトキシベンジルオキシメチル(PMBM)、(4-メトキシフェノキシ)メチル(p-AOM)、グアイアコールメチル(GUM)、t-ブトキシメチル、4-ペンテニルオキシメチル(POM)、シロキシメチル、2-メトキシエトキシメチル(MEM)、2,2,2-トリクロロエトキシメチル、ビス(2-クロロエトキシ)メチル、2-(トリメチルシリル)エトキシメチル(SEMOR)、テトラヒドロピラニル(THP)、3-ブロモテトラヒドロピラニル、テトラヒドロチオピラニル、1-メトキシシクロヘキシル、4-メトキシテトラヒドロピラニル(MTHP)、4-メトキシテトラヒドロチオピラニル、4-メトキシテトラヒドロチオピラニルS,S-ジオキシド、1-[(2-クロロ-4-メチル)フェニル]-4-メトキシピペリジン-4-イル(CTMP)、1,4-ジオキサン-2-イル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロチオフラニル、2,3,3a,4,5,6,7,7a-オクタヒドロ-7,8,8-トリメチル-4,7-メタノベンゾフラン-2-イル、1-エトキシエチル、1-(2-クロロエトキシ)エチル、1-メチル-1-メトキシエチル、1-メチル-1-ベンジルオキシエチル、1-メチル-1-ベンジルオキシ-2-フルオロエチル、2,2,2-トリクロロエチル、2-トリメチルシリルエチル、2-(フェニルセレニル)エチル、t-ブチル、アリル、p-クロロフェニル、p-メトキシフェニル、2,4-ジニトロフェニル、ベンジル、p-メトキシベンジル、3,4-ジメトキシベンジル、o-ニトロベンジル、p-ニトロベンジル、p-ハロベンジル、2,6-ジクロロベンジル、p-シアノベンジル、p-フェニルベンジル、2-ピコリル、4-ピコリル、3-メチル-2-ピコリルN-オキシド、ジフェニルメチル、p,p’-ジニトロベンズヒドリル、5-ジベンゾスベリル、トリフェニルメチル、α-ナフチルジフェニルメチル、p-メトキシフェニルジフェニルメチル、ジ(p-メトキシフェニル)フェニルメチル、トリ(p-メトキシフェニル)メチル、4-(4’-ブロモフェナシルオキシフェニル)ジフェニルメチル、4,4’,4’’-トリス(4,5-ジクロロフタルイミドフェニル)メチル、4,4’,4’’-トリス(レブリノイルオキシフェニル)メチル、4,4’,4’’-トリス(ベンゾイルオキシフェニル)メチル、3-(イミダゾール-1-イル)ビス(4’,4’’-ジメトキシフェニル)メチル、1,1-ビス(4-メトキシフェニル)-1’-ピレニルメチル、9-アントリル、9-(9-フェニル)キサンテニル、9-(9-フェニル-10-オキソ)アントリル、1,3-ベンゾジチオラン-2-イル、ベンズイソチアゾールイルS,S-ジオキシド、トリメチルシリル(TMS)、トリエチルシリル(TES)、トリイソプロピルシリル(TIPS)、ジメチルイソプロピルシリル(IPDMS)、ジエチルイソプロピルシリル(DEIPS)、ジメチルテキシルシリル、t-ブチルジメチルシリル(TBDMS)、t-ブチルジフェニルシリル(TBDPS)、トリベンジルシリル、トリ-p-キシリルシリル、トリフェニルシリル、ジフェニルメチルシリル(DPMS)、t-ブチルメトキシフェニルシリル(TBMPS)、ホルメート、ベンゾイルホルメート、アセテート、クロロアセテート、ジクロロアセテート、トリクロロアセテート、トリフルオロアセテート、メトキシアセテート、トリフェニルメトキシアセテート、フェノキシアセテート、p-クロロフェノキシアセテート、3-フェニルプロピオネート、4-オキソペンタノエート(レブリネート)、4,4-(エチレンジチオ)ペンタノエート(レブリノイルジチオアセタール)、ピバロエート、アダマントエート、クロトネート、4-メトキシクロトネート、ベンゾエート、p-フェニルベンゾエート、2,4,6-トリメチルベンゾエート(メシトエート)、アルキルメチルカーボネート、9-フルオレニルメチルカーボネート(Fmoc)、アルキルエチルカーボネート、アルキル2,2,2-トリクロロエチルカーボネート(Troc)、2-(トリメチルシリル)エチルカーボネート(TMSEC)、2-(フェニルスルホニル)エチルカーボネート(Psec)、2-(トリフェニルホスホニオ)エチルカーボネート(Peoc)、アルキルイソブチルカーボネート、アルキルビニルカーボネート アルキルアリルカーボネート、アルキルp-ニトロフェニルカーボネート、アルキルベンジルカーボネート、アルキルp-メトキシベンジルカーボネート、アルキル3,4-ジメトキシベンジルカーボネート、アルキルo-ニトロベンジルカーボネート、アルキルp-ニトロベンジルカーボネート、アルキルS-ベンジルチオカーボネート、4-エトキシ-1-ナフチルカーボネート、メチルジチオカーボネート、2-ヨードベンゾエート、4-アジドブチレート、4-ニトロ-4-メチルペンタノエート、o-(ジブロモメチル)ベンゾエート、2-ホルミルベンゼンスルホネート、2-(メチルチオメトキシ)エチル、4-(メチルチオメトキシ)ブチレート、2-(メチルチオメトキシメチル)ベンゾエート、2,6-ジクロロ-4-メチルフェノキシアセテート、2,6-ジクロロ-4-(1,1,3,3-テトラメチルブチル)フェノキシアセテート、2,4-ビス(1,1-ジメチルプロピル)フェノキシアセテート、クロロジフェニルアセテート、イソブチレート、モノスクシノエート、(E)-2-メチル-2-ブテノエート、o-(メトキシカルボニル)ベンゾエート、α-ナフトエート、ニトレート、アルキルN,N,N’,N’-テトラメチルホスホロジアミデート、アルキルN-フェニルカルバメート、ボレート、ジメチルホスフィノチオイル、アルキル2,4-ジニトロフェニルスルフェネート、スルフェート、メタンスルホネート(メシレート)、ベンジルスルホネート、およびトシレート(Ts)が挙げられる。1,2-ジオールまたは1,3-ジオールの保護に関しては、保護基として、メチレンアセタール、エチリデンアセタール、1-t-ブチルエチリデンケタール、1-フェニルエチリデンケタール、(4-メトキシフェニル)エチリデンアセタール、2,2,2-トリクロロエチリデンアセタール、アセトニド、シクロペンチリデンケタール、シクロヘキシリデンケタール、シクロヘプチリデンケタール、ベンジリデンアセタール、p-メトキシベンジリデンアセタール、2,4-ジメトキシベンジリデンケタール、3,4-ジメトキシベンジリデンアセタール、2-ニトロベンジリデンアセタール、メトキシメチレンアセタール、エトキシメチレンアセタール、ジメトキシメチレンオルトエステル、1-メトキシエチリデンオルトエステル、1-エトキシエチリデンオルトエステル、1,2-ジメトキシエチリデンオルトエステル、α-メトキシベンジリデンオルトエステル、1-(N,N-ジメチルアミノ)エチリデン誘導体、α-(N,N’-ジメチルアミノ)ベンジリデン誘導体、2-オキサシクロペンチリデンオルトエステル、di-t-ブチルシリレン基(DTBS)、1,3-(1,1,3,3-テトライソプロピルジシロキサニリデン)誘導体(TIPDS)、テトラ-t-ブトキシジシロキサン-1,3-ジイリデン誘導体(TBDS)、環式カーボネート、環式ボロネート、エチルボロネート、およびフェニルボロネートが挙げられる。
一部の実施形態では、ヒドロキシル保護基は、アセチル、t-ブチル、t-ブトキシメチル、メトキシメチル、テトラヒドロピラニル、1-エトキシエチル、1-(2-クロロエトキシ)エチル、2-トリメチルシリルエチル、p-クロロフェニル、2,4-ジニトロフェニル、ベンジル、ベンゾイル、p-フェニルベンゾイル、2,6-ジクロロベンジル、ジフェニルメチル、p-ニトロベンジル、トリフェニルメチル(トリチル)、4,4’-ジメトキシトリチル、トリメチルシリル、トリエチルシリル、t-ブチルジメチルシリル、t-ブチルジフェニルシリル、トリフェニルシリル、トリイソプロピルシリル、ベンゾイルホルメート、クロロアセチル、トリクロロアセチル、トリフルオロアセチル、ピバロイル、9-フルオレニルメチルカーボネート、メシレート、トシレート、トリフレート、トリチル、モノメトキシトリチル(MMTr)、4,4’-ジメトキシトリチル、(DMTr)および4,4’,4’'-トリメトキシトリチル(TMTr)、2-シアノエチル(CEまたはCne)、2-(トリメチルシリル)エチル(TSE)、2-(2-ニトロフェニル)エチル、2-(4-シアノフェニル)エチル 2-(4-ニトロフェニル)エチル(NPE)、2-(4-ニトロフェニルスルホニル)エチル、3,5-ジクロロフェニル、2,4-ジメチルフェニル、2-ニトロフェニル、4-ニトロフェニル、2,4,6-トリメチルフェニル、2-(2-ニトロフェニル)エチル、ブチルチオカルボニル、4,4’,4’'-トリス(ベンゾイルオキシ)トリチル、ジフェニルカルバモイル、レブリニル、2-(ジブロモメチル)ベンゾイル(Dbmb)、2-(イソプロピルチオメトキシメチル)ベンゾイル(Ptmt)、9-フェニルキサンテン-9-イル(pixyl)または9-(p-メトキシフェニル)キサンチン-9-y1(MOX)である。一部の実施形態では、ヒドロキシル保護基のそれぞれは、独立して、アセチル、ベンジル、t-ブチルジメチルシリル、t-ブチルジフェニルシリルおよび4,4’-ジメトキシトリチルから選択される。一部の実施形態では、ヒドロキシル保護基は、トリチル、モノメトキシトリチルおよび4,4’-ジメトキシトリチル基からなる群から選択される。一部の実施形態では、亜リン酸連結保護基は、オリゴヌクレオチド合成全体を通して亜リン酸連結(例えばヌクレオチド間連結)に結合している基である。一部の実施形態では、保護基は、ホスホロチオエート基の硫黄原子に結合している。一部の実施形態では、保護基は、ヌクレオチド間ホスホロチオエート連結の酸素原子に結合している。一部の実施形態では、保護基は、ヌクレオチド間リン酸連結の酸素原子に結合している。一部の実施形態では、保護基は、2-シアノエチル(CEまたはCne)、2-トリメチルシリルエチル、2-ニトロエチル、2-スルホニルエチル、メチル、ベンジル、o-ニトロベンジル、2-(p-ニトロフェニル)エチル(NPEまたはNpe)、2-フェニルエチル、3-(N-tert-ブチルカルボキシアミド)-1-プロピル、4-オキソペンチル、4-メチルチオ-1-ブチル、2-シアノ-1,1-ジメチルエチル、4-N-メチルアミノブチル、3-(2-ピリジル)-1-プロピル、2-[N-メチル-N-(2-ピリジル)]アミノエチル、2-(N-ホルミル,N-メチル)アミノエチル、または4-[N-メチル-N-(2,2,2-トリフルオロアセチル)アミノ]ブチルである。
保護されたチオールは、当技術分野で周知であり、それらとして、Greene (1999)に詳しく記載されているものが挙げられる。好適な保護されたチオールとして、さらに、これだけに限定されないが、ジスルフィド、チオエーテル、シリルチオエーテル、チオエステル、チオカーボネート、およびチオカルバメートなどが挙げられる。そのような基の例としては、いくつか挙げると、これだけに限定されないが、アルキルチオエーテル、ベンジルおよび置換ベンジルチオエーテル、トリフェニルメチルチオエーテル、およびトリクロロエトキシカルボニルチオエステルがある。
参照:本明細書で使用される場合、それに対して比較が行われる標準または対照を記載する。例えば、一部の実施形態では、目的の薬剤、動物、個体、集団、試料、配列または値を参照または対照薬剤、動物、個体、集団、試料、配列または値と比較する。一部の実施形態では、目的の試験または決定と実質的に同時に参照または対照の試験および/または決定を行う。一部の実施形態では、参照または対照は、必要に応じて有形媒体に具体化された、過去の履歴に基づいた参照または対照である。典型的には、当業者には理解される通り、参照または対照は、評価下にあるものと同等の条件または状況の下で決定されるまたは特徴付けられる。いずれの場合に特定の可能性のある参照または対照に対する信頼性および/または比較を正当化するために十分な類似性が存在するかは当業者には理解されよう。
特異性:当技術分野で公知の通り、「特異性」は、特定のリガンド(例えば、薬剤)の、その結合パートナー(例えば、ベータ-カテニン)を他の潜在的な結合パートナー(例えば、別のタンパク質、ベータ-カテニンの別の部分(例えば、ドメイン)と区別する能力の評価基準である。
置換:本明細書に記載の通り、本開示の化合物は、必要に応じて置換されたおよび/または置換された部分を含有し得る。一般に、「置換された」という用語は、「必要に応じて」という用語が先行するか否かにかかわらず、指定の部分の1つまたは複数の水素が好適な置換基で置き換えられていることを意味する。別段の指定のない限り、「必要に応じて置換された」基は、基の置換可能なそれぞれの位置に好適な置換基を有してよく、任意の所与の構造内の1つよりも多くの位置が、指定の基から選択される1つよりも多くの置換基で置換されていてよく、置換基は、すべての位置において同じであるかまたは異なり得る。本開示により構想される置換基の組合せは、安定なまたは化学的に可能な化合物の形成をもたらすものであることが好ましい。「安定な」という用語は、本明細書で使用される場合、作製、検出、ならびに、ある特定の実施形態では、回収、精製、および本明細書に開示される目的の1つまたは複数のための使用を可能にするための条件に供された際に、実質的に変更されない化合物を指す。一部の実施形態では、置換基の例は下記の通りである。
好適な一価置換基は、ハロゲン;-(CH0~4R°;-(CH0~4OR°;-O(CH0~4、-O-(CH0~4C(O)OR°;-(CH0~4CH(OR°);R°で置換されていてもよい-(CH0~4Ph;R°で置換されていてもよい-(CH0~4O(CH0~1Ph;R°で置換されていてもよい-CH=CHPh;R°で置換されていてもよい-(CH0~4O(CH0~1-ピリジル;-NO;-CN;-N;-(CH0~4N(R°);-(CH0~4N(R°)C(O)R°;-N(R°)C(S)R°;-(CH0~4N(R°)C(O)N(R°);-N(R°)C(S)N(R°);-(CH0~4N(R°)C(O)OR°;-N(R°)N(R°)C(O)R°;-N(R°)N(R°)C(O)N(R°);-N(R°)N(R°)C(O)OR°;-(CH0~4C(O)R°;-C(S)R°;-(CH0~4C(O)OR°;-(CH0~4C(O)SR°;-(CH0~4C(O)OSi(R°);-(CH0~4OC(O)R°;-OC(O)(CH0~4SR°、-SC(S)SR°;-(CH0~4SC(O)R°;-(CH0~4C(O)N(R°);-C(S)N(R°);-C(S)SR°;-SC(S)SR°、-(CH0~4OC(O)N(R°);-C(O)N(OR°)R°;-C(O)C(O)R°;-C(O)CHC(O)R°;-C(NOR°)R°;-(CH0~4SSR°;-(CH0~4S(O)R°;-(CH0~4S(O)OR°;-(CH0~4OS(O)R°;-S(O)N(R°);-(CH0~4S(O)R°;-N(R°)S(O)N(R°);-N(R°)S(O)R°;-N(OR°)R°;-C(NH)N(R°);-Si(R°);-OSi(R°);-P(R°);-P(OR°);-OP(R°);-OP(OR°);-N(R°)P(R°);-B(R°);-OB(R°);-P(O)(R°);-OP(O)(R°);-N(R°)P(O)(R°);-(C1~4直鎖または分岐鎖アルキレン)O-N(R°);または-(C1~4直鎖または分岐鎖アルキレン)C(O)O-N(R°)であり;式中、それぞれのR°は、下で定義される通り置換されていてもよく、独立して、水素、C1~20脂肪族、独立して、窒素、酸素、硫黄、ケイ素およびリンから選択される1~5個のヘテロ原子を有するC1~20ヘテロ脂肪族、-CH-(C6~14アリール)、-O(CH0~1(C6~14アリール)、-CH-(5~14員ヘテロアリール環)、独立して、窒素、酸素、硫黄、ケイ素およびリンから選択される0~5個のヘテロ原子を有する、5~20員、単環式、二環式、もしくは多環式、飽和、部分不飽和またはアリール環であるか、または、上記の定義にかかわらず、独立して存在する2つのR°が、それらの介在原子(複数可)と一緒になって、独立して、窒素、酸素、硫黄、ケイ素およびリンから選択される0~5個のヘテロ原子を有する、5~20員、単環式、二環式、もしくは多環式、飽和、部分不飽和またはアリール環を形成し、これは、下で定義される通り置換されていてもよい。
R°(または独立して存在する2つのR°により、それらの介在原子と一緒になって形成される環)上の好適な一価置換基は、独立して、ハロゲン、-(CH0~2、-(ハロR)、-(CH0~2OH、-(CH0~2OR、-(CH0~2CH(OR;-O(ハロR)、-CN、-N、-(CH0~2C(O)R、-(CH0~2C(O)OH、-(CH0~2C(O)OR、-(CH0~2SR、-(CH0~2SH、-(CH0~2NH、-(CH0~2NHR、-(CH0~2NR 、-NO、-SiR 、-OSiR 、-C(O)SR-(C1~4直鎖または分岐鎖アルキレン)C(O)OR、または-SSRであり、式中、それぞれのRは、置換されていないか、または「ハロ」が先行する場合、1つまたは複数のハロゲンのみで置換されており、C1~4脂肪族、-CHPh、-O(CH0~1Ph、または、独立して、窒素、酸素、および硫黄から選択される0~4個のヘテロ原子を有する、5~6員の飽和、部分不飽和、またはアリール環から独立して選択される。R°の飽和炭素原子上の好適な二価置換基としては、=Oおよび=Sが挙げられる。
好適な二価置換基は、以下の通りである:=O、=S、=NNR 、=NNHC(O)R、=NNHC(O)OR、=NNHS(O)、=NR、=NOR、-O(C(R ))2~3O-、または-S(C(R ))2~3S-、式中、独立して存在するRのそれぞれは、水素、下で定義される通り置換されていてもよいC1~6脂肪族、または、独立して、窒素、酸素、および硫黄から選択される0~4個のヘテロ原子を有する、置換されていない5~6員の飽和、部分不飽和、またはアリール環から選択される。「必要に応じて置換された」基の近接する置換可能な炭素に結合する好適な二価置換基としては、-O(CR 2~3O-が挙げられ、式中、独立して存在するRのそれぞれは、水素、下で定義される通り置換されていてもよいC1~6脂肪族、または独立して、窒素、酸素、および硫黄から選択される0~4個のヘテロ原子を有する、置換されていない5~6員の飽和、部分不飽和、またはアリール環から選択される。
の脂肪族基上の好適な置換基は、ハロゲン、-R、-(ハロR)、-OH、-OR、-O(ハロR)、-CN、-C(O)OH、-C(O)OR、-NH、-NHR、-NR 、または-NOであり、式中、それぞれのRは、置換されていないか、または、「ハロ」が先行する場合、1つまたは複数のハロゲンのみで置換されており、独立して、C1~4脂肪族、-CHPh、-O(CH0~1Ph、または独立して、窒素、酸素、および硫黄から選択される0~4個のヘテロ原子を有する、5~6員の飽和、部分不飽和、またはアリール環である。
一部の実施形態では、置換可能な窒素上の好適な置換基は、-R、-NR 、-C(O)R、-C(O)OR、-C(O)C(O)R、-C(O)CHC(O)R、-S(O)、-S(O)NR 、-C(S)NR 、-C(NH)NR 、または-N(R)S(O)であり、式中、それぞれのRは、独立して、水素、下で定義される通り置換されていてもよいC1~6脂肪族、置換されていない-OPh、もしくは独立して、窒素、酸素、および硫黄から選択される0~4個のヘテロ原子を有する、置換されていない5~6員の飽和、部分不飽和、もしくはアリール環であるか、または、上記の定義にかかわらず、独立して存在する2つのRが、それらの介在原子(複数可)と一緒になって、独立して、窒素、酸素、および硫黄から選択される0~4個のヘテロ原子を有する、置換されていない3~12員の飽和、部分不飽和、またはアリール単環式または二環式環を形成する。
の脂肪族基上の好適な置換基は、独立して、ハロゲン、-R、-(ハロR)、-OH、-OR、-O(ハロR)、-CN、-C(O)OH、-C(O)OR、-NH、-NHR、-NR 、または-NOであり、式中、それぞれのRは、置換されていないか、または「ハロ」が先行する場合、1つまたは複数のハロゲンのみで置換されており、独立して、C1~4脂肪族、-CHPh、-O(CH0~1Ph、または独立して、窒素、酸素、および硫黄から選択される0~4個のヘテロ原子を有する、5~6員の飽和、部分不飽和、またはアリール環である。
対象:本明細書で使用される場合、「対象」または「試験対象」という用語は、例えば、実験、診断、予防、および/または治療目的で、提供される化合物または組成物が本開示に従って投与される任意の生物体を指す。典型的な対象としては、動物(例えば、マウス、ラット、ウサギ、非ヒト霊長類、およびヒトなどの哺乳動物;昆虫;うじ虫;など)ならびに植物が挙げられる。一部の実施形態では、対象は、疾患、障害、および/または状態に罹患している、および/またはそれにかかりやすい対象であり得る。一部の実施形態では、対象は、ヒトである。
かかりやすい:疾患、障害、および/または状態に「かかりやすい」個体は、一般大衆のメンバーよりも疾患、障害、および/または状態が発生するリスクが高い個体である。一部の実施形態では、疾患、障害および/または状態にかかりやすい個体は、疾患、障害、および/または状態であると診断されていない個体であり得る。一部の実施形態では、疾患、障害、および/または状態にかかりやすい個体は、疾患、障害、および/または状態の症状を示している個体であり得る。一部の実施形態では、疾患、障害、および/または状態にかかりやすい個体は、疾患、障害、および/または状態の症状を示していない個体であり得る。一部の実施形態では、疾患、障害、および/または状態にかかりやすい個体は、疾患、障害、および/または状態が発生する個体であり得る。一部の実施形態では、疾患、障害、および/または状態にかかりやすい個体は、疾患、障害、および/または状態が発生しない個体であり得る。
標的ポリペプチド:「標的ポリペプチド」は、この用語が本明細書で使用される場合、薬剤が相互作用するポリペプチドである。一部の実施形態では、標的ポリペプチドは、ベータ-カテニンポリペプチドである。一部の実施形態では、標的ポリペプチドは、ベータ-カテニンポリペプチドの結合部位を含むか、それから本質的になるか、またはそれである。
標的残基:「標的残基」は、この用語が本明細書で使用される場合、それと相互作用するように薬剤が設計される、標的ポリペプチド内の残基である。例えば、薬剤は、特定の相互作用モチーフ(例えば、本明細書に記載の芳香族基)および/または残基(例えば、本明細書に記載の芳香族基を含むアミノ酸残基)を特徴とし得、標的残基に対してある特定の所定の距離(または体積)内になるように(選択された足場上に提示されることによって)、選択および配置される。一部の実施形態では、標的残基は、アミノ酸残基であるかまたはそれを含む。
治療剤:本明細書で使用される場合、「治療剤」という句は、対象に投与されると、治療効果を有する、ならびに/または所望の生物学的および/もしくは薬理学的効果を引き出す、薬剤を指す。一部の実施形態では、治療剤は、疾患、障害、および/または状態の1つまたは複数の症状または特徴を緩和する、好転させる(ameliorate)、軽減する、阻害する、予防する、その発症を遅延させる、その重症度を低下させる、および/またはその発生率を低下させるために使用することができる任意の物質である。
治療レジメン:「治療レジメン」は、この用語が本明細書で使用される場合、関連性のある集団にわたる投与が所望のまたは有益な治療アウトカムと相関し得る投薬レジメンを指す。
治療有効量:本明細書で使用される場合、「治療有効量」という用語は、治療レジメンの一部として投与された場合に所望の生物学的応答を引き出す物質(例えば、治療剤、組成物、および/または製剤)の量を意味する。一部の実施形態では、物質の治療有効量は、疾患、障害、および/または状態に罹患しているまたはかかりやすい対象に投与された場合に、疾患、障害、および/または状態を処置する、診断する、予防する、および/またはその発症を遅延させるために十分な量である。当業者には理解される通り、物質の有効量は、所望の生物学的エンドポイント、送達される物質、標的細胞または組織などの因子に応じて変動し得る。例えば、疾患、障害、および/または状態を処置するための、製剤中の化合物の有効量は、疾患、障害、および/または状態の1つまたは複数の症状または特徴を緩和する、好転させる、軽減する、阻害する、予防する、その発症を遅延させる、その重症度を低下させる、および/またはその発生率を低下させる、量である。一部の実施形態では、治療有効量が単回用量で投与される;一部の実施形態では、治療有効量を送達するために複数の単位用量が必要になる。
処置する:本明細書で使用される場合、「処置する(treat)」、「処置(treatment)」または「処置すること(treating)」という用語は、疾患、障害、および/または状態の1つまたは複数の症状または特徴を部分的にまたは完全に緩和する、好転させる、軽減する、阻害する、予防する、その発症を遅延させる、その重症度を低下させる、および/またはその発生率を低下させるために使用される任意の方法を指す。処置は、疾患、障害、および/または状態の徴候を示していない対象に施行することができる。一部の実施形態では、処置は、疾患、障害、および/または状態の初期の徴候のみを示している対象に、例えば、疾患、障害、および/または状態に付随する病態が発生するリスクを低下させる目的で施行することができる。
単位用量:「単位用量」という表現は、本明細書で使用される場合、単回用量として、および/または医薬組成物の物理的に別個の単位で投与される量を指す。多くの実施形態では、単位用量は、所定の数量の活性薬剤を含有する。一部の実施形態では、単位用量は、薬剤の単回用量全体を含有する。一部の実施形態では、総単回用量を達成するために1つよりも多くの単位用量を投与する。一部の実施形態では、意図された効果を達成するために、複数の単位用量の投与が必要であるか、または必要になることが予測される。単位用量は、例えば、所定の数量の1つまたは複数の治療剤を含有するある体積の液体(例えば、許容される担体)、所定量の1つまたは複数の治療剤の固体形態、所定量の1つまたは複数の治療剤を含有する持続放出製剤または薬物送達デバイスなどであり得る。単位用量は、治療剤(複数可)に加えて種々の構成成分のいずれかを含む製剤として存在し得ることが理解されよう。例えば、許容される担体(例えば、薬学的に許容される担体)、希釈剤、安定剤、緩衝剤、保存剤などを下記の通り含めることができる。多くの実施形態では、特定の治療剤の適切な1日の総投薬量は、一部または複数の単位用量を含んでよく、例えば、担当医が良好な医学的判断の範囲内で決定することができることが当業者には理解されよう。一部の実施形態では、任意の特定の対象または生物体に対する特定の有効用量レベルは、処置される障害および障害の重症度;使用される特定の活性化合物の活性;使用される特定の組成物;対象の年齢、体重、全体的な健康、性別および食事;使用される特定の活性化合物の投与時間および排出速度;処置の持続時間;使用される特定の化合物(複数可)と組み合わせてまたは同時に使用される薬物および/または追加的な治療法、ならびに医学の分野で周知の同様の因子を含めた種々の因子に依存し得る。
不飽和:「不飽和」という用語は、本明細書で使用される場合、部分が1つまたは複数の不飽和単位を有することを意味する。
別段の指定がない限り、提供される化合物の塩、例えば、薬学的に許容される酸または塩基付加塩、立体異性体形態、および互変異性形態などが包含される。
本開示において使用される場合、別段文脈から明らかでない限り、(i)「1つの(a)」または「1つの(an)」という用語は、「少なくとも1つの(at least one)」を意味するものと理解され得る;(ii)「または(or)」という用語は、「および/または(and/or)」を意味するものと理解され得る;(iii)「含む(comprising)」、「含む(comprise)」、「含む(including)」(「これだけに限定されない」と共に使用されているか否かにかかわらず)、および「含む(include)」(「これだけに限定されない」と共に使用されているか否かにかかわらず)という用語は、項目別に記載された構成成分またはステップを、それら自体で示されているかまたは1つもしくは複数の追加的な構成成分もしくはステップと共に示されているかにかかわらず包含するものと理解され得る;(iv)「別の(another)」という用語は、少なくともある1つの追加的な/第2の1つまたは複数の、を意味するものと理解され得る;(v)「約」および「およそ」という用語は、当業者には理解される標準の変動が許容されるものと理解され得る;ならびに(vi)範囲が提示されている場合、終点が含まれる。
ステープルペプチド
一部の実施形態では、提供される薬剤は、ペプチドであるかまたはそれを含む。一部の実施形態では、提供される薬剤は、ペプチドである。一部の実施形態では、ペプチドは、ステープルペプチドである。一部の実施形態では、提供される薬剤は、ステープルペプチドである。一部の実施形態では、ペプチドは、ステッチドペプチドである。一部の実施形態では、提供される薬剤は、ステッチドペプチドである。一部の実施形態では、ステッチドペプチドは、2つまたはそれよりも多くのステープルを含み、2つのステープルは、同じペプチド骨格原子に結合している。本明細書に記載のステープルペプチドは、典型的には、ペプチド鎖の2つまたはそれよりも多くのアミノ酸がアミノ酸残基の2つのペプチド骨格原子の接続によって連結したペプチドであり、当業者には理解される通り、接続は、連結したアミノ酸残基間のペプチド骨格を通じたものではない。一部の実施形態では、ステープルペプチドは、1つまたは複数のステープルを含む。本明細書に記載のステープルは、1つのアミノ酸残基を別のアミノ酸残基に、アミノ酸残基のそれぞれのペプチド骨格原子との結合によって連結することができるリンカーであり、当業者には理解される通り、ステープルによる接続は、連結したアミノ酸残基間のペプチド骨格を通じたものではない。一部の実施形態では、ステープルのペプチド骨格への結合は、ペプチド骨格原子(例えば、C、Nなど)上の1つまたは複数の水素および/または置換基(例えば、側鎖、O、Sなど)の置換えによるものである。一部の実施形態では、側鎖がステープルの一部を形成する。一部の実施形態では、ステープルは、2つの炭素骨格原子、例えば、2つのアルファ炭素原子に結合している。一部の実施形態では、ステープルは、C(R’)またはN(R’)を、個別に、または大きな部分の一部としてのいずれかで含み、ここで、R’は、Rであり、Rであり得る、骨格原子に結合した別の基(例えば、Ra3)およびそれらの介在原子と一緒になって、本明細書に記載の環を形成する(例えば、種々のペプチドにおいてPyrS2がステープリングされている場合)。
当業者には理解される通り、炭化水素-ステープリングおよび非炭化水素-ステープリング技術の両方を含めた種々のペプチドステープリング技術が利用可能であり、本開示に従って利用することができる。種々のステープルおよび/または製造するための方法を含めた、ステープルペプチドおよびステッチドペプチドに関する種々の技術、例えば、それぞれのステープルが参照により本明細書に組み込まれるWO2019/051327およびWO2020/041270に記載されているものが利用可能であり、本開示に従って利用することができる。
一部の実施形態では、ペプチド、例えば、ステープルペプチドは、ヘリックス構造であるかまたはそれを含む。一部の実施形態では、ペプチドは、ステープルペプチドである。
一部の実施形態では、ステープルは、炭化水素ステープルである。一部の実施形態では、本明細書に記載のステープルは、非炭化水素ステープルである。一部の実施形態では、非炭化水素ステープルは、1つまたは複数の鎖ヘテロ原子を含み、ここで、ステープルの鎖は、ステープルの一方の末端からステープルの他方の末端まで、ステープル内の最も短い共有結合性の接続である。一部の実施形態では、非炭化水素ステープルは、ポリペプチドのアミノ酸残基に由来する少なくとも1つの硫黄原子であるかまたはそれを含む。一部の実施形態では、非炭化水素ステープルは、ポリペプチドの2つの異なるアミノ酸残基に由来する2つの硫黄原子を含む。一部の実施形態では、非炭化水素ステープルは、ポリペプチドの2つの異なるシステイン残基に由来する2つの硫黄原子を含む。一部の実施形態では、ステープルは、システインステープルである。一部の実施形態では、ステープルは、非システインステープルである。一部の実施形態では、非炭化水素ステープルは、カルバメートステープルであり、鎖内にカルバメート部分(例えば、-N(R’)-C(O)-O-)を含む。一部の実施形態では、非炭化水素ステープルは、アミノステープルであり、鎖内にアミノ基(例えば、-N(R’)-)を含む。一部の実施形態では、非炭化水素ステープルは、エステルステープルであり、鎖内にエステル部分(-C(O)-O-)を含む。一部の実施形態では、非炭化水素ステープルは、アミドステープルであり、鎖内にアミド部分(-C(O)-N(R’)-)を含む。一部の実施形態では、非炭化水素ステープルは、スルホンアミドステープルであり、鎖内にスルホンアミド部分(-S(O)-N(R’)-)を含む。一部の実施形態では、非炭化水素ステープルは、エーテルステープルであり、鎖内にエーテル部分(-O-)を含む。一部の実施形態では、アミノステープルのアミノ基、例えば、(-N(R’)-)は、ヘテロ原子との二重結合(例えば、-C(=O)、-C(=S)、-C(=N-R’)など)をさらに形成する炭素原子には結合しておらず、したがって、アミド、カルバメートなどの別の窒素含有基の一部ではない。一部の実施形態では、カルバメート部分、アミノ基、アミド部分、スルホンアミド部分、またはエーテル部分のR’は、Rであり、骨格に結合したR基(例えば、Rである場合、Ra3)およびそれらの介在原子と一緒になって、本明細書に記載の環を形成する。一部の実施形態では、カルバメート部分またはアミノ基のR’は、Rであり、骨格に結合したR基(例えば、Rである場合、Ra3)およびそれらの介在原子と一緒になって、本明細書に記載の環を形成する。
一部の実施形態では、ステープルは、1つまたは複数のアミノ基、例えば、-N(R’)-を含み、式中、それぞれのR’は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、-N(R’)-は、2個の炭素原子と結合している。一部の実施形態では、-N(R’)-は、2個の炭素原子と結合しており、2個の炭素原子のいずれも、いかなるヘテロ原子とも二重結合によって結合していない。一部の実施形態では、-N(R’)-は、2個のsp3炭素原子に結合している。一部の実施形態では、ステープルは、1つまたは複数の-C(O)-N(R’)-基を含み、式中、それぞれのR’は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、ステープルは、1つまたは複数のカルバメート基、例えば、1つまたは複数の-(O)-C(O)-N(R’)-を含み、式中、それぞれのR’は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、R’は、-Hである。一部の実施形態では、R’は、必要に応じて置換されたC1~6脂肪族である。一部の実施形態では、R’は、必要に応じて置換されたC1~6アルキルである。一部の実施形態では、R’は、C1~6脂肪族である。一部の実施形態では、R’は、C1~6アルキルである。一部の実施形態では、R’は、メチルである。
一部の実施形態では、ステープルペプチドは、1つまたは複数のステープルを含む。一部の実施形態では、ステープルペプチドは、1つかつ1つを超えないステープルを含む。一部の実施形態では、ステープルペプチドは、2つかつ2つを超えないステープルを含む。一部の実施形態では、ステープルペプチドの2つのステープルは共通する骨格原子に結合している。一部の実施形態では、ステープルペプチドの2つのステープルは、アミノ酸残基のアルファ炭素原子である共通の骨格原子に結合している。
一部の実施形態では、ペプチド、例えば、本開示のステープルペプチド(staple peptide)は、へリックス構造であるかまたはそれを含む。当業者には理解される通り、へリックスは、種々の長さを有し得る。一部の実施形態では、へリックスの長さは、5アミノ酸残基から30アミノ酸残基までにわたる。一部の実施形態では、へリックスの長さは、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、または20、またはそれよりも多くのアミノ酸残基である。一部の実施形態では、へリックスの長さは、6アミノ酸残基である。一部の実施形態では、へリックスの長さは、8アミノ酸残基である。一部の実施形態では、へリックスの長さは、10アミノ酸残基である。一部の実施形態では、へリックスの長さは、12アミノ酸残基である。一部の実施形態では、へリックスの長さは、14アミノ酸残基である。一部の実施形態では、へリックスの長さは、16アミノ酸残基である。一部の実施形態では、へリックスの長さは、17アミノ酸残基である。一部の実施形態では、へリックスの長さは、18アミノ酸残基である。一部の実施形態では、へリックスの長さは、19アミノ酸残基である。一部の実施形態では、へリックスの長さは、20アミノ酸残基である。
一緒にステープリングされたアミノ酸は、それらの間に種々の数、例えば、1~20、1~15、1~10、1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10などのアミノ酸残基を有し得る。一部の実施形態では、ステープルは、(i、i+4)であり、これは、ステープルに結合している2つのアミノ酸(それぞれi位およびi+4位)の間に3つのアミノ酸残基が存在する(それぞれi+1位、i+2位、i+3位)ことを意味する。一部の実施形態では、ステープルは、(i、i+3)である。一部の実施形態では、ステープルは、(i、i+5)である。一部の実施形態では、ステープルは、(i、i+6)である。一部の実施形態では、ステープルは、(i、i+7)である。一部の実施形態では、ステープルは、(i、i+8)である。一部の実施形態では、ステープルペプチドは、2つのステープルを含み、一方は(i、i+3)であり、他方は(i、i+7)である。一部の実施形態では、ステープルペプチドは、2つのステープルを含み、一方は(i、i+3)であり、他方は(i、i+4)である。一部の実施形態では、ステープルペプチドは、2つのステープルを含み、一方は(i、i+4)であり、他方は(i、i+7)である。一部の実施形態では、ステープルペプチドは、2つのステープルを含み、一方は(i、i+3)であり、他方は(i、i+3)である。一部の実施形態では、ステープルペプチドは、2つのステープルを含み、一方は(i、i+4)であり、他方は(i、i+4)である。一部の実施形態では、ステープルペプチドは、2つのステープルを含み、一方は(i、i+7)であり、他方は(i、i+7)である。一部の実施形態では、2つのステープルは、共通の骨格原子、例えば、アミノ酸残基のアルファ炭素原子に結合している。
一部の実施形態では、ステープルペプチドは、ステープルを含み、そのステープルは、Lであり、Lは、-Ls1-Ls2-Ls3-であり、Ls1、Ls2、およびLs3のそれぞれは、独立して、Lであり、それぞれのLは、独立して、本開示に記載されている通りである。一部の実施形態では、提供されるステープルは、Lである。
一部の実施形態では、Ls1は、少なくとも1つの-N(R’)-を含み、式中、R’は、本開示に記載されている通りである。一部の実施形態では、-N(R’)-は、2個の炭素原子に結合しており、2個の炭素原子はいずれも、ヘテロ原子と二重結合を形成していない。一部の実施形態では、-N(R’)-は、-C(O)-には結合していない。一部の実施形態では、-N(R’)-は、-C(S)-には結合していない。一部の実施形態では、-N(R’)-は、-C(=NR’)-には結合していない。一部の実施形態では、Ls1は、-L’-N(R’)-であり、式中、L’は、必要に応じて置換された二価C~C19脂肪族である。一部の実施形態では、Ls1は、-L’-N(CH)-であり、式中、L’は、必要に応じて置換された二価C~C19脂肪族である。
一部の実施形態では、R’は、必要に応じて置換されたC1~6アルキルである。一部の実施形態では、R’は、C1~6アルキルである。一部の実施形態では、R’は、メチルである。一部の実施形態では、Ls1が結合しているペプチド骨格原子は、Rとも結合しており、R’およびRは、どちらもRであり、それらの介在原子と一緒になって、本開示に記載の必要に応じて置換された環を形成する。一部の実施形態では、形成される環は、R’が結合している窒素原子に加えて追加的な環ヘテロ原子を有さない。一部の実施形態では、形成される環は、3員である。一部の実施形態では、形成される環は、4員である。一部の実施形態では、形成される環は、5員である。一部の実施形態では、形成される環は、6員である。
一部の実施形態では、L’は、必要に応じて置換された二価C~C20脂肪族である。一部の実施形態では、L’は、必要に応じて置換された二価C~C19脂肪族である。一部の実施形態では、L’は、必要に応じて置換された二価C~C15脂肪族である。一部の実施形態では、L’は、必要に応じて置換された二価C~C10脂肪族である。一部の実施形態では、L’は、必要に応じて置換された二価C~C脂肪族である。一部の実施形態では、L’は、必要に応じて置換された二価C~C脂肪族である。一部の実施形態では、L’は、必要に応じて置換された二価C~C脂肪族である。一部の実施形態では、L’は、必要に応じて置換された二価C~C脂肪族である。一部の実施形態では、L’は、必要に応じて置換された二価C~C脂肪族である。一部の実施形態では、L’は、必要に応じて置換された二価C~C脂肪族である。一部の実施形態では、L’は、必要に応じて置換されたアルキレンである。一部の実施形態では、L’は、必要に応じて置換されたアルケニレンである。一部の実施形態では、L’は、置換されていないアルキレンである。一部の実施形態では、L’は、-CH-である。一部の実施形態では、L’は、-(CH-である。一部の実施形態では、L’は、-(CH-である。一部の実施形態では、L’は、-(CH-である。一部の実施形態では、L’は、-(CH-である。一部の実施形態では、L’は、-(CH-である。一部の実施形態では、L’は、-(CH-である。一部の実施形態では、L’は、-(CH-である。一部の実施形態では、L’は、ペプチド骨格原子に結合している。一部の実施形態では、L’は、必要に応じて置換されたアルケニレンである。一部の実施形態では、L’は、置換されていないアルケニレンである。一部の実施形態では、L’は、-CH-CH=CH-CH-である。
一部の実施形態では、L’は、必要に応じて置換されたフェニレンである。
一部の実施形態では、Ls1は、少なくとも1つの-N(R’)C(O)-を含み、式中、R’は、本開示に記載されている通りである。一部の実施形態では、Ls1は、-L’-N(R’)C(O)-であり、式中、L’およびR’のそれぞれは、独立して、本開示に記載されている通りである。一部の実施形態では、Ls1は、-L’-N(CH)C(O)-であり、式中、L’は、独立して、本開示に記載されている通りである。
一部の実施形態では、Ls1は、少なくとも1つの-C(O)O-を含む。一部の実施形態では、Ls1は、少なくとも1つの-C(O)O-を含む。一部の実施形態では、Ls1は、-L’-C(O)O-または-L’-OC(O)-であり、式中、それぞれのL’は、独立して、本開示に記載されている通りである。一部の実施形態では、Ls1は、-L’-C(O)O-であり、式中、それぞれのL’は、独立して、本開示に記載されている通りである。一部の実施形態では、Ls1は、-L’-OC(O)-であり、式中、それぞれのL’は、独立して、本開示に記載されている通りである。
一部の実施形態では、Ls1は、少なくとも1つの-S(O)-N(R’)-を含み、式中、R’は、本開示に記載されている通りである。一部の実施形態では、Ls1は、少なくとも1つの-S(O)-N(R’)-を含み、式中、R’は、本開示に記載されている通りである。一部の実施形態では、Ls1は、-L’-N(R’)-S(O)-または-L’-S(O)-N(R’)-であり、式中、L’およびR’のそれぞれは、独立して、本開示に記載されている通りである。一部の実施形態では、Ls1は、-L’-N(R’)-S(O)-であり、式中、L’およびR’のそれぞれは、独立して、本開示に記載されている通りである。一部の実施形態では、Ls1は、-L’-S(O)-N(R’)-であり、式中、L’およびR’のそれぞれは、独立して、本開示に記載されている通りである。一部の実施形態では、Ls1は、-L’-N(CH)-S(O)-または-L’-S(O)-N(CH)-であり、式中、それぞれのL’は、独立して、本開示に記載されている通りである。一部の実施形態では、Ls1は、-L’-N(CH)-S(O)-であり、式中、L’は、本開示に記載されている通りである。一部の実施形態では、Ls1は、-L’-S(O)-N(CH)-であり、式中、L’は、本開示に記載されている通りである。
一部の実施形態では、Ls1は、少なくとも1つの-O-を含む。一部の実施形態では、Ls1は、-L’-O-であり、式中、L’は、独立して、本開示に記載されている通りである。
一部の実施形態では、Ls1は、共有結合である。
一部の実施形態では、Ls1は、L’であり、L’は、本開示に記載されている通りである。
一部の実施形態では、Ls2は、Lであり、Lは、本開示に記載されている通りである。一部の実施形態では、Ls2は、L’であり、L’は、本開示に記載されている通りである。一部の実施形態では、Ls2は、-CH-CH=CH-CH-を含む。一部の実施形態では、Ls2は、-CH-CH=CH-CH-である。一部の実施形態では、Ls2は、-(CH-を含む。一部の実施形態では、Ls2は、-(CH-である。
一部の実施形態では、Ls3は、少なくとも1つの-N(R’)-を含み、式中、R’は、本開示に記載されている通りである。一部の実施形態では、-N(R’)-は、2個の炭素原子に結合しており、2個の炭素原子はいずれも、ヘテロ原子と二重結合を形成していない。一部の実施形態では、-N(R’)-は、-C(O)-には結合していない。一部の実施形態では、-N(R’)-は、-C(S)-には結合していない。一部の実施形態では、-N(R’)-は、-C(=NR’)-には結合していない。一部の実施形態では、Ls3は、-L’-N(R’)-であり、式中、L’は、必要に応じて置換された二価C~C19脂肪族である。一部の実施形態では、Ls3は、-L’-N(CH)-であり、式中、L’は、必要に応じて置換された二価C~C19脂肪族である。
一部の実施形態では、Ls3は、少なくとも1つの-N(R’)C(O)-を含み、式中、R’は、本開示に記載されている通りである。一部の実施形態では、Ls3は、-L’-N(R’)C(O)-であり、式中、L’およびR’のそれぞれは、独立して、本開示に記載されている通りである。一部の実施形態では、Ls3は、-L’-N(CH)C(O)-であり、式中、L’は、独立して、本開示に記載されている通りである。
一部の実施形態では、Ls3は、少なくとも1つの-C(O)O-を含む。一部の実施形態では、Ls3は、少なくとも1つの-C(O)O-を含む。一部の実施形態では、Ls3は、-L’-C(O)O-または-L’-OC(O)-であり、式中、それぞれのL’は、独立して、本開示に記載されている通りである。一部の実施形態では、Ls3は、-L’-C(O)O-であり、式中、それぞれのL’は、独立して、本開示に記載されている通りである。一部の実施形態では、Ls3は、-L’-OC(O)-であり、式中、それぞれのL’は、独立して、本開示に記載されている通りである。
一部の実施形態では、Ls3は、少なくとも1つの-S(O)-N(R’)-を含み、式中、R’は、本開示に記載されている通りである。一部の実施形態では、Ls3は、少なくとも1つの-S(O)-N(R’)-を含み、式中、R’は、本開示に記載されている通りである。一部の実施形態では、Ls3は、-L’-N(R’)-S(O)-または-L’-S(O)-N(R’)-であり、式中、L’およびR’のそれぞれは、独立して、本開示に記載されている通りである。一部の実施形態では、Ls3は、-L’-N(R’)-S(O)-であり、式中、L’およびR’のそれぞれは、独立して、本開示に記載されている通りである。一部の実施形態では、Ls3は、-L’-S(O)-N(R’)-であり、式中、L’およびR’のそれぞれは、独立して、本開示に記載されている通りである。一部の実施形態では、Ls3は、-L’-N(CH)-S(O)-または-L’-S(O)-N(CH)-であり、式中、それぞれのL’は、独立して、本開示に記載されている通りである。一部の実施形態では、Ls3は、-L’-N(CH)-S(O)-であり、式中、L’は、本開示に記載されている通りである。一部の実施形態では、Ls3は、-L’-S(O)-N(CH)-であり、式中、L’は、本開示に記載されている通りである。
一部の実施形態では、Ls3は、少なくとも1つの-O-を含む。一部の実施形態では、Ls3は、-L’-O-であり、式中、L’は、独立して、本開示に記載されている通りである。
一部の実施形態では、Ls3は、L’であり、L’は、本開示に記載されている通りである。一部の実施形態では、Ls3は、必要に応じて置換されたアルキレンである。一部の実施形態では、Ls3は、置換されていないアルキレンである。
一部の実施形態では、Lは、少なくとも1つの-N(R’)-を含み、式中、R’は、本開示に記載されている通りである。一部の実施形態では、-N(R’)-は、2個の炭素原子に結合しており、2個の炭素原子はいずれも、ヘテロ原子と二重結合を形成していない。一部の実施形態では、-N(R’)-は、-C(O)-には結合していない。一部の実施形態では、-N(R’)-は、-C(S)-には結合していない。一部の実施形態では、-N(R’)-は、-C(=NR’)-には結合していない。一部の実施形態では、Lは、少なくとも1つの-N(R’)C(O)-を含み、式中、R’は、本開示に記載されている通りである。
一部の実施形態では、L、Ls1、Ls2、およびLs3は、それぞれ独立してかつ必要に応じて、R’基、例えば、-C(R’)-、-N(R’)-などの中のR’基を含み、R’基は、2つのR基によりなされ得るのと同様に、骨格原子と結合している基(例えば、Rになり得る基)(例えば、Ra1、Ra2、Ra3、La1またはLa2のR’基(例えば、-C(R’)-、-N(R’)-などの中のR’基)など)と一緒になって、二重結合または必要に応じて置換された環を形成する。一部の実施形態では、形成される環は、必要に応じて置換された3~10員環である。一部の実施形態では、形成される環は、必要に応じて置換された3員環である。一部の実施形態では、形成される環は、必要に応じて置換された4員環である。一部の実施形態では、形成される環は、必要に応じて置換された5員環である。一部の実施形態では、形成される環は、必要に応じて置換された6員環である。一部の実施形態では、形成される環は、単環式である。一部の実施形態では、形成される環は、飽和である。一部の実施形態では、形成される環は、部分不飽和である。一部の実施形態では、形成される環は、芳香族である。一部の実施形態では、形成される環は、1つまたは複数の環ヘテロ原子(例えば、窒素)を含む。一部の実施形態では、ステープル、またはL、Ls1、Ls2、および/またはLs3は、-N(R’)-を含み、R’は、骨格原子に結合している基と一緒になって、本明細書に記載の必要に応じて置換された環を形成する。一部の実施形態では、ステープル、またはL、Ls1、Ls2、および/またはLs3は、-C(R’)-を含み、R’は、骨格原子に結合している基と一緒になって、本明細書に記載の必要に応じて置換された環を形成する。
一部の実施形態では、ステープル、またはL、Ls1、Ls2、および/またはLs3は、1つまたは複数のアミノ酸側鎖(例えば、末端=CH以外の側鎖)の一部を含む。
本開示を読めば当業者には明らかになる通り、「L」という文字は、本明細書に記載のリンカー部分を指すように使用される;したがって、それぞれのL上付き文字(例えば、L、Ls1、Ls2、Ls3、Lなど)は、一部の実施形態では、別段の指定がない限り、Lであると理解される。
一部の実施形態では、Lは、少なくとも1つの-N(R’)-を含み、式中、R’は、本開示に記載されている通りである。一部の実施形態では、-N(R’)-は、2個の炭素原子に結合しており、2個の炭素原子はいずれも、ヘテロ原子と二重結合を形成していない。一部の実施形態では、-N(R’)-は、-C(O)-には結合していない。一部の実施形態では、-N(R’)-は、-C(S)-には結合していない。一部の実施形態では、-N(R’)-は、-C(=NR’)-には結合していない。一部の実施形態では、Lは、-L’-N(R’)-であり、式中、L’は、必要に応じて置換された二価C~C19脂肪族である。一部の実施形態では、Lは、-L’-N(CH)-であり、式中、L’は、必要に応じて置換された二価C~C19脂肪族である。
一部の実施形態では、Lは、少なくとも1つの-N(R’)C(O)-を含み、式中、R’は、本開示に記載されている通りである。一部の実施形態では、Lは、-L’-N(R’)C(O)-であり、式中、L’およびR’のそれぞれは、独立して、本開示に記載されている通りである。一部の実施形態では、Lは、-L’-N(CH)C(O)-であり、式中、L’は、独立して、本開示に記載されている通りである。
一部の実施形態では、Lは、少なくとも1つの-C(O)O-を含む。一部の実施形態では、Lは、少なくとも1つの-C(O)O-を含む。一部の実施形態では、Lは、-L’-C(O)O-または-L’-OC(O)-であり、式中、それぞれのL’は、独立して、本開示に記載されている通りである。一部の実施形態では、Lは、-L’-C(O)O-であり、式中、それぞれのL’は、独立して、本開示に記載されている通りである。一部の実施形態では、Lは、-L’-OC(O)-であり、式中、それぞれのL’は、独立して、本開示に記載されている通りである。
一部の実施形態では、Lは、少なくとも1つの-S(O)-N(R’)-を含み、式中、R’は、本開示に記載されている通りである。一部の実施形態では、Lは、少なくとも1つの-S(O)-N(R’)-を含み、式中、R’は、本開示に記載されている通りである。一部の実施形態では、Lは、-L’-N(R’)-S(O)-または-L’-S(O)-N(R’)-であり、式中、L’およびR’のそれぞれは、独立して、本開示に記載されている通りである。一部の実施形態では、Lは、-L’-N(R’)-S(O)-であり、式中、L’およびR’のそれぞれは、独立して、本開示に記載されている通りである。一部の実施形態では、Lは、-L’-S(O)-N(R’)-であり、式中、L’およびR’のそれぞれは、独立して、本開示に記載されている通りである。一部の実施形態では、Lは、-L’-N(CH)-S(O)-または-L’-S(O)-N(CH)-であり、式中、それぞれのL’は、独立して、本開示に記載されている通りである。一部の実施形態では、Lは、-L’-N(CH)-S(O)-であり、式中、L’は、本開示に記載されている通りである。一部の実施形態では、Lは、-L’-S(O)-N(CH)-であり、式中、L’は、本開示に記載されている通りである。
一部の実施形態では、Lは、少なくとも1つの-O-を含む。一部の実施形態では、Lは、-L’-O-であり、式中、L’は、独立して、本開示に記載されている通りである。
一部の実施形態では、Lは、L’であり、L’は、本開示に記載されている通りである。一部の実施形態では、Lは、必要に応じて置換されたアルキレンである。一部の実施形態では、Lは、置換されていないアルキレンである。
一部の実施形態では、Lは、必要に応じて置換された二価C~C25脂肪族である。一部の実施形態では、Lは、必要に応じて置換された二価C~C20脂肪族である。一部の実施形態では、Lは、必要に応じて置換された二価C~C15脂肪族である。一部の実施形態では、Lは、必要に応じて置換された二価C~C10脂肪族である。一部の実施形態では、Lは、必要に応じて置換された二価C~C脂肪族である。一部の実施形態では、Lは、必要に応じて置換された二価C~C脂肪族である。一部の実施形態では、Lは、必要に応じて置換された二価C~C脂肪族である。一部の実施形態では、Lは、必要に応じて置換された二価C~C脂肪族である。一部の実施形態では、Lは、必要に応じて置換された二価C~C脂肪族である。一部の実施形態では、Lは、必要に応じて置換された二価C~C脂肪族である。一部の実施形態では、Lは、必要に応じて置換されたアルキレンである。一部の実施形態では、Lは、必要に応じて置換されたアルケニレンである。一部の実施形態では、Lは、置換されていないアルキレンである。一部の実施形態では、Lは、-CH-である。一部の実施形態では、Lは、-(CH-である。一部の実施形態では、Lは、-(CH-である。一部の実施形態では、Lは、-(CH-である。一部の実施形態では、Lは、-(CH-である。一部の実施形態では、Lは、-(CH-である。一部の実施形態では、Lは、-(CH-である。一部の実施形態では、Lは、-(CH-である。一部の実施形態では、Lは、ペプチド骨格原子に結合している。一部の実施形態では、Lは、必要に応じて置換されたアルケニレンである。一部の実施形態では、Lは、置換されていないアルケニレンである。一部の実施形態では、Lは、-CH-CH=CH-CH-である。
一部の実施形態では、ステープルの一方の末端は、ペプチド骨格の原子An1に接続しており、An1は、Rで必要に応じて置換されており、ペプチドのN末端からアミノ酸位nにあるアミノ酸残基の原子であり、他方の末端は、ペプチド骨格の原子An2に接続しており、An2は、Rで必要に応じて置換されており(一部の実施形態では、Rおよび/またはRは、水素であり得るRである)、ペプチドのN末端からアミノ酸位nにあるアミノ酸残基の原子であり、nおよびnのそれぞれは、独立して、整数であり、n=n+mであり、mは、3~12である。
一部の実施形態では、mは、3である。一部の実施形態では、mは、4である。一部の実施形態では、mは、5である。一部の実施形態では、mは、6である。一部の実施形態では、mは、7である。一部の実施形態では、mは、8である。一部の実施形態では、mは、9である。一部の実施形態では、mは、10である。一部の実施形態では、mは、11である。一部の実施形態では、ステープルは、(i、i+m)ステープルと称される。
一部の実施形態では、An1は、炭素原子である。一部の実施形態では、An1は、アキラルである。一部の実施形態では、An1は、キラルである。一部の実施形態では、An1は、Rである。一部の実施形態では、An1は、Sである。
一部の実施形態では、An2は、炭素原子である。一部の実施形態では、An2は、アキラルである。一部の実施形態では、An2は、キラルである。一部の実施形態では、An2は、Rである。一部の実施形態では、An2は、Sである。
一部の実施形態では、An1は、アキラルであり、An2は、アキラルである。一部の実施形態では、An1は、アキラルであり、An2は、Rである。一部の実施形態では、An1は、アキラルであり、An2は、Sである。一部の実施形態では、An1は、Rであり、An2は、アキラルである。一部の実施形態では、An1は、Rであり、An2は、Rである。一部の実施形態では、An1は、Rであり、An2は、Sである。一部の実施形態では、An1は、Sであり、An2は、アキラルである。一部の実施形態では、An1は、Sであり、An2は、Rである。一部の実施形態では、An1は、Sであり、An2は、Sである。
一部の実施形態では、ステープル骨格接続点および/またはこれらの組合せにおける提供される立体化学は、必要に応じて、提供されるペプチドの1つまたは複数の構造要素、例えば、ステープルの化学的性質(炭化水素、非炭化水素)、ステープルの長さなどと一緒になって、種々の利益、例えば、調製物の収率、純度、および/または選択性の改善、特性の改善(例えば、溶解性の改善、安定性の改善、毒性の低減、選択性の改善など)、活性の改善などをもたらし得る。一部の実施形態では、提供される立体化学および/または立体化学の組合せは、典型的に使用されるもの、例えば、US9617309、US2015-0225471、US2016-0024153、US2016-0215036、US2016-0244494、WO2017/062518のものとは異なり、本開示に記載の利益の1つまたは複数をもたらすものである。
一部の実施形態では、ステープルは、種々の長さのものであってよく、一部の実施形態では、ステープルの鎖原子の数によって表される。一部の実施形態では、ステープルの鎖は、ステープルの第1の末端(ペプチド骨格との接続点)からステープルの第2の末端までのステープルにおける最も短い共有結合性の接続であり、第1の末端および第2の末端は2つの異なるペプチド骨格原子に接続している。一部の実施形態では、ステープルは、5~30個の鎖原子、例えば、5~20、5~15、5、6、7、8、9、または10~11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、または25個の鎖原子を含む。一部の実施形態では、ステープルは、5個の鎖原子を含む。一部の実施形態では、ステープルは、6個の鎖原子を含む。一部の実施形態では、ステープルは、7個の鎖原子を含む。一部の実施形態では、ステープルは、8個の鎖原子を含む。一部の実施形態では、ステープルは、9個の鎖原子を含む。一部の実施形態では、ステープルは、10個の鎖原子を含む。一部の実施形態では、ステープルは、11個の鎖原子を含む。一部の実施形態では、ステープルは、12個の鎖原子を含む。一部の実施形態では、ステープルは、13個の鎖原子を含む。一部の実施形態では、ステープルは、14個の鎖原子を含む。一部の実施形態では、ステープルは、15個の鎖原子を含む。一部の実施形態では、ステープルは、16個の鎖原子を含む。一部の実施形態では、ステープルは、17個の鎖原子を含む。一部の実施形態では、ステープルは、18個の鎖原子を含む。一部の実施形態では、ステープルは、19個の鎖原子を含む。一部の実施形態では、ステープルは、20個の鎖原子を含む。一部の実施形態では、ステープルは、鎖原子5個の長さを有する。一部の実施形態では、ステープルは、鎖原子6個の長さを有する。一部の実施形態では、ステープルは、鎖原子7個の長さを有する。一部の実施形態では、ステープルは、鎖原子8個の長さを有する。一部の実施形態では、ステープルは、鎖原子9個の長さを有する。一部の実施形態では、ステープルは、鎖原子10個の長さを有する。一部の実施形態では、ステープルは、鎖原子11個の長さを有する。一部の実施形態では、ステープルは、鎖原子12個の長さを有する。一部の実施形態では、ステープルは、鎖原子13個の長さを有する。一部の実施形態では、ステープルは、鎖原子14個の長さを有する。一部の実施形態では、ステープルは、鎖原子15個の長さを有する。一部の実施形態では、ステープルは、鎖原子16個の長さを有する。一部の実施形態では、ステープルは、鎖原子17個の長さを有する。一部の実施形態では、ステープルは、鎖原子18個の長さを有する。一部の実施形態では、ステープルは、鎖原子19個の長さを有する。一部の実施形態では、ステープルは、鎖原子20個の長さを有する。一部の実施形態では、ステープルは、鎖原子8~15個の長さを有する。一部の実施形態では、ステープルは、8~12個の鎖原子を有する。一部の実施形態では、ステープルは、9~12個の鎖原子を有する。一部の実施形態では、ステープルは、9~10個の鎖原子を有する。一部の実施形態では、ステープルは、8~10個の鎖原子を有する。一部の実施形態では、ステープルの長さを、それが接続しているアミノ酸残基の距離に応じて調整することができ、例えば、(i、i+7)ステープルについては(i、i+4)または(i、i+3)ステープルよりも長いステープルを利用することができる。一部の実施形態では、(i、i+3)ステープルは、約5~10、5~8、例えば、約5、6、7、8、9または10個の鎖原子を有する。一部の実施形態では、(i、i+3)ステープルは、5個の鎖原子を有する。一部の実施形態では、(i、i+3)ステープルは、6個の鎖原子を有する。一部の実施形態では、(i、i+3)ステープルは、7個の鎖原子を有する。一部の実施形態では、(i、i+3)ステープルは、8個の鎖原子を有する。一部の実施形態では、(i、i+3)ステープルは、9個の鎖原子を有する。一部の実施形態では、(i、i+3)ステープルは、10個の鎖原子を有する。一部の実施形態では、(i、i+4)ステープルは、約5~12、5~10、7~12、5~8、例えば、約5、6、7、8、9、10、11または12個の鎖原子を有する。一部の実施形態では、(i、i+4)ステープルは、5個の鎖原子を有する。一部の実施形態では、(i、i+4)ステープルは、6個の鎖原子を有する。一部の実施形態では、(i、i+4)ステープルは、7個の鎖原子を有する。一部の実施形態では、(i、i+4)ステープルは、8個の鎖原子を有する。一部の実施形態では、(i、i+4)ステープルは、9個の鎖原子を有する。一部の実施形態では、(i、i+4)ステープルは、10個の鎖原子を有する。一部の実施形態では、(i、i+4)ステープルは、11個の鎖原子を有する。一部の実施形態では、(i、i+4)ステープルは、12個の鎖原子を有する。一部の実施形態では、(i、i+7)ステープルは、約8~25、10~25、10~16、12~15、例えば、約8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、または25個の鎖原子を有する。一部の実施形態では、(i、i+7)ステープルは、8個の鎖原子を有する。一部の実施形態では、(i、i+7)ステープルは、9個の鎖原子を有する。一部の実施形態では、(i、i+7)ステープルは、10個の鎖原子を有する。一部の実施形態では、(i、i+7)ステープルは、11個の鎖原子を有する。一部の実施形態では、(i、i+7)ステープルは、12個の鎖原子を有する。一部の実施形態では、(i、i+7)ステープルは、13個の鎖原子を有する。一部の実施形態では、(i、i+7)ステープルは、14個の鎖原子を有する。一部の実施形態では、(i、i+7)ステープルは、15個の鎖原子を有する。一部の実施形態では、(i、i+7)ステープルは、16個の鎖原子を有する。一部の実施形態では、(i、i+7)ステープルは、17個の鎖原子を有する。一部の実施形態では、(i、i+7)ステープルは、18個の鎖原子を有する。一部の実施形態では、(i、i+7)ステープルは、19個の鎖原子を有する。一部の実施形態では、(i、i+7)ステープルは、20個の鎖原子を有する。一部の実施形態では、(i、i+7)ステープルは、21個の鎖原子を有する。一部の実施形態では、(i、i+7)ステープルは、22個の鎖原子を有する。一部の実施形態では、ステープルペプチドは、2つのステープルを有し、そのそれぞれが、独立して、そのような(i、i+3)、(i、i+4)または(i、i+7)ステープルである。一部の実施形態では、ステープルペプチドは、そのような(i、i+3)ステープルおよびそのような(i、i+7)ステープルを有する。一部の実施形態では、ステープルペプチドは、そのような(i、i+4)ステープルおよびそのような(i、i+7)ステープルを有する。
ステープルの長さを他のやり方で記載することができる。例えば、一部の実施形態では、ステープルの長さを、鎖原子および非鎖環原子の総数として記載することができ、その場合、非鎖環原子は、1つまたは複数の鎖原子と環を形成するステープルの原子であるが、ステープルの第1の末端からステープルの第2の末端までの最も短い共有結合性の接続内にないという点で、鎖原子ではない。一部の実施形態では、単量体A(アゼチジン部分を含む)、単量体B(ピロリジン部分を含む)、および/または単量体C(ピロリジン部分を含む)などを使用して形成されるステープルは、1つまたは2つの非鎖環原子を含み得る。
一部の実施形態では、ステープルは、鎖内にヘテロ原子を有さない。一部の実施形態では、ステープルは、鎖内に少なくとも1個のヘテロ原子を含む。一部の実施形態では、ステープルは、鎖内に少なくとも1個の窒素原子を含む。
一部の実施形態では、ステープルは、Lであり、ここで、Lは、必要に応じて置換された二価C8~14脂肪族基であり、脂肪族基の1つまたは複数のメチレン単位は、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-Cy-、-O-、-S-、-S-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられている。一部の実施形態では、ステープルは、Lであり、ここで、Lは、必要に応じて置換された二価C9~13脂肪族基であり、脂肪族基の1つまたは複数のメチレン単位は、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-Cy-、-O-、-S-、-S-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられている。一部の実施形態では、ステープルは、Lであり、ここで、Lは、必要に応じて置換された二価C10~15脂肪族基であり、脂肪族基の1つまたは複数のメチレン単位は、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-Cy-、-O-、-S-、-S-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられている。一部の実施形態では、ステープルは、Lであり、ここで、Lは、必要に応じて置換された二価C11~14脂肪族基であり、脂肪族基の1つまたは複数のメチレン単位は、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-Cy-、-O-、-S-、-S-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられている。一部の実施形態では、ステープルは、ステープルに直接接続した2つのアミノ酸残基を含めず、ステープルに直接接続した2つのアミノ酸残基の間に2つのアミノ酸残基が存在するという点で、(i、i+3)ステープルである。一部の実施形態では、ステープルは、ステープルに直接接続した2つのアミノ酸残基を含めず、ステープルに直接接続した2つのアミノ酸残基の間に3つのアミノ酸残基が存在するという点で、(i、i+4)ステープルである。一部の実施形態では、ステープルは、ステープルに直接接続した2つのアミノ酸残基を含めず、ステープルに直接接続した2つのアミノ酸残基の間に6つのアミノ酸残基が存在するという点で、(i、i+7)ステープルである。
一部の実施形態では、L、Ls1、Ls2、およびLs3のそれぞれについて、メチレン単位の何らかの置換えが存在する場合、-N(R’)-、-C(O)-N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-C(O)O-、-S(O)N(R’)-、または-O-での置換えである。一部の実施形態では、L、Ls1、Ls2、およびLs3のそれぞれについて、メチレン単位の何らかの置換えが存在する場合、-N(R’)-、-N(R’)-C(O)-、または-N(R’)C(O)O-での置換えである。一部の実施形態では、L、Ls1、Ls2、およびLs3のそれぞれについて、メチレン単位の何らかの置換えが存在する場合、-N(R’)-または-N(R’)C(O)O-での置換えである。一部の実施形態では、L、Ls1、Ls2、およびLs3のそれぞれについて、メチレン単位の何らかの置換えが存在する場合、-N(R’)-での置換えである。一部の実施形態では、L、Ls1、Ls2、およびLs3のそれぞれについて、メチレン単位の何らかの置換えが存在する場合、-N(R’)C(O)O-での置換えである。
一部の実施形態では、ステープルは、二重結合を含む。一部の実施形態では、ステープルは、2つのオレフィンのオレフィンメタセシスによって形成されたものであり得る二重結合を含む。一部の実施形態では、ステープルは、例えば、本明細書に記載のアミノ酸残基内の1つまたは複数の二重結合が関与する、メタセシス反応によって形成される。一部の実施形態では、オレフィンを含む第1のアミノ酸残基(例えば、AA1-CH=CH)およびオレフィンを含む第2のアミノ酸残基(例えば、AA2-CH=CH)がステープリングされている(例えば、AA1-CH=CH-AA2が形成され、ここで、AA1およびAA2は、典型的には1つまたは複数のアミノ酸残基を通じて連結している)。一部の実施形態では、例えばステープル内のオレフィンは、-CHR’-CHR’-に変換されており、式中、それぞれのR’は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、R’は、本明細書に記載のRである。一部の実施形態では、R’は、-Hである。一部の実施形態では、それぞれのR’は、-Hである。一部の実施形態では、R’は、-ORであり、ここで、Rは、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、R’は、-OHである。一部の実施形態では、R’は、-N(R)であり、式中、それぞれのRは、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、R’は、-SRであり、式中、Rは、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、R’は、Rであり、ここで、Rは、必要に応じて置換された脂肪族、例えば、C1~10脂肪族である。一部の実施形態では、R’は、Rであり、ここで、Rは、必要に応じて置換された脂肪族、例えば、C1~10アルケニルである。一部の実施形態では、R’は、Rであり、ここで、Rは、必要に応じて置換された脂肪族、例えば、C1~10アルキニルである。一部の実施形態では、-CHR’-CHR’-は、-CH-CH-である。一部の実施形態では、2つのオレフィンのそれぞれは、独立して、アミノ酸残基の側鎖のものである。一部の実施形態では、それぞれのオレフィンは、独立して、末端オレフィンである。一部の実施形態では、それぞれのオレフィンは、独立して、一置換オレフィンである。
一部の実施形態では、ステープリングに好適なアミノ酸は、式A-II:
NH(Ra1)-La1-C(-L-CH=CH)(Ra3)-La2-COOH,
A-II
またはその塩の構造を有し、式中、それぞれの変数は、独立して、本開示に記載されている通りである。
一部の実施形態では、式A-Iのアミノ酸は、式A-IIIの構造:
NH(Ra1)-C(-L-CH=CH)(Ra3)-COOH,
A-III
を有する化合物またはその塩であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本開示に記載されている通りである。
一部の実施形態では、式A-Iのアミノ酸またはその塩は、式A-IV:
NH(Ra1)-La1-C(-L-COOH)(Ra3)-La2-COOH,
A-IV
またはその塩の構造を有し、式中、それぞれの変数は、独立して、本開示に記載されている通りである。一部の実施形態では、ステープリングに好適なアミノ酸は、式A-IVの構造またはその塩を有し、式中、それぞれの変数は、独立して、本開示に記載されている通りである。
一部の実施形態では、アミノ酸は、式A-V:
NH(Ra1)-La1-C(-L-RSP1)(Ra3)-La2-COOH,
A-V
またはその塩の構造を有し、式中、それぞれの変数は、独立して、本開示に記載されている通りである。一部の実施形態では、ステープリングに好適なアミノ酸は、式A-Vの構造またはその塩を有し、式中、それぞれの変数は、独立して、本開示に記載されている通りである。
一部の実施形態では、ステープリングのためのアミノ酸は、式A-VI:
NH(Ra1)-La1-C(-L-RSP1)(-L-RSP2)-La2-COOH,
A-VI
の構造またはその塩を有し、式中、それぞれの変数は、独立して、本開示に記載されている通りである。一部の実施形態では、ステープリングに好適なアミノ酸は、式A-VIの構造またはその塩を有し、式中、それぞれの変数は、独立して、本開示に記載されている通りである。
本明細書で使用される場合、RSP1およびRSP2のそれぞれは、独立して、反応性基を含む。一部の実施形態では、RSP1およびRSP2のそれぞれは、独立して、反応性基である。一部の実施形態では、反応性基は、必要に応じて置換された-CH=CHである。一部の実施形態では、反応性基は、-CH=CHである。一部の実施形態では、反応性基は、アミノ基、例えば、-NHRであり、式中、Rは、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、反応性基は、酸性基(acid group)である。一部の実施形態では、反応性基は、-COOHまたはその活性化された形態である。一部の実施形態では、反応性基は、環化付加反応(例えば、[3+2]、[4+2]など)のためのもの、例えば、アルケン、アルキン、ジエン、1,3-双極子(例えば、-N)などである。一部の実施形態では、反応性基は、必要に応じて置換された-C≡CHである。一部の実施形態では、反応性基は、-C≡CHである。一部の実施形態では、反応性基は、-Nである。
一部の実施形態では、第1のアミノ酸残基のRSP1またはRSP2および第2のアミノ酸残基のRSP1またはRSP2は互いに反応し得、したがって、2つのアミノ酸残基はステープルで接続される。一部の実施形態では、反応は、2つのオレフィン、例えば、2つの-CH=CH間のオレフィンメタセシスである。一部の実施形態では、反応はアミド化であり、一方の反応性基、はアミノ基、例えば、-NHRであり、式中、Rは、本明細書に記載の通りであり(例えば、一部の実施形態では、Rは、-Hである;一部の実施形態では、Rは、必要に応じて置換されたC1~6脂肪族である)、他方の反応性基は、酸性基(acid group)(例えば、-COOH)またはその活性化された形態である。一部の実施形態では、反応は、環化付加反応、例えば、[4+2]、[3+2]などである。一部の実施形態では、第1の反応性基および第2の反応性基は、環化付加反応に好適な2つの反応性基である。一部の実施形態では、反応は、クリック反応である。一部の実施形態では、一方の反応性基は、-Nであるかまたはそれを含み、他方の反応性基は、アルキン、例えば、末端アルキンまたは活性化された/歪みを有するアルキンであるかまたはそれを含む。一部の実施形態では、他方の反応性基は、-C≡CHであるかまたはそれを含む。
一部の実施形態では、第1のアミノ酸残基のRSP1またはRSP2および第2のアミノ酸残基のRSP1またはRSP2は、試薬と反応し得、したがって、この2つのアミノ酸残基が接続されてステープルを形成する。一部の実施形態では、試薬は、2つの反応性基を含み、一方は第1のアミノ酸残基のRSP1またはRSP2と反応し、他方は第1のアミノ酸残基のRSP1またはRSP2と反応する。一部の実施形態では、両方のアミノ酸残基のRSP1またはRSP2は同じまたは同じ型であり、例えば、どちらもアミノ基であり、連結試薬の2つの反応性基も同じであり、例えば、どちらも-COOHまたはその活性化された形態などの酸性基(acid group)である。一部の実施形態では、両方のアミノ酸残基のRSP1またはRSP2はどちらも酸性基(acid group)、例えば、-COOHまたはその活性化された形態であり、連結剤の両方の反応性基はアミノ基である。一部の実施形態では、両方のアミノ酸残基のRSP1またはRSP2はどちらも求核基、例えば、-SHであり、連結試薬の両方の反応性基は求電子性(例えば、-Br、-Iなどの脱離基に結合した炭素)である。
一部の実施形態では、RSP1とRSP2は同じである。一部の実施形態では、RSP1とRSP2は異なる。一部の実施形態では、RSP1は、-CH=CHであるかまたはそれを含む。一部の実施形態では、RSP1は、-COOHであるかまたはそれを含む。一部の実施形態では、RSP1は、アミノ基であるかまたはそれを含む。一部の実施形態では、RSP1は、-NHRであるかまたはそれを含む。一部の実施形態では、Rは、水素または必要に応じて置換されたC1~6脂肪族である。一部の実施形態では、RSP1は、-NHであるかまたはそれを含む。一部の実施形態では、RSP1は、-Nであるかまたはそれを含む。一部の実施形態では、RSP2は、-CH=CHであるかまたはそれを含む。一部の実施形態では、RSP2は、-COOHであるかまたはそれを含む。一部の実施形態では、RSP2は、アミノ基であるかまたはそれを含む。一部の実施形態では、RSP2は、-NHRであるかまたはそれを含む。一部の実施形態では、Rは、水素または必要に応じて置換されたC1~6脂肪族である。一部の実施形態では、RSP2は、-NHであるかまたはそれを含む。一部の実施形態では、RSP2は、-Nであるかまたはそれを含む。
一部の実施形態では、アミノ酸残基の対のそれぞれのアミノ酸残基は、独立して、式A-IIまたはA-IIIのアミノ酸またはその塩の残基である。一部の実施形態では、そのようなアミノ酸残基の対は、例えば、オレフィンメタセシスによってステープリングされている。一部の実施形態では、ステープルは、-L-CH=CH-L-の構造を有し、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、ステープル内のオレフィンは、還元されている。一部の実施形態では、一部の実施形態では、ステープルは、-L-CH-CH-L-の構造を有し、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、1つのLは本明細書に記載のLs1であり、1つのLは本明細書に記載のLs3である。
一部の実施形態では、アミノ酸残基の対のそれぞれのアミノ酸残基は、独立して、式A-IIまたはA-IIIのアミノ酸またはその塩の残基である。一部の実施形態では、そのようなアミノ酸残基の対は、例えば、オレフィンメタセシスによってステープリングされている。一部の実施形態では、ステープルは、-L-CH=CH-L-の構造を有し、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、ステープル内のオレフィンは、還元されている。一部の実施形態では、一部の実施形態では、ステープルは、-L-CH-CH-L-の構造を有し、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、1つのLは本明細書に記載のLs1であり、1つのLは本明細書に記載のLs3である。
一部の実施形態では、ステープルによって接続された、例えば、独立して、式A-Iまたはその塩のアミノ酸の2つのアミノ酸残基は、-N(Ra1)-La1-C(-L-RAA)(Ra3)-La2-CO-の構造を有し、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りであり、RAAは、アミノ酸残基である。一部の実施形態では、ステープルによって接続された、例えば、独立して、式A-Iまたはその塩のアミノ酸の2つのアミノ酸残基は、-N(-L-RAA)-La1-C(Ra2)(Ra3)-La2-CO-の構造を有し、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りであり、RAAは、アミノ酸残基である。一部の実施形態では、ステープルによって接続された、例えば、独立して、式A-Iまたはその塩のアミノ酸の2つのアミノ酸残基は、Ra1-N(-L-RAA)-La1-C(Ra2)(Ra3)-La2-CO-の構造を有し、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りであり、RAAは、アミノ酸残基である。一部の実施形態では、2つのステープルで接続された、例えば、独立して、式A-Iまたはその塩のアミノ酸の3つのアミノ酸残基は、Ra1-N(-L-RAA)-La1-C(-L-RAA)(Ra3)-La2-CO-の構造を有し、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りであり、RAAは、アミノ酸残基である。一部の実施形態では、2つのステープルで接続された、例えば、独立して、式A-Iまたはその塩のアミノ酸の3つのアミノ酸残基は、-N(-L-RAA)-La1-C(-L-RAA)(Ra3)-La2-CO-の構造を有し、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りであり、RAAは、アミノ酸残基である。一部の実施形態では、2つのステープルで接続された、例えば、独立して、式A-Iまたはその塩のアミノ酸の3つのアミノ酸残基(例えば、XおよびX14の両方とステープリングされたX)は、-N(Ra1)-La1-C(-L-RAA)(-L-RAA)-La2-CO-の構造を有し、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りであり、RAAは、アミノ酸残基である。一部の実施形態では、それぞれのRAAは、独立して、式A-I、A-II、A-III、A-IV、A-V、A-VIなどのアミノ酸またはその塩の残基である。一部の実施形態では、RAAは、-C(Ra3)[-La1-N(Ra1)-](-La2-CO-)であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、RAAは、-C(Ra3)[-N(Ra1)-](-CO-)であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、それぞれのRAAは、独立して、-N(-)[-La1-C(Ra2)(Ra3)-La2-CO-]であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りであり、式中、-C(-)(Ra3)-は、ステープルに結合している。一部の実施形態では、それぞれのRAAは、独立して、-N(-)[-C(Ra2)(Ra3)-CO-]であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りであり、式中、-C(-)(Ra3)-は、ステープルに結合している。一部の実施形態では、それぞれのRAAは、独立して、Ra1-N(-)[-La1-C(Ra2)(Ra3)-La2-CO-]であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りであり、式中、-C(-)(Ra3)-は、ステープルに結合している。一部の実施形態では、それぞれのRAAは、独立して、Ra1-N(-)[-C(Ra2)(Ra3)-CO-]であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りであり、式中、-C(-)(Ra3)-は、ステープルに結合している。
種々のステープル、例えば、Lは本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、Lは、本明細書に記載の-Ls1-Ls2-Ls3-である。一部の実施形態では、Ls1は、本明細書に記載のLである。一部の実施形態では、Ls3は、本明細書に記載のLである。一部の実施形態では、Ls1は、2つのステープリングされたアミノ酸残基のうちの第1のLである。一部の実施形態では、Ls2は、2つのステープリングされたアミノ酸残基のうちの第2のLである。一部の実施形態では、Ls2は、二重結合であるかまたはそれを含む。一部の実施形態では、Ls2は、-CH=CH-であるかまたはそれを含む。一部の実施形態では、Ls2は、必要に応じて置換された-CH-CH-であるかまたはそれを含む。一部の実施形態では、Ls2は、-CH-CH-であるかまたはそれを含む。一部の実施形態では、Ls2は、-C(O)N(R’)-(例えば、一方がアミノ基であるかまたはそれを含むRSP1基を有し、他方が-COOHであるかまたはそれを含むRSP2基を有する、2つのアミノ酸残基によって形成されるステープル)であるかまたはそれを含む。一部の実施形態では、Ls2は、-C(O)NH-であるかまたはそれを含む。一部の実施形態では、Ls1およびLs3のそれぞれは、独立して、必要に応じて置換された直鎖または分岐鎖のC1~10炭化水素鎖である。一部の実施形態では、Ls1およびLs3のそれぞれは、独立して、-(CH)n-であり、式中、nは、1~10である。一部の実施形態では、Ls1は、-CH-である。一部の実施形態では、Ls3は、-(CH-である。
一部の実施形態では、Lは、-CH-CH=CH-(CH-である。一部の実施形態では、Lは、-(CH-である。
一部の実施形態では、Lは、-(CH-C(O)NH-(CH-である。
一部の実施形態では、Lは、2つの骨格炭素原子に結合している。一部の実施形態では、Lは、2つのステープリングされたアミノ酸残基の2つのアルファ炭素原子に結合している。一部の実施形態では、Lは、骨格窒素原子および骨格炭素原子(例えば、アルファ炭素)に結合している。
一部の実施形態では、Lは、少なくとも1つの-N(R’)-を含み、式中、R’は、独立して、本開示に記載されている通りである。一部の実施形態では、Lは、-Lam1-N(R’)-を含み、式中、R’は、独立して、本開示に記載されている通りであり、Lam1は、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、Lは、-Lam1-N(R’)-Lam2-であるかまたはそれを含み、式中、Lam1、R’、およびLam2のそれぞれは、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、R’は、必要に応じて置換されたC1~6脂肪族である。一部の実施形態では、R’は、メチルである。一部の実施形態では、R’は、Ra3と一緒になって、本明細書に記載の必要に応じて置換された環を形成する。一部の実施形態では、形成される環は、本明細書に記載の3~10員の単環式飽和環である。一部の実施形態では、形成される環は、-N(R’)-の窒素に加えて追加的なヘテロ原子環原子を有さない。一部の実施形態では、形成される環は、3員である。一部の実施形態では、形成される環は、4員である。一部の実施形態では、形成される環は、5員である。一部の実施形態では、形成される環は、6員である。
一部の実施形態では、Lは、少なくとも1つの-C(R’)-を含み、式中、それぞれのR’は、独立して、本開示に記載されている通りである。一部の実施形態では、Lは、-Lam1-C(R’)-を含み、式中、R’は、独立して、本開示に記載されている通りであり、Lam1は、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、Lは、-Lam1-C(R’)-Lam2-であるかまたはそれを含み、Lam1、R’、およびLam2のそれぞれは、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、R’は、-Hである。一部の実施形態では、-C(R’)-は、必要に応じて置換された-CH-である。一部の実施形態では、-C(R’)-は、-CH-である。一部の実施形態では、1つのR’は、Ra3と一緒になって、本明細書に記載の必要に応じて置換された環を形成する。一部の実施形態では、形成される環は、本明細書に記載の3~10員の単環式飽和環である。一部の実施形態では、形成される環は、-N(R’)-の窒素に加えて追加的なヘテロ原子環原子を有さない。一部の実施形態では、形成される環は、3員である。一部の実施形態では、形成される環は、4員である。一部の実施形態では、形成される環は、5員である。一部の実施形態では、形成される環は、6員である。
本明細書に記載の通り、Lam1およびLam2のそれぞれは、独立して、本明細書に記載のLamである。本明細書に記載の通り、Lamは、共有結合であるか、または必要に応じて置換された二価C~C10脂肪族基であり、ここで、脂肪族基の1つまたは複数のメチレン単位は、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-Cy-、-O-、-S-、-S-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられている。一部の実施形態では、Lamは、共有結合である。一部の実施形態では、Lamは、必要に応じて置換された二価C~C10脂肪族基である。一部の実施形態では、Lamは、必要に応じて置換された二価、直鎖C~C10脂肪族基である。一部の実施形態では、Lamは、必要に応じて置換されたC1~10アルキレンである。一部の実施形態では、Lamは、C1~10アルキレンである。一部の実施形態では、Lamは、必要に応じて置換された直鎖C1~10アルキレンである。一部の実施形態では、Lamは、必要に応じて置換された-CH-である。一部の実施形態では、Lamは、-CH-である。
一部の実施形態では、Lam1は、共有結合である。一部の実施形態では、Lam1は、必要に応じて置換された二価C~C10脂肪族基である。一部の実施形態では、Lam1は、必要に応じて置換された二価、直鎖C~C10脂肪族基である。一部の実施形態では、Lam1は、必要に応じて置換されたC1~10アルキレンである。一部の実施形態では、Lam1は、C1~10アルキレンである。一部の実施形態では、Lam1は、必要に応じて置換された直鎖C1~10アルキレンである。一部の実施形態では、Lam1は、必要に応じて置換された-CH-である。一部の実施形態では、Lam1は、-CH-である。一部の実施形態では、Lam1は、骨格原子に結合している。一部の実施形態では、Lam1は、アミノ酸のアルファ-炭素に結合している。
一部の実施形態では、Lam2は、共有結合である。一部の実施形態では、Lam2は、必要に応じて置換された二価C~C10脂肪族基である。一部の実施形態では、Lam2は、必要に応じて置換された二価、直鎖C~C10脂肪族基である。一部の実施形態では、Lam2は、必要に応じて置換されたC1~10アルキレンである。一部の実施形態では、Lam2は、C1~10アルキレンである。一部の実施形態では、Lam2は、必要に応じて置換された直鎖C1~10アルキレンである。一部の実施形態では、Lam2は、必要に応じて置換された-CH-である。一部の実施形態では、Lam2は、-CH-である。一部の実施形態では、Lam2は、-C(O)-であるかまたはそれを含む。一部の実施形態では、-C(O)-は、窒素原子に結合している。一部の実施形態では、Lam2は、-S(O)-であるかまたはそれを含む。一部の実施形態では、-S(O)-は、窒素原子に結合している。一部の実施形態では、Lam2は、-O-であるかまたはそれを含む。一部の実施形態では、Lam2は、-C(O)-O-であるかまたはそれを含む。一部の実施形態では、-C(O)-O-は、窒素原子に結合している。一部の実施形態では、Lam2は、窒素原子に結合しており、その窒素原子に結合した-C(O)-基を含む。一部の実施形態では、Lam2は、窒素原子に結合しており、その窒素原子に結合した-C(O)-O-基を含む。一部の実施形態では、Lam2は、-C(O)-O-CH-であるかまたはそれを含み、式中、-CH-は、必要に応じて置換されている。一部の実施形態では、Lam2は、-C(O)-O-CH-である。
一部の実施形態では、Lは、本明細書に記載のLs1である。一部の実施形態では、Lは、本明細書に記載のLs2である。
一部の実施形態では、Ra3は、-L-CH=CHであり、式中、Lは、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、Ra2およびRa3のそれぞれは、独立して、二重結合、例えば末端オレフィンを含み、それは、必要に応じてかつ独立して、オレフィンを含む別の残基とステープリングしていてよい。一部の実施形態では、Ra2およびRa3のそれぞれは、独立して、-L-CH=CHである。一部の実施形態では、アミノ酸は、2つのアミノ酸残基と、独立して、Ra2およびRa3を通じてステープリングされている。一部の実施形態では、そのようなアミノ酸は、B5である。
一部の実施形態では、アミノ酸は、表A-I、A-II、A-IIIから選択される(Fmoc保護されたものとして存在し得る)。当業者には理解される通り、とりわけ、ペプチドに組み入れられる場合、Fmoc保護されたアミノ基およびカルボキシル基は、独立して、他のアミノ酸残基とアミド接続を形成し得る(またはN末端もしくはC末端キャップ形成基、またはN末端もしくはC末端アミノ基もしくはカルボキシル基として存在し得る)。Alloc基内のものを含めたオレフィンを利用して、オレフィンメタセシスによるステープルを形成することができる。オレフィンを含むステープルを、例えば、水素付加してオレフィン二重結合を単結合に変換することによって、および/または、COを押し出してカルバメート部分(例えば、-O-(CO)-N(R’)-)をアミン部分(例えば、-N(R’)-)に変換することによって、さらに修飾することができる。一部の実施形態では、薬剤は、ステープルペプチド(例えば、表E3に従って記載されるステープルペプチド)またはその塩であるかまたはそれを含み、ステープルペプチドにおいて、それぞれの二重結合が単結合に変換される。一部の実施形態では、変換は、それぞれのオレフィン炭素原子に-Hが付加される水素付加によって達成される。一部の実施形態では、オレフィン二重結合が-CHR’-CHR’-で置き換えられ、式中、それぞれのR’は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、R’は、本明細書に記載のRである。一部の実施形態では、R’は、-Hである。一部の実施形態では、それぞれのR’は、-Hである。一部の実施形態では、R’は、-ORであり、式中、Rは、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、R’は、-OHである。一部の実施形態では、R’は、-N(R)であり、式中、それぞれのRは、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、R’は、-SRであり、式中、Rは、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、R’は、Rであり、ここで、Rは、必要に応じて置換された脂肪族、例えば、C1~10脂肪族である。一部の実施形態では、R’は、Rであり、ここで、Rは、必要に応じて置換された脂肪族、例えば、C1~10アルケニルである。一部の実施形態では、R’は、Rであり、ここで、Rは、必要に応じて置換された脂肪族、例えば、C1~10アルキニルである。一部の実施形態では、-CHR’-CHR’-は、-CH-CH-である。
Figure 2023535026000004
Figure 2023535026000005
Figure 2023535026000006

Figure 2023535026000007
一部の実施形態では、アミノ酸は、アルファ-アミノ酸である。一部の実施形態では、アミノ酸は、L-アミノ酸である。一部の実施形態では、アミノ酸は、D-アミノ酸である。一部の実施形態では、アミノ酸のアルファ-炭素は、アキラルである。一部の実施形態では、アミノ酸は、ベータ-アミノ酸である。一部の実施形態では、アミノ酸は、ガンマ-アミノ酸である。
一部の実施形態では、提供されるアミノ酸配列は、側鎖が連結して1つまたは複数のステープルを形成する2つまたはそれよりも多くのアミノ酸残基を含有する。一部の実施形態では、提供されるアミノ酸配列は、そのそれぞれが、独立して、オレフィンを含む側鎖を有する2つまたはそれよりも多くのアミノ酸残基を含有する。一部の実施形態では、提供されるアミノ酸配列は、そのそれぞれが、独立して、末端オレフィンを含む側鎖を有する2つまたはそれよりも多くのアミノ酸残基を含有する。一部の実施形態では、提供されるアミノ酸配列は、そのそれぞれが、独立して、オレフィンを含む側鎖を有する2つかつ2つを超えないアミノ酸残基を含有する。一部の実施形態では、提供されるアミノ酸配列は、そのそれぞれが、独立して、末端オレフィンを含む側鎖を有する2つかつ2つを超えないアミノ酸残基を含有する。一部の実施形態では、提供されるアミノ酸配列は、オレフィン、およびアミノ基の窒素原子以外の窒素原子を含む、少なくとも1つのアミノ酸の残基を含む。一部の実施形態では、提供されるアミノ酸配列は、末端オレフィン、およびアミノ基の窒素原子以外の窒素原子を含む少なくとも1つのアミノ酸の残基を含む。一部の実施形態では、提供されるアミノ酸配列は、末端オレフィンおよび窒素原子を含む側鎖を有する少なくとも1つのアミノ酸の残基を含む。一部の実施形態では、提供されるアミノ酸配列は、式A-Iの少なくとも1つのアミノ酸の残基を含み、式中、Ra2は、オレフィンおよび-N(R’)-部分を含み、式中、R’は、本開示に記載されている通りである(一部の実施形態では、必要に応じて、Ra3およびそれらの介在原子と一緒になって本開示に記載の必要に応じて置換された環を形成するものを含む)。一部の実施形態では、Ra2は、末端オレフィンおよび-N(R’)-部分を含み、式中、R’は、本開示に記載されている通りである。一部の実施形態では、提供されるアミノ酸配列は、表A-Iから選択される少なくとも1つのアミノ酸の残基を含む。一部の実施形態では、提供されるアミノ酸配列は、表A-IIから選択される少なくとも1つのアミノ酸の残基を含む。一部の実施形態では、提供されるアミノ酸配列は、表A-IIIから選択される少なくとも1つのアミノ酸の残基を含む。一部の実施形態では、2つの側鎖に由来する2つのオレフィンがオレフィンメタセシスによって連結して、ステープルを形成する。一部の実施形態では、ステープルは、目的の標的の対応する位置にないアミノ酸残基の側鎖によって形成されることが好ましい。一部の実施形態では、形成されるステープルは、ペプチドと目的の標的の相互作用を妨害しない。
一部の実施形態では、提供されるステープルは、炭化水素ステープルである。一部の実施形態では、炭化水素ステープルは、鎖ヘテロ原子を含まず、ステープルの鎖は、ステープルの一方の末端からステープルの他方の末端まで、ステープル内の最も短い共有結合性の接続である。
一部の実施形態では、ステープル内のオレフィンは、Z-オレフィンである。一部の実施形態では、ステープル内のオレフィンは、E-オレフィンである。一部の実施形態では、提供される組成物は、Z-オレフィンを含有するステープルを含むステープルペプチドおよびE-オレフィンを含有するステープルを含むステープルペプチドを含む。一部の実施形態では、提供される組成物は、Z-オレフィンを含有するステープルを含むステープルペプチドを含む。一部の実施形態では、提供される組成物は、E-オレフィンを含有するステープルを含むステープルペプチドを含む。一部の実施形態では、ステープルオレフィンのE/Z立体配置のみが異なり、他の点では同一であるステープルペプチドは、本明細書において実証されている通り、異なる特性および/または活性を示す。一部の実施形態では、状況を考慮すると、ステープルにE-オレフィンを有するステープルペプチドにより、ある特定の望ましい特性および/または活性がもたらされ得る。一部の実施形態では、状況を考慮すると、ステープルにZ-オレフィンを有するステープルペプチドにより、ある特定の望ましい特性および/または活性がもたらされ得る。
一部の実施形態では、本開示は、ステープルペプチドを含む組成物を提供する。一部の実施形態では、組成物は、ステープルペプチドのただ1つの立体異性体(例えば、EまたはZ異性体、および/またはキラル中心に対して単一のジアステレオマー/鏡像異性体など)を含む。一部の実施形態では、組成物は、2種またはそれよりも多くの立体異性体(例えば、1つもしくは複数の二重結合のE異性体およびZ異性体の両方、ならびに/またはキラル中心に対して1種もしくは複数のジアステレオマー/鏡像異性体など)を含む。一部の実施形態では、組成物は、クロマトグラフィー、例えば、HPLCによる分離において、単一ピークに対応する。一部の実施形態では、ピークは、ただ1種の立体異性体を含む。一部の実施形態では、ピークは、2種またはそれよりも多くの立体異性体を含む。
一部の実施形態では、2つのステープルがペプチド骨格の同じ原子に結合し、それにより、ステッチドペプチドが形成され得る。
一部の実施形態では、ステープルは、pro-ロックであり、ステープルの一方の末端は、プロリン残基のアルファ-炭素に結合している。
一部の実施形態では、ステープルは、以下の表S-1、S-2、S-3、S-4およびS-5に例示されているステープルである(明確にするために例示的なペプチド骨格が例示されている(他のペプチド骨格に適用することができる)、それぞれのXは、独立して、アミノ酸残基である)。一部の実施形態では、ステープルは、表S-6のステープルである(ステープルに結合したアミノ酸残基が例示されている)。一部の実施形態では、オレフィンは、Zである。一部の実施形態では、オレフィンは、Eである。一部の実施形態では、(i、i+3)ステープルは、表S-1から選択される。一部の実施形態では、(i、i+3)ステープルは、表S-2から選択される。表S-1および表S-2のステープルが(i、i+3)に利用される場合、これらの表では「X」は「X」(すなわち、3つのアミノ酸残基の代わりに2つのアミノ酸残基)になることが本開示を読めば当業者には理解されよう。一部の実施形態では、(i、i+4)ステープルは、表S-1から選択される。一部の実施形態では、(i、i+4)ステープルは、表S-2から選択される。一部の実施形態では、(i、i+7)ステープルは、表S-3から選択される。一部の実施形態では、(i、i+7)ステープルは、表S-4から選択される。
Figure 2023535026000008

Figure 2023535026000009

Figure 2023535026000010
Figure 2023535026000011

Figure 2023535026000012

Figure 2023535026000013
Figure 2023535026000014

Figure 2023535026000015

Figure 2023535026000016

Figure 2023535026000017

Figure 2023535026000018

Figure 2023535026000019

Figure 2023535026000020
Figure 2023535026000021
一部の実施形態では、ステープルは、示されている位置でアミノ酸と接続した、以下のうちの1つであり得る:
Figure 2023535026000022

Figure 2023535026000023

Figure 2023535026000024

Figure 2023535026000025

Figure 2023535026000026

Figure 2023535026000027

Figure 2023535026000028

Figure 2023535026000029

Figure 2023535026000030

Figure 2023535026000031

Figure 2023535026000032

Figure 2023535026000033

Figure 2023535026000034

Figure 2023535026000035
一部の実施形態では、ペプチドは、表S-6のステープルまたはステッチ(2つのステープル)を含む。表6において、アミノ酸残基は、NからCまでまたはCからNまでのいずれかであり得る。一部の実施形態では、アミノ酸残基は、NからCまでである。一部の実施形態では、アミノ酸残基は、CからNまでである。一部の実施形態では、二重結合は、Eである。一部の実施形態では、二重結合は、Zである。一部の実施形態では、ステープルは、(i、i+3)ステープルである。一部の実施形態では、ステープルは、(i、i+4)ステープルである。一部の実施形態では、ステープルは、(i、i+7)ステープルである。一部の実施形態では、構造が1つよりも多くの二重結合を含む場合、それぞれの二重結合は、独立して、EまたはZである。一部の実施形態では、それぞれのステープルは、独立して、(i、i+3)または(i、i+4)ステープルまたは(i、i+7)ステープルである。一部の実施形態では、2つのステープルを含む構造において、それぞれのステープルは、独立して、(i、i+4)ステープルまたは(i、i+7)ステープルである。一部の実施形態では、一方のステープルは、(i、i+4)ステープルであり、他方のステープルは、(i、i+7)ステープルである。一部の実施形態では、PL3残基は、(i、i+3)ステープルに結合している。一部の実施形態では、PL3残基は、(i、i+4)ステープルに結合している。一部の実施形態では、ステープル(例えば、表6のもの)は、アミノ酸残基の側鎖における二重結合のメタセシス、例えば、RdNとS7、R8とPyrS、R5とSeN、R6とSeN、ReNとS5、ReNとS6、R7とPyrS、AzとS7、R8とSgN、AzとS8、R4とSeN、R5とSdN、R7とAz、R8とAz、RdNとS4、RgNとS8、RgNとS7、R8とS5、PL3とB5および同じB5とS8、PL3とB5および同じB5とSeN、PL3とB5および同じB5とSdN、PL3とB5および同じB5とS7、PL3とB5および同じB5とPyrS2、PL3とB5および同じB5とPyrS3、R5とPyrS2、PL3とB5および同じB5とPyrS1、PL3とB5および同じB5とS10、PL3とB5および同じB5とPyrR2、PL3とB5および同じB5とPyrS、PL3とB5および同じB5とAz、PL3とB5および同じB5とSeNc5、HypEs5とB5および同じB5とPyrS2、HypEs4とB5および同じB5とPyrS2、ProSAm3とB5および同じB5とPyrS2、ProAm5とB5および同じB5とPyrS2、ProAm6とB5および同じB5とPyrS2、BzAm3OアリルとB5および同じB5とPyrS2、HypBzEs3OアリルとB5および同じB5とPyrS2、ProBzAm3OアリルとB5および同じB5とPyrS2、PAc3OアリルとB5および同じB5とPyrS2、ProPAc3OアリルとB5および同じB5とPyrS2、HypPAc3OアリルとB5および同じB5とPyrS2、Bn3OアリルとB5および同じB5とPyrS2、R3とB5および同じB5とPyrS2、R5とB5および同じB5とPyrS2、BzAm2アリル-MeProとB5および同じB5とPyrS2、PL3とB5および同じB5とSPip1、PL3とB5および同じB5とSPip2、PL3とB5および同じB5とSPip3、PL3とB5および同じB5とAz2、PL3とB5および同じB5とAz3、PL3とS5、R5とS5、PL3とB4および同じB4とPyrS1、PL3とB4および同じB4とPyrS2、PL3とB4および同じB4とPyrS3、PL3とS6、PL3とS4、PL3とS3、R6とPyrS2、R4とPyrS2、R3とPyrS2、PL3とB3および同じB3とPyrS2、PL3とB3および同じB3とPyrS3、PL3とB3および同じB3とPyrS4、PL3とB6および同じB6とPyrS、PL3とB6および同じB6とPyrS1、PL3とB6および同じB6とPyrS2、5ヘキセニル-MeProとB5および同じB5とPyrS2、4ペンテニル-MeProとB5および同じB5とPyrS2、3ブテニル-MeProとB5および同じB5とPyrS2のメタセシスによって形成される。
Figure 2023535026000036

Figure 2023535026000037

Figure 2023535026000038

Figure 2023535026000039

Figure 2023535026000040

Figure 2023535026000041

Figure 2023535026000042

Figure 2023535026000043

Figure 2023535026000044

Figure 2023535026000045

Figure 2023535026000046

Figure 2023535026000047

Figure 2023535026000048

Figure 2023535026000049

Figure 2023535026000050
一部の実施形態では、ステープルは、-S-を含む。一部の実施形態では、ステープリング技術は、1つまたは複数、例えば、2つまたはそれよりも多くの硫黄含有部分の利用を含む。一部の実施形態では、ステープルペプチドは、システインステープリングを含む。一部の実施形態では、2つのシステイン残基がステープリングされており、ここで、2つのシステイン残基の-S-部分は、必要に応じてリンカーによって接続されている。一部の実施形態では、ステープルペプチドは、システインステープリングからの1つかつ1つを超えないステープルを含む。一部の実施形態では、ステープルペプチドは、
Figure 2023535026000051

の構造を有する1つかつ1つを超えないステープルを含む。一部の実施形態では、ステープルペプチドは、
Figure 2023535026000052

の構造を有する1つかつ1つを超えないステープルを含む。一部の実施形態では、ステープルペプチドは、
Figure 2023535026000053

の構造を有する1つかつ1つを超えないステープルを含む。一部の実施形態では、ステープルペプチドは、
Figure 2023535026000054

の構造を有する1つかつ1つを超えないステープルを含む。一部の実施形態では、ステープルペプチドは、
Figure 2023535026000055

の構造を有するステープルを含まない。一部の実施形態では、ステープルペプチドは、
Figure 2023535026000056

の構造を有するステープルを含まない。一部の実施形態では、ステープルペプチドは、
Figure 2023535026000057

の構造を有するステープルを含まない。一部の実施形態では、ステープルペプチドは、
Figure 2023535026000058

の構造を有するステープルを含まない。
一部の実施形態では、本開示は、システインステープリングに関連する有用な技術を提供する。とりわけ、本開示は、システインステープリングに適しているペプチド、および/または1つもしくは複数のシステインステープルを含むペプチドが、生物学的系において産生および/または評価され得ることを認識する。本開示は、さらに、ある特定のそのような系が、ある範囲の異なる構造(例えば、異なるアミノ酸配列)を有するシステインステープルペプチドの開発、産生、および/または評価を可能にし、実際に、ステープルペプチドに組み込もうとするアミノ酸配列の選択およびインプリメンテーションに対する完全な制御を使用者に提供し得ることを認識する。
システインステープリングは、本明細書に記載される場合、1つのシステイン残基を別のシステイン残基に連結させることを含み、ここで、結果として得られる結合は、連結されるシステイン残基間のペプチド骨格を通じたものではない。
一部の実施形態では、本明細書に記載されるステープルペプチドは、Lであるステープルを含み、
は、-Ls1-S-Ls2-S-Ls3-であり、
s1およびLs3は、それぞれ独立して、Lであり、
s2は、Lであり、少なくとも1つの-C(O)-を含み、
それぞれのLは、独立して、共有結合であるか、または必要に応じて置換された二価C~C25脂肪族基であり、脂肪族基の1つまたは複数のメチレン単位は、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-Cy-、-O-、-S-、-S-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられ、
それぞれの-Cy-は、独立して、C3~20脂環式環、C6~20アリール環、酸素、窒素、硫黄、リン、およびケイ素から独立して選択される1~10個のヘテロ原子を有する5~20員ヘテロアリール環、ならびに酸素、窒素、硫黄、リン、およびケイ素から独立して選択される1~10個のヘテロ原子を有する3~20員ヘテロシクリル環から選択される、必要に応じて置換された二価の基であり、
それぞれのR’は、独立して、-R、-C(O)R、-COR、または-SORであり、
それぞれのRは、独立して、-Hであるか、もしくはC1~30脂肪族、酸素、窒素、硫黄、リン、およびケイ素から独立して選択される1~10個のヘテロ原子を有するC1~30ヘテロ脂肪族、C6~30アリール、C6~30アリール脂肪族、酸素、窒素、硫黄、リン、およびケイ素から独立して選択される1~10個のヘテロ原子を有するC6~30アリールヘテロ脂肪族、酸素、窒素、硫黄、リン、およびケイ素から独立して選択される1~10個のヘテロ原子を有する5~30員ヘテロアリール、ならびに酸素、窒素、硫黄、リン、およびケイ素から独立して選択される1~10個のヘテロ原子を有する3~30員ヘテロシクリルから選択される、必要に応じて置換された基であるか、または
2つのR基が、必要に応じてかつ独立して、一緒になって共有結合を形成するか、または
同じ原子上の2つもしくはそれよりも多くのR基が、必要に応じてかつ独立して、原子と一緒になって、必要に応じて置換された、原子に加えて、酸素、窒素、硫黄、リン、およびケイ素から独立して選択される0~10個のヘテロ原子を有する3~30員単環式、二環式、もしくは多環式環を形成するか、または
2つもしくはそれよりも多くの原子上の2つもしくはそれよりも多くのR基が、必要に応じてかつ独立して、それらの介在原子と一緒になって、必要に応じて置換された、介在原子に加えて、酸素、窒素、硫黄、リン、およびケイ素から独立して選択される0~10個のヘテロ原子を有する3~30員単環式、二環式、もしくは多環式環を形成する。
一部の実施形態では、Lは、独立して、二価C~C25脂肪族基である。一部の実施形態では、Lは、独立して、二価C~C20脂肪族基である。一部の実施形態では、Lは、独立して、二価C~C10脂肪族基である。一部の実施形態では、Lは、独立して、二価C~C脂肪族基である。一部の実施形態では、Lは、独立して、二価C脂肪族基である。一部の実施形態では、Lは、-CHである。
一部の実施形態では、Ls1は、-CH-である。一部の実施形態では、Ls3は、-CH-である。一部の実施形態では、Ls1およびLs3は、いずれも、-CH-である。一部の実施形態では、Lは、-CH-S-Ls2-S-CH-である。
一部の実施形態では、Ls2は、-C(R’)-L’-C(R’)-であり、L’は、本開示に記載されている。一部の実施形態では、Ls2は、-Lx1-C(O)Q-L’-QC(O)-Lx1-であり、それぞれの変数は、独立して、本開示に記載される通りである。一部の実施形態では、Ls2は、-CHC(O)Q-L’-QC(O)CH-であり、それぞれの-CH-は、独立してかつ必要に応じて、置換される。一部の実施形態では、Ls2は、-CHC(O)Q-L’-QC(O)CH-である。
一部の実施形態では、Ls2は、Lであり、少なくとも1つの-C(O)-を含む。一部の実施形態では、Ls2は、Lであり、少なくとも2つの-C(O)-を含む。一部の実施形態では、Ls2は、Lであり、少なくとも1つの-C(O)Q-を含み、Qは、共有結合、-N(R’)-、-O-、および-S-からなる群から選択される。一部の実施形態では、Ls2は、Lであり、少なくとも1つの-C(O)Q-を含み、Qは、-N(R’)-および-O-から選択される。一部の実施形態では、Ls2は、Lであり、少なくとも2つの-C(O)Q-を含み、Qは、-N(R’)-、-O-、および-S-からなる群から選択される。一部の実施形態では、Ls2は、Lであり、少なくとも2つの-C(O)Q-を含み、Qは、-N(R’)-および-O-から選択される。一部の実施形態では、Ls2は、Lであり、少なくとも1つの-C(O)N(R’)-を含む。一部の実施形態では、Ls2は、Lであり、少なくとも2つの-C(O)N(R’)-を含む。一部の実施形態では、Ls2は、Lであり、少なくとも1つの-C(O)O-を含む。一部の実施形態では、Ls2は、Lであり、少なくとも2つの-C(O)O-を含む。
一部の実施形態では、Ls2は、-Q-L’-Q-を含み、Qは、-N(R’)-、-O-、および-Sからなる群から独立して選択され、L’は、本開示に記載されている。
一部の実施形態では、Ls2は、-Q-L’-Q-を含み、Qは、-N(R’)-および-O-から独立して選択され、L’は、本開示に記載されている。一部の実施形態では、Ls2は、-C(O)Q-L’-QC(O)-を含み、Qは、-N(R’)-、-O-、および-Sからなる群から独立して選択され、L’は、本開示に記載されている。一部の実施形態では、Ls2は、-C(O)Q-L’-QC(O)-を含み、Qは、-N(R’)-および-Oから独立して選択され、L’は、本開示に記載されている。一部の実施形態では、Ls2は、-C(R’)C(O)Q-L’-QC(O)C(R’)-を含み、Qは、-N(R’)-、-O-、および-Sからなる群から独立して選択され、L’は、本開示に記載されている。一部の実施形態では、Ls2は、-C(R’)C(O)Q-L’-QC(O)C(R’)-を含み、Qは、-N(R’)-および-Oから独立して選択され、L’は、本開示に記載されている。
一部の実施形態では、Ls2は、-N(R’)-L’-N(R’)-を含み、L’は、本開示に記載されている。一部の実施形態では、Ls2は、-C(O)N(R’)-L’-N(R’)C(O)-を含み、L’は、本開示に記載されている。一部の実施形態では、Ls2は、-C(R’)C(O)N(R’)-L’-N(R’)C(O)C(R’)-を含み、L’は、本開示に記載されている。
一部の実施形態では、Ls2は、-O(R’)-L’-O(R’)-を含み、L’は、本開示に記載されている。一部の実施形態では、Ls2は、-C(O)O-L’-OC(O)-を含み、L’は、本開示に記載されている。一部の実施形態では、Ls2は、-C(R’)C(O)O-L’-OC(O)C(R’)-を含み、L’は、本開示に記載されている。
一部の実施形態では、R’は、必要に応じて置換されたC1~30脂肪族である。一部の実施形態では、R’は、必要に応じて置換されたC1~15脂肪族である。一部の実施形態では、R’は、必要に応じて置換されたC1~10脂肪族である。一部の実施形態では、R’は、必要に応じて置換されたC1~5脂肪族である。一部の実施形態では、R’は、水素である。
一部の実施形態では、L’は、必要に応じて置換された二価C~C19脂肪族である。一部の実施形態では、L’は、必要に応じて置換された二価C~C15脂肪族である。一部の実施形態では、L’は、必要に応じて置換された二価C~C10脂肪族である。一部の実施形態では、L’は、必要に応じて置換された二価C~C脂肪族である。一部の実施形態では、L’は、必要に応じて置換された二価C~C脂肪族である。一部の実施形態では、L’は、必要に応じて置換された二価C~C脂肪族である。一部の実施形態では、L’は、必要に応じて置換された二価C~C脂肪族である。一部の実施形態では、L’は、必要に応じて置換された二価C~C脂肪族である。一部の実施形態では、L’は、必要に応じて置換された二価C~C脂肪族である。一部の実施形態では、L’は、必要に応じて置換された二価C~C脂肪族である。一部の実施形態では、L’は、必要に応じて置換された二価C脂肪族である。一部の実施形態では、L’は、-CH-である。一部の実施形態では、L’は、-(CH-である。一部の実施形態では、L’は、-(CH-である。一部の実施形態では、L’は、-(CH-である。一部の実施形態では、L’は、-(CH-である。一部の実施形態では、L’は、-(CH-である。一部の実施形態では、L’は、-(CH-である。一部の実施形態では、L’は、-(CH-である。
一部の実施形態では、L’は、必要に応じて置換された二価C6~20アリール環である。一部の実施形態では、L’は、必要に応じて置換された二価C6~14アリール環である。一部の実施形態では、L’は、必要に応じて置換された二価C6~10アリール環である。一部の実施形態では、L’は、必要に応じて置換された二価Cアリール環である。一部の実施形態では、L’は、少なくとも1つのハロゲンで置換された二価Cアリールである。一部の実施形態では、L’は、少なくとも2つのハロゲンで置換された二価Cアリールである。一部の実施形態では、L’は、少なくとも3つのハロゲンで置換された二価Cアリールである。一部の実施形態では、L’は、4つのハロゲンで置換された二価Cアリールである。一部の実施形態では、L’は、少なくとも1つのフッ素で置換された二価Cアリールである。一部の実施形態では、L’は、少なくとも2つのフッ素で置換された二価Cアリールである。一部の実施形態では、L’は、少なくとも3つのフッ素で置換された二価Cアリールである。一部の実施形態では、L’は、4つのフッ素で置換された二価Cアリールである。一部の実施形態では、L’は、少なくとも1つの塩素で置換された二価Cアリールである。一部の実施形態では、L’は、少なくとも2つの塩素で置換された二価Cアリールである。一部の実施形態では、L’は、少なくとも3つの塩素で置換された二価Cアリールである。一部の実施形態では、L’は、4つの塩素で置換された二価Cアリールである。一部の実施形態では、L’は、少なくとも1つの-O(CH0~4CHで置換された二価Cアリールである。一部の実施形態では、L’は、少なくとも2つの-O(CH0~4CHで置換された二価Cアリールである。一部の実施形態では、L’は、少なくとも3つの-O(CH0~4CHで置換された二価Cアリールである。一部の実施形態では、L’は、4つの-O(CH0~4CHで置換された二価Cアリールである。
一部の実施形態では、L’は、酸素、窒素、硫黄、リン、およびケイ素から独立して選択される1~10個のヘテロ原子を有する二価5~20員ヘテロアリール環である。一部の実施形態では、L’は、酸素、窒素、硫黄、リン、およびケイ素から独立して選択される1~4個のヘテロ原子を有する二価5~6員ヘテロアリール環である。一部の実施形態では、L’は、酸素、窒素、および硫黄から独立して選択される1~4個のヘテロ原子を有する二価5~6員ヘテロアリール環である。一部の実施形態では、L’は、酸素、窒素、および硫黄から独立して選択される1~2個のヘテロ原子を有する二価6員ヘテロアリール環である。一部の実施形態では、L’は、2個の窒素を有する二価6員ヘテロアリール環である。
一部の実施形態では、L’は、必要に応じて置換された二価C3~20脂環式環である。一部の実施形態では、L’は、必要に応じて置換された二価C3~15脂環式環である。一部の実施形態では、L’は、必要に応じて置換された二価C3~10脂環式環である。一部の実施形態では、L’は、必要に応じて置換された二価C3~9脂環式環である。一部の実施形態では、L’は、必要に応じて置換された二価C3~8脂環式環である。一部の実施形態では、L’は、必要に応じて置換された二価C3~7脂環式環である。一部の実施形態では、L’は、必要に応じて置換された二価C3~6脂環式環である。一部の実施形態では、L’は、必要に応じて置換された二価C3~5脂環式環である。一部の実施形態では、L’は、必要に応じて置換された二価C3~4脂環式環である。一部の実施形態では、L’は、必要に応じて置換された二価C脂環式環である。一部の実施形態では、L’は、必要に応じて置換された二価C脂環式環である。一部の実施形態では、L’は、必要に応じて置換された二価C脂環式環である。一部の実施形態では、L’は、必要に応じて置換された二価Cシクロアルキル環である。一部の実施形態では、L’は、必要に応じて置換された二価Cシクロアルケニル環である。一部の実施形態では、L’は、必要に応じて置換された二価C脂環式環である。一部の実施形態では、L’は、必要に応じて置換された二価Cシクロアルキル環である。
一部の実施形態では、Ls2は、-N(R’)-L’-N(R’)-を含み、L’は、共有結合である。一部の実施形態では、Ls2は、-N(R)-N(R)-を含み、式中、
それぞれのRは、独立して、-Hであるか、もしくはC1~30脂肪族、酸素、窒素、硫黄、リン、およびケイ素から独立して選択される1~10個のヘテロ原子を有するC1~30ヘテロ脂肪族、C6~30アリール、C6~30アリール脂肪族、酸素、窒素、硫黄、リン、およびケイ素から独立して選択される1~10個のヘテロ原子を有するC6~30アリールヘテロ脂肪族、酸素、窒素、硫黄、リン、およびケイ素から独立して選択される1~10個のヘテロ原子を有する5~30員ヘテロアリール、ならびに酸素、窒素、硫黄、リン、およびケイ素から独立して選択される1~10個のヘテロ原子を有する3~30員ヘテロシクリルから選択される、必要に応じて置換された基であるか、または
2つもしくはそれよりも多くの原子上の2つもしくはそれよりも多くのR基が、必要に応じてかつ独立して、それらの介在原子と一緒になって、必要に応じて置換された、介在原子に加えて、酸素、窒素、硫黄、リン、およびケイ素から独立して選択される0~10個のヘテロ原子を有する3~30員単環式、二環式、もしくは多環式環を形成する。
一部の実施形態では、Ls2は、-N(R)-N(R)-を含み、式中、
それぞれのRは、独立して、必要に応じて置換されたC1~30脂肪族であるか、または
2つもしくはそれよりも多くの原子上の2つもしくはそれよりも多くのR基が、必要に応じてかつ独立して、それらの介在原子と一緒になって、必要に応じて置換された3~30員単環式環を形成する。
一部の実施形態では、Ls2は、
Figure 2023535026000059

からなる群から選択される、ステープルである。
当業者であれば、提供される技術が、非システイン残基およびそれに好適な化学反応を使用して、ペプチドの集合物を調製するために利用することができることを認識するであろう。例えば、一部の実施形態では、システインステープリングは、リシンステープリングで置き換えられ、その場合、システインステープリングのためのシステイン残基が、リシンステープリングのためのリシン残基で置き換えられている(例えば、例として側鎖アミノ基との反応を通じて、2つのリシン残基を架橋することができる薬剤を使用して)。一部の実施形態では、リシンステープリングについては、様々な式中のRは、活性化されたカルボン酸基(例えば、NHSエステル基)、イミドエステル基などであるか、またはそれを含む。好適な試薬は、多数の市販入手可能なものを含め、当該技術分野において広く公知である。一部の実施形態では、システインステープリングは、メチオニンステープリングで置き換えられる。一部の実施形態では、システインステープリングのためのシステイン残基は、メチオニンステープリングのためのメチオニン残基で置き換えられる。一部の実施形態では、システインステープリングは、トリプトファンステープリングで置き換えられる。一部の実施形態では、システインステープリングのためのシステイン残基は、トリプトファンステープリングのためのトリプトファン残基で置き換えられる。当業者であれば、様々な技術(例えば、試薬、反応など)が、当該技術分野において記載されており、それらを、本開示に従って、例えば、メチオニンステープリング、トリプトファンステープリングなどに利用することができることを認識するであろう。一部の実施形態では、そのようなステープリングは、本明細書に記載される様々な式を有する試薬を使用して行うことができ、ここで、Rは、メチオニンおよび/またはトリプトファンステープリングに好適な基であるか、またはそれを含む。一部の実施形態では、ステープリングは、第1の位置における1つの残基および第2の位置における異なる残基を使用して、行われ得る。そのようなステープリングに有用な試薬は、第1の位置におけるステープリング(例えば、第1のRを通じたもの)のための第1の反応性基、および第2の位置におけるステープリング(例えば、第2のRを通じたもの)のための第2の反応性基を含み得る。
一部の実施形態では、様々なタイプのステープリング(例えば、システインステープリングまたは非システインステープリン)について、ステープリングは、2つの残基によって離間された残基(例えば、システインステープリングのためのシステイン残基)の間におけるものである(i+3ステープリング)。一部の実施形態では、ステープリングは、3つの残基によって離間された残基の間におけるものである(i+4ステープリング)。一部の実施形態では、ステープリングは、6つの残基によって離間された残基の間におけるものである(i+7ステープリング)。
当業者には理解されるように、一部の実施形態では、2つより多くの残基が、同時にステープリングされ得る。例えば、一部の実施形態では、3つまたはそれよりも多くのシステインが、3つまたはそれよりも多くの反応性基(例えば、R基)を含有する架橋試薬を使用して、ステープリングされる。
一部の実施形態では、本明細書に記載されるように、本開示は、非システインステープリングに関連する有用な技術を提供する。とりわけ、本開示は、システインステープリングに適しており、かつ/または1つもしくは複数の非システインステープルを含む、ペプチドが、そのシステイン残基およびシステインステープルが本明細書に記載される他のアミノ酸およびステープル(例えば、炭化水素および他の非炭化水素アミノ酸およびステープル)で置き換えられていてもよいことを、認識している。一部の実施形態では、結果として得られる非システインステープルペプチドは、参照システインステープルペプチドと比較して、目的の標的との同じかまたは類似の相互作用を維持する。
ある特定の有用な薬剤(ステープリングの前のペプチドおよびステープリングの後のステープルペプチド)およびその組成物が、例として表E3に提示されており、これには、様々なアミノ酸残基、ならびに様々な位置のNおよびC末端キャッピング基が例として含まれ、また、様々なステープリングパターン、例えば、X-X-X11、X-X10、X-X11、X-XおよびX10-X14、X-XおよびX-X14なども示されている。一部の実施形態では、提供される薬剤は、表E3から選択される構造またはその塩を有する。一部の実施形態では、提供される組成物は、表E3に記載される組成物である。例えば、表E1およびE2、ならびに図面に示されるように、提供される技術は、有用な特性および/または活性の改善をもたらすことができる。例えば、一部の実施形態では、提供される薬剤は、
Figure 2023535026000060

の構造を有するステープルペプチドまたはその塩である。一部の実施形態では、提供される薬剤は、
Figure 2023535026000061

の構造を有するステープルペプチドまたはその塩である。一部の実施形態では、提供される薬剤は、
Figure 2023535026000062

の構造を有するステープルペプチドまたはその塩である。一部の実施形態では、提供される薬剤は、
Figure 2023535026000063

の構造を有するステープルペプチドまたはその塩である。一部の実施形態では、提供される薬剤は、
Figure 2023535026000064

の構造を有するステープルペプチドまたはその塩である。一部の実施形態では、提供される薬剤は、
Figure 2023535026000065

の構造を有するステープルペプチドまたはその塩である。
一部の実施形態では、(i、i+3)ステープルの二重結合は、Eである。一部の実施形態では、(i、i+3)ステープルの二重結合は、Zである。一部の実施形態では、(i、i+4)ステープルの二重結合は、Eである。一部の実施形態では、(i、i+4)ステープルの二重結合は、Zである。一部の実施形態では、(i、i+7)ステープルの二重結合は、Eである。一部の実施形態では、(i、i+7)ステープルの二重結合は、Zである。一部の実施形態では、両方の二重結合が、Eである。一部の実施形態では、両方の二重結合が、Zである。一部の実施形態では、(i、i+3)ステープルは、Eであり、他方は、Zである。一部の実施形態では、(i、i+3)ステープルは、Zであり、他方は、Eである。
薬剤、例えば、ステープルペプチドを含むペプチドは、様々な数のアミノ酸残基を含有し得る。一部の実施形態では、ペプチド剤の長さは、約5~20個、5~19個、5~18個、5~17個、5~16個、5~15個、10~20個、10~19個、10~18個、10~17個、10~16個、10~15個、11~20個、11~19個、11~18個、11~17個、11~16個、11~15個、12~20個、12~19個、12~18個、12~17個、12~16個、12~15個、13~20個、13~19個、13~18個、13~17個、13~16個、13~15個、14~20個、14~19個、14~18個、14~17個、14~16個、14~15個、または約2個、3個、4個、5個、6個、7個、8個、9個、10個、11個、12個、13個、14個、15個、16個、17個、18個、19個、もしくは20個のアミノ酸残基である。一部の実施形態では、長さは、約10個のアミノ酸残基である。一部の実施形態では、長さは、約11個のアミノ酸残基である。一部の実施形態では、長さは、約12個のアミノ酸残基である。一部の実施形態では、長さは、約13個のアミノ酸残基である。一部の実施形態では、長さは、約14個のアミノ酸残基である。一部の実施形態では、長さは、約15個のアミノ酸残基である。一部の実施形態では、長さは、約16個のアミノ酸残基である。一部の実施形態では、長さは、約17個のアミノ酸残基である。一部の実施形態では、長さは、約18個のアミノ酸残基である。一部の実施形態では、長さは、約19個のアミノ酸残基である。一部の実施形態では、長さは、約20個のアミノ酸残基である。
ある特定の有用なステープルは、以下の「薬剤」の節に記載されている。
ベータ-カテニン
とりわけ、本開示は、1つまたは複数のベータ-カテニン機能をモジュレートするための技術を提供する。一部の実施形態では、本開示は、がんまたは過形成と関連する1つまたは複数のベータ-カテニン機能を阻害するための有用な技法を提供する。一部の実施形態では、提供される技術は、ベータ-カテニンの阻害により予防および/または処置に有益となるであろう状態、障害、または疾患を予防および処置するのに有用である。一部の実施形態では、状態、障害、または疾患は、がんである。
ベータ-カテニンは、様々な機能を有することが報告されている。例えば、それは、様々な遺伝子の転写を調節し協調させることができる。高いベータ-カテニン活性および/または発現レベルは、がんを含む様々な状態、障害、または疾患の発生に寄与し得ることが、報告されている。ベータ-カテニンの突然変異および過剰発現は、結腸直腸がん、肺がん、および乳がんを含む多数のがんを含む、状態、障害、または疾患と関連することが報告されている。Wnt/β-カテニンシグナル伝達経路の調節不全は、神経変性疾患、精神疾患、がん、喘息、およびさらには創傷治癒を含む、いくつかの状態、障害、または疾患に関連することが報告されている。ベータ-カテニン機能をモジュレートすることができる薬剤は、ベータ-カテニンと関連する様々な状態、障害、または疾患を予防および/または処置することを含め、様々な目的に有用である。
結合部位
ベータ-カテニンは、結合剤と相互作用するアミノ酸残基のセットをそれぞれが独立して含む様々な結合部位において、様々な薬剤と相互作用し得る。例えば、ある特定の結合部位は、ベータ-カテニンの、アキシン、APC、C-カドヘリン、E-カドヘリン、TCF3、およびBcl9との相互作用に利用される。TCF3との相互作用については、TCF3の異なる部分と相互作用するように、2つまたはそれよりも多くの結合部位が同時に利用され得ることが、報告されている。例えば、Graham et al. Cell, Vol. 103, 885-896, 2000を参照されたい。
一部の実施形態では、提供される薬剤は、固有の結合部位において、ベータ-カテニンに結合する。一部の実施形態では、提供される薬剤は、これまでに報告されている結合部位、例えば、アキシン、APC、C-カドヘリン、E-カドヘリン、TCF3、またはBcl9のためのものとは異なるアミノ酸残基のセットにおいて、ベータ-カテニンと相互作用する。
例えば、一部の実施形態では、提供される薬剤は、配列番号1におけるアミノ酸残基、例えば、一部の実施形態では、配列番号1の以下のアミノ酸残基:A305、Y306、G307、N308、Q309、K312、R342、K345、V346、V349、Q375、R376、Q379、N380、L382、W383、R386、N387、D413、N415、V416、T418、およびC419であるかまたはそれに対応する、アミノ酸残基のセットのうちの1つもしくは複数またはすべて(例えば、約1~23個、1~20個、1~15個、1~10個、1~5個、5~23個、5~20個、5~15個、5~10個、6~23個、6~20個、6~15個、6~10個、7~23個、7~20個、7~15個、7~10個、8~23個、8~20個、8~15個、8~10個、9~23個、9~20個、9~15個、9~10個、10~23個、10~20個、10~15個、11~23個、11~20個、11~15個、12~23個、12~20個、12~15個、13~23個、13~20個、13~15個、13~23個、14~20個、15~23個、15~20個、16~23個、16~20個、17~23個、17~20個、18~23個、もしくは18~20個、または約1個、2個、3個、4個、5個、6個、7個、8個、9個、10個、11個、12個、13個、14個、15個、16個、17個、18個、19個、20個、21個、22個、もしくは23個など)と相互作用する。一部の実施形態では、アミノ酸残基のセットは、配列番号1のアミノ酸残基A305、Y306、G307、N308、Q309、K312、R342、K345、V346、V349、Q375、Q379、N380、L382、W383、R386、N387、D413、N415、V416、T418、およびC419であるか、またはそれに対応する。一部の実施形態では、アミノ酸残基のセットは、配列番号1のアミノ酸残基A305、Y306、G307、N308、Q309、K312、K345、V346、V349、Q379、N380、L382、W383、R386、N387、D413、N415、V416、T418、およびC419であるか、またはそれに対応する。一部の実施形態では、アミノ酸残基のセットは、配列番号1のアミノ酸残基G307、K312、K345、W383、N387、D413、およびN415であるか、またはそれに対応する。一部の実施形態では、アミノ酸残基のセットは、配列番号1のアミノ酸残基G307、K312、K345、W383、およびN387であるか、またはそれに対応する。一部の実施形態では、アミノ酸残基のセットは、配列番号1のアミノ酸残基Y306、G307、K312、R386、およびN387であるか、またはそれに対応する。一部の実施形態では、提供される薬剤は、Y306またはそれに対応するアミノ酸残基と相互作用する。一部の実施形態では、提供される薬剤は、G307またはそれに対応するアミノ酸残基と相互作用する。一部の実施形態では、提供される薬剤は、K312またはそれに対応するアミノ酸残基と相互作用する。一部の実施形態では、提供される薬剤は、K345またはそれに対応するアミノ酸残基と相互作用する。一部の実施形態では、提供される薬剤は、R386またはそれに対応するアミノ酸残基と相互作用する。一部の実施形態では、提供される薬剤は、W383またはそれに対応するアミノ酸残基と相互作用する。一部の実施形態では、提供される薬剤は、N387またはそれに対応するアミノ酸残基と相互作用する。
一部の実施形態では、本薬剤は、配列が配列番号2であるかまたはそれを含む、ポリペプチドと相互作用する。
SVLFYAITTLHNLLLHQEGAKMAVRLAGGLQKMVALLNKTNVKFLAITTDCLQILAYGNQESKLIILASGGPQALVNIMRTYTYEKLLWTTSRVLKVLSVCSSNKPAIVEAGGMQALGLHLTDPSQRLVQNCLWTLRNLSDAATKQEGMEGLLGTLVQLLGSDDINVVTCAAGILSNLTCNNYKNKMMVCQVGGIEALVRT (配列番号2).
一部の実施形態では、提供される薬剤と相互作用するすべてのアミノ酸残基は、配列番号2にある。一部の実施形態では、提供される薬剤(例えば、薬剤における1つまたは複数のアミノ酸残基)と相互作用するアミノ酸残基は、水素結合、疎水性相互作用、または塩架橋を通じて、薬剤と相互作用する。当業者には理解されるように、2つのアミノ酸残基が互いに相互作用する場合、それらは、典型的には、例えば、結晶構造解析、NMRなどを使用して評価した場合に、ある特定の距離範囲内にある。
一部の実施形態では、1つまたは複数のポリペプチドと相互作用することが報告されているある特定のアミノ酸残基は、提供されるものと、ベータ-カテニンとの間の相互作用に有意に関与しない。一部の実施形態では、提供される薬剤は、アキシン結合部位と相互作用しない。一部の実施形態では、提供される薬剤は、Bcl9結合部位と相互作用しない。一部の実施形態では、提供される薬剤は、配列番号1のN426、C429、K435、R469、H470、S473、R474、K508、およびN516であるかまたはそれに対応するアミノ酸残基のうちの1つもしくは複数またはすべてと相互作用しない。一部の実施形態では、提供される薬剤は、N426またはそれに対応するアミノ酸残基と相互作用しない。一部の実施形態では、提供される薬剤は、C429またはそれに対応するアミノ酸残基と相互作用しない。一部の実施形態では、提供される薬剤は、K435またはそれに対応するアミノ酸残基と相互作用しない。一部の実施形態では、提供される薬剤は、R469またはそれに対応するアミノ酸残基と相互作用しない。一部の実施形態では、提供される薬剤は、H470またはそれに対応するアミノ酸残基と相互作用しない。一部の実施形態では、提供される薬剤は、S473またはそれに対応するアミノ酸残基と相互作用しない。一部の実施形態では、提供される薬剤は、R474またはそれに対応するアミノ酸残基と相互作用しない。一部の実施形態では、提供される薬剤は、K508またはそれに対応するアミノ酸残基と相互作用しない。一部の実施形態では、提供される薬剤は、N516またはそれに対応するアミノ酸残基と相互作用しない。
一部の実施形態では、ベータ-カテニンにおいて配列番号2以外の1つまたは複数のアミノ酸残基の突然変異は、ベータ-カテニンの提供される薬剤との相互作用を有意に(例えば、30%を上回って、40%を上回って、50%を上回って、60%を上回って、70%を上回って、75%を上回って、80%を上回って、85%を上回って、90%を上回って、またはそれを超えて)低減させない。一部の実施形態では、配列番号1のN426、C429、K435、R469、H470、S473、R474、K508、およびN516であるかまたはそれに対応するアミノ酸残基のうちの1つもしくは複数またはすべての突然変異は、ベータ-カテニンの提供される薬剤との相互作用を有意に低減させない。一部の実施形態では、N426またはそれに対応するアミノ酸残基の突然変異は、ベータ-カテニンの薬剤との相互作用を有意に低減させない。一部の実施形態では、Q379またはそれに対応するアミノ酸残基(例えば、Ala、Glu、Phe、Trpなど)の突然変異は、ベータ-カテニンの薬剤との相互作用を有意に低減させない。
一部の実施形態では、薬剤は、ベータ-カテニンのTCF部位に結合する。一部の実施形態では、薬剤は、TCFと相互作用する、すべてではないが1つまたは複数のアミノ酸残基と相互作用する。一部の実施形態では、薬剤は、XTcf3-CBDの拡大領域と相互作用する、すべてではないが1つまたは複数のアミノ酸残基と相互作用する。一部の実施形態では、薬剤は、XTcf3-CBDのベータ-ヘアピンモジュールと相互作用するベータ-カテニンアミノ酸残基と相互作用しない。一部の実施形態では、薬剤は、XTcf3-CBDのヘリックスモジュールと相互作用するベータ-カテニンアミノ酸残基と相互作用しない。XTcF3-CBDの様々なモジュールと相互作用するある特定のアミノ酸残基については、例えば、Graham et al. Cell, Vol. 103, 885-896, 2000を参照されたい。
一部の実施形態では、薬剤は、ベータ-カテニン結合について、TCFと競合する。一部の実施形態では、薬剤は、ベータ-カテニン結合について、TCFの拡大領域(例えば、Ala14~Glu24またはAsp16~Glu24、Graham et al. Cell, Vol. 103, 885-896, 2000に記載される)と競合する。一部の実施形態では、TCFの拡大領域と比較して、薬剤は、ベータ-カテニン結合について、アキシンとは競合しないか、または低い程度で競合する。一部の実施形態では、TCFの拡大領域と比較して、薬剤は、ベータ-カテニン結合について、Bcl9とは競合しないか、または低い程度で競合する。一部の実施形態では、TCFの拡大領域と比較して、薬剤は、ベータ-カテニン結合について、XTcf3-CBDのベータ-ヘアピンモジュールとは競合しないか、または低い程度で競合する。一部の実施形態では、TCFの拡大領域と比較して、薬剤は、ベータ-カテニン結合について、XTcf3-CBDのヘリックスモジュールとは競合しないか、または低い程度で競合する。一部の実施形態では、薬剤は、ベータ-カテニン結合について、E-カドヘリンと競合する。
一部の実施形態では、本開示は、ペプチド(例えば、配列が配列番号1または2であるかまたはそれを含む、ポリペプチド)と、提供される薬剤との複合体を提供する。一部の実施形態では、そのような複合体において、ポリペプチドおよび提供される薬剤は、本明細書に記載される1つもしくは複数またはすべてのアミノ酸残基と相互作用し、必要に応じて、本明細書に記載される1つもしくは複数またはすべてのアミノ酸残基と相互作用しない。
一部の実施形態では、本開示は、提供される薬剤と、ベータ-カテニンポリペプチドまたはその一部分とを含む、複合体を提供する。一部の実施形態では、その一部分は、本明細書に記載される相互作用する残基のうちの1つもしくは複数またはすべてを含む。一部の実施形態では、薬剤、およびベータ-カテニンポリペプチドまたはその一部部分は、相互作用する残基のうちの1つもしくは複数またはすべてにおいて、他方と相互作用する。
ある特定の薬剤
一部の実施形態では、本開示は、式Iの構造
-LP1-LAA1-LP2-LAA2-LP3-LAA3-LP4-LAA4-LP5-LAA5-LP6-LAA6-LP7-R

を有する薬剤またはその塩であって、式中、
が、ペプチド、アミノ保護基、またはR’-LRN-であり、
P1、LP2、LP3、LP4、LP5、LP6、およびLP7のそれぞれが、独立して、Lであり、LP1、LP2、LP3、LP4、LP5、LP6、およびLP7が、
一緒になって-L-を形成し、それが、第1のR’基が結合する原子および第2のR’基が結合する原子に結合する、第1のR’基および第2のR’基、ならびに
一緒になって-L-を形成し、それが、第3のR’基が結合する原子および第4のR’基が結合する原子に結合する、第3のR’基および第4のR’基
を含み、
それぞれのLが、独立して、-Ls1-Ls2-Ls3-であり、それぞれのLs1、Ls2、およびLs3が、独立して、Lであり、
AA1が、酸性基または極性基を含む側鎖を含むアミノ酸残基であり、
AA2が、酸性基または極性基を含む側鎖を含むアミノ酸残基であり、
AA3が、アミノ酸残基であり、
AA4が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含むアミノ酸残基であり、
AA5が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含むアミノ酸残基であり、
AA6が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含むアミノ酸残基であり、
が、ペプチド、カルボキシル保護基、-LRC-R’、-O-LRC-R’、または-N(R’)-LRC-R’であり、
RNおよびLRCのそれぞれが、独立して、Lであり、
それぞれのLが、独立して、共有結合であるか、または必要に応じて置換された、二価C~C25脂肪族基もしくは1~10個のヘテロ原子を有する二価C~C25ヘテロ脂肪族基であり、基の1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-Cy-、-O-、-S-、-S-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられ、
それぞれの-Cy-が、独立して、必要に応じて置換された、0~10個のヘテロ原子を有する二価3~30員単環式、二環式、または多環式環であり、
それぞれのR’が、独立して、-L-R、-C(O)R、-COR、または-SORであり、
それぞれのRが、独立して、-Hであるか、もしくはC1~30脂肪族、1~10個のヘテロ原子を有するC1~30ヘテロ脂肪族、C6~30アリール、C6~30アリール脂肪族、1~10個のヘテロ原子を有するC6~30アリールヘテロ脂肪族、1~10個のヘテロ原子を有する5~30員ヘテロアリール、および1~10個のヘテロ原子を有する3~30員ヘテロシクリルから選択される、必要に応じて置換された基であるか、または
2つのR基が、必要に応じてかつ独立して、一緒になって共有結合を形成するか、または
同じ原子上の2つもしくはそれよりも多くのR基が、必要に応じてかつ独立して、原子と一緒になって、必要に応じて置換された、原子に加えて0~10個のヘテロ原子を有する3~30員単環式、二環式、もしくは多環式環を形成するか、または
2つもしくはそれよりも多くの原子上の2つもしくはそれよりも多くのR基が、必要に応じてかつ独立して、それらの介在原子と一緒になって、必要に応じて置換された、介在原子に加えて0~10個のヘテロ原子を有する3~30員単環式、二環式、もしくは多環式環を形成する、
薬剤またはその塩を提供する。
一部の実施形態では、本開示は、式Iの構造
-LP1-LAA1-LP2-LAA2-LP3-LAA3-LP4-LAA4-LP5-LAA5-LP6-LAA6-LP7-R

を有する薬剤またはその塩であって、
が、ペプチド、アミノ保護基、またはR’-LRN-であり、
P1、LP2、LP3、LP4、LP5、LP6、およびLP7のそれぞれが、独立して、Lであり、LP1、LP2、LP3、LP4、LP5、LP6、およびLP7が、
一緒になって-L-を形成し、それが、第1のR’基が結合する原子および第2のR’基が結合する原子に結合する、第1のR’基および第2のR’基、ならびに
一緒になって-L-を形成し、それが、第3のR’基が結合する原子および第4のR’基が結合する原子に結合する、第3のR’基および第4のR’基
を含み、
それぞれのLが、独立して、-Ls1-Ls2-Ls3-であり、それぞれのLs1、Ls2、およびLs3が、独立して、Lであり、
AA1が、LARであり、メチレン単位が、-C(R’)(RAS)-で置き換えられ、RASが、-LAS1-RAA1であり、RAA1が、-CORまたは-SORであり、
AA2が、LARであり、メチレン単位が、-C(R’)(RAS)-で置き換えられ、RASが、-LAS2-RAA2であり、RAA2が、-CORまたは-SORであり、
AA3が、LARであり、メチレン単位が、-C(R’)(RAS)-で置き換えられ、RASが、-LAS3-RAA3であり、RAA3が、R’であり、
AA4が、LARであり、メチレン単位が、-C(R’)(RAS)-で置き換えられ、RASが、-LAS4-RAA4であり、RAA4が、6~14員アリールまたは1~6個のヘテロ原子を有する5~14員ヘテロアリールから選択される、必要に応じて置換された基であり、
AA5が、LARであり、メチレン単位が、-C(R’)(RAS)-で置き換えられ、RASが、-LAS5-RAA5であり、RAA5が、6~14員アリールまたは1~6個のヘテロ原子を有する5~14員ヘテロアリールから選択される、必要に応じて置換された基であり、
AA6が、LARであり、メチレン単位が、-C(R’)(RAS)-で置き換えられ、RASが、-LAS6-RAA6であり、RAA6が、6~14員アリールまたは1~6個のヘテロ原子を有する5~14員ヘテロアリールから選択される、必要に応じて置換された基であり、
が、ペプチド、カルボキシル保護基、-LRC-R’、-O-LRC-R’、または-N(R’)-LRC-R’であり、
RNおよびLRCのそれぞれが、独立して、Lであり、
それぞれのLARが、独立して、必要に応じて置換された二価C~C脂肪族基であり、基の1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-C(R’)(RAS)-、-Cy-、-O-、-S-、-S-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられ、
AS1、LAS2、LAS3、LAS4、LAS5、およびLAS6のそれぞれが、独立して、LASであり、
それぞれのRASが、独立して、-LAS-R’であり、
それぞれのLASが、独立して、必要に応じて置換された、二価C~C10脂肪族基もしくは1~5個のヘテロ原子を有する二価C~C10ヘテロ脂肪族基であり、基の1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-Cy-、-O-、-S-、-S-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられ、
それぞれのLが、独立して、共有結合であるか、または必要に応じて置換された、二価C~C25脂肪族基もしくは1~10個のヘテロ原子を有する二価C~C25ヘテロ脂肪族基であり、基の1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-Cy-、-O-、-S-、-S-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられ、
それぞれの-Cy-が、独立して、必要に応じて置換された、0~10個のヘテロ原子を有する二価3~30員単環式、二環式、または多環式環であり、
それぞれのR’が、独立して、-L-R、-C(O)R、-COR、または-SORであり、
それぞれのRが、独立して、-Hであるか、もしくはC1~30脂肪族、1~10個のヘテロ原子を有するC1~30ヘテロ脂肪族、C6~30アリール、C6~30アリール脂肪族、1~10個のヘテロ原子を有するC6~30アリールヘテロ脂肪族、1~10個のヘテロ原子を有する5~30員ヘテロアリール、および1~10個のヘテロ原子を有する3~30員ヘテロシクリルから選択される、必要に応じて置換された基であるか、または
2つのR基が、必要に応じてかつ独立して、一緒になって共有結合を形成するか、または
同じ原子上の2つもしくはそれよりも多くのR基が、必要に応じてかつ独立して、原子と一緒になって、必要に応じて置換された、原子に加えて0~10個のヘテロ原子を有する3~30員単環式、二環式、もしくは多環式環を形成するか、または
2つもしくはそれよりも多くの原子上の2つもしくはそれよりも多くのR基が、必要に応じてかつ独立して、それらの介在原子と一緒になって、必要に応じて置換された、介在原子に加えて0~10個のヘテロ原子を有する3~30員単環式、二環式、もしくは多環式環を形成する、
薬剤またはその塩を提供する。
一部の実施形態では、第2のR’基および第3のR’基は、同じ原子に結合される。一部の実施形態では、第1、第2、および第4のR’基のいずれも、同じ原子に結合されない。一部の実施形態では、第1、第2、第3、および第4のR’基のそれぞれは、独立して、異なる原子に結合される。
一部の実施形態では、式Iの化合物は、本明細書に記載されるステープルペプチドである。
一部の実施形態では、それぞれのLは、独立して、本明細書に記載されるステープルである。一部の実施形態では、L、例えば、第1および第2のR’基が一緒になることによって形成されるLは、5~20個(例えば、5個、6個、7個、8個、9個、10個、11個、12個、13個、14個、15個、16個、17個、18個、19個、または20個)の原子の長さを有する。別途示されない限り、2つの接続部位間、例えば、L、Lなどの間の長さは、一方の部位から他方までの最も短い共有結合の接続である。例えば、-CH-CH-の長さは、2個の原子(-C-C-)であり、1,3-フェニレンの長さは、3個の原子である。一部の実施形態では、L、例えば、第3および第4のR’基が一緒になることによって形成されるLは、5~20個(例えば、5個、6個、7個、8個、9個、10個、11個、12個、13個、14個、15個、16個、17個、18個、19個、または20個)の原子の長さを有する。本開示を読解する当業者であれば、より長い距離を有する2つの原子を接続するステープル、例えば、Lが、典型的には、より短い距離を有する2つの原子を接続するステープルよりも長い長さを有すること、例えば、(i、i+7)ステープルが、典型的には、(i、i+3)または(i、i+4)ステープルよりも長い長さを有することを理解するであろう。一部の実施形態では、長さは、5個の原子である。一部の実施形態では、長さは、6個の原子である。一部の実施形態では、長さは、7個の原子である。一部の実施形態では、長さは、8個の原子である。一部の実施形態では、長さは、9個の原子である。一部の実施形態では、長さは、10個の原子である。一部の実施形態では、長さは、11個の原子である。一部の実施形態では、長さは、12個の原子である。一部の実施形態では、長さは、13個の原子である。一部の実施形態では、長さは、14個の原子である。一部の実施形態では、長さは、15個の原子である。一部の実施形態では、長さは、16個の原子である。一部の実施形態では、長さは、17個の原子である。一部の実施形態では、長さは、18個の原子である。一部の実施形態では、長さは、19個の原子である。一部の実施形態では、長さは、20個の原子である。
P1
一部の実施形態では、LP1は、共有結合であるか、または必要に応じて置換された二価C~C脂肪族基であり、基の1つまたは複数のメチレン単位は、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-Cy-、-O-、-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられる。一部の実施形態では、LP1の長さは、2~10個の原子である。一部の実施形態では、それは、2個の原子である。一部の実施形態では、それは、3個の原子である。一部の実施形態では、それは、4個の原子である。一部の実施形態では、それは、5個の原子である。一部の実施形態では、それは、6個の原子である。一部の実施形態では、それは、7個の原子である。一部の実施形態では、それは、8個の原子である。一部の実施形態では、それは、9個の原子である。一部の実施形態では、それは、10個の原子である。一部の実施形態では、1つまたは複数のメチレン単位は、独立して、-N(R’)-、-C(R’)-、-C(O)-、または-C(O)N(R’)-で置き換えられる。一部の実施形態では、メチレン単位は、-N(R’)-で置き換えられる。一部の実施形態では、メチレン単位は、-C(R’)-で置き換えられる。一部の実施形態では、メチレン単位は、-C(O)-で置き換えられる。一部の実施形態では、メチレン単位は、-C(O)N(R’)-で置き換えられる。一部の実施形態では、それぞれのメチレン単位は、独立して、-N(R’)-、-C(R’)-、または-C(O)-で置き換えられる。一部の実施形態では、LP1は、アミノ酸残基であるか、またはそれを含む。一部の実施形態では、LP1は、ペプチドであるか、またはそれを含む。
一部の実施形態では、LP1は、-[X]-X-であるか、またはそれを含み、p、X、およびXのそれぞれは、独立して、本明細書に記載される通りであり、Xは、LAA1に結合している。一部の実施形態では、LP1は、-X-であるか、またはそれを含む。
一部の実施形態では、LP1は、-C(R’)-基を含み、R’基のうちの1つは、4つのうちの第1のR’基である。一部の実施形態では、そのような-C(R’)-基は、アミノ酸残基のものである。一部の実施形態では、そのような-C(R’)-基は、Xのものである。一部の実施形態では、そのような炭素原子は、アミノ酸残基のアルファ炭素である。
AA1
一部の実施形態では、LAA1は、アミノ酸残基である。一部の実施形態では、LAA1は、酸性基または極性基を含む側鎖を含むアミノ酸残基である。一部の実施形態では、LAA1は、酸性基を含む側鎖を含むアミノ酸残基である。
一部の実施形態では、LAA1は、LARであり、メチレン単位は、-C(R’)(RAS)-で置き換えられ、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載される通りである。一部の実施形態では、LAA1は、必要に応じて置換された二価C~C(例えば、C、C、C、C、C、またはC)脂肪族基であり、基の1つまたは複数のメチレン単位は、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-C(R’)(RAS)-、-Cy-、-O-、-S-、-S-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられ、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載される通りである。一部の実施形態では、LAA1は、必要に応じて置換された二価C~C脂肪族基であり、基の1つまたは複数のメチレン単位は、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-C(R’)(RAS)-、-Cy-、-O-、-S-、-S-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられ、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載される通りである。一部の実施形態では、LAA1は、-N(R’)-C(R’)(RAS)-C(O)-であり、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載される通りである。一部の実施形態では、LAA1は、-NH-C(R’)(RAS)-C(O)-であり、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載される通りである。
一部の実施形態では、LAS1は、本明細書に記載されるように、LASである。一部の実施形態では、RAA1は、-CORであり、Rは、本明細書に記載される通りである。一部の実施形態では、Rは、Hである。一部の実施形態では、LAA1は、酸性アミノ酸残基、例えば、Asp、Gluなどの残基である。一部の実施形態では、LAA1は、本明細書に記載されるように、Xである。
P2
一部の実施形態では、LP2は、共有結合であるか、または必要に応じて置換された二価C~C脂肪族基であり、基の1つまたは複数のメチレン単位は、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-Cy-、-O-、-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられる。一部の実施形態では、LP2の長さは、2~10個の原子である。一部の実施形態では、それは、2個の原子である。一部の実施形態では、それは、3個の原子である。一部の実施形態では、それは、4個の原子である。一部の実施形態では、それは、5個の原子である。一部の実施形態では、それは、6個の原子である。一部の実施形態では、それは、7個の原子である。一部の実施形態では、それは、8個の原子である。一部の実施形態では、それは、9個の原子である。一部の実施形態では、それは、10個の原子である。一部の実施形態では、1つまたは複数のメチレン単位は、独立して、-N(R’)-、-C(R’)-、-C(O)-、または-C(O)N(R’)-で置き換えられる。一部の実施形態では、メチレン単位は、-N(R’)-で置き換えられる。一部の実施形態では、メチレン単位は、-C(R’)-で置き換えられる。一部の実施形態では、メチレン単位は、-C(O)-で置き換えられる。一部の実施形態では、メチレン単位は、-C(O)N(R’)-で置き換えられる。一部の実施形態では、それぞれのメチレン単位は、独立して、-N(R’)-、-C(R’)-、または-C(O)-で置き換えられる。一部の実施形態では、LP2は、アミノ酸残基であるか、またはそれを含む。一部の実施形態では、LP2は、ペプチドであるか、またはそれを含む。
一部の実施形態では、LP2は、-[X]pX[X]p’-であるか、またはそれを含み、p、p’、X、およびXのそれぞれは、独立して、本明細書に記載される通りである。一部の実施形態では、LP2は、-[X]pX[X]p’-であるか、またはそれを含み、それぞれのXおよびX11は、独立して、アミノ酸残基であり、pおよびp’のそれぞれは、独立して、0~10である。一部の実施形態では、LP2は、-X-であるか、またはそれを含み、それぞれのXおよびXは、独立して、本明細書に記載される通りであり、Xは、LAA2に結合している。
一部の実施形態では、LP2は、-C(R’)-基を含み、R’基のうちの一方は、4つのうちの第2のR’基であり、他方は、第3のものである。一部の実施形態では、そのような-C(R’)-基は、アミノ酸残基のものである。一部の実施形態では、そのような-C(R’)-基は、Xのものである。一部の実施形態では、そのような炭素原子は、アミノ酸残基のアルファ炭素である。一部の実施形態では、そのような炭素原子は、Xのアルファ炭素である。
AA2
一部の実施形態では、LAA2は、アミノ酸残基である。一部の実施形態では、LAA2は、酸性基または極性基を含む側鎖を含むアミノ酸残基である。一部の実施形態では、LAA2は、酸性基を含む側鎖を含むアミノ酸残基である。
一部の実施形態では、LAA2は、LARであり、メチレン単位は、-C(R’)(RAS)-で置き換えられ、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載される通りである。一部の実施形態では、LAA2は、必要に応じて置換された二価C~C(例えば、C、C、C、C、C、またはC)脂肪族基であり、基の1つまたは複数のメチレン単位は、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-C(R’)(RAS)-、-Cy-、-O-、-S-、-S-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられ、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載される通りである。一部の実施形態では、LAA2は、必要に応じて置換された二価C~C脂肪族基であり、基の1つまたは複数のメチレン単位は、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-C(R’)(RAS)-、-Cy-、-O-、-S-、-S-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられ、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載される通りである。一部の実施形態では、LAA2は、-N(R’)-C(R’)(RAS)-C(O)-であり、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載される通りである。一部の実施形態では、LAA2は、-NH-C(R’)(RAS)-C(O)-であり、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載される通りである。
一部の実施形態では、LAS2は、本明細書に記載されるように、LASである。一部の実施形態では、RAA2は、-CORであり、Rは、本明細書に記載される通りである。一部の実施形態では、Rは、Hである。一部の実施形態では、LAA2は、酸性アミノ酸残基、例えば、Asp、Gluなどの残基である。一部の実施形態では、LAA2は、本明細書に記載されるように、Xである。
P3
一部の実施形態では、LP3は、共有結合である。一部の実施形態では、LP3は、必要に応じて置換された二価C~C脂肪族基であり、基の1つまたは複数のメチレン単位は、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-Cy-、-O-、-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられる。一部の実施形態では、LP3の長さは、2~10個の原子である。一部の実施形態では、それは、2個の原子である。一部の実施形態では、それは、3個の原子である。一部の実施形態では、それは、4個の原子である。一部の実施形態では、それは、5個の原子である。一部の実施形態では、それは、6個の原子である。一部の実施形態では、それは、7個の原子である。一部の実施形態では、それは、8個の原子である。一部の実施形態では、それは、9個の原子である。一部の実施形態では、それは、10個の原子である。一部の実施形態では、1つまたは複数のメチレン単位は、独立して、-N(R’)-、-C(R’)-、-C(O)-、または-C(O)N(R’)-で置き換えられる。一部の実施形態では、メチレン単位は、-N(R’)-で置き換えられる。一部の実施形態では、メチレン単位は、-C(R’)-で置き換えられる。一部の実施形態では、メチレン単位は、-C(O)-で置き換えられる。一部の実施形態では、メチレン単位は、-C(O)N(R’)-で置き換えられる。一部の実施形態では、それぞれのメチレン単位は、独立して、-N(R’)-、-C(R’)-、または-C(O)-で置き換えられる。一部の実施形態では、LP3は、アミノ酸残基であるか、またはそれを含む。一部の実施形態では、LP3は、ペプチドであるか、またはそれを含む。
AA3
一部の実施形態では、LAA3は、アミノ酸残基である。一部の実施形態では、LAA3は、酸性基または極性基を含む側鎖を含むアミノ酸残基である。一部の実施形態では、LAA3は、酸性基を含む側鎖を含むアミノ酸残基である。
一部の実施形態では、LAA3は、LARであり、メチレン単位は、-C(R’)(RAS)-で置き換えられ、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載される通りである。一部の実施形態では、LAA3は、必要に応じて置換された二価C~C(例えば、C、C、C、C、C、またはC)脂肪族基であり、基の1つまたは複数のメチレン単位は、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-C(R’)(RAS)-、-Cy-、-O-、-S-、-S-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられ、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載される通りである。一部の実施形態では、LAA3は、必要に応じて置換された二価C~C脂肪族基であり、基の1つまたは複数のメチレン単位は、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-C(R’)(RAS)-、-Cy-、-O-、-S-、-S-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられ、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載される通りである。一部の実施形態では、LAA3は、-N(R’)-C(R’)(RAS)-C(O)-であり、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載される通りである。一部の実施形態では、LAA3は、-NH-C(R’)(RAS)-C(O)-であり、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載される通りである。
一部の実施形態では、LAS3は、本明細書に記載されるように、LASである。一部の実施形態では、RAA3は、-CORであり、Rは、本明細書に記載される通りである。一部の実施形態では、Rは、Hである。一部の実施形態では、LAA3は、酸性アミノ酸残基、例えば、Asp、Gluなどの残基である。一部の実施形態では、LAA3は、本明細書に記載されるように、Xである。
P4
一部の実施形態では、LP4は、共有結合であるか、または必要に応じて置換された二価C~C脂肪族基であり、基の1つまたは複数のメチレン単位は、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-Cy-、-O-、-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられる。一部の実施形態では、LP4の長さは、2~10個の原子である。一部の実施形態では、それは、2個の原子である。一部の実施形態では、それは、3個の原子である。一部の実施形態では、それは、4個の原子である。一部の実施形態では、それは、5個の原子である。一部の実施形態では、それは、6個の原子である。一部の実施形態では、それは、7個の原子である。一部の実施形態では、それは、8個の原子である。一部の実施形態では、それは、9個の原子である。一部の実施形態では、それは、10個の原子である。一部の実施形態では、1つまたは複数のメチレン単位は、独立して、-N(R’)-、-C(R’)-、-C(O)-、または-C(O)N(R’)-で置き換えられる。一部の実施形態では、メチレン単位は、-N(R’)-で置き換えられる。一部の実施形態では、メチレン単位は、-C(R’)-で置き換えられる。一部の実施形態では、メチレン単位は、-C(O)-で置き換えられる。一部の実施形態では、メチレン単位は、-C(O)N(R’)-で置き換えられる。一部の実施形態では、それぞれのメチレン単位は、独立して、-N(R’)-、-C(R’)-、または-C(O)-で置き換えられる。一部の実施形態では、LP4は、アミノ酸残基であるか、またはそれを含む。一部の実施形態では、LP4は、ペプチドであるか、またはそれを含む。
一部の実施形態では、LP4は、-[X]pX[X]p’-であるか、またはそれを含み、それぞれのXおよびX11は、独立して、アミノ酸残基であり、pおよびp’のそれぞれは、独立して、0~10である。一部の実施形態では、LP4は、-X-であるか、またはそれを含み、それぞれのXおよびXは、独立して、本明細書に記載される通りであり、Xは、LAA4に結合している。
AA4
一部の実施形態では、LAA4は、アミノ酸残基である。一部の実施形態では、LAA4は、芳香族基を含む側鎖を含むアミノ酸残基である。
一部の実施形態では、LAA4は、LARであり、メチレン単位は、-C(R’)(RAS)-で置き換えられ、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載される通りである。一部の実施形態では、LAA4は、必要に応じて置換された二価C~C(例えば、C、C、C、C、C、またはC)脂肪族基であり、基の1つまたは複数のメチレン単位は、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-C(R’)(RAS)-、-Cy-、-O-、-S-、-S-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられ、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載される通りである。一部の実施形態では、LAA4は、必要に応じて置換された二価C~C脂肪族基であり、基の1つまたは複数のメチレン単位は、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-C(R’)(RAS)-、-Cy-、-O-、-S-、-S-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられ、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載される通りである。一部の実施形態では、LAA4は、-N(R’)-C(R’)(RAS)-C(O)-であり、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載される通りである。一部の実施形態では、LAA4は、-NH-C(R’)(RAS)-C(O)-であり、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載される通りである。
一部の実施形態では、LAS4は、本明細書に記載されるように、LASである。一部の実施形態では、RAA4は、必要に応じて置換されたC6~14アリールである。一部の実施形態では、RAA4は、必要に応じて置換されたフェニルである。一部の実施形態では、RAA4は、フェニルである。一部の実施形態では、RAA4は、必要に応じて置換された10員C10二環式アリールである。一部の実施形態では、RAA4は、必要に応じて置換された、1~4個のヘテロ原子を有する5員単環式ヘテロアリールである。一部の実施形態では、RAA4は、必要に応じて置換された、1~4個のヘテロ原子を有する6員単環式ヘテロアリールである。一部の実施形態では、RAA4は、必要に応じて置換された、1~4個のヘテロ原子を有する9員二環式ヘテロアリールである。一部の実施形態では、RAA4は、必要に応じて置換された、1~4個のヘテロ原子を有する10員二環式ヘテロアリールである。一部の実施形態では、ヘテロアリールは、1つを上回らないヘテロ原子を有する。一部の実施形態では、ヘテロアリールは、2つまたはそれよりも多くのヘテロ原子を有する。一部の実施形態では、ヘテロ原子は、酸素である。一部の実施形態では、ヘテロ原子は、窒素である。一部の実施形態では、ヘテロ原子は、硫黄である。一部の実施形態では、RAA4は、必要に応じて置換された
Figure 2023535026000066

である。一部の実施形態では、RAA4は、必要に応じて置換された
Figure 2023535026000067

である。一部の実施形態では、RAA4は、必要に応じて置換された
Figure 2023535026000068

である。一部の実施形態では、RAA4は、本明細書に記載されるように、芳香族アミノ酸残基である。一部の実施形態では、RAA4は、本明細書に記載されるように、Xである。
P5
一部の実施形態では、LP5は、共有結合であるか、または必要に応じて置換された二価C~C脂肪族基であり、基の1つまたは複数のメチレン単位は、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-Cy-、-O-、-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられる。一部の実施形態では、LP5の長さは、2~10個の原子である。一部の実施形態では、それは、2個の原子である。一部の実施形態では、それは、3個の原子である。一部の実施形態では、それは、4個の原子である。一部の実施形態では、それは、5個の原子である。一部の実施形態では、それは、6個の原子である。一部の実施形態では、それは、7個の原子である。一部の実施形態では、それは、8個の原子である。一部の実施形態では、それは、9個の原子である。一部の実施形態では、それは、10個の原子である。一部の実施形態では、1つまたは複数のメチレン単位は、独立して、-N(R’)-、-C(R’)-、-C(O)-、または-C(O)N(R’)-で置き換えられる。一部の実施形態では、メチレン単位は、-N(R’)-で置き換えられる。一部の実施形態では、メチレン単位は、-C(R’)-で置き換えられる。一部の実施形態では、メチレン単位は、-C(O)-で置き換えられる。一部の実施形態では、メチレン単位は、-C(O)N(R’)-で置き換えられる。一部の実施形態では、それぞれのメチレン単位は、独立して、-N(R’)-、-C(R’)-、または-C(O)-で置き換えられる。一部の実施形態では、LP5は、アミノ酸残基であるか、またはそれを含む。一部の実施形態では、LP5は、ペプチドであるか、またはそれを含む。
一部の実施形態では、LP5は、-[X]pX11[X]p’-であるか、またはそれを含み、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載される通りである。一部の実施形態では、LP5は、-X1011-であるか、またはそれを含み、それぞれのX10およびX11は、独立して、本明細書に記載される通りであり、X11は、LAA5に結合している。
一部の実施形態では、LP5は、-C(R’)-基であり、R’基のうちの1つは、4つのうちの第4のR’基である。一部の実施形態では、そのような-C(R’)-基は、アミノ酸残基のものである。一部の実施形態では、そのような-C(R’)-基は、X11のものである。一部の実施形態では、そのような炭素原子は、アミノ酸残基のアルファ炭素である。一部の実施形態では、そのような炭素原子は、X11のアルファ炭素である。
AA5
一部の実施形態では、LAA5は、アミノ酸残基である。一部の実施形態では、LAA5は、芳香族基を含む側鎖を含むアミノ酸残基である。
一部の実施形態では、LAA5は、LARであり、メチレン単位は、-C(R’)(RAS)-で置き換えられ、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載される通りである。一部の実施形態では、LAA5は、必要に応じて置換された二価C~C(例えば、C、C、C、C、C、またはC)脂肪族基であり、基の1つまたは複数のメチレン単位は、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-C(R’)(RAS)-、-Cy-、-O-、-S-、-S-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられ、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載される通りである。一部の実施形態では、LAA5は、必要に応じて置換された二価C~C脂肪族基であり、基の1つまたは複数のメチレン単位は、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-C(R’)(RAS)-、-Cy-、-O-、-S-、-S-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられ、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載される通りである。一部の実施形態では、LAA5は、-N(R’)-C(R’)(RAS)-C(O)-であり、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載される通りである。一部の実施形態では、LAA5は、-NH-C(R’)(RAS)-C(O)-であり、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載される通りである。
一部の実施形態では、LAS5は、本明細書に記載されるように、LASである。一部の実施形態では、RAA5は、必要に応じて置換されたC6~14アリールである。一部の実施形態では、RAA5は、必要に応じて置換されたフェニルである。一部の実施形態では、RAA5は、フェニルである。一部の実施形態では、RAA5は、必要に応じて置換された10員C10二環式アリールである。一部の実施形態では、RAA5は、必要に応じて置換された、1~4個のヘテロ原子を有する5員単環式ヘテロアリールである。一部の実施形態では、RAA5は、必要に応じて置換された、1~4個のヘテロ原子を有する6員単環式ヘテロアリールである。一部の実施形態では、RAA5は、必要に応じて置換された、1~4個のヘテロ原子を有する9員二環式ヘテロアリールである。一部の実施形態では、RAA5は、必要に応じて置換された、1~4個のヘテロ原子を有する10員二環式ヘテロアリールである。一部の実施形態では、ヘテロアリールは、1つを上回らないヘテロ原子を有する。一部の実施形態では、ヘテロアリールは、2つまたはそれよりも多くのヘテロ原子を有する。一部の実施形態では、ヘテロ原子は、酸素である。一部の実施形態では、ヘテロ原子は、窒素である。一部の実施形態では、ヘテロ原子は、硫黄である。一部の実施形態では、RAA5は、必要に応じて置換された
Figure 2023535026000069

である。一部の実施形態では、RAA5は、必要に応じて置換された
Figure 2023535026000070

である。一部の実施形態では、RAA5は、必要に応じて置換された
Figure 2023535026000071

である。一部の実施形態では、RAA5は、本明細書に記載されるように、芳香族アミノ酸残基である。一部の実施形態では、RAA5は、本明細書に記載されるように、X12である。
P6
一部の実施形態では、LP6は、共有結合である。一部の実施形態では、LP6は、必要に応じて置換された二価C~C脂肪族基であり、基の1つまたは複数のメチレン単位は、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-Cy-、-O-、-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられる。一部の実施形態では、LP6の長さは、2~10個の原子である。一部の実施形態では、それは、2個の原子である。一部の実施形態では、それは、3個の原子である。一部の実施形態では、それは、4個の原子である。一部の実施形態では、それは、5個の原子である。一部の実施形態では、それは、6個の原子である。一部の実施形態では、それは、7個の原子である。一部の実施形態では、それは、8個の原子である。一部の実施形態では、それは、9個の原子である。一部の実施形態では、それは、10個の原子である。一部の実施形態では、1つまたは複数のメチレン単位は、独立して、-N(R’)-、-C(R’)-、-C(O)-、または-C(O)N(R’)-で置き換えられる。一部の実施形態では、メチレン単位は、-N(R’)-で置き換えられる。一部の実施形態では、メチレン単位は、-C(R’)-で置き換えられる。一部の実施形態では、メチレン単位は、-C(O)-で置き換えられる。一部の実施形態では、メチレン単位は、-C(O)N(R’)-で置き換えられる。一部の実施形態では、それぞれのメチレン単位は、独立して、-N(R’)-、-C(R’)-、または-C(O)-で置き換えられる。一部の実施形態では、LP6は、アミノ酸残基であるか、またはそれを含む。一部の実施形態では、LP6は、ペプチドであるか、またはそれを含む。
AA6
一部の実施形態では、LAA6は、アミノ酸残基である。一部の実施形態では、LAA6は、芳香族基を含む側鎖を含むアミノ酸残基である。
一部の実施形態では、LAA6は、LARであり、メチレン単位は、-C(R’)(RAS)-で置き換えられ、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載される通りである。一部の実施形態では、LAA6は、必要に応じて置換された二価C~C(例えば、C、C、C、C、C、またはC)脂肪族基であり、基の1つまたは複数のメチレン単位は、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-C(R’)(RAS)-、-Cy-、-O-、-S-、-S-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられ、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載される通りである。一部の実施形態では、LAA6は、必要に応じて置換された二価C~C脂肪族基であり、基の1つまたは複数のメチレン単位は、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-C(R’)(RAS)-、-Cy-、-O-、-S-、-S-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられ、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載される通りである。一部の実施形態では、LAA6は、-N(R’)-C(R’)(RAS)-C(O)-であり、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載される通りである。一部の実施形態では、LAA6は、-NH-C(R’)(RAS)-C(O)-であり、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載される通りである。
一部の実施形態では、LAS6は、本明細書に記載されるように、LASである。一部の実施形態では、RAA6は、必要に応じて置換されたC6~14アリールである。一部の実施形態では、RAA6は、必要に応じて置換されたフェニルである。一部の実施形態では、RAA6は、フェニルである。一部の実施形態では、RAA6は、必要に応じて置換された10員C10二環式アリールである。一部の実施形態では、RAA6は、必要に応じて置換された、1~4個のヘテロ原子を有する5員単環式ヘテロアリールである。一部の実施形態では、RAA6は、必要に応じて置換された、1~4個のヘテロ原子を有する6員単環式ヘテロアリールである。一部の実施形態では、RAA6は、必要に応じて置換された、1~4個のヘテロ原子を有する9員二環式ヘテロアリールである。一部の実施形態では、RAA6は、必要に応じて置換された、1~4個のヘテロ原子を有する10員二環式ヘテロアリールである。一部の実施形態では、ヘテロアリールは、1つを上回らないヘテロ原子を有する。一部の実施形態では、ヘテロアリールは、2つまたはそれよりも多くのヘテロ原子を有する。一部の実施形態では、ヘテロ原子は、酸素である。一部の実施形態では、ヘテロ原子は、窒素である。一部の実施形態では、ヘテロ原子は、硫黄である。一部の実施形態では、RAA6は、必要に応じて置換された
Figure 2023535026000072

である。一部の実施形態では、RAA6は、必要に応じて置換された
Figure 2023535026000073

である。一部の実施形態では、RAA6は、必要に応じて置換された
Figure 2023535026000074

である。一部の実施形態では、RAA6は、本明細書に記載されるように、芳香族アミノ酸残基である。一部の実施形態では、RAA6は、本明細書に記載されるように、X13である。
P7
一部の実施形態では、LP7は、共有結合である。一部の実施形態では、LP7は、必要に応じて置換された二価C~C25(例えば、C1~20、C1~15、C1~10、C1~5、C、C、C、C、C、C、C、C、C、C10、C11、C12、C13、C14、C15、C16、C17、C18、C19、またはC20)の脂肪族基または1~10個のヘテロ原子を有するヘテロ脂肪族基であり、基の1つまたは複数のメチレン単位は、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-Cy-、-O-、-S-、-S-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられる。一部の実施形態では、LP7は、必要に応じて置換された二価C~C25(例えば、C1~20、C1~15、C1~10、C1~5、C、C、C、C、C、C、C、C、C、C10、C11、C12、C13、C14、C15、C16、C17、C18、C19、またはC20)脂肪族基であり、基の1つまたは複数のメチレン単位は、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-Cy-、-O-、-S-、-S-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられる。一部の実施形態では、LP7は、必要に応じて置換された二価C~C20脂肪族基または1~10個のヘテロ原子を有するヘテロ脂肪族基であり、基の1つまたは複数のメチレン単位は、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-Cy-、-O-、-S-、-S-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられる。一部の実施形態では、LP7は、必要に応じて置換された二価C~C15脂肪族基または1~10個のヘテロ原子を有するヘテロ脂肪族基であり、基の1つまたは複数のメチレン単位は、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-Cy-、-O-、-S-、-S-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられる。一部の実施形態では、LP7は、必要に応じて置換された二価C~C10脂肪族基または1~10個のヘテロ原子を有するヘテロ脂肪族基であり、基の1つまたは複数のメチレン単位は、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-Cy-、-O-、-S-、-S-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられる。
AS
一部の実施形態では、LASは、共有結合である。一部の実施形態では、LASは、必要に応じて置換された二価C~C10(例えば、C1~5、C、C、C、C、C、C、C、C、C、またはC10)脂肪族基であり、基の1つまたは複数のメチレン単位は、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-Cy-、-O-、-S-、-S-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられる。一部の実施形態では、LASは、必要に応じて置換された二価C~C10脂肪族基であり、基の1つまたは複数のメチレン単位は、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-Cy-、-O-、-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-S(O)-、または-S(O)-で置き換えられる。一部の実施形態では、LASは、必要に応じて置換された二価C~C10脂肪族基であり、基の1つまたは複数のメチレン単位は、必要に応じてかつ独立して、-O-、-S-、または-N(R’)-で置き換えられる。一部の実施形態では、LASは、必要に応じて置換された二価C~C10アルキレン基である。一部の実施形態では、LASは、必要に応じて置換された-CH-である。一部の実施形態では、LASは、-CH-である。一部の実施形態では、LASの長さは、1個、2個、3個、4個、5個、6個、7個、8個、9個、または10個の原子である。一部の実施形態では、それは、1個の原子である。一部の実施形態では、それは、2個の原子である。一部の実施形態では、それは、3個の原子である。一部の実施形態では、それは、4個の原子である。一部の実施形態では、それは、5個の原子である。一部の実施形態では、それは、6個の原子である。一部の実施形態では、それは、7個の原子である。一部の実施形態では、それは、8個の原子である。一部の実施形態では、それは、9個の原子である。一部の実施形態では、それは、10個の原子である。
一部の実施形態では、式Iの薬剤は、本明細書に記載されるステープルペプチドである。一部の実施形態では、式Iの薬剤は、表E2から選択される薬剤またはその薬学的に許容される塩である。
とりわけ、本開示は、ベータ-カテニンに結合することができる薬剤、例えば、ペプチドを提供する。一部の実施形態では、ペプチドは、ステープルペプチドである。一部の実施形態では、ペプチドは、ステッチペプチドである。一部の実施形態では、薬剤は、ベータ-カテニンのTCF部位に結合する。一部の実施形態では、薬剤は、ベータ-カテニン結合について、TCFと競合する。
一部の実施形態では、本開示は、
10111213
を含むペプチドであるかまたはそれを含む、薬剤であって、
式中、
p14、p15、p16、およびp17のそれぞれが、独立して、0または1であり、
、X、X、X、X、X、X、X、X、X10、X11、X12、X13、X14、X15、X16、およびX17のそれぞれが、独立して、アミノ酸残基であり、薬剤が、ベータ-カテニンに結合する、
薬剤を提供する。
一部の実施形態では、本開示は、
10111213[X14p14[X15p15[X16p16[X17p17
を含むペプチドであるかまたはそれを含む、薬剤であって、
式中、
p14、p15、p16、およびp17のそれぞれが、独立して、0または1であり、
、X、X、X、X、X、X、X、X、X10、X11、X12、X13、X14、X15、X16、およびX17のそれぞれが、独立して、アミノ酸残基であり、薬剤が、ベータ-カテニンに結合する、薬剤を提供する。一部の実施形態では、Xは、酸性基または極性基を含む側鎖を含む。一部の実施形態では、Xは、酸性基を含む側鎖を含む。一部の実施形態では、Xは、酸性基または極性基を含む側鎖を含む。一部の実施形態では、Xは、酸性基を含む側鎖を含む。一部の実施形態では、Xは、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含む。一部の実施形態では、X12は、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含む。一部の実施形態では、X13は、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含む。一部の実施形態では、XおよびXは、独立して、ステープリングに好適なアミノ酸残基である。一部の実施形態では、XおよびX11は、独立して、ステープリングに好適なアミノ酸残基である。一部の実施形態では、X10およびX14は、独立して、ステープリングに好適なアミノ酸残基である。一部の実施形態では、XおよびX14は、独立して、ステープリングに好適なアミノ酸残基である。一部の実施形態では、XおよびXは、独立して、ステープリングに好適なアミノ酸残基であり、XおよびX11は、独立して、ステープリングに好適なアミノ酸残基である。一部の実施形態では、XおよびXは、独立して、ステープリングに好適なアミノ酸残基であり、X10およびX14は、独立して、ステープリングに好適なアミノ酸残基である。一部の実施形態では、XおよびXは、独立して、ステープリングに好適なアミノ酸残基であり、XおよびX14は、独立して、ステープリングに好適なアミノ酸残基である。一部の実施形態では、XおよびX10は、独立して、ステープリングに好適なアミノ酸残基である。一部の実施形態では、XおよびXは、ステープリングされている。一部の実施形態では、XおよびX11は、ステープリングされている。一部の実施形態では、X10およびX14は、ステープリングされている。一部の実施形態では、XおよびX14は、ステープリングされている。一部の実施形態では、XおよびX10は、ステープリングされている。一部の実施形態では、XおよびXは、ステープリングされており、XおよびX11は、ステープリングされている。一部の実施形態では、XおよびXは、ステープリングされており、X10およびX14は、ステープリングされている。一部の実施形態では、XおよびXは、ステープリングされており、XおよびX14は、ステープリングされている。
一部の実施形態では、本開示は、
10111213[X14p14[X15p15[X16p16[X17p17
を含むペプチドであるかまたはそれを含む、薬剤であって、
式中、
p14、p15、p16、およびp17のそれぞれが、独立して、0または1であり、
、X、X、X、X、X、X、X、X、X10、X11、X12、X13、X14、X15、X16、およびX17のそれぞれが、独立して、アミノ酸残基であり、薬剤が、ベータ-カテニンに結合する、薬剤を提供する。一部の実施形態では、Xは、酸性基または極性基を含む側鎖を含む。一部の実施形態では、Xは、酸性基を含む側鎖を含む。一部の実施形態では、Xは、酸性基または極性基を含む側鎖を含む。一部の実施形態では、Xは、酸性基を含む側鎖を含む。一部の実施形態では、Xは、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含む。一部の実施形態では、X12は、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含む。一部の実施形態では、X13は、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含む。一部の実施形態では、XおよびXは、独立して、ステープリングに好適なアミノ酸残基である。一部の実施形態では、XおよびX11は、独立して、ステープリングに好適なアミノ酸残基である。一部の実施形態では、XおよびXは、独立して、ステープリングに好適なアミノ酸残基であり、XおよびX11は、独立して、ステープリングに好適なアミノ酸残基である。一部の実施形態では、XおよびX10は、独立して、ステープリングに好適なアミノ酸残基である。一部の実施形態では、XおよびXは、ステープリングされている。一部の実施形態では、XおよびX11は、ステープリングされている。一部の実施形態では、XおよびXは、ステープリングされており、XおよびX11は、ステープリングされている。一部の実施形態では、XおよびX10は、ステープリングされている。
一部の実施形態では、本開示は、
10111213[X14p14[X15p15[X16p16[X17p17
を含むペプチドであるかまたはそれを含む、薬剤であって、
式中、
p14、p15、p16、およびp17のそれぞれが、独立して、0または1であり、
、X、X、X、X、X、X、X、X、X10、X11、X12、X13、X14、X15、X16、およびX17のそれぞれが、独立して、アミノ酸残基であり、
が、酸性基または極性基を含む側鎖を含み、
が、酸性基または極性基を含む側鎖を含み、
が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
12が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
13が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含む、
薬剤を提供する。
およびX、ならびに/もしくはXおよびX11は、独立して、ステープリングに好適なアミノ酸残基であるかもしくはステープリングされており、XおよびX10は、独立して、ステープリングに好適なアミノ酸残基であるかもしくはステープリングされており、XおよびX、ならびに/もしくはX10およびX14は、独立して、ステープリングに好適なアミノ酸残基であるかもしくはステープリングされている、またはXおよびX、ならびに/もしくはXおよびX14は、独立して、ステープリングに好適なアミノ酸残基であるかもしくはステープリングされている。
一部の実施形態では、本開示は、
10111213[X14p14[X15p15[X16p16[X17p17
を含むペプチドであるか、またはそれを含み、
式中、
p14、p15、p16およびp17のそれぞれが、独立して、0または1であり、
、X、X、X、X、X、X、X、X、X10、X11、X12、X13、X14、X15、X16、およびX17のそれぞれが、独立して、アミノ酸残基であり、
が、酸性基または極性基を含む側鎖を含み、
が、酸性基または極性基を含む側鎖を含み、
が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
12が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
13が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
およびX、ならびに/またはXおよびX11が、独立して、ステープリングに好適なアミノ酸残基であるかもしくはステープリングされている、またはXおよびX10が、独立して、ステープリングに好適なアミノ酸残基であるかもしくはステープリングされている、
薬剤を提供する。
一部の実施形態では、本開示は、
10111213[X14p14[X15p15[X16p16[X17p17
を含むペプチドであるか、またはそれを含み、
式中、
p14、p15、p16およびp17のそれぞれが、独立して、0または1であり、
、X、X、X、X、X、X、X、X、X10、X11、X12、X13、X14、X15、X16、およびX17のそれぞれが、独立して、アミノ酸残基であり、
が、酸性基または極性基を含む側鎖を含み、
が、酸性基または極性基を含む側鎖を含み、
が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
12が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
13が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
およびX、ならびに/またはXおよびX11が、独立して、ステープリングに好適なアミノ酸残基である、またはXおよびX10が、独立して、ステープリングに好適なアミノ酸残基である、
薬剤を提供する。
一部の実施形態では、本開示は、
10111213[X14p14[X15p15[X16p16[X17p17
を含むペプチドであるか、またはそれを含み、
式中、
p14、p15、p16およびp17のそれぞれが、独立して、0または1であり、
、X、X、X、X、X、X、X、X、X10、X11、X12、X13、X14、X15、X16、およびX17のそれぞれが、独立して、アミノ酸残基であり、
が、酸性基または極性基を含む側鎖を含み、
が、酸性基または極性基を含む側鎖を含み、
が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
12が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
13が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
およびX、ならびにXおよびX11が、独立して、ステープリングに好適なアミノ酸残基である、またはXおよびX10が、独立して、ステープリングに好適なアミノ酸残基である、
薬剤を提供する。
一部の実施形態では、本開示は、
10111213[X14p14[X15p15[X16p16[X17p17
を含むペプチドであるか、またはそれを含み、
式中、
p14、p15、p16およびp17のそれぞれが、独立して、0または1であり、
、X、X、X、X、X、X、X、X、X10、X11、X12、X13、X14、X15、X16、およびX17のそれぞれが、独立して、アミノ酸残基であり、
が、酸性基または極性基を含む側鎖を含み、
が、酸性基または極性基を含む側鎖を含み、
が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
12が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
13が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
およびX、ならびにXおよびX11が、独立して、ステープリングに好適なアミノ酸残基である、
薬剤を提供する。
一部の実施形態では、本開示は、
10111213[X14p14[X15p15[X16p16[X17p17
を含むペプチドであるか、またはそれを含み、
式中、
p14、p15、p16およびp17のそれぞれが、独立して、0または1であり、
、X、X、X、X、X、X、X、X、X10、X11、X12、X13、X14、X15、X16、およびX17のそれぞれが、独立して、アミノ酸残基であり、
が、酸性基を含む側鎖を含み、
が、酸性基を含む側鎖を含み、
が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
12が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
13が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
およびX、ならびにXおよびX11が、独立して、ステープリングに好適なアミノ酸残基である、
薬剤を提供する。
一部の実施形態では、本開示は、
10111213[X14p14[X15p15[X16p16[X17p17
を含むペプチドであるか、またはそれを含み、
式中、
p14、p15、p16およびp17のそれぞれが、独立して、0または1であり、
、X、X、X、X、X、X、X、X、X10、X11、X12、X13、X14、X15、X16、およびX17のそれぞれが、独立して、アミノ酸残基であり、
が、酸性基または極性基を含む側鎖を含み、
が、酸性基または極性基を含む側鎖を含み、
が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
12が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
13が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
およびX10が、独立して、ステープリングに好適なアミノ酸残基である、
薬剤を提供する。
一部の実施形態では、本開示は、
10111213[X14p14[X15p15[X16p16[X17p17
を含むペプチドであるか、またはそれを含み、
式中、
p14、p15、p16およびp17のそれぞれが、独立して、0または1であり、
、X、X、X、X、X、X、X、X、X10、X11、X12、X13、X14、X15、X16、およびX17のそれぞれが、独立して、アミノ酸残基であり、
が、酸性基を含む側鎖を含み、
が、酸性基を含む側鎖を含み、
が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
12が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
13が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
およびX10が、独立して、ステープリングに好適なアミノ酸残基である、
薬剤を提供する。
一部の実施形態では、本開示は、
10111213[X14p14[X15p15[X16p16[X17p17
を含むペプチドであるか、またはそれを含み、
式中、
p14、p15、p16およびp17のそれぞれが、独立して、0または1であり、
、X、X、X、X、X、X、X、X、X10、X11、X12、X13、X14、X15、X16、およびX17のそれぞれが、独立して、アミノ酸残基であり、
が、酸性基または極性基を含む側鎖を含み、
が、酸性基または極性基を含む側鎖を含み、
が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
12が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
13が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
およびX11が、独立して、ステープリングに好適なアミノ酸残基である、
薬剤を提供する。
一部の実施形態では、本開示は、
10111213[X14p14[X15p15[X16p16[X17p17
を含むペプチドであるか、またはそれを含み、
式中、
p14、p15、p16およびp17のそれぞれが、独立して、0または1であり、
、X、X、X、X、X、X、X、X、X10、X11、X12、X13、X14、X15、X16、およびX17のそれぞれが、独立して、アミノ酸残基であり、
が、酸性基を含む側鎖を含み、
が、酸性基を含む側鎖を含み、
が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
12が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
13が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
およびX11が、独立して、ステープリングに好適なアミノ酸残基である、
薬剤を提供する。
一部の実施形態では、本開示は、
10111213[X14p14[X15p15[X16p16[X17p17
を含むペプチドであるか、またはそれを含み、
式中、
p14、p15、p16およびp17のそれぞれが、独立して、0または1であり、
、X、X、X、X、X、X、X、X、X10、X11、X12、X13、X14、X15、X16、およびX17のそれぞれが、独立して、アミノ酸残基であり、
が、酸性基または極性基を含む側鎖を含み、
が、酸性基または極性基を含む側鎖を含み、
が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
12が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
13が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
およびX、ならびに/またはXおよびX11が、独立して、ステープリングされている、またはXおよびX10が、独立して、ステープリングされている、
薬剤を提供する。
一部の実施形態では、本開示は、
10111213[X14p14[X15p15[X16p16[X17p17
を含むペプチドであるか、またはそれを含み、
式中、
p14、p15、p16およびp17のそれぞれが、独立して、0または1であり、
、X、X、X、X、X、X、X、X、X10、X11、X12、X13、X14、X15、X16、およびX17のそれぞれが、独立して、アミノ酸残基であり、
が、酸性基または極性基を含む側鎖を含み、
が、酸性基または極性基を含む側鎖を含み、
が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
12が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
13が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
およびX、ならびにXおよびX11が、独立して、ステープリングされている、
薬剤を提供する。
一部の実施形態では、本開示は、
10111213[X14p14[X15p15[X16p16[X17p17
を含むペプチドであるか、またはそれを含み、
式中、
p14、p15、p16およびp17のそれぞれが、独立して、0または1であり、
、X、X、X、X、X、X、X、X、X10、X11、X12、X13、X14、X15、X16、およびX17のそれぞれが、独立して、アミノ酸残基であり、
が、酸性基を含む側鎖を含み、
が、酸性基を含む側鎖を含み、
が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
12が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
13が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
およびX、ならびに/またはXおよびX11が、独立して、ステープリングされている、
薬剤を提供する。
一部の実施形態では、本開示は、
10111213[X14p14[X15p15[X16p16[X17p17
を含むペプチドであるか、またはそれを含み、
式中、
p14、p15、p16およびp17のそれぞれが、独立して、0または1であり、
、X、X、X、X、X、X、X、X、X10、X11、X12、X13、X14、X15、X16、およびX17のそれぞれが、独立して、アミノ酸残基であり、
が、酸性基または極性基を含む側鎖を含み、
が、酸性基または極性基を含む側鎖を含み、
が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
12が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
13が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
およびX10が、独立して、ステープリングされている、
薬剤を提供する。
一部の実施形態では、本開示は、
10111213[X14p14[X15p15[X16p16[X17p17
を含むペプチドであるか、またはそれを含み、
式中、
p14、p15、p16およびp17のそれぞれが、独立して、0または1であり、
、X、X、X、X、X、X、X、X、X10、X11、X12、X13、X14、X15、X16、およびX17のそれぞれが、独立して、アミノ酸残基であり、
が、酸性基を含む側鎖を含み、
が、酸性基を含む側鎖を含み、
が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
12が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
13が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
およびX10が、独立して、ステープリングされている、
薬剤を提供する。
一部の実施形態では、本開示は、
10111213[X14p14[X15p15[X16p16[X17p17
を含むペプチドであるか、またはそれを含み、
式中、
p14、p15、p16およびp17のそれぞれが、独立して、0または1であり、
、X、X、X、X、X、X、X、X、X10、X11、X12、X13、X14、X15、X16、およびX17のそれぞれが、独立して、アミノ酸残基であり、
が、酸性基または極性基を含む側鎖を含み、
が、酸性基または極性基を含む側鎖を含み、
が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
12が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
13が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
およびX11が、独立して、ステープリングされている、
薬剤を提供する。
一部の実施形態では、本開示は、
10111213[X14p14[X15p15[X16p16[X17p17
を含むペプチドであるか、またはそれを含み、
式中、
p14、p15、p16およびp17のそれぞれが、独立して、0または1であり、
、X、X、X、X、X、X、X、X、X10、X11、X12、X13、X14、X15、X16、およびX17のそれぞれが、独立して、アミノ酸残基であり、
が、酸性基を含む側鎖を含み、
が、酸性基を含む側鎖を含み、
が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
12が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
13が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
およびX11が、独立して、ステープリングされている、
薬剤を提供する。
一部の実施形態では、本開示は、
10111213[X14p14[X15p15[X16p16[X17p17
[X18p18[X19p19[X20p20[X21p21[X22p22[X23p23
を含むペプチドであるか、またはそれを含み、
式中、
p14、p15、p16、p17、p18、p19、p20、p21、p22、およびp23のそれぞれが、独立して、0または1であり、
、X、X、X、X、X、X、X、X、X10、X11、X12、X13、X14、X15、X16、X17、X18、X19、X20、X21、X22、およびX23のそれぞれが、独立して、アミノ酸残基である、薬剤であって、ベータ-カテニンに結合する、薬剤を提供する。一部の実施形態では、Xは、酸性基または極性基を含む側鎖を含む。一部の実施形態では、Xは、酸性基を含む側鎖を含む。一部の実施形態では、Xは、酸性基または極性基を含む側鎖を含む。一部の実施形態では、Xは、酸性基を含む側鎖を含む。一部の実施形態では、Xは、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含む。一部の実施形態では、X12は、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含む。一部の実施形態では、X13は、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含む。一部の実施形態では、XおよびXは、独立して、ステープリングに好適なアミノ酸残基である。一部の実施形態では、XおよびX11は、独立して、ステープリングに好適なアミノ酸残基である。一部の実施形態では、X10およびX14は、独立して、ステープリングに好適なアミノ酸残基である。一部の実施形態では、XおよびX14は、独立して、ステープリングに好適なアミノ酸残基である。一部の実施形態では、XおよびXは、独立して、ステープリングに好適なアミノ酸残基であり、XおよびX11は、独立して、ステープリングに好適なアミノ酸残基である。一部の実施形態では、XおよびXは、独立して、ステープリングに好適なアミノ酸残基であり、X10およびX14は、独立して、ステープリングに好適なアミノ酸残基である。一部の実施形態では、XおよびXは、独立して、ステープリングに好適なアミノ酸残基であり、XおよびX14は、独立して、ステープリングに好適なアミノ酸残基である。一部の実施形態では、XおよびX10は、独立して、ステープリングに好適なアミノ酸残基である。一部の実施形態では、XおよびXは、ステープリングされている。一部の実施形態では、XおよびX11は、ステープリングされている。一部の実施形態では、X10およびX14は、ステープリングされている。一部の実施形態では、XおよびX14は、ステープリングされている。一部の実施形態では、XおよびX10は、ステープリングされている。一部の実施形態では、XおよびXは、ステープリングされており、XおよびX11は、ステープリングされている。一部の実施形態では、XおよびXは、ステープリングされており、X10およびX14は、ステープリングされている。一部の実施形態では、XおよびXは、ステープリングされており、XおよびX14は、ステープリングされている。
一部の実施形態では、本開示は、
10111213[X14p14[X15p15[X16p16[X17p17
[X18p18[X19p19[X20p20[X21p21[X22p22[X23p23
を含むペプチドであるか、またはそれを含み、
式中、
p14、p15、p16、p17、p18、p19、p20、p21、p22、およびp23のそれぞれが、独立して、0または1であり、
、X、X、X、X、X、X、X、X、X10、X11、X12、X13、X14、X15、X16、X17、X18、X19、X20、X21、X22、およびX23のそれぞれが、独立して、アミノ酸残基である、薬剤であって、ベータ-カテニンに結合する、薬剤を提供する。一部の実施形態では、Xは、酸性基または極性基を含む側鎖を含む。一部の実施形態では、Xは、酸性基を含む側鎖を含む。一部の実施形態では、Xは、酸性基または極性基を含む側鎖を含む。一部の実施形態では、Xは、酸性基を含む側鎖を含む。一部の実施形態では、Xは、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含む。一部の実施形態では、X12は、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含む。一部の実施形態では、X13は、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含む。一部の実施形態では、XおよびXは、独立して、ステープリングに好適なアミノ酸残基である。一部の実施形態では、XおよびX11は、独立して、ステープリングに好適なアミノ酸残基である。一部の実施形態では、XおよびXは、独立して、ステープリングに好適なアミノ酸残基であり、XおよびX11は、独立して、ステープリングに好適なアミノ酸残基である。一部の実施形態では、XおよびX10は、独立して、ステープリングに好適なアミノ酸残基である。一部の実施形態では、XおよびXは、ステープリングされている。一部の実施形態では、XおよびX11は、ステープリングされている。一部の実施形態では、XおよびXは、ステープリングされており、XおよびX11は、ステープリングされている。一部の実施形態では、XおよびX10は、ステープリングされている。
一部の実施形態では、本開示は、
10111213[X14p14[X15p15[X16p16[X17p17
[X18p18[X19p19[X20p20[X21p21[X22p22[X23p23
を含むペプチドであるか、またはそれを含み、
式中、
p14、p15、p16、p17、p18、p19、p20、p21、p22、およびp23のそれぞれが、独立して、0または1であり、
、X、X、X、X、X、X、X、X、X10、X11、X12、X13、X14、X15、X16、X17、X18、X19、X20、X21、X22、およびX23のそれぞれが、独立して、アミノ酸残基であり、
が、酸性基または極性基を含む側鎖を含み、
が、酸性基または極性基を含む側鎖を含み、
が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
12が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
13が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
およびX、ならびに/またはXおよびX11が、独立して、ステープリングに好適なアミノ酸残基であるかもしくはステープリングされている、XおよびX10が、独立して、ステープリングに好適なアミノ酸残基であるかもしくはステープリングされている、XおよびX、ならびに/またはX10およびX14が、独立して、ステープリングに好適なアミノ酸残基であるかもしくはステープリングされている、またはXおよびX、ならびに/またはXおよびX14が、独立して、ステープリングに好適なアミノ酸残基であるかもしくはステープリングされている、
薬剤を提供する。
一部の実施形態では、本開示は、
10111213[X14p14[X15p15[X16p16[X17p17
[X18p18[X19p19[X20p20[X21p21[X22p22[X23p23
を含むペプチドであるか、またはそれを含み、
式中、
p14、p15、p16、p17、p18、p19、p20、p21、p22、およびp23のそれぞれが、独立して、0または1であり、
、X、X、X、X、X、X、X、X、X10、X11、X12、X13、X14、X15、X16、X17、X18、X19、X20、X21、X22、およびX23のそれぞれが、独立して、アミノ酸残基であり、
が、酸性基または極性基を含む側鎖を含み、
が、酸性基または極性基を含む側鎖を含み、
が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
12が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
13が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
およびX、ならびに/またはXおよびX11が、独立して、ステープリングに好適なアミノ酸残基であるかもしくはステープリングされている、またはXおよびX10が、独立して、ステープリングに好適なアミノ酸残基であるかもしくはステープリングされている、
薬剤を提供する。
一部の実施形態では、本開示は、
10111213[X14p14[X15p15[X16p16[X17p17
[X18p18[X19p19[X20p20[X21p21[X22p22[X23p23
を含むペプチドであるか、またはそれを含み、
式中、
p14、p15、p16、p17、p18、p19、p20、p21、p22、およびp23のそれぞれが、独立して、0または1であり、
、X、X、X、X、X、X、X、X、X10、X11、X12、X13、X14、X15、X16、X17、X18、X19、X20、X21、X22、およびX23のそれぞれが、独立して、アミノ酸残基であり、
が、酸性基または極性基を含む側鎖を含み、
が、酸性基または極性基を含む側鎖を含み、
が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
12が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
13が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
およびX、ならびに/またはXおよびX11が、独立して、ステープリングに好適なアミノ酸残基である、またはXおよびX10が、独立して、ステープリングに好適なアミノ酸残基である、
薬剤を提供する。
一部の実施形態では、本開示は、
10111213[X14p14[X15p15[X16p16[X17p17
[X18p18[X19p19[X20p20[X21p21[X22p22[X23p23
を含むペプチドであるか、またはそれを含み、
式中、
p14、p15、p16、p17、p18、p19、p20、p21、p22、およびp23のそれぞれが、独立して、0または1であり、
、X、X、X、X、X、X、X、X、X10、X11、X12、X13、X14、X15、X16、X17、X18、X19、X20、X21、X22、およびX23のそれぞれが、独立して、アミノ酸残基であり、
が、酸性基または極性基を含む側鎖を含み、
が、酸性基または極性基を含む側鎖を含み、
が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
12が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
13が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
およびX、ならびにXおよびX11が、独立して、ステープリングに好適なアミノ酸残基である、またはXおよびX10が、独立して、ステープリングに好適なアミノ酸残基である、
薬剤を提供する。
一部の実施形態では、本開示は、
10111213[X14p14[X15p15[X16p16[X17p17
[X18p18[X19p19[X20p20[X21p21[X22p22[X23p23
を含むペプチドであるか、またはそれを含み、
式中、
p14、p15、p16、p17、p18、p19、p20、p21、p22、およびp23のそれぞれが、独立して、0または1であり、
、X、X、X、X、X、X、X、X、X10、X11、X12、X13、X14、X15、X16、X17、X18、X19、X20、X21、X22、およびX23のそれぞれが、独立して、アミノ酸残基であり、
が、酸性基または極性基を含む側鎖を含み、
が、酸性基または極性基を含む側鎖を含み、
が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
12が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
13が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
およびX、ならびにXおよびX11が、独立して、ステープリングに好適なアミノ酸残基である、
薬剤を提供する。
一部の実施形態では、本開示は、
10111213[X14p14[X15p15[X16p16[X17p17
[X18p18[X19p19[X20p20[X21p21[X22p22[X23p23
を含むペプチドであるか、またはそれを含み、
式中、
p14、p15、p16、p17、p18、p19、p20、p21、p22、およびp23のそれぞれが、独立して、0または1であり、
、X、X、X、X、X、X、X、X、X10、X11、X12、X13、X14、X15、X16、X17、X18、X19、X20、X21、X22、およびX23のそれぞれが、独立して、アミノ酸残基であり、
が、酸性基を含む側鎖を含み、
が、酸性基を含む側鎖を含み、
が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
12が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
13が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
およびX、ならびにXおよびX11が、独立して、ステープリングに好適なアミノ酸残基である、
薬剤を提供する。
一部の実施形態では、本開示は、
10111213[X14p14[X15p15[X16p16[X17p17
[X18p18[X19p19[X20p20[X21p21[X22p22[X23p23
を含むペプチドであるか、またはそれを含み、
式中、
p14、p15、p16、p17、p18、p19、p20、p21、p22、およびp23のそれぞれが、独立して、0または1であり、
、X、X、X、X、X、X、X、X、X10、X11、X12、X13、X14、X15、X16、X17、X18、X19、X20、X21、X22、およびX23のそれぞれが、独立して、アミノ酸残基であり、
が、酸性基または極性基を含む側鎖を含み、
が、酸性基または極性基を含む側鎖を含み、
が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
12が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
13が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
およびX10が、独立して、ステープリングに好適なアミノ酸残基である、
薬剤を提供する。
一部の実施形態では、本開示は、
10111213[X14p14[X15p15[X16p16[X17p17
[X18p18[X19p19[X20p20[X21p21[X22p22[X23p23
を含むペプチドであるか、またはそれを含み、
式中、
p14、p15、p16、p17、p18、p19、p20、p21、p22、およびp23のそれぞれが、独立して、0または1であり、
、X、X、X、X、X、X、X、X、X10、X11、X12、X13、X14、X15、X16、X17、X18、X19、X20、X21、X22、およびX23のそれぞれが、独立して、アミノ酸残基であり、
が、酸性基を含む側鎖を含み、
が、酸性基を含む側鎖を含み、
が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
12が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
13が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
およびX10が、独立して、ステープリングに好適なアミノ酸残基である、
薬剤を提供する。
一部の実施形態では、本開示は、
10111213[X14p14[X15p15[X16p16[X17p17
[X18p18[X19p19[X20p20[X21p21[X22p22[X23p23
を含むペプチドであるか、またはそれを含み、
式中、
p14、p15、p16、p17、p18、p19、p20、p21、p22、およびp23のそれぞれが、独立して、0または1であり、
、X、X、X、X、X、X、X、X、X10、X11、X12、X13、X14、X15、X16、X17、X18、X19、X20、X21、X22、およびX23のそれぞれが、独立して、アミノ酸残基であり、
が、酸性基または極性基を含む側鎖を含み、
が、酸性基または極性基を含む側鎖を含み、
が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
12が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
13が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
およびX11が、独立して、ステープリングに好適なアミノ酸残基である、
薬剤を提供する。
一部の実施形態では、本開示は、
10111213[X14p14[X15p15[X16p16[X17p17
[X18p18[X19p19[X20p20[X21p21[X22p22[X23p23
を含むペプチドであるか、またはそれを含み、
式中、
p14、p15、p16、p17、p18、p19、p20、p21、p22、およびp23のそれぞれが、独立して、0または1であり、
、X、X、X、X、X、X、X、X、X10、X11、X12、X13、X14、X15、X16、X17、X18、X19、X20、X21、X22、およびX23のそれぞれが、独立して、アミノ酸残基であり、
が、酸性基を含む側鎖を含み、
が、酸性基を含む側鎖を含み、
が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
12が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
13が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
およびX11が、独立して、ステープリングに好適なアミノ酸残基である、
薬剤を提供する。
一部の実施形態では、本開示は、
10111213[X14p14[X15p15[X16p16[X17p17
[X18p18[X19p19[X20p20[X21p21[X22p22[X23p23
を含むペプチドであるか、またはそれを含み、
式中、
p14、p15、p16、p17、p18、p19、p20、p21、p22、およびp23のそれぞれが、独立して、0または1であり、
、X、X、X、X、X、X、X、X、X10、X11、X12、X13、X14、X15、X16、X17、X18、X19、X20、X21、X22、およびX23のそれぞれが、独立して、アミノ酸残基であり、
が、酸性基または極性基を含む側鎖を含み、
が、酸性基または極性基を含む側鎖を含み、
が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
12が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
13が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
およびX、ならびに/またはXおよびX11が、独立して、ステープリングされている、またはXおよびX10が、独立して、ステープリングされている、
薬剤を提供する。
一部の実施形態では、本開示は、
10111213[X14p14[X15p15[X16p16[X17p17
[X18p18[X19p19[X20p20[X21p21[X22p22[X23p23
を含むペプチドであるか、またはそれを含み、
式中、
p14、p15、p16、p17、p18、p19、p20、p21、p22、およびp23のそれぞれが、独立して、0または1であり、
、X、X、X、X、X、X、X、X、X10、X11、X12、X13、X14、X15、X16、X17、X18、X19、X20、X21、X22、およびX23のそれぞれが、独立して、アミノ酸残基であり、
が、酸性基または極性基を含む側鎖を含み、
が、酸性基または極性基を含む側鎖を含み、
が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
12が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
13が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
およびX、ならびにXおよびX11が、独立して、ステープリングされている、
薬剤を提供する。
一部の実施形態では、本開示は、
10111213[X14p14[X15p15[X16p16[X17p17
[X18p18[X19p19[X20p20[X21p21[X22p22[X23p23
を含むペプチドであるか、またはそれを含み、
式中、
p14、p15、p16、p17、p18、p19、p20、p21、p22、およびp23のそれぞれが、独立して、0または1であり、
、X、X、X、X、X、X、X、X、X10、X11、X12、X13、X14、X15、X16、X17、X18、X19、X20、X21、X22、およびX23のそれぞれが、独立して、アミノ酸残基であり、
が、酸性基を含む側鎖を含み、
が、酸性基を含む側鎖を含み、
が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
12が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
13が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
およびX、ならびに/またはXおよびX11が、独立して、ステープリングされている、
薬剤を提供する。
一部の実施形態では、本開示は、
10111213[X14p14[X15p15[X16p16[X17p17
[X18p18[X19p19[X20p20[X21p21[X22p22[X23p23
を含むペプチドであるか、またはそれを含み、
式中、
p14、p15、p16、p17、p18、p19、p20、p21、p22、およびp23のそれぞれが、独立して、0または1であり、
、X、X、X、X、X、X、X、X、X10、X11、X12、X13、X14、X15、X16、X17、X18、X19、X20、X21、X22、およびX23のそれぞれが、独立して、アミノ酸残基であり、
が、酸性基または極性基を含む側鎖を含み、
が、酸性基または極性基を含む側鎖を含み、
が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
12が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
13が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
およびX10が、独立して、ステープリングされている、
薬剤を提供する。
一部の実施形態では、本開示は、
10111213[X14p14[X15p15[X16p16[X17p17
[X18p18[X19p19[X20p20[X21p21[X22p22[X23p23
を含むペプチドであるか、またはそれを含み、
式中、
p14、p15、p16、p17、p18、p19、p20、p21、p22、およびp23のそれぞれが、独立して、0または1であり、
、X、X、X、X、X、X、X、X、X10、X11、X12、X13、X14、X15、X16、X17、X18、X19、X20、X21、X22、およびX23のそれぞれが、独立して、アミノ酸残基であり、
が、酸性基を含む側鎖を含み、
が、酸性基を含む側鎖を含み、
が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
12が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
13が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
およびX10が、独立して、ステープリングされている、
薬剤を提供する。
一部の実施形態では、本開示は、
10111213[X14p14[X15p15[X16p16[X17p17
[X18p18[X19p19[X20p20[X21p21[X22p22[X23p23
を含むペプチドであるか、またはそれを含み、
式中、
p14、p15、p16、p17、p18、p19、p20、p21、p22、およびp23のそれぞれが、独立して、0または1であり、
、X、X、X、X、X、X、X、X、X10、X11、X12、X13、X14、X15、X16、X17、X18、X19、X20、X21、X22、およびX23のそれぞれが、独立して、アミノ酸残基であり、
が、酸性基または極性基を含む側鎖を含み、
が、酸性基または極性基を含む側鎖を含み、
が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
12が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
13が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
およびX11が、独立して、ステープリングされている、
薬剤を提供する。
一部の実施形態では、本開示は、
10111213[X14p14[X15p15[X16p16[X17p17
[X18p18[X19p19[X20p20[X21p21[X22p22[X23p23
を含むペプチドであるか、またはそれを含み、
式中、
p14、p15、p16、p17、p18、p19、p20、p21、p22、およびp23のそれぞれが、独立して、0または1であり、
、X、X、X、X、X、X、X、X、X10、X11、X12、X13、X14、X15、X16、X17、X18、X19、X20、X21、X22、およびX23のそれぞれが、独立して、アミノ酸残基であり、
が、酸性基を含む側鎖を含み、
が、酸性基を含む側鎖を含み、
が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
12が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
13が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
およびX11が、独立して、ステープリングされている、
薬剤を提供する。
には、種々の型のアミノ酸残基、例えば、本開示による式A-I、A-II、A-III、A-IV、A-V、A-VIなどのアミノ酸の残基またはその塩を使用することができる。一部の実施形態では、Xは、-N(Ra1)-La1-C(Ra2)(Ra3)-La2-C(O)-であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、Xは、-N(Ra1)-C(Ra2)(Ra3)-C(O)-であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、Xは、-N(Ra1)-C(Ra2)H-C(O)-であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、Ra1は、-Hである。一部の実施形態では、Ra3は、-Hである。
本明細書で示されているように(例えば、種々のアミノ酸およびその残基に関して)、種々の実施形態では、Lは、本明細書に記載のLである。例えば、一部の実施形態では、Lは、必要に応じて置換された二価、直鎖または分岐鎖のC1~10炭化水素鎖である。一部の実施形態では、Lは、必要に応じて置換された二価、直鎖のC1~10炭化水素鎖である。一部の実施形態では、Lは、-(CH)n-であり、ここで、nは、1~10である。一部の実施形態では、Lは、-CH-である。一部の実施形態では、Lは、-(CH-である。一部の実施形態では、Lは、-(CH-である。一部の実施形態では、Lは、-(CH-である。一部の実施形態では、Lの1つまたは複数のメチレン単位は、独立して、-C(O)-、-N(R’)-、-Cy-または-O-で置き換えられている。一部の実施形態では、メチレン単位は、-C(O)-で置き換えられている。一部の実施形態では、メチレン単位は、-N(R’)-で置き換えられている。一部の実施形態では、メチレン単位は、-Cy-で置き換えられている。一部の実施形態では、-Cy-は、必要に応じて置換されたフェニレンである。一部の実施形態では、-Cy-は、1,2-フェニレンである。一部の実施形態では、メチレン単位は、-O-で置き換えられている。一部の実施形態では、Lは、-C(O)-(CH)n-である。一部の実施形態では、Lは、-C(O)-(CH-である。一部の実施形態では、Lは、-C(O)-(CH-である。一部の実施形態では、Lは、-C(O)-1,2-フェニレン-O-CH-である。当業者には理解される通り、それぞれの基または部分、例えばLに関して記載されている実施形態は、そのような基または部分になり得る全ての基(例えば、L、Ls1、Ls2、Ls3など)に対して、そのような実施形態が記載されているかどうかを問わず、適用可能である。
一部の実施形態では、Xは、必要に応じて置換された環を含むアミノ酸の残基である。一部の実施形態では、Xのアミノ基は、必要に応じて置換された環の一部である。一部の実施形態では、Xは、本明細書に記載のアミノ酸(例えば、式A-I、A-II、A-IIIなどのアミノ酸)であり、式中、Ra1およびRa3は、一緒になって、必要に応じて置換された環、例えば、必要に応じて置換された3~10員環を形成する。一部の実施形態では、Ra1およびRa3は、それらの介在原子と一緒になって、必要に応じて置換された、介在原子に加えて0~5個のヘテロ原子を有する3~10員の飽和または部分飽和環を形成する。一部の実施形態では、形成される環は、飽和である。一部の実施形態では、形成される環は、単環式である。一部の実施形態では、形成される環は、介在原子に加えてヘテロ原子を有さない。一部の実施形態では、La1およびLa2は共有結合である。一部の実施形態では、形成される環は、置換されていない。一部の実施形態では、形成される環は、置換されている。一部の実施形態では、置換は、ステープルを形成するための別の二重結合とのメタセシスに好適な二重結合を含む。一部の実施形態では、Xは、Proである。一部の実施形態では、Xは、アルファMePro(アルファ炭素における-Hがメチルで置き換えられたもの)である。一部の実施形態では、Xは、疎水性側鎖を含む。一部の実施形態では、Xの側鎖は、必要に応じて置換された芳香族の環を含む。一部の実施形態では、Xは、Pheである。一部の実施形態では、Xは、Alaである。一部の実施形態では、Ra2およびRa3のいずれも水素ではない。一部の実施形態では、Xは、Aibである。一部の実施形態では、Xは、酸性基、例えば、-COOHを含む側鎖を含む。一部の実施形態では、Xは、Aspである。一部の実施形態では、Xは、ステープリングに好適なアミノ酸残基である。一部の実施形態では、Xは、その側鎖に二重結合、例えば末端二重結合を含む。一部の実施形態では、Xは、PL3である。
一部の実施形態では、Xは、ステープリングに好適なアミノ酸残基である。
一部の実施形態では、ステープリングに好適なアミノ酸残基は、その側鎖に二重結合、例えば末端二重結合を含む。一部の実施形態では、ステープリングに好適なアミノ酸残基は、--L-CH=CHの構造を有する側鎖を有する。一部の実施形態では、ステープリングに好適なアミノ酸残基は、式A-IIまたはA-IIIの構造を有するアミノ酸の残基またはその塩である。一部の実施形態では、Xは、-N(Ra1)-La1-C(-L-CH=CH)(Ra3)-La2-C(O)-であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、Xは、-N(Ra1)-C(-L-CH=CH)(Ra3)-C(O)-であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、Xは、PL3の残基であり、ステープリングされている。
一部の実施形態では、Xは、表A-I、表A-II、表A-IIIおよび表A-IVから選択されるアミノ酸の残基または部分であるかまたはそれを含む。
一部の実施形態では、Xは、Bn3Oアリル、BzAm3Oアリル、HypBzEs3Oアリル、HypEs4、HypEs5、HypPAc3Oアリル、MePro、NMebAla、PAc3Oアリル、ProAm5、ProAm6、ProBzAm3Oアリル、ProPAc3Oアリル、ProSAm3、PyrR、Sar、Aib、Ala、Asp、Gly、Phe、PL3、Pro、R3、またはR5の残基である。
一部の実施形態では、Xは、Bn3Oアリル、BzAm3Oアリル、HypBzEs3Oアリル、HypEs4、HypEs5、HypPAc3Oアリル、MePro、NMebAla、PAc3Oアリル、ProAm5、ProAm6、ProBzAm3Oアリル、ProPAc3Oアリル、ProSAm3、PyrR、またはSarの残基である。
一部の実施形態では、Xは、Aib、Ala、Asp、Gly、Phe、PL3、Pro、R3、またはR5の残基である。
一部の実施形態では、Xは、ステープリングされている(ステープルがXに結合している)。一部の実施形態では、Xは、PL3であり、ステープリングされている。一部の実施形態では、Xは、Xとステープリングされている。一部の実施形態では、アミノ酸残基の対、例えばXとXを接続するステープルは、L、-Ls1-Ls2-Ls3-の構造を有し、式中、Ls1は、一方のアミノ酸残基、例えばXのLであり、Ls3は、他方のアミノ酸残基、例えばXのLである。
本明細書に記載の通り、一部の実施形態では、ステープルは、Lである。一部の実施形態では、Ls1は、ステープリングされたアミノ酸残基の対の一方のアミノ酸残基のLであり、Ls3は、ステープリングされたアミノ酸残基の対の他方のアミノ酸残基のLである。一部の実施形態では、Lは、-L-Ls2-L-であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。Lの種々の実施形態が本明細書に記載されている。一部の実施形態では、Ls1は、必要に応じて置換された二価、直鎖または分岐鎖のC1~10炭化水素鎖である。一部の実施形態では、Ls3は、必要に応じて置換された二価、直鎖または分岐鎖のC1~10炭化水素鎖である。一部の実施形態では、Ls1およびLs3のそれぞれは、独立して、必要に応じて置換された二価、直鎖または分岐鎖のC1~10炭化水素鎖である。一部の実施形態では、Ls1およびLs3のそれぞれは、独立して、-(CH)n-であり、式中、nは、1~10である。一部の実施形態では、Ls1は、-CH-である。一部の実施形態では、Ls3は、-(CH-である。
一部の実施形態では、Ls2は、本明細書に記載のLである。一部の実施形態では、Lは、必要に応じて置換された-CH=CH-である。一部の実施形態では、Lは、必要に応じて置換された-CH-CH-である。一部の実施形態では、Lは、-CH-CH-である。
一部の実施形態では、Lは、-CH-CH=CH-(CH-である。一部の実施形態では、Lは、-(CH-である。一部の実施形態では、そのようなステープルにより、XとXが接続される。一部の実施形態では、そのようなステープルにより、他のステープリングされたアミノ酸残基の対が接続され得る。
一部の実施形態では、ステープル、例えばLは、2つの骨格原子に結合している。一部の実施形態では、ステープル、例えばLは、2つの炭素骨格原子に結合している。一部の実施形態では、ステープル、例えばLは、独立して、それぞれの末端のアミノ酸残基のアルファ炭素原子に結合している。
には、種々の型のアミノ酸残基、例えば、本開示による式A-I、A-II、A-III、A-IV、A-V、A-VIなどのアミノ酸の残基またはその塩を使用することができる。一部の実施形態では、Xは、-N(Ra1)-La1-C(Ra2)(Ra3)-La2-C(O)-であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、Xは、-N(Ra1)-C(Ra2)(Ra3)-C(O)-であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、Xは、-N(Ra1)-C(Ra2)H-C(O)-であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、Ra1は、-Hである。一部の実施形態では、Ra3は、-Hである。
一部の実施形態では、Xは、酸性基または極性基を含むアミノ酸の残基である。一部の実施形態では、Xは、側鎖に酸性基、例えば、-COOH基またはその塩形態を含む、アミノ酸の残基(例えば、式A-IVの化合物など)である(一部の実施形態では「酸性アミノ酸残基」と称され得る)。
一部の実施形態では、側鎖に酸性基を含むアミノ酸残基は、側鎖に-COOHを含む。一部の実施形態では、側鎖に酸性基を含むアミノ酸残基は、式A-IVの構造を有するアミノ酸の残基またはその塩である。一部の実施形態では、側鎖に酸性基を含むアミノ酸残基は、式PA、PA-a、PA-b、PA-cなどの構造を有するアミノ酸の残基である。一部の実施形態では、RPAは、-Hであり、RPSおよびRPCは、-OHである。一部の実施形態では、側鎖に酸性基を含むアミノ酸残基は、-N(Ra1)-La1-C(-L-COOH)(Ra3)-La2-C(O)-である。一部の実施形態では、側鎖に酸性基を含むアミノ酸残基は、-NH-La1-C(-L-COOH)(Ra3)-La2-C(O)-である。一部の実施形態では、側鎖に酸性基を含むアミノ酸残基は、-NH-CH(-L-COOH)-C(O)-である。
本明細書に記載の通り、Lは、本明細書に記載のLである。一部の実施形態では、Lは、必要に応じて置換された二価、直鎖または分岐鎖のC1~10炭化水素鎖であり、ここで、Lの1つまたは複数のメチレン単位は、独立して、-C(O)-、-N(R’)-、-Cy-または-O-で置き換えられている。一部の実施形態では、Lは、必要に応じて置換された二価、直鎖のC1~10炭化水素鎖であり、ここで、Lの1つまたは複数のメチレン単位は、独立して、-C(O)-、-N(R’)-、-Cy-または-O-で置き換えられている。一部の実施形態では、Lは、必要に応じて置換された二価、直鎖または分岐鎖のC1~10炭化水素鎖である。一部の実施形態では、Lは、必要に応じて置換された二価、直鎖のC1~10炭化水素鎖である。一部の実施形態では、Lは、二価、直鎖または分岐鎖のC1~10炭化水素鎖である。一部の実施形態では、Lは、二価、直鎖のC1~10炭化水素鎖である。一部の実施形態では、Lは、必要に応じて置換された-(CH)n-であり、nは、1~10である。一部の実施形態では、Lは、-(CH)n-である。一部の実施形態では、Lは、-CH-である。一部の実施形態では、Lは、-(CH-である。一部の実施形態では、Lは、-(CH-である。一部の実施形態では、Lは、-(CH-である。
一部の実施形態では、Xは、Asp、Glu、RbGlu、SbGlu、NMeD、およびisoDAspの残基である。一部の実施形態では、Xは、Asp、Glu、RbGlu、SbGlu、およびisoDAspの残基である。一部の実施形態では、Xは、Aspの残基である。当業者には理解される通り、生理的pH(約pH7.4)において、-COOHなどの酸性基は、一部の実施形態では、主に負に荷電した形態、例えば-COOとして存在し得る。
一部の実施形態では、Xは、側鎖に極性基を含むアミノ酸の残基(例えば、式A-I、A-II、A-III、A-IV、A-V、A-VIなどのアミノ酸の残基またはその塩)である(一部の実施形態では、「極性アミノ酸残基」と称され得る;一部の実施形態では、側鎖が例えば約pH7.4で電気的に荷電しているアミノ酸残基を含まない)。
一部の実施形態では、側鎖に極性基を含むアミノ酸残基は、-N(Ra1)-La1-C(Ra2)(Ra3)-La2-C(O)-である。一部の実施形態では、側鎖に極性基を含むアミノ酸残基は、-N(Ra1)-C(Ra2)(Ra3)-C(O)-である。一部の実施形態では、側鎖に極性基を含むアミノ酸残基は、アミド基、例えば、-CONHなどの-C(O)N(R’)である。一部の実施形態では、Ra2は、-L-C(O)N(R’)であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、Ra2は、-L-C(O)NHであり、式中、Lは、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、Lは、本明細書に記載のL’である。一部の実施形態では、Ra3は、Hである。一部の実施形態では、そのような極性アミノ酸残基は、Asnである。一部の実施形態では、そのような極性アミノ酸残基は、MeAsnである。一部の実施形態では、側鎖に極性基を含むアミノ酸残基は、側鎖に-OHを含むアミノ酸残基である。一部の実施形態では、Ra2は、-L-OHであり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、Ra2は、-L-OHであり、式中、Lは、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、Lは、本明細書に記載のL’である。例えば、一部の実施形態では、そのようなアミノ酸残基は、Hse、Ser、aThr、またはThrの残基である。一部の実施形態では、そのようなアミノ酸残基は、Hse、Ser、またはaThrの残基である。一部の実施形態では、そのようなアミノ酸残基は、Hseの残基である。一部の実施形態では、そのようなアミノ酸残基は、Serの残基である。一部の実施形態では、そのようなアミノ酸残基は、aThrの残基である。一部の実施形態では、そのようなアミノ酸残基は、Thrの残基である。他の極性アミノ酸残基が本明細書に記載されており、種々のアミノ酸残基位に利用することができる。
一部の実施形態では、Xは、側鎖に-OHを含むアミノ酸の残基である。例えば、一部の実施形態では、Xは、Hseの残基である。一部の実施形態では、Xは、側鎖にアミド基、例えば-CONHを含むアミノ酸の残基である。例えば、一部の実施形態では、Xは、Asnの残基である。
一部の実施形態では、Xは、疎水性である、脂肪族である、芳香族である、などの側鎖を含む。
一部の実施形態では、Xは、Asp、Asn、RbGlu、Phe、Glu、Ile、NMeD、Ala、Dab、Gln、His、Hse、isoDAsp、Leu、Ser、tetz、[MeSO2]Dap、[Tf]Dap、3FF、3MeF、SbGlu、またはTyrの残基である。一部の実施形態では、Xは、Asp、Hse、Asn、Glu、RbGlu、SbGlu、およびisoDAspから選択される(当業者には理解される通り、アミノ酸コードは、文脈に応じてアミノ酸および/またはその残基を指し得る)。
一部の実施形態では、Xは、表A-IVから選択されるアミノ酸の残基または部分であるかまたはそれを含む。
一部の実施形態では、Xは、[CH2CMe2CO2H]TriAzDap、[CMe2CO2H]TriAzDap、[Et]AspE、[EtSSEt]AspE、[EtSSHex]AspE、[EtSSPh]AspE、[EtSSpy]AspE、[Me]AspE、AcAsp、AspSH、RbOHAsp、[MeSO2]Dap、[Tf]Dap、2COOHF、3COOHF、3FF、3MeF、4Thz、4Tria、Aad、Ala、Asn、Asp、Dab、Gln、Glu、His、Hse、Ile、isoDAsp、Leu、NMeD、Phe、PL3、R3、R5、RbGlu、SbGlu、Ser、tetz、TfeGA、Thr、またはTyrの残基である。
一部の実施形態では、Xは、[CH2CMe2CO2H]TriAzDap、[CMe2CO2H]TriAzDap、[Et]AspE、[EtSSEt]AspE、[EtSSHex]AspE、[EtSSPh]AspE、[EtSSpy]AspE、[Me]AspE、AcAsp、AspSH、またはRbOHAspの残基である。
一部の実施形態では、Xは、[MeSO2]Dap、[Tf]Dap、2COOHF、3COOHF、3FF、3MeF、4Thz、4Tria、Aad、Ala、Asn、Asp、Dab、Gln、Glu、His、Hse、Ile、isoDAsp、Leu、NMeD、Phe、PL3、R3、R5、RbGlu、SbGlu、Ser、tetz、TfeGA、Thr、またはTyrの残基である。
には、種々の型のアミノ酸残基、例えば、本開示による式A-I、A-II、A-III、A-IV、A-V、A-VIなどのアミノ酸の残基またはその塩を使用することができる。一部の実施形態では、Xは、-N(Ra1)-La1-C(Ra2)(Ra3)-La2-C(O)-であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、Xは、-N(Ra1)-C(Ra2)(Ra3)-C(O)-であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、Xは、-N(Ra1)-C(Ra2)H-C(O)-であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、Ra1は、-Hである。一部の実施形態では、Ra3は、-Hである。
一部の実施形態では、Lは、本明細書に記載のLである。一部の実施形態では、Lは、必要に応じて置換された二価、直鎖または分岐鎖のC1~10炭化水素鎖である。一部の実施形態では、Lは、必要に応じて置換された二価、直鎖のC1~10炭化水素鎖である。一部の実施形態では、Lは、-(CH)n-であり、ここで、nは、1~10である。一部の実施形態では、Lは、-CH-である。一部の実施形態では、Lは、-(CH-である。一部の実施形態では、Lは、-(CH-である。一部の実施形態では、Lは、-(CH-である。一部の実施形態では、Lは、必要に応じて置換された二価、直鎖または分岐鎖のC1~10炭化水素鎖であり、ここで、Lの1つまたは複数のメチレン単位は、独立して、-C(O)-、-N(R’)-、-Cy-または-O-で置き換えられている。一部の実施形態では、Lは、必要に応じて置換された二価、直鎖のC1~10炭化水素鎖であり、ここで、Lの1つまたは複数のメチレン単位は、独立して、-C(O)-、-N(R’)-、-Cy-または-O-で置き換えられている。一部の実施形態では、Lは、必要に応じて置換された二価、直鎖または分岐鎖のC1~10炭化水素鎖である。一部の実施形態では、Lは、必要に応じて置換された二価、直鎖のC1~10炭化水素鎖である。一部の実施形態では、Lは、二価、直鎖または分岐鎖のC1~10炭化水素鎖である。一部の実施形態では、Lは、-CH-である。一部の実施形態では、Lは、-CH-N(R’)-CH-である。一部の実施形態では、R’は、Bnである。一部の実施形態では、R’は、-C(O)Rである。一部の実施形態では、Rは、フェニルである。一部の実施形態では、Rは、t-ブチルである。一部の実施形態では、Rは、シクロヘキシルである。
一部の実施形態では、Xは、疎水性アミノ酸残基である。
一部の実施形態では、疎水性アミノ酸残基は、側鎖が、必要に応じて置換された脂肪族基である、アミノ酸残基である。一部の実施形態では、疎水性アミノ酸残基は、側鎖が、必要に応じて置換されたC1~10アルキルであるアミノ酸の残基である。一部の実施形態では、疎水性アミノ酸残基は、側鎖がC1~10アルキルであるアミノ酸の残基である。一部の実施形態では、疎水性アミノ酸残基は、側鎖が、1つまたは複数の非極性かつ非荷電基で必要に応じて置換されたC1~10脂肪族であるアミノ酸の残基である。一部の実施形態では、疎水性アミノ酸残基は、側鎖が、1つまたは複数の非極性かつ非荷電基で必要に応じて置換されたC1~10アルキルであるアミノ酸の残基である。一部の実施形態では、疎水性アミノ酸残基は、側鎖が、1つまたは複数の疎水性置換基で必要に応じて置換されたC1~10脂肪族であるアミノ酸の残基である。一部の実施形態では、疎水性アミノ酸残基は、側鎖がC1~10脂肪族であるアミノ酸の残基である。一部の実施形態では、疎水性アミノ酸残基は、側鎖がC1~10アルキルであるアミノ酸の残基である。種々の疎水性アミノ酸残基を本開示に従って利用することができる。
一部の実施形態では、疎水性アミノ酸残基、例えば、Xは、-NH-C(Ra2)(Ra3)-C(O)-または-NH-C(Ra2)H-C(O)-の構造を有し、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。本明細書に記載の通り、Ra2は、-L-R’である。一部の実施形態では、R’は、本明細書に記載のRである。一部の実施形態では、Rは、C1~10脂肪族、フェニル、10員アリール、および1~5個のヘテロ原子を有する5~10員ヘテロアリールから選択される、必要に応じて置換された基である。一部の実施形態では、それぞれの置換基は、存在する場合、独立して、非極性基である。一部の実施形態では、Rは、必要に応じて置換されたC1~10脂肪族である。一部の実施形態では、Rは、必要に応じて置換されたC1~10アルキルである。一部の実施形態では、Rは、C1~10脂肪族である。一部の実施形態では、Rは、C1~10アルキルである。例えば、一部の実施形態では、Rは、メチルである。一部の実施形態では、Rは、イソプロピルである。一部の実施形態では、Rは、1-メチルプロピルである。一部の実施形態では、Rは、2-メチルプロピルである。一部の実施形態では、Rは、必要に応じて置換されたアリールである。一部の実施形態では、Rは、アリールである。一部の実施形態では、Rは、必要に応じて置換されたフェニルである。一部の実施形態では、Rは、フェニルである。一部の実施形態では、Rは、必要に応じて置換された、1~4個のヘテロ原子を有する5~6員ヘテロアリールである。一部の実施形態では、Rは、必要に応じて置換された、1個のヘテロ原子を有する5~6員ヘテロアリールである。一部の実施形態では、Rは、1~4個のヘテロ原子を有する5~6員ヘテロアリールである。一部の実施形態では、Rは、1個のヘテロ原子を有する5~6員ヘテロアリールである。一部の実施形態では、Rは、必要に応じて置換された、1~5個のヘテロ原子を有する9~10員ヘテロアリールである。一部の実施形態では、Rは、必要に応じて置換された、1個のヘテロ原子を有する9~10員ヘテロアリールである。一部の実施形態では、Rは、1~4個のヘテロ原子を有する9~10員ヘテロアリールである。一部の実施形態では、Rは、1個のヘテロ原子を有する9~10員ヘテロアリールである。一部の実施形態では、ヘテロ原子は、窒素である。一部の実施形態では、ヘテロ原子は、酸素である。一部の実施形態では、Lは、必要に応じて置換された二価、直鎖または分岐鎖のC1~10炭化水素鎖である。一部の実施形態では、Lは、必要に応じて置換された二価、直鎖のC1~10炭化水素鎖である。一部の実施形態では、Lは、二価、直鎖または分岐鎖のC1~10炭化水素鎖である。一部の実施形態では、Lは、二価、直鎖のC1~10炭化水素鎖である。一部の実施形態では、Lは、必要に応じて置換された-(CH)n-であり、式中、nは、1~10である。一部の実施形態では、Lは、-(CH)n-であり、ここで、nは、1~10である。一部の実施形態では、Lは、-CH-である。一部の実施形態では、Lは、-(CH-である。一部の実施形態では、Lは、-(CH-である。一部の実施形態では、Lは、-(CH-である。一部の実施形態では、Lは、必要に応じて置換された二価、直鎖または分岐鎖のC1~10炭化水素鎖であり、ここで、Lの1つまたは複数のメチレン単位は、独立して、-C(O)-、-N(R’)-、-Cy-または-O-で置き換えられている。一部の実施形態では、Lは、必要に応じて置換された二価、直鎖のC1~10炭化水素鎖であり、ここで、Lの1つまたは複数のメチレン単位は、独立して、-C(O)-、-N(R’)-、-Cy-または-O-で置き換えられている。一部の実施形態では、疎水性アミノ酸残基は、Ala、Val、Ile、Leu、Met、Phe、Tyr、Trpなどの残基である。他の疎水性アミノ酸残基が本明細書に記載されており、種々のアミノ酸残基位に利用することができる。
一部の実施形態では、Xは、脂環族基(例えば、4員、5員、または6員シクロアルキル基)を含む側鎖を含む。
一部の実施形態では、Xは、必要に応じて置換された芳香族基であるかまたはそれを含む側鎖を含む(一部の実施形態では、「芳香族アミノ酸残基」と称され得る)。
一部の実施形態では、芳香族アミノ酸残基は、必要に応じて置換された芳香族基であるかまたはそれを含む側鎖を有する。一部の実施形態では、芳香族アミノ酸残基、例えば、Xは、-NH-C(Ra2)(Ra3)-C(O)-または-NH-C(Ra2)H-C(O)-の構造を有し、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りであり、Ra2は、必要に応じて置換された芳香族基を含む。
一部の実施形態では、芳香族アミノ酸残基は、必要に応じて置換された芳香族基であるかまたはそれを含む側鎖を有し、ここで、芳香族基のそれぞれの置換基は、独立して、ハロゲンである。一部の実施形態では、芳香族アミノ酸残基は、2つの必要に応じて置換された芳香族基であるかまたはそれを含む側鎖を含む。一部の実施形態では、芳香族アミノ酸残基は、必要に応じて置換された芳香族基であるかまたはそれを含む側鎖を含み、ここで、芳香族基のそれぞれの置換基は、独立して、ハロゲンまたは-OHから選択される。一部の実施形態では、芳香族基は、フェニルである。一部の実施形態では、芳香族基は、必要に応じて置換された、0~5個のヘテロ原子を有する8~10員二環式アリールまたはヘテロアリールである。一部の実施形態では、芳香族基は、必要に応じて置換された、1個のヘテロ原子を有する9~10員二環式アリールまたはヘテロアリールである。一部の実施形態では、芳香族基は、式A-Iのアミノ酸の残基またはその塩である。一部の実施形態では、アミノ酸残基は、-NH-C(Ra2)(Ra3)-C(O)-または-NH-CH(Ra3)-C)O)-の構造を有する。本明細書に記載の通り、Ra3は、-L-R’であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、R’は、フェニル、10員二環式アリール、1~4個のヘテロ原子を有する5~6員ヘテロアリール、および1~5個のヘテロ原子を有する9~10員二環式ヘテロアリールから選択される、必要に応じて置換された基である。一部の実施形態では、それぞれの置換基は、独立して、ハロゲンまたは-OHである。一部の実施形態では、R’は、必要に応じて置換されたフェニルである。一部の実施形態では、R’は、フェニルである。一部の実施形態では、R’は、必要に応じて置換されたアリールである。一部の実施形態では、R’は、アリールである。一部の実施形態では、R’は、必要に応じて置換された、1~4個のヘテロ原子を有する5員ヘテロアリールである。一部の実施形態では、R’は、必要に応じて置換された、1個のヘテロ原子を有する5員ヘテロアリールである。一部の実施形態では、R’は、1~4個のヘテロ原子を有する5~6員ヘテロアリールである。一部の実施形態では、R’は、1個のヘテロ原子を有する5~6員ヘテロアリールである。一部の実施形態では、R’は、必要に応じて置換された、1~5個のヘテロ原子を有する9~10員ヘテロアリールである。一部の実施形態では、R’は、必要に応じて置換された、1個のヘテロ原子を有する9~10員ヘテロアリールである。一部の実施形態では、R’は、1~4個のヘテロ原子を有する9~10員ヘテロアリールである。一部の実施形態では、R’は、1個のヘテロ原子を有する9~10員ヘテロアリールである。一部の実施形態では、ヘテロ原子は、窒素である。一部の実施形態では、ヘテロ原子は、酸素である。一部の実施形態では、ヘテロ原子は、硫黄である。一部の実施形態では、Lは、共有結合である。一部の実施形態では、Lは、必要に応じて置換された-(CH)n-であり、式中、nは、1~10である。一部の実施形態では、Lは、-(CH)n-である。一部の実施形態では、nは、1である。一部の実施形態では、nは、2である。一部の実施形態では、nは、3である。一部の実施形態では、Lは、-CH(Ph)-である。一部の実施形態では、芳香族アミノ酸残基は、Pheである。一部の実施形態では、芳香族アミノ酸残基は、Tyrである。一部の実施形態では、芳香族アミノ酸残基は、Trpである。他の芳香族アミノ酸残基が本明細書に記載されており、種々のアミノ酸残基位に利用することができる。
一部の実施形態では、Xは、本明細書に記載のステープリングに好適なアミノ酸の残基である。一部の実施形態では、Xは、-N(Ra1)-La1-C(-L-CH=CH)(Ra3)-La2-C(O)-であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、Xは、-N(Ra1)-C(-L-CH=CH)(Ra3)-C(O)-であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、Lのメチレン単位は、-N(R’)-または-N(R’)C(O)O-で置き換えられている。一部の実施形態では、-N(R’)-または-N(R’)C(O)O-のR’およびRa3は、それらの介在原子と一緒になって、必要に応じて置換された、介在原子に加えて0~5個のヘテロ原子を有する3~10員環を形成する。一部の実施形態では、介在原子に加えてヘテロ原子は存在しない。一部の実施形態では、R’が結合する窒素に加えてヘテロ原子は存在しない。一部の実施形態では、形成される環は、単環式である。一部の実施形態では、形成される環は、飽和である。一部の実施形態では、形成される環は、3員である。一部の実施形態では、形成される環は、4員である。一部の実施形態では、形成される環は、5員である。一部の実施形態では、形成される環は、6員である。
一部の実施形態では、Xは、ステープリングに好適な二重結合、例えば末端オレフィンを含むアミノ酸の残基である。一部の実施形態では、Xは、A-II、A-IIIなどの構造を有するアミノ酸の残基である。一部の実施形態では、Xは、RdNの残基である。一部の実施形態では、Xは、S8の残基である。一部の実施形態では、Xは、ステープリングされている。一部の実施形態では、Xは、X10とステープリングされている。
一部の実施形態では、Xは、式A-I、A-II、A-IIIなどの構造を有するアミノ酸の残基である。
一部の実施形態では、Xは、側鎖が疎水性であるアミノ酸の残基である。一部の実施形態では、Xは、側鎖が、必要に応じて置換された脂肪族基であるアミノ酸の残基である。一部の実施形態では、Xは、側鎖が、必要に応じて置換されたC1~10アルキルであるアミノ酸の残基である。一部の実施形態では、Xは、側鎖がC1~10アルキルであるアミノ酸の残基である。一部の実施形態では、Xは、側鎖が、1つまたは複数の非極性かつ非荷電基で必要に応じて置換されたC1~10アルキルであるアミノ酸の残基である。一部の実施形態では、Xは、側鎖が、ハロゲン、-SRおよび-ORから独立して選択される1つまたは複数の置換基で必要に応じて置換されたC1~10アルキルであるアミノ酸の残基であり、ここで、それぞれのRは、独立して、C1~4アルキルである。一部の実施形態では、Xは、側鎖が、ハロゲン、-SRおよび-ORから独立して選択される1つまたは複数の置換基で必要に応じて置換されたC1~10アルキルであるアミノ酸の残基であり、ここで、それぞれのRは、独立して、C1~4アルキルである。一部の実施形態では、Rは、メチルである。一部の実施形態では、Xは、Npg、Ala、Ile、Leu、Cha、Abu、hLeu、Val、F3CA、aIle、Nva、TOMe、S(Ome)、nLeu、またはHF2CAの残基である。一部の実施形態では、Xは、側鎖に、必要に応じて置換された芳香族基を含む、アミノ酸の残基である。一部の実施形態では、Xは、側鎖が炭化水素芳香族基を含むアミノ酸の残基である。一部の実施形態では、Xは、NpG、Phe、1NapA、または2NapAの残基である。
一部の実施形態では、Xは、側鎖が極性基、例えば、Gln、Hse、Ser、Asn、[AzAc]Lys、Thr、Asn、Serなどを含むアミノ酸の残基である。
一部の実施形態では、Xは、Npg、Ala、Ile、Leu、Cha、Phe、Abu、hLeu、RdN、1NapA、2NapA、R8、Val、F3CA、[AzAc]Lys、Gln、aIle、Nva、TOMe、hSe、S(Ome)、nLeu、Thr、Asn、Ser、またはHF2CAの残基である。
一部の実施形態では、Xは、表A-I、表A-II、表A-IIIおよび表A-IVから選択されるアミノ酸の残基または部分であるかまたはそれを含む。
一部の実施形態では、Xは、[リトコレート]-Lys、[リトコレート-PEG2]-Lys、[Me3アダマントC]-Lys、[Me3アダマントC-PEG2]-Lys、Npa、1NapA、2NapA、Abu、aIle、Ala、Asn、Asp、B5、Cha、F3CA、Gln、Glu、HF2CA、hLeu、hSe、Ile、iPrLys、Leu、Lys、nLeu、Npg、Nva、Phe、R8、RdN、S(Ome)、Ser、TfeGA、Thr、TOMe、Trp、Tyr、またはValの残基である。
一部の実施形態では、Xは、[リトコレート]-Lys、[リトコレート-PEG2]-Lys、[Me3アダマントC]-Lys、[Me3アダマントC-PEG2]-Lys、またはNpaの残基である。
一部の実施形態では、Xは、1NapA、2NapA、Abu、aIle、Ala、Asn、Asp、B5、Cha、F3CA、Gln、Glu、HF2CA、hLeu、hSe、Ile、iPrLys、Leu、Lys、nLeu、Npg、Nva、Phe、R8、RdN、S(Ome)、Ser、TfeGA、Thr、TOMe、Trp、Tyr、またはValの残基である。
には、種々の型のアミノ酸残基、例えば、本開示による式A-I、A-II、A-III、A-IV、A-V、A-VIなどのアミノ酸の残基またはその塩を使用することができる。一部の実施形態では、Xは、式A-I、A-II、A-III、A-IV、A-V、A-VIなどのアミノ酸の残基またはその塩である。一部の実施形態では、Xは、式A-IIのアミノ酸の残基またはその塩である。一部の実施形態では、Xは、式A-IIIのアミノ酸の残基またはその塩である。一部の実施形態では、Xは、式A-IVのアミノ酸の残基またはその塩である。一部の実施形態では、Xは、式A-Vのアミノ酸の残基またはその塩である。一部の実施形態では、Xは、式A-VIのアミノ酸の残基またはその塩である。一部の実施形態では、Xは、-N(Ra1)-La1-C(Ra2)(Ra3)-La2-C(O)-であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、Xは、-N(Ra1)-C(Ra2)(Ra3)-C(O)-であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、Xは、-N(Ra1)-C(Ra2)H-C(O)-であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、Ra2は、-L-CH=CHであり、式中、Lは、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、Ra3は、-L-CH=CHであり、式中、Lは、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、Xは、-N(Ra1)-La1-C(-L-RSP1)(-L-RSP2)-La2-C(O)-であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、Xは、-N(Ra1)-C(-L-RSP1)(-L-RSP2)-C(O)-であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、Ra1は、-Hである。一部の実施形態では、Ra3は、-Hである。
一部の実施形態では、RSP1およびRSP2はそれぞれ、独立して、必要に応じて置換された-CH=CHであるかまたはそれを含む。一部の実施形態では、RSP1およびRSP2はそれぞれ、独立して、-CH=CHである。一部の実施形態では、RSP1またはRSP2と接続している-L-はそれぞれ、独立して、本明細書に記載のLである。一部の実施形態では、Lは、必要に応じて置換された二価、直鎖または分岐鎖のC1~10炭化水素鎖である。一部の実施形態では、Lは、必要に応じて置換された二価、直鎖のC1~10炭化水素鎖である。一部の実施形態では、Lは、二価、直鎖または分岐鎖のC1~10炭化水素鎖である。一部の実施形態では、Lは、二価、直鎖のC1~10炭化水素鎖である。一部の実施形態では、Lは、必要に応じて置換された-(CH)n-であり、式中、nは、1~10である。一部の実施形態では、Lは、-(CH)n-であり、ここで、nは、1~10である。一部の実施形態では、Lは、-CH-である。一部の実施形態では、Lは、-(CH-である。一部の実施形態では、Lは、-(CH-である。一部の実施形態では、Lは、-(CH-である。一部の実施形態では、Lは、必要に応じて置換された二価、直鎖または分岐鎖のC1~10炭化水素鎖であり、ここで、Lの1つまたは複数のメチレン単位は、独立して、-C(O)-、-N(R’)-、-Cy-または-O-で置き換えられている。一部の実施形態では、Lは、必要に応じて置換された二価、直鎖のC1~10炭化水素鎖であり、ここで、Lの1つまたは複数のメチレン単位は、独立して、-C(O)-、-N(R’)-、-Cy-または-O-で置き換えられている。
一部の実施形態では、Xは、本明細書に記載のステープリングに好適なアミノ酸の残基である。一部の実施形態では、Xは、ステープリングに好適な官能基を2つ含むアミノ酸の残基である。一部の実施形態では、Xは、ステープリングに好適な官能基をただ1つ含むアミノ酸の残基である。一部の実施形態では、Xは、2つのオレフィン、例えば、2つの末端オレフィンを含むアミノ酸の残基である。一部の実施形態では、Xは、ステープリングのための二重結合、例えば、末端オレフィンをただ1つ含むアミノ酸の残基である。一部の実施形態では、Xは、式A-I、A-II、A-IIIなどの構造を有するアミノ酸の残基であり、式中、Ra2およびRa3はどちらも、独立して、-L-CH=CHであり、式中、それぞれのLは、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、Xは、式A-I、A-II、A-IIIなどの構造を有するアミノ酸の残基であり、式中、Ra2およびRa3の一方のみが、-L-CH=CHであり、式中、それぞれのLは、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、それぞれのLは、独立して、必要に応じて置換された二価C1~10アルキレンまたはヘテロアルキレンである。一部の実施形態では、それぞれのLは、独立して、必要に応じて置換された-(CH)n-であり、式中、nは、1~10である。一部の実施形態では、nは、1である。一部の実施形態では、nは、2である。一部の実施形態では、nは、3である。一部の実施形態では、nは、4である。一部の実施形態では、nは、5である。一部の実施形態では、nは、6である。一部の実施形態では、nは、7である。一部の実施形態では、nは、8である。一部の実施形態では、nは、9である。一部の実施形態では、nは、10である。一部の実施形態では、Xは、B5である。一部の実施形態では、Xは、R8、RdN、R5、RgN、ReN、R7、Az、R6、またはR4である。
一部の実施形態では、Xは、ステープリングされている。一部の実施形態では、Xは、2つの残基に、独立して、2つのステープルを通じて接続している(例えば、XがB5である場合)。一部の実施形態では、XはXとステープリングされており、Xは、X11とステープリングされている。
本明細書に記載の通り、ステープリングされるアミノ酸残基を接続するために種々のステープルを利用することができる。一部の実施形態では、ステープルは、本明細書に記載のLである。一部の実施形態では、Xに接続されるそれぞれのステープルは、独立して、本明細書に記載のLである。
一部の実施形態では、Lは、-Ls1-Ls2-Ls3-であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、Ls1およびLs3のうちの一方は、2つのステープリングされたアミノ酸残基のうちの一方のLであり、他方は、2つのステープリングされたアミノ酸残基の他方のLである。一部の実施形態では、Ls3は、例えば、Xが、そのN末端側のアミノ酸残基(例えば、X)とステープリングされている場合、XのLである。一部の実施形態では、Ls1は、例えば、Xが、そのC末端側のアミノ酸残基(例えば、X11)とステープリングされている場合、XのLである。一部の実施形態では、Ls1は、XのLであり、Ls3は、XのLである。一部の実施形態では、Ls1は、XのLであり、Ls3は、X11のLである。一部の実施形態では、2つのステープルがXに結合しており、ここで、第1のステープルにより、Xが、Xに対してN末端側のアミノ酸残基(参照アミノ酸残基に対してN末端側のアミノ酸残基は、参照アミノ酸残基に対して「N方向のアミノ酸残基」と称され得、例えば、Xは、Xに対してN方向のアミノ酸残基である)とステープリングされ、ここで、第1のステープルは、-Ls1-Ls2-Ls3-の構造を有するLであり、式中、Ls1は、N方向のアミノ酸残基のLであり、Ls3は、XのLであり、第2のステープルにより、Xが、Xに対してC末端側のアミノ酸残基(参照アミノ酸残基に対してC末端側のアミノ酸残基は、参照アミノ酸残基に対して「C方向のアミノ酸残基」と称され得、例えば、X11は、Xに対してC方向のアミノ酸残基である)とステープリングされ、ここで、第2のステープルは、-Ls1-Ls2-Ls3-の構造を有するLであり、Ls3は、C方向のアミノ酸残基のLであり、Ls1はXのLである。Lの種々の実施形態が本明細書に記載されており、XならびにN方向のアミノ酸残基(例えば、X)およびC方向のアミノ酸残基(例えば、X11)を含めた種々のアミノ酸残基に利用することができる。例えば、一部の実施形態では、Xについて、それぞれのLは、-(CH-である。
本明細書に記載の通り、一部の実施形態では、Ls2は、必要に応じて置換された-CH=CH-である。一部の実施形態では、Ls2は、-CH=CH-である。一部の実施形態では、Ls2は、必要に応じて置換された-CH-CH-である。一部の実施形態では、Ls2は、-CH-CH-である。
一部の実施形態では、本明細書に記載の通り、それぞれのステープルは、独立して、2つのステープリングされたアミノ酸残基の2つのアルファ炭素原子に結合している。
一部の実施形態では、Xは、2つのアミノ酸残基、例えば、XおよびX11とステープリングされている。一部の実施形態では、Xは、ただ1つの残基、例えば、X11とステープリングされている(例えば、Xが、R5、R4、またはR6の残基である場合)。一部の実施形態では、Xは、-N(Ra1)-La1-C(-L-CH=CH)(Ra3)-La2-C(O)-であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、Xは、-N(Ra1)-C(-L-CH=CH)(Ra3)-C(O)-であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、Xは、R4の残基である。一部の実施形態では、Xは、R5の残基である。一部の実施形態では、Xは、R6の残基である。
一部の実施形態では、ステープルは、本明細書に記載のLである。例えば、一部の実施形態では、Ls1は、2つのステープリングされたアミノ酸残基のうちの第1のアミノ酸残基、例えばXのLであり、Ls3は、2つのステープリングされたアミノ酸残基のうちの第2のアミノ酸残基、例えばX11のLであり、第2のアミノ酸残基(例えば、X11)は、第1のアミノ酸残基(例えば、X)に対してC方向のアミノ酸残基である。
一部の実施形態では、Xは、ステープリングされている。一部の実施形態では、Xは、2つの残基に、独立して、2つのステープルを通じて接続している(例えば、XがB5である場合)。一部の実施形態では、Xは、XおよびX11とステープリングされている。一部の実施形態では、Xは、ただ1つの残基、例えばX11とステープリングされている(例えば、Xが、R8、RdN、R5、RgN、ReN、R7、Az、R6、またはR4である場合)。
一部の実施形態では、Xは、ステープリングされていない(例えば、他の残基が必要に応じてステープリングされている場合)。一部の実施形態では、Xは、側鎖が疎水性であるアミノ酸の残基であり、必要に応じて置換された芳香族基を含むか、または酸性基(acid group)(例えば、-COOH、当業者には理解される通り、ある特定の条件、例えば、ある特定のpHにおいて塩形態として存在し得る)を含む。一部の実施形態では、Xは、Alaである。Xは、Aspである。
一部の実施形態では、Xは、B5、R8、RdN、R5、Ala、RgN、ReN、R7、Az、Asp、R6、およびR4から選択される。
一部の実施形態では、Xは、表A-I、表A-II、表A-IIIおよび表A-IVから選択されるアミノ酸の残基または部分であるかまたはそれを含む。
一部の実施形態では、Xは、B3、B4、B6、Aib、Ala、Asp、Az、B5、Npg、R3、R4、R5、R6、R7、R8、RdN、ReN、RgN、S3、S4、S5、またはS6の残基である。
一部の実施形態では、Xは、B3、B4、またはB6の残基である。
一部の実施形態では、Xは、Aib、Ala、Asp、Az、B5、Npg、R3、R4、R5、R6、R7、R8、RdN、ReN、RgN、S3、S4、S5、またはS6の残基である。
には、種々の型のアミノ酸残基、例えば、本開示による式A-I、A-II、A-III、A-IV、A-V、A-VIなどのアミノ酸の残基またはその塩を使用することができる。一部の実施形態では、Xは、-N(Ra1)-La1-C(Ra2)(Ra3)-La2-C(O)-であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、Xは、-N(Ra1)-C(Ra2)(Ra3)-C(O)-であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、Xは、-N(Ra1)-C(Ra2)H-C(O)-であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、Ra1は、-Hである。一部の実施形態では、Ra3は、-Hである。
一部の実施形態では、Xは、式A-IVのアミノ酸の残基またはその塩である。一部の実施形態では、Xは、式PA、PA-a、PA-b、PA-cのアミノ酸の残基またはその塩である。一部の実施形態では、RPAは、-Hであり、RPSおよびRPCは、-OHである。一部の実施形態では、Xは、-N(Ra1)-La1-C(-L-COOH)(Ra3)-La2-C(O)-であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、Xは、-N(Ra1)-C(-L-COOH)(Ra3)-C(O)-であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、Lは、本明細書に記載のLである。例えば、一部の実施形態では、Lは、必要に応じて置換された二価、直鎖または分岐鎖のC1~10炭化水素鎖である。一部の実施形態では、Lは、必要に応じて置換された二価、直鎖のC1~10炭化水素鎖である。一部の実施形態では、Lは、二価、直鎖または分岐鎖のC1~10炭化水素鎖である。一部の実施形態では、Lは、二価、直鎖のC1~10炭化水素鎖である。一部の実施形態では、Lは、必要に応じて置換された-(CH)n-であり、式中、nは、1~10である。一部の実施形態では、Lは、-(CH)n-であり、ここで、nは、1~10である。一部の実施形態では、Lは、-CH-である。一部の実施形態では、Lは、-(CH-である。一部の実施形態では、Lは、-(CH-である。一部の実施形態では、Lは、-(CH-である。一部の実施形態では、Lは、-CH(CH)-である。一部の実施形態では、Lは、必要に応じて置換された二価、直鎖または分岐鎖のC1~10炭化水素鎖であり、ここで、Lの1つまたは複数のメチレン単位は、独立して、-C(O)-、-N(R’)-、-Cy-または-O-で置き換えられている。
一部の実施形態では、Xは、酸性基または極性基を含むアミノ酸の残基である。一部の実施形態では、Xは、側鎖が酸性基、例えば、-COOH基またはその塩形態を含むアミノ酸の残基(例えば、式A-IVの化合物など)である。
一部の実施形態では、Xは、Asp、Glu、RbGlu、SbGlu、NMeD、およびisoDAspの残基である。一部の実施形態では、Xは、Asp、Glu、RbGlu、SbGlu、およびisoDAspの残基である。一部の実施形態では、Xは、Aspの残基である。一部の実施形態では、Xは、Gluの残基である。
当業者には理解される通り、生理的pH(約pH7.4)において、-COOHなどの酸性基は、一部の実施形態では、主に負に荷電した形態、例えば-COOとして存在し得る。
一部の実施形態では、Xは、側鎖が本明細書に記載の極性基を含むアミノ酸の残基である。一部の実施形態では、Xは、側鎖に-OHを含むアミノ酸の残基である。例えば、一部の実施形態では、Xは、Hseの残基である。一部の実施形態では、Xは、Serの残基である。一部の実施形態では、Xは、側鎖がアミド基、例えば-CONHを含むアミノ酸の残基である。例えば、一部の実施形態では、Xは、Asnの残基である。一部の実施形態では、Xは、Glnの残基である。
一部の実施形態では、Xは、疎水性である、脂肪族である、芳香族である、などの側鎖を含む。
一部の実施形態では、Xは、Asp、Hse、Asn、Glu、tetz、3Thi、hPhe、2pyrA、Ala、[MeSO2]Dap、[Tf]Dap、Ser、Gln、Leu、Dab、[MeSO2]Dab、nLeu、His、3pyrA、4pyrA、[NHiPr]AsnR、[NHEt]AsnR、[NHnPr]AsnR、[NHCyPr]AsnR、[NHCyBu]AsnR、[NHMe]AsnR、Phe、isoAsp、isoDAsp、RbGlu、およびSbGluの残基である。一部の実施形態では、Xは、Asp、Asn、Gln、Glu、Hse、およびSerから選択される。
一部の実施形態では、Xは、表A-IVから選択されるアミノ酸の残基または部分であるかまたはそれを含む。
一部の実施形態では、Xは、[Et]AspE、[EtSSEt]AspE、[EtSSHex]AspE、[EtSSPh]AspE、[EtSSpy]AspE、[Me]AspE、AspSH、bMe2Asp、[MeSO2]Dab、[MeSO2]Dap、[NHCyBu]AsnR、[NHCyPr]AsnR、[NHEt]AsnR、[NHiPr]AsnR、[NHMe]AsnR、[NHnPr]AsnR、[Tf]Dap、2pyrA、3pyrA、3Thi、4pyrA、Ala、Arg、Asn、Asp、B5、BztA、Dab、Gln、Glu、His、hPhe、Hse、isoAsp、isoDAsp、Leu、nLeu、Npg、RbGlu、SbGlu、Ser、tetz、またはThrの残基である。
一部の実施形態では、Xは、[Et]AspE、[EtSSEt]AspE、[EtSSHex]AspE、[EtSSPh]AspE、[EtSSpy]AspE、[Me]AspE、AspSH、またはbMe2Aspの残基である。
一部の実施形態では、Xは、[MeSO2]Dab、[MeSO2]Dap、[NHCyBu]AsnR、[NHCyPr]AsnR、[NHEt]AsnR、[NHiPr]AsnR、[NHMe]AsnR、[NHnPr]AsnR、[Tf]Dap、2pyrA、3pyrA、3Thi、4pyrA、Ala、Arg、Asn、Asp、B5、BztA、Dab、Gln、Glu、His、hPhe、Hse、isoAsp、isoDAsp、Leu、nLeu、Npg、RbGlu、SbGlu、Ser、tetz、またはThrの残基である。
には、種々の型のアミノ酸残基、例えば、本開示による式A-I、A-II、A-III、A-IV、A-V、A-VIなどのアミノ酸の残基またはその塩を使用することができる。一部の実施形態では、Xは、式A-I、A-II、A-III、A-IV、A-V、A-VIなどのアミノ酸の残基またはその塩である。一部の実施形態では、Xは、-N(Ra1)-La1-C(Ra2)(Ra3)-La2-C(O)-であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、Xは、-N(Ra1)-C(Ra2)(Ra3)-C(O)-であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、Xは、-N(Ra1)-C(Ra2)H-C(O)-であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、Xは、式A-IVのアミノ酸の残基またはその塩である。一部の実施形態では、Xは、式PA、PA-a、PA-b、PA-cのアミノ酸の残基またはその塩である。一部の実施形態では、RPAは、-Hであり、RPSおよびRPCは、-OHである。一部の実施形態では、Ra1は、-Hである。一部の実施形態では、Ra3は、-Hである。
一部の実施形態では、Xは、本明細書に記載の酸性基または極性基を含むアミノ酸の残基である。一部の実施形態では、Xは、側鎖に、本明細書に記載の酸性基、例えば、-COOH基またはその塩形態を含むアミノ酸の残基(例えば、式A-IVの化合物など)である。
一部の実施形態では、Xは、式A-IVの構造を有するアミノ酸の残基またはその塩である。一部の実施形態では、Xは、式PA、PA-a、PA-b、PA-cなどの構造を有するアミノ酸の残基である。一部の実施形態では、RPAは、-Hであり、RPSおよびRPCは、-OHである。一部の実施形態では、Xは、-N(Ra1)-La1-C(-L-COOH)(Ra3)-La2-C(O)-である。一部の実施形態では、Xは、-NH-La1-C(-L-COOH)(Ra3)-La2-C(O)-である。一部の実施形態では、Xは、-NH-CH(-L-COOH)-C(O)-である。
本明細書に記載の通り、Lは、本明細書に記載のLである。一部の実施形態では、Lは、必要に応じて置換された二価、直鎖または分岐鎖のC1~10炭化水素鎖であり、ここで、Lの1つまたは複数のメチレン単位は、独立して、-C(O)-、-N(R’)-、-Cy-または-O-で置き換えられている。一部の実施形態では、Lは、必要に応じて置換された二価、直鎖のC1~10炭化水素鎖であり、ここで、Lの1つまたは複数のメチレン単位は、独立して、-C(O)-、-N(R’)-、-Cy-または-O-で置き換えられている。一部の実施形態では、Lは、必要に応じて置換された二価、直鎖または分岐鎖のC1~10炭化水素鎖である。一部の実施形態では、Lは、必要に応じて置換された二価、直鎖のC1~10炭化水素鎖である。一部の実施形態では、Lは、二価、直鎖または分岐鎖のC1~10炭化水素鎖である。一部の実施形態では、Lは、二価、直鎖のC1~10炭化水素鎖である。一部の実施形態では、Lは、必要に応じて置換された-(CH)n-であり、ここでnは、1~10である。一部の実施形態では、Lは、-(CH)n-である。一部の実施形態では、Lは、-CH-である。一部の実施形態では、Lは、-(CH-である。一部の実施形態では、Lは、-(CH-である。一部の実施形態では、Lは、-(CH-である。一部の実施形態では、メチレン単位は、-Cy-で置き換えられている。一部の実施形態では、Lは、-CH-Cy-CH-である。一部の実施形態では、Lは、-CH-Cy-である。一部の実施形態では、Lは、-(CH-Cy-CH-C(CH-である。一部の実施形態では、-Cy-は、必要に応じて置換されたフェニレンである。一部の実施形態では、-Cy-は、フェニレンである。一部の実施形態では、-Cy-は、置換されたフェニレンである。一部の実施形態では、-Cy-は、一置換されたフェニレンである。一部の実施形態では、置換基は、-Fである。一部の実施形態では、置換基は、必要に応じて置換されたC1~6アルキルである。一部の実施形態では、置換基は、-CFである。一部の実施形態では、置換基は、-OHである。一部の実施形態では、フェニレンは、1,2-フェニレンである。一部の実施形態では、フェニレンは、1,3-フェニレンである。一部の実施形態では、フェニレンは、1,4-フェニレンである。一部の実施形態では、置換基は、-COOHで閉じられた炭素原子に対してオルトである。一部の実施形態では、置換基は、メタである。一部の実施形態では、置換基は、パラである。一部の実施形態では、-Cy-は、1,3-フェニレンである(例えば、3COOHFに関して)。一部の実施形態では、-Cy-は、必要に応じて置換された1~5個のヘテロ原子を有する二価5~10員ヘテロアリール基である。一部の実施形態では、-Cy-は、必要に応じて置換された1~4個のヘテロ原子を有する二価5員ヘテロアリール基である。一部の実施形態では、-Cy-は、必要に応じて置換された1~4個のヘテロ原子を有する二価6員ヘテロアリール基である。一部の実施形態では、Lは、-CH-において、骨格原子、例えばアルファ炭素原子に結合している。一部の実施形態では、メチレン単位は、-N(R’)-で置き換えられており、ここで、R’は、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、Lは、-CH-N(R’)-CH-であり、式中、R’は、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、R’は、本明細書に記載のRである。一部の実施形態では、Rは、必要に応じて置換されたC1~6アルキルである。一部の実施形態では、Rは、-CHCFである。
一部の実施形態では、Xは、式PA、PA-a、PA-b、PA-cのアミノ酸の残基またはその塩であり、式中、RPAは、-Hであり、RPSおよびRPCは、-OHである。
一部の実施形態では、Xは、TfeGA、2COOHF、3COOHF、Asp、Glu、RbGlu、SbGlu、NMeD、およびisoDAspの残基である。一部の実施形態では、Xは、TfeGA、2COOHF、3COOHF、Asp、Glu、RbGlu、SbGlu、およびisoDAspの残基である。一部の実施形態では、Xは、TfeGAの残基である。一部の実施形態では、Xは、2COOHFの残基である。一部の実施形態では、Xは、3COOHFの残基である。一部の実施形態では、Xは、Aspの残基である。一部の実施形態では、Xは、Gluの残基である。一部の実施形態では、Xは、EtGAの残基である。一部の実施形態では、Xは、4COOHFの残基である。一部の実施形態では、Xは、Aadの残基である。一部の実施形態では、Xは、DGluの残基である。一部の実施形態では、Xは、[iPr]GAの残基である。一部の実施形態では、Xは、[Pfbn]GAの残基である。一部の実施形態では、Xは、[Tfb]GAの残基である。一部の実施形態では、Xは、[Bn]GAの残基である。一部の実施形態では、Xは、1AcAwの残基である。
一部の実施形態では、Xは、側鎖が本明細書に記載の極性基を含むアミノ酸の残基である。一部の実施形態では、Xは、側鎖に-OHを含むアミノ酸の残基である。例えば、一部の実施形態では、Xは、Hseの残基である。一部の実施形態では、Xは、Serの残基である。一部の実施形態では、Xは、Thrの残基である。一部の実施形態では、Xは、側鎖にアミド基、例えば-CONHを含むアミノ酸の残基である。例えば、一部の実施形態では、Xは、Asnの残基である。一部の実施形態では、Xは、Glnの残基である。一部の実施形態では、Xは、Citの残基である。
一部の実施形態では、Xは、本明細書に記載の疎水性アミノ酸残基である。一部の実施形態では、Xは、疎水性である、脂肪族である、必要に応じて置換された芳香族基を含む、塩基性基を含む、などの側鎖を含む。
本開示を読めば当業者には容易に理解される通り、1つの位置に関して記載されている、ある特定の特性、構造などを持つアミノ酸残基を、同じ特性、構造などを持つアミノ酸残基を利用することができる他の位置にも利用することができる。例えば、X位およびX位のどちらにも疎水性アミノ酸残基を利用することができる場合、Xに関して記載されている疎水性アミノ酸残基をXにも利用することができ、逆もまた同じである。同様に、X位、X位およびX位に酸性アミノ酸残基を利用することができる場合、これらのうちの1つに関して記載されている酸性アミノ酸残基を他の2つの位置にも利用することができる。
一部の実施形態では、Xは、本明細書に記載の必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含む。
一部の実施形態では、Xは、表A-IVから選択されるアミノ酸の残基または部分であるかまたはそれを含む。
一部の実施形態では、Xは、Asp、Glu、TfeGA、Thr、EtGA、Asn、3COOHF、HIs、Gln、2NapA、4COOHF、nLeu、Leu、Cit、Aad、Cha、hLeu、hPhe、Ala、3PyrA、Bip、Tyr、aMeDF、Phe、1NapA、DaMeL、3F3MeF、4F3MeF、tetz、Arg、2COOHF、DGlu、BztA、Trp、6F1NapA、3FF、4FF、34FF、2PyrA、4PyrA、hTyr、Qui、DipA、4AmPhe、2Thi、1meH、[iPr]GA、[Pfbn]GA、[Tfb]GA、[Bn]GA、Lys、[Tfp]Dap、1AcAW、Ser、Val、および[MeSO2]Dapの残基である。
一部の実施形態では、Xは、[2COOH4NH2Ph]Dap、[2COOH4NO2Ph]Cys、[2COOH4NO2Ph]Dap、[2COOHPh]TriAzDab、[2COOHPh]TriAzDap、[2Nic]Dap、[3COOH4NO2Ph]Dap、[4AcMePip]GA、[4AcMePip]GAbu、[4CF3PhAc]GA、[4CF3PhAc]GAbu、[Ac]GA、[Ac]GAbu、[Bn]GAbu、[CCpCO2H]TriAzDap、[CF3CO]GA、[CH2CChCO2H]TriAzDap、[CH2CCpCO2H]TriAzDap、[CH2CH2CO2H]TriAzDab、[CH2CH2CO2H]TriAzDap、[CH2CMe2CO2H]TriAzDab、[CH2CMe2CO2H]TriAzDap、[CH2CO2H]GAbu、[CH2CO2H]TriAzDab、[CH2CO2H]TriAzDap、[CMe2CO2H]TriAzDab、[CMe2CO2H]TriAzDap、[Et]AspE、[Et]GA、[Et]GAbu、[Et]GluE、[EtSSEt]AspE、[EtSSEt]GluE、[EtSSHex]AspE、[EtSSPh]AspE、[EtSSPh]GluE、[EtSSpy]GluE、[Me]AspE、[Me]GA、[Me]GluE、[MeMorphBz]GA、[MeMorphBz]GAbu、[MePipAc]GA、[MePipAc]GAbu、[MorphAc]GA、[MorphAc]GAbu、[MorphEt]GAbu、[NdiMeButC]GA、[NdiMeButC]GAbu、[Pfb]GA、[Pfbn]GAbu、[PfBz]GA、[PfBz]GAbu、[PfPhAc]GA、[PfPhAc]GAbu、[Pic]GA、[Pic]GAbu、[sBu]GA、[Tfb]GAbu、[Tfp]GA、[Tfp]GAbu、3TzF、4F3COOHF、4TzF、5F3Me3COOHF、5iPr3COOHF、AspSH、GAbu、GluSH、R2COOPipA、R3COOPipA、S2COOPipA、S3COOPipA、[Bn]GA、[iPr]GA、[Me2NPr]GA、[Me2NPr]GAbu、[MeSO2]Dap、[Pfbn]GA、[Tfb]GA、[Tfp]Dap、1AcAW、1meH、1NapA、2COOHF、2NapA、2PyrA、2Thi、34FF、3cbmf、3COOHF、3F3MeF、3FF、3PyrA、3thi、4AmPhe、4COOHF、4F3MeF、4FF、4PyrA、6F1NapA、Aad、Ala、aMeDF、Arg、Asn、Asp、B5、Bip、BztA、Cha、Cit、DaMeL、DGlu、DipA、EtGA、GA、Gln、Glu、His、hLeu、hPhe、Hse、hTyr、Leu、Lys、nLeu、Npg、Pff、Phe、Qui、Ser、tetz、TfeGA、Thr、Trp、Tyr、またはValの残基である。
一部の実施形態では、Xは、[2COOH4NH2Ph]Dap、[2COOH4NO2Ph]Cys、[2COOH4NO2Ph]Dap、[2COOHPh]TriAzDab、[2COOHPh]TriAzDap、[2Nic]Dap、[3COOH4NO2Ph]Dap、[4AcMePip]GA、[4AcMePip]GAbu、[4CF3PhAc]GA、[4CF3PhAc]GAbu、[Ac]GA、[Ac]GAbu、[Bn]GAbu、[CCpCO2H]TriAzDap、[CF3CO]GA、[CH2CChCO2H]TriAzDap、[CH2CCpCO2H]TriAzDap、[CH2CH2CO2H]TriAzDab、[CH2CH2CO2H]TriAzDap、[CH2CMe2CO2H]TriAzDab、[CH2CMe2CO2H]TriAzDap、[CH2CO2H]GAbu、[CH2CO2H]TriAzDab、[CH2CO2H]TriAzDap、[CMe2CO2H]TriAzDab、[CMe2CO2H]TriAzDap、[Et]AspE、[Et]GA、[Et]GAbu、[Et]GluE、[EtSSEt]AspE、[EtSSEt]GluE、[EtSSHex]AspE、[EtSSPh]AspE、[EtSSPh]GluE、[EtSSpy]GluE、[Me]AspE、[Me]GA、[Me]GluE、[MeMorphBz]GA、[MeMorphBz]GAbu、[MePipAc]GA、[MePipAc]GAbu、[MorphAc]GA、[MorphAc]GAbu、[MorphEt]GAbu、[NdiMeButC]GA、[NdiMeButC]GAbu、[Pfb]GA、[Pfbn]GAbu、[PfBz]GA、[PfBz]GAbu、[PfPhAc]GA、[PfPhAc]GAbu、[Pic]GA、[Pic]GAbu、[sBu]GA、[Tfb]GAbu、[Tfp]GA、[Tfp]GAbu、3TzF、4F3COOHF、4TzF、5F3Me3COOHF、5iPr3COOHF、AspSH、GAbu、GluSH、R2COOPipA、R3COOPipA、S2COOPipA、またはS3COOPipAの残基である。
一部の実施形態では、Xは、[Bn]GA、[iPr]GA、[Me2NPr]GA、[Me2NPr]GAbu、[MeSO2]Dap、[Pfbn]GA、[Tfb]GA、[Tfp]Dap、1AcAW、1meH、1NapA、2COOHF、2NapA、2PyrA、2Thi、34FF、3cbmf、3COOHF、3F3MeF、3FF、3PyrA、3thi、4AmPhe、4COOHF、4F3MeF、4FF、4PyrA、6F1NapA、Aad、Ala、aMeDF、Arg、Asn、Asp、B5、Bip、BztA、Cha、Cit、DaMeL、DGlu、DipA、EtGA、GA、Gln、Glu、His、hLeu、hPhe、Hse、hTyr、Leu、Lys、nLeu、Npg、Pff、Phe、Qui、Ser、tetz、TfeGA、Thr、Trp、Tyr、またはValの残基である。
には、種々の型のアミノ酸残基、例えば、本開示による式A-I、A-II、A-III、A-IV、A-V、A-VIなどのアミノ酸の残基またはその塩を使用することができる。一部の実施形態では、Xは、-N(Ra1)-La1-C(Ra2)(Ra3)-La2-C(O)-であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、Xは、-N(Ra1)-C(Ra2)(Ra3)-C(O)-であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、Xは、-N(Ra1)-C(Ra2)H-C(O)-であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、Ra1は、-Hである。一部の実施形態では、Ra3は、-Hである。
一部の実施形態では、Ra2は、Rであり、ここで、Rは、C1~10脂肪族である。一部の実施形態では、Ra3は、Rであり、ここで、Rは、C1~10脂肪族である。一部の実施形態では、Ra2およびRa3はそれぞれ、独立して、本明細書に記載のRである。一部の実施形態では、Ra2とRa3は、同じである。一部の実施形態では、Rは、C1~10アルキルである。一部の実施形態では、Rは、メチルである。
一部の実施形態では、Xは、側鎖が疎水性であるアミノ酸の残基である。一部の実施形態では、Xは、本明細書に記載の疎水性アミノ酸残基、例えば、Xに関して記載されているものである。一部の実施形態では、Xは、側鎖が、必要に応じて置換されたC1~10アルキルであるアミノ酸の残基である。一部の実施形態では、Xは、側鎖がC1~10アルキルであるアミノ酸の残基である。一部の実施形態では、Xは、側鎖が、1つまたは複数の非極性かつ非荷電基で必要に応じて置換されたC1~10アルキルであるアミノ酸の残基である。一部の実施形態では、Xは、脂環族基(例えば、3員、4員、5員、または6員シクロアルキル基)を含む側鎖を含む。
種々の型のアミノ酸残基をXに利用することができる。一部の実施形態では、Xは、極性側鎖を含む。一部の実施形態では、Xは、非極性側鎖を含む。一部の実施形態では、Xは、疎水性側鎖を含む。一部の実施形態では、Xは、脂肪族側鎖を含む。一部の実施形態では、Xは、アルキル側鎖を含む。一部の実施形態では、Xは、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含む。一部の実施形態では、Xは、酸性基、例えば、-COOHを含む側鎖を含む。一部の実施形態では、Xは、塩基性基、例えば、-N(R)を含む側鎖を含む。一部の実施形態では、Xは、蛍光部分などの検出可能部分を含む。
一部の実施形態では、Xは、側鎖に極性基を含むアミノ酸の残基である。本明細書に記載の種々の極性アミノ酸残基をXに利用することができる。一部の実施形態では、Xは、側鎖に-OHを含むアミノ酸の残基である。例えば、一部の実施形態では、Xは、Serの残基である。一部の実施形態では、Xは、側鎖に塩基性基を含むアミノ酸の残基である。一部の実施形態では、Xは、側鎖にアミノ基を含むアミノ酸、例えば、Lysの残基である。一部の実施形態では、Xは、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、例えば、Pheである。
一部の実施形態では、Xは、Ala、Leu、iPrLys、Phe、Ser、Aib、Gln、nLeu、Trp、Ile、ならびにLys、および置換されたまたは標識されたリシンから選択される。一部の実施形態では、Xは、Ala、Leu、iPrLys、[AzAc]Lys、Phe、Ser、[FAM6Ppg][p1TB]Lys、Aib、Gln、nLeu、Trp、[FAM6Ppg][1TriAc]Lys、Ile、およびLysから選択される。一部の実施形態では、リシンは、検出可能部分(直接的または間接的に検出可能)で標識されている。一部の実施形態では、Xは、Ala、Leu、iPrLys、Phe、Ser、Aib、Gln、nLeu、Trp、Ile、およびLysから選択される。一部の実施形態では、Xは、Alaである。
一部の実施形態では、Xは、表A-IVのアミノ酸の残基または部分であるかまたはそれを含む。
一部の実施形態では、Xは、[2OxoPpz]GlnR、[3Py]4SF、[4Pippip]GlnR、[Ac]Lys、[AcPpz]GlnR、[ビスメトキシエチルアミン]GlnR、[CF3CO]Lys、[CH2NMe2]4SEF、[EtSO2Ppz]GlnR、[イソインドリン]GlnR、[Me2ジアミノブタン]GlnR、[Me2Npr]Lys、[Me2NPrPip]GlnR、[MeSO2]Lys、[Morph]GlnR、[NHEt]GlnR、[NMe2]GlnR、[Phc]Lys、[TfePpz]GlnR、Cpg、CyLeu、F2PipNva、hhLeu、Me2Asn、Me2Gln、MeGln、MePpzAsn、Met2O、MorphAsn、MorphNva、[MorphAc]Lys、[mPEG4]Lys、3COOHF、Aib、Ala、Asn、Asp、Gln、Gly、His、Hse、Ile、iPrLys、Leu、Lys、nLeu、Phe、R5、Ser、Thr、またはTrpの残基である。
一部の実施形態では、Xは、[2OxoPpz]GlnR、[3Py]4SF、[4Pippip]GlnR、[Ac]Lys、[AcPpz]GlnR、[ビスメトキシエチルアミン]GlnR、[CF3CO]Lys、[CH2NMe2]4SEF、[EtSO2Ppz]GlnR、[イソインドリン]GlnR、[Me2ジアミノブタン]GlnR、[Me2Npr]Lys、[Me2NPrPip]GlnR、[MeSO2]Lys、[Morph]GlnR、[NHEt]GlnR、[NMe2]GlnR、[Phc]Lys、[TfePpz]GlnR、Cpg、CyLeu、F2PipNva、hhLeu、Me2Asn、Me2Gln、MeGln、MePpzAsn、Met2O、MorphAsn、またはMorphNvaの残基である。
一部の実施形態では、Xは、[MorphAc]Lys、[mPEG4]Lys、3COOHF、Aib、Ala、Asn、Asp、Gln、Gly、His、Hse、Ile、iPrLys、Leu、Lys、nLeu、Phe、R5、Ser、Thr、またはTrpの残基である。
には、種々の型のアミノ酸残基、例えば、本開示による式A-I、A-II、A-III、A-IV、A-V、A-VIなどのアミノ酸の残基またはその塩を使用することができる。一部の実施形態では、Xは、-N(Ra1)-La1-C(Ra2)(Ra3)-La2-C(O)-であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、Xは、-N(Ra1)-C(Ra2)(Ra3)-C(O)-であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、Xは、-N(Ra1)-C(Ra2)H-C(O)-であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、Ra1は、-Hである。一部の実施形態では、Ra3は、-Hである。
一部の実施形態では、Xは、本明細書に記載の極性側鎖を含む。一部の実施形態では、Xは、非極性側鎖を含む。一部の実施形態では、Xは、疎水性側鎖を含む。一部の実施形態では、Xは、本明細書に記載の疎水性アミノ酸残基、例えば、Xに関して記載されているものである。一部の実施形態では、Xは、脂肪族側鎖を含む。一部の実施形態では、Xは、アルキル側鎖を含む。一部の実施形態では、Xは、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含む。一部の実施形態では、Xは、本明細書に記載の酸性基、例えば、-COOHを含む側鎖を含む。一部の実施形態では、Xは、本明細書に記載の塩基性基、例えば、-N(R)を含む側鎖を含む。一部の実施形態では、Xは、蛍光部分などの検出可能部分を含む。
一部の実施形態では、Xは、Ala、Leu、Phe、Ser、Aib、Asp、Glu、Aad、Trp、nLeu、Gln、Ile、Lys、iPrLys、および置換されたまたは標識されたリシンから選択される。一部の実施形態では、リシンは、検出可能部分(直接的または間接的に検出可能)で標識されている。一部の実施形態では、Xは、Ala、Leu、Phe、Ser、Aib、Asp、Glu、Aad、Trp、nLeu、[mPEG2]Lys、[AzAc]Lys、Gln、[FAM6Ppg][1TriAc]Lys、[35CF3PhPr]Lys、[1NapPr]Lys、[22PhPr]Lys、[MorphAc]Lys、[MePipAc]Lys、[MeBipipAc]Lys、[4MePipBz]Lys、[MeMorphBz]Lys、[Me2NCBz]Lys、[mPEG4]Lys、[mPEG6]Lys、[mPEG8]Lys、[Bua]Lys、[Oct]Lys、[アダマントC]Lys、[Me3アダマントC]Lys、[アダマントPro]Lys、Ile、Lys、およびiPrLysから選択される。一部の実施形態では、Xは、Alaである。
一部の実施形態では、Xは、表A-IVから選択されるアミノ酸の残基または部分であるかまたはそれを含む。
一部の実施形態では、Xは、[リトコレート]-Lys、[リトコレート-PEG2]-Lys、[Me2NCBz]Lys、[Me3アダマントC-PEG2]-Lys、F2PipAbu、F2PipNva、MePpzAbu、MePpzAsn、MePpzNva、MorphAbu、MorphAsn、MorphNva、dAla、[1NapPr]Lys、[22PhPr]Lys、[35CF3PhPr]Lys、[4MePipBz]Lys、[アダマントC]Lys、[アダマントPro]Lys、[Bua]Lys、[Me3アダマントC]Lys、[Me3アダマントC]-Lys、[MeBipipAc]Lys、[MeMorphBz]Lys、[MePipAc]Lys、[MorphAc]Lys、[mPEG2]Lys、[mPEG4]Lys、[mPEG6]Lys、[mPEG8]Lys、[Oct]Lys、3COOHF、Aad、Aib、Ala、Asp、Gln、Glu、Gly、Ile、iPrLys、Leu、Lys、nLeu、Phe、Ser、またはTrpの残基である。
一部の実施形態では、Xは、[リトコレート]-Lys、[リトコレート-PEG2]-Lys、[Me2NCBz]Lys、[Me3アダマントC-PEG2]-Lys、F2PipAbu、F2PipNva、MePpzAbu、MePpzAsn、MePpzNva、MorphAbu、MorphAsn、MorphNva、またはdAlaの残基である。
一部の実施形態では、Xは、[1NapPr]Lys、[22PhPr]Lys、[35CF3PhPr]Lys、[4MePipBz]Lys、[アダマントC]Lys、[アダマントPro]Lys、[Bua]Lys、[Me3アダマントC]Lys、[Me3アダマントC]-Lys、[MeBipipAc]Lys、[MeMorphBz]Lys、[MePipAc]Lys、[MorphAc]Lys、[mPEG2]Lys、[mPEG4]Lys、[mPEG6]Lys、[mPEG8]Lys、[Oct]Lys、3COOHF、Aad、Aib、Ala、Asp、Gln、Glu、Gly、Ile、iPrLys、Leu、Lys、nLeu、Phe、Ser、またはTrpの残基である。
には、種々の型のアミノ酸残基、例えば、本開示による式A-I、A-II、A-III、A-IV、A-V、A-VIなどのアミノ酸の残基またはその塩を使用することができる。一部の実施形態では、Xは、-N(Ra1)-La1-C(Ra2)(Ra3)-La2-C(O)-であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、Xは、-N(Ra1)-C(Ra2)(Ra3)-C(O)-であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、Xは、-N(Ra1)-C(Ra2)H-C(O)-であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、Ra1は、-Hである。一部の実施形態では、Ra3は、-Hである。
一部の実施形態では、Xは、必要に応じて置換された芳香族基であるかまたはそれを含む側鎖を含む。一部の実施形態では、Xは、本明細書に記載の芳香族アミノ酸残基である。一部の実施形態では、芳香族基は、必要に応じて置換された、1~3個のヘテロ原子を有する5員ヘテロアリールである。一部の実施形態では、芳香族基は、必要に応じて置換された、1~3個の窒素原子を有する5員ヘテロアリールである。一部の実施形態では、芳香族基は、必要に応じて置換された、1個の硫黄原子を有する5員ヘテロアリールである。一部の実施形態では、芳香族基は、必要に応じて置換されたフェニルである。一部の実施形態では、Xは、必要に応じて置換された芳香族基であるかまたはそれを含む側鎖を含み、ここで、芳香族基のそれぞれの置換基は、ハロゲン、-OR、-R、-C(O)OH、または-CNから独立して選択され、ここで、それぞれのRは、独立して、水素またはC1~4アルキルまたはハロアルキルである。一部の実施形態では、芳香族基は、フェニルである。一部の実施形態では、芳香族基は、必要に応じて置換された、1~5個のヘテロ原子を有する8~10員二環式アリールまたはヘテロアリールである。一部の実施形態では、Xは、必要に応じて置換された芳香族基であるかまたはそれを含む側鎖を含み、ここで、芳香族基のそれぞれの置換基は、独立して、ハロゲンである。一部の実施形態では、Xは、2つの必要に応じて置換された芳香族基であるかまたはそれを含む側鎖を含む。一部の実施形態では、Xは、必要に応じて置換された芳香族基であるかまたはそれを含む側鎖を含み、ここで、芳香族基のそれぞれの置換基は、独立して、ハロゲンまたは-OHから選択される。一部の実施形態では、芳香族基は、フェニルである。一部の実施形態では、芳香族基は、必要に応じて置換された、0~5個のヘテロ原子を有する8~10員二環式アリールまたはヘテロアリールである。一部の実施形態では、芳香族基は、必要に応じて置換された、1個のヘテロ原子を有する9~10員二環式アリールまたはヘテロアリールである。一部の実施形態では、Xは、式A-Iのアミノ酸の残基またはその塩である。一部の実施形態では、アミノ酸残基は、-NH-C(Ra2)(Ra3)-C(O)-の構造またはその塩を有する。一部の実施形態では、アミノ酸残基は、-NH-CH(Ra3)-C)O)-の構造またはその塩を有する。本明細書に記載の通り、Ra3は、-L-R’であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、R’は、本明細書に記載のRである。一部の実施形態では、Rは、フェニル、10員二環式アリール、1~4個のヘテロ原子を有する5~6員ヘテロアリール、および1~5個のヘテロ原子を有する9~10員二環式ヘテロアリールから選択される、必要に応じて置換された基である。一部の実施形態では、それぞれの置換基は、独立して、ハロゲンまたは-OHまたはC1~6ハロ脂肪族である。一部の実施形態では、それぞれの置換基は、独立して、ハロゲンまたは-OHである。一部の実施形態では、Rは、必要に応じて置換されたフェニルである。一部の実施形態では、Rは、フェニルである。一部の実施形態では、Rは、必要に応じて置換されたアリールである。一部の実施形態では、Rは、アリールである。一部の実施形態では、Rは、必要に応じて置換された、1~4個のヘテロ原子を有する5員ヘテロアリールである。一部の実施形態では、Rは、必要に応じて置換された、1個のヘテロ原子を有する5員ヘテロアリールである。一部の実施形態では、必要に応じて置換されたRは、1~4個のヘテロ原子を有する6員ヘテロアリールである。一部の実施形態では、必要に応じて置換されたRは、1個のヘテロ原子を有する6員ヘテロアリールである。一部の実施形態では、Rは、必要に応じて置換された、1~5個のヘテロ原子を有する9員ヘテロアリールである。一部の実施形態では、Rは、必要に応じて置換された、1個のヘテロ原子を有する9員ヘテロアリールである。一部の実施形態では、Rは、必要に応じて置換された、1~5個のヘテロ原子を有する10員ヘテロアリールである。一部の実施形態では、Rは、必要に応じて置換された、1個のヘテロ原子を有する10員ヘテロアリールである。一部の実施形態では、ヘテロ原子は、窒素である。一部の実施形態では、ヘテロ原子は、酸素である。一部の実施形態では、ヘテロ原子は、硫黄である。本明細書に記載の通り、Lは、Lである。一部の実施形態では、Lは、共有結合である。一部の実施形態では、Lは、必要に応じて置換された二価、直鎖または分岐鎖のC1~10炭化水素鎖である。一部の実施形態では、Lは、必要に応じて置換された二価、直鎖のC1~10炭化水素鎖である。一部の実施形態では、Lは、二価、直鎖または分岐鎖のC1~10炭化水素鎖である。一部の実施形態では、Lは、二価、直鎖のC1~10炭化水素鎖である。一部の実施形態では、Lは、必要に応じて置換された-(CH)n-であり、式中、nは、1~10である。一部の実施形態では、Lは、-(CH)n-であり、ここで、nは、1~10である。一部の実施形態では、Lは、-CH-である。一部の実施形態では、Lは、-(CH-である。一部の実施形態では、Lは、-(CH-である。一部の実施形態では、Lは、-(CH-である。一部の実施形態では、Lは、必要に応じて置換された二価、直鎖または分岐鎖のC1~10炭化水素鎖であり、ここで、Lの1つまたは複数のメチレン単位は、独立して、-C(R’)-、-C(O)-、-N(R’)-、-Cy-または-O-で置き換えられている。一部の実施形態では、Lは、必要に応じて置換された二価、直鎖のC1~10炭化水素鎖であり、ここで、Lの1つまたは複数のメチレン単位は、独立して、-C(R’)-、-C(O)-、-N(R’)-、-Cy-または-O-で置き換えられている。
一部の実施形態では、Xは、式A-Iの構造を有するアミノ酸の残基であり、式中、Ra2は、-L-R’であり、R’は、必要に応じて置換された芳香族基である。一部の実施形態では、Lは、必要に応じて置換されたCHである。一部の実施形態では、Lは、-CH-である。一部の実施形態では、Xは、必要に応じて置換された芳香族基であるかまたはそれを含む側鎖を含み、ここで、芳香族基のそれぞれの置換基は、ハロゲン、-OR、-R、-N(R)、-C(O)N(R)、または-CNから独立して選択され、ここで、それぞれのRは、独立して、-H、C1-4アルキルまたはハロアルキル、または-Phである。一部の実施形態では、Xは、必要に応じて置換された芳香族基であるかまたはそれを含む側鎖を含み、ここで、芳香族基のそれぞれの置換基は、ハロゲン、-OR、-R、-NH、-C(O)NH、-Ph、または-CNから独立して選択され、ここで、それぞれのRは、独立して、C1~4アルキルまたはハロアルキルである。一部の実施形態では、Xは、必要に応じて置換された芳香族基であるかまたはそれを含む側鎖を含み、ここで、芳香族基のそれぞれの置換基は、ハロゲン、-OR、-R、-NH、-C(O)NH、-Ph、または-CNから独立して選択され、ここで、それぞれのRは、独立して、C1~2アルキルまたはハロアルキルである。一部の実施形態では、Xは、必要に応じて置換された芳香族基であるかまたはそれを含む側鎖を含み、ここで、芳香族基のそれぞれの置換基は、ハロゲン、-OR、-R、NH、-C(O)NH、-Ph、または-CNから独立して選択され、ここで、それぞれのRは、独立して、1つまたは複数のハロゲンで必要に応じて置換されたメチルである。一部の実施形態では、Xは、必要に応じて置換された芳香族基であるかまたはそれを含む側鎖を含み、ここで、芳香族基のそれぞれの置換基は、-F、-OR、-CH、-NH、-C(O)NH、-Ph、または-CNから独立して選択され、ここで、それぞれのRは、独立して、1つまたは複数の-Fで必要に応じて置換されたメチルである。一部の実施形態では、Xは、必要に応じて置換された芳香族基であるかまたはそれを含む側鎖を含み、ここで、芳香族基のそれぞれの置換基は、-F、-OR、-CH、-CF、-NH、-C(O)NH、-Ph、または-CNから独立して選択される。一部の実施形態では、Xは、必要に応じて置換された芳香族基であるかまたはそれを含む側鎖を含み、ここで、芳香族基のそれぞれの置換基は、ハロゲン、-CH、-CF、または-CNから独立して選択される。一部の実施形態では、Xは、2’位において必要に応じて置換された芳香族基であるかまたはそれを含む側鎖を含む。一部の実施形態では、Xは、置換されていない芳香族基であるかまたはそれを含む側鎖を含む。一部の実施形態では、芳香族基は、必要に応じて置換された、1~3個のヘテロ原子を有する5員ヘテロアリールである。一部の実施形態では、芳香族基は、必要に応じて置換された、1~3個の窒素原子を有する5員ヘテロアリールである。一部の実施形態では、芳香族基は、必要に応じて置換された、1個の酸素原子を有する5員ヘテロアリールである。一部の実施形態では、芳香族基は、必要に応じて置換された、1個の硫黄原子を有する5員ヘテロアリールである。一部の実施形態では、芳香族基は、必要に応じて置換されたフェニルである。一部の実施形態では、芳香族基は、必要に応じて置換された、1~5個のヘテロ原子を有する8~10員二環式アリールまたはヘテロアリールである。一部の実施形態では、Xは、Phe、3F3MeF、2Thi、3Thi、4F3MeF、3OMeF、3MeF、2MeF、2NapA、345FF、34FF、3FF、His、2FurA、2PyrA、4AmPhe、4FF、1meH、23FF、2FF、35FF、3CBMF、3ClF、3meH、3PyrA、4CBMF、4ClF、4Thz、BztA、hPhe、hTyr、MeTyr、1NapA、2CNF、3CNF、4CNF、4MeF、Bip、DipA、およびPhgから選択される。一部の実施形態では、Xは、Pheである。
一部の実施形態では、Xは、極性側鎖を含む。一部の実施形態では、Xは、本明細書に記載の極性アミノ酸残基である。一部の実施形態では、Xは、非極性側鎖を含む。一部の実施形態では、Xは、疎水性側鎖を含む。一部の実施形態では、Xは、本明細書に記載の疎水性アミノ酸残基である。一部の実施形態では、Xは、脂肪族側鎖を含む。一部の実施形態では、Xは、アルキル側鎖を含む。一部の実施形態では、Xは、脂環族基(例えば、5員または6員シクロアルキル基)を含む側鎖を含む。一部の実施形態では、Xは、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含む。一部の実施形態では、Xは、酸性基、例えば、-COOHを含む側鎖を含む。一部の実施形態では、Xは、本明細書に記載の酸性アミノ酸残基である。一部の実施形態では、Xは、塩基性基、例えば、-N(R)を含む側鎖を含む。一部の実施形態では、Xは、本明細書に記載の塩基性アミノ酸残基である。一部の実施形態では、Xは、Glnである。一部の実施形態では、Xは、Aspである。一部の実施形態では、Xは、Chaである。一部の実施形態では、Xは、CypAである。一部の実施形態では、Xは、Alaである。一部の実施形態では、Xは、nLeuである。一部の実施形態では、Xは、Npgである。
一部の実施形態では、Xは、表A-IVから選択されるアミノ酸の残基または部分であるかまたはそれを含む。
一部の実施形態では、Xは、[3Py]4SF、[CH2NMe2]4SEF、[CH2NMe2]TriAzDap、[CH2Ppz]TriAzDap、[MorphCH2]TriAzDap、[SO2MorphCH2]TriAzDap、2NH2F、3CH2NMe2F、3CO2PhF、3SO2F、4BrF、Cba、1meH、1NapA、23FF、2cbmf、2ClF、2CNF、2FF、2FurA、2MeF、2NapA、2PyrA、2Thi、345FF、34FF、35FF、3CBMF、3ClF、3CNF、3COOHF、3F3MeF、3FF、3MeF、3meH、3OMeF、3PyrA、3Thi、4AmPhe、4CBMF、4ClF、4CNF、4F3MeF、4FF、4MeF、4Thz、Ala、Asp、Bip、BztA、Cha、CypA、DipA、Gln、His、hPhe、hTyr、MeTyr、nLeu、Npg、Phe、Phg、Ser、またはTyrの残基である。
一部の実施形態では、Xは、[3Py]4SF、[CH2NMe2]4SEF、[CH2NMe2]TriAzDap、[CH2Ppz]TriAzDap、[MorphCH2]TriAzDap、[SO2MorphCH2]TriAzDap、2NH2F、3CH2NMe2F、3CO2PhF、3SO2F、4BrF、またはCbaの残基である。
一部の実施形態では、Xは、1meH、1NapA、23FF、2cbmf、2ClF、2CNF、2FF、2FurA、2MeF、2NapA、2PyrA、2Thi、345FF、34FF、35FF、3CBMF、3ClF、3CNF、3COOHF、3F3MeF、3FF、3MeF、3meH、3OMeF、3PyrA、3Thi、4AmPhe、4CBMF、4ClF、4CNF、4F3MeF、4FF、4MeF、4Thz、Ala、Asp、Bip、BztA、Cha、CypA、DipA、Gln、His、hPhe、hTyr、MeTyr、nLeu、Npg、Phe、Phg、Ser、またはTyrの残基である。
10には、種々の型のアミノ酸残基、例えば、本開示による式A-I、A-II、A-III、A-IV、A-V、A-VIなどのアミノ酸の残基またはその塩を使用することができる。一部の実施形態では、X10は、-N(Ra1)-La1-C(Ra2)(Ra3)-La2-C(O)-であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、X10は、-N(Ra1)-C(Ra2)(Ra3)-C(O)-であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、X10は、-N(Ra1)-C(Ra2)H-C(O)-であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、Ra1は、-Hである。一部の実施形態では、Ra3は、-Hである。
一部の実施形態では、X10は、本明細書に記載のステープリングに好適なアミノ酸の残基である。一部の実施形態では、X10は、ステープリングに好適な二重結合、例えば末端オレフィンを含むアミノ酸の残基である。一部の実施形態では、X10は、A-II、A-IIIなどの構造を有するアミノ酸の残基である。一部の実施形態では、X10は、RdNの残基である。一部の実施形態では、X10は、S8の残基である。一部の実施形態では、X10は、ステープリングされている。一部の実施形態では、X10は、Xとステープリングされている。
一部の実施形態では、X10は、式A-I、A-II、A-IIIなどの構造を有するアミノ酸の残基である
一部の実施形態では、X10は、側鎖が疎水性であるアミノ酸の残基である。一部の実施形態では、X10は、側鎖が、必要に応じて置換された脂肪族基であるアミノ酸の残基である。一部の実施形態では、X10は、側鎖が、必要に応じて置換されたC1~10アルキルであるアミノ酸の残基である。一部の実施形態では、X10は、側鎖がC1~10アルキルであるアミノ酸の残基である。一部の実施形態では、X10は、側鎖が、1つまたは複数の非極性かつ非荷電基で必要に応じて置換されたC1~10アルキルであるアミノ酸の残基である。一部の実施形態では、X10は、側鎖が、ハロゲン、-SRおよび-ORから独立して選択される1つまたは複数の置換基で必要に応じて置換されたC1~10アルキルであるアミノ酸の残基であり、ここで、それぞれのRは、独立して、C1~4アルキルである。一部の実施形態では、X10は、側鎖が、ハロゲン、-SRおよび-ORから独立して選択される1つまたは複数の置換基で必要に応じて置換されたC1~10アルキルであるアミノ酸の残基であり、ここで、それぞれのRは、独立して、C1~4アルキルである。一部の実施形態では、Rは、メチルである。一部の実施形態では、X10は、Npg、Ala、Ile、Leu、Cha、Abu、hLeu、Val、F3CA、aIle、Nva、TOMe、S(Ome)、nLeu、またはHF2CAの残基である。一部の実施形態では、X10は、側鎖に、必要に応じて置換された芳香族基を含むアミノ酸の残基である。一部の実施形態では、X10は、側鎖に炭化水素芳香族基を含むアミノ酸の残基である。一部の実施形態では、X10は、NpG、Phe、1NapA、または2NapAの残基である。一部の実施形態では、X10は、Leuの残基である。
一部の実施形態では、X10は、側鎖が本明細書に記載の極性基を含むアミノ酸の残基である。一部の実施形態では、X10は、側鎖に-OHを含むアミノ酸の残基である。例えば、一部の実施形態では、X10は、Hseの残基である。一部の実施形態では、X10は、Serの残基である。一部の実施形態では、X10は、Thrの残基である。一部の実施形態では、X10は、側鎖がアミド基、例えば-CONHを含むアミノ酸の残基である。例えば、一部の実施形態では、X10は、Asnの残基である。一部の実施形態では、X10は、Glnの残基である。一部の実施形態では、X10は、Citの残基である。
一部の実施形態では、X10は、側鎖に、必要に応じて置換された芳香族基を含むアミノ酸の残基である。一部の実施形態では、X10は、本明細書に記載の芳香族アミノ酸残基である。一部の実施形態では、芳香族基は、必要に応じて置換されたフェニルである。一部の実施形態では、X10は、Pheである。
一部の実施形態では、X10は、Asn、Val、Gln、Leu、Thr、Ser、Phe、Ala、Hse、Cit、iPrLys、S7、S5、Cha、PyrS、S(Ome)、[AzAc]Lys、nLeu、2F3MeF、3F3MeF、および4F3MeFから選択される。一部の実施形態では、X10は、Asn、Val、Gln、Leu、Thr、Ser、Phe、Ala、Hse、Cit、iPrLys、S7、S5、Cha、PyrS、S(Ome)、または[AzAc]Lysの残基である。一部の実施形態では、X10は、Leu、ThrまたはHseである。一部の実施形態では、X10は、Leuである。一部の実施形態では、X10は、Thrである。一部の実施形態では、X10は、Hseである。
一部の実施形態では、X10は、表A-I、表A-II、表A-IIIおよび表A-IVから選択されるアミノ酸の残基または部分であるかまたはそれを含む。
一部の実施形態では、X10は、[4MePpzPip]GlnR、[4Pippip]GlnR、[4PyPip]GlnR、[CH2NMe2]TriAzDap、[CH2Ppz]TriAzDap、[H4IAP]GlnR、[Me2NPrPip]GlnR、[Morph]GlnR、[MorphCH2]TriAzDap、[NHBn]GlnR、[Ppz]GlnR、[RDMAPyr]GlnR、[SO2MorphCH2]TriAzDap、[TfePpz]GlnR、4BrF、AcLys、F2PipNva、Me2Asn、Me2Gln、MePpzAsn、MorphAsn、MorphGln、MorphNva、MeAsn、2F3MeF、3F3MeF、4F3MeF、Abu、Ala、Arg、Asn、Cha、Cit、dSer、Gln、His、hLeu、Hse、iPrLys、Leu、Lys、nLeu、Npg、Phe、PyrS、PyrS2、R5、S(Ome)、S5、S7、Ser、Thr、Trp、またはValの残基である。
一部の実施形態では、X10は、[4MePpzPip]GlnR、[4Pippip]GlnR、[4PyPip]GlnR、[CH2NMe2]TriAzDap、[CH2Ppz]TriAzDap、[H4IAP]GlnR、[Me2NPrPip]GlnR、[Morph]GlnR、[MorphCH2]TriAzDap、[NHBn]GlnR、[Ppz]GlnR、[RDMAPyr]GlnR、[SO2MorphCH2]TriAzDap、[TfePpz]GlnR、4BrF、AcLys、F2PipNva、Me2Asn、Me2Gln、MePpzAsn、MorphAsn、MorphGln、MorphNva、またはMeAsnの残基である。
一部の実施形態では、X10は、2F3MeF、3F3MeF、4F3MeF、Abu、Ala、Arg、Asn、Cha、Cit、dSer、Gln、His、hLeu、Hse、iPrLys、Leu、Lys、nLeu、Npg、Phe、PyrS、PyrS2、R5、S(Ome)、S5、S7、Ser、Thr、Trp、またはValの残基である。
11には、種々の型のアミノ酸残基、例えば、本開示による式A-I、A-II、A-III、A-IV、A-V、A-VIなどのアミノ酸の残基またはその塩を使用することができる。一部の実施形態では、X11は、-N(Ra1)-La1-C(Ra2)(Ra3)-La2-C(O)-であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、X11は、-N(Ra1)-C(Ra2)(Ra3)-C(O)-であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、X11は、-N(Ra1)-C(Ra2)H-C(O)-であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、Ra1は、-Hである。一部の実施形態では、Ra3は、-Hである。
一部の実施形態では、X11は、本明細書に記載のステープリングに好適なアミノ酸の残基である。一部の実施形態では、ステープリングに好適なアミノ酸残基は、-N(Ra1)-La1-C(-L-RSP1)(Ra3)-La2-C(O)-であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、ステープリングに好適なアミノ酸残基は、-N(Ra1)-C(-L-RSP1)(Ra3)-C(O)-であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、ステープリングに好適なアミノ酸残基の対に関して、それぞれのアミノ酸残基は、独立して、-N(Ra1)-La1-C(-L-RSP1)(Ra3)-La2-C(O)-または-N(Ra1)-C(-L-RSP1)(Ra3)-C(O)-であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、Ra1は、-Hである。一部の実施形態では、Ra3は、-Hである。一部の実施形態では、Ra1およびRa3はどちらも-Hである。一部の実施形態では、RSP1は、必要に応じて置換された-CH=CH-を含む。一部の実施形態では、RSP1は、必要に応じて置換された-CH=CHであるかまたはそれを含む。一部の実施形態では、RSP1は、-CH=CHである。
一部の実施形態では、X11は、ステープリングに好適なアミノ酸の残基である。一部の実施形態では、X11は、例えば、式A-I、A-II、A-III、A-IV、A-V、A-VIなどの構造を有し、側鎖に、ステープリングに好適な官能基、例えば二重結合を含むアミノ酸の残基である。一部の実施形態では、X11は、ステープリングのための1つかつ1つを超えない官能基を含むアミノ酸の残基である。一部の実施形態では、X11は、ステープリングのための1つかつ1つを超えない二重結合を含むアミノ酸の残基である。Xのある特定の実施形態と同様に、一部の実施形態では、X11は、環構造を含み、そのアミノ基が環の一部である。一部の実施形態では、X11は、本明細書に記載のアミノ酸(例えば、式A-I、A-II、A-IIIなどのアミノ酸)であり、式中、Ra1およびRa3は、一緒になって、必要に応じて置換された環、例えば、必要に応じて置換された3~10員環を形成する。一部の実施形態では、Ra1およびRa3は、それらの介在原子と一緒になって、必要に応じて置換された、介在原子に加えて0~5個のヘテロ原子を有する3~10員の飽和または部分飽和環を形成する。
一部の実施形態では、Ra2およびRa3は、一緒になって、必要に応じて置換された環、例えば、必要に応じて置換された3~10員環を形成する。一部の実施形態では、Ra2およびRa3は、それらの介在原子と一緒になって、必要に応じて置換された、介在原子に加えて0~5個のヘテロ原子を有する3~10員の飽和または部分飽和環を形成する。
本明細書に記載の通り、一部の実施形態では、X11または別の部分のいずれかにおいて、例えば、Ra1およびRa3により、それらの介在原子と一緒になって形成される環、Ra2およびRa3により、それらの介在原子と一緒になって形成される環、または任意の他の2つの好適なRにより、それらの介在原子と一緒になって形成される環は、飽和である。一部の実施形態では、形成される環は、単環式である。一部の実施形態では、形成される環は、介在原子に加えてヘテロ原子を有さない。一部の実施形態では、形成される環は、介在原子に加えて少なくとも1個のヘテロ原子を有する。一部の実施形態では、形成される環は、介在原子に加えて少なくとも1個の窒素を有する。一部の実施形態では、La1およびLa2は共有結合である。一部の実施形態では、形成される環は、置換されていない。一部の実施形態では、形成される環は、置換されている。一部の実施形態では、置換は、ステープルを形成するための別の二重結合とのメタセシスに好適な二重結合を含む。一部の実施形態では、置換基は、-C(O)-O-(CH)n-Ch=CHの構造を有し、ここで、nは、1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10である。一部の実施形態では、置換基は、窒素環原子に結合している(例えば、PyrS、PyrsS1、PyrS2、PyrS3などを参照されたい)。
一部の実施形態では、Lは、-(CHn1-N(R’)-C(O)-(CHn2-であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りであり、それぞれの-CH-は、必要に応じて置換されている。一部の実施形態では、Lは、-(CHn1-N(R’)-C(O)-(CHn2-であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、-(CHn1-は、X11に結合している。一部の実施形態では、n1は、1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10である。一部の実施形態では、n1は、1である。一部の実施形態では、n1は、2である。一部の実施形態では、n1は、3である。一部の実施形態では、n2は、1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10である。一部の実施形態では、n2は、1である。一部の実施形態では、n2は、2である。一部の実施形態では、n2は、3である。一部の実施形態では、n2は、4である。一部の実施形態では、n2は、5である。一部の実施形態では、Lの-N(R’)-のR’およびRa3は、それらの介在原子と一緒になって、必要に応じて置換された環を形成する。一部の実施形態では、形成される環は、必要に応じて置換された、R’が結合している窒素原子に加えて0~3個のヘテロ原子を有する3~10員単環式、飽和または部分不飽和の環である。一部の実施形態では、形成される環は、飽和である。一部の実施形態では、形成される環は、3員である。一部の実施形態では、形成される環は、4員である。一部の実施形態では、形成される環は、5員である。一部の実施形態では、形成される環は、6員である。一部の実施形態では、形成される環は、7員である。一部の実施形態では、形成される環は、8員である。一部の実施形態では、形成される環は、R’が結合している窒素原子以外の環ヘテロ原子を有さない。一部の実施形態では、X11は、PyrS2の残基である。
一部の実施形態では、X11は、ステープリングされている。一部の実施形態では、X11は、Xとステープリングされている。一部の実施形態では、X11は、PyrS2であり、ステープリングされている。
一部の実施形態では、ステープル、例えばLは、-Ls1-Ls2-Ls3の構造を有し、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、Ls1またはLs3は、本明細書に記載のX11のLである。一部の実施形態では、Ls3は、本明細書に記載のX11のLである。一部の実施形態では、Ls1は、別のアミノ酸残基、例えば、XのLである。一部の実施形態では、Ls1は、本明細書に記載のLである。一部の実施形態では、Lは、必要に応じて置換された二価、直鎖または分岐鎖のC1~10炭化水素鎖である。一部の実施形態では、Lは、必要に応じて置換された二価、直鎖のC1~10炭化水素鎖である。一部の実施形態では、Lは、二価、直鎖または分岐鎖のC1~10炭化水素鎖である。一部の実施形態では、Lは、二価、直鎖のC1~10炭化水素鎖である。一部の実施形態では、Lは、必要に応じて置換された-(CH)n-であり、式中、nは、1~10である。一部の実施形態では、Lは、-(CH)n-であり、ここで、nは、1~10である。一部の実施形態では、Lは、-CH-である。一部の実施形態では、Lは、-(CH-である。一部の実施形態では、Lは、-(CH-である。一部の実施形態では、Lは、-(CH-である。一部の実施形態では、Lは、必要に応じて置換された二価、直鎖または分岐鎖のC1~10炭化水素鎖であり、ここで、Lの1つまたは複数のメチレン単位は、独立して、-C(R’)-、-C(O)-、-N(R’)-、-Cy-または-O-で置き換えられている。一部の実施形態では、Lは、必要に応じて置換された二価、直鎖のC1~10炭化水素鎖であり、ここで、Lの1つまたは複数のメチレン単位は、独立して、-C(R’)-、-C(O)-、-N(R’)-、-Cy-または-O-で置き換えられている。一部の実施形態では、Ls3は、本明細書に記載のLである。一部の実施形態では、Ls3は、-(CHn1-N(R’)-C(O)-(CHn2-であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りであり、それぞれの-CH-は、必要に応じて置換されている。一部の実施形態では、Ls3は、-(CHn1-N(R’)-C(O)-(CHn2-であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、-(CHn1-は、X11に結合している。一部の実施形態では、n1は、1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10である。一部の実施形態では、n1は、1である。一部の実施形態では、n1は、2である。一部の実施形態では、n1は、3である。一部の実施形態では、n2は、1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10である。一部の実施形態では、n2は、1である。一部の実施形態では、n2は、2である。一部の実施形態では、n2は、3である。一部の実施形態では、n2は、4である。一部の実施形態では、n2は、5である。一部の実施形態では、Lの-N(R’)-のR’およびRa3は、それらの介在原子と一緒になって、必要に応じて置換された環を形成する。一部の実施形態では、形成される環は、必要に応じて置換された、R’が結合している窒素原子に加えて、0~3個のヘテロ原子を有する3~10員単環式、飽和または部分不飽和の環である。一部の実施形態では、形成される環は、飽和である。一部の実施形態では、形成される環は、3員である。一部の実施形態では、形成される環は、4員である。一部の実施形態では、形成される環は、5員である。一部の実施形態では、形成される環は、6員である。一部の実施形態では、形成される環は、7員である。一部の実施形態では、形成される環は、8員である。一部の実施形態では、形成される環は、R’が結合している窒素原子以外の環ヘテロ原子を有さない。
一部の実施形態では、Ls2は、必要に応じて置換された-CH=CH-である。一部の実施形態では、Ls2は、-CH=CH-である。一部の実施形態では、Ls2は、必要に応じて置換された-CH-CH-である。一部の実施形態では、Ls2は、-CH-CH-である。
一部の実施形態では、X11は、表A-I、表A-II、表A-IIIおよび表A-IVから選択されるアミノ酸の残基または部分であるかまたはそれを含む。
一部の実施形態では、X11は、PyrS2、S8、PyrS、S7、PyrS3、SeN、Az、S4、S6、SdN、S10、S5、SgNまたはPyrS1から選択されるアミノ酸の残基である。一部の実施形態では、X11は、PyrS2の残基である。一部の実施形態では、X11は、S8の残基である。一部の実施形態では、X11は、PyrSの残基である。一部の実施形態では、X11は、S7の残基である。一部の実施形態では、X11は、PyrS3の残基である。一部の実施形態では、X11は、SeNの残基である。一部の実施形態では、X11は、Azの残基である。一部の実施形態では、X11は、S4の残基である。一部の実施形態では、X11は、S6の残基である。一部の実施形態では、X11は、SdNの残基である。一部の実施形態では、X11は、S10の残基である。一部の実施形態では、X11は、S5の残基である。一部の実施形態では、X11は、SgNの残基である。一部の実施形態では、X11は、PyrS1の残基である。
一部の実施形態では、X11は、ステープリングされている。一部の実施形態では、X11は、Xとステープリングされている。
一部の実施形態では、X11は、例えばオレフィンメタセシスによるステープリングに好適ではないアミノ酸残基である。一部の実施形態では、X11は、極性側鎖を含む。一部の実施形態では、X11は、非極性側鎖を含む。一部の実施形態では、X11は、疎水性側鎖を含む。一部の実施形態では、X11は、脂肪族側鎖を含む。一部の実施形態では、X11は、アルキル側鎖を含む。一部の実施形態では、X11は、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含む。一部の実施形態では、X11は、酸性基、例えば、-COOHを含む側鎖を含む。一部の実施形態では、X11は、塩基性基、例えば、-N(R)を含む側鎖を含む。一部の実施形態では、X11は、蛍光部分などの検出可能部分を含む。一部の実施形態では、X11は、Alaである。一部の実施形態では、X11は、Pheである。
一部の実施形態では、X11は、S8、PyrS2、PyrS、S7、PyrS3、SeN、Ala、Az、Phe、S4、S6、SdN、S10、S5、SgN、およびPyrS1から選択される。
一部の実施形態では、X11は、Az2、Az3、PyrR2、PyrS4、SeNc5、SPip1、SPip2、SPip3、Aib、Ala、Az、Leu、Phe、PyrS、PyrS1、PyrS2、PyrS3、S10、S4、S5、S6、S7、S8、SdN、SeN、またはSgNの残基である。
一部の実施形態では、X11は、Az2、Az3、PyrR2、PyrS4、SeNc5、SPip1、SPip2、またはSPip3の残基である。
一部の実施形態では、X11は、Aib、Ala、Az、Leu、Phe、PyrS、PyrS1、PyrS2、PyrS3、S10、S4、S5、S6、S7、S8、SdN、SeN、またはSgNの残基である。
12には、種々の型のアミノ酸残基、例えば、本開示による式A-I、A-II、A-III、A-IV、A-V、A-VIなどのアミノ酸の残基またはその塩を使用することができる。一部の実施形態では、X12は、-N(Ra1)-La1-C(Ra2)(Ra3)-La2-C(O)-であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、X12は、-N(Ra1)-C(Ra2)(Ra3)-C(O)-であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、X12は、-N(Ra1)-C(Ra2)H-C(O)-であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、Ra1は、-Hである。一部の実施形態では、Ra3は、-Hである。
一部の実施形態では、X12は、必要に応じて置換された芳香族基であるかまたはそれを含む側鎖を含む。一部の実施形態では、X12は、本明細書に記載の芳香族アミノ酸残基である。一部の実施形態では、芳香族基は、必要に応じて置換された、1~3個のヘテロ原子を有する5員ヘテロアリールである。一部の実施形態では、芳香族基は、必要に応じて置換された、1~3個の窒素原子を有する5員ヘテロアリールである。一部の実施形態では、芳香族基は、必要に応じて置換された、1個の酸素原子を有する5員ヘテロアリールである。一部の実施形態では、芳香族基は、必要に応じて置換された、1個の硫黄原子を有する5員ヘテロアリールである。一部の実施形態では、芳香族基は、必要に応じて置換された、1~3個のヘテロ原子を有する6員ヘテロアリールである。一部の実施形態では、芳香族基は、必要に応じて置換された、1個の窒素原子を有する6員ヘテロアリールである。一部の実施形態では、芳香族基は、必要に応じて置換されたフェニルである。一部の実施形態では、X12は、必要に応じて置換された芳香族基であるかまたはそれを含む側鎖を含み、ここで、芳香族基のそれぞれの置換基は、ハロゲン、-OR、-R、-C(O)OH、-C(O)NH、-CN、または-NOから独立して選択され、ここで、それぞれのRは、独立して、C1~4アルキルまたはハロアルキルである。一部の実施形態では、芳香族基は、フェニルである。一部の実施形態では、芳香族基は、必要に応じて置換された、1~5個のヘテロ原子を有する8~10員二環式アリールまたはヘテロアリールである。一部の実施形態では、X12は、必要に応じて置換された芳香族基であるかまたはそれを含む側鎖を含み、ここで、芳香族基のそれぞれの置換基は、独立して、ハロゲンである。一部の実施形態では、X12は、2つの必要に応じて置換された芳香族基であるかまたはそれを含む側鎖を含む。一部の実施形態では、X12は、必要に応じて置換された芳香族基であるかまたはそれを含む側鎖を含み、ここで、芳香族基のそれぞれの置換基は、独立して、ハロゲンまたは-OHから選択される。一部の実施形態では、芳香族基は、フェニルである。一部の実施形態では、芳香族基は、必要に応じて置換された、0~5個のヘテロ原子を有する8~10員二環式アリールまたはヘテロアリールである。一部の実施形態では、芳香族基は、必要に応じて置換された、1個のヘテロ原子を有する9~10員二環式アリールまたはヘテロアリールである。一部の実施形態では、X12は、式A-Iのアミノ酸の残基またはその塩である。一部の実施形態では、アミノ酸残基は、-NH-C(Ra2)(Ra3)-C(O)-の構造またはその塩を有する。一部の実施形態では、アミノ酸残基は、-NH-CH(Ra3)-C)O)-の構造またはその塩を有する。本明細書に記載の通り、Ra3は、-L-R’であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、R’は、本明細書に記載のRである。一部の実施形態では、Rは、フェニル、10員二環式アリール、1~4個のヘテロ原子を有する5~6員ヘテロアリール、および1~5個のヘテロ原子を有する9~10員二環式ヘテロアリールから選択される、必要に応じて置換された基である。一部の実施形態では、それぞれの置換基は、独立して、ハロゲンまたは-OHまたはC1~6ハロ脂肪族である。一部の実施形態では、それぞれの置換基は、独立して、ハロゲンまたは-OHである。一部の実施形態では、Rは、必要に応じて置換されたフェニルである。一部の実施形態では、Rは、フェニルである。一部の実施形態では、Rは、必要に応じて置換されたアリールである。一部の実施形態では、Rは、アリールである。一部の実施形態では、Rは、必要に応じて置換された、1~4個のヘテロ原子を有する5員ヘテロアリールである。一部の実施形態では、Rは、必要に応じて置換された、1個のヘテロ原子を有する5員ヘテロアリールである。一部の実施形態では、必要に応じて置換されたRは、1~4個のヘテロ原子を有する6員ヘテロアリールである。一部の実施形態では、必要に応じて置換されたRは、1個のヘテロ原子を有する6員ヘテロアリールである。一部の実施形態では、Rは、必要に応じて置換された、1~5個のヘテロ原子を有する9員ヘテロアリールである。一部の実施形態では、Rは、必要に応じて置換された、1個のヘテロ原子を有する9員ヘテロアリールである。一部の実施形態では、Rは、必要に応じて置換された、1~5個のヘテロ原子を有する10員ヘテロアリールである。一部の実施形態では、Rは、必要に応じて置換された、1個のヘテロ原子を有する10員ヘテロアリールである。一部の実施形態では、ヘテロ原子は、窒素である。一部の実施形態では、ヘテロ原子は、酸素である。一部の実施形態では、ヘテロ原子は、硫黄である。本明細書に記載の通り、Lは、Lである。一部の実施形態では、Lは、共有結合である。一部の実施形態では、Lは、必要に応じて置換された二価、直鎖または分岐鎖のC1~10炭化水素鎖である。一部の実施形態では、Lは、必要に応じて置換された二価、直鎖のC1~10炭化水素鎖である。一部の実施形態では、Lは、二価、直鎖または分岐鎖のC1~10炭化水素鎖である。一部の実施形態では、Lは、二価、直鎖のC1~10炭化水素鎖である。一部の実施形態では、Lは、必要に応じて置換された-(CH)n-であり、式中、nは、1~10である。一部の実施形態では、Lは、-(CH)n-であり、ここで、nは、1~10である。一部の実施形態では、Lは、-CH-である。一部の実施形態では、Lは、-(CH-である。一部の実施形態では、Lは、-(CH-である。一部の実施形態では、Lは、-(CH-である。一部の実施形態では、Lは、必要に応じて置換された二価、直鎖または分岐鎖のC1~10炭化水素鎖であり、ここで、Lの1つまたは複数のメチレン単位は、独立して、-C(R’)-、-C(O)-、-N(R’)-、-Cy-または-O-で置き換えられている。一部の実施形態では、Lは、必要に応じて置換された二価、直鎖のC1~10炭化水素鎖であり、ここで、Lの1つまたは複数のメチレン単位は、独立して、-C(R’)-、-C(O)-、-N(R’)-、-Cy-または-O-で置き換えられている。
一部の実施形態では、X12は、式A-Iの構造を有するアミノ酸の残基であり、式中、Ra2は、-L-R’であり、R’は、必要に応じて置換された芳香族基である。一部の実施形態では、Lは、必要に応じて置換されたCHである。一部の実施形態では、Lは、-CH-である。一部の実施形態では、X12は、必要に応じて置換された芳香族基であるかまたはそれを含む側鎖を含み、ここで、芳香族基のそれぞれの置換基は、ハロゲン、-OR、-R、-N(R)、-C(O)N(R)、または-CNから独立して選択され、ここで、それぞれのRは、独立して、-H、C1~4アルキルまたはハロアルキル、または-Phである。一部の実施形態では、X12は、必要に応じて置換された芳香族基であるかまたはそれを含む側鎖を含み、ここで、芳香族基のそれぞれの置換基は、ハロゲン、-OR、-R、-NH、-C(O)NH、-Ph、または-CNから独立して選択され、ここで、それぞれのRは、独立して、C1~4アルキルまたはハロアルキルである。一部の実施形態では、X12は、必要に応じて置換された芳香族基であるかまたはそれを含む側鎖を含み、ここで、芳香族基のそれぞれの置換基は、ハロゲン、-OR、-R、-NH、-C(O)NH、-Ph、または-CNから独立して選択され、ここで、それぞれのRは、独立して、C1~2アルキルまたはハロアルキルである。一部の実施形態では、X12は、必要に応じて置換された芳香族基であるかまたはそれを含む側鎖を含み、ここで、芳香族基のそれぞれの置換基は、ハロゲン、-OR、-R、NH、-C(O)NH、-Ph、または-CNから独立して選択され、ここで、それぞれのRは、独立して、1つまたは複数のハロゲンで必要に応じて置換されたメチルである。一部の実施形態では、X12は、必要に応じて置換された芳香族基であるかまたはそれを含む側鎖を含み、ここで、芳香族基のそれぞれの置換基は、-F、-OR、-CH、-NH、-C(O)NH、-Ph、または-CNから独立して選択され、ここで、それぞれのRは、独立して、1つまたは複数の-Fで必要に応じて置換されたメチルである。一部の実施形態では、X12は、必要に応じて置換された芳香族基であるかまたはそれを含む側鎖を含み、ここで、芳香族基のそれぞれの置換基は、-F、-OR、-CH、-CF、-NH、-C(O)NH、-Ph、または-CNから独立して選択される。一部の実施形態では、X12は、必要に応じて置換された芳香族基であるかまたはそれを含む側鎖を含み、ここで、芳香族基のそれぞれの置換基は、ハロゲン、-CH、-CF、または-CNから独立して選択される。一部の実施形態では、X12は、2’位において必要に応じて置換された芳香族基であるかまたはそれを含む側鎖を含む。一部の実施形態では、X12は、置換されていない芳香族基であるかまたはそれを含む側鎖を含む。一部の実施形態では、芳香族基は、必要に応じて置換された、1~3個のヘテロ原子を有する5員ヘテロアリールである。一部の実施形態では、芳香族基は、必要に応じて置換された、1~3個の窒素原子を有する5員ヘテロアリールである。一部の実施形態では、芳香族基は、必要に応じて置換された、1個の酸素原子を有する5員ヘテロアリールである。一部の実施形態では、芳香族基は、必要に応じて置換された、1個の硫黄原子を有する5員ヘテロアリールである。一部の実施形態では、芳香族基は、必要に応じて置換されたフェニルである。一部の実施形態では、芳香族基は、必要に応じて置換された、1~5個のヘテロ原子を有する8~10員二環式アリールまたはヘテロアリールである。一部の実施形態では、X12は、Phe、3Thi、2ClF、3FF、2OMeF、2FF、Pff、2CBMF、3ClF、3F3MeF、1NapA、2NapA、2PyrA、4CBMF、4COOHF、4F3MeF、Tyr、2BrF、2F3MeF、2Thi、4PyrA、hPhe、Trp、1meH、23FF、2MeF、34FF、3OMeF、3PyrA、4ClF、4CNF、His、2CNF、2NO2F、35FF、3CBMF、3CNF、3MeF、3meH、4FF、4MeF、4Thz、BztA、dPhe、およびhTyrから選択される。一部の実施形態では、X12は、3Thiである。一部の実施形態では、X12は、Pheである。一部の実施形態では、X12は、Pheであり、ここで、フェニル基は、置換されている。一部の実施形態では、X12は、Pheであり、ここで、フェニル基は、2’-置換されている。一部の実施形態では、X12は、1FFである。一部の実施形態では、X12は、2ClFである。一部の実施形態では、X12は、2BrFである。一部の実施形態では、X12は、2F3MeFである。一部の実施形態では、X12は、2MeFである。一部の実施形態では、X12は、2CNFである。
一部の実施形態では、X12は、極性側鎖を含む。一部の実施形態では、X12は、非極性側鎖を含む。一部の実施形態では、X12は、疎水性側鎖を含む。一部の実施形態では、X12は、脂肪族側鎖を含む。一部の実施形態では、X12は、アルキル側鎖を含む。一部の実施形態では、X12は、脂環族基(例えば、5員または6員シクロアルキル基)を含む側鎖を含む。一部の実施形態では、X12は、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含む。一部の実施形態では、X12は、酸性基、例えば、-COOHを含む側鎖を含む。一部の実施形態では、X12は、塩基性基、例えば、-N(R)を含む側鎖を含む。一部の実施形態では、X12は、Glnである。一部の実施形態では、X12は、Asnである。一部の実施形態では、X12は、Aspである。一部の実施形態では、X12は、Gluである。一部の実施形態では、X12は、Chaである。一部の実施形態では、X12は、CypAである。一部の実施形態では、X12は、Alaである。一部の実施形態では、X12は、nLeuである。一部の実施形態では、X12は、Npgである。一部の実施形態では、X12は、[アクリル]Dapである。
一部の実施形態では、X12は、本明細書に記載の極性アミノ酸残基である。一部の実施形態では、X12は、本明細書に記載の疎水性アミノ酸残基である。一部の実施形態では、X12は、本明細書に記載の疎水性アミノ酸残基である。
一部の実施形態では、X12は、酸性基または極性基を含むアミノ酸の残基である。一部の実施形態では、X12は、側鎖が酸性基、例えば、-COOH基またはその塩形態を含むアミノ酸の残基(例えば、式A-IVの化合物など)である。本明細書に記載の種々の酸性アミノ酸残基、例えば、X、X、Xなどに関して記載されているものをX12に利用することができる。一部の実施形態では、X12は、2COOHFである。一部の実施形態では、X12は、側鎖に極性基を含むアミノ酸の残基である。一部の実施形態では、X12は、側鎖にアミド基、例えば、-C(O)N(R’)、例えば、-CONHなどを含むアミノ酸の残基である。例えば、一部の実施形態では、X12は、2cbmFの残基である。本明細書に記載の種々の他の極性アミノ酸残基もX12に利用することができる。
一部の実施形態では、X12は、Phe、3Thi、2ClF、3FF、2OMeF、2FF、Pff、Asp、2CBMF、3ClF、3F3MeF、1NapA、2NapA、2PyrA、4CBMF、4COOHF、4F3MeF、Tyr、2BrF、2F3MeF、2Thi、4PyrA、Cha、CypA、hPhe、Trp、dPhe、[アクリル]Dap、1meH、23FF、2MeF、34FF、3OMeF、3PyrA、4ClF、4CNF、Ala、Glu、His、2CNF、2NO2F、35FF、3CBMF、3CNF、3MeF、3meH、4FF、4MeF、4Thz、Asn、BztA、dPheおよびhTyrから選択される。
一部の実施形態では、X12は、表A-IVから選択されるアミノ酸の残基または部分であるかまたはそれを含む。
一部の実施形態では、X12は、[CyPr]-3SF、[Ph]3SF、[Ph]-3SF、3BrF、3CBMF、Cba、[アクリル]Dap、1meH、1NapA、23FF、2BrF、2CBMF、2ClF、2CNF、2F3MeF、2FF、2MeF、2NapA、2NO2F、2OMeF、2pyrA、2Thi、34FF、35FF、3ClF、3CNF、3F3MeF、3FF、3MeF、3meH、3OMeF、3PyrA、3thi、4CBMF、4ClF、4CNF、4COOHF、4F3MeF、4FF、4MeF、4PyrA、4Thz、Ala、Asn、Asp、BztA、Cha、CypA、dPhe、Gln、Glu、His、hPhe、hTyr、Leu、Npg、Pff、Phe、PyrS2、Trp、またはTyrの残基である。
一部の実施形態では、X12は、[CyPr]-3SF、[Ph]3SF、[Ph]-3SF、3BrF、3CBMF、またはCbaの残基である。
一部の実施形態では、X12は、[アクリル]Dap、1meH、1NapA、23FF、2BrF、2CBMF、2ClF、2CNF、2F3MeF、2FF、2MeF、2NapA、2NO2F、2OMeF、2pyrA、2Thi、34FF、35FF、3ClF、3CNF、3F3MeF、3FF、3MeF、3meH、3OMeF、3PyrA、3thi、4CBMF、4ClF、4CNF、4COOHF、4F3MeF、4FF、4MeF、4PyrA、4Thz、Ala、Asn、Asp、BztA、Cha、CypA、dPhe、Gln、Glu、His、hPhe、hTyr、Leu、Npg、Pff、Phe、PyrS2、Trp、またはTyrの残基である。
13には、種々の型のアミノ酸残基、例えば、本開示による式A-I、A-II、A-III、A-IV、A-V、A-VIなどのアミノ酸の残基またはその塩を使用することができる。一部の実施形態では、X13は、-N(Ra1)-La1-C(Ra2)(Ra3)-La2-C(O)-であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、X13は、-N(Ra1)-C(Ra2)(Ra3)-C(O)-であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、X13は、-N(Ra1)-C(Ra2)H-C(O)-であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、Ra1は、-Hである。一部の実施形態では、Ra3は、-Hである。
13には、種々の型のアミノ酸残基、例えば、本開示による式A-I、A-II、A-III、A-IV、A-V、A-VIなどのアミノ酸の残基またはその塩を使用することができる。一部の実施形態では、X13は、-N(Ra1)-La1-C(Ra2)(Ra3)-La2-C(O)-であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、X13は、-N(Ra1)-C(Ra2)(Ra3)-C(O)-であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、X13は、-N(Ra1)-C(Ra2)H-C(O)-であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、Ra1は、-Hである。一部の実施形態では、Ra3は、-Hである。
一部の実施形態では、X13は、必要に応じて置換された芳香族基であるかまたはそれを含む側鎖を含む。一部の実施形態では、X13は、本明細書に記載の芳香族アミノ酸残基である。
一部の実施形態では、X13は、式A-Iの構造を有するアミノ酸の残基であり、式中、Ra2は、-L-R’であり、R’は、必要に応じて置換された芳香族基である。一部の実施形態では、芳香族基は、必要に応じて置換された、1~3個のヘテロ原子を有する5員ヘテロアリールである。一部の実施形態では、芳香族基は、必要に応じて置換された、1~3個の窒素原子を有する5員ヘテロアリールである。一部の実施形態では、芳香族基は、必要に応じて置換された、1個の硫黄原子を有する5員ヘテロアリールである。一部の実施形態では、芳香族基は、必要に応じて置換されたフェニルである。一部の実施形態では、X13は、必要に応じて置換された芳香族基であるかまたはそれを含む側鎖を含み、ここで、芳香族基のそれぞれの置換基は、ハロゲン、-OR、-R、-C(O)OH、または-CNから独立して選択され、ここで、それぞれのRは、独立して、水素またはC1~4アルキルまたはハロアルキルである。一部の実施形態では、芳香族基は、フェニルである。一部の実施形態では、芳香族基は、必要に応じて置換された、1~5個のヘテロ原子を有する8~10員二環式アリールまたはヘテロアリールである。一部の実施形態では、X13は、必要に応じて置換された芳香族基であるかまたはそれを含む側鎖を含み、ここで、芳香族基のそれぞれの置換基は、独立して、ハロゲンである。一部の実施形態では、X13は、2つの必要に応じて置換された芳香族基であるかまたはそれを含む側鎖を含む。一部の実施形態では、X13は、必要に応じて置換された芳香族基であるかまたはそれを含む側鎖を含み、ここで、芳香族基のそれぞれの置換基は、独立して、ハロゲンまたは-OHから選択される。一部の実施形態では、芳香族基は、フェニルである。一部の実施形態では、芳香族基は、必要に応じて置換された、0~5個のヘテロ原子を有する8~10員二環式アリールまたはヘテロアリールである。一部の実施形態では、芳香族基は、必要に応じて置換された、1個のヘテロ原子を有する9~10員二環式アリールまたはヘテロアリールである。一部の実施形態では、X13は、式A-Iのアミノ酸の残基またはその塩である。一部の実施形態では、アミノ酸残基は、-NH-C(Ra2)(Ra3)-C(O)-の構造またはその塩を有する。一部の実施形態では、アミノ酸残基は、-NH-CH(Ra3)-C)O)-の構造またはその塩を有する。本明細書に記載の通り、Ra3は、-L-R’であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、R’は、本明細書に記載のRである。一部の実施形態では、Rは、フェニル、10員二環式アリール、1~4個のヘテロ原子を有する5~6員ヘテロアリール、および1~5個のヘテロ原子を有する9~10員二環式ヘテロアリールから選択される、必要に応じて置換された基である。一部の実施形態では、それぞれの置換基は、独立して、ハロゲンまたは-OHまたはC1~6ハロ脂肪族である。一部の実施形態では、それぞれの置換基は、独立して、ハロゲンまたは-OHである。一部の実施形態では、Rは、必要に応じて置換されたフェニルである。一部の実施形態では、Rは、フェニルである。一部の実施形態では、Rは、必要に応じて置換されたアリールである。一部の実施形態では、Rは、アリールである。一部の実施形態では、Rは、必要に応じて置換された、1~4個のヘテロ原子を有する5員ヘテロアリールである。一部の実施形態では、Rは、必要に応じて置換された、1個のヘテロ原子を有する5員ヘテロアリールである。一部の実施形態では、必要に応じて置換されたRは、1~4個のヘテロ原子を有する6員ヘテロアリールである。一部の実施形態では、必要に応じて置換されたRは、1個のヘテロ原子を有する6員ヘテロアリールである。一部の実施形態では、Rは、必要に応じて置換された、1~5個のヘテロ原子を有する9員ヘテロアリールである。一部の実施形態では、Rは、必要に応じて置換された、1個のヘテロ原子を有する9員ヘテロアリールである。一部の実施形態では、Rは、必要に応じて置換された、1~5個のヘテロ原子を有する10員ヘテロアリールである。一部の実施形態では、Rは、必要に応じて置換された、1個のヘテロ原子を有する10員ヘテロアリールである。一部の実施形態では、ヘテロ原子は、窒素である。一部の実施形態では、ヘテロ原子は、酸素である。一部の実施形態では、ヘテロ原子は、硫黄である。本明細書に記載の通り、Lは、Lである。一部の実施形態では、Lは、共有結合である。一部の実施形態では、Lは、必要に応じて置換された二価、直鎖または分岐鎖のC1~10炭化水素鎖である。一部の実施形態では、Lは、必要に応じて置換された二価、直鎖のC1~10炭化水素鎖である。一部の実施形態では、Lは、二価、直鎖または分岐鎖のC1~10炭化水素鎖である。一部の実施形態では、Lは、二価、直鎖のC1~10炭化水素鎖である。一部の実施形態では、Lは、必要に応じて置換された-(CH)n-であり、式中、nは、1~10である。一部の実施形態では、Lは、-(CH)n-であり、ここで、nは、1~10である。一部の実施形態では、Lは、-CH-である。一部の実施形態では、Lは、-(CH-である。一部の実施形態では、Lは、-(CH-である。一部の実施形態では、Lは、-(CH-である。一部の実施形態では、Lは、必要に応じて置換された二価、直鎖または分岐鎖のC1~10炭化水素鎖であり、ここで、Lの1つまたは複数のメチレン単位は、独立して、-C(R’)-、-C(O)-、-N(R’)-、-Cy-または-O-で置き換えられている。一部の実施形態では、Lは、必要に応じて置換された二価、直鎖のC1~10炭化水素鎖であり、ここで、Lの1つまたは複数のメチレン単位は、独立して、-C(R’)-、-C(O)-、-N(R’)-、-Cy-または-O-で置き換えられている。
一部の実施形態では、Lは、必要に応じて置換されたCHである。一部の実施形態では、Lは、-CH-である。一部の実施形態では、X13は、必要に応じて置換された芳香族基であるかまたはそれを含む側鎖を含み、ここで、芳香族基のそれぞれの置換基は、ハロゲン、-OR、-R、-N(R)、-C(O)N(R)、または-CNから独立して選択され、ここで、それぞれのRは、独立して、-H、C1-4アルキルまたはハロアルキル、または-Phである。一部の実施形態では、X13は、必要に応じて置換された芳香族基であるかまたはそれを含む側鎖を含み、ここで、芳香族基のそれぞれの置換基は、ハロゲン、-OR、-R、-NH、-C(O)NH、-Ph、または-CNから独立して選択され、ここで、それぞれのRは、独立して、C1~4アルキルまたはハロアルキルである。一部の実施形態では、X13は、必要に応じて置換された芳香族基であるかまたはそれを含む側鎖を含み、ここで、芳香族基のそれぞれの置換基は、ハロゲン、-OR、-R、-NH、-C(O)NH、-Ph、または-CNから独立して選択され、ここで、それぞれのRは、独立して、C1~2アルキルまたはハロアルキルである。一部の実施形態では、X13は、必要に応じて置換された芳香族基であるかまたはそれを含む側鎖を含み、ここで、芳香族基のそれぞれの置換基は、ハロゲン、-OR、-R、NH、-C(O)NH、-Ph、または-CNから独立して選択され、ここで、それぞれのRは、独立して、1つまたは複数のハロゲンで必要に応じて置換されたメチルである。一部の実施形態では、X13は、必要に応じて置換された芳香族基であるかまたはそれを含む側鎖を含み、ここで、芳香族基のそれぞれの置換基は、-F、-OR、-CH、-NH、-C(O)NH、-Ph、または-CNから独立して選択され、ここで、それぞれのRは、独立して、1つまたは複数の-Fで必要に応じて置換されたメチルである。一部の実施形態では、X13は、必要に応じて置換された芳香族基であるかまたはそれを含む側鎖を含み、ここで、芳香族基のそれぞれの置換基は、-F、-OR、-CH、-CF、-NH、-C(O)NH、-Ph、または-CNから独立して選択される。一部の実施形態では、X13は、必要に応じて置換された芳香族基であるかまたはそれを含む側鎖を含み、ここで、芳香族基のそれぞれの置換基は、ハロゲン、-CH、-CF、または-CNから独立して選択される。一部の実施形態では、X13は、2’位において必要に応じて置換された芳香族基であるかまたはそれを含む側鎖を含む。一部の実施形態では、X13は、置換されていない芳香族基であるかまたはそれを含む側鎖を含む。一部の実施形態では、芳香族基は、必要に応じて置換された、1~3個のヘテロ原子を有する5員ヘテロアリールである。一部の実施形態では、芳香族基は、必要に応じて置換された、1~3個の窒素原子を有する5員ヘテロアリールである。一部の実施形態では、芳香族基は、必要に応じて置換された、1個の酸素原子を有する5員ヘテロアリールである。一部の実施形態では、芳香族基は、必要に応じて置換された、1個の硫黄原子を有する5員ヘテロアリールである。一部の実施形態では、芳香族基は、必要に応じて置換されたフェニルである。一部の実施形態では、芳香族基は、必要に応じて置換された、1~5個のヘテロ原子を有する8~10員二環式アリールまたはヘテロアリールである。一部の実施形態では、芳香族基は、必要に応じて置換された、1~5個のヘテロ原子を有する9員二環式ヘテロアリールである。一部の実施形態では、芳香族基は、必要に応じて置換された、1~5個のヘテロ原子を有する10員二環式ヘテロアリールである。一部の実施形態では、芳香族基は、必要に応じて置換された、1個のヘテロ原子を有する10員二環式ヘテロアリールであり、ヘテロ原子は、硫黄である。一部の実施形態では、芳香族基は、必要に応じて置換された、1個のヘテロ原子を有する10員二環式ヘテロアリールであり、ヘテロ原子は、酸素である。一部の実施形態では、芳香族基は、必要に応じて置換された、1個のヘテロ原子を有する10員二環式ヘテロアリールであり、ヘテロ原子は、窒素である。一部の実施形態では、芳香族基は、必要に応じて置換された、10員二環式アリールである。
一部の実施形態では、X13は、BztA、Trp、2NapA、1NapA、WCHO、5CpW、5FW、aMeW、H2Trp、His、Phe、23FF、34FF、34OMeF、1MeW、5CF3W、5ClW、5MeOW、6ClW、6F1NapA、7F1NapA、7FW、Bip、およびQuiから選択される。一部の実施形態では、X13は、BztA、Trp、2NapA、1NapA、WCHO、5CpW、5FW、aMeW、H2Trp、1MeW、5CF3W、5ClW、5MeOW、6ClW、6F1NapA、7F1NapA、7FW、およびQuiから選択される。一部の実施形態では、X13は、BztA、Trp、2NapA、1NapA、WCHO、5CpW、5FW、aMeW、1MeW、5CF3W、5ClW、5MeOW、6ClW、6F1NapA、7F1NapA、7FW、およびQuiから選択される。一部の実施形態では、X13は、BztAである。一部の実施形態では、X13は、Trpである。一部の実施形態では、X13は、1NapAである。一部の実施形態では、X13は、2NapAである。
一部の実施形態では、X13は、極性側鎖を含む。一部の実施形態では、X13は、非極性側鎖を含む。一部の実施形態では、X13は、疎水性側鎖を含む。一部の実施形態では、X13は、脂肪族側鎖を含む。一部の実施形態では、X13は、アルキル側鎖を含む。一部の実施形態では、X13は、脂環族基(例えば、5員または6員シクロアルキル基)を含む側鎖を含む。一部の実施形態では、X13は、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含む。一部の実施形態では、X13は、酸性基、例えば、-COOHを含む側鎖を含む。一部の実施形態では、X13は、塩基性基、例えば、-N(R)を含む側鎖を含む。一部の実施形態では、X13は、Glnである。一部の実施形態では、X13は、Asnである。一部の実施形態では、X13は、Aspである。一部の実施形態では、X13は、Gluである。一部の実施形態では、X13は、Chaである。一部の実施形態では、X13は、CypAである。一部の実施形態では、X13は、Alaである。一部の実施形態では、X13は、nLeuである。一部の実施形態では、X13は、Npgである。一部の実施形態では、X13は、[アクリル]Dapである。
一部の実施形態では、X13は、BztA、Trp、2NapA、1NapA、WCHO、5CpW、5FW、Ala、aMeW、H2Trp、His、Phe、23FF、34FF、34OMeF、1MeW、5CF3W、5ClW、5MeOW、6ClW、6F1NapA、7F1NapA、7FW、Bip、およびQuiから選択される。
一部の実施形態では、X13は、表A-IVから選択されるアミノ酸の残基または部分であるかまたはそれを含む。
一部の実施形態では、X13は、2F3MeW、34ClF、34MeF、3Br4FF、3BrF、4ClBztA、4ClW、4FW、5IndA、7AzaW、7ClBztA、7FBztA、Cba、RbMe2NapA、RbMeBztA、SbMe2NapA、SbMeBztA、1MeW、1NapA、23FF、2F3MeF、2NapA、34FF、34OMeF、3ClF、3Thi、4ClF、5CF3W、5ClW、5CpW、5FW、5MeOW、6ClW、6F1NapA、7F1NapA、7FW、Ala、aMeW、Bip、BztA、Cha、H2Trp、His、Phe、PyrS2、Qui、Trp、Tyr、またはWCHOの残基である。
一部の実施形態では、X13は、2F3MeW、34ClF、34MeF、3Br4FF、3BrF、4ClBztA、4ClW、4FW、5IndA、7AzaW、7ClBztA、7FBztA、Cba、RbMe2NapA、RbMeBztA、SbMe2NapA、またはSbMeBztAの残基である。
一部の実施形態では、X13は、1MeW、1NapA、23FF、2F3MeF、2NapA、34FF、34OMeF、3ClF、3Thi、4ClF、5CF3W、5ClW、5CpW、5FW、5MeOW、6ClW、6F1NapA、7F1NapA、7FW、Ala、aMeW、Bip、BztA、Cha、H2Trp、His、Phe、PyrS2、Qui、Trp、Tyr、またはWCHOの残基である。
14には、種々の型のアミノ酸残基、例えば、本開示による式A-I、A-II、A-III、A-IV、A-V、A-VIなどのアミノ酸の残基またはその塩を使用することができる。一部の実施形態では、X14は、-N(Ra1)-La1-C(Ra2)(Ra3)-La2-C(O)-であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、X14は、-N(Ra1)-C(Ra2)(Ra3)-C(O)-であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、X14は、-N(Ra1)-C(Ra2)H-C(O)-であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、Ra1は、-Hである。一部の実施形態では、Ra3は、-Hである。
一部の実施形態では、X14は、極性側鎖を含む。一部の実施形態では、X14は、本明細書に記載の極性アミノ酸残基である。一部の実施形態では、X14は、非極性側鎖を含む。一部の実施形態では、X14は、疎水性側鎖を含む。一部の実施形態では、X14は、本明細書に記載の疎水性アミノ酸残基である。一部の実施形態では、X14は、脂肪族側鎖を含む。一部の実施形態では、X14は、アルキル側鎖を含む。一部の実施形態では、X14は、脂環族基(例えば、5員または6員シクロアルキル基)を含む側鎖を含む。一部の実施形態では、X14は、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含む。一部の実施形態では、X14は、酸性基、例えば、-COOHを含む側鎖を含む。一部の実施形態では、X14は、塩基性基、例えば、-N(R)を含む側鎖を含む。一部の実施形態では、X14は、Glnである。
一部の実施形態では、X14は、Gln、His、Ser、dThr、Thr、Ala、Hse、Asn、Leu、Aib、Alaol、Throl、Leuol、dAsn、dGln、dHis、Tyr、[AzAc]Lys、1MeH、3MeH、4TriA、dSer、NMeHis、NMeS、Pro、Trp、Val、MorphAla、2FurA、Abu、Arg、Dab、iPrLys、Phe、Pheol、およびProolから選択される。
一部の実施形態では、X14は、アミノアルコール、例えば、Throl、Alaol、Leuol、PheolまたはProolの残基である。一部の実施形態では、アミノアルコールは、-COOH基が-OH基で置き換えられたアミノ酸に対応する構造を有する。一部の実施形態では、X14がアミノアルコールの残基である場合、C末端における最後の残基である。そのような配列を、-OHをC末端キャップ形成基として有すると厳密にみなすことができる、またはそのようなアミノアルコール残基をC末端キャップ形成基とみなすことができる。
一部の実施形態では、X15は、表A-IVから選択されるアミノ酸の残基または部分であるかまたはそれを含む。
一部の実施形態では、X14は、表A-IVから選択されるアミノ酸の残基または部分であるかまたはそれを含む。
一部の実施形態では、X14は、[3C]TriAzLys、[4F3CPip]GlnR、[4MePpzPip]GlnR、[4Pippip]GlnR、[AcPpz]GlnR、[ビスメトキシエチルアミン]GlnR、[Me2NPrPip]GlnR、[Morph]GlnR、[NHEt]GlnR、[NMe2]GlnR、[Pip]GlnR、[プロピンPEG14]Lys、[RDMAPyr]GlnR、[TfePpz]GlnR、AcLys、BnボロールK、F2PipNva、GlnR、Me2Asn、Me2Gln、MePpzAsn、Met2O、MorphAsn、MorphGln、MorphNva、dAla、MeAsn、1MeH、2cbmf、2F3MeF、2FurA、3cbmf、3MeH、4TriA、Abu、Aib、Ala、Alaol、Arg、Asn、Asp、BztA、Cha、Dab、dAsn、dGln、dHis、dSer、dThr、Gln、His、Hse、iPrLys、Leu、Leuol、Lys、MorphAla、NMeHis、NMeS、Npg、Phe、Pheol、Pro、Prool、PyrS2、S5、Ser、Thr、Throl、Trp、Tyr、またはValの残基である。
一部の実施形態では、X14は、[3C]TriAzLys、[4F3CPip]GlnR、[4MePpzPip]GlnR、[4Pippip]GlnR、[AcPpz]GlnR、[ビスメトキシエチルアミン]GlnR、[Me2NPrPip]GlnR、[Morph]GlnR、[NHEt]GlnR、[NMe2]GlnR、[Pip]GlnR、[プロピンPEG14]Lys、[RDMAPyr]GlnR、[TfePpz]GlnR、AcLys、BnボロールK、F2PipNva、GlnR、Me2Asn、Me2Gln、MePpzAsn、Met2O、MorphAsn、MorphGln、MorphNva、dAla、またはMeAsnの残基である。
一部の実施形態では、X14は、1MeH、2cbmf、2F3MeF、2FurA、3cbmf、3MeH、4TriA、Abu、Aib、Ala、Alaol、Arg、Asn、Asp、BztA、Cha、Dab、dAsn、dGln、dHis、dSer、dThr、Gln、His、Hse、iPrLys、Leu、Leuol、Lys、MorphAla、NMeHis、NMeS、Npg、Phe、Pheol、Pro、Prool、PyrS2、S5、Ser、Thr、Throl、Trp、Tyr、またはValの残基である。
一部の実施形態では、p14は、1である。一部の実施形態では、p14は、0である。
種々の型のアミノ酸残基、例えば、本開示による式A-I、A-II、A-III、A-IV、A-V、A-VIなどのアミノ酸の残基またはその塩をX15に利用することができる。一部の実施形態では、X15は、-N(Ra1)-La1-C(Ra2)(Ra3)-La2-C(O)-であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、X15は、-N(Ra1)-C(Ra2)(Ra3)-C(O)-であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、X15は、-N(Ra1)-C(Ra2)H-C(O)-であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、Ra1は、-Hである。一部の実施形態では、Ra3は、-Hである。
一部の実施形態では、X15は、本明細書に記載の極性側鎖を含む。一部の実施形態では、X15は、非極性側鎖を含む。一部の実施形態では、X15は、本明細書に記載の疎水性側鎖を含む。一部の実施形態では、X15は、脂肪族側鎖を含む。一部の実施形態では、X15は、アルキル側鎖を含む。一部の実施形態では、X15の側鎖は、C1~10アルキルである。一部の実施形態では、X15は、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含む。一部の実施形態では、X15は、酸性基、例えば、-COOHを含む側鎖を含む。一部の実施形態では、X15は、塩基性基、例えば、-N(R)を含む側鎖を含む。一部の実施形態では、X15は、蛍光部分などの検出可能部分を含む。
一部の実施形態では、X15は、Alaである。一部の実施形態では、X15は、dAlaである。一部の実施形態では、一部の実施形態では、X15は、蛍光部分などの検出可能部分を含む。一部の実施形態では、X15は、Lysである。一部の実施形態では、X15は、置換または標識されたリシンである。一部の実施形態では、X15は、[1Napc]Lys、[1NapPr]Lys、[22PhPr]Lys、[2Napc]Lys、[35CF3PhPr]Lys、[4MePipBz]Lys、[アダマントC]Lys、[AzAc]Lys、[Bua]Lys、[Me2NCBz]Lys、[Me3アダマントC]Lys、[MeBipipAc]Lys、[MeMorphBz]Lys、[MePipAc]Lys、[MorphAc]Lys、[mPEG2]Lys、[mPEG4]Lys、[mPEG6]Lys、[mPEG8]Lys、[Oct]Lys、[プロピンPEG1]Lys、[プロピンPEG2]Lys、[プロピンPEG3]Lys、[プロピンPEG4]Lys、6AmHex、6AzHex、Aib、Ala、dAla、dIle、Ile、およびLysから選択される。
一部の実施形態では、X15は、カルボキシル基を有さない化合物、例えば、6AmHex、6AzHexなどの残基である。一部の実施形態では、X15がそのような残基である場合、C末端における最後の残基である。そのような配列は、X15をC末端キャップ形成基として有すると厳密にみなすことができる。
一部の実施形態では、X15は、表A-IVから選択されるアミノ酸の残基または部分であるかまたはそれを含む。
一部の実施形態では、X15は、[3C]TriAzdLys、[3C]TriAzLys、[リトコレート]-Lys、[リトコレート-PEG2]-Lys、[Me2NCBz]Lys、[Me3アダマントC-PEG2]-Lys、[プロピンPEG14]Lys、dAla、dIle、[1Napc]Lys、[1NapPr]Lys、[22PhPr]Lys、[2Napc]Lys、[35CF3PhPr]Lys、[4MePipBz]Lys、[アダマントC]Lys、[Bua]Lys、[Me3アダマントC]Lys、[Me3アダマントC]-Lys、[MeBipipAc]Lys、[MeMorphBz]Lys、[MePipAc]Lys、[MorphAc]Lys、[mPEG2]Lys、[mPEG4]Lys、[mPEG6]Lys、[mPEG8]Lys、[Oct]Lys、[プロピンPEG1]Lys、[プロピンPEG2]Lys、[プロピンPEG3]Lys、[プロピンPEG4]Lys、6AmHex、Aib、Ala、Alaol、BztA、Gln、Ile、Leuol、Leu、Lys、NEt2、NHBn、NHCyHe、NHCyPr、NHEt、OH、Phe、Pheol、Prool、Throl、またはValの残基である。
一部の実施形態では、X15は、[3C]TriAzdLys、[3C]TriAzLys、[リトコレート]-Lys、[リトコレート-PEG2]-Lys、[Me2NCBz]Lys、[Me3アダマントC-PEG2]-Lys、[プロピンPEG14]Lys、dAla、またはdIleの残基である。
一部の実施形態では、X15は、[1Napc]Lys、[1NapPr]Lys、[22PhPr]Lys、[2Napc]Lys、[35CF3PhPr]Lys、[4MePipBz]Lys、[アダマントC]Lys、[Bua]Lys、[Me3アダマントC]Lys、[Me3アダマントC]-Lys、[MeBipipAc]Lys、[MeMorphBz]Lys、[MePipAc]Lys、[MorphAc]Lys、[mPEG2]Lys、[mPEG4]Lys、[mPEG6]Lys、[mPEG8]Lys、[Oct]Lys、[プロピンPEG1]Lys、[プロピンPEG2]Lys、[プロピンPEG3]Lys、[プロピンPEG4]Lys、6AmHex、Aib、Ala、Alaol、BztA、Gln、Ile、Leuol、Leu、Lys、NEt2、NHBn、NHCyHe、NHCyPr、NHEt、OH、Phe、Pheol、Prool、Throl、またはValの残基である。
一部の実施形態では、p15は、1である。一部の実施形態では、p15は、0である。
16には、種々の型のアミノ酸残基、例えば、本開示による式A-I、A-II、A-III、A-IV、A-V、A-VIなどのアミノ酸の残基またはその塩を使用することができる。一部の実施形態では、X16は、-N(Ra1)-La1-C(Ra2)(Ra3)-La2-C(O)-であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、X16は、-N(Ra1)-C(Ra2)(Ra3)-C(O)-であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、X16は、-N(Ra1)-C(Ra2)H-C(O)-であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、Ra1は、-Hである。一部の実施形態では、Ra3は、-Hである。
一部の実施形態では、X16は、極性側鎖を含む。一部の実施形態では、X16は、本明細書に記載の極性アミノ酸残基である。一部の実施形態では、X16は、非極性側鎖を含む。一部の実施形態では、X16は、疎水性側鎖を含む。一部の実施形態では、X16は、本明細書に記載の疎水性アミノ酸残基である。一部の実施形態では、X16は、脂肪族側鎖を含む。一部の実施形態では、X16は、アルキル側鎖を含む。一部の実施形態では、X16の側鎖は、C1~10アルキルである。一部の実施形態では、X16は、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含む。一部の実施形態では、X16は、本明細書に記載の芳香族アミノ酸残基である。一部の実施形態では、X16は、酸性基、例えば、-COOHを含む側鎖を含む。一部の実施形態では、X16は、本明細書に記載の酸性アミノ酸残基である。一部の実施形態では、X16は、塩基性基、例えば、-N(R)を含む側鎖を含む。一部の実施形態では、X16は、本明細書に記載の塩基性アミノ酸残基である。一部の実施形態では、X16は、蛍光部分などの検出可能部分を含む。一部の実施形態では、X16は、Alaである。一部の実施形態では、X16は、dAlaである。
一部の実施形態では、X16は、表A-IVから選択されるアミノ酸の残基または部分であるかまたはそれを含む。
一部の実施形態では、X16は、Cbg、Cpg、CyLeu、dLeu、dAla、Aib、Ala、Arg、Asn、dGln、dThr、Gln、Ile、Leu、nLeu、Phe、Ser、Thr、Trp、Tyr、またはValの残基である。
一部の実施形態では、X16は、Cbg、Cpg、CyLeu、dLeu、またはdAlaの残基である。
一部の実施形態では、X16は、Aib、Ala、Arg、Asn、dGln、dThr、Gln、Ile、Leu、nLeu、Phe、Ser、Thr、Trp、Tyr、またはValの残基である。
一部の実施形態では、p16は、1である。一部の実施形態では、p16は、0である。
17には、種々の型のアミノ酸残基、例えば、本開示による式A-I、A-II、A-III、A-IV、A-V、A-VIなどのアミノ酸の残基またはその塩を使用することができる。一部の実施形態では、X17は、-N(Ra1)-La1-C(Ra2)(Ra3)-La2-C(O)-であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、X17は、-N(Ra1)-C(Ra2)(Ra3)-C(O)-であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、X17は、-N(Ra1)-C(Ra2)H-C(O)-であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、Ra1は、-Hである。一部の実施形態では、Ra3は、-Hである。
一部の実施形態では、X17は、極性側鎖を含む。一部の実施形態では、X17は、本明細書に記載の極性アミノ酸残基である。一部の実施形態では、X17は、非極性側鎖を含む。一部の実施形態では、X17は、疎水性側鎖を含む。一部の実施形態では、X17は、本明細書に記載の疎水性アミノ酸残基である。一部の実施形態では、X17は、脂肪族側鎖を含む。一部の実施形態では、X17は、アルキル側鎖を含む。一部の実施形態では、X17の側鎖は、C1~10アルキルである。一部の実施形態では、X17は、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含む。一部の実施形態では、X17は、本明細書に記載の芳香族アミノ酸残基である。一部の実施形態では、X17は、酸性基、例えば、-COOHを含む側鎖を含む。一部の実施形態では、X17は、本明細書に記載の酸性アミノ酸残基である。一部の実施形態では、X17は、塩基性基、例えば、-N(R)を含む側鎖を含む。一部の実施形態では、X17は、本明細書に記載の塩基性アミノ酸残基である。一部の実施形態では、X17は、蛍光部分などの検出可能部分を含む。一部の実施形態では、X17は、Ala、dAla、またはLeuである。一部の実施形態では、X17は、Alaである。一部の実施形態では、X17は、dAlaである。一部の実施形態では、X17は、Leuである。
一部の実施形態では、X17は、表A-IVから選択されるアミノ酸の残基または部分であるかまたはそれを含む。
一部の実施形態では、p17は、1である。一部の実施形態では、p17は、0である。
18には、種々の型のアミノ酸残基、例えば、本開示による式A-I、A-II、A-III、A-IV、A-V、A-VIなどのアミノ酸の残基またはその塩を使用することができる。一部の実施形態では、X18は、-N(Ra1)-La1-C(Ra2)(Ra3)-La2-C(O)-であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、X18は、-N(Ra1)-C(Ra2)(Ra3)-C(O)-であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、X18は、-N(Ra1)-C(Ra2)H-C(O)-であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、Ra1は、-Hである。一部の実施形態では、Ra3は、-Hである。
一部の実施形態では、X18は、極性側鎖を含む。一部の実施形態では、X18は、本明細書に記載の極性アミノ酸残基である。一部の実施形態では、X18は、非極性側鎖を含む。一部の実施形態では、X18は、疎水性側鎖を含む。一部の実施形態では、X18は、本明細書に記載の疎水性アミノ酸残基である。一部の実施形態では、X18は、脂肪族側鎖を含む。一部の実施形態では、X18は、アルキル側鎖を含む。一部の実施形態では、X18の側鎖は、C1~10アルキルである。一部の実施形態では、X18は、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含む。一部の実施形態では、X18は、本明細書に記載の芳香族アミノ酸残基である。一部の実施形態では、X18は、酸性基、例えば、-COOHを含む側鎖を含む。一部の実施形態では、X18は、本明細書に記載の酸性アミノ酸残基である。一部の実施形態では、X18は、塩基性基、例えば、-N(R)を含む側鎖を含む。一部の実施形態では、X18は、本明細書に記載の塩基性アミノ酸残基である。一部の実施形態では、X18は、蛍光部分などの検出可能部分を含む。一部の実施形態では、X18は、Aib、Ala、またはLeuである。一部の実施形態では、X18は、AlaまたはLeuである。一部の実施形態では、X18は、Aibである。一部の実施形態では、X18は、Alaである。一部の実施形態では、X18は、Leuである。
一部の実施形態では、X18は、表A-IVから選択されるアミノ酸の残基または部分であるかまたはそれを含む。
一部の実施形態では、p18は、1である。一部の実施形態では、p18は、0である。
19には、種々の型のアミノ酸残基、例えば、本開示による式A-I、A-II、A-III、A-IV、A-V、A-VIなどのアミノ酸の残基またはその塩を使用することができる。一部の実施形態では、X19は、-N(Ra1)-La1-C(Ra2)(Ra3)-La2-C(O)-であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、X19は、-N(Ra1)-C(Ra2)(Ra3)-C(O)-であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、X19は、-N(Ra1)-C(Ra2)H-C(O)-であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、Ra1は、-Hである。一部の実施形態では、Ra3は、-Hである。
一部の実施形態では、X19は、極性側鎖を含む。一部の実施形態では、X19は、本明細書に記載の極性アミノ酸残基である。一部の実施形態では、X19は、非極性側鎖を含む。一部の実施形態では、X19は、疎水性側鎖を含む。一部の実施形態では、X19は、本明細書に記載の疎水性アミノ酸残基である。一部の実施形態では、X19は、脂肪族側鎖を含む。一部の実施形態では、X19は、アルキル側鎖を含む。一部の実施形態では、X19の側鎖は、C1~10アルキルである。一部の実施形態では、X19は、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含む。一部の実施形態では、X19は、本明細書に記載の芳香族アミノ酸残基である。一部の実施形態では、X19は、酸性基、例えば、-COOHを含む側鎖を含む。一部の実施形態では、X19は、本明細書に記載の酸性アミノ酸残基である。一部の実施形態では、X19は、塩基性基、例えば、-N(R)を含む側鎖を含む。一部の実施形態では、X19は、本明細書に記載の塩基性アミノ酸残基である。一部の実施形態では、X19は、蛍光部分などの検出可能部分を含む。一部の実施形態では、X19は、Aib、Ala、またはLeuである。一部の実施形態では、X19は、AlaまたはLeuである。一部の実施形態では、X19は、Aibである。一部の実施形態では、X19は、Alaである。一部の実施形態では、X19は、Leuである。
一部の実施形態では、X19は、表A-IVから選択されるアミノ酸の残基または部分であるかまたはそれを含む。
一部の実施形態では、p19は、1である。一部の実施形態では、p19は、0である。
20には、種々の型のアミノ酸残基、例えば、本開示による式A-I、A-II、A-III、A-IV、A-V、A-VIなどのアミノ酸の残基またはその塩を使用することができる。一部の実施形態では、X20は、-N(Ra1)-La1-C(Ra2)(Ra3)-La2-C(O)-であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、X20は、-N(Ra1)-C(Ra2)(Ra3)-C(O)-であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、X20は、-N(Ra1)-C(Ra2)H-C(O)-であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、Ra1は、-Hである。一部の実施形態では、Ra3は、-Hである。
一部の実施形態では、X20は、極性側鎖を含む。一部の実施形態では、X20は、本明細書に記載の極性アミノ酸残基である。一部の実施形態では、X20は、非極性側鎖を含む。一部の実施形態では、X20は、疎水性側鎖を含む。一部の実施形態では、X20は、本明細書に記載の疎水性アミノ酸残基である。一部の実施形態では、X20は、脂肪族側鎖を含む。一部の実施形態では、X20は、アルキル側鎖を含む。一部の実施形態では、X20の側鎖は、C1~10アルキルである。一部の実施形態では、X20は、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含む。一部の実施形態では、X20は、本明細書に記載の芳香族アミノ酸残基である。一部の実施形態では、X20は、酸性基、例えば、-COOHを含む側鎖を含む。一部の実施形態では、X20は、本明細書に記載の酸性アミノ酸残基である。一部の実施形態では、X20は、塩基性基、例えば、-N(R)を含む側鎖を含む。一部の実施形態では、X20は、本明細書に記載の塩基性アミノ酸残基である。一部の実施形態では、X20は、蛍光部分などの検出可能部分を含む。一部の実施形態では、X20は、Aib、Ala、またはLeuである。一部の実施形態では、X20は、AlaまたはLeuである。一部の実施形態では、X20は、Aibである。一部の実施形態では、X20は、Alaである。一部の実施形態では、X20は、Leuである。
一部の実施形態では、X20は、表A-IVから選択されるアミノ酸の残基または部分であるかまたはそれを含む。
一部の実施形態では、p20は、1である。一部の実施形態では、p20は、0である。
21には、種々の型のアミノ酸残基、例えば、本開示による式A-I、A-II、A-III、A-IV、A-V、A-VIなどのアミノ酸の残基またはその塩を使用することができる。一部の実施形態では、X21は、-N(Ra1)-La1-C(Ra2)(Ra3)-La2-C(O)-であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、X21は、-N(Ra1)-C(Ra2)(Ra3)-C(O)-であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、X21は、-N(Ra1)-C(Ra2)H-C(O)-であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、Ra1は、-Hである。一部の実施形態では、Ra3は、-Hである。
一部の実施形態では、X21は、極性側鎖を含む。一部の実施形態では、X21は、本明細書に記載の極性アミノ酸残基である。一部の実施形態では、X21は、非極性側鎖を含む。一部の実施形態では、X21は、疎水性側鎖を含む。一部の実施形態では、X21は、本明細書に記載の疎水性アミノ酸残基である。一部の実施形態では、X21は、脂肪族側鎖を含む。一部の実施形態では、X21は、アルキル側鎖を含む。一部の実施形態では、X21の側鎖は、C1~10アルキルである。一部の実施形態では、X21は、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含む。一部の実施形態では、X21は、本明細書に記載の芳香族アミノ酸残基である。一部の実施形態では、X21は、酸性基、例えば、-COOHを含む側鎖を含む。一部の実施形態では、X21は、本明細書に記載の酸性アミノ酸残基である。一部の実施形態では、X21は、塩基性基、例えば、-N(R)を含む側鎖を含む。一部の実施形態では、X21は、本明細書に記載の塩基性アミノ酸残基である。一部の実施形態では、X21は、蛍光部分などの検出可能部分を含む。一部の実施形態では、X21は、Aib、Ala、またはLeuである。一部の実施形態では、X21は、AlaまたはLeuである。一部の実施形態では、X21は、Aibである。一部の実施形態では、X21は、Alaである。一部の実施形態では、X21は、Leuである。
一部の実施形態では、X21は、表A-IVから選択されるアミノ酸の残基または部分であるかまたはそれを含む。
一部の実施形態では、p21は、1である。一部の実施形態では、p21は、0である。
22には、種々の型のアミノ酸残基、例えば、本開示による式A-I、A-II、A-III、A-IV、A-V、A-VIなどのアミノ酸の残基またはその塩を使用することができる。一部の実施形態では、X22は、-N(Ra1)-La1-C(Ra2)(Ra3)-La2-C(O)-であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、X22は、-N(Ra1)-C(Ra2)(Ra3)-C(O)-であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、X22は、-N(Ra1)-C(Ra2)H-C(O)-であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、Ra1は、-Hである。一部の実施形態では、Ra3は、-Hである。
一部の実施形態では、X22は、極性側鎖を含む。一部の実施形態では、X22は、本明細書に記載の極性アミノ酸残基である。一部の実施形態では、X22は、非極性側鎖を含む。一部の実施形態では、X22は、疎水性側鎖を含む。一部の実施形態では、X22は、本明細書に記載の疎水性アミノ酸残基である。一部の実施形態では、X22は、脂肪族側鎖を含む。一部の実施形態では、X22は、アルキル側鎖を含む。一部の実施形態では、X22の側鎖は、C1~10アルキルである。一部の実施形態では、X22は、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含む。一部の実施形態では、X22は、本明細書に記載の芳香族アミノ酸残基である。一部の実施形態では、X22は、酸性基、例えば、-COOHを含む側鎖を含む。一部の実施形態では、X22は、本明細書に記載の酸性アミノ酸残基である。一部の実施形態では、X22は、塩基性基、例えば、-N(R)を含む側鎖を含む。一部の実施形態では、X22は、本明細書に記載の塩基性アミノ酸残基である。一部の実施形態では、X22は、蛍光部分などの検出可能部分を含む。一部の実施形態では、X22は、Aib、Ala、またはLeuである。一部の実施形態では、X22は、AlaまたはLeuである。一部の実施形態では、X22は、Aibである。一部の実施形態では、X22は、Alaである。一部の実施形態では、X22は、Leuである。
一部の実施形態では、X22は、表A-IVから選択されるアミノ酸の残基または部分であるかまたはそれを含む。
一部の実施形態では、p22は、1である。一部の実施形態では、p22は、0である。
23には、種々の型のアミノ酸残基、例えば、本開示による式A-I、A-II、A-III、A-IV、A-V、A-VIなどのアミノ酸の残基またはその塩を使用することができる。一部の実施形態では、X23は、-N(Ra1)-La1-C(Ra2)(Ra3)-La2-C(O)-であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、X23は、-N(Ra1)-C(Ra2)(Ra3)-C(O)-であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、X23は、-N(Ra1)-C(Ra2)H-C(O)-であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、Ra1は、-Hである。一部の実施形態では、Ra3は、-Hである。
一部の実施形態では、X23は、極性側鎖を含む。一部の実施形態では、X23は、本明細書に記載の極性アミノ酸残基である。一部の実施形態では、X23は、非極性側鎖を含む。一部の実施形態では、X23は、疎水性側鎖を含む。一部の実施形態では、X23は、本明細書に記載の疎水性アミノ酸残基である。一部の実施形態では、X23は、脂肪族側鎖を含む。一部の実施形態では、X23は、アルキル側鎖を含む。一部の実施形態では、X23の側鎖は、C1~10アルキルである。一部の実施形態では、X23は、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含む。一部の実施形態では、X23は、本明細書に記載の芳香族アミノ酸残基である。一部の実施形態では、X23は、酸性基、例えば、-COOHを含む側鎖を含む。一部の実施形態では、X23は、本明細書に記載の酸性アミノ酸残基である。一部の実施形態では、X23は、塩基性基、例えば、-N(R)を含む側鎖を含む。一部の実施形態では、X23は、本明細書に記載の塩基性アミノ酸残基である。一部の実施形態では、X23は、蛍光部分などの検出可能部分を含む。一部の実施形態では、X23は、Aib、Ala、またはLeuである。一部の実施形態では、X23は、AlaまたはLeuである。一部の実施形態では、X23は、Aibである。一部の実施形態では、X23は、Alaである。一部の実施形態では、X23は、Leuである。
一部の実施形態では、X23は、表A-IVから選択されるアミノ酸の残基または部分であるかまたはそれを含む。
一部の実施形態では、p23は、1である。一部の実施形態では、p23は、0である。
一部の実施形態では、薬剤は、
-[X]-X10111213[X14p14[X15p15[X16p16[X17p17-[X]p’-R
の構造を有するペプチドまたはその塩であるか、またはそれを含み、
式中、
それぞれのXは、独立して、アミノ酸残基であり、
それぞれのpおよびp’は、独立して、0~10であり、
は、独立して、ペプチド、アミノ保護基またはR’-LRN-であり、
は、独立して、ペプチド、カルボキシル保護基、-LRC-R’、-O-LRC-R’または-N(R’)-LRC-R’であり、
RNおよびLRCのそれぞれは、独立して、Lであり、
それぞれの他の変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。
一部の実施形態では、pは、0である。一部の実施形態では、pは、1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10である。一部の実施形態では、pは、1である。一部の実施形態では、pは、2である。一部の実施形態では、pは、3である。一部の実施形態では、pは、4である。一部の実施形態では、pは、5である。一部の実施形態では、pは、6である。一部の実施形態では、pは、7である。一部の実施形態では、pは、8である。一部の実施形態では、pは、9である。一部の実施形態では、pは、10である。
一部の実施形態では、p’は、0である。一部の実施形態では、p’は、1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10である。一部の実施形態では、p’は、1である。一部の実施形態では、p’は、2である。一部の実施形態では、p’は、3である。一部の実施形態では、p’は、4である。一部の実施形態では、p’は、5である。一部の実施形態では、p’は、6である。一部の実施形態では、p’は、7である。一部の実施形態では、p’は、8である。一部の実施形態では、p’は、9である。一部の実施形態では、p’は、10である。
一部の実施形態では、それぞれのXは、独立して、A-I、A-II、A-III、A-IVなどの構造を有するアミノ酸の残基である。
一部の実施形態では、Rは、ペプチドであるかまたはそれを含む。一部の実施形態では、Rは、N末端キャップ形成基である。一部の実施形態では、Rは、アミノ保護基である。一部の実施形態では、Rは、-LRN-R’である。一部の実施形態では、LRNは、-C(O)-である。一部の実施形態では、Rは、-C(O)Rである。一部の実施形態では、Rは、Acである。一部の実施形態では、Rは、AzAc(N-CH-C(O)-)である。一部の実施形態では、Rは、2PyPrpc(
Figure 2023535026000075

)である。一部の実施形態では、Rは、MeOPr(CHOCHCHC(O)-)である。
一部の実施形態では、Rは、RSO(-SOR)である。一部の実施形態では、Rは、MeSO(-SOCH)である。一部の実施形態では、Rは、mPEG2(CHOCHCHOCHCHC(O)-)である。一部の実施形態では、Rは、Nic(
Figure 2023535026000076

)である。一部の実施形態では、Rは、Oct(CH(CHC(O)-)である。一部の実施形態では、Rは、Pic(
Figure 2023535026000077

)である。
一部の実施形態では、Rは、ペプチドであるかまたはそれを含む。一部の実施形態では、Rは、C末端キャップ形成基である。一部の実施形態では、Rは、カルボキシル保護基である。一部の実施形態では、Rは、-LRC-R’である。一部の実施形態では、Rは、-O-LRC-R’である。一部の実施形態では、Rは、-OR’である。一部の実施形態では、Rは、-N(R’)-LRC-R’である。一部の実施形態では、Rは、-N(R’)である。一部の実施形態では、Rは、-NHR’である。一部の実施形態では、Rは、-N(R)である。一部の実施形態では、Rは、-NHRである。一部の実施形態では、Rは、-NHである。一部の実施形態では、Rは、-NHEtである。一部の実施形態では、Rは、-NHBnである。一部の実施形態では、Rは、-NHCyHe(
Figure 2023535026000078

)である。一部の実施形態では、Rは、-NHCyPr(
Figure 2023535026000079

)である。一部の実施形態では、Rは、-NHCyBuである。一部の実施形態では、Rは、-6AmHexであり、ここで、-6AmHexのアミノ基の1つは、ペプチド骨格の最後の-C(O)-に結合している(Rは、-NH-(CH-NHである)。一部の実施形態では、Rは、-6AZHexであり、ここで、-6AzHexのアミノ基は、ペプチド骨格の最後の-C(O)-に結合している(Rは、-NH-(CH-Nである)。一部の実施形態では、Rは、-Alaolであり、ここで、-Alaolのアミノ基は、ペプチド骨格の最後の-C(O)-に結合している(Rは、
Figure 2023535026000080

である)。一部の実施形態では、Rは、-Leuolであり、ここで、-Leuolのアミノ基は、ペプチド骨格の最後の-C(O)-に結合している(Rは、
Figure 2023535026000081

である)。一部の実施形態では、Rは、-Pheolであり、ここで、-Pheolのアミノ基は、ペプチド骨格の最後の-C(O)-に結合している(Rは、
Figure 2023535026000082

である)。一部の実施形態では、Rは、-Proolであり、ここで、-Proolのアミノ基は、ペプチド骨格の最後の-C(O)-に結合している(Rは、
Figure 2023535026000083

である)。一部の実施形態では、Rは、-Throlであり、ここで、-Throlのアミノ基は、ペプチド骨格の最後の-C(O)-に結合している(Rは、
Figure 2023535026000084

である)。一部の実施形態では、Rは、-OHである。
一部の実施形態では、ベータ-カテニンに結合する薬剤は、本明細書に記載のアミノ酸残基、例えば、式AAの残基またはその塩形態を含む。一部の実施形態では、ベータ-カテニンに結合する薬剤は、TfeGA残基を含む。一部の実施形態では、ベータ-カテニンに結合する薬剤は、2COOHF残基を含む。一部の実施形態では、ベータ-カテニンに結合する薬剤は、3COOHF残基を含む。一部の実施形態では、そのような残基は、X、XまたはXである。一部の実施形態では、そのような残基は、Xである。一部の実施形態では、そのような残基は、Xである。
ベータ-カテニンに結合するある特定の有用な薬剤(例えば、ステープルペプチド)およびその組成物が例として表E3に提示されている;ある特定のデータが例として表E2に提示されている。
アミノ酸
当業者には理解される通り、種々のアミノ酸を本開示に従って利用することができる。例えば、天然に存在するアミノ酸および天然に存在しないアミノ酸の両方を本開示に従って利用することができる。一部の実施形態では、アミノ酸は、カルボキシル基とアミド基を形成することができるアミノ基、およびカルボキシル基を含む化合物である。一部の実施形態では、アミノ酸は、アルファアミノ酸である。一部の実施形態では、アミノ酸は、ベータ-アミノ酸である。一部の実施形態では、アミノ酸は、D-アミノ酸である。一部の実施形態では、アミノ酸は、L-アミノ酸である。一部の実施形態では、アミノ酸は、例えば、哺乳動物細胞において、天然にコードされるアミノ酸である。
一部の実施形態では、アミノ酸は、式A-Iの構造:
NH(Ra1)-La1-C(Ra2)(Ra3)-La2-COOH,
A-I
を有する化合物またはその塩であり、
式中、
a1、Ra2、Ra3のそれぞれは、独立して、-L-R’であり、
、La1およびLa2のそれぞれは、独立して、Lであり、
それぞれのLは、独立して、共有結合であるか、または必要に応じて置換された、二価C~C25脂肪族基もしくは1~10個のヘテロ原子を有する二価C~C25ヘテロ脂肪族基であり、基の1つまたは複数のメチレン単位は、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-Cy-、-O-、-S-、-S-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられ、
それぞれの-Cy-は、独立して、必要に応じて置換された0~10個のヘテロ原子を有する二価3~30員単環式、二環式または多環式環であり、
それぞれのR’は、独立して、-R、-C(O)R、-COR、または-SORであり、
それぞれのRは、独立して、-Hであるか、またはC1~30脂肪族、1~10個のヘテロ原子を有するC1~30ヘテロ脂肪族、C6~30アリール、C6~30アリール脂肪族、1~10個のヘテロ原子を有するC6~30アリールヘテロ脂肪族、1~10個のヘテロ原子を有する5~30員ヘテロアリール、および1~10個のヘテロ原子を有する3~30員ヘテロシクリルから選択される、必要に応じて置換された基であるか、または
2つのR基が、必要に応じてかつ独立して、一緒になって共有結合を形成するか、または
同じ原子上の2つもしくはそれよりも多くのR基が、必要に応じてかつ独立して、当該原子と一緒になって、必要に応じて置換された、当該原子に加えて0~10個のヘテロ原子を有する3~30員単環式、二環式もしくは多環式環を形成するか、または
2つもしくはそれよりも多くの原子上の2つもしくはそれよりも多くのR基が、必要に応じてかつ独立して、それらの介在原子と一緒になって、必要に応じて置換された、介在原子に加えて0~10個のヘテロ原子を有する3~30員単環式、二環式もしくは多環式環を形成する。
一部の実施形態では、例えば、-Cy-、R(R基が一緒になって形成するものを含む)などの環部分は、単環式である。一部の実施形態では、環部分は、二環式または多環式である。一部の実施形態では、単環式環は、必要に応じて置換された、0~5個のヘテロ原子を有する3~10員(3、4、5、6、7、8、9、または10、3~8、3~7、4~7、4~6、5~6員など)の飽和、部分不飽和または芳香族の環である。一部の実施形態では、二環式または多環式環部分のそれぞれの単環式環単位は、独立して、必要に応じて置換された、0~5個のヘテロ原子を有する3~10員(3、4、5、6、7、8、9、または10、3~8、3~7、4~7、4~6、5~6員など)の飽和、部分不飽和または芳香族の環である。
一部の実施形態では、それぞれのヘテロ原子は、酸素、窒素、硫黄、リンおよびケイ素から独立して選択される。一部の実施形態では、それぞれのヘテロ原子は、酸素、窒素、および硫黄から独立して選択される。
一部の実施形態では、La1は、共有結合である。一部の実施形態では、式A-1の化合物は、構造NH(Ra1)-C(Ra2)(Ra3)-La2-COOHの化合物である。
一部の実施形態では、La2は、共有結合である。一部の実施形態では、式A-1の化合物は、構造NH(Ra1)-C(Ra2)(Ra3)-La2-COOHの化合物である。
一部の実施形態では、La1は、共有結合であり、La2は、共有結合である。一部の実施形態では、式A-1の化合物は、構造NH(Ra1)-C(Ra2)(Ra3)-COOHの化合物である。
一部の実施形態では、アミノ酸は、ステープリングに好適なものである。一部の実施形態では、アミノ酸は、末端オレフィンを含む。ある特定のそのようなアミノ酸は、本明細書において例示されている(例えば、種々の表のペプチドに記載されているまたは利用されているもの)。
一部の実施形態では、薬剤は、直接的または間接的のいずれかで検出することができる検出可能部分を含む。例えば、一部の実施形態では、検出可能部分は、蛍光基であるかまたはそれを含む。一部の実施形態では、検出可能部分は、ビオチン部分であるかまたはそれを含む。一部の実施形態では、検出可能部分は、薬剤の残りの部分とアミノ酸残基において、例えば、側鎖を通じて、必要に応じてリンカー(例えば、本明細書に記載のL)を通じて接続される。一部の実施形態では、検出可能部分は、-Nであり、アルキンを含む標識された薬剤とのクリックケミストリー反応後に検出することができる。
一部の実施形態では、本開示は、とりわけ、いくつかの適用のため、例えば、ペプチドまたは他の有用な化合物の調製のためのアミノ酸として利用することができる様々な化合物を提供する。
一部の実施形態では、化合物(例えば、アミノ酸もしくはその保護および/もしくは活性化された形態)またはその塩は、1)必要に応じて保護されたアミノ基である第1の基、2)必要に応じて保護および/または活性化されたカルボキシル基である第2の基、ならびに、3)必要に応じて保護および/または活性化されたカルボキシル基、およびa)必要に応じて置換された環(環は、典型的には、側鎖の必要に応じて保護および/もしくは活性化されたカルボキシル基と側鎖結合原子の間にある)またはb)アミノ基(アミノ基は、典型的には、側鎖の必要に応じて保護および/もしくは活性化されたカルボキシル基と側鎖結合原子の間にある)を含む側鎖(典型的には第1の基と第2の基の間の原子(「側鎖結合原子」)に結合している)を含む。一部の実施形態では、提供される化合物は、必要に応じて保護および/または活性化されたアミノ酸またはその塩であり、ここで、アミノ酸の側鎖は、必要に応じて保護および/または活性化されたカルボキシル基、ならびに必要に応じて置換された環またはアミノ基を含み、ここで、必要に応じて置換された環またはアミノ基は、必要に応じて保護および/または活性化されたカルボキシル基と、側鎖が結合している骨格原子(例えば、どちらも必要に応じてかつ独立して保護および/または活性化されたものになり得るアミノ基とカルボキシル基の間の原子(例えば、アミノ酸内のアルファ炭素原子))との間にある。
一部の実施形態では、本開示は、式PA:
N(RPA)(Ra1)-La1-C(Ra2)(Ra3)-La2-C(O)RPC
PA
の構造を有する化合物またはその塩であって、
PAが、-Hまたはアミノ保護基であり、
a1およびRa3のそれぞれが、独立して、-L-R’であり、
a2が、-Laa-C(O)RPSであり、
、La1およびLa2のそれぞれが、独立して、Lであり、
-C(O)RPSが、必要に応じて保護または活性化された-COOHであり、
-C(O)RPCが、必要に応じて保護または活性化された-COOHであり、
それぞれのLが、独立して、共有結合であるか、または必要に応じて置換された、二価C~C25脂肪族基もしくは1~10個のヘテロ原子を有する二価C~C25ヘテロ脂肪族基であり、基の1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-Cy-、-O-、-S-、-S-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられ、
それぞれの-Cy-が、独立して、必要に応じて置換された0~10個のヘテロ原子を有する二価3~30員単環式、二環式または多環式環であり、
それぞれのR’が、独立して、-R、-C(O)R、-COR、または-SORであり、
それぞれのRが、独立して、-Hであるか、またはC1~30脂肪族、1~10個のヘテロ原子を有するC1~30ヘテロ脂肪族、C6~30アリール、C6~30アリール脂肪族、1~10個のヘテロ原子を有するC6~30アリールヘテロ脂肪族、1~10個のヘテロ原子を有する5~30員ヘテロアリール、および1~10個のヘテロ原子を有する3~30員ヘテロシクリルから選択される、必要に応じて置換された基であるか、または
2つのR基が、必要に応じてかつ独立して、一緒になって共有結合を形成するか、または
同じ原子上の2つもしくはそれよりも多くのR基が、必要に応じてかつ独立して、当該原子と一緒になって、必要に応じて置換された、当該原子に加えて0~10個のヘテロ原子を有する3~30員単環式、二環式もしくは多環式環を形成するか、または
2つもしくはそれよりも多くの原子上の2つもしくはそれよりも多くのR基が、必要に応じてかつ独立して、それらの介在原子と一緒になって、必要に応じて置換された、介在原子に加えて0~10個のヘテロ原子を有する3~30員単環式、二環式もしくは多環式環を形成する、
化合物またはその塩を提供する。
一部の実施形態では、式PA:
N(RPA)(Ra1)-La1-C(Ra2)(Ra3)-La2-C(O)RPC
PA
の構造を有する化合物(例えば、アミノ酸、例えば、式A-Iまたはその保護/活性化された形態のものなど)またはその塩であって、
PAが、-Hまたはアミノ保護基であり、
a1およびRa3のそれぞれが、独立して、-L-R’であり、
a2が、-Laa-C(O)RPSであり、Laaが、Lであり、Laaが、-N(R’)-または-Cy-を含み、
a1およびLa2のそれぞれが、独立して、Lであり、
-C(O)RPSが、必要に応じて保護または活性化された-COOHであり、
-C(O)RPCが、必要に応じて保護または活性化された-COOHであり、
それぞれのLが、独立して、共有結合であるか、または必要に応じて置換された、二価C~C25脂肪族基もしくは1~10個のヘテロ原子を有する二価C~C25ヘテロ脂肪族基であり、基の1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-Cy-、-O-、-S-、-S-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられ、
それぞれの-Cy-が、独立して、必要に応じて置換された0~10個のヘテロ原子を有する二価3~30員単環式、二環式または多環式環であり、
それぞれのR’が、独立して、-R、-C(O)R、-COR、または-SORであり、
それぞれのRが、独立して、-Hであるか、もしくはC1~30脂肪族、1~10個のヘテロ原子を有するC1~30ヘテロ脂肪族、C6~30アリール、C6~30アリール脂肪族、1~10個のヘテロ原子を有するC6~30アリールヘテロ脂肪族、1~10個のヘテロ原子を有する5~30員ヘテロアリール、および1~10個のヘテロ原子を有する3~30員ヘテロシクリルから選択される、必要に応じて置換された基であるか、または
2つのR基が、必要に応じてかつ独立して、一緒になって共有結合を形成するか、または
同じ原子上の2つもしくはそれよりも多くのR基が、必要に応じてかつ独立して、当該原子と一緒になって、必要に応じて置換された、当該原子に加えて0~10個のヘテロ原子を有する3~30員単環式、二環式もしくは多環式環を形成するか、または
2つもしくはそれよりも多くの原子上の2つもしくはそれよりも多くのR基が、必要に応じてかつ独立して、それらの介在原子と一緒になって、必要に応じて置換された、介在原子に加えて0~10個のヘテロ原子を有する3~30員単環式、二環式もしくは多環式環を形成する。
一部の実施形態では、La1は、共有結合である。一部の実施形態では、La1は、共有結合ではない。
一部の実施形態では、La2は、共有結合である。一部の実施形態では、La2は、共有結合ではない。
一部の実施形態では、Ra2は、-Laa-C(O)RPSであり、式中、Laaは、必要に応じて置換された、二価C~C25脂肪族基もしくは1~10個のヘテロ原子を有する二価C~C25ヘテロ脂肪族基であり、基の1つまたは複数のメチレン単位は、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-Cy-、-O-、-S-、-S-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられ、少なくとも1つのメチレン単位は、-Cy-で置き換えられている。
本明細書で使用される場合、一部の実施形態では、-Cy-は、必要に応じて置換された二価3~10員(例えば、3、4、5、6、7、8、9、または10員)単環式脂環族基である。一部の実施形態では、-Cy-は、必要に応じて置換された3~10員(例えば、3、4、5、6、7、8、9、または10員)単環式シクロアルキル環である。一部の実施形態では、-Cy-は、必要に応じて置換された、1~5個のヘテロ原子を有する3~10員(例えば、3、4、5、6、7、8、9、または10員)単環式ヘテロ脂肪族環である。一部の実施形態では、-Cy-は、必要に応じて置換された、1~5個のヘテロ原子を有する3~10員(例えば、3、4、5、6、7、8、9、または10員)単環式ヘテロアルキル環である。一部の実施形態では、-Cy-は、必要に応じて置換された二価5~15員(例えば、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、または15員)二環式または多環式脂環族基である。一部の実施形態では、-Cy-は、必要に応じて置換された二価5~15員(例えば、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、または15員)二環式または多環式シクロアルキル基である。一部の実施形態では、-Cy-は、必要に応じて置換された、1~5個のヘテロ原子を有する5~15員(例えば、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、または15員)二環式または多環式ヘテロ脂肪族環である。一部の実施形態では、-Cy-は、必要に応じて置換された、1~5個のヘテロ原子を有する5~15員(例えば、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、または15員)二環式または多環式ヘテロシクリル環である。一部の実施形態では、脂環族、シクロアルキル、ヘテロ脂肪族またはヘテロアルキル環は、3員である。一部の実施形態では、脂環族、シクロアルキル、ヘテロ脂肪族またはヘテロアルキル環は、4員である。一部の実施形態では、脂環族、シクロアルキル、ヘテロ脂肪族またはヘテロアルキル環は、5員である。一部の実施形態では、脂環族、シクロアルキル、ヘテロ脂肪族またはヘテロアルキル環は、6員である。一部の実施形態では、脂環族、シクロアルキル、ヘテロ脂肪族またはヘテロアルキル環は、7員である。一部の実施形態では、脂環族、シクロアルキル、ヘテロ脂肪族またはヘテロアルキル環は、8員である。一部の実施形態では、脂環族、シクロアルキル、ヘテロ脂肪族またはヘテロアルキル環は、9員である。一部の実施形態では、脂環族、シクロアルキル、ヘテロ脂肪族またはヘテロアルキル環は、10員である。一部の実施形態では、脂環族、シクロアルキル、ヘテロ脂肪族またはヘテロアルキル環は、11員である。一部の実施形態では、脂環族、シクロアルキル、ヘテロ脂肪族またはヘテロアルキル環は、12員である。一部の実施形態では、-Cy-は、必要に応じて置換されたフェニレンである。一部の実施形態では、-Cy-は、必要に応じて置換された二価10員二環式アリール環である。一部の実施形態では、-Cy-は、必要に応じて置換された、1~4個のヘテロ原子を有する5員ヘテロアリール環である。一部の実施形態では、-Cy-は、必要に応じて置換された、1~4個のヘテロ原子を有する6員ヘテロアリール環である。一部の実施形態では、-Cy-は、必要に応じて置換された、1~5個のヘテロ原子を有する9員二環式ヘテロアリール環である。一部の実施形態では、-Cy-は、必要に応じて置換された、1~5個のヘテロ原子を有する10員二環式ヘテロアリール環である。一部の実施形態では、ヘテロ脂肪族、ヘテロシクリルまたはヘテロアリール環は、1個を超えないヘテロ原子を含有する。一部の実施形態では、それぞれのヘテロ原子は、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される。
一部の実施形態では、-Cy-は、必要に応じて置換された、0~3個のヘテロ原子を有する4~7員環である。一部の実施形態では、-Cy-は、必要に応じて置換された6員アリール環である。一部の実施形態では、アリール環は、置換されている。一部の実施形態では、アリール環は、1つまたは複数のハロゲンで置換されている。一部の実施形態では、アリール環は、1つまたは複数の-Fで置換されている。一部の実施形態では、アリール環は、置換されていない。一部の実施形態では、アリール環は、必要に応じて置換された
Figure 2023535026000085

である。一部の実施形態では、アリール環は、
Figure 2023535026000086

である。一部の実施形態では、アリール環は、必要に応じて置換された
Figure 2023535026000087

である。一部の実施形態では、アリール環は、
Figure 2023535026000088

である。一部の実施形態では、アリール環は、必要に応じて置換された
Figure 2023535026000089

である。一部の実施形態では、アリール環は、
Figure 2023535026000090

である。一部の実施形態では、-Cy-は、必要に応じて置換された、1~3個のヘテロ原子を有する5員ヘテロアリール環である。一部の実施形態では、ヘテロ原子は、窒素である。一部の実施形態では、ヘテロ原子は、酸素である。一部の実施形態では、ヘテロ原子は、硫黄である。一部の実施形態では、-Cy-は、必要に応じて置換された
Figure 2023535026000091

である。一部の実施形態では、-Cy-は、
Figure 2023535026000092

である。
一部の実施形態では、Laaは、-Lam1-Cy-Lam2-であり、式中、Lam1およびLam2のそれぞれは、独立して、Lamであり、それぞれのLamは、独立して、共有結合であるか、または必要に応じて置換された二価C~C10脂肪族基であり、脂肪族基の1つまたは複数のメチレン単位は、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-Cy-、-O-、-S-、-S-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられている。
一部の実施形態では、Laaは、-Cy-を含む。一部の実施形態では、Laaは、-Lam1-Cy-Lam2-であり、式中、Lam1およびLam2のそれぞれは、独立して、Lamであり、それぞれのLamは、独立して、共有結合であるか、または必要に応じて置換された二価C~C10脂肪族基であり、脂肪族基の1つまたは複数のメチレン単位は、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-Cy-、-O-、-S-、-S-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられている。一部の実施形態では、-Lam2-は、-C(O)RPSに結合している。一部の実施形態では、Lam2は、共有結合である。
一部の実施形態では、-Cy-は、必要に応じて置換された、0~3個のヘテロ原子を有する4~7員環である。一部の実施形態では、-Cy-は、必要に応じて置換された、0~3個のヘテロ原子を有する5~7員環である。一部の実施形態では、-Cy-は、必要に応じて置換された、0~3個のヘテロ原子を有する6~7員環である。一部の実施形態では、-Cy-は、必要に応じて置換された、0~1個のヘテロ原子を有する4員環である。一部の実施形態では、-Cy-は、必要に応じて置換された、0~2個のヘテロ原子を有する5員環である。一部の実施形態では、-Cy-は、必要に応じて置換された、0~2個のヘテロ原子を有する6員環である。一部の実施形態では、-Cy-は、必要に応じて置換された、0~3個のヘテロ原子を有する7員環である。
一部の実施形態では、Ra2は、-Laa-C(O)RPSであり、式中、Laaは、必要に応じて置換された、二価C~C25脂肪族基もしくは1~10個のヘテロ原子を有する二価C~C25ヘテロ脂肪族基であり、基の1つまたは複数のメチレン単位は、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-Cy-、-O-、-S-、-S-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられており、少なくとも1つのメチレン単位は、-N(R’)-で置き換えられている。
一部の実施形態では、Laaは、-N(R’)-を含む。一部の実施形態では、Laaは、-Lam1-(NR’)-Lam2-であり、式中、Lam1およびLam2のそれぞれは、独立して、Lamであり、それぞれのLamは、独立して、共有結合であるか、または必要に応じて置換された二価C~C10脂肪族基であり、脂肪族基の1つまたは複数のメチレン単位は、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-Cy-、-O-、-S-、-S-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられている。一部の実施形態では、-Lam2-は、-C(O)RPSに結合している。一部の実施形態では、Lam1は、必要に応じて置換されたC1~4アルキレンである。一部の実施形態では、Lam1は、必要に応じて置換された-(CH)m-であり、式中、mは、1、2、3、または4である。一部の実施形態では、Lam1は、-CH-である。一部の実施形態では、Lam2は、必要に応じて置換された直鎖C1~2アルキレンである。一部の実施形態では、Lam2は、-[C(R’)]nであり、式中、nは、1または2である。一部の実施形態では、Lam2は、-[CHR’]nであり、式中、nは、1または2である。一部の実施形態では、それぞれのR’は、独立して、-Hであるか、または必要に応じて置換されたC1~6アルキルである。一部の実施形態では、Lam2は、必要に応じて置換された-CH-である。一部の実施形態では、Lam2は、-CH-である。一部の実施形態では、R’は、-RNRであり、式中、RNRは、Rである。一部の実施形態では、R’は、-CH-RNRであり、式中、RNRは、Rである。一部の実施形態では、-N(R’)-のR’は、-C(O)RNRであり、式中、RNRは、Rである。一部の実施形態では、-N(R’)-のR’は、-SONRであり、式中、RNRは、Rである。一部の実施形態では、Rは、必要に応じて置換されたC1~6脂肪族または必要に応じて置換された、1~4個のヘテロ原子を有するC1~6ヘテロ脂肪族である。一部の実施形態では、RNRは、独立して、ハロゲン、0~4個のヘテロ原子を有するC5~6の芳香族の環、および、必要に応じて置換された、3~10員シクロアルキル環もしくは1~4個のヘテロ原子を有する3~10員ヘテロアルキル環から選択される1つもしくは複数の基で必要に応じて置換された、C1~7アルキルまたは1~4個のヘテロ原子を有するC1~7ヘテロアルキルである。一部の実施形態では、Rは、-CFである。一部の実施形態では、Lam2は、-C(R’)-であるか、またはそれを含み、式中、R’基および-N(R’)-中のR’は、それらの介在原子と一緒になって、必要に応じて置換された、介在原子に加えて0~10個のヘテロ原子を有する3~30員単環式、二環式もしくは多環式環を形成する。
一部の実施形態では、Laaは、-Lam1-N(R’)-Lam2-であり、式中、Lam1およびLam2のそれぞれは、独立して、Lamであり、それぞれのLamは、独立して、共有結合であるか、または必要に応じて置換された二価C~C10脂肪族基であり、脂肪族基の1つまたは複数のメチレン単位は、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-Cy-、-O-、-S-、-S-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられている。
一部の実施形態では、-N(R’)-は、2個の炭素原子に結合しており、その2個の炭素原子はヘテロ原子といかなる二重結合も形成していない。一部の実施形態では、-N(R’)-は、2個のsp3原子に結合している。一部の実施形態では、-N(R’)-は、2個のsp3炭素原子に結合している。一部の実施形態では、-N(R’)-は、2つの-CH-に結合しており、2つの-CH-のそれぞれが、独立してかつ必要に応じて、1つまたは2つの一価置換基で置換されている。一部の実施形態では、-N(R’)-は、2つの-CH-に結合している。
一部の実施形態では、Laaは、-N(R’)-を含む。一部の実施形態では、-N(R’)-のR’は、-RNRであり、式中、RNRは、Rである。一部の実施形態では、-N(R’)-のR’は、-CH-RNRであり、式中、RNRは、Rであり、-CH-は、必要に応じて置換されている。一部の実施形態では、-N(R’)-のR’は、-C(O)RNRであり、式中、RNRは、Rである。一部の実施形態では、-N(R’)-のR’は、-SONRであり、式中、RNRは、Rである。一部の実施形態では、-N(R’)-は、-N(Et)-である。一部の実施形態では、-N(R’)-は、-N(CHCF)-である。一部の実施形態では、R’は、必要に応じて置換されたC1~6脂肪族または1~4個のヘテロ原子を有するヘテロ脂肪族である。一部の実施形態では、R’は、C1~7アルキルであるか、または、1~4個のヘテロ原子を有するヘテロアルキルであり、アルキルまたはヘテロアルキルは、独立して、ハロゲン、0~4個のヘテロ原子を有するC5~6の芳香族の環、および必要に応じて置換された3~10員シクロアルキルもしくは1~4個のヘテロ原子を有するヘテロアルキル環から選択される1つもしくは複数の基で必要に応じて置換されている。一部の実施形態では、RNRは、-CFである。
一部の実施形態では、-N(R’)-のR’は、Rであり、Ra3は、Rであり、2つのR基は、それらの介在原子と一緒になって、必要に応じて置換された、介在原子に加えて0~5個のヘテロ原子を有する3~10員環を形成する。一部の実施形態では、形成される環は、3員である。一部の実施形態では、形成される環は、4員である。一部の実施形態では、形成される環は、5員である。一部の実施形態では、形成される環は、6員である。一部の実施形態では、形成される環は、7員である。一部の実施形態では、形成される環は、単環式である。一部の実施形態では、形成される環は、二環式または多環式である。一部の実施形態では、形成される環は、飽和である。一部の実施形態では、形成される環は、部分不飽和である。
一部の実施形態では、Lam1は、共有結合である。一部の実施形態では、Lam1は、共有結合ではない。一部の実施形態では、Lam1は、必要に応じて置換されたC1~4アルキレンである。一部の実施形態では、Lam1は、必要に応じて置換された-(CH)m-であり、式中、mは、1、2、3、または4である。一部の実施形態では、Lam1は、必要に応じて置換された-CH-である。一部の実施形態では、Lam1は、-CH-である。
一部の実施形態では、Lam2は、-C(O)RPSに結合している。
一部の実施形態では、Lam2は、共有結合である。一部の実施形態では、Lam2は、-Cy-と-C(O)RPSの間にある場合、共有結合である。一部の実施形態では、Lam2は、共有結合ではない。一部の実施形態では、Lam2は、必要に応じて置換されたC1~4アルキレンである。一部の実施形態では、Lam2は、必要に応じて置換された-(CH)m-であり、式中、mは、1、2、3、または4である。一部の実施形態では、Lam2は、必要に応じて置換された直鎖C1~2アルキレンである。一部の実施形態では、Lam2は、-[C(R’)]nであり、式中、nは、1または2である。一部の実施形態では、Lam2は、-[CHR’]nであり、式中、nは、1または2である。一部の実施形態では、それぞれのR’は、独立して、-Hであるか、または必要に応じて置換されたC1~6アルキルである。一部の実施形態では、Lam2は、必要に応じて置換された-CH-である。一部の実施形態では、Lam2は、-CH-である。一部の実施形態では、Lam2は、必要に応じて置換された-CH-CH-である。一部の実施形態では、Lam2は、-CH-C(CH-である。
一部の実施形態では、Lam2は、-C(R’)-であるか、またはそれを含み、式中、R’基およびLaaの-N(R’)-中のR’は、それらの介在原子と一緒になって、必要に応じて置換された、介在原子に加えて0~10個のヘテロ原子を有する3~30員単環式、二環式もしくは多環式環を形成する。
一部の実施形態では、Ra2は、-Laa-C(O)RPSであり、式中、Laaは、本明細書に記載のLである。一部の実施形態では、Laaは、本明細書に記載のLam2である。一部の実施形態では、Laaは、必要に応じて置換された分岐鎖または直鎖C1~10炭化水素鎖である。一部の実施形態では、Laaは、必要に応じて置換されたC1~10(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10)アルキレンである。一部の実施形態では、Laaは、必要に応じて置換された-CH-CH-である。一部の実施形態では、Laaは、-CH-CH-である。一部の実施形態では、Laaは、必要に応じて置換された-CH-である。一部の実施形態では、Laaは、-CH-である。
一部の実施形態では、Lは、本明細書に記載のLaaである。
一部の実施形態では、Laaは、本明細書に記載のLである。
上記の通り、それぞれのLは、独立して、共有結合であるか、または必要に応じて置換された、二価C~C25脂肪族基もしくは1~10個のヘテロ原子を有する二価C~C25ヘテロ脂肪族基であり、基の1つまたは複数のメチレン単位は、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-Cy-、-O-、-S-、-S-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられている。
一部の実施形態では、Lは、共有結合である。
一部の実施形態では、L(またはL、Laa、La1、La2、Ls1、Ls2、Ls3またはLになり得る別の変数もしくは部分、またはリンカー部分)は、必要に応じて置換された二価C~C25、C~C20、C~C15、C~C10、C~C、C~C、C~C、C~C、C~C、C~C、C~C、C~C、またはC、C、C、C、C、C、C、C、C、C10、C11、C12、C13、C14、C15、C16、C17、C18、C19、またはC20脂肪族であり、基の1つまたは複数のメチレン単位は、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-Cy-、-O-、-S-、-S-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられている。一部の実施形態では、Lは、必要に応じて置換された二価C~C25脂肪族であり、基の1つまたは複数のメチレン単位は、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-Cy-、-O-、-S-、-S-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられている。
一部の実施形態では、L、L、Laa、La1、La2、Ls1、Ls2、Ls3、L”またはLになり得る別の変数もしくは部分、またはリンカー部分は、必要に応じて置換された二価C~C25、C~C20、C~C15、C~C10、C~C、C~C、C~C、C~C、C~C、C~C、C~C、C~C、またはC、C、C、C、C、C、C、C、C、C10、C11、C12、C13、C14、C15、C16、C17、C18、C19、またはC20脂肪族であり、基の1つまたは複数のメチレン単位は、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-Cy-、-O-、-S-、-S-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられている。一部の実施形態では、L、L、Laa、La1、La2、Ls1、Ls2、Ls3、L”またはLになり得る別の変数もしくは部分、またはリンカー部分は、必要に応じて置換された二価C~C10、C~C、C~C、C~C、C~C、C~C、C~C、C~C、C~C、またはC、C、C、C、C、C、C、C、C、またはC10脂肪族であり、基の1つまたは複数のメチレン単位は、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-Cy-、-O-、-S-、-S-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられている。一部の実施形態では、L、L、Laa、La1、La2、Ls1、Ls2、Ls3、L”またはLになり得る別の変数もしくは部分、またはリンカー部分は、必要に応じて置換された二価C脂肪族であり、基の1つまたは複数のメチレン単位は、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-Cy-、-O-、-S-、-S-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられている。一部の実施形態では、L、L、Laa、La1、La2、Ls1、Ls2、Ls3、L”またはLになり得る別の変数もしくは部分、またはリンカー部分は、必要に応じて置換された二価C脂肪族であり、基の1つまたは複数のメチレン単位は、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-Cy-、-O-、-S-、-S-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられている。一部の実施形態では、L、L、Laa、La1、La2、Ls1、Ls2、Ls3、L”またはLになり得る別の変数もしくは部分、またはリンカー部分は、必要に応じて置換された二価C脂肪族であり、基の1つまたは複数のメチレン単位は、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-Cy-、-O-、-S-、-S-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられている。一部の実施形態では、L、L、Laa、La1、La2、Ls1、Ls2、Ls3、L”またはLになり得る別の変数もしくは部分、またはリンカー部分は、必要に応じて置換された二価C脂肪族であり、基の1つまたは複数のメチレン単位は、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-Cy-、-O-、-S-、-S-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられている。一部の実施形態では、L、L、Laa、La1、La2、Ls1、Ls2、Ls3、L”またはLになり得る別の変数もしくは部分、またはリンカー部分は、必要に応じて置換された二価C脂肪族であり、基の1つまたは複数のメチレン単位は、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-Cy-、-O-、-S-、-S-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられている。一部の実施形態では、二価脂肪族は、飽和である。一部の実施形態では、二価脂肪族は、直鎖である。一部の実施形態では、二価脂肪族は、分岐鎖である。一部の実施形態では、二価脂肪族は、必要に応じて置換された二価、直鎖飽和C脂肪族であり、基の1つまたは複数のメチレン単位は、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-Cy-、-O-、-S-、-S-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられている。一部の実施形態では、それぞれの置換えは、存在する場合、独立して-Cy-、-O-、-S-、-S-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-によるものである。一部の実施形態では、それぞれの置換えは、存在する場合、独立して-Cy-、-O-、-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-によるものである。一部の実施形態では、それぞれの置換えは、存在する場合、独立して-O-、-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-によるものである。一部の実施形態では、それぞれの置換えは、存在する場合、独立して-O-、-S-、-N(R’)-、または-C(O)-によるものである。一部の実施形態では、L、L、Laa、La1、La2、Ls1、Ls2、Ls3、L”またはLになり得る別の変数もしくは部分、またはリンカー部分は、必要に応じて置換された二価C~C直鎖飽和脂肪族であり、1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-O-、-S-、-N(R’)-、または-C(O)-で置き換えられている。一部の実施形態では、L、L、Laa、La1、La2、Ls1、Ls2、Ls3、L”またはLになり得る別の変数もしくは部分、またはリンカー部分は、必要に応じて置換された二価C~C直鎖飽和脂肪族であり、1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-O-、-S-、-N(R’)-、または-C(O)-で置き換えられている。一部の実施形態では、L、L、Laa、La1、La2、Ls1、Ls2、Ls3、L”またはLになり得る別の変数もしくは部分、またはリンカー部分は、必要に応じて置換された二価C~C直鎖飽和脂肪族であり、1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-O-、-S-、-N(R’)-、または-C(O)-で置き換えられている。一部の実施形態では、L、L、Laa、La1、La2、Ls1、Ls2、Ls3、L”またはLになり得る別の変数もしくは部分、またはリンカー部分は、必要に応じて置換された二価C~C直鎖飽和脂肪族であり、1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-O-、-S-、-N(R’)-、または-C(O)-で置き換えられている。一部の実施形態では、L、L、Laa、La1、La2、Ls1、Ls2、Ls3、L”またはLになり得る別の変数もしくは部分、またはリンカー部分は、必要に応じて置換された二価C~C直鎖飽和脂肪族であり、1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-O-、-S-、-N(R’)-、または-C(O)-で置き換えられている。一部の実施形態では、L、L、Laa、La1、La2、Ls1、Ls2、Ls3、L”またはLになり得る別の変数もしくは部分、またはリンカー部分は、二価C~C直鎖飽



和脂肪族であり、1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-O-、-S-、-N(R’)-、または-C(O)-で置き換えられている。一部の実施形態では、L、L、Laa、La1、La2、Ls1、Ls2、Ls3、L”またはLになり得る別の変数もしくは部分、またはリンカー部分は、二価C~C直鎖飽和脂肪族であり、1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-O-、-S-、-N(R’)-、または-C(O)-で置き換えられている。一部の実施形態ではL、L、Laa、La1、La2、Ls1、Ls2、Ls3、L”またはLになり得る別の変数もしくは部分、またはリンカー部分は、二価C~C直鎖飽和脂肪族であり、1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-O-、-S-、-N(R’)-、または-C(O)-で置き換えられている。一部の実施形態では、L、L、Laa、La1、La2、Ls1、Ls2、Ls3、L”またはLになり得る別の変数もしくは部分、またはリンカー部分は、二価C~C直鎖飽和脂肪族であり、1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-O-、-S-、-N(R’)-、または-C(O)-で置き換えられている。一部の実施形態では、L、L、Laa、La1、La2、Ls1、Ls2、Ls3、L”またはLになり得る別の変数もしくは部分、またはリンカー部分は、二価C~C直鎖飽和脂肪族であり、1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-O-、-S-、-N(R’)-、または-C(O)-で置き換えられている。一部の実施形態では、メチレン単位の置換えは存在しない。一部の実施形態では、置換えが1つ存在する。一部の実施形態では、置換えが2つ存在する。一部の実施形態では、置換えが3つ存在する。一部の実施形態では、置換えが4つまたはそれよりも多く存在する。一部の実施形態では、本明細書に記載のメチレン単位(例えば、-N(R’)-)の置換えに利用されるそれぞれの部分中のR’は、水素または必要に応じて置換されたC1~6脂肪族基もしくはフェニルである。一部の実施形態では、それぞれのそのような部分中のR’は、水素または必要に応じて置換されたC1~6アルキルである。一部の実施形態では、それぞれのそのような部分中のR’は、水素またはC1~6アルキルである。一部の実施形態では、それぞれの-Cy-は、必要に応じて置換された、1~3個のヘテロ原子を有する3~10、3~9、3~8、3~7、5~10、5~9、5~8、5~7、5~6、または3、4、5、6、7、8、9、または10員脂環族およびヘテロシクリレン、フェニレン、および1~3個のヘテロ原子を有する5~6員ヘテロアリーレンから選択される二価環である。一部の実施形態では、-Cy-は、必要に応じて置換された二価3~10、3~9、3~8、3~7、5~10、5~9、5~8、5~7、5~6、または3、4、5、6、7、8、9、または10員脂環族である。一部の実施形態では、-Cy-は、必要に応じて置換された、1~3個のヘテロ原子を有する3~10、3~9、3~8、3~7、5~10、5~9、5~8、5~7、5~6、または3、4、5、6、7、8、9、または10員ヘテロシクリレンである。一部の実施形態では、-Cy-は、必要に応じて置換された、1個のヘテロ原子を有する3~10、3~9、3~8、3~7、5~10、5~9、5~8、5~7、5~6、または3、4、5、6、7、8、9、または10員ヘテロシクリレンである。一部の実施形態では、-Cy-は、必要に応じて置換されたフェニレンである。一部の実施形態では、-Cy-は、フェニレンである。一部の実施形態では、-Cy-は、必要に応じて置換された、1~3個のヘテロ原子を有する5~6員ヘテロアリーレンである。一部の実施形態では、-Cy-は、必要に応じて置換された、1個のヘテロ原子を有する5~6員ヘテロアリーレンである。一部の実施形態では、ヘテロ原子は、窒素である。一部の実施形態では、ヘテロ原子は、酸素である。一部の実施形態では、ヘテロ原子は、硫黄である。一部の実施形態では、L、L、Laa、La1、La2、Ls1、Ls2、Ls3、L”またはLになり得る別の変数もしくは部分、またはリンカー部分は、必要に応じて置換された-(CH)n-である。一部の実施形態では、L、L、Laa、La1、La2、Ls1、Ls2、Ls3、L”またはLになり得る別の変数もしくは部分、またはリンカー部分は、-(CH)n-である。一部の実施形態では、nは、1である。一部の実施形態では、nは、2である。一部の実施形態では、nは、3である。一部の実施形態では、nは、4である。一部の実施形態では、nは、5である。一部の実施形態では、nは、6である。一部の実施形態では、nは、7である。一部の実施形態では、nは、8である。一部の実施形態では、nは、9である。一部の実施形態では、nは、10である。
一部の実施形態では、L、L、Laa、La1、La2、Ls1、Ls2、Ls3、L”またはLになり得る別の変数もしくは部分、またはリンカー部分は、必要に応じて置換された、1~10個のヘテロ原子を有する二価ヘテロ脂肪族基であり、基の1つまたは複数のメチレン単位は、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-Cy-、-O-、-S-、-S-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられている。
LまたはL”(例えば、Laa、Ls1、Ls2、Ls3、L、L、La1、La2、LRNなど)になり得る1つのリンカー部分について記載されている実施形態を、そのような実施形態がLまたはL”の定義内に入る限りは、LまたはL”になり得る別の基にも利用することができることが当業者には理解される。
上記の通り、それぞれのR’は、独立して、-R、-C(O)R、-COR、または-SORである。一部の実施形態では、R’は、-L-Rである。一部の実施形態では、R’は、Rである。一部の実施形態では、R’は、-C(O)Rである。一部の実施形態では、R’は、-CORである。一部の実施形態では、R’は、-SORである。一部の実施形態では、R’は、-Hである。
上記の通り、それぞれのRは、独立して、-Hであるか、もしくはC1~30脂肪族、1~10個のヘテロ原子を有するC1~30ヘテロ脂肪族、C6~30アリール、C6~30アリール脂肪族、1~10個のヘテロ原子を有するC6~30アリールヘテロ脂肪族、1~10個のヘテロ原子を有する5~30員ヘテロアリール、および1~10個のヘテロ原子を有する3~30員ヘテロシクリルから選択される、必要に応じて置換された基であるか、または
2つのR基が、必要に応じてかつ独立して、一緒になって共有結合を形成するか、または
同じ原子上の2つもしくはそれよりも多くのR基が、必要に応じてかつ独立して、当該原子と一緒になって、必要に応じて置換された、当該原子に加えて0~10個のヘテロ原子を有する3~30員単環式、二環式もしくは多環式環を形成するか、または
2つもしくはそれよりも多くの原子上の2つもしくはそれよりも多くのR基が、必要に応じてかつ独立して、それらの介在原子と一緒になって、必要に応じて置換された、介在原子に加えて0~10個のヘテロ原子を有する3~30員単環式、二環式もしくは多環式環を形成する。
本明細書に記載の通り、一部の実施形態では、Rは、-Hである。一部の実施形態では、Rは、-Hではない。一部の実施形態では、Rは、必要に応じて置換されたC1~10脂肪族である。一部の実施形態では、Rは、必要に応じて置換されたC1~10アルキルである。一部の実施形態では、Rは、メチルである。一部の実施形態では、Rは、エチルである。一部の実施形態では、Rは、イソプロピルである。一部の実施形態では、Rは、-CFである。一部の実施形態では、Rは、-CHCFである。一部の実施形態では、Rは、ブチルである。一部の実施形態では、Rは、t-ブチルである。一部の実施形態では、Rは、必要に応じて置換されたC3~10脂環族である。一部の実施形態では、Rは、必要に応じて置換されたC3~10シクロアルキルである。一部の実施形態では、Rは、必要に応じて置換されたシクロプロピルである。一部の実施形態では、Rは、必要に応じて置換されたシクロブチルである。一部の実施形態では、Rは、必要に応じて置換されたシクロペンチルである。一部の実施形態では、Rは、必要に応じて置換されたシクロヘキシルである。一部の実施形態では、Rは、必要に応じて置換されたフェニルである。一部の実施形態では、Rは、フェニルである。一部の実施形態では、Rは、必要に応じて置換された、1~3個のヘテロ原子を有する5員ヘテロアリールである。一部の実施形態では、Rは、必要に応じて置換された、1個のヘテロ原子を有する5員ヘテロアリールである。一部の実施形態では、Rは、必要に応じて置換された、1~3個のヘテロ原子を有する6員ヘテロアリールである。一部の実施形態では、Rは、必要に応じて置換された、1個のヘテロ原子を有する6員ヘテロアリールである。一部の実施形態では、Rは、必要に応じて置換された、0~5個のヘテロ原子を有する二環式8~10員芳香族の環である。一部の実施形態では、Rは、必要に応じて置換された、1~5個のヘテロ原子を有する二環式9員芳香族の環である。一部の実施形態では、Rは、必要に応じて置換された、1~5個のヘテロ原子を有する二環式10員芳香族の環である。一部の実施形態では、Rは、必要に応じて置換された、1個のヘテロ原子を有する二環式9員芳香族の環である。一部の実施形態では、Rは、必要に応じて置換された、1個のヘテロ原子を有する二環式10員芳香族の環である。一部の実施形態では、Rは、必要に応じて置換された、ヘテロ原子を有さない二環式10員芳香族の環である。一部の実施形態では、Rは、必要に応じて置換された、1~5個のヘテロ原子を有する3~10員ヘテロシクリルである。一部の実施形態では、Rは、必要に応じて置換された、1~5個のヘテロ原子を有する5~14員二環式ヘテロシクリルである。
一部の実施形態では、2つのR基(またはRになり得る2つの基、例えば、それぞれが独立して、R’、Ra1、Ra2、Ra3、Ra5、RRNなどから選択される2つの基)は、それらの介在原子(複数可)と一緒になって、必要に応じて置換された、当該原子に加えて0~10個のヘテロ原子を有する3~30員単環式、二環式または多環式環を形成する。一部の実施形態では、形成される環は、置換されている。一部の実施形態では、形成される環は、置換されていない。一部の実施形態では、形成される環は、3~30、3~20、3~15、3~10、3~9、3~8、3~7、3~6、4~10、4~9、4~8、4~7、4~6、5~10、5~9、5~8、5~7、5~6、または1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29または30員である。一部の実施形態では、形成される環は、3~10員である。一部の実施形態では、形成される環は、3~7員である。一部の実施形態では、形成される環は、4~10員である。一部の実施形態では、形成される環は、4~7員である。一部の実施形態では、形成される環は、5~10員である。一部の実施形態では、形成される環は、5~7員である。一部の実施形態では、形成される環は、3員である。一部の実施形態では、形成される環は、4員である。一部の実施形態では、形成される環は、5員である。一部の実施形態では、形成される環は、6員である。一部の実施形態では、形成される環は、7員である。一部の実施形態では、形成される環は、8員である。一部の実施形態では、形成される環は、9員である。一部の実施形態では、形成される環は、10員である。一部の実施形態では、形成される環は、単環式である。一部の実施形態では、形成される環は、二環式である。一部の実施形態では、形成される環は、多環式である。一部の実施形態では、形成される環は、介在原子(複数可)に加えてヘテロ原子を有さない。一部の実施形態では、形成される環は、介在原子(複数可)に加えて1~10個、例えば、1~5、1~3、または1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10個のヘテロ原子を有する。一部の実施形態では、形成される環は、飽和である。一部の実施形態では、形成される環は、部分不飽和である。一部の実施形態では、形成される環は、1つまたは複数の芳香族の環を含む。一部の実施形態では、形成される環は、二環式または多環式であり、それぞれの単環式単位は、独立して、3~10員、飽和、部分不飽和または芳香族であり、0~5個のヘテロ原子を有する。一部の実施形態では、それぞれのヘテロ原子は、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される。
一部の実施形態では、Rになり得る基、例えば、R’、Ra1、Ra2、Ra3、Ra5、RRNなどは、本明細書に記載のRである。1つのRになり得る基について記載されている実施形態を、Rになり得る別の基にも、そのような実施形態がRの定義の範囲内に入る限りは利用することができることが当業者には理解される。
一部の実施形態では、本開示は、
Figure 2023535026000093

の構造を有する化合物またはその塩であって、
mおよびnのそれぞれが、独立して、1、2、3、または4であり、
RNが、Lであり、
RNが、Rであり、
a5が、R’である、
化合物またはその塩を提供する。
一部の実施形態では、mは、1である。一部の実施形態では、mは、2である。一部の実施形態では、mは、3である。一部の実施形態では、mは、4である。
一部の実施形態では、nは、1である。一部の実施形態では、nは、2である。一部の実施形態では、nは、3である。一部の実施形態では、nは、4である。
一部の実施形態では、LRNは、-CH-、-CO-、または-SO-である。一部の実施形態では、LRNは、-CH-である。一部の実施形態では、LRNは、-CO-である。一部の実施形態では、LRNは、-SO-である。一部の実施形態では、LRNは、必要に応じて置換された二価C1~4アルキレンである。一部の実施形態では、LRNは、必要に応じて置換された二価、直鎖C1~4アルキレンである。一部の実施形態では、LRNは、-CH-CH-である。一部の実施形態では、LRNは、-CH-CH-CH-である。一部の実施形態では、LRNは、-C(CH)-である。
一部の実施形態では、RRNは、本明細書に記載のRである。一部の実施形態では、RRNは、C1~7アルキルであるか、または、1~4個のヘテロ原子を有するヘテロアルキルであり、アルキルまたはヘテロアルキルは、独立して、ハロゲン、0~4個のヘテロ原子を有するC5~6の芳香族の環、および必要に応じて置換された3~10員シクロアルキルまたは1~4個のヘテロ原子を有するヘテロアルキル環から選択される1つまたは複数の基で必要に応じて置換されている。
一部の実施形態では、R(例えば、RRN、R’など)は、必要に応じて置換された脂肪族、例えば、C1~10脂肪族である。一部の実施形態では、Rは、必要に応じて置換されたアルキル、例えば、C1~10アルキルである。一部の実施形態では、Rは、必要に応じて置換されたシクロアルキル、例えば、C1~10シクロアルキルである。一部の実施形態では、Rは、必要に応じて置換されたアリールである。一部の実施形態では、Rは、必要に応じて置換されたヘテロシクリルである。一部の実施形態では、Rは、必要に応じて置換されたヘテロアリールである。一部の実施形態では、Rは、メチルである。一部の実施形態では、Rは、-CFである。一部の実施形態では、Rは、エチルである。一部の実施形態では、Rは、
Figure 2023535026000094

である。一部の実施形態では、Rは、フェニルである。一部の実施形態では、Rは、ペンタフルオロフェニルである。一部の実施形態では、Rは、ピリジニルである。
一部の実施形態では、1つまたは複数のRa5は、独立して、-Hである。一部の実施形態では、1つまたは複数のRa5は、独立して、必要に応じて置換されたC1~6アルキルである。一部の実施形態では、それぞれのRa5は、-Hである。
一部の実施形態では、-LRN-RRNは、Rであり、Ra5およびそれらの介在原子と一緒になって、必要に応じて置換された、介在原子に加えて0~10個のヘテロ原子を有する3~30員単環式、二環式または多環式環を形成する。
本開示に記載されている通り、種々の部分における環(例えば、RまたはRになり得る種々の基、種々の二価の環、例えば、-Cy-におけるものなど)、および2つの実体(例えば、RであるかまたはRになり得る2つの基)によりそれらの介在形態と一緒になって形成される環を含めた種々の環は、種々のサイズ、例えば、3~30であり得る。一部の実施形態では、環は、3~30員である。一部の実施形態では、環は、3~20員である。一部の実施形態では、環は、3~10員である。一部の実施形態では、環は、例えば、3、4、5、6、7、8、9、または10員である。一部の実施形態では、環は、3員である。一部の実施形態では、環は、4員である。一部の実施形態では、環は、5員である。一部の実施形態では、環は、6員である。一部の実施形態では、環は、7員である。一部の実施形態では、環は、8員である。一部の実施形態では、環は、9員である。一部の実施形態では、環は、10員である。一部の実施形態では、環は、置換されている(式中にすでに引き出されている潜在的な基に加えて)。一部の実施形態では、環は、置換されていない。一部の実施形態では、環は、飽和である。一部の実施形態では、環は、部分不飽和である。一部の実施形態では、環は、芳香族である。一部の実施形態では、環は、1つまたは複数、例えば、1~5個のヘテロ原子を含む。一部の実施形態では、1つまたは複数のヘテロ原子は、酸素である。一部の実施形態では、1つまたは複数のヘテロ原子は、窒素である。一部の実施形態では、1つまたは複数のヘテロ原子は、硫黄である。一部の実施形態では、環は、脂環族、例えば、シクロアルキル環である。一部の実施形態では、環は、ヘテロシクロ脂肪族、例えば、ヘテロシクロアルキル環である。一部の実施形態では、環は、アリール環である。一部の実施形態では、環は、ヘテロアリール環である。一部の実施形態では、環は、ヘテロアリール環である。一部の実施形態では、環は、単環式である。一部の実施形態では、環は、二環式または多環式である。一部の実施形態では、環中のそれぞれの単環式単位は、独立して、必要に応じて置換された、0~5個のヘテロ原子を有する3~10員(例えば、3、4、5、6、7、8、9、または10員)飽和、部分不飽和または芳香族の環である。
本明細書に記載の通り、一部の実施形態では、ヘテロ原子は、窒素、酸素、硫黄、ケイ素およびリンから選択される。本明細書に記載の通り、一部の実施形態では、ヘテロ原子は、窒素、酸素、および硫黄から選択される。
一部の実施形態では、Ra1は、-Hである。一部の実施形態では、Ra1は、必要に応じて置換されたC1~6アルキルである。一部の実施形態では、Ra1は、別の基、例えば、Ra3およびそれらの介在原子と一緒になって、本明細書に記載の必要に応じて置換された環を形成する。
一部の実施形態では、-C(O)RPCは、保護されたカルボン酸基である。一部の実施形態では、-C(O)RPCは、活性化されたカルボン酸基である。カルボキシル基を保護/活性化するために、ペプチド合成において有用であり、本開示に従って利用することができる種々の基を含めた、種々の基が利用可能であることが当業者には理解されよう。一部の実施形態では、-C(O)RPCは、エステルである。一部の実施形態では、-C(O)RPCは、合成のための活性化されたエステルである。一部の実施形態では、-C(O)RPCは、-C(O)OR’である。一部の実施形態では、R’は、Rである。一部の実施形態では、R’は、必要に応じて置換されたC1~10脂肪族である。一部の実施形態では、R’は、必要に応じて置換されたフェニルである。一部の実施形態では、R’は、ペンタフルオロフェニルである。一部の実施形態では、R’は、
Figure 2023535026000095

である。
一部の実施形態では、-C(O)RPCは、-COOHである。
一部の実施形態では、-C(O)RPSは、保護されたカルボン酸基である。一部の実施形態では、-C(O)RPSは、それを別の部分と反応させる場合には、活性化されたカルボン酸基である。カルボキシル基を保護/活性化するために、ペプチド合成において有用であり、本開示に従って利用することができる種々の基を含めた、種々の基が利用可能であることが当業者には理解されよう。一部の実施形態では、-C(O)RPSは、エステルである。一部の実施形態では、-C(O)RPSは、エステルである。一部の実施形態では、-C(O)RPSは、-C(O)OR’である。一部の実施形態では、R’は、Rである。一部の実施形態では、Rは、必要に応じて置換されたC1~10脂肪族である。一部の実施形態では、Rは、必要に応じて置換されたフェニルである。一部の実施形態では、Rは、必要に応じて置換されたt-Buである。一部の実施形態では、Rは、t-Buである。一部の実施形態では、Rは、ベンジルである。一部の実施形態では、Rは、アリルである。一部の実施形態では、-C(O)RPSは、ペプチド合成(例えば、Fmocに基づくペプチド合成)に適合する保護されたカルボン酸基である。一部の実施形態では、-C(O)RPSは、-C(O)RPCおよびRPAと直交し、-C(O)RPCおよび/またはN(RPA)(Ra1)の保護時、脱保護時、および/または反応時(例えば、Fmocに基づくペプチド合成などのペプチド合成における)にインタクトなまま残る、保護されたカルボン酸基である。一部の実施形態では、-C(O)RPSは、合成の後期に、例えば、ペプチド骨格が構築されたかまたは大部分が構築され、したがって、保護されていない側鎖-COOHが合成に影響を及ぼさなくなったら、脱保護される。
一部の実施形態では、-C(O)RPSは、-COOHである。
上記の通り、RPAは、-Hまたはアミノ保護基である。一部の実施形態では、RPAは、-Hである。一部の実施形態では、RPAは、アミノ保護基である。一部の実施形態では、RPAは、ペプチド合成に好適なアミノ保護基である。一部の実施形態では、RPAは、-C(O)-O-Rであり、Rは、必要に応じて置換された
Figure 2023535026000096

である。一部の実施形態では、RPAは、-Fmocである。一部の実施形態では、RPAは、-Cbzである。一部の実施形態では、RPAは、-Bocである。
一部の実施形態では、RPSは、RPAと直交する保護基である。一部の実施形態では、RPSは、RPCと直交する保護基である。一部の実施形態では、RPSは、ペプチド合成に適合する。一部の実施形態では、RPSは、必要に応じて置換されたC1~6脂肪族である。一部の実施形態では、RPSは、t-ブチルである。
一部の実施形態では、RPSは、-S-L-R’であり、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、Lは、必要に応じて置換された-CH-である。一部の実施形態では、Lは、-CH-である。一部の実施形態では、RPSは、-S-CH-R’であり、式中、R’は、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、R’は、本明細書に記載のRである。一部の実施形態では、Rは、必要に応じて置換されたC6~30アリールである。一部の実施形態では、Rは、必要に応じて置換されたC6~10アリールである。一部の実施形態では、Rは、必要に応じて置換されたフェニルである。一部の実施形態では、Rは、フェニルである。一部の実施形態では、Rは、置換されたフェニルであり、1つまたは複数の置換基は、独立して、アルコキシである。一部の実施形態では、Rは、2,4,6-トリメトキシフェニルである。一部の実施形態では、Rは、必要に応じて置換された、1~10個のヘテロ原子を有する5~30員ヘテロアリールである。一部の実施形態では、Rは、必要に応じて置換された、1~4個のヘテロ原子を有する5~10員ヘテロアリールである。一部の実施形態では、Rは、必要に応じて置換された、1~4個のヘテロ原子を有する5員ヘテロアリールである。一部の実施形態では、RPSは、-S-CH-Cy-R’であり、式中、-CH-は、必要に応じて置換されており、-Cy-は、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、RPSは、-S-CH-Cy-O-R’であり、式中、-CH-は、必要に応じて置換されており、-Cy-は、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、-Cy-は、必要に応じて置換された芳香族の環である。一部の実施形態では、-Cy-は、必要に応じて置換されたフェニレンである。一部の実施形態では、-Cy-は、2,6-ジメトキシ-1,4-フェニレンである。一部の実施形態では、-Cy-は、2,4,6-トリメトキシ-1,3-フェニレンである。一部の実施形態では、RPSは、
Figure 2023535026000097

である。一部の実施形態では、RPSは、-SHである。
一部の実施形態では、Ra2は、
Figure 2023535026000098

である。一部の実施形態では、Ra2は、
Figure 2023535026000099

である。一部の実施形態では、Ra2は、
Figure 2023535026000100

である。一部の実施形態では、Ra2は、
Figure 2023535026000101

である。一部の実施形態では、-C(Ra2)(Ra3)-は、
Figure 2023535026000102

である。
一部の実施形態では、提供される化合物、例えば、アミノ酸は、
Figure 2023535026000103

から選択される。
一部の実施形態では、Ra2は、上記の化合物におけるRa2(アルファ炭素に結合した非水素基)である。
一部の実施形態では、本開示は、
Figure 2023535026000104

の構造を有する化合物またはその塩であって、
環Aが、必要に応じて置換された3~10員環であり、
nが、0~6であり、
mが、0~6である、
化合物またはその塩を提供する。
一部の実施形態では、mは、0である。一部の実施形態では、mは、1~6である。
一部の実施形態では、本開示は、
Figure 2023535026000105

の構造を有する化合物またはその塩であって、
環Aが、必要に応じて置換された3~10員環であり、
nが、0~6であり、
mが、0~6である、
化合物またはその塩を提供する。
一部の実施形態では、mは、0である。一部の実施形態では、mは、1~6である。
一部の実施形態では、本開示は、
Figure 2023535026000106

の構造を有する化合物またはその塩であって、
環Aが、必要に応じて置換された3~10員環であり、
nが、0~6である、
化合物またはその塩を提供する。
一部の実施形態では、nは、0である。一部の実施形態では、nは、1である。一部の実施形態では、nは、2である。一部の実施形態では、nは、3である。一部の実施形態では、nは、4である。一部の実施形態では、nは、5である。一部の実施形態では、nは、6である。一部の実施形態では、nは、0、1、または2である。
一部の実施形態では、mは、0である。一部の実施形態では、mは、1である。一部の実施形態では、mは、2である。一部の実施形態では、mは、3である。一部の実施形態では、mは、4である。一部の実施形態では、mは、5である。一部の実施形態では、mは、6である。一部の実施形態では、mは、1、2、または3である。
一部の実施形態では、環Aは、本明細書に記載の環である。一部の実施形態では、環Aは、3員である。一部の実施形態では、環Aは、4員である。一部の実施形態では、環Aは、5員である。一部の実施形態では、環Aは、6員である。一部の実施形態では、環Aは、7員である。一部の実施形態では、環Aは、8員である。一部の実施形態では、環Aは、9員である。一部の実施形態では、環Aは、10員である。一部の実施形態では、環Aは、飽和である。一部の実施形態では、環Aは、部分不飽和である。一部の実施形態では、環Aは、芳香族である。一部の実施形態では、環Aは、窒素原子に加えて追加的なヘテロ原子を有さない。一部の実施形態では、環は、置換されていない。一部の実施形態では、環Aは、1つまたは複数のハロゲンで置換されている。一部の実施形態では、環Aは、1つまたは複数の-Fで置換されている。一部の実施形態では、環Aは、2つの-Fで置換された炭素を有する。一部の実施形態では、-C(O)RPSは、2’位にある(Nが1位である)。一部の実施形態では、-C(O)RPSは、3’位にある。一部の実施形態では、-C(O)RPSは、4’位にある。一部の実施形態では、-C(O)RPSは、キラル中心、例えば、キラル炭素原子に結合している。一部の実施形態では、キラル中心は、Rである。一部の実施形態では、キラル中心は、Sである。一部の実施形態では、環Aは、Rであるキラル炭素において-(CH)n-に結合している。一部の実施形態では、環Aは、Sであるキラル炭素において-(CH)n-に結合している。一部の実施形態では、-(CH)n-は、2位にある(Nが1位にある)。一部の実施形態では、-(CH)n-は、3位にある(Nが1位にある)。一部の実施形態では、-(CH)n-は、4位にある(Nが1位にある)。
一部の実施形態では、環Aは、置換されている。一部の実施形態では、環A上の置換基は、種々の利用のために好適な特性、例えば、体積を持つ。一部の実施形態では、置換基は、ハロゲン、-R、-CF、-N(R)、-CN、および-ORから独立して選択され、ここで、それぞれのRは、独立して、1つまたは複数の-Fで必要に応じて置換されたC1~6脂肪族である。一部の実施形態では、置換基は、ハロゲン、C1~5直鎖、分岐鎖または環状アルキル、-ORから独立して選択され、ここで、Rは、C1~4直鎖、分岐鎖または環状アルキル、フッ素化アルキル、-N(R)であり、ここで、それぞれのRは、独立して、C1~6直鎖、分岐鎖または環状アルキル、または-CNである。一部の実施形態では、置換基は、ハロゲン、0~4個のヘテロ原子を有するC5~6の芳香族の環、および必要に応じて置換された3~10員シクロアルキル、または1~4個のヘテロ原子を有するヘテロアルキル環から選択される。一部の実施形態では、置換基は、ハロゲンである。一部の実施形態では、置換基は、-Fである。一部の実施形態では、置換基は、-Clである。一部の実施形態では、置換基は、-Brである。一部の実施形態では、置換基は、-Iである。一部の実施形態では、置換基は、必要に応じて置換されたC1~4アルキルである。一部の実施形態では、置換基は、C1~4アルキルである。一部の実施形態では、置換基は、メチルである。一部の実施形態では、置換基は、エチルである。一部の実施形態では、置換基は、i-Prである。一部の実施形態では、置換基は、C1~4ハロアルキルである。一部の実施形態では、置換基は、1つまたは複数の-Fで必要に応じて置換されたC1~4アルキルである。一部の実施形態では、置換基は、-CFである。一部の実施形態では、置換基は、-CNである。一部の実施形態では、置換基は、-ORであり、式中、Rは、必要に応じて置換されたC1~4アルキルである。一部の実施形態では、置換基は、-ORであり、式中、Rは、C1~4アルキルである。一部の実施形態では、置換基は、-ORであり、式中、Rは、C1~4ハロアルキルである。一部の実施形態では、置換基は、-ORであり、式中、Rは、1つまたは複数の-Fで必要に応じて置換されたC1~4アルキルである。一部の実施形態では、置換基は、-OCFである。
一部の実施形態では、環Aは、必要に応じて置換された飽和単環式環であるかまたはそれを含む。一部の実施形態では、環Aは、必要に応じて置換された部分不飽和の単環式環であるかまたはそれを含む。一部の実施形態では、環Aは、必要に応じて置換された芳香族の単環式環であるかまたはそれを含む。一部の実施形態では、環Aは、必要に応じて置換されたフェニルである。一部の実施形態では、環Aは、必要に応じて置換された、1~3個のヘテロ原子を有する5~6員ヘテロアリールである。一部の実施形態では、環Aは、必要に応じて置換された、1~3個のヘテロ原子を有する5~6員ヘテロアリールであり、ここで、ヘテロ原子の少なくとも1個は、窒素である。一部の実施形態では、環Aは、必要に応じて置換された、1~6個のヘテロ原子を有する8~10員二環式環である。一部の実施形態では、環Aは、必要に応じて置換された、1~6個のヘテロ原子を有する8~10員二環式芳香族の環であり、それぞれの単環式単位は、独立して、0~3個のヘテロ原子を有する必要に応じて5~6員の芳香族の環である。一部の実施形態では、環Aは、炭素原子において-(CH)n-に結合している。一部の実施形態では、環Aは、窒素原子において-(CH)n-に結合している。一部の実施形態では、Laa中の環Aまたは-Cy-は、必要に応じて置換されており、それぞれの置換は、ハロゲン、-R、-CF、-N(R)、-CN、および-ORから独立して選択され、ここで、それぞれのRは、独立して、1つまたは複数の-Fで必要に応じて置換されたC1~6脂肪族である。一部の実施形態では、Laa中の環Aまたは-Cy-は、必要に応じて置換されており、それぞれの置換は、ハロゲン、C1~5直鎖、分岐鎖または環状アルキル、-ORから独立して選択され、ここで、Rは、C1~4直鎖、分岐鎖または環状アルキル、フッ素化アルキル、-N(R)であり、ここで、それぞれのRは、独立して、C1~6直鎖、分岐鎖または環状アルキル、または-CNである。
一部の実施形態では、環Aは、必要に応じて置換されたフェニルである。一部の実施形態では、本開示は、式
Figure 2023535026000107

の化合物またはその塩であって、環Aが、必要に応じて置換されたフェニルであり、それぞれの変数が、本明細書に記載の通りである、化合物またはその塩を提供する。
一部の実施形態では、本開示は、
Figure 2023535026000108

の構造を有する化合物またはその塩であって、それぞれの変数が、独立して、本明細書に記載の通りである、化合物またはその塩を提供する。一部の実施形態では、本開示は、
Figure 2023535026000109

の構造を有する化合物またはその塩であって、それぞれの変数が、独立して、本明細書に記載の通りである、化合物またはその塩を提供する。
一部の実施形態では、化合物は、
Figure 2023535026000110

Figure 2023535026000111

から選択される。
一部の実施形態では、本開示は、式
Figure 2023535026000112

の化合物またはその塩であって、環Aが、必要に応じて置換されたフェニルであり、それぞれの変数が、本明細書に記載の通りである、化合物またはその塩を提供する。一部の実施形態では、化合物は、
Figure 2023535026000113

から選択される。
一部の実施形態では、環Aは、必要に応じて置換された1~4個のヘテロ原子を有する5~6員ヘテロアリールである。一部の実施形態では、提供される化合物は、
Figure 2023535026000114

の構造を有し、式中、Zは、炭素またはヘテロ原子であり、環Hetは、必要に応じて置換された1~4個のヘテロ原子を有する5~6員ヘテロアリールであり、それぞれの他の変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、提供される化合物は、
Figure 2023535026000115

から選択される。
一部の実施形態では、環Aは、8~10員二環式アリールまたは1~5個のヘテロ原子を有するヘテロアリール環である。一部の実施形態では、環Aは、10員二環式アリール環である。一部の実施形態では、環Aは、1~5個のヘテロ原子を有する8員二環式ヘテロアリール環である。一部の実施形態では、環Aは、1~5個のヘテロ原子を有する9員二環式ヘテロアリール環である。一部の実施形態では、環Aは、1~5個のヘテロ原子を有する10員二環式ヘテロアリール環である。一部の実施形態では、環Aは、必要に応じて置換された1~4個のヘテロ原子を有する5~6員ヘテロアリールである。一部の実施形態では、提供される化合物は、
Figure 2023535026000116

の構造を有し、式中、環r1およびr2のそれぞれは、独立して、必要に応じて置換された5員または6員アリール環または1~4個のヘテロ原子を有するヘテロアリール環であり、それぞれの他の変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、提供される化合物は、
Figure 2023535026000117

の構造を有し、式中、Zは、炭素またはヘテロ原子であり、環r1およびr2のそれぞれは、独立して、必要に応じて置換された5員または6員アリール環または1~4個のヘテロ原子を有するヘテロアリール環であり、それぞれの他の変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、提供される化合物は、
Figure 2023535026000118

から選択される。
一部の実施形態では、本開示は、
Figure 2023535026000119

の構造の化合物またはその塩を提供する。一部の実施形態では、-C(O)RPSは、-C(O)-OtBuである。一部の実施形態では、本開示は、
Figure 2023535026000120

の構造の化合物またはその塩であって、それぞれの変数が、独立して、本明細書に記載の通りである、化合物またはその塩を提供する。
一部の実施形態では、提供される化合物は、
Figure 2023535026000121

Figure 2023535026000122

から選択される。
一部の実施形態では、本開示は、
Figure 2023535026000123

の構造を有する化合物またはその塩であって、それぞれの変数が、独立して、本明細書に記載の通りである、化合物またはその塩を提供する。一部の実施形態では、本開示は、
Figure 2023535026000124

の構造を有する化合物またはその塩であって、それぞれの変数が、独立して、本明細書に記載の通りである、化合物またはその塩を提供する。
一部の実施形態では、提供される化合物は、
Figure 2023535026000125

から選択される。
一部の実施形態では、提供される化合物は、アミノ酸である。一部の実施形態では、提供される化合物は、保護されたアミノ酸である。一部の実施形態では、提供される化合物は、保護および/または活性化されたアミノ酸である。一部の実施形態では、提供される化合物は、ステープリングに好適なものである。
一部の実施形態では、例えば、-Cy-、Rの環部分(R基が一緒になって形成するものを含む)などは、単環式である。一部の実施形態では、環部分は、二環式または多環式である。一部の実施形態では、単環式環は、必要に応じて置換された、0~5個のヘテロ原子を有する3~10員(3、4、5、6、7、8、9、または10、3~8、3~7、4~7、4~6、5~6員など)の飽和、部分不飽和または芳香族の環である。一部の実施形態では、二環式または多環式環部分のそれぞれの単環式環単位は、独立して、必要に応じて置換された、0~5個のヘテロ原子を有する3~10員(3、4、5、6、7、8、9、または10、3~8、3~7、4~7、4~6、5~6員など)の飽和、部分不飽和または芳香族の環である。
一部の実施形態では、それぞれのヘテロ原子は、酸素、窒素、硫黄、リンおよびケイ素から独立して選択される。一部の実施形態では、それぞれのヘテロ原子は、酸素、窒素、および硫黄から独立して選択される。
一部の実施形態では、La1は、共有結合である。一部の実施形態では、式PAの化合物は、構造NH(Ra1)-C(Ra2)(Ra3)-La2-COOHの化合物である。
一部の実施形態では、La2は、共有結合である。一部の実施形態では、式PAの化合物は、構造NH(Ra1)-C(Ra2)(Ra3)-La2-COOHの化合物である。
一部の実施形態では、La1は、共有結合であり、La2は、共有結合である。一部の実施形態では、式PAの化合物は、構造NH(Ra1)-C(Ra2)(Ra3)-COOHの化合物である。
一部の実施形態では、アミノ酸は、ステープリングに好適なものである。一部の実施形態では、アミノ酸は、末端オレフィンを含む。
一部の実施形態では、アミノ酸は、NH(Ra1)-La1-C(-Laa-COOH)(Ra3)-La2-COOHの構造、またはその塩を有し、式中、それぞれの変数は、独立して、本開示に記載されている通りである。一部の実施形態では、Laaは、-Lam1-N(R’)-Lam2-であり、式中、それぞれの変数は、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、Lam1およびLam2のそれぞれは、必要に応じて置換された二価C1~6脂肪族である。一部の実施形態では、Lam1およびLam2のそれぞれは、二価C1~6脂肪族である。一部の実施形態では、Lam1およびLam2のそれぞれは、必要に応じて置換された二価C1~6アルキルである。一部の実施形態では、Lam1およびLam2のそれぞれは、二価C1~6アルキルである。一部の実施形態では、Lam1およびLam2のそれぞれは、必要に応じて置換された二価、直鎖C1~6アルキルである。一部の実施形態では、Lam1およびLam2のそれぞれは、二価、直鎖C1~6アルキルである。一部の実施形態では、Lam1は、-CH-である。一部の実施形態では、Lam2は、共有結合である。一部の実施形態では、Lam2は、-CH-である。一部の実施形態では、Lam1およびLam2はどちらも-CH-である。一部の実施形態では、Lam1は、-CH-であり、Lam2は、共有結合である。一部の実施形態では、-N(R’)-は、-N(Et)-である。一部の実施形態では、-N(R’)-は、-N(CHCF)-である。一部の実施形態では、Laaは、-Lam1-Cy-Lam2-であり、式中、それぞれの変数は、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、-Cy-は、必要に応じて置換されたフェニルである。一部の実施形態では、-Cy-は、必要に応じて置換された、1~4個のヘテロ原子を有する5~6員ヘテロアリールである。
一部の実施形態では、化合物は、
Figure 2023535026000126

またはその塩である。一部の実施形態では、化合物は、
Figure 2023535026000127

またはその塩である。一部の実施形態では、化合物は、
Figure 2023535026000128

またはその塩である。一部の実施形態では、化合物は、
Figure 2023535026000129

またはその塩である。一部の実施形態では、化合物は、
Figure 2023535026000130

またはその塩である。一部の実施形態では、化合物は、
Figure 2023535026000131

またはその塩である。一部の実施形態では、化合物は、
Figure 2023535026000132

またはその塩である。一部の実施形態では、化合物は、
Figure 2023535026000133

またはその塩である。一部の実施形態では、化合物は、
Figure 2023535026000134

またはその塩である。一部の実施形態では、化合物は、
Figure 2023535026000135

またはその塩である。とりわけ、そのような化合物を、ステープルペプチドを含むペプチド内のアミノ酸残基として利用することができる。
一部の実施形態では、本開示は、化合物、例えば、式PAの化合物またはその塩形態の残基を含むペプチドを提供する。一部の実施形態では、残基は、-N(Ra1)-La1-C(Ra2)(Ra3)-La2-C(O)-の構造またはその塩形態を有し、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。一部の実施形態では、残基は、-N(Ra1)-La1-C(-Laa-COOH)(Ra3)-La2-C(O)-の構造またはその塩形態を有し、式中、それぞれの変数は、独立して、本明細書に記載の通りである。例えば、一部の実施形態では、残基は、
Figure 2023535026000136

またはその塩形態である。一部の実施形態では、残基は、
Figure 2023535026000137

またはその塩形態である。一部の実施形態では、残基は、
Figure 2023535026000138

またはその塩形態である。一部の実施形態では、残基は、
Figure 2023535026000139

またはその塩形態である。一部の実施形態では、残基は、
Figure 2023535026000140

またはその塩形態である。一部の実施形態では、残基は、
Figure 2023535026000141

またはその塩形態である。一部の実施形態では、残基は、
Figure 2023535026000142

またはその塩形態である。一部の実施形態では、残基は、
Figure 2023535026000143

またはその塩形態である。一部の実施形態では、残基は、
Figure 2023535026000144

またはその塩形態である。
一部の実施形態では、アミノ酸、またはアミノ酸もしくは薬剤の構造部分(例えば、ペプチド)は、以下から選択される。角括弧は、部分がアミノ酸のR位に結合していることを示し、例えば、角括弧部分を伴うLys
Figure 2023535026000145

については、角括弧部分によりRが置き換えられている(アミノ酸、例えば、Lysに角括弧が先行しない場合には、Rは水素である)。角括弧構造に関して、RまたはRは、角括弧構造に接続された部分を示す(
Figure 2023535026000146

については、Rは、
Figure 2023535026000147

になる)。例えば、[1NapPr]Lys残基は、
Figure 2023535026000148

の構造を有する([1NaPr]は、
Figure 2023535026000149

である)。Rは、N末端である(ならびに前のアミノ酸残基のカルボン酸またはN末端キャップと接続しているか、または、アミノ酸の-Hである)。Rは、C末端である(ならびに次のアミノ酸残基のN末端またはC末端基と接続しているか、またはアミノ酸の-OHである)。Rは、潜在的な角括弧部分を示す(または部分が示されていない場合はHである)。典型的には、直鎖ペプチド合成後、全ての残基の末端オレフィンが閉環メタセシスによって連結される。
Figure 2023535026000150

Figure 2023535026000151

Figure 2023535026000152

Figure 2023535026000153

Figure 2023535026000154

Figure 2023535026000155

Figure 2023535026000156

Figure 2023535026000157

Figure 2023535026000158

Figure 2023535026000159

Figure 2023535026000160

Figure 2023535026000161

Figure 2023535026000162

Figure 2023535026000163

Figure 2023535026000164

Figure 2023535026000165

Figure 2023535026000166

Figure 2023535026000167

Figure 2023535026000168

Figure 2023535026000169

Figure 2023535026000170

Figure 2023535026000171

Figure 2023535026000172

Figure 2023535026000173

Figure 2023535026000174

Figure 2023535026000175

Figure 2023535026000176

Figure 2023535026000177

Figure 2023535026000178

Figure 2023535026000179

Figure 2023535026000180

Figure 2023535026000181

Figure 2023535026000182

Figure 2023535026000183

Figure 2023535026000184
一部の実施形態では、化合物は、上記の表から選択される構造を有し、式中、Rは、-OHである。一部の実施形態では、化合物は、上記の表から選択される構造を有し、式中、Rは、アミノ保護基、例えば、Fmoc、tBocなどである。一部の実施形態では、化合物は、上記の表から選択される構造を有し、式中、Rは、アミノ保護基、例えば、Fmoc、tBocなどであり、Rは、-OHであるか、または-CORは、必要に応じて置換された、保護もしくは活性化されたカルボキシル基である。一部の実施形態では、Rは、-OHである。一部の実施形態では、アミノ酸残基は、上記の表から選択される構造を有し、式中、RおよびRのそれぞれは、独立して、接続部位を表す(例えば、構造
Figure 2023535026000185

については、残基は、構造
Figure 2023535026000186

のものである)。一部の実施形態では、薬剤、ペプチドまたはステープルペプチドは、そのようなアミノ酸残基を含む。
一部の実施形態では、ペプチドは、上記の表から選択されるアミノ酸の1つまたは複数の残基を含む。一部の実施形態では、ペプチドは、TfeGAの1つまたは複数の残基を含む。一部の実施形態では、ペプチドは、2COOHFの1つまたは複数の残基を含む。一部の実施形態では、ペプチドは、3COOHFの1つまたは複数の残基を含む。
とりわけ、本開示は、本明細書に記載のアミノ酸の残基を含む、ステープルペプチドを含めたペプチドを提供する。一部の実施形態では、本開示は、本明細書に記載の必要に応じて保護および/または活性化されたアミノ酸を利用することを含む様々な方法を提供する。一部の実施形態では、本開示は、ペプチドを調製するための方法であって、本明細書に記載の典型的に保護および/または活性化されたアミノ酸を利用することを含む、方法を提供する。例えば、一部の実施形態では、種々のアミノ基を、ペプチド合成のためにFmoc保護する(特に、骨格ペプチド結合を形成するため)。一部の実施形態では、種々の側鎖カルボン酸基をt-Bu保護する(-C(O)-O-tBu)。
一部の実施形態では、本開示は、第1の化合物内の1つまたは複数の酸性アミノ酸残基、例えば、Asp、Gluなどを、それぞれ独立して、提供されるアミノ酸残基、例えば、TfeGA、2COOHF、3COOHFなどで置き換えて、第2の化合物をもたらすステップを含む方法を提供する。一部の実施形態では、第1の化合物および第2の化合物のそれぞれは、独立して、ペプチドであるか、または、独立して、ペプチドを含む。一部の実施形態では、第2の化合物は、第1の化合物と比較して改善された特性および/または活性(例えば、親油性、LogDなど)をもたらすものである。一部の実施形態では、第2の化合物は、第1の化合物と比較して、改善された特性、例えば親油性などに加えて、1つまたは複数の同等のまたは改善された他の特性および/または活性(例えば、溶解性および/または標的結合性)をもたらすものである。
一部の実施形態では、薬剤、例えば、ペプチド、ステープルペプチド、ステッチドペプチドなどは、約5000ダルトン未満の質量である。一部の実施形態では、薬剤は、約900ダルトンよりも大きいかそれと等しく、かつ、約5000ダルトン未満の質量である。一部の実施形態では、薬剤は、約1500ダルトンよりも大きいかそれと等しく、かつ、約5000ダルトン未満の質量である。一部の実施形態では、薬剤は、約2000ダルトンよりも大きいかそれと等しく、かつ、約5000ダルトン未満の質量である。一部の実施形態では、薬剤は、約2500ダルトンよりも大きいかそれと等しく、かつ、約5000ダルトン未満の質量である。一部の実施形態では、薬剤は、約1000ダルトンよりも大きいかそれと等しく、かつ、約3000ダルトン未満の質量である。一部の実施形態では、薬剤は、約1500ダルトンよりも大きいかそれと等しく、かつ、約3000ダルトン未満の質量である。一部の実施形態では、薬剤は、約1500ダルトンよりも大きいかそれと等しく、かつ、約2500ダルトン未満の質量である。一部の実施形態では、薬剤は、約1600ダルトンよりも大きいかそれと等しく、かつ、約2200ダルトン未満の質量である。一部の実施形態では、薬剤は、約900ダルトンを上回らない質量である。一部の実施形態では、薬剤は、約500ダルトンを上回らない質量である。一部の実施形態では、薬剤は、約300ダルトンを上回らない質量である。一部の実施形態では、薬剤は、約200ダルトンを上回らない質量である。
特徴付け
一部の実施形態では、薬剤、例えば、ペプチドは、1つまたは複数の特徴、例えば、例えば特定の目的の標的(例えば、ベータ-カテニンまたはその一部)に対する結合特徴、例えば溶液中または乾燥形態での安定性特徴、細胞浸透性特徴、溶解性、親油性などに関して特徴付けられる。
一部の実施形態では、結合特徴は、必要に応じて指定の条件、例えば、濃度、温度、pH、細胞型、特定の競合剤の存在またはレベルなどの下での(またはその範囲にわたる)、特異性、親和性、会合速度(on-rate)、解離速度(off-rate)などであり得るかまたはそれを含み得る。
当業者には理解されるように、本明細書に記載の特徴の評価は、適切な参照(例えば、陽性対照または陰性対照)との比較を伴い得、適切な参照は、一部の実施形態では同時期の参照であり得る、または、一部の実施形態では過去の履歴に基づいた参照であり得る。
一部の実施形態では、望ましい特徴は、例えば、以下であり得る:所望の標的に対する結合性(例えば、少なくとも約1μM未満の解離定数(K)、好ましくは約50nM未満のK);細胞透過(例えば、細胞画分の蛍光に基づくアッセイもしくは質量分析などによって測定される);溶解性(例えば、約1000uM未満の薬剤の可溶性、もしくは約500uM未満の薬剤の可溶性、もしくは約100uM未満の薬剤の可溶性、もしくは約50uM未満、もしくは約35uM未満の可溶性);活性(例えば、標的の1つもしくは複数の機能をモジュレートすること、これは、細胞レポーターアッセイ(例えば、ある濃度未満、例えば、約1μM未満、約500nM未満、約50nM未満、約10nM未満などのIC50を有する)、動物モデル(例えば、状態、障害もしくは疾患についての種々の動物モデル、例えば、マウス黒色腫モデルBrafV600E/Pten--/--およびBrafV600E/Pten--/--/CAT-STA)および/もしくは対象において評価することができる;安定性、これは、いくつかのアッセイを使用して評価することができる(例えば、ラット薬物動態試験において(例えば、経口、iv、ipなどによって投与される)、好適な時間、例えば1時間よりも長い終末相半減期を有する);低毒性、これは、いくつかのアッセイによって評価することができる(例えば、標準のADME/毒性アッセイ);ならびに/または、細胞傷害性のレベルが低いこと(例えば、好適な濃度、例えば、約10μMのペプチドで処置した場合に細胞から放出される乳酸デヒドロゲナーゼ(LDH)のレベルが低いこと)。一部の実施形態では、本発明の薬剤は、約10nM未満の親和性、例えば、7nMのIC50を含む)。
一部の実施形態では、提供される薬剤は、約2000nMを上回らないEC50で標的、例えばベータ-カテニンに結合し得る。一部の実施形態では、EC50は、約1500nMを上回らない。一部の実施形態では、EC50は、約1000nMを上回らない。一部の実施形態では、EC50は、約500nMを上回らない。一部の実施形態では、EC50は、約300nMを上回らない。一部の実施形態では、EC50は、約200nMを上回らない。一部の実施形態では、EC50は、約100nMを上回らない。一部の実施形態では、EC50は、約75nMを上回らない。一部の実施形態では、EC50は、約50nMを上回らない。一部の実施形態では、EC50は、約25nMを上回らない。一部の実施形態では、EC50は、約10nMを上回らない。一部の実施形態では、EC50は、約5nMを上回らない。一部の実施形態では、EC50は実施例に記載の蛍光偏光法によって測定される。
一部の実施形態では、本開示は、種々の目的のために好適な溶解性を有する薬剤、例えば、ステープルペプチドを提供する。一部の実施形態では、提供される薬剤の、例えばPBS中の溶解性は、約または少なくとも約5~100uM(例えば、約または少なくとも約5、10、15、20、25、30、40、50、60、70、80、90、または100uM)である。一部の実施形態では、溶解性は、約または少なくとも約25uMである。一部の実施形態では、溶解性は、約または少なくとも約30uMである。一部の実施形態では、溶解性は、約または少なくとも約40uMである。一部の実施形態では、溶解性は、約または少なくとも約50uMである。一部の実施形態では、提供される薬剤、例えば、ステープルペプチドは、血清中で結合しているタンパク質である;一部の実施形態では、ステープルペプチドは、少なくとも約85%、90%、または95%が血清中で結合しているタンパク質である。一部の実施形態では、提供される薬剤は、95%よりも多くが血清中で結合しているタンパク質である。
一部の実施形態では、提供される薬剤は、動物細胞の細胞膜を横断し得る。一部の実施形態では、提供される薬剤は、ヒト細胞の細胞膜を横断し得る。
とりわけ、提供される薬剤は、モチーフ、残基、またはポリペプチドに結合し得る。一部の実施形態では、提供される薬剤は、ベータ-カテニンに結合する。一部の実施形態では、解離定数(K)は、約1nM~約1uMである。一部の実施形態では、Kは、約1uMを上回らない。一部の実施形態では、Kは、約500nMを上回らない。一部の実施形態では、Kは、約250nMを上回らない。一部の実施形態では、Kは、約100nMを上回らない。一部の実施形態では、Kは、約50nMを上回らない。一部の実施形態では、Kは、約25nMを上回らない。一部の実施形態では、Kは、約10nMを上回らない。一部の実施形態では、Kは、約5nMを上回らない。一部の実施形態では、Kは、約1nMを上回らない。当業者には理解される通り、種々の技術が利用可能であり、それらを本開示に従って利用して、Kを測定することができる。一部の実施形態では、Kは、本明細書に例示されている通り表面プラズモン共鳴(SPR)によって測定される。
一部の実施形態では、提供される薬剤は、配列が配列番号2:
SVLFYAITTLHNLLLHQEGAKMAVRLAGGLQKMVALLNKTNVKFLAITTDCLQILAYGNQESKLIILASGGPQALVNIMRTYTYEKLLWTTSRVLKVLSVCSSNKPAIVEAGGMQALGLHLTDPSQRLVQNCLWTLRNLSDAATKQEGMEGLLGTLVQLLGSDDINVVTCAAGILSNLTCNNYKNKMMVCQVGGIEALVRT (配列番号2)
またはその断片であるかまたはそれを含むポリペプチドに結合する。
一部の実施形態では、提供される薬剤は、ベータ-カテニンとの以下の相互作用のうちの1つまたは複数または全てを有する:
直接相互作用(イタリック体)、水媒介性(太字)、非極性接触(下線)
Figure 2023535026000187
一部の実施形態では、薬剤、例えば、ペプチドは、ベータ-カテニンに結合し、以下の配列番号1内の示されている位置のアミノ酸残基:A305、Y306、G307、N308、Q309、K312、K345、V346、V349、Q379、N380、L382、W383、R386、N387、D413、N415、V416、T418、およびC419のうちの少なくとも2、または少なくとも3、または少なくとも4、または少なくとも5、または少なくとも6、または少なくとも7、または少なくとも8、または少なくとも9、または少なくとも10、または少なくとも11、または少なくとも12、または少なくとも13、または少なくとも14、または少なくとも15、または少なくとも16、または少なくとも17、または少なくとも18、または少なくとも19、または少なくとも20であるか、またはそれに対応する1つまたは複数の残基と相互作用する。一部の実施形態では、薬剤、例えば、ペプチドは、ベータ-カテニンに結合し、以下の配列番号1内の示されている位置のアミノ酸残基:G307、K312、K345、W383、R386、N387、D413、およびN415のうちの少なくとも2、または少なくとも3、または少なくとも4、または少なくとも5、または少なくとも6、または7であるか、またはそれに対応する1つまたは複数の残基と相互作用する。一部の実施形態では、薬剤、例えば、ペプチドは、ベータ-カテニンに結合し、以下の配列番号1内の示されている位置のアミノ酸残基:G307、K312、K345、W383、N387、D413、およびN415のうちの少なくとも2、または少なくとも3、または少なくとも4、または少なくとも5、または少なくとも6、または7であるか、またはそれに対応する1つまたは複数の残基と相互作用する。
一部の実施形態では、提供される薬剤は、ベータ-カテニンと、G307、K312、K345、W383、R386、N387、D413およびN415のうちの1つまたは複数(例えば、1、2、3、4、5、6、または7)において相互作用する。一部の実施形態では、提供される薬剤は、ベータ-カテニンと、G307、K312、K345、W383、N387、D413およびN415のうちの1つまたは複数(例えば、1、2、3、4、5、6、または7)において相互作用する。一部の実施形態では、提供される薬剤は、ベータ-カテニンと、K312およびR386のうちの一方または両方において相互作用する。一部の実施形態では、提供される薬剤は、G307と相互作用する。一部の実施形態では、提供される薬剤は、K312と相互作用する。一部の実施形態では、提供される薬剤は、ベータ-カテニンと、K345、W383、D413およびN415の1つまたは複数において相互作用する。一部の実施形態では、提供される薬剤は、ベータ-カテニンと、K345およびW383の1つまたは複数において相互作用する。一部の実施形態では、提供される薬剤は、ベータ-カテニンと、D413およびN415の1つまたは複数において相互作用する。一部の実施形態では、提供される薬剤は、K312と相互作用する。一部の実施形態では、提供される薬剤は、K345と相互作用する。一部の実施形態では、提供される薬剤は、W383と相互作用する。一部の実施形態では、提供される薬剤は、R386と相互作用する。一部の実施形態では、提供される薬剤は、D413と相互作用する。一部の実施形態では、提供される薬剤は、N415と相互作用する。
一部の実施形態では、提供される薬剤は、配列番号1のK312、R386、K345およびW383であるか、またはそれに対応するアミノ酸残基のうちの1つまたは複数と相互作用する。一部の実施形態では、提供される薬剤は、配列番号1のK312およびR386であるか、またはそれに対応するアミノ酸残基のうちの1つまたは複数と相互作用する。一部の実施形態では、アミノ酸残基との相互作用は、そのようなアミノ酸残基の突然変異(例えば、K、RなどからD、Eなどへの突然変異)によって評価することができる。
本開示を読めば当業者には理解される通り、一部の実施形態では、ベータ-カテニンとの相互作用は、薬剤をベータ-カテニンの全長または一部のいずれかと接触させることによって評価することができる。一部の実施形態では、ベータ-カテニンの一部は、上記の相互作用する残基を含む。一部の実施形態では、ベータ-カテニンの一部は、配列番号2であるかまたはそれを含む。一部の実施形態では、ベータ-カテニンの一部をタグと共に発現させる(例えば、精製、検出などのため)。一部の実施形態では、タグは、蛍光タグである。一部の実施形態では、タグは検出用である。一部の実施形態では、タグは、精製および検出用である。一部の実施形態では、タグは、精製タグである。一部の実施形態では、タグは、ビオチンであるかまたはそれを含む。多くの他の型のタグが当技術分野において利用可能であり、それらを本開示に従って利用することができる。
提供される技術(例えば、薬剤(例えば、種々のペプチド)、組成物、方法など)を特徴付けおよび/または評価するために、種々の技術を本開示に従って利用することができる。本明細書に記載の通り、一部の実施形態では、有用な技術は、蛍光偏光法であるかまたはそれを含む。一部の実施形態では、有用な技術は、LogPまたはLogDを評価するものである。一部の実施形態では、有用な技術は、CHI LogDアッセイであるかまたはそれを含む。一部の実施形態では、有用な技術は、溶解性を評価するものである。一部の実施形態では、有用な技術は、NanoBRETであるかまたはそれを含む。一部の実施形態では、有用な技術は、レポーターアッセイ(例えば、DLD1レポーターアッセイ)であるかまたはそれを含む。一部の実施形態では、有用な技術は、AlphaScreenであるかまたはそれを含む。ある特定の有用なプロトコールが実施例に記載されている。そのようなプロトコールに、例えば、特定の条件、薬剤、目的などに応じて好適な調整を行うことができることが当業者には理解される。
作製
提供される薬剤を作製するための種々の技術が当技術分野で公知である。例えば、小分子、ペプチド(ステープルペプチドを含む)を調製するための種々の技術を本開示に従って利用することができる。当業者には、本開示を読めば、本開示に従って本開示のいずれの態様にそのような技術のいずれが適用可能であるかがよく理解されよう。
一部の実施形態では、本明細書に記載の通り、ある特定のステープルペプチド、特にシステインステープルペプチドを生物系に提供するおよび/または生物系によって産生させ、提供される試薬、例えば、R-Ls2-Rの構造を有するものまたはその塩と反応させ、ここで、Rは好適な条件下で-SH基と反応し得る。一部の実施形態では、それぞれのRは、好適な脱離基である。一部の実施形態では、それぞれのRは、独立して、-Brである。
一部の実施形態では、ペプチドを、合成機で、典型的には、Fmoc化学を使用して固相上で調製する。一部の実施形態では、本開示は、合成のために保護および/または活性化されたアミノ酸を提供する。
一部の実施形態では、ステープルを、オレフィンメタセシスによって形成する。一部の実施形態では、メタセシスの生成物の二重結合を還元/水素化する。一部の実施形態では、ステープルのカルバミン酸部分からCOを押し出す。一部の実施形態では、提供されるステープルペプチドをさらに改変するおよび/または他の実体とコンジュゲートする。これらの反応の条件および/または試薬は当技術分野で広く公知であり、ステープルペプチドを提供するために本開示に従って実施することができる。
提供されるステープルペプチドの特性および/または活性は、本開示に従って、例えば、実施例に記載されている1つまたは複数の方法を使用することによって容易に評価することができる。
一部の実施形態では、提供されるステープルペプチドを調製および/または評価するための技術として、US9617309、US2015-0225471、US2016-0024153、US2016-0215036、US2016-0244494、WO2017/062518などに記載されているものが挙げられる。
一部の実施形態では、提供される化合物、例えば、アミノ酸またはその保護された形態を、以下の技術を利用して調製することができる。
一部の実施形態では、提供される化合物を下記のステップのうちの1つまたは複数または全てを使用して調製することができる:
Figure 2023535026000188

第1の反応に関して、-Clの代わりに他の脱離基、例えば、-Br、-I、-OTs、Omsなどを利用することができることが当業者には理解されよう。
一部の実施形態では、提供される化合物を、下記のステップのうちの1つまたは複数または全てを使用して調製することができる:
Figure 2023535026000189
一部の実施形態では、提供される化合物を、下記のステップのうちの1つまたは複数または全てを使用して調製することができる:
Figure 2023535026000190
一部の実施形態では、提供される化合物を、下記のステップのうちの1つまたは複数または全てを使用して調製することができる:
Figure 2023535026000191
一部の実施形態では、提供される化合物を、下記のステップのうちの1つまたは複数または全てを使用して調製することができる:
Figure 2023535026000192
提供される化合物を高純度で提供することができる。一部の実施形態では、提供される化合物は、少なくとも約85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、または99%純粋である。一部の実施形態では、提供される化合物、例えば、必要に応じて保護/活性化されたアミノ酸は、立体異性体を含めた不純物を基本的に含まない。
組成物
とりわけ、本開示は、本明細書に記載の提供される薬剤、例えば、小分子薬剤、ペプチド薬剤(例えば、ステープルペプチド)を含むかまたは他のやり方でそれに関する組成物を提供する。
一部の実施形態では、提供される組成物は、本明細書に記載のステープルペプチドを特徴付けるための(および必要に応じてそれを含む)アッセイ系であるかまたはそれを含む。
一部の実施形態では、提供される組成物は、例えば、1つまたは複数の提供される薬剤を含むか、またはそれを送達する医薬組成物である。
一部の実施形態では、薬剤は、ペプチドである。一部の実施形態では、薬剤は、ステープルペプチドである。一部の実施形態では、薬剤は、検出可能部分、例えば、蛍光部分、放射性部分、ビオチンなどを含む。一部の実施形態では、検出可能部分は、直接検出可能なものである。一部の実施形態では、検出可能な抗体は、間接的に、例えば、検出可能部分と反応して検出可能な産物を形成することができる薬剤である抗体を利用してなどで検出される。
一部の実施形態では、医薬組成物は、提供される薬剤および薬学的に許容される賦形剤(例えば、担体)を含む。
一部の実施形態では、ペプチド組成物は、本明細書に記載の薬剤の特定の形態(例えば、特定の光学異性体、ジアステレオマー、塩形態、共有結合性コンジュゲート形態[例えば、担体部分に共有結合したもの]など、またはこれらの組合せ))を含み得るか、またはそれを送達し得る。一部の実施形態では、本明細書に記載の医薬組成物に含まれるか、またはそれによって送達される薬剤は、担体部分と共有結合により連結したものではない。
一部の実施形態では、提供される治療用組成物は、送達の速度または程度を経時的に変更する(例えば、延長するか、または特定の組織、場所もしくは部位に限定する)1つもしくは複数の追加的な治療剤および/または1つもしくは複数の安定化剤および/または1つもしくは複数の薬剤を含み得る。
一部の実施形態では、組成物は、提供される薬剤(例えば、ステープルペプチド)または薬学的に許容されるその塩および薬学的に許容される賦形剤を含むか、またはそれを送達する医薬組成物である。一部の実施形態では、組成物は、薬剤(例えば、ステープルペプチド)および/または1つもしくは複数のその塩のただ1種の立体異性体を含む。一部の実施形態では、組成物は、薬剤(例えば、ステープルペプチド)および/または1つもしくは複数のその塩の2種またはそれよりも多くの立体異性体を含む。一部の実施形態では、薬剤(例えば、ステープルペプチド)またはその塩の2種またはそれよりも多くの立体異性体は、クロマトグラフィー、例えば、HPLCにおいて単一ピークとして溶出する。
使用および適用
提供される薬剤および組成物を種々の目的のために利用することができる。例えば、ある特定の化合物をアミノ酸として、直接か、またはペプチドなどの他の化合物を調製するために、利用することができる。ある特定の薬剤、例えば、ペプチドを利用して、ステープルペプチドを調製することができる。ペプチド、特にステープルペプチドであるかまたはそれを含むある特定の薬剤、およびその組成物は、生物活性を有し、種々の目的のために、例えば、種々の状態、障害または疾患に対する治療薬として、生物学的機能をモジュレートするためのツールなどとして利用することができる。
一部の実施形態では、本開示は、ベータ-カテニン機能をモジュレートするための薬剤およびその組成物を提供する。一部の場合では、ベータ-カテニンは、細胞間接着および遺伝子転写の調節および協調を含めた多数の細胞機能を有することが報告されている。一部の実施形態では、本明細書に記載の薬剤により、ベータ-カテニン活性および/またはレベルを阻害することができ、例えば、新生物の成長を阻害することができる。一部の実施形態では、本明細書に記載の薬剤により、ベータ-カテニンを活性化させることおよび/またはそのレベルを上昇させることができ、例えば、男性型脱毛症または脱毛症を処置するために使用することができる。
ベータ-カテニンは、ベータ-カテニン上のTCF部位においてTCF/LEFファミリーのメンバーと相互作用し得ることが報告されている。一部の実施形態では、提供される技術により、そのような相互作用の1つまたは複数を低減させる、抑制する、または遮断することができる。一部の実施形態では、本開示は、ベータ-カテニンとその結合パートナー(例えば、TCF/LEFファミリーメンバー)の相互作用をモジュレートするための方法であって、ベータ-カテニンを、提供される薬剤と接触させるステップを含む、方法を提供する。
一部の実施形態では、提供される薬剤のベータ-カテニンへの結合は、別の薬剤の結合と競合するか、またはそれを阻害する。一部の実施形態では、提供される薬剤のベータ-カテニンへの結合は、別の薬剤の結合と競合するか、またはそれを阻害する。一部の実施形態では、提供される薬剤のベータ-カテニンへの結合は、TCFまたはその断片の結合と競合するか、またはそれを阻害する。
一部の実施形態では、提供される薬剤は、TCF7、LEF1、TCF7L1、TCF7L2、Axin1、Axin2、APC、CDH1、またはCDH2またはその断片と、ベータ-カテニンへの結合について競合する。
一部の実施形態では、提供される薬剤は、TCF7、LEF1、TCF7L1、TCF7L2、Axin1、Axin2、APC、CDH1、またはCDH2またはその断片の、ベータ-カテニンとの相互作用に干渉する。
一部の実施形態では、本開示は、ベータ-カテニンの、パートナー、例えば、TCF7、LEF1、TCF7L1、TCF7L2、Axin1、Axin2、APC、CDH1、またはCDH2またはその断片との相互作用をモジュレートするための方法であって、ベータ-カテニンを、提供される薬剤または提供される薬剤を含むかもしくはそれを送達する組成物と接触させるステップを含む、方法を提供する。一部の実施形態では、本開示は、ベータ-カテニンの、パートナー、例えば、TCF7、LEF1、TCF7L1、TCF7L2、Axin1、Axin2、APC、CDH1、またはCDH2またはその断片との相互作用をモジュレートするための方法であって、ベータ-カテニンおよびパートナーを含む系に、提供される薬剤または提供される薬剤を含むかもしくはそれを送達する組成物を投与または送達するステップを含む、方法を提供する。一部の実施形態では、系は、内部の系(intro system)である。一部の実施形態では、系は、細胞、組織または器官であるかまたはそれを含む。一部の実施形態では、系は、対象である。一部の実施形態では、本開示は、細胞成長を阻害するための方法であって、細胞の集団に、有効量の、提供される薬剤または薬学的に許容されるその塩を投与または送達するステップを含む、方法を提供する。一部の実施形態では、本開示は、状態、障害または疾患(例えば、がん)と関連する細胞を死滅させるための方法であって、そのような細胞の集団に、有効量の、提供される薬剤または薬学的に許容されるその塩を投与または送達するステップを含む、方法を提供する。
一部の実施形態では、本開示は、ベータ-カテニンと関連する状態、障害または疾患(例えば、がん、神経変性疾患など)を予防するための方法であって、それにかかりやすい対象に、有効量の、提供される薬剤または薬学的に許容されるその塩を投与または送達するステップを含む、方法を提供する。一部の実施形態では、本開示は、ベータ-カテニン(例えば、異常なベータ-カテニン活性および/または発現レベル)と関連する状態、障害または疾患を処置するための方法であって、それに罹患している対象に、有効量の、提供される薬剤または薬学的に許容されるその塩を投与または送達するステップを含む、方法を提供する。一部の実施形態では、提供される薬剤は、有効量の、提供される薬剤または薬学的に許容されるその塩を含むかまたは送達する医薬組成物として投与される。一部の実施形態では、状態、障害または疾患は、ベータ-カテニンの、パートナー、例えば、TCF7、LEF1、TCF7L1、TCF7L2、Axin1、Axin2、APC、CDH1、および/またはCDH2との相互作用と関連する。一部の実施形態では、状態、障害または疾患は、ベータ-カテニンとTCFと関連する。一部の実施形態では、状態、障害または疾患は、がんである。一部の実施形態では、提供される薬剤は、別の治療法、例えば、免疫療法と組み合わせて投与され得る。一部の実施形態では、状態、障害、または疾患は、がん、心疾患、拡張型心筋症、胎児アルコール症候群、うつ病、および糖尿病から選択される。一部の実施形態では、状態、障害、または疾患は、心臓の状態、障害、または疾患である。一部の実施形態では、状態、障害、または疾患は、がんである。一部の実施形態では、がんは、結腸がん、結腸直腸がん、直腸がん、前立腺がん、家族性大腸腺腫症(FAP)、ウィルムス腫瘍、黒色腫、肝細胞癌、卵巣がん、子宮体がん、髄芽腫 毛母腫、原発性肝細胞癌、卵巣癌、乳がん、肺がん、神経膠芽腫、石灰化上皮腫、髄芽腫、甲状腺腫瘍、および卵巣新生物から選択される。一部の実施形態では、状態、障害または疾患は、がん、例えば、結腸直腸がん、肝細胞がん、黒色腫、胃がん、膀胱がん、および子宮体がんである。一部の実施形態では、がんは、結腸直腸がんである。一部の実施形態では、がんは、肝細胞がんである。一部の実施形態では、がんは、前立腺がんである。一部の実施形態では、がんは、黒色腫である。
提供される技術、例えば、薬剤、ペプチド、化合物、組成物などを製剤化、分配、投与または送達するために、種々の技術を本開示に従って利用することができる。例えば、一部の実施形態では、投与は、眼内、経口、非経口、局所などであり得る。一部の特定の実施形態では、投与は、気管支(例えば、気管支内滴下注入によるもの)、頬側、皮膚(例えば、真皮への外用、皮内、皮膚間、経皮などのうちの1つまたは複数であり得るかまたはそれを含み得る)、経腸、動脈内、皮内、胃内、髄内、筋肉内、鼻腔内、腹腔内、髄腔内、静脈内、脳室内、特定の器官内(例えば、肝内)、粘膜、経鼻、経口、直腸内、皮下、舌下、局所、気管(例えば、気管内滴下注入によるもの)、膣内、硝子体内などであり得る。一部の実施形態では、投与は、断続的な投薬(例えば、時間的に隔てられた複数回の投薬)および/または周期的な投薬(例えば、共通の期間で隔てられた個々の投薬)を伴い得る。一部の実施形態では、投与は、少なくとも選択された期間にわたる連続した投薬(例えば、灌流)を伴い得る。一部の実施形態では、提供される技術は、静脈内投与される。
とりわけ、本開示は、種々の特性および活性、安定性、送達、薬力学、薬物動態学などを最適化して、種々の剤形、投薬量レジメン、治療域などを提供するために利用することができる設計されたアミノ酸残基を含めた、種々の構造的部分を提供する。一部の実施形態では、提供される薬剤およびその組成物を、改善された投薬量レジメンおよび/または単位用量で利用することができる。一部の実施形態では、提供される薬剤の投与を、状態、障害または疾患および/または亜集団に基づいて調整する。一部の実施形態では、提供される技術の投与および/または投薬量レジメンを、ある特定のバイオマーカーおよびゲノムの変更に応じて調整する。
提供される薬剤により、生物学的効果、例えば、治療効果を、種々の機構によって送達することができる。一部の実施形態では、有効性は、AUC主導であり得る。一部の実施形態では、有効性は、Cmax主導であり得る。
一部の実施形態では、提供される薬剤は、別の治療法と組み合わせて利用される。一部の実施形態では、提供される薬剤は、別の治療剤と組み合わせて利用される。一部の実施形態では、別の治療法または治療剤は、提供される薬剤の投与または送達の前に投与される。一部の実施形態では、別の治療法または治療剤は、提供される薬剤の投与または送達とほぼ同時に投与される。一部の実施形態では、提供される薬剤および別の薬剤は、同じ医薬組成物中にある。一部の実施形態では、別の治療法または治療剤は、提供される薬剤の投与または送達に続いて投与される。一部の実施形態では、対象は、提供される薬剤および別の治療剤の両方に曝露される。一部の実施形態では、提供される薬剤および別の薬剤の両方が対象において検出され得る。一部の実施形態では、提供される薬剤が別の薬剤の前に投与され、対象によって排除されるか、または逆もまた同じである。一部の実施形態では、提供される薬剤が別の薬剤の半減期以内、もしくは半減期の2、3、4、5もしくは6倍以内に投与されるか、または逆もまた同じである。一部の実施形態では、対象は、提供される薬剤の治療効果および別の治療剤の治療効果に曝露される。一部の実施形態では、薬剤による効果は、薬剤が対象によって排除または代謝された後にもたらされ得る。一部の実施形態では、手順、例えば、外科手術、放射線照射などの効果は、手順の完了後にもたらされ得る。
一部の実施形態では、別の治療法は、がん治療法である。一部の実施形態では、別の治療法は、外科手術であるかまたはそれを含む。一部の実施形態では、別の治療法は、放射線療法であるかまたはそれを含む。一部の実施形態では、別の治療法は、免疫療法であるかまたはそれを含む。一部の実施形態では、別の治療剤は、薬物であるかまたはそれを含む。一部の実施形態では、別の治療剤は、がん薬物であるかまたはそれを含む。一部の実施形態では、別の治療剤は、化学療法剤であるかまたはそれを含む。一部の実施形態では、別の治療剤は、ホルモン療法剤であるかまたはそれを含む。一部の実施形態では、別の治療剤は、キナーゼ阻害剤であるかまたはそれを含む。一部の実施形態では、別の治療剤は、チェックポイント阻害剤(例えば、PD1に対する抗体、PD-L1に対する抗体、CTLA-4に対する抗体など)であるかまたはそれを含む。一部の実施形態では、提供される薬剤は、単独で使用される場合と比較して低い単位用量および/または総用量で投与され得る。一部の実施形態では、別の薬剤は、単独で使用される場合と比較して低い単位用量および/または総用量で投与され得る。一部の実施形態では、提供される薬剤の投与および/または別の治療法もしくは治療剤に付随する1つまたは複数の副作用が低減する。一部の実施形態では、併用療法により、例えば、それぞれの薬剤が個別に利用された場合と比較して、改善された結果が提供される。一部の実施形態では、併用療法により、例えば、それぞれの薬剤が個別に利用された場合と比較して、1つまたは複数のより良好な結果が達成される。
一部の実施形態では、別の薬剤は、チェックポイント阻害剤、EGFR阻害剤、VEGF阻害剤、VEGFR阻害剤、キナーゼ阻害剤、または抗がん薬である。
一部の実施形態では、追加的な薬剤は、チェックポイント阻害剤である。一部の実施形態では、追加的な薬剤は、免疫腫瘍剤である。一部の実施形態では、追加的な薬剤は、チェックポイント分子に対する抗体である。一部の実施形態では、追加的な薬剤は、PD1、PDL-1、CTLA4、A2AR、B7-H3、B7-H4、BTLA、IDO、KIR、LAG3、TIM-s、C10orf54などに対する抗体である。一部の実施形態では、抗体は、抗PD1抗体である。一部の実施形態では、抗体は、抗PD-L1抗体である。一部の実施形態では、抗体は、抗CTLA4である。
一部の実施形態では、別の薬剤は、EGFR阻害剤、例えば、エルロチニブ、ゲフィチニブ、ラパチニブ、パニツムマブ、バンデタニブ、セツキシマブなどである。一部の実施形態では、別の薬剤は、VEGFおよび/またはVEGFR阻害剤、例えば、パゾパニブ、ベバシズマブ、ソラフェニブ、スニチニブ、アキシチニブ、ポナチニブ、レゴラフェニブ、バンデタニブ、カボザンチニブ、ラムシルマブ、レンバチニブ、ziv-アフリベルセプトなどである。一部の実施形態では、別の薬剤は、キナーゼ阻害剤である。一部の実施形態では、別の治療剤は、化学療法剤である。一部の実施形態では、別の治療剤は、抗がん薬、例えば、シクロホスファミド、メトトレキサート、5-フルオロウラシル(5-FU)、ドキソルビシン、ムスチン、ビンクリスチン、プロカルバジン、プレドニゾロン、ダカルバジン、ブレオマイシン、エトポシド、シスプラチン、エピルビシン、カペシタビン、フォリン酸、アクチノマイシン、オールトランスレチノイン酸、アザシチジン、アザチオプリン、ボルテゾミブ、カルボプラチン、クロラムブシル、シタラビン、ダウノルビシン、ドセタキセル、ドキシフルリジン、フルオロウラシル、ゲムシタビン、ヒドロキシウレア、イダルビシン、イマチニブ、イリノテカン、メクロレタミン、メルカプトプリン、ミトキサントロン、パクリタキセル、ペメトレキセド、テニポシド、チオグアニン、トポテカン、バルルビシン、ビンブラスチン、ビンデシン、ビノレルビン、オキサリプラチンなどである。
とりわけ、本開示は、以下の実施形態を提供する。
1. 式Iの構造
-LP1-LAA1-LP2-LAA2-LP3-LAA3-LP4-LAA4-LP5-LAA5-LP6-LAA6-LP7-R

を有する薬剤またはその塩であって、式中、
が、ペプチド、アミノ保護基、またはR’-LRN-であり、
P1、LP2、LP3、LP4、LP5、LP6、およびLP7のそれぞれが、独立して、Lであり、LP1、LP2、LP3、LP4、LP5、LP6、およびLP7が、
一緒になって-L-を形成し、それが、第1のR’基が結合する原子および第2のR’基が結合する原子に結合する、第1のR’基および第2のR’基、ならびに
一緒になって-L-を形成し、それが、第3のR’基が結合する原子および第4のR’基が結合する原子に結合する、第3のR’基および第4のR’基
を含み、
それぞれのLが、独立して、-Ls1-Ls2-Ls3-であり、それぞれのLs1、Ls2、およびLs3が、独立して、Lであり、
AA1が、酸性基または極性基を含む側鎖を含むアミノ酸残基であり、
AA2が、酸性基または極性基を含む側鎖を含むアミノ酸残基であり、
AA3が、アミノ酸残基であり、
AA4が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含むアミノ酸残基であり、
AA5が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含むアミノ酸残基であり、
AA6が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含むアミノ酸残基であり、
が、ペプチド、カルボキシル保護基、-LRC-R’、-O-LRC-R’、または-N(R’)-LRC-R’であり、
RNおよびLRCのそれぞれが、独立して、Lであり、
それぞれのLが、独立して、共有結合であるか、または必要に応じて置換された、二価C~C25脂肪族基もしくは1~10個のヘテロ原子を有する二価C~C25ヘテロ脂肪族基であり、基の1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-Cy-、-O-、-S-、-S-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられ、
それぞれの-Cy-が、独立して、必要に応じて置換された、0~10個のヘテロ原子を有する二価3~30員単環式、二環式、または多環式環であり、
それぞれのR’が、独立して、-L-R、-C(O)R、-COR、または-SORであり、
それぞれのRが、独立して、-Hであるか、もしくはC1~30脂肪族、1~10個のヘテロ原子を有するC1~30ヘテロ脂肪族、C6~30アリール、C6~30アリール脂肪族、1~10個のヘテロ原子を有するC6~30アリールヘテロ脂肪族、1~10個のヘテロ原子を有する5~30員ヘテロアリール、および1~10個のヘテロ原子を有する3~30員ヘテロシクリルから選択される、必要に応じて置換された基であるか、または
2つのR基が、必要に応じてかつ独立して、一緒になって共有結合を形成するか、または
同じ原子上の2つもしくはそれよりも多くのR基が、必要に応じてかつ独立して、原子と一緒になって、必要に応じて置換された、原子に加えて0~10個のヘテロ原子を有する3~30員単環式、二環式、もしくは多環式環を形成するか、または
2つもしくはそれよりも多くの原子上の2つもしくはそれよりも多くのR基が、必要に応じてかつ独立して、それらの介在原子と一緒になって、必要に応じて置換された、介在原子に加えて0~10個のヘテロ原子を有する3~30員単環式、二環式、もしくは多環式環を形成する、
薬剤またはその塩。
2. 式Iの構造
-LP1-LAA1-LP2-LAA2-LP3-LAA3-LP4-LAA4-LP5-LAA5-LP6-LAA6-LP7-R

を有する薬剤またはその塩であって、式中、
が、ペプチド、アミノ保護基、またはR’-LRN-であり、
P1、LP2、LP3、LP4、LP5、LP6、およびLP7のそれぞれが、独立して、Lであり、LP1、LP2、LP3、LP4、LP5、LP6、およびLP7が、
一緒になって-L-を形成し、それが、第1のR’基が結合する原子および第2のR’基が結合する原子に結合する、第1のR’基および第2のR’基、ならびに
一緒になって-L-を形成し、それが、第3のR’基が結合する原子および第4のR’基が結合する原子に結合する、第3のR’基および第4のR’基
を含み、
それぞれのLが、独立して、-Ls1-Ls2-Ls3-であり、それぞれのLs1、Ls2、およびLs3が、独立して、Lであり、
AA1が、LARであり、メチレン単位が、-C(R’)(RAS)-で置き換えられ、RASが、-LAS1-RAA1であり、RAA1が、-CORまたは-SORであり、
AA2が、LARであり、メチレン単位が、-C(R’)(RAS)-で置き換えられ、RASが、-LAS2-RAA2であり、RAA2が、-CORまたは-SORであり、
AA3が、LARであり、メチレン単位が、-C(R’)(RAS)-で置き換えられ、RASが、-LAS3-RAA3であり、RAA3が、R’であり、
AA4が、LARであり、メチレン単位が、-C(R’)(RAS)-で置き換えられ、RASが、-LAS4-RAA4であり、RAA4が、6~14員アリールまたは1~6個のヘテロ原子を有する5~14員ヘテロアリールから選択される、必要に応じて置換された基であり、
AA5が、LARであり、メチレン単位が、-C(R’)(RAS)-で置き換えられ、RASが、-LAS5-RAA5であり、RAA5が、6~14員アリールまたは1~6個のヘテロ原子を有する5~14員ヘテロアリールから選択される、必要に応じて置換された基であり、
AA6が、LARであり、メチレン単位が、-C(R’)(RAS)-で置き換えられ、RASが、-LAS6-RAA6であり、RAA6が、6~14員アリールまたは1~6個のヘテロ原子を有する5~14員ヘテロアリールから選択される、必要に応じて置換された基であり、
が、ペプチド、カルボキシル保護基、-LRC-R’、-O-LRC-R’、または-N(R’)-LRC-R’であり、
RNおよびLRCのそれぞれが、独立して、Lであり、
それぞれのLARが、独立して、必要に応じて置換された二価C~C脂肪族基であり、基の1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-C(R’)(RAS)-、-Cy-、-O-、-S-、-S-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられ、
AS1、LAS2、LAS3、LAS4、LAS5、およびLAS6のそれぞれが、独立して、LASであり、
それぞれのRASが、独立して、-LAS-R’であり、
それぞれのLASが、独立して、共有結合であるか、または必要に応じて置換された、二価C~C10脂肪族基もしくは1~5個のヘテロ原子を有する二価C~C10ヘテロ脂肪族基であり、基の1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-Cy-、-O-、-S-、-S-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられ、
それぞれのLが、独立して、共有結合であるか、または必要に応じて置換された、二価C~C25脂肪族基もしくは1~10個のヘテロ原子を有する二価C~C25ヘテロ脂肪族基であり、基の1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-Cy-、-O-、-S-、-S-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられ、
それぞれの-Cy-が、独立して、必要に応じて置換された、0~10個のヘテロ原子を有する二価3~30員単環式、二環式、または多環式環であり、
それぞれのR’が、独立して、-L-R、-C(O)R、-COR、または-SORであり、
それぞれのRが、独立して、-Hであるか、もしくはC1~30脂肪族、1~10個のヘテロ原子を有するC1~30ヘテロ脂肪族、C6~30アリール、C6~30アリール脂肪族、1~10個のヘテロ原子を有するC6~30アリールヘテロ脂肪族、1~10個のヘテロ原子を有する5~30員ヘテロアリール、および1~10個のヘテロ原子を有する3~30員ヘテロシクリルから選択される、必要に応じて置換された基であるか、または
2つのR基が、必要に応じてかつ独立して、一緒になって共有結合を形成するか、または
同じ原子上の2つもしくはそれよりも多くのR基が、必要に応じてかつ独立して、原子と一緒になって、必要に応じて置換された、原子に加えて0~10個のヘテロ原子を有する3~30員単環式、二環式、もしくは多環式環を形成するか、または
2つもしくはそれよりも多くの原子上の2つもしくはそれよりも多くのR基が、必要に応じてかつ独立して、それらの介在原子と一緒になって、必要に応じて置換された、介在原子に加えて0~10個のヘテロ原子を有する3~30員単環式、二環式、もしくは多環式環を形成する、
薬剤またはその塩。
3. 第2のR’基および第3のR’基が、同じ原子に結合される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
4. 第1、第2、および第4のR’基のそれぞれが、独立して、異なる原子に結合される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
5. 第1および第2のR’基が一緒になることによって形成されるLが、本明細書に記載されるステープルである、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
6. 第1および第2のR’基が一緒になることによって形成されるLが、5~20個(例えば、5個、6個、7個、8個、9個、10個、11個、12個、13個、14個、15個、16個、17個、18個、19個、または20個)の原子の長さを有する、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
7. 第3および第4のR’基が一緒になることによって形成されるLが、本明細書に記載されるステープルである、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
8. 第3および第4のR’基が一緒になることによって形成されるLが、5~20個(例えば、5個、6個、7個、8個、9個、10個、11個、12個、13個、14個、15個、16個、17個、18個、19個、または20個)の原子の長さを有する、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
9. 第3および第4のR’基が一緒になることによって形成されるLが、10~20個(例えば、10個、11個、12個、13個、14個、15個、16個、17個、18個、19個、または20個)の原子の長さを有する、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
10. LP1が、共有結合であるか、または必要に応じて置換された二価C~C脂肪族基であり、基の1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-Cy-、-O-、-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられている、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
11. LP1の長さが、2~10個(2個、3個、4個、5個、6個、7個、8個、9個、または10個)の原子である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
12. LP1の1つまたは複数のメチレン単位が、独立して、-N(R’)-または-C(O)-で置き換えられている、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
13. LP1の1つまたは複数のメチレン単位が、独立して、-N(R’)-または-C(O)N(R’)-で置き換えられている、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
14. LP1の1つまたは複数のメチレン単位が、独立して、-N(R’)-、-C(R’)、または-C(O)N(R’)-で置き換えられている、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
15. Lp1の1つまたは複数のメチレン単位が、独立して、-N(R’)-で置き換えられ、Lp1の1つまたは複数のメチレン単位が、独立して、-C(O)N(R’)-で置き換えられている、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
16. LP1のメチレン単位が、-C(R’)-で置き換えられ、R’基のうちの1つが、4つのR’基のうちの第1のR’基であるか、またはLP1のメチレン単位が、-N(R’)-で置き換えられ、R’基が、4つのR’基のうちの第1のR’基である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
17. LP1のメチレン単位が、-C(R’)-で置き換えられ、R’基のうちの1つが、4つのR’基のうちの第1のR’基である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
18. LP1が、-[X]-X-であるか、またはそれを含み、それぞれのXおよびXが、独立して、アミノ酸残基であり、pが、0~10であり、Xが、LAA1に結合している、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
19. LP1が、-X-であるか、またはそれを含む、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
20. Xが、4つのR’基のうちの第1のR’基を含む、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
21. LAA1が、必要に応じて置換された二価C~C脂肪族基であり、基の1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-C(R’)(RAS)-、-Cy-、-O-、-S-、-S-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられている、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
22. LAA1が、-N(R’)-C(R’)(RAS)-C(O)-である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
23. LAA1が、-NH-C(R’)(RAS)-C(O)-である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
24. LAS1が、必要に応じて置換された二価C~C10脂肪族基であり、基の1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-Cy-、-O-、-S-、-S-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられている、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
25. LAS1が、必要に応じて置換された二価C~C10脂肪族基であり、基の1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-Cy-、-O-、-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-S(O)-、または-S(O)-で置き換えられている、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
26. LAS1が、必要に応じて置換された二価C~C10脂肪族基であり、基の1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-O-、-S-、または-N(R’)-で置き換えられている、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
27. LAS1が、必要に応じて置換された二価C~C10アルキレン基である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
28. LAS1が、必要に応じて置換された-CH-である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
29. LAS1が、-CH-である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
30. RAA1が、-CORである、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
31. RAA1が、-COHである、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
32. LAA1が、酸性基を含む側鎖を含むアミノ酸残基である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
33. LAA1が、Xである、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
34. LP2が、共有結合であるか、または必要に応じて置換された二価C~C脂肪族基であり、基の1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-Cy-、-O-、-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられている、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
35. LP2の長さが、2~10個(2個、3個、4個、5個、6個、7個、8個、9個、または10個)の原子である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
36. LP2の長さが、6個の原子である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
37. LP2の1つまたは複数のメチレン単位が、独立して、-N(R’)-または-C(O)-で置き換えられている、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
38. LP2の1つまたは複数のメチレン単位が、独立して、-N(R’)-または-C(O)N(R’)-で置き換えられている、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
39. LP2の1つまたは複数のメチレン単位が、独立して、-N(R’)-、-C(R’)、または-C(O)N(R’)-で置き換えられている、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
40. LP2の1つまたは複数のメチレン単位が、独立して、-N(R’)-で置き換えられ、LP2の1つまたは複数のメチレン単位が、独立して、-C(O)N(R’)-で置き換えられている、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
41. LP2のメチレン単位が、-C(R’)-で置き換えられ、R’基のうちの一方が、4つのR’基のうちの第2のR’基であり、他方が、第3のR’基である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
42. LP2が、-[X]pX[X]p’-であるか、またはそれを含み、それぞれのXおよびXが、独立して、アミノ酸残基であり、pおよびp’のそれぞれが、独立して、0~10である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
43. LP2が、-[X]pX[X]p’-であるか、またはそれを含み、それぞれのXおよびXが、独立して、アミノ酸残基であり、pおよびp’のそれぞれが、独立して、0~10である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
44. LP2が、-X-であるか、またはそれを含み、それぞれのXおよびXが、独立して、アミノ酸残基であり、Xが、LAA2に結合している、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
45. Xが、-C(R’)-を含み、R’基のうちの一方が、4つのR’基のうちの第2のR’基であり、他方が、第3のR’基である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
46. 第1および第2のR’基が一緒になることによって形成されるLが、本明細書に記載されるXおよびXに結合したL基の構造を有する、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
47. 第3および第4のR’基が一緒になることによって形成されるLが、本明細書に記載されるXおよびX11に結合したL基の構造を有する、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
48. LAA2が、必要に応じて置換された二価C~C脂肪族基であり、基の1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-C(R’)(RAS)-、-Cy-、-O-、-S-、-S-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられている、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
49. LAA2が、-N(R’)-C(R’)(RAS)-C(O)-である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
50. LAA2が、-NH-C(R’)(RAS)-C(O)-である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
51. LAS2が、必要に応じて置換された二価C~C10脂肪族基であり、基の1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-Cy-、-O-、-S-、-S-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられている、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
52. LAS2が、必要に応じて置換された二価C~C10脂肪族基であり、基の1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-Cy-、-O-、-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-S(O)-、または-S(O)-で置き換えられている、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
53. LAS2が、必要に応じて置換された二価C~C10脂肪族基であり、基の1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-O-、-S-、または-N(R’)-で置き換えられている、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
54. LAS2が、必要に応じて置換された二価C~C10アルキレン基である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
55. LAS2が、必要に応じて置換された-CH-である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
56. LAS2が、-CH-である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
57. RAA2が、-CORである、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
58. RAA2が、-COHである、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
59. LAA2が、酸性基を含む側鎖を含むアミノ酸残基である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
60. LAA2が、Xである、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
61. LP3の長さが、0~10個(0個、1個、2個、3個、4個、5個、6個、7個、8個、9個、または10個)の原子である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
62. LP3が、共有結合であるか、または必要に応じて置換された二価C~C脂肪族基であり、基の1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-Cy-、-O-、-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられている、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
63. LP3の長さが、0~10個(0個、1個、2個、3個、4個、5個、6個、7個、8個、9個、または10個)の原子である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
64. LP3が、共有結合である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
65. LAA3が、必要に応じて置換された二価C~C脂肪族基であり、基の1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-C(R’)(RAS)-、-Cy-、-O-、-S-、-S-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられている、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
66. LAA3が、-N(R’)-C(R’)(RAS)-C(O)-である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
67. LAA3が、-NH-C(R’)(RAS)-C(O)-である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
68. LAS3が、必要に応じて置換された二価C~C10脂肪族基であり、基の1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-Cy-、-O-、-S-、-S-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられている、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
69. RASが、-LAS-RAA3であり、LAS3が、必要に応じて置換された二価C~C10脂肪族基であり、基の1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-Cy-、-O-、-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-S(O)-、または-S(O)-で置き換えられている、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
70. LAS3が、必要に応じて置換された二価C~C10脂肪族基であり、基の1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-O-、-S-、または-N(R’)-で置き換えられている、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
71. LAS3が、必要に応じて置換された二価C~C10アルキレン基である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
72. LAS3が、必要に応じて置換された-CH-である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
73. LAS3が、-CH-である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
74. RAA3が、-CORである、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
75. RAA3が、-COHである、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
76. LAA3が、酸性基を含む側鎖を含むアミノ酸残基である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
77. LAA3が、Xである、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
78. LP4が、共有結合であるか、または必要に応じて置換された二価C~C脂肪族基であり、基の1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-Cy-、-O-、-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられている、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
79. LP4の長さが、2~10個(2個、3個、4個、5個、6個、7個、8個、9個、または10個)の原子である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
80. LP4の長さが、6個の原子である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
81. LP4の1つまたは複数のメチレン単位が、独立して、-N(R’)-または-C(O)-で置き換えられている、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
82. LP4の1つまたは複数のメチレン単位が、独立して、-N(R’)-または-C(O)N(R’)-で置き換えられている、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
83. LP4の1つまたは複数のメチレン単位が、独立して、-N(R’)-、-C(R’)、または-C(O)N(R’)-で置き換えられている、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
84. LP4の1つまたは複数のメチレン単位が、独立して、-N(R’)-で置き換えられ、LP4の1つまたは複数のメチレン単位が、独立して、-C(O)N(R’)-で置き換えられている、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
85. LP4が、-[X]pX[X]p’-であるか、またはそれを含み、それぞれのXおよびX11が、独立して、アミノ酸残基であり、pおよびp’のそれぞれが、独立して、0~10である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
86. LP4が、-X-であるか、またはそれを含み、それぞれのXおよびXが、独立して、アミノ酸残基であり、Xが、LAA4に結合している、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
87. LAA4が、必要に応じて置換された二価C~C脂肪族基であり、基の1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-C(R’)(RAS)-、-Cy-、-O-、-S-、-S-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられている、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
88. LAA4が、-N(R’)-C(R’)(RAS)-C(O)-である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
89. LAA4が、-NH-C(R’)(RAS)-C(O)-である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
90. LAS4が、必要に応じて置換された二価C~C10脂肪族基であり、基の1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-Cy-、-O-、-S-、-S-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられている、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
91. LAS4が、必要に応じて置換された二価C~C10脂肪族基であり、基の1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-Cy-、-O-、-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-S(O)-、または-S(O)-で置き換えられている、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
92. LAS4が、必要に応じて置換された二価C~C10脂肪族基であり、基の1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-O-、-S-、または-N(R’)-で置き換えられている、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
93. LAS4が、必要に応じて置換された二価C~C10アルキレン基である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
94. LAS4が、必要に応じて置換された-CH-である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
95. LAS4が、-CH-である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
96. RAA4が、必要に応じて置換された6~14員アリールである、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
97. RAA4が、必要に応じて置換されたフェニルである、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
98. RAA4が、フェニルである、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
99. RAA4が、必要に応じて置換された、1~6個のヘテロ原子を有する5~14員ヘテロアリールである、実施形態1~95のいずれか1つに記載の薬剤。
100. RAA4が、必要に応じて置換された、1~4個のヘテロ原子を有する5員単環式ヘテロアリールである、実施形態1~95のいずれか1つに記載の薬剤。
101. RAA4が、必要に応じて置換された
Figure 2023535026000193

である、実施形態1~95のいずれか1つに記載の薬剤。
102. RAA4が、必要に応じて置換された、1~4個のヘテロ原子を有する9員二環式ヘテロアリールである、実施形態1~95のいずれか1つに記載の薬剤。
103. RAA4が、必要に応じて置換された、1~4個のヘテロ原子を有する10員二環式ヘテロアリールである、実施形態1~95のいずれか1つに記載の薬剤。
104. RAA4が、必要に応じて置換された
Figure 2023535026000194

である、実施形態1~95のいずれか1つに記載の薬剤。
105. RAA4が、必要に応じて置換された
Figure 2023535026000195

である、実施形態1~95のいずれか1つに記載の薬剤。
106. LAA4が、アミノ酸残基である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
107. LAA4が、Xである、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
108. LP5が、共有結合であるか、または必要に応じて置換された二価C~C脂肪族基であり、基の1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-Cy-、-O-、-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられている、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
109. LP5の長さが、2~10個(2個、3個、4個、5個、6個、7個、8個、9個、または10個)の原子である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
110. LP5の長さが、6個の原子である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
111. LP5の1つまたは複数のメチレン単位が、独立して、-N(R’)-または-C(O)-で置き換えられている、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
112. LP5の1つまたは複数のメチレン単位が、独立して、-N(R’)-または-C(O)N(R’)-で置き換えられている、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
113. LP5の1つまたは複数のメチレン単位が、独立して、-N(R’)-、-C(R’)、または-C(O)N(R’)-で置き換えられている、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
114. LP5の1つまたは複数のメチレン単位が、独立して、-N(R’)-で置き換えられ、LP5の1つまたは複数のメチレン単位が、独立して、-C(O)N(R’)-で置き換えられている、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
115. LP5のメチレン単位が、-C(R’)-で置き換えられ、R’基のうちの1つが、第4のR’基である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
116. LP5が、-[X]pX11[X]p’-であるか、またはそれを含み、それぞれのXおよびX11が、独立して、アミノ酸残基であり、pおよびp’のそれぞれが、独立して、0~10である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
117. LP5が、-X1011-であるか、またはそれを含み、それぞれのX10およびX11が、独立して、アミノ酸残基であり、X11が、LAA5に結合している、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
118. X11が、-C(R’)-を含み、R’基のうちの1つが、第4のR’基である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
119. LAA5が、必要に応じて置換された二価C~C脂肪族基であり、基の1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-C(R’)(RAS)-、-Cy-、-O-、-S-、-S-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられている、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
120. LAA5が、-N(R’)-C(R’)(RAS)-C(O)-である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
121. LAA5が、-NH-C(R’)(RAS)-C(O)-である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
122. LAS5が、必要に応じて置換された二価C~C10脂肪族基であり、基の1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-Cy-、-O-、-S-、-S-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられている、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
123. LAS5が、必要に応じて置換された二価C~C10脂肪族基であり、基の1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-Cy-、-O-、-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-S(O)-、または-S(O)-で置き換えられている、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
124. LAS5が、必要に応じて置換された二価C~C10脂肪族基であり、基の1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-O-、-S-、または-N(R’)-で置き換えられている、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
125. LAS5が、必要に応じて置換された二価C~C10アルキレン基である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
126. LAS5が、必要に応じて置換された-CH-である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
127. LAS5が、-CH-である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
128. RAA5が、必要に応じて置換された6~14員アリールである、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
129. RAA5が、必要に応じて置換されたフェニルである、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
130. RAA5が、フェニルである、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
131. RAA5が、必要に応じて置換された、1~6個のヘテロ原子を有する5~14員ヘテロアリールである、実施形態1~95のいずれか1つに記載の薬剤。
132. RAA5が、必要に応じて置換された、1~4個のヘテロ原子を有する5員単環式ヘテロアリールである、実施形態1~95のいずれか1つに記載の薬剤。
133. RAA5が、必要に応じて置換された
Figure 2023535026000196

である、実施形態1~95のいずれか1つに記載の薬剤。
134. RAA5が、必要に応じて置換された、1~4個のヘテロ原子を有する9員二環式ヘテロアリールである、実施形態1~95のいずれか1つに記載の薬剤。
135. RAA5が、必要に応じて置換された、1~4個のヘテロ原子を有する10員二環式ヘテロアリールである、実施形態1~95のいずれか1つに記載の薬剤。
136. RAA5が、必要に応じて置換された
Figure 2023535026000197

である、実施形態1~95のいずれか1つに記載の薬剤。
137. RAA5が、必要に応じて置換された
Figure 2023535026000198

である、実施形態1~95のいずれか1つに記載の薬剤。
138. LAA5が、アミノ酸残基である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
139. LAA5が、X12である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
140. LP6が、共有結合であるか、または必要に応じて置換された二価C~C脂肪族基であり、基の1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-Cy-、-O-、-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられている、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
141. LP6の長さが、0~10個(0個、1個、2個、3個、4個、5個、6個、7個、8個、9個、または10個)の原子である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
142. LP6の長さが、共有結合である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
143. LAA6が、必要に応じて置換された二価C~C脂肪族基であり、基の1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-C(R’)(RAS)-、-Cy-、-O-、-S-、-S-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられている、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
144. LAA6のメチレン単位が、-C(R’)(RAS)-で置き換えられ、RASが、-LAS-RAA6であり、LASが、必要に応じて置換された二価C~C10脂肪族基であり、基の1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-Cy-、-O-、-S-、-S-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられている、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
145. LAA6のメチレン単位が、-C(R’)(RAS)-で置き換えられ、RASが、-LAS-RAA6であり、LASが、必要に応じて置換された二価C~C10脂肪族基であり、基の1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-Cy-、-O-、-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-S(O)-、または-S(O)-で置き換えられている、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
146. LAA6のメチレン単位が、-C(R’)(RAS)-で置き換えられ、RASが、-LAS-RAA6であり、LASが、必要に応じて置換された二価C~C10脂肪族基であり、基の1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-O-、-S-、または-N(R’)-で置き換えられている、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
147. LAA6のメチレン単位が、-C(R’)(RAS)-で置き換えられ、RASが、-LAS-RAA6であり、LASが、必要に応じて置換された二価C~C10アルキレン基である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
148. LAA6のメチレン単位が、-C(R’)(RAS)-で置き換えられ、RASが、-CH-RAA6である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
149. RAA6が、必要に応じて置換された6~14員アリールである、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
150. RAA6が、必要に応じて置換されたフェニルである、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
151. RAA6が、フェニルである、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
152. RAA6が、必要に応じて置換された、1~6個のヘテロ原子を有する5~14員ヘテロアリールである、実施形態1~95のいずれか1つに記載の薬剤。
153. RAA6が、必要に応じて置換された、1~4個のヘテロ原子を有する5員単環式ヘテロアリールである、実施形態1~95のいずれか1つに記載の薬剤。
154. RAA6が、必要に応じて置換された
Figure 2023535026000199

である、実施形態1~95のいずれか1つに記載の薬剤。
155. RAA6が、必要に応じて置換された、1~4個のヘテロ原子を有する9員二環式ヘテロアリールである、実施形態1~95のいずれか1つに記載の薬剤。
156. RAA6が、必要に応じて置換された、1~4個のヘテロ原子を有する10員二環式ヘテロアリールである、実施形態1~95のいずれか1つに記載の薬剤。
157. RAA6が、必要に応じて置換された
Figure 2023535026000200

である、実施形態1~95のいずれか1つに記載の薬剤。
158. RAA6が、必要に応じて置換された
Figure 2023535026000201

である、実施形態1~95のいずれか1つに記載の薬剤。
159. LAA6が、アミノ酸残基である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
160. LAA6が、X13である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
161. LP7が、共有結合であるか、または必要に応じて置換された二価C~C10脂肪族基もしくは1~10個のヘテロ原子を有するヘテロ脂肪族基であり、基の1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-Cy-、-O-、-S-、-S-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられている、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
162. LP7の長さが、0~20個(例えば、0~15個、0~10個、0~5個、0個、1個、2個、3個、4個、5個、6個、7個、8個、9個、10個、11個、12個、13個、14個、15個、16個、17個、18個、19個、または20個)の原子である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
163. LRNが、共有結合であるか、または必要に応じて置換された二価C~C10脂肪族基もしくは1~10個のヘテロ原子を有するヘテロ脂肪族基であり、基の1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-Cy-、-O-、-S-、-S-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられている、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
164. LRNの長さが、0~20個(0個、1個、2個、3個、4個、5個、6個、7個、8個、9個、10個、11個、12個、13個、14個、15個、16個、17個、18個、19個、または20個)の原子である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
165. Rが、R’-LRN-であり、R’が、-C(O)R、-COR、または-SORである、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
166. Rが、R’であり、R’が、-C(O)R、-COR、または-SORである、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
167. LRCが、共有結合であるか、または必要に応じて置換された二価C~C10脂肪族基もしくは1~10個のヘテロ原子を有するヘテロ脂肪族基であり、基の1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-Cy-、-O-、-S-、-S-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられている、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
168. LRCの長さが、0~20個(0個、1個、2個、3個、4個、5個、6個、7個、8個、9個、10個、11個、12個、13個、14個、15個、16個、17個、18個、19個、または20個)の原子である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
169. Rが、-O-LRC-R’または-N(R’)-LRC-R’である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
170. Rが、-OR’または-N(R’)であり、それぞれのR’が、独立して、Rである、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
171. ペプチドであるか、またはそれを含む、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
172. ペプチドである、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
173. ヘリックス構造であるか、またはそれを含む、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
174.
10111213[X14p14[X15p15[X16p16[X17p17
を含むペプチドであるか、またはそれを含む薬剤であって、
式中、
p14、p15、p16、およびp17のそれぞれが、独立して、0または1であり、
、X、X、X、X、X、X、X、X、X10、X11、X12、X13、X14、X15、X16、およびX17のそれぞれが、独立して、アミノ酸残基であり、
が、酸性基または極性基を含む側鎖を含み、
が、酸性基または極性基を含む側鎖を含み、
が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
12が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
13が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含む、
薬剤。
175.
10111213[X14p14[X15p15[X16p16[X17p17[X18p18[X19p19[X20p20[X21p21[X22p22
[X23p23
であるか、またはそれを含む薬剤であって、
式中、p14、p15、p16、p17、p18、p19、p20、p21、p22、およびp23のそれぞれが、独立して、0または1であり、X、X、X、X、X、X、X、X、X、X10、X11、X12、X13、X14、X15、X16、X17、X18、X19、X20、X21、X22、およびX23のそれぞれが、独立して、アミノ酸残基である、
薬剤。
176.
[X]1011121314[X15p15[X16p16[X17p17[X]p’
であるか、またはそれを含む薬剤であって、
式中、
p15、p16、およびp17のそれぞれが、独立して、0または1であり、
pおよびp’のそれぞれが、独立して、0~10であり、
X、X、X、X、X、X、X、X、X、X、X10、X11、X12、X13、X14、X15、X16、およびX17のそれぞれが、独立して、アミノ酸残基である、
薬剤。
177.
10111213[X14p14[X15p15[X16p16[X17p17
を含むペプチドであるか、またはそれを含む薬剤であって、
式中、
p14、p15、p16、およびp17のそれぞれが、独立して、0または1であり、
、X、X、X、X、X、X、X、X、X10、X11、X12、X13、X14、X15、X16、およびX17のそれぞれが、独立して、アミノ酸残基であり、
が、酸性基または極性基を含む側鎖を含み、
が、酸性基または極性基を含む側鎖を含み、
が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
12が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
13が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
およびX、ならびに/もしくはXおよびX11が、独立して、ステープリングに好適なアミノ酸残基であるかもしくはステープリングされている、またはXおよびX10が、独立して、ステープリングに好適なアミノ酸残基であるかもしくはステープリングされている、
薬剤。
178. XおよびX、ならびにXおよびX11が、独立して、ステープリングに好適なアミノ酸残基である、実施形態174に記載の薬剤。
179. XおよびX、ならびにXおよびX11が、独立して、ステープリングされている、実施形態174に記載の薬剤。
180. 実施形態174~179のいずれか1つに記載の薬剤である、実施形態1~173のいずれか1つに記載の薬剤。
181. -Ls1-Ls2-Ls3-であるLの構造を有するステープルを含む、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
182. 薬剤に、-Ls1-Ls2-Ls3-であるLの構造をそれぞれが独立して有する2つのステープルが存在する、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
183. Ls1が、共有結合であるか、または必要に応じて置換された二価、直鎖もしくは分岐鎖、飽和もしくは部分不飽和のC1~10炭化水素鎖であり、1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-Cy-、-O-、-S-、-S-S-、-S-Cy-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられている、実施形態181~182のいずれか1つに記載の薬剤。
184. Ls1が、必要に応じて置換された二価、直鎖または分岐鎖、飽和または部分不飽和のC1~10炭化水素鎖であり、1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-Cy-、-O-、-S-、-S-S-、-S-Cy-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられている、実施形態183に記載の薬剤。
185. Ls1が、必要に応じて置換された二価、直鎖または分岐鎖、飽和または部分不飽和のC1~6炭化水素鎖であり、1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-O-、-Cy-、-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(O)N(R’)-、または-N(R’)C(O)O-で置き換えられている、実施形態183に記載の薬剤。
186. Ls1が、二価C1~6脂肪族であり、1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-O-、-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(O)N(R’)-、または-N(R’)C(O)O-で置き換えられている、実施形態183に記載の薬剤。
187. Ls1が、-N(R’)-を含む、実施形態184~186のいずれか1つに記載の薬剤。
188. Ls1が、-N(R’)C(O)O-を含む、実施形態184~186のいずれか1つに記載の薬剤。
189. -N(R’)-が、Ls2に近い、実施形態188に記載の薬剤。
190. -O-が、Ls2に近い、実施形態188に記載の薬剤。
191. Ls1が、-(CH-N(R’)-(CH-であり、mおよびnのそれぞれが、独立して、1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10である、実施形態184~186のいずれか1つに記載の薬剤。
192. Ls1が、-(CH-N(R’)-C(O)-O-(CH-であり、mおよびnのそれぞれが、独立して、1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10である、実施形態184~186のいずれか1つに記載の薬剤。
193. -(CH-が、Ls2に結合している、実施形態191~192のいずれか1つに記載の薬剤。
194. -(CH-が、Ls2に結合している、実施形態191~192のいずれか1つに記載の薬剤。
195. mが、1である、実施形態191~194のいずれか1つに記載の薬剤。
196. mが、2である、実施形態191~194のいずれか1つに記載の薬剤。
197. nが、3である、実施形態191~196のいずれか1つに記載の薬剤。
198. R’が、-Hである、実施形態187~197のいずれか1つに記載の薬剤。
199. R’が、必要に応じて置換されたC1~6脂肪族である、実施形態187~197のいずれか1つに記載の薬剤。
200. R’が、メチルである、実施形態187~197のいずれか1つに記載の薬剤。
201. R’が、Ls1が結合するアミノ酸残基のRa3およびそれらの介在原子と一緒になって、必要に応じて置換された、介在原子に加えて0~5個のヘテロ原子を有する3~10員環を形成する、実施形態187~197のいずれか1つに記載の薬剤。
202. R’が、Ls3が結合するアミノ酸残基のRa3およびそれらの介在原子と一緒になって、介在原子に加えて0~5個のヘテロ原子を有する3~10員単環式環を形成する、実施形態201に記載の薬剤。
203. 形成される環が、飽和である、実施形態201~202のいずれか1つに記載の薬剤。
204. 形成される環が、4員である、実施形態201~203のいずれか1つに記載の薬剤。
205. 形成される環が、5員である、実施形態201~203のいずれか1つに記載の薬剤。
206. 形成される環が、介在原子に加えて、ヘテロ原子を有さない、実施形態201~205のいずれか1つに記載の薬剤。
207. Ls1が、必要に応じて置換された-(CH-であり、nが、1、2、3、4、5、または6である、実施形態183に記載の薬剤。
208. Ls1が、-(CH-であり、nが、1、2、3、4、5、または6である、実施形態183に記載の薬剤。
209. Ls1が、-CH-である、実施形態183に記載の薬剤。
210. Ls1が、必要に応じて置換された-(CH-C(O)-であり、nが、1、2、3、4、5、または6である、実施形態183に記載の薬剤。
211. Ls1が、-(CH-C(O)-であり、nが、1、2、3、4、5、または6である、実施形態183に記載の薬剤。
212. Ls1が、-(CH-C(O)-であり、nが、2または3である、実施形態183に記載の薬剤。
213. Ls1が、-Ls3-が結合しているアミノ酸残基よりもN末端に近いアミノ酸残基に結合している、実施形態181~212のいずれか1つに記載の薬剤。
214. Ls1が、ペプチド骨格の炭素原子に結合している、実施形態181~213のいずれか1つに記載の薬剤。
215. Ls1が、アミノ酸残基のアルファ炭素原子に結合している、実施形態181~214のいずれか1つに記載の薬剤。
216. Ls1が、ペプチド骨格の窒素原子に結合している、実施形態181~213のいずれか1つに記載の薬剤。
217. Ls1が、ペプチド骨格の窒素原子に結合しており、窒素原子が、アミノ酸残基のアルファ炭素原子に結合するアミノ基のものである、実施形態181~213のいずれか1つに記載の薬剤。
218. 窒素原子が、Ls1の-C(O)-に結合している、実施形態216~217のいずれか1つに記載の薬剤。
219. Ls2が、共有結合であるか、または必要に応じて置換された二価、直鎖もしくは分岐鎖、飽和もしくは部分不飽和のC1~10炭化水素鎖であり、1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-Cy-、-O-、-S-、-S-S-、-S-Cy-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられている、実施形態181~218のいずれか1つに記載の薬剤。
220. Ls2が、必要に応じて置換された二価、直鎖または分岐鎖、飽和または部分不飽和のC1~10炭化水素鎖であり、1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-Cy-、-O-、-S-、-S-S-、-S-Cy-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられている、実施形態181~218のいずれか1つに記載の薬剤。
221. Ls2が、必要に応じて置換された-CH=CH-である、実施形態220に記載の薬剤。
222. Ls2が、-CH=CH-である、実施形態220に記載の薬剤。
223. 二重結合が、Eである、実施形態220に記載の薬剤。
224. 二重結合が、Zである、実施形態220に記載の薬剤。
225. Ls2が、必要に応じて置換された-CH-CH-である、実施形態220に記載の薬剤。
226. Ls2が、-CH-CH-である、実施形態220に記載の薬剤。
227. Ls2が、-Cy-である、実施形態220に記載の薬剤。
228. -Cy-が、必要に応じて置換された、0~4個のヘテロ原子を有する飽和または部分不飽和の5~6員環である、実施形態227に記載の薬剤。
229. -Cy-が、必要に応じて置換されたフェニル環である、実施形態227に記載の薬剤。
230. -Cy-が、必要に応じて置換された、1~4個のヘテロ原子を有する5~6員芳香族環である、実施形態227に記載の薬剤。
231. -Cy-が、必要に応じて置換された
Figure 2023535026000202

である、実施形態227に記載の薬剤。
232. -Cy-が、
Figure 2023535026000203

である、実施形態227に記載の薬剤。
233. 炭素原子が、Ls1に結合している、実施形態231~232のいずれか1つに記載の薬剤。
234. 炭素原子が、Ls3に結合している、実施形態231~232のいずれか1つに記載の薬剤。
235. Ls2が、-C(O)N(R’)-である、実施形態220に記載の薬剤。
236. R’が、-Hである、実施形態235に記載の薬剤。
237. R’が、必要に応じて置換されたC1~6脂肪族である、実施形態235に記載の薬剤。
238. -N(R’)-が、Ls1に結合している、実施形態235~237のいずれか1つに記載の薬剤。
239. -N(R’)-が、Ls3に結合している、実施形態235~237のいずれか1つに記載の薬剤。
240. 1つまたは複数のメチレン単位が、独立して、-C(O)N(R’)-または-N(R’)-で置き換えられ、1つまたは複数のメチレン単位が、独立して、-C(R’)-で置き換えられ、1つまたは複数の-C(R’)-の1つまたは複数のR’が、それぞれ独立して、-C(O)N(R’)-または-N(R’)-のR’およびそれらの介在原子と一緒になって、必要に応じて置換された、介在原子に加えて0~5個のヘテロ原子を有する3~10員環を形成する、実施形態220に記載の薬剤。
241. 形成される環が、飽和である、実施形態240に記載の薬剤。
242. 形成される環が、4員である、実施形態240~241のいずれか1つに記載の薬剤。
243. 形成される環が、5員である、実施形態240~242のいずれか1つに記載の薬剤。
244. 形成される環が、介在原子に加えて、ヘテロ原子を有さない、実施形態240~243のいずれか1つに記載の薬剤。
245. Ls2が、-S-L”-S-である、実施形態220に記載の薬剤。
246. L”が、共有結合であるか、または必要に応じて置換された二価、直鎖もしくは分岐鎖、飽和もしくは部分不飽和のC1~10炭化水素鎖であり、1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-Cy-、-O-、-S-、-S-S-、-S-Cy-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられている、実施形態245に記載の薬剤。
247. L”が、必要に応じて置換された二価、直鎖または分岐鎖、飽和または部分不飽和のC1~10炭化水素鎖であり、1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-Cy-、-O-、-S-、-S-S-、-S-Cy-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられている、実施形態245に記載の薬剤。
248. L”が、-Cy-であるか、またはそれを含む、実施形態245に記載の薬剤。
249. L”が、-(CH-Cy-(CH-であるか、またはそれを含み、それぞれのmおよびnが、必要に応じて置換された0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10であり、それぞれの-CH-が、必要に応じて置換される、実施形態245に記載の薬剤。
250. それぞれのmおよびnが、独立して、1である、実施形態249に記載の薬剤。
251. 必要に応じて置換されたフェニルである、実施形態248~250のいずれか1つに記載の薬剤。
252. 必要に応じて置換された、1~4個のヘテロ原子を有する5~6員芳香族環である、実施形態248~250のいずれか1つに記載の薬剤。
253. Ls3が、共有結合であるか、または必要に応じて置換された二価、直鎖もしくは分岐鎖、飽和もしくは部分不飽和のC1~10炭化水素鎖であり、1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-Cy-、-O-、-S-、-S-S-、-S-Cy-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられている、実施形態181~252のいずれか1つに記載の薬剤。
254. Ls3が、必要に応じて置換された二価、直鎖または分岐鎖、飽和または部分不飽和のC1~10炭化水素鎖であり、1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-Cy-、-O-、-S-、-S-S-、-S-Cy-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられている、実施形態253に記載の薬剤。
255. Ls3が、必要に応じて置換された二価、直鎖または分岐鎖、飽和または部分不飽和のC1~6炭化水素鎖であり、1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-O-、-Cy-、-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(O)N(R’)-、または-N(R’)C(O)O-で置き換えられている、実施形態253に記載の薬剤。
256. Ls3が、二価C1~6脂肪族であり、1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-O-、-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(O)N(R’)-、または-N(R’)C(O)O-で置き換えられている、実施形態253に記載の薬剤。
257. Ls3が、-N(R’)-を含む、実施形態254~256のいずれか1つに記載の薬剤。
258. Ls3が、-N(R’)C(O)O-を含む、実施形態254~256のいずれか1つに記載の薬剤。
259. -N(R’)-が、Ls2に近い、実施形態258に記載の薬剤。
260. -O-が、Ls2に近い、実施形態258に記載の薬剤。
261. Ls3が、-(CH-N(R’)-(CH-であり、mおよびnのそれぞれが、独立して、1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10である、実施形態254~256のいずれか1つに記載の薬剤。
262. Ls3が、-(CH-N(R’)-C(O)-O-(CH-であり、mおよびnのそれぞれが、独立して、1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10である、実施形態254~256のいずれか1つに記載の薬剤。
263. -(CH-が、Ls2に結合している、実施形態261~262のいずれか1つに記載の薬剤。
264. -(CH-が、Ls2に結合している、実施形態261~262のいずれか1つに記載の薬剤。
265. mが、1である、実施形態261~264のいずれか1つに記載の薬剤。
266. mが、2である、実施形態261~264のいずれか1つに記載の薬剤。
267. nが、3である、実施形態261~266のいずれか1つに記載の薬剤。
268. R’が、-Hである、実施形態257~267のいずれか1つに記載の薬剤。
269. R’が、必要に応じて置換されたC1~6脂肪族である、実施形態257~267のいずれか1つに記載の薬剤。
270. R’が、メチルである、実施形態257~267のいずれか1つに記載の薬剤。
271. R’が、Ls3が結合するアミノ酸残基のRa3およびそれらの介在原子と一緒になって、必要に応じて置換された、介在原子に加えて0~5個のヘテロ原子を有する3~10員環を形成する、実施形態257~267のいずれか1つに記載の薬剤。
272. R’が、Ls3が結合するアミノ酸残基のRa3およびそれらの介在原子と一緒になって、介在原子に加えて0~5個のヘテロ原子を有する3~10員単環式環を形成する、実施形態257~267のいずれか1つに記載の薬剤。
273. 形成される環が、飽和である、実施形態271~272のいずれか1つに記載の薬剤。
274. 形成される環が、4員である、実施形態271~273のいずれか1つに記載の薬剤。
275. 形成される環が、5員である、実施形態271~274のいずれか1つに記載の薬剤。
276. 形成される環が、介在原子に加えて、ヘテロ原子を有さない、実施形態271~275のいずれか1つに記載の薬剤。
277. Ls3が、必要に応じて置換された-(CH-であり、nが、1、2、3、4、5、または6である、実施形態253に記載の薬剤。
278. Ls3が、-(CH-であり、nが、1、2、3、4、5、または6である、実施形態253に記載の薬剤。
279. Ls3が、-(CH-である、実施形態253に記載の薬剤。
280. Ls3が、-(CH-である、実施形態253に記載の薬剤。
281. Ls3が、-CH-である、実施形態253に記載の薬剤。
282. Ls3が、必要に応じて置換された-(CH-C(O)-であり、nが、1、2、3、4、5、または6である、実施形態253に記載の薬剤。
283. Ls3が、-(CH-C(O)-であり、nが、1、2、3、4、5、または6である、実施形態253に記載の薬剤。
284. Ls3が、-(CH-C(O)-であり、nが、2または3である、実施形態253に記載の薬剤。
285. Ls3が、-Ls3-が結合しているアミノ酸残基よりもN末端に近いアミノ酸残基に結合している、実施形態181~284のいずれか1つに記載の薬剤。
286. Ls3が、ペプチド骨格の炭素原子に結合している、実施形態181~285のいずれか1つに記載の薬剤。
287. Ls3が、アミノ酸残基のアルファ炭素原子に結合している、実施形態181~286のいずれか1つに記載の薬剤。
288. Ls3が、ペプチド骨格の窒素原子に結合している、実施形態181~285のいずれか1つに記載の薬剤。
289. Ls3が、ペプチド骨格の窒素原子に結合しており、窒素原子が、アミノ酸残基のアルファ炭素原子に結合するアミノ基のものである、実施形態181~285のいずれか1つに記載の薬剤。
290. 窒素原子が、Ls3の-C(O)-に結合している、実施形態288~289のいずれか1つに記載の薬剤。
291. ステープルが、必要に応じて置換された-CH-CH=CH-(CH-である、実施形態181~290のいずれか1つに記載の薬剤。
292. ステープルが、-CH-CH=CH-(CH-である、実施形態181~290のいずれか1つに記載の薬剤。
293. -CH=CH-が、Eである、実施形態291~292に記載の薬剤。
294. -CH=CH-が、Zである、実施形態291~292に記載の薬剤。
295. ステープルが、必要に応じて置換された-CH-CH=CH-(CH-C(O)-である、実施形態181~290のいずれか1つに記載の薬剤。
296. ステープルが、-CH-CH=CH-(CH-C(O)-である、実施形態181~290のいずれか1つに記載の薬剤。
297. ステープルが、必要に応じて置換された-CH-CH=CH-(CH-C(O)-である、実施形態181~290のいずれか1つに記載の薬剤。
298. ステープルが、-CH-CH=CH-(CH-C(O)-である、実施形態181~290のいずれか1つに記載の薬剤。
299. -CH=CH-が、Eである、実施形態295~298に記載の薬剤。
300. -CH=CH-が、Zである、実施形態295~298に記載の薬剤。
301. ステープルが、必要に応じて置換された-(CH-であり、nが、1~20である、実施形態181~290のいずれか1つに記載の薬剤。
302. ステープルが、-(CH-であり、nが、1~20である、実施形態181~290のいずれか1つに記載の薬剤。
303. ステープルが、必要に応じて置換された-(CH-CO-であり、nが、1~20である、実施形態181~290のいずれか1つに記載の薬剤。
304. ステープルが、-(CH-C(O)-であり、nが、1~20である、実施形態181~290のいずれか1つに記載の薬剤。
305. nが、4~10である、実施形態301~304に記載の薬剤。
306. nが、5~8である、実施形態301~304に記載の薬剤。
307. nが、6である、実施形態301~304に記載の薬剤。
308. 必要に応じて置換された-(CH-または-C(O)-が、同じステープルに結合した他のアミノ酸残基よりもN末端に近いアミノ酸残基に結合している、実施形態291~307のいずれか1つに記載の薬剤。
309. 必要に応じて置換された-(CH-または-C(O)-が、アミノ酸残基のアルファ-炭素原子に結合している、実施形態291~308のいずれか1つに記載の薬剤。
310. 必要に応じて置換された-(CH-または-C(O)-が、アミノ酸残基の窒素原子に結合している、実施形態291~308のいずれか1つに記載の薬剤。
311. 必要に応じて置換された-(CH-または-C(O)-が、アミノ酸残基のアルファ炭素原子に結合する窒素原子に結合している、実施形態291~308のいずれか1つに記載の薬剤。
312. 必要に応じて置換された-(CH-または-C(O)-が、Xに結合している、実施形態291~311のいずれか1つに記載の薬剤。
313. ステープルに結合した他のアミノ酸残基が、Xである、実施形態312に記載の薬剤。
314. ステープルが、-(CH-N(R’)-(CH-CH=CH-(CHn’-であり、m、n、およびn’のそれぞれが、独立して、1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10であり、それぞれの-CH-が、独立して、必要に応じて置換される、実施形態181~313のいずれか1つに記載の薬剤。
315. ステープルが、-(CH-N(R’)-(CH-CH=CH-(CHn’-であり、m、n、およびn’のそれぞれが、独立して、1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10である、実施形態181~313のいずれか1つに記載の薬剤。
316. ステープルが、-(CH-N(R’)-C(O)-O-(CH-CH=CH-(CHn’-であり、m、n、およびn’のそれぞれが、独立して、1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10であり、それぞれの-CH-が、独立して、必要に応じて置換される、実施形態181~315のいずれか1つに記載の薬剤。
317. ステープルが、-(CH-N(R’)-C(O)-O-(CH-CH=CH-(CHn’-であり、m、n、およびn’のそれぞれが、独立して、1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10である、実施形態181~315のいずれか1つに記載の薬剤。
318. -CH=CH-が、Eである、実施形態314~317のいずれか1つに記載の薬剤。
319. -CH=CH-が、Zである、実施形態314~317のいずれか1つに記載の薬剤。
320. ステープルが、-(CH-N(R’)-(CH-CH-CH-(CHn’-であり、m、n、およびn’のそれぞれが、独立して、1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10であり、それぞれの-CH-が、独立して、必要に応じて置換される、実施形態181~319のいずれか1つに記載の薬剤。
321. ステープルが、-(CH-N(R’)-(CH-CH-CH-(CHn’-であり、m、n、およびn’のそれぞれが、独立して、1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10である、実施形態181~320のいずれか1つに記載の薬剤。
322. ステープルが、-(CH-N(R’)-C(O)-O-(CH-CH-CH-(CHn’-であり、m、n、およびn’のそれぞれが、独立して、1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10であり、それぞれの-CH-が、独立して、必要に応じて置換される、実施形態181~321のいずれか1つに記載の薬剤。
323. ステープルが、-(CH-N(R’)-C(O)-O-(CH-CH-CH-(CHn’-であり、m、n、およびn’のそれぞれが、独立して、1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10である、実施形態181~322のいずれか1つに記載の薬剤。
324. -(CH-が、同じステープルに結合した他のアミノ酸残基によりもN末端に近いアミノ酸残基に結合している、実施形態314~323のいずれか1つに記載の薬剤。
325. -(CH-が、同じステープルに結合した他のアミノ酸残基よりもC末端に近いアミノ酸残基に結合している、実施形態314~323のいずれか1つに記載の薬剤。
326. mが、1である、実施形態314~325のいずれか1つに記載の薬剤。
327. mが、2である、実施形態314~325のいずれか1つに記載の薬剤。
328. nが、1である、実施形態314~327のいずれか1つに記載の薬剤。
329. nが、2である、実施形態314~327のいずれか1つに記載の薬剤。
330. nが、3である、実施形態314~327のいずれか1つに記載の薬剤。
331. n’が、3である、実施形態314~330のいずれか1つに記載の薬剤。
332. R’が、-Hである、実施形態314~331のいずれか1つに記載の薬剤。
333. R’が、必要に応じて置換されたC1~6脂肪族である、実施形態314~331のいずれか1つに記載の薬剤。
334. R’が、メチルである、実施形態314~331のいずれか1つに記載の薬剤。
335. R’が、Ls3が結合するアミノ酸残基のRa3およびそれらの介在原子と一緒になって、必要に応じて置換された、介在原子に加えて0~5個のヘテロ原子を有する3~10員環を形成する、実施形態314~331のいずれか1つに記載の薬剤。
336. R’が、Ls3が結合するアミノ酸残基のRa3およびそれらの介在原子と一緒になって、介在原子に加えて0~5個のヘテロ原子を有する3~10員単環式環を形成する、実施形態314~331のいずれか1つに記載の薬剤。
337. 形成される環が、飽和である、実施形態335~336のいずれか1つに記載の薬剤。
338. 形成される環が、4員である、実施形態335~337のいずれか1つに記載の薬剤。
339. 形成される環が、5員である、実施形態335~338のいずれか1つに記載の薬剤。
340. 形成される環が、介在原子に加えて、ヘテロ原子を有さない、実施形態335~339のいずれか1つに記載の薬剤。
341. ステープルが、必要に応じて置換された-CH-N(-CH**CH-)-C(O)O-(CH-CH=CH-(CH-であり、-CH-および-**CH-が、同じアミノ酸残基に結合している、実施形態181~340のいずれか1つに記載の薬剤。
342. ステープルが、-CH-N(-CH**CH-)-C(O)O-(CH-CH=CH-(CH-であり、-CH-および-**CH-が、同じアミノ酸残基に結合している、実施形態181~340のいずれか1つに記載の薬剤。
343. -CH=CH-が、Eである、実施形態341~342に記載の薬剤。
344. -CH=CH-が、Zである、実施形態341~342に記載の薬剤。
345. ステープルが、必要に応じて置換された-CH-N(-CH**CH-)-C(O)O-(CH-CH-CH-(CH-であり、-CH-および-**CH-が、同じアミノ酸残基に結合している、実施形態181~340のいずれか1つに記載の薬剤。
346. ステープルが、-CH-N(-CH**CH-)-C(O)O-(CH-CH-CH-(CH-であり、-CH-および-**CH-が、同じアミノ酸残基に結合している、実施形態181~340のいずれか1つに記載の薬剤。
347. -CH-および-**CH-が、同じ原子に結合している、実施形態341~346のいずれか1つに記載の薬剤。
348. 必要に応じて置換された-(CH-または-CH-が、同じステープルに結合した他のアミノ酸残基よりもC末端に近いアミノ酸残基に結合している、実施形態314~347のいずれか1つに記載の薬剤。
349. 必要に応じて置換された-(CH-または-CH-が、アミノ酸残基のアルファ-炭素原子に結合している、実施形態314~348のいずれか1つに記載の薬剤。
350. 必要に応じて置換された-(CH-または-CH-が、X11に結合している、実施形態314~349のいずれか1つに記載の薬剤。
351. ステープルに結合した他のアミノ酸残基が、Xである、実施形態350に記載の薬剤。
352. ステープルが、必要に応じて置換された-(CH-CH=CH-(CH-である、実施形態181~313のいずれか1つに記載の薬剤。
353. ステープルが、-(CH-CH=CH-(CH-である、実施形態181~313のいずれか1つに記載の薬剤。
354. ステープルが、必要に応じて置換された-(CH-CH-CH-(CH-である、実施形態181~313のいずれか1つに記載の薬剤。
355. ステープルが、-(CH-CH-CH-(CH-である、実施形態181~313のいずれか1つに記載の薬剤。
356. mが、1である、実施形態352~355のいずれか1つに記載の薬剤。
357. mが、2である、実施形態352~355のいずれか1つに記載の薬剤。
358. mが、3である、実施形態352~355のいずれか1つに記載の薬剤。
359. mが、4である、実施形態352~355のいずれか1つに記載の薬剤。
360. mが、5である、実施形態352~355のいずれか1つに記載の薬剤。
361. mが、6である、実施形態352~355のいずれか1つに記載の薬剤。
362. mが、7である、実施形態352~355のいずれか1つに記載の薬剤。
363. mが、8である、実施形態352~355のいずれか1つに記載の薬剤。
364. nが、1である、実施形態352~363のいずれか1つに記載の薬剤。
365. nが、2である、実施形態352~363のいずれか1つに記載の薬剤。
366. nが、3である、実施形態352~363のいずれか1つに記載の薬剤。
367. nが、4である、実施形態352~363のいずれか1つに記載の薬剤。
368. nが、5である、実施形態352~363のいずれか1つに記載の薬剤。
369. nが、6である、実施形態352~363のいずれか1つに記載の薬剤。
370. nが、7である、実施形態352~363のいずれか1つに記載の薬剤。
371. nが、8である、実施形態352~363のいずれか1つに記載の薬剤。
372. ステープルが、XおよびX11に結合している、実施形態352~371のいずれか1つに記載の薬剤。
373. ステープルが、5~10個の鎖原子の長さを有する、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
374. 長さが、5個の鎖原子である、実施形態373に記載の薬剤。
375. 長さが、6個の鎖原子である、実施形態373に記載の薬剤。
376. 長さが、7個の鎖原子である、実施形態373に記載の薬剤。
377. ステープルが、(i、i+3)ステープルである、実施形態373~376のいずれか1つに記載の薬剤。
378. ステープルが、10~25個の鎖原子の長さを有する、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
379. 長さが、12個の鎖原子である、実施形態378に記載の薬剤。
380. 長さが、13個の鎖原子である、実施形態378に記載の薬剤。
381. 長さが、14個の鎖原子である、実施形態378に記載の薬剤。
382. ステープルが、(i、i+7)ステープルである、実施形態378~381のいずれか1つに記載の薬剤。
383. Xが、式A-I、A-II、またはA-IIIの構造を有するアミノ酸の残基であり、Ra2およびRa3が、それらの介在原子と一緒になって、必要に応じて置換された、介在原子に加えて0~5個のヘテロ原子を有する3~10員環を形成する、先行する実施形態のいずれか1つのいずれか1つに記載の薬剤。
384. Xが、-N(Ra1)-La1-C(-L-RSP1)(Ra3)-La2-C(O)-である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
385. Ra1が、-Hである、実施形態384に記載の薬剤。
386. Ra3が、-Hである、実施形態384~385のいずれか1つに記載の薬剤。
387. Ra3が、必要に応じて置換されたC1~6脂肪族である、実施形態384~385のいずれか1つに記載の薬剤。
388. Ra1およびRa3が、それらの介在原子と一緒になって、必要に応じて置換された、介在原子に加えて0~3個のヘテロ原子を有する3~10員環を形成する、実施形態384に記載の薬剤。
389. Ra1およびRa3が、それらの介在原子と一緒になって、Ra1が結合する窒素に加えてヘテロ原子を有さない、5員飽和環を形成する、実施形態388に記載の薬剤。
390. La1が、共有結合である、実施形態384~389のいずれか1つに記載の薬剤。
391. Lが、共有結合であるか、または必要に応じて置換された二価C1~10脂肪族であり、1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-O-、-S-、-Cy-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(O)N(R’)-、または-N(R’)C(O)O-で置き換えられている、実施形態384~390のいずれか1つに記載の薬剤。
392. Lが、必要に応じて置換された二価C1~10脂肪族であり、1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-O-、-S-、-Cy-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(O)N(R’)-、または-N(R’)C(O)O-で置き換えられている、実施形態384~390のいずれか1つに記載の薬剤。
393. Lが、二価C1~6脂肪族であり、1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-O-、-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(O)N(R’)-、または-N(R’)C(O)O-で置き換えられている、実施形態384~390のいずれか1つに記載の薬剤。
394. Lが、必要に応じて置換された-(CH-であり、nが、1、2、3、4、5、または6である、実施形態384~391のいずれか1つに記載の薬剤。
395. Lが、-(CH-であり、nが、1、2、3、4、5、または6である、実施形態384~394のいずれか1つに記載の薬剤。
396. La2が、共有結合である、実施形態384~395のいずれか1つに記載の薬剤。
397. RSP1が、必要に応じて置換された-CH=CHである、実施形態384~396のいずれか1つに記載の薬剤。
398. RSP1が、-CH=CHである、実施形態384~396のいずれか1つに記載の薬剤。
399. Xが、それぞれ独立してステープリングに好適な2つのオレフィンを含むアミノ酸の残基である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
400. Xが、-N(Ra1)-La1-C(-L-RSP1)(Ra3)-La2-C(O)-である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
401. Ra1が、-Hである、実施形態400に記載の薬剤。
402. Ra3が、-Hである、実施形態400~401のいずれか1つに記載の薬剤。
403. Ra3が、必要に応じて置換されたC1~6脂肪族である、実施形態400~401のいずれか1つに記載の薬剤。
404. Xが、-N(Ra1)-La1-C(-L-RSP1)(-L-RSP2)-La2-C(O)-である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
405. La1が、共有結合である、実施形態400~404のいずれか1つに記載の薬剤。
406. Lが、共有結合であるか、または必要に応じて置換された二価C1~10脂肪族であり、1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-O-、-S-、-Cy-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(O)N(R’)-、または-N(R’)C(O)O-で置き換えられている、実施形態400~405のいずれか1つに記載の薬剤。
407. Lが、必要に応じて置換された二価C1~10脂肪族であり、1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-O-、-S-、-Cy-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(O)N(R’)-、または-N(R’)C(O)O-で置き換えられている、実施形態400~405のいずれか1つに記載の薬剤。
408. Lが、二価C1~6脂肪族であり、1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-O-、-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(O)N(R’)-、または-N(R’)C(O)O-で置き換えられている、実施形態400~405のいずれか1つに記載の薬剤。
409. RSP1に結合したLが、必要に応じて置換された-(CH-であり、nが、1、2、3、4、5、または6である、実施形態400~406のいずれか1つに記載の薬剤。
410. RSP1に結合したLが、-(CH-であり、nが、1、2、3、4、5、または6である、実施形態400~406のいずれか1つに記載の薬剤。
411. La2が、共有結合である、実施形態400~410のいずれか1つに記載の薬剤。
412. RSP1が、必要に応じて置換された-CH=CHである、実施形態400~411のいずれか1つに記載の薬剤。
413. RSP1が、-CH=CHである、実施形態400~411のいずれか1つに記載の薬剤。
414. RSP2が、必要に応じて置換された-CH=CHである、実施形態400~413のいずれか1つに記載の薬剤。
415. RSP2が、-CH=CHである、実施形態400~413のいずれか1つに記載の薬剤。
416. RSP1に結合したLが、共有結合であるか、または必要に応じて置換された二価C1~10脂肪族であり、1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-O-、-S-、-Cy-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(O)N(R’)-、または-N(R’)C(O)O-で置き換えられている、実施形態400~415のいずれか1つに記載の薬剤。
417. RSP1に結合したLが、必要に応じて置換された二価C1~10脂肪族であり、1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-O-、-S-、-Cy-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(O)N(R’)-、または-N(R’)C(O)O-で置き換えられている、実施形態400~415のいずれか1つに記載の薬剤。
418. RSP1に結合したLが、二価C1~6脂肪族であり、1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-O-、-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(O)N(R’)-、または-N(R’)C(O)O-で置き換えられている、実施形態400~415のいずれか1つに記載の薬剤。
419. RSP1に結合したLが、必要に応じて置換された-(CH-であり、nが、1、2、3、4、5、または6である、実施形態400~415のいずれか1つに記載の薬剤。
420. RSP1に結合したLが、-(CH-であり、nが、1、2、3、4、5、または6である、実施形態400~415のいずれか1つに記載の薬剤。
421. RSP2に結合したLが、共有結合であるか、または必要に応じて置換された二価C1~10脂肪族であり、1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-O-、-S-、-Cy-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(O)N(R’)-、または-N(R’)C(O)O-で置き換えられている、実施形態404~420のいずれか1つに記載の薬剤。
422. RSP2に結合したLが、必要に応じて置換された二価C1~10脂肪族であり、1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-O-、-S-、-Cy-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(O)N(R’)-、または-N(R’)C(O)O-で置き換えられている、実施形態404~420のいずれか1つに記載の薬剤。
423. RSP2に結合したLが、二価C1~6脂肪族であり、1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-O-、-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(O)N(R’)-、または-N(R’)C(O)O-で置き換えられている、実施形態404~420のいずれか1つに記載の薬剤。
424. RSP2に結合したLが、必要に応じて置換された-(CH-であり、nが、1、2、3、4、5、または6である、実施形態404~420のいずれか1つに記載の薬剤。
425. RSP2に結合したLが、-(CH-であり、nが、1、2、3、4、5、または6である、実施形態404~420のいずれか1つに記載の薬剤。
426. Xが、式A-I、A-II、またはA-IIIの構造を有するアミノ酸の残基であり、Ra2およびRa3が、独立して、オレフィンを含む、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
427. Xが、式A-I、A-II、またはA-IIIの構造を有するアミノ酸の残基であり、Ra2およびRa3が、独立して、-L-CH=CHである、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
428. Xが、B5である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
429. X11が、ステープリングに好適なアミノ酸残基である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
430. X11が、-N(Ra1)-La1-C(-L-RSP1)(Ra3)-La2-C(O)-である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
431. Ra1が、-Hである、実施形態430に記載の薬剤。
432. La1が、共有結合である、実施形態430~431のいずれか1つに記載の薬剤。
433. Lが、共有結合であるか、または必要に応じて置換された二価C1~10脂肪族であり、1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-O-、-S-、-Cy-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(O)N(R’)-、または-N(R’)C(O)O-で置き換えられている、実施形態430~432のいずれか1つに記載の薬剤。
434. Lが、必要に応じて置換された二価C1~10脂肪族であり、1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-O-、-S-、-Cy-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(O)N(R’)-、または-N(R’)C(O)O-で置き換えられている、実施形態430~432のいずれか1つに記載の薬剤。
435. Lが、二価C1~6脂肪族であり、1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-O-、-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(O)N(R’)-、または-N(R’)C(O)O-で置き換えられている、実施形態430~432のいずれか1つに記載の薬剤。
436. Lが、-(CH-であり、nが、1、2、3、4、5、または6である、実施形態430~433のいずれか1つに記載の薬剤。
437. La2が、共有結合である、実施形態430~436のいずれか1つに記載の薬剤。
438. RSP1が、必要に応じて置換された-CH=CHである、実施形態430~437のいずれか1つに記載の薬剤。
439. RSP1が、-CH=CHである、実施形態430~437のいずれか1つに記載の薬剤。
440. Lの1つのメチレン単位が、-N(R’)-で置き換えられている、実施形態430~439のいずれか1つに記載の薬剤。
441. Lの1つのメチレン単位が、-N(R’)C(O)O-で置き換えられている、実施形態430~439のいずれか1つに記載の薬剤。
442. R’が、-Hである、実施形態440~441のいずれか1つに記載の薬剤。
443. R’が、C1~6脂肪族である、実施形態440~441のいずれか1つに記載の薬剤。
444. R’およびRa3が、それらの介在原子と一緒になって、必要に応じて置換された、R’が結合する窒素原子に加えて0~5個のヘテロ原子を有する3~14員環を形成する、実施形態440~441のいずれか1つに記載の薬剤。
445. R’およびRa3が、それらの介在原子と一緒になって、必要に応じて置換された、R’が結合する窒素原子に加えて0~5個のヘテロ原子を有する3~8員環を形成する、実施形態440~441のいずれか1つに記載の薬剤。
446. R’およびRa3が、それらの介在原子と一緒になって、必要に応じて置換された、R’が結合する窒素原子に加えてヘテロ原子を有さない3~7員環を形成する、実施形態440~441のいずれか1つに記載の薬剤。
447. 環が、単環式である、実施形態444~446のいずれか1つに記載の薬剤。
448. 環が、飽和である、実施形態444~447のいずれか1つに記載の薬剤。
449. 環が、5員である、実施形態444~448のいずれか1つに記載の薬剤。
450. Ra3が、-Hである、実施形態430~443のいずれか1つに記載の薬剤。
451. Ra3が、必要に応じて置換されたC1~6脂肪族である、実施形態430~443のいずれか1つに記載の薬剤。
452. Lが、必要に応じて置換された-(CH-であり、nが、1、2、3、4、5、または6である、実施形態430~439および450~451のいずれか1つに記載の薬剤。
453. Lが、-(CH-であり、nが、1、2、3、4、5、または6である、実施形態452に記載の薬剤。
454. X11が、PyrS2、S8、PyrS、S7、PyrS3、SeN、Az、S4、S6、SdN、S10、S5、SgN、またはPyrS1である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
455. X11が、PyrS2である、実施形態450に記載の薬剤。
456. X11が、S8である、実施形態450に記載の薬剤。
457. X11が、PyrS3である、実施形態450に記載の薬剤。
458. Xが、PL3、Phe、Ala、Aib、Pro、alphaMePro、またはAspから選択される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
459. Xが、Bn3Oアリル、BzAm3Oアリル、HypBzEs3Oアリル、HypEs4、HypEs5、HypPAc3Oアリル、MePro、NMebAla、PAc3Oアリル、ProAm5、ProAm6、ProBzAm3Oアリル、ProPAc3Oアリル、ProSAm3、PyrR、Sar、Aib、Ala、Asp、Gly、Phe、PL3、Pro、R3、およびR5から選択される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
460. Xが、Bn3Oアリル、BzAm3Oアリル、HypBzEs3Oアリル、HypEs4、HypEs5、HypPAc3Oアリル、MePro、NMebAla、PAc3Oアリル、ProAm5、ProAm6、ProBzAm3Oアリル、ProPAc3Oアリル、ProSAm3、PyrR、およびSarから選択される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
461. Xが、Aib、Ala、Asp、Gly、Phe、PL3、Pro、R3、およびR5から選択される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
462. Xが、Asp、RbGlu、Phe、Asn、Ile、Glu、NMeD、His、Ala、tetz、isoDAsp、Ser、Gln、Leu、Hse、Dab、Tyr、3MeF、3FF、[MeSO2]Dap、[Tf]Dap、およびSbGluから選択される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
463. Xが、Asp、Hse、Asn、Glu、RbGlu、SbGlu、およびisoDAspから選択される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
464. Xが、[CH2CMe2CO2H]TriAzDap、[CMe2CO2H]TriAzDap、[Et]AspE、[EtSSEt]AspE、[EtSSHex]AspE、[EtSSPh]AspE、[EtSSpy]AspE、[Me]AspE、AcAsp、AspSH、RbOHAsp、[MeSO2]Dap、[Tf]Dap、2COOHF、3COOHF、3FF、3MeF、4Thz、4Tria、Aad、Ala、Asn、Asp、Dab、Gln、Glu、His、Hse、Ile、isoDAsp、Leu、NMeD、Phe、PL3、R3、R5、RbGlu、SbGlu、Ser、tetz、TfeGA、Thr、およびTyrから選択される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
465. Xが、[CH2CMe2CO2H]TriAzDap、[CMe2CO2H]TriAzDap、[Et]AspE、[EtSSEt]AspE、[EtSSHex]AspE、[EtSSPh]AspE、[EtSSpy]AspE、[Me]AspE、AcAsp、AspSH、およびRbOHAspから選択される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
466. Xが、[MeSO2]Dap、[Tf]Dap、2COOHF、3COOHF、3FF、3MeF、4Thz、4Tria、Aad、Ala、Asn、Asp、Dab、Gln、Glu、His、Hse、Ile、isoDAsp、Leu、NMeD、Phe、PL3、R3、R5、RbGlu、SbGlu、Ser、tetz、TfeGA、Thr、およびTyrから選択される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
467. Xが、酸性基を含む側鎖を含む、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
468. Xが、-COOHまたはその塩形態を含む側鎖を含む、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
469. Xが、-N(Ra1)-La1-C(Ra2)(Ra3)-La2-C(O)-である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
470. Ra1が、-Hである、実施形態469に記載の薬剤。
471. Ra3が、-Hである、実施形態469~470のいずれか1つに記載の薬剤。
472. Ra3が、必要に応じて置換されたC1~6脂肪族である、実施形態469~470のいずれか1つに記載の薬剤。
473. La1が、共有結合である、実施形態469~472のいずれか1つに記載の薬剤。
474. La2が、共有結合である、実施形態469~473のいずれか1つに記載の薬剤。
475. Ra2が、酸性基または極性基であるか、またはそれを含む、実施形態469~474のいずれか1つに記載の薬剤。
476. Ra2が、-L”-COOHである、実施形態469~475のいずれか1つに記載の薬剤。
477. Ra2が、-L”-Cy-COOHである、実施形態469~475のいずれか1つに記載の薬剤。
478. -Cy-が、必要に応じて置換されたフェニレンである、実施形態477に記載の薬剤。
479. Ra2が、-L”-C(O)N(R’)である、実施形態469~475のいずれか1つに記載の薬剤。
480. L”が、共有結合であるか、または必要に応じて置換された二価C1~10脂肪族であり、1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-O-、-S-、-Cy-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(O)N(R’)-、または-N(R’)C(O)O-で置き換えられている、実施形態476~479のいずれか1つに記載の薬剤。
481. L”が、必要に応じて置換された二価C1~10脂肪族であり、1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-O-、-S-、-Cy-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(O)N(R’)-、または-N(R’)C(O)O-で置き換えられている、実施形態476~479のいずれか1つに記載の薬剤。
482. L”が、二価C1~6脂肪族であり、1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-O-、-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(O)N(R’)-、または-N(R’)C(O)O-で置き換えられている、実施形態476~479のいずれか1つに記載の薬剤。
483. L”が、必要に応じて置換された-(CH-であり、nが、1、2、3、4、5、または6である、実施形態476~480のいずれか1つに記載の薬剤。
484. L”が、-(CH-であり、nが、1、2、3、4、5、または6である、実施形態476~483のいずれか1つに記載の薬剤。
485. Xが、Aspである、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
486. Xが、極性基を含む側鎖を含む、実施形態1~462のいずれか1つに記載の薬剤。
487. Xが、-OHを含む側鎖を含む、実施形態1~462のいずれか1つに記載の薬剤。
488. Xが、アミド基を含む側鎖を含む、実施形態1~462のいずれか1つに記載の薬剤。
489. Xが、-N(Ra1)-La1-C(-L-RSP1)(Ra3)-La2-C(O)-である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
490. Ra1が、-Hである、実施形態489に記載の薬剤。
491. Ra3が、-Hである、実施形態489~490のいずれか1つに記載の薬剤。
492. Ra3が、必要に応じて置換されたC1~6脂肪族である、実施形態489~490のいずれか1つに記載の薬剤。
493. La1が、共有結合である、実施形態489~492のいずれか1つに記載の薬剤。
494. Lが、共有結合であるか、または必要に応じて置換された二価C1~10脂肪族であり、1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-O-、-S-、-Cy-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(O)N(R’)-、または-N(R’)C(O)O-で置き換えられている、実施形態489~493のいずれか1つに記載の薬剤。
495. Lが、必要に応じて置換された二価C1~10脂肪族であり、1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-O-、-S-、-Cy-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(O)N(R’)-、または-N(R’)C(O)O-で置き換えられている、実施形態489~493のいずれか1つに記載の薬剤。
496. Lが、二価C1~6脂肪族であり、1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-O-、-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(O)N(R’)-、または-N(R’)C(O)O-で置き換えられている、実施形態489~493のいずれか1つに記載の薬剤。
497. Lが、必要に応じて置換された-(CH-であり、nが、1、2、3、4、5、または6である、実施形態489~494のいずれか1つに記載の薬剤。
498. Lが、-(CH-であり、nが、1、2、3、4、5、または6である、実施形態489~494のいずれか1つに記載の薬剤。
499. La2が、共有結合である、実施形態489~498のいずれか1つに記載の薬剤。
500. RSP1が、必要に応じて置換された-CH=CHである、実施形態489~499のいずれか1つに記載の薬剤。
501. RSP1が、-CH=CHである、実施形態489~499のいずれか1つに記載の薬剤。
502. Xが、Npg、Ala、Ile、Leu、Cha、Phe、Abu、hLeu、RdN、1NapA、2NapA、R8、Val、F3CA、[AzAc]Lys、Gln、aIle、Nva、TOMe、hSe、S(Ome)、nLeu、Thr、Asn、Ser、およびHF2CAから選択される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
503. Xが、疎水性側鎖を含む、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
504. Xが、-N(Ra1)-La1-C(Ra2)(Ra3)-La2-C(O)-である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
505. Xが、-N(Ra1)-C(Ra2)(Ra3)-C(O)-である、実施形態504に記載の薬剤。
506. Xが、-NH-C(Ra2)(Ra3)-C(O)-である、実施形態504に記載の薬剤。
507. Ra2およびRa3が、独立して、水素であるか、または必要に応じて置換されたC1~10脂肪族である、実施形態504~506のいずれか1つに記載の薬剤。
508. Ra2およびRa3のうちの一方が、水素であり、他方が、C1~10脂肪族である、実施形態504~506のいずれか1つに記載の薬剤。
509. Ra2およびRa3が、それらが結合する炭素原子と一緒になって、必要に応じて置換された、1~3個のヘテロ原子を有する3~8員環を形成する、実施形態504~506のいずれか1つに記載の薬剤。
510. Ra2およびRa3が、それらが結合する炭素原子と一緒になって、3~8員シクロアルキルを形成する、実施形態504~506のいずれか1つに記載の薬剤。
511. Xの側鎖が、ハロゲン、-SR、および-ORから独立して選択される1つまたは複数の置換基で必要に応じて置換されたC1~10アルキルであり、それぞれのRが、独立して、C1~4アルキルである、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
512. Xの側鎖が、C1~10アルキルである、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
513. Xが、ステープリングされていない、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
514. Xが、Npgである、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
515. Xが、ステープリングに好適なアミノ酸残基である、実施形態1~502のいずれか1つに記載の薬剤。
516. Xが、X10とステープリングされている、実施形態1~502のいずれか1つに記載の薬剤。
517. X-X10ステープルが、ペプチドにおける唯一のステープルである、実施形態516に記載の薬剤。
518. Xが、RdNまたはR8である、実施形態515~517のいずれか1つに記載の薬剤。
519. Xが、[リトコレート]-Lys、[リトコレート-PEG2]-Lys、[Me3アダマントC]-Lys、[Me3アダマントC-PEG2]-Lys、Npa、1NapA、2NapA、Abu、aIle、Ala、Asn、Asp、B5、Cha、F3CA、Gln、Glu、HF2CA、hLeu、hSe、Ile、iPrLys、Leu、Lys、nLeu、Npg、Nva、Phe、R8、RdN、S(Ome)、Ser、TfeGA、Thr、TOMe、Trp、Tyr、およびValから選択される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
520. Xが、[リトコレート]-Lys、[リトコレート-PEG2]-Lys、[Me3アダマントC]-Lys、[Me3アダマントC-PEG2]-Lys、およびNpaから選択される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
521. Xが、1NapA、2NapA、Abu、aIle、Ala、Asn、Asp、B5、Cha、F3CA、Gln、Glu、HF2CA、hLeu、hSe、Ile、iPrLys、Leu、Lys、nLeu、Npg、Nva、Phe、R8、RdN、S(Ome)、Ser、TfeGA、Thr、TOMe、Trp、Tyr、およびValから選択される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
522. Xが、B5、R8、RdN、R5、Ala、RgN、ReN、R7、Az、Asp、R6、およびR4から選択される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
523. XおよびX11が、ステープリングされている、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
524. X-X11ステープルが、ペプチドにおける唯一のステープルである、実施形態523に記載の薬剤。
525. Xが、R8、RdN、R5、RgN、ReN、R7、Az、R6、およびR4から選択される、実施形態523または524に記載の薬剤。
526. Xが、B3、B4、B6、Aib、Ala、Asp、Az、B5、Npg、R3、R4、R5、R6、R7、R8、RdN、ReN、RgN、S3、S4、S5、およびS6から選択される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
527. Xが、B3、B4、およびB6から選択される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
528. Xが、Aib、Ala、Asp、Az、B5、Npg、R3、R4、R5、R6、R7、R8、RdN、ReN、RgN、S3、S4、S5、およびS6から選択される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
529. Xが、ステープリングされていない、実施形態1~522のいずれか1つに記載の薬剤。
530. Xが、AlaまたはAspである、実施形態529に記載の薬剤。
531. Xが、Asp、Hse、Asn、Glu、tetz、3Thi、hPhe、2pyrA、Ala、[MeSO2]Dap、[Tf]Dap、Ser、Gln、Leu、Dab、[MeSO2]Dab、nLeu、His、3pyrA、4pyrA、[NHiPr]AsnR、[NHEt]AsnR、[NHnPr]AsnR、[NHCyPr]AsnR、[NHCyBu]AsnR、[NHMe]AsnR、Phe、isoAsp、isoDAsp、RbGlu、およびSbGluから選択される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
532. Xが、[Et]AspE、[EtSSEt]AspE、[EtSSHex]AspE、[EtSSPh]AspE、[EtSSpy]AspE、[Me]AspE、AspSH、bMe2Asp、[MeSO2]Dab、[MeSO2]Dap、[NHCyBu]AsnR、[NHCyPr]AsnR、[NHEt]AsnR、[NHiPr]AsnR、[NHMe]AsnR、[NHnPr]AsnR、[Tf]Dap、2pyrA、3pyrA、3Thi、4pyrA、Ala、Arg、Asn、Asp、B5、BztA、Dab、Gln、Glu、His、hPhe、Hse、isoAsp、isoDAsp、Leu、nLeu、Npg、RbGlu、SbGlu、Ser、tetz、およびThrから選択される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
533. Xが、[Et]AspE、[EtSSEt]AspE、[EtSSHex]AspE、[EtSSPh]AspE、[EtSSpy]AspE、[Me]AspE、AspSH、およびbMe2Aspから選択される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
534. Xが、[MeSO2]Dab、[MeSO2]Dap、[NHCyBu]AsnR、[NHCyPr]AsnR、[NHEt]AsnR、[NHiPr]AsnR、[NHMe]AsnR、[NHnPr]AsnR、[Tf]Dap、2pyrA、3pyrA、3Thi、4pyrA、Ala、Arg、Asn、Asp、B5、BztA、Dab、Gln、Glu、His、hPhe、Hse、isoAsp、isoDAsp、Leu、nLeu、Npg、RbGlu、SbGlu、Ser、tetz、およびThrから選択される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
535. Xが、Asp、Asn、Gln、Glu、Hse、およびSerから選択される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
536. Xが、酸性基を含む側鎖を含む、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
537. Xが、-N(Ra1)-La1-C(Ra2)(Ra3)-La2-C(O)-である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
538. Ra1が、-Hである、実施形態537に記載の薬剤。
539. Ra3が、-Hである、実施形態537~538のいずれか1つに記載の薬剤。
540. Ra3が、必要に応じて置換されたC1~6脂肪族である、実施形態537~538のいずれか1つに記載の薬剤。
541. La1が、共有結合である、実施形態537~540のいずれか1つに記載の薬剤。
542. La2が、共有結合である、実施形態537~541のいずれか1つに記載の薬剤。
543. Ra2が、酸性基または極性基であるか、またはそれを含む、実施形態537~542のいずれか1つに記載の薬剤。
544. Ra2が、-L”-COOHである、実施形態537~543のいずれか1つに記載の薬剤。
545. Ra2が、-L”-Cy-COOHである、実施形態537~543のいずれか1つに記載の薬剤。
546. -Cy-が、必要に応じて置換されたフェニレンである、実施形態545に記載の薬剤。
547. Ra2が、-L”-C(O)N(R’)である、実施形態537~543のいずれか1つに記載の薬剤。
548. L”が、共有結合であるか、または必要に応じて置換された二価C1~10脂肪族であり、1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-O-、-S-、-Cy-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(O)N(R’)-、または-N(R’)C(O)O-で置き換えられている、実施形態544~547のいずれか1つに記載の薬剤。
549. L”が、必要に応じて置換された二価C1~10脂肪族であり、1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-O-、-S-、-Cy-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(O)N(R’)-、または-N(R’)C(O)O-で置き換えられている、実施形態544~547のいずれか1つに記載の薬剤。
550. L”が、二価C1~6脂肪族であり、1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-O-、-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(O)N(R’)-、または-N(R’)C(O)O-で置き換えられている、実施形態544~547のいずれか1つに記載の薬剤。
551. L”が、必要に応じて置換された-(CH-であり、nが、1、2、3、4、5、または6である、実施形態544~548のいずれか1つに記載の薬剤。
552. L”が、-(CH-であり、nが、1、2、3、4、5、または6である、実施形態544~550のいずれか1つに記載の薬剤。
553. Xが、-COOHまたはその塩形態を含む側鎖を含む、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
554. Xが、Aspである、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
555. Xが、極性基を含む側鎖を含む、実施形態1~531のいずれか1つに記載の薬剤。
556. Xが、-OHを含む側鎖を含む、実施形態1~531のいずれか1つに記載の薬剤。
557. Xが、アミド基を含む側鎖を含む、実施形態1~531のいずれか1つに記載の薬剤。
558. Xが、Asp、Glu、TfeGA、Thr、EtGA、Asn、3COOHF、HIs、Gln、2NapA、4COOHF、nLeu、Leu、Cit、Aad、Cha、hLeu、hPhe、Ala、3PyrA、Bip、Tyr、aMeDF、Phe、1NapA、DaMeL、3F3MeF、4F3MeF、tetz、Arg、2COOHF、DGlu、BztA、Trp、6F1NapA、3FF、4FF、34FF、2PyrA、4PyrA、hTyr、Qui、DipA、4AmPhe、2Thi、1meH、[iPr]GA、[Pfbn]GA、[Tfb]GA、[Bn]GA、Lys、[Tfp]Dap、1AcAW、Ser、Val、および[MeSO2]Dapから選択される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
559. Xが、[2COOH4NH2Ph]Dap、[2COOH4NO2Ph]Cys、[2COOH4NO2Ph]Dap、[2COOHPh]TriAzDab、[2COOHPh]TriAzDap、[2Nic]Dap、[3COOH4NO2Ph]Dap、[4AcMePip]GA、[4AcMePip]GAbu、[4CF3PhAc]GA、[4CF3PhAc]GAbu、[Ac]GA、[Ac]GAbu、[Bn]GAbu、[CCpCO2H]TriAzDap、[CF3CO]GA、[CH2CChCO2H]TriAzDap、[CH2CCpCO2H]TriAzDap、[CH2CH2CO2H]TriAzDab、[CH2CH2CO2H]TriAzDap、[CH2CMe2CO2H]TriAzDab、[CH2CMe2CO2H]TriAzDap、[CH2CO2H]GAbu、[CH2CO2H]TriAzDab、[CH2CO2H]TriAzDap、[CMe2CO2H]TriAzDab、[CMe2CO2H]TriAzDap、[Et]AspE、[Et]GA、[Et]GAbu、[Et]GluE、[EtSSEt]AspE、[EtSSEt]GluE、[EtSSHex]AspE、[EtSSPh]AspE、[EtSSPh]GluE、[EtSSpy]GluE、[Me]AspE、[Me]GA、[Me]GluE、[MeMorphBz]GA、[MeMorphBz]GAbu、[MePipAc]GA、[MePipAc]GAbu、[MorphAc]GA、[MorphAc]GAbu、[MorphEt]GAbu、[NdiMeButC]GA、[NdiMeButC]GAbu、[Pfb]GA、[Pfbn]GAbu、[PfBz]GA、[PfBz]GAbu、[PfPhAc]GA、[PfPhAc]GAbu、[Pic]GA、[Pic]GAbu、[sBu]GA、[Tfb]GAbu、[Tfp]GA、[Tfp]GAbu、3TzF、4F3COOHF、4TzF、5F3Me3COOHF、5iPr3COOHF、AspSH、GAbu、GluSH、R2COOPipA、R3COOPipA、S2COOPipA、S3COOPipA、[Bn]GA、[iPr]GA、[Me2NPr]GA、[Me2NPr]GAbu、[MeSO2]Dap、[Pfbn]GA、[Tfb]GA、[Tfp]Dap、1AcAW、1meH、1NapA、2COOHF、2NapA、2PyrA、2Thi、34FF、3cbmf、3COOHF、3F3MeF、3FF、3PyrA、3thi、4AmPhe、4COOHF、4F3MeF、4FF、4PyrA、6F1NapA、Aad、Ala、aMeDF、Arg、Asn、Asp、B5、Bip、BztA、Cha、Cit、DaMeL、DGlu、DipA、EtGA、GA、Gln、Glu、His、hLeu、hPhe、Hse、hTyr、Leu、Lys、nLeu、Npg、Pff、Phe、Qui、Ser、tetz、TfeGA、Thr、Trp、Tyr、およびValから選択される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
560. Xが、[2COOH4NH2Ph]Dap、[2COOH4NO2Ph]Cys、[2COOH4NO2Ph]Dap、[2COOHPh]TriAzDab、[2COOHPh]TriAzDap、[2Nic]Dap、[3COOH4NO2Ph]Dap、[4AcMePip]GA、[4AcMePip]GAbu、[4CF3PhAc]GA、[4CF3PhAc]GAbu、[Ac]GA、[Ac]GAbu、[Bn]GAbu、[CCpCO2H]TriAzDap、[CF3CO]GA、[CH2CChCO2H]TriAzDap、[CH2CCpCO2H]TriAzDap、[CH2CH2CO2H]TriAzDab、[CH2CH2CO2H]TriAzDap、[CH2CMe2CO2H]TriAzDab、[CH2CMe2CO2H]TriAzDap、[CH2CO2H]GAbu、[CH2CO2H]TriAzDab、[CH2CO2H]TriAzDap、[CMe2CO2H]TriAzDab、[CMe2CO2H]TriAzDap、[Et]AspE、[Et]GA、[Et]GAbu、[Et]GluE、[EtSSEt]AspE、[EtSSEt]GluE、[EtSSHex]AspE、[EtSSPh]AspE、[EtSSPh]GluE、[EtSSpy]GluE、[Me]AspE、[Me]GA、[Me]GluE、[MeMorphBz]GA、[MeMorphBz]GAbu、[MePipAc]GA、[MePipAc]GAbu、[MorphAc]GA、[MorphAc]GAbu、[MorphEt]GAbu、[NdiMeButC]GA、[NdiMeButC]GAbu、[Pfb]GA、[Pfbn]GAbu、[PfBz]GA、[PfBz]GAbu、[PfPhAc]GA、[PfPhAc]GAbu、[Pic]GA、[Pic]GAbu、[sBu]GA、[Tfb]GAbu、[Tfp]GA、[Tfp]GAbu、3TzF、4F3COOHF、4TzF、5F3Me3COOHF、5iPr3COOHF、AspSH、GAbu、GluSH、R2COOPipA、R3COOPipA、S2COOPipA、およびS3COOPipAから選択される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
561. Xが、[Bn]GA、[iPr]GA、[Me2NPr]GA、[Me2NPr]GAbu、[MeSO2]Dap、[Pfbn]GA、[Tfb]GA、[Tfp]Dap、1AcAW、1meH、1NapA、2COOHF、2NapA、2PyrA、2Thi、34FF、3cbmf、3COOHF、3F3MeF、3FF、3PyrA、3thi、4AmPhe、4COOHF、4F3MeF、4FF、4PyrA、6F1NapA、Aad、Ala、aMeDF、Arg、Asn、Asp、B5、Bip、BztA、Cha、Cit、DaMeL、DGlu、DipA、EtGA、GA、Gln、Glu、His、hLeu、hPhe、Hse、hTyr、Leu、Lys、nLeu、Npg、Pff、Phe、Qui、Ser、tetz、TfeGA、Thr、Trp、Tyr、およびValから選択される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
562. Xが、酸性基または極性基を含む側鎖を含む、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
563. Xが、酸性基を含む側鎖を含む、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
564. Xが、-COOHまたはその塩形態を含む側鎖を含む、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
565. Xが、-N(Ra1)-La1-C(Ra2)(Ra3)-La2-C(O)-である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
566. Ra1が、-Hである、実施形態565に記載の薬剤。
567. Ra3が、-Hである、実施形態565~566のいずれか1つに記載の薬剤。
568. Ra3が、必要に応じて置換されたC1~6脂肪族である、実施形態565~566のいずれか1つに記載の薬剤。
569. La1が、共有結合である、実施形態565~568のいずれか1つに記載の薬剤。
570. La2が、共有結合である、実施形態565~569のいずれか1つに記載の薬剤。
571. Ra2が、酸性基または極性基であるか、またはそれを含む、実施形態565~570のいずれか1つに記載の薬剤。
572. Ra2が、-L”-COOHである、実施形態565~571のいずれか1つに記載の薬剤。
573. Ra2が、-L”-Cy-COOHである、実施形態565~571のいずれか1つに記載の薬剤。
574. -Cy-が、必要に応じて置換されたフェニレンである、実施形態573に記載の薬剤。
575. Ra2が、-L”-C(O)N(R’)である、実施形態565~571のいずれか1つに記載の薬剤。
576. L”が、共有結合であるか、または必要に応じて置換された二価C1~10脂肪族であり、1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-O-、-S-、-Cy-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(O)N(R’)-、または-N(R’)C(O)O-で置き換えられている、実施形態572~575のいずれか1つに記載の薬剤。
577. L”が、必要に応じて置換された二価C1~10脂肪族であり、1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-O-、-S-、-Cy-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(O)N(R’)-、または-N(R’)C(O)O-で置き換えられている、実施形態572~575のいずれか1つに記載の薬剤。
578. L”が、二価C1~6脂肪族であり、1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-O-、-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(O)N(R’)-、または-N(R’)C(O)O-で置き換えられている、実施形態572~575のいずれか1つに記載の薬剤。
579. L”が、必要に応じて置換された-(CH-であり、nが、1、2、3、4、5、または6である、実施形態572~576のいずれか1つに記載の薬剤。
580. L”が、-(CH-であり、nが、1、2、3、4、5、または6である、実施形態572~579のいずれか1つに記載の薬剤。
581. メチレン単位が、-N(R’)-で置き換えられている、実施形態572~578のいずれか1つに記載の薬剤。
582. R’が、-Hである、実施形態581に記載の薬剤。
583. R’が、必要に応じて置換されたC1~6アルキルである、実施形態581に記載の薬剤。
584. Xが、TfeGAである、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
585. Xが、3COOHFである、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
586. Xが、2COOHFである、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
587. Xが、Aspである、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
588. Xが、Aadである、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
589. Xが、極性基を含む側鎖を含む、実施形態1~558のいずれか1つに記載の薬剤。
590. Xが、-OHを含む側鎖を含む、実施形態1~558のいずれか1つに記載の薬剤。
591. Xが、アミド基を含む側鎖を含む、実施形態1~558のいずれか1つに記載の薬剤。
592. Xが、疎水性アミノ酸残基である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
593. Xが、-N(Ra1)-La1-C(Ra2)(Ra3)-La2-C(O)-である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
594. Xが、-N(Ra1)-C(Ra2)(Ra3)-C(O)-である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
595. Xが、-NH-C(Ra2)(Ra3)-C(O)-である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
596. Ra2およびRa3が、独立して、水素であるか、または必要に応じて置換されたC1~10脂肪族である、実施形態593~595のいずれか1つに記載の薬剤。
597. Ra2およびRa3のうちの一方が、水素であり、他方が、C1~10脂肪族である、実施形態593~595のいずれか1つに記載の薬剤。
598. Ra2およびRa3が、それらが結合する炭素原子と一緒になって、必要に応じて置換された、1~3個のヘテロ原子を有する3~8員環を形成する、実施形態593~595のいずれか1つに記載の薬剤。
599. Ra2およびRa3が、それらが結合する炭素原子と一緒になって、3~8員シクロアルキルを形成する、実施形態593~595のいずれか1つに記載の薬剤。
600. Xが、Ala、Leu、iPrLys、Phe、Ser、Aib、Gln、nLeu、Trp、Ile、およびLys、ならびに置換または標識されたリシンから選択される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
601. Xが、Ala、Leu、iPrLys、[AzAc]Lys、Phe、Ser、[FAM6Ppg][p1TB]Lys、Aib、Gln、nLeu、Trp、[FAM6Ppg][1TriAc]Lys、Ile、およびLysから選択される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
602. Xが、Ala、Leu、iPrLys、Phe、Ser、Aib、Gln、nLeu、Trp、Ile、およびLysから選択される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
603. Xが、[2OxoPpz]GlnR、[3Py]4SF、[4Pippip]GlnR、[Ac]Lys、[AcPpz]GlnR、[ビスメトキシエチルアミン]GlnR、[CF3CO]Lys、[CH2NMe2]4SEF、[EtSO2Ppz]GlnR、[イソインドリン]GlnR、[Me2ジアミノブタン]GlnR、[Me2Npr]Lys、[Me2NPrPip]GlnR、[MeSO2]Lys、[Morph]GlnR、[NHEt]GlnR、[NMe2]GlnR、[Phc]Lys、[TfePpz]GlnR、Cpg、CyLeu、F2PipNva、hhLeu、Me2Asn、Me2Gln、MeGln、MePpzAsn、Met2O、MorphAsn、MorphNva、[MorphAc]Lys、[mPEG4]Lys、3COOHF、Aib、Ala、Asn、Asp、Gln、Gly、His、Hse、Ile、iPrLys、Leu、Lys、nLeu、Phe、R5、Ser、Thr、およびTrpから選択される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
604. Xが、[2OxoPpz]GlnR、[3Py]4SF、[4Pippip]GlnR、[Ac]Lys、[AcPpz]GlnR、[ビスメトキシエチルアミン]GlnR、[CF3CO]Lys、[CH2NMe2]4SEF、[EtSO2Ppz]GlnR、[イソインドリン]GlnR、[Me2ジアミノブタン]GlnR、[Me2Npr]Lys、[Me2NPrPip]GlnR、[MeSO2]Lys、[Morph]GlnR、[NHEt]GlnR、[NMe2]GlnR、[Phc]Lys、[TfePpz]GlnR、Cpg、CyLeu、F2PipNva、hhLeu、Me2Asn、Me2Gln、MeGln、MePpzAsn、Met2O、MorphAsn、およびMorphNvaから選択される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
605. Xが、[MorphAc]Lys、[mPEG4]Lys、3COOHF、Aib、Ala、Asn、Asp、Gln、Gly、His、Hse、Ile、iPrLys、Leu、Lys、nLeu、Phe、R5、Ser、Thr、およびTrpから選択される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
606. Xが、Alaである、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
607. Xが、疎水性アミノ酸残基である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
608. Xが、-N(Ra1)-La1-C(Ra2)(Ra3)-La2-C(O)-である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
609. Xが、-N(Ra1)-C(Ra2)(Ra3)-C(O)-である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
610. Xが、-NH-C(Ra2)(Ra3)-C(O)-である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
611. Ra2およびRa3が、独立して、水素であるか、または必要に応じて置換されたC1~10脂肪族である、実施形態608~610のいずれか1つに記載の薬剤。
612. Ra2およびRa3のうちの一方が、水素であり、他方が、C1~10脂肪族である、実施形態608~610のいずれか1つに記載の薬剤。
613. Ra2およびRa3が、それらが結合する炭素原子と一緒になって、必要に応じて置換された、1~3個のヘテロ原子を有する3~8員環を形成する、実施形態608~610のいずれか1つに記載の薬剤。
614. Ra2およびRa3が、それらが結合する炭素原子と一緒になって、3~8員シクロアルキルを形成する、実施形態608~610のいずれか1つに記載の薬剤。
615. Xが、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤から選択され、Xが、Ala、Leu、Phe、Ser、Aib、Asp、Glu、Aad、Trp、nLeu、Gln、Ile、Lys、iPrLys、および置換または標識されたリシンから選択される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
616. Xが、Ala、Leu、Phe、Ser、Aib、Asp、Glu、Aad、Trp、nLeu、[mPEG2]Lys、[AzAc]Lys、Gln、[FAM6Ppg][1TriAc]Lys、[35CF3PhPr]Lys、[1NapPr]Lys、[22PhPr]Lys、[MorphAc]Lys、[MePipAc]Lys、[MeBipipAc]Lys、[4MePipBz]Lys、[MeMorphBz]Lys、[Me2NCBz]Lys、[mPEG4]Lys、[mPEG6]Lys、[mPEG8]Lys、[Bua]Lys、[Oct]Lys、[アダマントC]Lys、[Me3アダマントC]Lys、[アダマントPro]Lys、Ile、Lys、およびiPrLysから選択される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
617. Xが、Alaである、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
618. Xが、[リトコレート]-Lys、[リトコレート-PEG2]-Lys、[Me2NCBz]Lys、[Me3アダマントC-PEG2]-Lys、F2PipAbu、F2PipNva、MePpzAbu、MePpzAsn、MePpzNva、MorphAbu、MorphAsn、MorphNva、dAla、[1NapPr]Lys、[22PhPr]Lys、[35CF3PhPr]Lys、[4MePipBz]Lys、[アダマントC]Lys、[アダマントPro]Lys、[Bua]Lys、[Me3アダマントC]Lys、[Me3アダマントC]-Lys、[MeBipipAc]Lys、[MeMorphBz]Lys、[MePipAc]Lys、[MorphAc]Lys、[mPEG2]Lys、[mPEG4]Lys、[mPEG6]Lys、[mPEG8]Lys、[Oct]Lys、3COOHF、Aad、Aib、Ala、Asp、Gln、Glu、Gly、Ile、iPrLys、Leu、Lys、nLeu、Phe、Ser、およびTrpから選択される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
619. Xが、[リトコレート]-Lys、[リトコレート-PEG2]-Lys、[Me2NCBz]Lys、[Me3アダマントC-PEG2]-Lys、F2PipAbu、F2PipNva、MePpzAbu、MePpzAsn、MePpzNva、MorphAbu、MorphAsn、MorphNva、およびdAlaから選択される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
620. Xが、[1NapPr]Lys、[22PhPr]Lys、[35CF3PhPr]Lys、[4MePipBz]Lys、[アダマントC]Lys、[アダマントPro]Lys、[Bua]Lys、[Me3アダマントC]Lys、[Me3アダマントC]-Lys、[MeBipipAc]Lys、[MeMorphBz]Lys、[MePipAc]Lys、[MorphAc]Lys、[mPEG2]Lys、[mPEG4]Lys、[mPEG6]Lys、[mPEG8]Lys、[Oct]Lys、3COOHF、Aad、Aib、Ala、Asp、Gln、Glu、Gly、Ile、iPrLys、Leu、Lys、nLeu、Phe、Ser、およびTrpから選択される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
621. Xが、Phe、3F3MeF、2Thi、3Thi、4F3MeF、3OMeF、3MeF、2MeF、2NapA、345FF、34FF、3FF、Asp、Cha、His、2FurA、2PyrA、4AmPhe、4FF、CypA、Gln、1meH、23FF、2FF、35FF、3CBMF、3ClF、3meH、3PyrA、4CBMF、4ClF、4Thz、Ala、BztA、hPhe、hTyr、MeTyr、nLeu、1NapA、2CNF、3CNF、4CNF、4MeF、Bip、DipA、npG、およびPhgから選択される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
622. Xが、[3Py]4SF、[CH2NMe2]4SEF、[CH2NMe2]TriAzDap、[CH2Ppz]TriAzDap、[MorphCH2]TriAzDap、[SO2MorphCH2]TriAzDap、2NH2F、3CH2NMe2F、3CO2PhF、3SO2F、4BrF、Cba、1meH、1NapA、23FF、2cbmf、2ClF、2CNF、2FF、2FurA、2MeF、2NapA、2PyrA、2Thi、345FF、34FF、35FF、3CBMF、3ClF、3CNF、3COOHF、3F3MeF、3FF、3MeF、3meH、3OMeF、3PyrA、3Thi、4AmPhe、4CBMF、4ClF、4CNF、4F3MeF、4FF、4MeF、4Thz、Ala、Asp、Bip、BztA、Cha、CypA、DipA、Gln、His、hPhe、hTyr、MeTyr、nLeu、Npg、Phe、Phg、Ser、およびTyrから選択される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
623. Xが、[3Py]4SF、[CH2NMe2]4SEF、[CH2NMe2]TriAzDap、[CH2Ppz]TriAzDap、[MorphCH2]TriAzDap、[SO2MorphCH2]TriAzDap、2NH2F、3CH2NMe2F、3CO2PhF、3SO2F、4BrF、およびCbaから選択される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
624. Xが、1meH、1NapA、23FF、2cbmf、2ClF、2CNF、2FF、2FurA、2MeF、2NapA、2PyrA、2Thi、345FF、34FF、35FF、3CBMF、3ClF、3CNF、3COOHF、3F3MeF、3FF、3MeF、3meH、3OMeF、3PyrA、3Thi、4AmPhe、4CBMF、4ClF、4CNF、4F3MeF、4FF、4MeF、4Thz、Ala、Asp、Bip、BztA、Cha、CypA、DipA、Gln、His、hPhe、hTyr、MeTyr、nLeu、Npg、Phe、Phg、Ser、およびTyrから選択される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
625. Xが、必要に応じて置換された芳香族基であるかまたはそれを含む側鎖を含む、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
626. Xが、-N(Ra1)-La1-C(Ra2)(Ra3)-La2-C(O)-である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
627. Ra1が、-Hである、実施形態626に記載の薬剤。
628. Ra3が、-Hである、実施形態626~627のいずれか1つに記載の薬剤。
629. Ra3が、必要に応じて置換されたC1~6脂肪族である、実施形態626~627のいずれか1つに記載の薬剤。
630. La1が、共有結合である、実施形態626~629のいずれか1つに記載の薬剤。
631. Ra2が、-L-Rであり、Rが、芳香族基であるか、またはそれを含む、実施形態626~630のいずれか1つに記載の薬剤。
632. Rが、必要に応じて置換された6~10員アリールである、実施形態631に記載の薬剤。
633. Rが、必要に応じて置換されたフェニルである、実施形態631に記載の薬剤。
634. Rが、フェニルである、実施形態631に記載の薬剤。
635. Rが、必要に応じて置換されたナフチルである、実施形態631に記載の薬剤。
636. Rが、ナフチルである、実施形態631に記載の薬剤。
637. Rが、必要に応じて置換された、1~4個のヘテロ原子を有する5員ヘテロアリールである、実施形態631に記載の薬剤。
638. Rが、必要に応じて置換された、1~4個のヘテロ原子を有する6員ヘテロアリールである、実施形態631に記載の薬剤。
639. Rが、必要に応じて置換された、1~4個のヘテロ原子を有する9員二環式ヘテロアリールである、実施形態631に記載の薬剤。
640. Rが、必要に応じて置換された、1~4個のヘテロ原子を有する10員二環式ヘテロアリールである、実施形態631に記載の薬剤。
641. ヘテロ原子が、窒素である、実施形態637~640のいずれか1つに記載の薬剤。
642. ヘテロ原子が、酸素である、実施形態637~641のいずれか1つに記載の薬剤。
643. ヘテロ原子が、硫黄である、実施形態637~642のいずれか1つに記載の薬剤。
644. ヘテロアリールが、1つのみのヘテロ原子を有する、実施形態637~640のいずれか1つに記載の薬剤。
645. ヘテロ原子が、窒素である、実施形態644に記載の薬剤。
646. ヘテロ原子が、酸素である、実施形態644に記載の薬剤。
647. ヘテロ原子が、硫黄である、実施形態644に記載の薬剤。
648. Lが、共有結合であるか、または必要に応じて置換された二価C1~10脂肪族であり、1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-O-、-S-、-Cy-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(O)N(R’)-、または-N(R’)C(O)O-で置き換えられている、実施形態631~647のいずれか1つに記載の薬剤。
649. Lが、必要に応じて置換された二価C1~10脂肪族であり、1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-O-、-S-、-Cy-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(O)N(R’)-、または-N(R’)C(O)O-で置き換えられている、実施形態631~647のいずれか1つに記載の薬剤。
650. Lが、二価C1~6脂肪族であり、1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-O-、-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(O)N(R’)-、または-N(R’)C(O)O-で置き換えられている、実施形態631~647のいずれか1つに記載の薬剤。
651. Lが、必要に応じて置換された-(CH-であり、nが、1、2、3、4、5、または6である、実施形態648に記載の薬剤。
652. Lが、-(CH-であり、nが、1、2、3、4、5、または6である、実施形態648に記載の薬剤。
653. Lが、-CH-である、実施形態648に記載の薬剤。
654. Xが、必要に応じて置換された芳香族基であるかまたはそれを含む側鎖を含み、芳香族基のそれぞれの必要に応じた置換基が、ハロゲン、-OR、-R、-N(R)、-C(O)N(R)、または-CNから独立して選択され、それぞれのRが、独立して、-H、C1~4アルキルもしくはハロアルキル、または-Phである、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
655. Xが、必要に応じて置換された芳香族基であるかまたはそれを含む側鎖を含み、芳香族基のそれぞれの必要に応じた置換基が、ハロゲン、-OR、-R、-NH、-C(O)NH、-Ph、または-CNから独立して選択され、それぞれのRが、独立して、C1~4アルキルまたはハロアルキルである、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
656. Xが、必要に応じて置換された芳香族基であるかまたはそれを含む側鎖を含み、芳香族基のそれぞれの必要に応じた置換基が、ハロゲン、-OR、-R、-NH、-C(O)NH、-Ph、または-CNから独立して選択され、それぞれのRが、独立して、C1~2アルキルまたはハロアルキルである、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
657. Xが、必要に応じて置換された芳香族基であるかまたはそれを含む側鎖を含み、芳香族基のそれぞれの必要に応じた置換基が、ハロゲン、-OR、-R、NH、-C(O)NH、-Ph、または-CNから独立して選択され、それぞれのRが、独立して、1つまたは複数のハロゲンで必要に応じて置換されたメチルである、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
658. Xが、必要に応じて置換された芳香族基であるかまたはそれを含む側鎖であり、芳香族基のそれぞれの必要に応じた置換基が、-F、-OR、-CH、-NH、-C(O)NH、-Ph、または-CNから独立して選択され、それぞれのRが、独立して、1つまたは複数の-Fで必要に応じて置換されたメチルである、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
659. Xが、必要に応じて置換された芳香族基であるかまたはそれを含む側鎖を含み、芳香族基のそれぞれの必要に応じた置換基が、-F、-OR、-CH、-CF、-NH、-C(O)NH、-Ph、または-CNから独立して選択される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
660. Xが、必要に応じて置換された芳香族基であるかまたはそれを含む側鎖を含み、芳香族基のそれぞれの必要に応じた置換基が、ハロゲン、-CH、-CF、または-CNから独立して選択される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
661. Xが、2’位において必要に応じて置換された、必要に応じて置換された芳香族基であるかまたはそれを含む側鎖を含む、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
662. Xが、非置換芳香族基であるかまたはそれを含む側鎖を含む、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
663. Xが、Pheである、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
664. X10が、Asn、Val、Gln、Leu、Thr、Ser、Phe、Ala、Hse、Cit、iPrLys、S7、S5、Cha、PyrS、S(Ome)、[AzAc]Lys、nLeu、2F3MeF、3F3MeF、および4F3MeFから選択される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
665. X10が、[4MePpzPip]GlnR、[4Pippip]GlnR、[4PyPip]GlnR、[CH2NMe2]TriAzDap、[CH2Ppz]TriAzDap、[H4IAP]GlnR、[Me2NPrPip]GlnR、[Morph]GlnR、[MorphCH2]TriAzDap、[NHBn]GlnR、[Ppz]GlnR、[RDMAPyr]GlnR、[SO2MorphCH2]TriAzDap、[TfePpz]GlnR、4BrF、AcLys、F2PipNva、Me2Asn、Me2Gln、MePpzAsn、MorphAsn、MorphGln、MorphNva、MeAsn、2F3MeF、3F3MeF、4F3MeF、Abu、Ala、Arg、Asn、Cha、Cit、dSer、Gln、His、hLeu、Hse、iPrLys、Leu、Lys、nLeu、Npg、Phe、PyrS、PyrS2、R5、S(Ome)、S5、S7、Ser、Thr、Trp、およびValから選択される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
666. X10が、[4MePpzPip]GlnR、[4Pippip]GlnR、[4PyPip]GlnR、[CH2NMe2]TriAzDap、[CH2Ppz]TriAzDap、[H4IAP]GlnR、[Me2NPrPip]GlnR、[Morph]GlnR、[MorphCH2]TriAzDap、[NHBn]GlnR、[Ppz]GlnR、[RDMAPyr]GlnR、[SO2MorphCH2]TriAzDap、[TfePpz]GlnR、4BrF、AcLys、F2PipNva、Me2Asn、Me2Gln、MePpzAsn、MorphAsn、MorphGln、MorphNva、およびMeAsnから選択される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
667. X10が、2F3MeF、3F3MeF、4F3MeF、Abu、Ala、Arg、Asn、Cha、Cit、dSer、Gln、His、hLeu、Hse、iPrLys、Leu、Lys、nLeu、Npg、Phe、PyrS、PyrS2、R5、S(Ome)、S5、S7、Ser、Thr、Trp、およびValから選択される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
668. X10が、極性基を含む側鎖を含む、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
669. X10が、-OHを含む側鎖を含む、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
670. X10が、-N(Ra1)-La1-C(Ra2)(Ra3)-La2-C(O)-である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
671. Ra1が、-Hである、実施形態670に記載の薬剤。
672. Ra3が、-Hである、実施形態670~671のいずれか1つに記載の薬剤。
673. Ra3が、必要に応じて置換されたC1~6脂肪族である、実施形態670~671のいずれか1つに記載の薬剤。
674. La1が、共有結合である、実施形態670~673のいずれか1つに記載の薬剤。
675. La2が、共有結合である、実施形態670~674のいずれか1つに記載の薬剤。
676. Ra2が、-L”-Rである、実施形態670~675のいずれか1つに記載の薬剤。
677. Ra2が、-L”-Cy-Rである、実施形態670~675のいずれか1つに記載の薬剤。
678. Rが、水素であるか、または必要に応じて置換されたC1~10脂肪族である、実施形態676~677のいずれか1つに記載の薬剤。
679. Rが、必要に応じて置換されたC1~10脂肪族である、実施形態676~677のいずれか1つに記載の薬剤。
680. Rが、C1~10脂肪族である、実施形態676~677のいずれか1つに記載の薬剤。
681. Rが、C1~10アルキルである、実施形態676~677のいずれか1つに記載の薬剤。
682. Rが、必要に応じて置換されたフェニルである、実施形態676~677のいずれか1つに記載の薬剤。
683. Ra2が、-L”-C(O)N(R’)である、実施形態670~675のいずれか1つに記載の薬剤。
684. Ra2が、-L”-OHである、実施形態670~675のいずれか1つに記載の薬剤。
685. L”が、共有結合であるか、または必要に応じて置換された二価C1~10脂肪族であり、1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-O-、-S-、-Cy-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(O)N(R’)-、または-N(R’)C(O)O-で置き換えられている、実施形態670~684のいずれか1つに記載の薬剤。
686. L”が、必要に応じて置換された二価C1~10脂肪族であり、1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-O-、-S-、-Cy-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(O)N(R’)-、または-N(R’)C(O)O-で置き換えられている、実施形態670~684のいずれか1つに記載の薬剤。
687. L”が、二価C1~6脂肪族であり、1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-O-、-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(O)N(R’)-、または-N(R’)C(O)O-で置き換えられている、実施形態670~684のいずれか1つに記載の薬剤。
688. L”が、必要に応じて置換された-(CH-であり、nが、1、2、3、4、5、または6である、実施形態670~684のいずれか1つに記載の薬剤。
689. L”が、-(CH-であり、nが、1、2、3、4、5、または6である、実施形態670~684のいずれか1つに記載の薬剤。
690. X10が、Leu、Thr、またはHseである、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
691. X10が、アミド基を含む側鎖を含む、実施形態1~664のいずれか1つに記載の薬剤。
692. X10が、疎水性側鎖を含む、実施形態1~664のいずれか1つに記載の薬剤。
693. X10が、炭化水素側鎖を含む、実施形態1~664のいずれか1つに記載の薬剤。
694. X10が、Leuである、実施形態693に記載の薬剤。
695. X10が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含む、実施形態1~664のいずれか1つに記載の薬剤。
696. 芳香族基が、必要に応じて置換されたフェニルである、実施形態695に記載の薬剤。
697. X10が、Pheである、実施形態695に記載の薬剤。
698. X11が、S8、PyrS2、PyrS、S7、PyrS3、SeN、Ala、Az、Phe、S4、S6、SdN、S10、S5、SgN、およびPyrS1から選択される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
699. X11が、Az2、Az3、PyrR2、PyrS4、SeNc5、SPip1、SPip2、SPip3、Aib、Ala、Az、Leu、Phe、PyrS、PyrS1、PyrS2、PyrS3、S10、S4、S5、S6、S7、S8、SdN、SeN、およびSgNから選択される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
700. X11が、Az2、Az3、PyrR2、PyrS4、SeNc5、SPip1、SPip2、およびSPip3から選択される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
701. X11が、Aib、Ala、Az、Leu、Phe、PyrS、PyrS1、PyrS2、PyrS3、S10、S4、S5、S6、S7、S8、SdN、SeN、およびSgNから選択される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
702. X11が、Xとステープリングされている、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
703. X11が、PyrS2である、実施形態702に記載の薬剤。
704. X11が、PyrS3である、実施形態702に記載の薬剤。
705. X11が、S8である、実施形態702に記載の薬剤。
706. X11が、ステープリングされていない、実施形態1~698のいずれか1つに記載の薬剤。
707. X11が、AlaまたはPheである、実施形態705に記載の薬剤。
708. X12が、Phe、3Thi、2ClF、3FF、2OMeF、2FF、Pff、Asp、2CBMF、3ClF、3F3MeF、1NapA、2NapA、2PyrA、4CBMF、4COOHF、4F3MeF、Tyr、2BrF、2F3MeF、2Thi、4PyrA、Cha、CypA、hPhe、Trp、dPhe、[アクリル]Dap、1meH、23FF、2MeF、34FF、3OMeF、3PyrA、4ClF、4CNF、Ala、Glu、His、2CNF、2NO2F、35FF、3CBMF、3CNF、3MeF、3meH、4FF、4MeF、4Thz、Asn、BztA、およびhTyrから選択される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
709. X12が、[CyPr]-3SF、[Ph]3SF、[Ph]-3SF、3BrF、3CBMF、Cba、[アクリル]Dap、1meH、1NapA、23FF、2BrF、2CBMF、2ClF、2CNF、2F3MeF、2FF、2MeF、2NapA、2NO2F、2OMeF、2pyrA、2Thi、34FF、35FF、3ClF、3CNF、3F3MeF、3FF、3MeF、3meH、3OMeF、3PyrA、3thi、4CBMF、4ClF、4CNF、4COOHF、4F3MeF、4FF、4MeF、4PyrA、4Thz、Ala、Asn、Asp、BztA、Cha、CypA、dPhe、Gln、Glu、His、hPhe、hTyr、Leu、Npg、Pff、Phe、PyrS2、Trp、およびTyrから選択される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
710. X12が、[CyPr]-3SF、[Ph]3SF、[Ph]-3SF、3BrF、3CBMF、およびCbaから選択される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
711. X12が、[アクリル]Dap、1meH、1NapA、23FF、2BrF、2CBMF、2ClF、2CNF、2F3MeF、2FF、2MeF、2NapA、2NO2F、2OMeF、2pyrA、2Thi、34FF、35FF、3ClF、3CNF、3F3MeF、3FF、3MeF、3meH、3OMeF、3PyrA、3thi、4CBMF、4ClF、4CNF、4COOHF、4F3MeF、4FF、4MeF、4PyrA、4Thz、Ala、Asn、Asp、BztA、Cha、CypA、dPhe、Gln、Glu、His、hPhe、hTyr、Leu、Npg、Pff、Phe、PyrS2、Trp、およびTyrから選択される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
712. X12が、必要に応じて置換された芳香族基であるかまたはそれを含む側鎖を含む、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
713. X12が、-N(Ra1)-La1-C(Ra2)(Ra3)-La2-C(O)-である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
714. Ra1が、-Hである、実施形態713に記載の薬剤。
715. Ra3が、-Hである、実施形態713~714のいずれか1つに記載の薬剤。
716. Ra3が、必要に応じて置換されたC1~6脂肪族である、実施形態713~714のいずれか1つに記載の薬剤。
717. La1が、共有結合である、実施形態713~716のいずれか1つに記載の薬剤。
718. Ra2が、-L-Rであり、Rが、芳香族基であるか、またはそれを含む、実施形態713~717のいずれか1つに記載の薬剤。
719. Rが、必要に応じて置換された6~10員アリールである、実施形態718に記載の薬剤。
720. Rが、必要に応じて置換されたフェニルである、実施形態718に記載の薬剤。
721. Rが、フェニルである、実施形態718に記載の薬剤。
722. Rが、必要に応じて置換されたナフチルである、実施形態718に記載の薬剤。
723. Rが、ナフチルである、実施形態718に記載の薬剤。
724. Rが、必要に応じて置換された、1~4個のヘテロ原子を有する5員ヘテロアリールである、実施形態718に記載の薬剤。
725. Rが、必要に応じて置換された、1~4個のヘテロ原子を有する6員ヘテロアリールである、実施形態718に記載の薬剤。
726. Rが、必要に応じて置換された、1~4個のヘテロ原子を有する9員二環式ヘテロアリールである、実施形態718に記載の薬剤。
727. Rが、必要に応じて置換された、1~4個のヘテロ原子を有する10員二環式ヘテロアリールである、実施形態718に記載の薬剤。
728. ヘテロ原子が、窒素である、実施形態724~727のいずれか1つに記載の薬剤。
729. ヘテロ原子が、酸素である、実施形態724~728のいずれか1つに記載の薬剤。
730. ヘテロ原子が、硫黄である、実施形態724~729のいずれか1つに記載の薬剤。
731. ヘテロアリールが、1つのみのヘテロ原子を有する、実施形態724~727のいずれか1つに記載の薬剤。
732. ヘテロ原子が、窒素である、実施形態731に記載の薬剤。
733. ヘテロ原子が、酸素である、実施形態731に記載の薬剤。
734. ヘテロ原子が、硫黄である、実施形態731に記載の薬剤。
735. Lが、共有結合であるか、または必要に応じて置換された二価C1~10脂肪族であり、1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-O-、-S-、-Cy-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(O)N(R’)-、または-N(R’)C(O)O-で置き換えられている、実施形態718~734のいずれか1つに記載の薬剤。
736. Lが、必要に応じて置換された二価C1~10脂肪族であり、1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-O-、-S-、-Cy-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(O)N(R’)-、または-N(R’)C(O)O-で置き換えられている、実施形態718~734のいずれか1つに記載の薬剤。
737. Lが、二価C1~6脂肪族であり、1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-O-、-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(O)N(R’)-、または-N(R’)C(O)O-で置き換えられている、実施形態718~734のいずれか1つに記載の薬剤。
738. Lが、必要に応じて置換された-(CH-であり、nが、1、2、3、4、5、または6である、実施形態735に記載の薬剤。
739. Lが、-(CH-であり、nが、1、2、3、4、5、または6である、実施形態735に記載の薬剤。
740. Lが、-CH-である、実施形態735に記載の薬剤。
741. X12が、必要に応じて置換された芳香族基であるかまたはそれを含む側鎖を含み、芳香族基のそれぞれの必要に応じた置換基が、ハロゲン、-OR、-R、-N(R)、-C(O)N(R)、または-CNから独立して選択され、それぞれのRが、独立して、-H、C1~4アルキルもしくはハロアルキル、または-Phである、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
742. X12が、必要に応じて置換された芳香族基であるかまたはそれを含む側鎖を含み、芳香族基のそれぞれの必要に応じた置換基が、ハロゲン、-OR、-R、-NH、-C(O)NH、-Ph、または-CNから独立して選択され、それぞれのRが、独立して、C1~4アルキルまたはハロアルキルである、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
743. X12が、必要に応じて置換された芳香族基であるかまたはそれを含む側鎖を含み、芳香族基のそれぞれの必要に応じた置換基が、ハロゲン、-OR、-R、-NH、-C(O)NH、-Ph、または-CNから独立して選択され、それぞれのRが、独立して、C1~2アルキルまたはハロアルキルである、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
744. X12が、必要に応じて置換された芳香族基であるかまたはそれを含む側鎖を含み、芳香族基のそれぞれの必要に応じた置換基が、ハロゲン、-OR、-R、NH、-C(O)NH、-Ph、または-CNから独立して選択され、それぞれのRが、独立して、1つまたは複数のハロゲンで必要に応じて置換されたメチルである、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
745. X12が、必要に応じて置換された芳香族基であるかまたはそれを含む側鎖であり、芳香族基のそれぞれの必要に応じた置換基が、-F、-OR、-CH、-NH、-C(O)NH、-Ph、または-CNから独立して選択され、それぞれのRが、独立して、1つまたは複数の-Fで必要に応じて置換されたメチルである、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
746. X12が、必要に応じて置換された芳香族基であるかまたはそれを含む側鎖を含み、芳香族基のそれぞれの必要に応じた置換基が、-F、-OR、-CH、-CF、-NH、-C(O)NH、-Ph、または-CNから独立して選択される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
747. X12が、必要に応じて置換された芳香族基であるかまたはそれを含む側鎖を含み、芳香族基のそれぞれの必要に応じた置換基が、ハロゲン、-CH、-CF、または-CNから独立して選択される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
748. X12が、2’位において必要に応じて置換された、必要に応じて置換された芳香族基であるかまたはそれを含む側鎖を含む、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
749. X12が、非置換芳香族基であるかまたはそれを含む側鎖を含む、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
750. 芳香族基が、5員ヘテロアリール基である、実施形態741~749のいずれか1つに記載の薬剤。
751. X12が、3Thiである、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
752. 芳香族基が、フェニル基である、実施形態741~749のいずれか1つに記載の薬剤。
753. X12が、2ClFである、実施形態752のいずれか1つに記載の薬剤。
754. X12が、Pheである、実施形態752のいずれか1つに記載の薬剤。
755. X12が、Pheであり、フェニルが、2’置換である、実施形態752のいずれか1つに記載の薬剤。
756. X12が、2FF、2ClF、2BrF、2F3MeF、2MeF、または2CNFである、実施形態752のいずれか1つに記載の薬剤。
757. X13が、BztA、Trp、2NapA、1NapA、WCHO、5CpW、5FW、Ala、aMeW、H2Trp、His、Phe、23FF、34FF、34OMeF、1MeW、5CF3W、5ClW、5MeOW、6ClW、6F1NapA、7F1NapA、7FW、Bip、およびQuiから選択される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
758. X13が、2F3MeW、34ClF、34MeF、3Br4FF、3BrF、4ClBztA、4ClW、4FW、5IndA、7AzaW、7ClBztA、7FBztA、Cba、RbMe2NapA、RbMeBztA、SbMe2NapA、SbMeBztA、1MeW、1NapA、23FF、2F3MeF、2NapA、34FF、34OMeF、3ClF、3Thi、4ClF、5CF3W、5ClW、5CpW、5FW、5MeOW、6ClW、6F1NapA、7F1NapA、7FW、Ala、aMeW、Bip、BztA、Cha、H2Trp、His、Phe、PyrS2、Qui、Trp、Tyr、およびWCHOから選択される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
759. X13が、2F3MeW、34ClF、34MeF、3Br4FF、3BrF、4ClBztA、4ClW、4FW、5IndA、7AzaW、7ClBztA、7FBztA、Cba、RbMe2NapA、RbMeBztA、SbMe2NapA、およびSbMeBztAから選択される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
760. X13が、1MeW、1NapA、23FF、2F3MeF、2NapA、34FF、34OMeF、3ClF、3Thi、4ClF、5CF3W、5ClW、5CpW、5FW、5MeOW、6ClW、6F1NapA、7F1NapA、7FW、Ala、aMeW、Bip、BztA、Cha、H2Trp、His、Phe、PyrS2、Qui、Trp、Tyr、およびWCHOから選択される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
761. X13の側鎖が、必要に応じて置換された芳香族基を含む、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
762. X13が、-N(Ra1)-La1-C(Ra2)(Ra3)-La2-C(O)-である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
763. Ra1が、-Hである、実施形態762に記載の薬剤。
764. Ra3が、-Hである、実施形態762~763のいずれか1つに記載の薬剤。
765. Ra3が、必要に応じて置換されたC1~6脂肪族である、実施形態762~763のいずれか1つに記載の薬剤。
766. La1が、共有結合である、実施形態762~765のいずれか1つに記載の薬剤。
767. Ra2が、-L-Rであり、Rが、芳香族基であるか、またはそれを含む、実施形態762~766のいずれか1つに記載の薬剤。
768. Rが、必要に応じて置換された6~10員アリールである、実施形態767に記載の薬剤。
769. Rが、必要に応じて置換されたフェニルである、実施形態767に記載の薬剤。
770. Rが、フェニルである、実施形態767に記載の薬剤。
771. Rが、必要に応じて置換されたナフチルである、実施形態767に記載の薬剤。
772. Rが、ナフチルである、実施形態767に記載の薬剤。
773. Rが、必要に応じて置換された、1~4個のヘテロ原子を有する5員ヘテロアリールである、実施形態767に記載の薬剤。
774. Rが、必要に応じて置換された、1~4個のヘテロ原子を有する6員ヘテロアリールである、実施形態767に記載の薬剤。
775. Rが、必要に応じて置換された、1~4個のヘテロ原子を有する9員二環式ヘテロアリールである、実施形態767に記載の薬剤。
776. Rが、必要に応じて置換された、1~4個のヘテロ原子を有する10員二環式ヘテロアリールである、実施形態767に記載の薬剤。
777. ヘテロ原子が、窒素である、実施形態773~776のいずれか1つに記載の薬剤。
778. ヘテロ原子が、酸素である、実施形態773~776のいずれか1つに記載の薬剤。
779. ヘテロ原子が、硫黄である、実施形態773~776のいずれか1つに記載の薬剤。
780. ヘテロアリールが、1つのみのヘテロ原子を有する、実施形態773~776のいずれか1つに記載の薬剤。
781. ヘテロ原子が、窒素である、実施形態780に記載の薬剤。
782. ヘテロ原子が、酸素である、実施形態780に記載の薬剤。
783. ヘテロ原子が、硫黄である、実施形態780に記載の薬剤。
784. Lが、共有結合であるか、または必要に応じて置換された二価C1~10脂肪族であり、1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-O-、-S-、-Cy-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(O)N(R’)-、または-N(R’)C(O)O-で置き換えられている、実施形態767~783のいずれか1つに記載の薬剤。
785. Lが、必要に応じて置換された二価C1~10脂肪族であり、1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-O-、-S-、-Cy-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(O)N(R’)-、または-N(R’)C(O)O-で置き換えられている、実施形態767~783のいずれか1つに記載の薬剤。
786. Lが、二価C1~6脂肪族であり、1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-O-、-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(O)N(R’)-、または-N(R’)C(O)O-で置き換えられている、実施形態767~783のいずれか1つに記載の薬剤。
787. Lが、必要に応じて置換された-(CH-であり、nが、1、2、3、4、5、または6である、実施形態784に記載の薬剤。
788. Lが、-(CH-であり、nが、1、2、3、4、5、または6である、実施形態784に記載の薬剤。
789. Lが、-CH-である、実施形態784に記載の薬剤。
790. X13の側鎖が、必要に応じて置換された8~10員二環式芳香族基を含む、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
791. X13の側鎖が、必要に応じて置換された、1~3個のヘテロ原子を有する9員二環式ヘテロアリール基を含む、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
792. X13が、BtzAである、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
793. X13が、Trpである、実施形態1~791のいずれか1つに記載の薬剤。
794. X13が、1NapAである、実施形態1~791のいずれか1つに記載の薬剤。
795. X13が、2NapAである、実施形態1~791のいずれか1つに記載の薬剤。
796. p14が、1である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
797. X14が、Gln、His、Ser、dThr、Thr、Ala、Hse、Asn、Leu、Aib、Alaol、Throl、Leuol、dAsn、dGln、dHis、Tyr、[AzAc]Lys、1MeH、3MeH、4TriA、dSer、NMeHis、NMeS、Pro、Trp、Val、Lys、MorphAla、2FurA、Abu、Arg、Dab、iPrLys、Phe、Pheol、およびProolから選択される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
798. X14が、[3C]TriAzLys、[4F3CPip]GlnR、[4MePpzPip]GlnR、[4Pippip]GlnR、[AcPpz]GlnR、[ビスメトキシエチルアミン]GlnR、[Me2NPrPip]GlnR、[Morph]GlnR、[NHEt]GlnR、[NMe2]GlnR、[Pip]GlnR、[プロピンPEG14]Lys、[RDMAPyr]GlnR、[TfePpz]GlnR、AcLys、BnボロールK、F2PipNva、GlnR、Me2Asn、Me2Gln、MePpzAsn、Met2O、MorphAsn、MorphGln、MorphNva、dAla、MeAsn、1MeH、2cbmf、2F3MeF、2FurA、3cbmf、3MeH、4TriA、Abu、Aib、Ala、Alaol、Arg、Asn、Asp、BztA、Cha、Dab、dAsn、dGln、dHis、dSer、dThr、Gln、His、Hse、iPrLys、Leu、Leuol、Lys、MorphAla、NMeHis、NMeS、Npg、Phe、Pheol、Pro、Prool、PyrS2、S5、Ser、Thr、Throl、Trp、Tyr、およびValから選択される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
799. X14が、[3C]TriAzLys、[4F3CPip]GlnR、[4MePpzPip]GlnR、[4Pippip]GlnR、[AcPpz]GlnR、[ビスメトキシエチルアミン]GlnR、[Me2NPrPip]GlnR、[Morph]GlnR、[NHEt]GlnR、[NMe2]GlnR、[Pip]GlnR、[プロピンPEG14]Lys、[RDMAPyr]GlnR、[TfePpz]GlnR、AcLys、BnボロールK、F2PipNva、GlnR、Me2Asn、Me2Gln、MePpzAsn、Met2O、MorphAsn、MorphGln、MorphNva、dAla、およびMeAsnから選択される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
800. X14が、1MeH、2cbmf、2F3MeF、2FurA、3cbmf、3MeH、4TriA、Abu、Aib、Ala、Alaol、Arg、Asn、Asp、BztA、Cha、Dab、dAsn、dGln、dHis、dSer、dThr、Gln、His、Hse、iPrLys、Leu、Leuol、Lys、MorphAla、NMeHis、NMeS、Npg、Phe、Pheol、Pro、Prool、PyrS2、S5、Ser、Thr、Throl、Trp、Tyr、およびValから選択される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
801. X14が、極性基を含む側鎖を含む、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
802. X14が、-N(Ra1)-La1-C(Ra2)(Ra3)-La2-C(O)-である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
803. Ra1が、-Hである、実施形態802に記載の薬剤。
804. Ra3が、-Hである、実施形態802~803のいずれか1つに記載の薬剤。
805. Ra3が、必要に応じて置換されたC1~6脂肪族である、実施形態802~803のいずれか1つに記載の薬剤。
806. La1が、共有結合である、実施形態802~805のいずれか1つに記載の薬剤。
807. La2が、共有結合である、実施形態802~806のいずれか1つに記載の薬剤。
808. Ra2が、-L”-Rである、実施形態802~807のいずれか1つに記載の薬剤。
809. Ra2が、-L”-Cy-Rである、実施形態802~807のいずれか1つに記載の薬剤。
810. Ra2が、-L”-C(O)ORである、実施形態802~807のいずれか1つに記載の薬剤。
811. Ra2が、-L”-C(O)N(R’)である、実施形態802~807のいずれか1つに記載の薬剤。
812. Ra2が、-L”-C(O)N(R)である、実施形態802~807のいずれか1つに記載の薬剤。
813. R’が、水素であるか、または必要に応じて置換されたC1~10脂肪族である、実施形態804~812のいずれか1つに記載の薬剤。
814. Rが、水素である、実施形態804~812のいずれか1つに記載の薬剤。
815. Rが、必要に応じて置換されたC1~10脂肪族である、実施形態804~812のいずれか1つに記載の薬剤。
816. Rが、C1~10脂肪族である、実施形態804~812のいずれか1つに記載の薬剤。
817. Rが、C1~10アルキルである、実施形態804~812のいずれか1つに記載の薬剤。
818. Ra2が、-L”-OHであり、実施形態802~807のいずれか1つに記載の薬剤。
819. L”が、共有結合であるか、または必要に応じて置換された二価C1~10脂肪族であり、1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-O-、-S-、-Cy-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(O)N(R’)-、または-N(R’)C(O)O-で置き換えられている、実施形態802~818のいずれか1つに記載の薬剤。
820. L”が、必要に応じて置換された二価C1~10脂肪族であり、1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-O-、-S-、-Cy-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(O)N(R’)-、または-N(R’)C(O)O-で置き換えられている、実施形態802~818のいずれか1つに記載の薬剤。
821. L”が、二価C1~6脂肪族であり、1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-O-、-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(O)N(R’)-、または-N(R’)C(O)O-で置き換えられている、実施形態802~818のいずれか1つに記載の薬剤。
822. L”が、必要に応じて置換された-(CH-であり、nが、1、2、3、4、5、または6である、実施形態802~818のいずれか1つに記載の薬剤。
823. L”が、-(CH-であり、nが、1、2、3、4、5、または6である、実施形態802~818のいずれか1つに記載の薬剤。
824. X14が、-OHを含む側鎖を含む、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
825. X14が、アミド基を含む側鎖を含む、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
826. X14が、Glnである、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
827. p14が、0である、実施形態1~792のいずれか1つに記載の薬剤。
828. p15が、1である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
829. X15が、-N(Ra1)-La1-C(Ra2)(Ra3)-La2-C(O)-である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
830. Ra1が、-Hである、実施形態829に記載の薬剤。
831. Ra3が、-Hである、実施形態829~830のいずれか1つに記載の薬剤。
832. Ra3が、必要に応じて置換されたC1~6脂肪族である、実施形態829~830のいずれか1つに記載の薬剤。
833. La1が、共有結合である、実施形態829~832のいずれか1つに記載の薬剤。
834. La2が、共有結合である、実施形態829~833のいずれか1つに記載の薬剤。
835. Ra2が、-L”-Rである、実施形態829~834のいずれか1つに記載の薬剤。
836. Ra2が、-L”-Cy-Rである、実施形態829~834のいずれか1つに記載の薬剤。
837. Ra2が、-L”-C(O)ORである、実施形態829~834のいずれか1つに記載の薬剤。
838. Ra2が、-L”-C(O)N(R’)である、実施形態829~834のいずれか1つに記載の薬剤。
839. Ra2が、-L”-C(O)N(R)である、実施形態829~834のいずれか1つに記載の薬剤。
840. Rが、水素であるか、または必要に応じて置換されたC1~10脂肪族である、実施形態835~839のいずれか1つに記載の薬剤。
841. Rが、水素である、実施形態835~839のいずれか1つに記載の薬剤。
842. Rが、必要に応じて置換されたC1~10脂肪族である、実施形態835~839のいずれか1つに記載の薬剤。
843. Rが、C1~10脂肪族である、実施形態835~839のいずれか1つに記載の薬剤。
844. Rが、C1~10アルキルである、実施形態835~839のいずれか1つに記載の薬剤。
845. Ra2が、-L”-OHであり、実施形態829~834のいずれか1つに記載の薬剤。
846. L”が、共有結合であるか、または必要に応じて置換された二価C1~10脂肪族であり、1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-O-、-S-、-Cy-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(O)N(R’)-、または-N(R’)C(O)O-で置き換えられている、実施形態829~845のいずれか1つに記載の薬剤。
847. L”が、必要に応じて置換された二価C1~10脂肪族であり、1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-O-、-S-、-Cy-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(O)N(R’)-、または-N(R’)C(O)O-で置き換えられている、実施形態829~845のいずれか1つに記載の薬剤。
848. L”が、二価C1~6脂肪族であり、1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-O-、-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(O)N(R’)-、または-N(R’)C(O)O-で置き換えられている、実施形態829~845のいずれか1つに記載の薬剤。
849. L”が、二価C1~6脂肪族であり、1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-O-、-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(O)N(R’)-、または-N(R’)C(O)O-で置き換えられている、実施形態829~845のいずれか1つに記載の薬剤。
850. L”が、-(CH-であり、nが、1、2、3、4、5、または6である、実施形態829~845のいずれか1つに記載の薬剤。
851. X15が、6AmHex、6AzHex、Aib、Ala、dAla、dIle、Ile、およびLysから選択される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
852. X15が、[1Napc]Lys、[1NapPr]Lys、[22PhPr]Lys、[2Napc]Lys、[35CF3PhPr]Lys、[4MePipBz]Lys、[アダマントC]Lys、[AzAc]Lys、[Bua]Lys、[Me2NCBz]Lys、[Me3アダマントC]Lys、[MeBipipAc]Lys、[MeMorphBz]Lys、[MePipAc]Lys、[MorphAc]Lys、[mPEG2]Lys、[mPEG4]Lys、[mPEG6]Lys、[mPEG8]Lys、[Oct]Lys、[プロピンPEG1]Lys、[プロピンPEG2]Lys、[プロピンPEG3]Lys、[プロピンPEG4]Lys、6AmHex、6AzHex、Aib、Ala、dAla、dIle、Ile、およびLysから選択される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
853. X15が、[3C]TriAzdLys、[3C]TriAzLys、[リトコレート]-Lys、[リトコレート-PEG2]-Lys、[Me2NCBz]Lys、[Me3アダマントC-PEG2]-Lys、[プロピンPEG14]Lys、dAla、dIle、[1Napc]Lys、[1NapPr]Lys、[22PhPr]Lys、[2Napc]Lys、[35CF3PhPr]Lys、[4MePipBz]Lys、[アダマントC]Lys、[Bua]Lys、[Me3アダマントC]Lys、[Me3アダマントC]-Lys、[MeBipipAc]Lys、[MeMorphBz]Lys、[MePipAc]Lys、[MorphAc]Lys、[mPEG2]Lys、[mPEG4]Lys、[mPEG6]Lys、[mPEG8]Lys、[Oct]Lys、[プロピンPEG1]Lys、[プロピンPEG2]Lys、[プロピンPEG3]Lys、[プロピンPEG4]Lys、6AmHex、Aib、Ala、Alaol、BztA、Gln、Ile、Leuol、Leu、Lys、NEt2、NHBn、NHCyHe、NHCyPr、NHEt、OH、Phe、Pheol、Prool、Throl、およびValから選択される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
854. X15が、[3C]TriAzdLys、[3C]TriAzLys、[リトコレート]-Lys、[リトコレート-PEG2]-Lys、[Me2NCBz]Lys、[Me3アダマントC-PEG2]-Lys、[プロピンPEG14]Lys、dAla、およびdIleから選択される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
855. X15が、[1Napc]Lys、[1NapPr]Lys、[22PhPr]Lys、[2Napc]Lys、[35CF3PhPr]Lys、[4MePipBz]Lys、[アダマントC]Lys、[Bua]Lys、[Me3アダマントC]Lys、[Me3アダマントC]-Lys、[MeBipipAc]Lys、[MeMorphBz]Lys、[MePipAc]Lys、[MorphAc]Lys、[mPEG2]Lys、[mPEG4]Lys、[mPEG6]Lys、[mPEG8]Lys、[Oct]Lys、[プロピンPEG1]Lys、[プロピンPEG2]Lys、[プロピンPEG3]Lys、[プロピンPEG4]Lys、6AmHex、Aib、Ala、Alaol、BztA、Gln、Ile、Leuol、Leu、Lys、NEt2、NHBn、NHCyHe、NHCyPr、NHEt、OH、Phe、Pheol、Prool、Throl、およびValから選択される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
856. X15が、疎水性側鎖を含む、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
857. X15の側鎖が、C1~10アルキルである、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
858. X15が、必要に応じて置換または標識されたLysである、実施形態1~852のいずれか1つに記載の薬剤。
859. p15が、0である、実施形態1~827のいずれか1つに記載の薬剤。
860. p16が、1である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
861. X16が、-N(Ra1)-La1-C(Ra2)(Ra3)-La2-C(O)-である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
862. Ra1が、-Hである、実施形態861に記載の薬剤。
863. Ra3が、-Hである、実施形態861~862のいずれか1つに記載の薬剤。
864. Ra3が、必要に応じて置換されたC1~6脂肪族である、実施形態861~862のいずれか1つに記載の薬剤。
865. La1が、共有結合である、実施形態861~864のいずれか1つに記載の薬剤。
866. La2が、共有結合である、実施形態861~865のいずれか1つに記載の薬剤。
867. Ra2が、-L”-Rである、実施形態861~866のいずれか1つに記載の薬剤。
868. Ra2が、-L”-Cy-Rである、実施形態861~866のいずれか1つに記載の薬剤。
869. Ra2が、-L”-C(O)ORである、実施形態861~866のいずれか1つに記載の薬剤。
870. Ra2が、-L”-C(O)N(R’)である、実施形態861~866のいずれか1つに記載の薬剤。
871. Ra2が、-L”-C(O)N(R)である、実施形態861~866のいずれか1つに記載の薬剤。
872. Rが、水素であるか、または必要に応じて置換されたC1~10脂肪族である、実施形態867~871のいずれか1つに記載の薬剤。
873. Rが、水素である、実施形態867~871のいずれか1つに記載の薬剤。
874. Rが、必要に応じて置換されたC1~10脂肪族である、実施形態867~871のいずれか1つに記載の薬剤。
875. Rが、C1~10脂肪族である、実施形態867~871のいずれか1つに記載の薬剤。
876. Rが、C1~10アルキルである、実施形態867~871のいずれか1つに記載の薬剤。
877. Ra2が、-L”-OHであり、実施形態861~866のいずれか1つに記載の薬剤。
878. L”が、共有結合であるか、または必要に応じて置換された二価C1~10脂肪族であり、1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-O-、-S-、-Cy-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(O)N(R’)-、または-N(R’)C(O)O-で置き換えられている、実施形態861~877のいずれか1つに記載の薬剤。
879. L”が、必要に応じて置換された二価C1~10脂肪族であり、1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-O-、-S-、-Cy-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(O)N(R’)-、または-N(R’)C(O)O-で置き換えられている、実施形態861~877のいずれか1つに記載の薬剤。
880. L”が、二価C1~6脂肪族であり、1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-O-、-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(O)N(R’)-、または-N(R’)C(O)O-で置き換えられている、実施形態861~877のいずれか1つに記載の薬剤。
881. L”が、二価C1~6脂肪族であり、1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-O-、-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(O)N(R’)-、または-N(R’)C(O)O-で置き換えられている、実施形態861~877のいずれか1つに記載の薬剤。
882. L”が、-(CH-であり、nが、1、2、3、4、5、または6である、実施形態861~877のいずれか1つに記載の薬剤。
883. X16が、AlaおよびdAlaから選択される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
884. X16が、Cbg、Cpg、CyLeu、dLeu、dAla、Aib、Ala、Arg、Asn、dGln、dThr、Gln、Ile、Leu、nLeu、Phe、Ser、Thr、Trp、Tyr、およびValから選択される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
885. X16が、Cbg、Cpg、CyLeu、dLeu、およびdAlaから選択される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
886. X16が、Aib、Ala、Arg、Asn、dGln、dThr、Gln、Ile、Leu、nLeu、Phe、Ser、Thr、Trp、Tyr、およびValから選択される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
887. p16が、0である、実施形態1~859のいずれか1つに記載の薬剤。
888. p17が、1である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
889. X17が、-N(Ra1)-La1-C(Ra2)(Ra3)-La2-C(O)-である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
890. Ra1が、-Hである、実施形態889に記載の薬剤。
891. Ra3が、-Hである、実施形態889~890のいずれか1つに記載の薬剤。
892. Ra3が、必要に応じて置換されたC1~6脂肪族である、実施形態889~890のいずれか1つに記載の薬剤。
893. La1が、共有結合である、実施形態889~892のいずれか1つに記載の薬剤。
894. La2が、共有結合である、実施形態889~893のいずれか1つに記載の薬剤。
895. Ra2が、-L”-Rである、実施形態889~894のいずれか1つに記載の薬剤。
896. Ra2が、-L”-Cy-Rである、実施形態889~894のいずれか1つに記載の薬剤。
897. Ra2が、-L”-C(O)ORである、実施形態889~894のいずれか1つに記載の薬剤。
898. Ra2が、-L”-C(O)N(R’)である、実施形態889~894のいずれか1つに記載の薬剤。
899. Ra2が、-L”-C(O)N(R)である、実施形態889~894のいずれか1つに記載の薬剤。
900. Rが、水素であるか、または必要に応じて置換されたC1~10脂肪族である、実施形態895~899のいずれか1つに記載の薬剤。
901. Rが、水素である、実施形態895~899のいずれか1つに記載の薬剤。
902. Rが、必要に応じて置換されたC1~10脂肪族である、実施形態895~899のいずれか1つに記載の薬剤。
903. Rが、C1~10脂肪族である、実施形態895~899のいずれか1つに記載の薬剤。
904. Rが、C1~10アルキルである、実施形態895~899のいずれか1つに記載の薬剤。
905. Ra2が、-L”-OHであり、実施形態889~894のいずれか1つに記載の薬剤。
906. L”が、共有結合であるか、または必要に応じて置換された二価C1~10脂肪族であり、1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-O-、-S-、-Cy-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(O)N(R’)-、または-N(R’)C(O)O-で置き換えられている、実施形態889~905のいずれか1つに記載の薬剤。
907. L”が、必要に応じて置換された二価C1~10脂肪族であり、1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-O-、-S-、-Cy-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(O)N(R’)-、または-N(R’)C(O)O-で置き換えられている、実施形態889~905のいずれか1つに記載の薬剤。
908. L”が、二価C1~6脂肪族であり、1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-O-、-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(O)N(R’)-、または-N(R’)C(O)O-で置き換えられている、実施形態889~905のいずれか1つに記載の薬剤。
909. L”が、二価C1~6脂肪族であり、1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-O-、-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(O)N(R’)-、または-N(R’)C(O)O-で置き換えられている、実施形態889~905のいずれか1つに記載の薬剤。
910. L”が、-(CH-であり、nが、1、2、3、4、5、または6である、実施形態889~905のいずれか1つに記載の薬剤。
911. X17が、AlaおよびdAlaから選択される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
912. p17が、0である、実施形態1~859のいずれか1つに記載の薬剤。
913. p18が、1である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
914. X18が、疎水性側鎖を含む、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
915. X18が、Aib、Ala、およびLeuから選択される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
916. p18が、0である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
917. p19が、1である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
918. X19が、疎水性側鎖を含む、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
919. X19が、Aib、Ala、およびLeuから選択される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
920. p19が、0である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
921. p20が、1である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
922. X20が、疎水性側鎖を含む、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
923. X20が、Aib、Ala、およびLeuから選択される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
924. p20が、0である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
925. p21が、1である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
926. X21が、疎水性側鎖を含む、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
927. X21が、Aib、Ala、およびLeuから選択される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
928. p21が、0である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
929. p22が、1である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
930. X22が、疎水性側鎖を含む、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
931. X22が、Aib、Ala、およびLeuから選択される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
932. p22が、0である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
933. p23が、1である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
934. X23が、疎水性側鎖を含む、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
935. X23が、Aib、Ala、およびLeuから選択される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
936. p23が、0である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
937. それぞれのアミノ酸残基が、独立して、-N(Ra1)-La1-C(Ra2)(Ra3)-La2-C(O)である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
938. Ra1が、-Hである、実施形態937に記載の薬剤。
939. Ra1が、Ra2またはRa3およびそれらの介在原子と一緒になって、必要に応じて置換された、介在原子に加えて0~5個のヘテロ原子を有する3~10(例えば、3、4、5、6、7、8、9、または10)員環を形成する、実施形態1~937のいずれか1つに記載の薬剤。
940. Ra1が、Ra2またはRa3およびそれらの介在原子と一緒になって、必要に応じて置換された、介在原子に加えてヘテロ原子を有さない5~7員環を形成する、実施形態1~937のいずれか1つに記載の薬剤。
941. La1が、二価C1~6脂肪族であり、1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-O-、-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-Cy-、-C(O)N(R’)-、または-N(R’)C(O)O-で置き換えられている、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
942. La1が、共有結合である、実施形態1~940のいずれか1つに記載の薬剤。
943. Ra2が、-L-R’であり、Lが、共有結合であるか、または必要に応じて置換された二価C1~6脂肪族であり、1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-O-、-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-Cy-、-C(O)N(R’)-、または-N(R’)C(O)O-で置き換えられている、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
944. Ra3が、-L-R’であり、Lが、共有結合であるか、または必要に応じて置換された二価C1~6脂肪族であり、1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-O-、-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-Cy-、-C(O)N(R’)-、または-N(R’)C(O)O-で置き換えられている、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
945. Ra3が、-Hである、実施形態1~943のいずれか1つに記載の薬剤。
946. Ra3が、必要に応じて置換されたC1~6脂肪族である、実施形態1~943のいずれか1つに記載の薬剤。
947. La2が、二価C1~6脂肪族であり、1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-O-、-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-Cy-、-C(O)N(R’)-、または-N(R’)C(O)O-で置き換えられている、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
948. La2が、共有結合である、実施形態1~946のいずれか1つに記載の薬剤。
949. ペプチドが、炭化水素ステープルを含む、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
950. ペプチドが、非水素ステープルを含む、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
951. ペプチドが、鎖が-N(R’)-または-O-C(O)-N(R’)-を含むステープルを含む、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
952. ペプチドが、
-[X]-X10111213[X14p14[X15p15[X16p16[X17p17-[X]p’-R
またはその塩の構造を有し、式中、
それぞれのXが、独立して、アミノ酸残基であり、
それぞれのpおよびp’が、独立して、0~10であり、
が、独立して、ペプチド、アミノ保護基、またはR’-LRN-であり、
が、独立して、ペプチド、カルボキシル保護基、-LRC-R’、-O-LRC-R’、または-N(R’)-LRC-R’であり、
RNおよびLRCのそれぞれが、独立して、Lであり、
それぞれのLが、独立して、共有結合であるか、または必要に応じて置換された、二価C~C25脂肪族基もしくは1~10個のヘテロ原子を有する二価C~C25ヘテロ脂肪族基であり、基の1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-Cy-、-O-、-S-、-S-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられ、
それぞれの-Cy-が、独立して、必要に応じて置換された、0~10個のヘテロ原子を有する二価3~30員単環式、二環式、または多環式環であり、
それぞれのR’が、独立して、-L-R、-C(O)R、-COR、または-SORであり、
それぞれのRが、独立して、-Hであるか、もしくはC1~30脂肪族、1~10個のヘテロ原子を有するC1~30ヘテロ脂肪族、C6~30アリール、C6~30アリール脂肪族、1~10個のヘテロ原子を有するC6~30アリールヘテロ脂肪族、1~10個のヘテロ原子を有する5~30員ヘテロアリール、および1~10個のヘテロ原子を有する3~30員ヘテロシクリルから選択される、必要に応じて置換された基であるか、または
2つのR基が、必要に応じてかつ独立して、一緒になって共有結合を形成するか、または
同じ原子上の2つもしくはそれよりも多くのR基が、必要に応じてかつ独立して、原子と一緒になって、必要に応じて置換された、原子に加えて0~10個のヘテロ原子を有する3~30員単環式、二環式、もしくは多環式環を形成するか、または
2つもしくはそれよりも多くの原子上の2つもしくはそれよりも多くのR基が、必要に応じてかつ独立して、それらの介在原子と一緒になって、必要に応じて置換された、介在原子に加えて0~10個のヘテロ原子を有する3~30員単環式、二環式、もしくは多環式環を形成する、
先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
953. pが、0である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
954. p’が、0である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
955. Rが、-C(O)Rである、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
956. Rが、Acである、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
957. Rが、AzAc(N-CH-C(O)-)である、実施形態952に記載の薬剤。
958. Rが、2PyPrpc(
Figure 2023535026000204

)である、実施形態952に記載の薬剤。
959. Rが、MeOPr(CHOCHCHC(O)-)である、実施形態952に記載の薬剤。
960. Rが、MeSO(-SOCH)である、実施形態952に記載の薬剤。
961. Rが、mPEG2(CHOCHCHOCHCHC(O)-)である、実施形態952に記載の薬剤。
962. Rが、Nic(
Figure 2023535026000205

)である、実施形態952に記載の薬剤。
963. Rが、Oct(CH(CHC(O)-)である、実施形態952に記載の薬剤。
964. Rが、Pic(
Figure 2023535026000206

)である、実施形態952に記載の薬剤。
965. Rが、-N(R’)である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
966. Rが、-N(R)である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
967. Rが、-NHである、実施形態966に記載の薬剤。
968. Rが、-NHEtである、実施形態966に記載の薬剤。
969. Rが、-NHBnである、実施形態966に記載の薬剤。
970. Rが、-NHCyHe(
Figure 2023535026000207

)である、実施形態966に記載の薬剤。
971. Rが、-NHCyPr(
Figure 2023535026000208

)である、実施形態966に記載の薬剤。
972. Rが、-6AmHexであり、-6AmHexの1つのアミノ基が、ペプチド骨格の最後の-C(O)-に結合している(Rが、-NH-(CH-NHである)、実施形態966に記載の薬剤。
973. Rが、-6AZHexであり、-6AzHexのアミノ基が、ペプチド骨格の最後の-C(O)-に結合している(Rが、-NH-(CH-Nである)、実施形態966に記載の薬剤。
974. Rが、-Alaolであり、-Alaolのアミノ基が、ペプチド骨格の最後の-C(O)-に結合している(Rが、
Figure 2023535026000209

である)、実施形態966に記載の薬剤。
975. Rが、-Leuolであり、-Leuolのアミノ基が、ペプチド骨格の最後の-C(O)-に結合している(Rが、
Figure 2023535026000210

である)、実施形態966に記載の薬剤。
976. Rが、-Pheolであり、-Pheolのアミノ基が、ペプチド骨格の最後の-C(O)-に結合している(Rが、
Figure 2023535026000211

である)、実施形態966に記載の薬剤。
977. Rが、-Proolであり、-Proolのアミノ基が、ペプチド骨格の最後の-C(O)-に結合している(Rが、
Figure 2023535026000212

である)、実施形態966に記載の薬剤。
978. Rが、-Throlであり、-Throlのアミノ基が、ペプチド骨格の最後の-C(O)-に結合している(Rが、
Figure 2023535026000213

である)、実施形態966に記載の薬剤。
979. Rが、-OHである、実施形態1~964のいずれか1つに記載の薬剤。
980. ペプチドが、ヘリックスを含む構造を形成する、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
981. ペプチドが、ベータ-カテニンに結合する、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
982. ペプチドが、蛍光偏光法によって測定した場合に、約2000nMを上回らない、または約1500nMを上回らない、または約1000nMを上回らない、または約500nMを上回らない、または約300nMを上回らない、または約200nMを上回らない、または約100nMを上回らない、または約75nMを上回らない、または約50nMを上回らない、または約25nMを上回らない、または約10nMを上回らないEC50で、ベータ-カテニンに結合する、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
983. ペプチドが、ベータ-カテニン結合について、TCF7、LEF1、TCF7L1、TCF7L2、アキシン1、アキシン2、もしくはAPC、またはその断片と競合し得る、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
984. ペプチドが、配列が配列番号2:
SVLFYAITTLHNLLLHQEGAKMAVRLAGGLQKMVALLNKTNVKFLAITTDCLQILAYGNQESKLIILASGGPQALVNIMRTYTYEKLLWTTSRVLKVLSVCSSNKPAIVEAGGMQALGLHLTDPSQRLVQNCLWTLRNLSDAATKQEGMEGLLGTLVQLLGSDDINVVTCAAGILSNLTCNNYKNKMMVCQVGGIEALVRT (配列番号2)
もしくはその断片であるかまたはそれを含むポリペプチドに結合する、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
985. ペプチドが、ベータ-カテニンに結合し、配列番号1の示される位置における以下のアミノ酸残基:A305、Y306、G307、N308、Q309、K312、R342、K345、V346、V349、Q375、R376、Q379、N380、L382、W383、R386、N387、D413、N415、V416、T418、およびC419のうちの少なくとも2個、または少なくとも3個、または少なくとも4個、または少なくとも5個、または少なくとも6個、または少なくとも7個、または少なくとも8個、または少なくとも9個、または少なくとも10個、または少なくとも11個、または少なくとも12個、または少なくとも13個、または少なくとも14個、または少なくとも15個、または少なくとも16個、または少なくとも17個、または少なくとも18個、または少なくとも19個、または少なくとも20個であるかまたはそれに対応する1つまたは複数の残基と相互作用する、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
986. ペプチドが、ベータ-カテニンに結合し、配列番号1の示される位置における以下のアミノ酸残基:A305、Y306、G307、N308、Q309、K312、R342、K345、V346、V349、Q375、Q379、N380、L382、W383、R386、N387、D413、N415、V416、T418、およびC419のうちの少なくとも2個、または少なくとも3個、または少なくとも4個、または少なくとも5個、または少なくとも6個、または少なくとも7個、または少なくとも8個、または少なくとも9個、または少なくとも10個、または少なくとも11個、または少なくとも12個、または少なくとも13個、または少なくとも14個、または少なくとも15個、または少なくとも16個、または少なくとも17個、または少なくとも18個、または少なくとも19個、または少なくとも20個であるかまたはそれに対応する1つまたは複数の残基と相互作用する、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
987. ペプチドが、ベータ-カテニンに結合し、配列番号1の示される位置における以下のアミノ酸残基:A305、Y306、G307、N308、Q309、K312、K345、V346、V349、Q379、N380、L382、W383、R386、N387、D413、N415、V416、T418、およびC419のうちの少なくとも2個、または少なくとも3個、または少なくとも4個、または少なくとも5個、または少なくとも6個、または少なくとも7個、または少なくとも8個、または少なくとも9個、または少なくとも10個、または少なくとも11個、または少なくとも12個、または少なくとも13個、または少なくとも14個、または少なくとも15個、または少なくとも16個、または少なくとも17個、または少なくとも18個、または少なくとも19個、または少なくとも20個であるかまたはそれに対応する1つまたは複数の残基と相互作用する、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
988. ペプチドが、ベータ-カテニンに結合し、配列番号1の示される位置における以下のアミノ酸残基:G307、K312、K345、W383、N387、D413、およびN415のうちの少なくとも2個、または少なくとも3個、または少なくとも4個、または少なくとも5個、または少なくとも6個、または少なくとも7個、または少なくとも8個、または少なくとも9個、または少なくとも10個、または少なくとも11個、または少なくとも12個、または少なくとも13個、または少なくとも14個、または少なくとも15個、または少なくとも16個、または少なくとも17個、または少なくとも18個、または少なくとも19個、または少なくとも20個であるかまたはそれに対応する1つまたは複数の残基と相互作用する、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
989. 薬剤が、ベータ-カテニンのG307またはそれに対応するアミノ酸残基と相互作用する、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
990. 薬剤が、ベータ-カテニンのK312またはそれに対応するアミノ酸残基と相互作用する、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
991. 薬剤が、ベータ-カテニンのK345またはそれに対応するアミノ酸残基と相互作用する、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
992. 薬剤が、ベータ-カテニンのW383またはそれに対応するアミノ酸残基と相互作用する、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
993. 薬剤が、ベータ-カテニンのN387またはそれに対応するアミノ酸残基と相互作用する、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
994. 薬剤が、ベータ-カテニンのD413またはそれに対応するアミノ酸残基と相互作用する、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
995. 薬剤が、ベータ-カテニンのN415またはそれに対応するアミノ酸残基と相互作用する、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
996. 薬剤が、アキシン結合部位ではない部位において、ベータ-カテニンに結合する、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
997. 薬剤が、Bcl9結合部位ではない部位において、ベータ-カテニンに結合する、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
998. 薬剤が、TCF結合部位ではない部位において、ベータ-カテニンに結合する、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
999. 薬剤が、ペプチドである、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
1000. 表E3から選択される構造を有する薬剤またはその塩。
1001.
Figure 2023535026000214

の構造を有する薬剤またはその塩。
1002.
Figure 2023535026000215

の構造を有する薬剤またはその塩。
1003.
Figure 2023535026000216

の構造を有する薬剤またはその塩。
1004. N末端から最初のアミノ酸に結合するステープルの二重結合が、Eである、実施形態1001~1003のいずれか1つに記載の薬剤。
1005. N末端から最初のアミノ酸に結合するステープルの二重結合が、Zである、実施形態1001~1003のいずれか1つに記載の薬剤。
1006. N末端から11番目のアミノ酸に結合するステープルの二重結合が、Eである、実施形態1001~1005のいずれか1つに記載の薬剤。
1007. N末端から11番目のアミノ酸に結合するステープルの二重結合が、Zである、実施形態1001~1005のいずれか1つに記載の薬剤。
1008. 式PAの構造
N(RPA)(Ra1)-La1-C(Ra2)(Ra3)-La2-C(O)RPC
PA
を有する化合物またはその塩であって、式中、
PAが、-Hまたはアミノ保護基であり、
a1およびRa3のそれぞれが、独立して、-L-R’であり、
a2が、-Laa-C(O)RPSであり、
、La1、およびLa2のそれぞれが、独立して、Lであり、
-C(O)RPSが、必要に応じて保護または活性化された-COOHであり、
-C(O)RPCが、必要に応じて保護または活性化された-COOHであり、
それぞれのLが、独立して、共有結合であるか、または必要に応じて置換された、二価C~C25脂肪族基もしくは1~10個のヘテロ原子を有する二価C~C25ヘテロ脂肪族基であり、基の1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-Cy-、-O-、-S-、-S-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられ、
それぞれの-Cy-が、独立して、必要に応じて置換された、0~10個のヘテロ原子を有する二価3~30員単環式、二環式、または多環式環であり、
それぞれのR’が、独立して、-R、-C(O)R、-COR、または-SORであり、
それぞれのRが、独立して、-Hであるか、もしくはC1~30脂肪族、1~10個のヘテロ原子を有するC1~30ヘテロ脂肪族、C6~30アリール、C6~30アリール脂肪族、1~10個のヘテロ原子を有するC6~30アリールヘテロ脂肪族、1~10個のヘテロ原子を有する5~30員ヘテロアリール、および1~10個のヘテロ原子を有する3~30員ヘテロシクリルから選択される、必要に応じて置換された基であるか、または
2つのR基が、必要に応じてかつ独立して、一緒になって共有結合を形成するか、または
同じ原子上の2つもしくはそれよりも多くのR基が、必要に応じてかつ独立して、原子と一緒になって、必要に応じて置換された、原子に加えて0~10個のヘテロ原子を有する3~30員単環式、二環式、もしくは多環式環を形成するか、または
2つもしくはそれよりも多くの原子上の2つもしくはそれよりも多くのR基が、必要に応じてかつ独立して、それらの介在原子と一緒になって、必要に応じて置換された、介在原子に加えて0~10個のヘテロ原子を有する3~30員単環式、二環式、もしくは多環式環を形成する、
化合物またはその塩。
1009. Ra2が、-Laa-C(O)RPSであり、Laaが、Lであり、Laaが、-N(R’)-または-Cy-を含む、実施形態1008に記載の化合物。
1010. La1が、共有結合である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の化合物。
1011. La2が、共有結合である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の化合物。
1012. Laaが、必要に応じて置換された二価C~C25脂肪族基または1~10個のヘテロ原子を有するヘテロ脂肪族基であり、基の1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-Cy-、-O-、-S-、-S-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられ、少なくとも1つのメチレン単位が、-Cy-で置き換えられている、先行する実施形態のいずれか1つに記載の化合物。
1013. Laaが、-Lam1-Cy-Lam2-であり、Lam1およびLam2のそれぞれが、独立して、Lamであり、それぞれのLamが、独立して、共有結合であるか、または必要に応じて置換された二価C~C10脂肪族基であり、脂肪族基の1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-Cy-、-O-、-S-、-S-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられている、先行する実施形態のいずれか1つに記載の化合物。
1014. -Lam2-が、-C(O)RPSに結合される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の化合物。
1015. Lam2が、共有結合である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の化合物。
1016. -Cy-が、必要に応じて置換された、0~3個のヘテロ原子を有する4~7員環である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の化合物。
1017. -Cy-が、必要に応じて置換された6~10員アリール環であるか、または必要に応じて置換された、1~5個のヘテロ原子を有する5~10員ヘテロアリール環である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の化合物。
1018. -Cy-が、必要に応じて置換されたフェニル環である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の化合物。
1019. -Cy-が、必要に応じて置換された
Figure 2023535026000217

である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の化合物。
1020. -Cy-が、
Figure 2023535026000218

である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の化合物。
1021. -Cy-が、必要に応じて置換された
Figure 2023535026000219

である、実施形態1008~1015のいずれか1つに記載の化合物。
1022. -Cy-が、
Figure 2023535026000220

である、実施形態1008~1015のいずれか1つに記載の化合物。
1023. -Cy-が、必要に応じて置換された
Figure 2023535026000221

である、実施形態1008~1015のいずれか1つに記載の化合物。
1024. -Cy-が、
Figure 2023535026000222

である、実施形態1008~1015のいずれか1つに記載の化合物。
1025. -Cy-が、必要に応じて置換された、1~5個のヘテロ原子を有する5~10員ヘテロアリール環である、実施形態1008~1017のいずれか1つに記載の化合物。
1026. -Cy-が、必要に応じて置換された、1~5個のヘテロ原子を有する5員ヘテロアリール環である、実施形態1008~1017のいずれか1つに記載の化合物。
1027. -Cy-が、必要に応じて置換された
Figure 2023535026000223

である、実施形態1008~1017のいずれか1つに記載の化合物。
1028. -Cy-が、
Figure 2023535026000224

である、実施形態1008~1017のいずれか1つに記載の化合物。
1029. Laaが、-N(R’)-を含む、先行する実施形態のいずれか1つに記載の化合物。
1030. Laaが、-Lam1-(NR’)-Lam2-であり、Lam1およびLam2のそれぞれが、独立して、Lamであり、それぞれのLamが、独立して、共有結合であるか、または必要に応じて置換された二価C~C10脂肪族基であり、脂肪族基の1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-Cy-、-O-、-S-、-S-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられている、実施形態1029に記載の化合物。
1031. -N(R’)-のR’が、Ra3およびそれらの介在原子と一緒になって、必要に応じて置換された、介在原子に加えて0~5個のヘテロ原子を有する3~10員環を形成する、実施形態1029~1030のいずれか1つに記載の化合物。
1032. -N(R’)-が、2つの炭素原子に結合しており、2つの炭素原子がヘテロ原子といずれの二重結合も形成しない、実施形態1029~1031のいずれか1つに記載の化合物。
1033. -Lam2-が、-C(O)RPSに結合される、実施形態1029~1032のいずれか1つに記載の化合物。
1034. Lam1が、必要に応じて置換されたC1~4アルキレンである、実施形態1029~1033のいずれか1つに記載の化合物。
1035. Lam1が、必要に応じて置換された-(CH-であり、mが、1、2、3、または4である、実施形態1029~1033のいずれか1つに記載の化合物。
1036. Lam1が、必要に応じて置換された-CH-である、実施形態1029~1033のいずれか1つに記載の化合物。
1037. Lam1が、-CH-である、実施形態1029~1033のいずれか1つに記載の化合物。
1038. Lam2が、必要に応じて置換された直鎖C1~2アルキレンである、実施形態1029~1037のいずれか1つに記載の化合物。
1039. Lam2が、-[C(R’)であり、nが、1または2である、実施形態1029~1037のいずれか1つに記載の化合物。
1040. Lam2が、-[CHR’]であり、nが、1または2である、実施形態1029~1037のいずれか1つに記載の化合物。
1041. それぞれのR’が、独立して、-Hであるか、または必要に応じて置換されたC1~6アルキルである、実施形態1039~1040のいずれか1つに記載の化合物。
1042. Lam2が、必要に応じて置換された-CH-である、実施形態1029~1037のいずれか1つに記載の化合物。
1043. Lam2が、-CH-である、実施形態1029~1042のいずれか1つに記載の化合物。
1044. Laaが、-N(R’)-を含み、-N(R’)-のR’が、-RNRであり、RNRが、Rである、実施形態1029~1043のいずれか1つに記載の化合物。
1045. Laaが、-N(R’)-を含み、-N(R’)-のR’が、-CH-RNRであり、RNRが、Rである、実施形態1029~1043のいずれか1つに記載の化合物。
1046. Laaが、-N(R’)-を含み、-N(R’)-のR’が、-C(O)RNRであり、RNRが、Rである、実施形態1029~1043のいずれか1つに記載の化合物。
1047. Laaが、-N(R’)-を含み、-N(R’)-のR’が、-SONRであり、RNRが、Rである、実施形態1029~1043のいずれか1つに記載の化合物。
1048. RNRが、必要に応じて置換されたC1~6脂肪族または1~4個のヘテロ原子を有するヘテロ脂肪族である、実施形態1044~1047のいずれか1つに記載の化合物。
1049. RNRが、C1~7アルキルまたは1~4個のヘテロ原子を有するヘテロアルキルであり、アルキルまたはヘテロアルキルが、ハロゲン、0~4個のヘテロ原子を有するC5~6芳香族環、および必要に応じて置換された3~10員シクロアルキル環または1~4個のヘテロ原子を有するヘテロアルキル環から独立して選択される1つまたは複数の基で必要に応じて置換される、実施形態1044~1048のいずれか1つに記載の化合物。
1050. RNRが、-CFである、実施形態1044~1049のいずれか1つに記載の化合物。
1051. Lam2が、-C(R’)-であるか、またはそれを含み、R’基およびLaaの-N(R’)-のR’が、それらの介在原子と一緒になって、必要に応じて置換された、介在原子に加えて0~10個のヘテロ原子を有する3~30員単環式、二環式、または多環式環を形成する、実施形態1044~1048のいずれか1つに記載の化合物。
1052. Laaが、必要に応じて置換されたC1~4アルキレンである、実施形態1008~1012のいずれか1つに記載の化合物。
1053. Laaが、必要に応じて置換された-CH-CH-である、実施形態1052に記載の化合物。
1054. Laaが、必要に応じて置換された-CH-である、実施形態1052に記載の化合物。
1055.
Figure 2023535026000225

の構造を有し、式中、
mおよびnのそれぞれが、独立して、1、2、3、または4であり、
RNが、Lであり、
RNが、Rであり、
a5が、R’である、
実施形態1008に記載の化合物またはその塩、
1056. mが、1である、実施形態1055に記載の化合物。
1057. LRNが、-CH-、-CO-、または-SO-である、実施形態1055~1056のいずれか1つに記載の化合物。
1058. LRNが、-CH-である、実施形態1055~1056のいずれか1つに記載の化合物。
1059. RNRが、C1~7アルキルまたは1~4個のヘテロ原子を有するヘテロアルキルであり、アルキルまたはヘテロアルキルが、ハロゲン、0~4個のヘテロ原子を有するC5~6芳香族環、および必要に応じて置換された3~10員シクロアルキル環または1~4個のヘテロ原子を有するヘテロアルキル環から独立して選択される1つまたは複数の基で必要に応じて置換される、実施形態1055~1058のいずれか1つに記載の化合物。
1060. 1つまたは複数のRa5が、独立して、-Hである、実施形態1055~1059のいずれか1つに記載の化合物。
1061. 1つまたは複数のRa5が、独立して、必要に応じて置換されたC1~6アルキルである、実施形態1055~1060のいずれか1つに記載の化合物。
1062. -LRN-RRNが、Rであり、Ra5およびそれらの介在原子と一緒になって、必要に応じて置換された、介在原子に加えて0~10個のヘテロ原子を有する3~30員単環式、二環式、または多環式環を形成する、実施形態1055~1060のいずれか1つに記載の化合物。
1063. RRNが、メチルである、実施形態1058に記載の化合物。
1064. RRNが、-CFである、実施形態1058に記載の化合物。
1065. Ra1が、-Hである、先行する実施形態のいずれか1つに記載の化合物。
1066. Ra1が、必要に応じて置換されたC1~6アルキルである、実施形態1008~1051のいずれか1つに記載の化合物。
1067. -C(O)RPCが、保護されたカルボン酸基である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の化合物。
1068. -C(O)RPCが、活性化されたカルボン酸基である、実施形態1008~1066のいずれか1つに記載の化合物。
1069. -C(O)RPCが、-C(O)OR’である、実施形態1008~1066のいずれか1つに記載の化合物。
1070. R’が、-Hである、実施形態1069に記載の化合物。
1071. R’が、ペンタフルオロフェニルである、実施形態1069に記載の化合物。
1072. R’が、
Figure 2023535026000226

である、実施形態1069に記載の化合物。
1073. -C(O)RPSが、-C(O)OR’である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の化合物。
1074. R’が、-Hである、実施形態1073に記載の化合物。
1075. R’が、必要に応じて置換されたC1~6脂肪族である、実施形態1073に記載の化合物。
1076. R’が、t-ブチルである、実施形態1073に記載の化合物。
1077. R’が、ベンジルである、実施形態1073に記載の化合物。
1078. R’が、アリルである、実施形態1073に記載の化合物。
1079. 化合物が、
Figure 2023535026000227

またはその塩の構造を有し、環Aが、必要に応じて置換された3~7員の飽和、部分不飽和、または芳香族の環である、
実施形態1008に記載の化合物。
1080. 化合物が、
Figure 2023535026000228

またはその塩の構造を有し、環Aが、必要に応じて置換された3~7員の飽和、部分不飽和、または芳香族の環である、
実施形態1008に記載の化合物。
1081. -C(O)OtBuが、R構成を有する不斉炭素原子に結合している、実施形態1079または1080のいずれか1つに記載の化合物。
1082. -C(O)OtBuが、S構成を有する不斉炭素原子に結合している、実施形態1079または1080のいずれか1つに記載の化合物。
1083. 化合物が、
Figure 2023535026000229

またはその塩の構造を有し、式中、
環Aが、必要に応じて置換された3~10員環であり、
nが、0、1、または2であり、
mが、0、1、2、または3である、
実施形態1008に記載の化合物。
1084. 化合物が、
Figure 2023535026000230

またはその塩の構造を有し、式中、
環Aが、必要に応じて置換された3~10員環であり、
nが、0、1、または2であり、
mが、0、1、2、または3である、
実施形態1008に記載の化合物。
1085. 環Aが、必要に応じて置換された4~10員環である、実施形態1083~1084のいずれか1つに記載の化合物。
1086. nが、1である、実施形態1083~1085のいずれか1つに記載の化合物。
1087. 環Aが、Rである不斉炭素において、-(CH-に結合している、実施形態1083~1086のいずれか1つに記載の化合物。
1088. 環Aが、Sである不斉炭素において、-(CH-に結合している、実施形態1083~1086のいずれか1つに記載の化合物。
1089. 化合物が、
Figure 2023535026000231

またはその塩の構造を有し、式中、
環Aが、必要に応じて置換された3~10員環であり、
nが、0、1、または2であり、
mが、0、1、2、または3である、
実施形態1008に記載の化合物。
1090. 化合物が、
Figure 2023535026000232

またはその塩の構造を有し、式中、
環Aが、必要に応じて置換された3~10員環であり、
nが、0、1、または2であり、
mが、0、1、2、または3である、
実施形態1008に記載の化合物。
1091. 化合物が、
Figure 2023535026000233

またはその塩の構造を有し、式中、
環Aが、必要に応じて置換された3~10員環であり、
nが、0、1、または2である、
実施形態1008に記載の化合物。
1092. nが、1である、実施形態1083~1091のいずれか1つに記載の化合物。
1093. mが、0である、実施形態1083~1092のいずれか1つに記載の化合物。
1094. mが、1、2、または3である、実施形態1083~1092のいずれか1つに記載の化合物。
1095. mが、1である、実施形態1083~1092のいずれか1つに記載の化合物。
1096. 環Aが、必要に応じて置換された飽和単環式環であるか、またはそれを含む、実施形態1083~1095のいずれか1つに記載の化合物。
1097. 環Aが、必要に応じて置換された部分不飽和単環式環であるか、またはそれを含む、実施形態1083~1096のいずれか1つに記載の化合物。
1098. 環Aが、必要に応じて置換された芳香族単環式環であるか、またはそれを含む、実施形態1083~1097のいずれか1つに記載の化合物。
1099. 環Aが、必要に応じて置換されたフェニルである、実施形態1089~1095のいずれか1つに記載の化合物。
1100. 環Aが、必要に応じて置換された、1~3個のヘテロ原子を有する5~6員ヘテロアリールである、実施形態1083~1095のいずれか1つに記載の化合物。
1101. 環Aが、必要に応じて置換された、1~3個のヘテロ原子を有する5~6員ヘテロアリールであり、少なくとも1つのヘテロ原子が、窒素である、実施形態1083~1095のいずれか1つに記載の化合物。
1102. 環Aが、必要に応じて置換されたトリアゾール環である、実施形態1101に記載の化合物。
1103. 環Aが、必要に応じて置換された、1~6個のヘテロ原子を有する8~10員二環式環である、実施形態1083~1095のいずれか1つに記載の化合物。
1104. 環Aが、必要に応じて置換された、1~6個のヘテロ原子を有する8~10員二環式芳香族環であり、それぞれの単環式単位が、独立して、必要に応じて、0~3個のヘテロ原子を有する5~6員芳香族環である、実施形態1083~1086のいずれか1つに記載の化合物。
1105. 環Aが、炭素原子において、-(CH-に結合している、実施形態1100~1104のいずれか1つに記載の化合物。
1106. 環Aが、窒素原子において、-(CH-に結合している、実施形態1100~1104のいずれか1つに記載の化合物。
1107. 環AまたはLaaの-Cy-が、必要に応じて置換され、それぞれの置換基が、ハロゲン、-R、-CF、-N(R)、-CN、および-ORから独立して選択され、それぞれのRが、独立して、1つまたは複数の-Fで必要に応じて置換されたC1~6脂肪族である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の化合物。
1108. 環AまたはLaaの-Cy-が、必要に応じて置換され、それぞれの置換基が、ハロゲン、C1~5直鎖、分岐鎖、または環状アルキル、-ORから独立して選択され、Rが、C1~4直鎖、分岐鎖、または環状アルキル、フッ素化アルキル、-N(R)であり、それぞれのRが、独立して、C1~6直鎖、分岐鎖、もしくは環状アルキル、または-CNである、先行する実施形態のいずれか1つに記載の化合物。
1109. Ra3が、-Hまたは必要に応じて置換されたC1~6脂肪族である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の化合物。
1110. Ra3が、-Hである、先行する実施形態のいずれか1つに記載の化合物。
1111. Ra3が、メチルである、実施形態1008~1109のいずれか1つに記載の化合物。
1112.
Figure 2023535026000234

の構造を有する化合物またはその塩であって、式中、
PAが、-Hまたはアミノ保護基であり、
-C(O)RPSが、必要に応じて保護または活性化された-COOHであり、
-C(O)RPCが、必要に応じて保護または活性化された-COOHである、
化合物またはその塩。
1113.
Figure 2023535026000235

の構造を有する化合物またはその塩であって、式中、
PAが、-Hまたはアミノ保護基であり、
-C(O)RPSが、必要に応じて保護または活性化された-COOHであり、
-C(O)RPCが、必要に応じて保護または活性化された-COOHである、
化合物またはその塩。
1114. RPAが、ペプチド合成に好適なアミノ保護基である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の化合物。
1115. RPAが、-C(O)-O-Rである、先行する実施形態のいずれか1つに記載の化合物。
1116. Rが、必要に応じて置換された
Figure 2023535026000236

である、実施形態1115に記載の化合物。
1117. RPAが、-Fmocである、先行する実施形態のいずれか1つに記載の化合物。
1118. RPAが、-Cbzである、先行する実施形態のいずれか1つに記載の化合物。
1119. RPAが、-Bocである、先行する実施形態のいずれか1つに記載の化合物。
1120. RPSが、RPAに対して直交的な保護基である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の化合物。
1121. RPSが、RPCに対して直交的な保護基である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の化合物。
1122. RPSが、ペプチド合成に適合性である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の化合物。
1123. -C(O)RPSが、-C(O)OR’である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の化合物。
1124. R’が、-Hである、実施形態1073に記載の化合物。
1125. R’が、必要に応じて置換されたC1~6脂肪族である、実施形態1073に記載の化合物。
1126. R’が、t-ブチルである、実施形態1073に記載の化合物。
1127. R’が、ベンジルである、実施形態1073に記載の化合物。
1128. R’が、アリルである、実施形態1073に記載の化合物。
1129. -C(O)RPSが、-C(O)S-L-R’である、実施形態1008~1122のいずれか1つに記載の化合物。
1130. Lが、必要に応じて置換された-CH-である、実施形態1129に記載の化合物。
1131. Lが、-CH-である、実施形態1129に記載の化合物。
1132. R’が、必要に応じて置換されたフェニルである、実施形態1129~1131のいずれか1つに記載の化合物。
1133. R’が、2,4,6-トリメトキシフェニルである、実施形態1129~1131のいずれか1つに記載の化合物。
1134. RPSが、-SHである、実施形態1129に記載の化合物。
1135. -C(O)RPCが、保護されたカルボン酸基である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の化合物。
1136. -C(O)RPCが、活性化されたカルボン酸基である、実施形態1008~1133のいずれか1つに記載の化合物。
1137. -C(O)RPCが、-C(O)OR’である、実施形態1008~1133のいずれか1つに記載の化合物。
1138. R’が、-Hである、実施形態1137に記載の化合物。
1139. R’が、ペンタフルオロフェニルである、実施形態1137に記載の化合物。
1140. R’が、
Figure 2023535026000237

である、実施形態1137に記載の化合物。
1141. それぞれのヘテロ原子が、酸素、窒素、硫黄、リン、およびケイ素から独立して選択される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の化合物。
1142. それぞれのヘテロ原子が、酸素、窒素、および硫黄から独立して選択される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の化合物。
1143.
Figure 2023535026000238

であるか、またはその塩である化合物。
1144.
Figure 2023535026000239

またはその塩である化合物。
1145.
Figure 2023535026000240

またはその塩である化合物。
1146.
Figure 2023535026000241

またはその塩である化合物。
1147.
Figure 2023535026000242

またはその塩である化合物。
1148.
Figure 2023535026000243

またはその塩である化合物。
1149.
Figure 2023535026000244

またはその塩である化合物。
1150.
Figure 2023535026000245

またはその塩である化合物。
1151.
Figure 2023535026000246

またはその塩である化合物。
1152.
Figure 2023535026000247

またはその塩である化合物。
1153.
Figure 2023535026000248

またはその塩である化合物。
1154.
Figure 2023535026000249

またはその塩である化合物。
1155.
Figure 2023535026000250

またはその塩である化合物。
1156.
Figure 2023535026000251

またはその塩である化合物。
1157.
Figure 2023535026000252

またはその塩である化合物。
1158.
Figure 2023535026000253

またはその塩である化合物。
1159.
Figure 2023535026000254

またはその塩である化合物。
1160.
Figure 2023535026000255

またはその塩である化合物。
1161.
Figure 2023535026000256

またはその塩である化合物。
1162.
Figure 2023535026000257

またはその塩である化合物。
1163. 化合物が、少なくとも約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、または99%の純度を有する、先行する実施形態のいずれか1つに記載の化合物。
1164. 先行する実施形態のいずれか1つに記載の残基を含む化合物。
1165. 表A-IVの残基を含む化合物。
1166.
Figure 2023535026000258

の構造またはその塩形態を有する残基を含む化合物。
1167.
Figure 2023535026000259

の構造またはその塩形態を有する残基を含む化合物。
1168.
Figure 2023535026000260

の構造またはその塩形態を有する残基を含む化合物。
1169.
Figure 2023535026000261

の構造またはその塩形態を有する残基を含む化合物。
1170.
Figure 2023535026000262

の構造またはその塩形態を有する残基を含む化合物。
1171.
Figure 2023535026000263

の構造またはその塩形態を有する残基を含む化合物。
1172.
Figure 2023535026000264

の構造またはその塩形態を有する残基を含む化合物。
1173.
Figure 2023535026000265

の構造またはその塩形態を有する残基を含む化合物。
1174.
Figure 2023535026000266

の構造またはその塩形態を有する残基を含む化合物。
1175.
Figure 2023535026000267

の構造またはその塩形態を有する残基を含む化合物。
1176. 化合物が、ペプチドであるか、またはそれを含む、実施形態1164~1175のいずれか1つに記載の化合物。
1177. 化合物が、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤である、実施形態1164~1175のいずれか1つに記載の化合物。
1178. 化合物が、ステープルペプチドであるか、またはそれを含む、実施形態1164~1175のいずれか1つに記載の化合物。
1179. 実施形態1008~1163のいずれか1つに記載の化合物の利用を含む、実施形態1164~1178のいずれか1つに記載の化合物を調製するための方法。
1180. 先行する実施形態のいずれか1つに記載のアミノ酸の残基を含む、薬剤。
1181. 先行する実施形態のいずれか1つに記載のアミノ酸の残基を含む、実施形態1~999のいずれか1つに記載の薬剤。
1182. ステープルにおけるそれぞれのオレフィン二重結合が、独立してかつ必要に応じて、単結合に変換される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
1183. ステープルにおけるそれぞれのオレフィン二重結合が、単結合に変換される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
1184. それぞれのオレフィン二重結合が、単結合に変換される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
1185. それぞれのオレフィン二重結合が、独立してかつ必要に応じて、-CHR’-CHR’-に変換されており、それぞれのRが、独立して、-H、-R、-OR、-OH、-N(R)、または-SRである、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
1186. それぞれのオレフィン二重結合が、-CHR’-CHR’-に変換されており、それぞれのRが、独立して、-H、-R、-OR、-OH、-N(R)、または-SRである、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
1187. それぞれのオレフィン二重結合が、独立してかつ必要に応じて、必要に応じて置換された-CH-CH-に変換される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
1188. それぞれのオレフィン二重結合が、-CH-CH-に変換される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤。
1189. 先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤またはアミノ酸と、薬学的に許容される担体とを含むかまたはそれを送達する医薬組成物。
1190. 表E3から選択される組成物。
1191. 表E3から選択される組成物中の1つもしくは複数またはすべてのペプチド剤と、薬学的に許容される担体とを含むかまたはそれを送達する医薬組成物。
1192. 先行する実施形態のいずれか1つに記載のアミノ酸の残基を組み込むステップを含む、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤を調製するための方法。
1193. 系においてベータ-カテニンの、パートナーとの相互作用をモジュレートするための方法であって、ベータ-カテニンを、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤または組成物と接触させるステップを含む、方法。
1194. 系においてベータ-カテニンの、パートナーとの相互作用をモジュレートするための方法であって、系に、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤または組成物を投与または送達するステップを含む、方法。
1195. パートナーが、TCF7、LEF1、TCF7L1、TCF7L2、アキシン1、アキシン2、またはAPCである、実施形態1193~1194のいずれか1つに記載の方法。
1196. 系においてTCF-ベータ-カテニン相互作用をモジュレートするための方法であって、ベータ-カテニンを、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤または組成物と接触させるステップを含む、方法。
1197. ベータ-カテニン依存性細胞増殖を阻害するための方法であって、系に、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤または組成物を投与または送達するステップを含む、方法。
1198. 系においてTCF-ベータ-カテニン相互作用をモジュレートするための方法であって、系に、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤または組成物を投与もしくは送達するステップを含む、方法。
1199. 系が、in vitro系である、実施形態1193~1198のいずれか1つに記載の方法。
1200. 系が、細胞、組織、または器官であるか、またはそれを含む、実施形態1193~1198のいずれか1つに記載の方法。
1201. 系が、対象である、実施形態1193~1198のいずれか1つに記載の方法。
1202. 対象においてベータ-カテニンと関連する状態、障害、または疾患を処置または予防するための方法であって、対象に、有効量の、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤または組成物を投与または送達するステップを含む、方法。
1203. 対象においてがんを処置するための方法であって、対象に、有効量の、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤または組成物を投与または送達するステップを含む、方法。
1204. 対象においてベータ-カテニンのパートナーとの相互作用と関連する状態、障害、または疾患を処置または予防するための方法であって、対象に、有効量の、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤または組成物を投与または送達するステップを含む、方法。
1205. パートナーが、TCF7、LEF1、TCF7L1、TCF7L2、アキシン1、アキシン2、またはAPCである、実施形態1204に記載の方法。
1206. 対象においてTCF-ベータ-カテニン相互作用と関連する状態、障害、または疾患を処置または予防するための方法であって、対象に、有効量の、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤または組成物を投与または送達するステップを含む、方法。
1207. 状態、障害、または疾患が、黒色腫である、先行する実施形態のいずれか1つに記載の方法。
1208. 対象に、第2の治療剤を投与または送達するステップを含む、先行する実施形態のいずれか1つに記載の方法。
1209. 対象に、第2の治療法を投与または送達するステップを含む、先行する実施形態のいずれか1つに記載の方法。
1210. 第2の治療剤または治療法が、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤よりも前に投与される、実施形態1208に記載の方法。
1211. 第2の治療剤または治療法が、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤よりも、約1、2、3、4、5、6、もしくは7日前もしくはそれ以降、または1、2、3週間前もしくはそれ以降、または1、2、3、4、5、もしくは6ヶ月前もしくはそれ以降に投与される、実施形態1208に記載の方法。
1212. 第2の治療剤または治療法が、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤と同時に投与される、実施形態1208に記載の方法。
1213. 第2の治療剤または治療法が、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤に続いて投与される、実施形態1208に記載の方法。
1214. 第2の治療剤または治療法が、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤の、約1、2、3、4、5、6、もしくは7日後もしくはそれ以前、または1、2、3週間後もしくはそれ以前、または1、2、3、4、5、もしくは6ヶ月後もしくはそれ以前に投与される、実施形態1208に記載の方法。
1215. 対象が、第2の治療剤または治療法、および先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤に曝露される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の方法。
1216. 対象が、第2の治療剤もしくは治療法の治療作用、および先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤の治療作用に曝露される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の方法。
1217. 第2の治療剤が、化学療法剤であるか、またはそれを含む先行する実施形態のいずれか1つに記載の方法。
1218. 第2の治療剤が、ホルモン療法剤であるか、またはそれを含む、先行する実施形態のいずれか1つに記載の方法。
1219. 第2の治療剤が、免疫療法剤であるか、またはそれを含む、先行する実施形態のいずれか1つに記載の方法。
1220. 第2の治療剤が、チェックポイント阻害剤であるか、またはそれを含む、先行する実施形態のいずれか1つに記載の方法。
1221. 第2の治療剤が、抗体であるか、またはそれを含む、先行する実施形態のいずれか1つに記載の方法。
1222. 第2の治療剤が、CTLA-4、PD-1、またはPD-L1阻害剤であるか、またはそれを含む、先行する実施形態のいずれか1つに記載の方法。
1223. 第2の治療剤が、細胞であるか、またはそれを含む、先行する実施形態のいずれか1つに記載の方法。
1224. 第2の治療剤が、先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤または組成物の1つまたは複数の副作用を低減させる、先行する実施形態のいずれか1つに記載の方法。
1225. 薬剤または組成物が、第2の治療剤の1つまたは複数の副作用を低減させる、先行する実施形態のいずれか1つに記載の方法。
1226. 第2の治療法が、外科手術であるか、またはそれを含む、先行する実施形態のいずれか1つに記載の方法。
1227. 第2の治療法が、化学療法であるか、またはそれを含む、先行する実施形態のいずれか1つに記載の方法。
1228. 第2の治療法が、放射線療法であるか、またはそれを含む、先行する実施形態のいずれか1つに記載の方法。
1229. 第2の治療法が、ホルモン療法であるか、またはそれを含む、先行する実施形態のいずれか1つに記載の方法。
1230. 第2の治療法が、幹細胞または骨髄移植であるか、またはそれを含む、先行する実施形態のいずれか1つに記載の方法。
1231. 第2の治療法が、免疫療法であるか、またはそれを含む、先行する実施形態のいずれか1つに記載の方法。
1232. 第2の治療法が、T細胞療法であるか、またはそれを含む、先行する実施形態のいずれか1つに記載の方法。
1233. 第2の治療法が、CAR T細胞療法であるか、またはそれを含む、先行する実施形態のいずれか1つに記載の方法。
1234. 第2の治療法が、対象に、免疫細胞集団を投与することであるか、またはそれを含む、先行する実施形態のいずれか1つに記載の方法。
1235. 薬剤または組成物が、第2の治療法の1つまたは複数の副作用を低減させる、先行する実施形態のいずれか1つに記載の方法。
1236. 第2の治療法または治療剤の単位用量が、それが単独で投与される場合と比較して低減される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の方法。
1237. 第2の治療法または治療剤の総用量が、それが単独で投与される場合と比較して低減される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の方法。
1238. 先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤または組成物の単位用量が、それが単独で投与される場合と比較して低減される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の方法。
1239. 先行する実施形態のいずれか1つに記載の薬剤または組成物の総用量が、それが単独で投与される場合と比較して低減される、先行する実施形態のいずれか1つに記載の方法。
1240. 併用療法が、薬剤または組成物が単独で投与または送達される場合よりも高い有効性を提供する、先行する実施形態のいずれか1つに記載の方法。
1241. 併用療法が、第2の治療剤または治療法が単独で投与または送達される場合よりも高い有効性を提供する、先行する実施形態のいずれか1つに記載の方法。
例証
当業者であれば、本開示に従ってステープルペプチドなどの種々のペプチドを含む提供される薬剤を製造および評価するために、種々の技術を利用でき、例えば、小分子およびペプチドを調製するための多くの技術を利用して、提供される薬剤を調製することができ、提供される薬剤の特性および/または活性を評価するために、種々のアッセイを利用できることを認める。ある特定のそのような有用な技術について後述する。
(実施例1)
ペプチド合成
とりわけ、本開示に従って種々のペプチド合成技術を使用して、ペプチドを調製することができる。多くの実施形態では、多くの場合、適した固相において、Fmocに基づく合成を使用して、ペプチドを調製した。種々のステープルペプチドのため、適したケミストリー、例えば、オレフィン基を含むアミノ酸のオレフィンメタセシスにより、アミノ酸残基をステープリングした。当業者であれば、本開示に従ってステープリングするために他の適した技術、例えば、参照により本明細書に組み込まれる、ペプチドステープルおよびペプチドを調製するための技術である、WO/2019/051327、WO/2020/041270などに記載されている技術を利用することもできることを認める。
例えば、一部の実施形態では、Rink Protideアミド樹脂(一級カルボキサミド)、エチルインドールAM樹脂(エチルアミド)またはアミノアルコール2-クロロトリチル樹脂(アミノアルコール)のいずれかにおける標準Liberty Blue条件を使用して、DMFにおける1M DICおよびDMFにおける1Mオキシマ(Oxyma)を用いたLiberty Blueペプチド合成機でペプチドを合成した。二重カップリングされたステープルアミノ酸の後の残基を除いた全てのアミノ酸に対して、単一カップリングを使用した。N末端残基において脱保護を行い、室温で30分間、アセテートキャッピングのための適したキャッピング剤、例えば、5%無水酢酸、2.5%ジイソプロピルエチルアミンおよび92.5%NMPで樹脂を処置することにより、キャッピング、例えば、アセテートキャッピングを行った。一部の実施形態では、ジクロロエタンにおける10当量の塩化メタンスルホニルおよび30当量のジイソプロピルエチルアミンを用いてメタンスルホネートキャッピングを行った。非アセテートアミドキャップは、一般に、標準カップリング条件を用いたLiberty Blueにおいて行われた。適した条件下で適したメタセシス触媒で、一部の実施形態では、4サイクルにわたる40℃で2時間のジクロロエタンにおける30mol%グラブス第一世代触媒(CAS 172222-30-9)でペプチドを処置することにより、オレフィンメタセシスを行った。
(ivDde)保護アミノ酸を取り込み、オレフィンメタセシス後に、2サイクルにわたる40℃で30分間のDMFにおける5%ヒドラジンで脱保護することにより、Dap、DabおよびLys残基の側鎖官能基付与を行った。40℃でDMFおよびジイソプロピルエチルアミンにおいてHATUによりカルボン酸をカップリングすることにより、側鎖取付けを行った。Asp(2-フェニルイソプロピルエステル)残基を取り込み、オレフィンメタセシス後に、10分間ジクロロメタンにおける5%トリフルオロ酢酸で脱保護することにより、置換されたアスパラギン残基の側鎖官能基付与を行った。40℃でHATUおよびDMFおよびジイソプロピルエチルアミンによりアミンをカップリングすることにより、側鎖取付けを行った。
1時間にわたり95%トリフルオロ酢酸および5%トリイソプロピルシランで樹脂を処置することによりペプチド開裂を行い、ジエチルエーテルにおいて粗ペプチドの沈殿を行った。MS検出およびWaters XSelect CSH C18カラムを用いた調製用HPLCによって、0.1%ギ酸を含有する水および0.1%ギ酸を含有するアセトニトリルを使用して、精製を行った。典型的には、異性体が同定され、HPLC精製によって分離された場合、異性体は、単離され、別々に検査されるか、さもなければ、ペプチドは、単離され(多くの場合HPLCピークに基づき)、組合せとして検査された(単一HPLCピーク内の全てのペプチドが、単一組成物において一緒に検査された)。
合成に適したアミノ酸は、市販されているか、または本開示に従って調製することができる。例としてある特定の調製を下に提示する。
(実施例1-a)
(S)-2-((((9H-フルオレン-9-イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)-3-(2-(tert-ブトキシカルボニル)フェニル)プロパン酸の合成
Figure 2023535026000268
Oにおける化合物1の溶液(250mL)に、NaOH(84.0g、2.10mol、5.13当量)およびBnBr(328g、1.92mol、228mL、4.69当量)を添加した。混合物を85℃で16時間撹拌した。LC-MS(EW24702-4-P1A)は、化合物1が完全に消費され、所望の質量が検出されたことを示した(R=1.211分間)。混合物を40℃まで冷却し、水層を除去した。EtOAc(600mL)ならびにメタノールおよび水の混合物(1:2、300mL)を添加した。混合物をHO(300mL)で洗浄した。有機層を、NaSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=1/0、石油エーテル:酢酸エチル=10:1、R=0.7)。化合物2(206g、400mmol、97.7%収率)を黄色油状物として得た。LCMS:R=1.211分間、m/z=514.3.1(M+1)HNMR (CDCl, 400 MHz) δ: 7.61 (dd, J = 1.2 Hz, J = 7.6 Hz, 1H), 7.92 - 7.87 (m, 5 H), 7.77 - 7.66 (m, 11H), 7.64 - 7.59 (m, 2H), 5.81 - 5.63 (m, 2H), 4.48 (d, J = 14 Hz, 2H), 4.41 (t, J = 7.6 Hz, 1H), 4.07 (d, J = 14 Hz, 2H), 3.74 - 3.69 (m, 2H).
Figure 2023535026000269
DMF(400mL)およびHO(100mL)における化合物2(50.0g、97.1mmol、1.00当量)、Pd(OAc)(1.09g、4.86mmol、0.05当量)、DPPF(5.39g、9.72mmol、0.1当量)およびKOAc(14.5g、147mmol、1.52当量)の混合物を脱気し、COで3回パージし、次いで、混合物を80℃で16時間CO(50psi)雰囲気下にて撹拌した。LC-MS(EW24702-5-P1A)は、化合物2が完全には消費されず、所望の質量が検出されたことを示した(Rt=1.068分間)。反応混合物を濾過した。濾液をEtOAc(150mL3)で抽出した。組み合わせた有機層を飽和ブライン(150mL3)で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して残渣を得た。粗生成物を逆相HPLC(FA条件)によって精製した。化合物3を黄色油状物として得た。LCMS:R=1.068分間、m/z=480.3(M+1)HNMR (CDCl3, 400 MHz) δ: 7.61 (dd, J = 1.2 Hz, J = 7.6 Hz, 1H), 7.44 - 7.39 (m, 8 H), 7.20 - 7.10 (m, 11H), 5.29 (d, J = 12.4 Hz 1H), 5.13 (d, J = 12.4 Hz, 1H), 3.96 (d, J = 13.6 Hz, 2H), 3.90 - 3.86 (m, 1H), 3.60 - 3.57 (m, 2H), 3.48 - 3.43 (m, 2H).
Figure 2023535026000270
THF(300mL)における化合物3(23.0g、47.9mmol、1.00当量)の溶液に、TBTA(52.4g、239mmol、42.9mL、5.00当量)、BF・EtO(680mg、4.80mmol、591uL、0.1当量)を添加し、混合物を25℃で3時間撹拌した。LC-MS(EW24702-8-P1A)は、化合物3が完全に消費され、所望の質量が検出されたことを示した(R=1.279分間)。反応混合物を、クエン酸100mLの添加によってクエンチし、EtOAc(200mL3)で抽出した。組み合わせた有機層を飽和ブライン(200mL3)で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して残渣を得た。残渣をカラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=1/0~10/1、石油エーテル:酢酸エチル=10/1、R=0.4)。化合物4(25.0g、46.6mmol、97.3%収率)を無色油状物として得た。LCMS:EW24702-8-P1A、R=1.279分間、m/z=536.5(M+1)HNMR (CDCl, 400 MHz) δ: 7.85 (dd, J = 0.8 Hz, J = 1.2 Hz, 1H), 7.42 - 7.29 (m, 7 H), 7.17 - 7.14 (m, 7H), 7.05 - 7.03 (m, 4H), 5.28 (d, J = 12.4 Hz, 1H), 5.16 (d, J = 12.4 Hz, 1H), 3.96 (d, J = 13.2 Hz, 2H), 3.85 - 3.81 (m, 1H), 3.61 - 3.56 (m, 1H), 3.51 (d, J = 14 Hz, 2H), 3.34 - 3.28 (m, 1H), 1.35 (s, 9H).キラルSFC:カラム:Chiralcel OJ-3 50×4.6mm I.D.、3um。移動相:COのための相AおよびMeOH(0.05%DEA)のための相B;勾配溶出:5%から40%の、COにおけるMeOH(0.05%DEA);流速:3mL/分;検出器:PDA;カラム温度:35℃;背圧:100バール;キラル純度:100%。
Figure 2023535026000271
2つのバッチを一緒に組み合わせた。THF(750mL)における化合物4(25.0g、46.6mmol、1.00当量)およびPd(OH)(3.00g、4.27mmol、20.0%純度、9.15e-2当量)の混合物を脱気し、Hで3回パージした。混合物を40℃で16時間H雰囲気(50psi)下にて撹拌した。LC-MS(EW24072-13-P1C)は、化合物4が消費され、所望の質量が検出されたことを示した(R=0.740分間)。混合物を濾過し、濾液を次の反応に直接使用した。LCMS R=0.740分間、m/z=210.1(M-55)
Figure 2023535026000272
THF(50.0mL)における化合物5(THFに溶解)、FMOC-OSU(11.1g、33.1mmol、0.8当量)の混合物を脱気し、Nで3回パージし、次いで、混合物を25℃で12時間撹拌した。LC-MS(EW24702-14-P1A)は、化合物5が完全に消費され、所望の質量が検出されたことを示した(R=0.998分間)。混合物を濾過し、濾液を真空下で濃縮した。3つのバッチを一緒に組み合わせた。混合物を逆相HPLC(TFA条件)で精製した。2COOHF(13.2g、19.1mmol、46.2%収率、98.3%純度)を黄色固体として得た。LCMS R=0.983分間、m/z=510.2(M+23);HPLC R=3.49分間、純度:98.3%。HNMR (DMSO, 400 MHz) δ: 12.7 (s, 1H), 7.87 (d, J = 7.6 Hz, 2H), 7.76 - 7.68 (m, 2H), 7.63 - 7.59 (m, 2H), 7.42 - 7.40 (m, 2H), 7.38 - 7.34 (m, 2H), 7.32 - 7.30 (m, 2H), 7.29 - 7.26 (m , 2H), 4.31 - 4.29 (m, 1H), 4.21 - 4.15 (m, 2H), 4.13 - 4.10 (m, 1H), 3.54 (d, J = 5.2 Hz, 1H), 3.00 - 2.96 (m, 1H), 1.54 (s, 9H).キラルSFC:キラル純度:100%;カラム:Chiralcel OJ-3 50×4.6mm I.D.、3um;移動相:COのための相AおよびMeOH(0.05%DEA)のための相B;勾配溶出:5%から40%の、CO2におけるMeOH(0.05%DEA);流速:3mL/分;検出器:PDA;カラム温度:35℃;背圧:100バール):キラル純度:100%。
(実施例1-b)
tert-ブチル(S)-3-(2-((((9H-フルオレン-9-イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)-3-(ベンジルオキシ)-3-オキソプロピル)ベンゾエートの合成
Figure 2023535026000273
THF(100mL)における化合物1(90.0g、202mmol、1.00当量)、化合物2(49.4g、303mmol、1.50当量)、DCC(50.0g、242mmol、49.0mL、1.20当量)、DMAP(1.23g、10.1mmol、0.0500当量)の混合物を脱気し、Nで3回パージし、次いで、混合物を20℃で12時間N雰囲気下にて撹拌した。LC-MS(EW23957-10-P1B)は、化合物1が完全に消費され、所望の質量が検出されたことを示した(R=1.046分間)。混合物を濾過し、濾液を真空中で濃縮した。粗生成物を逆相HPLC(0.1%FA条件)によって精製した。化合物3(68.0g、115mmol、56.9%収率)を白色固体として得た。LCMS R=1.046分間、m/z=613.1(M+23)HNMR (DMSO, 400 MHz) δ: 8.11 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.98 - 7.96 (m, 4 H), 7.89 (d, J = 7.6 Hz, 2H), 7.69 (d, J = 7.6 Hz, 2H), 7.42 - 7.28 (m, 10H), 5.16 (d, J = 2.0 Hz, 2H), 4.64 - 4.62 (m, 1H), 4.33 - 4.31 (m, 2H), 4.24 - 4.21 (m, 1H), 3.39 - 3.37 (m, 1H), 3.25 - 3.19 (m, 1H).
Figure 2023535026000274
THF(500mL)における化合物6(100g、403mmol、1.00当量)の溶液に、CDI(71.9g、443mmol、1.10当量)を添加し、混合物を0.5時間撹拌した。2-メチルプロパン-2-オール(387g、5.23mol、500mL、12.9当量)およびDBU(67.5g、443mmol、66.8mL、1.10当量)をその後、反応物に添加した。混合物を40℃で11.5時間撹拌した。TLC(石油エーテル:酢酸エチル=5/1)は、化合物6が完全に消費され(R=0.15)、2個の主要スポットが観察された(R=0.90、0)ことを示した。HO(500mL)を反応物に添加した。混合物をEtOAc(500mL3)で抽出した。組み合わせた有機層を飽和ブライン(500mL3)で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して残渣を得た。残渣をカラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=0/1、R=0.90)。化合物4(113g、371mmol、92.1%収率)を淡黄色油状物として得た。HNMR (DMSO, 400 MHz) δ: 8.16 (t, J = 1.6 Hz, 1H), 7.97 (m, 1H), 7.89 (m, 1H), 7.30 (t, J = 8.0 Hz, 1H), 1.53 (s, 9H).
Figure 2023535026000275
DMA(500mL)におけるジブロモニッケル;1,2-ジメトキシエタン(2.85g、9.25mmol、7.03e-2当量)および4-tert-ブチル-2-(4-tert-ブチル-2-ピリジル)ピリジン(2.48g、9.24mmol、7.03e-2当量)の溶液を室温で0.5時間撹拌した。化合物3(68.0g、115mmol、8.75e-1当量)、化合物4(40.0g、131mmol、1.00当量)、ドデカン(15.0g、88.0mmol、20.0mL、0.670当量)、Zn(30.0g、458mmol、3.49当量)を反応物に添加した。混合物を25℃で2.5時間撹拌した。LC-MS(EW23957-16-P1A)は、化合物3が完全に消費され、所望の質量が検出されたことを示した(R=1.126分間)。反応混合物をHCl(500mL)の添加によってクエンチした。その結果得られる混合物をEtOAc(500mL3)で抽出した。組み合わせた有機層を、飽和ブライン(500mL3)で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して残渣を得た。粗生成物を逆相HPLC(0.1%FA条件)によって精製した。化合物5(35.0g、60.5mmol、46.0%収率)を黄色油状物として得た。LCMS R=1.126分間、m/z=623.2(M+46)HNMR (CDCl, 400 MHz) δ: 7.88 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.80 -7.76 (m, 3H), 7.56 (t, J = 7.2 Hz, 2H), 7.42 - 7.29 (m, 10H), 7.20 - 7.19 (m, 1H), 5.37 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 5.17 (d, J = 2.8 Hz, 2H), 4.81 - 4.71 (m , 1H), 4.42 - 4.36 (m, 2H), 4.13 - 4.20 (m, 1H), 3.21 - 3.17 (m, 2H), 1.58 (s, 9H).
Figure 2023535026000276
EtOAc(50.0mL)における化合物5(35.0g、60.5mmol、1.00当量)の溶液に、Pd/C(3.50g、10.0%純度)を添加した。混合物を25℃で2時間H(15psi)雰囲気下にて撹拌した。LC-MS(EW23957-19-P1A)は、化合物5が消費され、所望の質量が検出されたことを示した(R=0.991分間)。混合物を濾過し、濾液を真空中で濃縮した。混合物を逆相HPLC(FA条件)によって精製した。最終生成物(23.5g、48.0mmol、79.2%収率、99.6%純度)を白色固体として得た。LCMS R=1.088分間、m/z=510。(M+23)。HPLC R=3.51分間、純度:99.6%。HNMR (DMSO, 400 MHz) δ: 7.87 - 7.84 (m, 3H), 7.80 - 7.74 (m, 2H), 7.62 - 7.51 (m, 3H), 7.41 - 7.37 (m, 3H), 7.31 - 7.23 (m, 2H), 4.24 - 4.20 (m, 1H), 4.20 - 4.19 (m, 2H), 4.19 - 4.14 (m , 1H), 3.18 - 3.13 (m, 1H), 2.98 - 2.91 (m, 1H), 1.51 (s, 9H).SFC:キラル純度:99.5%。
(実施例1-c)
TfeGAの合成
ステップ1:(S)-2-(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)-3-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)プロパン酸
Figure 2023535026000277
THF(400mL)および水(250mL)における(S)-3-アミノ-2-(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)プロパン酸(20g、84mmol)、(Boc)O(36.6g、168mmol)およびNaCO(17.8g、168mmol)の混合物を室温で3時間撹拌した。混合物は、pHが3~4に達するまで1N HClで滴定した。水相をDCM(3×500mL)で抽出した。有機層を収集し、乾燥させ、濃縮して、粗生成物(28.5g、100%収率)を白色固体として産出した。MS(ESI):m/z=361.1[M+Na]
ステップ2:ベンジル(S)-2-(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)-3-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)プロパノエート(propanoate)
Figure 2023535026000278
DMF(500mL)における(S)-2-(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)-3-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)プロパン酸(28.5g、84.3mmol)、ベンジルブロミド(21.6g、126.5mmol)およびNaCO(17.8g、168.7mmol)の混合物を室温で3時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(2L)で希釈し、ブライン(5×500mL)で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濾過した。濾液を濃縮し、粗混合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して(ヘキサン/酢酸エチル=4:1、V/Vで溶出)、生成物(35.5g、99%収率)を無色油状物として産出した。MS(ESI):m/z=451.1[M+Na]
ステップ3:ベンジル(S)-3-アミノ-2-(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)プロパノエート
Figure 2023535026000279
TFA(100mL)およびDCM(100mL)におけるベンジル(S)-2-(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)-3-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)プロパノエート(35.5g、82.9mmol)の混合物を室温で3時間撹拌し、次いで溶媒を減圧下で除去した。混合物は、pHが8~9に達するまで飽和NaHCOで滴定した。水相をDCM(3×1000mL)で抽出した。有機層を組み合わせ、乾燥させ、濃縮して、生成物(26.8g、98.5%収率)を無色油状物として産出した。MS(ESI):m/z=329.1[M+H]
ステップ4:ベンジル(S)-2-(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)-3-((2-(tert-ブトキシ)-2-オキソエチル)アミノ)プロパノエート
Figure 2023535026000280
DCM(250mL)におけるベンジル(S)-3-アミノ-2-(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)プロパノエート(13.5g、41.1mmol)およびtert-ブチル2-ブロモアセテート(8.03g、41.1mmol)の混合物を室温で2日間撹拌した。EtNH(3g、41.1mmol)を添加し、反応混合物を室温で1時間を撹拌した。混合物は、pHが8~9に達するまで、飽和NaHCOで滴定した。水相をDCM(3×500mL)で抽出した。有機層を組み合わせ、乾燥させ、濃縮した。粗混合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して(ヘキサン/酢酸エチル=4:1、V/Vで溶出)、生成物(8.2g、45%収率)を無色油状物として産出した。MS(ESI):m/z=443.2[M+H]
ステップ5:ベンジル(S)-2-(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)-3-((2-(tert-ブトキシ)-2-オキソエチル)(2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)プロパノエート
Figure 2023535026000281
アルゴン雰囲気(バルーン)下の水による冷却器(water condenser)を装着したオーブンで乾燥させた500ml丸底フラスコに、テトラヒドロフラン(400mL)および遊離塩基としてのベンジル(S)-2-(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)-3-((2-(tert-ブトキシ)-2-オキソエチル)アミノ)プロパノエート(11.5g、26mmol)を添加した。反応フラスコを70℃の油浴中で加熱した。THF(25mL)におけるフェニルシラン(14.0g、130mmol)をシリンジにより直ちに添加し、続いて、THF(25mL)におけるTFA(14.1g、123.6mmol)を添加した。反応物を還流において4時間撹拌した。混合物を濃縮し、pHが8~9に達するまで、飽和NaHCOで滴定した。水相をDCM(3×500mL)で抽出した。有機層を組み合わせ、乾燥させ、濃縮した。粗混合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して(ヘキサン/酢酸エチル=6:1、V/Vで溶出)、生成物(11.2g、82%収率)を無色油状物として産出した。MS(ESI):m/z=525.0[M+H]
ステップ6:(S)-2-((((9H-フルオレン-9-イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)-3-((2-(tert-ブトキシ)-2-オキソエチル)(2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)プロパン酸
Figure 2023535026000282
MeOH(200mL)およびAcOH(8mL)におけるベンジル(S)-2-(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)-3-((2-(tert-ブトキシ)-2-オキソエチル)(2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)プロパノエート(5.5g、10.5mmol)および炭素上のパラジウム(3g、10%)の混合物を、水素化装置に取り付けた。システムの空気を抜き(evacuate)、次いで水素を再充填した。混合物を室温で16時間撹拌した。反応混合物を濾過した。濾液を濃縮し、ジオキサン(150mL)および水(150mL)に再溶解した。FmocOSu(3.36g、10mmol)およびNaHCO(4.41g、52.5mmol)を添加した。混合物を室温で16時間撹拌した。混合物は、pHが4に達するまで、0.5N HClで滴定した。水相を酢酸エチル(3×500mL)で抽出した。有機層を組み合わせ、乾燥させ、濃縮した。粗混合物を、C18におけるcombiflash(登録商標)によって精製して(0~80%MeCN/HO)、生成物(3.5g、64%収率)を白色固体として得た。MS(ESI):m/z=523.0[M+H]H NMR, 400 MHz, DMSO-d6, δ 12.73 (s, 1H); 7.90 (d, J = 7.6 Hz, 2H); 7.72 (d, J = 7.6 Hz, 2H); 7.59 (d, J = 8 Hz, 1H); 7.42 (t, J = 7.2 Hz, 2H); 7.30 (t, J = 7.2 Hz, 2H); 4.29-4.21 (m, 3H); 4.14-4.09 (m, 1H); 3.54-3.42 (m, 4H); 3.19 (dd, J1 = 14.2 Hz, J2 = 4.8 Hz, 1H); 3.00-2.95 (m, 1H); 1.42 (s, 9H).
(実施例2)
提供される技術は、改善された特性および/または活性を提供することができる
とりわけ、本開示は、例えば、ある特定のアミノ酸残基の取込みにより、ペプチドなどの生成物の特性および/または活性をモジュレートするための技術を提供する。本明細書で実証される通り、TfeGAおよび3COOHFなどの種々のアミノ酸残基は、他の特性および/または活性(例えば、溶解度、ベータ-カテニンなどの標的タンパク質への結合、など)における有意なマイナスの影響を伴わずに、匹敵する残基(例えば、Aad、Aspなど)と比較して、ある特定のモジュレートされた特性(例えば、改善された親油性(一部の実例では、LogD値によって評価))および/または活性を提供することができる。例えば、表E1に示される通り、一部の実施形態では、本開示は、増加された親油性を有するペプチドを提供する。一部の実施形態では、本開示は、改善されたLogDを有するペプチドを提供する。一部の実施形態では、改善は、その側鎖が酸性基(例えば、-COOH)を含むがアミノ基を含まないアミノ酸残基(例えば、Asp、Aadなど;そのようなアミノ酸残基を含むペプチドは、一部の実施形態では、参照ペプチド(例えば、そのようなアミノ酸残基(例えば、Asp、Aadなど)が置き換えられており(例えば、TfeGAに)、他の面では同一であるペプチドと比較される場合の)として利用することができる)を、その側鎖が酸性基(例えば、-COOH)およびアミノ基(例えば、-N(R’)-)を含むアミノ酸残基(例えば、TfeGA)に置き換えることにより、達成される。一部の実施形態では、提供される技術は、他の特性および/または活性(例えば、溶解度、標的結合、など)に望ましくない影響を与えることなく、親油性、LogDなどを改善することができる。一部の実施形態では、LogDに加えて、1つまたは複数の追加の特性および/または活性が、参照ペプチド(例えば、その側鎖が酸性基(例えば、-COOH)を含むがアミノ基を含まないアミノ酸残基(例えば、Asp、Aadなど)を含むが、他の面では同一であるペプチド)と比較して改善された。
一部の実施形態では、CHI LogD手順を使用して、LogDを測定した:90%DMSOに溶解したペプチドの0.2mM溶液3uLを、Phenonenex Gemini 3um C18 110Aカラム(50×3mm)に注射し、50mM酢酸アンモニウムpH7.4およびアセトニトリルの勾配で溶出した。保持時間を、10種の化合物の標準較正溶液と比較して、CHI LogDを導き出した:
Figure 2023535026000283
一部の実施形態では、次の通りに溶解度を評価した:50uMペプチドを、99.5%PBS/0.5%DMSOにおいて37℃で15分間インキュベートした。PBS溶液の超遠心分離後に、上清をHPLCによって解析し、HPLC注射50μMペプチドDMSO溶液と比較した。次式によって溶解度を決定した:[(PBSピークの面積)/(DMSOピークの面積)]50uM。
Figure 2023535026000284
(実施例3)
種々の提供されるペプチドは、ベータ-カテニンに結合することができる
当業者であれば認める通り、多くの技術を本開示に従って利用して、ベータ-カテニンなどの標的への結合を評価することができる。ある特定の有用な技術および結果を例として下に記載する。
一部の実施形態では、アッセイは、蛍光偏光法である。有用なプロトコールを例として下に記載する。
蛍光偏光法IC50:Mosquito(SPT)を使用して、ペプチド溶液を90%DMSOにおいて3倍に系列希釈し、滴定したペプチドの40nLを、10uMから5nMへの最終濃度のために20uL緩衝剤(50mM HEPES、pH7.5、125mM NaCl、2%グリセロール、0.5mM EDTA、0.05%v/vプルロニック(登録商標)酸(pluronic acid))に添加し、Multidrop(商標)Combi(Thermo Scientific)によって黒色ポリスチレン384ウェルプレート(Corning)にプレーティングした。プローブ溶液(緩衝剤における10nM 5FAM標識TCF4残基10~53(Uniprot ID Q9NQB0)ペプチドと混合した10nM全長ベータ-カテニン(Uniprot ID P35222))を調製し、Multidrop(商標)Combi(Thermo Scientific)を使用して、ウェルあたり20uLをプレーティングした。プレートを遮光しつつ60分間20℃でインキュベートし、その後に読み取りを行った。CLARIOstarプレートリーダー(BMG Labtech)において2回繰り返して読み取りを行い、インハウス(in-house)スクリプトを使用したヒル勾配(hill slope)による1:1結合モデルにデータを適合させた。提供される濃度は全て、最終濃度である。
一部の実施形態では、アッセイは、Alphascreen結合アッセイである。有用なプロトコールを例として下に記載する。
Alphascreen結合アッセイ:AlphaScreenヒスチジン(ニッケルキレート)検出キット(PerkinElmer)を使用して、10uMから5nMへの3倍系列希釈を使用して、緩衝剤(50mM Tris pH8.0、250mM NaCl、2%グリセロール、0.03%Tween(登録商標)-20、0.01%TritonX-100、0.1%BSA w/v)においてペプチド溶液を調製した。プローブ溶液(緩衝剤における10nMビオチン標識TCF4残基10~53(Uniprot ID Q9NQB0)ペプチドと混合した65nM全長β-カテニン(Uniprot ID P35222))を調製し、ウェルあたり4uLを白色ポリスチレン384ウェルプレート(Corning)にプレーティングした。等しい体積の滴定されたペプチドをプレートに添加し、15分間20℃でインキュベートした。次いで、16uL反応プールに対して、4uLのドナーおよび4uLのアクセプタービーズを10ug/mLでプレートに添加し、60分間20℃で遮光し、その後に読み取りを行った。CLARIOstarプレートリーダー(BMG Labtech)において2回繰り返して読み取りを行い、インハウススクリプトを使用したヒル勾配による1:1結合モデルにデータを適合させた。提供される濃度は全て、最終濃度である。
(実施例4)
提供される技術は、細胞におけるベータ-カテニンとの相互作用をモジュレートすることができる
種々の技術を利用して、細胞における提供される化合物、例えば、ステープルペプチドの特性および/または活性を評価することができる。一部の実施形態では、有用なアッセイは、ベータ-カテニン/TCF4エンゲージメントを評価するNano-BRET標的エンゲージメントアッセイである。有用なプロトコールを例として下に記載する。
1日目に、HEK293細胞を播種した。ほぼ70%集密度の細胞を使用する。この細胞は、壊れやすく容易に剥がれ落ちる可能性があるため、PBSで洗浄せずに細胞をトリプシン処理する(例えば、2~5分間室温(Rm Temp)で5mlトリプシン/75フラスコ)。10mL MEM培地でトリプシンをクエンチする。細胞をファルコン(falcon)チューブに移す。5分間室温にて250gでスピンダウンする。SNを廃棄する。細胞を10mL MEM培地に穏やかに再懸濁する。細胞を2回計数し、必要とされる細胞の数を計算する。MEM 培地を使用して、7M細胞/12ml/75cm2フラスコで親HEK293細胞系をプレーティングする。プレートを2~3回揺動して、細胞を均等に分散させる。37℃、5%CO2で5時間インキュベートする。細胞は、均等に拡散され、5時間後に約70%集密となる筈である。
Nano-BRET構築物(B-cat-Halo&TCF4-Luc)のトランスフェクション:Fugen-HDトランスフェクション試薬を室温にする。チューブを反転することによって混合し、沈殿物が目に見える場合、最大37℃まで温め、次いで室温へと冷却する。フラスコを顕微鏡下で細胞の集密度(70~80%)についてチェックする。細胞を含有するフラスコにLiClを添加する(LiCl 30mM作業濃度 - LiClは、GSK3阻害剤となることができ、ベータ-カテニン分解を低減させることができる)。製造業者の使用説明書に基づき、アッセイ培地を含有するチューブにトランスフェクションミックスを調製する(例については下の表を参照):
トランスフェクションミックス調製
Figure 2023535026000285

FuGeneを最後に添加し、穏やかに混合する。ボルテックスにかけないこと。トランスフェクションミックスを室温で10~15分間インキュベートする。2つ以上の標的ペアを検査することになる場合、他の構築物ペアのために、上の表を使用してトランスフェクションミックスの量を計算する。フラスコあたり700uLのトランスフェクションミックスを穏やかに添加し、プレートを2~3回穏やかに揺動する。細胞を37℃、5%CO2で18~24時間インキュベートする。
2日目に、トランスフェクトされた細胞を採取し、96ウェルプレートに再プレーティングした。フラスコからファルコンチューブへと培地を収集する。この操作は、浮遊物を採取するために為される(浮遊物は依然として生存可能でありかつトランスフェクトされているため)。PBSで洗浄せずに、細胞をトリプシン処理する(5mlトリプシン/フラスコ)。5mLのMEM培地でトリプシンをクエンチする。細胞を収集し、ファルコンチューブに添加する。5~10mlのMEM培地でフラスコを洗浄し、ファルコンチューブに添加する。250gで5分間、室温にてスピンダウンする。SNを廃棄する。5mlアッセイ培地(必要に応じてLiClを含有)に細胞を穏やかに再懸濁する。細胞を2回計数し、平均計数を計算する。96ウェルプレートの各ウェルあたり80uLの細胞懸濁液を分配する(20,000個の細胞/80uL/ウェル)(Corning白一色の(Solid White)平底TC処理プレートなどのプレートを使用する)。30mM濃度のLiCl。典型的には、プレートの縁にあるウェルには細胞なしであり、代わりに、このようなウェルにはアッセイ培地を添加する。ペプチド希釈物の準備が出来るまで、細胞を37℃、5%CO2でインキュベートする。
化合物の添加の準備:系列希釈によって10×用量曲線プレートを調製する。アッセイ培地のみ(20uM最大濃度のため。本出願人らは、10mMの1/50希釈を必要とする)において用量曲線プレートの列Aを調製する。アッセイ培地プラスDMSO(9.8パート培地+0.2パートDMSOを混合)(例えば、9.8mlのアッセイ培地+0.2mlのDMSO)を調製する。1:2系列希釈:列Aから列Bへと必要とされる体積(Vol)(50uL)を移し、3回混合し、チップを廃棄する。より高い希釈からより低い希釈へと50uLを(例えば、列BからCへと50uLを、など)移すことにより、各列で1:2希釈を続ける。最後の希釈(列F)から必要とされる体積(50uL)を廃棄する。
有用な用量曲線プレートマップ(6ポイント;典型的には、V字底またはU字底無処理96ウェルプレートを使用する)
Figure 2023535026000286

有用な用量曲線プレートマップ(3ポイント;典型的には、V字底またはU字底無処理96ウェルプレートを使用する)
Figure 2023535026000287
アッセイプレート+ペプチド+リガンドを調製する
ある特定のウェルは、辺縁効果(edge effect)を回避するために、細胞を含まず、100uLのアッセイ培地を含有する。ペプチドの1:10最終作業希釈を達成するために、10uLの各ペプチド希釈物を、アッセイプレートにおける対応するウェル[細胞(80uL)を含有]に移す。HaloTag(登録商標)NanoBRET(商標)618リガンドをアッセイ培地(Opti-MEM+4%FBS)に1:100希釈する。アッセイプレートのウェルあたり10uLのリガンドを添加する(80uL細胞+10uL化合物+10uLリガンド)。培地または培地+DMSOを対応するウェルに添加することにより、対照ウェルにおける体積を調整する。プラスリガンド=10uL培地+DMSOまたは培地(培地のみ対照のため)を添加する。リガンドなし=10uL培地+DMSOまたは培地を添加し、さらに10uLの培地を添加して、100uLまでつぎ足す。37℃、5%CO2で一晩インキュベートする。例としての有用なアッセイプレートマップ - (Corning白一色の平底TC処理プレートを使用する)(アッセイプレートにおける0.5%DMSO):
Figure 2023535026000288
一部の実施形態では、ペプチド1は、I-797であり、ペプチド2は、I-686である。
3日目に、Nano-BRET基質により蛍光を読み取った。インキュベーターからプレートを除去して、室温にした(30分間)。また、CTG試薬を室温に平衡化する。Nano-BRET基質をアッセイ培地において1:100希釈する。25uLの希釈された基質を各ウェルに添加し、30秒間振盪する。ClarioSTARまたはGloMAXで即座に(10分間以内に)読み取る。460nmにおけるドナー発光。618nmにおけるアクセプター発光。同じプレートを使用して、細胞生存率を測定する(Cell Titer-Glo-2.0(CTG)生存率検査)。BRETシグナルを読み取った後に、CTG試薬を各ウェルに1:2比で添加し、オービタルシェーカーで2分間振盪する。室温で10~30分間インキュベートする。ClarioSTARまたはGloMAXでルミネセンスを読み取る。Prismを使用して解析を行った。非線形回帰。Log(阻害剤)vs応答 - 可変的勾配(4つのパラメーター)。CTGデータについては線形値(対数ではない)。
ある特定の結果を下に提示した:
CTG(CellTiter Glo):
Figure 2023535026000289

BRET(ドナー:450BP;アクセプター:600LP;積分0.3秒間;読み取り1)
ドナー450BP
Figure 2023535026000290

アクセプター600LP
Figure 2023535026000291

%阻害:
Figure 2023535026000292
一部の実施形態では、X10において非極性側鎖を有するアミノ酸(例えば、Leu)は、極性側鎖を有するアミノ酸(例えば、Asn)と比較して改善された親和性を提供することができることが観察された。例えば、I-761(X10=Asn、NanoBRET IC50=5uM)およびI-849(X10=Leu、NanoBRET IC50=2.3uM)を参照されたい。
とりわけ、NanoBRETデータ(および/またはある特定の他の評価から得たデータ)は、オンターゲット活性を指し示した。一部の実施形態では、ある特定の残基、例えば、X、X、X、X12および/またはX13における1つまたは複数の残基の最適化は、結合親和性を改善することができる(例えば、I-926からI-921)。
種々のペプチドのある特定のデータを例として表E2に提示する。
種々の技術を利用して、種々のペプチドを含む提供される化合物、および組成物を送達することができる。一部の実施形態では、脂質を利用して、提供される化合物および組成物を送達する。一部の実施形態では、脂質は、提供される化合物、例えば、種々のペプチドと正に荷電した複合体を形成する。一部の実施形態では、脂質は、提供される化合物と非共有結合により会合する。一部の実施形態では、脂質は、提供される化合物と非共有結合により会合して、正に荷電した複合体を形成する。一部の実施形態では、本開示は、提供される化合物、例えば、ステープルペプチドと、脂質とを含む組成物を提供する。一部の実施形態では、脂質は、SAINT-タンパク質(ST-タンパク質、Synvolux)である。ある特定の結果を下に提示する。実証される通り、脂質は、種々のペプチドの活性を改善することができる:
Nano-BRET:
Figure 2023535026000293

TCFレポーターアッセイ:
Figure 2023535026000294
基本的に上述の通りにアッセイを行った。DMSOにおける100×ペプチド用量曲線を調製し、次いで、プールBにおけるHEPESに固定量を添加する。HEPESにおけるSAINT-タンパク質(StPhD)を添加して、10×ミックスを達成し、室温でインキュベートし、10uLを、細胞培養プレートにおける90uLの細胞+リガンドに添加する。
Figure 2023535026000295

Figure 2023535026000296
10uL/96ウェルを、80uL培地における播種された細胞を含有する対応するウェルに移す。DMSO対照を調製するために、5uL DMSOを50uL HEPESに添加する(ペプチドのみのプレップに同じ)。最後にリガンドの1/100希釈物を10uL添加する(総体積は20,000個の細胞/100uL)。37℃で一晩インキュベートする。翌日データをプロトコールシートに基づき処理する。
「Rokhand-NanoBRET_Bcat_Protocal_Saint protein」Excelファイルは、CTGおよびGloMax読み取りデータを含有する。いかなるペプチドのためのものであるか?それは、次のペプチドについても言及した - それらが検査されたか?もし検査されたのであれば、そのデータはどこにあるのか?
Figure 2023535026000297
(実施例5)
提供される技術は、細胞におけるベータ-カテニン機能をモジュレートすることができる。
図1において実証されている通り、提供される技術は、細胞におけるベータ-カテニンの機能をモジュレートすることができる。とりわけ、提供される技術は、ベータ-カテニン/TCFによって調節される種々の遺伝子の発現レベルをモジュレートすることができる。一部の実施形態では、提供される技術は、アキシン2およびMYCなどのある特定の遺伝子の発現を低減させることができる。I-796は、陰性対照である。有用な細胞に基づくアッセイを下に記載する。
遺伝子発現アッセイのためのプロトコール:
細胞系:SW620細胞系をATCC(ATCC CCL-227)から購入し、10%FBSを補充したRPMI-1640培地(ThermoFisherカタログ#11875093、カタログ#10082147)において育成した。37℃で5%CO2雰囲気によるインキュベーターにおいて細胞系を維持した。
材料:
RNeasy MiniキットQiagenカタログ番号:74104
Applied Biosystems製のプライマー/プローブ - Life Technology(20×)
Applied Biosystems大容量cDNA逆転写キット、カタログ番号:4368814
Applied Biosystems TaqMan Fast Advancedマスターミックス、カタログ番号:4444557
ペプチド処置:
1.吸引によって細胞フラスコから培地を除去し、トリプシン処理し(0.05%トリプシン)、フラスコの底から細胞を解離させる。
2.細胞培養培地を使用してトリプシンを中和し、細胞を計数して、密度を推定し、7.5×104個の細胞/mLの最終密度となるように4%FBS含有細胞培養培地に再懸濁する。
3. 6ウェルプレートのウェルへと2mLの細胞(150,000個の細胞)をプレーティングする。
4.細胞を付着させ、一晩37℃、5%COで回復させる。
5.細胞播種24時間後に、対応する量のペプチドで処置し、.2%に対してDMSOバックグラウンド濃度を正規化する。
6.処置48時間後に、吸引によって処置細胞から培地を除去し、トリプシン処理し(0.05%トリプシン)、プレートの底から細胞を解離させる。
7.細胞培養培地を使用してトリプシンを中和し、細胞を計数して、密度を推定し、冷PBSに再懸濁する。
8.細胞をスピンダウンし、PBSを除去して、RNA抽出に進む。
RNA抽出:
Qiagen RNeasy Miniキットおよび提供されるプロトコールを使用して、RNA抽出を実行した。
1.緩衝剤RLTを添加することにより、細胞を破壊する。
2. 1体積の70%エタノールをホモジナイズされたライセートに添加し、ピペッティングによって十分に混合する。
3.最大700uLの試料を、形成された可能性のあるいかなる沈殿物も含めて、2mL収集チューブ(供給品)内に置かれたRNeasyスピンカラムに移す。蓋を穏やかに閉め、≧8000×g(≧10,000rpm)で15秒間遠心分離する。
4. 700uL緩衝剤RW1をRNeasyスピンカラムに添加する。蓋を穏やかに閉め、≧8000×g(≧10,000rpm)で15秒間遠心分離する。
5. 500uL緩衝剤RPEをRNeasyスピンカラムに添加する。蓋を穏やかに閉め、≧8000×g(≧10,000rpm)で15秒間遠心分離して、スピンカラム膜を洗浄する。
6. 500uL緩衝剤RPEをRNeasyスピンカラムに添加する。蓋を穏やかに閉め、≧8000×g(≧10,000rpm)で2分間遠心分離する。
7.新たな1.5mL収集チューブ(供給品)内にRNeasyスピンカラムを置く。30~50uLのRNAseを含まない水を直接スピンカラム膜に添加する。蓋を穏やかに閉め、≧8000×g(≧10,000rpm)で1分間遠心分離して、RNAを溶出する。
cDNA合成:
大容量cDNA逆転写キットおよび提供されるプロトコールを使用して、cDNA合成を実行した。
1. 10uLの2×RTマスターミックスを96ウェル反応プレートの各ウェルまたは個々のチューブへとピペッティングして入れる。
2 10uLのRNA試料を各ウェルへとピペッティングして入れ、2回ピペッティングで出し入れして混合する。
3.プレートまたはチューブを封着する。
4.プレートまたはチューブを短時間遠心分離して、内容物をスピンダウンし、気泡を全て排除する。
5.サーマルサイクラーに装填する準備が出来るまで、プレートまたはチューブを氷上に置く。
サーモサイクリング条件:
1.温度:25℃ 時間:10分間
2.温度:37℃ 時間:120分間
3.温度:85℃ 時間:5分間
定量的リアルタイムPCR:
1.Applied Biosystems TaqMan Fast Advancedマスターミックスおよび提供されるプロトコールを使用して、試料を調製した。
2.2×マスターミックスおよび20×TaqManアッセイを水と組み合わせて、体積を18uLにする。適切な体積のPCR反応ミックスを光学的反応プレートの各ウェルに移す。反応の各ウェルは、1uLのcDNAを受けることになる。
3.反応プレートを光学的接着フィルムで封着し、次いで、短時間遠心分離して、PCR反応ミックスをウェルの底に落とし、気泡を排除する。
4.使用するリアルタイムPCRシステムによって要求される場合、プレートに圧縮パッドを適用する。
リアルタイムPCRサイクリング条件:
1.温度50℃ 時間:2分間
2.温度95℃ 時間:2分間
3.温度95℃ 時間:1秒間
4.温度60℃ 時間:20秒間
遺伝子発現解析:
相対的qPCRを使用して、アクチンBと比較した標的遺伝子の相対的発現レベルを計算した。それらの発現は、次式に従った相対化されたROXである:相対的遺伝子発現=2-ΔΔCt(式中、ΔΔCt=ΔCt(試料)-ΔCt(DMSO対照);およびΔCt=標的遺伝子Ct-参照遺伝子(アクチンB))。
本開示は、提供される技術が、ベータ-カテニン非依存的発現、例えば、ベータ-カテニン非依存的WNT標的遺伝子発現に有意な影響を与えることなく、ベータ-カテニン調節性発現をモジュレートすることができることをさらに実証する。ある特定のデータを図2に提示した。
下に記載されるTCFレポーターアッセイにおいて、提供される技術の活性も確認した。当業者は、他の適した試薬を利用することができ、種々のパラメーターを調整することができることを認めるであろう。
TCF/LEFルシフェラーゼレポーターレンチウイルス(BPS Bioscienceカタログ#79787)を使用することにより、DLD1レポーター細胞系を生成した。親DLD1細胞(ATCC(登録商標)CCL-221)にレンチウイルスをトランスフェクトし、続いて、3日間のピューロマイシン選択を行った。レポーターアッセイのために単一クローンを選択した。
1日目に、約60~70%以下の集密度であるフラスコ内の培養細胞を、PBSで洗浄し、細胞が浮遊するまで、3mL/T75においてトリプシン処理(typsinized)した。細胞を1100RPMで5分間スピンダウンする。細胞のスピンの間に、必要とされるプレートの数(プレートあたり3種の化合物)を決定する。スピン後に、上清を穏やかに吸引し、10mL培地(RPMI+4%FBS)を添加し、再懸濁し、細胞を穏やかに混合する。細胞計数器Countessにおいて細胞を2回計数し、両方の計数の平均を取り、必要とされる細胞の数を決定する。5000個の細胞/ウェルで細胞をプレーティングした後に、aersealフィルムで封着する。90uLの細胞/ウェル。37℃で一晩インキュベートし、穏やかにタップして混合し、プレートを積み重ねないようにする。
2日目に、化合物を添加した。ストック溶液は10mMであった。36uL DMSOを10mLの培地に添加することにより、DMSO含有培地を作製する。100uL DMSO+培地を、タンパク質LoBind 96ウェルプレートの列B~Fに移すことにより、希釈ウェルを作製する。列Gは空である。余分なDMSO+培地は全て列Hに添加する。4uLのストック溶液を列Aに移す。カラムあたり1種の化合物。196uL培地を列Aに添加し、培地中にDMSOは含まれない。列Aの濃度は200uMであった。十分に混合し、6pt、1:2系列希釈を行い、移すたびに×10混合し、毎回移す前にチップを交換する。最終ウェル(列F)から過剰な体積を除去し、廃棄する。プレートマップに従って、マルチチャネルを有する細胞に10uLの化合物含有培地を移す。10uL DMSO含有培地をDMSOウェルに添加する。縁ウェルは典型的に、アッセイにおいて使用されておらず、必要であれば無視することができる、またはPBSに置き換えることができるが、典型的に、ウェルには液体が存在した。プレートを通気性プレートシーラーで覆い、一晩インキュベートする。
希釈チャートを例として下に提示する:
Figure 2023535026000298
96ウェルプレートを利用して、いくつかの濃度(例えば、200、100、50、25、12.5、6.25および0uM;を最終検査濃度に応じて100×として利用することができる)をそれぞれ有する、最大12種の化合物のための希釈系列を調製することができる。
例として添加された試料を有する細胞プレートの有用なプレートマップ。0uMは、プレート全体のためのDMSO対照である。縁ウェルは、90uL細胞+10uL DMSO含有培地を充填された。
Figure 2023535026000299
3日目に、Bright-Glo(Promega)を使用して、ルシフェラーゼレベルを評価した。添加前にBright-Gloを室温へと平衡化する。プレートあたり7mLの混合されたBright-Glo。未使用のBright-Gloは、-80℃で貯蔵することができる。復元された試薬は、最大1ヶ月間-80℃でまたは1回の凍結融解後に貯蔵することができる。読み取る準備が出来たら、インキュベーターからプレートを取り出し、室温で15分間静置する。典型的には、Bright-Gloを添加する前に、複数のプレートを読み取る場合、プレートを互い違いに(stagger)取り出す。90uL/ウェルBright-Gloを添加し、3分間穏やかに振盪する。「BrightGlo」プログラムを使用して直ちにGloMaxにおいてルミネセンスを読み取る。
CTGを使用して細胞活性を評価した。CTG試薬を室温へと平衡化する。プレートを室温へと、例えば、15分間平衡化する。全プレートで同じ時間の長さを使用する。CTG試薬を、未希釈を使用する場合は25uL、または1対4希釈された場合は90uL添加する。2分間振盪して、細胞溶解を誘導する。プレートを室温で10分間インキュベートして、ルミネセンス(luminesent)シグナルを安定化する。プログラム「CellTiter-Glo」を使用してルミネセンス(luminesence)を読み取る。Prismを使用して、各化合物の絶対IC50(AbsIC50=X[50])を見いだす。
ある特定の結果を例として下に提示する:
プレート1 - DLD1 TCF c2 BrightGlo
%阻害
Figure 2023535026000300

プレート2 - DLD1 TCF c2 BrightGlo
%阻害
Figure 2023535026000301

プレート3 - DLD1 TCF c2 BrightGlo
%阻害
Figure 2023535026000302

プレート4 - DLD1 TCF c2 BrightGlo
プレートの縁に沿った「空」ウェルは、200uL PBS(DLD1 TCF Neg)またはDMSOのみで処置された細胞(DLD1 TCF c2)のいずれかであった。
%阻害
Figure 2023535026000303
ある特定の結果を図3に提示した。
表E2.種々のペプチド組成物のある特定のデータ。
構造情報は、表E3に記載されている。ステープルペプチドの組成物。
1.ID(バッチ番号(例えば、-1)を含むことができる)
2:FP EC50(nM)
3:CHI LogD
4:溶解度(uM)
5:10uMにおけるNanoBRET%inh
6:NanoBRET IC50(uM)
7:NanoBRET Abs IC50(uM)
8:DLD1レポーターアッセイAbs IC50(uM)
9:alphascreen EC50(nM)
Figure 2023535026000304

Figure 2023535026000305

Figure 2023535026000306

Figure 2023535026000307

Figure 2023535026000308

Figure 2023535026000309

Figure 2023535026000310

Figure 2023535026000311

Figure 2023535026000312

Figure 2023535026000313

Figure 2023535026000314

Figure 2023535026000315

Figure 2023535026000316

Figure 2023535026000317

Figure 2023535026000318

Figure 2023535026000319

Figure 2023535026000320

Figure 2023535026000321

Figure 2023535026000322

Figure 2023535026000323

Figure 2023535026000324

Figure 2023535026000325

Figure 2023535026000326

Figure 2023535026000327

Figure 2023535026000328

Figure 2023535026000329

Figure 2023535026000330

Figure 2023535026000331

Figure 2023535026000332

Figure 2023535026000333

Figure 2023535026000334

Figure 2023535026000335

Figure 2023535026000336

Figure 2023535026000337

Figure 2023535026000338

Figure 2023535026000339
COLO320DM増殖アッセイIC50:一部の実施形態では、ある特定の状態、障害または疾患に関係付けられるかまたはこれに由来する細胞系を使用して、提供される技術による細胞増殖の阻害を評価した。一部の実施形態では、COLO320DM細胞において細胞増殖を評価した。一部の実施形態では、次の手順を使用して評価を行った:1日目に、T75フラスコにおける培養COLO320DM細胞を3mLの0.25%トリプシン/EDTAにおいて5分間トリプシン処理し、10mL RPMI-1640+4%HI FBSアッセイ培地でクエンチした。細胞を1200rpmで5分間スピンダウンし、細胞ペレットを収集し、5000個の細胞/mLでアッセイ培地に再懸濁した。Combi液体ハンドラーを使用して、細胞を3枚の384ウェルプレートに分配した(50uL、250個の細胞/ウェル)。プレートを37℃、5%CO2で18~22時間インキュベートした。2日目に、化合物を添加した。液体ハンドリングシステムを使用して、化合物希釈物を調製し、化合物をアッセイプレートへと分配した。化合物を90%DMSOにおいて1/2系列希釈して、7ポイント用量曲線を創出した。化合物プレートから、100nLの化合物を、アッセイプレートのウェルへと直接分配して、20uMから開始して313nMで終了する用量曲線を創出した。アッセイプレートを37℃、5%CO2で96時間インキュベートした。6日目に、アッセイプレートをインキュベーターから取り出し、室温で30分間静置した。液体ハンドラーを使用して、20uLのCellTiter Glo試薬を各ウェルに添加した。アッセイプレートを2分間振盪し、実験台の上で10~15分間静置した。GloMaxマイクロプレートリーダーにおいてCellTiter Gloプロトコールを使用してアッセイプレートを読み取り、GraphPad Prismを使用してデータを解析した。表E2における種々のステープルペプチドを含む種々の薬剤の活性を確認した。ある特定の結果を下の表E2-1に提示する。
表E2-1.種々のペプチド組成物のある特定のデータ。
構造情報は、表E3に記載されている。ステープルペプチドの組成物。
1.化合物ID
2.ベータ-カテニンFP IC50(nM)
3.NanoBRET Abs IC50(uM)
4.DLD1 4%Abs IC50(uM)
5.COLO320DM増殖Abs IC50(uM)
6.計算された質量
7.見いだされたm/z(ポジティブモード)
8.見いだされたm/z(ネガティブモード)
9.C=C二重結合(例えば、-CH=CH-)変換。A:-CH-CH-へと還元される、各ステープルにおける-CH=CH-;B:エポキシド部分(例えば、
Figure 2023535026000340

)へと変換される、N末端側のステープルにおける-CH=CH-。
Figure 2023535026000341

Figure 2023535026000342

Figure 2023535026000343

Figure 2023535026000344

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Figure 2023535026000354

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Figure 2023535026000361

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Figure 2023535026000386

Figure 2023535026000387

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Figure 2023535026000389

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Figure 2023535026000392

Figure 2023535026000393

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Figure 2023535026000396

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Figure 2023535026000398

Figure 2023535026000399

Figure 2023535026000400

Figure 2023535026000401
表E3.例としてのある特定のペプチドおよびその組成物。他に指示がなければ、ペプチドは、ステープリングされている(とりわけ、本開示はまた、1個または複数の保護基(例えば、N末端、C末端、側鎖の保護など)およびその中間体で必要に応じて保護された、そのようなペプチドのステープリングされていないバージョンを提供する)。当業者によって認められる通り、ステープリングすることは、2つ以上の立体異性体(例えば、二重結合および/またはジアステレオマーのE/Z)を提供することができ、立体異性体は、二重結合をそれぞれ独立して含む2個のステープルを有するステープルペプチドについてEE、EZ、ZEまたはZZとなることができる。一部の実施形態では、異性体(またはその組合せ)は、別々に収載される(典型的には、溶出順のHPLCピークに基づく:より早く溶出されたピークは、より遅く溶出されたピークのそれぞれ(あるとすれば)よりも小さいID番号を割り当てられる;例えば、異性体組成物1よりも遅い溶出ピークの組成物に対応する異性体組成物2、異性体組成物2よりも遅い溶出ピークの組成物に対応する異性体組成物3、など;一部の事例では、ピークは、2つ以上の異性体を含有することができる;一部の事例では、例えば、HPLC(例えば、上の実施例に記載されている逆相HPLC)において1つのピークが存在する場合、異性体は、分離されていない(または単一の異性体である))。種々のアッセイにおいて利用される組成物は典型的に、ステープルペプチドの組成物である;本開示はまた、ステープリングする前のペプチドおよびその組成物を提供する。一部の実施形態では、HPLC方法は次の通りである:Xselect CSH C18カラム1.7um 2.1×50mm 130Å;カラム温度40℃;流速0.6mL/分;アセトニトリルおよび水の両方における0.1%ギ酸、5から95%アセトニトリルを7.2分間勾配。一部の実施形態では、異なる勾配および/またはC8カラムを使用することができる。
Figure 2023535026000402

Figure 2023535026000403

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(実施例6)
化合物2-2の合成。
Figure 2023535026000469
ステップ1:1-アリル3-ベンジル(S)-3-(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)ピロリジン-1,3-ジカルボキシレート(2)。DCM(300mL)における(S)-3-((((9H-フルオレン-9-イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)-1-((アリルオキシ)カルボニル)ピロリジン-3-カルボン酸(20g、45.9mmol)およびEtN(300mL)の混合物を室温で3時間撹拌した。混合物を濃縮し、THF(400mL)および水(400mL)に溶解した。Cbz-OSU(17.1g、68.9mmol)およびNaHCO(7.71g、91.7mmol)を添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。混合物を1N HClでpH3~4に調整した。水相をEtOAc(3×800mL)で抽出した。次いで所望のEtOAc層を乾燥させ、濃縮して粗生成物を産出し、DMF(500mL)に溶解した。BnBr(15.69g、91.7mmol)およびNaCO(9.72g、91.7mmol)を添加し、室温で16時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(2L)で希釈し、ブライン(5×500mL)で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して(ヘキサン/酢酸エチル=2:1、V/Vで溶出)、生成物(18.7g、93%収率)を褐色油状物として産出した。MS(ESI):m/z=439.1[M+H]
ステップ2:ベンジル(S)-3-(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)ピロリジン-3-カルボキシレート(3)。Ar下でDCM(300mL)における1-アリル3-ベンジル(S)-3-(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)ピロリジン-1,3-ジカルボキシレート(9.35g、21.3mmol)、Pd(PPh(4.93g、4.3mmol)およびバルビツール酸(5.46g、42.7mmol)の混合物を室温で3時間撹拌した。混合物を濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して(DCM/MeOH=10:1、V/Vで溶出)、生成物(7.5g、98%収率)を褐色油状物として産出した。MS(ESI):m/z=355.1[M+H]
ステップ3:ベンジル(S)-3-(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)-1-(2-(tert-ブトキシ)-2-オキソエチル)ピロリジン-3-カルボキシレート(4)。DCM(400mL)におけるベンジル(S)-3-(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)ピロリジン-3-カルボキシレート(15g、42.4mmol)およびtert-ブチル2-ブロモアセテート(16.5g、84.7mmol)の混合物を室温で16時間撹拌した。EtNH(12.4g、169.5mmol)を添加し、室温で3時間撹拌した。混合物を飽和NaHCOでpH8~9に調整した。水相をDCM(3×500mL)で抽出した。次いで所望のDCM層を乾燥させ、濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して(ヘキサン/酢酸エチル=2:1、V/Vで溶出)、生成物(10.9g、55%収率)を黄色油状物として産出した。MS(ESI):m/z=469.2[M+H]
ステップ4:(S)-3-((((9H-フルオレン-9-イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)-1-(2-(tert-ブトキシ)-2-オキソエチル)ピロリジン-3-カルボン酸(化合物-2-2)。MeOH(600mL)およびAcOH(20mL)におけるベンジル(S)-3-(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)-1-(2-(tert-ブトキシ)-2-オキソエチル)ピロリジン-3-カルボキシレート(14.5g、31mmol)および炭素上のパラジウム(6g、10%)の混合物を、水素化装置に取り付けた。システムの空気を抜き、次いで水素を再充填した。混合物を室温で6時間撹拌した。反応混合物を濾過して固形物を除去し、濾液を濃縮し、ジオキサン(300mL)および水(300mL)に溶解した。FmocOSu(20.88g、62mmol)およびNaHCO(13g、155mmol)を添加した。混合物を室温で48時間撹拌した。混合物を0.5N HClでpH3~4に調整した。水相をDCM(3×500mL)で抽出した。次いで所望のDCM層を乾燥させ、濃縮した。その結果得られる固体をメタノール:EtOAc:PE=1:1:1から再結晶させて、生成物(10.62g、74%収率)を白色固体として得た。MS (ESI): m/z =467.0 [M+H]+. 400 MHz, DMSO-d6, δ 7.90-7.89 (m, 3H); 7.73 (d, J = 7.6 Hz, 2H); 7.42 (t, J = 7.2 Hz, 2H); 7.34 (t, J = 7.4 Hz, 2H); 4.30-4.20 (m, 3H); 3.27-3.18 (m, 2H); 3.13 (d, J = 10 Hz, 1H); 2.93 (d, J = 10 Hz, 1H); 2.84-2.79 (m, 1H); 2.66-2.60 (m, 1H); 2.24-2.17 (m, 1H); 2.06-2.00 (m, 1H); 1.41 (s, 9H).HPLCによる純度:99.78%(214nm)、RT=16.29分間;移動相:A:水(0.05%TFA)、B:ACN(0.05%TFA);勾配:20%Bを1分間、80%Bに増加を20分間以内、95%Bに増加を1分間以内、保持を5分間、20%Bに戻すことを0.1分間以内。流速:1mL/分;カラム:XBridgeペプチドBEH C18、4.6×150mm、3.5μm。カラム温度:40℃。SFCによる純度:99.83%、カラムAD-H:RT 1.71分間;100%、カラムAS-H:RT 3.53分間;100%、カラムOD-H:RT 1.48分間;99.70%、カラムOJ-H:RT 2.42分間。
(実施例7)
化合物の合成。
Figure 2023535026000470
化合物2の調製。ジオキサン(20mL)における化合物1(30.0g、340mmol、31.5mL、1当量)、t-BuOH(27.7g、374mmol、35.8mL、1.1当量)、TEA(68.9g、681mmol、94.7mL、2当量)および4-ピロリジン-1-イルピリジン(2.52g、17.0mmol、0.05当量)の混合物を-20℃で0.5時間撹拌し、次いでBocO(96.6g、442mmol、101mL、1.3当量)を添加した。その結果得られる混合物を20℃で7.5時間撹拌した。TLC(石油エーテル/酢酸エチル=10/1)は、出発材料(R=0.1)が完全に消費されたことを示した。混合物をDCM(100mL)で希釈し、2N HCl(100mL2)および飽和NaHCO水(100mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過した。濾液を減圧(真空度:-0.95MPa)下で蒸留(62℃)により精製して、化合物2(27.0g、187mmol、55.0%収率)を無色油状物として得た。H NMR: 400 MHz CDCl3: δ = 3.71 (s, 1H), 2.39-2.46 (m, 1H), 1.45 (s, 9H), 1.12 (d, J = 8.0 Hz, 6H).
化合物3の調製。THF(80.0mL)におけるi-PrNH(28.2g、279mmol、39.4mL、1.15当量)の溶液に、-78℃でn-BuLi(2.5M、106mL、1.1当量)を滴下して添加し、1時間撹拌した。新鮮に調製したLDAを、0℃でTHF(80.0mL)における化合物2(35.0g、242mmol、1当量)の溶液に滴下して添加した。添加後に、反応物を20℃で1時間撹拌し、その後に0℃へと戻して冷却した。THF(20.0mL)における化合物2a(39.7g、266mmol、28.7mL、80%純度、1.1当量)の溶液を滴下して添加した。その結果得られる混合物を20℃で10時間撹拌した。TLC(石油エーテル/酢酸エチル=5/1)は、新たなスポット(R=0.65)が形成されたことを示した。混合物を水(150mL)でクエンチし、有機相を分離し、水層をMTBE(3×60.0mL)で抽出した。組み合わせた有機層を飽和NaCl水溶液で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。得られた粗油状物を蒸留して(94℃、-0.95Mpa)、化合物3(27.0g、148mmol、61.0%収率)を無色油状物として得た。H NMR: 400 MHz CDCl: δ = 2.39 (d, J = 8.0 Hz, 2H), 1.99 (t, J = 4.0 Hz, 1H), 1.45 (s, 9H), 1.24 (s, 6H).
化合物4の調製。THF(200mL)における化合物3(16.7g、119mmol、1.2当量)の溶液に、HO(100mL)におけるCuSO・5HO(868mg、3.48mmol、0.035当量)およびL-アスコルビン酸ナトリウム塩(5.12g、25.8mmol、0.26当量)の溶液を添加し、続いて、THF(200mL)およびHO(200mL)における化合物3a(35g、99.33mmol、1当量)の溶液を添加した。その結果得られる混合物を30℃で12時間撹拌した。LCMSは、所望のMS(Rt=0.977分間)が検出されたことを示した。混合物を真空下で濃縮して、THFを除去し、白色固体を沈殿させ、濾別した。固体をMeOH/HO(1/1、2L)で粉砕して、化合物4(22.0g、39.7mmol、40.0%収率、96.5%純度)を白色固体として得た。ある1回のLCMSランにおいて:Rt=0.977分間、m/z:[M+H]=535.4。別のLCMSランにおいて:Rt=0.956分間、m/z:[M+H]=535.3。あるHPLCランにおいて:Rt=2.601分間。H NMR: 400 MHz DMSO-d6: δ = 7.88 (d, J = 8.0 Hz, 2H), 7.63-7.71 (m, 4H), 7.41 (t, J = 8.0 Hz, 2H), 7.32 (t, J = 8.0 Hz, 2H), 4.75 (s, 1H), 4.33-4.68 (m, 2H), 4.10-4.29 (m, 3H), 2.75 (s, 2H), 1.36 (s, 9 H), 1.02 (d, J = 2.4 Hz, 1H).
(実施例8)
化合物の合成。
Figure 2023535026000471
ジクロロメタン(80.0mL)における化合物1a(5.00g、23.3mmol、1.00当量)、化合物1(14.4g、35.0mmol、1.50当量)およびDMAP(142mg、1.17mmol、0.050当量)の溶液に、窒素雰囲気下でDIC(3.59g、28.4mmol、4.41mL、1.22当量)を添加した。反応物を20℃で14時間撹拌した。LCMSは、出発材料が完全に消費され、所望の質量(ある1回のランにおいて、Rt=1.080分間)が検出されたことを示した。TLC(石油エーテル:酢酸エチル=3:1)もまた、出発材料(Rf=0.89)が完全に消費され、6個の新たなスポット(R=0.37)が形成されたことを示した。混合物を濾過し、沈殿物をジクロロメタン(10.0mL3)で洗浄した。濾液を減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル:酢酸エチル=50:1~2:1、R=0.37)。化合物2(14.9g、粗製物)を黄色油状物として得た。LCMS:生成物:Rt=1.080分間、m/z=630(M+H)HNMR: CDCl, 400 MHz: δ: 7.71 (d, J = 7.6 Hz, 2H), 7.62 (d, J = 7.6 Hz, 2H), 7.41 (t, J = 7.6 Hz, 2H), 7.32 (td, J = 7.6 Hz, J = 0.8 Hz, 2H), 6.10 (s, 2H), 5.80 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 4.55 - 4.51 (m, 1H), 4.42 - 4.36 (m, 2H), 4.30 - 4.22 (m, 3H), 3.80 - 3.79 (m, 9H), 3.24 - 3.04 (m, 2H), 1.49 (s, 9H).
ジクロロメタン(45.0mL)における化合物2(12.9g、21.2mmol、1.00当量)の溶液に、TFA(23.1g、202mmol、15.0mL、9.54当量)を添加し、反応物を20℃で14時間撹拌した。LCMSは、出発材料が完全に消費され、所望の質量(Rt=0.828分間、m/z=550)が検出されたことを示した。揮発性物質(ジクロロメタン、TFA)を減圧下で除去した。粗生成物を逆相HPLC(FA)によって精製した。化合物3(5.52g、9.64mmol、45.4%収率、96.3%純度)を淡黄色固体として得た。あるLCMSランにおいて:生成物:Rt=0.828分間、m/z=550.2(M-H)。別のLCMSランにおいて:生成物:R=0.835分間、m/z=550.2(M-H)。HPLC:生成物:R=3.566分間、純度:96.3%。HNMR: CDCl, 400 MHz: δ: 7.77 (d, J = 7.6 Hz, 2H), 7.61 (d, J = 7.2 Hz, 2H), 7.41 (t, J = 7.6 Hz, 2H), 7.32 (td, J = 7.6 Hz, J = 0.8 Hz, 2H), 6.10 (s, 2H), 5.82 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 4.70 - 4.67 (m, 1H), 4.44 - 4.39 (m, 2H), 4.28 - 4.26 (m, 2H), 4.25 - 4.23 (m, 1H), 3.80 (s, 9H), 3.35 - 3.31 (m, 2H).
(実施例9)
化合物の合成。
Figure 2023535026000472
ジクロロメタン(80.0mL)における化合物1a(5.00g、23.3mmol、1.00当量)、化合物1(14.8g、35.0mmol、1.50当量)およびDMAP(142mg、1.17mmol、0.050当量)の溶液に、窒素雰囲気下でDIC(3.59g、28.4mmol、4.41mL、1.22当量)を添加した。反応物を20℃で14時間撹拌した。LCMSは、出発材料が完全に消費され、所望の質量(Rt=1.081分間)が検出されたことを示した。TLC(石油エーテル:酢酸エチル=3:1)もまた、出発材料(Rf=0.88)が完全に消費され、6個の新たなスポット(Rf=0.30)が形成されたことを示した。混合物を濾過し、沈殿物をジクロロメタン(10.0mL3)で洗浄した。濾液を減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーによって精製した(SiO、石油エーテル:酢酸エチル=50:1~2:1、Rf=0.30)。化合物2(15.8g、粗製物)を無色油状物として得た。LCMS:生成物:Rt=1.081分間、m/z=644(M+H)HNMR: CDCl, 400 MHz δ: 7.77 (d, J = 7.2 Hz, 2H), 7.61 (d, J = 7.6 Hz, 2H), 7.40 (t, J = 7.6 Hz, 2H), 7.32 (tt, J = 7.6 Hz, J = 1.2Hz, 2H), 6.10 (s, 2H), 5.39 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 4.47 - 4.34 (m, 2H), 4.31 - 4.25 (m, 1H), 4.24 - 4.20 (m, 3H), 3.80 (s, 9H), 2.67 - 2.53 (m, 2H), 2.28 -.20 (m, 1H), 2.03 -1.99 (m, 1H), 1.48 (s, 9H).
ジクロロメタン(45.0mL)における化合物2(15.8g、25.4mmol、1.00当量)の溶液に、TFA(23.1g、202mmol、15.0mL、7.97当量)を添加し、反応物を20℃で14時間撹拌した。LCMSは、出発材料が完全に消費され、所望の質量(Rt=0.829分間、m/z=564)が検出されたことを示した。揮発性物質(ジクロロメタン、TFA)を減圧下で除去した。粗生成物を逆相HPLC(FA)によって精製した。化合物3(6.57g、11.4mmol、45.1%収率、98.7%純度)を白色固体として得た。あるLCMSランにおいて:生成物:Rt=0.829分間、m/z=564.3(M-H)。別のLCMSランにおいて:生成物:Rt=0.838分間、m/z=564.3(M-H)。あるHPLCランにおいて:生成物:Rt=3.593分間、純度:98.7%。HNMR: CDCl, 400 MHz: δ: 7.76 (d, J = 7.6 Hz, 2H), 7.60 (d, J = 7.2 Hz, 2H), 7.40 (t, J = 7.6 Hz, 2H), 7.32 (t, J = 7.6 Hz, 2H), 6.10 (s, 2H), 5.53 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 4.53 - 4.46 (m, 3H), 4.27 - 4.21 (m, 3H), 3.79 (s, 9H), 2.77 - 2.53 (m, 2H), 2.33 - 2.28, m, 1H), 2.16 - 2.04, m. 1H).
一部の実施形態では、本明細書に記載されているアミノ酸の残基を含む種々のペプチド、例えば、ステープルペプチドが、参照アミノ酸、例えば、AspまたはGluなどの天然アミノ酸を含むが他の面では同一である参照ペプチドよりも高い親和性を提供することができることが確認された。
本明細書において種々の実施形態について記載および説明してきたが、当業者であれば、本開示に記載されている機能を果たすためのならびに/または結果および/または利点のうち1つもしくは複数を得るための種々の他の手段および/または構造を容易に想定し、そのような変形形態および/または改変のそれぞれが含まれるものと思われる。より一般には、当業者であれば、本明細書に記載されているあらゆるパラメーター、寸法、材料および配置が、例であることが意図されており、実際のパラメーター、寸法、材料および/または配置が、本開示の教示が使用される特異的な適用(単数または複数)に依存することを容易に認めるであろう。当業者であれば、ルーチンにすぎない実験法を使用して、本開示に記載されている本開示の特異的な実施形態の多くの均等物を認識するまたは確かめることができるであろう。したがって、前述の実施形態が、単なる一例として提示されており、請求されるべき技術を含む提供される技術を、特に記載および請求されているものとは異なる仕方で実施することができることを理解されたい。加えて、2つまたはそれよりも多い特色、システム、物品、材料、キットおよび/または方法のいずれかの組合せは、そのような特色、システム、物品、材料、キットおよび/または方法が相互に矛盾しない場合、本開示の範囲内に含まれる。

Claims (95)

  1. 10111213[X14p14[X15p15[X16p16[X17p17
    を含むペプチドであるか、またはそれを含む薬剤であって、
    式中、
    p14、p15、p16、およびp17のそれぞれが、独立して、0または1であり、
    、X、X、X、X、X、X、X、X、X10、X11、X12、X13、X14、X15、X16、およびX17のそれぞれが、独立して、アミノ酸残基であり、
    が、酸性基を含む側鎖を含み、
    が、酸性基を含む側鎖を含み、
    が、酸性基を含む側鎖を含み、
    が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
    12が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
    13が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
    およびXが、ステープリングされており、XおよびX11が、ステープリングされている、
    薬剤。
  2. 10111213[X14p14[X15p15[X16p16[X17p17
    を含むペプチドであるか、またはそれを含む薬剤であって、
    式中、
    p14、p15、p16、およびp17のそれぞれが、独立して、0または1であり、
    、X、X、X、X、X、X、X、X、X10、X11、X12、X13、X14、X15、X16、およびX17のそれぞれが、独立して、アミノ酸残基であり、
    が、酸性基または極性基を含む側鎖を含み、
    が、酸性基または極性基を含む側鎖を含み、
    が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
    12が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
    13が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含む、
    薬剤。
  3. 10111213[X14p14[X15p15[X16p16[X17p17[X18p18[X19p19[X20p20[X21p21[X22p22[X23p23
    であるか、またはそれを含む薬剤であって、
    式中、p14、p15、p16、p17、p18、p19、p20、p21、p22、およびp23のそれぞれが、独立して、0または1であり、X、X、X、X、X、X、X、X、X、X10、X11、X12、X13、X14、X15、X16、X17、X18、X19、X20、X21、X22、およびX23のそれぞれが、独立して、アミノ酸残基である、
    薬剤。
  4. [X]1011121314[X15p15[X16p16[X17p17[X]p’
    であるか、またはそれを含む薬剤であって、
    式中、
    p15、p16、およびp17のそれぞれが、独立して、0または1であり、
    pおよびp’のそれぞれが、独立して、0~10であり、
    X、X、X、X、X、X、X、X、X、X、X10、X11、X12、X13、X14、X15、X16、およびX17のそれぞれが、独立して、アミノ酸残基である、
    薬剤。
  5. 10111213[X14p14[X15p15[X16p16[X17p17
    を含むペプチドであるか、またはそれを含む薬剤であって、
    式中、
    p14、p15、p16、およびp17のそれぞれが、独立して、0または1であり、
    、X、X、X、X、X、X、X、X、X10、X11、X12、X13、X14、X15、X16、およびX17のそれぞれが、独立して、アミノ酸残基であり、
    が、酸性基または極性基を含む側鎖を含み、
    が、酸性基または極性基を含む側鎖を含み、
    が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
    12が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
    13が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含み、
    およびX、ならびに/もしくはXおよびX11が、独立して、ステープリングに好適なアミノ酸残基であるかもしくはステープリングされている、またはXおよびX10が、独立して、ステープリングに好適なアミノ酸残基であるかもしくはステープリングされている、
    薬剤。
  6. 式Iの構造
    -LP1-LAA1-LP2-LAA2-LP3-LAA3-LP4-LAA4-LP5-LAA5-LP6-LAA6-LP7-R

    を有する薬剤またはその塩であって、式中、
    が、ペプチド、アミノ保護基、またはR’-LRN-であり、
    P1、LP2、LP3、LP4、LP5、LP6、およびLP7のそれぞれが、独立して、Lであり、LP1、LP2、LP3、LP4、LP5、LP6、およびLP7が、
    一緒になって-L-を形成する第1のR’基および第2のR’基であって、-L-は、第1のR’基が結合する原子および第2のR’基が結合する原子に結合する、第1のR’基および第2のR’基、ならびに
    一緒になって-L-を形成する第3のR’基および第4のR’基であって、-L-は、第3のR’基が結合する原子および第4のR’基が結合する原子に結合する、第3のR’基および第4のR’基
    を含み、
    それぞれのLが、独立して、-Ls1-Ls2-Ls3-であり、それぞれのLs1、Ls2、およびLs3が、独立して、Lであり、
    AA1が、酸性基または極性基を含む側鎖を含むアミノ酸残基であり、
    AA2が、酸性基または極性基を含む側鎖を含むアミノ酸残基であり、
    AA3が、アミノ酸残基であり、
    AA4が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含むアミノ酸残基であり、
    AA5が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含むアミノ酸残基であり、
    AA6が、必要に応じて置換された芳香族基を含む側鎖を含むアミノ酸残基であり、
    が、ペプチド、カルボキシル保護基、-LRC-R’、-O-LRC-R’、または-N(R’)-LRC-R’であり、
    RNおよびLRCのそれぞれが、独立して、Lであり、
    それぞれのLが、独立して、共有結合であるか、または必要に応じて置換された、二価C~C25脂肪族基もしくは1~10個のヘテロ原子を有する二価C~C25ヘテロ脂肪族基であり、前記基の1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-Cy-、-O-、-S-、-S-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられ、
    それぞれの-Cy-が、独立して、必要に応じて置換された、0~10個のヘテロ原子を有する二価3~30員単環式、二環式、または多環式環であり、
    それぞれのR’が、独立して、-L-R、-C(O)R、-COR、または-SORであり、
    それぞれのRが、独立して、-Hであるか、もしくはC1~30脂肪族、1~10個のヘテロ原子を有するC1~30ヘテロ脂肪族、C6~30アリール、C6~30アリール脂肪族、1~10個のヘテロ原子を有するC6~30アリールヘテロ脂肪族、1~10個のヘテロ原子を有する5~30員ヘテロアリール、および1~10個のヘテロ原子を有する3~30員ヘテロシクリルから選択される、必要に応じて置換された基であるか、または、
    2つのR基が、必要に応じてかつ独立して、一緒になって共有結合を形成するか、または
    同じ原子上の2つもしくはそれよりも多くのR基が、必要に応じてかつ独立して、前記原子と一緒になって、必要に応じて置換された、前記原子に加えて0~10個のヘテロ原子を有する3~30員単環式、二環式、もしくは多環式環を形成するか、または
    2つもしくはそれよりも多くの原子上の2つもしくはそれよりも多くのR基が、必要に応じてかつ独立して、それらの介在原子と一緒になって、必要に応じて置換された、前記介在原子に加えて0~10個のヘテロ原子を有する3~30員単環式、二環式、もしくは多環式環を形成する、
    薬剤またはその塩。
  7. 式Iの構造
    -LP1-LAA1-LP2-LAA2-LP3-LAA3-LP4-LAA4-LP5-LAA5-LP6-LAA6-LP7-R

    を有する薬剤またはその塩であって、式中、
    が、ペプチド、アミノ保護基、またはR’-LRN-であり、
    P1、LP2、LP3、LP4、LP5、LP6、およびLP7のそれぞれが、独立して、Lであり、LP1、LP2、LP3、LP4、LP5、LP6、およびLP7が、
    一緒になって-L-を形成する第1のR’基および第2のR’基であって、-L-は、第1のR’基が結合する原子および第2のR’基が結合する原子に結合する、第1のR’基および第2のR’基、ならびに
    一緒になって-L-を形成する第3のR’基および第4のR’基であって、-L-は、第3のR’基が結合する原子および第4のR’基が結合する原子に結合する、第3のR’基および第4のR’基
    を含み、
    それぞれのLが、独立して、-Ls1-Ls2-Ls3-であり、それぞれのLs1、Ls2、およびLs3が、独立して、Lであり、
    AA1が、LARであり、メチレン単位が、-C(R’)(RAS)-で置き換えられ、RASが、-LAS1-RAA1であり、RAA1が、-CORまたは-SORであり、
    AA2が、LARであり、メチレン単位が、-C(R’)(RAS)-で置き換えられ、RASが、-LAS2-RAA2であり、RAA2が、-CORまたは-SORであり、
    AA3が、LARであり、メチレン単位が、-C(R’)(RAS)-で置き換えられ、RASが、-LAS3-RAA3であり、RAA3が、R’であり、
    AA4が、LARであり、メチレン単位が、-C(R’)(RAS)-で置き換えられ、RASが、-LAS4-RAA4であり、RAA4が、6~14員アリールまたは1~6個のヘテロ原子を有する5~14員ヘテロアリールから選択される、必要に応じて置換された基であり、
    AA5が、LARであり、メチレン単位が、-C(R’)(RAS)-で置き換えられ、RASが、-LAS5-RAA5であり、RAA5が、6~14員アリールまたは1~6個のヘテロ原子を有する5~14員ヘテロアリールから選択される、必要に応じて置換された基であり、
    AA6が、LARであり、メチレン単位が、-C(R’)(RAS)-で置き換えられ、RASが、-LAS6-RAA6であり、RAA6が、6~14員アリールまたは1~6個のヘテロ原子を有する5~14員ヘテロアリールから選択される、必要に応じて置換された基であり、
    が、ペプチド、カルボキシル保護基、-LRC-R’、-O-LRC-R’、または-N(R’)-LRC-R’であり、
    RNおよびLRCのそれぞれが、独立して、Lであり、
    それぞれのLARが、独立して、必要に応じて置換された二価C~C脂肪族基であり、前記基の1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-C(R’)(RAS)-、-Cy-、-O-、-S-、-S-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられ、
    AS1、LAS2、LAS3、LAS4、LAS5、およびLAS6のそれぞれが、独立して、LASであり、
    それぞれのRASが、独立して、-LAS-R’であり、
    それぞれのLASが、独立して、共有結合であるか、または必要に応じて置換された、二価C~C10脂肪族基もしくは1~5個のヘテロ原子を有する二価C~C10ヘテロ脂肪族基であり、前記基の1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-Cy-、-O-、-S-、-S-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられ、
    それぞれのLが、独立して、共有結合であるか、または必要に応じて置換された、二価C~C25脂肪族基もしくは1~10個のヘテロ原子を有する二価C~C25ヘテロ脂肪族基であり、前記基の1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-Cy-、-O-、-S-、-S-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられ、
    それぞれの-Cy-が、独立して、必要に応じて置換された、0~10個のヘテロ原子を有する二価3~30員単環式、二環式、または多環式環であり、
    それぞれのR’が、独立して、-L-R、-C(O)R、-COR、または-SORであり、
    それぞれのRが、独立して、-Hであるか、もしくはC1~30脂肪族、1~10個のヘテロ原子を有するC1~30ヘテロ脂肪族、C6~30アリール、C6~30アリール脂肪族、1~10個のヘテロ原子を有するC6~30アリールヘテロ脂肪族、1~10個のヘテロ原子を有する5~30員ヘテロアリール、および1~10個のヘテロ原子を有する3~30員ヘテロシクリルから選択される、必要に応じて置換された基であるか、または、
    2つのR基が、必要に応じてかつ独立して、一緒になって共有結合を形成するか、または
    同じ原子上の2つもしくはそれよりも多くのR基が、必要に応じてかつ独立して、前記原子と一緒になって、必要に応じて置換された、前記原子に加えて0~10個のヘテロ原子を有する3~30員単環式、二環式、もしくは多環式環を形成するか、または
    2つもしくはそれよりも多くの原子上の2つもしくはそれよりも多くのR基が、必要に応じてかつ独立して、それらの介在原子と一緒になって、必要に応じて置換された、前記介在原子に加えて0~10個のヘテロ原子を有する3~30員単環式、二環式、もしくは多環式環を形成する、
    薬剤またはその塩。
  8. 第2のR’基および第3のR’基が、同じ原子に結合され、前記第1のR’基、前記第2のR’基、および前記第4のR’基のそれぞれが、独立して、異なる原子に結合されるか、または
    およびX、ならびにXおよびX11が、独立して、ステープリングされている、
    先行する請求項のいずれか一項に記載の薬剤。
  9. -Ls1-Ls2-Ls3-であるLの構造を有するステープルを含む、請求項8に記載の薬剤。
  10. s1が、共有結合であるか、または必要に応じて置換された二価、直鎖もしくは分岐鎖、飽和もしくは部分不飽和のC1~10炭化水素鎖であり、1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-Cy-、-O-、-S-、-S-S-、-S-Cy-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられている、請求項9に記載の薬剤。
  11. s1が、骨格炭素原子もしくは窒素原子、またはアミノ酸残基のアルファ炭素原子に結合している、請求項10に記載の薬剤。
  12. s2が、共有結合であるか、または必要に応じて置換された二価、直鎖もしくは分岐鎖、飽和もしくは部分不飽和のC1~10炭化水素鎖であり、1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-Cy-、-O-、-S-、-S-S-、-S-Cy-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられている、請求項11に記載の薬剤。
  13. s3が、共有結合であるか、または必要に応じて置換された二価、直鎖もしくは分岐鎖、飽和もしくは部分不飽和のC1~10炭化水素鎖であり、1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-Cy-、-O-、-S-、-S-S-、-S-Cy-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられている、請求項12に記載の薬剤。
  14. s3が、二価C1~6脂肪族であり、1つまたは複数のメチレン単位が、独立して、-N(R’)-で置き換えられている、請求項13に記載の薬剤。
  15. s3が、ペプチド骨格の炭素原子に結合しているか、またはLs3が、アミノ酸残基のアルファ炭素原子に結合しているか、またはLs3が、前記ペプチド骨格の窒素原子に結合している、請求項14に記載の薬剤。
  16. 前記薬剤が、-(CH-N(R’)-C(O)-O-(CH-CH=CH-(CHn’-の構造を有するステープルを含み、m、n、およびn’のそれぞれが、独立して、1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10であり、それぞれの-CH-が、独立して、必要に応じて置換されている、請求項8に記載の薬剤。
  17. が、-N(Ra1)-La1-C(-L-RSP1)(Ra3)-La2-C(O)-である、先行する請求項のいずれか一項に記載の薬剤。
  18. が、それぞれ独立してステープリングに好適な2つのオレフィンを含むアミノ酸の残基であるか、またはXが、-N(Ra1)-La1-C(-L-RSP1)(-L-RSP2)-La2-C(O)-の構造を有する、先行する請求項のいずれか一項に記載の薬剤。
  19. が、B5である、先行する請求項のいずれか一項に記載の薬剤。
  20. 11が、ステープリングに好適なアミノ酸残基であるか、またはX11が、-N(Ra1)-La1-C(-L-RSP1)(Ra3)-La2-C(O)-である、先行する請求項のいずれか一項に記載の薬剤。
  21. またはLAA1が、-COOHまたはその塩形態を含む側鎖を含む、請求項1から5のいずれか一項に記載の薬剤。
  22. またはLAA1が、AspまたはGluである、請求項21に記載の薬剤。
  23. またはLAA2が、-COOHまたはその塩形態を含む側鎖を含む、請求項21に記載の薬剤。
  24. またはLAA2が、AspまたはGluである、請求項22に記載の薬剤。
  25. またはLAA3が、-COOHまたはその塩形態を含む側鎖を含む、請求項23に記載の薬剤。
  26. またはLAA3が、AspまたはGluである、請求項21に記載の薬剤。
  27. またはLAA3が、
    Figure 2023535026000473

    である、請求項21に記載の薬剤。
  28. またはLAA3が、
    Figure 2023535026000474

    である、請求項21に記載の薬剤。
  29. またはLAA4が、必要に応じて置換された芳香族基であるかまたはそれを含む側鎖を含む、請求項25に記載の薬剤。
  30. またはLAA4が、Pheである、請求項29に記載の薬剤。
  31. 12またはLA52が、必要に応じて置換された芳香族基であるかまたはそれを含む側鎖を含む、請求項29に記載の薬剤。
  32. 12またはLAA5が、Pheである、請求項31に記載の薬剤。
  33. 12またはLAA5が、
    Figure 2023535026000475

    である、請求項31に記載の薬剤。
  34. 12またはLAA5が、
    Figure 2023535026000476

    である、請求項31に記載の薬剤。
  35. 13またはLAA6の前記側鎖が、必要に応じて置換された芳香族基を含む、請求項31に記載の薬剤。
  36. 13またはLAA6の前記側鎖が、必要に応じて置換された、1~3個のヘテロ原子を有する9員二環式ヘテロアリール基を含む、請求項35に記載の薬剤。
  37. 13またはLAA6が、
    Figure 2023535026000477

    である、請求項35に記載の薬剤。
  38. 13またはLAA6が、Trpである、請求項35に記載の薬剤。
  39. p14が、1である、先行する請求項のいずれか一項に記載の薬剤。
  40. 14が、極性基を含む側鎖を含む、先行する請求項のいずれか一項に記載の薬剤。
  41. 前記ペプチドが、
    -[X]-X10111213[X14p14[X15p15[X16p16[X17p17-[X]p’-R
    またはその塩の構造を有し、式中、
    それぞれのXが、独立して、アミノ酸残基であり、
    それぞれのpおよびp’が、独立して、0~10であり、
    が、独立して、ペプチド、アミノ保護基、またはR’-LRN-であり、
    が、独立して、ペプチド、カルボキシル保護基、-LRC-R’、-O-LRC-R’、または-N(R’)-LRC-R’であり、
    RNおよびLRCのそれぞれが、独立して、Lであり、
    それぞれのLが、独立して、共有結合であるか、または必要に応じて置換された、二価C~C25脂肪族基もしくは1~10個のヘテロ原子を有する二価C~C25ヘテロ脂肪族基であり、前記基の1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-Cy-、-O-、-S-、-S-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられ、
    それぞれの-Cy-が、独立して、必要に応じて置換された、0~10個のヘテロ原子を有する二価3~30員単環式、二環式、または多環式環であり、
    それぞれのR’が、独立して、-L-R、-C(O)R、-COR、または-SORであり、
    それぞれのRが、独立して、-Hであるか、もしくはC1~30脂肪族、1~10個のヘテロ原子を有するC1~30ヘテロ脂肪族、C6~30アリール、C6~30アリール脂肪族、1~10個のヘテロ原子を有するC6~30アリールヘテロ脂肪族、1~10個のヘテロ原子を有する5~30員ヘテロアリール、および1~10個のヘテロ原子を有する3~30員ヘテロシクリルから選択される、必要に応じて置換された基であるか、または、
    2つのR基が、必要に応じてかつ独立して、一緒になって共有結合を形成するか、または
    同じ原子上の2つもしくはそれよりも多くのR基が、必要に応じてかつ独立して、前記原子と一緒になって、必要に応じて置換された、前記原子に加えて0~10個のヘテロ原子を有する3~30員単環式、二環式、もしくは多環式環を形成するか、または
    2つもしくはそれよりも多くの原子上の2つもしくはそれよりも多くのR基が、必要に応じてかつ独立して、それらの介在原子と一緒になって、必要に応じて置換された、前記介在原子に加えて0~10個のヘテロ原子を有する3~30員単環式、二環式、もしくは多環式環を形成する、
    先行する請求項のいずれか一項に記載の薬剤。
  42. が、-C(O)Rである、先行する請求項のいずれか一項に記載の薬剤。
  43. が、Ac、AzAc(N-CH-C(O)-)、2PyPrpc(
    Figure 2023535026000478

    )、MeOPr(CHOCHCHC(O)-)、MeSO(-SOCH)、mPEG2(CHOCHCHOCHCHC(O)-)、Nic(
    Figure 2023535026000479

    )、Oct(CH(CHC(O)-)、またはPic(
    Figure 2023535026000480

    )である、先行する請求項のいずれか一項に記載の薬剤。
  44. が、-N(R’)であるか、またはRが、-NH、-NHEt、-NHBn、
    Figure 2023535026000481

    、-NH-(CH-NH、-NH-(CH-N
    Figure 2023535026000482

    、または-OHである、先行する請求項のいずれか一項に記載の薬剤。
  45. 前記ペプチドが、ヘリックスを含む構造を形成する、先行する請求項のいずれか一項に記載の薬剤。
  46. 前記ペプチドが、蛍光偏光法によって測定した場合に、約2000nMを上回らない、または約1500nMを上回らない、または約1000nMを上回らない、または約500nMを上回らない、または約300nMを上回らない、または約200nMを上回らない、または約100nMを上回らない、または約75nMを上回らない、または約50nMを上回らない、または約25nMを上回らない、または約10nMを上回らないEC50で、ベータ-カテニンに結合する、先行する請求項のいずれか一項に記載の薬剤。
  47. 前記ペプチドが、配列が配列番号2:
    SVLFYAITTLHNLLLHQEGAKMAVRLAGGLQKMVALLNKTNVKFLAITTDCLQILAYGNQESKLIILASGGPQALVNIMRTYTYEKLLWTTSRVLKVLSVCSSNKPAIVEAGGMQALGLHLTDPSQRLVQNCLWTLRNLSDAATKQEGMEGLLGTLVQLLGSDDINVVTCAAGILSNLTCNNYKNKMMVCQVGGIEALVRT(配列番号2)
    もしくはその断片であるかまたはそれを含むポリペプチドに結合する、先行する請求項のいずれか一項に記載の薬剤。
  48. ベータ-カテニンのG307もしくはそれに対応するアミノ酸残基、ベータ-カテニンのK312もしくはそれに対応するアミノ酸残基、ベータ-カテニンのK345もしくはそれに対応するアミノ酸残基、ベータ-カテニンのW383もしくはそれに対応するアミノ酸残基、ベータ-カテニンのN387もしくはそれに対応するアミノ酸残基、ベータ-カテニンのD413もしくはそれに対応するアミノ酸残基、および/またはベータ-カテニンのN415もしくはそれに対応するアミノ酸残基と相互作用する、先行する請求項のいずれか一項に記載の薬剤。
  49. 表E3から選択される構造を有する薬剤またはその塩。
  50. 以下:
    Figure 2023535026000483

    の構造を有する薬剤もしくはその塩、または
    以下:
    Figure 2023535026000484

    の構造を有する薬剤もしくはその塩、または
    以下:
    Figure 2023535026000485

    の構造を有する薬剤もしくはその塩。
  51. N末端から最初のアミノ酸に結合するステープルの二重結合が、Eである、請求項50に記載の薬剤。
  52. N末端から最初のアミノ酸に結合するステープルの二重結合が、Zである、請求項50に記載の薬剤。
  53. N末端から11番目のアミノ酸に結合するステープルの二重結合が、Eである、請求項50から52のいずれか一項に記載の薬剤。
  54. N末端から11番目のアミノ酸に結合するステープルの二重結合が、Zである、請求項50から52のいずれか一項に記載の薬剤。
  55. 式PAの構造
    N(RPA)(Ra1)-La1-C(Ra2)(Ra3)-La2-C(O)RPC
    PA
    を有する化合物またはその塩であって、式中、
    PAが、-Hまたはアミノ保護基であり、
    a1およびRa3のそれぞれが、独立して、-L-R’であり、
    a2が、-Laa-C(O)RPSであり、
    、La1、およびLa2のそれぞれが、独立して、Lであり、
    -C(O)RPSが、必要に応じて保護または活性化された-COOHであり、
    -C(O)RPCが、必要に応じて保護または活性化された-COOHであり、
    それぞれのLが、独立して、共有結合であるか、または必要に応じて置換された、二価C~C25脂肪族基もしくは1~10個のヘテロ原子を有する二価C~C25ヘテロ脂肪族基であり、前記基の1つまたは複数のメチレン単位が、必要に応じてかつ独立して、-C(R’)-、-Cy-、-O-、-S-、-S-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-S(O)N(R’)-、-C(O)S-、または-C(O)O-で置き換えられ、
    それぞれの-Cy-が、独立して、必要に応じて置換された、0~10個のヘテロ原子を有する二価3~30員単環式、二環式、または多環式環であり、
    それぞれのR’が、独立して、-R、-C(O)R、-COR、または-SORであり、
    それぞれのRが、独立して、-Hであるか、もしくはC1~30脂肪族、1~10個のヘテロ原子を有するC1~30ヘテロ脂肪族、C6~30アリール、C6~30アリール脂肪族、1~10個のヘテロ原子を有するC6~30アリールヘテロ脂肪族、1~10個のヘテロ原子を有する5~30員ヘテロアリール、および1~10個のヘテロ原子を有する3~30員ヘテロシクリルから選択される、必要に応じて置換された基であるか、または、
    2つのR基が、必要に応じてかつ独立して、一緒になって共有結合を形成するか、または
    同じ原子上の2つもしくはそれよりも多くのR基が、必要に応じてかつ独立して、前記原子と一緒になって、必要に応じて置換された、前記原子に加えて0~10個のヘテロ原子を有する3~30員単環式、二環式、もしくは多環式環を形成するか、または
    2つもしくはそれよりも多くの原子上の2つもしくはそれよりも多くのR基が、必要に応じてかつ独立して、それらの介在原子と一緒になって、必要に応じて置換された、前記介在原子に加えて0~10個のヘテロ原子を有する3~30員単環式、二環式、もしくは多環式環を形成する、
    化合物またはその塩。
  56. aaが、Lであり、Laaが、-N(R’)-または-Cy-を含む、請求項55に記載の化合物。
  57. 以下:
    Figure 2023535026000486

    の構造を有し、式中、
    mおよびnのそれぞれが、独立して、1、2、3、または4であり、
    RNが、Lであり、
    RNが、Rであり、
    a5が、R’である、
    請求項55に記載の化合物またはその塩、
  58. 前記化合物が、
    Figure 2023535026000487

    もしくはその塩の構造を有し、式中、環Aが、必要に応じて置換された3~7員の飽和、部分不飽和、もしくは芳香族の環であるか、または
    前記化合物が、
    Figure 2023535026000488

    もしくはその塩の構造を有し、式中、環Aが、必要に応じて置換された3~7員の飽和、部分不飽和、もしくは芳香族の環であるか、または
    前記化合物が、
    Figure 2023535026000489

    もしくはその塩の構造を有し、式中、
    環Aが、必要に応じて置換された3~10員環であり、
    nが、0、1、もしくは2であり、
    mが、0、1、2、もしくは3であるか、または
    前記化合物が、
    Figure 2023535026000490

    もしくはその塩の構造を有し、式中、
    環Aが、必要に応じて置換された3~10員環であり、
    nが、0、1、もしくは2であり、
    mが、0、1、2、もしくは3であるか、または
    前記化合物が、
    Figure 2023535026000491

    もしくはその塩の構造を有し、式中、
    環Aが、必要に応じて置換された3~10員環であり、
    nが、0、1、もしくは2であり、
    mが、0、1、2、もしくは3であるか、または
    前記化合物が、
    Figure 2023535026000492

    もしくはその塩の構造を有し、式中、
    環Aが、必要に応じて置換された3~10員環であり、
    nが、0、1、もしくは2であり、
    mが、0、1、2、もしくは3であるか、または
    前記化合物が、
    Figure 2023535026000493

    もしくはその塩の構造を有し、式中、
    環Aが、必要に応じて置換された3~10員環であり、
    nが、0、1、もしくは2である、
    請求項55に記載の化合物。
  59. 以下:
    Figure 2023535026000494

    の構造を有する化合物またはその塩であって、式中、
    PAが、-Hまたはアミノ保護基であり、
    -C(O)RPSが、必要に応じて保護または活性化された-COOHであり、
    -C(O)RPCが、必要に応じて保護または活性化された-COOHである、
    化合物またはその塩。
  60. 以下:
    Figure 2023535026000495

    の構造を有する化合物またはその塩であって、式中、
    PAが、-Hまたはアミノ保護基であり、
    -C(O)RPSが、必要に応じて保護または活性化された-COOHであり、
    -C(O)RPCが、必要に応じて保護または活性化された-COOHである、
    化合物またはその塩。
  61. PAが、ペプチド合成に好適なアミノ保護基である、請求項55から61のいずれか一項に記載の化合物。
  62. PAが、-C(O)-O-Rであるか、またはRPAが、-Fmocである、請求項55から61のいずれか一項に記載の化合物。
  63. -C(O)RPSが、-C(O)OR’である、請求項55から62のいずれか一項に記載の化合物。
  64. R’が、-Hである、請求項63に記載の化合物。
  65. R’が、必要に応じて置換されたC1~6脂肪族である、請求項63に記載の化合物。
  66. -C(O)RPSが、-C(O)S-L-R’である、請求項55から62のいずれか一項に記載の化合物。
  67. 以下:
    Figure 2023535026000496

    もしくはその塩であるか、または
    以下:
    Figure 2023535026000497

    もしくはその塩である化合物。
  68. 以下:
    Figure 2023535026000498

    またはその塩である化合物。
  69. 以下:
    Figure 2023535026000499

    またはその塩である化合物。
  70. 以下:
    Figure 2023535026000500

    またはその塩である化合物。
  71. 以下:
    Figure 2023535026000501

    またはその塩である化合物。
  72. 以下:
    Figure 2023535026000502

    もしくはその塩であるか、または
    以下:
    Figure 2023535026000503

    もしくはその塩である化合物。
  73. 以下:
    Figure 2023535026000504

    もしくはその塩であるか、または
    以下:
    Figure 2023535026000505

    もしくはその塩であるか、または
    以下:
    Figure 2023535026000506

    もしくはその塩であるか、または
    以下:
    Figure 2023535026000507

    もしくはその塩である化合物。
  74. 以下:
    Figure 2023535026000508

    またはその塩である化合物。
  75. 以下:
    Figure 2023535026000509

    またはその塩である化合物。
  76. 以下:
    Figure 2023535026000510

    またはその塩である化合物。
  77. 以下:
    Figure 2023535026000511

    またはその塩である化合物。
  78. 以下:
    Figure 2023535026000512

    もしくはその塩であるか、または
    以下:
    Figure 2023535026000513

    もしくはその塩であるか、
    以下:
    Figure 2023535026000514

    もしくはその塩であるか、または
    以下:
    Figure 2023535026000515

    もしくはその塩である化合物。
  79. 少なくとも約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、または99%の純度を有する、先行する請求項のいずれか一項に記載の化合物。
  80. 表A-IVの残基を含む化合物。
  81. 以下:
    Figure 2023535026000516

    Figure 2023535026000517

    の構造あるいはその塩形態を有する残基を含む化合物。
  82. ペプチドであるかもしくはそれを含むか、または、ステープルペプチドであるかもしくはそれを含む、請求項81に記載の化合物。
  83. 請求項55から79のいずれか一項に記載の化合物の利用を含む、請求項81または82に記載の化合物を調製するための方法。
  84. ステープルにおけるそれぞれのオレフィン二重結合が、独立してかつ必要に応じて、単結合に変換されるか、またはステープルにおけるそれぞれのオレフィン二重結合が、単結合に変換されるか、またはそれぞれのオレフィン二重結合が、単結合に変換されるか、またはそれぞれのオレフィン二重結合が、独立してかつ必要に応じて、-CHR’-CHR’-に変換される(式中、それぞれのRが、独立して、-H、-R、-OR、-OH、-N(R)、または-SRである)か、またはそれぞれのオレフィン二重結合が、-CHR”-CHR”-に変換される(式中、それぞれのRが、独立して、-H、-R、-OR、-OH、-N(R)、または-SRである)か、またはそれぞれのオレフィン二重結合が、独立してかつ必要に応じて、必要に応じて置換された-CH-CH-に変換されるか、またはそれぞれのオレフィン二重結合が、-CH-CH-に変換される、先行する請求項のいずれか一項に記載の薬剤。
  85. 先行する請求項のいずれか一項に記載の薬剤またはアミノ酸と、薬学的に許容される担体とを含むかまたはそれを送達する医薬組成物、あるいは
    表E3から選択される組成物、あるいは
    表E3から選択される組成物中の1つもしくは複数またはすべてのペプチド剤と、薬学的に許容される担体とを含むかまたはそれを送達する医薬組成物。
  86. 先行する請求項のいずれか一項に記載のアミノ酸の残基を組み込むステップを含む、先行する請求項のいずれか一項に記載の薬剤を調製するための方法。
  87. 系においてベータ-カテニンの、パートナーとの相互作用をモジュレートするための方法であって、ベータ-カテニンを、先行する請求項のいずれか一項に記載の薬剤もしくは組成物と接触させるステップを含む、方法、または
    系においてベータ-カテニンの、パートナーとの相互作用をモジュレートするための方法であって、前記系に、先行する請求項のいずれか一項に記載の薬剤もしくは組成物を投与もしくは送達するステップを含む、方法、または
    系においてTCF-ベータ-カテニン相互作用をモジュレートするための方法であって、ベータ-カテニンを、先行する請求項のいずれか一項に記載の薬剤もしくは組成物と接触させるステップを含む、方法、または
    系においてTCF-ベータ-カテニン相互作用をモジュレートするための方法であって、前記系に、先行する請求項のいずれか一項に記載の薬剤もしくは組成物を投与もしくは送達するステップを含む、方法、または
    ベータ-カテニン依存性細胞増殖を阻害するための方法であって、系に、先行する請求項のいずれか一項に記載の薬剤もしくは組成物を投与もしくは送達するステップを含む、方法、または
    系においてTCF-ベータ-カテニン相互作用をモジュレートするための方法であって、前記系に、先行する請求項のいずれか一項に記載の薬剤もしくは組成物を投与もしくは送達するステップを含む、方法。
  88. 系が、in vitro系であるか、または系が、細胞、組織、もしくは器官であるかもしくはそれを含むか、または系が、対象である、請求項87に記載の方法。
  89. 対象においてベータ-カテニンと関連する状態、障害、もしくは疾患を処置もしくは予防するための方法であって、前記対象に、有効量の、先行する請求項のいずれか一項に記載の薬剤もしくは組成物を投与もしくは送達するステップを含む、方法、または
    対象においてがんを処置するための方法であって、前記対象に、有効量の、先行する請求項のいずれか一項に記載の薬剤もしくは組成物を投与もしくは送達するステップを含む、方法、または
    対象においてベータ-カテニンのパートナーとの相互作用と関連する状態、障害、もしくは疾患を処置もしくは予防するための方法であって、前記対象に、有効量の、先行する請求項のいずれか一項に記載の薬剤もしくは組成物を投与もしくは送達するステップを含む、方法。
  90. 前記パートナーが、TCF7、LEF1、TCF7L1、TCF7L2、アキシン1、アキシン2、またはAPCである、請求項89に記載の方法。
  91. 対象においてTCF-ベータ-カテニン相互作用と関連する状態、障害、または疾患を処置または予防するための方法であって、前記対象に、有効量の、先行する請求項のいずれか一項に記載の薬剤または組成物を投与または送達するステップを含む、方法。
  92. 前記状態、障害、または疾患が、黒色腫である、先行する請求項のいずれか一項に記載の方法。
  93. 対象に、第2の治療剤または第2の治療法を投与または送達するステップを含む、先行する請求項のいずれか一項に記載の方法。
  94. 第2の治療剤または治療法が、先行する請求項のいずれか一項に記載の薬剤の前に投与されるか、あるいは第2の治療剤または治療法が、先行する請求項のいずれか一項に記載の薬剤よりも、約1、2、3、4、5、6、もしくは7日前もしくはそれ以降、または1、2、3週間前もしくはそれ以降、または1、2、3、4、5、もしくは6ヶ月前もしくはそれ以降に投与されるか、あるいは第2の治療剤または治療法が、先行する請求項のいずれか一項に記載の薬剤と同時に投与されるか、あるいは第2の治療剤または治療法が、先行する請求項のいずれか一項に記載の薬剤に続いて投与されるか、あるいは第2の治療剤または治療法が、先行する請求項のいずれか一項に記載の薬剤の約1、2、3、4、5、6、もしくは7日後もしくはそれ以前、または1、2、3週間後もしくはそれ以前、または1、2、3、4、5、もしくは6ヶ月後もしくはそれ以前に投与される、ならびに/あるいは
    対象が、第2の治療剤もしくは治療法、および先行する請求項のいずれか一項に記載の薬剤に曝露されるか、または対象が、第2の治療剤もしくは治療法の治療作用、および先行する請求項のいずれか一項に記載の薬剤の治療作用に曝露される、ならびに/あるいは
    第2の治療剤が、化学療法剤であるかもしくはそれを含むか、または第2の治療剤が、ホルモン療法剤であるかもしくはそれを含むか、または第2の治療剤が、免疫療法剤であるかもしくはそれを含むか、または第2の治療剤が、チェックポイント阻害剤であるかもしくはそれを含むか、または第2の治療剤が、抗体であるかもしくはそれを含むか、または第2の治療剤が、CTLA-4、PD-1、もしくはPD-L1阻害剤であるかもしくはそれを含むか、または第2の治療剤が、細胞であるかもしくはそれを含む、ならびに/あるいは
    前記第2の治療剤が、先行する請求項のいずれか一項に記載の薬剤もしくは組成物の1つもしくは複数の副作用を低減させるか、または前記薬剤もしくは組成物が、第2の治療剤の1つもしくは複数の副作用を低減させる、ならびに/あるいは
    第2の治療法が、外科手術であるかもしくはそれを含むか、または第2の治療法が、化学療法であるかもしくはそれを含むか、または第2の治療法が、放射線療法であるかもしくはそれを含むか、または第2の治療法がホルモン療法であるかもしくはそれを含むか、または第2の治療法が、幹細胞もしくは骨髄移植であるかもしくはそれを含むか、または第2の治療法が、免疫療法であるかもしくはそれを含むか、または第2の治療法が、T細胞療法であるかもしくはそれを含むか、または第2の治療法が、CAR T細胞療法であるかもしくはそれを含むか、または第2の治療法が、前記対象に、免疫細胞の集団を投与することであるかもしくはそれを含むか、または前記薬剤もしくは組成物が、第2の治療法の1つもしくは複数の副作用を低減させる、ならびに/あるいは
    第2の治療法もしくは治療剤の単位用量が、それが単独で投与される場合と比較して低減されるか、または第2の治療法もしくは治療剤の総用量が、それが単独で投与される場合と比較して低減されるか、または先行する請求項のいずれか一項に記載の薬剤もしくは組成物の単位用量が、それが単独で投与される場合と比較して低減されるか、または先行する請求項のいずれか一項に記載の薬剤もしくは組成物の総用量が、それが単独で投与される場合と比較して低減される、ならびに/あるいは
    併用療法が、薬剤もしくは組成物が単独で投与もしくは送達される場合よりも高い有効性を提供するか、または併用療法が、第2の治療剤もしくは治療法が単独で投与もしくは送達される場合よりも高い有効性を提供する、
    請求項93に記載の方法。
  95. 本明細書または実施形態1~1241に記載される薬剤、化合物、組成物、または方法。
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