本出願の実施形態の目的、技術的解決策、および利点をより明確にするために、以下は、添付の図面を参照して本出願の実施形態を詳細にさらに説明する。
以下は、当業者の理解を容易にするために、本出願の実施形態におけるいくつかの用語を説明する。
本出願におけるアプリケーション(application、app)とは、1つまたは複数の特定の機能を実現することができるソフトウェアプログラムである。通常、複数のアプリケーション、例えば、カメラアプリケーション、メッセージアプリケーション、画像アプリケーション、マルチメディアメッセージアプリケーション、様々な電子メールアプリケーション、ウィーチャット(WeChat)、WhatsApp Messenger、ライン(Line)、インスタグラム(instagram)、またはKakao Talkが、電子デバイス上にインストールされうる。以下のアプリケーションは、電子デバイスが工場から出荷されるときにインストールされたアプリケーションである場合もあり、またはユーザによってネットワークからダウンロードされたり、電子デバイスの使用の過程で別の電子デバイスから取得されたりしたアプリケーション(例えば、別の電子デバイスによって送信されたアプリケーション)である場合もある。
本出願におけるファイルとは、例えば、画像ファイルや、ビデオファイルや、オーディオファイルなどのマルチメディアファイルであるか、またはテキストファイル、例えば、wordファイルや、excelファイルや、powerpointファイルなどのマイクロソフト(Microsoft)オフィス(office)ファイルでありうるか、または描画アプリケーションに対応するMicrosoft office visioファイルやphotoshopファイルなどのピクチャファイルでありうる。
本出願の実施形態では、「少なくとも1つの」は1つまたは複数を意味し、「複数の」は2つ以上を意味する。「および/または」という用語は、関連付けられる対象間の関連付け関係を説明し、3つの関係が存在しうることを指示する。例えば、Aおよび/またはBは、Aのみが存在する、AとBの両方が存在する、およびBのみが存在する、の3つの場合を表していてもよく、AおよびBは、単数または複数でありうる。文字「/」は、通常、関連付けられる対象間の「または」の関係を表す。「以下のうちの少なくとも1つ」またはその類似表現は、項目の任意の組み合わせを指示し、単一の項目または複数の項目の任意の組み合わせを含む。例えば、a、b、またはcの少なくとも1つは、a、b、c、a-b、a-c、b-c、またはa-b-cを指示してもよく、a、b、およびcは単数形または複数形でありうる。
加えて、特に明記されない限り、本出願の実施形態において、「第1」および「第2」などの序数は、複数の対象を区別することを意図されているが、複数の対象のサイズ、内容、順序、時系列、優先度、重要度などを限定することを意図されていない。例えば、第2のファイルおよび第2のファイルは、単に異なるファイルを区別するために使用されており、2つのファイルの異なるサイズ、コンテンツ、優先度、重要度などを指示するものではない。
本出願において提供される技術的解決策は、電子デバイスに適用されうる。以下は、電子デバイス、電子デバイスに使用されるグラフィカルユーザインターフェース(graphical user interface、GUI)、および電子デバイスを使用するために使用される実施形態を説明する。本出願のいくつかの実施形態では、電子デバイスは、携帯電話、PAD、ポータブルコンピュータ、無線通信機能を有する(スマートウォッチ、スマートグラス、スマートバンド、スマートヘルメットなどの)ウェアラブルデバイス、または車載デバイスなどのポータブル電子デバイスでありうる。ポータブル電子デバイスの例示的実施形態は、iOS(登録商標)、android(登録商標)、microsoft(登録商標)、または、別のオペレーティングシステムを使用するポータブル電子デバイスを含むが、これらに限定されない。本出願のいくつかの他の実施形態では、電子デバイスは、ポータブルデバイスではなく、画像を収集し、画像圧縮アルゴリズムを実行して画像を圧縮することができるPCなどのデスクトップコンピュータであってもよいことをさらに理解されたい。
例えば、図1は、電子デバイス100の構造の概略図である。
図に示される電子デバイス100は一例にすぎず、電子デバイス100は図に示されるものより多いかまたは少ない構成要素を有していてもよいし、2つ以上の構成要素を組み合わせていてもよいし、異なる構成要素の構成を有していてもよいことを理解されたい。図に示される様々な構成要素は、ハードウェア、ソフトウェア、または、1つもしくは複数の信号処理回路および/もしくは特定用途向け集積回路を含むハードウェアとソフトウェアとの組み合わせで実現されてもよい。
図1に示されるように、電子デバイス100は、プロセッサ110、外部メモリインターフェース120、内部メモリ121、ユニバーサルシリアルバス(universal serial bus、USB)インターフェース130、充電管理モジュール140、電源管理モジュール141、バッテリ142、アンテナ1、アンテナ2、モバイル通信モジュール150、無線通信モジュール160、オーディオモジュール170、スピーカ170A、受信機170B、マイクロフォン170C、ヘッドセットジャック170D、センサモジュール180、ボタン190、モータ191、インジケータ192、カメラ193、ディスプレイ194、加入者識別モジュール(subscriber identification module、SIM)カードインターフェース195などを含んでいてもよい。センサモジュール180は、圧力センサ180A、ジャイロスコープセンサ180B、気圧センサ180C、磁気センサ180D、加速度センサ180E、距離センサ180F、光学式近接センサ180G、指紋センサ180H、温度センサ180J、タッチセンサ180K、周囲光センサ180L、骨伝導センサ180Mなどを含みうる。
以下は、図1を参照して、電子デバイス100の各部分を具体的に説明する。
プロセッサ110は、1つまたは複数の処理ユニットを含みうる。例えば、プロセッサ110はアプリケーションプロセッサ(application processor、AP)、モデムプロセッサ、グラフィックスプロセッシングユニット(graphics processing unit、GPU)、画像信号プロセッサ(image signal processor、ISP)、コントローラ、メモリ、ビデオコーデック、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor、DSP)、ベースバンドプロセッサ、ニューラルネットワーク処理ユニット(neural-network processing unit、NPU)などを含んでいてもよい。異なる処理ユニットは、独立した構成要素であってもよいし、1つまたは複数のプロセッサに統合されていてもよい。コントローラは、電子デバイス100の神経中枢およびコマンドセンタでありうる。コントローラは、命令読み出しおよび命令実行の制御を完了するために、命令操作コードおよび時系列信号に基づいて操作制御信号を生成しうる。
メモリは、プロセッサ110にさらに配置されてもよく、命令およびデータを記憶するように構成される。いくつかの実施形態では、プロセッサ110内のメモリはキャッシュである。メモリは、プロセッサ110によって単に使用されるか、または周期的に使用される命令またはデータを記憶しうる。プロセッサ110が命令またはデータを再び使用する必要がある場合、プロセッサ110は、メモリから命令またはデータを直接呼び出して、繰り返しのアクセスを回避し、プロセッサ110の待機時間を短縮しうる。したがって、システム効率が改善されることができる。
プロセッサ110は、本出願のこの実施形態で提供されるファイルを開く方法を実行しうる。例えば、本出願の実施形態はマネージャソフトウェアを提供する。マネージャソフトウェアはソフトウェアモジュールであってもよく、ソフトウェアモジュールはプロセッサ110上で動作してもよく、ソフトウェアモジュールはコンピュータプログラムとして理解されてもよい。別の例として、本出願の実施形態は、投影ソフトウェアをさらに提供する。投影ソフトウェアはソフトウェアモジュールであってもよく、ソフトウェアモジュールはプロセッサ110上で実行されてもよく、ソフトウェアモジュールはコンピュータプログラムとして理解されてもよい。マネージャソフトウェアと投影ソフトウェアとは同じソフトウェアモジュールであってもよいし、マネージャソフトウェアと投影ソフトウェアとは異なるソフトウェアモジュールであってもよい。加えて、マネージャソフトウェアは、独立して動作するソフトウェアであってもよいし、システムソフトウェアの一部であってもよい。同様に、投影ソフトウェアも、独立して動作するソフトウェアであってもよいし、システムソフトウェアの一部であってもよい。異なる構成要素がプロセッサ110に統合されている、例えば、CPUおよびGPUが統合されている場合、CPUとGPUとは、協調して本出願の実施形態で提供される方法を行いうる。例えば、本出願の実施形態で提供される方法では、高速処理効率を得るために、一部のアルゴリズムはCPUによって行われ、その他のアルゴリズムはGPUによって行われる。
いくつかの実施形態では、プロセッサ110は、1つまたは複数のインターフェースを含みうる。例えば、インターフェースは、集積回路間(inter-integrated circuit、I2C)インターフェース、集積回路間サウンド(inter-integrated circuit sound、I2S)インターフェース、パルス符号変調(pulse code modulation、PCM)インターフェース、汎用非同期送受信機(universal asynchronous receiver/transmitter、UART)インターフェース、モバイルインダストリープロセッサインターフェース(mobile industry processor interface、MIPI)、汎用入出力(general-purpose input/output、GPIO)インターフェース、加入者識別モジュール(subscriber identity module、SIM)インターフェース、ユニバーサルシリアルバス(universal serial bus、USB)インターフェースなどを含んでいてもよい。
電子デバイス100の無線通信機能は、アンテナ1、アンテナ2、モバイル通信モジュール150、無線通信モジュール160、モデムプロセッサ、ベースバンドプロセッサなどを介して実現されうる。アンテナ1およびアンテナ2は、電磁波信号を送信および受信するように構成される。電子デバイス100内の各アンテナは、1つまたは複数の通信帯域をカバーするように構成されうる。アンテナ利用を向上させるために、異なるアンテナがさらに多重化されてもよい。例えば、アンテナ1は、無線ローカルエリアネットワークのダイバーシチアンテナとして多重化されてもよい。いくつかの他の実施形態では、アンテナはチューニングスイッチと組み合わせて使用されてもよい。
モバイル通信モジュール150は、2G/3G/4G/5Gなどを含み、電子デバイス100に適用される無線通信ソリューションを提供しうる。モバイル通信モジュール150は、少なくとも1つのフィルタ、スイッチ、電力増幅器、低雑音増幅器(low noise amplifier、LNA)などを含んでいてもよい。モバイル通信モジュール150は、アンテナ1を介して電磁波を受信し、受信された電磁波に対してフィルタリングや増幅などの処理を行い、電磁波を復調のためにモデムプロセッサに送信しうる。モバイル通信モジュール150は、モデムプロセッサによって変調された信号をさらに増幅し、アンテナ1を介して放射するために増幅された信号を電磁波に変換しうる。いくつかの実施形態では、モバイル通信モジュール150の少なくともいくつかの機能モジュールは、プロセッサ110内に配置されうる。いくつかの実施形態では、モバイル通信モジュール150の少なくともいくつかの機能モジュールは、プロセッサ110の少なくともいくつかのモジュールと同じデバイス内に配置されうる。
無線通信モジュール160は、電子デバイス100に適用され、無線ローカルエリアネットワーク(wireless local area networks、WLAN)(例えば、ワイヤレスフィデリティ(wireless fidelity、Wi-Fi)ネットワーク)、ブルートゥース(登録商標)(bluetooth、BT)、全地球航法衛星システム(global navigation satellite system、GNSS)、周波数変調(frequency modulation、FM)、近距離無線通信(near field communication、NFC)技術、および赤外線(infrared、IR)技術を含む無線通信ソリューションを提供しうる。無線通信モジュール160は、少なくとも1つの通信プロセッサモジュールを統合した1つまたは複数の構成要素でありうる。無線通信モジュール160は、アンテナ2を介して電磁波信号を受信し、電磁波信号に対して周波数変調およびフィルタリング処理を行い、処理された信号をプロセッサ110に送信する。無線通信モジュール160は、プロセッサ110から送信されるべき信号をさらに受信し、信号に対して周波数変調および増幅を行い、アンテナ2を介して放射するために信号を電磁波に変換しうる。
いくつかの実施形態では、電子デバイス100において、アンテナ1とモバイル通信モジュール150とは結合されており、アンテナ2と無線通信モジュール160とは結合されており、そのため電子デバイス100は、無線通信技術を使用することによってネットワークおよび別のデバイスと通信することができる。無線通信技術は、グローバル移動体通信システム(global system for mobile communications、GSM)、汎用パケット無線サービス(general packet radio service、GPRS)、符号分割多元接続(code division multiple access、CDMA)、広帯域符号分割多元接続(wideband code division multiple access、WCDMA(登録商標))、時分割符号分割多元接続(time-division code division multiple access、TD-SCDMA)、ロングタームエボルーション(long term evolution、LTE)、BT、GNSS、WLAN、NFC、FM、IR技術などを含んでいてもよい。GNSSは、全地球測位システム(global positioning system、GPS)、全地球航法衛星システム(global navigation satellite system、GLONASS)、北斗航法衛星システム(beidou navigation satellite system、BDS)、準天頂衛星システム(quasi-zenith satellite system、QZSS)、および/または、静止衛星型補強システム(satellite based augmentation systems、SBAS)を含んでいてもよい。
本出願の実施形態に例示されているモジュール間のインターフェース接続関係は、説明のための一例にすぎず、電子デバイス100の構造に対する限定を構成するものではないことが理解されよう。本出願のいくつかの他の実施形態では、電子デバイス100は、代替として、前述の実施形態のものとは異なるインターフェース接続方式を使用するか、または複数のインターフェース接続方式の組み合わせを使用してもよい。
電子デバイス100は、GPU、ディスプレイ194、アプリケーションプロセッサなどを使用することによって表示機能を実現する。GPUは、画像処理用のマイクロプロセッサであり、ディスプレイ194およびアプリケーションプロセッサに接続される。GPUは、数学的計算および幾何学的計算を行い、画像をレンダリングするように構成される。プロセッサ110は、プログラム命令を実行して表示情報を生成または変更する1つまたは複数のGPUを含みうる。
ディスプレイ194は、画像、ビデオなどを表示するように構成される。ディスプレイ194は表示パネルを含む。表示パネルは、液晶ディスプレイ(liquid crystal display、LCD)、有機発光ダイオード(organic light-emitting diode、OLED)、アクティブマトリックス式有機発光ダイオード(active-matrix organic light emitting diode、AMOLED)、フレキシブル発光ダイオード(flex light-emitting diode、FLED)、Miniled、MicroLed、Micro-oLed、量子ドット発光ダイオード(quantum dot light emitting diodes、QLED)などであってもよい。
電子デバイス100は、カメラ193、ISP、ビデオコーデック、GPU、ディスプレイ194、アプリケーションプロセッサなどを使用することによって写真撮影機能または画像キャプチャ機能を実現しうる。
ISPは、カメラ193によってフィードバックされたデータを処理するように構成されうる。例えば、写真撮影中に、シャッタが押され、レンズを通してカメラの受光素子に光が伝えられる。光信号は電気信号に変換され、カメラの受光素子は、電気信号を可視画像に変換するために、電気信号を処理のためのISPに送る。ISPは、画像のノイズ、輝度、および顔色に関するアルゴリズム最適化をさらに行いうる。ISPは、写真撮影シナリオの露出や色温度などのパラメータをさらに最適化しうる。いくつかの実施形態では、ISPはカメラ193に配置されうる。
カメラ193は、静止画像またはビデオをキャプチャするように構成されうる。オブジェクトの光学画像がレンズを通して生成され、受光素子上に投影される。受光素子は、電荷結合デバイス(charge coupled device、CCD)または相補型金属酸化膜半導体(complementary metal-oxide-semiconductor、CMOS)光電トランジスタであってもよい。感光素子は、光信号を電気信号に変換し、次いで、電気信号をデジタル画像信号に変換するために、電気信号をISPに送る。ISPは、デジタル画像信号を処理のためにDSPに出力する。DSPは、デジタル画像信号をRGBやYUVなどのフォーマットの標準画像信号に変換する。いくつかの実施形態では、電子デバイス100は、1つまたはN個のカメラ193を含んでいてもよく、Nは1より大きい正の整数である。
デジタル信号プロセッサは、デジタル信号を処理するように構成され、デジタル画像信号に加えて別のデジタル信号を処理しうる。例えば、電子デバイス100が周波数を選択すると、デジタル信号プロセッサは、周波数エネルギーに対してフーリエ変換を行うように構成される。
ビデオコーデックは、デジタルビデオを圧縮または解凍するように構成される。電子デバイス100は、1つまたは複数のビデオコーデックをサポートしうる。このようにして、電子デバイス100は、複数のコーディングフォーマット、例えば、ムービングピクチャーエキスパーツグループ(moving picture experts group、MPEG)1、MPEG2、MPEG3、およびMPEG4でビデオを再生または録画しうる。
NPUは、ニューラルネットワーク(neural-network、NN)コンピューティングプロセッサであり、生物の神経ネットワークの構造を参照することによって、例えば、人間の脳のニューロン間の伝達モードを参照することによって、入力情報を迅速に処理し、自己学習をさらに継続的に行いうる。電子デバイス100のインテリジェントな認知などの用途、例えば、画像認識、顔認識、音声認識、およびテキスト理解が、NPUを介して実現されうる。
内部メモリ121は、コンピュータ実行可能プログラムコードを記憶するように構成されてよく、実行可能プログラムコードは命令を含む。内部メモリ121は、プログラム記憶領域およびデータ記憶領域を含みうる。プログラム記憶領域は、オペレーティングシステム、少なくとも1つの機能(例えば音声再生機能や画像再生機能)に必要なアプリケーションなどを記憶しうる。データ記憶領域は、電子デバイス100の使用中に作成されたデータ(オーディオデータやアドレス帳など)などを記憶しうる。加えて、内部メモリ121は、高速ランダムアクセスメモリを含んでいてもよいし、不揮発性メモリ、例えば、少なくとも1つの磁気ディスク記憶デバイス、フラッシュメモリ、またはユニバーサルフラッシュストレージ(universal flash storage、UFS)を含んでいてもよい。プロセッサ110は、内部メモリ121に記憶された命令および/またはプロセッサ内に配置されたメモリに記憶された命令を実行して、電子デバイス100の様々な機能アプリケーションおよびデータ処理を実行する。
外部メモリインターフェース120は、電子デバイスの記憶能力を拡張するために、外部ストレージカード、例えば、Micro SDカードに接続するように構成されてもよい。外部メモリカードは、データ記憶機能を実現するために、外部メモリインターフェース120を介してプロセッサ110と通信する。外部ストレージカードには、例えば、ピクチャやビデオなどのファイルが記憶されている。
電子デバイス100は、オーディオモジュール170、スピーカ170A、受信機170B、マイクロフォン170C、ヘッドセットジャック170D、アプリケーションプロセッサなどを使用することによって、オーディオ機能、例えば、音楽再生や録音を実現しうる。
センサモジュール180は、圧力センサ180A、ジャイロスコープセンサ180B、気圧センサ180C、磁気センサ180D、加速度センサ180E、距離センサ180F、光学式近接センサ180G、指紋センサ180H、温度センサ180J、タッチセンサ180K、周囲光センサ180L、骨伝導センサ180Mなどを含みうる。
ボタン190は、電源ボタン、音量ボタンなどを含む。ボタン190は、機械的ボタンであってもよいし、タッチボタンであってもよい。電子デバイス100は、ボタン入力を受け取り、電子デバイス100のユーザ設定および機能制御に関連したボタン信号入力を生成しうる。モータ191は、振動プロンプトを生成しうる。インジケータ192は、インジケータであってもよく、充電状態および電力変化を指示するように構成されてもよいし、メッセージ、不在着信、通知などを指示するように構成されてもよい。SIMカードインターフェース195は、SIMカードに接続するように構成される。SIMカードは、電子デバイス100との接触または分離を実現するために、SIMカードインターフェース195に挿入されるか、またはSIMカードインターフェース195から取り外されうる。
図1に示される構成要素は、電子デバイス100に対する特定の限定を構成するものではないことが理解されることができる。携帯電話は、図に示されているものよりも多いかまたは少ない構成要素をさらに含んでいてもよいし、いくつかの構成要素を組み合わせていてもよいし、いくつかの構成要素を分割していてもよいし、異なる構成要素配置を有していてもよい。加えて、図1の構成要素間の組み合わせ/接続関係も、調整および修正されてもよい。
本出願は、第1のデバイスおよび第2のデバイスを提供する。例えば、第1のデバイスは、電子デバイス100として実現されてもよいし、電子デバイス100内に配置されたチップまたは別の機能構成要素であってもよいし(この場合、第1のデバイスは、第1の装置とも呼ばれうる)、別の形態で実現されてもよい。例えば、第2のデバイスは、電子デバイス100として実現されてもよいし、電子デバイス100内に配置されたチップまたは別の機能構成要素(この場合、第2のデバイスは、第2の装置とも呼ばれうる)であってもよいし、別の形態で実現されてもよい。図1に示されるマイクロフォン170C、カメラ193、指紋センサ180H、タッチセンサ180K、または骨伝導センサ180Mのうちの1つまたは複数が、本出願におけるユーザの操作を収集しうる。あるいは、本出願の実施形態は、ユーザの操作を収集するためのいくつかの周辺入力デバイスを提供しうる。例えば、電子デバイス100は、いくつかの周辺入力デバイスに接続され、これらの周辺入力デバイスは、ユーザの操作を収集することができる。周辺入力デバイスは、例えば、キーボードやマウスを含む。
本出願は、マルチスクリーンコラボレーションシステムをさらに提供する。マルチスクリーンコラボレーションシステムは、第1のデバイスと第2のデバイスとを含みうる。当然ながら、マルチスクリーンコラボレーションシステムは別のデバイスをさらに含んでいてもよい。例えば、3つ以上のデバイスがマルチスクリーンコラボレーションを行ってもよい。本出願の実施形態では、2つのデバイス間のマルチスクリーンコラボレーションプロセスが例として主に使用される。
現在、マルチスクリーンコラボレーション(またはマルチデバイスコラボレーションと呼ばれる)シナリオでは、ユーザがどのデバイスで操作を行うかにかかわらず、マルチスクリーンコラボレーションに参加しているデバイスのうちの1つで応答が行われる。例えば、携帯電話とPCとの間のマルチスクリーンコラボレーション中に、ユーザがファイルを開くために携帯電話上で操作を行うかそれともPC上で操作を行うかにかかわらず、ファイルはPC上で開かれるが、携帯電話上では開かれない。しかしながら、ユーザが実際には携帯電話上でファイルを閲覧したい場合、これは現在の方式では実現されることができない。ユーザは通常、マルチスクリーンコラボレーションモードを終了した後にのみ、携帯電話上で対応するコンテンツを開いて見ることができる。しかしながら、このプロセスは複数のステップを必要とし、これは複雑である。
例えば、ユーザは携帯電話を使用することによって操作を行い、携帯電話内のファイルが、パーソナルコンピュータ(personal computer、PC)上でPCを使用するユーザが閲覧するために開かれる必要がある。このようにして、2人のユーザが同時に携帯電話を使用する必要はない。PCのディスプレイはより大きく、より良い閲覧効果をもたらすこともできる。この場合、携帯電話およびPCは、マルチスクリーンコラボレーションモードに入ってもよい。携帯電話は、マルチスクリーンコラボレーションモードでファイルを開いてもよく、ファイルはPCに表示される。図2は、マルチスクリーンコラボレーションモードでファイルを開くプロセスの概略図である。
図2において、1は、ユーザが携帯電話のディスプレイに表示されたファイルをタップし、携帯電話にインストールされた携帯電話アシスタント(または携帯電話PCアシスタントと呼ばれる)がユーザのタップ操作情報を取得してタップ操作に応答することを指示している。あるいは、図2において、1は、ユーザがPCのディスプレイ上で携帯電話の投影インターフェース上に表示されたファイルをクリックし、PCにインストールされたPCマネージャがユーザのクリック操作情報を取得してクリック操作に応答することを指示している。
図2において、2は、PCにインストールされたPCマネージャが、取得されたユーザのクリック操作情報を携帯電話アシスタントに送信することを指示している。
図2において、3は、携帯電話がファイルを開くのを停止することを指示している。携帯電話が、通常のプロセスに基づいて、ユーザが携帯電話上でファイルを開く操作を行ったと決定した場合、携帯電話は操作に応答して対応するファイルを開く。しかしながら、マルチスクリーンコラボレーションモードでは、ファイルはPC上でのみ開かれることができ、携帯電話上では開かれることができない。したがって、携帯電話は、本来行われる必要があるファイルを開く操作を停止する必要がある。
図2において、4は、携帯電話がファイルのパスを取得することを指示している。この場合のファイルのパスは、ファイルの絶対パス、すなわち携帯電話内のファイルのストレージパスである。
図2において、5は、携帯電話アシスタントが携帯電話の分散ファイルシステム(ming distributed file system、MDFS)においてソフトリンクを作成することを指示している。ソフトリンクはストレージパスを指し、ストレージパスは、携帯電話内のファイルのストレージパス、例えば、携帯電話のセキュアデジタルメモリカード(secure digital memory card、SD)内のファイルのストレージパスや、ファイルのユニフォームリソースロケータ(uniform resource locator、URL)である。加えて、ソフトリンクはファイルのメタデータとさらに関連付けられており、ファイルのメタデータは、例えば、ファイルのストレージパスを含み、当然ながら、ファイルの他のコンテンツ、例えばファイルのタイプ情報をさらに含みうる。
図2において、6は、携帯電話の分散ファイルシステムがPCの分散ファイルシステムにファイルのメタデータを同期させることを指示している。
図2において、7は、携帯電話アシスタントが分散ファイルシステムで作成されたソフトリンクのパスを取得することを指示している。
図2において、8は、携帯電話アシスタントが携帯電話の分散ファイルシステムで作成されたソフトリンクのパスをPCマネージャに送信することを指示している。加えて、携帯電話アシスタントは、ファイルのメタデータ、例えばファイルのタイプ情報も取得することができ、携帯電話アシスタントは、取得されたファイルのメタデータをPCマネージャに送信してもよい。
図2において、9および10は、PCマネージャがファイルのタイプ情報に基づいて、ファイルを開くことができるアプリケーションを呼び出すことを指示している。加えて、PCマネージャはまた、アプリケーションにソフトリンクのパスを送信する。図2では、アプリケーションがMicrosoft officeアプリケーションである例が使用されており、アプリケーションは、図2では「オフィスアプリケーション」として表されている。
図2において、11は、officeアプリケーションがソフトリンクのパスに基づいてソフトリンクを開くことを指示している。
図2において、12は、PCの分散ファイルシステムが、ソフトリンクに対応するメタデータに基づいて(例えば、メタデータに含まれるファイルのストレージパスに基づいて)、携帯電話の分散ファイルシステムからファイルを取得するよう要求することを指示している。
図2において、13は、携帯電話の分散ファイルシステムが、ソフトリンクが実際に指しているファイルを読み出すことを指示している。加えて、携帯電話の分散ファイルシステムは、読み出されたファイルをPCの分散ファイルシステムに送信し、その結果、PC上のofficeアプリケーションはファイルを開くことができる。
前述のプロセスから、現在、マルチスクリーンコラボレーション(またはマルチデバイスコラボレーションと呼ばれる)シナリオでは、ユーザがどのデバイスで操作を行うかにかかわらず、マルチスクリーンコラボレーションに参加しているデバイスのうちの1つで応答が行われることが分かる。例えば、携帯電話とPCとの間のマルチスクリーンコラボレーション中に、ユーザがファイルを開くために携帯電話上で操作を行うかそれともPC上で操作を行うかにかかわらず、ファイルはPC上で開かれるが、携帯電話上では開かれない。しかしながら、ユーザが実際には携帯電話上でファイルを閲覧したい場合、これは現在の方式では実現されることができない。ユーザは通常、マルチスクリーンコラボレーションモードを終了した後にのみ、携帯電話上で対応するコンテンツを開いて見ることができる。しかしながら、このプロセスは複数のステップを必要とし、これは複雑である。
これを考慮して、本出願において、デバイスは、ユーザの応答の意図に従って対応するデバイスを選択するために、ユーザの操作に基づいてユーザの操作焦点を決定するか、またはユーザが閲覧することを期待しているデバイスを決定しうる。この方式では、応答結果はユーザ要件を満たすことができ、ユーザ体験が改善される。例えば、携帯電話とPCとがマルチスクリーンコラボレーションを行うときに、ユーザがファイルを開くために携帯電話上で操作を行った場合、ファイルは携帯電話上で開かれてもよく、または、ユーザがファイルを開くためPC上で操作を行った場合、ファイルはPC上で開かれてもよい。ユーザは、マルチスクリーンコラボレーションモードを終了することなく携帯電話上の対応するコンテンツを開いて閲覧することができることが分かる。これは、ユーザの操作プロセスが簡略化する。デバイスは複数回にわたって応答する必要がなく、これはデバイスの電力消費を削減するのに役立つ。
以下は、本出願の実施形態で提供される技術的解決策を説明する。
本出願の実施形態では、第1のデバイスおよび第2のデバイスは、マルチスクリーンコラボレーションを行う必要がある。理解を容易にするために、以下の説明過程では、第1のデバイスが携帯電話であり、第2のデバイスがポータブルコンピュータである例が使用される。携帯電話の構造は、例えば、図1に示される構造である。これを考慮して、図1に示される電子デバイス100は、携帯電話100とも呼ばれうる。加えて、第1のデバイスは、例えば、第1のデバイスにインストールされた第1のマネージャソフトウェアを使用することによって、マルチスクリーンコラボレーション機能を実現する必要がある。第2のデバイスは、例えば、第2のデバイスにインストールされた第2のマネージャソフトウェアを使用することによって、マルチスクリーンコラボレーションを実現する必要がある。前述の説明から、第1のマネージャソフトウェアは、第1のデバイス上で独立して動作するソフトウェアモジュールであってもよいし、第1のデバイスのシステムソフトウェアの一部であってもよいことが分かる。第2のマネージャソフトウェアは、第2のデバイス上で独立して動作するソフトウェアモジュールであってもよいし、第2のデバイスのシステムソフトウェアの一部であってもよい。加えて、「投影ソフトウェア」は、別の名前を有していてもよく、例えば、「投影アプリケーション(APP)」と呼ばれてもよい。第1のデバイスが携帯電話100である場合、第1のマネージャソフトウェアは携帯電話アシスタントなどと呼ばれうる。マネージャソフトウェアは、別の名前で呼ばれてもよいことを理解されたい。「マネージャ」という語は、特定の意味を有するものではなく、マネージャソフトウェアが配置されているデバイス上の他のソフトウェアをマネージャソフトウェアが管理する必要が明確にあることを意味するものではない。
加えて、本出願の実施形態では、ソフトウェアモジュールとアプリケーション(APP)とは同じ概念でありうる。例えば、携帯電話アシスタントはソフトウェアモジュールであり、アプリケーションでもある。したがって、「ソフトウェア」が「アプリケーション(APP)」に置き換えられてもよい。例えば、「マネージャソフトウェア」は「マネージャアプリケーション」と呼ばれてもよく、「投影ソフトウェア」は「投影アプリケーション」と呼ばれてもよい。あるいは、アプリケーションは1つまたは複数のソフトウェアモジュールを含みうるが、ソフトウェアモジュールはアプリケーションとみなされることはできない。例えば、マネージャソフトウェアはソフトウェアモジュールであるが、独立したアプリケーションではない。マネージャソフトウェアは、対応するアプリケーション(例えば、マネージャアプリケーション)で設定されたソフトウェアモジュールであるとみなされてもよいし、システムソフトウェアで設定されたソフトウェアモジュールであってもよい。同様に、投影ソフトウェアもソフトウェアモジュールであるが、独立したアプリケーションではない。投影ソフトウェアは、対応するアプリケーション(例えば、投影アプリケーション)で設定されたソフトウェアモジュールであるとみなされてもよいし、システムソフトウェアで設定されたソフトウェアモジュールであってもよい。「アプリケーション」は、ユーザによって直接呼び出されることができるアイコンである。例えば、携帯電話の表示インターフェース上に表示された「メッセージ」や「アプリケーションマーケット」などのアイコンは、対応するアプリケーションを表す。以下の説明過程では、ソフトウェアモジュールとアプリケーションとが同じ概念である例が使用される。
図3Aは、携帯電話100のGUIを示している。GUIは、携帯電話のホーム画面201である。ユーザが携帯電話100とポータブルコンピュータとがマルチスクリーンコラボレーションを行うことを期待する場合、ユーザは携帯電話100とポータブルコンピュータの両方がマルチスクリーンコラボレーションモードに入ることを可能にする必要がある。予め設定された方式が、携帯電話100とポータブルコンピュータとがマルチスクリーンコラボレーションモードに入ることを可能にするために使用されてもよく、予め設定された方式は、複数の操作方式を含んでいてもよい。例えば、図3Bに示されるように、ユーザは携帯電話100を持ってポータブルコンピュータをタップ、例えばポータブルコンピュータのNFC領域をタップしてもよい。この場合、携帯電話100とポータブルコンピュータとはNFC接続を確立してもよく、両方がマルチスクリーンコラボレーションモードに入る。この場合、予め設定された方式は「ワンホップ」方式である。すなわち、ユーザは、2つのデバイス間で接続が確立されることができるように1回の操作(タップ操作)を行いさえすればよく、2つのデバイスはマルチスクリーンコラボレーションモードに入ることができる。図3Bは、携帯電話100がポータブルコンピュータをタップするプロセスを主に示している。したがって、携帯電話100の表示インターフェースは詳細には描かれていない。
あるいは、ユーザは、携帯電話100およびポータブルコンピュータ上でブルートゥース機能を使用可能にしてもよい。例えば、ブルートゥース機能が使用可能にされた後、携帯電話100は、周囲のブルートゥースデバイスをスキャンする。携帯電話100がスキャンによってポータブルコンピュータを発見した場合、携帯電話100とポータブルコンピュータとは、ブルートゥース接続を確立してもよく、両方がマルチスクリーンコラボレーションモードに入る。この場合、予め設定された方式は、ユーザがブルートゥース機能を使用可能にする方式、または携帯電話100がポータブルコンピュータをスキャンする方式である。すなわち、ユーザは、2つのデバイス間で接続が確立されることができるように1回の操作(ブルートゥース機能を使用可能にする操作)を行いさえすればよく、2つのデバイスはマルチスクリーンコラボレーションモードに入ることができる。あるいは、ユーザは、携帯電話100およびポータブルコンピュータ上でブルートゥース機能を使用可能にする。例えば、ブルートゥース機能が使用可能にされた後、携帯電話100は、周囲のブルートゥースデバイスをスキャンする。携帯電話100がスキャンによってポータブルコンピュータを発見した場合、携帯電話100とポータブルコンピュータとは、ブルートゥース接続を確立しうる。携帯電話100とポータブルコンピュータとがブルートゥース接続を確立した後、ユーザは対応する操作を行い、その結果、携帯電話100とポータブルコンピュータとはマルチスクリーンコラボレーションモードに入る。例えば、ポータブルコンピュータには第2の投影ソフトウェアがインストールされており、携帯電話100には第1の投影ソフトウェアがインストールされている。ユーザによって行われる操作は、例えば、第1の投影ソフトウェアを使用することによって、第2の投影ソフトウェアによって提供された二次元コードをスキャンする操作であり、ユーザによって行われる操作は、予め設定された方式とみなされる。すなわち、ユーザは、2つのデバイスが接続を確立し、マルチスクリーンコラボレーションモードに入るように、少なくとも2つの操作を行う必要がある。
あるいは、携帯電話100とポータブルコンピュータとは、Wi-Fiを介して、または別の方式で接続を確立し、マルチスクリーンコラボレーションモードに入ってもよい。
あるいは、第2の投影ソフトウェアはポータブルコンピュータにインストールされており、第1の投影ソフトウェアは携帯電話100にインストールされている。第1の投影ソフトウェアと第2の投影ソフトウェアとは、2つの異なるタイプのものであってもよいし、同じタイプのものであってもよいが、異なるデバイスにインストールされている。前述の説明から、第1の投影ソフトウェアは、携帯電話100上で独立して動作するソフトウェアモジュールであってもよいし、携帯電話100のシステムソフトウェアの一部であってもよいことが分かる。第2の投影ソフトウェアは、ポータブルコンピュータ上で独立して動作するソフトウェアモジュールであってもよいし、ポータブルコンピュータのシステムソフトウェアの一部であってもよい。「投影ソフトウェア」は、別の名前を有してもよく、例えば、「投影アプリケーション」と呼ばれてもよいことを理解されたい。加えて、投影ソフトウェアとマネージャソフトウェアとは同じソフトウェアモジュールであってもよい。例えば、第1の投影ソフトウェアと第1のマネージャソフトウェアとは同じソフトウェアモジュールであってもよく、第2の投影ソフトウェアと第2のマネージャソフトウェアとは同じソフトウェアモジュールであってもよい。あるいは、投影ソフトウェアとマネージャソフトウェアとは異なるソフトウェアモジュールであってもよい。例えば、第1の投影ソフトウェアと第1のマネージャソフトウェアとは異なるソフトウェアモジュールであってもよく、第2の投影ソフトウェアと第2のマネージャソフトウェアとは異なるソフトウェアモジュールであってもよい。例えば、第1の投影ソフトウェアは携帯電話100のシステムソフトウェアの一部であり、第1のマネージャソフトウェアは、携帯電話100上で独立して動作し、システムソフトウェアに属さないソフトウェアモジュールである。この場合、第1の投影ソフトウェアと第1のマネージャソフトウェアとは異なるソフトウェアモジュールであるとみなされる。別の例として、第1の投影ソフトウェアと第1のマネージャソフトウェアはどちらも携帯電話100上で独立して動作するソフトウェアモジュールであるが、異なるソフトウェアモジュールである。この場合、第1の投影ソフトウェアと第1のマネージャソフトウェアとはやはり異なるソフトウェアモジュールであるとみなされる。ユーザは、ポータブルコンピュータ上の第2の投影ソフトウェアを開き、携帯電話100上の第1の投影ソフトウェアも開きうる。ポータブルコンピュータ上の第2の投影ソフトウェアは、二次元コードを提供しうる。ユーザは、携帯電話100を使用して、携帯電話100上の第1の投影ソフトウェアを使用することによって、ポータブルコンピュータ上の第2の投影ソフトウェアによって提供された二次元コードをスキャンしてもよく、その結果、携帯電話100とポータブルコンピュータとは接続を確立することができ、両方がマルチスクリーンコラボレーションモードに入る。あるいは、ユーザが携帯電話100上の第1の投影ソフトウェアを使用することによって、ポータブルコンピュータ上の第2の投影ソフトウェアによって提供された二次元コードをスキャンする操作は、2つのデバイスがマルチスクリーンコラボレーションモードに入ることを可能にするだけであり、2つのデバイスは、例えば、ブルートゥース接続やWi-Fi接続の前に接続を確立している。
あるいは、ユーザは、ポータブルコンピュータの第2の投影ソフトウェアと携帯電話100の第1の投影ソフトウェアとで同じアカウントにログインしてもよく、例えば、ポータブルコンピュータの第2の投影ソフトウェアと携帯電話100の第1の投影ソフトウェアとで同じアカウントとパスワードを入力してもよい。このようにして、携帯電話100とポータブルコンピュータとは、二次元コードをスキャンすることなく、接続を確立し、マルチスクリーンコラボレーションモードに入ることができる。予め設定された方式は、ポータブルコンピュータの第2の投影ソフトウェアと携帯電話100の第1の投影ソフトウェアとでユーザによって同じアカウントとパスワードを入力する操作方式である。あるいは、ポータブルコンピュータの第2の投影ソフトウェアと携帯電話100の第1の投影ソフトウェアとでユーザによって同じアカウントとパスワードを入力する操作方式は、2つのデバイスがマルチスクリーンコラボレーションモードに入ることを可能にするだけであり、2つのデバイスは、例えば、ブルートゥース接続やWi-Fi接続の前に接続を確立している。
第1の投影ソフトウェアが携帯電話100にインストールされている場合、第1のマネージャソフトウェアは、第1の投影ソフトウェアに対してユーザによって行われた操作をキャプチャすることができ、第1のマネージャソフトウェアは、第1の投影ソフトウェアに、ポータブルコンピュータからの(または第2のマネージャソフトウェアからの)命令を送信することができる。同様に、第2の投影ソフトウェアがポータブルコンピュータにインストールされている場合、第2のマネージャソフトウェアは第2の投影ソフトウェアに対してユーザによって行われた操作をキャプチャすることができ、第2のマネージャソフトウェアは、第2の投影ソフトウェアに、携帯電話100からの(または第1のマネージャソフトウェアからの)命令を送信することができる。
あるいは、ユーザは、別の方式を使用して、携帯電話100とポータブルコンピュータの両方がマルチスクリーンコラボレーションモードに入ることを可能にしてもよい。具体的な方式は限定されない。
加えて、図3Cに示されるように、マルチスクリーンコラボレーションモードでは、ポータブルコンピュータのディスプレイは、携帯電話100の現在の表示インターフェース202を表示する。表示インターフェース202は、投影インターフェース202または画面記録インターフェース202とも呼ばれうる。投影インターフェース202は、携帯電話100の表示インターフェースのミラーである。ポータブルコンピュータ上に表示される投影インターフェース202と携帯電話100の表示インターフェースとは、同じソースからのもの、すなわち、両方が携帯電話100からのものである。例えば、携帯電話100は、携帯電話の表示インターフェースに関する情報をポータブルコンピュータに送信し、その結果、ポータブルコンピュータは、投影インターフェース202を、携帯電話100のディスプレイのサイズと同じスケールで表示することができる。ポータブルコンピュータが投影インターフェース202を表示した後、ユーザは、投影インターフェース202のサイズを変更するために、投影インターフェース202上で拡大や縮小などの操作を行ってもよいし、ユーザは、ポータブルコンピュータのディスプレイ上の投影インターフェース202の位置を変更するために、投影インターフェース202上でドラッグなどの操作をさらに行ってもよい。
携帯電話100とポータブルコンピュータの両方がマルチスクリーンコラボレーションモードに入った後、本出願で提供される技術的解決策によれば、ユーザはポータブルコンピュータ側で携帯電話上のコンテンツを閲覧することを選択してもよい。ポータブルコンピュータのディスプレイはより大きく、大画面で閲覧することは、ユーザにより良い閲覧体験をもたらすことができる。あるいは、ユーザは、携帯電話側で携帯電話上のコンテンツを閲覧することを選択してもよい。携帯電話はより携帯しやすく、いつでも閲覧できるという要件を満たすことができる。以下は、閲覧するためのデバイスをどのようにして選択するかを説明する。
例えば、ユーザは、ポータブルコンピュータ上に表示された投影インターフェース202に対して第1の操作を行う。第1の操作は、例えば、タッチ操作である。図4Aに示されるように、第1の操作は、ユーザが指を使用することによって投影インターフェース202上のファイルアイコン「ファイル3」をタッチする操作である。これは、ユーザがファイル3を開こうとしていることを指示している。ポータブルコンピュータのディスプレイ上のタッチセンサは、第1の操作のイベント情報を収集(またはキャプチャ)しうる。言い換えれば、ポータブルコンピュータのディスプレイ上のタッチセンサは、ユーザの第1の操作をキャプチャし、第1の操作に対応するイベント情報を取得してもよく、イベント情報は、第1の操作を指示しうる。第1の操作が行われる領域は投影インターフェース202であるため、タッチセンサは収集された第1の操作のイベント情報を第2のマネージャソフトウェアに送信しうる。第1の操作のイベント情報は、例えば、ポータブルコンピュータの識別子を含み、任意選択で、第1の操作の位置情報をさらに含んでいてもよい。第1の操作の位置情報は、例えば、投影インターフェース202上の第1の操作の相対位置情報である。このようにして、投影インターフェース202がポータブルコンピュータのディスプレイ上の異なる位置にあっても、第1の操作の相対位置情報は変化しないままである。携帯電話100では、第1の操作に対応するファイルは、携帯電話100のディスプレイ194と投影インターフェース202との間の面積変換比および第1の操作の相対位置情報に基づいて決定されうる。
あるいは、第1の操作は、ポータブルコンピュータのディスプレイ上で行われる音声制御操作、ジェスチャ操作、または押圧操作などの他の操作であってもよい。この場合、第1の操作は、ポータブルコンピュータ内の異なるセンサを使用することによって収集される。第1の操作のタイプは、本出願の実施形態では限定されない。
第2のマネージャソフトウェアは、第1の操作のイベント情報を第1のマネージャソフトウェアに送信する。送信方式は、携帯電話100とポータブルコンピュータとの間の接続方式、例えば、NFC、ブルートゥース、Wi-Fi、またはモバイルネットワークに依存する。第1のマネージャソフトウェアが第1の操作のイベント情報を受信した後、第1の操作のイベント情報はポータブルコンピュータの識別子を含むので、第1のマネージャソフトウェアは、第1の操作のイベント情報がポータブルコンピュータに対応すると決定する、すなわち、第1の操作がポータブルコンピュータ上で行われた操作であると決定する。言い換えれば、第1のマネージャソフトウェアは、第1の操作に対応するファイルアイコン(例えば、ファイルアイコン「ファイル3」)がポータブルコンピュータの表示インターフェース上に位置していると決定する。この場合、第1のマネージャソフトウェアは、第1の操作に対応するファイルのストレージパスを決定しうる。例えば、第1の操作のイベント情報が投影インターフェース202上の第1の操作の相対位置情報を含む場合、第1のマネージャソフトウェアは、投影インターフェース202と携帯電話100のディスプレイ194との間の面積変換比および第1の操作の相対位置情報に基づいて、第1の操作に対応するファイル3などのファイルを決定してもよく、その結果、第1のマネージャソフトウェアはファイル3のストレージパスを決定することができる。第1のマネージャソフトウェアは、携帯電話100の分散ファイルシステム内のファイルに対応するソフトリンクを作成しうる。ソフトリンクは、ファイルのストレージパスを指す。例えば、ソフトリンクは、携帯電話のSDカード内のファイルのストレージパスまたはファイルのURLを指す。加えて、ソフトリンクは、ファイルのメタデータと関連付けられている。携帯電話100の分散ファイルシステムは、ポータブルコンピュータの分散ファイルシステムに第1の操作に対応するファイルのメタデータを同期させうる。
ファイルのメタデータは、ファイルの記述情報とも呼ばれうる。ファイルのメタデータは、例えば、ファイルのストレージパスを含む。任意選択で、メタデータは、ファイルの名前、ファイルのタイプ情報、またはファイルのサイズ情報、のうちの1つまたは複数をさらに含みうる。例えば、ファイルのメタデータは、ファイルのストレージパス情報を含んでいてもよいし、ファイルのメタデータは、ファイルのタイプ情報およびファイルのストレージパス情報を含んでいてもよいし、ファイルのメタデータは、ファイルのサイズ情報、ファイルの名前、およびファイルのストレージパス情報を含んでいてもよい。ファイルのストレージパス情報によって指示されるストレージパスは、携帯電話100内のファイルのストレージパスであってもよい。前述の例では、第1の操作に対応するファイルはファイル3であり、携帯電話100の分散ファイルシステムは、ポータブルコンピュータの分散ファイルシステムにファイル3のメタデータを同期させうる。
第1のマネージャソフトウェアは、携帯電話100の分散ファイルシステムで作成されたソフトリンクのパスを取得してもよく、第1のマネージャソフトウェアは、ソフトリンクのパスを第2のマネージャソフトウェアに送信してもよい。加えて、第1のマネージャソフトウェアは、ファイルのメタデータ、例えば、ファイルのタイプ情報を取得することもでき、第1のマネージャソフトウェアは、取得されたファイルのメタデータを第2のマネージャソフトウェアに送信してもよい。
第2のマネージャソフトウェアは、ファイルのタイプ情報などに基づいて、ファイルを開くことができるアプリケーションを決定して呼び出す。例えば、第2のマネージャソフトウェアは、第2のアプリケーションがファイルを開くことができると決定する。本出願の実施形態では、2つの名詞「ソフトウェア」と「アプリケーション」とが交換されることができる場合には、「第2のアプリケーション」は「第2のソフトウェア」と呼ばれてもよく、または「ソフトウェア」と「アプリケーション」とが同じレベルの概念ではなく、交換されることができない場合には、1つまたは複数のソフトウェアモジュールが第2のアプリケーションで設定されているとみなされうる。例えば、ファイル3のタイプ情報が、ファイル3が画像タイプのものであることを指示する場合、第2のマネージャソフトウェアは、画像アプリケーションがファイル3を開くことができると決定しうる。別の例として、ファイル3のタイプ情報が、ファイル3がMicrosoft Word文書であることを指示する場合、第2のマネージャソフトウェアは、Microsoft office wordアプリケーションがファイル3を開くことができると決定しうる。加えて、第2のマネージャソフトウェアはまた、第2のアプリケーションにソフトリンクのパスも送信する。
第2のアプリケーションは、ソフトリンクのパスに基づいてソフトリンクを開く。この場合、ポータブルコンピュータの分散ファイルシステムは、ソフトリンクに対応するメタデータに基づいて携帯電話100からファイル3を取得しうる。これは、携帯電話100からファイル3のデータを取得することとして理解されうる。例えば、ポータブルコンピュータの分散ファイルシステムは、ソフトリンクに対応するメタデータに含まれるファイル3のストレージパス情報に基づいて、携帯電話100からファイル3を取得してもよい。したがって、第2のアプリケーションはファイル3を開くことができる。
図4Bは、ポータブルコンピュータ上でファイル3を開く概略図である。図4Bのインターフェース203は、ポータブルコンピュータ上で開かれたファイル3のインターフェースを表している。図4Bでは、ファイル3がwordファイルである例が使用されている。ポータブルコンピュータ上でファイルが開かれた後、ユーザはインターフェース203のサイズを調整してもよい。図4Bに示されるように、インターフェース203と投影インターフェース202とは一緒に表示されてもよい。あるいは、インターフェース203は、図4Cに示されるように、投影インターフェース202を覆っていてもよい。あるいは、図4Dに示されるように、ユーザが投影インターフェース202を「上部にピン留めする」ように設定してもよく、投影インターフェース202の領域の一部または全部がインターフェース203上に位置してもよい。
この方式では、ファイル3がポータブルコンピュータ上で開かれる場合、ファイル3は携帯電話100上では開かれない。
加えて、ポータブルコンピュータは、ファイル3のデータをポータブルコンピュータにさらに記憶してもよい。例えば、ポータブルコンピュータは、第2のアプリケーションを使用することによって、ファイル3のデータをポータブルコンピュータのローカルファイルシステムに記憶してもよく、例えば、ファイル3のデータを一時ファイルとして記憶してもよい。
ユーザは、第2のアプリケーションを使用することによってポータブルコンピュータ上でファイル3を閲覧してもよいし、ユーザは、第2のアプリケーションを使用することによってポータブルコンピュータ上でファイル3に対して編集操作を行ってもよく、例えば、ファイル3内のコンテンツを削除、コンテンツを追加、またはコンテンツを修正してもよい。ユーザがファイル3に対する操作を完了した後、ファイル3は保存されてもよく、ポータブルコンピュータは、ファイル3の記憶されたデータを更新して、ファイル3の更新済みデータを取得してもよい。ファイル3の更新済みデータは、更新済みファイル3として理解されうる。これは、ポータブルコンピュータが、ファイル3の更新済みデータを使用して、ポータブルコンピュータに記憶されたファイル3の元のデータを上書きするプロセスと同等である。ポータブルコンピュータは、ファイル3の更新済みデータを携帯電話100に送信してもよい。例えば、ポータブルコンピュータは、ポータブルコンピュータの分散ファイルシステムを使用することによって携帯電話100の分散ファイルシステムに第2のファイルを同期させてもよい。この場合、携帯電話100は、ファイル3の更新済みデータを使用して、携帯電話100のローカルファイルシステムに記憶されたファイル3の元のデータを上書きしてもよい。このようにして、ファイル3は更新される。ポータブルコンピュータは、ユーザがファイル3を更新するたびにファイル3の更新済みデータを携帯電話100に送信してもよく、その結果、ファイル3は携帯電話側で適時に更新されることができる。あるいは、ポータブルコンピュータは、ユーザがファイル3を閉じた後にファイル3の更新済みデータを携帯電話100に送信して、更新済みデータを送信する回数を削減し、送信オーバーヘッドを削減してもよい。加えて、ポータブルコンピュータがファイル3の更新済みデータを携帯電話100に送信した後、ポータブルコンピュータは、ファイル3の記憶された更新済みデータを削除してもよい。例えば、ポータブルコンピュータは、一時ファイルを削除して記憶空間を解放してもよい。
以上は、ユーザがマルチスクリーンコラボレーションモードでポータブルコンピュータ上で操作を行うプロセスを説明している。あるいは、マルチスクリーンコラボレーションモードにおいて、ユーザは携帯電話100上で操作をさらに行ってもよい。例えば、ユーザは移動状態にあってもよく、移動過程では携帯電話100を使用した方がより好都合であり、またはユーザはポータブルコンピュータから遠く離れており、ユーザは近くの携帯電話100を使用した方がより好都合である。以下は、ユーザが携帯電話上で操作を行うときにデバイスがどのように応答するかを説明する。
例えば、ユーザは携帯電話100上で第2の操作(または第1の操作とも呼ばれる)を行う。第2の操作は、例えば、タッチ操作である。図5Aに示されるように、第2の操作は、ユーザが指を使用することによって携帯電話の表示インターフェース上のファイルアイコン「ファイル3」をタッチする操作である。これは、ユーザがファイル3を開こうとしていることを指示している。携帯電話100のディスプレイ194上のタッチセンサ180Kは、第2の操作のイベント情報を収集(または検出)しうる。言い換えれば、携帯電話100のディスプレイ194上のタッチセンサ180Kは、第2の操作をキャプチャし、第2の操作のイベント情報を取得してもよく、第2の操作のイベント情報は、第2の操作を指示しうる。タッチセンサ180Kは、収集された第2の操作のイベント情報を第1のマネージャソフトウェアに送信しうる。第2の操作のイベント情報は、例えば、携帯電話100の識別子を含み、任意選択で、第2の操作の位置情報などをさらに含んでいてもよい。第2の操作の位置情報は、例えば、ディスプレイ194上の第2の操作の絶対位置情報である。
第1のマネージャソフトウェアが第2の操作のイベント情報を取得した後、第2の操作のイベント情報は、例えば、タッチセンサ180Kからの携帯電話100の識別子を含むので、第1のマネージャソフトウェアは、第2の操作のイベント情報が携帯電話100に対応すると決定してもよく、すなわち、第2の操作が携帯電話100上で行われた操作であると決定する。言い換えれば、第1のマネージャソフトウェアは、第2の操作に対応するファイルアイコン(例えば、ファイルアイコン「ファイル3」)が携帯電話100の表示インターフェース上に位置していると決定する。この場合、第1のマネージャソフトウェアは、第2の操作の位置情報に基づいて第2の操作に対応するファイル3などのファイルを決定してもよく、次いで、第1のマネージャソフトウェアは、ファイル3のタイプに基づいて、ファイル3を開くことができるアプリケーション、例えば第1のアプリケーションを決定してもよい。本出願の実施形態では、2つの名詞「ソフトウェア」と「アプリケーション」とが交換されることができる場合には、「第1のアプリケーション」は「第1のソフトウェア」と呼ばれてもよく、または「ソフトウェア」と「アプリケーション」とが同じレベルの概念ではなく、交換されることができない場合には、1つまたは複数のソフトウェアモジュールが第1のアプリケーションで設定されているとみなされうる。上述の第2のアプリケーションとここでの第1のアプリケーションとは、同じアプリケーションであってもよく、例えば、両方がMicrosoft office wordアプリケーションであるが、アプリケーションが異なるデバイスにインストールされているために異なる名前を有する。あるいは、第1のアプリケーションと第2のアプリケーションとは異なるアプリケーションであってもよい。例えば、第1のアプリケーションはMicrosoft office wordアプリケーションであり、第2のアプリケーションはWPS office wordアプリケーションであるが、第1のアプリケーションと第2のアプリケーションのどちらも同じタイプのファイルを開くことができる。
次いで、第1のマネージャソフトウェアは、第1のアプリケーションを使用することによって携帯電話100上で、携帯電話100のローカルファイルシステムに記憶されたファイル3を開いてもよい。図5Bは、携帯電話100上でファイル3を開く概略図である。図5Bのインターフェース204は、携帯電話100のディスプレイ194上で開かれたファイル3のインターフェースを指示している。ファイルが携帯電話100上で開かれた後、ユーザはインターフェース204のサイズを調整してもよい。
この方式では、ファイル3が携帯電話100上で開かれる場合、ファイル3はポータブルコンピュータ上では開かれない。
ユーザは、第1のアプリケーションを使用することによって携帯電話100上でファイル3を閲覧してもよいし、ユーザは、第1のアプリケーションを使用することによって携帯電話100上でファイル3に対して編集操作を行ってもよく、例えば、ファイル3内のコンテンツを削除、コンテンツを追加、またはコンテンツを修正してもよい。ユーザがファイル3に対する操作を完了した後、ファイル3は保存されてもよく、携帯電話100は、携帯電話100のローカルファイルシステムに記憶されたファイル3のデータを更新しうる。
図6は、本出願の前述の実施形態で提供された方法が使用された後の、マルチスクリーンコラボレーションモードでファイルを開くプロセスの概略図である。
図6において、1は、ユーザが携帯電話100の表示インターフェース上に表示されたファイルをタップし、携帯電話100にインストールされた第1のマネージャソフトウェア(例えば、図6の携帯電話アシスタント)がユーザのタップ操作情報を取得してタップに応答することを指示している。あるいは、図6において、1は、ユーザがポータブルコンピュータのディスプレイ上で携帯電話の投影インターフェース202に表示されたファイルをクリックし、ポータブルコンピュータにインストールされた第2のマネージャソフトウェア(例えば、図6のPCマネージャ)がユーザのクリック操作情報を取得してクリックに応答することを指示している。
図6において、2は、第2のマネージャソフトウェアが、取得されたユーザのクリック操作情報を第1のマネージャソフトウェアに送信することを指示している。
図6において、3は、第1のマネージャソフトウェアが焦点決定を行う、すなわち、ユーザの操作焦点の位置を決定することを指示している。本出願の実施形態では、例えば、第1のマネージャソフトウェアは、タップ応答のパラメータに基づいてユーザの焦点を決定しうる。例えば、タップ操作情報が第2のマネージャソフトウェアによって送信される場合、第1のマネージャソフトウェアは、タップに応答するときにタップ応答のパラメータの値を第1の値に設定してもよい。タップ操作情報が携帯電話100内のセンサ(例えば、タッチセンサ180K)によって送信される場合、第1のマネージャソフトウェアは、タップに応答するときにタップ応答のパラメータの値を第2の値に設定してもよい。このようにして、焦点を決定するとき、第1のマネージャソフトウェアは、タップ操作のパラメータの異なる値に基づいて、ユーザの操作が行われるデバイス、またはユーザの操作焦点が位置しているデバイスを決定することができる。
図6において、4は、第1のマネージャソフトウェアが焦点決定結果に基づいて異なる処理を行うことを指示している。
第1のマネージャソフトウェアが、ユーザの操作焦点がポータブルコンピュータ上にあると決定した場合、第1のマネージャソフトウェアは、ファイルを開くのを停止しうる。これは、ユーザの操作焦点がポータブルコンピュータ上に位置しており、したがって、ファイルはポータブルコンピュータ上で開かれる必要があるからであり、ファイルは携帯電話100上では開かれない。したがって、携帯電話100は、ファイルを開くために使用される、本来行われる必要がある操作を停止する必要がある。
図6において、5は、第1のマネージャソフトウェアがファイルのパスを取得することを指示している。この場合のファイルのパスは、ファイルの絶対パス、すなわち携帯電話100内のファイルのストレージパスである。
図6において、6は、第1のマネージャソフトウェアが携帯電話の分散ファイルシステムでソフトリンクを作成することを指示している。ソフトリンクは第1のストレージパスを指し、第1のストレージパスは、携帯電話内のファイルのストレージパス、例えば、携帯電話のSD内のファイルのストレージパスまたはファイルのURLである。加えて、ソフトリンクはファイルのメタデータとさらに関連付けられており、ファイルのメタデータは、例えば、ファイルのストレージパスを含み、任意選択で、ファイルのタイプ情報をさらに含んでいてもよい。
図6において、7は、携帯電話100の分散ファイルシステムが、ポータブルコンピュータの分散ファイルシステムにファイルのメタデータを同期させることを指示している。
図6において、8は、第1のマネージャソフトウェアが、携帯電話100の分散ファイルシステムで作成されたソフトリンクのパスを取得することを指示している。
図6において、9は、第1のマネージャソフトウェアが、第2のマネージャソフトウェアに、携帯電話100の分散ファイルシステムで作成されたソフトリンクのパスを送信することを指示している。加えて、第1のマネージャソフトウェアは、ファイルのメタデータ、例えば、ファイルのタイプ情報を取得することもでき、第1のマネージャソフトウェアは、取得されたファイルのメタデータを第2のマネージャソフトウェアに送信してもよい。
図6において、10および11は、第2のマネージャソフトウェアが、ファイルのタイプ情報に基づいて、ファイルを開くことができるアプリケーションを呼び出すことを指示している。加えて、第2のマネージャソフトウェアはまた、アプリケーションにソフトリンクのパスを送信する。図6では、アプリケーションがMicrosoft officeアプリケーションである例が使用されている。
図6において、12は、officeアプリケーションがソフトリンクのパスに基づいてソフトリンクを開くことを指示している。
図6において、13は、ポータブルコンピュータの分散ファイルシステムが、ソフトリンクに対応するメタデータに基づいて(例えば、メタデータに含まれるファイルのストレージパスに基づいて)、携帯電話100の分散ファイルシステムからファイルを取得するよう要求することを指示している。
図6において、14は、携帯電話100の分散ファイルシステムが、ソフトリンクが実際に指しているファイルを読み出すことを指示している。例えば、携帯電話100の分散ファイルシステムは、携帯電話100のローカルファイルシステムからファイルを読み出す。加えて、携帯電話100の分散ファイルシステムは、読み出されたファイルをポータブルコンピュータの分散ファイルシステムにさらに送信し、その結果、ポータブルコンピュータ上のofficeアプリケーションはファイルを開くことができる。加えて、ポータブルコンピュータは、ファイル3のデータをポータブルコンピュータにさらに記憶してもよい。例えば、ポータブルコンピュータは、第2のアプリケーションを使用することによって、ファイル3のデータをポータブルコンピュータのローカルファイルシステムに記憶してもよく、例えば、データを一時ファイルとして記憶してもよい。ユーザは、ポータブルコンピュータ上で第2のアプリケーションを使用することによって、ファイル3に対してコンテンツの修正、削除、または追加などの操作を行ってもよく、ポータブルコンピュータのローカルファイルシステムに記憶された一時ファイルは更新されてもよい。更新後、ポータブルコンピュータは、更新済みファイルを携帯電話100に送信してもよく、その結果、携帯電話100は、更新済みファイルに基づいて、携帯電話100のローカルファイルシステムに記憶された元のファイルを更新することができる。
図6の5から14は、ポータブルコンピュータ上でファイルをどのようにして開くかを説明している。あるいは、第1のマネージャソフトウェアが、ユーザの操作焦点が携帯電話100にあると決定した場合、携帯電話100は、ファイルを開くことができるアプリケーション、例えば第1のアプリケーションを呼び出してもよい。次いで、図6の15を参照すると、第1のアプリケーションは、携帯電話100のローカルファイルシステム内のファイルのストレージパスに基づいてファイルを開く。
第1のデバイス内の同じファイルについて、本出願の実施形態で提供される方法が使用された後、第1のデバイス上の操作と、第1のデバイスによって第2のデバイスにミラーリングされた協調ウィンドウ(例えば、投影インターフェース202)内の操作との最終的な体験の効果は異なる。マルチスクリーンコラボレーションシナリオにおいてさえ、第1のデバイスは、対応するファイルを開き、編集し、保存するために、ユーザの現在の焦点(例えば、ユーザの操作が行われるデバイス)に基づいてデバイスをインテリジェントに選択してもよく、ユーザは、現在焦点とされている画面を離れることも切り替えることもなく事務作業を完了することができ、ユーザにより良いプレビューおよび編集体験を提供する。
上述の方式では、ユーザが携帯電話100上で操作を行った場合、携帯電話100は対応するファイルを開く。以下は、別の方式を説明する。この方式では、ユーザが携帯電話100上で操作を行った場合、携帯電話100はユーザにオプションを提供してもよく、ユーザは対応するファイルを携帯電話100上で開くかそれともポータブルコンピュータ上で開くかを選択する。この方式では、ファイルが最終的に開かれるデバイスは、ユーザの要件をより良く満たす。
例えば、ユーザは携帯電話100上で第2の操作を行う。第2の操作は、例えば、タッチ操作であり、第2の操作は、第1のファイルを開くために使用される。図5Aをさらに参照する。第2の操作は、ユーザが指を使用することによって携帯電話の表示インターフェース上のファイルアイコン「ファイル3」をタッチする操作であり、これは、ユーザがファイル3を開こうとしていることを指示している。携帯電話100のディスプレイ194上のタッチセンサ180Kは、第2の操作をキャプチャし、第2の操作のイベント情報を取得しうる。タッチセンサ180Kは、第2の操作のイベント情報を第1のマネージャソフトウェアに送信しうる。第2の操作のイベント情報は、例えば、携帯電話100の識別子を含み、任意選択で、第2の操作の位置情報などをさらに含んでいてもよい。第2の操作の位置情報は、例えば、ディスプレイ194上の第2の操作の絶対位置情報である。本明細書におけるタッチ操作は、フローティング操作、音声命令などに置き換えられてもよいことを理解されたい。本明細書では、タッチ操作が説明のための例として使用されているが、これは本出願の実施形態に対する限定を構成するものではない。
第1のマネージャソフトウェアが第2の操作のイベント情報を取得した後、第2の操作のイベント情報は携帯電話100の識別子を含むので、第1のマネージャソフトウェアは、第2の操作のイベント情報が携帯電話100に対応すると決定してもよく、すなわち、第2の操作が携帯電話100上で行われた操作であると決定する。言い換えれば、第1のマネージャソフトウェアは、第2の操作に対応するファイルアイコン(例えば、ファイルアイコン「ファイル3」)が携帯電話100の表示インターフェース上に位置していると決定する。この場合、第1のマネージャソフトウェアはディスプレイ194を使用することによってプロンプト情報205を出力してもよく、プロンプト情報205は1つまたは複数のオプションを含んでいてもよく、プロンプト情報205はファイル3が開かれるべきであるデバイスを決定するために使用されうる。例えば、図7Aは、携帯電話100のディスプレイ194上に表示されたプロンプト情報205の概略図である。例えば、プロンプト情報205は、4つのオプションを含む。1つのオプションが「コンピュータアプリケーション」であり、これはファイル3が協調デバイス(例えば、ポータブルコンピュータ)上で開かれるべきであることを指示している。残りの3つのオプションは、「1」、「2」、および「3」であり、これらは、アプリケーション1、アプリケーション2、およびアプリケーション3をそれぞれ表している。3つのアプリケーションはすべて、携帯電話100上のアプリケーションであり、ファイル3を開くことができるアプリケーションでもある。携帯電話100上の1つまたは複数のアプリケーションが、第1のファイルを開くことができる。携帯電話100上のただ1つのアプリケーションが第1のファイルを開くことができる場合、プロンプト情報205は、オプション「コンピュータアプリケーション」に加えてただ1つのオプションを表示する。あるいは、携帯電話100上の複数のアプリケーションが第1のファイルを開くことができる場合、プロンプト情報205は、オプション「コンピュータアプリケーション」に加えて、第1のファイルを開くことができるすべてのアプリケーションまたはいくつかのアプリケーションに対応するオプションを表示してもよい。ユーザがオプション「コンピュータアプリケーション」を選択した場合、これは、ユーザが協調デバイス上で第1のファイルを開くことを選択したことを指示している。ユーザが「コンピュータアプリケーション」以外の任意のアプリケーションを選択した場合、これは、ユーザがそのアプリケーションを使用することによって携帯電話100上で第1のファイルを開くことを選択したことを指示している。
図7Bに示されるように、例えば、ユーザは、指を使用することによって、プロンプト情報205に含まれるオプション「コンピュータアプリケーション」にタッチし、これは、ユーザが「コンピュータアプリケーション」を選択したことを指示している。この場合、携帯電話100の分散ファイルシステムは、ポータブルコンピュータの分散ファイルシステムに第1の操作に対応する第1のファイルのメタデータを同期させうる。ファイルのメタデータについては、前述の説明を参照されたい。ポータブルコンピュータが第1のファイルのメタデータを取得した後の動作プロセスについては、ポータブルコンピュータ上でファイル3を開くプロセスの前述の説明を参照されたい。
任意選択で、図7Aまたは図7Bにおいて、携帯電話100によって出力されたプロンプト情報205は、ポータブルコンピュータ上の特定のオプションを含まない場合もある。すなわち、ユーザは、携帯電話100によって出力されたプロンプト情報205に基づいてポータブルコンピュータ上の特定のアプリケーションを選択することができない。例えば、図7Aまたは図7Bにおいて、ユーザがポータブルコンピュータ上でアプリケーションを開くことを選択した場合、ユーザはオプション「コンピュータアプリケーション」を選択してもよく、このオプションはポータブルコンピュータのみに対応し、ポータブルコンピュータ上の特定のアプリケーションには対応しない。ユーザがポータブルコンピュータ上で第1のファイルを開くことを選択した場合、ポータブルコンピュータは、第1のファイルのタイプに基づいて、第1のファイルを開くための対応するアプリケーションを選択する。あるいは、別の方式では、携帯電話100によって出力されたプロンプト情報205は、ポータブルコンピュータ上のオプションを含んでいてもよい。例えば、図7Cは、携帯電話100のディスプレイ194上に表示された別のプロンプト情報205の概略図である。例えば、プロンプト情報205は、5つのオプションを含む。5つのオプションは、「1」、「2」、「3」、「4」、「5」であり、アプリケーション1、アプリケーション2、アプリケーション3、アプリケーション4、アプリケーション5をそれぞれ表している。アプリケーション4およびアプリケーション5は、ポータブルコンピュータ上のアプリケーションであり、ファイル3を開くことができるアプリケーションでもあり、これは、ファイル3が協調デバイス(例えば、ポータブルコンピュータ)上で開かれることを指示している。アプリケーション1、アプリケーション2、アプリケーション3は、携帯電話100上のアプリケーションであり、ファイル3を開くことができるアプリケーションでもある。図7Bにおいて、「4」および「5」の表示フォントは大きくて太く、アプリケーション4およびアプリケーション5がポータブルコンピュータ上のアプリケーションであることを指示しており、または対応するアプリケーションがポータブルコンピュータ上のアプリケーションであることを示すために別のプロンプト方式が使用されてもよく、例えば、プロンプトテキストが表示されてもよい。この方式では、ユーザは第1のファイルを、ポータブルコンピュータ上で開くために使用されるアプリケーションを選択してもよく、その結果、ユーザの閲覧体験はより良好になる。
あるいは、図7Dに示されるように、例えば、ユーザは、指を使用することによってオプション「1」にタッチし、これは、ユーザが、「1」に対応するアプリケーション1を使用することによって携帯電話100上で第1のファイルを開くことを選択したことを指示しており、第1のマネージャソフトウェアは、ファイル3を開くために「1」に対応するアプリケーション1を呼び出しうる。第1のマネージャソフトウェアが「1」に対応するアプリケーション1を呼び出してファイル3を開いた後の操作プロセスについては、携帯電話100上でファイル3を開くプロセスの前述の説明を参照されたい。
例えば、ユーザは携帯電話100上で操作を行うが、ユーザが実際には、対応するファイルを、閲覧のためにポータブルコンピュータ上で別のユーザに提示することを期待していることも往々にしてある。このシナリオでは、本出願の実施形態で提供される技術的解決策によれば、ユーザは、提示プロセスを完了するために、ポータブルコンピュータ上でファイルを開くことを選択してもよい。本出願の実施形態で提供される技術的解決策によれば、ユーザに選択の機会が提供され、対応するファイルを開くための適切なデバイスをユーザが選択した方がより好都合であることが分かる。
マルチスクリーンコラボレーションモードでは、第2のデバイス上に表示された協調ウィンドウは、第1のデバイスの表示インターフェースのミラーである。したがって、既存の方式によれば、ユーザが第1のデバイス上で操作を行うかそれとも第2のデバイスの協調ウィンドウ上で操作を行うかにかかわらず、操作プロセスは同じソースのものであり、最終的には、第2のデバイスがユーザの操作に実際に応答する。しかしながら、本出願の実施形態は、技術を使用することによってそのような「同じソース」の障壁を打ち破る。第1のデバイスに決定メカニズムが付加される。同じファイルに対して、ユーザが異なるデバイス上で操作を行った場合、ファイルは異なるデバイス上で開かれうる。したがって、従来技術とは異なる差別化された体験が生成され、ユーザにより良好なユーザ体験が提供されることができる。加えて、ユーザは、マルチスクリーンコラボレーションモードを終了した後に第1のデバイス上で対応するファイルを開く必要がなく、これは、ユーザの操作ステップを簡略化し、デバイスの応答プロセスを削減され、デバイスの電力消費を削減するのに役立つ。
前述の実施形態および関連する添付の図面を参照すると、本出願の一実施形態は、第1のファイルを開く方法を提供する。方法は、マルチスクリーンコラボレーションシナリオで使用されうる。例えば、方法は、第1のデバイスおよび第2のデバイスに関連する。第1のデバイスの構造については、図1を参照されたい。図8Aおよび図8Bを参照されたい。以下は、方法の手順を説明する。理解を容易にするために、以下の説明過程では、第1のデバイスが携帯電話100であり、第2のデバイスがポータブルコンピュータである例が使用される。
S801:携帯電話100およびポータブルコンピュータが、予め設定された方式でマルチスクリーンコラボレーションモードに入る。例えば、携帯電話100とポータブルコンピュータとが、接続が確立されている限りにおいてマルチスクリーンコラボレーションモードに入る場合には、S801は、携帯電話100とポータブルコンピュータとが接続を確立する、に置き換えられてもよい。あるいは、携帯電話100とポータブルコンピュータとは、最初に接続を確立する必要があり、次いでユーザが対応する操作を行い、その結果、携帯電話100とポータブルコンピュータとはマルチスクリーンコラボレーションモードに入る。この場合、S801の前に、携帯電話100とポータブルコンピュータとは、最初に接続を確立する必要がある。
携帯電話100とポータブルコンピュータとがマルチスクリーンコラボレーションモードに入るための複数の操作方式が存在しうる。例えば、ユーザは携帯電話100を持ってポータブルコンピュータをタップしてもよく、携帯電話100とポータブルコンピュータとは、NFC接続を確立してマルチスクリーンコラボレーションモードに入ってもよい。この場合、予め設定された方式は「ワンホップ」方式である。あるいは、予め設定された方式は、別の方式であってもよい。具体的な内容については、前述の説明を参照されたい。
携帯電話100とポータブルコンピュータとがマルチスクリーンコラボレーションモードに入った後、第1のインターフェースがポータブルコンピュータのディスプレイに表示され、第1のインターフェースは携帯電話100の表示インターフェースのミラーである。携帯電話100は第1のインターフェースを表示し、ポータブルコンピュータは第2のインターフェースを表示し、携帯電話100は第1のインターフェースをポータブルコンピュータのディスプレイ上に投影してもよい、言い換えれば、第1のインターフェースを第2のインターフェース上に投影してもよいことが理解されよう。投影後、第2のインターフェースは第1のインターフェースを含む。第1のインターフェースは、少なくとも1つのファイルアイコンを含みうる。各ファイルアイコンは1つのファイルに対応し、少なくとも1つのファイルアイコンは少なくとも1つのファイルに対応し、少なくとも1つのファイルは携帯電話100に記憶されている。例えば、第1のインターフェースは、図3Cに示されている投影インターフェース202であり、「ファイル1」、「ファイル2」、および「ファイル3」は、3つのファイルアイコンを表し、3つのファイルアイコンは、ファイル1、ファイル2、およびファイル3の3つのファイルに対応する。
S801のさらなる内容については、前述の説明を参照されたい。
S802:ユーザはポータブルコンピュータ上で操作を行い、ポータブルコンピュータはユーザの操作を収集し、操作に対応するイベント情報を取得する。例えば、操作は第1の操作と呼ばれ、ポータブルコンピュータは第1の操作をキャプチャし、第1の操作のイベント情報を取得しうる。第1の操作は、ファイルアイコン上で行われうる。例えば、ファイルアイコンは第1のファイルアイコンと呼ばれ、第1のファイルアイコンは少なくとも1つのファイルアイコンに属しうる。すなわち、ユーザは、ポータブルコンピュータ上に表示された第2のインターフェースに含まれる第1のインターフェース上の第1のファイルアイコンに対して第1の操作を行う。第1のファイルアイコンは1つのファイルに対応し、例えば、ファイルは第1のファイルと呼ばれる。第1の操作のイベント情報の説明については、前述の関連内容を参照されたい。
例えば、第1の操作はタッチ操作である。例えば、図4Aを参照されたい。あるいは、第1の操作は、他のタイプの操作、例えば、ジェスチャ操作、音制御操作、またはフローティング操作であってもよい。ユーザが第1の操作を行う目的は、第1のファイルを開くことである。したがって、第1の操作は、第1のファイルを開く操作である。
S802のさらなる内容については、前述の説明を参照されたい。
S803:ポータブルコンピュータは携帯電話100に第1の操作のイベント情報を送信し、携帯電話100はポータブルコンピュータから第1の操作のイベント情報を受信する。携帯電話100が第1の操作のイベント情報を受信することはまた、携帯電話100が第1のファイルアイコンに対して行われた操作を検出することと同等でもありうる。
例えば、ポータブルコンピュータ内のセンサ(例えば、タッチセンサや別のセンサ)が、第1の操作のイベント情報を収集し、第1の操作のイベント情報をポータブルコンピュータにインストールされた第2のマネージャソフトウェアに送信する。第2のマネージャソフトウェアは、第1の操作のイベント情報を携帯電話100にインストールされた第1のマネージャソフトウェアに送信してもよく、第1のマネージャソフトウェアは、第2のマネージャソフトウェアから第1の操作のイベント情報を受信する。第1のマネージャソフトウェアが第1の操作のイベント情報を受信することはまた、第1のマネージャソフトウェアが第1のファイルアイコンに対して行われた操作を検出することと同等でもありうる。
S803のさらなる内容については、前述の説明を参照されたい。
S804:携帯電話100は、第1の操作のイベント情報がポータブルコンピュータに対応すると決定する。言い換えれば、携帯電話100は、第1の操作がポータブルコンピュータ上で行われたと決定する。言い換えれば、携帯電話100は、第1の操作(または第1の操作のイベント情報)がポータブルコンピュータのディスプレイ上で行われたと決定する。言い換えれば、携帯電話100は、第1の操作に対応するファイルアイコンがポータブルコンピュータの表示インターフェース上に位置していると決定する。第1の操作がポータブルコンピュータに対応することは、第1の操作がポータブルコンピュータ上で行われた操作であることを意味する。
例えば、第1のマネージャソフトウェアが第1の操作のイベント情報を受信した後、第1の操作のイベント情報は第2のデバイスの識別子を含むので、第1のマネージャソフトウェアは、第1の操作のイベント情報がポータブルコンピュータに対応すると決定する、すなわち、第1の操作がポータブルコンピュータ上で行われた操作であると決定する。言い換えれば、第1のマネージャソフトウェアは、第1の操作に対応するファイルアイコンがポータブルコンピュータの表示インターフェース上に位置していると決定する。例えば、第1の操作のイベント情報は、第1の操作がタッチ操作であることを指示し、第1のマネージャソフトウェアは、第1の操作がポータブルコンピュータのディスプレイ上で行われた操作であると決定しうるか、または第1の操作に対応するファイルアイコンがポータブルコンピュータの表示インターフェース上に位置していると決定しうる。
S804のさらなる内容については、前述の説明を参照されたい。
S805:携帯電話100は、第1の操作のイベント情報に対応するファイルが第1のファイルであると決定し、または携帯電話100は、第1の操作のイベント情報に対応する第1のファイルのストレージパスを決定し、または携帯電話100は、第1の操作が第1のファイルに対応すると決定する。
例えば、第1の操作のイベント情報が第1のインターフェース上の第1の操作の相対位置情報を含む場合、第1のマネージャソフトウェアは、第1のインターフェースと携帯電話100のディスプレイ194との間の面積変換比および第1の操作の相対位置情報に基づいて、第1の操作に対応する第1のファイルなどのファイルを決定してもよい。第1のファイルは、例えば、上述のファイル3である。加えて、第1のマネージャソフトウェアは第1のファイルのストレージパスを決定してもよく、第1のマネージャソフトウェアは、携帯電話100の分散ファイルシステムで第1のファイルに対応するソフトリンクを作成する。ソフトリンクは、第1のファイルのストレージパスを指す。例えば、ソフトリンクは、携帯電話のSDカード内の第1のファイルのストレージパスまたはファイルのURLを指す。加えて、ソフトリンクは、第1のファイルのメタデータと関連付けられている。
S805のさらなる内容については、前述の説明を参照されたい。
S806:携帯電話100はポータブルコンピュータに第1のファイルのメタデータを送信し、ポータブルコンピュータは携帯電話100から第1のファイルのメタデータを受信する。
例えば、第1のファイルのメタデータは、第1のファイルの名前、第1のファイルのタイプ情報、第1のファイルのサイズ情報、または第1のファイルのストレージパス情報のうちの1つまたは複数を含む。第1のファイルのメタデータのさらなる説明については、前述の説明を参照されたい。
例えば、携帯電話100の分散ファイルシステムは、ポータブルコンピュータの分散ファイルシステムに第1の操作に対応するファイルのメタデータを同期させ(または送信し)うる。
S806のさらなる内容については、前述の説明を参照されたい。
S807:ポータブルコンピュータは、第1のファイルのメタデータに基づいて、第1のファイルを開くために使用されるアプリケーションを決定する。アプリケーションは、例えば、第2のアプリケーションと呼ばれる。
第1のマネージャソフトウェアは、携帯電話100の分散ファイルシステムで作成されたソフトリンクのパスを取得してもよく、第1のマネージャソフトウェアは、ソフトリンクのパスを第2のマネージャソフトウェアに送信してもよい。加えて、第1のマネージャソフトウェアは、ファイルのメタデータ、例えば、ファイルのタイプ情報を取得することもでき、第1のマネージャソフトウェアは、取得されたファイルのメタデータを第2のマネージャソフトウェアに送信してもよい。第2のマネージャソフトウェアは、ファイルのタイプ情報などに基づいて、ファイルを開くことができるアプリケーションを決定して呼び出す。例えば、第2のマネージャソフトウェアは、第2のアプリケーションがファイルを開くことができると決定する。
S807のさらなる内容については、前述の説明を参照されたい。
S808:ポータブルコンピュータは、第1のファイルを開くために第2のアプリケーションを呼び出す。
第1のファイル、すなわち第1のファイルのデータは、第1のファイルのメタデータに基づいて携帯電話100から取得される。
ポータブルコンピュータは第2のアプリケーションを呼び出し、第2のアプリケーションはソフトリンクのパスに基づいてソフトリンクを開く。この場合、ポータブルコンピュータの分散ファイルシステムは、ソフトリンクに対応するメタデータに基づいて携帯電話100から第1のファイルを取得しうる。これは、携帯電話100から第1のファイルのデータを取得することとして理解されうる。例えば、ポータブルコンピュータの分散ファイルシステムは、ソフトリンクに対応するメタデータに含まれる第1のファイルのストレージパス情報に基づいて携帯電話100から第1のファイルを取得してもよい。したがって、第2のアプリケーションは、第1のファイルを開くことができる。加えて、ポータブルコンピュータは、第1のファイルのデータをポータブルコンピュータにさらに記憶してもよい。例えば、ポータブルコンピュータは、第2のアプリケーションを使用することによって、第1のファイルのデータをポータブルコンピュータのローカルファイルシステムに記憶してもよく、例えば、第1のファイルのデータを一時ファイルとして記憶してもよい。
第2のマネージャソフトウェアが第1のファイルを開く例については、図4Bから図4Dのいずれか1つを参照されたい。
S808のさらなる内容については、前述の説明を参照されたい。
S809:ユーザは、ポータブルコンピュータ上で第1のファイルを編集し、編集された第1のファイルを保存する。編集された第1のファイルは、例えば、第2のファイルと呼ばれるか、または更新済みファイルと呼ばれてもよい。ファイルの名前は限定されない。
ユーザは、ポータブルコンピュータ上で第1のファイルを閲覧してもよいし、ポータブルコンピュータ上で第1のファイルに対して編集操作を行ってもよく、例えば、第1のファイル内のコンテンツを削除、コンテンツを追加、またはコンテンツを修正してもよい。ユーザが第1のファイルに対する操作を完了した後、第1のファイルは保存されてもよい。この場合、ポータブルコンピュータは、第1のファイルの更新済みデータを取得するために、記憶された第1のファイルを更新するか、または第1のファイルのデータを更新しうる。第1のファイルの更新済みデータは、更新された第1のファイル、すなわち第2のファイルとして理解されうる。
S809のさらなる内容については、前述の説明を参照されたい。
S810:ポータブルコンピュータは携帯電話100に第2のファイルを送信し、携帯電話100はポータブルコンピュータから第2のファイルを受信する。
ポータブルコンピュータは、携帯電話100に第2のファイルを送信しうる。例えば、ポータブルコンピュータは、ポータブルコンピュータの分散ファイルシステムを使用することによって携帯電話100の分散ファイルシステムに第2のファイルを同期させてもよく、その結果、携帯電話100は、第2のファイルを使用して、携帯電話のローカルファイルシステムに記憶された第1のファイルを上書きすることができる。このようにして、第1のファイルは更新される。ポータブルコンピュータは、ユーザが第1のファイルを更新するたびに取得された第2のファイルを携帯電話100に送信してもよく、その結果、第1のファイルは携帯電話側で適時に更新されることができる。あるいは、ポータブルコンピュータは、ユーザが第1のファイルを閉じた後に取得された第2のファイルを携帯電話100に送信して、更新済みデータを送信する回数を削減し、送信オーバーヘッドを削減してもよい。
加えて、ポータブルコンピュータが第2のファイルを携帯電話100に送信した後、ポータブルコンピュータは、記憶された第2のファイルを削除して記憶空間を解放してもよい。
S810のさらなる内容については、前述の説明を参照されたい。
S811:ユーザは携帯電話100上で操作を行い、携帯電話100はユーザの操作を収集して操作に対応するイベント情報を取得するか、または携帯電話100は操作に対応するイベント情報を検出する。例えば、操作は第1の操作と呼ばれ、携帯電話100は第1の操作をキャプチャし、第1の操作のイベント情報を取得しうる。第1の操作は、ファイルアイコン上で行われうる。例えば、ファイルアイコンは第1のファイルアイコンと呼ばれ、第1のファイルアイコンは少なくとも1つのファイルアイコンに属しうる。すなわち、ユーザは、携帯電話100上に表示された第1のインターフェース上の第1のファイルアイコンに対して第1の操作を行う。第1のファイルアイコンは1つのファイルに対応し、例えば、ファイルは第1のファイルと呼ばれる。
携帯電話100がユーザの第1の操作のイベント情報を収集すること(または検出すること)は、携帯電話100が第1のファイルアイコンに対して行われた第1の操作を検出することと同等である。
例えば、第1の操作はタッチ操作である。例えば、図5Aを参照されたい。あるいは、第1の操作は、他のタイプの操作、例えば、ジェスチャ操作、音制御操作、またはフローティング操作であってもよい。ユーザが第1の操作を行う目的は、第1のファイルを開くことである。したがって、第1の操作は、第1のファイルを開く操作である。
S811のさらなる内容については、前述の説明を参照されたい。
S812:携帯電話100は、第1の操作のイベント情報が携帯電話100に対応すると決定する。言い換えれば、携帯電話100は、第1の操作が携帯電話100上で行われたと決定する。言い換えれば、携帯電話100は、第1の操作(または第1の操作のイベント情報)が携帯電話100のディスプレイ上で行われたと決定する。言い換えれば、携帯電話100は、第1の操作に対応するファイルアイコンが携帯電話100の表示インターフェース上に位置していると決定する。第1の操作が携帯電話100に対応することは、第1の操作が携帯電話100上で行われた操作であることを意味する。
例えば、第1のマネージャソフトウェアが第1の操作のイベント情報を取得した後、第1の操作のイベント情報は携帯電話100の識別子を含むので、第1のマネージャソフトウェアは、第1の操作のイベント情報が携帯電話100に対応すると決定してもよく、すなわち、第2の操作が携帯電話100上で行われた操作であると決定する。言い換えれば、第1のマネージャソフトウェアは、第2の操作に対応するファイルアイコンが携帯電話100の表示インターフェース上に位置していると決定する。例えば、第1の操作のイベント情報は、第1の操作がタッチ操作であることを指示し、第1のマネージャソフトウェアは、タッチ操作が携帯電話100のディスプレイ上で行われた操作であると決定しうるか、またはタッチ操作に対応するファイルアイコンが携帯電話100の表示インターフェース上に位置していると決定しうる。
S812のさらなる内容については、前述の説明を参照されたい。
S813:携帯電話100は、第1の操作のイベント情報に対応するファイルが第1のファイルであると決定し、または携帯電話100は、第1の操作のイベント情報に対応する第1のファイルのストレージパスを決定し、または携帯電話100は、第1の操作が第1のファイルに対応すると決定する。
例えば、第1の操作のイベント情報が携帯電話の表示インターフェース上の第1の操作の絶対位置情報を含む場合、第1のマネージャソフトウェアは、第1の操作の位置情報に基づいて第1の操作に対応する第1のファイルなどのファイルを決定してもよいし、第1のマネージャソフトウェアは、第1のファイルのストレージパスを決定してもよい。第1のファイルは、例えば、上述のファイル3である。
S813のさらなる内容については、前述の説明を参照されたい。
S814:携帯電話100は、第1のファイルを開くために第1のアプリケーションを呼び出す。
例えば、第1のマネージャソフトウェアは、第1のファイルのタイプに基づいて、第1のファイルを開くことができるアプリケーション、例えば第1のアプリケーションを決定してもよい。
S814のさらなる内容については、前述の説明を参照されたい。
S815:ユーザは、携帯電話100上で第1のファイルを編集し、編集された第1のファイルを保存する。編集された第1のファイルは、例えば、第2のファイルと呼ばれる。
S815のさらなる内容については、前述の説明を参照されたい。
ユーザは、携帯電話100上で第1のファイルを閲覧してもよいし、携帯電話100上で第1のファイルに対して編集操作を行ってもよく、例えば、第1のファイル内のコンテンツを削除、コンテンツを追加、またはコンテンツを修正してもよい。ユーザが第1のファイルに対する操作を完了した後、第1のファイルは保存されてもよい。この場合、携帯電話100は、第1のファイルの更新済みデータを取得するために、メモリに記憶された第1のファイルを更新するか、または第1のファイルのデータを更新しうる。第1のファイルの更新済みデータは、更新された第1のファイル、すなわち第2のファイルとして理解されうる。
S802からS810とS811からS815とは2つの並列の解決策であり、同時には行われない。例えば、ユーザが操作を行うときに、ユーザが操作をポータブルコンピュータ上で行うことを選択した場合には、S802からS810が行われてもよく、ユーザが操作を携帯電話100で行うことを選択した場合には、S811からS815が行われてもよい。
第1のデバイス内の同じファイルについて、本出願のこの実施形態で提供される方法が使用された後、携帯電話100上の操作と、携帯電話100によってポータブルコンピュータにミラーリングされた協調ウィンドウ(例えば、投影インターフェース202)内の操作との最終的な体験の効果は異なる。マルチスクリーンコラボレーションシナリオにおいてさえ、携帯電話100は、対応するファイルを開き、編集し、保存するために、ユーザの現在の焦点(例えば、ユーザの操作が行われるデバイス)に基づいてデバイス(例えば、携帯電話100またはポータブルコンピュータ)をインテリジェントに選択してもよく、ユーザは、現在焦点とされている画面を離れることも切り替えることもなく事務作業を完了することができ、ユーザにより良いプレビューおよび編集体験を提供する。
第1のファイルを開く方法では、ユーザが携帯電話100上で操作を行うと、携帯電話100は対応するファイルを開く。次に、本出願の一実施形態は、第2のファイルを開く方法をさらに提供する。この方法では、ユーザが携帯電話100上で操作を行った場合、携帯電話100はユーザにオプションを提供してもよく、ユーザは対応するファイルを携帯電話100上で開くかそれともポータブルコンピュータ上で開くかを選択する。本出願のこの実施形態で提供される第2のファイルを開く方法は、マルチスクリーンコラボレーションシナリオで使用されうる。例えば、方法は、第1のデバイスおよび第2のデバイスに関連する。第1のデバイスの構造については、図1を参照されたい。図9Aおよび図9Bを参照されたい。以下は、方法の手順を説明する。理解を容易にするために、以下の説明過程では、第1のデバイスが携帯電話100であり、第2のデバイスがポータブルコンピュータである例が使用される。
S901:携帯電話100およびポータブルコンピュータが、予め設定された方式でマルチスクリーンコラボレーションモードに入る。
S901のさらなる内容については、図8Aおよび図8Bに示される実施形態におけるS801の説明または前述の説明を参照されたい。
S902:ユーザはポータブルコンピュータ上で操作を行い、ポータブルコンピュータはユーザの操作を収集し、操作に対応するイベント情報を取得する。例えば、操作は第1の操作と呼ばれ、ポータブルコンピュータは第1の操作をキャプチャし、第1の操作のイベント情報を取得しうる。第1の操作は、ファイルアイコン上で行われうる。例えば、ファイルアイコンは第1のファイルアイコンと呼ばれ、第1のファイルアイコンは少なくとも1つのファイルアイコンに属しうる。すなわち、ユーザは、ポータブルコンピュータ上に表示された第2のインターフェースに含まれる第1のインターフェース上の第1のファイルアイコンに対して第1の操作を行う。第1のファイルアイコンは1つのファイルに対応し、例えば、ファイルは第1のファイルと呼ばれる。
S902のさらなる内容については、図8Aおよび図8Bに示される実施形態におけるS802の説明または前述の説明を参照されたい。
S903:ポータブルコンピュータは携帯電話100に第1の操作のイベント情報を送信し、携帯電話100はポータブルコンピュータから第1の操作のイベント情報を受信する。携帯電話100が第1の操作のイベント情報を受信することはまた、携帯電話100が第1のファイルアイコンに対して行われた操作を検出することと同等でもありうる。
S903のさらなる内容については、図8Aおよび図8Bに示される実施形態におけるS803の説明または前述の説明を参照されたい。
S904:携帯電話100は、第1の操作のイベント情報がポータブルコンピュータに対応すると決定する。言い換えれば、携帯電話100は、第1の操作がポータブルコンピュータ上で行われたと決定する。言い換えれば、携帯電話100は、第1の操作(または第1の操作のイベント情報)がポータブルコンピュータのディスプレイ上で行われたと決定する。言い換えれば、携帯電話100は、第1の操作に対応するファイルアイコンがポータブルコンピュータの表示インターフェース上に位置していると決定する。第1の操作がポータブルコンピュータに対応することは、第1の操作がポータブルコンピュータ上で行われた操作であることを意味する。
S904のさらなる内容については、図8Aおよび図8Bに示される実施形態におけるS804の説明または前述の説明を参照されたい。
S905:携帯電話100は、第1の操作のイベント情報に対応するファイルが第1のファイルであると決定し、または携帯電話100は、第1の操作のイベント情報に対応する第1のファイルのストレージパスを決定し、または携帯電話100は、第1の操作が第1のファイルに対応すると決定する。
S905のさらなる内容については、図8Aおよび図8Bに示される実施形態におけるS805の説明または前述の説明を参照されたい。
S906:携帯電話100はポータブルコンピュータに第1のファイルのメタデータを送信し、ポータブルコンピュータは携帯電話100から第1のファイルのメタデータを受信する。
S906のさらなる内容については、図8Aおよび図8Bに示される実施形態におけるS806の説明または前述の説明を参照されたい。
S907:ポータブルコンピュータは、第1のファイルのメタデータに基づいて、第1のファイルを開くために使用されるアプリケーションを決定する。アプリケーションは、例えば、第2のアプリケーションと呼ばれる。
S907のさらなる内容については、図8Aおよび図8Bに示される実施形態におけるS807の説明または前述の説明を参照されたい。
S908:ポータブルコンピュータは、第1のファイルを開くために第2のアプリケーションを呼び出す。
S908のさらなる内容については、図8Aおよび図8Bに示される実施形態におけるS808の説明または前述の説明を参照されたい。
S909:ユーザは、ポータブルコンピュータ上で第1のファイルを編集し、編集された第1のファイルを保存する。編集された第1のファイルは、例えば、第2のファイルと呼ばれるか、または更新済みファイルと呼ばれてもよい。ファイルの名前は限定されない。
S909のさらなる内容については、図8Aおよび図8Bに示される実施形態におけるS809の説明または前述の説明を参照されたい。
S910:ポータブルコンピュータは携帯電話100に第2のファイルを送信し、携帯電話100はポータブルコンピュータから第2のファイルを受信する。
S910のさらなる内容については、図8Aおよび図8Bに示される実施形態におけるS810の説明または前述の説明を参照されたい。
S911:ユーザは携帯電話100上で操作を行い、携帯電話100はユーザの操作に関する情報を収集して操作に対応するイベント情報を取得するか、または携帯電話100は操作に対応するイベント情報を検出する。例えば、操作は第1の操作と呼ばれ、携帯電話100は第1の操作をキャプチャし、第1の操作のイベント情報を取得しうる。第1の操作は、ファイルアイコン上で行われうる。例えば、ファイルアイコンは第1のファイルアイコンと呼ばれ、第1のファイルアイコンは少なくとも1つのファイルアイコンに属しうる。すなわち、ユーザは、携帯電話100上に表示された第1のインターフェース上の第1のファイルアイコンに対して第1の操作を行う。第1のファイルアイコンは1つのファイルに対応し、例えば、ファイルは第1のファイルと呼ばれる。
携帯電話100がユーザの第1の操作のイベント情報を収集すること(または検出すること)は、携帯電話100が第1のファイルアイコンに対して行われた第1の操作を検出することと同等である。
S911のさらなる内容については、図8Aおよび図8Bに示される実施形態におけるS811の説明または前述の説明を参照されたい。
S912:携帯電話100は、第1の操作のイベント情報が携帯電話100に対応すると決定する。言い換えれば、携帯電話100は、第1の操作が携帯電話100上で行われたと決定する。言い換えれば、携帯電話100は、第1の操作(または第1の操作のイベント情報)が携帯電話100のディスプレイ上で行われたと決定する。言い換えれば、携帯電話100は、第1の操作に対応するファイルアイコンが携帯電話100の表示インターフェース上に位置していると決定する。
S912のさらなる内容については、図8Aおよび図8Bに示される実施形態におけるS812の説明または前述の説明を参照されたい。
S913:携帯電話100はプロンプト情報を出力し、プロンプト情報は、第1のファイルを開くべきであるデバイスを決定するために使用される。
例えば、携帯電話100は、ディスプレイ194を使用することによってプロンプト情報を出力してもよい。プロンプト情報は、1つまたは複数のオプションを含んでいてもよく、1つまたは複数のオプションは、第1のファイルが開かれるべきであるデバイスを決定するために使用されうる。プロンプト情報の例については、図7Aまたは図7Bを参照されたい。
S913のさらなる内容については、前述の説明を参照されたい。
S914:ユーザは、1つまたは複数のオプションの中の第1のオプションを選択し、携帯電話100は、第1のオプションを選択する操作を検出する。
例えば、図7Dにさらに示されるように、ユーザが指を使用することによってオプション「1」にタッチした場合、タッチセンサ180Kは操作を検出し、操作のイベント情報を収集しうる。操作のイベント情報を収集した後、タッチセンサ180Kは、操作のイベント情報を第1のマネージャソフトウェアに送信しうる。タッチセンサ180Kから操作のイベント情報を受信した後、第1のマネージャソフトウェアは、ユーザが、「1」に対応するアプリケーション1を使用することによって携帯電話100上で第1のファイルを開くことを選択したと決定する。
例えば、第1のオプションは第1のアプリケーションに対応し、また例えば、第1のアプリケーションは携帯電話100にインストールされている。
S914のさらなる内容については、前述の説明を参照されたい。
S915:携帯電話100は、第1の操作のイベント情報に対応するファイルが第1のファイルであると決定し、または携帯電話100は、第1の操作のイベント情報に対応する第1のファイルのストレージパスを決定し、または携帯電話100は、第1の操作が第1のファイルに対応すると決定する。
S915のさらなる内容については、図8Aおよび図8Bに示される実施形態におけるS813の説明または前述の説明を参照されたい。
S916:携帯電話100は、第1のファイルを開くために第1のアプリケーションを呼び出す。
S916のさらなる内容については、図8Aおよび図8Bに示される実施形態におけるS814の説明または前述の説明を参照されたい。
S917:ユーザは、携帯電話100上で第1のファイルを編集し、編集された第1のファイルを保存する。編集された第1のファイルは、例えば、第2のファイルと呼ばれる。
S917のさらなる内容については、図8Aおよび図8Bに示される実施形態におけるS815の説明または前述の説明を参照されたい。
S918:ユーザは、プロンプト情報に含まれる1つまたは複数のオプションの中の第2のオプションを選択し、携帯電話100は、第2のオプションを選択する操作を検出する。
例えば、図7Bにさらに示されるように、ユーザが指を使用することによってオプション「コンピュータアプリケーション」にタッチした場合、タッチセンサ180Kは操作を検出し、操作のイベント情報を収集しうる。操作のイベント情報を収集した後、タッチセンサ180Kは、操作のイベント情報を第1のマネージャソフトウェアに送信しうる。タッチセンサ180Kから操作のイベント情報を受信した後、第1のマネージャソフトウェアは、ユーザがポータブルコンピュータ上で第1のファイルを開くことを選択したと決定する。
S918のさらなる内容については、前述の説明を参照されたい。
S918が行われた後、S906からS910が引き続き行われてもよい。詳細は再度説明されない。
S902からS910と、S911からS918および後続のステップとは、2つの並列の解決策であり、同時には行われない。例えば、ユーザが操作を行うときに、ユーザが操作をポータブルコンピュータ上で行うことを選択した場合には、S902からS910が行われてもよく、ユーザが操作を携帯電話100で行うことを選択した場合には、S911からS918および後続のステップが行われてもよい。加えて、S914からS917と、S918および後続のステップとも、2つの並列の解決策であり、同時には行われない。例えば、ユーザがプロンプト情報に基づいて操作を行うときに、ユーザがポータブルコンピュータ上で第1のファイルを開くことを選択した場合には、S918および後続のステップが行われてもよく、ユーザが携帯電話100上で第1のファイルを開くことを選択した場合には、S914からS917が行われてもよい。
例えば、ユーザは携帯電話100上で操作を行うが、ユーザが実際には、対応するファイルを、閲覧のためにポータブルコンピュータ上で別のユーザに提示することを期待していることも往々にしてある。このシナリオでは、本出願のこの実施形態で提供される技術的解決策によれば、ユーザは、提示プロセスを完了するために、ポータブルコンピュータ上でファイルを開くことを選択してもよい。本出願のこの実施形態で提供される技術的解決策によれば、ユーザに選択の機会が提供され、対応するファイルを開くための適切なデバイスをユーザが選択した方がより好都合であることが分かる。
本出願で提供される前述の実施形態では、本出願の実施形態で提供される方法が、実行主体として機能する携帯電話100およびポータブルコンピュータの観点から説明されている。本出願の実施形態で提供される前述の方法の機能を実現するために、モバイルデバイス(例えば、携帯電話100またはポータブルコンピュータ)は、ハードウェア構造および/またはソフトウェアモジュールを含み、ハードウェア構造、ソフトウェアモジュールまたはハードウェア構造とソフトウェアモジュールの組み合わせの形態で前述の機能を実現しうる。前述の機能の中の機能が、ハードウェア構造を使用することによって行われるか、ソフトウェアモジュールを使用することによって行われるか、それともハードウェア構造とソフトウェアモジュールとの組み合わせを使用することによって行われるかは、技術的解決策の特定の用途および設計制約に依存する。
図10に示されるように、本出願のいくつかの他の実施形態は、電子デバイスを開示する。電子デバイスは、例えば、携帯電話(例えば、携帯電話100)、Pad、またはポータブルコンピュータである。電子デバイスは、タッチスクリーン1001であって、タッチセンシティブ面1006とディスプレイ1007とを含む、タッチスクリーン1001、アプリケーション1008、1つまたは複数のプロセッサ1002、および1つまたは複数のプログラム1004を記憶するように構成された1つまたは複数のメモリ1003、を含みうる。前述の構成要素は、1つまたは複数の通信バス1005を介して接続されうる。ディスプレイ1007は、電子デバイス内のファイルのコンテンツを表示するように構成されてもよいし、ディスプレイ1007は、電子デバイスのデスクトップを表示するようにさらに構成されてもよいし、ディスプレイ1007は、画像などを表示するように構成されてもよい。
メモリ1003に記憶された1つまたは複数のプログラム1004が1つまたは複数のプロセッサ1002によって実行されると、電子デバイスは、図8Aおよび図8Bに示される実施形態、図9Aおよび図9Bに示される実施形態、または別の対応する実施形態のステップを行うように構成されうる。
本出願のこの実施形態では、ユニットへの分割は、一例であり、単なる論理的な機能分割にすぎないことに留意されたい。実際の実装では、別の分割方式が使用されてもよい。本発明の実施形態における機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合されてもよいし、ユニットの各々が物理的に単独で存在していてもよいし、または2つ以上のユニットが1つのユニットに統合される。例えば、前述の実施形態において、第1の取得ユニットと第2の取得ユニットとは、同じユニットであってもよいし、異なるユニットであってもよい。統合ユニットは、ハードウェアの形態で実現されてもよいし、ソフトウェア機能ユニットの形態で実現されてもよいし、ハードウェアとソフトウェア機能ユニットの組み合わせの形態で実現されてもよい。
文脈に応じて、前述の実施形態で使用されている「when(のとき)」という用語は、「if(の場合)」、「after(の後)」、「in response to determining(を決定したことに応答して)」、または「in response to detecting(を検出したことに応答して)」の意味として解釈されうる。同様に、文脈に応じて、「when it is determined that(ことが決定されたとき)」または「if(a stated condition or event)is detected((記載される条件またはイベント)が検出された場合)」という句も、「if determining(ことを決定した場合)」、または「in response to determining(を決定したことに応答して)」、または「when(a stated condition or event)is detected((記載される条件またはイベント)が検出されたとき)」、または「in response to detecting(a stated condition or event)((記載される条件またはイベント)を検出したことに応答して)」の意味として解釈されうる。
前述の実施形態の全部または一部が、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、またはこれらの任意の組み合わせによって実現されていてもよい。実施形態を実現するためにソフトウェアが使用されるとき、実施形態は、プログラム製品の形態で完全に、または部分的に実現されてもよい。プログラム製品は1つまたは複数のコンピュータ命令を含む。プログラム命令がコンピュータ上でロードされて実行されると、本出願の実施形態による手順または機能がすべてまたは部分的に生成される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、または別のプログラマブルデバイスであってもよい。コンピュータ命令は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよいし、あるコンピュータ可読記憶媒体から別のコンピュータ可読記憶媒体に送信されてもよい。例えば、コンピュータ命令は、ウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンタから別のウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンタに、有線(例えば、同軸ケーブル、光ファイバ、デジタル加入者線)方式で、または無線(例えば、赤外線、電波、マイクロ波)方式で送信されてもよい。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータによってアクセス可能な任意の使用可能な媒体であってもよいし、1つまたは複数の使用可能な媒体を統合したデータ記憶デバイス、例えばサーバやデータセンタであってもよい。使用可能な媒体は、磁気媒体(例えば、フロッピーディスクやハードディスクや磁気テープ)、光学媒体(例えば、DVD)、または半導体媒体(例えば、ソリッドステートドライブ)などであってもよい。
説明のために、前述の説明は、特定の実施形態を参照して説明された。しかしながら、前述の例示的な考察は、詳述されることを意図されておらず、本出願を開示の正確な形態に限定することを意図されていない。前述の教示内容に基づいて、多くの修正形態および変形形態が可能である。実施形態は、本出願の原理および原理の実際的な適用を十分に例示するために選択および説明されており、そのため、当業者は、本出願および想定される特定の使用に適用可能な様々な修正を有する様々な実施形態を十分に利用することができる。
本出願で提供される実施形態では、本出願の実施形態で提供される方法は、端末デバイスが実行主体として使用される観点から説明されている。本出願の実施形態で提供される前述の方法の機能を実現するために、端末デバイスは、ハードウェア構造および/またはソフトウェアモジュールを含み、ハードウェア構造、ソフトウェアモジュールまたはハードウェア構造とソフトウェアモジュールの組み合わせの形態で前述の機能を実現しうる。前述の機能の中の機能が、ハードウェア構造を使用することによって行われるか、ソフトウェアモジュールを使用することによって行われるか、それともハードウェア構造とソフトウェアモジュールとの組み合わせを使用することによって行われるかは、技術的解決策の特定の用途および設計制約に依存する。
加えて、特に明記されない限り、本出願の実施形態において、「第1」および「第2」などの序数は、複数の対象を区別することを意図されているが、複数の対象のサイズ、内容、順序、時系列、優先度、重要度などを限定することを意図されていない。例えば、第1のファイルおよび第2のファイルは、単に異なるファイルを区別するために使用されており、2つのファイルの異なるサイズ、コンテンツ、優先度、重要度などを指示するものではない。