JP2023533444A - 生分解性再付着防止剤を含む洗濯洗剤配合物 - Google Patents

生分解性再付着防止剤を含む洗濯洗剤配合物 Download PDF

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Abstract

Figure 2023533444000001
洗濯洗剤配合物であって、洗剤界面活性剤と、ビルダーと、フィラーと、再付着防止剤と、を含み、再付着防止剤が、10~65重量%の式(I)[式中、各R及びRは、水素及びC1~3アルキル基から独立して選択される]の構造単位と、10~80重量%の式(II)[式中、各Rは、水素及び-C(O)CH基から独立して選択される]の構造単位と、10~65重量%の式(III)[式中、各Rは、水素及び-CH基から独立して選択される]の構造単位と、を含み、再付着防止剤中の式Iの構造単位の少なくとも1モル%において、R及びRの少なくとも一方がC1~3アルキル基であり、再付着防止剤が、ラクトン末端基を有し、付着防止剤が、1,500~6,000ダルトンの重量平均分子量を有する、洗濯洗剤配合物が提供される。
【化1】

Description

本発明は、洗濯洗剤配合物に関する。特に、本発明は、洗剤界面活性剤、ビルダー、及び再付着防止剤を組み込んだ洗濯洗剤配合物であって、再付着防止剤が、再付着防止剤の乾燥重量に基づいて10~65重量%の、式I

[式中、各R及びRは、水素及びC1~3アルキル基から独立して選択される]の構造単位と、再付着防止剤の乾燥重量に基づいて10~80重量%の、式II

[式中、各Rは、水素及び-C(O)CH基から独立して選択される]の構造単位と、再付着防止剤の乾燥重量に基づいて10~65重量%の、式III

[式中、各Rは、水素及び-CH基から独立して選択される]の構造単位と、を含み、再付着防止剤の式Iの構造単位の少なくとも1モル%において、R及びRの少なくとも一方がC1~3アルキル基であり、再付着防止剤が、ラクトン末端基を有し、再付着防止剤が、1,500~6,000ダルトンの重量平均分子量を有する、洗濯洗剤配合物に関する。
優れた全体的な洗浄を提供する洗濯洗剤は、消費者にとって望ましいものである。そのような洗濯洗剤は、典型的には、消費者が所望の洗浄効果を果たすために、他の成分の中でも界面活性剤を含む。それにもかかわらず、環境への感受性の高まり及び材料費の上昇により、洗濯洗剤での界面活性剤の利用を減らす動きが高まっている。その結果、洗剤メーカーは、全体的な洗浄性能を維持しながら、洗濯洗剤の単位用量あたりの界面活性剤の量を減らす方法を模索している。
粉末洗剤組成物の1つが、Rodriquesによって米国特許第6,458,752号に記載されている。Rodriquesは、少なくとも1つの界面活性剤及びビルダーと、粉末洗剤組成物の総重量に基づいて0.1~約75重量パーセントの、ペンダント酸官能基及び連鎖移動剤の末端フラグメントを有する水溶性又は水分散性ポリマーとを含む粉末洗剤組成物であって、ポリマーが、60~95重量パーセントのエチレン性不飽和酸モノマーと5~40重量パーセントのC~C24連鎖移動剤との重合生成物であり、重量パーセントが、総モノマーと連鎖移動剤の重量に基づく、粉末洗剤組成物を開示している。
それにもかかわらず、洗濯洗剤配合物に使用するための新しい再付着防止剤が依然として必要とされている。特に、洗濯洗剤配合物に使用するための新しい再付着防止剤であって、生分解性の向上と組み合わせて、適切な一次洗浄性能及び再付着防止性能を提供する、再付着防止剤が依然として必要とされている。
本発明は、洗剤界面活性剤、ビルダー、及び再付着防止剤を含む洗濯洗剤配合物であって、再付着防止剤が、ポリマーであり、ポリマーが、(a)再付着防止剤の乾燥重量に基づいて10~65重量%の、式I

[式中、各R及びRは、水素及びC1~3アルキル基から独立して選択される]の構造単位と、(b)再付着防止剤の乾燥重量に基づいて10~80重量%の、式II

[式中、各Rは、水素及び-C(O)CH基から独立して選択される]の構造単位と、(c)再付着防止剤の乾燥重量に基づいて10~65重量%の、式III

[式中、各Rは、水素及び-CH基から独立して選択される]の構造単位と、を含み、再付着防止剤の式Iの構造単位の少なくとも1モル%において、R及びRの少なくとも一方がC1~3アルキル基であり、再付着防止剤が、ラクトン末端基を有し、再付着防止剤が、1,500~6,000ダルトンの重量平均分子量を有する、洗濯洗剤配合物を提供する。
本発明は、汚れた布地物品を洗浄する方法であって、汚れた布地物品を準備することと、本発明による洗濯洗剤配合物を準備することと、洗浄水を準備することと、洗浄水及び洗濯洗剤配合物を汚れた布地物品に適用して、洗浄された布地物品を提供することと、を含む、方法を提供する。
本発明の再付着防止剤は、望ましい生分解性特性を示す。洗濯洗剤配合物に組み込まれると、本明細書に特に記載される本発明の再付着防止剤は、驚くべきことに、従来の再付着防止剤と比較して良好な一次洗浄力及び再付着防止性能を与えるが、同時に、より持続可能な洗濯洗剤配合物の配合を促進するために望まれる生分解性も提供する。さらに、本発明の再付着防止剤はまた驚くほど硬水耐性でもあり、硬水中に存在するCa2+イオンとの錯体形成がされやすく、凝集及び沈殿をもたらす従来のマレイン酸残基含有ポリマーとは異なる。
別段示されない限り、比率、百分率、部などは、重量によるものである。組成物中の重量百分率(又は重量%)は、乾燥重量の、すなわち、組成物に存在し得る一切の水を除外する百分率である。ポリマー中のモノマー単位の百分率は、固形重量、すなわち、ポリマー乳剤中に存在する一切の水を排除した百分率である。
本明細書で使用される場合、別途示されない限り、「重量平均分子量」及び「Mw」という用語は、ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)及びポリスチレン標準物などの従来の標準物を用いる従来の様式で測定された場合の重量平均分子量を指すのに互換的に使用される。GPCの技法は、Modem Size Exclusion Chromatography,W.W.Yau,J.J.Kirkland,D.D.Bly;Wiley-lnterscience,1979に、及びA Guide to Materials Characterization and Chemical Analysis,J.P.Sibilia;VCH,1988,p.81-84に詳述されている。重量平均分子量は、本明細書においてダルトンの単位で報告される。
本明細書及び添付の特許請求の範囲で使用される「エチレン性不飽和」という用語は、それを重合可能にする炭素-炭素二重結合を有する分子を説明する。本明細書及び添付の特許請求の範囲で使用される「多エチレン性不飽和」という用語は、少なくとも2つの炭素-炭素二重結合を有する分子を説明する。
本明細書で使用される場合、「(メタ)アクリル」という用語は、アクリル又はメタクリルのいずれかを指す。
本明細書及び添付の特許請求の範囲で使用される「ホスフェートを含まない」という用語は、≦1重量%(好ましくは、≦0.5重量%、より好ましくは、≦0.2重量%、更により好ましくは、≦0.01重量%、なおも更により好ましくは、≦0.001重量%、最も好ましくは、検出限界未満)のホスフェート(元素状リンとして測定)を含有する組成物を意味する。
本明細書及び添付の特許請求の範囲で使用される「構造単位」という用語は、示されたモノマーの残部(remnant)を指し、したがって、(メタ)アクリル酸の構造単位は次のとおりである。

式中、点線はポリマー骨格への結合点を表し、Rはアクリル酸の構造単位については水素であり、メタクリル酸の構造単位については-CHである。
好ましくは、本発明の洗濯洗剤配合物は、液体洗濯洗剤配合物、粉末洗濯洗剤配合物、及び洗濯バーから選択される。好ましくは、本発明の洗濯洗剤配合物は、単回用量形態で提供される液体洗濯洗剤配合物及び粉末洗濯洗剤配合物のうちの少なくとも1つから選択される。より好ましくは、本発明の洗濯洗剤配合物は、<1重量%(好ましくは、<0.1重量%、より好ましくは、<0.01重量%、最も好ましくは、<0.001重量%)の水を含有する無水粉末洗濯洗剤配合物である。
好ましくは、本発明の洗濯洗剤配合物(好ましくは、粉末洗濯洗剤配合物)は、洗剤界面活性剤(洗濯洗剤配合物の重量に基づいて、好ましくは5~50重量%(好ましくは6~30、より好ましくは7~20、最も好ましくは8~18)の洗剤界面活性剤)と、ビルダー(洗濯洗剤配合物の重量に基づいて、好ましくは20~75重量%(好ましくは20~65重量%、より好ましくは25~50重量%、最も好ましくは27~35重量%)のビルダー)と、フィラー(洗濯洗剤配合物の重量に基づいて、好ましくは0~74.09重量%(好ましくは5~70重量%、より好ましくは28.5~65重量%、最も好ましくは53.9~62重量%)のフィラー)と、再付着防止剤(洗濯洗剤配合物の重量に基づいて、好ましくは0.01~5重量%(好ましくは0.05~2重量%、より好ましくは0.1~1.5重量%、最も好ましくは0.4~1.1重量%)の再付着防止剤)と、を含み、再付着防止剤が、ポリマーであり、ポリマーが、(a)再付着防止剤の乾燥重量に基づいて10~65重量%(好ましくは20~60重量%、より好ましくは20~50重量%、更により好ましくは25~40重量%、最も好ましくは25~35重量%)(好ましくは、≧20重量%、より好ましくは、≧25重量%、好ましくは、≦60重量%、より好ましくは、≦50重量%、更により好ましくは、≦40重量%、最も好ましくは、≦35重量%)の、式I;

[式中、各R及びRは、水素及びC1~3アルキル基(好ましくは、水素及びC2~3アルキル基、より好ましくは、水素及びCアルキル基)から独立して選択される]の構造単位と、(好ましくは、再付着防止剤中の式Iの構造単位の少なくとも1モル%において、R及びRの少なくとも一方がCアルキル基である)(b)再付着防止剤の乾燥重量に基づいて10~80重量%(好ましくは15~75重量%、より好ましくは20~60重量%、最も好ましくは30~50重量%)(好ましくは、≧20重量%、より好ましくは、≧25重量%、更により好ましくは、≧30重量%、最も好ましくは、≧35重量%、好ましくは、≦70重量%、より好ましくは、≦60重量%、最も好ましくは、≦50重量%)の、式II

[式中、各Rは、水素及び-C(O)CH基から独立して選択される]の構造単位と、(c)再付着防止剤の乾燥重量に基づいて10~65重量%(好ましくは20~60重量%、より好ましくは20~50重量%、更により好ましくは25~40重量%、最も好ましくは25~35重量%)(好ましくは、≧20重量%、より好ましくは、≧25重量%、好ましくは、≦60重量%、より好ましくは、≦50重量%、更により好ましくは、≦40重量%、最も好ましくは、≦35重量%)の、式III

[式中、各Rは、水素及び-CH基から独立して選択される]の構造単位と、を含み、再付着防止剤中の式Iの構造単位の少なくとも1モル%において、R及びRの少なくとも一方がC1~3アルキル基であり、再付着防止剤が、ラクトン末端基を有し、再付着防止剤が、1,500~6,000ダルトン(好ましくは、1,500~<5,000ダルトンより好ましくは、1,750~4,500ダルトン、最も好ましくは、2,250~4,250ダルトン)の重量平均分子量を有する。
好ましくは、本発明の洗濯洗剤配合物は、洗濯洗剤配合物の重量に基づいて、5~50重量%の洗剤界面活性剤を含む。より好ましくは、本発明の洗濯洗剤配合物は、洗濯洗剤配合物の重量に基づいて、6~30重量%の洗剤界面活性剤を含む。更により好ましくは、本発明の洗濯洗剤配合物は、洗濯洗剤配合物の重量に基づいて、7~20重量%の洗剤界面活性剤を含む。最も好ましくは、本発明の洗濯洗剤配合物は、洗濯洗剤配合物の重量に基づいて、8~18重量%の洗剤界面活性剤を含む。
好ましくは、本発明の洗濯洗剤配合物は、洗濯洗剤配合物の重量に基づいて、≧5重量%(好ましくは、≧6重量%、より好ましくは、≧7重量%、最も好ましくは、≧8重量%)の洗剤界面活性剤を含む。
好ましくは、本発明の粉末洗濯洗剤配合物は、洗濯洗剤配合物の重量に基づいて、≦50重量%(好ましくは、≦30重量%、より好ましくは、≦20重量%、最も好ましくは、≦18重量%)の洗剤界面活性剤を含む。
好ましくは、本発明の洗濯洗剤配合物に使用される洗剤界面活性剤は、アニオン性界面活性剤、非イオン界面活性剤、双性イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、及びこれらの混合物からなる群から選択される。より好ましくは、本発明の洗濯洗剤配合物に使用される洗剤界面活性剤は、アルキルベンゼンスルホネート、アルコールサルフェート、アルコールエトキシレートからなる群から選択される界面活性剤を含む。最も好ましくは、本発明の洗濯洗剤配合物に使用される洗剤界面活性剤は、アニオン性界面活性剤を含む。好ましくは、アニオン性界面活性剤は、アルキルベンゼンスルホネート、脂肪アルコールエーテルスルフェート及びそれらの混合物からなる群から選択される。好ましくは、アニオン性界面活性剤は、アルキルベンゼンスルホネートを含む。より好ましくは、アニオン性界面活性剤は、直鎖アルキルベンゼンスルホネートを含む。最も好ましくは、アニオン性界面活性剤は、直鎖C10~20アルキルベンゼンスルホネートを含む。
好ましくは、本発明の洗濯洗剤配合物は、洗濯洗剤配合物の重量に基づいて、20~75重量%のビルダーを含む。より好ましくは、本発明の洗濯洗剤配合物は、洗濯洗剤配合物の重量に基づいて、20~65重量%のビルダーを含む。更により好ましくは、本発明の洗濯洗剤配合物は、洗濯洗剤配合物の重量に基づいて、25~50重量%のビルダーを含む。最も好ましくは、本発明の洗濯洗剤配合物は、洗濯洗剤配合物の重量に基づいて、27~35重量%のビルダーを含む。
好ましくは、本発明の粉末洗濯洗剤配合物は、洗濯洗剤配合物の重量に基づいて、≧20重量%(好ましくは、≧25重量%、より好ましくは、≧27重量%)のビルダーを含む。
好ましくは、本発明の粉末洗濯洗剤配合物は、洗濯洗剤配合物の重量に基づいて、≦75重量%(好ましくは、≦65重量%、より好ましくは、≦50重量%、最も好ましくは、≦35重量%)のビルダーを含む。
好ましくは、本発明の洗濯洗剤配合物に使用されるビルダーは、粉末洗濯洗剤のビルダーとして従来から使用されている有機材料及び無機材料から選択される。好ましくは、本発明の洗濯洗剤配合物に使用されるビルダーは、水和性アルカリ金属リン酸塩、アルカリ(炭酸塩及び重炭酸塩を含む)、ゼオライト、エチレンジアミン四酢酸塩、ニトリロ三酢酸塩、及びこれらの混合物からなる群から選択される。より好ましくは、本発明の洗濯洗剤配合物に使用されるビルダーは、ゼオライト、三リン酸ナトリウム、トリポリリン酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、ケイ酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カルシウム、重炭酸ナトリウム及び重炭酸カルシウムのうちの少なくとも1つを含む。最も好ましくは、本発明の洗濯洗剤配合物に使用されるビルダーは、ゼオライト、トリポリリン酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、及び炭酸カルシウムのうちの少なくとも1つを含む。
好ましくは、本発明の洗濯洗剤配合物は、再付着防止剤を含む。より好ましくは、本発明の洗濯洗剤配合物は、洗濯洗剤配合物の重量に基づいて、0.01~5重量%(好ましくは、0.05~2重量%、より好ましくは0.1~1.5重量%、最も好ましくは、0.4~1.1重量%)の再付着防止剤を含む。最も好ましくは、本発明の洗濯洗剤配合物は、洗濯洗剤配合物の重量に基づいて、0.01~5重量%(好ましくは、0.05~2重量%、より好ましくは0.1~1.5重量%、最も好ましくは、0.4~1.1重量%)の再付着防止剤を含み、再付着防止剤が、ポリマーであり、ポリマーが、(a)再付着防止剤の乾燥重量に基づいて10~65重量%の、式I[式中、各R及びRは、水素及びC1~3アルキル基から独立して選択される]の構造単位と、(b)再付着防止剤の乾燥重量に基づいて10~80重量%の、式II[式中、各Rは、水素及び-C(O)CH基から独立して選択される]の構造単位と、(c)再付着防止剤の乾燥重量に基づいて10~65重量%の、式III[式中、各Rは、水素及び-CH基から独立して選択される]の構造単位と、を含み、再付着防止剤中の式Iの構造単位の少なくとも1モル%において、R及びRの少なくとも一方がC1~3アルキル基であり、再付着防止剤が、ラクトン末端基を有し、再付着防止剤が、1,500~6,000ダルトンの重量平均分子量を有する。
好ましくは、本発明の洗濯洗剤配合物に使用される再付着防止剤は、再付着防止剤の乾燥重量に基づいて、10~65重量%(好ましくは、20~60重量%、より好ましくは20~50重量%、更により好ましくは25~40重量%、最も好ましくは25~35重量%)(好ましくは、≧20重量%、より好ましくは、≧25重量%、好ましくは、≦60重量%、より好ましくは、≦50重量%、更により好ましくは、≦40重量%、最も好ましくは、≦35重量%)の、式I

[式中、各R及びRは、水素及びC1~3アルキル基(好ましくは、水素及びC2~3アルキル基、より好ましくは、水素及びCアルキル基)から独立して選択される]の構造単位を含む。より好ましくは、本発明の洗濯洗剤配合物に使用される再付着防止剤は、再付着防止剤の乾燥重量に基づいて、10~65重量%(好ましくは、20~60重量%、より好ましくは20~50重量%、更により好ましくは25~40重量%、最も好ましくは25~35重量%)(好ましくは、≧20重量%、より好ましくは、≧25重量%、好ましくは、≦60重量%、より好ましくは、≦50重量%、更により好ましくは、≦40重量%、最も好ましくは、≦35重量%)の、式I[式中、R及びRの少なくとも一方は、C1~3アルキル基(好ましくはC2~3アルキル基、より好ましくはCアルキル基)であり、これは、少なくとも1モル%(好ましくは1~20モル%、より好ましくは1~15モル%、更により好ましくは2.5~12モル%、最も好ましくは5~10モル%)の、再付着防止剤中の式Iの構造単位におけるものである]の構造単位を含む。最も好ましくは、本発明の洗濯洗剤配合物に使用される再付着防止剤は、再付着防止剤の乾燥重量に基づいて、10~65重量%(好ましくは、20~60重量%、より好ましくは20~50重量%、更により好ましくは25~40重量%、最も好ましくは25~35重量%)(好ましくは、≧20重量%、より好ましくは、≧25重量%、好ましくは、≦60重量%、より好ましくは、≦50重量%、更により好ましくは、≦40重量%、最も好ましくは、≦35重量%)の、式I[式中、R及びRの少なくとも一方は、Cアルキル基であり、これは、少なくとも1モル%(好ましくは1~20モル%、より好ましくは1~15モル%、更により好ましくは2.5~12モル%、最も好ましくは5~10モル%)の、再付着防止剤中の式Iの構造単位におけるものである]の構造単位を含む。
好ましくは、本発明の洗濯洗剤配合物に使用される再付着防止剤は、再付着防止剤の乾燥重量に基づいて、10~80重量%(好ましくは、15~60重量%、より好ましくは20~55重量%、最も好ましくは30~50重量%)(好ましくは、≧20重量%、より好ましくは、≧25重量%、更により好ましくは、≧30重量%、最も好ましくは、≧35重量%、好ましくは、≦60重量%、より好ましくは、≦55重量%、最も好ましくは、≦50重量%)の、式II

[式中、各Rは、水素及び-C(O)CH基から独立して選択される]の構造単位を含む。より好ましくは、本発明の洗濯洗剤配合物に使用される再付着防止剤は、再付着防止剤の乾燥重量に基づいて、10~80重量%(好ましくは、15~60重量%、より好ましくは20~55重量%、最も好ましくは30~50重量%)(好ましくは、≧20重量%、より好ましくは、≧25重量%、更により好ましくは、≧30重量%、最も好ましくは、≧35重量%、好ましくは、≦60重量%、より好ましくは、≦55重量%、最も好ましくは、≦50重量%)の、式II;[式中、Rは、再付着防止剤中の式IIの構造単位の0~50モル%において水素である]の構造単位を含む。
好ましくは、本発明の洗濯洗剤配合物に使用される再付着防止剤は、再付着防止剤の乾燥重量に基づいて、10~65重量%(好ましくは、10~60重量%、より好ましくは15~50重量%、更により好ましくは20~40重量%、最も好ましくは25~35重量%)(好ましくは、≧10重量%、より好ましくは、≧15重量%、好ましくは、≦60重量%、より好ましくは、≦50重量%、更により好ましくは、≦40重量%、最も好ましくは、≦35重量%)の、式III

[式中、各Rは、水素及び-CH基から独立して選択される]の構造単位を含む。より好ましくは、本発明の洗濯洗剤配合物に使用される再付着防止剤は、再付着防止剤の乾燥重量に基づいて、10~65重量%(好ましくは、10~60重量%、より好ましくは15~50重量%、更により好ましくは20~40重量%、最も好ましくは25~35重量%)(好ましくは、≧10重量%、より好ましくは、≧15重量%、好ましくは、≦60重量%、より好ましくは、≦50重量%、更により好ましくは、≦40重量%、最も好ましくは、≦35重量%)の、式III[式中、各Rは、水素であり、これは、75~100モル%(好ましくは85~100モル%、より好ましくは95~100モル%、更により好ましくは、≧99モル%、最も好ましくは100モル%)の、再付着防止剤中の式IIIの構造単位におけるものである]の構造単位を含む。
好ましくは、本発明の洗濯洗剤配合物に使用される再付着防止剤は、ラクトン末端基を有する。好ましくは、ラクトン末端基は、式IIIの構造単位上のカルボン酸基と連鎖移動剤に由来する末端ヒドロキシ基との間の内部エステル化反応により生成されるものである。最も好ましくは、ラクトン末端基はγ-ラクトンである。
好ましくは、本発明の洗濯洗剤配合物に使用される再付着防止剤は、式IV

[式中、Aは、式Iの構造単位、式IIの構造単位及び式IIIの構造単位を含むポリマー鎖であり、R及びRは、水素及びC1~4アルキル基から独立して選択される]を有する。最も好ましくは、本発明の洗濯洗剤配合物に使用される再付着防止剤は、式IV[式中、Aは、式Iの単位の構造単位、式IIの構造単位及び式IIIの構造単位を含むポリマー鎖であり、Rはメチルであり、Rはメチルである]を有する。
好ましくは、本発明の洗濯洗剤配合物に使用される再付着防止剤は、1,500~6,000ダルトンの重量平均分子量を有する。より好ましくは、本発明の洗濯洗剤配合物に使用される再付着防止剤は、1,500~<5,000ダルトンの重量平均分子量を有する。更により好ましくは、本発明の洗濯洗剤配合物に使用される再付着防止剤は、1,750~4,500ダルトンの重量平均分子量を有する。最も好ましくは、本発明の洗濯洗剤配合物に使用される再付着防止剤は、2,250~4,250ダルトンの重量平均分子量を有する。
好ましくは、本発明の洗濯洗剤配合物に使用される再付着防止剤は、再付着防止剤の乾燥重量に基づいて、≦8重量%(好ましくは、≦5重量%、より好ましくは、≦3重量%、最も好ましくは、≦1重量%)の、(メタ)アクリル酸のエステルの構造単位を含む。
好ましくは、本発明の洗濯洗剤配合物に使用される再付着防止剤は、再付着防止剤の乾燥重量に基づいて、≦0.3重量%(より好ましくは、≦0.1重量%、更により好ましくは、≦0.05重量%、なおも更により好ましくは、≦0.03重量%、最も好ましくは、≦0.01重量%)の多エチレン性不飽和架橋モノマーの構造単位を含む。
好ましくは、本発明の洗濯洗剤配合物に使用される再付着防止剤は、再付着防止剤の乾燥重量に基づいて、≦1重量%(好ましくは、≦0.5重量%、より好ましくは、≦0.001重量%、更により好ましくは、≦0.0001重量%、最も好ましくは、検出限界未満)のスルホン化モノマーの構造単位を含む。より好ましくは、本発明の洗濯洗剤配合物に使用される再付着防止剤は、再付着防止剤の乾燥重量に基づいて、≦1重量%(好ましくは、≦0.5重量%、より好ましくは、≦0.001重量%、更により好ましくは、≦0.0001重量%、最も好ましくは、検出限界未満)の、2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸(AMPS)、2-メタクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸、4-スチレンスルホン酸、ビニルスルホン酸、3-アリルオキシスルホン酸、2-ヒドロキシ-1-プロパンスルホン酸(HAPS)、2-スルホエチル(メタ)アクリル酸、2-スルホプロピル(メタ)アクリル酸、3-スルホプロピル(メタ)アクリル酸、4-スルホブチル(メタ)アクリル酸、及びこれらの塩からなる群から選択される、スルホン化モノマーの構造単位を含む。最も好ましくは、本発明の洗濯洗剤配合物に使用される再付着防止剤は、再付着防止剤の乾燥重量に基づいて、≦1重量%(好ましくは、≦0.5重量%より好ましくは、≦0.001重量%、更により好ましくは、≦0.0001重量%、最も好ましくは、検出限界未満)の、2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸(AMPS)モノマーの構造単位を含む。
好ましくは、本発明の洗濯洗剤配合物に使用される再付着防止剤は、溶液重合によって生成される。好ましくは、再付着防止剤はランダムコポリマーである。好ましくは、再付着防止剤の合成に使用される溶媒は、水性2-プロパノール、水性エタノール、無水2-プロパノール、無水エタノール及びこれらの混合物から選択される。
好ましくは、本発明の洗濯洗剤配合物に使用される再付着防止剤は、水溶性溶液ポリマー、スラリー、乾燥粉末、顆粒の形態、又は別の固体形態で提供される。
好ましくは、本発明の洗濯洗剤配合物は、漂白剤、漂白活性剤、安定剤、泡調整剤、酵素、蛍光増白剤、フィラー、加工助剤及び芳香剤からなる群から選択される少なくとも1つの任意成分を更に含む。
好ましくは、本発明の洗濯洗剤配合物は、洗濯洗剤配合物の重量に基づいて0~10重量%の漂白剤を更に含む。好ましい漂白剤には、例えば、過ホウ酸ナトリウム及び過炭酸ナトリウムが挙げられる。
好ましくは、本発明の洗濯洗剤配合物は、洗濯洗剤配合物の重量に基づいて0~10重量%の漂白活性剤を更に含む。好ましい漂白活性剤には、例えば、テトラアセチルエチレンジアミン(TAED)及びノナノイルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウム(NOBS)が挙げられる。
好ましくは、本発明の洗濯洗剤配合物は、洗濯洗剤配合物の重量に基づいて0~1重量%の安定剤を更に含む。好ましい安定剤には、例えば、ホスホネートが挙げられる。
好ましくは、本発明の洗濯洗剤配合物は、洗濯洗剤配合物の重量に基づいて0~2重量%の酵素を更に含む。好ましい酵素には、例えば、プロテアーゼ、セルラーゼ、アミラーゼ及びリパーゼが挙げられる。
好ましくは、本発明の洗濯洗剤配合物は、洗濯洗剤配合物の重量に基づいて0~0.3重量%の光学増白剤を更に含む。好ましい光学増白剤には、例えば、蛍光増白剤が含まれる。
好ましくは、本発明の洗濯洗剤配合物は、洗濯洗剤配合物の重量に基づいて、0~74.09重量%(好ましくは、0.1~74.09重量%、より好ましくは、5~70重量%、更により好ましくは、28.5~65重量%、最も好ましくは、53.9~62重量%)のフィラーを更に含む。より好ましくは、本発明の洗濯洗剤配合物は、洗濯洗剤配合物の重量に基づいて、0~74.09重量%(好ましくは、0.1~74.09重量%、より好ましくは、5~70重量%、更により好ましくは、28.5~65重量%、最も好ましくは、53.9~62重量%)のフィラーを更に含み、フィラーは、硫酸ナトリウム、塩化ナトリウム、方解石、及びドロマイトのうちの少なくとも1つを含む。最も好ましくは、本発明の洗濯洗剤配合物は、洗濯洗剤配合物の重量に基づいて、0~74.09重量%(好ましくは、0.1~74.09重量%、より好ましくは、5~70重量%、更により好ましくは、28.5~65重量%、最も好ましくは、53.9~62重量%)のフィラーを更に含み、フィラーは、硫酸ナトリウム、塩化ナトリウム、方解石、ドロマイト、及びこれらの混合物からなる群から選択される。
好ましくは、本発明の洗濯洗剤配合物は、周知の製造方法によって製造される粉末洗濯洗剤である。例えば、本発明の洗濯洗剤配合物は、成分の様々な組み合わせの噴霧乾燥及び乾式混合を含む技術を用いて製造することができる。
好ましくは、本発明の汚れた布地物品を洗浄する方法は、汚れた布地物品(好ましくは、汚れた布地物品は綿を含む、より好ましくは、汚れた布地物品は、綿及びポリエステル綿混紡から選択される)を準備することと、洗浄水を準備することと、すすぎ水を準備することと、本発明の洗濯洗剤配合物を準備することと、洗浄水及び洗濯洗剤配合物を汚れた布地物品に適用して、洗浄された布地物品を準備することと、次に、洗浄された布地物品をすすぎ水ですすぐことと、を含む。
好ましくは、本発明の汚れた布地物品を洗浄する方法において、汚れた布地物品は、周知の技術を用いて、洗濯洗剤配合物及び洗浄水で処理される。好ましくは、洗濯洗剤配合物は、洗濯洗剤配合物と洗浄水との重量比1:100~1:1,000で洗浄水と混合される。
本発明のいくつかの実施形態を、以下の実施例で詳細に説明する。
重量平均分子量、M;数平均分子量、M;及び実施例で報告される多分散性(PDI)値は、Agilent 1100シリーズ屈折率を備えたAgilent 1100シリーズLCシステム上でゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)によって測定された。試料をHPCLグレードのTHF/FA混合物(100:5体積/体積比)に約9mg/mLの濃度で溶解し、0.45μmシリンジフィルターでろ過してから、4.6×10mmのShodex KFガードカラム、8.0×300mmのShodex KF 803カラム、8.0×300mmのShodex KF 802カラム、及び8.0×100mmのShodex KF-Dカラムに注入した。1mL/分の流量と40℃の温度を維持した。狭分子量PS標準(EasiCal PS-2、Polymer Laboratories,Inc.)によって、カラムを較正した。
比較例CS1:再付着防止剤の合成
オーバーヘッドスターラー、クライゼンヘッド、セプタム注入口、及び温度計を備えた四口1リットル丸底フラスコに、225.0gのメチルエチルケトン(MEK)を投入し、窒素でフラッシュした。溶液を80℃に加熱し、0.45gのt-ブチルペルオキシピバレート(ミネラルスピリット中75重量%)を加えた。73.50gの酢酸ビニル、82.41gの無水マレイン酸、及び30.50gのアクリル酸の予め混合された均一溶液をポンプを介して2時間かけて添加し、続いてMEKで4.5g洗浄した。別に、MEKで9.0gに希釈された7.0gのt-ブチルペルオキシピバレート(ミネラルスピリット中75重量%)の溶液も、シリンジポンプを介して2時間かけて添加した。MEKで9gに希釈された4.1gの3-メルカプトプロピオン酸メチルの溶液も、シリンジポンプを介して2時間かけて添加した。この方法で製造されたポリマーを、ディーンスタークトラップを使用して水と溶媒交換させた。368gの水の一部を1時間かけて加え、全体で281グラムのIPA-水留出物を取り出した。次いで、ポリマー生成物の重量平均分子量Mを測定し、結果を表1に提供した。
実施例S1:再付着防止剤の合成
オーバーヘッドスターラー、窒素バブラー、圧力コントローラー、還流コンデンサー及び温度コントローラーを備えたステンレススチールジャケット内に含まれるガラス反応器に、2-プロパノール(825g)と脱イオン水(275g)の混合物を加えた。次に、無水マレイン酸(1,940g)を反応器に加えた。次に、2-プロパノール(4,561g)と脱イオン水(1,518g)の第2の混合物を反応器に加えた。温度コントローラーの設定値を70℃に設定した。オーバーヘッドスターラーを250rpmに設定した。無水マレイン酸が溶解した後、温度コントローラーの設定値を80℃に上げた。反応器内容物の温度が75℃に達したとき、反応器に蓋をし、反応器内容物に30psigの圧力を提供するように圧力コントローラーを設定した。次いで、2-プロパノール(1,036g)中のtert-ブチルペルオキシピバレート(444g)の触媒溶液の反応器内容物への添加を、6.98g/分の流量で開始した。次いで、触媒溶液の装入開始から2分後、反応器内容物へのモノマー氷アクリル酸(1,940g)及び酢酸ビニル(2,566g)の添加を、それぞれ10.78g/分(180分にわたって)及び21.38g/分(120分にわたって)の流量で開始した。モノマーの供給が完了したら、移送ラインを、2-プロパノール(242g)で反応器内容物にすすいだ。触媒の供給が完了したら、移送ラインを、2-プロパノール(242g)で反応器内容物にすすいだ。触媒溶液の添加の完了後、反応器内容物を30分間保持し、その後、温度コントローラーをシャットダウンし、反応器内容物を放冷した。反応器内容物の温度が70℃に低下したとき、反応器を大気圧に減圧した。反応器内容物の温度が40℃に低下したとき、反応器内容物を100メッシュのバッグを通してろ過した。次いで、得られたポリマー生成物を48.9重量%固形分と測定した。次いで、1,000g部のポリマー生成物を、ディーンスタークトラップを使用して水と溶媒交換させた。500gの水の一部を1時間かけて添加し、合計709gのIPA-水留出物を取り出した。50%NaOH溶液を添加して、6.02の最終pHを達成した。次いで、ポリマー生成物の重量平均分子量Mを測定し、結果を表1に提供した。
比較例CP1-CP2及び実施例P1:ストックポリマー溶液
ビーカー中の99gの水に、比較例CS1に従って調製されたポリマー1gを添加することにより、比較例CP1においてストックポリマー溶液を調製した。ポリアクリル酸分散剤溶液(The Dow Chemical Companyから入手可能なAcusol(商標)445N分散剤溶液)を固形分1重量%に希釈することにより、ストックポリマー溶液を比較例CP2で調製した。ビーカー中の99gの水に、実施例S1に従って調製されたポリマー1gを添加することにより、実施例P1においてストックポリマー溶液を調製した。
硬度耐性
比較例CP1、実施例P1に従って調製されたポリマー、及び比較例CP2のポリアクリル酸分散剤溶液の硬水耐性は、比較例CP1~CP2及び実施例P1に従って調製されたストック溶液を含むビーカーに磁気撹拌棒を加え、磁気撹拌プレートにビーカーを置くことによって評価した。必要に応じて水酸化ナトリウムを添加して、両方のストック溶液のpHを10に調整した。液浸色彩計(immersion colorimeter)プローブを使用して、各溶液の初期透過率を測定して記録した。時間=0で、100ppmの硬度溶液(0.1gの2Ca:1Mg)を各ストック溶液に加えた。ストック溶液を1分間撹拌した。時間=1分で、各溶液の透過率を測定して記録した。次に、100ppmの硬度溶液を添加した。硬度溶液添加の1分後、透過率を測定して記録した。このプロセスを、時間=20分になるまで、又は所与の溶液の透過率が40%を下回るまで繰り返した。結果を、表2に提供する。
比較例C1~C4及び実施例1~3:洗濯洗剤組成物
表4に示す組成を有する粉末洗濯洗剤配合物を、比較例C1~C4及び実施例1~3のそれぞれにおいて調製した。
一次洗浄性能試験
比較例C1~C4及び実施例1~3の液体洗濯洗剤配合物の一次洗浄性能を、Tergotometer Model 7243ESにおいて、28℃の設定試験温度で、30分間の浸漬サイクル、続いて80rpmで15分間の洗浄サイクルを用いて、50の液対布比で、白色綿布について評価した。洗浄した布地を、周囲温度で2分間、80rpmで2回、300ppm(2/1 Ca2+/Mg2+)硬度調整水にてTergotometerですすいだ。試験で使用された染みの付いた布地及び汚れたバラストは、WFK10D顔料/皮脂を綿に、WFK20D顔料/皮脂を65ポリエステル/35綿に、庭土TestfabricsをTergotometerのポットに直接入れたものであった。染みの付いた見本は10cm×10cmであった。試験に使用した水の硬度を、CaCOとして300ppm(2:1のCa2+:Mg2+モル比)に調整し、確認のためにEDTA滴定によってチェックした。洗浄液中の総界面活性剤濃度は0.5g/Lであった。
反射率測定及び染み除去
布地を1サイクル洗濯し、Macbeth Color Eye分光光度計を用いて反射率値を460nmで測定し、洗濯前後の反射率値の差を求めた。粉末洗濯配合物のそれぞれの反射率値の変化(デルタR460)を表5に示す。
再付着防止
比較例C1~C2及び実施例3の洗濯洗剤配合物の再付着防止性能を、表6に示す条件で毎分90サイクルで撹拌するTerg-o-tometer Model 7243ESで評価した。
布地を3連続サイクルで洗濯し、表7に示すGanz白色度指数を求めた。
比較例C5~C8及び実施例4~6:洗濯洗剤組成物
比較例C5~C8及び実施例4~6のそれぞれにおいて、表9に示す組成を有する粉末洗濯洗剤配合物を調製した。
一次洗浄性能試験
比較例C5~C8及び実施例4~6の液体洗濯洗剤配合物の一次洗浄性能を、Tergotometer Model 7243ESにおいて、28℃の設定試験温度で、30分間の浸漬サイクル、続いて80rpmで15分間の洗浄サイクルを用いて、50の液対布比で、白色綿布について評価した。洗浄した布地を、周囲温度で2分間、80rpmで2回、300ppm(2/1 Ca2+/Mg2+)硬度調整水にてTergotometerですすいだ。試験で使用された染みの付いた布地及び汚れたバラストは、WFK10D顔料/皮脂を綿に、WFK20D顔料/皮脂を65ポリエステル/35綿に、庭土TestfabricsをTergotometerのポットに直接入れたものであった。染みの付いた見本は10cm×10cmであった。試験に使用した水の硬度を、CaCOとして300ppm(2:1のCa2+:Mg2+モル比)に調整し、確認のためにEDTA滴定によってチェックした。洗浄液中の総界面活性剤濃度は0.5g/Lであった。
反射率測定及び染み除去
布地を1サイクル洗濯し、Macbeth Color Eye分光光度計を用いて反射率値を460nmで測定し、洗濯前後の反射率値の差を求めた。粉末洗濯配合物のそれぞれの反射率値の変化(デルタR460)を表10に示す。
再付着防止
比較例C5~C6及び実施例6の洗濯洗剤配合物の再付着防止性能を、表11に示す条件で毎分90サイクルで撹拌するTerg-o-tometer Model 7243ESで評価した。
布地を3連続サイクルで洗濯し、表12に示すGanz白色度指数を求めた。

Claims (9)

  1. 洗濯洗剤配合物であって、
    洗剤界面活性剤と、
    ビルダーと、
    フィラーと、
    再付着防止剤と、を含み、前記再付着防止剤が、ポリマーであり、前記ポリマーが、
    (a)10~65重量%の、式I

    [式中、各R及びRは、水素及びC1~3アルキル基から独立して選択される]の構造単位と、
    (b)10~80重量%の、式II

    [式中、各Rは、水素及び-C(O)CH基から独立して選択される]の構造単位と、
    (c)10~65重量%の、式III

    [式中、各Rは、水素及び-CH基から独立して選択される]の構造単位と、を含み、前記再付着防止剤の前記式Iの構造単位の少なくとも1モル%において、R及びRの少なくとも一方がC1~3アルキル基であり、前記再付着防止剤が、ラクトン末端基を有し、前記再付着防止剤が、1,500~6,000ダルトンの重量平均分子量を有する、洗濯洗剤配合物。
  2. 前記再付着防止剤中の前記式Iの構造単位の1~20モル%において、R及びRの少なくとも一方が-Cアルキル基である、請求項1に記載の洗濯洗剤配合物。
  3. 前記再付着防止剤中の前記式IIの構造単位の0~50モル%において、Rが水素である、請求項1に記載の洗濯洗剤配合物。
  4. 前記洗濯洗剤配合物が、元素状リンとして測定して、前記洗濯洗剤配合物の重量に基づいて0.1重量%未満のホスフェートを含有する、請求項1に記載の洗濯洗剤配合物。
  5. 前記ラクトン末端基が、γ-ラクトンである、請求項1に記載の洗濯洗剤配合物。
  6. 前記前記再付着防止剤が、式IV

    [式中、Aは、前記式Iの構造単位、前記式IIの構造単位、及び前記式IIIの構造単位を含むポリマー鎖であり、Rはメチルであり、Rはメチルである]によるものである、請求項5に記載の洗濯洗剤配合物。
  7. 前記洗濯洗剤配合物が、8~20重量%の前記界面活性剤を含有し、前記洗剤界面活性剤が、直鎖C10~20アルキルベンゼンスルホネートであり、前記洗濯洗剤配合物が、元素状リンとして測定して、前記洗濯洗剤配合物の重量に基づいて0.1重量%未満のホスフェートを含有する、請求項6に記載の洗濯洗剤配合物。
  8. 芳香剤、蛍光増白剤、漂白剤、漂白活性剤、酵素及びこれらの混合物からなる群から選択される添加剤を更に含む、請求項7に記載の洗濯洗剤配合物。
  9. 汚れた布地物品を洗浄する方法であって、汚れた布地物品を準備することと、請求項1に記載の洗濯洗剤配合物を準備することと、洗浄水を準備することと、すすぎ水を準備することと、前記洗浄水及び前記洗濯洗剤配合物を前記汚れた布地物品に適用して、洗浄された布地物品を準備することと、前記洗浄された布地物品を前記すすぎ水ですすぐことと、を含む、方法。
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