JP2023533205A - 対話式冷凍菓子自動販売機 - Google Patents

Abstract

冷凍筐体（６）、提供用およびトッピング供給用筐体（４）、および制御システム筐体を有する対話式冷凍菓子自動販売機（１００）。プログラム可能な制御システムにより、顧客が冷凍筐体（６）内に格納された冷凍菓子カップ（２６）を選択し、カップ内に自動的に供給されるハードおよびソフトトッピングを選択することができ、カップは、取引の完了後に閉まる顧客アクセスドア（１６）を通して待機中の顧客に提供される。中央に配置されたギアモータ（７４）は、カップ（４２）で終端するアームを回転させる。カップ（４２）は、キャニスタ（８）からトッピングを受け、回転してトッピングを冷凍菓子カップ（２６）に落とす。ソフトトッピングは、柔軟な液体トッピング供給チューブを介して、冷凍菓子カップの上方に配置された分注アーム（１８）内にポンプで送られる。【選択図】図１

Description

本発明は一般に自動販売機の分野に関し、より詳細には、顧客が様々な冷凍菓子カップから製品を選択し、選択されたカップを様々な固体および液体トッピングの選択肢からカスタマイズするための手段を実装する自動販売機に関する。

冷凍菓子および他の冷凍菓子を供給するための自動化された機械は、当技術分野で知られている。例えば、Ｃｈｉｒｎｏｍａｓ（米国特許第５，０２７，６９８号明細書）は冷凍アイスクリーム自動販売機を開示しており、この装置は、アイスクリームが予め充填された容器を供給する。Ｄａｖｉｓら（米国特許出願公開第２００４／０２５１２７０号明細書）は、ソフトクリームを供給するためのアイスクリーム供給機を開示している。Ｋａｔｅｍａｎら（米国特許第７，０５２，７２８号明細書）は異なるフレーバーの一人前を販売するための機械を記載しており、選択されたフレーバーは、凍結前に原液中に混合される。Ｊｏｎｅｓら（米国特許第７，８９６，０３８号明細書）は、カスタマイズされた冷凍菓子を提供するためにロボット工学を採用する菓子自動販売機を開示している。

しかしながら、上記の装置は冷凍菓子をある程度カスタム的に供給するが、従来の技術には欠陥がある。例えば、Ｊｏｎｅｓらの特許では、高価なロボットアームがアイスクリーム受け取りカップを様々なトッピング保持ステーションの１つに移動させて、ソフトクリーム冷凍菓子をカップ内に供給し、ソフトクリームにトッピングを施す。固くなりがちで、チューブを通して供給するのに適さない標準的な冷凍菓子を供給する機能はない。第２に、トッピングをカップ内に均等に供給する方法がない。第３に、ロボットアームは、各トッピング供給位置に移動する必要がある。より単純でより経済的な解決策は、放射状に配置されたトッピングを中央に配置された冷凍菓子カップに供給することである。第４に、冷凍菓子は自動販売機の上部に格納され、機械の上部全体を凍結温度に保つことを必要とし、よって、断熱されていない環境において低温を維持するために余分な費用がかかる。加えて、余分な水分が生じて氷部分を生成し、それが透明な前面に付着することで、顧客の意図した視認性を損なう可能性がある。

本発明の主な態様は顧客が複数の冷凍菓子フレーバーから冷凍菓子カップを対話式で選択することを可能にすることであり、選択された冷凍菓子カップは複数のハードトッピングの選択肢および複数の液体トッピングの選択肢からの選択肢を有するタッチスクリーンを介して、顧客によってさらにカスタマイズ可能である。

対話式冷凍菓子自動販売機の別の目的は、単一の回転可能なカルーセル機能を使用して、複数の積み重ねられた冷凍菓子カップを冷凍筐体（ｅｎｃｌｏｓｕｒｅ）内に格納し、一度に１つのカップを提供用およびトッピング供給用筐体に持ち上げるための対話式冷凍菓子自動販売機を提供することである。

対話式冷凍菓子自動販売機の別の目的は、液体トッピングを冷凍菓子カップに供給するために垂直に配向された回転アームを使用する対話式冷凍菓子自動販売機を提供することである。

発明の別の態様は、中央ギアモータを使用してアームと付属カップに動力を供給し、放射状に配置されたトッピングキャニスタからトッピングを受け、トッピングを冷凍菓子カップに供給する対話式冷凍菓子自動販売機を提供することである。

対話式冷凍菓子自動販売機のもう１つの目的は、顧客が使用するために食器を供給する対話式冷凍菓子自動販売機を提供することである。

対話式冷凍菓子自動販売機のさらに別の目的は、許可された人だけがアクセスできるようにして機械のメンテナンスをし、許可された人だけが冷凍菓子およびトッピングを補充できるようにする、ロック可能なヒンジ付きドアを含む対話式冷凍菓子自動販売機を提供することである。

対話式冷凍菓子自動販売機の別の目的は、どの液体トッピングが供給されるように選択されているかを顧客に通知するためにオンおよびオフを繰り返すバックライト付きフォトディスプレイを含む対話式冷凍菓子自動販売機を提供することである。

対話式冷凍菓子自動販売機の別の目的は、回転可能な顧客アクセスドアを含む対話式冷凍菓子自動販売機を提供することであり、これは、冷凍菓子の１つのカップのみへのアクセスを可能にし、顧客が購入したカップを取り出した後に閉じて、顧客が機械の内部に手を伸ばすことを防止する。

本発明の他の目的および利点は、本発明の例示的な実施形態が例示および例として開示されている添付の図面に関連してなされる以下の説明から明らかになるのであろう。

対話式冷凍菓子自動販売機の例示的な実施形態によれば、冷凍筐体と、提供用およびトッピング供給用筐体と、サポート設備筐体とを備える対話式冷凍菓子自動販売機が開示される。

サポート設備筐体は、コンプレッサ、コンデンサ、冷却管、ならびに他の標準および通常の冷却システムハードウェアを備える冷却システム構成要素をさらに備える。サポート設備筐体は、複数の液体トッピングキャニスタ、食器およびディスペンサ、顧客選択ハードウェア、ならびにプログラム可能な制御システムをさらに備える。

サポート設備筐体のフロントパネル上に配置された顧客選択ハードウェアは、トッピング選択映像表示パネル、顧客支払処理モジュール、食器ディスペンサ、および顧客インターフェースのタッチスクリーンを備える。

制御システムは１つ以上のマイクロプロセッサと、顧客選択を処理し、顧客選択を制御動作に変換して対話式冷凍菓子自動販売機の動作を順序付けるように構成およびプログラムされた他の電子および電気構成要素とからなるプログラム可能なデジタル制御処理部を備える。プログラム可能なデジタル制御処理部は、支払センターとの有線および無線通信を含む、顧客が選択した支払方法処理をさらに含む。

液体トッピングキャニスタは液体トッピングを格納する。液体トッピングという用語はポンプによって移動させることができる任意の粘性液体を含み、液体トッピングは、ダイアフラムポンプ、ギアポンプ、またはピストンポンプなどの粘性液体ポンプを介して、複数の可撓性チューブを介して液体トッピング分注アームの遠位端に位置する出口ポートにポンプで送られる。

冷凍筐体は回転プラットフォーム上の複数のスタックに格納された複数の冷凍菓子カップを備え、プログラム可能なデジタル制御処理部によって制御される機構は顧客が選択した冷凍菓子カップを、提供用およびトッピング供給用筐体内の冷凍菓子スライド式カップ保持プラットフォームに送出させ、顧客は冷凍菓子カップを取り外し、冷凍菓子カップの蓋を取り外し、次いで、カップを冷凍菓子スライド式カップ保持プラットフォームの上面に戻し、回転可能な顧客アクセスドアが閉じ、それによって、顧客が選択したトッピングを分配するシーケンスを開始させる。

分配順序は顧客が選択したトッピングに依存し、好ましくは液体トッピング供給アームによって最初に分配された選択された液体トッピングに続いて、回転可能なアームのトッピング供給モータが回転可能なカップにハードトッピングを分配させ、回転カップが冷凍菓子カップの上にあるようにアームが回転し、選択されたハードトッピングを冷凍菓子カップに落とすために回転カップが１８０度回転し、顧客が冷凍菓子スライド式カップ保持プラットフォームから冷凍菓子を取り出し、前部回転可能な顧客アクセスドアを閉じる。

図面は本明細書の一部を構成し、様々な形態で具現化され得る対話式冷凍菓子自動販売機の例示的な実施形態を含む。いくつかの例では、対話式冷凍菓子自動販売機の様々な態様が対話式冷凍菓子自動販売機の理解を容易にするために誇張または拡大されて示され得ることを理解されたい。

対話式冷凍菓子自動販売機の斜視図である。 対話式冷凍菓子自動販売機の正面図である。 冷凍筐体のドアが開かれた対話式冷凍菓子自動販売機の斜視図である。 提供用およびトッピング供給用筐体のドアが開かれた対話式冷凍菓子自動販売機の斜視図である。 冷凍筐体と、提供用およびトッピング供給用筐体とを二分する部分断面図であり、トッピングを受ける位置にある冷凍菓子カップを示す。 開位置にある回転可能な顧客アクセスドアを示す断面図である。 閉位置にあるスライド式カップ保持プラットフォームの斜視図である。 開放位置にあるスライド式カップ保持プラットフォームの斜視図である。 開位置にある回転可能な顧客アクセスドアアセンブリの斜視図である。 閉位置にある回転可能な顧客アクセスドアアセンブリの斜視図である。 冷凍菓子カップが持ち上げられる前の冷凍菓子カップのスタックを示す、冷凍筐体の側面断面図である。 途中まで持ち上げられた冷凍菓子カップのスタックを示す、冷凍筐体の側面断面図である。 カルーセルを有する冷凍菓子カップのスタックを見下ろす平面図である。 カルーセルアセンブリの底部を示す部分斜視図である。

本明細書では、本発明の原理の例示的な実施形態の詳細な説明が提供される。しかしながら、本発明は、さまざまな形式の実施形態を含み得ると解される。したがって、本明細書に開示される特定の詳細は、限定として解釈されるべきではなく、むしろ特許請求の範囲の基礎として、および当業者を教示するための代表的な基礎として解釈されるべきである。また、提示された用語は説明のためのものであり、限定するものとみなされるべきではないことも理解されたい。

ここで図１を参照すると、対話式冷凍菓子自動販売機１００の斜視図が示されている。対話式冷凍菓子自動販売機１００は少なくとも３つの主要な筐体、すなわち、冷凍筐体６と、提供用およびトッピング供給用筐体４と、サポート設備筐体２とから構成される。各筐体２、４、６の前部は、標準的なロックアセンブリを介してロック可能なヒンジ付きドアを含む。筐体２、４、６を互いから分離する壁は、筐体内に配置された機器の相互作用を容易にするための取付具および機能的開口部を備える。サポート設備筐体２の前面には、映像表示パネル１０が設けられている。映像表示パネル１０は対話式冷凍菓子自動販売機が初期待機状態にある間、アニメーション画像を表示することができ、画像は、潜在的な顧客への事前プログラムされたメッセージを表示する。映像表示パネル１０の直下には、食器ディスペンサ１２およびタッチスクリーン１４が配置されている。提供用およびトッピング供給用筐体４は供給動作が行われるときに顧客がトッピングを見ることができるように、筐体の前面および側面に透明パネルを有する。複数の放射状に配置されたハードトッピングキャニスタ８は、中央で回転するハードトッピングディスペンサアーム５０によって使用することができる。液体トッピングは、筐体２の上部後方に格納される。用語「液体トッピング」または「ソフトトッピング」は本明細書の記述において互換的に使用され、液体またはソフトトッピングは全ての粘性流体トッピングを含む。

冷凍筐体のフロントパネル２８は修理担当者が冷凍筐体６内に格納された冷凍菓子カップを補充することを可能にするために、ヒンジ４３を介して開くことができる。提供用およびトッピング供給用筐体のフロントドア２４は、ヒンジ４１を介して開くことができる。サポート設備筐体のフロントパネル５６は、ヒンジ５８を介して開くことができる。提供用およびトッピング供給用筐体４の回転可能な顧客アクセスドア１６はプログラム可能なデジタル制御システムによって開閉され、図５の断面図に示されるように、顧客が購入した冷凍菓子カップに手を伸ばすことができるようにする。タッチスクリーン１４は顧客が複数の冷凍菓子フレーバーから選択することを可能にし、選択された冷凍菓子カップは、複数のハードトッピングの選択肢から選択、および複数の液体トッピングの選択肢から選択して、タッチスクリーンを介して顧客によってさらにカスタマイズ可能である。タッチスクリーンが触覚入力を処理しプロンプトおよび情報を視覚的に表示する双方向の顧客マシン情報入出力インターフェースであることは、当業者には明らかであろう。プログラム可能なデジタル処理部（図示せず）はタッチスクリーンからの入力を受信し、冷凍菓子カップ持ち上げ、固体および液体トッピング供給、回転可能な顧客アクセスドア開閉、および支払動作を含むが、これらに限定されないすべての機能を制御する。

図２は、対話式冷凍菓子自動販売機１００の正面図である。フォトパネル２２はバックライト付きであり、複数の異なる液体トッピングのフレーバーを示す。液体トッピングが液体トッピング分注アーム１８によって供給されているとき、対応するフォトパネルは図５の断面図に示されるように、どの液体トッピングが待機中の冷凍菓子カップ２６に供給されているかを示すために、断続的に点灯する。支払処理モジュール６０は、冷凍菓子およびトッピングの代金を支払うために、顧客が使用することができる。

図３は、カルーセルアセンブリ９０と、カルーセル周辺上に放射状に分散された冷凍菓子のスタックとを有する、冷凍筐体のドアが開位置にある対話式冷凍菓子自動販売機の斜視図であり、カルーセルは、ステッパモータ７２によって回転させることができる。カルーセルアセンブリ９０は、積み重ねられた冷凍菓子カップを保持する垂直ロッドを備える。顧客が冷凍菓子フレーバーを選択すると、カルーセルアセンブリは冷凍菓子カップの適切な列まで回転し、図５の断面図に示されるように、１つの冷凍菓子カップ２６が提供用およびトッピング供給用筐体の中に上昇する点まで列を持ち上げる。

図４は、提供用およびトッピング供給用筐体のドア２４が開位置にある、対話式冷凍菓子自動販売機１００の斜視図である。ステッパモータ７４は、ハードトッピングディスペンサアーム５０を、選択されたトッピングキャニスタ８まで回転させる。ハードトッピングディスペンサアーム５０の遠位端に配置されたサーボモータ４０は図５に示すようにノブ３８を回転させ、これにより、回転可能なゲート（図示せず）が、カップ４２内に落とされるトッピングの一部を供給するためにハードトッピングキャニスタを開く。次に、カップ４２が冷凍菓子カップ２６の真上にくるまで、ハードトッピングディスペンサアーム５０を回転させることができる。ローラベアリング５２は、トッピング供給用筐体４のフロア上にディスペンサアーム５０を支持して、アームがその適切な水平方向を確実に保持するようにする。ハードトッピングディスペンサアーム５０の遠位端にあるサーボモータは、カップ４２内のトッピングがカップ２６内の冷凍菓子の上部に落ちるように、カップ４２を１８０度回転させることができる。液体トッピング分注アーム１８は、冷凍菓子カップ２６の真上まで垂直に下方に回転することができ、選択された液体トッピングは、サポート設備筐体内に配置された液体トッピング容器からポンプを介して供給することができる。各液体トッピング用の可撓性チューブは、各ポンプから液体トッピング分注アーム１８の先端まで延在する。各チューブの端部の非ドリップばね付勢出口ポート（Ｎｏｎ－ｄｒｉｐ ｓｐｒｉｎｇ ｂｉａｓｅｄ ｅｘｉｔ ｐｏｒｔ）は、使用していない期間中に余分な液体が漏出するのを防止する。ロック可能なドア２４は修理担当者がハードトッピングキャニスタ８を補充できるように、ヒンジ４１を介して開くことができる。

図５は、冷凍筐体６と提供用およびトッピング供給用筐体４とを二分する部分断面図である。ケーブルに結合されたギアモータ３２は、冷凍菓子カップ２６が提供およびトッピング供給領域に入るまで、カップ持ち上げ可能なプラットフォーム８０を持ち上げる。冷凍菓子カップの各スタックは、冷凍菓子カップ２６の各スタックを持ち上げる独自のカップ持ち上げ可能なプラットフォーム８０を有する。回転可能な顧客アクセスドア１６は閉位置に示されているので、アクセスが許可されていない場合、顧客は供給領域にアクセスすることができない。中央管状柱３４は、カルーセルアセンブリ９０の中央回転ポイントとして作用する。垂直ロッドは、冷凍菓子カップ２６のスタックを捕捉するために、少なくとも４つ、３つのソリッドロッド７０および１つのばね付勢ロッド７１のグループで配置される。グループのロッドのうちの１つまたは複数はばね付勢されており、それを取り外して凍結菓子カップ２６のスタックを再装填することができる。

図６は、対話式冷凍菓子自動販売機の部分断面図である。冷凍筐体６の天井開口部と、提供用およびトッピング供給用筐体４のフロア開口部とが示されている。冷凍筐体６の天井開口部と、提供用およびトッピング供給用筐体４のフロア開口部とは、同じサイズであり、垂直方向に整列されている。さらに、図６にはスライド式カップ保持プラットフォーム４４が示されており、スライド式カップ保持プラットフォームは冷凍筐体６の天井開口部と、提供用およびトッピング供給用筐体４のフロア開口部との間の開口部を閉じることができる。

さらに、図６は開位置にある回転可能な顧客アクセスドア１６を示しており、カップ２６がスライド式カップ保持プラットフォーム４４上に置かれている間に、顧客が冷凍菓子カップ２６にアクセスできるようにしている。スライド式カップ保持プラットフォーム４４は、冷凍筐体６の天井と提供用およびトッピング供給用筐体４のフロアパネルとの間の開口を閉じ、それによって、顧客が冷凍筐体６に手を伸ばして追加の冷凍菓子カップ２６を掴む可能性を排除する。スライド式カップ保持プラットフォームはまた、使用の合間は、開口部を閉じた状態に保ち、それによって、冷凍筐体６からの冷気の流出を制限する。

図７は、スライド式カップ保持プラットフォーム４４が閉位置にある、スライド式カップ保持プラットフォームアセンブリ４６の斜視図である。

図８は、スライド式カップ保持プラットフォーム４４が線形アクチュエータ４８を介して開位置にある、スライド式カップ保持プラットフォームアセンブリ４６の斜視図である。

図９は、回転可能な顧客アクセスドア１６が開位置にある、回転可能な顧客アクセスドアサラウンド５９の斜視図である。回転可能な顧客アクセスドア１６は、その周囲にギア歯（図示せず）を有する円形ベースを含む。ギアモータ（図示せず）は、回転可能な顧客アクセスドア１６の歯に係合し、それを開位置または閉位置に回転させるマッチングドライブギアを有する。

図１０は、回転可能な顧客アクセスドア１６が閉位置にある、回転可能な顧客アクセスドアサラウンド５９の斜視図である。

図１１は、カップ持ち上げ可能なプラットフォーム８０によって持ち上げられる準備ができた冷凍菓子カップ２６のスタックを示す、冷凍筐体６の側面断面図である。プラットフォーム８０は、ギアモータ３２によって巻き上げるかまたは巻き下げることができるケーブル８２によって持ち上げられる。

図１２は、冷凍菓子が提供およびトッピング供給領域４に供給されるときに途中まで持ち上げられた冷凍菓子カップ２６のスタックを示す冷凍筐体６の側面断面図である。

図１３は、カルーセルベースプラットフォーム８４上に放射状パターンで示された冷凍菓子カップ２６のスタックを見下ろす平面図である。図示の例示的な実施形態では、合計１２個の冷凍菓子カップ２６のスタックがある。

図１４は、カルーセルアセンブリの底部の断面斜視図である。図示の例示的な実施形態では、この図が４本のロッドによって保持されている冷凍菓子カップ２６の各列を明確に示している。３つのソリッドロッド７０および１つのばね付勢ロッド７１は、４つのクラスタに配置され、ばね付勢ロッド７１はカルーセルに冷凍菓子を補充するとき、ばね付勢ロッド７１を除去することを可能にする。ロッドの数およびばねロッドの数は、図示の例示的な実施形態のみに固有のものである。

顧客の使用経験は、以下の通りである。顧客がタッチスクリーン１４上の中央グラフィックボタンを押す。顧客は複数の冷凍菓子フレーバーから選択するために、視覚的プロンプト、音声プロンプト、または視覚的プロンプトと音声プロンプトとの組み合わせによって促される。次いで、顧客は、各トッピングに関連付けられたグラフィックボタンを押すことによって、何も選択しないか、または１つ以上のハードトッピングを選択するように促される。次いで、顧客は、各液体トッピングに関連するグラフィックボタンに触れることによって、複数の液体トッピングから選択するように促される。次いで、顧客は、筐体２の前部に配置された支払処理モジュール６０を介して、冷凍菓子およびトッピングの支払を要求される。支払処理が正常に完了した後、スライド式カップ保持プラットフォーム４４が開き、選択された冷凍菓子カップが冷凍筐体６から上昇する。次いで、回転可能な顧客アクセスドアが開き、顧客が冷凍菓子のカップを取り外し、冷凍菓子カップの蓋を取り外し、次いで、提供用およびトッピング供給用筐体の内側にカップを戻すことを可能にし、カップ存在センサが、冷凍菓子カップが取り外され、戻されたかどうかを決定する。回転可能な顧客アクセスドアは、冷凍菓子カップが戻された後に閉じる。次いで、選択された液体トッピングが供給され、次いで、選択されたハードトッピングが供給される。最後に、回転可能な顧客アクセスドアが再び開き、顧客は完成した冷凍菓子を取り出すことができる。取り出されると、スライド式カップ保持プラットフォームは閉じ、回転可能な顧客アクセスドアもまた、次の顧客を待つために閉位置に回転する。カップ存在センサは重量センサ、光センサ、または別の近接センサなどの１つまたは複数の利用可能な手段によって実装され得ることが、当業者には明らかであろう。

冷凍菓子およびトッピングを選択するプロセスはまた、電話アプリなどによってワイヤレスで容易にされ得る。さらに、対話式冷凍菓子自動販売機内に格納されている冷凍菓子およびトッピングの量は、機械全体に配置された標準的な検出装置によって感知され、離れた場所にいる修理担当者に無線で送信される。

冷凍筐体を低温に保つために使用される電気機械的機能またはコンプレッサおよびコンデンサのいずれかに誤動作がある場合、対話式冷凍菓子自動販売機１００全体が非アクティブになり、対話式冷凍菓子自動販売機１００全体が適切な動作状態に戻るまで、顧客が対話式冷凍菓子自動販売機１００を操作しようとしても動かない。対話式冷凍菓子自動販売機の機能状態は、離れた場所にいる修理担当者に無線で送信することができる。

図示されていない別の実施形態では、冷凍菓子カップ２６の形状が長方形または別の幾何学的に不規則な形状であってもよい。さらに別の実施形態（図示せず）では、対話式冷凍菓子自動販売機が本発明の例示的な実施形態で提示される冷凍菓子以外の製品、例えば、冷凍の美味しい食事およびスナックに容易に適用させることができる。

例示的な実施形態に関連して対話式冷凍菓子自動販売機を説明してきたが、対話式冷凍菓子自動販売機の範囲を、記載された特定の形態に限定することは意図されておらず、逆に、添付の特許請求の範囲によって定義される対話式冷凍菓子自動販売機の趣旨および範囲内に含まれ得るような代替形態、修正形態、および均等物を包含することが意図されている。

［関連出願との相互参照］
本出願は、２０１７年１１月２７日に出願された出願番号１５／７３２，５３５の一部継続出願である２０２０年６月２６日出願の米国特許出願シリアル番号１６９１２７１０からの優先権を主張し、その継続出願である。上記特定された各特許出願の全内容は、完全に記載されているかのように本明細書に組み込まれる。

［連邦政府による資金提供を受けた研究または開発に関する声明］
該当なし

［添付資料の説明］
該当なし

Claims (11)

1. 複数の冷凍菓子カップのフレーバーからの選択と、複数のトッピングからの選択とを顧客に対話式に提供するように構成された対話式冷凍菓子自動販売機であって、前記対話式冷凍菓子自動販売機は少なくとも３つの主要な容器を有し、
   サポート設備筐体と、
   前記サポート設備筐体の隣に配置された冷凍筐体と、
   前記冷凍筐体の上において前記サポート設備筐体の隣に配置された提供用およびトッピング供給用筐体と、
   前記主要筐体の内部を囲む壁であって、前記主要筐体の間に複数の開口部を含む、前記壁と、
   を備え、
   前記冷凍筐体は、前記冷凍筐体内で冷凍菓子カップの複数のスタックを支持するように構成された回転可能なカルーセルを含み、
   前記冷凍菓子カップは、顧客が取り外し可能な蓋を含み、
   前記冷凍筐体は、天井をさらに含み、前記冷凍筐体の前記天井には開口が配置され、
   前記提供用およびトッピング供給用筐体は、床と、前記提供用およびトッピング供給用筐体の前記床上に配置された開口部とを含み、前記提供用およびトッピング供給用筐体の前記床上に配置された前記開口部は、冷凍筐体の天井の開口部と垂直に位置合わせされ、
   前記対話式冷凍菓子自動販売機は、さらに、
   冷凍菓子カップを支持するように構成されたスライド式カップ保持プラットフォームであって、前記スライド式カップ保持プラットフォームは前記冷凍筐体の天井と、前記提供用およびトッピング供給用筐体の壁の床との間に配置され、前記スライド式カップ保持プラットフォームは、開放位置および閉位置にあることが可能であり、前記スライド式カップ保持プラットフォームと、前記提供用およびトッピング供給用筐体の壁の床に配置された開口部および前記冷凍筐体の壁の天井に配置された開口部とは位置合わせされ、前記スライド式カップ保持プラットフォームが閉位置にあるときに、前記提供用およびトッピング供給用筐体と前記冷凍筐体は互いに密閉される、前記スライド式カップ保持プラットフォームと、
   複数のカップ持ち上げ可能なプラットフォームであって、各カップ持ち上げ可能なプラットフォームは冷凍菓子カップのひとつのスタックを持ち上げるように構成された、前記複数のカップ持ち上げ可能なプラットフォームと、
   カップ持ち上げ可能なプラットフォーム持ち上げ機構と、
   複数の液体トッピングキャニスタであって、各液体トッピングキャニスタの底部が可撓性液体トッピング供給チューブに接続されたポンプを含み、前記可撓性液体トッピング供給チューブが垂直に回転可能な液体トッピング分注アームに液体トッピングを送出するように構成された、前記複数の液体トッピングキャニスタと、
   複数のハードトッピングキャニスタであって、前記ハードトッピングキャニスタは前記提供用およびトッピング供給用筐体内に放射状に配置され、各ハードトッピングキャニスタの底部は、開口部を有し、前記開口部が閉鎖される位置まで回転可能であるとともに前記開口部が開放される位置まで回転可能である回転可能なゲートをさらに含み、前記回転可能なゲートは回転可能なノブをさらに含む、前記複数のハードトッピングキャニスタと、
   提供用およびトッピング供給用筐体内の中央に配置された回転可能なハードトッピング分注アームと、
   回転可能な冷凍菓子カップの顧客アクセスドアであって、前記顧客アクセスドアは開位置にあることができ、前記顧客アクセスドアが前記開位置にあるとき、顧客は冷凍菓子供給プラットフォームに手を伸ばすことができ、前記顧客アクセスドアが閉位置にあるとき、顧客は前記菓子供給プラットフォームに手を伸ばすことができない、前記回転可能な冷凍菓子カップの顧客アクセスドアと、
   支払システムと、
   プログラム可能なデジタル制御処理部を含む制御システムと、
   情報入力手段を含むタッチスクリーンであって、前記タッチスクリーンは出力手段をさらに含み、前記入力手段および前記出力手段は、前記顧客、前記プログラム可能なデジタル制御処理部および前記支払システムの間のコミュニケーション手段を提供する、タッチスクリーンと、
   顧客が選択した冷凍菓子カップの供給、顧客が選択した液体トッピングの供給、および顧客が選択したハードトッピングの供給を順番に行うよう構成された、前記プログラム可能なデジタル制御処理部と、
   を備える、対話式冷凍菓子自動販売機。
2. 前記回転可能なカルーセルは周縁部を含み、前記冷凍菓子カップの複数のスタックは前記回転可能なカルーセルの前記周縁部に放射状に均等に分布され、
   各冷凍菓子カップは、少なくとも４つのロッドのグループによって囲まれており、前記少なくとも４つのロッドのグループのうちの少なくとも１つのロッドが取り外し可能であり、前記ロッドによって囲まれた前記冷凍菓子カップのスタックへのアクセスを可能にし、
   前記カルーセルは、冷凍菓子カップの前記選択されたフレーバーを前記持ち上げプラットフォームと位置合わせするように回転可能であり、
   前記持ち上げプラットフォームは、前記スライド式カップ保持プラットフォームと位置合わせされ、
   前記プログラム可能なデジタル制御処理部は、前記回転可能なカルーセル、前記カップ持ち上げ可能なプラットフォーム、前記カップ持ち上げ可能なプラットフォーム持ち上げ機構、前記スライド式カップ保持プラットフォーム、および前記回転可能な冷凍菓子カップ顧客アクセスドアの一連の動きを順番に行うように構成された、請求項１に記載の対話式冷凍菓子自動販売機。
3. 各可撓性液体トッピングチューブは、非ドリップばね付勢出口ポートで終端される、請求項１に記載の対話式冷凍菓子自動販売機。
4. 前記回転可能な液体トッピング分注アームは、前記回転可能な液体トッピング分注アームを垂直面内で回転させるための手段を備え、前記液体トッピング分注アームは選択された液体トッピングを供給するために下降され、前記液体トッピング分注アームは前記液体トッピング供給が完了した後に上昇される、請求項１に記載の対話式冷凍菓子自動販売機。
5. 前記回転可能なハードトッピング分注アームは、
   選択されたハードトッピングキャニスタの回転可能なゲートと、前記スライド式カップ保持プラットフォーム上に配置された前記冷凍菓子カップとに前記アームを駆動するモータ手段を含むモータ端部（ｍｏｔｏｒ ｅｎｄ）と、
   ハードトッピングキャニスタの回転可能なゲートノブを回転させるためのモータ手段を含む先端部（ｄｉｓｔａｌ ｅｎｄ）と、
   を含み、
   前記先端部は、回転可能なカップと、前記回転可能なカップを回転させるためのモータ手段とをさらに含む、請求項１に記載の対話式冷凍菓子自動販売機。
6. 前記スライド式カップ保持プラットフォームが、冷凍菓子カップ存在センサをさらに備える、請求項１に記載の対話式冷凍菓子自動販売機。
7. 複数のバックライト付きフォトパネルをさらに含み、前記フォトパネルの各々は前記液体トッピングキャニスタのうちの１つに対応し、各フォトパネルは、前記対応する液体キャニスタが供給されているときに断続的に点灯する、請求項１に記載の対話式冷凍菓子自動販売機。
8. 映像表示パネルをさらに備え、前記映像表示パネルは、アニメーション画像を表示することができる、請求項１に記載の対話式冷凍菓子自動販売機。
9. 器具ディスペンサ（ｕｔｅｎｓｉｌ ｄｉｓｐｅｎｓｅｒ）をさらに備える、請求項１に記載の対話式冷凍菓子自動販売機。
10. 前記トッピング供給用筐体は、フロントドアおよび側壁パネルをさらに備え、前記フロントドアおよび前記側壁パネルは透明である、請求項１に記載の対話式冷凍菓子自動販売機。
11. 請求項１に記載の対話式冷凍菓子自動販売機であって、前記自動販売機は顧客が開始する一連のステップを予期する初期待機状態にあり、前記一連のステップは前記顧客が前記対話式冷凍菓子自動販売機と対話することによって開始され、前記一連のステップは、
    ａ．顧客がタッチスクリーンを使用することによって冷凍菓子の購入を開始し、
    ｂ．顧客が冷凍菓子のフレーバー、ハードトッピング、および液体トッピングを選択するように促され、
    ｃ．顧客が支払システムを使用して選択に対する支払いを促され、
    ｄ．前記スライド式カップ保持プラットフォームおよび前記顧客アクセスドアが開き、
    ｅ．前記選択されたフレーバーの冷凍菓子カップがスライド式カップ保持プラットフォームに供給され、
    ｆ．前記顧客が冷凍菓子カップの蓋を取り外し、前記スライド式カップ保持プラットフォーム上に冷凍菓子カップを戻し、前記顧客アクセスドアが閉じ、
    ｇ．前記選択された液体トッピングおよび前記選択されたハードトッピングが供給され、
    ｈ．前記顧客アクセスドアが開き、
    ｉ．前記顧客が冷凍菓子カップを取り出し、
    ｊ．前記顧客アクセスドアが閉じ、前記対話式冷凍菓子自動販売機が初期待機状態に戻ること、を含む、対話式冷凍菓子自動販売機。
    

Images