JP2023532147A - 船用推進システムの二重ストラット伝動装置ハウジング構造 - Google Patents

船用推進システムの二重ストラット伝動装置ハウジング構造 Download PDF

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Abstract

本願において、船用推進装置であって、駆動シャフトを有する原動機と、原動機を取り囲むカウリングと、カウリングに固定された第1ストラットおよび第2ストラットとを含み、ストラットのそれぞれが、前側部分と、内部ベルト空間と、後側部分とを有している、船用推進装置が提供される。船用推進装置は、ストラットの遠位端に結合された下部ユニットと、下部ユニット内に回転可能に配置されたスプロケットと、スプロケットに回転可能に結合されたシャフトと、駆動シャフトをスプロケットに回転可能に接続するベルトとをさらに含み、これにより、ベルトの第1部分は、第1ストラットの内部ベルト空間内に配置されており、ベルトの第2部分は、第2ストラットの内部ベルト空間内に配置されている。船用推進装置は、カウリングから各ストラットを通って下部ユニット内へと延びている(熱伝達流体を有する)熱回路をさらに含んでいる。【選択図】図4

Description

関連出願の相互参照
本願は、2020年5月29日に出願された米国仮特許出願第63/031,979号の利益を主張し、その内容全体を参照することにより本明細書に援用するものとする。
本開示の分野
本開示は、船用推進システム、特に原動機とプロペラシャフトとの間の動力伝達のためのハウジング構造に関する。
舶用推進エンジンは、歴史的に3つの一般的なタイプに分類されてきた。すなわち、船内機式の船用推進システム、船外機式の船用推進システムおよびスターンドライブ式あるいは船内外機式の船用推進システムである。
船内機式の推進システムは、エネルギ源を使用してエネルギを1つまたは複数のシャフトの回転運動に変換する原動機と、船体の底部から突出するプロペラシャフトに回転力を伝達する伝動装置とを有している。プロペラは、この水中のシャフトの端部に取り付けられており、推力を発生させ、この推力は、通常はプロペラの船尾側に配置された舵により方向付けられる。船外機は、概して、原動機、下部ユニット、またはプロペラおよびシャフトを収容するギヤケースを備えたパワーヘッドと、パワーヘッドと下部ユニットとの間の物理的な接続部を提供する一方で、伝動装置が原動機からプロペラシャフトへ動力を伝達することを可能にする中間部とを有している。船外機全体は、船のトランソムに組み付けられており、取り外すことができる。船内外機システムとも呼ばれるスターンドライブシステムは、船の内部に原動機を収容している。原動機のシャフトは、下部ユニットまたはギヤケースに動力を伝達するアウトドライブの伝動装置に接続されている。
スターンドライブ式および船外機式の船用推進システムは、従来、原動機からプロペラに回転力を伝達するために、1セットの直角傘歯車を使用する。燃焼機関の場合には、逆向きの回転を可能にするために、付加的な歯車セットが使用される。
ベルトまたはチェーン伝動機構を含む、多様な動力伝達方法が従来技術から知られている。同期ベルトは、頑丈かつ耐久性になり、より高い動力の舶用エンジン伝達装置における使用可能性が出てきた。このような既存のベルト技術を実装することは、物理的なハウジング配置および機械的な組立てにおける課題となる。船用推進システムの水面下の部分の前面面積および流体力学的な形状は、システムの抗力および効率に大きな影響を与える。回転シャフトおよび歯車を収容するように設計されていた従来の物理的な構造を有するベルト駆動技術を適合させることは、全体的に効率的な設計において障害となる。本開示の実施形態は、上述の課題および別の課題に対処することを意図している。
概要
開示された対象の目的および利点は、以下の説明において明記され、かつ以下の説明から明らかとなり、かつ開示された対象の実施によって学習されるであろう。開示された対象の付加的な利点は、記載された明細書および特許請求の範囲ならびに添付の図面において特に指摘される方法およびシステムによって実現され、かつ達成されるであろう。
これらの利点および別の利点ならびに開示された対象の目的に従った利点を達成するためには、開示された対象は、具現化され広義に説明されているように、船用推進機を含んでいる。船用推進機は、近位端から遠位端へと延びている第1ストラットおよび近位端から遠位端へと延びている第2ストラットであって、第1ストラットおよび第2ストラットのそれぞれが、前側部分と、内部ベルト空間と、後側部分とを有しており、第1ストラットが、第2ストラットと整列しており、第1ストラットが、第2ストラットから離れている、第1ストラットおよび第2ストラットと、第1ストラットおよび第2ストラットの遠位端に結合された下部ユニットであって、ノーズ部分、中間部分およびテール部分を有する下部ユニットと、下部ユニット内に回転可能に配置されているスプロケットと、スプロケットに回転可能に結合され、かつスプロケットと同心的であるシャフトであって、スプロケットの前側に延びているフロント側と、スプロケットの後側に延びているリア側とを有している、シャフトと、駆動シャフトをスプロケットに回転可能に接続するベルトであって、ベルトの第1部分が、第1ストラットの内部ベルト空間内に配置されており、ベルトの第2部分が、第2ストラットの内部ベルト空間内に配置されている、ベルトと、カウリングから、第1ストラットおよび第2ストラットのそれぞれを通って、かつ下部ユニット内へと延びている熱回路であって、熱回路を通って流れるように構成されている熱伝達流体を有している、熱回路とを有している。
幾つかの実施形態では、第1ストラットおよび第2ストラットが、相補的な形状を有している。
幾つかの実施形態では、第1ストラットと第2ストラットとの間のスペースが、第1ストラットおよび第2ストラットの長さにわたって均一である。
幾つかの実施形態では、熱回路が、第1ストラットおよび第2ストラットのそれぞれの前側部分内に配置されている。
幾つかの実施形態では、熱回路が、第1ストラットおよび第2ストラットのそれぞれを通って双方向性である。
幾つかの実施形態では、熱回路が、下方のユニットの中間部分を通ってさらに延びている。
幾つかの実施形態では、熱回路が、下部ユニットのテール部分を通ってさらに延びている。
幾つかの実施形態では、第1ストラットおよび第2ストラットの近位端にプレートが配置されており、プレートが、第1ストラットおよび第2ストラットに対して実質的に垂直である。
幾つかの実施形態では、プロペラがシャフトのリア側に結合されている。
幾つかの実施形態では、下部ユニットが、ノーズコーンおよびテールフェアリングを有している。
幾つかの実施形態では、スプロケットが、下部ユニットの中間部分内に配置されている。
幾つかの実施形態では、第1ストラットおよび第2ストラットが実質的に線形である。
幾つかの実施形態では、第1ストラットおよび第2ストラットがそれぞれ、翼形状を有しており、翼形状の前縁が、第1ストラットおよび第2ストラットの前側部分に相当し、翼形の後縁が、第1ストラットおよび第2ストラットの後側部分に相当する。
幾つかの実施形態では、少なくとも1つのストラットが、取外し可能な後縁部分を含んでいる。
幾つかの実施形態では、1つ以上のスケグが、下部ユニットから延びていてよい。
幾つかの実施形態では、少なくとも1つのストラットと下部ユニットとが、互いに別個の構成要素として形成されている。
幾つかの実施形態では、熱回路が、閉回路の流体路を形成している。
幾つかの実施形態では、少なくとも1つのストラットの遠位端が、下部ユニットの中間部分に配置されている。
幾つかの実施形態では、内部ベルト空間と冷却材回路とが、互いに別個の通路である。
本開示の別の態様によれば、船用推進装置であって、近位端から遠位端へと延びている第1ストラットおよび近位端から遠位端へと延びている第2ストラットであって、第1ストラットおよび第2ストラットのそれぞれが、前側部分と、内部ベルト空間と、後側部分とを有しており、第1ストラットが、第2ストラットと整列しており、第1ストラットが、第2ストラットから離れている、第1ストラットおよび第2ストラットと、第1ストラットおよび第2ストラットの遠位端に結合された下部ユニットであって、ノーズ部分、中間部分およびテール部分を有する下部ユニットと、下部ユニット内に回転可能に配置されているスプロケットと、スプロケットに回転可能に結合され、かつスプロケットと同心的であるシャフトであって、スプロケットの前側に延びているフロント側と、スプロケットの後側に延びているリア側とを有している、シャフトと、駆動シャフトをスプロケットに回転可能に接続するベルトであって、ベルトの第1部分が、第1ストラットの内部ベルト空間内に配置されており、ベルトの第2部分が、第2ストラットの内部ベルト空間内に配置されている、ベルトとを有している、船用推進機が提供される
本開示の実施形態による船外機を示す等角図。 本開示の実施形態による、推進システム全体と二重ストラットの下部ユニットとの間の構成要素レベルの相互作用を表すブロック図。 本開示の実施形態による、図1に示した1-1線の概して下方を示す、二重ストラットおよび下部ユニットの弾丸状構造の部分的な側面図。 本開示の実施形態による、図1に示した1-1線の概して下方を示す、部分的な正面図。 本開示の実施形態による、図3に示した3-1線の概して下方を示す、断面した側面図。 本開示の実施形態による、図3に示した3-1線の概して下方を示す、断面した上面図。 本開示の実施形態による、図3に示した3-1線の概して下方を示す、断面した正面図。 本開示の実施形態による船外機の伝動装置システムを示す概略図。 本開示の実施形態によるベルトドライブの伝動装置システムを示す概略図。 本開示の実施形態による、二重ストラットおよび単一ストラットの数値流体力学を可視化した図。 本開示の実施形態による、二重ストラットおよび単一ストラットの数値流体力学を可視化した図。 本開示の実施形態による、単一ストラット(右)と比較した、二重ストラット(左)の、初期の数値流体力学の抗力の結果を示すグラフ表示。
詳細な説明
船外機のパワートレインは概して、燃焼機関または電動モータのような原動機、鉛直方向の駆動シャフト、傘歯車、クラッチおよび(プロペラが取り付けられている)プロペラシャフトを含んでいる。傘歯車は、交差する2つのシャフト間の歯車であり、歯車の歯を有している面は円錐形である。傘歯車は、任意に選択される別の歯車よりも高い効率を提供し、交差しているシャフト間の歯車減速を可能にすることができる。クラッチは、原動機を単一方向で運動させることを可能にするために使用されるが、プロペラシャフトを時計回り方向および反時計回り方向の両方に回転させることも可能にする。種々異なる実施形態では、船外機は、前進、ニュートラルおよび後退の間での切換えのために、ドッグクラッチを使用することができる。ドッグクラッチは、切換え歯車の係合および係合解除を要求し、このことは歯車の歯における急速な摩耗をもたらす。この摩耗を最小限にするために、アセンブリ全体を、環境にとって有害でありかつ廃棄することが困難であり得るオイルまたは潤滑剤内に沈めることができる。原動機、歯車および軸受を含むが、これらに限定されない主要な構成要素からの熱放散は、このタイプの船外機の確実な運転のために組み込まれていてよい。船外機は、流体(例えば海水)を流体本体(例えば海)から取り込むことができる。この流体本体内で、船外機はシステムの周囲において流体を循環させ、構成要素を冷却するように運転する。しかし、この外部からの流体の取込みは、塩、砂および/または泥を含むが、これらに限定されない、摩耗および腐食プロセスを促進し得る汚染物質を取り込んでしまう。幾つかの実施形態では、原動機が、喫水線の下方で下部ユニット内に収容されていてよい。この構成は、単純さによる利点をもたらすが、熱伝達能力を制限してしまう。種々異なる実施形態において、動力伝達の別の手段が、鉛直方向の駆動シャフトおよび傘歯車の代わりに、例えば、チェーン駆動システムおよびベルト駆動システムを含んでいる。種々異なる実施形態において、同期ベルトは頑丈かつ耐久性を有していてよく、より高い動力の舶用エンジン伝達装置における使用可能性を有している。種々異なる実施形態において、このようなベルトまたはチェーン技術を実装することは、船用推進システムの水中の部分の前面面積および流体力学的な形状がシステムの抗力および効率に大きな影響を与えるので、物理的なハウジング配置および機械的な組立てにおける課題をもたらしてしまう。
したがって、抗力を低減し(例えば流体力学的な品質を改善し)、熱放散を改善する一方で、ベルト駆動およびチェーン駆動原動機のために最適化された船用推進システムが必要とされている。本開示の実施形態は、上記の課題および別の課題に対処することを意図している。
種々異なる実施形態において、スターンドライブ式または船外機式の船用推進システムは、同期ベルトを介して被駆動シャフトに動力を伝達する原動機と、アンチベンチレーションプレートと、下部ユニットハウジングと、下部ユニットハウジングの底部から延びている1つ以上のスケグと、下部ユニットハウジングをアンチベンチレーションプレートおよびカウリング(および/またはカウリング内のフレーム構造体)上の取付け点に接続する1セットのストラット(例えば、2つのストラット)とを含んでいる。種々異なる実施形態において、ストラットのセットは、実質的に互いに整列している(例えば、平行である)ことができる。種々異なる実施形態において、各ストラットは、取り外しできるように取付け可能であり、かつモジュール式の1つ以上(例えば複数)の後縁部分を含んでいてよい。種々異なる実施形態において、取り外しできるように取付け可能な後縁部分は、流体力学的な特性の微調整を可能することができる。
種々異なる実施形態において、取付け点は、船外機式の船用推進システムの実施形態において中間区分を下部ユニットおよび原動機に接続するか、またはスターンドライブ式の船用推進システムの場合には下部ユニットとアウトドライブとを接続する。種々異なる実施形態において、システムの特定の可変部は、ベルト駆動技術のより低い抗力、より高い性能および効率的な適合を可能にする。種々異なる実施形態において、船用推進システムの構成要素は、統合された冷却通路を有するように、モジュール式であり、交換可能であり、および/または構成されていてよい。種々異なる実施形態において、マルチストラット(例えば、二重ストラット)構造に熱放散の機能を組み込むことは、マルチストラットにより増大した表面積を提供することができ、これにより熱伝達能力を最適化することができる。種々異なる実施形態において、マルチストラット(例えば、2つのストラット)が、水と接触するストラットの表面積を増加させ、これによって、(フィンの熱伝達と同様に)水との熱伝達(例えば、伝導)が改善される。
種々異なる実施形態において、船用推進システムの水中部分の前面面積および流体力学的な形状は、システムの抵抗および効率に影響を与え得る。船用推進システムにおける抗力を低減することは、システムの正味の効率の直接的な改善となる。種々異なる実施形態において、ストラットのセットは、使用時に水中にあってよく、ストラットのセットは、任意の適切な流体力学的な形状を有していてよく、これにより、抗力を低減および/または最適化することができる。例えば、各ストラットは、翼形状を含んでいてよく、この翼の前縁がストラットの前側に相当している。
運転時、ベルトは、概して張り側と緩み側とを有している。種々異なる実施形態において、ベルトは、原動機が運転している周囲を取り囲む水の本体から絶縁(つまり封止)されてよい。種々異なる実施形態では、ベルトの両方の側は、ベルトに張力を提供するために支持されていてよい。種々異なる実施形態において、ベルトに張力を与えることは、周囲を取り囲む水からの汚染を減じる(例えば、阻止する)ことができる。種々異なる実施形態では、船用推進システムは、とりわけ、連続するループの伝動装置を含んでいてよい。例えば、原動機は、ベルトまたはチェーンを介してプロペラに機械的(例えば、回転式に)に接続されていてよい。
種々異なる実施形態において、各ストラットは、互いに所定の距離を置いて位置決めされていてよく、これにより、ストラット間の流体流れを可能にする。例えば、二重ストラット配置において、ストラットは、互いに約2インチから約24インチまでの間で位置決めされていてよい。種々異なる実施形態において、ストラットは、互いに約1.5インチから6インチまでの間で位置決めされていてよい。種々異なる実施形態において、より大きな用途(例えば、ヨット、タグボート等)では、ストラットは、数フィート互いに離れて位置決めされていてよい。種々異なる実施形態において、ストラットは、互いに約12フィートまで離れて位置決めされていてよい。種々異なる実施形態において、ストラットの間隔は、例えば、(1)ストラット間の流体力学的な相互作用および/または(2)下部ユニットの流体力学的な抗力のような1つ以上の性能要因に依存していてよい。種々異なる実施形態において、ストラットがより幅広になるにつれて、複数のストラット間でより少ない流体の相互作用(干渉)が生じ得る。種々異なる実施形態において、より幅広のストラットは、特定の性能要因を改善することができる。種々異なる実施形態において、下部ユニットのサイズ(例えば、抗力面積)を最小限にすることができ、これによって、抗力を最小限にすることができる。種々異なる実施形態において、下部ユニットのサイズは、下部ユニットの小さな前面面積を提供することによって最小限にすることができる。種々異なる実施形態において、下部ユニットのサイズは、ストラットのサイズに比例していてよい。例えば、より幅広のストラットのためには、より大きな下部ユニットが設けられていてよい。種々異なる実施形態において、ストラットは、互いに平行でなくてもよい。例えば、ストラットは、非線形であってもよく、または水平線(海水面)に対して所定の角度(例えば、「V」字形)で配置されていてよい。
種々異なる実施形態において、各ストラットは、水による抗力を最小限にする鉛直方向のストラットの横断面輪郭を含んでいてよい。種々異なる実施形態において、横断面輪郭は、連続的なループ(例えば、ベルトまたはチェーン)を収容するために、十分な空間を可能にする一方で、抗力面積を減じる(例えば、最小限にする)ことができる。種々異なる実施形態において、各ストラットは、翼形状を含んでいてよい。種々異なる実施形態において、任意のストラット(例えば、幾つかのストラットまたは全てのストラット)が、その長さに沿って実質的に均一な形状を有してよい。種々異なる実施形態において、任意のストラット(例えば、幾つかのストラットまたは全てのストラット)が、そのそれぞれの長さに沿って変化する形状を有してよい。例えば、ストラットは、前縁から後縁へ、(より高い抗力面積を有する)より幅広の翼から(より低い抗力面積を有する)より薄い翼へとテーパしているか、または逆向きにテーパしていてよい。種々異なる実施形態において、任意のストラット(例えば、幾つかまたは全てのストラット)は、ストラットの長さに沿って(流れの方向に)実質的に均一な幅を有してよい。例えば、翼形状は、ストラットの全長に沿って実質的に同様の(例えば、等しい)翼弦長および/またはキャンバー線を有していてよい。種々異なる実施形態において、任意のストラット(例えば、幾つかまたは全てのストラット)は、ストラットの長さに沿って(流れの方向に)変化する幅を有してよい。例えば、翼形状は、ストラットの全長に沿って変化する翼弦長および/またはキャンバー線を有していてよい。ストラットは、ストラットを通過する中心軸線を中心として対称的である鏡像形状を有していてよい。代替的には、各ストラットを、隣接するストラットに対して特有の形状/輪郭で形成することができる。
種々異なる実施形態において、各ストラットは、連続するループの各側(すなわち、緩み側および張り側)を収容するために構成された別個の空間を含んでいてよい。種々異なる実施形態において、鉛直方向ストラットのいずれか1つまたは全てのストラット内の別個の空間は、船外機全体にわたって流体(例えば、熱伝達流体)を移動させるように構成されていてよい。
種々異なる実施形態において、1つ以上のストラットは、分割線を含んでいてよく、これによりストラットを2つ以上の部分に分けることができる。種々異なる実施形態において、分割線が、容易なアクセスを可能にし、これにより連続的なループ(例えば、チェーンまたはベルト)を、製造中または製造後に(例えば、修理のために)に設置するか、または取り除くことができる。分割線は、ストラットの全体に沿って(例えば、ノーズコーンとアンチベンチレーションプレートとの間を)延びていてよい。
図1は、船外機式の船用推進システム100の等角図を示している。種々異なる実施形態において、船用推進システム100(例えば、船外機)は、パワーヘッド区分、原動機カウリング、ベルト駆動装置、アンチベンチレーションプレート、二重ストラット伝動装置ハウジング、プロペラを備えた下部ユニットおよびスケグを含んでいてよい。種々異なる実施形態において、船外機式の船用推進システム100は、トランサム取付けパッド103を介して、船のトランサムを船外機中間区分102に取外し可能に結合するように構成されたマウント101を含んでいる。種々異なる実施形態において、船外機は、ケーブル、プーリ、液圧式アクチュエータおよび/または電気機械式アクチュエータを含むが、それらに限定されない種々異なる手段によって操舵することができる。これらの手段は、ステアリングブラケット104に取り付けられ、ステアリング管105の軸線を中心として船外機を回転させる。種々異なる実施形態において、船外機の角度ひいては推進角度は、傾斜した軸線106を中心として制御することもできる。種々異なる実施形態において、原動機構成要素は、電気的に動力を供給されるか、または液体燃料により動力を供給されるかにかかわらず、上部カウリング107の下方に配置されている。種々異なる実施形態において、船のトランサムに面しているカウリング107の側面は、面板108を含んでいてよい。種々異なる実施形態において、原動機の駆動シャフトは、同期駆動ベルト(図示せず)を介してプロペラシャフト109に接続されている。種々異なる実施形態において、同期駆動ベルト自体はプロペラ110を駆動し、船用推進システム100が取り付けられている船を推進するためのモーメントを形成する。別の実施形態では、プロペラは、インペラ、ウォータージェットまたは別の推進装置に置き換えることができる。この実施形態では、プロペラテールコーン111およびテールフェアリング112が、乱流損失を最小限にし、効率を最大化するためにプロペラの幾何学的な輪郭と適合する。別の実施形態では、プロペラテールコーン111およびテールフェアリング112の形状は、種々異なるプロペラに適合するように調整されていてよい。スプロケット(下部ユニット内に配置されている)が、プロペラシャフト109に同心的に取り付けられており、下部ユニット114内に収容されている。種々異なる実施形態において、下部ユニット114は、その前側部分にノーズコーン115を含んでいてよい。1つ以上のストラット116は、ベルトのための開いた通路を提供し、これにより上部カウリング107の下側で原動機に取り付けられたスプロケットからプロペラシャフト109上のスプロケットに動力を伝達することができる。別個のストラット116の本体は、ベルトが、付加的な転がり構成要素なしに運転することを可能にし、可能な限り最高の効率を可能にする。1つ以上のストラット116は、従来技術において必要とされているように、ベルトが障害物または形材の周囲に案内される必要がないように間隔を空けている。ストラット本体は、流体力学的なストラット前縁117およびストラット後縁118を有しており、これらの前縁117および後縁118は、抗力を減じ、プロペラ110への層流を最大化する。ストラット116は、アンチベンチレーションプレート120に接続されており、このアンチベンチレーションプレート120は中間区分の底部カラー121に固定されている。この底部カラー自体は、中間区分の底部に固定される。種々異なる実施形態によれば、中間区分の上部カラー122が、中間区分102と上部カウリング107との間の境界面を提供することができる。種々異なる実施形態において、1つまたは複数のスケグ124が下部ユニットの下側に配置されている。2つ以上のスケグが設けられている種々異なる実施形態において、各スケグは、下部ユニット114の周囲に等角度に位置決めされていてよく、かつプロペラの上流に配置されていてよい。
図2は、全体としての推進システムと二重ストラット下部ユニットとの間の構成要素レベルの相互作用を表すブロック図200を示している。構成要素ブロックは、概して船内または船外に配置されており、凡例によって示されているように機械的または電気的に接続されている。種々異なる実施形態において、オペレータは、制御操舵装置を介してシステムを制御し、この制御操舵装置は、エネルギ貯蔵システムと接続するために船上の通信信号を使用し、船外のパワーエレクトロニクスと接続するために付加的な通信ケーブルを使用する。シリアル、CANバス、SPI、アナログおよびデジタルを含むが、これらの限定されない通信プロトコルを使用することができる。種々異なる実施形態において、エネルギ貯蔵システムは、DCバスを介してパワーエレクトロニクスブロックに接続されている。種々異なる実施形態において、DCバスは、12Vから900V超の範囲であってよい。種々異なる実施形態において、パワーエレクトロニクスブロックは、概して、原動機を駆動するためにDC電圧を使用するために要求される全てのパワーステージおよび制御構成要素を含んでいる。種々異なる実施形態において、制御操舵装置からの信号に基づいて、パワーエレクトロニクスは、DCバスを介してエネルギ貯蔵システムからエネルギを取り出し、原動機を制御することができる。種々異なる実施形態において、原動機は、相電力およびフィードバック信号による電動モータであってよい。種々異なる実施形態において、原動機は、駆動シャフトを介して同期ベルトに機械的に結合されている。種々異なる実施形態において、ベルトは、下部ユニット内に配置された被駆動シャフトを回転させ、それによってプロペラに動力を供給する。
図3は、図1に示した1-1線の概して下方を示す、二重ストラットおよび下部ユニットの弾丸状構造の部分的な側面図を示している。1-1線は、幾つかの実施形態において、運転中の船外機の喫水線である。運転中に、喫水線1-1の下方の全ての構成要素は、沈水させられており、システムの流体力学的な抗力に寄与する。背景技術において記載したように、スターンドライブ式および船外機式の船用推進システムは、ギヤケースをパワーヘッドに接続する単一ストラットハウジングを使用することができる。付加的に、ほぼ全ての燃焼式の船外機は、燃焼機または電気的なパワーヘッドからプロペラに動力を伝達するためにシャフトおよび傘歯車システムを使用する。このようなタイプの下部ユニットでは、前進から中立、中立から後退への切換えのために機械的な機構が必要とされる。このタイプの動力伝達は、歯車の潤滑のために一貫したメンテナンスを必要とし、ゼロではない回転速度における切換えのために急速に摩耗し、かつ15%の効率損失を引き起こし得る。傘歯車は、著しい騒音も発生させる。
材料技術における最近の進歩は、より頑丈な同期ベルトドライブの開発を可能にした。この同期ベルトは、効率を高め、騒音を減じ、メンテナンスを減じ、コストを下げる可能性を有している。本開示は、複数ストラット本体配置による、船用推進システムにおける同期ベルトの使用を可能にする。この場合、ベルトの各側が、互いに異なるストラットを通って走行する。付加的には、本開示は、電気的な原動機から電子装置による後退を使用するための方法も提供し、これにより、複雑な機械的な切換え手段の必要性を排除する。
種々異なる実施形態において、複数ストラット設計は、運動中にプロペラに対する流体の流れ妨害を最小限にする。種々異なる実施形態において、複数ストラット(例えば、二重ストラット)設計は、システム全体の頑丈性を高める一方で、抗力を引き起こす前面面積(すなわち、抗力面積)を減じる。種々異なる実施形態において、ストラット116およびアンチベンチレーションプレート120の境界面は、一体的に形成されている。種々異なる実施形態において、ストラット116およびアンチベンチレーションプレート120の境界面は、機械的に(例えば、ボルトおよびナットによって)固定されている。種々異なる実施形態において、ストラットの底部は、下部ユニット114と一体的に形成されていてよい。種々異なる実施形態において、下部ユニット114は、銃弾形状(弾丸+薬莢)であってよい。種々異なる実施形態において、同期ベルト130の第1部分(例えば、張り側)および第2部分(例えば、緩み側)は、第1ストラットおよび第2ストラット116内の空間スペース内で水および/または外部の流体から保護されている。したがって、ベルト130は、(運転時には鉛直方向に)第1ストラット116を通って下部ユニット114内に延びており、下部ユニット114内でベルト130はプロペラ110に係合し、プロペラ110を(前進/後退)駆動し、第2ストラット116を通って上方に延びて、カウリング107内へと戻る。
種々異なる実施形態において、抗力は、ストラット116の前縁117および後縁118に適用される流体力学的な形状によって低減することができる。種々異なる実施形態において、前縁117と後縁118との間のストラット116の側面における凸面は、形状抗力および波形成を減じる。種々異なる実施形態において、凸面の輪郭は、ストラット間で対称である必要はなく、異なる用途のために変更することができるだろう(すなわち、全てのストラットの形状が同一である必要はない)。種々異なる実施形態において、ストラット116は、互いの反転形であってよい(例えば、第1ストラットは、第2ストラットの反転形であってよい)。種々異なる実施形態において、ストラット116の側面は、実質的に平行であり、かつ同等の長さであってよい。種々異なる実施形態において、ストラットは、非平行であってよい。種々異なる実施形態において、ストラット間のスペースは、ストラットの高さにわたって増大または減少してよい。
種々異なる実施形態において、ストラット116の側面は、凹部を有していなくてよい。種々異なる実施形態において、前縁117は、ストラット116と一体的に形成されていてよい。種々異なる実施形態において、前縁117は、別個に製造され、取外し可能にストラット116に固定されていてよい。種々異なる実施形態において、後縁118は、ストラット116と一体的に形成されていてよい。種々異なる実施形態において、後縁118は、別個に製造され、ストラット116に、例えばストラット取付け点を介して(例えば、ねじ、ボルト等によって)取外し可能に固定されていてよい。種々異なる実施形態において、前縁117および/または後縁118は、性能を最適化するためにモジュール式かつ交換可能であってよい。付加的にまたは代替的に、ストラットは、ベルトの修理および検査を可能にするアクセスパネルを含んでいてよい。アクセスパネルは、前縁/後縁から離間されていてよく、ストラットの概して平坦な区分内に配置されていてよい。
種々異なる実施形態において、ストラットは、運転中の前縁および/または後縁の表面形状の能動的な制御を含んでいてよい。例えば、電子的な制御(例えば、リアルタイムまたは手動)が、翼形状のキャンバー長さまたは翼弦長を変化させることができる。別の例では、電子的な制御(例えば、リアルタイムまたは手動)が、連続的なループ(例えば、ベルト)が空間スペースにおいて運転するために十分な余地を有しているように、翼形状の幅(例えば、抗力面積)を変化させることができる。
流体力学的な抗力の減少をさらに促進し、推進効率を高めることは、構造の形状全体で行われる。種々異なる実施形態において、到来する流体流は、最初にノーズコーン115と相互作用する。種々異なる実施形態において、ノーズコーン115のジオメトリは、ノーズコーン115からノーズコーン/下部ユニットの境界面を介して下部ユニット114に至るまで滑らかに移行するように幾何学的に設計されていてよい。種々異なる実施形態において、ノーズコーン115は取外し可能かつ交換可能である。種々異なる実施形態において、ノーズコーン115は、任意の適切な形状を含んでいてよい。例えば、ノーズコーン115は、丸い銃弾のような形状を含んでいてよい。種々異なる実施形態において、下部ユニット114の中間部分113は、実質的に円筒形の形状(例えば、薬莢形状)を有していてよい。別の例において、ノーズコーン115は、より尖った尖端部を伴う実質的な円錐形であってよい。種々異なる実施形態において、流体流が下部ユニット114を通過するとき、テールフェアリング112は、テールフェアリング/下部ユニットの境界面にわたる、損失を引き起こす境界層分離を最小限にすることができる。なぜならば、境界層分離が乱流を引き起こし、したがって推進システム100上における圧力抗力を増加させるからである。種々異なる実施形態において、テールフェアリング112は、プロペラに入る流れを最適化するために、テールフェアリング/プロペラハブ境界面がプロペラハブと流体力学的に噛み合うように成形されている。したがって、ストラット116、下部ユニット114、ノーズコーン115およびテールフェーリング112は、サイズ/形状/直径における急激な変化が存在しない視覚的にシームレスな設計で構成されていてよく、これらの構成要素のアセンブリは、抗力を最小限にするために連続的な外面を形成する。
種々異なる実施形態において、テールフェアリングは、中間部分113におけるより大きな直径から、プロペラ110におけるより小さな直径までテーパした円錐台形状であってよい。種々異なる実施形態において、プロペラ110は回転し、高圧および低圧の領域を生成する場合に、流れはプロペラテールコーン111上で方向付けられ、これにより、乱流を減じ、ひいては推進システム100への抗力をさらに最小限にすることができる。典型的な燃焼式の船用エンジンでは、エンジン排気は、単独の部品を通って概して下方に方向付けられ、かつプロペラの中心を通って外方に方向付けられる。本開示は、この形式の排気を排除し、より効率的な全体的な流体力学的なアプローチを可能にする。
種々異なる実施形態において、1つ以上のスケグ124が、下部ユニット114の中間部分113に取り付けられてよい。種々異なる実施形態において、中間部分113は、1つ以上のスケグ124を取り付けることを可能にするように構成されている1つ以上のスケグ取付け点を含んでいてよい。種々異なる実施形態において、スケグ124は、概してフィンのような形状を有していてよい。種々異なる実施形態において、スケグ124は、その長さに沿って一定の厚さを有していてよい。種々異なる実施形態において、スケグ124は、その長さに沿って変化する奥行きを有していてよい。例えば、スケグ124は、より大きな第1奥行きdから、より小さな第2奥行きdまでテーパしていてよい。種々異なる実施形態において、スケグ124の一方の側は鉛直であってよい一方で、他方の側がテーパしていてよい。種々異なる実施形態において、スケグ124の両方の側がテーパしていてよい。種々異なる実施形態において、スケグ124は、ストラット116と同様に、曲線状または翼形状を有してよい。種々異なる実施形態において、スケグ124は、スケグ/下部ユニットの境界面において取外し可能かつ交換可能である。種々異なる実施形態において、スケグ124は、スケグ/下部ユニットの境界面において一体的に形成されていてよい。種々異なる実施形態において、スケグ124は、プロペラ110に流入する流れの乱れを最小限にする後縁を有することによって、安定性および流体力学的な流れの相互作用に寄与する。種々異なる実施形態において、スケグ124の最も下側の縁部は、プロペラ110のブレードよりも低くてよく、物理的な物体衝突からのプロペラ110の保護を提供する。付加的または代替的には、スケグ124の位置を下部ユニット114に対して相対的に上流側/下流側に調整することができる。
図4は、図1の1-1線の概して下方を示す、部分的な正面図である。図4に示すように、原動機128は、駆動シャフト(図示せず)を介してベルト130に回転結合されている。原動機が回転すると、ベルト130の左側130aまたはベルト130の右側130bのいずれかが、プロペラへ、かつプロペラから回転力を伝達することができる。ベルト130が(原動機128の視点から)反時計回りに回転している図示の実施例では、ベルトの左側130aは弛み側であり、ベルト130の右側130bが張り(すなわち張力が加えられた)側である。種々異なる実施形態において、(各ストラットの内側縁部間の距離により測定されるような)2つのストラット116の間のギャップの幅は、流体(例えば、海水)の通過を可能にし、かつより大きいまたはより小さな構成要素全体の寸法に適合させるために変更され得る一方で、ベルト130の右側130bと、ベルト130の左側130aとを互いに平行に維持する。種々異なる実施形態において、ストラット116の内側縁部間の距離dgapは、例えば、正面(抗力)面積を減じるために、理想的な性能指標に基づいて変化させることができる。種々異なる実施形態において、外側縁部間の距離douterは、例えば、より厚い同期ベルト(pitched belt)に適合させるために変化させることができる。種々異なる実施形態において、ストラット/下部ユニットの境界面は、水がストラット116を通ってプロペラ110に向かって移動する場合に流れの乱れを最小限にするために段階的な流体力学的な形状を有していてよい。種々異なる実施形態において、プロペラ110は、ストラット116の前に配置されていてよい。種々異なる実施形態において、アンチベンチレーションプレート120は、ストラット116の上部(すなわち、近位端)に接続することができ、プロペラが表面から空気を吸い込むことを阻止することができる。アンチベンチレーションプレートは、一般的に「キャビテーションプレート」と呼ぶことができる。ストラット116の上端部は、カウリング107に直接に接続することができる。付加的または代替的に、ストラット116の上端部は、カウリング107を収容する取付けプレート/フレームに接続することができる。
図5は、図3の3-1線の概して下方を示す、部分的に断面して示す部分的な側面図を示している。種々異なる実施形態において、スプロケット126は、プロペラシャフト119に同心的に位置固定されており、プロペラシャフト119は、テールフェアリング112を通って下部ユニットの弾丸状部から出ている。種々異なる実施形態において、下部ユニット114の内側は、シャフトシールのセットを含む、全ての縁部および境界面におけるシールによって海水から保護されている。種々異なる実施形態において、ストラット116の両方の前縁117は、冷却材の通過を可能にするために冷却材通路117aを含んでいる。種々異なる実施形態において、冷却材は、冷却材ポートを通って各ストラットに進入し、次いで、冷却材通路117aを通って流れ、冷却材通路117aは、伝導によって冷却材から熱を除去する。したがって、本開示は、閉回路の流体冷却システムを提供し、この場合、冷却材循環経路は、ストラット116、ノーズコーン115およびアンチベンチレーションプレート120内に保持されている。したがって、冷却材システムは、運転時に周囲の水の取込みに依存する必要はない。種々異なる実施形態において、各ストラットの1つ以上の冷却材通路117aは、冷却材が、水中の熱遮断リザーバとして作用するノーズコーン空間115a内へ流入することを可能にする。種々異なる実施形態において、ノーズコーン空間115aは、熱伝達流体の乱流を増大させ、これにより、熱遮断能力を増大させるように構成された1つ以上のノーズコーンタービュレータ115b(例えば、波状の構造/壁部/ストリップ)を含んでいる。任意には、冷却材通路117aは、アンチベンチレーションプレート120全体にわたって延びていてよい。
種々異なる実施形態において、冷却材は、ストラット116を通って両方向に流れることができ、かつ冷却材通路117aを介して熱回路140へと流れることができる。種々異なる実施形態において、冷却材通路117aは、チューブ、ホース、管および/または別の流体移送方法を有していてよい。種々異なる実施形態において、熱回路は、電子的な制御機器ポンプおよび/またはパワーエレクトロニクスおよび原動機を含むが、これらに限定されない熱を形成する構成要素を含んでいてよい。種々異なる実施形態において、冷却材ポートシールのセットは、熱伝達流体が汚染されないことを保証する。種々異なる実施形態において、付加的な冷却材通路のために使用することができる付加的な空間が、後縁118、ベルト収容空間131、テールフェアリング112および/または下部ユニット114内に設けられていてよい。種々異なる実施形態において、ベルト収容空間131の長手方向の幅は、種々異なるサイズのベルトのために変化させることができる。種々異なる実施形態において、後縁118は、アンカパネル118b(例えば、T字形ブロック)内にアンカ固定するために構成された、後縁ファスナ118aのセットにより機械的に固定されていてよい。種々異なる実施形態において、この取付け方法は、後縁118が、ベルト130の設置および取外しのためにストラット116から分離されることを可能にする。種々異なる実施形態において、ベルト収容空間131は、空間のサイズ(例えば、空間スペースの幅)が最小限にされているように最適化されていてよい。種々異なる実施形態において、流体力学的な観点から、空間スペースがより少ないほど、より良好である(例えば、より少ない抗力面積)。種々異なる実施形態において、ベルト収容空間131は、ベルト130のそれぞれの側において約1/8インチであってよい。種々異なる実施形態において、スプロケットギャップ125は、同様に1/8インチのギャップを有していてよい。種々異なる実施形態において、スプロケットギャップ125は、ベルトがスプロケット126の周囲で少ししか動き得ないので、ベルト130とベルト収容空間131の内側との間のスペースよりも小さくてよい。種々異なる実施形態において、ベルト収容空間131は、ベルトのそれぞれの側において約0.01インチから約0.25インチまでの間の間隔(例えば、幅)を有していてよい。例えば、ベルト130のそれぞれの側において0.25インチの間隔が設けられていることにより、ベルト収容空間131の全幅は、0.25インチ+0.25インチ+ベルト厚さ(インチ単位)となる。種々異なる実施形態において、ベルト収容空間131は、ベルトのそれぞれの側において約0.01インチから約6インチまでの間の間隔(例えば、幅)を含んでいてよい。種々異なる実施形態において、この間隔は、システムサイズに対応してよい。種々異なる実施形態において、間隔(例えば、幅)は、ベルトのそれぞれの側で約12インチであってよい。
図6は、図3に示した3-1線の概して下方を示す、部分的に断面した部分的な上面図である。種々異なる実施形態において、ノーズコーン115は、周囲を取り囲む流体の本体を有する、(例えば、境界層分離を減じる/阻止する)付着流を維持する外側輪郭を有している。種々異なる実施形態によれば、ノーズコーン115は円錐形状である。種々異なる実施形態によれば、ノーズコーン115は、先端部において尖っていないか、または丸み付けされていてよい。種々異なる実施形態において、輪郭は、種々異なる運転条件に適合させるために変更されてよい。種々異なる実施形態において、下部ユニット114は、円筒形であってよく、両方のストラットに接続されていてよい。種々異なる実施形態において、後縁118は、T字形ブロック118b内にアンカ固定されたファスナによりストラット116に接続されていてよい。T字形ブロック自体は、二重ストラット本体の壁によって保持されている。種々異なる実施形態において、前縁117は、円形の直径を有する冷却材通路117aを含んでいてよい。種々異なる実施形態において、冷却材通路117aは、熱回路140にわたって実質的に一定の直径を有していてよい。
図7は、図3に示した3-1線の概して下方を示す、部分的に断面した部分的な正面図を示している。図7に示すように、下部ユニット114およびストラット116は、ベルト130が通過することができるベルト収容空間を含んでいる。種々異なる実施形態において、ストラット116は、ストラット内側壁およびストラット外側壁を含んでいる。種々異なる実施形態において、ストラット内側壁およびストラット外側壁は、任意の適切な材料から形成されていてよく、ストラット本体の残りの部分と一体的に形成されていてよいが、このことは必須ではない。種々異なる実施形態において、ストラット壁の厚さは、用途に基づいて選択されていてよく、これにより頑丈性を高めることができるか、または抗力を減じることができる。種々異なる実施形態において、下部ユニット114内では、ベルトにより駆動されるスプロケット126はプロペラシャフト119と同心的である。種々異なる実施形態において、スプロケット126とプロペラシャフト119との間でトルクを伝達するためにキー溝127が使用されている。種々異なる実施形態において、スプラインが使用されてもよく、またはスプロケット126とプロペラシャフト119とが一体的に形成されていてもよい。種々異なる実施形態において、ベルト130の厚さに適合させるために、空気が充填されたスプロケットギャップ125が下部ユニット114内に存在している。種々異なる実施形態において、二重ストラット構成により、ベルト130は、下部ユニット114の別の部分に物理的に接触することなしに、スプロケット126を中心として回転することができる。種々異なる実施形態において、この接触しない運転は、ベルトまたは伝動装置構成要素を、油が充填された浴内で運転することを必要とする別のエンジンと比較して、潤滑材なしの運転を可能にする。ベルト130は、スプロケットの回転の約180度にわたってそれぞれの面を係合させながら、スプロケット126の周囲に巻き掛けることができる。スプロケット126は、図示したように、隆起した歯を含んでいてよく、これにより、ベルトとの摩擦係合を増大させ、より大きなトルクを形成することができる。
図8は、従来の船外機の伝動装置システムを示す概略図である。種々異なる実施形態において、この船外機の伝動装置システムは、鉛直方向に延びている駆動シャフト808を備えた原動機807を利用する。種々異なる実施形態において、動力は歯車を用いて鉛直方向の駆動シャフトおよび水平方向のプロペラシャフトから伝達される。種々異なる実施形態において、被駆動シャフトに回転速度を伝達するために、ピニオンギヤ809がクラウンギヤ811および813と関連して使用される。多くの実施形態において、時計回りまたは反時計回りのクラウンギヤに係合することができる摺動カラー812と一緒にクラッチが使用される。種々異なる実施形態において、この機構は、原動機の駆動方向を維持しながら、プロペラシャフトの回転方向を変更することを可能にする。
図9は、ベルトドライブの伝動装置システムの概略図を示している。種々異なる実施形態において、図9は、原動機901と下側の被駆動シャフト905との間の動力伝達の代替的な手段のための特定の実施形態の概略図である。種々異なる実施形態において、原動機は、水平方向に延びている駆動シャフト903を利用し、スプロケットまたは歯車902を支持し、連続ループ904を介して下側のスプロケットまたは歯車906を駆動することができる。
種々異なる実施形態において、任意のストラットが、非線形の形状を含んでいてよい。種々異なる実施形態において、非線形の形状に適合するために、ベルトは、実質的に線的のままであってよいが、ベルト収容空間131(ベルトとストラット空間の内側壁との間のスペース)の幅は、変化してよい。種々異なる実施形態において、ストラットは、ベルト130が追従するための曲線を形成するように構成されたプーリ(例えばローラプーリ)を含んでいてよい。種々異なる実施形態において、低摩擦パッドを、ベルト収容空間131内の任意の適切な位置に位置決めすることができる。種々異なる実施形態において、上記3つの方法の任意の組み合わせは、非線形のストラット形状を達成するために一緒に機能することができる。種々異なる実施形態において、ストラットの前縁は、(上から下に向かって見て)不均一な輪郭を含んでいてよい。
本明細書において開示される種々異なる構成要素(例えば、ストラット、ノーズコーン、フェアリング、スケグ)は、金属(例えば、アルミニウム、鋼、チタン等)、硬質ポリマーおよびプラスチック、木材等を含む様々な材料から形成されていてよい。種々異なる実施形態において、種々異なる構成要素は、複合材料(例えば、炭素繊維、繊維ガラス等)を含んでいてよい。種々異なる実施形態において、種々異なる構成要素は、ゴムを含んでいてよい。種々異なる実施形態において、種々異なる構成要素は、熱可塑性樹脂を含んでいてよい。種々異なる実施形態において、種々異なる構成要素は、任意の適切な金属ベース合金を含んでいてよい。種々異なる実施形態において、種々異なる構成要素は、高い熱伝導率および高い耐食性を有する材料を含んでいてよい。種々異なる実施形態において、種々異なる構成要素は、1つ以上のコーティング(陽極酸化、粉末被覆、化学蒸着、塗料等)を含んでいてよい。種々異なる実施形態において、種々異なる構成要素は、2つ以上の材料から形成されていてよい(すなわち、ノーズコーンは主に、ゴムベースの先端部を備えたアルミニウムであってよい)。
図10A~図10Bは、開示された二重ストラット(上図)および従来の単一ストラット(下図)の数値流体力学を可視化して示している。種々異なる実施形態において、この半体分析は、単一ストラットと比較した二重ストラットの仮の流体力学的効果および影響を理解するために使用された。図10A~図10Bに示すプロットは、流体流量値の主に均一な陰影によって証明されるような層流を示している(図10Bのプロットの暗い部分は、喫水線より上にある)。
図11は、従来の単一ストラット(右)(150回の反復計算において約45,500ニュートン)と比較した、開示された二重ストラット(左)(150回の反復計算において約37,500ニュートン)の初期の数値流体力学な抗力の結果のグラフ表示を示している。このシミュレーションは、単一ストラットと比較して、二重ストラットの流体力学的な利点を証明した。
本開示の種々異なる実施形態の説明は、例示の目的で提示されているが、開示された実施形態を網羅することまたは限定することを意図していない。記載された実施形態の範囲および精神から逸脱することなしに、多くの修正および変形が当業者にとって明らかであろう。本明細書において使用された用語は、実施形態の原理、市場で見出される技術に関する実際の適用または技術的改善を最もわかりやすく説明し、または他の当業者が本明細書において開示された実施形態を理解することができるようにするために、選定されたものである。

Claims (20)

  1. 船用推進装置であって、
    近位端から遠位端へと延びている第1ストラットおよび近位端から遠位端へと延びている第2ストラットであって、前記第1ストラットおよび前記第2ストラットのそれぞれが、前側部分と、内部ベルト空間と、後側部分とを有しており、前記第1ストラットが、前記第2ストラットと整列しており、前記第1ストラットが、前記第2ストラットから離れている、第1ストラットおよび第2ストラットと、
    前記第1ストラットおよび前記第2ストラットの前記遠位端に結合された下部ユニットであって、ノーズ部分と、中間部分と、テール部分とを有している、下部ユニットと、
    前記下部ユニット内に回転可能に配置されたスプロケットと、
    前記スプロケットに回転可能に結合され、かつ前記スプロケットと同心的であるシャフトであって、前記スプロケットの前側に延びているフロント側と、前記スプロケットの後側に延びているリア側とを有している、シャフトと、
    駆動シャフトを前記スプロケットに回転可能に接続するベルトであって、該ベルトの第1部分が、前記第1ストラットの前記内部ベルト空間内に配置されており、前記ベルトの第2部分が、前記第2ストラットの前記内部ベルト空間に配置されている、ベルトと、
    カウリングから、前記第1ストラットおよび前記第2ストラットのそれぞれを通って、前記下部ユニット内へと延びている熱回路であって、該熱回路を通って流れるように構成されている熱伝達流体を有している、熱回路と
    を有している、船用推進装置。
  2. 前記第1ストラットおよび前記第2ストラットが、相補的な形状を有している、請求項1に記載の船用推進装置。
  3. 前記第1ストラットと前記第2ストラットとの間のスペースが、前記第1ストラットおよび前記第2ストラットの長さにわたって均一である、請求項1に記載の船用推進装置。
  4. 前記熱回路が、前記第1ストラットおよび前記第2ストラットのそれぞれの前記前側部分内に配置されている、請求項1に記載の船用推進装置。
  5. 前記熱回路が、前記第1ストラットおよび前記第2ストラットのそれぞれを通って双方向性である、請求項4に記載の船用推進装置。
  6. 前記熱回路が、前記下部ユニットの前記中間部分を通ってさらに延びている、請求項1に記載の船用推進装置。
  7. 前記熱回路が、前記下部ユニットの前記テール部分を通ってさらに延びている、請求項1に記載の船用推進装置。
  8. 前記第1ストラットおよび前記第2ストラットの前記近位端に配置されたプレートをさらに有しており、該プレートが、前記第1ストラットおよび前記第2ストラットに対して実質的に垂直である、請求項1に記載の船用推進装置。
  9. 前記シャフトの前記リア側に結合されたプロペラをさらに有している、請求項1に記載の船用推進装置。
  10. 前記下部ユニットが、ノーズコーンおよびテールフェアリングを有している、請求項1に記載の船用推進装置。
  11. 前記スプロケットが、前記下部ユニットの前記中間部分内に配置されている、請求項1に記載の船用推進装置。
  12. 前記第1ストラットおよび前記第2ストラットが実質的に線形である、請求項1に記載の船用推進装置。
  13. 前記第1ストラットおよび前記第2ストラットがそれぞれ、翼形状を有しており、該翼形状の前縁が、前記第1ストラットおよび前記第2ストラットの前記前側部分に相当し、前記翼形状の後縁が、前記第1ストラットおよび前記第2ストラットの前記後側部分に相当する、請求項1に記載の船用推進装置。
  14. 少なくとも1つのストラットが、取外し可能な後縁部分を含んでいる、請求項1に記載の船用推進装置。
  15. 前記下部ユニットから延びている1つ以上のスケグをさらに有している、請求項1に記載の船用推進装置。
  16. 少なくとも1つのストラットと前記下部ユニットとが、互いに別個の構成要素として形成されている、請求項1に記載の船用推進装置。
  17. 前記熱回路が、閉回路の流体路を形成している、請求項1に記載の船用推進装置。
  18. 少なくとも1つのストラットの前記遠位端が、前記下部ユニットの前記中間部分に配置されている、請求項1に記載の船用推進装置。
  19. 前記内部ベルト空間と冷却材回路とが、互いに別個の通路である、請求項1に記載の船用推進装置。
  20. 船用推進装置であって、
    近位端から遠位端へと延びている第1ストラットおよび近位端から遠位端へと延びている第2ストラットであって、前記第1ストラットおよび前記第2ストラットのそれぞれが、前側部分と、内部ベルト空間と、後側部分とを有しており、前記第1ストラットが、前記第2ストラットと整列しており、前記第1ストラットが、前記第2ストラットから離れている、第1ストラットおよび第2ストラットと、
    前記第1ストラットおよび前記第2ストラットの前記遠位端に結合された下部ユニットであって、ノーズ部分と、中間部分と、テール部分とを有している、下部ユニットと、
    前記下部ユニット内に回転可能に配置されたスプロケットと、
    前記スプロケットに回転可能に結合され、かつ前記スプロケットと同心的であるシャフトであって、前記スプロケットの前側に延びているフロント側と、前記スプロケットの後側に延びているリア側とを有している、シャフトと、
    駆動シャフトを前記スプロケットに回転可能に接続するベルトであって、該ベルトの第1部分が、前記第1ストラットの前記内部ベルト空間内に配置されており、前記ベルトの第2部分が、前記第2ストラットの前記内部ベルト空間に配置されている、ベルトと
    を有している、船用推進装置。
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