JP2023530680A - マルチポジション作業ディスペンサー及びその作業方法 - Google Patents

マルチポジション作業ディスペンサー及びその作業方法 Download PDF

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Abstract

マルチポジション作業ディスペンサー及びその作業方法であって、当該マルチポジション作業ディスペンサーは、何れも作業領域を有する少なくとも2つの搬送ユニットと、何れか1つの搬送ユニットの作業領域で可動であり、作業領域に置かされたワークに対して少なくとも2回の重複作業を実行する作業機構と、を備え、2回の重複作業の間は所定の作業待ち時間を隔てるように保持され、作業機構は一方の搬送ユニットの作業領域に位置し、当該作業領域に置かされたワークに対して1回の作業を実行し、且つ次回の作業を実行しようとする作業待ち時間にある際、作業機構は他方の搬送ユニットの他方の作業領域まで動き、他方の作業領域に置かされたワークに対して作業を実行する。

Description

本開示はディスペンシングの技術分野に属し、具体的にマルチポジション作業ディスペンサー及びその作業方法に関している。
ディスペンサーは流体を制御し、流体を製品の表面又は内部に点滴し、塗装する専門的自動化機械であり、製品の使用過程で、冷熱の変化、落下、振動などの要因による素子の故障確率を低減させ、製品の使用寿命を延ばすことを目的とする。現在、ディスペンサーは電子パッケージの分野に大幅に適用される。電子パッケージ技術の重点及び核心として、ディスペンシング技術のレベルの向上は直接的にパッケージ技術の優劣と関係する。
現在の伝統的なディスペンサーは、シリンダによって加熱プラットフォームを上下移動させる。しかしながら、加熱プラットフォームの重量が大きく、シリンダが加熱プラットフォームを高頻度に動作させる場合、機器の運転コストを向上させる一方、加熱プラットフォームが移動過程での平坦度に容易に影響を受けるため、それを頻繁に調整する必要があり、多くの人力及び時間がかかる。
しかも、従来の材料取得機構は一般的にクランプを採用してトレイを同時にトレイ搬送機構でのコンベアーまで挟持し、材料とベルトの間には速度差が存在するため、材料及びクランプにフリーズの現象が生じて、材料搬送の故障を招致しやすく、製造効率に影響する。また、トレイについて長距離搬送を行う場合、特に、トレイ全体を搬送レールから離脱させる場合、一般的に、材料取得機構のストロークが長く配置され、占有空間が大きい。
伝統のディスペンサーは一般的に、複数の機能領域に対して混合配置を行って、例えば、予熱プラットフォーム、作業プラットフォーム及び保温プラットフォームを統一的に1つのプラットフォームとして配置し、ディスペンシング製品の品質を大幅に低減させる。
また、いくつかの特別なプロセスにおいて、1つのワークに対して複数回の作業を実行し、1回の作業が完了した後、一定期間待つ必要があり、接着剤が十分に流動し、又は他の工程が完成した後、次回の作業を実行し、当該待ち時間は、実際プロセスに基づいて設定され、待ち時間が長いと、製造効率に影響する。
本開示は少なくとも従来技術に存在する技術問題の1つを解决する。
そのため、本開示はマルチポジション作業ディスペンサーを提供し、当該マルチポジション作業ディスペンサーは、構造が簡単であり、メンテナンスが容易であり、運転コストを低減させ、ディスペンシング効率を向上させるなどの利点を具備する。
本開示はマルチポジション作業ディスペンサーの作業方法をさらに提供し、当該方法は、ステップが簡単であり、実施が便利であり、及びディスペンシング効率を向上させるなどの利点を具備する。
本開示の第1態様の実施例によるマルチポジション作業ディスペンサーは、何れもが作業領域を有する少なくとも2つの搬送ユニットと、何れか1つの前記搬送ユニットの作業領域まで可動であり、前記作業領域に置かされたワークに対して少なくとも2回の重複作業を実行する作業機構とを備え、前記2回の重複作業の間は所定の作業待ち時間を隔てるように保持され、前記作業機構は一方の前記搬送ユニットの作業領域に位置して、当該作業領域に置かされたワークに対して1回の作業を実行し、且つ次回の作業を実行しようとする作業待ち時間にある際、前記作業機構は、他方の前記搬送ユニットの他方の作業領域まで動き、他方の作業領域に置かされたワークに対して作業を実行する。
本開示の実施例のマルチポジション作業ディスペンサーによれば、作業機構の作業時間及びワークの2回の加工の間の作業待ち時間に基づいて、適切な作業方式を採用することで、作業時間と待ち時間との最大の均衡を達成し、動作効率をさらに増加させる。
本開示の1つの実施例によれば、前記作業機構の何れか1回の作業時間は前記作業待ち時間の以上である。
本開示の1つの実施例によれば、各前記搬送ユニットは、互いに独立して搬送方向に沿って順に配置される第1搬送手段、第2搬送手段及び第3搬送手段を備え、前記ワークは順に第1搬送手段、第2搬送手段及び第3搬送手段移動に沿って移動し、前記作業領域は前記第2搬送手段に対応し、前記作業機構は前記第2搬送手段まで移動したワークに対して作業を実行する。
本開示の1つの実施例によれば、マルチポジション作業ディスペンサーは、前記第1搬送手段に位置しており、前記第1搬送手段まで移動したワークを予熱する予熱プラットフォームと、前記第2搬送手段に位置しており、前記作業機構と協働して、前記第2搬送手段まで移動し且つ予熱されたワークに対してディスペンシング作業を行う作業プラットフォームと、前記第3搬送手段に位置しており、前記第3搬送手段まで移動し且つ作業が完成したワークに対して保温処理を行う保温プラットフォームと、をさらに備える。
本開示の1つの実施例によれば、前記第1搬送手段、第2搬送手段及び第3搬送手段は何れも均同一の固定台に装着され、前記第1搬送手段、第2搬送手段和第3搬送手段は何れも、固定台に上下昇降可能に装着されるとともに、その搬送方向に沿って延在する搬送通路を有する搬送レールを備え、前記ワークは当該搬送レールに沿って移動する。
本開示の1つの実施例によれば、マルチポジション作業ディスペンサーは昇降機構をさらに備え、前記昇降機構の数は3つであり、3つの前記昇降機構はそれぞれ第1昇降機構、第2昇降機構及び第3昇降機構であり、前記第1昇降機構は前記第1搬送手段の搬送レールに接続され、前記第2昇降機構は前記第2搬送手段の搬送レールに接続され、前記第3昇降機構は前記第3搬送手段の搬送レールに接続され、各昇降機構は対応する搬送レールを上下に昇降させるように制御可能である。
本開示の1つの実施例によれば、各前記昇降機構は、対応する搬送レールを第1状態と第2状態の間で動かせるように制御可能であり、何れか1つの前記搬送レールが第1状態にある場合、当該搬送レールは上昇状態を呈し、前記ワークと対応する吸着モジュールとが間隔を空けて分布され、何れか1つの前記搬送レールが第2状態にある場合、当該搬送レールは下降状態を呈し、前記ワークと前記対応する吸着モジュールとが接触する。
本開示の1つの実施例によれば、前記昇降機構はジャッキシリンダと、弾性接続部材とを備え、前記ジャッキシリンダは前記搬送通路に設けられるとともに、前記加熱モジュールの下方に位置しており、前記搬送レールに接続されることで、前記搬送レールを前記第2状態から前記第1状態まで動かせるように駆動し、前記弾性接続部材の一端は前記固定台に接続され、その他端は前記搬送レールに接続され、前記ジャッキシリンダがジャッキ作用力を解除した後、前記弾性接続部材は弾性力によって、前記搬送レールを前記第1状態から前記第2状態まで動かせるように引っ張る。
本開示の1つの実施例によれば、マルチポジション作業ディスペンサーは、前記搬送ユニットの第1搬送手段に装着されており、トレイ材料供給・投下機構から前記ワークが積載されるトレイを挟持する材料取得機構をさらに備える。
本開示の第2態様の実施例によるマルチポジション作業ディスペンサーの作業方法において、前記搬送ユニットの数は2つであり、2つの搬送ユニットは第1搬送ユニット及び第2搬送ユニットとして定義され、前記作業方法は、前記作業機構が前記第1搬送ユニットでの前記ワークに対して1回の作業を実行するステップと、前記作業機構が前記第2搬送ユニットまで動き、前記第2搬送ユニットでのワークに対して1回の作業を実行するステップと、前記作業機構が前記第1搬送ユニットまで動き、1回の作業の実行が完了した後、且つ第1搬送ユニットに位置するワークに対して、次回の作業を実行するステップと、前記作業機構が前記第2搬送ユニットまで動き、1回の作業の実行が完了した後、且つ第2搬送ユニットに位置するワークに対して、次回の作業を実行するステップと、前記作業機構が第1搬送ユニットと第2搬送ユニットの間に動き、所定の作業回数の実行が完了するまで、対応するワークに対して次回の作業を持続的に実行するステップと、を備える。
本開示の1つの実施例によれば、前記作業機構は、一方の搬送ユニットのワークに対して1回の作業を実行し、且つ次回の作業を実行しようとする前記作業待ち時間の状態で、前記作業機構は他方の搬送ユニットまで動き、他方の搬送ユニットでのワークに対して作業を実行する。
本開示の1つの実施例によれば、前記作業機構は他方の搬送ユニットまで動き、他方の搬送ユニットでのワークに対して作業を実行する場合、現在ワークの作業待ち時間が終了することを満たしなければならない。
本開示の1つの実施例によれば、前記1回の作業と前記次回の作業との作業軌跡、及び作業方位が一致する。
本開示の1つの実施例によれば、前記搬送ユニットの数は3つであり、前記作業機構は3つの前記搬送ユニットの間で動き、所定の作業回数の実行が完了するまで、対応するワークに対して作業を持続的に実行する。
以下の記載において、本開示の付加的な態様及び利点を示し、そのうちの一部は、以下の記載によって明らかになり、又は本開示の実践によって了解される。
以下の図を結合して、実施例を記載することで、本開示の上記及び/又は付加的な態様及び利点は明らかになり、かつ分かりやすくなる。
本開示の実施例のマルチポジション作業ディスペンサーの1つの角度の構造模式図である。 本開示の実施例のマルチポジション作業ディスペンサーの局所構造模式図である。 本開示の実施例のマルチポジション作業ディスペンサーの搬送レールの1つの角度の構造模式図である。 本開示の実施例のマルチポジション作業ディスペンサーの加熱プラットフォームとワークの間の接触の模式図である。 本開示の実施例のマルチポジション作業ディスペンサーの搬送レールの他の角度の構造模式図である。 本開示の実施例のマルチポジション作業ディスペンサーの材料取得部材の構造模式図である。 本開示の実施例のマルチポジション作業ディスペンサーの搬送レール、材料取得機構及びワークの接触の模式図である。 本開示の実施例のマルチポジション作業ディスペンサーのトレイ搬送方法のフローチャートである。 本開示の実施例のマルチポジション作業ディスペンサーの他の角度の構造模式図である。 本開示の実施例のマルチポジション作業ディスペンサーの作業方法のフローチャートである。 本開示の実施例のマルチポジション作業ディスペンサーの作業方法のフローチャートである。
以下は本開示の実施例を詳しく記載し、前記実施例の例示は図で示され、常に、同様又は類似の符号を利用して同様又は類似の素子、又は同様又は類似の機能を有する素子を示す。以下、図を参照して記載される実施例は例示的なものであり、本開示に対する限定ではなく、ただ本開示を解釈するために用いられる。
ここで、本開示の記載において、用語である「中心」、「縦方向」、「横方向」、「長さ」、「幅」、「厚さ」、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」、「垂直」、「水平」、「天井」、「底」、「内」、「外」、「時計回り」、「反時計回り」、「軸方向」、「径方向」、「周方向」などにより指示される方位又は位置関係は、図示による方位又は位置関係であり、指される装置又は素子が特定の方位を具備し、特定の方位で構造及び操作されなければならないことを指示又は暗示していなく、ただ本開示を便利に記載し、及び記載を簡略化するために用いられるので、本開示に対する限定ではない。また、「第1」、「第2」が限定される特徴は、1つ又は複数の当該特徴を明示的又は暗黙的に含んでもよい。本開示の記載において、別に説明しない限り、「複数」の意味は2つ又は2つの以上である。
ここで、本開示の記載において、別に明らかな規定及び限定がない限り、用語である「装着」、「連結」、「接続」に対して、広義に理解すべきであり、例えば、固定接続、取り外し可能な接続、又は一体接続であってもよいし、機械接続、電気接続であってもよく、直接接続、中間媒体による間接接続、或いは2つの素子の内部の連通であってもよい。当業者にとって、具体的な状況に基づき、上記用語の、本開示における具体的な意味を理解すればよい。
以下、まず、図を結合して、本開示の実施例によるマルチポジション作業ディスペンサー1000を具体的に記載する。
図1~図11に示すように、本開示の実施例によるマルチポジション作業ディスペンサー1000は少なくとも2つの搬送ユニットと、作業機構とを備え、作業機構は搬送ユニットの上方に位置する(図示せず)。
具体的に、各搬送ユニットは何れも作業領域を有し、作業機構は何れか1つの搬送ユニットの作業領域まで可動であり、作業領域に置かされたワークに対して少なくとも2回の重複作業を実行し、2回の重複作業の間は所定の作業待ち時間を隔てるように保持され、作業機構は一方の搬送ユニットの作業領域に位置し、当該作業領域に置かされたワークに対して1回の作業を実行し、且つ次回の作業を実行しようとする作業待ち時間にある際、作業機構は他方の搬送ユニットの他方の作業領域まで動き、他方の作業領域に置かされたワークに対して作業を実行する。
言い換えると、本開示の実施例によるマルチポジション作業ディスペンサー1000は主に、少なくとも2つの搬送ユニット及び作業機構から構成される。本実施例において、以下、第1搬送ユニット100及び第2搬送ユニット200と呼ばれる2つの搬送ユニットを例とする。第1搬送ユニット100及び第2搬送ユニット200には何れも作業領域が設けられる。プロセスニーズに基づいて、作業領域は1つ又は複数が設計され、本実施例は1つの作業領域を例とする。ワークは作業領域に輸送され、作業を待って、この際、作業機構によって第1搬送ユニット100の作業領域のワークAに対して1回目の作業を実行する。作業機構はワークAに対して1回目の作業を完成した後、ワークAが事前設定された作業待ち時間を過ごし、ワークAの事前設定された作業待ち時間が終了した後、作業機構はワークAに対して2回目の作業を実行する。ワークAが作業待ち時間に入っている期間内、作業機構は第2搬送ユニット200まで動き、第2搬送ユニット200の作業領域に位置するワークBに対して作業を行って、ワークBの作業フローはワークAの作業フローと一致する。
本開示において、いくつかの特別なプロセス、例えば、1つのワーク(ワークA又はワークB)に対して複数回の作業を実行し、1回の作業が完了した後、一定期間待つ必要があり、接着剤が十分に流動し、又は他の工程が完成した後、次回の作業を実行する。実際プロセスに基づいて、事前設定された作業待ち時間を設定し、作業待ち時間が長い場合、この期間(即ち、分を単位とする長い作業待ち時間)を利用して、他方の搬送ユニットで作業を行って、効率を向上させる。好ましくは、事前設定された作業待ち時間が作業機構の作業時間以下であると、作業機構は第2搬送ユニット200のワークBに対して1回目の作業を行った後、すぐに第1搬送ユニット100に移転し、第1搬送ユニット100の作業領域でのワークAに対して2回目の作業を行う。事前設定された作業待ち時間が作業機構の作業時間より大きいと、作業機構は第2搬送ユニット200に対して作業を行った後、待機し、事前設定された作業待ち時間が終了した後、第1搬送ユニット100の作業領域でのワークAに対して2回目の作業を行って、又は第3搬送ユニットを配置し、作業機構は第3搬送ユニットの作業領域まで動き、対応するワークCに対して作業を行う。事前設定された作業待ち時間が作業機構の2回の作業時間以下であると、作業機構は第3搬送ユニットに対して作業を行った後、すぐに第1搬送ユニット100に移転し、第1搬送ユニット100の作業領域でのワークAに対して2回目の作業を行い、このように類推すれば、作業機構の作業時間及びワークに対する2回の作業の間の作業待ち時間に基づいて、適切な作業方式を採用することで、作業時間と作業待ち時間との最大の均衡を達成し、動作効率をさらに向上させる。
事前設定された作業待ち時間は、接着剤が十分に流動するまで待つ必要があるものでも、又は他のプロセスステップの実行に要する時間であってもよく、ここで限定していない。
また、本開示の実施例によるマルチポジション作業ディスペンサー1000は他のいろんな作業状況に適用されてもよく、複数回の作業を行って、且つ隔たっている任意2回の作業の間は「一定期間待つ」必要がある作業環境であれば、何れも本開示のマルチポジション作業ディスペンサー1000の作業原理を利用して、相応的な問題を解决できる。
これによって、本開示の実施例によるマルチポジション作業ディスペンサー1000は、作業待ち時間を十分に利用できるだけではなく、作業機構の作業時間及びワークの2回の加工の間の作業待ち時間に基づいて、搬送ユニットの数の設定を最適化し、作業時間と作業待ち時間との最大の均衡を達成し、動作効率をさらに増加させる。
本開示の1つの実施例によれば、作業機構の何れか1回の作業時間は作業待ち時間の以上である。作業機構の何れか1回の作業時間が作業待ち時間以上である場合、作業機構は現在の作業を完成すると、ただちに他方の搬送ユニットまで移動し、他方の搬送ユニットでのワークに対して作業を行う。ここで、作業機構は重複作業を複数回実行し、毎回の作業時間は同様又は異なって、プロセスニーズに基づいて設定してもよい。
本開示のいくつかの具体的な実施形態において、各搬送ユニットは互いに独立して、搬送方向に沿って順に配置される第1搬送手段26、第2搬送手段27及び第3搬送手段28を備える。ワークは順に第1搬送手段26、第2搬送手段27及び第3搬送手段28に沿って移動する。作業領域は第2搬送手段27に対応し、作業機構は第2搬送手段27まで移動したワークに対して作業を実行する。
本開示のいくつかの具体的な実施形態において、マルチポジション作業ディスペンサー1000は、搬送ユニットの第1搬送手段26に装着されており、トレイ材料供給・投下機構からワークが積載されるトレイ500を挟持する材料取得機構をさらに具備する。
以下、本開示の実施例によるマルチポジション作業ディスペンサー1000の作業方法を詳しく説明する。
図1及び図11に示すように、搬送ユニットの数は2つであり、2つの搬送ユニットは第1搬送ユニット100及び第2搬送ユニット200として定義される。作業方法は、作業機構が第1搬送ユニット100でのワークに対して1回の作業を実行するステップと、作業機構が第2搬送ユニット200まで動き、第2搬送ユニット200でのワークに対して1回の作業を実行するステップと、作業機構が第1搬送ユニット100まで動き、1回の作業の実行が完了した後、且つ第1搬送ユニット100に位置するワークに対して次回の作業を実行するステップと、作業機構が第2搬送ユニット200まで動き、1回の作業の実行が完了した後、且つ第2搬送ユニット200に位置するワークに対して次回の作業を実行するステップと、作業機構が第1搬送ユニット100と第2搬送ユニット200の間に動き、所定の作業回数の実行が完了するまで、対応するワークに対して次回の作業を持続的に実行するステップと、を備える。
言い換えると、本開示の実施例によるマルチポジション作業ディスペンサー1000の作業は主に以下のステップを備え、即ち、まず、各搬送ユニットでのワークの作業回数を設定し、作業回数が1回であると、作業機構は、第1搬送ユニット100の対応するワークAに対して作業を実行し、作業が完成した後、第2搬送ユニット200に移転し、第2搬送ユニット200の対応するワークBに対して作業を実行すればよく、作業回数が2回の以上であると、作業機構は1回の作業を完成した上で、前回の作業を繰り返して実行し、つまり、作業機構はワークBに対して1回の作業を行った後、ワークAに対して2回目の作業を引き続いて行って、所定の作業回数を完成するまで、上記ステップを繰り返す。
本開示のいくつかの具体的な実施形態において、作業機構は一方の搬送ユニットのワークに対して1回の作業を実行し、且つ次回の作業を実行しようとする作業待ち時間にある状態で、作業機構は他方の搬送ユニットまで動き、他方の搬送ユニットでのワークに対して作業を実行する。つまり、所定の作業待ち時間の状態で、作業機構は、接着剤が十分に流動するまで待って、又は次のプロセスステップを行う必要がある状態にあってもよく、ここでは限定しない。これによって、待機期間内、作業機構は他方の搬送ユニットまで動き、他方の搬送ユニットでのワークに対して作業を行って、作業機構がアイドル状態にある待機期間を効果的に利用でき、作業効率を向上させる。
本開示の1つの実施例によれば、作業機構は他方の搬送ユニットまで動き、他方の搬送ユニットでのワークに対して作業を実行する場合、現在のワークの作業待ち時間が終了することを満たしなければならない。所定の作業待ち時間の状態で、接着剤が十分に流動するまで待って、又は次のプロセスステップを行う必要があり、作業待ち時間が経過した場合に限り、ワークに対して2回目の加工を実行でき、当該ステップは製品の良品率を保証できる。
好ましくは、1回の作業と次回の作業との作業軌跡及び作業方位が一致し、複数回の作業軌跡及び作業方位を一致させるように配置することで、作業機構の実施及び操作を便利にして、製品の良品率もさらに保証できる。
本開示のいくつかの他の具体的な実施形態において、搬送ユニットの数は3つに設定され、作業機構は3つ搬送ユニットの間で動き、所定の作業回数の実行が完了するまで、対応するワークに対して作業を持続的に実行する。3つの搬送ユニットを配置し、作業機構は3つの搬送ユニットで往復運動してワークに対して作業を行うことで、作業効率をさらに向上させることができる。
以下、まず、図を結合して本開示の実施例によるマルチポジション作業ディスペンサー1000を具体的に記載する。
図1~図11に示すように、本開示の実施例によるマルチポジション作業ディスペンサー1000は搬送ユニット、3つの加熱プラットフォーム30及び材料取得機構を備える。
具体的に、搬送ユニットは互いに独立して、搬送方向に沿って順に配置される第1搬送手段26、第2搬送手段27及び第3搬送手段28を有し、ワークは順に第1搬送手段26、第2搬送手段27及び第3搬送手段28に沿って移動し、第1搬送手段26は互いに接合される第1搬送領域250と第2搬送領域260とを備え、第1搬送領域250はトレイ材料供給・投下機構に近接し、3つの加熱プラットフォーム30は第1搬送手段26、第2搬送手段27及び第3搬送手段28にそれぞれ設けられるとともに、同一の固定台10に装着され、各加熱プラットフォーム30は現在の加熱プラットフォーム30まで動いたワークを加熱でき、材料取得機構は第1搬送手段26に装着されるとともに、第1搬送領域250に位置しており、第1搬送領域250内で搬送方向に沿って動き、トレイ材料供給・投下機構の材料ボックス内に入り込んで、トレイ500を挟持し、第2搬送領域260に伝達する。
言い換えると、本開示の実施例によるマルチポジション作業ディスペンサー1000は主に、搬送ユニット、3つ加熱プラットフォーム30及び材料取得機構から構成される。搬送ユニットは第1搬送手段26、第2搬送手段27及び第3搬送手段28を有し、当該3つの搬送手段は互いに独立して、搬送方向に沿って順に配置される。
第1搬送手段26は互いに接合される第1搬送領域250と第2搬送領域260とを備え、第1搬送領域250はトレイ材料供給・投下機構に近接し、第1搬送領域250には材料取得機構が設けられる。第1搬送手段26、第2搬送手段及び第3搬送手段28は何れも加熱プラットフォーム30を備え、各加熱プラットフォーム30は現在の加熱プラットフォーム30まで運動したワークを加熱できる。
動作する際、材料取得機構は、トレイ材料供給・投下機構に近接し、材料ボックスに入り込んで材料取得動作を行い、材料ボックス内にはトレイ500が収容され、トレイ500内にはワークが収容される。具体的に、材料取得機構はまず、トレイ500の前部を挟持し、トレイ500の前部は第1搬送領域250を介して第2搬送領域260まで移動してから、材料取得機構は初期位置に戻って、トレイ500の後部を挟持し、後部を押すとともに、前部を引き続いて搬送する。このように循環して往復することで、トレイ500全体を第2搬送領域260に搬送できる。ワークは引き続いて第1搬送手段26の加熱プラットフォーム30まで運動し、現在の加熱プラットフォーム30はワークを加熱し、加熱後、ワークは引き続いて第2搬送手段27まで運動し、第2搬送手段27に設けられる加熱プラットフォーム30によってワークを加熱し、加熱後、ワークは引き続いて第3搬送手段28まで移動し、第3搬送手段28に設けられる加熱プラットフォーム30によってワークを加熱し、加熱後、ワークは引き続いて後続のポジションに輸送される。
これによって、本開示の実施例によるマルチポジション作業ディスペンサー1000は、多段式動作プラットフォーム、即ち、第1搬送手段26、第2搬送手段27及び第3搬送手段28を採用し、各搬送プラットフォームには何れも加熱プラットフォーム30が設けられ、ワークは搬送方向に沿って順に第1搬送手段26、第2搬送手段27及び第3搬送手段28を流れて、対応する加熱プラットフォーム30で加熱されることで、ディスペンサーのディスペンシング効率及びディスペンシング効果を効果的に向上させ、また、多段式の動作構造の設計は、修理及び装着分解に便利である。第1搬送領域250と第2搬送領域260とが互いに接合されるように配置されることで、ワークを移転して搬送し、第1搬送領域250に設けられる小型化材料取得機構は、ワークに対する長距離搬送を実現でき、材料取得機構の往復運動によって、ワークの輸送を実現でき、搬送効率を高める。
本開示のいくつかの具体的な実施形態において、搬送ユニットは搬送レール20を備え、搬送レール20、固定台10、加熱プラットフォーム30及び昇降機構40などから、作業台を構成できる。
以下、具体的な実施例を結合して、本開示によるマルチポジション作業ディスペンサー1000の作業台を詳しく説明する。
図2~図4及び図9に示すように、本開示の実施例による作業台は固定台10、搬送レール20、加熱プラットフォーム30及び昇降機構40を備える。
具体的に、固定台10は部材を組み立て、搬送レール20は固定台10に上下昇降可能に装着されており、その搬送方向に沿って延在する搬送通路を有し、当該搬送レール20にはワークが積み込まれ、加熱プラットフォーム30は搬送通路に設けられるとともに、固定台10に接続されており、加熱プラットフォーム30まで動いたワークを加熱し、昇降機構40は搬送レール20に接続され、搬送レール20を第1状態80と第2状態90の間で動かせるように制御でき、搬送レール20は第1状態80にある場合、搬送レール20は上昇状態を呈し、ワークと加熱プラットフォーム30とが間隔を空けて分布され、搬送レール20が第2状態90にある場合、搬送レール20は下降状態を呈し、ワークと加熱プラットフォーム30とが接触する。
言い換えると、本開示の実施例による作業台は主に固定台10、搬送レール20、加熱プラットフォーム30及び昇降機構40から構成される。固定台10は部材を組み立てるための基体として、支持作用を有する。固定台10の上方には搬送レール20が装着され、搬送レール20にはワークが積み込まれ、搬送レール20は上下方向に沿って昇降でき、つまり、ワークは搬送レール20に連れて同期に上下運動してもよいし、搬送方向に沿って移動してもよい。固定台10の上方には加熱プラットフォーム30がさらに設けられ、加熱プラットフォーム30は搬送通路内に設けられ、加熱プラットフォーム30の少なくとも一部は熱を出力できる。ワークは加熱プラットフォーム30の対応する位置まで動いた場合、ワークの下端面が加熱プラットフォーム30の加熱面と接触するまで、搬送レール20はワークを下に移動させることで、加熱プラットフォーム30によってワークを加熱できる。
ここで、固定台10には、並設される複数の搬送レール20が装着され、いろんな作業状況に適用される。ワークはトレイ500に置かれてもよい。
以下、搬送レール20の昇降過程を詳しく説明する。
図9に示すように、図9は図2の構造の左側面図である。搬送レール20に接続される昇降機構40によって、搬送レール20を第1状態80と第2状態90の間で動かせるように制御でき、搬送レール20が第1状態80にある場合、昇降機構40は搬送レール20を上にジャッキアップし、搬送レール20と加熱プラットフォーム30の間は間隔を空けて分布されることで、ワークを搬送方向に沿って動かせることができる。ワークは加熱プラットフォーム30の対応する位置に搬送された場合、昇降機構40は、第2状態90に切り替えられるように、搬送レール20を制御でき、即ち、ワークが加熱プラットフォーム30と接触するまで、昇降機構40は搬送レール20を上下方向に沿って下降させるように制御する。ここで、接触加熱を例として説明するが、本開示の実施例による作業台は、非接触式加熱にも適用され、ワークと加熱プラットフォーム30の間の距離を制御することで、加熱温度を制御する。
このように、本開示の実施例による作業台において、昇降機構によって、搬送レールを加熱プラットフォームに向かって、又は背中合わせして運動させるように制御し、従来の作業台に対して、加熱プラットフォームと搬送レールでのワークとを接触させるように、重量が大きい加熱プラットフォームを頻繁にジャッキアップする必要がなく、本開示の実施例による作業台は運転コストを低減させ、加熱プラットフォームに対して頻繁なレベリングを行う必要がなく、加工製造効率を向上させる。
本開示の1つの実施例によれば、搬送レール20は支持部材21と可動部材22とを備える。支持部材21は固定台10に接続され、可動部材22は支持部材21に摺動可能に接続されるとともに、昇降機構40に接続され、ワークは可動部材22に置かされる。支持部材21と可動部材22とが係合するように配置されることで、空間を合理的に分配し、全体空間を節約し、マルチポジション作業ディスペンサー1000の構造全体がより安定且つコンパクトになり、全体の加工効率を向上させる。
本開示のいくつかの具体的な実施形態において、搬送レール20は2つの支持部材21、2つの可動部材22及び2つの運搬部材を備える。2つの支持部材21は間隔を空けて、固定台10に設けられ、2つの可動部材22はそれぞれ対応する支持部材21に可動に設けられるとともに、昇降機構40に接続され、2つの運搬部材はそれぞれ対応する可動部材22に設けられ、2つの運搬部材の間には搬送通路が限定され、2つの運搬部材にはワークが共同に積み込まれる。
つまり、図2及び図3に示すように、支持部材21、可動部材22及び運搬部材の数はそれぞれ2つであり、2つの支持部材21は間隔を空けて、固定台10に設けられ、2つの支持部材21の間には係合して、可動空間が限定され、支持作用を有する。各支持部材21には、上下方向に沿って可動な可動部材22が設けられ、昇降機構40によって、可動部材22を上下方向に沿って動かせるように駆動できる。各可動部材22には運搬部材が設けられ、2つの可動部材22での運搬部材は互いに協働して、ワークを共同に積み込んで、ワークを搬送方向に沿って移動させる。
本開示の1つの実施例によれば、搬送レール20は接続板24をさらに備え、接続板24は加熱プラットフォーム30の下方に位置するとともに、昇降機構40に接続され、その両端は2つの可動部材22にそれぞれ接続され、昇降機構40は接続板24によって可動部材22を上下に運動させ、可動部材22の両側の受力を均一にして、搬送レール20の運転の安定性を保証できるだけではなく、空間分配のコンパクトを向上させ、機器の小型化程度をさらに高める。
図3に示すように、本開示のいくつかの具体的な実施形態において、運搬部材は、複数のローラ軸ユニットとコンベアーユニットとを備える。複数のローラ軸ユニットは、2つの可動部材22が対向配置される側に設けられ、各ローラ軸ユニットはその軸方向の周りに回動し、コンベアーユニットはローラ軸ユニットに設けられ、ローラ軸ユニットによって、ワークを搬送通路に沿って移動させるように駆動され、ローラ軸ユニットを使用してコンベアーユニットと協働することは、コストが低くて、点検及び交換に便利であるなどの利点を有する。
好ましくは、作業台は搬送レール幅調節機構をさらに備え、搬送レール幅調節機構は固定台10に設けられるとともに、搬送レール20に接続され、搬送通路の幅を調節する。つまり、搬送レール幅調節機構によって、異なるワークのサイズに基づいて搬送通路の幅を調節し、異なるサイズのワークの搬送に適することができ、操作が簡単であり、応用範囲が広くて、製造コストを節約するなどの利点を有する。
本開示の1つの実施例によれば、作業台はプラットフォーム支持部材60をさらに備え、プラットフォーム支持部材60は固定台10に設けられ、上下方向に沿って延在し、その上端は加熱プラットフォーム30に接続されることで、加熱プラットフォーム30を支持し、加熱プラットフォーム30に対して支持作用を有し、構造の安定性を保証する。
好ましくは、加熱プラットフォーム30には真空吸着孔が設けられ、作業台は、真空吸着孔に連通し、ワークに対して負圧吸着を行う真空発生器をさらに備える。加熱プラットフォーム30に真空吸着孔を配置することで、加熱過程でワークを固定し、加熱過程においてワークが移動することを防止し、加熱過程がより安定になり、ワークの受熱がより均一になる。
本開示のいくつかの具体的な実施形態において、昇降機構40はジャッキシリンダ411と弾性接続部材412とを備える。ジャッキシリンダ411は搬送通路に設けられるとともに、加熱プラットフォーム30の下方に位置しており、搬送レール20に接続され、搬送レール20を第2状態90から第1状態80まで動かせるように駆動し、弾性接続部材412の一端は固定台10に接続され、その他端は搬送レール20に接続され、ジャッキシリンダ411がジャッキ作用力を解除した後、弾性接続部材412は弾性力によって、搬送レール20を第1状態80から第2状態90まで動かせるように引っ張る。
つまり、図1、図2及び図9に示すように、固定台10と搬送レール20の間には弾性接続部材412が設けられ、弾性接続部材412に対して、ソースが多く、値段が低く、使用が便利であるなどの利点を有する引張コイルバネを選択してもよい。弾性接続部材412は上下方向に沿って延在し、その隣接するジャッキシリンダ411によって、伸縮するように駆動される。弾性接続部材412の伸縮状態を制御することで、第2状態90と第1状態80の間で切り替えられるように、搬送レール20を制御する。
本開示の1つの実施例によれば、加熱プラットフォーム30は、加熱プラットフォーム30の加熱モジュールとプラットフォーム支持部材60の間に設けられる断熱板31を備える。加熱プラットフォーム30の加熱モジュールとプラットフォーム支持部材60の間に断熱板31を配置することで、加熱モジュールが熱をジャッキシリンダ411に伝導し、ジャッキシリンダ411が加熱され、ジャッキング精度に影響することを防止でき、その使用寿命を延ばす。
このように、本開示による作業台は固定台10、搬送レール20、加熱プラットフォーム30及び昇降機構40を結合して、昇降機構40によって、搬送レール20を第1状態80と第2状態90の間で往復可動に制御し、加熱部材が対応する加熱プラットフォーム30の上方まで動いた場合、昇降機構40は、加熱部材と加熱プラットフォーム30とを協働加熱させるように、搬送レール20を駆動し、プラットフォーム構造を最適化し、機器のメンテナンスを便利にして、機器全体の使用寿命を延ばす。
本開示のいくつかの具体的な実施形態において、コンベアーユニットは、第2搬送領域260内の搬送レール20に装着されるメインコンベアー232を備え、搬送レール20、材料取得機構及びメインコンベアー232などから、トレイ搬送プラットフォームを構成できる。
以下、具体的な実施例を結合して、本開示によるマルチポジション作業ディスペンサー1000のトレイ搬送プラットフォームを詳しく説明する。
図5~図7に示すように、本開示の実施例によるトレイ搬送プラットフォームはトレイ材料供給・投下機構と協働して、トレイ500を搬送し、トレイ搬送プラットフォームは搬送レール20、材料取得機構及びメインコンベアー232を備える。
具体的に、搬送レール20は、トレイ材料供給・投下機構的材料ボックスに対応し、材料ボックスから移転されたトレイ500を引き受け、搬送レール20は、互いに接合される第1搬送領域250と第2搬送領域260とを備え、第1搬送領域250はトレイ材料供給・投下機構に近接し、材料取得機構は、搬送レール20に装着されるとともに、第1搬送領域250に位置しており、第1搬送領域250内で搬送レール20に沿って動き、材料ボックス内に入り込んで、トレイ500を挟持し、第2搬送領域260に伝達し、メインコンベアー232は、搬送レール20に設けられるとともに、第2搬送領域260に位置しており、材料取得機構によって伝達されたトレイ500を搬送する。
言い換えると、本開示の実施例によるトレイ搬送プラットフォームは主に搬送レール20、材料取得機構及びメインコンベアー232から構成され、トレイ搬送プラットフォームは、トレイ材料供給・投下機構と協働して、トレイ500を移転して搬送し、具体的に、搬送レール20をトレイ材料供給・投下機構に設けられる材料ボックスに対応させ、材料取得機構によって、材料ボックス内のトレイ500を搬送レール20に移転する。搬送レール20は、互いに接合される第1搬送領域250と第2搬送領域260とを備え、第1搬送領域250はトレイ材料供給・投下機構に近接しており、材料取得機構が設けられ、具体的に、材料取得機構は搬送レール20に装着され、材料取得機構は搬送レール20に沿って移動可能であり、材料ボックスに入り込んで、材料取得動作を行う。材料を取得した後、材料取得機構によって、まず、トレイ500を第1搬送領域250内で搬送レール20に沿って動かせるように駆動する。
材料取得機構によって、第1搬送取250に位置するトレイ500を第2搬送領域260に搬送し、具体的に、材料取得機構はまず、トレイ500の前部を挟持し、第1搬送領域250を介して、トレイ500の前部を第2搬送領域250に移動させ、そして、材料取得機構は初期位置に戻って、トレイ500の後部を挟持し、後部を押すとともに、前部を引き続いて搬送する。このように循環して往復することで、トレイ500全体を第2搬送領域260に搬送するとともに、搬送レール20から離脱させる。
メインコンベアー232は第2搬送領域260に設けられるとともに、搬送レール20に装着され、メインコンベアー232によって、第2搬送領域260に輸送されたトレイ500を搬送レール20の方向に沿って、後続のポジションに引き続いて輸送する。
このように、本開示の実施例によるトレイ搬送プラットフォームにおいて、第1搬送領域250と第2搬送領域260とが互いに接合されるように配置されることで、トレイ500を移転して搬送し、第1搬送領域250に設けられる小型化材料取得機構は、トレイ500に対する長距離搬送を実現でき、材料取得機構の往復運動によって、トレイ500全体を搬送レールから離脱させることを実現でき、トレイ500の搬送効率を高める。
本開示の1つの実施例によれば、第1搬送領域250と第2搬送領域260とは同軸に配置され、トレイ500は直接的に第1搬送領域250を介して第2搬送領域260に搬送されることができ、搬送効率が高い。
以下、本開示の実施例による材料取得機構を詳しく説明する。
図4~図7に示すように、本開示の実施例による材料取得機構は材料取得部材211と駆動部材240とを備える。
具体的に、当該材料取得機構は、搬送レール20を有するとともに、トレイ材料供給・投下機構と係合する搬送手段に装着され、材料取得機構は、トレイ材料供給・投下機構内に置かされたトレイ500を搬送レール20に移転し、材料取得部材211の装着部213は搬送手段の外側に設けられ、材料取得部材211の挟持部212は搬送手段の内側に突出するとともに、搬送レール20に対応し、材料取得部材211は、搬送レール20に沿って動き、トレイ材料供給・投下機構内に入り込んで、トレイ500を挟持し、駆動部材240は、搬送手段の外側に設けられるとともに、材料取得部材211に接続されており、材料取得部材211を搬送レール20に沿って往復移動させるように駆動でき、搬送手段には挟持部212を組み立てるための可動溝25が開けられ、挟持部212は、当該可動溝25を貫通して搬送手段の内側に突出し、トレイ500を挟持し、材料取得部材211によって、当該可動溝25に対して往復移動する。
言い換えると、本開示の実施例による材料取得機構は主に材料取得部材211及び駆動部材240から構成される。材料取得部材211は装着部213によって搬送手段の外側に装着されるとともに、駆動部材240に接続され、駆動部材240によって、材料取得部材211を搬送レール20に沿って往復移動させるように駆動できる。具体的に、装着部213は搬送手段の外側に装着され、材料取得部材211の挟持部212は、装着部213に接続されるとともに、搬送手段の内側に突出し、搬送レール20に対応する。つまり、材料取得部材211と駆動部材240とが協働することで、トレイ500をトレイ材料供給・投下機構から搬送レールに移転できるだけではなく、往復移動によって、トレイ500を搬送レール20の搬送方向に沿って前に移動させることができる。
以下、搬送手段を詳しく説明する。
搬送手段には、挟持部212を組み立てる可動溝25が開けられ、挟持部212は、可動溝25を貫通して搬送手段の内側に入り込んで、トレイ500を挟持することができる。駆動部材211が装着部213を搬送方向に沿って前に運動させるように駆動する場合、挟持部212は当該可動溝25に対して前に運動し、トレイ500を搬送方向に沿って前に運動させる。駆動部材211が装着部213を搬送方向と反対の方向に沿って運動させるように駆動する場合、挟持部212は、当該可動溝25に対して後ろに運動し、トレイ500を搬送方向に背中合わせして運動させ、このように往復すると、材料取得部材の往復移動を実現でき、さらに、トレイ500に対する移転及び搬送を実現できる。
このように、本開示の実施例による材料取得機構において、材料取得部材211は搬送手段の外側に設けられ、駆動部材240によって、材料取得部材211を搬送レール20に沿って往復運動させるよう制御にでき、材料取得部材211は搬送方向と同方向である場合、搬送方向に沿ってトレイ500を搬送し、トレイ500を前へ一定の距離だけ搬送した後、材料取得部材211は搬送方向と反対する方向に沿って運動し、初期位置に戻って、トレイ500を再び挟持し、トレイ500を引き続いて前へ一定の距離だけ搬送する。往復移動する駆動部材240を採用して材料取得部材211と協働することで、小型化材料取得部材211によって、トレイ500に対する長距離搬送を実現でき、トレイ500の搬送効率を高める。また、搬送手段には可動溝25が開けられ、材料取得部材211の挟持部212は可動溝25を貫通してトレイ500を挟持し、挟持部212は可動溝25に対して往復移動でき、可動溝25を採用して材料取得部材211と協働することで、材料取得部材211の可動範囲を制限し、材料取得部材211の動きが範囲を超えることを防止できるだけではなく、構造全体のコンパクトを向上させることができる。
本開示のいくつかの実施形態において、挟持部212には、トレイ500を挟持するための開閉可能なジョーが設けられる。具体的に、ジョーが開いた場合、トレイ500に対して把持を実施し、ジョーが閉じた場合、トレイ500に対して締付を実施して運搬し、運搬過程の安定性を効果的に向上させることができる。
図6に示すように、本開示の1つの実施例によれば、材料取得部材211は空気圧クランプアームであり、挟持部212は2つの挟持板214を備え、2つの挟持板214は対向配置され、係合されるようにジョーが限定される。図5に示すように、一方の挟持板214は搬送レール20の上方に位置し、他方の挟持板214は可動溝25を貫通する。材料取得部材211を空気圧クランプアームとして配置することで、自動化程度を向上させることができる。
さらに、図5に示すように、各挟持板214は挟持ブロック216を備え、具体的に、挟持ブロック216は、長尺状部材として形成され、その一端は自由端であり、トレイ材料供給・投下機構が所在する位置に向かって延在する。長尺状部材は挟持接触の面積を増やし、挟持過程の安定性を高める。2つの挟持板214の対応する挟持ブロック216は何れも搬送手段の内側に位置し、一方の挟持板214に対応する接続部217は搬送レール20の上方に位置し、他方の挟持板214に対応する接続部217は可動溝25を貫通して、対応する挟持ブロック216に接続される。材料取得部材211は空気圧クランプアーム駆動部材をさらに備え、空気圧クランプアーム駆動部材は、装着部213及び挟持部216にそれぞれ接続され、開口のサイズを調節し、異なるサイズのトレイ500を挟持する。開口のサイズを調節する場合、空気圧クランプアーム駆動部材によって、一方の接続部217を他方の接続部217に向かって又は背中合わせして運動させるように駆動し、調節する時、接続部217は可動溝25と協働して、調節の安定性及び重複可能性を向上させる。
本開示の1つの実施例によれば、トレイ材料取得装300は接続部217をさらに備え、接続部217の一端は挟持ブロック216の他端に接続され、その他端は空気圧クランプアーム駆動部材に接続される。接続部217と挟持ブロック216とを取り外し可能に接続することで、挟持ブロック216の修理及び交換に便利にし、多種のサイズの搬送手段に適する。
好ましくは、挟持ブロック216は搬送レール20に平行し、接続部217は挟持ブロック216に垂直し、材料取得の安定性を効果的に増やす。
本開示の1つの実施例によれば、駆動部材240は複数のローラ軸241とコンベアー242とを備える。複数のローラ軸241は搬送レール20の一側に設けられ、各ローラ軸241はその軸方向の周りに回動でき、コンベアー242はローラ軸241に設けられ、ローラ軸241によって、材料取得部材211を搬送通路に沿って往復移動させるように駆動される。
図7に示すように、搬送レール20の一側に複数のローラ軸241を配置し、複数のローラ軸241はその軸方向に沿って回動でき、その上に設けられるコンベアー242を搬送方向に沿って往復運動させることで、材料取得部材211を搬送通路に沿って往復運動させる。
本開示のいくつかの具体的な実施形態において、材料取得機構は衝突防止機構をさらに備え、衝突防止機構は搬送手段の外側に設けられるとともに、材料取得部材211に接続され、材料取得部材211が衝突を受けた場合、信号を出す。衝突防止機構を配置して、材料取得部材211が衝突を受けた場合、信号を出すことで、材料取得部材211が衝突を受けるという異常状況を解决するように作業員に注意し、異常処理効率を効果的に向上させ、材料取得機構の材料取得効率を高めることができるだけではなく、緊急制動機構と協働して、異常による損失を低減させる。
このように、本開示の実施例による材料取得機構において、材料取得部材211と駆動部材240とは協働して、材料取得部材211の挟持部212は材料搬送方向に沿って可動溝25内で往復運動できることで、トレイ500に対する移転及び長距離搬送を実現できる。
本開示のいくつかの具体的な実施形態において、本開示の実施例によるコンベアーユニットはサブコンベアー233をさらに備え、図5~図7に示すように、サブコンベアー233は搬送レール20に設けられるとともに、第1搬送領域250に位置し、サブコンベアー233は材料取得機構により伝達されたトレイ500を搬送する。
つまり、トレイ500が第1搬送領域250に位置する場合、トレイ500の一側は材料取得機構に接続され、その他側はサブコンベアー233に落下し、メインコンベアー242の搬送速度がサブコンベアー233と一致するように配置されることで、第2搬送領域260に入った際、トレイ500とメインコンベアー232の間の速度差を効果的に低減させ、トレイ500が第2搬送領域260に入った際、運搬速度の不整合のため、フリーズを招致して材料搬送の故障を起こすことがない。
本開示の1つの実施例によれば、メインコンベアー232は第2搬送領域260の内側に設けられ、サブコンベアー233は第1搬送領域250の内側に設けられるとともに、材料取得機構と対向配置され、つまり、第1搬送領域250の、搬送方向に沿う一側にはサブコンベアー233が設けられ、他側には材料取得機構が設けられる。
このように、本開示の実施例によるトレイ搬送プラットフォームは、従来技術の、ベルト機構を採用して輸送を行うという解決策において、トレイ500とベルトの間に速度差が存在するため、トレイ500及び材料取得機構にフリーズが生じるという現象を改善し、トレイ搬送プラットフォームの構造を最適化し、材料搬送の安全性及び安定性を向上させ、材料搬送の効率を高める。
以下、本開示の実施例によるトレイ搬送プラットフォームのトレイ搬送方法を詳しく説明する。
図8に示すように、本開示の実施例によるトレイ搬送プラットフォームのトレイ搬送方法は、
材料取得機構がトレイの前部を挟持して、トレイの前部を第1搬送領域250まで挟持するステップと、
材料取得機構がトレイの後部を挟持して、トレイの後部を再び第1搬送領域250まで挟持し、トレイの前部を相応的に第2搬送領域260に押すステップと、
コンベアーがトレイの前部を後続のポジションに搬送するとともに、トレイ全体が搬送レール20から離脱するまで、トレイの後部を後続のポジションに搬送させるステップと、を備える。
言い換えると、本開示の実施例によるトレイ搬送プラットフォームのトレイ搬送方法は主に以下のステップを備え、まず、材料取得機構によってトレイの前部、即ち、トレイの、搬送レール20に近接する一端を挟持し、トレイの前部を第1搬送領域250まで動かせる。そして、材料取得機構がトレイの後部まで往復運動し、トレイの後部を挟持するように第1搬送領域250まで動かせ、トレイの前部を相応的に第2搬送領域260に押す。最後、コンベアーによって、トレイの前部を搬送方向に沿って引き続いて搬送させるとともに、トレイの後部を引き続いて搬送させ、トレイ全体が搬送レール20から離脱するまで、トレイ全体を後続のポジションに輸送し、つまり、材料取得機構の往復運動によって、トレイの搬送を実現できる。
本開示のいくつかの具体的な実施形態において、材料取得機構は、トレイを挟持するための開閉可能なジョーを有する。ジョーが開いた場合、トレイに対して把持を実施し、ジョーが閉じた場合、トレイに対して締付を実施して運搬し、運搬過程の安定性を向上させる。
このように、本開示の実施例によるトレイ搬送プラットフォームのトレイ搬送方法は、トレイに対する長距離搬送を実現できるだけではなく、トレイとメインコンベアー232の間に存在する速度差を低減させ、トレイと材料取得機構の間にフリーズが生じるという現象を緩和し、搬送レール20から離脱するまで、トレイを安定且つ順次に搬送レール20に運搬する。
以下、具体的な実施例を結合して、本開示によるマルチポジション作業ディスペンサー1000の3つの加熱プラットフォーム30を詳しく説明する。
図1及び図2に示すように、本開示の実施例によるマルチポジション作業ディスペンサー1000の3つの加熱プラットフォーム30は、予熱プラットフォーム261、作業プラットフォーム271及び保温プラットフォーム281を備える。
具体的に、搬送ユニットは、互いに独立して搬送方向に沿って順に配置される第1搬送手段26、第2搬送手段27及び第3搬送手段28を有し、ワークは順に第1搬送手段26、第2搬送手段27及び第3搬送手段28に沿って移動し、予熱プラットフォーム261は、第1搬送手段26に位置しており、第1搬送手段26まで移動したワークを予熱し、作業プラットフォーム271は、第2搬送手段27に位置しており、作業機構と協働して第2搬送手段27まで移動するとともに、予熱されたワークに対してディスペンシング作業を行い、保温プラットフォーム281は、第3搬送手段28に位置しており、第3搬送手段28まで移動するとともに、作業が完成したワークに対して保温処理を行う。
言い換えると、本開示の実施例によるマルチポジション作業ディスペンサー1000は主に搬送ユニット、予熱プラットフォーム261、作業プラットフォーム271及び保温プラットフォーム281から構成される。搬送ユニットは第1搬送手段26、第2搬送手段27及び第3搬送手段28を有し、当該3つの搬送手段は互いに独立して搬送方向に沿って順に配置される。第1搬送手段26には予熱プラットフォーム261が設けられ、第2搬送手段27には作業プラットフォーム271が設けられ、第3搬送手段28には保温プラットフォーム281が設けられ、動作する時、ワークはまず、搬送方向に沿って第1搬送手段26まで移動し、予熱プラットフォーム261によってワークを予熱する。そして、予熱されたワークは引き続いて搬送方向に沿って第2搬送手段27まで移動し、ワークが作業プラットフォーム271まで動いた場合、ワークに対してディスペンシングを行う。最後、ディスペンシング操作後のワークは引き続いて第3搬送手段28まで移動し、保温プラットフォーム281によってワークに対して保温処理を行う。
このように、本開示の実施例によるマルチポジション作業ディスペンサー1000は多段式動作プラットフォームを採用し、即ち、予熱プラットフォーム261、作業プラットフォーム271及び保温プラットフォーム281を備えることで、予熱プラットフォーム261によってワークに対して予熱処理を行ってから、作業プラットフォーム271内でディスペンシングを行って、最後、保温プラットフォーム281で保温を行い、ワークが搬送方向に沿って、予熱プラットフォーム261、作業プラットフォーム271及び保温プラットフォーム281を順に流れることで、ディスペンサーのディスペンシング効率及びディスペンシング効果を効果的に向上させ、また、多段式の動作構造の設計は修理及び装着分解に便利である。
本開示の1つの実施例によれば、第1搬送手段26、第2搬送手段27及び第3搬送手段28は何れも同一の固定台10に装着され、第1搬送手段26、第2搬送手段27及び第3搬送手段28は何れも、固定台10に上下昇降可能に装着されるとともに、その搬送方向に沿って延在する搬送通路を有する搬送レール20を備え、ワークは当該搬送レール20に沿って移動する。
つまり、図1及び図2に示すように、第1搬送手段26、第2搬送手段27及び第3搬送手段28は同一の固定台10に設けられ、当該3つの搬送手段は何れも、上下方向に沿って昇降可能に固定台10に装着される搬送レール20を備え、搬送レール20によってワークを上下方向に沿って動かせることで、ワークと予熱プラットフォーム、作業プラットフォーム271又は保温プラットフォームの間の距離を調節する。
本開示のいくつかの具体的な実施形態において、昇降機構40の数は3つであり、図9に示すように、図8は図1の構造の左側面図である。3つの昇降機構40はそれぞれ第1昇降機構41、第2昇降機構42及び第3昇降機構43であり、第1昇降機構41は第1搬送手段26の搬送レール20に接続され、第2昇降機構42は第2搬送手段27の搬送レール20に接続され、第3昇降機構43は第3搬送手段28の搬送レール20に接続され、各昇降機構は対応する搬送レール20を上下に昇降させるように制御できる。
つまり、図9に示すように、各搬送手段に昇降機構40を配置することで、各搬送手段はそれぞれ独立する昇降機構40によって、その上昇及び下降を制御し、各搬送手段の間は互いに独立するとともに、干渉しておらず、そのうちの1つには故障が生じた場合、故障した手段のみを修理すればよく、点検に便利である。
本開示の1つの実施例によれば、予熱プラットフォーム261、作業プラットフォーム271及び保温プラットフォーム281は、何れも加熱モジュールと吸着モジュール70とを備える。具体的に、加熱モジュールは、搬送通路に設けられており、対応するプラットフォームまで動いたワークを加熱し、吸着モジュール70は、加熱モジュールの上側に設けられており、対応するプラットフォームまで動いたワークを吸着する。
つまり、図1及び図9に示すように、ワークは搬送通路に沿って移動し、搬送通路に設けられる加熱モジュールによってワークを加熱し、加熱モジュールの上側に設けられる吸着モジュール70によって、対応するプラットフォームまで動いたワークを吸着する。ここで、加熱モジュール及び吸着モジュール70の動作は順次を有していなく、ワークを加熱してから吸着してもよく、ワークを吸着してから加熱してもよく、又はワークに対して加熱及び吸着を同時に行ってもよい。加熱モジュール及び吸着モジュール70によって、加熱過程でワークを固定し、加熱過程においてワークが移動することを防止する。加熱過程がより安定になり、受熱がより均一になる。吸着モジュール70は真空発生器を備える。
好ましくは、各昇降機構は、対応する搬送レール20を第1状態80と第2状態90の間で動かせるように制御でき、何れか1つの搬送レール20が第1状態80にある場合、当該搬送レール20は上昇状態を呈し、ワークと対応する吸着モジュール70とが間隔を空けて分布され、何れか1つの搬送レール20が第2状態90にある場合、当該搬送レール20は下降状態を呈し、ワークと対応する吸着モジュール70とが接触する。
つまり、何れか1つの搬送レール20が第1状態80にある場合、対応する昇降機構は搬送レール20をジャッキアップし、この場合、搬送レール20と吸着モジュール70とは間隔を空けて分布され、ワークは搬送方向に沿って移動できる。
ワークが吸着モジュール70の上方に搬送された場合、対応する昇降機構は、第2状態90に切り替えられるように、搬送レール20を制御でき、即ち、昇降機構は搬送レール20を下降させ、それに連れて、搬送レール20でのワークが下降し、吸着モジュール70と接触する。昇降機構によって搬送レール20を上下移動させることで、従来の、加熱プラットフォーム及び吸着プラットフォームなどの重量が大きいモジュールを上下移動させるという解決策をある程度で最適化する。
本開示のいくつかの具体的な実施形態において、昇降機構はジャッキシリンダ411と弾性接続部材412とを備える。ジャッキシリンダ411は搬送通路に設けられるとともに、加熱モジュールの下方に位置しており、搬送レール20に接続されることで、搬送レール20を第2状態90から第1状態80まで動かせるように駆動し、弾性接続部材412の一端は固定台10に接続され、その他端は搬送レール20に接続され、ジャッキシリンダ411がジャッキ作用力を解除した後、弾性接続部材412は弾性力によって、搬送レール20を第1状態80から第2状態90まで動かせるように引っ張る。
動作する際、まず、ジャッキシリンダ411によってジャッキング動作を行って、搬送レール20が第2状態90から第1状態80まで動き、即ち、搬送レール20は上昇状態を呈し、ワークと吸着モジュール70とが間隔を空けて分布され、ワークが搬送方向に沿って移動し、そして、ジャッキシリンダ411がジャッキ作用力を解除した後、弾性接続部材412は、搬送レール20を第1状態80から第2状態90まで動かせるように引っ張って、即ち、搬送レール20は下降状態を呈し、ワークが吸着モジュール70と接触する。
好ましくは、弾性接続部材412は引張コイルバネである。引っ張られた後の復原力(引張力)を利用して動作することで、搬送レール20の運動を制御し、引張力が大きく、引張効果がよく、ソースが広く、コストが低いなどの利点を有する。
本開示のいくつかの具体的な実施形態において、予熱プラットフォーム261、作業プラットフォーム271及び保温プラットフォーム281は何れも、固定台10に設けられており、加熱モジュールに接続されることで、加熱モジュールを支持するプラットフォーム支持部材60を備える。予熱プラットフォーム261、作業プラットフォーム271及び保温プラットフォーム281にプラットフォーム支持部材60を配置することで、固定台10に接続され、予熱プラットフォーム261、作業プラットフォーム271、保温プラットフォーム281、部材、及び吸着モジュール70のため、加熱プラットフォームの重量が大きくなり、プラットフォーム支持部材60を配置することで、プラットフォームに対して支持作用を有し、構造の安定性を保証する。
本開示の1つの実施例によれば、予熱プラットフォーム261、作業プラットフォーム271及び保温プラットフォーム281は何れも断熱板31を備え、図4に示すように、断熱板31は加熱モジュールとプラットフォーム支持部材60の間に設けられる。予熱プラットフォーム261、作業プラットフォーム271及び保温プラットフォーム281の加熱モジュールと加熱プラットフォーム支持部材60の間に断熱板31を配置することで、熱の損失を効果的に減少させ、加熱モジュールの加熱効率を向上させることができるだけではなく、プラットフォーム支持部材60に伝達される熱を低減させ、プラットフォーム支持部材60の使用寿命を延ばす。
このように、本開示の実施例によるマルチポジション作業ディスペンサー1000は、多段式動作プラットフォーム、即ち、予熱プラットフォーム261、作業プラットフォーム271及び保温プラットフォーム281を採用して、ワークに対して予熱、ディスペンシング及び保温を順に行うことで、ディスペンサーのディスペンシング効率及びディスペンシング効果を効果的に向上させることができ、また、多段式動作構造の設計は修理に便利である。また、加熱プラットフォーム及び吸着プラットフォームなどの重量が大きいモジュールを上下移動させる必要がなく、昇降機構40によって搬送レール20を上下移動させ、プラットフォームの構造を最適化し、機器のメンテナンスに便利であり、機器全体の使用寿命を延ばすなどの利点を有する。
以下、本開示の実施例によるマルチポジション作業ディスペンサー1000の作業方法を詳しく説明する。
図10に示すように、本開示の実施例によるマルチポジション作業ディスペンサー1000の作業方法は以下のステップを備え、
材料取得機構はトレイ500の前部を挟持し、トレイ500の前部を第1搬送領域250まで挟持し、トレイ500にはワークが積み込まれる。
材料取得機構はトレイ500の後部を挟持し、トレイ500の後部を第1搬送領域250まで挟持し、トレイ500の前部を相応的に第2搬送領域260に押す。
トレイ500は、順に第1搬送手段26、第2搬送手段27及び第3搬送手段28に沿って移動し、対応する加熱プラットフォーム30の上方まで動いた場合、対応する加熱プラットフォーム30はワークを加熱できる。
つまり、材料取得機構によって、トレイ500を材料ボックスから挟み出した後、まず、第1搬送手段26の第1搬送領域250に搬送してから、材料取得機構の往復運動によって、トレイ500を前へ第2搬送領域250に搬送し、その後、第2搬送手段27及び第3搬送手段28に順に搬送する。
本開示の1つの実施例によれば、マルチポジション作業ディスペンサー1000は3つの昇降機構40をさらに備え、3つの昇降機構40は第1搬送手段26、第2搬送手段27及び第3搬送手段28にそれぞれ対応し、作業方法は以下のステップをさらに備え、即ち、トレイ500が、対応する加熱プラットフォーム30の上方まで動いた場合、対応する昇降機構40は、下降状態を呈するように対応する搬送レール20を制御することで、加熱プラットフォーム30の加熱モジュールに接続され、加熱されるまで、ワーク500を下に移動させる。加熱が完了した後、当該搬送レール20は上昇状態を呈し、ワークと対応する加熱プラットフォーム30とが間隔を空けて分布される。つまり、トレイ500は、材料取得機構によって第1搬送手段26に対応する加熱プラットフォーム30の上方に搬送された後、対応する昇降機構40は、加熱モジュールがワークを加熱できるまで、ワーク500を下に運動させるように、第1搬送手段26の搬送レール20を駆動する。加熱が完了した後、昇降機構40は、ワーク500を上に運動させるように、第1搬送手段26の搬送レール20を駆動し、この場合、加熱プラットフォーム30は不動のままであり、第1搬送手段26の搬送レール20は上昇傾向を呈するとともに、加熱プラットフォーム30との間が間隔を空けて分布され、トレイ500は引き続いて第2搬送手段27及び第3搬送手段28まで動き、第2搬送手段27及び第3搬送手段28に対応する昇降機構40の動作原理は同様である。
概して、本開示の実施例によるマルチポジション作業ディスペンサー1000の作業方法は多段式加熱、例えば、予熱段、ディスペンシング段及び保温段に分けられ、ディスペンシング効果及びディスペンシング効率をさらに向上させ、搬送レール20が昇降し、加熱プラットフォーム30が不動であるという方式を採用することで、従来技術の、「伝統構造の動作プラットフォームには多くのリード線及びエアー管が設けられ、動作プラットフォームが高頻度で上下移動する際、リード線及びエアー管の摩耗、擦り傷を招致しやすく、メンテナンスも不便である。」という欠陥を克服でき、改良後の加熱プラットフォームは不動であるため、リード線及びエアー管の摩耗、擦り傷を招致することがない。
本明細書の記載において、参照用語である「1つの実施例」、「いくつかの実施例」、「模式的な実施例」、「例示」、「具体的な例示」、又は「いくつかの例示」などの記載は、当該実施例又は例示を結合して記載される具体的な特徴、構造、材料或いは特徴点が、本開示の少なくとも1つの実施例又は例示に含まれることを意味する。本明細書において、上記用語に対する模式的な表現は、必ずしも同じ実施例又は例示を指すとは限らない。また、記載される具体的な特徴、構造、材料又は特徴点は、何れか1つ又は複数の実施例、或いは例示において、適切な方式で結合されてもよい。
本開示の実施例を示し及び記載したが、当業者が理解できるように、本開示の原理及び趣旨から逸脱しない状況で、これらの実施例に対して様々な変更、補正、置き換え及び変形を行うことができ、本開示の範囲は、請求項及びその等価物によって限定される。
1000 マルチポジション作業ディスペンサー、
100 第1搬送ユニット、
200 第2搬送ユニット、
10 固定台、
20 搬送レール、
21 支持部材、
22 可動部材、
232 メインコンベアー、
233 サブコンベアー、
24 接続板、
25 可動溝、
211 材料取得部材、
212 挟持部:
213 装着部、
214 挟持板、
216 挟持ブロック、
217 接続部、
30 加熱プラットフォーム、
31 断熱板、
40 昇降機構、
41 第1昇降機構、
42 第2昇降機構、
43 第3昇降機構、
411 ジャッキシリンダ、
412 弾性接続部材、
60 プラットフォーム支持部材、
70 吸着モジュール、
80 第1状態、
90 第2状態、
240 駆動部材、
241 第3ローラ軸、
242 第3コンベアー。
250 第1搬送領域、
260 第2搬送領域、
26 第1搬送手段、
261 予熱プラットフォーム、
27 第2搬送手段、
271 作業プラットフォーム、
28 第3搬送手段、
281 保温プラットフォーム、
500 トレイ

Claims (14)

  1. マルチポジション作業ディスペンサーであって、
    何れもが作業領域を有する少なくとも2つの搬送ユニットと、
    何れか1つの前記搬送ユニットの作業領域まで可動であり、前記作業領域に置かされたワークに対して少なくとも2回の重複作業を実行する作業機構と、を備え、前記2回の重複作業の間は所定の作業待ち時間を隔てるように保持され、
    前記作業機構は一方の前記搬送ユニットの作業領域に位置して、当該作業領域に置かされたワークに対して1回の作業を実行し、且つ次回の作業を実行しようとする作業待ち時間にある際、前記作業機構は、他方の前記搬送ユニットの他方の作業領域まで動き、他方の作業領域に置かされたワークに対して作業を実行することを特徴とするマルチポジション作業ディスペンサー。
  2. 前記作業機構の何れか1回の作業時間は前記作業待ち時間の以上であることを特徴とする請求項1に記載のマルチポジション作業ディスペンサー。
  3. 各前記搬送ユニットは、互いに独立して搬送方向に沿って順に配置される第1搬送手段、第2搬送手段及び第3搬送手段を備え、前記ワークは順に第1搬送手段、第2搬送手段及び第3搬送手段移動に沿って移動し、前記作業領域は前記第2搬送手段に対応し、前記作業機構は前記第2搬送手段まで移動したワークに対して作業を実行することを特徴とする請求項1に記載のマルチポジション作業ディスペンサー。
  4. 前記第1搬送手段に位置しており、前記第1搬送手段まで移動したワークを予熱する予熱プラットフォームと、
    前記第2搬送手段に位置しており、前記作業機構と協働して、前記第2搬送手段まで移動し且つ予熱されたワークに対してディスペンシング作業を行う作業プラットフォームと、
    前記第3搬送手段に位置しており、前記第3搬送手段まで移動し且つ作業が完成したワークに対して保温処理を行う保温プラットフォームと、をさらに備えることを特徴とする請求項3に記載のマルチポジション作業ディスペンサー。
  5. 前記第1搬送手段、第2搬送手段及び第3搬送手段は何れも均同一の固定台に装着され、前記第1搬送手段、第2搬送手段和第3搬送手段は何れも、固定台に上下昇降可能に装着されるとともに、その搬送方向に沿って延在する搬送通路を有する搬送レールを備え、前記ワークは当該搬送レールに沿って移動することを特徴とする請求項4に記載のマルチポジション作業ディスペンサー。
  6. 昇降機構をさらに備え、前記昇降機構の数は3つであり、3つの前記昇降機構はそれぞれ第1昇降機構、第2昇降機構及び第3昇降機構であり、前記第1昇降機構は前記第1搬送手段の搬送レールに接続され、前記第2昇降機構は前記第2搬送手段の搬送レールに接続され、前記第3昇降機構は前記第3搬送手段の搬送レールに接続され、各昇降機構は対応する搬送レールを上下に昇降させるように制御可能であることを特徴とする請求項5に記載のマルチポジション作業ディスペンサー。
  7. 各前記昇降機構は、対応する搬送レールを第1状態と第2状態の間で動かせるように制御可能であり、何れか1つの前記搬送レールが第1状態にある場合、当該搬送レールは上昇状態を呈し、且前記ワークと対応する吸着モジュールとが間隔を空けて分布され、何れか1つの前記搬送レールが第2状態にある場合、当該搬送レールは下降状態を呈し、且前記ワークと前記対応する吸着モジュールとが接触することを特徴とする請求項6に記載のマルチポジション作業ディスペンサー。
  8. 前記昇降機構は、
    ジャッキシリンダと、弾性接続部材とを備え、
    前記ジャッキシリンダは前記搬送通路に設けられるとともに、前記加熱モジュールの下方に位置しており、前記搬送レールに接続されることで、前記搬送レールを前記第2状態から前記第1状態まで動かせるように駆動し、
    前記弾性接続部材の一端は前記固定台に接続され、その他端は前記搬送レールに接続され、前記ジャッキシリンダがジャッキ作用力を解除した後、前記弾性接続部材は弾性力によって、前記搬送レールを前記第1状態から前記第2状態まで動かせるように引っ張ることを特徴とする請求項7に記載のマルチポジション作業ディスペンサー。
  9. 前記搬送ユニットの第1搬送手段に装着されており、トレイ材料供給・投下機構から前記ワークが積載されるトレイを挟持する材料取得機構をさらに備えることを特徴とする請求項3~8の何れか1項に記載のマルチポジション作業ディスペンサー。
  10. 請求項1に記載のマルチポジション作業ディスペンサーに適用される作業方法であって、前記搬送ユニットの数は2つであり、2つの搬送ユニットは第1搬送ユニット及び第2搬送ユニットとして定義され、前記作業方法は、
    前記作業機構が前記第1搬送ユニットでの前記ワークに対して1回の作業を実行するステップと、
    前記作業機構が前記第2搬送ユニットまで動き、前記第2搬送ユニットでのワークに対して1回の作業を実行するステップと、
    前記作業機構が前記第1搬送ユニットまで動き、1回の作業の実行が完了した後、且つ第1搬送ユニットに位置するワークに対して、次回の作業を実行するステップと、
    前記作業機構が前記第2搬送ユニットまで動き、1回の作業の実行が完了した後、且つ第2搬送ユニットに位置するワークに対して、次回の作業を実行するステップと、
    前記作業機構が第1搬送ユニットと第2搬送ユニットの間で動き、所定の作業回数の実行が完了するまで、対応するワークに対して次回の作業を持続的に実行するステップと、を備えることを特徴とする作業方法。
  11. 前記作業機構は、一方の搬送ユニットのワークに対して1回の作業を実行し、且つ次回の作業を実行しようとする前記作業待ち時間の状態で、前記作業機構は他方の搬送ユニットまで動き、他方の搬送ユニットでのワークに対して作業を実行することを特徴とする請求項10に記載の作業方法。
  12. 前記作業機構は、他方の搬送ユニットまで動き、他方の搬送ユニットでのワークに対して作業を実行する場合、現在のワークの作業待ち時間が終了することを満たしなければならないことを特徴とする請求項11に記載の作業方法。
  13. 前記1回の作業と前記次回の作業との作業軌跡、及び作業方位が一致することを特徴とする請求項10に記載の作業方法。
  14. 前記搬送ユニットの数は3つであり、前記作業機構は3つの前記搬送ユニットの間で動き、所定の作業回数の実行が完了するまで、対応するワークに対して作業を持続的に実行することを特徴とする請求項10に記載の作業方法。
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