本技術に従って流体流制御システム、履物構造体、および構成要素、の種々の実施例についての以下の記述において、図面は本開示の一部をなし、および図面中、図解によって、本技術の態様が実施され得る種々の例示的構造体および例示的環境が示される添付図面が参照されている。本技術の範囲から逸脱しない限り、他の構造および環境を利用することができ、具体的に記載された構造、機能および方法に対して構造的および機能的な変更を行うことができると理解される。
I 本技術および本発明の態様についての全般的な説明
本技術の態様は、例として、以下の明細書および/または請求項に記載されたタイプ、および/または添付図面中に図示されたタイプ、の流体ディストリビュータ、流体流制御システム、足支持システム、ソール構造体、履物品、および/または他の足受容装置、に関する。そのような流体ディストリビュータ、流体流制御システム、足支持システム、ソール構造体、履物品、および/または他の足受容装置は、以下の明細書および/または請求項に記載された実施例、および/または、添付図面中に図示された実施例、の任意の1つ以上の構造体、部品、特徴、特性、および/または構造体、部品、特徴、および/または特性、の組み合わせ(複数可)、を含み得る。
以下の明細書は、3つの主要部に分かれる。第1部は、少なくとも1つの流体充填ブラダを含む足支持システムの足支持圧力を制御および変更するために、流体ディストリビュータ内および/または流体ディストリビュータを通して流体を選択的に移動させる構成要素が含まれる履物構成要素および/または足受容装置構成要素、足受容装置、および/または履物品について、態様および特徴を記述する。流体ディストリビュータは、流体流制御システム、足支持システム、および/または履物品を複数の異なる動作状態にすることができる。本明細書の別の主要部分は、流体流制御システム、足支持システム、および/または履物品を異なる動作状態にするための可動バルブステムを含む流体ディストリビュータ内の流体移送システムに関する。本明細書の別の主要部分は、流体流制御システム、足支持システム、および/または履物品を異なる動作状態にするための1つまたは複数のソレノイドバルブを含む流体ディストリビュータ内の流体移送システムに関する。本技術についての他の種々の態様および特徴は、これら主要部内で記述される。
A.履物構成要素および履物品の特徴
本技術および本発明のいくつかの態様は、足支持システム、ならびにそのような足支持システムを含むソール構造体および/または履物品(および/または他の足受容装置)に関する。本技術の少なくともいくつかの実施例に従って、足支持システムは以下を含む:(a)少なくとも1つの足支持ブラダ;(b)足支持ブラダと係合する第1ソール部材(例、ミッドソール構成要素、ポリマーフォーム構成要素、アウトソール構成要素等)であって、足支持システムの少なくとも踵支持領域に足底支持表面と、第1ソール部材の外部表面を形成する側壁と、を含む第1ソール部材;(c)オプションとして履物アッパーの一部分と係合し、および/または履物ソール構造体と係合する、少なくとも1つの流体容器(例、流体充填ブラダ、タンク、リザーバ等);および、(d)アッパーおよび/または第1ソール部材の外部表面と係合する流体ディストリビュータ。この流体ディストリビュータは以下のうちの1つ以上を含む:(i)流体供給から流体を受け入れる入口、(ii)流体ディストリビュータ内部から外部環境に流体を移送する第1流体通路、(iii)足支持ブラダと流体連通する第2流体通路、および(iv)流体容器と流体連通する第3流体通路。流体ディストリビュータは、マニホールド、バルブ筐体、コネクタ、および/またはこのような構成要素の2つ以上の組み合わせ、の形状を取り得、またはそれらを含み得る。流体供給は以下のうちの1つ以上であり得る:ポンプ(例、1つ以上の足作動ポンプ、1つ以上のバッテリ駆動ポンプ等)、コンプレッサ、および/または、外部環境と流体連通する流体供給ライン。
足支持システム、足支持システムを含むソール構造体、および/または足支持システムを含む履物品(または他の足受容装置)、についての追加の態様および特徴は以下でより詳細に説明される。
B.バルブステムの特徴
本技術および本発明のいくつかの態様は、流体通路を選択的に開閉し、および流体を分配する可動バルブステムを含む足支持システムおよび/または履物品(および/または他の足受容装置)用の流体移送システムおよび/または流体流制御システムに関する。本技術の少なくともいくつかの実施例に従って、そのような流体移送システムおよび/または流体流制御システム、ならびに足支持システムおよび/または履物品(および/または他の足受容装置)は以下を含む:(a)バルブ筐体;((b)バルブ筐体中に移動可能に取り付けられたバルブステムであって、第1端、第2端、および第1端と第2端の間に延びる周囲壁、を含み、第1端、第2端、および周囲壁は、バルブステムの内部チャンバを画定し、およびバルブステムの周囲壁は内部チャンバから周囲壁の外部表面に向かって延びる複数の通り穴を含むバルブステム;(c)内部チャンバと流体連通する流体入口ポート;および(d)バルブ筐体と流体連通するマニホールド。マニホールドは、マニホールドを通って第1マニホールドポートに延びる第1流体流経路、マニホールドを通って第2マニホールドポートに延びる第2流体流経路、およびマニホールドを通って第3マニホールドポートに延びる第3流体流経路、を含み得る。複数の位置へのバルブステムの移動(例、回転、スライド等により)は、複数の通り穴(周囲壁中に形成された)のうち1つ以上の通り穴を第1流体流経路、第2流体流経路、または第3流体流経路と流体連通にすることで、流体移送システムおよび/または流体流制御システムを選択的に複数の動作状態にする。追加の足支持ブラダおよび/または流体容器を調節するため、追加のバルブステム開口部、マニホールドポート、流体ライン、および/または動作状態は、所望であれば、設けられ得る。
バルブステムベースの流体移送システム、流体流制御システム、足支持システム、このようなシステムを含むソール構造体、および/またはこのようなシステムを含む履物品(または他の足受容装置)、についての追加の態様および特徴は、以下でより詳細に説明される。
C.ソレノイドの特徴
本技術および本発明のいくつかの態様は、流体通路を選択的に開閉し、および流体を分配する1つ以上のソレノイドを含む足支持システムおよび/または履物品(および/または他の足受容装置)用の流体移送システムおよび/または流体流制御システムに関する。本技術の少なくともいくつかの実施例に従って、そのような流体移送システムおよび/または流体流制御システム、ならびに足支持システムおよび/または履物品(および/または他の足受容装置)は以下を含む:(a)第1ポートおよび第2ポートを含み、開構成と閉構成の間で切替可能な第1ソレノイド;(b)第1ポートおよび第2ポートを含み、開構成と閉構成の間で切替可能な第2ソレノイド;(c)第1ポートおよび第2ポートを含み、開構成と閉構成の間で切替可能な第3ソレノイド;(d)第1ソレノイド、第2ソレノイド、および第3ソレノイドの各々の第1ポートと流体連通する流体ライン;((e)マニホールドであって:(i)第1ソレノイドの第2ポートと流体連通する第1マニホールドポート、(ii)第2ソレノイドの第2ポートと流体連通する第2マニホールドポート、および(iii)第3ソレノイドの第2ポートと流体連通する第3マニホールドポート、を有するマニホールド。流体移送システムまたは流体流制御システムを複数の動作状態に選択的に配にするために、第1ソレノイド、第2ソレノイド、および第3ソレノイドは、開構成と閉構成の間で個別に切替可能である。追加の足支持ブラダおよび/または流体容器を調節するために、追加のソレノイド、マニホールドポート、流体ライン、および/または動作状態は、所望であれば設けられ得る。
本技術および本発明の少なくともいくつかの実施例に従って、他の例示的流体移送システムおよび/または流体流制御システム、ならびに足支持システムおよび/または履物品(および/または他の足受容装置)は以下を含む:(a)第1ポート、第2ポート、および第3ポートを含む第1ソレノイド;(b)第1ポートおよび第2ポートを含む第2ソレノイド;および(c)第1ソレノイドおよび第2ソレノイドの各々の第1ポートと流体連通する流体ライン。マニホールドは、ソレノイドとの流体連通に含まれ得る。このマニホールドは以下を含み得る:(a)第1ソレノイドの第2ポートと流体連通する第1マニホールドポート、(b)第1ソレノイドの第3ポートと流体連通する第2マニホールドポート、(c)第2ソレノイドの第2ポートと流体連通する第3マニホールドポート。第1ソレノイドは、以下に個別に切替可能であり得る:(a)流体が第1ソレノイドを通って第1ポートと第2ポートの間に流れる第1構成、および(b)流体が第1ソレノイドを通って第1ポートと第3ポートの間に流れる第2構成。第2ソレノイドは、開構成と閉構成の間で個別に切替可能であり得る。ソレノイドの以下の同時選択的配置は、流体流制御システムを複数の動作状態に選択的に配置する:(a)第1構成または第2構成のうちの1つの構成にある第1ソレノイド、および(b)開構成または閉構成のうちの1つの構成にある第2ソレノイド。追加の足支持ブラダおよび/または流体容器を調節するために、追加のソレノイド、マニホールドポート、流体ライン、および/または動作状態は、所望であれば設けられ得る。
ソレノイドベースの流体移送システム、流体流制御システム、足支持システム、このようなシステムを含むソール構造体、および/またはこのようなシステムを含む履物品(または他の足受容装置)、についての追加の態様および特徴は、以下でより詳細に説明される。
D.動作状態の特徴
本技術および本発明のいくつかの態様は、流体の移動および分配が制御される複数の動作状態に選択的に置かれ得る流体移送システム、流体流制御システム、足支持システム、および/または履物品(または他の足受容装置)に関する。少なくともいくつかの本技術の実施例において、複数の動作状態は、以下のうち2つ以上(組み合わせは任意)の動作状態を含み得るa)流体が流体ソース(例、ポンプ、コンプレッサ等)から周囲、または、外部環境に移動する第1動作状態(例、これは、足支持圧力の変化が生じない「定常状態」または「スタンバイ」の構成であり得る)、((b)流体が流体ソースから足支持ブラダに移動する(足支持ブラダ中の圧力を増加させるために)第2動作状態(c)流体が足支持ブラダから周囲、または、外部環境に移動する(足支持ブラダ中の圧力を低下させるために)第3動作状態、(d)流体が流体容器から周囲、または、外部環境に移動する(流体容器中の圧力を低下させるために)第4動作状態、(e)流体が流体容器から足支持ブラダに移動する(足支持ブラダ中の圧力を増加させるために)第5動作状態、および/または(f)流体が流体ソースから流体容器に移動する(流体容器中の圧力を増加させるために)第6動作状態。本技術のいくつかの実施例は、上記で同定されたような動作状態のうち、6つのすべてを含み得る。本技術の他の実施例は、例として第1、第3、第4、および第6の動作状態など、6つのすべて未満の数の動作状態を含み得る。本技術の例示的バルブステムについて、バルブステムを種々の位置(回転位置、縦位置など)に選択的に移動させる(例、回転、スライド等)ことによって、流体は、これらの異なる動作状態の 2 つ以上に分配され得て、バルブステム中の通り穴は流体経路および流体ポートと選択的に整列し、前述の所望の方法で流体を移動させる。本技術の例示的ソレノイドについて、種々のソレノイドを利用可能な構成に選択的に配置することによって、流体はこのような2つ以上の異なる動作状態の中に分配され得て、流体が前述の所望の方法で流体経路および流体ポートに移動する。
流体移送システム、流体流制御システム、足支持システム、このようなシステムを含むソール構造体、および/またはこのようなシステムを含む履物品(または他の足受容装置)を種々の動作状態にする追加の態様および特徴は、以下でより詳細に説明される。
E.追加または代替の特徴
本技術および本発明についての追加のまたは代替の特徴および態様は、流体移送システム、流体流制御システム、足支持システム、ソール構造体、および/または履物品についての、本明細書で記述され、および、添付図表で図示された追加の構造体、構成要素、および動作に関する。本技術および本発明についての追加、または、代替の特徴、および、態様は以下のうち1つ以上に関する:(a)例として、圧力変更情報を入力する、および/または、システム(複数可)に関するステータス情報を与えるための、片方の靴に含まれるユーザ入力ボタン;(b)空気をシステム(複数可)の中に受け入れるための外部空気入口、および/または、フィルタリング機能;(c)マニホールド接続へのコネクタ、コネクタ、および/または、マニホールド接続への流体ライン等の種々の構成要素のポート間接続;(d)履物への流体ディストリビュータ接続機能;(e)バルブステムの位置センサー機能;(f)モータからバルブステムに電力を伝達するための変速機能;(g)圧力制御アルゴリズムの機能;(h)靴と靴の間、および/または、その他のシステム電子通信機能;(i)マニホールドからバルブハウジングへ、マニホールドからソレノイドへ、および/またはマニホールドからコネクタへのシーリング機能のうちの1つ、または、複数などのシステムシーリング機能;(j)圧力センサーの取り付け、および、マニホールドおよび/または封止コネクタの係合に関する機能。
本技術についていくつかの追加、または、代替の態様は例として、システム中の1つ以上の流体含有構成要素における圧力設定の変更等のユーザ入力受信用ボタンなどのボタン組立体に関する。そのような1つの態様はボタン組立体に関し、組立体は以下を含む:(a)第1ボタンアクチュエータ;および(b)第1ボタンアクチュエータのアクチュエータ表面を覆うエラストマーオーバーモールド素材。このエラストマーオーバーモールド素材は以下を含み得:(a)第1厚さを有する第1ベース部分、および(b)第1ボタンアクチュエータに隣接する第1グルーブ部分(例、U形状)であって、第1グルーブ部分は第2厚さを有し、第2厚さは第1厚さ未満であり、および、第1ベース部分および第1グルーブ部分はエラストマーオーバーモールド素材の連続層として形成される。同じエラストマーオーバーモールド素材は、第2ボタンアクチュエータのアクチュエータ表面を覆い得、エラストマーオーバーモールド素材はさらに以下を含む:(a)第3厚さを有する第2ベース部分(例、U形状)、および(b)第2ボタンアクチュエータに隣接する第2グルーブ部分であって、第2グルーブ部分は第4厚さを有し、第4厚さは第3厚さ未満であり、および、第2ベース部分および第2グルーブ部分はエラストマーオーバーモールド素材の連続層の一部として形成される。本技術のそのような実施例において、第1厚さは第3厚さと同一であり得、または、第3厚さと異なり得、および/または、第2厚さは第4厚さと同一であり得、または、第4厚さと異なり得る。本技術の態様に従ってさらにいくつかの追加、または、代替のボタン組立体は以下を含み得:(a)ボタン組立体をロック解除する静電容量タッチアクティベータ;(b)ユーザ入力を受信する第1物理スイッチボタン;および所望であれば、ユーザ入力を受信する第2(またはそれ以上の)物理スイッチボタン。
本技術についてのもう1つの特定の追加、または、代替の態様は、履物品用のフィルタ付き流体流コネクタに関し、流コネクタは以下を含む:(a)筐体;(b)筐体を通って延びる流入流体入口(c)筐体を通って延びる流入流体出口;(d)流入流体が流入流体出口に到達する前に流入流体を濾過するためのフィルタ;(e)筐体を通って延びる圧送流体入口、筐体を通って延びる圧送流体出口、および、ハウジング内にあり、および、圧送流体入口と圧送流体出口とを接続する圧送流体ライン;および(f)筐体を通って延びる第1足支持ブラダポート、筐体を通って延びる第2足支持ブラダポート、および、筐体内にあり、および、第1足支持ブラダポートと第2足支持ブラダポートを接続する足支持流体ライン。そのようなフィルタ付き流体流コネクタはさらに以下を含み得る:(a)筐体を通って延びる第1流体容器ポート、筐体を通って延びる第2流体容器ポート、および、筐体内にあり、および、第1流体容器ポートと第2流体容器ポートを接続する流体容器流体ライン、および/または、(b)筐体を通って延びる流体放出ポート。いくつかの実施例において、フィルタは、筐体の外部表面の少なくとも一部を形成、または、被覆し、および、流入流体入口を被覆するために、少なくとも50mm2の面積の表面を有し得る。
本技術についてのさらに追加のまたは代替の態様は、履物品用の流体流コネクタシステムに関し、このシステムは以下を含む:(a)第1ポートを有するマニホールド;(b)(b)コネクタであって:(i)マニホールドの第1ポートと流体連通する第1ポート、(ii)第2ポート、および、(iii)コネクタの第1ポートとコネクタの第2ポートを接続する第1内部コネクタ流体ライン、および、(c)コネクタの第2ポートと流体連通し、および、第1内部コネクタ流体ラインを介して、マニホールドの第1ポートと流体連通する第1流体ライン。追加マニホールドポートは、所望であれば、コネクタ中に画定された追加ポート、および、追加流体経路を介して、追加流体ラインに接続され得る。代替として、本技術のいくつかの態様は、以下を含む履物品用の流体流コネクタシステムを含み得:(a)第1ポート、第2ポート、および、第1ポートと第2ポートを接続する第1内部マニホールド流体ライン、を有するマニホールド;(b)マニホールドの第1ポートと流体連通する流体移送システム;および(c)(b)マニホールドの第1ポートと流体連通する流体移送システム;および、(c)マニホールドの第2ポートと流体連通する第1外部流体ライン、例として、マニホールドと流体経路との間に中間コネクタがない。コネクタ(コネクタがある場合)、または、マニホールド(例、別箇のコネクタがない場合)を通って、延びる内部流体経路の少なくともいくつかは以下を画定し得る:(a)第1軸方向、(b)第2軸方向、および、(c)第1軸方向と第2軸方向を接合する接続部分。そのような構造体において、第1軸方向および第2軸方向は、70度以下の角度(および、いくつかの実施例において60度以下、50度以下、40度以下、30度以下、20度以下の角度、または平行)で内部流体経路(複数可)の接続部分から互いに離れるように延び得る。このようにコネクタ(ある場合)、または、マニホールド(別箇のコネクタがない場合)に出入りする流体は、互いに70度以下の角度で出入りし得る。
本技術についての追加のまたは代替の態様は、履物品用のソール構造体を製造する方法に関し、この構造体は、本明細書で記述され、その構造体と係合する、タイプの流体流制御システムを含む。そのようないくつかの方法は以下を含み得る:(a)第1ソール構成要素から延びる第1流体ラインをコネクタの第1ポートと係合させ、コネクタの第1のポートは、コネクタを通って延びる第1の内部コネクタ流体ラインによってコネクタの第2のポートと流体連通している。;(b)(b)コネクタの第2ポートを流体ディストリビュータの第1マニホールドポートと係合する;および(c)単一接続構成要素として、流体ディストリビュータ、および、コネクタを第1ソール構成要素、または、異なるソール構成要素のうち少なくとも1つの構成要素と係合する。そのような方法は、単一接続構成要素を第1ソール構成要素、または、異なるソール構成要素と係合する前に、ソール構成要素からの追加流体ラインを単一接続構成要素の一部として、コネクタと係合することを含み得る。本技術についてのさらに追加のまたは代替の態様は以下を備える方法を含む:(a)本技術についてのさらに追加のまたは代替の態様は以下を備える方法を含む:(a)第1ソール構成要素から延びる第1流体ラインを流体ディストリビュータのマニホールドの第1ポートと係合して、マニホールドの第1ポートはマニホールドを通って延びる第1内部マニホールド流体ラインによって、マニホールドの第2ポートと流体連通する;((b)第1ソール構成要素、または、異なるソール構成要素のうち少なくとも1つをマニホールドの第1ポートと係合する第1流体ラインを有する流体ディストリビュータと係合する。そのような方法は、流体ディストリビュータを第1ソール構成要素、または、異なるソール構成要素と係合する前に、同じソール構成要素、または、他のソール構成要素からの追加流体ラインを対応するマニホールドポートと係合することを含み得る。本技術についてのさらに追加の態様は、ソール構造体を製造するために使用された任意の特定の方法に関係なく、(例、ソール構造体を製造するために使用された方法ステップ、および/または、方法ステップの順序に関係なく、前述のような連繋を有するソール構造体)、前述の方法から得られるソール構造体に関する。
本技術についてのさらに追加のまたは代替の態様は、履物品用流体移送システムに関し、その移送システムは以下を含む:(a)内部チャンバを画定するバルブ筐体(b)内部チャンバを通って、少なくとも部分的に延びるバルブステムであって、バルブステムは以下を有する:(i)バルブ筐体に対して、バルブステムを移動させるために、モータに動作可能に連結された第1端、(ii)第1端に対向する第2端、および(iii)第1端から第2端に延びる周囲壁;((c)バルブ筐体、または、流体移送システムの他の構成要素に対して、バルブステムの位置を判定するための位置センサーを含み、位置センサーは以下を含む:(i)バルブステム(例えば、第1の端、第2の端、またはそれらの間)とともに、移動可能な(例、係合)エンコーダ磁石、および(ii)バルブステムの位置に起因して、エンコーダ磁石によって生成された磁界中の変化を感知するエンコーダセンサー(例、バルブ筐体と係合した)。いくつかの実施例において、エンコーダセンサーはバルブステムの第1端より第2端の近くに位置され得る。
本技術についての他の追加のまたは代替の態様は、履物品の中に組み込まれた流体移送システム用変速機に関する。そのような変速機は以下を含み得る:(a)モータピニオン;(b)第1中間ギアクラスターであって:(i)第1軸ピン、(ii)第1軸ピンと同軸の第1中央軸を有し、および、モータピニオンを係合する第1ギアであって、第1ギアは第1直径を有する、および(iii)第1軸ピンと同軸の第2中央軸を有する第2ギアであって、第2ギアは第1直径とは異なる第2直径を有する;((c)第2中間ギアクラスターであって:(i)第2軸ピン、(ii)第2軸ピンと同軸の第3中央軸を有し、および第2ギアを係合する第3ギアであって、第3ギアは第3直径を有する、および(iii)第2軸ピンと同軸の第4中央軸を有する第4ギアであって、第4ギアは第3直径とは異なる第4直径を有する;(d)第3軸ピン;および(e)第3軸ピンと同軸の第3中央軸を有し、および第4ギアを係合する第5ギアであって、第5ギアの第3中央軸は変速機の出力の回転軸と同軸である。必要に応じて、または、所望であれば、特定の機能または動作用の追加ギアが含まれ得る。加えて、または、あるいは、本技術についての態様は、履物品中の流体移送システム用の駆動システムに関し得、この駆動システムは以下を含む:(a)駆動シャフトを含むモータ;(b)バルブステム;および((c)駆動シャフトとバルブステムの間に動作可能に連結されて、駆動シャフトの回転に応じて、バルブステムを回転させる3段(またはそれ以上)変速機。所望であれば、3段変速機は、前述のタイプの変速機を備え得る。
本技術についての他の追加のまたは代替の態様は、異なるシューズの構成要素間の電子通信に関する。諸態様の少なくともいくつかに従って履物システムは以下を含み得る:(a)圧力調整機能、第1マイクロプロセッサ、および第1マイクロプロセッサと電子通信する第1アンテナの付属する第1履物構成要素を有する第1靴;(b)圧力調整機能、第2マイクロプロセッサ、および第2マイクロプロセッサと電子通信する第2アンテナの付属する第2履物構成要素を有する第2靴;(c)第1履物構成要素または第2履物構成要素のうち少なくとも1つにおいて圧力変更を命じる入力データに応じて、第1アンテナ、または、第2アンテナのうち少なくとも1つにデータを送信する中央通信ソース。いくつかの実施例において、中央通信ソースは第1靴中に位置し、および、入力データが第2履物構成要素中の圧力変更を命じる場合、第1靴は第1アンテナから第2アンテナにデータを送信する。他の実施例:(a)第1期間時、中央通信ソースは第1靴中に位置し、および入力データが第2履物構成要素における圧力変更を命じる場合、第1靴は第1アンテナから第2アンテナにデータを送信する、および、(b)第2期間時、中央通信ソースは第2靴中に位置し、および入力データが第1履物構成要素中の圧力変更を命じる場合、第2靴は第2アンテナから第1アンテナにデータを送信する。
他の実施例において、中央通信ソースは、第1靴または第2靴のどちらにも物理的に組み込まれていない外部演算装置(例、スマートフォン、パソコン等)を構成し得る。そのような実施例において、外部演算装置は:(a)入力データが第1履物構成要素中の圧力変更を命じる場合、第1アンテナにデータを送信し得、および/または、(b)入力データが第2履物構成要素中の圧力変更を命じる場合、第2アンテナにデータを送信し得、および/または、(c)入力データが第1履物構成要素中または第2履物構成要素中の圧力変更を命じる場合、第1アンテナにデータを送信し得、およびつぎに入力データが第2履物構成要素中の圧力変更を命じる場合、第1アンテナは第2アンテナにデータを送信する。本技術についての本態様のさらに他の実施例において、圧力変更を命じる入力データの通信は、以下の少なくとも3つの通信構成の間で切替可能であり得る:(a)外部演算装置が第1靴または第2靴のうち少なくとも1つと電子通信する場合の第1通信構成であって、外部演算装置は中央通信ソースとして動作し、第1靴および第2靴の各々は外部演算装置から圧力変更入力を受信する周辺通信装置として動作する第1通信構成、(b)外部演算装置が第1靴または第2靴のどれとも電子通信していない場合の第2通信構成であって、第1靴は中央通信ソースとして動作し、第2靴は第1靴から圧力変更入力を受信する周辺通信装置として動作する、第2通信構成、および(c)外部演算装置が第1靴または第2靴のどれとも電子通信していない場合の第3通信構成であって、第2靴は中央通信ソースとして動作し、第1靴は第2靴から圧力変更入力を受信する周辺通信装置として動作する、第3通信構成。
そのような履物通信システムはさらに、少なくとも1つの追加の電子調整可能構成要素と電子通信し得る。そのような電子調整可能構成要素(複数可)は以下のうち1つ以上を含み得る:第1靴および第2靴とは別個の衣料品上の衣服ベースの調整可能構成要素、電動衣服構成要素、第1靴、または、第2靴のうち少なくとも1つの靴上でレーシングシステムを締め付ける、または、緩める電動レーシングシステム、第1靴または第2靴のうち少なくとも1つの靴用の電動靴固定システム、電動流体含有スポーツブラ、および電動流体含有圧縮スリーブ。
本技術についてのさらに追加のまたは代替の態様は、種々の部品間の封止接続に関する。1つの例示的封止接続は、周辺壁を通って延びる少なくとも1つの第1流体ポートを含む周辺壁を有する回転可能バルブステムと、少なくとも1つの第1マニホールドポートを含むマニホールドの間に延びる。封止コネクタ(例、ゴム製またはエラストマー製)は、このような部品を接合し得る。封止コネクタは以下を含み得る:(a)周辺壁と直接接触する第1コネクタポート(周辺壁を封止するために)、(b)第1マニホールドポートに接続された第2コネクタポート、および、(c)第1コネクタポートと第2コネクタポートの間に延びる第1コネクタポート流体経路。回転可能バルブステムの第1位置への回転は、回転可能バルブステムの第1流体ポートを少なくとも部分的に第1コネクタポートと整列させて、封止状態にある第1コネクタポート流体経路を介して回転可能バルブステムの第1流体ポートを第1マニホールドポートと流体連通に配置する。そのような封止接続および封止コネクタは、バルブステム中に1つ以上の追加ポート、マニホールド中に1つ以上の対応する追加ポート、およびバルブステムとマニホールドの対応ポートを接合するコネクタ中にコネクタポート、および、コネクタ流体経路の1つ以上の対応する追加セット、を含み得る。バルブステムの異なる回転位置は、ポートを選択的に整列させて、同時に1つ以上の流体通路のセットを開き得る。周辺壁と直接接触する第1コネクタポートのうち任意の1つ以上(そのようなすべてのコネクタポートを含む)は、周辺壁の外側表面の曲率に対応する、および/または、その直接接触するポートを該周辺壁で封止する、形状の湾曲した外側表面を含み得る。湾曲した外側表面は、バルブステムが回転する場合、周辺壁に沿って動く(壁に対して移動する)(および回転の際に封止接触を維持する)。潤滑剤は、この相対的なスライド動作を支持するのに役立ち得、および、封止接続を維持するのに役立ち得る。他の封止接続もまた、本明細書で記述されたシステム全体中に設けられ得る。
本技術についての追加のまたは代替の態様は、履物品用流体流制御システム中に圧力センサーを包含することに関する。そのような流体流制御システムは以下を含み得る:(a)流体ディストリビュータ;(b)マニホールドであって:(i)マニホールドボディ、(ii)マニホールドボディを介して画定され、および第1マニホールドポートから第2マニホールドポートに延びる第1マニホールド流体経路であって、第1マニホールドポートは流体ディストリビュータと流体連通し、第2マニホールドポートは第1履物構成要素と流体連通する、(iii)マニホールドボディ中に画定される、またはマニホールドボディから延びる第1圧力センサーマウント(例、凹部、または、隆起チューブのうち1つ以上)、および(iv)第1圧力センサーマウントと第1マニホールド流体経路の間に延びる第1開放チャネルを含む、および;(c)流体密封の方法で第1圧力センサーマウントに取り付けられた第1圧力センサー。例として、他の流体ライン中で圧力を測定する追加の圧力センサーのために、追加のマニホールドポート、マニホールド流体経路、圧力センサーマウント、および開放チャネルが設けられ得る。加えて、または、あるいは、履物品用の流体流制御システムは以下を含み得る:(a)流体ディストリビュータ;(b)第1マニホールドポートを含むマニホールド;(c)封止コネクタであって:(i)コネクタボディ、(ii)コネクタボディを介して画定され、および、流体ディストリビュータと流体連通する第1コネクタポートから第1マニホールドポートと流体連通する第2コネクタポートに延びる第1コネクタ流体経路、(iii)コネクタボディ中に画定される、または、コネクタボディから延びる第1圧力センサーマウント(例、凹部、または、隆起チューブのうち1つ以上)、および(iv)第1圧力センサーマウントと第1コネクタ流体経路の間に延びる第1開放チャネルを含む、および;(d)流体密封の方法で第1圧力センサーマウントに取り付けられた第1圧力センサー。そのようなシステムにおいて、追加のマニホールドポート、コネクタポート、コネクタ流体経路、圧力センサーマウント、および開放チャネルは、例として、他の流体ライン中で圧力を測定する追加の圧力センサーのために設けられ得る。
本技術についての追加のまたは代替の態様は、履物品の構成要素において流体圧力を変更するシステムおよび方法に関する。そのようなシステムまたは方法は、以下のステップを備える方法を実施するためにハードウェアおよび/またはソフトウェアを含み得る:(a)第1履物構成要素において流体圧力の目標圧力を示す入力データを受信するステップであって、第1履物構成要素は足支持ブラダまたは流体容器である;(b)マニホールドまたは封止コネクタの第1ポートとマニホールドまたは封止コネクタの第2ポートの間に延びる連続的流体ラインを通って流体を移動させるステップであって、第1ポートは第1履物構成要素と流体連通し、および第2ポートは第2履物構成要素または外部環境と流体連通する;(c)流体が連続的流体ラインを通って移動する際に、第1圧力センサーを使用して連続的流体ライン中の流体圧力を測定するステップ;(d)測定するステップの際に第1圧力センサーによって測定された流体圧力に基づいて調整流体圧力を判定するステップ;および(e)判定するステップにおいて判定された調整流体圧力が目標圧力の所定範囲内にある場合に、連続的流体ラインを通る流体流を停止するステップ。調整流体圧力は、第1履物構成要素における流体圧力を推定する。本技術についてのいくつかの実施例において、調整流体圧力は、測定するステップの際に第1圧力センサーによって測定された流体圧力と第1履物構成要素における実際の流体圧力の間の流量依存オフセットを補正する。そのような流量依存オフセットは、例として、内部断面積または直径が小さい流体ラインを通って流れる流体によって生じ得る(例として、50mm2未満、およびいくつかの実施例においては40mm2未満、30mm2未満、20mm2未満、または16mm2未満の場合も)。
以上、本技術および本発明についての実施例に従って特徴、実施例、態様、構造、プロセス、および配置について概要が述べられたので、本技術に従って特定の例示的流体移送システム、流体流制御システム、足支持システム、ソール構造体、履物品、および方法についてのより詳細な記述に移る。
II.本技術に従って例示的履物品、足支持システム、および他の構成要素および/または特徴の詳細な説明
図表および以下の考察を参照しながら、本技術の態様に従って、足支持システム、流体流制御システム、ソール構造体、および履物品について種々の実施例が記述される。本技術の態様は、例として、足支持システム、履物品(または他の足受容装置)、および/または、種々の上記米国特許出願に記載された方法に関連付けて使用され得る。
A.履物構造体
上述のように、本技術のいくつかの態様は、種々の異なる動作状態に置かれ得る、足支持システム、ソール構造体、および/または履物品(および/または他の足受容装置)に関する。図1は概して、本技術のいくつかの実施例に従って、アッパー102およびアッパー102と係合するソール構造体104を含む履物品100(側面図)を示す。アッパー102およびソール構造体104の両方は、履物技術分野で周知であり、および、使用されている従来の構成要素部品を含む1つ以上の構成要素部品から作られ得る。アッパー102およびソール構造体104および/またはそれらの個々の構成要素部品を含む履物品100の種々の部品は、履物技術分野で周知であり、および、使用されている従来の方法を含む任意の所望の方法で互いに係合され得る。本実施例のアッパー102は足受容開口部106を含み、この開口部は、ユーザの足用の内部チャンバ(アッパー102および/またはソール構造体104によって画定)の中に開く。固定システム108(例、表示のレース、ただし他のタイプも使用され得)は、履物品100をユーザの足に取り外し可能に固定可能にする。
さらに図1に示されるように、この履物品100は、ユーザの足の足底表面の少なくとも一部(この特別に図示された実施例における前足領域)を支持するために足支持ブラダ200を有する足支持システムを含む。足支持システムはさらに、「オンボード」流体容器400を含む。流体容器400は流体(例、圧力下で)を含み、および、この図示の実施例では流体充填ブラダからなる。流体容器400は、履物100のアウトソール構成要素の上、ミッドソール構成要素内(例として、フォーム部の空洞中)に位置し得、および/または、アッパー102と係合し得る。流体ディストリビュータ(以下でより詳細に説明)は、例として、流体を流体容器400から足支持ブラダ200に、流体供給から流体容器400の中に、および/または、足支持ブラダ200の中に移動させる、および、流体供給、流体容器400および/または、足支持ブラダ200から周囲、または、外部環境に移動させるなど、足支持システムおよび/または履物品100を選択的に2つ以上の動作状態に配置する。流体ディストリビュータは、以下のうち1つ以上を含み得る:移動可能なバルブステムの付属する構成要素;1つ以上のソレノイドの付属する構成要素;バルブステムおよび/または、ソレノイド(複数可)に接続されたマニホールド(例、その筐体によって);流体ディストリビュータの構成要素を流体供給および/または、流体移送ラインと接続するコネクタ;および/または1つ以上の流体移送ライン。
図2Aと図2Bは、本技術の態様に従って種々の特徴を含む履物品100の部分の、それぞれ上面図および分解図を示す。示されるように、この例示的足支持システムは、ユーザの足の少なくとも前足部分を支持するため流体充填足支持ブラダ200を含む。本実施例の流体容器400の一部分(また流体充填ブラダも)は、足支持ブラダ200の真下に位置し、および足支持ブラダ200のリアエッジを越えて後ろ方向に延びる(図1にも参照)。アッパーソール構成要素104U(例、ばオプションとしてポリマーフォーム素材から形成されたアッパーミッドソール構成要素)は、足支持ブラダ200の上に重なり、および/または、それを係合する。ロアーソール構成要素104L(例として、オプションとしてポリマーフォーム素材から形成されたロアーミッドソール構成要素)は、足支持ブラダ200の下に重なり、および/またはそれを係合する。この図示実施例において、アッパーソール構成要素104U、および、ロアーソール構成要素104Lの両方は後ろ方向に延び、および、それぞれソール構造体104の踵支持領域に少なくともある足底支持表面104US、104LSを含む。また、この図示実施例において、アッパーソール構成要素104Uおよびロアーソール構成要素104Lの両方は、前足支持領域でそれぞれ両構成要素を完全に通って延びる開口部104UO、104LOを含む。このような開口部104UO、104LOは、この図示実施例において、足支持ブラダ200および流体容器400の前足部分に対応し、その結果、所望であれば、流体容器400の頂表面400Sおよび足支持ブラダ200の底表面200Sの少なくとも部分は、最終組立てソール構造体104中の少なくとも前足支持領域において直接互いに向い合い、および/または直接互いに接触する。
例として、ポリマー素材(例として、熱可塑性ポリウレタン等)から形成された1つ以上のケージ構成要素300が足支持ブラダ200を固定するために設けられ得る。側面ケージ構成要素300L、内側ケージ構成要素300M、および中央またはリアケージ構成要素300Rを含むマルチパートケージ構成要素300が、図2Bに示される。側面ケージ構成要素300L、内側ケージ構成要素300Mは、ロアーソール構成要素104Lの対応する側壁および/または足支持ブラダ200の対応する側壁を係合し、および、中央またはリアケージ構成要素300Rは足支持ブラダ200のリアエッジを係合する。所望であれば、(および図2Bに示されるように)、側面ケージ構成要素300Lおよび内側ケージ構成要素300Mのうち少なくとも1つは、それら構成要素を介して画定される開口部を含み得、その結果足支持ブラダ200の側壁(複数可)は、最終組立てソール構造体104中のソール構造体104の外部で露出し、および可視であり得る。図1を参照。この例示的ソール構造体104はさらに、中足領域においてオプションのシャンク120を含む。この例示的シャンク120は、足支持ブラダ200の底側エッジを支持するアームと、および/または、足支持ブラダ200の底リアを支持するリアベース領域と、を有する概してU形状の開口部を含む。
本実施例のアッパーソール構成要素104Uは、外部表面の一部分を形成する側壁104S(例として、足底支持表面104USから上方向に延びる)を含む。側壁104Sの外部側面側は、側壁中に画定された凹部104Rを有する。この凹部104Rは、流体ディストリビュータ500を受け入れる。この図示実施例において、側面ケージ構成要素300Lは後ろ方向に延び、および凹部104R中に収納されるベースの一部分を形成し、および、このベースは、流体ディストリビュータ500の少なくともいくつかの部分(例、筐体502の一部)と係合しおよび/または、いくつかの部分を形成する。あるいは、所望であれば、流体ディストリビュータ500は、側面ケージ構成要素300から独立した一部であり得、および/またはアッパーソール構成要素104U(または他の履物構成要素部品および/またはアパー102部品)の外部表面と直接係合し得る。
流体ディストリビュータ500について複数の特徴および構成要素が以下で詳細に記述される。本技術のいくつかの実施例において、流体ディストリビュータ500は以下を含むまたは画定する:(a)流体供給から流体を受け入れる入口(例、外部環境から、別の内部流体ラインから、ポンプまたはコンプレッサから等)、(b)外部環境に流体を移送する第1流体通路(例、流体供給によって持ち込まれた余剰ガスを排出し、足支持ブラダ200中の圧力を低下させ、流体容器400中の圧力を低下させる等)、(c)足支持ブラダ200と流体連通する第2流体通路(例として、足支持ブラダ200の中に、および/または、その中から流体を移動させる、および/または、足支持ブラダ200中の流体圧力を変化させる)、および/または、(d)流体容器400と流体連通する第3流体通路(例、流体容器400の中に、および/または、その中から流体を移動させる、および/または、流体容器400中の流体圧力を変化させる)。
図2Bはさらに、足支持ブラダ200に延びる流体移送ライン200Fつまりチューブ、および側壁凹部104R内に形成されたチューブ凹部200Rを図示する。チューブ凹部200Rは、流体流ラインが流体ディストリビュータ500に交わりおよびそれに合流し得る余地を提供するが、以下でより詳細に説明される。。また、図2Bには示されていないが、このタイプのソール構造体104はポンプ(例、足作動ポンプ、バッテリ作駆ポンプ、コンプレッサ等)を含み得、このポンプは、流体供給および/または、アウトソール構成要素の少なくとも一部分として機能する(例、流体容器400を覆い、および、保護する)。
前述のようにおよび図3A~図3Dの実施例で示されるように、本技術の少なくともいくつかの実施例は、1つ以上の足作動ポンプを含む1つ以上のポンプという形式での流体供給を含むであろう。ポンプが1つ存在する場合、このポンプは、外部環境からポンプに延びる流体通路を経由して外部環境から受け取った流体を所望の最終目的地(例、足支持ブラダ200、流体容器400、または外部環境に戻す)に分配するため流体ディストリビュータ500に移動させ得る。あるいは、図3Aは、踵作動バルブポンプ600H(また、ここでは「第1ポンプ」とも呼ばれる)を含む2段ポンピング装置を示し、このバルブポンプは、流体ライン602を経由して前足作動バルブポンプ600F(またここでは「第2ポンプ」とも呼ばれる)に「直列」で接続される。このため、本技術の少なくともいくつかの実施例において:(a)踵作動バルブポンプ600Hの入口600HIは外部環境と流体連通する(例として、外部環境から入口600HIに、流体ライン604などの流体ディストリビュータ500を通って延びる流体経路);(b)踵作動バルブポンプ600Hの出口600HOは、流体ライン602を経由して前足作動バルブポンプ600Fの入口600FIと流体連通する;および(c)前足作動バルブポンプ600Fの出口600FOは、流体ライン606などの流体ディストリビュータ500の入口と流体連通する。「上流」ポンプ(本明細書では600H、しかし、いくつかの実施例では600Fであり得る)は、流体流およびポンピングの効率を改善するため、「下流」ポンプ(本明細書では600F、しかし、いくつかの実施例では600Hであり得る)より多少大きくあり得る。2段ポンプは、2019年11月27日出願の米国特許出願第16/698,138号において開示された対応する構造で示される特徴、および、構造のような特徴、および/または、構造を有し得る。
加えて、または、あるいは、所望であれば、2つ以上のポンプが存在する場合、2つ以上のポンプは流体を流体ディストリビュータ500の入口に移動させ得る(例として、2つ以上のポンプは、その出口を流体ディストリビュータ500の入口に直接接続させ得る)。流体ディストリビュータ500の中に送り出されると、流体ディストリビュータ500は、その動作状態に応じて、例として、足支持ブラダ200、流体容器400など最終目的地に選択的に流体を移動させたり、または、流体を外部環境に戻す。排出バルブ、または、チェックバルブは、過圧状況を防止するために存在する任意のポンプ600H、600Fを備え得る(例として、ポンプ600H、600Fより下流の流体ラインおよび/または流体構成要素がブロックされる場合、または機能しない場合)。ポンプ(複数可)600F、660Hは、例として、周知の方法でバルブタイプのポンピングチャンバを作るために、互いに接着されたRF溶接TPUフィルムから作られ得る。
図3Aは概して、偏球、または、楕円のバルブポンプ600H、600Fを図示する。他方、図3B~図3Dは概してT形状バルブポンプ600H、600Fを示し、前足バルブポンプ600Fはソール構造体104の中足骨頭支持領域下の方向により向いている(図3A中のつま先支持領域の方向により向いているのと対照的)。図3Bは、ソール構造体104中のポンプ600H、600F用に可能な大まかな場所を示す。図3Cはポンプ600H、600Fおよびそれらの接続ラインの全般的配置を示し、および、図3はT形状バルブポンプ(例、本実施例の600H)の近接図を示し、このバルブポンプは、前足ポンプ600F、流体ディストリビュータ500、または他の履物構成要素と流体連通し得る。
T形状バルブポンプ600H、600Fは、ポンプチャンバ容量をユーザの足のより大きな(例、より広い)領域に分配するため(および、これにより足元でポンプ(複数可)600H、600Fをより知覚しないようにするために)、偏球または楕円よりやや幅広でおよび丸くない形状に作られ得る。このようなT形状バルブポンプ600H、600Fはまた、「直列」接続され得る(例として、ポンプ600Hの出口600HOはポンプ600Fの入口600Fの中に注ぎ、および、ポンプ600Fの出口600HIは流体ディストリビュータ500、足支持システム、ソール構造体104、および/または履物品100の流体ソースとして、例として、流体ライン606を経由して動作する)。バルブポンプ600H、600Fは、ロアーソール構成要素104Lと1つ以上のアウトソール構成要素104の間など、ソール構成要素の間に挟まれ得る。代替として、所望であれば、前足アウトソール構成要素は、前足ポンプ600Fを係合するように設けられ得、および別個の踵アウトソール構成要素は、踵ポンプを係合するように設けられ得る。使用中に、ユーザが一歩着地する、または、ジャンプする場合、バルブポンプ600Hおよび/または600Fは印加力(ユーザの重量)下でソール構成要素の間で収縮し、それによってバルブポンプ600Hおよび/または600Fの出口600HO、600FOから流体を押し出し、およびポンプ600H、600Fから流体を流体ディストリビュータ500に移動する。一方向バルブが、ポンプ(複数可)600F、600Hを通って流れる流体の逆流を防止するために設けられ得る。バルブポンプ(複数可)600H、600Fは、平坦な、または、スムーズに湾曲するフォーム、ブラダ、アウトソール、または他のソール構成要素表面の間に、取り付けられ、および/または、位置付けられ得る(例として、ステップ当たりのポンピング量を増加させるため)。しかし必要に応じて、バルブポンプ(複数可)600H、600Fは少なくとも部分的に、ポンプが取り付けられた構成要素の少なくとも1つ中の凹部内に収納され得る(例、フォーム、ブラダ、アウトソール、または他のソール構成要素の表面のうち1つ以上の中の凹部内)。
図4A~図5Fは、本技術の少なくともいくつかの実施例および種々の可能な動作状態におけるそれらの動作に従って、流体ディストリビュータ500、および、足支持システムを模式的に図示する。上記に示され、および、記述されたように、このようなシステムは、足支持ブラダ200、流体容器またはリザーバ400(また、流体充填ブラダを含み得る)、および、少なくとも1つのポンプ(例として、示された流体ライン602によって直列接続された踵ベースポンプ600Hおよび前足ベースポンプ600F)、を含む。このような部品は、流体流制御システム、または、流体ディストリビュータ500に動作可能に接続され、このディストリビュータは、図4A中破線で示される構成要素部品の一部または全部を含み得る。本実施例の流体ディストリビュータ500は中央ハブとしての機能を果たし、流体は種々の開始場所(例、外部つまり周囲環境150、または、他の流体ソース;ポンプ(複数可)600H、600F;足支持ブラダ200;または流体容器400)からこのハブに入り、および、流体はこのハブから出て、種々の目的地に至る(例、外部つまり周囲環境150;足支持ブラダ200;または流体容器400)。本実施例の流体ディストリビュータ500は、コネクタ700、マニホールド800、および流体移送システム900を含む。
図4Aに示される流体移送システム900は、多様な形式、および/または、構造を取り得る。図4Bは、流体ディストリビュータ500中の流体移送システム900の異なるタイプについて種々の例示的配置を図示する。図4Bに向かって右上の流体移送システムは、バルブステムベースの流体移送システム900Aを含む。図4Bに示される中央流体移送システムは、ソレノイドベースの流体移送システム900B、900Cである。図4Bに向かって左下の流体移送システムはまた、バルブステムベースの流体移送システム900Dであるが、ただし、この流体移送システム900Dは、流体移送システム900A中に設けられたギアトレイン変速機922とは対照的に、遊星ギアタイプの変速機922Bを含む。このような異なる流体移送システム900A、900B、900C、900D(ならびに、そのバリエーション)は以下でより詳細に説明され、および、流体ディストリビュータ500の筐体502中に含まれ得る。
種々の流体ラインは、流体ディストリビュータ500を種々の流体開始場所、および、目的地と接続する。このような流体ラインは、図5A~図5Fに示される種々の動作状態に関連させてさらに詳細に説明される。図5A~図5Fの大きな「X」は流体移送システム900の流体経路を示し、その経路はその動作状態では遮断され得る。必要な場合、このような流体経路は、例として、チェックバルブまたは一方向バルブ(例として、流体ライン606においてはポンプ(複数可)600H、600Fから)によって、バルブステムの特徴によって、ソレノイドバルブの構成特徴によって等、任意の所望の方法で遮断され得る。
図5Aは動作状態を示し、この動作状態において流体は、外部環境150から流体ディストリビュータ500の中に移動し、および、排出されて外部環境150に戻る。この動作状態における流体流は、太い矢印付きの破線で示される。この動作状態は、足支持ブラダ200および/または流体容器400への圧力変更が必要でない場合であっても、流体ディストリビュータ500を通ってポンプで送り出された流体を移動し続けさせ、「スタンバイ」または「定常」の動作状態として使用され得る。この動作状態において、外部環境150(例、大気)から流入する流体は、フィルタ702、および、コネクタ入口702Iを経由してコネクタ700に入る。必要に応じて、または、所望であれば、フィルタ702は、取外し可能、交換可能、および/または、他の方法で清掃可能であり得る(例として、外部環境150からシステムの中への適切な空気取入れ口を維持するために)。任意の所望の取入れ口サイズが使用され得るが、本技術のいくつかの態様において、フィルタ702は、少なくとも50mm2の面積、50mm2~100mm2の面積、50mm2~150mm2の面積、および25mm2~250mm2の面積、または、他の所望の面積、を有し得る。フィルタ素材のフラットシート、フラットスクリーンなどのフィルタ媒体、フィルタ構造、および/またはフィルタ素材、のうちの任意の所望のタイプが使用され得る。フィルタ702は、コネクタ700の比較的大きな外部領域を提供し得、例として、図5A~図5E、図11A、12A、および13Bに示されるように、コネクタ702の1つの露出外側表面の表面領域の少なくとも大多数を可能性として提供する。加えて、または、あるいは、所望であれば、フィルタはコネクタ700内、および/または、流体流経路内の他の場所に設けられ得る(例として、少なくとも部分的にコネクタ700ボディ内部に延び、少なくとも部分的に専用流体経路702P内部に延びるポンプ(複数可)600H、600Fの入口のいくぶん前等)。
流体は、コネクタ入口702Iからコネクタボディを通り(例として、流体経路702Pを通る、またはコネクタ700内部の内部開放スペース710を通る)、および、ポート702Oを通って出る。本技術のいくつかの実施例において、専用流体経路702P(例、閉じた流体チューブ)は、省略され得(またはコネクタ700の内部スペース710内部の開放端と非連続にされる)、その結果流体は、コネクタ入口702Iから内部開放スペース710の中に入り得、および/または、ポート702Oとして提供する開口部でこの内部開放スペース710から流れ出得る。そのような実施例において、内部開放スペース710はコネクタ700を通る流体経路702Pの少なくとも一部と見なし得る。出口702Oは流体経路604に接続し、この経路は流体をポンプシステムに送る(本実施例では、ポンプ(複数可)600H、600F、およびそのポンプを接続する流体ライン602)。流体は、ポンプ(複数可)600H、600Fから流体ライン606を下り、コネクタ700の入口ポート704に戻る。流体ライン606に沿った一方向バルブ、または、チェックバルブは、コネクタ入口ポート704、および/または、流体ライン606を通ってポンプ(複数可)600H、600Fに向かって流体が逆流することを防止するために、存在し得る。流体は、コネクタ入口ポート704からコネクタ流体経路704P(また、ここでは「第4コネクタ流体経路」とも言う)を経由してコネクタ700を通ってコネクタ出口ポート704O((また、ここでは「第4流体経路コネクタ」とも言う))に流れ、および、マニホールド800の流入流体ポート800Aに流れる。流体は、流入流体ポート800Aからマニホールド800中の流体入口経路802を通り、流体入口ポート800Iを通り、および流体移送システム900の中に流れる。この動作状態において、流体は流体移送システム900から出て、第1マニホールドポート804を通過し、マニホールド800中に画定された第1マニホールド流体流経路806を通り、別のマニホールドポート800Bを通って、コネクタ700の第1流体経路コネクタ(またはポート)706に至り、第1コネクタ流体経路708を通り、および、オプションとして、外部環境150に至る。加えて、または、あるいは、第1流体経路コネクタ706を通過する流体は、コネクタ700内の内部スペース710の中に流入し得(およびこれにより外部環境の一部になり得)、および/または、別のポンプサイクルとして利用し得る。
あるいは、本技術のいくつかの実施例において、この動作状態において、単純に排出されて外部環境150に戻されるであろう場合に、各ステップで流体ディストリビュータ500を通って流体を連続的に移動させるのではなく、ポンプ(複数可)600H、600Fから外部環境150の中に直接排出される選択的に動作可能な流体経路が設けられ得るであろう。別のオプションとして、流体圧力の変更が必要でない場合、ポンプ(複数可)600H、600Fは停止され得よう。
図5Bは動作状態を示し、この動作状態において流体は、外部環境150から流体ディストリビュータ500の中に移動し、および足支持ブラダ200足に移送される。さらに、この動作状態における流体流は、太い矢印付きの破線で示される。この動作状態は、例として、より安定した感覚、および/または、より激しい活動(ランニング等)ために、足支持ブラダ200中の圧力を増加させるために使用され得る。この動作状態において、外部環境150(例、大気)から流入する流体は、図5Aについての前述と同じ方法で(および、同じ構成要素を通って)、コネクタ700を通り、マニホールド800を通って、および流体移送システム900の中に入る。ただし、この動作状態において、流体は流体移送システム900から出て、第2マニホールドポート808を通過し、マニホールド800中に画定された第2マニホールド流体流経路810を通って、別のマニホールドポート800Cを通り、コネクタ700の第2流体経路コネクタ(またはポート)712に至り、第2コネクタ流体経路714を通って、別のコネクタポート720を通って、足支持流体ライン202の中に入り、および足支持ブラダ200の中に入る。
いくつかの適用例において、足支持ブラダ200中の圧力を低下させるため、足支持ブラダ200から流体を取り除くことが所望され得る(例として、ば柔らかな感覚を提供するため、または、ウォーキング、または、カジュアルな着用等ののより激しくない活動のため)。この動作状態の実施例は図5Cに示され、および流体流は太い矢印付きの破線で示される。この動作状態において、流体は足支持ブラダ200から出て、足支持流体ライン202に入り、コネクタポート720を経由して第2コネクタ流体経路714の中に入り、および、コネクタ700の第2流体経路コネクタ712に至る。流体は第2流体経路コネクタ712から、マニホールドポート800Cを通過しおよびマニホールド800中に画定された第2マニホールド流体流経路810の中に入り、第2マニホールドポート808を通って、および、流体移送システム900の中に入る。ここから、この例示的システム、および、動作状態において、流体は外部環境150に排出される。これは流体移送システム900から出て、第1マニホールドポート804を通過し、マニホールド800中に画定された第1マニホールド流体流経路806を通り、マニホールドポート800Bを通って、コネクタ700の第1流体経路コネクタ(またはポート)706に至り、および、第1コネクタ流体経路708を通って外部環境150(この環境はコネクタ700内の内部スペース710を構成し得る)に至る、流体によって生じる。第1コネクタ流体経路コネクタ(または、ポート)706は流体の放出を可能にするため、流体をシステム全体(「流体放出ポート」)から放出させてコネクタ700に戻すポートを形成し得る。
本技術のいくつかの実施例に従って、流体ディストリビュータ500および足支持システムにとって別の可能な動作状態は、図5Dに示される。この動作状態において、例として、流体容器400中の流体圧力を低下させるため、流体は流体容器400から外部環境150に移送される。この動作状態における流体流は、太い矢印付きの破線で示される。この動作状態において、流体は流体容器400から出て、流体容器流体ライン402に入り、コネクタポート722を経由して第3コネクタ流体経路716の中に入り、および、コネクタ700の第3流体経路コネクタ(または、ポート)718に至る。流体は第3流体経路コネクタ718から、マニホールドポート800Dを通過し、およびマニホールド800中に画定された第3マニホールド流体流経路812の中に入り、第3マニホールドポート814を通って、および、流体移送システム900の中に入る。ここから、この例示的システム、および、動作状態において、流体は外部環境150に排出される。これは流体移送システム900から出て、第1マニホールドポート804を通過し、マニホールド800中に画定された第1マニホールド流体流経路806を通り、マニホールドポート800Bを通って、コネクタ700の第1流体経路コネクタ(または、ポート)706に至り、および、第1コネクタ流体経路708を通って外部環境150(この環境はコネクタ700内の内部スペース710を構成し得る)に至る、流体によって生じる。
本技術の態様に従って、流体ディストリビュータ500、および、足支持システムのいくつかの実施例において、オンボード流体容器400を使用して、足支持ブラダ200中で流体圧力を調整する(および、本実施例においては増加させる)ことが、所望され得る。これにより、足と地面の接触による圧力スパイクからの流体流への影響は少なく、流体移送を経時的に予測、または、制御し得る。この動作状態の実施例は、図5Eに示される。この動作状態において、流体は流体容器400から出て、流体容器流体ライン402に入り、コネクタポート722を経由して第3コネクタ流体経路716の中に入り、およびコネクタ700の第3流体経路コネクタ718に至る。流体は第3流体経路コネクタポート718から、マニホールドポート800Dを通過し、マニホールド800中に画定された第3マニホールド流体流経路812の中に入り、第3マニホールドポート814を通っておよび流体移送システム900の中に入る。ここから、この例示的システム、および、動作状態において、流体は足支持ブラダ200に移送される。これは、流体移送システム900から出て、第2マニホールドポート808を通過し、マニホールド800中に画定された第2マニホールド流体流経路810を通って、マニホールドポート800Cを通り、コネクタ700の第2流体経路コネクタ712に至り、第2コネクタ流体経路714を通ってコネクタポート720に至り、足支持流体ライン202の中に入り、および、足支持ブラダ200の中に入り、流体によって生じる。
図5Fは、流体を流体容器400に追加するための例示的動作状態を示す(例として、流体容器400において流体の量、および/または、圧力を増加させるため)。この動作状態において、外部環境150(例、大気)から流入する流体は、フィルタ702、および、コネクタ入口702Iを経由して、コネクタ700に入る。流体はコネクタ入口702Iから、コネクタボディを通ってコネクタ出口ポート702Oに至り、および、流体経路604に至り、この経路は流体をポンプシステム(ポンプ(複数可)600H、600F)に運ぶ。流体はポンプ(複数可)600H、600Fから流体ライン606を下り、コネクタ700の入口ポート704に戻る。流体ライン606に沿った一方向バルブ、または、チェックバルブはコネクタ入口ポート704、および/または、流体ライン606を通ってポンプ(複数可)600H、600Fに向かって流体が逆流することを防止するために、存在し得る。流体はコネクタ入口ポート704から、コネクタ流体経路704Pを経由して、コネクタ700を通ってコネクタ出口ポート704Oに至り、および、マニホールド800の流入流体ポート800Aに流れる。流体は、流入流体ポート800Aからマニホールド800中の流体入口経路802を通り、マニホールド入口ポート800Iを通り、および流体移送システム900内に流れる。この動作状態において、流体は流体移送システム900から出て、第3マニホールドポート814を通過し、マニホールド800中に画定された第3マニホールド流体流経路812を通って、マニホールドポート800Dを通り、コネクタ700の第3流体経路コネクタ(またはポート)718に至り、第3コネクタ流体経路716を通って、コネクタポート722を通って、流体容器流体ライン402の中に入り、および、流体容器400の中に入る。
流体ディストリビュータ500の一部、または、全部(例として、コネクタ700、マニホールド800、および/または、流体移送システム900、の一部、または、全部を含む)は、筐体502に含まれ得、または、それと係合し得る(例、フレーム504、および、キャップ506を含む)。図2Aと図2Bを参照する。筐体502は、ソール構造体104に、および/または、履物アッパー102に取り付けられ得る。図2A、図2B、図6~図7Eに示されるように、履物品100の側表面に取り付けられた場合、流体ディストリビュータ500は例として、ユーザの足同士の望ましくない接触の防止に役立つよう、アッパー102、および/または、ソール構造体104の側面、踵領域に位置し得る。図6~図7Eの例示的履物100構造体は、上方向に延びるベース表面700Sを含むソール構造体104を示し、この表面は、流体ディストリビュータ500を装着するベースを与える。ベース表面700Sは、図2Bに関連して前述した側面ケージ構成要素300Lの一部を形成し得る。流体ライン(例として、足支持ブラダ200から、流体容器400から、流体ソース(例として、ポンプ(複数可)600H、600F)から、および/または、外部環境150から)は、このベース表面700Sを通って延び得、および/あるいは、以下でより詳細に説明されるように、流体ディストリビュータ500と係合するため、ベース表面700Sに露出し得る。
さらに図6に示されるように(および、以下でより詳細に説明されるように)、所望であれば、流体ディストリビュータ500のキャップ506は、例として、1つ以上のスイッチ等の入力システムを含み得る(図6に示される506Aと506B)。このようなスイッチ506A、506Bは、例として、足支持ブラダ200においてユーザが空気圧力を手動で増加(スイッチ506A)、または、減少(スイッチ506B)させるユーザ入力として機能し得る。スイッチ506A、506Bとのユーザの対話式操作は、存在する場合、流体ディストリビュータ500、および、流体移送システム900を作動させて、上記の動作状態のうち1つ以上に関して記述されたように流体を移動させ得る。図6はさらに、流体ディストリビュータ500が、光源ガイド内に1つ以上の光源506L(例として、筐体502の周囲の周りに1つ以上のLED(例、12))を含み得ることを図示する。このような光源(複数可)506Lは、装飾であり得、および/または、表示色の色変化を可能にし得る。いくつかの実施例において、光源(複数可)506Lは、例として、以下のうち1つ以上に関する情報を提供し得る:(a)流体ディストリビュータ500の「オン」、「オフ」ステータス(例として、光源(複数可)506Lオンは通電を意味し、光源(複数可)506Lオフは非通電を意味する);(b)履物100の足支持圧力、および/または、他の圧力ステータス情報(例として、光源色、および/または、点滅により、最大圧力、最小圧力、中間圧力(複数可)を示す等);(c)システムリセットステータス;(d)工場リセットステータス;(e)パワーオン、パワーオフ、および/または、リブートステータス;(f)圧力調整進行中;(g)エラー状態;(h)バッテリ充電ステータス;(i)残存バッテリ充電ステータス;(j)他の靴、および/または、モバイル演算装置との電子的通信ステータスの成功、および/または、失敗情報(BTLE確認ステータス);(k)データのダウンロード、アップロード、および/または、ソフトウェア更新の進行、または、ステータス情報;(l)動作状態同定、および/または、ステータス情報;等。加えて、または、あるいは、入力データ(例、オプションとして履物に含まれる速度、および/または、距離モニター装置から)は、光源(例、ば光源(複数可)506Lの色(複数可)、点灯光源(複数可)506Lの数、点灯配置の変更、点灯光源(複数可)506Lの配置、点灯する順序、光源のアニメーション等)を制御するために使用され得る。そのようなデータはまた、光源が足速度情報、走行距離情報、加速情報、トレーニング強度情報、バッテリ寿命ステータス情報、装飾特徴等の情報を提供することを可能にし得る。光源の色、アニメーション、スタイル、および同種のものは、例として、靴モデルが異なり、靴タイプが異なり、靴の配色が異なると異なり得る。本開示において光源の「アニメーション」は、例として、以下のうち1つ以上を含み得る:表示された光源色;表示された光源色の変化;光源の点滅つまりフラッシュする速度;光源の点滅、または、フラッシュする速度の変化;表示された光源の数、および/または、配置;表示された光源の数、および/または、配置の変化;等。他のオプションは可能であるが、図6の特定の実施例において、光源506Lは、筐体502の周りに環状リングを形成する(環状リング全体は同時に点灯する必要はないが)。
加速度計データ、速度、および/または、距離データ、衝撃力データ、および/または、他のデータ(例として、「オンボード」足センサーシステムによって検出されたもの、衣服に含まれるセンサーからのデータ、および/または、外部装置(スマートフォンベースの速度、および/または、距離モニタリング装置など)からのデータ)は、流体流制御システムに通信され得、および、例として、足支持ブラダ200の圧力を自動的に調整するために使用され得る。検出された早い速度、および/または、加速度は、足支持圧力の増加を開始する入力(複数可)として使用され得、他方検出された遅い速度、および/または、減速度は、足支持圧力の減少を開始する入力(複数可)として使用され得る。このようなタイプの追加入力データ、入力データソース、および/または、圧力調整は、本明細書に記載の流体ディストリビュータ500、流体流制御システム、流体移送システム900、足支持システム、ソール構造体104、および/または、履物品100の実施例のうち任意のものにおいて提供され得る。
図8Aと図8Bは、履物品100中の流体ディストリビュータ500、および/または、足支持システムの別の例示的配置を図示する。このような図に示されるように、流体容器400(本実施例では流体充填ブラダとして形成)は、履物品100の少なくとも踵支持領域中に設けられ、および、足支持ブラダ200は、履物品200の少なくとも前足支持領域中に設けられる。反対の配置もまた、可能である。例として、図8Aにおいて、流体容器400(例、流体充填ブラダとして形成)は、履物品100の少なくとも前足支持領域中に設けられ得、および、足支持ブラダ200は、履物品200の少なくとも踵支持領域中に設けられ得る。流体ディストリビュータ500の一部、または、全部(例として、コネクタ700、マニホールド800、および/または、流体移送システム900、の一部、または、全部を含む)は、履物品100のリア踵領域に取り付けられ得る。本実施例における流体ディストリビュータ500は、アッパー102と係合する、所望であれば、ディストリビュータは、少なくとも部分的にリア踵領域でソール構造体104に係合し得る。加えて、または、あるいは、図9に示されるように、所望であれば、流体ディストリビュータ500の少なくとも一部は、履物100構造体上に設けられたレセプタクル510内で、取り外し可能に固定され得る(矢印508参照)(例、踵カウンタタイプ構成要素など、ソール構造体104、および/または、アッパー102の一部として)。必要に応じて、または、所望であれば、ロッキング機構(例、取り外し可能保持フラップ512)は、レセプタクル510に対して、流体ディストリビュータ500を正しい位置に保持するために使用され得る。流体ディストリビュータ500をレセプタクル510中に取り外し可能に固定する任意の所望の方法は、本技術から逸脱することなく使用され得る。
図10は、本技術のいくつかの態様に従って流体ディストリビュータ500、または、流体流制御システムの包含を含む例示的履物品100(例として、図2Bに示されるものなどのソール構造体104を含む)の組立体の特徴を図示するブロック図を与える。前述の種々の構成要素、および、部品に加えて、図10は、構成要素、および/または、部品が互いに係合し得る方法についての追加情報を与える。実施例は、プライマーおよび接着剤、スナップフィット部品、保持クリップ、RF溶接、および、チューブの直接接続の使用を含む。コネクタ、接着剤、および、従来より周知であり、および、履物技術分野で使用されている同種のもの、を含む種々の構成要素、および/または、部品を互いに係合させる任意の所望の方法は、本技術から逸脱することなく使用され得る。
本技術のいくつかの実施例において、流体ディストリビュータ500は、図11A、図11Bに示されるものと同様の構成を有し得る(上記図5A~図5Fの考察にも注意)。本実施例において、コネクタ700はフィルタ702を含み、このフィルタは外部環境から流体を受け入れる(例、入口ポート702I経由)。コネクタ700は筐体750と係合する別個の一部を形成し、および、マニホールド800、および、流体移送システム900は、筐体750内に含まれる。本実施例のコネクタ700は、4つの外部流体ライン(例、可撓チューブ)を接続する。1つの流体ライン604は、外部環境からの流入流体をコネクタ入口ポート702I、および、出口ポート702Oを経由してポンプ(複数可)(600H、600F)に運ぶ。第2流体ライン606は、ポンプ(複数可)(600H、600F)からの流体をコネクタ700に戻し、それで流体は、ポンプ(複数可)600H、600Fから圧力が増加する下で、マニホールド800、および、流体移送システム900の中に導入され得る。第3流体ライン202は、足支持ブラダ200に及んで、および、それと流体連通する。この流体ライン202は、流体を流体ディストリビュータ500から足支持ブラダ200の中に移動させ、および、足支持ブラダ200から流体ディストリビュータ500の中に移動させるために使用される。第4流体ライン402は、流体容器400に及んで、および、それと流体連通する。この流体ライン402は、流体を流体ディストリビュータ500から流体容器400の中に移動させ、および、流体容器400から流体ディストリビュータ500の中に移動させるために使用される。とりわけ図11A、図11Bに示されるように、外部流体ライン604、606、202、および、402と接続するコネクタ700のポート702O、704、720、および722はそれぞれ、コネクタ700の一表面704Sに沿って整列され得る(および、所望であれば、少なくとも部分的にコネクタ700を通って平行に延び得る)。
図11A、図11Bはさらに、本実施例のマニホールド800、および、流体移送システム900用の筐体750は、4つのポート:800A、800B、800C、および800D、を含むことを図示する。本実施例のポート800Aは、流体ライン704Pと流体連通するコネクタ700ボディ上のポート704Oと接続して、流体ライン606からの流入流体を受け入れ(および、これによりポンプ(複数可)(600H、600F)から)、および、流入流体をマニホールド800、および/または、流体移送システム900の中に運ぶ。本実施例のポート800Bはコネクタ700ボディ上のポート706と接続し、および、超過、または、望ましくない流体を排出して外部環境に戻す(例、コネクタ700ボディを通って)。本実施例のポート800Cはコネクタ700ボディ上のポート712と接続し、および、足支持ブラダ200とマニホールド800の間で流体を(どちらかの方向に)交換する。本実施例のポート800Dはコネクタ700ボディ上のポート718と接続し、および、流体容器400とマニホールド800の間で流体を(どちらかの方向に)交換する。とりわけ図11A、図11Bに示されるように、マニホールド800のポート800A、800B、800C、および、800Dは、筐体750一表面750A、および/または、マニホールド800に沿って整列され得る(および、所望であれば、少なくとも部分的に筐体750、および/または、マニホールド800を通って平行に延び得る)。コネクタ700のポート704O、706、712、および718(それぞれマニホールドポート800A、800B、800C、および800Dと接続)は、コネクタ700の一表面704Sに沿って整列され得る(および、所望であれば、少なくとも部分的にコネクタ700を通って平行に延び得る)。この図示された実施例において、コネクタ700のポート704O、706、712、および718は、コネクタ700の表面704B上のコネクタポート704、702O、720、および、722それぞれのいくぶん下、および、それからオフセットして位置し得る。表面704S、704Bは、コネクタ700上に共通表面を構成し得、互いにオフセットし得、互いに異なり得、異なる方向に面し得る等。
図11Bはさらに、コネクタ流体経路704P、714、716のうち1つ以上が、曲った、または、湾曲した経路を画定し得ることを図示する。1つ以上のコネクタ流体経路704P、714、716は以下を含み得る:(a)第1軸方向700AX1、(b)第2軸方向700AX2、および(c)第1軸方向700AX1と第2軸方向700AX2を接合する接続部分700CP。第1軸方向700AX1と第2軸方向700AX2は、接続部分700CPから70度以下の角度で互いに離れて延びる。
さらに図11A、図11Bに示されるように、本実施例のコネクタ700は流体経路704P、714、716を含み、この経路は、コネクタボディを通過してコネクタポート704、720、722をマニホールドポート800A、800C、800Dと接続する。流体経路704P、714、716は、本実施例において、コネクタ700ボディを通って、曲った、または、湾曲した経路を形成する。流体は、コネクタ700の同じ一般側面から、および/または、同じ一般方向でコネクタ700を出入りし得る(例、図11Bに示す)。
図12A~図12Cはさらに、図11Aと図11Bのコネクタ700と筐体750間の接続を図示して、いくつかの追加の可能な特徴を強調表示する。このような図に示されるように、封止システム760は、マニホールド800のポート800A、800B、800C、800Dとコネクタ700のポート704O、706、712、718の間にそれぞれ設けられる。封止システム760はメス係合部品(例、チャネル760A、760B、760C、760D)を含み、この部品はオス係合部品に外嵌合して(例、ポート800A、800B、800C、800Dの外側表面を形成するチューブ状構造体)マニホールド800をコネクタ700と封止的に係合する。チャネル760A、760B、760C、760Dの他端は、コネクタ700を封止的に係合し得、および、コネクタポート704O、706、712、718と整列(および/または形成)し得る。
図13A~図13Cは、筐体750と外部流体ライン202、402、604、606の間の異なる接続を図示する。本実施例において、コネクタ700はマニホールド800と係合する別個の一部ではなく、むしろ、コネクタ700がマニホールド800の一部を構成し、および/または、筐体750中に固定される。これに関連して、流体ライン202、402、604、606の端はオスコネクタ部品を形成し、この部品はマニホールド800のコネクタ700部分のポート704、702O、720、722を形成するメス開口部の中に延びる。この構造体において、流体はコネクタ700の異なる側面、または、表面704S、704Bから、および/または、異なる方向でコネクタ700を出入りする。これにより、図13A~図13Cに示されるコネクタ700と筐体750間の接続は、図11A~図12Cに示されるコネクタ700と筐体750間の流体流経路の形状とは異なる経路形状になる(すなわち、本実施例において、コネクタ流体経路704P、714、716の形状は異なる)。図13A~図13Cはさらに、1つ以上のリテーナークリップ752(図13A~図13Cにおいて流体ライン202、402、604、606のすべてを係合している1つのクリップ752が示される)によって筐体750の外側表面750Sに固定された流体ライン202、402、604、606を示す(このラインは履物品100内の内部の場所から延びる)。リテーナークリップ(複数可)752は、筐体750に対して流体ライン202、402、604、606を正しい位置に保持するのに役立ち、このクリップは、ねじれ、断路等を防止し、および/または、組立てを支援し得る。リテーナークリップ(複数可)752は、保持構造体754、および、摩擦嵌合、取り外し可能係合、固定係合、接着剤、機械的コネクタ等を介することを含む任意の所望の方法で筐体750と係合し得る。
図14Aと図14Bは、本技術のいくつかの態様に従って流体ディストリビュータ500を履物品100、または、その構成要素(ソール構造体104の一部など)と係合する特徴を図示する。再び、図2Aと図2Bの実施例を参照すると、その実施例の流体ディストリビュータ500は、ソール構造体104の側面ケージ構成要素300Lと係合した。本実施例の流体ディストリビュータ500は筐体750を含み、その筐体は少なくともマニホールド800、および、流体移送システム900を収納する(前述のようにオプションとしてコネクタ700と係合する)。フレーム504は、ケージ構成要素300L、または、他のソール104、および/または、アッパー102構成要素と、例として、接着剤、機械的コネクタ、3D印刷等など任意の所望の方法で係合し得、または、一体的に形成され得る。筐体750がコネクタ700と係合する、および/または、コネクタ700が外部流体ラインと係合すると(例として、前述のように、および、以下で詳述するように)、筐体750はフレーム504の凹部504R内で係合し得、および、それに固定され得る(恒久的に固定する方法、または、取り外し可能な方法で)。図示された実施例において、筐体750は、フレーム504の側壁504Wの内部に設けられた保持凹部504Aの中に延び、および、それに嵌入する保持要素750Rによって、フレーム504の側壁504Wと係合する。感圧性接着剤(「PSA」)770は、筐体750の頂表面、および/または、キャップ506の内部底表面に塗布され得、このような部品を一緒に保持することに役立つ。加えて、または、あるいは、キャップ506は、例として、フレーム504の側壁504Wの外部に設けられた保持凹部504Bの中に延び、および、それに嵌入する保持要素506Rによって、フレーム504の側壁504Wと(恒久的にまたは取り外し可能に)係合し得る。キャップ506の保持要素(複数可)506Rが存在する場合、この保持要素は、優れた低温たわみ性、および、減衰特性(例、フレーム504上のキャップ506のガタつき感を減少させる)を有するポリエーテルベースの熱可塑性ポリウレタン素材から製造され得る。
図15A~図15Cはさらに、本技術のいくつかの実施例に従って流体ディストリビュータ500を履物構造体の中(例、履物ソール構造体104の中)に組み込む実施例を図示する。図15A~図15Cに示される連繋は、マニホールド800を含む筐体750、および、例として、図11A~図12Cに示されるように別個のコネクタ700構造体と係合する流体移送システム900、を有するシステムに関する。図15Aに示されるように、まず、種々の履物構成要素部品からの流体ラインは、コネクタ700に運ばれ、および、それと係合する。本実施例において、このような流体ラインは以下を含む:(a)コネクタ入口702Iからポンプ(複数可)600H、600Fに延びる流体ライン604、(b)ポンプ(複数可)600H、600Fから延びてコネクタ700に戻る流体ライン606、(c)足支持ブラダ200とコネクタ700の間に延びる流体ライン202、および(d)流体容器400とコネクタ700の間に延びる流体ライン402。流体ライン604、606、202、402は、接着剤、機械的コネクタ、摩擦嵌合、オス/メス係合コネクタ等の使用による、を含む任意の所望の方法でそれぞれのコネクタポート702O、704、720、722と係合し得る。
つぎに図15A、図15Bに示されるように、マニホールド800、および、流体移送システム900を含む筐体750は、コネクタ700と係合し得る(例として、本実施例の完全な流体ディストリビュータ500を形成するため)。これは、例として、マニホールドポート800A、800B、800C、800Dをスライドさせて、コネクタポート704O、706、712、718それぞれで、コネクタ流体経路704P、708、714、716それぞれと流体連通することで生じ得る。図5A~図5F、および、図11A~図12Cに関する前述の考察に注意しよう。要件ではないが、この図示の実施例は、マニホールド800のオスポート800A~800Dをそれぞれ受け入れるチャネル760A~760Dを有する封止システム760を含む。必要に応じて、または、所望であれば、接着剤がマニホールドポート800A、800B、800C、800D、コネクタ700ポート704O、706、712、718、および/または、封止チャネル760A、760B、760C、760D(存在する場合)に塗布されて、接続部品を互いに固定し得る。
図15A、図15Bに示されるように、筐体750はコネクタ700(筐体凹部750B)と係合しているので、筐体750-係合したコネクタ700と共に-は、フレーム504の凹部504Rの中に移動され得、その結果筐体750は、図14A、図14Bに関連して前述した方法(例、スナップ式に嵌入、接着剤で接合、機械的コネクタ等)でフレーム504を係合する。つぎに図15Bと図15Cの比較によって示されるように、キャップ506は、例として、図14A、図14Bに関連して前述した方法(例、スナップ式に嵌入、感圧性接着剤770を用いて接着剤で接合、機械的コネクタ等)で、筐体750、および/または、フレーム504と係合し得る。図15Cは、本実施例の最終的に組み立てられたソール構成要素104を示す。ソール構造体104は、アッパー102と係合されて、履物品100全体を形成し得る(筐体750がフレーム504中に係合される前後で)。
図15D~図15Gは接続の組立てを図示し、その組立てにおいてコネクタ700は、マニホールド800構造体の一部として形成され、および、組立てする前に筐体750中に含まれる。図15Dと図15Eに示されるように、まず、種々の履物構成要素部品からの流体ラインは、筐体750の内部側に位置するコネクタ700ポートに運ばれ、および、それと係合する。本実施例において、このような流体ラインは以下を含む:(a)コネクタ入口702Iからポンプ(複数可)600H、600Fに延びる流体ライン604、(b)ポンプ(複数可)600H、600Fから延びてコネクタ700に戻る流体ライン606、(c)足支持ブラダ200とコネクタ700の間に延びる流体ライン202、および(d)流体容器400とコネクタ700の間に延びる流体ライン402。流体ライン604、606、202、402は、接着剤、機械的コネクタ、摩擦嵌合等の使用を含む任意の所望の方法で、それぞれのコネクタポート702O、704、720、722と係合し得る。本実施例の流体ライン604、606、202、402の端は、メスタイプコネクタを構成し、または、それを含み、このコネクタはコネクタポート702O、704、720、722を備えたオスタイプの個々コネクタと嵌合する。あるいは、604、606、202、402の端はオスタイプコネクタを構成し得、または、それを含み得、および、コネクタポート702O、704、720、722を備えたメスタイプの個々コネクタ内で嵌合し得る。個々の流体ディストリビュータ500上のすべての接続が同じタイプ、および/または、構造である必要はない。
図15D、図15Fに示されるように、流体ライン604、606、202、402がコネクタ700と係合した後、筐体750は、フレーム504の凹部504Rの中に移動され得、その結果筐体750は、例として、図14A、図14Bに関連して前述した方法(例、スナップ式に嵌入、接着剤で接合、機械的コネクタ等)でフレーム504を係合する。つぎに図15Fと図15Gの比較によって示されるように、キャップ506は、例として、図14A、図14Bに関連して前述した方法(例、スナップ式に嵌入、感圧性接着剤770を用いて接着剤で接合、機械的コネクタ等)で、筐体750、および/または、フレーム504と係合し得る。図15Gは、本実施例の最終的に組み立てられたソール構成要素104を示す。ソール構造体104は、(筐体750がフレーム504中に係合される前、または、後に)アッパー102と係合されて、履物品100全体を形成し得る。
本技術の態様に従って、流体流制御システム(例、流体ディストリビュータ500、および/または、その部分)、そのような流体流制御システムを含む足支持システム、および/または、履物品100は、例として、種々の構成要素に電力を供給するため電源を必要とし得る。電力を必要とし得る構成要素は、以下のうち1つ以上を含み得るが、必ずしもそれだけに限らない:ユーザ入力システム;足支持ブラダ200、および/または、流体容器400の一方、または、両方内で圧力を変更するシステム;流体移送システム900を駆動し、および/または、制御するシステム;光源506L(存在する場合);加速度計、および/または、他のセンサー;ポンプ;コンプレッサ;等。少なくともいくつかの本技術の実施例において、電源は筐体750中に含まれる充電式バッテリを含み得る。図16A~図21Cは本技術のいくつかの実施例に従ってバッテリを充電するシステム(例、ワイヤレスシステム)について種々の実施例を図示する。一実施例として、図16A~図16Cはチャージパック1102を示し、このパックはACアダプタ1110と係合し得る(例、電源ライン1104、1108経由で)。チャージパック1102は磁石1106を含み、この磁石は、充電ステーション502Cで靴100と係合する。充電ステーション502C(流体ディストリビュータ500の一部として含まれ得る)はレシーバーコイル514を含み、このコイルはチャージパック1102のトランスミッタコイルを動作可能に係合して、関連分野で周知であり、使用されている従来の方法(例、誘導結合)でバッテリをワイヤレスに充電する。図16Aは、靴100のリア踵領域で係合可能なチャージパック1102を示す。図16Bと図16Cは、靴100の側面(例、側面、踵側)で係合するチャージパック1102を示す。図16Bはさらに、コネクタ1108Aと係合した個々の電源ライン1104を含むチャージパック1102のペアを図示し、このコネクタはACアダプタ1110と連結された1つのパワーライン1108に及ぶ。本技術のいくつかの実施例は、充電式バッテリではなく非充電式バッテリを使用し得る。
図17Aと図17Bは、チャージパック1102A、1102Bの他の実施例を図示し、このパックは本技術のいくつかの実施例において使用され得る。図17Aのチャージパック1102Aは、チャージパック1102Aを充電ステーション502Cの磁石と磁気的に係合するために、環状トランスミッタコイル1112の周りに配置された複数の磁石1106を含む。図17Bのチャージパック1102Bは中央磁石1106を含み、この磁石はその周りに配置された環状トランスミッタコイル1112を有する。
図18A~図18Cは種々の方法を示し、その方法では、レシーバーコイル514は、例として、前述のタイプ(キャップ506の下、または、その一部など)の流体ディストリビュータ500の中に組み込まれ得る。流体ディストリビュータ500(例、その筐体750、キャップ506等)は、誘導結合および充電用に充電パック(例、1102、1102A、1102B、別の構造体)を取り外し可能に連結する磁石520を含む。レシーバーコイル514は、充電パックにおいて誘導充電のためトランスミッタコイルに機能的に連結するために含まれる。筐体522(筐体750の一部、キャップ506等)は、レシーバーコイル514と充電パック1102、1102A、1102Bの間の直接接触を防止し得る。レシーバーコイル514によって生成された電気的出力(充電パック中のトランスミッタコイルとの対話式操作のために)は、例として、種々の技術分野で周知であり、使用されている方法で、充電式バッテリを充電するために使用され得る。
図18Bと図18Cは、流体ディストリビュータ500中の誘導充電システムのために別の構造体を示す(例、キャップ506の下)。図18Bは、フェライト524の薄い層(例、フェライト524の環状リング)によってプリント回路基板526から分離されたレシーバーコイル514を示す。図18Cは、磁石520の真下に延び、および、磁石520をプリント回路基板526から分離するフェライト524を含む、フェライト524の追加層、および/または、それの厚い層を示す。図18Cの実施例の追加フェライト524は、プリント回路基板526から充電システムを遮蔽するのに役立ち、および/または、過熱を防止するのに役立つ。図18Cの実施例の追加フェライト524はまた、例として、ソレノイドを含む流体移送システム900、および/または、流体ディストリビュータ500用に、磁石(複数可)520がソレノイドの動作に干渉することを防止するのに役立ち得る。あるいは、所望であれば、(誘導充電システムではなく)電源とバッテリの間の直接電気的接触を利用する充電式バッテリが使用され得る。
ペアの一方または両方の靴100は、電源を必要とし得、および、これにより流体ディストリビュータ500の種々の構成要素を動作させるため充電式バッテリを含み得る。図19A~図21Cは、靴100ペア用充電システムの種々の実施例を図示する。図19A~図19Dは、ワイヤレス充電を使用して靴100Lと靴100Rのペアを同時に充電するための例示的システム1900を図示する。この図示された実施例において、充電システム1900は有線イヤホンのペアに類似し、各々の靴100L、100Rに対してそれぞれ充電パック1902L、1902Rが付属する。充電パック1902L、1902R(関連分野で周知のように、絶縁外側カバー内に位置し得る)からのワイヤ1904は、中間コネクタ1906で交わり、および、ワイヤ1908は、コネクタ1906から延びてAC電源アダプタ1910に至る。本開示において履物100用充電システムの文脈において使用される用語「ワイヤ」は、単線ワイヤ、複線ワイヤ、ケーブル、導電性トラック、または、導電トレース等を含む任意のタイプの電気コネクタを意味する。コネクタ1906は、電力を2つの別個のワイヤ1904に分配し得、1本ずつ各充電パック1902L、1902Rに及ぶ。図19Aは、それぞれ左靴100L、および、右靴100R各々の側面側上の流体ディストリビュータ500と係合する充電パック1902L、1902Rを示す。図19Bと図19Cは、保管または移動用の充電システム1900部品を示し、両方ともAC電源アダプタ1910(図19B)を含まず、および、AC電源アダプタ1910(図19C)を含む。このような図に示されるように他のオプションが可能であるが、電源ワイヤ1908はUSBコネクタ構成要素1912で終端し得、および、AC電源アダプタ1910はUSBコネクタ構成要素1912を受け入れるポートを含み得る。さらに図19Dに示されるようにこのシステムにおいて、電源ワイヤ1904は、パック1902L、1902Rの側表面1902Sを通ってパック1902L、1902Rのボディを係合する。
図19Bと図19Cはさらに、充電パック1902L、1902Rの磁石は、コネクタ1906、および/または、AC電源アダプタ1910において、保管用に磁石、または、磁気吸引素材と係合し得ることを示す。このように充電パック1902L、1902Rは、例として、保管、または、移動用に磁気係合、および、磁気力によってコネクタ1906、および/または、AC電源アダプタ1910に取り外し可能に固定される。必要に応じて、磁石、または、磁気吸引素材はこの磁気吸引係合を円滑にするため、コネクタ1906、および/または、AC電源アダプタ1910に組み込まれ得る(例、コネクタ1906、および/または、AC電源アダプタ1910の内側表面または外側表面)。コネクタ1906、および/または、AC電源アダプタ1910の磁石、または、磁気吸引素材のこの目的のために可能な場所は、図19Bと図19Cにおいて概略的に破線1914で示される(例、1つ以上の小さな金属の板、パネル、リングとして設けられる)。あるいは、所望であれば、2つの充電パック1902L、1902Rはそれに含まれる磁石によって互いに係合し得る。別オプション、または、選択肢として、所望であれば、磁石、または、磁気吸引素材を含む別個のカバーがそこに設けられ得、および、充電パック1902L、1902Rの磁石はカバーを係合し得る。カバーは、AC電源アダプタ1910、コネクタ1106、および/または、充電システム1900全体を保持するためのカバーまたは容器を構成し得る。
図19E~図19Gは類似の「有線イヤホン」型の充電システム1950を示すが、それについては図19A~図19Dに関連して前述した。ただし、充電パック1952Lと1952Rは、パック1902L、1902Rというよりパドルの形状に類似する。より具体的には、硬質プラスチック「ハンドル」1960は、充電ベース1962から後方に延び、および、充電ベース1962からのワイヤ1954はハンドル1960を通って延びる。各充電コネクタ1952L、1952R(このコネクタは関連分野で周知のように、絶縁外側カバー内に位置し得る)からのワイヤ1954は中間コネクタ1956で交わり、および、ワイヤ1958はコネクタ1956から延びてAC電源アダプタ1910に至る。コネクタ1956は電力を2つの別個のワイヤ1954に分配し得、ワイヤは1本ずつ各充電コネクタ1952L、1952Rに及ぶ。図19Eは、それぞれ左靴100L、および、右靴100R各々の側面側上の流体ディストリビュータ500と係合した充電コネクタ1952L、1952Rを示す。図19Fと図19Gは保管または移動用の充電システム1950部品を示し、両方ともAC電源アダプタ1910(図19F)を含まず、および、AC電源アダプタ1910(図19G)を含む。図19E~図19Gの充電システム1950は、例として、図19Bと図19Cに関連して前述した同じ方法で、AC電源アダプタ1910中に磁石、または、磁気吸引素材1914を含み得る。
図19Eと図19Fはさらに、中間コネクタ1956は、例として、ワイヤ1954の端1954Aと係合するワイヤ1958からの端1956Aによって、ワイヤ1954に取り外し可能に接続し得ることを示す。取り外し可能な場合、ソケット、プラグ、クリップ、および/または、他の関連分野で周知でありおよび使用されている取り外し可能接続部、を含む取り外し可能電気的接続部の任意の所望のタイプが使用され得る。図19Fはさらに、保管、または、移動用に、その中に含まれる磁石によって直接におよび磁気的に互いに係合した充電コネクタ1952L、1952Rを示す。さらにワイヤ1954、1958は、例として、図19Fに示されるように保管または移動用にコンパクトにハンドル1960の周りに巻きつき得る。
図20A~図20Dは、例として、前述の種々のタイプなどワイヤレス充電を使用して、ペアの靴100Lと100Rを同時に充電するための別の例示的システム2000を図示する。この図示された実施例において、充電システム2000は、各々の靴100L、100Rに対してそれぞれ充電パック2002L、2002Rが付属するヘッドフォンのペアに類似する。充電パック2002L、2002Rからのワイヤは、通常アーチ形構造を有する可撓コネクタ2004の内部を通って延びる。充電パック2002L、2002Rからのワイヤはワイヤ2008に接続し、このワイヤはアーチ形コネクタ2004からAC電源アダプタ2010に延びる。アーチ形コネクタ2004内の内部回路、および/または、スイッチは、2つの充電パック2002L、200Rに電力を分配し得る。図20Aは左靴100Lの側面側上の流体ディストリビュータ500と係合する充電パック2002L、および、右靴100Rの側面側上の流体ディストリビュータ500と係合する充電パック2002Rを示す。図20Bと図20Cは、保管、または、移動用の充電システム2000部品を示し、両方ともAC電源2010(図20B)を含まず、および、AC電源2010(図20C)を含む。さらに図20A、図20Dに示されるように、本システム2000において、アーチ形コネクタ2004はパック2002L、2002Rのボディの側面(および/または上面)に係合する。図20Bはさらに、保管または移動用に、その中に含まれる磁石によって直接に互いに係合した充電コネクタ2002L、2002Rを示す。加えて、または、あるいは、所望であれば、図20A~図20Dの充電システム2000は、例として、図19Bと図19Cに関連して前述した同じ方法で、AC電源アダプタ2010中に磁石、または、磁気吸引素材1914を含み得る。
図21A~図21Dは、例として、前述の種々のタイプなどワイヤレス充電を使用して、ペアの靴100Lと100Rを同時に充電するための別の例示的システム2100を図示する。この図示された実施例において、充電システム2100は、各々の靴100L、100Rに対してそれぞれ充電パック2102L、2102Rを含む。AC電源アダプタ2110からのワイヤ2108は、充電パックのうちの1つに接続し(図示の実施例中のパック2102R)、および、別のワイヤ2104はその充電パックから他の充電パックに延びる(図示の実施例中のパック2102L)。このため図21Dに示されるように、充電パック2102R内の回路は、ワイヤ2108からの入力電力を以下に分割し:(a)パック2102Rで充電に使用し、および(b)パック2102Rを通過してワイヤ2104、および、パック2102Lに至る。これにより、ワイヤ2108と2014は、充電パック2102R、2102Lを直列に接続する。図21Aは、右靴100Rの側面で流体ディストリビュータ500と係合する充電パック2102R、および、充電パック2002Lと左靴100Lの側面との接続を示す。図21Bと図21Cは、保管または移動用の充電システム2100部品を示し、両方ともAC電源アダプタ2110(図21B)を含まず、および、AC電源アダプタ2110(図21C)を含む。図21Bはさらに、保管、または、走行用に、その中に含まれる磁石によって直接に互いに係合した充電コネクタ2102L、2102Rを示す。加えて、または、あるいは、所望であれば、図21A~図21Dの充電システム2100は、例として、図19Bと図19Cに関連して前述した同じ方法で、AC電源アダプタ2110中に磁石、または、磁気吸引素材1914を含み得る。
図21Bと図21Cはさらに、ワイヤ2108とAC電源アダプタ2110の間の異なるコネクタ2112を示す。コネクタ2112は、電源アダプタ2110上に設けられた対応するコネクタ(例、プラグタイプの接続部)と電気的に接続する機械的コネクタを含む。固定の電気的接続、取り外し可能の電気的接続、USBプラグ接続、および/または、他の好適なプラグ、ソケット、クリップ、および/または、関連する充電式の電子的技術分野、および、電気的技術分野で周知であり、および、使用されている電気的接続を含む、コネクタ2112(ならびに図19A~図20Dで前述の他のコネクタ)とその対応するAC電源アダプタ2110の間の任意の所望のタイプの接続は本技術から逸脱することなく使用され得る。
前述のように流体ディストリビュータ500(例、硬質プラスチック素材から作られた筐体502を含む)は、例として、足支持ブラダ200(および/または履物100の他の部分)中の圧力を変更/制御するためにユーザ入力として使用される1つ以上のボタン506A、506Bを含み得る。流体ディストリビュータ500はまた、例として、装飾として、および/または、前述のように履物100、および/または、システム全体についていくつかのステータス情報を示すために、1つ以上の光源506Lを含み得る。図22A~図22Eは、ユーザインターフェイススイッチ、または、システム2200をロック解除するため、および/または、足支持システム中のある部分において圧力を変更するため、ユーザインターフェイススイッチ、または、システム2200についての可能な実施例に関する追加情報を与える。図22Aに示される「立入禁止」ゾーンは、筐体502の領域に一致し、その領域は前述のように磁気充電用のコイルを含む(「立入禁止」は、その領域下の「不動産」はコイルまたは他の構造体用に即に請求されており、および、このためユーザインターフェイススイッチ2200用の回路および/または構成要素を収納できないことを意味する)。
図22Aはユーザインターフェイススイッチ、または、システム2200、および、その操作をロック解除し、および、使用するために種々のオプションのチャートを提供する。図22B~図22Eはそのような入力システムにとって可能な構造の図を提供する(図22Aの実施例4を特に図示)。図22A、実施例1において、ボタンは容量性タイプのボタンである(例、関連分野で周知であり、および、使用されているように、構造体の容量性結合によってユーザの指タッチを検出)。この例示的ユーザインターフェイススイッチ、または、システム2200は、ボタンのスワイプ操作でロック解除され、および、圧力の変化も、また、スワイプ操作で入力される(例、右にスワイプ(図22Bで506Bの方向に)すると、所定の量、または、ステップで圧力を減少させ、左にスワイプ(図22Bで506Aの方向に)すると、所定の量、または、ステップで圧力を増加させる)。1つのスワイプが、ユーザインターフェイススイッチつまりシステム2200をロック解除することと、および圧力変更入力を導入することの両方に使用され得る。例として、最初に「タッチ」し、および、スワイプを開始することはユーザインターフェイススイッチ、または、システム2200をロック解除(および必要に応じて作動)し、および(左または右に)スワイプ操作を続けると圧力変更入力を与え得る。加えて、または、あるいは、例として、第1スワイプはユーザインターフェイススイッチ、または、システム2200をロック解除し、および/または、作動させ、および第2スワイプは圧力変更入力を与えるなど、2つのスワイプが使用され、または、必要とされ得る。
図22A、実施例2において、ボタンは容量性タイプのボタンである(例、関連分野で周知であり、および、使用されている構造の容量性感知電極を含む)。この例示的ユーザインターフェイススイッチ、または、システム2200は、ボタンのスワイプ操作によってロック解除され、および、圧力の変更はセンターの両側のタッチ操作によって入力される(例、右側面506Bをタッチすると所定の量で圧力を減少させ、左側面506Aをタッチすると、所定の量で圧力を増加させる)。
図22Aにおいて、実施例3、4の各々は、2つの可能な入力オプションについて構造を図示する。実施例3、4の各々における1オプション(表で表示された上のオプション)として、ボタン2200A、2200Bは物理ボタン(本開示では「触覚ボタン」ともいう)であり得、このボタンは2つの物理的押下を必要とし、―1つの押下はユーザインターフェイススイッチ、または、システム2200をロック解除し、および、別の押下は所望の圧力増加、または、圧力減少の情報を入力する。別のオプション(表中に示される実施例3、4の下のオプション)として、ボタン2200A、2200Bは容量性タッチボタン(ユーザインターフェイススイッチ、または、システム2200のロック解除に使用)と触覚ボタン(圧力設定の変更に使用)の組み合わせであり得る。このような実施例3、4の下のオプションにおいて、システムは(a)はじめの「タッチ」操作によって動作してユーザインターフェイススイッチ、または、システム2200をロック解除し、および/または、作動させ、および、次いで(b)ボタン押下操作(ボタン2200A、2200Bで)によって圧力設定を変更する。図22Aの実施例3、4のボタンの間の1つの違いは、「立入禁止」ゾーンに対するボタン2200A、2200Bの場所に関する。実施例3においてボタン2200A、2200Bは、ボタンの同じ側で、かつ、「立入禁止」の同じ側で互いに隣接する。実施例4においてボタン2200A、2200Bは、立入禁止ゾーンによって互いに分離され、かつ、ボタンの異なる端にある。図22Aにおいて「ボタン押」または「押」ラベルを有するボタンは、物理的スイッチタイプボタンアクティベータを構成し得る。
触覚ボタン(例、関連分野で周知であり、使用されている構造の)は、相異なる触覚感を与える外側表面を有し得る。1実施例として、1つのボタン(例、圧力増加ボタン2200A)の露出した押下表面は、凸型の外側表面を有し得、および、他のボタン(例、圧力減少ボタン2200B)の露出した押下表面は、凹型表面を有し得る。別のオプションとして図6に示されるように、相異なる触覚感を与えるため、ボタン506の片側は凹んだ、または、隆起した「プラス」記号(「+」)でマークされ得、および反対側は凹んだ、または、隆起した「マイナス」記号(「ー」)でマークされ得る。このようにユーザは、シューズを履いていても所望の圧力の変更を行うため、より容易に正しいボタンの場所を確認し、および、それと接触し得る。
図22B~図22Eは、図22Aの実施例4の「タッチ/押」オプション用に、例示的ボタン構造の種々の図を提供する。図22Bは、ゴムまたは他のポリマー(例、シリコーン、または、他のエラストマー)構成によってオーバーモールドされた(または、ツーショット成形処理で形成された)物理的触覚ボタンの場所2200A、2200Bに対応する屈曲領域2202A、2202Bを示す。ボタンアクチュエータ領域の周りのオーバーモールド素材2210を部分的に通って延びるグルーブ2204A、2204Bは、ボタン2200A、2200Bが押下された場合に優れた屈曲を可能にするように、ゴム、または、他の素材の薄い層を形成する。このようなグルーブ2204A、2204Bはまた、前述の触覚感という特徴を与え得る。屈曲領域2202A、2202Bは、第1厚さ(例として、2mm~10mm厚)のエラストマーのオーバーモールド素材を有するベース部分を含み得、および、グルーブ2204A、2204Bは第1厚さ未満の第2厚さ(例、0.5mm~3mm厚)を有する。ベース部分でのオーバーモールド素材の第1厚さは、グルーブ2204A、2204B中のオーバーモールド素材の第2厚さより1.5~20倍厚くあり得る。
本実施例において、ボタン2200A、2200Bが押下された場合、グルーブ2204A、2204B中のオーバーモールド素材は加えられた力によりいくぶん延伸する。ボタン押下からの力が減少、または、除去されると、グルーブ2204A、2204B中の延伸した素材は非延伸構成に向かって戻り、戻りエネルギーを与える。この戻りエネルギーは、ユーザの指に興味深い触覚感、いくぶん「弾ける」または「トランポリン」の効果を与え得る。オーバーモールド素材2210はまた、ボタン領域を閉じて、水、ゴミ、または、他の望ましくない物質が筐体502内部に入ることを防止するのに役立つ。屈曲領域2202A、2202Bは、流体ディストリビュータ500の筐体750の上に置かれたキャップ506の一部として、および/または、流体ディストリビュータ500の筐体750の上面面として形成され得る。ただし、所望であれば、屈曲領域2202A、および/または、2202B中のグルーブ2204A、および/または、2204Bは、通り穴によって取り替えられ得る。必要に応じて、または、所望であれば、そのようなシステムにおいて他の封止構成要素(例、エラストマーガスケット、Oリング等、図22E参照)が、ボタン開口部を封止し、および/または、「弾ける」または「トランポリン」の効果を与えるために設けられ得る。
図22B中のグルーブ2204A、2204Bは、本技術から逸脱することなく任意の所望の形状(複数可)を有し得る。グルーブはボタンアクチュエータ領域に隣接して位置し得る(例、ボタンを作動させるために必要なハードウェアの上および/またはその周り)。図22Bの実施例のイラストでは、グルーブ2204A、2204Bは概してU形状であり、互いに対向する自由端つまり開放端を有する。自由端つまり開放端は、互いに離れる、ボタンの他の表面に向かう等を含む他の方向(複数可)にも向き得る。他の実施例において、グルーブ2204A、および/または、2204Bは、ボタンアクチュエータ領域の周りに閉じた経路を形成し得る。
図23は、本技術の態様に従って、いくつかの例示的流体ディストリビュータ500、流体流制御システム、ソール構造体104、および/または、履物品100において、構成要素の電気的ブロック図2300を提供する。図23は本技術の態様に従って、流体ディストリビュータ500、流体流制御システム、ソール構造体104、および/または履物品100、に組み込まれた複数の構成要素およびシステムを図示するが、このような構成要素およびシステムの任意の所望のサブセットまたは組み合わせは、本技術の複数のいくつかの実施例において使用され得る。図23で同定されたこのような構成要素およびシステムの多くは、以下でより詳細に説明される。
図24は、本技術の少なくともいくつかの実施例に従って、流体ディストリビュータ500の筐体502内(および/または回路基板上)の種々の構成要素の例示的レイアウトを図示する。図24は、前述のように筐体502の外部周囲の周りに配置された種々の光源506Lを示す。光源ドライバ2410(「LEDドライバ」)が光源506Lの動作を制御するために設けられ、この光源は12RGB LEDリングの光源を構成し得る(例、プログラマブルされた/プログラム可能な制御下で)。図24はさらに、このシステムが無線入力(演算装置、モバイル演算装置(例、「スマートフォン」)から等)を受信する;ペアのもう1つの靴から電子的情報を受信する;衣服、および/または、別のソースから電子的情報を受信する;他のセンサー(例、オンボード靴センサー(複数可)、衣服ベースのセンサー、速度、および/または、距離モニターとして外部演算装置に含まれるセンサー等)から電子的情報を受信する;等の目的で、アンテナ2402(例、Bluetooth Low Energy(「BLE」)アンテナ)を含み得ることを示す。前述の機能および以下でより詳細に説明される機能(およびオプションとして任意の他の設けられ得る機能、および/または、ハードウェア)を実行するために必要なソフトウェア、および、ハードウェアを実行するため、マイクロコントローラ2404(「MCU」)が設けられている。また、履物品100においてユーザの運動を検出するために、加速度計(「ACC」)、磁力計(「MAG」)等の1つ以上の慣性測定ユニット(「IMU」)2406も、設けられ得る。そのような慣性測定ユニット、または、他の利用可能センサーからのデータは、一方または両方の靴の中の足支持ブラダ200、および/または、流体容器400において圧力設定を自動的に制御し、および/または、変更するために使用され得る。モータドライバ2408はこの図示された実施例において、例として、流体ディストリビュータ500中の任意のモータ(複数可)の動作を制御するために存在する(例、以下でより詳細に説明される)。筐体502内の外見上の「空きスペース」は、マニホールド800および流体移送システム900、充電式バッテリ、および/または、他の所望の構成要素の一部または全部を用いて少なくとも部分的に満され得る。
図25は、集中制御装置2500と、(例、ユーザが履いている)ペアの靴の間の複数の可能な通信手段を図示する。このような通信は関連分野で通常周知であり、および、使用されているハードウェア、システム、通信プロトコル、および、同種のものを介して起り得る。ペアの両方の靴は、所望の機能(例、前述のように、および/または、以下でより詳細に説明されるように)を与えるために必要なハードウェア、および、ソフトウェアのすべてを含み得るが、本技術のいくつかの実施例において、ペアの1つの靴は所望のハードウェア、および、ソフトウェア(図25の「中央として接続」の靴2502)のすべてを含み得、および、その靴2502は、例として、無線の方法でアンテナ2402を介して、もう1つの靴(図25の「周辺として接続」の靴2504)と通信し得る。このようにハードウェア全体の費用は、1つの靴に設けるハードウェアを減らすことで、靴ペアでは削減され得る。集中制御装置2500は1つの靴の一部として含まれ得(例、その靴用の流体ディストリビュータ500の筐体502内)、および、その装置はその靴と有線またはワイヤレス接続を介して通信し得る。ついで、集中制御装置2500を含む靴は、もう1つの靴と、例として、前述のワイヤレス接続を介して通信し得る。加えて、または、あるいは、所望であれば、集中制御装置2500は、例として、スマートフォンで動作するアプリケーションプログラム等のモバイル演算装置として、演算装置の一部として設けられ得る。このように圧力変更情報は、外部演算装置(例、スマートフォン)を介して与えられ得、および、例として、筐体502中のアンテナ2402を介して、靴の一方または両方に送信され得る。
図25はさらに、種々の構成要素が動作して「スリープ」モード2506に出入りする手順を図示する。例として、「足プレゼンスセンサー」、または、「FPS」データが一方、または、両方の靴で既定期間の間に受信されなかった場合、一方または、両方の靴からの接続を喪失した場合、タイムアウト期間の後(例、足圧力の感知なし)等、構成要素(複数可)は「スリープ」モード2506に入り得る。靴2502、2504内の足の存在は、静電容量センサー、力/圧力センサー、スイッチタイプセンサー等により、任意の所望の方法で感知され得る。例として、少なくとも1つの靴100中で足圧力が感知された場合、ユーザと入力装置(例、入力ボタン506A、506B、モバイル演算装置上のアプリケーションプログラム等)の対話式操作が受信された場合等、構成要素は「スリープ」モードから「復帰」し得る。復帰すると、集中制御装置2500は作動され得、利用可能なワイヤレス接続を「公開」し、少なくとも靴2502と係合する。集中制御装置2500はまた、中央靴2502に、周辺靴2504が利用可能であることを通知し得、および、中央靴2502と周辺靴2504の間の接続を円滑にし得る(および、オプションとして接続仲介者として動作し得る)。例として、種々の構成要素が互いに接続を試み得る、相互の接続の維持を試み得る、および/または、相互の再接続を試み得る、時期と手順を示すため、他の構成要素の対話式操作、および、通信状態が図25に示される。
図25に示される配置において、靴2502、2504は互いに直接通信し得る。さらにいくつかの接続プロトコルにおいて、直接通信の場合:(a)どちらかの靴2502、2504は、「中央」通信ポイント(もう1つの靴に入力および情報を提供する)、および/または、制御装置2500として機能することが可能である、および(b)どちらかの靴2502、2504は「周辺」通信ポイント(もう1つの靴、および/または、制御装置2500から入力および情報を受信する)として機能することが可能である。所与の靴ペアについて、同じ靴が中央靴、および/または、制御装置2500であることは必ずしも必要なく、および、同じ靴が周辺であることは必ずしも必要ない。さらに、図25に示されるようないくつかの配置において、モバイル電話、スマートフォン等とのワイヤレス通信接続を介してなど、靴2502、2504と外部演算装置の間の通信が発生する場合、両方の靴2502、2504は周辺装置となり、および、外部演算装置は中央装置になる。外部演算装置は、例として、アプリケーションプログラムを介してユーザ入力を受信し、および、この入力(例、圧力変更入力)を関連する片方、または、両方の靴2502、2504に送信するためのユーザ入力システムを含み得る。
加えて、所望であれば、どちらかの靴2502、2504、および/または、靴2502、2504と通信する外部通信装置は、衣服2510(例、電動流体含有スポーツブラ(例、流体圧力の変化は、例、スポーツブラの中に組み込まれた流体密封ブラダによって与えられた支持を変化させる)、電動流体含有圧縮スリーブ(例、流体密封ブラダを含む中空のチューブ状スリーブであって、スリーブの流体密封ブラダ中の流体圧力は与えられた圧縮レベルを変化させる)、靴に組み込まれた、本明細書で記述したタイプの流体移送システム(例、流体密封ブラダ付き)を有する衣服、電動靴レーシング構成要素等)に一体化された1つ以上の電子装置からデータ、および/または、情報を受信し得、および/または、データ、および/または、情報をその外部通信装置に送信し得る。これにより、どちらかの靴2502、2504、および/または、靴2502、2504と通信する外部通信装置は、靴の中/上、または、衣服の中/上の電動、および/または、適応レーシングおよび、支持システム等、他の構成要素(例、スポーツブラ、圧縮スリーブ、および同種のもの)から通信を受信し、および/または、そこに通信を送信し得る。衣服2510に設けられたそのような他のシステムと通信する場合、衣服2510は周辺装置としての両方の靴2502、2504との中央通信ポイントとして機能し得、または、どちらかの靴2502、2504は周辺装置として機能する衣服2510、および、他の靴との中央通信ポイントとして機能し得る。ただし、そのようなシステムにおいて、外部演算装置が通信ループの中に入る場合、この装置は中央装置としての役割を果し得、および、両方の靴2502、および、衣服2510に含まれる任意の装置は、周辺装置として機能し得る。さらに、靴2502、2504とのワイヤレス接続(複数可)は、電動レースまたは同種のもの等の自動、および/または、電動靴固定メカニズムのうち任意の1つ以上との接続を可能にし得る。衣服2510は、履物中の類似の構成要素について本開示で記載のように、エレクトロニクス、通信機能、および/または、流体移送機能のうち任意の一部、または、そのすべてを含み得る。
流体移送システム900の構造、および、動作について様々の実施例は後続のセクションでさらに詳細に説明される。本技術に従って流体移送システム900のいくつかの態様は、マニホールド800を通る種々の流体通路を開閉するバルブ筐体内のバルブステムに関する。本技術に従って流体移送システム900の他の態様はソレノイドベースシステムに関し、このシステムは、マニホールド800を通って流れる流体流を制御するため選択的に開閉する。
B.バルブステムベースの流体移送システムの特徴
図26A~図26Dは、本技術の態様に従って移動可能バルブステムタイプの流体移送システム900Aを含む例示的流体ディストリビュータ500について種々の図を提供する。前述のように、この例示的流体ディストリビュータ500は筐体502、ならびに、コネクタ700を含み、その筐体中にはマニホールド800、および、流体移送システム900Aが収納され、このコネクタは、筐体502内の構成要素を流体ソース(例、外部環境、ポンプ(複数可)600H、600F、コンプレッサ等)、外部環境150、少なくとも1つの足支持ブラダ200、および、少なくとも1つの流体容器400と係合する。図26A~図26Dはさらに、種々の電気構成要素または電子構成要素に電力を供給するための流体移送システム900A、および、充電式バッテリ2602の場所を示す。
図27A~図29は、本技術のいくつかの態様に従って例示的マニホールド800、および、例示的流体移送システム900Aの構成要素に関する追加の内容を提供する。本実施例のマニホールド800は、マニホールドボディつまり筐体820を含む。また、図5A~図5Fを参照すると、マニホールドボディ820の1表面822Aまたは1側面はコネクタ700の対応するポート704O、706、712、718それぞれと流体連通接続を有するポート800A、800B、800C、800Dを含む。マニホールドボディ820の反対表面822B(別の表面であり得るが)は、入口ポート800I、第1マニホールドポート804、第2マニホールドポート808、および、第3マニホールドポート814を含む。流体入口経路802は、ポート800Aと流体入口ポート800Iの間に延び、第1流体流経路806はポート800Bと第1マニホールドポート804の間に延び、第2流体流経路810はポート800Cと第2マニホールドポート808の間に延び、および第3流体流経路812はポート800Dと第3マニホールドポート814の間に延びる。これにより、この図示された実施例において、マニホールド800はマニホールドを通って延びる4つの別個の通路を含む。本実施例のマニホールド800はさらに、少なくとも1つの圧力センサーを含む(図27A~図28に示される2つの圧力センサー850A、850B)。圧力センサー(複数可)850A、850Bは、第1流体流経路806、第2流体流経路810、または、第3流体流経路812のうち少なくとも1つにおいて流体圧力を判定するために位置決めされ得る。いくつかのより具体的な実施例において、第3流体流経路812中(および、これにより流体容器400中)の流体圧力を判定するため、第1圧力センサー850Aが設けられ得、および、第1流体流経路806、または、第2流体流経路810のうち少なくとも1つの経路の流体圧力(例、足支持ブラダ200中の圧力)を判定するために、第2圧力センサー850Bが設けられ得る。Oリング852(または、ガスケット、および/または、他の適切な密封装置)は、圧力センサー(複数可)850A、850Bをマニホールドボディ820と封止的に係合するために設けられ得る。
図示された本実施例の流体移送システム900Aは、バルブ筐体902、および、バルブ筐体902中に移動可能(例、回転可能、スライド可能等)に取り付けられたバルブステム910を含む。本実施例のバルブステム910は、第1端910A(例、駆動端)、および、第1端910Aに対向する第2端910B(例、自由端)を含む。周囲壁910Wは、第1端910Aと第2端910Bの間に延びる。第1端910A、第2端910B、および、周囲壁910Wは、バルブステム910の内部チャンバ910Iを画定する。また、バルブステム910の周囲壁910Wは、内部チャンバ910Iから周囲壁910W、および、バルブステム910の外部表面に向かって延びる複数の通り穴910Hを含む。以下でより詳細に説明されるであるように(例、図30A~図30Gに関連して)、バルブステム910の複数の位置への移動は、複数の通り穴900Hのうち1つ以上を第1流体流経路806、第2流体流経路810、および/または、第3流体流経路812と流体連通に配置することによって、この流体流制御システム(例、流体ディストリビュータ500、流体移送システム900A、マニホールド800と流体移送システム900Aの組み合わせ等)を選択的に複数の動作状態に配置する。
図27A~図29はさらに、この例示的流体移送システム900Aは駆動システム(例、モータ920)、および、変速機922(出力ギア、ノーズピン、カップシール、および、他のギアを含む、以下でより詳細に説明)を含むことを図示する。変速機922構成要素はモータ920からの動力をバルブステム910の第1端910Aに伝達して、バルブ筐体902(および、マニホールド800)に対してバルブステム910を動かす(本実施例では回転させる)。電源(例、充電式バッテリ2602)、および、マイクロコントローラ(流体ディストリビュータ500を備え、および、図27A~図29に非表示)は、モータ920を選択的に駆動して、バルブステム910を複数の位置のうちの1つの位置に位置決めし、所望の出発点から所望の場所への流体の移動を可能にする。
本実施例の流体移送システム900Aはさらに、筐体902、および/または、他の構成要素部品に対してバルブステム910の位置(例、回転位置)を検出するために、エンコーダ磁石932、および、エンコーダボード934を含むエンコーダシステム(例、軸上磁気エンコーダシステム、軸外磁気エンコーダシステム等)を含む。エンコーダシステムはこの位置を示すデータをマイクロコントローラに供給する。そのようなエンコーダシステムは市販されており、および、その操作は関連技術で周知である。
この例示的流体移送システム900Aにおいて、バルブ筐体902はマニホールドボディ820と封止的に係合する。この封止は多様な方法で達成され得るが、この図示された実施例において、バルブステム910の周囲壁910Wと流体入口ポート800I、第1マニホールドポート804、第2マニホールドポート808、および/または、第3マニホールドポート814のうち1つ以上の間に、1つ以上の封止コネクタ840が設けられる。封止コネクタ840はバルブ筐体902の片側上の凹部902Rの中に延びる。この図示された実施例において、1つの封止コネクタ840、または、封止ブロックは3つの封止ポート840A、840B、840Cを含む。封止コネクタ840を通る3つの封止チャネル842A、842B、842Cはそれぞれ第1マニホールドポート804、第2マニホールドポート808、および第3マニホールドポート814と接続する。このように封止チャネル842A、842B、842Cは、それぞれマニホールドボディ820の第1流体流経路806、第2流体流経路810、および第3流体流経路812と流体連通する。加えて、または、あるいは、所望であれば、別の封止ポート、および、別の封止チャネルがマニホールド800流体入口ポート800Iをバルブ筐体902と接続するため、封止コネクタ840中に設けられ得る。ただし、図29の特定の実施例において、マニホールドポート800Aから流体入口ポート800Iへの流体取入れ経路802は、バルブ筐体902と直接接続し、および、流体取入れ経路902Aは、バルブ筐体902を通って延びて、それの開放第2端910Bを通って流入流体をバルブステム910の内部チャンバ910Iの中に入れる。図29中、破線で示された流体通路902Pを参照のこと。
さらに、図29に示されるように、第1マニホールドポート804、第2マニホールドポート808、および、第3マニホールドポート814は、マニホールド800の外部側に沿って整列する。加えて、または、あるいは、所望であれば、マニホールドポート800A、800B、800C、800Dは、マニホールド800の外部側に沿って整列する(および図示された本実施例において、ポート804、808、814からマニホールド800の反対表面上で)。流体流経路802、806、810、および812のうち任意の2つ以上は、マニホールドボディ820を通って平行に整列し、および/または、延び得る。加えて、または、あるいは、封止コネクタ840の封止チャネル842A、842B、842Cのうち任意の2つ以上は、封止コネクタ840ボディを通って平行に整列し、および/または、延び得る。
バルブステム910は、筐体ボディ902に対するバルブステム910の位置に応じて、流体移送システム900Aを2つ以上の動作状態に置き得る。バルブステム910の移動は、バルブステム910の周囲壁910Wを通る通り穴910Hの位置決めを変更し、および、異なる穴910Hが封止コネクタ840ポート840A、840B、840Cと整列可能にする。バルブステム910はモータ920を制御するマイクロプロセッサの制御下で、移動(例、回転されるなど)され得る。図30A~図30Gは種々の動作状態について追加の内容を提供し、その状態は、本技術の態様に従って、流体ディストリビュータ500、足支持システム、ソール構造体104、および、流体移送システム900Aを含む履物品100において与えられ、および、使用され得る。この考察は、図29に示されるように以下を前提とする:(a)マニホールドポート800Aはポンプ(複数可)600H、600Fなどの流体ソースと流体連通して(例、コネクタポート702I、704O、および、そのポート、または、他の適切な流体ラインを接続する構成要素を経由)流体を流体移送システム900Aの中に入れる;(b)マニホールドポート800Bは、外部環境150と流体連通して(例、コネクタポート706、および、流体経路708、および/または、他の適切な流体ラインを経由)流体移送システム900A中の任意の超過流体を外部環境150に排出する;(c)マニホールドポート800Cは足支持ブラダ200と流体連通して(例、コネクタポート712、720、および、流体ライン714、および/または、それらを接続する他の構成要素を経由)足支持ブラダ200中の流体圧力を増減する;および(d)マニホールドポート800Dは流体容器400と流体連通して(例、コネクタポート718、722、および、流体ライン716、および/または、それらを接続する他の構成要素を経由)流体容器400中の流体圧力を増減する。また、図5A~図5Fに関連して示され、説明された動作状態の関連および説明にも留意される。
前述のようにこの例示的流体ディストリビュータ500において、バルブステム910は回転されて異なる位置に移り、流体ディストリビュータ500、足支持システム、ソール構造体104、および/または、履物品100を異なる動作状態に配置する。任意の数の動作状態が設けられ得るが、図示された本実施例において、バルブステム910は回転されて、図30A~図30Gに示されるように6つの相異なる動作状態になり得る。図30Aは、右回り(例、動作状態1から動作状態6へ)または左回り(例、動作状態6から動作状態1へ)に回転した際のバルブステム910の種々の位置を概略的に図示する。本技術の態様に従って、いくつかの圧力制御方法において、「スタンバイ」状態はほとんどの場合(圧力変化が生じない場合)の代表的状態であり得る。バルブステム910は適量回転して、所望の動作状態(例、動作状態2~6)に入り、圧力が所望のレベル(圧力センサー(複数可)850A、850Bによって測定)に届くまで待機し、および、次いで回転してスタンバイ状態に戻る。
本実施例の動作状態1は「スタンバイ」、または、「アイドル」状態であり、この状態において、各ステップでポンプで送り出された流体は、例としてポンプ(複数可)600H、600Fからマニホールド800を通って、流体移送システム900Aを通り、マニホールド800を通って戻り、および、外部環境150に至るなど、単純にシステムを通過するだけである。図30Bを参照。動作状態1は、例として、足作動ポンプが使用され、および、各ステップ中に作動されて流体を移動させる場合、足支持システム全体の任意の一部が過圧されることを防止する。
動作状態2(例、動作状態1から60度右回りにバルブステム910を回転した状態)は、ポンプ(複数可)(または他の流体ソース)から足支持ブラダ200に流体を移動させる「ポンピング」状態である。動作状態2において、ステップの間にポンプで送り出された流体はシステムを通過し(例、ポンプ(複数可)600H、600Fからマニホールド800を通って、流体移送システム900Aを通り、マニホールド800を通って戻る)、および足支持ブラダ200の中に入る。図30Cを参照。この動作状態は、足支持ブラダ200中の流体圧力を迅速、かつ/または、直接的にに増加させるために使用され得る(例、足支持ブラダ200の「膨張」構成)。
動作状態3(例、動作状態2から60度右回りにバルブステム910を回転した)は、足支持ブラダ200から外部環境150に流体を移動させる「ライブ」状態である。動作状態3において、流体はシステムを通過し(例、足支持ブラダ200からマニホールド800を通って、流体移送システム900Aを通り、マニホールド800を通って戻る)、および、外部環境150に至る。図30Dを参照。この動作状態は、足支持ブラダ200中の流体を放出し、および、流体圧力を減少させるために使用され得る(例、足支持ブラダ200の「収縮」構成)。
動作状態4(例、動作状態3から60度右回りにバルブステム910を回転した)はまた、流体容器400から外部環境150に流体を移動させる「ライブ」状態である。動作状態4において、流体はシステムを通過し(例、流体容器400からマニホールド800を通って流体移送システム900Aを通り、マニホールド800を通って戻る)、および、外部環境150に至る。図30Eを参照。この動作状態は、流体を放出し、および、流体容器400中の流体圧力を減少させるために使用され得る(例、流体容器400の「収縮」構成)。
動作状態5(例、動作状態4から60度右回りにバルブステム910を回転した)はまた、流体容器400から足支持ブラダ200に流体を移動させる「ライブ」状態である。動作状態5において、流体はシステムを通過し(例、流体容器400からマニホールド800を通って流体移送システム900Aを通り、マニホールド800を通って戻る)、および、足支持ブラダ200に至る。図30Fを参照。この動作状態は、流体容器400から足支持ブラダ200の中に流体を移動させることで、足支持ブラダ200中の流体圧力を増加させるために使用され得る(例、足支持ブラダ200の「膨張」構成)。この動作状態は、ユーザが1つ以上のステップを行ってポンプ600H、600Fを作動させる必要もなく、足支持ブラダ200中の流体圧力を変更可能にする(例、ユーザは立ったまま、または、座ったまま動かず、および/または足、を休ませている時)。例として、一歩着地する、または、ジャンプする着用者から生じる大きな圧力スパイクは、この動作状態中は足支持ブラダ200との直接の流体連通から遮断されているため(例、足作動ポンプ(複数可)600H、600Fからの流体ライン606は閉鎖されているため)、この動作状態は足支持ブラダ200中の圧力変化の制御を向上させ、および、微調整を可能にする。
動作状態6(例、動作状態5から60度右回りにバルブステム910を回転した)は、ポンプ(複数可)(または他の流体ソース)から流体容器400に流体を送り出す「ポンピング」状態である。動作状態6において、流体はシステムを通過し(例、ポンプ(複数可)600H、600Fからマニホールド800を通って、流体移送システム900Aを通り、マニホールド800を通って戻る)、および、流体容器400の中に入る。図30Gを参照。この動作状態は流体容器400中の流体圧力を迅速かつ/または直接的に増加させるために使用され得る(例、流体容器400の「膨張」構成)。
本技術の態様に従って、いくつかの圧力感知アルゴリズムおよび方法は、使用する動作状態を判定するために、足支持ブラダ200、および/または、流体容器400における圧力感知に加えてセンサー入力を依存し得る。例として、加速度計、足力センサー、および/または、速度、および/または、距離モニター、からのデータは、足支持ブラダ200中の圧力増加を動作状態2(足作動ポンプ600H、600Fから移送された流体を用いて)によって達成されるべきか、または、動作状態5(流体容器400から移送された流体を用いて)によって達成されるすべきかを判定するために使用され得る。例として、ユーザが比較的ゆっくり移動する場合、動作状態2による移送は、特に流体容器400が比較的低圧力の場合、望ましくあり得る。しかし、ユーザが早く移動する、および/または、足ポンプ600H、600Fに強い接触力を加えている場合、動作状態5が好ましくあり得る(例、ソールと地面の接触による圧力スパイクなしに、より均一な流体流を生み出すため)。加えて、または、あるいは、加速度計、足力センサー、および/または、速度、および/または、距離モニターのデータは、動作状態を自動的に変更するために使用され得、例として運動速度、接触力等に応じて、足支持ブラダ中の足支持圧力を増減する。さらに、加えて、または、あるいは、本技術に従って少なくともいくつかのシステム、および、方法の実施例において、システムは、ユーザがどのように動くか(例、1日の特定の時間に走る、または、エクササイズする傾向、特定のタイプの表面を走る傾向、速度を変えながら(例、トレーニングプログラムに基づいて)走る傾向等)の「学習」(例、パターンの同定)を開始し得、および、この情報に基づいて、動作状態の変化を予測し得、および、それに変更を加えて予測された運動の変化に一致させ得る。このように足支持システムの圧力変化は、ユーザの運動における変化によりよく「リアルタイム」に、または、見かけ上、リアルタイムに同調し得る。あるいは、デジタルコーチングシステムにリンクした場合、自動(またはシステムによって生成された)動作状態の変化は、デジタルコーチングシステムから受信した運動の所望の変化と同調されて、所望のパフォーマンスに一致し得、または、怪我のリスクを緩和し得、それによってまたユーザとの通信システムでもある。
加えて、または、あるいは、所望であれば、本技術の少なくともいくつかの態様に従って、システムおよび方法は、ユーザの地面との接触力、および/または、ユーザの運動についての種々の特徴に関する逐次的メトリックス(例、ユーザのランニング、または、他の運動テクニック(複数可)に関するメトリックス)を含む、種々のステップメトリックスを判定し、および/または、使用し得る。そのようなメトリックスは、以下のもののうち1つ以上を含み得る:(a)ステップあたりの足あたり接触時間(例、足によって加えられた垂直力が50Nより大きい場合の期間など、足力信号を使用);(b)ステップあたりの足あたりのスウィング期間(例、足によって加えられた垂直力が50N未満の場合に、その足が再び50Nより大きい力を生み出すまでの足あたりの時間等の足力信号を使用);(c)ステップリズム(例、各足について接触とスウィングの時間の合計の逆数等の足力信号を使用);(d)ステップ長(例、接触とスウィングの時間の合計×平均速度等の足力信号を使用);(e)衝撃(例、垂直の地面反力の上昇のピーク速度、垂直の地面反力のアクティブピーク等の足力信号を使用);(f)ステップあたりの足あたりのインパルス(例、接触時地面反力の大きさの積分等の足力信号を使用);(g)ステップあたりの足あたりの接触タイプ(例、ステップあたりの足接触時の水平に対する足角度、後足接触角、中足接触くるぶし、前足接触角等の運動キャプチャデータを使用)。
流体ディストリビュータ500、足支持システム、ソール構造体104、および/または、履物品100は、このような動作状態のうち任意の1つ以上(および任意の組み合わせ)を有し得る(またはその状態に置かれ得る)。本技術のいくつかの特定の実施例は、6つの動作状態すべてを含み得る。あるいは、本技術のいくつかの特定の実施例は、動作状態1、3、5、および6、または、動作状態1、3、4、5、および6を含み得る(および足支持ブラダ200中の任意の所望の圧力増加は、流体容器400から供給された流体を使用して達成される)。必要に応じて、または、所望であれば、本技術のいくつかの実施例に従って、流体ディストリビュータ500、足支持システム、ソール構造体104、および/または履物品は、例として、このような構成要素の過圧を防止するために、足支持ブラダ200、および/または、流体容器400と流体連通するリリーフバルブ(オプションとしてそれぞれ動作状態3および/または4に代って)を含み得る。
ここでは流体移送システム900Aを含む流体ディストリビュータ500を通って流れる流体流についてより詳細には、図5A~図5F、図29、および図30B~図40Gに関連づけて記述される。図5A、図29、および図30Bに示される動作状態1において、バルブステム910の第1回転位置において、流体は:(a)流体供給から(例、外部環境150から、コネクタ入口702Iを通って流体経路702Pを通り、コネクタ出口702Oを通って、流体経路604を通って、踵ポンプ600Hを通って、流体経路602を通って、前足ポンプ600Fを通って、流体ライン606を通る)、(b)コネクタ入口ポート704を通って、(c)コネクタ流体経路704Pを通り、(d)コネクタ出口ポート704Oを通って、(e)マニホールドポート800Aを通って、(f)マニホールド流体入口経路802を通って、(g)マニホールド流体入口ポート800Iを通って、(h)流体取入れ経路902Aを通って、(i)バルブステム910の開放端910Bの中に入り、(j)内部チャンバ910Iを通って、(k)第1通り穴940Aを通って、(l)封止ポート840Aを通って、(m)第1封止チャネル842Aを通って、(n)第1マニホールドポート804を通って、(o)第1マニホールド流体流経路806を通って、(p)マニホールドポート800Bを通って、(q)第1流体経路コネクタポート706を通って、(r)第1コネクタ流体経路708を通り、および(s)外部環境150に移動する(例、コネクタ700の内部スペース710を通って)。特定の流体ディストリビュータ500、足支持システム、ソール構造体104、および/または、履物品100がこのような部品すべてを含まない場合(例、別個のコネクタ700がない、封止ブロック840がない、1つ以下の足作動ポンプ600H、600F等)、このような部品を通って流れる流体流は前述の流体流経路中に存在しない。
図5B、図29、および図30Cに示される動作状態2において、バルブステム910の第2回転位置において、流体は:(a)流体供給から(例、外部環境150からコネクタ入口702Iを通り、流体経路702Pを通って、コネクタ出口702Oを通って、流体経路604を通って、踵ポンプ600Hを通って、流体経路602を通って、前足ポンプ600Fを通って、流体ライン606を通り)、(b)コネクタ入口ポート704を通って、(c)コネクタ流体経路704Pを通って、(d)コネクタ出口ポート704Oを通って、(e)マニホールドポート800Aを通って、(f)マニホールド流体入口経路802を通って、(g)マニホールド流体入口ポート800Iを通って、(h)流体取入れ経路902Aを通って、(i)バルブステム910の開放端910Bの中に入り、(j)内部チャンバ910Iを通って、(k)第2通り穴940Bを通って、(l)封止ポート840Bを通って、(m)第2封止チャネル842Bを通って、(n)第2マニホールドポート808を通って、(o)第2マニホールド流体流経路810を通って、(p)マニホールドポート800Cを通って、(q)第2流体経路コネクタポート712を通って、(r)第2コネクタ流体経路714を通って、(s)コネクタポート720を通って、(t)ブラダ流体ライン202を通り、および(u)足支持ブラダ200の中に移動する。特定の流体ディストリビュータ500、足支持システム、ソール構造体104、および/または、履物品100がこのような部品すべてを含まない場合(例、別個のコネクタ700がない、封止ブロック840がない、1つ以下の足作動ポンプ600H、600F等)、このような部品を通って流れる流体流は前述の流体流経路中に存在しない。
図5C、図29、および図30Dに示される動作状態3において、バルブステム910のこの第3回転位置において、流体は:(a)足支持ブラダ200から、(b)ブラダ流体ライン202を通って、(c)コネクタポート720を通って、(d)第2コネクタ流体経路714を通って、(e)第2流体経路コネクタポート712を通って、(f)マニホールドポート800Cを通って、(g)第2マニホールド流体流経路810を通って、(h)第2マニホールドポート808を通って、(i)第2封止チャネル842Bを通って、(j)封止ポート840Bを通って、(k)第3通り穴940Cを通って、(l)内部チャンバ910Iを通って、(m)第4通り穴940Dを通って、(n)封止ポート840Aを通って、(o)第1封止チャネル842Aを通って、(p)第1マニホールドポート804を通って、(q)第1マニホールド流体流経路806を通って、(r)マニホールドポート800Bを通って、(s)第1流体経路コネクタポート706を通って、(t)第1コネクタ流体経路708を通り、および(u)外部環境150に移動する(例、コネクタ700の内部スペース710を通って)。必要に応じて、または、所望であれば、流体供給からの流体通路中のどこか(例、流体ライン606中)にある一方向バルブは、流体がバルブステム910の第2端910Bから流体入口800Iを通って、および/または、流体入口経路802を通ってチャネル902Aの中に流れることを防止し得る。特定の流体ディストリビュータ500、足支持システム、ソール構造体104、および/または、履物品100が上記で同定された部品すべてを含まない場合(例、別個のコネクタ700がない、封止ブロック840がない、1つ以下の足作動ポンプ600H、600F等)、このような部品を通って流れる流体流は前述の流体流経路中に存在しない。
図5D、図29、および図30Eに示される動作状態4において、バルブステム910のこの第4回転位置において、流体は:(a)流体容器400から、(b)容器流体ライン402を通って、(c)コネクタポート722を通って、(d)第3コネクタ流体経路716を通って、(e)第3流体経路コネクタポート718を通って、(f)マニホールドポート800Dを通って、(g)第3マニホールド流体流経路812を通って、(h)第3マニホールドポート814を通って、(i)第3封止チャネル842Cを通って、(j)封止ポート840Cを通って、(k)第5通り穴940Eを通って、(l)内部チャンバ910Iを通って、(m)第6通り穴940Fを通って、(n)封止ポート840Aを通って、(o)第1封止チャネル842Aを通って、(p)第1マニホールドポート804を通って、(q)第1マニホールド流体流経路806を通って、(r)マニホールドポート800Bを通って、(s)第1流体経路コネクタポート706を通って、(t)第1コネクタ流体経路708を通り、および(u)外部環境150に移動する(例、コネクタ700の内部スペース710を通って)。必要に応じて、または、所望であれば、流体供給からの流体通路中のどこか(例、流体ライン606中)にある一方向バルブは、流体がバルブステム910の第2端910Bから流体入口800Iを通って、および/または、流体入口経路802を通ってチャネル902Aの中に流れることを防止し得る。特定の流体ディストリビュータ500、足支持システム、ソール構造体104、および/または、履物品100が上記で同定された部品すべてを含まない場合(例、別個のコネクタ700がない、封止ブロック840がない、1つ以下の足作動ポンプ600H、600F等)、このような部品を通って流れる流体流は前述の流体流経路中に存在しない。
図5E、図29、および図30Fに示される動作状態5において、バルブステム910のこの第5回転位置において、流体は:(a)流体容器400から、(b)容器流体ライン402を通って、(c)コネクタポート722を通り、(d)第3コネクタ流体経路716を通って、(e)第3流体経路コネクタポート718を通って、(f)マニホールドポート800Dを通って、(g)第3マニホールド流体流経路812を通って、(h)第3マニホールドポート814を通って、(i)第3封止チャネル842Cを通って、(j)封止ポート840Cを通って、(k)第7通り穴940Gを通って、(l)内部チャンバ910Iを通って、(m)第8通り穴940Hを通って、(n)封止ポート840Bを通って、(o)第2封止チャネル842Bを通って、(p)第2マニホールドポート808を通って、(q)第2マニホールド流体流経路810を通って、(r)マニホールドポート800Cを通って、(s)第2流体経路コネクタポート712を通って、(t)第2コネクタ流体経路714を通って、(u)コネクタポート720を通って、(v)ブラダ流体ライン202を通り、および(w)足支持ブラダ200の中に移動する。必要に応じて、または、所望であれば、流体供給からの流体通路中のどこか(例、流体ライン606中)にある一方向バルブは、流体がバルブステム910の第2端910Bから流体入口800Iを通って、および/または、流体入口経路802を通ってチャネル902Aの中に流れることを防止し得る。特定の流体ディストリビュータ500、足支持システム、ソール構造体104、および/または、履物品100が上記で同定された部品すべてを含まない場合(例、別個のコネクタ700がない、封止ブロック840がない、1つ以下の足作動ポンプ600H、600F等)、このような部品を通って流れる流体流は前述の流体流経路中に存在しない。
図5B、図29、および図30Gに示される動作状態6において、バルブステム910のこの第6回転位置において、流体は:(a)流体供給から(例、外部環境150から、コネクタ入口702Iを通って、流体経路702Pを通って、コネクタ出口702Oを通って、流体経路604を通って、踵ポンプ600Hを通って、流体経路602を通って、前足ポンプ600Fを通って、流体ライン606を通って)、(b)コネクタ入口ポート704を通って、(c)コネクタ流体経路704Pを通って、(d)コネクタ出口ポート704Oを通って、(e)マニホールドポート800Aを通って、(f)マニホールド流体入口経路802を通って、(g)マニホールド流体入口ポート800Iを通って、(h)流体取入れ経路902Aを通って、(i)バルブステム910の開放端910Bの中に入り、(j)内部チャンバ910Iを通って、(k)第9通り穴940Iを通って、(l)封止ポート840Cを通って、(m)第3封止チャネル842Cを通って、(n)第3マニホールドポート814を通って、(o)第3マニホールド流体流経路812を通って、(p)マニホールドポート800Dを通って、(q)第3流体経路コネクタポート718を通って、(r)第3コネクタ流体経路716を通って、(s)コネクタポート722を通って、(t)コネクタ流体ライン402を通り、および(u)流体容器400の中に移動する。特定の流体ディストリビュータ500、足支持システム、ソール構造体104、および/または、履物品100がこのような部品すべてを含まない場合(例、別個のコネクタ700がない、封止ブロック840がない、1つ以下の足作動ポンプ600H、600F等)、このような部品を通って流れる流体流は前述の流体流経路中に存在しない。
このため前述のように、バルブステム910は、周囲壁910Wを通って画定された複数の通り穴910H(および940A~940I)を含む。図30B~図30Gから明らかなように、バルブステム910の回転は、種々の特定の穴910Hを封止コネクタ840中のポート840A、840B、840Cと整列させる(および/または、別個の封止コネクタ840が省略されている場合、および/または、マニホールド800そのものが封止コネクタとして機能する場合、マニホールド中のポート804、808、814とも整列させる)。バルブステム910の個々の動作状態において、ポート840A、840B、840C、804、808、814と整列する穴910Hは、互いに円周方向にオフセットされ、その結果、所望の流体流接続、および、通路を作るために必要とされる1つ以上の穴のみ正しいポートと整列する。周囲壁910Wを通る2つ(またはそれ以上)の通り穴910に依存する動作状態について(例、動作状態3、4、および5)、流体流接続を作るために必要な通り穴は:(a)バルブステム910の軸方向長さおよび方向に沿って整列し得、および/または(b)周囲壁910Wを通って平行に延び得る。
流体移送システム900Aの中に入り、および/または、そこから出る流体流量は、種々の方法で制御され得る。例として、バルブステム910中の通り穴910Hの周囲が接続されたポートと完全に整列する場合(例、封止コネクタポート840A、840B、840C)、穴910Hおよび整列されたポートを通る最大流量が実現され得る(例、流体ソース方向と流体目的地方向の間の圧力差分に応じて)。
ただし、いくつかの適用例において、最大流量は所望され得ない。これは例として、ユーザが足支持ブラダ200中の圧力を少し変化させることを望む場合、潜在的な過圧状況が近づいている場合等に生じ得る。このため所望であれば、任意の動作状態において、バルブステム910は、対応する接続ポート(例、840A、840B、840C、804、808、814)に対して、ある位置に移動(例、回転)され得、その結果、通り穴910Hは接続されるポートと完全には整列しない。図31A~図31Dは、構成要素を通る流量および構成要素間の流体交換率を減少させおよび制御するため、通り穴の接続ポートに対して通り穴910Hの軸方向について、このタイプの「オフセット」の種々の実施例を提供する。図31A~図31Dは実施例を示し、その実施例において、2つの通り穴940G、940Hは、図30Fの上記動作状態5の対応する2つの封止ポート840B、840Cとおよび2つの封止チャネル842B、842Cと部分的に整列する。ただし、このような同じタイプのバリエーションは、他の動作状態で適用され得、および/または、1つの通り穴のみが少なくとも部分的にポートと整列するはずの場合、および/または、他の通り穴が少なくとも部分的にポートと整列するはずの場合に、適用され得る。図31A~図31Dの実施例は、通り穴と整列されていない封止コネクタポート840A、および、封止チャネル842Aを示す(およびこのため周囲壁910Wはポート840Aおよびチャネル842Aを通して見える)。
図31Aにおいてバルブステム910は回転しながら位置決めされ、その結果、通り穴940G、940Hの中心軸はそれぞれ封止ポート840C、840Bの中心軸から10回転度だけオフセットされる。少なくともいくつかの配置において(例、流体圧力、穴サイズ、相対的な穴サイズ等に基づく)、オフセット量は、穴と部品が完全に整列した場合の全流量の約41%流体流量の低下となる。図31Bにおいてバルブステム910は回転しながら位置決めされ、その結果通り穴940G、940Hの中心軸はそれぞれ封止ポート840C、840Bの中心軸から15回転度だけオフセットされる。本実施例は、穴と部品が完全に整列した場合の全流量の約25%流体流量の低下となる。図31Cにおいてバルブステム910は回転しながら位置決めされ、その結果通り穴940G、940Hの中心軸はそれぞれ封止ポート840C、840Bの中心軸から20回転度だけオフセットされる。本実施例は、穴と部品が完全に整列した場合の全流量の約10%流体流量の低下となる。図31Dにおいてバルブステム910は回転しながら位置決めされ、その結果通り穴940G、940Hの中心軸はそれぞれ封止ポート840C、840Bの中心軸から25回転度だけオフセットされる。本実施例は、穴と部品が完全に整列した場合の全流量の約1%流体流量の低下となる。図31Dでは、穴940G、940Hの小さな一部のみ見える。減少した流量は、例として、足支持ブラダ200および/または、流体容器400への圧力を所望の圧力に微調整するためなど、軽くまたはゆっくりと調整するために、使用され得る。
図32A、32Bはそれぞれ、1実施例のマニホールド800(硬質プラスチック)とカートリッジ式封止コネクタ840を組み合わせた斜視図および断面図を提供する。示されたように、この例示的マニホールド800は以下を有する:(a)1表面800Eにある4つのポート800A、800B、800C、800D(オプションとして整列あり)、(b)流体入口ポート800I、(c)例として、整列したポート804、808、814の付属する別の表面800Fの第1ポート804、第2ポート808、および第3ポート814(例、表面800Eの反対表面)、および(d)マニホールドボディ820を通る4つの流体流経路802、806、810、812(オプションとして整列ありおよび/または平行に延びる)。図32A、32Bは、マニホールドボディ820の対向側面にある端表面800E、800F、および表面800Eから真っ直ぐにマニホールドボディ820を通って表面800Fに延びる流体流経路806、810、812を示すが、他の配置も可能である。例として、流体流経路802、806、810、812のうち1つ以上の経路は、湾曲しおよび/または屈折し得、その結果、流体流経路の一端にある1つ以上のポート800A、800B、800C、800Dは、流体流経路の他端にある対応するポート800I、804、808、814と反対の表面には位置していない。ポートおよび/または経路の形状の任意の所望の配置が使用され得る。図示された配置は、相対的に小型のサイズおよび形状でマニホールド800を維持するのに役立つ。
本実施例のポート804、808、814(ならびに表面800F)は、マニホールドボディ820中に画定された凹部800R内に位置する。封止コネクタ840はその凹部800R中に収納され、および化学的接着剤または対向する面シール(およびオプションとして周囲シールでないもの)によって固定される。本実施例のコネクタ840は以下を含む:(a)1表面800Eにある3つのポート800A、800B、800C、および(b)ポート840A、840B、840Cから表面800Fの開口部に延びる3つの封止チャネル842A、842B、842C(表面800Fの封止コネクタ中の開口部はまた、封止コネクタ840の「ポート」と見なし得る)。封止コネクタ840の表面800Fはマニホールドの表面800Fに境を接し、封止チャネル842A、842B、842Cは、マニホールド800流体流経路806、810、812それぞれと整列して、封止コネクタ840とマニホールド800を流体連通に配置する。図32A、32Bは、封止コネクタ840の対向側面にある端表面840E、840F、および表面840Eから封止コネクタ840を通って表面840Fに真っ直ぐに延びる封止チャネル842A、842B、842Cを示しているが、他の配置も可能である。例として、封止チャネル842A、842B、842Cのうち1つ以上のチャネルは、湾曲し、および/または、屈折し得、その結果、流体流経路の一端にある1つ以上のポート840A、840B、840Cは、流体流経路の他端にある対応する開口部と反対の表面には位置していない。ポート、開口部、および/または、経路形状の任意の所望の配置が使用され得る。図示された配置は、相対的に小型のサイズおよび形状で封止コネクタ840を維持するのに役立つ。
図29~図32Bに示される例示的構造体は、マニホールド800中の3つの流体流経路806、810、812と流体連通する3つの封止チャネル842A、842B、842Cを有する封止コネクタ840を含む。このような構造体において、マニホールド800を通る流体入口経路802は、封止コネクタ840を通過しない。むしろ、その経路は筐体900の流体取入れ経路902Aと直接接続する(筐体900は図32A、32Bでは非表示)。別の選択肢として図32Cに示されるように、封止コネクタ840は、一表面840Eに4つのポート840A、840B、840C、840D、および(b)ポート840A、840B、840C、840Dから表面840Fの開口部に延びる4つの封止チャネル842A、842B、842C、840D(表面840Fの封止コネクタ中の開口部はまた「ポート」と見なし得る)、を含み得る。図32Cの実施例の追加のポート840Dおよび封止チャネル842Dは、流体入口ポート800Iと係合し得、および流体入口経路802と流体連通して流れ得る。そのような構造のマニホールド800凹部は、サイズが増大しおよび/または形状を変更し得、拡大して流体入口ポート800Iを含み、および追加のポート840D、封止チャネル842Dを収容し、および流体入口経路802と流体連通する。別の選択肢として所望であれば、図32Cの実施例の追加のポート840Dおよび封止チャネル842Dは、別の足支持ブラダ(存在する場合)、別の流体容器(存在する場合)等、足支持システム全体の別の構成要素と流体連通する流体通路と係合し得る。
図28A~図31Gに関連して前述のように、本技術のいくつかの実施例において、封止コネクタポート840A、840B、840Cは、バルブステム910の周囲壁910Wの外側表面を直接係合する。バルブステム910は、移動(例として、回転)して本実施例の流体移送システム900Aを種々の動作状態に配置する。図32Cは封止コネクタポート840A、840B、840C(および本実施例では840D)の特徴を示し、そのポートは封止コネクタ840とバルブステム910周囲壁910Wの間の封止接続を維持するのに役に立ち得る。図示された実施例において、バルブステム910の周囲壁910Wの外側表面は、円筒状および湾曲した周囲(例、円形外周)および断面形状を有する。封止コネクタ840と周囲壁910Wの間で優れた接触および封止を維持するため、相対回転の間あっても、封止コネクタポート840A、840B、840C(および840D)はアーチ状外側表面形状(840S)を有する。このアーチ状外側表面形状840Sは、周囲壁910Wの湾曲に対応するように成形される。本実施例のアーチ状外側表面形状840Sは、バルブステム910の回転方向にポート840A、840B、840Cの対向側面上に2つの対向する曲った変曲点(例、極大値)844A、およびバルブステム910の軸方向にポート840A、840B、840Cの対向側面上に2つの対向する曲った変曲点(例、極小値)844Bを有する。本実施例のアーチ状外側表面形状840Sはベース表面840Eから隆起して、いくぶん「魚の唇」タイプの外観のアーチ状外側表面形状840Sを与える。このような形状は、周囲壁910Wの湾曲表面に相当し、およびその表面と優れた接触を維持する。必要に応じて、または、所望であれば、周囲壁910Wおよび/またはポート840A、840B、840Cは、840A、840B、および/または840Cに対して周囲壁910Wの滑りおよび封止動作を円滑にするため、潤滑剤で処理され得る(または例として、ポリ四フッ化エチレン含有素材等、互いに比較的低い摩擦係数を有する素材で製造され得る)。
図33A~図37Bは、例として、足支持ブラダ200、流体容器400、および/または、システムの他の構成要素内の流体圧力を判定できるようにするため、1つ以上の圧力センサーを流体流制御システム、および/または、足支持システムの中に組み込むステップに関する本技術の態様を図示する。例として、Honeywellから購入可能なMPRシリーズ圧力センサー(例、圧抵抗シリコン圧力センサー)を含む、種々のタイプの圧力センサーが本技術から逸脱することなく使用され得る。いくつかの実施例として、本技術の少なくともいくつかの態様に従って便利な圧力センサーは以下のうち1つ以上を有する:(a)大気圧から少なくとも+40psi(例、14.7~54.7psi)まで感知する圧力範囲;(b)小型(例、5mm×5mm以下)、(c)0.15psi未満の相対精度つまりエラーレベル(非線形性、ヒステリシス、および非再現性、を含む)、(d)1psi未満の絶対精度、(e)オンボード温度補償の付属するデジタル出力、および/または(f)50Hz以上の更新速度。
少なくともいくつかの実施例において、一般に:(a)1つの圧力センサー850Aは、流体容器400(この容器は、少なくともいくつかの図示された実施例において、コネクタ流体経路716および容器流体経路402を介して、流体流経路812と流体連通する)中の流体圧力を測定するため、第3流体流経路812と流体連通する、(b)別の圧力センサー850Bは、足支持ブラダ200(このブラダは、少なくともいくつかの図示された実施例において、コネクタ流体経路714および足支持流体経路202を介して、流体流経路と流体連通する)中の流体圧力を測定するため、第2流体流経路810と流体連通する。図のいくつかは、他のラベル付き経路中の圧力センサーを示すように表示され得る。これは少なくとも部分的に行われ、その結果圧力センサー850A、850Bおよびそのポートの記述は、明確さを維持するため十分に分離される。同じタイプの圧力センサー、構造体、および/または、取付けは、圧力センサーが取り付けられる特定の流体チャネルに関わりなく使用され得る。封止コネクタ840、マニホールド800、および/または、コネクタ700を通る流体経路-任意の場所を行き来する-の任意の所望の配置が使用され得る。前述の「代表的」圧力センサー850A、850Bに加えて、または、それに代って、所望であれば、圧力センサー(圧力センサー850A、850Bの1つを含む)は、外部環境150に延びる流体ライン、および/または、流体入口経路802(例、ポンプ(複数可)600H、600Fなどの流体ソースから)中の流体圧力を測定するため、第1流体流経路806と流体連通に置かれ得る。
図33A~図33Fは、バルブ筐体902、バルブステム910、封止ブロック840、およびマニホールド800、の組み合わせの実施例を図示し、ここで2つの圧力センサー850A、850B(例、前述のタイプ)はマニホールドボディ820中に形成された別個の凹部820R内に設けられる。凹部820Rは、この図示された実施例において圧力センサーマウントを与え、およびマニホールドボディ820のベース表面から内側方向に延びる。圧力センサー850A、850Bは、マニホールドボディ820の凹部820R内でOリング852と封止的に係合する。開放チャネル3302は、凹部820Rから流体チャネル(812、図33Aに示す)に延びて、圧力センサー850A、850Bをチャネル中の流体圧力に露出させる(開放チャネルの類似の配置は他の圧力センサーマウント凹部820R中に設けられ得る)。図33Aの実施例において、マニホールド800はバルブ筐体902とは別個の構成要素部として設けられ、および、バルブ筐体902と係合する(例、機械的コネクタ、接着剤等を介して)。図33Aに示される例示的構造体において、圧力センサー(複数可)850A、850Bを受入れる圧力センサーマウント凹部(複数可)820Rは、マニホールドボディ820の中に、開放チャネル3302の場所(複数可)でマニホールド流体経路(例、812)を通って流体流方向(矢印812F)に実質的に垂直の方向に延びる。開放チャネル(複数可)3302は、凹部820Rの延長体と見なし得る。
図33B~図33Fは、バルブ筐体902、バルブステム910、封止ブロック840、およびマニホールド800、を組み合わせた別の実施例について種々の図を提供し、その実施例中には2つの圧力センサー850A、850B(例、前述のタイプ)が設けられている。この例示的構造体3300において、マニホールドボディ820およびバルブ筐体902は、一体化構造として形成される。封止ブロック840およびバルブステム910は、例として、開放端で、このマニホールドボディ820とバルブ筐体902構造体の組み合わせの中に挿入され得、この開放端にはエンコーダボード、または、センサー934は後に取り付られ得る。図33B~図33Fに示される種々の部品は、上記で同一または同類部品に使用された同じ参照番号を使用する(およびこれにより、重複または冗長な記述は省略されている)。
1つ以上の圧力センサー850A、および/または、850Bは、本技術から逸脱することなくシステム全体中の他の場所に置かれ得る。図34Aと図34Bは、例として、チューブ(図34Aと図34Bに示される2つのチューブ854A、854B)など1つ以上の圧力センサーマウントを有する例示的構造体を示し、このチューブは圧力センサー(例、850A、850B)を封止コネクタ840の一部として取り付けるために凹部840Rを画定する。本実施例の封止コネクタ840は以下を含む:(a)ポート840A、840B、840C、840Dを含むベース表面840E;(b)マニホールド800のポート800I、804、808、814を係合するため、開口部(またはポート)846A、846B、846C、846Dを含む出口表面840F(マニホールドは図34Aと図34Bで非表示);および(c)表面840Eと840Fの間に延びる封止流体チャネル842A、842B、842C、842D。表面840Fは素材のブロック848の自由端に設けられ、そこでは圧力センサーチューブ(複数可)(例、854A、854B)が画定され、およびそこに圧力センサー(複数可)(例、850A、850B)が取り付けられる。所望であれば、封止流体チャネル842A、842B、842C、842Dを画定するチューブ状構造体は可撓であり得、その結果、ブロック848は、例として、組立てを簡単にし、許容範囲を与える等のために、表面840Eで筐体902への接続に対して移動し得る。圧力センサーチューブ(複数可)(例、854A、854B)は、チャネル842A、842B、842C、842Dおよび/または、そのチャネルと流体連通する装置のうち任意のものにおいて圧力を測定するため、例として、図33Aに関連して前述のように開放チャネルを介して、表面840Eと840Fの間に延びる封止流体チャネル842A、842B、842C、842Dのうち任意のものと流体連通し得る。いくつかの実施例において、圧力センサー850A、850Bは、足支持ブラダ200および流体容器400中で圧力の読取りを提供する。図33A~図33Fには示されていないが、所望であれば、マニホールドボディ820中の圧力センサーマウントは、図34A~図34Bで示されたタイプのチューブ状構造体(ならびに図35A~図37Bで示されたものと同様の圧力センサーマウント)を有し得る。
図35Aと図35Bは別の実施例を図示し、そこでは、圧力センサー(複数可)(例、850A、850B)は、封止コネクタ840と係合する。図34Aと図34Bの実施例とは異なり、この封止コネクタ840は、例として、可撓性および/または個別に明らかな封止流体チャネル842A、842B、842C、842Dがなく、図32Cに示されものにより似ている。むしろ、本実施例の封止コネクタ840は素材のブロック848により似ており、それを通って封止流体チャネル842A、842B、842C、842Dは形成される。図35Aと図35Bでは封止チャネル842B、842Dと流体連通して示されているが、圧力センサーチューブ(複数可)(例、854A、854B)-および而して圧力センサー(複数可)(例、850A、850B)は、例として、チャネル842A、842B、842C、842D、および/または、それらと流体連通する装置のうち任意のものの圧力を測定するために、表面840Eと840Fの間に延びる封止流体チャネル842A、842B、842C、842Dのうち任意のものと流体連通し得る。いくつかの実施例において、圧力センサー850A、850Bは、足支持ブラダ200および流体容器400中で圧力の読取りを提供する。
図36Aと図36Bは別の実施例を図示し、そこでは、圧力センサー(複数可)(例、850A、850B)は、封止コネクタ840と係合する。図34A~図35Bの実施例とは異なり、この封止コネクタ840は、いくぶんより硬質の素材から作られ得、およびOリング、ガスケット、および/または、他のタイプのシールによって封止されたバルブ筐体902と種々の接続を有する。この図示された実施例において、表面840Eの筐体902との接合は、1つ以上のOリング、ガスケット、および/または、他のタイプのシール858Aによって封止され、および、ポート840A、840B、840C、840Dとバルブステム910の周囲壁910Wの接合は、Oリング、ガスケット、および/または、他のタイプのシール858B(図36A~図36Bでは1つのシール858Bのみ示す)によって封止される。本実施例の封止コネクタ840は素材のブロック848であり、それを通って、封止流体チャネル842A、842B、842C、842Dは形成される。図36~図36Bでは封止チャネル842B、842Dと流体連通して示されているが、封止コネクタ素材のブロック848中に画定された凹部(複数可)(例、856A、856B)、および、このための凹部(複数可)(例、856A、856B)中に収納された圧力センサー(複数可)(例、850A、850B)は、例として、封止流体チャネル842A、842B、842C、842D、および/または、それらと流体連通する装置のうち任意のものの圧力を測定するために、表面840Eと840Fの間に延びるチャネル842A、842B、842C、842Dのうち任意のものと流体連通し得る。いくつかの実施例において、圧力センサー850A、850Bは足支持ブラダ200および流体容器400中で圧力の読取りを提供する。圧力センサー850A、850Bは、Oリング852(またはガスケットまたは他の適切なシール)によって凹部856A、856B内の封止コネクタ840と係合される。
また、図36A~図36Bは、マニホールド800と係合した封止コネクタ840を図示する。本実施例のマニホールド800は、前述の他のものと比較して相対的に短い。マニホールド800は、封止コネクタ840の表面840Fとベース820Aから外側に突出する4つのマニホールドポート800A、800B、800C、800Dを係合するために、ベース表面820Bを有するベース820Aを含む。このようなマニホールドポート800A、800B、800C、800Dは、前述のようにコネクタ700を係合し得、および/または、例として、流体供給(例、ポンプ600H、600F)、外部環境150、足支持ブラダ200、および、流体容器400(例、コネクタ700が存在しない場合)からの流体チューブを直接係合し得る。
図37Aと図37Bは、封止コネクタ840の2つの部-1つの部840Gは比較的可撓であり、および、他の部840Hはより硬質であることを含む例示的構造体を図示する。より具体的には、図37Aと図37Bに示されるように、封止コネクタ840の可撓部840Gは、バルブ筐体902およびバルブステム910周囲壁910Wと直接インターフェイスを形成する。封止ポート840A、840B、840C、840Dは、可撓部840Gの延長体840I上に設けられ、この延長体は表面840Eから内側方向に、および筐体902中に画定された凹部902Rの中に延びる。さらに、この例示的可撓部840Gは、圧力センサー850A、850Bを係合するためのチューブ854Aと854Bを含む。この例示的可撓部840Gは、圧力センサー850A、850Bとバルブ筐体902の間の封止チャネル842A、842B、842C、842Dの一部分の上半分を形成する。可撓部840Gはまた、マニホールド800(または、例として、マニホールド800および封止コネクタ840が単品として形成されている場合、他の適切な構成要素)と接続するために、圧力センサー850A、850Bと、開口部846A、846B、846C、846Dを含む封止コネクタ840の表面800Fの間の封止チャネル全体842A、842B、842C、842Dを画定する。
この硬質部840Hは、圧力センサー850A、850Bとバルブ筐体902の間の封止チャネル842A、842B、842C、842Dの一部分の下半分を形成する。これにより、圧力センサー850A、850Bとバルブ筐体902の間で、可撓部840Gおよび硬質部840Hは協力して、圧力センサー850A、850Bとバルブ筐体902の間の封止チャネル842A、842B、842C、842Dの部分を画定する。硬質部840Hはまた、チャネル842A~842D全域で圧力センサー(複数可)850A、850Bに直接対向する封止チャネル842A、842B、842C、842Dの一部分を画定する。この2つの部の封止コネクタ840は、例として、組立ての簡単さなど、いくつかの柔軟性を与え得、他方なお丈夫な全体構造を与える。
図28~図30G、図32A、図32B、および図33に関連して前述のように、本技術のいくつかの実施例において、バルブ筐体902は硬質マニホールド800構成要素と係合し得、この構成要素は凹部800Rを含み、その凹部の中に封止コネクタ840は挿入される。バルブ筐体902およびマニホールド800は、機械的コネクタ、接着剤、超音波溶接、レーザー溶接、および/または他の融合テクニック等の任意の所望のテクニック(複数可)を使用して互いに接合され得る。図38Aと図38Bは、そのような接続のうち一実施例を図示する(所望であれば、例として、図34A~図37Bで示されたように、封止コネクタ840をバルブ筐体902と係合するため、類似の接続も使用され得るが)。本実施例のバルブ筐体902およびマニホールド800の4つのコーナおよび/またはエッジの各々は、互いに機械的にスナップして部品を一緒に保持する。バルブ筐体902およびマニホールド800のインターフェイスでは、図38Bに示されるように、バルブ筐体902およびマニホールド800各々の上に、例として、種々のインターフェイス側表面の周りに、フラットフェイス3800が設けられる(所望であれば、グルーブ付き表面が設けられ得る)。部品を互いにスナップする前に、接着剤(例、液状塗布接着剤)が、バルブ筐体902をマニホールド800に恒久的に固定するため、インターフェイス表面3800に塗布され得る。小さな面取り部3802は、例として、任意の余分の接着剤がインターフェイス表面3800から押し出される余地を設けるために、バルブ筐体902およびマニホールド800のインターフェイス表面3800の一方または両方中に含まれ得る。重合リップ3804はまた、例として、フラットフェイス3800から内側方向に部品間に設けられ得る。
本技術の少なくともいくつかの実施例に従って、流体移送システム900Aは、バルブ筐体902に対する(および/または封止コネクタ840および/またはマニホールド800の任意の1つに対する(その一方または両方が存在する場合))バルブステム910の位置(例、回転位置)を判定するために、1つ以上のセンサーを含む。図39は例示的流体移送システム900Aを図示し、そのシステム中には位置センサー930が設けられている。本技術の少なくともいくつかの実施例において、位置の感知は絶対回転位置を測定することの可能なエンコーディングシステムによって、あるいは、追加のインデックスチャネルの付属する相対位置センサーによって実施され得、このチャネルは特定の絶対回転位置を示す。この図示された実施例において、位置センサーは、エンコーダ磁石932およびセンサー934を含む磁気エンコーダシステム930(例、軸上磁気エンコーダシステム、軸外磁気エンコーダシステム等)を構成する。この磁気エンコーダシステム930は、絶対位置センサーである。エンコーダ磁石932は可動(例、回転可能)バルブステム910と係合し(例、第2端910Bにある内部チャンバ910I内で)、およびバルブステム910と共に回転する。センサー934で測定された磁界強度の変化は、筐体902または他の構成要素に対する磁石932の位置(および而してバルブステム910の位置)を示す。筐体902または他の構成要素に対する磁石932(およびバルブステム910)の相対位置はまた、前述のように流体移送システム900Aの動作状態を判定(および/または、判定を可能に)する。他のタイプの位置センサー930は、本技術の少なくともいくつかの態様から逸脱することなく使用され得る(例、光学エンコーダ、他の回転センサー等)。ただし、磁気エンコーダシステム930は、部品の物理的接触を必要とせず、および、内部チャンバ910Iの中に入り得込み得る接着剤、潤滑剤、ゴミ、または他の望ましくない物質による故障が通常生じにくい点で、いくつかの利益をもたらす。光学エンコーダは、例として、光源または光検出素子をマスクまたはブロックし得る望ましくない物質のせいで、より故障しやすい。磁気エンコーダシステム930ならびに他の位置センサーシステムは周知であり、市販されている。
図40A~図40C(図28およびその他の図も)は、動力をバルブステム910の第1端910Aに伝達し、およびバルブ筐体902(および/またはマニホールド800および/または封止コネクタ840等)に対してバルブステム910を移動(本実施例では回転)させるため、モータ920および変速機922を含む、駆動システムについて種々の図を提供する。電源(例、バッテリから)および例として、流体ディストリビュータ500(および図40Aと図40Bでは非表示)を備えるマイクロコントローラは、モータ920を選択的に駆動してバルブステム910を種々の複数の位置および動作状態のうちの1つに位置付け、それによって前述のように所望の場所の間で流体を移動させる。モータ920は、DCコアレスブラシモータを構成し得る(例、Constar Micromotor Co., Ltd.または他の販売元から市販される)。
変速機922は少なくとも部分的にフレーム924(例、ダイキャスト亜鉛フレーム)上に取り付けられ、およびカバープレート926(例、金属製)によって覆われ得る。この特定の例示的変速機922-3段変速機-は、図40A~図40Cに関してさらに詳細に説明される。モータ920のシャフト920Sは、モータピニオン928を係合する。モータピニオン928は、第1中間ギアクラスター928Bの大ギア928Aを係合し、このクラスターはさらに大ギア928Aの付属する共通ロータリーピン928D(例、スチールピン)に取り付けられた小ギア928Cを含む。第1中間ギアクラスター928Bの小ギア928Cは、第2中間ギアクラスター928Fの大外側ギア928Eを係合する。第2中間ギアクラスター928Fの大外側ギア928Eは、第2中間ギアクラスター928Fの小ギア928Hの付属する共通ロータリーピン928G(例、スチールピン)に取り付けられる。第2中間ギアクラスター928Fの小ギア928Hは、出力ギア928Jの外側ギアトレイン928Iを係合する。出力ギア928Jの中央開口部928Kは、内側ギアトレインを含み、このギアトレインはバルブステム910のギアード端910Gを係合する。1つ以上のカップシール910S、Oリング、ガスケット、または他の密封装置は、流体が筐体902から漏れ出ることを防止するため、バルブステム910の第1端910Aに設けられ得る。ノーズピン928Lは、出力ギア928Jおよび関連する構成要素をフレーム922を用いて固定する。
図40Aと図40Bに示される例示的変速機装置922において、モータシャフト920Sの軸920Tは、バルブステム910の回転軸910Tと平行に、およびそれと間隔をあけて延びる。図41Aと図41Bは、モータ920とバルブステム910について異なる配置を有する流体移送システム900Dを示し、その配置において、モータシャフト920Sの軸920Tはバルブステム910の回転軸910Tと整列しおよび同一線上にある。遊星変速機922Bまたは遊星ギアボックスは、モータ920からバルブステム910に動力および回転運動を伝送するため、その状況において使用され得る。代表的な遊星変速機922Bは、中央「太陽ギア」(例、モータ920シャフト920Sにより駆動)および複数の「遊星ギア」を含み、この遊星ギアは協力して回転してモータから従動軸(例、バルブステム910のギア910G)に回転エネルギーを伝送する。このタイプの遊星変速機922Bは周知であり、市販されている。
流体移送システム900Aに関して前述の足支持システムおよび流体ディストリビュータ500は、1つの足支持ブラダ200および1つの流体容器400を含む。ただし所望であれば、本技術の少なくともいくつかの態様に従って足支持システム、流体ディストリビュータ500、ソール構造体104、および/または履物品100は、流体圧力変化をサポートするための構造を2つ以上の足支持ブラダ200および/または2つ以上の流体容器400に含め得る。2つ以上の足支持ブラダ200が存在する場合、流体は同時にすべてのブラダに導入され得る。これは、種々の方法で達成され得る。例として、すべての足支持ブラダは、流体ライン202を対応する個々の足支持ブラダに至る個々の足支持供給ラインに分岐させることで同時に満され得る。別の実施例として、履物品100中のすべての足支持ブラダは、足支持ブラダを直列、または、平列に接続する流体ラインによって同時に満され得る。同様に2つ以上の流体容器400も同じ方法で同時に満され得るが、それは容器流体ライン402を個々のラインに分岐させ、および/または、流体容器を直列または平列に接続することによってである。
複数の足支持ブラダ200、および/または、流体容器400が1つの靴100に存在する場合、可能性として、ブラダ200、および/または、コネクタ400中に異なる流体圧力を与えることが望ましく、例として、流体が容器700を離れておよび足支持流体ライン202、および/または、容器流体ライン402に入った後には、適切な弁調節または切替のメカニズムが設けられ得る。あるいは、所望であれば、各々の個々の足支持ブラダ200、および/または、流体容器400用に、コネクタ700、マニホールド800、および封止コネクタ840(存在する場合)を通る別個の流体通路が設けられ得、追加の足支持ブラダ(複数可)、および/または、流体容器(複数可)用の別個の通り穴910Hがバルブステム910中(例、他の通り穴910Hから軸方向に離間した)に設けられ得、および追加の動作状態が設けられ得る。言いかえれば、流体を足支持ブラダ200に出し入れするために、示されたようにポート、流体チャネル、および同種のものの追加セットが靴100中の各々の追加足支持ブラダ用に設けられ得、および/または、流体を流体容器400に出し入れするために、示されたようにポート、流体チャネル、および同種のものの追加セットが靴中の各々の追加流体容器用に設けられ得る。入力システム(例、外部演算装置、「オンボード」切替システム2200の一部等の上)はまた、各々の追加足支持ブラダおよび/または流体容器について別個の入力および制御を可能にするために変更され得る。
C.ソレノイドベースの流体移送システムの特徴
前述の流体移送システム900Aは可動(例、回転可能)バルブステム910を利用し、このステムは種々の位置に移動可能であり、流体ディストリビュータ500、流体流制御システム、足支持システム、ソール構造体104、および/または、履物品100を2つ以上の動作状態に配置する。しかし、他のタイプの流体移送システム900は、そのようなシステムおよび構成要素を、図5A~図5Fに関して前述の任意の2つ以上の動作状態を含む2つ以上の異なる動作状態に配置するために使用され得る。以下の考察は、本技術の少なくともいくつかの態様に従って、ソレノイドベースの流体移送システム900Bに関する。
種々のタイプのソレノイドおよび/またはソレノイドの組み合わせは、本技術のいくつかの態様に従って流体移送システム900B中に使用され得る。本技術に従って使用され得るいくつかのソレノイドは、「ラッチングソレノイド」である。図42に示されるラッチングソレノイド4200などのいくつかのラッチングソレノイドは、開状態と閉状態という2つの安定状態を含む。そのようなソレノイドは、力が加わえられていない場合、このような安定状態のどれかを維持し得る。図42は開状態にあるソレノイド4200を示し、その状態ではプランジャ4202は後ろ方向に移動して、流体が1つのポート4206と他のポート4208の間のソレノイドボディ4204を(どちらかの方向で)通って流れることを可能にする。流体流矢印4212を参照。閉状態において、バネ4210または他の付勢手段は、プランジャ4202を前方向に押してポート4206、4208の一方または両方を封鎖(封止)する。その状態において、流体はソレノイドボディ4204を通って流れない。
ラッチングソレノイドについて、プランジャ4204の移動を開始し、および1つの状態から別の状態にソレノイド4200を変化させるために、力が必要である。通常、短い力のパルスが加えられて、ソレノイド4200のプランジャ4202を1つの位置から別の位置に移動させる。ラッチングソレノイドはまた一般に、「定常状態」を有する。「定常状態」は、プランジャ4200を諸状態のうちの1つに保持するために「ラッチ」が作動されていない場合、プランジャ4200の既定である(例として、プランジャ4204上の付勢力による)。
双方向のラッチングソレノイドについて、このソレノイドは、流体がソレノイドを通って流れ得る「常時開」(「NO」)か、または流体がソレノイドを通って流れ得ない「常時閉」(「NC」)であり得る。力は比較的短いパルスで常時開ソレノイドに加えられ得:(a)プランジャを開構成から閉構成に移動させ、および(b)ラッチングメカニズムを作動させて、力を継続的に使用することなくソレノイドを閉位置に保持する。このソレノイドを開構成に戻すため、力が加えられてラッチを解除するか、比較的短いパルスでプランジャを「アンラッチ」し、およびつぎに付勢システムが(例、バネ)プランジャを開構成に戻す。「常時閉」ソレノイドは、いくぶん反対の方法で動作する。力は比較的短いパルスで常時閉ソレノイドに加えられ得:(a)プランジャを閉構成から開構成に移動させ、および(b)ラッチングメカニズムを作動させて、力を継続的に使用することなくソレノイドを開位置に保持する。このソレノイドを閉構成に戻すため、力が加えられてラッチを解除するか、比較的短いパルスでプランジャを「アンラッチ」し、およびつぎに付勢システムが(例、バネ)プランジャを閉構成に戻す。このように、異なる構成間でラッチングソレノイドを移動するのに比較的小量の力が消費され、、および長時間継続的に力を加える必要はない。図42のバネ4210の位置ゆえに、図示されたソレノイド4200は「常時閉」ソレノイドである。バネ4210が移動してポート4206とプランジャ4202の前面表面4202S(領域A)の間で付勢力を加える場合、ソレノイドは「常時開」であろう。
ラッチングソレノイドと同様、ノンラッチングソレノイドもまた、1つの「定常」位置(例として、NOまたはNC)および1つの(またはそれ以上の)非定常位置を有し得る。ラッチングソレノイドと違い、ノンラッチングソレノイドは、バルブを2つ(またはそれ以上)の状態のうちの1つの状態に維持するために継続的に力を加える必要がある。例として、常時開(「NO」)ノンラッチングバルブは、バルブを閉状態に移動しおよび維持するために継続的に力を加える必要があるが、しかし力がシャットダウンされる場合(例として、プランジャに加えられている付勢力の下で)、開状態に戻る。同様に常時閉(「NC」)バルブは、バルブを開状態に移動しおよび維持するために継続的に力を加える必要があるが、しかし力がシャットダウンされる場合(例として、プランジャに加えられている付勢力の下で)、閉状態に戻る。このため使用中、電力消費および/またはバッテリー寿命の視点から、比較的短期間バルブを閉じておけばよい用途に対して常時開ノンラッチングソレノイドを選択することは利益であり得、および/または比較的短期間バルブを開いておけばよい用途に対して常時閉ノンラッチングソレノイドを選択することは利益であり得る。
図4Aと図4B(および他の図)に関連して前述のように、本技術のいくつかの実施例に従って流体ディストリビュータ500、流体流制御システム、足支持システム、ソール構造体104、および/または履物品100は、流体流方向を制御するためおよび流体通路を開閉するため、流体移送システム900を含む。ソレノイドベースの流体移送システム900B(以下でより詳細に説明される)は、図4Aに示される流体移送システム900として使用され得る。このため、本技術のいくつかの態様に従ってソレノイドベースの流体移送システム900Bは、前述(例、図1~図41に関連して)の足支持ブラダ(複数可)200、流体容器(複数可)400、筐体502、コネクタ700、マニホールド800、封止コネクタ840等の特徴のうち任意の特徴を使用し得るが、ただし流体移送システム(複数可)900A、900Dは以下に述べる流体移送システム900Bで置き換えられることを除く。
図43はソレノイドベースの流体移送システム900Bの概略図を提供し、このシステムは図4Aと図4B(および他の図)の実施例における流体移送システム900として使用され得る。図43の流体移送システム900Bは、3つの2×2ラッチングソレノイドバルブ4300A、4300B、4300Cを含む。他のオプションは可能であるが、この特定の実施例においてソレノイドバルブ4300Aは常時開ラッチングソレノイドバルブであり、およびソレノイドバルブ4300B、4300Cは常時閉ラッチングソレノイドバルブである。流体移送システム900Bは、マニホールド800に接続され(例、所望であればインターフェイス4302で、オプションとして封止コネクタ840を介して)、このマニホールドは以下を含む:(a)ポート800A、800Iおよび流体入口経路802(1つ以上のポンプ600H、600Fなど、流体ソースから);(b)ポート800B、804、および第1流体経路806(外部環境へ);(c)ポート800C、808、および第2流体経路810(足支持ブラダ200と行き来);および(d)ポート800D、814、および第3流体経路812(流体容器400と行き来)。ソレノイドバルブ4300A、4300B、4300Cは共通筐体4304中に含まれ得、この筐体は、マニホールド800のポート800I、804、808、814を係合するため、ポート(例として、ポート800A、800B、800C、800Dと同様、他のタイプのコネクタ構造体等)を含む。ソレノイドバルブ4300A、4300B、4300Cの構造および動作およびマニホールド800とのその接続は、以下でより詳細に説明される。
図44Aは、図26Cの図に似た流体ディストリビュータ500の分解図であるが、ただし、図26Bのバルブステムベースの流体移送システム900Aは、ソレノイドベースの流体移送システム900Bに置き換えられている。図44Bは、そのような流体ディストリビュータ500の組立て図を提供する。この例示的流体ディストリビュータ500は筐体502を含み、その筐体ではマニホールド800および流体移送システム900Bが収納されている。筐体502はさらに、コネクタ700を係合するスペース500Aを画定し、このコネクタは筐体502内の構成要素を、流体ソース(例、外部環境、ポンプ(複数可)600H、600F、コンプレッサ等)、外部環境150、少なくとも1つの足支持ブラダ200、および少なくとも1つ流体容器400と接続する。図44Aと図44Bはさらに、筐体502内の流体移送システム900B、および例として、示されおよびこの前後で記述されたソレノイドを含む種々の電気構成要素に電力を供給する充電式バッテリ2602について、可能な場所を示す。例示的切替構成要素506A、2200A、506B、2200Bはまた、図44Aに示される(およびこのような構成要素について前述のものと同じ構造および/または機能を有し得る)。
図45~図47Bは、本技術のいくつかの態様に従って、マニホールド800と係合するソレノイドベースの流体移送システム900Bの例示的物理構造、および流体通路の概要図を図示する。示されたように、このような例示的流体移送システム900Bおよび流体流制御システムは以下を含む:(a)第1ポート4310Aおよび第2ポート4310Bを有し、および開構成と閉構成の間で切替可能な第1ソレノイド4300A;(b)第1ポート4312Aと第2ポート4312Bを有し、および開構成と閉構成の間で切替可能な第2ソレノイド4300B;および(c)第1ポート4314Aと第2ポート4314Bを有し、および開構成と閉構成の間で切替可能な第3ソレノイド4300C。
この例示的流体移送システム900Bにおいてソレノイド4300A、4300B、4300Cの第1ポート4310A、4312A、4314Aはそれぞれ、共通流体ライン4320と流体連通する。このため、共通流体ライン4320はまた、ソレノイド4300A、4300B、4300Cの第1ポート4310A、4312A、4314Aを互いに流体連通に配置する(少なくともいくつかの条件下で)。一実施例として共通流体ライン4320は以下の中に分岐し得る:(a)流体ライン4310F(第1ソレノイド4300Aの第1ポート4310Aに至る)、(b)流体ライン4312F(第2ソレノイド4300Bの第1ポート4312Aに至る)、および(c)流体ライン4314F(第3ソレノイド4300Cの第1ポート4314Aに至る)。加えて、共通流体ライン4320はまた、例として、マニホールド800ポート800A、流体入口経路802、流体入口ポート800I、コネクタ700等のうち1つ以上を介して、流体ソース(例、ポンプ(複数可)600H、600F、コンプレッサ、外部環境150等のうち1つ以上)と流体連通する。
本実施例の第1ソレノイド4300Aの第2ポート4310Bは、例として、マニホールドポート804、第1流体流経路806、マニホールドポート800B、コネクタ700等のうち1つ以上を介して、外部環境150と流体連通する。本実施例の第1ソレノイド4300Aは、常時開構成を有するラッチングソレノイドである。本実施例の第2ソレノイド4300Bの第2ポート4312Bは、例として、マニホールドポート808、第2流体流経路810、マニホールドポート800C、コネクタ700等のうち1つ以上を介して、足支持ブラダ200と流体連通する。本実施例の第2ソレノイド4300Bは、常時閉構成を有するラッチングソレノイドである。本実施例の第3ソレノイド4300Cの第2ポート4314Bは、例として、マニホールドポート814、第3流体流経路812、マニホールドポート800D、コネクタ700等のうち1つ以上を介して、流体容器400と流体連通する。本実施例の第3ソレノイド4300Cはまた、常時閉構成を有するラッチングソレノイドである。
図47Aに示されるようにこの例示的構造体において、ソレノイド4300A、4300B、および4300Cの各々は、ソレノイドの一端に第1ポート4310A、4312A、4313Aを有し、およびソレノイド(例、「両面」ソレノイド)の対向端に第2ポート4310B、4312B、4313Bを有するように配置される。このように第1ポート4310A、4312A、4313Aは流体移送システム900Bの一端に整列され得、および第2ポート4310B、4312B、4313Bは流体移送システム900Bの対向端に整列され得る。図47Bに示されるようにこの例示的構造体において、ソレノイド4300A、4300B、および4300Cの各々は、ソレノイドの一端に第1ポート4310A、4312A、4314Aを有し、およびソレノイド(例、「片面」ソレノイド)の側表面に第2ポート4310B、4312B、4314Bを有するように配置される。また、図42中のソレノイドポート4206、4208の「片面」配置および図43のソレノイドポートについて注意のこと。このように、第1ポート4310A、4312A、4314Aは、流体移送システム900Bの一端で整列され得、および全ポートはこの同じ端の方向に位置する。このようなタイプの「片面」配置は、例として、履物品100および/またはソール構造体104との係合に好適な、小型のフットプリントを与え得る。
図48A~図48Fは、図5A~図5Fに関連して前述した6つの動作状態に置かれた1つの例示的ソレノイドベースの流体移送システム900Bの概要図を提供する。図48A(図5Aと共に)は1動作状態を示し、この動作状態において流体は、外部環境150から流体ディストリビュータ500の中に移動し、および排出されて外部環境150に戻る。この動作状態における流体流は、図5Aと図48Aでは太い矢印付きの破線で示される。この動作状態は、足支持ブラダ200および/または流体容器400への圧力変更が必要でない場合であっても、流体ディストリビュータ500を通ってポンプで送り出された流体を移動し続けさせる、「スタンバイ」または「定常」の動作状態として使用され得る。この動作状態において、外部環境150(例、大気)からの流入流体は、例として、図5Aに関して前述のように、移動してマニホールド800を通過し、および流体移送システム900Bに到達する。この第1動作状態において、第1ソレノイド4300Aは開構成にあり、第2ソレノイド4300Bは閉構成にあり、および第3ソレノイド4300Cは閉構成にある。これにより、流体は、ソース(例、ポンプ600H、600F、コンプレッサ等)からマニホールドポート800Aを通り、共通流体ライン4320を通って、流体ライン4310Fを通って、第1ソレノイド4300Aの第1ポート4310Aを通って、第1ソレノイド4300Aを通って、第1ソレノイド4300Aの第2ポート4310Bを通って、マニホールドポート800Bを通り、および最終目的地に流れる(本実施例では外部環境150)。
あるいは本技術のいくつかの実施例において、この動作状態において、単純に排出されて外部環境150に戻されるであろう場合、各ステップで流体ディストリビュータ500を通って流体を連続的に移動させるのではなく、ポンプ(複数可)600H、600Fから外部環境150の中に直接排出される流体経路が設けられ得るであろう。別のオプションとして、ポンプ(複数可)600H、600Fは、この動作状態を与えるために停止し得る。
図48B(図5Bと共に)は1動作状態を示し、この動作状態において流体は、外部環境150から流体ディストリビュータ500の中に移動し、および足支持ブラダ200に移送される。この動作状態における流体流は、図5Bと図48Bでは太い矢印付きの破線で示される。この動作状態は、例として、より安定した感覚のため、および/またはより激しい活動(ランニングなど)をサポートするため、足支持ブラダ200中の圧力を増加させるために使用され得る。この動作状態において、外部環境150(例、大気)からの流入流体は、例として、図5Aと図5Bに関して前述のように、移動してマニホールド800を通過し、および流体移送システム900Bに到達する。この第2動作状態において、第1ソレノイド4300Aは閉構成にあり、第2ソレノイド4300Bは開構成にあり、および第3ソレノイド4300Cは閉構成にある。これにより、流体はソース(例、ポンプ600H、600F、コンプレッサ等)からマニホールドポート800Aを通り、共通流体ライン4320を通って、流体ライン4310Fを通って、第2ソレノイド4300Bの第1ポート4312Aを通って、第2ソレノイド4300Bを通って、第2ソレノイド4300Bの第2ポート4312Bを通って、マニホールドポート800Cを通り、および最終目的地に流れる(本実施例では足支持ブラダ200)。
いくつかの適用例において、足支持ブラダ200中の圧力を低下させるため、足支持ブラダ200から流体を取り除くことが所望され得る(例、柔らかな感覚を提供するため、またはウォーキングまたはカジュアルな着用などのより激しくない活動のため)。図48C(図5Cと共に)は、この動作状態の実施例を示す。さらに、この動作状態における流体流は、図5Cと図48Cでは太い矢印付きの破線で示される。この第3動作状態において、第1ソレノイド4300Aは開構成にあり、第2ソレノイド4300Bは開構成にあり、および第3ソレノイド4300Cは閉構成にある。これにより流体は、足支持ブラダ200から第2マニホールドポート800Cを通り、第2ソレノイド4300Bの第2ポート4312Bを通って、第2ソレノイド4300Bを通って、第2ソレノイドの第1ポート4312Aを通って、流体ライン4312Fを通って、共通流体ライン4320を通って、流体ライン4310Fを通って、第1ソレノイド4300Aの第1ポート4310Aを通って、第1ソレノイド4300Aを通って、第1ソレノイド4300Aの第2ポート4310Bを通って、マニホールドポート800Bを通り、および最終目的地に流れる(本実施例では外部環境150)。
本技術のいくつかの実施例に従って、流体移送システム900Bおよび足支持システムにとって別の可能な動作状態は、図48Dに(図5Dと共に)示される。この動作状態において、流体は、例として、流体容器400中の流体圧力を低下させるため、流体容器400から外部環境に移送される。この動作状態における流体流は、図5Dと図48Dでは太い矢印付きの破線で示される。この第4動作状態において、第1ソレノイド4300Aは開構成にあり、第2ソレノイド4300Bは閉構成にあり、および第3ソレノイド4300Cは開構成にある。これにより流体は、流体容器400から第3マニホールドポート800Dを通り、第3ソレノイド4300Cの第2ポート4314Bを通って、第3ソレノイド4300Cを通って、第3ソレノイド4300Cの第1ポート4314Aを通って、流体ライン4314Fを通って、共通流体ライン4320を通って、流体ライン4310Fを通って、第1ソレノイド4300Aの第1ポート4310Aを通って、第1ソレノイド4300Aを通って、第1ソレノイド4300Aの第2ポート4310Bを通って、マニホールドポート800Bを通り、および最終目的地に流れる(本実施例では外部環境150)。
本技術の態様に従って、流体移送システム900Bおよび足支持システムのいくつかの実施例において、オンボード流体容器400を使用して足支持ブラダ200中で圧力を調整する(および本実施例においては増加させる)ことが、所望され得る。この動作状態の1実施例が図48Eに(図5Eと共に)示される。この第5動作状態において、第1ソレノイド4300Aは閉構成にあり、第2ソレノイド4300Bは開構成にあり、および第3ソレノイド4300Cは開構成にある。これにより流体容器400の圧力が足支持ブラダ200の圧力より高い場合、流体は、流体容器400から第3マニホールドポート800Dを通り、第3ソレノイド4300Cの第2ポート4314Bを通って、第3ソレノイド4300Cを通って、第3ソレノイド4300Cの第1ポート4314Aを通って、流体ライン4314Fを通って、共通流体ライン4320を通って、流体ライン4312Fを通って、第2ソレノイド4300Bの第1ポート4312Aを通って、第2ソレノイド4300Bを通って、第2ソレノイド4300Bの第2ポート4312Bを通って、マニホールドポート800Cを通り、および最終目的地に流れる(本実施例では足支持ブラダ200)。
図48F(図5Fと共に)は、流体を流体容器400に追加する例示的動作状態を示す(例として、、流体容器400において流体の量および/または圧力を増加させるため)。この第6動作状態において、第1ソレノイド4300Aは閉構成にあり、第2ソレノイド4300Bは閉構成にあり、および第3ソレノイド4300Cは開構成にある。これにより、流体はソース(例、ポンプ600H、600F、コンプレッサ等)からマニホールドポート800Aを通り、共通流体ライン4320を通って、流体ライン4314Fを通って、第3ソレノイド4300Cの第1ポート4314Aを通って、第3ソレノイド4300Cを通って、第3ソレノイド4300Cの第2ポート4314Bを通って、マニホールドポート800Dを通り、および最終目的地に流れる(本実施例では流体容器400)。
前述のように本技術のいくつかの実施例に従って、流体ディストリビュータ500、流体流制御システム、足支持システム、ソール構造体104、および/または履物品100、は、前述の6つの動作状態すべてを設ける必要はない。むしろ、本技術のいくつかの実施例において、多くの動作状態、少ない動作状態、および/または異なる動作状態が利用可能であり得る。図49A~図49Dは、1つの足支持ブラダ200および1つの流体容器400が存在する場合に、4つの動作状態を有する例示的ソレノイドベースの流体移送システム900Cを図示する。
この例示的流体移送システム900Cは2つのソレノイドを含む:(a)第1ポート4910A、第2ポート4910B、および第3ポート4910Cを含む第1ソレノイド4900A;(b)第1ポート4912Aと第2ポート4912Bを含む第2ソレノイド4900B。この例示的流体移送システム900Cにおいてソレノイド4900A、4900Bの第1ポート4910Aと4912Aはそれぞれ、共通流体ライン4920と流体連通する。このため、共通流体ライン4920はまた、ソレノイド4900A、4900Bの第1ポート4910A、4912Aを互いに流体連通に配置する(少なくともいくつかの条件下で)。1実施例として、共通流体ライン4920は以下の中に分岐し得る:(a)流体ライン4910F(第1ソレノイド4900Aの第1ポート4910Aに至る)、および(b)流体ライン4912F(第2ソレノイド4900Bの第1ポート4912Aに至る)。加えて、共通流体ライン4920はまた、例として、マニホールド800ポート800A、流体入口経路802、流体入口ポート800I、コネクタ700等のうち1つ以上を介して、流体ソース(例、ポンプ(複数可)600H、600F、コンプレッサ、外部環境150等のうち1つ以上)と流体連通する。本実施例において、第1ソレノイド4900Aはラッチング3ポート、2状態ソレノイド(3/2ソレノイド)であり得、および第2ソレノイド4900Bは、常時閉ノンラッチングソレノイド(2/2ソレノイド)であり得、所望であれば他の特定のタイプのソレノイドも使用され得るが。流体移送システム900Cは、例として、前述の種々のタイプのマニホールド800(例、4ポートおよび4流体経路のマニホールド)と係合し得る。
この図示された実施例において(および以下でより詳細に説明される)、第1ソレノイド4900Aは個別に以下に切替可能である:(a)流体が第1ポート4910Aと第2ポート4910Bの間の第1ソレノイド4900Aを通過する、第1構成、および(b)流体が第1ポート4910Aと第3ポート4910Cの間の第1ソレノイド4900Aを通過する第2構成である。これにより本実施例において第1ポート4910Aおよび第1ソレノイド4900Aは常に開のままであり、およびプランジャ4910Pは以下の間を移動する:(a)第2ポート4910Bは開、および第3ポート4910Cは閉、である1位置、および(b)第2ポート4910Bは閉、および第3ポート4910Cは開、である別の位置である。図示された実施例において第1ソレノイド4900Aは、「常時」第1構成であるようにバイアスされる(第3ポート4910Cを閉にするバイアスシステムが付属)。本実施例の第2ソレノイド4900Bは開構成(流体は第1ポート4912Aと第2ポート4912Bの間のソレノイド4900Bを通って流れる)と閉構成(流体はソレノイド4900Bを通って流れない)の間で、個別に切替可能である。この流体移送システム900Cにおいて、同時選択的な以下の設置は、この流体移送システム900Cを選択的に複数(例、2つ以上)の動作状態に配置する:(a)第1構成または第2構成のうちの1つの構成にある第1ソレノイド4900A、および(b)開構成または閉構成のうちの1つの構成にある第2ソレノイド4900Bである。このような動作状態の実施例は、以下でより詳細に説明される。
図49A~図49Dは、4つの動作状態に置かれるソレノイドベースの流体移送システム900Cの概要図を提供する。図49A(図5Aと共に)は1動作状態を示し、この動作状態において流体は、外部環境150から流体ディストリビュータ500の中に移動し、および、排出されて外部環境150に戻る。この動作状態における流体流は、図5Aと図49Aでは太い矢印付きの破線で示される。この動作状態は、足支持ブラダ200および/または流体容器400への圧力変更が必要でない場合であっても、流体ディストリビュータ500を通ってポンプで送り出された流体を移動し続けさせる、「スタンバイ」または「定常」の動作状態として使用され得る。この動作状態において、外部環境150(例、大気)からの流入流体は、例として、図5Aに関して前述のように、移動してマニホールド800を通過し、および流体移送システム900Cに到達する。この第1動作状態において、第1ソレノイド4900Aは第1構成にあり、および第2ソレノイド4900Bは閉構成にある。これにより、流体はソース(例として、ポンプ600H、600F、コンプレッサ等)からマニホールドポート800Aを通り、共通流体ライン4920を通って、流体ライン4910Fを通って、第1ソレノイド4900Aの第1ポート4910Aを通って、第1ソレノイド4900Aを通って、第1ソレノイド4900Aの第2ポート4910Bを通って、マニホールドポート800Bを通り、および最終目的地に流れる(本実施例では外部環境150)。
あるいは本技術のいくつかの実施例において、この動作状態において、単純に排出されて外部環境150に戻されるであろう場合、各ステップで流体ディストリビュータ500を通って流体を連続的に移動させるのではなく、ポンプ(複数可)600H、600Fから外部環境150の中に直接排出される流体経路が設けられ得るであろう。別のオプションとして、ポンプ(複数可)600H、600Fは、この動作状態を達成するために停止し得る。
図49B(図5Fと共に)は、流体を流体容器400に追加する例示的動作状態を示す(例として、流体容器400において流体の量および/または圧力を増加させるため)。この第2動作状態において、第1ソレノイド4900Aは第2構成にあり、および第2ソレノイド4900Bは閉構成にある。これにより、流体はソース(例として、ポンプ600H、600F、コンプレッサ等)からマニホールドポート800Aを通り、共通流体ライン4920を通って、流体ライン4910Fを通って、第1ソレノイド4900Aの第1ポート4910Aを通って、第1ソレノイド4900Aを通って、第1ソレノイド4900Aの第3ポート4910Cを通って、マニホールドポート800Dを通り、および最終目的地に流れる(本実施例では流体容器400)。
この例示的流体移送システム900Cにおいて、オンボード流体容器400は、足支持ブラダ200中の流体圧力を調整する(および本実施例では増加させる)ために使用される。この動作状態の1実施例が図49Cに(図5Eと共に)示される。この第3動作状態において、第1ソレノイド4900Aは第2構成にあり、および第2ソレノイド4900Bは開構成にある。これにより流体容器400の圧力が足支持ブラダ200の圧力より高い場合、流体は、流体容器400から第3マニホールドポート800Dを通り、第1ソレノイド4900Aの第3ポート4910Cを通って、第1ソレノイド4900Aを通って、第1ソレノイド4900Aの第1ポート4910Aを通って、流体ライン4910Fを通って、共通流体ライン4920を通って、流体ライン4912Fを通って、第2ソレノイド4900Bの第1ポート4912Aを通って、第2ソレノイド4900Bを通って、第2ソレノイド4900Bの第2ポート4912Bを通って、マニホールドポート800Cを通り、および最終目的地に流れる(本実施例では足支持ブラダ200)。
いくつかの適用例において、足支持ブラダ200中の圧力を低下させるため、足支持ブラダ200から流体を取り除くことが所望され得る(例、柔らかな感覚を提供するため、またはウォーキングまたはカジュアルな着用などのより激しくない活動のため)。図49D(図5Cと共に)は、この動作状態の実施例を示す。この動作状態における流体流は、太い矢印付きの破線で示される。この第4動作状態において、第1ソレノイド4900Aは第1構成にあり、および第2ソレノイド4900Bは開構成にある。これにより流体は、足支持ブラダ200から第2マニホールドポート800Cを通り、第2ソレノイド4900Bの第2ポート4912Bを通って、第2ソレノイド4900Bを通って、第2ソレノイド4900Bの第1ポート4912Bを通って、流体ライン4912Fを通って、共通流体ライン4920を通って、流体ライン4910Fを通って、第1ソレノイド4900Aの第1ポート4910Aを通って、第1ソレノイド4900Aを通って、第1ソレノイド4900Aの第2ポート4910Bを通って、マニホールドポート800Bを通り、および最終目的地に流れる(本実施例では外部環境150)。
これにより流体移送システム900Bと比較して流体移送システム900Cは、流体移送システム900Bについて前述の6つの動作状態ではなく4つ以下の動作状態を含む。具体的に、図49A~図49Dの流体移送システム900Cは1動作状態を有せず、その状態において流体は外部環境150から流体ディストリビュータ500の中に移動し、および足支持ブラダ200の中に直接移送される(図5Bと図48Bで示された状態)。むしろ、図49A~図49Dの流体移送システム900Cにおいて、流体圧力は、流体容器400から足支持ブラダ200への流体移送のみによって足支持ブラダ200中で増加する(図49Cの動作状態で示す)。さらに流体移送システム900Bと比較して流体移送システム900Cは1動作状態を有せず、その状態において流体は、流体容器400から外部環境150に移動する(図5Dと図48Dに示される状態)。必要に応じてまたは所望であれば、流体容器400はチェックバルブを含み得、このバルブは外部環境に開いて流体容器400の過圧を防止する(流体容器400からの余りの流体を流体移送システム900Cに通過させて流体容器400中の圧力を減少させるのではなく)。加えてまたはあるいは、流体ソースからの流体圧力(例、1つ以上の足作動ポンプ600H、600Fによって生成された流体圧力)が不十分であるか、または、流体容器400への開放流体通路中の流体圧力以下である場合、流体はソースから流体容器400に移動しない。さらに加えてまたはあるいは、他の減圧弁および/または流体通路が流体移送システム900C、流体ディストリビュータ500、流体流制御システム、足支持システム、ソール構造体104、および/または履物品100の全体中の1つ以上の場所に、システムの任意の部の過圧を防止するために設けられ得る(例、流体が流れる他の場所がない場合、ポンプ(複数可)600H、600Fによって排出された流体から圧力を解放)。
ただし、流体移送システム900Cは流体移送システム900Bにおける3つと比較して2つのソレノイドのみ使用する点で、いくつかの利益を有する。このため、流体移送システム900Cは、流体移送システム900Bと比較していくぶん軽く、小さく、安価で、および/またはよりエネルギー効率的(例、バッテリ電源の消費が少ない)であり得る。
前述の流体移送システム900Bと900Cは、1つの足支持ブラダ200および1つの流体容器400を含む。ただし、所望であれば、本技術の少なくともいくつかの態様に従って、流体移送システム、足支持システム、流体ディストリビュータ500、ソール構造体104、および/または履物品100は、流体圧力変化をサポートするための構造を2つ以上の足支持ブラダ200および/または2つ以上の流体容器400に含め得る。2つ以上の足支持ブラダ200が存在する場合、流体は同時にすべてのブラダに導入され得る。これは、種々の方法で達成され得る。例として、すべての足支持ブラダは、流体ライン202を対応する個々の足支持ブラダに至る個々の足支持供給ラインに分岐させることで同時に満され得る。別の実施例として、履物品100中のすべての足支持ブラダは、足支持ブラダを直列または平列に接続する流体ラインによって同時に満され得る。同様に2つ以上の流体容器400も同じ方法で同時に満され得るが、しかしそれは、容器流体ライン402を個々のラインに分岐させる、および/または流体容器を直列または平列に接続することによってである。
複数の足支持ブラダ200および/または流体容器400が1つの靴100に存在し、可能性として、ブラダ200および/またはコネクタ400中に異なる流体圧力を与えることが望ましい場合、例として、流体が容器700を離れておよび足支持流体ライン202および/または容器流体ライン402に入った後に、適切な弁調節または切替のメカニズムが設けられ得る。あるいは所望であれば、コネクタ700、マニホールド800、および封止コネクタ840(存在する場合)を通る別個の流体通路が、各々の個々の足支持ブラダ200および/または流体容器400用に設けられ得る;別個のソレノイドが、各々の追加の足支持ブラダ200および/または流体容器400用に設けられ得る;および追加の動作状態が設けられ得る。言いかえれば、流体を足支持ブラダ200に出し入れするために、示されたように、ポート、流体チャネル、ソレノイド、および同種のものの追加セットが、各々の追加足支持ブラダ用に設けられ得、および/または流体を流体容器400に出し入れするために、示されたように、ポート、流体チャネル、ソレノイド、および同種のものの追加セットが、靴中の各々の追加流体容器用に設けられ得る。入力システム(例として、外部演算装置、「オンボード」切替システム2200の一部等の上)はまた、各々の追加足支持ブラダおよび/または流体容器について別個の入力および制御を可能にするために変更され得る。
図49A~図49Dは、流体移送システム900C中の(「オプション」としての)第2足支持ブラダ250の概略図を図示する。これによりこの流体移送システム900Cにおいて、第2足支持ブラダ250に流体を出し入れするために、第3ソレノイド4900Cが設けられる。この第3ソレノイド4900Cは、第1ポート4914Aおよび第2ポート4914Bを含み、およびそのソレノイドは例として、2/2ソレノイドなど、常時閉ノンラッチングソレノイドとして構成され得る。第3ソレノイド4900Cの第1ポート4914Aは、共通流体ライン4920と流体連通する流体ライン4914Fを有し得る。第3ソレノイド4900Cの第2ポート4914Bは、第2足支持ブラダ250と任意の所望の方法で流体連通する。具体的には、第2ポート4914Bから足支持ブラダ250への流体通路は、マニホールド800を通るポートと流体経路、封止コネクタ840(存在する場合)、コネクタ700(存在する場合)等、別個のセットを有し得、この通路は概して、構造および/または機能において第2ソレノイド4900Bの第2ポート4912Bと足支持ブラダ200の間の流体通路に対応する。
図49A~図49Dの流体移送システム900Cは、第1ソレノイド4900Aおよび第2ソレノイド4900Bを図49A~図49Dに示される構成に置き、および第3ソレノイド4900Cを閉構成に維持することで、図49A~図49Dに示されるすべての動作状態に置かれ得る。ただしこの例示的流体移送システム900Cは、以下を調節すべきの2つの追加動作状態を含み得る:(a)第2足支持ブラダ250における流体圧力の増加、および(b)第2足支持ブラダ250における流体圧力の減少。第2足支持ブラダ250中の流体圧力を増加させるために使用される第5動作状態は、第2構成における第1ソレノイド4900A、閉構成における第2ソレノイド4900B、および開構成における第3ソレノイド4900C、を利用する。このため図49Cにしめされた構成と同様の方法において、流体は、流体容器400から第3マニホールドポート800Dを通り、第1ソレノイド4900Aの第3ポート4910Cを通って、第1ソレノイド4900Aを通って、第1ソレノイド4900Aの第1ポート4910Aを通って、流体ライン4910Fを通って、共通流体ライン4920を通って、流体ライン4914Fを通って、第3ソレノイド4900Cの第1ポート4914Aを通って、第3ソレノイド4900Cを通って、第3ソレノイド4900Bの第2ポート4914Bを通り、およびそこから最終目的地に流れる(本実施例では足支持ブラダ250)。
同様に、第2足支持ブラダ250中の流体圧力を減少させるために使用される第6動作状態は、第1構成における第1ソレノイド4900A、閉構成における第2ソレノイド4900B、および開構成における第3ソレノイド4900C、を利用する。このため図49Dにしめされた構成と同様の方法において、流体は、足支持ブラダ250から(どんな流体通路が設けられていても)第3ソレノイド4900Cの第2ポート4914Bを通り、第3ソレノイド4900Cを通って、第3ソレノイド4900Cの第1ポート4914Aを通って、流体ライン4914Fを通って、共通流体ライン4920を通って、流体ライン4910Fを通って、第1ソレノイド4900Aの第1ポート4910Aを通って、第1ソレノイド4900Aを通って、第1ソレノイド4900Aの第2ポート4910Bを通って、マニホールドポート800Bを通り、および最終目的地に流れる(本実施例では外部環境150)。
追加ソレノイド(例、2/2ノンラッチングソレノイド)および適切な構造体および動作状態が、前述の任意の追加足支持ブラダ200と250のために設けられ得る。
本開示で記載のように、本技術の態様は、1つ以上の足支持ブラダ200、および/または1つ以上の流体リザーバ400(リザーバはまた流体充填ブラダである)など、種々の履物構成要素中の圧力を制御および変更するステップに関する。ただし前述の種々の例示的構造体において、圧力センサー(例、850A、850B)は、対応する足支持ブラダ200および/または流体容器400の内部に直接位置したり、またはそれらと係合したりしない。圧力センサー(複数可)850A、850Bをタイプの足支持ブラダ200および/または流体容器400の中に直接組み込むまたはそれらと一緒に組み込むことは、例として、柔軟なブラダ構造のため、履物内の場所のため、履物組立ての困難さのため等のゆえに、事実上困難であり得る。このため前述のように、システムおよび方法は、本技術の少なくともいくつかの態様に従って、マニホールド800内または封止コネクタ840内の流体ライン中の圧力を測定する場所に、圧力センサー(複数可)850A、850Bを設ける。ついでこのような流体ラインは、足支持ブラダ200および/または流体容器400と流体連通する。このように圧力センサー(複数可)850A、850Bは、(前述のように)流体ディストリビュータ500を備え得、および流体ディストリビュータ500は靴100と接続されているので、より容易におよび好都合に履物100構造体全体の中に組み込まれ得る。
流体がセンサー850A、850Bを装備した該当する流体ラインを通って流れない場合、このようなセンサー850A、850Bは概して、足支持ブラダ200および/または流体容器400中の圧力を精度良く測定する(なぜなら、センサー850A、850Bは足支持ブラダ200および/または流体容器400と開放液体連通する流体ラインに取り付けられるから)。ただし、圧力センサー(複数可)850A、850Bは、足支持ブラダ200および/または流体容器400に直接含まれていないために、マニホールド800または封止コネクタ840内の圧力センサー(複数可)850A、850Bで行われた圧力測定値は、流体が該当する流体ラインを通って流れている場合、足支持ブラダ200および/または流体容器400に存在する実際の圧力に対応しない場合がある。例として、マニホールド800および/または封止コネクタ840を通って流れる流体には顕著な流れの制約があり得る、なぜなら流体はマニホールド800および/または封止コネクタ840内の比較的小サイズの流体ライン(例、小さな断面積および直径)を通って流れるから。圧力センサー850A、850Bの場所でのこの流れ抵抗は、足支持ブラダ200および/または流体容器400での実際の圧力と比較してセンサー850A、850Bで(およびマニホールド800および/または封止コネクタ840で)取得された圧力の読み値に相当な差を生む。この感知された圧力対実際の圧力の「差」は、「オフセット」と呼ばれ得る。流体流の際に、この流れ抵抗はオフセットはまた、圧力センサー850A、850Bを通過する流量によって影響を受け得る(つまり流量依存オフセット)。流れ抵抗オフセットはまた、流体流の開始、停止、および/または流量を有意に変更したその直後により顕著であり得る。
このような理由から、システムおよび方法、本技術の少なくともいくつかの態様に従って、マニホールド800および/または封止コネクタ840内の圧力センサー(複数可)(例として、850A、850B)で取得された圧力の読み値に基いて「調整」圧力を判定し得る。つぎにこのような調整圧力(複数可)は、流体流を開始および停止するタイミングを判定する入力(例、オンボード流体ディストリビュータ500のマイクロプロセッサへの入力データ、圧力変更動作を制御する外部演算装置への入力データ等)として使用され得る(例として、バルブステム910を回転するタイミング、および/または足支持ブラダ200および/または流体容器400中の圧力を調整する場合に1つ以上のソレノイド(例、4300A~4300C、4900A~4900C)の構成を変更するタイミング)。圧力変更を制御する調整圧力(複数可)の使用は、圧力変更入力に応えて流体流制御システムが目的の圧力により良く達することを可能にし得る。例として、センサー850A、850Bの測定圧力を直接使用することとは対照的に調整圧力の使用は、足支持ブラダ200および/または流体容器400において、(圧力センサー850A、850Bの実際の読み値と比較して)システムおよび/または方法がより直接に、および/または圧力変更の「オーバーシュート」または「アンダーシュート」少なく目的圧力に達することを可能にし得る。さらに加えてまたはあるいは、システムおよび/または方法が、最終目的圧力に達するため流体流を「開始」および「停止」するわずかなサイクルで(および特に少ない開始の短いバーストで圧力を微調整しおよび調整して最終目的圧力に至るため)、目的圧力に達することを可能にし得る。
本技術の本態様のいくつかの実施例において、流量オフセットによる調整圧力は、状態オブザーバモデルを使用して判定され得る。状態オブザバーモデルは1システムを使用し、そのシステムは、実際のシステム(本実施例では、足支持ブラダ200および/または流体容器400中の実際の圧力、PACTUAL)の測定値(本実施例では、マニホールド800および/または封止コネクタ840での圧力センサー850A、850Bでの圧力測定値、(P850A、850B)から与えられた実際のシステムの内部状態について1想定を提供する。図50Aと図50Bは、1つの可能な状態オブザーバモデルの説明に役立つ図を提供する。図50Aは本明細書で記述されたタイプの空気圧制御システムの電気等価モデル5000を示し、このモデルにおいて実際のシステムは、1つの足支持ブラダ200(「クッション」)および1つの流体容器400(「タンク」)を含む。本モデルにおいて、流体容器400および足支持ブラダ200は、コンデンサと貯蔵圧力としてモデル化される。種々のシステム部品を通る流体流はレジスタとしてモデル化される(例、流体容器400と流体移送システム900の間の流体流はレジスタ5020として示され、流体移送システム900を通る流体流はレジスタ5022として示され、および足支持ブラダ200と流体移送システム900の間の流体流はレジスタ5024として示される)。
図50Bは、図50Aの状態オブザーバモデル5000がどのよう実際のセンサー850A、850B中の圧力測定値(および他の関連情報)に対応するか図示する。ライン5002は足支持ブラダ200中の所望の目的圧力を表し、および時間358.5の少し前に約18psiから約27psiへの所望の圧力変化を示す。ライン5004と5006は、それぞれ流体容器400および足支持ブラダ200用ソレノイドバルブの動作を表す。このようなライン5004と5006は、所望の圧力変化がトリガーされた場合に、両方のソレノイドバルブが構成を変更したことを示す(時間358.5の少し前)。バルブ構成の変化は、ソレノイドを構成して流体が流体容器400から足支持ブラダ200に移動することを可能にする(それによって足支持ブラダ200中で圧力を増加させ、および流体容器400中で圧力を減少させる)。カーブ5008は、流体容器400と流体連通するマニホールド/封止コネクタ流体ライン中でセンサー850Aによって取得された実際の圧力測定値を示し、およびカーブ5010は足支持ブラダ200と流体連通するマニホールド/封止コネクタ流体ライン中でセンサー850Bによって取得された実際の圧力測定値を示す。カーブ5008、5010から明らかなように、実際のセンサー850A、850Bの測定値は、流れ抵抗オフセットのために流れが開始しおよび停止する場合に有意にジャンプする。この流れ抵抗オフセットは一般に流体ラインの断面積が減少するとさらにより顕著になる。
他方、カーブ5012と5014は、図50Aのモデル5000によって予測された/計算された圧力値を示す。示されたように、このようなカーブ5012と5014はかなりの「ジャンプ」もなく、およびこのため流体容器400および/または足支持ブラダ200内の実際の流体圧力に優れて対応する。圧力センサー850A、および/または850Bでの実際の測定された圧力の読み値から、状態オブザーバの圧力値は、モデル5000を使用して計算され得る。例として、圧力センサー測定値850A、850B(この測定値はセンサー850A、850Bによって測定された電圧に相関する)に基づいて、およびモデル5000において種々のレジスタ5020、5022、5024およびキャパシタンス(タンクとクッション)に割り当てられた既知の値を考慮して、流体容器モデルの場所5026および足支持ブラダモデルの場所5028での電圧は計算され得る。このように計算された電圧は、圧力計算された状態オブザーバ圧力値に対応する。
つぎにこのような計算された状態オブザーバ圧力値は、足支持ブラダ200および/または流体容器400中の圧力に対応する入力として使用され得る。圧力入力およびデータとしての計算された状態オブザーバ圧力値の使用は、本技術のいくつかの実施例に従って、システムおよび/または方法がより直接に、および/または圧力変更の「オーバーシュート」(例として、水増しすぎ)または「アンダーシュート」(例、引き下げすぎ)少なく目的圧力に達することを可能にし、および/または「開始」と「停止」の少ないサイクルで(例、「ジャンプ」がないために)、目的圧力に達することを可能にする。
圧力センサー850A、850Bからの実際の圧力読み値を使用して調整圧力値を判定(し、および足支持ブラダ200および/または流体容器400における実際の圧力を想定)する他の方法が、使用され得る。1実施例として、同じ相互接続された足支持ブラダ200、流体ライン400、流体ディストリビュータ500構成要素、を含む、足支持システム全体の研究室の物理モデルが形成され得るが、ただしこのモデルはさらに足支持ブラダ200および流体容器400に圧力センサーを含んで、このような構成要素中の実際の圧力を測定するようにされ得る。つぎに、この物理モデルを使用して圧力測定値は以下のセンサーで取得され得る:(a)マニホールド800および/または封止コネクタ840に位置する圧力センサー(複数可)850A、850Bで(P850A、850B)、および(b)種々の動作条件(例として、異なる流量の使用、異なる開始圧力の使用、異なる圧力変更量の使用等)下にある物理モデルの一部として足支持ブラダ200および/または流体容器400に含まれる追加の圧力センサー(複数可)で(PACTUAL)。(a)部の実際の圧力測定値を(b)部の値と比較することで、実際の測定圧力の差は、システムおよび方法で使用される補正係数を開発するために使用され得、そのシステムおよび方法では、実際の圧力測定値はマニホールド800および/または封止コネクタ840でのみ利用可能である(すなわち、追加の圧力センサー(複数可)が足支持ブラダ200および/または流体容器400に含まれない使用中の実際の靴において)。補正係数は、ルックアップテーブル、公式つまりP850A、850BをPACTUALに変換する式、「ベストフィット」カーブ等のP850A、850Bの形式を取り得、およびマイクロプロセッサによって実際の圧力読み値に適用され得る。マニホールド800および/または封止コネクタ840での圧力センサー測定値(P850A、850B)の条件に適切な補正係数を適用することで、調整圧力値が与えられ、この値は例として、前述のように圧力変化を制御する入力として使用され得る。
III.結論
本発明は、種々の実施形態に言及しながら、上記および添付の図面に開示されている。しかし、本開示が果たす目的は、本発明に関連する種々の特徴および概念の一例を提供することであり、本発明の範囲を限定することではない。当業者であれば、添付の特許請求の範囲によって定義されるとおり、本発明の範囲から逸脱しない限り、上述の実施形態に対して多数の変形および変更が可能であることを認識するであろう。
疑義を回避するため、本申請、技術、および発明は、以下の番号付き条項に記載された主題を少なくとも含む:
条項1.足支持システムであって:
足支持ブラダと;
該足支持ブラダと係合する第1ソール部材であって、該第1ソール部材は少なくとも該足支持システムの踵支持領域での足底支持表面と、および該第1ソール部材の外部表面を形成する側壁と、を含む;
流体容器と;および
該第1ソール部材の該外部表面と係合する流体ディストリビュータであって、該流体ディストリビュータは:(a)流体供給から流体を受け入れる入口、(b)流体を該外部環境に流体を移送する第1流体通路、(c)該足支持ブラダと流体連通する第2流体通路、および、(d)該流体容器と流体連通する第3流体通路、を含む。
条項2.第1ポンプを含む流体供給をさらに備え、該第1ポンプの入口は該外部環境と流体連通し、該第1ポンプの出口は該流体ディストリビュータの入口と流体連通する条項1に記載の足支持システム。
条項3.さらに、該第1ポンプの入口は該外部環境と流体連通し、該第1ポンプの出口は第2ポンプの入口と流体連通し、および該第2ポンプの出口は該流体ディストリビュータの該入口と流体連通する第1ポンプおよび第2ポンプを含む流体供給を備える条項1に記載の足支持システム。
条項4.該第2ポンプは足作動ポンプである、条項3に記載の足支持システム。
条項5.さらに、第1端および第2端を含む流体ラインであって、該第1端は該外部環境と流体連通し、および該第2端は該第1ポンプの該入口と流体連通する流体ラインを備える条項2~条項4のうち任意の1項に記載の足支持システム。
条項6.該第1ポンプは足作動ポンプである条項2~条項4のうち任意の1項に記載の足支持システム。
条項7.該流体ディストリビュータは:(a)該第1流体通路の中に開く第1ポート、(b)該第2流体通路の中に開く第2ポート、および(c)該第3流体通路の中に開く第3ポート、を有する筐体を含む条項1~条項6のうち任意の1項に記載の足支持システム。
条項8.該第1ポート、該第2ポート、および該第3ポートは、該筐体の側表面上に整列する条項7に記載の足支持システム。
条項9.該流体ディストリビュータは:(a)該入口、(b)該第1流体通路の中に開く第1ポート、(c)該第2流体通路の中に開く第2ポート、および(d)該第3流体通路の中に開く第3ポート、を有する筐体を含む条項1~条項6のうち任意の1項に記載の足支持システム。
条項10.該入口、該第1ポート、該第2ポート、および該第3ポートは、該筐体の側表面上に整列する条項9に記載の足支持システム。
条項11.該流体容器は流体充填ブラダを含む条項1~条項10のうち任意の1項に記載の足支持システム。
条項12.該流体充填ブラダの少なくとも一部分は該足支持ブラダの底表面の真下に延びる条項11に記載の足支持システム。
条項13.さらに、該流体容器と係合する第2ソール部材を備える、条項1~条項12のうち任意の1項に記載の足支持システム。
条項14.該第2ソール部材の踵支持部分は該第1ソール部材の踵支持部分を係合する条項13に記載の足支持システム。
条項15.該第1ソール部材の該外部表面はその中に画定された凹部を含み、且つ、該流体ディストリビュータの少なくとも一部分は該凹部中に収納される条項1~条項14のうち任意の1項に記載の足支持システム。
条項16.該流体ディストリビュータは、側面ケージ構成要素を含み、またはその構成要素に取り付けられ、その構成要素は該第1ソール部材または別のソール部材のうち少なくとも1つを係合する条項15に記載の足支持システム。
条項17.該流体ディストリビュータの露出した外部表面はユーザ入力システムを含み、このシステムは、該足支持ブラダ中の圧力調整をトリガーする入力を受信する条項1~条項16のうち任意の1項に記載の足支持システム。
条項18.該流体ディストリビュータは、ワイヤレスの方法でリモートデバイスからユーザ入力を受信するたのアンテナを含む条項1~条項17のうち任意の1項に記載の足支持システム。
条項19.該流体ディストリビュータは、該第1ソール部材の側面側踵部分で、該第1ソール部材の該外部表面と係合する条項1~条項18のうち任意の1項に記載の足支持システム。
条項20.該足支持ブラダは、該足支持システムの前足支持域中に少なくとも位置する条項1~条項18のうち任意の1項に記載の足支持システム。
条項21.該足支持ブラダは、該足支持システムの前足支持域中に位置し、および、該流体容器は該足支持システムの踵支持域に位置する条項1~条項19のうち任意の1項に記載の足支持システム。
条項22.該足支持ブラダは、該足支持システムの該踵支持域中に位置し、および、該流体容器は該足支持システムの前足支持域に位置する条項1~条項19のうち任意の1項に記載の足支持システム。
条項23.該足支持ブラダは、該足支持システムの踵支持域中に少なくとも位置する条項1~条項19のうち任意の1項に記載の足支持システム。
条項24.該流体容器は、該足支持システムの前足支持域中に少なくとも位置する条項1~条項19のうち任意の1項に記載の足支持システム。
条項25.該流体容器は、該足支持システムの踵支持域中に少なくとも位置する条項1~条項19のうち任意の1項に記載の足支持システム。
条項26.履物品であって:
アッパーと;および
該アッパーと係合する条項1~条項25のうち任意の1項に記載の足支持システムと、を備える履物品。
条項27.該流体ディストリビュータの一部分は該アッパーと係合する条項26に記載の履物品。
条項28.履物品であって:
アッパーと;
該アッパーと係合する第1ソール部材と;
該第1ソール部材と係合する足支持ブラダと;
該アッパーまたは該第1ソール部材のうち少なくとも1つと係合する流体容器と;および
該アッパーまたは該第1ソール部材のうち少なくとも1つと係合する流体ディストリビュータであって、該流体ディストリビュータは:(a)流体供給から流体を受け入れる入口、(b)流体を該外部環境に流体を移送する第1流体通路、(c)該足支持ブラダと流体連通する第2流体通路、および(d)該流体容器と流体連通する第3流体通路、を含む。
条項29.第1ポンプを含む流体供給をさらに備え、該第1ポンプの入口は該外部環境と流体連通し、該第1ポンプの出口は該流体ディストリビュータの該入口と流体連通する。
条項30.さらに、第1ポンプおよび第2ポンプを含む流体供給であって、該第1ポンプの入口は該外部環境と流体連通し、該第1ポンプの出口は第2ポンプの入口と流体連通し、および該第2ポンプの出口は該流体ディストリビュータの該入口と流体連通する第1ポンプおよび第2ポンプを含む流体供給を備える条項28に記載の履物品。
条項31.該第2ポンプは足作動ポンプである条項30に記載の履物品。
条項32.さらに、第1端および第2端を含む流体ラインを備え、該第1端は該外部環境と流体連通し、および該第2端は該第1ポンプの該入口と流体連通する条項29~条項31のうち任意の1項に記載の履物品。
条項33.該第1ポンプは足作動ポンプである条項29~条項32のうち任意の1項に記載の履物品。
条項34.該流体ディストリビュータは:(a)該第1流体通路の中に開く第1ポート、(b)該第2流体通路の中に開く第2ポート、および(c)該第3流体通路の中に開く第3ポート、を有する筐体を含む条項28~条項33のうち任意の1項に記載の履物品。
条項35.該第1ポート、該第2ポート、および該第3ポートは、該筐体の側表面上に整列する条項34に記載の履物品。
条項36.該流体ディストリビュータは:(a)該入口、(b)該第1流体通路の中に開く第1ポート、(c)該第2流体通路の中に開く第2ポート、および(d)該第3流体通路の中に開く第3ポート、を有する筐体を含む条項28~条項35のうち任意の1項に記載の履物品。
条項37.該第1ポート、該第2ポート、および該第3ポートは、該筐体の側表面上に整列する条項36に記載の履物品。
条項38.該流体容器は流体充填ブラダを含む条項28~条項37のうち任意の1項に記載の履物品。
条項39.該流体充填ブラダの少なくとも一部分は該足支持ブラダの底表面の真下に延びる条項38に記載の履物品。
条項40.さらに、該流体容器と係合する第2ソール部材を備える条項28~条項39のうち任意の1項に記載の履物品。
条項41.該第2ソール部材の踵支持部分は該第1ソール部材の踵支持部分を係合する、条項40に記載の履物品。
条項42.該第1ソール部材の外部表面はその中に画定された凹部を含み、且つ、該流体ディストリビュータの少なくとも一部分は該凹部中に収納される条項28~条項41のうち任意の1項に記載の履物品。
条項43.該流体ディストリビュータは、側面ケージ構成要素を含み、またはその構成要素と係合され、その構成要素は該第1ソール部材または別のソール部材のうち少なくとも1つを係合する条項42に記載の履物品。
条項44.該流体ディストリビュータの露出した外部表面はユーザ入力システムを含み、このシステムは、該足支持ブラダ中の圧力調整をトリガーする入力を受信する条項28~条項43のうち任意の1項に記載の履物品。
条項45.該流体ディストリビュータは、ワイヤレスの方法でリモートデバイスからユーザ入力を受信するためにアンテナを含む条項28~条項44のうち任意の1項に記載の履物品。
条項46.該足支持ブラダは、該履物品の前足支持域中に少なくとも位置する条項28~条項45のうち任意の1項に記載の履物品。
条項47.該足支持ブラダは、該履物品の前足支持域中に位置し、および該流体容器は該履物品の踵支持域に位置する条項28~条項45のうち任意の1項に記載の履物品。
条項48.該足支持ブラダは、該履物品の踵支持域中に位置し、および該流体容器は該履物品の前足支持域に位置する条項28~条項45のうち任意の1項に記載の履物品。
条項49.該足支持ブラダは、該履物品の踵支持域中に少なくとも位置する条項28~条項45のうち任意の1項に記載の履物品。
条項50.該流体容器は、該履物品の前足支持域中に少なくとも位置する条項28~条項45のうち任意の1項に記載の履物品。
条項51.該流体容器は、該履物品の踵支持域中に少なくとも位置する条項28~条項45のうち任意の1項に記載の履物品。
条項52.該流体ディストリビュータは、該第1ソール部材の側面側踵部分で、該第1ソール部材の該外部表面と係合する条項28~条項51のうち任意の1項に記載の履物品。
条項53.該流体ディストリビュータは、該アッパーのリア踵領域で該アッパーと係合する条項28~条項52のうち任意の1項に記載の履物品。
条項54.該アッパーの該リア踵領域は、1つ以上のリア踵アッパー構成要素に取り付けられたレセプタクルを含み、および該流体ディストリビュータは該レセプタクル中に収納される条項53に記載の履物品。
条項55.履物品用の流体流制御システムであって:
バルブ筐体と;
該バルブ筐体中に移動可能に取り付けられたバルブステムであって、該バルブステムは第1端、第2端、および、該第1端および該第2端の間に延びる周囲壁、を含み、該第1端、該第2端、および、該周囲壁は該バルブステムの内部チャンバを画定し、および、該バルブステムの該周囲壁は該内部チャンバから該周囲壁の外部表面に延びる複数の通り穴、を含む;
該内部チャンバと流体連通する流体入口ポートと;および
該バルブ筐体と流体連通するマニホールドと、を備え、該マニホールドは該マニホールドを通って第1マニホールドポートに延びる第1流体流経路、該マニホールドを通って第2マニホールドポートに延びる第2流体流経路、および該マニホールドを通って第3マニホールドポートに延びる第3流体流経路、を含み、
複数の位置への該バルブステムの移動は、該複数の通り穴のうち1つ以上の通り穴を該第1流体流経路、該第2流体流経路、または該第3流体流経路と流体連通に配置することで、該流体流制御システムを選択的に複数の動作状態に配置する履物品用の流体流制御システム。
条項56.該複数の動作状態は、以下の状態のうち2つ以上を含む、条項55に記載の流体流制御システム:
(a)該バルブステムが第1位置にある第1動作状態であって、この状態では、該流体入口ポートを通って該内部チャンバに導入された流体は該周囲壁を通り、および該第1流体流経路の中を通過する、
(b)該バルブステムが第2位置にある第2動作状態であって、この状態では、該流体入口ポートを通って該内部チャンバに導入された流体は該周囲壁を通り、および該第2流体流経路の中を通過する、
(c)該バルブステムの第3位置にある第3動作状態であって、この状態では、流体は該第2流体流経路を通って該周囲壁を通り、該内部チャンバを通り、該周囲壁を通り、および、該第1流体流経路の中を通過する、
(d)該バルブステムが第4位置にある第4動作状態であって、この状態では、流体は該第3流体流経路を通って該周囲壁を通り、該内部チャンバを通って、該周囲壁を通って、および該第1流体流経路の中を通過する、
(e)該バルブステムが第5位置にある第5動作状態であって、この状態では、流体は該第3流体流経路を通って該周囲壁を通り、該内部チャンバを通って、該周囲壁を通って、および該第2流体流経路の中を通過し、および、
(f)該バルブステムが第6位置にある第6動作状態であって、この状態では、該流体入口ポートを通って該内部チャンバに導入された流体は該周囲壁を通り、および、該第3流体流経路の中を通過する。
条項57.該第1マニホールドポート、該第2マニホールドポート、および該第3マニホールドポートは該マニホールドの外部側に沿って整列する条項55または条項56に記載の流体流制御システム。
条項58.流体入口ポートは該バルブステムの該第2端の該内部チャンバに流体を導入する条項55~条項57のうち任意の1項に記載の流体流制御システム。
条項59.さらに該マニホールドおよび該バルブ筐体を係合する封止コネクタを備える条項55~条項58のうち任意の1項に記載の流体流制御システム。
条項60.該封止コネクタは該周囲壁から該第1流体流経路に延びる第1封止チャネル、該周囲壁から該第2流体流経路に延びる第2封止チャネル、および、該周囲壁から該第3流体流経路に延びる第3封止チャネル、を有する封止ブロックボディを含む条項59に記載の流体流制御システム。
条項61.該第1封止チャネル、該第2封止チャネル、および、該第3封止チャネルは該封止ブロックボディを通って平行方向に延びる条項60に記載の流体流制御システム。
条項62.該第1封止チャネル、該第2封止チャネル、および該第3封止チャネルの軸方向は該封止ブロックボディ中で整列する条項60または条項61に記載の流体流制御システム。
条項63.該封止ブロックボディの外側表面は該第1封止チャネルに開く第1開口部、該第2封止チャネルに開く第2開口部、および、該第3封止チャネルに開く第3開口部、を含み、および、該複数の動作状態の各々で、該第1開口部、該第2開口部、および/または、該第3開口部と該バルブステムの該周囲壁中の該複数の通り穴のうち1つ以上とを整列する範囲は、該封止コネクタを通る流体流量の制御を可能にするために調整可能である条項60~条項62のうち任意の1項に記載の流体流制御システム。
条項64.該封止コネクタは第1封止チャネルに開く第1開口部を含み、および該複数の動作状態のうち少なくとも1つにおいて、該第1開口部が該バルブステムの該周囲壁中の該複数の通り穴のうち1つと整列する範囲は該封止コネクタを通る流体流量の制御を可能にするために調整可能である条項59に記載の流体流制御システム。
条項65.さらに該バルブ筐体、該バルブステム、該マニホールド、および該封止コネクタ、を少なくとも含む筐体を備える条項55~条項64のうち任意の1項に記載の流体流制御システム。
条項66.さらに該バルブステムの該第1端で係合する駆動システムを備え、該駆動システムは少なくとも該複数の位置に該バルブステムを移動させる条項55~条項65のうち任意の1項に記載の流体流制御システム。
条項67.該駆動システムはモータを含む条項66に記載の流体流制御システム。
条項68.該駆動システムはさらに、該モータの出力と該バルブステムの該第1端の間に機能的に連結された変速機を含む条項67に記載の流体流制御システム。
条項69.さらに該バルブ筐体、該バルブステム、該マニホールド、および該駆動システム、を少なくとも含む筐体を備える条項66~条項68のうち任意の1項に記載の流体流制御システム。
条項70.さらに該駆動システムに電力を供給するために電源を備える条項66~条項68のうち任意の1項に記載の流体流制御システム。
条項71.該電源はバッテリを含む条項70に記載の流体流制御システム。
条項72.さらに該バルブ筐体、該バルブステム、該マニホールド、該駆動システム、および該電源、を少なくとも含む筐体を備える条項70または条項71に記載の流体流制御システム。
条項73.さらに、該バルブ筐体に対して該バルブステムの位置を判定するセンサーを備える条項55~条項72のうち任意の1項に記載の流体流制御システム。
条項74.該センサーは磁気エンコーダを含む条項73に記載の流体流制御システム。
条項75.さらに該バルブ筐体、該バルブステム、該マニホールド、および該センサー、を少なくとも含む筐体を備える条項73または条項74に記載の流体流制御システム。
条項76.さらに該第1流体流経路、該第2流体流経路、または該第3流体流経路、のうち少なくとも1つにおいて流体圧力を判定するために、該マニホールドと係合する第1圧力センサーを備える条項55~条項75のうち任意の1項に記載の流体流制御システム。
条項77.該第1圧力センサーは、該第3流体流経路において流体圧力を判定するために設けられ、および該流体流制御システムはさらに、該第1流体流経路または該第2流体流経路のうち少なくとも1つにおいて流体圧力を判定するために、該マニホールドと係合する第2圧力センサーを備える条項76に記載の流体流制御システム。
条項78.さらに該バルブ筐体、該バルブステム、および該マニホールド、を少なくとも含む筐体を備える条項55~条項77のうち任意の1項に記載の流体流制御システム。
条項79.さらに、該筐体と係合し、および以下を含むコネクタを備える条項78に記載の流体流制御システム:(a)該コネクタを通って延び、および該第1マニホールドポートに接続された第1コネクタ流体経路、(b)該コネクタを通って延び、および該第2マニホールドポートに接続された第2コネクタ流体経路、および(c)該コネクタを通って延び、および該第3マニホールドポートに接続された第3コネクタ流体経路。
条項80.該コネクタはさらに、該コネクタを通って延び、および該流体入口ポートと流体連通する第4コネクタ流体経路を含む条項79に記載の流体流制御システム。
条項81.さらに、該コネクタと該流体入口ポートの間の流体経路中に位置する第1ポンプを備える条項80に記載の流体流制御システム。
条項82.さらに、該コネクタと該流体入口ポートの間の該流体経路中に位置する第2ポンプを備える条項81に記載の流体流制御システム。
条項83.該第1ポンプの出口は該第2ポンプの入口と流体連通し、および該第2ポンプの出口は該流体入口ポートと流体連通する条項82に記載の流体流制御システム。
条項84.該第4コネクタ流体経路は外部環境から外部流体を取り入れるため、該外部環境と流体連通する条項80~条項83のうち任意の1項に記載の流体流制御システム。
条項85.さらに、該外部流体が該第4コネクタ流体経路に入る前に該外部流体をフィルタするフィルタを備える条項84に記載の流体流制御システム。
条項86.履物品用の流体流制御システムであって:
マニホールドであって:(a)該マニホールドを通って流体入口ポートに延びる流体入口経路と、(b)該マニホールドを通って第1マニホールドポートに延びる第1流体流経路、(c)該マニホールドを通って第2マニホールドポートに延びる第2流体流経路、および(d)該マニホールドを通って第3マニホールドポートに延びる第3流体流経路、を含む;
該マニホールドと流体連通するバルブ筐体であって、該バルブ筐体は、該マニホールドの該流体取入れ経路と流体連通する流体取入れ経路を含むバルブ筐体と;および、
該バルブ筐体中に回転可能に取り付けられたバルブステムであって、該バルブステムは第1端、第2端、および、該第1端および該第2端の間に延びる周囲壁、を含み、該第1端、該第2端、および、該周囲壁は該バルブステムの内部チャンバを画定し、および、該バルブ筐体の該流体取入れ経路は該バルブステムの該内部チャンバと流体連通する、
複数の回転位置への該バルブステムの回転は、該流体流制御システムを以下の状態を含む複数の該動作状態に選択的に配置する:
(a)該バルブステムが第1回転位置にある第1動作状態であって、この状態では、該流体取入れ経路を通って該内部チャンバに導入された流体は、該周囲壁の第1通り穴を通り、および該第1流体流経路の中を通過する、
(b)該バルブステムが第2回転位置にある第2動作状態であって、この状態では、該流体取入れ経路を通って該内部チャンバに導入された流体は該周囲壁の第2通り穴を通り、および該第2流体流経路の中を通過する、
(c)該バルブステムの第3回転位置にある第3動作状態であって、この状態では、流体は該第2流体流経路を通り、該周囲壁の第3通り穴を通って、該内部チャンバを通って、該周囲壁の第4通り穴を通って、および該第1流体流経路の中を通過する、
(d)該バルブステムが第4回転位置にある第4動作状態であって、この状態では、流体は該第3流体流経路を通り、該周囲壁の第5通り穴を通って、該内部チャンバを通って、該周囲壁の第6通り穴を通って、および該第1流体流経路の中を通過する、
(e)該バルブステムが第5回転位置にある第5動作状態であって、この状態では、流体は該第3流体流経路を通り、該周囲壁の第7通り穴を通って、該内部チャンバを通って、該周囲壁の第8第6通り穴を通って、および、該第2流体流経路の中を通過する、および、
(f)該バルブステムが第6回転位置にある第6動作状態であって、この状態では、該流体取入れ経路を通って該内部チャンバに導入された流体は、該周囲壁の第9通り穴を通り、および該第3流体流経路の中を通過する。
条項87.該流体入口ポート、該第1マニホールドポート、該第2マニホールドポート、および該第3マニホールドポートは、該マニホールドの外部側に沿って整列する条項86に記載の流体流制御システム。
条項88.該流体取入れ経路は、該バルブステムの該第2端の該内部チャンバに流体を導入する条項86または条項87に記載の流体流制御システム。
条項89.さらに該マニホールドおよび該バルブ筐体を係合する封止コネクタを備える条項86~条項88のうち任意の1項に記載の流体流制御システム。
条項90.該封止コネクタは、該周囲壁から該第1流体流経路に延びる第1封止チャネル、該周囲壁から該第2流体流経路に延びる第2封止チャネル、および該周囲壁から該第3流体流経路に延びる第3封止チャネル、を有する封止ブロックボディを含む条項89に記載の流体流制御システム。
条項91.該第1封止チャネル、該第2封止チャネル、および該第3封止チャネルは、該封止ブロックボディを通って平行方向に延びる条項90に記載の流体流制御システム。
条項92.該第1封止チャネル、該第2封止チャネル、および該第3封止チャネルの軸方向は、該封止ブロックボディ中で整列する条項90または条項91に記載の流体流制御システム。
条項93.該封止ブロックボディの外側表面は、該第1封止チャネルに開く第1開口部、該第2封止チャネルに開く第2開口部、および該第3封止チャネルに開く第3開口部、を含み、および、該第1回転位置、該第2回転位置、該第3回転位置、該第4回転位置、該第5回転位置、および該第6回転位置の各々で、該バルブステムの周囲壁中の該通り穴のうち少なくとも1つの対して、該封止ブロックボディの該第1開口部、該第2開口部、および/または該第3開口部を回転整列する範囲は、該封止コネクタを通る流体流量の制御を可能にするために調整可能である条項90~条項92のうち任意の1項に記載の流体流制御システム。
条項94.該封止コネクタは、第1封止チャネルに開く第1開口部を含み、および、該複数の動作状態のうち少なくとも1つにおいて、該第1開口部が該バルブステムの該周囲壁中の該通り穴のうち1つと整列する範囲は、該封止コネクタを通る流体流量の制御を可能にするために調整可能である条項89に記載の流体流制御システム。
条項95.さらに該バルブステムの該第1端で係合する回転駆動システムを備え、該回転駆動システムは少なくとも該複数の回転位置に該バルブステムを移動させる、条項86~条項94のうち任意の1項に記載の流体流制御システム。
条項96.該回転駆動システムはモータを含む条項95に記載の流体流制御システム。
条項97.該回転駆動システムはさらに、該モータの出力と該バルブステムの該第1端の間に機能的に連結された変速機を含む条項96に記載の流体流制御システム。
条項98.さらに該回転駆動システムに電力を供給するために電源を備える条項95~条項97のうち任意の1項に記載の流体流制御システム。
条項99.該電源はバッテリを含む条項98に記載の流体流制御システム。
条項100.さらに、該バルブステムの回転位置を判定するセンサーを備える条項86~条項99のうち任意の1項に記載の流体流制御システム。
条項101.該センサーは磁気エンコーダを含む条項100に記載の流体流制御システム。
条項102.さらに該第1流体流経路、該第2流体流経路、または該第3流体流経路、のうち少なくとも1つにおいて流体圧力を判定するために、該マニホールドと係合する第1圧力センサーを備える条項86~条項101のうち任意の1項に記載の流体流制御システム。
条項103.該第1圧力センサーは、該第3流体流経路において流体圧力を判定するために設けられ、および該流体流制御システムはさらに、該第1流体流経路または該第2流体流経路のうち少なくとも1つにおいて流体圧力を判定するために、該マニホールドと係合する第2圧力センサーを備える条項102に記載の流体流制御システム。
条項104.さらに該マニホールド、該バルブ筐体、および該バルブステム、を少なくとも含む筐体を備える条項86~条項103のうち任意の1項に記載の流体流制御システム。
条項105.さらに、該筐体と係合し、および以下を含むコネクタを備える、条項104に記載の流体流制御システム:(a)該コネクタを通って延び、および該第1マニホールドポートに接続された第1コネクタ流体経路、(b)該コネクタを通って延び、および該第2マニホールドポートに接続された第2コネクタ流体経路、および(c)該コネクタを通って延び、および該第3マニホールドポートに接続された第3コネクタ流体経路。
条項106.該コネクタはさらに、該コネクタを通って延び、および該流体入口ポートと流体連通する第4コネクタ流体経路を含む条項105に記載の流体流制御システム。
条項107.さらに、該コネクタと該流体入口ポートの間の流体経路中に位置する第1ポンプを備える条項106に記載の流体流制御システム。
条項108.さらに、該コネクタと該流体入口ポートの間の該流体経路中に位置する第2ポンプを備える条項107に記載の流体流制御システム。
条項109.該第1ポンプの出口は該第2ポンプの入口と流体連通し、および該第2ポンプの出口は該流体入口ポートと流体連通する条項108に記載の流体流制御システム。
条項110.該第4コネクタ流体経路は、外部環境から外部流体を取り入れるため、該外部環境と流体連通する条項106~条項109のうち任意の1項に記載の流体流制御システム。
条項111.さらに、該外部流体が該第4コネクタ流体経路に入る前に該外部流体をフィルタするフィルタを備える条項110に記載の流体流制御システム。
条項112.足支持システムであって:
足支持ブラダと;
流体容器と;および
流体を該足支持ブラダに出し入れするため、および、該流体容器に出し入れするための条項55~条項111のうち任意の1項に記載の流体流制御システム。
条項113.履物品であって:
アッパーと;
該アッパーと係合するソール構造体と;および
条項112に記載の足支持システムと、を備え、該足支持ブラダは該ソール構造体と係合する、または、その一部として形成される。
条項114.履物品用の足支持システムであって:
足支持ブラダと;
流体容器と;
流体供給と;
バルブ筐体と;
該バルブ筐体中に移動可能に取り付けられたバルブステムであって、該バルブステムは、第1端、第2端、および該第1端および該第2端の間に延びる周囲壁、を含み、該第1端、該第2端、および該周囲壁は該バルブステムの内部チャンバを画定し、および、該バルブステムの該周囲壁は該内部チャンバから該周囲壁の外部表面に延びる複数の通り穴、を含む;
該流体供給を該内部チャンバと流体連通に配置する流体入口ポートと;および
マニホールドであって:(a)外部環境と流体連通し、および該マニホールドを通って延びる第1流体流経路の中に開く第1マニホールドポート、(b)該足支持ブラダと流体連通し、および該マニホールドを通って延びる第2流体流経路の中に開く第2マニホールドポート、および(c)該流体容器と流体連通し、および、該マニホールドを通って延びる第3流体流経路の中に開く第3マニホールドポート、を含む、
複数の位置への該バルブステムの移動は該バルブステムの該複数の通り穴のうち1つ以上の通り穴を該第1流体流経路、該第2流体流経路、または、該第3流体流経路と流体連通に配置することで、該足支持システムを選択的に複数の動作状態に配置する履物品用の足支持システム。
条項115.該複数の動作状態は、以下の状態のうち2つ以上を含む条項114に記載の足支持システム:
(a)該バルブステムが第1位置にある第1動作状態であって、この状態では、流体は該流体供給から該流体入口ポートを通って該内部チャンバの中に入り、該第1流体流経路を通って、該第1マニホールドポートを通って、および該外部環境に移動する、
(b)該バルブステムが第2位置にある第2動作状態であって、この状態では、流体は該流体供給から、該流体入口ポートを通って該内部チャンバの中に入り得、該第2流体流経路を通って、該第2マニホールドポートを通って、および該足支持ブラダの中に移動する、
(c)該バルブステムが第3位置にある第3動作状態であって、この状態では、流体は該足支持ブラダから、該第2マニホールドポートを通って、該第2流体流経路を通って該内部チャンバの中に入り、該第1流体流経路を通って、該第1マニホールドポートを通って、および該外部環境の中に移動する、
(d)該バルブステムが第4位置にある第4動作状態であって、この状態では、流体は該流体容器から、該第3マニホールドポートを通り、該第3流体流経路を通って該内部チャンバの中に入り、該第1流体流経路を通って、該第1マニホールドポートを通って、および該外部環境に移動する、
(e)該バルブステムが第5位置にある第5動作状態であって、この状態では、流体は該流体容器から該第3マニホールドポートを通って該内部チャンバの中に入り、該第2流体流経路を通って、該第2マニホールドポートを通って、および該足支持ブラダの中に移動する、および
(f)該バルブステムが第6位置にある第6動作状態であって、この状態では、流体は該流体供給から該流体入口ポートを通って該内部チャンバの中に入り、該第3流体流経路を通って、該第3マニホールドポートを通って、および該流体容器の中に移動する。
条項116.該第1マニホールドポート、該第2マニホールドポート、および該第3マニホールドポートは、該マニホールドの外部側に沿って整列する条項114または条項115に記載の足支持システム。
条項117.流体入口ポートは、該バルブステムの該第2端の該内部チャンバに流体を導入する、条項114~条項116のうち任意の1項に記載の足支持システム。
条項118.さらに該マニホールドおよび該バルブ筐体を係合する封止コネクタを備える条項114~条項117のうち任意の1項に記載の足支持システム。
条項119.該封止コネクタは、該周囲壁から該第1流体流経路に延びる第1封止チャネル、該周囲壁から該第2流体流経路に延びる第2封止チャネル、および該周囲壁から該第3流体流経路に延びる第3封止チャネル、を有する封止ブロックボディを含む条項118に記載の足支持システム。
条項120.該第1封止チャネル、該第2封止チャネル、および該第3封止チャネルは、該封止ブロックボディを通って平行方向に延びる、および/または、該封止ブロックボディ中で整列する条項119に記載の足支持システム。
条項121.該封止ブロックボディの外側表面は、該第1封止チャネルに開く第1開口部、該第2封止チャネルに開く第2開口部、および該第3封止チャネルに開く第3開口部、を含み、および該複数の動作状態の各々で、該第1開口部、該第2開口部、および/または、該第3開口部と該バルブステムの該周囲壁中の該複数の通り穴のうち1つ以上とを整列する範囲は、該封止コネクタを通る流体流量の制御を可能にするために調整可能である、条項119~条項120のうち任意の1項に記載の足支持システム。
条項122.該封止コネクタは、第1封止チャネルに開く第1開口部を含み、および該複数の動作状態のうち少なくとも1つにおいて、該第1開口部が該バルブステムの該周囲壁中の該複数の通り穴のうち1つと整列する範囲は、該封止コネクタを通る流体流量の制御を可能にするために調整可能である条項118に記載の足支持システム。
条項123.さらに該バルブステムの該第1端で係合する駆動システムを備え、該駆動システムは少なくとも該複数の位置に該バルブステムを移動させる条項114~条項122のうち任意の1項に記載の足支持システム。
条項124.該駆動システムはモータを含む、条項123に記載の足支持システム。
条項125.該駆動システムはさらに、該モータの出力と該バルブステムの該第1端の間に機能的に連結された変速機を含む条項124に記載の足支持システム。
条項126.さらに該駆動システムに電力を供給するために電源を備える条項123~条項125のうち任意の1項に記載の足支持システム。
条項127.該電源はバッテリを含む条項126に記載の足支持システム。
条項128.さらに、該バルブ筐体に対して該バルブステムの位置を判定するセンサーを備える条項114~条項127のうち任意の1項に記載の足支持システム。
条項129.該センサーは磁気エンコーダを含む条項128に記載の足支持システム。
条項130.さらに該第1流体流経路、該第2流体流経路、または該第3流体流経路、のうち少なくとも1つにおいて流体圧力を判定するために、該マニホールドと係合する第1圧力センサーを備える条項114~条項129のうち任意の1項に記載の足支持システム。
条項131.該第1圧力センサーは、該第3流体流経路において流体圧力を判定するために設けられ、および該足支持システムはさらに、該第1流体流経路または該第2流体流経路のうち少なくとも1つにおいて流体圧力を判定するために、該マニホールドと係合する第2圧力センサーを備える条項130に記載の足支持システム。
条項132.さらに該バルブ筐体、該バルブステム、および該マニホールド、を少なくとも含む筐体を備える条項114~条項131のうち任意の1項に記載の足支持システム。
条項133.さらに、該筐体と係合し、および以下を含むコネクタを備える条項132に記載の足支持システム:(a)該コネクタを通って延び、および該第1マニホールドポートに接続された第1コネクタ流体経路、(b)該コネクタを通って延び、および該第2マニホールドポートに接続された第2コネクタ流体経路、および(c)該コネクタを通って延び、および該第3マニホールドポートに接続された第3コネクタ流体経路。
条項134.さらに、該流体供給から該流体入口ポートに延びる流体供給ラインを備える条項114~条項133のうち任意の1項に記載の足支持システム。
条項135.さらに、該第1マニホールドポートから該外部環境に延びる流体ラインを備える条項114~条項134のうち任意の1項に記載の足支持システム。
条項136.さらに、該足支持システムから該第2マニホールドポートに延びる足支持流体ラインを備える条項114~条項135のうち任意の1項に記載の足支持システム。
条項137.さらに、該流体容器から該第3マニホールドポートに延びる容器流体ラインを備える条項114~条項136のうち任意の1項に記載の足支持システム。
条項138.該流体供給は、該流体入口ポートと流体連通する第1ポンプを含む条項114~条項137のうち任意の1項に記載の足支持システム。
条項139.該流体供給は、該流体入口ポートと流体連通する第2ポンプを含む条項138に記載の足支持システム。
条項140.該第1ポンプの出口は該第2ポンプの入口と流体連通し、および該第2ポンプの出口は該流体入口ポートと流体連通する条項138に記載の足支持システム。
条項141.該第1ポンプの入口は、該外部環境と流体連通する条項138~条項140のうち任意の1項に記載の足支持システム。
条項142.さらに、該外部流体が該第1ポンプに入る前に外部流体をフィルタするフィルタを備える、条項141に記載の足支持システム。
条項143.さらに、該外部環境から該第1ポンプに流体を供給する外部流体供給ラインを備える条項138~条項142のうち任意の1項に記載の足支持システム。
条項144.履物品であって:
アッパーと;および
該アッパーと係合する条項114~条項143のうち任意の1項に記載の足支持システムと、を備える履物品。
条項145.足支持システムであって:
足支持ブラダと;
流体容器と;
流体供給と;
マニホールドであって:(a)該流体供給と流体連通し、および該マニホールドを通って延びる流体入口経路の中に開く流体入口ポート、(b)外部環境と流体連通し、および該マニホールドを通って延びる第1流体流経路の中に開く第1マニホールドポート、(c)該足支持ブラダと流体連通し、および該マニホールドを通って延びる第2流体流経路の中に開く第2マニホールドポート、および(d)該流体容器と流体連通し、および該マニホールドを通って延びる第3流体流経路の中に開く第3マニホールドポート、を含む;
該マニホールドと流体連通するバルブ筐体であって、該バルブ筐体は該マニホールドの該流体取入れ経路と流体連通する流体取入れ経路を含むバルブ筐体と;および、
該バルブ筐体中に回転可能に取り付けられたバルブステムであって、該バルブステムは第1端、第2端、および、該第1端および該第2端の間に延びる周囲壁、を含み、該第1端、該第2端、および該周囲壁は該バルブステムの内部チャンバを画定し、および、該バルブ筐体の該流体取入れ経路は該バルブステムの該内部チャンバと流体連通する、
複数の回転位置への該バルブステムの回転は、該足支持システムを以下の状態を含む複数の動作状態に選択的に配置する:
(a)該バルブステムが第1回転位置にある第1動作状態であって、この状態では、流体は該流体供給から、該流体入口ポートを通って該内部チャンバの中に入り、該第1流体流経路を通って、該第1マニホールドポートを通って、および該外部環境に移動する、
(b)該バルブステムが第2回転位置にある第2動作状態であって、この状態では、流体は該流体供給から、該流体入口ポートを通って該内部チャンバの中に入り、該第2流体流経路を通って、該第2マニホールドポートを通って、および該足支持ブラダの中に移動する、
(c)該バルブステムが第3回転位置にある第3動作状態であって、この状態では、流体は該足支持ブラダから、該第2マニホールドポートを通って、該第2流体流経路を通って該内部チャンバの中に入り、該第1流体流経路を通って、該第1マニホールドポートを通って、および該外部環境の中に移動する、
(d)該バルブステムが第4回転位置にある第4動作状態であって、この状態では、流体は該流体容器から、該第3マニホールドポートを通り、該第3流体流経路を通って該内部チャンバの中に入り、該第1流体流経路を通って、該第1マニホールドポートを通って、および該外部環境に移動する、
(e)該バルブステムが第5回転位置にある第5動作状態であって、この状態では、流体は該流体容器から、該第3マニホールドポートを通って該内部チャンバの中に入り、該第2流体流経路を通って、該第2マニホールドポートを通って、および該足支持ブラダの中に移動する、および
(f)該バルブステムが第6回転位置にある第6動作状態であって、この状態では、流体は該流体供給から、該流体入口ポートを通って該内部チャンバの中に入り、該第3流体流経路を通って、該第3マニホールドポートを通って、および該流体容器の中に移動する。
条項146.該流体容器は流体充填ブラダを含む条項145に記載の足支持システム。
条項147.該流体供給は、該流体入口ポートと流体連通する第1ポンプを含む条項145または条項146に記載の足支持システム。
条項148.該流体供給は、該流体入口ポートと流体連通する第2ポンプを含む条項147に記載の足支持システム。
条項149.該第1ポンプの出口は該第2ポンプの入口と流体連通し、および該第2ポンプの出口は該流体入口ポートと流体連通する条項148に記載の足支持システム。
条項150.該第1ポンプの入口は、該外部環境と流体連通する条項147~条項149のうち任意の1項に記載の足支持システム。
条項151.さらに、該外部流体が該第1ポンプに入る前に外部流体をフィルタするフィルタを備える条項150に記載の足支持システム。
条項152.さらに、該外部環境から該第1ポンプに流体を供給する外部流体供給ラインを備える条項147~条項149のうち任意の1項に記載の足支持システム。
条項153.該流体入口ポート、該第1マニホールドポート、該第2マニホールドポート、および該第3マニホールドポートは、該マニホールドの外部側に沿って整列する条項145~条項152のうち任意の1項に記載の足支持システム。
条項154.該流体取入れ経路は、該バルブステムの該第2端の該内部チャンバに流体を導入する条項145~条項153のうち任意の1項に記載の足支持システム。
条項155.さらに該マニホールドおよび該バルブ筐体を係合する封止コネクタを備える条項145~条項154のうち任意の1項に記載の足支持システム。
条項156.該封止コネクタは、該周囲壁から該第1流体流経路に延びる第1封止チャネル、該周囲壁から該第2流体流経路に延びる第2封止チャネル、および、該周囲壁から該第3流体流経路に延びる第3封止チャネル、を有する封止ブロックボディを含む条項155に記載の足支持システム。
条項157.該第1封止チャネル、該第2封止チャネル、および該第3封止チャネルは、該封止ブロックボディを通って平行方向に延びる、および/または、該封止ブロックボディ中で整列する条項156に記載の足支持システム。
条項158.該封止ブロックボディの外側表面は、該第1封止チャネルに開く第1開口部、該第2封止チャネルに開く第2開口部、および該第3封止チャネルに開く第3開口部、を含み、および該第1回転位置、該第2回転位置、該第3回転位置、該第4回転位置、該第5回転位置、および該第6回転位置の各々で、該バルブステムの該周囲壁中の通り穴のうち少なくとも1つの対して、該封止ブロックの該第1開口部、該第2開口部、および/または該第3開口部を回転整列する範囲は、該封止コネクタを通る流体流量の制御を可能にするために調整可能である条項156または条項157に記載の足支持システム。
条項159.該封止コネクタは、第1封止チャネルに開く第1開口部を含み、および該複数の動作状態のうち少なくとも1つにおいて、該第1開口部が該バルブステムの該周囲壁中の通り穴と整列する範囲は、該封止コネクタを通る流体流量の制御を可能にするために調整可能である条項155に記載の足支持システム。
条項160.さらに該バルブステムの該第1端で係合する回転駆動システムを備え、該回転駆動システムは少なくとも該複数の位置に該バルブステムを移動させる条項145~条項159のうち任意の1項に記載の足支持システム。
条項161.該回転駆動システムはモータを含む条項160に記載の足支持システム。
条項162.該回転駆動システムはさらに、該モータの出力と該バルブステムの該第1端の間に機能的に連結された変速機を含む条項161に記載の足支持システム。
条項163.さらに該回転駆動システムに電力を供給するために電源を備える条項160~条項162のうち任意の1項に記載の足支持システム。
条項164.該電源はバッテリを含む条項163に記載の足支持システム。
条項165.さらに、該バルブステムの回転位置を判定するセンサーを備える条項145~条項164のうち任意の1項に記載の小計計算サポートシステム。
条項166.該センサーは磁気エンコーダを含む条項165に記載の足支持システム。
条項167.さらに該第1流体流経路、該第2流体流経路、または該第3流体流経路、のうち少なくとも1つにおいて流体圧力を判定するために、該マニホールドと係合する第1圧力センサーを備える条項145~条項166のうち任意の1項に記載の足支持システム。
条項168.該第1圧力センサーは、該第3流体流経路において流体圧力を判定するために設けられ、および該足支持システムはさらに、該第1流体流経路または該第2流体流経路のうち少なくとも1つにおいて流体圧力を判定するために、該マニホールドと係合する第2圧力センサーを備える条項167に記載の足支持システム。
条項169.さらに該マニホールド、該バルブ筐体、および該バルブステム、を少なくとも含む筐体を備える条項145~条項168のうち任意の1項に記載の足支持システム。
条項170.さらに、該筐体と係合し、および以下を含むコネクタを備える、条項169に記載の足支持システム:(a)該コネクタを通って延び、および該第1マニホールドポートに接続された第1コネクタ流体経路、(b)該コネクタを通って延び、および該第2マニホールドポートに接続された第2コネクタ流体経路、および(c)該コネクタを通って延び、および該第3マニホールドポートに接続された第3コネクタ流体経路。
条項171.さらに、該流体供給から該流体入口ポートに延びる流体供給ラインを備える条項145~条項170のうち任意の1項に記載の足支持システム。
条項172.さらに、該第1マニホールドポートから該外部環境に延びる流体ラインを備える条項145~条項171のうち任意の1項に記載の足支持システム。
条項173.さらに、該足支持システムから該第2マニホールドポートに延びる足支持流体ラインを備える条項145~条項172のうち任意の1項に記載の足支持システム。
条項174.さらに、該流体容器から該第3マニホールドポートに延びる容器流体ラインを備える条項145~条項173のうち任意の1項に記載の足支持システム。
条項175.履物品であって:
アッパーと;および
該アッパーと係合する条項145~条項174のうち任意の1項に記載の足支持システムと、を備える履物品。
条項176.履物品用の流体流制御システムであって:
第1ポートおよび第2ポートを含み、および開構成と閉構成の間で切替可能な第1ソレノイドと;
第1ポートおよび第2ポートを含み、および開構成と閉構成の間で切替可能な第2ソレノイドと;
第1ポートおよび第2ポートを含み、および開構成と閉構成の間で切替可能な第3ソレノイドと;
該第1ソレノイドと、該第2ソレノイド、および該第3ソレノイドと流体連通する流体ラインと;および
マニホールドであって:(a)該第1ソレノイドの該第2ポートと流体連通する第1マニホールドポート、(b)該第2ソレノイドの該第2ポートと流体連通する第2マニホールドポート、および(c)該第3ソレノイドの該第2ポートと流体連通する第3マニホールドポート、を有するマニホールドと、を備え、
該第1ソレノイド、該第2ソレノイド、および該第3ソレノイドは、その開構成とその閉構成の間で個別に切替可能で、該流体流制御システムを選択的に複数の動作状態に配置する履物品用の流体流制御システム。
条項177.該複数の動作状態は、以下の状態のうち2つ以上を含む条項176に記載の流体流制御システム:
(a)該第1ソレノイドは該開構成にあり、該第2ソレノイドは該閉構成にあり、および該第3ソレノイドは該閉構成にあって、流体を該流体ラインから該第1ソレノイドの該第2ポートを通って、および該第1マニホールドポートに移動させる第1動作状態、
(b)該第1ソレノイドは該閉構成にあり、該第2ソレノイドは該開構成にあり、および該第3ソレノイドは該閉構成にあって、流体を該流体ラインから該第2ソレノイドの該第2ポートを通って、および該第2マニホールドポートに移動させる第2動作状態、
(c)該第1ソレノイドは該開構成にあり、該第2ソレノイドは該開構成にあり、および該第3ソレノイドは該閉構成にあって、流体を該第2マニホールドポートから該第2ソレノイドの該第2ポートを通って、該流体ラインを通って、該第1ソレノイドの該第2ポートを通って、および該第1マニホールドポートに移動させる第3動作状態、
(d)該第1ソレノイドは該開構成にあり、該第2ソレノイドは該閉構成にあり、および該第3ソレノイドは該開構成にあって、流体を該第3マニホールドポートから該第3ソレノイドの該第2ポートを通って、該流体ラインを通って、該第1ソレノイドの該第2ポートを通って、および該第1マニホールドポートに移動させる第4動作状態、
(e)該第1ソレノイドは該閉構成にあり、該第2ソレノイドは該開構成にあり、および、該第3ソレノイドは該開構成にあって、流体を該第3マニホールドポートから該第3ソレノイドの該第2ポートを通って、該流体ラインを通って、該第2ソレノイドの該第2ポートを通って、および該第2マニホールドポートに移動させる第5動作状態、
(f)該第1ソレノイドは該閉構成にあり、該第2ソレノイドは該閉構成にあり、および、該第3ソレノイドは該開構成にあって、流体を該流体ラインから該第3ソレノイドの該第2ポートを通って、および該第3マニホールドポートに移動させる第6動作状態。
条項178.該第1ソレノイドは常時開ラッチングソレノイドであり、該第2ソレノイドは常時閉ラッチングソレノイドであり、および該第3ソレノイドは常時閉ラッチングソレノイドである条項176または条項177に記載の流体流制御システム。
条項179.該第1マニホールドポート、該第2マニホールドポート、および該第3マニホールドポートは、該マニホールドの外部側に沿って整列する条項176~条項178のうち任意の1項に記載の流体流制御システム。
条項180.該マニホールドは、該流体ラインと流体連通する流体入口ポートを含む条項176~条項179のうち任意の1項に記載の流体流制御システム。
条項181.該流体入口ポート、該第1マニホールドポート、該第2マニホールドポート、および、該第3マニホールドポートは、該マニホールドの外部側に沿って整列する条項180に記載の流体流制御システム。
条項182.さらに、該第1ソレノイド、該第2ソレノイド、および該第3ソレノイドをその開構成とその閉構成の間で切り替えるために電源を備える条項176~条項181のうち任意の1項に記載の流体流制御システム。
条項183.該電源はバッテリを含む条項182に記載の流体流制御システム。
条項184.さらに該マニホールと係合し、および以下を含むコネクタを備える条項176~条項183のうち任意の1項に記載の流体流制御システム:(a)該コネクタを通って延び、および該第1マニホールドポートに接続された第1コネクタ流体経路、(b)該コネクタを通って延び、および該第2マニホールドポートに接続された第2コネクタ流体経路、および(c)該コネクタを通って延び、および該第3マニホールドポートに接続された第3コネクタ流体経路。
条項185.該マニホールドは該流体ラインと流体連通する流体入口ポートを含み、および該コネクタはさらに、該流体入口ポートと流体連通する第4コネクタ流体経路を含む条項184に記載の流体流制御システム。
条項186.さらに、該第4コネクタ流体経路と該流体入口ポートの間の流体経路中に位置する第1ポンプを備える条項185に記載の流体流制御システム。
条項187.さらに、該第4コネクタ流体経路と該流体入口ポートの間の該流体経路中に位置する第2ポンプを備える条項186に記載の流体流制御システム。
条項188.該第1ポンプの出口は該第2ポンプの入口と流体連通し、および該第2ポンプの出口は該流体入口ポートと流体連通する条項187に記載の流体流制御システム。
条項189.該第4コネクタ流体経路は、外部環境から外部流体を取り入れるため、該外部環境と流体連通する条項185~条項188のうち任意の1項に記載の流体流制御システム。
条項190.さらに、該外部流体が該第4コネクタ流体経路に入る前に該外部流体をフィルタするフィルタを備える条項189に記載の流体流制御システム。
条項191.履物品用の流体流制御システムであって:
マニホールドであって:(a)該マニホールドを通って流体入口ポートに延びる流体入口経路と、(b)該マニホールドを通って第1マニホールドポートに延びる第1流体流経路、(c)該マニホールドを通って第2マニホールドポートに延びる第2流体流経路、および、(d)該マニホールドを通って第3マニホールドポートに延びる第3流体流経路、を含む;
第1ポートおよび第2ポートを含み、および開構成と閉構成の間で切替可能な第1ソレノイドであって、該第1ソレノイドの該第2ポートは該第1流体流経路を経由して該第1マニホールドポートと流体連通する第1ソレノイドと;
第1ポートおよび第2ポートを含み、および開構成と閉構成の間で切替可能な第2ソレノイドであって、該第2ソレノイドの該第2ポートは該第2流体流経路を経由して該第2マニホールドポートと流体連通する第2ソレノイドと;
第1ポートおよび第2ポートを含み、および開構成と閉構成の間で切替可能な第1ソレノイドであって、該第3ソレノイドの該第2ポートは該第3流体流経路を経由して該第3マニホールドポートと流体連通する第2ソレノイドと;および、
該第1ソレノイドと、該第2ソレノイド、および該第3ソレノイドの各々の該第1ポートと流体連通し、および該流体入口経路を経由して該流体入口ポートと流体連通する流体ラインと、を備え、
該第1ソレノイド、該第2ソレノイド、および該第3ソレノイドはその開構成とその閉構成の間で個別に切替可能で、該流体流制御システムを選択的に以下の状態を含む複数の動作状態に配置する履物品用の流体流制御システム:
(a)該第1ソレノイドは該開構成にあり、該第2ソレノイドは該閉構成にあり、および該第3ソレノイドは該閉構成にあって、流体を該流体入口ポートから該流体ラインを通って、該第1ソレノイドの該第2ポートを通って、および該第1マニホールドポートに移動させる第1動作状態、
(b)該第1ソレノイドは該閉構成にあり、該第2ソレノイドは該開構成にあり、および該第3ソレノイドは該閉構成にあって、流体を該流体入口ポートから該流体ラインを通って、該第2ソレノイドの該第2ポートを通って、および該第2マニホールドポートに移動させる第2動作状態、
(c)該第1ソレノイドは該開構成にあり、該第2ソレノイドは該開構成にあり、および該第3ソレノイドは該閉構成にあって、流体を該第2マニホールドポートから該第2ソレノイドの該第2ポートを通って、該流体ラインを通って、該第1ソレノイドの該第2ポートを通って、および該第1マニホールドポートに移動させる第3動作状態、
(d)該第1ソレノイドは該開構成にあり、該第2ソレノイドは該閉構成にあり、および該第3ソレノイドは該開構成にあって、流体を該第3マニホールドポートから該第3ソレノイドの該第2ポートを通って、該流体ラインを通って、該第1ソレノイドの該第2ポートを通って、および該第1マニホールドポートに移動させる第4動作状態、
(e)該第1ソレノイドは該閉構成にあり、該第2ソレノイドは該開構成にあり、および該第3ソレノイドは該開構成にあって、流体を該第3マニホールドポートから該第3ソレノイドの該第2ポートを通って、該流体ラインを通って、該第2ソレノイドの該第2ポートを通って、および該第2マニホールドポートに移動させる第5動作状態、および、
(f)該第1ソレノイドは該閉構成にあり、該第2ソレノイドは該閉構成にあり、および該第3ソレノイドは該開構成にあって、流体を該流体入口ポートから該流体ラインを通って、該第3ソレノイドの該第2ポートを該第3マニホールドポートに移動させる第6動作状態。
条項192.該流体入口ポート、該第1マニホールドポート、該第2マニホールドポート、および該第3マニホールドポートは、該マニホールドの外部側に沿って整列する条項191に記載の流体流制御システム。
条項193.該第1ソレノイドは常時開ラッチングソレノイドであり、該第2ソレノイドは常時閉ラッチングソレノイドであり、および、該第3ソレノイドは常時閉ラッチングソレノイドである条項191または条項192に記載の流体流制御システム。
条項194.さらに、該第1ソレノイド、該第2ソレノイド、および該第3ソレノイドをその開構成とその閉構成の間で切り替えるために電源を備える条項191~条項193のうち任意の1項に記載の流体流制御システム。
条項195.該電源はバッテリを含む条項194に記載の流体流制御システム。
条項196.さらに該マニホールと係合し、および以下を含むコネクタを備える条項191~条項195のうち任意の1項に記載の流体流制御システム:(a)該コネクタを通って延び、および該第1マニホールドポートに接続された第1コネクタ流体経路、(b)該コネクタを通って延び、および該第2マニホールドポートに接続された第2コネクタ流体経路、(c)該コネクタを通って延び、および該第3マニホールドポートに接続された第3コネクタ流体経路、および(d)該コネクタを通って延び、および該流体入口ポートに接続された第4コネクタ流体経路。
条項197.さらに、該第4コネクタ流体経路と該流体入口ポートの間の流体経路中に位置する第1ポンプを備える条項196に記載の流体流制御システム。
条項198.さらに、該第4コネクタ流体経路と該流体入口ポートの間の該流体経路中に位置する第2ポンプを備える条項197に記載の流体流制御システム。
条項199.該第1ポンプの出口は該第2ポンプの入口と流体連通し、および該第2ポンプの出口は該流体入口ポートと流体連通する条項198に記載の流体流制御システム。
条項200.該第4コネクタ流体経路は、外部環境から外部流体を取り入れるため、該外部環境と流体連通する条項196~条項199のうち任意の1項に記載の流体流制御システム。
条項201.さらに、該外部流体が該第4コネクタ流体経路に入る前に該外部流体をフィルタするフィルタを備える条項200に記載の流体流制御システム。
条項202.足支持システムであって:
足支持ブラダと;
流体容器と;および、
流体を該足支持ブラダに出し入れするため、および該流体容器に出し入れするための、条項176~条項201のうち任意の1項に記載の流体流制御システムと、を備える。
条項203.履物品であって:
アッパーと;
該アッパーと係合するソール構造体と;および、
条項202に記載の足支持システムと、を備え、該足支持ブラダは該ソール構造体と係合する、または、その一部として形成される履物品。
条項204.足支持システムであって:
足支持ブラダと;
流体容器と;
流体供給と;
第1ポートおよび第2ポートを含み、および開構成と閉構成の間で切替可能な第1ソレノイドと;
第1ポートおよび第2ポートを含み、および開構成と閉構成の間で切替可能な第2ソレノイドと;
第1ポートおよび第2ポートを含み、および開構成と閉構成の間で切替可能な第3ソレノイドと;
該流体供給と流体連通し、および該第1ソレノイド、該第2ソレノイド、および該第3ソレノイドの各々の該第1ポートと流体連通する流体ラインと;および、
マニホールドであって:(a)該第1ソレノイドの該第2ポートとおよび外部環境150外部環境と流体連通する第1マニホールドポート、(b)該第2ソレノイドの該第2ポートとおよび該足支持ブラダと流体連通する第2マニホールドポート、および、(c)該第3ソレノイドの該第2ポートとおよび該流体容器と流体連通する第3マニホールドポート、を有するマニホールドと、を備え、
該第1ソレノイド、該第2ソレノイド、および該第3ソレノイドは、その開構成とその閉構成の間で個別に切替可能で、該足支持システムを選択的に複数の動作状態に配置する足支持システム。
条項205.該複数の動作状態は、以下の状態のうち2つ以上を含む、条項204に記載の足支持システム:
(a)該第1ソレノイドは該開構成にあり、該第2ソレノイドは該閉構成にあり、および該第3ソレノイドは該閉構成にあって、流体を該流体供給から該流体ラインの中に入れ、該第1ソレノイドの該第2ポートを通って、該第1マニホールドポートを通って、および該外部環境に移動させる第1動作状態、
(b)該第1ソレノイドは該閉構成にあり、該第2ソレノイドは該開構成にあり、および該第3ソレノイドは該閉構成にあって、流体を該流体供給から該流体ラインの中に入れ、該第2ソレノイドの該第2ポートを通って、該第2マニホールドポートを通って、および該足支持ブラダの中に移動させる第2動作状態、
(c)該第1ソレノイドは該開構成にあり、該第2ソレノイドは該開構成にあり、および該第3ソレノイドは該閉構成にあって、流体を該足支持ブラダから該第2マニホールドポートを通って、該第2ソレノイドの該第2ポートを通って、該流体ラインを通って、該第1ソレノイドの該第2ポートを通って、該第1マニホールドポートを通って、および該外部環境に移動させる第3動作状態、
(d)該第1ソレノイドは該開構成にあり、該第2ソレノイドは該閉構成にあり、および該第3ソレノイドは該開構成にあって、流体を該流体容器から該第3マニホールドポートを通って、該第3ソレノイドの該第2ポートを通って、該流体ラインを通って、該第1ソレノイドの該第2ポートを通って、該第1マニホールドポートを通って、および該外部環境に移動させる第4動作状態、
(e)該第1ソレノイドは該閉構成にあり、該第2ソレノイドは該開構成にあり、および該第3ソレノイドは該開構成にあって、流体を該流体容器から該第3マニホールドポートを通って、該第3ソレノイドの該第2ポートを通って、該流体ラインを通って、該第2ソレノイドの該第2ポートを通って、該第2マニホールドポートを通って、および該足支持ブラダの中に移動させる第5動作状態、
(f)該第1ソレノイドは該閉構成にあり、該第2ソレノイドは該閉構成にあり、および該第3ソレノイドは該開構成にあって、流体を流体供給から該流体ラインを通って、該第3ソレノイドの該第2ポートを通って、該第3マニホールドポートを通って、および該流体容器の中に移動させる第6動作状態。
条項206.該第1ソレノイドは常時開ラッチングソレノイドであり、該第2ソレノイドは常時閉ラッチングソレノイドであり、および該第3ソレノイドは常時閉ラッチングソレノイドである条項204または条項205に記載の足支持システム。
条項207.該第1マニホールドポート、該第2マニホールドポート、および、該第3マニホールドポートは該マニホールドの外部側に沿って整列する条項204~条項206のうち任意の1項に記載の足支持システム。
条項208.該マニホールドは、該流体ラインとおよび該流体供給と流体連通する流体入口ポートを含む条項204~条項207のうち任意の1項に記載の足支持システム。
条項209.該流体入口ポート、該第1マニホールドポート、該第2マニホールドポート、および、該第3マニホールドポートは、該マニホールドの外部側に沿って整列する条項208に記載の足支持システム。
条項210.さらに、該第1ソレノイド、該第2ソレノイド、および、該第3ソレノイドをその開構成とその閉構成の間で切り替えるために電源を備える条項204~条項209のうち任意の1項に記載の足支持システム。
条項211.該電源はバッテリを含む条項210に記載の足支持システム。
条項212.該流体供給は第1ポンプを含む条項204~条項211のうち任意の1項に記載の足支持システム。
条項213.該流体供給はさらに第2ポンプを含む条項212に記載の足支持システム。
条項214.該第1ポンプの出口は該第2ポンプの入口と流体連通し、および該第2ポンプの出口は該流体ラインと流体連通する条項213に記載の足支持システム。
条項215.履物品であって:
アッパーと;および、
該アッパーと係合する条項204~条項214のうち任意の1項に記載の足支持システムと、を備える履物品。
条項216.足支持システムであって:
足支持ブラダと;
流体容器と;
流体供給と;
マニホールドであって:(a)該流体供給と流体連通し、および、該マニホールドを通って延びる流体入口経路の中に開く流体入口ポート、(b)外部環境と流体連通し、および、該マニホールドを通って延びる第1流体流経路の中に開く第1マニホールドポート、(c)該足支持ブラダと流体連通し、および、該マニホールドを通って延びる第2流体流経路の中に開く第2マニホールドポート、および、(d)該流体容器と流体連通し、および、該マニホールドを通って延びる第3流体流経路の中に開く第3マニホールドポート、を含む;
第1ポートおよび第2ポートを含み、および、開構成と閉構成の間で切替可能な第1ソレノイドであって、該第1ソレノイドの該第2ポートは該第1流体流経路を経由して該第1マニホールドポートと流体連通する第1ソレノイドと;
第1ポートおよび第2ポートを含み、および、開構成と閉構成の間で切替可能な第2ソレノイドであって、該第2ソレノイドの該第2ポートは該第2流体流経路を経由して該第2マニホールドポートと流体連通する第2ソレノイドと;
第1ポートおよび第2ポートを含み、および、開構成と閉構成の間で切替可能な第1ソレノイドであって、該第3ソレノイドの該第2ポートは該第3流体流経路を経由して該第3マニホールドポートと流体連通する第2ソレノイドと;および
該第1ソレノイドと、該第2ソレノイド、および、該第3ソレノイドの各々の該第1ポートと流体連通し、および、該流体入口経路を経由して該流体入口ポートと流体連通する流体ラインと、を備え、
該第1ソレノイド、該第2ソレノイド、および、該第3ソレノイドは、その開構成とその閉構成の間で個別に切替可能で、該足支持システムを選択的に以下の状態を含む複数の動作状態に配置する足支持システム:
(a)該第1ソレノイドは該開構成にあり、該第2ソレノイドは該閉構成にあり、および、該第3ソレノイドは該閉構成にあって、流体を該流体供給から該流体入口ポートを通って、該流体ラインを通って、該第1ソレノイドの該第2ポートを通って、該第1マニホールドポートを通って、および、該外部環境に移動させる第1動作状態、
(b)該第1ソレノイドは該閉構成にあり、該第2ソレノイドは該開構成にあり、および該第3ソレノイドは該閉構成にあって、流体を該流体供給から該流体入口ポートを通って、該流体ラインを通って、該第2ソレノイドの該第2ポートを通って、該第2マニホールドポートを通って、および、該足支持ブラダの中に移動させる第2動作状態、
(c)該第1ソレノイドは該開構成にあり、該第2ソレノイドは該開構成にあり、および、該第3ソレノイドは該閉構成にあって、流体を該足支持ブラダから該第2マニホールドポートを通って、該第2ソレノイドの該第2ポートを通って、該流体ラインを通って、該第1ソレノイドの該第2ポートを通って、該第1マニホールドポートを通って、および該外部環境に移動させる第3動作状態、
(d)該第1ソレノイドは該開構成にあり、該第2ソレノイドは該閉構成にあり、および、該第3ソレノイドは該開構成にあって、流体を該流体容器から該第3マニホールドポートを通って、該第3ソレノイドの該第2ポートを通って、該流体ラインを通って、該第1ソレノイドの該第2ポートを通って、該第1マニホールドポートを通って、および、該外部環境に移動させる第4動作状態、
(e)該第1ソレノイドは該閉構成にあり、該第2ソレノイドは該開構成にあり、および、該第3ソレノイドは該開構成にあって、流体を該流体容器から該第3マニホールドポートを通って、該第3ソレノイドの該第2ポートを通って、該流体ラインを通って、該第2ソレノイドの該第2ポートを通って、該第2マニホールドポートを通って、および、該足支持ブラダの中に移動させる第5動作状態、および、
(f)該第1ソレノイドは該閉構成にあり、該第2ソレノイドは該閉構成にあり、および該第3ソレノイドは該開構成にあって、流体を該流体供給から該流体入口ポートを通って、該流体ラインを通って、該第3ソレノイドの該第2ポートを通って、該第3マニホールドポートを通って、および該流体容器の中に移動させる第6動作状態。
条項217.該流体容器は流体充填ブラダを含む条項216に記載の足支持システム。
条項218.該流体供給は、該流体入口ポートと流体連通する第1ポンプを含む条項216または条項217に記載の足支持システム。
条項219.該流体供給は、該流体入口ポートと流体連通する第2ポンプを含む条項218に記載の足支持システム。
条項220.該第1ポンプの出口は該第2ポンプの入口と流体連通し、および、該第2ポンプの出口は該流体入口ポートと流体連通する条項219に記載の足支持システム。
条項221.該第1ポンプの入口は、該外部環境と流体連通する条項218~条項220のうち任意の1項に記載の足支持システム。
条項222.さらに、該外部流体が該第1ポンプに入る前に外部流体をフィルタするフィルタを備える条項221に記載の足支持システム。
条項223.さらに、該外部環境から該第1ポンプに延びる流体供給ラインを備える条項218~条項222のうち任意の1項に記載の足支持システム。
条項224.該流体入口ポート、該第1マニホールドポート、該第2マニホールドポート、および、該第3マニホールドポートは、該マニホールドの外部側に沿って整列する条項216~条項223のうち任意の1項に記載の足支持システム。
条項225.さらに、該第1ソレノイド、該第2ソレノイド、および該第3ソレノイドをその開構成とその閉構成の間で切り替えるために電源を備える条項216~条項224のうち任意の1項に記載の足支持システム。
条項226.該電源はバッテリを含む条項225に記載の足支持システム。
条項227.さらに、該流体供給から該流体入口ポートに延びる流体供給ラインを備える条項216~条項226のうち任意の1項に記載の足支持システム。
条項228.さらに、該第1マニホールドポートから該外部環境に延びる流体ラインを備える条項216~条項227のうち任意の1項に記載の足支持システム。
条項229.さらに、該足支持システムから該第2マニホールドポートに延びる足支持流体ラインを備える条項216~条項228のうち任意の1項に記載の足支持システム。
条項230.さらに、該流体容器から該第3マニホールドポートに延びる容器流体ラインを備える条項216~条項229のうち任意の1項に記載の足支持システム。
条項231.履物品であって:
アッパーと;および、
該アッパーと係合する条項216~条項230のうち任意の1項に記載の足支持システムと、を備える履物品。
条項232.履物品用の流体流制御システムであって:
第1ポート、第2ポート、および、第3ポートを含む第1ソレノイドと;
第1ポートおよび第2ポートを含む第2ソレノイドと;
該第1ソレノイドと該第2ソレノイドの各々の第1ポートと流体連通する流体ラインと;および、
マニホールドであって:(a)該第1ソレノイドの該第2ポートと流体連通する第1マニホールドポート、(b)該第1ソレノイドの該第3ポートと流体連通する第2マニホールドポート、および(c)該第2ソレノイドの該第2ポートと流体連通する第3マニホールドポート、を有するマニホールドと、を備え、
該第1ソレノイドは個別に以下の構成に切替可能であり:(a)流体が該第1ポートと該第2ポートの間の該第1ソレノイドを通って流れる第1構成、および(b)流体が該第1ポートと該第3ポートの間の該第1ソレノイドを通って流れる第2構成、
該第2ソレノイドは、開構成と閉構成の間で個別に切替可能であり、
および、以下の同時選択的設置:(a)該第1構成または該第2構成のうちの1つの構成にある該第1ソレノイド、および(b)該開構成または該閉構成のうちの1つの構成にある該第2ソレノイド、は、該流体流制御システムを複数の動作状態に選択的に配置する履物品用の流体流制御システム。
条項233.該複数の動作状態は、以下の状態のうち2つ以上を含む条項232に記載の流体流制御システム:
(a)該第1ソレノイドは第1構成にあり、および該第2ソレノイドは該閉構成にあって、流体を該流体ラインから該第1ソレノイドの該第1ポートを通って、該第1ソレノイドの該第2ポートを通って、および該第1マニホールドポートに移動させる第1動作状態、
(b)該第1ソレノイドは該第2構成にあり、および、該第2ソレノイドは該閉構成にあって、流体を該流体ラインから該第1ソレノイドの該第1ポートを通って、該第1ソレノイドの該第3ポートを通って、および、該第2マニホールドポートに移動させる第2動作状態、
(c)該第1ソレノイドは該第2構成にあり、および該第2ソレノイドは該開構成にあって、流体を該第2マニホールドポートから該第1ソレノイドの該第3ポートを通って、該第1ソレノイドの該第1ポートを通って、該流体ラインを通って、該第2ソレノイドの該第1ポートを通って、該第2ソレノイドの該第2ポートを通って、および、該第3マニホールドポートに移動させる第3動作状態、および、
(d)該第1ソレノイドは該第1構成にあり、および該第2ソレノイドは該開構成にあって、流体を該第3マニホールドポートから該第2ソレノイドの該第2ポートを通って、該第2ソレノイドの該第1ポートを通って、該流体ラインを通って、該第1ソレノイドの該第1ポートを通って、該第1ソレノイドの該第2ポートを通って、および、該第1マニホールドポートに移動させる第4動作状態。
条項234.該流体流制御システムは、該第1動作状態、該第2動作状態、該第3動作状態、および、該第4動作状態の各々に選択的に置かれるように切替可能である条項233に記載の流体流制御システム。
条項235.さらに:第1ポートおよび第2ポートを含む第3ソレノイドを備え、該流体ラインは該第3ソレノイドの第1ポートと流体連通し、および、該第3ソレノイドの該第2ポートは該第4マニホールドポートと流体連通し、および該第3ソレノイドは、開構成と閉構成の間で個別に切替可能である条項232に記載の流体流制御システム。
条項236.該複数の動作状態は、以下の状態のうち2つ以上を含む条項235に記載の流体流制御システム:
(a)該第1ソレノイドは第1構成にあり、該第2ソレノイドは該閉構成にあり、および該第3ソレノイドは該閉構成にあって、流体を該流体ラインから該第1ソレノイドの該第1ポートを通って、該第1ソレノイドの該第2ポートを通って、および該第1マニホールドポートに移動させる第1動作状態、
(b)該第1ソレノイドは該第2構成にあり、該第2ソレノイドは該閉構成にあって、および該第3ソレノイドは該閉構成にあって、流体を該流体ラインから該第1ソレノイドの該第1ポートを通って、該第1ソレノイドの該第3ポートを通って、および該第2マニホールドポートに移動させる第2動作状態、
(c)該第1ソレノイドは該第2構成にあり、該第2ソレノイドは該開構成にあって、および該第3ソレノイドは該閉構成にあって、流体を該第2マニホールドポートから該第1ソレノイドの該第3ポートを通って、該第1ソレノイドの該第1ポートを通って、該流体ラインを通って、該第2ソレノイドの該第1ポートを通って、該第2ソレノイドの該第2ポートを通って、および、該第3マニホールドポートに移動させる第3動作状態、
(d)該第1ソレノイドは該第1構成にあり、該第2ソレノイドは該開構成にあって、および、該第3ソレノイドは該閉構成にあって、流体を該第3マニホールドポートから該第2ソレノイドの該第2ポートを通って、該第2ソレノイドの該第1ポートを通って、該流体ラインを通って、該第1ソレノイドの該第1ポートを通って、該第1ソレノイドの該第2ポートを通って、および該第1マニホールドポートに移動させる第4動作状態、
(e)該第1ソレノイドは該第2構成にあり、該第2ソレノイドは該閉構成にあって、および該第3ソレノイドは該開構成にあって、流体を該第2マニホールドポートから該第1ソレノイドの該第3ポートを通って、該第1ソレノイドの該第1ポートを通って、該流体ラインを通って、該第3ソレノイドの該第1ポートを通って、該第3ソレノイドの該第2ポートを通って、および、該第4マニホールドポートに移動させる第5動作状態、および、
(f)該第1ソレノイドは該第1構成にあり、該第2ソレノイドは該閉構成にあって、および該第3ソレノイドは該開構成にあって、流体を該第4マニホールドポートから該第3ソレノイドの該第2ポートを通って、該第3ソレノイドの該第1ポートを通って、該流体ラインを通って、該第1ソレノイドの該第1ポートを通って、該第1ソレノイドの該第2ポートを通って、および、該第1マニホールドポートに移動させる第6動作状態。
条項237.該流体流制御システムは、該第1動作状態、該第2動作状態、該第3動作状態、該第4動作状態、該第5動作状態、および、該第6動作状態の各々に選択的に置かれるように切替可能である条項236に記載の流体流制御システム。
条項238.該第3ソレノイドは常時閉ノンラッチングソレノイドである条項235~条項237のうち任意の1項に記載の流体流制御システム。
条項239.該第1ソレノイドはラッチング3ポート2状態ソレノイドであり、および、該第2ソレノイドは常時閉ノンラッチングソレノイドである条項232~条項238のうち任意の1項に記載の流体流制御システム。
条項240.該第1マニホールドポート、該第2マニホールドポート、および該第3マニホールドポートは、該マニホールドの外部側に沿って整列する条項232~条項239のうち任意の1項に記載の流体流制御システム。
条項241.該マニホールドは、該流体ラインと流体連通する流体入口ポートを含む条項232~条項240のうち任意の1項に記載の流体流制御システム。
条項242.該流体入口ポート、該第1マニホールドポート、該第2マニホールドポート、および該第3マニホールドポートは、該マニホールドの外部側に沿って整列する条項241に記載の流体流制御システム。
条項243.さらに、該第1ソレノイドを該第1構成とその該第2構成の間で切り替えるために、および、該第2ソレノイドを該開構成に保持するために、電源を備える条項232~条項242のうち任意の1項に記載の流体流制御システム。
条項244.該電源はバッテリを含む条項243に記載の流体流制御システム。
条項245.さらに該マニホールと係合し、および以下を含むコネクタを備える条項232~条項244のうち任意の1項に記載の流体流制御システム:(a)該コネクタを通って延び、および、該第1マニホールドポートに接続された第1コネクタ流体経路、(b)該コネクタを通って延び、および、該第2マニホールドポートに接続された第2コネクタ流体経路、および、(c)該コネクタを通って延び、および、該第3マニホールドポートに接続された第3コネクタ流体経路。
条項246.該マニホールドは、該流体ラインと流体連通する流体入口ポートを含み、および該コネクタはさらに、該流体入口ポートと流体連通する第4コネクタ流体経路を含む条項245に記載の流体流制御システム。
条項247.さらに、該第4コネクタ流体経路と該流体入口ポートの間の流体経路中に位置する第1ポンプを備える条項246に記載の流体流制御システム。
条項248.さらに、該第4コネクタ流体経路と該流体入口ポートの間の該流体経路中に位置する第2ポンプを備える条項247に記載の流体流制御システム。
条項249.該第1ポンプの出口は該第2ポンプの入口と流体連通し、および該第2ポンプの出口は該流体入口ポートと流体連通する条項248に記載の流体流制御システム。
条項250.該第4コネクタ流体経路は、外部環境から外部流体を取り入れるため、該外部環境と流体連通する条項246~条項249のうち任意の1項に記載の流体流制御システム。
条項251.さらに、該外部流体が該第4コネクタ流体経路に入る前に該外部流体をフィルタするフィルタを備える条項250に記載の流体流制御システム。
条項252.足支持システムであって:
足支持ブラダと;
流体容器と;および、
流体を該足支持ブラダに出し入れするために、および、該流体容器に出し入れするために、条項232~条項251のうち任意の1項に記載の流体流制御システムと、を備える足支持システム。
条項253.履物品であって:
アッパーと;
該アッパーと係合するソール構造体と;および
条項252に記載の足支持システムと、を備え、該足支持ブラダは該ソール構造体と係合する、または、その一部として形成される履物品。
条項254.足支持システムであって:
足支持ブラダと;
流体容器と;
流体供給と;
第1ポート、第2ポート、および第3ポートを含む第1ソレノイドと;
第1ポートおよび第2ポートを含む第2ソレノイドと;
該第1ソレノイドと該第2ソレノイドの各々の第1ポートと流体連通する流体ラインと;および、
マニホールドであって:(a)該第1ソレノイドの該第2ポートと流体連通する第1マニホールドポート、(b)該第1ソレノイドの該第3ポートと流体連通する第2マニホールドポート、および、(c)該第2ソレノイドの該第2ポートと流体連通する第3マニホールドポート、を有するマニホールドと、を備え、
該第1ソレノイドは個別に以下の構成に切替可能であり:(a)流体が該第1ポートと該第2ポートの間の該第1ソレノイドを通って流れる第1構成、および、(b)流体が該第1ポートと該第3ポートの間の該第1ソレノイドを通って流れる第2構成、
該第2ソレノイドは、開構成と閉構成の間で個別に切替可能であり、
および、以下の同時選択的設置:(a)第1構成または第2構成のうちの1つの構成にある第1ソレノイド、および、(b)開構成または閉構成のうちの1つの構成にある第2ソレノイドは、該足支持システムを複数の動作状態に選択的に配置する足支持システム。
条項255.該複数の動作状態は、以下の状態のうち2つ以上を含む条項254に記載の足支持システム:
(a)該第1ソレノイドは第1構成にあり、および、該第2ソレノイドは該閉構成にあって、流体を該流体供給から該流体ラインの中に入れ、該第1ソレノイドの該第1ポートを通って、該第1ソレノイドの該第2ポートを通って、該第1マニホールドポート、および、外部環境に移動させる第1動作状態、
(b)該第1ソレノイドは該第2構成にあり、および、該第2ソレノイドは該閉構成にあって、流体を該流体供給から該流体ラインの中に入れ、該第1ソレノイドの該第1ポートを通って、該第1ソレノイドの該第3ポートを通って、該第2マニホールドポートを通って、および、流体容器の中に移動させる第2動作状態、
(c)該第1ソレノイドは該第2構成にあり、および該第2ソレノイドは該開構成にあって、流体を該流体容器から該第2マニホールドポートを通って、該第1ソレノイドの該第3ポートを通って、該第1ソレノイドの該第1ポートを通って、該流体ラインを通って、該第2ソレノイドの該第1ポートを通って、該第2ソレノイドの該第2ポートを通って、該第3マニホールドポートを通って、および該足支持ブラダの中に移動させる第3動作状態、および、
(d)該第1ソレノイドは該第1構成にあり、および、該第2ソレノイドは該開構成にあって、流体を該足支持ブラダから該第3マニホールドポートを通って、該第2ソレノイドの該第2ポートを通って、該第2ソレノイドの該第1ポートを通って、該流体ラインを通って、該第1ソレノイドの該第1ポートを通って、該第1ソレノイドの該第2ポートを通って、該第1マニホールドポートに、および、該外部環境の中に移動させる第4動作状態。
条項256.該足支持システムは、該第1動作状態、該第2動作状態、該第3動作状態、および、該第4動作状態の各々に選択的に置かれるように切替可能である条項255に記載の足支持システム。
条項257.さらに:
第2足支持ブラダと;および、
第1ポートおよび第2ポートを含む第3ソレノイドと、を備え、該流体ラインは該第3ソレノイドの該第1ポートと流体連通し、および、該第3ソレノイドの該第2ポートは第4マニホールドポートと流体連通し、および、該第3ソレノイドは、開構成と閉構成の間で個別に切替可能である条項254に記載の足支持システム。
条項258.該複数の動作状態は、以下の状態のうち2つ以上を含む条項257に記載の足支持システム:
(a)該第1ソレノイドは第1構成にあり、該第2ソレノイドは該閉構成にあり、および、該第3ソレノイドは該閉構成にあって、流体を該流体供給から該流体ラインの中に入れ、該第1ソレノイドの該第1ポートを通って、該第1ソレノイドの該第2ポートを通って、該第1マニホールドポートを通って、および外部環境に移動させる第1動作状態、
(b)該第1ソレノイドは該第2構成にあり、該第2ソレノイドは該閉構成にあって、および該第3ソレノイドは該閉構成にあって、流体を該流体供給から該流体ラインの中に入れ、該第1ソレノイドの該第1ポートを通って、該第1ソレノイドの該第3ポートを通って、該第2マニホールドポートを通って、および、流体容器の中に移動させる第2動作状態、
(c)該第1ソレノイドは該第2構成にあり、該第2ソレノイドは該開構成にあって、および該第3ソレノイドは該閉構成にあって、流体を該流体容器から該第2マニホールドポートを通って、該第1ソレノイドの該第3ポートを通って、該第1ソレノイドの該第1ポートを通って、該流体ラインを通って、該第2ソレノイドの該第1ポートを通って、該第2ソレノイドの該第2ポートを通って、該第3マニホールドポートを通って、および、該足支持ブラダの中に移動させる第3動作状態、
(d)該第1ソレノイドは該第1構成にあり、該第2ソレノイドは該開構成にあって、および、該第3ソレノイドは該閉構成にあって、流体を該足支持ブラダから該第3マニホールドポートを通って、該第2ソレノイドの該第2ポートを通って、該第2ソレノイドの該第1ポートを通って、該流体ラインを通って、該第1ソレノイドの該第1ポートを通って、該第1ソレノイドの該第2ポートを通って、該第1マニホールドポートを通って、および、該外部環境の中に移動させる第4動作状態、
(e)該第1ソレノイドは該第2構成にあり、該第2ソレノイドは該閉構成にあって、および該第3ソレノイドは該開構成にあって、流体を該流体容器から該第2マニホールドポートを通って、該第1マニホールドの該第3ポートを通って、該第1ソレノイドの該第1ポートを通って、該流体ラインを通って、該第3ソレノイドの該第1ポートを通って、該第3ソレノイドの該第2ポートを通って、該第4マニホールドポート、および、該第2足支持ブラダの中に移動させる第5動作状態、および、
(f)該第1ソレノイドは該第1構成にあり、該第2ソレノイドは該閉構成にあって、および、該第3ソレノイドは該開構成にあって、流体を該第2足支持ブラダから該第4マニホールドポートを通って、該第3ソレノイドの該第2ポートを通って、該第3ソレノイドの該第1ポートを通って、該流体ラインを通って、該第1ソレノイドの該第1ポートを通って、該第1ソレノイドの該第2ポートを通って、該第1マニホールドポート、および、該外部環境の中に移動させる第6動作状態。
条項259.該足支持システムは、該第1動作状態、該第2動作状態、該第3動作状態、該第4動作状態、該第5動作状態、および、該第6動作状態の各々に選択的に置かれるように切替可能である条項258に記載の足支持システム。
条項260.該第3ソレノイドは常時閉ノンラッチングソレノイドである、条項257~条項259のうち任意の1項に記載の足支持システム。
条項261.該第1ソレノイドはラッチング3ポート2状態ソレノイドであり、および該第2ソレノイドは常時閉ノンラッチングソレノイドである条項254~条項260のうち任意の1項に記載の足支持システム。
条項262.該第1マニホールドポート、該第2マニホールドポート、および、該第3マニホールドポートは、該マニホールドの外部側に沿って整列する条項254~条項261のうち任意の1項に記載の足支持システム。
条項263.該マニホールドは、該流体ラインとおよび該流体供給と流体連通する流体入口ポートを含む条項254~条項262のうち任意の1項に記載の足支持システム。
条項264.該流体入口ポート、該第1マニホールドポート、該第2マニホールドポート、および、該第3マニホールドポートは、該マニホールドの外部側に沿って整列する条項263に記載の足支持システム。
条項265.さらに、該第1ソレノイドをその該第1構成とその該第2構成の間で切り替えるために、および該第2ソレノイドを該開構成に保持するために、電源を備える条項254~条項264のうち任意の1項に記載の足支持システム。
条項266.該電源はバッテリを含む条項265に記載の足支持システム。
条項267.該流体供給は第1ポンプを含む条項254~条項266のうち任意の1項に記載の足支持システム。
条項268.該流体供給はさらに第2ポンプを含む条項267に記載の足支持システム。
条項269.該第1ポンプの出口は該第2ポンプの入口と流体連通し、および、該第2ポンプの出口は該流体ラインと流体連通する条項268に記載の足支持システム。
条項270.履物品であって:
アッパーと;および
該アッパーと係合する条項254~条項269のうち任意の1項に記載の足支持システムと、を備える履物品。
条項271.ボタン組立体であって:
第1ボタンアクチュエータと;
該第1ボタンアクチュエータのアクチュエータ表面を覆うエラストマーオーバーモールド素材と、を備え、該エラストマーオーバーモールド素材は:(a)第1厚さを有する第1ベース部分、および、(b)該第1ボタンアクチュエータに隣接する第1グルーブ部分、を含み、該第1グルーブ部分は第2厚さを有し、該第2厚さは該第1厚さ未満であり、および、該第1ベース部分および該第1グルーブ部分は該エラストマーオーバーモールド素材の連続層として形成されるボタン組立体。
条項272.さらに:第2ボタン組立体を備え、該エラストマーオーバーモールド素材は、該第2ボタンアクチュエータのアクチュエータ表面を覆い、該エラストマーオーバーモールド素材はさらに:(a)第3厚さを有する第2ベース部分、および、(b)該第2ボタンアクチュエータに隣接する第2グルーブ部、を含み、該第2グルーブ部は第4厚さを有し、該第4厚さは該第3厚さ未満であり、および、該第2ベース部分および該第2グルーブ部は、該エラストマーオーバーモールド素材の該連続層の一部として形成される条項271に記載のボタン組立体。
条項273.該第1グルーブ部は2つの自由端を含むU形状を有し、該第2グルーブ部は2つの自由端を含むU形状を有し、および、該第1グルーブ部の該2つの自由端は該第2グルーブ部の該2つの自由端に対面する条項272に記載のボタン組立体。
条項274.該オーバーモールド素材を通して、該第2ボタンアクチュエータの該アクチュエータ表面に印加された力は、該エラストマーオーバーモールド素材を延ばし、該第2グルーブ部を形成する条項272または条項273に記載のボタン組立体。
条項275.該オーバーモールド素材を通して、該第1ボタンアクチュエータの該アクチュエータ表面に印加された力は、該エラストマーオーバーモールド素材を延ばし、該第1グルーブ部を形成する条項271~条項274のうち任意の1項に記載のボタン組立体。
条項276.ボタン組立体であって:
該ボタン組立体をロック解除する容量性タッチアクティベータと;および、
ユーザ入力を受信するため第1物理スイッチボタンと、を備えるボタン組立体。
条項277.さらに、ユーザ入力を受信するため第2物理スイッチボタンアクティベータを備える条項276に記載のボタン組立体。
条項278.流体流制御システムであって:(a)第1流体充填ブラダ、(b)該第1流体充填ブラダに流体を供給する流体ソース、(c)筐体、(d)該流体ソースから流体を該第1流体充填ブラダに移動させる第1流体流経路であって、該第1流体流経路は該筐体を通過する第1流体流経路、および、(e)該筐体と係合しまたはそれと一体的に形成された条項271~条項277のうち任意の1項に記載のボタン組立体、を備え、ユーザによる該第1ボタンアクチュエータの対話式操作は該流体流制御システムを作動させて、該第1流体充填ブラダ中の流体圧力を変更する流体流制御システム。
条項279.履物品であって:アッパーと;該アッパーと係合するソール構造体と;および条項278に記載の流体流制御システムと、を備え、該第1流体充填ブラダは該ソール構造体と係合し、および、該筐体は該アッパー、および/または、該ソール構造体のうち少なくとも1つと係合する履物品。
条項280.履物品用のソール構造体であって:(a)ユーザの足の足底表面の少なくとも一部を支持する第1流体充填ブラダ、(b)該第1流体充填ブラダに流体を供給する流体ソース、(c)筐体、(d)該流体ソースから流体を該第1流体充填ブラダに移動させる第1流体流経路であって、該第1流体流経路は該筐体を通過する第1流体流経路、および、(e)該筐体と係合しまたはそれと一体的に形成された条項271~条項277のうち任意の1項に記載のボタン組立体、を備え、ユーザによる該第1ボタンアクチュエータの対話式操作は該流体流制御システムを作動させて、該第1流体充填ブラダ中の流体圧力を変更する履物品用のソール構造体。
条項281.履物品用のフィルタ付き流体流コネクタであって:
筐体と;
該筐体を通って延びる流入流体入口と;
該筐体を通って延びる流入流体出口と;
流入流体が該流入流体出口に到達する前に流入流体をフィルタするフィルタと;
該筐体を通って延びるポンプ付き流体入口、該筐体を通って延びるポンプ付き流体出口、および、該筐体内でおよび該ポンプ付き流体入口と該ポンプ付き流体出口を接続するポンプ付き流体ラインと;および、
該筐体を通って延びる第1足支持ブラダポート、該筐体を通って延びる第2足支持ブラダポート、および、該筐体内にあり、該第1足支持ブラダポートと該第2足支持ブラダポートを接続する足支持流体ラインと、を備えるフィルタ付き流体流コネクタ。
条項282.さらに、該筐体を通って延びる第1流体容器ポート、該筐体を通って延びる第2流体容器ポート、および、該筐体内にあり、該第1流体容器ポートと該第2流体容器ポートを接続する流体容器流体ライン、を備える条項281に記載のフィルタ付き流体流コネクタ。
条項283.さらに、該筐体を通って延びる流体放出ポートを備える条項281または条項282に記載のフィルタ付き流体流コネクタ。
条項284.該フィルタは、該筐体の外部表面の少なくとも一部を形成し、または、覆い、および、流入流体入口を覆うように位置する少なくとも50mm2の面積を有する表面を含む条項281~条項283のうち任意の1項に記載のフィルタ付き流体流コネクタ。
条項285.履物品であって:アッパー;該アッパーと係合するソール構造体であって、該ソール構造体は該第1足支持ブラダポートと流体連通する第1流体充填ブラダを含むソール構造体;および条項281~条項284のうち任意の1項に記載のフィルタ付き流体流コネクタ、を備え、該筐体は該アッパー、および/または、該ソール構造体のうち少なくとも1つと係合する履物品。
条項286.履物品用の流体流コネクタシステムであって:
第1ポートを有するマニホールドと;
コネクタであって:(i)該マニホールドの該第1ポートと流体連通する第1ポート、(ii)第2ポート、および、(iii)該コネクタの該第1ポートと該コネクタの該第2ポートを接続する第1内部コネクタ流体ライン、を有するコネクタと;および、
該第1内部コネクタ流体ラインを介して、該コネクタの該第2ポートと流体連通し、および、該マニホールドの該第1ポートと流体連通する第1流体ラインと、を備える流体流コネクタシステム。
条項287.該マニホールドは第2ポートを有し、該コネクタは:(i)該マニホールドの該第2ポートと流体連通する第3ポート、(ii)第4ポート、および(iii)該コネクタの該第3ポートと該コネクタの該第4ポートを接続する第2内部コネクタ流体ライン、を有し、および、該流体流コネクタシステムはさらに:
該第2内部コネクタ流体ラインを介して、該コネクタの該第4ポートと流体連通し、および、該マニホールドの該第2ポートと流体連通する第1流体ラインと、を備える条項286に記載の流体流コネクタシステム。
条項288.該マニホールドは第3ポートを有し、該コネクタは:(i)該マニホールドの該第3ポートと流体連通する第5ポート、(ii)第6ポート、および(iii)該コネクタの該第5ポートと該コネクタの該第6ポートを接続する第3内部コネクタ流体ライン、を有し、および、該流体流コネクタシステムはさらに:
該第3内部コネクタ流体ラインを介して、該コネクタの該第6ポートと流体連通し、および、該マニホールドの該第3ポートと流体連通する第3流体ラインと、を備える条項287に記載の流体流コネクタシステム。
条項289.該マニホールドは第4ポートを有し、および、該コネクタは、該マニホールドの該第4ポートと流体連通する第7ポートを有する条項288に記載の流体流コネクタシステム。
条項290.さらに、該マニホールドの各ポートを該コネクタの対応するポートと封止的に係合する個々のチャンバを有する封止コネクタを備える条項286~条項289のうち任意の1項に記載の流体流コネクタシステム。
条項291.少なくとも1つの内部コネクタ流体ラインは曲った、または、湾曲した経路を画定する条項286~条項290のうち任意の1項に記載の流体流コネクタシステム。
条項292.少なくとも1つの内部コネクタ流体ラインは:(a)第1軸方向、(b)第2軸方向、および、(c)該第1軸方向と該第2軸方向を接合する接続部分、を画定し、および、該第1軸方向および該第2軸方向は、該接続部分から70度以下の角度で互いに離れて延びる条項286~条項291のうち任意の1項に記載の流体流コネクタシステム。
条項293.履物品用の流体流コネクタシステムであって:
第1ポート、第2ポート、および該第1ポートと該第2ポートを接続する第1内部マニホールド流体ライン、を有するマニホールド;
該マニホールドの該第1ポートと流体連通する流体移送システムと;および、
該マニホールドの該第2ポートと流体連通する第1外部流体ラインと、を備える流体流コネクタシステム。
条項294.該マニホールドは第3ポート、第4ポート、および該第3ポートと該第4ポートを接続する第2内部マニホールド流体ライン、を有し、該第3ポートは該流体移送システムと流体連通し、および、該流体流コネクタシステムはさらに:。
該マニホールドの該第4ポートと流体連通する第2外部流体ライン、を含む条項293に記載の流体流コネクタシステム
条項295.該マニホールドは第5ポート、第6ポート、および該第5ポートと該第6ポートを接続する第3内部マニホールド流体ライン、を有し、該第5ポートは該流体移送システムと流体連通し、および、該流体流コネクタシステムはさらに:該マニホールドの該第6ポートと流体連通する第3外部流体ライン、を含む条項294に記載の流体流コネクタシステム。
条項296.該マニホールドは第4外部流体ラインと流体連通する第7ポートを有する条項295に記載の流体流コネクタシステム。
条項297.該マニホールドは該流体移送システムと流体連通する第7ポートを有する条項295に記載の流体流コネクタシステム。
条項298.履物品であって:アッパー;該アッパーと係合するソール構造体;および、該アッパーおよび/または該ソール構造体のうち少なくとも1つと係合する条項286~条項297のうち任意の1項に記載の流体流コネクタシステム、を備える履物品。
条項299.履物品用のソール構造体を製造する方法であって:
第1ソール構成要素から延びる第1流体ラインをコネクタの第1ポートと係合するステップであって、該コネクタの該第1ポートは、該コネクタを通って延びる第1内部コネクタ流体ラインによって該コネクタの第2ポートと流体連通する係合するステップと;
該コネクタの該第2ポートを流体ディストリビュータの第1マニホールドポートと係合するステップと;
単一接続構成要素として該流体ディストリビュータおよび該コネクタを第1ソール構成要素または異なるソール構成要素のうち少なくとも1つと係合するステップと、を備える履物品用のソール構造体を製造する方法。
条項300.さらに:
第2ソール構成要素から延びる第2流体ラインを該コネクタの第3ポートと係合するステップであって、該コネクタの該第3ポートは、該コネクタを通って延びる第2内部コネクタ流体ラインによって該コネクタの第4ポートと流体連通する係合するステップと;および、
該コネクタの該第4ポートを該流体ディストリビュータの第2マニホールドポートと係合するステップと、を備え、および、
該第1ソール構成要素または該異なるソール構成要素のうち少なくとも1つと係合する該単一接続構成要素は、該コネクタの第3ポートと係合する該第2流体ラインを含む条項299に記載の方法。
条項301.さらに:
第3ソール構成要素から延びる第3流体ラインを該コネクタの第5ポートと係合するステップであって、該コネクタの該第5ポートは、該コネクタを通って延びる第3内部コネクタ流体ラインによって該コネクタの第6ポートと流体連通する係合するステップと;および、
該コネクタの該第6ポートを該流体ディストリビュータの第3マニホールドポートと係合するステップと、を備え、および、
該第1ソール構成要素または該異なるソール構成要素のうち少なくとも1つと係合する該単一接続構成要素は、該コネクタの第5ポートと係合する該第3流体ラインを含む条項300に記載の方法。
条項302.履物品用のソール構造体を製造する方法であって:
第1ソール構成要素から延びる第1流体ラインを流体ディストリビュータのマニホールドの第1ポートと係合するステップであって、該マニホールドの該第1ポートは、該マニホールドを通って延びる第1内部マニホールド流体ラインによって該マニホールドの第2ポートと流体連通する係合するステップと;および、
該第1ソール構成要素または異なるソール構成要素のうち少なくとも1つを該マニホールドの該第1ポートと係合する該第1流体ラインを有する該流体ディストリビュータと係合するステップと、を備える履物品用のソール構造体を製造する方法。
条項303.さらに:第2ソール構成要素から延びる第2流体ラインを該マニホールドの第3ポートと係合するステップ、を備え、該マニホールドの該第3ポートは、該マニホールドを通って延びる第2内部マニホールド流体ラインによって該マニホールドの第4ポートと流体連通し、該第1ソール構成要素または異なるソール構成要素のうち少なくとも1つを該流体ディストリビュータと係合するステップが生じる場合、該第2流体ラインは該マニホールドの第3ポートと流体連通する条項302に記載の方法。
条項304.さらに:第3ソール構成要素から延びる第3流体ラインを該マニホールドの第5ポートと係合するステップ、を備え、該マニホールドの該第5ポートは、該マニホールドを通って延びる第3内部マニホールド流体ラインによって該マニホールドの第6ポートと流体連通し、該第1ソール構成要素または異なるソール構成要素のうち少なくとも1つを該流体ディストリビュータと係合するステップが生じる場合、該第3流体ラインは該マニホールドの第5ポートと流体連通する条項303に記載の方法。
条項305.条項299~条項304のうち任意の1項に記載の方法によって製造されたソール構造体。
条項306.アッパー;および該アッパーと係合する条項305に記載のソール構造体、を備える履物品。
条項307.履物品用の流体移送システムであって:
内部チャンバを画定するバルブ筐体と;
該内部チャンバを通って少なくとも部分的に延びるバルブステムであって、該バルブステムは:(i)モータに機能的に連結されて該バルブ筐体に対して該バルブステムを移動させる第1端、(ii)該第1端に対向する第2端、および、(iii)該第1端から該第2端に延びる周囲壁、を有し;および、
該バルブ筐体または該流体移送システムの他の構成要素に対して該バルブステムの位置を判定する位置センサーであって、該位置センサーは:(i)該バルブステムとともに移動可能なエンコーダ磁石、および、(ii)該バルブステムの該位置のせいで該エンコーダ磁石によって生成された磁界中の変化を感知するエンコーダセンサー、を含む位置センサーと、を備える履物品用の流体移送システム。
条項308.該エンコーダ磁石は該バルブステムと係合する条項307に記載の流体移送システム。
条項309.該エンコーダセンサーは該バルブ筐体と係合する条項307または条項308に記載の流体移送システム。
条項310.該エンコーダセンサーは、該バルブステムの該第1端より該バルブステムの該第2端に近い場所で該バルブ筐体と係合する条項309に記載の流体移送システム。
条項311.該バルブステムの該周囲壁は、該バルブステム内の内部チャネルを部分的に封じ込める条項307~条項310のうち任意の1項に記載の流体移送システム。
条項312.該バルブステムの該周囲壁は、該内部チャネルから該バルブステムの外側表面に延びる複数の通り穴を含む条項311に記載の流体移送システム。
条項313.該バルブステムの該内部チャネルへの流体入口は、該バルブステムの該第2端に設けられ、および、該複数の通り穴はポートを形成し、そのポートを通って流体は該内部チャネルを出入りする条項312に記載の流体移送システム。
条項314.履物品であって:アッパー;該アッパーと係合し、および着用者の足の足底表面の少なくとも一部を支持するため第1流体充填ブラダを含むソール構造体;および該アッパー、および/または、該ソール構造体のうち少なくとも1つと係合する条項307~条項313のうち任意の1項に記載の流体移送システム、を備える履物品。
条項315.履物品用のソール構造体であって:(a)着用者の足の足底表面の少なくとも一部を支持する第1流体充填ブラダ、(b)該第1流体充填ブラダに流体を供給する流体ソース、および、(c)該第1流体充填ブラダのため流体を供給する条項307~条項313のうち任意の1項に記載の流体移送システム、を備える履物品用のソール構造体。
条項316.履物品中の流体移送システム用変速機であって:
モータピニオンと;
第1中間ギアクラスターであって:(i)第1軸ピン、(ii)該第1軸ピンと同軸の第1中央軸を有し、および該モータピニオンを係合する第1ギアであって、該第1ギアは第1直径を有する第1ギア、および、(iii)該第1軸ピンと同軸の第2中央軸を有する第2ギアであって、該第2ギアは該第1直径とは異なる第2直径を有する第2ギア、を含む第1中間ギアクラスターと;
第2中間ギアクラスターであって:(i)第2軸ピン、(ii)該第2軸ピンと同軸の第3中央軸を有し、および、該第2ギアを係合する第3ギアであって、該第3ギアは第3直径を有する第3ギア、および、(iii)該第2軸ピンと同軸の第4中央軸を有する第4ギアであって、該第4ギアは該第3直径とは異なる第4直径を有する第4ギア、を含む第2中間ギアクラスターと;
第3軸ピンと;および、
該第3軸ピンと同軸の第3中央軸を有し、および該第4ギアを係合する第5ギアであって、該第5ギアの第3中央軸は該変速機の出力の回転軸と同軸である第5ギアと、を備える流体移送システム用変速機。
条項317.履物品中の流体移送システム用駆動システムであって:
駆動シャフトを含むモータと;
バルブステムと;および、
該駆動シャフトとバルブステムの間を作動的に結合されて、該駆動シャフトの回転に応じて該バルブステムを回転させる3段変速機と、を備える流体移送システム用駆動システム。
条項318.該3段変速機は条項316に記載の変速機を含む条項317に記載の駆動システム。
条項319.履物品であって:アッパー;該アッパーと係合し、および着用者の足の足底表面の少なくとも一部を支持する第1流体充填ブラダを含むソール構造体;および該第1流体充填ブラダに流体を供給する流体移送システム、を備え、該流体移送システムは、条項316に記載の変速機、および/または、条項317~条項318のうち任意の1項に記載の駆動システムを含む履物品。
条項320.履物品の構成要素中の流体圧力を変更する方法であって:
第1履物構成要素において、流体圧力の目標圧力を示す入力データを受信するステップであって、該第1履物構成要素は足支持ブラダまたは流体容器である受信するステップと;
マニホールドまたは封止コネクタの第1ポートと該マニホールドまたは封止コネクタの第2ポートの間に延びる連続的流体ラインを通って流体を移動させるステップであって、該第1ポートは該第1履物構成要素と流体連通し、および、該第2ポートは第2履物構成要素、または、外部環境と流体連通し、移動させるステップと;
流体が該連続的流体ラインを通って移動する際に、第1圧力センサーを使用して該連続的流体ライン中の流体圧力を測定するステップと;
該測定するステップの際に該第1圧力センサーによって測定された該流体圧力に基づいて調整流体圧力を判定するステップと;および、
該判定するステップにおいて判定された該調整流体圧力が該目標圧力の所定範囲内にある場合に、該連続的流体ラインを通って流れる流体流を停止するステップと、を備える流体圧力を変更する方法。
条項321.該第1履物構成要素は該足支持ブラダであり、および該第2ポートは該外部環境と流体連通する条項320に記載の方法。
条項322.該第1履物構成要素は該足支持ブラダであり、および該第2ポートは該第2履物構成要素と流体連通する条項320に記載の方法。
条項323.該第2履物構成要素は流体容器である条項322に記載の方法。
条項324.該第1履物構成要素は該流体容器であり、および、該第2ポートは該外部環境と流体連通する条項320に記載の方法。
条項325.該第1履物構成要素は該流体容器であり、および該第2ポートは該第2履物構成要素と流体連通する条項320に記載の方法。
条項326.該第2履物構成要素は足支持ブラダである条項325に記載の方法。
条項327.該調整流体圧力は、該第1履物構成要素中の流体圧力を推定する条項320から条項326のいずれか1項に記載の方法。
条項328.該調整流体圧力は、該測定ステップの際に該第1圧力センサーによって測定された該流体圧力と該第1履物構成要素中の実際の流体圧力の間の流量依存オフセットを補正する条項320から条項327のいずれか1項に記載の方法。
条項329.履物システムであって:
圧力調整機能、第1マイクロプロセッサ、および該第1マイクロプロセッサと電子通信する第1アンテナ、が付属する第1履物構成要素を有する第1靴と;
圧力調整機能、第2マイクロプロセッサ、および該第2マイクロプロセッサと電子通信する第2アンテナ、が付属する第2履物構成要素を有する第2靴と;
該第1履物構成要素、または、該第2履物構成要素のうち少なくとも1つにおいて圧力変更を命じる入力データに応じて、該第1アンテナまたは該第2アンテナのうち少なくとも1つにデータを送信する中央通信ソースと、を備える履物システム。
条項330.該中央通信ソースは該第1靴中に位置し、および該入力データが該第2履物構成要素中の圧力変更を命じる場合、該第1靴は該第1アンテナから該第2アンテナにデータを送信する条項329に記載の履物システム。
条項331.履物システムであって:(a)第1期間時、該中央通信ソースは該第1靴中に位置し、および該入力データが第2履物構成要素における圧力変更を命じる場合、該第1靴は該第1アンテナから該第2アンテナにデータを送信する、および、(b)第2期間時、該中央通信ソースは該第2靴中に位置し、および、該入力データが該第1履物構成要素中の圧力変更を命じる場合、該第2靴は該第2アンテナから該第1アンテナにデータを送信する条項329に記載の履物システム。
条項332.該中央通信ソースは、該第1靴または該第2靴のどちらにも物理的に組み込まれていない外部演算装置を構成し、および、該外部演算装置は:(a)該入力データが該第1履物構成要素中の圧力変更を命じる場合、該第1アンテナにデータを送信し、および、(b)該入力データが該第2履物構成要素中の圧力変更を命じる場合、該第2アンテナにデータを送信する条項329に記載の履物システム。
条項333.該中央通信ソースは、該第1靴または該第2靴のどちらにも物理的に組み込まれていない外部演算装置を構成し、該入力データが該第1履物構成要素または該第2履物構成要素中の圧力変更を命じる場合、該第1アンテナにデータを送信し、および該入力データが該第2履物構成要素中の圧力変更を命じる場合、該第1アンテナは該第2アンテナにデータを送信する条項329に記載の履物システム。
条項334.該圧力変更を命じる該入力データの通信は、以下の少なくとも3つの通信構成の間で切替可能であり得る条項329に記載の履物システム:(a)外部演算装置が該第1靴または該第2靴のうち少なくとも1つと電子通信する場合の第1通信構成であって、該外部演算装置は該中央通信ソースとして動作し、該第1靴および該第2靴の各々は該外部演算装置から圧力変更入力を受信する周辺通信装置として動作する第1通信構成、(b)外部演算装置が該第1靴または該第2靴のどれとも電子通信しない場合の第2通信構成であって、該第1靴は該中央通信ソースとして動作し、該第2靴は該第1靴から圧力変更入力を受信する周辺通信装置として動作する第2通信構成、および、(c)外部演算装置が該第1靴または該第2靴のどれとも電子通信しない場合の第3通信構成であって、該第2靴は該中央通信ソースとして動作し、該第1靴は該第2靴から圧力変更入力を受信する周辺通信装置として動作する第3通信構成。
条項335.該中央通信装置はさらに、少なくとも1つの追加の電子調整可能構成要素と電子通信する条項329~条項334のうち任意の1項に記載の履物システム。
条項336.該追加の電子調整可能構成要素は以下のうち1つ以上を含む、条項335に記載の履物システム:該第1靴および該第2靴とは別個の衣料品上の衣服ベースの調整可能構成要素、電動衣服構成要素、該第1靴または該第2靴のうち少なくとも1つの靴上でレーシングシステムを締め付けるまたは緩める電動レーシングシステム、該第1靴、または、該第2靴のうち少なくとも1つの靴のための電動靴固定システム、電動流体含有スポーツブラ、および、電動流体含有圧縮スリーブ。
条項337.封止接続であって:
周辺壁を通って延びる第1流体ポートを含む周辺壁を有する回転可能バルブステムと;
第1マニホールドポートを含むマニホールドと;および、
封止コネクタであって:(a)該周辺壁と直接接触する第1コネクタポート、(b)該第1マニホールドポートに接続された第2コネクタポート、および、(c)該第1コネクタポートと該第2コネクタポートの間に延びる第1コネクタポート流体経路、を含む封止コネクタと、を備え、該回転可能バルブステムの第1位置への回転は、該回転可能バルブステムの該第1流体ポートを少なくとも部分的に該第1コネクタポートと整列させて、該第1コネクタポート流体経路を介して該回転可能バルブステムの該第1流体ポートを該第1マニホールドポートとの流体連通に配置する封止接続。
条項338.該回転可能バルブステムの該周辺壁はさらに、その壁を通って延びる第2流体ポートを含み、該マニホールドはさらに第2マニホールドポートを含み、および該封止コネクタはさらに:(a)該周辺壁と直接接触する第3コネクタポート、(b)該第2マニホールドポートに接続された第4コネクタポート、および、(c)該第3コネクタポートと該第4コネクタポートの間に延びる第2コネクタポート流体経路、を含み、該回転可能バルブステムの第2位置への回転は、該回転可能バルブステムの該第2流体ポートを少なくとも部分的に該第3コネクタポートと整列させて、該第2コネクタポート流体経路を介して該回転可能バルブステムの該第2流体ポートを該第2マニホールドポートと流体連通に配置する条項337に記載の封止接続。
条項339.該回転可能バルブステムの該周辺壁はさらに、その壁を通って延びる第3流体ポートを含み、該マニホールドはさらに第3マニホールドポートを含み、および、該封止コネクタはさらに:(a)該周辺壁と直接接触する第5コネクタポート、(b)該第3マニホールドポートに接続された第6コネクタポート、および、(c)該第5コネクタポートと該第6コネクタポートの間に延びる第3コネクタポート流体経路、を含み、該回転可能バルブステムの第3位置への回転は、該回転可能バルブステムの該第3流体ポートを少なくとも部分的に該第5コネクタポートと整列させて、該第3コネクタポート流体経路を介して該回転可能バルブステムの該第3流体ポートを該第3マニホールドポートと流体連通に配置する条項338に記載の封止接続。
条項340.該回転可能バルブステムの該周辺壁はさらに、その壁を通って延びる第4流体ポートを含み、該マニホールドはさらに第4マニホールドポートを含み、および該封止コネクタはさらに:(a)該周辺壁と直接接触する第7コネクタポート、(b)該第4マニホールドポートに接続された第8コネクタポート、および、(c)該第7コネクタポートと該第8コネクタポートの間に延びる第4コネクタポート流体経路、を含み、該回転可能バルブステムの第4位置への回転は、該回転可能バルブステムの該第4流体ポートを少なくとも部分的に該第7コネクタポートと整列させて、該第4コネクタポート流体経路を介して該回転可能バルブステムの該第4流体ポートを該第4マニホールドポートと流体連通に配置する条項339に記載の封止接続。
条項341.該回転可能バルブステムの該周辺壁はさらに、その壁を通って延びる第2流体ポートを含み、該マニホールドはさらに第2マニホールドポートを含み、および該封止コネクタはさらに:(a)該周辺壁と直接接触する第3コネクタポート、(b)該第2マニホールドポートに接続された第4コネクタポート、および、(c)該第3コネクタポートと該第4コネクタポートの間に延びる第2コネクタポート流体経路、を含み、該回転可能バルブステムの第1位置への回転は、該回転可能バルブステムの該第2流体ポートを少なくとも部分的に該第3コネクタポートと整列させて、該第2コネクタポート流体経路を介して該回転可能バルブステムの該第2流体ポートを該第2マニホールドポートと流体連通に配置する条項337に記載の封止接続。
条項342.該周辺壁と直接接触する該コネクタポートのうち任意の1つ以上のポートは、周辺壁の外側表面の曲率に対応する、および/または、そのポートを該周辺壁で封止する形状の湾曲した外側表面を含む条項337~条項341のうち任意の1項に記載の封止接続。
条項343.履物品であって:アッパー;該アッパーと係合し、および、着用者の足の足底表面の少なくとも一部を支持する第1流体充填ブラダを含むソール構造体;および、該アッパー、および/または、該ソールのうち少なくとも1つと係合する流体移送システム、を備え、流体移送システムは条項337~条項342のうち任意の1項に記載の封止接続を含む履物品。
条項344.履物品用の流体流制御システムであって:
流体ディストリビュータと;
マニホールドであって:(i)マニホールドボディ、(ii)該マニホールドボディを介して画定され、および、第1マニホールドポートから第2マニホールドポートに延びる第1マニホールド流体経路であって、その第1マニホールドポートは該流体ディストリビュータと流体連通し、その第2マニホールドポートは第1履物構成要素と流体連通する第1マニホールド流体経路、(iii)該マニホールドボディ中に画定される、または、該マニホールドボディから延びる第1圧力センサーマウント、および、(iv)該第1圧力センサーマウントと該第1マニホールド流体経路の間に延びる第1開放チャネル、を含むマニホールドと;および、
流体密封の方法で第1圧力センサーマウントに取り付けられた第1圧力センサーと、を備える履物品用の流体流制御システム。
条項345.該マニホールドはさらに:(i)該マニホールドボディを介して画定され、および第3マニホールドポートから第4マニホールドポートに延びる第2マニホールド流体経路であって、その第3マニホールドポートは該流体ディストリビュータと流体連通し、その第4マニホールドポートは第2履物構成要素と流体連通する第2マニホールド流体経路、(ii)該マニホールドボディ中に画定される、または、該マニホールドボディから延びる第2圧力センサーマウント、および、(iii)該第2圧力センサーマウントと該第2マニホールド流体経路の間に延びる第2開放チャネル、を含み、および、該流体流制御システムはさらに:
流体密封の方法で第2圧力センサーマウントに取り付けられた第2圧力センサーを備える条項344に記載の流体流制御システム。
条項346.該第2圧力センサーマウントは、該第2圧力センサーを受入れる凹部を含み、この凹部は該マニホールドボディの中に、該第2開放チャネルの場所で該第2マニホールド流体経路を通って流体流方向に実質的に垂直の方向に延びる条項345に記載の流体流制御システム。
条項347.該第1圧力センサーマウントは、該第1圧力センサーを受入れる凹部を含み、この凹部は該マニホールドボディの中に、該第1開放チャネルの場所で該第1マニホールド流体経路を通って流体流方向に実質的に垂直の方向に延びる条項344~条項346のうち任意の1項に記載の流体流制御システム。
条項348.履物品用の流体流制御システムであって:
流体ディストリビュータと;
第1マニホールドポートを含むマニホールドと;
封止コネクタであって:(i)コネクタボディ、(ii)該コネクタボディを介して画定され、および、第1コネクタポートから第2コネクタポートに延びる第1コネクタ流体経路であって、その第1コネクタポートは該流体ディストリビュータと流体連通し、その第2コネクタポートは該第1マニホールドポートと流体連通する第1コネクタ流体経路、(iii)該コネクタボディ中に画定される、または、該コネクタボディから延びる第1圧力センサーマウント、および、(iv)該第1圧力センサーマウントと該第1コネクタ流体経路の間に延びる第1開放チャネル、を含む封止コネクタと;および、
流体密封の方法で第1圧力センサーマウントに取り付けられた第1圧力センサーと、を備える履物品用の流体流制御システム。
条項349.該マニホールドは第2マニホールドポートを含み、該封止コネクタはさらに:(i)該コネクタボディを介して画定され、および、第3コネクタポートから第4コネクタポートに延びる第2コネクタ流体経路であって、その第3コネクタポートは該流体ディストリビュータと流体連通し、その第4コネクタポートは第2マニホールドポートと流体連通する第2コネクタ流体経路、(ii)該コネクタボディ中に画定される、または、該コネクタボディから延びる第2圧力センサーマウント、および、(iii)該第2圧力センサーマウントと該第2コネクタ流体経路の間に延びる第2開放チャネル、を含み、および、該流体流制御システムはさらに:
流体密封の方法で第2圧力センサーマウントに取り付けられた第2圧力センサーを備える条項348に記載の流体流制御システム。
条項350.該第2圧力センサーマウントは、該コネクタボディのベース部分から離れて延びる隆起チューブを含む条項349に記載の流体流制御システム。
条項351.該第2圧力センサーマウントは、該コネクタボディの中に延びる凹部を含む条項349に記載の流体流制御システム。
条項352.該第1圧力センサーマウントは、該コネクタボディのベース部分から離れて延びる隆起チューブを含む条項348~条項351のうち任意の1項に記載の流体流制御システム。
条項353.該第1圧力センサーマウントは、該コネクタボディの中に延びる凹部を含む条項348~条項351のうち任意の1項に記載の流体流制御システム。
条項354.該コネクタボディを介して画定された少なくとも1つの個々のコネクタ流体経路は、前記個々の流体経路の第1部分を形成する第1コネクタボディ構成要素によって、および前記個々の流体経路の第2部分を形成する第2コネクタボディ構成要素によって形成される条項348~条項353のうち任意の1項に記載の流体流制御システム。
条項355.履物品であって:アッパー;該アッパーと係合し、および着用者の足の足底表面の少なくとも一部を支持するため第1流体充填ブラダを含むソール構造体;および、該アッパーおよび/または該ソール構造体のうち少なくとも1つと係合する条項344~条項354のうち任意の1項に記載の流体流制御システム、を備える履物品。