JP2023524615A - 鋳造中の型のコーナーの加熱 - Google Patents

鋳造中の型のコーナーの加熱 Download PDF

Info

Publication number
JP2023524615A
JP2023524615A JP2022549324A JP2022549324A JP2023524615A JP 2023524615 A JP2023524615 A JP 2023524615A JP 2022549324 A JP2022549324 A JP 2022549324A JP 2022549324 A JP2022549324 A JP 2022549324A JP 2023524615 A JP2023524615 A JP 2023524615A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
molten metal
mold
magnetic rotor
corner
metal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2022549324A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7544831B2 (ja
Inventor
オプデンドリース,ブレント
ブルース ワグスタッフ,ロバート
タラチャンド パルデシ,ラビンドラ
ロバート ワグスタッフ,サミュエル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Novelis Inc Canada
Original Assignee
Novelis Inc Canada
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Novelis Inc Canada filed Critical Novelis Inc Canada
Publication of JP2023524615A publication Critical patent/JP2023524615A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7544831B2 publication Critical patent/JP7544831B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D27/00Treating the metal in the mould while it is molten or ductile ; Pressure or vacuum casting
    • B22D27/02Use of electric or magnetic effects
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D11/00Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths
    • B22D11/001Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths of specific alloys
    • B22D11/003Aluminium alloys
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D11/00Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths
    • B22D11/04Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths into open-ended moulds
    • B22D11/049Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths into open-ended moulds for direct chill casting, e.g. electromagnetic casting
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D11/00Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths
    • B22D11/10Supplying or treating molten metal
    • B22D11/11Treating the molten metal
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D11/00Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths
    • B22D11/10Supplying or treating molten metal
    • B22D11/11Treating the molten metal
    • B22D11/114Treating the molten metal by using agitating or vibrating means
    • B22D11/115Treating the molten metal by using agitating or vibrating means by using magnetic fields
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D7/00Casting ingots, e.g. from ferrous metals
    • B22D7/06Ingot moulds or their manufacture

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Continuous Casting (AREA)
  • Mold Materials And Core Materials (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)

Abstract

システム及び方法は、鋳造(例えば、インゴット、ビレット、またはスラブの鋳造)している間に、鋳型のコーナー領域で溶融金属を加熱するために磁気ロータを利用することができる。磁気ロータは、型のコーナーに隣接して配置され、コーナー領域の溶融金属を加熱して、コーナーに隣接する溶融金属の温度を上昇させる。型のコーナーでの溶融金属の温度の上昇は、金属間化合物が溶融金属内に形成されるのを防ぐ、そうでなければそのような形成を減らすことができる。【選択図】図1

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2020年3月20日に出願された「MOLD CORNER HEATING DURING CASTING」と題された米国仮出願第62/992,610号の利益及び優先権を主張するものであり、その内容は、参照により、その全体があらゆる目的のために本明細書に組み込まれる。
本開示は、概して冶金学に関し、より詳細には鋳造中の型のコーナーの加熱の改善に関する。
金属鋳造プロセスでは、溶融金属が型穴に送られる。一部のタイプの鋳造では、上げ底の、または移動する底のある型穴が使用される。溶融金属が型穴に入ると、通常は上から、偽の底は溶融金属の流量に関連した速度で低下する。側面近くで凝固した溶融金属は、溶融サンプ内に液体金属と部分的に液体である金属とを保持するために使用できる。金属は、99.9%の固体(例えば、完全に固体)、100%の液体、及びその間のいずれかにすることができる。溶融サンプは、溶融金属が冷えるにつれて固体領域の厚さが増すため、V字型、U字型、またはW字型をとることができる。固体金属と液体金属の間の界面は、凝固界面と呼ばれることもある。
直接チル鋳造では、型穴の上げ底が下がる際に金属が凝固して金属インゴットになるときに、水または他の冷却剤を使用して溶融金属を冷却する。冷却剤は、溶融金属に温度勾配を生じさせ得て、型の壁の近くの溶融金属は、型の中心近くの溶融金属よりも低い温度を有する。型の壁の近くのより冷たい溶融金属は、凝固する金属に微細構造を形成する可能性があり、それは、結果として生じる金属インゴットに残る可能性がある。これらの微細構造は、例えば、金属インゴットが圧延されるときに、インゴットに欠陥をもたらす可能性がある。金属インゴットからこれらの欠陥を取り除くことは、時間と材料の損失につながり得る。
実施形態という用語及び同様の用語は、広義には、本開示の主題のすべて及び以下の特許請求の範囲を指すものとする。これらの用語を含む記述は、本明細書に記載された主題を限定するものでもなく、以下の特許請求の範囲の意味または範囲を限定するものでもないと理解されるべきである。本明細書で網羅される本開示の実施形態は、この発明の概要ではなく、以下の特許請求の範囲によって定義される。この発明の概要は、開示の様々な態様の大まかな概要であり、以下の発明を実施するための形態の節でさらに説明される概念のいくつかを紹介する。この発明の概要は、特許請求される主題の重要なまたは本質的な特徴を特定することを意図しておらず、特許請求される主題の範囲を決定するために単独で使用されることも意図していない。この主題は、本開示の明細書全体、任意またはすべての図面、及び各請求項の適切な部分を参照することによって理解されるべきである。
本明細書の特定の例は、型の溶融金属に熱を発生させて、金属間化合物が溶融金属に形成されるのを防止または低減するためのシステム及び方法に対応する。様々な例が、溶融金属を受け入れて収容するために、複数の側壁によって形成された開口部を有する型を利用する。2つ以上の側壁が交わることによって形成されるコーナー領域において、1つ以上の磁気ロータを型の上に配置することができる。2つ以上の側壁が接触し、半径を伴って湾曲したコーナーを形成することができる。場合によっては、磁気ロータは、磁気ロータが型のコーナー半径の近くに配置されることを可能にする半径部を有してもよい。例えば、磁気ロータの曲率は、型のコーナー半径部での曲率と一致し得る。磁気ロータは、溶融金属に変化する磁場を誘導することによって、溶融金属に熱を発生させることができる。溶融金属内に磁場の変化を誘発すると、溶融金属内に流れと電流(渦電流など)が生成され、溶融金属が加熱される。1つまたは複数の磁気ロータは、コーナー領域の溶融金属の溶融金属を、金属間化合物が形成され得る温度よりも高い温度(例えば、3104合金では摂氏515度超、または他の合金で同様に溶融金属間化合物の形成を避けるのに望ましい温度)まで加熱するように構成することができる。型のコーナー半径部の近くに配置された磁気ロータは、溶融金属の加熱を、コーナー半径部で型の壁に直接隣接する領域に局在化することができる(例えば、コーナー半径部の内面から、コーナー半径部の内面からの約50mmに及ぶ領域で)。磁気ロータは、局所的な加熱が型の中心またはその近く、または型のコーナーから離れた溶融金属にほとんどまたはまったく影響を及ぼさないように、配置または構成することができる。金属間化合物が形成される温度を超える温度の上昇は、溶融金属、例えばコーナーの半径部に隣接する領域での金属間化合物の形成を防止する、または減少させることができる。
様々な例において、装置が提供される。装置は、型及び磁気ロータを含むことができる。型は、溶融金属を受け入れるための開口部を画定する型の壁を有し得る。型の壁は、開口部のコーナー領域を少なくとも部分的に画定し得る。磁気ロータは、溶融金属が開口部内部にあるときに、溶融金属上方の高さでコーナー領域に隣接して配置することができる。磁気ロータは、加熱、及びコーナー領域での溶融金属の金属間化合物の形成を防止またはそうでなければ低減するのに十分な、コーナー領域内の溶融金属の温度上昇を誘導することができる。
様々な例において、システムが提供される。システムは、型、モータ、及び磁気供給源を含むことができる。型は、溶融金属を受け入れるための開口部を画定する2つ以上の側壁を有することができる。2つ以上の側壁は、コーナー領域をさらに画定することができる。モータは、駆動軸に連結され、溶融金属の上方でコーナー領域に隣接して配置されてもよい。モータが駆動軸を回転させ得る。磁気供給源は、駆動軸に結合され、回転時にコーナー領域に隣接する溶融金属の加熱を誘導するように構成され得る。
様々な例において、方法が提供されている。この方法は、少なくとも1つのコーナー領域をさらに画定することができる2つ以上の型の壁によって画定される型開口部に溶融金属を堆積させることを含むことができる。コーナー領域に隣接して溶融金属の上方に配置された少なくとも1つの磁気ロータを作動させることによって、コーナー領域に隣接する溶融金属内に熱を発生させることができる。溶融金属の金属間化合物の形成を防止またはそうでなければ低減するのに十分である温度上昇が、コーナー領域に隣接する溶融金属で、誘導され得る。温度上昇は、少なくとも1つの磁気ロータを動作させることによって生成される少なくとも熱によって引き起こされ得る。
他の目的及び利点は、以下の非限定的実施例の詳細な説明から明らかとなるであろう。
本明細書は、以下の添付の図を参照しており、異なる図での同様の参照番号の使用は、同様のまたは類似の構成要素を例示することを意図している。
様々な実施形態による、垂直の配向の磁気ロータを備えた型を含む金属鋳造システムの部分的な切欠き図である。 磁気ロータのない既知の金属鋳造システムの上面図である。 図2の磁気ロータなしで既知の金属鋳造システムを使用して形成された金属インゴットの上面図である。 インゴットに対して処理技術が実行された後の図3の金属インゴットの上面図である。 インゴットに対して圧延技術が実行された後の図4の金属インゴットの上面図である。 様々な実施形態による、図1の型及び磁気ロータの上面図である。 様々な実施形態による、インゴットに対して圧延技術が実行された後、図1の金属鋳造システムを使用して形成された金属インゴットの上面図である。 図8Aから図8Cは、様々な実施形態による、図1の型の溶融金属のプロファイルを示すグラフである。 様々な実施形態による、図1の金属鋳造システムを使用して溶融金属を加熱するプロセスを示すフローチャートである。
以下の例は、本発明をさらに説明するのに役立つが、しかし同時に、そのいかなる限定も構成しない。それどころか、本明細書の説明を読んだ後に、本発明の趣旨から逸脱することなく当業者にそれ自体を示唆し得る、様々な実施形態、それらの改変物及び均等物が用いられ得ると明らかに理解されるべきである。
本明細書において、「シリーズ」などの、AA番号及び他の関連する記号によって識別される合金に対する言及がなされる。アルミニウム及びその合金の命名及び識別において最も一般的に使用されている番号指定システムの理解に関しては、「International Alloy Designations and Chemical Composition Limits for Wrought Aluminum and Wrought Aluminum Alloys」または「Registration Record of Aluminum Association Alloy Designations and Chemical Compositions Limits for Aluminum Alloys in the Form of Castings and Ingot」を参照されたい。いずれもアルミニウム協会によって発行されている。
金属インゴットを鋳造するための従来の鋳造技術では、溶融金属は、型開口部を介して型に堆積させることができる。溶融金属は、少なくとも部分的に型を満たし、冷却を開始して、金属インゴットを形成することができる。溶融金属は様々な速度で冷却できる。例えば、型の壁により近い溶融金属は、型の中心近くの溶融金属よりも速い速度で冷却できる。冷却速度の違いにより、金属酸化物層がインゴットの外層の中、上、または近く、例えば型のコーナーまたはその近くに形成される可能性がある。インゴットのさらなる処理操作、例えば、インゴットの掻き取り及び/または圧延の間に、金属酸化物層が成長及び/またはインゴットから分離し、追加の廃棄物及び/または処理が生じる可能性がある。
本明細書の実施形態では、型のコーナーの近くで溶融金属を加熱する1つまたは複数の磁気ロータに関連するシステム及び技術が説明されている。磁気ロータは、溶融金属より上方の高さで型のコーナー接合部の近くに配置できる。磁気ロータは回転し、型のコーナーの溶融金属内部に、移動性の磁場または時間変化性の磁場を誘導する可能性がある。変化する磁場は、溶融金属内に渦電流を発生させる可能性がある。渦電流は、型のコーナーに金属の流れを誘導することによって溶融金属を加熱し、コーナー接合部近くの溶融金属の温度を、溶融金属内に金属間化合物が形成できる温度よりも高い温度まで上昇させることができる。結果として、金属間化合物が形成されるのを防ぐことができ、さもなければ、金属間化合物の形成をインゴットのコーナーの近くで減らすことができる。金属間化合物が形成されるのを防ぐか、さもなければそのような形成を減らすことは、金属インゴットに対して実行される処理操作(例えば、掻き取り操作や圧延操作)の間での時間及び材料を節約することができる。いくつかの例では、磁気ロータは、局所的な加熱が型の中心またはその近く、または型のコーナーから離れた溶融金属にほとんどまたはまったく影響を及ぼさないように配置または構成することができる。
これより例示的な実施形態に目を向けると、図1は、垂直の配向の磁気ロータ104を備えた型102を含む金属鋳造システム100の部分的な切欠き図である(例えば、磁気ロータ104の回転軸136は、型の上面に垂直である)。型102は、例えば、ローンダ112または他の溶融金属供給源から溶融金属110を受け入れるための型開口部108を形成または画定することができる。磁気ロータ104は、型102のコーナー接合部またはその近くに配置され、溶融金属110を加熱し、金属間化合物が形成され得る温度よりも型の溶融金属の温度を上昇させることができる。
型102は、型102の近くに配置することができるローンダ112から溶融金属110を受け入れることができる。例えば、ローンダ112は、型102の上方に配置され、供給管120を介して型開口部108に溶融金属を堆積させることができる。ローンダ112は、ローンダ112から型開口部108への溶融金属110の流量を調整するための流れ制御デバイス122を含み得る。
様々な実施形態では、型102は、溶融金属110を受け入れるための型開口部108を画定する型の壁106(例えば、側壁)を含むことができる。型開口部108は、溶融金属110を受け入れるための1つまたは複数の象限を有する長方形の開口部(例えば、直角に交わる2対の平行な側壁を有する形状)であり得る。しかしながら、型開口部108は、任意の適切な形状(例えば、円形または三角形)であり得る。様々な実施形態において、型開口部108は、それぞれが丸みを帯びた内面を有する、丸みを帯びた縁を有することができる。型の壁106は、溶融金属110への暴露に耐えることができ、溶融金属を様々な形状及び形態に形成することができる材料であり得るか、またはそれを含むことができる。底部ブロック116を型の壁106の近くに配置して、型開口部108を通過する溶融金属110を受け入れることができる。例えば、溶融金属110を型開口部108に堆積させる前に、底部ブロック116を上に上げて型の壁106に接触させることができる。溶融金属110は、型102内に堆積され、冷却を開始し、凝固金属114を形成することができる。凝固金属114が型102の内部に形成されるので、底部ブロック116は、例えば、アクチュエータ及び/または伸縮式油圧テーブルによって安定して下げることができる。凝固金属114は、溶融金属110の周りにケーシングを形成することができる。溶融金属110が型102の上部に追加されると、底部ブロック116は下降し続け、凝固金属114を連続的に長くすることができる。様々な実施形態において、型の壁106は、凝固金属114の形成を助長するための冷却要素を含み得る。例えば、型の壁106は、水またはグリコールまたは他の適切な冷却剤などの冷却剤118を含む中空の空間を画定することができる。冷却剤118は、型の壁106の1つまたは複数から出て、凝固金属114の側面を下って流れることができる(例えば、型102から底部ブロック116に向かって)。
様々な実施形態では、1つまたは複数の金属レベルセンサ132を型102上またはその周囲に配置して、型の溶融金属110及び/または凝固金属114の高さを測定することができる。場合によっては、金属レベルセンサ132の構造及び動作は従来のものである。金属レベルセンサ132の他の非限定的なオプションは、フロート及び変換器、レーザーセンサ、または溶融金属を収容するための所望の特性を有する別のタイプの固定または可動流体レベルセンサを含み得る。様々な実施形態では、金属レベルセンサ132は、1つまたは複数の熱電対及び/または1つまたは複数の赤外線検出デバイスと結合することができる。金属レベルセンサ132、熱電対、及び/または赤外線検出デバイスを使用して、不均衡な熱の状態を検出する、及び/またはそれに対して反応するための閉ループ自動化システムを作成することができる。
1つまたは複数の磁気ロータ104は、型の壁106の近く、例えば、型102のコーナーの近くに配置することができる。磁気ロータ104は、型102に受け入れられた溶融金属110を加熱するように配置することができる。例えば、磁気ロータ104を型102のコーナー領域に配置して、溶融金属110をコーナー領域内及び/またはコーナー領域の近くで加熱することができる。磁気ロータ104は、熱を発生させて溶融金属において流れを誘導する渦電流を生成することによって、溶融金属110において熱を発生させることができる。磁気ロータ104は、型102のコーナーに対してまたは隣接して配置することができるようなサイズ及び形状にすることができる。例えば、型102のコーナーが丸みを帯びている場合、磁気ロータ104は、型102のコーナーの半径と一致する半径を有する円形の断面を有することができる。型102の丸みを帯びているコーナーに隣接して配置された磁気ロータ104の円形の断面は、効果が全体的または部分的にコーナーの領域内に含まれるように、溶融金属110に対する磁気ロータの効果を局所化することができる。
磁気ロータ104は、磁気ロータ104に近接する溶融金属110内に変化する磁場134(移動または時間変化性の磁場)を誘導することによって、溶融金属110を加熱することができる。変化する磁場134は、溶融金属110の内部に渦電流を生成し、それが熱を発生させ、溶融金属の型のコーナーへの流れを誘導する(図6に示されている)。渦電流及び誘導された流れは、金属間化合物が溶融金属内に形成されるのを防止またはそうでなければ低減する温度で加熱及び/または維持する(例えば、溶融金属110の熱の状態のバランスをとる)ことができる。溶融金属110の熱の状態は、ペクレ数とビオ数のバランスがとれるようにバランスをとることができる(例えば、コーナーで型102によって抽出されるのと同じ量の熱が溶融金属に供給される)。溶融金属110は、金属間化合物が溶融金属において形成されるのを防止するか、さもなければ低減する、及び/または凝固金属114が型の壁106から引き離される(例えば、固まる)のを防止する温度に加熱及び/または維持することができる。例えば、溶融金属110が3104合金であるとき、渦電流は、溶融金属を、摂氏515度を超える温度に加熱及び/または維持することができる。金属間化合物形成温度を超える溶融金属110の加熱及び維持は、金属間化合物が凝固金属114において形成されるのを防ぎ、及び/または凝固金属114が型102から引き離されて応力の集中を引き起こすのを防ぐことができる。磁気ロータ104は、溶融金属110を摂氏約515度から摂氏1000度の範囲(例えば、515度、600度、700度、800度、1000度、または間の任意の値)の温度に加熱及び/または維持することができる。
磁気ロータ104は、溶融金属110の渦電流(及び誘導された流れ)を局所化するように配置及び/または配向することができる。例えば、磁気ロータ104は、型102のコーナー領域に渦電流を生成するように配置され得、これは、熱を生成し、溶融金属において流れを誘導して、高温の溶融金属が(例えば、金属間化合物の形成温度より高い温度で)型102のコーナーに流れ込むのを引き起こす。
磁気ロータ104は、型102のコーナーで溶融金属110の上方に配置され、溶融金属に接触することなく溶融金属を加熱することができる磁気ロータ(例えば、非接触磁気ロータ)であるか、またはそれを含むことができる。しかしながら、磁気ロータ104は、溶融金属110の表面に接触する磁気ロータ(例えば、接触磁気ロータ)、及び/または溶融金属の表面の下に配置される少なくとも一部分を有する磁気ロータ(例えば、浸漬可能な磁気ロータ)であり得るか、またはそれを含み得る。磁気ロータ104は、追加的または代替的に、電磁石、加熱要素、及び/または溶融金属110を加熱するのに適した任意のデバイスを含み得る。
磁気ロータ104は、ワイヤ、チェーン、または他の適切なデバイスの1つまたは複数を使用して、型102の上方に吊るすことができる。様々な実施形態では、磁気ロータ104は、型102の上に配置された及び/または型102自体に結合されているローンダ112に結合することができる。磁気ロータ104は、型102の上方に吊るして、磁気ロータの一部分を、溶融金属110の表面から0.5mmから20mmの範囲で上方に配置することができる。
磁気ロータ104は、回転機構126及び1つまたは複数の磁石124であり得るか、またはそれらを含み得る。磁気ロータ104は、様々な速度で、例えば、毎分60回転(RPM)から600RPMの間の範囲の速度で回転させることができる。様々な実施形態において、磁気ロータ104は、コーナー領域における溶融金属110の加熱を最大化する速度で回転させることができる。例えば、磁気ロータ104は、180RPM(3Hz)で回転させることができる。磁石は、永久磁石、電磁石、または任意の適切な磁気デバイスであるか、またはそれらを含むことができる。回転機構126は、磁石123と結合して、磁石124の回転を引き起こすことができる。回転機構126は、空気などの冷却流体を使用して磁石124を回転させる流体モータであるかそれを含むことができ、同じ流体が、回転機構を冷却することと、例えばタービンまたはインペラで、磁気供給源の回転を引き起こすこととの両方を可能にする。回転機構126は、追加的または代替的に、電気モータ、流体モータ(例えば、油圧または空気圧モータ)、隣接する磁場(例えば、追加の磁気供給源を使用して磁気供給源の磁石の回転を誘導する)、または適切な回転機構であるか、またはそれらを含み得る。
様々な実施形態において、磁気ロータ104は、回転機構126を磁石124と接続するアクスル128を含むことができる。磁石124は、アクスル128に回転式に固定することができる(例えば、永久磁石がアクスルと同じ速度で回転する)か、または永久磁石は、アクスル128に対して自由に回転することができる(例えば、永久磁石は、中心のアクスルの周りを回転することができる)。磁気ロータ104は、追加的または代替的に、回転軸136の周りを回転することができる。回転軸136は、一般に、型102の上面に垂直であり得る(例えば、磁気ロータ104は、垂直方向に向けられている)。しかしながら、磁石124は、任意の適切な向きで回転させることができる(例えば、永久磁石は、型102に対して任意の適切な角度で配置される回転軸136の周りで回転する、例えばそのため磁気ロータ104が水平方向に向けられることを含む)。いくつかの実施形態では、アクスル128は、回転軸136として機能することができる。
図2に目を向けると、磁気ロータ104のない既知の金属鋳造システム200における溶融金属204の温度プロファイルの上面図が示されている。型202のコーナーの近くに配置された溶融金属204は、型の中心の近くに配置された溶融金属よりも低い温度を有する(例えば、異なるタイプの陰影によって図2に絵で示されている)。例えば、型の壁の近くに位置する溶融金属は、摂氏515度を下回る温度であり得、型202の中心近くに位置する溶融金属の温度は、摂氏590度を超える温度であり得る。コーナーでの溶融金属204のより低い温度(例えば、摂氏515度を下回る)は、コーナーを形成する2つの壁によって溶融金属から熱が抽出されることによって引き起こされ得る。溶融金属204からの熱の抽出は、ビオット数とペクレ数のバランスを乱し(すなわち、供給されるよりも多くの熱が抽出される)、コーナーでの溶融金属204の温度を低下させ得る。コーナーの溶融金属204がより低い温度であることは、金属間化合物層が溶融金属204内に形成されること、及び/または溶融金属の一部を凝固させ、型202から引き離すことを可能にし得る。より具体的には、溶融金属204のメニスカスは、コーナーから後退して、固まり得、金属レベルが上昇すると、表面張力が崩壊し、金属が事前に固まったコーナー領域を回転し、応力の集中が発生するまで、メニスカスがさらに構築される。金属間化合物及び/または応力の集中は、例えば、酸化物層の下で、金属鋳造システム200によって形成された金属インゴットにとどまることができる。
図3から図6は、磁気ロータ104なしで金属鋳造システム200を使用して形成された既知の金属インゴット206の図である。図3から図6は、金属インゴット206の単一の面を示しているが、金属インゴットは、任意の数の面を含むことができる。例えば、金属インゴット206は、6つの面を有する長方形のプリズムであり得る。図3は、酸化物層208を有する金属インゴット206の一面を示している。酸化物層208を有する金属インゴット206の1つの面のみが示されているが、酸化物層は、インゴットの面のいくつかまたはすべてを覆うことができる。
図4に示されるように、酸化物層208の一部または全部は、例えば、インゴットを掻き取るかまたはスカルピングすることによって、金属インゴット206から除去することができる。掻き取りまたはスカルピングによって酸化物層208を除去すると、金属インゴット面の2つ以上が接触する金属インゴット206の縁にいくらかの酸化物層が残る可能性がある。鋳造プロセス中に形成された金属間化合物は、金属インゴット206の縁部のそのままの酸化物層の下の金属インゴット206内に配置することができる。
酸化物層208の除去後、様々な圧延操作(例えば、熱間圧延または冷間圧延)を金属インゴット206で実行することができる。圧延操作の温度は、金属インゴット206の温度で実行されるか、または金属インゴット206の温度を金属間化合物の溶融温度より高く上昇させ、かつ金属インゴット206の溶融温度より低くし、酸化物層208の下に位置する金属間化合物が金属インゴットの残りの部分がそのままで留まっている間に溶融することを引き起こすことができる。たとえば、金属間化合物の溶融温度が515℃、熱間圧延温度が摂氏550℃であり得、金属インゴットの金属間化合物は溶融するが、インゴットの他の金属は、摂氏575℃の対応する融点を超えないために固体の状態を維持する。
図5に示されるように、金属間化合物の溶融は、酸化物層208の一部を金属インゴット206から分離させ、金属インゴットの縁から面に移動させることができる。例えば、酸化物層208は、圧延操作の間に、金属インゴット206の縁から金属インゴットの面に押しやることができる。図5に示されるように、酸化物層208の一部は、面の縁から面の中心に向かって移動し、インゴットの面にスライバー209と呼ばれるものを形成することができる。金属インゴット206の面の酸化物層208は、金属インゴットに対する追加の処理操作(例えば、追加のスカルピング及び/または掻き取り操作)が実行され得、このことが追加の処理時間及び/または追加の材料廃棄物を生じさせる可能性がある。
ここで図6に目を向けると、様々な実施形態による、図1の型102及び磁気ロータ104の上面図が示されている。示されるように、型の壁106の外部は長方形の断面を有することができ、型の壁106の内部は4つの丸みを帯びているコーナーを有する略長方形の断面を形成することができる。コーナーはそれぞれ、コーナー領域の上方に配置された1つまたは複数の磁気ロータ104を備えたコーナー領域600を有することができる。しかしながら、型102は、任意の適切な断面を形成する任意の数の型の壁106及び/または型の周りに配置された任意の数の磁気ロータ104を有することができる。
型の壁106の丸みを帯びたコーナーの1つまたは複数は、型102の中心に向けられた丸みを帯びた内面602を有することができる。丸みを帯びた内面602は、半径612を有することができる。半径612は、磁気ロータ104を受け入れるようなサイズ及び形状にすることができる。例えば、磁気ロータ104のうちの少なくとも1つは、型102のコーナーの半径612の1つまたは複数に一致する半径614を有する円形の断面を有することができる。半径614及び対応する半径612は、溶融金属110の上方に配置されたまま、磁気ロータ104を型の壁106の可能な限り近くに配置することを可能にすることができる。例えば、丸みを帯びた内面602及び磁気ロータ104は、同軸にすることができる。磁気ロータ104の位置は、例えば、コーナー領域における加熱及び/または流れの効果を局所化することによって、コーナー領域600における溶融金属110に対する磁気ロータの効果を増大させることができる。
コーナー領域600は、1つの型の壁106から別の型の壁まで延びることができる。例えば、コーナー領域600は、第1の型の壁106Aから第2の型の壁106Bに弧を描くことができる。コーナー領域600は、磁気ロータ104の断面の面積よりも大きい面積を有することができる。しかしながら、コーナー領域600は、溶融金属110の隣に配置された磁気ロータ104の断面の面積よりも小さい面積を有し得る。
いくつかの実施形態では、コーナー領域600は、接触領域616を含むことができる。接触領域616は、型の壁106の1つまたは複数と接触している溶融金属110であり得る。磁気ロータ104のない従来の型では、接触領域616は、金属間化合物が形成される領域であり得る。
磁気ロータ104は、コーナー領域600及び/または接触領域616でまたはその近くで溶融金属110の加熱を局所化するように配置及び操作することができる。磁気ロータ104は、コーナー領域600の溶融金属の温度を摂氏550度超に上昇または維持することができる。例えば、磁気ロータ104は、回転して、より高温の溶融金属110(例えば、金属間化合物の形成温度を超える温度の溶融金属)の流れ608をコーナー領域600に作り出すことができる。
磁気ロータ104は、コーナー領域600で磁気ロータの効果を部分的または全体的に局所化するように最適化することができる。例えば、磁気ロータ104は、溶融金属に渦電流を生成する磁場を誘導することによって、コーナー領域600の溶融金属110の温度を上昇または維持することができる。渦電流は熱を発生させ、溶融金属に流れを引き起こし、溶融金属をコーナー領域に流入させ得る。様々な実施形態で、磁気ロータ104の効果は、全体的または部分的に接触領域616の内部にあるようにさらに局所化することができる。例えば、磁気ロータ104は、コーナー領域600内の溶融金属の温度を515度またはコーナー領域600において金属間化合物が形成されるのを妨げる他の温度を超えるよう上昇または維持することができる。
様々な実施形態において、磁気ロータ104は、型102の溶融金属110上方の様々な位置に移動することができる。例えば、単一の磁気ロータ104を各コーナーに移動させて、すべてのコーナーの温度を金属間化合物が形成される温度(例えば、摂氏約515度)より高く保つことができる。さらなる実施形態では、磁気ロータ104は、ロータが型の壁106の外側に配置されるように、型102の外側の位置に移動することができる。磁気ロータ104は、追加的または代替的に、溶融金属110上方の位置と、型の壁の上の位置を含むがこれに限定されない型の壁106の外側の位置との間で移動することができる。
いくつかの実施形態では、磁気ロータは、型102に対して磁気ロータ104を上下させるために使用することができる高さ調整機構130(図1、左)に結合することができる。アクスル128は、追加的または代替的に、高さ調整機構130であり得るか、またはそれを含み得る。鋳造プロセスの間、磁石124と溶融金属110の上面との間の距離を一定に維持することが望ましい場合がある。高さ調整機構130は、溶融金属110の上昇または下降に応答して磁石124の高さを調整することができる。例えば、高さ調整機構130は、金属レベルセンサ132に接続及び/または結合して、溶融金属110の高さを受信し、受信した高さに基づいて磁石124の高さを調整することができる。高さ調整機構130は、磁石124と溶融金属110の上面との間の距離を調整するのに適した任意の機構、例えば、アクチュエータであり得る。
磁気ロータ104は、回転軸136の周りで1つまたは複数の磁石124を回転させて変化する磁場134を生成することによって、溶融金属110を加熱することができる。変化する磁場134は、溶融金属110に電流610を誘導することができる。誘導された電流610は、熱を発生させ、溶融金属110に流れを誘導することができる。1つまたは複数の磁石124は、溶融金属110の表面から0.5mmから20mmの範囲で配置することができる。磁気ロータ104は、型102の上面に概ね垂直である回転軸または回転軸136の周りで磁石124を回転させることができる(例えば、磁気ロータ104は、垂直方向に向けられている)。垂直配向に配向された磁気ロータ104によって回転される磁石は、上記のように、コーナー領域600及び/または接触領域616に磁気ロータの加熱効果を集中させることができる。例えば、垂直配向では、磁気ロータ104は、発熱を局所化して、コーナー領域600の外側の溶融金属への温度の上昇が最小限であるか、または一切ない状態で、コーナー領域600及び/または接触領域616の溶融金属110の温度を摂氏515度(または、金属間化合物の形成を避けるための他の適切な温度)より高くすることができる。
誘導された電流610及び結果として生じる流れ608及び溶融金属110における発熱は、磁石124を様々な方向及び/または様々な速度(例えば、大きさ及び/または方向または回転が調整可能)で回転させるように磁気ロータ104を制御することによって制御することができる。例えば、磁気ロータは、時計回りの方向604または反時計回りの方向606に回転させることができる。磁気ロータ104はすべて同じ方向に回転することができ(例えば、磁気ロータは時計回りに回転することができる604)、または磁気ロータは複数の方向に回転することができる(例えば、第1の磁気ロータは時計回りの方向604に回転することができ、また第2の磁気ロータは反時計回りの方向606に回転することができる)。
磁気ロータ104は、約100毎分回転数(RPM)から約400RPMの範囲の速度で回転することができ、これは、約1.67Hzから約6.67Hzに相当する。しかしながら、磁気ロータ104は、10から1000RPMの範囲の適切な速度で回転することができる(例えば、10RPM、25RPM、50RPM、100RPM、200RPM、300RPM、400RPM、500RPM、750RPM、1000RPM、またはその間の任意の値)。いくつかの実施形態では、磁気ロータ104の回転速度を最適化して、コーナー領域での溶融金属110の効果を局所化することができる。例えば、磁気ロータ104は、180RPMまたはその周りで回転して、金属間化合物が形成される温度(例えば、いくつかの合金では515℃)を超えてコーナー領域660内の溶融金属110を維持または加熱することができる。図8Aから図8Cを参照してさらに論じるように、磁気ロータ104の回転速度は、コーナーにどれだけの金属間化合物が形成できるかということに影響を与え得る。
図1及び図6の金属鋳造システム100は、金属インゴット700(例えば、図7)を製造するために使用することができる。金属インゴット700は、図3に示される酸化物層208と同様または同じ酸化物層702を有することができる。金属インゴット700は、図4に示される金属インゴット206を掻き取りまたはスカルピングするために使用されるプロセスと同様または同じプロセスを使用して、酸化物層702を掻き取るかまたはスカルピングすることができる。金属インゴット700は、図5に示される金属インゴット206の圧延と同様または同じように圧延(例えば、熱間または冷間圧延)することができる。しかしながら、図5とは異なり、図7の金属インゴット700の縁部の酸化物層702は、壊れてインゴットの面に押し付けられておらず、またスライバー209を形成していない。磁気ロータ104を使用して、金属間化合物を金属インゴット700内で減らす(または形成を防止する)ことができ、圧延操作の間に酸化物層702を金属インゴットのコーナーに付着したままにすることを可能にする及び/または圧延操作の間スライバー209の形成の回避を可能にすることができる。
図8Aから8Cに目を向けると、プロファイル800、820、及び840がそれぞれ示されている。プロファイル800、820、840は、磁気ロータ104の異なる回転速度に依存し得るが、プロファイルは、追加的または代替的に、回転軸136の角度、磁気ロータの数、磁石124の強度、永久磁石の数、またはこれらまたは他の要因の組み合わせに依存し得る。
図8Aは、磁気ロータ104のない溶融金属システムのプロファイル800の例を示す。一般に、プロファイル800は、示差走査熱量計スキャンの二次導関数(例えば、W/g℃2)を表す縦軸と、温度(℃)を表す横軸とに対して相対的に示される。プロファイル800には、590℃と515℃の2つのピーク802、804を含めることができる。ピークは、析出または溶解している粒子のタイプとサイズ(例えば、ピークでの温度によって示される)、及び析出または溶解の量(例えば、ピークの下の面積)を示すことができる。
図8Bは、100から200RPMの範囲の回転速度で回転する磁気ロータ104を有する溶融金属システムのプロファイル820の例を示し、図8Cは、250から350RPMの範囲の回転速度で回転する磁気ロータ104を有する溶融金属システムのプロファイル820の例を示す。図8Aを図8B及び図8Cと比較することによって理解され得るように、図8Bのプロファイル820は、図8Aのプロファイル800のものよりも大きい大きさのピーク806、808を有することができるが、図8Cのプロファイル840は、図8Aの対応するピーク804よりも大きい単一のピーク810を有することができる。したがって、磁気ロータ104の回転速度を変更することは、ピークの大きさに影響を与える可能性がある。特定の回転速度で回転する磁気ロータ104は、ピークの大きさを増加させることができ(例えば、ピーク806、808、及び810)、またはピークの大きさを減少させることができる(例えば、ピークの1つが削除された図8Cに示すように)。ピークのサイズの変化は、ピークの面積の変化による析出または溶解の量の変化を示し得る。同様に、変化するピークは、変化するピークでの温度により、析出または溶解している粒子のサイズとタイプが変化し得ることを示し得る。
図9に目を向けると、様々な実施形態による、図1の金属鋳造システム100を使用して溶融金属110を処理するプロセス900を示すフローチャートが示されている。プロセス900の様々なブロックが、図1及び図6に示される構成要素を参照することによって説明されているが、追加または代替の構成要素をプロセスと共に使用することができる。
ブロック902におけるプロセス900は、溶融金属(例えば、溶融金属110)を型(例えば、型102)に堆積することを含むことができる。溶融金属110は、型開口部108を通して型102に堆積することができる。型102の底部ブロック116は、溶融金属110を受けるための型102の底部を形成する位置にあり得る。溶融金属110は、型の上方に配置されたローンダ112または他の構造から型102の中へ堆積させることができる。
ブロック904におけるプロセス900は、型102のコーナー領域600で溶融金属110に熱を発生させることを含むことができる。熱は、コーナー領域600の溶融金属110の上方に配置された磁気ロータ(例えば、磁気ロータ104)を使用して発生させることができる。磁気ロータ104は、溶融金属110に変化する磁場134を発生することができる。変化する磁場は、順次、溶融金属110に電流610(例えば、渦電流)を誘導することができる。電流610は、コーナー領域600及び/または接触領域616において、熱を生成し、溶融金属の流れを誘導することができる。発生した熱と誘導された流れは、溶融金属110を、金属間化合物が形成できる温度(例えば、特定の合金では摂氏515度)よりも高い温度まで加熱することができる。磁気ロータ104の効果は、コーナー領域600及び/または接触領域616に局在化することができる。例えば、磁気ロータ104は、コーナー領域600及び/または接触領域616の溶融金属110の温度を、コーナー領域600及び/または接触領域616の外側の溶融金属に最小限の影響で、または全く影響を与えずに上昇させることができる。
ブロック906におけるプロセス900は、コーナー領域600に隣接する溶融金属110の温度の上昇を誘導することを含むことができる。ブロック906での温度の上昇は、ブロック904で発生した熱に起因し得る。例えば、温度の上昇は、発生した熱と、磁気ロータ104によって誘導された電流610によって誘導された流れによって引き起こされ得る。様々な実施形態において、温度の上昇は、コーナー領域600及び/または接触領域616に局在化することができる。温度の上昇により、コーナー領域600及び/または接触領域616の溶融金属を、金属間化合物の形成を防止する温度まで、加熱し得る。例えば、コーナー領域600及び/または接触領域616の温度は、鋳造される合金に応じて、摂氏515度以上の温度または他の適切な温度まで上昇させることができる。
本明細書で使用される場合、「発明(invention)」、「発明(the invention)」、「本発明(this invention)」及び「本発明(the present invention)」という用語は、本特許出願のすべての主題及び以下の特許請求の範囲を広く指すことを意図している。これらの用語を含有する記述は、本明細書に記載の主題を限定しない、または以下の特許請求の範囲の意味もしくは範囲を限定しないことが理解されるべきである。本発明の実施形態の主題は、法定要件を満たすために特異性をもって本明細書に説明されているが、この説明は、必ずしも特許請求の範囲を限定することを意図していない。特許請求された主題は、他の方法で具現化され得、異なる要素またはステップを含み得、他の既存のまたは将来の技術と併せて使用され得る。この説明は、個々のステップの順序または要素の配置が明示的に記述されている場合を除き、多様なステップまたは要素の中のまたはそれらの間の特定の順序または配置を暗示するとして解釈されるべきではない。本明細書で使用される場合、「a」、「an」、及び「the」の意味は、別段文脈により明確に指示されない限り、単数形及び複数形の言及を含む。
本開示の特定の態様は、金属などの任意のタイプの材料での使用に適している可能性があるが、本開示の特定の態様は、アルミニウムでの使用に特に適している可能性がある。
本明細書に開示されているすべての範囲には、それらに含まれるあらゆる部分範囲が包まれると理解されたい。例えば、記述された範囲「1から10」は、1の最小値及び10の最大値の間の(及び端点を含む)ありとあらゆる部分範囲を含むと考えられるべきである。つまり、すべての部分範囲は、1以上の最小値、例えば、1から6.1から始まり、10以下の最大値、例えば、5.5から10で終わる。
実例となる態様
上で引用されているすべての特許、出版物、及び要約は、参照によりそれらの全体が本明細書に組み込まれる。実施形態の例示的な態様を含む実施形態の前述の説明は、例示及び説明の目的のためにのみ提示されており、網羅的であること、または開示された正確な形態に限定することを意図するものではない。多数の修正、改作、及びそれらの使用は、当業者らには明らかであろう。
態様1は、装置であって、溶融金属を受け入れるための開口部を画定する型の壁を含む型であって、前記型の壁の交差が前記開口部のコーナー領域を少なくとも部分的に画定する、前記型、前記コーナー領域に隣接する磁気ロータであって、前記型の上面に垂直な回転軸を中心に1つまたは複数の永久磁石を回転させるように方向付けられ、前記溶融金属が前記型によって画定された前記開口部の内部にあるときに前記溶融金属の上方の高さに配置され、前記コーナー領域内部の前記溶融金属に電流を誘導して、前記コーナー領域内部の前記溶融金属を、金属間化合物の形成を抑止する温度に加熱するように構成されている、前記磁気ロータ、を含む、前記装置である。
態様2は、前記温度が摂氏515度を超える、態様(複数可)1(または、個別にまたは組み合わせたいずれかの他の先行または後続の態様)の装置である。
態様3は、前記型の壁の前記交差が丸みを帯びた内面を画定し、前記コーナー領域内部の前記溶融金属の加熱が、前記丸みを帯びた内面と、前記丸みを帯びた内面から50mmとの間の領域に局所化される、態様(複数可)1(または、個別にまたは組み合わせたいずれかの他の先行または後続の態様)の装置である。
態様4は、前記磁気ロータは、第1の半径を有する円形の断面を有し、前記型の壁の前記交差は、前記第1の半径より大きいかそれと等しい第2の半径である内面を有する、態様(複数可)1(または、個別にまたは組み合わせたいずれかの他の先行または後続の態様)の装置である。
態様5は、前記磁気ロータは、100毎分回転数(RPM)から400RPMの範囲の速度で回転軸の周りに1つまたは複数の永久磁石を回転させるように動作可能である、態様(複数可)1(または、個別にまたは組み合わせたいずれかの他の先行または後続の態様)の装置である。
態様6は、前記磁気ロータは、1つまたは複数の永久磁石を回転軸の周りで180RPMの速度で回転させるように動作可能である、態様(複数可)5(または、個別にまたは組み合わせたいずれかの他の先行または後続の態様)の装置である。
態様7は、前記磁気ロータが第1の磁気ロータであり、前記コーナー領域が第1のコーナー領域であり、前記高さが前記第1の高さであり、前記装置が、前記溶融金属の上方の第2の高さで第2のコーナー領域に隣接する第2の磁気ロータをさらに備える、態様(複数可)1(または、個別にまたは組み合わせたいずれかの他の先行または後続の態様)の装置である。
態様8は、前記溶融金属の加熱が、前記コーナー領域に限定され、前記型の中心近くの前記溶融金属を加熱しない、態様(複数可)1(または、個別にまたは組み合わせたいずれかの他の先行または後続の態様)の装置である。
態様9は、システムであって、溶融金属を受け入れるための開口部を画定する2つ以上の側壁を備え、前記2つ以上の側壁のうちの2つがコーナー領域をさらに画定する型と、駆動軸に連結され、前記溶融金属の上方に前記コーナー領域に隣接して配置されたモータであって、前記駆動軸を回転させるように構成された前記モータと、前記駆動軸と結合され、前記コーナー領域の前記溶融金属に電流を発生させて前記コーナー領域の前記溶融金属を金属間化合物の形成を抑止する温度まで加熱するように構成された磁気供給源であって、前記コーナー領域において前記溶融金属に対して局所的に加熱し、前記型の中央の前記溶融金属を加熱しないように構成される、前記磁気供給源と、を含む、前記システムである。
態様10は、前記温度が摂氏515度を超える、態様(複数可)9(または、個別にまたは組み合わせたいずれかの他の先行または後続の態様)のシステムである。
態様11は、前記磁気供給源が、前記型の上面に垂直で、前記駆動軸によって画定される回転軸の周りで回転可能な1つまたは複数の永久磁石を含む、態様(複数可)9(または、個別にまたは組み合わせたいずれかの他の先行または後続の態様)のシステムである。
態様12は、前記1つまたは複数の永久磁石の少なくとも1つが、前記駆動軸に固定的に取り付けられるか、または前記駆動軸に自由に回転するよう取り付けられる、態様(複数可)11(または、個別にまたは組み合わせたいずれかの他の先行または後続の態様)のシステムである。
態様13は、前記2つ以上の側壁が、第1の半径を有する丸みを帯びた内面を形成し、前記磁気供給源は、前記第1の半径より小さいかそれと等しい第2の半径を有する円形の断面を有し、前記磁気供給源は、前記丸みを帯びた内面に隣接し、前記開口部の内部に配置されている、態様(複数可)9(または、個別にまたは組み合わせたいずれかの他の先行または後続の態様)のシステムである。
態様14は、前記2つ以上の側壁が静止しており、前記型が、凝固インゴットに凝固するときに前記溶融金属を支えるために下降可能な底部ブロックをさらに含む、態様(複数可)9(または、個別にまたは組み合わせたいずれかの他の先行または後続の態様)のシステムである。
態様15は、少なくとも1つのコーナー領域をさらに画定する2つ以上の型の壁によって画定される型開口部に溶融金属を堆積させること、及び前記型の上面に垂直な軸の周りに少なくとも1つの磁気ロータを回転させることによって、前記コーナー領域の前記溶融金属を加熱するために、前記コーナー領域の前記溶融金属に電流を発生させることであって、前記少なくとも1つの磁気ロータは、前記コーナー領域に隣接して前記溶融金属の上方に配置され、前記コーナー領域内部の前記溶融金属は、金属間化合物の形成を抑止する温度まで加熱される、前記発生させること、を含む方法である。
態様16は、前記少なくとも1つの磁気ロータを動作させることが、回転軸の周りで1つまたは複数の永久磁石を回転させることを含む、態様(複数可)15(または、個別にまたは組み合わせたいずれかの他の先行または後続の態様)の方法である。
態様17は、前記1つまたは複数の永久磁石を回転させることは、100毎分回転数(RPM)から400RPMの範囲の速度で回転軸の周りに前記永久磁石を回転させることを含む、態様(複数可)16(または、個別にまたは組み合わせたいずれかの他の先行または後続の態様)の方法である。
態様18は、前記電流が、前記1つまたは複数の永久磁石を回転させることによって、前記コーナー領域の前記溶融金属に誘導される磁場を変化させることによって引き起こされる、態様(複数可)16(または、個別にまたは組み合わせたいずれかの他の先行または後続の態様)の方法である。
態様19は、金属間化合物の形成を抑止する前記温度が摂氏515度を超える、態様(複数可)15(または、個別にまたは組み合わせたいずれかの他の先行または後続の態様)の方法である。
態様20は、前記少なくとも1つの磁気ロータが、前記コーナー領域の外側を最低限加熱して、前記コーナー領域に局所的に加熱を引き起こすように配置されている、態様(複数可)15(または、個別にまたは組み合わせたいずれかの他の先行または後続の態様)の方法である。

Claims (15)

  1. 装置であって、
    溶融金属を受け入れるための開口部を画定する型の壁を含む型であって、前記型の壁の交差が前記開口部のコーナー領域を少なくとも部分的に画定する、前記型、
    前記コーナー領域に隣接する磁気ロータであって、
    前記型の上面に垂直な回転軸を中心に1つまたは複数の永久磁石を回転させるように方向付けられ、
    前記溶融金属が前記型によって画定された前記開口部の内部にあるときに前記溶融金属の上方の高さに配置され、
    前記コーナー領域内部の前記溶融金属に電流を誘導して、前記コーナー領域内部の前記溶融金属を、金属間化合物の形成を抑止する温度に加熱するように構成されている、前記磁気ロータ、
    を含む、前記装置。
  2. 前記磁気ロータが第1の磁気ロータであり、前記コーナー領域が第1のコーナー領域であり、前記高さが前記第1の高さであり、前記装置が、前記溶融金属の上方の第2の高さで第2のコーナー領域に隣接する第2の磁気ロータをさらに備える、請求項1に記載の装置。
  3. 前記型の壁の前記交差が丸みを帯びた内面を画定し、前記コーナー領域内部の前記溶融金属の加熱が、前記丸みを帯びた内面と、前記丸みを帯びた内面から50mmとの間の領域に局所化される、請求項1に記載の装置。
  4. 前記磁気ロータは、第1の半径を有する円形の断面を有し、前記型の壁の前記交差は、前記第1の半径より大きいかそれと等しい第2の半径である内面を有する、請求項1から3のいずれか一項に記載の装置。
  5. 前記磁気ロータは、100毎分回転数(RPM)から400RPMの範囲の速度で回転軸の周りに1つまたは複数の永久磁石を回転させるように動作可能である、請求項1から3のいずれか一項に記載の装置。
  6. 前記磁気ロータは、1つまたは複数の永久磁石を回転軸の周りで180RPMの速度で回転させるように動作可能である、請求項5に記載の装置。
  7. 前記溶融金属の加熱が、前記コーナー領域に限定され、前記型の中心近くの前記溶融金属を加熱しない、請求項1から3のいずれか一項に記載の装置。
  8. 前記温度が摂氏515度を超える、請求項1から3のいずれか一項に記載の装置。
  9. 請求項1に記載の装置を含むシステムであって、
    前記磁気ロータと結合され、前記回転軸の周りに前記1つまたは複数の永久磁石を回転させるように構成された駆動軸、及び
    前記駆動軸に結合されたモータであって、前記駆動軸を使用して前記磁気ロータを回転させて前記コーナー領域内部の前記溶融金属に前記電流を誘導するように構成された、前記モータを含む、前記システム。
  10. 前記型の壁の2つ以上が、第1の半径を有する丸みを帯びた内面を形成し、前記磁気ロータは、前記第1の半径より小さいかそれと等しい第2の半径を有する円形の断面を有し、前記磁気ロータは、前記丸みを帯びた内面に隣接し、前記開口部の内部に配置されている、請求項9に記載のシステム。
  11. 前記型の壁が固定されており、前記型が、凝固インゴットに凝固するときに前記溶融金属を支えるために下降可能な底部ブロックをさらに備える、請求項9に記載のシステム。
  12. 前記磁気ロータは、前記駆動軸に固定的に取り付けられた、または前記駆動軸に自由に回転するよう取り付けられる1つまたは複数の永久磁石を備える、請求項9から11に記載のシステム。
  13. 請求項1に記載の装置を使用する方法であって、
    前記型開口部の中に前記溶融金属を堆積させること、及び
    前記コーナー領域の前記溶融金属に前記電流を発生させ、前記回転軸を中心に前記磁気ロータを回転させることにより、前記コーナー領域の前記溶融金属を前記金属間化合物の形成を抑止する前記温度まで加熱することを含む、前記方法。
  14. 前記電流は、前記1つまたは複数の永久磁石を回転させることによって、前記コーナー領域の前記溶融金属に誘導される磁場を変化させることによって引き起こされる、請求項13に記載の方法。
  15. 前記磁気ロータが、前記コーナー領域の外側を最低限加熱して、前記コーナー領域に局所的に加熱を引き起こすように配置されている、請求項13または14に記載の方法。
JP2022549324A 2020-03-20 2021-02-26 鋳造中の型のコーナーの加熱 Active JP7544831B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US202062992610P 2020-03-20 2020-03-20
US62/992,610 2020-03-20
PCT/US2021/070201 WO2021189067A1 (en) 2020-03-20 2021-02-26 Mold corner heating during casting

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2023524615A true JP2023524615A (ja) 2023-06-13
JP7544831B2 JP7544831B2 (ja) 2024-09-03

Family

ID=75108918

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022549324A Active JP7544831B2 (ja) 2020-03-20 2021-02-26 鋳造中の型のコーナーの加熱

Country Status (9)

Country Link
US (1) US20230118847A1 (ja)
EP (1) EP4121231B1 (ja)
JP (1) JP7544831B2 (ja)
KR (1) KR102679116B1 (ja)
CN (1) CN115315324A (ja)
BR (1) BR112022014966A2 (ja)
CA (1) CA3169612A1 (ja)
MX (1) MX2022011454A (ja)
WO (1) WO2021189067A1 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017515687A (ja) * 2014-05-21 2017-06-15 ノベリス・インコーポレイテッドNovelis Inc. 非接触式の溶融金属流れの制御

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2079195B (en) * 1980-06-05 1984-08-08 Ti Group Services Ltd Stirring molten metal in a casting mould
JPH11123511A (ja) * 1997-10-22 1999-05-11 Kobe Steel Ltd 電磁攪拌方法および電磁攪拌装置
CN203639530U (zh) * 2013-01-11 2014-06-11 上海大学 利用稳恒磁场优化金属凝固组织的复合电渣熔铸装置
JP5794259B2 (ja) * 2013-07-30 2015-10-14 トヨタ自動車株式会社 引上式連続鋳造装置及び引上式連続鋳造方法
CN209322988U (zh) * 2018-12-18 2019-08-30 华中科技大学 一种带控制环的螺线管式电磁搅拌器

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017515687A (ja) * 2014-05-21 2017-06-15 ノベリス・インコーポレイテッドNovelis Inc. 非接触式の溶融金属流れの制御

Also Published As

Publication number Publication date
CN115315324A (zh) 2022-11-08
US20230118847A1 (en) 2023-04-20
KR20220129059A (ko) 2022-09-22
EP4121231A1 (en) 2023-01-25
MX2022011454A (es) 2022-10-03
EP4121231B1 (en) 2024-09-18
WO2021189067A1 (en) 2021-09-23
KR102679116B1 (ko) 2024-06-28
BR112022014966A2 (pt) 2022-09-27
JP7544831B2 (ja) 2024-09-03
CA3169612A1 (en) 2021-09-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11383296B2 (en) Non-contacting molten metal flow control
BR112012010002B1 (pt) Método para lingotar continuamente uma tira de aço, método para formar uma rugosidade de superfície em um cilindro de lingotamento e aparelho para lingotar continuamente uma tira de metal
CN102806323A (zh) 一种生产铝合金空心铸锭的设备及其使用方法
JP7544831B2 (ja) 鋳造中の型のコーナーの加熱
RU2801970C1 (ru) Устройство для нагрева угла литейной формы во время литья, а также соответствующие система и способ
CN116748478A (zh) 一种高碳钢连铸设备及方法
Hao et al. Improvement of casting speed and billet quality of direct chill cast aluminum wrought alloy with combination of slit mold and electromagnetic coil
Thomas Continuous casting (metallurgy)
WO2023183723A1 (en) Systems and methods for controlling vertical folds during direct chill casting
ACHARYA PALYA VENKATESH Evolution of effect of final linear electromagnetic stirrer on (140mm X 140mm) continuous cast carbon steel billet
ABDULLAYEV et al. Effect of linear final electromagnetic stirrer operational parameters on continuous cast high carbon steel billet quality
JP3464331B2 (ja) 非鉄金属の連続鋳造方法及び連続鋳造装置
JPH0857584A (ja) 表面品位並びに加工性の良好なステンレス鋼鋳片の製造方法
JP3362692B2 (ja) 鋼の連続鋳造方法および鋳型
Qingfeng et al. Effect of combined electromagnetic fields on surface quality and structure of a HDC casting 5182 Al alloy ingot
Hao et al. Solidification characteristics of continuously cast aluminum alloy by imposing the higher frequency electromagnetic field
Sommerhofer et al. A New Continuous Casting Process
Thomas 1. Steel Continuous Casting
JPH031103B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220816

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20230207

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20230210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20231003

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20231226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20240305

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240806

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240822

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7544831

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150