JP2023524421A - 光導波路及び光導波路の製造方法 - Google Patents
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Abstract
本発明は、180nmより大きい波長を有する、誘導される光学的光ビーム100を透過させる、光導波路1に関する。導波路1は、第1の屈折率n1を有する第1の材料でできた、光100を誘導するためのコア層10と、熱可塑性エラストマーTPEでできたクラッド層20とを備える。本発明はまた、本発明の光導波路1を備える、医療デバイス及び導波路センサにも関する。本発明はさらに、光導波路1の製造方法にも関する。該方法は、プリフォーム200を所定の長さ及び横方向寸法まで小さくし、伸長する前又は後に、液体ポリマー11を導入するための、中央の長手方向の開口部を有する、熱可塑性エラストマーのプリフォーム200を準備するステップを含む。該方法は、形成された光導波路1のコアを、重合するステップを含む。本発明はまた、外科用器具に関連する光導波路の使用法にも関する。
Description
本発明は、光導波路の分野に関する。本発明は、より詳細には、遠方のターゲットに光を供給することが困難であり、光路が小さく、短い湾曲及び/又は複雑な形状であることがある用途及びデバイスで有利に使用され得る、光ファイバ又は平面導波路などの可撓性の光導波路に関する。本発明は、生体適合性及び伸縮性を有し、エラストマーの使用に基づく、可撓性の光導波路に関する。本発明は、光導波路の破損が劇的な結果をもたらすことになる用途への、解決策を提案する。
光導波路は、遠方のターゲットに光を供給する手段を構成し、長い距離にわたり、狭い空間及び場合によっては過酷な環境を通って展開されることがある。ファイバ・オプティックス、ファイバ束、又は平面導波路の形態の光導波路は、テレコム、工業、及び医療用途などの、広範囲の用途向けに開発されている。テレコム用途の場合、主に赤外線で、非常に長い距離にわたり、極めて低い吸収度を実現可能にするプロセスに、焦点が当てられている。工業機械又は医療用途などの他の用途では、通常、この要件はないが、光導波路の機械的特性、又はさらに化学、生化学、若しくは医療環境で必須である適合性要件などの、他の要件がある。たとえば、医療用インプラントの場合、生体適合性が主な要件である。この生体適合性は、ほとんどの場合、機械的セキュリティ要件など、他の要件にもつながっている。
たとえば、人体へのインプラント用のガラス光ファイバは、かかる用途では劇的である可能性のある生体適合性又は破断性のような、多くの困難に直面している。さらに、インプラントの製造ステップは複雑なので、インプラントの製造には、高い可撓性の光導波路が必要になることが多い。
既存のほとんどの光導波路は、ガラス又はプラスチック・ファイバをベースとしており、インプラントなどの一部の医療用途には適していない。
向上した機械的特性及び/又は医学的若しくは生化学的適合性を有する光ファイバを実現するために、過去にいくつかの試みがなされてきた。たとえば、ポリウレタン(PU)は、光ファイバ分野において、ケーブル生産のためのコーティング設計及びファイバ光学チューブに広く使用されている。
屈曲したファイバの機械的特性を向上させるために、いくつかの解決策が提案されている。たとえば、文献、特開昭59-111952及び国際公開第2003091178A2号は、ポリウレタンを使用してガラス・ファイバ上のコーティングの接着性を高め、ファイバを微小な屈曲による影響から保護することを提案している。PUはまた、中国公開特許第107589507号で説明されているように、空中光ケーブルの耐食性及び耐候性を高めるために、光ファイバを補強するのにも使用されている。また、たとえば中国公開特許第206431340号では、医療用途の光ファイバの耐性をより高めるための、PUの使用について説明されている。また、米国特許出願公開第2013243948号では、1次コーティングの欠点を補正するために、複雑なコーティング構造体にPUを使用することが提案されている。
光ケーブルの製造で扱うファイバ光学保護チューブ用途の分野において、中国公開特許第203275734号では、ただ単にケーブルの可撓性を高めるための追加成分として、PUなどのポリマーが提案されている。
光ファイバの分野における他の文献は、クラッドのない光ファイバとしてPUを使用することを提案している。たとえば、米国特許第4915473A号は、光の透過率が、ファイバに加えられる圧力に反比例するPUファイバを使用することによる、圧力センサについて開示している。また、米国特許出願公開第20080089088A1号は、ライティング及び装飾用途で、側面散乱を生じさせる、クラッドのないPUファイバの使用について説明している。
米国特許第4893897号には、生きている哺乳動物の組織での、生体内使用のための可撓性光ファイバについて説明されている。文献、米国特許第4893897号は、ポリスチレン及び脂肪族PUなどの2種の材料を使用してファイバのコア及びクラッドを生産する、製造プロセスについて説明している。このプロセスは、最後に、必要となる最終的な光ファイバの寸法まで延伸される、ファイバ状プリフォームを生産するための、2種の材料の溶融及び共押出しに基づく。米国特許第4893897号の製造での主な制約は、クラッド材料が、コアの溶融粘度よりも低い溶融粘度を有していなければならないことである。
別の文献である特開昭62-269905は、液体PU樹脂を中空の可撓性ファイバに射出し、次いでこの液体樹脂を、UV光を使って重合することにより、可撓性光ファイバを製造する方法について説明している。光硬化性液体樹脂は、たとえばポリウレタンポリ(メタ)アクリレート単独であるが、アルキル(メタ)アクリレート又は他の材料などのモノビニル化合物であってもよい。中空ファイバの生産で使用される材料は、ポリテトラフルオロエチレン、エチレン-酢酸ビニルコポリマー、塩化ビニル樹脂、及び他の種類の材料であった。中空ファイバは、同心の環状のダイを使用して押出成形する必要がある。次いで、液体樹脂を片側から押し出し、中空ファイバの反対側から真空ポンプを使って吸引する。液体コアの重合は、UV光を使って実行される。この中空ファイバの生産では、吸収の影響が大きいため、許容できない光透過率となる、非常に低品質の表面が生成される。
シリコーンのクラッド層で覆われたガラス・コアについて説明している文献、特開昭54-47667では、光ファイバを生産するための光学シリコーンの初期使用について説明されていた。シリコーンの、ガラス光ファイバのコーティングとしての使用については、特開昭62-30152及び特開平01-286939、中国公開特許第108977069号などの、いくつかの文献で説明されている。こうしたファイバは、シリコーンのクラッドを使っても、医療用インプラントなどのいくつかの用途では、依然として受け入れられるものではない。
シリコーン・ファイバなどのポリマー・ファイバは、たとえば米国特許第5237638A号で説明されている。かかるポリマー・ファイバの製造は、押出成形されたコアをクラッド用溶液に浸し、次いでクラッドを硬化させることによって実現される。米国特許第5692088A号で説明されているように、液体シリコーンを使用して流体導光体を生産することができる。かかる液体シリコーン導波路は、クラッドの役割を果たすように内面に固定された特定のフィルムを備え、一方でコアが流体シリコーンである液体ポリマーの、可撓性チューブを使用する。この技法は、米国特許第9700655B2号で説明されているように、レーザ切除用の、流体コアの可撓性カテーテルを生産するために使用することができる。シリコーン導光体は、非硬化性の流体シリコーンを使用し、クラッドは、チューブ内面の特定の処理によって実現され、誘導サイズは桁違いの大きさで(on another order of magnitude)ある。かかる光ファイバは、横断面が大きいコアに限定されており、必要な光学特性に対応した生産プロセスを再現することは困難である。また、こうした種類の光ファイバは、コア径があまり重要ではない、光配信システムにしか使用されない。センシング用途には、シングルモード動作がより適している。
米国特許出願公開第2012244143号及び中国公開特許第107907484号では、伸縮性の高い光ファイバについて説明されている。文献、米国特許出願公開第2012244143号は、シルクの使用を提案し、一方、文献、中国公開特許第107907484号及び米国特許出願公開第2016177002号は、ヒドロゲルの使用について説明している。シルク又はヒドロゲルをベースとする手法は、導波路の端部に配置されたファブリペロー空洞などの、光学的に共振する空洞から情報を取得するためにこの手法を使用するなど、別の用途又は構成に関しては役に立たない。
A.Sharon等、「Resonating grating-waveguide structures for visible and near-infrared radiation」、J.Opt.Soc.Am、第14巻、第11号、2985~2993頁,1997年
したがって、ガラス又はプラスチック・ファイバをベースとする既存の導波路は、インプラント又は他の医療用途などの幅広い用途に適していないので、光ファイバなどの改善された導波路が必要である。
本発明の発明者等は、エラストマー、好ましくはポリウレタンなどの熱可塑性エラストマー(TPE)でできたクラッドを有する、光ファイバなどの光導波路を実現することによって、上記で論じた問題に対する解決策を見出した。本発明のファイバ及び導波路の製造プロセスは、インプラント製造業者が少なくとも部分的に、製造業者自体の光導波路を生産できるレベルにまで、光導波路の生産特有の複雑さを低減するなど、幅広い利点を実現する。
本発明は、より正確には、長手方向軸Zを画定するコア層と、コア層を囲繞するクラッド層とを備える、光導波路によって実現される。コア層及びクラッド層は、180nmを超える波長を有する光ビームを、長手方向軸Zに沿って透過するよう構成される。コア層は、第1の屈折率n1を有する第1の材料でできており、クラッド層は、第1の屈折率n1よりも小さい第2の屈折率n2を有する熱可塑性エラストマー(TPE)でできた、少なくとも1つの層でできている。
一実施例では、熱可塑性プラスチック(TPE)の少なくとも1つの層は、スチレンブロックコポリマー(TPE-s)、熱可塑性ポリオレフィンエラストマー(TPE-o)、熱可塑性加硫物(TPE-v若しくはTPV)、熱可塑性ポリウレタン(TPU)、熱可塑性コポリエステル(TPE-E)、熱可塑性ポリアミド(TPE-A)、又は分類されていない熱可塑性エラストマー(TPZ)のうちの1つである。一実施例では、コア層は、ポリマー、場合によってはシリコーンでできている。
熱可塑性プラスチックは、ISO規格18064に従って規定されている熱可塑性プラスチックであることが好ましい。
実施例では、導波路は、光ファイバ、場合によってはモノモード光ファイバである。変形例では、光導波路は、第1の幅W1を有する第1の横側面と、第1の幅W1よりも大きい第2の幅W2を有する第2の側面とを有し、幅(W1、W2)は、長手方向軸Zに直交する平面X-Yで画定される、任意の横断面で画定される。
特定の実現において、コア層の屈折率は1であってもよく、クラッド層の内面は、コア層に入力結合される光を反射するよう配置された、金属層及び/又は誘電体層を備えてもよい。
実施例では、光導波路は、少なくとも1つの長手方向平面(X-Z、Y-Z)で画定される、100未満のモード、好ましくは20未満のモード、より好ましくは5つ未満のモードを誘導するよう構成される。変形例では、光導波路は、少なくとも2つの相異なる断面を有する、先細の光導波路である。
実施例では、導波路の光透過率(T0)は、180nmから25μmの間の波長を有する入力結合光に対して50%を超え、光導波路は、2m未満、好ましくは0.5m未満、より好ましくは0.25m未満の長さを有する。変形例では、光透過率(T0)は、300nmから5μmの間、好ましくは350nmから2μmの間、さらにより好ましくは400nmから700nmの間の波長を有する入力結合光に対して、80%を超える、好ましくは90%を超える。
有利な実施例では、光導波路が、光導波路の長さ(L)の少なくとも10%、好ましくは少なくとも20%、より好ましくは少なくとも30%まで、弾性的に伸縮可能であるよう構成され、これにより、光透過率(T2)は、伸張された後、伸張される前の光導波路の透過率(T0)の少なくとも90%で保持される。
本発明は、少なくとも3つの光導波路を備える、光導波路束にも関する。
本発明はまた、本発明の少なくとも1つの光導波路を備える医療デバイスにも関する。医療デバイスは、蝸牛インプラントであってもよい。別の態様では、本発明は、本発明の少なくとも1つの光導波路と、光導波路に配置された光空洞センサ・ヘッドとを備える、光センサにも関し、センサ・ヘッドは、可撓性の膜によって閉じられた光空洞を備える。
本発明はまた、説明されている光導波路の製造方法によって実現し、以下のステップ(A~D)を含む。
A)熱可塑性エラストマー(TPE)でできている、中空プリフォームを実現するステップ。
B)所定の長さ(L)及び所定の断面を有する細管(capillary)が形成されるまでプリフォームの直径を小さくし、プリフォームを伸長するステップであって、細管が、所定の断面を有する中央開口を有する、伸長するステップ。
C)プリフォームの中央開口内に、液体シリコーンを導入するステップ。
D)液体シリコーンを重合して、重合された液体シリコーンでできたコアを有する、光導波路を形成するステップ。
A)熱可塑性エラストマー(TPE)でできている、中空プリフォームを実現するステップ。
B)所定の長さ(L)及び所定の断面を有する細管(capillary)が形成されるまでプリフォームの直径を小さくし、プリフォームを伸長するステップであって、細管が、所定の断面を有する中央開口を有する、伸長するステップ。
C)プリフォームの中央開口内に、液体シリコーンを導入するステップ。
D)液体シリコーンを重合して、重合された液体シリコーンでできたコアを有する、光導波路を形成するステップ。
一実施例において、ステップC及びDは、ステップEからGによって置き換えられる。
E)プリフォームの直径を小さくするステップBの間に、液体シリコーンを導入するステップ。
F)プリフォームの直径を小さくするステップの間、前の形の光導波路が、所定の長さ(L)及び所定の断面を得るまで、液体シリコーンを液体の状態に保持するステップ。
G)光導波路を形成するために、液体シリコーンと細管とを熱重合するステップ。
E)プリフォームの直径を小さくするステップBの間に、液体シリコーンを導入するステップ。
F)プリフォームの直径を小さくするステップの間、前の形の光導波路が、所定の長さ(L)及び所定の断面を得るまで、液体シリコーンを液体の状態に保持するステップ。
G)光導波路を形成するために、液体シリコーンと細管とを熱重合するステップ。
一実施例において、B、C及びDは、ステップHからJによって置き換えられる。
H)ステップAの後、液体ポリマーを、中空プリフォームの中央開口部内に導入するステップ。
I)液体ポリマーで充填されたプリフォームの直径を小さくし、液体ポリマーで充填された細管が形成されるまで、充填されたプリフォームを伸長するステップであって、細管が、所定の長さ(L)及び所定の断面を有する、伸長するステップ。
J)UV光を当てて、液体ポリマーを重合するステップ。
H)ステップAの後、液体ポリマーを、中空プリフォームの中央開口部内に導入するステップ。
I)液体ポリマーで充填されたプリフォームの直径を小さくし、液体ポリマーで充填された細管が形成されるまで、充填されたプリフォームを伸長するステップであって、細管が、所定の長さ(L)及び所定の断面を有する、伸長するステップ。
J)UV光を当てて、液体ポリマーを重合するステップ。
一変形例では、液体ポリマーは液体シリコーン又は液体シロキサンである。
本発明について、実施例に関連して、また添付図面を参照しながら説明することにするが、本発明はこれらに限定されるものではない。説明される図面は、概略的なものに過ぎず、限定的ではない。図面において、一部の要素のサイズは誇張されており、説明する目的で、一定の縮尺で描かれていないことがある。寸法及び相対寸法は、本発明の実践に対する実際の縮約とは一致していない。
本明細書で使用されるとき、本明細書で使用される「光導波路」という用語(導波路とも定義される)は、モノモード・ファイバ及びマルチモード・ファイバなどの、すべてのタイプの均質若しくは不均質な、且つ/又は先細の光導波路を包含するが、さらにモノモード及びマルチモード平面光導波路、並びに複数の光ファイバ、平面光導波路、又はこれらの混合物を備える導波路束も、包含する。導波路1は、導波路1内の光学的光ビーム100の誘導方向に画定される、導波路1の中心仮想軸として画定される長手方向軸を有する。光の誘導は、全内部反射(TIR:total internal reflection)によって、又は反射若しくは回折層若しくは構造体を使用することによって、実行することができる。モノモード導波路の場合、1つのモードだけが導波路のコアを通って誘導される。仮想軸は、Z軸及び2本の直交軸X、Y、又はZ軸への方向を画定する。本明細書では、横断面は、X-Y平面で画定される断面である。長手方向の断面は、Z軸を含む平面で画定される。
本発明の光導波路1のタイプは、用途のタイプ、又は幾何形状の制約、並びに光導波路1が実装されるエアロゾル生成デバイスの幾何形状及び動作温度の要件に従って選択され、典型的であるが、排他的ではない、以下の選択肢がある。
- シングル・ファイバ:強度、偏光、及びスペクトル情報送信用
- ファイバ束:画像送信及び光ビーム照射用
- マルチコア光ファイバなどのマルチコア光導波路
- 平面導波路:強度、偏光、及びスペクトル情報送信、並びに画像送信及び照明光ビーム用
- ファンイン/ファンアウト光デバイス
- シングル・ファイバ:強度、偏光、及びスペクトル情報送信用
- ファイバ束:画像送信及び光ビーム照射用
- マルチコア光ファイバなどのマルチコア光導波路
- 平面導波路:強度、偏光、及びスペクトル情報送信、並びに画像送信及び照明光ビーム用
- ファンイン/ファンアウト光デバイス
たとえば内視鏡で使用されるような、光ファイバ1及び光ファイバ束300などの光導波路1は、誘導光学の分野の当業者にはよく知られており、ここではこれ以上説明しない。物体を照射し、かかる物体によって反射又は透過した光を収集するのに適した、光ファイバ装置を構成する方法も知られている。本発明は、光ファイバなどの光導波路、及びこうしたファイバの製造手順について提案している。さらに詳細に説明されるように、好ましい製造方法のうちの1つは、熱延伸処理して、極めて可撓なTPUの細管2000を得ることができる、熱可塑性ポリウレタン(TPU)のプリフォーム200などの、熱可塑性エラストマー(TPE)の細管のプリフォーム200を実現することを含む。本発明の導波路1は、プリフォーム200にポリマーを充填し、プリフォームを引っ張って細い導波路1を得るか、又は最初に固体の細管を実現し、細管に液体ポリマーを充填することによって実現される。コア10の液体ポリマーを硬化する、様々な手法についてさらに説明する。導波路1のコア10を形成するために使用されるべき液体は、シリコーン又はシロキサンであることが好ましい
本発明は、第1の態様において、低コストで生体適合性があり光学的に透過性の材料を使用することにより、マルチモードの作用がより大幅に低減された、新しい生体適合性の伸縮性が高い光導波路1を提案している。全般的な考え方は、依然として導波路1のクラッドに熱可塑性ポリウレタン(TPE)、好ましくは熱可塑性ポリウレタン(TPU)を使用することにあり、細管2000は、TPEのプリフォーム200から始まる。その後、この液体シリコーンが、重合して、最終的なクラッドの光ファイバを作成することができる。本発明は、中実のコアを有する導波路に限定されるものではない。導波路1はまた、エラストマーでできた細管だけからなる中空の導波路であってもよい。細管は、内面にコーティングを有してもよい。
本発明の導波路10は、多種多様な形態及び幾何形状で配置されてもよく、又は医療デバイス2内で、任意の構成で配置されてもよいことを理解されたい。本発明は、第1の態様において、長手方向軸Zを画定するコア層10と、コア層10を囲繞するクラッド層20とを備える光導波路1に関し、光導波路1は、光ビーム110をコア層10に入力結合する入力結合面31と、光120をコア層10の外へ出力結合する出力結合面51とを有し、コア層10及びクラッド層20は、誘導光ビーム100を、長手方向軸Zに沿ってコア層10を通って、入力結合面31から出力結合面51まで透過させるよう構成され、誘導光ビーム100は、180nmより長い波長を有する。本発明のすべての実施例において、光導波路1のクラッド層は、熱可塑性ゴムとしても規定される、熱可塑性エラストマー(TPE)でできている。TPEは、コポリマーの1つのクラス、又は通常プラスチック及びゴムである、熱可塑性と弾性との両方の特性を有する材料からなる、ポリマーの物理的混合物である。熱可塑性プラスチック部品は、たとえば射出成形によって、製造が比較的容易である。熱可塑性プラスチック材料は、ゴム材料とプラスチック材料との両方の利点をもたらす。本発明の導波路に熱可塑性エラストマーを使用することの利点は、適度な伸び量まで伸張して、ほぼ元の形状まで戻り、他の材料よりも長寿命及び良好な物理的範囲を生み出す能力である。熱硬化性エラストマーと熱可塑性エラストマーとの主な違いは、これらの構造における架橋結合のタイプである。実際、架橋特性は、本発明の光導波路に高い弾性特性を与える、重要な構造的要因である。TPEはよく知られており、ここではこれ以上説明しない。
商業ベースのTPEには、一般的な6つのクラスがある(ISO規格18064による指定)。
- スチレンブロックコポリマー、TPS(TPE-s)
- 熱可塑性ポリオレフィンエラストマー、TPO(TPE-o)
- 熱可塑性加硫物、TPV(TPE-v又はTPV)
- 熱可塑性ポリウレタン、TPU(TPU)
- 熱可塑性コポリエステル、TPC(TPE-E)
- 熱可塑性ポリアミド、TPA(TPE-A)
- 分類されていない熱可塑性エラストマー、TPZ
- スチレンブロックコポリマー、TPS(TPE-s)
- 熱可塑性ポリオレフィンエラストマー、TPO(TPE-o)
- 熱可塑性加硫物、TPV(TPE-v又はTPV)
- 熱可塑性ポリウレタン、TPU(TPU)
- 熱可塑性コポリエステル、TPC(TPE-E)
- 熱可塑性ポリアミド、TPA(TPE-A)
- 分類されていない熱可塑性エラストマー、TPZ
本明細書では、TPUが好ましいTPEであるが、他のTPE材料をクラッド層に使用してもよい。
コア層10は、第1の屈折率n1を有する第1の材料でできており、クラッド層20は、第1の屈折率n1よりも小さい第2の屈折率n2を有する、TPEの少なくとも1つの層でできている。コア層10は、内部反射層を備える少なくとも1つのTPEの層でできた細管の、特定の場合において、空気若しくは真空であってもよく、又は液体であってもよい。
屈折率の値は、両方の材料について広い範囲にわたることができ、たとえば、n2=1.49~1.57及びn1=1.52~1.60である。
提案する光導波路1の有効長の限界は、方法の段落でさらに説明されるように、TPUの細管内への液体シリコーンの侵入長さである。さらに説明される様々な製造方法が可能であり、それぞれの方法により、用途に応じた、また必要な強度のスループットに応じた、様々な幾何形状及び様々な長さを実現させることが可能となる。それでも、典型的な光導波路は、たとえば医療用インプラントの場合、約10cmのファイバ長を有する光ファイバであるが、より長くてもよい。たとえば、人間の場合10cmにわたる臓器のスケールの距離に対して、長さは10cmで十分であろう(参考文献5)。
好ましい実施例では、光導波路の線損失(lineal loss)は0.5~1dB/cmを超えず、これにより、長さ10cmの導波路の往復で、最大10~20dBの全体的な損失が保証される。曲げ損失は、導波路を、蝸牛の内側で見ることができる狭い半径(遠端で1~2mm)に配置する必要がある、蝸牛インプラントとしての用途で、非常に重要である(参考文献3)。しかし、こうした半径は漸増的であり、導波路1は、数ミリメートルにわたるにすぎない、非常に短い曲げ半径を有するところを通して配置されることがある。たとえば、ファイバの先端にある共振空洞からもたらされる、最終的に取得する信号にいくらかのマージンを設けるために、導波路は、約5mmの曲げ半径に対して、損失が、平均的な蝸牛の長さに相当する30mmのファイバ長にわたり、往復ベースで5dB未満であることが不可欠である。この制約は、明らかに、ファイバの減衰自体によって引き起こされる。ファイバの減衰が、上記で定めた、0.5~1dB/cmよりもはるかに低い場合、曲げ損失に使用できるマージンは、より大きくなるであろう。
標準的な減衰値は、1550nmで0.79dB/cm、1300nmで0.46dB/cmである。減衰値は、633nmでは、1550nmでの0.79dB/cm、及び1300nmでの0.46dB/cmより低くなる。そのため、2mを超えるファイバ長を使用することができる。実験データは、本発明の光導波路が、スペクトルの赤外部分よりもスペクトルの可視部分で、減衰がより小さいことを示している。
好ましい実施例では、光導波路1は、図1に示されているように、モノモード又はマルチモード・ファイバであり得る光ファイバである。コア10の横断面30及びクラッドの断面40は、導波路1の長さにわたって均一であってもよいが、図4に示されているように変化してもよい。
図3に示されている一実施例では、光導波路1は、第1の幅W1を有する第1の横側面1cと、第1の幅W1よりも大きい第2の幅W2を有する第2の側面1bとを有し、幅W1、W2は、長手方向軸Zに直交する平面X-Yで画定される、任意の横断面で画定されている。図3は、長方形の断面を有する平面光導波路1を示しているが、楕円形の断面又は台形の断面など、他の断面も可能であり得る。
図4に示されている実施例では、光導波路1は、長手方向軸Zを含む少なくとも1つの平面において先細の形状を有する、先細の導波路1である。図4は、横断面42、44の変化する形状及び/又は寸法を示している。
一実施例では、コア層10はポリマーでできている。このポリマーは、シリコーンであってもよい。
変形例では、コア層は、液体であってもよい。これは、液体が光導波路1の内部に閉じ込められた状態で保持されるように、非常に小さいコア直径を有する細管を準備することによって、実現することができる。一変形例では、液体コアを有する導波路の入力及び出力エリアは、液体が導波路1の内部に留まるように、液体コアを閉じ込めるための窓を有していてもよい。
一実施例において、クラッド層20は、ポリウレタン、場合によっては熱可塑性ポリウレタン(TPU)でできている。
一実施例では、反射層が、コア層10とクラッド層20との間に配置されてもよく、反射層は、コア層10の内側で、全反射及びコア層20へ入力結合される誘導光の誘導を可能にするよう配置されている。反射層は、金属層若しくは誘電体層、又はこれらの組合せであってもよい。
一実施例では、光導波路1は光ファイバであり、コア層10及びクラッド層20は、100未満、好ましくは20未満、より好ましくは5つ未満の複数のモードを誘導するよう構成される。
一実施例では、光導波路1は、モノモード・ファイバである。
一実施例では、光導波路1は、少なくとも1つの長手方向平面X-Z、Y-Zで規定される、100未満のモード、好ましくは20未満のモード、より好ましくは5つ未満のモードを誘導するよう構成される。
一実施例では、光導波路は、少なくとも2つの相異なる断面42、44を有する、先細の光導波路である。
光導波路1は、強度I1に対する出力結合光120の強度I2の比、I2/I1として定義される光透過率T0を有する。一実施例では、光導波路1は、2m未満、好ましくは0.5m未満、より好ましくは0.25m未満の実用的な長さを有し、出力結合光120の強度I2は、180nmから25μmの間の波長を有する入力結合光に対して、入力結合光110の強度T0の10%より大きく、好ましくは30%より大きくなり得る。
一実施例では、光導波路1の有効長では、300nmから5μmの間、好ましくは350nmから2μmの間、さらにより好ましくは400nmから700nmの間の波長を有する入力結合光に対して、80%を超える、好ましくは90%を超える光透過率を有する。
たとえば医療用インプラントの場合、有効長は、典型的には10~20cmである。
一実施例では、光導波路1は、光導波路の長さLの少なくとも10%まで弾性的に伸張することができ、これにより、伸張された後の光透過率T2は、伸張される前の光導波路1の透過率T0の少なくとも50%、好ましくは少なくとも70%、さらにより好ましくは少なくとも90%で保持される。
光導波路1の本質的な特徴のうちの1つは、光導波路の光誘導特性を実質的に維持しながら、伸張できることである。TPUでできた中空コアの導波路1の場合、コア10は、空気又は真空であり、導波路1が破損する前に600%の伸び率が可能である。シリコーンでできたコア10を有する光導波路1の場合、コア層10のクラッド層20との接着特性に応じて、断裂前の可能な伸び率は類似し得る。選択したコア材料層によっては、クラッド層が損傷する前にコア層が損傷又は断裂することがあるので、断裂の限界は、コア層の伸長特性にも依存する場合がある。典型的なシリコーン・コア層は、断裂前に、最大50%の伸び率を有することができる。
一実施例では、液体コア材料を導入する前に、細管2000の内面に接着層又は減摩層を設けてもよい。これは、たとえば曲率半径が小さい、且つ/又は牽引力が大きい状況における、導波路1の破損限界又は機械的損傷の可能性を改善する手法を提供する。
本発明はまた、図5に示されている光導波路束300によっても実現され、光導波路束は、示されているように、少なくとも3つの光導波路1a、1b、1cを備える。一変形例7では、光ファイバ1は、外部マントル302及び内部充填材料304を備える、かかるファイバ束300内に配置されてもよい。
図6~図9に示されている実施例では、光導波路1’、1’’、1’’’、1’’’’は、複数のコア層10’、10’’、10’’’、10’’’’を備えることができる。
実施例では、光導波路(1)は、偏波保持導波路(1)であってもよい。
本発明の光導波路1は、コア層10及びクラッド層20を備える導波路1だけに限定されるものではないことを理解されたい。さらに、コア層10及び/又はクラッド層20は、光学機能を有する構造化部分を備えていてもよい。典型的な光学構造体は、図13に示されているように、局所的な回折格子又は分散された格子であり得る、回折格子である。また、ホログラムタイプの構造体又は層を、光導波路1の中又は上に配置することができる。
有利な実施例では、導波路1の少なくとも一部は、共鳴導波路回折格子(RWG:resonant waveguide grating)に従って配置される。RWGは、たとえば以下で説明されている。
- A.Sharon等、「Resonating grating-waveguide structures for visible and near-infrared radiation」、J.Opt.Soc.Am、第14巻、第11号、2985~2993頁,1997年
- A.Sharon等、「Resonating grating-waveguide structures for visible and near-infrared radiation」、J.Opt.Soc.Am、第14巻、第11号、2985~2993頁,1997年
RWGは、多層構成を使用して作られ、サブ波長格子及び薄い導波路を組み合わせている。入射光が格子によって回折され、導波路のモードに整合すると、共鳴が生じる。入力結合光のスペクトルのほとんどが導波路に結合されないので、反射及び/又は透過において、強いスペクトル効果が実現される。これは、RWGがコルゲート導波路であり、導波路格子として作用するという事実である。証印にRWGを使用すると、識別及び複製が非常に困難な独特の光学効果を実現することができる。RWGは概して、動作する波長よりも短い空間周期性を有するよう設計されているため、「サブ波長」構造体又はサブ波長デバイスと呼ばれる。RWGは、最終的に、動作している波長に近い、動作している波長より僅かに大きい、周期性を有する。多くの場合、周期は、使用している自由空間波長よりもかなり短く、たとえば自由空間波長の3分の1である。RWGの周期性が小さいので、様々な回折次数が不可能となり、これによりRWGは、はるかに単純な回折光学素子(DOE:diffractive optical element)と区別される。
RWGを使用すると、たとえば、高い入力結合及び/若しくは出力結合効率を可能にすることにより、独特な入力結合及び出力結合光学効果を実現するか、又は偏光ビームをより効率的に、若しくはバイナリ型回折格子などの通常の回折格子の使用では不可能な所定の角度で、入力結合及び出力結合することができる。RWGは、設計によってはとりわけ特定の所定の波長に依存することがある、非常に効率的な光結合効率を有する安価な導波路を実現できる、エンボス技法を用いて実現されてもよい。図に示されていない変形例では、導波路1の側面のうちの少なくとも1つが、導波路の全長の少なくとも50%にわたって連続的又は非連続的に、入力結合面及び/又は出力結合面として配置されている。入力結合面及び/又は出力結合面は、RWGとして構成することができる。
本発明はまた、本明細書で説明されている少なくとも1つの光導波路1を備える、光学システム又はセンサによっても実現する。一実例では、共振空洞は、本発明の光導波路1の先端部として配置される。低コストのテレコムグレードのLEDを光源として使用し、共振空洞から情報を取得することができる。かかるデバイスでは、約200~300μmの空洞長さで、有用な干渉縞が目に見える必要がある。
本発明はまた、変形可能ダイアフラム530が光導波路の出力端に固定された、先端部に配置された共振空洞520を備える光導波路センサによっても実現される。空洞520は、共振効果以外の別の機能を有することができ、たとえば、空洞は、膜の変形によって、ファイバ1に送り返される光ビームの光強度に、変化を与えることができる。実施例では、空洞520は、空気又は油などの液体で充填されていてもよい。
実施例では、医療デバイスは、蝸牛内で使用されるべきインプラントである。図14は、人間の耳に挿入されるべき中央部分606を備える、蝸牛インプラント600を示している。機械的誘導構造体606は、中央部分に配置され、本発明による少なくとも1つの光導波路1を備える。
有利な実施例では、医療デバイスは、UV光ビームを所定の場所に供給して、たとえば生体内の場所を消毒するために、本発明の少なくとも1つの光導波路1を備えることができる。光導波路1の少なくとも一方の末端は、入力結合又は出力結合光ビームの偏向、集束、又は発散などの光学機能に使用され得るような形状を有することができることを、概ね理解されたい。該形状は、導波路1の製造プロセス中に、たとえば末端を加熱して導波路の端部に丸みを帯びた形状を設けることによって、実現することができる。
本発明の導波路1は、参考文献18で説明されている光遺伝学に使用することができる。本発明はまた、本発明による少なくとも1つの導波路1を備える、光遺伝学で使用されるべきデバイスにも関する。
本発明の導波路1はまた、外科用器具をリアルタイムで追跡するために、たとえば、器具の先端の位置特定情報を生じさせるか、又は外科的介入場所での、光導波路の先端の光情報を監視するために、使用することもできる。したがって、本発明はまた、本発明の光導波路を備える外科用器具にも関する。
本発明は、第2の態様において、前述の光導波路1の製造に関し、図10に概略的に示すステップ(A~D)を含む。
A)熱可塑性エラストマー(TPE)、好ましくは熱可塑性ポリウレタン(TPU)でできた、中空プリフォーム200を実現するステップ。
B)所定の長さL及び所定の断面40、41を有する細管2000が形成されるまで、プリフォーム200の直径を小さくし、プリフォームを伸長するステップであって、細管が、所定の断面30を有する中央開口220を有する、伸長するステップ。
C)プリフォームの中央開口220内に、液体シリコーン11を導入するステップ。
D)液体シリコーンを重合して、重合された液体シリコーン11でできたコア10を有し、所定の長さL及び外径D2を有する、光導波路1を形成するステップ。コアの直径は、プリフォームの外径D1とプリフォームの開口部の直径との比に直接関連する。というのは、この比は、直径を小さくするステップBの間に変化しないからである。
A)熱可塑性エラストマー(TPE)、好ましくは熱可塑性ポリウレタン(TPU)でできた、中空プリフォーム200を実現するステップ。
B)所定の長さL及び所定の断面40、41を有する細管2000が形成されるまで、プリフォーム200の直径を小さくし、プリフォームを伸長するステップであって、細管が、所定の断面30を有する中央開口220を有する、伸長するステップ。
C)プリフォームの中央開口220内に、液体シリコーン11を導入するステップ。
D)液体シリコーンを重合して、重合された液体シリコーン11でできたコア10を有し、所定の長さL及び外径D2を有する、光導波路1を形成するステップ。コアの直径は、プリフォームの外径D1とプリフォームの開口部の直径との比に直接関連する。というのは、この比は、直径を小さくするステップBの間に変化しないからである。
一実施例において、ステップC及びDは、ステップE、F、Gによって置き換えられる。
E)プリフォームの直径を小さくするステップBの間に、液体シリコーン11を導入するステップ。
F)プリフォーム200の直径を小さくするステップの間、前の形の光導波路が、所定の長さ(L)及び所定の断面40、41を得るまで、液体シリコーンを液体の状態に保持するステップ。
G)光導波路1を形成するために、液体シリコーン11と細管(2000)とを熱重合するステップ。
E)プリフォームの直径を小さくするステップBの間に、液体シリコーン11を導入するステップ。
F)プリフォーム200の直径を小さくするステップの間、前の形の光導波路が、所定の長さ(L)及び所定の断面40、41を得るまで、液体シリコーンを液体の状態に保持するステップ。
G)光導波路1を形成するために、液体シリコーン11と細管(2000)とを熱重合するステップ。
一実施例において、ステップB、C及びDは、ステップH、I、Jによって置き換えられる。
H)ステップAの後、液体ポリマー11を、(中空プリフォーム200の)中央開口部202内に導入するステップ。
I)液体ポリマー11で充填されたプリフォーム200の直径を小さくし、液体ポリマー11で充填された細管2000が形成されるまで、充填されたプリフォーム200を伸長するステップであって、細管は、所定の長さL及び所定の断面40、41を有する、伸長するステップ。
J)UV光を当てて、液体ポリマーを重合するステップ。
H)ステップAの後、液体ポリマー11を、(中空プリフォーム200の)中央開口部202内に導入するステップ。
I)液体ポリマー11で充填されたプリフォーム200の直径を小さくし、液体ポリマー11で充填された細管2000が形成されるまで、充填されたプリフォーム200を伸長するステップであって、細管は、所定の長さL及び所定の断面40、41を有する、伸長するステップ。
J)UV光を当てて、液体ポリマーを重合するステップ。
一実施例のステップでは、液体ポリマーは液体シリコーンであり、場合によっては液体シロキサンである。
該方法の一実施例では、得られた光導波路1は、マルチモード光ファイバである。一変形例では、得られた導波路は、モノモード光ファイバである。
一実施例では、得られた導波路は、任意の横方向の平面X-Yで画定される、円形でない断面を有する光導波路である。実施例では、導波路のコア10は、1μm未満であり得る、非常に小さい断面を有する。ここで、これを実現するためのプロセスについて説明する。
延伸する間にファイバ径を小さくするためには、ファイバ径を小さくする巻取り速度である、延伸パラメータを調整する必要があろう。そのためには、TPUとシリコーンとの両方の材料が、かかる小さな幾何形状で加工できなければならない。シリコーンに関しては、液体のまま保持され、TPUの変形に追従するので、これは非常に簡単であろう。最終的なファイバ径が十分に小さくはない場合、シリコーンがまだ重合されていなければ、ファイバのサイズを小さくするために、新しい延伸プロセスを開始することができるであろう。このプロセスは、参考文献16で提案されているものと同様であり、回転ロッドがマイクロファイバを巻いている間に、導入されたファイバが溶融される。発明者等の場合、溶融は、プリフォームからファイバを延伸するために使用されるものと同じヒータを使って実行することになる。入ってくるファイバのサイズが100μm以下と小さいため、溶融を迅速に実現する必要があり、そうすれば、シリコーンの重合が再び起こる時間はないであろう。通常のスプールの周りではなく、ロッドの周りに巻き付けることが必須である。この理由は、熱くなったTPUのファイバが、十分に冷やされていない場合、ファイバ同士がくっついてしまうからである。通常の光ファイバの延伸では、この冷却は、ファーネス及び巻取りスプールを取り外して実行される。これは、起こり得るファイバの破断を回避するために、巻取りプロセスをファーネスのできるだけ近くで行う必要があるマイクロ及びナノ・ファイバの場合、適用できない。また、マイクロ及びナノ・ファイバが接触すると、やはりほとんどの場合くっついてしまい、マイクロ及びナノ・ファイバのサイズが小さいため、分離は不可能であろう。したがって、ロッドの周りに巻き付け、1巻きごとにロッドを長手方向に動かしてファイバを分離することが、唯一の解決策である。
一実施例では、有用な光導波路の長さは、許容可能な光透過率が得られるまで導波路1を切断することにより決定される。したがって、短い光導波路の光透過率の比T1/T0を判定する、透過率測定ステップを実行でき、その後に、第1の短い光導波路の長さよりも長さが短い、第2の短い光導波路を生成するために、光導波路1を別の所定の長さに切断することからなる、新しいステップFが続き、第2の短い光導波路は、第1の短い光導波路の透過率の比T1/T0よりも大きい透過率の比T2/T1を有する。
変形例では、マイクロ又はナノサイズの光ファイバを実現することができる。これらの直径は通常1μmで、場合によっては1μm未満であってもよい。TPUでできたプリフォームが、UV重合性接着剤又はシリコーンで充填される場合、中央開口部に導入される液体は、プリフォームの直径を小さくする際にTPUの円筒の変形に追従し、その結果、中央開口部2002は、細管の引っ張り動作の間、マイクロサイズの直径に達した場合でも、閉じられない。所定の長さ及び外径に達すると、内部の液体が、TPE又はTPUを通過するUV光によって重合される。
本発明はまた、ファンイン/アウト光システム(参考文献17)を実現するために使用でき、マルチコア・ファイバの出力及び入力の接続を可能にする(参考文献17)システムの製造方法にも関する。この方法は、好ましくは以下のステップを含む。
- 硬化されていない液体コアを有し、典型的には40μmの直径を有する、複数の光ファイバを準備するステップ。
- 束を形成するために、複数のファイバを、複数の穴及びマルチコア・ファイバと同じファイバの幾何形状の分散配置を有する、機械的ホルダ内に整列させるステップ。機械的ホルダは、接続すべきマルチコア・ファイバと等しいか、又はマルチコア・ファイバより大きい、円筒の外径を有することが好ましい。
- 一実施例では、ホルダ内に導入されるファイバの数は7本である。導入されるファイバは、様々なタイプのファイバであってもよい。
- すべての構成要素を一体に固定するために、好ましくはUV接着剤を使って、機械的ホルダの組立体を接着するステップ。
- 硬化されていない液体コアを有し、典型的には40μmの直径を有する、複数の光ファイバを準備するステップ。
- 束を形成するために、複数のファイバを、複数の穴及びマルチコア・ファイバと同じファイバの幾何形状の分散配置を有する、機械的ホルダ内に整列させるステップ。機械的ホルダは、接続すべきマルチコア・ファイバと等しいか、又はマルチコア・ファイバより大きい、円筒の外径を有することが好ましい。
- 一実施例では、ホルダ内に導入されるファイバの数は7本である。導入されるファイバは、様々なタイプのファイバであってもよい。
- すべての構成要素を一体に固定するために、好ましくはUV接着剤を使って、機械的ホルダの組立体を接着するステップ。
図17に示されている一変形例では、プリフォームは、複合型プリフォームである。たとえば、ブロック4000は、(図16に示されているように)ワイヤが配置されている2つのホルダを備えることができ、この構造体は、図17に示されているように、TPUなどのTPEのクラッド層によってオーバーモールディングすることができる。プリフォームは、射出成形によって生産することができ、プリフォームの最初の半分は、マルチコア・プリフォームを構成する。別の半分は、2つのホルダを備えるプリフォームの第1の部分に直接整列及び接続される、複数の、好ましくは7本の別々のチューブである。
図15は、好ましくはファンイン/ファンアウト光学部品を実現するよう配置された、2つのホルダ4004、4004を備える、プリフォームの一部を具備する、装置4000の実例を示している。
図16は、ファンイン/ファンアウト光学部品を作るための、図15の2つのホルダを備えるプリフォームの一部を示しており、2つのホルダは、TPEポリマーの射出後に取り外されることになる複数のワイヤ4001を備える。図16は、クラッドを射出する前の、7つの型コアを備える2つのインサートを示している。2つのホルダ4002と4004との間のボリュームをオーバーモールディングした後、TPE層4003によるそのボリューム内に、ワイヤが存在している(図16)。次いで、TPEを冷却し、ワイヤ4001を引き抜くと、シリコーンなどの別のポリマーを導入できる、複数の軸方向の穴が残る。このように形成されたプリフォームは、マルチコア・ファイバを作るために延伸されてもよく、又はファンイン/ファンアウト光デバイスで使用され得る、直径が小さくなった中央部分を有するマルチコア構造体を形成するために、プリフォームの中央部分にわたって、延伸又は加熱されてもよい。
図18は、図17に示されたクラッド層である、TPU層4003を射出した後の、かかるマルチコア・ファイバの脱型プロセスを示している。図19は、図16及び図17の型を用いて実現されたマルチコアのファンイン/ファンアウト・プラットフォームを示しており、最終的な所望の直径に達するように溶融及び延伸した後のものである。図19に示されているファンイン/ファンアウト部品4100は、離間されたコアを有する2つの端部4104、4106と、コアが、2つの端部4104及び4106における状態よりも接近している、中間部4102とを備える。
マルチコア・プリフォーム部分のサイズを通常のファイバのサイズまで縮小し、移行エリアから出るチューブを通常サイズまで小さくするために、複合型プリフォームの移行エリアで溶融及び延伸プロセスが実現される。
一実施例では、ファイバは、マルチコア・ファイバ構造体同様のものを形成する、環又はチューブ内に配置されてもよい。この構造体を、熱フラッシュによって固定し、次いで接続されるべきマルチコア・ファイバと等しい最終径に達するように、熱によって延伸する。
本発明はまた、ファイバのコアの直径を変化させる使用法に基づく、照明デバイス及び照明方法にも関する。かかる照明方法は、以下のステップを含む。
- 本明細書に説明されている光導波路1を準備するステップ。
- 光導波路1のコア10に、光を導入するステップ。
- 光を、コア10から光導波路の側面に、クラッド20を通して結合するために、光導波路1の一部を伸張するステップ。
- 本明細書に説明されている光導波路1を準備するステップ。
- 光導波路1のコア10に、光を導入するステップ。
- 光を、コア10から光導波路の側面に、クラッド20を通して結合するために、光導波路1の一部を伸張するステップ。
一変形例では、伸張は、自動機構によって周期的に伸張されてもよい。一実施例では、クラッド層による光拡散効果を実現するために、ドーパントをTPEクラッド層に組み込むことができる。ドーパントを組み込むことにより、光導波路の伸張された部分を、より目に見えるようにすることが可能になるので、たとえば光装飾に有用な、ライティング効果を実現する。
実験結果
TPUの細管2000の典型的なプロセスでは、第1のステップは、好ましくは射出成形によって、クラッドのプリフォーム200を生産することである。クラッドの寸法は、所定の数の導波モードを有するマルチモード・ファイバを得るために、又は標準のシングル・モード・ファイバに近いか若しくは等しくてもよい、ファイバ及びコアのサイズを確保するために、最終的なクラッドの直径とコア・ファイバの直径との比を考慮する必要がある。クラッドの直径は、成形する寸法の制約に従う必要があるが、型の内部でインサートを使用するために必要な、初期の中央穴の直径にも依存する。このインサートは、成形プロセス中に、高温のポリマーの流れによって曲がる可能性があるので、クラッド生産の重要な構成要素である。こうした制約及び典型的な射出成形機器に基づいて、典型的なクラッドの直径は、長さ約100mmに対して最大20mmである。プリフォーム200の中央穴径は通常、成形中のポリマー流動ストレスのため、1mm以上である。0.5mm程度の小ささの、プリフォームの穴径を得ることができる。インサートの別の制約は、インサート表面の品質及びTPUへの接着である。表面の品質は、TPUとシリコーンとの間の光学的境界面、及び何にもまして、最終的なファイバ内部の光誘導損失に、直接影響するであろう。したがって、表面処理は原則として、粗さ及びTPUの接着力を減らすために必要である。クラッドのプリフォームが得られると、標準的な熱ファイバ延伸プロセスにより、毛髪のように細いTPUファイバの細管が実現される。ここで対象となるほとんどの用途に必要なファイバの長さは非常に短い(10~15cm)ので、円錐度及び直径の変動による収縮がより少なく、ひいてはプロセスの制約が緩和される。
TPUの細管2000の典型的なプロセスでは、第1のステップは、好ましくは射出成形によって、クラッドのプリフォーム200を生産することである。クラッドの寸法は、所定の数の導波モードを有するマルチモード・ファイバを得るために、又は標準のシングル・モード・ファイバに近いか若しくは等しくてもよい、ファイバ及びコアのサイズを確保するために、最終的なクラッドの直径とコア・ファイバの直径との比を考慮する必要がある。クラッドの直径は、成形する寸法の制約に従う必要があるが、型の内部でインサートを使用するために必要な、初期の中央穴の直径にも依存する。このインサートは、成形プロセス中に、高温のポリマーの流れによって曲がる可能性があるので、クラッド生産の重要な構成要素である。こうした制約及び典型的な射出成形機器に基づいて、典型的なクラッドの直径は、長さ約100mmに対して最大20mmである。プリフォーム200の中央穴径は通常、成形中のポリマー流動ストレスのため、1mm以上である。0.5mm程度の小ささの、プリフォームの穴径を得ることができる。インサートの別の制約は、インサート表面の品質及びTPUへの接着である。表面の品質は、TPUとシリコーンとの間の光学的境界面、及び何にもまして、最終的なファイバ内部の光誘導損失に、直接影響するであろう。したがって、表面処理は原則として、粗さ及びTPUの接着力を減らすために必要である。クラッドのプリフォームが得られると、標準的な熱ファイバ延伸プロセスにより、毛髪のように細いTPUファイバの細管が実現される。ここで対象となるほとんどの用途に必要なファイバの長さは非常に短い(10~15cm)ので、円錐度及び直径の変動による収縮がより少なく、ひいてはプロセスの制約が緩和される。
小径の細管内へのシリコーンの侵入を実現するための試験を行い、15μmの中央穴2002及び125μmの外径を有する、ガラス製細管2000を使用した。シリンジによる技法を使用して、長さ約100mmのシリコーンを射出することが可能である。真空ポンプによる技法をシリンジと共に使用して、100mm以上の侵入深さを実現させることが可能である。細管の内壁の湿潤性を修正することにより、ひいては細管の充填する力の助けを借りて、初期の侵入長さが改善される。加えて、より高性能な真空ポンプを使用し、ファイバの反対側でシリンジの効率を高めることにより、最大20~40mmのファイバ長にわたる侵入深さを実現することができる。
本発明に従って実現される光ファイバ1は、以下の特性を有している。
コア材料は、一般にLED液体封入材として使用されるシリコーンでできている。このシリコーンは、Caplinq Corporation(カナダ)によって商品化されている、OPTOLINQの商標の、OLS-5291タイプのシリコーンである。実現したコアの寸法は、以下の通りであった。
クラッド材料は、BASF社の1185A TPUなどの、非常に柔軟なグレードに見ることができるTPUポリマーであった。実現したクラッドの寸法は200μmであり、コアの直径は50μmで、ファイバ1の長さは250mmであった。ファイバは、高い開口数0.32を有していた。実現したファイバ1を、著しい光損失なしに、約50%伸張すること、すなわち光ファイバを最大375mmまで伸ばすことが可能であった。ファイバ1の開口数が大きいため、曲げ損失は20~30%未満であった。これは、PMMAファイバなどの従来技術の、他のポリマーベースのファイバでは、実現することはできない。
また、試験は、本発明の光ファイバ1を圧潰しても、光ファイバの機械的又は光学的特性が変化しないことを示した。光ファイバは、たとえば、20N~30Nの横方向の力を加えても、機械的又は光学的特性のいかなる変化もなく、元の光ファイバの形状に戻った。
光導波路1の光透過率を、光学ベンチを用いて測定した。
633nmでの減衰量は、0.2~0.3dB/cmであった。1300nmでの減衰量は、0.3~0.5dB/cmであり、1550nmでの典型的な減衰量は、0.6~0.9dB/cmであった。
本発明の光導波路は、長さが典型的に100mmより短い場合、一部のUV用途に使用することができる。UVでは、長さ50mmで、300nmでの透過率の推定値が、約30~60%であったが、透過率の値は、使用されるポリマーのタイプ、及びもちろんUV波長によって大きく異なり得る。300nm未満の透過率は、典型的には、ファイバの長さが約50mmの場合、20~10%未満である。
本発明の導波路1の用途
本発明の光導波路1の重要な用途のうちの1つは、インプラント、より詳細には蝸牛インプラントに関する。光導波路1は、蝸牛インプラントの先端に配置される、圧力センサの先端に実装されている。導波路1は、偶発的な蝸牛内の構造上の損傷を最小限に抑えるよう意図されている。最近の研究では、埋込み中に、蝸牛の密閉された空間に電極アレイを挿入することで生じる、深刻なインパルス外傷を引き起こす音声レベルに相当する、圧力パルスについて実証されている。本発明の光導波路1を実装する解決策は、手術の信頼性及び柔軟性を高め、埋込みの重要なプロセスの際のどんな失敗も回避することによって、インプラントの品質も高めるであろう。手術を含む蝸牛インプラントのコストは、30,000~50,000米ドルの間で変動する可能性がある。まれではあるが、手術の失敗は、患者の回復時間の後に2回目の手術をさせることになり、一方で、インプラントの機能不全(構造上の損傷による)も同様に、場合によっては起こり得る。さらに、蝸牛内の残存する構造体及び神経組織は、患者が体験する音質に大きく関係する。挿入プロセスは、外科医の操作及び重要な膜を貫通させることによって引き起こされる圧力パルスのせいで、この構造体に非常に外傷を与える可能性がある。新規の光ファイバ技法は、外科手技に革命をもたらし、線維化する組織の成長を抑え、また将来の再生医療を成功させ、治療効果を高めるために、蝸牛の状態を維持することができる。さらに、埋込型光学技術は、生理学的パラメータを継続的に監視することにより、術後のリハビリを改善することもできる。本発明の光導波路により、重要な生理学的パラメータ又は環境パラメータのフィードバック測定を可能にすることで、インプラントの失敗ばかりでなく手術の失敗も劇的に減らすことができる。本発明の光導波路はさらに、生理学的パラメータの長期的且つ高度に局所化した監視への扉を開く。これは、医学的問題を早期に発見することを可能にし、このようにして可能性のある埋込み後の外傷及びその結果として生じる手術を最小限に抑えることを可能にするので、非常に興味深いものである。また、インプラント及び手術に必要な消耗品の信頼性を高めることにより、廃棄物を削減するための解決策も提供する。廃棄物の可能性のある減少は、引き続き、埋込みの失敗及び失敗により起こり得る外傷を減らすことによって、またさらに、長期的な観点から重要な手術が起こらないようにすることによって、埋込み作業のエネルギー効率を明らかに高める。
本発明の光導波路1の重要な用途のうちの1つは、インプラント、より詳細には蝸牛インプラントに関する。光導波路1は、蝸牛インプラントの先端に配置される、圧力センサの先端に実装されている。導波路1は、偶発的な蝸牛内の構造上の損傷を最小限に抑えるよう意図されている。最近の研究では、埋込み中に、蝸牛の密閉された空間に電極アレイを挿入することで生じる、深刻なインパルス外傷を引き起こす音声レベルに相当する、圧力パルスについて実証されている。本発明の光導波路1を実装する解決策は、手術の信頼性及び柔軟性を高め、埋込みの重要なプロセスの際のどんな失敗も回避することによって、インプラントの品質も高めるであろう。手術を含む蝸牛インプラントのコストは、30,000~50,000米ドルの間で変動する可能性がある。まれではあるが、手術の失敗は、患者の回復時間の後に2回目の手術をさせることになり、一方で、インプラントの機能不全(構造上の損傷による)も同様に、場合によっては起こり得る。さらに、蝸牛内の残存する構造体及び神経組織は、患者が体験する音質に大きく関係する。挿入プロセスは、外科医の操作及び重要な膜を貫通させることによって引き起こされる圧力パルスのせいで、この構造体に非常に外傷を与える可能性がある。新規の光ファイバ技法は、外科手技に革命をもたらし、線維化する組織の成長を抑え、また将来の再生医療を成功させ、治療効果を高めるために、蝸牛の状態を維持することができる。さらに、埋込型光学技術は、生理学的パラメータを継続的に監視することにより、術後のリハビリを改善することもできる。本発明の光導波路により、重要な生理学的パラメータ又は環境パラメータのフィードバック測定を可能にすることで、インプラントの失敗ばかりでなく手術の失敗も劇的に減らすことができる。本発明の光導波路はさらに、生理学的パラメータの長期的且つ高度に局所化した監視への扉を開く。これは、医学的問題を早期に発見することを可能にし、このようにして可能性のある埋込み後の外傷及びその結果として生じる手術を最小限に抑えることを可能にするので、非常に興味深いものである。また、インプラント及び手術に必要な消耗品の信頼性を高めることにより、廃棄物を削減するための解決策も提供する。廃棄物の可能性のある減少は、引き続き、埋込みの失敗及び失敗により起こり得る外傷を減らすことによって、またさらに、長期的な観点から重要な手術が起こらないようにすることによって、埋込み作業のエネルギー効率を明らかに高める。
本発明の光導波路1から利益を得る可能性のある他の重要な用途は、排他的ではないが、以下の通りである。
- 眼科。光導波路1を使用した感圧デバイスは、白内障手術に有用である。
- 脊椎外傷学。手術後の圧力監視(椎骨又は椎間板置換)。
- 心臓外傷学。心臓発作後の血流及び血圧監視、局所的な顕微鏡手術。
- 心臓外科、整形外科、泌尿器科、及び神経科。
- セキュリティ及び偽造用途。
- 工業用センサ用途。
- 眼科。光導波路1を使用した感圧デバイスは、白内障手術に有用である。
- 脊椎外傷学。手術後の圧力監視(椎骨又は椎間板置換)。
- 心臓外傷学。心臓発作後の血流及び血圧監視、局所的な顕微鏡手術。
- 心臓外科、整形外科、泌尿器科、及び神経科。
- セキュリティ及び偽造用途。
- 工業用センサ用途。
本発明の導波路の様々な用途が、まったく新しいクラスの光導波路として、新しい市場を生み出す可能性がある。一実例として、導波路1上に、どんな追加のセンサも必要とせずに導波路の感度を向上させる、ブラッグ格子が設けられてもよい。本発明の導波路1は、説明されたように、インプラント製造業者が、感知用に使用できるが、ガラス光ファイバを使用すると危険な遠隔の場所に光を導くために、使用することもできる。本発明の光導波路1は、たとえば参考文献15で説明されているようなファン/イン-ファン/アウト・システムにも、使用することができる。
さらに他の用途は、装飾照明デバイスを対象とする。TPUクラッドなどのTPEは、拡散粒子をドープされてもよい。一実例では、光導波路の一部分を引っ張ることにより、コアのサイズが小さくなった部分で、光を多少目に見えるようにすることができる。他の用途では、本発明の光導波路1上にブラッグ格子が配置されてもよく、これは、たとえばSiO2ベースの光導波路又はファイバを置き換えることを可能にする。かかる導波路1は、SiO2の熱膨張が実質的に存在しない、極低温用途で使用することができる。
Claims (29)
- 長手方向軸Zを画定するコア層(10)と、前記コア層(10)を囲繞するクラッド層(20)とを備え、前記コア層(10)及び前記クラッド層(20)が、前記長手方向軸Zに沿って、180nmより長い波長を有する光ビーム(100)を透過させるよう構成され、
- 前記コア層(10)が、第1の屈折率(n1)を有する第1の材料でできており、
- 前記クラッド層(20)が、前記第1の屈折率(n1)より小さい第2の屈折率(n2)を有する、熱可塑性エラストマー(TPE)でできた、少なくとも1つの層でできている、
光導波路(1)。 - 前記熱可塑性プラスチック(TPE)の少なくとも1つの層が、スチレンブロックコポリマー(TPE-s)、熱可塑性ポリオレフィンエラストマー(TPE-o)、熱可塑性加硫物(TPE-v若しくはTPV)、熱可塑性ポリウレタン(TPU)、熱可塑性コポリエステル(TPE-E)、熱可塑性ポリアミド(TPE-A)、又は分類されていない熱可塑性エラストマー(TPZ)のうちの1つである、請求項1に記載の光導波路(1)。
- 前記光導波路(1)が光ファイバ(1)である、請求項1又は2に記載の光導波路(1)。
- 前記光ファイバがモノモード光ファイバ(1)である、請求項2に記載の光導波路(1)。
- 第1の幅(W1)を有する第1の横側面(1c)と、前記第1の幅(W1)よりも大きい第2の幅(W2)を有する第2の側面(1b)とを有し、前記幅(W1、W2)が、前記長手方向軸Zに直交する平面(X-Y)で画定される、任意の横断面で画定されている、請求項1又は2に記載の光導波路(1)。
- 前記コア層(10)が、ポリマーでできている、請求項1から5までのいずれか一項に記載の光導波路(1)。
- 前記コア層(10)が、シリコーンでできている、請求項6に記載の光導波路(1)。
- 前記コア層(10)の屈折率が1であり、前記クラッド層(20)の内面が、前記コア層内に入力結合される光を反射するよう配置された、金属層及び/又は誘電体層を備える、請求項1又は請求項3から7までのいずれか一項に記載の光導波路(1)。
- 少なくとも1つの長手方向平面(X-Z、Y-Z)で画定される、100未満のモード、好ましくは20未満のモード、より好ましくは5未満のモードを誘導するよう構成される、請求項5から10までのいずれか一項に記載の光導波路(1)。
- 前記光導波路(1)が、少なくとも2つの相異なる断面(42、44)を有する、先細の光導波路である、請求項1から9までのいずれか一項に記載の光導波路(1)。
- 出力結合光(120)の強度(I2)と入力結合光(110)の強度(I1)との比I2/I1として定義される光透過率(T0)が、180nmから25μmの間の波長を有する入力結合光に対して50%を超え、前記光導波路(1)が、2m未満、好ましくは0.5m未満、より好ましくは0.25m未満の長さを有する、請求項1から10までのいずれか一項に記載の光導波路(1)。
- 前記光透過率(T0)が、300nmから5μmの間、好ましくは350nmから2μmの間、さらにより好ましくは400nmから700nmの間の波長を有する入力結合光に対して80%を超え、好ましくは90%を超える、請求項11に記載の光導波路(1)。
- 前記光導波路(1)の長さ(L)の少なくとも10%、好ましくは少なくとも20%、より好ましくは少なくとも30%まで、弾性的に伸縮可能であるよう構成され、これにより、光透過率(T2)が、伸張された後、伸張される前の前記光導波路(1)の前記透過率(T0)の少なくとも90%で保持される、請求項1から12までのいずれか一項に記載の光導波路(1)。
- 少なくとも2つのコア層(10)を備える、請求項1から13までのいずれか一項に記載の光導波路(1)。
- 請求項1から14までのいずれか一項に記載の少なくとも3つの光導波路(1a、1b、1c)を備える、光導波路束(300)。
- 請求項1から15までのいずれか一項に記載の少なくとも1つの光導波路(1)を備える、医療デバイス。
- 前記デバイスが、蝸牛インプラント(600)である、請求項15に記載の医療デバイス。
- 請求項1から15までのいずれか一項に記載の少なくとも1つの光導波路(1)と、前記光導波路に配置された光空洞センサ・ヘッド(500)とを備え、前記センサ・ヘッド(500)が、可撓性の膜(530)によって閉じられた光空洞(502)を備える、光センサ。
- 請求項1から15までのいずれか一項に記載の光導波路(1)の製造方法であって、
A)熱可塑性エラストマー(TPE)でできた、中空プリフォーム(200)を実現するステップと、
B)所定の長さ(L)及び所定の断面(40、41)を有する細管(2000)が形成されるまで、前記プリフォーム(200)の直径を小さくし、前記プリフォームを伸長するステップであって、前記細管が、所定の断面(30)を有する中央開口(220)を有する、伸長するステップと、
C)前記プリフォームの前記中央開口(220)内に、液体シリコーン(11)を導入するステップと、
D)前記液体シリコーンを重合して、重合された液体シリコーン(11)でできたコア(10)を有する、光導波路(1)を形成するステップと
を含む、製造方法。 - ステップC及びDが、
E)前記プリフォームの直径を小さくする前記ステップBの間に、液体シリコーン(11)を導入するステップと、
F)前記プリフォーム(200)の直径を小さくするステップの間、前の形の光導波路が、所定の長さ(L)及び所定の断面(40、41)を得るまで、前記液体シリコーンを液体の状態に保持するステップと、
G)光導波路(1)を形成するために、前記液体シリコーン(11)及び前記細管(2000)を熱重合するステップと
によって置き換えられる、請求項19に記載の製造方法。 - ステップB、C、及びDが、
H)前記ステップAの後、液体ポリマー(11)を、前記中空プリフォーム(200)の中央開口部(202)内に導入するステップと、
I)液体ポリマー(11)で充填された前記プリフォーム(200)の直径を小さくし、液体ポリマー(11)で充填された細管(2000)が形成されるまで、前記充填されたプリフォーム(200)を伸長するステップであって、前記細管が、所定の長さ(L)及び所定の断面(40、41)を有する、伸長するステップと、
J)UV光を当てて、前記液体ポリマーを重合するステップと
によって置き換えられる、請求項19に記載の製造方法。 - 前記液体ポリマーが液体シリコーンである、請求項21に記載の方法。
- 前記液体ポリマーが液体シロキサンである、請求項21に記載の方法。
- 前記得られた光導波路(1)が、マルチモード光ファイバ又はモノモード光ファイバである、請求項19から23までのいずれか一項に記載の製造方法。
- 前記得られた導波路が、マルチコア光ファイバである、請求項19から24までのいずれか一項に記載の製造方法。
- 前記得られた導波路が、任意の横方向の平面(X-Y)で画定される、円形でない断面を有する光導波路である、請求項19から25までのいずれか一項に記載の製造方法。
- 前記熱可塑性プラスチック(TPE)が、スチレンブロックコポリマー(TPE-s)、熱可塑性ポリオレフィンエラストマー(TPE-o)、熱可塑性加硫物(TPE-v、TPV)、熱可塑性ポリウレタン(TPU)、熱可塑性コポリエステル(TPE-E)、熱可塑性ポリアミド(TPE-A)、又は分類されていない熱可塑性エラストマー(TPZ)のうちの1つであり、前記熱可塑性プラスチックが、ISO規格18064に従って規定されている、請求項19から26までのいずれか一項に記載の製造方法。
- 外科手術中の手術用器具と関連する、請求項1から14までのいずれか一項に記載の光導波路(1)の使用法。
- 前記手術用器具の位置を特定する追跡、及び/又は前記手術用器具の先端付近の組織の光学特性の追跡にある、請求項28に記載の使用法。
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