JP2023523240A - 低減された汚染リスクを伴うグリッパ装置 - Google Patents

低減された汚染リスクを伴うグリッパ装置 Download PDF

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デイビッド エイチ. コームズ,
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Abstract

グリッパ装置が、レセプタクルの開放上部端に添着される、クロージャを有する、閉鎖されたレセプタクルを握持するように構成される。開放位置と、第1の閉鎖位置と、第2の閉鎖位置との間の側方移動が可能である、対向ジョー部材が、閉鎖されたレセプタクルが第1の閉鎖位置においてジョー部材間に据え付けられると、閉鎖されたレセプタクルを握持し、開放位置では、閉鎖されたレセプタクルを解放するように構成される。グリッパ装置はさらに、クロージャが複数のフィンガ間に据え付けられると、クロージャの上部表面の真下の、およびジョー部材が側方に相互に向かって開放位置から第2の閉鎖位置に移動させるにつれて、ジョー部材のそれぞれの基部の真下のクロージャの側壁を握持するように構成される、複数のフィンガを含む。

Description

(関連出願の相互参照)
本願は、その開示が、参照することによって本明細書に組み込まれる、2020年4月23日に出願された、米国仮特許出願第63/014,624号の優先権を主張する。
(技術分野)
本開示は、試料含有レセプタクルを自動化試料処理システム内で輸送するための自動化システムにおいて使用するためのグリッパ装置に関する。
(背景)
臨床実験室は、全血、血清、血漿、間質液、痰、尿、排泄物、精液、粘液、膿、組織等、多数の異なる試料タイプの種々の成分を分析および/または検出するように設定される。これらの実験室は、試料含有レセプタクル(例えば、試験管)を、試料を調製および処理するための種々のモジュール(例えば、装填/装填解除モジュール、キャッパ/デキャッパ、遠心分離機、分析器、保管モジュール等)間で移送する、自動化試料処理システムを装備することができる。そのような自動化システムは、試料含有レセプタクルを、搬器(例えば、パック)を介して、種々のモジュール間で移送するためのコンベヤまたはトラックシステムを含んでもよく、ロボットハンドラが、試料含有レセプタクルを握持および移動させるために含まれてもよい。ピックアンドプレースデバイスが、例えば、試料含有レセプタクルを搬器の中に挿入し、試料含有レセプタクルを搬器から除去し、それらをモジュールに送達し、ある場合には、試料含有レセプタクルをモジュール内で移送するために使用されてもよい。
試料保管ユニットが、閉鎖された試料含有レセプタクルを、所定の時間周期(例えば、5日)にわたって、冷蔵された環境内に保管するために利用され、元の結果が決定的ではない場合、反復試験等の後続分析を可能にする、または元の試験の結果に基づいて、新しい試験(例えば、リフレックス試験または異なる検体のための試験)を実施してもよい。保管され得る、レセプタクルの数を最大限にするために、サンプル保管ユニットは、いくつかの緊密に離間され、垂直に配列される、保管段(各段は、少なくとも1つの棚または1つ以上の対の支持レールによって画定される)を含んでもよく、各保管段は、1つ以上のラックを支持することが可能であって、各ラックは、複数のレセプタクルを保持することが可能である。一般に、レセプタクルは、ロボットハンドラへの干渉を回避するために、レセプタクルをラックに挿入し、そこから除去するために使用される、ラック内に着座されなければならない。いくつかの用途では、ヘッドスペース制約が、試料保管ユニット内のロボットハンドラの側方に延在するジョー部材が、試料含有レセプタクルと関連付けられる、キャップ(例えば、ねじ山付きキャップまたはストッパ)の側面を把持することを要求する。ジョー部材によって握持される間、閉鎖された試料含有レセプタクルは、レセプタクルラックの個別のレセプタクル受容スロットの中に挿入されることができる。
典型的には、閉鎖された試料含有レセプタクルをレセプタクル受容スロットの中に挿入するとき、克服しなければならない、レセプタクル受容スロットと関連付けられる、挿入力が存在する。例えば、レセプタクル受容スロットは、その中に挿入されるとき、閉鎖された試料含有レセプタクルを安定化させるための、保定ばねを有してもよい。別の実施例として、レセプタクル受容スロットと閉鎖された試料含有レセプタクルとの間の公差は、閉鎖された試料含有レセプタクルが、保定ばね等の別個の機構を使用せずに、レセプタクル受容スロット内に安定化され得るように、比較的に厳密であってもよい。最適条件下では、これらの厳密に公差設定されたレセプタクル受容スロットと関連付けられる、挿入力が存在しない場合があるが、閉鎖された試料含有レセプタクル上のバーコード標識が、層間剥離し得る(「フラグ」条件を生成する)場合には、それによって、挿入力が、これらのフラグされたバーコード標識に起因して、レセプタクル受容スロットと関連付けられるであろう場合が存在し得る。したがって、適切に設計されたロボットハンドラは、閉鎖された試料含有レセプタクルが対応する個別のレセプタクル受容スロット内に適切に着座され得るように、レセプタクル受容スロットと関連付けられる、挿入力を克服することが可能でなければならない。
閉鎖された試料含有レセプタクルが、ジョー部材によって握持されると、ジョー部材は、レセプタクルラック内に着座される近隣試料含有レセプタクルの上部を越えて降下させることが不可能であり得る。したがって、着座デバイスが、試料含有レセプタクルがレセプタクル受容スロット内に着座され得るように、レセプタクル受容スロットと関連付けられる、予期される挿入力を克服するために十分な力を用いて、各試料含有レセプタクルのキャップの上部表面を押下するために、使用されなければならない。1つの例示的技法では、ジョー部材は、開放され、部分的に挿入された試料含有レセプタクルを解放し、試料含有レセプタクルのキャップの直上の位置に垂直に上向きに移動され、閉鎖され、統合された当接ユニットを生成し、次いで、垂直に下向きに移動され、レセプタクル受容スロットと関連付けられる予期される挿入力に対して、キャップの上部表面を押下し、それによって、個別のレセプタクル受容スロット内に着座させてもよい。代替として、別個の着座部材が、試料含有レセプタクルがジョー部材によって解放された後、試料含有レセプタクルの上部表面を押下するために使用されてもよい。
本アプローチは、試料含有レセプタクルが、新たなキャップを有する、またはキャップが、試験のための試料を抽出する(例えば、ピペット採取する)ことに先立って、試料含有レセプタクルから除去されるときには適切である。しかしながら、キャップが、サンプル抽出の間、穿刺されるように設計される、事例では、ジョー部材とキャップの上部表面との間の接触は、特に、さらなる試験が実施されることになる場合、相互汚染源となり得る。穿刺可能キャップを伴う、レセプタクルの実施例は、Aptima(登録商標) 試料収集キット(Hologic, Inc.)である。これは、試験が核酸増幅を伴って実施されることになる場合、単一核酸の増幅が数百万個もの核酸のコピーをもたらし得るため、特に、問題である。
したがって、試料抽出後、関連付けられる試料含有レセプタクルが、自動化試料処理システム内で移送されている間、穿刺可能キャップの上部表面に接触することを回避することが重要である。接触を回避することは、特に、閉鎖された試料含有レセプタクルを試料保管ユニットによって支持されるレセプタクルラックの中に挿入するとき、困難であり得、これは、閉鎖された試料含有レセプタクルをレセプタクルラック内に着座させるために、レセプタクル受容スロットの挿入力を克服するために十分な下向き力を閉鎖された試料含有レセプタクル上に印加することを要求し得る(従来、閉鎖された試料含有レセプタクルの上部表面を押下することによって)。
したがって、閉鎖された試料受容レセプタクルの上部表面に接触せずに、穿刺可能クロージャ(例えば、穿刺可能キャップ)で閉鎖された試料含有レセプタクルを自動化試料処理システムの試料保管ユニット内に着座させる必要性が残っている。
(要約)
グリッパ装置の一実施形態は、レセプタクルの開放上部端に添着される、クロージャを有する、閉鎖されたレセプタクルを握持するように構成される。グリッパ装置は、開放位置と、第1の閉鎖位置と、第2の閉鎖位置との間の側方移動が可能である、対向ジョー部材を含む。ジョー部材は、閉鎖されたレセプタクルが第1の閉鎖位置においてジョー部材間に据え付けられると、閉鎖されたレセプタクル(例えば、クロージャの側壁)を握持するように構成され、さらに、開放位置では、閉鎖されたレセプタクルを解放するように構成される。ジョー部材はそれぞれ、クロージャの側壁を握持するための輪郭が付けられた係合面を有してもよく、その場合、クロージャおよびレセプタクルはそれぞれ、円筒形形状を有してもよい。ジョー部材のそれぞれの輪郭が付けられた係合面は、複数の側方に配向された溝を含んでもよく、各隣接する対の溝は、側方縁を形成する。ジョー部材のそれぞれの輪郭が付けられた係合面は、丸みを帯びた陥凹であってもよい。一実施形態では、ジョー部材のそれぞれの輪郭が付けられた係合面は、略V形状陥凹である。その形状にかかわらず、ジョー部材の輪郭が付けられた係合面は、相互の鏡像であり得る。ジョー部材は、ジョー部材間に据え付けられている閉鎖されたレセプタクルの不在下、相互に接触することが可能であり得、輪郭が付けられた係合面は、ジョー部材が相互に接触すると、開口部を画定し得る。ジョー部材は、閉鎖されたレセプタクルが、ジョー部材間に据え付けられ、ジョー部材が、第1の閉鎖位置にあると、相互に接触し得ない。
本実施形態のグリッパ装置はさらに、複数のフィンガを含む。ジョー部材はそれぞれ、その基部から垂下する、複数のフィンガのうちの少なくとも1つを有する。例えば、ジョー部材はそれぞれ、その基部から垂下する、複数のフィンガのうちの2つ以上を有してもよい。一実施形態では、ジョー部材はそれぞれ、その基部から垂下する、2つのみのフィンガを有する。複数のフィンガは、第2の閉鎖位置では、クロージャが、(i)複数のフィンガ間かつ(ii)ジョー部材のそれぞれの基部の真下に据え付けられると、ジョー部材が側方に相互に向かって開放位置から移動させるにつれて、クロージャの上部表面の真下のクロージャの側壁を握持するように構成される。複数のフィンガは、1ポンドを上回る握持力、好ましくは、少なくとも5ポンドを有してもよい。別の実施形態では、複数のフィンガは、ジョー部材が第1の閉鎖位置においてクロージャの側壁を握持すると、レセプタクルと接触またはほぼ接触するように構成される。本実施形態では、複数のフィンガはそれぞれ、レセプタクルが複数のフィンガ間に心合されると、レセプタクルの約0.25mm以内にあり得る。
フィンガはそれぞれ、クロージャが、(i)ジョー部材のそれぞれの基部の真下かつ(ii)第2の閉鎖位置における複数のフィンガ間に据え付けられると、クロージャの側壁に係合するように構成される、接触面(鋸歯状であってもよい)を有する、内面を含んでもよい。フィンガのそれぞれの接触面は、クロージャの側壁が第2の閉鎖位置において複数のフィンガによって握持されると、クロージャの軸方向中心に向かって配向されてもよい。フィンガのそれぞれの内面は、接触面に隣接して、かつその上方に据え付けられる、陥凹を含んでもよい。陥凹は、第2の閉鎖位置では、陥凹とクロージャとの間の接触が存在しないように構成されてもよい。複数のフィンガのそれぞれの内面の上側領域は、クロージャの側壁が第2の閉鎖位置において複数のフィンガによって握持されると、内面の上側領域の少なくとも一部が、直接、クロージャの上部表面の上方に据え付けられるように、陥凹からジョー部材のうちの1つの基部に向かって内向きに傾いてもよい。複数のフィンガはそれぞれ、略垂直上側領域と、テーパ状下側領域とを有する、外面を含んでもよい。
グリッパ装置の別の実施形態は、閉鎖されたレセプタクルを握持するように構成される。グリッパ装置は、一対の対向する平行移動可能な支持部材と、支持部材から垂下する、複数のフィンガとを含む。支持部材はそれぞれ、そこから垂下する、複数のフィンガのうちの少なくとも1つを有する。一実施形態では、支持部材はそれぞれ、そこから垂下する、2つのみのフィンガを有する。複数のフィンガはそれぞれ、略垂直下側領域(鋸歯状であってもよい)と、略垂直下側領域と対応する支持部材との間に据え付けられる、陥凹を有する、内面を含む。各フィンガは、各陥凹と対応する支持部材との間に据え付けられる、上側領域(内向きに傾いていてもよい)を含んでもよい。複数のフィンガはそれぞれ、略垂直上側領域と、テーパ状下側領域とを有する、外面を含んでもよい。複数のフィンガは、複数のフィンガのそれぞれの内面の垂直下側領域が、複数のフィンガによって握持される、物体の円筒形表面に接触するように構成されてもよい。複数のフィンガは、1ポンドを上回る握持力、好ましくは、少なくとも5ポンドを有してもよい。
グリッパ装置の別の実施形態は、ジョー部材に対する閉鎖されたレセプタクルの位置を検出するためにジョー部材の上方に据え付けられる、近接度センサを含んでもよい。
上記に説明される、グリッパ装置によって握持される、閉鎖されたレセプタクルの実施形態は、レセプタクルと、レセプタクルの開放上部端に添着される、クロージャとを含み、クロージャが、各フィンガの内面の下側領域がクロージャの上部表面の真下のクロージャの側壁に接触した状態で、複数のフィンガ間に握持される。別の実施形態では、クロージャの上部表面は、穿刺可能であって、いくつかの実施形態では、穿刺されてもよい。
上記に説明されるグリッパ装置を用いて、閉鎖されたレセプタクルを握持する方法が、提示される。閉鎖されたレセプタクルは、レセプタクルと、レセプタクルの開放上部端に添着される、クロージャとを含む。いくつかの実施形態では、本方法は、各フィンガの内面の下側領域がクロージャの側壁と整合されるように、支持部材を位置付けるステップと、支持部材を相互に向かって平行移動させ、各フィンガの内面の下側領域がクロージャの上部表面の真下のクロージャの側壁に接触した状態で、クロージャを複数のフィンガ間に握持するステップとを含む。
ロボットハンドラの一実施形態は、上記に説明される、グリッパ装置のいずれかと、グリッパ装置を動作的に支持し、グリッパ装置にXYZ移動を提供するように構成される、ガントリとを含む。
レセプタクル保管モジュールの一実施形態は、チャンバを画定する、筐体(冷蔵されてもよい)と、チャンバ内に含有される、複数の垂直に離間される段(例えば、棚)とを含む。段はそれぞれ、1つ以上のレセプタクルラックを支持するように構成される。レセプタクル保管モジュールはさらに、複数のロボットハンドラを含み、ロボットハンドラはそれぞれ、上記に説明される、ロボットハンドラのうちの1つであって、ロボットハンドラはそれぞれ、段のうちの1つと動作的に関連付けられる。筐体の正面は、段にアクセスするための1つ以上の対のドアを含んでもよい。筐体の背面は、それを通してレセプタクルを受容するように構成される、1つ以上の開口部を含んでもよい。
レセプタクル保管モジュールはさらに、レセプタクルを握持し、レセプタクルを個別の開口部を通して筐体の中に移送するための、1つ以上の開口部のそれぞれと関連付けられる、ピックアンドプレースデバイスを含んでもよい。レセプタクル保管モジュールはさらに、開口部のうちの少なくとも1つと関連付けられる、レセプタクルトランスポータを含んでもよい。レセプタクルトランスポータは、単一レセプタクルを個別のピックアンドプレースデバイスから受容し、レセプタクルを複数の異なる受取場所に移送するように構成されてもよい。受取場所はそれぞれ、レセプタクル保管モジュールの複数の段のうちの1つと関連付けられてもよい。レセプタクルは、受取場所のそれぞれにおいて、複数のロボットハンドラのうちの関連付けられるものによってアクセス可能であってもよい。段のうちの少なくとも1つは、複数のレセプタクルを線形行に保持する、レセプタクルラックを支持してもよい。
自動化試料処理システムの一実施形態は、上記に説明される、レセプタクル保管モジュールと、レセプタクル内に含有される試料を分析するための分析器と、レセプタクルを直立配向に支持するための搬器上において、レセプタクルを分析器とレセプタクル保管モジュールとの間に移送するためのコンベヤとを含む。搬器とコンベヤとの間の磁力が、搬器を推進するために使用されてもよい。自動化試料処理システムはさらに、レセプタクル内に含有される試料が分析器内で処理された後、クロージャを用いてレセプタクルの上部端を閉鎖するための、キャップ冠着モジュールを含んでもよい。キャップ冠着モジュールは、コンベヤに沿って、分析器とレセプタクル保管モジュールとの間に据え付けられてもよい。自動化試料処理システムはさらに、分析器内で試料を処理することに先立って、クロージャをレセプタクルから除去するための、キャップ除去モジュールを含んでもよい。キャップ除去モジュールは、コンベヤに沿って、分析器の前に据え付けられてもよい。自動化試料処理システムはさらに、レセプタクル保管モジュールに隣接する場所において、コンベヤ上の定常位置に搬器を維持するように構成される、停止特徴を含んでもよい。
上記に説明される、ロボットハンドラを使用して、閉鎖されたレセプタクルを受取場所からレセプタクル保管モジュールの筐体内に含有されるレセプタクルラック輸送する一方法は、受取場所において、グリッパ装置のジョー部材を開放位置から第1の閉鎖位置に移動させ、閉鎖されたレセプタクルを握持するステップを含み、閉鎖されたレセプタクルは、受取場所において、レセプタクル保持器(レセプタクルトランスポータの構成要素であってもよい)によって支持される。本方法はさらに、ジョー部材が、第1の閉鎖位置にある間、(i)レセプタクルをレセプタクル保持器から除去するステップと、(ii)レセプタクル保管モジュール内に含有されるレセプタクルラック内に形成される、レセプタクルスロットと垂直整合するように、レセプタクルを位置付けるステップであって、レセプタクルスロットは、閉鎖されたレセプタクルを受容し、直立配向に支持するように構成される、ステップと、(iii)部分的に、閉鎖されたレセプタクルをレセプタクルスロットの中に挿入するステップとを含む。
本方法はさらに、(i)ジョー部材を第1の閉鎖位置から開放位置に移動させるステップと、(ii)複数のフィンガが閉鎖されたレセプタクルのクロージャの側壁と側方に整合されるまで、ジョー部材を上昇させるステップと、(iii)複数のフィンガがクロージャの側壁に係合するまで、ジョー部材を開放位置から第2の閉鎖位置に移動させるステップと、ジョー部材が第2の閉鎖位置にある間、(iv)閉鎖されたレセプタクルがレセプタクルスロット内に着座されるまで、グリッパ装置を降下させるステップとを含む。複数のフィンガはそれぞれ、本方法の間、複数のフィンガのいずれかとクロージャの上部表面との間の接触が存在しないように、クロージャの輪縁の真下の位置において、クロージャの側壁を握持してもよい。
本方法はさらに、(i)深度挿入停止部をレセプタクルスロットに提供するステップであって、深度挿入停止部は、ジョー部材が移動される第1の閉鎖位置から開放位置に移動されると、部分的に挿入されたレセプタクルをレセプタクルスロット内に支持する、ステップと、(ii)ジョー部材を開放位置から第2の閉鎖位置に移動させた後、ジョー部材が第2の閉鎖位置にある間、深度挿入停止部をレセプタクルスロットから除去するステップと、(iii)閉鎖されたレセプタクルがレセプタクルラックのレセプタクルスロット内に着座されるまで、グリッパ装置を降下させるステップとを含んでもよい。
本方法はさらに、閉鎖されたレセプタクルをレセプタクルラックのレセプタクルスロット内に着座させた後、(i)ジョー部材を開放位置に移動させるステップと、(ii)複数のフィンガが、閉鎖されたレセプタクルの上方に据え付けられるまで、ジョー部材を上昇させるステップと、(iii)グリッパ装置を受取場所に移動させるステップとを含んでもよい。レセプタクルラックは、レセプタクルを受容するためのレセプタクルスロットの複数の行を含んでもよい。この場合、グリッパ装置が、降下され、閉鎖されたレセプタクルをレセプタクルスロット内に着座させるにつれて、フィンガは、閉鎖されたレセプタクルがレセプタクルスロット内に着座されると、各フィンガが一対の近隣レセプタクル間に据え付けられるように構成されてもよい。本方法はさらに、閉鎖されたレセプタクルを、ピックアンドプレースデバイス等によって、レセプタクル保管モジュールの外側に据え付けられるコンベヤ上に位置付けられるレセプタクル搬器から、レセプタクル保管モジュールの筐体の外側に据え付けられる、受渡場所であり得る、レセプタクル保持器に移送するステップを含んでもよい。レセプタクル保持器は、レセプタクルトランスポータの構成要素であってもよく、これは、閉鎖されたレセプタクルが受渡場所から受取場所に移送されるように、レセプタクル保管モジュール内で移動されてもよい。
本方法はさらに、分析器およびレセプタクル保管モジュールを接続するトラック上において、閉鎖されたレセプタクルを分析器からレセプタクル保管モジュールに運搬するステップを含んでもよい。閉鎖されたレセプタクルは、運搬ステップの間、レセプタクル搬器によって、直立配向に支持されてもよい。本方法はさらに、分析器内において、ピペッタを用いて、クロージャを穿刺するステップと、ピペッタを用いて、試料を閉鎖されたレセプタクルから除去するステップとを含んでもよい。
上記に説明される、グリッパ装置を用いて、閉鎖されたレセプタクルをレセプタクルスロット内に着座させるための方法は、第1の閉鎖位置において、ジョー部材を用いて、閉鎖されたレセプタクルのクロージャをジョー部材間に握持するステップと、挿入停止ピンを部分的にレセプタクルスロットの中にレセプタクルスロットの底部端から延在させるステップと、閉鎖されたレセプタクルの底部端がレセプタクルスロットの底部端の上方のレセプタクルスロット内に据え付けられた状態で、閉鎖されたレセプタクルがレセプタクルスロットの中に部分的に挿入されるまで、ジョー部材およびそれによって握持された閉鎖されたレセプタクルをレセプタクルスロットに対して降下させるステップと、ジョー部材を第1の閉鎖位置から開放位置に移動させ、閉鎖されたレセプタクルが挿入停止ピンによってレセプタクルスロット内の部分的に挿入された位置に保定された状態で、閉鎖されたレセプタクルを解放するステップと、複数のフィンガが閉鎖されたレセプタクルのクロージャの側壁と側方に整合されるまで、ジョー部材を部分的に挿入された閉鎖されたレセプタクルに対して上昇させるステップと、ジョー部材を開放位置から第2の閉鎖位置に移動させ、閉鎖されたレセプタクルのクロージャをフィンガ間に握持するステップと、挿入停止ピンをレセプタクルスロットから引き出すステップと、閉鎖されたレセプタクルの底部端がレセプタクルスロットの底部端に据え付けられた状態で、閉鎖されたレセプタクルがレセプタクルスロットの中に完全に挿入されるまで、ジョー部材および複数のフィンガによって握持される閉鎖されたレセプタクルをレセプタクルスロットに対して降下させるステップと、ジョー部材を第2の閉鎖位置から開放位置に移動させ、閉鎖されたレセプタクルを解放するステップと、ジョー部材および複数のフィンガがクロージャの上部表面の上方にあるまで、ジョー部材および複数のフィンガをレセプタクルスロットおよびその中に着座される閉鎖されたレセプタクルに対して上昇させるステップとを含む。
上記に説明される、グリッパ装置を用いて、閉鎖されたレセプタクルをレセプタクルスロットから除去するための方法であって、ジョー部材が第2の閉鎖位置にある状態で、閉鎖されたレセプタクルのクロージャを複数のフィンガ間に握持するステップであって、閉鎖されたレセプタクルの底部端は、レセプタクルスロットの底部端に据え付けられ、閉鎖されたレセプタクルのクロージャは、少なくとも部分的に、レセプタクルスロットの上方に据え付けられる、ステップと、閉鎖されたレセプタクルの底部端がレセプタクルスロットの底部端の上方のレセプタクルスロット内に据え付けられた状態で、閉鎖されたレセプタクルがレセプタクルスロットから部分的に除去されるまで、ジョー部材および複数のフィンガによって握持される閉鎖されたレセプタクルをレセプタクルスロットに対して上昇させるステップと、挿入停止ピンを部分的にレセプタクルスロットの中にレセプタクルスロットの底部端から延在させるステップと、ジョー部材を第2の閉鎖位置から開放位置に移動させ、閉鎖されたレセプタクルが挿入停止ピンによってレセプタクルスロット内の部分的に除去された位置に保定された状態で、閉鎖されたレセプタクルを解放するステップと、ジョー部材が閉鎖されたレセプタクルのクロージャの側壁と側方に整合されるまで、ジョー部材を部分的に除去される閉鎖されたレセプタクルに対して降下させるステップと、ジョー部材を開放位置から第1の閉鎖位置に移動させ、閉鎖されたレセプタクルのクロージャをジョー部材間に握持するステップと、閉鎖されたレセプタクルの底部端がレセプタクルスロットの上方にあるまで、ジョー部材およびそれによって握持された閉鎖されたレセプタクルをレセプタクルスロットに対して上昇させるステップとを含む。
本明細書に組み込まれ、本明細書の一部を形成する、付随の図面は、本開示の種々の非限定的実施形態を図示する。必要に応じて、異なる図面において同様の構造、構成要素、材料、および/または要素を図示する、参照番号は、同様に標識される。これらの図面に具体的に示されるもの以外の構造、構成要素、および/または要素の種々の組み合わせも、検討され、本開示の範囲内であることを理解されたい。
例証の便宜性および明確性のために、図面は、説明される実施形態の一般的構造および/または構造体の様式ならびに関連付けられる製造方法を描写する。周知の特徴(例えば、締結具、電気接続、制御システム等)は、これらの特徴が当業者に周知であるため、他の特徴を曖昧にすることを回避するために、これらの図面に示されない(かつ簡潔にするために、対応する説明にも説明されない)。図面中の特徴は、必ずしも、正確な縮尺で描かれていない。いくつかの特徴の寸法は、例示的実施形態の理解を改良するために、他の特徴に対して誇張され得る。断面図は、種々の特徴の相対的位置付けを図示することに役立つために提供される、簡略化である。当業者は、断面図が、正確な縮尺で描かれておらず、異なる特徴間の比例関係を表すものと見なされるべきではないことを理解するであろう。具体的に述べられない場合でも、一実施形態を参照して説明される側面および特徴はまた、他の実施形態にも適用可能であってもよく、それと併用されてもよいことに留意されたい。
図1は、例示的自動化試料処理システムの概略図である。
図2は、図1の例示的自動化試料処理システムの例示的レセプタクル保管モジュールと、レセプタクル保管モジュールと関連付けられる、例示的分岐ラインとの概略図である。
図3Aは、図1の自動化試料処理システム内の移送および処理のための例示的レセプタクルの正面図である。
図3Bは、キャップを伴わない、図3Aのレセプタクルの正面図である。
図3Cは、図1の自動化試料処理システム内の移送および処理のための別の例示的レセプタクルの正面図である。
図3Dは、キャップを伴わない、図3Cのレセプタクルの正面図である。
図4Aは、図1の自動化試料処理システムにおいて使用される自動化コンベヤシステムの一部の略図であって、方向転換器が、閉鎖状態に示され、主要コンベヤライン上のレセプタクルが、自動化試料処理システムのモジュールと関連付けられる、分岐ラインをバイパスすることを可能にする。
図4Bは、自動化試料処理システムにおいて使用される、自動化コンベヤシステムの一部の略図であって、方向転換器が、開放状態に示され、レセプタクルを主要コンベヤラインから自動化試料処理システムの分岐ライン上に方向転換させる。
図5は、図3A-3Dのレセプタクルを移送するために、図1の自動化試料処理システムの自動化コンベヤシステムによって使用される、例示的搬器の斜視図である。
図6は、図5の搬器および搬器によって支持されるレセプタクルの断面図である。
図7は、図1の自動化試料処理システムの例示的レセプタクル保管モジュールの正面図である。
図8は、図7のレセプタクル保管モジュールの部分的背面図である。
図9は、図7のレセプタクル保管モジュールの内部図であって、特に、レセプタクル保管モジュールの例示的レセプタクルラックおよび例示的ロボットハンドラを図示する。
図10は、図7のレセプタクル保管モジュールの内部図であって、特に、図9のレセプタクルラックの一部および図9のロボットハンドラのガントリの一部を示す。
図11は、図7のレセプタクル保管モジュールの背面の部分的上部斜視図であって、特に、レセプタクル保管モジュールと併用するための、例示的ピックアンドプレースデバイス、例示的バーコード読取機アセンブリ、および例示的停止特徴を図示する。
図12は、図11のバーコード読取機アセンブリの上部斜視図である。
図13は、図12のバーコード読取機アセンブリの上面図である。
図14は、図11の停止特徴の上面図である。
図15は、図7のレセプタクル保管モジュールの内部図であって、特に、図9の例示的レセプタクル挿入停止アセンブリおよびロボットハンドラを示す。
図16は、図7のレセプタクル保管モジュールの背面図であって、特に、図11のピックアンドプレースデバイスを示す。
図17は、図7のレセプタクル保管モジュールの内部図であって、特に、レセプタクル保管モジュールの各棚と関連付けられる、複数の段、例示的ロボットハンドラ、および例示的レセプタクルトランスポータを示す。
図18は、図7のレセプタクル保管モジュールの別の内部図であって、特に、図17のロボットハンドラのうちの1つおよびレセプタクルトランスポータのうちの1つを示す。
図19は、図7のレセプタクル保管モジュールにおいて使用される、レセプタクルラックを図示する、斜視図である。
図20は、図7のレセプタクル保管モジュールのコントローラおよびロボットハンドラのブロック図である。
図21は、図9のロボットハンドラの例示的グリッパ装置の斜視図であって、特に、レセプタクルを図9のレセプタクルラックのレセプタクルスロットからまたはその中に除去または挿入するためのその使用を示す。
図22は、図21のグリッパ装置の拡大斜視図である。
図23Aは、図21のグリッパ装置の斜視図であって、特に、ジョー部材を用いて、レセプタクルのキャップを握持することに先立った、または解放することに続く、開放位置におけるグリッパ装置のジョー部材を示す。
図23Bは、図21のグリッパ装置の上面図であって、特に、ジョー部材を用いて、レセプタクルのキャップを握持することに先立った、または解放することに続く、開放位置における、ジョー部材を示す。
図24Aは、図21のグリッパ装置の斜視図であって、特に、第1の閉鎖位置において、レセプタクルのキャップを握持する、ジョー部材を示す。
図24Bは、図21のグリッパ装置の上面図であって、特に、第1の閉鎖位置において、レセプタクルのキャップを握持する、ジョー部材を示す。
図25は、図21のグリッパ装置の上面図であって、特に、相互に接触する、ジョー部材を示す。
図26Aは、図21のグリッパ装置の斜視図であって、特に、グリッパ装置のフィンガを用いて、レセプタクルのキャップを握持することに先立った、または解放することに続く、開放位置におけるジョー部材を示す。
図26Bは、図21のグリッパ装置の底面図であって、特に、フィンガを用いて、レセプタクルのキャップを握持することに先立った、または解放することに続く、開放位置におけるジョー部材を示す。
図27Aは、図21のグリッパ装置の斜視図であって、特に、第2の閉鎖位置におけるフィンガを用いて、レセプタクルのキャップを握持する、ジョー部材を示す。
図27Bは、図21のグリッパ装置の底面図であって、特に、第2の閉鎖位置におけるフィンガを用いて、レセプタクルのキャップを握持する、ジョー部材を示す。
図28は、図21のグリッパ装置の1つのフィンガの斜視拡大図である。
図29は、レセプタクルのキャップに係合する、図28のフィンガの斜視拡大図であって、特に、フィンガとレセプタクルのキャップとの間の滑脱が存在するときの、フィンガの陥凹とレセプタクルのキャップとの間の接触を示す。
図30Aは、ジョー部材が開放位置にあるとき、レセプタクルラック内に着座される、レセプタクル間の介在空間内に位置付けられる、図21のグリッパ装置のフィンガの上面図である。
図30Bは、ジョー部材が第2の閉鎖位置にあるとき、レセプタクルラック内に着座される、レセプタクル間の介在空間内に位置付けられる、図21のグリッパ装置のフィンガの上面図である。
図31は、図1の試料処理システムを動作させ、レセプタクルを処理および保管する、1つの例示的方法のフロー図である。
図32は、レセプタクル保管モジュール内への保管のために、レセプタクルを図1の試料処理システムの自動化コンベヤシステムから図7のレセプタクル保管モジュールに移送する、1つの例示的方法のフロー図である。
図33は、レセプタクルを図7のレセプタクル保管モジュールのチャンバ内の受取場所から移送し、レセプタクルを図7のレセプタクル保管モジュールのレセプタクルラックのレセプタクルスロット内に着座させる、1つの例示的方法のフロー図である。
図34は、図21のグリッパ装置の斜視図である、特に、開放位置におけるジョー部材および図18のレセプタクルトランスポータによって保持されている間のジョー部材間のレセプタクルのキャップを示す。
図35は、図21のグリッパ装置の斜視図であって、特に、第1の閉鎖位置において、レセプタクルのキャップを握持する、ジョー部材を示す。
図36は、図21のグリッパ装置の斜視図であって、特に、レセプタクルトランスポータの上方に握持されたレセプタクルを伴う、グリッパ装置を示す。
図37は、図21のグリッパ装置の斜視図であって、特に、図9のレセプタクルラックの選択されたレセプタクルスロットの上方に握持されたレセプタクルを伴う、グリッパ装置を示す。
図38は、図21のグリッパ装置の斜視図であって、特に、レセプタクルラックの選択されたレセプタクルスロット内に部分的に挿入される、握持されたレセプタクルを伴う、グリッパ装置を示す。
図39は、図21のグリッパ装置の斜視図であって、特に、開放位置におけるジョー部材およびレセプタクルラックの選択されたレセプタクルスロット内に部分的に挿入される間のジョー部材間のレセプタクルのキャップを示す。
図40は、図21のグリッパ装置の斜視図であって、特に、開放位置におけるグリッパ装置を示し、フィンガは、レセプタクルラックの選択されたレセプタクルスロット内に部分的に挿入される間、レセプタクルのキャップと側方に整合される。
図41は、図21のグリッパ装置の斜視図であって、特に、レセプタクルがレセプタクルラックの選択されたレセプタクルスロット内に部分的に挿入される間、第2の閉鎖位置におけるフィンガを用いて、レセプタクルのキャップを握持する、ジョー部材を示す。
図42は、図21のグリッパ装置の斜視図であって、特に、レセプタクルラックの選択されたレセプタクルスロット内に着座される、握持されたレセプタクルを伴う、グリッパ装置を示す。
図43は、図21のグリッパ装置の斜視図であって、特に、開放位置におけるジョー部材およびレセプタクルラックの選択されたレセプタクルスロット内に着座される間のジョー部材間のレセプタクルのキャップを示す。
図44は、図21のグリッパ装置の斜視図であって、特に、レセプタクルラックの選択されたレセプタクルスロット内に着座される間のレセプタクルのキャップの上方のグリッパ装置のフィンガを示す。
図45は、着座されたレセプタクルを図9のレセプタクル保管モジュールから図1の試料処理システムの自動化コンベヤシステムに移送する、1つの例示的方法のフロー図である。
図46は、着座されたレセプタクルを図9のレセプタクル保管モジュールのレセプタクルラックのレセプタクルスロットからレセプタクル保管モジュールのチャンバ内の受渡場所に移送する、1つの例示的方法のフロー図である。
図47は、閉鎖されたレセプタクルのキャップおよびレセプタクルを握持する、図9のロボットハンドラの別のグリッパ装置の斜視図である。
図48は、図47のグリッパ装置の上面図であって、閉鎖されたレセプタクルのキャップを握持することに先立った、または解放することに続く、開放位置における、ジョー部材を示す。
図49Aは、図47のグリッパ装置の上面図であるであって、第1の閉鎖位置において、閉鎖されたレセプタクルのキャップを握持する、ジョー部材を示す。
図49Bは、図47のグリッパ装置の底面図であって、第1の閉鎖位置における、閉鎖されたレセプタクルのキャップを握持する、ジョー部材と、閉鎖されたレセプタクルのレセプタクルと接触する、フィンガとを示す。
図50は、図47のグリッパ装置の上面図であって、レセプタクルが存在しない、閉鎖位置における、相互に接触する、ジョー部材を示す。
図51は、図47のグリッパ装置の底面図であって、フィンガを用いて、閉鎖されたレセプタクルのキャップを握持することに先立った、または解放することに続く、開放位置における、ジョー部材を示す。
図52は、図47のグリッパ装置の底面図であって、第2の閉鎖位置における、フィンガを用いて、閉鎖されたレセプタクルのキャップを握持する、ジョー部材を示す。
図53は、図47のグリッパ装置のジョー部材の底部斜視図である。
図54は、図53のジョー部材の側方図である。
図55は、図47のグリッパ装置の側方図であって、第1の閉鎖位置における、閉鎖されたレセプタクルのキャップを握持する、ジョー部材と、閉鎖されたレセプタクルのレセプタクルを握持する、フィンガとを示す。
図56は、図47のグリッパ装置の側方図であって、第2の閉鎖位置における、フィンガを用いて、閉鎖されたレセプタクルのキャップを握持する、ジョー部材を示す。
(詳細な説明)
別様に定義されない限り、本明細書で使用される技術用語、表記、および他の科学用語または専門用語は全て、本開示が属する当業者によって一般に理解されるものと同一意味を有する。本明細書で参照される、全ての特許、出願、公開出願、および他の刊行物は、その全体として参照することによって組み込まれる。本開示に記載される定義が、これらの参考文献における定義と対照的である、または別様に矛盾する場合、本開示に記載される定義が、参照することによって本明細書に組み込まれる、定義に優先する。本明細書で説明または参照される参考文献はいずれも、本開示の先行技術であると認められるわけではない。
本明細書における「一実施形態」、「ある実施形態」、「さらなる実施形態」、「ある例示的実施形態」、「いくつかの側面」、「あるさらなる側面」、「側面」等の言及は、説明される実施形態が、特定の特徴、構造、または特性を含み得るが、全ての実施形態が、必ずしも、特定の特徴、構造、または特性を含むとは限らないことを示す。さらに、そのような語句は、必ずしも、同一実施形態を指すわけではない。さらに、特定の特徴、構造、または特性が、ある実施形態に関連して説明されるとき、そのような特徴、構造、または特性はまた、明示的に説明されるかどうかにかかわらず、他の実施形態に関連する説明でもある。本明細書で使用されるように、「a」または「an」は、「少なくとも1つ」または「1つ以上」を意味する。
本説明は、構成要素、装置、場所、特徴、またはその一部の位置および/または配向を説明する際、相対的空間および/または配向用語を使用し得る。具体的に述べられない、または別様に、説明の文脈によって決定付けられない限り、限定ではないが、上部、底部、~の上方、~の下方、~の下、~の上、~の上側、~の下側、~の左、~の右、~の内側、~の外側、~の内側、~の外側、近位、遠位、~の正面、~の背後、~の隣、~に隣接する、~の間、水平、垂直、対角線、縦方向、横方向等を含む、そのような用語は、便宜上、そのような構成要素、装置、場所、特徴、またはその一部を参照する際に図面で使用され、限定することを意図するものではない。さらに、例えば、「約」、「実質的に」、「おおよそ」等の相対的用語は、述べられた数値または範囲内の±10%の可能性として考えられる変動を示すために使用される。
図1を参照すると、試料含有レセプタクル12(例えば、試験管またはバイアル)からの試料を調製および処理ために構成される、自動化試料処理システム10の一実施形態が、説明されるであろう。レセプタクル12は、試料を含有するように構成される、任意のタイプの流体コンテナであってもよい。
図3A-3Dに図示されるように、閉鎖されたレセプタクル12の2つの非限定的例示的実施形態(12aおよび12b)が、自動化試料処理システム10によって取り扱われてもよい。
図3Aおよび3Bに図示されるレセプタクル12aは、レセプタクル14aと、レセプタクル14aの開放上部端18aに添着される、クロージャ16(この場合、穿刺可能キャップ16a)とを含む。図示される実施形態では、レセプタクル14aは、自己定在平坦底部端20aを含むが、代替実施形態では、レセプタクル14aは、例えば、湾曲または半球基部を有してもよい。レセプタクル14aおよびキャップ16aは、略円筒形形状を有するが、他の幾何学的形状も、検討される。キャップ16aは、側壁22aと、上部表面24aと、側壁22aと上部表面24aとの間の輪縁26aとを含む。穿刺可能キャップを伴う、例示的レセプタクルについて議論するさらなる詳細は、米国特許第6,716,396号、第7,691,332号、および第9,545,632号に記載される。穿刺可能キャップを有する、レセプタクルの商業用実施形態は、例えば、Aptima(登録商標) 試料輸送管(Hologic, Inc.(Marlborough, MA))およびAbbottマルチ収集試料収集キット(Abbott Laboratories(Des Plaines, IL))を含んでもよい。
対照的に、図3Cおよび3Dに図示される閉鎖されたレセプタクル12bは、レセプタクル14bと、レセプタクル14bの開放上部端18bに添着される、クロージャ16(この場合、可撤性キャップ16b)とを含む。図示される実施形態では、レセプタクル14bは、湾曲または半球底部端20bを含むが、代替実施形態では、レセプタクル14bは、自己定在平坦基部を含んでもよい。レセプタクル14bおよびキャップ16bは、略円筒形形状を有するが、他の幾何学的形状も、検討される。キャップ16bは、側壁22bと、上部表面24bと、側壁22bと上部表面24bとの間の縁26bとを含む。可撤性キャップを有する、レセプタクルの商業用実施形態は、BD Vacutainer(登録商標) (Becton Dickinson Company(Franklin Lakes, NJ))を含む。
各閉鎖されたレセプタクル12(12aまたは12bのいずれか)はさらに、機械可読標識28をレセプタクル14(14aまたは14bのいずれか)上に含んでもよい。機械可読標識28は、試料に関連するエンコードされた情報、例えば、試料のタイプ、実行されることになる試験のタイプ、患者識別(例えば、年齢、性別、住所等)を含んでもよい。いくつかの実施形態では、機械可読標識28は、直接、レセプタクル12の側壁上に形成(例えば、印刷)される、マークまたは線(例えば、バーコード)を含んでもよい。他の実施形態では、機械可読標識28は、接着剤が、片側上にあって、マークのパターンが、反対側上に形成される、タグまたはステッカであってもよい。
試料は、その本来の形態における、または少なくとも1つの着目検体を含有すると疑われる、処理の任意の段階における、任意の物質であってもよい。着目検体は、例えば、核酸、タンパク質、プリオン、化学物質、または同等物であってもよい。物質は、動物、産業プロセス、環境、水源、食品製品、および固体表面(例えば、医療設備内の表面)を含む、任意の源から導出されてもよい。動物から取得される物質は、例えば、血液または血液製剤、尿、粘液、喀痰、唾液、精液、涙液、膿、糞便、綿棒または他のタイプの収集デバイスを用いて取得される、鼻咽頭または泌尿生殖器試料、および他の体液または材料を含んでもよい。
再び図1を参照すると、自動化試料処理システム10は、概して、各モジュール30が、レセプタクル12上で定義された作用のセットを実施するために構成される、複数のモジュール30と、レセプタクル12をモジュール30間で移送するために構成される、自動化コンベヤシステム32と、レセプタクル12のそれぞれのワークフローを発生および管理するために構成される、ワークフロー管理システム(WMS)ソフトウェアモジュール34とを含む。
図示される実施形態では、自動化試料処理システム10のモジュール30は、装填(入力)モジュール30aと、複数の分析器モジュール30b(3つの分析器モジュールが、図示されるが、1つのみを含む、任意の好適な数の分析器モジュール30bが、自動化試料処理システム10内で採用されてもよい)と、サンプル輸送モジュール30cと、レセプタクル保管モジュール30dと、キャップ除去モジュール30eと、キャップ冠着モジュール30fと、装填解除(出力)モジュール30gと、レセプタクル搬器給送モジュール30hとを含む。自動化試料処理システム10は、異なる数およびタイプのモジュール30を含んでもよいが、自動化試料処理システム10は、典型的には、少なくとも1つの分析器モジュール30bと、本説明の目的のために、少なくとも1つのレセプタクル保管モジュール30dとを含むであろうことを理解されたい。
装填モジュール30aは、入力としての役割を果たし、それを通して、試料を含有する、レセプタクル12のトレイ(例えば、50~100個のレセプタクル12/各トレイ)が、オペレータによって、装填モジュール30aの装填区画(図示せず)を通して、手動で装填されることができる。いったんレセプタクル12のトレイが、装填モジュール30aの装填区画に提供されると、レセプタクル12は、自動化的に、装填モジュール30aから、自動化コンベヤシステム32上に輸送され、レセプタクル12のためのワークフローに従って、他のモジュール30によって続いて作用を受けてもよい。
各分析器モジュール30bは、例えば、分析試験を試料上で実施することによって、選択されたレセプタクル12内に含有される試料を処理するために構成される。そのような試験は、分子試験(例えば、核酸ベースのアッセイ)、配列決定アッセイ、免疫学的アッセイ、化学分析等を含んでもよい。そのような分析器モジュール30bの非限定的実施例は、例えば、Hologic, Inc.(Marlborough, Mass)によって販売される、Tigris(登録商標)、Panther(登録商標)、およびPanther Fusion(登録商標)システム等の自動化分析器を含む。図示される実施形態では、各分析器モジュール30bは、自動化装填を介して(自動化コンベヤシステム32を使用して)レセプタクル12を受容する、またはサンプル区画(図示せず)を通して手動で装填するために構成されてもよい。分析器モジュール30bは、特殊(すなわち、分析器モジュールは、自動化試料処理システム10内で一意であってもよい)または冗長(すなわち、分析器モジュールは、自動化試料処理システム10内の少なくとも1つの他の分析器モジュールと同じであってもよい)であって、レセプタクル12内に含有される試料上での分析タスクのより高いスループットを可能にしてもよい。典型的には、分析器モジュール30bは、液体または液化された試料をレセプタクル12のそれぞれから抽出し、キュベット、管、バイアル、マイクロタイタプレート等の反応容器内で試料と試薬を組み合わせ、その後、容器は、シール、キャップ、または別様に、閉鎖されてもよい。試料と試薬を組み合わせた後、反応容器の内容物は、一連の試験条件に曝される。
装填モジュール30aのように、サンプル輸送モジュール30cは、入力としての役割を果たし、それを通して、試料を含有する、レセプタクル(例えば、50~100個のレセプタクル/各トレイ)のトレイは、オペレータによって、サンプル輸送モジュール30cの装填区画(図示せず)の中に手動で装填されることができる。しかしながら、サンプル輸送モジュール30cは、試料の少なくともある一定分量を手動で装填されたレセプタクル(「親」レセプタクル)のそれぞれから少なくとも1つの空の「子」レセプタクル12に輸送する、付加的機能を提供し、試料含有子レセプタクル12は、自動化的に、サンプル輸送モジュール30cから自動化コンベヤシステム32上に輸送され、続いて、子レセプタクル12のためのワークフローに従って、他のモジュール30によって作用を受けてもよい。子レセプタクル12は、分析器モジュール30bのうちの1つ以上において使用するために適合され、親レセプタクルの構成と異なる、構成を有してもよい。サンプル輸送モジュール30cは、いくつかの空の子レセプタクル12を保管してもよく、その少なくとも一部は、試料のある一定分量をサンプル輸送モジュール30cに提供される親レセプタクルから受容してもよい。サンプル輸送モジュール30cは、試料の一部を親レセプタクルから吸引し、吸引された試料を空の子レセプタクル12の中に分注する、ピペッタ(図示せず)を含んでもよい。サンプル輸送モジュール30cの非限定的実施例は、Hologic, Inc.(Marlborough, Mass)によって販売される、Tomcat(登録商標)器具である。
レセプタクル保管モジュール30dは、レセプタクル12を保管するために構成される。ある場合には、レセプタクル保管モジュール30dは、オペレータによるレセプタクル保管モジュール30dからの後続手動除去のために、完了されたレセプタクル12(すなわち、それに関してワークフローが完了されている、試料を含有する、レセプタクル12)を保管するために構成されてもよい。他の場合には、レセプタクル保管モジュール30dは、他のモジュール30による後続処理のために、非完了レセプタクル12(すなわち、それに関してワークフローが完了されていない、試料を含有する、レセプタクル12)を制御された環境内に保管するために構成されてもよい。一実施例として、非完了レセプタクル12は、初期試験を待機している、試料を含有してもよい(例えば、低頻度で試験される試料を含有する、レセプタクル12、は、十分な数が自動化試料処理システム10内に常駐した状態になるまで、レセプタクル保管モジュール30d内で隔離されることができる、または特定の試験のために分析器モジュール30b内で開封を待機している、または分析器モジュール30b上への適切な試薬および消耗品の装填を待機している、レセプタクル12)。別の実施例として、非完了レセプタクル12は、それに関してリフレックス試験が要求される、または医師に、初期試験に基づいて、付加的試験を発注するための十分な時間をもたらすために、試料を含有してもよい。図示される実施形態では、レセプタクル保管モジュール30dは、複数の垂直に離間された段(図1には図示せず)を含み、それぞれ、1つ以上のレセプタクルラック(図1には図示せず)を支持するために構成される。各ラックは、複数の閉鎖されたレセプタクル12を保管するために構成される。レセプタクル保管モジュール30dの特徴は、下記にさらに詳細に説明されるであろう。
キャップ除去モジュール30eは、分析器モジュール30bのうちの1つ以上内で試料を処理することに先立って、キャップ16bを閉鎖された、試料含有レセプタクル12b(図3Cに示される)から除去するために構成される。図示される実施形態では、キャップ除去モジュール30eは、分析器モジュール30bの前に、自動化コンベヤシステム32のコンベヤ(下記にさらに詳細に説明される)に沿って据え付けられる。キャップ除去モジュール30eは、異なるタイプのキャップ16bを閉鎖されたレセプタクル12bから除去することが可能であってもよく、いくつかの実施形態では、キャップ除去モジュール30eは、単一タイプのキャップ16bのみを閉鎖されたレセプタクル12bから除去することが可能であってもよい。後者の場合、それぞれ、異なるタイプのキャップ16bを閉鎖されたレセプタクル12から除去することが可能である、複数のキャップ除去モジュール30eが、自動化コンベヤシステム32のコンベヤに沿って据え付けられてもよい。穿刺可能キャップ16aを有する、レセプタクル12a(図3Aに示される)は、分析器モジュール30bのうちの1つ以上による試料処理に先立って、キャップ除去モジュール30eをバイパスまたは通過してもよいことを理解されたい。例示的キャップ除去モジュールについて議論するさらなる詳細は、米国特許第6,321,619号および第7,152,504号に記載される。
キャップ冠着モジュール30fは、分析器モジュール30bのうちの1つ以上内で、試料をレセプタクル12から抽出後、多くの事例では、レセプタクル12をレセプタクル保管モジュール30dまたは装填解除モジュール30gに輸送することに先立って、キャップ16b(例えば、置換キャップまたはストッパ)を非制限的レセプタクル12に結合する(例えば、挿入する、または取り付ける)ために構成される。図示される実施形態では、キャップ冠着モジュール30fは、分析器モジュール30bとレセプタクル保管モジュール30dおよび装填解除モジュール30gとの間に、自動化コンベヤシステム32のコンベヤ(下記にさらに詳細に説明される)に沿って据え付けられる。キャップ冠着モジュール30fは、異なるタイプのキャップ16bを非制限的レセプタクル12に結合することが可能であってもよく、いくつかの実施形態では、キャップ冠着モジュール30fは、単一タイプのキャップ16bのみを非制限的レセプタクル12に結合することが可能であってもよい。後者の場合、それぞれ、異なるタイプのキャップ16bを非制限的レセプタクル12に結合することが可能である、複数のキャップ冠着モジュール30fが、分析器モジュール30bとレセプタクル保管モジュール30dおよび装填解除モジュール30gとの間に提供されてもよい。穿刺可能キャップ16aを有する、レセプタクル12(図3Aに示される)は、レセプタクル12をレセプタクル保管モジュール30dまたは装填解除モジュール30gに移送することに先立って、キャップ冠着モジュール30fをバイパスまたは通過してもよいことを理解されたい。例示的キャップ冠着モジュールについて議論するさらなる詳細は、米国特許第6,321,619号および第7,152,504号に記載される。
装填解除モジュール30gは、分析器モジュール30bのうちの1つ以上によって抽出および処理された内容物を有する、キャップされたレセプタクル12を受容するために構成される。キャップされたレセプタクル12は、自動化コンベヤシステム32のコンベヤから、装填解除モジュール30gの筐体内に位置する区画内に含有される、ラックに輸送されることができる。ラックをキャップされたレセプタクル12で十分に充填後、オペレータは、ラックを装填解除モジュール30gの区画から手動で除去することができる。
レセプタクル搬器給送モジュール30hは、下記にさらに詳細に説明されるであろうように、レセプタクル12を自動化コンベヤシステム32内で移送するために使用され得る、空の搬器を保管および供給するために構成される。
図1を参照すると、WMSソフトウェアモジュール34が、ワークフローおよび高レベルレセプタクルトラフィックを協調させるために構成され、自動化試料処理システム10内の全てのレセプタクル12およびモジュール30のステータスを維持し、レセプタクル12のためのアッセイ特有ワークフローを制御する、最小クラウドデータベースとして概念化されることができる。特に、WMSソフトウェアモジュール34は、装填モジュール30aのスキャナまたは読取機(例えば、示されないバーコード読取機)によって読み取られる、機械可読標識28に関するエンコードされた情報に基づいて、任意の特定のレセプタクル12内の試料のために実行されることになるアッセイを識別し、例えば、遠心分離、キャップ除去、一定分量分割、保管、リフレックス試験、キャップ冠着等の分析前および分析後ステップを含む、アッセイ特有のワークフローを発生させる。
自動化コンベヤシステム32は、コンベヤコントローラ42と、コンベヤ44と、複数の方向転換器46と、複数のバーコード読取機47とを含み、バーコード読取機47はそれぞれ、モジュール30のうちの1つと関連付けられる(装填モジュール30aおよびレセプタクル搬器給送モジュール30hを除く)。下記にさらに詳細に説明されるであろうように、レセプタクル12は、レセプタクル12を直立配向に支持する、レセプタクル搬器62(図5および6に示される)を介して、自動化コンベヤシステム32内で1つの場所から別の場所に移送される。
コンベヤコントローラ42は、レセプタクル搬器62を、試料含有レセプタクル12を支持した状態で(すなわち、装填されたレセプタクル搬器62)、自動化試料処理システム10の種々のモジュール30間で移送する等、自動化コンベヤシステム32の低レベル機能を制御するために構成される。したがって、コンベヤコントローラ42は、そこに装填されたレセプタクル搬器62が方向転換されるであろう、モジュール30と、装填されたレセプタクル搬器62がバイパスするであろう、モジュール30とを制御する。コンベヤコントローラ42はまた、低レベルの例外処理および情報の基本表示を制御するために構成されてもよい。コンベヤコントローラ42はまた、自動化試料処理システム10の種々のモジュール30とWMSソフトウェアモジュール34との間の通信を管理するために構成される。
コンベヤ44は、画定された経路に沿って、モジュール30間で装填されたレセプタクル搬器62を運搬する、または別様に、その移送を促進するための任意の装置であってもよい。例示的コンベヤは、ロボット、可動ベルト、トラックまたはレール上を移動するシャトル/キャリッジ、磁気デバイス、歯車システム、ケーブルシステム、真空システム、車輪を伴う自動化された車等を含む。図示される実施形態では、コンベヤ44は、主要コンベヤライン48と、それぞれ、モジュール30と関連付けられる、複数の分岐ライン50と、2つの通抜ライン52a、52bとを含む、トラックの形態をとる。
主要コンベヤライン48は、装填されたレセプタクル搬器62を自動化試料処理システム10の異なるモジュール30間で移送するための一次ラインとしての役割を果たす。図示される実施形態では、主要コンベヤライン48は、装填されたレセプタクル搬器62の一方向性移動を促進する、閉鎖された幾何学的形状(例えば、長方形)を有する。代替実施形態では、主要コンベヤライン48は、線形および双方向性であってもよい。各分岐ライン50は、入力および出力の両方を関連付けられるモジュール30に提供してもよい。したがって、レセプタクル搬器給送モジュール30hの可能性として考えられる例外を伴って、各分岐ライン50は、関連付けられるモジュール30が、レセプタクル12を除去し、それに作用を及ぼし得るように、装填されたレセプタクル搬器62を主要コンベヤライン48から受容し、主要コンベヤライン48上で移送するためにレセプタクル搬器62の中への挿入のために、関連付けられるモジュール30によって作用を受けた、レセプタクル12を受容する役割を果たし得る。
レセプタクル搬器給送モジュール30hと関連付けられる、分岐ライン50は、(その関連付けられるレセプタクル搬器62からのレセプタクル12の除去後)レセプタクル保管モジュール30dまたは装填解除モジュール30gによって主要コンベヤライン48に給送される、空のレセプタクル搬器62を受容および保管する役割を果たし得、さらに、主要コンベヤライン48を介した装填モジュール30aまたはサンプル輸送モジュール30c(および可能性として、レセプタクル保管モジュール30d)への移送のために、空のレセプタクル搬器62をレセプタクル搬器給送モジュール30hから受容する役割を果たし得、その場合、レセプタクル12は、空のレセプタクル搬器62の中に装填されてもよい。
各モジュール30は、レセプタクル12を自動化コンベヤシステム32からモジュール30に輸送し、モジュール30の定義された機能に従って、レセプタクル12をモジュール30内で移送し、取り扱い、必要に応じて、他のモジュール30による処理のために、レセプタクル12を自動化コンベヤシステム32に戻すために、種々の装置(例えば、ピックアンドプレースデバイス、レセプタクルトランスポータ、および/またはロボットハンドラ)を含む、またはそれと関連付けられてもよい。例えば、図2に図示されるように、レセプタクル保管モジュール30dは、レセプタクル12をモジュール30と主要コンベヤライン48との間で移送するために構成される、1つ以上のピックアンドプレースデバイス36と、レセプタクル12をピックアンドプレースデバイス36のうちの1つ以上とレセプタクル保管モジュール30d内の1つ以上の場所との間で移送するために構成される、1つ以上のレセプタクルトランスポータ38と、レセプタクル12をレセプタクルトランスポータ38のうちの1つ以上とレセプタクル保管モジュール30d内に含有される1つ以上のラック(図7および8に示される)(下記にさらに詳細に説明される)との間で個々に移送するために構成される、1つ以上のロボットハンドラ40とを含む、またはそれと関連付けられてもよい。(i)レセプタクル12を自動化コンベヤシステム32からレセプタクル保管モジュール30dの中に輸送し、(ii)レセプタクル12をその中への保管のためにレセプタクル保管モジュール30d内で移送し、取り扱い、かつ(iii)他のモジュール30による処理のために、レセプタクル12をレセプタクル保管モジュール30dから自動化コンベヤシステム32上に戻るように輸送するために使用される、装置(ピックアンドプレースデバイス36、レセプタクルトランスポータ38、およびロボットハンドラ40を含む)は、下記にさらに詳細に説明されるであろう。
各分岐ライン50は、例えば、レセプタクル緩衝待ち行列、バーコード読取機アセンブリ、レセプタクル停止特徴、復路等、種々の構成要素を含む。例えば、図2に図示されるように、レセプタクル保管モジュール30dと関連付けられる、分岐ライン50は、レセプタクル緩衝待ち行列54と、復路56と、バーコード読取機アセンブリ58と、停止特徴60とを含む。
レセプタクル緩衝待ち行列54は、レセプタクル保管モジュール30dによる後続作用のために、主要コンベヤライン48から分岐ライン50上に方向転換された、装填されたレセプタクル搬器62の全てを受容し、待ち行列に入れるために構成され、復路56は、他のモジュール30による後続作用のために、レセプタクル保管モジュール30dによって作用を受けた、装填されたレセプタクル搬器62を主要コンベヤライン48に戻すために構成される。バーコード読取機アセンブリ58は、緩衝待ち行列54の下流の分岐ライン50上に据え付けられ、待ち行列に入れられたレセプタクル搬器62内に支持される、レセプタクル12に添着される、バーコード28上にエンコードされた情報を読み取るために構成される。バーコード読取機アセンブリ58はまた、個々に、装填されたレセプタクル搬器62を不動化および回転させ、それによって、添着されたバーコード28が読み取られることを可能にするために構成される。装填されたレセプタクル搬器62が、不動化される間、かつバーコード読取機アセンブリ58が、レセプタクル12に添着される、バーコード28上にエンコードされた情報を読み取った後、ピックアンドプレースデバイス36は、順次、緩衝待ち行列54内のレセプタクル12のそれぞれを関連付けられるレセプタクル搬器62から除去し、レセプタクル12をレセプタクル保管モジュール30dの中に輸送する。停止特徴60は、バーコード読取機アセンブリ58の下流であるが、復路56の上流の分岐ライン50上に据え付けられ、ピックアンドプレースデバイス36が、主要コンベヤライン48に移送するために、新しく装填されたレセプタクル搬器62を分岐ライン50の復路56に解放する前に、レセプタクル12のそれぞれを、いったんレセプタクル保管モジュール30dによって作用を受けると、レセプタクル搬器62の中に挿入する間、個々に、空のレセプタクル搬器62を不動化するために構成される。
自動化コンベヤシステム32は、分岐ライン50を含むように説明されたが、自動化コンベヤシステム32は、代替として、装填されたレセプタクル搬器62がモジュール30へおよび/またはそこから移送されることを可能にする、任意のタイプのラインを含んでもよいことを理解されたい。例えば、いくつかの実施形態では、レセプタクル12は、(例えば、関連付けられるピックアンドプレースデバイスによって)直接、主要コンベヤライン48から(すなわち、装填されたレセプタクル搬器62は、主要コンベヤライン48上に位置したままである)、モジュール30に移送され、(例えば、関連付けられるピックアンドプレースデバイスによって)直接、主要コンベヤライン48上に戻るように移送されてもよい(すなわち、装填されたレセプタクル搬器62は、主要コンベヤライン48上に位置したままである)。別の実施例として、装填されたレセプタクル搬器62は、直接、モジュール30の中に、主要コンベヤライン48または分岐ライン50から引き込まれ、それによって、レセプタクル12をその対応するレセプタクル搬器62から引き出す必要性を排除してもよい(例えば、米国特許公開第2017/0254827号参照)。
図1に戻って参照すると、主要コンベヤライン48および通抜ライン52aによって画定される、右側内側ループ53aは、空間が、主要コンベヤライン48および通抜ライン52bによって画定される、左側内側ループ53b上で利用可能になるまで、装填されたレセプタクル搬器62が、循環することを可能にする。左側内側ループは、右側内側ループから輸送された、装填されたレセプタクル搬器62が、それらがモジュール30のうちの1つ以上へのアクセスを待機している間、循環することを可能にする。例えば、分岐ライン50は、関連付けられるモジュールが、待ち行列に入れられた装填されたレセプタクル搬器62によって支持される、レセプタクル12の少なくとも一部から、試料を抽出し、これらの装填されたレセプタクル搬器62が、分岐ライン50から除去され、主要コンベヤライン48上に再導入されるまで、新しい装填されたレセプタクル搬器62が、主要コンベヤライン48から分岐ライン50上に方向転換されることができないように、レセプタクル搬器62の完全待ち行列を有してもよい。
方向転換器46はそれぞれ、選択された装填されたレセプタクル搬器62をコンベヤ44の一部上に方向転換するために構成される。例えば、方向転換器46はそれぞれ、選択されたレセプタクル搬器62を主要コンベヤライン48から、モジュール30と関連付けられる、対応する分岐ライン50上に方向転換させてもよい(例えば、緩衝待ち行列54を介して)。したがって、方向転換器46の状態に応じて、いくつかの装填されたレセプタクル搬器62は、図4Aに図示されるように、分岐ライン50上に方向転換されずに、主要コンベヤライン48に沿って進められ得(すなわち、WMSソフトウェアモジュール34によってタグ付けされていない、それらの装填されたレセプタクル搬器62)、他の装填されたレセプタクル搬器62は、図4Bに図示されるように、減速し、側方力を限定し、方向転換器46を介して、分岐ライン50上に方向転換され得る。
図示される実施形態では、各モジュール30は、レセプタクル12と関連付けられる、ワークフローのステータスに従って、その対応する方向転換器46を制御し、装填されたレセプタクル搬器62(またはレセプタクル搬器給送モジュール30hの場合、空のレセプタクル搬器62)をその対応する分岐ライン50上に指向するために構成される。モジュール30はそれぞれ、個別のモジュール30が、そのモジュール30によって、レセプタクル12のワークフローが作用(すなわち、分析、キャップ除去、キャップ冠着、サンプル輸送、保管等)を要求するかどうかを判定し、対応するバーコード読取機47によって読み取られる情報に従って、対応する方向転換器46を動作させ得るように、主要コンベヤライン48に沿って進行する、レセプタクル12のバーコード28上にエンコードされた情報を読み取る、対応するバーコード読取機47と関連付けられる。
図示される実施形態では、レセプタクル12は、右側内側ループ53aと左側内側ループ53bとの間で輸送されてもよい。特に、方向転換器46a、46bは、選択的にアクティブ化され、特定のレセプタクル搬器62を左側内側ループ53b上で再循環させる(例えば、非完了レセプタクル12を含有する、レセプタクル搬器62が、左側内側ループ53の周囲を循環した回数が、ある限界を超えていない場合)、特定のレセプタクル搬器62に右側内側ループ53aを再循環させる(例えば、レセプタクル搬器62によって搬送される非完了レセプタクル12を部分的に完了または完全に完了するために要求される、分析器モジュール30bが、利用可能ではない場合)、特定のレセプタクル搬器62を左側内側ループ53bから右側内側ループ53aに輸送する(例えば、特定のレセプタクル搬器62によって搬送されるレセプタクル12が、完全に完了された場合、または非完了レセプタクル12を含有するレセプタクル搬器62が、左側内側ループ53bの周囲を循環した回数が、ある限界を超えた場合)、または特定のレセプタクル搬器62を右側内側ループ53aから左側ループ53bに輸送してもよい(例えば、レセプタクル搬器62によって搬送される非完了レセプタクル12を部分的に完了または完全に完了するために要求される、少なくとも1つの分析器モジュール30bが、利用可能になる場合)。各方向転換器46は、例えば、ゲート、スイッチ、または装填されたレセプタクル搬器62をコンベヤ44の選択された部分間で方向転換するために好適な他の機構の形態をとってもよい。
自動化コンベヤシステム32は、種々の様式のうちの任意の1つにおいて、レセプタクル搬器62を移送するための原動力を提供してもよい。一実施形態では、トラック(すなわち、主要コンベヤライン48、分岐ライン50、および通抜ライン52a、52b)の真下の磁気運動システム(図示せず)が、例えば、トラックの真下に据え付けられる、第一鉄コイルと、レセプタクル搬器62内の1つ以上の磁石を使用して、レセプタクル搬器62をトラックに沿って推進することによって、原動力をレセプタクル搬器62に提供する。自動化コンベヤシステム32内で使用され得る、磁気運動システムの非限定的例示的実施形態について議論するさらなる詳細は、米国特許第9,766,258号および第9,776,811号に記載される。別の実施形態では、トラックは、レセプタクル搬器62をトラックに沿って搬送するように動作され得る、多くの個々に制御可能なローラを含んでもよい。さらに別の実施形態では、トラックは、単一寸法に沿って、レセプタクル12を機械的に制約してもよく、その場合、レセプタクル12は、自己推進されてもよい。使用され得る、例示的自動化コンベヤシステムは、FlexLink、Inpeco(Flexlab、Flexlab-HT等)、Integrated Drive Systems(例えば、IDS-CLAS-X1)、Thermo Fisher Scientific、Hitachi、MagneMotion、GLP等から市販のシステムを含む。
ここで図5および6を参照すると、自動化コンベヤシステム32によって移送される、レセプタクル12を支持するための非限定的例示的レセプタクル搬器62が、説明されるであろう。図示される実施形態では、レセプタクル搬器62は、単一レセプタクル12を支持するが、代替実施形態では、レセプタクル搬器62は、複数のレセプタクル12を支持してもよい。図示される実施形態では、各レセプタクル搬器62は、自動化コンベヤシステム32と界面接触するために構成される、基部64と、レセプタクル12を基部42に固着するために構成される、保定デバイス66とを含む。
基部64は、「パック」の形態をとる。図示される実施形態では、基部64の底部表面は、自動化コンベヤシステム32上の磁石または第一鉄要素と動作的に結合するために構成される、磁石88を含む。基部64は、プラスチック、例えば、超高分子量ポリエチレン(UHMWPE)から成ってもよい。他の実施形態では、基部64は、金属、例えば、ステンレス鋼から成る。基部64の上部端68は、レセプタクル12の少なくとも一部を受容するために構成される、陥凹70を画定する。図示される実施形態では、陥凹70は、レセプタクル12の底部端20を受容するために構成される、深度と、レセプタクル14の直径に等しい、直径とを有するが、代替実施形態では、陥凹70の直径は、レセプタクル14の直径より大きくてもよい。レセプタクル搬器62の基部64および陥凹70は、好ましくは、性質上、円筒形であるが、基部64および陥凹70は、レセプタクル搬器62がレセプタクル12を略直立配向に安定して支持し得ることを前提として、任意の形状を有してもよいことを理解されたい。
図6に図示される実施形態では、基部64は、陥凹70内に配置され、基部64の内部表面74に対して当接される、リング形状ストッパ72を含む。ストッパ72は、レセプタクル12の底部端20がストッパ72に接触するように、陥凹70の底部76を画定する。いくつかの実施形態では、ストッパ72は、テーパ状表面78を含み、レセプタクル12が、最初に、基部64の陥凹70内に受容されると、レセプタクル12の底部端20の移動を陥凹70の底部76に向かって助長する。図示される実施形態では、基部64は、複数の離間された半径方向に延在する環状フランジ80を含む。隣接するフランジ80は、環状溝82をその間の空間内に画定する。フランジ80および溝82の配列は、自動化コンベヤシステム32によって、レセプタクル搬器62を移送する、または取り扱うために使用されることができる。例えば、自動化コンベヤシステム32のバーコード読取機アセンブリまたは停止特徴(例えば、図2に示されるレセプタクル保管モジュール30dと関連付けられる、バーコード読取機アセンブリ58および停止特徴60)は、溝82内に嵌合し、レセプタクル搬器62を不動化または回転させる、突出部(図示せず)を含むことができる。自動化コンベヤシステム32(図1に示される)の方向転換器46のいずれかは、溝82内に嵌合し、主要コンベヤライン48から分岐ライン50へのレセプタクル搬器62の方向転換を促進する、類似突起を有してもよい。
図示される実施形態では、保定デバイス66は、環状支持体84と、複数のワイヤフィンガ86とを含む。ワイヤフィンガ86は、好ましくは、弾力性であって、すなわち、通常動作の間、フィンガ86の任意の偏向後、ワイヤフィンガ86は、その個別の元の位置に戻る。したがって、ワイヤフィンガ86は、撓曲のために構成され、それによって、レセプタクル12が基部64の陥凹70内に挿入されることを可能にする一方、半径方向内向き力をレセプタクル12に印加し、集合的に、レセプタクル12の一部をまとめ、それによって、レセプタクル12を基部64に固着し、搬器62が自動化運搬システム32内を移動するにつれて、レセプタクル12の配向および位置を維持する。代替実施形態では、環状支持体84およびワイヤフィンガ86の代わりに、保定デバイスが、代わりに、レセプタクル12を弾力性に把持し、それによって、レセプタクル12が、円筒形ボアの中に挿入され、それによって把持されることを可能にし得る、弾性円筒形ボア(図示せず)を含むことができる。
代替実施形態では、各レセプタクル搬器は、プロセッサ、運動システム、指針システム、センサ等、能動的構成要素を含んでもよい。別の代替実施形態では、各レセプタクル搬器は、レセプタクル搬器が、主要コンベヤライン48に沿って、点間で自己誘導されることを可能にする、車載知能を含んでもよい。図5および6に図示される例示的搬器62について議論するさらなる詳細は、米国仮出願第62/891,728号に記載される。レセプタクル12を自動化運搬システム32内で移送するために使用され得る、他の例示的搬器は、米国特許第7,485,264号、第8,147,778号、および第10,041,965号、ならびに米国特許公開第2006/0222573号、第2017/0153262号、第2017/0248623号、および第2018/0052183号に説明される。
ここで図7-18を参照すると、レセプタクル保管モジュール30dの非限定的例示的実施形態が、分岐ライン102(図1および2における分岐ライン50に対応する)、バーコード読取機アセンブリ104、および停止特徴106(図2に図示される分岐ライン50、バーコード読取機アセンブリ58、および停止特徴60に対応する)とともに、説明されるであろう。
図7に最良に示されるように、レセプタクル保管モジュール30dは、内部チャンバ110(図9、10、15、および17参照)を画定する、筐体108と、チャンバ110内に含有される、複数の垂直に離間された段112(この場合、4つの段112)とを含む。好ましい実施形態では、筐体108のチャンバ110は、保管されたレセプタクル内に含有される試料の劣化を防止または遅延させるために好適な温度で冷蔵される。したがって、レセプタクル保管モジュール30dはさらに、少なくとも1つの冷蔵ユニット(不可視)を含み、その蒸発ファン115は、図9および17に図示される。筐体108の正面116は、少なくとも1つのドア118、図示される実施形態では、4つの対のドア118を含み、各対のドア118は、オペレータに、段112の個別のものへの手動アクセスを提供するために構成される。図8に図示されるように、筐体108の背面120は、1つ以上の閉鎖可能開口部122を含み、それを通してレセプタクル12は、筐体108の外部と筐体108のチャンバ110との間で移送されることができる。図示される実施形態では、筐体108の背面120は、複数の対の開口部122を含む(1つの対の開口部122が、各段112と関連付けられる)。図示される実施形態では、筐体108の背面120は、4つの対の開口部122を含み、2つの対の開口部122(図8に示される)が、分岐ライン102(図11に示される)の上方に配置され、2つの対の開口部122(図示せず)が、分岐ライン102の真下に配置される。各対の開口部122は、レセプタクル12を筐体108のチャンバ110の中に受容するための到着側開口部122aと、レセプタクル12を筐体108のチャンバ110から除去するための出発側開口部122bとを含む。対の開口部122は、コントローラの制御下で、選択的に開放され、それを通したレセプタクル12の通過を可能にしてもよい。例えば、筐体108の背面120は、各開口部122と関連付けられる、1つ以上のドア123(この場合、単一ドア)を含んでもよい。開口部122毎のドア123が、個々に、開口部122(図11の到着側開口部122a参照)を通したレセプタクル12の通過を可能にするための開放位置と、開口部122(図11の出発側開口部122b参照)を通したレセプタクル12の通過を防止するための閉鎖位置との間に設置されてもよい。
図示される実施形態では、図7および8に示されるように、段112はそれぞれ、好ましくは、線形行において、複数の閉鎖されたレセプタクル12を受容および保持するための少なくとも1つのレセプタクルラック114(この場合、4つのラック114)を支持する。図19に最良に示されるように、各レセプタクルラック114は、一実施形態では、開口部128(128aおよび128b)の整合されたアレイを有する、一対の離間された支持プレート124(124aおよび124b)と、支持プレート124内の開口部128a、128bのアレイと整合される、テーパ状開口部128cを有する、基部プレート124cとを含む。支持プレート124a、124bの開口部128a、128bは、それを通したレセプタクル12のレセプタクル本体14の通過を可能にするように定寸される一方、基部プレート124cのテーパ状開口部128cは、それを通したレセプタクル本体14の通過を防止するように定寸される。テーパ状開口部128cはまた、それを通したレセプタクル挿入停止アセンブリ(下記にさらに詳細に説明される)のピン160の垂直移動を可能にするように定寸される。支持プレート124a、124b内の開口部128a、128bと、基部プレート124c内のテーパ状開口部128cの組み合わせは、レセプタクル12を受容し、略垂直配向に支持するためのスロット130を形成する。レセプタクル12は、レセプタクル12の底部端20が基部プレート124cのテーパ状開口部128cと接触すると、スロット130内に着座される。図示される実施形態では、開口部128は、円形である。しかしながら、開口部128は、レセプタクル12を受容し、略垂直配向に支持することが可能である、任意の好適な形状であってもよい。
上記に議論されるように、レセプタクル保管モジュール30dは、自動化的に、閉鎖されたレセプタクル12を受容し、保管し、コンベヤ44に戻すために構成される。特に、レセプタクル保管モジュール30d内への保管のために、WMSソフトウェアモジュール34によってタグ付けされる、装填されたレセプタクル搬器62は、レセプタクル保管モジュール30d(図1および2に示される)と関連付けられる、方向転換器46の作動によって、主要コンベヤライン48から分岐ライン102上に方向転換され、そこで、装填されたレセプタクル搬器62は、図12に図示されるように、分岐ライン102の緩衝待ち行列132内で待ち行列化される。バーコード読取機アセンブリ104は、個々に、レセプタクル保管モジュール30d内へのレセプタクル12の装填および保管に先立って、待ち行列に入れられたレセプタクル12のバーコード28上にエンコードされた情報を読み取る。分析器モジュール30bのうちの少なくとも1つによる試験のために、WMSソフトウェアモジュール34によってタグ付けされる、レセプタクル保管モジュール30d内に事前に保管された任意のレセプタクル12は、個々に、レセプタクル保管モジュール30dから除去され、停止特徴106によって不動化された空のレセプタクル搬器62の中に挿入され、これは、続いて、図13および14に図示されるように、装填されたレセプタクル搬器62を分岐ライン102の復路134に解放する。
図11-13に最良に示されるように、バーコード読取機アセンブリ104は、ゲート機構136と、回転整合機構138と、バーコード読取機140とを含む。ゲート機構136は、分岐ライン102の緩衝待ち行列132の中への第1の装填されたレセプタクル搬器62の解放を制御し、そこで、それは、回転整合機構138に進む。回転整合機構138は、装填されたレセプタクル搬器62に係合し、それを回転させ、それによって、関連付けられるバーコード28がバーコード読取機140によって読み取られ得るように、レセプタクル12を位置付ける。図示される実施形態では、回転整合機構138は、相互に向かって内向きに移動され、装填されたレセプタクル搬器62に摩擦係合し得る、3つのホイール142a-142cを含む。装填されたレセプタクル搬器62は、次いで、そこで、レセプタクル12上に関連付けられるバーコード28が、バーコード読取機140に面し、それによって読み取られる、少なくとも1つの時点が存在するように、往復して回転される。3つのホイール142a-142cはまた、到着側ピックアンドプレースデバイス150aが、レセプタクル保管モジュール30d内への保管のために、レセプタクル12をレセプタクル搬器62から抽出する間、装填されたレセプタクル搬器62を不動化するために使用されることができる。
図14に最良に示されるように、停止特徴106は、固定された当接部表面141と、交互に、(i)固定された当接部表面141に向かって移動し、それによって、保管されたレセプタクル12が、出発側ピックアンドプレースデバイス150aを使用して、レセプタクル保管モジュール30dから回収され、不動化されたレセプタクル搬器62の中に挿入される間、空のレセプタクル搬器62を不動化し、(ii)固定された当接部表面141から離れるように移動し、それによって、装填されたレセプタクル搬器62を分岐ライン102の復路ライン134上に解放し得る、移動可能な当接部表面143とを含む。好ましくは、固定された当接部表面141および移動可能な当接部表面143は、凹面であって、レセプタクル搬器62の半径に等しい、曲率半径を有し、それによって、停止特徴106とレセプタクル搬器62との間の摩擦係合を最大限にする。
レセプタクル保管モジュール30dはさらに、1つ以上のレセプタクル挿入停止アセンブリ148(1つのみが図15に示される)と、1つ以上の外部ピックアンドプレースデバイス150(この場合、図11および16に示されるような一対のピックアンドプレースデバイス150a、150b)と、1つ以上のレセプタクルトランスポータ152(図9および17参照)と、レセプタクル保管モジュール30dの構成要素の動作を制御するための1つ以上のロボットハンドラ154(図9、10、15、17、および18参照)と、コントローラ156(図20に示される)とを含む。
図15に最良に示されるように、レセプタクル挿入停止アセンブリ148はそれぞれ、段112のうちの1つと動作的に関連付けられ、レセプタクル12が、2段階レセプタクル挿入プロセス(下記にさらに詳細に説明される)において、同一段112と関連付けられる、ロボットハンドラ154によって、レセプタクル114ラックの空のレセプタクルスロット130の中に挿入されているとき、深度挿入停止部を提供する。特に、各レセプタクル挿入停止アセンブリ148は、直交レールアセンブリ146および関連付けられるモータ151を介して、XY移動(すなわち、レセプタクル挿入停止アセンブリ148と動作的に関連付けられる、段112のレセプタクルラック114の真下に据え付けられる、XY平面に沿って直交方向に)が可能である、キャリッジ158と、垂直移動が可能である、ピン160とを含む。キャリッジ158は、レセプタクル挿入停止アセンブリ148と関連付けられる段112における、レセプタクルラック114の真下に常駐し、ピン160を、直接、その中にレセプタクル12が挿入されることになる、レセプタクルラック114の選択された空のレセプタクルスロット130の真下に位置付けるように移動する。ピン160は、ねじ機構153および関連付けられるモータ155を介して、選択された空のレセプタクルスロット130内の第1の位置と、選択された空のレセプタクルスロット130の真下の第2の後退位置との間の垂直移動のために構成され、レセプタクルスロット130の中におよびそこからのレセプタクル12の制御された挿入および除去を促進する。ピン160が、選択された空のレセプタクルスロット130内の第1の位置にあると、その2段階レセプタクル挿入プロセスの第1の段階の間、レセプタクル12が空のレセプタクルスロット130の中に挿入されているとき、レセプタクルラック114の空のレセプタクルスロット130のための深度挿入停止部を提供する。ピン160が、選択された空のレセプタクルスロット130の真下の第2の後退位置にあるとき、深度挿入停止部は、その2段階レセプタクル挿入プロセスの第2の段階の間、選択された空のレセプタクルスロット130内へのレセプタクル12の着座に先立って、選択された空のレセプタクルスロット130から除去されている。代替実施形態では、レセプタクルスロット130から後退されるのではなく、ピン160は、レセプタクル挿入プロセスの第2の段階の間、ピン160上へのレセプタクル12の下向き力によって、第2の位置の中に(またはそれに向かって)押動されてもよい。
図8、11、および16に最良に示されるように、対のピックアンドプレースデバイス150a、150bは、筐体108の外部上に位置し、レセプタクル12を筐体108の右後側における到着側開口部122aのうちの1つに隣接する位置に送達するために使用される、到着側ピックアンドプレースデバイス150aと、レセプタクル12を筐体108の左後側上の出発側開口部122bのうちの1つに隣接する対応する位置から除去するために使用される、出発側ピックアンドプレースデバイス150bとを含む。到着側ピックアンドプレースデバイス150aは、バーコード読取機アセンブリ104によって不動化される、単一の閉鎖されたレセプタクル12を握持し、レセプタクル搬器62から除去するために構成される。閉鎖されたレセプタクル12をレセプタクル搬器62から除去後、到着側ピックアンドプレースデバイス150aは、閉鎖されたレセプタクル12を到着側開口部122aのうちの選択されたものに移送し、到着側開口部122aは、レセプタクル保管モジュール30dの段112のうちの1つと関連付けられる。出発側ピックアンドプレースデバイス150bは、単一の閉鎖されたレセプタクル12を出発側開口部122bのうちの選択されたものから握持するために構成され、出発側開口部122bは、レセプタクル保管モジュール30dの段112のうちの1つと関連付けられる。レセプタクル12を握持後、出発側ピックアンドプレースデバイス150bは、レセプタクル12を停止特徴106によって不動化された空のレセプタクル搬器62に移送する。レセプタクル12が、出発側ピックアンドプレースデバイス150bによって、レセプタクル搬器62の中に挿入された後、レセプタクル搬器62は、停止特徴106によって、分岐ライン102の復路ライン134上に解放される。
各ピックアンドプレースデバイス150は、垂直レール169、プーリベルト171、および関連付けられるモータ(図示せず)を介して、筐体108の背面120と平行に、種々の段112と分岐ライン102との間で垂直移動が可能である、キャリッジ166を含む。グリッパ168が、スイベルアーム167によって、キャリッジ166に機械的に結合され、交互に、単一レセプタクル12を握持および解放するために構成される。スイベルアーム167は、筐体108の背面120に隣接する第1の位置と、筐体108の背面120からオフセットされる第2の位置との間で、関連付けられるモータ173の動作を介して、グリッパ168を軸を中心として約90度回転するために構成される。各グリッパ168の回転は、それに沿って個別のキャリッジ166が移動する、垂直経路からオフセットされる、レセプタクル保管モジュール30dの分岐ライン102からまたはへのレセプタクル12の除去または挿入を促進する。
到着側ピックアンドプレースデバイス150aのグリッパ168が、分岐ライン102に対応する、段にあって、かつ筐体108の背面120からオフセットされる、回転上外向きの第2の位置にあるとき、グリッパ168は、グリッパ168が、レセプタクル12を、バーコード読取機アセンブリ104によって保持される、不動化された装填されたレセプタクル搬器62から受け取り得るように、分岐ライン102上でバーコード読取機アセンブリ104に隣接する。対照的に、到着側ピックアンドプレースデバイス150aのグリッパ168が、垂直段112のうちの1つに位置付けられ、グリッパ168が、回転上内向きの第1の位置にあるとき、グリッパ168は、グリッパ168が、レセプタクル12を、その段112と関連付けられる、レセプタクルトランスポータ152に輸送し得るように、到着側窓122aに隣接して据え付けられるであろう。図示される実施形態では、グリッパ168は、閉鎖されたレセプタクル12のレセプタクル14をキャップ16の真下の場所において握持し(図11に最良に図示されるように)、それによって、グリッパ168によって引き起こされるレセプタクル12間の相互汚染の可能性を限定する。
図17および18に示されるように、レセプタクルトランスポータ152はそれぞれ、レセプタクル保管モジュール30dの筐体108内に含有される、段112(例えば、棚)、故に、関連付けられる対の開口部122a、122bのうちの1つと動作的に関連付けられる。レセプタクルトランスポータ152はそれぞれ、到着側開口部122aに隣接して、かつ筐体108の外側に据え付けられる、到着側受取場所(図11および16参照)において、単一レセプタクル12を到着側ピックアンドプレースデバイス150aから受容するため、およびレセプタクル12を、出発側ピックアンドプレースデバイス150bによる受取のために、出発側開口部122bに隣接して、かつ筐体108の外側に据え付けられる、出発側受渡場所(図11および16参照)に送達するために構成される。レセプタクルトランスポータ152はさらに、レセプタクル12を、ロボットハンドラ154による受取のために、筐体108のチャンバ110の内側に据え付けられる、到着側受渡場所に送達するため、筐体108のチャンバ110の内側に据え付けられる、出発側受取場所(図18参照)において、単一レセプタクル12をロボットハンドラ154から受容するために構成される。
各レセプタクルトランスポータ152は、レール175、駆動ねじ177、および関連付けられるモータ179を介して、そのレセプタクルトランスポータ152と動作的に関連付けられる、段112の上方の水平平面に沿って、側方双方向移動が可能である、滑動部170を含む、シャトルの形態をとる。滑動部170は、開口部122a、122bに近接する、第1の場所と、レセプタクル保管モジュール30dの筐体108内に含有され、開口部122a、122bから離間される、第2の場所との間で移動してもよい。図18に最良に示されるように、各レセプタクルトランスポータ152はさらに、滑動部170と動作的に関連付けられる、一対の保持器172(到着側保持器172aおよび出発側保持器172b)を含む。保持器177a、172bはそれぞれ、単一レセプタクル12を受容し、安定して支持するように定寸される、ウェル181を有する。
レセプタクルトランスポータ152が、第1の場所にあるとき、到着側保持器172aは、到着側ピックアンドプレースデバイス150aが、レセプタクル12をレセプタクル搬器62からレセプタクル保管モジュール30dの分岐ライン102上に移送し、レセプタクル12を到着側保持器172aのウェル181の中に挿入し得るように、筐体108の外側の到着側受取場所において、到着側開口部122aを通して延在する。同様に、レセプタクルトランスポータ152が、第1の場所にあるとき、出発側保持器172bは、出発側ピックアンドプレースデバイス150bが、レセプタクル12を出発側保持器172bのウェル181から除去し、レセプタクル12をレセプタクル保管モジュール30dの分岐ライン102上の空のレセプタクル搬器62に移送し得るように、出発側開口部122bを通して、筐体108の外側の出発側受渡場所まで延在する。レセプタクルトランスポータ152が、第2の場所にあるとき、到着側保持器172aは、ロボットハンドラ154が、レセプタクル12を到着側保持器172aのウェル172から除去し、レセプタクル12をレセプタクルラック114の選択されたスロット130に移送し得るように、到着側受渡場所において、筐体108のチャンバ110内に完全に含有される。同様に、レセプタクルトランスポータ152が、第2の場所にあるとき、出発側保持器172bは、ロボットハンドラ154が、レセプタクル12をラック114の選択されたスロット130から移送し、レセプタクル12を出発側保持器172bのウェル181の中に挿入し得るように、出発側受取場所において、筐体108のチャンバ110内に完全に含有される。
図示される実施形態では、保持器172a、172bは、独立して、それぞれ、第1および第2のピックアンドプレースデバイス150a、150bによって、到着側保持器172aおよび出発側保持器172bのウェル181の中におよび/またはそこからレセプタクル12の挿入および/または除去を促進するために、開口部122a、122bを通して延在するときの、第1のより低い高度と、それぞれ、ロボットハンドラ154によって、到着側保持器172aおよび出発側保持器172bのウェル181からおよび/またはその中へのレセプタクル12の除去および/または挿入を促進するために、筐体108のチャンバ110内に完全に配置されるときの、第2のより高い高度との間で、水平平面に沿って、垂直双方向移動が可能である。
レセプタクルトランスポータ152は、到着側保持器172aおよび出発側保持器172bの両方と動作的に関連付けられる、単一滑動部170を有するように説明されたが、代替実施形態では、レセプタクル保管モジュール30dは、一対のレセプタクルトランスポータ152(すなわち、専用到着側レセプタクルトランスポータおよび専用出発側レセプタクルトランスポータ)を含んでもよい。本実施形態では、到着側レセプタクルトランスポータは、第1の滑動部を含み、それと到着側保持器172aは、動作可能的に関連付けられ、出発側レセプタクルトランスポータは、第2の滑動部を含み、それと出発側保持器172bは、関連付けられる。本代替実施形態の到着側および出発側レセプタクルトランスポータはそれぞれ、明確に異なる駆動ねじおよび関連付けられるモータを含み、それによって、レセプタクルトランスポータが、相互から独立して、レセプタクル保管モジュール30d内で動作することを可能にする。
図9、15、17、および18に示されるように、ロボットハンドラ154はそれぞれ、関連付けられるレセプタクルトランスポータ152の到着側保持器172aが、対応する段112における出発側受渡場所で、関連付けられるロボットハンドラ154によってアクセス可能であって、関連付けられるレセプタクルトランスポータ152の出発側保持器172bが、関連付けられるロボットハンドラ154によってアクセス可能であるように、レセプタクル保管モジュール30dの段112のうちの1つと動作的に関連付けられる。したがって、各ロボットハンドラ154は、レセプタクル12を関連付けられるレセプタクルトランスポータ152の到着側保持器172aから除去し、次いで、レセプタクル12を、対応する段112に支持される、レセプタクルラック114の事前に選択された空のレセプタクルスロット130の中に挿入するためにおよび逆方式において構成され、各ロボットハンドラ154はまた、レセプタクル12を関連付けられる段112におけるレセプタクルラック114のうちの1つの事前に選択されたレセプタクルスロット130から除去し、次いで、レセプタクル12を関連付けられるレセプタクルトランスポータ152の出発側保持器172bの中に挿入するために構成される。
簡単に上記に議論されたように、各ロボットハンドラ154は、2段階レセプタクル挿入プロセスを使用して、レセプタクル12をレセプタクルラック114の選択されたスロット130内に完全に着座させるために構成される。特に、レセプタクル挿入プロセスの第1の段階の間、ロボットハンドラ154は、最初に、レセプタクル12を把持し、部分的に、スロット130の中に挿入するために構成される(すなわち、図18に図示されるように、レセプタクル12の底部端20が、第2の支持プレート124bと基部プレート124cとの間に挿入停止部を提供する、ピン160の先端164に接触するまで)。レセプタクル挿入プロセスの第2の段階の間、ロボットハンドラ154は、部分的に挿入されたレセプタクル12を解放し(一方、ピン160は、レセプタクル12の重量を支持し、それが、さらに降下し、基部プレート124cのテーパ状開口部128cに接触しないように防止する)、レセプタクル12を再把持し、ピン160は、基部プレート124cの真下の位置まで後退された後、図19に図示されるように、レセプタクル12の底部端20が、基部プレート124cのテーパ状開口部128cに接触するまで、レセプタクル12を挿入するために構成される。その2段階レセプタクル挿入プロセスについて議論するさらなる詳細は、図33に関して下記に議論されるであろう。
ロボットハンドラ154はまた、2段階レセプタクル除去プロセスを使用して、レセプタクルラック114の事前に選択されたレセプタクルスロット130内に着座される、レセプタクル12を除去するために構成される。第1のステップでは、ピン160は、その2段階レセプタクル除去プロセスの第1の段階の間、上向きに移動され、レセプタクル12に対して押動させ、それによって、部分的に、レセプタクル12を事前に選択されたレセプタクルスロット130から除去する。代替として、ロボットハンドラ154は、部分的に、レセプタクル12を事前に選択されたレセプタクルスロット130から除去し、ピン160は、次いで、除去プロセスの第2の段階に先立って、上向きに移動され、レセプタクル12を支持する。ロボットハンドラ154は、次いで、レセプタクル除去プロセスの第2の段階の間、レセプタクル12を把持し、事前に選択されたレセプタクルスロット130から完全に除去してもよい。レセプタクル除去プロセスについて議論するさらなる詳細は、図34に関して下記に議論されるであろう。
各ロボットハンドラ154は、XYZ移動が可能である、ガントリ174と、ガントリ174に機械的に結合され、単一の閉鎖されたレセプタクル12を選択的に把持および解放するために構成される、グリッパ装置176とを含む。ガントリ174は、トラック、スライド、レール、およびキャリッジのフレームワークを含み、その一部は、図10に図示される。ガントリ174は、任意の数の従来の運動生産機構(例えば、電気モータ、ステッパモータ、サーボモータ、空気圧または油圧モータ等)および駆動機構(例えば、鎖およびスプロケット、ガイド、プーリおよびベルト配列、歯車駆動部またはウォーム駆動部、または他の従来の駆動構成要素)を用いて移動されてもよい。図示される実施形態では、ガントリ174は、図9、10、15、17、および18に図示されるように、グリッパ装置176の直交水平移動のために、チャンバ110の壁に添着される、直交レールアセンブリ183を含む。ガントリ174はさらに、図9、10、および15に図示されるように、それに沿ってグリッパ装置176が垂直に移動する、一対のガイド支柱185と、ガイド支柱185に沿って垂直にグリッパ装置176を垂直に移動させる、プーリホイール187およびベルト189を備える、プーリアセンブリとを含む。
したがって、ガントリ174は、(i)グリッパ装置176と到着側保持器172aを垂直に(すなわち、本明細書で使用されるように、一方を他方の上方に)整合させる、側方方向に、(ii)レセプタクル12を握持するために下向きに、(iii)握持されたレセプタクル12をレセプタクルトランスポータ152から除去するために上向きに、(iv)グリッパ装置176とレセプタクルラック114の事前に選択されたレセプタクルスロット130を垂直に整合させるために側方に、および(v)2段階レセプタクル挿入プロセスを使用して、レセプタクル12を事前に選択されたレセプタクルスロット130内に配置させるために下向きに、グリッパ装置176を移動させることによって、閉鎖されたレセプタクル12を関連付けられるレセプタクルトランスポータ152の到着側保持器172aから、レセプタクル保管モジュール30dの関連付けられる段112に支持される、レセプタクルラック114内の事前に選択されたレセプタクルスロット130に移送するために構成される。
ガントリ174はまた、(i)グリッパ装置176とレセプタクルラック114の事前に選択されたレセプタクルスロット130を垂直に整合させるために側方に、(ii)レセプタクル12を握持するために下向きに、(iii)2段階レセプタクル除去プロセスを使用して、握持されたレセプタクル12を事前に選択されたレセプタクルスロット130から除去するために上向きに、(iv)グリッパ装置176と関連付けられるレセプタクルトランスポータ152の出発側保持器172bを垂直に整合させるために側方に、および(v)レセプタクル12を出発側保持器172b内に配置するために下向きに、グリッパ装置176を移動させることによって、保管されたレセプタクル12をレセプタクルラック114のうちの1つ内の事前に選択されたレセプタクルスロット130から、関連付けられるレセプタクルトランスポータ152に移送するために構成される。
各ロボットハンドラ154は、XYZ移動をグリッパ装置176に付与することが可能である、ガントリ174を含むように説明されたが、グリッパ装置176を少なくとも1つの方向に移動させるための任意の好適なタイプのロボットハンドラが、使用されてもよい。例えば、一実施形態では、ロボットハンドラ154は、線形双方向移動のみをグリッパ装置176に付与することが可能であり得る。さらに、線形Xおよび/またはY移動を実施する(またはそのような移動のみを実施する)の代わりに、ロボットハンドラ154は、回転移動をグリッパ装置176に付与することが可能であり得る。
図15に最良に図示されるように、各ロボットハンドラ154は、下記にさらに詳細に説明されるように、グリッパ装置176に対する閉鎖されたレセプタクル12のクロージャ16の上部表面24の近接度を感知し、グリッパ装置176が、閉鎖されたレセプタクル12を握持することに先立って、閉鎖されたレセプタクル12と側方に整合されることを確実にするために構成される、近接度センサ191を含む。
ここで図20を参照すると、グリッパ装置176が、ガントリ174およびコントローラ156とともに、さらに詳細に説明されるであろう。コントローラ156は、ロボットハンドラ154のそれぞれの移動を制御するために構成される。この目的を達成するために、コントローラ156は、(i)ガントリ174のXYZ移動(水平軸に沿って示されるx-移動、水平軸と垂直な軸に沿って示されるy-移動、および垂直軸に沿って示されるz-移動)、したがって、対応するグリッパ装置176のそれぞれのXYZ位置付けを制御するために構成される、位置制御サブシステム178と、(ii)グリッパ装置176の握持移動を制御するために構成される、グリッパ制御サブシステム180とを含む。コントローラ156は、事前にプログラムされたルーチンに従って、各ガントリ174およびグリッパ装置176の運動を制御してもよく、センサ(図示せず)または他のフィードバック機構は、各グリッパ装置176の現在の位置および握持状態を示す、電気信号を、コントローラ156に提供してもよい。コントローラ156は、任意の好適なコンピュータ、プロセッサ、または同等物の形態をとってもよい。
一実施形態では、ロボットハンドラ154は、グリッパ装置176が、閉鎖されたレセプタクル12が、レセプタクルスロット130の中に挿入される、またはそこから除去されるとき、ラック114内に着座される、任意の近隣レセプタクル12に接触しないように設計される。レセプタクル12の挿入および除去の間、近隣レセプタクル12との接触を回避することによって、レセプタクル保管モジュール30d内のレセプタクル12間の潜在的相互汚染源が、本質的に、排除される。上記に議論されるように、これは、クロージャ30が事前に貫通された穿刺可能クロージャ30aであるとき、より重要である(図3A参照)。
ここで図21を参照すると、各ロボットハンドラ154のグリッパ装置176は、閉鎖されたレセプタクル12を握持し、閉鎖されたレセプタクル12を、レセプタクル保管モジュール30dの段112に支持される、ラック114の選択されたレセプタクルスロット130内に完全に着座させ、同様に、着座されたレセプタクル12を握持し、レセプタクル保管モジュール30dの同一段112に支持される同一または異なるレセプタクルラック114の選択されたレセプタクルスロット130から除去するために構成される(図17に示される)。これを遂行するために、各グリッパ装置176は、一対の対向する平行移動可能な支持部材を含み、これは、図示される実施形態では、一対の対向ジョー部材200a、200bである。ジョー部材200a、200bは、(i)そこで、ジョー部材200a、200bと、ジョー部材200a、200b間に据え付けられる、閉鎖されたレセプタクル12との間の接触が存在し得ない、延在された開放位置(図23Aおよび23B参照)と、(ii)そこで、ジョー部材200a、200bが、ジョー部材200a、200b間に据え付けられる、閉鎖されたレセプタクル12を握持し得る、第1の閉鎖位置(図24Aおよび24B参照)との間で側方移動が可能である。下記にさらに詳細に説明されるように、ジョー部材200a、200bは、閉鎖されたレセプタクル12を握持し、レセプタクル保管モジュール30dの段112によって支持される、ラック114の選択されたレセプタクルスロット130の中に部分的に挿入するために使用されてもよい(図17に示される)。ジョー部材200a、200bは、好適には、ステンレス鋼またはポリカーボネート等の剛性または半剛性材料から成ってもよい。
図示される実施形態では、ジョー部材200a、200bは、ジョー部材200a、200bが第1の閉鎖位置にあるとき、閉鎖されたレセプタクル12のクロージャ16の側壁22を握持する。ジョー部材200a、200bが、第1の閉鎖位置にある間、レセプタクル12は、部分的に、選択されたレセプタクルスロット130の中に挿入されることができる。ロボットハンドラ154の下向きに降下は、グリッパ装置176およびレセプタクルラック114内の任意の隣接して着座されるレセプタクル12との間の接触を防止するように限定される。
図22に図示される、ある実施形態では、ジョー部材200a、200bはそれぞれ、ロボットハンドラ154のガントリ174に直接または間接的に結合され得る、第1の方向に延在する、上側水平フランジ202と、第1の方向と反対の第2の方向に延在する、下側水平フランジ206と、上側および下側水平フランジ202、206を継合する、垂直部材204とを含む。上側水平フランジ202は、締結具(図示せず)を介して、ロボットハンドラ154のガントリ174に結合されてもよい。例えば、図示されるジョー部材200a、200bはそれぞれ、上側水平フランジ202を通して延在する、2つの孔208を含み、リベット、ボルトおよびナット配列、または他の同様の締結具等の手段によって、グリッパ装置176をガントリ174に結合することを促進する。図示される実施形態では、各上側水平フランジ202はさらに、上向きに延在する隆起210を含み、これは、ガントリ174内の対応する溝(図示せず)に摺動可能に係合し、ガントリ174に対するジョー部材200a、200bの整合を促進および維持するために使用されてもよい。
2つの下側水平フランジ206は、閉鎖されたレセプタクル12に係合する役割を果たし、本係合を促進するために、下側水平フランジ206は、図24Aおよび24Bに図示されるように、閉鎖されたレセプタクル12と関連付けられる、クロージャ16の側壁22を握持するために、対向する輪郭が付けられた係合面212を含む。図示される実施形態では、輪郭が付けられた係合面212は、輪郭が付けられた係合面212が、概して、クロージャ16の円筒形側壁22に共形化するように、相互の鏡像である、略丸みを帯びた陥凹の形態をとる。好ましくは、クロージャ16の半径は、輪郭が付けられた係合面212の曲率半径に相当し、それによって、ジョー部材200a、200bが第1の閉鎖位置にあるとき、クロージャ16の側壁22と接触するようになる、各輪郭が付けられた係合面212の面積を最大限にする。図25に図示されるように、下側水平フランジ206は、下側水平フランジ206が相互に接触するとき、輪郭が付けられた係合面212が開口部を画定するように、閉鎖されたレセプタクル12がジョー部材200a、200b間に配置されないとき、相互に接触することが可能である。代替実施形態では、輪郭が付けられた係合面212はそれぞれ、4つの接触点がジョー部材200a、200bとクロージャ16の側壁22との間に存在するように、略V形状であってもよい。V形状の輪郭が付けられた係合面の利点は、グリッパ装置176の代替実施形態に関して下記にさらに詳細に議論されるであろう。図示される実施形態では、輪郭が付けられた係合面212は、ローレット加工され、好ましくは、クロージャ16の円筒形側壁22の把持を促進する、一連の側方に配向される溝211を含む。
ジョー部材200a、200bは、図示される構造体に限定されず、協調された移動がレセプタクル14に固着されるクロージャ16の側壁22を握持および解放することが可能である、任意の対の支持部材を含んでもよいことを理解されたい。
各グリッパ装置176はさらに、図21、22、26B、27Bに図示されるように、複数のフィンガ214a-214dを含み、それぞれ、ジョー部材200a、200bのうちの1つの基部219(この場合、下側水平フランジ206の底部表面)から垂下する。フィンガ214a-214dは、クロージャ16がフィンガ214a-214d間に配置されるとき、クロージャ16の上部表面24の真下の、およびジョー部材200a、200bが側方に相互に向かって開放位置(図26Aおよび26B参照)から第1の閉鎖位置(図27Aおよび27B参照)に移動するにつれて、下側水平フランジ206の真下の、クロージャ16の側壁22を握持するために構成される。下記にさらに詳細に説明されるように、フィンガ214a-214dは、ジョー部材200a、200bが第2の閉鎖位置にあるとき、閉鎖されたレセプタクル12を握持し、ラック114の選択されたレセプタクルスロット130内に着座させるために使用される。フィンガ214a-214dは、好適には、ステンレス鋼またはポリカーボネート等の剛性または半剛性材料から成ってもよく、そこからそれらが垂下する、個別のジョー部材200a、200bと一体構造として一体的に形成されてもよい、またはそれらは、締結具217、例えば、図22に図示されるように、ねじまたはボルトを使用して、個別のジョー部材200a、200bに結合されてもよい。
図22に図示される実施形態では、グリッパ装置176は、4つのフィンガ214a-214dを含み、ジョー部材200a、200bはそれぞれ、ジョー部材200a、200bのうちの1つの基部219から、この場合、下側水平フランジ206の底部表面から垂下する、2つのフィンガ214a-214dを有する。図示される実施形態では、2つのフィンガ214a、214bは、ジョー部材200aの基部219から垂下し、他の2つのフィンガ214c、214dは、第2のジョー部材200bの基部219から垂下する。図示される実施形態のフィンガ214a-214dは、下側水平フランジ206の基部219と垂直に(すなわち、垂直方向に)延在するが、代替実施形態では、フィンガ214は、ジョー部材200の基部219から非垂直角度で延在してもよい。図示される実施形態では、4つのフィンガ214a-214dは、ジョー部材200a、200bが第2の閉鎖位置にあるとき、円周方向に相互から90度離間されるが、他の円周方向間隔も、検討される。
グリッパ装置176は、フィンガ214がクロージャ16をしっかりと把持することを可能にする、任意の数のフィンガ214を有してもよい。代替実施例では、グリッパ装置176は、3つのフィンガ(1つのフィンガ214は、ジョー部材200のうちの1つの基部219から垂下し、2つのフィンガ214は、他のジョー部材200のうちの1つの基部219から垂下する)を含んでもよい。本実施例では、3つのフィンガ214は、ジョー部材200a、200bが第2の閉鎖位置にあるとき、円周方向に相互から約120度離間されてもよい。別の実施例では、グリッパ装置176は、6つのフィンガ(3つのフィンガは、2つのジョー部材200のそれぞれの基部219から垂下する)を含んでもよい。この場合、6つのフィンガ214は、ジョー部材200a、200bが第2の閉鎖位置にあるとき、円周方向に相互から約60度離間されてもよい。
図28をさらに参照すると、フィンガ214a-214dはそれぞれ、下側領域218(または接触面218)と、個別のジョー部材200a、200bの基部219(例えば、下側水平フランジ206)に隣接する上側領域220と、下側領域218と上側領域220との間の(すなわち、接触面に隣接し、その直上にある)陥凹222との間に分割される、内面216を含む。
フィンガ214a-214dのそれぞれの接触面218は、クロージャ16が、ジョー部材200a、200bのそれぞれの基部219の真下かつフィンガ214a-214dの接触面218間に据え付けられると、クロージャ16の側壁22に係合するために構成される。図示される実施形態では、フィンガ214a-214dの組み合わせは、少なくとも1ポンド、より好ましくは、少なくとも5ポンドの握持力を有する。図示される実施形態では、フィンガ214a-214dのそれぞれの接触面218は、鋸歯状であって、グリッパ装置176が下向き力をレセプタクルスロット130内の任意の対向力に対して印加するとき、フィンガ214a-214dが、クロージャ16の側壁22上で滑動しないように防止する。図27Bに図示されるように、フィンガ214a-214dのそれぞれの接触面218は、クロージャ16の側壁22が第2の閉鎖位置におけるフィンガ214a-214dによって握持されるとき、クロージャ16の軸方向中心に向かって配向されてもよい。
図29に図示されるように、陥凹222は、ジョー部材200a、200bが第2の閉鎖位置にあるとき、フィンガ214a-214dの接触面218とクロージャ16の上部表面24との間の接触が存在しない(ジョー部材200a、200bが第2の閉鎖位置にあるとき、フィンガ214a-214dの接触面218が、クロージャ16の側壁22をクロージャ16の輪縁26の下方に握持する)ように構成され、それによって、グリッパ装置176およびクロージャ16の上部表面24との間の接触が回避されることを確実にする。
各フィンガ214a-214dの接触面218が、クロージャ16の側壁22と接触すると、各フィンガ214a-214dの接触面218の上側領域220は、クロージャ16の上部表面24の上方であるが、それに接触せずに配置されるために構成される。図示される実施形態では、各フィンガ214a-214dの接触面218の上側領域220は、クロージャ16の側壁22が第2の閉鎖位置においてフィンガ214a-214dによって握持されると、接触面218の上側領域220の少なくとも一部が、直接、クロージャ16の上部表面24の上方に据え付けられるように、陥凹222から個別のジョー部材200の基部219に向かって(または下側フランジ206の係合面212に向かって)内向きに傾く。したがって、フィンガ214の接触面218とクロージャ16の側壁22との間の任意の滑脱が存在する場合、内面216の上側領域220は、図29に図示されるように、クロージャ16の輪縁26に接触し、それによって、ジョー部材200a、200bの基部219とクロージャ16の上部表面24との間の接触を防止するであろう。さらに、内面216の上側領域220を個別のジョー部材200の基部219に向かって傾けることは、個別のフィンガ214a-214dを強化する役割を果たし、それによって、フィンガ214a-214dの握持力を増加させる。内面216の上側領域220は、例えば、クロージャ16とフィンガ214a-214dとの間の滑脱が有意な懸念ではない場合、垂直等の別の配向を有してもよい。
図28に示されるように、フィンガ214a-214dはそれぞれ、丸みを帯びた端部表面227を有する、略垂直上側領域226と、丸みを帯びた端部表面229を有する、内向きにテーパ状下側領域228とを有する、外面224を含む。テーパ状下側領域228は、ジョー部材200a、200bが第2の閉鎖位置にあるとき、フィンガ214a-214dを、レセプタクルラック114によって支持される近隣レセプタクル12のクロージャ16によって画定された空間内に位置付けることを補助することができる。フィンガ214a-214dが、レセプタクルラック114の近隣レセプタクルスロット130内に着座される、レセプタクル12のクロージャ16に接触する、状況では、フィンガ214a-214dの外面224は、接触されるクロージャ16の(上部表面24ではなく)輪縁26に摺動可能に接触するように成形され、それによって、握持されたレセプタクル12の選択されたレセプタクルスロット130の中への持続される下向き移動を可能にする。
さらに、グリッパ装置176のフィンガ214a-214dは、ジョー部材200a、200bが、(i)握持されたレセプタクル12がレセプタクルラック114のスロット130内に着座される、第2の閉鎖位置(図30B参照)、(ii)レセプタクルラック114のスロット130からの除去のために、レセプタクル12を握持することの直前の開放位置(図30A参照)、および(iii)レセプタクルラック114のスロット130の中に挿入されるレセプタクル12を解放直後の開放位置(図30A参照)にあるとき、フィンガ214a-214dが、レセプタクルラック114の個別のスロット130内に着座される、近隣レセプタクル12のクロージャ16の輪郭によって画定される、介在空間230内に嵌合するように定寸および配列される。図示されるように、介在空間の寸法は、着座されるレセプタクル12の行および列に対して約45度で据え付けられる、領域内で最大である。したがって、フィンガ214a-214dは、同様に、着座されるレセプタクル12の行および列に対して約45度で配向される。
ここで図47を参照すると、フィンガ214a’-214d’の位置付けを修正する、代替グリッパ装置176’が、図示される。本実施形態では、フィンガ214a’-214d’は、それらが、閉鎖されたレセプタクル12の把持および適切な整合を促進し得るように、ジョー部材200a’、200b’の真下に位置付けられる。グリッパ装置176、176’の2つの実施形態の同様の特徴は、図中で同様の参照番号を用いて識別される(グリッパ装置176’の第2の実施形態の特徴と関連付けられる、参照番号は、プライム記号が続く)。
図49Aおよび49Bに図示されるように、本実施形態の輪郭が付けられた係合面212’は、閉鎖されたレセプタクル12とジョー部材200a’、200b’との間の垂直滑脱に抵抗するために具体的に構成され、その発生は、グリッパ装置176’の汚染またはそこへの損傷につながり得る。例えば、閉鎖されたレセプタクル12が、クロージャ16の側壁22がジョー部材200a’、200b’間に握持されるとき、不整合される場合、閉鎖されたレセプタクル12は、選択されたレセプタクルスロット130と側方に整合されず、可能性として、閉鎖されたレセプタクル12を選択されたレセプタクルスロット130の中に部分的に挿入することを試みるとき、レセプタクル12の底部端20をレセプタクルラック114の支持プレート124aの上部表面に接触させ得る(図19に示される)。結果として、閉鎖されたレセプタクル12は、ガントリ174が、ジョー部材200a’、200b’の上方に据え付けられる近接度センサ191(図15、23A、および24Aに示される)とともに、下向きに移動されるにつれて、ジョー部材200a’、200b’内で垂直に変位され、可能性として、閉鎖されたレセプタクル12のクロージャ16の上部表面24を近接度センサ191に強制的に接触させ得る。
特に、図48、49A、49B、および50に最良に示されるように、輪郭が付けられた係合面212’は、相互の鏡像である、略V形状陥凹の形態をとる。特に、各ジョー部材200a’、200b’の輪郭が付けられた係合面212’は、輪郭が付けられた係合面212’の丸みを帯びた区分213c’によって相互に継合される、2つの略直線面213a’、213b’を含み、そこから、それらは、図49Aおよび49Bに最良に示されるように、相互から発散する。本構成を用いることで、ジョー部材200a’、200b’の輪郭が付けられた係合面212’は、ジョー部材200a’、200b’が第1の閉鎖位置にあるとき、4つのみの点215a’-215d’において、クロージャ16の側壁22に接触する。ジョー部材200a’、200b’によって印加される把持力(または接触圧力)を4つのみの接触点215a’-215d’(上記の図24Bに図示されるグリッパ装置176の円形輪郭が付けられた係合面212との本質的に持続接触表面とは対照的に)上に集中させることによって、垂直滑脱は、生じる可能性がより低い。垂直滑脱は、閉鎖されたレセプタクル12を選択されたレセプタクルスロット130の中に分的に挿入することを試みるとき、不整合されるレセプタクル12の底部端20が、レセプタクルラック114の支持プレート124aの上部表面に接触するときに可能性として考えられる(図19に示される)。
図50に図示されるように、下側水平フランジ206’は、下側水平フランジ206’が相互に接触するとき、輪郭が付けられた係合面212’が開口部を画定するように、閉鎖されたレセプタクル12がジョー部材200a’、200b’間に配置されないとき、相互に接触することが可能である。
図53および54に最良に図示されるように、輪郭が付けられた係合面212’は、輪郭が付けられた係合面212’の各直線面213a’、213b’が複数の側方に配向された溝211’を含むように、ローレット加工または波状化される。側方に配向された溝211’は、側方縁215’が隣接する側方溝211’間および側方溝211’と水平フランジ206’の上部および底部表面との間に形成されるように、水平フランジ206’の上部および底部表面間およびそれに隣接して据え付けられる。側方縁215’は、ジョー部材200a’、200b’が第1の閉鎖位置にあるとき、少なくとも部分的に、それ自体をクロージャ16の側壁22(好ましい実施形態では、軟質プラスチック材料、例えば、高密度ポリエチレン(HDPE)から成る)の中に埋設するように設計され、それによって、クロージャ16とジョー部材200a’、200b’との間の垂直滑脱の可能性をさらに低減させる。図示される実施形態では、各溝211’は、例えば、1mmの好適な半径を有する、弧状断面を有する。3つの側方溝211’および4つの側方縁215’が、図示されるが、輪郭が付けられた係合面212’の各直線面213a’、213b’は、任意の複数の側方溝211’と、少なくとも1つの対応する側方縁215’とを有してもよいことを理解されたい。同一または対向輪郭が付けられた係合面212’の2つの直線面213a’、213b’は、同一または異なる数の側方溝211’を有してもよい。
各グリッパ装置176’はさらに、それぞれ、図47および図53に図示されるように、ジョー部材200a’、200b’のうちの1つの基部219’(この場合、下側水平フランジ206’の底部表面)から垂下する、複数のフィンガ214a’-214d’を含む。ジョー部材200a’、200b’が、第1の閉鎖位置にあるとき、フィンガ214a’-214d’は、ジョー部材200a’、200b’が閉鎖されたレセプタクル12のクロージャ16の側壁22を握持するにつれて、閉鎖されたレセプタクル12のレセプタクル14に接触またはほぼ接触するように構成され、これは、最良図49Bおよび図55に図示される。このように、閉鎖されたレセプタクル12の略垂直配向が、促進される(すなわち、フィンガ214a’-214d’が、ジョー部材200a’、200b’がクロージャ16の側壁22を握持する間、レセプタクル14の垂直不整合および可能性として回転を防止する)。第1の閉鎖位置における閉鎖されたレセプタクル12のレセプタクル14からのフィンガ214a’-214d’の間隔は、好ましくは、0(すなわち、レセプタクル14と接触することを示す)~0.25mm(レセプタクル14がフィンガ214a’-214d’間に心合されるときの)の範囲内にある。ジョー部材200a’、200b’がクロージャ16の側壁22を握持する間、フィンガ214a’-214d’が閉鎖されたレセプタクル12のレセプタクル14に接触する範囲内で、ジョー部材200a’、200b’が、概して、フィンガ214a’-214d’より応従性ではない(すなわち、より側方に剛性である)ため、ジョー部材200a’、200b’の把持力は、フィンガ214a’-214d’の把持力を上回ることが好ましくあり得る。
図47に図示される実施形態では、グリッパ装置176’は、4つのフィンガ214a’-214d’を含み、フィンガ214a’-214d’のうちの2つは、ジョー部材200a’、200b’のそれぞれの基部219’から垂下する。図55に最良に示されるように、図示される実施形態のフィンガ214a’-214d’は、下側水平フランジ206’の基部219’から斜め内向きに延在し、ジョー部材200a’、200b’が、第1の閉鎖位置において、閉鎖されたレセプタクル12の関連付けられるクロージャ16の側壁22を握持するとき、フィンガ214a’-214d’を閉鎖されたレセプタクル12のレセプタクル14と接触またはほぼ接触するように位置付ける。図示される実施形態では、4つのフィンガ214a’-214d’は、ジョー部材200a’、200b’が、第1の閉鎖位置にあるとき、円周方向に相互から約90度離間されるが、他の円周方向間隔も、検討される。
図55に最良に示されるように、フィンガ214a’-214d’はさらに、クロージャ16がフィンガ214a’-214d’間および下側水平フランジ206’の真下に配置されるとき、ジョー部材200a’、200b’が、側方に相互に向かって開放位置(図51参照)から(図52参照)第2の閉鎖位置まで移動するにつれて、その上部表面24の真下のクロージャ16の側壁22を握持するために構成される。フィンガ214a’-214d’は、ジョー部材200a’、200b’が第2の閉鎖位置にある間、クロージャ16を握持し、閉鎖されたレセプタクル12をラック114の選択されたレセプタクルスロット130内に着座させるために使用される。
グリッパ装置176’は、フィンガ214’がクロージャ16をしっかりと把持することを可能にする、任意の数のフィンガ214’を有してもよい。代替実施例では、グリッパ装置176’は、3つのフィンガを含んでもよい(1つのフィンガ214’は、1つのジョー部材200’の基部219’から垂下し、2つのフィンガ214’は、他のジョー部材200’の底部表面から垂下する)。本実施例では、3つのフィンガ214’は、ジョー部材200a’、200b’が第2の閉鎖位置にあるとき、円周方向に相互から約120度離間されてもよい。別の実施例では、グリッパ装置176’は、6つのフィンガを含んでもよい(3つのフィンガは、各ジョー部材200’の基部219’から垂下する)。この場合、6つのフィンガ214’は、ジョー部材200a’、200b’が第2の閉鎖位置にあるとき、円周方向に相互から約60度離間されてもよい。
図53、54、および56を参照すると、フィンガ214a’-214d’はそれぞれ、下側領域218’(または接触面218’)と、個別のジョー部材200a’、200b’の底部表面(例えば、下側水平フランジ206’)に隣接する、陥凹された上側領域220’とを含む、内面216’を有する。
フィンガ214a’-214d’のそれぞれの接触面218’は、クロージャ16が、ジョー部材200a’、200b’の基部219’の真下かつフィンガ214a’-214d’の接触面218’間に据え付けられると、クロージャ16の側壁22に係合するために構成される。図示される実施形態では、フィンガ214a’-214d’は、少なくとも1ポンド、より好ましくは、少なくとも5ポンドの組み合わせられた握持力を有する。図示される実施形態では、フィンガ214a’-214d’のそれぞれの接触面218’は、ローレット加工または波状化され、グリッパ装置176’が閉鎖されたレセプタクル12をレセプタクルスロット130内に着座させるにつれて、対向力に遭遇する場合、フィンガ214a’-214d’がクロージャ16の側壁22上で滑動しないように防止する。図52に図示されるように、フィンガ214a’-214d’のそれぞれの接触面218’は、クロージャ16の側壁22が、第2の閉鎖位置において、フィンガ214a’-214d’によって握持されると、クロージャ16の軸方向中心に向かって配向されてもよい。
図56に図示されるように、略垂直陥凹220’は、接触面218’が、集合的に、第2の閉鎖位置において側壁22をクロージャ16の輪縁の下方に握持するとき、フィンガ214a’-214d’の内面216’とクロージャ16の上部表面24との間の接触が存在しないように構成される。本構成は、グリッパ装置176’とクロージャ16の’上部表面24’との間の接触が回避されることを確実にする。
加えて、図52に図示されるように、フィンガ214a’-214d’の接触面218’は、ジョー部材200a’、200b’が第2の閉鎖位置にあるとき、フィンガ214a’-214d’と握持されたクロージャ16との間のある程度の滑脱が存在する場合、クロージャ16が、少なくとも部分的に、クロージャ16の輪縁26の上部表面とジョー部材200a’、200b’の基部219’との間の任意の接触を伴わずに、ジョー部材200a’、200b’の輪郭が付けられた係合面212’によって画定された開口部の中に延在するための十分な空間が存在するように、ジョー部材200a’、200b’の輪郭が付けられた係合面212’に対して配置される。
図54に示されるように、フィンガ214a’-214d’はそれぞれ、略垂直上側領域226’と、内向きにテーパ状下側領域228’とを有する、外面224’を含む。テーパ状下側領域228’は、図55に最良に図示されるように、ジョー部材200a’、200b’が、第1の閉鎖位置において、クロージャ16の側壁22を握持する間、フィンガ214a’-214d’の接触面218’を閉鎖されたレセプタクル12のレセプタクル14と接触またはほぼ接触するように位置付ける。さらに、グリッパ装置176のフィンガ214a-214dに関して上記に議論されるように、グリッパ装置176’のフィンガ214a’-214d’は、ジョー部材200a’、200b’が第2の閉鎖位置にあるとき、閉鎖されたレセプタクル12が、レセプタクルラック114のスロット130内に着座されるにつれて、およびジョー部材200a’、200b’が、第2の閉鎖位置から開放位置に移動されると、閉鎖されたレセプタクル12をレセプタクルスロット130内に着座させた後、フィンガ214a’-214d’をレセプタクルラック114によって支持される近隣レセプタクル12のクロージャ16によって画定された介在空間内に位置付けるように定寸および配列されることができる。同一利点は、フィンガ214a’-214d’が、降下され、閉鎖されたレセプタクル12を握持し、レセプタクルスロット130から除去するときにも当てはまる。フィンガ214a’-214d’のある程度の不整合が存在し、フィンガ214a’、214b’が、隣接するレセプタクルスロット130内に着座される近隣レセプタクル12のクロージャ16に接触する、状況では、フィンガ214a’-214d’の外面224’は、これらの近隣クロージャ16の(上部表面24ではなく)輪縁26に摺動可能に接触するように成形され、それによって、握持されたレセプタクル12の選択されたレセプタクルスロット130の中への持続される下向き移動を可能にする。このように、潜在的に、フィンガ214a’-214d’と近隣クロージャ16との間の汚染接触は、最小限にまたは回避されることができる。
グリッパ装置176’のフィンガ214a’-214d’は、好適には、ステンレス鋼またはポリカーボネート等の剛性または半剛性材料から成ってもよく、そこからそれらが垂下する、個別のジョー部材200a’、200b’と一体構造として一体的に形成されてもよい、またはそれらは、締結具を使用して、個別のジョー部材200a’、200b’に結合されてもよい。
自動化試料処理システム10の構造および機能を説明したので、レセプタクル12を処理および保管するために試料処理システム10を動作させるための1つの例示的方法300が、ここで、図31に関して説明されるであろう。簡潔にするために、下記に説明される方法300は、単一レセプタクル12に関するものである一方、自動化試料処理システム10は、複数のレセプタクル12を同時に処理することが可能である。
最初に、処理されていない試料を含有する、レセプタクル12が、ラックを介して(他のレセプタクルとともに)、装填(入力)モジュール30aの中に装填され得る(ステップ302)。処理されていない試料を含有する、レセプタクル12は、装填モジュール30aから主要コンベヤライン48の右側内側ループ53a上に輸送される(ステップ304)。例えば、ピックアンドプレースデバイス(図示せず)は、レセプタクル12を装填モジュール30aから除去し、レセプタクル12を、分岐ライン50上に不動化された空のレセプタクル搬器62(事前に、レセプタクル搬器給送モジュール30hによって、主要コンベヤライン48上に給送され、装填モジュール30aに経路指定されている)の中に挿入してもよく、そこから、それは、主要コンベヤライン48上に移送され、左側内側ループ53b上へと持続する、または空間が左側内側ループ53a上で利用可能になるまで、右側内側ループ53a上に方向転換される。
処理されていないレセプタクル12が、装填モジュール30aの分岐ライン50上に設置される間、WMSソフトウェアモジュール34は、装填モジュール30aと関連付けられるバーコード読取機(図示せず)によって読み取られるエンコードされた情報に基づいて、レセプタクル12内に含有される試料を用いて実行されることになるアッセイを識別し、例えば、そのレセプタクル12のための、遠心分離、キャップ除去、一定分量分割、キャップ冠着、保管等、分析前および分析後ステップを含む、アッセイ特有のワークフローを発生させる(ステップ306)。レセプタクル12ための具体的ワークフローは、WMSソフトウェアモジュール34からコンベヤコントローラ42に通信され、これは、自動化コンベヤシステム32を介して、そのワークフローに従って、モジュール30間のレセプタクル12の移動を制御する。
レセプタクル12が、非穿刺可能クロージャ(例えば、非穿刺可能キャップ)16b(図3B参照)で閉鎖される場合、レセプタクル12は、コンベヤコントローラ42の制御下で、最初に、キャップ除去モジュール30eに経路指定され、キャップ除去モジュール30eは、非穿刺可能クロージャ16bをレセプタクル12から除去する(すなわち、レセプタクル12からキャップを除去する)(ステップ308)。例えば、レセプタクル12(レセプタクル搬器62とともに)は、方向転換器46の動作を介して、主要コンベヤライン48からキャップ除去モジュール30eと関連付けられる分岐ライン50上に方向転換され、レセプタクル搬器62から除去されてもよい一方、レセプタクル搬器62は、分岐ライン50上に不動化され、ピックアンドプレースデバイス(図示せず)を介して、キャップ除去モジュール30eの中に移送され、キャップが除去され、次いで、主要コンベヤライン48上に戻るように移送するために、ピックアンドプレースデバイス(図示せず)を介して、分岐ライン50上に不動化されたレセプタクル搬器62の中に戻るように挿入される。代替として、キャップ除去モジュール30eは、直接、主要コンベヤライン48上で、レセプタクル12をレセプタクル搬器62から除去することを必要とせずに、レセプタクル12からキャップを除去してもよい。レセプタクル12が、穿刺可能クロージャ16aで閉鎖される(図3A参照)、またはクロージャを有していない(例えば、レセプタクル12が、クロージャを伴わずに、主要コンベヤライン48に提供される、またはレセプタクルが、事前にキャップが除去されている)場合、次いで、レセプタクル12は、コンベヤコントローラ42の制御下で、キャップ除去モジュール30eを無中断でバイパスする(ステップ308)。
次に、WMSソフトウェアモジュール34は、完了され得る、レセプタクル12のためのワークフローの少なくとも1つのタスクが存在するかどうかを判定する(ステップ310)。完了され得る、レセプタクル12のためのワークフローのタスクが存在しない場合(例えば、ワークフローのタスクを完了するために要求される、分析器モジュール30bのいずれかが、利用不可能である場合(例えば、要求される分析器モジュール30bの全ての緩衝待ち行列(図示せず)が、いっぱいである場合、または分析器モジュール30bが、タスクを実施するための必要試薬および消耗品を欠いている場合))、レセプタクル12は、コンベヤコントローラ42の制御下で、主要コンベヤライン48の右側内側ループ53a上を再循環され(例えば、方向転換器46bの動作を介して、レセプタクル12を通抜ライン52aを通して方向転換させることによって)、レセプタクル12のためのワークフローの少なくとも1つの残りのタスクが完了され得る(例えば、以前に利用不可能であった分析器モジュール30bのうちの1つが利用可能になる)まで、右側内側ループ53aを持続的にループする(ステップ312)。レセプタクル12のためのワークフローのタスクのうちの少なくとも1つが、完了され得る場合(例えば、ワークフローのタスクを完了するために要求される、分析器モジュール30bのうちの少なくとも1つが、利用可能である場合)、レセプタクル12は、主要コンベヤライン48の右側内側ループ53aから左側内側ループ53bに経路指定される(例えば、方向転換器46bの動作を介して、通抜ライン52aをバイパスすることによって)(ステップ314)。
ステップ302において、レセプタクル12を装填モジュール30aの中に装填するのではなく、処理されていない試料を含有する、親レセプタクルは、ラック(他の親レセプタクルとともに)を介して、試料輸送モジュール30cの中に手動で装填されてもよい(ステップ303)。この場合、試料輸送モジュール30cは、親レセプタクル内に含有される試料の一定分量を少なくとも1つの子レセプタクル12に輸送する(ステップ305)。試料を親レセプタクルから子レセプタクル12に輸送後、子レセプタクル12は、クロージャ(例えば、穿刺可能クロージャ16a)を用いて、キャップされてもよい。子レセプタクル12は、次いで、試料輸送モジュール30cから除去され、主要コンベヤライン48上へのレセプタクル搬器62の移動のために、試料輸送モジュール30cと関連付けられる分岐ライン50上に据え付けられる、レセプタクル搬器62内に設置される(ステップ307)。レセプタクル12は、ピックアンドプレースデバイス(図示せず)を用いて、試料輸送モジュール30cから除去され、レセプタクル搬器62(事前に、レセプタクル搬器給送モジュール30hによって、主要コンベヤライン48上に給送され、試料輸送モジュール30cに経路指定されている)の中に設置されてもよい。
処理されていないレセプタクル12が、サンプル輸送モジュール30cの分岐ライン50上に指向される間、WMSソフトウェアモジュール34は、サンプル輸送モジュール30cと関連付けられるバーコード読取機(図示せず)によって読み取られるエンコードされた情報に基づいて、子レセプタクル12内に含有される試料を用いて実行されることになるアッセイを識別し、例えば、そのレセプタクル12のための遠心分離、一定分量分割、保管、リフレックス試験、キャップ冠着等、分析前および分析後ステップを含む、アッセイ特有のワークフローを発生させる(ステップ307)。レセプタクル12のための具体的ワークフローは、WMSソフトウェアモジュール34からコンベヤコントローラ42に通信され、これは、自動化コンベヤシステム32を介して、そのワークフローに従って、モジュール30間の子レセプタクル12の移送を制御する。
レセプタクル12が、装填モジュール30aから主要コンベヤライン48の右側内側ループ53a上に設置され、主要コンベヤライン48の左側内側ループ53bに経路指定されるかどうか、またはレセプタクル12が、直接、サンプル輸送モジュール30cから左側内側ループ53bに設置されるかどうかにかかわらず、レセプタクル12は、コンベヤコントローラ42の制御下で、少なくとも1つの利用可能な分析器モジュール30b(レセプタクル12と関連付けられる、保留作業命令を完了し得る)に経路指定され、利用可能な分析器モジュール30bは、レセプタクル12内に含有される試料を分析する(例えば、核酸ベースのアッセイ、配列決定反応、免疫学的アッセイ、化学分析等)(ステップ316)。例えば、レセプタクル12(レセプタクル搬器62とともに)は、方向転換器46の動作を介して、主要コンベヤライン48の左側内側ループ53bから利用可能な分析器モジュール30bと関連付けられる分岐ライン50上に方向転換され、分岐ライン50上に不動化されたレセプタクル搬器62から除去され、ピックアンドプレースデバイス(図示せず)を介して、利用可能な分析器モジュール30bの中に移送され、試料が、分析され、レセプタクル12が、主要コンベヤライン48の左側内側ループ53bに戻るように移送するために、ピックアンドプレースデバイス(図示せず)を介して、分岐ライン50上に不動化されたレセプタクル搬器62の中に戻るように挿入されてもよい。レセプタクル12のためのワークフローのタスクを完了するために利用可能な各分析器モジュール30bでは、レセプタクル12からの試料の少なくとも一部が、除去され、分析器モジュール30bによって分析される。レセプタクル12が、穿刺可能クロージャ16aで閉鎖される場合、各分析器モジュール30bは、クロージャ16aを穿刺し(または事前に穿刺されたクロージャ16aに貫通し)、試料の一定分量をレセプタクル12から除去するために構成される、流体抽出デバイス(例えば、ロボットピペッタ)(図示せず)を含む。
次に、コンベヤコントローラ42は、レセプタクル12のためのワークフローが、完了されたかどうか、または該当しない場合、レセプタクル12が左側内側ループ53bの周囲を循環した回数が所定の限界を超えるかどうかを判定する(ステップ318)。レセプタクル12のためのワークフローが、完了されておらず、レセプタクル12が左側内側ループ53bの周囲を循環した回数が所定の限界を超えていない場合、レセプタクル12は、コンベヤコントローラ42の制御下で、主要コンベヤライン48の左側内側ループ53b上で再循環され(例えば、方向転換器46aの動作によって、レセプタクル12を通抜ライン52bを通して方向転換させることによって)、以前に利用不可能であった分析器モジュール30bが利用可能になる(例えば、分析器モジュール30bが適切な試薬および/または消耗品を装填される)まで、左側内側ループ53bの周囲で繰り返しループする(ステップ320)。
レセプタクル12のためのワークフローが、完了されている、またはレセプタクル12が左側内側ループ53bの周囲を循環した回数が、所定の限界を超えている場合、レセプタクル12は、開口されている場合(例えば、レセプタクル12が、クロージャ16bを伴わずに、自動化コンベヤシステム32に提供されてもよい、またはクロージャ16bは、キャップ除去モジュール30eによって、レセプタクル12から除去されている場合)は、コンベヤコントローラ42によって、キャップ冠着モジュール30fに経路指定されてもよく、キャップ冠着モジュール30fは、レセプタクル12の開放端にキャップを冠着する(例えば、をレセプタクル12の開放端の中に、新たなクロージャ16bを挿入する、またはその上に螺合する)(ステップ322)。例えば、レセプタクル12(レセプタクル搬器62とともに)は、方向転換器46の動作を介して、主要コンベヤライン48の左側内側ループ53bからキャップ冠着モジュール30fと関連付けられる分岐ライン50上に方向転換され、ピックアンドプレースデバイス(図示せず)を介して、分岐ライン50上に不動化されたレセプタクル搬器62から除去され、キャップ冠着モジュール30fの中に移送され、キャップされ、主要コンベヤライン48の左側内側ループ53b上に戻るように移送するために、ピックアンドプレースデバイス(図示せず)を介して、分岐ライン50上に不動化されたレセプタクル搬器62の中に戻るように挿入される。キャップ冠着モジュール30fが、直接、主要コンベヤライン48上でレセプタクル12にキャップ冠着し得る場合、レセプタクル12は、レセプタクル搬器62から除去され、キャップ冠着モジュール30fの中に移送される必要はない。レセプタクル12が、穿刺可能クロージャ16aで閉鎖される場合(図3A参照)、レセプタクル12は、コンベヤコントローラ42の制御下で、キャップ冠着モジュール30fを無中断でバイパスする(ステップ322)。
レセプタクル12のためのワークフローが、完全ではない(または別様に、将来的時間にさらなる試験を要求する)場合、レセプタクル12、コンベヤコントローラ42の制御下で、レセプタクル保管モジュール30dに経路指定されてもよく、レセプタクル保管モジュール30dは、ある時間周期にわたって、レセプタクル12を冷蔵された環境内に保管する(ステップ326)。レセプタクル12を以前に搬送した、レセプタクル搬器62は、次いで、その中への保管のために、装填解除モジュール30gからレセプタクル搬器給送モジュール30hに経路指定されてもよい、またはレセプタクル12をレセプタクル保管モジュール30dから受容するために使用されてもよい。所定の保管周期(例えば、5日)の満了に先立って、レセプタクル12内に含有される試料が、さらなる試験に曝されるべきである(例えば、関連付けられる作業命令が完了されていない場合、初期試験の結果に基づいて、再試験、リフレックス試験、または新しい検体のための試験のために)ことが判定される場合、レセプタクル12は、レセプタクル保管モジュール30dから主要コンベヤライン48の左側内側ループ53bに輸送され、それは、試料の分析のために、再循環され、少なくとも1つの利用可能な分析器モジュール30bに経路指定される(ステップ320)。主要コンベヤライン48とレセプタクル保管モジュール30dとの間のレセプタクル12の移送に関する付加的詳細は、図32の方法400および図33の方法600に関して下記にさらに詳細に説明されるであろう。いったん所定の保管周期が完了すると、レセプタクル12を支持するレセプタクルラック114は、ドア118を用いて、レセプタクル保管モジュール30dの正面116から手動で除去されてもよい(ステップ330)。
レセプタクル12のためのワークフローが完了した(または別様に、将来的時間にさらなる試験を要求しない)場合、レセプタクル12は、コンベヤコントローラ42の制御下で、左側内側ループ53bから主要コンベヤライン48の右側内側ループ53a上の装填解除する(出力)モジュール30gに経路指定されてもよい(例えば、方向転換器46の動作を介して、通抜ライン52aをバイパスすることによって)(ステップ328)。レセプタクル12(レセプタクル搬器62とともに)は、方向転換器46の動作を介して、主要コンベヤライン48の右側内側ループ53aから装填解除モジュール30gと関連付けられる分岐ライン50上に方向転換され、分岐ライン50上に不動化されたレセプタクル搬器62から除去され、レセプタクルラック(図示せず)の中への挿入のために、ピックアンドプレースデバイス(図示せず)を介して、装填解除モジュール30gの中に移送されてもよい。レセプタクル12を支持するレセプタクルラックは、次いで、装填解除モジュールから手動で除去されてもよい30g(ステップ330)。レセプタクル12を以前に搬送した、空のレセプタクル搬器62が、次いで、装填解除モジュール30gから、その中への保管のために、装填モジュール30aまたはレセプタクル搬器給送モジュール30hに経路指定されてもよい。
ここで図32を参照すると、閉鎖されたレセプタクル12を、レセプタクルラック114の選択されたレセプタクルスロット130内への保管のために、自動化コンベヤシステム32の分岐ライン102から、段112のうちの1つと関連付けられる、レセプタクル保管モジュール30dの中に移送するための例示的方法400が、ここで説明されるであろう。方法400は、1つのみの閉鎖されたレセプタクル12に関して下記に説明されるが、複数の閉鎖されたレセプタクル12が、個々に、保管のために、レセプタクル保管モジュール30dの中に移送されることが可能であることを理解されたい。したがって、説明される方法400は、閉鎖されたレセプタクル12毎に繰り返され、レセプタクル保管モジュール30dの中に移送され、そこに保管されることができる。例示的方法400は、最初に、バーコード読取機アセンブリ104が、閉鎖されたレセプタクル12と関連付けられるバーコード28が読み取られ得るように、レセプタクル搬器62を停止させ、レセプタクル搬器62を回転させ、関連付けられる閉鎖されたレセプタクル12の除去を促進するために、レセプタクル搬器62を不動化されたと仮定する(図11および12参照)。
到着側ピックアンドプレースデバイス150a(図8、11、および16参照)は、閉鎖されたレセプタクル12を、自動化コンベヤシステム32の分岐ライン102上に不動化されたレセプタクル搬器62から、選択された段112と関連付けられる到着側受取場所に移送する(ステップ402)。図示される実施形態では、本ステップは、(i)到着側ピックアンドプレースデバイス150aのキャリッジ166を分岐ライン104に隣接する位置に垂直に移動させ(本ステップは、到着側ピックアンドプレースデバイス150aが分岐ライン104に隣接するホーム位置にある場合は、実施されない)、(ii)到着側ピックアンドプレースデバイス150aのグリッパ168を、筐体108の背面120からオフセットされる、第2の位置に外向きに回転させ、それによって、グリッパ168とバーコード読取機アセンブリ104によって保持される不動化されたレセプタクル搬器62を垂直に整合させ、(iii)グリッパ168が不動化されたレセプタクル搬器62によって保持されるレセプタクル12のレセプタクル14に隣接するまで、到着側ピックアンドプレースデバイス150aのキャリッジ166を降下させ、(iv)レセプタクル14を到着側ピックアンドプレースデバイス150aのグリッパ168で握持し、(v)レセプタクル12が不動化されたレセプタクル搬器62を乗り越えるまで、到着側ピックアンドプレースデバイス150aのキャリッジ166を上昇させ、(vi)到着側ピックアンドプレースデバイス150aのグリッパ168を筐体108の背面120に隣接する第1の位置に内向きに回転させ、(vii)グリッパ168が選択された段112と関連付けられる到着側開口部122aの上方に据え付けられるように、到着側ピックアンドプレースデバイス150aのキャリッジ166を選択された段112まで上昇させ(選択された段112が、分岐ライン104の真下にある場合、下向きに、選択された段112が分岐ライン104の上方にある場合、上向きに)、(viii)選択された段112の到着側開口部122aと関連付けられる、ドア123を開放し、(ix)到着側保持器172aが到着側受取場所において到着側開口部122aを通して延在するように、レセプタクルトランスポータ152の滑動部170を到着側開口部122aに近接する第1の場所に側方に移動させ、(x)握持されたレセプタクルが到着側受取場所において到着側保持器172aの中に完全に挿入されるまで、到着側ピックアンドプレースデバイス150aのグリッパ168を下向きに移動させ、(xi)レセプタクル12を到着側ピックアンドプレースデバイス150aのグリッパ168の握持から解放することによって遂行される。
次に、レセプタクルトランスポータ152(図17および18参照)は、閉鎖されたレセプタクル12を到着側受取場所からレセプタクル保管モジュール30dのチャンバ110内の到着側受渡場所に位置する移動させる(ステップ404)。図示される実施形態では、本ステップは、(i)到着側保持器172aが、直接、到着側受渡場所の真下にあるまで、レセプタクルトランスポータ152の滑動部170を到着側開口部122aに隣接する第1の場所から到着側開口部122aから離間される第2の場所に側方に移動させ、(ii)到着側保持器172aを初期段から第2のより高い段における受渡場所に上向きに移動させ、(iii)到着側開口部122aと関連付けられるドア123を閉鎖することによって遂行される。
段112と関連付けられる、ロボットハンドラ154(図15、17、および18参照)は、次いで、レセプタクル挿入停止アセンブリ148と併せて、閉鎖されたレセプタクル12を到着側受渡場所からレセプタクルラック114の選択されたレセプタクルスロット130に移送し、2段階レセプタクル挿入プロセスを実施し、閉鎖されたレセプタクル12をレセプタクルラック114の選択されたレセプタクルスロット130内に着座させる(ステップ406)。到着側受渡場所からレセプタクルラック114の選択されたレセプタクルスロット130への閉鎖されたレセプタクル12の移送、およびレセプタクル挿入停止アセンブリ148およびロボットハンドラ154によって採用される、後続2段階レセプタクル挿入プロセスについて議論するさらなる詳細が、ここで説明されるであろう。
ここで図33を参照すると、閉鎖されたレセプタクル12を受取場所から選択されたレセプタクルスロット130に移送するため、およびレセプタクル保管モジュール30d内への一時的保管のために閉鎖されたレセプタクル12を選択されたレセプタクルスロット130内に完全に着座させるための、ロボットハンドラ154によって実施される、1つの例示的方法500が、説明されるであろう。方法500は、ロボットハンドラ154のグリッパ装置176を使用して説明されるであろうが、方法500は、グリッパ装置176’を同一様式で使用してもよいことを理解されたい。例示的方法500は、ロボットハンドラ154がホーム位置にあるとき、グリッパ装置176が、グリッパ装置176のジョー部材200a、200bが開放位置(図23Aおよび23B参照)にある間、到着側受渡場所に垂直に整合されると仮定する(この場合、レセプタクルトランスポータ152の到着側保持器172aが、レセプタクル保管モジュール30dのチャンバ110内に完全に含有され、第2のより高い段に位置付けられるとき)。例示的方法500はまた、レセプタクルラック114の選択されたレセプタクルスロット130の垂直段112と関連付けられる、レセプタクル挿入停止アセンブリ148のピン160が、レセプタクルラック114の基部プレート124cの真下の第2の位置にあると仮定する。簡単に上記に議論されたように、コントローラ156の位置制御サブシステム178(図20参照)は、ガントリ174を介して、グリッパ装置176のXYZ移動を制御し、コントローラ156のグリッパ制御サブシステム180(図20参照)は、開放位置(図23A、23B、26A、および26B参照)と、第1の閉鎖位置(図24Aおよび24B参照)と、第2の閉鎖位置(図27Aおよび27B参照)との間のグリッパ装置176のジョー部材200a、200bの移動を制御する。
レセプタクル挿入停止アセンブリ148のキャリッジ158は、側方に移動され、レセプタクル挿入停止アセンブリ148のピン160と選択されたレセプタクルスロット130を垂直に整合させ(ステップ502)、ピン160は、選択された空のレセプタクルスロット130内の第1の位置まで上昇され、これは、好ましくは、基部プレート124cとレセプタクルラック114の第2の支持プレート124bとの間にあって(図19参照)、それによって、選択されたレセプタクルスロット130のための深度挿入停止部を提供する(ステップ504)。
ロボットハンドラ154のグリッパ装置176は、図34に図示されるように、開放位置にある、ジョー部材200a、200bが、レセプタクルトランスポータ152の到着側保持器172a内でレセプタクル12のクロージャ16の側壁22と側方に整合される(すなわち、本明細書で使用されるように、横並関係)(近接度センサ191によって示されるように)まで、降下される(ステップ506)。次に、ジョー部材200a、200bは、図35に図示されるように、開放位置から第1の閉鎖位置に移動され、レセプタクル12のクロージャ16の側壁22をジョー部材200a、200bで握持する(ステップ508)。図示される実施形態では、ジョー部材200a、200bは、閉鎖されたレセプタクル12のクロージャ16の側壁22を個別のジョー部材200a、200bの輪郭が付けられた係合面212で握持する(図24Aおよび24B参照)。グリッパ装置176’が、使用される場合、フィンガ214a’-214d’は、閉鎖されたレセプタクル12のレセプタクル14と接触またはほぼ接触し、閉鎖されたレセプタクル12と垂直に整合させることを補助するであろう(図47、49A、および49B参照)。
次に、ジョー部材200a、200bが、第1の閉鎖位置にある間、グリッパ装置176は、(i)図36に図示されるように、上昇され、握持されたレセプタクル12をレセプタクルトランスポータ152の到着側保持器172aから除去し(ステップ510)、(ii)図37に図示されるように、側方に移動され、握持されたレセプタクル12をレセプタクルラック114の選択されたレセプタクルスロット130と垂直整合するように位置付け(ステップ512)、図38に図示されるように、降下され、握持されたレセプタクル12を選択されたレセプタクルスロット130の中に部分的に、すなわち、レセプタクル12の底部端20がレセプタクル挿入停止アセンブリ148のピン160の先端164に接触するまで挿入する(ステップ514)。ジョー部材200a、200bは、常時、レセプタクルラック114の隣接するレセプタクルスロット内に着座されるレセプタクル12の上部表面24によって画定される、レセプタクル平面の上方に着座されたままである(図21に示されるように)ことを理解されたい。
次に、ジョー部材200a、200bは、図39に図示されるように、第1の閉鎖位置から開放位置に移動され、部分的に挿入されたレセプタクル12を解放し(ステップ516)、グリッパ装置176は、次いで、図40に図示されるように、フィンガ214a-214dが部分的に挿入されたレセプタクル12のクロージャ16の側壁22と側方に整合される(近接度センサ191によって示されるように)まで、上昇される(ステップ518)。着目すべきこととして、レセプタクル挿入停止アセンブリ148のピン160は、ジョー部材200a、200bが第1の閉鎖位置から開放位置に移動されるとき、部分的に挿入されたレセプタクル12をレセプタクルスロット130内で支持する。ジョー部材200a、200bは、次いで、図41に図示されるように、フィンガ214a-214dが、クロージャ16の側壁22をフィンガ214a-214dで握持するように、開放位置から第2の閉鎖位置に移動される(ステップ520)。図示される実施形態では、フィンガ214a-214dは、閉鎖されたレセプタクル12のクロージャ16の側壁22を個別のフィンガ214a-214dの接触面218で握持する(図27Aおよび27B参照)。方法500は、ステップ502-504において、レセプタクル12の除去に先立って、深度挿入停止部を選択されたレセプタクルスロット130内に提供するように説明されたが、深度挿入停止部ステップ502または504のいずれかは、ステップ516において、部分的に挿入されたレセプタクル12を解放することに先立って、随時、実施されることができることを理解されたい。
ジョー部材200a、200bが、第2の閉鎖位置にある間、レセプタクル挿入停止アセンブリ148のピン160は、レセプタクルラック114の基部プレート124cの真下の第2の位置まで降下され、それによって、深度挿入停止部を選択されたレセプタクルスロット130から除去する(ステップ522)。グリッパ装置176は、次いで、図42に図示されるように、握持されたレセプタクル12が選択されたレセプタクルスロット130内に着座されるまで、すなわち、レセプタクル12の底部端20が、レセプタクルラック114の基部プレート124cのテーパ状開口部128cに接触するまで、降下される(ステップ524)。図示される実施形態では、フィンガ214a-214dは、握持されたレセプタクル12が、図30Bに図示されるように、着座された位置にあるとき、フィンガ214a-214dのそれぞれが、少なくとも部分的に一対の近隣レセプタクル12によって画定された介在空間230内に据え付けられるように構成される(すなわち、定寸および配列される)。レセプタクル12間の相互汚染を回避するために、ステップ514-524の間、フィンガ214a-214dが、近隣レセプタクル12のクロージャ16、特に、クロージャ16の上部表面24に接触しないことが好ましい。方法500は、ステップ522では、深度挿入停止部を選択されたレセプタクルスロット130から除去するように説明されたが深度挿入停止部ステップ502または504のいずれかは、ステップ516において、部分的に挿入されたレセプタクル12を解放することに先立って、随時、実施されることができることを理解されたい。
いったん閉鎖されたレセプタクル12が、選択されたレセプタクルスロット130内に着座されると、グリッパ装置176は、ホーム位置に戻るように移動されることができる。本プロセスの間、(i)ジョー部材200a、200bは、第2の閉鎖位置から開放位置に移動され、それによって、図43に図示されるように、着座されたレセプタクル12を解放し(ステップ526)、(ii)グリッパ装置176は、図44に図示されるように、フィンガ214a-214dが着座されたレセプタクル12のクロージャ16の上方に据え付けられるまで、上昇され(ステップ528)、(iii)グリッパ装置176は、グリッパ装置176が到着側受渡場所と垂直に整合されるまで、側方に移動される(ステップ530)。
ここで図45を参照すると、閉鎖および着座されたレセプタクル12をレセプタクル保管モジュール30dと関連付けられる自動化コンベヤシステム32の分岐ライン102に戻すための例示的方法600が、ここで説明されるであろう。下記に説明される方法600は、1つの閉鎖されたレセプタクル12に関するものであるが、複数の閉鎖されたレセプタクル12が、個々に、レセプタクル保管モジュール30から分岐ライン102に移送されることが可能であって、したがって、方法600は、いくつかの閉鎖および着座されたレセプタクル12毎に、レセプタクル保管モジュール30dから分岐ライン102に移送されるように繰り返されることができることを理解されたい。例示的方法600は、最初に、停止特徴106が空のレセプタクル搬器62内に不動化され(図11および14参照)、その中に閉鎖されたレセプタクル12が配置されるであろうと仮定する。
2段階レセプタクル除去プロセスを使用して、段112と関連付けられる、ロボットハンドラ154(図15、17、および18参照)は、閉鎖されたレセプタクル12をレセプタクルラック114の選択されたレセプタクルスロット130から除去し、閉鎖されたレセプタクルを選択されたレセプタクルスロット130から出発側受取場所に移送する(ステップ602)。ロボットハンドラ154によって採用されるその2段階レセプタクル除去プロセス、およびレセプタクルラック114の選択されたレセプタクルスロット130から出発側受取場所への閉鎖されたレセプタクル12の後続移送について議論するさらなる詳細は、図46の方法700に関して下記にさらに詳細に説明されるであろう。
次に、レセプタクルトランスポータ152(図17および18参照)は、閉鎖されたレセプタクル12を出発側受取場所から出発側受渡場所に移動させる(ステップ604)。図示される実施形態では、本ステップは、(i)レセプタクルトランスポータ152の出発側保持器172bを初期段から出発側受取場所における第2のより高い段に上向きに移動させ、(ii)閉鎖されたレセプタクル12をロボットハンドラ154から受容し、(iii)出発側保持器172b第2のより高い段を初期段から下向きに移動させ、(iv)出発側開口部122bと関連付けられるドア123を開放し、(v)出発側保持器172bが出発側受渡場所における出発側開口部122bを通して延在するように、レセプタクルトランスポータ152の滑動部170を出発側開口部122bから離間される第2の場所から出発側開口部122bに近接する第1の場所に側方に移動させることによって遂行される。
次に、出発側ピックアンドプレースデバイス150b(図11および16参照)は、閉鎖されたレセプタクル12を出発側受渡場所から自動化コンベヤシステム32の主要コンベヤ44に(この場合、分岐ライン102上の不動化されたレセプタクル搬器62に)移送する(ステップ606)。図示される実施形態では、本ステップは、(i)出発側保持器172bによって支持される閉鎖されたレセプタクル12のレセプタクル14を出発側ピックアンドプレースデバイス150bのグリッパ168で握持し、(ii)出発側ピックアンドプレースデバイス150bのキャリッジ166を上向きに移動させ、それによって、握持されたレセプタクル12をレセプタクルトランスポータ152の出発側保持器172bから除去し、(iii)滑動部170が第2の場所にあるとき、レセプタクルトランスポータ152の出発側保持器172bが出発側開口部122bから完全に後退されるように、レセプタクルトランスポータ152の滑動部104を到着側開口部122aに近接する第1の場所から出発側開口部122bから離間される第2の場所に側方に移動させ、(iv)出発側開口部122bと関連付けられるドア123を閉鎖し、(v)出発側ピックアンドプレースデバイス150bのキャリッジ166を分岐ライン104に隣接する段に側方に移動させ(出発側開口部122bが分岐ライン104の上方にある場合、下向きに、出発側開口部122bが分岐ライン104の下方にある場合、上向きに)、(vi)グリッパ168が停止特徴106によって保持される不動化された空のレセプタクル搬器62の直上に据え付けられるように、出発側ピックアンドプレースデバイス150bのグリッパ168を筐体108の背面120からオフセットされる第2の位置に外向きに回転させ、(vii)出発側ピックアンドプレースデバイス150bのキャリッジ166を下向きに移動させ、それによって、握持されたレセプタクル12を不動化されたレセプタクル搬器62の中に挿入し、(viii)レセプタクル12を出発側ピックアンドプレースデバイス150bのグリッパ168の握持から解放し、(ix)グリッパ168が解放されたレセプタクル12の上方に位置付けられるように、出発側ピックアンドプレースデバイス150bのキャリッジ166を上昇させ、(x)出発側ピックアンドプレースデバイス150bのキャリッジ166を筐体108の背面120に隣接する位置に向かって内向きに回転させることによって、出発側ピックアンドプレースデバイス150bをそのホーム位置に戻すことによって遂行される。
ここで図44を参照すると、ロボットハンドラ154によって、閉鎖および着座されたレセプタクル12をレセプタクルラック114の選択されたレセプタクルスロット130から送達位置に移送するために実施される、1つの例示的方法700が、説明されるであろう。例示的方法700は、ロボットハンドラ154がホーム位置にあると仮定する(方法500に関して上記に説明される)。簡単に上記に議論されたように、コントローラ156の位置制御サブシステム178(図20参照)は、ガントリ174を介して、グリッパ装置176のXYZ移動を制御し、コントローラ156のグリッパ制御サブシステム180(図20参照)は、開放位置(図23A、23B、26A、および26B参照)と、第1の閉鎖位置(図24Aおよび24B参照)と、第2の閉鎖位置(図27Aおよび27B参照)との間のグリッパ装置176のジョー部材200a、200bの移動を制御する。
レセプタクル挿入停止アセンブリ148のキャリッジ158は、側方に移動され、レセプタクル挿入停止アセンブリ148のピン160と選択されたレセプタクルスロット130を垂直に整合させる(ステップ702)。グリッパ装置176は、フィンガ214a-214dが、図44に図示されるように、閉鎖および着座されたレセプタクル12の上方に位置付けられるように、側方に移動され、フィンガ214a-214dをレセプタクルラック114の選択されたレセプタクルスロット130と垂直整合するように位置付ける(ステップ704)。ジョー部材200a、200bを開放位置で用いることで、グリッパ装置176は、次いで、図43に図示されるように、フィンガ214a-214dが閉鎖および着座されたレセプタクル12のクロージャ16の側壁22と側方に整合される(近接度センサ191によって示されるように)まで、降下される(ステップ706)。図示される実施形態では、フィンガ214a-214dは、図30Bに図示されるように、握持されたレセプタクル12が着座された位置にあるとき、フィンガ214a-214dのそれぞれが少なくとも部分的に一対の近隣レセプタクル12によって画定された介在空間230内に据え付けられるように構成される(すなわち、定寸および配列される)。
次に、ジョー部材200a、200bは、図42に図示されるように、着座されたレセプタクル12のクロージャ16の側壁22が、フィンガ214a-214dによって握持されるように、開放位置から第2の閉鎖位置に移動される(ステップ708)。図示される実施形態では、フィンガ214a-214dは、閉鎖されたレセプタクル12のクロージャ16の側壁22を個別のフィンガ214a-214dの接触面218で握持する(図27Aおよび27B参照)。グリッパ装置176は、図41に図示されるように、上昇され、握持されたレセプタクル12を着座解除し、選択されたレセプタクルスロット130から部分的に除去する(ステップ710)。レセプタクル挿入停止アセンブリ148のピン160は、レセプタクルラック114の基部プレート124cと第2の支持プレート124bとの間の選択された空のレセプタクルスロット130内の第1の位置まで上昇され(図19参照)、それによって、部分的に除去されたレセプタクル12を選択されたレセプタクルスロット130内に支持する(ステップ712)。ジョー部材200a、200bは、次いで、図40に図示されるように、第2の閉鎖位置から開放位置まで移動され、部分的に除去されたレセプタクル12を解放する(ステップ714)。代替実施形態では、ステップ704-714の代わりに、ピン160は、基部プレート124cと第2の支持プレート124bとの間の選択されたレセプタクルスロット130内の第1の位置まで上昇され、完全に着座されたレセプタクル12を選択されたレセプタクルスロット130内で上向きに押勢し、それによって、レセプタクル12を選択されたレセプタクルスロット130から部分的に除去する。
実施形態のいずれかでは、グリッパ装置176は、図39に図示されるように、ジョー部材200a、200bが、部分的に除去されたレセプタクル12のクロージャ16の側壁22と側方に整合される(近接度センサ191によって示されるように)まで、降下される(ステップ716)。ジョー部材200a、200bは、次いで、図38に図示されるように、開放位置から第1の閉鎖位置に移動され、閉鎖されたレセプタクル12のクロージャ16の側壁22を握持する(ステップ718)。図示される実施形態では、ジョー部材200a、200bは、閉鎖されたレセプタクル12のクロージャ16の側壁22を個別のジョー部材200a、200bの輪郭が付けられた係合面212で握持する(図24Aおよび24B参照)。グリッパ装置176’が、使用される場合、フィンガ214a’-214d’は、閉鎖されたレセプタクル12のレセプタクル14と接触またはほぼ接触し、閉鎖されたレセプタクル12と垂直に整合させることを補助するであろう(図47、49Aおよび49B参照)。ジョー部材200a、200bが、第1の閉鎖位置にある間(またはレセプタクル12の除去後)、レセプタクル挿入停止アセンブリ148のピン160は、レセプタクルラック114の基部プレート124cの真下の第2の位置まで降下されてもよい(ステップ720)。グリッパ装置176は、次いで、図37に図示されるように、上昇され、握持されたレセプタクル12を選択されたレセプタクルスロット130から完全に除去する(ステップ722)。
次に、グリッパ装置176は、図36に図示されるように、側方に移動され、握持されたレセプタクル12をレセプタクルトランスポータ152の出発側保持器172bと垂直整合するように位置付ける(ステップ724)。グリッパ装置は、次いで、図35に図示されるように、降下され、握持されたレセプタクル12をレセプタクルトランスポータ152の出発側保持器172bの中に挿入する(ステップ726)。最後に、ジョー部材200a、200bは、図34に図示されるように、第1の閉鎖位置から開放位置に移動され、挿入されたレセプタクル12を解放する(ステップ728)。
挿入されたレセプタクル12を解放後、グリッパ装置176は、次いで、背面をホーム位置に移動させることができる。本プロセスの間、(i)図44に図示されるように、グリッパ装置176は、フィンガ214a-214dが着座されたレセプタクル12のクロージャ16の上方に据え付けられるまで、上昇され(ステップ730)、(ii)グリッパ装置176は、グリッパ装置176が到着側受渡場所と垂直に整合されるまで、側方に移動される(ステップ732)。
実施形態
以下の特徴および利益のうちの1つ以上が、本明細書に説明される実施形態によって包含される、またはそれによって達成可能であり得る。
実施形態1.レセプタクルと、レセプタクルの開放上部端に添着される、クロージャとを有する、閉鎖されたレセプタクルを握持するように構成される、グリッパ装置であって、グリッパ装置は、開放位置と、第1の閉鎖位置と、第2の閉鎖位置との間に、相互に対して側方移動が可能である、対向ジョー部材であって、ジョー部材は、閉鎖されたレセプタクルのクロージャが第1の閉鎖位置においてジョー部材間に据え付けられると、閉鎖されたレセプタクルのクロージャの側壁を握持するように構成され、ジョー部材は、開放位置において、閉鎖されたレセプタクルを解放するように構成される、ジョー部材と、複数のフィンガであって、ジョー部材のそれぞれは、その基部から垂下する、複数のフィンガのうちの少なくとも1つを有し、複数のフィンガは、クロージャが、(i)複数のフィンガ間かつ(ii)ジョー部材のそれぞれの基部の真下に据え付けられると、ジョー部材が側方に相互に向かって開放位置から移動させるにつれて、クロージャの上部表面の真下のクロージャの側壁を握持するように構成され、複数のフィンガは、第2の閉鎖位置において、クロージャの側壁を握持する、複数のフィンガとを備える、グリッパ装置。
実施形態2.ジョー部材は、第1の閉鎖位置において、クロージャの側壁を握持するように構成される、実施形態1に記載のグリッパ装置。
実施形態3.複数のフィンガは、ジョー部材が第1の閉鎖位置においてクロージャの側壁を握持すると、レセプタクルと接触またはほぼ接触するように構成される、実施形態2に記載のグリッパ装置。
実施形態4.複数のフィンガは、ジョー部材が第1の閉鎖位置においてクロージャの側壁を握持すると、レセプタクルと接触するように構成される、実施形態3に記載のグリッパ装置。
実施形態5.複数のフィンガのそれぞれは、レセプタクルが複数のフィンガ間に心合されると、レセプタクルの0.25mm以内にある、実施形態3に記載のグリッパ装置。
実施形態6.ジョー部材のそれぞれは、クロージャの側壁を握持するための輪郭が付けられた係合面を有し、クロージャおよびレセプタクルはそれぞれ、円筒形形状を有する、実施形態1-5のいずれか1項に記載のグリッパ装置。
実施形態7.ジョー部材のそれぞれの輪郭が付けられた係合面は、丸みを帯びた陥凹であり、輪郭が付けられた係合面は、相互の鏡像である、実施形態6に記載のグリッパ装置。
実施形態8.ジョー部材のそれぞれの輪郭が付けられた係合面は、V形状陥凹であり、輪郭が付けられた係合面は、相互の鏡像である、実施形態6に記載のグリッパ装置。
実施形態9.ジョー部材のそれぞれの輪郭が付けられた係合面は、複数の側方に配向される溝を備え、各隣接する対の溝は、側方縁を形成する、実施形態6-8のいずれか1項に記載のグリッパ装置。
実施形態10.ジョー部材は、ジョー部材間に据え付けられている閉鎖されたレセプタクルの不在下、相互に接触することが可能であり、輪郭が付けられた係合面は、ジョー部材が相互に接触すると、開口部を画定する、実施形態6-9のいずれか1項に記載のグリッパ装置。
実施形態11.ジョー部材は、閉鎖されたレセプタクルが、ジョー部材間に据え付けられ、ジョー部材が、第1の閉鎖位置にあると、相互に接触しない、実施形態10に記載のグリッパ装置。
実施形態12.ジョー部材のそれぞれは、その基部から垂下する、複数のフィンガのうちの2つ以上を有する、実施形態1-11のいずれか1項に記載のグリッパ装置。
実施形態13.ジョー部材のそれぞれは、その基部から垂下する、複数のフィンガのうちの2つのみを有する、実施形態12に記載のグリッパ装置。
実施形態14.複数のフィンガのそれぞれは、クロージャが、(i)ジョー部材のそれぞれの基部の真下かつ(ii)第2の閉鎖位置における複数のフィンガ間に据え付けられると、クロージャの側壁に係合するように構成される、接触面を有する、内面を備える、実施形態1-13のいずれか1項に記載のグリッパ装置。
実施形態15.複数のフィンガのそれぞれの接触面は、ローレット加工される、実施形態14に記載のグリッパ装置。
実施形態16.複数のフィンガのそれぞれの接触面は、クロージャの側壁が第2の閉鎖位置において複数のフィンガによって握持されると、クロージャの軸方向中心に向かって配向される、実施形態14または15に記載のグリッパ装置。
実施形態17.複数のフィンガのそれぞれの内面は、接触面に隣接して、かつその上方に据え付けられる、陥凹を含み、陥凹は、第2の閉鎖位置において陥凹とクロージャとの間の接触が存在しないように構成される、実施形態14-16のいずれか1項に記載のグリッパ装置。
実施形態18.複数のフィンガのそれぞれの内面の上側領域は、クロージャの側壁が第2の閉鎖位置において複数のフィンガによって握持されると、内面の上側領域の少なくとも一部が、直接、クロージャの上部表面の上方に据え付けられるように、陥凹からジョー部材のうちの1つの基部に向かって内向きに傾く、実施形態17に記載のグリッパ装置。
実施形態19.複数のフィンガのそれぞれは、略垂直上側領域と、テーパ状下側領域とを有する、外面を備える、実施形態1-18のいずれか1項に記載のグリッパ装置。
実施形態20.複数のフィンガは、1ポンドを上回る握持力を有する、実施形態1-19のいずれか1項に記載のグリッパ装置。
実施形態21.ジョー部材に対する閉鎖されたレセプタクルの位置を検出するためにジョー部材の上方に据え付けられる、近接度センサをさらに備える、実施形態1-20のいずれか1項に記載のグリッパ装置。
実施形態22.ロボットハンドラであって、実施形態1-21のいずれか1項に記載のグリッパ装置と、グリッパ装置を動作的に支持し、グリッパ装置にXYZ移動を提供するように構成される、ガントリとを備える、ロボットハンドラ。
実施形態23.閉鎖されたレセプタクルを握持するように構成される、グリッパ装置であって、一対の対向する平行移動可能な支持部材と、支持部材から垂下する、複数のフィンガであって、支持部材のそれぞれは、そこから垂下する、複数のフィンガのうちの少なくとも1つを有し、複数のフィンガのそれぞれは、略垂直下側領域と、略垂直下側領域と対応する支持部材との間に据え付けられる、陥凹とを有する、内面を備える、複数のフィンガとを備える、グリッパ装置。
実施形態24.各陥凹と対応する支持部材との間に据え付けられる、上側領域をさらに備え、上側領域は、内向きに傾いている、実施形態23に記載のグリッパ装置。
実施形態25.支持部材はそれぞれ、そこから垂下する、複数のフィンガのうちの2つ以上を有する、実施形態24に記載のグリッパ装置。
実施形態26.支持部材はそれぞれ、そこから垂下する、複数のフィンガのうちの2つのみを有する、実施形態25に記載のグリッパ装置。
実施形態27.複数のフィンガのそれぞれの内面の略垂直下側領域は、ローレット加工される、実施形態23-26のいずれか1項に記載のグリッパ装置。
実施形態28.複数のフィンガはそれぞれ、略垂直上側領域と、テーパ状下側領域とを有する、外面を備える、実施形態23-27のいずれか1項に記載のグリッパ装置。
実施形態29.複数のフィンガは、ように構成される、複数のフィンガのそれぞれの内面の垂直下側領域は、複数のフィンガによって握持される、物体の円筒形表面に接触する、実施形態23-28のいずれか1項に記載のグリッパ装置。
実施形態30.複数のフィンガは、1ポンドを上回る握持力を有する、実施形態23-29のいずれか1項に記載のグリッパ装置。
実施形態31.実施形態23-30のいずれか1項に記載のグリッパ装置によって握持される、閉鎖されたレセプタクルであって、閉鎖されたレセプタクルは、レセプタクルと、レセプタクルの開放上部端に添着される、クロージャとを含み、クロージャは、各フィンガの内面の下側領域がクロージャの上部表面の真下のクロージャの側壁に接触した状態で、複数のフィンガ間に握持される、閉鎖されたレセプタクル。
実施形態32.クロージャの上部表面は、穿刺可能である、実施形態31に記載のクロージャレセプタクル。
実施形態33.クロージャの上部表面は、穿刺されている、実施形態32に記載のクロージャレセプタクル。
実施形態34.実施形態23-30のいずれか1項に記載のグリッパ装置を用いて、閉鎖されたレセプタクルを握持する方法であって、閉鎖されたレセプタクルは、レセプタクルと、レセプタクルの開放上部端に添着される、クロージャとを含み、各フィンガの内面の下側領域がクロージャの側壁と整合されるように、支持部材を位置付けるステップと、支持部材を相互に向かって平行移動させ、各フィンガの内面の下側領域がクロージャの上部表面の真下のクロージャの側壁に接触した状態で、クロージャを複数のフィンガ間に握持するステップとを含む、方法。
実施形態35.ロボットハンドラであって、実施形態23-30のいずれか1項に記載のグリッパ装置と、グリッパ装置を動作的に支持し、グリッパ装置にXYZ移動を提供するように構成される、ガントリとを備える、ロボットハンドラ。
実施形態36.レセプタクル保管モジュールであって、チャンバを画定する、筐体と、チャンバ内に含有される、複数の垂直に離間された段であって、段のそれぞれは、1つ以上のレセプタクルラックを支持するように構成される、複数の垂直に離間された段と、複数のロボットハンドラであって、ロボットハンドラのそれぞれは、段のうちの1つと動作的に関連付けられ、ロボットハンドラのそれぞれは、実施形態22または35に記載のロボットハンドラである、複数のロボットハンドラとを備える、レセプタクル保管モジュール。
実施形態37.筐体の正面は、段にアクセスするための1つ以上の対のドアを備える、実施形態36に記載のレセプタクル保管モジュール。
実施形態38.筐体の背面は、それを通してレセプタクルを受容するように構成される、1つ以上の開口部を備える、実施形態36または37に記載のレセプタクル保管モジュール。
実施形態39.レセプタクルを握持し、レセプタクルを個別の開口部を通して筐体の中に移送するための、1つ以上の開口部のそれぞれと関連付けられる、ピックアンドプレースデバイスをさらに備える、実施形態38に記載のレセプタクル保管モジュール。
実施形態40.開口部のうちの少なくとも1つと関連付けられる、レセプタクルトランスポータをさらに備え、レセプタクルトランスポータは、単一レセプタクルを個別のピックアンドプレースデバイスから受容し、レセプタクルを複数の異なる受取場所に移送するように構成され、受取場所はそれぞれ、レセプタクル保管モジュールの複数の段のうちの1つと関連付けられ、レセプタクルは、受取場所のそれぞれにおいて、複数のロボットハンドラのうちの関連付けられるものによってアクセス可能である、実施形態39に記載のレセプタクル保管モジュール。
実施形態41.保管モジュール段のうちの少なくとも1つは、複数のレセプタクルを線形行に保持する、レセプタクルラックを支持する、実施形態36-40のいずれか1項に記載のレセプタクル。
実施形態42.チャンバは、冷蔵される、実施形態36-41のいずれか1項に記載のレセプタクル保管モジュール。
実施形態43.自動化試料処理システムであって、実施形態36-42のいずれか1項に記載のレセプタクル保管モジュールと、レセプタクル内に含有される試料を分析するための分析器と、レセプタクルを直立配向に支持するための搬器上において、レセプタクルを分析器とレセプタクル保管モジュールとの間に移送するためのコンベヤとを備える、自動化試料処理システム。
実施形態44.レセプタクル内に含有される試料が分析器内で処理された後、クロージャを用いてレセプタクルの上部端を閉鎖するための、キャップ冠着モジュールをさらに備え、キャップ冠着モジュールは、コンベヤに沿って、分析器とレセプタクル保管モジュールとの間に据え付けられる、実施形態43に記載の自動化試料処理システム。
実施形態45.分析器内で試料を処理することに先立って、クロージャをレセプタクルから除去するための、キャップ除去モジュールをさらに備え、キャップ除去モジュールは、コンベヤに沿って、分析器の前に据え付けられる、実施形態44に記載の自動化試料処理システム。
実施形態46.レセプタクル保管モジュールに隣接する場所において、コンベヤ上の定常位置に搬器を維持するように構成される、停止特徴をさらに備える、実施形態43-45のいずれか1項に記載の自動化試料処理システム。
実施形態47.搬器とコンベヤとの間の磁力が、搬器を推進するために使用される、実施形態43-46のいずれか1項に記載の自動化試料処理システム。
実施形態48.実施形態22に記載のロボットハンドラを使用して、閉鎖されたレセプタクルを受取場所からレセプタクル保管モジュールの筐体内に含有されるレセプタクルラックに輸送する方法であって、方法は、(a)受取場所において、グリッパ装置のジョー部材を開放位置から第1の閉鎖位置に移動させ、閉鎖されたレセプタクルを握持するステップであって、閉鎖されたレセプタクルは、受取場所において、レセプタクル保持器によって支持される、ステップと、(b)ジョー部材が第1の閉鎖位置にある間、(i)レセプタクルをレセプタクル保持器から除去するステップと、(ii)レセプタクル保管モジュール内に含有されるレセプタクルラック内に形成される、レセプタクルスロットと垂直整合するように、レセプタクルを位置付けるステップであって、レセプタクルスロットは、直立配向に、閉鎖されたレセプタクルを受容および支持するように構成される、ステップと、(iii)部分的に、閉鎖されたレセプタクルをレセプタクルスロットの中に挿入するステップと、(c)ステップ(b)(iii)後、ジョー部材を第1の閉鎖位置から開放位置に移動させるステップと、(d)複数のフィンガが閉鎖されたレセプタクルのクロージャの側壁と側方に整合されるまで、ジョー部材を上昇させるステップと、(e)複数のフィンガがクロージャの側壁に係合するまで、ジョー部材を開放位置から第2の閉鎖位置に移動させるステップと、(f)ジョー部材が第2の閉鎖位置にある間、閉鎖されたレセプタクルがレセプタクルスロット内に着座されるまで、グリッパ装置を降下させるステップとを含む、方法。
実施形態49.閉鎖されたレセプタクルをレセプタクルラックのレセプタクルスロット内に着座させた後、(g)ジョー部材を開放位置に移動させるステップと、(h)複数のフィンガが、閉鎖されたレセプタクルの上方に据え付けられるまで、ジョー部材を上昇させるステップと、(i)グリッパ装置を受取場所に移動させるステップとをさらに含む、実施形態48に記載の方法。
実施形態50.レセプタクルラックは、レセプタクルを受容するためのレセプタクルスロットの複数の行を含み、ステップ(f)の間、フィンガは、複数のフィンガがそれぞれ、閉鎖されたレセプタクルがレセプタクルスロット内に着座されると、一対の近隣レセプタクル間の介在空間内に据え付けられるように構成される、実施形態48または49に記載の方法。
実施形態51.レセプタクル保持器は、レセプタクルトランスポータの構成要素である、実施形態48-50のいずれか1項に記載の方法。
実施形態52.ステップ(a)に先立って、閉鎖されたレセプタクルを、レセプタクル保管モジュールの外側に据え付けられるコンベヤ上に位置付けられる、レセプタクル搬器から、レセプタクル保持器に移送するステップをさらに含み、レセプタクル保持器は、レセプタクル保管モジュールの筐体の外側に据え付けられる、受渡場所に据え付けられる、実施形態51に記載の方法。
実施形態53.閉鎖されたレセプタクルは、ピックアンドプレースデバイスを使用して、レセプタクル搬器からレセプタクル保持器に移送される、実施形態52に記載の方法。
実施形態54.ステップ(a)に先立って、閉鎖されたレセプタクルが受渡場所から受取場所に移送されるように、レセプタクルトランスポータをレセプタクル保管モジュール内で移動させるステップをさらに含む、実施形態52または53に記載の方法。
実施形態55.複数のフィンガはそれぞれ、本方法の間、複数のフィンガのいずれかとクロージャの上部表面との間の接触が存在しないように、クロージャの輪縁の真下の位置において、クロージャの側壁を握持する、実施形態48-54のいずれか1項に記載の方法。
実施形態56.分析器およびレセプタクル保管モジュールを接続するトラック上において、閉鎖されたレセプタクルを分析器からレセプタクル保管モジュールに運搬するステップをさらに含み、閉鎖されたレセプタクルは、運搬ステップの間、レセプタクル搬器によって直立配向に支持される、実施形態48-55のいずれか1項に記載の方法。
実施形態57.分析器内において、ピペッタを用いて、クロージャを穿刺するステップと、ピペッタを用いて、試料を閉鎖されたレセプタクルから除去するステップとをさらに含む、実施形態56に記載の方法。
実施形態58.ステップ(c)の間、深度挿入停止部が部分的に挿入されるレセプタクルをレセプタクルスロット内に支持するように、深度挿入停止部をレセプタクルスロットに提供するステップをさらに含む、実施形態48-56のいずれか1項に記載の方法。
実施形態59.ステップ(e)と(f)との間に、挿入停止部をレセプタクルスロットから除去するステップをさらに含む、実施形態58に記載の方法。
実施形態60.実施形態1-21のいずれか1項に記載のグリッパ装置を用いて、閉鎖されたレセプタクルをレセプタクルスロット内に着座させるための方法であって、方法は、第1の閉鎖位置において、ジョー部材を用いて、閉鎖されたレセプタクルのクロージャをジョー部材間に握持するステップと、挿入停止ピンを部分的にレセプタクルスロットの中にレセプタクルスロットの底部端から延在させるステップと、閉鎖されたレセプタクルの底部端がレセプタクルスロットの底部端の上方のレセプタクルスロット内に据え付けられた状態で、閉鎖されたレセプタクルがレセプタクルスロットの中に部分的に挿入されるまで、ジョー部材およびそれによって握持された閉鎖されたレセプタクルをレセプタクルスロットに対して降下させるステップと、ジョー部材を第1の閉鎖位置から開放位置に移動させ、閉鎖されたレセプタクルがレセプタクルスロット内の部分的に挿入される位置に挿入停止ピンによって保定された状態で、閉鎖されたレセプタクルを解放するステップと、複数のフィンガが閉鎖されたレセプタクルのクロージャの側壁と側方に整合されるまで、ジョー部材を部分的に挿入された閉鎖されたレセプタクルに対して上昇させるステップと、ジョー部材を開放位置から第2の閉鎖位置に移動させ、閉鎖されたレセプタクルのクロージャをフィンガ間に握持するステップと、挿入停止ピンをレセプタクルスロットから引き出すステップと、閉鎖されたレセプタクルの底部端がレセプタクルスロットの底部端に据え付けられた状態で、閉鎖されたレセプタクルがレセプタクルスロットの中に完全に挿入されるまで、ジョー部材および複数のフィンガによって握持される閉鎖されたレセプタクルをレセプタクルスロットに対して降下させるステップと、ジョー部材を第2の閉鎖位置から開放位置に移動させ、閉鎖されたレセプタクルを解放するステップと、ジョー部材および複数のフィンガがクロージャの上部表面の上方にあるまで、ジョー部材および複数のフィンガをレセプタクルスロットおよびその中に着座される閉鎖されたレセプタクルに対して上昇させるステップとを含む、方法。
実施形態61.実施形態1-21のいずれか1項に記載のグリッパ装置を用いて、閉鎖されたレセプタクルをレセプタクルスロットから除去するための方法であって、方法は、ジョー部材が第2の閉鎖位置にある状態で、閉鎖されたレセプタクルのクロージャを複数のフィンガ間に握持するステップであって、閉鎖されたレセプタクルの底部端は、レセプタクルスロットの底部端に据え付けられ、閉鎖されたレセプタクルのクロージャは、少なくとも部分的に、レセプタクルスロットの上方に据え付けられる、ステップと、閉鎖されたレセプタクルの底部端がレセプタクルスロットの底部端の上方のレセプタクルスロット内に据え付けられた状態で、閉鎖されたレセプタクルがレセプタクルスロットから部分的に除去されるまで、ジョー部材および複数のフィンガによって握持される閉鎖されたレセプタクルをレセプタクルスロットに対して上昇させるステップと、挿入停止ピンを部分的にレセプタクルスロットの中にレセプタクルスロットの底部端から延在させるステップと、閉鎖されたレセプタクルが挿入停止ピンによってレセプタクルスロット内の部分的に除去される位置に保定された状態で、ジョー部材を第2の閉鎖位置から開放位置に移動させ、閉鎖されたレセプタクルを解放するステップと、ジョー部材が閉鎖されたレセプタクルのクロージャの側壁と側方に整合されるまで、ジョー部材を部分的に除去される閉鎖されたレセプタクルに対して降下させるステップと、ジョー部材を開放位置から第1の閉鎖位置に移動させ、閉鎖されたレセプタクルのクロージャをジョー部材間に握持するステップと、閉鎖されたレセプタクルの底部端がレセプタクルスロットの上方にあるまで、ジョー部材およびそれによって握持された閉鎖されたレセプタクルをレセプタクルスロットに対して上昇させるステップとを含む、方法。
本開示は、ある例証的実施形態を参照して、非常に詳細に説明および図示されている。当業者は、開示される実施形態の他の実施形態および変形例ならびに修正が本開示の範囲内に包含されることを容易に理解するであろう。開示される実施形態、組み合わせ、および副次的組み合わせの説明は、本開示が請求項に明示的に列挙されるもの以外の特徴または特徴の組み合わせを要求することを伝達することを意図するものではない。故に、本開示は、以下の添付の請求項の精神および範囲内に包含される全ての修正および変形例を含むと見なされる。

Claims (28)

  1. レセプタクルと、前記レセプタクルの開放上部端に添着される、クロージャとを有する、閉鎖されたレセプタクルを握持するように構成される、グリッパ装置であって、前記グリッパ装置は、
    開放位置と、第1の閉鎖位置と、第2の閉鎖位置との間に、相互に対して側方移動が可能である、対向ジョー部材であって、前記ジョー部材は、前記閉鎖されたレセプタクルの前記クロージャが前記第1の閉鎖位置において前記ジョー部材間に据え付けられると、前記閉鎖されたレセプタクルの前記クロージャの側壁を握持するように構成され、前記ジョー部材は、前記開放位置において、前記閉鎖されたレセプタクルを解放するように構成される、ジョー部材と、
    複数のフィンガであって、前記ジョー部材のそれぞれは、その基部から垂下する、前記複数のフィンガのうちの少なくとも1つを有し、前記複数のフィンガは、前記クロージャが、(i)前記複数のフィンガ間かつ(ii)前記ジョー部材のそれぞれの基部の真下に据え付けられると、前記ジョー部材が側方に相互に向かって開放位置から移動させるにつれて、前記クロージャの上部表面の真下の前記クロージャの側壁を握持するように構成され、前記複数のフィンガは、前記第2の閉鎖位置において、前記クロージャの側壁を握持する、複数のフィンガと
    を備える、グリッパ装置。
  2. 前記ジョー部材は、前記第1の閉鎖位置において、前記クロージャの側壁を握持するように構成される、請求項1に記載のグリッパ装置。
  3. 前記複数のフィンガは、前記ジョー部材が前記第1の閉鎖位置において前記クロージャの側壁を握持すると、前記レセプタクルと接触またはほぼ接触するように構成される、請求項2に記載のグリッパ装置。
  4. 前記複数のフィンガは、前記ジョー部材が前記第1の閉鎖位置において前記クロージャの側壁を握持すると、前記レセプタクルと接触するように構成される、請求項3に記載のグリッパ装置。
  5. 前記複数のフィンガのそれぞれは、前記レセプタクルが前記複数のフィンガ間に心合されると、前記レセプタクルの0.25mm以内にある、請求項3に記載のグリッパ装置。
  6. 前記ジョー部材のそれぞれは、前記クロージャの側壁を握持するための輪郭が付けられた係合面を有し、前記クロージャおよび前記レセプタクルはそれぞれ、円筒形形状を有する、請求項1-5のいずれか1項に記載のグリッパ装置。
  7. 前記ジョー部材のそれぞれの前記輪郭が付けられた係合面は、丸みを帯びた陥凹であり、前記輪郭が付けられた係合面は、相互の鏡像である、請求項6に記載のグリッパ装置。
  8. 前記ジョー部材のそれぞれの前記輪郭が付けられた係合面は、V形状陥凹であり、前記輪郭が付けられた係合面は、相互の鏡像である、請求項6に記載のグリッパ装置。
  9. 前記ジョー部材のそれぞれの前記輪郭が付けられた係合面は、複数の側方に配向される溝を備え、各隣接する対の溝は、側方縁を形成する、請求項6-8のいずれか1項に記載のグリッパ装置。
  10. 前記ジョー部材は、前記ジョー部材間に据え付けられている前記閉鎖されたレセプタクルの不在下、相互に接触することが可能であり、前記輪郭が付けられた係合面は、前記ジョー部材が相互に接触すると、開口部を画定する、請求項6-9のいずれか1項に記載のグリッパ装置。
  11. 前記ジョー部材は、前記閉鎖されたレセプタクルが、前記ジョー部材間に据え付けられ、前記ジョー部材が、前記第1の閉鎖位置にあると、相互に接触しない、請求項10に記載のグリッパ装置。
  12. 前記ジョー部材のそれぞれは、その前記基部から垂下する、前記複数のフィンガのうちの2つ以上を有する、請求項1-11のいずれか1項に記載のグリッパ装置。
  13. 前記ジョー部材のそれぞれは、その前記基部から垂下する、前記複数のフィンガのうちの2つのみを有する、請求項12に記載のグリッパ装置。
  14. 前記複数のフィンガのそれぞれは、前記クロージャが、(i)ジョー部材のそれぞれの前記基部の真下かつ(ii)前記第2の閉鎖位置における前記複数のフィンガ間に据え付けられると、前記クロージャの側壁に係合するように構成される、接触面を有する、内面を備える、請求項1-13のいずれか1項に記載のグリッパ装置。
  15. 前記複数のフィンガのそれぞれの前記接触面は、ローレット加工される、請求項14に記載のグリッパ装置。
  16. 前記複数のフィンガのそれぞれの前記接触面は、前記クロージャの側壁が前記第2の閉鎖位置において前記複数のフィンガによって握持されると、前記クロージャの軸方向中心に向かって配向される、請求項14または15に記載のグリッパ装置。
  17. 前記複数のフィンガのそれぞれの前記内面は、前記接触面に隣接して、かつその上方に据え付けられる、陥凹を含み、前記陥凹は、前記第2の閉鎖位置において前記陥凹と前記クロージャとの間の接触が存在しないように構成される、請求項14-16のいずれか1項に記載のグリッパ装置。
  18. 前記複数のフィンガのそれぞれの前記内面の上側領域は、前記クロージャの側壁が前記第2の閉鎖位置において前記複数のフィンガによって握持されると、前記内面の上側領域の少なくとも一部が、直接、前記クロージャの上部表面の上方に据え付けられるように、前記陥凹から前記ジョー部材のうちの1つの前記基部に向かって内向きに傾く、請求項17に記載のグリッパ装置。
  19. 前記複数のフィンガのそれぞれは、略垂直上側領域と、テーパ状下側領域とを有する、外面を備える、請求項1-18のいずれか1項に記載のグリッパ装置。
  20. 前記複数のフィンガは、1ポンドを上回る握持力を有する、請求項1-19のいずれか1項に記載のグリッパ装置。
  21. 前記ジョー部材に対する前記閉鎖されたレセプタクルの位置を検出するために前記ジョー部材の上方に据え付けられる、近接度センサをさらに備える、請求項1-20のいずれか1項に記載のグリッパ装置。
  22. ロボットハンドラであって、請求項1-21のいずれか1項に記載のグリッパ装置と、前記グリッパ装置を動作的に支持し、前記グリッパ装置にXYZ移動を提供するように構成される、ガントリとを備える、ロボットハンドラ。
  23. 閉鎖されたレセプタクルを握持するように構成される、グリッパ装置であって、
    一対の対向する平行移動可能な支持部材と、
    前記支持部材から垂下する、複数のフィンガであって、前記支持部材のそれぞれは、そこから垂下する、前記複数のフィンガのうちの少なくとも1つを有し、前記複数のフィンガのそれぞれは、略垂直下側領域と、前記略垂直下側領域と対応する支持部材との間に据え付けられる、陥凹とを有する、内面を備える、複数のフィンガと
    を備える、グリッパ装置。
  24. レセプタクル保管モジュールであって、
    チャンバを画定する、筐体と、
    前記チャンバ内に含有される、複数の垂直に離間された段であって、前記段のそれぞれは、1つ以上のレセプタクルラックを支持するように構成される、複数の垂直に離間された段と、
    複数のロボットハンドラであって、前記ロボットハンドラのそれぞれは、前記段のうちの1つと動作的に関連付けられ、前記ロボットハンドラのそれぞれは、請求項22に記載のロボットハンドラである、複数のロボットハンドラと
    を備える、レセプタクル保管モジュール。
  25. 自動化試料処理システムであって、
    請求項24に記載のレセプタクル保管モジュールと、
    レセプタクル内に含有される試料を分析するための分析器と、
    前記レセプタクルを直立配向に支持するための搬器上において、前記レセプタクルを分析器と前記レセプタクル保管モジュールとの間に移送するためのコンベヤと
    を備える、自動化試料処理システム。
  26. 請求項22に記載のロボットハンドラを使用して、閉鎖されたレセプタクルを受取場所からレセプタクル保管モジュールの筐体内に含有されるレセプタクルラックに輸送する方法であって、方法は、
    (a)前記受取場所において、前記グリッパ装置の前記ジョー部材を前記開放位置から前記第1の閉鎖位置に移動させ、前記閉鎖されたレセプタクルを握持するステップであって、前記閉鎖されたレセプタクルは、前記受取場所において、レセプタクル保持器によって支持される、ステップと、
    (b)前記ジョー部材が前記第1の閉鎖位置にある間、
    (i)前記レセプタクルを前記レセプタクル保持器から除去するステップと、
    (ii)前記レセプタクル保管モジュール内に含有されるレセプタクルラック内に形成される、レセプタクルスロットと垂直整合するように、前記レセプタクルを位置付けるステップであって、前記レセプタクルスロットは、直立配向に、前記閉鎖されたレセプタクルを受容および支持するように構成される、ステップと、
    (iii)部分的に、前記閉鎖されたレセプタクルを前記レセプタクルスロットの中に挿入するステップと、
    (c)ステップ(b)(iii)後、前記ジョー部材を前記第1の閉鎖位置から前記開放位置に移動させるステップと、
    (d)前記複数のフィンガが前記閉鎖されたレセプタクルのクロージャの側壁と側方に整合されるまで、前記ジョー部材を上昇させるステップと、
    (e)前記複数のフィンガが前記クロージャの側壁に係合するまで、前記ジョー部材を前記開放位置から前記第2の閉鎖位置に移動させるステップと、
    (f)前記ジョー部材が前記第2の閉鎖位置にある間、前記閉鎖されたレセプタクルが前記レセプタクルスロット内に着座されるまで、前記グリッパ装置を降下させるステップと
    を含む、方法。
  27. 請求項1-21のいずれか1項に記載のグリッパ装置を用いて、閉鎖されたレセプタクルをレセプタクルスロット内に着座させるための方法であって、方法は、
    前記第1の閉鎖位置において、前記ジョー部材を用いて、前記閉鎖されたレセプタクルの前記クロージャをジョー部材間に握持するステップと、
    挿入停止ピンを部分的に前記レセプタクルスロットの中に前記レセプタクルスロットの底部端から延在させるステップと、
    前記閉鎖されたレセプタクルの底部端が前記レセプタクルスロットの底部端の上方の前記レセプタクルスロット内に据え付けられた状態で、前記閉鎖されたレセプタクルが前記レセプタクルスロットの中に部分的に挿入されるまで、前記ジョー部材およびそれによって握持された前記閉鎖されたレセプタクルを前記レセプタクルスロットに対して降下させるステップと、
    前記ジョー部材を前記第1の閉鎖位置から前記開放位置に移動させ、前記閉鎖されたレセプタクルが前記レセプタクルスロット内の部分的に挿入される位置に前記挿入停止ピンによって保定された状態で、前記閉鎖されたレセプタクルを解放するステップと、
    前記複数のフィンガが前記閉鎖されたレセプタクルの前記クロージャの側壁と側方に整合されるまで、前記ジョー部材を前記部分的に挿入された閉鎖されたレセプタクルに対して上昇させるステップと、
    前記ジョー部材を前記開放位置から前記第2の閉鎖位置に移動させ、前記閉鎖されたレセプタクルの前記クロージャを前記フィンガ間に握持するステップと、
    前記挿入停止ピンを前記レセプタクルスロットから引き出すステップと、
    前記閉鎖されたレセプタクルの底部端が前記レセプタクルスロットの底部端に据え付けられた状態で、前記閉鎖されたレセプタクルが前記レセプタクルスロットの中に完全に挿入されるまで、前記ジョー部材および前記複数のフィンガによって握持される前記閉鎖されたレセプタクルを前記レセプタクルスロットに対して降下させるステップと、
    前記ジョー部材を前記第2の閉鎖位置から前記開放位置に移動させ、前記閉鎖されたレセプタクルを解放するステップと、
    前記ジョー部材および前記複数のフィンガが前記クロージャの上部表面の上方にあるまで、前記ジョー部材および前記複数のフィンガを前記レセプタクルスロットおよびその中に着座される前記閉鎖されたレセプタクルに対して上昇させるステップと
    を含む、方法。
  28. 請求項1-21のいずれか1項に記載のグリッパ装置を用いて、閉鎖されたレセプタクルをレセプタクルスロットから除去するための方法であって、前記方法は、
    前記ジョー部材が前記第2の閉鎖位置にある状態で、前記閉鎖されたレセプタクルの前記クロージャを前記複数のフィンガ間に握持するステップであって、前記閉鎖されたレセプタクルの底部端は、前記レセプタクルスロットの底部端に据え付けられ、前記閉鎖されたレセプタクルの前記クロージャは、少なくとも部分的に、前記レセプタクルスロットの上方に据え付けられる、ステップと、
    前記閉鎖されたレセプタクルの底部端が前記レセプタクルスロットの底部端の上方の前記レセプタクルスロット内に据え付けられた状態で、前記閉鎖されたレセプタクルが前記レセプタクルスロットから部分的に除去されるまで、前記ジョー部材および前記複数のフィンガによって握持される前記閉鎖されたレセプタクルを前記レセプタクルスロットに対して上昇させるステップと、
    挿入停止ピンを部分的に前記レセプタクルスロットの中に前記レセプタクルスロットの底部端から延在させるステップと、
    前記閉鎖されたレセプタクルが前記挿入停止ピンによって前記レセプタクルスロット内の部分的に除去される位置に保定された状態で、前記ジョー部材を前記第2の閉鎖位置から前記開放位置に移動させ、前記閉鎖されたレセプタクルを解放するステップと、
    前記ジョー部材が前記閉鎖されたレセプタクルの前記クロージャの側壁と側方に整合されるまで、前記ジョー部材を前記部分的に除去される閉鎖されたレセプタクルに対して降下させるステップと、
    前記ジョー部材を前記開放位置から前記第1の閉鎖位置に移動させ、前記閉鎖されたレセプタクルの前記クロージャを前記ジョー部材間に握持するステップと、
    前記閉鎖されたレセプタクルの底部端が前記レセプタクルスロットの上方にあるまで、前記ジョー部材およびそれによって握持された前記閉鎖されたレセプタクルを前記レセプタクルスロットに対して上昇させるステップと
    を含む、方法。
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