JP2023521284A - パーソナルケア組成物及び方法 - Google Patents

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Abstract

パーソナルクレンジング組成物であって、(i)両性界面活性剤とアニオン性界面活性剤(ここで、該アニオン性界面活性剤は、エトキシ化されている場合、3未満のエトキシ化度を有する)を含んでいるクレンジング界面活性剤であって、アニオン性界面活性剤と両性界面活性剤の比が5:1未満である、クレンジング界面活性剤;(ii)少なくとも1種類のトリグリセリド油を含んでいる油相;(iii)C4~C10の炭素鎖長を有する脂肪族脂肪酸又はその塩;及び、(iv)ピロクトン化合物;を含んでおり、ここで、該組成物は、20℃で6以下のpHを有し、及び、脂肪族脂肪酸とトリグリセリド油の重量比は、1:2~5:1である、パーソナルクレンジング組成物である。

Description

本発明は、ヘアトリートメント組成物に関し、特に、抗フケシャンプー組成物に関する。
フケは、世界中の多くの人々に影響する問題である。この状態は、死んだ皮膚細胞の塊が頭皮から脱落することによって明らかになり、これらは色が白く、そして、審美的に不快な外観をもたらす。フケの一因となる要因は、マラセチア酵母の特定のメンバーである。これらの酵母と闘うために、抗フケ効果のためのさまざまな活性物質を含んでいるヘアトリートメント組成物が開発されている。ピロクトンオラミンなどのピロクトン化合物は、そのような1種類の活性物質である。
ピロクトン化合物に関連する共通の問題は、洗浄プロセス中における所望の表面上への当該活性物質の付着が最少であることである。該望ましい表面は、典型的には、頭皮及び/又は髪である。例えば、ピロクトンオラミンなどのピロクトン化合物は、通常、ヘアトリートメント組成物に含まれるクレンジング相の界面活性剤に可溶である。過度のすすぎプロセスに際しては、ピロクトンの大部分は界面活性剤と一緒に洗い流される可能性がある。付着が少ないことは、低い抗フケ活性と相関しており、従って、フケの有害な効果はほとんど軽減されない。今日まで、ヘアトリートメント組成物中のピロクトンオラミンのレベルを増加させることによって、この欠点を相殺する試みがなされている。そのようなアプローチは、コストの増大、当該製剤の潜在的な不安定性及び毛髪の感覚に対する潜在的な悪影響などのさまざまな問題を引き起こす。従って、それは、当該産業界に望ましいアプローチではない。
US2002/0035161A1には、連続水相中に分散された不連続脂肪相を含み且つ有効量の少なくとも1種類の生物学的活性剤(A)及び有効量の乳化系(B)を含んでいる、化粧品/医薬品の水中油型エマルションが記載されている。従って、前記少なくとも1種類の生物学的活性剤(A)は、微粉化された粒子状態でその中に非可溶化されており、数値的に前記微粉化された粒子の少なくとも80%は1~10μmの範囲の直径を有しており、及び、同様に数値的に、少なくとも50%は5μm未満の直径を有している。
同時係属中の欧州出願番号には、両性界面活性剤とエトキシ化アニオン性界面活性剤を2:1~6:1の比率で含むクレンジング界面活性剤を含んでいるヘアケア組成物中におけるオクトピロックスの増強された付着が開示されている。
ポリクオタニウム6を含んでいる組成物中におけるオクトピロックスの改善された付着は、同時係属中の欧州出願11988726.4に開示されている。
全ての先行技術にもかかわらず、洗浄プロセス中の頭皮及び/又は毛髪の表面上へのピロクトン化合物(特に、ピロクトン酸又はピロクトンオラミン)の付着を改善することが依然として求められている。さらにまた、感覚、配合物レオロジー及びコンディショニング性能に悪影響を与えることなく、前記表面上への付着を改善することも依然として求められている。
US2002/0035161A1
本発明は、
(i) 両性界面活性剤とアニオン性界面活性剤(ここで、該アニオン性界面活性剤は、エトキシ化されている場合、3未満のエトキシ化度を有する)を含んでいるクレンジング界面活性剤であって、アニオン性界面活性剤と両性界面活性剤の比が5:1未満である、クレンジング界面活性剤;
(ii) 少なくとも1種類の液体炭化水素トリグリセリド油を含んでいる油相;
(iii) C~C10の炭素鎖長を有する脂肪族脂肪酸又はその塩;及び、
(iv) ピロクトン化合物;
を含んでいるパーソナルクレンジング組成物に関し、ここで、該組成物は、20℃で6以下のpHを有し、及び、脂肪族脂肪酸とトリグリセリド油の重量比は、1:2~5:1である。
本発明は、さらに、毛髪又は頭皮を処置する非治療的方法にも関し、ここで、該方法は、上記で記載したパーソナルケア組成物を適用することを含む。
本発明は、さらに、フケを軽減させる方法における上記組成物の使用にも関する。
疑いを避けるために、本発明の一態様のあらゆる特徴は、本発明のあらゆる他の態様においても利用され得る。「好ましい」と記載されたあらゆる特徴は、さらなる好ましい1以上の特徴との組み合わせにおいて、特に好ましいと理解されるべきである。ここで、特定の実施形態のあらゆる特徴は、本発明のあらゆる他の実施形態でも利用することができる。全てのパーセンテージは、別途示されていない限り、重量/重量パーセンテージである。
本発明において使用するためのピロクトン化合物には、ピロクトン酸、ピロクトン酸の第1級、第2級及び第3級オラミン塩(例えば、ジエタノールアミン塩及びトリエタノールアミン塩)並びにそれらの混合物があり、好ましくは、ピロクトン酸、ピロクトン酸の第1級オラミン塩(即ち、ピロクトンオラミン、これは、Octopirox(登録商標)としても知られている)がある。
ピロクトンオラミンは、ヒドロキサム酸誘導体ピロクトンのオラミン塩である。それは、一般に、商品名Octopirox(登録商標)を有するピロクトンエタノールアミンとして知られている。
本発明によるピロクトンオラミンは、1-ヒドロキシ-4-メチル-6-(2,4,4-トリメチルペンチル)-2(1H)-ピリジノンと2-アミノエタノールの1:1化合物であり、そして、1-ヒドロキシ-4-メチル-6-(2,4,4-トリメチルペンチル)-2(1H)ピリジノンモノエタノールアミン塩とも称される。当該CAS番号は、68890-66-4であり、そして、該化合物は、下記一般式(I)で表される:
Figure 2023521284000001
ピロクトン化合物、特にピロクトンオラミンは、好ましくは、組成物全体の0.01~5重量%で存在しており、さらに好ましくは、組成物全体の0.1~5重量%、最も好ましくは、0.2~5重量%で存在している。
本発明の組成物は、トリグリセリド油を含む油相を含んでいる。好ましいトリグリセリドには、アーモンド油、ココナッツ油、オリーブ油、パーム核油、ピーナッツ油及びヒマワリ油がある。ココナッツ油が特に好ましい。
本発明による組成物は、油相を含んでいる。該油相は、水性連続相中で蠕虫様のミセルを形成する場合が好ましい。該油相は、共連続相及び/又は真のエマルションである場合が好ましい。
好ましくは、不揮発性炭化水素油の総レベルは、組成物全体の0.02~2重量%であり、さらに好ましくは、0.05~1.0重量%である。
本発明の組成物は、C~C10の炭素鎖長を有する脂肪族脂肪酸又はその塩を含んでおり、好ましくは、該脂肪酸又はその塩は、カプリル酸又はその塩である。
脂肪族脂肪酸とトリグリセリドの重量比は、1:2~5:1、さらに好ましくは、2:3~3:1である。
本発明による組成物は、20℃で、6以下、好ましくは、6未満、さらに好ましくは、5.5未満、最も好ましくは、5以下のpHを有する。好ましくは、20℃における該pHは、3を超える。
該化粧品組成物は、1つのクレンジング界面活性剤を含んでいる。界面活性剤は、それらが溶解している水溶液の表面張力を低下させるように作用する親水性及び疎水性部分を有する化合物である。クレンジング界面活性剤は、両性界面活性剤及びエトキシ化アニオン性界面活性剤を含んでおり、ここで、該アニオン性界面活性剤は、好ましくは、平均エトキシ化度が2.5未満であり、さらに好ましくは、2未満、最も好ましくは、1.5未満である。
該エトキシ化アニオン性界面活性剤のアルキル鎖は、好ましくは、8~18個の炭素原子、さらに好ましくは、10~16個の炭素原子であり、そして、不飽和であってもよい。好ましいアルキルエーテルスルフェートは、式(I):
Figure 2023521284000002
で表されるアルキルエーテルスルフェートであり、ここで、Rは、8~18個(好ましくは、12~18個)の炭素原子を有する直鎖又は分枝鎖のアルキル鎖であり;nは、3以上の平均エトキシ化度、好ましくは、3の平均エトキシ化度であり;及び、Mは、ナトリウム、カリウム、アンモニウム又は置換アンモニウムなどの可溶化カチオンである。その例は、ラウリルエーテル硫酸ナトリウム(SLES)である。最も好ましい例は、3以上の平均エトキシ化度、好ましくは、3の平均エトキシ化度を有するSLESであり、好ましくは、該界面活性剤は、ラウレス硫酸ナトリウム(3EO)である。
好ましい両性又は双性イオンクレンジング界面活性剤としては、アルキルアミンオキシド、アルキルベタイン、アルキルアミドプロピルベタイン、アルキルスルホベタイン(スルタイン)、アルキルグリシネート、アルキルカルボキシグリシネート、アルキルアンホアセテート、アルキルアンホプロピオネート、アルキルアンホグリシネート、アルキルアミドプロピルヒドロキシスルタイン、アシルタウレート及びアシルグルタメートなどを挙げることができ、ここで、アルキル基及びアシル基は、8~19個の炭素原子を有している。好ましい両性界面活性剤としては、ココジメチルスルホプロピルベタイン、ラウリルベタイン、ココベタイン、コカミドプロピルベタイン及びココアンホ酢酸ナトリウムなどを挙げることができる。特に好ましい両性界面活性剤は、コカミドプロピルベタインである。
アニオン性界面活性剤と両性界面活性剤の比が5:1未満(好ましくは、2:1~5:1、さらに好ましくは、3:1~4:1)である、エトキシル化アニオン性界面活性剤と両性界面活性剤の比である。
本発明で使用するためのシャンプー組成物におけるクレンジング界面活性剤の総量は、一般に、組成物全体の3~35重量%であり、好ましくは、5~25重量%、最も好ましくは、7~15重量%である。
存在していてもよいが好ましいものではないさらなるクレンジングアニオン性界面活性剤の非限定的な例は、アルキルスルフェート、アルカリールスルホネート、N-アルキルサルコシネート、アルキルホスフェート、アルキルエーテルホスフェート、アシルアミノ酸に基づく界面活性剤、アルキルエーテルカルボン酸、アシルタウレート、アシルグルタメート、アルキルグリシネート及びそれらの塩、特に、それらのナトリウム塩、マグネシウム塩、アンモニウム塩並びにモノ-、ジ-及びトリエタノールアミン塩である。前述のリストにおけるアルキル基及びアシル基は、一般に、8~18個、好ましくは、10~16個の炭素原子を含んでおり、そして、不飽和であってもよい。
クレンジング界面活性剤のさらなる非限定的な例としては、以下のものを包含する非イオン性クレンジング界面活性剤などを挙げることができる:アルキレンオキシド(これは、通常は、エチレンオキシドであり、そして、一般に、6~30個のエチレンオキシド基を有している)を有する、脂肪族(C-C18)の第1級又は第2級の直鎖アルコール又は分枝鎖アルコール。しかしながら、非イオン性クレンジング界面活性剤が存在しない場合が好ましい。他の代表的なクレンジング界面活性剤としては、モノ-又はジ-アルキルアルカノールアミド(これは、例えば、ココモノエタノールアミド及びココモノイソプロパノールアミドを包含する)及びアルキルポリグリコシド(APG)などがある。本発明での使用に適したアルキルポリグリコシドは、市販されており、そして、例えば、BASF製のPlantapon 1200及びPlantapon 2000として識別される材料などがある。本発明で使用するための組成物に含ませることができる他の糖由来界面活性剤としては、C10-C18N-アルキル(C-C)ポリヒドロキシ脂肪酸アミド(例えば、C12-C18N-メチルグルカミド、これは、例えば、WO9206154及びUS5194639に記載されている)及びN-アルコキシポリヒドロキシ脂肪酸アミド(例えば、C10-C18N-(3-メトキシプロピル)グルカミド)などがある。
該パーソナルケア組成物は、少なくとも1種類のカチオン性付着ポリマーを含むことができる。適切なカチオン性ポリマーは、カチオン性に置換されたホモポリマーであり得るか、又は、2以上の種類のモノマーから形成され得る。該ポリマーの重量平均(M)分子量は、一般に、100000~200万ダルトンである。該ポリマーは、第4級アンモニウム又はプロトン化アミノ基又はそれらの混合物などのカチオン性窒素含有基を有する。該ポリマーの分子量が低すぎる場合、コンディショニング効果が劣ったものとなる。高すぎる場合、当該組成物が注がれたときにその組成物の糸曳きをもたらす高い伸長粘度の問題が生じ得る。
カチオン性窒素含有基は、一般に、該カチオン性ポリマーの全モノマー単位の一部における置換基として存在している。従って、該ポリマーがホモポリマーでない場合、それは、スペーサー非カチオン性モノマー単位を含むことができる。そのようなポリマーは、「CTFA Cosmetic Ingredient Directory, 3rd edition」に記載されている。カチオン性モノマー単位と非カチオン性モノマー単位の比率は、必要とされる範囲のカチオン電荷密度(これは、一般に、0.2~3.0meq/gmである)を有するポリマーを与えるように選択される。該ポリマーのカチオン電荷密度は、米国薬局方に記載されているように、窒素測定のための化学試験の下で、ケルダール法によって適切に測定される。
好適なカチオン性ポリマーとしては、例えば、カチオン性アミン官能基又は第4級アンモニウム官能基を有するビニルモノマーと水溶性スペーサーモノマー(例えば、(メタ)アクリルアミド、アルキル及びジアルキル(メタ)アクリルアミド、アルキル(メタ)アクリレート、ビニルカプロラクトン及びビニルピロリジン)のコポリマーなどがある。該アルキル及びジアルキル置換モノマーは、好ましくは、C-Cアルキル基を有しており、さらに好ましくは、C1-3アルキル基を有している。他の適切なスペーサーとしては、ビニルエステル、ビニルアルコール、無水マレイン酸、プロピレングリコール及びエチレングリコールなどがある。
該カチオン性アミンは、特定の種及び組成物のpHに応じて、第1級、第2級又は第3級アミンであることができる。一般に、第2級及び第3級アミンが好ましく、特に、第3級アミンが好ましい。
アミン置換ビニルモノマー及びアミンは、アミンの形態で重合させることができ、その後、4級化によってアンモニウムに変換させることができる。
該カチオン性ポリマーは、アミン置換モノマー及び/又は第4級アンモニウム置換モノマー及び/又は相溶性スペーサーモノマーから誘導されたモノマー単位の混合物を含むことができる。
適切なカチオン性ポリマー(の非限定的な例)としては、以下のものを挙げることができる:
・ カチオン性ジアリル第4級アンモニウム含有ポリマー、例えば、ジメチルジアリルアンモニウムクロリドホモポリマー、及び、アクリルアミドとジメチルジアリルアンモニウムクロリドのコポリマー、これらは、当業界(CTFA)においては、それぞれ、ポリクオタニウム6及びポリクオタニウム7と称されている;
・ 3~5個の炭素原子を有する不飽和カルボン酸のホモポリマー及びコポリマーのアミノ-アルキルエステルの鉱酸塩(これは、米国特許第4,009,256号に記載されている);
・ カチオン性ポリアクリルアミド(これは、WO95/22311に記載されている)。
使用することが可能な他のカチオン性ポリマーとしては、カチオン性多糖類ポリマー、例えば、カチオン性セルロース誘導体、カチオン性デンプン誘導体及びカチオン性グアーガム誘導体などがある。
本発明において使用するための組成物で使用するのに適したカチオン性多糖類ポリマーは、式:
Figure 2023521284000003
で表されるモノマーを含んでおり、ここで、Aは、アンヒドログルコース残基、例えば、デンプン又はセルロースアンヒドログルコース残基である。Rは、アルキレン、オキシアルキレン、ポリオキシアルキレン若しくはヒドロキシアルキレン基又はそれらの組み合わせである。R、R及びRは、独立して、アルキル、アリール、アルキルアリール、アリールアルキル、アルコキシアルキル又はアルコキシアリール基を表し、ここで、各基は、最大で約18個までの炭素原子を含んでいる。各カチオン性部分の炭素原子の総数(即ち、R、R及びRにおける炭素原子の合計)は、好ましくは、約20以下であり、Xは、アニオン性対イオンである。
別のタイプのカチオン性セルロースとしては、ラウリルジメチルアンモニウム置換エポキシドと反応させたヒドロキシエチルセルロースの高分子4級アンモニウム塩などがあり、これは、当業界(CTFA)においては、ポリクオタニウム24と称されている。これらの材料は、例えば、Polymer LM-200の商品名で、Amerchol Corporationから入手することができる。
他の適切なカチオン性多糖類ポリマーとしては、第4級窒素含有セルロースエーテル(例えば、米国特許第3,962,418号に記載されている)及びエーテル化セルロースとデンプンのコポリマー(例えば、米国特許第3,958,581号に記載されている)などがある。そのような材料の例としては、Dow製のポリマーLR及びJRシリーズなどを挙げることができ、これらは、当業界(CTFA)においては、一般に、ポリクオタニウム10と称されている。
使用可能なカチオン性多糖類ポリマーの特に適切なタイプは、カチオン性グアーガム誘導体、例えば、グアーヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロリド(RhodiaからJAGUAR商標シリーズで市販されている)などである。そのような材料の例は、JAGUAR C13S、JAGUAR C14及びJAGUAR C17である。
上記カチオン性ポリマーのいずれかの混合物を使用することができる。
カチオン性ポリマーは、一般に、本発明において使用するためのシャンプー組成物中において、当該組成物の総重量に基づいて、カチオン性ポリマーの総重量で、0.01~5%、好ましくは、0.02~1%、さらに好ましくは、0.05~0.8%のレベルで存在する。
好ましくは、本発明の組成物、特に、本発明において使用するための水性シャンプー組成物は、懸濁化剤をさらに含んでいる。適切な懸濁化剤は、ポリアクリル酸、アクリル酸の架橋ポリマー、アクリル酸と疎水性モノマーのコポリマー、カルボン酸含有モノマーとアクリル酸エステルのコポリマー、アクリル酸とアクリル酸エステルの架橋コポリマー、ヘテロ多糖ガム及び結晶性長鎖アシル誘導体から選択される。該長鎖アシル誘導体は、望ましくは、エチレングリコールステアレート、16~22個の炭素原子を有する脂肪酸のアルカノールアミド及びそれらの混合物から選択される。エチレングリコールジステアレート及びポリエチレングリコール3ジステアレートは、これらが当該組成物に真珠光沢を付与するので、好ましい長鎖アシル誘導体である。ポリアクリル酸は、Carbopol 420、Carbopol 488又はCarbopol 493として市販されている。多官能性剤で架橋されたアクリル酸のポリマーも使用することができる。それらは、Carbopol 910、Carbopol 934、Carbopol 941及びCarbopol 980として市販されている。カルボン酸含有モノマーとアクリル酸エステルの適切なコポリマーの例は、Carbopol 1342である。全てのCarbopol(商標)材料は、Goodrichから入手可能である。
アクリル酸とアクリル酸エステルの適切な架橋ポリマーは、Pemulen TR1又はPemulen TR2である。適切なヘテロ多糖ガムは、キサンタンガム、例えば、Kelzan muとして入手可能なものである。
上記の懸濁化剤のいずれかの混合物を使用することができる。好ましいのは、アクリル酸の架橋ポリマーと結晶性長鎖アシル誘導体の混合物である。
懸濁化剤は一般に、本発明において使用するためのシャンプー組成物の中に、当該組成物の総重量に基づいて、懸濁化剤の総重量基準で、0.1~10%、好ましくは、0.15~6%、さらに好ましくは、0.2~4%のレベルで存在する。
該化粧品組成物は、場合により、1種類以上の成分を含むことができるが、但し、該場合による成分が前述の必須成分と物理的及び化学的に適合性であること、及び、そうでなければ、感覚、配合物レオロジー及びコンディショニング性能を過度に損なわないことを条件とする。そのような場合による成分の個々の濃度は、該組成物全体の0.001重量%~10重量%の範囲、好ましくは、0.01重量%~5重量%の範囲であり得る。そのような成分としては、コンディショニング剤、芳香剤、染料、顔料、pH調整剤、真珠光沢剤又は乳白剤、粘度調節剤、防腐剤、並びに、天然毛髪栄養素、例えば、植物、果実抽出物、糖誘導体及びアミノ酸などがあり得る。
好ましい任意成分のうちの1つは懸濁化剤である。適切な懸濁化剤は、ポリアクリル酸、アクリル酸の架橋ポリマー、アクリル酸と疎水性モノマーのコポリマー、カルボン酸含有モノマーとアクリル酸エステルのコポリマー、アクリル酸とアクリル酸エステルの架橋コポリマー、ヘテロ多糖ガム及び結晶性長鎖アシル誘導体から選択される。該長鎖アシル誘導体は、望ましくは、エチレングリコールステアレート、16~22個の炭素原子を有する脂肪酸のアルカノールアミド及びそれらの混合物から選択される。エチレングリコールジステアレート及びポリエチレングリコール3ジステアレートは、これらが当該組成物に真珠光沢を付与するので、好ましい長鎖アシル誘導体である。ポリアクリル酸は、Carbopol 420、Carbopol 488又はCarbopol 493として市販されている。多官能性剤で架橋されたアクリル酸のポリマーも使用することができる。それらは、Carbopol 910、Carbopol 934、Carbopol 941及びCarbopol 980として市販されている。カルボン酸含有モノマーとアクリル酸エステルの適切なコポリマーの例は、Carbopol 1342である。全てのCarbopol(商標)材料は、Goodrichから入手可能である。アクリル酸とアクリル酸エステルの適切な架橋ポリマーは、Pemulen TR1又はPemulen TR2である。
上記の懸濁化剤のいずれかの混合物を使用することができる。好ましいのは、アクリル酸の架橋ポリマーと結晶性長鎖アシル誘導体の混合物である。
最も好ましい例は、架橋ポリアクリレートポリマーである。
懸濁化剤は、含まれている場合、一般に、該組成物中に、0.01~5重量%、好ましくは、0.1~2.5重量%、さらに好ましくは、0.25~1重量%のレベルで存在する。
別の好ましい任意成分は、コンディショニングの有益性を提供するコンディショニング剤である。典型的には、化粧品組成物において使用される最もよく知られているコンディショニング剤は、水不溶性油性物質、例えば、鉱物油、天然油、例えば、トリグリセリド及びシリコーン油などである。コンディショニングの有益性は、油性物質を毛髪に付着させ、それによって膜が形成されることによって達成され、ここで、その膜によって、毛髪はより滑らかになり、乾燥しにくくなる。好ましくは、該コンディショニング剤は、不揮発性であり、このことは、25℃で1000Pa未満の蒸気圧を有することを意味する。
好ましくは、該組成物は、水不溶性コンディショニング剤の不連続な分散液滴を含んでおり、ここで、該分散液滴は、50ミクロン未満、好ましくは、30ミクロン未満、さらに好ましくは、15ミクロン未満、最も好ましくは、10ミクロン未満の、平均液滴直径(D3,2)を有している。水不溶性コンディショニング剤の平均液滴直径(D3,2)は、レーザー光散乱技術を用いて、例えば、Malvern Instruments製の2600D Particle Sizerを使用して、測定することができる。該水不溶性コンディショニング剤としては、非シリコーン油性又は脂肪性の物質(例えば、炭化水素油、脂肪酸エステル及びそれらの混合物)を含んでいる非シリコーンコンディショニング剤などがあり得る。好ましくは、該水不溶性コンディショニング剤は、乳化シリコーン油である。
適切なシリコーンとしては、ポリジオルガノシロキサン、特に、CTFA名ジメチコンを有するポリジメチルシロキサンなどがある。また、本発明の組成物(特にシャンプー及びコンディショナー)において使用するのに同様に適しているのは、ヒドロキシル末端基を有するポリジメチルシロキサンであり、これは、CTFA名ジメチコノールを有する。また、本発明の組成物において使用するのに同様に適しているのは、僅かな架橋度を有するシリコーンガムであり、これは、例えば、WO96/31188に記載されている。好ましくは、該シリコーン油は、ジメチコン、ジメチコノール又はそれらの混合物を含んでいる。
乳化シリコーン自体(エマルション又は最終的なヘアケア組成物ではない)の粘度は、典型的には、25℃で少なくとも10,000cSt(センチストークス=mm・S-1)であり、好ましくは、少なくとも60,000cStであり、最も好ましくは、少なくとも500,000cStであり、理想的には、少なくとも1,000,000cStである。製剤を容易にするために、好ましくは、該粘度は、10cStを超えない。シリコーン油の動粘度を測定するための適切な方法は、当業者には知られており、例えば、毛細管粘度計である。高粘度シリコーンの場合、定応力レオメーターを使用して粘度を測定することが可能である。
該組成物において使用するのに適切な乳化シリコーンは、シリコーンの供給業者(例えば、Dow Corning、及び、GEシリコーン)から予備形成シリコーンエマルションとして入手可能である。そのような予備形成されたシリコーンエマルションの使用は、加工の容易さ及びシリコーン粒子サイズの制御に関して好ましい。そのような予備形成されたシリコーンエマルションは、典型的には、適切な乳化剤を付加的に含み、そして、乳化重合などの化学的乳化プロセスによって、又は、高剪断ミキサーを使用する機械的乳化によって、調製することができる。
適切な予備形成シリコーンエマルションの例としては、DC1785、DC1788、DC7128などがあり、これらは、全て、Dow Corningから入手可能である。これらは、ジメチコノール/ジメチコンのエマルションである。
使用することが可能な別の種類のシリコーンは、官能基化シリコーン、例えば、アミノ官能基化シリコーンであり、これは、少なくとも1の第1級、第2級若しくは第3級アミン基又は第4級アンモニウム基を含んでいるシリコーンを意味する。適切なアミノ官能基化シリコーンの例としては、CTFA名「アモジメチコン」を有するポリシロキサンなどがある。
好ましくは、例えばWO03/094874に記載されているように、シリコーンエマルション液滴を高分子量の特定種類の表面活性ブロックポリマーと混合させて、シリコーンエマルションを形成させる。それぞれ疎水性部分及び親水性部分としてポリオキシプロピレン基及びポリオキシエチレン基を有している表面活性ブロックポリマーの1つの好ましい形態は、式(V)で表され、そして、CTFA名ポロキサマーを有しており、これは、BASFから商品名「Pluronic」で商業的に知られている。
Figure 2023521284000004
適切には、式(I)におけるxの平均値は、4以上、好ましくは、8以上、さらに好ましくは、25以上、一層さらに好ましくは、50以上、最も好ましくは、80以上である。xの平均値は、典型的には、200以下である。適切には、yの平均値は、25以上、好ましくは、35以上、さらに好ましくは、45以上、最も好ましくは、60以上である。yの平均値は、典型的には、100以下である。
表面活性ブロックポリマーの別の好ましい形態は、式(VI)で表され、そして、CTFA名ポロキサミンを有する。それらは、BASFから商品名「Tetronic」で市販されている。
Figure 2023521284000005
適切には、aの平均値は、2以上、好ましくは、4以上、さらに好ましくは、8以上、一層さらに好ましくは、25以上、最も好ましくは40以上である。aの平均値は、典型的には、200以下である。bの平均値は、適切には、6以上、好ましくは、9以上、さらに好ましくは、11以上、最も好ましくは、15以上である。bの平均値は、典型的には、50以下である。
好ましくは、該表面活性ブロックポリマーは、ポロキサマー及び/又はポロキサミンであり、さらに好ましくは、該表面活性ブロックポリマーは、ポロキサマーである。
好ましくは、該表面活性ブロックポリマーは、ジメチコンとブレンドされる。そのブレンド中のジメチコンと表面活性ブロックポリマーの重量比は、好ましくは、2:1~200:1、さらに好ましくは、5:1~50:1、一層さらに好ましくは、10:1~40:1、最も好ましくは、15:1~30:1の範囲である。
該水不溶性コンディショニング剤は、一般に、当該組成物の総重量に基づいて、0.05~15%、好ましくは、0.1~10%、さらに好ましくは、0.5~8%、最も好ましくは、1~5%の量で該組成物中に存在しており、そして、そこに含まれるすべての範囲を包含する。
該組成物は、好ましくは、真珠光沢剤(pearlescer)を含むことができる。該好ましい真珠光沢剤は、米国特許第4885107号(これは、参照により本明細書に組み込まれる)に開示されているエチレングリコールエステルである。好ましくは、該エチレングリコールエステルは、グリコールのモノエステル又はジエステルであり、さらに好ましくは、グリコールのジエステルである。
好ましくは、エチレングリコールモノエステル又はジエステルは、C12―22脂肪酸のエチレングリコールモノエステル又はジエステルであり、さらに好ましくは、飽和C12―22脂肪酸のエチレングリコールモノエステル又はジエステルである。最も好ましいのは、パルミテートとステアレートの混合物を含むジエステルである。ステアレートの量は、約10%~約42%の範囲内又は約55%~約80%の範囲内であるべきであり、パルミテートはその残りを占めている。ステアレートの量は、好ましくは、約60%~約75%、さらに好ましくは、約80~95%、最も好ましくは、100%である。真珠光沢剤の最も適切な例は、エチレングリコールジステアレートである。真珠光沢剤は、懸濁化剤としての機能も果たすことができる。
該エチレングリコールエステルのレベルは、適切には、該組成物全体の約0.5重量%~約6重量%、好ましくは、約1重量%~約4重量%である。
該組成物の粘度は、Brookfield V2粘度計(スピンドルRTV5、1分、20rpm)を用いて30℃で測定した場合、適切には、3,000~10,000mPa.sの範囲内であり、好ましくは、4,000~8,000mPa.sの範囲内であり、さらに好ましくは、5,000~7,000mPa.sの範囲内である。
本発明の組成物のpHは、好ましくは、3~9の範囲内であり、さらに好ましくは、4~8の範囲内であり、最も好ましくは、4.5~6.5の範囲内である。
リンスオフ組成物は、使用後に使用者の頭皮から水で洗い流されることを意図している。リンスオフ組成物が好ましい。リーブオン組成物は、使用直後(即ち、組成物の適用後、少なくとも最初の2時間以内、好ましくは、少なくとも4時間以内)に使用者の頭皮から洗い流されないことが意図されている。本発明に関連して、リンスオフ組成物には、シャンプー及びコンディショナーが包含され、並びに、洗い流される前に、頭皮上に0.5~15分間(好ましくは、1~10分間、さらに好ましくは、1~10分間)残され得るトリートメント組成物が包含される。
該化粧品組成物の好ましい使用は、シャンプー、特に、リンスオフシャンプーにおけるものである。本発明において使用するためのシャンプー組成物は、一般に、水性であり、即ち、それらは、その主成分として、水又は水溶液又はリオトロピック液晶相を有している。適切には、該シャンプー組成物は、その組成物の総重量に基づいて、50~98重量%、好ましくは、60~92重量%の水を含む。そのような組成物は、水性基剤を有していると称される。
ここで、本発明について以下の非限定的な例によって例証する。本発明の例は数字で示されており、比較例は文字で示されている。
実施例
例は、表1及び表3に従って調製した。
ピロクトンオラミンの付着は、10個の清潔な暗褐色のヨーロピアンヘアスイッチ(2.5g/6インチ)を水で完全に濡らして測定した。各シャンプー組成物について、5つのレプリカを試験した。1つのスイッチに0.25gのシャンプーを適用し、その後、30秒間マッサージした。次いで、そのスイッチを水で30秒間すすぎ洗いした。0.25gのシャンプーを再度適用し、その後、さらに30秒間マッサージした。次いで、シャンプーを水で30秒間洗い流した。そのスイッチを自然乾燥させた。その乾燥したスイッチを50mLのエタノールで抽出した。抽出物を紫外線にさらさないように注意した。その抽出物を、ピロクトン酸の付着について、UPLCで分析した。
Figure 2023521284000006
Figure 2023521284000007
Figure 2023521284000008
Figure 2023521284000009

Claims (16)

  1. パーソナルクレンジング組成物であって、
    (i) 両性界面活性剤とアニオン性界面活性剤(ここで、該アニオン性界面活性剤は、エトキシ化されている場合、3未満のエトキシ化度を有する)を含んでいるクレンジング界面活性剤であって、アニオン性界面活性剤と両性界面活性剤の重量比が5:1未満である、クレンジング界面活性剤;
    (ii) 少なくとも1種類のトリグリセリド油を含んでいる油相;
    (iii) C~C10の炭素鎖長を有する脂肪族脂肪酸又はその塩;及び、
    (iv) ピロクトン化合物;
    を含んでおり、ここで、該組成物は、20℃で6以下のpHを有し、及び、脂肪族脂肪酸とトリグリセリド油の重量比は、1:2~5:1である、パーソナルクレンジング組成物。
  2. 前記組成物のpHが6未満であり、好ましくは5.5未満である、請求項1に記載のパーソナルクレンジング組成物。
  3. パーソナルケア組成物であって、油相が水性連続相中で蠕虫様のミセルを形成する、パーソナルケア組成物。
  4. 前記クレンジング界面活性剤が、エトキシ化度が2未満であるエトキシ化アルキルスルフェートである、請求項1又は2に記載のパーソナルケア組成物。
  5. 前記エトキシ化アルキルスルフェートが、ラウレス硫酸ナトリウム(1EO)である、請求項4に記載のパーソナルケア組成物。
  6. 前記ピロクトン化合物が、ピロクトンオラミンである、請求項1~5のいずれかに記載のパーソナル組成物。
  7. 前記トリグリセリドが、ココナッツ油である、請求項1~6のいずれかに記載のパーソナルケア組成物。
  8. 前記脂肪族脂肪酸又はその塩が、カプリル酸である、請求項1~7のいずれかに記載のパーソナルケア組成物。
  9. カチオン性ポリマーをさらに含んでいる、請求項1~8のいずれかに記載のパーソナルケア組成物。
  10. 前記組成物全体の3~35重量%、好ましくは5~25重量%、最も好ましくは7~15重量%の合計クレンジング界面活性剤レベルを含んでいる、請求項1~9のいずれかに記載のパーソナルケア組成物。
  11. 前記組成物全体の0.1~5重量%、好ましくは0.2~3重量%の合計レベルのピロクトン化合物を含んでいる、請求項1~10のいずれかに記載のパーソナルケア組成物。
  12. トリグリセリド油の合計レベルが、前記組成物全体の0.05~1.0重量%である、請求項1~11のいずれかに記載のパーソナルケア組成物。
  13. シャンプーである、請求項1~12のいずれかに記載のパーソナルケア組成物。
  14. 毛髪又は頭皮を処置する非治療的方法であって、請求項1~12のいずれかに記載のパーソナルケア組成物を毛髪又は頭皮に適用することを含む、方法。
  15. 前記組成物が使用後に洗い流される、請求項13に記載の非治療的方法。
  16. フケを軽減させる方法において使用するための、請求項1~12のいずれか一項に記載の組成物。
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