JP2023520220A - 小帯域幅部分（ｂｗｐ）についての新無線（ｎｒ）マルチインプットマルチアウトプット（ｍｉｍｏ）チャネル状態情報（ｃｓｉ）設計 - Google Patents

Abstract

本開示のいくつかの態様は、第３世代パートナーシッププロジェクト（３ＧＰＰ）リリース１５（Ｒｅｌ－１５）及び／又はリリース１６（Ｒｅｌ－１６）マルチインプットマルチアウトプット（ＭＩＭＯ）強化のための能力シグナリング設計を実装するための装置及び方法に関する。例えば、小帯域幅部分（ＢＷＰ）及び／又は少数のサブ帯域についての新無線（ＮＲ）ＭＩＭＯチャネル状態情報（ＣＳＩ）のための設計を実装するシステム及び方法が提供されている。例えば、いくつかの態様は、基地局と通信するように構成された送受信機と、送受信機に通信可能に結合されたプロセッサと、を含むユーザ機器（ＵＥ）に関する。プロセッサは、ＣＳＩレポート構成メッセージを基地局から受信する。プロセッサは、ＣＳＩレポート構成メッセージに関連付けられたＢＷＰのいくつかの物理リソースブロック（ＰＲＢ）が閾値数未満であると、ＣＳＩレポート構成メッセージを使用して判定する。プロセッサはまた、ＢＷＰについてのＣＳＩレポートを生成及び送信する。

Description

記載の態様は、概して、無線通信におけるチャネル情報の測定及び報告に関する。例えば、本開示のいくつかの態様は、小帯域幅部分（Ｓｍａｌｌ Ｂａｎｄｗｉｄｔｈ Ｐａｒｔ、ＢＷＰ）及び／又は少数のサブ帯域についてのチャネル状態情報（Ｃｈａｎｎｅｌ Ｓｔａｔｅ Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ、ＣＳＩ）のための設計に関する。

通信リンクを介して基地局（例えば、発展型ノードＢ（Ｅｖｏｌｖｅｄ Ｎｏｄｅ Ｂ、ｅＮＢ））と通信するユーザ機器（Ｕｓｅｒ Ｅｑｕｉｐｍｅｎｔ、ＵＥ）は、通信リンクのチャネル特性を測定することができる。例えば、ＵＥは、信号が基地局からＵＥへのダウンリンクチャネルにおいてどのように伝搬するかを測定することができる。ＵＥは、測定されたチャネル特性に基づいて、チャネル状態情報（ＣＳＩ）レポートを生成することができる。ＵＥは、ＣＳＩレポートを基地局に送信することができる。基地局は、ＵＥによって報告されたチャネル特性に基づいて基地局の送信を適合させるために、受信されたＣＳＩレポートを使用することができる。

本開示のいくつかの態様は、第３世代パートナーシッププロジェクト（３ｒｄ Ｇｅｎｅｒａｔｉｏｎ Ｐａｒｔｎｅｒｓｈｉｐ Ｐｒｏｊｅｃｔ、３ＧＰＰ）リリース１５（Ｒｅｌｅａｓｅ １５、Ｒｅｌ－１５）及び／又はリリース１６（Ｒｅｌｅａｓｅ １６、Ｒｅｌ－１６）マルチインプットマルチアウトプット（Ｍｕｌｔｉ－Ｉｎｐｕｔ Ｍｕｌｔｉ－Ｏｕｔｐｕｔ、ＭＩＭＯ）強化のための能力シグナリング設計を実装するための装置及び方法に関する。例えば、小帯域幅部分（ＢＷＰ）及び／又は少数のサブ帯域についての新無線（Ｎｅｗ Ｒａｄｉｏ、ＮＲ）ＭＩＭＯチャネル状態情報（ＣＳＩ）のための設計を実装するシステム及び方法が提供されている。

本開示のいくつかの態様は、ユーザ機器（ＵＥ）に関する。ＵＥは、無線ネットワークを介して基地局と通信するように構成された送受信機と、送受信機に通信可能に結合されたプロセッサと、を含む。プロセッサは、送受信機を使用して、チャネル状態情報（ＣＳＩ）レポート構成メッセージを基地局から受信する。プロセッサは、ＣＳＩレポート構成メッセージに関連付けられた帯域幅部分（ＢＷＰ）のいくつかの物理リソースブロック（Ｐｈｙｓｉｃａｌ Ｒｅｓｏｕｒｃｅ Ｂｌｏｃｋ、ＰＲＢ）が閾値数未満であると、ＣＳＩレポート構成メッセージを使用して更に判定する。プロセッサはまた、ＢＷＰについてのＣＳＩレポートを生成し、送受信機を使用して、ＣＳＩレポートを基地局に送信する。

いくつかの例では、プロセッサは、ＵＥがＢＷＰについてのＣＳＩレポートを生成するように構成されていることを示すメッセージを、送受信機を使用して基地局に送信するように更に構成されている。いくつかの例では、メッセージは、１つ以上のコードブックタイプを更に示し、１つ以上のコードブックタイプについて、ＵＥは、ＢＷＰについてのＣＳＩレポートを生成するように構成されている。いくつかの例では、プロセッサは、第３世代パートナーシッププロジェクト（３ＧＰＰ）リリース１５（Ｒｅｌ－１５）タイプＩ単パネルＣＳＩコードブック、Ｒｅｌ－１５タイプＩ多パネルＣＳＩコードブック、Ｒｅｌ－１５タイプＩＩ ＣＳＩコードブック、Ｒｅｌ－１５タイプＩＩポート選択ＣＳＩコードブック、リリース１６（Ｒｅｌ－１６）タイプＩＩ ＣＳＩコードブック、又はＲｅｌ－１６タイプＩＩポート選択ＣＳＩコードブックのうちの少なくとも１つについて、ＣＳＩレポートを生成するように構成されている。

いくつかの例では、ＣＳＩレポートは、１つのサブ帯域に関連付けられており、ＣＳＩレポートは、広帯域チャネル品質インジケータ（Ｃｈａｎｎｅｌ Ｑｕａｌｉｔｙ Ｉｎｄｉｃａｔｏｒ、ＣＱＩ）及び広帯域プリコーディング行列インジケータ（Ｐｒｅｃｏｄｉｎｇ Ｍａｔｒｉｘ Ｉｎｄｉｃａｔｏｒ、ＰＭＩ）を含む。これらの例では、サブ帯域のサイズは、ＢＷＰのサイズに等しい。

いくつかの例では、ＣＳＩレポートは、プリコーディング行列インジケータ（ＰＭＩ）について１つのサブ帯域に関連付けられている。代替として、ＣＳＩレポートは、ＰＭＩについて２つのサブ帯域に関連付けられている。この例では、ＢＷＰのＰＲＢの数が偶数であることに応答して、２つのサブ帯域のそれぞれのいくつかのＰＲＢは、ＢＷＰのＰＲＢの数の半分である。しかしながら、ＢＷＰのＰＲＢの数が奇数であることに応答して、２つのサブ帯域のうちの一方は、２つのサブ帯域のうちの他方よりも１つ少ないＰＲＢを有する。

いくつかの例では、ＣＳＩレポート構成メッセージのｃｓｉ－ＲｅｐｏｒｔｉｎｇＢａｎｄが構成されていない、又はビットマップのビットのそれぞれについて０の値を有するビットマップを有することに応答して、プロセッサが、エラーが発生したと判定するように構成されている、又は広帯域チャネル品質インジケータ（ＣＱＩ）及び広帯域プリコーディング行列インジケータ（ＰＭＩ）を含むＣＳＩレポートを生成するように構成されている。

本開示のいくつかの態様は、方法に関する。方法は、チャネル状態情報（ＣＳＩ）レポート構成メッセージをユーザ機器（ＵＥ）によって基地局から受信することを含む。方法は、ＣＳＩレポート構成メッセージに関連付けられた帯域幅部分（ＢＷＰ）のいくつかの物理リソースブロック（ＰＲＢ）が閾値数未満であると、ＣＳＩレポート構成メッセージを使用して判定することを更に含む。方法はまた、第３世代パートナーシッププロジェクト（３ＧＰＰ）リリース１５（Ｒｅｌ－１５）タイプＩ単パネルＣＳＩコードブック、Ｒｅｌ－１５タイプＩ多パネルＣＳＩコードブック、Ｒｅｌ－１５タイプＩＩ ＣＳＩコードブック、Ｒｅｌ－１５タイプＩＩポート選択ＣＳＩコードブック、リリース１６（Ｒｅｌ－１６）タイプＩＩ ＣＳＩコードブック、又はＲｅｌ－１６タイプＩＩポート選択ＣＳＩコードブックのうちの少なくとも１つについて、前記ＢＷＰについてのＣＳＩレポートを生成することを含むことができる。方法はまた、ＣＳＩレポートを基地局に送信することを含む。

本開示のいくつかの態様は、命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体に関する。命令がユーザ機器（ＵＥ）のプロセッサによって実行されたときに、命令は、プロセッサに、チャネル状態情報（ＣＳＩ）レポート構成メッセージをＵＥによって基地局から受信することを含む動作を実行させる。動作は、ＣＳＩレポート構成メッセージに関連付けられた帯域幅部分（ＢＷＰ）のいくつかの物理リソースブロック（ＰＲＢ）が閾値数未満であると、ＣＳＩレポート構成メッセージを使用して判定することを更に含む。動作は、第３世代パートナーシッププロジェクト（３ＧＰＰ）リリース１５（Ｒｅｌ－１５）タイプＩ単パネルＣＳＩコードブック、Ｒｅｌ－１５タイプＩ多パネルＣＳＩコードブック、Ｒｅｌ－１５タイプＩＩ ＣＳＩコードブック、Ｒｅｌ－１５タイプＩＩポート選択ＣＳＩコードブック、リリース１６（Ｒｅｌ－１６）タイプＩＩ ＣＳＩコードブック、又はＲｅｌ－１６タイプＩＩポート選択ＣＳＩコードブックのうちの少なくとも１つについて、前記ＢＷＰについてのＣＳＩレポートを生成することを更に含む。動作はまた、ＣＳＩレポートを基地局に送信することを含む。

本開示のいくつかの態様は、基地局に関する。基地局は、無線ネットワークを介してユーザ機器（ＵＥ）と通信するように構成された送受信機と、送受信機に通信可能に結合されたプロセッサと、を含む。プロセッサは、ＵＥが、閾値数未満の物理リソースブロック（ＰＲＢ）を有する帯域幅部分（ＢＷＰ）についてのチャネル状態情報（ＣＳＩ）を生成するように構成されていることを示すメッセージを、送受信機を使用してＵＥから受信する。プロセッサは、送受信機を使用して、閾値数未満のＰＲＢを有する前記ＢＷＰを有するＣＳＩレポート構成メッセージをＵＥに送信する。プロセッサはまた、送受信機を使用して、ＢＷＰについてのＣＳＩレポートをＵＥから受信し、ＣＳＩレポートに基づいて、ＵＥへのデータ送信（単数又は複数）を適合させることができる。

本開示のいくつかの態様は、ユーザ機器（ＵＥ）に関する。ＵＥは、無線ネットワークを介して基地局と通信するように構成された送受信機と、送受信機に通信可能に結合されたプロセッサと、を含む。プロセッサは、送受信機を使用して、チャネル状態情報（ＣＳＩ）レポート構成メッセージを基地局から受信する。プロセッサは、ＣＳＩレポート構成メッセージを使用して、パラメータを判定し、判定されたパラメータを閾値と比較する。プロセッサは、パラメータが閾値以上であることに応答して、ＣＳＩレポートを生成し、送受信機を使用して、ＣＳＩレポートを基地局に送信する。

いくつかの例では、パラメータは、非ゼロ係数の最大数を含み、閾値は、ランクインジケータ（Ｒａｎｋ Ｉｎｄｉｃａｔｏｒ、ＲＩ）が１又は２の値を有することに応答して、２の値を有し、ＲＩが３の値を有することに応答して、３の値を有し、ＲＩが４の値を有することに応答して、４の値を有する。

いくつかの例では、ＣＳＩレポート構成メッセージは、レポート帯域情報を含み、パラメータは、レポート帯域情報から判定されたいくつかのＣＳＩサブ帯域を含む。例えば、レポート帯域情報は、ビットマップを含み、プロセッサは、ビットマップ内の１の値を有するいくつかのビットに基づいて、ＣＳＩサブ帯域の数を判定するように構成されている。いくつかの例では、閾値は、ＣＳＩサブ帯域の最小数を含み、ランクインジケータ（ＲＩ）が１又は２の値を有することに応答して、５の値を有し、ＲＩが３の値を有することに応答して、９の値を有し、ＲＩが４の値を有することに応答して、１３の値を有する。いくつかの例では、閾値は、ＣＳＩサブ帯域の最小数を含み、ランクインジケータ（ＲＩ）が３又は４の値を有することに応答して、５の値を有する。

いくつかの例では、プロセッサは、リリース１６（Ｒｅｌ－１６）タイプＩＩコードブックについてＣＳＩレポートを生成するように構成されている。

いくつかの例では、プロセッサは、ＣＳＩレポートを生成するかどうかを判定するためにＵＥによって使用される閾値を含むメッセージを、送受信機を使用して基地局に送信するように構成されている。

本開示のいくつかの態様は、方法に関する。方法は、チャネル状態情報（ＣＳＩ）レポート構成メッセージをユーザ機器（ＵＥ）によって基地局から受信することを含む。方法はまた、ＣＳＩレポート構成メッセージを使用して、パラメータを判定することと、判定されたパラメータを閾値と比較することと、を含む。方法は、パラメータが閾値以上であることに応答して、ＣＳＩレポートを生成することであって、ＣＳＩレポートが、リリース１６（Ｒｅｌ－１６）タイプＩＩコードブックについて生成される、生成することを更に含む。方法はまた、ＣＳＩレポートを基地局に送信することを含む。

本開示のいくつかの態様は、命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体に関する。命令がユーザ機器（ＵＥ）のプロセッサによって実行されたときに、命令は、プロセッサに、チャネル状態情報（ＣＳＩ）レポート構成メッセージをＵＥによって基地局から受信することを含む動作を実行させる。動作はまた、ＣＳＩレポート構成を使用して、パラメータを判定し、判定されたパラメータを閾値と比較することを含む。動作は、パラメータが閾値以上であることに応答して、ＣＳＩレポートを生成することであって、ＣＳＩレポートが、リリース１６（Ｒｅｌ－１６）タイプＩＩコードブックについて生成される、生成することを更に含む。動作はまた、ＣＳＩレポートを基地局に送信することを含む。

本開示のいくつかの態様は、基地局に関する。基地局は、無線ネットワークを介してユーザ機器（ＵＥ）と通信するように構成された送受信機と、送受信機に通信可能に結合されたプロセッサと、を含む。プロセッサは、ＣＳＩレポートを生成するかどうかを判定するためにＵＥによって使用される閾値を含むメッセージを、送受信機を使用してユーザ機器（ＵＥ）から受信する。プロセッサは、送受信機を使用して、ＣＳＩレポート構成メッセージをＵＥに送信する。プロセッサはまた、送受信機を使用して、ＢＷＰについてのＣＳＩレポートをＵＥから受信し、ＣＳＩレポートに基づいて、ＵＥへのデータ送信（単数又は複数）を適合させることができる。

この発明の概要は、本明細書に記載の主題の理解を提供するためにいくつかの態様を例示する目的で単に提供されている。したがって、上記の特徴は、単に例であり、本開示における主題の範囲又は精神を狭めると解釈されるべきでない。本開示の他の特徴、態様、及び利点は、以下の発明を実施するための形態、図、及び特許請求の範囲から明らかになる。

本明細書に組み込まれており本明細書の一部を形成する添付の図面は、本開示を例示し、説明と一緒に、本開示の原理を説明するために、及び当業者（単数又は複数）が本開示を成す及び使用することを可能にするために更に役立つ。

本開示のいくつかの態様による、小帯域幅部分（ＢＷＰ）及び／又は少数のサブ帯域についての新無線（ＮＲ）マルチインプットマルチアウトプット（ＭＩＭＯ）チャネル状態情報（ＣＳＩ）のための設計を実装する例示的なシステムを示す図である。 本開示のいくつかの態様による、小帯域幅部分（ＢＷＰ）及び／又は少数のサブ帯域についての新無線（ＮＲ）マルチインプットマルチアウトプット（ＭＩＭＯ）チャネル状態情報（ＣＳＩ）のための設計を実装する電子デバイスの例示的なシステムのブロック図である。 本開示のいくつかの態様による、小帯域幅部分（ＢＷＰ）についてのマルチインプットマルチアウトプット（ＭＩＭＯ）チャネル状態情報（ＣＳＩ）を実装するための機構をサポートするシステム（例えば、ユーザ機器（ＵＥ））のための例示的な方法を示す図である。 本開示のいくつかの態様による、小帯域幅部分（ＢＷＰ）についてのマルチインプットマルチアウトプット（ＭＩＭＯ）チャネル状態情報（ＣＳＩ）を実装するための機構をサポートするシステム（例えば、基地局）のための例示的な方法を示す図である。 本開示のいくつかの態様による、少数のサブ帯域についてのマルチインプットマルチアウトプット（ＭＩＭＯ）チャネル状態情報（ＣＳＩ）を実装するための機構をサポートするシステム（例えば、ユーザ機器（ＵＥ））のための例示的な方法を示す図である。 本開示のいくつかの態様による、少数のサブ帯域についてのマルチインプットマルチアウトプット（ＭＩＭＯ）チャネル状態情報（ＣＳＩ）を実装するための機構をサポートするシステム（例えば、基地局）のための例示的な方法を示す図である。 いくつかの態様又はいくつかの態様の部分（単数又は複数）を実装するための例示的なコンピュータシステムの図である。

本開示は、添付の図面を参照して記載されている。図面において、概して、同様の参照番号は、同一の又は機能的に同様の要素を示す。加えて、概して、参照番号の最上位桁（単数又は複数）は、参照番号が最初に出現する図面を特定する。

本開示のいくつかの態様は、Ｒｅｌ－１５及び／又はＲｅｌ－１６ ＭＩＭＯ強化のための能力シグナリング設計を実装するための装置及び方法を含む。例えば、ＢＷＰ内のいくつかの物理リソースブロック（ＰＲＢ）が閾値数（例えば、２４個のＰＲＢ）未満であるときのＣＳＩレポートのためのシステム及び方法が提供されている。加えて、サブ帯域の数が小さいときの（例えば、Ｒｅｌ－１６タイプＩＩ ＣＳＩについての）ＣＳＩレポートのためのシステム及び方法が提供されている。

いくつかの態様によれば、第３世代パートナーシッププロジェクト（３ＧＰＰ）によって定義されたようなデジタルセルラーネットワークのための第５世代（５ｔｈ Ｇｅｎｅｒａｔｉｏｎ、５Ｇ）無線技術のリリース１５（Ｒｅｌ－１５）及び／又はリリース１６（Ｒｅｌ－１６）新無線（ＮＲ）に従って動作するＵＥは、チャネル状態情報（ＣＳＩ）を、ＵＥが通信するネットワークに報告することができる。例えば、ＵＥは、ＣＳＩを、ＵＥが通信する基地局（例えば、次世代ノードＢ（Ｎｅｘｔ Ｇｅｎｅｒａｔｉｏｎ Ｎｏｄｅ Ｂ、ｇＮＢ））に報告することができる。いくつかの態様によれば、ＣＳＩレポートは、ネットワークがＵＥと通信する通信リンクに少なくとも関連付けられた、チャネル品質インジケータ（ＣＱＩ）、プリコーディング行列インジケータ（ＰＭＩ）、ＣＳＩ－ＲＳリソースインジケータ（ＣＳＩ－ＲＳ Ｒｅｓｏｕｒｃｅ Ｉｎｄｉｃａｔｏｒ、ＣＲＩ）、ＳＳ／ＰＢＣＨ（同期信号（Ｓｙｎｃｈｒｏｎｉｚａｔｉｏｎ Ｓｉｇｎａｌ、ＳＳ）／物理ブロードキャストチャネル（Ｐｈｙｓｉｃａｌ Ｂｒｏａｄｃａｓｔ Ｃｈａｎｎｅｌ、ＰＢＣＨ）ブロックリソースインジケータ（Ｂｌｏｃｋ Ｒｅｓｏｕｒｃｅ Ｉｎｄｉｃａｔｏｒ、ＳＳＢＲＩ）、層インジケータ（Ｌａｙｅｒ Ｉｎｄｉｃａｔｏｒ、ＬＩ）、ランクインジケータ（ＲＩ）、及び／又はＬ１－基準信号受信電力（Ｌ１－Ｒｅｆｅｒｅｎｃｅ Ｓｉｇｎａｌ Ｒｅｃｅｉｖｅｄ Ｐｏｗｅｒ、Ｌ１－ＲＳＲＰ）を含むことができるが、これらに限定されない。

ＣＳＩを報告するためにＵＥによって使用されるリソース（例えば、時間及び／又は周波数リソース）は、基地局（例えば、ｇＮＢ）によって制御される。いくつかの例によれば、ＣＳＩレポートのためのリソース、ＣＳＩレポート構成、及び／又はＣＳＩコードブックタイプは、無線リソース制御（Ｒａｄｉｏ Ｒｅｓｏｕｒｃｅ Ｃｏｎｔｒｏｌ、ＲＲＣ）接続セットアッププロセス中に基地局によって設定され得る。

いくつかの態様によれば、基地局に接続する前に、ＵＥは、アタッチするセルを検索することができる。検索を完了した後に、ＵＥは、ＲＲＣ接続セットアッププロセスを実行することができる。１つの例では、ＵＥは、アタッチ要求を基地局及び／又は基地局に関連付けられたモビリティ管理エンティティ（Ｍｏｂｉｌｉｔｙ Ｍａｎａｇｅｍｅｎｔ Ｅｎｔｉｔｙ、ＭＭＥ）に送信することができる。いくつかの例では、アタッチ要求は、ＵＥの識別子を含むことができる。いくつかの態様では、ＭＭＥがアタッチ要求を受諾する場合、ＭＭＥは、セットアップ要求を、例えば基地局に送信することができる。いくつかの例では、セットアップ要求を受信した後に、及び基地局がＵＥの能力を知らない場合、基地局は、ＵＥの能力を要求するために要求をＵＥに送信することができる。いくつかの態様によれば、ＵＥは、ＵＥの能力を基地局に送信することができる。応答して、基地局は、ＲＲＣ接続再構成メッセージをＵＥに送り返すことができる。次いで、ＵＥは、基地局を使用してデータ通信を開始することができる。

いくつかの態様によれば、（１つの例示的な接続セットアップとして上記で考察されているように）ＲＲＣセットアップは、ＣＳＩレポートをＵＥにおいて構成することができる。例えば、ＲＲＣ接続再構成メッセージ（又は任意の他のＲＲＣメッセージ）は、ＣＳＩレポートをＵＥにおいて構成するための情報及び／又は命令を含むことができる。Ｒｅｌ－１５及びＲｅｌ－１６は、Ｒｅｌ－１５及びＲｅｌ－１６の関連付けられたＣＳＩコードブックタイプを有する異なるＣＳＩレポート構成を含むことができる。非限定的な例として、新無線（ＮＲ）Ｒｅｌ－１５／１６マルチインプットマルチアウトプット（ＭＩＭＯ）は、Ｒｅｌ－１５及びＲｅｌ－１６の関連付けられたＣＳＩコードブックを有する６タイプのＣＳＩレポート構成をサポートすることができる。これらのＣＳＩコードブックタイプは、Ｒｅｌ－１５タイプＩ単パネル、Ｒｅｌ－１５タイプＩ多パネル、Ｒｅｌ－１５タイプＩＩ ＣＳＩ、ポート選択を有するＲｅｌ－１５タイプＩＩ ＣＳＩ、Ｒｅｌ－１６タイプＩＩ ＣＳＩ、及びポート選択を有するＲｅｌ－１６タイプＩＩ ＣＳＩについてのコードブックタイプを含むことができる。

いくつかの態様によれば、基地局は、ＣＳＩレポートをＵＥにおいて構成するためのＣＳＩレポート構成メッセージ（例えば、ＲＲＣメッセージ）を送信することができる。ＣＳＩレポート構成メッセージは、単一のダウンリンク帯域幅部分（ＢＷＰ）に関連付けられ得る。ＣＳＩレポート構成メッセージは、例えば、ＢＷＰに関連付けられた識別子（Ｉｄｅｎｔｉｆｉｅｒ、ＩＤ）（例えば、ＢＷＰ ＩＤ）を含むことによって、チャネル測定のためにＢＷＰをＵＥに示すことができる。ＣＳＩレポート構成メッセージはまた、ＵＥについてのコードブック構成（及び／又はコードブック構成に関連付けられた情報）を含むことができる。ＣＳＩレポート構成メッセージはまた、ＣＳＩレポートのスケジューリング方法（例えば、ＣＳＩレポートが、周期的、非周期的などであるかどうか）を示す１つ以上のパラメータを含むことができる。

ＣＳＩレポート構成メッセージはまた、周波数ドメインにおけるレポート粒度を示す１つ以上のパラメータを含むことができる。例えば、ＮＲ Ｒｅｌ－１５／１６ ＭＩＭＯ ＣＳＩレポートは、３つの構成、
ａ．ｃｑｉ－ＦｏｒｍａｔＩｎｄｉｃａｔｏｒ：広帯域又はサブ帯域チャネル品質インジケータ（ＣＱＩ）、
ｂ．ｐｍｉ－ＦｏｒｍａｔＩｎｄｉｃａｔｏｒ：広帯域又はサブ帯域プリコーディング行列インジケータ（ＰＭＩ）、
ｃ．ｃｓｉ－ＲｅｐｏｒｔｉｎｇＢａｎｄ：サブ帯域構成
に基づいて構成され得る。

ＣＳＩレポート構成メッセージは、ｃｑｉ－ＦｏｒｍａｔＩｎｄｉｃａｔｏｒ、ｐｍｉ－ＦｏｒｍａｔＩｎｄｉｃａｔｏｒ、及び／又はｃｓｉ－ＲｅｐｏｒｔｉｎｇＢａｎｄを含むことができる。

下記でより詳細に考察されているように、サブ帯域構成は、ＢＷＰ内のサブ帯域の数をＵＥに示すことができる。いくつかの例では、サブ帯域構成は、ビットマップを含むことができる。このビットマップは、ＢＷＰ内のサブ帯域の数をＵＥに示すことができ、また、ＵＥがどのサブ帯域（単数又は複数）についてＣＳＩを報告する必要があるかを示すことができる。１つの例では、サブ帯域についてのビットマップ内の「０」の値は、ＵＥが当該サブ帯域についてＣＳＩを報告する必要がないことを示すことができる。別のサブ帯域についてのビットマップ内の「１」の値は、ＵＥが当該サブ帯域についてＣＳＩを報告する必要があることを示すことができる。

基地局は、例えば、ＣＳＩレポート構成メッセージを使用して、及び例えば、ｃｑｉ－ＦｏｒｍａｔＩｎｄｉｃａｔｏｒによって示されているように、広帯域チャネル品質インジケータ（ＣＱＩ）又はサブ帯域ＣＱＩを報告するようにＵＥに要求することができる。広帯域ＣＱＩのケースでは、ＵＥは、ＢＷＰ全体についてＣＱＩについての１つの値を報告することができる。サブ帯域ＣＱＩのケースでは、ＵＥは、サブ帯域構成のビットマップに基づいてＣＱＩの１つ以上の値を報告することができる。

同様に、基地局は、例えば、ＣＳＩレポート構成メッセージを使用して、及び例えば、ｐｍｉ－ＦｏｒｍａｔＩｎｄｉｃａｔｏｒによって示されているように、広帯域プリコーディング行列インジケータ（ＰＭＩ）を報告するようにＵＥに要求することができる。広帯域ＰＭＩのケースでは、ＵＥは、ＢＷＰ全体についてＰＭＩについての１つの値を報告することができる。サブ帯域ＰＭＩのケースでは、ＵＥは、サブ帯域構成のビットマップに基づいてＰＭＩの１つ以上の値を報告することができる。

ＣＳＩレポート構成メッセージのコンテンツのいくつかの例が、上記で提供されているが、本開示の態様は、これらの例に限定されず、ＣＳＩレポート構成メッセージは、より少ない、より多い、又は他のパラメータ、命令、及び／又は情報を含むことができる。

いくつかの態様によれば、サブ帯域構成（ｃｓｉ－ＲｅｐｏｒｔｉｎｇＢａｎｄ）は、ＢＷＰのサイズの関数であり得る。表１は、例示的なサブ帯域構成を提供する。

１つの例では、表１に示すように、ＢＷＰが２４個の物理リソースブロック（ＰＲＢ）を有する場合、サブ帯域サイズは４又は８つのＰＲＢであり得る。例えば、サブ帯域サイズが４つのＰＲＢである場合、ＢＷＰは６つのサブ帯域を有する。この例では、ＣＳＩレポート構成メッセージ内のサブ帯域構成は、６ビット有するビットマップを含むことができ、ビットのそれぞれは、１つのサブ帯域に関連付けられている。ビットの値（例えば、「１」又は「０」）に依存して、ＵＥは、当該ビットについてＣＳＩを報告することができる（又は報告しないことができる）。

しかしながら、表１に示すように、２４個のＰＲＢ未満のサイズを有するＢＷＰ（換言すれば、このＢＷＰについてのＰＲＢの数は、２４未満である）について、サブ帯域は、ＣＳＩレポートのために定義されない。

加えて、基地局は、ＵＥを、１つのサブ帯域又は２つのサブ帯域の特別なケースを含む全てのサブ帯域内のサブ帯域の任意のサブセットを報告するように構成することができる。しかしながら、サブ帯域の数は、圧縮に十分でないことがあり、これが使用される場合、基地局にとって正確でない及び／又は有用でない報告をもたらし得る。換言すれば、Ｒｅｌ－１５におけるいくつかの例では、多数のサブ帯域が、ＣＳＩレポートのために使用され得る。多数のサブ帯域が、大きいオーバーヘッドをもたらし得る。Ｒｅｌ－１６において、圧縮機構（単数又は複数）は、オーバーヘッドを低減するために使用される。しかしながら、サブ帯域の数が小さい場合、圧縮は、望ましくない結果（例えば、基地局にとって有効でない、正確でない及び／又は有用でないＣＳＩレポート）を生成し得る。

本開示のいくつかの態様によれば、Ｒｅｌ－１５及び／又はＲｅｌ－１６ ＭＩＭＯ強化のための能力シグナリング設計を提供するためのシステム及び方法が考察されている。例えば、下記で考察されているように、ＢＷＰのいくつかのＰＲＢが閾値数（例えば、２４個のＰＲＢ）未満であるときのＣＳＩレポートのためのシステム及び方法が提供されている。加えて又は代替として、サブ帯域の数が小さいときの（例えば、Ｒｅｌ－１６タイプＩＩ ＣＳＩについての）ＣＳＩレポートのためのシステム及び方法が提供されている。

図１は、本開示のいくつかの態様による、小帯域幅部分（ＢＷＰ）及び／又は少数のサブ帯域についての新無線（ＮＲ）マルチインプットマルチアウトプット（ＭＩＭＯ）チャネル状態情報（ＣＳＩ）のための設計を実装する例示的なシステム１００を示す。例示的なシステム１００は、例示のみの目的で提供されており、開示の態様を限定しない。システム１００は、ネットワークノード（例えば、ｅＮＢ、ｇＮＢなどの基地局）１０１と、電子デバイス（例えば、ＵＥ）１０５と、を含むことができるが、これらに限定されない。電子デバイス１０５（以下、ＵＥ １０５と称する）は、多種多様な無線通信技法に基づいて動作するように構成された電子デバイスを含み得る。これらの技法は、第３世代パートナーシッププロジェクト（３ＧＰＰ）規格に基づく技法を含むことができるが、これらに限定されない。例えば、ＵＥ １０５は、リリース１５（Ｒｅｌ－１５）、リリース１６（Ｒｅｌ－１６）、又はそれ以降を使用して動作するように構成された電子デバイスを含むことができる。ＵＥ １０５は、無線通信デバイス、スマートフォン、ラップトップ、デスクトップ、タブレット、パーソナルアシスタント、モニタ、テレビ、ウェアラブルデバイス、モノのインターネット（Ｉｎｔｅｒｎｅｔ Ｏｆ Ｔｈｉｎｇ、ＩｏＴ）、及び車両の通信デバイスなどを含むことができるが、これらに限定されない。ネットワークノード１０１（本明細書では基地局と称する）は、３ＧＰＰ規格に基づく技法などを含むがこれらに限定されない多種多様な無線通信技法に基づいて動作するように構成されたノードを含むことができる。例えば、基地局１０３は、Ｒｅｌ－１５、Ｒｅｌ－１６、又はそれ以降を使用して動作するように構成されたノードを含むことができる。

ＵＥ １０５は、１つ以上の通信リンク１０７を使用して、基地局１０１に接続され得、基地局１０１と通信していることができる。いくつかの態様によれば、ＵＥ １０５は、信号が基地局１０１からＵＥ １０５への通信リンク１０７におけるダウンリンクチャネルにおいてどのように伝搬するかを測定するように構成され得る。ＵＥ １０５は、測定されたチャネル特性に基づいて、チャネル状態情報（ＣＳＩ）レポートを生成することができる。ＵＥ １０５は、ＣＳＩレポートを基地局１０１に送信することができる。基地局１０１は、ＵＥ １０５によって報告されたチャネル特性に基づいて基地局１０１の送信を適合させるために、受信されたＣＳＩレポートを使用することができる。いくつかの態様によれば、ＵＥ １０５及び基地局１０１は、ＢＷＰが小さい（例えば、閾値数（例えば、２４個）未満のＰＲＢを有するＢＷＰであるが、これに限定されない）ときのＣＳＩレポートのための機構を実装するように構成されている。加えて又は代替として、ＵＥ １０５及び基地局１０１は、サブ帯域の数が小さいときの（例えば、Ｒｅｌ－１６タイプＩＩ ＣＳＩについての）ＣＳＩレポートのための機構を実装するように構成されている。

いくつかの態様によれば、基地局１０１に接続する前に、ＵＥ １０５は、アタッチするセルを検索することができる。検索を完了した後に、ＵＥ １０５は、無線リソース制御（ＲＲＣ）接続セットアッププロセスを実行することができる。１つの例では、ＵＥ １０５は、アタッチ要求を基地局１０１及び／又は基地局１０１に関連付けられたモビリティ管理エンティティ（ＭＭＥ）（図示せず）に送信することができる。いくつかの例では、アタッチ要求は、ＵＥ １０５の識別子を含むことができる。いくつかの態様では、ＭＭＥがアタッチ要求を受諾する場合、ＭＭＥは、セットアップ要求を、例えば基地局１０１に送信することができる。いくつかの例では、セットアップ要求を受信した後に、及び基地局１０１がＵＥ １０５の能力を知らない場合、基地局１０１は、ＵＥ １０５の能力を要求するために要求をＵＥ １０５に送信することができる。いくつかの態様によれば、ＵＥ １０５は、ＵＥ １０５の能力を基地局１０１に送信し得る。応答して、基地局１０１は、ＲＲＣ接続再構成メッセージをＵＥ １０５に送り返すことができる。次いで、ＵＥ １０５は、基地局１０１を使用してデータ通信を開始することができる。加えて、ＵＥ １０５は、ＣＳＩレポート（単数又は複数）を基地局に送信することができる。

いくつかの態様によれば、ＵＥ １０５は、小ＢＷＰ（例えば、閾値数未満のＰＲＢを有するＢＷＰ）についてのＣＳＩを報告するように構成されている。いくつかの例では、ＰＲＢの閾値数は、２４個のＰＲＢを含む。しかしながら、他の数のＰＲＢが、閾値数として使用され得る。

いくつかの例では、ＵＥ １０５は、Ｒｅｌ－１５タイプＩ ＣＳＩについて、小ＢＷＰについてのＣＳＩを報告することができる。Ｒｅｌ－１５タイプＩは、Ｒｅｌ－１５タイプＩ単パネル及びＲｅｌ－１５タイプＩ多パネル、又はＲｅｌ－１５タイプＩ単パネルのみを含むことができる。この例では、ＵＥ １０５は、Ｒｅｌ－１５タイプＩＩ又はＲｅｌ－１６タイプＣＳＩについて、小ＢＷＰについてのＣＳＩを報告しない。

代替として、ＵＥ １０５は、Ｒｅｌ－１５タイプＩ ＣＳＩ及びＲｅｌ－１５タイプＩＩ ＣＳＩについて、小ＢＷＰについてのＣＳＩを報告することができる。Ｒｅｌ－１５タイプＩは、Ｒｅｌ－１５タイプＩ単パネル及びＲｅｌ－１５タイプＩ多パネル、又はＲｅｌ－１５タイプＩ単パネルのみを含むことができる。Ｒｅｌ－１５タイプＩＩは、Ｒｅｌ－１５タイプＩＩ ＣＳＩ及びポート選択を有するＲｅｌ－１５タイプＩＩ ＣＳＩを含むことができる。この例では、ＵＥ １０５は、Ｒｅｌ－１６タイプＣＳＩについて、小ＢＷＰについてのＣＳＩを報告しない。

代替として、ＵＥ １０５は、Ｒｅｌ－１５タイプＩ ＣＳＩ、Ｒｅｌ－１５タイプＩＩ ＣＳＩ、及びＲｅｌ－１６タイプＩＩ ＣＳＩについて、小ＢＷＰについてのＣＳＩを報告することができる。Ｒｅｌ－１５タイプＩは、Ｒｅｌ－１５タイプＩ単パネル及びＲｅｌ－１５タイプＩ多パネル、又はＲｅｌ－１５タイプＩ単パネルのみを含むことができる。Ｒｅｌ－１５タイプＩＩは、Ｒｅｌ－１５タイプＩＩ ＣＳＩ及びポート選択を有するＲｅｌ－１５タイプＩＩ ＣＳＩを含むことができる。Ｒｅｌ－１６タイプＩＩ ＣＳＩはまた、ポート選択を有するＲｅｌ－１６タイプＩＩ ＣＳＩを含むことができる。

いくつかの態様によれば、ＵＥ １０５は、ＵＥ １０５の能力を基地局１０１に示すように構成され得る。例えば、上記で考察されている例示的な初期通信（又は任意の他の初期アクセス）中に、ＵＥ １０５は、ＵＥ １０５の能力を基地局１０１に通信することができる。ＵＥ １０５は、ＵＥ １０５が、次のコードブックタイプ、Ｒｅｌ－１５タイプＩ ＣＳＩ、Ｒｅｌ－１５タイプＩＩ ＣＳＩ、及び／又はＲｅｌ－１６タイプＩ ＣＳＩについて、小ＢＷＰ（例えば、閾値数（例えば、２４個のＰＲＢ）未満のＰＲＢを有するＢＷＰ）についてのＣＳＩレポートをサポートすることができるかどうかを基地局１０１に通信することができる。換言すれば、ＵＥ １０５は、ＵＥ １０５が小ＢＷＰについてのＣＳＩレポートをサポートするかどうかを基地局１０１に示すことができる。加えて、ＵＥ １０５は、どのコードブックタイプについてＵＥ １０５が小ＢＷＰについてのＣＳＩレポートをサポートするかを基地局１０１に示すことができる。いくつかの例によれば、ＵＥ １０５が小ＢＷＰについてあるコードブックタイプをサポートしない場合、ＵＥ １０５は、小ＢＷＰが使用されるときの対応するコードブックタイプのＣＳＩレポートで構成されていると予想されない。

いくつかの態様によれば、ＵＥ １０５が、あるコードブックタイプについて小ＢＷＰについてのＣＳＩレポートをサポートする場合、ネットワークは、当該コードブックタイプについて小ＢＷＰについてのＣＳＩサブ帯域の数を定義することができる。１つの例示的な実装形態では、Ｒｅｌ－１５タイプＩ ＣＳＩについて及びＲｅｌ－１５タイプＩＩ ＣＳＩについて、小ＢＷＰ（例えば、閾値数（例えば、２４個のＰＲＢ）未満のＰＲＢを有するＢＷＰ）についてのＣＳＩサブ帯域の数は、１である。この例では、ＵＥ １０５は、広帯域ＣＱＩ及び／又は広帯域ＰＭＩを報告すると予想される。

別の例では、Ｒｅｌ－１６タイプＩＩ ＣＳＩについて、ＵＥ １０５は、広帯域ＣＱＩを報告する。ＰＭＩについて、ＵＥ １０５は、ＰＭＩを報告するための少なくとも２つのオプションを有することができる。１つの例では、ＰＭＩサブ帯域の数は、Ｒであり得、Ｒは、ＵＥ １０５の能力の対象である１又は２である。この例では、ＣＳＩサブ帯域の数はまた、Ｒであり、Ｒは、ＵＥ １０５の能力の対象である１又は２である。いくつかの例では、Ｒの値は、ネットワーク（例えば、基地局１０１及び／又は基地局１０１に関連付けられたネットワーク）によって構成され得る。この例では、Ｒの値は、ＣＳＩサブ帯域ごとのＰＭＩサブ帯域の数である。

いくつかの態様によれば、上記で考察されている表１は、下記で表２に示すように更新される。１つの例では、小ＢＷＰ（例えば、ＰＲＢの閾値数未満（例えば、閾値数（例えば、２４個のＰＲＢ）未満のＰＲＢを有するＢＷＰ）について、ＣＳＩサブ帯域サイズは、ＢＷＰのサイズと同じである。この例では、ネットワーク（例えば、基地局１０１及び／又は基地局１０１に関連付けられたネットワーク）は、小ＢＷＰについても、ｃｓｉ－ＲｅｐｏｒｔｉｎｇＢａｎｄを構成することができる。

上記で考察されているように、ＣＳＩレポート構成メッセージはまた、周波数ドメインにおけるレポート粒度を示す１つ以上のパラメータを含むことができる。例えば、ＣＳＩレポート構成メッセージは、
ａ．ｃｑｉ－ＦｏｒｍａｔＩｎｄｉｃａｔｏｒ：広帯域又はサブ帯域チャネル品質インジケータ（ＣＱＩ）、
ｂ．ｐｍｉ－ＦｏｒｍａｔＩｎｄｉｃａｔｏｒ：広帯域又はサブ帯域プリコーディング行列インジケータ（ＰＭＩ）、
ｃ．ｃｓｉ－ＲｅｐｏｒｔｉｎｇＢａｎｄ：サブ帯域構成
を含むことができる。

いくつかの態様によれば、Ｒｅｌ－１５タイプＩ ＣＳＩ及びＲｅｌ－１５タイプＩＩ ＣＳＩについて、ＵＥ １０５が小ＢＷＰ（例えば、閾値数（例えば、２４個のＰＲＢ）未満のＰＲＢを有するＢＷＰ）についてのＣＳＩレポートをサポートするときに、ＵＥ １０５は、ＢＷＰ全体に基づいて、広帯域ＰＭＩ及び広帯域ＣＱＩのみを報告する。換言すれば、ネットワーク（例えば、基地局１０１及び／又は基地局１０１に関連付けられたネットワーク）は、ｃｑｉ－ＦｏｒｍａｔＩｎｄｉｃａｔｏｒを広帯域ＣＱＩに構成することができ、ｐｍｉ－ＦｏｒｍａｔＩｎｄｉｃａｔｏｒを広帯域ＰＭＩに構成することができる。ネットワークは、例えば、ＲＲＣメッセージ（単数又は複数）を使用して、これらの値をＵＥ １０５に通信することができる。この例では、ネットワークは、サブ帯域ＣＱＩ又はサブ帯域ＰＭＩを構成しない。加えて又は代替として、ＵＥ １０５は、基地局１０１からの命令なしに、ＢＷＰ全体に基づいて、広帯域ＰＭＩ及び広帯域ＣＱＩのみを報告するように構成され得る。

いくつかの態様によれば、Ｒｅｌ－１６タイプＩＩ ＣＳＩについて、ＵＥ １０５が小ＢＷＰ（例えば、閾値数（例えば、２４個のＰＲＢ）未満のＰＲＢを有するＢＷＰ）についてのＣＳＩレポートをサポートするときに、ＵＥ １０５は、ＢＷＰ全体に基づいて、広帯域ＣＱＩを報告する。この例では、ＵＥ １０５は、サブ帯域ＣＱＩを報告しない。加えて、ＰＭＩについて、ＵＥ １０５は、異なる数のＰＭＩサブ帯域を使用することができる。１つの例では、ＰＭＩサブ帯域の数は、１であり、ＰＭＩレポートは、ＢＷＰ全体に基づく。代替として、サブ帯域の数は、２である。この例では、ＢＷＰが偶数のＰＲＢを有する場合、両方のＰＭＩサブ帯域は、

のＰＲＢを有する。しかしながら、ＢＷＰが奇数のＰＲＢを有する場合、一方のＰＭＩサブ帯域は、

のＰＲＢを有し、他方のＰＭＩサブ帯域は、

のＰＲＢを有する。いくつかの例では、ネットワーク（例えば、基地局１０１及び／又は基地局１０１に関連付けられたネットワーク）は、（例えば、ＲＲＣメッセージ（単数又は複数）を使用して）ＰＭＩサブ帯域の数を構成し、ＰＭＩサブ帯域の数をＵＥ １０５に通信する。

いくつかの例によれば、小ＢＷＰ（例えば、閾値数（例えば、２４個のＰＲＢ）未満のＰＲＢを有するＢＷＰ）について、ＣＳＩレポート構成メッセージ内のｃｓｉ－ＲｅｐｏｒｔｉｎｇＢａｎｄは構成されていなくてもよい。加えて又は代替として、ｃｓｉ－ＲｅｐｏｒｔｉｎｇＢａｎｄは、構成されていてもよいが、ｃｓｉ－ＲｅｐｏｒｔｉｎｇＢａｎｄのビットマップは、ｃｓｉ－ＲｅｐｏｒｔｉｎｇＢａｎｄのビットマップの全てのビットについて値「０」を含む。これらの例では、ＵＥ １０５は、ｃｓｉ－ＲｅｐｏｒｔｉｎｇＢａｎｄをエラーとして考慮し、ＣＳＩを報告しなくてもよい。代替として、ＵＥ １０５は、広帯域ＰＭＩ及び広帯域ＣＱＩのみを報告してもよい。例えば、Ｒｅｌ－１５タイプＩ及びＲｅｌ－１５タイプＩＩについて、ＵＥ １０５は、ＣＳＩを測定及び報告するためにＢＷＰ全体を使用することができる。Ｒｅｌ－１６タイプについて、ＰＭＩサブ帯域の数は、１又はＲのいずれかであり得、Ｒは、１又は２のいずれかである。

いくつかの例によれば、小ＢＷＰ（例えば、閾値数（例えば、２４個のＰＲＢ）未満のＰＲＢを有するＢＷＰ）について、ｃｓｉ－ＲｅｐｏｒｔｉｎｇＢａｎｄは、１つのサブ帯域のみで構成されてもよい（例えば、１ビットのみが、ビットマップ内で値「１」に設定される）。この例では、Ｒｅｌ－１５タイプＩ及びＲｅｌ－１５タイプＩＩについて、ＵＥ １０５は、広帯域ＰＭＩ及び広帯域ＣＱＩのみを報告してもよい。例えば、ＵＥ １０５は、ＣＳＩレポート構成メッセージ内で受信されたｃｑｉ－ＦｏｒｍａｔＩｎｄｉｃａｔｏｒ及びｐｍｉ－ＦｏｒｍａｔＩｎｄｉｃａｔｏｒを無視してもよい。加えて又は代替として、ＵＥ １０５は、ｃｑｉ－ＦｏｒｍａｔＩｎｄｉｃａｔｏｒが広帯域ＣＱＩに設定されｐｍｉ－ＦｏｒｍａｔＩｎｄｉｃａｔｏｒが広帯域ＰＭＩに設定されることのみを予想してもよい。サブ帯域の数が低いときのＲｅｌ－１６タイプのための設計は、下記でより詳細に考察されている。

いくつかの態様によれば、Ｒｅｌ－１６タイプＩＩは、ＣＳＩレポートオーバーヘッドにおける低減を提供する。多数のサブ帯域がＣＳＩレポートにおいて使用されるときに、オーバーヘッドは大きいことがある。Ｒｅｌ－１６タイプＩＩにおけるＣＳＩレポート方法では、圧縮機構（単数又は複数）が、オーバーヘッドを低減するために使用される。しかしながら、サブ帯域の数が小さい場合、Ｒｅｌ－１６タイプＩＩにおいて使用される圧縮は、望ましくない結果（例えば、基地局にとって有効でない、正確でない及び／又は有用でないＣＳＩレポート）を生成し得る。

Ｒｅｌ－１６タイプＩＩ ＣＳＩレポートのいくつかの例では、ＣＳＩサブ帯域の数Ｎ_SBは、１～１９の間であり得る。ＰＭＩサブ帯域の数は、Ｎ₃≒Ｒ^*Ｎ_SBであり得、式中、Ｒは、１又は２であり得る。いくつかの例では、Ｒの値は、ネットワーク（例えば、基地局１０１及び／又は基地局１０１に関連付けられたネットワーク）によって判定される。選択された周波数基準の数字は、（下記で表３に示す）パラメータｐ_vに依存し得る。選択された周波数基準の数字は、

であり得る。空間基準の数字は、（下記で表３に示す）Ｌである。選択された周波数基準の数字及び空間基準の数字を使用して、非ゼロ係数の最大数は、ｋ₀＝［β×２ＬＭ₁］として判定され得る。ここで、ｖ＝１であるときに、Ｍ₁は、Ｍ_vである。パラメータβはまた、下記で表３に示されている。非ゼロ係数の数ｋ₀は、オーバーヘッドを低減するために、圧縮機構のために使用され得る。例えば、いくつかの態様によれば、ＣＳＩレポートを準備及び報告するときに、ＵＥ １０５は、層のそれぞれについてｋ₀超の非ゼロ係数を報告することができない。加えて又は代替として、いくつかの態様によれば、非ゼロ係数の総数は、２^*ｋ₀を超えることができない。いくつかの例では、ＵＥ １０５は、パラメータｋ₀を、例えば、ＣＳＩレポートの一部としてネットワークに通信するように構成されている。

下記の表３は、空間基準の数字Ｌ、パラメータｐ_v、及びパラメータβの異なる値について８つの構成を含む１つの例示的な設定を提供する。

しかしながら、上記で考察されているように、サブ帯域の数が小さいときに、パラメータ設定のうちのいくつかは、サブ帯域の数に基づいて合理的でない。非限定的な例として、少数のサブ帯域について、及び表３のパラメータを使用して、パラメータｋ₀は、値１を有するように計算され得る。しかしながら、層のそれぞれを報告するために、ＵＥ １０５は、垂直偏波及び水平偏波をカバーするために、層ごとに少なくとも２つの非ゼロ係数を報告する必要があるため、パラメータｋ₀についての値１は、無効である。したがって、Ｒｅｌ－１６タイプＩＩにおいて使用される圧縮は、望ましくない結果（例えば、基地局にとって有効でない、正確でない及び／又は有用でないＣＳＩレポート）を生成し得る。

いくつかの態様によれば、サブ帯域の数が小さく、それにより、ＳＣＩレポートが、上記で考察されている点を含まないときの（例えば、Ｒｅｌ－１６タイプＩＩ ＣＳＩについての）ＣＳＩレポートのためのシステム及び方法が提供されている。

いくつかの態様によれば、Ｒｅｌ－１６タイプＩＩ ＣＳＩにおいて、ＣＳＩは、ある最小構成で報告される。換言すれば、ＣＳＩレポートを生成及び／又は送信する前に、ＵＥ １０５は、最小構成が満たされているかどうかを判定することができる。最小構成が満たされている場合、ＵＥ １０５は、ＣＳＩレポートを生成及び送信することができる。しかしながら、最小構成が満たされていない場合、ＵＥ １０５は、ＣＳＩレポートを生成及び送信しない。いくつかの例によれば、上記で考察されている例示的な初期通信（又は任意の他の初期アクセス）中に、ＵＥ １０５は、最小構成を基地局１０１に通信することができる。

いくつかの態様によれば、最小構成は、上記で考察されているパラメータｋ₀によって示されるように、得られる最小数の非ゼロ係数を含むことができる。によって示されているように、非ゼロ係数の得られた最小数を含むことができる。例えば、ランクインジケータ（ＲＩ）が１又は２である場合、パラメータｋ₀の最小値は、２である。換言すれば、ｋ₀＜２である場合、ＵＥ １０５は、Ｒｅｌ－１６タイプＩＩについてのＣＳＩレポートを送信しない（ＵＥ １０５はタイプＩＩ ＣＳＩを報告しない）。上記で考察されているように、ＲＩは、ＵＥ １０５によるＣＳＩレポートにおけるレポートパラメータのうちの１つであり得る。基地局１０１は、ダウンリンクデータ送信における送信層を選択するために、受信されたＲＩを使用することができる。

加えて又は代替として、ＲＩが３である場合、パラメータｋ₀の最小値は、３である。換言すれば、ｋ₀＝２である場合、ＵＥ １０５は、ＲＩ＝１又は２に関連付けられたＲｅｌ－１６タイプＩＩについてのＣＳＩレポートを送信することができる（ＵＥ １０５は、ＲＩ＝１／２層ＣＳＩレポートを報告する）。この例では、ＵＥ １０５は、ＲＩ＝３又は４に関連付けられたＲｅｌ－１６タイプＩＩについてのＣＳＩレポートを送信しない（ＵＥ １０５はＲＩ＝３／４層ＣＳＩレポートを報告しない）。

加えて又は代替として、ＲＩが４である場合、パラメータｋ₀の最小値は、４である。換言すれば、ｋ₀＝３である場合、ＵＥ １０５は、ＲＩ＝１、２、又は３に関連付けられたＲｅｌ－１６タイプＩＩについてのＣＳＩレポートを送信することができる（ＵＥ １０５は、ＲＩ＝１／２／３層ＣＳＩレポートを報告する）。この例では、ＵＥ １０５は、ＲＩ＝４に関連付けられたＲｅｌ－１６タイプＩＩについてのＣＳＩレポートを送信しない（ＵＥ １０５は、ＲＩ＝４層ＣＳＩレポートを報告しない）。

いくつかの態様によれば、最小構成は、パラメータ構成に基づいて、ＣＳＩサブ帯域の最小数Ｎ_SBを含むことができる。ＣＳＩサブ帯域の最小数Ｎ_SBは、パラメータｋ₀によって示されているように、非ゼロ係数の得られた最小数を判定することができる。上記で考察されているように、ＰＭＩサブ帯域の数は、Ｎ₃≒Ｒ^*Ｎ_SBであり得、式中、Ｒは、１又は２であり得る。いくつかの例では、Ｒの値は、ネットワーク（例えば、基地局１０１及び／又は基地局１０１に関連付けられたネットワーク）によって判定される。選択された周波数基準の数字は、パラメータｐ_vに依存し得る。選択された周波数基準の数字は、

であり得る。空間基準の数字は、Ｌである。選択された周波数基準の数字及び空間基準の数字を使用して、非ゼロ係数の最大数は、ｋ₀＝［β×２ＬＭ₁］として判定され得る。ここで、ｖ＝１であるときに、Ｍ₁は、Ｍ_vである。非ゼロ係数ｋ₀の数は、オーバーヘッドを低減するために、圧縮機構のために使用され得る。

いくつかの態様によれば、最小構成は、パラメータ構成に基づいて、空間基準Ｌの最小数を含むことができる。空間基準Ｌの最小数は、パラメータｋ₀によって示されているように、非ゼロ係数の得られた最小数を判定することができる。

上記で考察されているように、最小構成の１つの例は、パラメータ構成に基づいて、ＣＳＩサブ帯域の最小数Ｎ_SBを含むことができる。いくつかの態様によれば、ＣＳＩサブ帯域の最小数は、ＵＥ １０５によって構成され得、ＵＥ １０５の能力として基地局１０１に送信され得る。加えて又は代替として、ＣＳＩサブ帯域の最小数は、例えば、ＣＳＩレポート構成メッセージ内で構成され得る。例えば、ＣＳＩサブ帯域の最小数は、例えば、ＣＳＩレポート構成メッセージ内のｃｓｉ－ＲｅｐｏｒｔｉｎｇＢａｎｄによって、明示的又は暗黙的に構成され得る。いくつかの態様によれば、ＣＳＩサブ帯域の数は、ｃｓｉ－ＲｅｐｏｒｔｉｎｇＢａｎｄのビットマップ内の値「１」を有するビットの数である。これは、Ｒ＝１及びＲ＝２であるケースに適用され得る。

下記の表４は、サブ帯域の最小数Ｎ_SBを最小構成として使用する１つの例を示す。下記の表４は、サブ帯域の最小数Ｎ_SBが追加されている上記の表３に基づく。

いくつかの例によれば、設定１（ｐａｒａｍＣｏｍｂｉｎａｔｉｏｎ－ｒ１６＝１）について、ランク２（ＲＩ＝２）ＣＳＩレポートまでをサポートするために、ＣＳＩサブ帯域の最小数は、５である。これらの例では、ランク３（ＲＩ＝３）ＣＳＩレポートまでをサポートするために、ＣＳＩサブ帯域の最小数は、９である。そして、ランク４（ＲＩ＝４）ＣＳＩレポートまでをサポートするために、ＣＳＩサブ帯域の最小数は、１３である。

いくつかの例によれば、設定２（ｐａｒａｍＣｏｍｂｉｎａｔｉｏｎ－ｒ１６＝２）について、ランク３（ＲＩ＝３）ＣＳＩレポートまでをサポートするために、ＣＳＩサブ帯域の最小数は、５である。これらの例では、ランク４（ＲＩ＝４）ＣＳＩレポートまでをサポートするために、ＣＳＩサブ帯域の最小数は、５である。

いくつかの例によれば、設定３（ｐａｒａｍＣｏｍｂｉｎａｔｉｏｎ－ｒ１６＝３）について、ランク３（ＲＩ＝３）ＣＳＩレポートまでをサポートするために、ＣＳＩサブ帯域の最小数は、５である。これらの例では、ランク４ ＣＳＩレポートまでをサポートするために、ＣＳＩサブ帯域の最小数は、５である。

図２は、本開示のいくつかの態様による、小帯域幅部分（ＢＷＰ）及び／又は少数のサブ帯域についての新無線（ＮＲ）マルチインプットマルチアウトプット（ＭＩＭＯ）チャネル状態情報（ＣＳＩ）のための設計のための機構を実装する電子デバイスの例示的なシステム２００のブロック図である。システム２００は、システム１００の電子デバイス（例えば、基地局１０１、ＵＥ １０５）のうちのいずれかであってもよい。システム２００は、プロセッサ２１０と、１つ以上の送受信機２２０と、通信インフラストラクチャ２４０と、メモリ２５０と、オペレーティングシステム２５２と、アプリケーション２５４と、１つ以上のアンテナ２６０と、を含む。図示のシステムは、システム２００の例示的な部として提供されており、システム２００は、他の回路（単数又は複数）及びサブシステム（単数又は複数）を含むことができる。また、システム２００のシステムは、別個の構成要素として図示されているが、本開示の態様は、これらの構成要素、より少ない構成要素、又はより多い構成要素の任意の組み合わせを含むことができる。

メモリ２５０は、ランダムアクセスメモリ（Ｒａｎｄｏｍ Ａｃｃｅｓｓ Ｍｅｍｏｒｙ、ＲＡＭ）及び／又はキャッシュを含むことができ、制御ロジック（例えば、コンピュータソフトウェア）及び／又はデータを含むことができる。メモリ２５０は、ハードディスクドライブ及び／又はリムーバブル記憶デバイス／ユニットなどであるがこれらに限定されない他の記憶デバイス又はメモリを含むことができる。いくつかの例によれば、オペレーティングシステム２５２は、メモリ２５０に記憶され得る。オペレーティングシステム２５２は、メモリ２５０及び／又は１つ以上のアプリケーション２５４からプロセッサ２１０及び／又は１つ以上の送受信機２２０へのデータの転送を管理することができる。いくつかの例では、オペレーティングシステム２５２は、いくつかのロジック層を含むことができる１つ以上のネットワークプロトコルスタック（例えば、インターネットプロトコルスタック、及びセルラープロトコルスタックなど）を維持する。プロトコルスタックの対応する層において、オペレーティングシステム２５２は、当該層に関連する機能を実行するための制御機構及びデータ構造を含む。

いくつかの例によれば、アプリケーション２５４は、メモリ２５０に記憶され得る。アプリケーション２５４は、無線システム２００及び／又は無線システム２００のユーザによって使用されるアプリケーション（例えば、ユーザアプリケーション）を含むことができる。アプリケーション２５４におけるアプリケーションは、Ｓｉｒｉ（商標）、ＦａｃｅＴｉｍｅ（商標）、ラジオストリーミング、ビデオストリーミング、リモートコントロール、及び／又は他のユーザアプリケーションなどであるがこれらに限定されないアプリケーションを含むことができる。

システム２００はまた、通信インフラストラクチャ２４０を含むことができる。通信インフラストラクチャ２４０は、例えば、プロセッサ２１０と、１つ以上の送受信機２２０と、メモリ２５０との間の通信を提供する。いくつかの実装形態では、通信インフラストラクチャ２４０は、バスであってもよい。プロセッサ２１０は、メモリ２５０に記憶された命令と一緒に、本明細書に記載のように、システム１００のシステム２００が小ＢＷＰ及び／又は少数のサブ帯域についてのＮＲ ＭＩＭＯ ＣＳＩのための機構を実装することを可能にする動作を実行する。加えて又は代替として、１つ以上の送受信機２２０は、システム１００のシステム２００が、本明細書に記載のように、小ＢＷＰ及び／又は少数のサブ帯域についてのＮＲ ＭＩＭＯ ＣＳＩのための機構を実装することを可能にする動作を実行する。

１つ以上の送受信機２２０は、小ＢＷＰ及び／又は少数のサブ帯域についてのＮＲ ＭＩＭＯ ＣＳＩのための機構をサポートする通信信号を送受信する。加えて、１つ以上の送受信機２２０は、通信リンク（単数又は複数）を測定しＣＳＩレポートを生成及び送信するための機構をサポートする通信信号を送受信する。いくつかの態様によれば、１つ以上の送信機２２０は、アンテナ２６０に結合され得る。アンテナ２６０は、同一又は異なるタイプであり得る１つ以上のアンテナを含むことができる。１つ以上の送受信機２２０は、システム２００が、有線及び／又は無線であり得る他のデバイスと通信することを可能にする。いくつかの例では、１つ以上の送受信機２２０は、プロセッサ、コントローラ、無線機、ソケット、プラグ、バッファ、及びネットワークへの接続及びネットワークにおける通信のために使用される同様の回路／デバイスを含むことができる。いくつかの例によれば、１つ以上の送受信機２２０は、有線及び／又は無線ネットワークへの接続並びに有線及び／又は無線ネットワークにおける通信のための１つ以上の回路を含む。

本開示のいくつかの態様によれば、１つ以上の送受信機２２０は、セルラーサブシステム、ＷＬＡＮサブシステム、及び／又はＢｌｕｅｔｏｏｔｈ（商標）サブシステムを含むことができ、セルラーサブシステム、ＷＬＡＮサブシステム、及び／又はＢｌｕｅｔｏｏｔｈ（商標）サブシステムはそれぞれ、本明細書に提供されている考察に基づいて当業者によって理解されるように、これらのサブシステム自体の無線送受信機及びプロトコル（単数又は複数）を含む。いくつかの実装形態では、１つ以上の送受信機２２０は、他のデバイスと通信するためのより多くの又はより少ないシステムを含むことができる。

いくつかの例では、１つ以上の送受信機２２０は、ＩＥＥＥ ８０２．１１に記載の規格に基づくネットワークなどであるがこれらに限定されないＷＬＡＮネットワークを介する接続（単数又は複数）及び通信を可能にするための（ＷＬＡＮ送受信機を含む）１つ以上の回路を含むことができる。

加えて又は代替として、１つ以上の送受信機２２０は、例えば、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（商標）プロトコル、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（商標）Ｌｏｗ Ｅｎｅｒｇｙプロトコル、又はＢｌｕｅｔｏｏｔｈ（商標）Ｌｏｗ Ｅｎｅｒｇｙ Ｌｏｎｇ Ｒａｎｇｅプロトコルに基づく接続（単数又は複数）及び通信を可能にするための（Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（商標）送受信機を含む）１つ以上の回路を含むことができる。例えば、送受信機２２０ｎは、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（商標）送受信機を含むことができる。

加えて、１つ以上の送受信機２２０は、セルラーネットワークへの接続及びセルラーネットワークにおける通信のための（セルラー送受信機を含む）１つ以上の回路を含むことができる。セルラーネットワークは、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム（Ｕｎｉｖｅｒｓａｌ Ｍｏｂｉｌｅ Ｔｅｌｅｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎｓ Ｓｙｓｔｅｍ、ＵＭＴＳ）、及びロングタームエボリューション（Ｌｏｎｇ－Ｔｅｒｍ Ｅｖｏｌｕｔｉｏｎ、ＬＴＥ）などの３Ｇ／４Ｇ／５Ｇネットワークを含むことができるが、これらに限定されない。例えば、１つ以上の送受信機２２０は、３ＧＰＰ規格のＲｅｌ－１５、Ｒｅｌ－１６、Ｒｅｌ－１７、又はそれ以降のうちの１つ以上に従って動作するように構成され得る。

本開示のいくつかの態様によれば、プロセッサ２１０は、単独で、又はメモリ２５０内に記憶されたコンピュータ命令、及び／若しくは１つ以上の送受信機２２０と組み合わせて、本開示で考察されている方法及び機構を実装する。例えば、プロセッサ２１０は、単独で、又はメモリ２５０内に記憶されたコンピュータ命令及び／若しくは１つ以上の送受信機２２０と組み合わせて、小ＢＷＰについてのＮＲ ＭＩＭＯ ＣＳＩのための機構を実装する。本開示のいくつかの態様によれば、プロセッサ２１０は、単独で、又はメモリ２５０内に記憶されたコンピュータ命令及び／若しくは１つ以上の送受信機２２０と組み合わせて、ＣＳＩレポート構成メッセージを基地局（例えば、図１の基地局１０１）から受信することができる。受信されたＣＳＩレポート構成メッセージを使用して、プロセッサ２１０は、ＣＳＩレポート構成メッセージに関連付けられた帯域幅部分（ＢＷＰ）のいくつかの物理リソースブロック（ＰＲＢ）が閾値数（非限定的な例として、２４個のＰＲＢ）未満であると判定することができる。しかしながら、プロセッサ２１０は、ＢＷＰについてのＣＳＩレポートを依然として生成することができ、１つ以上の送受信機を使用して、ＣＳＩレポートを基地局に送信することができる。

いくつかの態様によれば、メモリ２５０は、デバイス能力２５６を含むことができる。デバイス能力２５６は、デバイス２００が、閾値数未満のＰＲＢを有するＢＷＰについてのＣＳＩレポートを生成するように構成されていることを示す情報を含むことができる。加えて又は代替として、デバイス能力２５６は、１つ以上のコードブックタイプを示す情報を含むことができ、１つ以上のコードブックタイプについて、デバイス２００は、閾値数未満のＰＲＢを有するＢＷＰについてのＣＳＩレポートを生成するように構成されている。加えて又は代替として、デバイス能力２５６は、最小構成が（例えば、Ｒｅｌ－１６タイプＩＩ ＣＳＩにおいて）満たされている場合、ＣＳＩレポートを生成及び／又は送信するためにデバイス２００によって使用される最小構成を含むことができる。デバイス２００は、例えばＵＥ １０５として動作する場合、デバイス能力２５６として記憶された情報を送信することによって、デバイス２００の能力を基地局１０１に示すことができる。例えば、上記で考察されている例示的な初期通信（又は任意の他の初期アクセス）中に、デバイス２００は、デバイス２００のデバイス能力２５６を基地局１０１に通信することができる。

加えて又は代替として、プロセッサ２１０は、単独で、又はメモリ２５０内に記憶されたコンピュータ命令及び／若しくは１つ以上の送受信機２２０と組み合わせて、少数のサブ帯域についてのＮＲ ＭＩＭＯ ＣＳＩのための機構を実装する。例えば、プロセッサ２１０は、単独で、又はメモリ２５０内に記憶されたコンピュータ命令と組み合わせて、送受信機２２０を使用して、チャネル状態情報（ＣＳＩ）レポート構成メッセージを基地局１０１から受信する。プロセッサ２１０は、ＣＳＩレポート構成メッセージを使用して、パラメータを判定することができ、判定されたパラメータと閾値とを比較することができる。プロセッサ２１０は、パラメータが閾値以上であることに応答して、ＣＳＩレポートを生成することができ、送受信機２２０を使用して、ＣＳＩレポートを基地局１０１に送信することができる。しかしながら、パラメータが閾値未満である場合、プロセッサ２１０は、ＣＳＩレポートを生成しない。

図３～図６に関して下記でより詳細に考察されているように、プロセッサ２１０は、図１のシステム１００に関して考察されているように、小ＢＷＰ及び／又は少数のサブ帯域についてのＭＩＭＯ ＣＳＩを実装するための異なる機構を実装することができる。

図３は、本開示のいくつかの態様による、小帯域幅部分（ＢＷＰ）についてのマルチインプットマルチアウトプット（ＭＩＭＯ）チャネル状態情報（ＣＳＩ）を実装するための機構をサポートするシステム（例えば、ユーザ機器（ＵＥ））のための例示的な方法３００を示す。便宜上及び非限定的に、図３は、図１、図２、及び図７の要素に関して示され得る。方法３００は、小帯域幅部分（ＢＷＰ）についてのマルチインプットマルチアウトプット（ＭＩＭＯ）チャネル状態情報（ＣＳＩ）を実装するための機構を実装する電子デバイス（例えば、図１のＵＥ １０５）の動作を表すことができる。方法３００はまた、図２のシステム２００及び／又は図７のコンピュータシステム７００によって実行されてもよい。しかし、方法３００は、これらの図に示す具体的な態様に限定されず、当業者によって理解されるように、他のシステムが、方法を実行するために使用されてもよい。全ての動作が必要とされ得るわけでないこと、及び動作は、図３に示すのと同じ順序で実行されないことがあることを理解されたい。

３０２で、チャネル状態情報（ＣＳＩ）レポート構成メッセージが受信される。例えば、ＵＥ １０５は、ＣＳＩレポートメッセージを基地局１０１から受信する。ＣＳＩレポート構成メッセージは、ＵＥ １０５を、通信リンク（単数又は複数）を測定し、ＣＳＩレポートを生成し、ＣＳＩレポートを基地局１０１に送信するように構成するための情報を含むことができる。いくつかの態様によれば、レポート構成メッセージは、ＢＷＰをチャネル測定のためにＵＥ １０５に示すための帯域幅部分（ＢＷＰ）識別子を含むことができる。ＣＳＩレポート構成メッセージはまた、ＵＥ １０５についてのコードブック構成（及び／又はコードブック構成に関連付けられた情報）を含むことができる。ＣＳＩレポート構成メッセージはまた、ＣＳＩレポートのスケジューリング方法（例えば、ＣＳＩレポートが、周期的、非周期的などであるかどうか）を示す１つ以上のパラメータを含むことができる。ＣＳＩレポート構成メッセージはまた、周波数ドメインにおけるレポート粒度を示す１つ以上のパラメータを含むことができる。例えば、ＣＳＩレポート構成メッセージは、チャネル品質インジケータ（ＣＱＩ－例えば、ｃｑｉ－ＦｏｒｍａｔＩｎｄｉｃａｔｏｒ：広帯域又はサブ帯域ＣＱＩ）に関連付けられたインジケータ、プリコーディング行列インジケータ（ＰＭＩ－例えば、ｐｍｉ－ＦｏｒｍａｔＩｎｄｉｃａｔｏｒ：広帯域又はサブ帯域ＰＭＩ）に関連付けられたインジケータ、及び／又はサブ帯域構成に関連付けられた情報（例えば、ｃｓｉ－ＲｅｐｏｒｔｉｎｇＢａｎｄ）を含むことができる。

３０４で、ＣＳＩレポート構成メッセージを使用して、ＣＳＩレポート構成メッセージに関連付けられた帯域幅部分（ＢＷＰ）のいくつかの物理リソースブロック（ＰＲＢ）が閾値数未満であると判定される。例えば、ＢＷＰ識別子を使用して、ＵＥ １０５は、ＢＷＰのＰＲＢの数が閾値数（非限定的な例として、２４個のＰＲＢ）未満であると判定する。

３０６で、ＣＳＩレポートが、ＢＷＰについて生成される。例えば、ＵＥ １０５は、ＣＳＩレポート構成メッセージ内の情報に基づいて、ＢＷＰについてのＣＳＩレポートを生成する。３０８で、ＵＥ １０５は、ＣＳＩレポートを基地局１０１に送信することができ、基地局１０１は、ＣＳＩレポートに基づいて、ＵＥ １０５への基地局１０１のデータ送信（単数又は複数）を適合させることができる。

いくつかの例示的な態様では、方法３００はまた、ＵＥ１０１が（閾値数未満のＰＲＢの数を有する）ＢＷＰについてのＣＳＩレポートを生成することが可能であり、該ＣＳＩレポートを生成するように構成されていることを示すメッセージを基地局１０１に送信することを含むことができる。加えて又は代替として、ＵＥ １０５から基地局１０１へのメッセージは、１つ以上のコードブックタイプを更に示すことができ、１つ以上のコードブックタイプについて、ＵＥ １０５は、ＢＷＰについてのＣＳＩレポートを生成することが可能であり、該ＣＳＩレポートを生成するように構成されている。いくつかの例によれば、ＣＳＩレポートは、第３世代パートナーシッププロジェクト（３ＧＰＰ）リリース１５（Ｒｅｌ－１５）タイプＩ単パネルＣＳＩコードブック、Ｒｅｌ－１５タイプＩ多パネルＣＳＩコードブック、Ｒｅｌ－１５タイプＩＩ ＣＳＩコードブック、Ｒｅｌ－１５タイプＩＩポート選択ＣＳＩコードブック、リリース１６（Ｒｅｌ－１６）タイプＩＩ ＣＳＩコードブック、又はＲｅｌ－１６タイプＩＩポート選択ＣＳＩコードブックのうちの少なくとも１つについて生成される。いくつかの例では、ネットワーク（例えば、基地局１０１及び／又は基地局１０１に関連付けられたネットワーク）は、ＵＥ １０５を、６つのＣＳＩコードブック（リリース１５（Ｒｅｌ－１５）タイプＩ単パネルＣＳＩコードブック、Ｒｅｌ－１５タイプＩ多パネルＣＳＩコードブック、Ｒｅｌ－１５タイプＩＩ ＣＳＩコードブック、Ｒｅｌ－１５タイプＩＩポート選択ＣＳＩコードブック、リリース１６（Ｒｅｌ－１６）タイプＩＩ ＣＳＩコードブック、及びＲｅｌ－１６タイプＩＩポート選択ＣＳＩコードブック）のサブセットについてＣＳＩレポートを生成するように構成することのみが可能であることができる。

いくつかの態様によれば、ＵＥ １０５によって生成及び送信されたＣＳＩレポートは、１つのサブ帯域に関連付けられ得、ＣＳＩレポートは、広帯域チャネル品質インジケータ（ＣＱＩ）及び広帯域プリコーディング行列インジケータ（ＰＭＩ）を含むことができる。いくつかの例では、サブ帯域のサイズは、ＢＷＰのサイズに等しい。

いくつかの例では、ＣＳＩレポートは、プリコーディング行列インジケータ（ＰＭＩ）について１つのサブ帯域に関連付けられており、ＰＭＩレポートは、ＢＷＰ全体に基づく。加えて又は代替として、ＣＳＩレポートは、プリコーディング行列インジケータ（ＰＭＩ）について２つのサブ帯域に関連付けられ得る。この例では、ＢＷＰのＰＲＢの数が偶数である場合、２つのサブ帯域のそれぞれのいくつかのＰＲＢは、ＢＷＰのＰＲＢの数の半分である。しかしながら、ＢＷＰのＰＲＢの数が奇数である場合、２つのサブ帯域のうちの一方は、２つのサブ帯域のうちの他方よりも１つ少ないＰＲＢを有する。

いくつかの態様によれば、ＣＳＩレポート構成メッセージのｃｓｉ－ＲｅｐｏｒｔｉｎｇＢａｎｄが構成されていない場合、ＵＥ １０５は、エラーが発生したと判定することができる。加えて又は代替として、ＵＥ １０５は、広帯域ＣＱＩ及び広帯域ＰＭＩを含むＣＳＩレポートことができる。

いくつかの態様によれば、ＣＳＩレポート構成メッセージのｃｓｉ－ＲｅｐｏｒｔｉｎｇＢａｎｄが、ビットマップのビットのそれぞれについて０の値を有するビットマップを有する場合、ＵＥ １０５は、エラーが発生したと判定することができ、又は広帯域ＣＱＩ及び広帯域ＰＭＩを含むＣＳＩレポートを生成することができる。

図４は、本開示のいくつかの態様による、小帯域幅部分（ＢＷＰ）についてのマルチインプットマルチアウトプット（ＭＩＭＯ）チャネル状態情報（ＣＳＩ）を実装するための機構をサポートするシステム（例えば、基地局）のための例示的な方法４００を示す。便宜上及び非限定的に、図４は、図１、図２、及び図７の要素に関して示され得る。方法４００は、小帯域幅部分（ＢＷＰ）についてのマルチインプットマルチアウトプット（ＭＩＭＯ）チャネル状態情報（ＣＳＩ）を実装するための機構を実装する電子デバイス（例えば、図１の基地局１０１）の動作を表すことができる。方法４００はまた、図２のシステム２００及び／又は図７のコンピュータシステム７００によって実行されてもよい。しかし、方法４００は、これらの図に示す具体的な態様に限定されず、当業者によって理解されるように、他のシステムが、方法を実行するために使用されてもよい。全ての動作が必要とされ得るわけでないこと、及び動作は、図４に示すのと同じ順序で実行されないことがあることを理解されたい。

４０２で、ＵＥ １０５が、閾値数未満の物理リソースブロック（ＰＲＢ）を有する帯域幅部分（ＢＷＰ）についてのチャネル状態情報（ＣＳＩ）を生成するように構成されていることを示すメッセージが、例えば基地局１０１において、ＵＥ １０５から受信される。例えば、基地局１０１は、ＵＥ １０５の能力を受信する。メッセージは、ＵＥ１０１が（閾値数未満のＰＲＢの数を有する）ＢＷＰについてのＣＳＩレポートを生成することが可能であり、該ＣＳＩレポートを生成するように構成されていることを示すことができる。加えて又は代替として、メッセージは、１つ以上のコードブックタイプを更に示すことができ、１つ以上のコードブックタイプについて、ＵＥ １０５は、ＢＷＰについてのＣＳＩレポートを生成することが可能であり、該ＣＳＩレポートを生成するように構成されている。

４０４で、ＣＳＩレポート構成メッセージが、ＵＥ １０５に送信される。ＣＳＩレポート構成メッセージは、閾値数未満のＰＲＢを有するＢＷＰを示すＢＷＰ識別子を含むことができる。いくつかの態様によれば、基地局１０１は、ＵＥ １０５の能力に少なくとも部分的に基づいて、ＣＳＩレポート構成メッセージを生成する。

４０６で、基地局１０１は、ＢＷＰについてのＣＳＩレポートをＵＥ １０５から受信することができる。ＣＳＩレポートは、例えば、基地局１０１とＵＥ １０５との間のダウンリンク通信リンク（単数又は複数）に関連付けられた情報を含む。４０８で、基地局１０１は、受信されたＣＳＩレポートに基づいて、ＵＥ １０５への基地局１０１のデータ送信（単数又は複数）を適合させることができる。

図５は、本開示のいくつかの態様による、少数のサブ帯域についてのマルチインプットマルチアウトプット（ＭＩＭＯ）チャネル状態情報（ＣＳＩ）を実装するための機構をサポートするシステム（例えば、ユーザ機器（ＵＥ））のための例示的な方法５００を示す。便宜上及び非限定的に、図５は、図１、図２、及び図７の要素に関して示され得る。方法５００は、少数のサブ帯域についてのマルチインプットマルチアウトプット（ＭＩＭＯ）チャネル状態情報（ＣＳＩ）を実装するための機構を実装する電子デバイス（例えば、図１のＵＥ １０５）の動作を表すことができる。方法５００はまた、図２のシステム２００及び／又は図７のコンピュータシステム７００によって実行されてもよい。しかし、方法５００は、これらの図に示す具体的な態様に限定されず、当業者によって理解されるように、他のシステムが、方法を実行するために使用されてもよい。全ての動作が必要とされ得るわけでないこと、及び動作は、図５に示すのと同じ順序で実行されないことがあることを理解されたい。

５０２で、チャネル状態情報（ＣＳＩ）レポート構成メッセージが受信される。例えば、ＵＥ １０５は、ＣＳＩレポート構成メッセージを基地局から受信する。

５０４で、ＵＥ １０５は、受信されたＣＳＩレポート構成メッセージを使用して、パラメータを判定することができる。判定されたパラメータ及び閾値を使用して、ＵＥ １０５は、ＣＳＩレポートを生成及び送信するかどうかを判定することができる。いくつかの例では、ＵＥ １０５は、ＣＳＩレポートをある最小構成で生成及び送信する。換言すれば、ＣＳＩレポートを生成及び／又は送信する前に、ＵＥ １０５は、最小構成が満たされているかどうかを判定することができる。最小構成が満たされている場合、ＵＥ １０５は、ＣＳＩレポートを生成及び送信することができる。しかしながら、最小構成が満たされていない場合、ＵＥ １０５は、ＣＳＩレポートを生成及び送信しない。

５０６で、判定されたパラメータは、閾値と比較される。パラメータが閾値以上である場合、ＵＥ １０５は、５０８でＣＳＩレポートを生成する。いくつかの例では、ＣＳＩレポートは、リリース１６（Ｒｅｌ－１６）タイプＩＩコードブックについて生成される。しかしながら、パラメータが閾値未満である場合、ＵＥ １０５は、ＣＳＩレポートを生成しない。

５１０で、ＵＥ １０５は、ＣＳＩレポートを基地局１０１に送信することができ、基地局１０１は、ＣＳＩレポートに基づいて、ＵＥ １０５への基地局１０１のデータ送信（単数又は複数）を適合させることができる。

いくつかの態様によれば、パラメータは、非ゼロ係数の最大数を含むことができる。換言すれば、最小構成は、上記で考察されているｋ₀によって示されているように、非ゼロ係数の得られた最小数を含むことができる。この例では、閾値は、ランクインジケータ（ＲＩ）が１又は２の値を有する場合、２の値を有することができ、ＲＩが３の値を有する場合、３の値を有することができ、又はＲＩが４の値を有する場合、４の値を有することができる。

いくつかの態様によれば、ＣＳＩレポート構成メッセージは、レポート帯域情報を含むことができ、パラメータは、レポート帯域情報から判定されたいくつかのＣＳＩサブ帯域である。例えば、レポート帯域情報は、ビットマップを含み、ＣＳＩサブ帯域の数は、ビットマップ内の１の値を有するいくつかのビットに基づいて判定される。

いくつかの態様によれば、閾値は、ＣＳＩサブ帯域の最小数を含む。換言すれば、いくつかの態様によれば、最小構成は、パラメータ構成に基づいて、ＣＳＩサブ帯域の最小数Ｎ_SBを含むことができる。この例では、閾値は、ランクインジケータ（ＲＩ）が１又は２の値を有する場合、５の値を有することができ、ＲＩが３の値を有する場合、９の値を有することができ、又はＲＩが４の値を有する場合、１３の値を有することができる。加えて又は代替として、閾値は、ランクインジケータ（ＲＩ）が３又は４の値を有する場合、５の値を有することができる。

いくつかの態様によれば、ＵＥ １０５は、ＣＳＩレポートを生成するかどうかを判定するためにＵＥ １０５によって使用される閾値を含むメッセージを基地局１０１に送信することができる。例えば、上記で考察されている例示的な初期通信（又は任意の他の初期アクセス）中に、ＵＥ １０５は、最小構成（例えば、ＣＳＩレポートを生成するかどうかを判定するために使用される閾値）を基地局１０１に通信することができる。

図６は、本開示のいくつかの態様による、少数のサブ帯域についてのマルチインプットマルチアウトプット（ＭＩＭＯ）チャネル状態情報（ＣＳＩ）を実装するための機構をサポートするシステム（例えば、基地局）のための例示的な方法６００を示す。便宜上及び非限定的に、図６は、図１、図２、及び図７の要素に関して示され得る。方法６００は、少数のサブ帯域についてのマルチインプットマルチアウトプット（ＭＩＭＯ）チャネル状態情報（ＣＳＩ）を実装するための機構を実装する電子デバイス（例えば、図１の基地局１０１）の動作を表すことができる。方法６００はまた、図２のシステム２００及び／又は図７のコンピュータシステム７００によって実行されてもよい。しかし、方法６００は、これらの図に示す具体的な態様に限定されず、当業者によって理解されるように、他のシステムが、方法を実行するために使用されてもよい。全ての動作が必要とされ得るわけでないこと、及び動作は、図６に示すのと同じ順序で実行されないことがあることを理解されたい。

６０２で、ＣＳＩレポートを生成するかどうかを判定するためにＵＥによって使用される閾値を含むメッセージが、例えば基地局１０１において、ＵＥ １０５から受信される。例えば、上記で考察されている例示的な初期通信（又は任意の他の初期アクセス）中に、基地局１０１は、ＣＳＩレポートを生成するかどうかを判定するためにＵＥ １０５によって使用される最小構成（例えば、閾値）をＵＥ １０５から受信する。

６０４で、ＣＳＩレポート構成メッセージが、ＵＥ １０５に送信される。ＣＳＩレポート構成メッセージは、ＣＳＩレポートを生成するかどうかを判定するために使用される１つ以上のパラメータを判定するためにＵＥ １０５によって使用される情報を含むことができる。例えば、ＣＳＩレポート構成メッセージは、１つ以上のパラメータを判定するためにＵＥ １０５によって使用されるレポート帯域情報を含むことができる。例えば、レポート帯域情報は、ビットマップを含む。いくつかの態様によれば、基地局１０１は、６０２で受信されたメッセージ内で報告されたＵＥ １０５の能力に少なくとも部分的に基づいて、ＣＳＩレポート構成メッセージを生成する。

６０６で、基地局１０１は、ＵＥ １０５によって生成されたＣＳＩレポートをＵＥ １０５から受信することができる。ＣＳＩレポートは、例えば、基地局１０１とＵＥ １０５との間のダウンリンク通信リンク（単数又は複数）に関連付けられた情報を含む。６０８で、基地局１０１は、受信されたＣＳＩレポートに基づいて、ＵＥ １０５への基地局１０１のデータ送信（単数又は複数）を適合させることができる。

様々な態様が、例えば、図７に示すコンピュータシステム７００などの１つ以上のコンピュータシステムを使用して、実装され得る。コンピュータシステム７００は、図１のデバイス１０１、１０５又は図２のデバイス２００などの、本明細書に記載の機能を実行することが可能である任意の周知のコンピュータであることができる。コンピュータシステム７００は、プロセッサ７０４などの１つ以上のプロセッサ（中央処理装置又はＣＰＵとも呼ばれる）を含む。プロセッサ７０４は、通信インフラストラクチャ７０６（例えば、バス）に接続されている。コンピュータシステム７００はまた、モニタ、キーボード、ポインティングデバイスなどのユーザ入出力デバイス（単数又は複数）７０３を含み、ユーザ入出力デバイス（単数又は複数）７０３は、ユーザ入出力インターフェース（単数又は複数）７０２を介して通信インフラストラクチャ７０６と通信する。コンピュータシステム７００はまた、ランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）などのメイン又は一次メモリ７０８を含む。メインメモリ７０８は、１つ以上のレベルのキャッシュを含むことができる。メインメモリ７０８には、制御ロジック（例えば、コンピュータソフトウェア）及び／又はデータが記憶されている。

コンピュータシステム７００はまた、１つ以上の二次記憶デバイス又はメモリ７１０を含んでもよい。二次メモリ７１０は、例えば、ハードディスクドライブ７１２及び／又はリムーバブル記憶デバイス若しくはドライブ７１４を含んでもよい。リムーバブル記憶ドライブ７１４は、フロッピーディスクドライブ、磁気テープドライブ、コンパクトディスクドライブ、光学記憶デバイス、テープバックアップデバイス、及び／又は任意の他の記憶デバイス／ドライブであってもよい。

リムーバブル記憶ドライブ７１４は、リムーバブル記憶ユニット７１８と対話することができる。リムーバブル記憶ユニット７１８は、コンピュータ使用可能又はコンピュータ可読記憶デバイスを含み、コンピュータ使用可能又はコンピュータ可読記憶デバイスには、コンピュータソフトウェア（制御ロジック）及び／又はデータが記憶されている。リムーバブル記憶ユニット７１８は、フロッピーディスク、磁気テープ、コンパクトディスク、ＤＶＤ、光記憶ディスク、及び／任意の他のコンピュータデータ記憶デバイスであってもよい。リムーバブル記憶ドライブ７１４は、周知の方法で、リムーバブル記憶ユニット７１８から読み出し、及び／又はリムーバブル記憶ユニット７１８に書き込む。

いくつかの態様によれば、二次メモリ７１０は、コンピュータプログラム及び／又は他の命令及び／若しくはデータがコンピュータシステム７００によってアクセスされることを可能にするための他の手段、媒介又は他の手法を含んでもよい。このような手段、媒介又は他の手法は、例えば、リムーバブル記憶ユニット７２２及びインターフェース７２０を含んでもよい。リムーバブル記憶ユニット７２２及びインターフェース７２０の例としては、（ビデオゲームデバイスにおいて見出されるものなどの）プログラムカートリッジ及びカートリッジインターフェース、（ＥＰＲＯＭ又はＰＲＯＭなどの）リムーバブルメモリチップ及び関連ソケット、メモリスティック及びＵＳＢポート、メモリカード及び関連するメモリカードスロット、並びに／又は任意の他のリムーバブル記憶ユニット及び関連するインターフェースが挙げられ得る。

コンピュータシステム７００は、通信又はネットワークインターフェース７２４を更に含んでもよい。通信インターフェース７２４は、コンピュータシステム７００が、（個々に及び集合的に参照番号７２８によって示されている）リモートデバイス、リモートネットワーク、リモートエンティティなどの任意の組み合わせと通信及び対話することを可能にする。例えば、通信インターフェース７２４は、コンピュータシステム７００が、通信経路７２６を介してリモートデバイス７２８と通信することを可能にすることができ、通信経路７２６は、有線及び／又は無線であることができ、ＬＡＮ、ＷＡＮ、インターネットなどの任意の組み合わせを含むことができる。制御ロジック及び／又はデータは、通信経路７２６を介してコンピュータシステム７００に及びコンピュータシステム７００から送信されてもよい。

前述の態様での動作は、多種多様な構成及びアーキテクチャで実装され得る。したがって、前述の態様での動作のうちのいくつか又は全ては、ハードウェア、ソフトウェア、又は両方で実行されてもよい。いくつかの態様では、有形的非一時的装置又は製造物品は、制御ロジック（ソフトウェア）が記憶された有形的非一時的コンピュータ使用可能又は可読媒体を含むまたコンピュータプログラム製品又はプログラム記憶デバイスと本明細書で称される。これは、コンピュータシステム７００、メインメモリ７０８、二次メモリ７１０、リムーバブル記憶ユニット７１８、及びリムーバブル記憶ユニット７２２、並びに前述のものの任意の組み合わせを具体化する有形的製造物品が含まれるが、これらに限定されない。このような制御ロジックは、（コンピュータシステム７００などの）１つ以上のデータ処理デバイスによって実行されたときに、このようなデータ処理デバイスを本明細書に記載のように動作させる。

本開示に含まれている教示に基づいて、図７に示すもの以外のデータ処理デバイス、コンピュータシステム及び／又はコンピュータアーキテクチャを使用して本開示の態様を成す及び使用する方法は、関連する技術分野（単数又は複数）における当業者に明らかである。特に、態様は、本明細書に記載のもの以外のソフトウェア、ハードウェア、及び／又はオペレーティングシステム実装形態で動作することができる。

発明の概要の項及び要約の項ではなく、発明を実施するための形態の項は、特許請求の範囲を解釈するために使用されることが意図されていることを理解されたい。発明の概要及び要約の項は、本発明者（単数又は複数）によって企図されているように、本開示の例示的な態様の全てでなく、本開示の１つ以上の例示的な態様を記載し得、したがって、発明の概要及び要約の項が本開示又は添付の特許請求の範囲を限定することは、なんら意図されていない。

本開示は、例示的な分野及び用途のための例示的な態様を参照して本明細書に記載されているが、本開示は例示的な態様に限定されないことを理解されたい。他の態様及び態様の変形形態が、可能であり、本開示の範囲及び精神の範囲内である。例えば、この段落の概論を限定せずに、態様は、図に示す及び／又は本明細書に記載のソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、及び／又はエンティティに限定されない。更に、（本明細書に明示的に記載されているかどうかに関わらず）態様は、本明細書に記載の例を越える分野及び用途に著しい有用性を有する。

態様は、具体的な機能の実装形態及び具体的な機能の関係を示す機能構築ブロックにより、本明細書に記載されている。これらの機能構築ブロックの境界は、説明の便宜上、本明細書に任意に定義されている。具体的な機能及び関係（又はこれらの均等物）が適切に実行される限り、代替の境界が定義されてもよい。加えて、代替の態様が、本明細書に記載の順序とは異なる順序を使用して、機能ブロック、ステップ、動作、方法などを実行してもよい。

「１つの実施形態」、「一実施形態」、「例示的な実施形態」、又は同様の語句への本明細書での言及は、記載の実施形態が、特定の特徴、構造、又は特性を含み得るが、全ての実施形態が、必ずしも特定の特徴、構造又は特性を含み得るわけではないことを示す。また、このような語句は、必ずしも同じ実施形態を指しているわけではない。更に、特定の特徴、構造、又は特性が、一実施形態に関連して記載されているときに、このような特定の特徴、構造、又は特性を、本明細書に明示的に言及又は記載されているかどうかに関わらず、他の態様に組み込むことは、関連する技術分野（単数又は複数）における当業者の知識内である。

本開示の広さ及び範囲は、上記の例示的な態様のいずれかによって限定されるべきでなく、以下の特許請求の範囲及び特許請求の範囲の均等物に従ってのみ、定義されるべきである。

個人情報の使用は、ユーザのプライバシーを維持するための業界又は政府の要件を満たす又は超えるとして一般に認識されているプライバシーポリシ及びプラクティスに従うべきであることが十分に理解される。特に、個人情報データは、意図されていない又は許可されていないアクセス又は使用のリスクを最小にするように管理及び取り扱いされるべきであり、許可された使用の性質は、ユーザに明確に示されるべきである。

Claims (35)

1. 基地局と通信するように構成された送受信機と、
   前記送受信機と通信可能に結合されたプロセッサと、を備えるユーザ機器（ＵＥ）であって、
   前記プロセッサが、
   前記送受信機を使用して、チャネル状態情報（ＣＳＩ）レポート構成メッセージを前記基地局から受信し、
   前記ＣＳＩレポート構成メッセージに関連付けられた帯域幅部分（ＢＷＰ）のいくつかの物理リソースブロック（ＰＲＢ）が閾値数未満であると、前記ＣＳＩレポート構成メッセージを使用して判定し、
   前記ＢＷＰについてのＣＳＩレポートを生成し、
   前記送受信機を使用して、前記ＣＳＩレポートを前記基地局に送信する、
   ように構成されている、ＵＥ。
2. 前記プロセッサが、前記ＵＥが前記ＢＷＰについての前記ＣＳＩレポートを生成するように構成されていることを示すメッセージを、前記送受信機を使用して前記基地局に送信するように更に構成されている、請求項１に記載のＵＥ。
3. 前記メッセージが、１つ以上のコードブックタイプを更に示し、前記１つ以上のコードブックタイプについて、前記ＵＥが、前記ＢＷＰについての前記ＣＳＩレポートを生成するように構成されている、請求項２に記載のＵＥ。
4. 前記ＣＳＩレポートが、１つのサブ帯域に関連付けられており、前記ＣＳＩレポートが、広帯域チャネル品質インジケータ（ＣＱＩ）及び広帯域プリコーディング行列インジケータ（ＰＭＩ）を含む、請求項１に記載のＵＥ。
5. 前記１つのサブ帯域のサイズが、前記ＢＷＰのサイズに等しい、請求項４に記載のＵＥ。
6. 前記ＣＳＩレポートが、プリコーディング行列インジケータ（ＰＭＩ）について１つのサブ帯域に関連付けられている、請求項１に記載のＵＥ。
7. 前記ＣＳＩレポートが、プリコーディング行列インジケータ（ＰＭＩ）について２つのサブ帯域に関連付けられている、請求項１に記載のＵＥ。
8. 前記ＢＷＰの前記ＰＲＢの数が偶数であることに応答して、前記２つのサブ帯域のそれぞれのいくつかの前記ＰＲＢが、前記ＢＷＰの前記ＰＲＢの前記数の半分であり、
   前記ＢＷＰの前記ＰＲＢの前記数が奇数であることに応答して、前記２つのサブ帯域のうちの一方が、前記２つのサブ帯域のうちの他方よりも１つ少ないＰＲＢを有する、請求項７に記載のＵＥ。
9. 前記ＣＳＩレポート構成メッセージのｃｓｉ－ＲｅｐｏｒｔｉｎｇＢａｎｄが、構成されていない、又はビットマップのビットのそれぞれについて０の値を有する前記ビットマップを有することに応答して、前記プロセッサが、エラーが発生したと判定するように構成されている、又は広帯域チャネル品質インジケータ（ＣＱＩ）及び広帯域プリコーディング行列インジケータ（ＰＭＩ）を含む前記ＣＳＩレポートを生成するように構成されている、請求項１に記載のＵＥ。
10. 前記プロセッサが、第３世代パートナーシッププロジェクト（３ＧＰＰ）リリース１５（Ｒｅｌ－１５）タイプＩ単パネルＣＳＩコードブック、Ｒｅｌ－１５タイプＩ多パネルＣＳＩコードブック、Ｒｅｌ－１５タイプＩＩ ＣＳＩコードブック、Ｒｅｌ－１５タイプＩＩポート選択ＣＳＩコードブック、リリース１６（Ｒｅｌ－１６）タイプＩＩ ＣＳＩコードブック、又はＲｅｌ－１６タイプＩＩポート選択ＣＳＩコードブックのうちの少なくとも１つについて、前記ＣＳＩレポートを生成するように構成されている、請求項１に記載のＵＥ。
11. 前記閾値数が、２４個のＰＲＢである、請求項１に記載のＵＥ。
12. 基地局と通信するように構成された送受信機と、
    前記送受信機と通信可能に結合されたプロセッサと、を備えるユーザ機器（ＵＥ）であって、
    前記プロセッサが、
    前記送受信機を使用して、チャネル状態情報（ＣＳＩ）レポート構成メッセージを前記基地局から受信し、
    前記ＣＳＩレポート構成メッセージを使用して、パラメータを判定し、
    前記判定されたパラメータを閾値と比較し、
    前記パラメータが前記閾値以上であることに応答して、ＣＳＩレポートを生成し、
    前記送受信機を使用して、前記ＣＳＩレポートを前記基地局に送信する、
    ように構成されている、ＵＥ。
13. 前記パラメータが、非ゼロ係数の最大数を含み、前記閾値が、
    ランクインジケータ（ＲＩ）が１又は２の値を有することに応答して、２の値を有し、
    前記ＲＩが３の値を有することに応答して、３の値を有し、
    前記ＲＩが４の値を有することに応答して、４の値を有する、請求項１２に記載のＵＥ。
14. 前記ＣＳＩレポート構成メッセージが、レポート帯域情報を含み、前記パラメータが、前記レポート帯域情報から判定されたいくつかのＣＳＩサブ帯域を含む、請求項１２に記載のＵＥ。
15. 前記レポート帯域情報が、ビットマップを含み、前記プロセッサが、前記ビットマップ内の１の値を有するいくつかのビットに基づいて、ＣＳＩサブ帯域の数を判定するように構成されている、請求項１４に記載のＵＥ。
16. 前記閾値が、ＣＳＩサブ帯域の最小数を含み、
    ランクインジケータ（ＲＩ）が１又は２の値を有すること応答して、５の値を有し、
    前記ＲＩが３の値を有することに応答して、９の値を有し、
    前記ＲＩが４の値を有することに応答して、１３の値を有する、請求項１４に記載のＵＥ。
17. 前記閾値が、ＣＳＩサブ帯域の最小数を含み、ランクインジケータ（ＲＩ）が３又は４の値を有することに応答して、５の値を有する、請求項１４に記載のＵＥ。
18. 前記プロセッサが、リリース１６（Ｒｅｌ－１６）タイプＩＩコードブックについて前記ＣＳＩレポートを生成するように構成されている、請求項１に記載のＵＥ。
19. 前記プロセッサが、前記ＣＳＩレポートを生成するかどうかを判定するために前記ＵＥによって使用される前記閾値を含むメッセージを、前記送受信機を使用して前記基地局に送信するように構成されている、請求項１に記載のＵＥ。
20. チャネル状態情報（ＣＳＩ）レポート構成メッセージをユーザ機器（ＵＥ）によって基地局から受信することと、
    前記ＣＳＩレポート構成メッセージに関連付けられた帯域幅部分（ＢＷＰ）のいくつかの物理リソースブロック（ＰＲＢ）が閾値数未満であると、前記ＣＳＩレポート構成メッセージを使用して判定することと、
    第３世代パートナーシッププロジェクト（３ＧＰＰ）リリース１５（Ｒｅｌ－１５）タイプＩ単パネルＣＳＩコードブック、Ｒｅｌ－１５タイプＩ多パネルＣＳＩコードブック、Ｒｅｌ－１５タイプＩＩ ＣＳＩコードブック、Ｒｅｌ－１５タイプＩＩポート選択ＣＳＩコードブック、リリース１６（Ｒｅｌ－１６）タイプＩＩ ＣＳＩコードブック、又はＲｅｌ－１６タイプＩＩポート選択ＣＳＩコードブックのうちの少なくとも１つについて、前記ＢＷＰについてのＣＳＩレポートを生成することと、
    前記ＣＳＩレポートを前記基地局に送信することと、
    を含む、方法。
21. チャネル状態情報（ＣＳＩ）レポート構成メッセージをユーザ機器（ＵＥ）によって基地局から受信することと、
    前記ＣＳＩレポート構成メッセージを使用して、パラメータを判定することと、
    前記判定されたパラメータを閾値と比較することと、
    前記パラメータが前記閾値以上であることに応答して、ＣＳＩレポートを生成することであって、前記ＣＳＩレポートが、リリース１６（Ｒｅｌ－１６）タイプＩＩコードブックについて生成される、生成することと、
    前記ＣＳＩレポートを前記基地局に送信することと、
    を含む、方法。
22. ユーザ機器（ＵＥ）と通信するように構成された送受信機と、
    前記送受信機と通信可能に結合されたプロセッサと、を備える基地局であって、
    前記プロセッサが、
    前記ＵＥが、閾値数未満の物理リソースブロック（ＰＲＢ）を有する帯域幅部分（ＢＷＰ）についてのチャネル状態情報（ＣＳＩ）を生成するように構成されていることを示すメッセージを、前記送受信機を使用して前記ＵＥから受信し、
    前記閾値数未満のＰＲＢを有する前記ＢＷＰを有するＣＳＩレポート構成メッセージを、前記送受信機を使用して前記ＵＥに送信し、
    前記送受信機を使用して、前記ＢＷＰについてのＣＳＩレポートを前記ＵＥから受信する、
    ように構成されている、基地局。
23. 前記ＣＳＩレポートが、１つのサブ帯域に関連付けられており、前記ＣＳＩレポートが、広帯域チャネル品質インジケータ（ＣＱＩ）及び広帯域プリコーディング行列インジケータ（ＰＭＩ）を含む、請求項２２に記載の基地局。
24. 前記１つのサブ帯域のサイズが、前記ＢＷＰのサイズに等しい、請求項２３に記載の基地局。
25. 前記ＣＳＩレポートが、プリコーディング行列インジケータ（ＰＭＩ）について１つのサブ帯域に関連付けられている、請求項２２に記載の基地局。
26. 前記ＣＳＩレポートが、プリコーディング行列インジケータ（ＰＭＩ）について２つのサブ帯域に関連付けられている、請求項２２に記載の基地局。
27. 前記ＢＷＰの前記ＰＲＢの数が偶数であることに応答して、前記２つのサブ帯域のそれぞれのいくつかの前記ＰＲＢが、前記ＢＷＰの前記ＰＲＢの前記数の半分であり、
    前記ＢＷＰの前記ＰＲＢの前記数が奇数であることに応答して、前記２つのサブ帯域のうちの一方が、前記２つのサブ帯域のうちの他方よりも１つ少ないＰＲＢを有する、請求項２６に記載の基地局。
28. 前記ＣＳＩレポートが、第３世代パートナーシッププロジェクト（３ＧＰＰ）リリース１５（Ｒｅｌ－１５）タイプＩ単パネルＣＳＩコードブック、Ｒｅｌ－１５タイプＩ多パネルＣＳＩコードブック、Ｒｅｌ－１５タイプＩＩ ＣＳＩコードブック、Ｒｅｌ－１５タイプＩＩポート選択ＣＳＩコードブック、リリース１６（Ｒｅｌ－１６）タイプＩＩ ＣＳＩコードブック、又はＲｅｌ－１６タイプＩＩポート選択ＣＳＩコードブックのうちの少なくとも１つについて生成されている、請求項２２に記載の基地局。
29. 前記プロセッサが、前記ＵＥを、第３世代パートナーシッププロジェクト（３ＧＰＰ）リリース１５（Ｒｅｌ－１５）タイプＩ単パネルＣＳＩコードブック、Ｒｅｌ－１５タイプＩ多パネルＣＳＩコードブック、Ｒｅｌ－１５タイプＩＩ ＣＳＩコードブック、Ｒｅｌ－１５タイプＩＩポート選択ＣＳＩコードブック、リリース１６（Ｒｅｌ－１６）タイプＩＩ ＣＳＩコードブック、又はＲｅｌ－１６タイプＩＩポート選択ＣＳＩコードブックのサブセットについて前記ＣＳＩレポートを生成するように構成するように構成されている、請求項２２に記載の基地局。
30. 前記プロセッサが、前記ＣＳＩレポートに基づいて、前記ＵＥへのデータ送信を適合させるように更に構成されている、請求項２２に記載の基地局。
31. 前記閾値数が、２４個のＰＲＢである、請求項２２に記載の基地局。
32. ユーザ機器（ＵＥ）と通信するように構成された送受信機と、
    前記送受信機と通信可能に結合されたプロセッサと、を備える基地局であって、
    前記プロセッサが、
    ＣＳＩレポートを生成するかどうかを判定するためにユーザ機器（ＵＥ）によって使用される閾値を含むメッセージを、前記送受信機を使用して前記ＵＥから受信し、
    前記送受信機を使用して、ＣＳＩレポート構成メッセージを前記ＵＥに送信し、
    前記送受信機を使用して、前記ＢＷＰについてのＣＳＩレポートを前記ＵＥから受信し、
    前記ＣＳＩレポートに基づいて、前記ＵＥへのデータ送信を適合させる、
    ように構成されている、基地局。
33. 前記パラメータが、非ゼロ係数の最大数を含む、請求項３２に記載の基地局。
34. 前記ＣＳＩレポート構成メッセージが、レポート帯域情報を含み、前記パラメータが、前記レポート帯域情報から判定されたいくつかのＣＳＩサブ帯域を含む、請求項３２に記載の基地局。
35. 前記ＣＳＩレポートが、リリース１６（Ｒｅｌ－１６）タイプＩＩコードブックについて生成される、請求項３２に記載の基地局。

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