JP2023519613A - 無線ネットワーク内のユーザ装置の位置を特定するシステム及び方法 - Google Patents

無線ネットワーク内のユーザ装置の位置を特定するシステム及び方法 Download PDF

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Abstract

ED及びモバイルTPを含むネットワーク内のノードの位置を、ノードの全て又は多くがモバイルであっても簡素化及び強化し得る方法及び装置が提供される。これらの方法は、単一のTPの測位を可能にするために用いられ、同期エラーを低減するために用いられ得る。提供される方法は、既知の位置を有するスマートリフレクタを利用する。元の送信信号及び/又は1つ以上の反射信号を含み得る信号の組み合わせを処理することにより、受信ノードの位置を特定できる。受信機が(既知の位置を有する)近くのリフレクタの身元を検出し、身元に基づいてリフレクタの位置を特定できるようにするためにメディアタギングが用いられ得る。この情報を用いて、受信ノードは送信元及び/又は位置を知っているかどうかに関わらず、その位置を検出できる。

Description

本願は概して無線通信に関し、より具体的には、無線ネットワーク内のユーザ装置(UE)又はその他のノードの位置を特定するためのシステム及び方法に関連する。
無線ネットワーク内で電子装置(ED)の位置を特定する(すなわち、の位置を決定する)ための現在の測位方法は、グローバル座標系(GCS)内のEDを同じGCS内に固定位置を有する環境の基準点のセットに対して特定することである。送信ポイント(TP)、例えば基地局の位置は基準点として機能する。
測位の問題は、基準点の位置に依存する方程式を用いることにより解決される。TPが基準点として機能する場合、TPからの各送信は、EDの位置を計算するために用いられる1つの独立した方程式を潜在的に提供する情報源である。
6Gでは、ドローン、無人航空機(UAV)等のモバイルTPの導入により、TPは必ずしも静止していない。これは、解決すべき「未知の場所」がより多くあり、より多くの方程式が必要になることを意味する。
現在、EDの特定は、EDでの受信、処理及び測定を伴い、複数のTPが測位基準信号(PRS)を送信することを伴う。このアプローチの問題は、TPの同期、発振器周波数又は位相シフトの不一致が、測位精度に大きな影響を与える可能性があることである。他方で、単一のTPを用いる能動測位は情報が不十分であるため不可能である。
無線ネットワーク内の、例えば、モバイルTPが含まれていることにより、固定位置TPが不十分な無線ネットワーク内のEDの特定を促進するために、改善されたシステム及び方法の改善が必要である。
全て又は多くのノードがモバイルであっても、ED及びモバイルTPを含むネットワーク内のノードの位置を簡素化及び強化し得る方法及び装置が提供される。
本開示の一態様によれば、受信ノード(以下、第1のノードという)の位置を特定する方法が提供される。本方法は、第1のノードにより、第1のリフレクタによって反射された後の基準信号である第1の反射基準信号を受信することを伴う。第1のノードは、第1の反射基準信号に対して測定を行う。第1のノードは、第1のリフレクタの位置を取得し、第1のリフレクタの位置及び第1の反射基準信号に対する測定に基づいて、第1のノードの位置を特定する。
第1のノードは、ユーザ装置等の電子装置であり得るか又は送信ポイント等のネットワーク装置であり得るか又はより一般的には、本方法を実施するように構成されたプロセッサ及びメモリを有する任意の装置であり得る。
提供される方法は、既知の位置を有するリフレクタを利用し得る。元の送信信号及び/又は1つ以上の反射信号を含み得る信号の組み合わせを処理することにより、受信ノードの位置を特定できる。一部の実施形態では、メディアタグ付けを採用して、受信ノードが(既知の位置を有する)近くのリフレクタの身元を検出できるようにし、その身元に基づいてリフレクタの位置を特定する。この情報を用いて、受信ノードは、送信元及び/又は位置を知っているかに関わらず、その位置を検出できる。
任意で、提供される方法は、再構成可能なインテリジェントサーフィス(RIS)であるリフレクタを使用する。これらは、反射された信号にタグを適用するように構成でき、その後、タグはリフレクタを識別するために用いることができる。身元は、例えばルックアップテーブルを用いて、リフレクタの位置に関連付けることができる。ルックアップテーブルは、各タグのそれぞれの位置を含み得る。一実施では、第1のノードは、基準信号に適用されたタグに従って第1のリフレクタの位置を調べ得る。このアプローチの利点は、信号を反射しているリフレクタを受信装置が事前に知る必要がなく、むしろ、反射信号を処理することによってこれを特定できることである。
提供される方法は、モバイルTPによって提供されている場合でも、リフレクタの位置に依拠してEDの位置の特定を可能にする。
提供される方法において第1の反射基準信号に対して行われる可能性のある測定は、p電力及び/又は遅延測定を含み得る。あるいは、第1のノードはネットワーク装置等の別のノードに測定値を送信してもよく、第1のノードの位置を決定するのはネットワーク装置である。
特定される受信ノード、すなわち、第1のノードは、基準信号を送信し得る。この場合、第1の反射基準信号に対して測定を行うことは、基準信号の送信と、第1の反射基準信号の受信との間の遅延を特定することを伴い得る。
様々な態様が、受信ノードによって行われる受信ノードの位置を特定する方法に関連し、受信ノードはネットワーク装置又はユーザ装置等の電子装置である。
その他の態様は、本明細書で要約される1つ以上の方法を実施するように構成された、ネットワーク装置又は電子装置等の装置に関する。
本方法は、単一のTP測位を可能にするために用いられ得る。単一のTP測位では、1つのTPからの信号を用いてノードの位置を特定する。ノードは、TPから直接受信した信号を利用し、既知の位置を有するリフレクタに反射された同じ信号も利用する。独立して生成される複数のTPから送信される信号に依存するシステムと比較して、提供されるアプローチは、同期エラーを低減又は解消するために用いることができる。これは、ノードの位置を特定するために使用される2つの信号、つまり直接受信信号及び反射信号は、同じソースから来ているため、定義上完全に同期されているからである。これに対して、異なるTPからの信号を用いる場合、同期ミスマッチ、発振器周波数ミスマッチ等があり得る。
本開示の提供される方法の一部の態様では、環境のマップは必要でないが、マップが利用可能であれば、送信及び受信ノードの間の時間/周波数同期を必要とする方法と比較して、提供される方法の精度をさらに高めるために用いることができる。加えて、提供される方法は、位置精度の深刻な劣化をもたらす可能性があるシステム誘発ノイズによる影響が少ない。
本開示の一部の態様では、基準信号の1つ以上の側面及び/又はそれらの位置及びタグ等のリフレクタに関する情報を設定するための信号をネットワークが送信し、第1のノードが受信する。例えば、第1のノードは、基準信号帯域幅、基準信号波形、基準信号長、基準信号シーケンス、署名シーケンスデザイン及びタグの長さ又は対応する位置にタグをマッピングするルックアップテーブルのうちの1つ以上を設定又は指示するために信号を受信し得る。
本開示の別の態様によれば、命令を含む非一時的メモリと、非一時的メモリと通信する1つ以上のプロセッサとを含む装置が提供され、1つ以上のプロセッサは、命令を実行して、開示の態様のいずれかの方法を行うように構成されている。
本開示の別の態様によれば、プロセッサによって実行された場合に、開示の態様のいずれかの方法が行われるコンピュータ実行可能命令が記憶されたコンピュータ読み取り可能媒体が提供される。
本開示の別の態様によれば、開示の実施形態又は態様のいずれかの方法を行うためのユニット又は手段を含む装置が提供される。
本開示の別の態様によれば、チップセットシステムが提供される。チップセットシステムは、開示の実施形態又は態様のいずれかの方法を実施するために用いられる、少なくとも1つのプロセッサを含む。チップセットシステムは、プログラム命令及びデータを記憶するためのメモリをさらに含み得る。チップセットシステムはチップセットによって構成されてもいいし、チップセット及び他の個別のデバイスのうちの少なくともお1つによって構成されてもいい。
添付の図面を参照しながら本開示の実施形態を説明する
図1は、RISを含むネットワークの例を示す。 図2Aは、例示の電子装置のブロック図である。 図2Bは、例示の電子装置のブロック図である。 図3は、受信機の位置を決定するためにスマートリフレクタを用いる一般的な方法のフローチャートである。 図4は、RISを用いるモノスタティックな位置特定の例である。 図5は、RISを用いるモノスタティックな位置特定の方法のフローチャートである。 図6は、RISを用いるバイスタティックな位置特定の例である。 図7は、RISを用いるバイスタティックな位置特定の方法のフローチャートである。 図8は、TPでのビームフォーミングを伴うRISを用いる単一のTP測位を行うように構成されたネットワークのブロック図である。 図9は、単一のTP測位の方法のフローチャートである。 図10は、TPでのビームフォーミングを伴わないRISを用いて単一のTP測位を行うように構成されたネットワークのブロック図である。 図11は、TPからの直接ビームがスイープされる、RISを用いて単一のTP測位を行うするように構成されたネットワークのブロック図である。 図12は、直接ビーム及び反射ビームの両方を受信する測定ウィンドウの例を示す。
本開示の一態様によれば、ネットワーク内でノードを特定する問題の解決を促進するために、ネットワーク内に追加の基準点を提供するために少なくとも1つのリフレクタが用いられる。各リフレクタは、ネットワーク内のTPに知られ且つEDに知られているものを含む、ネットワークに知られている固定位置を有する。リフレクタの位置は、ネットワーク内のノードの位置を特定するための基準点として用いられ得る。
例えば、建物のファサード及び壁を含む、位置が固定され、入力信号を反射可能な物体の例がネットワーク内に多く存在する。これらの物体は無線周波数(RF)信号を動的には送信しない。一部の実施形態では、スマートリフレクタが用いられる。本明細書で用いられる用語のようにスマートリフレクタと見なされる物体の場合、物体は入射RF信号を変更/操作し、操作後にRF信号を反射する。
スマートリフレクタによって行われ得る操作の例を以下で詳細に説明し、例えば、
a.例えば、スマートリフレクタに関連するタグに基づいて変更することにより、リフレクタ固有の方法で反射信号を変更すること、及び/又は
b.反射角の変更
を含む。
反射信号をリフレクタ固有の方法で変更することは、反射信号の受信機にとって検出可能である。信号が操作される方法はリフレクタのタグとして機能し、対応する基準点の場合、その位置はネットワーク(TP、ED等)に知られている。これは環境タギング又はメディアタギングと呼ばれる。
再構成可能なインテリジェントサーフェス(RIS)は、アップリンク及びダウンリンク通信のビームフォーミング利得を改善するために用いられる。RISは、内部の素子を設定することにより、入力信号を所望の方向に反射可能な素材でできている。その意味で、RISは、いくつかの位相シフトを適用することによりビームステアリングを実施可能なアンテナアレイのように挙動する。RISは、入力信号のエネルギーを反射のために用いる受動素子である。
一部の実施形態では、環境タギングを可能にするために、スマートリフレクタの一種の具体例として、RISが採用されている。環境タギングを可能にするために用いられ得るスマートリフレクタのもう1つの例は、後方散乱通信を行う受動素子である。開示の残りの部分では、スマートリフレクタはRISであると仮定する。しかしながら、他のスマートリフレクタが代替的に用いられ得ることを理解すべきである。
RISを用いた環境タギング
建物のファサードといった信号が反射され得る環境内の静的な物体を識別するために、これらの静的な物体の一部は少なくとも部分的にRISで覆われている。各RISは、受信機がRISの身元を判別をできるようなRIS固有の方法で入力信号を操作する。具体的且つ簡素化された例では、送信基準信号(ベースバンド)は時間領域で以下のように表され得る。
S=[s,...,s
ここで、Sは信号シーケンスの全体を示し、sは信号シーケンスのi番目の要素を示す。この場合、k番目のスマートリフレクタによって反射される信号は以下のように与えられる(遅延を考慮しない)。
Figure 2023519613000002
ここで、Aはk番目のRISのために設定されたタグシグネチャ(ラベル)を示し、(外1)
Figure 2023519613000003
は要素ごとの乗算を示す。タグシグネチャは、以前に導入されたタグの具体例である。タグシグネチャは単純なON/OFFシグネチャ又は複雑なシグネチャ(Zadoff Chu(ZC)、疑似ノイズ(PN)等)である。送信信号は、例えば、位置基準信号(PRS)であってもよく、本説明の目的としては、位置の特定に好適な任意の信号である。使用される特定の位置特定アルゴリズムに依存し得るPRS設定の例を以下に示す。モノスタティック検知等の一部の実施形態では、送信信号は、いくつかの所定の受信機を対象としたデータを含み得る。
タグシグニチャAは固有であるため、RISの身元に関する情報を提供する。したがって、k番目のRISからの信号を処理するノードは、タグシグニチャAを識別でき、それを用いて、例えばルックアップテーブルから関連する位置を取得できる。一部の実施形態では、タグシグニチャは直交しており、これはRISの識別をさらに簡略化し得る。
以下でさらに詳細に説明するモノスタティックな位置特定の場合、ノードは1つ以上のRISに向けてPRSを送信し、各RISからの反射信号を受信し、反射信号を処理してRISを識別する。
以下でさらに詳細に説明するバイスタティックな位置特定の場合、ノードはPRS信号を、PRSの送信機から第1のパスで直接受信し、第2のパスを介してRISから受信し、各パスにそれぞれの遅延がある。遅延を考慮したk番目のRISからの受信信号は、ベースバンド連続時間領域でY(t-τ)の形式を取り、
Y(t)=A(t).S(t-τ)である。
ここで、A(t)は連続時間領域タグシグニチャ関数であり、S(t)は連続時間領域ベースバンド送信信号を示し、τは送信機とRISとの間の信号の飛行時間(ToF)を示し、τはRISと受信機との間の信号の飛行時間(ToF)を示す。先ず、タグシグニチャAkを受信信号から取得してRISを識別する。反射RISを識別した後に、遅延値τ及び/又はτを受信信号から(レーダーのように)推定でき、送信/受信ノードからk番目のRISまでの距離を推定するために用いられる。ノードの位置は、スマートリフレクタに関連する少なくとも1つの基準点を含み、固定された送信点の位置等の他の従来の基準点も含み得る1つ以上の基準点からの距離を用いて決定できる。ノードの位置は、よく知られている三角測量の方程式を用いて特定され得る。
複数のそのようなRISが用いられる場合、測位精度がさらに改善される。一部の実施形態では、ノードの位置特定が行われるフェーズの間にRISによる信号操作が有効になる。一部の実施形態では、通常のデータ伝送フェーズの間に、データ伝送に影響を与えないようにするために信号操作機能が無効にされる。一部の実施形態では、PRSが送信機によって送信された場合にのみ信号操作が行われる。RISは、PRSが送信機から送信された場合にのみこの操作を行うようプログラム/設定できる。
RISを用いた位置の特定
上述のように、受信機が信号をRISに反射されたものであると識別すると、受信機はその信号に対して測定を行うことができる。受信機は、直接受信したバージョンの信号に対して測定することもできる。行われ得る測定の例は、信号対雑音比(SNR)、遅延及び方向(信号の到達角度)及び受信機の位置情報を取得するのに役立ち得る他の関連パラメータを含む。これらの測定は、RISの位置に関する情報と併せて、受信機の位置を特定するために使用可能になる。
PRSの送信には様々なオプションが存在する。
a.PRSは、位置が特定されるPRSを受信する装置と同じ装置によって送信され得る(以下では、モノスタティックな位置特定という)。
b.PRSは、別の装置、例えば、静的に位置するTP等の静的に位置する送信機によって送信され得る(このシナリオを以下ではバイスタティックな位置特定という)。
c.PRSは、可動な別の装置、例えば、モバイルTPによって送信され得る。
反射信号について対応するオプションが存在する。
a.反射信号は、位置が特定されているPRSを受信する同じ装置によって送信されたPRSの反射であり得る。
b.反射信号は、別の装置、例えば、静的に位置するTP等の静的に位置する送信機によって送信されたPRSの反射であり得る。
c.反射信号は、可動な別の装置、例えばモバイルTPによって送信されたPRSの反射であり得る。
一般に、受信装置の位置特定の目的で少なくとも1つの反射信号に対して行われる測定が、受信装置自体により又は別の装置のいずれかによって用いられる。
a.少なくとも1つの反射信号の測定情報及びRISの位置を用いて受信機の位置を特定すること、及び
b.少なくとも1つの反射信号の測定情報及びRIS位置並びに既知の位置を有する少なくとも1つの直接受信信号の測定情報を用いて受信機の位置を特定すること、
を含む様々な詳細例をここで説明する。
図1は、本開示の実施形態が実施され得る例示の通信システム100を示す。一般に、通信システム100は、複数の無線又は有線要素がデータ及び他のコンテンツを通信できるようにする。通信システム100の目的は、ブロードキャスト、ナローキャスト、ユーザ装置からユーザ装置等を介してコンテンツ(音声、データ、ビデオ、テキスト)を提供することであり得る。通信システム100は帯域幅等のリソースを共有することにより動作し得る。
この例では、通信システム100は、電子装置(ED)110a~110c、無線アクセスネットワーク(RAN)120a~120b、コアネットワーク130、公衆交換電話網(PSTN)140、インターネット150及びその他のネットワーク160を含む。図1には、特定の数のこれらのコンポーネント又は要素が示されているが、任意の妥当な数のこれらのコンポーネント又は要素が通信システム100に含まれ得る。
ED110a~110cは、通信システム100で動作、通信、又はその両方を行うように構成されている。例えば、ED110a~110cは、無線又は有線通信チャネルを介して送信、受信又はその両方を行うように構成されている。各ED110a~110cは無線操作のための好適な任意のエンドユーザ装置を表し、ユーザ装置/デバイス(UE)、無線送受信ユニット(WTRU)、モバイルステーション、固定又はモバイル加入者ユニット、携帯電話、ステーション(STA)、マシンタイプ通信(MTC)装置、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、スマートフォン、ラップトップ、コンピュータ、タブレット、無線センサ又は家電装置等の装置を含み得る(又はと呼ばれ得る)。以下で説明する詳細な実施形態の一部では、EDの位置を特定されると仮定する。より一般的には、本明細書に記載の実施形態のいずれかについて、上述した方法を用いてEDの位置を特定できる。加えて、モバイル送信ポイント等のモバイル基地局の位置を特定するために本方法を用いることができる。
図1では、RAN120a~120bはそれぞれ基地局170a~170bを含む。各基地局170a~170bは、他の基地局170a~170b、コアネットワーク130、PSTN140、インターネット150及び/又は他のネットワーク160へのアクセスを可能にするために、ED110a~110cのうちの1つ以上と無線でやりとりするように構成されている。例えば、基地局170a~170bは、ベーストランシーバ局(BTS)、ノードB(NodeB)、エボルブドノードB(eNodeB)、ホームeNodeB、gNodeB、送信ポイント(TP)、サイトコントローラ、アクセスポイント(AP)又は無線ルータ等のいくつかの既知の装置のうちの1つ以上を含み得る(又はであり得る)。任意のED110a~110cは、他の基地局170a~170b、インターネット150、コアネットワーク130、PSTN140、他のネットワーク160又は上記の任意の組み合わせとやりとり、アクセス又は通信を行うように、代替又は追加で構成され得る。通信システム100は、RAN120bのようなRANを含み、対応する基地局170bは、図のようにインターネット150を介してコアネットワーク130にアクセスする。ここで説明する詳細な実施形態はTPを参照しているが、より一般的には、どのタイプの基地局もここで説明する実施形態のいずれにも使用できる。
ED110a~110c及び基地局170a~170bは、本明細書で説明する機能及び/又は実施形態の一部又は全部を実施するように構成可能な通信装置の例である。図1に示す実施形態では、基地局170aはRAN120aの一部を構成し、他の基地局、基地局コントローラ(BSC)、無線ネットワークコントローラ(RNC)、中継ノード、要素及び/又は装置を含み得る。基地局170a~170bは図示のように単一の要素であり得るか又は対応するRANに分散する複数の要素であり得るか又はそれ以外であり得る。また、基地局170bはRAN120bの一部を形成し、他の基地局、要素及び/又は装置を含み得る。各基地局170a~170bは、時々「セル」又は「カバレッジ領域」と呼ばれ得る特定の地理的領域又はエリア内で無線信号を送信及び/又は受信する。セルはさらにセルセクタに分割され、基地局170a~170bは、例えば複数のトランシーバを用いて複数のセクタにサービスを提供し得る。一部の実施形態では、ピコ又はフェムトセルが確立され、無線アクセス技術がそれをサポートする。一部の実施形態では、例えば多入力多出力(MIMO)技術を用いて、各セルのために複数のトランシーバが用いられ得る。図示のRAN120a~120bの数は例示にすぎない。通信システム100を考案する際に任意の数のRANが考慮され得る。
基地局170a~170bは、無線通信リンク、例えば、無線周波数(RF)、マイクロ波、赤外線(IR)等を用いた1つ以上エアインターフェイス190を介してED110a~110cのうちの1つ以上と通信する。エアインターフェイス190は、任意の適切な無線アクセス技術を利用し得る。例えば、通信システム100は、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交FDMA(OFDMA)又はシングルキャリアFDMA(SC-FDMA)等の1つ以上のチャネルアクセス方法をエアインターフェイス190において実施し得る。
基地局170a~170bは、広帯域CDMA(WCDMA)を用いてエアインターフェイス190を確立するために、ユニバーサル移動通信システム(UMTS)地上波無線アクセス(UTRA)実施し得る。その際、基地局170a~170bは、任意でHSDPA、HSUPA又はその両方を含むHSPA、HSPA+等のプロトコルを実施し得る。あるいは、基地局170a~170bは、LTE、LTE-A、LTE-B及び/又は新無線(NR)を用いて、Evolved UTMS地上波アクセス(E-UTRA)を有するエアインターフェイス190を確立し得る。通信システム100は、上述のもの等のスキームを含む複数チャネルアクセス機能を用いり得ることが考えられる。エアインターフェイスを実施するための他の無線技術は、IEEE802.11、802.15、802.16、CDMA2000、CDMA2000 1X、CDMA2000 EV-DO、IS-2000、IS-95、IS-856、GSM、EDGE及びGERANを含む。もちろん、他の多重アクセス方式及び無線プロトコルが利用され得る。
RAN120a~120bはコアネットワーク130と通信して、ED110a~110cに、音声、データ及び他のサービス等の様々なサービスを提供する。RAN120a~120b及び/又はコアネットワーク130は、コアネットワーク130によって直接サービスされても、されなくてもよく、RAN120a、RAN120b又はその両方と同じ無線アクセス技術を採用していても、していなくてもよい1つ以上の他のRANと直接又は間接的に通信し得る。コアネットワーク130は、(i)RAN120a~120b又はED110a~110c又はその両方と、(ii)他のネットワーク(PSTN140、インターネット150及び他のネットワーク160等)との間のゲートウェイアクセスとしても機能し得る。加えて、ED110a~110cの一部又は全ては、異なる無線技術及び/又はプロトコルを用いて、異なる無線リンクを介して異なる無線ネットワークと通信するための機能を含み得る。無線通信の代わりに(又はそれに加えて)、EDは有線通信チャネルを介してサービスプロバイダ又はスイッチ(図示せず)と、そしてインターネット150と通信し得る。PSTN140は、旧来の電話サービス(POTS)を提供するための回線交換電話ネットワークを含み得る。インターネット150は、コンピュータ及びサブネット(イントラネット)のネットワーク又はその両方を含み、IP、TCP、UDP等のプロトコルが組み込まれ得る。ED110a~110cは、複数の無線アクセス技術に従って動作可能なマルチモード装置であってもよく、そのような技術をサポートするために必要な複数のトランシーバが組み込まれ得る。
基地局120aのカバレッジエリア内の建物172に取り付けられたRIS171お及び基地局120bのカバレッジエリア内の建物182に取り付けられたRIS180も示す。より一般的には、所与のネットワーク内に、本明細書で説明するED位置特定方法のうちの1つ以上を支援するように設置及び設定された1つ以上のRISがある。なお、RISの位置及びネットワーク内の基地局の位置並びにEDの位置に応じて、EDの位置決定を支援するためにRISを用いることができない基地局があり得る。他の場合では、EDの位置特定を支援するために利用可能な複数のRISがあり得る。図1の例では、RISは建物に取り付けられているものとして示されているが、より一般的には、位置が固定された任意の適切な構造物に取り付けられている。RISの動作を例示として以下で詳細に説明する。
図2A及び図2Bは、本開示に係る方法及び教示を実施し得る例示の装置を示す。とりわけ、図2Aは例示のED11を示し、図2Bは例示の基地局170を示す。これらのコンポーネントは通信システム100で又は他の適切なシステムで用いられ得る。
図2Aに示すように、ED110は少なくとも1つの処理ユニット200を含む。処理ユニット200は、ED110の様々な処理操作を実施する。例えば、処理ユニット200は、信号コーディング、データ処理、電力制御、入出力処理又はED110が通信システム100で動作できるようにする他の機能を行い得る。処理ユニット200は、上記でより詳細に説明した機能及び/又は実施形態の一部又は全てを実施するようにも構成され得る。各処理ユニット200は、1つ以上の動作を行うように構成された任意の適切な処理装置又はコンピューティングデバイスを含む。各処理ユニット200は、例えば、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ、フィールドプログラマブルゲートアレイ又は特定用途向け集積回路を含み得る。
ED110は少なくとも1つのトランシーバ202も含む。トランシーバ202は、少なくとも1つのアンテナ又はネットワークインターフェイスコントローラ(NIC)204による送信のためにデータ又は他のコンテンツを変調するように構成されている。トランシーバ202は、少なくとも1つのアンテナ204によって受信されたデータ又は他のコンテンツを復調するようにも構成されている。各トランシーバ202は、無線又は有線伝送のための信号を生成し、無線又は有線により受信された信号を処理するのに適した構造を含む。各アンテナ204は、無線又は有線信号を送信及び/又は受信するための任意の適切な構造を含む。ED110で1つ又は複数のトランシーバ202が用いられ得る。1つ又は複数のアンテナ204がED110で用いられ得る。単一の機能ユニットとして示しているが、トランシーバ202を少なくとも1つの送信機及び少なくとも1つの別個の受信機を用いて実施してもよい。
ED110は、1つ以上の入出力装置206又はインターフェイス(インターネット150への有線インターフェイス等)をさらに含む。入出力装置206は、ユーザ又はネットワーク内の他の装置とのやりとりを可能にする。各入出力装置206は、ネットワークインターフェイス通信を含む、スピーカ、マイク、キーパッド、キーボード、ディスプレイ、タッチスクリーン等のユーザに情報を提供するか又はユーザから情報を受信するための任意の適切な構造を含む。
加えて、ED110は少なくとも1つのメモリ208を含む。メモリ208は、ED110によって使用、生成又は収集される命令及びデータを記憶する。例えば、メモリ208は、上述の機能及び/又は実施形態の一部又は全てを実施するように構成され、処理ユニット200によって実行されるソフトウェア命令又はモジュールを記憶し得る。各メモリ208は、任意の適切な揮発性及び/又は不揮発性の記憶及び検索デバイスを含む。ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、ハードディスク、光ディスク、加入者識別モジュール(SIM)カード、メモリスティック、セキュアデジタル(SD)メモリカード等の任意の適切な種類のメモリが用いられ得る。
ED110は、基地局から直接受信したビームを介して送信された信号及びRISを介して受信した反射ビームを含む受信信号に対して測定を行うように構成されている。例示の方法を以下で詳細に説明する。EDは、どのようにこれらの測定を行うかをEDに指示する信号をネットワークから受信し得る。これは、例えば、どのリソースを測定するか及び/又は測定のタイミング及び/又はどのパラメータを測定するかを示し得る。次に、EDはこれらの測定値に基づいてその位置を計算し及び/又は通知してネットワークで計算を行うためにネットワークに測定値を通知する。
図2Bに示すように、基地局170は、少なくとも1つの処理ユニット250、少なくとも1つの送信機252、少なくとも1つの受信機254、1つ以上のアンテナ256、少なくとも1つのメモリ258及び1つ以上の入出力装置又はインターフェイス266を含む。送信機252及び受信機254の代わりに、図示しないトランシーバを用いてもよい。処理ユニット250にはスケジューラ253が連結され得る。スケジューラ253は基地局に含まれ得るか又は基地局170とは別に操作され得る。処理ユニット250は、信号の符号化、データ処理、電力制御、入出力処理又は任意の他の機能等、基地局170の様々な処理動作を実施し得る。処理ユニット250は、上記でより詳細に説明した機能及び/又は実施形態の一部又は全てを実施するようにも構成できる。各処理ユニット250は、1つ以上の動作を行うように構成された任意の適切な処理又はコンピューティング装置を含む。各処理ユニット250は、例えば、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ、フィールドプログラマブルゲートアレイ又は特定用途向け集積回路を含み得る。
各送信機252は、1つ以上のED又は他の装置への無線又は有線装置のための信号を生成するための任意の適切な構造を含む。各受信機254は、1つ以上のED又は他の装置から無線又は有線で受信された信号を処理するための任意の適切な構造を含む。別々のコンポーネントとして示しているが、少なくとも1つの送信機252及び少なくとも1つの受信機254を組み合わせてトランシーバにしてもよい。各アンテナ256は、無線又は有線信号を送信及び/又は受信するための任意の適切な構造を含む。ここでは、共通のアンテナ256が送信機252及び受信機254の両方に連結されているものとして示しているが、1つ以上のアンテナ256を送信機252に連結し、1つ以上の別個のアンテナ256を受信機254に連結してもよい。各メモリ258は、ED110に関連して上述したもの等の任意の適切な揮発性及び/又は不揮発性の記憶及び検索デバイスを含む。メモリ258は、基地局170によって使用、生成又は収集される命令及びデータを記憶する。例えば、メモリ258は、上述の機能及び/又は実施形態の一部又は全てを実施し、処理ユニット250によって実行されるように構成されたソフトウェア命令又はモジュールを記憶し得る。
各入出力装置266は、ユーザ又はネットワーク内の他の装置とのやりとりを可能にする。各入出力装置266は、ネットワークインターフェイス通信を含む、ユーザに情報を提供するか又はユーザから情報を受信/提供するための任意の適切な構造を含む。
ED110及び基地局170に関する追加の詳細は当業者に知られている。そのため、ここでは明確にするためにこれらの詳細を省略する。
受信機の定位
図3を参照して、本願の一実施形態によって提供される受信ノードの位置を特定する一般的な方法のフローチャートを示す。ブロック400では、第1のノードが、第1のリフレクタのよって反射された後の基準信号である第1の反射基準信号を受信する。ブロック401では、第1のノードが第1のリフレクタの位置を取得する。ブロック402では、第1のノードが第1の反射信号に対して測定を行う。ブロック404では、第1のノードは、第1のリフレクタの位置及び第1の反射信号の測定に基づいて第1のノードの位置を特定する。第1のノードは、上述のタギングアプローチを用いてリフレクタの位置を特定し得るか又はさもなくば検出器の位置を知っている
図3は、位置特定が受信ノードによって行われることを示しているが、別の実施形態では、受信ノードは測定値を別のノード、例えば基地局に送信でき、基地局が受信ノードの位置を特定する。
図3の方法の様々な詳細な例を以下で説明する。
モノスタティックな定位
一部の実施形態では、PRSの送信機及びPRSの受信機は同じノードに位置する。これをモノスタティックな定位という。PRSを送信及び受信し、位置が特定されるノードはED又はTPであり得る。特定のRISによって反射された後の受信信号は、送信信号に適用された特定のRISのタグシグニチャを有する。信号は、ノード(送信機及び受信機の両方を含む)とRISとの間の距離により遅延して受信される。
受信信号を処理し、(例えば、ナロービームフォーミングを行うことにより取得が可能な)タグシグニチャ、遅延及び到着角情報を取得することにより、RISに対するノードの距離及び方向を取得でき、これに基づいてノードの位置を高精度で得ることができる。
例を図4に示し、送信機及び受信機の両方を含むノード500を示す。ノード500は、タグシグニチャ506(A=a,a,...,a)が割り当てられたRIS504に反射される基準信号502(S=s,s,...,s)を送信する。RIS504はタグシグニチャ506を適用し、タグシグニチャが適用された反射信号508(a,a,...,a)をノード500によって受信される。ノード500は信号を処理してタグ及び往復遅延を特定する。なお、反射信号に対する伝搬遅延の影響は、この単純な表現では示されていない。
図5は、モノスタティックな定位の方法のフローチャートである。この方法はブロック420で始まり、第1のノードが基準信号を送信する。ブロック422では、第1のノードは、第1のリフレクタによって反射された後の基準信号である、第1の反射基準信号を受信する。ブロック424では、第1のノードは、基準信号の送信と第1の反射基準信号の受信との間の遅延を特定することを含む、第1の反射信号に対する測定を行う。ブロック425では、第1のノードは第1のリフレクタの位置を取得する。ブロック426では、第1のノードは、第1のリフレクタの位置及び第1の反射信号に対する測定に基づいて第1のノードの位置を特定する。第1のノードは、上述のタギングアプローチを用いてリフレクタの位置を特定し得るか又はさもなくば検出器の位置に気づいている。
図5は、位置特定が受信ノードによって行われることを示しているが、別の実施形態では、受信ノードは測定値を別のノード、例えば基地局に送信でき、基地局が受信ノードの位置を特定する。
バイスタティックな定位
別の実施形態では、PRSを送信するノードと、PRSの受信機を含み、位置が特定されるノードとは2つの異なるノードである。例えば、送信ノードは静的に位置するTPであり、受信ノードはED又はモバイルTPであり得る。あるいは、2つのノードは共にEDであり得る。別の実施形態では、両方のノードは基地局である。例えば、固定基地局が移動基地局にPRSを送信し得るか又はその逆であり得る。
一部の実施形態では、PRSの送信機は既知の位置を有する固定TPであり、既知の固定TPからの直接信号及び1つの反射信号をバイスタティックな定位に用いることができる。
別の実施形態では、PRSの送信機の位置は不明(例えば、位置が不明なTP(例えば、モバイルTP))であり、その場合、2つの既知のRISからの信号がバイスタティックな定位のために用いられる。
これらの全てはバイスタティックな定位の例である。
環境マップ及び定位される受信機のおおよその位置に基づいて、位置の特定に用いるために受信ノードによって受信されるPRS信号を反射する可能性がある、潜在的な、ここでKと定義されるある数のRISがある。Kは受信機の特定の位置の関数であり、位置によって異なり得る。
K個のRISからのPRS信号の反射の合計は、受信機において、まとめて、集約信号と見ることができる。1つのRISからのPRSの反射による集約信号の部分を、ここでは集約信号の成分と呼ぶ。集約信号は以下のように書くことができる。
Figure 2023519613000004
ここで、αは、受信機の方へのk番目のRISの反射による成分を含む場合は0以外であり、そうでない場合は0である指標変数を示す。また、各成分はそれぞれの伝播遅延を経験する(式には示さず)。
定位のために、受信機は、ノードに信号を反射するノードの近傍にあるRISの身元を与える受信信号に基づいて変数α,k=1,..,kを識別する必要がある。身元を用いて、ノードは、記憶された情報を用いて参照ポイントのそれぞれの位置を特定できる。受信機は、k番目のスマートリフレクタからの信号に関連するそれぞれの遅延も求める。位置及び遅延情報に基づいて、受信機はk番目のリフレクタと受信機との間の相対距離を特定する。
受信機では、送信PRSのS及び潜在的なシグニチャセットAの知識が必要である。この情報を搭載している場合、集合信号内にどの信号が存在するかを識別する受信機での問題は古典的な検出の問題であり、任意の適切な検出アプローチを実施できる。例えば、圧縮検知、最小平均二乗誤差(MMSE)又はゼロ強制アルゴリズムを採用してもよい。
検出をさらに促進するために、タグシグニチャは、互いに直交するベクトル(例えば、ウォルシュ-アダマールシーケンス)になるように選択できる。
基準信号受信電力(RSRP)、遅延及び/又は方向(到達角度を含む)の取得を含む、(直接パス及び受信信号に存在するRISからの各成分のそれぞれのパスを含む)各パスの処理を行うことにより、受信機の正確な位置を取得できる。
送信機を含むノード600と、受信機を含む別のノード606とを示す例を図6に示す。ノード600は、タグシグニチャ(A=a11,a12,..,a1N)が割り当てられたRIS1602で反射された基準信号を送信する。基準信号は、タグシグニチャ(A=a21,a22,..,a2N)が割り当てられた別のRIS2604でも反射される。ノード606は信号を処理してタグ及び往復遅延を特定する。
図7は、バイスタティックな定位の方法のフローチャートである。この方法は、ブロック460で始まり、第1のノードは、第1のリフレクタによって反射された後に別のノードによって送信される基準信号である第1の反射基準信号を受信する。ブロック462では、第1のノードは、第1の反射信号に対して測定を行う。ブロック464では、第1のノードは、第2のリフレクタによって反射された後に別のノードによって送信される基準信号である第2の反射基準信号を受信する。ブロック468では、第1のノードは第2の反射信号に対して測定を行う。ブロック469では、第1のノードは第1のリフレクタの位置及び第2のリフレクタの位置を取得する。ブロック470では、第1のノードは、第1のリフレクタの位置、第1の反射信号の測定値、第2のリフレクタの位置及び第2の反射信号の測定値に基づいて、第1のノードの位置を特定する。第1のノードは、上述のタギングアプローチを用いてリフレクタ及び第2のリフレクタの位置を特定するか又はさもなければ検出器の位置に気づいている。
図7は、位置の特定が受信ノードによって行われることを示しているが、別の実施形態では、受信ノードが測定値を別のノード、例えば基地局に送信することができ、基地局が受信ノードの位置を特定する。
ネットワーク構成
開示された方法を促進するために、ネットワーク側で様々な構成が行われ得る。PRSの送信のためのネットワーク構成の具体例は以下を含む。
PRS帯域幅:これは測位精度の要件に応じて設定され得る。
PRS波形:なお、RIS信号のタギングは時間領域で実現できるため、時間領域の粒度がより高い波形が好ましい。例えば、シングルキャリア波形は選択肢であり得る。
PRS長(N):これは、以下のうちの1つ又は組み合わせに基づいて決定され得る。
i)要求される測位精度:Nが大きいほど、処理ゲインが大きくなることにより、期待される精度が高くなる。
ii)PRS期間
iii)RIS構成レート:PRSシンボル時間(sの期間)は、RISによってRISシグニチャがどれだけ早く適用できるか(より一般的には、スマートリフレクタがどれだけ早くシグニチャを適用できるか)に制限される。
PRSシーケンス:良好な自己相関を有するシーケンスはより良好な遅延推定を可能にする。
RISのシグニチャのネットワーク構成の具体例は、
シグニチャシーケンスのデザイン及び長さ、
各領域のためのルックアップテーブル(LUT)内のシグニチャマップの準備及び更新
一部の実施形態では、各領域は独自のルックアップテーブルを有すること、
それらの大体の位置に応じたEDへのシグニチャマップ情報をシグナリングすること、
を含む。
EDが基準信号を送信する実施形態のためのネットワーク構成の具体例は、
基準信号の送信についてEDに指示するための表示の送信/受信すること、
を含む。
EDの構成
開示の方法を促進するために、ED側で様々な構成が行われ得る。PRS装置のためのED構成の具体例は、上記で紹介したPRS帯域幅、PRS波形、PRS長(N)又はPRSシーケンスを含む。
一部の実施形態では、EDはネットワークからRISシグニチャの構成を受信し得る。EDは、ネットワーク又は他のEDからの基準信号伝送(サイドリンク(SL)送信を介した)をEDに知らせるための表示を受信し得る。一部の実施形態では、EDは、EDによるネットワーク又は他のEDへの基準信号の(SLを介した)送信の指示を受信し得る。
単一のTP測位
別の実施形態は、単一の動的TP(より一般的には単一の他のノード)を用いてEDの測位を行うシステム及び方法を提供し、複数のTPの同期、発振器周波数又は位相シフトにおけるミスマッチの問題を緩和し、同時にEDの位置を正確に得るための十分な方程式を提供する。
この実施形態では、特定の方向に向けて入力信号を反射するRISの特定及び能力が測位に用いられる。この実施形態の場合、EDは、方法に関与する1つ以上のRISの位置に気付いており、RISによる反射後とは対照的に、受信信号のどの成分が直接受信されたかに気付いていると仮定する。特定の例では、この目的のために上述のタグシグニチャアプローチを採用できるが、代替的に他のアプローチを採用してもよい。
1つ以上の再構成可能なインテリジェントサーフィスが、それぞれの期間の間に複数の方向で入射ビーム(一次TPからのPRS)を反射するために用いられる。この結果、受信ノードの観点からは、測位において一次TPを支援するために用いることができる1つ以上の仮想TPがあるように見える。これを可能にするために、RISは既知の位置で、例えば、ED及びTPの両方に位置が知られている建物のファサードで実施され、RISのコンポーネントは、ネットワークによって指示された1つ以上の所定の方向で入射ビームを反射するようにネットワークによって構成される。これは、例えば、ネットワークによって指示される設定に基づいてRISの構造を適応させるようにRISをプログラミングすることによってなされる。1つの例は、反射信号の全体が特定の方向に反射されるよう入射ビームに何らかの位相変化を加えるために、RIS内のp型-真正-n型(PIN)ダイオードの構成である。
TP300と、ネットワーク内のエンティティ(TP及びEDを含む)が知っている固定位置を有するRIS302と、ED304とを含む配置を示す図8を参照する。TP300は、図示の例におけるED304を含む、所与のカバレッジ領域内のEDのために、PRSを含む複数の一次ビームを送信するように構成されている。一次ビームは、合計でM個のそのようなビームがあると仮定してB~Bにより索引付けられ、図8のようにラベル付けされている。これらのビームのうち、1つ以上はRIS302に(より一般的には、TP及びEDに知られている位置を有するRISに)向けて送信されている。ここでは、RIS302に向けて送信されるビームをRISビームと呼ぶが、この方向以外では、他のビームと異なる必要はない。図示の例では、入射ビームBはRIS302に向けて送信されるため、RISビームである。RIS302は、反射ビームをいくつかの所定の/予め設定された方向に向ける。ここでは、RIS302からのこれらのビームを仮想ビームと呼ぶ。RIS302の反射方向は、入射ビームBがRIS302に向けて送信されている1つ以上の期間のそれぞれのために設定され、受信ノードに知られている。仮想ビームは、合計でN個の可能なビームがあると仮定して、BM1~BMNにより索引付けられ、図8のようにラベル付けされている。図8に示すように、EDの観点から見ると、反射ビーム(BM1,...,BMN)は306で示される第2の(仮想)TPから来ているように見える。反射ビームにはN個の可能性があるが、入射ビームがRIS302に向けて送信されている特定の期間に、1つのビームのみがその期間のRISの構成に応じで実際に生成される。PRSが複数の期間にわたってRISに向けて送信される場合、異なる構成(すなわち、異なる角度の反射)が各時間帯の間にRISによって適用されることがあり、各期間に異なる反射ビームがもたらされ、ここでも構成が受信ノードに知られている。
EDの位置は、EDに直接送信されるビームのうちの1つ以上と、RISを介して送信されるビームのうちの1つ以上に基づいて特定される。測位のために用いられる全てのビームは、終局的に同じTPから到達するため、測位は1つの発振器のみで行われるため、コストがかかり不正確なプロセスであるTP間の同期(時間及び周波数)の必要性が解消される。
受信ノードがEDであると仮定する図9のフローチャートを参照して、本方法をさらに詳細に説明する。本方法はブロック400で始まり、TPが一次ビームのセット(B~B)を介してPRSを送信し、一次ビームのうちの1つ以上がRISに向けられ得る。一部の実施形態では、TPはこれらのビームを同時に送信する。これは、例えば、複数のアンテナアレイ又はデジタルビーム形成を用いた電力の共有を伴い得る。一部の実施形態では、TPはこれらのビームを介して異なる時間帯で送信する。これらの時間帯のうちの少なくとも1つの間に、PRS信号がRISに向けて送信される。例えば、Mが10の場合、TPは一次ビームB~B10を、1つの時間帯の間に同時に又は最大10個の異なる時間帯にわたる時間間隔で送信し得る。
ブロック402では、BがRISに向けて送信されたと仮定して、RISは、RISで設定されたビームステアリングに応じて、ビームを、セット(Bm1,...,BmN)内の1つのビームとして反射する。別の実施形態では、RISはセット内の2つ以上のビームを介してビームを反射する。
ここではRIS時間帯とも呼ばれる、RISに向けて送信される時間帯を含むRISによって行われるビームステアリングの構成及び反射ビームインデックスの構成は、EDに予め伝達されるため、これはネットワークとEDとの間の共通情報である。
ブロック404では、EDは、1つ以上の一次ビームを介してTPから直接到達する信号に対して測定を行う。ブロック406では、EDはRISによって反射された信号に対して測定を行う。ブロック404及び406は1つのステップに組み合わされ得る。ブロック408では、EDは測位アルゴリズムを使用してその位置を計算する。あるいは、ブロック404及び406で得られた測定値が、EDの位置が計算されるネットワークに送信され得る。
ブロック408で採用された測位アルゴリズムに応じて、ブロック404及び406で異なる測定が行われ得る。一部の実施形態では、測位はToA(到着時刻)に基づき、EDは信号の受信時間と2つのパスのためのTPによる送信時間との間の遅延を測定する。これらの遅延は、TPとEDとの間の第1の距離と、TPとRISとの間の及びRISからEDの距離の合計である第2の距離に変換できる。TPとRISとの間の距離は知られているため、EDとRISと間の第3の距離は第2の距離から得ることができる。EDの位置は、TP及びRISの位置の知識と合わせて、第1の距離と第3の距離に基づいて特定することができる。この解決策は、EDがネットワークと同期している場合に有効であり、その場合、PRSの送信時間を十分な精度で知ることができる。
図9を参照して説明したアプローチの代替において、TPとEDとの間に直接リンクがない場所に適した一部の実施形態では、(図9のステップ404に代えて)2つ以上のRISで同じ手順を実行してRIS1とEDとの間の距離及びRIS2とEDとの間の距離を取得してEDの位置を取得できる。
EDとネットワークと間の同期を想定できないシナリオに適した別の実施形態では、EDは観測された到着差時間(OTDOA)に基づく測位アルゴリズムを用いる。この実施形態では、EDは、TPから直接受信した信号(遅延はdUE-TP)と、RISによる反射信号(遅延はdRIS-TP+dRIS-UE)との間の相対遅延を測定する。これは、差dRIS-TP+dRIS-UE-dUE-TPを与える。この値だけでは、EDの正確な位置を特定することはできない。しかしながら、EDが位置する双曲線を求めるためにこの値を用いることができる。より正確な位置を得るために、設定された反射のRIS特性が用いられる。RISは、EDによって知られている1つ以上の所定のビームを介した出力信号を反射するようにプログラム/構成されている。EDからRISへの方向に応じて、ビームのうちの一部のSNR/RSRPはより高くなる。したがって、反射ビームを介したRSRPの測定は、EDからRISへの方向に関する情報を与え、この情報を距離情報と共にEDの位置を特定するために用いることができる。EDは、TPによって送信され、RISによって反射されない通常のビームに対しても測定を行う。これらの測定に基づいて、正確なEDの位置を得ることができる。
EDが測定情報をネットワークにフィードバックする実施形態では、任意で、EDは、反射ビームインデックスに関連して測定情報を送信するため、ネットワークは測定値をビームインデックスと一致させることができる。
ネットワークの挙動
ネットワーク(例:TP)は、上記で詳細に説明したように、一次ビーム及びRISビームを介してPRSを送信する役割を果たす。加えて、ネットワークは、TPからEDに信号を送信して、EDにビーム構成を通知する。TPからEDへの信号は、ビーム構成をEDに伝えるために以下のうちの1つ以上を含み得る。
a.上位層シグナリングを介したRISタグシグニチャ情報(例えば、ルックアップテーブル)。
b.RISビーム表示:EDの挙動は、TPによって送信された特定のビームがRISに向けて送信されたかどうかに依存するため、この情報をEDに伝達すべきである。RISビームは、(TPによって送信される一次ビームのうちの)RISを指すビームであることを思い出されたい。一部の実施形態では、このシグナリングは、ビームがRISビームかどうかをビーム毎の1ビットが示すバイナリインジケータであってもよい。一部の実施形態では、シグナリングは動的に送信される(例えば、レイヤ1シグナリング)。一部の実施形態では、信号は半静的であり、無線リソース制御(RRC)又はメディアアクセス制御(MAC)制御要素(MAC-CE)等の上位層シグナリングを介してEDに通信されるか又はレイヤ1と上位層シグナリングとの組み合わせが用いられ得る。
c.平均遅延のシグナリング:一次ビームの場合、平均遅延を反映するパラメータがネットワークによってEDにシグナリングされ得る。平均遅延は、ネットワークによって得られた統計に基づくEDのおおよその測位に基づき得る。EDに平均遅延情報を提供することで、EDによる測定を絞り込み、簡素化され得る。RISビームの場合、TPからEDへの直接パスに関連する遅延値及びTPからRISに、そしてEDへのパスに関連する遅延値を含む2つ以上の遅延値がシグナリングされ得る。この信号は動的(例えば、レイヤ1シグナリング)であり得る。
d.反射ビームインデックス表示:この表示は、各時間帯及び/又は各測定ウィンドウの間に(RISによる所定の反射ビームのセットのうちの)どの反射ビームが存在するかをEDに通知する。なお、本明細書で用いられているように、時間帯とはビームが送信される期間であり、測定ウィンドウとは、受信機が測定を行う期間である。反射ビームインデックス表示は、RISから反射されるようにネットワークによってどのビームインデックスが設定されているかその身元を伝える。複数のインデックスがシグナリングされている場合、順序に加えて、各ビームのための個々の測定ウィンドウをシグナリングされるべきである。このシグナリングは半静的であり、RRC及びMAC-CE等の上位層シグナリングを介してEDに伝達され得る。このシグナリングはRISビーム表示と一致すべきである。より具体的には、RISビーム表示は、TPによって送信されたどのビームがどの時間帯でRISに向けられたかを示し、反射ビームインデックスは、各時間帯について、RISに向けてTPによって送信されたビームがあることを示し、可能性のあるビームのセットのうちのどの反射ビームがRISによって生成されたかを示す。
e.測定ウィンドウ:測定ウィンドウに変更があった場合、TPはEDに通知し得る。これは、(一次及び反射ビームを処理するための)測定ウィンドウ全体をシグナリングすること及び/又は一次及び反射ビームのそれぞれのための個々の測定ウィンドウをシグナリングすることを含む。一部の実施形態では、(例えば、ベースラインの測位計算に用いられる)通常の測定ウィンドウと比較した新たな測定ウィンドウの差がシグナリングされる。
f.測定パラメータ:TPは、様々なビームについてどのパラメータを測定すべきかEDに通知し得る。
RISビームのためのPRS信号設計
一部の実施形態では、ネットワークによって送信されるPRS信号は、RISビームで用いるための適合性を高めるよう具体的に構成されている。例えば、一部の実施形態では、PRS信号は、RISビームの測定ウィンドウの間にEDが2つ(以上)の遅延値を測定する必要があるという事実が許容されるように設定/設計されている。一部の実施形態では、PRS送信のためのリソース割り当て(例えば、時間/周波数リソース割り当て)は、受信信号は直接信号及び反射信号の重ね合わせであるため、受信信号の自己相関を計算する際にピークエイリアシングを回避する目的で行われる。これは、リソース割り当てに制約を課し得る。例えば、通常のビームに適用可能なコム設計は、RISビームには適切でない場合がある。
上述のRISビームのPRSに対する時間/周波数リソース割り当ての制約により、通常のビームよりも高い帯域幅がRISビームのために必要になり得る。例えば、より高い帯域幅をEDがサポートできない場合に適した一部の実施形態では、PRS送信のためのリソース割り当ては周波数ホッピングを含み得る。例えば、利用可能な帯域幅が複数のサブバンドに分割され、各時間帯で、PRSのためのリソース割り当ては、対象のEDのための特定のサブバンドにわたってのみ定義される。
同じ測定ウィンドウのために複数のRISビームを構成する場合、反射ビームのための掃引時間及び測定ウィンドウは元のビームと異なり得るため、一部の実施形態では、波形及び/又は数論の観点からRISビームのために異なる信号設計が提供される。例えば、より短い測定ウィンドウを考慮して、シングルキャリア波形がより正確な遅延推定のために用いられ得る。数論に影響を与える別の例では、より短い記号が反射ビームに用いられ得る。
UEの挙動
EDは、2つの異なる種類のビームを処理するように構成される。これらは、(従来の測位に用いられる)通常のビームと、RISからの反射ビームとを含む。EDは、TPからの信号(直接信号)と、RISからの反射された信号(反射信号)とに対して、別々の遅延測定(又はその他の測定)を行う。
EDの処理の詳細はビームフォーミング設計に依存する。一部の実施形態では、上述したように、TPはビームフォーミングを適用しない。この場合、通常の測位処理に用いられる直接信号もRISから反射される。この場合、EDはワイドビームを介して直接信号を受信し、反射信号はナロービームを介して同時に受信される。EDは2つの信号のそれぞれに対して遅延測定を行う。任意で、RIS302は、可能なビームのセットのうちの1つとしてナロービームを生成するように構成されている。TP300、RIS302及びED304が標記されている例を図10に示す。図10は、TP300によって送信される単一の広帯域ビームB及び反射ビームBを示す。
他の実施形態では、上述したように、TPはビームフォーミングを行い、RISビームは固定されるが、直接ビームは掃引される。TP300、RIS302及びED304が標記される例を図11に示す。この例は、より高い送信周波数範囲(例えば、mm波範囲)が採用される場合、図10のアプローチよりも適切である。この場合、EDは2つの異なるビームを介して、つまり異なる時間帯で直接信号及び反射信号を受信する。ここでもEDは2つの信号のそれぞれに対して遅延測定を行う。図11は、RIS302に向けて送信される直接ビーム及びビームBと、反射ビームBM,Rを示す。
一部の実施形態では、RISビームは常にアクティブであり、直接ビームは掃引される。この場合、直接ビーム及びRISビームは同時に存在する。この場合、EDは、2つの異なるビームを介して同じ時間帯で直接信号及び反射信号を受信する。ここでも、EDは2つの信号のそれぞれに対して遅延測定を行う。
上記で詳述したように、一部の実施形態では、EDは直接受信ビーム及びRISによって反射されたビームを処理する。一部の実施形態では、これらは同じ時間帯で送信され、RISビーム及び直接ビームを介して受信された信号は、同じPRSリソースセットにあり得る。つまり、EDは、直接ビーム及び反射ビームを介したPRS信号の重ね合わせ又は集約を受信する。
2つの信号を分離又は区別するために、信号が異なる遅延で受信されることを考慮して、信号自己相関が用いられる。これは、各パスの遅延の特定も可能にする。一部の実施形態では、このRISビームのための測定ウィンドウは、反射による追加の遅延のために通常のビームに用いられ得るものよりも大きい。図12の例では、直接パスのための好適な測定ウィンドウを800で示し、遅延パスのための好適な測定ウィンドウを802で示し、複合測定ウィンドウを804で示す。一部の実施形態では、測定窓幅がEDにシグナリングされる。
一部の実施形態では、単一のRISビームのために構成された複数の反射ビームがある。この場合、追加のEDの挙動は、複数の反射を処理することと、反射ビームのための好適な測定ウィンドウを用いて追加の測定を行うこととを含む。
信号を区別した後、EDは、信号のそれぞれのために別々の処理を行う。この処理は、使用される測位アルゴリズムに依存する場合があり、例えば、RSRP及び遅延の計算又は電力遅延プロファイル(PDP)の計算を含み得る。
一部の実施形態では、EDは、直接及び反射ビームで受信されたPRS信号に対して行われた測定に基づいて、自身の位置を特定する。様々なアルゴリズムを上記で説明されており、これらのうちのいずれかを用いることができる。EDはその位置をネットワークにシグナリングし得る。
あるいは又はそれに加えて、EDは、ネットワークがEDの位置の計算の際に用いるために、PRS信号に対して行われた測定値を含む信号をネットワークに送信する。EDは、直接ビーム及び反射ビームの両方のために測定値をフィードバックする。直接ビームの場合、EDは1セットの測定値(RSRP、遅延など)のみをフィードバックする。反射ビームの場合、EDは1セット以上の測定値をフィードバックする。
上記の教示に照らして、本開示の多数の修正及び変更が可能である。したがって、添付の請求の範囲内で、本開示は本明細書で具体的に記載された以外の方法で実施され得ることが理解されよう。

Claims (25)

  1. ノードにより、第1のリフレクタによって反射された後の基準信号である第1の反射基準信号を受信することと、
    前記ノードにより、前記第1の反射基準信号に対して測定を行うことと、
    前記ノードにより、前記第1のリフレクタの位置を取得することと、
    前記ノードにより、前記第1のリフレクタの位置及び前記第1の反射基準信号に対する測定に基づいて、前記ノードの位置を特定することと、
    を含む、方法。
  2. 前記第1のリフレクタによって反射された後の前記基準信号である前記第1の反射基準信号を受信することは、
    第1のタグを前記基準信号に適用する前記第1のリフレクタによって反射された後の前記基準信号である前記第1の反射基準信号を受信すること、
    を含み、
    前記第1のリフレクタの位置を取得することは、前記第1の反射基準信号を処理して前記第1のタグを特定し、前記第1のタグに基づいて前記第1のリフレクタの位置を取得すること、を含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1のタグに基づいて前記第1のリフレクタの位置を取得することは、
    各タグのためのそれぞれの位置を含むルックアップテーブル内で、前記第1のタグに従って前記位置を検索すること、
    を含む、請求項2に記載の方法。
  4. 前記基準信号は別のノードによって送信されている、請求項1乃至3のいずれか一項の方法。
  5. 前記ノードにより、第2のリフレクタによって反射された後の前記基準信号である第2の反射基準信号を受信することと、
    前記ノードにより、前記第2の反射基準信号に対して測定を行うことと、
    前記ノードにより、前記第2のリフレクタの位置を取得することと、
    をさらに含み、
    前記ノードにより、前記ノードの位置を特定することは、前記第1のリフレクタの位置、前記第1の反射基準信号に対する測定、前記第2のリフレクタの位置及び前記第2の反射基準信号に対する測定に基づく、請求項4に記載の方法。
  6. 前記ノードが、前記第1のリフレクタによって反射された後の前記基準信号である前記第1の反射基準信号を受信することは、
    前記ノードにより、第1のタグを前記基準信号に適用する前記第1のリフレクタによって反射された後の前記基準信号である前記第1の反射基準信号を受信すること、
    を含み、
    前記第1のリフレクタの位置を取得することは、前記ノードにより、前記第1の反射基準信号を処理して前記第1のタグを特定し、前記第1のタグに基づいて前記第2のリフレクタの位置を取得すること、
    を含み、
    前記第2のリフレクタによって反射された後の前記基準信号である前記第2の反射基準信号を受信することは、
    第2のタグを前記信号に適用する前記第2のリフレクタによって反射された後の前記基準信号である前記第2の反射基準信号を受信すること、
    を含み、
    前記第2のリフレクタの位置を取得することは、前記ノードにより、前記第2の反射基準信号を処理して前記第2のタグを特定し、前記第2のタグに基づいて前記第2のリフレクタの位置を取得することを含む、請求項5に記載の方法。
  7. 前記ノードにより、前記別のノードから前記基準信号を直接受信することと、
    前記ノードにより、前記別のノードから直接受信した前記基準信号に対して測定を行うことと、
    前記ノードにより、前記別のノードの位置を取得することと、
    をさらに含み、
    前記ノードにより、前記ノードの位置を特定することは、前記第1のリフレクタの位置、前記第1の反射基準信号に対する測定、前記別のノードの位置及び前記別のノードから直接受信した前記基準信号に対する測定に基づく、請求項4に記載の方法。
  8. 前記別のノードから前記基準信号を直接受信することは、
    前記別のノードによって送信される複数のビームのうちの少なくとも1つのビームを介して前記基準信号を受信することであって、該複数のビームの各ビームはそれぞれの時間周期及び前記第1のノードに知られているそれぞれの角度で送信される、こと、
    を含む、請求項7に記載の方法。
  9. 前記別のノードによって送信される前記複数のビームのうちの特定のビームは、前記第1のリフレクタに向けられ、
    前記第1のリフレクタによって反射された後の前記第1の反射基準信号を受信することは、前記第1のリフレクタによって反射された後の前記特定のビームを前記特定のビームのそれぞれの時間周期で受信すること、
    を含む、請求項8に記載の方法。
  10. 前記別のノードによって送信される前記複数のビームのうちの特定のビームは、複数の時間周期にわたって前記第1のリフレクタに向けられ、
    前記第1のリフレクタによって反射された後の前記第1の反射基準信号を受信することは、前記第1のリフレクタによって反射された後の前記特定のビームを、前記複数の時間周期のうちの少なくとも1つの間に前記複数の時間周期のそれぞれのためのそれぞれの角度で受信すること、
    を含む、請求項8に記載の方法。
  11. プロセッサを含む装置であって、
    前記プロセッサは、
    第1のリフレクタによって反射された後の基準信号である第1の反射基準信号を受信することと、
    前記第1の反射基準信号に対して測定を行うことと、
    前記第1のリフレクタの位置を取得することと、
    前記第1のリフレクタの位置及び前記第1の反射基準信号に対する測定に基づいて、当該装置の位置を特定することと、
    を行うように構成されている、装置。
  12. 前記プロセッサは、前記第1のリフレクタによって反射された後の前記基準信号である前記第1の反射基準信号を受信することを、
    第1のタグを前記基準信号に適用する前記第1のリフレクタによって反射された後の前記基準信号である前記第1の反射基準信号を受信すること、
    により行うようにさらに構成され、
    前記第1のリフレクタの位置を取得することは、前記第1の反射基準信号を処理して前記第1のタグを特定し、前記第1のタグに基づいて前記第1のリフレクタの位置を取得すること、を含む、請求項11に記載の装置。
  13. 前記プロセッサは、前記第1のタグに基づいて前記第1のリフレクタの位置を取得することを、
    各タグのためのそれぞれの位置を含むルックアップテーブル内の前記第1のタグに従って前記位置を検索すること、
    によりさらに行うように構成されている、請求項12に記載の装置。
  14. 前記基準信号は別のノードによって送信されている、請求項11乃至13のいずれか一項の装置。
  15. 前記プロセッサは、
    第2のリフレクタによって反射された後の前記基準信号である第2の反射基準信号を受信することと、
    前記第2の反射基準信号に対して測定を行うことと、
    前記第2のリフレクタの位置を取得することと、
    を行うようにさらに構成され、
    前記装置によって決定される前記位置は、前記第2のリフレクタの位置及び前記第2の反射基準信号に対する測定に基づく、請求項14に記載の装置。
  16. 前記プロセッサは、
    前記第1のリフレクタによって反射された後の前記基準信号である前記第1の反射基準信号を受信することを、
    第1のタグを前記基準信号に適用する前記第1のリフレクタによって反射された後の前記基準信号である前記第1の反射基準信号を受信すること、
    により行うように構成され、
    前記装置は、前記第1の反射基準信号を処理して前記第1のタグを特定し、前記第1のタグに基づいて前記第2のリフレクタの位置を取得することにより、前記リフレクタの位置を取得するように構成され、
    前記装置は、前記第2のリフレクタによって反射された後の前記基準信号である前記第2の反射基準信号を受信することを、
    第2のタグを前記信号に適用する前記第2のリフレクタによって反射された後の前記基準信号である前記第2の反射基準信号を受信すること、
    により行うように構成され、
    前記装置は、前記第2のリフレクタの位置を取得することを、前記第2の反射基準信号を処理して前記第2のタグを特定し、前記第2のタグに基づいて前記第2のリフレクタの位置を取得することにより行うように構成されている、請求項15に記載の装置。
  17. 前記プロセッサは、
    前記別のノードから前記基準信号を直接受信することと、
    前記別のノードから直接受信した前記基準信号に対して測定を行うことと、
    前記別のノードの位置を取得することと、
    を行うようにさらに構成され、
    前記装置によって特定された前記位置は、前記別のノードの位置及び前記別のノードから直接受信した前記基準信号に対する測定にも基づく、請求項14に記載の装置。
  18. 前記プロセッサは、前記別のノードから前記基準信号を直接受信することを、
    前記別のノードによって送信される複数のビームのうちの少なくとも1つのビームを介して前記基準信号を受信することであって、該複数のビームの各ビームはそれぞれの時間周期及び前記装置に知られているそれぞれの角度で送信される、こと、
    により行うようさらに構成されている、請求項17に記載の装置。
  19. 前記別のノードによって送信される前記複数のビームのうちの特定のビームは、前記第1のリフレクタに向けられ、
    前記プロセッサは、前記第1のリフレクタによって反射された後の前記第1の反射基準信号を受信することを、前記第1のリフレクタによって反射された後の前記特定のビームを前記特定のビームのそれぞれの時間周期で受信することにより行うようにさらに構成されている、請求項18に記載の方法。
  20. 前記別のノードによって送信される前記複数のビームのうちの特定のビームは、複数の時間周期にわたって前記第1のリフレクタに向けられ、
    前記プロセッサは、前記第1のリフレクタによって反射された後の前記第1の反射基準信号を受信することを、前記第1のリフレクタによって反射された後の前記特定のビームを、前記複数の時間周期のうちの少なくとも1つの間に前記複数の時間周期のそれぞれのためのそれぞれの角度で受信することにより行うようにさらに構成されている、請求項18に記載の装置。
  21. 前記装置は電子装置、ユーザ装置、送信ポイント及びチップセットのうちの1つである、請求項11乃至20のいずれか一項に記載の装置。
  22. ノードであって、
    プロセッサと、
    前記プロセッサによって実行された場合に、当該ノードに請求項1乃至10のいずれかの一項に記載の方法を行わせるコンピュータ実行可能命令を記憶するメモリと、
    を含むノード。
  23. 前記ノードは電子装置、ユーザ装置、送信ポイント及びチップセットのうちの1つである、請求項11に記載のノード。
  24. ノードによって実行された場合に、該ノードに請求項1乃至10のいずれかの一項に記載の方法を行わせるコンピュータ実行可能命令を含むコンピュータ読み取り可能媒体。
  25. ノードによって実行された場合に、該ノードに請求項1乃至10のいずれかの一項に記載の方法を行わせるコンピュータ実行可能命令を含むコンピュータプログラム。
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