JP2023512514A - カプセルを認識する飲料調製マシン - Google Patents

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    • A47J31/00Apparatus for making beverages
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    • A47J31/4492Means to read code provided on ingredient pod or cartridge

Abstract

カプセルを使用する飲料調製マシンであって、マシン内に挿入されたカプセルの種類を自動的に認識して、飲料調製パラメータをカプセルの認識された種類に適合させるように構成されている、飲料調製マシン。【選択図】 図3

Description

本発明の分野は、調製される飲料の原材料のカプセルを使用する飲料調製マシンに関する。本発明の分野は、特に、カプセルを使用し、例えば飲料調製パラメータをカプセルの認識された種類に適合させるために、マシン内に挿入されたカプセルの種類を自動的に認識するように構成されている飲料調製マシンに関する。
本明細書の目的上、「飲料」は、茶、コーヒー、ホットチョコレート又はコールドチョコレート、ミルク、スープ、ベビーフードなどの、人が飲食可能な任意の液体物質を含むことを意図している。「カプセル」は、任意の材料、例えば、プラスチック、アルミニウム、リサイクル可能及び/又は生物分解性パッケージなどの、原材料を収容する軟質ポッド又は硬質カートリッジを含む任意の形状及び構造の封入式パッケージ、特に気密性パッケージ内に、風味原材料などの予め一定量に分配された任意の飲料原材料を含むことを意図している。カプセルは、1人分の飲料又は複数人分の飲料を調製するための量の原材料を収容することができる。
ある種の飲料調製マシンはカプセルを使用しており、カプセルは、抽出若しくは溶解される原材料、及び/又はマシン内にて保管され自動的に投入される、若しくは飲み物の調製時に添加される原材料を収容している。いくつかの飲料マシンは充填手段を有し、充填手段は、通常は水である液体用のポンプを含み、ポンプは水の供給源から、冷水、又は例えばサーモブロック等の加熱手段により実際には加熱された液体を圧送する。
特に、コーヒー調製の分野では、飲料原材料を収容したカプセルが淹出デバイスに挿入されるマシンが広く開発されてきた。
淹出装置は、使用に際し、「新しい」カプセルを挿入しやすくし、このカプセルを取り除きやすくするように開発されてきた。典型的には、淹出装置は、カプセルを挿入する/取り除くための構成から、カプセル内の原材料を淹出するための構成へと相対的に移動可能な2つの部分を備えている。
淹出装置の可動部分の作動は手動であってもよく、これは、国際公開第2009/043630号、同第01/15581号、同第02/43541号、同第2010/015427号、同第2010/128109号、同第2011/144719号、及び同第2012/032019号に開示されている。様々な取り扱い構成が、欧州特許第1867260号、国際公開第2005/004683号、同第2007/135136号、同第2008/138710号、同第2009/074550号、同第2009/074553号、同第2009/074555号、同第2009/074557号、同第2009/074559号、同第2010/037806号、同第2011/042400号、同第2011/042401号、及び同第2011/144720号に開示されている。このような構成の飲料マシンへの統合は、国際公開第2009/074550号、同第2011/144719号、欧州特許出願公開第2014195046号、同第2014195048号、及び同第2014195067号に開示されている。
淹出装置の可動部分の作動は、電動であってもよい。そのようなシステムは、例えば、欧州特許第1767129号に開示されている。この場合、淹出装置を開ける又は閉じるためにユーザが手作業を行う必要はない。淹出装置は、淹出装置の可動部分にスイッチを介して組み込まれた、安全ドアを備えたカプセル挿入路を有し、このスイッチは、閉じるときに挿入路における望ましくない指の存在を検出し、締め付けによる怪我を防止するためのものである。カプセル挿入路のための代替的カバーが、国際公開第2012/093107号及び同第2013/127906号に開示されている。別の電動システムが、国際公開第2012/025258号、同第2012/025259号、及び同第2013/127476号に開示されている。
ユーザがそのようなマシンと相互作用することを可能にするために、マシンに動作命令を提供する、又はマシンからフィードバックを取得するため、例えば以下に言及される様々なシステムが当該技術分野において開示されている。オーストリア特許第410377号、スイス特許第682798号、ドイツ特許第4429353号、同第20200419号、ドイツ特許出願公開第20 2006 019039号、同第2007 008590号、欧州特許第1448084号、同第1676509号、欧州特許出願公開第08155851.2号、フランス特許第2624844号、イギリス特許第2397510号、米国特許第4377049号、同第4458735号、同第4554419号、同第4767632号、同第4954697号、同第5312020号、同第5335705号、同第5372061号、同第5375508号、同第5645230号、同第5685435号、同第5731981号、同第5836236号、同第5959869号、同第6182555号、同第6354341号、同第6759072号、米国特許出願公開第2007/0157820号、国際公開第97/25634号、同第99/50172号、同第2004/030435号、同第2004/030438号、同第2006/063645号、同第2006/090183号、同第2007/003062号、同第2007/003990号、同第2008/104751号、同第2008/138710号、同第2008/138820号、同第2010/003932号、同第2011/144720号及び同第2012/032019号。
マシンの動作を円滑にするために、例えば国際公開第2012/123440号に開示されているように、マシンは、マシンに供給されたカプセルを自動的に識別し、次にカプセルを自動的に操作して抽出を行うことが可能である。
カプセルを自動的に確実に識別するマシンを用いた飲料注出は、依然として改善する必要がある。
本発明は飲料を調製するマシンに関する。飲料調製マシンは、家庭内又は家庭外のマシンとすることができる。
マシンは、コーヒー、茶、チョコレート、ココア、ミルク、スープ、ベビーフードなどの調製用であってもよい。
飲料の調製は、典型的には、複数の飲料原材料、例えば水と乳粉末の混合、及び/又は、飲料原材料の浸出、例えば挽いたコーヒー若しくは茶の水による浸出などを含む。そのような原材料の1つ以上は、固まっていない粉末形態及び/若しくは凝集粉末形態、並びに/又は液体形態、特に濃縮した形態で供給することができる。キャリア又は希釈液、例えば水を、そのような原材料と混合して飲料を形成することができる。典型的には、ユーザ要求に応じて1人分(例えば、1杯分)に相当する所定量の飲料が形成及び注出される。そのような1人分の量は、飲料の種類に応じて、25~200mLの範囲内、及び、例えば、カップを満たすための量である最大300又は400mLとすることができる。形成され、注出される飲料は、リストレット、エスプレッソ、ルンゴ、カプチーノ、ラッテマキアート、カフェラテ、アメリカーノコーヒー、茶などから選択されてもよい。特に、コーヒーマシンは、例えば、1人分当たり20~60mLの調節可能体積でエスプレッソを、及び/又は、例えば、1人分当たり70~150mLの範囲の体積でルンゴを注出するように構成されてもよい。
本発明のマシンは、飲料を形成するために飲料原材料カプセルの抽出を行うためのユニットを有する。ユニットは第1の部分及び第2の部分を有し、これらはカプセルを挿入する及び/又は取り除くための離隔位置と、そのようなカプセルを固定して抽出を行うための閉鎖位置との間で相対的に移動可能である。閉鎖位置において第1の部分及び第2の部分は、典型的には抽出チャンバを画定する。
カプセルは、カプセル本体、例えば略直線状又はテーパ状の本体を備えることができる。カプセルは、カプセル本体の周縁部、例えば縁又は面から延びる、円形周縁環状フランジ、例えば可撓性又は剛性のフランジを有し得る。カプセルは、茶、コーヒー、ホットチョコレート、コールドチョコレート、ミルク、スープ又はベビーフードを調製するための香味原材料を収容することができる。
第1の部分及び第2の部分の少なくとも一方の部分は、テーパ状の空洞、例えば円錐形若しくは角錐形の空洞、又は直線状の空洞、例えば円筒形若しくは台形の空洞など、例えばカプセル内に原材料を受け入れるための空洞を画定してもよい。そのような空洞は、第1の部分と第2の部分の相対移動の方向と概ね同一直線上にある軸線に沿って延びてもよい。抽出チャンバは、その後、そのような空洞によって片側で画定される。
これらの第1及び第2の部分の他方の部分は、別の空洞によって画定されてもよく、又は、カプセルの通流面(flow-through face)を開口する穴開け要素が設けられたプレート、又は、カプセルの予め開口された通流面又は自己開口式の通流面と協働するための非侵入式プレートなどの、抽出プレートを含んでもよい。
抽出チャンバの実施例は、国際公開第2008/037642号及び国際公開第2013/026843号に開示されている。
これらの部分の少なくとも一方は、カプセルオープナー、例えば、1つ以上のカプセル穴開け器を有することができる。
カプセルはまた、自己開口式機構部を含むこともできる。自己開口カプセルは、例えば、スイス特許第605293号及び国際公開第03/059778号に開示されている。
閉じたカプセルが使用される場合、第1の部分と第2の部分は、刃及び/又は引裂き具などのカプセルオープナー(例えば、Nespresso(商標)マシンから既知であるような、又は欧州特許第0512470号、同第2068684号、及び国際公開第2014/076041号並びにこれらに引用されている参考文献に開示されているような引裂きプロファイルを有するプレート)を含むことができる。
これらの部分の少なくとも一方は、そのようなカプセル内に収容された原材料と混合される液体を流入させるための開口部を有してもよい。
マシンは、そのようなカプセルの抽出を行うように抽出ユニットを制御するための制御ユニットを含む。制御ユニットには、例えば電気コードを介して、電源によって給電することができる。
マシンは、そのようなカプセルの抽出を行うことによって形成された飲料を容器配置領域に配置されたカップ又はマグなどのユーザ容器に注出するための出口を有する。
液体に風味をつけるために水などのキャリア液体をカプセルに(液体駆動装置、例えば、ポンプによって)流通させ、例えば、第1の部分及び第2の部分の相対運動の方向又は抽出の長手方向若しくは中心方向に概ね平行である抽出方向に沿って、カプセル内に保持された風味原材料にさらすことによって、風味をつけた飲料を調製することができる。
例えば、ユーザ容器は、飲料を収集するために容器支持体上に配置することができる。
容器支持体は、そのようなマシンが配置される外部配置支持体によって形成することができる。
容器支持体は、マシンによって構成された支持体、例えば移動可能若しくは取り外し可能なマシン支持体によって形成されてもよい。
容器配置領域は、出口の下にそのようなユーザ受容器を支持するためのマシン受容部支持体と関連付けることができる。支持体は、ドリップトレイ、例えば支持体を支持するドリップトレイと関連付けることができ、かつ/又は出口の下でハウジングに対して垂直方向に移動可能であってもよく、かつ/又は出口の下から離れるようにハウジングに対して移動可能であってもよく、様々な高さでユーザ受容器を出口の下に配置することを可能にする。好適な受容部支持体の例は、欧州特許第0549887号、同第1440639号、同第1731065号、同第1867260号、米国特許第5,161,455号、同第5,353,692号、国際公開第2009/074557号、同第2009/074559号、同第2009/135869号、同第2011/154492号、同第2012/007313号、同第2013/186339号、同第2016/096705号、同第2016/096706号、及び同第2016/096707号に開示されている。
実施形態では、出口は、マシンヘッド、及び/又は、移動可能な飲料ガイドに固定され、又は、これらにより形成され、又は、これらに取り付けられ、又は、これらの中に取り付けられることができ、
マシンヘッドは、出口が容器配置領域の上方に位置する展開位置、及び、出口が外部マシン主ハウジング内に後退した収納位置を有し、第1の部分及び第2の部分の少なくとも一方によって、又は、制御ユニットによって制御されるアクチュエータによって、主ハウジングの内部に向かって、及び主ハウジングから外部に向かって駆動されるマシンヘッドであり、
移動可能な飲料ガイドは、飲料を容器配置領域に注出する飲料注出構成、及び、例えば、残りの飲料をガイドからガイドエッジを経由して廃棄物容器に排出することによって、容器配置領域への飲料の注出を防止する飲料停止構成を有し、第1の部分及び第2の部分の少なくとも一方によって、又は、マシンヘッド(若しくは上記のマシンヘッド)によって、又は、制御ユニットにより制御されるアクチュエータによって、注出構成と停止構成との間で駆動される飲料ガイドである。
例えば、マシンは、国際公開第2017/037212号及び同第2017/037215号に開示されているようなマシンヘッドを備える。
本発明を実施するための好適な廃棄物容器の例は、欧州特許第1867260号、国際公開第2009/074559号、同第2009/135869号、同第2010/128109号、同第2011/086087号、同第2011/086088号、国際出願PCT/EP第2017/050237号、及び国際公開第2017/037212号に開示されている。
流体導入ガイドは、本体及び/又はマシンヘッド内に完全に閉じ込めることができる。
本発明を実施するのに好適な又は適合可能な流体導入ガイドの詳細は、国際公開第2006/050769号、同第2012/072758号、同第2013/127907号、同第2016/083488号、及び同第2017/037212号に開示されている。
抽出ユニットは、カプセルを抽出チャンバに供給するカプセルフィーダを備えることができ、このフィーダは、そのようなカプセルをフィーダから抽出チャンバに向けて放出するための放出構成、及び、そのようなカプセルを抽出チャンバから離して保持するための保持構成を有するカプセルディスペンサを有する。
カプセルディスペンサは、機械的及び/又は磁気的なカプセルゲートによって形成することができ、カプセルゲートは、例えば、そのようなカプセルの外形の少なくとも一部を補完し、これに整合する形状を有するカプセルホルダである。
カプセルホルダは、移動可能なカプセルゲートを有してもよく、カプセルゲートは、抽出チャンバに向けた移送を妨げる位置と抽出チャンバに向けた移送をクリアする位置との間で枢動可能及び/又は並進可能である。
カプセルホルダは、保持構成から放出構成に、及びその逆に移行するためのアクチュエータを有してもよく、そのようなアクチュエータは、制御ユニットによって制御される。
カプセルを抽出に向けて放出した直後に、カプセルディスペンサは、抽出チャンバに向けたアクセスが、カプセルを放出することが必要とされるときにのみ提供されるように放出構成から保持構成まで通過してもよい。
好適なカプセルディスペンサの詳細は、国際公開第2012/126971号、同第2014/056641号、同第2014/056642号、及び同第2015/086371号に開示されている。
カプセルフィーダは、そのようなカプセルを抽出チャンバに案内して、カプセルが抽出チャンバに入るようカプセルを所定の向きにするための通路を含んでもよく、そのような通路は、第1の部分及び第2の部分を閉鎖位置へと相対的に移動させる前に、離隔位置にある第1の部分と第2の部分との間にそのようなカプセルを固定するための、カプセル固定器と関連付けられている。
第1の部分及び第2の部分(及び任意選択的にカプセル案内通路)と原材料カプセルとの間の相互作用は、国際公開第2005/004683号、同第2007/135135号、同第2007/135136号、同第2008/037642号、及び、同第2013/026856号に開示されている種類であってもよい。
制御ユニットは、第1の部分及び第2の部分が離隔位置にあるときに、又は、第1の部分及び第2の部分が閉鎖位置に戻された場合には、そのようなカプセルが抽出チャンバに入るように離隔位置に向けて移動しているときに、そのようなカプセルをフィーダから放出するようにカプセルディスペンサを制御することができる。
制御ユニットは、第1の部分及び第2の部分が以下の場合であるとき、そのようなカプセルを抽出チャンバから離してフィーダにて保持するようにカプセルディスペンサを制御することができる。
閉鎖位置にある、若しくは閉鎖位置へと相対的に移動しているとき、又は
離隔位置にあり、そのようなカプセルがディスペンサから放出されたとしても、第1の部分及び第2の部分が閉鎖位置に到達する前にそのようなカプセルを抽出チャンバに受け入れるには不十分な時間しか残されていないにもかかわらず、閉鎖位置へと相対的に移動されようとするとき。
カプセルフィーダは、制御ユニットに接続されたカプセルセンサを含んでもよく、又は、そのカプセルセンサと関連付けられてもよく、制御ユニットは、カプセルセンサがそのようなカプセルをカプセルディスペンサ上で又はカプセルディスペンサにて検知しないときに、カプセルディスペンサを保持構成にするか、又は保持構成に維持するように構成されている。カプセルセンサの例は、例えば、国際公開第2012/123440号、同第2014/147128号、同第2015/173285号、同第2015/173289号、同第2015/173292号、同第2016/005352号、及び同第2016/005417号に開示されている。
制御ユニットは、アクチュエータを制御して、それにより、例えば、カプセル検出、カプセル認識、マシンのユーザインターフェースのユーザ作動など、又はそれらの組み合わせなどの飲料調製作動イベントから開始して、5~12秒、例えば7~10秒などの3~15秒の範囲内の所定の時間が経過した後、第1の部分及び第2の部分が、閉鎖位置から離隔位置に、及び離隔位置から閉鎖位置に、アクチュエータにより移動されるように構成されることができる。
アクチュエータ(例えば、モーター)によって相対的に移動されるそのような部分の例は、欧州特許第1767129号、国際公開第2012/025258号、同第2012/025259号、同第2013/127476号、及び同第2014/056641号に開示されている。
例えば、第1の部分及び第2の部分は、一般的に直線状の軸線に沿って、閉鎖位置から離隔位置に、及び/又はその逆に、アクチュエータによって相対的に移動可能である。
マシンは、液体、例えば水を抽出チャンバに供給するための液体供給装置を含んでもよく、液体供給装置は、制御ユニットに接続されて制御ユニットによって制御され、そのような液体を抽出チャンバ内に供給し、かつ、そのような供給を自動的に、及び/又は制御ユニットに接続されたユーザインターフェースを介して手動で、及び/又はそのような容器が取り除かれたことが検出装置によって検出されたときに、中断する。例えば、液体供給装置は、液体タンク又は外部の液体供給部に接続するための液体コネクタなどの、液体の供給源;液体を抽出チャンバに案内するための1つ以上の液体チューブ;そのような液体を抽出チャンバ内に駆動するための、ポンプ、例えば、電磁ポンプ(レシプロピストンポンプ)、又は蠕動ポンプ、又はダイヤフラムポンプなどの液体駆動装置;及び、液体を熱的に調節するための、例えば、加熱器及び/又は冷却器、インライン熱コンディショナ、例えば、インラインフローコンディショナなどの熱コンディショナ、のうちの1つ以上を含む。
好適な液体の供給源、例えば、タンク又はコネクタの例は、国際公開第2016/005349号、欧州特許第2015194020.2号、国際出願PCT/EP第2017/050237号、及びそこで参照された参考文献に開示されている。
熱コンディショナは、ボイラ又はサーモブロック又はオンデマンドヒータ(ODH)であってもよく、例えばODH型は、欧州特許第1253844号、同第1380243号、及び同第1809151号に開示されている。
ポンプの例及びそれらの飲料マシンへの組み込みは、国際公開第2009/150030号、同第2010/108700号、同第2011/107574号、及び同第2013/098173号に開示されている。
制御ユニットは、
液体をカプセル内に収容された原材料と混合して、出口を通して注出される飲料を形成するために、任意選択的に、ユニットへのそのようなカプセルの供給をカプセルセンサ(又は上記のカプセルセンサ)で検知した後に、第1の部分及び第2の部分を離隔位置から閉鎖位置に移動させて、カプセルが抽出チャンバ内に収納された状態で第1の部分及び第2の部分が閉鎖位置に到達したときに、並びに/又は、
ユニットの少なくとも一部及び任意選択的に出口を濯ぐ又は洗浄するように、カプセルが抽出チャンバ内に収納されていない状態で、第1の部分及び第2の部分が閉鎖位置に到達したときに、液体を抽出チャンバに自動的に供給するように液体供給装置を制御するように構成されており、液体供給装置は、例えば、飲料を、例えば淹出などによって形成するためのそのような液体の温度とは異なる濯ぎ温度又は洗浄温度で液体を供給するように構成されていてもよい。
特定の実施形態において、低温の又は冷却された飲料を送出することもまた企図されている。
制御ユニットは、カプセルが抽出チャンバ内に収納されていない(例えば、検出又は認識されていない)状態で、第1の部分及び第2の部分が閉鎖位置に到達したときに、液体を抽出チャンバに自動的に供給しないように液体供給装置を制御するように構成することができる。例えば、制御ユニットは、対応する手入力によるユーザ入力を制御ユニットに接続されたユーザインターフェース上で検知すると、液体を抽出チャンバに供給するように液体供給装置を制御するように構成されている。
制御ユニットは、抽出終了管理プログラムを有してもよい。このプログラムは、液体の供給が中断されたときに(例えば、所定の抽出プロセスが終了したか、又は、抽出プロセスに欠陥があると検出されたときに)自動的に実行されて、
第1の部分と第2の部分との間にカプセルがあればそこから取り除くように、第1の部分及び第2の部分を離隔位置へと直ちに相対的に移動させる、又は
所定の時間、例えば、2~3秒などの1~5秒の範囲内で第1の部分及び第2の部分を閉鎖位置に維持し、これにより、例えば制御ユニットに接続されたユーザインターフェースを介して、液体供給装置によって更なる量の液体を抽出チャンバに供給するための手入力による要求を可能にし、所定の時間中にそのような手入力による要求がない場合、第1の部分と第2の部分との間にカプセルがあればそこから取り除き、例えば、そのようなカプセルを取り除いて廃棄物容器(又は上記の廃棄物容器)によって形成された使用済みカプセル収集器に移動させるように、第1の部分及び第2の部分を離隔位置に相対的に移動させる。
例えば、第1の部分及び第2の部分を閉鎖位置に移動させる前に、これらの部分は、所定の時間、例えば、2~4秒などの1~6秒の範囲の所定の時間にわたって離隔位置に留まって、第1の部分と第2の部分との間への新しいカプセルの挿入を可能にすることができ、その後、新しいカプセルの抽出を行うために、新しいカプセルが抽出チャンバ内に収納された状態で第1の部分及び第2の部分を閉鎖位置に相対的に移動させる。
したがって、ユーザは、同じユーザ受容器への2人分(以上)の飲料(例えば、ダブルエスプレッソ)の注出を要求することができる。
本発明によれば、マシンは、
抽出ユニットと、制御ユニットと、出口と、カプセル認識モジュールとを備えており、抽出ユニットは、飲料原材料カプセルの抽出を行って上記飲料を形成するためのものであり、例えば、第1の部分及び第2の部分を有するユニットであり、第1の部分及び第2の部分が、カプセルを挿入する及び/又は取り除くための離隔位置と、第1の部分及び第2の部分が抽出チャンバを画定する閉鎖位置など、カプセルを固定して抽出を行うための閉鎖位置との間で相対的に移動可能であり、任意選択的に、第1の部分及び第2の部分の少なくとも一方は、カプセルオープナー、例えば1つ以上のカプセル穴開け器を有する、及び/又は、第1の部分及び第2の部分の少なくとも一方は、そのようなカプセルに収容された原材料と混合される液体の流入のための開口部を有しており、
制御ユニットは、そのようなカプセルの抽出を行うように抽出ユニットを制御するためのものであり、例えば電気コードを介して、主電源から電力が供給されており、
出口は、そのようなカプセルの抽出を行うことによって形成された飲料をカップ又はマグなどのユーザ容器に注出するためのものであり、ユーザ容器は、飲料を収集するために、容器支持体、例えばマシンが配置される外部配置支持体、又は、マシン支持体、例えば、移動可能な若しくは取り外し可能なマシン支持体上の容器配置領域に配置され、
カプセル認識モジュールは、マシンに挿入されたカプセルの種類を認識するためのものであり、カプセル認識モジュールが、そのようなカプセルの少なくとも一部の特性を検知し、そのようなカプセルの特性を表すサンプル値を決定するためのセンサを備えるものであり、
カプセル認識モジュールが、複数の基準値の各基準値について、サンプル値と基準値との間の一致確率を表すスコアを計算することによって、サンプル値を複数の基準値と比較するように構成されており、各基準値がカプセルの種類に対応しており、
前記カプセル認識モジュールが、
例えば、単一の基準値が予め定められた閾値よりも高い一致確率を示すスコアをもたらす場合など、カプセルの種類の決定を十分な確実性で行うことができる場合、そのようなカプセルがそれぞれの基準値に対応する種類のものであると決定し、
例えば、閾値よりも高い一致確率を示すスコアをもたらす基準値がないため、2つ以上の基準値が一致確率を示すスコアをもたらすため、及び/又は最も高い一致確率を示すスコアをもたらした基準値が、1つ以上の他のカプセルの種類から困難を伴わずには区別できないことが知られているカプセルの種類に対応するために、カプセルの種類の決定を十分な確実性で行うことができない場合、少なくとも2つの基準値、例えば3つ、4つ以上の基準値を選択する、ように構成されている。
カプセル認識処理の結果として十分な確実性で決定を行うことができない場合は、少なくとも2つの基準値、すなわち少なくとも2つの対応するカプセルの種類を選択することにより、認識プロセスにおけるエラーの後に不適切な抽出パラメータでカプセルを抽出することを回避することができる。サンプル値に一致する最も高い確率を有する少なくとも2つの基準値、すなわち認識されたカプセルの種類に最も高い確率で対応する少なくとも2つの種類を選択することにより、例えば、ユーザに、カプセルの種類に実際に対応する種類をユーザが手動で選択し得る、そのような少なくとも2つの種類を提示することができる。
好ましくは、カプセル認識モジュールは、複数の基準値から3つの基準値を選択するように構成されており、3つの基準値は、サンプル値との最も高い一致確率を示す3つのスコアをもたらした、複数の基準値からの3つの基準値である。
好ましくは、マシンは、マシンのユーザに情報を表示し、マシンのユーザから入力を受けるためのユーザインターフェースを更に備えており、マシンは、選択された少なくとも2つの基準値に対応する少なくとも2つのカプセルの種類に関する情報をユーザインターフェースに表示するように構成されている。
ユーザインターフェースは、好ましくは、上記マシンのユーザが少なくとも2つのカプセルの種類のうちの1つを選択することを可能にするように構成されている。
マシンは、好ましくは、ユーザによって選択されたカプセルの種類に特異的に適合した抽出パラメータを使用して、そのようなカプセルの抽出を行うために抽出ユニットを制御するように構成されている。
実施形態では、カプセル認識モジュールは色認識モジュールであり、センサは色センサであり、サンプル値はサンプル色を特徴付けるサンプル色ベクトルであり、基準値は基準色をそれぞれ特徴付ける基準色ベクトルであり、各基準色はカプセルの種類に対応する。
色認識モジュールは、例えば、
サンプル色のサンプル色ベクトルと、基準色の基準色ベクトルとの間の色距離を計算し、
サンプル色のサンプル色度ベクトルと、基準色の基準色度ベクトルとの間の色度距離を計算し、
色距離及び色度距離によってスコアを計算して、色サンプルと基準色との間の一致確率を決定する、
ことによって、サンプル色を複数の基準色の各基準色と比較するように構成されている。
色認識モジュールは、例えば、サンプル色ベクトルからサンプル色度ベクトルを計算するように構成されている。サンプル色ベクトル及び基準色ベクトルは、好ましくは3次元RGBベクトルである。
色認識モジュールは、例えば、サンプル色の明度レベルを計算し、明度レベルに基づいて決定されたそれぞれのバランス係数によって色距離及び色度距離を重み付けすることによって、スコアを計算するように構成されている。
マシンは、好ましくはカプセル認識位置を備える。
実施形態では、マシンは、マシンのカプセルフィーダ上に配置された又はカプセルフィーダに接近するカプセルの存在を検出し、カプセル認識モジュールによるカプセル認識を作動させるためのカプセル検出器を更に備えてもよい。
別の態様では、本発明は、そのようなマシンと、カプセル、例えば、マシンの抽出チャンバ内にあるカプセル、又はマシンのカプセルフィーダによって処理されるカプセルとの組み合わせに関する。
更なる別の態様では、本発明は、そのようなマシンにおいて、カプセルから飲料を調製して注出するための方法に関し、その方法は、
マシン内にカプセルを挿入するステップと、
そのようなカプセルの少なくとも一部の特性を検知し、カプセルの特性を表すサンプル値を決定するステップと、
複数の基準値の各基準値について、サンプル値と基準値との間の一致確率を表すスコアを計算することによって、サンプル値を複数の基準値と比較するステップであって、各基準値がカプセルの種類に対応している、ステップと、
例えば、単一の基準値が予め定められた閾値よりも高い一致確率を示すスコアをもたらす場合など、カプセルの種類の決定を十分な確実性で行うことができる場合、カプセルがそれぞれの基準値に対応する種類のものであると決定するステップと、
例えば、閾値よりも高い一致確率を示すスコアをもたらす基準値がないため、2つ以上の基準値が、一致確率を示すスコアをもたらすため、及び/又は最も高い一致確率を示すスコアをもたらした基準値が、1つ以上の他のカプセルの種類から困難を伴わずには区別できないことが知られているカプセルの種類に対応するために、カプセルの種類の決定を十分な確実性で行うことができない場合、少なくとも2つの基準値、例えば3つ、4つ以上の基準値を選択するステップと、を含む。
更に別の態様では、本発明は、そのようなマシン、そのような組み合わせを形成すること、又はそのような方法を実行すること、のためのカプセルの使用であって、それにより、カプセルの種類が、
カプセルの少なくとも一部の特性を検知し、カプセルの特性を表すサンプル値を決定することと、
複数の基準値の各基準値について、サンプル値と基準値との間の一致確率を表すスコアを計算することによって、サンプル値を複数の基準値と比較することであって、各基準値がカプセルの種類に対応している、ことと、
例えば、単一の基準値が事前定義された閾値よりも高い一致確率を示すスコアをもたらす場合など、カプセルの種類の決定を十分な確実性で行うことができる場合、カプセルの認識された種類が、それぞれの基準値に対応する種類であると決定することと、
例えば、閾値よりも高い一致確率を示すスコアをもたらす基準値がないため、2つ以上の基準値が一致確率を示すスコアをもたらすため、及び/又は最も高い一致確率を示すスコアをもたらした基準値が、1つ以上の他のカプセルの種類から困難を伴わずには区別できないことが知られているカプセルの種類に対応するために、カプセルの種類の決定を十分な確実性で行うことができない場合、少なくとも2つの基準値、例えば3つ、4つ以上の基準値を選択し、カプセルの認識された種類に対応するように、少なくとも2つの基準値のうちの1つをユーザによって選択する、又はマシンによって自動的に選択することと、
によって認識され、
カプセルの認識された種類に基づいて決定された抽出パラメータを適用して、抽出チャンバ内のカプセル(3)の抽出を行って飲料を調製する、
ように構成されていることを特徴とする、カプセルの使用に関する。
ここで、本発明を概略図を参照して説明する。
本発明によるマシンの斜視図である。 認識されてマシンの抽出チャンバに向かって供給されることになるカプセル及びユーザ容器を伴った、図1に示すマシンの断面図である。 第1の部分及び第2の部分が、相対的な閉鎖位置から相対的な離隔位置に移動された、図2に示すマシン及びカプセルを示す図である。 カプセルが抽出チャンバに向けて放出された、図3のマシン及びカプセルの断面図である。 放出されたカプセルが、離隔位置にある第1の部分及び第2の部分との間に固定されている、図4のマシン及びカプセルを示す図である。 第1の部分及び第2の部分が閉鎖位置に相対的に移動されてカプセルが収容される抽出チャンバを形成し、液体供給装置がカプセル内の風味原材料と混合して出口を通してユーザ容器に注出する液体を抽出チャンバに供給している、図5のマシン及びカプセルを示す図である。 カプセルの抽出を行った後、かつ第1の部分及び第2の部分がその離隔位置に相対的に移動した後、カプセルが廃棄物収集器内に排出され、新しいカプセルがマシンの抽出チャンバに向かって供給されていない、図6のマシン及びカプセルを示す図である。 抽出が終わったカプセルの排出時に新しいカプセルがマシンの抽出チャンバに向かって供給される、図7のマシン及びカプセルの変形例を示す図である。 本発明によるカプセル認識モジュール及び認識されているカプセルの断面図である。 図9のカプセル認識モジュールの断面図である。 本発明のカプセル認識方法の実施形態を概略的に示す図である。
図1~図8は、茶、コーヒー、ホットチョコレート、コールドチョコレート、ミルク、スープ又はベビーフードなどの飲料2を調製して注出するための、本発明による飲料マシン1の例示的な実施形態を示す。原材料は、(例えば、「技術分野」の見出しの下で上記した種類の)原材料カプセル3の形態で供給してもよい。
図1~図8の順序は、マシン1における原材料カプセル3の供給から飲料調製後のカプセル3の取り除きまでの飲料調製順序を示す。
マシン1は、飲料原材料カプセル3の抽出を行って飲料2を形成するための抽出ユニット10を含む。抽出ユニット10は、例えば、第1の部分11及び第2の部分12を有し、これらは、カプセル3を挿入する及び/又は取り除くための離隔位置と、第1の部分11及び第2の部分12が抽出チャンバ100を画定する閉鎖位置など、そのようなカプセル3を固定して抽出を行うための閉鎖位置との間で相対的に移動可能である。例えば、部分11、12の少なくとも一方は、カプセルオープナー、例えば1つ以上のカプセル穴開け器を有し、及び/又は、部分11、12の少なくとも一方は、そのようなカプセル3内に収容された原材料と混合される液体の流入のための開口部を有する。
マシン1は、図2~図8に概略的に示され、カプセル3の抽出を行うように抽出ユニット10を制御するための制御ユニット40を含む。制御ユニット40は、例えば電気コード45を介して、主電源によって、又は、例えば自動車バッテリ若しくは可搬型バッテリ若しくはマシンバッテリなどのバッテリの直流電源から電力が供給されてもよい。
マシン1は、そのようなカプセル3の抽出を行うことによって形成された飲料2をカップ又はマグなどのユーザ容器4に注出するための出口20を有し、ユーザ容器4は、飲料2を収集するために容器設置領域に配置される。そのような領域は、例えば、そのようなマシン1が配置される外部配置支持体5、又は、マシン支持体6、例えば、移動可能若しくは取り外し可能なマシン支持体6、例えば、外部配置支持体5上又は外部配置支持体5より上方に位置するマシン支持体6などの、容器支持体5、6上であってもよい。
実施形態では、出口20は、例えば、マシンヘッド21に固定される、又はマシンヘッド21によって形成される、又はマシンヘッド21に取り付けられる、又はマシンヘッド21の中に取り付けられている。マシンヘッド21は、出口20が容器配置領域の上方に位置する展開位置、及び出口20が外部マシン主ハウジング14内に後退した収納位置を有する。マシンヘッド21は、第1の部分11及び第2の部分12の少なくとも一方によって、又は、制御ユニットにより制御されたアクチュエータによって、ハウジング14の内部に向かって、及び、ハウジング14から外部に向かって駆動されてもよい。
出口20は、例えば図に示す飲料注出構成を有する可動飲料ガイド22に固定される、又は、可動飲料ガイド22によって形成される、又は、可動飲料ガイド22に取り付けられる、又は、可動飲料ガイド22の中に取り付けられてもよい。可動飲料ガイド22は、例えば図6に示す飲料2を容器配置領域に注出するための飲料注出構成、及び、例えば図2で見ることができる、容器配置領域への飲料の注出を、例えばガイド22からの残留飲料をガイドエッジ23を経由して廃棄物容器60に排出することによって防止する、飲料停止構成を有する。ガイド22は、第1の部分11及び第2の部分12のうちの少なくとも一方によって、又はマシンヘッド(若しくは上記のマシンヘッド)21によって、又は制御ユニットにより制御されるアクチュエータによって、注出構成と停止構成との間で駆動させることができる。
抽出ユニット10は、相対的な離隔位置と閉鎖位置との間で第1の部分11及び第2の部分12を相対的に移動させるように構成されたアクチュエータ13を含む。アクチュエータ13は、制御ユニット40に接続され、それによって制御されて、第1の部分11及び第2の部分12を相対的に移動させる。
制御ユニット40は、抽出ユニット10を起動及び/又は制御するための入力デバイスに接続される。本発明によれば、入力デバイスは、例えば、抽出ユニット10に挿入されようとしているカプセル3の種類を認識するための、ユーザインターフェース41及びカプセル認識モジュール8を含む。入力デバイスは、任意選択的に、抽出ユニット10内に配置された及び/又は抽出ユニット10に接近するカプセル3の存在を検知するためのカプセルセンサを更に備える。
抽出ユニット10は、カプセル3を抽出チャンバ100に供給するためのカプセルフィーダ15を含むことができる。カプセルフィーダ15は、カプセルフィーダ15から抽出チャンバ100に向かってカプセル3を放出するための放出構成、及びカプセル3を抽出チャンバ100から離して保持するための保持構成を有するカプセルディスペンサ151を有することができる。カプセルフィーダ15は、例えば、カプセル3の外側形状の少なくとも一部と一致するようなカプセルホルダ151などの機械的及び/又は磁気カプセルゲートを含むことができる。
カプセルフィーダ15は、カプセル3を抽出チャンバ100に入れるために所定のカプセルの向きにして抽出チャンバ100に案内するための通路152(図4)を有することができ、そのような通路152は、離隔位置(図5)にある第1の部分11及び第2の部分12がその閉鎖位置(図6)へと相対的に移動するまで、第1の部分11と第2の部分12との間でカプセル3を固定するためのカプセル固定器と関連付けられてよい。
制御ユニット40は、第1の部分11及び第2の部分12が離隔位置にあるとき(図4)、又は第1の部分11及び第2の部分12がそれらの閉鎖位置に戻されている場合には(図6)、カプセル3が抽出チャンバ100に入るように第1の部分11及び第2の部分12が離隔位置に向かって移動しているとき、カプセルディスペンサ151を制御してカプセル3をフィーダ15から放出することができる。
制御ユニット40は、第1の部分11及び第2の部分12が、閉鎖位置にあるか、若しくは閉鎖位置に向かって移動しているとき(図2)、又は、第1の部分11及び第2の部分12が離隔位置にあり、閉鎖位置に移動しようとしていてカプセル3がディスペンサ151から放出された場合に第1の部分11及び第2の部分12が閉鎖位置に達する前にカプセル3が抽出チャンバ100内に受け入れられるための十分な時間がない場合、カプセルディスペンサ151を制御して、カプセル3を抽出チャンバ100から離してフィーダ15に保持してもよい。
任意選択的に、カプセルフィーダ15はカプセルセンサを含んでもよく、又はこれに関連付けられてもよく、カプセルセンサは、例えばカプセルディスペンサ151上又はカプセルディスペンサ151においてカプセルセンサがカプセル3を検知しないときに(図7)カプセルディスペンサ151を保持構成にする又は保持構成に維持するように構成された制御ユニット40に接続されている。
制御ユニット40は、第1の部分11及び第2の部分12が、例えばカプセル検出、カプセル認識、マシンのユーザインターフェースのユーザ作動、若しくは離隔位置への到達、又はそれらの組み合わせなど(図2~図6)の飲料調製作動イベントから開始して所定の時間が経過した後、アクチュエータ13によって離隔位置から閉鎖位置へと移動させられるように、アクチュエータ13を制御するように構成されてもよい。例えば、所定の時間は、5~12秒、例えば7~10秒などの3~15秒の範囲である。
抽出ユニット10は、液体、例えば水を抽出チャンバ100に供給するための液体供給装置50、51、52、53、54を含んでもよい(図2)。液体供給装置50、51、52、53、54は、制御ユニット40に接続され、制御ユニット40によって制御されて、液体を抽出チャンバ100に供給することができ、かつそのような供給を、例えば、制御ユニット40に接続されたユーザインターフェース41を介して自動的及び/又は手動で中断することができる。
例えば、液体供給装置50、51、52、53、54は、液体タンク又は外部の液体供給部に接続するための液体コネクタなどの液体50の供給源、抽出チャンバ100に液体を案内するための1つ以上の液体チューブ51、52、液体を抽出チャンバ100内に駆動するためのポンプなどの液体駆動装置53、及び、液体を熱的に調整するための加熱器及び/又は冷却器などの熱調節器54、例えば、インラインフローコンディショナなどのインライン熱コンディショナのうちの1つ以上を含む。
制御ユニット40は、液体供給装置50、51、52、53、54を制御して、第1の部分11及び第2の部分12が閉鎖位置に到達しており、第1の部分11及び第2の部分12が離隔位置から閉鎖位置まで移動してカプセル3が抽出チャンバ100内に収容された状態で、抽出チャンバ100内に自動的に液体を供給するように構成することができる。これにより、液体がカプセル3内に収容された原材料と混ぜ合わされて出口20を通して注出するための飲料2が形成される。図6を参照されたい。
制御ユニット40は、液体供給装置50、51、52、53、54を制御して、第1の部分11及び第2の部分12が閉鎖位置に到達しており、抽出チャンバ100内にカプセルが収容されていない場合、抽出チャンバ100内に液体を自動的に供給して、抽出ユニット10の少なくとも一部、及び任意選択的に出口20を濯ぐ又は洗浄するように構成されてもよい。例えば、液体供給装置50、51、52、53、54は、例えば淹出によって飲料を生成するための、そのような液体の温度とは異なる濯ぎ温度又は洗浄温度で液体を供給するように構成されている。
特定の実施形態において、低温の又は冷却された飲料を送出することもまた企図されている。
制御ユニット40は、第1の部分11及び第2の部分12が閉鎖位置に到達しており、抽出チャンバ100内にカプセルが収容されていない場合、自動的に液体を抽出チャンバ100に供給しないように、液体供給装置50、51、52、53、54を制御するように構成され得る。制御ユニット40は、例えば、制御ユニット40に接続されたユーザインターフェース41上の対応する手動ユーザ入力を検知すると、液体供給装置50、51、52、53、54を制御して、抽出チャンバ100内に液体を供給するように構成される。
本発明によれば、マシン1は、制御ユニット40に接続され、抽出チャンバ100に供給された又は供給されようとしているカプセル3の種類を認識するように構成されたカプセル認識モジュール8を含む。以下で更に詳細に説明するように、カプセル認識モジュール8は、カプセルの表面の少なくとも一部の特性を検知し、認識されるカプセル3のこの特性を表すサンプル値を決定することによって、カプセル3の種類を認識する。検知された特性は、例えば、カプセルの少なくとも一部の材料、例えば抵抗率などのカプセルの少なくとも一部の電気的特性、カプセル3の表面の少なくとも一部の、例えば色などの光学的特性などである。サンプル値は、例えば、材料名、抵抗値、インピーダンス値、輝度値、色ベクトル、例えばRGB色ベクトルなどである。例えば、種類は、抽出チャンバ100で抽出可能な複数のカプセルの種類から選択され得、それぞれが、検知された特性の基準値に関連付けられている。対応する基準値は、好ましくは、制御ユニット40に接続された又は接続可能な内部若しくは外部データ記憶手段に記憶される。
本発明によれば、カプセル認識モジュール8は、サンプル値を複数の基準値と比較し、各基準値は、マシン1で抽出され得るカプセルの種類に対応している。例えばカプセル色認識の場合に後ほど詳細に説明するように、カプセル認識モジュール8は、各基準値について、基準値とサンプル値との間の一致確率、すなわち、対応するカプセルの種類と認識されるカプセルの実際の種類との間の一致確率を表すスコアを計算する。
例えば、単一の基準値が予め定められた閾値よりも高い一致確率を示すスコアをもたらす場合など、カプセルの種類の決定を十分な確実性で行うことができる場合、カプセル認識モジュール8は、好ましくは、認識されるカプセルがそれぞれの基準値に対応する種類のものであると決定する。
本発明によれば、例えば、上記閾値よりも高い一致確率を示すスコアをもたらす基準値がないため、2つ以上の基準値がそのような一致確率を示すスコアをもたらすため、及び/又は最も高い一致確率を示すスコアをもたらした基準値が、1つ以上の他のカプセルの種類から困難を伴わずには区別できないことが知られているカプセルの種類に対応するために、カプセルの種類の決定を十分な確実性で行うことができない場合、カプセル認識モジュール8は、好ましくは少なくとも2つの基準値、例えば3つ、4つ以上の基準値を選択する。
実施形態では、カプセルの種類の決定を十分な確実性で行うことができない場合、カプセル認識モジュール8は、例えば、サンプル値との最も高い一致確率を示すスコアがもたらした、少なくとも2つの基準値、例えば、3つ、4つ、5つ以上の基準値を、ユーザに表示するために選択する。あるいは、又はそれらの組み合わせで、カプセル認識モジュール8は、カプセル認識モジュールによって互いに困難を伴わずには区別できないカプセルの種類に対応する少なくとも2つの基準値の予め定められたグループを選択することができる。例えば、カプセル認識モジュールは、サンプル値との最も高い一致確率を示すスコアをもたらした基準値からなる、予め定められた基準値のグループを選択する。
カプセル認識モジュール8によって選択された少なくとも2つのカプセルの種類に対応するカプセルの種類に関する情報は、好ましくは、マシンのユーザに表示される。例えば、情報は、選択された各カプセルの種類の名称、各選択されたカプセルの種類の写真などを含む。マシンのユーザインターフェースは、好ましくは、対応する情報をユーザに表示するためのディスプレイ、例えばスクリーンを含む。ユーザインターフェースは、更に好ましくは、例えば、ユーザインターフェースの対応するボタンを押すことによって、タッチスクリーン上の対応する表示情報を選択することによってなど、表示されたカプセルの種類のうちの1つをユーザが選択できるように構成される。任意選択的に、ユーザが、予め定められた時間枠、例えば5~30秒以内にカプセルの種類の選択を行わない場合、マシン、例えばカプセル認識モジュール8は、表示されたカプセルの種類、例えば基準値がサンプル値との最も高い一致確率を示すスコアをもたらした、表示されたカプセルの種類のうちのカプセルの種類、マシンで一般的に消費されるカプセルの種類に対応するカプセルの種類などのうちの1つを、自動的に選択する。
制御ユニット40は、好ましくは、選択されたカプセルの種類に関連付けられた液体供給プログラムに従って液体供給装置50、51、52、53、54を制御するように構成されており、液体供給プログラムは、認識されたカプセル3の抽出の間一定又は可変とする、供給される液体の液体温度、流量、圧力及び体積から選択される1つ以上の調整されたパラメータを用いる。
カプセル認識モジュール8は、好ましくはカプセルフィーダ15の近傍、より具体的にはカプセルディスペンサ151の近く、周囲、及び/又は内部に、好ましくは、画定されたカプセル認識位置の直近に配置される。
制御ユニット40は、抽出終了管理プログラムを有してもよく、このプログラムは、液体供給が中断されたとき(例えば、所定の抽出プロセスが終了した場合、又は不完全であることが検出された場合)、自動的に実行されて、
第1の部分11と第2の部分12との間にカプセル3があればそこから取り除くように、第1の部分11及び第2の部分12を離隔位置に直ちに相対的に移動させる、又は
第1の部分11及び第2の部分12を、所定の時間、例えば2~3秒などの1~5秒の範囲内で閉鎖位置に維持し、例えば追加量の液体を液体供給装置50、51、52、53、54を介して抽出チャンバ100内に供給するための、制御ユニット40に接続された、例えばユーザインターフェース41からの手入力による要求を許容し、その所定時間内にそのような手入力による要求がない場合、第1の部分11及び第2の部分12をそれらの隔離位置に相対的に移動させ、第1の部分11と第2の部分12との間にカプセル3があればそれを取り除き、そのようなカプセル3を例えば廃棄物容器(又は上記の廃棄物容器)60によって形成された使用済みカプセル収集器60内に移動させてもよい。
任意選択的に、第1の部分11及び第2の部分12をそれらの閉鎖位置に移動させる前に、第1の部分11及び第2の部分12を、1~6秒の範囲内、例えば2~4秒の所定時間、それらの離隔位置に留まらせて新しいカプセル3を第1の部分11と第2の部分12との間に挿入できるようにしてもよく、その後、抽出チャンバ100内に新しいカプセル3を収容した状態で閉鎖位置に相対的に移動して、新しいカプセル3の抽出を行う。
使用中、以下のステップを実行することができる(図1~図6)。
容器4を容器配置領域内に配置するステップ、
好ましくは画定されたカプセル認識位置でカプセル3をカプセルフィーダ15上に配置するステップ、
カプセル認識モジュールによって、カプセル3の特性を検知し、検知されたカプセルの特性を表すサンプル値を決定するステップ、
サンプル値を複数の基準値と比較し、各基準値が、マシンで抽出され得るカプセルの種類に対応している、ステップ、
検知されたカプセルの種類を十分な確実性で決定することができる場合、サンプル値との最も高い一致確率を示すスコアをもたらした基準値に対応する検知されたカプセルの種類を選択するステップ、
検知されたカプセルの種類を十分な確実性で決定することができない場合、カプセル3の少なくとも2つの可能な種類を決定し、少なくとも2つの種類に対する情報をマシン3のユーザに表示し、ユーザ又はマシンによって、その少なくとも2つの種類のうちの一種を選択する、ステップ、
第1の部分11及び第2の部分12を、自動的に、半自動的に、又は手動で、それらの離隔位置に相対的に移動させるステップ、
カプセル3を抽出ユニット10に供給するステップ、
第1の部分11及び第2の部分12をそれらの閉鎖位置に相対的に移動させてカプセル3を抽出チャンバ100内に配置するステップ、
カプセル3の選択された種類に基づいて決定された抽出パラメータを適用して、抽出チャンバ100内のカプセル3の抽出を行って飲料2を調製するステップ、及び
調製された飲料2を、出口20を通して容器4に注出するステップ。
本発明によれば、認識モジュール8は、マシン1内に挿入された又はマシン1上に配置された、例えば、ユーザによってカプセルフィーダ15上に配置された、好ましくはカプセル認識位置におけるカプセル3を、カプセル3の特性、例えばカプセル3の少なくとも一部の色を認識することによって、カプセル3の種類を決定するように構成される。
マシン1は、典型的には、様々な飲料及び/又は様々なスタイルの飲料を調製するために、様々な種類のカプセルの抽出を行うことを可能にする。抽出チャンバ100内で抽出可能な様々なカプセルの種類は、例えば、その中に含まれる様々な原材料及び/又は原材料の様々な調整に対応する。実施形態では、カプセルのそれぞれの種類は、特定の種類のコーヒーに対応し、例えば、他の種類のカプセルに収容されるコーヒーと異なっているが、その原産地、焙煎度、挽き目、カプセル分量、及び/又はそのカフェイン含有量のうちの1つ以上において排他的ではない。代わりに、又はこれらの組み合わせにより、マシン1内において抽出可能な異なるカプセルの種類は、例えばコーヒー、ミルク、スープ、乳児用ミルク、茶、冷飲料などの異なる飲料の調製のための原材料に対応する。
好ましくは、カプセルの各種類は、検知された特性の特定の基準値に関連付けられている。実施形態では、カプセルの各種類は、例えば、カプセル3の少なくとも一部の基準色に関連付けられ、それによって、例えば、ユーザが異なる種類のカプセルを視覚的に区別することを可能にする。基準値は、好ましくは、制御ユニット40及び/又は認識モジュール8に接続された、又は接続可能な内部若しくは外部データ記憶手段に記憶される。色認識モジュールの場合、例えば、基準色を表すデータ、例えば基準色ベクトル、典型的には基準色当たり1つの基準色ベクトルを表すデータは、好ましくは、制御ユニット40及び/又は認識モジュール8に接続された、又は接続可能な内部若しくは外部データ記憶手段に記憶される。
マシン1は、カプセル3の特定の種類に特有の調製パラメータを使用して、各カプセル3の抽出を行うように構成されてもよい。調製パラメータとしては、例えば、キャリア液体温度、キャリア液体体積、抽出時間、キャリア液体圧力、キャリア液体の種類、連続調製フェーズ数などのうちの1つ以上を含む。マシン1内において抽出可能なカプセルの各種類に使用するための調製パラメータは、好ましくは、制御ユニット40及び/又は色認識モジュール8に接続された、又は接続可能な内部若しくは外部データ記憶手段に記憶される。適切な調製パラメータは、ユーザによって、又はカプセル認識モジュール8によって選択されたカプセル3の種類に基づいて選択され、認識されたカプセル3の抽出を制御するための制御ユニット40によって使用される。
マシン1はまた、例えばマシン1でのカプセル消費を監視するために、マシン内で抽出が行われた各カプセルの種類に関する情報を記憶するように、及び/又は外部のサーバに送信するように構成されてもよい。
図9及び図10は、カプセル認識モジュールが色認識モジュール8である、本発明の好ましい実施形態を示す。
図9を参照すると、色認識モジュール8は、例えば白色LED又は任意の他の適切な、好ましくは既知のかつ明確なスペクトルを有する光源などの光源82と、例えばRGBセンサのような色センサ81と、を備える。色認識モジュール8は、好ましくは、例えば、光源82をオン及びオフに切り替えるために、並びに/又は色センサ81からの信号を受信及び処理するために、光源82及び色センサ81を制御するための、例えば、ASIC又はプログラマブルマイクロコントローラを含むがこれに限定されないコントローラ83を更に備える。光源82、色センサ81、及びコントローラ83は、それらを既知の方法で、必要な電力並びにデータ接続及び/又は相互接続と併せて提供する、好ましくは電子基板80に、典型的にはPCBに、例えばはんだ付けにより取り付けられる。コントローラ83は、好ましくは、マシン1の制御ユニット40に接続され、制御ユニット40によって制御される。
好ましくは、色認識モジュール8は、光源82によって放射された光を標的位置に向けて案内し、例えば環境光などの寄生光の検知を回避するために、色センサ81が受光する光を、好ましくは、標的位置、例えばカプセル認識位置に位置する物体によって反射された光に制限するための光ガイド89を更に備える。光ガイド89は、例えば、電子基板80に関連付けられ、例えば取り付けられ、光源82及び/又は色センサ81を少なくとも部分的に覆うカバーの形態を有する。カバーは、例えば、光を標的位置との間で案内するための開口部又は他の案内手段を含む。図示する例では、色センサ81と光源82のそれぞれの上のカバーに空洞が形成され、その上方側に開口している。空洞の内壁は、好ましくは、空洞内での反射を回避するように成形されており、この反射は、標的位置に位置する物体の照明不良、及び/又は物体によって反射された光の色検知の不良につながり得る。
任意選択的に、マシン1は、カプセルフィーダ上に配置された又はカプセルフィーダに接近するカプセルを検出するためのカプセル検出器84を備える。カプセル検出器84は、例えば、好ましくは電子基板80に取り付けられた、例えばはんだ付けされた、色認識モジュール8内に含まれる。しかしながら、本発明の枠組み内で、カプセル検出器の他の位置への配置も可能である。カプセル検出器84は、任意の適切な種類、例えば、赤外線(IR)検出器、誘導性及び/又は抵抗検出器、機械的スイッチング素子などの、存在/運動検出器であってもよい。カプセル検出器84は、例えば、色認識モジュール8のコントローラ83によって制御される、又はマシンの制御ユニットによって直接制御される。
実施形態では、マシン1は、カプセルフィーダ上に配置された又はカプセルフィーダに接近するカプセルの材料を検出するために、図には表されていない材料検出器を更に備える。材料検出器は、例えば、カプセルの金属本体を認識するインダクタ又は抵抗要素である。材料検出器の出力は、例えば、コントローラ83に送られ、カプセルフィーダ上に配置された又はカプセルフィーダに接近する、例えばカプセル認識位置に配置されたカプセルの種類を判定するための追加の基準として、色認識モジュール8の出力と併せて使用される。材料検出器は、任意選択的なカプセル検出器84に加えて、追加の検出器であり得る。あるいは、単一の検出器、例えば、誘導性、容量性又は抵抗性検出器を、カプセル検出器及び材料検出器として使用することができる。
図10は、マシンのカプセルフィーダ15内に配置された、典型的には画定されたカプセル認識位置にある、マシンの抽出チャンバへの導入前のカプセル3を示す。色認識モジュール8は、好ましくはカプセルフィーダ15と関連付けられている、又はカプセルフィーダ15の一部分である。色認識モジュール8は、例えば、カプセルホルダ151に取り付けられ、光源82によって放出された光がカプセルフィーダ15内に配置された、例えばカプセル認識位置でカプセル3の表面に向けられ、カプセル3の表面によって反射される光源82の光の少なくとも一部が、色センサ81に向けられているように配置される。
図示の実施例では、色認識モジュール8は、カプセルホルダ151のカプセル受容表面の下に取り付けられている。窓が、カプセルホルダ151の好ましくは不透明な材料に形成され、窓は、色認識モジュール8の光ガイド89の開口部と協働して、光源82によって放出された光がカプセルホルダ151上に配置されたカプセル3の表面の少なくとも一部に到達することを可能にする、及び、その表面によって反射された光を色センサ81によって受光することを可能にする。
カプセルホルダ151の好ましくは不透明な材料に形成された窓は、色認識モジュール8、特に色センサ81、光源82、及び任意選択のカプセル検出器84の要素を、外部の機械的侵害から保護するために、半透明材料によって被覆されることが好ましい。外部の機械的侵害には、汚れ、カプセルホルダ151の窓に挿入される物体などが含まれるが、これに限らない。実施形態では、カプセルホルダ151のカプセル受容表面は、カプセルホルダ151上に正しく配置されたときにカプセル3に安定な位置を提供するように、例えば、硬質の半透明なプラスチック材料で作られカプセル3の表面の形状に一致するように成形された、例えば成型加工された、半透明のスキン153で被覆される。実施形態では、カバー153は、色認識モジュール8によるカプセル3の色検知を著しく損なうことなく、色認識モジュール8及びその要素をマシンのユーザの視界において少なくとも部分的に隠すために、更に軽く色付けされる。
実施形態では、カプセル3がカプセルフィーダ15に、例えばカプセル認識位置に接近する及び/又は配置されると、任意選択のカプセル検出器84は、カプセル3の存在を検出し、対応する信号をコントローラ83及び/又はマシンの制御ユニットに送信し、これにより、光源82を作動させて、カプセルホルダ151上に配置されたカプセル3の表面の少なくとも一部、好ましくはカプセル認識位置を照らす。色センサ81は、次に、上記表面によって反射され、色センサ81によって受光された光からカプセル3のサンプル色を検知するように作動される。次いで、サンプル色は、例えば色認識モジュール8のコントローラ83及び/又はマシンの制御ユニットによって各基準色と比較されて、サンプル色と対応する基準色との間の一致確率を示すスコアを決定する。あるいは、特に、マシンが任意のカプセル検出器を含まない場合、認識モジュール8、具体的には、光源82及び色センサ81は、例えばマシンのユーザインターフェースのユーザの作動、例えば飲料調製コマンドの起動によって作動される。
好ましくは、色センサ81は、センサのフォトダイオードによって受光された入射光における原色の再分配を表す3つの生値Rr、Gr、Brを提供するRGB(赤、緑、青)センサである。これらの3つの生値は、典型的には、対応する周波数範囲内の受光した光の一定期間にわたる積分の結果である。積分時間は、例えば、200ミリ秒に設定される。出力値Rr、Gr、Brは、例えば19ビットで表され、0~524287の値をとることができる。
図11は、本発明のカプセル認識法の実施形態を概略的に示し、カプセル認識モジュールは、上述のような色認識モジュールである。
第1のステップ71では、色センサ81は、上記にて説明したように、マシンのカプセルフィーダ内、好ましくはカプセル認識位置に配置されたカプセルの表面の少なくとも一部のサンプル色を検知し、検知されたサンプル色を表す3つの生値Rr、Gr、Brの生サンプル色ベクトルを生成する。
次のステップ72では、生サンプル色ベクトルは、個々のマシンに、具体的にはその色認識モジュールの実際の特徴に特異的な1つ以上の較正ベクトルで補正され、色認識モジュールのメモリ記憶装置、又は色認識モジュールにアクセス可能なメモリ記憶装置、例えば、コントローラ83のメモリ記憶装置84内、又はコントローラ83にアクセス可能なメモリ記憶装置84内に記憶される。
較正ベクトルは、例えば、ブラックバランス較正ベクトル及びホワイトバランス較正ベクトルを含む。ブラックバランス較正ベクトル及びホワイトバランス較正ベクトルは、マシン又は少なくとも色認識モジュールを有するカプセルフィーダが完全に機能した時点で各マシンに対して、好ましくはマシン製造ラインの終わりに生成される。較正ベクトルを生成するために、基準色サンプル、例えば基準黒色サンプルをカプセルフィーダ上に配置し、その色を、較正ベクトルを生成する色センサ81によって検知して、色センサ81は、較正ベクトル、例えば、ブラックバランス較正ベクトルBrefを生成し、対応する3つの生値、例えばBrefred、Brefgreen、及びBrefblueが、検知ステップの結果として、センサによって生成される。次いで、同じ手順を、好ましくは、別の基準色サンプルを用いて、例えば基準白色サンプルを用いて繰り返し、第2の較正ベクトル、例えば、ホワイトバランス較正ベクトルWref(Wrefred,WrefGreenWrefblue)を生成する。次いで、較正ベクトルを、メモリ記憶装置84に記憶する。
マシン固有の較正ベクトルを用いて、特に、上で説明したように生成されるブラックバランス較正ベクトル及びホワイトバランス較正ベクトルを用いて生サンプル色ベクトルを補正することにより、例えば、各マシンの光源、色センサ、スキンの透明性、光ガイド効率などの特徴のばらつきに起因する、個々のマシン間の色検知における潜在的に大きなばらつきを補償することが可能になる。これらのマシン固有のばらつきにより生サンプル色ベクトルを補正することにより、全てのマシンにわたって信頼できかつ一貫したカプセル色認識を実現することができる。
実施形態では、補正計算は、例えば0~1000の出力範囲を有する2つの較正ベクトルの対応する較正値間の生サンプルの色ベクトルの各原色生値の正規化された距離の計算である。したがって、補正されたサンプル色ベクトルR、G、Bは、例えば、以下の式に従って計算される。
Figure 2023512514000002
次のステップ73では、以前に補正されたサンプル色ベクトル(R、G、B)が、例えば、コントローラ83によって、コントローラ83のルックアップテーブル85に格納された又はコントローラ83にアクセス可能な各基準色ベクトルと比較され、サンプル色ベクトルと少なくとも1つの基準色ベクトルとの差の量を表すスコアが計算される。
実施形態では、ルックアップテーブルは、複数の基準色ベクトル、典型的には、1つの既知のカプセルの種類当たり1つの基準色ベクトルを含む。サンプル色ベクトルは、好ましくは、ルックアップテーブル85の各基準色ベクトルと個別に比較され、各比較についてスコアが計算される。例えば、最も低いスコアを与える基準色ベクトルは、最も近いカプセルの種類、すなわち、認識されるカプセルの種類に一致する最も高い確率を有するカプセルの種類を表す。
本発明によれば、例えば予め定められた閾値よりも高い一致確率を示すスコアをもたらす基準値がないため、2つ以上の基準値がそのような一致確率を示すスコアをもたらすため、及び/又は最も高い一致確率を示すスコアをもたらした基準値が、1つ以上の他のカプセルの種類から困難を伴わずには区別できないことが知られているカプセルの種類に対応するために、検知されたカプセルの種類を十分な確実性で決定することができない場合、色認識モジュール8は、好ましくは、少なくとも2つの基準色ベクトル、例えば3つ、4つ以上の基準色ベクトルを選択する。
実施形態では、カプセルの種類の決定を十分な確実性で行うことができない場合、カプセル認識モジュール8は、例えば、サンプル色ベクトルとの最も高い一致確率を示すスコアをもたらした、少なくとも2つの基準色ベクトル、例えば、3つ、4つ、5つ以上の基準色ベクトルを、ユーザに表示するために選択する。あるいは、又はそれらの組み合わせで、カプセル認識モジュール8は、色認識モジュール8によって互いに困難を伴わずには区別できないカプセルの種類に対応する、少なくとも2つの基準色ベクトルの予め定められた群を選択してもよい。例えば、色認識モジュールは、サンプル色ベクトルとの最も高い一致確率を示すスコアをもたらした基準色ベクトルを含む、基準色ベクトルの予め定められた群を選択する。
カプセル認識モジュール8によって選択された少なくとも2つのカプセルの種類に対応するカプセルの種類に関する情報は、好ましくは、マシンのユーザに表示される。例えば、情報は、選択された各カプセルの種類の名称、選択された各カプセルの種類の写真などを含む。マシンのユーザインターフェースは、好ましくは、対応する情報をユーザに表示するためのディスプレイ、例えばスクリーンを含む。ユーザインターフェースは、好ましくは、例えば、ユーザインターフェースの対応するボタンを押すことによって、タッチスクリーン上の対応する表示情報を選択することによってなど、表示されたカプセルの種類のうちの1つをユーザが選択できるように更に構成される。任意選択的に、ユーザが予め定められた時間枠、例えば5~30秒以内にカプセルの種類の選択を行わない場合、マシン、例えばカプセル認識モジュール8は、表示されたカプセルの種類、例えば基準色ベクトルとサンプル色ベクトルとの最も高い一致確率を示すスコアをもたらした、表示されたカプセルの種類のカプセルの種類、マシンで一般的に消費されるカプセルの種類に対応するカプセルの種類などのうちの1つを、自動的に選択する。
スコアは、例えば、サンプル色ベクトルと基準色ベクトルとの間の色距離を計算し、サンプル色のサンプル色度ベクトルと、基準色の基準色度ベクトルとの間の色度距離を計算し、色距離及び色度距離を追加することで計算され、各距離は、以下で更に説明するように、サンプル色の明度に応じたそれぞれの要因によって任意選択的に重み付けされている。
色距離は、好ましくは、サンプル色ベクトルと基準色ベクトルとの間のユークリッド距離として計算される。したがって、色の距離は、例えば、以下の式に従って計算される。
Figure 2023512514000003

式中、(R、G、B)はサンプル色ベクトルであり、(Rref、Gref、Bref)は基準色ベクトルである。
色度距離は、好ましくは、サンプル色のサンプル色度ベクトルと基準色の色度基準ベクトルとの間のユークリッド距離として計算される。
色度ベクトルは、サンプル色度ベクトルに対して、以下の式に従って計算され、
Figure 2023512514000004

基準色度ベクトルに対して、以下の式に従って計算される。
Figure 2023512514000005
したがって、色度距離は、例えば、以下の式に従って計算される。
Figure 2023512514000006

式中、(ChrR、ChrG、ChrB)はサンプル色度ベクトルであり、(ChrRref、ChrGref、ChrBref)は、基準色度ベクトルである。
色度ベクトルは、例えば飲料調製マシンの周りの周囲照明の変化、光源82の強度の変化などに起因する、本発明の色認識モジュールの意図された通常の使用において頻繁であり得る、同じ色の明度変化に敏感ではない。したがって、色を比較するために色度ベクトルを使用することは、色ベクトルを使用するよりも一般的にロバストである。
しかしながら、上記の式における指名者(nominator)と分母の値が概して小さいために、暗色のカプセルの場合、色度が測定の都度大幅にばらつくという問題が残る。したがって、暗いサンプル色を比較する場合、一般に色距離が、より信頼性の高い結果を提供する。
比較ステップ73の結果として、スコアは、以下の式に従って、上記距離の重み付けされた和として色距離及び色度距離から計算される。
Figure 2023512514000007

式中、重み付け係数BalanceColour及びBalanceChromaは、好ましくは、次のように計算された色サンプルの明度に応じて選択される。
Figure 2023512514000008

これは、サンプル色の輝度又は暗さを表す値である。
具体的な重み付け係数は、例えば、特定の明度範囲に対して以下のように決定され得る。
0<Lum<Thである場合、BalanceColour=Lc及びBalanceChroma=Lch
Th<Lum<Thである場合、BalanceColour=Mc及びBalanceChroma=Mch
Lum>Thである場合、BalanceColour=Hc及びBalanceChroma=Hch
式中、Th及びThは、それぞれ第1及び第2の明度閾値であり、Lc、Lch、Mc、Mch、Hc、Hchは、それぞれ低、中、及び高サンプル色の明度に対する重み付け係数の予め定められた値である。
しかしながら、本発明の枠組み内で、各範囲についてのそれぞれの予め定められた係数を用いて、他の数の明度範囲が可能であり、かつ/又は、重み付け係数は、サンプル色の明度値の関数として各比較ステップ73について計算されてもよい。関数は、例えば、線形、指数関数、対数、又は任意の他の種類のものであってもよい。典型的には、BalanceColour重み付け係数は、高明度のサンプル色よりも低い明度のサンプル色に対して高く、一方、BalanceChroma重み付け係数は、高明度のサンプル色よりも低い明度のサンプル色に対して低い。
実験は、例えば、Th=70、Th=450、Lc=3、Lch=0.25、Mc=0.25、Mch=2.5、Hc=0.25及びHch=5の値において、良好な結果を示している。
実施形態では、サンプルの色は、比較ステップ73において、ルックアップテーブル85に格納された又は別の方法で飲料調製マシンに既知である各基準色と比較し、各比較の結果としてスコアが計算される。
後続の選択ステップ74では、カプセルの種類の決定を十分な確実性で行うことができる場合、最低スコアをもたらした基準色ベクトルに対応するカプセルの種類が選択される。カプセルの種類の決定を十分な確実性で行うことができない場合、例えば前に説明した基準に基づいて、2つ以上のカプセルの種類をマシン3のユーザに表示する、又は別の方法で提示する。ユーザは、提示された種類のうちの1つを選択し、選択された種類が選択ステップ74の出力として使用される。任意選択的に、ユーザが、決定された時間枠、例えばカプセルの種類が自分に提示されてから5~30秒以内に任意の選択を行わない場合、選択はマシンによって、例えばコントローラによって自動的に行われ、例えば最低スコアをもたらした基準色ベクトルに対応する種類、又はマシンにおいて最も頻繁に抽出される種類を選択する。したがって、検知されたカプセルの種類は、選択ステップ74の結果として選択された種類であると決定される。
選択ステップ74の結果、すなわち、選択されたカプセルの種類は、好ましくは飲料調製マシンの制御ユニットに送信される。制御ユニットは、通路152を開いて抽出チャンバ100内へのカプセル3の挿入を可能にし、マシン1の様々な要素、特に熱コンディショナ54及び液体駆動部53を制御して、選択されたカプセルの種類に特に適合したパラメータを使用して飲料2を調製する。
生色ベクトル補正ステップ72、比較ステップ73、及び選択ステップ74は、本質的に色認識モジュール8のコントローラ83によって実行されるものとして上述されている。しかしながら、マシン1の他の計算機が、上記のステップのうちの1つ以上を実行してもよい。具体的には、上記のステップの一部又は全ては、例えば飲料調製マシン1の色センサ81及び/又は制御ユニット40によって実行されてもよい。
実施形態では、色認識方法の結果は、例えば、同じ又は非常に類似した色を有するが、異なる材料、例えば、アルミニウム及びプラスチック又は紙で作製されており、マシンによる異なる処理を必要とする異なる原材料を含有する可能性があるカプセルを区別するために、カプセルの種類を特定するための追加的な基準としての任意選択の材料検出器の出力と更に組み合わされる。
本発明は、認識されるカプセルの表面の少なくとも一部の色を検知する色認識モジュールの場合について、上にて詳細に説明した。しかしながら、本発明の方法は、認識されるカプセルの特性を検知し、それを例えばコード読み取りモジュール、金属認識モジュール、電気的特性検出器、光学的特性検出器などを含む基準特性値と比較する任意の種類のカプセル認識モジュールに適用され得る。

Claims (15)

  1. 茶、コーヒー、ホットチョコレート、コールドチョコレート、ミルク、スープ又はベビーフードなどの飲料(2)を調製して注出するためのマシン(1)であって、
    飲料原材料カプセル(3)の抽出を行って前記飲料(2)を形成するための抽出ユニット(10)であって、例えば、第1の部分(11)及び第2の部分(12)を有するユニットであって、前記第1の部分(11)及び前記第2の部分(12)は、カプセル(3)を挿入する及び/又は取り除くための離隔位置と、前記第1及び第2の部分(11、12)が抽出チャンバ(100)を画定する閉鎖位置など、前記カプセル(3)を固定して抽出を行うための閉鎖位置との間で相対的に移動可能であり、任意選択的に、前記第1及び第2の部分(11,12)の少なくとも一方が、カプセルオープナー、例えば1つ以上のカプセル穴あけ器を有する、及び/又は、前記カプセル(3)内に収容された原材料と混合される液体の流入のための開口部を有する、抽出ユニット(10)と、
    前記カプセル(3)の抽出を行うように前記抽出ユニット(10)を制御するための制御ユニット(40)であって、例えば電気コード(45)を介して、主電源から電力が供給される制御ユニット(40)と、
    前記カプセル(3)の抽出を行うことによって形成された前記飲料(2)をカップ又はマグなどのユーザ容器(4)に注出するための出口(20)であって、前記ユーザ容器(4)が、前記飲料(2)を収集するために、容器支持体(5,6)、例えば、前記マシン(1)が配置される外部配置支持体(5)、又はマシン支持体(6)、例えば、移動可能若しくは取り外し可能なマシン支持体(6)上の容器設置領域に配置される、出口(20)と、
    前記マシン(1)に挿入されたカプセル(3)の種類を認識するためのカプセル認識モジュールであって、前記カプセル(3)の少なくとも一部の特性を検知し、前記カプセルの前記特性を表すサンプル値を決定するためのセンサを備える、カプセル認識モジュールと、を備え、
    前記カプセル認識モジュールが、複数の基準値の各基準値について、前記サンプル値と前記基準値との間の一致確率を表すスコアを計算することによって、前記サンプル値を前記複数の基準値と比較するように構成されており、各基準値がカプセルの種類に対応しており、
    前記カプセル認識モジュールが、
    例えば、単一の基準値が予め定められた閾値よりも高い一致確率を示すスコアをもたらす場合など、前記カプセルの種類の決定を十分な確実性で行うことができる場合、前記カプセル認識モジュールは、前記カプセルがそれぞれの基準値に対応する種類のものであると決定し、
    例えば、前記閾値よりも高い一致確率を示すスコアをもたらす基準値がないため、2つ以上の基準値が前記一致確率を示すスコアをもたらすため、及び/又は最も高い一致確率を示す前記スコアをもたらした前記基準値が、1つ以上の他のカプセルの種類から困難を伴わずには区別できないことが知られているカプセルの種類に対応するために、前記カプセルの種類の決定を十分な確実性で行うことができない場合、前記カプセル認識モジュールは、少なくとも2つの基準値、例えば3つ、4つ以上の基準値を選択する、
    ように構成されていることを特徴とする、マシン(1)。
  2. 前記カプセル認識モジュールが、前記カプセルの種類の決定を十分な確実性で行うことができない場合、前記複数の基準値から3つの基準値を選択するように構成されており、前記3つの基準値が、前記サンプル値との前記最も高い一致確率を示す3つのスコアをもたらした、前記複数の基準値からの前記3つの基準値である、請求項1に記載のマシン。
  3. 前記マシンのユーザに情報を表示し、前記マシンのユーザから入力を受けるためのユーザインターフェースを更に備えており、前記マシンが、前記カプセルの種類の決定を十分な確実性で行うことができない場合、選択された前記少なくとも2つの基準値に対応する少なくとも2つのカプセルの種類に関する情報を、前記ユーザインターフェースに表示するように構成されている、請求項1又は2に記載のマシン。
  4. 前記ユーザインターフェースが、前記マシンのユーザが前記少なくとも2つのカプセルの種類のうちの1つを選択することを可能にするように構成されている、請求項3に記載のマシン。
  5. ユーザによって選択されたカプセルの種類に特に適合した抽出パラメータを使用して、前記カプセル(3)の抽出を行うために前記抽出ユニット(10)を制御するように構成されている、請求項4に記載のマシン。
  6. 前記カプセル認識モジュールが色認識モジュールであり、前記センサが色センサであり、前記サンプル値がサンプル色を特徴付けるサンプル色ベクトルであり、前記基準値が基準色をそれぞれ特徴付ける基準色ベクトルであり、各基準色がカプセルの種類に対応する、請求項1~5のいずれか一項に記載のマシン。
  7. 前記色認識モジュールが、
    前記サンプル色の前記サンプル色ベクトルと、前記基準色の基準色ベクトルとの間の色距離を計算し、
    前記サンプル色のサンプル色度ベクトルと、前記基準色の基準色度ベクトルとの間の色度距離を計算し、
    前記色距離及び前記色度距離によってスコアを計算して、前記色サンプルと前記基準色との間の一致確率を決定する、
    ことによって、前記サンプル色を前記複数の基準色の各基準色と比較するように構成されている、請求項6に記載のマシン。
  8. 前記色認識モジュールが、前記サンプル色ベクトルから前記サンプル色度ベクトルを計算するように構成されている、請求項7に記載のマシン。
  9. 前記サンプル色ベクトル及び前記基準色ベクトルが、3次元RGBベクトルである、請求項7又は8に記載のマシン。
  10. 前記色認識モジュールが、前記サンプル色の明度レベルを計算し、前記明度レベルに基づいて決定されたそれぞれのバランス係数によって前記色距離及び前記色度距離を重み付けすることによって、前記スコアを計算するように構成されている、請求項7~9のいずれか一項に記載のマシン。
  11. カプセル認識位置を更に備える、請求項1~10のいずれか一項に記載のマシン。
  12. 前記マシン(1)のカプセルフィーダ(15)上に配置された又はカプセルフィーダ(15)に接近するカプセル(3)の存在を検出し、前記カプセル認識モジュールによるカプセル認識を作動させるためのカプセル検出器(84)を更に備える、請求項1~11のいずれか一項に記載のマシン。
  13. 請求項1~12のいずれか一項に記載のマシン(1)と、カプセル(3)、例えば、前記マシンの抽出チャンバ(100)内にあるカプセル(3)、又は前記マシン(1)のカプセルフィーダ(15)によって処理されるカプセル(3)との組み合わせ。
  14. 請求項1~12のいずれか一項に記載のマシンにおいて、カプセル(3)から飲料(2)を調製して注出する方法であって、
    前記マシン(1)内にカプセル(3)を挿入するステップと、
    前記カプセル(3)の少なくとも一部の特性を検知し、前記カプセルの前記特性を表すサンプル値を決定するステップと、
    複数の基準値の各基準値について、前記サンプル値と前記基準値との間の一致確率を表すスコアを計算することによって、前記サンプル値を前記複数の基準値と比較するステップであって、各基準値がカプセルの種類に対応している、ステップと、
    例えば、単一の基準値が予め定められた閾値よりも高い一致確率を示すスコアをもたらす場合など、前記カプセルの種類の決定を十分な確実性で行うことができる場合、前記カプセルがそれぞれの基準値に対応する種類のものであると決定するステップと、
    例えば、前記閾値よりも高い一致確率を示すスコアをもたらす基準値がないため、2つ以上の基準値が前記一致確率を示すスコアをもたらすため、及び/又は最も高い一致確率を示す前記スコアをもたらした前記基準値が、1つ以上の他のカプセルの種類から困難を伴わずには区別できないことが知られているカプセルの種類に対応するために、前記カプセルの種類の決定を十分な確実性で行うことができない場合、少なくとも2つの基準値、例えば3つ、4つ以上の基準値を選択するステップと、
    を含む、方法。
  15. 請求項1~12のいずれか一項に記載のマシン、請求項13に記載の組み合わせを形成すること、又は、請求項14に記載の方法を実行すること、のためのカプセル(3)の使用であって、
    それにより、前記カプセル(3)の種類が、
    前記カプセル(3)の少なくとも一部の特性を検知し、前記カプセルの前記特性を表すサンプル値を決定することと、
    複数の基準値の各基準値について、前記サンプル値と前記基準値との間の一致確率を表すスコアを計算することによって、前記サンプル値を前記複数の基準値と比較することであって、各基準値がカプセルの種類に対応している、ことと、
    例えば、単一の基準値が予め定められた閾値よりも高い一致確率を示すスコアをもたらす場合など、前記カプセルの種類の決定を十分な確実性で行うことができる場合、前記カプセルの認識された種類が、それぞれの基準値に対応する種類であると決定することと、
    例えば、前記閾値よりも高い一致確率を示すスコアをもたらす基準値がないため、2つ以上の基準値が前記一致確率を示すスコアをもたらすため、及び/又は最も高い一致確率を示す前記スコアをもたらした前記基準値が、1つ以上の他のカプセルの種類から困難を伴わずには区別できないことが知られているカプセルの種類に対応するために、前記カプセルの種類の決定を十分な確実性で行うことができない場合、少なくとも2つの基準値、例えば3つ、4つ以上の基準値を選択することと、前記カプセルの認識された種類に対応するものとして、前記少なくとも2つの基準値のうちの1つをユーザによって選択する、又は前記マシンによって自動的に選択することと、
    によって認識され、
    前記カプセル(3)の前記認識された種類に基づいて決定された抽出パラメータを適用して、前記抽出チャンバ(100)内の前記カプセル(3)の抽出を行って前記飲料(2)を調製する、カプセル(3)の使用。

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