JP2023511473A - 味質及び/又は異味質を改善する1,3-プロパンジオールの使用及び方法 - Google Patents

味質及び/又は異味質を改善する1,3-プロパンジオールの使用及び方法 Download PDF

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Abstract

食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物の味及び/又は異味を改善する方法は、酸味添加剤、苦味添加剤、及び甘味料の2つ以上を含む食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物を得るステップを含む。また上記方法は、1,3-プロパンジオールを、食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物に添加して、味のよい組成物を形成するステップであって、添加によって前記味のよい組成物は、1,3-プロパンジオールを含まない食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物と比較して、改善された味及び/又は異味を有する、ステップを含む。【選択図】なし

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2019年11月1日に出願された米国仮出願第62/929,444号に対する優先権を主張し、その内容は、参照によりその全体を本明細書に組み込む。
本開示は、飲料、食品、菓子及び濃縮物の分野に関し、強い甘味、苦味及び酸味添加剤を高濃度で有する調製物のために改善された味質及び/又は異味質の組成物を提供する。
エネルギー及び/又は主張されているある健康上の利益を与える多くの飲料、食品、菓子及び濃縮物は、高濃度の甘味、苦味及び/又は酸味添加剤を有しがちである。しかし、高濃度の甘味、苦味、異味及び/又は酸味添加剤のいずれかは、異味質、異臭質及び/又は不快な呈味質を生じることが周知である。
例えば、栄養ドリンクは人気があり、栄養ドリンクの売上は毎年合計数10億ドルに達する。2018年に米国で最もよく売れた栄養ドリンクは、5-HOUR ENERGY(登録商標)shot(Living Essentials LLC);RED BULL(登録商標)Energy Drink及びSugarfree drink(Red Bull North America, Inc.);MONSTER ENERGY(登録商標)、MONSTER ENERGY ZERO ULTRA(登録商標)及びNOS(登録商標)drinks(Monster Beverage Corp.);及びROCKST(黒星)R(登録商標)Energy Drink(Rockstar, Inc.)であった。栄養ドリンクは、ソーダ、ジュース、コーヒー、濃縮液の2から2.5オンス「ショット」、及び水又は他の飲料と混合できる粉末を含む。宣伝されるエネルギー、覚醒及び/又は身体的パフォーマンスの増強は、主に大量のカフェインによって生じ、これは、16-ozドリンクに約70から240mg、及びエネルギーショットに113から200mgで存在する。他の栄養ドリンクの添加剤は、ガラナ、タウリン、チョウセンニンジン、ビタミンB、グルクロノラクトン、ヨヒンベ、カルニチン、香味料(例えば、ビターオレンジ)、リンゴ酸、クエン酸及び甘味料を含む。しかし、栄養ドリンクの不快な味は、これらの製品の消費者の楽しみを制限する。
栄養ドリンクの不快な味は、極度の苦さをもたらす高濃度の苦味添加剤(例えば、カフェイン);極度の甘さを与える甘味料;極度の酸っぱさを与える酸味添加剤;並びに潜在的に不快又は異味である他の添加剤、例えばビタミンB、タウリン及びクレアチンから生じる。不快な味を減少又はマスキングしようとする試みは、例えばより強力な香味料及び甘味料の添加を含んでいる。しかし、これらの試みは成功しなかった。さらに、不快な及び/又は異味をマスキングするために使用される香味料は、典型的には、栄養ドリンクの生産にコストをかける高値の添加剤である。甘味料も同様の問題を提起する。砂糖の添加は、砂糖及び/又はカロリー摂取の限定に目を向ける多くの消費者には望ましくない。しかし、とりわけ高濃度の人工甘味料は、それら自体が異味、金気がある又は不快と感知される独特な甘い味質を有する。
苦味及び苦い後味を香味が少ない化合物で減少する試みは、ヒドロキシフラボン、例えばLeyらの米国特許第8,685,436号に記載されるナリンゲニン、エリオジクチオール、ホモエリオジクチオール、エリオジクチオール-7-メチルエーテル及びエリオジクチオール-5-メチル-エーテルの使用を含む。例えば、0.05%ホモエリオジクチオール二ナトリウム塩は、紅茶の感知される苦さを減少した。しかし、これらのヒドロキシフラボンの効果は、最大500ppm研究されただけに過ぎず、より高濃度のカフェイン又は複合混合物を有する食品、飲料及び菓子の苦い香味をマスキングできることは示されていない。
Backesらの米国特許第9,545,119号は、詳細には、不快な苦い、渋い及び/又は金気がある味の印象を減少又はマスキングする味変更剤としての、バニリルリグナンの使用を対象とする。Backesらは、バニリルリグナンが、500ppmのカフェイン、300ppmのテオブロミン、250ppmのサリシン、5ppmのキニーネ塩酸塩二水和物又は100ppmのナリンギンを含有する溶液の苦さを減少することを実証した。しかし、Backesらは、500ppm超のカフェインを有する組成物の苦さを減少するバニリルリグナンの使用に関して触れていない。さらに、Backesは、1,2-プロピレングリコールを担体として用いるが、Backesらは、1,2-プロピレングリコールも味の印象を変更し得ることを認識していない。
米国特許第9,408,406号、第9,883,691号、第10,201,176号及び第10,238,135号は、変更した香味プロファイルを有する1,3-プロパンジオールで調製した食品又は飲料を開示している。
したがって、食品、飲料及び菓子、詳細には栄養ドリンク及びエネルギーショットの味及び/又は異味を改善する組成物及び方法の必要性は依然ある。
ある態様では、本開示は、食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物の改善された味及び/又は異味の方法であって、
A.約3,000ppmから約15,000ppmの酸味添加剤、約250ppmから約4,000ppmの苦味添加剤、及び約600ppmから約3,000ppmの甘味料の2つ以上を含む食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物を得るステップ、並びにB.ある量の1,3-プロパンジオール、いくつかの実施形態では、生物学的に生成された1,3-プロパンジオールを約10ppmから約2,500ppmを、食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物に添加して、味のよい組成物を形成するステップであって、添加によって前記味のよい組成物は、前記の量の1,3-プロパンジオール、いくつかの実施形態では生物学的に生成された1,3-プロパンジオールを含まない食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物と比較して、改善された味及び/又は異味を有する、ステップを含む、方法に関する。
一実施形態では、生物学的に生成された1,3-プロパンジオールは、220nmで約0.200未満、及び250nmで約0.075未満、及び275nmで約0.075未満の紫外線吸収を示す。
さらなる実施形態では、生物学的に生成された1,3-プロパンジオールは、約0.15未満の「b」明度(color value)及び275nmで約0.050未満の吸光度を有する。
一実施形態では、生物学的に生成された1,3-プロパンジオールは、約10ppm未満の過酸化物濃度を有する。
別の実施形態では、生物学的に生成された1,3-プロパンジオールは、約400ppm未満、約300ppm未満、又は約150ppm未満の全有機不純物の濃度を有する。
さらなる実施形態では、1種以上の酸味添加剤は、リンゴ酸、クエン酸又はそれらの組合せである。
一実施形態では、1種以上の甘味料は、スクラロース、スクロース、グルコース、砂糖、アセスルファムカリウム、アスパルテーム、エリトリトール、異性化糖(high fructose corn syrup)又はそれらの組合せである。
一実施形態では、1種以上の苦味添加剤は、カフェイン、カフェイン含有原料又はそれらの組合せである。
別の実施形態では、食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物は、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB3、ビタミンB5、ビタミンB7、ビタミンB6、ビタミンB9、ビタミンB12及びそれらの組合せからなる群から選択されるビタミンをさらに含む。いくつかの実施形態では、食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物は、「ビタミン様」添加剤、例えばコリン及びカルニチンを含み得る。
さらなる実施形態では、食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物は、約60ppmから約2,500ppmの1,3-プロパンジオール、約7,500ppmから約12,500ppmのリンゴ酸、約2,000ppmから約4,000ppmのカフェイン及び約600ppmから約3,000ppmのスクラロースを含む。なおさらなる実施形態では、食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物は、約100ppmから約2,500ppmの1,3-プロパンジオール、約3,000ppmから約7,000ppmのクエン酸、約500ppmから約1,000ppmのカフェイン及び約600ppmから約3,000ppmのスクラロースを含む。
ある態様では、本開示は、約10ppmから約5,000ppmの1,3-プロパンジオール、いくつかの実施形態では生物学的に生成された1,3-プロパンジオール、並びに約5,000ppmから約15,000ppmの酸味添加剤、約250ppmから約4,000ppmの苦味添加剤、及び約600ppmから約3,000ppmの甘味料のうちの2つ以上を含む食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物に関する。
食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物のいくつかの実施形態では、生物学的に生成された1,3-プロパンジオールは、220nmで約0.200未満、及び250nmで約0.075未満、及び275nmで約0.075未満の紫外線吸収を示す。
食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物の他の実施形態では、生物学的に生成された1,3-プロパンジオールは、約0.15未満の「b」明度及び275nmで約0.050未満の吸光度を有する。
食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物のさらなる実施形態では、生物学的に生成された1,3-プロパンジオールは、約10ppm未満の過酸化物濃度を有する。
食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物の一実施形態では、生物学的に生成された1,3-プロパンジオールは、約400ppm未満、約300ppm未満、又は約150ppm未満の全有機不純物の濃度を有する。
食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物の別の実施形態では、酸味添加剤は、リンゴ酸、クエン酸又はそれらの組合せである。
一実施形態では、苦味添加剤は、カフェイン、カフェイン含有原料又はそれらの組合せである。
食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物のさらなる実施形態では、甘味料は、スクラロース、スクロース、グルコース、砂糖、アセスルファムカリウム、アスパルテーム、エリトリトール、異性化糖又はそれらの組合せである。
別の実施形態では、食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物は、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB3、ビタミンB5、ビタミンB7、ビタミンB6、ビタミンB9、ビタミンB12及びそれらの組合せからなる群から選択されるビタミンをさらに含む。いくつかの実施形態では、食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物は、「ビタミン様」添加剤、例えばコリン及びカルニチンを含み得る。
さらなる実施形態では、食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物は、約100ppmから約2,500ppmの1,3-プロパンジオール、約7,500ppmから約12,500ppmのリンゴ酸、約2,000ppmから約4,000ppmのカフェイン及び約600ppmから約3,000ppmのスクラロースを含む。
なおさらなる実施形態では、食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物は、約100ppmから約2,500ppmの1,3-プロパンジオール、約3,000ppmから約7,000ppmのクエン酸、約500ppmから約1,000ppmのカフェイン及び約600ppmから約3,000ppmのスクラロースを含む。
ある態様では、本開示は、約5,000ppmから約15,000ppmの酸味添加剤、約250ppmから約4,000ppmの苦味添加剤及び約600ppmから約3,000ppmの甘味料の2つ以上を含む食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物の味及び/又は異味を改善する、1,3-プロパンジオール、いくつかの実施形態では生物学的に生成された1,3-プロパンジオールの使用であって、1,3-プロパンジオール、いくつかの実施形態では生物学的に生成された1,3-プロパンジオールが約10ppmから約2,500ppmで組成物に存在する使用に関する。
そのような使用の一実施形態では、生物学的に生成された1,3-プロパンジオールは、220nmで約0.200未満、及び250nmで約0.075未満、及び275nmで約0.075未満の紫外線吸収を示す。別の実施形態では、生物学的に生成された1,3-プロパンジオールは、約0.15未満の「b」明度及び275nmで約0.050未満の吸光度を有する。さらなる実施形態では、生物学的に生成された1,3-プロパンジオールは、約10ppm未満の過酸化物濃度を有する。
本開示による使用の別の実施形態では、生物学的に生成された1,3-プロパンジオールは、約400ppm未満の全有機不純物の濃度を有し、生物学的に生成された1,3-プロパンジオールは、約300ppm未満の全有機不純物の濃度を有する。
使用のさらなる実施形態では、生物学的に生成された1,3-プロパンジオールは、約150ppm未満の全有機不純物の濃度を有する。
使用のさらなる実施形態では、1,3-プロパンジオールは、生物学的又は化学的に供給されて得る。
一実施形態では、酸味添加剤は、リンゴ酸、クエン酸又はそれらの組合せである。
一実施形態では、甘味料は、スクラロース、スクロース、グルコース、砂糖、アセスルファムカリウム、アスパルテーム、エリトリトール、異性化糖又はそれらの組合せである。
一実施形態では、苦味添加剤は、カフェイン、カフェイン含有原料又はそれらの組合せである。
一実施形態では、組成物は、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB3、ビタミンB5、ビタミンB7、ビタミンB6、ビタミンB9、ビタミンB12及びそれらの組合せからなる群から選択されるビタミンをさらに含む。いくつかの実施形態では、組成物は、「ビタミン様」添加剤、例えばコリン、カルニチン、myo-イノシトール、パラアミノ安息香酸及びリポ酸をさらに含む。
一実施形態では、組成物は、約10ppmから約2,500ppmの1,3-プロパンジオール、約7,500ppmから約12,500ppmのリンゴ酸、約2,000ppmから約4,000ppmのカフェイン及び約600ppmから約3,000ppmのスクラロースを含む。
一実施形態では、組成物は、約10ppmから約2,500ppmの1,3-プロパンジオール、約3,000ppmから約7,000ppmのクエン酸、約500ppmから約1,000ppmのカフェイン及び約600ppmから約3,000ppmのスクラロースを含む。
ある態様では、本開示は、食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物における味の印象を調節する方法であって、約10ppmから約10,000ppmの1,3-プロパンジオール、いくつかの実施形態では生物学的に生成された1,3-プロパンジオールを、食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物に含ませるステップを含む、方法に関する。ある態様では、食品、飲料、菓子又は濃縮物は、約75ppmから約1,000ppmの1,3-プロパンジオールを含む。
ある態様では、本開示は、大量の苦味添加剤を含む食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物の口当たりを改善する方法であって、約10ppmから約10,000ppmの1,3-プロパンジオール、いくつかの実施形態では生物学的に生成された1,3-プロパンジオールを、組成物に含ませるステップ、及び、組成物における大量の苦味添加剤を減少させるステップを含む、方法に関する。いくつかの実施形態では、組成物は、約250ppmから約4,000ppmの苦味添加剤を含む。いくつかの実施形態では、組成物における苦味添加剤の量を、少なくとも5%、少なくとも10%、少なくとも20%、少なくとも30%、少なくとも40%、少なくとも50%、少なくとも60%、少なくとも70%、少なくとも80%、少なくとも90%又は少なくとも95%減少させる。
いくつかの実施形態では、組成物は、約60ppmから約2,500ppmの1,3-プロパンジオール、約75ppmから約1,250ppmの1,3-プロパンジオール又は約900ppmから約1,100ppmの1,3-プロパンジオールを含む。いくつかの実施形態では、改善された口当たりは、粗い口当たりの減少である。いくつかの実施形態では、改善された口当たりは、渋い口当たりの減少である。いくつかの実施形態では、改善された口当たりは、乾燥する残感の減少である。いくつかの実施形態では、組成物は、酸味添加剤及び/又は甘味料を含む。いくつかの実施形態では、苦味添加剤は、カフェイン及び/又はカフェイン含有原料である。
別の態様は、約10ppmから約2,500ppmの1,3-プロパンジオール、いくつかの実施形態では生物学的に生成された1,3-プロパンジオールを含む食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物の味を改善する方法であって、約10ppmから約2,500ppmの1,3-プロパンジオール、いくつかの実施形態では生物学的に生成された1,3-プロパンジオール、大量の酸味添加剤及び大量の甘味料を含む対照食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物と比較して、約10ppmから約2,500ppmの1,3-プロパンジオール、いくつかの実施形態では生物学的に生成された1,3-プロパンジオール、大量の酸味添加剤及び大量の甘味料を含む改善された食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物を得るステップを含み、改善された食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物における大量の酸味添加剤及び/又は大量の甘味料が、対照食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物における酸味添加剤の量及び/又は大量の甘味料より少ない、方法のためのものである。いくつかの実施形態では、改善された食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物における酸味添加剤は、対照食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物における酸味添加剤の量の少なくとも5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%又は50%未満の量で存在する。いくつかの実施形態では、改善された食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物における甘味料は、対照食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物における酸味添加剤の量の少なくとも5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%又は50%未満の量で存在する。いくつかの実施形態では、改善された食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物における大量の酸味添加剤は、約3,000ppmから約15,000ppmの範囲である。いくつかの実施形態では、改善された食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物における大量の甘味料は、約600ppmから約3,000ppmの範囲である。いくつかの実施形態では、酸味添加剤は、マレイン酸である。いくつかの実施形態では、甘味料は、スクラロースである。いくつかの実施形態では、改善された食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物及び対照食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物は、実質的に同一の大量の苦味添加剤を含み、いくつかの実施形態では、苦味添加剤は、カフェインであり、いくつかの実施形態では、苦味添加剤は、約250ppmから約4,000ppmの範囲で存在する。
実施例2で測定されたすべての特質に対する平均知覚スコア(n=24)のグラフでの例証を示す図である。*p≦0.1で有意に異なる(90%信頼度)。**p≦0.05で有意に異なる(95%信頼度。***p≦0.01で有意に異なる(99%信頼度)。 実施例2で測定されたすべての特質に対する平均知覚スコア(n=24)の棒グラフの例証を示す図である。*p≦0.1で有意に異なる(90%信頼度)。**p≦0.05で有意に異なる(95%信頼度。***p≦0.01で有意に異なる(99%信頼度)。左棒グラフはbioPDOなし、右棒グラフはbioPDOあり。 実施例3で測定されたすべての特質に対する平均知覚スコア(n=24)のグラフでの例証を示す図である。*p≦0.1で有意に異なる(90%信頼度)。**p≦0.05で有意に異なる(95%信頼度。***p≦0.01で有意に異なる(99%信頼度)。 実施例3で測定されたすべての特質に対する平均知覚スコア(n=24)の棒グラフの例証を示す図である。*p≦0.1で有意に異なる(90%信頼度)。**p≦0.05で有意に異なる(95%信頼度。***p≦0.01で有意に異なる(99%信頼度)。左棒グラフはbioPDOなし、右棒グラフはbioPDOあり。 実施例4で測定されたすべての特質に対する平均知覚スコア(n=24)のグラフでの例証を示す図である。*p≦0.1で有意に異なる(90%信頼度)。**p≦0.05で有意に異なる(95%信頼度。***p≦0.01で有意に異なる(99%信頼度)。 実施例4で測定されたすべての特質に対する平均知覚スコア(n=24)の棒グラフの例証を示す図である。*p≦0.1で有意に異なる(90%信頼度)。**p≦0.05で有意に異なる(95%信頼度。***p≦0.01で有意に異なる(99%信頼度)。左棒グラフはbioPDOなし、右棒グラフはbioPDOあり。 実施例6におけるエネルギーショットプロトタイプサンプル(n=24)の特質のグラフでの例証を示す図である。p≦0.1で有意に異なる(90%信頼度)、**p≦0.05で有意に異なる(95%信頼度)、***p≦0.01で有意に異なる(99%信頼度)。左棒グラフはbioPDOなし、右棒グラフはbioPDOあり。 実施例6におけるBANGプロトタイプサンプル(n=24)の特質のグラフでの例証を示す図である。p≦0.1で有意に異なる(90%信頼度)、**p≦0.05で有意に異なる(95%信頼度)、***p≦0.01で有意に異なる(99%信頼度)。左棒グラフはbioPDOなし、右棒グラフはbioPDOあり。 実施例6における5HEプロトタイプサンプル(n=24)の特質のグラフでの例証を示す図である。p≦0.1で有意に異なる(90%信頼度)、**p≦0.05で有意に異なる(95%信頼度)、***p≦0.01で有意に異なる(99%信頼度)。左棒グラフはbioPDOなし、右棒グラフはbioPDOあり。
本発明者らは、1,3-プロパンジオール、いくつかの実施形態では生物学的に生成された1,3-プロパンジオールは、食品、飲料及び菓子における味質及び/又は異味を改善し得ることを発見した。
本明細書で使用されている、一方で「味(テイスト)」、また他方で「香味(フレーバー)」という用語は、専門的な味覚に関する化学、生物学、神経科学及び医学的見解の下では互換的ではない。「味」は、化学検知システムとして公知のそれぞれ塩辛い、酸っぱい、苦い、甘い、旨み及び脂の味覚又は味受容体を経由した味覚神経の刺激から生じる感知である。「香味」という用語は、主に嗅覚を通した、任意の芳香族又は揮発性化合物からの複雑且つ様々な様相の芳香に基づく。例えば、Mourtisen、Flavour(2015年)4:18頁及びSmith、Nature(2012年)486:S6頁を参照されたい。味は、認知及び/又は物理化学的機構を経由して、芳香族/揮発性物質の香味感知に影響を与え得る(説明は、例としてTournierら、Food 2007年、1(2)246:257頁で見出され得る)。
本明細書で使用されている「味調節剤」又は「味調節」は、食品、飲料、菓子又は濃縮物における別の味添加剤及び/又は異味添加剤の感知に好影響を及ぼす味覚化合物を指す。例えば、異味添加剤のあるよくない食味性、例えば、苦さ、酸っぱさ、旨み、甘さ、塩辛さ、甘草、脂肪、灼熱感、刺激的、清涼感、及び金気があるノートは、味調節剤でマスキングできる。別の例では、口当たりを改善できる。さらに他の例では、異味の長引きを低減できる。さらに別の例では、異味の発現を低減できる。さらなる例では、味の発現を改善できる。
本明細書で使用されている「甘味料」は、食品、飲料、菓子又は濃縮物に存在する場合、検出可能な甘さを得る物質を指す。したがって、本明細書で使用されている「甘味化量」は、食品、飲料、菓子又は濃縮物に存在する場合、検出可能な甘さを得るのに必要とされる化合物の量を指す。甘味料は、天然、合成又はそれらの組合せであってよい。甘味料は、化合物の塩であってよく、化合物の酸であってよく、又は塩及び/若しくは酸の存在がなくてよい。
本明細書で使用されている「濃縮物」は、完成品を調製するために水溶性の飲用液体又は乾燥バルク粉末で希釈され得る液体又は粉末化組成物を意味する。これは、流体、典型的には水又は他の希釈剤が除去されている飲料又は食品の先行形態又は「シロップ」又は「飲料シロップ」も指す。これは次いで、インスタント高濃度飲料又は「飲料」又は「エネルギーショット」、及びインスタント高濃度食品又は「食品」又は「調味料」を形成するために再添加される。典型的には、これは、最大約2、約3、約4、約5、約6、約7、約8、約9若しくは約10倍、若しくはそれより多量、又は約2、約3、約4、約5、約6、約7、約8、約9若しくは約10倍、若しくはそれより多量の、所定の溶媒又は溶液に溶解した有意量の溶質を意味する、単位量の混合物に存在する物質であり得る。範例的な濃縮物は、「冷凍濃縮」オレンジジュースである。その非希釈濃縮物は、通常の希釈したジュースよりはるかに強力な香味及び酸っぱさを有し、より甘い。
本明細書で使用されている「高濃度」及び「大量」は、食品、飲料、菓子又は濃縮物に存在する場合、目立った又は濃厚な検出可能な味覚を得る大量の物質を指す。高濃度の非限定的な例は、超濃縮添加生成物では、濃厚な食品、飲料及び菓子、例えば栄養ドリンク、プロテインドリンク、エネルギーショット、プロテインショットなどに使用される通常の味閾値を上回るいずれかの濃縮物を含む。通常又は許容できる味質は、低から中等度の味閾値で見出され得るが、中等度から穏当及び強力から極度、並びに不愉快な異味閾値で見出される味質の強度範囲は、高濃度と考えられる。それぞれの味添加剤は、異なる味の閾値及び経時的強度レベルを有し得る。例えば、典型的なレモン-ライムソーダは、通常の甘さ濃度若しくは約10%以下の甘味等価性の甘味添加剤の存在下で、又は普通の水中でさえ、通常の酸味を生じる約1,700ppmのクエン酸を含有する。任意の追加量のクエン酸により、低度又は通常又は軽度又は中等度から穏当又は強力又は極度又は不快感のある異味へ、ソーダのpHは低下し、酸っぱさの強度は上昇する。別の例は、実際に約300ppmのナリンギン(苦味添加剤)を含有する苦みが強力なグレープフルーツジュースである。さらなる例は、極度に強力な甘さ、又は800ppmのスクラロース(主張のより低い範囲)対水中に約225ppmのスクラロースの10%スクロース等価性の、スクロースの等価性の比較である。
本明細書で使用されている「異味(off-taste)」は、不快及び/又は許容できない呈味質/感知を指す。異味の非限定的な例は、石鹸様の味、化学物質様の味、医薬様の味、苦味、強力な酸味、強力な塩味、濃厚な口当たり、粗い口当たり、強力な甘味、粘りのある味、コーティング様の味、渋味、ドライ味、ドライな残感、強力な香ばしい味、強力な脂味、金気がある、冷感、或いは著しい水若しくは食品曝露下で、及び/又は時間の経過等で治まる舌若しくは口腔のしびれ感を含む。異味は、食品、飲料、菓子又は濃縮物に存在する他の味が強度を低下させない場合、時間又は温度に応じて低下させるものでもあり得る。異味は、いくつかのケースでは、味質に関して、遅延した味の発現、速い味の発現、アンバランスな味質、異なる味の経時的な最大強度反応、味の適応の問題、長引く後味、持ち越される味、反復する味などを生じるものであり得る。6種の基本味:苦い、甘い、酸っぱい、塩辛い、脂及び旨みが存在する。苦さは、異味に最も共通して関連する。
本明細書で使用されている「約」又は「おおよそ」という用語は、所定の値若しくは範囲の20%、19%、18%、17%、16%、15%、14%、13%、12%、11%、10%、9%、8%、7%、6%、5%、4%、3%、2%、1%、0.9%、0.8%、0.7%、0.6%、0.5%、0.4%、0.3%、0.2%若しくは0.1%以内、又はそれ未満若しくはそれ超を意味する。
「含む」という用語は、「から本質的になる」及び「からなる」という用語により包含される実施形態を含むことを企図している。同様に、「から本質的になる」という用語は、「からなる」という用語により包含される実施形態を含むことを企図している。
本開示の方法に従って得られる食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物は限定されないので、1,3-プロパンジオール、いくつかの実施形態では生物学的に生成された1,3-プロパンジオールを、食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物に添加するステップは、それぞれの特定の食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物に対して、任意の好適な方法により達成され得ることは認識されるべきである。例えば、1,3-プロパンジオール、いくつかの実施形態では生物学的に生成された1,3-プロパンジオールは、飲料に直接添加してよく、例えば、撹拌することにより混合してよい。一実施形態では、1,3-プロパンジオール、いくつかの実施形態では生物学的に生成された1,3-プロパンジオールは、水溶液として、或いは別の添加剤、例えば、異性化糖、単シロップ、リュウゼツランネクター又は甘味料、例えばスクラロース、スクロース、グルコース、砂糖、アセスルファムカリウム、アスパルテーム、エリトリトール、異性化糖若しくはそれらの組合せの水溶液との混合物中に添加され得る。これらの添加方法は、飲料、例えば果実ジュース、ジュースパンチ、濃縮物、希釈物、「エード」及びソーダを調製するのに好適であり得る。
最初に、本発明者らは、1,3-プロパンジオール、いくつかの実施形態では生物学的に生成された1,3-プロパンジオールが、商用栄養ドリンクの味及び/又は異味を改善することを示した。意外にも、1,3-プロパンジオール、いくつかの実施形態では生物学的に生成された1,3-プロパンジオールを、約250ppmから約4,000ppmの苦味添加剤、約3,000ppmから約15,000ppmの酸味添加剤及び約600ppmから約3,000ppmの甘味料の2つ以上を含有する水溶液に含むことにより、それらの溶液の味及び/又は異味が改善された。
本明細書で開示されている組成物及び方法のさらなる態様は、以下の説明で示されている。
味及び/又は異味の改善に加えて、1,3-プロパンジオール、いくつかの実施形態では生物学的に生成された1,3-プロパンジオールは、食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物の味の印象を調節し得る。本明細書で使用されている「味の印象を調節すること」という用語は、1,3-プロパンジオールを一切含まない組成物と比較して、実施例に記載される方法を使用して得られた知覚の説明の少なくとも1つの態様を変えることを意味する。別の態様では、1,3-プロパンジオール、いくつかの実施形態では生物学的に生成された1,3-プロパンジオールは、1,3-プロパンジオールを一切含まない食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物の知覚の説明と比較して、知覚の説明で報告されている1つ以上の味をマスキング又は減少し得る。
一実施形態では、1,3-プロパンジオール、いくつかの実施形態では生物学的に生成された1,3-プロパンジオールは、ジュースに添加され得る。例えば、1,3-プロパンジオール、いくつかの実施形態では生物学的に生成された1,3-プロパンジオールは、グレープフルーツジュースの苦さを低減すること、及び甘さを増幅させることを見出した。例えば、生物学的に生成された1,3-プロパンジオールを含有したオレンジジュースは、生物学的に生成された1,3-プロパンジオールを用いないものより苦みが少なく、またそれよりやや甘い。別の非限定的な例では、1,3-プロパンジオールをクランベリージュースに含むことにより、クランベリージュースの苦さ及び甘さの両方が減少された。他の好適な飲料組成物は、コーヒー、ココア、茶(例えば、紅茶、緑茶、ウーロン茶)又はコンブチャを含む。
一実施形態では、1,3-プロパンジオール、いくつかの実施形態では生物学的に生成された1,3-プロパンジオールは、牛乳に添加され得、これは、場合によりコーヒー、エスプレッソ又は茶とさらに混合される。別の実施形態では、1,3-プロパンジオール、いくつかの実施形態では生物学的に生成された1,3-プロパンジオールを含有する牛乳は、チーズ、ヨーグルト、ケフィア、バター、プディング、カスタード、アイスクリーム又は他の乳製品を作るために使用される。ヨーグルトのケースでは、1,3-プロパンジオール、いくつかの実施形態では生物学的に生成された1,3-プロパンジオールは、培養するステップの前に牛乳と混合するのではなく、培養させた後で、ヨーグルトと混合され得る
一実施形態では、1,3-プロパンジオール、いくつかの実施形態では生物学的に生成された1,3-プロパンジオールは、果実を、1,3-プロパンジオール、いくつかの実施形態では生物学的に生成された1,3-プロパンジオールを含有する水性液体又はシロップに浸すことにより果実に添加される。果実は、丸ごと(例えば、ベリー類)、種抜き(例えば、サクランボ、モモ、ネクタリン、プラム)、皮剥き(例えば、柑橘類)及び/又はスライスであってよい。一実施形態では、1,3-プロパンジオール、いくつかの実施形態では生物学的に生成された1,3-プロパンジオールは、果実、野菜又は肉を漬け込むために使用されるブラインに添加される。一実施形態では、果実又は野菜は洗浄され、1,3-プロパンジオール、いくつかの実施形態では生物学的に生成された1,3-プロパンジオールは、1,3-プロパンジオール、いくつかの実施形態では生物学的に生成された1,3-プロパンジオールを含有する水又はエタノールベース溶液を果実、野菜、又はそれらの混合物(例えば、果実又は野菜サラダ)に噴霧することにより、果実又は野菜に添加される。一実施形態では、1,3-プロパンジオール、いくつかの実施形態では生物学的に生成された1,3-プロパンジオールは、ジャム又はゼリー、例えば、オレンジマーマレードに調理の前又は後で添加される。
一実施形態では、1,3-プロパンジオール、いくつかの実施形態では生物学的に生成された1,3-プロパンジオールは、ベーカリー製品を作るために焼成する前に衣用生地又は生地中に添加され得る。一実施形態では、1,3-プロパンジオール、いくつかの実施形態では生物学的に生成された1,3-プロパンジオールは、チップス又はクラッカーを作るために使用される食べ物に添加され得る。
一実施形態では、1,3-プロパンジオール、いくつかの実施形態では生物学的に生成された1,3-プロパンジオールを食品、飲料、菓子又は濃縮物に添加することにより、味のよい組成物が生じる。本明細書で使用されている「味のよい組成物」という用語は、閾上濃度の苦い、酸っぱい、脂、塩辛い、旨み又は甘い化学成分の少なくとも1つを含む食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物を意味する。化学物質に対する閾上及び検出閾値濃度のいずれも、個人によって幅広く変動することは認識されるべきである。S.J.K. Russell & J. Roper, A Complex Relationship among Chemical Concentration, Detection Threshold, and Supra-threshold Intensity of Bitter Compounds、32(3) CHEMICAL SENSES 245~253頁(2007年3月1日)。知覚の説明を得る好適な方法は、実施例で示されている。
一実施形態では、1,3-プロパンジオール、いくつかの実施形態では生物学的に生成された1,3-プロパンジオールは、味のよい組成物を作るためにデザート又はセイボリー(savory)ソースに添加され得る。例えば、デザートソース、例としてチョコレート、キャラメル、バタースコッチ、イチゴ、サクランボ、パイナップル又は他の果実の香味料は、1,3-プロパンジオール、いくつかの実施形態では生物学的に生成された1,3-プロパンジオールを含み得る。1,3-プロパンジオールを添加すると、チョコレートの苦さ及び果実の酸っぱさのバランスをとるのに必要とされる糖及び/又は甘味料の量が減少することが予想される。さらに、そのようなシロップが甘味料、例えばスクラロース、アセスルファムカリウム、アスパルテーム又はエリトリトールで作られている場合、1,3-プロパンジオール、いくつかの実施形態では生物学的に生成された1,3-プロパンジオールは、それらの甘味料で共通して感知される金気又は異臭を減少すると予想される。1,3-プロパンジオール、いくつかの実施形態では生物学的に生成された1,3-プロパンジオールとの混合に好適なセイボリーソースは、バーベキューソース、テリヤキソース、オイスターソース、スパイスソース並びに高濃度の甘味、塩味、旨み及び/又は酸味添加剤を有する他のソースを含む。
一実施形態では、1,3-プロパンジオール、いくつかの実施形態では生物学的に生成された1,3-プロパンジオールは、菓子、例えばチョコレート、チューインガム、サワーソフトキャンディー及びサワーハードキャンディーに添加される。特定の仮説に束縛されることを望まないが、本発明者らは、1,3-プロパンジオール、いくつかの実施形態では生物学的に生成された1,3-プロパンジオールをチョコレートに添加することにより、テオブロミン及び他のチョコレートアルカロイドの苦さが中和又はマスキングされ、チョコレートの味のバランスをとるのに必要とされる砂糖又は他の甘味料の量が減少されると仮定する。チューインガムは、金気又は異味を有すると共通して見出される上で言及されている甘味料、例えばスクラロース、アセスルファムカリウム、アスパルテーム又はエリトリトールを含むため、1,3-プロパンジオール、いくつかの実施形態では生物学的に生成された1,3-プロパンジオールをチューインガムに添加することにより、これらの甘味料に起因する異味の感知がマスキング又は減少すると予想される。
いくつかの実施形態では、食品、飲料、菓子又は濃縮生成物は、1,3-プロパンジオール、いくつかの実施形態では生物学的に生成された1,3-プロパンジオール、並びに甘味料及び酸味添加剤を含む。いくつかの実施形態では、食品、飲料、菓子又は濃縮生成物は、1,3-プロパンジオール、いくつかの実施形態では生物学的に生成された1,3-プロパンジオール、並びに甘味料及び苦味添加剤を含む。いくつかの実施形態では、食品、飲料、菓子又は濃縮生成物は、1,3-プロパンジオール、いくつかの実施形態では生物学的に生成された1,3-プロパンジオール、並びに酸味添加剤及び苦味添加剤を含む。いくつかの実施形態では、食品、飲料、菓子又は濃縮生成物は、1,3-プロパンジオール、いくつかの実施形態では生物学的に生成された1,3-プロパンジオール、並びに甘味料、酸味添加剤及び苦味添加剤を含む。
ある態様は、ある量の苦味添加剤を含む食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物の口当たりを改善する方法であって、1,3-プロパンジオール、いくつかの実施形態では生物学的に生成された1,3-プロパンジオールを組成物に含ませるステップ、及び組成物における苦味添加剤の量を減少させるステップを含む、方法を対象とする。「口当たり」は、口において食品、飲料、菓子又は濃縮物により生成される感覚を意味する。触覚は、口における圧力及び接触のため、大きさ、形態並びにテクスチャの第一印象を伝える。範例的な感覚は、鋭く刺すような感覚(例えば、チリペッパー及びニンニクから)、コーティング感 (例えば、アイスクリーム及びヨーグルトから)、冷感(例えば、アイスキューブ及びメントールから)、乾燥感(例えば、クラッカー及び朝食用シリアルから)、口をすぼめるような感覚(例えば、柑橘類のスライス及びヴィネグレットサラダドレッシングから)、刺激感(例えば、エクストラバージンオリーブ油中のオレオカンタール又はショウガから)、突き刺すような感覚 (例えば、炭酸飲料及び一部のキャンディー/ガムから)、涙が出るような感覚(例えば、粗切りタマネギ及びトウガラシ種子から)及び温感(例えば、コーヒー又は茶及びスープから)を含む。例えば、Marcus JBのAging, Nutrition and Taste, Chp. 7, Flavor Enhancement Techniques, 207~247頁(2019年)を参照されたい。
口当たりの改善は、いくつかの実施形態では、粗い口当たりを改善することを指す。「粗い」口当たりは、荒々しく染みるような口当たりを意味する。粗い口当たりは、前述の範例的な感覚のいずれかに起因し得る。いくつかの実施形態では、粗い口当たりは、食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物における苦味添加剤に起因し、いくつかの実施形態では、粗い口当たりは、カフェインに起因する。
口当たりの改善は、いくつかの実施形態では、渋い口当たりを改善することを指す。「渋い」口当たりは、体組織の収縮を引き起こす、口腔における乾燥感、口をすぼめるような感覚及び縮むような感覚の複合を意味する。渋い口当たりは、前述の範例的な感覚のいずれかに起因し得る。いくつかの実施形態では、渋い口当たりは、食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物における苦味添加剤に起因し、いくつかの実施形態では、渋い口当たりは、カフェインに起因する。
口当たりの改善は、いくつかの実施形態では、乾燥する(のどが渇く)残感(drying after feel)を改善することを指す。「乾燥する残感」は、口に残った乾燥の感知を意味する。乾燥する残感は、前述の範例的な感覚のいずれかに起因し得る。いくつかの実施形態では、乾燥する残感は、食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物における苦味添加剤に起因し、いくつかの実施形態では、乾燥する残感は、カフェインに起因する。
いくつかの実施形態は、味、異味、並びに食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物の味及び異味を改善する方法であって、(a)ある量の1,3-1,3-プロパンジオール、いくつかの実施形態では生物学的に生成された1,3-プロパンジオール、並びに(b)実質的に同じ量の1,3-プロパンジオール、いくつかの実施形態では生物学的に生成された1,3-プロパンジオール、ある量の酸味添加剤及びある量の甘味料を含む対照食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物と比較して、少ない酸味添加剤及び/又は少ない甘味料を含む改善された食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物を得るステップを含む、方法のためのものである。いくつかの実施形態では、改善された食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物における酸味添加剤は、対照食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物における酸味添加剤の量の、少なくとも1%、2%、3%、4%、5%、6%、7%、8%、9%、10%、11%、12%、13%、14%、15%、16%、17%、18%、19%、20%、21%、22%、23%、24%、25%、26%、27%、28%、29%、30%、31%、32%、33%、34%、35%、36%、37%、38%、39%、40%、41%、42%、43%、44%、45%、46%、47%、48%、49%、50%、51%、52%、53%、54%、55%、56%、57%、58%、59%、60%、61%、62%、63%、64%、65%、66%、67%、68%、69%、70%、71%、72%、73%、74%、75%、76%、77%、78%、79%、80%、81%、82%、83%、84%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%又は99%未満の量で存在する。いくつかの実施形態では、改善された食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物における甘味料は、対照食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物における酸味添加剤の量の少なくとも1%、2%、3%、4%、5%、6%、7%、8%、9%、10%、11%、12%、13%、14%、15%、16%、17%、18%、19%、20%、21%、22%、23%、24%、25%、26%、27%、28%、29%、30%、31%、32%、33%、34%、35%、36%、37%、38%、39%、40%、41%、42%、43%、44%、45%、46%、47%、48%、49%、50%、51%、52%、53%、54%、55%、56%、57%、58%、59%、60%、61%、62%、63%、64%、65%、66%、67%、68%、69%、70%、71%、72%、73%、74%、75%、76%、77%、78%、79%、80%、81%、82%、83%、84%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%又は99%未満の量で存在する。いくつかの実施形態では、改善された食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物における1,3-プロパンジオール、いくつかの実施形態では生物学的に生成された1,3-プロパンジオールの量は、対照食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物における1,3-プロパンジオール、いくつかの実施形態では生物学的に生成された1,3-プロパンジオールの量と同一である。いくつかの実施形態では、改善された食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物及び対照食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物は、実質的に同一の又は同一の量の苦味添加剤を含み、いくつかの実施形態では、改善された食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物は、対照食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物より少ない苦味添加剤を含み、いくつかの実施形態では、いくつかの実施形態では、改善された食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物は、対照食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物より多い苦味添加剤を含む。
いくつかの実施形態では、食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物における味及び異味の改善は、組成物中の1,3-プロパンジオール、いくつかの実施形態では生物学的に生成された1,3-プロパンジオールの量を変える又はわずかに変えることなく、酸味添加剤及び/又は甘味料の量の減少に起因する。いくつかの実施形態では、改善された味は、例えば、酸っぱさの減少及び/又は甘さの増幅であり、異味の改善、例えば粗い口当たりの減少は相互に関連付けられる。
いくつかの実施形態では、1,3-プロパンジオール、いくつかの実施形態では生物学的に生成された1,3-プロパンジオールを、食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物に包含することにより、組成物の目立った酸っぱさが増幅されるが、苦さ(実際の苦さか、又は最初の粗い口当たりが反映された苦さかを問わず)のマスキングを通して組成物の目立った甘さが減少される場合、(i)酸っぱさは、1,3-プロパンジオール、いくつかの実施形態では生物学的に生成された1,3-プロパンジオールを欠く比較の組成物のものと実質的に同様の又はそれを超えて改善されたレベルに減少され得、並びに/又は(ii)甘さは、組成物における酸味添加剤の量の減少を通して、1,3-プロパンジオールを欠く比較の組成物のものと実質的に同様の又はそれを超えた改善されたレベルに増幅され得る。いくつかの実施形態では、1,3-プロパンジオール、いくつかの実施形態では生物学的に生成された1,3-プロパンジオールを、食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物に包含することにより、組成物の目立った酸っぱさが増幅されるが、苦さ(実際の苦さか、又は最初の粗い口当たりが反映された苦さかを問わず)のマスキングを通して、組成物の目立った甘さが減少される場合、(i)酸っぱさは、1,3-プロパンジオール、いくつかの実施形態では生物学的に生成された1,3-プロパンジオールを欠く比較の組成物のものと実質的に同様の又はそれを超えて改善されたレベルに減少され得、並びに/又は(ii)甘さは、組成物における甘味料の量の減少を通して、1,3-プロパンジオール、いくつかの実施形態では生物学的に生成された1,3-プロパンジオールを欠く比較の組成物のものと実質的に同様の又はそれを超えて改善されたレベルに増幅され得る。いくつかの実施形態では、1,3-1,3-プロパンジオール、いくつかの実施形態では生物学的に生成された1,3-プロパンジオールを、食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物に包含することにより、組成物の目立った酸っぱさが増幅されるが、苦さ(実際の苦さか、又は最初の粗い口当たりが反映された苦さかを問わず)のマスキングを通して、組成物の目立った甘さが減少される場合、(i)酸っぱさは、1,3-プロパンジオール、いくつかの実施形態では生物学的に生成された1,3-プロパンジオールを欠く比較の組成物のものと実質的に同様の又はそれを超えて改善されたレベルに減少され得、並びに/又は(ii)甘さは、組成物における酸味添加剤及び甘味料の量の減少を通して、1,3-プロパンジオール、いくつかの実施形態では生物学的に生成された1,3-プロパンジオールを欠く比較の組成物のものと実質的に同様の又はそれを超えて改善されたレベルに増幅され得る。
1 1,3-プロパンジオール
「1,3-プロパンジオール」又は「PDO」は、化学的又は生物学的に生成された1,3-プロパンジオールを指す。「生物学的に生成された1,3-プロパンジオール」、「bioPDO」、「生物学的に生成された、生分解性1,3-プロパンジオール」、「再生ベース1,3-プロパンジオール」、「再生ベース生分解性1,3-プロパンジオール」、「生物起源」及び「生物学的に生成された1,3-プロパンジオール」という用語、並びに本明細書で使用されている同様の用語は、大気起源の炭素で構成され、化石燃料炭素で構成されない植物由来糖の微生物代謝に由来する1,3-プロパンジオールを指す。
食品、飲料及び菓子製品を選択する場合、消費者は、製品の安全性、環境的影響、成分が天然である程度及び製品全体の審美的な質を考慮する。生物学的に生成された1,3-プロパンジオール(例えば、DuPont Tate & LyleのZemea(登録商標)Propanediol)は、これらの消費者の要望を満たすのに十分向いている。食品、飲料及び菓子組成物への組み込みのための高純度1,3-プロパンジオールは、発酵ベースプロセスから得られる。これは、生物学的に生成された1,3-プロパンジオールの生分解は、大気中への人為的なCO2排出に寄与しないため、合成的に生成されたグリコールより環境的影響が少ない。
いくつかの実施形態では、1,3-プロパンジオールは、生物学的に生成された1,3-プロパンジオール、化学的に生成された1,3-プロパンジオール、又はそれらの組合せであり得る。
1.1 環境的影響
有利には、生物学的に生成された1,3-プロパンジオールは、生分解性であり得、ゼロ(0)の人為的なCO2排出プロファイルを有し得る。「生分解性」という用語は、プラスチックとは対照的に、生体により、単純で安定な化合物、例えば二酸化炭素及び水へと、比較的短時間、例えば、数年又は数ヶ月未満で崩壊する組成物又は化合物の能力を意味する。「人為的な排出プロファイル」は、化合物又は組成物が生分解されると大気に寄与する人為的なCO2排出を意味する。
一方、光合成は、二酸化炭素(CO2)及び水(H2O)の、日光の作用を通した植物材料への変換を通して生育体を作り出すプロセスであり、生分解は、生体の活性を通して有機材料をCO2及びH2Oへと再び変換するプロセスである。有機化学物質、例えばグリコールの生分解性を測定する、公表されているテスト法が多くある。国際的に認められている一方法は、ASTM E1720-01、Standard Test Method for Determining Ready, Ultimate Biodegradability of Organic Chemicals in a Sealed Vessel CO2 Production Testである。このテスト法において60%又はより優れた生分解を実証する化学物質は、大半の好気的環境で生分解し、容易生分解性として分類される。本文書で言及されるグリコールすべてがこの基準を満たす。
グリコール、例えばエチレングリコール、プロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール及び2-メチル-1,3-プロパンジオールは、化粧品及びパーソナルケア配合物から洗剤、熱伝達組成物に及ぶ組成物に有用な生分解性化合物である。生分解性は、環境の保護において重要な要因であるが、化石ベースの供給源に由来するグリコールの生分解により、以前に固定されたCO2が大気へと放出される結果は避けられない。したがって、グリコールは一般に生分解性に有利であるが、生分解中の化石ベースのグリコールにより生じる地球温暖化の潜在性は重大である。
二酸化炭素は、大気における温室ガスの集合の最大成分として選別される。大気の二酸化炭素レベルは、この200年間で50%上昇した。近年の報告は、現在のレベルの大気の二酸化炭素が、現代のヒト以前の時期である後期更新世におけるピークレベルより高いことを指し示している(Siegenthaler, U.ら、Stable Carbon Cycle-Climate Relationship During the Late Pleistocene, Science、第310巻、第5752号(2005年11月25日)、1313~1317頁)。したがって、あらゆる二酸化炭素が大気へとさらに加わることにより、温室ガスの効果により、地球温度の安定化がその上昇へとさらにシフトすると考えられる。消費者及び環境保護団体等は、産業での大気中への炭素放出が、温室効果を引き起こす炭素供給源と確認した。
温室ガス排出は、生成物の寿命中にどの時点でも発生し得る。消費者及び環境団体は、生成物の環境的影響を評価する場合、生成物の全ライフスパンを考慮する。消費者は、生成物、使用及び分解の環境的影響を考慮した、新たな炭素が大気に寄与しない生成物を求める。植物の糖及びデンプンからの炭素分子で構成される有機生成物、並びに最終的に大気中の炭素のみが、温室効果にさらに寄与しないと考えられる。
二酸化炭素が大気へと加わるのに加えて、グリコールの現在の産業的生成方法は、とりわけ硫酸、塩酸、フッ化水素酸、リン酸、シュウ酸、酒石酸、酢酸、アルカリ金属、アルカリ土類金属、遷移金属、並びに鉄、コバルト、ニッケル、銅、銀、モリブデン、タングステン、バナジウム、クロム、ロジウム、パラジウム、オスミウム、イリジウム、ルビジウム及び白金を含む重金属を含む異物及び廃棄物を生じる(米国特許第2,434,110号、第5,034,134号、第5,334,778号及び第5,10,036号)。
1.1.1 化石燃料由来炭素原材料の放出
本明細書で開示されている1,3-プロパンジオールは、生分解されても人為的なCO2排出につながらないという所見を明記する計算は、以下に明記されている。1分子の1,3-プロパンジオールが分解する場合、3分子のCO2が大気中に放出される。「発酵由来」1,3-プロパンジオールからの分解中に放出されるCO2のこれらの分子すべては大気起源であるため、大気への正味のCO2放出はしたがってゼロである。比較として、化石燃料に由来するプロピレングリコール及び化石に由来する1,3-プロパンジオールは、固定炭素供給源(すなわち、化石燃料)から生じる3個の炭素原子を含有するため、1分子の化石燃料に由来するプロピレングリコール又は1,3-プロパンジオールが分解されると、正味の3分子のCO2が大気中に放出される。同様に、化石燃料に由来するエチレングリコールは、固定炭素供給源から生じる2個の炭素原子を含有するため、1分子の化石燃料に由来するエチレングリコールが分解されると、正味の2分子のCO2が大気中に放出される。
1キログラムのエチレングリコール、プロピレングリコール、化学的1,3-プロパンジオール及び「発酵由来」1,3 プロパンジオール(Bio-PDO(商標))それぞれに対して放出されるCO2を定量化するために、生成物の重量(1kg)を、その分子量で割る。分子に存在する各炭素原子では、1分子のCO2が放出される。CO2の分子をCO2の分子量(44kg/kモル)とかけて、生成物1単位(kg)当たりのCO2放出(kg)の影響を定量化する。
化石燃料由来エチレングリコール(EG)
Figure 2023511473000001
化石燃料由来プロピレングリコール(PG)
Figure 2023511473000002
化石燃料由来1,3-プロパンジオール(PDO)
Figure 2023511473000003
生物学的に生成された1,3-プロパンジオール(Bio-PDO(商標))炭素原材料収支
捕捉:
Figure 2023511473000004
放出:
Figure 2023511473000005
正味:
-1.7 2+1.7 2=0 2
この生物学的に生成された1,3-プロパンジオール炭素原材料収支の結果から、再生供給される、生物学的に生成された1,3-プロパンジオールの生分解から、人為的なCO2排出がないことが実証される。
「人為的な」という用語は、人工又は化石由来を意味する。
本明細書で使用されている「大気起源の炭素」は、最近は、この数十年間地球の大気に遊離して存在する、二酸化炭素分子からの炭素原子を指す。そのような炭素はまとめて、本明細書に記載される特定の放射性同位体の存在により確認できる。「グリーン炭素」、「大気炭素」、「環境に配慮した炭素」、「ライフサイクル炭素」、「非化石燃料ベース炭素」、「非石油ベース炭素」、「大気起源の炭素」及び「バイオベース炭素」は、本明細書において同義で使用される。
本明細書で使用されている「化石起源の炭素」は、石油化学起源の炭素を指す。そのような炭素は紫外線に曝露していないが、大気炭素は、曝露しており、したがって化石起源の炭素の集団は、放射性同位体をその集団においてほとんど有さない。化石起源の炭素は、本明細書に記載される手段により確認できる。「化石燃料炭素」、「化石炭素」、「汚染炭素」、「石油化学炭素」、「ペトロ炭素」及び化石起源の炭素は、本明細書において同義で使用される。
「IRMS」という略語は、高精度安定同位体比質量分析によるCO2の測定を指す。
「炭素基質」という用語は、微生物により代謝されることが可能である任意の炭素供給源を意味し、基質が、少なくとも1個の炭素原子を含有する。
「再生ベース」は、1,3-プロパンジオールの炭素含有量が、ASTMテスト法D 6866-05、Determining the Biobased Content of Natural Range Materials Using Radiocarbon and Isotope Ratio Mass Spectrometry Analysisにより測定された「新たな炭素」供給源からのものであることを表し、これは、参照により本明細書に組み込む。このテスト法は、サンプルにおけるC-14/C-12同位体比を測定し、これを標準の100%バイオベース材料のC-14/C-12同位体比と比較して、サンプルのパーセント単位のバイオベース含有量を得る。「バイオベース材料」は、日光エネルギー(光合成)を使用して、大気に存在する最近(ヒトのタイムスケールで)固定されたCO2から生じる炭素を含む有機材料である。地上では、このCO2は、植物生命体(例えば、農作物又は林業材料)により捕捉又は固定される。海洋では、CO2は、光合成細菌又は植物プランクトンにより捕捉又は固定される。バイオベース材料は、1:0から0:1超の範囲のC-14/C-12同位体比を有する。反対に、化石ベース材料は、0:1のC-14/C-12同位体比を有する。
大気における少量の二酸化炭素は、放射性である。この14C二酸化炭素は、窒素が、紫外線光により生じた中性子と衝突し、窒素がプロトンを失い、分子量14の炭素を形成し、これが直ちに酸化して二酸化炭素となる場合に作り出される。この放射性同位体は、少量ではあるが測定可能な大気炭素の分画を表す。大気二酸化炭素は、緑色植物によって循環されて、光合成として公知のプロセス中に有機分子を作る。この循環は、緑色植物又は他の形態の生命体が、有機分子を代謝し、二酸化炭素を生成し、これが大気へと再び放出される場合に完了する。事実上、地球上のすべての形態の生命体が、この緑色植物の、成長及び繁殖を促進する化学エネルギーを生成する有機分子の生成に依存している。したがって、大気に存在する14Cは、すべての生命体の形態及びそれらの生物学的生成物の一部となる。CO2へと生分解するこれらの再生ベース有機分子は、大気へと放出された炭素の正味の増加はないので、地球温暖化に寄与しない。対照的に、化石燃料ベースの炭素は、大気二酸化炭素の特徴的な放射性炭素比を有さない。
本明細書で使用されている大気起源及び固定炭素供給源は、CO2が大気起源又は固定起源のものである場合の時間が、1,3-プロパンジオールのライフサイクルに関するという点で相対的な用語である。したがって、本明細書の目的に関して、化石燃料からの炭素が大気において見出されること(また、結果として、ある日大気のCO2が、固定炭素供給源中に組み込まれ得ること)は同時に十分に可能なことであるが、炭素は、固定炭素供給源からのものと考えられ、これは分解により大気中に放出される。
材料における再生ベース炭素の査定は、標準テスト法を通して行われ得る。放射性炭素及び同位体比質量分析を使用して、材料のバイオベース含有量が判定され得る。正式にはAmerican Society for Testing and Materialsとして公知のASTM Internationalは、材料のバイオベース含有量を査定する標準方法を確立している。ASTM法は、ASTM-D6866とする。
「バイオベース含有量」を導くためのASTM-D6866の適用は、放射性炭素年代測定と同一の概念に基づくが、年代方程式の使用を伴わない。分析は、不明サンプルでの放射性炭素(14C)の量の、modern reference standardのものに対する比を導くことにより行われる。比は、単位「pMC」(percent modern carbon)のパーセンテージとして報告されている。分析される材料が、今日の放射性炭素及び化石炭素(放射性炭素を含有しない)の混合物である場合、得られたpMC値は、サンプルに存在するバイオマス材料の量に直接的に相互に関連付けられる。
放射性炭素年代測定において使用されるmodern reference standardは、NIST(National Institute of Standards and Technology)標準であり、AD1950年におおよそ等しい公知の放射性炭素含有量を有する。AD1950が選択されたのは、これが熱核兵器テスト以前の時期を表し、熱核兵器テストにより、それぞれの爆発で大量の過剰な放射性炭素(「核実験起源放射性炭素」といわれる)が大気中に導入されたためである。AD1950基準は、100pMCを表す。
大気における「核実験起源放射性炭素」は、テストのピーク時、またテストを中断する協定以前に、1963年で通常レベルのほぼ2倍に達した。大気内でのその分散を出現から概算し、AD1950年から生きている植物及び動物で100pMC超の値を示す。これは経時的に徐々に低下し、今日の値はほぼ107.5pMCである。これは、新しいバイオマス材料、例えばトウモロコシが、ほぼ107.5pMCの放射性炭素シグネチャーを示し得ることを意味する。
化石炭素と今日の炭素を材料へと組み合わせることにより、今日のpMC含有量が希釈される。107.5pMCが今日のバイオマス材料を表し、0pMCが、石油由来物を表すとすると、この材料について測定されたpMC値は、2つの成分タイプの比率を反映する。今日のダイズに100%由来する材料は、ほぼ107.5pMCの放射性炭素シグネチャーを示す。この材料が50%石油由来物で希釈された場合、ほぼ54pMCの放射性炭素シグネチャーを示し得る。
バイオマス含有量の結果は、100%を107.5pMCに等価と割り当て、0%を0pMCに等価と割り当てることにより導くことができる。この点において、99pMCを測定するサンプルは、等価のバイオベースの含有量の結果、93%を示す。
「発酵由来」1,3-プロパンジオールのサンプルは、ASTM法D 6866-05を使用したバイオベース含有量分析のためにDuPontによりIowa State Universityへと提出された。Iowa State Universityから受けた結果から、上のサンプルは、100%バイオベース含有量であることが実証された(ref:Norton, Glenn. Results of Radiocarbon Analyses on samples from DuPont Bio-Based Materials - reported 07-08-05)。
本明細書に記載される材料の査定は、ASTM-D6866に従って行われた。この報告で引用されている平均値は、最終成分の放射性炭素シグネチャーにおける変動を考慮し、6%の絶対範囲(バイオベース含有値の両端にてプラス及びマイナス3%)を包含する。すべての材料の起源が今日又は化石と推定され、また、望ましい結果は、材料に「存在する」バイオベース成分の量であり、製造プロセスで「使用される」バイオベース材料の量ではないと推定される。
生物学的に生成された1,3-プロパンジオール及び1つ以上の非生物学的に生成されたグリコール成分、例えば、化学的に合成された1,3-プロパンジオールの組合せが組成物に含まれ得る、ある例が存在し得る。そのような組成物では、グリコール組成物の何パーセントが生物学的に生成されるかを、グリコール成分のバイオベース炭素含有量を計算すること以外で判定するのは、不可能ではないにせよ困難なことがある。この点において、組成物では、グリコール成分、詳細には1,3-プロパンジオールは、少なくとも約1%のバイオベース炭素含有量、最大100%のバイオベース炭素含有量、及びその間の任意のパーセンテージを含み得る。例えば、組成物は、少なくとも5%、少なくとも10%、少なくとも25%、少なくとも50%、少なくとも75%、少なくとも90%、少なくとも99%又は100%バイオベース炭素を有する1,3-プロパンジオールを含み得る。一実施形態では、1,3-プロパンジオールは、組成物の実質的にすべてのグリコール成分を含む。別の実施形態では、1,3-プロパンジオールは、組成物のすべてのグリコール成分を含む。少なくとも1%のバイオベース炭素含有量を有する組成物は、バイオベース炭素含有量が0%の1,3-プロパンジオールを含む組成物と比較して、より低い人為的なCO2排出プロファイルを有する。
1.2 1,3-プロパンジオール含有量
一実施形態では、本開示の食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物は、約10ppm、約11ppm、約12ppm、約13ppm、約14ppm、約15ppm、約16ppm、約17ppm、約18ppm、約19ppm、約20ppm、約21ppm、約22ppm、約23ppm、約24ppm、約25ppm、約26ppm、約27ppm、約28ppm、約29ppm、約30ppm、約31ppm、約32ppm、約33ppm、約34ppm、約35ppm、約36ppm、約37ppm、約38ppm、約39ppm、約40ppm、約41ppm、約42ppm、約43ppm、約44ppm、約45ppm、約46ppm、約47ppm、約48ppm、約49ppm、約50ppm、約51ppm、約52ppm、約53ppm、約54ppm、約55ppm、約56ppm、約57ppm、約58ppm、約59ppm、約60ppm、約61ppm、約62ppm、約63ppm、約64ppm、約65ppm、約66ppm、約67ppm、約68ppm、約69ppm、約70ppm、約71ppm、約72ppm、約73ppm、約74ppm、約75ppm、約76ppm、約77ppm、約78ppm、約79ppm、約80ppm、約81ppm、約82ppm、約83ppm、約84ppm、約85ppm、約86ppm、約87ppm、約88ppm、約89ppm、約90ppm、約91ppm、約92ppm、約93ppm、約94ppm、約95ppm、約96ppm、約97ppm、約98ppm、約99ppm 約100ppm、約110ppm、約120ppm、約130ppm、約140ppm、約150ppm、約160ppm、約170ppm、約180ppm、約190ppm、約200ppm、約210ppm、約220ppm、約230ppm、約240ppm、約250ppm、約260ppm、約270ppm、約280ppm、約290ppm、約300ppm、約310ppm、約320ppm、約330ppm、約340ppm、約350ppm、約360ppm、約370ppm、約380ppm、約390ppm、約400ppm、約410ppm、約420ppm、約430ppm、約440ppm、約450ppm、約460ppm、約470ppm、約480ppm、約490ppm、約500ppm、約510ppm、約520ppm、約530ppm、約540ppm、約550ppm、約560ppm、約570ppm、約580ppm、約590ppm、約600ppm、約610ppm、約620ppm、約630ppm、約640ppm、約650ppm、約660ppm、約670ppm、約680ppm、約690ppm、約700ppm、約710ppm、約720ppm、約730ppm、約740ppm、約750ppm、約760ppm、約770ppm、約780ppm、約790ppm、約800ppm、約810ppm、約820ppm、約830ppm、約840ppm、約850ppm、約860ppm、約870ppm、約880ppm、約890ppm、約900ppm、約910ppm、約920ppm、約930ppm、約940ppm、約950ppm、約960ppm、約970ppm、約980ppm、約990ppm、約1,000ppm、約1,010ppm、約1,020ppm、約1,030ppm、約1,040ppm、約1,050ppm、約1,060ppm、約1,070ppm、約1,080ppm、約1,090ppm、約1,100ppm、約1,110ppm、約1,120ppm、約1,130ppm、約1,140ppm、約1,150ppm、約1,160ppm、約1,170ppm、約1,180ppm、約1,190ppm、約1,200ppm、約1,210ppm、約1,220ppm、約1,230ppm、約1,240ppm、約1,250ppm、約1,260ppm、約1,270ppm、約1,280ppm、約1,290ppm、約1,300ppm、約1,310ppm、約1,320ppm、約1,330ppm、約1,340ppm、約1,350ppm、約1,360ppm、約1,370ppm、約1,380ppm、約1,390ppm、約1,400ppm、約1,410ppm、約1,420ppm、約1,430ppm、約1,440ppm、約1,450ppm、約1,460ppm、約1,470ppm、約1,480ppm、約1,490ppm、約1,500ppm、約1,510ppm、約1,520ppm、約1,530ppm、約1,540ppm、約1,550ppm、約1,560ppm、約1,570ppm、約1,580ppm、約1,590ppm、約1,600ppm、約1,610ppm、約1,620ppm、約1,630ppm、約1,640ppm、約1,650ppm、約1,660ppm、約1,670ppm、約1,680ppm、約1,690ppm、約1,700ppm、約1,710ppm、約1,720ppm、約1,730ppm、約1,740ppm、約1,750ppm、約1,760ppm、約1,770ppm、約1,780ppm、約1,790ppm、約1,800ppm、約1,810ppm、約1,820ppm、約1,830ppm、約1,840ppm、約1,850ppm、約1,860ppm、約1,870ppm、約1,880ppm、約1,890ppm、約1,900ppm、約1,910ppm、約1,920ppm、約1,930ppm、約1,940ppm、約1,950ppm、約1,960ppm、約1,970ppm、約1,980ppm、約1,990ppm、約2,000ppm、約2,100ppm、約2,110ppm、約2,120ppm、約2,130ppm、約2,140ppm、約2,150ppm、約2,160ppm、約2,170ppm、約2,180ppm、約2,190ppm、約2,200ppm、約2,210ppm、約2,220ppm、約2,230ppm、約2,240ppm、約2,250ppm、約2,260ppm、約2,270ppm、約2,280ppm、約2,290ppm、約2,300ppm、約2,310ppm、約2,320ppm、約2,330ppm、約2,340ppm、約2,350ppm、約2,360ppm、約2,370ppm、約2,380ppm、約2,390ppm、約2,400ppm、約2,410ppm、約2,420ppm、約2,430ppm、約2,440ppm、約2,450ppm、約2,460ppm、約2,470ppm、約2,480ppm、約2,490ppm又は約2,500ppmの1,3-プロパンジオール、いくつかの実施形態では生物学的に生成された1,3-プロパンジオールを組成物に含有し得る。
これらの値は、範囲としても表現され得る。例えば、約10ppmから約2,500ppm、約50ppmから約2,500ppm、約75ppm~約2,500ppm、約100ppm~約2,500ppm、約200ppm~約2,500ppm、約250ppm~約2,500ppm、約3000ppm~約2,500ppm、約400ppm~約2,500ppm、約5000ppm~約2,500ppm、約600ppm~約2,500ppm、約700ppm~約2,500ppm、約800ppm~約2,500ppm、約900ppm~約2,500ppm、約1,000ppm~約2,500ppm、約1,100ppm~約2,500ppm、約1,200ppm~約2,500ppm、約1,300ppm~約2,500ppm、約1,400ppm~約2,500ppm、約1,500ppm~約2,500ppm、約1,600ppm~約2,500ppm、約1,700ppm~約2,500ppm、約1,800ppm~約2,500ppm、約1,900ppm~約2,500ppm、約2,000ppm~約2,500ppm、約2,100ppm~約2,500ppm、約2,200ppm~約2,500ppm、約2,300ppm~約2,500ppm、約2,400ppm~約2,500ppm、約2,500ppm~約2,500ppm、約25ppm~約2,400ppm、約50ppm~約2,300ppm、約100ppm~約2,300ppm、約200ppm~約2,200ppm、約300ppm~約2,100ppm、約400ppm~約2,000ppm、約500ppm~約1,900ppm、約600ppm~約1,800ppm、約700ppm~約1,700ppm、約800ppm~約1,600ppm、約900ppm~約1,500ppm、約1,000ppm~約1,400ppm、約1,100ppm~約1,300ppm、約1,150ppm~約1,250ppm、約10ppm~約2,450ppm、約10ppm~約2,400ppm、約10ppm~約2,300ppm、約10ppm~約2,200ppm、約10ppm~約2,100ppm、約10ppm~約2,000ppm、約10ppm~約1,900ppm、約10ppm~約1,800ppm、約10ppm~約1,700ppm、約10ppm~約1,600ppm、約10ppm~約1,500ppm、約10ppm~約1,400ppm、約10ppm~約1,300ppm、約10ppm~約1,200ppm、約10ppm~約1,100ppm、約10ppm~約1,000ppm、約10ppm~約900ppm、約10ppm~約800ppm、約10ppm~約700ppm、約10ppm~約600ppm、約10ppm~約500ppm、約10ppm~約400ppm、約10ppm~約300ppm、約10ppm~約200ppm、約10ppm~約100ppm、約10ppm~約50ppm、約50ppm~約2,500ppm、約50ppm~約2,000ppm、約50ppm~約1,500ppm、約50ppm~約1,250ppm、約50ppm~約1,000ppm、約50ppm~約900ppm、約50ppm~約800ppm、約50ppm~約750ppm、約75ppm~約2,500ppm、約75ppm~約2,000ppm、約75ppm~約1,500ppm、約75ppm~約1,250ppm、約75ppm~約1,000ppm、約75ppmから約900ppm、約75ppmから約800ppm、約75ppmから約750ppmの1,3-プロパンジオール、いくつかの実施形態では生物学的に生成された1,3-プロパンジオールが、本開示の食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物に含まれ得る。
いくつかの実施形態では、本開示の食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物は、約3,000ppm、約3,500ppm、約4,000ppm、約4,500ppm、約5,000ppm、約5,500ppm、約6,000ppm、約6,500ppm、約7,000ppm、約7,500ppm、約8,000ppm、約8,500ppm、約9,000ppm、約9,500ppm、約10,000ppm、約10,500ppm、約11,000ppm、約11,500ppm、約12,000ppm、約12,500ppm、約13,000ppm、約13,500ppm、約14,000ppm、約14,500ppm、約15,000ppm、約15,500ppm、約16,000ppm、約16,500ppm、約17,000ppm、約17,500ppm、約18,000ppm、約18,500ppm、約19,000ppm、約19,500ppm、約20,000ppm以上の、本開示の食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物に含まれ得る1,3-プロパンジオール、いくつかの実施形態では生物学的に生成された1,3-プロパンジオールを含有し得る。
本開示の食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物は、1,3-プロパンジオール、いくつかの実施形態では生物学的に生成された1,3-プロパンジオールを、組成物のグリコール成分の一部として、又はその全体として含み得る。他の再生ベース又は生物学的に生成されたグリコール、例えばエチレングリコール、ジエチレングリコール(dietheylene glycol)、トリエチレングリコール、1,2プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、ネオペンチルグリコール及びビスフェノールAは、とりわけ、本開示の食品、飲料及び菓子組成物に使用され得ると意図される。
1.3 純度
消費者は、より精製された供給源の添加剤及び/又はすべて天然の組成物で構成される製品を求めている。とりわけそのような製品に対する個体の反応も消費者、とりわけ食品製品の消費者の関心事である。過敏症の発症率は、USではこの20年間で著しく上昇した。これらの反応の多くは、微量の物質に起因する。他の反応は、特発性起源のものである。
一実施形態では、本開示の生物学的に生成された1,3-プロパンジオールは、実質的に精製され得る。本明細書で使用されている「実質的に精製される」は、以下の特性:(1)1センチメートルの経路長、及びガラス蒸留水を用いた1から5倍希釈液中の1,3-プロパンジオールの希釈物を使用して、220nmで約0.200未満、及び250nmで約0.075未満、及び275nmで約0.075未満の吸光度単位の紫外線吸収、(2)L*a*b*を有し、1センチメートルの経路長、及びガラス蒸留水を用いた1から5倍希釈液中の1,3-プロパンジオールの希釈物を使用して、約0.15未満の「b*」明度及び270nmで約0.075未満の吸光度単位の吸光度の組成物、(3)約200、150、100、50、40、30、20、10、5、1又は約0.5ppm未満の過酸化物組成物、並びに(4)約1,000、900、800、700、600、500、400、300、200、150、100、50又は約10ppm未満の全有機不純物の濃度の1つ以上を有する1,3-プロパンジオールを含む組成物を表す。これらの値のセットのいずれかは、範囲、例えば約0.5ppmから約200ppm、約1ppmから約150ppm、約5ppmから約100ppm、約10ppmから約50ppm又は約20ppmから約40ppmの過酸化物組成物を定義するために使用できる。全有機不純物の濃度は、約10ppmから約1,000ppm、約50ppmから約900ppm、約100ppmから約800ppm、約150ppmから約700ppm、約200ppmから約600ppm又は約300ppmから約500ppmの範囲であり得る。
「b*」値は、CIE L*a*b*測定ASTM D6290により定義されている、分光光度的に判定される「黄色青色(Yellow Blue)」測定である。
「着色料」及び「着色体」という用語は、おおよそ400~800nm波長を使用した可視光の範囲で分光比色計を使用して、また、純水と比較することにより、定量できる目に見える色の存在を意味する。反応条件は、着色生成物の性質に対して重要な効果を有し得る。関連性がある条件の例は、使用される温度、触媒及び触媒の量を含む。理論に束縛されることを望まないが、着色前駆体は、オレフィン重合、アセタール及び他のカルボニル化合物、過酸化物などを含む微量の不純物を含むと考えられる。これらの不純物の少なくとも一部は、UV分光法又は過酸化物滴定のような方法により検出され得る。
ppm単位の過酸化物組成物、及び全体の有機不純物は、ガスクロマトグラフィーを含む標準的な分析技術により判定され得る。
生物学的に生成された、及び精製された1,3-プロパンジオールの前述の純度レベルパラメーターは、そのような組成物と、石油供給源に由来する化学的に精製された1,3-プロパンジオール、及び/又は生物学的に精製された1,3-プロパンジオールから調製されたそのような純度値を呈さない1,3-プロパンジオール組成物を区別すると考えられる。
「AMS」という略語は、加速器質量分析を指す。
「NMR」という頭字語は、核磁気共鳴を意味する。
「色指数」は、物質又は化合物の電磁放射線吸収性の分析手法を指す。
生物学的に生成された、及び精製された1,3-プロパンジオール(米国特許出願第2005/0069997号で開示されているものと同様又は同等の方法を使用した)の前述の純度レベルパラメーターは、そのような組成物と、石油供給源に由来する化学的に精製された1,3-プロパンジオールから調製された1,3-プロパンジオール組成物を従来技術のように区別すると考えられる。
いくつかの実施形態では、グリコールの抽出物又はグリコール(いくつかの実施形態では、1,3-プロパンジオール)は、任意の純度パーセンテージ(例えば、約25%から100%、及びそこに記載される、0.5%刻みの任意の増加範囲)で使用され得る。別の実施形態では、グリコールが、非抽出物として使用される場合、グリコールの純度は、約25%から100%、及びそこに記載される、0.5%刻みの任意の増加範囲であり得る。他の実施形態によれば、グリコール(抽出物又は非抽出物)の純度は、約50%から100%、約70%から100%、約80%から100%、約90%から100%;約95%から100%、約95%から99.5%、約96%から100%、約97%から100%、約98%から100%又は約99%から100%であり得る。詳細な実施形態によれば、1,3-プロパンジオールの純度は、約50%から100%、約70%から100%、約80%から100%、約90%から100%、約95%から100%、約95%から99.5%、約96%から100%、約97%から100%、約98%から100%又は約99%から100%であり得る。
1.4 生物学的に生成された1,3-プロパンジオール生成物
「生物学的に生成された」は、特に細菌、酵母、真菌及び他の微生物の株を含む、生体の1つ以上の種又は株により生成された有機化合物を意味する。「バイオ生成された」及び生物学的に生成されたは、本明細書において同義で使用される。そのような有機化合物は、緑色植物により糖及びデンプンに変換される、大気の二酸化炭素からの炭素で構成される。
「生物学的に由来する」は、有機化合物が、生物学的に生成される有機成分から合成されることを意味する。本明細書で開示されている合成プロセスは、他のモノエステル及びジエステルを、特にエチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、1,2-プロピレングリコール、ジプロピレンジオール、トリプロピレンジオール、2-メチル1,3-プロパンジオール、ネオペンチルグリコール及びビスフェノールAを含む、1,3-プロパンジオール以外のバイオ生成されたアルコールから効率的に合成することが可能であることがさらに意図される。「生物学的に由来する」及び「バイオ由来」「生物学的ベース」「バイオベース」及び「バイオ供給」は、本明細書において同義で使用される。
一実施形態では、生物学的に生成された1,3-プロパンジオールは、例えば、米国特許第5,686,276号で以前に開示されている遺伝子操作された大腸菌(Escherichia coli)(E.coli)により生成された発酵ブロスの使用に基づいて(「発酵由来」)得られる。他の実施形態では、1つ以上の単一生物又は生物の組合せを使用して、当業界で公知の方法に従って遺伝子操作された生物を使用した1,3-プロパンジオールを生物学的に生成することができる。「発酵」は、生体触媒の使用を通した、生成物に対する、基質と他の栄養素との間における反応を触媒するシステムを指す。生体触媒は、生物全体、単離した酵素、又は酵素的に活性なそれらの任意の組合せ、若しくは成分であり得る。生物学的に生成された1,3-プロパンジオールを生成及び精製するのに有用な発酵システムは、例えば、米国特許第7,919,658号で開示され、参照により本明細書に組み込む。
1.5 化学的に生成された1,3-プロパンジオール
本明細書で使用されている1,3-プロパンジオールは、化学経路によっても生成され得る。例えば、1,3-プロパンジオールは、アクロレインの水和により生成され得る。このプロセスは一般的に、好ましくは水和触媒例えば希硫酸の存在下での、アクロレインの同時水和及び縮合、続いて反応混合物の有機成分の1つ以上の触媒水素化の達成に関与し、そのような成分は、ヒドラサイリリックアルデヒド、未反応のアクロレイン、並びにそれらの重合及び縮合生成物を含む。縮合ステップは、再度縮合を伴うことがあり、とりわけ生成物1,3-プロパンジオールを生成する。
代替経路は、3-ヒドロキシプロピオンアルデヒドを得る、エチレンオキシドのヒドロホルミル化法に関与する。一般的に、1,3-プロパンジオールを合成するこのプロセスは、エチレンオキシド、一酸化炭素及び水素(合成ガス)、並びに二金属触媒を、不活性反応溶媒中の液相溶液中で、約30から150℃の温度、及び昇圧、好ましくは100から4000psiにて密接に接触させるステップを含む。
2 酸味添加剤
いくつかの実施形態では、食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物は、1つ以上の酸味添加剤を含み得る。
いくつかの実施形態では、酸味添加剤は、乳酸塩、乳酸、リンゴ酸塩、リンゴ酸、マロン酸塩、マロン酸、シュウ酸塩、シュウ酸、クエン酸塩、クエン酸、酢酸塩、酢酸、フマル酸塩、フマル酸、リン酸塩、リン酸、酒石酸塩、酒石酸、ソルビン酸塩、ソルビン酸、コハク酸塩、コハク酸、硫酸水素ナトリウム、ピルビン酸塩、ピルビン酸又はそれらの組合せである。組成物は、酸味添加剤を約3,000ppm、約3,500ppm、約4,000ppm、約4,500ppm、約5,000ppm、約5,500ppm、約6,000ppm、約6,500ppm、約7,000ppm、約7,500ppm、約8,000ppm、約8,500ppm、約9,000ppm、約9,500ppm、約10,000ppm、約10,500ppm、約11,000ppm、約11,500ppm、約12,000ppm、約12,500ppm、約13,000ppm、約13,500ppm、約14,000ppm、約14,500ppm、約15,000ppm、約15,500ppm、約16,000ppm、約16,500ppm、約17,000ppm、約17,500ppm、約18,000ppm、約18,500ppm、約19,000ppm、約19,500ppm、又は約20,000ppmで含み得る。これらの酸味添加剤の含有値は、範囲、例えば約3,000ppmから約20,000ppm、約4,000ppmから約19,000ppm、約5,000ppm~約18,000ppm、約6,000ppm~約17,000ppm、約7,000ppm~約16,000ppm、約8,000ppm~約15,000ppm、約9,000ppm~約14,000ppm、約1,000ppm~約13,000ppm、約1,100ppm~約12,000ppm、約1,500ppm~約11,000ppm、約3,000ppm~約9,000ppm、約4,000ppm~約8,000ppm、約5,000ppm~約7,000ppm、約3,100ppm~約19,500ppm、約3,200ppm~約19,000ppm、約3,300ppm~約18,500ppm、約3,400ppm~約18,000ppm、約3,500ppm~約17,500ppm、約3,600ppm~約17,000ppm、約3,700ppm~約16,500ppm、約3,800ppm~約16,000ppm、約3,900ppm~約15,500ppm、約4,000ppm~約15,000ppm、約4,500ppm~約14,500ppm、約5,000ppm~約14,000ppm、約5,500ppm~約13,500ppm、約6,000ppm~約13,000ppm、約6,500ppm~約12,500ppm、約7,000ppm~約12,000ppm、約7,500ppm~約11,500ppm、約8,000ppm~約11,000ppm、約8,500ppm~約10,500ppm、約9,000ppm~約10,000ppm、又は約9,250ppm~約9,750ppmとしても表現され得る。
一実施形態では、組成物は、リンゴ酸を約5,000ppm、約5,500ppm、約6,000ppm、約6,500ppm、約7,000ppm、約7,500ppm、約8,000ppm、約8,500ppm、約9,000ppm、約9,500ppm、約10,000ppm、約10,500ppm、約11,000ppm、約11,500ppm、約12,000ppm、約12,500ppm、約13,000ppm、約13,500ppm、約14,000ppm、約14,500ppm又は約15,000ppmで含む。これらのリンゴ酸含有値は、範囲、例えば、約5,000ppmから約15,000ppm、約5,500ppmから約14,500ppm、約6,000ppmから約14,000ppm、約6,500ppmから約13,500ppm、約7,000ppmから約13,000ppm、約7,500ppmから約12,500ppm、約8,000ppmから約12,000ppm、約8,500ppmから約11,500ppm、約9,000ppmから約11,000ppm又は約9,500ppmから約10,500ppmとしても表現され得る。
一実施形態では、クエン酸は、約3,000ppm、約3,500ppm、約4,000ppm、約4,500ppm、約4,750ppm、約5,000ppm、約5,200ppm、約5,400ppm、約5,600ppm、約5,800ppm、約6,000ppm、約6,250ppm、約6,500ppm又は約7,000ppmで組成物に含まれる。これらのクエン酸含有値は、範囲、例えば、約3,000ppmから約7,000ppm、約3,500ppmから約6,500ppm、約4,000ppmから約6,250ppm、約4,500ppmから約6,000ppm、約4,750ppmから約5,800ppm、約5,000ppmから約5,600ppm又は約5,200ppmから約5,400ppmとしても表現され得る。
3 苦味添加剤
いくつかの実施形態では、食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物は、1つ以上の苦味添加剤を含み得る。
いくつかの実施形態では、苦味添加剤は、分岐アミノ酸、例えばL-ロイシン、L-バリン又はL-イソロイシン;カフェイン;キニーネHCl及びその様々な塩;ヘスペリジン;スクロースオクタアセタート;ケルセチン;ブルシン;クァシン;イソフムロン;ステビア抽出物;サッカリン;ナリンギン;ガストデューシン;カテキン;セスキテルペンラクトン;アリストロキア酸;フェニルチオカルバミド;プロピルチオウラシル;フラボン;ノスカピン;フムロン;アマロゲンチン;グルコシド;リモニン;アマロゲンチン;ゴイトリン;シナロピクリン;クァシン;シクロヘキシミド;ジペプチド;野菜、果実(例えば、ナリンギン及びガラナ)、ココア(例えば、チョコレート)、穀物若しくはスパイスからの任意の他の苦味のある化合物;又はそれらの組合せである。
いくつかの実施形態では、組成物は、苦味添加剤を約250ppm、約275ppm、約300ppm、約325ppm、約350ppm、約375ppm、約400ppm、約425ppm、約450ppm、約475ppm、約500ppm、約525ppm、約550ppm、約575ppm、約600ppm、約625ppm、約650ppm、約675ppm、約700ppm、約725ppm、約750ppm、約775ppm、約800ppm、約825ppm、約850ppm、約875ppm、約900ppm、約925ppm、約950ppm、約975ppm、約1,000ppm、約1,250ppm、約1,500ppm、約1,750ppm、約2,000ppm、約2,250ppm、約2,500ppm、約2,750ppm、約3,000ppm、約3,250ppm、約3,500ppm、約3,750ppm、又は約4,000ppmで含む。これらの苦味添加剤含有値は、範囲、例えば、約250ppmから約4,000ppm、約275ppmから約3,750ppm、約300ppm~約3,500ppm、約325ppm~約3,250ppm、約350ppm~約3,000ppm、約375ppm~約2,750ppm、約400ppm~約2,500ppm、約425ppm~約2,250ppm、約450ppm~約2,000ppm、約475ppm~約1,750ppm、約500ppm~約1,500ppm、約525ppm~約1,250ppm、約550ppm~約1,000ppm、約575ppm~約975ppm、約600ppm~約950ppm、約625ppm~約925ppm、約650ppm~約900ppm、約675ppm~約875ppm、約700ppm~約850ppm、約725ppm~約825ppm、又は約750ppm~約800ppmとしても表現され得る。
4 甘味料
いくつかの実施形態では、食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物は、1つ以上の甘味料を含み得る。
いくつかの実施形態では、甘味料は、純粋若しくはさほど純粋ではない形態で、又は混合物、すなわち甘味料ブレンド、若しくは炭水化物ブレンド、若しくは炭水化物/高甘味度甘味料ブレンド、若しくは高甘味度甘味料ブレンド、若しくはステビオール配糖体ブレンド、若しくはモグロシドブレンドの一部として得られる。範例的な炭水化物(carbohydrade)甘味料は、サトウキビスクロース、ビートスクロース、スクロース、異性化糖/デンプンシロップ、グルコースシロップ、グリセルアルデヒド、ジヒドロキシアセトン、エリトロース、トレオース、エリトルロース、アラビノース、リキソース、リボース、キシロース、リブロース、キシルロース、アロース、アルトロース、ガラクトース、グルコース、グロース、イドース、マンノース、タロース、フルクトース、プシコース、ソルボース、タガトース、マンノヘプツロース、セドヘプツロース、オクトロース(octolose)、フコース、ラムノース、アラビノース、ツラノース、シアロース、ソルボース、リキソース、リブロース、キシロース、キシルロース、D-アロース、L-リボース、D-タガトース、L-グルコース、L-フコース、L-アラビノース、ツラノース、エリトリトール、加水分解水添デンプン(HSH)、イソマルト、ラクチトール、マルチトール、マンニトール、ソルビトール、アルロース、キシリトール及びそれらの組合せを含むが、それらに限定されない。
範例的な高甘味度甘味料は、モナチン、クルクリン、グリチルリチン酸、ソーマチン、モネリン(modnellin)、マビンリン、ブラゼイン、ヘルナンドゥルシン、フィロズルチン、グリシフィリン、フロリジン、トリロバチン、バイユノシド、オスラジン、ポリポドシドA(polypodoside A)、プテロカリオシド、シクロカリオシドI、スクラロース、アセスルファムカリウム、アセスルファム酸、アスパルテーム、アリテーム、サッカリン、ネオヘスペリジンジヒドロカルコン、チクロ、シクラミン酸、ネオテーム、アドバンテーム、アルロース、キシリトール、レバウジオシドA、レバウジオシドB、レバウジオシドC、レバウジオシドD、レバウジオシドD2、レバウジオシドE、レバウジオシドF、レバウジオシドG、レバウジオシドH、レバウジオシドI、レバウジオシドJ、レバウジオシドK、レバウジオシドL、レバウジオシドM、レバウジオシドM2、レバウジオシドN、レバウジオシドO、レバウジオシドS、レバウジオシドT、レバウジオシドU、レバウジオシドV、レバウジオシドW、レバウジオシドZ1、レバウジオシドZ2、レバウジオシドIX、ズルコシドA、ズルコシドB、ルブソシド、ステビオールビオシド、ステビオールモノシド、グロスモグロシドI(grosmogroside I)、モグロシドIA、モグロシドIE、11-オキソ-モグロシドIA、モグロシドII、モグロシドIIA、モグロシドIIB、モグロシドIIE、7-オキソ-モグロシドIV、11-オキソ-モグロシドIVA、モグロシドV、イソモグロシドV、11-デオキシモグロシドV、7-オキソ-モグロシドV、11-オキソ-モグロシドV、イソモグロシドV、モグロシドVI、モグロール、11-オキソモグロール、シアメノシドI、酵素的にグルコシル化されたステビオールグリコシド及びそれらの組合せを含むが、それらに限定されない。
一実施形態では、組成物は、アドバンテーム、アリテーム、モナチン、ネオテーム、ソーマチン及びブラゼインを除いて、1つ以上の高甘味度甘味料を、各甘味料に関するそれらの甘さの効力に応じて、組成物に約600ppm、約700ppm、約800ppm、約900ppm、1,000ppm、約1,100ppm、約1,200ppm、約1,300ppm、約1,400ppm、約1,500ppm、約1,600ppm、約1,700ppm、約1,800ppm、約1,900ppm、約2,000ppm、約2,100ppm、約2,200ppm、約2,300ppm、約2,400ppm、約2,500ppm、約2,600ppm、約2,700ppm、約2,800ppm、約2,900ppm、又は約3,000ppmで含む。これらの甘味料含有値は、範囲、約600ppmから約3,000ppm、700ppmから約2,900ppm、約800ppmから約2,800ppm、約900ppmから約2,700ppm、約1,000ppmから約2,600ppm、約1,100ppmから約2,500ppm、約1,200ppmから約2,400ppm、約1,300ppmから約2,300ppm、約1,400ppmから約2,200ppm、約1,500ppmから約2,100ppm、約1,600ppmから約2,000又は約1,700ppmから約1,900ppmとしても表現され得る。
一実施形態では、組成物は、アリテーム、モナチン、ソーマチン及びブラゼインの1つ以上の高甘味度甘味料を、各甘味料に関するそれらの甘さの効力に応じて、組成物に約120ppm、約220ppm、約320ppm、約420ppm、520ppm、約620ppm、約720ppm、約820ppm、約920ppm、約1,020ppm、約1,120ppm、約1,220ppm、約1,320ppm、約1,420ppm、約1,520ppm、約1,620ppm、約1,720ppm、約1,820ppm、約1,920ppm、約2,020ppm、約2,120ppm、約2,220ppm、約2,320ppm、又は約2,420ppmで含む。これらの甘味料含有値は、範囲、約120ppmから約2,420ppm、220ppmから約2,320ppm、約320ppmから約2,220ppm、約420ppmから約2,120ppm、約520ppmから約2,020ppm、約620ppmから約1,920ppm、約720ppmから約1,820ppm、約820ppmから約1,720ppm、約920ppmから約1,620ppm又は約1,020ppmから約1,520ppmとしても表現され得る。
一実施形態では、組成物は、アドバンテーム及びネオテームの1つ以上の高甘味度甘味料を、各甘味料に関するそれらの甘さの効力に応じて、組成物に約13ppm、約23ppm、約33ppm、約43ppm、53ppm、約63ppm、約73ppm、約83ppm、約93ppm、約103ppm、約113ppm、約123ppm、約133ppm、約143ppm、約153ppm、約163ppm、約173ppm、約183ppm、約193ppm、約203ppm、約213ppm、約223ppm、約233ppm、又は約243ppmで含む。これらの甘味料含有値は、範囲、約13ppmから約243ppm、23ppmから約233ppm、約33ppmから約223ppm、約43ppmから約213ppm、約53ppmから約203ppm、約63ppmから約193ppm、約73ppmから約183ppm、約83ppmから約173ppm、約93ppmから約163ppm又は約103ppmから約153ppmとしても表現され得る。
一実施形態では、組成物は、1つ以上の炭水化物甘味料を、各甘味料に関するそれらの甘さの効力に応じて、組成物に約120,000ppm、約120,500ppm、約130,000ppm、約130,500ppm、約140,000ppm、約140,500ppm、約150,000ppm、約150,500ppm、約160,000ppm、約160,500ppm、約170,000ppm、約170,500ppm、約180,000ppm、約180,500ppm、約190,000ppm、約190,500ppm、約200,000ppm、約200,500ppm、約210,000ppm、約210,500ppm、約220,000ppm、約220,500ppm、約230,000ppm、約230,500ppm、約240,000ppm、約240,500ppm、約250,000ppm、約250,500ppm、約260,000ppm、約260,500ppm、約270,000ppm、約270,500ppm、約280,000ppm、約280,500ppm、約290,000ppm、約290,500ppm、約300,000ppm、約300,500ppm、約310,000ppm、約310,500ppm、約320,000ppm、約320,500ppm、約330,000ppm、約330,500ppm、約340,000ppm、約340,500ppm、約350,000ppm、約350,500ppm、約360,000ppm、約360,500ppm、約370,000ppm、約370,500ppm、約380,000ppm、約380,500ppm、約390,000ppm、約390,500ppm、約400,000ppm、約400,500ppm、約410,000ppm、約410,500ppm、約420,000ppm、約420,500ppm、約430,000ppm、約430,500ppm、約440,000ppm、約440,500ppm、約450,000ppm、約450,500ppm、約460,000ppm、約460,500ppm、約470,000ppm、約470,500ppm、約480,000ppm、約480,500ppm、約490,000ppm、約490,500ppm、又は約500,000ppmで含む。これらの甘味料含有値は、範囲、約120,000ppmから約500,000ppm、120,100ppmから約490,900ppm、約120,200ppmから約490,800ppm、約120,300ppmから約490,700ppm、約120,400ppmから約490,600ppm、約120,500ppmから約490,500ppm、約120,600ppmから約49,400ppm、約120,700ppmから約490,300ppm、約120,800ppmから約490,200ppm又は約120,900ppmから約490,100ppmとしても表現され得る。
5 他の添加剤
5.1 ビタミン
上で開示されている実施形態のいずれかでは、組成物は、ビタミンA(レチノイド、カロテン)、ビタミンC(アスコルビン酸)、ビタミンD(カルシフェロール、並びにD2、D3、D4及びD5)、ビタミンE(α-トコフェロール)、ビタミンK(並びにK2及びK3)、ビタミンB1(チアミン)、ビタミンB2(リボフラビン)、ビタミンB3(ナイアシン)、ビタミンB5(パントテン酸)、ビタミンB7(ビオチン)、ビタミンB6(ピリドキシン)、ビタミンB9(葉酸、葉酸塩、ホラシン)、ビタミンB12(シアノコバラミン)並びにそれらの組合せからなる群から選択されるビタミンをさらに含み得る。いくつかの実施形態では、食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物は、「ビタミン様」添加剤、例えばコリン、カルニチン、myo-イノシトール、パラアミノ安息香酸及びリポ酸を含み得る。意図される組成物は、1、2、3、4、5つ以上のビタミンを含む。例えば、組成物は、ナイアシン、ピリドキシン、葉酸及びシアノコバラミンを含み得る。別の範例的な実施形態では、組成物は、ナイアシン、ピリドキシン及びシアノコバラミンを含み得る。さらなる実施形態では、組成物は、ナイアシン、パントテン酸、ピリドキシン及びシアノコバラミンを含み得る。いくつかの実施形態では、組成物は、リボフラビン、ナイアシン、ピリドキシン及びシアノコバラミンを含み得る。他の実施形態では、組成物は、リボフラビン、パントテン酸、ピリドキシン及びシアノコバラミンを含み得る。さらなる実施形態では、組成物は、ピリドキシン及びシアノコバラミンを含み得る。なおさらなる実施形態では、 組成物は、リボフラビン、ナイアシン、パントテン酸、ピリドキシン及びシアノコバラミンを含み得る。
先述の実施形態のいずれかでは、組成物は、リボフラビンを約0.5mg、約1.0mg、約1.5mg、約2.0mg、約2.5mg、約3.0mg、約3.5mg、約4.0mg、約4.5mg、約5.0mg、約5.5mg、約6.0mg、約6.5mg、約7.0mg、約7.5mg、約8.0mg、約8.5mg、約9.0mg、約9.5mg、約10.0mg、約11mg、約12mg、約13mg、約14mg、約15mg、約16mg、約17mg、約18mg、約19mg、約20mg、約21mg、約22mg、約23mg、約24mg、約25mg、約26mg、約27mg、約28mg、約29mg、約30mg、約31mg、約32mg、約33mg、約34mg、約35mg、約36mg、約37mg、約38mg、約39mg、約40mg、約41mg、約42mg、約43mg、約44mg、約45mg、約46mg、約47mg、約48mg、約49mg、約50mg、約51mg、約52mg、約53mg、約54mg、約55mg、約56mg、約57mg、約58mg、約59mg、約60mg、約61mg、約62mg、約63mg、約64mg、約65mg、約66mg、約67mg、約68mg、約69mg、約70mg、約71mg、約72mg、約73mg、約74mg、約75mg、約76mg、約77mg、約78mg、約79mg、約80mg、約81mg、約82mg、約83mg、約84mg、約85mg、約86mg、約87mg、約88mg、約89mg、約90mg、約91mg、約92mg、約93mg、約94mg、約95mg、約96mg、約97、約98mg、約99mg、約100mg、約110mg、約120mg、約130mg、約140mg、約150mg、約160mg、約170mg、約180mg、約190mg、約200mg、約210mg、約220mg、約230mg、約240mg、約250mg、約260mg、約270mg、約280mg、約290mg、約300mg、約310mg、約320mg、約330mg、約340mg、約350mg、約360mg、約370mg、約380mg、約390mg、約400mg、約410mg、約420mg、約430mg、約440mg、約450mg、約460mg、約470mg、約480mg、約490mg、約500mg、約510mg、約520mg、約530mg、約540mg、約550mg、約560mg、約570mg、約580mg、約590mg、約600mg、約610mg、約620mg、約630mg、約640mg、約650mg、約660mg、約670mg、約680mg、約690mg、約700mg、約710mg、約720mg、約730mg、約740mg、約750mg、約760mg、約770mg、約780mg、約790mg、約800mg、約810mg、約820mg、約830mg、約840mg、約850mg、約860mg、約870mg、約880mg、約890mg、又は約900mgで含み得る。
リボフラビン含有値は、範囲、例えば、約0.5mgから約900mg、約1mgから約900mg、約2mgから約900mg、約5mgから約900mg、約10mgから約900mg、約25mgから約900mg、約50mgから約900mg、約100mgから約900mg、約150mgから約900mg、約200mgから約900mg、約300mgから約900mg、約400mgから約900mg、約500mgから約900mg、約600mgから約900mg、約700mgから約900mg、約800mgから約900mg、約0.5mgから約850mg、約0.5mgから約800mg、約0.5mgから約750mg、約0.5mgから約600mg、約0.5mgから約500mg、約0.5mgから約400mg、約0.5mgから約300mg、約0.5mgから約200mg、約0.5mgから約100mg、約0.5mgから約50mg、約0.5mgから約25mg、約0.5mgから約10mg、約0.5mgから約5mg、約0.5mgから約2.5mg、約0.5mgから約2mg、約0.5mgから約1.5mg又は約0.5mgから約1mgとしても表現され得る。
先述の実施形態のいずれかでは、組成物は、パントテン酸を約2mg、約3mg、約4mg、約5mg、約6mg、約7mg、約8mg、約9mg、約10mg、約11mg、約12mg、約13mg、約14mg、約15mg、約16mg、約17mg、約18mg、約19mg、約20mg、約21mg、約22mg、約23mg、約24mg、約25mg、約26mg、約27mg、約28mg、約29mg、約30mg、約31mg、約32mg、約33mg、約34mg、約35mg、約36mg、約37mg、約38mg、約39mg、約40mg、約41mg、約42mg、約43mg、約44mg、約45mg、約46mg、約47mg、約48mg、約49mg、約50mg、約51mg、約52mg、約53mg、約54mg、約55mg、約56、約57mg、約58mg、約59mg、約60mg、約61mg、約62mg、約63mg、約64mg、約65mg、約66mg、約67mg、約68mg、約69mg、約70mg、約71mg、約72mg、約73mg、約74mg、約75mg、約76mg、約77mg、約78mg、約79mg、約80mg、約81mg、約82mg、約83mg、約84mg、約85mg、約86mg、約87mg、約88mg、約89mg、約90mg、約90mg、約91mg、約92mg、約93mg、約94mg、約95mg、約96mg、約97mg、約98mg、約99mg、約100mg、約110mg、約120mg、約130mg、約140mg、約150mg、約160mg、約170mg、約180mg、約190mg、約200mg、約210mg、約220mg、約230mg、約240mg、約250mg、約260mg、約270mg、約280mg、約290mg、約300mg、約310mg、約320mg、約330mg、約340mg、約350mg、約360mg、約370mg、約380mg、約390mg、約400mg、約410mg、約420mg、約430mg、約440mg、約450mg、約460mg、約470mg、約480mg、約490mg、約500mg、約550mg、約600mg、約650mg、約700mg、約750mg、約800mg、約850mg、約900mg、約950mg、約1,000mg、約1,050mg、約1,100mg、約1,150mg、約1,200mg、約1,250mg、約1,300mg、約1,350mg、約1,400mg、約1,450mg、約1,500mg、約1,550mg、約1,600mg、約1,650mg、約1,700mg、約1,750mg、又は約1,800mgで含み得る。
パントテン酸含有値は、範囲、例えば、約2mgから約1,800mg、約3mgから約1,800mg、約4mg~約1,800mg、約5mg~約1,800mg、約7.5mg~約1,800mg、約10mg~約1,800mg、約15mg~約1,800mg、約20mg~約1,800mg、約25mg~約1,800mg、約50mg~約1,800mg、約100mg~約1,800mg、約200mg~約1,800mg、約300mg~約1,800mg、約400mg~約1,800mg、約500mg~約1,800mg、約600mg~約1,800mg、約700mg~約1,800mg、約800mg~約1,800mg、約900mg~約1,800mg、約1,000mg~約1,800mg、約1,100mg~約1,800mg、約1,200mg~約1,800mg、約1,300mg~約1,800mg、約1,400mg~約1,800mg、約1,500mg~約1,800mg、約1,600mg~約1,800mg、約1,000mg~約1,800mg、約2mg~約1,750mg、約2mg~約1,700mg、約2mg~約1,600mg、約2mg~約1,500mg、約2mg~約1,400mg、約2mg~約1,300mg、約2mg~約1,200mg、約2mg~約1,100mg、約2mg~約1,000mg、約2mg~約900mg、約2mg~約800mg、約2mg~約700mg、約2mg~約600mg、約2mg~約500mg、約2mg~約400mg、約2mg~約300mg、約2mg~約200mg、約2mg~約100mg、約2mg~約75mg、約2mg~約50mg、約2mg~約25mg、約2mg~約20mg、約2mg~約15mg、約2mg~約10mg、約2mg~約7.5mg、約2mg~約5mg、約2mg~約4mg、又は約2mg~約3mgとしても表現され得る。
先述の実施形態のいずれかでは、組成物は、ピリドキシンを約0.75mg、約1mg、約2mg、約3mg、約4mg、約5mg、約6mg、約7mg、約8mg、約9mg、約10mg、約20mg、約30mg、約40mg、約50mg、約60mg、約70、約80mg、90mg、約100mg、約150mg、約200mg、約250mg、約300mg、350mg、約400mg、約450mg、約500mg、約550mg、約600mg、約650mg、約700mg、約750mg、約800mg、約850mg、約900mg、約950mg、1,000mg、約1,500mg、2,000mg、約2,500mg、約3,000mg、約3,500mg、約4,000mg、約4,500mg、約5,000mg、約5,500mg、約6,000mg、約6,500mg、約7,000mg、約7,500mg、約8,000mg、約8,500mg、約9,000mg、約9,500mg、約10,000mg、約10,500mg、約11,000mg、約11,500mg、約12,000mg、約12,500mg、約13,000mg、約13,500mg、約14,000mg、約14,500mg、約15,000mg、約15,500mg、16,000mg、約16,500mg、約17,000mg、約17,500mg、約18,000mg、約18,500mg、約19,000mg、約19,500mg、約20,000mg、約25,000mg、約30,000mg、約35,000mg、約40,000mg、又は約45,000mgで含み得る。
ピリドキシン含有値は、範囲、例えば、約0.75mgから約45,000mg、約1mgから約45,000mg、約2mg~約45,000mg、約3mg~約45,000mg、約4mg~約45,000mg、約5mg~約45,000mg、約10mg~約45,000mg、約15mg~約45,000mg、約20mg~約45,000mg、約25mg~約45,000mg、約50mg~約45,000mg、約100mg~約45,000mg、約250mg~約45,000mg、約500mg~約45,000mg、約1,000mg~約45,000mg、約2,500mg~約45,000mg、約5,000mg~約45,000mg、約7,500mg~約45,000mg、約10,000mg~約45,000mg、約15,000mg~約45,000mg、約20,000mg~約45,000mg、約25,000mg~約45,000mg、約30,000mg~約45,000mg、約35,000mg~約45,000mg、約40,000mg~約45,000mg、約0.25mg~約40,000mg、約0.25mg~約35,000mg、約0.25mg~約30,000mg、約0.25mg~約25,000mg、約0.25mg~約20,000mg、約0.25mg~約15,000mg、約0.25mg~約10,000mg、約0.25mg~約7,500mg、約0.25mg~約5,000mg、約0.25mg~約2,500mg、約0.25mg~約1,000mg、約0.25mg~約750mg、約0.25mg~約500mg、約0.25mg~約250mg、約0.25mg~約100mg、約0.25mg~約75mg、約0.25mg~約50mg、約0.25mg~約25mg、約0.25mg~約20mg、約0.25mg~約15mg、約0.25mg~約10mg、約0.25mg~約7.5mg、約0.25mg~約5mg、約0.25mg~約2.5mg、約0.25mg~約2mg、約0.25mg~約1mg、又は約0.25mg~約0.5mgとしても表現され得る。
先述の実施形態のいずれかでは、組成物は、ビオチンを約0.015mg、約0.020mg、約0.025mg、約0.030mg、約0.035mg、約0.040mg、約0.045mg、約0.050mg、約0.055mg、約0.060mg、約0.065mg、約0.070mg、約0.075mg、約0.080mg、約0.085mg、約0.090mg、約0.095mg、約1mg、約2mg、約3mg、約4mg、約5mg、約6mg、約7mg、約8mg、約9mg、約10mg、約20mg、約30mg、約40mg、約50mg、約60mg、約70、約80mg、90mg、約100mg、約150mg、約200mg、約250mg、約300mg、350mg、約400mg、約450mg、約500mg、約550mg、約600mg、約650mg、約700mg、約750mg、約800mg、約850mg、約900mg、約950mg、1,000mg、約1,500mg、2,000mg、約2,500mg、約3,000mg、約3,500mg、約4,000mg、約4,500mg、約5,000mg、約5,500mg、約6,000mg、約6,500mg、約7,000mg、約7,500mg、約8,000mg、約8,500mg、約9,000mg、約9,500mg、約10,000mg、約10,500mg、約11,000mg、約11,500mg、約12,000mg、約12,500mg、約13,000mg、又は約13,500mgで含み得る。
ビオチン含有値は、範囲、例えば、約0.015mgから約13,500mg、約0.025mgから約13,500mg、約0.05mg~約13,500mg、約0.075mg~約13,500mg、約0.1mg~約13,500mg、約0.2mg~約13,500mg、約0.5mg~約13,500mg、約0.75mg~約13,500mg、約1mg~約13,500mg、約2mg~約13,500mg、約5mg~約13,500mg、約10mg~約13,500mg、約25mg~約13,500mg、約50mg~約13,500mg、約100mg~約13,500mg、約250mg~約13,500mg、約500mg~約13,500mg、約1,000mg~約13,500mg、約2,500mg~約13,500mg、約5,000mg~約13,500mg、約7,500mg~約13,500mg、約10,000mg~約13,500mg、約11,000mg~約13,500mg、約12,000mg~約13,500mg、約13,000mg~約13,500mg、約0.015mg~約13,000mg、約0.015mg~約12,000mg、約0.015mg~約11,000mg、約0.015mg~約10,000mg、約0.015mg~約7,500mg、約0.015mg~約5,000mg、約0.015mg~約2,500mg、約0.015mg~約1,000mg、約0.015mg~約750mg、約0.015mg~約500mg、約0.015mg~約250mg、約0.015mg~約100mg、約75mg~約13,000mg、約0.015mg~約50mg、約0.015mg~約25mg、約10mg~約13,000mg、約0.015mg~約5mg、約0.015mg~約2.5mg、約0.015mg~約1mg、約0.015mg~約0.75mg、約0.015mg~約0.5mg、約0.015mg~約0.1mg、約0.015mg~約0.05mg、又は約0.015mg~約0.025mgとしても表現され得る。
先述の実施形態のいずれかでは、組成物は、ナイアシンを約7mg、約8mg、約9mg、約10mg、約11mg、約12mg、約13mg、約14mg、約15mg、約18mg、約19mg、約20mg、約21mg、約22mg、約23mg、約24mg、約25mg、約26mg、約27mg、約28mg、約30mg、約30mg、約31mg、約32mg、約33mg、約34mg、約35mg、約36mg、約37mg、約38mg、約39mg、約40mg、約41mg、約42mg、約43mg、約44mg、約45mg、約46mg、約47mg、約48mg、約49mg、約50mg、約51mg、約52mg、約53mg、約54mg、約55mg、約56、約57mg、約58mg、約59mg、約60mg、約61mg、約62mg、約63mg、約64mg、約65mg、約66mg、約67mg、約68mg、約69mg、約70mg、約71mg、約72mg、約73mg、約74mg、約75mg、約76mg、約77mg、約78mg、約79mg、約80mg、約81mg、約82mg、約83mg、約84mg、約85mg、約86mg、約87mg、約88mg、約89mg、約90mg、約90mg、約91mg、約92mg、約93mg、約94mg、約95mg、約96mg、約97mg、約98mg、約99mg、約100mg、約110mg、約120mg、約130mg、約140mg、約150mg、約160mg、約170mg、約180mg、約190mg、約200mg、約210mg、約220mg、約230mg、約240mg、約250mg、約260mg、約270mg、約280mg、約290mg、約300mg、約310mg、約320mg、約330mg、約340mg、約350mg、約360mg、約370mg、約380mg、約390mg、約400mg、約410mg、約420mg、約430mg、約440mg、約450mg、約460mg、約470mg、約480mg、約490mg、約500mg、約550mg、約600mg、約650mg、約700mg、約750mg、約800mg、約850mg、約900mg、約950mg、約1,000mg、約1,050mg、約1,100mg、約1,150mg、約1,200mg、約1,250mg、約1,300mg、約1,350mg、約1,400mg、約1,450mg、約1,500mg、約1,550mg、約1,600mg、約1,650mg、約1,700mg、約1,750mg、約1,800mg、約1,850mg、約1,9000mg、約1,950mg、約2,000mg、約2,100mg、約2,200mg、約2,300mg、約2,400mg、2,500mg、2,600mg、2,700mg、約2,800mg、約2,900mg、約3,000mg、約3,100mg、約3,200mg、約3,300mg、約3,400mg、3,500mg、3,600mg、3,700mg、約3,800mg、約3,900mg、約4,000mg、約4,100mg、約4,200mg、約4,300mg、約4,400mg、4,500mg、4,600mg、4,700mg、約4,800mg、約4,900mg、約5,000mg、約5,200mg、約5,300mg、約5,400mg、約5,500mg、約5,600mg、約5,700mg、約5,800mg、約5,900mg、約6,000mg、約6,100mg、約6,200mg、又は約6,300mgで含み得る。
ナイアシン含有値は、範囲、例えば、約7mgから約6,300mg、約8mgから約6,300mg、約9mg~約6,300mg、約10mg~約6,300mg、約12.5mg~約6,300mg、約15mg~約6,300mg、約20mg~約6,300mg、約25mg~約6,300mg、約50mg~約6,300mg、約75mg~約6,300mg、約100mg~約6,300mg、約250mg~約6,300mg、約500mg~約6,300mg、約750mg~約6,300mg、約1,000mg~約6,300mg、約2,500mg~約6,300mg、約3,500mg~約6,300mg、約4,000mg~約6,300mg、約5,000mg~約6,300mg、約6,000mg~約6,300mg、約7mg~約6,200mg、約7mg~約6,100mg、約7mg~約6,000mg、約7mg~約5,750mg、約7mg~約5,500mg、約7mg~約5,250mg、約7mg~約5,000mg、約7mg~約4,000mg、約7mg~約3,000mg、約7mg~約2,000mg、約7mg~約1,000mg、約7mg~約900mg、約7mg~約800mg、約7mg~約700mg、約7mg~約600mg、約7mg~約500mg、約7mg~約400mg、約7mg~約300mg、約7mg~約200mg、約7mg~約100mg、約7mg~約75mg、約7mg~約50mg、約7mg~約25mg、約7mg~約15mg、約7mg~約12.5mg、約7mg~約10mg、約7mg~約9mg、又は約7mg~約8mgとしても表現され得る。
先述の実施形態のいずれかでは、組成物は、葉酸を約0.2mg、約0.3mg、約0.4mg、約0.5mg、約0.6mg、約0.7mg、約0.8mg、約0.9mg、約1mg、約2mg、約3mg、約4mg、約5mg、約6mg、約7mg、約8mg、約9mg、約10mg、約11mg、約12mg、約13mg、約14mg、約15mg、約18mg、約19mg、約20mg、約21mg、約22mg、約23mg、約24mg、約25mg、約26mg、約27mg、約28mg、約30mg、約30mg、約31mg、約32mg、約33mg、約34mg、約35mg、約36mg、約37mg、約38mg、約39mg、約40mg、約41mg、約42mg、約43mg、約44mg、約45mg、約46mg、約47mg、約48mg、約49mg、約50mg、約51mg、約52mg、約53mg、約54mg、約55mg、約56、約57mg、約58mg、約59mg、約60mg、約61mg、約62mg、約63mg、約64mg、約65mg、約66mg、約67mg、約68mg、約69mg、約70mg、約71mg、約72mg、約73mg、約74mg、約75mg、約76mg、約77mg、約78mg、約79mg、約80mg、約81mg、約82mg、約83mg、約84mg、約85mg、約86mg、約87mg、約88mg、約89mg、約90mg、約90mg、約91mg、約92mg、約93mg、約94mg、約95mg、約96mg、約97mg、約98mg、約99mg、約100mg、約110mg、約120mg、約130mg、約140mg、約150mg、約160mg、約170mg、又は約180mgで含み得る。
葉酸含有値は、範囲、例えば、約0.2mgから約180mg、約0.3mgから約180mg、約0.4mg~約180mg、約0.5mg~約180mg、約0.75mg~約180mg、約1mg~約180mg、約2.5mg~約180mg、約5mg~約180mg、約10mg~約180mg、約15mg~約180mg、約25mg~約180mg、約50mg~約180mg、約75mg~約180mg、約100mg~約180mg、約125mg~約180mg、約150mg~約180mg、約160mg~約180mg、約170mg~約180mg、約175mg~約180mg、約0.2mg~約170mg、約0.2mg~約160mg、約0.2mg~約150mg、約0.2mg~約140mg、約0.2mg~約130mg、約0.2mg~約120mg、約0.2mg~約110mg、約0.2mg~約100mg、約0.2mg~約75mg、約0.2mg~約50mg、約0.2mg~約25mg、約0.2mg~約10mg、約0.2mg~約7.5mg、約0.2mg~約5mg、約0.2mg~約4mg、約0.2mg~約3mg、約0.2mg~約2mg、約0.2mg~約1mg、約0.2mg~約0.75mg、約0.2mg~約0.5mg、約0.2mg~約0.4mg、又は約0.2mg~約0.3mgとしても表現され得る。
先述の実施形態のいずれかでは、組成物は、シアノコバラミンを約0.001mg、約0.002mg、約0.003mg、約0.004mg、約0.005mg、約0.006mg、約0.007mg、約0.008mg、約0.009mg、約0.010mg、約0.011mg、約0.012mg、約0.013mg、約0.014mg、約0.015mg、約0.016mg、約0.017mg、約0.018mg、約0.019mg、約0.020mg、約0.25mg、約0.30mg、約0.35mg、約0.40mg、約0.45mg、約0.50mg、約0.55mg、約0.65mg、約0.70mg、約0.75mg、約0.80mg、約0.85mg、約0.90mg、約0.95mg、約1mg、約1.5mg、約2mg、約2.5mg、約3mg、約3.5mg、約4mg、約4.5mg、約5mg、約5.5mg、約6mg、約6.5mg、約7mg、約7.5mg、約8mg、約8.5mg、約9mg、約9.5mg、10.0mg、約11mg、約12mg、約13mg、約14mg、約15mg、約16mg、約17mg、約18mg、約19mg、約20mg、約21mg、約22mg、約23mg、約24mg、約25mg、約26mg、約27mg、約28mg、約29mg、約30mg、約31mg、約32mg、約33mg、約34mg、約35mg、約36mg、約37mg、約38mg、約39mg、約40mg、約41mg、約42mg、約43mg、約44mg、約45mg、約46mg、約47mg、約48mg、約49mg、約50mg、約51mg、約52mg、約53mg、約54mg、約55mg、約56mg、約57mg、約58mg、約59mg、約60mg、約61mg、約62mg、約63mg、約64mg、約65mg、約66mg、約67mg、約68mg、約69mg、約70mg、約71mg、約72mg、約73mg、約74mg、約75mg、約76mg、約77mg、約78mg、約79mg、約80mg、約81mg、約82mg、約83mg、約84mg、約85mg、約86mg、約87mg、約88mg、約89mg、約90mg、約91mg、約92mg、約93mg、約94mg、約95mg、約96mg、約97、約98mg、約99mg、約100mg、約150mg、約200mg、約250mg、約300mg、350mg、約400mg、約450mg、約500mg、約510mg、約520mg、約530mg、約540mg、約550mg、約560mg、約570mg、約580mg、約590mg、約600mg、約610mg、約620mg、約630mg、約640mg、約650mg、約660mg、約670mg、約680mg、約690mg、約700mg、約710mg、約720mg、約730mg、約740mg、約750mg、約760mg、約770mg、約780mg、約790mg、約800mg、約810mg、約820mg、約830mg、約840mg、約850mg、約860mg、約870mg、約880mg、約890mg、約900mg、約1,010mg、約1,020mg、約1,030mg、約1,040mg、約1,050mg、約1,060mg、約1,070mg、又は約1,080mgで含み得る。
シアノコバラミン含有値は、範囲、例えば、約0.001mgから約1,080mg、約0.0025mgから約1,080mg、約0.005mg~約1,080mg、約0.0075mg~約1,080mg、約0.01mg~約1,080mg、約0.025mg~約1,080mg、約0.05mg~約1,080mg、約0.075mg~約1,080mg、約0.1mg~約1,080mg、約0.25mg~約1,080mg、約0.5mg~約1,080mg、約0.75mg~約1,080mg、約1mg~約1,080mg、約2mg~約1,080mg、約2.5mg~約1,080mg、約5mg~約1,080mg、約10mg~約1,080mg、約25mg~約1,080mg、約50mg~約1,080mg、約75mg~約1,080mg、約100mg~約1,080mg、約200mg~約1,080mg、約500mg~約1,080mg、約750mg~約1,080mg、約800mg~約1,080mg、約900mg~約1,080mg、約1,000mg~約1,080mg、約1,025mg~約1,080mg、約1,050mg~約1,080mg、約1,060mg~約1,080mg、約1,070mg~約1,080mg、約1,075mg~約1,080mg、約0.001mg~約1,050mg、約0.001mg~約1,000mg、約0.001mg~約900mg、約0.001mg~約800mg、約0.001mg~約700mg、約0.001mg~約600mg、約0.001mg~約500mg、約0.001mg~約400mg、約0.001mg~約300mg、約0.001mg~約200mg、約0.001mg~約100mg、約0.001mg~約75mg、約0.001mg~約50mg、約0.001mg~約25mg、約0.001mg~約10mg、約0.001mg~約5mg、約0.001mg~約2.5mg、約0.001mg~約1mg、約0.001mg~約0.5mg、約0.001mg~約0.1mg、約0.001mg~約0.05mg、約0.001mg~約0.01mg、約0.001mg~約0.0075mg、約0.001mg~約0.005mg、約0.001mg~約0.0025mg、又は約0.001mg~約0.002mgとしても表現され得る。
先述の実施形態のいずれかでは、組成物は、チアミンを約0.55mg、0.60mg、約0.65mg、0.70mg、約0.75mg、約0.80mg、約0.85mg、約0.90mg、約0.95mg、約1mg、約2mg、約3mg、約4mg、約5mg、約6mg、約7mg、約8mg、約9mg、約10mg、約11mg、約12mg、約13mg、約14mg、約15mg、約18mg、約19mg、約20mg、約21mg、約22mg、約23mg、約24mg、約25mg、約26mg、約27mg、約28mg、約30mg、約30mg、約31mg、約32mg、約33mg、約34mg、約35mg、約36mg、約37mg、約38mg、約39mg、約40mg、約41mg、約42mg、約43mg、約44mg、約45mg、約46mg、約47mg、約48mg、約49mg、約50mg、約51mg、約52mg、約53mg、約54mg、約55mg、約56、約57mg、約58mg、約59mg、約60mg、約61mg、約62mg、約63mg、約64mg、約65mg、約66mg、約67mg、約68mg、約69mg、約70mg、約71mg、約72mg、約73mg、約74mg、約75mg、約76mg、約77mg、約78mg、約79mg、約80mg、約81mg、約82mg、約83mg、約84mg、約85mg、約86mg、約87mg、約88mg、約89mg、約90mg、約90mg、約91mg、約92mg、約93mg、約94mg、約95mg、約96mg、約97mg、約98mg、約99mg、約100mg、約110mg、約120mg、約130mg、約140mg、約150mg、約160mg、約170mg、約180mg、約190mg、約200mg、約210mg、約220mg、約230mg、約240mg、約250mg、約260mg、約270mg、約280mg、約290mg、約300mg、約310mg、約320mg、約330mg、約340mg、約350mg、約360mg、約370mg、約380mg、約390mg、約400mg、約410mg、約420mg、約430mg、約440mg、又は約450mgで含み得る。
チアミン含有値は、範囲、例えば、約0.55mgから約450mg、約0.6mgから約450mg、約0.7mg~約450mg、約0.8mg~約450mg、約0.9mg~約450mg、約1mg~約450mg、約2.5mg~約450mg、約5mg~約450mg、約7.5mg~約450mg、約10mg~約450mg、約25mg~約450mg、約50mg~約450mg、約75mg~約450mg、約100mg~約450mg、約150mg~約450mg、約200mg~約450mg、約250mg~約450mg、約300mg~約450mg、約350mg~約450mg、約400mg~約450mg、約410mg~約450mg、約420mg~約450mg、約430mg~約450mg、約1mg~約450mg、約440mg~約450mg、約445mg~約450mg、約0.55mg~約425mg、約0.55mg~約400mg、約0.55mg~約375mg、約0.55mg~約350mg、約0.55mg~約325mg、約0.55mg~約300mg、約0.55mg~約200mg、約0.55mg~約100mg、約0.55mg~約75mg、約0.55mg~約50mg、約0.55mg~約25mg、約0.55mg~約10mg、約0.55mg~約5mg、約0.55mg~約2.5mg、約0.55mg~約2mg、約0.55mg~約1mg、約0.55mg~約0.9mg、約0.55mg~約0.8mg、約0.55mg~約0.7mg、又は約0.55mg~約0.6mgとしても表現され得る。
先述の実施形態のいずれかでは、組成物は、ビタミンAを約0.35mg、約0.40mg、約0.45mg、約0.50mg、約0.55mg、約0.60mg、約0.65mg、約0.70mg、約0.75mg、約0.80mg、約0.85mg、約0.90mg、約0.95mg、約1mg、約2mg、約3mg、約4mg、約5mg、約6mg、約7mg、約8mg、約9mg、約10mg、約10.5mg、約11mg、約11.5mg、約12mg、約12.5mg、約13mg、約13.5mg、約14mg、約14.5mg、約15mg、約15.5mg、約16mg、約16.5mg、約17mg、又は約17.5mgで含み得る。
ビタミンA含有値は、範囲、例えば、約0.35mgから約17.5mg、約0.4mgから約17.5mg、約0.5mg~約17.5mg、約0.6mg~約17.5mg、約0.7mg~約17.5mg、約0.8mg~約17.5mg、約0.9mg~約17.5mg、約1mg~約17.5mg、約2mg~約17.5mg、約3mg~約17.5mg、約4mg~約17.5mg、約5mg~約17.5mg、約6mg~約17.5mg、約7mg~約17.5mg、約8mg~約17.5mg、約9mg~約17.5mg、約10mg~約17.5mg、約11mg~約17.5mg、約12mg~約17.5mg、約13mg~約17.5mg、約14mg~約17.5mg、約15mg~約17.5mg、約16mg~約17.5mg、約17mg~約17.5mg、約0.35mg~約17mg、約0.35mg~約16mg、約0.35mg~約15mg、約0.35mg~約14mg、約0.35mg~約13mg、約0.35mg~約12mg、約0.35mg~約11mg、約0.35mg~約10mg、約0.35mg~約9mg、約0.35mg~約8mg、約0.35mg~約7mg、約0.35mg~約6mg、約0.35mg~約5mg、約0.35mg~約4mg、約0.35mg~約3mg、約0.35mg~約2mg、約0.35mg~約1mg、約0.35mg~約0.9mg、約0.35mg~約0.8mg、約0.35mg~約0.7mg、約0.35mg~約0.6mg、約0.35mg~約0.5mg、又は約0.35mg~約0.4mgとしても表現され得る。
先述の実施形態のいずれかでは、組成物は、ビタミンCを約37.5mg、約38mg、約38.5mg、約39mg、約39.5mg、約40mg、約40.5mg、約41mg、約41.5mg、約42mg、約42.5mg、約43mg、約43.5mg、約44mg、約44.5mg、約45mg、約45.5mg、約46mg、約46.5mg、約47mg、約47.5mg、約48mg、約48.5mg、約49mg、約49.5mg、約50mg、約50.5mg、約60mg、約60.5mg、約70、約70.5 約80mg、約80.5、約90mg、約90.5、約100mg、約110mg、約111mg、約112mg、約113mg、約114mg、約115mg、約116mg、約117mg、約118mg、約119mg、約120mg、約130mg、約140mg、約150mg、約200mg、約250mg、約300mg、350mg、約400mg、約450mg、約500mg、約550mg、約600mg、約650mg、約700mg、約750mg、約800mg、約850mg、約900mg、約950mg、1,000mg、約1,500mg、2,000mg、約2,500mg、約3,000mg、約3,500mg、約4,000mg、約4,500mg、約5,000mg、約5,500mg、約6,000mg、約6,500mg、約7,000mg、約7,500mg、約8,000mg、約8,500mg、約9,000mg、約9,500mg、約10,000mg、約11,000mg、約12,000mg、約13,000mg、約14,000mg、約15,000mg、約16,000mg、約17,000mg、約18,000mg、約19,000mg、約20,000mg、約21,000mg、約22,000mg、約23,000mg、約24,000mg、約25,000mg、約26,000mg、約27,000mg、約28,000mg、約29,000mg、約30,000mg、約31,000mg、約32,000mg、約33,000mg、約34,000mg、約35,000mg、又は約36,000mgで含み得る。
ビタミンC含有値は、範囲、例えば、約37.5mgから約36,000mg、約38mgから約36,000mg、約39mg~約36,000mg、約40mg~約36,000mg、約42.5mg~約36,000mg、約45mg~約36,000mg、約47.5mg~約36,000mg、約50mg~約36,000mg、約75mg~約36,000mg、約100mg~約36,000mg、約250mg~約36,000mg、約500mg~約36,000mg、約750mg~約36,000mg、約1,000mg~約36,000mg、約1,000mg~約36,000mg、約2,000mg~約36,000mg、約3,000mg~約36,000mg、約5,000mg~約36,000mg、約7,500mg~約36,000mg、約10,000mg~約36,000mg、約12,500mg~約36,000mg、約15,000mg~約36,000mg、約20,000mg~約36,000mg、約25,000mg~約36,000mg、約30,000mg~約36,000mg、約31,000mg~約36,000mg、約32,000mg~約36,000mg、約33,000mg~約36,000mg、約34,000mg~約36,000mg、約35,000mg~約36,000mg、約35,500mg~約36,000mg、約37.5mg~約35,000mg、約37.5mg~約34,000mg、約37.5mg~約32,500mg、約37.5mg~約30,000mg、約37.5mg~約25,000mg、約37.5mg~約20,000mg、約37.5mg~約15,000mg、約37.5mg~約10,000mg、約37.5mg~約7,500mg、約37.5mg~約5,000mg、約37.5mg~約2,500mg、約37.5mg~約1,000mg、約37.5mg~約900mg、約37.5mg~約800mg、約37.5mg~約700mg、約37.5mg~約600mg、約37.5mg~約500mg、約37.5mg~約400mg、約37.5mg~約300mg、約37.5mg~約200mg、約37.5mg~約100mg、約37.5mg~約75mg、約37.5mg~約50mg、約37.5mg~約47.5mg、約37.5mg~約45mg、約37.5mg~約40mg、約37.5mgから約39mg、約37.5mg~約38mgとしても表現され得る。
先述の実施形態のいずれかでは、組成物は、ビタミンDを約0.01mg、約0.02mg、約0.03mg、約0.04mg、約0.05mg、約0.06mg、約0.07mg、約0.08mg、約0.09mg、約0.1mg、約0.5mg、約1mg、約2mg、約3mg、約4mg、約5mg、約6mg、約7mg、約8mg、約9mg、約10mg、約11mg、約12mg、約13mg、約14mg、約15mg、約18mg、約19mg、約20mg、約21mg、約22mg、約23mg、約24mg、約25mg、約26mg、約27mg、約28mg、約30mg、約30mg、約31mg、約32mg、約33mg、約34mg、約35mg、約36mg、約37mg、約38mg、約39mg、約40mg、約41mg、約42mg、約43mg、約44mg、約45mg、約46mg、約47mg、約48mg、約49mg、約50mg、約51mg、約52mg、約53mg、約54mg、約55mg、約56、約57mg、約58mg、約59mg、約60mg、約61mg、約62mg、約63mg、約64mg、約65mg、約66mg、約67mg、約68mg、約69mg、約70mg、約71mg、約72mg、約73mg、約74mg、約75mg、約76mg、約77mg、約78mg、約79mg、約80mg、約81mg、約82mg、約83mg、約84mg、約85mg、約86mg、約87mg、約88mg、約89mg、約90mg、約90mg、約91mg、約92mg、約93mg、約94mg、約95mg、約96mg、約97mg、約98mg、約99mg、約100mg、約110mg、約120mg、約130mg、約140mg、約150mg、約160mg、約170mg、約180mg、約190mg、約200mg、約210mg、約220mg、約230mg、約240mg、約250mg、約260mg、約270mg、約280mg、約290mg、約300mg、約310mg、約320mg、約330mg、約340mg、約350mg、約360mg、約370mg、約380mg、約390mg、約400mg、約410mg、約420mg、約430mg、約440mg、約450mg、約460mg、約470mg、約480mg、約490mg、約500mg、約550mg、約600mg、約650mg、約700mg、約750mg、約800mg、約850mg、約900mg、約950mg、約1,000mg、約1,050mg、約1,100mg、約1,150mg、約1,200mg、約1,250mg、約1,300mg、約1,350mg、約1,400mg、約1,450mg、約1,500mg、約1,550mg、約1,600mg、約1,650mg、約1,700mg、約1,750mg、約1,800mg、約1,850mg、約1,900mg、約1,950mg、約2,000mg、約2,100mg、約2,200mg、約2,300mg、約2,400mg、2,500mg、2,600mg、2,700mg、約2,800mg、約2,900mg、約3,000mg、約3,100mg、約3,200mg、約3,300mg、約3,400mg、3,500mg、3,600mg、3,700mg、約3,800mg、約3,900mg、約4,000mg、約4,100mg、約4,200mg、約4,300mg、約4,400mg、4,500mg、4,600mg、4,700mg、約4,800mg、約4,900mg、約5,000mg、約5,200mg、約5,300mg、約5,400mg、約5,500mg、約5,600mg、約5,700mg、約5,800mg、約5,900mg、約6,000mg、約6,100mg、約6,200mg、又は約6,300mgで含み得る。
ビタミンD含有値は、範囲、例えば、約0.01mgから約6,300mg、約0.025mgから約6,300mg、約0.05mg~約6,300mg、約0.075mg~約6,300mg、約0.1mg~約6,300mg、約0.2mg~約6,300mg、約0.3mg~約6,300mg、約0.4mg~約6,300mg、約0.5mg~約6,300mg、約0.6mg~約6,300mg、約0.7mg~約6,300mg、約0.8mg~約6,300mg、約0.9mg~約6,300mg、約1mg~約6,300mg、約2mg~約6,300mg、約3mg~約6,300mg、約4mg~約6,300mg、約5mg~約6,300mg、約6mg~約6,300mg、約7mg~約6,300mg、約8mg~約6,300mg、約9mg~約6,300mg、約10mg~約6,300mg、約12.5mg~約6,300mg、約15mg~約6,300mg、約20mg~約6,300mg、約25mg~約6,300mg、約50mg~約6,300mg、約75mg~約6,300mg、約100mg~約6,300mg、約250mg~約6,300mg、約500mg~約6,300mg、約750mg~約6,300mg、約1,000mg~約6,300mg、約2,500mg~約6,300mg、約3,500mg~約6,300mg、約4,000mg~約6,300mg、約5,000mg~約6,300mg、約6,000mg~約6,300mg、約0.01mg~約6,200mg、約0.01mg~約6,100mg、約0.01mg~約6,000mg、約0.01mg~約5,750mg、約0.01mg~約5,500mg、約0.01mg~約5,250mg、約0.01mg~約5,000mg、約0.01mg~約4,000mg、約0.01mg~約3,000mg、約0.01mg~約2,000mg、約0.01mg~約1,000mg、約0.01mg~約900mg、約0.01mg~約800mg、約0.01mg~約700mg、約0.01mg~約600mg、約0.01mg~約500mg、約0.01mg~約400mg、約0.01mg~約300mg、約0.01mg~約200mg、約0.01mg~約100mg、約0.01mg~約75mg、約0.01mg~約50mg、約0.01mg~約25mg、約0.01mg~約15mg、約0.01mg~約12.5mg、約0.01mg~約10mg、約0.01mg~約9mg、約0.01mg~約8mg、約0.01mg~約7mg、約0.01mg~約6mg、約0.01mg~約5mg、約0.01mg~約4mg、約0.01mg~約3mg、約0.01mg~約2mg、約0.01mg~約1mg、約0.01mg~約0.1mg、約0.01mg~約0.075mg、約0.01mg~約0.05mg、又は約0.01mg~約0.025mgとしても表現され得る。
先述の実施形態のいずれかでは、組成物は、ビタミンEを約7.5mg、約8.0mg、約8.5mg、約9.0mg、約9.5mg、約10mg、11mg、約12mg、約13mg、約14mg、約15mg、約18mg、約19mg、約20mg、約21mg、約22mg、約23mg、約24mg、約25mg、約26mg、約27mg、約28mg、約30mg、約30mg、約31mg、約32mg、約33mg、約34mg、約35mg、約36mg、約37mg、約38mg、約39mg、約40mg、約41mg、約42mg、約43mg、約44mg、約45mg、約46mg、約47mg、約48mg、約49mg、約50mg、約51mg、約52mg、約53mg、約54mg、約55mg、約56、約57mg、約58mg、約59mg、約60mg、約61mg、約62mg、約63mg、約64mg、約65mg、約66mg、約67mg、約68mg、約69mg、約70mg、約71mg、約72mg、約73mg、約74mg、約75mg、約76mg、約77mg、約78mg、約79mg、約80mg、約81mg、約82mg、約83mg、約84mg、約85mg、約86mg、約87mg、約88mg、約89mg、約90mg、約90mg、約91mg、約92mg、約93mg、約94mg、約95mg、約96mg、約97mg、約98mg、約99mg、約100mg、約110mg、約120mg、約130mg、約140mg、約150mg、約160mg、約170mg、約180mg、約190mg、約200mg、約210mg、約220mg、約230mg、約240mg、約250mg、約260mg、約270mg、約280mg、約290mg、約300mg、約310mg、約320mg、約330mg、約340mg、約350mg、約360mg、約370mg、約380mg、約390mg、約400mg、約410mg、約420mg、約430mg、約440mg、約450mg、約460mg、約470mg、約480mg、約490mg、約500mg、約550mg、約600mg、約650mg、約700mg、約750mg、約800mg、約850mg、約900mg、約950mg、約1,000mg、約1,050mg、約1,100mg、約1,150mg、約1,200mg、約1,250mg、約1,300mg、約1,350mg、約1,400mg、約1,450mg、約1,500mg、約1,550mg、約1,600mg、約1,650mg、約1,700mg、約1,750mg、約1,800mg、約1,850mg、約1,9000mg、約1,950mg、約2,000mg、約2,100mg、約2,200mg、約2,300mg、約2,400mg、2,500mg、2,600mg、2,700mg、約2,800mg、約2,900mg、又は約3,000mgで含み得る。
ビタミンE含有値は、範囲、例えば、約7.5mgから約3,000mg、約8mgから約3,000mg、約9mg~約3,000mg、約10mg~約3,000mg、約25mg~約3,000mg、約50mg~約3,000mg、約75mg~約3,000mg、約100mg~約3,000mg、約250mg~約3,000mg、約500mg~約3,000mg、約750mg~約3,000mg、約1,000mg~約3,000mg、約1,500mg~約3,000mg、約2,000mg~約3,000mg、約2,100mg~約3,000mg、約2,200mg~約3,000mg、約2,300mg~約3,000mg、約2,400mg~約3,000mg、約2,500mg~約3,000mg、約2,600mg~約3,000mg、約2,700mg~約3,000mg、約2,800mg~約3,000mg、約2,900mg~約3,000mg、約2,950mg~約3,000mg、約7.5mg~約2,900mg、約7.5mg~約2,800mg、約7.5mg~約2,700mg、約7.5mg~約2,600mg、約7.5mg~約2,500mg、約7.5mg~約2,400mg、約7.5mg~約2,300mg、約7.5mg~約2,200mg、約7.5mg~約2,100mg、約7.5mg~約2,000mg、約7.5mg~約1,750mg、約7.5mg~約1,500mg、約7.5mg~約1,250mg、約7.5mg~約1,000mg、約7.5mg~約750mg、約7.5mg~約500mg、約7.5mg~約250mg、約7.5mg~約100mg、約7.5mg~約75mg、約7.5mg~約50mg、約7.5mg~約25mg、約7.5mg~約15mg、約7.5mg~約14mg、約7.5mg~約13mg、約7.5mg~約12mg、約7.5mg~約11mg、約7.5mg~約10mg、約7.5mg~約9mg、又は約7.5mg~約8mgとしても表現され得る。
先述の実施形態のいずれかでは、組成物は、ビタミンKを約0.045mg、約0.046mg、約0.047mg、約0.048mg、約0.049mg、約0.050mg、約0.051mg、約0.052mg、約0.053mg、約0.054mg、約0.055mg、約0.056mg、約0.057mg、0.058mg、約0.059mg、約0.060mg、約0.061mg、約0.062mg、約0.063mg、約0.064mg、約0.065mg、約0.066mg、約0.067mg、0.068mg、約0.069mg、約0.070mg、約0.071mg、約0.072mg、約0.073mg、約0.074mg、約0.075mg、約0.076mg、約0.077mg、0.078mg、約0.079mg、約0.080mg、約0.091mg、約0.092mg、約0.093mg、約0.094mg、約0.095mg、約0.096mg、約0.097mg、0.098mg、約0.099mg、約0.1mg、約0.2mg、約0.3mg、約0.4mg、約0.5mg、約0.6mg、約0.7mg、約0.8mg、約0.9mg、約1mg、約2mg、約3mg、約4mg、約5mg、約6mg、約7mg、約8mg、約9mg、約10mg、約20mg、約30mg、約40mg、約50mg、約60mg、約70、約80mg、90mg、約100mg、約150mg、約200mg、約250mg、約300mg、350mg、約400mg、約450mg、約500mg、約550mg、約600mg、約650mg、約700mg、約750mg、約800mg、約850mg、約900mg、約950mg、1,000mg、約1,500mg、2,000mg、約2,500mg、約3,000mg、約3,500mg、約4,000mg、約4,500mg、約5,000mg、約5,500mg、約6,000mg、約6,500mg、約7,000mg、約7,500mg、約8,000mg、約8,500mg、約9,000mg、約9,500mg、約10,000mg、約10,500mg、約11,000mg、約11,500mg、約12,000mg、約12,500mg、約13,000mg、約13,500mg、約14,000mg、約14,500mg、約15,000mg、約15,500mg、16,000mg、約16,500mg、約17,000mg、約17,500mg、約18,000mg、約18,500mg、約19,000mg、約19,500mg、約20,000mg、約25,000mg、約30,000mg、約35,000mg、約40,000mg、又は約45,000mgで含み得る。
ビタミンK含有値は、範囲、例えば、約0.045mgから約40,500mg、約0.05mgから約40,500mg、約0.075mg~約40,500mg、約0.1mg~約40,500mg、約0.25mg~約40,500mg、約0.5mg~約40,500mg、約0.75mg~約40,500mg、約1mg~約40,500mg、約12.5mg~約40,500mg、約15mg~約40,500mg、約20mg~約40,500mg、約50mg~約40,500mg、約100mg~約40,500mg、約500mg~約40,500mg、約1,000mg~約40,500mg、約2,500mg~約40,500mg、約5,000mg~約40,500mg、約7,500mg~約40,500mg、約10,000mg~約40,500mg、約12,500mg~約40,500mg、約15,000mg~約40,500mg、約17,500mg~約40,500mg、約20,000mg~約40,500mg、約22,500mg~約40,500mg、約25,000mg~約40,500mg、約27,500mg~約40,500mg、約30,000mg~約40,500mg、約31,000mg~約40,500mg、約32,000mg~約40,500mg、約33,000mg~約40,500mg、約34,000mg~約40,500mg、約35,000mg~約40,500mg、約36,000mg~約40,500mg、約37,000mg~約40,500mg、約38,000mg~約40,500mg、約39,000mg~約40,500mg、約39,250mg~約40,500mg、約39,500mg~約40,500mg、約39,750mg~約40,500mg、約40,000mg~約40,500mg、約40,100mg~約40,500mg、約40,200mg~約40,500mg、約40,300mg~約40,500mg、約40,400mg~約40,500mg、約0.045mg~約40,000mg、約0.045mg~約39,000mg、約0.045mg~約38,000mg、約0.045mg~約37,000mg、約0.045mg~約35,000mg、約0.045mg~約32,500mg、約0.045mg~約30,000mg、約0.045mg~約25,000mg、約0.045mg~約20,000mg、約0.045mg~約10,000mg、約0.045mg~約7,500mg、約0.045mg~約5,000mg、約0.045mg~約2,500mg、約0.045mg~約2,000mg、約0.045mg~約1,000mg、約0.045mg~約750mg、約0.045mg~約500mg、約0.045mg~約250mg、約0.045mg~約100mg、約0.045mg~約75mg、約0.045mg~約50mg、約0.045mg~約25mg、約0.045mg~約10mg、約0.045mg~約5mg、約0.045mg~約1mg、約0.045mg~約0.75mg、約0.045mg~約0.5mg、約0.045mg~約0.25mg、約0.045mg~約0.1mg、約0.045mg~約0.075mg、又は約0.045mg~約0.05mgとしても表現され得る。
先述の実施形態のいずれかでは、組成物は、コリンを約212.5mg、約213mg、約213.5mg、約214mg、約214.5mg、約215mg、約215.5mg、約216mg、約216.5mg、約217mg、約217.5mg、約218mg、約218.5mg、約219mg、約219.5mg、220mg、約221mg、約222mg、約223mg、約224mg、約225mg、約226mg、約227mg、約228mg、約229mg、約230mg、約240mg、約250、約260mg、約270mg、約280mg、約290mg、約300mg、350mg、約400mg、約450mg、約500mg、約550mg、約600mg、約650mg、約700mg、約750mg、約800mg、約850mg、約900mg、約950mg、1,000mg、約1,500mg、2,000mg、約2,500mg、約3,000mg、約3,500mg、約4,000mg、約4,500mg、約5,000mg、約5,500mg、約6,000mg、約6,500mg、約7,000mg、約7,500mg、約8,000mg、約8,500mg、約9,000mg、約9,500mg、又は約10,000mgで含み得る。
コリン含有値は、範囲、例えば、約212.5mgから約10,000mg、約212mgから約10,000mg、約213mg~約10,000mg、約214mg~約10,000mg、約215mg~約10,000mg、約220mg~約10,000mg、約225mg~約10,000mg、約250mg~約10,000mg、約275mg~約10,000mg、約300mg~約10,000mg、約400mg~約10,000mg、約500mg~約10,000mg、約750mg~約10,000mg、約1,000mg~約10,000mg、約2,000mg~約10,000mg、約3,000mg~約10,000mg、約4,000mg~約10,000mg、約5,000mg~約10,000mg、約6,000mg~約10,000mg、約7,000mg~約10,000mg、約8,000mg~約10,000mg、約9,000mg~約10,000mg、約9,100mg~約10,000mg、約9,200mg~約10,000mg、約9,300mg~約10,000mg、約9,400mg~約10,000mg、約9,500mg~約10,000mg、約9,600mg~約10,000mg、約9,700mg~約10,000mg、約9,800mg~約10,000mg、約9,900mg~約10,000mg、約9,950mg~約10,000mg、約212.5mg~約9,900mg、約212.5mg~約9,800mg、約212.5mg~約9,700mg、約212.5mg~約9,600mg、約212.5mg~約9,500mg、約212.5mg~約9,400mg、約212.5mg~約9,300mg、約212.5mg~約9,200mg、約212.5mg~約9,100mg、約212.5mg~約9,000mg、約212.5mg~約8,000mg、約212.5mg~約7,000mg、約212.5mg~約6,000mg、約212.5mg~約5,000mg、約212.5mg~約4,000mg、約212.5mg~約3,000mg、約212.5mg~約2,000mg、約212.5mg~約1,000mg、約212.5mg~約750mg、約212.5mg~約500mg、約212.5mg~約400mg、約212.5mg~約300mg、約212.5mg~約290mg、約212.5mg~約280mg、約212.5mg~約270mg、約212.5mg~約260mg、約212.5mg~約250mg、約212.5mg~約240mg、約212.5mg~約230mg、約212.5mg~約220mg、約212.5mg~約219mg、約212.5mg~約218mg、約212.5mg~約217mg、約212.5mg~約216mg、約212.5mg~約215mg、約212.5mg~約214mg、又は約212.5mg~約213mgとしても表現され得る。
5.2 添加剤
いくつかの実施形態では、食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物は、1つ以上の添加剤を含み得る。
いくつかの実施形態では、組成物は、糖酸(例えば、グルクロン酸)及び/又は糖アルコール(例えば、イノシトール)をさらに含み得る。糖酸は、例えば、グリセリン酸、キシロン酸、グルコン酸、アスコルビン酸、ノイラミン酸、ケト-デオキシオクツロソン酸、グルクロン酸、ガラクツロン酸、イズロン酸、酒石酸、メソ-ガラクタル酸、D-グルカル酸又はそれらの組合せから選択され得る。糖アルコールは、例えば、マンニトール、ソルビトール、アラビトール、トレイトール、キシリトール、リビトール、ガラクチトール、フルイトール(fruitol)、イジトール、イノシトール、ボレミトール、ラクチトール、マルチトール(malitol)又はそれらの組合せから選択され得る。
いくつかの実施形態では、アミノ酸、L-フェニルアラニン、L-ロイシン、L-イソロイシン、L-バリン、L-アルギニン、L-ヒスチジン、L-アスパラギン酸、L-グルタミン酸、L-セリン、L-トレオニン、L-アスパラギン、L-グルタミン、L-システイン、L-セレノシステイン、グリシン、L-プロリン、L-アラニン、L-メチオニン、L-チロシン及び/又はL-トリプトファンも組成物に含まれ得る。
いくつかの実施形態では、組成物は、アミノ酸誘導体を含み得る。そのようなアミノ酸誘導体は、例えば、N-アセチルL-チロシン、タウリン、オルニチン、サルコシン、シトルリン、ノルバリン、ノルロイシン、α-アミノ酪酸、ヒドロキシプロリン、tert-ロイシン、シクロロイシン、α-アミノイソ酪酸(2-メチルアラニン)、ペニシラミン、ホモセリン又はそれらの組合せであり得る。さらに、アミノ酸の様々な誘導体のいずれか、及び上で言及されているアミノ酸誘導体も、組成物に含まれ得る。これらのアミノ酸誘導体の例は、例えば、特殊アミノ酸、非天然アミノ酸、アミノアルコール、並びに、1個以上の官能基、例えば末端カルボニル基、末端アミノ基、及びシステインのケースではチオール基が、様々な置換基のいずれか1個以上で置換されているアミノ酸を含む。置換基の具体例は、例えば、アルキル基、アシル基、ヒドロキシル基、アミノ基、アルキルアミノ基、ニトロ基、スルホニル基及び様々な保護基を含む。これらのアミノ酸誘導体の具体例は、例えば、N-γ-ニトロアルギニン、S-ニトロシステイン、S-メチルシステイン、S-アリルシステイン、バリンアミド、2-アミノ-3-メチル-1-ブタノール(バリノール)、メチオニンスルホキシド及びS-メチルシステインスルホキシドを含む。
いくつかの実施形態は、天然香味料及び/又は人工香味料を含み得る。天然香味料は、エッセンシャルオイル、オレオレジン、エッセンス若しくはエキス、タンパク質加水分解物、蒸留液、又はロースト、発酵、加熱若しくは酵素分解の任意の生成物であり得、これは、スパイス、果実若しくは果実ジュース、野菜若しくは野菜ジュース、食用酵母、ハーブ、樹皮、芽、根、葉若しくは同様の植物材料、肉、魚介類、家禽、卵、乳製品又はそれらの発酵製品に由来する香味成分を含有し、食品における香味成分の重要な機能は、栄養ではなく香味である。人工香味料は、その機能が香味を付与することであり、スパイス、果実若しくは果実ジュース、野菜若しくは野菜ジュース、食用酵母、ハーブ、樹皮、芽、根、葉若しくは同様の植物材料、肉、魚、家禽、卵、乳製品又はそれらの発酵製品に由来しない任意の物質である。昔からの人工香味料、例えばクエン酸ナトリウム、アスコルビン酸、ジアセチル、アセチルプロピニル、アセトイン、酢酸イソアミル、ベンズアルデヒド、シンナムアルデヒド、プロピオン酸エチル、アントラニル酸メチル、リモネン、デカジエン酸エチル、ヘキサン酸アリル、エチルマルトール、エチルバニリン、サリチル酸メチル、マンザネート(manazanate)又はそれらの組合せが使用され得る。
防腐剤も、組成物に含まれ得る。例えば、いくつかの実施形態では、クエン酸ナトリウム、ソルビン酸カリウム、安息香酸ナトリウム、安息香酸カリウム、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、カルシウムEDTA二ナトリウム、ソルビン酸、メタ重硫酸ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、亜硝酸ナトリウム、プロピルパラベン、ブチルヒドロキシアニソール、ブチルヒドロキシトルエン、クエン酸、ビタミンE、ビタミンC、及び/又は安息香酸は、組成物に含まれ得る。
いくつかの実施形態では、組成物は、pH緩衝液、例えばリン酸カリウム、リン酸二カリウム、ヒドロリン酸カリウム(potassium hydrophosphate)、重炭酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、リン酸ナトリウム、リン酸二ナトリウム、ヒドロリン酸ナトリウム(sodium hydrophosphate)、トリポリリン酸ナトリウム、クエン酸カリウム、クエン酸マグネシウム又はそれらの組合せをさらに含み得る。
意図される組成物は、炭酸マグネシウム、第二リン酸カリウム(potassium phosphate dibasic)、アスコルビン酸、「スーパークレアチン」、コエンザイムQ10(CoQ10)、シチコリン、オメガ-3脂肪酸(例えば、α-リノレン酸、エイコサペンタエン酸、ドコサヘキサエン酸、ヘキサデカトリエン酸、ステアリドン酸、エイコサトリエン酸、エイコサテトラエン酸、ヘンエイコサペンタエン酸、ドコサペンタエン酸、テトラコサペンタエン酸、テトラコサヘキサエン酸)、オメガ-6脂肪酸(例えば、リノール酸、γ-リノレン酸、カレンド酸、エイコサジエン酸、ジホモ-γ-リノレン酸、アラキドン酸、ドコサジエン酸、アドレン酸、オズボンド酸、テトラコサテトラエン酸、テトラコサペンタエン酸)ルテイン、ゼアキサンチン、L-テアニン、魚油、β-アラニン、D-リボース、L-グルタチオン還元型、シトルリン、L-アラニル-L-グルタミン、L-ヒドロキシプロリン又はそれらの組合せを含むが、それらに限定されない栄養サプリメンも含み得る。
いくつかの実施形態では、組成物は、ハーブ系サプリメント、例えば、チョウセンニンジン、オオアザミ、ガラナ、イチョウ(gingko biloba)、ノコギリヤシ、緑茶、紅茶、フーディア・ゴルドニー(hoodia gordonii)、トケイソウ、イカリソウ、タツナミソウ、エキナセア、ダンデライオンリーフ、セントジョーンズワート、緑茶、カモミール若しくはペパーミント、又はそれらの抽出物、又はそれらの組合せを含む。いくつかの実施形態では、低酸素運動の回復サプリメント、例えばL-カルニチンL-酒石酸塩、クレアチン、ホエータンパク質、シトルリン、クルクミン、β-ヒドロキシブチレート又はそれらの組合せは、組成物に含まれる。いくつかの実施形態では、無害化剤、例えば、D-グルクロノラクトン、オオアザミ、マグネシウム、珪藻土、グルタチオン、アルファリポ酸、スーパーオキシドディスムターゼ、N-アセチルシステイン、セレン又はそれらの組合せは、組成物に含まれ得る。
いくつかの実施形態では、組成物は、電解質、例えば、塩化ナトリウム、酢酸ナトリウム、酸性クエン酸ナトリウム、酸性リン酸ナトリウム、塩化ナトリウム、重炭酸ナトリウム、臭化ナトリウム、クエン酸ナトリウム、乳酸ナトリウム、モリブデン酸ナトリウム、リン酸ナトリウム、無水硫酸ナトリウム、硫酸ナトリウム、酒石酸ナトリウム、安息香酸ナトリウム、亜セレン酸ナトリウム、塩化カリウム、酢酸カリウム、炭酸水素カリウム、臭化カリウム、クエン酸カリウム、カリウム-D-グルコネート、リン酸二水素カリウム、酒石酸カリウム、ソルビン酸カリウム、ヨウ化カリウム、炭酸マグネシウム、クエン酸マグネシウム、酸化マグネシウム、リン酸マグネシウム、塩化マグネシウム、塩化カルシウム、炭酸カルシウム、カルシウムキレート、二リン酸カルシウム、乳酸カルシウム、リン酸三カルシウム又はそれらの組合せを含む。
いくつかの実施形態では、組成物は、着色料(例えば、黄色#5、黄色#6、青#1、青#2、緑#3、赤#3、赤#40、シトラスレッド2、オレンジB、カラメル着色料、キノロンイエロー(E104)、カルモイシン(E122)、ポンソー4R(E124)、パテントブルーV(E131)、グリーンS(E142)、アナトー抽出物、乾燥ビーツ、β-カロテン、ブドウ果皮抽出物又はそれらの組合せ)、ガム(例えば、キサンタンガム、アラビアガム、エステルガム、グアーガム、キャロブガム、ゲランガム、セルロースガム、タラガム又はそれらの組合せ)、及び/又は乳化剤(例えば、リン酸二水素ナトリウム、リン酸水素二ナトリウム、リン酸二カリウム、リン酸三ナトリウム、メタリン酸ナトリウム(ヘキサメタリン酸ナトリウム)、酸性ピロリン酸ナトリウム、ピロリン酸四ナトリウム、リン酸アルミニウムナトリウム、クエン酸ナトリウム、クエン酸カリウム、クエン酸カルシウム、酒石酸ナトリウム、酒石酸カリウムナトリウム又はそれらの組合せ)を含む。
いくつかの実施形態では、組成物は、苦味添加剤、例えば、分岐アミノ酸、例えばL-ロイシン、L-バリン又はL-イソロイシン;キニーネHCl及びその塩;ヘスペリジン;スクロースオクタアセタート;ケルセチン;ブルシン;クァシン;イソフムロン;ステビア抽出物;サッカリン;ナリンギン;ガストデューシン;カテキン;セスキテルペンラクトン;アリストロキア酸;フェニルチオカルバミド;プロピルチオウラシル;フラボン;ノスカピン;フムロン;アマロゲンチン;グルコシド;リモニン; アマロゲンチン;ゴイトリン;シナロピクリン;クァシン;シクロヘキシミド;ジペプチド;野菜、果実(例えば、ナリンギン及びガラナ)、ココア(例えば、チョコレート)、穀物若しくはスパイスからの任意の他の苦味のある化合物;又はそれらの組合せを含む。
意図される組成物は、添加剤、並びに表1に示されているもの及び対応する商用生成物の組合せを含む組成物を含む。
Figure 2023511473000006
Figure 2023511473000007
Figure 2023511473000008
6 食品、飲料及び菓子用途
以下は、開示されている方法で使用される組成物になり得る食品、飲料及び菓子の非限定的な例である。例えば、商業的に加工したあらゆる果実、柑橘類、ベリー及び混合物;サラダ;ジュース及びジュースパンチ;濃縮物;希釈物;「エード」;並びにそれらから作られるドリンク代替物を含む加工した果実及び果実ジュースは、重量に対して最大約0.25%(2,500ppm)の1,3-プロパンジオール、いくつかの実施形態では生物学的に生成された1,3-プロパンジオールを含み得る。
他の好適な組成物は、飲料、例えばコーヒー、ココア、茶(例えば、紅茶、緑茶、ウーロン茶);乳成分含有飲料、例えば牛乳、コーヒードリンク、ミルクティー、フルーツ牛乳飲料若しくは飲むヨーグルト;又はコンブチャを含む。
意図される組成物は、バター、ヨーグルト、チーズ、カッテージチーズ、サワークリーム、ホイップクリーム及び冷凍デザート(例えばアイスクリーム)を含む乳製品をさらに含む。例えば、生物学的に生成された1,3-プロパンジオールを含むギリシャヨーグルトは、生物学的に生成された1,3-プロパンジオールを用いないものより苦みが少なく、より甘いと見出された。バニラヨーグルトは、生物学的に生成された1,3-プロパンジオールを用いると、用いないものより苦みが少なくなり、若干甘くなった。
包装食品、例えばドリンクミックス、ドレッシング、乾燥スープ、ケーキミックス、ソフトドリンク、ポップコーン、食用着色料、ファーストフード及びパンも、1,3-プロパンジオール、いくつかの実施形態では生物学的に生成された1,3-プロパンジオールを含んで、味及び/若しくは異味を改善、又は別途それらの生成物の味を調節できる。
他の実施形態では、組成物は、シャーベットである。菓子、例えばケーキ、クラッカー、ビスケット、餅及びスナックも意図される。チューインガム、ハードキャンディー、ソフトキャンディー、ミント、ヌガー、ジェリービーンズ及び他のキャンディーも、本明細書で開示されている方法で使用され得る。果実フレーバーソース、チョコレートソースなどを含むソースも、組成物として使用され得る。例えばイチゴジャム、ラズベリージャム、ブラックベリージャム及びマーマレードを含むジャムは、生物学的に生成された1,3-プロパンジオールを味覚調節剤として含み得る。生物学的に生成された1,3-プロパンジオールは、醤油、トマトケチャップ、マスタード及びセイボリーソースを含む調味料における味及び/又は異味を改善し得る。ブロス、缶詰若しくは冷凍野菜、缶詰肉若しくは魚介類、加工肉製品(例えば、ソーセージ)、ピクルス、煮込んだプレザーブ、スナック(例えば、ポテトチップス、クッキー)又は穀物製品は、すべて意図される。
食品組成物は、1つ以上の食品添加物からなる食品又は食品成分をさらに含み得る。さらに、食品組成物は、ヒト用食品、食品に接触する物品から食品へと移行する物質、飲料、ペットフード及び動物飼料組成物を含む。
「食品添加物」は、食品組成物に使用され得る任意の添加剤を含む。いくつかの実施形態では、適切な食品グレードのものである添加剤は、食品添加物として調製され、取り扱われ、及び/又は食品に添加される添加剤の量は、食品における企図した物理的、栄養的又は他の技術的効果を完遂するのに合理的に必要とされる量を超えない。
さらに、エステルは、上記の添加剤の多くの機能を果たし得る。当業者は、特に望ましい機能を得るのにどのエステルが最も適切かを容易に判定できるが、使用されるエステルは、1,3-プロパンジオール、いくつかの実施形態では生物学的に生成された1,3-プロパンジオールからのすべての適切な共役モノ及びジエステルを含む、有機カルボン酸を使用して生成されたエステルを含み得る。詳細には生成されたいくつかのエステルは、プロパンジオールジステアレート及びモノステアレート、プロパンジオールジラウレート及びモノラウレート、プロパンジオールジオレエート及びモノオレエート、プロパンジオールジバレレート及びモノバレレート、プロパンジオールジカプリレート及びモノカプリレート、プロパンジオールジミリステート及びモノミリステート、プロパンジオールジパルミテート及びモノパルミテート、プロパンジオールジベヘネート及びモノベヘネート、プロパンジオールジアジペート、プロパンジオールジマレエート、プロパンジオールジオキサレート、プロパンジオールジベンゾエート、プロパンジオールジアセテート及びそれらの混合物すべてを含む。
食品組成物は、適切な場合は任意の天然添加剤を含有し得る。天然添加剤は、上で列挙されている添加剤のいずれかに組成又は機能が類似している、任意の天然又は天然由来添加剤を含む。
本開示は、それらの例示的実施形態に関して具体的に示され、記載されるが、形態及び詳細における様々な変化が、添付の特許請求の範囲により包含される範囲から逸脱することなく明細書中でなされ得ることは、当業者により理解される。
出願人は、本開示で引用されるすべての参考文献のすべての内容を具体的に組み込む。さらに、量、濃度又は他の値又はパラメーターが、範囲、好ましい範囲、又は好ましい上限値及び好ましい下限値のリストとして示される場合、これは、範囲が別々に開示されているかどうかに関係なく、任意の上限範囲又は好ましい値、及び任意の下限範囲又は好ましい値の任意の対から形成されるすべての範囲を具体的に開示すると理解されるべきである。数値の範囲が本明細書で挙げられている場合、特に定めのない限り、範囲は、それらの終点及びその範囲内のすべての整数及び分数を含むように企図される。範囲を定義する場合、範囲は、挙げられている具体的な値に限定されることは企図されない。
以下の実施例は、例証についてのみ企図されており、特許請求の範囲により定義される範囲を限定することが企図されていない。
[実施例]
[実施例1]
本明細書で提示されているこの研究の目的は、
1. Publix supermarket又はQuikTrip gas station storeから購入した商用栄養ドリンクにおける苦味添加剤、甘味料、酸味添加剤及びビタミンB群について、不快な香味又は異味のレベルを含む知覚の説明を得ること。
2. 生物学的に生成された1,3-プロパンジオール又はプロピレングリコールが、異味商用生成物及び商用栄養ドリンクにおいて、そのレベルの不快な味を減少する、又は、個々に水溶液中のカフェイン、リンゴ酸、スクラロース及びビタミンB群の異味をマスキングする規模を判定すること。
3. 異なる濃度の生物学的に生成された1,3-プロパンジオール及びプロピレングリコールの不快な味の減少を評価して、それぞれの有効な濃度を判定することである。
最も人気のある栄養ドリンク製品が選択され、これらの研究に使用される他の材料と表2で列挙されている。
Figure 2023511473000009
結果
商用栄養ドリンクの知覚の説明。
経験を積み、訓練を受けたパネリストによる、各商用栄養ドリンクに対する知覚の説明は、表3で提示されており、添加剤及びそれぞれの1日値は、ラベルに表示されている。表1における添加剤のリストから、非常に人気の栄養ドリンクは、きわめて高濃度のカフェイン、ビタミンB、甘味料及び酸味添加剤、とりわけスクラロース、並びにクエン酸及び/又はリンゴ酸を含有することが示され、これらは、異味、例えば、カフェインの苦さを部分的に抑制し、またビタミンBの苦さを抑制し得ることが公知である。
Figure 2023511473000010
プロピレングリコール又は生物学的に生成された1,3-プロパンジオールを用いたサンプルの知覚の説明。
生物学的に生成された1,3-プロパンジオール又はプロピレングリコールは、表4に示されているように0.01%(100ppm)、0.1%(1,000ppm)及び1.0%(10,000ppm)でサンプルに含まれた。各サンプルは、以前の研究(表3)からの商用栄養ドリンク製品、又は蒸留水中のカフェイン、スクラロース、及び/若しくはリンゴ酸の溶液の1つを含んだ。ベリーの香味料の水溶液、及びBerry 5-hour ENERGY(登録商標)shotsで見出され得るものと同様の濃度を有するビタミンBの別の水溶液も研究して、プロピレングリコール又は生物学的に生成された1,3-プロパンジオールが、各溶液の味及び香味を調節するかどうかを判定した。
サンプル混合物を調製し、室温(RT)にて、材料が完全に分散し、溶解するまで穏やかに撹拌した。サンプルは、上に記載されるマルチ-シップ-アンド-スワローテイスティング法(multi-sip-and-swallow taste method)を使用して、対照でスタートし、次いで最低から最高レベルの生物学的に生成された1,3-プロパンジオール及びプロピレングリコールを続けて評価した。サンプルは2回、またプロピレングリコール又は1,3-プロパンジオールを含有しない各対照サンプルに対して様々なサンプリング順で、評価した。サンプル群ごとのサンプリング順は、その味質に応じて表4に示されている。プロトコルは、各サンプルの間に蒸留水をすする、最大1時間の中断を含んでいた。実験はまた、群における最初のサンプルをテストする前に蒸留水のすすりを伴って、及び伴わずに行った。
Figure 2023511473000011
経験を積み、訓練を受けたパネリストによる各サンプルに対する知覚の説明は、表5から表25で提示されている。「PDOの肯定的な味の調節効果」は、生物学的に生成された1,3-プロパンジオールが5-hour ENERGY(登録商標)shots及びBang(登録商標)energy drinkに含まれる場合に観察された。5-hour ENERGY(登録商標)shotsのpHは、較正pHメーターを使用して測定されるように2.85であり、リンゴ酸の濃度は、酸及び塩基滴定を使用して測定されるように、約10,700ppmである(滴定酸度)。約2,000ppmのスクラロースは、3.05のpH及び約5,700ppmのクエン酸の滴定酸度を有する5HE. Bang(登録商標)energy drinkに対して、公知の濃度(滴定酸度による)のリンゴ酸及び公知の濃度のカフェイン(ラベルクレームによる)の存在下における、1,000ppm刻みの様々なスクラロース濃度での、プロトタイプの大まかな甘さの比較により判定された。これらは、通常の酸っぱさの閾値又は味質(例えば、極度の酸っぱさ)を超える大量のリンゴ酸及びクエン酸であり、これが、こうした生成物の著しい異味に部分的に寄与すると考えられている。
この作業は、生物学的に生成された1,3-プロパンジオール及びプロピレングリコールが味を調節する性質を、商用栄養ドリンク及び栄養ドリンク添加剤の水溶液中における3つの濃度で比較する最初の探査的研究を構成する。この作業では、いくつかの予想外の所見が得られた。
生物学的に生成された1,3-プロパンジオールは、表5、表12及び表13において太字体で示されているように、5-hour ENERGY(登録商標)shots及びBang(登録商標)energy drinksの味質を改善した。束縛されることを望まないが、生物学的に生成された1,3-プロパンジオールが、5-hour ENERGY(登録商標)shots及びBang(登録商標)energy drinkに含まれた場合しか、不快な味の減少又は味の改善は観察されなかったが、その理由はこれらの栄養ドリンクは、テストされた他の6つの非常に人気のある栄養ドリンクより高いレベルのカフェインを含有するためであると本発明者らは仮定する。
生物学的に生成された1,3-プロパンジオール又はプロピレングリコールを別のカフェイン、リンゴ酸及びスクラロース溶液に含むことは、味を肯定的に調節しなかった、又は苦味、異味若しくは酸味をマスキングしなかった。生物学的に生成された1,3-プロパンジオール及びプロピレングリコールは、不快な味を減少しなかった、又は蒸留水中の3,382ppm若しくは338ppmのカフェインの苦さをマスキングしなかった(表14及び表15)。
生物学的に生成された1,3-プロパンジオール又はプロピレングリコールを、蒸留水中に10,500ppmのリンゴ酸の溶液に含むことは、肯定的な味の調節又は酸っぱさのマスキング効果を示さなかった(表17)。
不快な味の減少又は異味のマスキングは、生物学的に生成された1,3-プロパンジオール又はプロピレングリコールが、蒸留水中に2,000ppm、238ppm又は70ppmのスクラロースを有する溶液に含まれた場合、観察されなかった(表18、表19及び表20)。予想外にも、同様のレベルのプロピレングリコール又は生物学的に生成された1,3-プロパンジオールの存在下で、スクラロース濃度の上昇に対して少ない甘さが感知された。
生物学的に生成された1,3-プロパンジオール及びプロピレングリコールは、5-hour ENERGY(登録商標)shots中におけるビタミンB濃度と同等である蒸留水中の濃度のビタミンBの水溶液を肯定的に調節しなかった(表16)。
生物学的に生成された1,3-プロパンジオールも、プロピレングリコールも、表21に示されているように、蒸留水中におけるベリーの香味料の香味を調節しなかった。これらの結果は、いくつかの商用サンプルにおける「少ない香味」の感知の観点において意外であった。これらの結果から、大量のリンゴ酸、スクラロース及びカフェインと組み合わせた大量のテイスティング(mega-dose tastes)は、味及び/又は香味を感知する結果を変え得る、又は混乱させ得ることが示唆される。
意外にも、5-hour ENERGY(登録商標)shots中における高濃度の各成分に相当する、蒸留水中における高濃度の3つの味添加剤(甘い、酸っぱい、苦い)のうち2つのブレンドにより、生物学的に生成された1,3-プロパンジオールが3つの添加剤溶液に含まれた場合、プロピレングリコールを有する溶液と比較して、肯定的な味の調節又は不快な味の減少が明らかになった(表22)。別の予想外の所見は、最も肯定的な味の調節効果又は不快な味の減少は、生物学的に生成された1,3-プロパンジオールを組成物に含むため、2つの味添加剤のブレンドを含有する溶液中に発生したことである。これらの結果は、リンゴ酸なしの溶液(表25)と比較して、リンゴ酸を含有する2つの添加剤溶液(表23及び表24)で特に著しかった。
プロトコルにおいてサンプルを評価する前に蒸留水をすするステップを省略すると、最初に蒸留水をすするステップを含むプロトコルより、プロピレングリコール又は生物学的に生成された1,3-プロパンジオールを有するサンプルのより低い肯定的な呈味質が得られた。これらの観察から、唾液を、知覚の説明の結果の要因に入れることができると示唆される。
プロピレングリコール及び生物学的に生成された1,3-プロパンジオールを含むサンプルを比較する順序は、知覚の説明の結果にも影響を与えた。最初に、プロピレングリコールを含有するサンプルを比較する前に、生物学的に生成された1,3-プロパンジオールを有する3つの添加剤溶液(リンゴ酸、スクラロース及びカフェイン)をサンプリングする場合、生物学的に生成された1,3-プロパンジオールを有するサンプルにおいて、同様のレベルのプロピレングリコールより全体的に優れた呈味質が観察された。しかし、サンプリング順が逆の場合、生物学的に生成された1,3-プロパンジオールを含有するサンプルの前に、プロピレングリコールを含有するサンプルがサンプリングされ、呈味質の差は観察されなかった。これらの結果から、プロピレングリコールは、プロピレングリコールを有さない、及び/又は唾液により完全に流されなかった他のサンプルに対して、口中で持ち越される効果を有し得ることが示唆される。
2つの添加剤、リンゴ酸及びスクラロース溶液の味のテストにおいて、生物学的に生成された1,3-プロパンジオールとプロピレングリコールの直接比較により、生物学的に生成された1,3-プロパンジオールを含有するサンプルは、プロピレングリコールを有するものより優れた呈味質を呈することが明らかになった。対照的に、生物学的に生成された1,3-プロパンジオールを含有するサンプルの前に、プロピレングリコールを含有するサンプルをサンプリングすると、生物学的に生成された1,3-プロパンジオールを含有するサンプルは、プロピレングリコールを含有するサンプルよりわずかに優れた味がすることが明らかになった。味の感知における差は、サンプルの前に蒸留水をすすったかどうかに応じても観察された。プロピレングリコールを0.01及び0.1%で含有するサンプルをすする前に蒸留水をすすった場合、これらのサンプルは、先行した蒸留水のすすりがないことを除いては、対応する濃度の生物学的に生成された1,3-プロパンジオールを含有するサンプルときわめて類似した味質を呈した。生物学的に生成された1,3-プロパンジオールを含むサンプルの前に蒸留水をすする場合、これらのサンプルは、甘さを上回る酸っぱさの観点から、より強力な、肯定的な呈味質及び強度を明らかに呈し、プロピレングリコール又は生物学的に生成された1,3-プロパンジオールなしの対照により類似していた。対照は、対照サンプルの前に蒸留水をすすったかどうかに関係なく同様の呈味質を呈した。束縛されることを望まないが、本発明者らは、プロピレングリコールは、全体的な呈味質を変化させる「ビッグフィニッシュ」を呈味質に提示させて、生物学的に生成された1,3-プロパンジオールを含むサンプルに好ましくないものを比較するさらなる唾液タンパク質相互作用を有し得ると仮定する。別の非限定的な仮説は、生物学的に生成された1,3-プロパンジオールは、味受容体の下流機構に対してプロピレングリコールより直接的な効果を有するものである。Yuら、Protein Sci. 25:433~41頁(2016年)を参照されたい。要するに、生物学的に生成された1,3-プロパンジオールをこれらの組成物に含むことにより、とりわけ大量のリンゴ酸を有する組成物の酸っぱさの肯定的な味の調節効果が実証された。
2つの添加剤、カフェイン及びリンゴ酸溶液の味のテストでは、生物学的に生成された1,3-プロパンジオール及びプロピレングリコールを含有するサンプルの直接的な比較は、0.01%で差を呈さなかったが、0.1%では、生物学的に生成された1,3-プロパンジオールを含有するサンプルは、プロピレングリコールを含有するサンプルより全体的に苦さが少なかった。しかし、生物学的に生成された1,3-プロパンジオールを含有するサンプルは、苦さが長引くため全体的に酸っぱさが少ないとも思われる。同一のサンプリング順での繰り返しテストは、0.1%の生物学的に生成された1,3-プロパンジオールを含有するサンプルは、酸っぱさをさほど呈さないが、少なからず苦さを呈することを示し、きわめて微妙な味の感知及び高い知覚プロトコル感受性を指し示す。対照的に、プロピレングリコールを含有するサンプルが最初にテイスティングされる場合、0.1%及び0.1%の生物学的に生成された1,3-プロパンジオールを含むサンプルは、プロピレングリコールを含有するサンプルより少ない異味の苦さを有すると思われる。結果として、0.1%の生物学的に生成された1,3-プロパンジオールの肯定的な味の調節が、研究されたレベルのプロピレングリコールに対するものより頻回に観察された。したがって、約0.1%の生物学的に生成された1,3-プロパンジオールを組成物に含むことにより、最も着実な不快な味の減少/異味のマスキングが得られた。
1%の生物学的に生成された1,3-プロパンジオールを含むことは、煙臭及び/又は異臭を付与することがある(以下の表における下線付きテキストで示されている)。このスモーキーな異臭味は、表25に示されているように2つの添加剤、カフェイン及びスクラロース溶液で明らかになった。しかし後続の同様の及び異なる配合物での再テストでは、スモーキー異臭の観察が繰り返されないことが明らかになった。
この異臭は、リンゴ酸とカフェイン及び/又はスクラロースを含有する1.0%の生物学的に生成された1,3-プロパンジオール溶液でも明らかになった。束縛されることを望まないが、本発明者らは、生物学的に生成された1,3-プロパンジオールは、リンゴ酸と反応する可能性が低い、又は低pH効果を有する可能性が低いと仮定する。それどころか、本発明者らは、生物学的に生成された1,3-プロパンジオールは、唾液と反応/相互作用でき、また、大量のリンゴ酸は、この唾液、味受容体、及び/又は脳相互作用因子との反応/相互作用を抑制すると仮定する。意外にも、1.0%の生物学的に生成された1,3-プロパンジオール及び蒸留水中の10,500ppmのリンゴ酸溶液は、予想された異臭を一切提示せず、強烈な酸っぱさは、脳に過重な負担をかけ、したがって、脳の香味活性化/認識のいずれかを限定若しくはマスキングし得ること、又は、サンプル溶液中及び/若しくは口中で唾液との、生物学的に生成された1,3-プロパンジオールの任意の反応を最小化し得ることを指し示した。
Figure 2023511473000012
Figure 2023511473000013
Figure 2023511473000014
Figure 2023511473000015
Figure 2023511473000016
Figure 2023511473000017
Figure 2023511473000018
Figure 2023511473000019
Figure 2023511473000020
Figure 2023511473000021
Figure 2023511473000022
Figure 2023511473000023
Figure 2023511473000024
Figure 2023511473000025
Figure 2023511473000026
Figure 2023511473000027
Figure 2023511473000028
Figure 2023511473000029
Figure 2023511473000030
Figure 2023511473000031
Figure 2023511473000032
初めて、生物学的に生成された1,3-プロパンジオールは、濃縮された複雑な味質を有する飲料の味を調節することを示した。これらの結果は、プロピレングリコールも、生物学的に生成された1,3-プロパンジオールも、大量レベルの単一の添加剤、カフェイン、リンゴ酸及びスクラロース溶液の味を調節しないという事実のため、少なくとも部分的に予想外であった。これらの結果は、1,3-プロパンジオールと、唾液、強力及び異なる味添加剤、濃縮マトリックス系下の、及び/又は脳の反応に対する味受容体/機構との間における潜在的な相互作用が存在し得ることを指し示す。
研究された9,900ppmの範囲内の、生物学的に生成された1,3-プロパンジオールの肯定的な効果は、不快な香味の減少は、約0.01%(100ppm)から約0.1%(1,000ppm)の濃度範囲に限定されることを示唆する。生物学的に生成された1,3-プロパンジオールの濃度を1.0%(10,000ppm)まで上昇させると、味の感知においてさらなる改善は得られず、いくつかの例では、スモーキー異臭が導入される。これにより、幅広い範囲の食品、飲料及び菓子組成物にわたって最大限に有用な生物学的に生成された1,3-プロパンジオール濃度は0.5%(5,000ppm)と示唆される。
本発明者らは、生物学的に生成された1,3-プロパンジオールと、ソルビン酸カリウム、安息香酸ナトリウム、及び/又はEDTA(例えば、EDTA、カルシウムEDTA二ナトリウム)との間における相互作用も、不快な味を減少し得るとさらに仮定する。1,3-プロパンジオール及び塩、旨み添加剤、苦みのある甘味料(bitter sweetener)及び他の酸味添加剤の組合せも、味を肯定的に調節する/不快な味を減少すると予想される。
[実施例2]
5 Hour Energy(5HE)SHOTプロトタイプドリンクの説明分析(bioPDOを有する及び有さない)
2つの5HE SHOTプロトタイプドリンク(bioPDOを有する及び有さない)、bioPDOを有さない5HE shotプロトタイプ - サンプル#1A、及びbioPDOを有する5HE shotプロトタイプ - サンプル#1Bを査定した。すべてのサンプルは、周囲温度20±2℃にてパネリストに供した。
官能パネル
様々な生成物の知覚分析において経験を積んだパネリスト8名による、認定された説明パネルを、このリサーチに使用した。
説明分析プロトコル
説明分析のためのプロトコルは、2つの別個の期間に分けられた。1)パネルのオリエンテーション期間中に、パネリストがサンプルをテイスティングし、味、口当たり、後味及び残感の特質を説明する語彙目録をまとめて、それらを記載した。味3種、口当たり3種、後味3種及び残感1種の特質の最終リストが決定された(表26)。別の日に2日間かけて行ったサンプルテスト期間中、生成物は3回評価した(全体評価n=24)。
すべてのサンプルを、無作為に選択された3桁のコードでコード化し、透明ショットカップ中の30mlを「目隠しして」パネリストに供した。各セッションの前に、またカフェイン摂取レベルを超えていないことを確実にするために、すべてのパネリストに練習させ、一口5ml未満を摂ったことを確認した。各パネリストには、サンプル間の口内洗浄液としてボトル入り低ミネラルウォーターを用意し、サンプル間に10分の中断を設けた。
一口目の消費後、パネリストは、特質「最初の粗い口当たり」を査定した。残りの特質(「粗い口当たり」を含む)は、次いでパネリストにより二口目で測定された。後味/感覚の特質を、二口目の摂取の30秒後に測定した。以下のテイスティングプロトコルが、パネリストにより全体を通して使用された:
・口を水ですすぎ嚥下する。
・一口目を摂り、特質「最初の粗い口当たり」を直ちに評価する。
・一口目から10秒待ち、二口目を摂る。
・特質(「甘味」、「酸味」、「苦味」、「粗い口当たり」及び「渋い口当たり」)を評価する。
・二口目の30秒後、特質(「甘い後味」、「酸っぱい後味」、「苦い後味」及び「乾燥する残感」)を評価する。
・水ですすぐ。
生成物の知覚の特質は、各説明用語の極限で両末端を標識した、構造化されていない10cmラインスケールでスコア化した。最終用語集に含まれる、特質のそれぞれに対する定義のリストも、各パネリストは利用できた。査定は、University College Cork、IrelandのSRL、ISO9001承認知覚研究室で実施した。
データ分析
説明知覚分析からのパネルスコアに分散分析(ANOVA)を施し、それぞれp≦0.1、p≦0.05及びp≦0.01(90%、95%及び99%信頼度)のレベルの有意性で報告して、プロトタイプ間の識別においてどの用語が有効かを判定した。
Figure 2023511473000033
結果
表27は、2つのサンプルで測定された10種の特質に対する平均知覚スコア(n=24)を示す。この表に続いて、特質はグラフで例証されている(図1及び2)。
キーポイント
パネリストは、90%信頼度で測定された10種の特質のうち2種、95%信頼度で測定された特質のうち2種、及び99%信頼度で測定された特質のうち1種に関してサンプル間で識別した。
最初の味(一口目):
サンプルは、その粗い口当たりにより識別した。bioPDOを有さない5HE SHOTプロトタイプは、bioPDOを有する5HE SHOTプロトタイプのものより有意に(p≦0.01)強く粗い口当たりを有していた。
二口目:
サンプルは、90%信頼度で測定された甘味により識別した。bioPDOを有さない5HE SHOTプロトタイプは、bioPDOを有する5HE SHOTプロトタイプのものより有意に(p≦0.1)甘かった。サンプルは、95%信頼度で測定された酸味により識別した。bioPDOを有さない5HE SHOTプロトタイプは、bioPDOを有する5HE SHOTプロトタイプのものより有意に(p≦0.05)酸っぱさが少なかった。bioPDOを有さない5HE SHOTプロトタイプは、bioPDOを有する5HE SHOTプロトタイプのものよりわずかに苦かった。
口当たり
bioPDOを有さない5HE SHOTプロトタイプは、bioPDOを有する5HE SHOTプロトタイプより、一口目(p≦0.01)及び二口目(p≦0.1)で有意に強い粗い口当たりを有していた。サンプルは、その渋い口当たりでは有意に識別されなかった。bioPDOを有する5HE SHOTプロトタイプは、bioPDOを有さない5HE SHOTプロトタイプよりわずかに渋かった。
30秒での後味
サンプルは、甘い又は酸っぱい後味では有意に識別されなかった。bioPDOを有さない5HE SHOTプロトタイプの後味は、bioPDOを有する5HE SHOTプロトタイプのものよりわずかに甘かった。bioPDOを有さない5HE SHOTプロトタイプは、bioPDOを有する5HE SHOTプロトタイプのものよりわずかに酸っぱさが少なかった。bioPDOを有さない5HE SHOTプロトタイプの苦い後味は、bioPDOを有する5HE SHOTプロトタイプのものより有意に(p≦0.05)苦かった。
30秒での残感
サンプルは、乾燥する残感では識別されなかった。
Figure 2023511473000034
重要な所見
bioPDOを有さない5HE SHOTプロトタイプの一口目(p≦0.01)及び二口目(p≦0.1)の後で測定された最初の粗い口当たりは、bioPDOを有する5HE SHOTプロトタイプのものより有意に強かった。
bioPDOを有する5HE SHOTプロトタイプは、bioPDOを有さない5HE SHOTプロトタイプのものより有意に(p≦0.1)甘みが少なく、またそれより有意に(p≦0.05)酸っぱさが強く、それより有意に((p≦0.05)苦い後味を有していた。
[実施例3]
BANGプロトタイプドリンク(bioPDOを有する及び有さない)の説明分析
2つのBANGプロトタイプドリンク(PDOを有する及び有さない)、bioPDOを有さないBANGプロトタイプ - サンプル#2A、及びbioPDOを有するBANGプロトタイプ - サンプル#2Bを査定した。すべてのサンプルは、周囲温度20±2℃にてパネリストに供した。
官能パネル
様々な生成物の知覚分析において経験を積んだパネリスト8名による、認定された説明パネルを、このリサーチに使用した。
説明分析プロトコル
説明分析のためのプロトコルは、2つの別個の期間に分けられた。1)パネルのオリエンテーション期間中に、パネリストがサンプルをテイスティングし、味、口当たり、後味及び残感の特質を説明する語彙目録をまとめて、それらを記載した。味3種、口当たり3種、後味3種及び残感1種の特質の最終リストが決定された(表28)。別の日に2日間かけて行ったサンプルテスト期間中、生成物は3回評価した(全体評価n=24)。
すべてのサンプルを、無作為に選択された3桁のコードでコード化し、透明ショットカップ中の30mlを「目隠しして」パネリストに供した。各セッションの前に、またカフェイン摂取レベルを超えていないことを確実にするために、すべてのパネリストに練習させ、一口5ml未満を摂ったことを確認した。各パネリストには、サンプル間の口内洗浄液としてボトル入り低ミネラルウォーターを用意し、サンプル間に10分の中断を設けた。
一口目の消費後、パネリストは、特質「最初の粗い口当たり」を査定した。残りの特質(「粗い口当たり」を含む)は、次いでパネリストにより二口目で測定された。後味/感覚の特質を、二口目の摂取の30秒後に測定した。以下のテイスティングプロトコルが、パネリストにより全体を通して使用された:
・口を水ですすぎ嚥下する。
・一口目を摂り、特質「最初の粗い口当たり」を直ちに評価する。
・一口目から10秒待ち、二口目を摂る。
・特質(「甘味」、「酸味」、「苦味」、「粗い口当たり」及び「渋い口当たり」)を評価する。
・二口目の30秒後、特質(「甘い後味」、「酸っぱい後味」、「苦い後味」及び「乾燥する残感」)を評価する。
・水ですすぐ。
生成物の知覚の特質は、各説明用語の極限で両末端を標識した、構造化されていない10cmラインスケールでスコア化した。最終用語集に含まれる、特質のそれぞれに対する定義のリストも、各パネリストは利用できた。査定は、University College Cork、IrelandのSRL、ISO9001承認知覚研究室で実施した。
データ分析
説明知覚分析からのパネルスコアに分散分析(ANOVA)を施し、それぞれp≦0.1、p≦0.05及びp≦0.01(90%、95%及び99%信頼度)のレベルの有意性で報告して、プロトタイプ間の識別においてどの用語が有効かを判定した。
Figure 2023511473000035
結果
表29は、2つのサンプルで測定された10種の特質に対する平均知覚スコア(n=24)を示す。この表に続いて特質はグラフで例証されている(図3及び4)。
キーポイント
パネリストは、90%信頼度で測定された10種の特質のうち2種に関してサンプル間で識別した。
最初の味(一口目):
サンプルは、その粗い口当たりにより識別した。bioPDOを有さないBANGプロトタイプは、bioPDOを有するBANGプロトタイプのものより有意に(p≦0.1)強い粗い口当たりを有していた。
二口目:
サンプルは、90%信頼度で測定された甘味により識別した。bioPDOを有さないBANGプロトタイプは、bioPDOを有するBANGプロトタイプのものより有意に(p≦0.1)酸っぱさが少なかった。甘味も苦味も、サンプル間で有意に識別されなかった。bioPDOを有さないBANGプロトタイプは、bioPDOを有するBANGプロトタイプのものよりわずかに甘かった。bioPDOを有さないBANGプロトタイプはまた、bioPDOを有するBANGプロトタイプのものよりわずかに苦かった。
口当たり
bioPDOを有さないBANGプロトタイプは、bioPDOを有するBANGプロトタイプより有意に強い粗い口当たりを一口目で有し、BANGプロトタイプよりわずかに強い粗い口当たりを二口目で有していた。サンプルは、その渋い口当たりでは有意に識別されなかった。
30秒での後味
サンプルは、甘い又は酸っぱい後味では有意に識別されなかった。bioPDOを有さないBANGプロトタイプの甘い後味は、bioPDOを有するBANGプロトタイプのものよりわずかに甘かった。bioPDOを有さないBANGプロトタイプは、bioPDOを有するBANGプロトタイプのものよりわずかに酸っぱさが少なかった。bioPDOを有さないBANGプロトタイプの苦い後味は、bioPDOを有するBANGプロトタイプのものよりわずかに苦かった。
30秒での残感
サンプルは、乾燥する残感では識別されなかった。
Figure 2023511473000036
重要な所見
bioPDOを有さないBANGプロトタイプの一口目の後で測定された最初の粗い口当たり(p≦0.1)は、bioPDOを有するBANGプロトタイプのものより有意に強かった。
bioPDOを有するBANGプロトタイプは、bioPDOを有さないBANGプロトタイプのものより有意に酸っぱさが強かった(p≦0.1)。
[実施例4]
エネルギーショットプロトタイプドリンク(bioPDOを有する及び有さない)の説明分析
2つのエネルギーショットプロトタイプドリンク(PDOを有する及び有さない)、bioPDOを有さないエネルギーショットプロトタイプ - サンプル#3A、及びbioPDOを有するエネルギーショットプロトタイプ - サンプル#3Bを査定した。すべてのサンプルは、周囲温度20±2℃にてパネリストに供した。
官能パネル
様々な生成物の知覚分析において経験を積んだパネリスト8名による、認定された説明パネルを、このリサーチに使用した。
説明分析プロトコル
説明分析のためのプロトコルは、2つの別個の期間に分けられた。1)パネルのオリエンテーション期間中に、パネリストがサンプルをテイスティングし、味、口当たり、後味及び残感の特質を説明する語彙目録をまとめて、それらを記載した。味3種、口当たり3種、後味3種及び残感1種の特質の最終リストが決定された(表30)。別の日に2日間かけて行ったサンプルテスト期間中、生成物は3回評価した(全体評価n=24)。
すべてのサンプルを、無作為に選択された3桁のコードでコード化し、透明ショットカップ中の30mlを「目隠しして」パネリストに供した。各セッションの前に、またカフェイン摂取レベルを超えていないことを確実にするために、すべてのパネリストに練習させ、一口5ml未満を摂ったことを確認した。各パネリストには、サンプル間の口内洗浄液としてボトル入り低ミネラルウォーターを用意し、サンプル間に10分の中断を設けた。
一口目の消費後、パネリストは、特質「最初の粗い口当たり」を査定した。残りの特質(「粗い口当たり」を含む)は、次いでパネリストにより二口目で測定された。後味/感覚の特質を、二口目の摂取の30秒後に測定した。以下のテイスティングプロトコルが、パネリストにより全体を通して使用された:
・口を水ですすぎ嚥下する。
・一口目を摂り、特質「最初の粗い口当たり」を直ちに評価する。
・一口目から10秒待ち、二口目を摂る。
・特質(「甘味」、「酸味」、「苦味」、「粗い口当たり」及び「渋い口当たり」)を評価する。
・二口目の30秒後、特質(「甘い後味」、「酸っぱい後味」、「苦い後味」及び「乾燥する残感」)を評価する。
・水ですすぐ。
生成物の知覚の特質は、各説明用語の極限で両末端を標識した、構造化されていない10cmラインスケールでスコア化した。最終用語集に含まれる、特質のそれぞれに対する定義のリストも、各パネリストは利用できた。査定は、University College Cork、IrelandのSRL、ISO9001承認知覚研究室で実施した。
データ分析
説明知覚分析からのパネルスコアに分散分析(ANOVA)を施し、それぞれp≦0.1、p≦0.05及びp≦0.01(90%、95%及び99%信頼度)のレベルの有意性で報告して、プロトタイプ間の識別においてどの用語が有効かを判定した。
Figure 2023511473000037
結果
表31は、2つのサンプルで測定された10種の特質に対する平均知覚スコア(n=24)を示す。この表に続いて、特質がグラフで例証される(図5及び6)。
キーポイント
パネリストは、90%信頼度で測定された10種の特質のうち2種、95%信頼度で測定された特質のうち3種、及び99%信頼度で測定された特質のうち1種に関してサンプル間で識別した。
最初の味(一口目):
サンプルは、その粗い口当たりにより識別した。bioPDOを有さないエネルギーショットプロトタイプは、bioPDOを有するエネルギーショットプロトタイプのものより有意に(p≦0.01)強い粗い口当たりを有していた。
二口目:
サンプルは、95%信頼度で測定された甘味により識別した。bioPDOを有さないエネルギーショットプロトタイプは、bioPDOを有するエネルギーショットプロトタイプのものより有意に(p≦0.05)甘かった。サンプルは、95%信頼度で測定された酸味により識別した。bioPDOを有さないエネルギーショットプロトタイプは、bioPDOを有するエネルギーショットプロトタイプのものより有意に(p≦0.05)酸っぱさが少なかった。苦味は、サンプル間で有意に識別しなかった。bioPDOを有さないエネルギーショットプロトタイプは、bioPDOを有するエネルギーショットプロトタイプのものよりよりわずかに苦かった。
口当たり
サンプルは、その口当たり特性により有意に識別した。bioPDOを有さないエネルギーショットプロトタイプは、bioPDOを有するエネルギーショットプロトタイプより有意に強い(p≦0.01及びp≦0.1)粗い口当たりを、それぞれ一口目及び二口目で有していた。bioPDOを有さないエネルギーショットプロトタイプは、bioPDOを有するエネルギーショットプロトタイプのものより有意に(p≦0.05)渋みが少なかった。
30秒での後味
サンプルは、甘い又は酸っぱい後味では有意に識別されなかった。bioPDOを有さないエネルギーショットプロトタイプの甘い後味は、bioPDOを有するエネルギーショットプロトタイプのものよりわずかに甘かった。bioPDOを有さないエネルギーショットプロトタイプは、bioPDOを有するエネルギーショットプロトタイプのものよりわずかに酸っぱさが少なかった。bioPDOを有さないエネルギーショットプロトタイプの苦い後味は、bioPDOを有するエネルギーショットプロトタイプのものより有意に(p≦0.1)苦かった。
30秒での残感
サンプルは、乾燥する残感では識別されなかった。
Figure 2023511473000038
重要な所見
bioPDOを有さないエネルギーショットプロトタイプの一口目の後で測定された最初の粗い口当たり(p≦0.01)、及び二口目の後で測定された粗い口当たり(p≦0.1)は、bioPDOを有するエネルギーショットプロトタイプのものより有意に強かった。
bioPDOを有するエネルギーショットプロトタイプは、bioPDOを有さないエネルギーショットプロトタイプのものより有意に甘みが少なく(p≦0.05)、有意に酸っぱさが強く(p≦0.05)、有意に渋みが強く(p≦0.05)、また苦みが少ない後味を有していた((p≦0.1)。
[実施例5]
様々なリンゴ酸及びスクラロースレベルでの、bioPDOを有する、及び有さないエネルギーショットプロトタイプの官能比較
上の実施例2~4は、言及された栄養ドリンクに関連する異味を除去するためのbioPDOの使用における成功を示した。実施例2~4により、異味が除去された場合、bioPDOの存在により、酸っぱさの強度がより著しく高いこと、及び甘さの強度がより低いことも明らかになった。
酸っぱさが強いと、甘さを抑制できることが十分に立証されている(Pangborn, J. Food Sci. 26:648~55頁(1961年);Bonnansら、Chem. Senses 18:273~83頁(1993年))。したがって、筆者らは、サンプルにおけるリンゴ酸及び/又はスクラロースの減少が、bioPDOサンプルにおける酸っぱさの潜在的な減少及び/又は甘さの増進を引き起こしつつ、改善した口当たりを保つことができる(すなわち異味なし)かどうかを分析した。さらに、任意の減少した量のリンゴ酸及び/又はスクラロースは、bioPDOの存在下で、原料コストの削減に有益になり、実証的マーケティングのさらなる証拠になり、否定的ではない味覚調節剤が確認される。
この実施例で使用される材料は、表32で列挙されている。
Figure 2023511473000039
知覚プロトコル
サンプル混合物を調製し、室温(RT)にて、材料が完全に分散し、溶解するまで穏やかに撹拌した。サンプルは、対照でスタートし、次いで、以下に記載される、制御可能なマルチ-シップ-アンド-スワローテイスティング法を使用して味質を判定するために、最低から最高レベルのbioPDOの進展を、経験を積み、訓練を受けたパネリストにより続けて評価した:
サンプル評価:
1. 満杯の30mL薬カップから一口目を摂り、1番目のサンプルをテイスティングし、嚥下し、10秒待ち、次いで二口目を摂り、記憶に留める。10秒待つ。
2. 2番目のサンプルで進める。2番目のサンプルの一口目をテイスティングし、10秒待ち、次いで二口目を使用して、1番目のサンプルの二口目(又は三口目)と比較する。
対のサンプル評価は、少なくとも10分の中断及び炭素処理水のすすぎを伴って、それぞれ3回繰り返した。
結果
理論は、リンゴ酸の減少した量(濃度)を確立して、筆者らのエネルギーショットプロトタイプbioPDOありの酸っぱさ強度を、対照であるbioPDOを有さないエネルギーショットプロトタイプに適合させようとすることである。第2に、このリンゴ酸濃度を低下させる調整により甘さが増進した場合、酸味及び甘味の両方が対照bioPDOなしのものと適合するまで、スクラロースの量を減少させるために追加のステップが行われることになる。以下は、それらの特定のサンプル配合物、観察及び結果を含む、表33~36における比較の知覚評価の結果である。キーワードであるSUL、MA及びCAFは、それぞれスクラロース、リンゴ酸及びカフェインである。
Figure 2023511473000040
ステップ1は、任意のリンゴ酸レベルの低下は、甘さを増進させる(酸っぱさの要因がより高い)ことを明確に明らかにした。ステップ2では、スクラロース量が減少した一方、固定された20%低いリンゴ酸濃度は維持された。
Figure 2023511473000041
表3で表現されているステップ2の結果から、10%少ないスクラロース及び20%少ないリンゴ酸を含有する、PDOを有するエネルギーショットプロトタイプにより、PDOを有さない対照と類似した酸っぱさ及び甘さが得られたことが明らかになった。このサンプルは、全体的に心地よい味質を有さない。ステップ3は、対照と比較して、固定された10%低いスクラロースレベルを維持しつつ、20%低下を超えるリンゴ酸濃度の低下促進を試みることである。結果は、表35で表現されている。
Figure 2023511473000042
表35で表現されているステップ3から、bioPDOを有するエネルギーショットプロトタイプは、10%少ないスクラロース及び30%リンゴ酸で、最も心地よい味質、並びに酸っぱさ及び甘さの優れたバランスを得たことが明らかになった。改善された全体的味質、並びに酸っぱさ及び甘さのバランスのためのある追加の試み(ステップ4)は、Exp.#8サンプルに基づく同一の比での、スクラロース及びリンゴ酸濃度の25%までのさらなる低下によりバランスをとる。(表35、-10% SUL及び-30%MA)
Figure 2023511473000043
結論
0.1%bioPDOを有するエネルギーショットプロトタイプのリンゴ酸における著しい20%減少は最初に、酸っぱさ強度に関してbioPDOを有さないエネルギーショットプロトタイプである対照への最初の適合として観察された。この筆者らのbioPDOを有するエネルギーショットプロトタイプは、酸っぱさ強度を低下するが、甘さ強度を増進させることも見出した。
0.1%bioPDOを有する筆者らのエネルギーショットプロトタイプにおける10%までのスクラロースの著しい減少及び20%少ないリンゴ酸は、bioPDOを有さないエネルギーショットプロトタイプである対照のものに対する甘さ強度に適合すると見出した。残念ながら、その全体的な呈味質は依然として乏しく、対照の標準を下回る。
さらに、リンゴ酸及びスクラロースレベルのそれぞれ30%及び10%減少で、bioPDO、20%少ないリンゴ酸及び10%少ないスクラロースを有する同一のエネルギーショットプロトタイプよりはるかに優れ、また心地よいバランスの酸っぱさ及び甘さの味質が得られることが見出された。
bioPDOの0.2%添加は、スクラロース及びリンゴ酸の量がごく著しく少なく、それぞれ32%及び47%までのExp#8サンプルの味質をさらに改善できなかった。
この研究から、エネルギーショットプロトタイプ(及び5-hour ENERGY)の優れた味質は、0.1% bioPDOを添加して、カフェインの強力な異味(粗い口当たり)を減少すること、並びに、甘味料(スクラロース)及び酸味料(リンゴ酸)濃度を、それぞれ20%及び38%程度まで減少させることにより達成されて、全体的呈味質を改善、酸っぱさ及び甘さの優れたバランス(異味なしで)を展開し得ることが明らかに実証された。スクラロース及びリンゴ酸での減少した量は、Exp#8及びExp#9の最初の粗い口当たりの比較、並びにこれら2つのサンプル間の中間点への到達に基づいて判定された。
[実施例6]
5HE、BANG及びエネルギーショットプロトタイプドリンク(bioPDOを有する及び有さない)の説明分析
説明分析(DA)と呼ばれる正式な知覚テストを、訓練を受けたパネリスト8名により、bioPDOを有する及び有さないエネルギーショットプロトタイプ、BANGプロトタイプサンプル及び5HE SHOTプロトタイプサンプルで、3回行った(n=24)。すべてのサンプルは、周囲温度20±2℃にてパネリストに供した。
官能パネル
様々な生成物の知覚分析において経験を積んだパネリスト8名による、認定された説明パネルを、このリサーチに使用した。
説明分析プロトコル
説明分析のためのプロトコルは、2つの別個の期間に分けられた。1)パネルのオリエンテーション期間中に、パネリストがサンプルをテイスティングし、味、口当たり、後味及び残感の特質を説明する語彙目録をまとめて、それらを記載した。味3種、口当たり3種、後味3種及び残感1種の特質の最終リストが決定された(表37)。別の日に2日間かけて行ったサンプルテスト期間中、生成物は3回評価した(全体評価n=24)。
すべてのサンプルを、無作為に選択された3桁のコードでコード化し、透明ショットカップ中の30mlを「目隠しして」パネリストに供した。各セッションの前に、またカフェイン摂取レベルを超えていないことを確実にするために、すべてのパネリストに練習させ、一口5ml未満を摂ったことを確認した。各パネリストには、サンプル間の口内洗浄液としてボトル入り低ミネラルウォーターを用意し、サンプル間に10分の中断を設けた。
一口目の消費後、パネリストは、特質「最初の粗い口当たり」を査定した。残りの特質(「粗い口当たり」を含む)は、次いでパネリストにより二口目で測定された。後味/感覚の特質を、二口目の摂取の30秒後に測定した。以下のテイスティングプロトコルが、パネリストにより全体を通して使用された:
・口を水ですすぎ嚥下する。
・一口目を摂り、特質「最初の粗い口当たり」を直ちに評価する。
・一口目から10秒待ち、二口目を摂る。
・特質(「甘味」、「酸味」、「苦味」、「粗い口当たり」及び「渋い口当たり」)を評価する。
・二口目の30秒後、特質(「甘い後味」、「酸っぱい後味」、「苦い後味」及び「乾燥する残感」)を評価する。
・水ですすぐ。
生成物の知覚の特質は、各説明用語の極限で両末端を標識した、構造化されていない10cmラインスケールでスコア化した。最終用語集に含まれる、特質のそれぞれに対する定義のリストも、各パネリストは利用できた。査定は、University College Cork、IrelandのSRL、ISO9001承認知覚研究室で実施した。
データ分析
説明知覚分析からのパネルスコアに分散分析(ANOVA)を施し、それぞれp≦0.1、p≦0.05及びp≦0.01(90%、95%及び99%信頼度)のレベルの有意性で報告して、プロトタイプ間の識別においてどの用語が有効かを判定した。
Figure 2023511473000044
結果 - プロトタイプ#3A/B bioPDOを有する、及び有さないエネルギーショット
表38は、2つのサンプルで測定された10種の特質に対する平均知覚スコア(n=24)を示す。この表に続いて、特質がグラフで例証される(図7)。
キーポイント
パネリストは、90%信頼度で測定された10種の特質のうち2種、95%信頼度で測定された特質のうち3種、及び99%信頼度で測定された特質のうち1種に関してサンプル間で識別した。
最初の味(一口目):
サンプルは、その粗い口当たりにより識別した。bioPDOを有さないエネルギーショットプロトタイプは、bioPDOを有するエネルギーショットプロトタイプのものより有意に(p≦0.01)強い粗い口当たりを有していた。
二口目:
サンプルは、95%信頼度で測定された甘味により識別した。bioPDOを有さないエネルギーショットプロトタイプは、bioPDOを有するエネルギーショットプロトタイプのものより有意に(p≦0.05)甘かった。サンプルは、95%信頼度で測定された酸味により識別した。bioPDOを有さないエネルギーショットプロトタイプは、bioPDOを有するエネルギーショットプロトタイプのものより有意に(p≦0.05)酸っぱさが少なかった。苦味は、サンプル間で有意に識別しなかった。bioPDOを有さないエネルギーショットプロトタイプは、bioPDOを有するエネルギーショットプロトタイプのものよりよりわずかに苦かった。
口当たり
サンプルは、その口当たり特性により有意に識別した。bioPDOを有さないエネルギーショットプロトタイプは、bioPDOを有するエネルギーショットプロトタイプより有意に強い(p≦0.01及びp≦0.1)粗い口当たりを、それぞれ一口目及び二口目で有していた。bioPDOを有さないエネルギーショットプロトタイプは、bioPDOを有するエネルギーショットプロトタイプのものより有意に(p≦0.05)渋みが少なかった。
30秒での後味
サンプルは、甘い又は酸っぱい後味では有意に識別されなかった。bioPDOを有さないエネルギーショットプロトタイプの後味は、bioPDOを有するエネルギーショットプロトタイプのものよりわずかに甘かった。bioPDOを有さないエネルギーショットプロトタイプは、bioPDOを有するエネルギーショットプロトタイプのものよりわずかに酸っぱさが少なかった。bioPDOを有さないエネルギーショットプロトタイプの苦い後味は、bioPDOを有するエネルギーショットプロトタイプのものより有意に(p≦0.1)苦かった。
30秒での残感
サンプルは、乾燥する残感では識別されなかった。
Figure 2023511473000045
結果 - bioPDOを有する、及び有さないBANGプロトタイプ#2A/B
表39は、2つのサンプルで測定された10種の特質に対する平均知覚スコア(n=24)を示す。この表に続いて、特質がグラフで例証される(図8)。
キーポイント
パネリストは、90%信頼度で測定された10種の特質のうち2種に関してサンプル間で識別した。
最初の味(一口目):
サンプルは、その粗い口当たりにより識別した。bioPDOを有さないBANGプロトタイプは、bioPDOを有するBANGプロトタイプのものより有意に(p≦0.1)強い粗い口当たりを有していた。
二口目:
サンプルは、90%信頼度で測定された酸味により識別した。bioPDOを有さないBANGプロトタイプは、bioPDOを有するBANGプロトタイプのものより有意に(p≦0.1)酸っぱさが少なかった。甘味も苦味も、サンプル間で有意に識別されなかった。bioPDOを有さないBANGプロトタイプは、bioPDOを有するBANGプロトタイプのものよりわずかに甘かった。bioPDOを有さないBANGプロトタイプはまた、bioPDOを有するBANGプロトタイプのものよりわずかに苦かった。
口当たり
bioPDOを有さないBANGプロトタイプは、bioPDOを有するBANGプロトタイプより有意に強い(p≦0.1)粗い口当たりを一口目で、及びBANGプロトタイプよりわずかに強い粗い口当たりを二口目で有していた。サンプルは、その渋い口当たりでは有意に識別されなかった。
30秒での後味
サンプルは、甘い、酸っぱい又は苦い後味では有意に識別されなかった。bioPDOを有さないBANGプロトタイプの甘い後味は、bioPDOを有するBANGプロトタイプのものよりわずかに甘かった。bioPDOを有さないBANGプロトタイプは、bioPDOを有するBANGプロトタイプのものよりわずかに酸っぱさが少なかった。bioPDOを有さないBANGプロトタイプの苦い後味は、bioPDOを有するBANGプロトタイプのものよりわずかに苦かった。
30秒での残感
サンプルは、乾燥する残感では識別されなかった。
Figure 2023511473000046
結果 - bioPDOを有する、及び有さない5HEプロトタイプ#1A/B
表40は、2つのサンプルで測定された10種の特質に対する平均知覚スコア(n=24)を示す。この表に続いて、特質がグラフで例証される(図9)。
キーポイント
パネリストは、90%信頼度で測定された10種の特質のうち2種、95%信頼度で測定された特質のうち2種、及び99%信頼度で測定された特質のうち1種に関してサンプル間で識別した。
最初の味(一口目):
サンプルは、その粗い口当たりにより識別した。bioPDOを有さない5HE SHOTプロトタイプは、bioPDOを有する5HE SHOTプロトタイプのものより有意に(p≦0.01)強く粗い口当たりを有していた。
二口目:
サンプルは、90%信頼度で測定された甘味により識別した。bioPDOを有さない5HE SHOTプロトタイプは、bioPDOを有する5HE SHOTプロトタイプのものより有意に(p≦0.1)甘かった。サンプルは、95%信頼度で測定された酸味により識別した。bioPDOを有さない5HE SHOTプロトタイプは、bioPDOを有する5HE SHOTプロトタイプのものより有意に(p≦0.05)酸っぱさが少なかった。bioPDOを有さない5HE SHOTプロトタイプは、bioPDOを有する5HE SHOTプロトタイプのものよりわずかに苦かった。
口当たり
bioPDOを有さない5HE SHOTプロトタイプは、bioPDOを有する5HE SHOTプロトタイプより、一口目(p≦0.01)及び二口目(p≦0.1)で有意に強い粗い口当たりを有していた。サンプルは、その渋い口当たりでは有意に識別されなかった。bioPDOを有する5HE SHOTプロトタイプは、bioPDOを有さない5HE SHOTプロトタイプよりわずかに渋かった。
30秒での後味
サンプルは、甘い又は酸っぱい後味では有意に識別されなかった。bioPDOを有さない5HE SHOTプロトタイプの後味は、bioPDOを有する5HE SHOTプロトタイプのものよりわずかに甘かった。bioPDOを有さない5HE SHOTプロトタイプは、bioPDOを有する5HE SHOTプロトタイプのものよりわずかに酸っぱさが少なかった。bioPDOを有さない5HE SHOTプロトタイプの苦い後味は、bioPDOを有する5HE SHOTプロトタイプのものより有意に(p≦0.05)苦かった。
30秒での残感
サンプルは、乾燥する残感では識別されなかった。
Figure 2023511473000047
結論
10種の味の特質のうち、異味区分下での「粗い口当たり」の特質は、新たに発見及び初めて特定された。bioPDO(0.1%)をエネルギーショット/ドリンクに添加すると、大規模な異味特質を特定及び減少することにより、全体的な味質が著しく改善され、ひいては一口目及び二口目の粗い口当たりが少なく、甘さが減少及び改善され、酸っぱさが増進及び改善され、少ない苦い後味の質が飲料が得られる。
[実施例7]
カフェイン及びbioPDOを有する、及び有さないエネルギーショットプロトタイプの比較
この実施例に使用される材料のリストは、表41で列挙されている。
Figure 2023511473000048
知覚プロトコル
サンプル混合物を調製し、室温(RT)にて、材料が完全に分散し、溶解するまで穏やかに撹拌した。サンプルは、対照でスタートし、次いで、以下に記載される、制御可能なマルチ-シップ-アンド-スワローテイスティング法を使用して味質を判定するために、PDOを有するサンプルを続けて評価した:
サンプル評価:
1. 満杯の30mL薬カップから一口目を摂り、1番目のサンプルをテイスティングし、嚥下し、10秒待ち、次いで二口目を摂り、記憶に留める。10秒待つ。
2. 2番目のサンプルで進める。2番目のサンプルの一口目をテイスティングし、10秒待ち、次いで二口目を使用して、1番目のサンプルの二口目と比較する。
3. DWですすぎ、おおよそ15秒待つ。さらなるサンプリングが必要な場合は、同時に4つのサンプルを超えないようにそれぞれにステップ2を繰り返す。
対のサンプル評価は、少なくとも10分の中断及び炭素処理水のすすぎを伴って、それぞれ2回繰り返した。
以下のサンプルをこの研究のために調製した:
1. bioPDOを有さない既存サンプル#3A(エネルギーショットプロトタイプ)。
2. bioPDOを有する既存サンプル#3B(エネルギーショットプロトタイプ)。
3. サンプル#3Aと同様のレベルのスクラロース及びリンゴ酸を有するが、実験サンプルのようにbioPDO及びカフェインを有さない新たなサンプル#4A。
4. サンプル#3Bと同様のレベルのスクラロース、リンゴ酸及びbioPDOを有するが、実験サンプルのようにカフェインを有さない新たなサンプル#4B。
結果
この研究は、任意の他の「異味」特質を直接特定することを可能にするように設計された。本明細書で判定された苦さレーティングは、実施例6の結果と比較され、したがって「異味」の味質の差のより正確な査定が明らかになる。以下は、特定のサンプル配合物、観察及び結果を含む、表42における比較の知覚評価の結果である。キーワードであるSUL、MA及びCAFは、それぞれスクラロース、リンゴ酸及びカフェインである。
Figure 2023511473000049
結論
サンプル#3Aは実際には、強力な甘さ及び酸っぱさの前に、極度の「苦さ様」味質のバックグラウンドを含有していた。サンプル#3Aは、完全な、信頼できる苦さを実際に含有していないので、これは、低い「実際の」苦さとしてレーティングされる。bioPDOの存在は、甘み及び酸っぱさの強度を肯定的又は否定的に調節しない。
この味の直接的な比較研究の結果として、初めて予想外に、味の所見がきわめて意義深く、また興味深く、新たに詳述され、これにより、実施例6の実際の低い苦さのレーティングが確認される。
[実施例8]
プロピレングリコール及びbioPDOを含有する2つのエネルギーショットプロトタイプの外部消費者の検証研究
実施例1により、PGではなくbioPDOは、超濃縮マトリックス系の存在下で、但し蒸留水中において個別ではなく、商用エネルギーショット及びドリンクの全体的に肯定的な呈味質(甘い、酸っぱい及び苦い)を効率的に調節することが予想外に判定された。様々な知覚プロトコルは、結果に大幅に影響を与えることがさらに発見され、これにより、特定の味の機構を判定し、また将来の研究では、最適なプロトコルを特定することが可能になる。最適化されたbioPDOの濃度範囲は、ca.0.01%から0.1%、しかしより好ましくはca.0.1%と判定された。これらの結果から、濃縮マトリックス系におけるbioPDOの新規な味の調節所見が明らかになった。
消費者テストと呼ばれる検証研究を、事前にふるい分けされていないプロトコルを用い、ボランティア消費者62名で、それぞれプロピレングリコール(PG)及びbioPDOを有する2つのエネルギーショットプロトタイプに対して行った。消費者には、2つのサンプルを単純にテイスティングさせ、優れた呈味質を選択させ、その理由を示すように求めた。
行動基準:
プロトタイプの味の嗜好は、パーセンテージレベルで報告されている。
生成物の説明:
原料情報:
- bioPDO
- PG
飲料情報:
- PGを有するエネルギーショットプロトタイプ
- bioPDOを有するエネルギーショットプロトタイプ
方法論:
研究設計
・固定されたサンプリング順;最初にPGを有するプロトタイプ、次いでPDOを有するプロトタイプ。
・各査定者は、両方の生成物を順次評価する。サンプルのテイスティングの間に10秒の時間調整した中断。
・各サンプルの前に蒸留水を使用した。
・各回答者は、室温にてサンプルを供された。
知覚プロトコル
官能パネル:ボランティアで、また予めふるい分けされておらず、様々な生成物の知覚分析の経験がない消費者を、この研究に使用した。
消費者のテストプロトコル:
消費者をテストするためのプロトコルは、単純で直接的である。
サンプルテスト期間中、生成物は1名につき1回評価した(評価の合計数、n=62)。
・2つのサンプルの両方を薄く着色し(薄黄色及び薄ピンク色)、透明ショットカップ中の30mlを「目隠しして」消費者に供した。
・各消費者には、サンプル前及び間の口内洗浄液としてボトル入り蒸留水を用意し、サンプル間に少なくとも10秒の中断を設けた
消費者には以下のテイスティング指導を、全体を通して使用した:
1. 蒸留水一すすりを摂り、おおよそ5秒待つ。
2. 満杯の30mL薬カップからの黄色サンプルの一口目を摂り、サンプルをテイスティングし嚥下する。
3. 一口目から10秒待ち、次いで黄色サンプルの二口目を摂る。
4. 10秒待ち、蒸留水一すすりを摂る。おおよそ5秒待つ。
5. ピンク色サンプルで進める。サンプルの一口目をテイスティングする。
6. おおよそ10秒待ち、次いで二口目を使用し、黄色サンプルの二口目と比較する。
回答者:ボランティア消費者
質問書の設計:優れた味質を有するサンプルを選択し、味質が優れている理由を記載する。
統計解析:定性的データは、パーセンテージで計算される。
この研究で調製され、使用される2つのサンプル配合物の詳細は、表43で列挙されている。2つの着色添加剤のうち1つをきわめて低濃度で添加すると、味の効果がないと判定された。この研究を使用して、エネルギーショットプロトタイプ、Bangプロトタイプドリンク及び5HE SHOTプロトタイプドリンクにおけるPDOの、筆者らの先述の予備的な肯定的所見を検証し、DuPont Tate & Lyle BioProducts(DTL)によりこれが実行された。
Figure 2023511473000050
結果
表44は、2つのサンプルのうち優れた味質の一方に対するサンプル選択スコア及び理由(n=62)を示す。
Figure 2023511473000051
Figure 2023511473000052
キーポイント
消費者は、21%のPGを有するプロトタイプに対して、79%で多数と計算されたbioPDOを有するプロトタイプを優れた味質の観点から選択した。bioPDOサンプルを選択するための理由は、一般的に、苦さが少なく、酸っぱさが強く、また滑らかと言及された。
結論
エネルギーショットプロトタイプをテストする検証は、「どちらが優れているか、またそれはなぜか?」という言い回しを使用して実行し、味の評価中にボランティア消費者62名により判定された。消費者62名のうち、79%が、PGを有するサンプル(21%)を上回り、おおよそ4対1の比でbioPDOを有するサンプルを好み、苦さ(異味)が少なく、酸っぱさが強く、また滑らかと確認した。その結果として、これにより、bioPDOを用いた筆者らの先述の予備的な肯定的研究所見が確認及び検証された。
本開示は、それらの例示的実施形態に関して具体的に示され、記載されるが、形態及び詳細における様々な変化が、添付の特許請求の範囲により包含される範囲から逸脱することなく明細書中でなされ得ることは、当業者により理解される。
本発明は、例えば以下の実施形態を包含する:
[実施形態1]食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物の味及び/又は異味を改善する方法であって、
A.約3,000ppmから約15,000ppmの、1種以上の酸味添加剤、
約250ppmから約4,000ppmの、1種以上の苦味添加剤、及び
約600ppmから約3,000ppmの、1種以上の甘味料
の2つ以上を含む食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物を得るステップ、並びに
B.約10ppmから約2,500ppmの量の1,3-プロパンジオールを食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物に添加して、味のよい組成物を形成するステップであって、添加によって、前記味のよい組成物が、前記の量の1,3-プロパンジオールを含まない食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物と比較して、改善された味及び/又は異味を有する、ステップ
を含む、方法。
[実施形態2]1,3-プロパンジオールが、生物学的に生成された1,3-プロパンジオールである、実施形態1に記載の方法。
[実施形態3]生物学的に生成された1,3-プロパンジオールが、220nmで約0.200未満、及び250nmで約0.075未満、及び275nmで約0.075未満の紫外線吸収を示す、実施形態2に記載の方法。
[実施形態4]生物学的に生成された1,3-プロパンジオールが、約0.15未満の「b」明度及び275nmで約0.050未満の吸光度を有する、実施形態2又は3に記載の方法。
[実施形態5]生物学的に生成された1,3-プロパンジオールが、約10ppm未満の過酸化物濃度を有する、実施形態2から4のいずれかに記載の方法。
[実施形態6]生物学的に生成された1,3-プロパンジオールが、約400ppm未満の全有機不純物の濃度を有する、実施形態2から5のいずれかに記載の方法。
[実施形態7]生物学的に生成された1,3-プロパンジオールが、約300ppm未満の全有機不純物の濃度を有する、実施形態2から6のいずれかに記載の方法。
[実施形態8]生物学的に生成された1,3-プロパンジオールが、約150ppm未満の全有機不純物の濃度を有する、実施形態2から7のいずれかに記載の方法。
[実施形態9]1種以上の酸味添加剤が、リンゴ酸、クエン酸又はそれらの組合せを含む、実施形態1から8のいずれかに記載の方法。
[実施形態10]1種以上の甘味料が、スクラロース、スクロース、グルコース、砂糖、アセスルファムカリウム、アスパルテーム、エリトリトール、異性化糖又はそれらの組合せを含む、実施形態1から9のいずれかに記載の方法。
[実施形態11]1種以上の苦味添加剤が、カフェインを含む、実施形態1から10のいずれかに記載の方法。
[実施形態12]味のよい組成物が、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB3、ビタミンB5、ビタミンB7、ビタミンB6、ビタミンB9、ビタミンB12又はそれらの組合せをさらに含む、実施形態1から11のいずれかに記載の方法。
[実施形態13]味のよいが、約60ppmから約2,500ppmの1,3-プロパンジオール、約7,500ppmから約12,500ppmのリンゴ酸、約2,000ppmから約4,000ppmのカフェイン及び約1,000ppmから約3,000ppmのスクラロースを含む、実施形態1から12のいずれかに記載の方法。
[実施形態14]味のよいが、約60ppmから約2,500ppmの1,3-プロパンジオール、約3,000ppmから約7,000ppmのクエン酸、約500ppmから約1,000ppmのカフェイン及び約1,000ppmから約3,000ppmのスクラロースを含む、実施形態1から12のいずれかに記載の方法。
[実施形態15]味のよいが、約75ppmから約1,250ppmの1,3-プロパンジオールを含む、実施形態1から14のいずれかに記載の方法。
[実施形態16]味のよい組成物が、約10ppmから約2,500ppmの1,3-プロパンジオール、ある量の1種以上の酸味添加剤及びある量の1種以上の甘味料を含む対照食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物より少ない、ある量の1種以上の酸味添加剤及びある量の1種以上の甘味料を含み、それによって、味のよい組成物が、対照食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物と比較して改善された味を有する、実施形態1から15のいずれかに記載の方法。
[実施形態17]味のよい組成物における1種以上の酸味添加剤が、対照食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物における1種以上の酸味添加剤の量の少なくとも5%未満の量で存在する、実施形態16に記載の方法。
[実施形態18]味のよい組成物における1種以上の甘味料が、対照食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物における1種以上の甘味料の量の少なくとも5%未満の量で存在する、実施形態16又は17に記載の方法。
[実施形態19]約10ppmから約2,500ppmの1,3-プロパンジオール、並びに
以下:
約3,000ppmから約15,000ppmの、1種以上の酸味添加剤、
約250ppmから約4,000ppmの、1種以上の苦味添加剤、及び
約600ppmから約3,000ppmの、1種以上の甘味料のうちの2つ以上
を含む、食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物。
[実施形態20]1,3-プロパンジオールが、生物学的に生成された1,3-プロパンジオールである、実施形態19に記載の食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物。
[実施形態21]生物学的に生成された1,3-プロパンジオールが、220nmで約0.200未満、及び250nmで約0.075未満、及び275nmで約0.075未満の紫外線吸収を示す、実施形態20に記載の食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物。
[実施形態22]生物学的に生成された1,3-プロパンジオールが、約0.15未満の「b」明度及び275nmで約0.050未満の吸光度を有する、実施形態20又は21に記載の食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物。
[実施形態23]生物学的に生成された1,3-プロパンジオールが、約10ppm未満の過酸化物濃度を有する、実施形態20から22のいずれかに記載の食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物。
[実施形態24]生物学的に生成された1,3-プロパンジオールが、約400ppm未満の全有機不純物の濃度を有する、実施形態20から23のいずれかに記載の食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物。
[実施形態25]生物学的に生成された1,3-プロパンジオールが、約300ppm未満の全有機不純物の濃度を有する、実施形態20から24のいずれかに記載の食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物。
[実施形態26]生物学的に生成された1,3-プロパンジオールが、約150ppm未満の全有機不純物の濃度を有する、実施形態20から25のいずれかに記載の食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物。
[実施形態27]1種以上の酸味添加剤が、リンゴ酸、クエン酸又はそれらの組合せである、実施形態19から26のいずれかに記載の食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物。
[実施形態28]1種以上の甘味料が、スクラロース、スクロース、グルコース、砂糖、アセスルファムカリウム、アスパルテーム、エリトリトール、異性化糖又はそれらの組合せである、実施形態19から27のいずれかに記載の食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物。
[実施形態29]1種以上の苦味添加剤がカフェインである、実施形態19から28のいずれかに記載の食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物。
[実施形態30]ビタミンA、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB3、ビタミンB5、ビタミンB7、ビタミンB6、ビタミンB9、ビタミンB12又はそれらの組合せをさらに含む、実施形態19から29のいずれかに記載の食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物。
[実施形態31]食品、飲料又は菓子組成物が、約60ppmから約2,500ppmの1,3-プロパンジオール、約7,500ppmから約12,500ppmのリンゴ酸、約2,000ppmから約4,000ppmのカフェイン及び約1,000ppmから約3,000ppmのスクラロースを含む、実施形態19から30のいずれかに記載の食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物。
[実施形態32]食品、飲料又は菓子組成物が、約60ppmから約2,500ppmの1,3-プロパンジオール、約3,000ppmから約7,000ppmのクエン酸、約500ppmから約1,000ppmのカフェイン及び約1,000ppmから約3,000ppmのスクラロースを含む、実施形態19から30のいずれかに記載の食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物。
[実施形態33]食品、飲料又は菓子が、約75ppmから約1,250ppmの1,3-プロパンジオールを含む、実施形態19から32のいずれかに記載の食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物。
[実施形態34]約3,000ppmから約15,000ppmの1種以上の酸味添加剤、約250ppmから約4,000ppmの1種以上の苦味添加剤、及び約600ppmから約3,000ppmの1種以上の甘味料の2つ以上を含む食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物の味及び/又は異味を改善する1,3-プロパンジオールの使用であって、1,3-プロパンジオールが、約10ppmから約2,500ppmで食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物に存在する、使用。
[実施形態35]1,3-プロパンジオールが、生物学的に生成された1,3-プロパンジオールである、実施形態34に記載の使用。
[実施形態36]生物学的に生成された1,3-プロパンジオールは、220nmで約0.200未満、及び250nmで約0.075未満、及び275nmで約0.075未満の紫外線吸収を示す、実施形態35に記載の使用。
[実施形態37]生物学的に生成された1,3-プロパンジオールが、約0.15未満の「b」明度及び275nmで約0.050未満の吸光度を有する、実施形態35又は36に記載の使用。
[実施形態38]生物学的に生成された1,3-プロパンジオールが、約10ppm未満の過酸化物濃度を有する、実施形態35から37のいずれかに記載の使用。
[実施形態39]生物学的に生成された1,3-プロパンジオールが、約400ppm未満の全有機不純物の濃度を有する、実施形態35から38のいずれかに記載の使用。
[実施形態40]生物学的に生成された1,3-プロパンジオールが、約300ppm未満の全有機不純物の濃度を有する、実施形態35から39のいずれかに記載の使用。
[実施形態41]生物学的に生成された1,3-プロパンジオールが、約150ppm未満の全有機不純物の濃度を有する、実施形態35から40のいずれかに記載の使用。
[実施形態42]1種以上の酸味添加剤が、リンゴ酸、クエン酸又はそれらの組合せである、実施形態34から41のいずれかに記載の使用。
[実施形態43]1種以上の甘味料が、スクラロース、スクロース、グルコース、砂糖、アセスルファムカリウム、アスパルテーム、エリトリトール、異性化糖又はそれらの組合せである、実施形態34から42のいずれかに記載の使用。
[実施形態44]1種以上の苦味添加剤が、カフェインを含む、実施形態34から43のいずれかに記載の使用。
[実施形態45]食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物が、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB3、ビタミンB5、ビタミンB7、ビタミンB6、ビタミンB9、ビタミンB12又はそれらの組合せをさらに含む、実施形態34から44のいずれかに記載の使用。
[実施形態46]食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物が、約60ppmから約2,500ppmの1,3-プロパンジオール、約7,500ppmから約12,500ppmのリンゴ酸、約2,000ppmから約4,000ppmのカフェイン及び約1,000ppmから約3,000ppmのスクラロースを含む、実施形態34から45のいずれかに記載の使用。
[実施形態47]食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物が、約60ppmから約2,500ppmの1,3-プロパンジオール、約3,000ppmから約7,000ppmのクエン酸、約500ppmから約1,000ppmのカフェイン及び約1,000ppmから約3,000ppmのスクラロースを含む、実施形態34から45のいずれかに記載の使用。
[実施形態48]食品、飲料、菓子又は濃縮物が、約75ppmから約1,250ppmの1,3-プロパンジオールを含む、実施形態34から47のいずれかに記載の使用。
[実施形態49]ある量の1種以上の苦味添加剤を含む食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物の口当たりを改善する方法であって、約10ppmから約10,000ppmの1,3-プロパンジオールを、組成物に含ませるステップ、及び組成物における1種以上の苦味添加剤の量を減少させるステップを含む、方法。
[実施形態50]組成物が、約250ppmから約4,000ppmの1種以上の苦味添加剤を含む、実施形態49に記載の方法。
[実施形態51]組成物における1種以上の苦味添加剤の量を、少なくとも5%減少させる、実施形態50又は51に記載の方法。
[実施形態52]組成物が、61ppmから約2,500ppmの1,3-プロパンジオールを含む、実施形態49から51のいずれかに記載の方法。
[実施形態53]改善された口当たりが、異味質、粗い口当たり、渋い口当たり及び/又は乾燥する残感の減少である、実施形態49から52のいずれかに記載の方法。
[実施形態54]組成物が、1種以上の酸味添加剤を含む、実施形態49から53のいずれかに記載の方法。
[実施形態55]組成物が、及び/又は1種以上の甘味料を含む、実施形態49から54のいずれかに記載の方法。
[実施形態56]1種以上の苦味添加剤が、カフェインを含む、実施形態49から55のいずれかに記載の方法。
[実施形態57]約10ppmから約10,000ppmの1,3-プロパンジオールを、食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物に含ませるステップを含む、食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物における味の印象を調節する方法。
[実施形態58]1,3-プロパンジオールが、生物学的に生成された1,3-プロパンジオールである、実施形態57に記載の方法。
[実施形態59]食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物が、約75ppmから約1,000ppmの1,3-プロパンジオールを含む、実施形態57又は58に記載の方法。
[実施形態60]61ppmから約2,500ppmの1,3-プロパンジオールを含む食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物の味を改善する方法であって、61ppmから約2,500ppmの1,3-プロパンジオール、ある量の1種以上の酸味添加剤、及びある量の1つ以上の甘味料を含む対照食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物と比較して、61ppmから約2,500ppmの1,3-プロパンジオール、ある量の1種以上の酸味添加剤及びある量の1種以上の甘味料を含む改善された食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物を得るステップを含み、改善された食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物における1種以上の酸味添加剤の量及び/又は1種以上の甘味料の量が、対照食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物における1種以上の酸味添加剤の量及び/又は1種以上の甘味料の量未満である、方法。
[実施形態61]1,3-プロパンジオールが、生物学的に生成された1,3-プロパンジオールである、実施形態60に記載の方法。
[実施形態62]改善された食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物における1種以上の酸味添加剤が、対照食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物における1種以上の酸味添加剤の量の少なくとも5%未満の量で存在する、実施形態60又は61に記載の方法。
[実施形態63]改善された食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物における1種以上の甘味料が、対照食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物における1種以上の甘味料の量の少なくとも5%未満の量で存在する、実施形態60から62のいずれかに記載の方法。
[実施形態64]改善された食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物、及び対照食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物が、実質的に同じ量の1種以上の苦味添加剤を含む、実施形態60から63のいずれかに記載の方法。
[実施形態65]1種以上の苦味添加剤が、カフェインを含む、実施形態60から64のいずれかに記載の方法。

Claims (65)

  1. 食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物の味及び/又は異味を改善する方法であって、
    A.約3,000ppmから約15,000ppmの、1種以上の酸味添加剤、
    約250ppmから約4,000ppmの、1種以上の苦味添加剤、及び
    約600ppmから約3,000ppmの、1種以上の甘味料
    の2つ以上を含む食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物を得るステップ、並びに
    B.約10ppmから約2,500ppmの量の1,3-プロパンジオールを食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物に添加して、味のよい組成物を形成するステップであって、添加によって、前記味のよい組成物が、前記の量の1,3-プロパンジオールを含まない食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物と比較して、改善された味及び/又は異味を有する、ステップ
    を含む、方法。
  2. 1,3-プロパンジオールが、生物学的に生成された1,3-プロパンジオールである、請求項1に記載の方法。
  3. 生物学的に生成された1,3-プロパンジオールが、220nmで約0.200未満、及び250nmで約0.075未満、及び275nmで約0.075未満の紫外線吸収を示す、請求項2に記載の方法。
  4. 生物学的に生成された1,3-プロパンジオールが、約0.15未満の「b」明度及び275nmで約0.050未満の吸光度を有する、請求項2又は3に記載の方法。
  5. 生物学的に生成された1,3-プロパンジオールが、約10ppm未満の過酸化物濃度を有する、請求項2から4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 生物学的に生成された1,3-プロパンジオールが、約400ppm未満の全有機不純物の濃度を有する、請求項2から5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 生物学的に生成された1,3-プロパンジオールが、約300ppm未満の全有機不純物の濃度を有する、請求項2から6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 生物学的に生成された1,3-プロパンジオールが、約150ppm未満の全有機不純物の濃度を有する、請求項2から7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 1種以上の酸味添加剤が、リンゴ酸、クエン酸又はそれらの組合せを含む、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 1種以上の甘味料が、スクラロース、スクロース、グルコース、砂糖、アセスルファムカリウム、アスパルテーム、エリトリトール、異性化糖又はそれらの組合せを含む、請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 1種以上の苦味添加剤が、カフェインを含む、請求項1から10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 味のよい組成物が、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB3、ビタミンB5、ビタミンB7、ビタミンB6、ビタミンB9、ビタミンB12又はそれらの組合せをさらに含む、請求項1から11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 味のよいが、約60ppmから約2,500ppmの1,3-プロパンジオール、約7,500ppmから約12,500ppmのリンゴ酸、約2,000ppmから約4,000ppmのカフェイン及び約1,000ppmから約3,000ppmのスクラロースを含む、請求項1から12のいずれか一項に記載の方法。
  14. 味のよいが、約60ppmから約2,500ppmの1,3-プロパンジオール、約3,000ppmから約7,000ppmのクエン酸、約500ppmから約1,000ppmのカフェイン及び約1,000ppmから約3,000ppmのスクラロースを含む、請求項1から12のいずれか一項に記載の方法。
  15. 味のよいが、約75ppmから約1,250ppmの1,3-プロパンジオールを含む、請求項1から14のいずれか一項に記載の方法。
  16. 味のよい組成物が、約10ppmから約2,500ppmの1,3-プロパンジオール、ある量の1種以上の酸味添加剤及びある量の1種以上の甘味料を含む対照食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物より少ない、ある量の1種以上の酸味添加剤及びある量の1種以上の甘味料を含み、それによって、味のよい組成物が、対照食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物と比較して改善された味を有する、請求項1から15のいずれか一項に記載の方法。
  17. 味のよい組成物における1種以上の酸味添加剤が、対照食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物における1種以上の酸味添加剤の量の少なくとも5%未満の量で存在する、請求項16に記載の方法。
  18. 味のよい組成物における1種以上の甘味料が、対照食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物における1種以上の甘味料の量の少なくとも5%未満の量で存在する、請求項16又は17に記載の方法。
  19. 約10ppmから約2,500ppmの1,3-プロパンジオール、並びに
    以下:
    約3,000ppmから約15,000ppmの、1種以上の酸味添加剤、
    約250ppmから約4,000ppmの、1種以上の苦味添加剤、及び
    約600ppmから約3,000ppmの、1種以上の甘味料のうちの2つ以上
    を含む、食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物。
  20. 1,3-プロパンジオールが、生物学的に生成された1,3-プロパンジオールである、請求項19に記載の食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物。
  21. 生物学的に生成された1,3-プロパンジオールが、220nmで約0.200未満、及び250nmで約0.075未満、及び275nmで約0.075未満の紫外線吸収を示す、請求項20に記載の食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物。
  22. 生物学的に生成された1,3-プロパンジオールが、約0.15未満の「b」明度及び275nmで約0.050未満の吸光度を有する、請求項20又は21に記載の食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物。
  23. 生物学的に生成された1,3-プロパンジオールが、約10ppm未満の過酸化物濃度を有する、請求項20から22のいずれか一項に記載の食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物。
  24. 生物学的に生成された1,3-プロパンジオールが、約400ppm未満の全有機不純物の濃度を有する、請求項20から23のいずれか一項に記載の食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物。
  25. 生物学的に生成された1,3-プロパンジオールが、約300ppm未満の全有機不純物の濃度を有する、請求項20から24のいずれか一項に記載の食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物。
  26. 生物学的に生成された1,3-プロパンジオールが、約150ppm未満の全有機不純物の濃度を有する、請求項20から25のいずれか一項に記載の食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物。
  27. 1種以上の酸味添加剤が、リンゴ酸、クエン酸又はそれらの組合せである、請求項19から26のいずれか一項に記載の食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物。
  28. 1種以上の甘味料が、スクラロース、スクロース、グルコース、砂糖、アセスルファムカリウム、アスパルテーム、エリトリトール、異性化糖又はそれらの組合せである、請求項19から27のいずれか一項に記載の食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物。
  29. 1種以上の苦味添加剤がカフェインである、請求項19から28のいずれか一項に記載の食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物。
  30. ビタミンA、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB3、ビタミンB5、ビタミンB7、ビタミンB6、ビタミンB9、ビタミンB12又はそれらの組合せをさらに含む、請求項19から29のいずれか一項に記載の食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物。
  31. 食品、飲料又は菓子組成物が、約60ppmから約2,500ppmの1,3-プロパンジオール、約7,500ppmから約12,500ppmのリンゴ酸、約2,000ppmから約4,000ppmのカフェイン及び約1,000ppmから約3,000ppmのスクラロースを含む、請求項19から30のいずれか一項に記載の食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物。
  32. 食品、飲料又は菓子組成物が、約60ppmから約2,500ppmの1,3-プロパンジオール、約3,000ppmから約7,000ppmのクエン酸、約500ppmから約1,000ppmのカフェイン及び約1,000ppmから約3,000ppmのスクラロースを含む、請求項19から30のいずれか一項に記載の食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物。
  33. 食品、飲料又は菓子が、約75ppmから約1,250ppmの1,3-プロパンジオールを含む、請求項19から32のいずれか一項に記載の食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物。
  34. 約3,000ppmから約15,000ppmの1種以上の酸味添加剤、約250ppmから約4,000ppmの1種以上の苦味添加剤、及び約600ppmから約3,000ppmの1種以上の甘味料の2つ以上を含む食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物の味及び/又は異味を改善する1,3-プロパンジオールの使用であって、1,3-プロパンジオールが、約10ppmから約2,500ppmで食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物に存在する、使用。
  35. 1,3-プロパンジオールが、生物学的に生成された1,3-プロパンジオールである、請求項34に記載の使用。
  36. 生物学的に生成された1,3-プロパンジオールは、220nmで約0.200未満、及び250nmで約0.075未満、及び275nmで約0.075未満の紫外線吸収を示す、請求項35に記載の使用。
  37. 生物学的に生成された1,3-プロパンジオールが、約0.15未満の「b」明度及び275nmで約0.050未満の吸光度を有する、請求項35又は36に記載の使用。
  38. 生物学的に生成された1,3-プロパンジオールが、約10ppm未満の過酸化物濃度を有する、請求項35から37のいずれか一項に記載の使用。
  39. 生物学的に生成された1,3-プロパンジオールが、約400ppm未満の全有機不純物の濃度を有する、請求項35から38のいずれか一項に記載の使用。
  40. 生物学的に生成された1,3-プロパンジオールが、約300ppm未満の全有機不純物の濃度を有する、請求項35から39のいずれか一項に記載の使用。
  41. 生物学的に生成された1,3-プロパンジオールが、約150ppm未満の全有機不純物の濃度を有する、請求項35から40のいずれか一項に記載の使用。
  42. 1種以上の酸味添加剤が、リンゴ酸、クエン酸又はそれらの組合せである、請求項34から41のいずれか一項に記載の使用。
  43. 1種以上の甘味料が、スクラロース、スクロース、グルコース、砂糖、アセスルファムカリウム、アスパルテーム、エリトリトール、異性化糖又はそれらの組合せである、請求項34から42のいずれか一項に記載の使用。
  44. 1種以上の苦味添加剤が、カフェインを含む、請求項34から43のいずれか一項に記載の使用。
  45. 食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物が、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB3、ビタミンB5、ビタミンB7、ビタミンB6、ビタミンB9、ビタミンB12又はそれらの組合せをさらに含む、請求項34から44のいずれか一項に記載の使用。
  46. 食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物が、約60ppmから約2,500ppmの1,3-プロパンジオール、約7,500ppmから約12,500ppmのリンゴ酸、約2,000ppmから約4,000ppmのカフェイン及び約1,000ppmから約3,000ppmのスクラロースを含む、請求項34から45のいずれか一項に記載の使用。
  47. 食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物が、約60ppmから約2,500ppmの1,3-プロパンジオール、約3,000ppmから約7,000ppmのクエン酸、約500ppmから約1,000ppmのカフェイン及び約1,000ppmから約3,000ppmのスクラロースを含む、請求項34から45のいずれか一項に記載の使用。
  48. 食品、飲料、菓子又は濃縮物が、約75ppmから約1,250ppmの1,3-プロパンジオールを含む、請求項34から47のいずれか一項に記載の使用。
  49. ある量の1種以上の苦味添加剤を含む食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物の口当たりを改善する方法であって、約10ppmから約10,000ppmの1,3-プロパンジオールを、組成物に含ませるステップ、及び組成物における1種以上の苦味添加剤の量を減少させるステップを含む、方法。
  50. 組成物が、約250ppmから約4,000ppmの1種以上の苦味添加剤を含む、請求項49に記載の方法。
  51. 組成物における1種以上の苦味添加剤の量を、少なくとも5%減少させる、請求項50又は51に記載の方法。
  52. 組成物が、61ppmから約2,500ppmの1,3-プロパンジオールを含む、請求項49から51のいずれか一項に記載の方法。
  53. 改善された口当たりが、異味質、粗い口当たり、渋い口当たり及び/又は乾燥する残感の減少である、請求項49から52のいずれか一項に記載の方法。
  54. 組成物が、1種以上の酸味添加剤を含む、請求項49から53のいずれか一項に記載の方法。
  55. 組成物が、及び/又は1種以上の甘味料を含む、請求項49から54のいずれか一項に記載の方法。
  56. 1種以上の苦味添加剤が、カフェインを含む、請求項49から55のいずれか一項に記載の方法。
  57. 約10ppmから約10,000ppmの1,3-プロパンジオールを、食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物に含ませるステップを含む、食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物における味の印象を調節する方法。
  58. 1,3-プロパンジオールが、生物学的に生成された1,3-プロパンジオールである、請求項57に記載の方法。
  59. 食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物が、約75ppmから約1,000ppmの1,3-プロパンジオールを含む、請求項57又は58に記載の方法。
  60. 61ppmから約2,500ppmの1,3-プロパンジオールを含む食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物の味を改善する方法であって、61ppmから約2,500ppmの1,3-プロパンジオール、ある量の1種以上の酸味添加剤、及びある量の1つ以上の甘味料を含む対照食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物と比較して、61ppmから約2,500ppmの1,3-プロパンジオール、ある量の1種以上の酸味添加剤及びある量の1種以上の甘味料を含む改善された食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物を得るステップを含み、改善された食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物における1種以上の酸味添加剤の量及び/又は1種以上の甘味料の量が、対照食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物における1種以上の酸味添加剤の量及び/又は1種以上の甘味料の量未満である、方法。
  61. 1,3-プロパンジオールが、生物学的に生成された1,3-プロパンジオールである、請求項60に記載の方法。
  62. 改善された食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物における1種以上の酸味添加剤が、対照食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物における1種以上の酸味添加剤の量の少なくとも5%未満の量で存在する、請求項60又は61に記載の方法。
  63. 改善された食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物における1種以上の甘味料が、対照食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物における1種以上の甘味料の量の少なくとも5%未満の量で存在する、請求項60から62のいずれか一項に記載の方法。
  64. 改善された食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物、及び対照食品、飲料、菓子又は濃縮物組成物が、実質的に同じ量の1種以上の苦味添加剤を含む、請求項60から63のいずれか一項に記載の方法。
  65. 1種以上の苦味添加剤が、カフェインを含む、請求項60から64のいずれか一項に記載の方法。
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