JP2023508788A - きめ細かい配達スケジューリングのためのアイテム追跡システムおよび方法 - Google Patents

Abstract

フルフィルメントセンタからの配達スケジューリングのためのコンピュータ実装システムが開示される。システムは、命令を記憶するメモリと、動作を実行するために命令を実行するように構成された１つまたは複数のプロセッサとを含む。動作は、フルフィルメントセンタを表す第１のデータ構造を維持することを含むことができ、データ構造は、フルフィルメントセンタの部分を表す要素を有し、部分は、複数の物理的位置および受付終了時間に関連付けられる。動作はまた、物理的位置と商品識別子との間のマッピングを含む第２のデータ構造を維持することと、配達時間推定値を提供する要求を受信することと、要求された商品に関連する少なくとも１つの物理的位置を識別するために第２のデータ構造を検索することと、少なくとも１つの物理的位置のそれぞれに関連する受付終了時間を決定するために第１のデータ構造を検索することと、要求に応答して、受付終了時間から選択された速い受付終了時間を返すこととを含むことができる。

Description

[001]本開示は、一般に、配達スケジューリングのためのコンピュータ化されたシステムおよび方法に関する。特に、本開示の実施形態は、フルフィルメントセンタ仮想化に基づいて配達スケジューリングを微調整するための、発明的および非従来型のアイテム追跡システムおよび方法フルフィルメントセンタに関する。

[002]フルフィルメントセンタ（ＦＣ）は、倉庫保管、梱包、および出荷注文を専門とする倉庫である。複数のタイプのＦＣが存在する。例えば、フルフィルメントセンタは、小売業者または流通業者への大量の商業注文を履行する大型倉庫であってもよい。しかしながら、ＦＣは、直接消費者向け（ＤＴＣ）に小包を出荷することに厳密に焦点を当てたセンタも含む場合がある。さらに、一部のＦＣは、小型または大型の商品、特定の種類の商品（スポーツ用品など）、または特定の数の在庫保管ユニット（ＳＫＵ）などのニッチに焦点を当てている。ＦＣはまた、在庫を管理し、ベンダーおよび／または製造業者と直接契約することにより、返品または交換を処理することができる。そのような状況では、ＦＣは、「ミスピック」（注文を処理するために誤った商品が選択される）および「ミスシップ」（誤ったアイテムが顧客に送られる）などの在庫問題の責任を負う可能性がある。多くの場合、ＦＣはミスのコストを吸収しなければならない。

[003]近年、ＦＣおよびＦＣ運用は著しく複雑になってきている。現在のＦＣのいくつかは非常に大きく、多くの商品（各商品には出荷およびラベル付けのための特定の条件がある）を運び、顧客により多くの選択肢を提供するために複数の配達オプションを提供しなければならない。さらに、一部のＦＣは、短期間で非常に多数の注文を履行必要があり、非常に迅速な約束配達日を満たさなければならないため、ＦＣは、負債を最小限に抑えるために配達を厳密に調整する必要がある。したがって、ＦＣは、配達時間を改善し、ミスを最小限に抑え、コストを削減するよう圧力を受けている。

[004]ＦＣ運用の複雑さの増大は、サービスのより高度な個別化を要求する新しい顧客の期待によって悪化し、非常に低コストで非常に迅速な注文処理を達成するためにＦＣに大きな負担をかける。例えば、顧客は現在、非常に迅速な配達（数時間以内の配達でさえも）を期待しており、送料および手数料が無料、または非常に少ないことを期待している。これらの顧客の要求を満たすために、ＦＣは、最小コストで迅速な出荷を可能にする効率的なワークフローを開発しようと試みる。しかしながら、大規模で複雑なＦＣのワークフローでは、管理が複雑であるか、または実装が困難である。さらに、一部のＦＣでは、標準的な手順から逸脱する必要があり得るため、独立したワークフローを作成することが困難である。例えば、特定のＦＣは、安価に実装できる標準的な手順を使用して、送料を低く維持しようと試みることができる。しかしながら、そのような標準的な手順は、個別化された迅速な出荷という顧客要求を満たさない可能性があり、効率と顧客満足度との間に緊張が生じる。

[005]きめ細かい配達スケジューリングのための開示されたコンピュータ化されたアイテム追跡システムおよび方法は、上記の問題および／または従来技術における他の問題のうちの１つまたは複数に対処する。

[006]本開示の一態様は、フルフィルメントセンタからの配達スケジューリングのためのコンピュータ実装システムに関する。システムは、命令を記憶するメモリと、動作を実行するために命令を実行するように構成された少なくとも１つのプロセッサとを含むことができる。動作は、フルフィルメントセンタを表す第１のデータ構造を維持することを含むことができ、データ構造は、フルフィルメントセンタの部分を表す要素を記憶し、部分の各々は、それぞれの部分内の複数の物理的位置および物理的位置内の商品の第１の期間の前の配達のための受付終了時間に関連付けられる。動作はまた、物理的位置と商品識別子との間のマッピングを含む第２のデータ構造を維持することと、要求された商品に関連する配達時間推定を提供する要求を受信することと、要求された商品に関連する少なくとも１つの物理的位置を識別するために第２のデータ構造を検索することと、を含むことができる。さらに、動作はまた、少なくとも１つの物理的位置の各々に関連する受付終了時間を決定するために第１のデータ構造を検索することと、要求に応答して、選択された受付終了時間を返すことと、を含むことができる。

[007]本開示の別の態様は、フルフィルメントセンタからの配達スケジューリングのためのコンピュータ実装方法に関する。本方法は、フルフィルメントセンタを表す第１のデータ構造を維持するステップを含むことができ、データ構造は、フルフィルメントセンタの部分を表す要素を含み、部分の各々は、それぞれの部分内の複数の物理的位置および物理的位置内の商品の第１の期間の前の配達のための受付終了時間に関連付けられる。方法はまた、物理的位置と商品識別子との間のマッピングを含む第２のデータ構造を維持することと、要求された商品に関連する配達時間推定を提供する要求を受信することと、要求された商品に関連する少なくとも１つの物理的位置を識別するために第２のデータ構造を検索することと、を含むことができる。方法はまた、少なくとも１つの物理的位置の各々に関連する受付終了時間を決定するために第１のデータ構造を検索することと、要求に応答して、選択された受付終了時間を返すことと、を含むことができる。

[008]本開示のさらに別の態様は、プロセッサによって実行されると、フルフィルメントセンタからの配達スケジューリングのための動作を実行する命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体に関する。動作は、フルフィルメントセンタを表す第１のデータ構造を維持することを含むことができ、データ構造は、フルフィルメントセンタの部分を表す要素を含み、部分の各々は、それぞれの部分内の複数の物理的位置および物理的位置内の商品の第１の期間の前の配達のための受付終了時間に関連付けられる。動作はまた、物理的位置と商品識別子との間のマッピングを含む第２のデータ構造を維持することと、要求された商品に関連する配達時間推定を提供する要求を受信することと、要求された商品に関連する少なくとも１つの物理的位置を識別するために顧客デバイスに基づいて第２のデータ構造内の物理的位置をフィルタリングすることと、フィルタリングされた物理的位置に関連するフルフィルメントセンタから利用可能な在庫を要求することと、を含むことができる。さらに、動作はまた、顧客デバイスに関連付けられた位置とフルフィルメントセンタとの間の距離に基づいてフルフィルメントセンタからフルフィルメントセンタを選択することと、複数の受付終了時間を決定するために複数の物理的位置の各々について第１のデータ構造を検索することと、現在時間とそれぞれの受付終了時間との比較に基づいて物理的位置のうちの１つを選択することと、選択された受付終了時間を（要求に応答して）返すことと、を含むことができる。

[009]他のシステム、方法、およびコンピュータ可読媒体も、本明細書で説明される。

[010]開示された実施形態と一致する、出荷、輸送、および物流オペレーションを可能にする通信のためのコンピュータ化されたシステムを含むネットワークの例示的な実施形態を示す概略ブロック図である。 [011]開示された実施形態と一致する、対話型ユーザインターフェース要素と共に、検索要求を満たす１つまたは複数の検索結果を含む例示的な検索結果ページ（ＳＲＰ）を示す。 [012]開示された実施形態と一致する、対話型ユーザインターフェース要素と共に、商品および商品に関する情報を含む例示的な単一ディスプレイページ（ＳＤＰ）を示す。 [013]開示された実施形態に一致する、対話型ユーザインターフェース要素と共に、仮想ショッピングカート内のアイテムを含む例示的なカートページを示す。 [014]開示された実施形態と一致する、対話型ユーザインターフェース要素と共に、購入および出荷に関する情報と共に仮想ショッピングカートのアイテムを含む例示的な注文ページを示す。 [015]開示された実施形態と一致する、開示されたコンピュータ化されたシステムを利用するように構成された例示的なフルフィルメントセンタの概略図である。 [016]開示された実施形態と一致する、例示的なシステムの概略ブロック図である。 [017]開示された実施形態と一致する、例示的なクライアントデバイスのブロック図である。 [018]開示された実施形態と一致する、例示的なデータベースのブロック図である。 [019]開示された実施形態と一致する、オンラインモジュールへの例示的な配達推定日配信のプロセスフロー図である。 [020]開示された実施形態と一致する、商品配達推定の要求を処理するための例示的なプロセスのフローチャートである。 [021]開示された実施形態と一致する、サードパーティによって遂行される商品の推定要求を処理するための例示的なプロセスのフローチャートである。 [022]開示された実施形態と一致する、小売ウェブサイト修正プロセスのフローチャートである。 [023]開示された実施形態と一致する、例示的な商品位置特定プロセスのプロセスフロー図である。 [024]開示された実施形態と一致する、配置ガイド生成プロセスのフローチャートである。 [025]開示された実施形態と一致する、距離スコア計算プロセスのフローチャートである。 [026]開示された実施形態と一致する、例示的な受付終了時間決定プロセスのフローチャートである。 [027]特定の受付終了時間で仮想ゾーンに分割された例示的なＦＣのグラフ表示である。 [028]開示された実施形態と一致する、モバイルデバイスにおける一連の単一表示ページの例示的なグラフィカルユーザインターフェースの正面図である。 [029]配達推定値および／または利用可能な配達オプションを使用してウェブページを生成または変更するように構成可能なスクリプトの例示的なソースコードである。

[030]以下の詳細な説明は、添付の図面を参照する。可能な限り、図面および以下の説明では、同一または類似の部分を参照するために、同一の参照番号が使用される。いくつかの例示的な実施形態が本明細書で説明されるが、修正、適応、および他の実装が可能である。例えば、置換、追加、または修正が図面に示された構成要素およびステップに行われてもよく、本明細書に記載された例示的な方法は、開示された方法にステップを置換、並べ替え、除去、または追加することによって修正されてもよい。したがって、以下の詳細な説明は、開示された実施形態および実施例に限定されない。むしろ、本発明の適切な範囲は、添付の特許請求の範囲によって定義される。

[031]本開示の実施形態は、フルフィルメントセンタ（ＦＣ）からの配達スケジューリングのためのシステムおよび方法に関する。開示されたシステムおよび方法は、フルフィルメントセンタ内のアイテムまたは商品の位置を決定することを可能にするアイテムの追跡システムを使用することができる。ＦＣ内の位置に基づいて、ＦＣコンピュータシステムは、各商品またはアイテムの特定の配達日または受付終了時間を決定することができる。したがって、開示されたシステムおよび方法は、ＦＣ出荷ワークフローの効率を向上させ、各商品の配達日、時間、およびオプションを指定することによって、配達時間またはオプションのより大きな個人化を可能にすることができる。例えば、ＦＣ内の各アイテムまたは商品は、商品の位置に基づいて特定の受付終了時間を有することができる。受付終了時間は、約束された配達日（ＰＤＤ）を満たすために注文を処理しなければならない最も遅い時間を示すことができる。したがって、開示されたシステムおよび方法は、ＦＣ内のアイテム位置、および／またはＦＣの梱包および出荷センタまでの商品距離に基づいて、商品または位置固有の受付終了時間を決定することを可能にすることができる。

[032]さらに、開示されたシステムおよび方法はまた、ＦＣ内の商品の位置または場所の自動追跡を可能にすることができる。例えば、開示されたシステムおよび方法は、有線および無線センサを使用してＦＣで商品の位置を追跡することができる。そのような実施形態では、開示されたシステムは、開示されたシステムがＦＣ内の商品またはアイテムの位置を決定することを可能にするセンサおよび／または追跡ステーションのネットワークを含むことができる。そのようなシステムおよび方法は、ＦＣ内のアイテムの位置を記憶するデータ構造の作成を可能にし、アイテム位置に基づいて調整された配達スケジュールを作成することができる。ＦＣ内のアイテムのこの細分化により、開示されたシステムおよび方法は、システムがきめ細かい配達スケジュールを提供することを可能にする個別化された出荷フローを作成することができる。

[033]さらに、配達スケジューリングのための開示されたシステムおよび方法は、利用可能な配達オプションを指定する高度に個別化されたウェブサイトを作成することを可能にすることができる。例えば、開示されたシステムおよび方法は、各商品および各クライアントデバイスに対して利用可能な配達オプションを指定する個別化されたウェブサイトを生成することができる。そのような実施形態では、開示されたシステムおよび方法は、ウェブページを生成または更新するためにＨＴＭＬまたはＪａｖａＳｃｒｉｐｔファイルを構成することができる。さらに、開示されたシステムおよび方法は、配達のための荷物の準備および配達先住所の両方について特定の日付を収集および分析することによって、配達日推定計算の精度を高めることができる。

[034]さらに、開示されたシステムおよび方法の実施形態は、ＦＣにおけるコンピュータ動作を改善することを対象とすることができる。特に、開示されたシステムおよび方法は、個別化されたウェブサイトを生成するために、ＦＣシステムからの情報、配達先住所からの情報、およびユーザ設定からの情報を使用する動的に生成されたマルチソースハイブリッドウェブページをもたらすことができる。例えば、開示されたシステムは、小売業者からの情報（例えば、商品の入手可能性および位置）、ＦＣからの情報（例えば、ＦＣ内の特定の商品の位置および推定出荷時間）、配送業者からの情報（例えば、配送ルートおよびスケジュール）、および顧客からの情報（例えば、出荷設定および郵便番号）を組み合わせた動的ハイブリッドウェブページを生成することができる。そのような複数ソースの情報の取り合わせは、商品、調整された配達オプション、特定の配達日の推定、約束された配達日、および購入オプションを示すマルチソースのウェブページを生成するために使用され得る。

[035]さらに、開示されたシステムおよび方法は、ＦＣ内の商品の場所または位置を追跡するリアルタイムの位置システムを使用して、配達スケジューリングに使用されるプロセスを自動化することができる。ＦＣ内の自動化された商品追跡のこのシステムは、配達スケジュールおよび利用可能な配達オプションの提供を動的に調整することを可能にすることができる。例えば、開示されたシステムおよび方法は、屋内リアルタイム位置特定システムを使用して配達スケジュールを微調整し、配達オプションの可用性を高めるか、またはより高速な注文処理を行うことができる。リアルタイム位置特定システムを自動化および維持するためにＮＦＣ、ＢＬＥ、またはバーコードスキャンなどの技術を使用して、開示されたシステムおよび方法は、ＦＣシステムが個別化されたウェブサイトを生成し、出荷および梱包ワークフローを改善することを可能にすることができる。

[036]ここで、開示された実施形態を詳細に参照し、その例を添付の図面に示す。

[037]図１Ａは、出荷、輸送、および物流動作を可能にする通信のためのコンピュータ化されたシステムを含むシステムの例示的な実施形態を示すシステム１００の概略ブロック図を示す。図１Ａに示すように、システム１００は様々なシステムを含むことができ、その各々は、１つまたは複数のネットワークを介して互いに接続することができる。システムはまた、例えばケーブルを使用して、直接接続を介して互いに接続されてもよい。図示のシステムは、出荷権限技術（ＳＡＴ）システム１０１、外部フロントエンドシステム１０３、内部フロントエンドシステム１０５、輸送システム１０７、モバイルデバイス１０７Ａ、１０７Ｂ、１０７Ｃ、販売者ポータル１０９、出荷および注文追跡（ＳＯＴ）システム１１１、フルフィルメント最適化（ＦＯ）システム１１３、フルフィルメントメッセージングゲートウェイ（ＦＭＧ）１１５、サプライチェーン管理（ＳＣＭ）システム１１７、労働力管理システム１１９、モバイルデバイス１１９Ａ、１１９Ｂ、１１９Ｃ（フルフィルメントセンタ（ＦＣ）２００の内部にあるものとして図示）、第三者フルフィルメントシステム１２１Ａ、１２１Ｂ、１２１Ｃ、フルフィルメントセンタ認証システム（ＦＣ認証）１２３、労務管理システム（ＬＭＳ）１２５を含む。

[038]ＳＡＴシステム１０１は、いくつかの実施形態では、注文状態および配送状態を監視するコンピュータシステムとして実装されてもよい。例えば、ＳＡＴ１０１は注文がその約束配達日（ＰＤＤ）を過ぎているかどうかを決定し、新しい注文の開始、未配達の注文でのアイテムの再出荷、未配達注文のキャンセル、注文した顧客との連絡の開始などを含む適切な処置をとることができる。ＳＡＴシステム１０１は、出力（特定の期間中に出荷された荷物の数など）および入力（出荷に使用するために受け取った空の段ボール箱の数など）を含む他のデータを監視することもできる。また、ＳＡＴシステム１０１は、システム１００内の異なるデバイス間のゲートウェイとして機能し、外部フロントエンドシステム１０３およびＦＯシステム１１３などのデバイス間の通信（例えば、ストアアンドフォワードまたは他の技術を使用して）を可能にしてもよい。

[039]さらに、いくつかの実施形態では、ＳＡＴシステム１０１は、ＦＣに保管されている商品を追跡および／または格納するアイテム位置決めシステムと通信状態にあり、これを制御してもよい。例えば、ＳＡＴシステム１０１は、図１４に関連してさらに説明されるように、ＦＣの複数の仮想位置の商品の位置を追跡するシステムを制御することができる。

[040]いくつかの実施形態では、外部フロントエンドシステム１０３は、外部ユーザがシステム１００内の１つまたは複数のシステムと対話することを可能にするコンピュータシステムとして実装することができる。例えば、システム１００がシステムの提示を可能にし、ユーザがアイテムの注文をできるようにする実施形態では、外部フロントエンドシステム１０３は、検索要求を受信し、アイテムページを提示し、決済情報を要請するウェブサーバとして実装されてもよい。例えば、外部フロントエンドシステム１０３は、アパッチＨＴＴＰサーバ、マイクロソフトインターネットインフォメーションサービス、ＮＧＩＮＸ等のソフトウェアを実行するコンピュータとして実装されてもよい。他の実施形態では、外部フロントエンドシステム１０３は、外部デバイス（例えば、モバイルデバイス１０２Ａまたはコンピュータ１０２Ｂ）からの要求を受信および処理し、それらの要求に基づいてデータベースおよび他のデータストアから情報を取得し、取得した情報に基づいて受信した要求に対する応答を提供するように設計されたカスタムウェブサーバソフトウェアを実行することができる。

[041]いくつかの実施形態では、外部フロントエンドシステム１０３は、ウェブキャッシングシステム、データベース、検索システム、または支払いシステムのうちの１つまたは複数を含むことができる。一態様では，外部フロントエンドシステム１０３は、これらのシステムのうちの１つまたは複数を含むことができ、別の態様では、外部フロントエンドシステム１０３は、これらのシステムのうちの１つまたは複数に接続されたインターフェース（例えば、サーバ間、データベース間、または他のネットワーク接続）を含むことができる。

[042]図１Ｂ、図１Ｃ、図１Ｄ、および図１Ｅによって示される例示的な一連のステップは、外部フロントエンドシステム１０３のいくつかの動作を説明するのに役立つ。外部フロントエンドシステム１０３は、提示および／または表示のために、システム１００内のシステムまたはデバイスから情報を受信することができる。例えば、外部フロントエンドシステム１０３は、検索結果ページ（ＳＲＰ）（例えば、図１Ｂ）、単一詳細ページ（ＳＤＰ）（例えば、図１Ｃ）、カードページ（例えば、図１Ｄ）、または注文ページ（例えば、図１Ｅ）を含む１つまたは複数のウェブページをホストまたは提供することができる。ユーザデバイス（例えば、モバイルデバイス１０２Ａまたはコンピュータ１０２Ｂを使用する）は、外部フロントエンドシステム１０３にナビゲートし、検索ボックスに情報を入力することによって検索を要求することができる。外部フロントエンドシステム１０３は、システム１００内の１つまたは複数のシステムに情報を要求することができる。例えば、外部フロントエンドシステム１０３は、検索要求を満たす情報をＦＯシステム１１３に要求してもよい。また、外部フロントエンドシステム１０３は、検索結果に含まれる商品ごとに、約束配達日または「ＰＤＤ」を（ＦＯシステム１１３に）要求し、受信することもできる。いくつかの実施形態では、ＰＤＤは、商品を含む荷物がユーザの希望する場所に到着する時期の推定値、または特定の期間内、例えばその日の終わり（午後１１時５９分）までに注文された場合に、商品がユーザの希望する場所に配達されることが約束される日付のいずれかを表すことができる。（ＰＤＤはＦＯシステム１１３に関して以下でさらに説明される）。

[043]いくつかの実施形態では、ＦＯシステム１１３はまた、ＦＣの商品位置決めシステムと通信することができる。そのような実施形態では、ＦＯシステム１１３は、商品の正確な情報、仮配達日、利用可能な配達オプション、および配達オプションの各々の受付終了時間を有することができる。

[044]外部フロントエンドシステム１０３は、情報に基づいてＳＲＰ（例えば、図１Ｂ）を準備することができる。ＳＲＰは、検索要求を満たす情報を含むことができる。例えば、これは、検索要求を満たす商品の写真を含むことができる。ＳＲＰはまた、各商品についてのそれぞれの価格、または各商品についての拡張配達オプション、ＰＤＤ、重量、サイズ、オファー、割引等に関する情報を含んでもよい。外部フロントエンドシステム１０３は、（例えば、ネットワークを介して）要求側ユーザデバイスにＳＲＰを送信することができる。

[045]次いで、ユーザデバイスは、例えば、ユーザインターフェースをクリックまたはタップすることによって、または別の入力デバイスを使用して、ＳＲＰに表される商品を選択することによって、ＳＲＰから商品を選択することができる。ユーザデバイスは、選択された商品に関する情報の要求を作成し、それを外部フロントエンドシステム１０３に送信することができる。これに応じて、外部フロントエンドシステム１０３は、選択された商品に関する情報を要求することができる。例えば、情報は、それぞれのＳＲＰ上の商品について提示されたもの以外の追加情報を含むことができる。さらに、情報は、ＦＣ内の商品の位置と、出荷および配達の推定所要時間とを含むことができる。これには、例えば棚またはパレットの位置、貯蔵寿命、原産国、重量、サイズ、荷物中のアイテムの数、取扱説明書、または商品に関する他の情報が含まれ得る。また、情報は（例えば、この商品および少なくとも１つの他の商品を購入した顧客のビッグデータおよび／または機械学習分析に基づく）類似の商品に対する推奨、よくある質問に対する回答、顧客からのレビュー、製造業者情報、写真などを含むことができる。

[046]外部フロントエンドシステム１０３は、受信した商品情報に基づいて、ＳＤＰ（単一ディテールページ）（例えば、図１Ｃ）を準備することができる。ＳＤＰはまた、「今すぐ買う」ボタン、「カートに追加する」ボタン、数量フィールド、アイテムの写真等のような他の対話型要素を含んでもよい。ＳＤＰは、商品を提供する販売者のリストをさらに含むことができる。リストは、各販売者が提供する価格に基づいて並べられてもよく、その結果、最低価格で商品を販売することを提案する販売者が最上位にリストされてもよい。リストは、最高ランクの販売者が最上位にリストされるように、販売者ランキングに基づいて並べられてもよい。販売者ランキングは、例えば、約束されたＰＤＤを満たした販売者の過去の実績など、複数の要因に基づいて作成することができる。外部フロントエンドシステム１０３は、ＳＤＰを（例えば、ネットワークを介して）要求側ユーザデバイスに配信することができる。

[047]要求側ユーザデバイスは、商品情報をリストしたＳＤＰを受信することができる。ＳＤＰを受信すると、ユーザデバイスは、次にＳＤＰと対話することができる。例えば、要求ユーザデバイスのユーザは、ＳＤＰ上の「カートに入れる」ボタンとクリックまたは他の方法で対話することができる。これにより、ユーザに関連付けられたショッピングカートに商品が追加される。ユーザデバイスは、商品をショッピングカートに追加するこの要求を、外部フロントエンドシステム１０３に送信することができる。

[048]外部フロントエンドシステム１０３は、カートページ（例えば、図１Ｄ）を生成することができる。いくつかの実施形態では、カートページは、ユーザが仮想「ショッピングカート」に追加した商品をリストする。ユーザデバイスは、ＳＲＰ、ＳＤＰ、または他のページ上のアイコンとクリックまたは他の方法で対話することによって、カートページを要求することができる。いくつかの実施形態では、カートページは、ユーザがショッピングカートに追加したすべての商品、ならびに各商品の数量、各商品のアイテム当たりの価格、関連する数量に基づく各商品の価格、ＰＤＤに関する情報、配達方法、送料、ショッピングカート内の商品を修正するためのユーザインターフェース要素（例えば、数量の削除または修正）、他の商品を注文するかまたは商品の定期的な配達を設定するためのオプション、利払いを設定するためのオプション、購入を進めるためのユーザインターフェース要素などの、カート内の商品に関する情報をリストすることができる。ユーザデバイスのユーザは、ショッピングカート内の商品の購入を開始するために、ユーザインターフェース要素（例えば、「今すぐ買う」と読むボタン）とクリックまたは他の方法で対話することができる。そうすることで、ユーザデバイスは、購入を開始するこの要求を外部フロントエンドシステム１０３に送信することができる。

[049]外部フロントエンドシステム１０３は、購入を開始する要求の受信に応じて、注文ページ（例えば、図１Ｅ）を生成することができる。注文ページは、いくつかの実施形態では、ショッピングカートからアイテムを再リストし、支払いおよび出荷に関する入力を要求する。例えば、注文ページは、ショッピングカート内のアイテムの購入者に関する情報（例えば、名前、住所、電子メールアドレス、電話番号）、受取人に関する情報（例えば、名前、住所、電話番号、配達情報）、出荷情報（例えば、配達および／または集荷の速度／方法）、支払い情報（例えば、クレジットカード、銀行振込、小切手、ストアクレジット）、現金領収書を要求するためのユーザインターフェース要素（例えば、税務目的のための）などを要求するセクションを含むことができる。外部フロントエンドシステム１０３は、注文ページをユーザデバイスへ送信することが可能である。

[050]ユーザデバイスは、注文ページに情報を入力し、その情報を外部フロントエンドシステム１０３に送信するユーザインターフェース要素とクリックまたは他の方法で対話することができる。そこから、外部フロントエンドシステム１０３は、システム１００内の異なるシステムに情報を送信して、ショッピングカート内の商品に関する新しい注文の作成および処理を可能にすることができる。

[051]いくつかの実施形態では、外部フロントエンドシステム１０３は、販売者が注文に関する情報を送受信することを可能にするようにさらに構成されてもよい。例えば、外部フロントエンドシステム１０３は、販売者が特定の商品の推定梱包時間および／または利用可能な配達オプションを送信することを可能にすることができる。

[052]内部フロントエンドシステム１０５は、いくつかの実施形態では、内部ユーザ（例えば、システム１００を所有し、運用し、またはリースする団体の従業員）がシステム１００内の１つまたは複数のシステムと対話することを可能にするコンピュータシステムとして実装することができる。例えば、ＳＡＴシステム１０１がシステムの提示を可能にし、ユーザがアイテムの注文をできるようにする実施形態では、内部フロントエンドシステム１０５は、内部ユーザが注文に関する診断および統計情報を見たり、アイテム情報を修正したり、または注文に関する統計を確認したりできるようにするウェブサーバとして実装することができる。例えば、内部フロントエンドシステム１０５は、アパッチＨＴＴＰサーバ、マイクロソフトインターネットインフォメーションサービス（ＩＩＳ）、ＮＧＩＮＸなどのソフトウェアを実行するコンピュータとして実装することができる。他の実施形態では、内部フロントエンドシステム１０５は、システム１００に示されるシステムまたはデバイス（ならびに図示されない他のデバイス）からの要求を受信および処理し、それらの要求に基づいてデータベースおよび他のデータストアから情報を取得し、取得した情報に基づいて受信した要求への応答を提供するように設計されたカスタムウェブサーバソフトウェアを実行することができる。

[053]いくつかの実施形態では、内部フロントエンドシステム１０５は、ウェブキャッシングシステム、データベース、検索システム、支払いシステム、分析システム、注文監視システムなどのうちの１つまたは複数を含むことができる。一態様では、内部フロントエンドシステム１０５は、これらのシステムのうちの１つまたは複数を含むことができ、別の態様では、内部フロントエンドシステム１０５は、これらのシステムのうちの１つまたは複数に接続されたインターフェース（例えば、サーバ間、データベース間、または他のネットワーク接続）を含むことができる。いくつかの実施形態では、内部フロントエンドシステム１０５は、特定の場所にアイテムを配置するようにＦＣの作業者に指示するように構成され得る。例えば、いくつかの実施形態では、ＳＡＴシステム１０１は、特別な配達オプションで要求される可能性がより高い商品を識別するために予測アルゴリズムを実行するように構成され得る。例えば、ＳＡＴシステム１０１は、夜明け配達または第１の時間帯配達を要求される可能性が最も高い商品を識別するように構成され得る。そのような実施形態では、内部フロントエンドシステム１０５は、ＳＡＴシステム１０１と通信し、配達時間を改善し、夜明け、新鮮、または第１の時間帯配達に利用可能な商品の数を最大化する目的で、ＦＣ内での商品配置をガイドする労働者のためのウェブサイトおよび／またはユーザインターフェースを生成することができる。

[054]輸送システム１０７は、いくつかの実施形態では、システム１００内のシステムまたはデバイスとモバイルデバイス１０７Ａ～１０７Ｃとの間の通信を可能にするコンピュータシステムとして実装することができる。いくつかの実施形態では、輸送システム１０７は、１つまたは複数のモバイルデバイス１０７Ａ～１０７Ｃ（例えば、携帯電話、スマートフォン、ＰＤＡなど）から情報を受信することができる。例えば、いくつかの実施形態では、モバイルデバイス１０７Ａ～１０７Ｃは、配達作業員によって操作されるデバイスを含んでもよい。配達作業員は、常勤、臨時、または交替勤務の従業員であってもよく、モバイルデバイス１０７Ａ～１０７Ｃを利用して、ユーザによって注文された商品を含む荷物の配達を行うことができる。例えば、荷物を配達するために、配達作業員は、どの荷物をどこに配達するかを示す通知をモバイルデバイスで受信することができる。配達場所に到着すると、配達作業員は荷物の位置（例えば、トラックの後ろ、または荷物の箱の中）を確認し、モバイルデバイスを使用して荷物上の識別子に関連するデータ（例えば、バーコード、イメージ、文字列、ＲＦＩＤタグなど）をスキャンまたは他の方法でキャプチャし、荷物を（例えば、玄関先に置く、警備員預ける、受取人に渡すなどによって）配達することができる。いくつかの実施形態では、配達作業員は、モバイルデバイスを使用して荷物の写真をキャプチャし、および／または署名を取得することができる。モバイルデバイスは、例えば、時刻、日付、ＧＰＳ位置、写真、配達作業員に関連付けられた識別子、モバイルデバイスに関連付けられた識別子などを含む配達に関する情報を含む情報を、輸送システム１０７に送信することができる。輸送システム１０７は、システム１００内の他のシステムによるアクセスのために、この情報をデータベース（図示せず）に記憶することができる。輸送システム１０７は、いくつかの実施形態では、この情報を使用して、特定の荷物の位置を示す追跡データを準備し、他のシステムに送信することができる。

[055]いくつかの実施形態では、特定のユーザは１つの種類のモバイルデバイスを使用することができる（例えば、常勤作業員はバーコードスキャナ、スタイラス、および他のデバイスなどのカスタムハードウェアと共に専用のＰＤＡを使用することができる）が、他のユーザは他の種類のモバイルデバイスを使用することができる（例えば、臨時または交替勤務の作業員は、既製の携帯電話および／またはスマートフォンを利用することができる）。

[056]いくつかの実施形態では、輸送システム１０７は、ユーザを各デバイスに関連付けることができる。例えば、輸送システム１０７は、ユーザ（例えば、ユーザ識別子、従業員識別子、または電話番号）とモバイルデバイス（例えば、国際モバイル機器識別情報（ＩＭＥＩ）、国際移動加入識別子（ＩＭＳＩ）、電話番号、汎用一意識別子（ＵＵＩＤ）、またはグローバル一意（ＧＵＩＤ）によって表される）との間の関連を記憶することができる。輸送システム１０７は、この関連付けを、配達時に受信したデータと併せて使用して、データベースに格納されたデータを分析し、とりわけ、作業員の位置、作業員の効率、または作業員のスピードを決定する。

[057]販売者ポータル１０９は、いくつかの実施形態では、販売者または他の外部エンティティがシステム１００内の１つまたは複数のシステムと電子的に通信することを可能にするコンピュータシステムとして実装することができる。例えば、販売者は、コンピュータシステム（図示せず）を利用して、販売者が販売者ポータル１０９を使用してシステム１００を通して売りたい商品について、商品情報、注文情報、連絡先情報などをアップロードまたは提供することができる。

[058]出荷および注文追跡システム１１１は、いくつかの実施形態では、顧客によって（例えば、デバイス１０２Ａ～１０２Ｂを使用するユーザによって）注文された商品を含む荷物の位置に関する情報を受信し、記憶し、転送するコンピュータシステムとして実装することができる。いくつかの実施形態では、出荷および注文追跡システム１１１は、顧客によって注文された商品を含む荷物を配達する配送会社によって運用されるウェブサーバ（図示せず）からの情報を要求または記憶することができる。

[059]いくつかの実施形態では、出荷および注文追跡システム１１１は、システム１００に示されたシステムからの情報を要求および記憶することができる。例えば、出荷および注文追跡システム１１１は、輸送システム１０７に要求することができる。上述のように、輸送システム１０７は、１つまたは複数のユーザ（例えば、配達作業員）または車両（例えば、配達トラック）に関連付けられた１つまたは複数のモバイルデバイス１０７Ａ～１０７Ｃ（例えば、携帯電話、スマートフォン、ＰＤＡなど）から情報を受信することができる。いくつかの実施形態では、出荷および注文追跡システム１１１は、フルフィルメントセンタ（例えば、フルフィルメントセンタ２００）内の個々の商品の位置を決定するために、労働力管理システム（ＷＭＳ）１１９に情報を要求することもできる。出荷および注文追跡システム１１１は、輸送システム１０７またはＷＭＳ１１９のうちの１つまたは複数にデータを要求し、それを処理し、要求に応じてそれをデバイス（例えば、ユーザデバイス１０２Ａおよび１０２Ｂ）に提示することができる。

[060]フルフィルメント最適化（ＦＯ）システム１１３は、いくつかの実施形態では、他のシステム（例えば、外部フロントエンドシステム１０３および／または出荷および注文追跡システム１１１）からの顧客注文に関する情報を記憶するコンピュータシステムとして実装することができる。また、ＦＯシステム１１３は、特定のアイテムがどこに保持または保管されているかを記述する情報を記憶することができる。例えば、特定のアイテムは１つのフルフィルメントセンタでのみ保管でき、他の特定のアイテムは複数のフルフィルメントセンタで保管できる。さらに他の実施形態では、特定のフルフィルメントセンタは、特定のアイテムのセット（例えば、生鮮食品または冷凍食品）のみを保管するように設計されてもよい。ＦＯシステム１１３は、この情報ならびに関連情報（例えば、数量、サイズ、受領日、有効期限など）を記憶する。

[061]ＦＯシステム１１３はまた、各商品について対応する受付終了時間（特定の配達時間の最大時間）および／またはＰＤＤ（約束された配達日）を計算することができる。受付終了時間およびＰＤＤは、いくつかの実施形態では、１つまたは複数の要因に基づくことができる。例えば、ＦＯシステム１１３は、商品に対する過去の需要（例えば、その商品がある期間中に注文された回数）、商品に対する予想需要（例えば、今後の期間中にその商品を注文すると予想される顧客の数）、ある期間中に注文された商品の数を示すネットワーク全体の過去の需要、今後の期間中に注文されることが予想される商品の数を示すネットワーク全体の予想需要、各フルフィルメントセンタ２００に保管されている商品の１つまたは複数のカウント、各商品を保管するフルフィルメントセンタ、その商品の予想または現在の注文などに基づいて、商品のＰＤＤを計算することができる。さらに、ＦＯシステム１１３は、とりわけ、過去の配達、商品位置と出荷センタとの間の物理的距離、およびＦＣの位置で利用可能な人員に基づいて、受付終了時間を計算することができる。

[062]いくつかの実施形態では、ＦＯシステム１１３は、定期的に（例えば、１時間ごとに）商品ごとに受付終了時間およびＰＤＤを決定し、それを検索または他のシステム（例えば、外部フロントエンドシステム１０３、ＳＡＴシステム１０１、出荷および注文追跡システム１１１）への送信のためにデータベースに記憶することができる。他の実施形態では、ＦＯシステム１１３は、１つまたは複数のシステム（例えば、外部フロントエンドシステム１０３、ＳＡＴシステム１０１、出荷および注文追跡システム１１１）から電子要求を受信し、オンデマンドでＰＤＤまたは受付終了時間を計算することができる。さらに他の実施形態では、ＦＯシステム１１３は、使用がウェブページのうちの１つをナビゲートするときにＰＤＤおよび受付終了時間を決定することができる。ＦＯシステム１１３によるＰＤＤまたは受付終了時間の計算および送信のためのプロセスは、図７に関連してさらに説明される。

[063]フルフィルメントメッセージングゲートウェイ（ＦＭＧ）１１５は、いくつかの実施形態では、ＦＯシステム１１３などのシステム１００内の１つまたは複数のシステムから１つのフォーマットまたはプロトコルで要求または応答を受信し、それを別のフォーマットまたはプロトコルに変換し、それを変換されたフォーマットまたはプロトコルで、ＷＭＳ１１９または第三者フルフィルメントシステム１２１Ａ、１２１Ｂ、または１２１Ｃなどの他のシステムに転送するコンピュータシステムとして実装することができる。

[064]サプライチェーン管理（ＳＣＭ）システム１１７は、いくつかの実施形態では、予測機能を実行するコンピュータシステムとして実装することができる。例えば、ＳＣＭシステム１１７は、例えば、商品に対する過去の需要、商品に対して予想される需要、ネットワーク全体の過去の需要、ネットワーク全体の予想される需要、各フルフィルメントセンタ２００に保管されているカウント商品、各商品に対する予想または現在の注文などに基づいて、特定の商品に対する需要レベルを予測することができる。この予測レベルおよびすべてのフルフィルメントセンタにわたる各商品の量に応じて、ＳＣＭシステム１１７は、特定の商品に対して予測された需要を満たすのに十分な量を購入し、ストックするための１つまたは複数の購入注文を生成することができる。

[065]労働力管理システム（ＷＭＳ）１１９は、いくつかの実施形態では、ワークフローを監視するコンピュータシステムとして実装されてもよい。例えば、ＷＭＳ１１９は、個別デバイス（例えば、デバイス１０７Ａ～１０７Ｃまたは１１９Ａ～１１９Ｃ）から個別イベントを示すイベントデータを受信することができる。例えば、ＷＭＳ１１９は、荷物をスキャンするためにこれらのデバイスのうちの１つを使用したこと、または位置決めシステムのセンサがトリガされたことを示すイベントデータを受信することができる。フルフィルメントセンタ２００および図２に関して以下で論じるように、フルフィルメントプロセス中に、荷物識別子（例えば、バーコードまたはＲＦＩＤタグデータ）は、特定の段階で機械によってスキャンまたは読み取ることができる（例えば、自動またはハンドヘルドバーコードスキャナ、ＲＦＩＤリーダ、高速カメラ、タブレット１１９Ａ、モバイルデバイス／ＰＤＡ１１９Ｂ、コンピュータ１１９Ｃなどのデバイス）。あるいは、無線センサが、商品が棚に出し入れされたことを決定してもよい。ＷＭＳ１１９は、荷物識別子、時刻、日時、位置、ユーザ識別子、または他の情報と共に、荷物識別子のスキャンまたは読み取りを示す各イベントを対応するデータベース（図示せず）に記憶することができ、この情報を他のシステム（例えば、出荷および注文追跡システム１１１）に提供することができる。

[066]ＷＭＳ１１９は、いくつかの実施形態では、１つまたは複数のデバイス（例えば、デバイス１０７Ａ～１０７Ｃまたは１１９Ａ～１１９Ｃ）を、システム１００に関連付けられた１つまたは複数のユーザに関連付ける情報を記憶してもよい。例えば、いくつかの状況では、ユーザ（パートまたはフルタイムの従業員など）は、ユーザがモバイルデバイス（例えば、モバイルデバイスはスマートフォンである）を所有するという点で、モバイルデバイスに関連付けられてもよい。他の状況では、ユーザは、ユーザが一時的にモバイルデバイスの管理下にある（例えば、ユーザは１日の始めにモバイルデバイスを借り、日中にそれを使用し、１日の終わりにそれを返す）という点で、モバイルデバイスに関連付けられてもよい。

[067]ＷＭＳ１１９は、いくつかの実施形態では、システム１００に関連する各ユーザの作業ログを保持することができる。例えば、ＷＭＳ１１９は、任意の割り当てられたプロセス（例えば、トラックの荷下ろし、ピックゾーンからのアイテムのピッキング、分類壁の作業、アイテムの梱包）、ユーザ識別子、位置（例えば、フルフィルメントセンタ２００内のフロアまたはゾーン）、従業員によってシステム内で移動されたユニットの数（例えば、ピックングされたアイテムの数、梱包されたアイテムの数）、デバイス（例えば、デバイス１１９Ａ～１１９Ｃ）に関連付けられた識別子などを含む、各従業員に関連付けられた情報を記憶することができる。いくつかの実施形態では、ＷＭＳ１１９は、デバイス１１９Ａ～１１９Ｃ上で動作するタイムキーピングシステムなどのタイムキーピングシステムからチェックインおよびチェックアウト情報を受信することができる。

[068]第三者フルフィルメント（３ＰＬ）システム１２１Ａ～１２１Ｃは、いくつかの実施形態では、ロジスティクスおよび商品のサードパーティプロバイダに関連付けられたコンピュータシステムを表す。例えば、（図２に関して以下で説明するように）一部の商品がフルフィルメントセンタ２００に保管されている間、他の商品はオフサイトに保管されてもよく、オンデマンドで生産されてもよく、またはそうでなければフルフィルメントセンタ２００に保管できない場合がある。３ＰＬシステム１２１Ａ～１２１Ｃは、（例えば、ＦＭＧ１１５を介して）ＦＯシステム１１３から注文を受信するように構成されてもよく、商品および／またはサービス（例えば、配達または設置）を顧客に直接提供してもよい。いくつかの実施形態では、３ＰＬシステム１２１Ａ～１２１Ｃのうちの１つまたは複数はシステム１００の一部とすることができ、他の実施形態では、３ＰＬシステム１２１Ａ～１２１Ｃのうちの１つまたは複数はシステム１００の外部（例えば、サードパーティプロバイダによって所有または運用される）とすることができる。

[069]フルフィルメントセンタ認証システム（ＦＣ認証）１２３は、いくつかの実施形態では、様々な機能を有するコンピュータシステムとして実装されてもよい。例えば、いくつかの実施形態では、ＦＣ認証１２３は、システム１００内の１つまたは複数の他のシステムのためのシングルサインオン（ＳＳＯ）サービスとして動作することができる。例えば、ＦＣ認証１２３は、ユーザが内部フロントエンドシステム１０５を介してログインすることを可能にし、ユーザが出荷および注文追跡システム１１１においてリソースにアクセスするための同様の特権を有していることを決定し、ユーザが２回目のログイン処理を必要とせずにそれらの特権にアクセスすることを可能にしてもよい。他の実施形態では、ＦＣ認証１２３は、ユーザ（例えば、従業員）が自分自身を特定の作業に関連付けることを可能にしてもよい。例えば、従業員の中には、電子デバイス（デバイス１１９Ａ～１１９Ｃなど）を持たず、その代わりに、１日のうちに、フルフィルメントセンタ２００内でタスクからタスクへ、およびゾーンからゾーンへ移動する者がいてもよい。ＦＣ認証１２３は、これらの従業員が実行しているタスクと、彼らが様々な時刻にどのゾーンにいるかを示すことができるように構成されてもよい。

[070]労務管理システム（ＬＭＳ）１２５は、いくつかの実施形態では、従業員（フルタイムおよびパートタイムの従業員を含む）の出勤および残業情報を記憶するコンピュータシステムとして実装されてもよい。例えば、ＬＭＳ１２５は、ＦＣ認証１２３、ＷＭＡ１１９、デバイス１１９Ａ～１１９Ｃ、輸送システム１０７、および／またはデバイス１０７Ａ～１０７Ｃから情報を受信することができる。

[071]図１Ａに示される特定の構成は単なる例である。例えば、図１ＡはＦＯシステム１１３に接続されたＦＣ認証システム１２３を示すが、すべての実施形態がこの特定の構成を必要とするわけではない。実際、いくつかの実施形態では、システム１００内のシステムは、インターネット、イントラネット、ＷＡＮ（ワイドエリアネットワーク）、ＭＡＮ（メトロポリタンエリアネットワーク）、ＩＥＥＥ８０２．１１ａ／ｂ／ｇ／ｎ規格に準拠する無線ネットワーク、専用線などを含む１つまたは複数の公衆またはプライベートネットワークを介して互いに接続され得る。いくつかの実施形態では、システム１００内のシステムの１つまたは複数は、データセンタ、サーバファームなどに実装された１つまたは複数の仮想サーバとして実装されてもよい。

[072]図２は、フルフィルメントセンタ２００を示す。フルフィルメントセンタ（ＦＣ）２００は、注文時に顧客に出荷するためのアイテムを保管する物理的位置の例である。フルフィルメントセンタ（ＦＣ）２００は複数のゾーンに分割することができ、その各々を図２に示す。これらの「ゾーン」は、いくつかの実施形態では、アイテムの受け取り、アイテムの保管、アイテムの取り出し、アイテムの出荷のプロセスの様々な段階の間の仮想分割と考えることができる。したがって、「ゾーン」が図２に示されているが、ゾーンの他の分割も可能であり、いくつかの実施形態では、図２のゾーンを省略、複製、または修正することができる。

[073]インバウンドゾーン２０３は、システム１００（図１Ａ）を使用して商品を販売しようとする販売者からアイテムを受け取るＦＣ２００の領域を表す。例えば、販売者は、トラック２０１を使用してアイテム２０２Ａおよび２０２Ｂを配送することができる。アイテム２０２Ａは、それ自体の出荷パレットを占有するのに十分な大きさの単一のアイテムを表すことができ、アイテム２０２Ｂは、スペースを節約するために同じパレットに一緒に積み重ねられたアイテムのセットを表すことができる。

[074]作業員はインバウンドゾーン２０３でアイテムを受け取り、任意選択で、コンピュータシステム（図示せず）を使用して、アイテムの破損および正確性を検査することができる。例えば、作業員は、コンピュータシステムを使用して、アイテム２０２Ａおよび２０２Ｂの数量をアイテムの注文数量と比較することができる。数量が一致しない場合、その作業員は、アイテム２０２Ａまたは２０２Ｂのうちの１つまたは複数を拒否することができる。数量が一致した場合、作業員は、それらのアイテムをバッファゾーン２０５まで（例えば、台車、手押し車、フォークリフトを使用して、または手動で）移動させることができる。バッファゾーン２０５は、例えば、予測需要を満たすのに十分な量の商品がピッキングゾーンにあるため、ピッキングゾーンで現在必要とされていないアイテムの一時保管領域であってもよいいくつかの実施形態では、フォークリフト２０６は、バッファゾーン２０５の周り、およびインバウンドゾーン２０３とドロップゾーン２０７との間でアイテムを移動させるように動作する。ピッキングゾーンに商品２０２Ａまたは２０２Ｂが必要な場合（例えば、予想される需要のため）、フォークリフトは、アイテム２０２Ａまたは２０２Ｂをドロップゾーン２０７に移動させることができる。

[075]ドロップゾーン２０７は、アイテムがピッキングゾーン２０９に移動される前にそれらを保管するＦＣ２００の領域であってもよい。ピッキングタスクに割り当てられた作業員（「ピッカー」）は、ピッキングゾーン内のアイテム２０２Ａおよび２０２Ｂに近づき、ピッキングゾーンのバーコードをスキャンし、モバイルデバイス（例えば、デバイス１１９Ｂ）を使用してアイテム２０２Ａおよび２０２Ｂに関連するバーコードをスキャンすることができる。そのようなイベントは、データベースを更新してアイテムがＦＣ内に移動されたことを示すためにリアルタイム位置決めシステムを更新することができる。ピッカーはその後、アイテムをピッキングゾーン２０９に（例えば、カートに載せるか、または運ぶことによって）持って行くことができ、リアルタイム位置決めシステムは、新しいアイテムの保管場所の位置を要求することができる。

[076]ピッキングゾーン２０９は、アイテム２０８が保管ユニット２１０に保管されるＦＣ２００の領域であってもよい。いくつかの実施形態では、保管ユニット２１０は、物理的な棚、本棚、箱、運搬箱、冷蔵庫、冷凍庫、冷蔵倉庫などのうちの１つまたは複数を含むことができる。いくつかの実施形態では、ピッキングゾーン２０９は複数のフロアに編成されてもよい。いくつかの実施形態では、作業員または機械が例えば、フォークリフト、エレベータ、コンベアベルト、カート、手押し車、台車、自動ロボットもしくはデバイス、または手動を含む複数の方法で、ピッキングゾーン２０９内にアイテムを移動させることができる。例えば、ピッカーは、商品２０２Ａおよび２０２Ｂをドロップゾーン２０７の手押し車またはカートに置き、アイテム２０２Ａおよび２０２Ｂをピッキングゾーン２０９まで歩いて持って行くことができる。

[077]ピッカーは、保管ユニット２１０上の特定の空間のようなピッキングゾーン２０９内の特定の場所にアイテムを置く（または「収納する」）命令を受け取ることができる。例えば、ピッカーは、モバイルデバイス（例えば、デバイス１１９Ｂ）を使用してアイテム２０２Ａをスキャンすることができる。デバイスは、例えば、通路、棚、および位置を示すシステムを使用して、ピッカーがアイテム２０２Ａを収納すべき場所を示すことができる。いくつかの実施形態では、アイテム２０２Ａを収容する場所は、夜明け配達などの特別な配達オプションの利用可能性を最大化しようと試みる予測アルゴリズムに基づいて決定されてもよい。次に、デバイスは、アイテム２０２Ａをその位置に格納する前に、その位置でバーコードをスキャンするようにピッカーを促すことができる。あるいは、画像認識と結合された無線センサまたはカメラは、時間の位置を記憶することができる。デバイスは（例えば、ワイヤレスネットワークを介して）図１ＡのＷＭＳ１１９のようなコンピュータシステムにデータを送信し、アイテム２０２Ａがデバイス１１９Ｂを使用してユーザによってその位置に収納されたことを示すことができる。

[078]ユーザが注文すると、ピッカーは、保管ユニット２１０から１つまたは複数のアイテム２０８を取り出す命令をデバイス１１９Ｂで受信することができる。いくつかの実施形態では、図１１に関連してさらに説明するように、ピッカーは、商品を収容するための配置または保管ガイドを介して命令を受信することができる。ピッカーはアイテム２０８を取り出し、アイテム２０８のバーコードをスキャンし、それを輸送機構２１４に置くことができる。輸送機構２１４はスライドとして表されているが、いくつかの実施形態では、輸送機構は、コンベアベルト、エレベータ、カート、フォークリフト、手押し車、台車、カートなどのうちの１つまたは複数として実装することができる。その後、アイテム２０８は、パッキングゾーン２１１に到達することができる。

[079]パッキングゾーン２１１は、アイテムがピッキングゾーン２０９から受け取られ、最終的に顧客に出荷するための箱または袋に梱包される、ＦＣ２００の領域であってもよい。パッキングゾーン２１１では、商品の受け取りに割り当てられた作業員（「分類作業員」）は、ピッキングゾーン２０９から商品２０８を受け取り、それがどの注文に対応するかを決定する。例えば、分離作業員は、コンピュータ１１９Ｃなどのデバイスを使用して、アイテム２０８のバーコードをスキャンすることができる。コンピュータ１１９Ｃは、どの注文アイテム２０８が関連付けられているかを視覚的に示すことができる。これは例えば、注文に対応する壁面２１６上のスペースまたは「セル」を含むことができる。注文が完了すると（例えば、セルが注文のためのすべてのアイテムを含むため）、分類作業員は、注文が完了したことを梱包作業員（または「パッカー」）に示すことができる。パッカーは、セルから商品を取り出して、出荷のために箱または袋に入れることができる。その後、パッカーは、例えば、フォークリフト、カート、台車、手押し車、コンベアベルトを介して、または他の方法で、箱または袋をハブゾーン２１３に送ることができる。

[080]ハブゾーン２１３は、パッキングゾーン２１１からすべての箱または袋（「荷物」）を受け取るＦＣ２００の領域であってもよい。ハブゾーン２１３内の作業員および／または機械は、荷物２１８を取得し、それぞれの荷物が配送エリアのどの部分に向かうかを決定し、荷物を適切なキャンプゾーン２１５に送ることができる。例えば、配送エリアに２つのより小さいサブエリアがある場合、荷物は２つのキャンプゾーン２１５のうちの１つに送られる。いくつかの実施形態では、作業員または機械は、（例えば、デバイス１１９Ａ～１１９Ｃのうちの１つを使用して）荷物をスキャンして、その最終的な宛先を決定することができる。荷物をキャンプゾーン２１５に送ることは、例えば、荷物が向かう地理的エリアの一部を（例えば、郵便番号に基づいて）決定することと、地理的エリアの一部に関連付けられたキャンプゾーン２１５を決定することとを含むことができる。

[081]キャンプゾーン２１５は、いくつかの実施形態では、１つまたは複数の建物、１つまたは複数の物理的な空間、または１つまたは複数のエリアを含むことができ、荷物は、ルートおよび／またはサブルートに分類するためにハブゾーン２１３から受け取られる。いくつかの実施形態では、キャンプゾーン２１５はＦＣ２００から物理的に分離されているが、他の実施形態では、キャンプゾーン２１５はＦＣ２００の一部を形成することができる。

[082]キャンプゾーン２１５内の作業員および／または機械は、例えば、目的地と既存のルートおよび／またはサブルートとの照合、ルートおよび／またはサブルートごとの作業負荷の算出、時刻、出荷方法、荷物２２０を出荷する費用、荷物２２０内の商品に関連付けられたＰＤＤなどに基づいて、荷物２２０がどのルートおよび／またはサブルートに関連付けられるべきかを決定することができる。いくつかの実施形態では、作業員または機械は、（例えば、デバイス１１９Ａ～１１９Ｃのうちの１つを使用して）荷物をスキャンして、その最終的な宛先を決定することができる。荷物２２０が特定のルートおよび／またはサブルートに割り当てられると、作業員および／または機械は、出荷される荷物２２０を移動させることができる。例示的な図２において、キャンプゾーン２１５は、トラック２２２、自動車２２６、ならびに配達員２２４Ａおよび２２４Ｂを含む。いくつかの実施形態では、トラック２２２は配達員２２４Ａによって運転されてもよく、配達員２２４Ａは、ＦＣ２００の荷物を配達するフルタイムの従業員であり、トラック２２２は、ＦＣ２００を所有、リース、または運用する同じ企業によって所有、リース、または操作される。いくつかの実施形態では、自動車２２６は配達員２２４Ｂによって運転されてもよく、ここで、配達員２２４Ｂは、必要に応じて（例えば、季節的に）配達する「フレックス」または臨時の作業員である。自動車２２６は、配達員２２４Ｂによって所有、リース、または操作され得る。

[083]いくつかの実施形態では、図２に示すように、ＦＣ２００のセクションのうちの１つまたは複数は、位置決めシステム２１７を含むことができる。位置決めシステム２１７は、ＦＣ内の商品の位置を決定し、ＦＣ内での商品の移動を追跡するために使用することができる複数のセンサを含むことができる。そのような実施形態では、位置決めシステム２１７のセンサは、ＦＣ内の商品の位置を追跡することと、異なるセクション間の移動を推定することとの両方に使用することができる。例えば、位置決めシステム２１７のセンサを使用して、ＦＣ２００の異なる領域間の経過時間の履歴データを記憶することができる。次に、この情報を使用して、保管ゾーンとパッキングゾーンとの間の距離または推定時間を決定することができる。

[084]図２に示すように、位置決めシステム２１７は、パッキングゾーン２１１内のセンサ２１７Ａ、ピッキングゾーン２０９内のセンサ２１７Ｂ、およびドロップゾーン２０５内のセンサ２１７Ｃを含むことができる。ただし、アイテムＦＣ２００の位置を追跡および捕捉し、推定配達日の精度を向上させたり、配達オプションの利用可能性を最大化することを目的として、ＦＣ２００の様々な領域にさらに多くのセンサを配置することができる。

[085]図３は、開示された実施形態と一致する、例示的なシステム３００のブロック図である。システム３００において、スケジューリングシステム３２０は、リアルタイムクライアントデバイスのデータストリームからの商品要求を処理して、例えば、夜明け配達が利用可能かどうか、ＰＤＤ、または商品の推定配達日を決定することができる。システムはまた、推定配達データを含むようにウェブページを表示または修正するための命令を生成することができる。システム３００は、スケジューリングシステム３２０、オンラインリソース３４０、クライアントデバイス３５０、サードパーティシステム３６０、アイテム位置決めシステム３９０、およびデータベース３８０を含むことができる。いくつかの実施形態では、図３に示すように、システム３００の構成要素は、ネットワーク３７０に接続されてもよい。しかしながら、他の実施形態では、システム３００の構成要素は、ネットワーク３７０なしで互いに直接接続されてもよい。例えば、データベース３８０は、スケジューリングシステム３２０に直接結合されてもよい。

[086]いくつかの実施形態では、スケジューリングシステム３２０は、システム１００（図１Ａ）の構成要素のうちの１つまたは複数で実装されてもよい。例えば、スケジューリングシステム３２０は、ＳＡＴシステム１０１、外部フロントエンドシステム１０３、ＦＯシステム１１３、ＳＣＭシステム１１７、および／またはＷＭＳ１１９（図１Ａ）を含むことができる。他の実施形態では、スケジューリングシステム３２０は、配達日を推定し、ＰＤＤを生成し、および／またはクライアントデバイス３５０のためのウェブページを更新もしくは生成するための動作を実行するように構成された１つまたは複数の独立したサーバで実装されてもよい。

[087]オンラインリソース３４０は、ウェブページホスティング、ネットワーキング、クラウド、またはバックアップサービスのプロバイダなどのエンティティによって提供される１つまたは複数のサーバまたはストレージサービスを含むことができる。いくつかの実施形態では、オンラインリソース３４０は、認証サービス、ドメインネームシステム（ＤＮＳ）、またはランディングページ用のウェブページを格納するホスティングサービスまたはサーバに関連付けられてもよい。他の実施形態では、オンラインリソース３４０は、クラウドコンピューティングサービスに関連付けられてもよい。さらに他の実施形態では、オンラインリソース３４０は、例えば、Ａｐｐｌｅ Ｐｕｓｈ Ｎｏｔｉｆｉｃａｔｉｏｎ Ｓｅｒｖｉｃｅ、Ａｚｕｒｅ Ｍｏｂｉｌｅ Ｓｅｒｖｉｃｅｓ、またはＧｏｏｇｌｅ Ｃｌｏｕｄ Ｍｅｓｓａｇｉｎｇなどのメッセージングサービスに関連付けることができる。そのような実施形態では、オンラインリソース３４０は、デジタル著作権管理の処理など、開示された実施形態の機能に関連するメッセージおよび通知の配信を処理することができる。

[088]クライアントデバイス３５０は、開示された実施形態と一致する１つまたは複数の動作を実行するように構成された１つまたは複数のコンピューティングデバイスを含むことができる。例えば、クライアントデバイス３５０は、デスクトップコンピュータ、ラップトップ、サーバ、モバイルデバイス（例えば、タブレット、スマートフォンなど）、セットトップボックス、ゲームデバイス、ウェアラブルコンピューティングデバイス、または他の種類のコンピューティングデバイスを含むことができる。いくつかの実施形態では、クライアントデバイス３５０は、ユーザデバイス１０２（図１Ａ）を含み、システム１００の一部として動作することができる。しかしながら、他の実施形態では、クライアントデバイス３５０は、システム１００から独立していてもよい。クライアントデバイス３５０は、クライアントデバイス３５０に含まれるメモリなどのメモリに記憶されたソフトウェア命令を実行して、後述する機能を実施するための動作を実行するように構成された１つまたは複数のプロセッサを含むことができる。例えば、クライアントデバイス３５０は、スケジューリングシステム３２０によって生成された配達日推定を含むグラフィカルユーザインターフェースをウェブページに表示するように構成することができる。さらに、クライアントデバイス３５０は、有線および／または無線通信用に構成することができ、プロセッサによって実行されるとインターネット関連通信（例えば、ＴＣＰ／ＩＰ）およびコンテンツ表示プロセスを実行するソフトウェアを含むことができる。例えば、クライアントデバイス３５０は、商品情報とのインターフェースを生成して表示するブラウザソフトウェアを実行することができる。したがって、クライアントデバイス３５０は、クライアントデバイス３５０がネットワーク３７０を介してコンポーネントと通信し、クライアントデバイス３５０に含まれる表示デバイスを介してインターフェースにコンテンツを表示することを可能にするアプリケーションを実行することができる。

[089]いくつかの実施形態では、図４に関連してさらに開示されるように、クライアントデバイス３５０は、スケジューリングシステム３２０と対話するように特に構成されたアプリケーションを実行することができる。また、クライアントデバイス３５０は、一つ以上のアカウントを記憶してもよい。例えば、クライアントデバイス３５０は、顧客の配達設定、顧客の位置、顧客アカウント、および顧客識別に関する情報を記憶することができる。

[090]開示された実施形態は、クライアントデバイス３５０の特定の構成に限定されない。例えば、クライアントデバイス３５０は、スケジューリングシステム３２０および／またはオンラインリソース３４０によって提供される機能を提供する動作を実行するためにモバイルアプリケーションを格納および実行するモバイルデバイスであってもよい。特定の実施形態では、クライアントデバイス３５０は、ＧＰＳ位置などの位置サービスに関するソフトウェア命令を実行するように構成することができる。例えば、クライアントデバイス３５０は、地理的位置を決定し、位置データおよび位置データに対応するタイムスタンプデータを提供するように構成することができる。クライアントデバイス３５０は、図４に関連してさらに説明される。

[091]データベース３８０は、推定配達日およびそれらのそれぞれの受付終了時間を計算および／または取得するためのスケジューリングシステム３２０のデータの提供と一致する動作を実行するように適切なソフトウェアで構成された１つまたは複数のコンピューティングデバイスを含むことができる。データベース３８０は、例えば、Ｏｒａｃｌｅ（商標）データベース、Ｓｙｂａｓｅ（商標）データベース、またはＨａｄｏｏｐ（商標）シーケンスファイル、ＨＢａｓｅ（商標）もしくはＣａｓｓａｎｄｒａ（商標）などの他のリレーショナルデータベースもしくは非リレーショナルデータベースを含むことができる。データベース３８０は、データベースのメモリデバイスに記憶されたデータに対する要求を受信および処理し、データベースからデータを提供するように構成されたコンピューティング構成要素（例えば、データベース管理システム、データベースサーバなど）を含むことができる。

[092]データベース３８０は別々に示されているが、いくつかの実施形態では、データベース３８０は、スケジューリングシステム３２０またはオンラインリソース３４０に含まれるか、そうでなければ関連してもよい。

[093]データベース３８０は、配達日またはＰＤＤ推定を容易にするために、ユーザアカウントまたは商品に関連付けられたデータを収集および／または保持するように構成することができる。例えば、データベース３８０は、システム３００のユーザのユーザプロファイルに関する情報を記憶することができる。データベース３８０はまた、ＦＣ内の商品の位置、推定パッキング時間、および夜明け配達のための受付終了時間などの特定の配達のための受付終了時間を指定するデータ構造を記憶することができる。データベース３８０はまた、類似の商品および郵便番号の対を有する配達日推定要求に迅速に応答するために、特定の商品および対応する郵便番号の以前に計算された配達日の場所に関する他の情報を記憶することができる。データベース３８０は、例えば、オンラインリソース３４０またはサードパーティシステム３６０を含む様々なソースからデータを収集することができる。さらに、データベース３８０は、クライアントデバイス３５０オペレーティングシステムに関する情報を含むことができる。データベース３８０は、図５に関連して以下でさらに説明される。

[094]いくつかの実施形態では、サードパーティシステム３６０は、システム１００の１つまたは複数の要素を含むことができる。例えば、サードパーティシステム３６０は、３ＰＬシステム１２１Ａ～１２１Ｃを含み得る。追加的または代替的に、サードパーティシステム３６０は、サービスのプロバイダまたはフルフィルメントセンタなどのスケジューリングシステム３２０に関連するエンティティによって提供される１つまたは複数のサーバまたはストレージサービスを含むことができる。サードパーティシステム３６０はまた、ネットワーク３７０を介してシステム３００に接続されてもよいが、他の実施形態では、サードパーティシステム３６０は、システム３００のいくつかの要素との直接接続を含んでもよい。例えば、遅延またはネットワーク輻輳を最小限に抑えるために、サードパーティシステム３６０は、スケジューリングシステム３２０とプライベートネットワークで接続されてもよい。さらに、サードパーティシステム３６０は、スケジューリングシステム３２０またはシステム３００の他の要素に情報を提供および／または要求するように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、サードパーティシステム３６０はネットワーク３７０にも結合されてもよいが、スケジューリングシステム３２０のクライアントでなくてもよい。代わりに、サードパーティシステム３６０は、スケジューリングシステム３２０のユーザまたはクライアントの情報を含むシステムを含むことができる。例えば、サードパーティシステム３６０は、商品配達がサードパーティ請負業者を含む場合にスケジューリングシステム３２０によって使用され得る、ＦｅｄＥｘ（商標）などの配達請負業者のサーバを含んでもよい。同様に、システム１００（図１）のフルフィルメントセンタ内で商品が利用できない場合、サードパーティシステム３６０は、独自の計算を実行し、スケジューリングシステム３２０に仮配達日またはＰＤＤについて通知することができる。

[095]アイテム位置決めシステム３９０は、ＦＣ内の商品の位置を決定および／または記憶するためのセンサおよびプロセッサを含むことができる。例えば、アイテム位置決めシステム３９０は、センサ２１７Ａ～２１７Ｃ（図２）を含むことができる。代替的または追加的に、アイテム位置決めシステム３９０は、棚の画像をキャプチャし、画像認識方法を使用して商品を識別し、ＦＣ内の商品の位置を決定するカメラを含むことができる。さらに、アイテム位置決めシステム３９０は、スキャンデバイスに結合され、商品のスキャンイベントを監視することによってＦＣ内の商品の位置を追跡することができる。さらに、アイテム位置決めシステム３９０は、スケジューリングシステム３２０と通信して、特定の配達時間に対する受付終了時間の推定を容易にする情報を提供するか、またはより正確なＰＤＤを提供することができる。

[096]ネットワーク３７０は、システム３００の構成要素間の通信を提供するように構成された任意のタイプのネットワークであってもよい。例えば、ネットワーク３７０は、インターネット、ローカルエリアネットワーク、近距離無線通信（ＮＦＣ）、光コードスキャナ、またはシステム３００の構成要素間の情報の送受信を可能にする他の適切な接続などの、通信を提供し、情報を交換し、および／または情報の交換を容易にする任意の種類のネットワーク（インフラストラクチャを含む）であってもよい。他の実施形態では、システム３００の１つまたは複数の構成要素は、専用通信リンクを介して直接通信することができる。さらに他の実施形態では、ネットワーク３７０は、例えば１つまたは複数のネットワークを編成する複数のネットワークを含むことができる。

[097]システム３００の機能的構成要素の構成および境界は、説明の便宜上、本明細書で定義されていることを理解されたい。指定された機能およびそれらの関係が適切に実行される限り、代替の境界を定義することができる。代替物（本明細書に記載されたものの均等物、拡張、変形、偏差などを含む）が明らかであろう。そのような代替形態は、開示された実施形態の範囲内に含まれる。

[098]ここで図４を参照すると、開示された実施形態と一致する、例示的なクライアントデバイス３５０（図３）のブロック図が示されている。いくつかの実施形態では、クライアントデバイス３５０は、ユーザデバイス１０２（図１Ａ）を実装することができる。

[099]一実施形態では、クライアントデバイス３５０は、１つまたは複数のプロセッサ４０２、１つまたは複数の入力／出力（Ｉ／Ｏ）デバイス４０４、および１つまたは複数のメモリ４１０を含むことができる。いくつかの実施形態では、クライアントデバイス３５０は、スマートフォンもしくはタブレット、汎用コンピュータ、またはこれらの構成要素の任意の組み合わせなどのモバイルコンピューティング装置の形態をとることができる。あるいは、クライアントデバイス３５０（またはクライアントデバイス３５０を含むシステム）は、開示された実施形態と一致する１つまたは複数の動作を実行するソフトウェア命令の記憶、実行、および／または実装に基づいて、特定の装置、組み込みシステム、専用回路などとして構成されてもよい。いくつかの実施形態によれば、クライアントデバイス３５０は、開示された実施形態と一致するウェブサイトにアクセスするウェブブラウザまたは同様のコンピューティングデバイスを含むことができる。

[0100]プロセッサ４０２は、Ｉｎｔｅｌ（商標）、ＮＶＩＤＩＡ（商標）によって製造されたモバイルデバイスマイクロプロセッサ、または他の製造業者からの様々なプロセッサなどの、１つまたは複数の既知の処理デバイスを含むことができる。開示された実施形態は、クライアントデバイス３５０に構成された特定のタイプのプロセッサに限定されない。

[0101]メモリ４１０は、開示された実施形態に関連する機能を実行するためにプロセッサ４０２によって使用される命令を記憶するように構成された１つまたは複数のストレージデバイスを含むことができる。例えば、メモリ４１０は、プロセッサ４０２によって実行されると動作を実行することができるプログラム４１２などの、１つまたは複数のソフトウェア命令で構成することができる。開示された実施形態は、専用タスクを実行するように構成された別個のプログラムまたはコンピュータに限定されない。例えば、メモリ４１０は、クライアントデバイス３５０の機能を実行する単一のプログラム４１２を含むことができ、またはプログラム４１２は、複数のプログラムを含むことができる。メモリ４１０はまた、クライアントデバイス３５０を、システム３００の他の要素と通信するまたは対話する動作を実行するように構成することができるクライアントアプリケーション４１４を含むことができる。例えば、クライアントアプリケーション４１４は、図７に関連してさらに説明されるように、スケジューリングシステム３２０と通信する、および／または商品情報要求を生成するための命令を指定することができる。さらに、クライアントアプリケーション４１４は、クライアントデバイス３５０でグラフィカルユーザインターフェース（ＧＵＩ）を生成するため、または表示されたＧＵＩを変更するための命令を解釈することができる。メモリ４１０はまた、配達日推定またはＰＤＤをクライアントデバイスに割り当てるためにスケジューリングシステム３２０によって使用され得るデータ４１６を記憶することができる。

[0102]特定の実施形態では、メモリ４１０は、スケジューリングシステム３２０にアクセスまたは要求を送信するための命令を記憶することができる。例えば、メモリ４１０は、ＴＣＰ／ＩＰを介してスケジューリングシステム３２０と通信するアプリケーションを含むことができる。さらに、他のソフトウェア構成要素は、スケジューリングシステム３２０に情報を要求し、またはクライアントデバイス３５０の位置を決定するように構成されてもよい。例えば、これらのソフトウェア命令は、プロセッサ４０２によって実行されると、情報を処理して、商品またはＰＤＤの利用可能な配達オプションをウェブページに表示することができる。ソフトウェア命令はまた、クライアントデバイス３５０に表示されているウェブページを変更するためのスクリプトを実装することができる。

[0103]Ｉ／Ｏデバイス４０４は、クライアントデバイス３５０によるデータの受信および／または送信を可能にし、クライアントデバイス３５０がシステム３００の他の構成要素などの他のマシンおよびデバイスと通信することを可能にするように構成された１つまたは複数のデバイスを含むことができる。例えば、Ｉ／Ｏデバイス４０４は、荷物の配達を確認したり、ユーザに情報を提供したりするための画面を含んでもよい。Ｉ／Ｏデバイス４０４はまた、ＮＦＣ通信のための構成要素を含むことができる。Ｉ／Ｏデバイス４０４はまた、ユーザがタッチ感知領域、ボタン、またはマイクロフォンなどの、クライアントデバイス３５０と対話することを可能にする１つまたは複数のデジタルおよび／またはアナログデバイスを含むことができる。Ｉ／Ｏデバイス４０４はまた、クライアントデバイス３５０の向きおよび慣性を検出するための１つまたは複数の加速度計を含むことができる。Ｉ／Ｏデバイス４０４はまた、スケジューリングシステム３２０と対話するための当技術分野で知られている他の構成要素を含むことができる。

[0104]いくつかの実施形態では、クライアントデバイス３５０はまた、画像をキャプチャし、ユーザが望む商品の識別に使用され得るカメラ４２０を含むことができる。そのような識別は、配達日推定またはＰＤＤ計算をトリガすることができる。追加的または代替的に、クライアントデバイス３５０は、ユーザがクライアントデバイス３５０のロックを解除して自分のアカウントにアクセスし、情報の要求を送信し、アイテムを購入できるようにする指紋センサ４３０を含むことができる。カメラ４２０および指紋センサ４３０の両方は、プロセッサ４０２によって操作され、暗号化セキュリティを使用して、ユーザが指紋またはカメラ情報に外部からアクセスすることを不可能にすることができる。

[0105]クライアントデバイス３５０の構成要素は、当業者には明らかなように、ハードウェア、ソフトウェア、またはハードウェアとソフトウェアの両方の組み合わせで実装されてもよい。

[0106]ここで図５を参照すると、開示された実施形態と一致する、例示的なデータベース３８０（図３）のブロック図が示されている。いくつかの実施形態では、データベース３８０は、システム１００の要素に含まれてもよい。例えば、データベース３８０は、ＦＯシステム１１３またはＷＭＳ１１９（図１Ａ）の一部であってもよい。

[0107]データベース３８０は、通信デバイス５０２と、１つまたは複数のデータベースプロセッサ５０４と、１つまたは複数のデータベースプログラム５１２およびデータ５１４を含むデータベースメモリ５１０とを含むことができる。データベース３８０は、ＨＢａｓｅ、ＭｏｎｇｏＤＢ（商標）またはＣａｓｓａｎｄｒａ（商標）などのＮｏＳＱＬデータベースを含むことができる。あるいは、データベース３８０は、Ｏｒａｃｌｅ、ＭｙＳＱＬ、およびＭｉｃｒｏｓｏｆｔ ＳＱＬ Ｓｅｒｖｅｒなどのリレーショナルデータベースを含むことができる。

[0108]いくつかの実施形態では、データベース３８０は、サーバ、汎用コンピュータ、メインフレームコンピュータ、またはこれらの構成要素の任意の組み合わせの形態をとることができる。いくつかの実施形態では、データベース３８０は、スケジューリングシステム３２０などのシステム３００の他の要素内に含まれる。開示された実施形態と一致する他の実装も可能である。

[0109]いくつかの実施形態では、データベース３８０は、非リレーショナルデータベースと埋込みデータベースの両方を含み得る。例えば、データベース３８０は、Ｈｂａｓｅなどの非リレーショナルデータベースと、ＲｏｃｋｓＤＢ（例えば、キーバリューストアデータベース）などの埋込みデータベースとを含むことができる。

[0110]通信デバイス５０２は、オンラインリソース３４０、スケジューリングシステム３２０、またはＳＣＭシステム１１７など、システム３００またはシステム１００の１つまたは複数の構成要素と通信するように構成されてもよい。特に、通信デバイス５０２は、スケジューリングシステム３２０に、注文情報、ユーザ設定および特権、ＦＣ内の商品の位置、および／または同様の郵便番号および商品照会の過去の推定値を提供するように構成することができる。

[0111]データベース３８０の構成要素は、ハードウェア、ソフトウェア、またはハードウェアとソフトウェアの両方の組み合わせで実装されてもよい。例えば、データベース３８０の１つまたは複数の構成要素は、コンピュータ処理命令モジュールとして実装されてもよいが、データベース３８０の機能の全部または一部は、代わりに専用の電子機器ハードウェアに実装されてもよい。

[0112]データベースメモリ５１０は、配達推定日、スケジューリングシステム３２０によって受信または生成されたＰＤＤ、またはＦＣ内の異なるゾーンに関連する受付終了時間に基づいてウェブページを更新する命令を含み得るプログラム５１２を含むことができる。さらに、データベースメモリ５１０は、システム３００の要素間の通信のための命令を含むことができる。例えば、データベースメモリ５１０は、クライアントデバイス３５０とスケジューリングシステム３２０との間の通信のための命令を含むことができる。さらなるプログラム５１２は、スケジューリングシステム３２０によって処理されるときに、リアルタイムで情報を記憶するための命令を含むことができる。

[0113]データ５１４はまた、オンラインリソース３４０、またはクライアントデバイス３５０からのユーザアカウントなどのウェブページに関連付けられたデータであってもよい。データ５１４は、例えば、以前の配達推定計算、ＦＣ内の商品の利用可能な配達オプション、または郵便番号に関連付けられた以前のＰＤＤに関する情報を含むことができる。データ３１４はまた、フルフィルメントセンタの容量および注文可用性を評価するためのコンテンツファイルおよび蓄積変数を含むことができる。

[0114]図６は、開示された実施形態と一致する、例示的な配達推定日配信のプロセスフロー図である。いくつかの実施形態では、システム１００、またはシステム１００の一部は、推定配達日を決定するための計算を実行することができる。次いで、システム１００は、クライアントとの対話のためのウェブページを生成するオンラインモジュール６００にＰＤＤ情報を送信することができる。

[0115]いくつかの実施形態では、図６に示すように、システム１００の要素は、推定配達日を生成するために、または利用可能な配達オプションを識別するために互いに通信することができる。例えば、外部フロントエンドシステム１０３は、ユーザデバイス１０２Ａ～１０２Ｂ（図１Ａ）から配達推定の要求を受信することができる。次いで、要求は、図９に関連してさらに説明されるように、選択されたフルフィルメントセンタおよび推定配達時間を決定することができるＦＯシステム１１３に送信されることができる。次いで、ＦＯシステム１１３は、選択されたフルフィルメントセンタおよび推定配達日を、フルフィルメントメッセージングゲートウェイ１１５に送信することができる。次いで、フルフィルメントメッセージングゲートウェイ１１５は、情報をオンラインモジュール６００に送信することができる。

[0116]オンラインモジュール６００は、検索結果ページ（ＳＲＰ）モジュール６０４、単一表示ページ（ＳＤＰ）モジュール６０６、注文管理モジュール６０８、およびショッピングカートモジュール６１０を含むことができる。モジュールの各々は、消費者に表示するための異なるウェブページを生成することができる。例えば、ＳＲＰモジュール６０４は、ユーザデバイス１０２の結果ページ（図１Ｂに関連して説明したものと同様）を生成することができ、ＳＤＰモジュール６０６は、ユーザデバイス１０２の単一の商品ウェブページ（図１Ｃに関連して説明したものと同様）を生成することができる。同様に、注文管理モジュール６０８は、（図１Ｅに関連して説明したものと同様の）注文ページを生成または更新することができ、ショッピングカートモジュール６１０は、（図１Ｄに関連して説明したものと同様の）カートページを生成または更新することができる。したがって、オンラインモジュール６００の各々は、推定配達日を表示し、配達オプションを表示し、システム１００から受信したＰＤＤを表示し、または配達オプションに関連する受付終了時間を表示するために、ウェブページにハイパーメディア要素を組み込むことができる。

[0117]さらに、オンラインモジュール６００の各々は、推定配達日を受信するときに異なる動作を実行することができる。例えば、ＰＤＤを受信した後、ＳＲＰモジュール６０４は、将来の検索のために、類似の商品および／または類似の場所のＰＤＤおよび／または配達受付終了時間をキャッシュメモリに記憶することができる。次に、ＳＲＰモジュール６０４が、ＰＤＤまたは推定配達日と関連付けられた受付終了時間内に、同じまたは類似の郵便番号および商品を有する検索要求を受信すると、ＳＲＰモジュール６０４は、システム１００に問い合わせる必要がない。代わりに、ＳＲＰモジュール６０４は、以前の情報に基づいて検索ウェブページを直ちに更新することができる。逆に、ＳＤＰモジュール６０６は、ＰＤＤまたは配達推定を受信したときに商品ウェブページを更新するためのファイルを生成することができる。例えば、ＳＤＰモジュール６０６は、商品ウェブページを更新するＪａｖａＳｃｒｉｐｔまたはＨＴＭＬファイルを生成することができる。さらにＳＤＰモジュール６０６は、クロックまたはタイマーを開始して、配達日推定が期限切れであるかどうかを決定することができる。そのような実施形態では、ＳＤＰモジュール６０６は、必要に応じて（例えば、推定配達時間が期限切れである）単一の商品ウェブページを更新するための第２のファイルを生成することができる。

[0118]さらに、注文管理モジュール６０８はまた、システム１００からのＰＤＤまたは推定配達日の受信に応答することができる。例えば、推定配達日の受信に応答して、注文管理モジュール６０８は、選択されたフルフィルメントセンタのための電子メッセージを準備することができる。この準備メッセージは、注文が受信された場合に展開されるように構成することができる。このようにして、オンラインモジュール６００は、注文とフルフィルメントセンタへの送信との間の遅延を最小限に抑えることによって、潜在的な注文に備え、ＰＤＤを満たすことを容易にすることができる。いくつかの実施形態では、注文管理モジュール６０８は、ＳＡＴシステム１０１（図１Ａ）に結合されてもよく、準備メッセージは、注文が受信されるとすぐにＳＡＴシステム１０１に転送されてもよい。さらに、ショッピングカートモジュール６１０は、配達日情報を使用してカートウェブページを更新するためのスクリプトを生成することができる。例えば、ショッピングカートモジュール６１０は、推定配達日の有効期限時間に基づいてタイマーおよび／またはカウンタを含むようにカートウェブページを修正することができる。代替的または追加的に、ショッピングカートモジュール６１０は、ＦＣ内の商品位置に基づいて複数の配達オプションの受付終了時間を示すようにウェブサイトを修正することができる。

[0119]図７は、開示された実施形態と一致する、商品配達推定の要求を処理するための例示的なプロセス７００のフローチャートである。いくつかの実施形態では、システム３００の要素はプロセス７００を実行することができる。例えば、以下の説明に開示されるように、スケジューリングシステム３２０は、プロセス７００を実行することができる。しかしながら、これはプロセス７００の単なる例示的な例であり、他の実施形態では、システム１００またはシステム１００の一部がプロセス７００を実行してもよい。例えば、出荷権限技術システム１０１、ＦＯシステム１１３、および／または注文追跡システム１１１（図１Ａ）は、プロセス７００のステップのうちの１つまたは複数を実行することができる。

[0120]ステップ７０２において、スケジューリングシステム３２０は、リモートデバイスから商品情報の要求を受信することができる。例えば、クライアントデバイス３５０のユーザがウェブページをナビゲートすると、クライアントデバイス３５０は、商品情報の要求をスケジューリングシステム３２０に送信することができる。さらに、要求は、ユーザ名、郵便番号、および物理的位置を含むことができる。代替的または追加的に、スケジューリングシステム３２０は、オンラインリソース３４０から要求を受信することができる。オンラインリソース３４０は、スケジューリングシステム３２０と通信して、商品および推定配達情報を要求してウェブページを準備することができる。さらに、オンラインモジュール６００は、商品情報、推定配達、および／または商品の入手可能性の要求を送信することができる。

[0121]ステップ７０４において、スケジューリングシステム３２０は、ステップ７０２で要求から受信した情報に基づいて、配達推定の要求を送信することができる。スケジューリングシステム３２０は、要求を準備し、システム３００またはシステム１００の他の要素に送信することができる。例えば、スケジューリングシステム３２０は、ＦＯシステム１１３のための推定配達日およびＰＤＤの要求を準備することができる。そのような実施形態では、ＦＯシステム１１３は、以前に計算された異なる商品の複数の配達日を含むメモリ内ストレージを含む第２のシステムとして機能することができる。代替的または追加的に、ＦＯシステム１１３はまた、商品の位置および配達オプションのための関連する受付終了時間の記録を含むことができる。さらに、スケジューリングシステム３２０は、フロントエンド部分およびバックエンド部分を含むことができる。そのような実施形態では、フロントエンドは、要求を受信および処理するように構成されてもよく、バックエンドは、ＰＤＤを計算するか、または配達受付終了時間を推定するように構成されてもよい。ＦＯシステム１１３と同様に、スケジューリングシステム３２０のバックエンド部分は、要求が期限切れになっていない以前の要求と同様であるときはいつでも計算を最小化するために、異なる商品の複数の配達日を含むことができる。

[0122]いくつかの実施形態では、ステップ７０４の配達推定の要求は、特定のタイプのフルフィルメントセンタに向けられてもよい。例えば、ステップ７０２で要求と共に受信された商品情報は、生鮮食品（例えば、果物、野菜、他の種類の農産物および／または他の傷みやすいアイテムなどの生産物）に関連付けられてもよい。商品情報の要求が生鮮食品に関連付けられている場合、スケジューリングシステム３２０は、生鮮食品の配達推定の要求を調整し、それを特定のフルフィルメントセンタに送信することができる。例えば、スケジューリングシステム３２０が、クライアントが生鮮食品の情報を要求していると決定した場合、スケジューリングシステム３２０は、顧客領域をリモートデバイスに関連付け、顧客領域にサービスを提供する生鮮フルフィルメントセンタ（すなわち、生鮮食品を運ぶフルフィルメントセンタ）を決定することができる。次いで、スケジューリングシステム３２０は、配達推定の要求を生鮮フルフィルメントセンタに送信することができる。

[0123]さらに、いくつかの実施形態では、ステップ７０４の配達推定の要求は、フルフィルメントセンタの位置または能力に基づいて、特定のフルフィルメントセンタに向けられてもよい。例えば、いくつかの要求は、特定の配達タイプに関連付けられ得る。特定の配達タイプは、すぐに期限切れになる可能性がある商品のための「フレッシュ」配達、または「夜明け」配達を含むことができる。フレッシュ配達および夜明け配達は、ユーザが傷みやすい商品を入手すること、または翌日の夜明けまでにアイテムを受け取ることを可能にする、特定の顧客アカウントのためのサービスであり得る。例えば、夜明け配達がユーザに利用可能な場合、配達は午前７時などの所定の時間までに保証され得る。したがって、商品情報の要求が夜明け配達サービスに関連付けられている場合、スケジューリングシステム３２０は、位置に基づいてフルフィルメントセンタに向けられた特定の要求を作成することができる。

[0124]生鮮または夜明け配達などの特定の配達タイプは、非特定の配達タイプとは異なる配達プロセスまたはメカニズムをトリガすることができる。例えば、夜明け配達の場合、スケジューリングシステム３２０は、夜明け受付終了時間に基づいてシステム３００内のフルフィルメントセンタを選択することができる。そのような実施形態では、スケジューリングシステム３２０は、夜明け受付終了時間前にフルフィルメントセンタから注文された商品が翌日の夜明けまでに配達され得ると決定することができる。さらに、スケジューリングシステム３２０は、追跡システムを使用して、商品時間およびＦＣ内のその位置に基づいて各商品の特定の受付終了時間を決定することができる。しかし、スケジューリングシステム３２０は、商品またはＦＣ位置の受付終了時間後にフルフィルメントセンタから注文された商品を夜明けまでに配達することができないと決定することができる。さらに、システム３００内のフルフィルメントセンタは、設計されたカバレッジエリアを有することができる。フルフィルメントセンタの夜明け受付終了時間およびカバレッジエリアに基づいて、スケジューリングシステム３２０は、ステップ７０４において、商品情報の要求を特定のフルフィルメントセンタにルーティングすることができる。例えば、スケジューリングシステム３２０は、フルフィルメントセンタとリモートデバイスとの間の距離に基づいて、夜明け配達要求を受け入れることができるフルフィルメントセンタを識別することができる。遠くにあるフルフィルメントセンタでは早期に締め切られる可能性があるが、近くのフルフィルメントセンタでは遅めの締切になる可能性がある。したがって、スケジューリングシステム３２０は、ステップ７０４において、夜明けまでに注文を完了することができるフルフィルメントセンタにのみ配達推定の要求を指示することができる。

[0125]夜明け配達のための受付終了時間およびサービス領域を有するフルフィルメントセンタを配置することにより、スケジューリングシステム３２０は、夜明け配達要求を解決するときにネットワーク輻輳を最小限に抑えることができる。フルフィルメントセンタブローカに要求を送信する前に決定を実行することにより、スケジューリングシステム３２０は、時間に非常に敏感であり得る夜明け配達を処理するときの通信の数を最小限に抑えることができる。さらに、ＦＣ内の特定の領域および／または特定の商品に対する受付終了時間を有することにより、全体のＦＣワークフローに影響を与えることなく、より高いレベルの出荷のカスタマイズまたは微調整が可能になる。

[0126]ステップ７０６において、スケジューリングシステム３２０は、配達推定、ＰＤＤ、または配達受付終了時間を受信することができる。例えば、スケジューリングシステム３２０は、ＦＯシステム１１３から夜明け配達のための受付終了時間を受信することができる。あるいは、スケジューリングシステム３２０は、データベース３８０またはＦＯシステム１１３からＰＤＤを受信することができる。さらに、スケジューリングシステム３２０がバックエンド計算機およびフロントエンドゲートウェイを有する実施形態では、スケジューリングシステム３２０のフロントエンド部分は、バックエンド部分から計算された推定配達日を受信することができる。ステップ７０６で受信された配達推定またはＰＤＤは、ＰＤＤを満たすため、または有効な予測配達日を有するために注文をいつ受け取る必要があるかを指定する有効期限または受付終了時間を含むことができる。この受付終了時間は、例えば、アイテム位置決めシステム３９０（図３）によって決定されるようなＦＣ内の商品の位置に基づいて決定することができる。したがって、推定配達日は、商品の配達を保証する期限がいつであるかを指定する、各商品の条件付きの有効期限または受付終了時間を含むことができる。

[0127]ステップ７０８において、スケジューリングシステム３２０は、配達オプションの推定配達日または受付終了時間を含む電子メッセージを生成することができる。電子メッセージは、ステップ７０２でクエリを生成したリモートシステム用に特にフォーマットされてもよい。例えば、スケジューリングシステム３２０は、クライアントデバイス３５０が商品情報を要求したときに、クライアントデバイス３５０に対して電子メッセージを生成することができる。電子メッセージは、ＴＣＰ／ＩＰメッセージ、ＳＭＳメッセージ、または他の同様の電子通信を含むことができる。ステップ７０８で生成された電子メッセージは、図１６に関連してさらに説明されるように、商品情報および配達情報を有するＨＴＭＬファイルまたはＪａｖａＳｃｒｉｐｔを含むことができる。いくつかの実施形態では、ＨＴＭＬファイルは、商品情報、配達日推定、およびウェブページを修正するための命令を含むことができる。そのような実施形態では、修正命令は、ウェブページのタイプ（ウェブページのタイプは、検索結果ページ、単一詳細ページ、カートページ、または注文ページのうちの１つである）を識別すること、およびウェブページのタイプに基づいてウェブページを修正することを含むことができる。

[0128]さらに、ステップ７０８の電子メッセージは、リモートデバイス内のウェブページを生成または変更するための命令を指定することができる。いくつかの実施形態では、ＨＴＭＬファイルまたはＪａｖａＳｃｒｉｐｔは、新しいウェブページを生成する代わりにウェブページを修正するように構成可能であり得る。例えば、図１Ｂで説明したように、クライアントデバイス３５０のユーザが商品を表示するウェブページを閲覧しているとき、電子メッセージは、推定配達日が計算されるときにウェブページの更新されたバージョンを送信する代わりに、ウェブページを修正する命令を含むことができる。そのような実施形態は、ネットワーク輻輳を最小限に抑えることによって動的ウェブページを生成する技術分野を改善することができる。さらに、いくつかの実施形態では、ウェブサイトを修正するための命令は、商品情報に基づいて生鮮、夜明け、第１の時間帯配達、または非生鮮夜明けインジケータを含むように商品アイコンを変更することを含み得る。

[0129]ステップ７１０において、スケジューリングシステム３２０は、ステップ７０８の電子メッセージをリモートデバイスに送信することができる。例えば、ステップ７０８で生成されたＨＴＭＬまたはＪａｖａＳｃｒｉｐｔファイルは、クライアントデバイス３５０が商品情報を要求したときにクライアントデバイス３５０に送信されてもよい。夜明け配達オプションを使用する実施形態では、スケジューリングシステム３２０は、ステップ７１０でユーザと通信するための特定の命令を実行することができる。例えば、クライアントデバイス３５０のユーザが夜明け配達を受信するように設定されている場合、スケジューリングシステム３２０は、２つの設定をアクティブ化することができる。第１に、スケジューリングシステム３２０は、夜明けまでに配達される商品を識別し、例えば午前７時までの配達などの夜明け配達の約束を発行することができる。さらに、スケジューリングシステム３２０は、図１２に関連してさらに説明されるように、夜明け配達の約束を示すためにグラフィカルユーザインターフェースを修正することができる。第２に、夜明け配達を履行するとき、スケジューリングシステム３２０は、メッセージングサービス（Ｇｏｏｇｌｅ Ｃｌｏｕｄ Ｍｅｓｓａｇｉｎｇ（ＧＣＭ）またはＡｐｐｌｅ Ｐｕｓｈ Ｎｏｔｉｆｉｃａｔｉｏｎ ｓｅｒｖｉｃｅ（ＡＰＮ）など）をプログラムして、既定の時間に顧客にプッシュ通知を送信することができる。そのような実施形態では、スケジューリングシステム３２０は、配達情報、配達されたパッケージの写真、および／または配達に関連するデータを含むようにプッシュ通知をプログラムすることができる。さらに、スケジューリングシステム３２０は、チェックアウト中に設定することができるユーザ設定に基づいてプッシュ／テキスト通知をプログラムおよび生成することができる。例えば、ユーザは、プッシュ通知の時間、またはプッシュ通知に加えてＳＭＳを希望するかどうかを選択することができる。代替的なユーザ選択は、配達が例えば午前４時に予定されている場合でも、荷物が配達された直後にプッシュ通知とＳＭＳの両方を受信することを含むことができる。

[0130]ステップ７１２において、スケジューリングシステム３２０は、肯定応答を受信することができる。例えば、スケジューリングシステム３２０は、電子メッセージが受信されたという確認応答をクライアントデバイス３５０から受信することができる。さらに、確認応答の受信に基づいて、スケジューリングシステム３２０は、商品時間に関連する受付終了時間に基づいてタイマーを開始することができる。この構成では、スケジューリングシステム３２０は、推定配達日の期限切れを監視するために使用される必要があるタイマーの数のリソースを節約することができる。推定配達日またはＰＤＤのタイマーを直ちに開始する代わりに、スケジューリングシステム３２０は、クライアントデバイス３５０が推定配達日を受信および／または表示したことを確認したときにのみタイマーを開始することによって、計算リソースの利用を最小限に抑えることができる。

[0131]ステップ７１４において、スケジューリングシステム３２０は、商品の注文が受信されたかどうかを決定することができる。例えば、スケジューリングシステム３２０は、注文データストリーム内の注文要求を検討して、リモートデバイスに関連付けられた顧客が注文を完了したかどうかを決定することができる。スケジューリングシステム３２０の注文が受信された（ステップ７１４：はい）と決定した場合、スケジューリングシステム３２０は、ステップ７１６に進んで履行プロセスを開始することができる。したがって、スケジューリングシステム３２０は、商品を出荷するために、または注文を履行するためのプロセスを開始するために、１つまたは複数のＦＣ出荷ゾーンに命令を送信することができる。例えば、スケジューリングシステム３２０は、注文の処理を開始するためにＳＡＴシステム１０１と連携することができる。

[0132]しかしながら、スケジューリングシステム３２０が、注文が受信されていない（ステップ７１４：いいえ）と決定した場合、スケジューリングシステム３２０は、ステップ７１８に進むことができる。ステップ７１８において、スケジューリングシステム３２０は、時間切れとなったか、または受付終了時間が経過したかを決定することができる。例えば、ステップ７０６で受信された配達推定が１時間の有効期限に関連付けられている場合、ステップ７１８において、スケジューリングシステム３２０は、配達推定が受信されてから１時間が経過したかどうかを決定することができる。同様に、ＦＣ内の商品に割り当てられた締切が午後４時である場合、ステップ７１８において、スケジューリングシステム３２０は、注文が午後４時以降に受信されたかどうかを決定することができる。有効期限が切れていない（ステップ７１８：いいえ）とスケジューリングシステム３２０が決定した場合、スケジューリングシステム３２０はステップ７１４に戻り、商品の注文が受信されたかどうかの監視を継続し、ステップ７１４とステップ７１８との間を繰り返すことができる。しかしながら、スケジューリングシステム３２０が有効期限が切れた（ステップ７１８：はい）と決定した場合、スケジューリングシステム３２０はステップ７２０に進み、更新された配達推定のための新しい要求を送信することができる。例えば、スケジューリングシステム３２０は、更新された配達推定の要求をフルフィルメントセンタまたはスケジューリングシステム３２０のバックエンド部分に送信することができる。

[0133]いくつかの実施形態では、ステップ７２０において更新されたＰＤＤまたは受付終了時間推定を要求することは、リモートデバイス情報に基づいてＦＣを識別すること、識別されたＦＣに利用可能な在庫を要求すること、対応する利用可能な在庫と商品識別との間の一致に基づいて、識別されたフルフィルメントセンタからＦＣを選択することを含むことができる。

[0134]ステップ７２２において、スケジューリングシステム３２０は、フルフィルメントセンタまたはシステムのバックエンド計算機部分から更新された配達推定を受信することができる。例えば、受付終了時間が経過したか、またはＰＤＤ推定が期限切れになったため、スケジューリングシステム３２０は、ステップ７０６で受信された第１の時間の配達推定よりも遅い、異なる配達タイプまたはＰＤＤの更新された受付終了時間を受信することができる。第１の時間の配達推定が「月曜日の午後８時」であった場合、第２の配達推定は「火曜日の午前１０時」となることがある。最も早い受付終了時間が「夜明け配達のための午後４時」であった場合、遅い受付終了時間は「昼食前のための午後８時」となることがある。この第２の配達または受付終了時間は、有効期限も含み得る。それにもかかわらず、状況によっては、ステップ７２２で受信される第２の配達推定は同じであるが、更新された有効期限時間を含むことがある。

[0135]いくつかの実施形態では、ステップ７２０および７２２は、経過した第１の配達推定の推定期限を決定し、第２の配達推定のための第３の要求を（ＦＯシステム１１３などの第２のシステムに）提供し、第２の配達推定を（第２のシステムから）受信し、第１の配達日推定を第２の配達日推定に置き換えることによってウェブページを修正する命令を有する第２の電子メッセージを生成する動作を実行することによって実行されてもよい。

[0136]ステップ７２４において、ステップ７１２と同様に、スケジューリングシステム３２０は、確認応答を受信し、新しい有効期限時間に基づいてタイマーを開始することができる。さらに、スケジューリングシステム３２０は、ステップ７１４に戻って、注文、特定の商品の受付終了時間、および配達日推定を監視して、履行プロセスを開始するか、または有効期限が切れたときに配達推定の更新を再度要求することができる。

[0137]図８は、開示された実施形態と一致する、サードパーティによって履行される商品の推定要求を処理するための例示的なプロセス８００のフローチャートである。いくつかの実施形態では、システム３００の要素はプロセス８００を実行することができる。例えば、以下のステップの説明で開示されるように、スケジューリングシステム３２０は、プロセス８００を実行することができる。代替的または追加的に、サードパーティシステム３６０は、プロセス８００またはプロセス８００の一部を実行することができる。さらに、他の実施形態では、システム１００またはシステム１００の一部は、プロセス８００を実行することができる。例えば、ＦＯシステム１１３および３ＰＬシステム１２１は、プロセス８００を実行することができる。

[0138]プロセス８００のステップ８０２において、スケジューリングシステム３２０は、商品、顧客、およびタイムスタンプ情報を含む商品情報の要求を受信することができる。例えば、スケジューリングシステム３２０は、クライアントデバイス３５０から商品情報の要求を受信することができる。要求はまた、郵便番号などの顧客情報、および要求が生成されたときのタイムスタンプを含むことができる。

[0139]ステップ８０４において、スケジューリングシステム３２０は、商品がサードパーティによって履行されるかどうかを決定することができる。例えば、スケジューリングシステム３２０は、商品がローカル在庫で利用できず、サードパーティによって履行される必要があると決定することができる。あるいは、スケジューリングシステム３２０は、在庫照会を必要とせずに、通常、商品がデフォルトでサードパーティによって履行されると決定することができる。

[0140]スケジューリングシステム３２０が、商品がサードパーティによって履行されない（ステップ８０４：いいえ）と決定した場合、スケジューリングシステム３２０はステップ８０６に進み、選択されたフルフィルメントセンタを決定するためのプロセスを開始することができる。例えば、図９に関連してさらに説明されるように、顧客の郵便番号、商品の入手可能性、およびフルフィルメントセンタの能力に基づいて、スケジューリングシステム３２０は、注文を完了する優先順位を有するフルフィルメントセンタを識別することができる。ステップ８０８において、スケジューリングシステム３２０は、選択されたＦＣに基づいて推定配達および受付終了時間を送信することができる。例えば、ステップ８０６においてＦＣが識別されると、スケジューリングシステム３２０は、ＦＣ内の商品位置を要求し、配達日推定を決定し、それを顧客に表示するためにクライアントデバイス３５０に送信することができる。

[0141]しかしながら、スケジューリングシステム３２０が、商品がサードパーティによって履行されると決定した場合（ステップ８０４：はい）、スケジューリングシステム３２０はステップ８１０に進み、サードパーティからの推定配達またはＰＤＤの要求を準備することができる。例えば、ステップ８１０において、スケジューリングシステム３２０は、ＰＤＤの要求を準備し、サードパーティシステム３６０または３ＰＬシステム１２１に送信することができる。サードパーティに送信される要求は、商品情報および顧客情報（例えば、顧客の郵便番号）を含むことができる。

[0142]ステップ８１２において、スケジューリングシステム３２０は、ステップ８０２で要求された商品の注文を履行することができるサードパーティから推定配達日を受信することができる。例えば、スケジューリングシステム３２０は、サードパーティシステム３６０のうちの１つからＰＤＤおよび配達推定情報を受信することができる。さらに、ステップ８１２において、スケジューリングシステム３２０は、サードパーティ施設内の要求されたアイテムの位置決めに依存する受付終了時間を受信することができる。

[0143]ステップ８１４において、スケジューリングシステム３２０は、推定配達日および／または推定配達時間を含むウェブページを更新または生成するために、ＪａｖａＳｃｒｉｐｔまたはＨＴＭＬファイルを含む電子メッセージを準備することができる。次いで、ステップ８０２において、電子メッセージを商品情報の要求者に提出することができる。

[0144]プロセス８００のステップは、スケジューリングシステム３２０のメモリデバイスに記憶することができ、これは、データベース（データベース１８０など）を参照することによって、商品の配達がサードパーティによって履行されるかどうかを決定するための命令を含むことができる。スケジューリングシステム３２０はまた、商品の配達がサードパーティによって履行されるとの決定に基づいて、配達日推定の要求をサードパーティに関連付けられたシステムに提供することができる。さらに、商品の配達がサードパーティによって履行されないとの決定に基づいて、スケジューリングシステム３２０は、複数の配達日推定をメモリに事前格納するシステムに配達日推定の要求を提供することができる。

[0145]図９は、開示された実施形態と一致する、小売ウェブサイト修正プロセス９００のフローチャートである。いくつかの実施形態では、システム３００の要素はプロセス９００を実行することができる。例えば、以下のステップの説明で開示されるように、スケジューリングシステム３２０は、プロセス９００を実行することができる。しかしながら、他の実施形態では、システム１００またはシステム１００の一部は、プロセス９００を実行することができる。例えば、ＦＯシステム１１３および／またはＦＣ認証１２３（図１Ａ）は、プロセス９００のステップのうちの１つまたは複数を実行することができる。

[0146]ステップ９０２において、スケジューリングシステム３２０は、クライアントデバイスから商品情報の要求を受信することができる。要求は、商品、時刻、および郵便番号情報を含むことができる。要求内の情報に基づいて、スケジューリングシステム３２０は、ステップ９０４で関連する地理的領域を識別して、クライアントのデバイスＩＤおよび商品に基づいて少なくとも１つのフルフィルメントセンタを関連付けることができる。例えば、スケジューリングシステム３２０は、顧客の郵便番号に基づいて、商品が注文されたときにそれを履行することができる地域を識別することができる。代替的または追加的に、スケジューリングシステム３２０は、夜明け配達などの特定の配達プションの下で注文を履行することができるＦＣを識別することができる。

[0147]ステップ９０６において、スケジューリングシステム３２０は、ＦＣ内の位置および商品位置を示す第１のデータ構造を取得することができる。例えば、スケジューリングシステム３２０は、ＦＣ情報を含むサーバまたはデータベースに照会して、ステップ９０４で識別されたＦＣを有する要求された商品の特定の位置または場所の情報を含むデータ構造を取得することができる。データ構造は、マトリックス、配列、表、またはマップを含むことができる。さらに、データ構造はまた、マルチタイプ変数のサイズ変更可能な配列を使用して実装されてもよい（言語に応じて、個々の要素はすべて同じタイプにされるか、ほぼ何らかのタイプであってもよい）。さらに、データ構造は、ノードと呼ばれる何らかのタイプのデータ要素の線形集合を有するリンクされたリストを含むことができ、各ノードはそれ自体の値を有し、リンクされたリスト内の次のノードを指す。データ構造はまた、記録（タプルまたは構造とも呼ばれる）、ユニオン（許可されたいくつのプリミティブタイプのうちのどれをそのインスタンスに格納できるかを指定するデータ構造）、またはタグ付けされたユニオン（バリアントとも呼ばれる）を含むことができる。さらに、データ構造は、オブジェクト、分類法からのクラスのメモリ内インスタンスを含むことができる。

[0148]ステップ９０８において、スケジューリングシステム３２０は、ＦＣ位置の受付終了時間を示すことができる１つまたは複数の第２のデータ構造を取得することができる。第２のデータ構造は、第１のデータ構造と同様に実装されてもよい。すなわち、第２のデータ構造は、例えば、マトリックス、行列、リスト、またはユニオンで実装されてもよい。しかしながら、第１のデータ構造とは異なり、第２のデータ構造は、ＦＣ内の商品に関する情報ではなく、ＦＣ内の位置に基づく配達の受付終了時間に関する情報を有することができる。例えば、図１４に関連してさらに説明されるように、ＦＣは仮想領域に分割することができ、各領域は、特定の配達方法に対して独自の受付終了時間を有する。例えば、ＦＣは、夜明け配達のための異なる受付終了時間を有する複数のゾーンに分割され得る。ステップ９０８の第２のデータ構造は、この情報を指定してもよい。

[0149]ステップ９１０において、スケジューリングシステム３２０は、第１のデータ構造に基づいて商品の位置を識別することができる。例えば、スケジューリングシステム３２０は、要求された位置に一致する第１のデータ構造内のエントリを検索することによって、要求された商品の位置を決定することができる。ステップ９１２において、スケジューリングシステム３２０は、商品位置を第２のデータ構造に記憶された受付終了時間と相関させることによって、商品の位置に基づいて受付終了時間を決定することができる。例えば、スケジューリングシステム３２０は、位置を第２のデータ構造における受付終了時間と相関させることによって、第１のデータ構造から取得された位置に基づいて第１の時間配達受付終了時間を決定することができる。

[0150]ステップ９１４において、スケジューリングシステム３２０は、ステップ９０２の要求が特定の配達の受付終了時間内に受信されたかどうかを決定することができる。例えば、スケジューリングシステム３２０は、第２のデータ構造から取得された受付終了時間と受信された注文のタイムスタンプとを比較することによって、商品要求が第１の時間配達の受付終了時間の前に受信されたかどうかを決定することができる。

[0151]スケジューリングシステム３２０が、要求が受付終了時間前に届いたと決定した場合（ステップ９１４：はい）、スケジューリングシステム３２０は、ステップ９１６に進むことができる。ステップ９１６において、スケジューリングシステム３２０は、受付終了時間前の残り時間を計算することができる。例えば、受付終了時間が午後４時であり、要求が午後２時に受信された場合、スケジューリングシステム３２０は、２時間という受付終了時間前の残り時間を計算することができる。さらに、スケジューリングシステム３２０はステップ９１８に進み、第１の時間配達用の対話型アイコンを生成することができる。ステップ９１８において、スケジューリングシステム３２０はまた、受付終了時間前の残り時間をウェブサイトに含めるための命令を生成することができる。例えば、要求がクライアントデバイスによって生成されると、スケジューリングシステム３２０は、商品のためのフルフィルメントセンタおよび関連する物理的位置を決定し、物理的位置に関連する受付終了時間をウェブページを表示するためのシステムに送信することができる。したがって、いくつかの実施形態では、各受付終了時間は、関連する物理的位置のそれぞれについて計算された距離のそれぞれに反比例し得る。

[0152]しかしながら、スケジューリングシステム３２０が、要求が受付終了時間の前に受信されなかったと決定した場合（ステップ９１４：いいえ）、スケジューリングシステム３２０は、ステップ９２０に進むことができる。ステップ９２０において、スケジューリングシステム３２０は、標準配達の推定配達日を計算することができる。例えば、図７に関連してさらに説明されるように、ＰＤＤ決定プロセスを使用して、スケジューリングシステム３２０は、標準出荷の下での商品の推定配達日を計算することができる。さらに、スケジューリングシステム３２０はまた、ステップ９２２において、推定配達日を示すウェブサイトを修正するための命令を生成することができる。例えば、スケジューリングシステム３２０は、利用可能な配達オプション、それぞれの受付終了時間、および配達タイプのそれぞれのアイコンを表示するためにＨＴＭＬまたはＪａｖａＳｃｒｉｐｔを生成することができる。

[0153]図１０は、開示された実施形態と一致する、例示的な商品位置特定プロセス１０００のプロセスフロー図である。プロセス１０００は、システム３００またはシステム３００の一部によって実行されてもよい。例えば、以下に説明するように、スケジューリングシステム３２０は、プロセス１０００を実行することができる。しかしながら、これはプロセス１０００の単なる例示的な例であり、他の実施形態では、システム１００またはシステム１００の一部がプロセス１０００を実行してもよい。例えば、出荷権限技術システム１０１、ＦＯシステム１１３、および／または注文追跡システム１１１（図１Ａ）は、プロセス１０００のステップのうちの１つまたは複数を実行することができる。

[0154]ステップ１００２において、スケジューリングシステム３２０は、スキャンまたはセンサイベントを受信することができる。例えば、スケジューリングシステム３２０は、センサ２１７Ａ～２１７Ｃ（図２）から、商品が棚に置かれた、または棚から取り出されたことを示す信号を受信することができる。代替的または追加的に、スケジューリングシステム３２０は、商品位置決めシステムをトリガする、ピッキングゾーンで商品がスキャンされたという通知を受信することができる。さらに、ステップ１００２において、スケジューリングシステム３２０は、商品がＦＣ内で再配置されたことを示す電子メッセージをアイテム位置決めシステム３９０（図３）から受信することができる。電子メッセージは、スキャンイベントおよび／またはセンサイベントが発生したときに生成され得る。

[0155]ステップ１００４において、スケジューリングシステム３２０は、スキャンまたはセンサイベントが商品の棚置きに関連付けられているかどうかを決定することができる。例えば、スケジューリングシステム３２０は、商品が棚に置かれたためにセンサがトリガされたか、または新しいパレットがピッキングゾーンに置かれたためにセンサがトリガされたかを決定することができる。スケジューリングシステム３２０が、スキャンまたはセンサイベントが商品の棚置きに関連付けられている（ステップ１００４：はい）と決定した場合、スケジューリングシステム３２０はステップ１００６に進むことができ、スケジューリングシステム３２０は、パッキングセンタまでの商品の距離を計算することができる。ステップ１００６で計算される距離は、物理的距離（商品の位置からパッキングセンタまでのメートル単位の距離）であってもよい。しかしながら、計算された距離または距離スコアは、長さとは異なる単位で測定された同等の距離であってもよい。例えば、計算された距離は時間で表すことができ、ステップ１００６において、スケジューリングシステムは、商品からパッキングセンタまでの距離を分単位で計算することができる。代替的または追加的に、商品とパッキングセンタとの間の距離は、例えば、物理的距離と移動時間とを組み合わせた単位を含む任意の単位で決定されてもよい。商品とパッキングセンタとの間の距離を計算するとき、スケジューリングシステム３２０は、他の要因の中でも、商品が位置するフロア、エレベータまたはコンベアベルトの利用可能性、商品の位置にいる従業員の数を考慮に入れることができる。

[0156]ステップ１００８において、スケジューリングシステム３２０は、距離に基づいて第１の時間の配達の受付終了時間を推定することができる。例えば、計算された距離が長い場合、その距離は、商品がパッキングセンタから遠く離れていることや、商品を棚からパッキングセンタに持って行くことが困難であること（例えば、従業員が不足していて、商品をパッキングセンタに持って行くくのが遅れている）を示す可能性がある。したがって、商品が時間通りにパッキングセンタに届くことを保証するために、第１の時間の配達の受付終了時間は早くする必要があり得る。あるいは、計算された距離が短い場合、その距離は、商品がパッキングセンタに近く、ＦＣは、第１の時間の配達を遅くまで待つ余裕がある（すなわち、受付終了時間が遅くなる）ことを示すことができる。パッキングセンタまでの距離を使用して、ＦＣ内の各商品または位置の受付終了時間を決定することで、より高いレベルの特異性が可能になり、より長くて遅い受付終了時間の第１の時間の配達を可能にする。したがって、パッキングセンタの距離を決定することで、出荷のワークフローの作成が容易になり、コンピュータ化されたスケジューリングを改善できる。

[0157]ステップ１０１０において、スケジューリングシステム３２０は、データベースおよび／またはデータ構造を更新することができる。例えば、スケジューリングシステム３２０は、データベース３８０を更新して、ステップ１００８で識別された位置に対して計算された受付終了時間を記憶することができる。さらに、スケジューリングシステム３２０は、ステップ１００６～１００８で受信した情報に基づいて、在庫および商品位置のデータベースを更新することができる。いくつかの実施形態では、スケジューリングシステム３２０は、ＦＣ仮想ゾーンおよびＦＣ内の商品位置を含むステップ９０６の第１のデータ構造を更新することができる。

[0158]ステップ１００４において、スケジューリングシステム３２０が、スキャンまたはセンサイベントが商品の棚置きに関連付けられていない（ステップ１００４：いいえ）と決定した場合、スケジューリングシステム３２０は、除去された商品によってイベントがトリガされたと推測し、ステップ１０１２に進むことができる。

[0159]ステップ１０１２において、スケジューリングシステム３２０は、追加の商品が同じ棚に残っているかどうかを決定することができる。例えば、センサデータまたは画像認識技術を使用して、スケジューリングシステム３２０は、同じ商品の追加のアイテムが棚に残っているかどうかを決定することができる。代替的または追加的に、ステップ１０１２において、スケジューリングシステム３２０は、ＦＣサーバから在庫情報を取得し、追加の要素が棚に残っているかどうかを決定することができる。さらに、スケジューリングシステム３２０は、無線ＢＬＥセンサ、重量センサ、および／またはＲＦＩＤタグなどのセンサを使用して、追加のアイテムが棚に残っているかどうかを決定することができる。

[0160]スケジューリングシステム３２０が、追加のアイテムが同じ棚に残っていないと決定した場合（ステップ１０１２：いいえ）、スケジューリングシステム３２０はステップ１０１４に進み、ＦＣ在庫を更新することができる。いくつかの実施形態では、ＦＣ在庫を更新することは、商品に関連する第１の時間の配達のための受付終了時間を再決定することを含むことができる。商品は、受付終了時間の決定に使用された場所で利用できなくなったため、ステップ１０１４において、スケジューリングシステム１０１４は、（商品が以前の保管場所で利用できなくなったことを示すために）第１のデータ構造および（商品が以前に計算された受付終了時間に関連付けられてはならないことを示すために）第２のデータ構造を更新することができる。

[0161]しかしながら、スケジューリングシステム３２０が、追加のアイテムが同じ棚に残っていると決定した場合（ステップ１０１２：はい）、スケジューリングシステム３２０はステップ１０１６に進むことができる。

[0162]ステップ１０１６において、スケジューリングシステム３２０は、パッキングタイマーを初期化することができる。棚とパッキングセンタとの間の移動時間に関するより正確な情報を得ることを目的として、スケジューリングシステム３２０は、商品が棚から取り出されるとタイマーを初期化することができる。この情報は、ステップ１００８で説明した距離を決定する予測アルゴリズムを訓練するために使用することができる。例えば、棚とパッキングセンタとの間の時間を使用して、ランダムフォレストまたは非線形回帰を使用して、棚とパッキングセンタとの間の移動時間を推定するために使用される距離を決定または調整し、次に受付終了時間を微調整する機械学習アルゴリズムを訓練することができる。

[0163]ステップ１０１８において、スケジューリングシステム３２０は、パッキングセンタでのスキャンイベントを受信することができる。これは、ステップ１００２でイベントをトリガした商品がパッキングセンタに届いたときに発生し得る。したがって、ステップ１０２０において、スケジューリングシステム３２０は、タイマーを停止し、経過時間を記憶することができる。この経過時間は、棚とパッキングセンタとの間の実際の移動時間であり、位置および商品の受付終了時間を微調整するために使用され得る。

[0164]いくつかの実施形態では、ステップ１０２０でタイマーを停止した後、スケジューリングシステム３２０は、ステップ１０１０に戻り、データベースおよび／またはデータ構造を更新することができる。例えば、スケジューリングシステム３２０は、第２のデータ構造を更新して、測定された移動時間に基づいて、領域に関連付けられた受付終了時間を更新することができる。

[0165]図１１は、開示された実施形態と一致する、配置ガイド生成プロセス１１００のフローチャートである。いくつかの実施形態では、システム３００の要素はプロセス１１００を実行することができる。例えば、以下のステップの説明で開示されるように、スケジューリングシステム３２０は、プロセス１１００を実行することができる。しかしながら、他の実施形態では、システム１００またはシステム１００の一部は、プロセス１１００を実行することができる。例えば、ＦＯシステム１１３および／またはＦＣ認証１２３（図１Ａ）は、プロセス１１００のステップのうちの１つまたは複数を実行することができる。

[0166]ステップ１１０２において、スケジューリングシステム３２０は、ＦＣによる第１の時間の配達の記録を取得することができる。例えば、スケジューリングシステム３２０は、データベース３８０に問い合わせて、ＦＣによる第１の時間の配達の記録を取得することができる。記録は、注文時間、アイテムの説明、パッキングセンタまでの時間、および第１の時間の配達の成功または失敗を含むことができる。

[0167]ステップ１１０４において、スケジューリングシステム３２０は、ＦＣによる第１の時間の配達の統計分析を実行することができる。統計分析は、データと基礎となる母集団との間の関係を要約するモデル、平均分析、予測分析、および／またはイベント頻度分析を含むことができる。例えば、スケジューリングシステム３２０は、第１の時間の配達として最も一般的に注文される商品、または通常は第１の時間の配達に失敗する商品を決定することができる。さらに、統計分析は、棚からパッキングセンタまでの所要時間が長い商品を決定することができる。

[0168]ステップ１１０６において、スケジューリングシステム３２０は、第１の時間の配達の成功回数および失敗回数に基づいて商品を分類することができる。例えば、ステップ１１０４の統計分析に基づいて、スケジューリングシステム３２０は、第１の時間の配達がより頻繁に要求される商品を識別することができる。さらに、統計分析に基づいて、スケジューリングシステム３２０は、第１の時間の配達が頻繁に要求されるが、受付終了時間を守ることができないために首尾よく配達されない商品を識別することができる。

[0169]ステップ１１０８において、スケジューリングシステム３２０は、優先商品および第２の優先商品を識別することができる。例えば、スケジューリングシステム３２０は、複数の失敗した配達に関連付けられたステップ１１０６のカテゴリが、将来の失敗配達を防ぐために優先順位付けされるべきであると決定することができる。代替的または追加的に、スケジューリングシステム３２０は、第１の時間の配達用のＦＣ内のワークフローを容易にするために商品に優先順位を付けるものとして、第１の時間の配達を頻繁に要求される商品を識別することができる。対照的に、第１の時間の配達を頻繁に要求されない商品は、優先度が低いものとして分類され得る。

[0170]ステップ１１１０において、スケジューリングシステム３２０は、優先順位付けを使用して棚置きまたは配置ガイドを生成することができる。例えば、スケジューリングシステム３２０は、優先度が低いと分類された商品を、次に優先度が高いと分類された商品よりパッキングセンタから離して配置することができる棚置きガイドを生成することができる。棚置きまたは配置ガイドは、ステップ１００６（図１０）の計算された距離を使用して、優先順位に基づいて商品をＦＣに収容する場所の選択をガイドすることができる。したがって、いくつかの実施形態では、スケジューリングシステム３２０は、第１および第２のデータ構造を取得して、パッキングセンタとのＦＣの位置の距離を決定することができる。例えば、第１のデータ構造から、スケジューリングシステム３２０は、ＦＣ内の商品の位置を決定することができる。次に、スケジューリングシステム３２０は、位置からパッキングセンタまでの距離を、第２のデータ構造から決定することができる。第１および第２のデータ構造からの情報を相関させることにより、情報スケジューリングシステムは、パッキングセンタまでのＦＣ位置の距離を決定することができる。この情報を用いて、スケジューリングシステム３２０は、ＦＣの作業員のための棚置きまたは配置ガイドを生成することができる。ガイドは、ハブゾーン２１３（図２）内の作業員および／または機械のデバイスに表示されるように構成可能であり得る。

[0171]図１２は、開示された実施形態と一致する、距離スコア計算プロセス１２００のフローチャートである。いくつかの実施形態では、システム３００の要素はプロセス１２００を実行することができる。例えば、以下に説明するように、スケジューリングシステム３２０は、プロセス１２００を実行することができる。しかしながら、他の実施形態では、システム１００またはシステム１００の一部は、プロセス１２００を実行することができる。例えば、ＦＯシステム１１３および／またはＦＣ認証１２３（図１Ａ）は、プロセス１２００のステップのうちの１つまたは複数を実行することができる。

[0172]いくつかの実施形態では、プロセス１２００は、システム１００または３００が、ＦＣの特定の場所からパッキングセンタにパッケージを運ぶための移動時間、物理的距離、および／または全体的な所要時間を示す距離スコアを決定することを可能にすることができる。

[0173]ステップ１２０２において、スケジューリングシステム３２０は、パッキングセンタへの物理的距離に基づく距離スコアを割り当てることによって、プロセス１２００を初期化することができる。例えば、現在のＦＣは、通常、複数のフロアおよび大きなレイアウトを有する。特に、人口密度の高いエリアに位置するＦＣは、ＦＣ内のいくつかの場所およびレベルに複数の商品を分散させることができる。したがって、ステップ１２０２において、スケジューリングシステム３２０は、ＦＣ内のパッキングセンタまでの物理的距離に基づいて距離スコアを割り当てることができる。例えば、スケジューリングシステム３２０は、１つのスコアポイントが、パッキングセンタまでの物理的距離の間の１メートルの距離を表すスコアを割り当てることができる。代替的または追加的に、スケジューリングシステム３２０は、物理的位置がパッキングセンタとは異なるレベルにあるときに、距離スコアにいくつかの点（例えば、１０点）を割り当てることができる。全体として、物理的距離が長い場合、スケジューリングシステム３２０は、高い距離スコアを割り当てることができ、これは、ＦＣ内の位置からパッキングエリアに商品を運ぶのに長い時間がかかることを示す。しかしながら、物理的距離が短い（例えば、商品がパッキングセンタの近くの場所にある）場合、スケジューリングシステム３２０は、低い距離スコアを割り当てることができ、これは、ＦＣ内の位置からパッキングエリアに商品を運ぶのに長い時間がかからないことを示す。

[0174]ステップ１２０４において、スケジューリングシステム３２０は、利用可能な輸送方法に基づいて推定距離スコアを修正することができる。例えば、コンベアベルトが商品の位置とパッキングセンタとの間で利用可能である場合。スコアは、たとえその場所がパッキングセンタから遠く離れていても、商品またはアイテムがそれにもかかわらずコンベアベルトを通ってパッキングセンタに迅速に到着し得ることを示すために、より低いスコアに低減され得る。例えば、ステップ１２０２で割り当てられた距離スコアは、輸送システムの利用可能性を考慮するために、１／２倍、１／３倍、および／または５／６倍を乗算され得る。ただし、商品が作業員によってのみ輸送可能である場合、距離スコアは、輸送方法が遅延を引き起こす可能性があることを示すために増やすことができる。例えば、ステップ１２０２で割り当てられた距離スコアに２倍、３倍、および／または５倍を乗算して、輸送システムの利用不可能性を考慮することができる。同様に、スケジューリングシステム３２０は、ステップ１２０４で推定距離スコアを修正するときに、エレベータの利用可能性、自動荷物配達、または輸送方法の輻輳を含むことができる。

[0175]ステップ１２０６において、スケジューリングシステム３２０は、ＦＣの一部における人員の可用性に基づいて推定距離スコアを修正することができる。商品の配達は、商品の位置における人員の可用性によって制限され得る。輸送速度または位置とパッキングセンタとの間の距離にかかわらず、商品を選択して配布できる作業員がいない場合、商品またはアイテムをパッケージングセンタに輸送するのに必要な時間が長くなる可能性がある。したがって、ステップ１２０６において、スケジューリングシステム３２０は、人員の可用性に基づいて距離スコアを修正することができる。例えば、スケジューリングシステム３２０は、ＬＭＢ１１５（図１）の記録を確認して、特定のゾーンおよび特定の時間における従業員の可用性を決定することができる。スケジューリングシステム３２０が、商品のゾーンに少数の従業員しかいないと決定した場合、商品がパッキングセンタに到着するまでに長い時間がかかる可能性が高いため、スケジューリングシステム３２０は距離スコアを増やすことができる。いくつかの実施形態では、スケジューリングシステム３２０は、作業員の数に反比例するスコア数のポイントを増やすことができる。例えば、スケジューリングシステム３２０は、ＦＣ内の従業員１０人未満の各従業員についてスコアを１０ポイント増やすことができる。しかし、スケジューリングシステム３２０が、多くの従業員が商品のゾーンで利用可能であると決定した場合、スケジューリングシステム３２０は距離スコアを減らすことができる。例えば、スケジューリングシステム３２０は、ＦＣ内の従業員２０人より多い各従業員について、スコアを１０ポイント減らすことができる。

[0176]ステップ１２０８において、スケジューリングシステム３２０は、注文の日時に基づいて距離スコアを修正することができる。いくつかの実施形態では、スケジューリングシステム３２０は、距離スコアの計算に注文の日時を含むことができる。スケジューリングシステム３２０は、例えばＳＡＴ１０１から取得された注文密度履歴に基づいて、ＦＣが多忙である日時（すなわち、複数の注文を履行する）およびＦＣが多忙でない日時（すなわち、注文密度が低い）を予測することができる。そのような実施形態では、スケジューリングシステム３２０は、日時を考慮して注文配達を調整することができる。いくつかの実施形態では、スケジューリングシステム３２０は、特定の日付における注文密度に比例してポイントのスコア数を増やすことができる。例えば、スケジューリングシステム３２０は、毎分１００の注文ごとにスコアを１ポイント増やすことができる。したがって、日時について毎分１０００の注文がある場合、スケジューリングシステム３２０は、スコアに１０ポイントを加算することができる。例えば、注文密度が高い、ＦＣが一般的に多忙である日時の場合、多忙ＦＣにおける遅延の可能性がより高いため、スケジューリングシステム３２０は、距離スコアを増やすことができる。対照的に、ＦＣが一般に多忙でない日時の場合、スケジューリングシステム３２０は、距離スコアを減らすことができる。いくつかの実施形態では、注文密度がＦＣの通常の能力を下回る場合、スコアを下方に調整することもできる。例えば、ＦＣが毎分１００の注文を処理する能力を有する場合、スケジューリングシステム３２０は、ＦＣが毎分１００未満の注文密度を有するときにスコアを減らすことができる。

[0177]ステップ１２１０において、スケジューリングシステム３２０は、ＦＣ内のパッキングセンタへの以前の配達の履歴分析に基づいて距離スコアを調整することができる。プロセス１２００の間、スケジューリングシステム３２０は、データベースに照会して、商品位置とパッキングセンタとの間の移動時間の履歴傾向または平均を決定することができる。例えば、スケジューリングシステム３２０は、ステップ１０１６のタイマーの情報を取得して、以前の配達に基づいて位置の距離スコアを調整することができる。履歴情報に基づいて、スケジューリングシステム３２０は、スコアを調整することができる。例えば、スケジューリングシステム３２０は、異なる場所のスコアと履歴記録におけるそれらの測定された移動時間とを比較することができる。そのような実施形態では、スケジューリングシステム３２０は、移動時間の履歴情報が、その位置がそれらのピア（すなわち、同様の距離位置）よりも早く配達されることが多いことを示す場合、距離スコアを減らすことができる。あるいは、その位置がピアよりも遅く配達されることを履歴情報が示す場合、スケジューリングシステム３２０は、スコアを調整することができる。

[0178]プロセス１２００は、初期割り当てならびに複数のスコアの修正および調整を伴うプロセスを説明する。これは例示的な実施形態であり、ステップ１２０４～１２１０は任意である。したがって、いくつかの実施形態では、プロセス１２００の修正の一部のみが実行されてもよい。例えば、いくつかの実施形態は、ステップ１２０４および／または１２０６を実行しなくてもよい。代替的または追加的に、プロセス１２００は、ステップ１２０２および１２０４のみに限定されてもよい。

[0179]いくつかの実施形態では、スケジューリングシステム３２０は、従業員デバイスからのスキャンイベントを使用してプロセス１２００を実行する。例えば、スケジューリングシステム３２０は、第１の従業員デバイスから、第１のデータ構造に記憶された第１の物理的位置に関連する識別子を含む第１のスキャンイベントを受信することができる。さらに、プロセス１２００の一部として、スケジューリングシステム３２０は、第２のデバイスから、要求された商品に関連する商品識別子を指定する第２のスキャンイベントを受信し、第１のスキャンイベントおよび第２のスキャンイベントに基づいて期間を決定することができる。そのような実施形態では、スケジューリングシステム３２０は、決定された期間に基づいて、第１のデータ構造内の第１の物理的位置を含む部分に関連する受付終了時間を修正することができる。

[0180]追加的または代替的に、スケジューリングシステム３２０は、プロセス１２００中に複数の第１のスキャンイベントおよび複数の第２のスキャンイベントを分析することができる。そのような実施形態では、スケジューリングシステム３２０は、複数の第１のスキャンイベント（棚置き解除商品など）および複数の第２のスキャンイベント（パッケージングセンタでのスキャンなど）に基づいて、距離スコアを計算または修正することができる。

[0181]図１３は、開示された実施形態と一致する、例示的な受付終了時間決定プロセス１３００のフローチャートである。いくつかの実施形態では、システム３００の要素はプロセス１３００を実行することができる。例えば、以下の説明に開示されるように、スケジューリングシステム３２０は、プロセス１３００を実行することができる。しかしながら、これはプロセス１３００の単なる例示的な例であり、他の実施形態では、システム１００またはシステム１００の一部がプロセス１３００を実行してもよい。例えば、出荷権限技術システム１０１、ＦＯシステム１１３、および／または注文追跡システム１１１（図１Ａ）は、プロセス１３００のステップのうちの１つまたは複数を実行することができる。

[0182]ステップ１３０２において、スケジューリングシステム３２０は、フルフィルメントセンタを表す第１のデータ構造を維持することができる。例えば、スケジューリングシステム３２０は、フルフィルメントセンタのゾーンと、フルフィルメントセンタ内のゾーンに対する商品位置とを含む第１のデータ構造を記憶および更新することができる。

[0183]ステップ１３０４において、スケジューリングシステム３２０は、物理的位置と商品識別子との間のマッピングを含む第２のデータ構造を維持することができる。例えば、スケジューリングシステム３２０は、距離スコア、物理的距離、ルート、および物理的位置（パッキングセンタなど）と商品との間の輸送システムを含む第２のデータ構造を記憶および更新するデータベースを管理することができる。いくつかの実施形態では、第１のデータ構造は第１のデータベースに記憶され、第２のデータ構造は、第１のデータベースとは異なる第２のデータベースに記憶され、第２のデータベースはフルフィルメントセンタ内のサーバに記憶される。

[0184]ステップ１３０６において、スケジューリングシステム３２０は、要求された商品に関連する配達時間推定を提供する要求を受信することができる。例えば、クライアントデバイス３５０のうちの１つは、ユーザが商品ウェブサイトをナビゲートするときに、配達推定を提供する要求を送信することができる。代替的または追加的に、モバイルデバイスは、ユーザが商品を選択したときに配達時間推定の要求を生成することができる。

[0185]ステップ１３０８において、スケジューリングシステム３２０は、第２のデータ構造を検索およびフィルタリングして、要求された商品に関連する少なくとも１つの物理的位置を識別することができる。ステップ１３１０において、スケジューリングシステム３２０は、フィルタリングされた物理的位置に関連するフルフィルメントセンタに利用可能な在庫を要求することができる。例えば、スケジューリングシステム３２０は、内部フロントエンドシステム１０５（図１）に連絡して、ＦＣの在庫を要求することができる。

[0186]ステップ１３１２において、スケジューリングシステム３２０は、商品の入手可能性およびクライアントデバイスとＦＣとの間の距離に基づいて、フルフィルメントセンタからフルフィルメントセンタを選択することができる。ステップ１３１４において、スケジューリングシステム３２０は、ステップ１３０２で維持された第１のデータ構造を検索して、ＦＣ内の少なくとも１つの物理的位置のそれぞれに関連する受付終了時間を決定することができる。

[0187]ステップ１３１６において、スケジューリングシステム３２０は、現在時間とそれぞれの受付終了時間との比較に基づいて、物理的位置のうちの１つを選択することができる。例えば、スケジューリングシステム３２０は、異なる位置間の距離スコアを比較して、注文を履行するための物理的位置を選択することができる。選択は、最も低い距離スコアを有する位置の識別に基づくことができ、これは最新の受付終了時間と相関している可能性がある。ステップ１３１８において、スケジューリングシステム３２０は、要求に応答して、受付終了時間から選択された第１の受付終了時間を返すことができる。いくつかの実施形態では、第１の受付終了時間は、物理的位置のそれぞれにおける他の受付終了時間よりも早い配達推定に関連付けられ得る。例えば、スケジューリングシステム３２０は、そのような受付終了時間が関連する位置においてより早い配達推定を有する場合、ステップ１３０６で要求された商品に対して、午後４時という選択された受付終了時間を返すことができる。その位置に関連付けられた午後５時または午後６時という他の受付終了時間は、配達日時が遅いことに基づいて破棄することができる。そのような実施形態では、スケジューリングシステム３２０は、利用可能な受付終了時間の中から可能な限り最速の配達時間を見つけるように構成されてもよい。例えば、スケジューリングシステム３２０は、各受付終了時間を配達日時と関連付けるために第１のデータ構造を照会してもよい。

[0188]プロセス１３００は、オンライン注文を行うときにスケジューリングシステム３２０が強化された消費者体験を提供することを可能にすることができる。例えば、プロセス１３００を介して、スケジューリングシステム３２０は、利用可能な配達オプションを決定するだけでなく、配達日時がより早くなる配達オプションを選択することもできる。したがって、受付終了時間およびそれぞれの推定配達日を理解することにより、スケジューリングシステム３２０は、最も速い配達時間で顧客に提供することができる理想的な配達時間を算出することができる。しかしながら、他の実施形態では、スケジューリングシステム３２０は、可能な限り最速の配達時間以外の他の最適化に基づいて、受付終了時間の選択を実行することができる。例えば、スケジューリングシステム３２０は、第１の時間に配達することができる荷物の数を最適化することに基づいて、または出荷コストを最小にするために出荷をグループ化することに基づいて、受付終了時間を選択することができる。

[0189]図１４は、特定の受付終了時間で仮想ゾーンに分割された例示的なＦＣ１４００のグラフ表示である。図１４に示すように、は複数のレベルを含むことができ、各レベルは特定の受付終了時間で仮想ゾーンに分割することができる。さらにＦＣ１４００は、輸送システム１０７（図１）と同様であってもよいし、輸送システムの一部であってもよいパッケージングセンタ１４３０を含むことができる。

[0190]ＦＣ１４００は、複数の仮想ゾーンを含んでもよい。仮想ゾーンの各々は、関連するＦＣの内部の棚位置またはパレット位置に関連付けられ得る。例えば、ＦＣ１４００は、ＦＣの最上層にあり得る第１の仮想ゾーン１４０１を含み得る。第１の仮想ゾーン１４０１はパッキングセンタ１４３０から遠く離れているため、第１の仮想ゾーン１４０１は、第１の時間の配達のために午後７時という早期受付終了時間を受信する。第１の仮想ゾーン１４０１内の商品は、パッキングセンタ１４３０から遠く離れているため、第１の時間の配達に対応できるように、早期に注文を開始する必要があり得る。同様に、仮想ゾーン１４０２、１４１４、および１４１２も、パッキングセンタ１４３０から遠く離れているため、早期の受付終了時間を有することができる。

[0191]仮想ゾーン１４０４、１４０６、１４１８、および１４１６など、パッキングセンタ１４３０に近づき始める仮想ゾーンは、より遅い受付終了時間（例えば、午後８時３０分）を有し始めることができる。それらはパッキングセンタ１４３０に物理的に近いため、ＦＣは、より遅い受付終了時間を有することができ、それでも第１の時間の配達オプションを満たすことができる。それにもかかわらず、図１４に示すように、同じレベルのＦＣ内であっても、仮想ゾーンは、距離、人員の可用性、および／または輸送方法に基づいて、異なる受付終了時間を有することができる。

[0192]図１４に示すように、パッキングセンタ１４３０に近いまたは同レベルにある仮想ゾーンは、最新の受付終了時間を受信することができる。これらのゾーン内の商品は迅速にパッキングセンタに届けられるので、仮想ゾーン１４０８および１４２０には、より遅い受付終了時間を割り当てることができる。

[0193]ＦＣの仮想化は、システムＦＣ１４００がより長い時間にわたって第１の時間の配達を提供することを可能にする。特に、パッキングセンタに近い商品の場合、特定の受付終了時間割り当てを有する異なるゾーンにより、ＦＣ１４００は、第１の時間、夜明け、またはより遅い受付終了時間での生鮮配達を提供することを可能にする。

[0194]図１４に示すように、ＦＣ１４００は、仮想ゾーンの各々にセンサ１４５０を含むことができる。図２および図１０に関連して先に開示したように、センサは、商品が仮想ゾーンのうちの１つにあるかどうかを決定し、第１および第２のデータ構造を更新するためのアイテム位置決めシステムの一部として使用することができる。センサ１４５０は、センサ２１７Ａ～２１７Ｃ（図２）と共に実装され、ＦＣ内のアイテムの位置を決定するための無線、画像、スキャン、または重量センサを含むことができる。したがって、特定の実施形態では、仮想ゾーンまたは物理的位置は、センサ１４５０として、光または無線タグが取り付けられてもよく、光または無線タグは、図９に関連して説明した第１のデータ構造などのデータ構造に記憶された物理的位置識別子に関連付けられてもよい。

[0195]図１５は、開示された実施形態と一致する、モバイルデバイスにおける一連の単一表示ページの例示的なグラフィカルユーザインターフェースの正面図である。図１５は、クライアントデバイス３５０および／またはユーザデバイス１０２に表示され得る３つのグラフィカルユーザインターフェース（ＧＵＩ）を示す。

[0196]ＧＵＩ１５１０は、グラフィック記述、テキスト記述、注文情報、および動的テキストボックスを有する単一の商品を示す。ＧＵＩ１５１０の動的テキストボックス１５１２は空である。いくつかの実施形態では、動的テキストボックス１５１２は、スケジューリングシステム３２０による計算を待って空であってもよい。

[0197]ＧＵＩ１５２０は同じ単一の商品情報を示すが、動的テキストボックス１５１２は動的テキストボックス１５２２に置き換えられており、ここでは推定配達日と有効期限の両方を指定し、「１０分以内に注文した場合、午後１時までに到着」を表示する。いくつかの実施形態では、スケジューリングシステム３２０によって生成された電子メッセージは、動的テキストボックス１５１２を動的テキストボックス１５２２に更新する命令を含み得る。さらに、ＧＵＩ１５２０では、利用可能な配達サービスを示す追加のアイコンを含むように商品ディスプレイを修正することができる。例えば、ＧＵＩ１５２０に表示された商品は、受付終了時間およびフルフィルメントセンタへの近接度に基づいて、商品が夜明け配達に利用可能であることを示すために、第１の時間の配達アイコン１５２４を示すように更新されてもよい。いくつかの実施形態では、第１の時間の配達アイコン１５２４は、商品または仮配達日時に固有の情報を含むことができる。例えば、第１の時間の配達アイコン１５２４は、スケジューリングシステム３２０からの決定に基づいて「夕食前」などのメッセージを含んでもよい。

[0198]ＧＵＩ１５３０は単一の商品情報を示すが、動的テキストボックス１５２２は動的テキストボックス１５３２に更新されている。例えば、１０分の有効期限がＧＵＩ１５２０からＧＵＩ１５３０で経過した可能性がある。したがって、スケジューリングシステム３２０は、配達推定日を午後１時から午後８時に更新するための命令を送信していてもよい。また、ＧＵＩ１５３０は、翌日の夜明けまでに配達可能な商品に表示される夜明け配達アイコン１５３４を表示してもよい。

[0199]図１６は、配達推定値および／または利用可能な配達オプションを使用してウェブページを生成または変更するように構成可能なスクリプトの例示的なソースコードである。例示的なソースコード１６００は、図９および図１１に関連して説明したように、利用可能な配達オプションおよび推定配達時間を表示するためにウェブページを生成または修正するために使用され得る例示的な命令および機能を示す。例えば、スケジューリングシステム３２０によって生成および送信される電子メッセージは、例示的なソースコード１６００を含むことができる。例示的なソースコード１６００で使用される構文および命令は例示的なものであり、異なる構文および機能も使用および／または置換することができる。

[0200]例示的なソースコード１６００は、ウェブページを識別および／または修正するためのｈｔｍｌヘッダを含むヘッダ１６０１を含むことができる。ヘッダ１６０１は、使用可能な操作およびヘッダの例である。例示的なソースコード１６００はまた、文書タイプ識別部分１６０２を含むことができる。部分１６０２は、ウェブページがカートページ、注文ページ、検索ページ、または単一の商品ページであるかどうかを評価する機能を含むことができる。部分１６０２に詳述されている機能は、例示的な機能を示す。

[0201]例示的なソースコード１６００はまた、動的テキストボックス生成部分１６０４を含んでもよい。部分１６０４の機能およびルーチンは、図９および図１１に関連して説明したように、メッセージおよび修正命令を指定することができる。さらに、例示的なソースコード１６００は、異なるウェブページの修正のためのオプションを含む修正部分１６０６を含むことができる。さらに、例示的なソースコード１６００は、タイマー部分１６０８を含むことができ、タイマー部分は、商品の推定配達時間の有効期限または残り時間と相関するタイマーをウェブページ上に表示する命令を含むことができる。

[0202]部分１６０４、修正部分１６０６、およびタイマー部分１６０８のルーチンは、例示的な実装形態を説明しており、異なるまたは代替の実装形態が可能である。

[0203]本開示の別の態様は、上述したように、実行されると、１つまたは複数のプロセッサに方法を実行させる命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体に関する。コンピュータ可読媒体は、揮発性または不揮発性、磁気、半導体、テープ、光学、取り外し可能、取り外し不能、または他のタイプのコンピュータ可読媒体またはコンピュータ可読記憶装置を含むことができる。例えば、コンピュータ可読媒体は、開示されているように、コンピュータ命令が記憶された記憶ユニットまたはメモリモジュールであってもよい。いくつかの実施形態では、コンピュータ可読媒体は、コンピュータ命令が記憶されたディスクまたはフラッシュドライブであってもよい。

[0204]開示されたシステムおよび関連する方法に様々な修正および変形を加えることができることが当業者には明らかであろう。当業者には、開示されたシステムおよび関連する方法の明細書および実施を考慮することによって、他の実施形態が明らかになるであろう。本明細書および実施例は例示としてのみ考慮され、真の範囲は以下の特許請求の範囲およびそれらの同等物によって示されることが意図される。

[0205]本開示はその特定の実施形態を参照して示され、説明されてきたが、本開示は修正なしに、他の環境において実施され得ることが理解されるであろう。前述の説明は、例示の目的で提示されている。これは、網羅的ではなく、開示された正確な形態または実施形態に限定されない。当業者には、開示された実施形態の明細書および実施を考慮することによって、修正および適合が明らかになるであろう。さらに、開示された実施形態の態様はメモリに記憶されるものとして記載されているが、当業者は、これらの態様が二次記憶デバイス、例えば、ハードディスクまたはＣＤ ＲＯＭ、または他の形態のＲＡＭまたはＲＯＭ、ＵＳＢ媒体、ＤＶＤ、ブルーレイ、または他の光学駆動媒体などの他のタイプのコンピュータ可読媒体に記憶されてもよいことを理解するであろう。

[0206]記載された説明および開示された方法に基づくコンピュータプログラムは、熟練した開発者の技術の範囲内である。様々なプログラムまたはプログラムモジュールは当業者に知られている技法のいずれかを使用して作成することができ、または既存のソフトウェアに関連して設計することができる。例えば、プログラムセクションまたはプログラムモジュールは、Ｎｅｔ Ｆｒａｍｅｗｏｒｋ、Ｎｅｔ Ｃｏｍｐａｃｔ Ｆｒａｍｅｗｏｒｋ（およびＶｉｓｕａｌ Ｂａｓｉｃ、Ｃなどの関連言語）、Ｊａｖａ、Ｃ＋＋、Ｏｂｊｅｃｔｉｖｅ－Ｃ、ＨＴＭＬ、ＨＴＭＬ／ＡＪＡＸの組み合わせ、ＸＭＬ、またはＪａｖａアプレットを含むＨＴＭＬの中で、またはそれらを用いて設計することができる。

[0207]さらに、例示的な実施形態が本明細書で説明されてきたが、本開示に基づいて当業者によって理解されるように、同等の要素、修正、省略、組み合わせ（例えば、様々な実施形態にわたる態様の）、適応、および／または変更を有する任意のおよびすべての実施形態の範囲が可能である。特許請求の範囲の限定は特許請求の範囲に使用されている文言に広く基づいて解釈されるものとし、本明細書または出願手続中に説明された例に限定されるものではない。実施例は、非排他的であると解釈されるべきである。さらに、開示された方法のステップは、ステップの並べ替え、および／またはステップの挿入または削除を含む、任意の方法で修正されてもよい。したがって、本明細書および実施例は単に例示的なものとみなされ、真の範囲および精神は以下の特許請求の範囲およびそれらの均等物の全範囲によって示されることが意図される。

[0208]したがって、前述の説明は、説明のみを目的として提示されたものである。これは、網羅的ではなく、開示された正確な形態または実施形態に限定されない。当業者には、開示された実施形態の明細書および実施を考慮することによって、修正および適合が明らかになるであろう。

[0209]特許請求の範囲は、特許請求の範囲で使用される文言に基づいて広く解釈されるべきであり、本明細書に記載された例に限定されず、その例は非排他的であると解釈されるべきである。さらに、開示された方法のステップは、ステップの並べ替え、および／またはステップの挿入または削除を含む、任意の方法で修正されてもよい。

Claims (20)

1. フルフィルメントセンタからの配達スケジューリングのためのコンピュータ実装システムであって、
   命令を記憶するメモリと、
   前記命令を実行して動作を実行するように構成された少なくとも１つのプロセッサと、を含み、前記動作は、
   フルフィルメントセンタを表す第１のデータ構造を維持することであって、前記データ構造はフルフィルメントセンタの一部を表す要素を含み、前記部分の各々は、
   それぞれの部分内の複数の物理的位置、および
   前記物理的位置内の商品の第１の期間の前の配達のための受付終了時間に関連付けられることと、
   物理的位置と商品識別子との間のマッピングを含む第２のデータ構造を維持することと、
   要求された商品に関連する配達時間推定を提供する要求を受信することと、
   前記要求された商品に関連する少なくとも１つの物理的位置を識別するために第２のデータ構造を検索することと、
   前記少なくとも１つの物理的位置の各々に関連する受付終了時間を決定するために前記第１のデータ構造を検索することと、
   前記要求に応答して、前記受付終了時間から選択された第１の受付終了時間を返すことであって、前記第１の受付終了時間は、前記少なくとも１つの物理的位置のそれぞれにおける他の受付終了時間よりも早い配達推定に関連付けられることと、を含む、システム。
2. 前記第２のデータ構造を検索するステップは、前記第２のデータ構造内の前記物理的位置をフィルタリングすることを含み、
   前記動作は、
   前記フィルタリングされた物理的位置に関連するフルフィルメントセンタに利用可能な在庫を要求することと、
   顧客デバイスに関連付けられた位置と前記フルフィルメントセンタとの間の距離に基づいて、前記フルフィルメントセンタからフルフィルメントセンタを選択することと、をさらに含む、
   請求項１に記載のシステム。
3. 前記動作は、
   前記第２のデータ構造の検索に応答して、複数の物理的位置を受信することと、
   複数の受付終了時間を決定するために前記複数の物理的位置の各々について前記第１のデータ構造を検索することと、
   現在の時間とそれぞれの受付終了時間との比較に基づいて、前記物理的位置のうちの１つを選択することと、をさらに含む、請求項１に記載のシステム。
4. 前記要求は、顧客デバイスにウェブページを表示するためのシステムから受信され、
   前記動作は、
   前記顧客デバイスに関連する情報に基づいて、前記商品のためのフルフィルメントセンタおよび関連する物理的位置を決定することと、
   ウェブページを表示するための前記システムに前記第１の受付終了時間を送信することと、をさらに含む、
   請求項１に記載のシステム。
5. 前記動作は、
   第１のデバイスから、前記第１のデータ構造に記憶された第１の物理的位置に関連付けられた識別子を含む第１のスキャンイベントを受信することと、
   第２のデバイスから、前記要求された商品に関連付けられた商品識別子を含む第２のスキャンイベントを受信することと、
   前記第１のスキャンイベントおよび前記第２のスキャンイベントに基づいて、期間を決定することと、
   前記決定された期間に基づいて、前記第１のデータ構造内の前記第１の物理的位置を含む前記部分に関連付けられた前記受付終了時間を修正することと、をさらに含む、請求項１に記載のシステム。
6. 前記受付終了時間を修正することは、
   複数の第１のスキャンイベントおよび複数の第２のスキャンイベントを分析することと、
   前記複数の第１のスキャンイベントおよび前記複数の第２のスキャンイベントに基づいて、パッケージングセンタと前記複数の物理的位置との間の距離を計算することと、を含む、請求項５に記載のシステム。
7. 各受付終了時間は、前記関連する物理的位置のそれぞれについて前記計算された距離のそれぞれに反比例する、請求項６に記載のシステム。
8. 前記複数の物理的位置は、関連するフルフィルメントセンタの内部の棚位置またはパレット位置に関連付けられている、請求項１に記載のシステム。
9. 前記複数の物理的位置には、光または無線タグが取り付けられており、
   前記光または無線タグは、前記第１のデータ構造に記憶された物理的位置識別子に関連付けられている、
   請求項８に記載のシステム。
10. 前記第１のデータ構造は第１のデータベースに記憶され、
    前記第２のデータ構造は、前記第１のデータベースとは異なる第２のデータベースに記憶され、
    前記第２のデータベースは前記フルフィルメントセンタ内のサーバに記憶される、
    請求項１に記載のシステム。
11. フルフィルメントセンタからの配達スケジューリングのためのコンピュータ実装方法であって、
    フルフィルメントセンタを表す第１のデータ構造を維持することであって、前記データ構造はフルフィルメントセンタの一部を表す要素を含み、前記部分の各々は、
    それぞれの部分内の複数の物理的位置、および
    前記物理的位置内の商品の第１の期間の前の配達のための受付終了時間に関連付けられることと、
    物理的位置と商品識別子との間のマッピングを含む第２のデータ構造を維持することと、
    要求された商品に関連する配達時間推定を提供する要求を受信することと、
    前記要求された商品に関連する少なくとも１つの物理的位置を識別するために第２のデータ構造を検索することと、
    前記少なくとも１つの物理的位置の各々に関連する受付終了時間を決定するために前記第１のデータ構造を検索することと、
    前記要求に応答して、前記受付終了時間から選択された第１の受付終了時間を返すことであって、前記第１の受付終了時間は、前記少なくとも１つの物理的位置のそれぞれにおける他の受付終了時間よりも早い配達推定に関連付けられることと、を含む、方法。
12. 前記第２のデータ構造を検索するステップは、前記顧客デバイスに基づいて、前記第２のデータ構造内の前記物理的位置をフィルタリングすることを含み、
    前記方法は、
    前記フィルタリングされた物理的位置に関連するフルフィルメントセンタに利用可能な在庫を要求することと、
    顧客デバイスに関連付けられた位置と前記フルフィルメントセンタとの間の距離に基づいて、前記フルフィルメントセンタからフルフィルメントセンタを選択することと、をさらに含む、
    請求項１１に記載の方法。
13. 前記第２のデータ構造の検索に応答して、複数の物理的位置を受信することと、
    複数の受付終了時間を決定するために前記複数の物理的位置の各々について前記第１のデータ構造を検索することと、
    現在の時間とそれぞれの受付終了時間との比較に基づいて、前記物理的位置のうちの１つを選択することと、をさらに含む、
    請求項１１に記載の方法。
14. 前記要求は、顧客デバイスにウェブページを表示するためのシステムから受信され、
    前記顧客デバイスに関連する情報に基づいて、前記商品のためのフルフィルメントセンタおよび関連する物理的位置を決定することと、
    ウェブページを表示するための前記システムに前記第１の受付終了時間を送信することと、
    をさらに含む、
    請求項１１に記載の方法。
15. 第１のデバイスから、前記第１のデータ構造に記憶された第１の物理的位置に関連付けられた識別子を含む第１のスキャンイベントを受信することと、
    第２のデバイスから、前記要求された商品に関連付けられた商品識別子を含む第２のスキャンイベントを受信することと、
    前記第１のスキャンイベントおよび前記第２のスキャンイベントに基づいて、期間を決定することと、
    前記決定された期間に基づいて、前記第１のデータ構造内の前記第１の物理的位置を含む前記部分に関連付けられた前記受付終了時間を修正することと、をさらに含む、
    請求項１１に記載の方法。
16. 前記受付終了時間を修正することは、
    複数の第１のスキャンイベントおよび複数の第２のスキャンイベントを分析することと、
    前記複数の第１のスキャンイベントおよび前記複数の第２のスキャンイベントに基づいて、パッケージングセンタと前記複数の物理的位置との間の距離を計算することと、を含む、請求項１５に記載の方法。
17. 各受付終了時間は、前記関連する物理的位置のそれぞれについて前記計算された距離のそれぞれに反比例する、請求項１６に記載の方法。
18. 前記複数の物理的位置は、関連するフルフィルメントセンタの内部の棚位置またはパレット位置に関連付けられている、請求項１１に記載の方法。
19. 前記複数の物理的位置には、光または無線タグが取り付けられており、
    前記光または無線タグは、前記第１のデータ構造に記憶された物理的位置識別子に関連付けられている、
    請求項１８に記載の方法。
20. プロセッサによって実行されると、フルフィルメントセンタからの配達スケジューリングの動作を実行する命令を記憶する非一時的なコンピュータ可読媒体であって、前記動作は、
    フルフィルメントセンタを表す第１のデータ構造を維持することであって、前記データ構造はフルフィルメントセンタの一部を表す要素を含み、前記部分の各々は、
    それぞれの部分内の複数の物理的位置、および
    前記物理的位置内の商品の第１の期間の前の配達のための受付終了時間に関連付けられることと、
    物理的位置と商品識別子との間のマッピングを含む第２のデータ構造を維持することと、
    要求された商品に関連する配達時間推定を提供する要求を受信することと、
    前記顧客デバイスに基づいて前記第２のデータ構造内の前記物理的位置をフィルタリングして、前記要求された商品に関連する少なくとも１つの物理的位置を識別することと、
    前記フィルタリングされた物理的位置に関連付けられたフルフィルメントセンタに利用可能な在庫を要求することと、
    顧客デバイスに関連付けられた位置と前記フルフィルメントセンタとの間の距離に基づいて、前記フルフィルメントセンタからフルフィルメントセンタを選択することと、
    前記複数の物理的位置のそれぞれについて前記第１のデータ構造を検索して、複数の受付終了時間を決定することと、
    現在の時間とそれぞれの受付終了時間との比較に基づいて、前記物理的位置のうちの１つを選択することと、
    前記要求に応答して、前記複数の受付終了時間から選択された第１の受付終了時間を返すことであって、前記第１の受付終了時間は、前記少なくとも１つの物理的位置のそれぞれにおける他の受付終了時間よりも早い配達推定に関連付けられることと、を含む、
    非一時的なコンピュータ可読媒体。
    

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