JP2023507084A - 側面衝突クラッシュ構造 - Google Patents

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Abstract

側面衝突クラッシュ構造は、車両の端部に近接して配置され得て、側面衝突中に同乗者に与えられた衝撃力を低減する。側面衝突クラッシュ構造は、搭乗者コンパートメントと車両の縦端との間における車両の側面に配置されたエネルギー吸収装置を含む。エネルギー吸収装置は、限られたライドダウン距離(減速が生じる距離)に亘って衝撃力を吸収するように構成されて、同乗者と車両における一つもしくは複数の構成要素またはシステムとの両方への損傷を防ぐ。圧縮力の下で車両の斜軸に沿って変形するように、エネルギー吸収装置を構成することができる。側面衝突クラッシュ構造は、衝撃力を車両の他の構成要素に分散させるエネルギー吸収装置の間に配置される一つまたは複数の荷重分散装置を含み得る。

Description

本発明は、側面衝突クラッシュ構造に関する。
関連出願への相互参照
このPCT出願は、2019年12月17日に出願された米国特許出願第16/717,928号明細書に基づく優先権の利益を主張し、上記特許出願の内容全体を参照により本明細書に援用する。
背景
従来の車両は、側面衝撃衝突の間における搭乗者への保護を提供するように設計されている。従来の乗用車において、全ての同乗者は、車両が前進する方向に向いており、シル、ドアピラー、またはフレームを含んで、搭乗者のシートのための構造を取り付ける、側面衝撃衝突の間に同乗者を保護する幾つかの構造が存在する。これらの構造は、一般的に、側面衝突によって生成されるエネルギーを吸収する。同乗者が相互に向き合うキャリッジシート構造を有する車両において、これらの構造は、同乗者に対して同一の位置に存在せず、それ故に衝突中における適切なエネルギー吸収をもたらし得ない。
詳細な説明が、添付図面を参照して記述される。図面において、参照番号における左端の桁は、その参照番号が最初に現れる図形を識別する。異なる図形における同一の参照番号の使用は、同様または同一の構成要素または特徴を識別する。
側面衝突クラッシュ構造を有する車両の例を示す俯瞰図である。 側面衝突クラッシュ構造を有する車両の例を示す透視図である。 側面衝突クラッシュ構造の例を示す透視図である。 車両に取り付けられた、側面衝突クラッシュ構造に関するエネルギー吸収装置の例を示す透視図である。 側面衝突クラッシュ構造に関するエネルギー吸収装置の例を示す透視図である。 支持構造に取り付けられた、図3Bにおけるエネルギー吸収装置の例を示す透視図である。 衝突中における側面衝突クラッシュ構造に関するエネルギー吸収装置の変形例を示す透視図である。 衝突中における側面衝突クラッシュ構造の変形例を示す俯瞰図である。 側面衝突クラッシュ構造を有する車両の例を示す模式図である。 側面衝突クラッシュ構造に関する別のエネルギー吸収装置の例を示す透視図である。
詳細説明
上述された通り、キャリッジシート構成を有する車両の同乗者は、シルまたはドアフレームなどの、従来の側面衝突クラッシュ構造の近くに配置されていない。ロッカーとも呼ばれるシルは、ドア開口部の基部の下方に配置される車両の本体部分である。従来の車両シートにおいて、同乗者は、車両の中央に向かって配置され得て、シルの上方に近接して、または直接的に存在する。従来のシート構成において、シルは、同乗者の近傍における側面衝突力を吸収して分配することに役立つ。キャリッジシート用に構成された車両において、同乗者は、ドア、ドアフレーム、およびシルの縦端の前方または後方に着席し得る。さらに、キャリッジシート用に構成された車両において、同乗者と、車両が衝撃エネルギーを吸収することができる車両の外装との間における距離が制限される場合があり得る。
車両は、衝突時における同乗者の安全確保を支援するための厳格な安全性試験を受ける。そのような一つの試験は、FMVSS214動的側面衝突保護-硬質支柱側面衝突試験という側面衝突クラッシュ試験である。この側面衝突クラッシュ試験の例では、車両は、約時速32kmで車両の縦軸に約75°傾斜して進行する中で、硬質支柱による打撃を受ける。支柱は、車両同乗者の頭部の重心に近接して車両に打撃を与えるように構成されている。従来のシート構成を有する車両において、支柱は、シルおよびドアフレームに近接して車両の中央部分に打撃を与える。キャリッジシート構成を有する車両において、車は、シルの縦端を超えて、車両の端部に近接して衝突し得る。
この出願は、側面衝突中に同乗者に吸収される力を低減して、かつ/または、バッテリー、動力伝達装置、または車両の他システムを保護するように乗用車の端部に近接配置して構成される側面衝突クラッシュ構造に関連する。側面衝突クラッシュ構造は、搭乗者コンパートメントおよび車両の縦端(例えば、車両の前部または後部)の間における車両の側面上に配置されるエネルギー吸収装置を含み得る。幾つかの例において、側面衝突クラッシュ構造は、搭乗者コンパートメントに近接する、車両のシルの縦端と車両の縦端との間に配置され得る。エネルギー吸収装置は、限られたライドダウン距離(減速が生じる距離)で同乗者に加えられる力を最小化して、同乗者および車両の一つ若しくは複数の構成要素またはシステムの両方への損傷を防ぐように構成される。圧縮力の下で車両の斜軸に沿って変形するように、エネルギー吸収装置を構成することができる。本明細書で記述されるように、このようなエネルギー吸収装置は、そのような変形を促進するように、特定の幾何学的構成、材料組成、またはこれらの組合せに基づいて設計され得る。側面衝突クラッシュ構造は、各エネルギー吸収装置および搭乗者コンパートメント、バッテリー筐体、または車両の他構造の間に配置されて、エネルギー吸収装置に与えられた衝撃力を、搭乗者コンパートメント、バッテリー筐体、または車両の他構造からなる広い領域に分配する一つまたは複数の荷重分散装置を含み得る。幾つかの例において、車両本体、または、各エネルギー吸収装置および車両のバッテリー筐体の間に置かれる駆動装置フレームの一部分は、荷重分散装置として機能し得る。幾つかの例において、各荷重分散装置は、荷重分散装置に接触する各エネルギー吸収装置の表面領域より広い、バッテリー筐体に接触する各エネルギー吸収装置の表面領域を有する。エネルギー吸収装置と同様に、このような荷重分散装置は、そのような力の分配を促進するように、特定の幾何学的構成、材料組成、またはこれらの組合せを含み得る。少なくとも幾つかの例において、このようなエネルギー吸収装置および荷重分散装置は、一体的に形成され、一つの部材を備え得る。クラッシュ構造は、エネルギー吸収装置間に直接的または間接的に結合される、一つまたは複数の平板、筐体、横材、梁、および/または他の構造部材を追加的または代替的に含み得て、車両の本体またはフレームに衝撃力をさらに伝達または分配するための一つまたは複数の荷重経路を与える。幾つかの例において、荷重経路構造は、荷重分散構造に結合されて(および/または、一体的に形成されて)、エネルギー吸収装置から荷重経路に衝撃力を分配する。
幾つかの例において、車両は、各車軸が搭乗者コンパートメントおよび車両の端部の間に配置される二つの車軸を含む。幾つかの例において、エネルギー吸収装置は、車軸の一つおよび搭乗者コンパートメントの間に配置される。車両は、バッテリー筐体によって少なとも部分的に取り囲まれるバッテリーを備え得る。幾つかの例において、バッテリー筐体の一部分は、側面衝突クラッシュ構造のエネルギー吸収装置の間に配置されて、これにより、バッテリー筐体は、エネルギー吸収装置の一つに加えられた力のための荷重分散装置として機能する。幾つかの例において、バッテリー筐体およびバッテリーの間における間隔または隙間が存在し、衝突中にバッテリーへ損傷を与えることなく、バッテリー筐体の幾つかの変形を可能とする。
幾つかの例において、車両は、搭乗者コンパートメントの端部に結合される駆動装置を含む。駆動装置は、車両の車軸と、ホイールのペアとを含み得る。幾つかの例において、駆動装置は、モーター、ギアボックス、および/または、車両を推進するように車軸に結合される他の動力伝達装置の構成要素を含む。幾つかの例において、駆動装置は、バッテリーおよびバッテリー筐体を含む。側面衝突クラッシュ構造のエネルギー吸収装置は、直接的または間接的に駆動装置に結合され得て、バッテリー筐体の外側に配置され得る。幾つかの例において、側面衝突クラッシュ構造は、エネルギー吸収装置およびバッテリー筐体の間に配置される、上述された通りのものなどの、荷重分散構造も含み得る。
幾つかの例において、側面衝突クラッシュ構造は、双方向性のある(すなわち、車両の両縦端が車両の進行方向に依存して車両の先端部となり得る)車両に対して使用され得る。双方向的な車両は、車両の一端または両端に配置される側面衝突クラッシュ構造を有し得る。
幾つかの例において、エネルギー吸収装置は、アルミニウム、スティール、または他の金属、カーボンファイバー、ポリマー、プラスチック、フォーム、または上記の組合せなどの、可塑的に変形可能な材料から形成される。幾つかの例において、エネルギー吸収装置は外壁を含む。一つまたは複数の網によって複数のセルに外壁を分割することができる。幾つかの例において、外壁における第一の側面は、外壁における第二の側面より背が低くなり得て、外壁における第一の側面は、外壁における第二の側面より車両の縦端に近接する。幾つかの例において、外壁の少なくとも一部分は、車両の横軸(車両の横軸は車両の進行方向に対して垂直である)に対して傾斜する角度で伸びている。この斜角にエネルギー吸収装置を向けることにより、クラッシュ構造は、車両の前面または側面から車両に衝撃を与える衝突から、より多くのエネルギーを吸収することができる。幾つかの例において、斜角は、車両の横軸に対して約0°から約30°までの間となり、幾つかの例において、斜角は、約10°から約20°までの間となる。一つの特定な例において、斜角は、車両の横軸に対してほぼ15°となる。エネルギー吸収装置に関するセルは、正方形、長方形、三角形、六角形、八角形、または台形を含む多様な形状を形成することができる。幾つかの例において、セルは、オープンセル構造またはハニカム構造を形成することができる。幾つかの例において、外壁、および/または、各セルの間におけるセル間の網は、約2mmから約5mmまでの間で均一な厚さを有し得る。外壁およびセル間の網は、同一の厚さ、または異なる厚さを有し得る。オープンセル構成は、エネルギー吸収装置にクラッシュ、そうでなければ変形を可能とし、これによって、車両の他のシステムおよび構造(例えば、バッテリー、動力伝達装置、搭乗者コンパートメント等)を導入することなく、衝突のエネルギーを吸収する。
幾つかの例において、エネルギー吸収装置は、押出成形によって形成され得る。例えば、鋳造、射出成形、三次元印刷(または、他の付加的な製造技術)、または機械加工を含む、他の製造プロセスを使用して、エネルギー吸収装置を形成することもできる。鋳造または射出成形によって形成されるエネルギー吸収装置は、エネルギー吸収装置の長手方向によって変動する外壁の厚さおよび/または網を有する。例えば、エネルギー吸収装置の壁の厚さは、エネルギー吸収装置の遠位端よりも、エネルギー吸収装置の近位端でより厚くなってよい。これは、エネルギー吸収装置に、それが変形する距離に亘って変動する抵抗またはエネルギー吸収を与えることを可能とする。例えば、エネルギー吸収装置は、エネルギー吸収装置のより薄い部分が初めに比較的容易に変形し、変形が増大するにつれて徐々に著しくなるように、構成されてよい。これは、エネルギー吸収装置にクラッシュパルスの後半でより多くのエネルギーを吸収させる、衝撃がより低下した衝突の間に車両および同乗者によって受けられる力を最小化する。
この出願は、側面衝突クラッシュ構造が双方向性で自律性のある自動運転の車両に適用される例を記述するが、この出願は、双方向性の車両または自律性の車両に限定されない。この出願で記述される側面衝突クラッシュ構造を、他の無方向性の、および/または非自律的な車両に適用することができる。車両は、一つまたは複数の内燃機関、一つまたは複数の電源(例えば、バッテリー、水素燃料電池等)から電力を供給される電気モーター、またはこれらの任意の組合せによって動力を供給され得る。この出願における車両は、4輪のホイールまたはタイヤを有するとして描かれる。しかしながら、例えば、バン、スポーツ・ユーティリティ・ビークル、クロスオーバー車、トラック、バス、農業用車両、建設車両、および鉄道車両などの、車両に関する他のタイプおよび外形が考えられる。この出願は、車両の端部に、またはその近傍に配置される側面衝突クラッシュ構造を記述して描写するが、この出願で記述される側面衝突クラッシュ構造を、車両の長手方向に沿ったどこにでも配置することができる。この出願は、キャリッジシート配置を有する車両を記述して描写するが、全ての搭乗者が車両の前進方向に面するもの、全ての搭乗者が前進方向とは反対向きに面するもの、および/または、一つまたは複数の搭乗者が車両の側面に面するものを含む様々なシート配置を有する車両に、この出願で記述される側面衝突クラッシュ構造を適用することができる。
本明細書で記述される技術およびシステムは、幾つかの方法で実装され得る。実装例は、図面を参照して以下で提供される。
図1は、車両が真っ直ぐに(曲がらず)進行している際に進行方向に対して通常整列される縦軸と、縦軸と直交する横軸とを有する車両100の例を描写する。図示されるように、車両100は、車両100の各縦端104に配置される2個のホイールまたはタイヤをそれぞれ有する4個の車輪102を含む。幾つかの例において、車両100は、車両の第一の縦端104Aにおける車輪102の間で伸びる第一の車軸106Aと、車両の第二の縦端104Bにおける車輪の間で伸びる第二の車軸106Bとを含む複数の車軸を含み得る。第一の車軸106Aおよび/または第二の車軸106Bは、車両100の横軸に対して実質的に平行であり得る。第一の車軸106Aおよび/または第二の車軸106Bは、左右の車輪102の間で伸びる直線状の車軸を備え、または、各車輪に連携して、同一の車軸上にある各車輪を独立に垂直方向に移動させる独立サスペンションで支持される別々の駆動シャフトを備える。車両100は、車両の長手方向の中央に近接して配置されるドア110を含み得る。ドア110は、ドアピラーまたはフレームによって周囲を取り囲まれ得る。車両100は、ドア開口部の下方に配置されるシル構造(シル構造は図2Aで例証される)を含み得る。車両100は、衝撃点がドア110および車両のシルを超える側面衝撃から車両100における同乗者への保護を与えるように構成される側面衝突クラッシュ構造108を含み得る。側面衝突クラッシュ構造108は、車両100の縦端104に近接して、例えば、シルの縦端と車両の縦端との間に配置され得る。幾つかの例において、側面衝突クラッシュ構造108は、車両の各車軸と車両の搭乗者コンパートメント112との間に配置され得る。
図1は、車両および支柱114の間における側面衝撃衝突の例を描写する。図1における支柱114は、側面衝突クラッシュ構造が保護するように構成される側面衝突位置の例を示す。この例において、車両100は、縦端104Aをこの例における車両の先端部(または前部)とすると、矢印116の向きに進行している。支柱114は、車両100の車輪102の近傍、または少し後方における車両100の先端部である左コーナーに対する衝撃を描写する。側面衝突クラッシュ構造108は、車両の横軸に対して傾斜する角度Θで曲がって(この例における支柱114に関する衝撃角度のように)、車両の前部コーナーに向かう方向から衝撃力を受けるエネルギー吸収構造(図2Aおよび2B、ならびに図3Aおよび3Cを参照して記述される)を含み得る。幾つかの例において、エネルギー吸収構造は、車両に関する4箇所のコーナー全てに近接して配置され得る。
図2Aは、車両100の縦端104に近接して配置される側面衝突クラッシュ構造108を示す車両100の透視図である。車輪は、クラッシュ構造をより良く例証するために、図面における車両から省略されている。さらに、第一の縦端104Aは、搭乗者コンパートメント112に対するクラッシュ構造108の位置を例証するため、透過して図示されている。側面衝突クラッシュ構造108は、シル222と車両の縦端104Aとの間、および、車両の先端の車軸と搭乗者コンパートメントの間に配置され得て、このシルは車両100の開口部の底面に沿って伸びる。側面衝突クラッシュ構造108は、車両100の側面に配置されるエネルギー吸収装置202を含み得る。幾つかの例において、側面衝突クラッシュ構造108は、車両100の各側面にエネルギー吸収装置202を含み得る。幾つかの例において、側面衝突クラッシュ構造108は、車両100の各側面に多数のエネルギー吸収装置202を含み得て、または、車両の一つの側面のみにエネルギー吸収装置を含み得る。幾つかの例において、側面衝突クラッシュ構造108は、車両の第一のコーナーに近接して配置される第一のエネルギー吸収装置、車両の第ニのコーナーに近接して配置される第ニのエネルギー吸収装置、車両の第三のコーナーに近接して配置される第三のエネルギー吸収装置、および、車両の第四のコーナーに近接して配置される第四のエネルギー吸収装置を含み得る。側面衝突クラッシュ構造108は、搭乗者コンパートメント204の外側で縦方向に配置され得る。例えば、側面衝突クラッシュ構造108は、搭乗者コンパートメント112と車両100の縦端104との間に配置されてよい。幾つかの例において、側面衝突クラッシュ構造108は、車両の縦端104に近接する車輪の間に配置され得る。エネルギー吸収装置202は、車両100の車輪の内向き、および/または、後方に配置され得る。エネルギー吸収装置202は、車両同乗者の頭部の重心方向にある側面衝撃を受け止めて吸収するように傾斜して配置され得る。
幾つかの例において、車両の本体210における搭乗者コンパートメント112は、相互に対面する(例えば、「キャリッジシート」構成)向きで第一のシート206Aおよび第二のシート206Bを含む、2個のシート206を備える。他の例において、一つまたは複数で任意個数のシートが、図2Aにおいて表されるもの以外の位置および/または向きで車両に配置され得る。例えば、複数の同乗者208を収容することができる2個のベンチ・スタイル・シートとして例証されているが、幾つかの例において、複数個の個別なバケット・スタイル・シートが車両内に配置されてよい。第一のシート206Aにおける同乗者208は、第二のシート206Bにおける同乗者に対面するように、第一のシートによって配置され得る。この構成の場合には、同乗者208の頭部は、搭乗者コンパートメント112の外側コーナーに近接して配置され得る。側面衝突クラッシュ構造108は、この位置における同乗者208を保護するように構成される。
幾つかの例において、車両100の双方向性のために、第一のシート206Aおよび第二のシート206Bの各々は、車両の進行方向によって決められる通り、異なる時間に、前部シートまたは後部シートになり得る。また、第一のシート206Aおよび第二のシート206Bの各々は、車両の進行方向によって決められる通り、異なる時間に、前方対面シートまたは後方対面シートになり得る。したがって、双方向的な車両は、車両の第一の縦端104Aおよび第二の縦端104Bの両方に近接する側面衝突クラッシュ構造を含み得て、側面衝突クラッシュのシナリオで第一のシート206Aおよび第二のシート206Bの両方における同乗者を保護する。他の例において、車両100は、車両100の一つの縦端104のみにおける側面衝突クラッシュ構造108を含み得る。また、側面衝突クラッシュ構造108を、双方向性でない車両の縦端104の両方に配置することができる。
図2Bは、側面衝突クラッシュ構造108を示す透視図である。上述した通り、側面衝突クラッシュ構造108は、車両100の側面に配置されるエネルギー吸収装置202を含み得る。エネルギー吸収装置202は、以下でさらに詳細に議論されるように、圧縮力に対応して変形するように構成される。幾つかの例において、エネルギー吸収装置202の一部分は、車両100の横方向の車軸に対して傾斜する角度で伸びている。上述した通り、エネルギー吸収装置202は、車両の横方向の車軸に対して傾斜する角度Θで伸びるように向いており、車両100に対して完全には水平でない衝撃力を受け取る。側面衝突クラッシュ構造108は、クロスカー衝撃荷重を伝達するとともに、エネルギー吸収装置202のためのバックアップ構造として機能するように構成される、一つまたは複数の荷重分散装置も含み得る。種々の構造は、側面衝突クラッシュ構造108のための荷重分散装置として機能する。荷重分散装置は、エネルギー吸収装置202に直接的または間接的に結合され得る。エネルギー吸収装置202に対する衝撃力によって生成されるエネルギーは、荷重分散装置に伝達されて、車両の全体を通過して広い領域に力を分散する。幾つかの例において、荷重分散装置は、車両100の各側面におけるエネルギー吸収装置202の間にまたは近傍で結合される。幾つかの例において、荷重分散構造は、エネルギー吸収装置202より硬質な材料および/または構造から形成され、エネルギー吸収装置202と同一な力の下で変形しない。
幾つかの例において、車両100のタブまたは本体210は、荷重分散装置として機能する。エネルギー吸収装置202は、本体210に直接的または間接的に結合され得る。エネルギー吸収装置202によって吸収されない衝撃力は、本体210に伝達され得る。エネルギー吸収装置202は、車両の本体におけるより厚い、より硬い、および/または強化された部分で本体210に結合され、これにより、車両100の全体を通して衝撃力を分配する。幾つかの例において、車両100は、搭乗者コンパートメントを含む車両の本体に結合される駆動装置212を含む。幾つかの例において、駆動装置フレーム214は、本体210に付加して、または代わって荷重分散装置として機能することができる。駆動装置フレーム214は、車両100の本体210に結合され得る。
これら自体の構造を通して衝撃力を分散することに加えて、本体210および/または駆動装置フレーム214などの荷重分散装置は、衝撃エネルギーのための付加的な荷重伝達経路として役立つ他の構造に衝撃力を拡散し得る。付加的な荷重経路は、横材や梁を含み得る。例えば、車両の本体は、本体210と一体として形成され、または結合される細長い本体横材216を含んでよい。駆動装置フレーム214は、細長い駆動装置横材218を含むことができる。本体横材216および駆動装置横材218は、これらに限られないが、上述されたものなどの、一つまたは複数の荷重分散構造を通してエネルギー吸収装置202に直接的または間接的に結合され得て、衝撃力のための付加的な横材荷重経路を与え得る。この出願で考えられる側面衝突クラッシュ構造108は、これらの荷重分散構造および/または荷重経路構造の全てまたは幾つかを含み得る。
幾つかの例において、車両100は、一つまたは複数のモーターに結合されて車両を推進させるバッテリーを含む。幾つかの例において、バッテリーおよび/またはモーターは、駆動装置212に配置される。バッテリーは、駆動装置フレーム214の中に完全に、または部分的に収容され得る。バッテリーを衝撃ダメージから保護するために、バッテリーは、バッテリー筐体220によって完全に、または部分的に取り囲まれ得る。幾つかの例において、バッテリー筐体220は、車両100における本体210または駆動装置フレーム214と結合され、または一体化され得る。幾つかの例において、バッテリー筐体220の一部分は、エネルギー吸収装置202の間に、または近接して配置され、荷重経路として機能する。幾つかの例において、エネルギー吸収装置202は、バッテリー筐体220の外側に配置され得る。幾つかの例において、バッテリー筐体220は、衝突荷重を車両全体に、および/または、車両100の他の構造部品に伝達するのに役立ち得る。バッテリー筐体220は、荷重の伝達中に実質的に変形することなく、これによって衝突中に衝撃から車両のバッテリーを保護するように、バッテリー筐体220は、エネルギー吸収装置202より比較的に硬質であり得る。エネルギー吸収装置202の間に、または近接して配置されるバッテリー筐体220の部分は、バッテリー筐体220の他の部分より優れた構造的完全性を提供するように補強され得る。例えば、バッテリー筐体220の一つまたは複数の壁は、鋼板、リブ、ガセット、トラス、または他の補強構造を含み得る。幾つかの例において、バッテリーおよびバッテリー筐体220の間に隙間または距離が存在して、以下に詳細に示されるように、衝撃をライドダウン距離の間に収める。この隙間は、約0mmから約10mmまでの間になり得る。幾つかの例において、この隙間は、約2mmまたは約6mmまでの間になる。側面衝突クラッシュ構造108は、衝撃からのライドダウン距離を制限するように構成され、バッテリーへの損傷を回避する。幾つかの例において、バッテリー筐体220と類似する筐体、および/または、本明細書で記述されるものなどの側面衝突クラッシュ構造を使用して、燃料タンク、モーター、制御装置、コンピュータ、冷却システム等を含む他の構造を、衝撃ダメージから保護することができる。車両本体210、バッテリー筐体220、駆動装置フレーム214、本体横材216、および駆動装置横材218が、バックアップ構造を構成し、実質的に変形することなく、車両全体を通して荷重を分配して伝達するように設計されるが、エネルギー吸収装置202は、衝突中に変形するように設計され、これにより、衝突時にエネルギーを吸収するクラッシュゾーンを提供する。このように、エネルギー吸収装置202は、変形を開始する一つまたは複数のイニシエータを含み得て、より可塑性でより厚い壁の厚さであり得て、かつ/または、バックアップ構造より低い剛性を有し得る。
図3Aないし3Cは、エネルギー吸収装置202を示す透視図である。図3Bにおいてエネルギー吸収装置がそれ自体のままで示されるが、図3Aに示されるように、エネルギー吸収装置202は、車両の駆動装置フレーム214に結合される。幾つかの例において、エネルギー吸収装置202は、車両の一部分に近接して、取り付けられる内側縁300、車両から遠位にある外側縁302、および外壁304を含む。外壁304は、エネルギー吸収装置202の周囲を制限する周壁を備え得る。この例における外壁304は、第一の側面304Aおよび第二の側面304Bを含む。エネルギー吸収装置202は、アルミニウム、スティール、他の変形可能な金属、カーボンファイバー、ポリマー、プラスチック、もしくはフォーム、またはこれらの組合せなどの可塑的に変形可能な材料で形成され得る。材料に依存して、押出成形、鋳造、射出成形、三次元印刷、機械加工、上記の組合せ、または他の製造技術によって、エネルギー吸収装置を製造することができる。幾つかの実施形態において、エネルギー吸収装置202は、A356合金のアルミニウムなどの押出成形されたアルミニウムから形成される。幾つかの例において、エネルギー吸収装置202を完全に変形させる破壊力は、上述された荷重分散装置のピーク破壊力にほぼ同等である。
幾つかの例において、図3Bで良く示されるように、エネルギー吸収装置202は、約100mmから約300mmまでの間の幅W、約200mmから約400mmまでの間の高さH、および、約25mmから約300mmまでの間の奥行Dを有し得る。幾つかの例において、エネルギー吸収装置202は、約150mmから約200mmまでの間の幅W、約250mmから約300mmまでの間の高さH、および、約50mmから約250mmまでの間の奥行Dを有し得る。幾つかの例において、寸法(W、H、および/またはD)は、上記の例より大きくなり得て、または小さくなり得る。また、幾つかの例において、幅W、高さH、および/または奥行Dは、エネルギー吸収装置202の一部分から別の部分まで変動し得る。例えば、図3Aないし3Cに示されるように、エネルギー吸収装置は、底部よりも上部でより広く、左側面よりも右側面でより大きい深さを有する。車両の反対側の側面におけるエネルギー吸収装置と、車両の反対側の縦端におけるエネルギー吸収装置とは、図3Aないし3Cに示される各エネルギー吸収装置の鏡像であることになる。
エネルギー吸収装置は、車両に取り付けるために内側縁300を有する外壁304を含む。図3Aないし3Cで描かれるエネルギー吸収装置202は、平らな(または、実施的に平面状の)内側縁300、または、車両の平らな搭載面に取り付けるための周囲を有する。しかしながら、幾つかの例において、エネルギー吸収装置202の内側縁300を、それが取り付けられる車両の一部を補完するように傾斜させて、または湾曲させることができる。エネルギー吸収装置202は、内側縁300から外側縁302まで外向きに伸びる突出しを含み得る。内側縁300および外側縁302の間における差し渡しは、エネルギー吸収装置の外壁304を定める。外壁304は、一つまたは複数の網またはセル壁308によって多数のセル306に分割され得て、オープンセル構造を形成する。図3Aないし3Cで描かれるエネルギー吸収装置202は、実質的に長方形の外側周囲を有する6個のセル306を含む。換言すると、この例におけるセル306は、縦端が開放された底面が長方形の角柱である。しかしながら、エネルギー吸収装置202のセル306は、例えば、正方形、三角形、六角形、八角形、または台形を含む他の任意の周囲形状を有してよい。セル306を形成する外壁304、および/または、網またはセル壁308は、均一な厚さを有し得る。幾つかの例において、外壁304および/またはセル壁308は、約2mmから約5mmまでの間の厚さを有する。他の例において、セル壁308は、約0.5mmから約10mmまでの間の厚さを有する。幾つかの例において、外壁304の厚さは、セル壁308と同等であり、またはこれとは異なり得る。幾つかの例において、外壁304および/またはセル壁308の厚さは、均一である必要がない。また、一方で、図3Aないし3Cで描かれるエネルギー吸収装置202は、6個のセル306を有する。幾つかの例において、エネルギー吸収装置202は、より多数のセル、または、より少数のセルを有し得る。エネルギー吸収装置202は、サイズ、材料、およびエネルギー吸収装置を製造する方法によって許容されるほどに多数のセル306を有し得る。セル306は、通常、サイズにおいて均一(例えば、ほぼ同一の断面積、容積等を有する)であり得て、または変動し得る。幾つかの例において、異なるサイズおよび形状のセル306を、単体のエネルギー吸収装置202に使用することができる。幾つかの例において、一つまたは複数のイニシエータ(例えば、穴、くぼみ、曲がり等)、またはクランプル・ゾーン(crumple zones)は、エネルギー吸収装置202に配置され得て、衝突中にエネルギー吸収装置202の変形を開始して他の車両システムへの損傷を最小化する。
上述した通り、外壁304および/またはセル壁308は、車両の縦端に対して傾斜した角度で伸び得る。幾つかの例において、第一の部分310の外側縁302は内側縁300に対して傾斜した角度であるため、外壁304における第一の部分310は斜面を成す。第ニの部分312の外側縁302は内側縁300に対して概して平行であるため、外壁304における第ニの部分312は同形である。第一の部分310が斜面を成す結果として、外壁304における第一の側面304Aは、外壁304における第二の側面304Bよりも背が低くなり得る。幾つかの例において、第一の部分310の斜角は、相当な側面衝突クラッシュの保護を提供しつつ、車両のホイール、サスペンション、ステアリング、および他の車両システムに対するゆとり(clearance)を提供する。
図3Cは、一つまたは複数の締め具によって取り付けブラケットまたは支持構造314に結合されるエネルギー吸収装置202を例証する。支持構造314は、エネルギー吸収装置202を受け止めて結合するように構成され得て、支持構造314は、車両に直接的または間接的に結合され得る。幾つかの例において、エネルギー吸収装置202における内側縁300は、支持構造314の搭載板316に取り付けられ得る。支持構造314の搭載板316は、車両に取り付けられ得る。幾つかの例において、支持構造314は、搭載板316から外向きに伸びる側壁318を含み得る。支持構造314の側壁318は、エネルギー吸収装置202の外壁304の周囲を取り囲んで補強し得て、エネルギー吸収装置202から車両の残り部分に荷重を伝達して拡散するのに役立ち得る。幾つかの例において、支持構造314の側壁318は、エネルギー吸収装置202の第二の側面304B(より奥行のある側面)を補強する。支持構造314は、エネルギー吸収装置202の変形を制御して、他の荷重分散構造または荷重伝達構造に衝撃エネルギーを分配するのに役立ち得る。
図4Aは、圧縮力の下で変形または押し潰された後のエネルギー吸収装置202を示す透視図である。図示されように、エネルギー吸収装置202は、側面衝突力の結果として軸方向に潰れる。幾つかの例において、エネルギー吸収装置が圧縮力を受けると、エネルギー吸収装置202のセル306は崩壊し得る。エネルギー吸収装置202は、崩壊または変形することによって衝突力のエネルギーを吸収する。そのサイズ、材料、セル構造、形状、および角度を含むエネルギー吸収装置202の設計は、同乗者208に加えられる力を最小化して、車両の構成要素および搭乗者コンパートメント204の両方を保護するために、ライドダウン距離(衝撃後に車両の変形が止まるまでに要する距離)間で吸収されるエネルギーを最大化するように選択される。エネルギー吸収装置202に吸収されない力を、上述した通り一つまたは複数の荷重分散装置によって付加的な荷重経路に分散することができる。
図4Bは、図1を参照して上述した通り、支柱114からの衝撃を受けた側面衝突クラッシュ構造108を示す俯瞰図である。支柱114が車両100に入り込む距離によって、ライドダウン距離を測定することができる。図示されるように、エネルギー吸収装置202の変形は、ライドダウン距離の大部分を占める。こうして、他の車両構造への侵入は最小化される。図4Bに示されるように、駆動装置フレーム214およびバッテリー筐体220の変形は、エネルギー吸収装置202によって吸収されたエネルギーのために最小化される。さらに、エネルギー吸収装置202の変形が増大するにつれて、エネルギー吸収装置202に加えられる反力が増加し、これにより荷重分散構造を通じて他の荷重経路(例えば、本体210、駆動装置フレーム214、バッテリー筐体220、本体横材216、および/または駆動装置横材218)へ多くの力を伝達する。この例において、上述した通り、バッテリー筐体220およびバッテリー402の間に隙間400が存在する。この隙間400は、エネルギー吸収装置202、駆動装置フレーム214、バッテリー筐体220、および/または、エネルギー吸収装置およびバッテリー402の間に配置される他の構造の変形より大きいライドダウン距離を収めるのに十分大きくなり得て、これにより、バッテリー筐体220は、バッテリー402を損傷することないが、隙間400に変形し得る。幾つかの例において、ライドダウン距離が、車両の外装とバッテリー402または同乗者208との間における距離よりも小さくなるように、側面衝突クラッシュ構造108は構成される。
概して、本明細書で記述されるクラッシュ構造は、支柱または他の障害物が搭乗者コンパートメント、バッテリー、動力伝達装置、または車両の他システムへ侵入するのを最小化しつつ、比較的短いライドダウン距離に亘って衝突のエネルギーを吸収するように設計される。幾つかの例において、本明細書で記述されるクラッシュ構造は、400mm未満または350mm未満のライドダウン距離に亘って衝突のエネルギーを吸収するように構成され得る。幾つかの例において、本明細書で記述されるクラッシュ構造は、約200mmから約300mmまでの間のライドダウン距離に亘って衝突のエネルギーを吸収するように構成され得る。幾つかの例において、この出願に記述されるエネルギー吸収装置は、車両が減速されつつ、同乗者および/または車両のシステムに伝達される最大限の力を最小化するために、ライドダウン距離に亘ってエネルギーを吸収するように設計され得る。さらに、幾つかの例において、側面衝突クラッシュ構造の反力は、侵入距離が増加するにつれて増大し得て、これによって、より多くのエネルギーを依然として吸収し、より多くのエネルギーを車両の他部分に伝達して、高速の衝突中にそれ以上の侵入を止めつつ、低速の衝突のために同乗者および車両システムに及ぶ力を最小化する。
図5は、車両の反対側の縦端に配置される取り外し可能な駆動装置502を備える車両500を示す模式図である。図5は、インストール状態における第一の駆動装置502a、およびアンインストール状態における第二の駆動装置502bを示す。組立済み状態において、駆動装置502は、車両本体210に取り付けられる。各取り外し可能な駆動装置502は、車輪102、車軸106、バッテリー402、モーター、冷却システム、操向システム、制動システム、および/または、車両を操作するための他の車両システムを含む。取り外し可能な駆動装置502は、車両500の各縦端104に配置される。幾つかの例において、車両500は、一つの取り外し可能な駆動装置502のみを含む。幾つかの例において、側面衝突クラッシュ構造108の部分または全部は、取り外し可能な駆動装置502に直接的または間接的に結合され得る。このことに関するそのような一つの例は、破線で図示されて、取り外された第二の駆動装置502bに結合されたエネルギー吸収装置202によって、図5に表される。例えば、取り外し可能な駆動装置502は、エネルギー吸収装置202、バッテリー筐体220、駆動装置フレーム214、および/または駆動装置横材218のいずれかまたは全てを含んでよい。エネルギー吸収装置202が取り外し可能な駆動装置502に配置される例において、本体210および本体横材216を含む車両の他部分が、側面衝突クラッシュ構造108のための荷重分散装置としてなお機能し得る。これらの例において、力は、エネルギー吸収装置202から車両本体210まで、車両本体および駆動装置502の間における連結を介して伝達される。他の例において、側面衝突クラッシュ構造108の部分または全部は、本体210または車両500の搭乗者コンパートメントに直接的または間接的に結合され得る。この代替構成が、破線で図示されて、取り外される第二の駆動装置500bに近接して本体210に結合されるエネルギー吸収装置202によって、図5に表される。すなわち、エネルギー吸収装置202に関する破線の表現は構成の一例を示し、エネルギー吸収装置202に関する一点鎖線の表現はこの出願に係る側面衝突クラッシュ構造に関する構成の別例を示す。
図6は、別例の実施形態に係るエネルギー吸収装置600を示す正面透視図である。エネルギー吸収装置600は、壁604の間に整列された中空セル602の配列から結成されるハニカム構造で形成され得る。すなわち、セル602は、六角形の周囲、または、開放端もしくは閉鎖端であり得る断面を有する角柱を含み得る。幾つかの例において、中空セル602は、約10mmから約30mmまでの間の幅Wを有し得る。ハニカム型エネルギー吸収装置600は、エネルギー吸収装置202に関して上述された任意の材料で形成され得る。幾つかの例において、ハニカム型エネルギー吸収装置600は、TL091アルミニウム合金で形成される。幾つかの例において、ハニカム型エネルギー吸収装置600における外壁606は湾曲し、これにより、側面衝撃を受け取るための種々の斜角を与える。外壁606は、オープンセル配置を与えるように開放され得て、または、セル602の開放端を被覆する薄膜もしくは表面層を有し得る。幾つかの例において、エネルギー吸収装置600は、射出成形された複合材料で形成され得る。幾つかの例において、図3Aないし3Cの例と類似して、エネルギー吸収装置600におけるセル壁604は、車両の横軸に対して傾斜する角度Θで伸びている。しかしながら、この例において、エネルギー吸収装置600の外壁は、斜角Θ以外の角度で伸び得る。
上述された主題は、例証のためにのみ提供されており、制限として解釈されるべきでない。さらに、特許請求された主題は、この開示の任意部分で指摘された短所のいずれかまたは全てを解決する実装に限定されない。種々の修正または変更が、例証および説明された実例または応用に従うことなく、特許請求項の趣旨および範囲から逸脱することなく、本明細書で記述された主題に対して行われ得る。
例示的な条項
後述する段落は、種々の例を説明する。この節における任意の例は、この節における任意の他の例、および/または、本明細書で記述される任意の他の例または実施形態とともに使用され得る。
A:幾つかの例において、車両は、第一の縦端、第一の縦端の反対側にある第二の縦端、第一の側面、および第一の側面の反対側にある第二の側面と、第一の縦端および第二の縦端の間に配置される搭乗者コンパートメントと、第一の縦端および搭乗者コンパートメントの間に配置される第一の車軸と、第二の縦端および搭乗者コンパートメントの間に配置される第二の車軸と、第一の側面において第一の車軸および搭乗者コンパートメントの間に配置されて、第一の側面における衝突のエネルギーを吸収するために変形するように構成される第一のエネルギー吸収装置と、第二の側面において第一の車軸および搭乗者コンパートメントの間に配置されて、第二の側面における衝突のエネルギーを吸収するために変形するように構成される第二のエネルギー吸収装置とを備えて、搭乗者コンパートメントは、第一の縦端に近接して第二の縦端の向かって面するシートを含み、第一のエネルギー吸収装置はオープンセル状の構造を含み、第二のエネルギー吸収装置はオープンセル状の構造を含む。
B:例Aに関する車両であって、第一のエネルギー吸収装置および第二のエネルギー吸収装置の少なくとも一つは、一つまたは複数の網によって多数のセルに分割される外壁を含む、車両。
C:例AまたはBのいずれか一つに関する車両であって、外壁、および、一つまたは複数の網は、第一の側面および第二の側面の間で伸びる横軸に対して傾斜する角度で伸びる、車両。
D:例Cに関する車両であって、斜角が約1°から約20°までの間になる、車両。
E:例AないしDのいずれか一つに関する車両であって、第一のエネルギー吸収装置または二のエネルギー吸収装置の少なくとも一つは突出しを含む、車両。
F:例AないしEのいずれか一つに関する車両であって、第一のエネルギー吸収装置または第ニのエネルギー吸収装置の少なくとも一つは、アルミニウム、スティール、カーボンファイバー、またはプラスチックの少なくとも一つを含む、車両。
G:例AないしFのいずれか一つに関する車両であって、第一の縦端で搭乗者コンパートメントに結合される駆動装置をさらに備えて、駆動装置は第一の車軸およびバッテリーを含み、第一のエネルギー吸収装置および第二のエネルギー吸収装置はバッテリー筐体の外側で横方向に結合される、車両。
H:例AないしGのいずれか一つに関する車両であって、第一のエネルギー吸収装置および車両の本体の間に配置される荷重分散装置をさらに備える、車両。
I:例AないしHのいずれか一つに関する車両であって、車両が双方向性のある車両であり、シートが第一のシートを含み、この車両が、第二の縦端に近接して第一の縦端に向かって面する第二のシートと、第ニの車軸と第一の側面における搭乗者コンパートメントとの間に配置される第三の吸収装置と、第二の車軸と第二の側面における搭乗者コンパートメントとの間に配置される第四のエネルギー吸収装置とをさらに備える、車両。
J:例AないしIのいずれか一つに関する車両であって、第一のエネルギー吸収装置または第二のエネルギー吸収装置の少なくとも一つが、圧縮力の下で車両の斜角に沿って変形するように構成される、車両。
K:例AないしJのいずれか一つに関する例であって、バッテリー筐体によって少なくとも部分的に取り囲まれるバッテリーをさらに備えて、バッテリー筐体の少なくとも一部分が、第一のエネルギー吸収装置および第二のエネルギー吸収装置の間に配置され、バッテリーおよびバッテリー筐体の間に間隔が存在する、車両。
L:幾つかの例において、車両のための側面衝突クラッシュ構造は、車両の横軸に沿って伸びるように構成される細長い横材と、横材の第一端に結合される第一のエネルギー吸収装置と、横材の第二端に結合される第二のエネルギー吸収装置とを備えて、第一のエネルギー吸収装置は、第一の網によって多数のセルに分割される第一の外壁を含み、第一の外壁および第一の網は、横材に対して傾斜する第一の角度で伸び、第二のエネルギー吸収装置は、第二の網によって多数のセルに分割される第二の外壁を含み、第二の外壁および第二の網は横材に対して傾斜する第二の角度で伸びている。
M:例Lに関する側面衝突クラッシュ構造であって、第一のエネルギー吸収装置または第二のエネルギー吸収装置の少なくとも一つの一部分が、オープンセル構造またはハニカム構造の一つを含む、側面衝突クラッシュ構造。
N:例Mに関する側面衝突クラッシュ構造であって、第一の斜角または第二の斜角の少なくとも一つが約0°から約30°までの間になる、側面衝突クラッシュ構造。
O:例LないしNのいずれか一つに関する側面衝突クラッシュ構造であって、横材が、第一のエネルギー吸収装置および第二のエネルギー吸収装置の剛性よりも優れた剛性を有する、側面衝突クラッシュ構造。
P:例LないしOのいずれか一つに関する側面衝突クラッシュ構造であって、第一のエネルギー吸収装置または第二のエネルギー吸収装置の少なくとも一つが、アルミニウム、スティール、カーボンファイバー、またはプラスチックの少なくとも一つを含む、側面衝突クラッシュ構造。
Q:例LないしPのいずれか一つに関する側面衝突クラッシュ構造であって、第一のエネルギー吸収装置における第一の外壁は、第一のエネルギー吸収装置の周囲を定めて、遠位端および近位端を有する周壁と、周壁の内部に配置されて、多数のセルに第一のエネルギー吸収装置を分割する第一の網と、周壁の近位端に配置されて、車両に取り付けるために構成される第一の外壁の内側縁と、周壁の遠位端に配置される外側縁とを備えて、内側縁は、実質的に平面状の周囲を有し、外側縁の第一の部分は、内側縁から第一の距離だけ間隔を空け、外側縁の第二の部分は、内側縁から第二の距離だけ間隔を空け、第二の距離は第一の距離とは異なる、側面衝突クラッシュ構造。
R:幾つかの例において、側面衝突クラッシュ構造で使用されるエネルギー吸収装置は、エネルギー吸収装置の周囲を定めて、近位端および遠位端を有する外周壁と、外周壁の内部に配置されて、多数のセルにエネルギー吸収装置を分割する網と、外周壁の近位端に配置されて、車両に取り付けるために構成される内側縁と、外周壁の遠位端に配置される外側縁とを備えて、内側縁は、実施的に平面状の周囲を有し、外側縁の第一の部分は、内側縁から第一の距離だけ間隔を空け、外側縁の第二の部分は、内側縁から第二の距離だけ間隔を空け、第二の距離は第一の距離と異なる。
S:例Rに関するエネルギー吸収装置であって、エネルギー吸収装置は、アルミニウム、スティール、カーボンファイバー、またはフォームの少なくとも一つで製造される、エネルギー吸収装置。
T:例RまたはSのいずれか一つに関するエネルギー吸収装置であって、多数のセルにおけるセルが、概して、角柱形状であり、実質的に正方形、長方形、三角形、六角形、八角形、または台形となる周囲形状を有する、エネルギー吸収装置。
上述された例示的な条項は、特定の実装に関して記述されるが、この文書の内容において、例示的な条項の内容は、他の方法、デバイス、システム、および/または他の実装を使用しても実施され得る。
結論
本明細書で記述される一つまたは複数の技術が説明されているが、種々の代替、追加、並び替え、およびこれらと同等なものが、本明細書で記述される技術の範囲内に含まれる。
例の記述において、参照は、本明細書の一部を形成する添付図面に行われ、この図面は、例証を通して特許請求される主題に関する具体例を示す。他の例を使用することができ、構造的な変更などの変更または代替を行うことができると、解釈されるべきである。このような例、変更、または代替は、特許請求が意図される主題に関する範囲から、必ずしも逸脱しない。特徴、構成要素、および作用は、一定の配置、構成、および/または順序に提示され得て、記述されるシステムおよび方法の機能を変更することなく、配置、構成、および/または順序は、再配置、結合、または省略を行われ得る。

Claims (15)

  1. 第一の縦端、前記第一の縦端の反対側にある第二の縦端、第一の側面、および、前記第一の側面の反対側にある第二の側面と、
    前記第一の縦端および前記第二の縦端の間に配置される搭乗者コンパートメントであって、前記第一の縦端に近接して、前記第二の縦端に向かって面するシートを含む前記搭乗者コンパートメントと、
    前記第一の縦端および前記搭乗者コンパートメントの間に配置される第一の車軸と、
    前記第二の縦端および前記搭乗者コンパートメントの間に配置される第二の車軸と、
    前記第一の側面において前記第一の車軸および前記搭乗者コンパートメントの間に配置されて、前記第一の側面における衝突のエネルギーを吸収するように構成される第一のエネルギー吸収装置であって、オープンセル状構造を含む前記第一のエネルギー吸収装置と、
    前記第二の側面において前記第一の車軸および前記搭乗者コンパートメントの間に配置されて、前記第二の側面における衝突のエネルギーを吸収するように構成される第二のエネルギー吸収装置であって、オープンセル状構造を含む前記第二のエネルギー吸収装置と
    を備えることを特徴とする、車両。
  2. 前記第一のエネルギー吸収装置または前記第二のエネルギー吸収装置の少なくとも一つが、一つまたは複数の網によって多数のセルに分割される外壁を含むことを特徴とする、請求項1記載の車両。
  3. 前記外壁および前記一つまたは複数の網が、前記第一の側面および前記第二の側面の間に伸びる横軸に対して傾斜する斜角で伸びていることを特徴とする、請求項2記載の車両。
  4. 前記斜角が約1°から約20°までの間になることを特徴とする、請求項3記載の車両。
  5. 前記第一のエネルギー吸収装置または前記第二のエネルギー吸収装置の少なくとも一つが突出しを含むことを特徴とする、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の車両。
  6. 前記第一のエネルギー吸収装置または前記第二のエネルギー吸収装置の少なくとも一つが、アルミニウム、スティール、カーボンファイバー、またはプラスチックの少なくとも一つを含むことを特徴とする、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の車両。
  7. 前記第一の縦端で前記搭乗者コンパートメントに結合させる駆動装置であって、前記第一の車軸およびバッテリー筐体を含む前記駆動装置をさらに備え、前記第一のエネルギー吸収装置および前記第二のエネルギー吸収装置が前記バッテリー筐体の外側に横方向に結合されることを特徴とする、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の車両。
  8. 前記第一のエネルギー吸収装置および前記車両の本体の間に配置される荷重分散装置をさらに備えることを特徴とする、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の車両。
  9. 前記車両が双方向性のある車両であり、前記シートが第一のシートを含み、前記車両が、
    前記第二の縦端に近接して、前記第一の縦端に向かって面する第二のシートと、
    前記第一の側面において前記第二の車軸および前記搭乗者コンパートメントの間に配置される第三の吸収装置と、
    前記第二の側面において前記第二の車軸および前記搭乗者コンパートメントの間に配置される第四のエネルギー吸収装置と
    をさらに備えることを特徴とする、請求項1乃至8のいずれか1項に記載の車両。
  10. 前記第一のエネルギー吸収装置または前記第二のエネルギー吸収装置の少なくとも一つが、圧縮力の下で前記車両の斜角に沿って変形するように構成されることを特徴とする、請求項1乃至9のいずれか1項に記載の車両。
  11. バッテリー筐体によって少なくとも部分的に取り囲まれるバッテリーをさらに備え、前記バッテリー筐体の少なくとも一部分が、前記第一のエネルギー吸収装置および前記第二のエネルギー吸収装置の間に配置され、前記バッテリーおよび前記バッテリー筐体の間に間隔が存在することを特徴とする、請求項1乃至10のいずれか1項に記載の車両。
  12. 側面衝突クラッシュ構造で使用されるエネルギー吸収装置であって、
    前記エネルギー吸収装置の周囲を定める外周壁であって、近位端および遠位端を有する前記外周壁と、
    前記外周壁の内部に配置されて、前記エネルギー吸収装置を多数のセルに分割する網と、
    前記外周壁の近位端に配置されて、車両に取り付けるために構成される内側縁であって、実質的に平面状の周囲を有する前記内側縁と、
    前記外周壁の遠位端に配置される外側縁であって、前記外側縁の第一の部分が前記内側縁から第一の距離だけ間隔を空けて、前記外側縁の第二の部分が前記内側縁から第二の距離だけ間隔を空けて、前記第二の距離が前記第一の距離とは異なる、前記外側縁と
    を備えることを特徴とするエネルギー吸収装置。
  13. 前記エネルギー吸収装置が、アルミニウム、スティール、カーボンファイバー、またはフォームの少なとも一つで製造されることを特徴とする、請求項12記載のエネルギー吸収装置。
  14. 前記多数のセルにおけるセルが、概して角柱形状であり、実質的に正方形、長方形、三角形、六角形、八角形、または台形である周囲形状を有することを特徴とする、請求項12または13のいずれかに記載のエネルギー吸収装置。
  15. 前記外側縁および前記網が、前記内側縁に対して傾斜する角度で伸びていることを特徴とする、請求項12乃至14のいずれか1項に記載のエネルギー吸収装置。
JP2022534345A 2019-12-17 2020-12-11 側面衝突クラッシュ構造 Pending JP2023507084A (ja)

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