JP2023506424A - コレクタ流リング - Google Patents

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Abstract

極端紫外線(EUV)放射システムにおける燃料デブリの蓄積を軽減するように構成されたコレクタ流リング(CFR)ハウジングのためのシステム、装置、及び方法が提供される。例示的なCFRハウジングが、複数の第1のガス流体流をCFRハウジングのプラズマ対向面の複数の部分に出力するように構成された複数のシャワーヘッド流路出口を備える可能性がある。例示的なCFRハウジングは、第2のガス流体流をCFRハウジングの燃料デブリ受取面に出力するように構成された溝パージ流路出口を更に備える可能性がある。例示的なCFRハウジングは、シュラウドアセンブリを支持するように構成されたシュラウド取付構造、流体を輸送するように構成された冷却流路、及び複数の光計測管を受け入れるように構成された複数の光計測ポートを更に備える可能性がある。【選択図】 図5

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関連出願の相互参照
[0001] この出願は、2019年12月23日に出願されたCOLLECTOR FLOW RINGと題する米国出願第62/953,067号の優先権を主張し、また2020年2月5日に出願されたCOLLECTOR FLOW RINGと題する米国出願第62/970,497号の優先権を主張するものであり、両出願は参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
[0002] 本開示は、極端紫外線(EUV)放射システム用のコレクタ及びコレクタ流リングに関する。
[0003] リソグラフィ装置は、所望のパターンを基板に、通常は基板のターゲット部分に適用する機械である。リソグラフィ装置は、例えば、集積回路(IC)の製造に使用可能である。このような場合、交換可能にマスク又はレチクルとも呼ばれるパターニングデバイスを使用して、ICの個々の層上に形成すべき回路パターンを生成することができる。このパターンを、基板(例えばシリコンウェーハ)上のターゲット部分(例えば1つ又はいくつかのダイの一部を含む)に転写することができる。パターンの転写は通常、基板に設けた放射感応性材料(例えばレジスト)の層への結像により行われる。一般的に、1枚の基板は、順次パターンが付与される隣接したターゲット部分のネットワークを含んでいる。従来のリソグラフィ装置は、パターン全体をターゲット部分に1回で露光することによって各ターゲット部分が照射される、いわゆるステッパと、基板を所与の方向(「スキャン」方向)と平行あるいは逆平行に、すなわち反対に、同期的にスキャンしながら、パターンを所与の方向(「スキャン」方向)に放射ビームでスキャンすることにより、各ターゲット部分が照射される、いわゆるスキャナとを含む。パターンを基板にインプリントすることによっても、パターニングデバイスから基板へとパターンを転写することが可能である。
[0004] 極端紫外(EUV)光、例えば、およそ50ナノメートル(nm)以下の波長を有し(軟x線と呼ばれることもある)、約13nmの波長の光を含む電磁放射が、基板、例えばシリコンウェーハの中又は上に極めて小さいフィーチャを生成するために使用される可能性がある。EUV光を生成するための方法は、例えばキセノン(Xe)、リチウム(Li)、又はスズ(Sn)などの元素を有し、EUV範囲内に輝線を有する材料をプラズマ状態に変換することを含むが、必ずしもこれに限定されない。例えば、レーザ生成プラズマ(LPP)と呼ばれるこうした一方法において、プラズマは、LPP源との関連で燃料と交換可能に呼ばれる、例えば、材料の液滴、プレート、テープ、ストリーム、又はクラスタの形のターゲット材料に、ドライブレーザと呼ばれ得る増幅光ビームを照射することによって生成可能である。このプロセスの場合、プラズマは、典型的には、密閉容器、例えば真空チャンバ内で生成され、様々なタイプの計測機器を使用して監視される。
[0005] 伝統的なスズベースの放射源容器の内側では、保護水素(H2)ガス、熱遮蔽、及び正確なシュラウド取り付けなどの多くの機能は、スズの蓄積を防止しながら計測視野(FOV)や液滴路クリアランスも考慮に入れなければならない。現在、これらの問題のそれぞれに個別に対処するのに使用される多くの別個のモジュールが存在する。例えば、アクティブな熱シールドが望ましくない熱流束を吸収し、周辺流リングコレクタモジュールがシュラウド取り付けを行い、周辺H2流を与え、これらのモジュール内の切欠きが計測FOVを考慮し、迷光を屈折させる。しかしながら、この伝統的な放射源容器には、流れ羽根の下にシャワーヘッド流を提供するハードウェアはない。更に、シャワーヘッド流保護の追加を可能にする(i)単一モジュール又は(ii)現在のモジュールの変更のいずれかを追加する方法はない。
[0006] 本開示は、燃料デブリの蓄積を軽減し、熱を除去し、光計測を提供するように構成されたコレクタ流リング(CFR)ハウジングを製造及び使用するためのシステム、装置、及び方法の様々な態様、及び極端紫外線(EUV)放射システムにおける様々な他の態様を説明する。
[0007] 一部の態様では、本開示は、EUV放射システムにおける燃料デブリの蓄積を軽減するように構成されたCFRハウジングを説明する。CFRハウジングは、複数の第1のガス流体流をCFRハウジングのプラズマ対向面の複数の部分に出力するように構成された複数のシャワーヘッド流路出口を備える可能性がある。CFRハウジングは、第2のガス流体流をCFRハウジングの燃料デブリ受取面に出力するように構成された溝パージ流路出口を更に備える可能性がある。CFRハウジングは、シュラウドアセンブリを支持するように構成されたシュラウド取付構造を更に備える可能性がある。CFRハウジングは、EUV放射システムのEUV放射発生動作中にCFRハウジングの少なくとも一部から熱を除去するように構成された流体を輸送するように構成された冷却流路を更に備える可能性がある。CFRハウジングは、複数の光計測管を受け入れるように構成された複数の光計測ポートを更に備える可能性がある。
[0008] 一部の態様では、複数のシャワーヘッド流路出口、溝パージ流路出口、及び複数の光計測ポートは、単体の材料であり得る、コレクタ流リングハウジングの本体に配設される、すなわち形成される。
[0009] 一部の態様では、本開示はEUV放射源を説明する。EUV放射源は、燃料材料を、EUV放射を放出するように構成されているプラズマを発生させるように構成されている照射場所で照明するように構成されている光パルスを発生させるように構成されたレーザ源を備える可能性がある。EUV放射源は、燃料材料を照射場所に送出するように構成された燃料源を更に備える可能性がある。EUV放射源は、複数の第1のガス流体流をCFRハウジングのプラズマ対向面の複数の部分に出力するように構成された複数のシャワーヘッド流路出口を備えるCFRハウジングを更に備える可能性がある。CFRハウジングは、第2のガス流体流をCFRハウジングの燃料デブリ受取面に出力するように構成された溝パージ流路出口を更に備える可能性がある。CFRハウジングは、シュラウドアセンブリを支持するように構成されたシュラウド取付構造を更に備える可能性がある。CFRハウジングは、EUV放射システムのEUV放射発生動作中にCFRハウジングの少なくとも一部から熱を除去するように構成された液体流体を輸送するように構成された冷却流路を更に備える可能性がある。CFRハウジングは、複数の光計測管を受け入れるように構成された複数の光計測ポートを更に備える可能性がある。EUV放射源は、レーザ源に光パルスの発生を指示するように構成された第1の制御信号を発生させるように構成されたコントローラを更に備える可能性がある。コントローラは、燃料源に燃料材料の送出を指示するように構成された第2の制御信号を発生させるように更に構成されている可能性がある。コントローラは、ガス流体源に複数のシャワーヘッド流路出口からの複数の第1のガス流体流の出力の制御を指示するように構成された第3の制御信号を発生させるように更に構成されている可能性がある。第3の制御信号は、ガス流体源に溝パージ流路出口からの第2のガス流体流の出力の制御を指示するように更に構成されている可能性がある。コントローラは、液体流体源に冷却流路における液体流体の輸送の制御を指示するように構成された第4の制御信号を発生させるように更に構成されている可能性がある。
[0010] 一部の態様では、本開示は、極端紫外線(EUV)放射システムにおける燃料デブリの蓄積を軽減するように構成されたCFRハウジングを製造する方法を説明する。方法は、複数の第1のガス流体流をCFRハウジングのプラズマ対向面の複数の部分に出力するように構成された複数のシャワーヘッド流路出口を形成することを含む可能性がある。方法は、第2のガス流体流をCFRハウジングの燃料デブリ受取面に出力するように構成された溝パージ流路出口を形成することを更に含む可能性がある。方法は、シュラウドアセンブリを支持するように構成されたシュラウド取付構造を形成することを更に含む可能性がある。方法は、EUV放射システムのEUV放射発生動作中にCFRハウジングの少なくとも一部から熱を除去するように構成された流体を輸送するように構成された冷却流路を形成することを更に含む可能性がある。方法は、複数の光計測管を受け入れるように構成された複数の光計測ポートを形成することを更に含む可能性がある。
[0011] 更なる特徴及び様々な態様の構造及び作用が、添付の図面を参照して以下に詳細に説明される。本開示が本明細書に記載する特定の態様に限定されないことに留意されたい。このような態様は、例示のみを目的として本明細書に示されている。本明細書に含まれる教示に基づいて更なる態様が当業者に明らかになるであろう。
[0012] 本明細書に組み込まれ、その一部を形成する添付の図面は、本発明を図示し説明とともに、更に本開示の態様の原理を説明し、当業者が本開示の態様を作成して使用できるようにする働きをする。
[0013] 本開示の一部の態様に係る例示的な反射型リソグラフィ装置の概略図である。 [0014] 本開示の一部の態様に係る例示的な透過型リソグラフィ装置の概略図である。 [0015] 本開示の一部の態様に係る図1Aに示した反射型リソグラフィ装置のより詳細な概略図である。 [0016] 本開示の一部の態様に係る例示的なリソグラフィセルの概略図である。 [0017] 本開示の一部の態様に係る例示的な反射型リソグラフィ装置の例示的な放射源の概略図である。 [0018] 本開示の一部の態様に係る例示的なコレクタ流リングの概略図である。 [0019] 本開示の一部の態様に係る例示的なコレクタ流リングの例示的な領域の各部分の概略図である。 [0019] 本開示の一部の態様に係る例示的なコレクタ流リングの例示的な領域の各部分の概略図である。 [0019] 本開示の一部の態様に係る例示的なコレクタ流リングの例示的な領域の各部分の概略図である。 [0019] 本開示の一部の態様に係る例示的なコレクタ流リングの例示的な領域の各部分の概略図である。 [0020] 本開示の一部の態様に係る装置又はその(1つ以上の)部分を製造する方法のある例を示すフローチャートである。
[0021] 本発明の特徴及び利点は、図面と併せて解釈すると、以下に記載される詳細な説明からより明らかになるであろう。図面では、一般に、他に示されない限り、同様の参照番号が同一の、機能が類似した、及び/又は構造が類似する要素を示す。さらに、一般に、参照番号の左端の桁は、参照番号が最初に表示される図面を識別する。他に示されない限り、本開示を通じて提供される図面は縮尺通りの図面として解釈されるべきではない。
[0022] 本明細書は、本開示の特徴を組み込んだ1つ以上の実施形態を開示する。開示された1つ又は複数の実施形態は、単に本開示を説明するだけである。本開示の範囲は、開示された1つ又は複数の実施形態に限定されない。本開示の幅及び範囲は、本明細書に添付された特許請求の範囲及びそれらの均等物によって定義される。
[0023] 記載された1つ又は複数の実施形態、及び本明細書で「一実施形態」、「ある実施形態」、「例示的実施形態」、「例示的な実施形態」などに言及した場合、それは記載された実施形態が特定の特徴、構造、又は特性を含むことができるが、それぞれの実施形態が必ずしも特定の特徴、構造、又は特性を含まないことがあることを示す。更に、このようなフレーズは、必ずしも同じ実施形態に言及するものではない。更に、ある実施形態に関連して特定の特徴、構造、又は特性について記載している場合、明示的に記載されているか、記載されていないかにかかわらず、このような特徴、構造、又は特性を他の実施形態との関連で実行することが当業者の知識の範囲内にあることが理解される。
[0024] 「下(beneath)」、「下(below)」、「下(lower)」、「上(above)」、「上(on)」、「上(upper)」などのような空間的に相対的な用語は、図に示すように、ある要素又は機能と別の1つ又は複数の要素又は1つ又は複数の機能との関係を説明するのを容易にするために、本明細書で使用され得る。空間的に相対的な用語は、図に示されている方向に加えて、使用中又は動作中のデバイスの様々な方向を包含することを意図している。装置は、他の方法で方向付けられてもよく(90度又は他の方向に回転されてもよい)、本明細書で使用される空間的に相対的な記述語は、同様にそれに応じて解釈され得る。
[0025] 本明細書で使用される「約」という語は、特定の技術に基づいて変化し得る所与の量の値を示す。特定の技術に基づいて、「約」という語は、例えばその値の10~30%(例えば、その値の±10%、±20%、又は±30%)の範囲内で変化する所与の量の値を示す可能性がある。
概説
[0026] 従来の放射源容器とは対照的に、本開示は、多くの個別のモジュールを単一の装置に統合するコレクタ流リング(CFR)を有する放射源容器を提供し、多くの場合、多くの特徴が放射源容器をモジュール化する単一の機械加工部品の一部を形成する。例えば、本明細書に開示される放射源容器は、周辺流機能を放射コレクタからCFRに移動し、シュラウド取付機能を放射コレクタからCFRに移動し、パージ流機能をCFRに追加する。更に、本明細書に開示される放射源容器は、プラズマ対向面をきれいにしておくためのシャワーヘッド流機能と、スズが流れ羽根の下方の加熱溝からオーバーフローするのを防ぐためのパージ流機能とをCFRに追加する。一部の態様では、周辺流リングを放射コレクタからCFRに移動することによって、且つこれらの機能を単一の装置に統合することによって、本明細書に開示される放射源容器は、保守性及びアップグレード性を向上させ、ハードウェアコストを削減する。
[0027] 一部の態様では、本明細書に開示されるCFRは、熱遮蔽、シュラウド取り付け、迷光の偏向、液滴の通過、計測FOV、プラズマ対向面の防ガス、オーバーフローを防ぐための溝への流れの誘導の機能、及び本明細書に開示される他の機能の全てを単一の装置に統合する。一部の態様では、本明細書に開示されるCFRは、計測流の排出経路を提供する。一部の態様では、本明細書に開示されるCFRは、スズ書込みをきれいにするための取り外し可能なインサート(本明細書ではスズ書込みインサートと呼ばれる)のためのスペースを確保する。一部の態様では、本明細書に開示されるCFRは、従来の放射源容器の電力(例えば250W)よりも高い電力(例えば350W)を扱うことができる。一部の態様では、本明細書に開示されるCFRは、7年の寿命について約2時間未満の保守性を有する可能性がある。一部の態様では、本明細書に開示されるCFRは、干渉を避け、放射コレクタを正確に位置決めするように放射コレクタを導く。
[0028] 一部の態様では、本明細書に開示されるCFRは、以下の機能を単一のアセンブリに統合する。すなわち、分かれた周辺流のための周辺流リング形状、表面をスズのない状態に保つためにプラズマ対向面に加えられるシャワーヘッド流、スズが流れ羽根の溝からオーバーフロー流出するのを防ぐために加えられる溝パージ流、シャワーヘッド流及び溝流を供給し、約3%未満の不均一性を与えること、複数の計測ポート(例えば13個の計測ポート)についての計測FOV、熱を逃がすための能動冷却、シュラウド取り付け、迷光偏向、スズ書込みインサート設計のためのプレースホルダ(例えばスズ書込みインサートをアップグレードする能力を提供する)、可撓性シールが計測流排出手段を含み、CFR位置のずれに適応できること、及び放射コレクタに設置用の経路及び約1mm、100ミクロン、約10ミクロン、又は約1ミクロン以内のアライメントを与えるための精密に製造されたガイドレール。
[0029] 一部の態様では、本明細書に開示されるCFRは以下の特徴を統合する。
[0030] 1.上述のモジュールの機能を統合し、シャワーヘッド流の新しい機能を備えることによって、熱冷却、ガス流、及び精密アライメントを単一の装置に統合可能な単一の装置。
[0031] 2.シャワーヘッド流:スズのない状態に保つためのプラズマ対向面のH2流保護(ペクレ)。
[0032] 3.溝パージ流:流れ羽根溝の内部を流れるスズがあふれるのを防ぐのに使用される流れ。
[0033] 4.シャワーヘッド流及び溝流の共有プレナム:受動的手段によるH2の共有されたプレナム及び単一の入口源からの予測可能且つ均一な流れ出口。
[0034] 5.熱シールド、精密取り付け、コレクタ誘導、流れ供給、液滴通過、及び光学FOV通過を統合する単一装置設計。
[0035] 6.コレクタ誘導:放射コレクタを安全経路に沿って正確に位置決めされた取付位置に(例えば、約1mm、100ミクロン、約10ミクロン、又は約1ミクロンの許容範囲内で)誘導するガイドレール。
[0036] 7.計測流シール:放射源容器内壁とCFRの計測管の間のギャップをCFRの位置許容範囲内(例えば、約1mm、100ミクロン、約10ミクロン、又は約1ミクロンの許容範囲内)に縮めることができる抵抗シール。
[0037] 8.熱経路が従来の設計よりも短くなることを可能にするOリングとガスケットシールの結合構造を有するH2プレナム内の冷却水路。
[0038] 9.自己センタリングする精密なシュラウド取り付け。シュラウドは燃料ターゲット(例えば液滴)を保護するように構成されている可能性がある。
[0039] 10.チューブ(例えばプレナム間の流れをシールするための締まりばめチューブ)をはめ込む穿孔操作によって発生し得るブレイクスルーをシールするために挿入計測管を使用する締まりばめ計測管シーリング
[0040] 11.1つの入口及び共有プレナムを用いて低い不均一性を与えるチョーク/制限流れ構造。
[0041] 12.カスタムねじ切りを有する計測管内で散乱する迷光。
[0042] 本明細書に開示される放射源容器及びCFRには多くの利点及び利益がある。例えば、本開示の様々な態様は、モジュール性(例えば、改善された保守性、高いアップグレード性)、改善された性能(例えば、単一装置に含まれたより多くの機能)、可用性の向上(例えば、従来の放射源容器よりもスズの堆積が減少し、保守性が迅速である)、及びコスト削減(例えば、周辺流機能をCFRに組み込むことは、従来の設計のように周辺流機能を放射コレクタに組み込むことよりも安価である可能性がある)を提供する。
[0043] このような態様を詳述する前に、本発明の実施形態を実施することができる例示の環境を提示することが有用であろう。
例示的なリソグラフィシステム
[0044] 図1A及び図1Bは、本開示の態様が実施され得るリソグラフィ装置100及びリソグラフィ装置100’それぞれの概略図である。図1A及び図1Bに示すように、リソグラフィ装置100及び100’は、XZ平面(例えば、X軸が右を指し、Z軸が上を指す)に垂直な視点から示される(例えば側面図)が、パターニングデバイスMA及び基板Wは、XY平面(例えば、X軸が右を指し、Y軸が上を指す)に垂直な別の視点から示される(例えば上面図)。
[0045] リソグラフィ装置100及びリソグラフィ装置100’は、それぞれ以下のものを備える。放射ビームB(例えば、深紫外線(DUV)放射ビーム又は極端紫外線(EUV)放射ビーム)を調節するように構成された照明システムIL(例えばイルミネータ)、パターニングデバイスMA(例えば、マスク、レチクル、又は動的パターニングデバイス)を支持するように構成され、パターニングデバイスMAを正確に位置決めするように構成された第1のポジショナPMに接続された支持構造MT(例えばマスクテーブル)、及び基板W(例えばレジストコートウェーハ)を保持するように構成され、基板Wを正確に位置決めするように構成された第2のポジショナPWに接続された、基板テーブルWT(例えばウェーハテーブル)などの基板ホルダ。リソグラフィ装置100及び100’は、パターニングデバイスMAにより放射ビームBに付与されたパターンを基板Wのターゲット部分C(例えば1つ以上のダイを含む部分)に投影するように構成された投影システムPSも有する。リソグラフィ装置100では、パターニングデバイスMA及び投影システムPSは反射型である。リソグラフィ装置100’では、パターニングデバイスMA及び投影システムPSは透過型である。
[0046] 照明システムILは、放射ビームBを誘導し、整形し、又は制御するための、屈折型、反射型、反射屈折型、磁気型、電磁型、静電型、又はその他のタイプの光学コンポーネント、あるいはそれらの任意の組み合わせなどの様々なタイプの光学コンポーネントを含むことができる。
[0047] 支持構造MTは、基準フレームに対するパターニングデバイスMAの方向、リソグラフィ装置100及び100’のうちの少なくとも1つの設計等の条件、及びパターニングデバイスが真空環境で保持されているか否かに応じた方法で、パターニングデバイスMAを保持する。支持構造MTは、機械的、真空、静電、又は他のクランプ技術を使用して、パターニングデバイスMAを保持することができる。支持構造MTは、例えば、フレーム又はテーブルでもよく、必要に応じて固定式又は可動式でよい。センサを使用することにより、支持構造MTは、パターニングデバイスMAが、例えば、投影システムPSに対して確実に所望の位置に来るようにできる。
[0048] 「パターニングデバイス」MAという用語は、基板Wのターゲット部分Cにパターンを生成する等のために放射ビームBの断面にパターンを付与するのに使用され得る何らかのデバイスを指すものと広義に解釈されるべきである。放射ビームBに付与されたパターンは、集積回路を形成するためにターゲット部分Cに生成されるデバイスにおける特定の機能層に対応する可能性がある。
[0049] パターニングデバイスMAは、(図1Bのリソグラフィ装置100’におけるように)透過型であっても、(図1Aのリソグラフィ装置100におけるように)反射型であってもよい。パターニングデバイスMAの例には、レチクル、マスク、プログラマブルミラーアレイ、又はプログラマブルLCDパネルが含まれる。マスクは、バイナリマスク、レベンソン型位相シフトマスク、又はハーフトーン型位相シフトマスク、さらには多様なハイブリッドマスクタイプなどのマスクタイプを含む。プログラマブルミラーアレイの一例は、それぞれが入射する放射ビームを異なる方向に反射するように個別に傾斜され得る小さいミラーのマトリクス配列を採用する。傾斜されたミラーは、小さいミラーのマトリクスにより反射される放射ビームBにパターンを付与する。
[0050] 本明細書において使用する「投影システム」PSという用語は、用いられる露光放射線に、又は、液浸液の使用もしくは真空の使用などの他の要素に適切な屈折型、反射型、磁気型、電磁型、静電型、又はそれらのあらゆる組み合わせを含むあらゆるタイプの投影システムを含んでいてもよい。その他のガスは放射線又は電子を吸収し過ぎる可能性があるため、EUV又は電子ビーム放射線には真空環境を使用することがある。したがって、真空環境は、真空壁及び真空ポンプを用いてビーム経路全体に提供してもよい。
[0051] リソグラフィ装置100及び/又はリソグラフィ装置100’は、2つ(デュアルステージ)又はそれ以上の基板テーブルWT(及び/又は2つ以上のマスクテーブル)を有するタイプであってよい。このような「マルチステージ」機械においては、追加の基板テーブルWTが並行して使用されるか、あるいは1つ以上の基板テーブルWTが露光に使用されている間に、1つ以上の他のテーブルで準備工程が実行されてよい。ある状況では、追加のテーブルは基板テーブルWTでなくてもよい。
[0052] リソグラフィ装置は、投影システムと基板との間の空間を充填するように、基板の少なくとも一部を水などの比較的高い屈折率を有する液体で覆えるタイプであり得る。液浸液は、例えばマスクと投影システムの間など、リソグラフィ装置の他の空間に適用することもできる。液浸技術は、投影システムの開口数を増加させるために提供される。本明細書で使用する「液浸」という用語は、基板などの構造を液体に沈めなければならないという意味ではなく、露光中に投影システムと基板の間に液体が存在するというほどの意味である。
[0053] 図1A及び図1Bを参照すると、照明システムILは放射源SOから放射ビームBを受ける。例えば放射源SOがエキシマレーザである場合には、放射源SOとリソグラフィ装置100、100’とは別個の物理的実体であってよい。この場合、放射源SOはリソグラフィ装置100又は100’の一部を構成するとは見なされず、放射ビームBは放射源SOから、例えば適切な誘導ミラー及び/又はビームエキスパンダを備えたビームデリバリシステムBD(図1Bに示される)を介して照明システムILへ通過する。他の場合、例えば放射源SOが水銀ランプである場合には、放射源SOはリソグラフィ装置100、100’の一体部分であってよい。放射源SOとイルミネータILとは、またビームデリバリシステムBDが必要とされる場合にはこれも合わせて、放射システムと呼ばれることがある。
[0054] 照明システムILは、放射ビームの角度強度分布を調整するためのアジャスタAD(例えば図1Bに示す)を備える可能性がある。一般に、イルミネータの瞳面における強度分布の少なくとも外側及び/又は内側半径範囲(一般にそれぞれ、「σ-outer」及び「σ-inner」と呼ばれる)を調節することができる。また、照明システムILは、インテグレータIN及び放射コレクタCO(例えば、コンデンサ又はコレクタ系)などの他の様々なコンポーネント(例えば図1Bに示す)を備える可能性がある。照明システムILは、ビーム断面における所望の均一性及び強度分布を得るべく放射ビームBを調節するのに使用される可能性がある。
[0055] 図1Aを参照すると、放射ビームBは、支持構造MT(例えばマスクテーブル)に保持されるパターニングデバイスMA(例えばマスク)に入射し、パターニングデバイスMAによってパターン付与される。リソグラフィ装置100では、放射ビームBはパターニングデバイスMAから反射される。パターニングデバイスMAから反射された後、放射ビームBは投影システムPSを通過する。投影システムPSは放射ビームBを基板Wのターゲット部分Cに集束させる。第2のポジショナPWと位置センサIFD2(例えば、干渉デバイス、リニアエンコーダ、又は静電容量センサ)の助けによって、基板テーブルWTを(例えば、放射ビームBの経路に異なるターゲット部分Cを位置決めするように)正確に移動させることができる。同様に、第1のポジショナPM及び別の位置センサIFD1(例えば、干渉デバイス、リニアエンコーダ、又は静電容量センサ)を使用して、放射ビームBの経路に対してパターニングデバイスMAを正確に位置決めすることができる。マスクアライメントマークM1及びM2並びに基板アライメントマークP1及びP2を使用して、パターニングデバイスMA及び基板Wを位置合わせすることができる。
[0056] 図1Bを参照すると、放射ビームBは、支持構造MTに保持されたパターニングデバイスMAに入射し、パターニングデバイスMAによってパターン付与される。パターニングデバイスMAを横断した後、放射ビームBは投影システムPSを通過する。投影システムPSはビームを基板Wのターゲット部分Cに合焦させる。投影システムは、照明システム瞳IPUと共役な瞳PPUを有する。放射の一部は、照明システム瞳IPUにおける強度分布から生じ、マスクパターンにおいて回折の影響を受けることなくマスクパターンを横切り、照明システム瞳IPUにおいて強度分布の像を作り出す。
[0057] 投影システムPSは、マスクパターンMPの像MP’を投影する。像MP’は、強度分布からの放射によりマスクパターンMPから生成された回折ビームによって、基板W上に被覆されたレジスト層上に形成される。例えば、マスクパターンMPには、ラインとスペースのアレイが含まれてよい。アレイでの放射回折でゼロ次回折でないものからは、ラインと垂直な方向に方向が変わった誘導回折ビームが生成される。非回折ビーム(例えば、いわゆるゼロ次回折ビーム)は、伝搬方向が変化することなくパターンを横断する。ゼロ次回折ビームは、投影システムPSの共役な瞳PPUの上流にある投影システムPSの上部レンズ又は上部レンズグループを横断して、共役な瞳PPUに到達する。ゼロ次回折ビームに関連する共役な瞳PPUの面における強度分布の部分が、照明システムILの照明システム瞳IPUの強度分布の像である。開口デバイスPDは、例えば投影システムPSの共役な瞳PPUを含む平面に又は実質的に平面に配置される。
[0058] 投影システムPSは、レンズ又はレンズグループLを用いて、ゼロ次回折ビームのみならず、1次又は1次以上の回折ビーム(図示せず)も、キャプチャするように配置される。一部の態様では、ダイポール照明の解像度向上効果を利用するために、ラインと垂直な方向に延在するラインパターンを結像するためのダイポール照明を使用することができる。例えば、1次回折ビームは、基板Wのレベルで対応するゼロ次回折ビームに干渉して、可能な最高解像度及びプロセスウィンドウ(例えば、許容露光ドーズ偏差と組み合わせて使用可能な焦点の深度)において、マスクパターンMPの像を作成する。一部の態様では、照明システム瞳IPUの対向する象限に放射極(図示せず)を提供することによって非点収差を低減することができる。更に、一部の態様では、対向する象限の放射極に関連付けられた投影システムの共役な瞳PPUでゼロ次ビームを遮断することによって非点収差を低減することができる。このことは、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる、2009年3月31日発行の米国特許第7,511,799号により詳細に説明されている。
[0059] 第2のポジショナPW及び位置センサIFD(例えば、干渉デバイス、リニアエンコーダ、又は静電容量センサ)の助けにより、(例えば放射ビームBの経路に異なるターゲット部分Cを位置決めするように)基板テーブルWTを正確に移動させることができる。同様に、(例えばマスクライブラリの機械的な取り出し後又はスキャン中に)第1のポジショナPMと別の位置センサ(図1Bに図示せず)とを使用して、放射ビームBの経路に対してパターニングデバイスMAを正確に位置決めすることができる。
[0060] 一般に、支持構造MTの移動は、第1のポジショナPMの一部を形成するロングストロークポジショナ(粗動位置決め)及びショートストロークポジショナ(微動位置決め)の助けを借りて実現することができる。同様に、基板テーブルWTの移動は、第2のポジショナPWの一部を形成するロングストロークポジショナ及びショートストロークポジショナを使用して実現することができる。ステッパの場合(スキャナとは対照的に)、支持構造MTをショートストロークアクチュエータのみに接続するか、又は固定してもよい。パターニングデバイスMA及び基板Wは、マスクアライメントマークM1、M2及び基板アライメントマークP1、P2を使用して位置合わせすることができる。図示のような基板アライメントマークは、専用のターゲット部分を占有するが、ターゲット部分の間の空間に位置してもよい(例えばスクライブラインアライメントマーク)。同様に、パターニングデバイスMA上に複数のダイを設ける状況では、マスクアライメントマークをダイ間に配置してもよい。
[0061] 支持構造MT及びパターニングデバイスMAは、真空チャンバV内にあってよい。真空内ロボットIVRを用いて、マスクなどのパターニングデバイスを真空チャンバ内及び外に移動させることができる。代替的に、支持構造MT及びパターニングデバイスMAが真空チャンバの外側にある場合、真空内ロボットIVRと同様に、様々な輸送作業のために真空外ロボットを用いることができる。場合によっては真空内及び真空外ロボットは、共に中継ステーションの固定されたキネマティックマウントへの任意のペイロード(例えばマスク)のスムーズな移動のために較正される必要がある。
[0062] 図示のリソグラフィ装置100及び100’は、以下のモードのうち少なくとも1つにて使用可能である。
[0063] 1.ステップモードでは、支持構造MT及び基板テーブルWTは、基本的に静止状態に維持される一方、放射ビームBに付与されたパターン全体が1回でターゲット部分Cに投影される(すなわち単一静的露光)。次に、別のターゲット部分Cを露光できるように、基板テーブルWTがX方向及び/又はY方向に移動される。
[0064] 2.スキャンモードでは、支持構造MT及び基板テーブルWTは、同期的にスキャンされる一方、放射ビームBに付与されたパターンがターゲット部分Cに投影される(すなわち単一動的露光)。支持構造MT(例えばマスクテーブル)に対する基板テーブルWTの速度及び方向は、投影システムPSの拡大(縮小)及び像反転特性によって求めることができる。
[0065] 3.別のモードでは、支持構造MTはプログラマブルパターニングデバイスMAを保持して実質的に静止状態に維持され、基板テーブルWTを移動又はスキャンさせながら、放射ビームBに付与されたパターンをターゲット部分Cに投影する。パルス放射源SOを使用することができ、プログラマブルパターニングデバイスMAは、基板テーブルWTを移動させる毎に、又はスキャン中に連続する放射パルスの間で、必要に応じて更新される。この動作モードは、プログラマブルミラーアレイなどのプログラマブルパターニングデバイスを使用するマスクレスリソグラフィに容易に利用できる。
[0066] 上述した使用モードの組み合わせ及び/又は変形、又は全く異なる使用モードも利用できる。
[0067] 更なる態様では、リソグラフィ装置100はEUV源を備える。EUV源は、EUVリソグラフィのためにEUV放射ビームを発生させるように構成されている。一般に、EUV源は、放射システム内に構成されており、対応する照明システムが、EUV源のEUV放射ビームを調節するように構成されている。
[0068] 図2は、放射源SO(例えばソースコレクタ装置)、照明システムIL、及び投影システムPSを備えるリソグラフィ装置100をより詳細に示している。図2に示すように、リソグラフィ装置100は、XZ平面(例えば、X軸が右を指し、Z軸が上を指す)に垂直な視点から示される(例えば側面図)。
[0069] 放射源SOは、閉鎖構造220内に真空環境を維持できるように構築及び配置される。放射源SOは、ソースチャンバ211及びコレクタチャンバ212を備え、EUV放射を生成して透過させるように構成されている。EUV放射は、EUV放射放出プラズマ210が電磁スペクトルのEUV範囲内の放射を放出するために生成される、ガス又は蒸気、例えばキセノン(Xe)ガス、リチウム(Li)蒸気、又はスズ(Sn)蒸気によって生成される可能性がある。少なくとも部分的に電離したEUV放射放出プラズマ210は、例えば放電又はレーザビームによって生成される可能性がある。効率的な放射発生のため、例えば分圧が約10.0パスカル(Pa)のXeガス、Li蒸気、Sn蒸気、又は他のいずれかの適切なガスもしくは蒸気が使用される可能性がある。一部の態様では、励起したスズのプラズマを供給してEUV放射を生成する。
[0070] EUV放射放出プラズマ210が放出した放射は、ソースチャンバ211からコレクタチャンバ212内へ、ソースチャンバ211の開口内又は開口の後ろに配置される任意選択のガスバリア又は汚染物質トラップ230(例えば、場合によっては汚染物質バリア又はフォイルトラップとも呼ばれる)を介して送出される。汚染物質トラップ230はチャネル構造を含む可能性がある。汚染物質トラップ230は、ガスバリア又はガスバリアとチャネル構造の組み合わせを含む可能性もある。本明細書で更に示す汚染物質トラップ230は、少なくともチャネル構造を含む。
[0071] コレクタチャンバ212は、いわゆるかすり入射型コレクタであり得る放射コレクタCO(例えば、コンデンサ又はコレクタ系)を備える可能性がある。放射コレクタCOは、上流放射コレクタ側251及び下流放射コレクタ側252を有する。放射コレクタCOを横断する放射は、格子スペクトルフィルタ240で反射されて仮想光源点IFに集束される可能性がある。仮想光源点IFは一般に中間焦点と呼ばれ、ソースコレクタ装置は、仮想光源点IFが閉鎖構造220の開口219に又はその近傍に位置するように配置されている。仮想光源点IFは、EUV放射放出プラズマ210の像である。格子スペクトルフィルタ240は、特に赤外線(IR)放射を抑制するために用いられる。
[0072] 続いて放射は照明システムILを横断する。照明システムILは、パターニングデバイスMAにおいて放射ビーム221の所望の角度分布を与えるとともにパターニングデバイスMAにおいて所望の放射強度均一性を与えるように配置されたファセットフィールドミラーデバイス222及びファセット瞳ミラーデバイス224を備える可能性がある。支持構造MTにより保持されたパターニングデバイスMAで放射ビーム221が反射されると、パターン付きビーム226が形成され、このパターン付きビーム226は、投影システムPSによって反射要素228、229を介して、ウェーハステージ又は基板テーブルWTにより保持された基板W上に結像される。
[0073] 一般に、照明システムIL及び投影システムPSには、図示するよりも多くの要素が存在する可能性がある。格子スペクトルフィルタ240は、リソグラフィ装置のタイプに応じて任意選択的に存在する可能性がある。更に、図2に示したものよりも多くのミラーが存在する可能性がある。例えば投影システムPSには、図2に示したものに比べて1から6個の追加の反射要素が存在する可能性がある。
[0074] 図2に示すような放射コレクタCOは、コレクタ(又はコレクタミラー)の単なる一例として、かすり入射型リフレクタ253、254、及び255を有する入れ子状のコレクタとして示されている。かすり入射型リフレクタ253、254、及び255は、光軸Oを中心として軸方向に対称に配設され、このタイプの放射コレクタCOは、放電生成プラズマ(DPP)源と組み合わせて好適に用いられる。
例示的なリソグラフィセル
[0075] 図3は、リソセル又はクラスタと呼ばれることもあるリソグラフィセル300を示している。リソグラフィ装置100又は100’はリソグラフィセル300の一部を構成する可能性がある。また、リソグラフィセル300は、基板に露光前プロセス及び露光後プロセスを実行する1つ以上の装置を備える可能性がある。例えば、これらの装置は、レジスト層を堆積させるためのスピンコータSC、露光したレジストを現像するためのデベロッパDE、冷却プレートCH、及びベークプレートBKを備える可能性がある。基板ハンドラRO(例えばロボット)が、入力/出力ポートI/O1及びI/O2から基板を取り出し、それらを様々なプロセス装置間で移動させ、リソグラフィ装置100又は100’のローディングベイLBに引き渡す。これらのデバイスは、まとめてトラックと呼ばれることも多く、トラック制御ユニットTCUの制御下にある。TCU自体は監視制御システムSCSによって制御され、SCSはリソグラフィ制御ユニットLACUを介してリソグラフィ装置も制御する。したがって、これらの様々な装置はスループット及び処理効率を最大化するように操作される可能性がある。
例示的な放射源
[0076] 例示的な反射型リソグラフィ装置用の放射源SOのある例が図4に示されている。図4に示すように、放射源SOは、下記のXY平面に垂直である視点から示されている(例えば上面図)。
[0077] 図4に示す放射源SOは、レーザ生成プラズマ(LPP)源と呼ばれ得るタイプである。例えば二酸化炭素(CO)レーザを備え得るレーザシステム401が、燃料ターゲット発生器403(例えば、燃料放出器、液滴発生器)から提供される1つ以上の個別のスズ(Sn)液滴などの燃料ターゲット403’に1つ以上のレーザビーム402を介してエネルギーを付与するように配置されている。一部の態様によれば、レーザシステム401は、パルス連続発振又は準連続発振レーザである可能性があるか、パルス連続発振又は準連続発振レーザのように動作する可能性がある。燃料ターゲット発生器403から放出された燃料ターゲット403’(例えば、液滴)の軌道はX軸と平行である可能性がある。一部の態様によれば、1つ以上のレーザビーム402は、X軸に対して垂直なY軸に平行な方向に伝搬する。Z軸は、X軸とY軸の両方に対して垂直であり、概ね紙面のの奥に(又は手前に)延びるが、他の態様では、他の構成が使用される。一部の実施形態では、レーザビーム402は、Y軸に平行以外の方向に、すなわち燃料ターゲットの軌道のX軸方向に直交以外の方向に伝搬することがある。
[0078] 以下の説明ではスズについて言及しているが、任意の適切なターゲット材料を使用することができる。ターゲット材料は、例えば液状である可能性があり、また、例えば金属又は合金である可能性がある。燃料ターゲット発生器403は、例えば燃料ターゲット403’(例えば個別の液滴)の形態のスズを軌道に沿ってプラズマ形成領域404に向けるように構成されたノズルを備える可能性がある。説明の残りの部分を通して、「燃料」、「燃料ターゲット」又は「燃料液滴」についての言及は、燃料ターゲット発生器403が放出したターゲット材料(例えば液滴)について言及しているものと理解すべきである。燃料ターゲット発生器403は燃料放出器を含む可能性がある。1つ以上のレーザビーム402は、プラズマ形成領域404においてターゲット材料(例えばスズ)に入射する。レーザエネルギーのターゲット材料内への蓄積は、プラズマ形成領域404においてプラズマ407を生成する。EUV放射を含む放射が、脱励起及びプラズマのイオンと電子の再結合の間にプラズマ407から放出される。
[0079] EUV放射はコレクタ405(例えば放射コレクタCO)によって収集及び集束される。一部の態様では、コレクタ405は、近法線入射放射コレクタ(より一般的には法線入射放射コレクタと呼ばれることがある)を含む可能性がある。コレクタ405は、EUV放射(例えば、約13.5nmなどの所望の波長を有するEUV放射)を反射するように配置される多層ミラー構造である可能性がある。一部の態様によれば、コレクタ405は、2つの焦点を有する楕円構成を有する可能性がある。本明細書で考察するように、第1の焦点はプラズマ形成領域404にある可能性があり、第2の焦点は中間焦点406にある可能性がある。
[0080] 一部の態様では、レーザシステム401は、放射源SOから比較的遠く離れたところに位置する可能性がある。このような場合、1つ以上のレーザビーム402は、例えば適切な誘導ミラー及び/又はビームエキスパンダ、及び/又は他の光学系を備えるビームデリバリシステム(図示せず)の助けを借りて、レーザシステム401から放射源SOへ渡される可能性がある。レーザシステム401及び放射源SOは、全体で放射システムと見なされる可能性がある。
[0081] コレクタ405で反射される放射が放射ビームBを形成する。放射ビームBは、照明システムIL(図2参照)のための仮想放射源の役割を果たす、プラズマ形成領域404の像を形成するための点(例えば中間焦点406)に集束される。放射ビームBが集束される点は、中間焦点(例えば中間焦点406)と呼ばれる可能性がある。放射源SOは、中間焦点406が放射源SOの閉鎖構造409の開口408に、又は開口408の近くに位置するように配置されている。
[0082] 放射ビームBは、放射源SOから照明システムIL内に通過する。照明システムILは、放射ビームBを調節するように構成されている。放射ビームBは照明システムILから移動し、支持構造MTにより保持されたパターニングデバイスMAに入射する。パターニングデバイスMAは、放射ビームBを反射し、これにパターン付与する。パターニングデバイスMAから反射した後、パターン付与された放射ビームBは投影システムPSに入る。投影システムは、基板テーブルWTに保持された基板W上に放射ビームBを投影するように構成されている複数のミラーを備える。投影システムPSは、放射ビームに縮小係数を適用し、パターニングデバイスMA上の対応するフィーチャより小さいフィーチャを有する像を形成することができる。例えば縮小係数4を適用することができる。図2では投影システムPSが2つのミラーを有するものとして示されているが、投影システムは、任意の数のミラー(例えば6個のミラー)を備える可能性がある。
[0083] 放射源SOは、図4に示されていないコンポーネントも備える可能性がある。例えば、放射源SOにスペクトルフィルタが設けられる可能性がある。スペクトルフィルタは、EUV放射に対しては実質的に透過的であるが、赤外線放射などの他の放射波長を実質的にブロックするものである可能性がある。
[0084] 放射源SO(又は放射システム)は、プラズマ形成領域404における燃料ターゲット(例えば液滴)の像を得るための、より具体的には、燃料ターゲットの影の像を得るための燃料ターゲット撮像システムを更に備えることがある。燃料ターゲット撮像システムは、燃料ターゲットの縁部から回折された光を検出することができる。以下の記述における燃料ターゲットの像についての言及は、燃料ターゲットの影の像、又は燃料ターゲットが生じさせる回折パターンにも言及するものと理解すべきである。
[0085] 燃料ターゲット撮像システムは、CCDアレイ又はCMOSセンサなどの光検出器を備える可能性があるが、燃料ターゲットの像を得るのに適したいずれの撮像デバイスも使用され得ることが理解されるであろう。燃料ターゲット撮像システムが光検出器に加えて、1つ以上のレンズなどの光学コンポーネントを備え得ることが理解されるであろう。例えば、燃料ターゲット撮像システムは、カメラ410、例えば光センサ(すなわち光検出器)と1つ以上のレンズとの組み合わせを備える可能性がある。光学コンポーネントは、光センサ又はカメラ410が近視野像及び/又は遠視野像を得るように選択される可能性がある。カメラ410は、放射源SO内の、カメラがプラズマ形成領域404及びコレクタ405上に設けられた1つ以上のマーカ(図4には示されていない)を見通す任意の適切な場所に配置される可能性がある。ただし、カメラ410の損傷を回避するために、1つ以上のレーザビーム402の伝搬経路及び燃料ターゲット発生器403から放出される燃料ターゲットの軌道から離れた位置にカメラ410を配置することが必要な場合がある。一部の態様によれば、カメラ410は、燃料ターゲットの像を接続412を介してコントローラ411に提供するように構成されている。接続412は有線接続として示されているが、接続412(及び本明細書で言及される他の接続)は、有線接続、無線接続、又はこれらの組み合わせとして実施され得ることが理解されるであろう。
[0086] 図4に示すように、放射源SOは、燃料ターゲット403’(例えば個別のスズ液滴)を発生させプラズマ形成領域404に向けて放出するように構成された燃料ターゲット発生器403を備える可能性がある。放射源SOは、プラズマ形成領域404にプラズマ407を発生させるために1つ以上のレーザビーム402で燃料ターゲット403’の1つ以上に衝突するように構成されたレーザシステム401を更に備える可能性がある。放射源SOは、プラズマ407が放出した放射を収集するように構成されたコレクタ405(例えば放射コレクタCO)を更に備える可能性がある。一部の態様では、いくつかある特徴の中で特に、放射源SOにおける燃料デブリ(例えばスズ)の蓄積を軽減するために、コレクタ405に隣接してコレクタ流リングCFR(図4には示されていない)を配設することができる。コレクタ流リングCFRは、X軸に平行な軸に沿って(例えば、燃料ターゲット発生器403から放出された燃料ターゲット403’の軌道の近くに)配設される可能性がある。
例示的なコレクタ流リング
[0087] 図5は、放射源SOにおける燃料デブリ(例えばスズ)の蓄積を軽減するために、例示的な反射型リソグラフィ装置の放射源SOの放射コレクタCO(例えば、図4に示すコレクタ405)に隣接して配設され得る例示的なコレクタ流リング(CFR)500の分解組立図を示している。CFR500は、流れをコレクタ405内に向けるように配置されることがあり、放射源SOにおける燃料デブリ(例えばスズデブリ)の蓄積を軽減することがある。一部の態様では、例示的なCFR500の総重量は、約200キログラム(kg)未満又は約150kg未満である可能性がある。一部の態様では、冷却流体供給506及びガス供給524がない場合、例示的なCFR500の合計サイズは、約1.2m×1.0m×90mm(例えばCFRハウジング502の厚さ)である可能性がある。一部の態様では、冷却流体供給506及びガス供給524を含む場合、例示的なCFR500の合計サイズは、約1.2m×1.0m×800mmである可能性があるが、他の実施形態では他のサイズが使用される。
[0088] 一部の態様では、例示的なCFR500は、EUV放射システム(例えば、図1A及び図4に示した放射源SO)における燃料デブリ(例えばスズ)の蓄積を軽減するように構成されたCFRハウジング502を備える可能性がある。一部の態様では、CFRハウジング502は、アルミニウム(Al)で形成される可能性がある、又はアルミニウム(Al)を含む場合がある。一部の態様では、CFRハウジング502は、窒化チタン(TiN)、スズ(Sn)、及びニッケル(Ni)から構成されるグループから選択された少なくとも1つの材料のコーティングを含む可能性がある。
[0089] 一部の態様では、CFRハウジング502は、複数の第1のガス流体流(例えばH2流)をCFRハウジング502のプラズマ対向面の複数の部分に出力するように構成された複数のシャワーヘッド流路出口を備える可能性がある。一部の態様では、CFRハウジング502は、第2のガス流体流(例えばH2流)をCFRハウジング502の燃料デブリ受取面に出力するように構成された溝パージ流路出口を備える可能性がある。一部の態様では、複数のシャワーヘッド流路出口及び溝パージ流路出口は、複数の第1のガス流体流と第2のガス流体流の間の約5パーセント未満、約3パーセント未満、又は約1パーセント未満のガス流体流の集合不均一性をもたらすように構成されたガス流体チャンバに流体結合されるように構成されている可能性がある。
[0090] 一部の態様では、CFRハウジング502は、例えば、燃料ターゲット(例えば燃料ターゲット403’)を保護するように構成され得る、限定的ではないがセラミックシュラウドを含むシュラウドアセンブリ520を支持するように構成されたシュラウド取付構造を備える可能性がある。一部の態様では、CFRハウジング502は、EUV放射システムのEUV放射発生動作中にCFRハウジング502の少なくとも一部分から熱を除去するように構成された流体(例えば、水、脱イオン水、冷媒、ナノ粒子を含むナノ流体、又は他の任意の適切な流体)を輸送するように構成された冷却流路を備える可能性がある。一部の態様では、CFRハウジング502は、複数の光計測管を受け入れるように構成された複数の光計測ポートを備える可能性がある。一部の態様では、CFRハウジング502は、複数の熱計測デバイス(例えば熱電対ベースのデバイス)を支持するように構成された複数の熱計測チャネルを備える可能性がある。一部の態様では、CFRハウジング502は、CFRハウジング502の総質量を減らし、(例えばCFRハウジング502のバランスを取るために)CFRハウジング502の重心を変更するように構成された重量軽減キャビティ522を備える可能性がある。
[0091] 一部の態様では、CFRハウジング502は、複数のコレクタガイドレール542に結合するように構成された複数のコレクタガイドレール取付構造540を備える可能性がある。一部の態様では、複数のコレクタガイドレール542は、放射コレクタCOを安全経路に沿って図4のコレクタ405などのコレクタに対して正確に位置決めされた取付位置に(例えば、約1mm、100ミクロン、約10ミクロン、又は約1ミクロンの許容範囲内で)誘導するように構成されている可能性がある。例えば、複数のコレクタガイドレール542は、放射コレクタCOに設置用の経路、及び約1mm、100ミクロン、約10ミクロン、又は約1ミクロン以内のアライメントを与える精密に製造された一対のガイドレールである可能性がある。一部の態様では、例示的なCFR500は、複数のコレクタガイドレール542に結合し、例示的なCFR500を放射コレクタCOに取り付けるように構成された複数のCFRマウント544を備える可能性がある(図2参照)。
[0092] 一部の態様では、例示的なCFR500は、冷却流体チャネルアセンブリ504(限定的ではないが、冷却流体チャネル及び冷却流体接続、バルブ、又は両方を含む)、冷却流体供給506(例えば水供給)、及び冷却流体チャネルカバー508を備える可能性がある。一部の態様では、冷却流体チャネルアセンブリ504は、熱経路が従来の設計よりも短くなることを可能にするOリングとガスケットシールの結合構造を有するガスプレナム内に冷却流体チャネルを備える可能性がある。一部の態様では、冷却流体チャネルアセンブリ504は、例示的なCFR500、CFRハウジング502、又はこれらの中に含まれるもしくはこれらに機械的に接続された任意のコンポーネントから熱を逃がすための能動冷却を行う。一部の態様では、冷却流体チャネルアセンブリ504は、CFRハウジング502の平らなインターフェイス面上にボルトで固定される可能性がある。一部の態様では、水路底面の底面は、熱伝達効果を高めるためにスズでコーティングされる可能性もある。
[0093] 一部の態様では、例示的なCFR500はスズと親和性のないシート510を備える可能性がある。任意選択で、例示的なCFR500は、スズ書込みインサート512、又はスズ書込みインサート512をアップグレードする能力を提供するスズ書込みインサート設計のためのプレースホルダを備える可能性がある。
[0094] 一部の態様では、例示的なCFR500は、自己センタリングするように構成された精密なシュラウド取付物であり得るシュラウドアセンブリ520を備える可能性がある。一部の態様では、例示的なCFR500は、ガス供給524(例えばH2供給)などのガス流体源を備える可能性がある。一部の態様では、例示的なCFR500は、CFRハウジング502に取り外し可能に取り付けられ、CFRハウジング502の複数の熱計測チャネルに配設された複数の熱計測デバイスにアクセスできるように構成され得る熱電対アクセスパネル526を備える可能性がある。例えば、例示的なCFR500は4個の熱電対デバイス(例えば、例示的なCFR500の各側に2個の熱電対デバイス)を備える可能性がある。
[0095] 一部の態様では、例示的なCFR500は、CFRハウジング502を介して配設された複数の光計測ポート(例えば13個の計測ポート)についての計測FOVを提供するように構成された複数の光計測管528を備える可能性がある。一部の態様では、例示的なCFR500は、CFRハウジング502の内面と光計測管528の間のギャップを例示的なCFR500の位置許容範囲内(例えば、約1mm、100ミクロン、約10ミクロン、又は約1ミクロンの許容範囲内)に縮めるように構成された抵抗シールであり得る複数の光計測面シール530を備える可能性がある。一部の態様では、複数の光計測面シール530は、計測流排出手段を含む可撓性シールである可能性があり、例示的なCFR500の位置のミスアライメントに適応することができる。一部の態様では、例示的なCFR500は、光計測管528(例えばプレナム間の流れをシールするための締まりばめチューブ)をはめ込む穿孔操作によって発生し得るブレイクスルーをシールするために挿入された光計測管528を使用する締まりばめ光計測管シーリングを提供することができる。
[0096] 図6A、図6B、図6C、及び図6Dは、本開示の一部の態様に係る例示的なCFR600の例示的な領域の各部分の概略図である。
[0097] 図6Aは、本開示の一部の態様に係るCFRハウジング602を備える例示的なCFR600の第1の例示的な領域の切欠部分を示している。一部の態様では、CFRハウジング602の全体のサイズは、約1.2m×1.0m×90mmである可能性があるが、他の実施形態では、他の様々な適切なサイズが使用される。
[0098] CFRハウジング602は、複数の第1のガス流体流をCFRハウジング602のプラズマ対向面602aの複数の部分に出力するように構成された複数のシャワーヘッド流路出口604を備える可能性がある。CFRハウジング602は、第2のガス流体流をCFRハウジング602の燃料デブリ受取面602bに出力するように構成された溝パージ流路出口606を備える可能性がある。
[0099] CFRハウジング602は、EUV放射システムのEUV放射発生動作中にCFRハウジング602の少なくとも一部分から熱を除去するように構成された液体流体を輸送するように構成された冷却流路612を備える可能性がある。CFRハウジング602は、冷却流路612を(例えば、少なくとも部分的に)シールするように構成された冷却流体チャネルカバー614を備える可能性がある。
[0100] CFRハウジング602は、複数の光計測管618を受け入れ、支持するように構成された複数の光計測ポート616を備える可能性がある。一部の態様では、複数のシャワーヘッド流路出口604、溝パージ流路出口606、及び複数の光計測ポート616は、単一のコンポーネント又は部品であり得るCFRハウジング602の本体上に配設される可能性がある。
[0101] CFRハウジング602は、周辺ガス流体流をCFRハウジング602の周辺流リング622の表面に出力するように構成された周辺流路出口620を備える可能性がある。周辺流リング622は、周辺ガス流体流を規制して均一性を促進するための穴の篩リングを含む可能性がある。周辺ガス流体流が十分に発達し均一になるように、剛性及び一定のギャップ厚を与えるエアロ突起によって、周辺スキンプレート624がCFRハウジング602の底部に溶着される可能性がある。
[0102] 一部の態様では、CFRハウジング602は、コレクタガイドレール626などの複数のコレクタガイドレールに結合するように構成された複数のコレクタガイドレール取付構造を備える可能性がある。
[0103] 図6Bは、本開示の一部の態様に係る例示的なCFR600の第2の例示的な領域の切欠部分を示している。図6Bに示すように、CFRハウジング602はガス供給628(例えばH2供給などのガス流体源)を備える可能性がある。
[0104] 図6Cは、本開示の一部の態様に係る例示的なCFR600の第3の例示的な領域の切欠部分を示している。図6Cに示すように、CFRハウジング602は、複数の光計測管618の1つをCFRハウジング602に取り付けるように構成された光計測面シール630を備える可能性がある。
[0105] 図6Dは、本開示の一部の態様に係る例示的なCFR600の第4の例示的な領域のある部分を示している。図6Dに示すように、CFRハウジング602は、ガス供給628に流体接続された1つの入口を受け入れ、流れをCFRの周囲にできるだけ広げるように構成された第1のチャンバであり得るシャワーヘッド流分配プレナム680を備える可能性がある。CFRハウジング602は、流れを遅くし、出口流れのための蓄圧を行い、最も遠い流れ位置に対する分配を支援するように構成され得るシャワーヘッド流拡張プレナム682を備える可能性がある。図6Dには示されていないが、シャワーヘッド流分配プレナム680は、シャワーヘッド流拡張プレナム682に流体結合されることがある。CFRハウジング602は、1つの入口から流れを受け、その流れをできる限り広げるように構成され得る周辺流分配プレナム684を備える可能性がある。周辺流分配プレナム684は、機械加工され、底部からアルミニウムスキンプレートでシールされる可能性がある。CFRハウジング602は、(例えば、ガスを減速し、一定の蓄圧を行うためにガスを拡張し、分配を支援するために)シャワーヘッド流拡張プレナム682と実質的に同様の機能を有し得る周辺流拡張プレナム686を備える可能性がある。周辺流拡張プレナム686は、機械加工され、CFRハウジング602の底部が周辺スキンプレート624(例えばアルミニウムスキンプレート)でシールされる可能性がある。
[0106] 図6Dに更に示すように、複数のシャワーヘッド流路出口604及び溝パージ流路出口606は、座ぐり穴を正確な角度で機械加工するなど、様々な適切な方法のいずれかによって製造される可能性がある。各穴角度は、流れが均一となるように全ての穴を通じて等しくなければならない制限長さを決定する。座ぐりは、流れが十分発達して出るような発達長さを提供する。
[0107] 一部の態様では、(a)シャワーヘッド流分配プレナム680、シャワーヘッド流拡張プレナム682、複数のシャワーヘッド流路出口604、及び溝パージ流路出口606、並びに(b)周辺流分配プレナム684、周辺流拡張プレナム686、及び周辺流路出口620を通過するガス流体流(例えば、ガス流体源が発生させた約0.5バールのH2)は、複数の第1のガス流体流(例えば、毎分約15~50標準リットル(slm)で複数のシャワーヘッド流路出口604から出力される)、第2のガス流体流(例えば、約15~50slmで溝パージ流路出口606から出力される)、及び第3のガス流体流(例えば、約50~130slmで周辺流路出口620から出力される)の間に約5パーセント未満、約3パーセント未満、又は約1パーセント未満のガス流の集合不均一性をもたらすように構成されている可能性がある。一部の態様では、ガス流体流は、複数の第1のガス流体流、第2のガス流体流、及び第3のガス流体流の間に約15キロパスカル(kPa)、10kPa、又は5kPa未満の集合的な圧力低下をもたらすように構成されている可能性がある。一部の態様では、ガス流体流は、それぞれ約70パーセント及び約30パーセントの複数の第1のガス流体流及び第2のガス流体流の流れ分布をもたらすように構成されている可能性がある。一部の態様では、ガス流体流は、(例えば、プラズマ対向面602aを横切る)約50パーセントの上昇流及び放射コレクタCOに向かう50パーセントの流れの第3のガス流体流の流れ分布をもたらすように構成されている可能性がある。他の実施形態では、他の様々な流量及び相対流量が使用されることがある。
CFRハウジングを製造するための例示的なプロセス
[0108] 図7は、本開示の一部の態様に係る、EUV放射システムにおける燃料デブリの蓄積を軽減するように構成されたCFRハウジング(例えば、CFRハウジング502又は602)又はその(1つ以上の)部分を製造する例示的な方法700である。例示的な方法700を参照して説明される操作は、図1から図6を参照して説明されたものなどの、本明細書に記載のシステム、装置、コンポーネント、技術、又はこれらの組み合わせのいずれかによって、又は従って実行される可能性がある。
[0109] 操作702において、方法は、複数の第1のガス流体流をCFRハウジングのプラズマ対向面(例えばプラズマ対向面602a)の複数の部分に出力するように構成された複数のシャワーヘッド流路出口(例えば複数のシャワーヘッド流路出口604)を形成することを含む可能性がある。一部の態様では、複数のシャワーヘッド流路出口の形成は、適切な機械的又は他の方法を用いて達成される可能性があり、図1から図6を参照して説明したいずれかの態様又は態様の組み合わせに従って複数のシャワーヘッド流路出口を形成することを含む可能性がある。
[0110] 操作704において、方法は、第2のガス流体流をCFRハウジングの燃料デブリ受取面(例えば燃料デブリ受取面602b)に出力するように構成された溝パージ流路出口(例えば溝パージ流路出口606)を形成することを含む可能性がある。一部の態様では、溝パージ流路出口の形成は、適切な機械的又は他の方法を用いて達成される可能性があり、図1から図6を参照して説明したいずれかの態様又は態様の組み合わせに従って溝パージ流路出口を形成することを含む可能性がある。
[0111] 操作706において、方法は、シュラウドアセンブリ(例えばシュラウドアセンブリ520)を支持するように構成されたシュラウド取付構造を形成することを含む可能性がある。一部の態様では、シュラウド取付構造の形成は、適切な機械的又は他の方法を用いて達成され、図1から図6を参照して説明したいずれかの態様又は態様の組み合わせに従ってシュラウド取付構造を形成することを含む可能性がある。
[0112] 操作708において、方法は、EUV放射システムのEUV放射発生動作中にCFRハウジングの少なくとも一部分から熱を除去するように構成された流体を輸送するように構成された冷却流路(例えば冷却流路612)を形成することを含む可能性がある。一部の態様では、冷却流路の形成は、適切な機械的又は他の方法を用いて達成され、図1から図6を参照して説明したいずれかの態様又は態様の組み合わせに従って冷却流路を形成することを含む可能性がある。
[0113] 操作710において、方法は、複数の光計測管を受け入れるように構成された複数の光計測ポート(例えば複数の光計測ポート616)を形成することを含む可能性がある。一部の態様では、複数の光計測ポートの形成は、適切な機械的又は他の方法を用いて達成される可能性があり、図1から図6を参照して説明したいずれかの態様又は態様の組み合わせに従って複数の光計測ポートを形成することを含む場合がある。
[0114] 任意選択で、方法は、複数のシャワーヘッド流路出口及び溝パージ流路出口に流体結合されるように構成された第1のガス流体チャンバ(例えばシャワーヘッド流拡張プレナム682)を形成することを含む可能性がある。任意選択で、方法は、第1のガス流体チャンバに流体結合されるように構成された第2のガス流体チャンバ(例えばシャワーヘッド流分配プレナム680)を形成することを更に含む可能性がある。一部の態様では、ガス流体源は、(i)第1のガス流体チャンバ、次に(ii)第2のガス流体チャンバ、最後に(iii)複数のシャワーヘッド流路出口及び溝パージ流路出口を流れて、複数の第1のガス流体流と第2のガス流体流の間に約5パーセント未満、約3パーセント未満、又は約1パーセント未満のガス流の集合不均一性をもたらすように構成され得るガス流体(例えばH2)を出力するように構成されている可能性がある。
[0115] 任意選択で、方法は、CFRハウジングの総質量を減らす、CFRハウジングの重心を変更する、又はその両方を行うように構成された重量軽減キャビティ(例えば、図5の重量軽減キャビティ522)を形成することを含む可能性がある。任意選択で、方法は、複数の熱計測デバイス(例えば熱電対ベースのデバイス)を支持するように構成された複数の熱計測チャネルを形成することを含む可能性がある。任意選択で、方法は、複数のコレクタガイドレール(例えば複数のコレクタガイドレール542)に結合するように構成された複数のコレクタガイドレール取付構造(例えば複数のコレクタガイドレール取付構造540)を形成することを含む可能性がある。任意選択で、方法は、AlのCFRハウジングを形成することを含む可能性がある。任意選択で、方法は、TiN、Sn、又はNiから構成されるグループから選択された少なくとも1つの材料のコーティングを形成することを更に含む可能性がある。
CFRハウジングを有する例示的なEUV放射源
[0116] 一部の態様では、本開示は、燃料材料(例えば燃料ターゲット403’の1つ以上)を、EUV放射を放出するように構成されたプラズマ(例えばプラズマ407)を発生させるように構成された照射場所(例えばプラズマ形成領域404)で照明するように構成された光パルス(例えば1つ以上のレーザビーム402)を発生させるように構成されたレーザ源(例えばレーザシステム401)を含むEUV放射源(例えば放射源SO)を提供する。
[0117] EUV放射源は、燃料材料を照射場所に送出するように構成された燃料源(例えば燃料ターゲット発生器403)を更に備える可能性がある。
[0118] EUV放射源は、CFRハウジング(例えばCFRハウジング502、602)を更に備える可能性がある。CFRハウジングは、複数の第1のガス流体流をCFRハウジングのプラズマ対向面(例えばプラズマ対向面602a)の複数の部分に出力するように構成された複数のシャワーヘッド流路出口(例えば複数のシャワーヘッド流路出口604)を備える可能性がある。CFRハウジングは、第2のガス流体流をCFRハウジングの燃料デブリ受取面(例えば燃料デブリ受取面602b)に出力するように構成された溝パージ流路出口(例えば溝パージ流路出口606)を更に備える可能性がある。CFRハウジングは、シュラウドアセンブリ(例えばシュラウドアセンブリ520)を支持するように構成されたシュラウド取付構造を更に備える可能性がある。CFRハウジングは、EUV放射システムのEUV放射発生動作中にCFRハウジングの少なくとも一部分から熱を除去するように構成された液体流体を輸送するように構成された冷却流路(例えば冷却流路612)を更に備える可能性がある。CFRハウジングは、複数の光計測管(例えば複数の光計測管618)を受け入れるように構成された複数の光計測ポート(例えば複数の光計測ポート616)を更に備える可能性がある。一部の態様では、CFRハウジングは、CFRハウジングの総質量を減らし、CFRハウジングの重心を変更するように構成された重量軽減キャビティ(例えば、重量軽減キャビティ522)を更に備える可能性がある。一部の態様では、CFRハウジングは、複数のコレクタガイドレール(例えば複数のコレクタガイドレール542)に結合するように構成された複数のコレクタガイドレール取付構造(例えば複数のコレクタガイドレール取付構造540)を更に備える可能性がある。
[0119] 一部の態様では、複数のシャワーヘッド流路出口は、ガス流体源に流体結合されるように構成されているガス流体チャンバ(例えば、シャワーヘッド流分配プレナム680、シャワーヘッド流拡張プレナム682)に流体結合されるように構成されている可能性がある。一部の態様では、溝パージ流路は、ガス流体チャンバに流体結合されるように構成されている。一部の態様では、EUV放射源は、ガス流体源にガス流体チャンバを流れる第3のガス流体流の制御を指示するように構成されている第3の制御信号を含む可能性がある。一部の態様では、ガス流体チャンバを流れる第3のガス流体流は、複数の第1のガス流体流と第2のガス流体流の間の約5パーセント未満のガス流体流の集合不均一性をもたらすように構成されている可能性がある。
[0120] 一部の態様では、複数のシャワーヘッド流路出口、溝パージ流路出口、及び複数の光計測ポートは、コレクタ流リングハウジングの本体(例えば単体の材料)上に配設される。一部の態様では、図5の重量軽減キャビティ522も本体、例えば単体の材料に形成される。一部の態様では、コレクタ流リングハウジングはアルミニウム(Al)を含む可能性がある。一部の態様では、コレクタ流リングハウジングは、窒化チタン(TiN)、スズ(Sn)、又はニッケル(Ni)から構成されるグループから選択された少なくとも1つの材料のコーティングを含む可能性がある。
[0121] EUV放射源は、レーザ源に光パルスの発生を指示するように構成された第1の制御信号を生成するように構成されたコントローラ(例えばコントローラ411)を更に備える可能性がある。コントローラは、燃料源に燃料材料の送出を指示するように構成された第2の制御信号を生成するように更に構成されている可能性がある。コントローラは、ガス流体源(例えばガス供給524、628)に複数のシャワーヘッド流路出口からの複数の第1のガス流体流の出力の制御を指示するように構成された第3の制御信号を生成するように更に構成されている可能性がある。第3の制御信号は、ガス流体源に溝パージ流路出口からの第2のガス流体流の出力の制御を指示するように更に構成されている可能性がある。コントローラは、液体流体源(例えば冷却流体供給506)に冷却流路における液体流体の輸送の制御を指示するように構成された第4の制御信号を生成するように更に構成されている可能性がある。
[0122] EUV放射源は、CFRハウジングに関連する複数の熱測定信号を生成し、複数の熱測定信号をコントローラに送信するように構成された複数の熱計測デバイス(例えば熱電対ベースのデバイス)を更に備える可能性がある。CFRハウジングは、複数の熱計測デバイスを支持するように構成された複数の熱計測チャネルを更に備える可能性がある。コントローラは、複数の熱計測デバイスから複数の熱測定信号を受信し、受信した複数の熱測定信号に基づいて、CFRハウジングと関連する複数の熱測定値(例えば、温度値、温度勾配、熱流束、及び他の適切な値)を生成するように更に構成されている可能性がある。
[0123] 本文ではICの製造におけるリソグラフィ装置の使用に特に言及しているが、本明細書で説明するリソグラフィ装置には他の用途もあることを理解されたい。例えば、これは、集積光学システム、磁気ドメインメモリ用ガイダンス及び検出パターン、フラットパネルディスプレイ、LCD、薄膜磁気ヘッドなどの製造である。こうした代替的な用途に照らして、本明細書で「ウェーハ」又は「ダイ」という用語を使用している場合、それぞれ「基板」又は「ターゲット部分」という、より一般的な用語と同義と見なしてよいことが当業者には認識される。本明細書に述べている基板は、露光前又は露光後に、例えばトラックユニット(通常はレジストの層を基板に塗布し、露光したレジストを現像するツール)、メトロロジユニット及び/又はインスペクションユニットで処理することができる。適宜、本明細書の開示は、以上及びその他の基板プロセスツールに適用することができる。更に基板は、例えば多層ICを生成するために、複数回処理することができ、したがって本明細書で使用する基板という用語は、既に複数の処理済み層を含む基板も指すことができる。
[0124] 本明細書中の言い回し又は専門用語は説明を目的とするものであって限定を目的とするものではないことが理解されるべきであり、従って、本明細書の専門用語又は言い回しは、本明細書中の教示に照らして当業者によって解釈されるべきである。
[0125] 本明細書で使用される「基板」という用語は、その上に材料層が追加される材料を記述する。一部の態様では、基板自体にパターンが付与されると共に、その上に追加された材料にもパターンが付与されるか、又はパターン付与されないままである可能性がある。
[0126] 本明細書に開示された例は、この開示の実施形態を説明するものであるが限定的ではない。本技術分野で通常見られ、当業者に自明と思われる各種の条件及びパラメータのその他の適切な変更形態及び適応形態も本開示の趣旨及び範囲内にある。
[0127] 本開示の特定の態様が以上に記載されているが、これらの態様は、記載されている以外の方法で実施され得ることが理解されるであろう。この記載は、本開示の実施形態を限定することを意図するものではない。
[0128] 背景、概要、及び要約のセクションではなく、詳細な説明のセクションが、特許請求の範囲を解釈するために使用されることが意図されていることを理解されたい。概要及び要約のセクションは、発明者によって企図される例示的な実施形態の全てではなく、1つ以上を説明することがあり、したがって、決して本発明の実施形態及び添付の特許請求の範囲を限定することを意図するものではない。
[0129] 以上、特定の機能及びそれらの関係の実施を示す機能ビルディングブロックを使用して本開示の一部の態様について説明してきた。本明細書においては、これらの機能ビルディングブロックの境界は、説明の便宜上、任意に画定されている。特定の機能及びそれらの関係が適切に実施される限り、代替境界を画定することもできる。
[0130] 本開示の特定の態様の前述の説明は、態様の全体的性質を十分に明らかにしているので、当技術分野の知識を適用することにより、過度の実験をせず、本開示の全体的な概念から逸脱することなく、このような特定の態様を容易に変更及び/又はこれを様々な用途に適応させることができる。したがって、このような適応及び変更は、本明細書に提示された教示及び案内に基づき、開示された態様の均等物の意味及び範囲内にあることが意図される。
[0131] 本開示の実施例は、以下の条項を用いて更に説明されることがある。
1.極端紫外線(EUV)放射システムにおける燃料デブリの蓄積を軽減するコレクタ流リングハウジングであって、
複数の第1のガス流体流をコレクタ流リングハウジングのプラズマ対向面の複数の部分に出力する複数のシャワーヘッド流路出口、
第2のガス流体流をコレクタ流リングハウジングの燃料デブリ受取面に出力する溝パージ流路出口、
シュラウドアセンブリを支持するシュラウド取付構造、
EUV放射システムのEUV放射発生動作中にコレクタ流リングハウジングの少なくとも一部から熱を除去する流体を輸送する冷却流路、及び
複数の光計測管を受け入れる複数の光計測ポート、を備えたコレクタ流リングハウジング。
2.複数のシャワーヘッド流路出口がガス流体チャンバに流体結合されており、
溝パージ流路がガス流体チャンバに流体結合されており、
ガス流体チャンバが、複数の第1のガス流体流と第2のガス流体流の間の約5パーセント未満のガス流体流の集合不均一性をもたらす、条項1のコレクタ流リングハウジング。
3.複数のシャワーヘッド流路出口、溝パージ流路出口、及び複数の光計測ポートが、コレクタ流リングハウジングの本体を形成する単体の材料に配設される、条項1のコレクタ流リングハウジング。
4.コレクタ流リングハウジングの本体に形成され、
コレクタ流リングハウジングの総質量を減らし、
コレクタ流リングハウジングの重心を変更する重量軽減キャビティを更に備えた、条項3のコレクタ流リングハウジング。
5.複数の熱計測デバイスを支持する複数の熱計測チャネルを更に備えた、条項1のコレクタ流リングハウジング。
6.複数のコレクタガイドレールに結合する複数のコレクタガイドレール取付構造を更に備えた、条項1のコレクタ流リングハウジング。
7.コレクタ流リングハウジングがアルミニウム(Al)を含む、条項1のコレクタ流リングハウジング。
8.窒化チタン(TiN)、スズ(Sn)、及びニッケル(Ni)から構成されるグループから選択された少なくとも1つの材料のコーティングを更に含む、条項1のコレクタ流リングハウジング。
9.燃料材料を、EUV放射を放出するプラズマを発生させる照射場所で照射する光パルスを発生させるレーザ源、
燃料材料を照射場所に送出する燃料源、
コレクタ流リングハウジング、を備えた極端紫外線(EUV)放射源であって、
コレクタ流リングハウジングが、
複数の第1のガス流体流をコレクタ流リングハウジングのプラズマ対向面の複数の部分に出力する複数のシャワーヘッド流路出口、
第2のガス流体流をコレクタ流リングハウジングの燃料デブリ受取面に出力する溝パージ流路出口、
シュラウドアセンブリを支持するシュラウド取付構造、及び
EUV放射システムのEUV放射発生動作中にコレクタ流リングハウジングの少なくとも一部から熱を除去する液体流体を輸送する冷却流路、を備える極端紫外線(EUV)放射源。
10.複数の光計測管を受け入れる複数の光計測ポート、及び
レーザ源に光パルスの発生を指示する第1の制御信号を発生させ、
燃料源に燃料材料の送出を指示する第2の制御信号を発生させ、
ガス流体源に複数のシャワーヘッド流路出口からの複数の第1のガス流体流の出力の制御を指示する第3の制御信号であって、ガス流体源に溝パージ流路出口からの第2のガス流体流の出力の制御を更に指示する第3の制御信号を発生させ、
液体流体源に冷却流路における液体流体の輸送の制御を指示する第4の制御信号を発生させるコントローラを備えた、条項9のEUV放射源。
11.複数のシャワーヘッド流路出口が、ガス流体源に流体結合されるガス流体チャンバに流体結合されており、
溝パージ流路がガス流体チャンバに流体結合されており、
第3の制御信号が、ガス流体源にガス流体チャンバを通過する第3のガス流体流の制御を指示し、
ガス流体チャンバを通過する第3のガス流体流が、複数の第1のガス流体流と第2のガス流体流の間の約5パーセント未満のガス流体流の集合不均一性をもたらす、条項10のEUV放射源。
12.複数のシャワーヘッド流路出口、溝パージ流路出口、及び複数の光計測ポートが、コレクタ流リングハウジングの本体を形成する単体の材料に配設される、条項10のEUV放射源。
13.コレクタ流リングハウジングが、コレクタ流リングハウジングの本体に形成され、
コレクタ流リングハウジングの総質量を減らし、
コレクタ流リングハウジングの重心を変更する重量軽減キャビティを更に備える、条項12のEUV放射源。
14.コレクタ流リングハウジングと関連する複数の熱測定信号を発生させ、複数の熱測定信号をコントローラに送信する複数の熱計測デバイスを更に備え、
コレクタ流リングハウジングが、複数の熱計測デバイスを支持する複数の熱計測チャネルを更に備え、
コントローラが更に、複数の熱計測デバイスから複数の熱測定信号を受信し、受信した複数の熱測定信号に基づいてコレクタ流リングハウジングと関連する複数の熱測定値を生成する、条項10のEUV放射源。
15.コレクタ流リングハウジングが、複数のコレクタガイドレールに結合する複数のコレクタガイドレール取付構造を更に備える、条項10のEUV放射源。
16.極端紫外線(EUV)放射システムにおける燃料デブリの蓄積を軽減するコレクタ流リングハウジングを製造する方法であって、
コレクタ流リングハウジングの本体に、複数の第1のガス流体流をコレクタ流リングハウジングのプラズマ対向面の複数の部分に出力する複数のシャワーヘッド流路出口を形成すること、
コレクタ流リングハウジングの本体に、第2のガス流体流をコレクタ流リングハウジングの燃料デブリ受取面に出力する溝パージ流路出口を形成すること、
シュラウドアセンブリを支持するシュラウド取付構造を形成すること、
EUV放射システムのEUV放射発生動作中にコレクタ流リングハウジングの少なくとも一部から熱を除去する流体を輸送する冷却流路を形成すること、及び
コレクタ流リングハウジングの本体に、複数の光計測管を受け入れる複数の光計測ポートを形成すること、を含む方法。
17.複数のシャワーヘッド流路出口及び溝パージ流路出口に流体結合される第1のガス流体チャンバを設けること、
第1のガス流体チャンバに流体結合される第2のガス流体チャンバを設けること、を含み
第1のガス流体チャンバ及び第2のガス流体チャンバが、複数の第1のガス流体流と第2のガス流体流の間の約5パーセント未満のガス流の集合不均一性をもたらす、条項16の方法。
18.コレクタ流リングハウジングの総質量を減らし、
コレクタ流リングハウジングの重心を変更する重量軽減キャビティをコレクタ流リングハウジングの本体に形成することを更に含む、条項16の方法。
19.複数の熱計測デバイスを支持する複数の熱計測チャネルを形成することを更に含む、条項16の方法。
20.複数のコレクタガイドレールに結合する複数のコレクタガイドレール取付構造を形成することを更に含み、コレクタ流リングハウジングがアルミニウム(Al)で形成されている、条項16の方法。
[0132] 本開示の幅及び範囲は、上記の例示的な態様又は実施形態のいずれによっても限定されるべきではなく、以下の特許請求の範囲及びそれらの均等物に従ってのみ定義されるべきである。

Claims (20)

  1. 極端紫外線(EUV)放射システムにおける燃料デブリの蓄積を軽減するコレクタ流リングハウジングであって、
    複数の第1のガス流体流を前記コレクタ流リングハウジングのプラズマ対向面の複数の部分に出力する複数のシャワーヘッド流路出口、
    第2のガス流体流を前記コレクタ流リングハウジングの燃料デブリ受取面に出力する溝パージ流路出口、
    シュラウドアセンブリを支持するシュラウド取付構造、
    前記EUV放射システムのEUV放射発生動作中に前記コレクタ流リングハウジングの少なくとも一部から熱を除去する流体を輸送する冷却流路、及び
    複数の光計測管を受け入れる複数の光計測ポート、を備えたコレクタ流リングハウジング。
  2. 前記複数のシャワーヘッド流路出口がガス流体チャンバに流体結合されており、
    前記溝パージ流路が前記ガス流体チャンバに流体結合されており、
    前記ガス流体チャンバが、前記複数の第1のガス流体流と前記第2のガス流体流の間の約5パーセント未満のガス流体流の集合不均一性をもたらす、請求項1のコレクタ流リングハウジング。
  3. 前記複数のシャワーヘッド流路出口、前記溝パージ流路出口、及び前記複数の光計測ポートが、前記コレクタ流リングハウジングの本体を形成する単体の材料に配設される、請求項1のコレクタ流リングハウジング。
  4. 前記コレクタ流リングハウジングの前記本体に形成され、
    前記コレクタ流リングハウジングの総質量を減らし、
    前記コレクタ流リングハウジングの重心を変更する重量軽減キャビティを更に備えた、請求項3のコレクタ流リングハウジング。
  5. 複数の熱計測デバイスを支持する複数の熱計測チャネルを更に備えた、請求項1のコレクタ流リングハウジング。
  6. 複数のコレクタガイドレールに結合する複数のコレクタガイドレール取付構造を更に備えた、請求項1のコレクタ流リングハウジング。
  7. 前記コレクタ流リングハウジングがアルミニウム(Al)を含む、請求項1のコレクタ流リングハウジング。
  8. 窒化チタン(TiN)、スズ(Sn)、及びニッケル(Ni)から構成されるグループから選択された少なくとも1つの材料のコーティングを更に含む、請求項1のコレクタ流リングハウジング。
  9. 燃料材料を、EUV放射を放出するプラズマを発生させる照射場所で照射する光パルスを発生させるレーザ源、
    前記燃料材料を前記照射場所に送出する燃料源、
    コレクタ流リングハウジング、を備えた極端紫外線(EUV)放射源であって、
    前記コレクタ流リングハウジングが、
    複数の第1のガス流体流を前記コレクタ流リングハウジングのプラズマ対向面の複数の部分に出力する複数のシャワーヘッド流路出口、
    第2のガス流体流を前記コレクタ流リングハウジングの燃料デブリ受取面に出力する溝パージ流路出口、
    シュラウドアセンブリを支持するシュラウド取付構造、及び
    EUV放射システムのEUV放射発生動作中に前記コレクタ流リングハウジングの少なくとも一部から熱を除去する液体流体を輸送する冷却流路、を備える極端紫外線(EUV)放射源。
  10. 複数の光計測管を受け入れる複数の光計測ポート、及び
    前記レーザ源に前記光パルスの発生を指示する第1の制御信号を発生させ、
    前記燃料源に前記燃料材料の送出を指示する第2の制御信号を発生させ、
    ガス流体源に前記複数のシャワーヘッド流路出口からの前記複数の第1のガス流体流の出力の制御を指示する第3の制御信号であって、前記ガス流体源に前記溝パージ流路出口からの前記第2のガス流体流の出力の制御を更に指示する第3の制御信号を発生させ、
    液体流体源に前記冷却流路における前記液体流体の輸送の制御を指示する第4の制御信号を発生させるコントローラを備えた、請求項9のEUV放射源。
  11. 前記複数のシャワーヘッド流路出口が、前記ガス流体源に流体結合されるガス流体チャンバに流体結合されており、
    前記溝パージ流路が前記ガス流体チャンバに流体結合されており、
    前記第3の制御信号が、前記ガス流体源に前記ガス流体チャンバを通過する第3のガス流体流の制御を指示し、
    前記ガス流体チャンバを通過する前記第3のガス流体流が、前記複数の第1のガス流体流と前記第2のガス流体流の間の約5パーセント未満のガス流体流の集合不均一性をもたらす、請求項10のEUV放射源。
  12. 前記複数のシャワーヘッド流路出口、前記溝パージ流路出口、及び前記複数の光計測ポートが、前記コレクタ流リングハウジングの本体を形成する単体の材料に配設される、請求項10のEUV放射源。
  13. 前記コレクタ流リングハウジングが、前記コレクタ流リングハウジングの前記本体に形成され、
    前記コレクタ流リングハウジングの総質量を減らし、
    前記コレクタ流リングハウジングの重心を変更する重量軽減キャビティを更に備える、請求項12のEUV放射源。
  14. 前記コレクタ流リングハウジングと関連する複数の熱測定信号を発生させ、前記複数の熱測定信号を前記コントローラに送信する複数の熱計測デバイスを更に備え、
    前記コレクタ流リングハウジングが、前記複数の熱計測デバイスを支持する複数の熱計測チャネルを更に備え、
    前記コントローラが更に、前記複数の熱計測デバイスから前記複数の熱測定信号を受信し、前記受信した複数の熱測定信号に基づいて前記コレクタ流リングハウジングと関連する複数の熱測定値を生成する、請求項10のEUV放射源。
  15. 前記コレクタ流リングハウジングが、複数のコレクタガイドレールに結合する複数のコレクタガイドレール取付構造を更に備える、請求項10のEUV放射源。
  16. 極端紫外線(EUV)放射システムにおける燃料デブリの蓄積を軽減するコレクタ流リングハウジングを製造する方法であって、
    前記コレクタ流リングハウジングの本体に、複数の第1のガス流体流を前記コレクタ流リングハウジングのプラズマ対向面の複数の部分に出力する複数のシャワーヘッド流路出口を形成すること、
    前記コレクタ流リングハウジングの前記本体に、第2のガス流体流を前記コレクタ流リングハウジングの燃料デブリ受取面に出力する溝パージ流路出口を形成すること、
    シュラウドアセンブリを支持するシュラウド取付構造を形成すること、
    前記EUV放射システムのEUV放射発生動作中に前記コレクタ流リングハウジングの少なくとも一部から熱を除去する流体を輸送する冷却流路を形成すること、及び
    前記コレクタ流リングハウジングの前記本体に、複数の光計測管を受け入れる複数の光計測ポートを形成すること、を含む方法。
  17. 前記複数のシャワーヘッド流路出口及び前記溝パージ流路出口に流体結合される第1のガス流体チャンバを設けること、
    前記第1のガス流体チャンバに流体結合される第2のガス流体チャンバを設けること、を含み
    前記第1のガス流体チャンバ及び前記第2のガス流体チャンバが、前記複数の第1のガス流体流と前記第2のガス流体流の間の約5パーセント未満のガス流の集合不均一性をもたらす、請求項16の方法。
  18. 前記コレクタ流リングハウジングの総質量を減らし、
    前記コレクタ流リングハウジングの重心を変更する重量軽減キャビティを前記コレクタ流リングハウジングの前記本体に形成することを更に含む、請求項16の方法。
  19. 複数の熱計測デバイスを支持する複数の熱計測チャネルを形成することを更に含む、請求項16の方法。
  20. 複数のコレクタガイドレールに結合する複数のコレクタガイドレール取付構造を形成することを更に含み、前記コレクタ流リングハウジングがアルミニウム(Al)で形成されている、請求項16の方法。
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