JP2023505114A - 組織をマーキングするためのマーカ要素 - Google Patents

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Abstract

本発明は、身体組織にマーキングするためのマーカ要素に関する。一実施形態において、マーカ要素は、少なくとも縦軸に対しておおよそ回転対称幾何学形状を有し、マーカ要素は、相互連結された弾性の予成形されたワイヤ部材によって形成され、半径方向に圧縮された状態と、半径方向に拡張された状態とをとることができる。一実施形態において、ワイヤ部材は、それらのそれぞれの端部において、好ましくは、対において、相互連結されている。

Description

本発明は、軟組織(例えば、脂肪組織、筋肉組織、腫瘍組織、乳房組織、肝臓組織、リンパ節、特に、腋窩リンパ節等)の中への埋め込みのために提供されるマーキング体に関しマーキング体は、弾性的な圧縮性の自己拡張性支持構造を有する。支持構造は、相互接続された弾性的な予成形されたウェブによって形成される。マーキング体は、少なくとも縦軸に対してほぼ回転対称である形状を有する。マーキング体は、視覚的に検出可能であるか、または、他の方法において、物理的に検出可能であるか、または、さらに自動化または半自動化された方式において、機械検出可能である。本発明は、埋め込みシステムおよび埋め込みのための方法にさらに関する。
組織部位を標識するための埋め込み可能マーキング体は、周知である。一般に、そのようなマーキング体は、標識されるべき組織領域内に好適な装置を用いて埋め込まれ得るように設計され、マーキング体は、恒久的に、またはある期間にわたって(例えば、2つの介入事象中)そこに留まる。この方法において、治療に関連する組織、例えば、腫瘍または他の組織異常を含む組織、または、観察されるように意図される潜在的に健康な組織が、比較的に長期間にわたって、標識されることができる。これらのマーキング体の標識効果は、撮像診断の方法を使用した検査中、特に、X線放射線、核磁気共鳴、または超音波に基づく方法の場合、その可視性の結果として達成される。
第WO2006/000568A2号(特許文献1)は、公知の構造を伴うアプリケータまたはカニューレを使用した該マーカの挿入に続いて組織部位をマーキングするためのマーカを開示する。ここで達成されるものは、マーカが、比較的に長時間にわたって、マーキングされるべき組織部位に留まり、その結果、後続診断および療法活動のために、組織部位を明確にマーキングするという効果である。マーカは、1つ以上のワイヤから成り、1つ以上のワイヤは、中心マーカ区分において捻じられ、異なる形状をマーカの2つの端部区分に有し得る。
外科手術用器具、特に、身体組織区分にマーキングするためのマーカ器具が、第EP1782745B1号(特許文献2)にさらに説明されている。特に、器具は、腫瘍組織の外科手術除去に先立って、該腫瘍組織をマーキングするために好適であるべきである。
骨壊死を治療するための外科手術整形外科の分野から、第US8,112,869B2号(特許文献3)は、ニチノールから成る球状ケージ構造を生成するための製造方法を開示している。そこで説明される方法に従って生成されるケージ構造は、大腿部の中に掘られたチャネルを介して、圧縮形態において導入され、大腿骨骨頭内で拡張し、空洞が、続いて、固化する骨移植片で充填されることによって、大腿骨骨頭を安定させるために提供される。本出願分野では、ケージ構造の直径は、20~30mmに及ぶ。
第US9,216,069B2号は、乳房生検のためのマーカシステムを説明し、マーカシステムにおいて、多数のマーカ要素が、投与管内に圧縮方式において事前に装填され、該マーカ要素が、少なくとも1つの放射線不透過性ワイヤセグメントを含む。
乳房生検に関して、第US8,060,183B2号(特許文献4)は、一般に、撮像方法において標識するために空洞を包囲するマーカを開示する。1つの変形例では、マーカは、伸長端部の両方において閉鎖された外側中空本体と、外側本体内に位置させられたより小さい恒久的マーカとから成る。説明は、外側中空本体が、生体再吸収性材料から成り、ある期間にわたって分解する一方、内側恒久的マーカが組織内に留まり続けることを続けて解説する。
国際公開第2006/000568号 欧州特許第1782745号明細書 米国特許第8112869号明細書 米国特許第8060183号明細書
本発明の目的は、組織内への埋め込みのための改良されたマーキング体を規定することである。
請求項1に記載のマーキング体が、この目的を達成するために提案される。故に、マーキング体は、少なくとも縦軸に対してほぼ回転対称である形状を有し、半径方向に圧縮された状態と、半径方向に拡張された状態とを取ることが可能である。マーキング体は、相互接続された弾性的な予成形されたウェブによって形成され、それらは、弾性、圧縮性、かつ自己拡張可能支持構造をもたらす。その拡張された状態では、マーキング体は、最大直径を中心縦方向区分に有し、中心縦方向区分から開始して、縦方向に、縦方向端の両方に向かって先が細くなる。少なくとも中心縦方向区分では、マーキング体は、円周方向における5~100本のウェブによって形成され、該ウェブは、その圧縮された状態では、マーキング体の縦方向に、実質的に延び、その縦方向端において対毎に交差し、結合力のある方式、および/または相互係止方式において相互接続される。マーキング体の縦方向に実質的に延びていることは、マーキング体の圧縮された状態では、ウェブが、マーキング体の縦軸に対して10°未満の角度で延びていることを意味する。
そのようなマーキング体は、有利なこととして、2つの要件を満たすことができる。第1に、その物理的パラメータに基づいて、例えば、医療撮像、例えば、X線において、視覚的に、または、例えば、超音波データまたはMRIデータのデータ分析を用いて、自動的に、良好な検出能力をもたらす。この場合、データ分析は、手動で、視覚的に、半自動的に、または自動的に、実装されることができる。さらに、マーキング体は、その場所に忠実に留まるという要件を満たし、その設計の結果として、移住(すなわち、埋め込み直後またはマーカが埋め込まれる時間中の組織内のマーカの移動)に逆らう。
生検、例えば、真空生検が、マーキング前に実施された場合、マーキング体の伝搬方向に逆らう組織圧力は、故に、すでに存在する空洞の理由から、より低いこと、または存在しないこともある。そのような場合、設置後のマーキング体の拡張は、マーキング体が生検カニューレの中に後退すること、または真空生検ユニットの穿刺チャネルを通して流されることを防止する。
マーキング体と、埋め込み装置とを有する埋め込みシステムが、本発明のさらなる側面として提案される。
本発明は、マーキング体の可視性が、異なる動作原理に基づく撮像方法の場合でも確実にされるべきであるという着想に基づく。さらに、マーキング体の独特かつ明瞭な可視性が、検査条件および適用症例の最大可能範囲下で確実にされるべきである。超音波ベースの撮像方法の場合、マーカの良好な認識能力は、金属または硬質プラスチックによって形成された支持構造の最高可能音反射を用いて生じる。
医療超音波(例えば、Bモード、1MHz~40MHz)の場合、マーキング体の支持構造は、入射超音波がマーキング体の中心縦方向区分内の断面が円形の構造を打つようにする。ウェブ直径(または幅および厚さ)、ウェブ数、ウェブ強度、およびウェブ材料のパラメータを合致させることによって取得されるものは、音響エネルギーの一部のみが、構造によって反射され、エネルギーの残りの部分が、透過されるということである。結果として、完全円形または個々の点の円形配置が、超音波の分解能およびパラメータ設定に応じて、超音波画像内で表現として生じる。この形態の他の構造の場合、超音波エネルギーは、主として、マーカの第1の表面において反射され、陰影が、画像内で生じる。
本構造のさらなる特徴は、超音波透過波の異なる角度における撮像の範囲(例えば、複合撮像)をもたらすようになることである。複合撮像の範囲内では、音ビームが、静的超音波トランスデューサから異なる角度において透過される。続いて、異なる角度を伴う透過波のエコーが、総和および処理される。この場合、超音波は、マーキング体の構造を異なる角度から打つが、円形断面の結果として、エコーは、終端効果において、同一受信機に到着し、マーキング体の表現は、非均一解剖学的構造と比較して、増幅される。
超音波撮像に関して、マーキング体は、好ましくは、中空管から形成されるか、または、ウェブのうちの少なくともいくつかが、音響インピーダンスの大きい差異がウェブの材料と中空内部との間で生じ、大きい超音波反射がその部位に存在するように、中空である。
X線ベースの撮像方法、例えば、マンモグラフィの場合も、支持構造によるX線放射線の吸収は、X線画像内の良好な認識能力につながる。支持構造によるX線放射線の吸収は、例えば、支持構造内の金属まで辿られることができるか、または、添加材、例えば、プラスチック内に埋め込まれる金属ワイヤまたは金属粒子によって生じる。
磁気共鳴画像法(MRI)の場合、マーキング体の材料の磁気特性は、MR撮像における磁化率アーチファクト、故に、MRIデータおよび画像内のその良好な認識能力につながる。
本発明の有利な開発は、従属請求項から把握され、詳細に、問題の範囲内において、かつさらなる利点の点において、上で説明される概念を実現する有利なオプションを規定することができる。
特に、織成、編組、巻装、または編成されるための支持構造が、提供される。ここでの利点は、あるエリアを覆って広がる構造の経済的生産性から成り、それは、後続生成ステップの範囲内において、中空のほぼ球状形態にされる。
代替として、支持構造は、ワイヤまたは管によって形成されることができ、ワイヤまたは管は、縦方向にスロットに入れられ、圧縮され、それによって、細隙によって互いから分離される区分が、外側に向かってふくれる。そのような支持構造の圧縮された状態が、その弛緩状態にある場合、支持構造は、自己拡張性である。
支持構造のためのさらなる代替は、プラスチックから作製される支持構造、例えば、射出成型方法の範囲内で製造される(例えば、PEEKまたはPLAから作製される)バスケットである。
マーキング体の支持構造は、好ましくは、自己拡張性であり、半径方向力下で弾性的に圧縮され得るように設計される。半径方向力は、拡張および圧縮径に依存し、1ニュートン~50ニュートンに及ぶ。マーキング体が、弾性的に圧縮された状態において、組織内に埋め込まれる場合、マーキング体は、独立して、その拡張された状態に遷移し、組織が、半径方向拡張力未満である半径方向力をマーキング体上のマーカに及ぼす場合、それを保つ。
埋め込み目的のために、マーキング体は、最初に、カニューレを用いて、所望の場所にもたらされ、続いて、組織内で裾広がりになることができるように、次いで、カニューレの管腔から外に押される。それを用いてカニューレ内で圧縮された状態に保たれるマーキング体が、カニューレからの排出直後に裾広がりになる拡張力は、好ましくは、少なくとも1ニュートンである。
一例として、マーキング体の支持構造は、それが1mm未満の最大直径まで圧縮されているマーキング体の状態では、40ニュートンを上回り、1.5mmの最大直径の場合、依然として、3ニュートンを上回る(例えば、6ニュートンである)拡張力を有するように設計されることができる。マーキング体の支持構造は、その拡張力が、実質的に、マーキング体弾性的に圧縮するために加えられる必要がある最小半径方向力に対応するように設計されることができる。
マーキング体の支持構造内に貯蔵されるエネルギーは、支持構造のウェブの断面寸法(例えば、直径)または支持構造のウェブの数または支持構造の直径または支持構造の処理(例えば、熱処理対電解研磨)の好適な選択肢によって、設定されることができる。弾性的に圧縮されたマーキング体の支持構造内に貯蔵されるエネルギーは、マーキング体の支持構造のウェブを形成する材料(例えば、ニチノールまたはPEEK)にさらに依存する。故に、本発明に従って、1.5ニュートンを上回る、2ニュートン、または、さらに、3ニュートンを上回る半径方向力が、マーキング体を1.5mm未満の最大直径まで圧縮するために加えられなければならないようなマーキング体を生成することも可能である。同様に、本発明に従って、0.5ニュートンの半径方向力が、すでに、マーキング体を1.5mm未満の最大直径まで圧縮するために十分であるようなマーキング体を生成することも可能である。
マーキング体の支持構造は、自己拡張生であるように設計されるので、マーキング体は、半径方向力がマーキング体を弾性的に圧縮するために要求されるレベルを下回って降下するとすぐに、独立して、その拡張された状態に遷移する。マーキング体の支持構造は、好ましくは、編まれた個々のワイヤによって形成される。故に、マーキング体のウェブは、好ましくは、5~100本のワイヤ、例えば、18~48本のワイヤ、特に、24または36本のワイヤによって形成され、それらは、各々、マーキング体の縦方向端の一端から他端まで延び、それらは、複数回、交差し、したがって、多数の交点を伴う編組ワイヤメッシュから作製される格子状支持構造を形成する。好ましくは、チタン合金、特に、ニチノールから成る12~48本、特に、24本の編組ワイヤによって形成されるマーキング体が、特に、好ましい。
マーキング体のウェブ、すなわち、例えば、ワイヤは、この場合、相互接続され、好ましくは、その自由縦方向端において、対毎に相互接続され、特に、好ましくは、溶接され、特に、捻じられ、溶接される。この目的を達成するために、自由縦方向端は、好ましくは、各々、支持構造の交点上、すなわち、例えば、編組ワイヤメッシュ内のワイヤが交差する場所、または交点の直接近傍に、位置する。
マーキング体のウェブは、同様に、交点において、結合力のある状態で相互接続され、特に、溶接され得る。しかしながら、これは、好ましくは、想定されない。
代替として、または加えて、マーキング体のウェブは、交点または縦方向端において、互いに捻じられることができる。
マーキング体の拡張された状態では、その外径は、好ましくは、中心縦方向区分から開始して、縦方向に、縦方向端の両方に、連続的に減少し、したがって、マーキング体は、その最小径を縦方向端の両方に有する。
マーキング体は、好ましくは、マーキング体の縦軸に対して横方向の平面に関して、左右対称である。
好ましくは、マーキング体のウェブは、中空管またはワイヤから形成される。編組ウェブから形成されるマーキング体の場合、外部ウェブ直径は、好ましくは、0.5mm未満、好ましくは、0.1mm以下、例えば、0.08mm~0.1mmである。小外部ウェブ直径は、この場合、最小可能直径を伴うカニューレを用いた埋め込みの場合に要求されるマーキング体の圧縮率に正の効果を及ぼす。対照的に、より大きい外部ウェブ直径は、マーキング体の支持構造の設定力に正の効果を及ぼす。これは、硬組織、例えば、腫瘍組織内で広く認められている組織圧力に対して拡張することがまた可能である、マーキング体につながる。
さらに、拡張された状態におけるマーキング体の直径が、20mm未満または10mm未満、好ましくは、2.0mm~6.0mmである場合、有利である。この直径範囲内のマーキング体は、一方での撮像方法における可視性と、他方での組織内の異物の空間要件との間の妥協を表す。
ある最小サイズを伴う拡張されたマーキング体は、治療中、外科医によって感知され得るという利点をもたらす。
さらに、圧縮された状態におけるマーキング体の直径は、3mm未満、好ましくは、1.0mm未満であることが好ましい。弾性的に圧縮された状態における小径またはマーキング体の大きい圧縮率は、比較的に細いカニューレ、すなわち、小径を伴うカニューレを使用した、マーキング体の埋め込みを促進する。より小さい直径は、傷害および疼痛に関連する患者へのリスクを低減させ、刺し傷状の切開および/または麻酔剤が、簡略化された取扱の範囲内で省かれることができる。これはさらに、適用持続時間およびコストの点において利点をもたらす。
好ましくは、支持構造、例えば、ワイヤまたは管によって形成されるそのウェブおよび/またはスリーブは、したがって、超音波可視性を増加させるために、例えば、サンドブラストによって、粗面化されている。
好ましくは、支持構造の表面は、追加のコーティングを有する。埋め込み中、マーカから脱離する医薬品(例えば、抗凝固剤)が、コーティングとして使用されることができる。支持構造の生体適合性を改良する材料(例えば、パリレン)も、コーティングとして使用されることができる。異なる光スペクトルによる活性化を促進する蛍光性または燐光性物質も、コーティングとして使用されることができる。
マーキング体は、好ましくは、外側から、または内側から、膜でコーティングされることができる。膜は、例えば、シリコーンまたはポリウレタンまたはパリレンから生成されることができる。膜は、完全または部分的に、マーカの内部を周囲環境から分離する役割を果たす。これは、認識能力および検出能力を改良することができるか、または、これは、他の物質またはガス(例えば、細胞増殖抑制剤、ICG等)で充填され得る空間を作成することができる。
マーキング体のウェブは、好ましくは、チタン合金、特に、ニチノールから成る。超弾性材料としてのニチノールの材料特性の理由から、これは、マーキング体が、埋め込み装置から送り出された後、独立して、弾性的に圧縮された状態から拡張された状態に遷移するという利点、特に、拡張方向逆らうマーキング体に隣り合った組織によって発生させられる圧力に対抗して遷移するという利点につながる。さらなる超弾性材料および/または形状記憶合金の使用も、可能である。似た特性は、いくつかのポリマーによっても達成されることができる。
一例として、ニチノールの使用によって促進されるような埋め込み後のマーキング体の高速自己拡張は、特に、埋め込み直後、マーキング体の移住を防止するために決定的である。
支持構造の材料は、再吸収可能または非再吸収可能であることができる。
支持構造のウェブは、全て同一材料から成る必要はなく、その断面形状の観点から異なり得る。むしろ、異なる材料から作製される個々のウェブも、磁気共鳴画像法内または超音波画像内における可視性または検出能力を最適化するために、または、コンピュータ断層撮影における、またはCアーム下でのX線可視性を増加させるために、編組内に含まれ得る。一例として、好適な材料は、チタン、金、鉄含有合金および/またはニチノール、PLA、PEEK、他のポリマー、および複合材料を含む。
好ましくは、マーキング体は、支持構造の補完として、またはそれに加え、標識特徴、例えば、異なる形状および/または長さのスリーブ、例えば、金属または他の放射線不透過性成型部品を支持構造内に含む。とりわけ、それによって取得される利点は、患者内に同時に埋め込まれる複数の異なるマーキング体が、撮像方法において、明確に区別されること、または少なくともより容易に区別されることである。一例として、これらの成型部品は、支持構造内に位置する(または支持構造に留められる)ウェブまたは球形であることができ、さらに、改良された区別能力のために、異なる寸法を有することができる。一例として、これらの成型部品は、金属から形成されることができる。
さらなる側面は、埋め込みに続く、マーキング体の検出能力に関する。マーキング体を感知することが可能であり得、それは、経皮的介入の間の感知の結果として、見出されることができる。マーキング体は、画像(例えば、X線)内で、またはデータの可視化(例えば、MRI、超音波)においても、周囲組織から視覚的に区別され得る。その特性の結果として、マーキング体は、自動的にも、または半自動的にも、アルゴリズムによって(例えば、機械学習または深層学習アルゴリズムによって)検出され得る。
さらなる側面は、ここで請求されるタイプのマーキング体を有する埋め込みシステムと、埋め込み装置とに関する。
埋め込み装置は、本発明によるマーキング体の埋め込みのために設計され、この目的を達成するために、カニューレを備えている。その結果、埋め込み装置を用いて、マーキング体は、有利なこととして、特に使用される撮像方法を用いて、皮膚層およびその下方に位置する組織を穿刺することによって、標識されるべき組織部位に設置されることができる。有利なこととして、埋め込み装置のカニューレの外径は、3mm未満、好ましくは、1.6mm~1.2mmであるように提供される。これは、マーキング体が、特に、小カニューレ直径の理由から、経皮的に埋め込まれ得るという利点につながる。特に、小外部カニューレ直径は、カニューレの進入部位における皮膚の刺し傷状切開または関連組織の麻酔施行に依拠する必要なく、マーキング体の埋め込みを促進する。
全体的システムの結果として、マーキング体は、寸法の観点から適合する好適な埋め込み装置とともに、適用されることができる。特に、マーキング体と、埋め込み装置との両方を備えている全体的システムとしての埋め込みシステムは、送達状態では、カニューレ内ですでに圧縮された状態であるマーキング体を含み得、したがって、マーキング体を圧縮し、埋め込み装置を事前に装填する方法ステップは、ユーザのために省かれ、適用はさらに、このように簡略化される。
マーキング体を生成する方法も、本発明に従って提案される。これは、以下のステップを含む:
-5~200の編まれた個々のワイヤによって形成される管状編組メッシュを提供するステップ
-編組メッシュを縦方向に圧縮し、それによって、編組メッシュに中心縦方向区分において半径方向に裾広がりにならせるステップ、および/または、編組メッシュをその縦方向端において締め付けるステップ、または編組メッシュを縦方向端において半径方向に圧縮するステップ
好ましくは、方法は、以下のさらなる方法ステップを含む:
-個々のワイヤが、交点において、交互に、互いの上および下に交差するように、個々のワイヤを編み、管を形成するステップであって、交点は、管の縦軸に対して横方向に延びている交点平面上にほぼ配置されている、ステップと
-管状編組ワイヤメッシュを提供するために、交点平面である分離平面における全ての交点において、ワイヤをレーザ切断することによって、管区分を分離するステップ
管から分離された管状編組ワイヤメッシュは、続いて、マーキング体に成形されることができる。
好ましくは、個々のワイヤは、分離時、互いに対して対毎に溶接される。
好ましくは、個々のワイヤは、少なくとも180°、好ましくは、360°、540°、または720°を通して、それぞれの2つの個々のワイヤが互いの周りで巻かれることによって、分離平面として提供される交点平面内で互いに巻きつけられる。
好ましくは、個々のワイヤは、8~12回、好ましくは、9~11回または10回、管状編組ワイヤメッシュの縦方向端間において、互いの上または下に交差する。故に、個々のワイヤから編まれた管の9~13番目毎に、好ましくは、10番目、11番目、または12番目の交点平面は、個々のワイヤが、好ましくは対毎に、互いに巻きつけられる分離平面を表す。
ここに提示されるタイプのマーキング体は、軟組織、例えば、乳房組織内の経皮的マーキングのためのおよびリンパ節生検に続く、または後続リンパ節切除前の腋窩リンパ節をマーキングするための役割を果たす。
本願の分野は、疑わしい組織のマーキング、化学療法前または間の病変のマーキング、および生検除去部位のマーキングを含む。除去された腫瘍の場所は、同様に、放射線治療計画の範囲内の改良された配向のためにマーキングされ得る。
マーキング体は、下記に記載されるように、介入の範囲内で使用されることもできる。
最初に、マーキング体は、埋め込み装置のカニューレの遠位端が身体組織内の所望の埋め込み場所まで穿刺され、マーキング体がカニューレの遠位端から排出されることによって、所望の部位に埋め込まれる。
続いて、身体組織は、撮像超音波方法を使用して検査されることができ、マーキングされた組織の超音波記録が、行われる。マーキング体は、円形アーチファクトの理由から、超音波記録内で認識されることができる。
好ましい用途によると、マーキング体は、空気含有を伴わない軟組織(例えば、脂肪組織)内に設置され、1MHz~40MHzに及ぶ超音波で照射される。この場合、マーキング体は、超音波電力の一部のみを超音波に面する第1の側において反射し、超音波電力の第2の部分を超音波から離れた第2の側において反射するように設計され、その結果として、マーキング体は、医療超音波撮像の範囲内において、超音波画像内に円形表現を有する。
好ましくは、マーキング体は、好ましくは、超音波データを分析することによって、またはX線記録を分析することによって、またはMRIデータを分析することによって、自動または半自動的方法を用いて検出される。
本発明のさらなる利点、特徴、および詳細は、好ましい実施形態の以下の説明および例証図から生じる。
図1は、斜視図において図式的に表されるマーキング体を示す。
図2aおよび2bは、端面図(図2a)および側面図(図2b)において図1に示されるマーキング体を示す。
図3a-3hは、図1および2によるマーキング体のウェブのための異なる断面形状を示す。
図4a-4fは、図1および2からの個々のマーキング体のウェブが交点において相互接続され得る方法の異なる変形例を示す。
図5a-5fは、図1および2によるマーキング体の2つのウェブの自由端が、接続され得る方法の異なる変形例を示す。
図6は、図1および2に描写されるようなマーキング体を成形するための初期製品として使用され得る編組管の区分としての編組ワイヤメッシュを示す。
図7は、図3による3つの編組ワイヤメッシュが分離によって生成され得るワイヤから編まれる管の区分を示す。
図8は、ワイヤがレーザを用いて2つの部位において分離される場合における図4からの編組ワイヤ管を示す。
図9a-9cは、図1および2によるマーキング体が採用し得る種々の形態の縦方向区分を示す。
図10は、図1および2によるマーキング体のための埋め込み装置の斜視図を示す。
図11は、図10に描写される埋め込み装置の側面図を示す。
図12A-12Cは、図10および11に描写される埋め込み装置の詳細の略図を示す。
図13aおよび13bは、図10および11に描写される埋め込み装置の平面図を示す。
図14は、図1および2によるマーキング体の超音波記録の例証と、それから結果として生じる超音波画像とを示す。
図15は、超音波が、図1および2によるマーキング体のウェブから反射される方法を図示する。
図16は、側面から視認されるようなマーキング体のアーチファクトを有する超音波画像を示す。
図17は、縦方向にマーキング体のアーチファクトを有する超音波画像を示す。
図18aおよび18bは、2つのワイヤの縦方向端の捻じり(図18a)と、3つのワイヤの自由縦方向端の捻じり(図18b)とを示す。
図19は、図6に図示されるものに類似するが、追加の膜が個々のワイヤ間に跨架される、編組ワイヤメッシュを示す。
図20a-20dは、マーキング体が、膜を伴わない場合(図20b)、内部膜を伴う場合(図20b)、および外部膜を伴う場合(図20d)において、断面において見られ得る状態を図示する。
図1は、拡張された状態において図式的に図示されるマーキング体100の斜視図を示す。
図2aは、拡張された状態におけるマーキング体100の端面図を示し、図2bは、拡張された状態におけるマーキング体100の側面図を示す。
マーキング体100は、編組ワイヤメッシュ101によって形成された支持構造を備えている。ワイヤ108は、マーキング体100の縦方向端の一端から縦方向端の他端まで延びている。一方の縦方向端から他方の縦方向端までの経路上において、ワイヤ108は、他のワイヤ108と交差し、特に、編まれ、すなわち、各ワイヤ108は、最初に、編組ワイヤメッシュ101の別のワイヤ108の下方に、次いで、上方に、交互に誘導される。結果として、多数の交点110を伴う格子状支持構造が、生じる。図1および2に描写される表現に関連して、2つのワイヤ108がその都度互いに交差し、側方接触するこれらの交点110が、正確な詳細で再現されていないことが認識されるべきである。マーキング体100の編組構造は、図6-8により詳細に描写され、それらの図は、初期製品を示す。2つのワイヤ108が、その都度接触する交点110は、例えば、図6では、交差ワイヤによって形成される編組ワイヤメッシュ101におけるように設計され得る。
マーキング体100のそれぞれの縦方向端114、116に位置するワイヤ108の自由端112の各々は、さらなるワイヤ108の1つ以上の自由端に巻きつけられ、それに溶接される。好ましくは、2つのワイヤ108は、常時、マーキング体100のそれぞれの縦方向端における交点で捻じることおよび溶接することによって、それぞれの縦方向端114、116と相互接続される。
その縦方向端では、マーキング体100は、2つの縦方向区分102、104を有し、そこから、マーキング体100は、中心縦方向区分106まで裾広がりになる。その結果、マーキング体100の外径は、最大値を中心縦方向区分106に有する。
図示される例では、編組ワイヤメッシュ101は、24本のワイヤを備え、それらは、ニチノールから成り、約0.1mmの直径を有する。ここでは示されないマーキング体の代替実施形態では、編組ワイヤメッシュは、8~200本のワイヤ、例えば、48または96本のワイヤを備えている。ここでは示されない実施形態では、マーキング体は、0.05mm~0.15mmに及ぶ直径を伴うワイヤによって形成される編組ワイヤメッシュを備えている。他の金属、例えば、ニチノール以外の他のチタン合金から成るワイヤも、使用されることができる。プラスチック、例えば、PEEKまたはPLAから作製される、「ワイヤ」も、マーキング体の代替実施形態では、提供され得る。
個々のウェブは、異なる直径を有し得、異なる断面形状も有し得る。図3a-3hは、異なる断面形状を示す。一例として、ウェブは、丸みを帯びた中実ワイヤとして形成され、図3aに描写されるような断面を有することができる。好ましくは、ウェブは、中空ワイヤ、すなわち、図3bに描写されるような断面を有し得る管のタイプから成る。そのような中空ワイヤは、ワイヤ壁の材料と中空内部との間の音響インピーダンス差の理由から、音を特に良好に反射するという点で、有利である。図3cおよび3dは、断面形態が、正方形、特に、四辺形であることもできることを図示する。図3eおよび3fは、中実材料(図3i)の形態における、または中空ウェブ(図3f)としてのウェブのための三角形断面形態を示す。図3gおよび3hは、ウェブが、原理上、各々、恣意的角柱断面形状、故に、図3gおよび3hに示されるような六角形形状を有することもできることを図示する。
マーキング体100は、好ましくは、編組ワイヤメッシュから形成されるので、ワイヤは、典型的に、交点において互いに接触する。次いで、交点は、図4aにおける例示的方式に描写されるような外観を有することができる。2つの交差ワイヤ間の固定接続は、溶接によって、そのような交点において生成されることができる。図4bは、交点上の溶接スポット118に基づいて、これを図示する。ウェブが、編まれず、単に、図4cに描写されるように、弧として側方に互いに接触する場合、安定マーキング体は、接触するウェブが図4dに描写されるように溶接によって接続されるという事実によって、生成されることができる。溶接スポット118も、ここに示される。最後に、ウェブは、交点において捻じられることもできる。図4eは、捻じりを示し、その範囲内では、ウェブが、互いに360°巻きつけられ、続いて、溶接スポット118を用いて、互いに接続される(また、図4f参照)。360°捻じりの代わりに、180°捻じりでも、十分である。生じる画像は、次いで、図4cに類似するが、ウェブは、次いで、互いに引っ掛けられる。
図5a-5fは、ウェブが、交点においてだけではなく、また、自由縦方向端112においても、溶接(図5b)によって、捻じり(図5cおよび5e)によって、または捻じりおよび溶接(図5dおよび5f)によって、接続され得ることを図示する。典型的に、個々のウェブ103またはウェブ103を形成するワイヤより大きい直径を有する溶接ビーズ120が、次いで、ウェブ103をその自由縦方向端112に溶接する結果として、生じる。
マーキング体100は、6mmの長さLMを有する。しかしながら、ここでは示されない代替実施形態では、この長さは、4mm~8mmにも及び得る。
中心縦方向区分106におけるマーキング体の最大外径DMAは、4mmであり、ここでは示されない代替実施形態では3.5mm~10mmであることができる。
マーキング体100を拡張された状態から弾性的に圧縮された状態にするために、少なくとも1ニュートンの半径方向力が、マーキング体100に及ぼされなければならない。
ここでは示されない代替実施形態では、自己拡張マーキング体100は、より多くのワイヤ、故に、より多くの交点を有し得、したがって、該マーキング体は、より比較的に剛である。故に、比較的により大きい半径方向力が、次いで、マーキング体を弾性的に圧縮された状態にするために要求される。同様に、ワイヤの数は、ここでは示されない代替実施形態では、1ニュートン未満の半径方向力が及ぼされるとき、その弾性的に圧縮された状態にすでに遷移しているマーキング体を実現するために、より少なくあることができる。
図3、4、および5は、編組ワイヤメッシュによって形成された支持構造を有するマーキング体を生成する方法の種々の生成段階を図示する。一例として、図1および2に関連して説明されるようなマーキング体が、下で説明される方法に従って生成されることができる。
最初に、管状編組ワイヤメッシュが、提供され、それは、互いに編まれ、結果として、交点において交差する個々のワイヤ(例えば、8~200本の)を備えていることが可能である。これらは、描写される例では、24本の個々のワイヤである。
図2bから把握され得るように、マーキング体100は、好ましくは、5mm~8mmに及ぶ長さLMを有する。完全拡張された状態における外径DMAは、4mm~6mmである。個々のワイヤ108の直径は、好ましくは、若干、0.1mmに満たない。ワイヤの自由端112における溶接ビーズ120は、0.1mmを上回る直径を有し、それは、好ましくは、少なくとも0.12mmである。故に、マーキング体100は、内部カニューレ直径DKIと送出要素外径Dとの間の差異が、製造公差が考慮されるときでも、0.1mm以下である埋め込み装置1004との使用のために好適である。付随的に、内部カニューレ直径DKIは、必ずしも、圧縮されるマーキング体100の外径より大きくない。
図3からすでに把握され得るように、支持構造のウェブは、中実(ワイヤ)または中空(管)のいずれかであることができる。外形は、円形または楕円形断面を有し得る。それらは、三角形、四辺形、またはn角形の形態にもあり得る。外形は、ウェブに沿って、変化することもできる。一例として、ウェブは、中心における長方形外形と、縦方向端における円形外形とを有し得る。
上でさらに詳細に解説された図4は、交点における交差、接触、または捻じりの結果として、可能な相互係止接続の例を示す。図4は、同様に、交点の接続が、加えて、例えば、接着剤接合、溶接、または、はんだの結果として、結合力のある状態であり得ることを図示する。
同様に上でさらに詳細に解説された図5は、ワイヤ108の自由縦方向端112における相互係止および結合力のある接続の可能な形態の例を示す。端部は、対または群として、相互接続されることができる(また、図18参照)。
同様に図6から把握され得るものは、ワイヤ202の自由縦方向端218が、互いに対して溶接されるだけではなく、互いに巻きつけられることである。組み合わせて、これは、ワイヤの相互接続された縦方向端が互いから分離しないことを確実にする。
図3-5に理想化された方式で描写されるものと異なり、個々のワイヤ202の縦方向端の全てが1つの(分離)平面212内に正確にある(図4および5参照)わけではなく、それらは、代替として、そのような理想化された平面に関して、若干、オフセット(好ましくは、縦方向に)される。これは、溶接ビーズ220の全てが、互いの隣に位置せず、マーキング体200の縦方向に、少なくとも若干、互いからオフセットされるので、マーキング体200が、その縦方向端218において、より良好に圧縮され得るという有利な効果を有する。
マーキング体100は、好ましくは、図6に例示的方式において描写されるような編組ワイヤメッシュ200から形成される。図6は、描写される例では、24本の個々のワイヤから編まれた編組ワイヤ管202(図7参照)の区分として、編組ワイヤメッシュ200を示す。マーキング体100を形成するであろう編組ワイヤメッシュ200は、24本の個々のワイヤ108から形成され、それらは、9回、その縦方向端112間で互いの上または下に交差し、その縦方向端112において、対として、互いに巻きつけられ、互いに対して溶接されるそれによって、編組ワイヤメッシュ200は、それぞれの溶接ビーズ120をワイヤ108の縦方向端112に有する。図6から把握され得るように、相互接続されたワイヤ108の縦方向端112は、互いに対して溶接されるだけではなく、互いに巻きつけられる。
図3に描写されるような編組ワイヤメッシュ200を生成するために、図4に描写されるようなワイヤ管202が、最初に、生成される。管202を生成するために、24本の個々のワイヤ108が、例えば、それらが、交互に、交点210において、互いの上および下に交差するように、互いに編まれる。この方法において、管202の縦方向に対して横方向に延びている交点平面214が、生じる。個々のワイヤ108の各々が、対として、9回、互いに交差されると、その都度、2つの個々のワイヤが捻じり216が生じるように互いに巻きつけられる。ワイヤ管202は、したがって、それぞれの編組ワイヤメッシュ200がワイヤ管202から分離されるべきである分離平面212と交互する交点平面214を形成する。図示される例では、9つの交点平面214の後、その都度、それぞれの分離平面212が続く。分離平面では、ワイヤ108は、その都度、720°の巻きつけ角度が生じるように、対として2回、互いに完全に巻きつけられる。示されない他の例示的実施形態では、巻きつけ角度は、360°のみ、または、540°であることができる。
図7は、ワイヤ108によって形成される管202を示し、管206は、レーザビームを用いて、2つの分離部位208において分離されている。分離部位208は、1つの分離平面212、すなわち、捻じり216が位置させられた場所に精密に位置させられている。溶接ビーズ120が、レーザ切断から生じ、それによって、ワイヤ108のその時点で自由であった対毎の相互接続された縦方向端112が、捻じりおよびレーザ溶接の両方によって相互接続される。捻じり216の結果として、レーザ切断に続いて、その都度、2つのワイヤ108の接続された縦方向端112が、図5dおよび5fに描写されるように生じる。
編組ワイヤメッシュ200のワイヤ管202からの分離に続いて、それは、縦方向に圧縮されることによって、マーキング体100に成形されることができる。結果として、編組ワイヤメッシュ200は、中心縦方向区分において、外向きにふくらむ一方、縦方向端は、圧縮が、例えば、各々が互いに向かって移動する中空半球によって形成される2つのツールを用いて実装された場合、締め付けられる。ツール形状に応じて、マーキング体100は、図9a-9cにおける縦方向区分において、描写されるような形状を取ることができる。
図10、11、12、および13は、マーキング体100を埋め込むための埋め込み装置1004を示す。埋め込み装置1004は、ハンドル1010と、埋め込み部品1008とを備えている。マーキング体100が最初に位置させられたカニューレ1006は、埋め込み部品1008の一部である。
カニューレ1006の遠位端におけるカニューレ先端1012は、カニューレ1006を身体組織の中に穿刺することによってマーキング体100の経皮的埋め込みを促進するように、研磨されている。カニューレ1006は、好ましくは、ステンレス鋼から成る。
マーキング体100をカニューレ1006から排出するために、変位可能送出要素1018が、提供され、それは、スライド要素1016を用いて、ハンドル1010から作動されることができる。
図12Aは、埋め込み装置1004のマーキング体100を有する埋め込みシステム1000を示す。この場合、事前に装填された状態にある(すなわち、圧縮された支持構造を伴う)マーキング体100は、埋め込み装置1004のカニューレ1006内に位置させられる。埋め込みシステム1000のこの状態は、典型的送達状態を表し、その中で埋め込みシステム1000は、ユーザ、例えば、外科医のために、使用準備完了状態において利用可能である。
埋め込み装置1004の埋め込み部品1008は、実質的に、カニューレ1006から成り、それは、カニューレ先端1012をその遠位端(すなわち、ハンドル1010から離れた端部)に有する。一般に、事前に装填された状態におけるマーキング体100は、カニューレ先端1012における出口のすぐ内側のカニューレ1006内のこの領域内に位置させられる。特に、カニューレ1006は、好適な金属から形成されることができる。
カニューレ1006は、長さLKAを有し、それは、例えば、25mm~200mm、好ましくは、50mm~150mmに及ぶ値を取ることができる。カニューレ1006の長さLKAは、標識されるべき患者の身体内の組織部位の到達能力の点において、埋め込み装置1004の範囲に影響を及ぼす。より長いカニューレが、調節補助が、例えば、定位法のために使用されるときに使用される。
埋め込み装置1004は、ハンドル1010と、埋め込み部品1008とを備えている。ハンドル1010は、ハンドル筐体1014と、スライド要素1016とを備え、それらは、例えば、好適なプラスチックから生成され得る。
スライド要素1016は、ハンドル筐体1014に接続されるが、ハンドル筐体1014に対して、カニューレ1006の軸方向に移動可能である。その結果、スライド要素1016は、事前に装填された位置1020と送出位置1022との間の直線誘導スライド経路に沿って、移動させられることができる。
この移動は、スライド要素1016から、スライド要素1016に接続された(例えば、ワイヤまたは十分に安定したプラスチックファイバを用いて形成され得る)送出要素1018を介して、ハンドル1010からある距離における遠位領域に伝達される。その結果、スライド要素1016が送出位置1022に移動させられると、事前に装填されたマーキング体100は、送出要素1018のスライド移動を用いて、カニューレ1006から、カニューレ1006の遠位端において、標識されるべき組織部位に送り出されることができる。
これは、カニューレ1006に対して同軸方向に整合させられた送出要素1018が、カニューレ先端1012の方向に移動させられ、故に、事前に装填されたマーキング体100をカニューレ1006から外にカニューレ先端1012を越えて押すことによって、達成される。
図12Bは、図12Aの詳細B、具体的に、事前に装填された状態における埋め込みシステム1000のカニューレ先端1012の領域内の詳細図を描写する。この図では、マーキング体100は、特に、圧縮された状態に見られ得、該マーキング体は、ハンドル1010の視点から、送出要素1018の背後かつカニューレ先端1012の正面において、カニューレ1006内に位置させられている。その予応力の理由から、マーキング体は、位置をカニューレ1006内に維持し、自力で外に落ちることができない。この特性により、マーキング体100をカニューレ1006内に固定するための追加の特徴または装置は、省かれることができる。
図12Cは、ここでは、図12Bからの詳細Cとしてのカニューレ1006のさらに詳細な概略図である。この図では、送出要素1018の遠位端は、カニューレ1006内で可視である。さらに、カニューレ1006の外径DKAおよび内径DKIも、標識される。
カニューレ長LKAとともに、カニューレ1006の内径DKIは、カニューレ1006によって形成される内部空洞のサイズを説明し、同時に、事前装填中および送出中、カニューレ1006を通過する(またはその中で移動する)マーキング体100の能力を確実にするために、圧縮された状態におけるマーキング体100の最大可能直径DM、または、随意に、クランプ(マーキング体がそれを備えている場合)の最大可能直径DKを制限する。1.1mm未満、特に、好ましくは、1.0mmの内径DKIが、好ましいことが見出された。
カニューレ1006の外径DKAは、外部カニューレ壁の直径を説明する。可能な限り薄い一定カニューレ壁厚の仮定下では、カニューレ1006の内径DKIは、同時に、外径DKAの増加に伴って増加し、故に、埋め込まれるためのマーキング体100の最大可能外径の増加も存在する。しかしながら、同時に、増加する外径DKAは、埋め込みを行うとき、皮膚および組織へのより大きい侵襲性または傷害の程度につながる。
十分に小さい外径のDKAは、カニューレ1006の進入部位における皮膚の刺し傷状切開または関連組織の麻酔施行に依拠する必要なく、マーキング体100の経皮的埋め込みのオプションを確実にする。1mm~1.5mm、特に、好ましくは、1.2mmの外径DKAが、好ましいことが見出された。
埋め込み装置を用いて、経皮的マーキングのためにここに提示されるタイプのマーキング体が乳房組織等の軟組織、またはリンパ節生検に続く腋窩リンパ節の中に埋め込まれることができる。
本願の分野は、疑わしい組織のマーキング、化学療法前または化学療法中の病変のマーキング、および生検除去部位のマーキングを含む。除去された腫瘍の場所は、同様に、放射線治療計画の範囲内の改良された向きのためにマーキングされ得る。
一例として、介入の範囲内において、マーキング体100は、以下のように使用される:
最初に、マーキング体は、埋め込み装置1004のカニューレ1006の遠位端1012が身体組織内の所望の埋め込み場所まで穿刺され、マーキング体100が、カニューレ1006の遠位端1012から排出されることによって、所望の部位に埋め込まれる。
続いて、身体組織は、撮像超音波方法を使用して検査されることができ、マーキングされた組織の超音波記録が、行われる。これは、図14および15に描写される。マーキング体は、円形アーチファクト310またはX形状のアーチファクト312の理由から、超音波記録内で認識されることができる(図16および17参照)。
医療超音波(例えば、2次元輝度画像が発生させられるモードであるBモード[輝度変調]における1MHz~40MHz)を使用した超音波検査の場合、マーキング体100の支持構造は、マーキング体の中心縦方向区分における入射超音波に断面が円形である構造に打たせる。ウェブ直径(または幅および厚さ)、ウェブ数、ウェブ強度、およびウェブ材料のパラメータを合致させることによって取得されるものは、図15における例示的方式に描写されるように、音響エネルギーの一部のみが構造によって反射され、エネルギーの残りの部分が透過されるということである。結果として、完全円形または個々の点の円形配置が、超音波の分解能およびパラメータ設定に応じて、超音波画像内の表現として生じる(図16参照)。この形態の他の構造の場合、超音波エネルギーは、主として、マーカの第1の表面において反射され、陰影が、画像内に生じるであろう。本明細書に説明されるタイプのマーキング体100は、その結果、類似形状を伴う他のマーカと区別され得る。
超音波検査を用いて超音波記録を行うために、超音波302を透過し得、かつ反射された超音波を受信し得るプローブ300が、使用される。一例として、透過された超音波が周囲身体組織に対して異なる音響インピーダンスを伴って物体を打つ場合、超音波は、散乱され、部分的304にプローブ300に戻るように反射される(図15参照)。マーキング体のワイヤは、超音波反射物体であることができる。本明細書に説明されるタイプのマーキング体は、次いで、図14に示されるように、かつ図16および17において可視であるように、超音波記録(超音波検査記録)に表される。
超音波画像内のマーキング体の画像表現の特性円形形状は、マーキング体が、例えば、適切に訓練された畳み込みニューラルネットワーク(CNN)を用いて、自動的に、認識され、故に、超音波記録内で検出されることを可能にする。
マーキング体100は、空気含有を伴わない軟組織(例えば、脂肪組織)内に設置されることができ、1MHz~40MHzに及ぶ超音波で照射されることができる。これは、次いで、超音波電力の一部のみを超音波に面する第1の側において反射し、超音波電力の第2の部分を超音波から離れた、第2の側において反射し、その結果として、マーキング体は、医療超音波撮像の範囲内において、超音波画像内に円形表現を有する(図14および15参照)。
次いで、マーキング体は、好ましくは、超音波データを分析することによって、またはX線記録を分析することによって、またはMRIデータを分析することによって、自動または半自動的方法を用いて、検出可能である。
超音波画像内の可視性を改良するために、または他の目的のために、マーキング体は、膜400を具備することができる。これは、種々の方法において実現されることができる(図19および20参照)。一例として、マーキング体100は、外側から、または内側から、膜400でコーティングされることができる(図20bおよび20d参照)。膜400は、例えば、シリコーンまたはポリウレタンまたはパリレンから生成されることができる。膜は、完全または部分的にマーキング体の内部を周囲環境から分離する役割を果たす。これは、認識能力および検出能力を改良することができるか、または、これは、他の物質またはガス(例えば、細胞増殖抑制剤、ICG等)で充填され得る空間を作成することができる。図19に示されるように、膜は、ワイヤ108によって形成される格子状支持構造の個々の場内の関連ワイヤ間にのみ渡され得る。
(参照記号の一覧)
100 マーキング体
101 編組ワイヤメッシュ
102、104 締め付けられた縦方向区分
103 ウェブ
105 交点
106 中心縦方向区分
108 ワイヤ
110 交点
112 ワイヤの自由端
114、116 マーキング体の縦方向端
118 溶接スポット
120 溶接ビーズ
200 編組ワイヤメッシュ
202 ワイヤ管
208 分離点
212 (分離)平面
214 交点平面
216 捻じり
300 超音波プローブ
302 透過された超音波
304 反射された超音波
310、312 超音波画像内のマーキング体の画像表現
400 膜
LM マーキング体の長さ
DMA 裾広がりにされた状態におけるマーキング体の最大外径
DKI 内部カニューレ直径
DKA 外部カニューレ直径
LKA カニューレ長
1000 埋め込みシステム
1004 埋め込み装置
1005 クランプ
1006 カニューレ
1008 埋め込み部品
1010 ハンドル
1012 カニューレ先端
1014 ハンドル筐体
1016 スライド要素
1018 送出要素
1020 事前装填位置
1022 送出位置
1102 ワイヤ
1104 編組ワイヤメッシュ
1106、1108 マーキング体の縦方向端
1110 交点
1112 中心縦方向区分
1118 自由端
1120 溶接ビーズ
1122 スリーブ
1124 溶接スポット
1200 編組ワイヤメッシュ
1202 ワイヤ管
1206 捻じり
1210 交点平面
1212 分離平面
1214 分離点
1300 円形アーチファクト
1302 X形状のアーチファクト

Claims (19)

  1. 身体組織にマーキングするためのマーキング体(100)であって、前記マーキング体は、
    -少なくともその縦軸に関してほぼ回転対称であり、
    -相互接続された弾性的な予成形されたウェブ(103)によって形成され、
    -半径方向に圧縮された状態と、半径方向に拡張された状態とを取ることが可能であり、
    前記マーキング体(100)は、その拡張された状態では、中心縦方向区分(106)において裾広がりにされ、前記中心縦方向区分(106)から開始して、両側に向かって前記縦方向に先が細くなり、前記マーキング体(100)の前記拡張された状態における前記中心縦方向区分(106)の最大外径は、前記マーキング体(10)の端面における前記縦方向区分(102、104)の外径より2倍~20倍大きく、
    前記マーキング体(100)は、5~100本のウェブ(103)によって形成され、前記マーキング体(100)の圧縮された状態では、前記ウェブ(103)は、前記マーキング体の縦方向に実質的に伸び、前記ウェブ(103)のうちの少なくともいくつかは、それらの縦方向端において、相互係止方式および/または結合力のある方式で、対毎に相互接続されていること
    を特徴とする、マーキング体。
  2. 前記マーキング体の支持構造は、5~100本のウェブ(103)によって形成されることを特徴とし、前記ウェブ(103)の各々は、前記マーキング体(100)の縦方向端の一端から他端まで延び、複数回、互いに交差し、したがって、前記ウェブ(103)は、複数の交点(105)を伴う格子状支持構造を形成する、請求項1に記載のマーキング体。
  3. 前記ウェブ(103)は、ワイヤ(108)、ロッド、または管のいずれかであることを特徴とする、請求項1または2に記載のマーキング体。
  4. 前記マーキング体(100)の前記ウェブ(103)は、前記交点(105)において、結合力のある状態で相互接続されること、特に、溶接されることを特徴とする、請求項1-3の少なくとも1項に記載のマーキング体。
  5. 前記マーキング体(100)の前記ウェブ(103)は、前記交点(105)において、一緒に捻じられていることを特徴とする、請求項1-3の少なくとも1項に記載のマーキング体。
  6. 前記マーキング体(100)の前記ウェブ(103)は、それらのそれぞれの縦方向端(112)において、対で接続されていることを特徴とする、請求項1-5の少なくとも1項に記載のマーキング体。
  7. 前記マーキング体の外径は、前記マーキング体がその拡張された状態にあるとき、前記中心縦方向区分から開始して、両方の縦方向端に向かって縦方向に連続的に減少し、前記マーキング体は、その最小径をその2つの縦方向端に有することを特徴とする、請求項1-6の少なくとも1項に記載のマーキング体。
  8. 前記マーキング体(100)の前記ウェブ(103)は、チタン合金、特に、ニチノールから成ることを特徴とする、請求項1-7の少なくとも1項に記載のマーキング体。
  9. 前記格子状支持構造は、編組ワイヤメッシュ(200)によって形成されていることを特徴とする、請求項1-7の少なくとも1項に記載のマーキング体。
  10. 前記ウェブ(103)は、0.15mm未満、好ましくは、0.1mm未満の直径を有することを特徴とする、請求項1-7の少なくとも1項に記載のマーキング体。
  11. 前記ウェブ(103)のうちの少なくとも1つは、完全または部分的に前記ウェブ(103)の材料と異なる材料でコーティングされていることを特徴とする、請求項1-10の少なくとも1項に記載のマーキング体。
  12. 前記マーキング体(100)は、膜(400)を備えていることを特徴とし、前記膜(400)は、特に、シリコーンまたはポリウレタンから作製され、2つのウェブ(103)間の少なくとも1つの領域を充填する、請求項1-11の少なくとも1項に記載のマーキング体。
  13. 前記マーキング体(100)は、前記外側から、または前記内側から膜(400)でほぼ完全にコーティングされていることを特徴とし、前記膜(400)は、特に、シリコーンまたはポリウレタンから作製されている、請求項1-11の少なくとも1項に記載のマーキング体。
  14. 請求項1-16のいずれか1項に記載のマーキング体(100)と、カニューレ(1006)を伴う埋め込み装置(1004)とを有する埋め込みシステム(1000)であって、前記マーキング体(100)は、前記カニューレ(1006)内に位置させられ、前記埋め込み装置(1004)を作動させることによって、前記カニューレ(1006)から外に移動させられることが可能である、埋め込みシステム(1000)。
  15. 前記埋め込みシステム(1000)は、マーキング体を送り出すための側方開口部を有するカニューレを伴う真空生検ユニット内での適用、特に、真空生検係止部内での適用のために設計されていることを特徴とする、請求項14に記載の埋め込みシステム。
  16. 身体組織にマーキングするためのマーキング体を生成する方法であって、前記方法は、
    -2つの縦方向端を有し、5~100本の編まれた個々のワイヤ(108)によって形成された管状編組ワイヤメッシュ(200)を提供するステップと、
    -前記編組ワイヤメッシュ(200)を縦方向に圧縮し、それによって、前記編組ワイヤメッシュ(200)に中心縦方向区分において半径方向に裾広がりにならせるステップと
    を含む、方法。
  17. -前記個々のワイヤ(108)が、交点(105)において、交互に互いの上および下に交差するように、個々のワイヤ(108)を編み、管(202)を形成するステップであって、前記交点(105)は、前記管(202)の縦軸に対して横方向に延びている交点平面(214)上にほぼ配置されている、ステップと、
    -前記管状編組ワイヤメッシュ(200)を提供するために、前記交点平面(214)である分離平面(212)における全ての交点(105)において前記ワイヤをレーザ切断することによって、管区分を分離するステップと
    をさらに含む、請求項16に記載の方法。
  18. -前記分離プロセス中、前記個々のワイヤ(108)を対毎に溶接するステップをさらに含む、請求項17に記載の方法。
  19. 前記個々のワイヤ(108)は、それぞれの2つの個々のワイヤ(108)が少なくとも180°、好ましくは360°、540°、または720°を通して互いの周りで巻かれることによって、分離平面として提供される交点平面(214)において互いに巻きつけられる、請求項16-18の少なくとも1項に記載の方法。
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