JP2023502566A - 肩プロテーゼ用の関節窩コンポーネント、および関連する肩プロテーゼ - Google Patents
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Abstract
本発明は、肩プロテーゼ用の関節窩コンポーネント(100、600、800、1000、1200)に関する。関節窩コンポーネント(100、600、800、1000、1200)は、骨に取り付けるように適合されており、且つ、展開平面(104、1004)を規定する第1外縁(103、1003)を含む第1凸状部分(102)を有する、関節窩結合面(101、1001)と、関節窩結合面(101、1001)の反対側にあり、且つ、肩プロテーゼの第2プロテーゼコンポーネントを収容するように適合されている、プロテーゼ結合面(105、1005)であって、プロテーゼ結合面(105、1005)は、基準平面(108、1008)を規定する第2外縁(107、1007)を含む第2部分(106)を有する、プロテーゼ結合面とを備え、関節窩コンポーネント(100、1000)は、展開平面(104、1004)および基準平面(108、1008)との間に所定のオフセット(109、809、1009)を提供することで、骨欠損を補償するように適合されている関節窩コンポーネント(100、1000)の増大した厚みを規定する。本発明は肩プロテーゼにも関する。
Description
本発明は、関節窩結合およびプロテーゼ結合を含む肩プロテーゼ用の関節窩(glenoid)コンポーネントに関する。本発明は、関節窩コンポーネントを含む肩プロテーゼにも関する。
一般に、本発明は肩の外科手術のプロテーゼ整形外科領域で適用される。
(従来技術)
(従来技術)
本技術分野において、関節窩面の侵食はかなり頻繁に見られる要因であり、肩プロテーゼの外科手術の文脈で考慮されなければならない。
実際、中長期的に良好な結果を得るには、外科手術中に、軟組織の適切な張力を再確立する必要があるだけでなく、上腕骨頭の不全脱臼という問題を引き起こす可能性がある存在し得るあらゆる骨欠損の回復を試みる必要もある。
関節窩の侵食には様々なタイプのものがある。後部(posterior)のものが最も頻繁に見られるものであるが、上部の侵食、より低い傾斜および中心の欠陥を持つ関節窩の変形が存在する。これらの個々の欠陥は全て、固有の場合に一緒に組み合わされることが多い。例えば、後部の侵食と組み合わされた関節窩のより低い変形は、骨関節炎患者においてかなり頻繁に見られる状態のうちの1つである。
従って、手術中に、欠陥のタイプを適切に識別し、関節窩の形態をニュートラルな状態に戻すことによりその欠陥を直すことが重要である。例えば、中心を外れて関節接合(articulate)するプロテーゼ上腕骨頭はポリエチレン成分の過度な早期摩耗を引き起こすと同時に、「ロッキングホース」と呼ばれる現象に起因する関節窩コンポーネントの不具合を引き起こす可能性がある。
従来技術では時として、関節窩を元のニュートラルな形態に戻すために関節窩面の非対称的なフライス削り(milling)によりこのタイプの危機的状況を改善してきた。
この手段は、今もなお採用されている解決策を構成するものであるが、欠点を有する。その欠点とは、表面の非対称的なフライス削りには、欠陥を直すために骨のかなりの部分を除去することから、後でコンポーネントのラテラリゼーションを行って軟組織へ適切に張力をかける必要がある、という短所があることと特に関連している。
今日使用されている更なる手法は、欠損がある領域への骨移植片の挿入を伴う。この技法の短所は移植片の回収が難しいことである。実際、移植片は通常、骨銀行から入手されるか、または、痛みを伴い回復に長い時間を要する可能性がある手術(例えば、腸骨稜からの骨移植片の除去)を受けた患者から直接入手される。更に、この手法には、人為的ミスの可能性にさらされる特に複雑な移植技術を含むという短所があり、骨の変形の回復において最適でない結果がもたらされ、その結果、プロテーゼ接続において最適でない結果がもたらされる可能性がある。
これらの問題は、増大したプロテーゼコンポーネント、例えば、本発明により包含されるものを使用することで克服することができる。特に、この移植技術は、当該分野の通常知識を有するあらゆる使用者にとってはるかに簡単であると同時に、良好な結果の取得を可能にする。
本発明の目的は従来技術の欠点を克服することである。
更なる目的は、関節窩プロテーゼシステムに特定の有効性をもたらすように適合されているコンポーネントを提供することである。
更なる目的は、外科医による適用または使用に更なる利便性をもたらすように適合されているコンポーネントを提供することである。
本発明の特定の目的は、重症度の異なる典型的な骨欠損の回復を可能にするデバイスを提供することである。
本発明の更なる特定の目的は、外科医による手術段階における即時的で標準化された選択を可能にする解決策を提供することである。
更に別の特定の目的は、外科医による簡単な適用を可能にする解決策を提供することである。
別の特定の目的は、増大した固有の寸法の構造を骨欠損の補正のために提供することである。
更なる特定の目的は、プロテーゼ外科手術用の更なるデバイス、例えば、骨ピンとの迅速な結合を可能にするコンポーネントを提供することである。
最後に、本発明の特定の目的は、プロテーゼコンポーネントの標準的な生産プロセスに特に適したデバイスを提供することである。
これらの目的および他の目的は、本明細書の一体的な部分を形成する添付の特許請求の範囲の特徴に係る関節窩コンポーネントにより実現される。
本発明の根底にある考えは、肩プロテーゼ用の関節窩コンポーネントを提供することである。この関節窩コンポーネントは、骨に取り付けるように適合されており、且つ、展開平面を規定する第1外縁を含む第1凸状部分を有する、関節窩結合面と、関節窩結合面の反対側にあり、且つ、肩プロテーゼの第2プロテーゼコンポーネントを収容するように適合されている、プロテーゼ結合面とを備え、プロテーゼ結合面は、基準平面を規定する第2外縁を含む第2部分を有する。関節窩コンポーネントは、展開平面と基準平面との間に所定のオフセットを提供することで、関節窩コンポーネントの増大した厚みを規定し、上記増大した厚みは、骨欠損を適切に補償するように適合されている。
有利なことに、本発明は、肩の外科手術に見られる重症度の異なる様々な典型的な変形状況に対する標準的な解決策を外科医に提供する。
特に、関節窩コンポーネントの増大した厚みは、第1外縁で規定される展開平面と第2外縁で規定される基準平面との間のそれぞれの所定のオフセットにより提供される最大オフセットで規定される。好ましくは、関節窩コンポーネントの増大した厚みは、関節窩コンポーネントの直径の15%に等しいかそれより大きい、より好ましくは25%に等しいかそれより大きい最大オフセットで規定される。
好ましくは、所定のオフセットは、第1外縁の外周および第2外縁の外周に沿って長手方向距離を変化させ、結果として、展開平面と基準平面との間の角度を規定するように構成されている。
有利なことに、この解決策は、特に後部球状関節窩面において、角度型の骨欠損の存在下で正しい形態を再確立することを可能にする。
更に好ましくは、展開平面と基準平面との間の角度は2度から30度の間に含まれ、好ましくは5度から25度の間に含まれ、より好ましくは5度増大させて利用できる。
有利なことに、この範囲は角度型の典型的な骨欠損の補正に特に効果的であり、コンポーネントの機械抵抗の問題を伴わず、更なるフライス削り操作を必要としない。
代替的な実施形態によれば、所定のオフセットは、第1外縁および第2外縁のパラメータに沿って長手方向距離を実質的に一定に維持するように構成されている。ここで、展開平面および基準平面は、標準的な増大した厚みを規定する際に互いに実質的に平行である。
有利なことに、この代替的な実施形態は関節窩の中心の侵食に特に適しており、元の厚みの回復を可能にする。
好ましくは、長手方向距離は2から10mmの間に含まれ、より好ましくは4から6mmの間に含まれる。
有利なことに、この範囲は、軟組織に正しく張力をかけることが更に必要である中心型の典型的な骨欠損に特に適している。
好ましくは、関節窩コンポーネントは、上記関節窩結合面から突き出ており、且つ、骨ピンに結合するように適合されている、実質的に円錐台形の関節窩結合要素を更に含み、関節窩結合要素は、基準平面に対して実質的に垂直である軸に沿って展開する。
有利なことに、この解決策は異なる長さの骨ピンへの関連付けに適しており、これによって、本発明に係る関節窩コンポーネントは複数の異なる解決策に適したものになる。
更に好ましくは、関節窩コンポーネントの第1凸状部分は、好ましくは25から35mmの間、より好ましくは27から30mmの間に含まれる実質的に一定の曲率半径を提供し、一方で、第2部分は、好ましくは凹状である。
有利なことに、係る形態によって、元の関節窩の骨の曲率半径を可能な限り最良のやり方で複製することができ、全ての形態に同じ器具を使用して関節窩コンポーネント用の正しいシート(seat)を取得することができる。
更に好ましくは、関節窩結合面の第1外縁は実質的に円形または楕円形または関節窩形であり、一方で、プロテーゼ結合面の第2外縁は実質的に円形または楕円形である。
有利なことに、円形の形態によって関節窩コンポーネントを連続的に配向することができ、360度にわたって全てのタイプの欠陥がカバーされる。
楕円形または関節窩形の形態は、上腕骨頭が関節窩面上で折よく厳密に解剖学的に関節接合する、解剖学的型のプロテーゼに最適な状態を表している。実際、これらの形態は、例えば、回旋腱板が完全な状態にある若年患者の場合に、外科医が解剖学的プロテーゼを使用する必要があると見なすときに特に適している。
更に好ましくは、関節窩コンポーネントは、コンポーネントの取り付けねじを収容するように適合されている少なくとも2つの穴、好ましくは4つの穴を更に含む。
有利なことに、取り付けねじの数を正しく選択することで、混合型骨欠損の場合でさえコンポーネントを正しく配向することができる。
好ましくは、代替的な実施形態によれば、上記穴はそれぞれの角度固定ねじを収容するように適合されている。
更に好ましくは、所定のオフセットは、上記穴における第1オフセットと、関節窩結合要素における第2オフセットとを含む。
上記第1オフセットおよび上記第2オフセットは、特に有利な実施形態において、角度的に安定した固定要素を導入するために、ねじ穴に更なる厚みを提供することを目的としている。
好ましくは、第1オフセットは、周方向にねじ山が付いている閉鎖要素を収容するように適合されている第1ねじ山付き部分を含む。好ましくは、第2オフセットは、角度固定ねじのうちの1つの頭部を収容するように適合されている第2ねじ山付き部分を含む。
有利なことに、上記解決策によって、第1ステップで角度固定ねじを導入し、それらを最も適切な方向に配向する可能性と、第2ステップで、第1ステップで角度固定ねじについて選択された方向に関係なく、挿入されたねじを閉鎖要素の挿入により固定する可能性とを外科医に残すことができる。
好ましくは、関節窩結合面は、上記関節窩コンポーネントの安定性および骨統合を増大させるように適合されている小柱多孔質構造を含む。
更に好ましくは、関節窩コンポーネントは、プロテーゼ結合面から突き出る保持要素を更に含む。好ましくは、上記保持要素は、上腕骨頭が関節接合する表面を有利なことに複製する、好ましくはポリエチレンの解剖学的ライナを収容および保持するように適合されている。
好ましくは、本発明は、複数の関節窩コンポーネントを含む組を提供し、これら複数の関節窩コンポーネントは、それぞれの異なる所定のオフセットを有することで、異なる骨欠損を補償するように適合されている異なる標準的な増大した厚みを規定する。有利なことに、これらの関節窩コンポーネントは異なる標準的な増大した厚みを提供し、これらは特に、患者が遭遇する固有の骨欠損を適切に補償するために複数の個別の増分(すなわち、5%、または7.5%、または10%の増大、または更に異なる増分)で外科医が利用できるものである。
本発明の更なる態様によれば、上述したものに従って作成される関節窩コンポーネントと少なくとも1つの第2プロテーゼコンポーネントとを含む肩プロテーゼが提供される。
本発明の好ましい非限定的な実施形態の以下の詳細な説明と、本発明の好ましく特に有利な実施形態を概説する従属請求項とからは、更なる特徴および長所がより明らかになるであろう。
非限定的な例として与えられた以下の図を参照しながら本発明について説明する。
本発明に係る関節窩コンポーネントのある実施形態の正面斜視図および背面斜視図を示す。
本発明に係る関節窩コンポーネントのある実施形態の正面斜視図および背面斜視図を示す。
図1の関節窩コンポーネントと骨ピンとの考えられる結合を示す。
図1Aおよび図1Bの関節窩コンポーネントの肩甲骨上での例示的な結合を示す。
図1Aおよび図1Bの関節窩コンポーネントの肩甲骨上での例示的な結合を示す。
図1Aおよび図1Bの関節窩コンポーネントの側面図を示す。
図1Aおよび図1Bの関節窩コンポーネントの考えられる変形例を示す。
図1Aおよび図1Bの関節窩コンポーネントの更なる変形例を示す。
取り付けねじと結合された図1Aおよび図1Bの関節窩コンポーネントを示す。
本発明に係る関節窩コンポーネントの第2実施形態を示す。
図8の関節窩コンポーネントの側面図を示す。
図1Aおよび図1Bの関節窩コンポーネントを含む逆肩プロテーゼの関節窩部分の例示的な形状の分解図を示す。
本発明に係る関節窩コンポーネントの更なる実施形態の正面斜視図および背面斜視図を示す。
本発明に係る関節窩コンポーネントの更なる実施形態の正面斜視図および背面斜視図を示す。
図11Aおよび図11Bの関節窩コンポーネントの変形例の正面斜視図および背面斜視図を示す。
図11Aおよび図11Bの関節窩コンポーネントの変形例の正面斜視図および背面斜視図を示す。
図11Aおよび図11Bの関節窩コンポーネントの考えられる変形例を示す。
図11Aおよび図11Bの関節窩コンポーネントと解剖学的ライナとの考えられる結合を示す。
図11Aおよび図11Bの関節窩コンポーネントを含む逆肩プロテーゼの関節窩部分の更なる例示的な形状の分解図を示す。
図11Aおよび図11Bの関節窩コンポーネントの肩甲骨上での更なる例示的な結合を示す。
図11Aおよび図11Bの関節窩コンポーネントの肩甲骨上での更なる例示的な結合を示す。
本発明に係る関節窩コンポーネントの更なる実施形態の斜視図を示す。
取り付けねじと結合された図17の変形例の更なる斜視図を示す。
取り付けねじと結合された図17の変形例の斜視図および断面図を示す。
取り付けねじと結合された図17の変形例の斜視図および断面図を示す。これらの異なる図では、類似要素が類似参照番号で識別されることになる。
添付の図を参照すると、参照番号100は全体的に、本発明に従って作成される肩プロテーゼ用の関節窩コンポーネントのある実施形態を示す。
図1は、骨に取り付けるように適合されている関節窩結合面101を含む関節窩コンポーネント100のある実施形態を表す。関節窩結合面101は、展開平面104を規定する第1外縁103を含む第1凸状部分102を有する。関節窩コンポーネント100は、関節窩結合面101の反対側にあり、且つ、肩プロテーゼの第2プロテーゼコンポーネントを収容するように適合されている、プロテーゼ結合面105を更に含む。第2プロテーゼコンポーネントは、好ましくは肩プロテーゼの上腕骨コンポーネントである。
プロテーゼ結合面105は、基準平面108を規定する第2外縁107を含む第2部分106を有する。第2部分106は、好ましくは凹状である。
関節窩コンポーネントは、展開平面104と基準平面108との間に所定のオフセット109を提供する。
更に、関節窩コンポーネント100は、関節窩結合面101から突き出る実質的に円錐台形の関節窩結合要素110を含む。関節窩結合要素110は、関節窩コンポーネント100の本体に対して一体的または除去可能にしてよい。
図2に見られるように、関節窩結合要素110は骨ピン111に結合するように適合されている。この結合はモジュラ型のもの、好ましくはモールス勾配型の円錐結合である。そのため、骨の質と手術中に外科医にとって望ましい安定性とに基づいて様々な長さの骨ピン111を使用する可能性がある。その結果、同じ関節窩コンポーネント100と一緒に使用する自由度が外科医にとって最大である。関節窩結合要素110は、基準平面108に対して実質的に垂直である軸に沿って展開する。
本実施形態では、関節窩コンポーネント100は、関節窩コンポーネント100の取り付けねじを収容するように適合されている4つの貫通孔112を含む。各穴112には、関節窩結合面101における好ましくは実質的に平行六面体のセクションを有する窪み113が対応する。更に、好ましくは、関節窩結合要素110の周りに、窪み113に関連する円形の窪み114が提供される。
図3Aおよび図3Bでは、肩甲骨に対する関節窩コンポーネント100の考えられる例示的な適用が見られる。この例示的且つ非限定的な実施形態では、関節窩結合面101の第1外縁103およびプロテーゼ結合面105の第2外縁107の両方が実質的に円形である。この構成によって関節窩コンポーネント100を連続的に配向することができ、360度にわたって全てのタイプの欠陥がカバーされる。異なる形態の使用を妨げるものはない。例えば、関節窩形の関節窩結合面101の第1外縁103を提供することができ、これは、上腕骨頭が関節窩面上で関節接合する解剖学的型のプロテーゼに最適な状態を表す。
ただし、この例示的な解決策は逆プロテーゼにのみ適している。逆プロテーゼとは、回旋腱板の筋肉の作用に依存せず三角筋に依存するプロテーゼを意味する。すなわち、これは、三角筋のレバーアームを使用して上腕骨の部分に配置された球状ライナ上で関節接合する肩甲骨関節窩上に上腕骨頭があるプロテーゼである。このタイプのプロテーゼは、厳密に、肩の機能および強度が失われた、回旋腱板に治癒不可能な負傷を負った患者に使用され、回旋腱板の筋肉を採用して肩プロテーゼを機能させることはできない。
図4は、第1凸状部分102が特に見られる関節窩コンポーネント100の側面図を表す。好ましくは、上記第1部分102は、好ましくは25から35mmの間、より好ましくは27から30mmの間に含まれる実質的に一定の曲率半径Rを提供する。
上記形態によって、元の関節窩の骨の曲率半径を可能な限り最良のやり方で複製することができ、全ての構成に同じ器具を使用して関節窩コンポーネント100用の正しいシートを取得することができる。
上記形態によって、元の関節窩の骨の曲率半径を可能な限り最良のやり方で複製することができ、全ての構成に同じ器具を使用して関節窩コンポーネント100用の正しいシートを取得することができる。
更に、図4に表す実施形態は、第1外縁103の外周および第2外縁107の外周に沿って長手方向距離を変化させ、結果として、展開平面104と基準平面108との間の角度αを規定するように構成されている、所定のオフセット109を有する。
図5は上記実施形態の異なる変形例を表す。全ての場合において適切な補正を確立する必要があることを考慮すると、異なる変形例に係る関節窩コンポーネント100は、欠陥の重症度に基づいて考慮されるべき、第1凸状部分102の展開平面104の異なる傾斜度を提供し、ひいては、異なる角度αから提供する。ニュートラルな位置(ここでは、患者が直立位置にあり、検査対象の肢が横に沿って内転している状態、および、対応する下肢の側面に手のひらが面している状態にある)に対する過度の補正でさえも患者に対して中長期的に問題を引き起こす可能性があることに留意すべきである。
述べたように、関節窩結合面101の第1部分102は凸状であり、この場合は同じ曲率半径を有する切断器で表される同じ器具を使用する全ての構成について一定の曲率半径Rを有する。従って、欠陥に基づいて正しいやり方で切断器を配向すれば十分である。特に、図5は、5度ずつ増大させた0度から25度の角度を有する変形例を表す。明らかに、上記表現は例示的なものに過ぎず、添付の特許請求の範囲で規定される保護の範囲を限定するものではない。この例が選択されているのは、表されている角度が最も頻繁に見られるものであり、一方の変形例と他方の変形例との間における5度ずつの増大が、感知できる最小のものと考えられるからである。ただし、述べたように、17.5度または12度の角度などの、外科医の固有のニーズに基づいて、全ての考えられる中間角度で関節窩コンポーネント100を作成することができる。アンギュレーションがより大きい関節窩コンポーネント100の場合は、より長い骨ピン111が使用される。なぜなら、追加された材料部分によってピンの露出面の一部が覆われるからである。
好ましくは、関節窩コンポーネント100は、力の作用点と骨との間のレバーアームを増大させる関節窩コンポーネント100の機械的強度の問題を回避するために、30度を超える角度、好ましくは25度を超えない角度では作成されない。一般に、35度の角度などの非常に深刻な欠損を補正するには、侵食された表面に対して傾斜軸上の予備的なフライス削り操作と組み合わされた関節窩コンポーネント100を使用するのが好ましい。ただし、更なる耐性がある関節窩コンポーネント100の提供、および、展開平面104のより高い角度の採用を妨げるものはない。
更に、図5に示す関節窩コンポーネントの増大した厚みは、関節窩コンポーネントのそれぞれの直径に対して0度で約10%、5度で約20%、10度で約25%、25度で約33%、20度で約43%、25度で約50%からの範囲にある、関節窩結合面とプロテーゼ結合面との間の最大オフセットで規定される。
関節窩コンポーネント100の凸面曲率中心の位置は、望ましい角度αを確保すると同時に関節窩コンポーネント100の最小厚みを確保するために、更には、あらゆる機械的シールの問題を回避するために様々な構成で選択される。
第1円形外縁103および第2円形外縁107を有するこの場合は、関節窩コンポーネント100の最も厚い部分を骨欠損の方向に沿って配置すれば十分である。
図6は、骨における関節窩コンポーネント100の安定性および骨統合を増大させるために関節窩結合面101上に多孔質/小柱構造601が提供される関節窩コンポーネント100の変形例600を更に表す。小柱構造は、骨組織のその特性を組み込んだ構造であり、相互に連絡する空洞を形成するようにラメラが並べられている。
述べたように、且つ、図7で最も多く見られるように、関節窩コンポーネント100は、本実施形態において、骨の表面に対する取り付けねじ715を収容するように適合されている4つの穴112を有する。上記実施形態では、これら4つの穴112によって、混合型欠陥、例えば、45度傾斜した下側-後部(inferior-posterior)欠損に沿って関節窩コンポーネント100が配向されている場合でさえ、取り付け用の取り付けねじ715の位置および最適な数を選択することができる。
図8は異なる変形例における異なる実施形態800を表す。
上記実施形態では、所定のオフセット809は、第1外縁803の外周および第2外縁807の外周に沿って長手方向距離を実質的に一定に維持するように構成されている。ここで、上記展開平面104および上記基準平面108は互いに実質的に平行である。上記実施形態は、関節窩の中心の侵食の場合に特に適している。実際、この状態の下では、欠損部分を取り除く軸上のフライス削り操作の後に関節窩コンポーネント800が必要となる。これを角度的にではなく平坦な厚みに関して増大させることによって、フライス削りされた関節面が同じ元の高さに戻る。図8に表す変形例は、厚みSが異なる点で互いに異なる。
上記実施形態では、所定のオフセット809は、第1外縁803の外周および第2外縁807の外周に沿って長手方向距離を実質的に一定に維持するように構成されている。ここで、上記展開平面104および上記基準平面108は互いに実質的に平行である。上記実施形態は、関節窩の中心の侵食の場合に特に適している。実際、この状態の下では、欠損部分を取り除く軸上のフライス削り操作の後に関節窩コンポーネント800が必要となる。これを角度的にではなく平坦な厚みに関して増大させることによって、フライス削りされた関節面が同じ元の高さに戻る。図8に表す変形例は、厚みSが異なる点で互いに異なる。
関節窩結合面801は、図9に見られるように、この場合も一定の曲率半径Rを有する第1凸状部分802を有する。凸面曲率中心は、この場合、常に関節窩コンポーネント800と軸をなす。従って、準備段階では、関節窩コンポーネント800用のシートは、同じ半径Rを有する切断器で作成される。このシートは同軸上に配置され、中心の欠陥が取り除かれるまで作動する。中心の骨欠損を補償するためのその使用に加えて、本実施形態は、軟組織に正しく張力をかけるのに適している。好ましくは、機械的シールの欠点を回避するために、本実施形態は大き過ぎない厚みで作成される。
更に、図8に示す関節窩コンポーネントの増大した厚みは、関節窩コンポーネントのそれぞれの直径に対して約9%、約18%、約25%からの範囲にある、第1外縁803で規定される展開平面と第2外縁で規定される基準平面との間のそれぞれの所定のオフセット809により提供される最大オフセットで規定される。
その点で、関節窩コンポーネントの「通常の」厚みは関節窩コンポーネントの直径の約9%のオフセットで規定され、一方で、関節窩コンポーネントの増大した厚みは、同様に上記の図5を参照すると例示されているように、より大きいオフセット、好ましくは15%より大きいオフセット、より好ましくは25%より大きいオフセットで規定される。
好ましくは、長手方向距離は2から10mmの間に含まれ、より好ましくは4から6mmの間に含まれる。
ただし、添付の特許請求の範囲で規定される保護の範囲に含まれる、異なる厚みの更なる耐性があるコンポーネントの使用を妨げるものはない。
図10は、関節窩結合要素110を含み、且つ、取り付けねじ715と、骨ピン111と、プロテーゼ半球体116とが接合された、関節窩コンポーネント100を有する逆肩プロテーゼの関節窩部分の例示的な形状の分解図を表す。
逆プロテーゼでなく解剖学的プロテーゼを使用する必要があると外科医が見なした場合は、例えば、無傷の回旋腱板を持つ若年患者の場合に、図11Aおよび図11B並びに図12Aおよび図12Bの2つの異なる変形例で表される、関節窩コンポーネント1000の更なる実施形態が提供される。
特に図11Aおよび図11Bは下側-上側(inferior-superior)方向の骨欠損(I-S)の構成を表しており、一方で、図12Aおよび図12Bは前部-後部(anterior-posterior)の骨欠損(A-P)の構成を表している。
見られ得るように、表されている両方の変形例におけるこの実施形態は、関節窩結合面1001の第1外縁1003と、実質的に楕円形のプロテーゼ結合面1005の第2外縁1007との両方を提供する。2つの変形例が必要となるのは、円形の外縁103および107を有する実施形態と同様に、非対称の問題に起因して関節窩コンポーネント1000を回転させることができないからである。
これは解剖学的プロテーゼである。そのため、関節窩コンポーネント1000は、表面を解剖学的に再生するために関節窩上に垂直に配置されなければならない。従って、混合型欠陥、例えば、傾斜度が45度の上部-後部(upper-posterior)の場合は、2つの状態のうちの一方、すなわち、後部または上側(superior)のいずれかを選択し、欠陥が取り除かれるまでフライス削り操作でシートを作製する必要がある。ただし、代替的に、固有の骨欠損のための専用の関節窩コンポーネント1000を展開することができる。
この実施形態においてさえ、関節窩コンポーネント1000は、上記関節窩結合面1001から突き出ており、且つ、骨ピン1111に結合するように適合されている、実質的に円錐台形の関節窩結合要素1010を含み、関節窩結合要素1010は、基準平面1008に対して実質的に垂直である軸に沿って展開する。この実施形態においてさえ、様々な長さの骨ピン1111をモジュール式に結合することができる。関節窩結合要素1000の幾何学的形状が同様であることから、逆型の構成と解剖学的プロテーゼの場合との両方において同じ関節窩コンポーネントを採用することができる。これは、変換が必要である場合、すなわち、解剖学的型の最初の移植後の逆型の移植への移行が必要な場合に特に有用である。
関節窩コンポーネント1000は、図13に見られるように、前の実施形態と同じ特徴を提供する。特に、第1外縁1003の外周および第2外縁1007の外周に沿って長手方向距離を変化させ、展開平面1004と基準平面1008との間の角度αを規定するように構成されている、所定のオフセット1009を有する変形例が見られる。この場合でさえ、5度から25度の間に含まれる角度αの範囲が好ましいが、異なる角度の採用を妨げるものはない。
中心の侵食の場合は、第1外縁1003の外周および第2外縁1007の外周に沿って長手方向距離を実質的に一定に維持するように構成されている所定のオフセット1009を有する変形例が更に見られる。この場合でさえ、4mmから6mmの間に含まれる長手方向距離の範囲が好ましいが、異なる長手方向距離の提供を妨げるものはない。
全ての場合において、上述した対応する実施形態について説明された凸面曲率中心に関して同じ特性を有する、一定の曲率半径Rが提供される。
プロテーゼ結合面1001から突き出る保持要素1110が好ましくは更に提供される。
上記保持要素1110は、好ましくは、図14に見られるように、解剖学的ライナ1113を収容および保持するように適合されている。すなわち、上腕骨頭が関節接合することになる表面をコーティングが複製することになる。上記要素によって、衝撃が保護および軽減され、上腕骨頭と関節窩との間の結合が可能になる。好ましくは、解剖学的ライナ1111はポリエチレンで作成されている。図14では、本実施形態が、特定の形態を所与として、2つの取り付けねじ1115の使用を可能にし、ひいては、2つの穴1112のみを提供することが更に見られる。
図15は、関節窩結合要素1010を含み、且つ、取り付けねじ1115と、骨ピン1111と、プロテーゼ半球体1116とが接合された、関節窩コンポーネント1000を有する逆肩プロテーゼの関節窩部分の例示的な形状の分解図を表す。
図16Aおよび図16Bでは、肩甲骨に対する関節窩コンポーネント1000の考えられる例示的な適用が見られる。解剖学的移植用の関節窩の正しい幾何学的形状を複製するために様々な長さおよび幅の寸法の関節窩コンポーネント1000を作成することができ、その結果、異なるサイズの解剖学的ライナを採用することができる。
外科医が角度固定ねじの使用を提供する場合は、図17、図18、図19A、および図19Bに表すように、代替的な実施形態1200が更に提供される。ここで、穴112は、それぞれの角度固定ねじ1201を収容するのに適している。
上記実施形態によれば、関節窩コンポーネント1200のプロテーゼ結合面105における所定のオフセット109は、穴112における第1オフセット109Aと、関節窩結合要素110における第2オフセット109Bとを含む。第1オフセット109Aは、好ましくは1mmから7mmの間、更により好ましくは2mmから4mmの間に含まれる。この実施形態では、第1オフセット109Aが更なる厚みを表しており、一方で、第2オフセット109Bが、前述した他の実施形態の全体の厚み109に実質的に対応することが観察される。第1オフセット109Aは、結果として、更なる厚みとして機能し、角度固定ねじ1201用の固定要素の導入を可能にする。
関節窩結合要素110を含む関節窩コンポーネント1200の部分は、いかなるラテラリゼーションも導入しないことにより変化しないままであり、一方で、関節窩コンポーネント100は、ねじ1201の多軸固定のための空間を提供するように構成されている穴112におけるオフセットを提供する。
図19Bの断面図によりよく見られるように、第1オフセット109Aは、この実施形態において、周方向にねじ山が付いている閉鎖要素1203を収容するように適合されている第1ねじ山付き部分1202を含む。周方向にねじ山が付いている閉鎖要素1203は、ねじ1201用のねじ山付きカバーおよび固定キャップと同様である。
第2オフセット109Bは、角度固定ねじ1201のうちの1つの頭部1205を受け入れるように適合されている第2ねじ山付き部分1204を含む。示されている実施形態では、これらの図は、周方向にねじ山が付いている関連する閉鎖要素1203が挿入される六角形の窪みを有するねじ1201の半球形の頭部を特に表しており、上記実施形態は、述べたように、例示的且つ非限定的である。
具体的には、取り付けねじ1201は、前述した実施形態と同じやり方で配向され且つねじ込まれ、一方、閉鎖要素1203は、ひとたび導入されるとその角度固定を可能にすることになる。閉鎖要素1203は、結果として、角度固定ねじ1201の頭部上に接するまでねじ込まれ、それを多軸的に圧縮および固定する。明らかに、この解決策は、全ての穴112またはその一部において適用されてよい。
ある変形例では、特に、ねじ1201にとって望ましい角度、同ねじ1201の大部分が突き出ている角度が特に強調されていない場合に、ねじ山なしの第2オフセット109Bの提供と、ねじ山付きの第1オフセット109Aのみの提供とを妨げるものはない。
更には、例えば、拡張可能な弾性要素を含む特大の頭部を有する取り付けねじを採用することにより、異なる固定解決策を有する更なる変形例を提供することができる。この場合は、ねじ1201の多軸固定を、第1オフセット109A内で弾性要素を拡張することにより取得することができ、後者がねじ山付き部分を提供する必要はない。
本発明は、本発明の実施形態および変形例のうちの1つに係る関節窩コンポーネントと、例えば、上述した解剖学的ライナ1113などの関節窩コンポーネントに関連付けられる少なくとも1つの関連するプロテーゼコンポーネントとを含む少なくとも1つの肩プロテーゼを更に提供する。
有利なことに、本発明は、患者の固有の臨床状態に適した標準的で試験された要素を用いて骨欠損を補正する際の様々な可能性を許容する。
更に、本発明は、固有の骨欠損に関する異なる特性を有する、異なる状態下の特殊性と、特に一定の半径を有する凸状関節窩上で結合するように適合されている表面を提供することによる使用の普遍性とを組み合わせることで、準備段階において外科医が単一の器具を採用できるようにする。
有利なことに、本発明は、角の侵食に起因するのか中心の侵食に起因するのかに関わらず、骨欠損の異なる状態に適している。
有利なことに、本発明は、肩に特有の外科手術の時間および精度を最適化することを可能にする。
更に有利なことに、本発明は、外科医に比較的簡単で直感的な適用を提供する。
更に有利なことに、本発明は、骨ピンなどの既存のデバイスとの結合を提供し、単一の関節窩コンポーネントを有する様々な長さの幾つかの骨ピンとの結合も可能にする。
最後に、有利なことに、本発明は、特に複雑な構造的特性を有さず、大量生産に適しており、経済的観点からも明らかな影響を及ぼす。
これらの異なる実施形態はそれぞれ、説明されているような固有且つ特有の長所を更に提示することにも留意されたい。
当業者にとって明らかな技術的矛盾がない場合は、特定の実施形態を参照して説明した固有の要素の構成を、本明細書で説明した他の実施形態において使用できることが明らかである。
例えば、楕円形の周辺構造を有する実施形態においてさえ、小柱多孔質構造601を使用することができる。
従って、本明細書で説明した実施形態は、本発明の例示的且つ非限定的な例として理解されるべきである。
(他の考えられる項目)
(項目1)
肩プロテーゼ用の関節窩コンポーネント(100、600、800、1000、1200)であって、
骨に取り付けるように適合されており、且つ、展開平面(104、1004)を規定する第1外縁(103、1003)を含む第1凸状部分(102)を有する、関節窩結合面(101、1001)と、
前記関節窩結合面(101、1001)の反対側にあり、且つ、前記肩プロテーゼの第2プロテーゼコンポーネントを収容するように適合されている、プロテーゼ結合面(105、1005)であって、前記プロテーゼ結合面(105、1005)は、基準平面(108、1008)を規定する第2外縁(107、1007)を含む第2部分(106)を有する、プロテーゼ結合面(105、1005)と
を備え、
前記関節窩コンポーネント(100、1000)は、前記展開平面(104、1004)と前記基準平面(108、1008)との間に所定のオフセット(109、809、1009)を提供することで、骨欠損を補償するように適合されている前記関節窩コンポーネント(100、1000)の増大した厚みを規定する、
関節窩コンポーネント(100、600、800、1000、1200)。
(項目2)
前記所定のオフセット(109、809、1009)は、前記第1外縁(103、1003)の外周および前記第2外縁(107、1007)の外周に沿って長手方向距離を変化させ、前記展開平面(104、1004)と前記基準平面(108、1008)との間の角度(α)を規定するように構成されている、項目1に記載の関節窩コンポーネント(100、600、800、1000、1200)。
(項目3)
前記角度(α)は2度から30度の間に含まれ、好ましくは5度から25度の間に含まれ、より好ましくは5度ずつ増大させて利用できる、項目2に記載の関節窩コンポーネント(100、600、800、1000、1200)。
(項目4)
前記所定のオフセット(109、809.1009)は、前記第1外縁(103、1003)の外周および前記第2外縁(107、1007)の外周に沿って長手方向距離を実質的に一定に維持するように構成されており、前記展開平面(104、1004)および前記基準平面(108、1008)は互いに実質的に平行である、項目1に記載の関節窩コンポーネント(100、600、800、1000、1200)。
(項目5)
前記長手方向距離は2mmから10mmの間に含まれ、より好ましくは4mmから6mmの間に含まれる、項目4に記載の関節窩コンポーネント(100、600、800、1000、1200)。
(項目6)
前記関節窩結合面(101、1001)から突出し、且つ、前記肩プロテーゼの骨ピン(111、1111)に結合するように適合されている、実質的に円錐台形の関節窩結合要素(110、1010)を更に備え、前記関節窩結合要素(110、1010)は、前記基準平面(108、1008)に対して実質的に垂直である軸に沿って展開する、項目1から5のいずれか一項に記載の関節窩コンポーネント(100、600、800、1000、1200)。
(項目7)
前記第1凸状部分(102)は、好ましくは25mmから35mmの間、より好ましくは27mmから30mmの間に含まれる実質的に一定の曲率半径(R)を提供し、前記第2部分(106)は、好ましくは凹状である、項目1から6のいずれか一項に記載の関節窩コンポーネント(100、600、800、1000、1200)。
(項目8)
前記関節窩結合面(101、1001)の前記第1外縁(103、1003)は実質的に円形または楕円形または関節窩形である、項目1から7のいずれか一項に記載の関節窩コンポーネント(100、600、800、1000、1200)。
(項目9)
前記プロテーゼ結合面(105、1005)の前記第2外縁(107、1007)は実質的に円形または楕円形である、項目1から8のいずれか一項に記載の関節窩コンポーネント(100、600、800、1000、1200)。
(項目10)
前記肩プロテーゼの前記関節窩コンポーネントの取り付けねじ(715、1115)を受け入れるように適合されている少なくとも2つの穴(112、1112)、好ましくは4つの穴(112、1112)を更に備える、項目1から9のいずれか一項に記載の関節窩コンポーネント(100、600、800、1000、1200)。
(項目11)
前記穴(112、1112)はそれぞれの角度固定ねじ(1201)を収容するように適合されている、項目10に記載の関節窩コンポーネント(100、600、800、1000、1200)。
(項目12)
前記所定のオフセット(109、809、1009)は、前記穴(112、1112)における第1オフセット(109A)と、関節窩結合要素(110、1010)における第2オフセット(109B)とを含む、項目11に記載の関節窩コンポーネント(100、600、800、1000、1200)。
(項目13)
前記第1オフセット(109A)は、周方向にねじ山が付いている閉鎖要素(1203)を収容するように適合されている第1ねじ山付き部分を含み、好ましくは、前記第2オフセット(109B)は、それぞれの角度固定ねじ(1201)の頭部(1205)を収容するように適合されている第2ねじ山付き部分を含む、項目12に記載の関節窩コンポーネント(100、600、800、1000、1200)。
(項目14)
前記関節窩結合面(101、1001)は、前記関節窩コンポーネント(100、1000)の安定性および骨統合を増大させるように適合されている小柱多孔質構造(601)を有する、項目1から13のいずれか一項に記載の関節窩コンポーネント(100、600、800、1000、1200)。
(項目15)
前記プロテーゼ結合面から突き出る保持要素(1110)を更に備え、好ましくは、前記保持要素(1110)は、解剖学的ライナ(1113)を収容および保持するように適合されている、項目1から14のいずれか一項に記載の関節窩コンポーネント(100、600、800、1000、1200)。
(項目16)
一組の前記関節窩コンポーネント(100、600、800、1000、1200)がそれぞれの異なる所定のオフセット(109、809、1009)を提供することで、異なる骨欠損を補償するように適合されている複数の異なる標準的な増大した厚みを規定する、項目1から15のいずれか一項に記載の関節窩コンポーネント(100、600、800、1000、1200)。
(項目17)
項目1から16のいずれか一項に記載の関節窩コンポーネント(100、600、800、1000、1200)の組であって、前記組の各関節窩コンポーネントは、それぞれの所定のオフセット(109、809、1009)を提供することで、異なる骨欠損を補償するように適合されている複数の標準的な増大した厚みを規定する、関節窩コンポーネント(100、600、800、1000、1200)の組。
(項目18)
項目1から16のいずれか一項に記載の関節窩コンポーネント(100、600、800、1000、1200)と、
前記関節窩コンポーネント(100、600、800、1000、1200)に接続される少なくとも1つの第2プロテーゼコンポーネント(1010、1116、1113)と
を備える肩プロテーゼ。
(他の考えられる項目)
(項目1)
肩プロテーゼ用の関節窩コンポーネント(100、600、800、1000、1200)であって、
骨に取り付けるように適合されており、且つ、展開平面(104、1004)を規定する第1外縁(103、1003)を含む第1凸状部分(102)を有する、関節窩結合面(101、1001)と、
前記関節窩結合面(101、1001)の反対側にあり、且つ、前記肩プロテーゼの第2プロテーゼコンポーネントを収容するように適合されている、プロテーゼ結合面(105、1005)であって、前記プロテーゼ結合面(105、1005)は、基準平面(108、1008)を規定する第2外縁(107、1007)を含む第2部分(106)を有する、プロテーゼ結合面(105、1005)と
を備え、
前記関節窩コンポーネント(100、1000)は、前記展開平面(104、1004)と前記基準平面(108、1008)との間に所定のオフセット(109、809、1009)を提供することで、骨欠損を補償するように適合されている前記関節窩コンポーネント(100、1000)の増大した厚みを規定する、
関節窩コンポーネント(100、600、800、1000、1200)。
(項目2)
前記所定のオフセット(109、809、1009)は、前記第1外縁(103、1003)の外周および前記第2外縁(107、1007)の外周に沿って長手方向距離を変化させ、前記展開平面(104、1004)と前記基準平面(108、1008)との間の角度(α)を規定するように構成されている、項目1に記載の関節窩コンポーネント(100、600、800、1000、1200)。
(項目3)
前記角度(α)は2度から30度の間に含まれ、好ましくは5度から25度の間に含まれ、より好ましくは5度ずつ増大させて利用できる、項目2に記載の関節窩コンポーネント(100、600、800、1000、1200)。
(項目4)
前記所定のオフセット(109、809.1009)は、前記第1外縁(103、1003)の外周および前記第2外縁(107、1007)の外周に沿って長手方向距離を実質的に一定に維持するように構成されており、前記展開平面(104、1004)および前記基準平面(108、1008)は互いに実質的に平行である、項目1に記載の関節窩コンポーネント(100、600、800、1000、1200)。
(項目5)
前記長手方向距離は2mmから10mmの間に含まれ、より好ましくは4mmから6mmの間に含まれる、項目4に記載の関節窩コンポーネント(100、600、800、1000、1200)。
(項目6)
前記関節窩結合面(101、1001)から突出し、且つ、前記肩プロテーゼの骨ピン(111、1111)に結合するように適合されている、実質的に円錐台形の関節窩結合要素(110、1010)を更に備え、前記関節窩結合要素(110、1010)は、前記基準平面(108、1008)に対して実質的に垂直である軸に沿って展開する、項目1から5のいずれか一項に記載の関節窩コンポーネント(100、600、800、1000、1200)。
(項目7)
前記第1凸状部分(102)は、好ましくは25mmから35mmの間、より好ましくは27mmから30mmの間に含まれる実質的に一定の曲率半径(R)を提供し、前記第2部分(106)は、好ましくは凹状である、項目1から6のいずれか一項に記載の関節窩コンポーネント(100、600、800、1000、1200)。
(項目8)
前記関節窩結合面(101、1001)の前記第1外縁(103、1003)は実質的に円形または楕円形または関節窩形である、項目1から7のいずれか一項に記載の関節窩コンポーネント(100、600、800、1000、1200)。
(項目9)
前記プロテーゼ結合面(105、1005)の前記第2外縁(107、1007)は実質的に円形または楕円形である、項目1から8のいずれか一項に記載の関節窩コンポーネント(100、600、800、1000、1200)。
(項目10)
前記肩プロテーゼの前記関節窩コンポーネントの取り付けねじ(715、1115)を受け入れるように適合されている少なくとも2つの穴(112、1112)、好ましくは4つの穴(112、1112)を更に備える、項目1から9のいずれか一項に記載の関節窩コンポーネント(100、600、800、1000、1200)。
(項目11)
前記穴(112、1112)はそれぞれの角度固定ねじ(1201)を収容するように適合されている、項目10に記載の関節窩コンポーネント(100、600、800、1000、1200)。
(項目12)
前記所定のオフセット(109、809、1009)は、前記穴(112、1112)における第1オフセット(109A)と、関節窩結合要素(110、1010)における第2オフセット(109B)とを含む、項目11に記載の関節窩コンポーネント(100、600、800、1000、1200)。
(項目13)
前記第1オフセット(109A)は、周方向にねじ山が付いている閉鎖要素(1203)を収容するように適合されている第1ねじ山付き部分を含み、好ましくは、前記第2オフセット(109B)は、それぞれの角度固定ねじ(1201)の頭部(1205)を収容するように適合されている第2ねじ山付き部分を含む、項目12に記載の関節窩コンポーネント(100、600、800、1000、1200)。
(項目14)
前記関節窩結合面(101、1001)は、前記関節窩コンポーネント(100、1000)の安定性および骨統合を増大させるように適合されている小柱多孔質構造(601)を有する、項目1から13のいずれか一項に記載の関節窩コンポーネント(100、600、800、1000、1200)。
(項目15)
前記プロテーゼ結合面から突き出る保持要素(1110)を更に備え、好ましくは、前記保持要素(1110)は、解剖学的ライナ(1113)を収容および保持するように適合されている、項目1から14のいずれか一項に記載の関節窩コンポーネント(100、600、800、1000、1200)。
(項目16)
一組の前記関節窩コンポーネント(100、600、800、1000、1200)がそれぞれの異なる所定のオフセット(109、809、1009)を提供することで、異なる骨欠損を補償するように適合されている複数の異なる標準的な増大した厚みを規定する、項目1から15のいずれか一項に記載の関節窩コンポーネント(100、600、800、1000、1200)。
(項目17)
項目1から16のいずれか一項に記載の関節窩コンポーネント(100、600、800、1000、1200)の組であって、前記組の各関節窩コンポーネントは、それぞれの所定のオフセット(109、809、1009)を提供することで、異なる骨欠損を補償するように適合されている複数の標準的な増大した厚みを規定する、関節窩コンポーネント(100、600、800、1000、1200)の組。
(項目18)
項目1から16のいずれか一項に記載の関節窩コンポーネント(100、600、800、1000、1200)と、
前記関節窩コンポーネント(100、600、800、1000、1200)に接続される少なくとも1つの第2プロテーゼコンポーネント(1010、1116、1113)と
を備える肩プロテーゼ。
Claims (12)
- 肩プロテーゼ用の関節窩コンポーネントであって、
骨に取り付けるように適合されており、且つ、展開平面を規定する第1外縁を含む第1凸状部分を有する、関節窩結合面と、
前記関節窩結合面の反対側にあり、且つ、前記肩プロテーゼの第2プロテーゼコンポーネントを収容するように適合されている、プロテーゼ結合面であって、前記プロテーゼ結合面は、基準平面を規定する第2外縁を含む第2部分を有する、プロテーゼ結合面と、
前記関節窩結合面から突出し、且つ、前記肩プロテーゼの骨ピンに結合するように適合されている、実質的に円錐台形の関節窩結合要素であって、前記関節窩結合要素は、前記基準平面に対して実質的に垂直である軸に沿って展開する、実質的に円錐台形の関節窩結合要素と
を備え、
前記関節窩コンポーネントは、前記展開平面と前記基準平面との間に所定のオフセットを提供し、前記所定のオフセットは、前記第1外縁の外周および前記第2外縁の外周に沿って長手方向距離を変化させ、前記展開平面と前記基準平面との間の角度を規定するように構成されており、前記所定のオフセットは、骨欠損を補償するための前記関節窩コンポーネントの増大した厚みを規定し、
前記関節窩結合面の前記第1外縁は実質的に円形であり、前記プロテーゼ結合面の前記第2外縁は実質的に円形であり、これにより、前記関節窩コンポーネントを連続的に配向することができ、360度にわたって全てのタイプの骨欠陥がカバーされる、
関節窩コンポーネント。 - 前記角度は2度から30度の間に含まれ、好ましくは5度から25度の間に含まれ、より好ましくは5度ずつ増大させて利用できる、請求項1に記載の関節窩コンポーネント。
- 前記第1凸状部分は、好ましくは25mmから35mmの間、より好ましくは27mmから30mmの間に含まれる実質的に一定の曲率半径を提供し、前記第2部分は、好ましくは凹状である、請求項1または2に記載の関節窩コンポーネント。
- 前記肩プロテーゼの前記関節窩コンポーネントの取り付けねじを受け入れるように適合されている少なくとも2つの穴、好ましくは4つの穴を更に備える、請求項1から3のいずれか一項に記載の関節窩コンポーネント。
- 前記穴はそれぞれの角度固定ねじを収容するように適合されている、請求項4に記載の関節窩コンポーネント。
- 前記所定のオフセットは、前記穴における第1オフセットと、関節窩結合要素における第2オフセットとを含む、請求項5に記載の関節窩コンポーネント。
- 前記第1オフセットは、周方向にねじ山が付いている閉鎖要素を収容するように適合されている第1ねじ山付き部分を含み、好ましくは、前記第2オフセットは、それぞれの角度固定ねじの頭部を収容するように適合されている第2ねじ山付き部分を含む、請求項6に記載の関節窩コンポーネント。
- 前記関節窩結合面は、前記関節窩コンポーネントの安定性および骨統合を増大させるように適合されている小柱多孔質構造を有する、請求項1から7のいずれか一項に記載の関節窩コンポーネント。
- 前記プロテーゼ結合面から突き出る保持要素を更に備え、好ましくは、前記保持要素は、解剖学的ライナを収容および保持するように適合されている、請求項1から8のいずれか一項に記載の関節窩コンポーネント。
- 一組の前記関節窩コンポーネントがそれぞれの異なる所定のオフセットを提供することで、異なる骨欠損を補償するための複数の異なる標準的な増大した厚みを規定する、請求項1から9のいずれか一項に記載の関節窩コンポーネント。
- 請求項1から10のいずれか一項に記載の関節窩コンポーネントの組であって、前記組の各関節窩コンポーネントは、それぞれの所定のオフセットを提供することで、異なる骨欠損を補償するための複数の標準的な増大した厚みを規定する、関節窩コンポーネントの組。
- 請求項1から10のいずれか一項に記載の関節窩コンポーネントと、
前記関節窩コンポーネントに接続される少なくとも1つの第2プロテーゼコンポーネントと
を備える肩プロテーゼ。
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