一般に、本明細書で使用されるすべての用語は異なる意味が明確に与えられ、および/またはそれが使用される文脈から暗示されない限り、関連する技術分野におけるそれらの通常の意味に従って解釈されるべきである。エレメント(要素)、装置、コンポーネント(構成要素)、手段、ステップなどへの言及はすべて、特に明記しない限り、エレメント、装置、コンポーネント、手段、ステップなどの少なくとも1つのインスタンスを指すものとして開放的に解釈されるべきである。本明細書に開示される任意の方法のステップはステップが別のステップの後または前として明示的に記載されていない限り、および/またはステップが別のステップの後または前になければならないことが暗黙的である場合、開示される正確な順序で実行される必要はない。本明細書に開示される実施形態のいずれかの任意の特徴は、適切な場合には任意の他の実施形態に適用されてもよい。同様に、任意の実施形態の任意の利点は任意の他の実施形態に適用することができ、その逆も同様である。添付の実施形態の他の目的、特徴、および利点は、以下の説明から明らかになるのであろう。
LTEのDM-RSパターンはシンボルl1=12でNRのDM-RSパターンと衝突するため、LTEのCRSパターンがNRのUEに構成されているとき、TM9または10を用いるLTEのUEとNRのUEとの間にMU-MIMOスケジューリングをどのように導入するかが問題である。
1つの解決策はより短い長さのNRのPDSCHをスケジューリングすることであり、その場合、NRのDM-RSはシンボル9に現れるが、NRはスロット全体を利用することができず、問題となるNRについてスペクトル効率が低下する。NRおよびLTEの基準信号に対するスロット内のRS位置の概略については、図5を参照されたい。
もう一つの問題は、NRのPDSCH伝送によるLTEのDM-RSへの干渉と、LTEのPDSCH伝送からのNRのDM-RSにおける干渉である。さらに、NRのUEがコスケジューリングされた(MU-MIMOスケジューリングされた)LTEのDM-RSの位置を認識していないので、非透過MU-MIMOの利点は達成できない。
ここで、本明細書で企図される実施形態のいくつかを、添付の図面を参照してより完全に説明する。しかしながら、他の実施形態は本明細書に開示された主題の範囲内に含まれ、開示された主題は本明細書に記載された実施形態のみに限定されると解釈されるべきではなく、むしろ、これらの実施形態は主題の範囲を当業者に伝えるために例として提供される。
本明細書で使用されるように、ネットワークノードは無線デバイスと直接的または間接的に通信し、および/または無線ネットワーク内の他のネットワークノードまたは装置と通信して、無線デバイスへの無線アクセスを可能にし、および/または提供し、および/または無線ネットワーク内の他の機能(例えば、管理)を実行することができる、構成され、配置され、および/または操作可能な装置を指す。例えば、ネットワークノードは衛星ゲートウェイまたは衛星ベースの基地局、例えば、gNBであってもよい。ネットワークノードの他の例にはアクセスポイント(AP)(例えば、無線アクセスポイント)、基地局(BS)(例えば、無線基地局、ノードB、進化ノードB(eNB)およびNRノードB(gNB))が含まれるが、これらに限定されない。基地局はそれらが提供するカバレッジの量(または別の言い方をすれば、それらの送信電力レベル)に基づいて分類されてもよく、次いで、フェムト基地局、ピコ基地局、マイクロ基地局、またはマクロ基地局とも呼ばれ得る。基地局は、リレーを制御するリレーノードまたはリレードナーノードであってもよい。ネットワークノードは、集中型デジタルユニットおよび/またはリモート無線ユニット(RRU)(リモート無線ヘッド(RRH)と呼ばれることもある)などの分散型無線基地局の1つ以上の(またはすべての)部分を含むこともできる。このようなリモート無線ユニットは、アンテナ一体型無線機としてアンテナと一体化される場合とされない場合がある。分散無線基地局の一部は、分散アンテナシステム(DAS)におけるノードとも呼ばれることがある。ネットワークノードのさらに別の例はMSR BSなどのマルチスタンダード無線(MSR)機器、無線ネットワークコントローラ(RNC)または基地局コントローラ(BSC)などのネットワークコントローラ、基地送受信局(BTS)、送信ポイント、送信ノード、マルチセル/マルチキャスト連携エンティティ(MCE)、コアネットワークノード(例えば、MSC、MME)、O&Mノード、OSSノード、SONノード、測位ノード(例えば、E-SMLC)、および/またはMDTを含む。別の例として、ネットワークノードは以下により詳細に説明されるように、仮想ネットワークノードであってもよい。しかしながら、より一般的には、ネットワークノードが無線ネットワークへのアクセスを有する無線デバイスを可能にし、および/または提供し、あるいは無線ネットワークにアクセスした無線デバイスに何らかのサービスを提供するために、可能、構成、配置、および/または動作可能な任意の適当なデバイス(またはデバイス群)を表すことができる。
本明細書で使用されるように、無線デバイスはネットワークノードおよび/または他の無線デバイスと無線通信することが可能、構成される、配置される、および/または動作可能なデバイスを指す。特に断らない限り、本明細書では、無線デバイスという用語がユーザ装置(UE)と互換的に使用され得る。無線通信は、電磁波、電波、赤外線、および/または空気を介して情報を伝達するのに適した他のタイプの信号を使用して、無線信号を送信および/または受信することを伴ってもよい。いくつかの実施形態では、無線デバイスが直接的な人間の対話なしに情報を送信および/または受信するように構成され得る。例えば、無線デバイスは所定のスケジュールで、内部または外部イベントによってトリガーされたとき、またはネットワークからの要求に応答して、ネットワークに情報を送信するように設計されてもよい。無線デバイスの例としてはスマートフォン、携帯電話、セルラフォン、VoIP(voice over IP)電話、無線ローカルループ電話、デスクトップコンピュータ、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、無線カメラ、ゲームコンソールまたはデバイス、音楽記憶デバイス、再生装置、ウェアラブル端末デバイス、無線エンドポイント、モバイルステーション、タブレット、ラップトップ、ラップトップ埋め込み機器(LEE)、ラップトップ搭載機器(LME)、スマートデバイス、無線顧客構内機器(CPE)、車載無線端末デバイスなどがあるが、これらに限定されない。無線デバイスは例えば、サイドリンク通信、車対車(V2V)、車対インフラ(V2I)、車対あらゆるもの(V2X)のための3GPP(登録商標)の標準を実施することによって、デバイス間(D2D)通信をサポートすることができ、この場合、D2D通信デバイスと呼ばれることができる。さらに別の具体例として、IoT(Internet of Things)シナリオでは、無線デバイスがモニタリングおよび/または測定を実行し、そのようなモニタリングおよび/または測定の結果を別の無線デバイスおよび/またはネットワークノードに送信する機械または他のデバイスを表すことができる。この場合、無線デバイスはマシンツーマシン(M2M)デバイスとすることができ、3GPP(登録商標)の文脈では、MTCデバイスと呼ばれることができる。1つの特定の例として、無線デバイスは、3GPP(登録商標)の狭帯域Internet of Things(NB-IoT)規格を実施するUEであり得る。そのような機械またはデバイスの特定の例はセンサ、電力計、産業機械などのメータデバイス、または家庭用もしくは個人用機器(例えば、冷蔵庫、テレビなど)、個人用ウェアラブル(例えば、時計、フィットネストラッカなど)である。他のシナリオでは、無線デバイスがその動作状態またはその動作に関連する他の機能をモニタおよび/または報告することができる車両または他の機器を表し得る。上述の無線デバイスは無線接続のエンドポイントを表すことができ、この場合、デバイスは無線端末と呼ばれることがある。さらに、上述のような無線デバイスはモバイルとすることができ、この場合、モバイルデバイスまたはモバイル端末とも呼ばれ得る。
本出願は、異なる無線アクセス技術間の共存するスケジューリングから生じ、マルチユーザMIMOを使用する、以前に開示された問題の少なくともいくつかに対処する実施形態を説明する。共存が望まれる2つの例示的な無線アクセス技術(RAT)は3GPP(登録商標)のロングタームエボリューション(LTE)および3GPP(登録商標)のニューラジオ(NR)であるが、本明細書で説明される概念および提案される実施形態はそのようなRATタイプに限定されない。例えば、NRの場合、新しいDM-RSタイプは、LTEのDM-RSと同じリソースエレメントをPRB内のDM-RSのために使用するネットワークからUEに構成されることができる。
提案された解決策を用いて、以下のMU-MIMO(すなわち、オーバーラップする時間/周波数リソース上で2つ以上のUEをコスケジューリングする)動作がサポートされる:
1. 1つ以上のLTEのUEと、新しいDM-RSタイプで構成された1つ以上のNRのUEとの間のMU-MIMO
a.ここで、NRのDM-RSは、MU-MIMOスケジューリングで使用されるNRおよびLTEのDM-RSアンテナポートが直交または擬似直交であるように構成され得る
b.ここで、NRのUEのためのNR帯域幅部分は、LTEシステム帯域幅よりも大きくなり得る
2. 新しいDM-RSタイプをサポートしていないNRのUEと、LTEのUEでMU-MIMOを可能にするための新しいDM-RSタイプを構成したNRのUEとの間のMU-MIMO。
いくつかの利点はNRのPDSCHからのLTEのDM-RSへの干渉が除去され、LTEのPDSCHからのNRのDM-RSへの干渉が除去され、NRのUEは非透過性MU‐MIMOの利点を得ることができる。これは、NRのUEはLTEのUEへの干渉送信に使用されるチャネルを推定でき、NRオーバヘッドが低減されるためである。
PDSCHのための、すなわち、gNBからUEへの送信のためのDM-RS
いくつかの実施形態ではネットワークが以前のNRリリース(例えば、Rel-15)のUEに利用可能でない新しいDM-RSパターン(ここではDMRSタイプ3と呼ばれる)を用いてNRのUEを構成することができる。この新しいNRのDM-RSタイプは、15kHzサブキャリア間隔と正規サイクリックプレフィックスを持つOFDMで構成したNRのUEに適用される。LTEは15kHzのサブキャリア間隔のみをサポートすることに注意する。
新しいNRのDM-RSパターンは、LTEのDM-RSのTM10パターンと同じリソースエレメントを使用する。
いくつかの実施形態では、新たに定義されたDM-RSがLTEのDM-RSに直交、または擬似直交であるNRのUEに割り当てられる。LTEのDM-RSに対する直交性は、長さ4の時間領域直交カバーコード(OCC)を4つのリソースエレメントのグループに、または長さ2を2つのリソースエレメントのグループに適用することに関して、符号領域多重化(CDM)を介して得られる。
CDMを使用するための前提条件は、新しいNRのDM-RSが共にスケジューリングされたリソースエレメント上でLTEのDM-RSのために使用されるシーケンスと同じシーケンス、すなわちr(m)を使用することである。コスケジュールされたリソースはまた、共有無線スペクトルまたはDSSとして記述されうる。いくつかの例ではコスケジューリングされたリソースエレメントが重複するが、必ずしも同一のリソースのセットではなく、すなわち、1つのコスケジュールされた無線アクセス技術のためにスケジュールされた帯域幅は他の無線アクセス技術とは異なり得る。代わりにLTEとNRとのDM-RSアンテナポート間の擬似直交性の場合、NRのDM-RSシーケンスとLTEのDM-RSシーケンスとが低い相互相関を持つことで十分であろう。
CDMグループごとに長さ4のOCCが適用される2つのCDMグループ(λ=0、1)が定義される。これは、新しいDM-RSパターンが8つまでの直交DM-RSアンテナポート、すなわちCDMグループ当たり4つのポートをサポートすることを意味する。リソースエレメントへの新しいNRのDM-RSマッピングを図6に示す。ここで、8つのポートには1000~1007という番号が付けられている。LTEのDM-RSのポート番号も示されている。
DM-RSタイプ3マッピングの一例では、NRがLTEと同じ帯域幅で動作し、
はLTEと同じ中心周波数を有し、LTEのDM-RSと同じDM-RSシーケンスr(m)を使用する。次に、アンテナポートpのリソースエレメントへのDM-RSタイプ3のマッピングは、以下の通りである:
ここで
ここで、n
PRBはPRBインデックスであり、
、Δ
pはに定義される。
LTEはそのスペクトルの中央に未使用のDCサブキャリアを有するが、NRは有しないことに留意されたい。たとえば、20MHzのLTEキャリアでは1201のサブキャリア(100RBx12サブキャリア/RB+1DCサブキャリア)を使用し、100RBのNRキャリアでは1200のサブキャリアのみを使用する。これは、LTEおよびNRのRBがLTEのDCサブキャリアの一方の側に位置合わせされ得るが、他方の側には位置合わせされ得ないということを意味する、図8を参照。したがって、LTEのDCサブキャリアの下方および上方のNRのRB内のDM-RSパターンは異なっていなければならない(1つのサブキャリアだけシフトされる)。そうすれば、DCサブキャリアの両側でLTEとNR間のDM‐RS間の位置合わせが可能になるのであろう。
LTEのDM-RSとNRタイプ3のDM-RSとの間で同じシーケンスファミリを使用することは、追加の利点を提供する。これを有効にするには、以下が必要である:
同じDM-RSシーケンスはLTEにおけるのと同じスクランブリングシーケンス初期化機能および生成器(ジェネレータ)が新しいNRのDM-RSのために使用されること、すなわち、基準信号シーケンスr(m)が3GPP(登録商標) TS 36.211 V15.7.0におけるのと同じように生成されることを意味する:
Gold-31擬似ランダムシーケンスc(i)が初期化され、
ここで、パラメータnsはLTEスロットカウンタである。15kHzサブキャリア間隔の場合、NRスロットは2つのLTEスロットの長さに等しいので、NRスロットカウンタ
を用いる等価な初期化は次のように表すことができる:
さらに、LTEのDM-RSに対して使用されるNRのDM-RSのために正確に同じシーケンスを生成することができるように、LTEにおいて使用されるDM-RSスクランブリングシードと整列するように、DMRSタイプ3に特有の、10ビットを使用して、スクランブリングシーケンスを計算するために使用される初期値などの新しいDMRSスクランブリングシード(N_ID)が導入される。
NRは、LTEの20MHzシステム帯域幅よりも大きいスケジューリング帯域幅をサポートするため、12・
よりも大きい長さのNRのDM-RSタイプ3シーケンスをサポートする必要があるが、シーケンスのセグメントはLTEのDM-RSシーケンスと同一である。
一実施形態では、干渉チャネル(非透過MU-MIMO)を推定するために、NRのDM‐RSシーケンス生成のために使用されるサブキャリアkのための新しい基準点を導入し、NRのUEが、コスケジューリングされたLTEのUEへの伝送に使用されるLTEのDM-RS、またはタイプ3のDM-RSを使用するNRのUEを確実に使用できるように、LTEおよびNRのDM-RSシーケンスを整列させるために導入される。
このような基準点をNRのDM-RSのタイプ3シーケンス
に導入する一例は、以下のシーケンスによって示される:
ここで、
。m
0の値は、LTEのPRBインデックスn
PRB=0より下にあるNRのPRBの個数に依拠する。
LTEにおけるMU-MIMOはCDMグループ0のみに関連付けられたDM-RSアンテナポートのためにサポートされ、PDSCHはCDMグループ1に関連付けられたリソースエレメントにマッピングされるので、NRおよびLTEのUEとの間のMU-MIMOは、調整された方法で4つの直交DM-RSポートを共有することに制限される。例えば、アンテナポート1000が1つのNRのUEをスケジューリングするために使用される場合、アンテナポート8、11、13はLTEのUEをスケジューリングするために使用することができ、アンテナポート1000、1001がNRのUEをスケジューリングするために使用される場合、アンテナポート11、13はLTEのUEをスケジューリングするために使用することができる、などである。
一実施形態では、CDMグループ0内の他のポートが使用されているかどうか、およびPDSCH以外のDM-RSのCDMグループの数が1または2に等しいかどうかを示すことによって、アンテナポート1000および1001を併せて使用して、NRのUEに単一レイヤまたは2つのレイヤをスケジューリングすることを可能にするために、NRのDM-RSタイプ3についてアンテナポート指示(インジケーション)が作成される。
別の実施形態では、アンテナポートインジケーションがNRのDM-RSタイプ3について作成され、8つのアンテナポート1000~1007のいずれかを使用して、NRのUEへの単一レイヤのスケジューリングを可能にする。同様に、アンテナポートインジケーションは、アンテナポートペア{1000,1001}、{1004,1005}、{1002,1003}、{1006,1007}のいずれかを使用して、NRのUEに2つのレイヤをスケジューリングすることを可能にする。従って、これは、NRのUEのみが空間的に多重化されている場合に、より多くのMUーMIMO容量を可能にする。
CDMグループ0からのポートのアンテナポート指示は、PDSCHを有しないDM-RSのCDMグループの数の指示を伴う。CDMグループ1からのアンテナポートを使用してスケジューリングされたデータであるUEは、PDSCHがCDMグループ0に関連付けられたリソースエレメントにマッピングされないと仮定することができる。セット{1000,1001}またはセット{1002,1003}のアンテナポートにマッピングされたデータをスケジューリングされるUEは、セット{1004,1005}またはセット{1006,1007}のポートが他のユーザへの送信のために使用されるかどうかのインジケーションを伴う。しかしながら、セット{1000,1001}および{1002,1003}から示されたアンテナポートを用いて3レイヤまたは4レイヤの送信を予定しているUEは、SU-MIMOを仮定することができる。
非透過MU-MIMOには少なくとも二つの利点がある。1つの利点は、アンテナポート1000又は1001のいずれかで単一レイヤ伝送をスケジューリングされているUEが、アンテナポート1004及び1005が使用されないことを知っている場合、長さ4のOCCを長さ2のOCCであると解決することができる。これにより、復調は時変無線チャネルに対してよりロバストになる。別の利点は、高度な受信機(例えば、逐次干渉除去(SIC)受信機)を備えたUEは、他のユーザへの送信から生じるクロスレイヤ干渉をより効率的に除去できることである。
別の実施形態では、NRのDM-RSシーケンスがTS 38.211のように生成され、NRのDM-RSタイプ3とLTEのDM-RSとの間の擬似直交DM-RSとなる。この実施形態の1つのバージョンでは、長さ4のOCCが、TS 36.211におけるようにCDMグループに適用され、サブキャリアおよびPRBインデックスへの依拠を暗示する。この実施形態の別のバージョンでは、長さ4のOCCがサブキャリアおよびPRBインデックスに依拠せずにCDMグループに適用される。
さらに別の実施形態では、DM-RSタイプ3で構成されたNRのUEがさらに、少なくとも1つのRel-15のDM-RSタイプで構成されることができる。これは、(レガシーNR UEのような)DM-RSタイプ3をサポートしないNRのUEとLTEのUEとの間のMU-MIMOを可能にする。DM-RSタイプ3と他のDM-RSタイプの選択は、DCIを介して動的に行われる。
図7では、NRのPDSCH復調によって使用されるDMRSが、PDSCHのマッピングされていないLTEのCRSとともに示されている(すなわち、PDSCHがLTEのCRSの周囲でレートマッチングされている)。MU-MIMOのためのLTEのNRの共存と、新しいNRのDM-RS(タイプ3)が、LTEのDM-RS定義を使用する場合の基準信号の位置である。
このセクションのはじめに述べたように、LTEはDCサブキャリアを使用する一方、NRは使用せず、図8に示すように、DCサブキャリアの片側でRB境界のずれを招く。MU-MIMOモードでLTEおよびNRユーザをコスケジューリングする場合、NRおよびLTEのRBを整列させることは有益であり得、例えば、MU-MIMOのRBに使用されるRBと部分的にしか重ならないRBを空として残す。
上記の説明では、DLに焦点を当てている。しかしながら、MU-MIMOは、同じULの時間-周波数リソースが複数ユーザにより同時に使用されるULにおいても可能である。また、ここでは、LTEのDM-RSに直交するDM-RS、例えば、DFT拡散PUSCHのためのDM-RSを有するNRユーザを構成できることが有益でありうる。LTEは、コム(1つおきのサブキャリア)上であろうと、すべてのサブキャリア上であろうと、DM-RSを用いて構成されることができる。第1のステップは、LTEおよびNRのDM-RSが同じリソースエレメントにマッピングされることを確認することである。さらに、LTEでは常に7.5kHzのULシフトが使用され、NRでは、これをここで構成でき、かつ構成する必要がある。
LTEのULでは、DM-RSがZadoff-Chuルートシーケンスおよびそのサイクリックシフト(巡回シフト)に基づく。
LTEのULのDM-RSはLTEサブフレームのシンボル3および10において発生し、したがって、NRのDM-RSは同じシンボルにおいて、すなわち、NRスロットのシンボル3および10において発生しなければならない。
Zadoff-Chuシーケンスのサイクリックシフトは、次式で与えられる:
LTEにおいて、
および
はそれぞれ、DCIにおいて構成され、示されるRRCである。関数n
PRS(n
s)は擬似ランダムシーケンスに基づくホッピング関数であり、LTE仕様(セクション5.5.2.1.1、36.211)で定義されている。数量
+
は、NRのDM-RSのために構成されたRRCであってもよい。LTEと同じホッピング関数n
PRS(n
s)がNRで使用されるが、唯一の違いは、n
sはNRのハーフスロットをカウントする。n
PRS(n
s)のための擬似ランダム生成器の初期値は、NRのUEに構成されるRRCでありうる。
Zadoff-Chuのルートシーケンスインデックスは、時間とともにホップすることができる(グループおよびシーケンスホッピング)。ルートインデックスおよび関連するホッピングを構成するために必要とされるパラメータは、NRのUEに構成されたRRCでありうる。ホッピングが適用される場合には、LTEと同じホッピング機能が使用されるのであろう。
ここで、実施形態を、図面を用いてさらに説明する。
図9は、通信システムにおいて動作する無線デバイスによって実行される方法の例示的な実施形態のフローチャートである。通信システムは複数の無線アクセス技術によって共有される無線スペクトルを含み、いくつかの例では、これは共存と呼ばれる。言い換えれば、通信システムは2つ以上の無線アクセス技術(RAT)によって共有される無線スペクトルで動作するか、または無線スペクトルを使用し、通信システムは、同じ通信システムにおいて2つ以上のRATを使用する。いくつかの例では、複数の無線アクセス技術がLTEおよびNRを含むか、またはそれらに限定される。例えば、LTE-NR共存である。いくつかの例では、通信システムがマルチユーザ多入力多出力(MIMO)をサポートする。この方法は、ステップ600において、無線デバイスが復調基準信号(DMRS)のための構成を得ることから始まる。DMRSは、複数の無線アクセス技術のうちの少なくとも2つの共通リソースエレメントを使用するパターンを備える。言い換えれば、DRMSはパターンによって識別されるリソースエレメントを占有し、パターンによって識別されるリソースエレメントの少なくとも1つは、別の無線アクセスタイプによって使用または占有される。例えば、DMRSは、第1の無線アクセス技術のために構成されてもよく、第2の無線アクセス技術のために構成されたDMRSと同じリソースエレメントを占有する。例えば、DMRSは、LTEおよびNRのための共通リソースエレメントを使用することができる。この方法は、ステップ630で、得られた復調基準信号に基づいてデータ伝送を受信または送信する無線デバイスと共に進行する。例えば、無線デバイスは、NR上でPDSCH送信を受信する一方、同じスペクトル/サブキャリア範囲内で共存しているLTEの伝送がスケジューリングされてもよい。たとえば、無線デバイスは、構成されたDMRSに基づいてデータを逆多重化する。他の例では、無線デバイスがLTEのために同じくスケジューリングされたスペクトル/サブキャリアを使用して、PUSCH上でNR伝送を送信するためにDMRS構成を使用する。いくつかの例では、DMRSが第1の無線アクセス技術のために構成され、複数の無線アクセス技術のうちの1つ以上のために構成されたDMRSに対して直交または擬似直交である。いくつかの例では、DMRSが符号領域多重化(CDM)によって導出され、別のユーザのためのDMRSと同じDMRSシーケンスを使用し、複数の無線アクセス技術のうちの別の1つに対してコスケジューリングされた無線リソースエレメントを有するシーケンスを備える。いくつかの例では、DMRSが4つのリソースエレメントのグループに対する長さ4の、または2つのリソースエレメントのグループに対する長さ2の時間領域直交カバーコード(OCC)を備える。例えば、OCCは、DMRSシーケンスの上に適用され、事実上、新しいDMRSシーケンスを生成する。いくつかの例では長さ4のOCCがCDMグループのうちの1つに適用され、各CDMグループは4つの固有のアンテナポートに対応する。いくつかの例では、方法が、アンテナポートインジケーションを取得すること(610)をさらに/任意選択で含む。例えば、これは無線デバイスに示されてもよい。いくつかの例では、これは例えば、無線リソース制御メッセージ(DCI)または同様のものにおいて、ネットワークノードによって示されてもよい。アンテナポートインジケーションは、同じCDMグループ内の他のポートがスケジューリングされているかどうかのインジケーションを提供することができる。いくつかの例では、インジケーションが追加的に、または代替的に、物理ダウンリンク共有チャネルのデータ伝送がスケジューリングされていないCDMグループの数を示す。これはCDMグループ内のすべてのポートを使用してスケジューリングされているUEが、他のCDMグループ内のポートが他のユーザに対してスケジューリングされているかどうかを知るだけでよく、CDMグループ内のポートのサブセットを使用してスケジューリングされているUEは、同じおよび他のCDMグループ内のポートが他のユーザに対してスケジューリングされているかどうかを知る必要があるためである。いくつかの例では、CDMがサブキャリアおよび/または物理リソースブロックのインデックスに依拠して、長さ4のOCCに対応する。いくつかの例では取得されたDMRS構成が第1のDMRS構成であり、方法は第2のDMRS構成を取得することをさらに含み、第2のDMRSはDMRSおよび他の無線アクセス技術のうちのいずれか1つのために構成されたセル固有基準信号とは異なるリソースエレメントのために構成される。例えば、第2のDMRSは、NRのリリース15のDM-RSタイプであってもよい。これは第1のDMRSをサポートしないNRのUE(例えば、レガシーNRのUEのようなDM-RSタイプ3)とLTEのUEとの間のMU-MIMOを可能にし、いくつかの例では、方法が第1のDMRS構成と第2のDMRS構成との間で選択するためのインジケーションを受信すること(620)をさらに含み得る。例えば、これは、DCIを介して無線デバイスに動的に示されてもよい。いくつかの例では上述した実施形態がDLのMU-MIMOに適用されるが、他の例ではDMRS構成がアップリンクのMU-MIMOのためのものである。
図10は、通信システムにおけるネットワークノードによって実行される方法の例示的な実施形態を示すフローチャートである。通信システムはマルチRAT共存、言い換えれば、LTE-NR共存などの複数の無線アクセス技術によって共有される無線スペクトルを提供することを含む。この方法はステップ700で始まり、ネットワークノードは、復調基準信号(DMRS)の構成を判定する。DMRSは、複数の無線アクセス技術のうちの少なくとも2つの共通リソースエレメントを使用するパターンを備える。言い換えれば、DRMSはパターンによって識別されるリソースエレメントを占有し、パターンによって識別されるリソースエレメントの少なくとも1つは、別の無線アクセスタイプによって使用または占有される。例えば、DMRSは、第1の無線アクセス技術のために構成されてもよく、第2の無線アクセス技術のために構成されたDMRSと同じリソースエレメントを占有する。例えば、DMRSは、LTEおよびNRの両方に共通のリソースエレメントのために構成され得る。方法はステップ720に進み、ネットワークノードは、判定された復調基準信号に基づいてデータ伝送を受信または送信する。例えば、ネットワークノードは、やはりLTEのためにスケジュールされたスペクトル/サブキャリアを使用して、PUSCH上でNR送信を受信する。例えば、ネットワークノードまたは基地局は、判定されたDMRS構成を使用して、受信されたPUSCHを逆多重化する。他の例では、ネットワークノードは、判定されたDMRS構成を使用して、同じスペクトル/サブキャリア範囲内の共存するLTE伝送が他の無線デバイスにスケジューリングされている間に、無線デバイスへのNRのPDSCH送信をスケジューリングする。この方法はオプションとして、ステップ710を含み、ここで、ネットワークノードは、判定されたDMRSで無線デバイスを構成する。例えば、これは、マルチユーザ多入力多出力(MIMO)通信のためであってもよい。いくつかの例では、DMRSが第1の無線アクセス技術のために構成され、複数の無線アクセス技術のうちの1つ以上のために構成されたDMRSに対して直交または擬似直交である。いくつかの例では、DMRSが符号領域多重化(CDM)、および別のユーザのためのDMRSと同じDMRSシーケンスを使用することによって導出された、複数の無線アクセス技術のうちの別の1つのためのコスケジューリングされた無線リソースエレメントを有するシーケンスを備える。いくつかの例では、DMRSが4つのリソースエレメントのグループに対する長さ4の、または2つのリソースエレメントのグループに対する長さ2の時間領域直交カバーコード(OCC)を備える。例えば、OCCは、DMRSシーケンスの上に適用され、事実上、新しいDMRSシーケンスを生成する。いくつかの例では長さ4のOCCがCDMグループのうちの1つに適用され、各CDMグループは4つの固有のアンテナポートに対応する。この方法は、任意選択で、アンテナポートインジケータを無線デバイスに送信するステップ730を含むことができる。いくつかの例では、アンテナポートインジケータが、同じCDMグループ内の他のポートが使用されるようにスケジューリングされているかどうかを示すことを含む。いくつかの例では、アンテナポートインジケータが、スケジューリングされた物理ダウンリンク共有チャネルデータを有しないCDMグループの数を示すことを含む。いくつかの例では、CDMが、サブキャリアおよび/または物理リソースブロックインデックスに依拠して、長さ4のOCCに対応する。いくつかの例では決定されたDMRS構成が第1のDMRS構成であり、方法は第2のDMRS構成を決定することをさらに含み、第2のDMRSはDMRSから一意のリソースエレメントのために構成され、セル固有基準信号は他の無線アクセス技術のうちのいずれか1つのために構成される。例えば、第2のDMRSは、NRのリリース15のDM-RSタイプであってもよい。これは、第1のDMRSをサポートしないNRのUE(例えば、レガシーNRのUEのようなDM-RSタイプ3)とLTEのUEとの間のMU-MIMOを可能にする。いくつかの例では、方法が第1のDMRS構成と第2のDMRS構成との間で選択するインジケーションを無線デバイスに740を送信することをさらに含み得る。例えば、これは、DCIを介して無線デバイスに動的に示されてもよい。いくつかの例では上述した実施形態はDLのMU-MIMOに適用されるが、他の例ではDMRS構成はアップリンクのMU-MIMOのためのものである。
本明細書で説明される主題は任意の好適な構成要素(コンポーネント)を使用して任意の適切な種類のシステムで実装され得るが、本明細書で開示される実施形態は図11に示される例示的な無線ネットワークまたは通信システムなどの無線ネットワークに関連してさらに説明される。簡単にするために、図11の無線ネットワークはネットワーク106、ネットワークノード160および160b、ならびに無線デバイス110、110b、および100cのみを示す。実際には、無線ネットワークが無線デバイス間、または無線デバイスと、例えば、固定電話、サービスプロバイダ、または他の任意のネットワークノードまたはエンドデバイスのような他の通信デバイスとの間の通信をサポートするのに適した任意の追加要素をさらに含むことができる。図示されたコンポーネントのうち、ネットワークノード160および無線デバイス(無線デバイス)110が、追加の詳細と共に描かれている。無線ネットワークは無線デバイスが無線ネットワークによって、または無線ネットワークを介して提供されるサービスへのアクセスおよび/またはサービスの使用を容易にするために、1つ以上の無線デバイスに通信および他のタイプのサービスを提供することができる。
無線ネットワークは、任意の種類の通信、電気通信(テレコミュニケーション)、データ、セルラ、および/または無線ネットワークまたは他の同様の種類のシステムとの、および/またはインタフェースを備えることができる。いくつかの実施形態では、無線ネットワークが特定の標準または他のタイプの事前定義されたルールまたは手順に従って動作するように構成されてもよい。したがって、無線ネットワークの特定の実施形態は、グローバル移動体通信システム(GSM)、ユニバーサル移動体通信システム(UMTS)、ロングタームエボリューション(LTE)、および/または他の適切な2G、3G、4G、または5G規格などの通信規格、IEEE802.11規格などの無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)規格、および/またはWiMax(Worldwide Interoperability for Microwave Access)、Bluetooth、Z-Wave、および/またはZigBee規格などの任意の他の適切な無線通信規格を実施することができる。
ネットワーク106は、1つ以上のバックホールネットワーク、コアネットワーク、IPネットワーク、公衆電話交換網(PSTN)、パケットデータネットワーク、光ネットワーク、ワイドエリアネットワーク(WAN)、ローカルエリアネットワーク(LAN)、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)、有線ネットワーク、無線ネットワーク、メトロポリタンエリアネットワーク、およびデバイス間の通信を可能にする他のネットワークを含みうる。
ネットワークノード160および無線デバイス110は、以下でより詳細に説明される様々な構成要素(コンポーネント)を備える。これらのコンポーネントは、無線ネットワークで無線接続を提供するなど、ネットワークノードおよび/または無線デバイス機能を提供するために連携する。様々な実施形態では無線ネットワークが任意の数の有線または無線ネットワーク、ネットワークノード、基地局、コントローラ、無線デバイス、中継局、および/または有線または無線接続を介するかどうかにかかわらず、データおよび/または信号の通信を容易にするかまたは参加することができる任意の他のコンポーネントまたはシステムを備えることができる。
図11において、ネットワークノード160は、処理回路170、デバイス可読媒体180、インタフェース190、補助装置184、電源186、電力回路187、およびアンテナ162を含む。前述のように、ネットワークノードは例えば、図1に示されるような非地上ネットワークに接続可能であるが、図1の例示的な無線ネットワークに示されるネットワークノード160はハードウェアコンポーネントの図示された組合せを含むデバイスを表すことができるが、他の実施形態はコンポーネントの異なる組合せを有するネットワークノードを含むことができる。ネットワークノードは、本明細書で開示されるタスク、特徴、機能、および方法を実行するために必要とされるハードウェアおよび/またはソフトウェアの任意の適切な組合せを備えることを理解されたい。さらに、ネットワークノード160のコンポーネントはより大きなボックス内に配置された単一のボックスとして示されているか、または複数のボックス内に入れ子にされているが、実際にはネットワークノードが単一の図示されたコンポーネントを構成する複数の異なる物理コンポーネントを備えることができる(例えば、デバイス可読媒体180は複数の別個のハードディスクドライブ及び複数のRAMモジュールを備えることができる)。
同様に、ネットワークノード160は複数の物理的に別個のコンポーネント(例えば、NodeBコンポーネントおよびRNCコンポーネント、またはBTSコンポーネントおよびBSCコンポーネントなど)から構成されてもよく、それらはそれぞれ、それら自体のそれぞれのコンポーネントを有する可能性がある。ネットワークノード160が複数の別個のコンポーネント(例えば、BTSおよびBSCコンポーネント)を含む特定のシナリオでは、1つ以上の別個のコンポーネントがいくつかのネットワークノード間で共有されてもよい。例えば、単一のRNCは、複数のNodeBを制御することができる。このようなシナリオでは、それぞれの固有のNodeBとRNCとのペアが1つの個別のネットワークノードと見なされる場合がある。ある実施形態では、ネットワークノード160が複数の無線アクセス技術(RAT)をサポートするように構成されてもよい。そのような実施形態ではいくつかのコンポーネントが複製されてもよく(例えば、異なるRATのための別個のデバイス可読媒体180)、いくつかのコンポーネントは再使用されてもよい(例えば、同じアンテナ162はRATによって共有されてもよい)。ネットワークノード160はまた、例えば、GSM、WCDMA(登録商標)、LTE、NR、WiFi、またはBluetooth無線技術のような、ネットワークノード160に統合された異なる無線技術のための様々な例示されたコンポーネントの複数のセットを含み得る。これらの無線技術は、ネットワークノード160内の同じまたは異なるチップまたはチップセットおよび他のコンポーネントに統合されてもよい。
処理回路170はネットワークノードによって提供されるものとして本明細書で説明される任意の決定、計算、または類似の動作(例えば、特定の取得動作)を実行するように構成される。処理回路170によって実行されるこれらの動作は例えば、取得された情報を他の情報に変換すること、取得された情報または変換された情報をネットワークノードに格納された情報と比較すること、および/または取得された情報または変換された情報に基づいて1つ以上の動作を実行すること、および処理の結果として判定を行うことによって、処理回路170によって取得された情報を処理することを含み得る。
処理回路170はマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、中央演算処理装置、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、または任意の他の適切なコンピューティングデバイス、リソース、またはハードウェア、ソフトウェア、および/または符号化ロジックの組合せのうちの1つ以上の組合せを備えることができ、これらは、単独で、またはデバイス可読媒体180、ネットワークノード160の機能などの他のネットワークノード160のコンポーネントと併せてのいずれかで提供するように動作可能である。例えば、処理回路170は、デバイス可読媒体180又は処理回路170内のメモリに記憶された命令を実行することができる。そのような機能は、本明細書で説明される様々な無線の特徴、機能、または利益のいずれかを提供することを含むことができる。いくつかの実施形態では、処理回路170がシステムオンチップ(SOC)を含むことができる。
いくつかの実施形態では、処理回路170が無線周波数(RF)送受信(トランシーバ)回路172およびベースバンド処理回路174のうちの1つ以上を含んでもよい。いくつかの実施形態では、無線周波数(RF)送受信(トランシーバ)回路172およびベースバンド処理回路174が無線ユニットおよびデジタルユニットなどの、別個のチップ(またはチップのセット)、ボード、またはユニット上にあってもよい。代替の実施形態では、RFトランシーバ回路172及びベースバンド処理回路174の一部又は全部が同じチップ又はチップ、ボード、又はユニットのセット上にあってもよい。
いくつかの実施形態ではネットワークノード、基地局、eNB、または他のそのようなネットワークデバイスによって提供されるものとして本明細書で説明される機能の一部またはすべてはデバイス可読媒体180または処理回路170内のメモリ上に格納された命令を実行する処理回路170によって実行され得る。代替の実施形態では、機能のいくつかまたはすべてはハードワイヤード方式などで、別個のまたは個別のデバイス可読媒体上に格納された命令を実行することなく、処理回路170によって提供され得る。これらの実施形態のいずれにおいても、デバイス可読記憶媒体上に記憶された命令を実行するか否かにかかわらず、処理回路170は、説明された機能を実行するように構成され得る。例えば、処理回路170は、ネットワークノードと無線デバイスとの間の送信のためのドップラーシフトの推定値を判定するように構成され得る。次いで、処理回路は、判定したドップラーシフトの推定値に基づいて、無線デバイスに周波数調整指示を送信するように構成されてもよい。そのような機能性によって提供される利点は、処理回路170単独またはネットワークノード160の他のコンポーネントに限定されず、ネットワークノード160全体によって、および/またはエンドユーザおよび無線ネットワーク全体によって享受される。
デバイス可読媒体180は限定されるものではないが、永続ストレージ、ソリッドステートメモリ、遠隔でマウントされたメモリ、磁気媒体、光学媒体、ランダムアクセスメモリ、読み出し専用メモリ、大容量記憶媒体(例えば、ハードディスク)、取り外し可能記憶媒体(例えば、フラッシュドライブ、コンパクトディスク(CD)またはデジタルビデオディスク(DVD))、および/または処理回路170によって使用され得る情報、データ、および/または命令を記憶するその他の揮発性または不揮発性、非一時的デバイス可読および/またはコンピュータ実行可能メモリデバイスを含む、任意の形態の揮発性または不揮発性コンピュータ可読メモリを含むことができる。デバイス可読媒体180は、コンピュータプログラム、ソフトウェア、ロジック、ルール、コード、表などのうちの1つ以上を含むアプリケーション、および/または処理回路170によって実行され、ネットワークノード160によって利用されることが可能な他の命令を含む、任意の適切な命令、データ、または情報を格納することができる。デバイス可読媒体180は、処理回路170によって行われた任意の計算および/またはインタフェース190を介して受信された任意のデータを記憶するために使用され得る。いくつかの実施形態では、処理回路170およびデバイス可読媒体180が一体化されていると考えることができる。
インタフェース190は、ネットワークノード160、ネットワーク106、および/または無線デバイス110間のシグナリングおよび/またはデータの有線または無線通信で使用される。図示されるように、インタフェース190は、例えば有線接続を介してネットワーク106との間でデータを送受信するためのポート/端末194を含む。インタフェース190はまた、アンテナ162の一部に結合され得る、または特定の実施形態では、無線フロントエンド回路192を含む。無線フロントエンド回路192は、フィルタ198及び増幅器196を含む。無線フロントエンド回路192は、アンテナ162及び処理回路170に接続することができる。無線フロントエンド回路は、アンテナ162と処理回路170との間で通信される信号を条件付けるように構成することができる。無線フロントエンド回路192は、無線接続を介して他のネットワークノードまたは無線デバイスに送出されるデジタルデータを受信することができる。無線フロントエンド回路192は、フィルタ198及び/又は増幅器196の組合せを用いて、デジタルデータを適切なチャネル及び帯域幅パラメータを有する無線信号に変換することができる。次いで、無線信号は、アンテナ162を介して送信されてもよい。同様に、データを受信するとき、アンテナ162は無線信号を収集し、次いで、無線フロントエンド回路192によってデジタルデータに変換される。デジタルデータは、処理回路170に渡されてもよい。他の実施形態では、インタフェースが異なるコンポーネントおよび/またはコンポーネントの異なる組合せを含むことができる。
特定の代替実施形態ではネットワークノード160が別個の無線フロントエンド回路192を含んでいなくてもよく、代わりに、処理回路170は無線フロントエンド回路を含んでいてもよく、別個の無線フロントエンド回路192を伴わずにアンテナ162に接続されてもよい。同様に、いくつかの実施形態では、RFトランシーバ回路172のすべて又はいくつかはインタフェース190の一部とみなすことができる。さらに他の実施形態ではインタフェース190が無線ユニット(図示せず)の一部として、1つ以上のポートまたは端末194、無線フロントエンド回路192、およびRFトランシーバ回路172を含むことができ、インタフェース190はデジタルユニット(図示せず)の一部であるベースバンド処理回路174と通信することができる。
アンテナ162は、無線信号を送信および/または受信するように構成された1つ以上のアンテナ、またはアンテナアレイを含むことができる。アンテナ162は無線フロントエンド回路190に結合することができ、データおよび/または信号を無線で送受信することができる任意のタイプのアンテナとすることができる。いくつかの実施形態では、アンテナ162が例えば2GHzと66GHzとの間で無線信号を送受信するように動作可能な、1つ以上の無指向性、セクタまたはパネルアンテナを含んでもよい。無指向性アンテナは任意の方向に無線信号を送受信するために使用されてもよく、セクタアンテナは特定の領域内の機器から無線信号を送受信するために使用されてもよく、パネルアンテナは比較的直線状に無線信号を送受信するために使用されるラインオブサイト(見通し)アンテナであってもよい。いくつかの例では、2つ以上のアンテナの使用がMIMOと呼ばれ得る。いくつかの実施形態では、アンテナ162がネットワークノード160とは別個であってもよく、インタフェースまたはポートを介してネットワークノード160に接続可能であってもよい。
アンテナ162、インタフェース190、および/または処理回路170は、ネットワークノードによって実行されるものとして本明細書で説明される任意の受信動作および/または特定の取得動作を実行するように構成され得る。任意の情報、データ、および/または信号は、無線デバイス、別のネットワークノード、および/または任意の他のネットワーク機器から受信され得る。同様に、アンテナ162、インタフェース190、および/または処理回路170は、ネットワークノードによって実行されるものとして本明細書で説明される任意の送信動作を実行するように構成され得る。任意の情報、データ、および/または信号は、無線デバイス、別のネットワークノード、および/または任意の他のネットワーク機器に送信され得る。
電源回路187は、電力管理回路を備えてもよく、または電力管理回路に結合されてもよく、本明細書に記載される機能を実行するための電力をネットワークノード160のコンポーネントに供給するように構成される。電源回路187は、電源186から電力を受け取ることができる。電源186および/または電源回路187はそれぞれのコンポーネントに適した形態(例えば、それぞれのコンポーネントに必要な電圧および電流レベル)で、ネットワークノード160の様々なコンポーネントに電力を供給するように構成されてもよく、電源186は電源回路187および/またはネットワークノード160に含まれてもよく、または電源回路の外部に含まれてもよい。例えば、ネットワークノード160は電気ケーブルなどの入力回路またはインタフェースを介して、外部電源(例えば、電気コンセント)に接続可能であってもよく、それによって、外部電源は、電源回路187に電力を供給する。さらなる例として、電源186は、電源回路187に接続される、または集積される、バッテリまたはバッテリパックの形態の電源を含んでもよい。外部電源に障害が発生した場合、バッテリからバックアップ電源が供給されることがある。光発電装置のような他のタイプの電源も使用することができる。
ネットワークノード160の代替的な実施形態は、本明細書で説明される機能性のいずれか、および/または本明細書で説明される主題をサポートするために必要な任意の機能性を含む、ネットワークノードの機能性のある態様を提供する責任を負うことができる、図11に示されるものを超える追加のコンポーネントを含むことができる。例えば、ネットワークノード160はネットワークノード160への情報の入力を可能にし、ネットワークノード160からの情報の出力を可能にするユーザインタフェース機器を含んでもよい。これにより、ユーザは、ネットワークノード160の診断、保守、修理、および他の管理機能を実行することができる。
図示のように、無線デバイス110は、アンテナ111、インタフェース114、処理回路120、デバイス可読媒体130、ユーザインタフェース機器132、補助装置134、電源136、および電源回路137を含む。無線デバイス110はたとえば、ほんの数例を挙げると、GSM、WCDMA(登録商標)、LTE、NR、WiFi、WiMAX、またはBluetooth無線技術など、無線デバイス110によってサポートされる異なる無線技術のための、図示されたコンポーネントのうちの1つ以上のセットを含み得る。これらの無線技術は、無線デバイス110内の他のコンポーネントと同じまたは異なるチップまたはチップのセットに統合され得る。
アンテナ111は無線信号を送信および/または受信するように構成された1つ以上のアンテナまたはアンテナアレイを含むことができ、インタフェース114に接続される。特定の代替実施形態では、アンテナ111が無線デバイス110とは別個であってもよく、インタフェースまたはポートを介して無線デバイス110に接続可能であってもよい。アンテナ111、インタフェース114、および/または処理回路120は、無線デバイスによって実行されるものとして本明細書で説明される任意の受信動作または送信動作を実行するように構成され得る。任意の情報、データ、および/または信号が、ネットワークノードおよび/または別の無線デバイスから受信され得る。いくつかの実施形態では、無線フロントエンド回路及び/又はアンテナ111がインタフェースとみなすことができる。
図示するように、インタフェース114は、無線フロントエンド回路112とアンテナ111とを備える。無線フロントエンド回路112は、1つ以上のフィルタ118および増幅器116を備える。無線フロントエンド回路114は、アンテナ111及び処理回路120に接続され、アンテナ111と処理回路120との間で通信される信号を調整するように構成される。無線フロントエンド回路112は、アンテナ111に結合されてもよく、又はその一部であってもよい。いくつかの実施形態では無線デバイス110が別個の無線フロントエンド回路112を含んでいなくてもよく、むしろ、処理回路120は無線フロントエンド回路を含んでもよく、アンテナ111に接続されてもよい。同様に、いくつかの実施形態では、RFトランシーバ回路122の一部又は全部がインタフェース114の一部とみなすことができる。無線フロントエンド回路112は、無線接続を介して他のネットワークノードまたは無線デバイスに送出されるデジタルデータを受信することができる。無線フロントエンド回路112は、フィルタ118および/または増幅器116の組合せを使用して、デジタルデータを適切なチャネルおよび帯域幅パラメータを有する無線信号に変換することができる。次いで、無線信号は、アンテナ111を介して送信されてもよい。同様に、データを受信する場合、アンテナ111は無線信号を収集し、次いで、無線フロントエンド回路112によってデジタルデータに変換される。デジタルデータは、処理回路120に渡すことができる。他の実施形態では、インタフェースが異なるコンポーネントおよび/またはコンポーネントの異なる組合せを含むことができる。
処理回路120はマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、中央演算処理装置、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、または任意の他の適切なコンピューティングデバイス、リソース、またはハードウェア、ソフトウェア、および/または符号化ロジックの組合せのうちの1つ以上の組合せを備えることができ、これらは、単独で、またはデバイス可読媒体130、無線デバイス110の機能などの他の無線デバイス110コンポーネントと併せてのいずれかで提供するように動作可能である。そのような機能は、本明細書で説明される様々な無線の特徴または利点のいずれかを提供することを含むことができる。例えば、処理回路120は本明細書で開示される機能を提供するために、デバイス可読媒体130または処理回路120内のメモリに格納された命令を実行することができる。
図示されるように、処理回路120は、RFトランシーバ回路122、ベースバンド処理回路124、およびアプリケーション処理回路126のうちの1つ以上を含む。他の実施形態では、処理回路が異なるコンポーネント及び/又はコンポーネントの異なる組合せを含むことができる。ある実施形態では、無線デバイス110の処理回路120がSOCを備えることができる。一部の実施形態ではRFトランシーバ回路122、ベースバンド処理回路124、およびアプリケーション処理回路126は別個のチップまたはチップセット上にあってもよい。代替の実施形態では、ベースバンド処理回路124及びアプリケーション処理回路126の一部又は全部を1つのチップ又は1組のチップに組み合わせることができ、RFトランシーバ回路122は別個のチップ又は1組のチップ上に配置することができる。さらに代替的な実施形態ではRFトランシーバ回路122およびベースバンド処理回路124の一部または全部が同じチップまたはチップのセット上にあってもよく、アプリケーション処理回路126は別個のチップまたはチップのセット上にあってもよい。さらに他の代替実施形態では、RFトランシーバ回路122、ベースバンド処理回路124、およびアプリケーション処理回路126の一部または全部を、同じチップまたはチップセットで組み合わせてもよい。いくつかの実施形態では、RFトランシーバ回路122がインタフェース114の一部であってもよい。RFトランシーバ回路122は、処理回路120のためのRF信号を調整することができる。
特定の実施形態では、無線デバイスによって実行されるものとして本明細書で説明される機能の一部または全部が特定の実施形態ではコンピュータ可読記憶媒体であってもよいデバイス可読媒体130上に記憶された命令を実行する処理回路120によって提供されてもよい。代替の実施形態では、機能のいくつかまたはすべてはハードワイヤード方式などで、別個のまたはディスクリートデバイス可読記憶媒体上に記憶された命令を実行することなく、処理回路120によって提供され得る。これらの特定の実施形態のいずれにおいても、デバイス可読記憶媒体上に記憶された命令を実行するか否かにかかわらず、処理回路120は、説明された機能を実行するように構成され得る。例えば、処理回路120は無線装置と、ネットワークノードおよび通信衛星を含むNTNである非地上ネットワークとの間の送信周波数および受信周波数のドップラーシフトに対応する周波数オフセットを得るように構成されてもよく、ネットワークノードは地上基地局および衛星基地局または衛星ゲートウェイのうちの1つである。次いで、処理回路120は、周波数オフセットをネットワークノードへのアップリンク送信に適用するように構成され得る。そのような機能性によって提供される利点は、処理回路120単独または無線デバイス110の他のコンポーネントに限定されず、無線デバイス110全体によって、および/またはエンドユーザおよび無線ネットワーク全体によって享受される。
処理回路120は無線デバイスによって実行されるものとして本明細書で説明される任意の判定、計算、または類似の動作(たとえば、ある取得動作)を実行するように構成され得る。これらの動作は処理回路120によって実行されるように、例えば、取得された情報を他の情報に変換すること、取得された情報または変換された情報を無線デバイス110によって記憶された情報と比較すること、および/または取得された情報または変換された情報に基づいて1つ以上の動作を実行すること、および前記処理の結果として判定を行うことによって、処理回路120によって取得された情報を処理することを含み得る。
デバイス可読媒体130は、コンピュータプログラム、ソフトウェア、ロジック、ルール、コード、テーブルなどのうちの1つまたは複数を含むアプリケーション、および/または処理回路120によって実行されることが可能な他の命令を格納するように動作可能であり得る。デバイス可読媒体130はコンピュータメモリ(例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)または読み取り専用メモリ(ROM))、大容量記憶媒体(例えば、ハードディスク)、取り外し可能記憶媒体(例えば、コンパクトディスク(CD)またはデジタルビデオディスク(DVD))、および/または処理回路120によって使用され得る情報、データ、および/または命令を記憶する任意の他の揮発性または不揮発性、非一時的なデバイス可読および/またはコンピュータ実行可能メモリデバイスを含み得る。いくつかの実施形態では、処理回路120およびデバイス可読媒体130が一体化されていると考えることができる。
ユーザインタフェース機器132は、人間のユーザが無線デバイス110と相互作用することを可能にする構成要素を提供し得る。このような相互作用は、視覚的、聴覚的、触覚的などの多くの形態であり得る。ユーザインタフェース機器132はユーザへの出力を生成し、ユーザが無線デバイス110に入力を提供することを可能にするように動作可能であり得る。相互作用のタイプは、無線デバイス110にインストールされたユーザインタフェース機器132のタイプに依拠して変化し得る。例えば、無線デバイス110がスマートフォンである場合、相互作用はタッチスクリーンを介することができ、無線デバイス110がスマートメータである場合、相互作用は使用量(例えば、使用されるガロン数)を提供するスクリーン、または可聴警報(例えば、煙が検出される場合)を提供するスピーカを介することができる。ユーザインタフェース機器132は、入力インタフェースデバイスおよび回路、ならびに出力インタフェースデバイスおよび回路を含み得る。ユーザインタフェース機器132は、無線デバイス110への情報の入力を可能にするように構成され、処理回路120に接続されて、処理回路120が入力情報を処理することを可能にする。ユーザインタフェース機器132は例えば、マイクロフォン、近接または他のセンサ、キー/ボタン、タッチディスプレイ、1つ以上のカメラ、USBポート、または他の入力回路を含むことができる。ユーザインタフェース機器132はまた、無線デバイス110からの情報の出力を可能にし、処理回路120が無線デバイス110から情報を出力することを可能にするように構成される。ユーザインタフェース機器132は例えば、スピーカ、ディスプレイ、振動回路、USBポート、ヘッドホンインタフェース、または他の出力回路を含み得る。ユーザインタフェース機器132の1つ以上の入出力インタフェース、デバイス、および回路を使用して、無線デバイス110はエンドユーザおよび/または無線ネットワークと通信することができ、本明細書で説明される機能性からの利益をエンドユーザおよび/または無線ネットワークに与えることができる。
補助装置134は、無線デバイスによって一般に実行されない可能性がある、より具体的な機能を提供するように動作可能である。これは、様々な目的のために測定を行うための専用センサ、有線通信などの追加の種類の通信のためのインタフェースを含むことができる。補助装置134のコンポーネントの包含およびタイプは、実施形態および/またはシナリオに応じて変わり得る。
電源136は、一部の実施形態ではバッテリまたはバッテリパックの形態であってもよい。外部電源(例えば、電気コンセント)、光発電装置、またはパワーセルなどの他のタイプの電源も使用することができる。無線デバイス110は電源136からの電力を、電源136からの電力を必要とする無線デバイス110の種々の部分に送り、本明細書に記載または示されるあらゆる機能を実行するための電源回路137をさらに備えてもよい。電源回路137は、特定の実施形態において、電力管理回路を備えることができる。電源回路137は追加的にまたは代替的に、外部電源から電力を受け取るように動作可能であってもよく、この場合、無線デバイス110は、入力回路または電力ケーブルなどのインタフェースを介して外部電源(電気コンセントなど)に接続可能であってもよい。電源回路137はまた、特定の実施形態において、外部電源から電源136に電力を送達するように動作可能であってもよい。これは、例えば、電源136の充電のためであってもよい。電源回路137は電力が供給される無線デバイス110のそれぞれのコンポーネントに適した電力にするために、電源136からの電力に対して、任意のフォーマット、変換、または他の修正を実行することができる。
図12は、本明細書で説明される様々な態様によるUEの一実施形態を示す。本明細書で使用されるように、ユーザ装置またはUEは必ずしも、関連するデバイスを所有し、かつ/または操作する人間のユーザという意味でユーザを有するとは限らない。代わりに、UEは人間のユーザへの販売または人間のユーザによる操作が意図されているが、最初は特定の人間のユーザ(例えば、スマートスプリンクラコントローラ)に関連付けられていてもいなくてもよく、または関連付けられていなくてもよいデバイスを表してもよい。あるいはUEがエンドユーザへの販売またはエンドユーザによる動作を意図されていないが、ユーザ(例えば、スマート電力メータ)のために関連付けられるか、または動作され得るデバイスを表し得る。UE2200はNB-IoT UE、マシンタイプ通信(MTC)UE、および/または拡張MTC(eMTC)UEを含む、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標))によって識別される任意のUEであってもよい。図9に示されるように、UE200は、3GPP(登録商標)のGSM、UMTS、LTE、および/または5G標準などの、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標))によって公布される1つ以上の通信標準に従って通信するように構成される無線デバイスの一例である。前述のように、用語「無線デバイス」および「UE」は、交換可能に使用され得る。したがって、図9はUEであるが、本明細書で説明されるコンポーネントは無線デバイスに等しく適用可能であり、その逆もまた同様である。
図12では、UE200が入出力インタフェース205、無線周波数(RF)インタフェース209、ネットワーク接続インタフェース211、ランダムアクセスメモリ(RAM)217を含むメモリ215、読み出し専用メモリ(ROM)219、および記憶媒体221など、通信サブシステム231、電源233、および/または任意の他のコンポーネント、またはそれらの任意の組合せに動作可能に結合された処理回路201を含む。記憶媒体221は、オペレーティングシステム223、アプリケーションプログラム225、およびデータ227を含む。他の実施形態では、記憶媒体221が他の同様のタイプの情報を含むことができる。いくつかのUEは、図9に示されるコンポーネントのすべて、またはコンポーネントのサブセットのみを利用してもよい。コンポーネント間の統合のレベルは、UEごとに変化し得る。さらに、いくつかのUEは、複数のプロセッサ、メモリ、トランシーバ、送信機、受信機など、コンポーネントの複数のインスタンスを含み得る。
図12において、処理回路201は、コンピュータ命令及びデータを処理するように構成されてもよい。処理回路201は1つ以上のハードウェアに実施されるステートマシン(例えば、個別ロジック、FPGA、ASICなど)、適切なファームウェアとともにプログラマブルロジック、1つ以上の格納プログラム、マイクロプロセッサまたはデジタル信号プロセッサ(DSP)などの汎用プロセッサ、ならびに適切なソフトウェア、または上記の任意の組合せなど、機械可読コンピュータプログラムとしてメモリに格納された機械命令を実行するように動作可能な任意のシーケンシャルステートマシンを実施するように構成され得る。例えば、処理回路201は、2つの中央処理装置(CPU)を含むことができる。データは、コンピュータによる使用に適した形態の情報であってもよい。
図示された実施形態では、入出力インタフェース205が入力デバイス、出力デバイス、または入力および出力デバイスへの通信インタフェースを提供するように構成され得る。UE200は、入出力インタフェース205を介して出力デバイスを使用するように構成され得る。出力デバイスは、入力デバイスと同じタイプのインタフェースポートを使用できる。例えば、USBポートは、UE200への入力およびUEからの出力を提供するために使用されてもよい。出力デバイスは、スピーカ、サウンドカード、ビデオカード、ディスプレイ、監視、プリンタ、アクチュエータ、エミッタ、スマートカード、別の出力デバイス、またはそれらの任意の組合せとすることができる。UE200は、入出力インタフェース205を介して入力デバイスを使用して、ユーザがUE200に情報を捕捉できるように構成されてもよい。入力デバイスはタッチセンシティブまたはプレゼンスセンシティブディスプレイ、カメラ(例えば、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、ウェブカメラなど)、マイクロフォン、センサ、マウス、トラックボール、方向パッド、トラックパッド、スクロールホイール、スマートカードなどを含むことができる。プレゼンスセンシティブディスプレイはユーザからの入力を感知するために、容量性または抵抗性タッチセンサを含んでもよい。センサは例えば、加速度計、ジャイロスコープ、傾斜センサ、力センサ、磁力計、光学センサ、近接センサ、別の同様のセンサ、またはそれらの任意の組合せとすることができる。例えば、入力デバイスは、加速度計、磁力計、デジタルカメラ、マイクロフォン、および光センサであってもよい。
図12において、RFインタフェース209は、送信器、受信器、およびアンテナなどのRFコンポーネントに通信インタフェースを提供するように構成されてもよい。ネットワーク接続インタフェース211は、ネットワーク243aに通信インタフェースを提供するように構成されてもよい。ネットワーク243aは、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、コンピュータネットワーク、無線ネットワーク、電気通信(テレコミュニケーション)ネットワーク、他のネットワーク又はそれらの組み合わせのような有線及び/又は無線のネットワークを含むことができる。例えば、ネットワーク243aは、Wi-Fiネットワークを構成することができる。ネットワーク接続インタフェース211は、イーサネット(登録商標)、TCP/IP、SONET、ATMなどの1つ以上の通信プロトコルに従って、通信ネットワークを介して1つ以上の他のデバイスと通信するために使用される受信器および送信器インタフェースを含むように構成され得る。ネットワーク接続インタフェース211は通信ネットワークリンク(例えば、光、電気など)に適した受信器および送信器の機能を実施することができる。送信器の機能および受信器の機能は回路コンポーネント、ソフトウェア、またはファームウェアを共有することができ、あるいは、別々に実施することができる。
RAM217はオペレーティングシステム、アプリケーションプログラム、およびデバイスドライバなどのソフトウェアプログラムの実行中にデータまたはコンピュータ命令の記憶またはキャッシュを提供するために、バス202を介して処理回路201にインタフェースするように構成することができる。ROM219は、コンピュータ命令またはデータを処理回路201に提供するように構成することができる。例えば、ROM219は、不揮発性メモリに記憶された、基本入出力、スタートアップ、またはキーボードからのキーストロークの受信のような基本的なシステム機能のための不変の低レベルシステムコードまたはデータを記憶するように構成することができる。記憶媒体221は、RAM、ROM、プログラマブル読み出し専用メモリ(PROM)、消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EEPROM)、磁気ディスク、光ディスク、フロッピーディスク、ハードディスク、リムーバブルカートリッジ、またはフラッシュドライブなどのメモリを含むように構成することができる。一例では、記憶媒体221がオペレーティングシステム223、ウェブブラウザアプリケーションなどのアプリケーションプログラム225、ウィジェットまたはガジェットエンジンまたは別のアプリケーション、およびデータファイル227を含むように構成することができる。記憶媒体221はUE200によって使用するために、様々なオペレーティングシステムのうちの任意のもの、またはオペレーティングシステムの組合せを記憶することができる。
記憶媒体221は、独立ディスクの冗長アレイ(RAID)、フロッピーディスク(登録商標)ドライブ、フラッシュメモリ、USBフラッシュドライブ、外部ハードディスクドライブ、サムドライブ、ペンドライブ、キードライブ、高密度デジタル多用途ディスク(HD-DVD)光ディスクドライブ、内部ハードディスクドライブ、ブルーレイ光ディスクドライブ、ホログラフィックデジタルデータストレージ(HDDS)光ディスクドライブ、外部ミニデュアルインラインメモリモジュール(DIMM)、同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM)、外部マイクロDIMM SDRAM、加入者識別モジュールまたは取り外し可能ユーザ識別(SIM/RUIM)モジュールなどのスマートカードメモリ、他のメモリ、またはそれらの任意の組合せなど、複数の物理ドライブユニットを含むように構成され得る。記憶媒体221は一時的または非一時的なメモリ媒体に記憶されたコンピュータ実行可能命令、アプリケーションプログラム等にUE200がアクセスし、データをオフロードし、またはデータをアップロードすることを可能にしてもよい。通信システムを利用するものなどの製造品は、デバイス可読媒体を備えることができる記憶媒体221内に有形に具現化することができる。
図12では、処理回路201が通信サブシステム231を使用してネットワーク243bと通信するように構成され得る。ネットワーク243a及びネットワーク243bは、同じネットワーク又はネットワークと異なるネットワーク又はネットワークであってもよい。通信サブシステム231は、ネットワーク243bと通信するために使用される1つ以上のトランシーバ(送受信器)を含むように構成することができる。例えば、通信サブシステム231は、IEEE 802.2、CDMA、WCDMA(登録商標)、GSM、LTE、UTRAN、WiMaxなどの1つ以上の通信プロトコルに従って、無線アクセスネットワーク(RAN)の別の無線デバイス、UE、または基地局などの無線通信が可能な別のデバイスの1つ以上のリモート送受信器と通信するために使用される1つ以上のトランシーバを含むように構成することができる。各トランシーバはRANリンクに適切な送信器または受信器の機能(例えば、周波数割り当てなど)をそれぞれ実施するために、送信器233および/または受信器235を含むことができる。さらに、各トランシーバの送信器233および受信器235は回路コンポーネント、ソフトウェア、またはファームウェアを共有してもよく、あるいは別々に実施されてもよい。
図示の実施形態では、通信サブシステム231の通信機能がデータ通信、音声通信、マルチメディア通信、Bluetoothなどの短距離通信、近距離通信、位置を決定するための全地球測位システム(GPS)の使用などの位置ベース通信、別の同様の通信機能、またはそれらの任意の組合せを含むことができる。例えば、通信サブシステム231は、セルラ通信、Wi-Fi通信、Bluetooth通信、およびGPS通信を含むことができる。ネットワーク243bは、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、コンピュータネットワーク、無線ネットワーク、テレコミュニケーションネットワーク、他の同様のネットワークまたはそれらの任意の組合せなどの有線および/または無線ネットワークを含むことができる。例えば、ネットワーク243bは、セルラネットワーク、Wi-Fiネットワーク、および/または近距離無線ネットワークであってもよい。電源213は、UE200のコンポーネントに交流(AC)又は直流(DC)電力を供給するように構成することができる。
本明細書で説明される特徴、利点、および/または機能は、UE200のコンポーネントのうちの1つにおいて実施され得るか、またはUE200の複数のコンポーネントにわたって区分され得る。さらに、本明細書で説明される特徴、利点、および/または機能は、ハードウェア、ソフトウェア、またはファームウェアの任意の組合せで実施され得る。一例では、通信サブシステム231が本明細書で説明されるコンポーネントのいずれかを含むように構成され得る。さらに、処理回路201は、バス202を介してこのようなコンポーネントのいずれかと通信するように構成されてもよい。別の例では、そのようなコンポーネントのいずれも、処理回路201によって実行されるときに本明細書で説明される対応する機能を実行する、メモリに格納されたプログラム命令によって表され得る。別の例では、そのようなコンポーネントのいずれかの機能が処理回路201と通信サブシステム231との間で区分されてもよい。別の例ではこのようなコンポーネントのいずれかの非計算集約的機能がソフトウェアまたはファームウェアで実現されてもよく、計算集約的機能はハードウェアで実現されてもよい。
図13は、いくつかの実施形態によって実施される機能を仮想化することができる仮想化環境300を示す概略ブロック図である。本文脈において、仮想化手段は、ハードウェアプラットフォーム、記憶装置およびネットワークリソースの仮想化を含み得るデバイスまたはデバイスの仮想化バージョンを作成する。本明細書で使用されるように、仮想化はノード(例えば、仮想化された基地局または仮想化された無線アクセスノード)またはデバイス(例えば、UE、無線デバイス、または任意の他のタイプの通信デバイス)またはそれらのコンポーネントに適用されることができ、機能の少なくとも一部が1つ以上の仮想コンポーネントとして(例えば、1つ以上のネットワーク内の1つ以上の物理処理ノード上で実行される1つ以上のアプリケーション、コンポーネント、機能、仮想マシン、またはコンテナを介して)実施される実施形態に関係する。
いくつかの実施形態において、本明細書に記載する機能の一部または全部は、1つ以上のハードウェアノード330によってホストされる1つ以上の仮想環境300内に実装される1つ以上の仮想マシンによって実行される仮想コンポーネントとして実装してもよい。さらに、仮想ノードが無線アクセスノードでないか、無線接続を必要としない実施形態(例えば、コアネットワークノード)では、ネットワークノードが完全に仮想化されてもよい。
機能は、本明細書で開示される実施形態のいくつかの特徴、機能、および/または利益のいくつかを実装するように動作する1つ以上のアプリケーション320(代替として、ソフトウェアインスタンス、仮想アプライアンス、ネットワーク機能、仮想ノード、仮想ネットワーク機能などと呼ばれ得る)によって実装され得る。アプリケーション320は、処理回路360およびメモリ390を備えるハードウェア330を提供する仮想化環境300で実行される。メモリ390は処理回路360によって実行可能な命令395を含み、それによって、アプリケーション320は、本明細書で開示される特徴、利点、および/または機能のうちの1つまたは複数を提供するように動作可能である。
仮想化環境300は市販のオフザシェルフ(COTS)プロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)、またはデジタルもしくはアナログハードウェアコンポーネントもしくは専用プロセッサを含む任意の他のタイプの処理回路であってもよい、1つ以上のプロセッサまたは処理回路360のセットを備える汎用または専用ネットワークハードウェアデバイス330を備える。各ハードウェアデバイスは、処理回路360によって実行される命令395またはソフトウェアを一時記憶するための非永続的メモリとすることができるメモリ390-1を備えることができる。各ハードウェアデバイスは、物理ネットワークインタフェース380を含む、ネットワークインタフェースカードとも呼ばれる、1つ以上のネットワークインタフェースコントローラ(NIC)370を含むことができる。各ハードウェアデバイスはまた、ソフトウェア395および/または処理回路360によって実行可能な命令を格納した、非一時的で永続的な、機械可読記憶媒体390-2を含むことができる。ソフトウェア395は、1つ以上の仮想化レイヤ350(ハイパーバイザとも呼ばれる)をインスタンス化するためのソフトウェア、仮想マシン340を実行するためのソフトウェア、ならびに本明細書で説明されるいくつかの実施形態に関連して説明される機能、特徴、および/または利益を実行することを可能にするソフトウェアを含む、任意のタイプのソフトウェアを含むことができる。
仮想マシン340は仮想処理、仮想メモリ、仮想ネットワークワーキングまたはインタフェースおよび仮想ストレージを含み、対応する仮想化レイヤ350またはハイパーバイザによって実行されてもよい。仮想アプライアンス320のインスタンスの様々な実施形態は1つ以上の仮想マシン340上で実施されてもよく、実施は異なる方法で行われてもよい。
動作中、処理回路360は、仮想マシンモニタ(VMM)と呼ばれることもあるハイパーバイザまたは仮想化レイヤ350をインスタンス化するためにソフトウェア395を実行する。仮想化レイヤ350は、ネットワークハードウェアのように見える仮想オペレーティングプラットフォームを仮想マシン340に提示することができる。
図10に示すように、ハードウェア330は、汎用または特定のコンポーネントを有する独立型ネットワークノードであってもよい。ハードウェア330はアンテナ3225を備えることができ、仮想化を介していくつかの機能を実装することができる。あるいは、ハードウェア330が多くのハードウェアノードが協働し、特にアプリケーション320のライフサイクル管理を監督する管理およびオーケストレーション(MANO)3100を介して管理される、より大きなハードウェアクラスタの一部であってもよい(例えば、データセンタまたは顧客構内機器(CPE)内など)。
ハードウェアの仮想化は、ネットワーク機能仮想化(NFV)と呼ばれるいくつかの文脈で行われる。NFVは、多くのネットワーク機器タイプを、業界標準の大容量サーバハードウェア、物理スイッチ、およびデータセンタ内に配置することができる物理ストレージ、ならびに顧客構内機器に統合するために使用することができる。
NFVの文脈では、仮想マシン340があたかも物理的な仮想化されていないマシン上で実行されているかのようにプログラムを実行する物理マシンのソフトウェア実施であってもよい。仮想マシン340の各々、およびその仮想マシンを実行するハードウェア330のその部分はその仮想マシン専用のハードウェアであり、および/または、その仮想マシンによって仮想マシン340の他のものと共有されるハードウェアであり、別個の仮想ネットワーク要素(VNE)を形成する。
さらに、NFVのコンテキストでは、仮想ネットワーク機能(VNF)がハードウェアネットワークインフラストラクチャ330上の1つ以上の仮想マシン340で実行され、図10のアプリケーション320に対応する特定のネットワーク機能を処理する責任を負う。
いくつかの実施形態では、それぞれが1つ以上の送信器3220および1つ以上の受信器3210を含む1つ以上の無線ユニット3200が1つ以上のアンテナ3225に結合され得る。無線ユニット3200は1つ以上の適切なネットワークインタフェースを介してハードウェアノード330と直接通信することができ、無線アクセスノードや基地局などの無線機能を仮想ノードに提供するために、仮想コンポーネントと組み合わせて使用することができる。
いくつかの実施形態では、いくつかのシグナルがハードウェアノード330と無線ユニット3200との間の通信のために代替的に使用され得る制御システム3230を使用して実施され得る。
図14を参照すると、一実施形態によれば、通信システムは、無線アクセスネットワークなどのアクセスネットワーク411と、コアネットワーク414とを備える、3GPP(登録商標)タイプのセルラネットワークなどのテレコミュニケーションネットワーク410を含む。アクセスネットワーク411はNB、eNB、gNB、または他のタイプの無線アクセスポイントなどの複数の基地局412a、412b、412cを備え、それぞれは対応するカバレッジエリア413a、413b、413cを定義する。各基地局412a、412b、412cは、有線または無線接続415を介してコアネットワーク414に接続可能である。カバレッジエリア413cに位置する最初のUE491は、対応する基地局412cに無線で接続されるか、またはページングされるように構成される。カバレッジエリア413a内の第2のUE492は、対応する基地局412aに無線で接続可能である。この例では複数のUE491、492が示されているが、開示された実施形態は唯一のUEがカバレッジエリア内にあるか、または唯一のUEが対応する基地局412に接続している状況にも同様に適用可能である。
テレコミュニケーションネットワーク410はそれ自体がホストコンピュータ430に接続されており、これは、スタンドアロンサーバ、クラウド実施サーバ、分散サーバ、またはサーバファーム内の処理リソースのハードウェアおよび/またはソフトウェアに具現化することができる。ホストコンピュータ430はサービスプロバイダの所有権または制御下にあってもよいし、サービスプロバイダによって、またはサービスプロバイダの代わりに操作されてもよい。テレコミュニケーションネットワーク410とホストコンピュータ430との間のコネクション421および422は、コアネットワーク414からホストコンピュータ430に直接拡張してもよく、あるいはオプションの中間ネットワーク420を介してもよい。中間ネットワーク420は公衆、私設またはホストされたネットワークのうちの1つまたはそれ以上の組合せであってもよい。中間ネットワーク420はもしあれば、バックボーンネットワークまたはインターネットであってもよい。特に、中間ネットワーク420は、2つ以上のサブネットワーク(図示せず)を含んでもよい。
図14の通信システム全体は、接続されたUE491、492とホストコンピュータ430との間の接続性(コネクティビティ)を有効にする。コネクティビティは、オーバーザトップ(OTT)コネクション450として説明することができる。ホストコンピュータ430および接続されたUE491、492は、アクセスネットワーク411、コアネットワーク414、任意の中間ネットワーク420、および可能なさらなるインフラストラクチャ(図示せず)を仲介者として使用して、OTTコネクション450を介してデータおよび/または信号を通信するように構成される。OTTコネクション450は、OTTコネクション450が通過する参加通信デバイスがアップリンク通信およびダウンリンク通信のルーティングに気付かないという意味で、トランスペアレントであり得る。例えば、基地局412は接続されたUE491に転送(例えば、ハンドオーバ)されるホストコンピュータ430から発信されたデータを持って入ってくるダウンリンク通信の過去のルーティングについて通知される必要があるかもしれない。同様に、基地局412は、UE491からホストコンピュータ430に向けて発信される発信アップリンク通信の将来のルーティングを認識する必要はない。
前述の段落で議論されたUE、基地局およびホストコンピュータの実施例は図15を参照してここで説明される。通信システム500において、ホストコンピュータ510は通信システム500の異なる通信デバイスのインタフェースとの有線または無線接続をセットアップおよび維持するように構成された通信インタフェース516を含むハードウェア515を含む。ホストコンピュータ510は、記憶および/または処理能力を有することができる処理回路518をさらに備える。特に、処理回路518は、命令を実行するように構成された1つ以上のプログラマブルプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイまたはこれらの組み合わせ(図示せず)を含んでもよい。ホストコンピュータ510はさらにソフトウェア511を構成し、それがホストコンピュータ510に記憶されているか、アクセス可能であり、処理回路518によって実行可能である。ソフトウェア511は、ホストアプリケーション512を含む。ホストアプリケーション512は、UE530およびホストコンピュータ510で終端するOTTコネクション550を介してコネクションするUE530などのリモートユーザにサービスを提供するように動作可能である。サービスをリモートユーザに提供する際に、ホストアプリケーション512は、OTTコネクション550を使用して送信されるユーザデータを提供することができる。
通信システム500はさらに、テレコミュニケーションシステム内に設けられ、ホストコンピュータ510およびUE530と通信することを可能にするハードウェア525を備える基地局520を含む。ハードウェア525は、通信システム500の異なる通信装置のインタフェースとの有線または無線接続をセットアップおよび維持するための通信インタフェース526、ならびに基地局520によってサービスされるカバレッジエリア(図12には示されていない)内に位置するUE530との少なくとも無線コネクション570をセットアップおよび維持するための無線インタフェース527を含み得る。通信インタフェース526は、ホストコンピュータ510へのコネクション560を容易にするように構成してもよい。コネクション560は、直接的であってもよく、テレコミュニケーションシステムのコアネットワーク(図12には示されていない)を通過してもよく、および/またはテレコミュニケーションシステムの外部の1つ以上の中間ネットワークを通過してもよい。図示の実施形態では、基地局520のハードウェア525が1つ以上のプログラマブルプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、または命令を実行するように適合されたこれら(図示せず)の組み合わせを含み得る処理回路528をさらに含む。基地局520はさらに、内部に記憶された、または外部接続を介してアクセス可能なソフトウェア521を有する。
通信システム500は、既に言及したUE530をさらに含む。そのハードウェア535は、UE530が現在配置されているカバレッジエリアにサービスを提供する基地局との無線コネクション570をセットアップし維持するように構成された無線インタフェース537を含むことができる。UE530のハードウェア535は、命令を実行するように適合された1つ以上のプログラマブルプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、またはこれらの組合せ(図示せず)を備えることができる処理回路538をさらに含む。UE530はさらにソフトウェア531を構成し、これらはUE530に保存されているかアクセス可能であり、処理回路538によって実行可能である。ソフトウェア531は、クライアントアプリケーション532を含む。クライアントアプリケーション532はホストコンピュータ510のサポートにより、UE530を介して人間または非人間のユーザにサービスを提供するように動作可能であってもよい。ホストコンピュータ510において、実行ホストアプリケーション512は、UE530およびホストコンピュータ510で終端するOTTコネクション550を介して、実行クライアントアプリケーション532と通信することができる。サービスをユーザに提供する際に、クライアントアプリケーション532はホストアプリケーション512から要求データを受信し、リクエストデータに応答してユーザデータを提供することができる。OTTコネクション550は、リクエストデータとユーザデータの両方を転送することができる。クライアントアプリケーション532は、ユーザと対話して、それが提供するユーザデータを生成することができる。
図12に示されるホストコンピュータ510、基地局520、およびUE530は、ホストコンピュータ430、基地局412a、412b、412cのうちの1つ、および図14のUE491、492のうちの1つとそれぞれ類似または同一であり得ることに留意されたい。すなわち、これらのエンティティの内部動作は図12に示されるようなものであってもよく、独立して、周囲のネットワークトポロジは図14のものであってもよい。
図15ではOTTコネクション550を抽象的に描いて、基地局520を介したホストコンピュータ510とUE530との間の通信を示しているが、いかなる中間デバイスも明示的に参照せず、これらのデバイスを介したメッセージの正確なルーティングも示していない。ネットワークインフラストラクチャはUE530から、またはホストコンピュータ510を操作するサービスプロバイダから、あるいはその両方から隠すように構成されていてもよい、ルーティングを決定してもよい。OTTコネクション550がアクティブである間、ネットワークインフラストラクチャはルーティングを動的に(例えば、負荷分散の考慮またはネットワークの再構成に基づいて)変更する決定をさらに行うことができる。
UE530と基地局520との間の無線コネクション570は、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従う。様々な実施形態のうちの1つ以上は、無線コネクション570が最後のセグメントを形成するOTTコネクション550を使用して、UE530に提供されるOTTサービスの性能を改善する。より正確には、これらの実施形態の教示がサービスの可用性および信頼性を改善し、それによって、ユーザの待ち時間の短縮および応答性の向上などの利点を提供することができる。
1つ以上の実施形態が改善するデータレート、遅延時間(レイテンシ)、および他の要因をモニタリングする目的で、測定手順を提供することができる。さらに、測定結果の変動に応答して、ホストコンピュータ510とUE530との間のOTTコネクション550を再構成するための任意選択のネットワーク機能があってもよい。OTTコネクション550を再構成するための測定手順および/またはネットワーク機能は、ホストコンピュータ510のソフトウェア511およびハードウェア515、またはUE530のソフトウェア531およびハードウェア535、あるいはその両方で実現することができる。実施形態ではセンサ(図示せず)は、OTTコネクション550が通過する通信デバイスに配備されるか、またはそれに関連付けられて配備されてもよく、センサは上で例示された監視量の値を供給することによって、またはソフトウェア511、531が監視量を計算または推定することができる他の物理量の値を供給することによって、測定手順に関与してもよい。OTTコネクション550の再構成はメッセージフォーマット、再送信設定、好ましいルーティングなどを含むことができ、再構成は、基地局520に影響を及ぼす必要はなく、基地局520には知られていないか、または知覚できないことがある。このような手順および機能性は当技術分野で公知であり、実践され得る。特定の実施形態では、測定がホストコンピュータ510のスループット、伝搬時間、遅延時間などの測定を容易にする独自のUEシグナリングを含むことができる。測定は、ソフトウェア511および531が伝搬時間、エラーなどを監視しながら、OTTコネクション550を使用して、メッセージ、特に空または「ダミー」メッセージを送信させることによって実施することができる。
図16は、一実施形態による、通信システムにおいて実施される方法を示すフローチャートである。通信システムは、図14および図15を参照して説明したホストコンピュータ、基地局、およびUEを含む。本開示を簡単にするために、図16を参照する図面のみがこのセクションに含まれる。ステップ1310において、ホストコンピュータはユーザデータを提供する。ステップ1310のサブステップ1311(オプションであってもよい)において、ホストコンピュータは、ホストアプリケーションを実行することによって、ユーザデータを提供する。ステップ1320において、ホストコンピュータは、ユーザデータをUEに搬送する送信を開始する。ステップ1330(オプションであってもよい)において、基地局は、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従って、ホストコンピュータが開始した送信において搬送されたユーザデータをUEに送信する。ステップ1340において、UEは、ホストコンピュータによって実行されるホストアプリケーションに関連するクライアントアプリケーションを実行する。
図17は、一実施形態による、通信システムにおいて実施される方法を示すフローチャートである。通信システムは、図14および図15を参照して説明したホストコンピュータ、基地局、およびUEを含む。本開示を簡単にするために、図14に対する図面参照のみがこのセクションに含まれる。方法のステップ1410において、ホストコンピュータはユーザデータを提供する。オプションのサブステップ(図示せず)では、ホストコンピュータがホストアプリケーションを実行することによってユーザデータを提供する。ステップ1420において、ホストコンピュータは、ユーザデータをUEに搬送する送信を開始する。送信は、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従って、基地局を介して渡され得る。ステップ1430において(オプションであってもよい)、UEは、送信において搬送されるユーザデータを受信する。
図18は、一実施形態による、通信システムにおいて実施される方法を示すフローチャートである。通信システムは、図14および図15を参照して説明したホストコンピュータ、基地局、およびUEを含む。本開示を簡単にするために、図15に対する図面参照のみがこのセクションに含まれる。ステップ1510において(任意選択であってもよい)、UEは、ホストコンピュータによって提供される入力データを受信する。付加的または代替的に、ステップ1520において、UEは、ユーザデータを提供する。ステップ1520のサブステップ1521(オプションであってもよい)において、UEは、クライアントアプリケーションを実行することによってユーザデータを提供する。ステップ1510のサブステップ1511(オプションであってもよい)において、UEは、ホストコンピュータによって提供された受信入力データに応答してユーザデータを提供するクライアントアプリケーションを実行する。ユーザデータを提供する際に、実行されたクライアントアプリケーションは、ユーザから受け取ったユーザ入力をさらに考慮してもよい。ユーザデータが提供された特定の方法にかかわらず、UEは、サブステップ1530(オプションであってもよい)において、ユーザデータのホストコンピュータへの送信を開始する。本方法のステップ1540において、ホストコンピュータは、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従って、UEから送信されたユーザデータを受信する。
図19は、一実施形態による、通信システムにおいて実施される方法を示すフローチャートである。通信システムは、図14および図15を参照して説明したホストコンピュータ、基地局、およびUEを含む。本開示を簡単にするために、図16を参照する図面のみがこのセクションに含まれる。ステップ1610(オプションであってもよい)において、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従って、基地局は、UEからユーザデータを受信する。ステップ1620で、基地局は、受信したユーザデータのホストコンピュータへの送信を開始する。ステップ1630において(オプションであってもよい)、ホストコンピュータは、基地局によって開始された送信において搬送されるユーザデータを受信する。
本明細書で開示される任意の適切なステップ、方法、特徴、機能、または利益は、1つ以上の仮想装置の1つ以上の機能ユニットまたはモジュールを介して実行され得る。各仮想装置は、いくつかのこれらの機能ユニットを備えることができる。これらの機能ユニットは、1つ以上のマイクロプロセッサまたはマイクロコントローラを含むことができる処理回路、ならびにデジタル信号プロセッサ(DSP)、専用デジタルロジックを含むことができる他のデジタルハードウェアを介して実施することができる。
図20に、例示的な仮想無線デバイス装置1700を示す。無線デバイス1700は復調基準信号(DMRS)のための構成を得るための命令(インストラクション)を含む取得モジュール1710を備え、DMRSは複数の無線アクセス技術のうちの少なくとも2つの共通リソースエレメントを使用するパターンを備える。無線デバイス1700はさらに、得られた復調基準信号に基づいて送信または受信を多重化または逆多重化する命令を含む、送受信モジュールを備える。無線デバイス1700は、無線デバイスまたはUEに関連して、本明細書で説明される方法のうちの任意の1つを実行するための命令を備える他のプログラムモジュールを任意選択で含み得る。
図21に、例示的な仮想ネットワーク装置1800を示す。ネットワークノード1800は復調基準信号(DMRS)のための構成を判定するための命令を備える判定モジュール1810を備え、DMRSは複数の無線アクセス技術のうちの少なくとも2つの共通リソースエレメントを使用するパターンを備える。ネットワークノード1800はさらに、判定された復調基準信号に基づいて送信または受信を多重化または逆多重化するための命令を含む、送受信モジュールを備える。ネットワークノード1800は、任意選択で、ネットワークノードまたは基地局に関して本明細書で説明する方法のうちのいずれか1つを実行するための命令を備える他のプログラムモジュールを含むことができる。
説明された装置の処理回路はメモリに格納されたプログラムコードを実行するように構成されてもよく、メモリは読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、キャッシュメモリ、フラッシュメモリデバイス、光記憶デバイスなどの1つ以上のタイプのメモリを含んでもよい。メモリに格納されたプログラムコードは、1つ以上のテレコミュニケーションおよび/またはデータ通信プロトコルを実行するためのプログラム命令、ならびに本明細書で説明される技術のうちの1つ以上を実行するための命令を含む。幾つかの実施形態では、処理回路が本開示の1つ以上の実施形態に従って、それぞれの機能ユニットに対応する機能を行わせるために使用されてもよい。
ユニットという用語は電子機器、電気デバイス、および/または電子デバイスの分野において従来の意味を有することができ、たとえば、本明細書で説明されるような、電気および/または電子回路、デバイス、モジュール、プロセッサ、メモリ、ロジックソリッドステートおよび/またはディスクリートデバイス、それぞれのタスク、手順、計算、出力、および/または表示機能などを実行するためのコンピュータプログラムまたは命令を含むことができる。
いくつかの実施形態ではコンピュータプログラム、コンピュータプログラム製品、またはコンピュータ可読記憶媒体はコンピュータ上で実行されると、本明細書で開示される実施形態のいずれかを実行する命令を含む。さらなる例では、命令が信号またはキャリア上で搬送され、コンピュータ上で実行可能であり、実行されると、本明細書で開示される実施形態のいずれかを実行する。
本明細書に開示される1つ以上の実施形態を例示するためのさらなる例は、
(実施例1) 通信システムにおいて動作する無線デバイスによって実行される方法であって、前記通信システムは複数の無線アクセス技術によって共有される無線スペクトルを備え、前記方法は、
復調基準信号DMRSのための構成を取得することであって、前記DMRSは、前記複数の無線アクセス技術のうちの少なくとも2つの共通リソースエレメントを使用するパターンを備える、取得することと、
得られた復調基準信号に基づいてデータ伝送を送受信することと、を含む。
(実施例2) DMRSは、第1の無線アクセス技術のために構成され、複数の無線アクセス技術のうちの1つ以上のために構成されたDMRSに直交または擬似直交である、実施例1の方法。
(実施例3) DMRSは、複数の無線アクセス技術のうちの別の1つのための少なくとも部分的にコスケジューリングされた無線リソースエレメント有し、符号領域多重化(CDM)によって導出され、他ユーザのためのDMRSと同じDMRSシーケンスを使用するシーケンスを含む、実施例2の方法。
(実施例4) DMRSは、4つのリソースエレメントのグループへの長さ4、または2つのリソースエレメントのグループへの長さ2、の時間領域直交カバーコード(OCC)を含む、実施例3の方法。
(実施例5) 実施例4の方法であって、
長さ2のOCCはCDMグループの1つに適用され、各CDMグループは2つの固有のアンテナポートに対応する、および長さ4のOCCはCDMグループの1つに適用され、各CDMグループは4つの固有のアンテナポートに対応する、のいずれかである。
(実施例6) アンテナポートインジケーションを取得することをさらに含む、前述の実施例のいずれか1つに記載の方法。
(実施例7) アンテナポートインジケーションが、同じCDMグループ内の他のポートがスケジューリングされているかどうか、および/または物理ダウンリンク共有チャネルデータがスケジューリングされていないCDMグループの個数を示すことを含む、実施例6に記載の方法。
(実施例8) CDMが、サブキャリアおよび/または物理リソースブロックのインデックスに依拠する長さ4のOCCに対応する、前述の実施例のいずれか1つに記載の方法。
(実施例9) 第2のDMRS構成を取得することをさらに含み、取得されたDMRS構成が第1のDMRS構成であり、第2のDMRSが、他の無線アクセス技術のうちのいずれか1つのために構成されたDMRSおよびセル固有基準信号から固有のリソースエレメントのために構成される、前述の実施例のうちのいずれか1つに記載の方法。
(実施例10) 第1のDMRS構成と第2のDMRS構成との間で選択するためのインジケーションを受信することをさらに含む、実施形態9に記載の方法。
(実施例11) DMRS構成がアップリンクのマルチユーザ多入力多出力(MU-MIMO)用である、先行する実施例のいずれか1つに記載の方法。
(実施例12) 通信システムのネットワークノードによって実行される方法であって、前記通信システムは、複数の無線アクセス技術によって共有される無線スペクトルを備え、方法は、
復調基準信号(DMRS)のための構成を判定することであって、DMRSは、複数の無線アクセス技術のうちの少なくとも2つの共通リソースエレメントを使用するパターンを含む、判定することと、
判定された復調基準信号に基づいてデータ伝送を受信または送信することと、を含む。
(実施例13) 実施例12の方法であって、さらに、
判定されたDMRSで無線デバイスを構成することを含む方法。
(実施例14) DMRSが、第1の無線アクセス技術のために構成され、複数の無線アクセス技術のうちの1つ以上のために構成されたDMRSに直交または擬似直交である、実施例12または13に記載の方法。
(実施例15) DMRSが、複数の無線アクセス技術のうちの別の1つのためのコスケジューリングされた無線リソースエレメントで、符号領域多重化(CDM)によって導出され、他ユーザのためのDMRSと同じDMRSシーケンスを使用するシーケンスを備える、実施例12~14のうちのいずれか1つの方法。
(実施例16) DMRSが、4つのリソースエレメントのグループへの長さ4、または2つのリソースエレメントのグループへの長さ2、の時間領域直交カバーコード(OCC)を有する、実施例15に記載の方法。
(実施例17) 実施例16の方法であって、
長さ2のOCCはCDMグループの1つに適用され、各CDMグループは2つの固有のアンテナポートに対応する、および
長さ4のOCCはCDMグループの1つに適用され、各CDMグループは4つの固有のアンテナポートに対応する、
のうちのいずれかの方法。
(実施例18) アンテナポートインジケーションを無線デバイスに送信することをさらに含む、実施例12~17のいずれか1つに記載の方法。
(実施例19) アンテナポートインジケーションが、同じCDMグループ内の他のポートがスケジューリングされているかどうか、および/または物理ダウンリンク共有チャネルデータがスケジューリングされていないCDMグループの個数を示すことを含む、実施例18に記載の方法。
(実施例20) CDMが、サブキャリアおよび/または物理リソースブロックインデックスに依拠する長さ4のOCCに対応する、実施例12~19のいずれか1つに記載の方法。
(実施例21) 判定されたDMRS構成は第1のDMRS構成であり、第2のDMRS構成を判定することをさらに含み、第2のDMRSは、他の無線アクセス技術のうちのいずれか1つのために構成されたDMRSおよびセル固有基準信号から固有のリソースエレメントのために構成される、実施例12~20のうちのいずれか1つに記載の方法。
(実施例22) 第1のDMRS構成と第2のDMRS構成との間で選択するためのインジケーションを無線デバイスに送信することをさらに含む、実施例21に記載の方法。
(実施例23) DMRS構成が、アップリンクのマルチユーザ多入力多出力(MU-MIMO)用である、実施例12~22のいずれか1つに記載の方法。
(実施例24) 無線デバイス/ユーザ装置であって、処理回路、トランシーバ回路、メモリおよび無線デバイスに電力を供給するように構成される電源回路を含み、処理回路は、
-復調基準信号(DMRS)であって、前記複数の無線アクセス技術のうちの少なくとも2つの共通リソースエレメントを使用するパターンを備える、DMRSのための構成を取得し、
-取得された復調基準信号を基にデータ伝送を受信または送信する、
ように構成される、無線デバイス/ユーザ装置。
(実施例25) 処理回路が、実施例1~11のステップのいずれかを実行するようにさらに構成される、実施例24の無線デバイス。
(実施例26) ネットワークノード/基地局であって、処理回路、トランシーバ回路、およびネットワークノードに電力を供給するように構成された電源回路を含むネットワークノード/基地局であって、処理回路は、
-復調基準信号(DMRS)であって、複数の無線アクセス技術のうちの少なくとも2つの共通リソースエレメントを使用するパターンを含む、DMRSのための構成を判定し、
-判定された復調基準信号に基づいてデータ伝送を受信または送信する、
ように構成される、ネットワークノード/基地局。
(実施例27) 処理回路が、実施例12~23のステップのいずれかを実行するようにさらに構成される、実施例26のネットワークノード。
(実施例28) ホストコンピュータを含む通信システムであって、
ユーザデータを提供するように構成された処理回路と、
ユーザ装置(無線デバイス)への送信のためにユーザデータをセルラネットワークに転送するように構成される通信インタフェースと、を含み、
セルラネットワークはマルチユーザ多入力多出力(MIMO)通信をサポートし、通信システムは、複数の無線アクセス技術によって共有される無線スペクトルを備える、通信システム。
(実施例29) ネットワークノードをさらに含む、実施例28の通信システム。
(実施例30) さらに無線デバイスを含み、無線デバイスが基地局と通信するように構成されている、実施例28または29の通信システム。
(実施例31) 実施例28~30のいずれか1つに記載の通信システムであって、
ホストコンピュータの処理回路はホストアプリケーションを実行し、それによってユーザデータを提供するように構成され、
無線デバイスは、ホストアプリケーションに関連付けられたクライアントアプリケーションを実行するように構成された処理回路を備える、通信システム。
(実施例32) ホストコンピュータ、通信衛星を含む非地上ネットワーク、およびネットワークノードを含む通信システムにおいて実施される方法であって、ネットワークノードは、地上基地局、衛星基地局または衛星ゲートウェイ、およびユーザ装置(無線デバイス)のうちの1つであり、方法は、
ホストコンピュータにおいて、ユーザデータを提供し、
ホストコンピュータにおいて、ネットワークノードを含むセルラネットワークを介して、ユーザデータを無線デバイスに搬送する伝送を開始し、ネットワークノードは、実施例12~23のいずれかのステップを実行する、方法。
(実施例33) 基地局において、ユーザデータを送信することをさらに含む、実施例32に記載の方法。
(実施例34) ユーザデータはホストアプリケーションを実行することによって、ホストコンピュータにおいて提供され、方法は、無線デバイスにおいて、ホストアプリケーションに関連付けられたクライアントアプリケーションを実行することをさらに含む、実施例32または33に記載の方法。
(実施例35) 基地局と通信するように構成されたユーザ装置(UE)であって、UEは、実施例1~11のうちのいずれか1つを実行するように構成された無線インタフェースおよび処理回路を備える、ユーザ装置(UE)。
(実施例36) コンピュータまたは処理回路上で実行されると、コンピュータまたは処理回路に、実施例1~11または実施例12~23の方法のいずれか1つを実行させる命令を含むコンピュータプログラム。
(実施例37) 実施例36に記載のコンピュータプログラム命令を含むコンピュータプログラム製品、メモリ、またはキャリア。