JP2023500952A - 化粧品組成物のためのバイオ系樹脂及びその作製方法 - Google Patents

化粧品組成物のためのバイオ系樹脂及びその作製方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、ジオールとポリ酸との混合物を含むバイオ系ポリエステル樹脂、それを調製するための方法、並びに、フィルム形成組成物、及び該樹脂を含むマニキュアに関する。ポリエステル樹脂は、特に、マニキュアにおける結合剤として有用であり得る。【選択図】なし

Description

本発明は、ジオールとポリ酸との混合物を含むバイオ系ポリエステル樹脂、それを調製するための方法、並びに、フィルム形成組成物、及び当該樹脂を含むマニキュアに関する。ポリエステル樹脂は、特に、マニキュアにおける結合剤として有用であり得る。
今日、主要な化粧品グループ及び消費者は、完全にバイオ系のマニキュアを望んでいる。しかしながら、現在、マニキュアの結合剤の役割を果たすことができるバイオ系樹脂はほとんどない。
1,2-プロパンジオール、クエン酸、コハク酸及びラウリン酸のコポリマーポリエステルが知られており、例えば、MaederによってNatipol(登録商標)1303という名称で販売されている。
しかしながら、この樹脂は、特に、光沢、接着性、安定性、硬度、及び乾燥時間の点で、石油系樹脂ほど機能しない。
したがって、好適な性能レベルを有し、かつより環境に優しいマニキュアを得るために、石油系樹脂の代わりとして、バイオ系樹脂に関するニーズが存在する。
したがって、本発明の目的は、
イソソルビドを含むジオールと分岐C-Cジオールとの混合物と、
コハク酸とセバシン酸とを含むポリ酸の混合物と、の重合によって得られた、ポリエステル樹脂である。
本発明の別の目的は、ポリエステル樹脂を調製するための方法であって、以下のステップ:すなわち、
i)イソソルビド、及びコハク酸又はセバシン酸から選択されるポリ酸を反応させるステップと、
ii)ステップi)で得られた混合物を、分岐C-Cジオール、及びコハク酸又はセバシン酸から選択されるポリ酸と反応させるステップと、
を含み、
ステップi)で使用されるポリ酸は、ステップii)で使用されるポリ酸とは異なる、方法である。
本発明の別の目的は、本発明によるポリエステル樹脂と、フィルム形成セルロースポリマーと、有機溶媒と、を含む、フィルム形成組成物である。
本発明はまた、本発明によるポリエステル樹脂のマニキュアと、フィルム形成セルロースポリマーと、有機溶媒と、並びに可塑剤、第2の樹脂、レオロジー剤、着色材料、添加剤及びそれらの混合物から選択される化合物と、に関する。
本発明の別の目的は、マニキュアにおける結合剤としての、本発明によるポリエステル樹脂の使用である。
ポリエステル樹脂
本発明は、ポリエステル樹脂に関する。
本発明の目的のために、「ポリエステル樹脂」は、ジオールとポリ酸との重合によって得られた、エステル官能基を含むポリマーを意味する。
本発明の目的のために、「ジオール」は、2つのヒドロキシル官能基を有する化合物を意味する。
本発明の目的のために、「ポリ酸」は、少なくとも2つのカルボン酸官能基を有する化合物を意味する。
「有機溶媒」という用語が本出願において単数形で使用される場合、別途記載のない限り、単一の有機溶媒並びに有機溶媒の混合物の両方を指す。
本発明のポリエステル樹脂は、少なくとも2つのジオールの混合物と、少なくとも2つのポリ酸の混合物との重合によって得られる。
ジオールの混合物は、イソソルビド及び分岐C-Cジオールを含む。
特定の実施形態によれば、分岐C-Cジオールは、1,2-プロパンジオール、1,3-ブタンジオール、2,3-ブタンジオール、1,2-ペンタンジオール、及びそれらの混合物から選択される。好ましくは、分岐C-Cジオールは、1,2-プロパンジオールである。
分岐C-Cジオールを使用すると、有利には、-30℃を超えるTg及びマニキュアに使用される溶媒中で良好な溶解性を有する樹脂を得ることが可能である。
ジオールの混合物は、イソソルビドと分岐C-Cジオールとは異なる追加のジオールを更に含むことができる。特定の実施形態によれば、ジオールの混合物は、1,3-プロパンジオール、1,4-ブタンジオール、1,5-ペンタンジオール、1,6-ヘキサンジオール、及びそれらの混合物を更に含む。
特定の実施形態によれば、ジオールの混合物は、イソソルビド及び分岐C-Cジオールからなる。
特定の実施形態によれば、ポリエステル樹脂は、トリオールの重合によって得られた単位を含有していない。したがって、ジオールは、ポリ酸との重合反応に使用される唯一のヒドロキシル化モノマーである。
ジオール(イソソルビド、分岐C-Cジオール及び任意選択で追加のジオール)の混合物は、特に、ポリエステル樹脂に組み込まれたモノマーのモルで、30~65%、好ましくは35~60%、より優先的には40~55%を占めることができる。
イソソルビドは、ポリエステル樹脂に組み込まれたモノマーのモルで、特に、15~40%、好ましくは20~35%、より優先的には25~30%を占めることができる。
分岐C-Cジオールは、特に、ポリエステル樹脂に組み込まれたモノマーのモルで、10~35%、好ましくは15~30%、より優先的には20~25%を占めることができる。
ポリエステル樹脂中に組み込まれたイソソルビドと分岐C-Cジオールとの間のモル比は、特に1以上、具体的には1~2、より具体的には1~1.5であり得る。
ポリ酸の混合物は、コハク酸及びセバシン酸を含む。
ポリ酸の混合物は、コハク酸及びセバシン酸とは異なる1つ以上の追加のポリ酸を更に含むことができる。特定の実施形態によれば、追加のポリ酸(複数可)は、2又は3つのカルボン酸官能基を含む。より具体的には、ポリ酸の混合物は、アジピン酸、アゼライン酸、クエン酸、テレフタル酸、2,5-フランジカルボン酸、フマル酸、イタコン酸、ムコン酸、及びそれらの混合物を更に含む。好ましくは、ポリ酸の混合物は、2,5-フランジカルボン酸、クエン酸、及びそれらの混合物を更に含む。
ポリ酸(コハク酸、セバシン酸、及び任意選択で追加のポリ酸)の混合物は、特に、ポリエステル樹脂に含まれたモノマーのモルで、35~70%、好ましくは40~65%、より優先的に45~60%を占めることができる。
コハク酸は、特に、ポリエステル樹脂に組み込まれたモノマーのモルで、5~50%、好ましくは10~45%、より優先的には15~40%を占めることができる。
セバシン酸は、特に、ポリエステル樹脂に組み込まれたモノマーのモルで、2~25%、好ましくは5~20%、より優先的には10~15%を占めることができる。
ポリエステル樹脂に組み込まれたコハク酸とセバシン酸との間のモル比は、特に1以上、具体的には1~6、より具体的には1~4であり得る。
追加のポリ酸(複数可)は、特に、ポリエステル樹脂に組み込まれたモノマーのモルで、0~30%、好ましくは2~25%、より優先的には5~20%を占めることができる。
特定の実施形態によれば、ジオール(イソソルビド及び分岐C-Cジオール)とポリ酸(コハク酸、セバシン酸及び任意選択的で追加のポリ酸)との間のモル比は、1.1以下、具体的には0.4~1、より具体的には0.6~1、更により具体的には0.8~1である。
各モノマーの量は、意図された用途のための数平均分子量及び適切なガラス転移温度を有する樹脂を得るために調整される。
本発明によるポリエステル樹脂は、特に、1000~3500g.mol-1、好ましくは1100~3000g.mol-1、より優先的には1200~2500g.mol-1の数平均分子量(Mn)を有し得る。本発明によるポリエステル樹脂は、特に、1000~8000g.mol-1、好ましくは1500~7000g.mol-1、より優先的には2500~6000g.mol-1の重量平均分子量(Mw)を有し得る。Mn及びMwは、以下に開示する方法に従って測定することができる。
本発明によるポリエステル樹脂は、-30℃~35℃、好ましくは-20℃~25℃、より優先的には-10℃~10℃のガラス転移温度(Tg)を特に有し得る。Tgは、以下に開示する方法に従って測定することができる。
本発明によるポリエステル樹脂は、特に、40~150mg KOH/g、好ましくは45~125mg KOH/g、より優先的には50~100mg KOH/gの酸価を有し得る。酸価は、以下に開示するプロセスに従って測定することができる。樹脂の酸価は、重合反応の進行に基づいてチェックすることができる。好ましくは、樹脂中に遊離カルボン酸基を保持するために、エステル化反応が完了する前に重合を停止させる。いかなる理論に拘束されることも望まないが、樹脂中の遊離カルボン酸基の存在は、樹脂と爪との間の相互作用を改善する。
樹脂は、以下に開示する調製方法に従って得ることができる。
ポリエステル樹脂の調製方法
本発明によるポリエステル樹脂を調製するための方法は、多量のイソソルビドを組み込んでいる可溶性樹脂を得ることを可能にする一連のエステル化ステップを含む。
ステップi)では、イソソルビドは、コハク酸又はセバシン酸から選択されるポリ酸と反応する。
ステップii)では、ステップi)で得られた混合物は、分岐C-Cジオール、及びコハク酸又はセバシン酸から選択されるポリ酸と反応する。
ステップi)で使用されるポリ酸は、ステップii)で使用されるポリ酸とは異なる。したがって、イソソルビドがステップi)でコハク酸と反応する場合、ステップi)で得られた混合物は、分岐C-Cジオール及びセバシン酸と反応する。あるいは、イソソルビドがステップi)でセバシン酸と反応する場合、ステップi)で得られた混合物は、分岐C-Cジオール及びコハク酸と反応する。
追加のポリ酸(複数可)は、ステップi)又はii)で添加することができる。具体的には、追加のポリ酸(複数可)は、ステップi)で添加される。
ステップi)及びii)で導入されるイソソルビド、分岐C-Cジオール、セバシン酸、コハク酸、及び追加のポリ酸の量は、樹脂について先に定義したとおりである。実際、本発明による方法は、ポリエステル樹脂中のモノマーのほぼ全体的な組み込みを可能にする。
ポリエステル樹脂中に組み込まれるジオール(イソソルビド及び分岐C-Cジオール)とポリ酸(コハク酸、セバシン酸、任意選択で追加のポリ酸)との間の最終モル比は、有利には1.1以下、具体的には0.4~1、より具体的には0.6~1、更により具体的には0.8~1である。
特定の実施形態によれば、ステップi)で導入されるイソソルビドとポリ酸(コハク酸若しくはセバシン酸、任意選択で追加のポリ酸)との間のモル比は、0.2~1.1、より具体的には0.3~1、更により具体的には0.4~1である。
特定の実施形態によれば、ステップii)で導入される分岐C-Cジオールとポリ酸(コハク酸若しくはセバシン酸、任意選択で追加のポリ酸)との間のモル比は、0.2~3、より具体的には0.4~2.5、更により具体的には0.6~2である。
特定の実施形態によれば、方法のステップi)及びii)は、有機溶媒の非存在下で実施される。
特定の実施形態によれば、方法のステップi)及びii)は、触媒の非存在下で実施される。
ステップi)及びii)は、特に、不活性雰囲気下で実施され得る。不活性雰囲気下でステップi)を行うことは、イソソルビドの熱酸化を回避するために特に重要である。
エステル化反応は、反応媒体を加熱することによって加速させることができる。ステップi)及びii)は、特に120℃~200℃の温度で行われ得る。
反応は、特に、各ステップで酸価をチェックすることによってモニターすることができる。目標酸価に達してから、反応媒体の温度を低下させることができる。
本発明の方法は、有機溶媒を添加することによって得られた樹脂を希釈するステップiii)を含み得る。このステップは、特に、樹脂を溶解することを可能にし、その後の樹脂の使用を容易にする。
有機溶媒は、フィルム形成組成物で以下に開示されるようなものであり得る。
有機溶媒は、60~80重量%、具体的には65~75重量%、より具体的には約70重量%の固体抽出物を有する組成物を得るのに十分な量で樹脂に添加することができる。
溶媒で希釈した後に得られた樹脂を、フィルム形成セルロースポリマーと混合して、以下に開示するようなフィルム形成組成物を形成することができる。
フィルム形成組成物
本発明によるフィルム形成組成物は、本発明のポリエステル樹脂、フィルム形成セルロースポリマー、及び有機溶媒を含む。
「フィルム形成組成物」は、表面に、具体的には、皮膚又はケラチン材料に、例えば、爪に適用した後にフィルムを形成することができる組成物を意味する。
特定の実施形態によれば、フィルム形成組成物は、組成物の重量に対して、1~25重量%、好ましくは4~15重量%、より優先的には5~10重量%のポリエステル樹脂を含む。
フィルム形成セルロースポリマーは、特に、ニトロセルロース、セルロースアセテートブチレート、エチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース及びそれらの混合物から選択され得る。好ましくは、フィルム形成セルロースポリマーはニトロセルロースである。
特定の実施形態によれば、フィルム形成組成物は、組成物の重量に対して、1~25重量%、好ましくは6~20重量%、より優先的には10~15重量%のフィルム形成セルロースポリマーを含む。
有機溶媒は、有利には美容上許容され、すなわち、皮膚及びケラチン材料に適用されるときに、不快感(発赤、刺痛感)を引き起こさない。有機溶媒は、特に、脂肪族化合物、例えば、アセテート、ケトン、アルコール、アルカン、又はそれらの混合物から選択され得る。具体的には、溶媒は、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸プロピル、酢酸イソブチル、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、ヘプタン、ヘキサン、及びそれらの混合物から選択される。より具体的には、有機溶媒は、酢酸エチル、酢酸ブチル、及びそれらの混合物から選択される。更により具体的には、有機溶媒は、酢酸エチルと酢酸ブチルとの混合物である。
好ましい実施形態によれば、フィルム形成組成物は、無水であり、すなわち、水を全く含有していない。
特定の実施形態によれば、フィルム形成組成物は、組成物の重量に対して、50~98重量%、好ましくは65~90重量%、より優先的には75~85重量%の有機溶媒を含む。
本発明によるフィルム形成組成物は、以下に開示するように、マニキュアに導入され得る。
マニキュア
本発明によるマニキュアは、
先に定義した本発明による又は先に開示した方法によって調製されたポリエステル樹脂、フィルム形成セルロースポリマー、及び先に開示した有機溶媒と、
可塑剤、第2の樹脂、レオロジー剤、着色材料、添加剤、及びそれらの混合物から選択される化合物と、
を含む。
本発明によるフィルム形成セルロースポリマー、有機溶媒、及びポリエステル樹脂含有量は、フィルム形成組成物に関して上で定義したとおりである。
可塑剤は、特に、フィルムの所望の物理化学的特性を得るために、形成されたフィルムの硬度を調整することを可能にすることができる。可塑剤の例は、アセチルトリブチルシトレート、アセチルトリエチルシトレート、トリブチルシトレート、トリエチルシトレート、ジブチルフタレート、トリフェニルホスフェート、トリアセチン、トリメチルペンタニルジイソブチレート、トリエチルヘキサノイン、スクロースベンゾエート、ジブチルアジペート、ジエチルフタレート、ジイソブチルアジペート、ジイソプロピルアジペート及びジ(プロピレングリコール)ジベンゾエートである。
特定の実施形態によれば、可塑剤は、マニキュアの重量に対して、2~12重量%、具体的には4~10重量%、より具体的には5~8重量%を占める。
第2の樹脂は、特に、マニキュアに対する研磨剤の光沢及び接着性を改善することを可能にし得る。第2の樹脂は、本発明によるポリエステル樹脂とは異なる。第2の樹脂の例は、トシルアミド/ホルムアルデヒド樹脂(Akzo Nobelによって販売されているKetjenflex(登録商標)MH若しくはKetjenflex(登録商標)MS-80、又はEstronによって販売されているSulfonex(登録商標)M-80)、トシルアミド/エポキシ樹脂(Telechemischeによって販売されているLustrabrite(登録商標)S若しくはLustrabrite(登録商標)S-70若しくはNagellite(登録商標)3050、又はEstronによって販売されているPolytex(登録商標)E-100若しくはPolytex(登録商標)NX-55)、アジピン酸/ネオペンチルグリコール/無水トリメリット酸コポリマー(Unitexによって販売されているUniplex(登録商標)670-P)、無水フタル酸/グリセリン/グリシジルデカノエートコポリマー、無水フタル酸/無水トリメリット酸/グリコールコポイルマー(Estronによって販売されているPolynex(登録商標))、グリセリン/フタル酸コポリマー、スチレン/アクリレート/アクリロニトリルコポリマー、ポリアクリレート、アクリレートコポリマー、アクリレースチレンコポリマー、スクロースアセテートイソブチレート(SAIB)、ポリビニルブチラール及び松脂の蒸留によって得られたロジン樹脂(「ロジン」とも呼ばれる)である。
特定の実施形態によれば、第2の樹脂は、マニキュアの重量に対して、0.1~15重量%、具体的には0.5~12重量%、より具体的には1~10重量%、更により具体的には1~7重量%を占める。
レオロジー剤は、特に、マニキュアの粘度を調整し、粒子を不溶性に保ち、特に、マニキュア中に懸濁された着色材料を保持することを可能にし得る。レオロジー剤の例は、粘土、特に、ヘクトライト又はベントナイト、及び酸化シリカである。
特定の実施形態によれば、レオロジー剤は、マニキュアの重量に対して、0.1~3重量%、具体的には0.2~2重量%、より具体的には0.5~1重量%を占める。
着色材料は、特に、マニキュアに色を提供することができる。着色材料の例は、顔料、可溶性染料、真珠層、フレーク及び金属粒子である。
特定の実施形態によれば、着色材料は、マニキュアの重量に対して、0.1~20重量%、具体的には0.5~12重量%、より具体的には5~10重量%を占める。
添加剤は、特定の特性をマニキュアに付与することを可能にする。したがって、配合物を、特に、着色材料を、紫外線から保護することを可能にする酸化防止剤、爪を強化するための表面剤又は更には処理剤、特に、ケラチン、ビタミン、アミノ酸、及びアルファヒドロキシ酸について挙げることができる。
特定の実施形態によれば、添加剤は、マニキュアの重量に対して、0.01~5重量%、具体的には0.2~2重量%、より具体的には0.5~1重量%を占める。
使用
本発明によるポリエステル樹脂は、バイオ系樹脂であり、光沢及び硬度をマニキュアに付与することを可能にする。
したがって、本発明は、マニキュア中の結合剤としての、本発明によるポリエステル樹脂の使用を保護することを目的とする。
本発明は、以下に開示する非限定的な実施例においてより詳細に例示される。
測定方法
分子量測定
SEC分析は、溶離液としてTHFを流量1mL/分、試料濃度10~15mg.mL-1、40℃で、Alliance(登録商標)e2695(Waters)クロマトグラフで行った。このクロマトグラフは、Optilab(登録商標)T-rEX屈折計(Wyatt Technology)及びHR1、HR2及びHR4カラム(Styragel)のセットを備えていた。最後に、単分散ポリスチレン基準を用いて分子量較正曲線を運用した。
モノマー転化率測定
モノマー転化率は、最終ポリマー中の残留モノマーのレベルを測定することによって測定した。この後者は、スプリット/スプリットレス注入ポート(50:1比)、水素炎イオン化検出器、及びZB-5msカラム(Zebron)を備えた430-GCクロマトグラフ(Varian)を使用して測定した。10℃/分の加熱速度で50℃から250℃までオーブンを加熱した。注入する前に、ポリマー及び内部標準(オクタノール)を、1%の塩化トリメチルシリルの存在下で、N,O-ビス(トリメチルシリル)トリフルオロアセトアミドでシリル化した。
モノマーの組み込みは、RMN 1Hで測定した。スペクトルは、CDCl3又はDMSO中、周囲温度でBruker Avance I 300MHzスペクトル計にて行った。全てのスペクトルは16回積算して得た。
ガラス転移温度(Tg)測定
樹脂の熱特性は、DSC Q20デバイス(TA instrument)での示差走査熱量測定によって測定した。試料は、最初に、-90℃まで10分間冷却した。次いで、10℃/分の速度で115℃まで第1の加熱を行い、試料を、この温度で5分間放置した。次いで、冷却を、同じ速度で-90℃まで行い、第1の加熱と同じ第2の加熱を適用した。Tgは、第2の加熱中に測定する。
酸価測定
酸価は、標準ISO 2114:2000に従ったアッセイによって、0.5mol.L-1のメタノール中の水酸化カリウム溶液を使用し、色指示薬としてはフェノールフタレインを使用して、測定した。試料をジメチルスルホキシド/ジクロロメタン混合物に溶解し、その溶液を、持続的な色の変化が得られるまで滴定した。
光沢測定
厚さ100μmのコーティングをコントラストカードに適用し、50℃で15~30分間オーブン乾燥させた。次いで、光沢を、ISO標準2813:2014に従い、マイクロTRI光沢計(BYK-Gardner)を使用して、60°で測定した。
硬度測定
厚さ100μmのコーティングをガラスプレートに適用し、周囲温度で24時間乾燥させた。次いで、ISO標準1522:2006に従って、Persoz振り子(Brandt)を使用して硬度を測定した。
接着性測定
厚さ100μmのコーティングをガラスプレートに適用し、周囲温度で24時間乾燥させた。次いで、ISO標準2409:2013に従ってクロスカット試験を使用して接着性を測定した。この試験では、コーティングを、コーム(Byk-Gardner)を使用して25正方格子に切断した。次いで、標準テープをコーティングに適用し、次いで取り除いた。剥離されたコーティングの割合を検証するために、切断面を検査する。次いで、コーティングの接着性に0~5のスコアを与え、0は、完全な接着性であり、剥離している部分はなく、5は、コーティング全体が剥離した場合である。
乾燥時間測定
厚さ100μmのコーティングを、コントラストカードに適用し、周囲温度で乾燥させた。乾燥時間は、Rheolaser COATING(Formulaction)を使用して測定した。曲線上での識別が容易なため、特徴的な乾燥時間としてドライツータッチ乾燥を選択した。
実施例1:本発明によるポリエステル樹脂の調製
イソソルビド(20.09g、137.5mmol)、セバシン酸(11.12g、55mmol)、及びクエン酸(15.86g、82.6mmol)を、不活性雰囲気下に置いた100mLの反応器に導入した。次いで、加熱マントルを使用して反応器を120℃まで加熱し、200rpmで機械的に撹拌することによって撹拌した。媒体が融解してから(約80℃)、5~6回の脱酸素サイクル(窒素-真空)を行った。次いで、温度を徐々に200℃まで上昇させた。反応を酸価(AV)によってモニターした。目標酸価に達してから(AV=110mg KOH/g)、温度を130℃まで下げた。1,2-プロパンジオール(8.30g、109.1mmol)及びコハク酸(19.40g、164.3mmol)を反応器に添加した。次いで、温度を190℃まで上昇させ、50~100mg KOH/gの酸価に達するまで、反応を酸価によってモニターした。次いで、温度を120℃まで下げ、樹脂を、酢酸ブチルと酢酸エチルとの混合物(23g、50/50重量基準)30重量%で希釈した。
実施例2:本発明によるポリエステル樹脂の調製
イソソルビド(18.27g、125mmol)、セバシン酸(15.17g、75mmol)、2,5-フランジカルボン酸(FDCA)(3.90g、25mmol)及びクエン酸(14.41g、75mmol)を、100mLの反応器に導入した。次いで、加熱マントルを使用して反応器を120℃まで加熱した。媒体がほとんど融解してから(約110℃)、5~6回の脱酸素サイクル(窒素-真空)を行った。次いで、温度を徐々に200℃まで上昇させた。反応を酸価によってモニターした。目標酸価に達してから(AV=210mg KOH/g)、温度を140℃まで下げた。1,2-プロパンジオール(9.50g、124.9mmol)、及びコハク酸(8.84g、74.9mmol)を反応器に添加した。次いで、温度を200℃まで上昇させ、50~100mg KOH/gの酸価に達するまで、反応を酸価によってモニターした。次いで、温度を120℃まで下げ、樹脂を、酢酸ブチルと酢酸エチルとの混合物(24g、50/50重量基準)30重量%で希釈した。
実施例3:本発明によるポリエステル樹脂の調製
イソソルビド(18.27g、125mmol)、セバシン酸(15.17g、75mmol)及びクエン酸(14.41g、75mmol)を、100mLの反応器に導入した。次いで、加熱マントルを使用して反応器を120℃まで加熱した。媒体がほとんど融解してから(約80~90℃)、5~6回の脱酸素サイクル(窒素-真空)を行った。次いで、温度を徐々に200℃まで上昇させた。反応を酸価によってモニターした。目標酸価に達してから(AV=160mg KOH/g)、温度を140℃まで下げた。1,2-プロパンジオール(9.50g、124.9mmol)及びコハク酸(11.80g、99.9mmol)を反応器に添加した。次いで、温度を190℃まで上昇させ、50~100mg KOH/gの酸価に達するまで、反応を酸価によってモニターした。次いで、温度を120℃まで下げ、樹脂を、酢酸ブチルと酢酸エチルとの混合物(23g、50/50重量基準)30重量%で希釈した。
実施例4:本発明によるポリエステル樹脂の調製
イソソルビド(24.13g、165.1mmol)及びコハク酸(25.98g、220mmol)を、100mLの反応器に導入した。次いで、加熱マントルを使用して反応器を120℃まで加熱した。媒体がほとんど融解してから(約90℃)、5~6回の脱酸素サイクル(窒素-真空)を行った。次いで、温度を徐々に200℃まで上昇させた。反応を酸価によってモニターした。目標酸価に達してから(AV=140mg KOH/g)、温度を140℃まで下げた。1,2-プロパンジオール(8.38g、110.1mmol)及びセバシン酸(11.12g、55mmol)を反応器に添加した。次いで、温度を190℃まで上昇させ、50~100mg KOH/gの酸価に達するまで、反応を酸価によってモニターした。次いで、温度を120℃まで下げ、樹脂を、酢酸ブチルと酢酸エチルとの混合物(21g、50/50重量基準)30重量%で希釈した。
反対例1:本発明によらないポリエステル樹脂の調製
イソソルビド(30.90g、211.4mmol)、セバシン酸(11.41g、56.4mmol)、2,5-フランジカルボン酸(FCDA)(3.67g、23.5mmol)、クエン酸(16.25g、84.6mmol)及び1,2-プロパンジオール(7.21g、94.8mmol)を、100mLの反応器に導入した。次いで、加熱マントルを使用して反応器を120℃まで加熱した。媒体がほとんど融解してから(約110℃)、5~6回の脱酸素サイクル(窒素-真空)を行った。次いで、温度を徐々に200℃まで上昇させた。反応を酸価によってモニターした。目標酸価に達してから(AV=50~100mg KOH/g)、温度を120℃まで下げ、樹脂を、30重量%の酢酸ブチル(23g)で希釈した。しかしながら、樹脂は、溶媒に可溶ではなく、周囲温度で沈殿した。これは、イソソルビド(約70~75%)及び2,5-フランジカルボン酸の組み込みの不良に起因するものであった。
実施例5:本発明によるポリエステル樹脂の調製
実施例1~4で得られた樹脂は、先に開示した測定方法によるそれらの分子量Mn及びMw、それらの酸価及びそれらのTgによって特徴付けられた。本発明による樹脂を、他の樹脂と比較する。樹脂CEx 1~CEx 4は、参照Coverpol 1311(Maeder)、Coverpol 1312(Maeder)、TSER(EstronによるPolytex E 75)及びTSFR(DICによるLustralite 44.444)という名称でそれぞれ販売されている石油系樹脂である。樹脂CEx 5は、Natipol1303(Maeder)という名称で販売されているバイオ系樹脂である。結果を以下の表に示す。
Figure 2023500952000001
本発明による樹脂は、1200~2000g.mol-1の分子量Mn、2500~6000の分子量Mw、50~100mg KOH/gの酸価及び-15~10℃のTgを有する。
実施例6:フィルム形成組成物
実施例5の樹脂を、
7%の樹脂と、
14%のニトロセルロースと、
79%の酢酸エチル/酢酸ブチル混合物(50/50体積)と、
を含むフィルム形成組成物に導入した。
当該パーセンテージは、組成物の重量に対する重量パーセンテージである。
形成されたフィルムの硬度、接着性及び光沢を、先に開示した測定方法によって測定した。
Figure 2023500952000002
本発明による樹脂を含む組成物は、比較配合物と等価の硬度、接着性及び光沢を示す。本発明による実施例1及び2の組成物の乾燥時間は、CEx 5バイオ系樹脂を含む配合物の乾燥時間よりも短い。
工業用途
本技術的解決策は、具体的には、バイオ系マニキュアの配合物に適用することができる。
本開示は、例としてのみ示された、上で開示したポリエステル樹脂及びフィルム形成組成物の例に限定されものではなく、当業者が、求められる保護の文脈で想到することができる全ての変形を包含する。

Claims (10)

  1. イソソルビドを含むジオールと分岐C-Cジオールとの混合物と、
    コハク酸とセバシン酸とを含むポリ酸の混合物と、
    の重合によって得られた、ポリエステル樹脂。
  2. 前記分岐C-Cジオールが、1,2-プロパンジオール、1,3-ブタンジオール、2,3-ブタンジオール、1,2-ペンタンジオール、及びそれらの混合物、好ましくは1,2-プロパンジオールから選択されることを特徴とする、請求項1に記載のポリエステル樹脂。
  3. 前記ポリ酸の混合物が、1つ又は複数の追加のポリ酸、具体的には、アジピン酸、アゼライン酸、クエン酸、テレフタル酸、2,5-フランジカルボン酸、フマル酸、イタコン酸、ムコン酸、及びそれらの混合物から選択される1つ又は複数の追加のポリ酸、より具体的には、2,5-フランジカルボン酸、クエン酸、及びそれらの混合物から選択される1つ又は複数の追加のポリ酸を更に含むことを特徴とする、請求項1又は2に記載のポリエステル樹脂。
  4. 前記ポリ酸の混合物が、前記ポリエステル樹脂に組み込まれたモノマーのモルで、35~70%、好ましくは40~65%、より優先的には45~60%を占めることを特徴とする、請求項1~3のいずれか一項に記載のポリエステル樹脂。
  5. 前記ジオールの混合物が、前記ポリエステル樹脂に組み込まれたモノマーのモルで、30~65%、好ましくは35~60%、より優先的には40~55%を占めることを特徴とする、請求項1~4のいずれか一項に記載のポリエステル樹脂。
  6. 前記ポリエステル樹脂が、40~150mg KOH/g、好ましくは45~125mg KOH/g、より優先的には50~100mg KOH/gの酸価を有することを特徴とする、請求項1~5のいずれか一項に記載のポリエステル樹脂。
  7. ポリエステル樹脂を調製するための方法であって、以下のステップ、すなわち、
    i)イソソルビド、及びコハク酸又はセバシン酸から選択されるポリ酸を反応させるステップと、
    ii)ステップi)で得られた混合物を、分岐C-Cジオール、及びコハク酸又はセバシン酸から選択されるポリ酸と反応させるステップと、
    を含み、ステップi)で使用される前記ポリ酸は、ステップii)で使用される前記ポリ酸とは異なる、方法。
  8. 請求項1~6のいずれか一項で定義された又は請求項7に記載の方法によって調製されたポリエステル樹脂と、フィルム形成セルロースポリマーと、有機溶媒と、を含む、フィルム形成組成物。
  9. 請求項1~6のいずれか一項で定義された又は請求項7に記載の方法によって調製されたポリエステル樹脂、フィルム形成セルロースポリマー、及び有機溶媒と、
    可塑剤、第2の樹脂、レオロジー剤、着色材料、添加剤及びそれらの混合物から選択される化合物と、
    を含む、マニキュア。
  10. マニキュアにおける結合剤としての、請求項1~6のいずれか一項で定義された又は請求項7に記載の方法によって調製されたポリエステル樹脂の使用。
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