JP2023184288A - 車両の制御装置 - Google Patents

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Abstract

Figure 2023184288000001
【課題】メインバッテリを走行用モータから切り離した状態で走行する際に、リレーとインバータとの間の電力線に接続されたコンデンサの電圧を維持すること。
【解決手段】昇圧後の直流電力をインバータに出力する昇圧コンバータと、リレーと昇圧コンバータとを結ぶ第1電力線に接続された第1コンデンサと、昇圧コンバータとインバータとを結ぶ第2電力線に接続された第2コンデンサと、補機バッテリからの電力を昇圧して第1電力線に出力する双方向DC/DCコンバータと、を備える車両の制御装置であって、リレーを開放状態にしてメインバッテリを走行用モータから切り離した状態で走行するバッテリレス走行時に、第1コンデンサの電圧および第2コンデンサの電圧が閾値以下である場合には、補機バッテリからの電力を昇圧して第1電力線に出力するように双方向DC/DCコンバータを制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両の制御装置に関する。
特許文献1には、メインバッテリの電力を走行用モータに供給して走行する車両において、補機バッテリでメインバッテリを充電する場合にメインバッテリとインバータとの間の電流経路に補機バッテリからの電力を昇圧して出力する双方向DC/DCコンバータを備えることが開示されている。
特開2016-201871号公報
特許文献1に記載の構成では、リレーを開放状態にしてメインバッテリを走行用モータから切り離した状態で走行する際(バッテリレス走行時)に、リレーとインバータとの間の電力線に接続されたコンデンサの電圧を維持する必要がある。そこで、コンデンサの電圧を維持するための制御として、発電用モータのトルクを増加させ、かつ走行用モータのトルクを減少させることが考えられるが、その際にモータ回転数が高い場合にはコンデンサの電圧を維持することが困難となる虞がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、メインバッテリを走行用モータから切り離した状態で走行する際に、リレーとインバータとの間の電力線に接続されたコンデンサの電圧を維持することができる車両の制御装置を提供することを目的とする。
本発明は、走行用モータと、前記走行用モータを駆動するインバータと、前記走行用モータに電力を供給するメインバッテリと、前記メインバッテリから供給される電力を昇圧して前記インバータに出力する昇圧コンバータと、前記メインバッテリと前記昇圧コンバータとの電気的な接続および遮断を切り替えるリレーと、前記リレーと前記昇圧コンバータとを接続する第1電力線と、前記昇圧コンバータと前記インバータとを接続する第2電力線と、前記第1電力線に接続された第1コンデンサと、前記第2電力線に接続された第2コンデンサと、補機バッテリと、前記補機バッテリからの電力を昇圧して前記第1電力線に出力する双方向DC/DCコンバータと、を備える車両の制御装置であって、前記リレーを開放状態にして前記メインバッテリを前記走行用モータから切り離した状態で走行するバッテリレス走行時に、前記第1コンデンサの電圧および前記第2コンデンサの電圧が閾値以下である場合には、前記補機バッテリからの電力を昇圧して前記第1電力線に出力するように前記双方向DC/DCコンバータを制御することを特徴とする。
本発明では、メインバッテリを走行用モータから切り離した状態で走行する際に、リレーとインバータとの間の電力線に接続されたコンデンサの電圧を維持することができる。
図1は、実施形態における車両を説明するための図である。 図2は、車両の制御装置を説明するための図である。 図3は、バッテリレス走行時の制御を示すフローチャート図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態における車両の制御装置について具体的に説明する。なお、本発明は、以下に説明する実施形態に限定されるものではない。
図1は、実施形態における車両を説明するための図である。車両1は、第1モータ(MG1)2と、第2モータ(MG2)3と、第1インバータ4と、第2インバータ5と、昇圧コンバータ6と、メインバッテリ7と、制御装置8と、を備えている。
第1モータ2および第2モータ3は、走行用の動力源として機能するモータであり、電動機および発電機の機能を有するモータジェネレータである。車両1では、第1モータ2から出力された動力と第2モータ3から出力された動力とのうち少なくとも一方によって車輪を駆動することができる。例えば、第1モータ2と第2モータ3とは、遊星歯車装置の三つ回転要素のうちの異なる回転要素に連結され、第1モータ2が主に発電機として機能し、第2モータ3が主に電動機として機能する。車両1は、第1モータ2から出力された動力および第2モータ3から出力された動力を車輪に伝達する動力伝達装置を備えている。例えば、車両1は、エンジンの動力を第1モータ2側と車輪側とに分割する動力分割装置を備え、エンジンが出力したトルクに第2モータ3が出力したトルクを付加して走行することが可能なハイブリッド車両である。
また、第1および第2モータ2,3は、永久磁石が埋め込まれたロータと、三相コイルが巻き回されたステータと、を有する同期発電電動機により構成されている。第1モータ2のステータに巻き回された三相のコイル(U相、V相、W相)は、第1インバータ4と電気的に接続されている。第2モータ3のステータに巻き回された三相のコイル(U相、V相、W相)は、第2インバータ5と電気的に接続されている。
第1インバータ4および第2インバータ5は、メインバッテリ7からの直流電力を交流電力に変換してモータに供給する電力変換装置である。第1インバータ4および第2インバータ5は、高電圧側電力線に接続されている。第1インバータ4は、第1モータ2と昇圧コンバータ6との間に設けられている。第2インバータ5は、第2モータ3と昇圧コンバータ6との間に設けられている。
第1インバータ4は、第1モータ2の三相コイルに三相の電流を通電できるように、6つのスイッチング素子T41~T46と、6つのダイオードD41~D46とを有する。スイッチング素子T41~T46は、それぞれ高電圧側電力線の正極母線PL2と負極母線NL2とに対してソース側とシンク側になるよう2個ずつペアで配置されている。ダイオードD41~D46は、それぞれに対応するスイッチング素子T41~T46に逆方向に並列接続されている。第1インバータ4では、対となるスイッチング素子同士の接続点の各々に第1モータ2の三相コイルの各々が接続されている。
第2インバータ5は、第2モータ3の三相コイルに三相の電流を通電できるように、6つのスイッチング素子T51~T56と、6つのダイオードD51~D56とを有する。第2インバータ5は昇圧コンバータ6を介してメインバッテリ7と電気的に接続されるため、第2モータ3はメインバッテリ7から供給される電力によって駆動する。
昇圧コンバータ6は、メインバッテリ7の電力を昇圧して第1インバータ4および第2インバータ5に供給する昇圧装置である。この昇圧コンバータ6は、第1インバータ4および第2インバータ5が接続された高電圧側電力線と、メインバッテリ7が接続された低電圧側電力線とに接続されている。低電圧側電力線は第1電力線である。高電圧側電力線は第2電力線である。昇圧コンバータ6は、2つのスイッチング素子T61,T62と、スイッチング素子T61,T62に逆方向に並列接続された2つのダイオードD61,D62と、リアクトルLと、を有する。昇圧コンバータ6では、上アームの第1スイッチング素子T61と、下アームの第2スイッチング素子T62とが直列に接続されている。第1スイッチング素子T61は、高電圧側電力線の正極母線PL2に接続されている。第2スイッチング素子T62は、第1スイッチング素子T61と、高電圧側電力線の負極母線NL2および低電圧側電力線の負極母線NL1とに接続されている。リアクトルLは、スイッチング素子T61,T62同士の接続点と、低電圧側電力線の正極母線PL1とに接続されている。
また、昇圧コンバータ6は、制御装置8の制御により第1および第2スイッチング素子T61,T62のオンとオフとが切り替られる。つまり、制御装置8は、昇圧コンバータ6のスイッチング制御を実行する。このスイッチング制御が実行されることにより、メインバッテリ7の電力(低電圧側電力線の電力)を昇圧して高電圧側電力線に供給し、あるいは高電圧側電力線の電力を降圧して低電圧側電力線(メインバッテリ7)に供給することができる。さらに、低電圧側電力線の正極母線PL1と負極母線NL1とには、平滑用の第1コンデンサC1が接続されている。第1コンデンサC1と並列に抵抗Rが接続されている。高電圧側電力線の正極母線PL2と負極母線NL2とには、平滑用の第2コンデンサC2が接続されている。
第1コンデンサC1は、メインバッテリ7の電圧(以下、バッテリ電圧という)VBを平滑化して昇圧コンバータ6に供給する。車両1は、第1コンデンサC1の電圧VLを検出する電圧センサを備える。この電圧センサは、第1コンデンサC1の両端の電圧VL、すなわちメインバッテリ7と昇圧コンバータ6をと結ぶ低電圧側電力線の正極母線PL1と負極母線NL1との間の電圧(以下、直流電圧という場合がある)VLを検出する。
第2コンデンサC2は、昇圧コンバータ6から供給された直流電圧を平滑化して第1および第2インバータ4,5に供給する。車両1は、第2コンデンサC2の電圧VHを検出する電圧センサを備える。この電圧センサは、第2コンデンサC2の両端の電圧VH、すなわち昇圧コンバータ6と各インバータ4,5とを結ぶ高電圧側電力線の正極母線PL2と負極母線NL2との間の電圧(以下、システム電圧という場合がある)VHを検出する。
メインバッテリ7は、充放電が可能な直流電源であり、例えばニッケル水素やリチウムイオン等の二次電池により構成されている。メインバッテリ7は、昇圧コンバータ6を介して第1および第2インバータ4,5側に電力を放電し、あるいは第1および第2インバータ4,5側から供給される電力を充電する。力行時には、メインバッテリ7に蓄えられた電力を第2モータ3に供給することができる。回生時には、第2モータ3が発電機として機能するため、第2モータ3で発電された電力をメインバッテリ7に充電することができる。車両1は、メインバッテリ7の電圧VBを検出する電圧センサや、メインバッテリ7の入出力電流を検出する電流センサを備える。
さらに、車両1は、システムメインリレー(以下、SMRという)9と、空調装置(A/C)10と、補機バッテリ11と、双方向DC/DCコンバータ(双方向DDC)12と、を備える。
SMR9は、メインバッテリ7と昇圧コンバータ6との電気的な接続および遮断を切り替える。メインバッテリ7はSMR9を介して低電圧側電力線に接続されている。SMR9が閉成状態である場合、メインバッテリ7と昇圧コンバータ6とは低電力側電力線によって電気的に接続されている。SMR9が開放状態である場合、メインバッテリ7が昇圧コンバータ6から切り離された状態となる。SMR9は制御装置8からの制御信号に応じて閉成状態と開放状態とを切り替える。このSMR9は、メインバッテリ7の正極端子と昇圧コンバータ6との間の電力線(低電圧側電力線の正極母線PL1)に設けられたリレーと、メインバッテリ7の負極端子と昇圧コンバータ6との間の電力線(低電圧側電力線の負極母線NL1)に設けられたリレーとを含む。
空調装置10は、SMR9と昇圧コンバータ6との間における低電力側電力線に接続されている。この空調装置10はコンプレッサを含み、制御装置8からの制御信号に従ってコンプレッサを作動させて車室内の空調を行う。
補機バッテリ11は、低電圧線ELに電気的に接続されている。この補機バッテリ11は、双方向DC/DCコンバータ12により充放電可能に構成されている。補機バッテリ11の出力電圧は、メインバッテリ7の出力電圧よりも低い。車両1は、補機バッテリ11の電圧を検出する電圧センサを備える。
双方向DC/DCコンバータ12は、低電圧側電力線の正極母線PL1および負極母線NL1と低電圧線ELとの間に電気的に接続されている。双方向DC/DCコンバータ12は、SMR9と昇圧コンバータ6とを結ぶ低電圧側電力線と低電圧戦ELとの間で双方向に直流電力を変換可能に構成されている。双方向DC/DCコンバータ12は、低電圧側電力線から供給される電力を降圧して低電圧線ELに供給する。双方向DC/DCコンバータ12は、低電圧線ELから供給される電力を昇圧して低電圧側電力線に供給する。
このように構成された電気回路を備える車両1では、メインバッテリ7からの直流電力を昇圧コンバータ6で昇圧し、昇圧後の電力が第1インバータ4および第2インバータ5に供給される。第1インバータ4は、昇圧コンバータ6から供給された直流電力を交流電力に変換して第1モータ2に供給する。第1モータ2は第1インバータ4から供給された交流電力によって駆動する。同様に、第2インバータ5は、昇圧コンバータ6から供給された直流電力を交流電力に変換して第2モータ3に供給する。第2モータ3は第2インバータ5から供給された交流電力によって駆動する。第1モータ2と第2モータ3と第1インバータ4と第2インバータ5と昇圧コンバータ6とSMR9と双方向DC/DCコンバータ12とはいずれも制御装置8によって制御される。
制御装置8は、車両1を制御する電子制御装置である。この電子制御装置はCPU、RAM、ROM、入出力インターフェースを備えたマイクロコントローラを含んで構成されている。制御装置8はROMに予め記憶されたプログラムに従って信号処理を行う。制御装置8には各種センサからの信号が入力される。制御装置8に入力される信号として、メインバッテリ7の電圧VBを検出する電圧センサからの電圧値、低電圧側電力線における第1コンデンサC1の電圧VLを検出する電圧センサからの電圧値、高電圧側電力線における第2コンデンサC2の電圧VHを検出する電圧センサからの電圧値などが挙げられる。そして、制御装置8は各種センサから入力された信号に基づいて各種の制御を実行する。
例えば、車両1では、フェールセーフでメインバッテリ7を切り離した状態で走行するバッテリレス走行時、第1モータ2のトルクと第2モータ3のトルクとによってシステム電圧VHを維持するように構成されている。バッテリレス走行時は、発電量と消費量(補機負荷と駆動用電力)をモータのトルク制御で合わせてシステム電圧VHを維持しなければならない。その際、制御装置8は、モータ回転数が高い場合であっても、システム電圧VHが上がるように構成されている。
ここで、図2を参照して、バッテリレス走行時と通常時とを比較説明する。バッテリレス走行時、SMR9が開放状態となりメインバッテリ7が第2モータ3から電気的に切り離された状態であるため、例えばモータ回転数が急変した際、電力収支を合わせるためのトルクのフィードバック制御(F/B制御)が上手く追従できず、直流電圧VLおよびシステム電圧VHが低下することが起こりえる。通常時、直流電圧VLは昇圧コンバータ6によってシステム電圧VHから維持されている。言い換えれば、フェールセーフでバッテリレス走行をしている際は、直流電圧VLが低下するほどシステム電圧VHが低下していることになる。そこで、制御装置8は、直流電圧VLの低下時、第1モータ2と第2モータ3との回転数影響を受けない双方向DC/DCコンバータ12から第1コンデンサC1に電力を供給する。すなわち、双方向DC/DCコンバータ12で補機バッテリ11から低電圧側電力線における第1コンデンサC1に電力を供給する。そして、この回路構成では、低電圧側電力線の第1コンデンサC1の直流電圧VLが上がると、昇圧コンバータ6のダイオードD61を介して高電圧側電力線のシステム電圧VHが上がる。このように、制御装置8の制御によれば、外乱の影響を受けずに直流電圧VLを上昇させ、昇圧コンバータ6のダイオードD61を介して第2コンデンサC2のシステム電圧VHを上昇させることができる。
システム電圧VHが目標値よりも低下した場合、第1モータ2の発電量を増やして第2モータ3の消費電力を減らす制御を実行するものの、P=ωTであるため、モータトルク(T)を変えてもモータ回転数(ω)が変動すると期待通りの電力(P)にはならない場合がある。これはコンデンサ容量が小さいシステムでより顕著となる。そのため、制御装置8は、バッテリレス走行時、補機バッテリ11の電力を用いてシステム電圧VHを維持するように双方向DC/DCコンバータ12を制御する。
図3は、バッテリレス走行時の制御を示すフローチャート図である。なお、図3に示す制御は制御装置8により実施される。
制御装置8は、バッテリレス走行中であるか否かを判定する(ステップS1)。ステップS1では、フェールセーフによりSMR9が開放状態となり第2モータ3のトルクを用いて走行中であるか否かが判定される。
バッテリレス走行中ではないと判定された場合(ステップS1:No)、この制御ルーチンは終了する。
バッテリレス走行中であると判定された場合(ステップS1:Yes)、高電圧側電力線におけるシステム電圧VHと低電圧側電力線における直流電圧VLとが低下しているか否かを判定する(ステップS2)。ステップS2では、電圧センサからの信号に基づいて、システム電圧VHが第1閾値よりも低いか否か、および直流電圧VLが第2閾値よりも低いか否かが判定される。これは、直流電圧VLが低下するほど、システム電圧VHが低下していることを表すためである。そのため、第2コンデンサC2の電圧VHと第1コンデンサC1の電圧VLとが閾値以下まで低下しているか否かが判定される。なお、第1閾値はシステム電圧VHとの比較に用いる閾値であり、予め設定された値である。この第1閾値は第2閾値よりも大きな値である。第2閾値は直流電圧VLとの比較に用いる閾値であり、予め設定された値である。
高電圧側電力線におけるシステム電圧VHと低電圧側電力線における直流電圧VLとが低下していないと判定された場合(ステップS2:No)、この制御ルーチンはステップS2の処理を繰り返す。
高電圧側電力線におけるシステム電圧VHと低電圧側電力線における直流電圧VLとが低下していると判定された場合(ステップS2:Yes)、制御装置8は、双方向DC/DCコンバータ12により補機バッテリ11からの電力を第1コンデンサC1に供給する(ステップS3)。ステップS3では、双方向DC/DCコンバータ12により補機バッテリ11からの電力が昇圧されて低電圧側電力線に出力される。このように、補機バッテリ11の電力が昇圧されて第1コンデンサC1に供給されることにより、低電圧側電力線における直流電圧VLを上昇させるような電力供給が行われる。
そして、制御装置8は、モータ回転数の変動が大きい、かつ直流電圧VLが上昇しない状態であるか否かを判定する(ステップS4)。ステップS4では、第1モータ2および第2モータ3の回転数が大きく変動している状態、かつ第1コンデンサC1の電圧VLが上昇しない状態であるか否かが判定される。第1モータ2の回転数は、第1モータ2に設けられた回転角センサからの入力信号に基づいて制御装置8で算出することが可能である。第2モータ3の回転数は、第2モータ3に設けられた回転角センサからの入力信号に基づいて制御装置8で算出することが可能である。制御装置8は、ステップS3の処理を実施しているにも関わらず、直流電圧VLが期待通りに上昇していない状態であるか否かを判定する。
モータ回転数の変動が大きい、かつ直流電圧VLが上昇しない状態ではないと判定された場合(ステップS4:No)、この制御ルーチンはステップS2にリターンする。
モータ回転数の変動が大きい、かつ直流電圧VLが上昇しない状態であると判定された場合(ステップS4:Yes)、制御装置8は、双方向DC/DCコンバータ12を制御して第1コンデンサC1の充電量をさらに上げる(ステップS5)。ステップS5では、補機バッテリ11から第1コンデンサC1に供給される電力量がさらに多くなるように双方向DC/DCコンバータ12が制御される。ステップS5において制御装置8は、ステップS3の処理における電力供給よりも多くの電力が双方向DC/DCコンバータ12から低電圧側電力線に出力されるように制御する。ステップS5の処理を実施すると、この制御ルーチンは終了する。
以上説明した通り、実施形態によれば、バッテリレス走行時にモータ回転数の変動が大きい場合には、双方向DC/DCコンバータ12の制御量を切り替えることにより、制御破綻を防止することができる。その際、モータ回転数の影響を受けない双方向DC/DCコンバータ12から第1コンデンサC1に電力を供給することで、直流電圧VLを確実に上昇させ、昇圧コンバータ6のダイオードD61を介してシステム電圧VHを上昇させることができる。
なお、車両1はハイブリッド車(HEV)に限られるものではなく、電気自動車(BEV)や燃料電池車(FCEV)などに適用することも可能である。
1 車両
2 第1モータ(MG1)
3 第2モータ(MG2)
4 第1インバータ
5 第2インバータ
6 昇圧コンバータ
7 メインバッテリ
8 制御装置
9 システムメインリレー
11 補機バッテリ
12 双方向DC/DCコンバータ(双方向DDC)
C1 第1コンデンサ
C2 第2コンデンサ
D61 ダイオード

Claims (1)

  1. 走行用モータと、
    前記走行用モータを駆動するインバータと、
    前記走行用モータに電力を供給するメインバッテリと、
    前記メインバッテリから供給される電力を昇圧して前記インバータに出力する昇圧コンバータと、
    前記メインバッテリと前記昇圧コンバータとの電気的な接続および遮断を切り替えるリレーと、
    前記リレーと前記昇圧コンバータとを接続する第1電力線と、
    前記昇圧コンバータと前記インバータとを接続する第2電力線と、
    前記第1電力線に接続された第1コンデンサと、
    前記第2電力線に接続された第2コンデンサと、
    補機バッテリと、
    前記補機バッテリからの電力を昇圧して前記第1電力線に出力する双方向DC/DCコンバータと、
    を備える車両の制御装置であって、
    前記リレーを開放状態にして前記メインバッテリを前記走行用モータから切り離した状態で走行するバッテリレス走行時に、前記第1コンデンサの電圧および前記第2コンデンサの電圧が閾値以下である場合には、前記補機バッテリからの電力を昇圧して前記第1電力線に出力するように前記双方向DC/DCコンバータを制御する
    ことを特徴とする車両の制御装置。
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