JP2023182515A - 蓋本体アセンブリおよび液体加熱容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】蓋本体アセンブリおよび液体加熱容器を提供する。【解決手段】蓋本体アセンブリは、下側蓋と、中央蓋と、収容チャンバ内に配置され、下側ガス入口、上側ガス出口、および下側ガス入口と上側ガス出口とを連通させる蒸気通路を備える傾斜防止アセンブリであって、各傾斜防止アセンブリの下側ガス入口は、1つの蒸気入口と連通し、傾斜防止アセンブリ内を移動して上側ガス出口を遮断するか又は開くことが可能な可動封止部材を更に備える、傾斜防止アセンブリと、蒸気通路の高さ方向に延び、容器本体と連通可能な下側端部および上側ガス出口と連通する上側端部を有する圧力解放チューブとを備え、液体加熱容器が傾斜状態にある時、下側位置にある傾斜防止アセンブリ内の可動封止部材は下側位置にある上側ガス出口を遮断可能であり、一方、上側位置にある傾斜防止アセンブリ内の可動封止部材は上側位置にある上側ガス出口を開くことが可能である。【選択図】図1

Description

本出願は、家電製品の技術的分野、特に液体加熱容器に関する。
現在、既存の電気ケトルは、ケトルが傾斜したときにこぼれるのを防止する傾斜防止構造を備えて設計されている。ほとんどの既存の傾斜防止構造は、ケトルの蓋内に横断方向に配置された2つの通気チューブによって傾斜防止機能を達成する。このタイプの構造では、ケトルが傾斜したとき、下側通気チューブは遮断されて、ケトル内の水がこぼれ出すのを防止する。上側通気チューブは、通気のために開かれ、それによってケトル内の安定した圧力を確実にする。しかし、ケトルが傾斜したときに水がはね、それによって、上側通気チューブがはねた水によって遮断される場合、ケトルの内側に高圧が生成されることになる。しかし、この瞬間、高圧は、通気チューブを介してしか解放できず、それによって通気チューブからの水および蒸気の混合物の大量の噴出を引き起こしやすくなり、したがって危険を引き起こす可能性がある。
本出願の目的は、通気チューブが水によって遮断され、それによって、ケトル本体内側の高圧、および、通気チューブからの水および蒸気の混合物の噴出を引き起こす先行技術または関連する技術における問題を少なくとも解決することにある。
この目的のために、本願の第1の態様によれば、蓋本体アセンブリが提供される。
本願の第2の態様によれば、液体加熱容器が提供される。
本発明の第1の態様によれば、蓋本体アセンブリが提供され、液体加熱容器の容器本体の上部において開口部を覆うために使用され、蓋本体アセンブリは、下側蓋を通過する少なくとも2つの蒸気入口が設けられた下側蓋と、下側蓋の上方に接続され、下側蓋と共に収容チャンバを包囲する、中央蓋と、収容チャンバ内に配置され、下側ガス入口、上側ガス出口、および下側ガス入口と上側ガス出口とを連通させる蒸気通路を備える傾斜防止アセンブリであって、各傾斜防止アセンブリの下側ガス入口は、1つの蒸気入口と連通し、傾斜防止アセンブリは、傾斜防止アセンブリ内を移動して上側ガス出口を遮断するか、または開くことが可能な可動封止部材をさらに備える、傾斜防止アセンブリと、蒸気通路の高さ方向に延び、容器本体と連通することが可能な下側端部および上側ガス出口と連通する上側端部を有する圧力解放チューブとを備え、液体加熱容器が傾斜状態にあるとき、下側位置にある傾斜防止アセンブリ内の可動封止部材は、下側位置にある上側ガス出口を遮断可能であり、一方、上側位置にある傾斜防止アセンブリ内の可動封止部材は、上側位置にある上側ガス出口を開くことが可能である。
本態様の実施形態によって提案される蓋本体アセンブリは、下側蓋と、中央蓋と、少なくとも2つの傾斜防止アセンブリとを備え、傾斜防止アセンブリは、上側ガス出口と、蒸気入口と連通する下側ガス入口と、上側ガス出口を遮断する位置に移動することができる可動封止部材を備え、それにより、遮断された傾斜防止アセンブリの内側に、封止された空間が形成され、したがって下側蓋上の蒸気入口の経路は、液体加熱容器が傾斜したときに水が蒸気入口からこぼれ出すのを防止するために傾斜防止アセンブリによって遮断される。圧力解放チューブは、傾斜防止アセンブリ内に設けられる。液体加熱容器が直立状態にあるとき、容器本体内側の蒸気は、蒸気通路および圧力解放チューブそれぞれを介して傾斜防止アセンブリに入ることができ、その後上側ガス出口を介して排出することができる。液体加熱容器が傾斜状態にあるとき、下側位置にある傾斜防止アセンブリ内の可動封止部材は、下側位置にある上側ガス出口を遮断して、水がこぼれ出すのを防止することができ、一方、上側位置にある傾斜防止アセンブリ内の可動封止部材は、上側位置にある上側ガス出口を開くことができ、それにより、上側位置にある傾斜防止アセンブリは通過状態のままであり、蒸気が蒸気通路および圧力解放チューブを介して流出して、蒸気を排出できないことによる容器本体内側の過剰圧力の危険を防止することができることを確実にする。さらに、蒸気を排出するために圧力解放チューブおよび蒸気通路を介する2つの経路を設けることにより、傾斜によって容器本体内側に水はねが生じ、場合によっては少量の水が、圧力およびはねによって上側位置にある蒸気通路および圧力解放チューブに向かって勢いよく進む場合であっても、蒸気通路および圧力解放チューブは互いに連通しない2つの経路であるため、2つのうちの1つの経路が遮断される場合であっても、他の経路を介して圧力を依然として解放することができ、それによって、容器本体内側の蒸気をより容易に解放することを可能にし、容器本体の内部圧力と外部圧力との間のバランスの回復を加速させる。蒸気通路および圧力解放チューブのこの設計は、水からの蒸気の分離を効果的に達成し、容器本体内側の高圧による水および蒸気の混合物の大量の噴出の危険を防止し、液体加熱容器が高温状態にあり、蒸気圧力の影響下にあるときに高温の水蒸気の噴出を低減する。
さらに、関連技術のケトル蓋上に横断方向に配置された通気チューブと比較して、本出願の技術的解決策は、圧力解放チューブおよび蒸気通路を円形チューブとして一体化することにより、傾斜防止アセンブリの内部空間を節約し、ガス案内構造を簡単にし、その結果、傾斜防止アセンブリは、その全体サイズがより小さくなり、構造的安定性がより良好になり、また小型サイズの蓋本体アセンブリに適用可能となり、それによって製品の小型化を容易にする。現在、一人暮らしの人が多くなり、単身者向けおよび少量の液体加熱容器に対する需用が高まっているため、本実施形態によって提供される蓋本体アセンブリは、関連技術における少量液体加熱容器の傾斜防止ケトル蓋の問題に対処し、異なるサイズの傾斜防止ケトル蓋に適用することが可能である。
加えて、本出願の上記で説明した実施形態によって提供される蓋本体アセンブリは、以下の追加的な技術的特徴をさらに有することが可能である。
いくつかの実施形態では、圧力解放チューブの断面積は、蒸気通路の断面積より小さい。そのような配置では、圧力解放チューブの直径は比較的小さいため、水が入ることは難しく、したがって遮断しにくい。傾斜が容器本体内側に水はねを引き起こし、勢いよく進み、飛び跳ねる水によって蒸気入口が遮断されても、ケトル内側の蒸気を圧力解放チューブを介して迅速に解放することが可能であり、それによって容器本体の内部圧力と外部圧力との間のバランスの回復を加速させる。さらに、少量の水が小径の圧力解放チューブに入った場合でも、これは、容器本体の内部圧力と外部圧力との間の相違によって迅速に押し出され、圧力解放チューブは、遮断されないまま維持される。いくつかの実施形態では、前記圧力解放チューブは、前記下側蓋に形成され、上方に延びており、前記圧力解放チューブの前記下側端部は、前記蒸気入口内に位置する。圧力解放チューブが下側蓋に形成されるそのような配置では、傾斜防止アセンブリの内部構造を簡単にすることが可能であり、それによって製品の加工および製造を容易にする。
いくつかの他の実施形態では、圧力解放チューブは、傾斜防止アセンブリに形成され、下方に延びており、圧力解放チューブの下側端部は、蒸気入口内に位置する。圧力解放チューブが傾斜防止アセンブリに形成されるそのような配置では、下側蓋の構造を簡単にすることが可能であり、それにより、圧力解放チューブは傾斜防止アセンブリにおいて一体化され、組み立てられた後は、蒸気入口内に下方に延びる。
いくつかの実施形態では、圧力解放チューブおよび蒸気通路は、隣り合わせに配置される。または圧力解放チューブは、蒸気通路の内側に配置される。
実施形態では、圧力解放チューブは、蒸気通路外側に、蒸気通路と隣り合わせに配置することが可能であり、それにより、圧力解放チューブおよび蒸気通路は、加工および製造が容易である別個の構造となる。または、圧力解放チューブは、蒸気通路の内側に配置され、それによって、一体構造を形成し、圧力解放チューブおよび蒸気通路によって占有される空間を低減することが可能であり、圧力解放チューブおよび蒸気通路の構造を円形チューブとして一体化することにより、傾斜防止アセンブリのサイズがより小型化され、ケトル蓋内側の空間が節約される。
いくつかの実施形態では、圧力解放チューブは、下側蓋の外縁に近い側の蒸気通路の内側に位置する。そのような配置では、傾斜によって容器本体内側に水はねが生じ、場合によっては少量の水が、圧力およびはねによって上側位置にある蒸気入口および圧力解放チューブに向かって勢いよく進む場合であっても、この瞬間、上側位置にある圧力解放チューブが最も高い位置に位置しており、蒸気入口よりも高い位置にあるため、圧力解放チューブを介して容器本体内側の蒸気をより排出しやすくなる傾向があり、それによって容器本体の内部圧力と外部圧力との間のバランスの回復を加速させる。蒸気入口および圧力解放チューブのこの位置配置は、さらに、水からの蒸気の分離を効果的に達成し、容器本体内側の高圧による水および蒸気の混合物の大量の噴出の危険を防止し、液体加熱容器が高温状態にあり、蒸気圧力の影響下にあるときに高温の水蒸気の噴出を低減する。
いくつかの実施形態では、下側蓋の上側面上には、プラグ接続部材が設けられ、このプラグ接続部材は、上方に突き出ており、差し込むことによって傾斜防止アセンブリの下側端部に接続され、それにより、傾斜防止アセンブリは下側蓋に接続される。そのような配置では、下側蓋と傾斜防止アセンブリとの間の接続構造は、簡単にされる。これら2つの間の組み付けを達成するには、防止アセンブリの下側端部を下側蓋のプラグ接続部材に差し込んで接続するだけでよく、それによって下側蓋と傾斜防止アセンブリとの間の組み立ておよび分解、ならびに取り外しおよび洗浄などの、ユーザによる蓋本体アセンブリ上のその後の動作を容易にする。
いくつかの実施形態では、プラグ接続部材は、蒸気入口の周辺に形成された接続スリーブであり、傾斜防止アセンブリの下側端部は、管状部材を備えて形成され、この管状部材は、下方に延び、接続スリーブに被されて蒸気通路を形成する。
実施形態では、プラグ接続部材は、接続スリーブであり、この接続スリーブは、蒸気入口の周辺周りに配置され、蒸気が通過するための蒸気通路の内壁を形成し、それにより、接続スリーブは、組み付けと蒸気通過の両方の機能を同時に有し、それによって部材を節約し、下側蓋の構造を簡単にする。具体的には、管状部材は、接続スリーブの外部周りに被されて、下側蓋と傾斜防止アセンブリとの間の接続を達成し、接続スリーブのこの内側は、蒸気を通過させ、蒸気通路の内壁を形成する。
いくつかの実施形態では、圧力解放チューブの上壁は、接続スリーブの上壁より高く、圧力解放チューブの上側端部は、接続スリーブから外に延びる。傾斜防止アセンブリは、蒸気通路内に形成された位置決めスリーブをさらに備え、位置決めスリーブの下側端部は、圧力解放チューブの上側端部にスリーブ接続される。
実施形態では、圧力解放チューブの上壁を接続スリーブの上壁より高く設けることにより、圧力解放チューブの上端が、蒸気入口を介して入る水によって浸漬されることから防止され、それにより、圧力解放通路は、よりきれいになり、より遮断されにくくなり、ケトル内外のガス圧力は、迅速にバランスを達成する。さらに、位置決めスリーブと圧力解放チューブとの間のスリーブ接続、およびプラグ接続部材と傾斜防止アセンブリの下側端部との間のプラグ共働によって、下側蓋と傾斜防止アセンブリとの間の組み立てが実現され、それにより、下側蓋と傾斜防止アセンブリとの間の組み立ては、より安定し、回転しにくくなり、これら2つの間の組み付けを達成するには、防止アセンブリを下側蓋に差し込んで接続するだけでよく、それによって取り外しおよび洗浄などの、ユーザによる蓋本体アセンブリ上のその後の動作を容易にする。
いくつかの実施形態では、傾斜防止アセンブリは、スナップ嵌合式に互いに係合して中空チャンバを包囲し、形成する、傾斜防止アセンブリベースおよび傾斜防止アセンブリ蓋を備え、中空チャンバの内部は、蒸気チャンバと、圧力解放チャンバと、封止部材移動チャンバとに分割され、蒸気チャンバは、蒸気通路と連通しており、圧力解放チャンバは、圧力解放チューブの上側端部と連通しており、可動封止部材は、封止部材移動チャンバ内側に配置されており、蒸気チャンバは、圧力解放チャンバから分離されており、蒸気チャンバは、封止部材移動チャンバと直接連通しており、圧力解放チャンバは、封止部材移動チャンバと直接連通しており、上側ガス出口は、傾斜防止アセンブリ蓋の上壁上に、封止部材移動チャンバと連通して配置されている。
実施形態では、蒸気チャンバを蒸気通路と連通させ、圧力解放チャンバを圧力解放チューブの上側端部と連通させて設け、蒸気チャンバを圧力解放チャンバから分離することにより、圧力解放チューブおよび蒸気通路それぞれに対して別個の蒸気流路がこうして確保され、蓋本体アセンブリのすべての蒸気出口路が遮断されることによって引き起こされる過剰な内部圧力の危険がさらに防止される。具体的には、蒸気チャンバは、封止部材移動チャンバと直接連通し、圧力解放チャンバは、封止部材移動チャンバと直接連通し、上側ガス出口は、傾斜防止アセンブリ蓋の上壁上に、封止部材移動チャンバと連通して配置され、蒸気通路内の蒸気は、蒸気チャンバ、封止部材移動チャンバおよび上側ガス出口を介して流出することが可能であり、圧力解放チューブ内の蒸気は、圧力解放チャンバ、封止部材移動チャンバ、および上側ガス出口を介して流出することが可能であり、それによって2つのガス路の独立性を確実にする。
いくつかの実施形態では、封止部材移動チャンバは、長さ方向に沿って互いに反対側の第1の端部および第2の端部をさらに備え、第1の端部は下側蓋の外縁近くにあり、第2の端部は下側蓋の外縁から離れており、上側ガス出口は第1の端部の真上に位置しており、可動封止部材は、第1の端部に位置するときに上側ガス出口を遮断することができる。封止部材移動チャンバのチャンバ底壁は、蓋本体アセンブリの高さ方向に沿って第1の端部から第2の端部に下るように配置される。
実施形態では、液体加熱容器が傾斜状態にあるとき、下側位置にある可動封止部材は、蓋本体アセンブリの外縁に近づく方向に封止部材移動チャンバ内側を移動し、したがって封止部材移動チャンバの第1の端部を下側蓋の外縁近くに、第2の端部を下側蓋の外縁から離して、上側ガス出口を第1の端部の真上に設けることにより、液体加熱容器が傾斜したときに可動封止部材によって上側ガス出口を遮断することがさらに容易にされて、液体が流出することを防止する。さらに、封止部材移動チャンバのチャンバ底壁は、蓋本体アセンブリの高さ方向に沿って第1の端部から第2の端部に下がるように配置され、換言すれば、蓋本体アセンブリが直立位置決め状態にあるとき、封止部材移動チャンバのチャンバ底壁の第1の端部は、第2の端部より高く、それにより、可動封止部材は、第2の端部に留まり、可動封止部材が上側ガス出口を遮断することを防止する。
いくつかの実施形態では、傾斜防止アセンブリ蓋は、蓋上壁と、蓋上壁を取り囲み、蓋上壁から下方向に延びる蓋側壁とを備え、蓋上壁の下側面には、封止部材移動チャンバ内側で可動封止部材の移動を案内することができる案内リブが設けられる。そのような配置では、蓋側壁が傾斜防止アセンブリベースの外部周りに被された状態で、蓋上壁の下側面は、傾斜防止アセンブリベースの上壁に押しつけられ、それによって傾斜防止アセンブリベースと傾斜防止アセンブリ蓋との間の接続を達成する。さらに、蓋上壁には案内リブが設けられ、この案内リブは、封止部材移動チャンバ内側で可動封止部材の移動を案内することができ、液体加熱容器が傾斜した場合に、可動封止部材を上側ガス出口に正確に位置合わせすることができ、それによって上側ガス出口の迅速な封止を達成し、液体のこぼれを低減する。
いくつかの実施形態では、ガス案内通路が、中央蓋と下側蓋との間に設けられ、外側と連通する蒸気出口が、中央蓋または下側蓋の側壁に設けられ、ガス案内通路の端部は、傾斜防止アセンブリの上側ガス出口および蒸気出口それぞれと連通する。
実施形態では、傾斜防止アセンブリおよび下側蓋、中央蓋がガス案内通路を形成するようにし、中央蓋または下側蓋に蒸気出口を設けることにより、傾斜防止アセンブリの上側ガス出口から排出された蒸気は、直接ガス案内通路を介して蒸気出口まで流れることが可能であり、それにより、蒸気は、蒸気出口に迅速に達することが可能であり、その後、蒸気出口を介して蓋本体アセンブリから排出することが可能であり、それによって沸騰、トリップ、および電力スイッチの電源オフの間の時間を低減し、それと同時に、蒸気凝縮の接触領域を低減し、ケトル蓋内側での凝縮水の生成を低減する。
いくつかの実施形態では、第1の傾斜防止アセンブリと第2の傾斜防止アセンブリとを備える2つの傾斜防止アセンブリが存在する。ガス案内通路は、Y字形状の全体形のものであり、その3つの端部は、第1の傾斜防止アセンブリの上側ガス出口、第2の傾斜防止アセンブリの上側ガス出口、および蒸気出口それぞれと連通する。
実施形態では、2つの傾斜防止アセンブリを提供することにより、液体加熱容器が傾斜状態にあるときに、少なくとも1つの傾斜防止アセンブリが容器本体の内部と連通して、蒸気の排出を達成し、過剰な内部圧力による危険を防止することができるだけでなく、傾斜防止アセンブリの数をできる限り低減して、製品の構造が複雑すぎることによる無駄を防止する。具体的には、ガス案内通路がY字形状の全体形のものであり、その3つの端部は、第1の傾斜防止アセンブリの上側ガス出口、第2の傾斜防止アセンブリの上側ガス出口、および蒸気出口それぞれと連通し、蒸気の流路は可能な限り短くされて、蒸気を可能な限りすばやく排出する。
いくつかの実施形態では、傾斜防止アセンブリの上壁の上側面上には、上方に突き出て、上側ガス出口の周辺を取り囲むように配置されたガスノズルが設けられ、ガスノズルは、ガス案内通路内に位置している。そのような配置では、傾斜防止アセンブリのガス出口とガス案内通路との間の連通がより近く、ガス出口を流出した後の蒸気は、ガス案内通路に直接入ることができ、それによって蒸気が流出することを防止する。
本発明の第2の態様によれば、液体加熱容器が提供され、液体加熱容器は、開口部がその上部に設けられた容器本体と、開口部を覆うように配置された、上記で説明した技術的解決策のいずれか1つによる蓋本体アセンブリとを備える。
本態様の実施形態によって提供される液体加熱容器は、上記で説明した技術的解決策のいずれか1つによる蓋本体アセンブリを有するため、液体加熱容器は、ここでは1つ1つ反復しない上記で説明した技術的解決策のいずれか1つの有利な効果を有する。
いくつかの実施形態では、液体加熱容器は、互いに反対側に配置された注ぎ口およびハンドルをさらに備え、凝縮通路が、ハンドルの内側に、蒸気通路と連通して配置される。そのような配置では、蒸気通路内の蒸気は、ハンドルの凝縮通路に流入することが可能であり、そこで水滴に凝縮され、その後排出されることが可能である。
いくつかの実施形態では、注ぎ口とハンドルとの間の接続線に沿って線対称に配置された2つの傾斜防止アセンブリが存在し、傾斜防止アセンブリのいずれか1つの圧力解放チューブは、ハンドルから離れた蒸気入口の端部に位置する。
実施形態では、ハンドルは、2つの傾斜防止アセンブリを注ぎ口とハンドルとの間の接続線に沿って線対称に配置することによって、液体加熱容器が傾斜したときに支持点としての役割を果たすため、重力の影響下において、下側位置にある傾斜防止アセンブリ内の可動封止部材は、上側ガス出口を遮断する位置に位置して、液体加熱容器がどちらの側に向かって傾斜しても水がこぼれ出すのを防止することができる。一方、上側位置にある傾斜防止アセンブリ内の可動封止部材は、上側ガス出口に蒸気を通過させる位置に位置し、それにより、上側位置にある傾斜防止アセンブリは、遮断されない状態に維持されて蒸気を通過させ、蒸気が、蒸気入口および圧力解放チューブを介して流出し、容器本体内側の蒸気を排出できないことによる過剰圧力の危険を防止することができることを確実にし、したがって傾斜防止状態にある液体加熱容器の必要性を満たす。
他の態様および/または本発明の一般的な発想の有利な点は、以下の説明により説明され、部分的にその説明から明らかになるか、または、本発明の一般的な発想の実施によって知られることが可能である。
本発明の上記で述べた他の目的および特徴は、添付の図を併用して実施形態の以下の説明からより明らかになるであろう。
本発明の実施形態によって提供される蓋本体アセンブリの、これが逆さま状態にあるときの概略構造図である。 本発明の実施形態によって提供される蓋本体アセンブリの、これが直立状態にあるときの構造の一部の概略構造図である。 本発明の実施形態によって提供される蓋本体アセンブリの傾斜防止アセンブリの展開概略図である。 本発明の実施形態によって提供される蓋本体アセンブリの傾斜防止アセンブリの別の展開概略図である。 本発明の実施形態によって提供される下側蓋および傾斜防止アセンブリの分解された概略構造図である。 本発明の実施形態によって提供される下側蓋および傾斜防止アセンブリの別の分解された概略構造図である。 本発明の実施形態によって提供される蓋本体アセンブリの概略上面図である。 図7のA-Aに沿って取られた断面図である。 本発明の実施形態によって提供される蓋本体アセンブリの別の概略上面図である。 図9のB-Bに沿って取られた断面図である。 本発明の別の実施形態によって提供される傾斜防止アセンブリの展開概略図である。 本発明の別の実施形態によって提供される傾斜防止アセンブリの概略断面構造図である。 本発明の実施形態によって提供される蓋本体アセンブリの構造の一部の展開図である。 本発明の実施形態によって提供される蓋本体アセンブリの概略正面図である。 図14のC-Cに沿って取られた断面図である。 本発明の実施形態によって提供される蓋本体アセンブリの構造の一部の別の展開図である。 本発明の実施形態によって提供される中央蓋の、これが逆さま状態にあるときの概略構造図である。 本発明の実施形態によって提供される蓋本体アセンブリの展開図である。 本発明の実施形態によって提供される液体加熱容器の、これが傾斜した状態にあり、中央蓋が取り外されているときの概略構造図である。 本発明の実施形態によって提供される液体加熱容器の傾斜防止アセンブリの、これが傾斜した状態にあるときの内部構造の概略図である。 本発明の実施形態によって提供される液体加熱容器の、これが傾斜した状態にあるときの概略構造図である。
以下の詳細な説明は、本明細書において説明する方法、デバイス、および/またはシステムの包括的な理解を読み手が得ることを助けるために提供される。しかし、本出願の開示を理解した後に、本明細書において説明する方法、デバイス、および/またはシステムのさまざまな変更、改変、および均等物が明確になるであろう。たとえば、本明細書において説明する動作の順序は、限定的ではなく例にすぎず、その代わり、特定の順序で行われなければならない動作を除いて、本出願の開示を理解したときに明確になるように変更することが可能である。さらに、当技術分野で知られている特徴の説明は、明確および簡潔にするために省略されることがある。
本明細書において説明する特徴は、異なる形態で実施されてもよく、本明細書において説明する例に限定されるものとして解釈されてはならない。そうではなく、本明細書において説明する例は、本明細書において説明する方法、デバイス、および/またはシステムを実施する数多くの可能性のある方法のうちのごく一部を説明するために提供されており、その多くの可能性のある方法は、本出願の開示を理解した後に明らかになるであろう。
本明細書で使用されるとき、用語「および/または」は、関連するリスト項目の任意の1つおよび任意の2つ以上の任意の組合せを含む。
「第1」、「第2」、および「第3」などの用語は、さまざまな要素、構成要素、領域、層または部材を説明するために本明細書において使用され得るが、これらの要素、構成要素、領域、層、または部材は、これらの用語によって限定されてはならない。そうではなく、これらの用語は、要素、構成要素、領域、層、または部材を別の要素、構成要素、領域、層、または部材と区別するために使用されるにすぎない。したがって、本明細書において説明する例内のいわゆる第1の要素、第1の構成要素、第1の領域、第1の層または第1の部材は、その例の教示から逸脱することなく、第2の要素、第2の構成要素、第2の領域、第2の層、または第2の部材と呼ぶこともできる。
この説明では、層、領域、または基材などの要素が、別の要素「上にある」、「に接続される」もしくは「に結合される」として説明されるとき、その要素を、直接的に別の要素「上」にする、別の要素に「接続する」もしくは「結合する」ことが可能であり、またはそれらの間に介入する1つまたは複数の他の要素が存在する可能性もある。対照的に、要素が別の要素「上に直接的にある」、「に直接的に接続される」、または「に直接的に結合される」と説明されるとき、それらの間に介入する他の要素は存在してはならない。
本明細書において使用する用語は、さまざまな例を説明するためだけに使用され、本開示を限定するために使用されるものではない。単数の形態は、内容が別途明確に定めない限り、複数の形態を含むようにも意図される。用語「備える」、「含む」、および「有する」は、列挙した特徴、量、動作、構成要素、要素、および/またはその組合せの存在を説明しているが、その1つまたは複数の他の特徴、量、動作、構成要素、要素、および/またはその組合せの存在または追加を排除するものではない。用語「複数の」は、2つ以上の任意の数を示す。
本出願内の「上側」、「下側」、「上部」、および「底部」などの位置用語の定義はすべて、液体加熱容器が通常の使用状態にあり、直立に置かれるときの位置定義に基づく。
別途定義されない限り、本明細書において使用する技術的および科学的用語を含むすべての用語は、本発明を理解した後に本発明が関係する技術分野の当業者によって一般的に理解されるのと同じ意味を有する。本明細書において明示的にそのように定義されない限り、汎用辞書に定義されるようなものなどの用語は、関連する技術の文脈および本発明におけるそれらの意味と一貫した意味を有するように解釈されなければならず、理想化されてはならず、または過度に正式化して解釈されてはならない。
加えて、例の説明では、よく知られている関連構造または機能の詳細な説明が本発明の説明を曖昧にすると考えられる場合、そのような詳細な説明は省略される。
本出願のいくつかの実施形態の蓋本体アセンブリおよび液体加熱容器は、図1から21を併用して以下で説明される。
図1から6に示されるように、本発明の第1の態様によれば、蓋本体アセンブリが提供され、液体加熱容器の容器本体50の上部において開口部を覆うために使用され、蓋本体アセンブリは、下側蓋10を通過する少なくとも2つの蒸気入口110が設けられた下側蓋10と、下側蓋10の上方に接続され、下側蓋10と共に収容チャンバを包囲する、中央蓋20と、収容チャンバ内に配置され、下側ガス入口、上側ガス出口334、および下側ガス入口と上側ガス出口334とを連通させる蒸気通路を備える傾斜防止アセンブリ30であって、各傾斜防止アセンブリ30の下側ガス入口は、1つの蒸気入口110と連通し、傾斜防止アセンブリ30は、傾斜防止アセンブリ30内を移動して上側ガス出口334を遮断するか、または開くことが可能な可動封止部材320をさらに備える、傾斜防止アセンブリと、蒸気通路の高さ方向に延び、容器本体50と連通することが可能な下側端部および上側ガス出口334と連通する上側端部を有する圧力解放チューブ113とを備え、液体加熱容器が傾斜状態にあるとき、下側位置にある傾斜防止アセンブリ30内の可動封止部材320は、下側位置にある上側ガス出口334を遮断可能であり、一方、上側位置にある傾斜防止アセンブリ30内の可動封止部材320は、上側位置にある上側ガス出口334を開くことが可能である。
本態様の実施形態によって提案される蓋本体アセンブリは、下側蓋10と、中央蓋20と、少なくとも2つの傾斜防止アセンブリ30とを備え、傾斜防止アセンブリ30は、上側ガス出口334と、蒸気入口110と連通する下側ガス入口と、上側ガス出口334を遮断する位置に移動することができる可動封止部材320を備え、それにより、遮断された傾斜防止アセンブリ30の内側に、封止された空間が形成され、したがって下側蓋10上の蒸気入口110の経路は、液体加熱容器が傾斜したときに水が蒸気入口110からこぼれ出すのを防止するために傾斜防止アセンブリ30によって遮断される。圧力解放チューブ113は、傾斜防止アセンブリ30内に設けられる。液体加熱容器が直立状態にあるとき、容器本体50内側の蒸気は、蒸気通路および圧力解放チューブ113それぞれを介して傾斜防止アセンブリに入ることができ、その後上側ガス出口334を介して排出することができる。液体加熱容器が傾斜状態にあるとき、下側位置にある傾斜防止アセンブリ30内の可動封止部材320は、下側位置にある上側ガス出口334を遮断して、水がこぼれ出すのを防止することができ、一方、上側位置にある傾斜防止アセンブリ30内の可動封止部材320は、上側位置にある上側ガス出口334を開くことができ、それにより、上側位置にある傾斜防止アセンブリ30は通過状態のままであり、蒸気が蒸気通路および圧力解放チューブ113を介して流出して、蒸気を排出できないことによる容器本体50内側の過剰圧力の危険を防止することができることを確実にする。さらに、蒸気を排出するために圧力解放チューブ113および蒸気通路を介する2つの経路を設けることにより、傾斜によって容器本体50内側に水はねが生じ、場合によっては少量の水が、圧力およびはねによって上側位置にある蒸気通路および圧力解放チューブ113に向かって勢いよく進む場合であっても、蒸気通路および圧力解放チューブ113は互いに連通しない2つの経路であるため、2つのうちの1つの経路が遮断される場合であっても、他の経路を介して圧力を依然として解放することができ、それによって、容器本体内側の蒸気をより容易に解放することを可能にし、容器本体50の内部圧力と外部圧力との間のバランスの回復を加速させる。蒸気通路および圧力解放チューブ113のこの設計は、水からの蒸気の分離を効果的に達成し、容器本体50内側の高圧による水および蒸気の混合物の大量の噴出の危険を防止し、液体加熱容器が高温状態にあり、蒸気圧力の影響下にあるときに高温の水蒸気の噴出を低減する。
さらに、関連技術のケトル蓋上に横断方向に配置された通気チューブと比較して、本出願の技術的解決策は、圧力解放チューブ113および蒸気通路を円形チューブとして一体化することにより、傾斜防止アセンブリ30の内部空間を節約し、ガス案内構造を簡単にし、その結果、傾斜防止アセンブリ30は、その全体サイズがより小さくなり、構造的安定性がより良好になり、また小型サイズの蓋本体アセンブリに適用可能となり、それによって製品の小型化を容易にする。現在、一人暮らしの人が多くなり、単身者向けおよび少量の液体加熱容器に対する需用が高まっているため、本実施形態によって提供される蓋本体アセンブリは、関連技術における少量液体加熱容器の傾斜防止ケトル蓋の問題に対処し、異なるサイズの傾斜防止ケトル蓋に適用することが可能である。
図1、2、および5から10に示されるように、圧力解放チューブ113の内側に、蒸気が通過するための圧力解放開口部111が必ず存在することを理解することができる。
関連技術における傾斜防止ケトル蓋では、傾斜防止機能は、封止し、圧力を解放するための比較的複雑な構造を有するケトル蓋内に横断方向に配置された2つの通気通路によって達成される。経路内側に可動封止部材320のような構造を配置するには、特定の長さの経路を必要とし、その結果、ケトル蓋内側の通路は比較的長くなり、ケトル蓋の大きな面を占有し、比較的小型サイズの多くのケトル蓋に使用することは不可能である。加えて、水分張力および形成される水滴のサイズは固定され、変更することはできないため、通気経路の内径を小さくすることはできず、そうでなければ、これは、凝縮水の水膜による蒸気のブロッキングをもたらし、それによって通過蒸気の機能不全および安全上のリスクを引き起こす。したがって、関連技術における通気経路を直接小さくして、小型サイズの蓋本体アセンブリに配置することはできない。本出願によって提供される蓋本体アセンブリは、蒸気通路の直径を変更することなく、また可動封止部材320のサイズを変更することなく、圧力解放チューブ113および蒸気通路の構造を円形チューブ形状に一体化し、それによって封止される構造の内部空間を節約し、蒸気案内構造を簡単にし、傾斜防止アセンブリ30がより小型の蓋本体アセンブリに適応することを可能にし、製品の適応性を改善する。
いくつかの実施形態では、圧力解放チューブ113の断面積は、蒸気通路の断面積より小さい。そのような配置では、圧力解放チューブ113の直径は比較的小さいため、水が入ることは難しく、したがって遮断しにくい。傾斜が容器本体内側に水はねを引き起こし、勢いよく進み、飛び跳ねる水によって蒸気入口110が遮断されても、ケトル内側の蒸気を圧力解放チューブ113を介して迅速に解放することが可能であり、それによって容器本体50の内部圧力と外部圧力との間のバランスの回復を加速させる。さらに、少量の水が小径の圧力解放チューブ113に入った場合でも、これは、容器本体50の内部圧力と外部圧力との間の相違によって迅速に押し出され、圧力解放チューブ113は、遮断されないまま維持される。
さらに、圧力解放チューブ113の特有の配置に関して、いくつかの実施形態では、図1、2、および5から10に示されるように、圧力解放チューブ113は、下側蓋10に形成され、上方に延びており、圧力解放チューブ113の下側端部は、蒸気入口110内に位置する。圧力解放チューブ113が下側蓋10に形成されるそのような配置では、傾斜防止アセンブリ30の内部構造を簡単にすることが可能であり、それによって製品の加工および製造を容易にする。具体的には、蒸気入口110は円形孔であり、圧力解放チューブ113は、中空円形シリンダであり、下側蓋10の外縁に近い側面上の円形孔の内側に配置され、円形孔の内壁に直接接続される。または、圧力解放チューブ113は、接続リブなどの構造によって円形孔の内壁と間接的に接続することが可能である。
いくつかの他の実施形態では、圧力解放チューブ113は、傾斜防止アセンブリ30に形成され、下方に延びており、圧力解放チューブ113の下側端部は、蒸気入口110内に位置する。圧力解放チューブ113が傾斜防止アセンブリ30に形成されるそのような配置では、下側蓋10の構造を簡単にすることが可能であり、それにより、圧力解放チューブ113は傾斜防止アセンブリ30において一体化され、組み立てられた後は、蒸気入口110内に下方に延びる。
いくつかの実施形態では、圧力解放チューブ113および蒸気通路は、隣り合わせに配置される。または圧力解放チューブ113は、蒸気通路の内側に配置される。
実施形態では、圧力解放チューブ113は、蒸気通路外側に、蒸気通路と隣り合わせに配置することが可能であり、それにより、圧力解放チューブ113および蒸気通路は、加工および製造が容易である別個の構造となる。または、圧力解放チューブ113は、蒸気通路内側に配置され、それによって、一体構造を形成し、圧力解放チューブ113および蒸気通路によって占有される空間を低減することが可能であり、圧力解放チューブ113および蒸気通路の構造を円形チューブとして一体化することにより、傾斜防止アセンブリ30のサイズがより小型化され、ケトル蓋内側の空間が節約される。
いくつかの実施形態では、圧力解放チューブ113は、下側蓋10の外縁に近い側の蒸気通路の内側に位置する。そのような配置では、傾斜によって容器本体50内側に水はねが生じ、場合によっては少量の水が、圧力およびはねによって上側位置にある蒸気入口110および圧力解放チューブ113に向かって勢いよく進む場合であっても、この瞬間、上側位置にある圧力解放チューブ113が最も高い位置に位置しており、蒸気入口110よりも高い位置にあるため、圧力解放チューブ113を介して蒸気をより排出しやすくなる傾向があり、それによって容器本体50の内部圧力と外部圧力との間のバランスの回復を加速させる。蒸気入口110および圧力解放チューブ113のこの位置配置は、さらに、水からの蒸気の分離を効果的に達成し、容器本体50内側の高圧による水および蒸気の混合物の大量の噴出の危険を防止し、液体加熱容器が高温状態にあり、蒸気圧力の影響下にあるときに高温の水蒸気の噴出を低減する。
下側蓋10と傾斜防止アセンブリ30との間の接続に関して、いくつかの実施形態では、図5および6に示すように、下側蓋10の上側面上には、プラグ接続部材が設けられ、このプラグ接続部材は、上方に突き出ており、差し込むことによって傾斜防止アセンブリ30の下側端部に接続され、それにより、傾斜防止アセンブリ30は下側蓋10に接続される。そのような配置では、下側蓋10と傾斜防止アセンブリ30との間の接続構造は、簡単にされる。これら2つの間の組み付けを達成するには、傾斜防止アセンブリ30の下側端部を下側蓋10のプラグ接続部材に差し込んで接続するだけでよく、それによって下側蓋10と傾斜防止アセンブリ30との間の組み立ておよび分解、ならびに取り外しおよび洗浄などの、ユーザによる蓋本体アセンブリ上のその後の動作を容易にする。
さらに、製品構造を簡単にするために、図3、4、5、および6に示されるように、いくつかの実施形態では、プラグ接続部材は、蒸気入口110の周辺に形成された接続スリーブ112であり、傾斜防止アセンブリ30の下側端部は、管状部材315を備えて形成され、この管状部材は、下方に延び、接続スリーブ112に被されて蒸気通路を形成する。
実施形態では、プラグ接続部材は、接続スリーブ112であり、この接続スリーブは、蒸気入口110の周辺周りに配置され、蒸気が通過するための蒸気通路の内壁を形成し、それにより、接続スリーブ112は、組み付けと蒸気通過の両方の機能を同時に有し、それによって部材を節約し、下側蓋10の構造を簡単にする。具体的には、管状部材315は、接続スリーブ112の外部周りに被されて、下側蓋10と傾斜防止アセンブリ30との間の接続を達成し、接続スリーブ112のこの内側は、蒸気を通過させ、蒸気通路の内壁を形成する。
いくつかの実施形態では、図3、4、5、および6に示されるように、圧力解放チューブ113の上壁は、接続スリーブ112の上壁より高く、圧力解放チューブ113の上側端部は、接続スリーブ112から外に延びる。傾斜防止アセンブリ30は、蒸気通路内に形成された位置決めスリーブ316をさらに備え、位置決めスリーブ316の下側端部は、圧力解放チューブ113の上側端部にスリーブ接続される。
実施形態では、圧力解放チューブ113の上壁を接続スリーブ112の上壁より高く設けることにより、圧力解放チューブ113の上端が、蒸気入口110を介して入る水によって浸漬されることから防止され、それにより、圧力解放通路は、よりきれいになり、より遮断されにくくなり、ケトル内外のガス圧力は、迅速にバランスを達成する。さらに、位置決めスリーブ316と圧力解放チューブ113との間のスリーブ接続、およびプラグ接続部材と傾斜防止アセンブリ30の下側端部との間のプラグ共働によって、下側蓋10と傾斜防止アセンブリ30との間の組み立てが実現され、それにより、下側蓋10と傾斜防止アセンブリ30との間の組み立ては、より安定し、回転しにくくなり、これら2つの間の組み付けを達成するには、傾斜防止アセンブリ30を下側蓋10に差し込んで接続するだけでよく、それによって取り外しおよび洗浄などの、ユーザによる蓋本体アセンブリ上のその後の動作を容易にする。
具体的には、図5および6に示されるように、接続スリーブ112は、全体的に円形チューブ形状のものであり、圧力解放チューブ113は、接続スリーブ112内側に位置する円形チューブであり、接続スリーブ112および圧力解放チューブ113は、蓋本体アセンブリの高さ方向に沿って垂直に延びる。使用中、容器本体50の内側チャンバ内の蒸気は、圧力解放チューブ113および接続スリーブ112を介して傾斜防止アセンブリ30内に迅速に入り、上側ガス出口334から排出されることが可能である。蒸気は、圧力解放チューブ113、接続スリーブ112、および傾斜防止アセンブリ30内に比較的短い流路を有し、傾斜防止アセンブリ30から外に迅速に排出されることが可能であり、それにより、蒸気は、圧力解放チューブ113、接続スリーブ112、および傾斜防止アセンブリ30内側に凝縮水を形成しにくくなり、したがって、長すぎる通気通路の内側で蒸気が凝縮水を形成しやすくなることによって引き起こされる、関連技術における飲料水に関わる衛生問題を解決する。
傾斜防止アセンブリ30の特有の構造に関して、いくつかの実施形態では、図3、4、11、および12に示されるように、傾斜防止アセンブリ30は、スナップ嵌合式に互いに係合して中空チャンバを包囲し、形成する、傾斜防止アセンブリベース310および傾斜防止アセンブリ蓋330を備え、中空チャンバの内部は、蒸気チャンバ312と、圧力解放チャンバ313と、封止部材移動チャンバ314とに分割され、蒸気チャンバ312は、蒸気通路と連通しており、圧力解放チャンバ313は、圧力解放チューブ113の上側端部と連通しており、可動封止部材320は、封止部材移動チャンバ314内側に配置されており、蒸気チャンバ312は、圧力解放チャンバ313から分離されており、蒸気チャンバ312は、封止部材移動チャンバ314と直接連通しており、圧力解放チャンバ313は、封止部材移動チャンバ314と直接連通しており、上側ガス出口334は、傾斜防止アセンブリ蓋330の上壁上に、封止部材移動チャンバ314と連通して配置されている。
実施形態では、蒸気チャンバ312を蒸気通路と連通させ、圧力解放チャンバ313を圧力解放チューブ113の上側端部と連通させて設け、蒸気チャンバ312を圧力解放チャンバ313から分離することにより、圧力解放チューブ113および蒸気通路それぞれに対して別個の蒸気流路がこうして確保され、蓋本体アセンブリのすべての蒸気出口路が遮断されることによって引き起こされる過剰な内部圧力の危険がさらに防止される。具体的には、蒸気チャンバ312は、封止部材移動チャンバ314と直接連通し、圧力解放チャンバ313は、封止部材移動チャンバ314と直接連通し、上側ガス出口334は、傾斜防止アセンブリ蓋330の上壁上に、封止部材移動チャンバ314と連通して配置され、蒸気通路内の蒸気は、蒸気チャンバ312、封止部材移動チャンバ314および上側ガス出口334を介して流出することが可能であり、圧力解放チューブ113内の蒸気は、圧力解放チャンバ313、封止部材移動チャンバ314、および上側ガス出口334を介して流出することが可能であり、それによって2つのガス路の独立性を確実にする。
具体的には、図3および4に示されるように、傾斜防止アセンブリベース310は、中空ベース本体311を備え、その内側には、蒸気チャンバ312、圧力解放チャンバ313、および封止部材移動チャンバ314がすべて配置され、位置決めスリーブ316および管状部材315はいずれも、ベース本体311の底壁上に接続されており、下方に延びている。
具体的には、圧力解放チャンバ313の側壁上には、封止部材移動チャンバ314と連通する第1の切欠部が存在し、この第1の切欠部は、簡単な構造のものであり、圧力解放チャンバ313内側の蒸気が封止部材移動チャンバ314に入ることを可能にすることができる。蒸気チャンバ312の側壁上には、封止部材移動チャンバ314と連通する第2の切欠部が存在し、第2の切欠部の側壁は、封止部材移動チャンバ314の底壁より高くない。第2の切欠部を提供することにより、蒸気チャンバ312内の蒸気を封止部材移動チャンバ314に入れることを可能にすることができるだけでなく、封止部材移動チャンバ314内で凝縮した水も第2の切欠部を介して流れて戻ることができ、それによって封止部材移動チャンバ314内の凝縮水の長期にわたる蓄積による細菌の成長を防止する。
いくつかの実施形態では、図3、19、および20に示されるように、封止部材移動チャンバ314は、長さ方向に沿って互いに反対側の第1の端部および第2の端部をさらに備え、第1の端部は下側蓋10の外縁近くにあり、第2の端部は下側蓋10の外縁から離れており、上側ガス出口334は第1の端部の真上に位置しており、可動封止部材320は、第1の端部に位置するときに上側ガス出口334を遮断することができる。封止部材移動チャンバ314のチャンバ底壁は、蓋本体アセンブリの高さ方向に沿って第1の端部から第2の端部に下るように配置される。
実施形態では、液体加熱容器が傾斜状態にあるとき、下側位置にある可動封止部材320は、蓋本体アセンブリの外縁に近づく方向に封止部材移動チャンバ314内側を移動し、したがって封止部材移動チャンバ314の第1の端部を下側蓋10の外縁近くに、第2の端部を下側蓋10の外縁から離して、上側ガス出口334を第1の端部の真上に設けることにより、液体加熱容器が傾斜したときに可動封止部材320によって上側ガス出口334を遮断することがさらに容易にされて、液体が流出することを防止する。さらに、封止部材移動チャンバ314のチャンバ底壁は、蓋本体アセンブリの高さ方向に沿って第1の端部から第2の端部に下がるように配置され、換言すれば、蓋本体アセンブリが直立位置決め状態にあるとき、封止部材移動チャンバ314のチャンバ底壁の第1の端部は、第2の端部より高く、それにより、可動封止部材320は、第2の端部に留まり、可動封止部材320が上側ガス出口334を遮断することを防止する。
いくつかの実施形態では、図11、12、および13に示されるように、傾斜防止アセンブリ蓋330は、蓋上壁331と、蓋上壁331を取り囲み、蓋上壁331から下方向に延びる蓋側壁332とを備え、蓋上壁331の下側面には、封止部材移動チャンバ314内側で可動封止部材320の移動を案内することができる案内リブ333が設けられる。そのような配置では、蓋側壁332が傾斜防止アセンブリベース310の外部周りに被された状態で、蓋上壁331の下側面は、傾斜防止アセンブリベース310の上壁に押しつけられ、それによって傾斜防止アセンブリベース310と傾斜防止アセンブリ蓋330との間の接続を達成する。さらに、蓋上壁331には案内リブ333が設けられ、この案内リブは、封止部材移動チャンバ314内側で可動封止部材320の移動を案内することができ、液体加熱容器が傾斜した場合に、可動封止部材320を上側ガス出口334に正確に位置合わせすることができ、それによって上側ガス出口334の迅速な封止を達成し、液体のこぼれを低減する。
具体的には、可動封止部材320はボールであり、これは、簡単な構造であるだけでなく、封止部材移動チャンバ314内で迅速に転がり、したがって上側ガス出口334を緊密に遮断することも可能である。
迅速な通気を達成するために、いくつかの実施形態では、図14、15、16、および17に示されるように、ガス案内通路210が、中央蓋20と下側蓋10との間に設けられ、外側と連通する蒸気出口211が、中央蓋20または下側蓋10の側壁に設けられ、ガス案内通路210の端部は、傾斜防止アセンブリ30の上側ガス出口334および蒸気出口211それぞれと連通する。
実施形態では、傾斜防止アセンブリ30および下側蓋10、中央蓋20がガス案内通路210を形成するようにし、中央蓋20または下側蓋10に蒸気出口211を設けることにより、傾斜防止アセンブリ30の上側ガス出口334から排出された蒸気は、直接ガス案内通路210を介して蒸気出口211まで流れることが可能であり、それにより、蒸気は、蒸気出口211に迅速に達することが可能であり、その後、蒸気出口211を介して蓋本体アセンブリから排出することが可能であり、それによって沸騰、トリップ、および電力スイッチの電源オフの間の時間を低減し、それと同時に、蒸気凝縮の接触領域を低減し、ケトル蓋内側での凝縮水の生成を低減する。
具体的には、図14、15、16、および17に示されるように、ガス案内通路210は、中央蓋20の下側面に配置され、下側蓋10の上側面に当接して緊密な嵌合を達成する。
いくつかの実施形態では、第1の傾斜防止アセンブリ340と第2の傾斜防止アセンブリ350とを備える2つの傾斜防止アセンブリ30が存在する。図14、15、および16に示されるように、ガス案内通路210は、Y字形状の全体形のものであり、その3つの端部は、第1の傾斜防止アセンブリ340の上側ガス出口334、第2の傾斜防止アセンブリ350の上側ガス出口334、および蒸気出口211それぞれと連通する。
実施形態では、2つの傾斜防止アセンブリ30を提供することにより、液体加熱容器が傾斜状態にあるときに、少なくとも1つの傾斜防止アセンブリ30が容器本体50の内部と連通して、蒸気の排出を達成し、過剰な内部圧力による危険を防止することができるだけでなく、傾斜防止アセンブリの数をできる限り低減して、製品の構造が複雑すぎることによる無駄を防止する。具体的には、図16および17に示されるように、ガス案内通路210がY字形状の全体形のものであり、その3つの端部は、第1の傾斜防止アセンブリ340の上側ガス出口334、第2の傾斜防止アセンブリ350の上側ガス出口334、および蒸気出口211それぞれと連通し、蒸気の流路は可能な限り短くされて、蒸気を可能な限りすばやく排出する。
いくつかの実施形態では、図3、12、および15に示されるように、傾斜防止アセンブリ30の上壁の上側面上には、上方に突き出て、上側ガス出口334の周辺を取り囲むように配置されたガスノズル335が設けられ、ガスノズル335は、ガス案内通路210内に位置している。そのような配置では、傾斜防止アセンブリ30のガス出口とガス案内通路210との間の連通がより近く、ガス出口を流出した後の蒸気は、ガス案内通路210に直接入ることができ、それによって蒸気が流出することを防止する。
いくつかの実施形態では、図21に示すように、蓋本体アセンブリは、上側蓋40をさらに備え、この上側蓋は、中央蓋20の上方に装着され、中央蓋20上の部材を覆って、蓋本体アセンブリの綺麗さおよび外観を促進することができる。
実施形態では、図18に示されるように、蓋本体アセンブリは、封止リング530をさらに備え、この封止リングは、下側蓋10の周辺の周りに被され、蓋本体アセンブリと容器本体50との間から水が流出することを防止して、蓋本体アセンブリと容器本体50との間の水密接続を達成することができる。
図19、20、および21に示されるように、本発明の第2の態様によれば、液体加熱容器が提供され、液体加熱容器は、開口部がその上部に設けられた容器本体50と、開口部を覆うように配置された、上記で説明した技術的解決策のいずれか1つによる蓋本体アセンブリとを備える。
本態様の実施形態によって提供される液体加熱容器は、上記で説明した技術的解決策のいずれか1つによる蓋本体アセンブリを有するため、液体加熱容器は、ここでは1つ1つ反復しない上記で説明した技術的解決策のいずれか1つの有利な効果を有する。
いくつかの実施形態では、図19、20、および21に示されるように、液体加熱容器は、互いに反対側に配置された注ぎ口510およびハンドル520をさらに備え、凝縮通路が、ハンドル520の内側に、蒸気通路と連通して配置される。そのような配置では、蒸気通路内の蒸気は、ハンドル520の凝縮通路に流入することが可能であり、そこで水滴に凝縮され、その後排出されることが可能である。
いくつかの実施形態では、注ぎ口510とハンドル520との間の接続線に沿って線対称に配置された2つの傾斜防止アセンブリ30が存在し、傾斜防止アセンブリ30のいずれか1つの圧力解放チューブ113は、ハンドル520から離れた蒸気入口110の端部に位置する。
実施形態では、ハンドル520は、2つの傾斜防止アセンブリ30を注ぎ口510とハンドル520との間の接続線に沿って線対称に配置することによって、液体加熱容器が傾斜したときに支持点としての役割を果たすため、重力の影響下において、下側位置にある傾斜防止アセンブリ30内の可動封止部材320は、上側ガス出口334を遮断する位置に位置して、液体加熱容器がどちらの側に向かって傾斜しても水がこぼれ出すのを防止することができる。一方、上側位置にある傾斜防止アセンブリ30内の可動封止部材320は、上側ガス出口334に蒸気を通過させる位置に位置し、それにより、上側位置にある傾斜防止アセンブリ30は、遮断されない状態に維持されて蒸気を通過させ、蒸気が、蒸気入口110および圧力解放チューブ113を介して流出し、容器本体50内側の蒸気を排出できないことによる過剰圧力の危険を防止することができることを確実にし、したがって傾斜防止状態にある液体加熱容器の必要性を満たす。
本発明の実施形態を上記で詳細に説明してきたが、本発明の趣旨および範囲から逸出することなく、当業者によりさまざまな改変形態および変形形態が本発明の実施形態に加えられることが可能である。そのような改変形態および変形形態は、当業者に明らかであるような、特許請求の範囲によって定義される本発明の実施形態の趣旨および範囲内に依然として含まれることを理解されたい。
10 下側蓋
110 蒸気入口
111 圧力解放開口部
112 接続スリーブ
113 圧力解放チューブ
20 中央蓋
210 ガス案内通路
211 蒸気出口
30 傾斜防止アセンブリ
310 傾斜防止アセンブリベース
311 ベース本体
312 蒸気チャンバ
313 圧力解放チャンバ
314 封止部材移動チャンバ
315 管状部材
316 位置決めスリーブ
320 可動封止部材
330 傾斜防止アセンブリ蓋
331 蓋上壁
332 蓋側壁
333 案内リブ
334 上側ガス出口
335 ガスノズル
340 第1の傾斜防止アセンブリ
350 第2の傾斜防止アセンブリ
40 上側蓋
50 容器本体
510 注ぎ口
520 ハンドル
530 封止リング

Claims (18)

  1. 液体加熱容器の容器本体(50)の上部において開口部を覆うための蓋本体アセンブリであって、
    前記蓋本体アセンブリは、
    下側蓋(10)を通過する少なくとも2つの蒸気入口(110)が設けられた、前記下側蓋(10)と、
    前記下側蓋(10)の上方に接続され、前記下側蓋(10)と共に収容チャンバを包囲する、中央蓋(20)と、
    前記収容チャンバ内に配置され、下側ガス入口、上側ガス出口(334)、および下側ガス入口と上側ガス出口(334)とを連通させる蒸気通路を備える傾斜防止アセンブリ(30)であって、各傾斜防止アセンブリ(30)の前記下側ガス入口は、前記蒸気入口(110)の1つの蒸気入口と連通し、前記傾斜防止アセンブリ(30)は、前記傾斜防止アセンブリ(30)内を移動して前記上側ガス出口(334)を遮断するかまたは開くことが可能な可動封止部材(320)をさらに備える、傾斜防止アセンブリ(30)と、
    前記蒸気通路の高さ方向に延び、前記容器本体(50)と連通することが可能な下側端部および前記上側ガス出口(334)と連通する上側端部を有する、圧力解放チューブ(113)と、
    を備え、
    前記液体加熱容器が傾斜状態にあるとき、下側位置にある前記傾斜防止アセンブリ(30)内の前記可動封止部材(320)は、下側位置にある前記上側ガス出口(334)を遮断可能であり、一方、上側位置にある前記傾斜防止アセンブリ(30)内の前記可動封止部材(320)は、上側位置にある前記上側ガス出口(334)を開くことが可能である、
    ことを特徴とする蓋本体アセンブリ。
  2. 前記圧力解放チューブ(113)の断面積は、前記蒸気通路の断面積よりも小さい、
    ことを特徴とする請求項1に記載の蓋本体アセンブリ。
  3. 前記圧力解放チューブ(113)は、前記下側蓋(10)に形成され、上方に延びており、前記圧力解放チューブ(113)の前記下側端部は、前記蒸気入口(110)内に位置する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の蓋本体アセンブリ。
  4. 前記圧力解放チューブ(113)は、前記傾斜防止アセンブリ(30)に形成され、下方に延びており、前記圧力解放チューブ(113)の前記下側端部は、前記蒸気入口(110)内に位置する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の蓋本体アセンブリ。
  5. 前記圧力解放チューブ(113)は、前記蒸気通路と隣り合わせに、または、前記蒸気通路の内側に配置される、
    ことを特徴とする請求項3または4に記載の蓋本体アセンブリ。
  6. 前記圧力解放チューブ(113)は、前記下側蓋(10)の外縁に近い側の前記蒸気通路に位置する、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の蓋本体アセンブリ。
  7. 前記下側蓋(10)の上側面上には、上方へ突き出るプラグ接続部材が設けられており、差し込むことによって前記傾斜防止アセンブリ(30)の下側端部と接続し、前記傾斜防止アセンブリ(30)が前記下側蓋(10)と接続する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の蓋本体アセンブリ。
  8. 前記プラグ接続部材は、前記蒸気入口(110)の周辺に形成された接続スリーブ(112)であり、前記傾斜防止アセンブリ(30)の下側端部は、下方に延び、前記接続スリーブ(112)に被されて前記蒸気通路を形成する管状部材(315)を有して形成される、
    ことを特徴とする請求項7に記載の蓋本体アセンブリ。
  9. 前記圧力解放チューブ(113)の上壁は、前記接続スリーブ(112)の上壁よりも高く、前記圧力解放チューブ(113)の上側端部は、前記接続スリーブ(112)から外に延び、前記傾斜防止アセンブリ(30)は、前記蒸気通路内に形成された位置決めスリーブ(316)をさらに備え、前記位置決めスリーブ(316)の下側端部は、前記圧力解放チューブ(113)の上側端部にスリーブ接続される、
    ことを特徴とする請求項8に記載の蓋本体アセンブリ。
  10. 前記傾斜防止アセンブリ(30)は、
    スナップ嵌合式で係合して、中空チャンバを取り囲み形成する傾斜防止アセンブリベース(310)および傾斜防止アセンブリ蓋(330)を備え、前記中空チャンバの内側は、蒸気チャンバ(312)、圧力解放チャンバ(313)および封止部材移動チャンバ(314)に分割され、前記蒸気チャンバ(312)は前記蒸気通路と連通し、前記圧力解放チャンバ(313)は、前記圧力解放チューブ(113)の上側端部と連通し、前記可動封止部材(320)は、前記封止部材移動チャンバ(314)の内側に配置され、前記蒸気チャンバ(312)は、前記圧力解放チャンバ(313)から分離され、前記蒸気チャンバ(312)は、前記封止部材移動チャンバ(314)と直接連通し、前記圧力解放チャンバ(313)は、前記封止部材移動チャンバ(314)と直接連通し、前記上側ガス出口(334)は、前記傾斜防止アセンブリ蓋(330)の上壁上に、前記封止部材移動チャンバ(314)と連通して配置されている、
    ことを特徴とする請求項8に記載の蓋本体アセンブリ。
  11. 前記封止部材移動チャンバ(314)は、長さ方向に沿って互いに反対側の、第1の端部および第2の端部を備え、前記第1の端部は、前記下側蓋(10)の外縁近くにあり、前記第2の端部は、前記下側蓋(10)の外縁から離れており、前記上側ガス出口(334)は、前記第1の端部の真上に位置され、前記可動封止部材(320)は、前記第1の端部に位置された時に前記上側ガス出口(334)を遮断可能であり、
    前記封止部材移動チャンバ(314)のチャンバ底壁は、蓋本体アセンブリの高さ方向に沿って、前記第1の端部から前記第2の端部に下るように配置される、
    ことを特徴とする請求項10に記載の蓋本体アセンブリ。
  12. 前記傾斜防止アセンブリ蓋(330)は、蓋上壁(331)および前記蓋上壁(331)を取り囲み、前記蓋上壁(331)から下方に延びる蓋側壁(332)を備え、前記蓋上壁(331)の下側面には、前記封止部材移動チャンバの内側で前記可動封止部材(320)の移動を案内可能な案内リブ(333)が設けられる、
    ことを特徴とする請求項10に記載の蓋本体アセンブリ。
  13. ガス案内通路(210)が前記中央蓋(20)の下側面に設けられ、外側と連通する蒸気出口(211)が前記中央蓋(20)または前記下側蓋(10)の側壁に設けられ、前記ガス案内通路(210)の端部は、前記傾斜防止アセンブリ(30)の前記上側ガス出口(334)および前記蒸気出口(211)それぞれと連通する、
    ことを特徴とする請求項10に記載の蓋本体アセンブリ。
  14. 第1の傾斜防止アセンブリ(340)および第2の傾斜防止アセンブリ(350)を有する2つの傾斜防止アセンブリを備え、
    前記ガス案内通路(210)は、Y字形状の全体形のものであり、その3つの端部は、前記第1の傾斜防止アセンブリの上側ガス出口(334)、前記第2の傾斜防止アセンブリ(350)の前記上側ガス出口(334)および前記蒸気出口(211)それぞれと連通する、
    ことを特徴とする請求項13に記載の蓋本体アセンブリ。
  15. 前記傾斜防止アセンブリ(30)の上壁の上側面上には、上方に突き出て、前記上側ガス出口(334)の周辺を取り囲むように配置されたガスノズル(335)が設けられ、前記ガスノズル(335)は、前記ガス案内通路(210)内に位置される、
    ことを特徴とする請求項14に記載の蓋本体アセンブリ。
  16. 開口部がその上部に設けられた容器本体(50)と、
    前記開口部を覆うように配置された、請求項1に従う蓋本体アセンブリと、を備える、
    ことを特徴とする液体加熱容器。
  17. 前記液体加熱容器は、互いに反対側に配置された注ぎ口(510)およびハンドル(520)をさらに備え、凝縮通路が、前記ハンドルの内側に、前記蒸気通路と連通して配置される、
    ことを特徴とする請求項16に記載の液体加熱容器。
  18. 前記注ぎ口(510)と前記ハンドル(520)との間の接続線に沿って対称的に配置された2つの傾斜防止アセンブリ(30)を有し、
    前記傾斜防止アセンブリ(30)のいずれか1つの前記圧力解放チューブ(113)は、前記ハンドル(520)から離れた前記蒸気入口(110)の端部に位置される、
    ことを特徴とする請求項17に記載の液体加熱容器。
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