JP2023178875A - ファスニングパーツ及びその製造方法、並びに金型装置 - Google Patents

ファスニングパーツ及びその製造方法、並びに金型装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ファスニングパーツの製造コストに直に影響する金型寿命の短縮を回避又は抑制する。【解決手段】ファスニングパーツ1は、平面格子の複数個の格子点に対応して複数個の係合素子2が配置された係合素子2の2次元配列20と、複数個の第1リブ31と、複数個の第2リブ32と、2次元配列20が設けられたファスニング領域15に形成された複数個の開口4を含む。第1リブ31は、第1方向にて隣接する係合素子2同士を連結する。第2リブ32は、第1方向とは異なる第2方向にて隣接する係合素子2同士を連結する。平面格子の2個以上の単位格子に対応する開口面積を持つ2個以上の開口4が複数個の開口4に含まれるべく、複数個の第1リブ31及び/又は複数個の第2リブ32が設けられる。【選択図】図3

Description

本開示は、ファスニングパーツ及びその製造方法、並びに金型装置に関する。
特許文献1には、多数の窓が形成されたベースに多数の係合素子が設けられたファスニングパーツが開示されている(同文献の図1参照)。
特許文献2には、全体が熱可塑性エラストマーから形成された面ファスナーが開示されている。複数本の第1ストランドと複数本の第2ストランドが交差して多数の孔が形成されている。面ファスナーは、同文献の図4に示すように延伸によって製造される。
他の面ファスナーの構造も知られている(例えば、特許文献3,4参照)。
米国特許第7,246,416号明細書 国際公開第2019/107444号 特許第2586918号公報 特開平3-205001号公報
ファスニングパーツに開口を形成するために金型に突起を設ける場合、金型突起の個数に比例して金型突起の破損リスクが高まってしまう。金型寿命は、ファスニングパーツの製造コストに直に影響し、その短縮を回避又は抑制することが望ましい。
本願発明者は、ファスニングパーツの構造変更によって、その製造用金型の長寿命化を促進できる余地があることを新たに見出した。
本開示の形態1に係るファスニングパーツは、平面格子の複数個の格子点に対応して複数個の係合素子が配置された係合素子の2次元配列と、複数個の第1リブにして、各々が2次元配列において第1方向にて隣接する係合素子同士を連結する複数個の第1リブと、複数個の第2リブにして、各々が2次元配列において第1方向とは異なる第2方向にて隣接する係合素子同士を連結する複数個の第2リブと、2次元配列が設けられたファスニング領域に形成された複数個の開口を含む。平面格子の2個以上の単位格子に対応する開口面積を持つ2個以上の開口が複数個の開口に含まれるべく、複数個の第1リブ及び/又は複数個の第2リブが設けられる。
幾つかの実施形態では、(i)複数個の開口は、ファスニング領域において少なくとも複数個の第1リブ及び複数個の第2リブに応じて網目状に形成される、及び/又は、(ii)2個以上の開口それぞれは、第1及び第2方向の一方向において幅広であり、第1及び第2方向の他方向において幅狭である、及び/又は、(iii)2個以上の開口それぞれは、平面格子の2つ又は3つの単位格子に対応する開口面積を持つ。
上述の形態の一つ又は任意の組み合わせにおいて、平面格子の単位格子及び/又は開口の開口形状が、正方形、長方形、平行四辺形、又は菱形であり得る。
上述の形態の一つ又は任意の組み合わせにおいて、ファスニングパーツが、ファスニング領域を囲む枠状ベースと、複数個の第3リブにして、各々が、2次元配列において最外方に位置する係合素子を枠状ベースに連結する複数個の第3リブを更に含み得る。第1リブ及び/又は第2リブは、枠状ベースよりも厚く、第3リブは、第1リブ及び/又は第2リブよりも薄い形態も想定される。
上述の形態の一つ又は任意の組み合わせにおいて、複数個の係合素子に含まれる各係合素子は、少なくとも係合頭部とステム部を含み、ステム部は、平面格子に平行な平面においてT字状の断面を有し得る。ステム部が、第1及び第2方向の一方向において係合頭部の一端から他端までの第1幅で係合頭部に連結した第1ステム壁と、第1及び第2方向の他方向において係合頭部の一端から第1ステム壁までの第2幅で係合頭部に連結した第2ステム壁を含む形態も想定される。
上述の形態の一つ又は任意の組み合わせにおいて、第1リブの個数は、ファスニング領域において係合素子の連結のために割り当て可能な第1リブの総数の2/3以下、又は、1/2以下であり得る。第2リブの個数が、ファスニング領域において係合素子の連結のために割り当て可能な第2リブの総数に等しい形態も想定される。
本開示の別態様に係る金型装置は、上述のいずれかのファスニングパーツの製造用の金型装置であって、第1金型と、第2金型を含み、第1金型は、少なくとも2次元配列に含まれる各係合素子の係合頭部を成形する複数個の凹部を含み、第2金型は、複数個の開口に対応して設けられた複数個のブロック部を有し、複数個のブロック部は、平面格子の2個以上の単位格子に対応する開口面積を持つ2以上のブロック部を含む。幾つかの実施形態では、複数個のブロック部は、第2金型の主面を正面視した時、幅及び幅に直交する長さにおいて異なる複数種類のブロック部を含む。本開示は、上述の金型装置を用いてファスニングパーツを製造する製造方法にも関する。
本開示の一態様によれば、金型の長寿命化を促進することができるファスニングパーツを提供することができる。
本開示の一態様に係るファスニングパーツの概略的な上面斜視図である。 ファスニングパーツの概略的な下面斜視図である。 ファスニングパーツの概略的な上面図である。 ファスニングパーツの概略的な下面図である。 係合素子の2次元配列の拡大斜視図である。係合素子における係合頭部とステム部の結合態様も模式的に示す。 ファスニングパーツの概略的な端面図であり、図3の行方向に延びる仮想直線C1,C3,C5における端面を示す。 ファスニングパーツの概略的な端面図であり、図3の行方向に延びる仮想直線C2,C4における端面を示す。 ファスニングパーツの概略的な端面図であり、図3の列方向に延びる仮想直線R1,R2,R3,R4における端面を示す。 同一構造及び同一材料のファスニングパーツのペアから構成されたファスニング装置の概略的な斜視図である。 ファスニングパーツ同士の係合態様を示すファスニング装置の正面図である。 ファスニングパーツ同士の係合態様を示すファスニング装置の断面図である。 ファスニングパーツ製造用の第1金型の正面図である。 ファスニングパーツ製造用の第2金型の正面図である。 本開示の別態様に係るファスニングパーツの概略的な上面斜視図である。 図14のファスニングパーツの概略的な下面斜視図である。 図14のファスニングパーツの概略的な上面図である。 図14のファスニングパーツの概略的な下面図である。 ダイホイールを用いた製造例を示す概略図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の非限定の実施形態及び特徴について説明する。当業者は、過剰説明を要せず、各実施形態及び/又は各特徴を組み合わせることができ、この組み合わせによる相乗効果も理解可能である。実施形態間の重複説明は、原則的に省略する。参照図面は、発明の記述を主たる目的とするものであり、作図の便宜のために簡略化されている。各特徴は、本明細書に開示されたファスニングパーツにのみ有効であるものではなく、本明細書に開示されていない他の様々なファスニングパーツにも通用する普遍的な特徴として理解される。
図1乃至図8を参照してファスニングパーツ1について説明する。図1は、本開示の一態様に係るファスニングパーツ1の概略的な上面斜視図である。図2は、ファスニングパーツ1の概略的な下面斜視図である。図3は、ファスニングパーツ1の概略的な上面図である。図4は、ファスニングパーツ1の概略的な下面図である。図5は、係合素子2の2次元配列20の拡大斜視図である。図6は、ファスニングパーツ1の概略的な端面図であり、図3の行方向に延びる仮想直線C1,C3,C5における端面を示す。図7は、ファスニングパーツ1の概略的な端面図であり、図3の行方向に延びる仮想直線C2,C4における端面を示す。図8は、ファスニングパーツ1の概略的な端面図であり、図3の列方向に延びる仮想直線R1,R2,R3,R4における端面を示す。
ファスニングパーツ1は、同一構造の別のファスニングパーツと係合及び係合解除可能に設計されており、即ち、フック・トゥ・フック型のファスニングパーツであり得る。ファスニングパーツ1は、軟質で弾力性のある材料(例えば、熱可塑性エラストマー(TPE))から形成され、形状保持性(形状安定性)と柔軟性を併せ持つ。具体的には、ファスニングパーツ1は、外力の付与に応じて曲げ撓みするが、それを止めることによって初期形状に復帰できる。従って、ファスニングパーツ1同士の係合及び係合解除を長期間に亘って繰り返し行うことができる。典型的には、ファスニングパーツ1は、通常の面ファスナーの雄型部材よりも係合素子のサイズが大きく、その密度は、例えば、2~28個/cm2の範囲内にあるが、必ずしもこの限りではない。無論、本開示の様々な特徴は、このような種類のファスニングパーツを前提(必須条件)とするものではない。ファスニングパーツ1のために利用可能な熱可塑性エラストマーの具体例としては、熱可塑性ポリウレタン(TPU)及び熱可塑性スチレン(TPS)が挙げられるが、これらに限られない。
ファスニングパーツ1は、フック型の係合素子2の2次元配列20、複数個の第1リブ31、複数個の第2リブ32、複数個の第3リブ33、開口群4A、及び枠状ベース5を有する。係合素子2の2次元配列20においては、平面格子の複数個の格子点に対応して複数個の係合素子2が配置されている。典型的には、平面格子は、正方格子、矩形格子、平行体格子、及び菱形格子のいずれかであり得る。なお、正方格子の単位格子(最小単位の格子)は、正方形である。矩形格子の単位格子(最小単位の格子)は、矩形(長方形)である。平行体格子の単位格子(最小単位の格子)は、平行四辺形である。菱形格子の単位格子(最小単位の格子)は、菱形である。いずれの種類の単位格子においても各格子点は、第1方向に沿って配列され、及び第1方向とは異なる第2方向に沿って配列され、結果として2次元配列20が形成される。第1方向と第2方向は任意の角度で交差する。正方及び矩形格子においては第1方向と第2方向が直交する。平行体格子と菱形格子においては第1方向と第2方向が直交せず、両者が所定の角度で交差する。なお、平面格子の全格子点に係合素子2を設けることなく幾つかの格子点について係合素子2の配置を省略することも可能である。
より明確又は詳細な説明のために図3及び図4を参照する。図3及び図4に示す正方格子は、第1方向(ここでは、行方向)に平行な仮想直線C1~C5と、第2方向(ここでは、列方向)に平行な仮想直線R1~R4により画定される。第1方向に平行な仮想直線の本数は、3~15本の範囲内にあり得る。第2方向に平行な仮想直線の本数も同様である。仮想直線C1~C5は等間隔に配置されている。仮想直線R1~R4についても同様である。正方格子の場合、仮想直線R1~R4のピッチ間隔P1と仮想直線C1~C4のピッチ間隔P2は等しいが、別種の平面格子が採用されるならば、両者は異なり得る。ピッチ間隔P1は、第1方向における格子点間隔に等しい。ピッチ間隔P2は、第2方向における格子点間隔に等しい。典型的には、第1及び第2方向の格子点間隔は、1.9mm~6.5mmの範囲内にある。
仮想直線C1~C5に着目して説明する。仮想直線C1と仮想直線R1~R4の交点が格子点であり、仮想直線C1上に一定間隔で係合素子2が配置されて第1方向に沿う係合素子2の1次元配列が形成される。他の仮想直線C2~C5についても同様の説明が当てはまる。このようにして仮想直線C1~C5上の係合素子2の1次元配列の集合から上述の2次元配列20が形成される。仮想直線R1~R4に着目して説明する。仮想直線R1と仮想直線C1~C5の交点が格子点であり、仮想直線R1上に一定間隔で係合素子2が配置されて第2方向に沿う係合素子2の1次元配列が形成される。他の仮想直線R2~R4についても同様の説明が当てはまる。このようにして仮想直線R1~R4上の係合素子2の1次元配列の集合から上述の2次元配列20が形成される。
各係合素子2は、ループ型ではなくフック型であり、典型的には、少なくとも係合頭部6とステム部7を含む。係合頭部6は、湾曲した頂面61と、頂面61の反対側の平坦な係止面62を有する。頂面61は、上側(第1リブ31、第2リブ32及び枠状ベース5がある側の反対側)を向いており、係止面62は、下側(第1リブ31、第2リブ32及び枠状ベース5がある側)を向いている。係合頭部6は、その簡素な成形又は他の目的のため、球体を平面により切断して得られる球冠形状又は半球形状を有し得る。係合頭部6は、図3に示す如く正面視して正円形状の輪郭を持つが、楕円形状、十字形状、及び星形状といった他の形状を持つことも可能である。第1及び第2方向における係合頭部6の最大幅(又は最大径)は、第1及び第2方向の格子点間隔の70%~95%の範囲内であり、例えば、1mm~5mmの範囲内にある。係止面62は、枠状ベース5が配置された平面に関して平行な平面であり得る。
ステム部7は、複数個のリブと接続し得る。また、ステム部7は、平面格子に平行な平面においてT字状の断面を有し得る(図5参照)。これは、一つの係合素子2に総数3個のリブ(ここでは、第1乃至第3リブ31,32,33を区別すること無く、それらの上位概念として単に「リブ」と呼んでいる)が連結した結果であり得る。換言すれば、各係合素子2は、総数3個のリブを介して他の周囲の係合素子及び/又は枠状ベース5に連結し得る。これによりファスニングパーツ1の柔軟性と機械的強度を上手く両立することができる。図示例では、この特徴が全ての係合素子2に当てはまるが、幾つかの係合素子2について2個又は4個のリブを連結することも可能である。
有利には、ステム部7は、第1及び第2方向の一方向において(図5では第2方向において)係合頭部6の一端から他端までの第1幅W1で係合頭部6に連結した第1ステム壁71と、第1及び第2方向の他方向において(図5では第1方向において)係合頭部6の一端から第1ステム壁71までの第2幅W2で係合頭部6に連結した第2ステム壁72を含む。このように係合頭部6とステム部7を空隙なく直に連結することでファスニングパーツ1の製造用金型の構造を簡素化することができ(例えば、2方向抜き金型を用いることができ)、及び/又は、その長寿命化を促進することができる。なお、第1リブ31及び第2リブ32といった線状のリブによって係合素子2が連結されるため、ファスニングパーツ1全体としての必要な柔軟性は確保できる。
ファスニングパーツ1同士が上下方向で係合する場合、上下のファスニングパーツ1の係合頭部6の頂面61同士が接触し、それらの係合頭部6の湾曲した頂面61によってファスニングパーツ1が適切にアライメントされる(即ち、頂面61は、ファスニングパーツ1のアライメント用の案内面として機能する)。上下のファスニングパーツ1が係合した時、それぞれの係合素子2の係止面62が(例えば、部分的に)当接した状態となる。係止面62同士の接触面積を増減することによって単位面積当たりのファスニングパーツ1の係合力及び係合させるのに必要な力を調整することができる。
第1リブ31は、2次元配列20において第1方向にて隣接する係合素子2(例えば、そのステム部7)同士を連結する。第2リブ32は、2次元配列20において第1方向とは異なる第2方向にて隣接する係合素子2(例えば、そのステム部7)同士を連結する。第3リブ33は、2次元配列20において最外方(換言すれば、最外周)に位置する係合素子2(例えば、そのステム部7)を枠状ベース5に連結する。なお、枠状ベース5が省略される形態において第3リブ33が省略されるか、又は、枠状ベース5との連結以外の目的で設けられる。
第1リブ31、第2リブ32、及び第3リブ33は、いずれも線状リブであり、同一平面に設けられる(即ち、あるリブが他のリブに積層される関係にない)。各第1リブ31は第2方向において所定幅を有する。この所定幅は、この第1リブ31により連結された第1方向で隣接する係合素子2の間に亘る距離(間隔)で一定であり得る。同様、各第2リブ32は第1方向において所定幅を有する。この所定幅は、この第2リブ32により連結された第2方向で隣接する係合素子2の間に亘る距離(間隔)で一定であり得る。第3リブ33は、第1及び第2方向のいずれかに沿って延び、第1リブ31と第2リブ32と同様に一定の所定幅を有し得る。このような形態においては、係合頭部6の係止面62を成形するための金型の部分をブロック状とすることができ、金型構造の簡素化が促進される。
開口群4Aは、2次元配列20が設けられたファスニング領域15(図3参照)に形成された複数個の開口4を含む。ファスニング領域15に複数個の開口4が形成され、ファスニング領域15において係合素子2がリブ(特には、第1リブ31及び第2リブ32)によって連結する。各開口4は、リブ(特には、第1リブ31及び第2リブ32)と同層にある又はそれと同一平面にあるファスニングパーツ1の部分を貫通する貫通穴であり、リブ(特には、第1リブ31及び第2リブ32)が存在する平面の上側空間と下側空間を連通する。なお、枠状ベース5が設けられる場合、各開口4は、枠状ベース5と同層にある又はそれと同一平面にあるファスニングパーツ1の部分を貫通する。
複数個の開口4は、典型的には、ファスニング領域15において少なくとも複数個の第1リブ31及び複数個の第2リブ32に応じて網目状に形成される。例えば、複数個の開口4は、係合素子2が各格子点に配置された平面格子の複数個の(例えば、全ての)単位格子に対応して形成される。開口4の個数は、平面格子の単位格子の総数の70%以上、80%以上、又は90%であり得る。これによってファスニングパーツ1の軽量化でき、またその高い柔軟性を確保することもできる。開口群4Aに含まれる各開口4は、平面格子の種類に応じて、正方形、長方形、平行四辺形、又は菱形といった開口形状を持つように形成され得る。各開口4は、同一又は異なる開口面積(網目の目サイズ)を持つように形成され得る。なお、開口4の開口面積は、リブ(特には、第1リブ31及び第2リブ32)及び/又は枠状ベース5と同層(同一平面)における開口4の開口面積を意味し、係合素子2の係合頭部6により部分的に被覆されているか否かは無関係である。網目状に形成されると言えるに足りる開口4の最小個数は、平面格子の単位格子の総数の50%又は60%又は70%であり得る。
開口4は、ファスニング領域15におけるその位置によって異なる部分によって画定され得る。例えば、仮想直線R1,R2,C2,C4により囲まれた一つの開口4は、第1リブ31によって仮想直線C2,C4上の係合素子2が連結し、また第2リブ32によって仮想直線R1,R2上の係合素子2が連結することにより画定される。これとは異なり、仮想直線R1,R2,C2と枠状ベース5により囲まれた一つの開口4は、第1リブ31によって仮想直線C2上の係合素子2が連結し、第2リブ32によって仮想直線R1,R2上の係合素子2が連結し、更には第3リブ33を介して仮想直線R1,R2上の係合素子2が枠状ベース5に連結することにより画定される。矩形状のファスニング領域15の角部にある開口4に関しては、第1方向に延びる第3リブ33と第2方向に延びる第3リブ33によって係合素子2が枠状ベース5に連結することにより画定される。このように開口4の画定のために第1及び第2リブ31,32が関与しない開口4もあるが、少数である。枠状ベース5の形状、及び第3リブ33の長さを変更することにより開口4の開口形状を更に変化させることもできる。
網目状に開口4が形成されることは平面格子の全単位格子に対応して開口4が形成されることを必要としない。例えば、1以上の開口4を薄肉部で封じることも可能である。薄肉部に関しては型合わせ時に金型突起同士が衝突せず、金型突起の長寿命化が促進される。薄肉部は、枠状ベース5と同等の厚みを有し得る。
ファスニング領域15において、2次元配列20、第1リブ31、及び第2リブ32(オプションとして追加的に第3リブ33)からメッシュ構造体が構築される。ファスニング領域15(及びメッシュ構造体)を囲むように枠状ベース5が設けられることで、ファスニングパーツ1の高い柔軟性を確保しつつ、その機械的強度を補強することができる。枠状ベース5を設ける場合、枠状ベース5を物品に対して縫付又は接着又は溶着することで、その物品に対してファスニングパーツ1を簡便に取り付けることもできる。枠状ベース5は、第1方向に延びる一対の枠部51と、第2方向に延びる一対の枠部52を含む。枠部51は、第2方向において一定の間隔をあけて配置されている。枠部52は、第1方向において一定の間隔をあけて配置されている。なお、枠部が第1及び第2方向とは異なる方向に延びる形態も想定されている。
図6乃至図8を参照して説明する。第1リブ31及び/又は第2リブ32は、枠状ベース5よりも厚くすることができる。これによりファスニングパーツ1の機械的な強度、柔軟性、及び縫製の容易さを上手くバランスすることができる。なお、第3リブ33は、第1リブ31及び/又は第2リブ32よりも薄く、例えば、枠状ベース5と同一の厚みを持つように形成される。
第1方向にて隣接する2つの係合素子2の間にはそれらの係合素子2の係合頭部6の間の開口端から第1リブ31により画定された底端まで延びる溝8が形成される。同様、第2方向にて隣接する2つの係合素子2の間にはそれらの係合素子2の係合頭部6の間の開口端から第2リブ32により画定された底端まで延びる溝8が形成される。このような溝8による第1及び第2リブ31,32の薄肉化によって係合素子2が変形し易くなり、ファスニングパーツ1同士を円滑に係合することが促進される。
参照済みの図面から見て取れるように、本実施形態においては、平面格子の2個以上の単位格子に対応する開口面積を持つ2個以上の開口4が開口群4A(即ち、複数個の開口)に含まれるように、複数個の第1リブ31及び/又は複数個の第2リブ32が設けられる。これによりファスニングパーツ1の柔軟性を高めることができると共に、ファスニングパーツ1製造用の金型のブロック部の総数の低減を図ることができる。2個以上の開口の開口面積の増加によって材料コストも低減される。係合頭部6とステム部7の間に隙間が形成されていない係合素子2が用いられる場合、上述の構成を採用することで係合素子2の変位及び変形が促進される。
図3及び図4では、上述の2個以上の開口4が開口群4Aに含まれように複数個の第1リブ31が設けられているが、複数個の第2リブ32は、そのように設けられていないことに留意されたい。要点としては、平面格子に関して第1方向で隣接する格子点の接続(具体的には係合素子2の連結)のために割り当て可能な第1リブの総数から2以上の第1リブを省略する(即ち、間引く)ことにあり、追加又は代替的に、平面格子に関して第2方向で隣接する格子点の接続(具体的には係合素子2の連結)のために割り当て可能な第2リブの総数から2以上の第2リブを省略する(即ち、間引く)ことにある。なお、格子点間の接続(係合素子2の連結)のために用いられる一つのリブは、典型的には単一の成形部分である。
仮想直線R1,R2,C2,C4により囲まれた開口(第1開口と呼ぶ)は、平面格子の2つの単位格子に対応する開口面積を有する。この開口に限らず、仮想直線R2,R3,C1,C3により囲まれた開口(第2開口と呼ぶ)、仮想直線R2,R3,C3,C5により囲まれた開口(第3開口と呼ぶ)、仮想直線R3,R4,C2,C4により囲まれた開口(第4開口と呼ぶ)も同様である。第1乃至第4開口は、いずれも第2方向において幅広であり、第1方向において幅狭である。勿論、第1方向において幅広であり、第2方向において幅狭となるように第1乃至第4開口を形成することもできる。第1乃至第4開口が、平面格子の2つ又は3つの単位格子に対応する開口面積を持つことに実益がある。即ち、第1乃至第4開口が、4以上の単位格子に対応する開口面積を持つ場合、ファスニングパーツ1の機械的強度が許容範囲外まで低下してしまうおそれがある。
図4を参照して説明すると、ファスニング領域15において割り当て可能な第1リブ31の総数は、15個である。これに関してファスニング領域15に実際に配置されている第1リブ31の個数は、7個である。即ち、第1リブ31の個数は、ファスニング領域15において係合素子2の連結のために割り当て可能な第1リブ31の総数の2/3以下、又は、1/2以下である。このように第1リブ31の個数を減じる(即ち、間引く)ことによって2個以上の単位格子に対応する開口面積を持つ開口4を簡便に形成することができる。なお、隣接する係合素子2の連結のために用いられる第1リブ31の個数は一個である。
図4を参照して更に説明すれば、ファスニング領域15において割り当て可能な第2リブ32の個数は、16個である。これに関してファスニング領域15に実際に配置されている第2リブ32の個数は、16個である。即ち、第2リブ32の個数は、ファスニング領域15において係合素子2の連結のために割り当て可能な第2リブ32の総数に等しい。これによって上述のように第1リブ31を間引くとしてもファスニングパーツ1の所望の機械的な強度を確保することができる。なお、隣接する係合素子2の連結のために用いられる第2リブ32の個数は一個である。
図9は、同一構造及び同一材料のファスニングパーツ1,1’のペアから構成されたファスニング装置の概略的な斜視図である。図10は、ファスニングパーツ1,1’同士の係合態様を示すファスニング装置の正面図である。図11は、ファスニングパーツ1,1’同士の係合態様を示すファスニング装置の断面図である。図9乃至図11に図示のファスニングパーツ1,1’について、ファスニングパーツ1を下側パーツと呼び、ファスニングパーツ1’を上側パーツと呼ぶ。
図11を参照すると、上側パーツ1’を下側パーツ1に係合させるために上側パーツ1’を下向きに軽く押すと、上下パーツ1,1’の係合素子2がそれらの係合頭部6の頂面61において接触して両パーツが適切にアライメントされる。上側パーツ1’を下側パーツ1に押し付けると、下側パーツ1の係合素子2が、上側パーツ1’の係合素子2の係合頭部6を超えて上側パーツ1’の開口4に進入して上下パーツ1,1’の係合素子2同士がそれらの係止面62において接触する。このようにして上側及び下側パーツ1,1’が係合する。上側パーツ1’をその外周端を把持して下側パーツ1から引き離すことにより上下パーツ1,1’の係合を解除できる。なお、図10に示した状態では、上側パーツ1’の開口4を介して下側パーツ1の係合素子2の係合頭部を視認することができる。
図12に示す第1金型100と図13に示す第2金型200から構築される金型装置を用いてファスニングパーツ1を射出成形により製造することができる。例えば、第2金型200が固定型であり、第1金型100が可動型であり、第2金型200に対して上下方向に動かされる。図12に示す第1金型100は、ファスニング領域15に対応して形成された主面101、第3リブ33を薄肉化するための突起103、2次元配列20の各係合素子2の係合頭部6を成形する複数個の凹部106、及び第1リブ31及び第2リブ32に上述の溝8を形成するための突起108を有する。凹部106は、主面101から凹んでいる。突起103及び突起108は、主面101から突出している。主面101の外周には第1及び第2リブ31,32の厚みを確保するために段差が形成されている。
図13に示す第2金型200は、複数個の開口4に対応して設けられた複数個のブロック部204を有する。ブロック部204同士の間には溝201,202,203が形成されており、これによりリブ(第1リブ31、第2リブ32、及び第3リブ33)及び/又はステム壁(第1ステム壁71及び第2ステム壁72)が成形される。ブロック部204の中には、図13に示す如く第2金型200の主面を正面視して、ファスニングパーツ1について述べた平面格子の2個以上の単位格子に対応する面積を持つ2以上のブロック部(204B参照)が含まれる。これによりブロック部の強度が高められ、第2金型200の長寿命化が促進される。
第1金型100と第2金型200が型合わせされる時、ブロック部204は、第1金型100の主面101に当接し、これによりファスニングパーツ1の成形用の成形キャビティーが画定される。有利には、複数個のブロック部204は、第2金型200の主面を正面視した時、幅及び幅に直交する長さにおいて異なる複数種類のブロック部204を含む。これによりファスニングパーツ1の柔軟性及び機械的強度に加えてファスニングパーツ1の形状に関する制約も満足し得る。なお、各ブロック部204は、第1金型100の主面101に接触する(例えば、正面視して矩形状の)主ブロック面と、主ブロック面の外周から溝の深さ方向に延びる複数個の(例えば、4つの)側壁面を有し得る。開口4の開口形状が変わると、これに応じてブロック部204の形状も変わる。なお、ブロック部204の側壁面は、抜き勾配を有する非垂直面又は抜き勾配を有しない垂直面であり得る。
図14乃至図17を参照して別態様について説明するが、上述した様々な特徴及びこれらの任意の組み合わせが同様に通用する。図14は、本開示の別態様に係るファスニングパーツの概略的な上面斜視図である。図15は、図14のファスニングパーツの概略的な下面斜視図である。図16は、図14のファスニングパーツの概略的な上面図である。図17は、図14のファスニングパーツの概略的な下面図である。図14乃至図17に示すように枠状ベース5に対して正方格子が斜めに傾斜して設定され、この結果、第1リブ31、第2リブ32、及び第3リブ33が(図3及び図4と比較して)斜め方向に延びる。このような形態においても第1リブ31及び/又は第2リブ32を間引くことによって上述と同様の効果が達成可能である。
ファスニングパーツ1は、図18に模式的に示すように射出成形以外の方法でも製造可能である。図18においては、第1金型100が第1ダイホイールとして設けられており、第2金型が第2ダイホイールとして設けられている。第1ダイホイールの周面には図12に示した金型構造が連続的に形成されている。第2ダイホイールの周面には図13に示した金型構造が連続的に形成されている。第1ダイホイールと第2ダイホイールが所定の最小ギャップをあけて隣接して配置されて連続的に回転制御される。第1ダイホイールと第2ダイホイールの間に吐出部300から溶融材料を供給することでファスニングパーツ1が連続的に成形される。
上述の開示を踏まえ、当業者は、各特徴及び各実施形態に対して様々な変更を加えることができる。請求の範囲に盛り込まれた符号は、参考のためであり、請求の範囲を限定解釈する目的で参照されるべきものではない。
1 :ファスニングパーツ
1’ :ファスニングパーツ
2 :係合素子
4 :開口
5 :枠状ベース
6 :係合頭部
7 :ステム部
15 :ファスニング領域
20 :2次元配列
31 :第1リブ
32 :第2リブ
33 :第3リブ
71 :第1ステム壁
72 :第2ステム壁
100 :第1金型
101 :主面
106 :凹部
200 :第2金型
204 :ブロック部
米国特許第7,246,416号明細書 国際公開第2019/107444号 実用新案登録第2586918号公報 特開平3-205001号公報

Claims (14)

  1. 平面格子の複数個の格子点に対応して複数個の係合素子(2)が配置された係合素子(2)の2次元配列(20)と、
    複数個の第1リブ(31)にして、各々が前記2次元配列(20)において第1方向にて隣接する前記係合素子(2)同士を連結する複数個の第1リブ(31)と、
    複数個の第2リブ(32)にして、各々が前記2次元配列(20)において前記第1方向とは異なる第2方向にて隣接する前記係合素子(2)同士を連結する複数個の第2リブ(32)と、
    前記2次元配列(20)が設けられたファスニング領域(15)に形成された複数個の開口(4)を備えるファスニングパーツ(1)であって、
    前記平面格子の2個以上の単位格子に対応する開口面積を持つ2個以上の開口(4)が前記複数個の開口(4)に含まれるべく、前記複数個の第1リブ(31)及び/又は前記複数個の第2リブ(32)が設けられる、ファスニングパーツ。
  2. 前記複数個の開口(4)は、前記ファスニング領域(15)において少なくとも前記複数個の第1リブ(31)及び前記複数個の第2リブ(32)に応じて網目状に形成される、請求項1に記載のファスニングパーツ。
  3. 前記2個以上の開口(4)それぞれは、前記第1及び第2方向の一方向において幅広であり、前記第1及び第2方向の他方向において幅狭である、請求項2に記載のファスニングパーツ。
  4. 前記2個以上の開口(4)それぞれは、前記平面格子の2つ又は3つの単位格子に対応する開口面積を持つ、請求項3に記載のファスニングパーツ。
  5. 前記平面格子の単位格子及び/又は前記開口(4)の開口形状が、正方形、長方形、平行四辺形、又は菱形である、請求項1に記載のファスニングパーツ。
  6. 前記ファスニング領域(15)を囲む枠状ベース(5)と、
    複数個の第3リブ(33)にして、各々が、前記2次元配列(20)において最外方に位置する係合素子(2)を前記枠状ベース(5)に連結する複数個の第3リブ(33)を更に備える、請求項1に記載のファスニングパーツ。
  7. 前記第1リブ(31)及び/又は前記第2リブ(32)は、前記枠状ベース(5)よりも厚く、前記第3リブ(33)は、前記第1リブ(31)及び/又は前記第2リブ(32)よりも薄い、請求項6に記載のファスニングパーツ。
  8. 前記複数個の係合素子(2)に含まれる各係合素子(2)は、少なくとも係合頭部(6)とステム部(7)を含み、
    前記ステム部(7)は、前記平面格子に平行な平面においてT字状の断面を有する、請求項1乃至7のいずれか一項に記載のファスニングパーツ。
  9. 前記ステム部(7)は、
    前記第1及び第2方向の一方向において前記係合頭部(6)の一端から他端までの第1幅で前記係合頭部(6)に連結した第1ステム壁(71)と、
    前記第1及び第2方向の他方向において前記係合頭部(6)の一端から前記第1ステム壁(71)までの第2幅で前記係合頭部(6)に連結した第2ステム壁(72)を含む、請求項8に記載のファスニングパーツ。
  10. 前記第1リブ(31)の個数は、前記ファスニング領域(15)において前記係合素子(2)の連結のために割り当て可能な前記第1リブ(31)の総数の2/3以下、又は、1/2以下である、請求項1乃至7のいずれか一項に記載のファスニングパーツ。
  11. 前記第2リブ(32)の個数は、前記ファスニング領域(15)において前記係合素子(2)の連結のために割り当て可能な前記第2リブ(32)の総数に等しい、請求項10に記載のファスニングパーツ。
  12. 請求項1に記載のファスニングパーツ(1)の製造用の金型装置であって、
    第1金型(100)と、
    第2金型(200)を含み、
    前記第1金型(100)は、少なくとも前記2次元配列(20)に含まれる各係合素子(2)の係合頭部(6)を成形する複数個の凹部(106)を含み、
    前記第2金型(200)は、前記複数個の開口(4)に対応して設けられた複数個のブロック部(204)を有し、
    前記複数個のブロック部(204)は、前記平面格子の2個以上の単位格子に対応する開口面積を持つ2以上のブロック部(204)を含む、金型装置。
  13. 前記複数個のブロック部(204)は、前記第2金型(200)の主面を正面視した時、幅及び幅に直交する長さにおいて異なる複数種類のブロック部(204)を含む、請求項12に記載の金型装置。
  14. 請求項12に記載の金型装置を用いてファスニングパーツを製造する製造方法。
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