JP2023178090A - 車載用ドリンクホルダー形成シート体及び車載用ドリンクホルダー - Google Patents
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Abstract
Description
これらは、いずれも飲料の入った缶やペットボトル、紙パックを収納する収納口を備え、前記収納口は、一般に広く普及している飲料の容器が保持でき、かつ運転中でも取り出しやすい大きさに形成される。
そのため、車載用ドリンクホルダーも、大きさの異なる飲料容器を保持できるように、改良がなされてきた。
例えば、特許文献1には、ドリンク容器の太さに応じて開口部の大きさが可変に構成されたホルダに関し、「エアコンの吹き出し口のルーバーに装着可能なルーバー装着部と、ドリンク容器を載置する底部及びドリンク容器の側面を支持する胴部とを備えドリンク容器を上記吹き出し口からの冷風又は温風に接触可能に保持するホルダ本体とからなる」ドリンクホルダが開示されている。このホルダ本体の胴部には、少なくともその一部に、ホルダ本体内部に彎曲自在な可撓性部材からなるホルダ部材が設けられ、このホルダ部材の彎曲により、ホルダ本体の上面開口を制限し、大きさ(太さ)の異なる飲料容器が保持できる構成となっている。
そのため、1.5リットル以上の大口径容器の飲料を選択したい場合でも、車載用ドリンクホルダーには収納できないことを理由に除外しなければならないということが生じている。
また、大口径容器を収納できる収納口を備えるドリンクホルダーに通常サイズの飲料容器を収納すると、収納口が大きすぎて安定して収納することができないという問題が生じる。
既存のドリンクホルダー(90)のドリンク収納部の内径(X1)と略等しい口径(Y)の筒状の挿入部(20)を形成するための長さを有する挿入部形成部材(2)と、
既存のドリンクホルダー(90)の外径(X2)より大きい口径(Z)の筒状の大口径容器収納部(30)を形成するための長さを有する大口径容器収納部材(3)を備え、
前記挿入部形成部材(2)の上辺(2’)と、大口径容器収納部(3)の下辺(3’)の一部が連結され、一枚の可撓性素材で一体に形成されてなることを特徴とする車載用ドリンクホルダー形成シート体。
〔1〕本発明にかかる車載用ドリンクホルダー形成シート体は、
既存のドリンクホルダーのドリンク収納部の内径と略等しい口径の筒状の挿入部を形成するための長さを有する挿入部形成部材と、
既存のドリンクホルダーの外径より大きい口径の筒状の大口径容器収納部を形成するための長さを有する大口径容器収納部材を備え、
前記挿入部形成部材の上辺と大口径容器収納部形成部材の下辺の一部が連結され一枚の可撓性素材で一体に形成されてなるので、
大口径容器の飲料を収納したい時に、前記挿入部形成部材で挿入部を形成し、大口径容器収納部形成部材で飲料容器収納部を形成し、前記挿入部を既存のドリンクホルダーの収納口に挿入して設置するだけで、既存のドリンクホルダーの上方に大口径容器が収納可能な飲料容器収納部ができ、安定して大口径容器の飲料を収納することができる。
また、嵌込片を嵌込口から引き出せば一枚のシート体に戻るので、不要時にはシートの状態にしておけば、どこにでも保管でき、保管のための大きなスペースは必要ない。
図中、1は車載用ドリンクホルダー形成シート体(シート体ともいう。)、2は挿入部形成部材、2’は挿入部形成部材の上辺、2aは挿入部形成部材の長手方向の一方短辺部、2bは挿入部形成部材の嵌込用の嵌込片、2cは挿入部形成部材の長手方向の他方短辺部、2dは挿入部形成部材の嵌込口、2eは挿入部形成部材の長辺部、3は大口径容器収納部形成部材、3’は大口径容器収納部形成部材の下辺、3aは大口径容器収納部形成部材の長手方向の一方短辺部、3bは大口径容器収納部形成部材の嵌込用の嵌込片、3cは大口径容器収納部形成部材の長手方向の他方短辺部、3dは大口径容器収納部形成部材の嵌込口、3eは大口径容器収納部形成部材の長辺部、10は車載用ドリンクホルダー、20は挿入部、30は大口径容器収納部、90は既存のドリンクホルダーである。
また、X1は既存のドリンクホルダーのドリンク収納部の内径、X2は既存のドリンクホルダーのドリンク収納部の外径、Yは挿入部の口径、Zは大口径容器収納部の口径である。
なお、以下、口径は直径又は外径の総称として表す。
連結は、挿入部形成部材2と大口径容器収納部形成部材3が分離しないように挿入部形成部材2の上辺2’と大口径容器収納部形成部材3の下辺3’の一部が連結される(図1のS部分)。
なお、車載用ドリンクホルダー形成シート体1の製造時には、挿入部形成部材2と大口径容器収納部形成部材3を一枚のシートで一体に型抜きし、挿入部形成部材2の上辺2’と大口径容器収納部形成部材3の下辺3’にあたる位置に一部を残して切れ込みをいれて製造するだけで、挿入部形成部材2と大口径容器収納部形成部材3の一部が連結した車載用ドリンクホルダー形成シート体1を製造することができる。
また、上記シート体1の厚さは、1.0~5.0mm程度で、飲料が入った大口径容器を収納し、保持できる程度の強度を備える。
そして、車載用ドリンクホルダー10を形成する場合には、挿入部形成部材2の前記挟込片2bを、挟込口2dに挟み込み、筒状の挿入部20を形成する。
また、大口径容器収納部30を形成する場合には、大口径容器収納部形成部材3の前記嵌込片3bを、嵌込口3dに嵌め込み、筒状の大口径容器収納部30を形成する。
なお、前記嵌込片2bを嵌込口2dに嵌み込んで筒状体を形成する方法は、もっとも組み立てやすく、製造コストを抑えることができ、保管時に引っかかりになるような部材がついていないため好適であるが、挿入部20及び大口径容器収納部30を筒状にするために短辺を留める方法は、これに限定されるものではなく、例えば、一方の短辺側に上辺から下辺に向かって、中央まで切り込みをいれ、他方の短辺側に下辺から上辺に向かって中央まで切り込みをいれ、両切り込みに短辺を挿入して筒状に形成する方法や、フックや面ファスナーで留める方法であってもよい。
同様に、挿入部形成部材2の短辺の長さは、既存のドリンクホルダー90の高さを基準に構成される。安定して既存のドリンクホルダー90に挿入部20を挿入して設置するため、既存のドリンクホルダー90の高さと同程度の長さが好ましい。
本発明にかかる車載用ドリンクホルダー形成シート体1は、一枚のシートで構成されるので、筒状に形成する前に、大きさ(長さ)を調整して、その後車載用ドリンクホルダーに組み立てれば、様々な大きさ、形状の既存のドリンクホルダーに対応可能である。
したがって、挿入する既存のドリンクホルダー90及び収納する大口径容器8の大きさを基準に構成される。
本発明にかかる車載用ドリンクホルダー形成シート体1は、一枚のシートで構成されるので、筒状に形成する前に、大口径容器8の大きさ(直径及び高さ)を参照して調整して、その後車載用ドリンクホルダー10に組み立てれば、様々な大きさ、形状の大口径容器8の飲料に対応可能である。
具体的には、挿入部形成部材の長辺部2eの長さは、
既存のドリンクホルダー90のドリンク収容部の円周(内径×3.14)+重なり部分(10~50mm)
で算出される。
また、挿入部形成部材の短辺部2a=既存のドリンクホルダー90のドリンク収容部の高さ
で算出される。
具体的には、大口径容器収納部形成部材3の長辺部3eの長さは、
既存のドリンクホルダー90の外周(外径×3.14)+重なり部分(10~50mm)及び、
大口径容器のドリンク8の外周(外径×3.14)+重なり部分(10~50mm)より
で算出され、算出された長さよりわずかに長く設定される。大口径容器のドリンク8の収納しやすさにもよるが、およそ5~20mm長く設定される。
また、大口径容器収納形成部材3の短辺部3aは、筒状にした際に、大口径容器のドリンク8が安定して収容できる程度の高さとなる程度の長さを備える。
挿入部形成部材2
長辺部2eの長さ 265~280mm
短辺部2aの長さ 45~55mm
(車載用ドリンクホルダーに組み立てた状態で)
挿入部20の直径 およそ70mm
挿入部20の高さ およそ50mm
大口径容器収納部形成部材3
長辺部3eの長さ 355~365mm
短辺部3aの長さ 85~95mm
(車載用ドリンクホルダーに組み立てた状態で)
大口径容器収納部30の直径 およそ100mm
大口径容器収納部30の高さ およそ90mm
なお、本発明にかかる車載用ドリンクホルダー形成シート体1は、収納するものの大きさを基準として、いかようにも大きさを設定できる構成となっているので、上記サイズに限定されるものではない。
本発明にかかる車載用ドリンクホルダー形成シート体1は、図4(b)のように組み立てて使用する。図4は、大口径容器のドリンクとして2リットルのペットボトルを例としている(図4(a))。また、既存のドリンクホルダー90は粘着テープ等で固定して使用される一般的な大きさのものを例としている(図4(c))。
本発明にかかる車載用ドリンクホルダー形成シート体1は、図4(b)のように組み立てて車載用ドリンクホルダー10を形成した後、既存のドリンクホルダー90に挿入部20を挿入する(図4(1))。
そうすると、既存のドリンクホルダー90の外径X2より大きい口径の大口径容器収納部30の下端部が既存のドリンクホルダー90の上端部に載置されたような状態で設置できる。そして、大口径容器のドリンク8を収容した際には、大口径容器のドリンク8の底面が、挿入部20の上端及び、既存のドリンクホルダー90の上端に支持されるように収納される(図4(2))。
したがって、大口径容器のドリンク8を安定して車載用ドリンクホルダー10に収納できる。
この場合には、当該紙パックの大きさに合わせて、大口径容器収納部形成部材3の大きさを調整すればよい。
また、図5(b)に示すように、本発明にかかる車載用ドリンクホルダー形成シート体1で形成された車載用ドリンクホルダー10を既存のドリンクホルダー90に収納した状態で、小口径容器のドリンク8bを収納することもできる。
これにより、挿入部20は、既存のドリンクホルダー90に安定して挿入できるとともに、前記筒状の挿入部20内にもドリンクを収納可能となるように構成される(図5(b))。
すなわち、本発明にかかる車載用ドリンクホルダー形成シート体1で形成される車載用ドリンクホルダー10は、全体として、既存のドリンクホルダー90より高さがあるので、図のような高さのある小口径のドリンク8bも安定して収納できる。
したがって、大口径容器のドリンク8に使用しない時でも既存のドリンクホルダー90に挿入して使用することもできる。
2 挿入部形成部材
2’ 挿入部形成部材の上辺
2a 挿入部形成部材の長手方向の一方短辺部
2b 挿入部形成部材の嵌込用の嵌込片
2c 挿入部形成部材の長手方向の他方短辺部
2d 挿入部形成部材の嵌込口
2e 挿入部形成部材の長辺部
3 大口径容器収納部形成部材
3’ 大口径容器収納部形成部材の下辺
3a 大口径容器収納部形成部材の長手方向の一方短辺部
3b 大口径容器収納部形成部材の嵌込用の嵌込片
3c 大口径容器収納部形成部材の長手方向の他方短辺部
3d 大口径容器収納部形成部材の嵌込口
3e 大口径容器収納部形成部材の長辺部
8 大口径容器のドリンク
8a 紙パックのドリンク
8b 小口径のドリンク
10 車載用ドリンクホルダー
20 挿入部
30 大口径容器収納部
90 既存のドリンクホルダー
X1 既存のドリンクホルダーのドリンク収納部の内径
X2 既存のドリンクホルダーのドリンク収納部の外径
Y 挿入部形成部材の口径
Z 大口径容器収納部の口径
P 大口径容器のドリンクの外径
ダーを形成するためのシート体(1)であって、
既存のドリンクホルダー(90)のドリンク収納部に安定して挿入できる既存のドリンクホルダーの内径よりわずかに小さい口径の筒状の挿入部(20)を形成するための長さを有する挿入部形成部材(2)と、
既存のドリンクホルダー(90)の外径(X2)より大きい口径(Z)の筒状の大口径容器収納部(30)を形成するための長さを有する大口径容器収納部材(3)を備え、
前記挿入部形成部材(2)の上辺(2’)と、大口径容器収納部(3)の下辺(3’)の一部が連結され、前記挿入部形成部材と前記大口径容器収納部材を丸めることで筒状の挿入部及び大口径容器収納部を形成する可撓性を有する一枚の可撓性素材で一体に形成されてなることを特徴とする車載用ドリンクホルダー形成シート体。
Claims (3)
- ドリンクホルダーのドリンク収納部の外径の拡張機能を備えた車載用ドリンクホルダーを形成するためのシート体であって、
既存のドリンクホルダーのドリンク収納部の内径と略等しい口径の筒状の挿入部を形成するための長さを有する挿入部形成部材と、
既存のドリンクホルダーの外径より大きい口径の筒状の大口径容器収納部を形成するための長さを有する大口径容器収納部材を備え、
前記挿入部形成部材の上辺と、大口径容器収納部の下辺の一部が連結され、一枚の可撓性素材で一体に形成されてなることを特徴とする車載用ドリンクホルダー形成シート体。 - 前記挿入部形成部材及び大口径容器収納部形成部材の長手方向の一方短辺部に、嵌込用の嵌込片を備え、長手方向の他方短辺部に前記嵌込片を嵌め込むための嵌込口を備えてなることを特徴とする請求項1に記載の車載用ドリンクホルダー形成シート体。
- 請求項1又は2に記載のシート体で形成される車載用ドリンクホルダー。
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JP2022091153A JP2023178090A (ja) | 2022-06-03 | 2022-06-03 | 車載用ドリンクホルダー形成シート体及び車載用ドリンクホルダー |
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JP2022091153A Pending JP2023178090A (ja) | 2022-06-03 | 2022-06-03 | 車載用ドリンクホルダー形成シート体及び車載用ドリンクホルダー |
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2022
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