JP2023177534A - メモリデバイス - Google Patents

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Abstract

【課題】回路面積の増加を抑制しつつ、メモリ容量を増加させる。【解決手段】一実施形態のメモリデバイスは、基板と、第1方向に互いに離れて並ぶ複数の第1導電体層と、基板及び複数の第1導電体層間で各々が第2方向に延び、第2方向に互いに離れて並ぶ第2導電体層及び第3導電体層と、複数の第1導電体層に対して基板と反対側で第1方向に互いに離れて並ぶ複数の第4導電体層と、複数の第1導電体層と複数の第4導電体層との間で第2方向に延びる第5導電体層と、第1方向に延びて複数の第1導電体層と交差し、第2導電体層又は第3導電体層に接続される第1メモリピラーと、第1方向に延びて複数の第4導電体層と交差し、第5導電体層に接続される第2メモリピラーと、第5導電体層と基板との間を接続する第1配線と、を備える。第1配線は、第2導電体層と第3導電体層との間で第1方向に延びて複数の第1導電体層と交差するコンタクトを含む。【選択図】図4

Description

実施形態は、メモリデバイスに関する。
データを不揮発に記憶することが可能なメモリデバイスとして、NANDフラッシュメモリが知られている。NANDフラッシュメモリのようなメモリデバイスにおいては、高集積化、大容量化のために3次元のメモリ構造が採用される。3次元のメモリ構造と、メモリ構造を制御するための周辺回路とは、別々のチップに設けられる場合がある。この場合、メモリデバイスは、3次元のメモリ構造が設けられたメモリチップと、周辺回路が設けられたCMOSチップとが貼合されることによって形成される。
特開2018-148071号公報
回路面積の増加を抑制しつつ、メモリ容量を増加させる。
実施形態のメモリデバイスは、基板と、複数の第1導電体層と、第2導電体層及び第3導電体層と、複数の第4導電体層と、第5導電体層と、第1メモリピラーと、第2メモリピラーと、第1配線と、を備える。上記複数の第1導電体層は、第1方向に互いに離れて並ぶ。上記第2導電体層及び上記第3導電体層は、上記基板と上記複数の第1導電体層との間で各々が上記第1方向と交差する第2方向に延び、上記第2方向に互いに離れて並ぶ。上記複数の第4導電体層は、上記複数の第1導電体層に対して上記基板と反対側で上記第1方向に互いに離れて並ぶ。上記第5導電体層は、上記複数の第1導電体層と上記複数の第4導電体層との間で上記第2方向に延びる。上記第1メモリピラーは、上記第1方向に延びて上記複数の第1導電体層と交差し、上記第2導電体層又は上記第3導電体層に接続される。上記第2メモリピラーは、上記第1方向に延びて上記複数の第4導電体層と交差し、上記第5導電体層に接続される。上記第1配線は、上記第5導電体層と上記基板との間を電気的に接続する。上記第1配線は、コンタクトを含む。上記コンタクトは、上記第2導電体層と上記第3導電体層との間で上記第1方向に延びて上記複数の第1導電体層と交差する。
第1実施形態に係るメモリデバイスを含むメモリシステムの構成を示すブロック図。 第1実施形態に係るメモリデバイスのメモリセルアレイ及び選択回路の回路構成の一例を示す回路図。 第1実施形態に係るメモリデバイスの貼合構造の一例を示す図。 第1実施形態に係るメモリデバイスのビット線の立体的なレイアウトの一例を示す図。 第1実施形態に係るメモリデバイスのメモリセルアレイの第1メモリチップにおける平面レイアウトの一例を示す、図4の領域Vに対応する平面図。 第1実施形態に係るメモリデバイスのメモリセルアレイの第2メモリチップにおける平面レイアウトの一例を示す、図4の領域VIに対応する平面図。 第1実施形態に係るメモリデバイスの断面構造の一例を示す、図5及び図6のVII-VII線に沿った断面図。 第1実施形態に係るメモリデバイスのメモリピラーの断面構造の一例を示す、図7の領域VIIIに対応する断面図。 第1実施形態に係るメモリデバイスのメモリセルトランジスタの断面構造の一例を示す、図8のIX-IX線に沿った断面図。 第1実施形態に係るメモリデバイスの貼合パッドの断面構造の一例を示す、図7の領域Xに対応する断面図。 第1実施形態に係るメモリデバイスの断面構造の一例を示す、図5及び図6のXI-XI線に沿った断面図。 第2実施形態に係るメモリデバイスのビット線の立体レイアウトの一例を示す図。 第2実施形態に係るメモリデバイスの第2メモリチップの平面レイアウトの一例を示す、図12の領域XIIIに対応する平面図。 第2実施形態に係るメモリデバイスの断面構造の一例を示す、図13のXIV-XIV線に沿った断面図。
以下に、実施形態について図面を参照して説明する。
なお、以下の説明において、略同一の機能及び構成を有する構成要素については、同一符号を付す。同様の構成を有する要素同士を特に区別する場合、同一符号の末尾に、互いに異なる文字又は数字を付加する場合がある。
1. 第1実施形態
第1実施形態について説明する。
1.1 構成
第1実施形態に係る構成について説明する。
1.1.1 メモリシステム
図1は、第1実施形態に係るメモリシステムの構成を説明するためのブロック図である。メモリシステムは、外部のホスト(図示せず)に接続されるように構成された記憶装置である。メモリシステムは、例えば、SDTMカードのようなメモリカード、UFS(Universal Flash Storage)、SSD(Solid State Drive)である。メモリシステム1は、メモリコントローラ2及びメモリデバイス3を含む。
メモリコントローラ2は、例えば、SoC(System-on-a-Chip)のような集積回路で構成される。メモリコントローラ2は、ホストからの要求に基づいて、メモリデバイス3を制御する。具体的には、例えば、メモリコントローラ2は、ホストから書込みを要求されたデータをメモリデバイス3に書き込む。また、メモリコントローラ2は、ホストから読出しを要求されたデータをメモリデバイス3から読み出してホストに送信する。
メモリデバイス3は、不揮発にデータを記憶するメモリである。メモリデバイス3は、例えば、NANDフラッシュメモリである。
メモリコントローラ2とメモリデバイス3との通信は、例えば、SDR(Single Data Rate)インタフェース、トグルDDR(Double Data Rate)インタフェース、又はONFI(Open NAND Flash Interface)に準拠する。
1.1.2 メモリデバイス
引き続き図1を参照して、第1実施形態に係るメモリデバイスの全体構成について説明する。メモリデバイス3は、例えば、メモリセルアレイ10、コマンドレジスタ11、アドレスレジスタ12、シーケンサ13、ドライバモジュール14、ロウデコーダモジュール15、選択回路16、及びセンスアンプモジュール17を備える。
メモリセルアレイ10は、データの記憶領域である。メモリセルアレイ10は、ブロック群10a及び10bを含む。ブロック群10a及び10bはそれぞれ、異なるチップに形成された記憶領域に対応する。ブロック群10aは、複数のブロックBLKa_0~BLKa_nを含む(nは1以上の整数)。ブロック群10bは、複数のブロックBLKb_0~BLKb_nを含む。ブロックBLKa及びBLKbの各々は、複数のメモリセルの集合である。ブロックBLKa及びBLKbの各々は、例えば、データの消去単位として使用される。複数のメモリセルの各々は、データを不揮発に記憶する。また、メモリセルアレイ10には、複数のビット線及び複数のワード線が設けられる。各メモリセルは、例えば1本のビット線と1本のワード線とに関連付けられている。メモリセルアレイ10の詳細な構成については後述する。
コマンドレジスタ11は、メモリデバイス3がメモリコントローラ2から受信したコマンドCMDを記憶する。コマンドCMDは、例えばシーケンサ13に読出し動作、書込み動作、消去動作等を実行させる命令を含む。
アドレスレジスタ12は、メモリデバイス3がメモリコントローラ2から受信したアドレス情報ADDを記憶する。アドレス情報ADDは、例えばブロックアドレスBA、ページアドレスPA、チップアドレスCPA、及びカラムアドレスCAを含む。例えば、ブロックアドレスBA、ページアドレスPA、チップアドレスCPA、及びカラムアドレスCAは、それぞれブロックBLK、ワード線、及びビット線の選択に使用される。
シーケンサ13は、メモリデバイス3全体の動作を制御する。例えば、シーケンサ13は、コマンドレジスタ11に保持されたコマンドCMDに基づいてドライバモジュール14、ロウデコーダモジュール15、選択回路16、及びセンスアンプモジュール17等を制御して、読出し動作、書込み動作、消去動作等を実行する。
ドライバモジュール14は、読出し動作、書込み動作、消去動作等で使用される電圧を生成する。そして、ドライバモジュール14は、例えばアドレスレジスタ12に保持されたページアドレスPAに基づいて、選択されたワード線に対応する信号線に生成した電圧を印加する。
ロウデコーダモジュール15は、アドレスレジスタ12に記憶されたブロックアドレスBAに基づいて、対応するメモリセルアレイ10内の1個のブロックBLKを選択する。そして、ロウデコーダモジュール15は、例えば選択されたワード線に対応する信号線に印加された電圧を、選択されたブロックBLK内の選択されたワード線に転送する。
選択回路16は、アドレスレジスタ12に記憶されたチップアドレスCPAに基づいて、メモリセルアレイ10内のブロック群10a又は10bを選択する。
センスアンプモジュール17は、アドレスレジスタ12に記憶されたカラムアドレスCAに基づいて、選択回路16によって選択されたメモリセルアレイ10内のブロック群10a又は10bに対応するビット線を選択する。書込み動作において、メモリコントローラ2から受信した書込みデータDATに応じて、各ビット線に所望の電圧を印加する。また、センスアンプモジュール17は、読出し動作において、ビット線の電圧に基づいてメモリセルに記憶されたデータを判定し、判定結果を読出しデータDATとしてメモリコントローラ2に転送する。
1.1.3 メモリセルアレイ及び選択回路の回路構成
図2は、第1実施形態に係るメモリデバイスが備えるメモリセルアレイ及び選択回路の回路構成の一例を示す回路図である。図2では、メモリセルアレイ10内の1個のブロックBLKa及び1個のブロックBLKbと、選択回路16及びセンスアンプモジュール17との間の接続関係が示される。図2に示すように、ブロックBLKa及びBLKbの各々は、例えば4つのストリングユニットSU0~SU3を含む。
ブロックBLKa内の各ストリングユニットSUは、ビット線BLa<0>、…、及びBLa<m>(mは1以上の整数)にそれぞれ関連付けられた複数のNANDストリングNSを含む。ブロックBLKb内の各ストリングユニットSUは、ビット線BLb<0>、…、及びBLb<m>にそれぞれ関連付けられた複数のNANDストリングNSを含む。各NANDストリングNSは、例えばメモリセルトランジスタMT0~MT3、並びに選択トランジスタST1及びST2を含む。各メモリセルトランジスタMTは、制御ゲート及び電荷蓄積部を含み、データを不揮発に記憶する。選択トランジスタST1及びST2のそれぞれは、各種動作時におけるストリングユニットSUの選択に使用される。
各NANDストリングNSにおいて、メモリセルトランジスタMT0~MT3は、直列接続される。ブロックBLKa内の選択トランジスタST1の第1端は、関連付けられたビット線BLaに接続される。ブロックBLKb内の選択トランジスタST1の第1端は、関連付けられたビット線BLbに接続される。選択トランジスタST1の第2端は、直列接続されたメモリセルトランジスタMT0~MT3の第1端に接続される。選択トランジスタST2の第1端は、直列接続されたメモリセルトランジスタMT0~MT3の第2端に接続される。選択トランジスタST2の第2端は、ソース線SLに接続される。
ブロックBLKa及びBLKbの組において、メモリセルトランジスタMT0~MT3の制御ゲートは、それぞれワード線WL0~WL3に接続される。ストリングユニットSU0~SU3内の選択トランジスタST1のゲートは、それぞれ選択ゲート線SGD0~SGD3に接続される。複数の選択トランジスタST2のゲートは、選択ゲート線SGSに接続される。
ビット線BLa及びビット線BLbの組には、例えば、同一のカラムアドレスCAが割り当てられる。以下では、同一のカラムアドレスCAが割り当てられるビット線BLa及びBLbの組には、同一の符号<k>を付すものとする(0≦k≦m)。ビット線BLa<0>及びBLb<0>に割り当てられるカラムアドレスCA、…、並びにBLa<m>及びBLb<m>に割り当てられるカラムアドレスCAはそれぞれ、互いに異なる。なお、同一のカラムアドレスCAが割り当てられるビット線BLa及びビット線BLbにはそれぞれ、例えば、異なるチップアドレスCPAが割り当てられることによって互いに識別される。
複数のビット線BLaの各々は、ブロック群10a内で同一のカラムアドレスCAが割り当てられた複数のNANDストリングNSによって共有される。複数のビット線BLbの各々は、ブロック群10b内で同一のカラムアドレスCAが割り当てられた複数のNANDストリングNSによって共有される。ワード線WL0~WL7のそれぞれは、ブロックBLKa及びBLKbの組毎に設けられる。ソース線SLは、例えばブロック群10a及び10b間で共有される。
1個のストリングユニットSU内で共通のワード線WLに接続された複数のメモリセルトランジスタMTの集合は、例えばセルユニットCUと呼ばれる。例えば、それぞれが1ビットデータを記憶するメモリセルトランジスタMTを含むセルユニットCUの記憶容量が、「1ページデータ」として定義される。セルユニットCUは、メモリセルトランジスタMTが記憶するデータのビット数に応じて、2ページデータ以上の記憶容量を有し得る。
なお、第1実施形態に係るメモリデバイス3が備えるメモリセルアレイ10の回路構成は、以上で説明した構成に限定されない。例えば、各ブロックBLKが含むストリングユニットSUの個数は、任意の個数に設計され得る。各NANDストリングNSが含むメモリセルトランジスタMT並びに選択トランジスタST1及びST2の個数は、それぞれ任意の個数に設計され得る。
引き続き図2に示す回路図を参照して、第1実施形態に係るメモリデバイスの選択回路の回路構成について説明する。選択回路16は、複数のトランジスタTa<0>、…、Ta<m>、Tb<0>、…、及びTb<m>を含む。
トランジスタTa<k>は、ビット線BLa<k>に接続された第1端と、ビット線BL<k>を介してセンスアンプモジュール17に接続された第2端と、信号CPselが供給される制御端と、を含む(0≦k≦m)。トランジスタTb<k>は、ビット線BLb<k>に接続された第1端と、ビット線BL<k>を介してセンスアンプモジュール17に接続された第2端と、信号/CPselが供給される制御端と、を含む。信号CPsel及び/CPselは、互いに極性が異なる信号である。すなわち、信号CPselが“H”レベルの場合、信号/CPselは“L”レベルとなる。この場合、複数のトランジスタTa<0>~Ta<m>、及びTb<0>~Tb<m>はそれぞれ、オン状態、及びオフ状態となる。また、信号CPselが“L”レベルの場合、信号/CPselは“H”レベルとなる。この場合、複数のトランジスタTa<0>~Ta<m>、及びTb<0>~Tb<m>はそれぞれ、オフ状態、及びオン状態となる。これにより、ビット線BL<k>は、ビット線BLa<k>又はBLb<k>のいずれか一方のビット線に選択的に接続される。
1.1.4 メモリデバイスの貼合構造
図3は、第1実施形態に係るメモリデバイスの貼合構造の一例を示す図である。図3に示すように、メモリデバイス3は、第1メモリチップMCa、第2メモリチップMCb、及びCMOSチップCCを備える。メモリデバイス3は、第2メモリチップMCbを挟むように、第1メモリチップMCa及びCMOSチップCCが第2メモリチップMCbに貼り合わされて形成される。第1メモリチップMCaと第2メモリチップMCbとの間、及び第2メモリチップMCbとCMOSチップCCとの間は、複数の貼合パッドBPによって貼り合わされる。
第1メモリチップMCaは、メモリセルアレイ10のブロック群10aに対応する構造を含む。第2メモリチップMCbは、メモリセルアレイ10のブロック群10bに対応する構造を含む。CMOSチップCCは、例えば、コマンドレジスタ11、アドレスレジスタ12、シーケンサ13、ドライバモジュール14、ロウデコーダモジュール15、選択回路16、及びセンスアンプモジュール17に対応する構造を含む。
以下では、CMOSチップCC及び第2メモリチップMCbが貼り合わされる面をXY面とする。第1メモリチップMCa及び第2メモリチップMCbが貼り合わされる面は、XY面に略平行であるものとする。XY面において互いに交差する方向をX方向及びY方向とする。また、CMOSチップCCから第2メモリチップMCbに向かう方向を+Z方向とする。これに対して、第2メモリチップMCbからCMOSチップCCに向かう方向を-Z方向とする。このように、+方向であるか-方向であるかを区別する場合には、方向に“+”又は“-”を付す場合がある。“+”又は“-”が付されない場合、Z方向は、+Z方向を意味する。+Z方向は、上方向と言う場合がある。-Z方向は、下方向と言う場合がある。
第1メモリチップMCaの領域は、例えば、メモリ領域MRa、引出領域HR1a及びHR2a、並びにパッド領域PRaに分けられる。メモリ領域MRaは、メモリセルアレイ10のうちブロック群10aが形成される領域に対応する。引出領域HR1a及びHR2aは、例えば、メモリ領域MRaをX方向に挟む。パッド領域PRaは、メモリ領域MRa並びに引出領域HR1a及びHR2aとY方向に並ぶ。
第2メモリチップMCbの領域は、例えば、メモリ領域MRb、引出領域HR1b及びHR2b、並びにパッド領域PRbに分けられる。メモリ領域MRbは、メモリセルアレイ10のうちブロック群10bが形成される領域に対応する。メモリ領域MRbは、Z方向に見て、メモリ領域MRaと重なるように配置される。引出領域HR1b及びHR2bは、例えば、メモリ領域MRbをX方向に挟む。引出領域HR1b及びHR2bはそれぞれ、Z方向に見て、引出領域HR1a及びHR2aと重なるように配置される。パッド領域PRbは、メモリ領域MRb並びに引出領域HR1b及びHR2bとY方向に並ぶ。パッド領域PRbは、Z方向に見て、パッド領域PRaと重なるように配置される。
CMOSチップCCの領域は、例えば、センスアンプ領域SR、転送領域XR1及びXR2、並びにパッド領域PRcに分けられる。センスアンプ領域SRには、コマンドレジスタ11、アドレスレジスタ12、シーケンサ13、選択回路16、及びセンスアンプモジュール17等が配置される。センスアンプ領域SRは、Z方向に見て、メモリ領域MRa及びMRbと重なるように配置される。転送領域XR1及びXR2には、ドライバモジュール14及びロウデコーダモジュール15等が配置される。転送領域XR1及びXR2は、センスアンプ領域SRをX方向に挟む。転送領域XR1及びXR2はそれぞれ、Z方向に見て、引出領域HR1a及びHR1b、並びにHR2a及びHR2bと重なるように配置される。パッド領域PRcには、メモリデバイス3の入出力回路等が配置される。パッド領域PRcは、Z方向に見て、パッド領域PRa及びPRbと重なるように配置される。
第1メモリチップMCa及び第2メモリチップMCb間で対向する2つの貼合パッドBPの組、並びに第2メモリチップMCb及びおCMOSチップCC間で対向する2つの貼合パッドBPの組は、貼り合わされている(図3における“貼合”)。これにより、第1メモリチップMCa内の回路、第2メモリチップMCb内の回路、及びCMOSチップCC内の回路が、電気的に接続される。
以下の説明では、メモリ領域MRa及びMRbを特に区別しない場合、メモリ領域MRと記載する場合がある。引出領域HR1a及びHR1bを特に区別しない場合、引出領域HR1と記載する場合がある。引出領域HR2a及びHR2bを特に区別しない場合、引出領域HR2と記載する場合がある。
なお、第1実施形態に係るメモリデバイス3は、以上で説明した構造に限定されない。例えば、第1メモリチップMCa及び第2メモリチップMCbの各々に設けられる引出領域HRの数は、同数であればよく、2個に限られない。第1メモリチップMCa及び第2メモリチップMCbの各々は、メモリ領域MR及び引出領域HRの組を複数備えていても良い。この場合、センスアンプ領域SR、及び転送領域XRの組は、メモリ領域MR及び引出領域HRの配置に対応して適宜設けられる。
1.1.5 ビット線のレイアウト
図4は、第1実施形態に係るメモリデバイスのビット線の立体レイアウトの一例を示す図である。図4では、メモリセルアレイ10のブロック群10a及び10b、選択回路16及びセンスアンプモジュール17、並びにこれらの間を接続するビット線BLa及びBLbの3次元的なレイアウトの一例が示される。
第1メモリチップMCaのメモリ領域MRaには、ブロック群10aが配置される。ブロック群10a内の複数のブロックBLKaは、Y方向に並ぶ。複数のブロックBLKaの各々は、X方向に延びる。
第2メモリチップMCbのメモリ領域MRbには、ブロック群10bが配置される。ブロック群10b内の複数のブロックBLKbは、Y方向に並ぶ。複数のブロックBLKbの各々は、X方向に延びる。
CMOSチップCCのセンスアンプ領域SRにおいて、選択回路16及びセンスアンプモジュール17は、複数の領域に分散配置される。選択回路16及びセンスアンプモジュール17が分散配置される複数の領域は、例えば、互いに所定の距離以上離れるように配置される。図4の例では、選択回路16及びセンスアンプモジュール17がセンスアンプ領域SRの8個の領域に分散配置される場合が示される。
複数のビット線BLaの各々は、面内配線HBLa及び面外配線VBLaを含む。面内配線HBLaは、ビット線BLaのうち、第1メモリチップMCa内でXY平面内に配置される配線である。面外配線VBLaは、ビット線BLaのうち、第1メモリチップMCaからCMOSチップCCに至る配線である。なお、図4に示される1組の面内配線HBLa及び面外配線VBLaは、複数組の面内配線HBLa及び面外配線VBLaを表し得る。
複数の面内配線HBLaは、第1メモリチップMCaのメモリ領域MRaでX方向に並ぶ。複数の面内配線HBLaの各々は、ブロック群10aの全てのブロックBLKaをまたぐようにY方向に延びる部分を有する。複数の面内配線HBLaの各々は、Z方向に見て、対応するブロックBLKaと重なる位置で、対応する面外配線VBLaに接続される。面外配線VBLaと面内配線HBLaとの接続位置は、メモリ領域MRaの複数の領域に分散配置される。図4の例では、面外配線VBLaと面内配線HBLaとの接続位置がメモリ領域MRaの8個の領域に分散配置される場合が示される。
複数の面外配線VBLaの各々は、対応する面内配線HBLaに接続される第1端と、選択回路16に接続される第2端と、第2メモリチップMCbのメモリ領域MRbを通過する中間部分と、を有する。面外配線VBLaの中間部分は、Z方向に見て面外配線VBLaと面内配線HBLaとの接続位置に対応するブロックBLKaと重なる位置にあるブロックBLKbを通過する。
複数のビット線BLbの各々は、面内配線HBLb1及びHBLb2、並びに面外配線VBLb1及び面外配線VBLb2を含む。面内配線HBLb1及びHBLb2は、ビット線BLbのうち、第2メモリチップMCb内でXY平面内に配置される配線である。面外配線VBLb1及びVBLb2は、ビット線BLbのうち、第2メモリチップMCbからCMOSチップCCに至る配線である。なお、図4に示される1組の面内配線HBLb1及びHBLb2、並びに面外配線VBLb1及びVBLb2は、複数組の面内配線HBLb1及びHBLb2、並びに面外配線VBLb1及びVBLb2を表し得る。
複数の面内配線HBLb1は、第2メモリチップMCbのメモリ領域MRbでX方向に並ぶ。複数の面内配線HBLb1の各々は、ブロック群10b内の少なくとも1個のブロックBLKbをまたぐようにY方向に延びる部分を有する。
複数の面内配線HBLb2は、第2メモリチップMCbのメモリ領域MRbでX方向に並ぶ。複数の面内配線HBLb2の各々は、ブロック群10b内の少なくとも1個のブロックBLKbをまたぐようにY方向に延びる部分を有する。複数の面内配線HBLb2の各々は、対応する面内配線HBLb1とY方向に並ぶ。Y方向に並ぶ面内配線HBLb1と面内配線HBLb2との間を、対応する面外配線VBLaの中間部分が通過する。
複数の面外配線VBLb1の各々は、対応する面内配線HBLb1に接続される第1端と、選択回路16に接続される第2端と、CMOSチップCC内を通過する中間部分と、を有する。面外配線VBLb1の第2端が接続されるトランジスタTbは、対応する面外配線VBLaの第2端が接続されるトランジスタTaの近傍に配置される。
複数の面外配線VBLb2の各々は、対応する面内配線HBLb2に接続される第1端と、対応する面外配線VBLb1の中間部分に接続される第2端と、CMOSチップCC内を通過する中間部分と、を有する。面外配線VBLb2の第2端は、CMOSチップCC内に配置される。
1.1.6 メモリセルアレイの平面レイアウト
次に、第1実施形態に係るメモリデバイスのメモリセルアレイの平面レイアウトについて説明する。
図5は、第1実施形態に係るメモリデバイスのメモリセルアレイの第1メモリチップにおける平面レイアウトの一例を示す、図4の領域Vに対応する平面図である。図5では、メモリ領域MRaのうちブロックBLKa_xの部分及びその周辺を含む領域が示される(1≦x≦n-1)。メモリ領域MRaにおいて、メモリセルアレイ10は、積層配線構造LSa、並びに複数の部材SLTa及びSHEaを含む。
積層配線構造LSaは、メモリ領域MRa並びに引出領域HR1a及びHR2aにわたって、複数の導電体層が絶縁体層を介してZ方向に積層された構造を有する。積層配線構造LSaを構成する複数の導電体層の各々は、ソース線SL、ワード線WL、並びに選択ゲート線SGD及びSGSのいずれかに対応する。積層配線構造LSaの詳細については、後述する。
複数の部材SLTaは、例えば、XZ面に広がる板状の絶縁体である。複数の部材SLTaは、Y方向に並ぶ。複数の部材SLTaの各々は、隣り合うブロックBLKaの間の境界領域において、メモリ領域MRa並びに引出領域HR1a及びHR2aを横切るようにX方向に延びる。そして、複数の部材SLTaの各々は、積層配線構造LSaのうち、ワード線WL、並びに選択ゲート線SGD及びSGSに対応する導電体層を、Y方向に並ぶ2個の部分に分離する。
複数の部材SHEaは、例えば、XZ面に広がる板状の絶縁体である。複数の部材SHEaは、Y方向に並ぶ。図5の例では、3つの部材SHEaが、隣り合う部材SLTaの間に配置されている。複数の部材SHEaの各々は、メモリ領域MRaを横切るようにX方向に延びる。複数の部材SHEaの各々の両端はそれぞれ、引出領域HR1a及びHR2aに位置する。そして、複数の部材SHEaの各々は、積層配線構造LSaのうち、選択ゲート線SGDに対応する導電体層を、Y方向に並ぶ2個の部分に分離する。
部材SLTaによって区切られた領域のそれぞれが、1個のブロックBLKaに対応する。また、部材SLTa及びSHEaによって区切られた領域のそれぞれが、1個のストリングユニットSUに対応する。そして、メモリ領域MRa並びに引出領域HR1a及びHR2aには、上述のレイアウトが、ブロックBLKa_0からブロックBLKa_nにわたって、Y方向に繰り返し配置される。
また、メモリ領域MRaにおいて、メモリセルアレイ10は、複数のメモリピラーMPa、複数のコンタクトVa、及び複数の面内配線HBLaを更に含む。
複数のメモリピラーMPaの各々は、例えば1個のNANDストリングNSとして機能する。複数のメモリピラーMPaは、隣り合う2つの部材SLTaの間の積層配線構造LSa内に、例えば19列の千鳥状に配置される。そして、例えば、紙面の上側から数えて、5列目のメモリピラーMPaと、10列目のメモリピラーMPaと、15列目のメモリピラーMPaとのそれぞれに、1個の部材SHEaが重なっている。
複数の面内配線HBLaの各々は、ストリングユニットSU毎に、少なくとも1個のメモリピラーMPaと重なるように配置される。図5の例では、2本の面内配線HBLaが、1個のメモリピラーMPaと重なるように配置される場合が示される。メモリピラーMPaと重なる複数の面内配線HBLaのうち1本の面内配線HBLaと、対応する1個のメモリピラーMPaとの間は、コンタクトVaを介して電気的に接続される。
部材SHEaと接触しているメモリピラーMPaと、面内配線HBLaとの間のコンタクトVaは、省略される。言い換えると、異なる2つの選択ゲート線SGDに接したメモリピラーMPaと面内配線HBLaとの間のコンタクトVaは、省略される。隣り合う部材SLTa間におけるメモリピラーMPaや部材SHEa等の個数及び配置は、図5を用いて説明された構成に限定されず、適宜変更され得る。各メモリピラーMPaと重なる面内配線HBLaの数は、任意の数に設計され得る。
図6は、第1実施形態に係るメモリデバイスのメモリセルアレイの第2メモリチップにおける平面レイアウトの一例を示す、図4の領域VIに対応する平面図である。図6では、メモリ領域MRbのうちブロックBLKb_xの部分及びその周辺を含む領域が示される(1≦x≦n-1)。ブロックBLKb_xは、面外配線VBLaの中間部分がZ方向に通過するブロックBLKbである。メモリ領域MRbにおいて、メモリセルアレイ10は、積層配線構造LSb、並びに複数の部材SLTb及びSHEbを含む。
積層配線構造LSbは、メモリ領域MRb並びに引出領域HR1b及びHR2bにわたって、複数の導電体層が絶縁体層を介してZ方向に積層された構造を有する。積層配線構造LSbを構成する複数の導電体層の各々は、ソース線SL、ワード線WL、並びに選択ゲート線SGD及びSGSのいずれかに対応する。積層配線構造LSbの詳細については、後述する。
複数の部材SLTbは、例えば、XZ面に広がる板状の絶縁体である。複数の部材SLTbは、Y方向に並ぶ。複数の部材SLTbの各々は、隣り合うブロックBLKbの間の境界領域において、メモリ領域MRb並びに引出領域HR1b及びHR2bを横切るようにX方向に延びる。そして、複数の部材SLTbの各々は、積層配線構造LSbのうち、ワード線WL、並びに選択ゲート線SGD及びSGSに対応する導電体層を、Y方向に並ぶ2個の部分に分離する。
複数の部材SHEbは、例えば、XZ面に広がる板状の絶縁体である。複数の部材SHEbは、Y方向に並ぶ。図6の例では、3つの部材SHEbが、隣り合う部材SLTbの間に配置されている。複数の部材SHEbの各々は、メモリ領域MRbを横切るようにX方向に延びる。複数の部材SHEbの各々の両端はそれぞれ、引出領域HR1b及びHR2bに位置する。そして、複数の部材SHEbの各々は、積層配線構造LSbのうち、選択ゲート線SGDに対応する導電体層を、Y方向に並ぶ2個の部分に分離する。
部材SLTbによって区切られた領域のそれぞれが、1個のブロックBLKbに対応する。また、部材SLTb及びSHEbによって区切られた領域のそれぞれが、1個のストリングユニットSUに対応する。そして、メモリ領域MRb並びに引出領域HR1b及びHR2bには、上述のレイアウトが、ブロックBLKb_0からブロックBLKb_nにわたって、Y方向に繰り返し配置される。
また、メモリ領域MRbにおいて、メモリセルアレイ10は、複数のメモリピラーMPb、複数のコンタクトVb、Vab、及びCV、並びに複数の面内配線HBLb1、HBLb2、及びHBLb3を含む。
複数の面内配線HBLb3の各々は、対応する面内配線HBLb1と面内配線HBLb2との間に配置される。複数の面内配線HBLb3の各々は、Y方向に延びる。このような面内配線HBLb1、HBLb2、及びHBLb3の組は、例えば、1本の配線を2箇所で分断することによって形成することができる。
面内配線HBLb1及びHBLb3の互いに対向する端部は、例えば、Z方向に見て部材SLTbと重なる位置に配置される。面内配線HBLb2及びHBLb3の互いに対向する端部は、例えば、Z方向に見て部材SLTbと重なる位置に配置される。すなわち、面内配線HBLb3は、1個のブロックBLKb(図6におけるブロックBLKb_x)と重なるように配置される。図6の例では、ブロックBLKb_xと重なる領域において、4本の面内配線HBLb1又はHBLb2と、4本の面内配線HBLb3と、がX方向に交互に並ぶ場合が示される。
複数のメモリピラーMPbは、隣り合う2つの部材SLTbの間の積層配線構造LSb内に、例えば、19列の千鳥状に配置される。そして、例えば、紙面の上側から数えて、5列目のメモリピラーMPbと、10列目のメモリピラーMPbと、15列目のメモリピラーMPbとのそれぞれに、1個の部材SHEbが重なっている。
コンタクトCVは、面外配線VBLaの中間部分に対応する。複数のコンタクトCVは、隣り合う2個の部材SLTbの間の積層配線構造LSb内に、例えば、4列のマトリクス状に配置される。図6の例では、ブロックBLKb_x内のストリングユニットSUに対応する領域毎に、1列のコンタクトCVが配置される場合が示される。
より具体的には、ブロックBLKb_xにおいて、Y方向に並ぶ1列目から4列目までの4個のメモリピラーMPbと、1列目の1個のコンタクトCVとが、X方向に交互に配置される。Y方向に並ぶ6列目から9列目までの4個のメモリピラーMPbと、2列目の1個のコンタクトCVとが、X方向に交互に配置される。Y方向に並ぶ11列目から14列目までの4個のメモリピラーMPbと、3列目の1個のコンタクトCVとが、X方向に交互に配置される。Y方向に並ぶ16列目から19列目までの4個のメモリピラーMPbと、4列目の1個のコンタクトCVとが、X方向に交互に配置される。
複数の面内配線HBLb1及び複数の面内配線HBLb2の各々は、ストリングユニットSU毎に、少なくとも1個のメモリピラーMPbと重なるように配置される。図6の例では、1個のメモリピラーMPbに、2本の面内配線HBLb1又はHBLb2が重なるように配置される場合が示される。メモリピラーMPbと重なる複数の面内配線HBLb1又はHBLb2のうち、1本の面内配線HBLb1又はHBLb2と、対応する1個のメモリピラーMPbとの間は、コンタクトVbを介して電気的に接続される。
複数の面内配線HBLb3の各々は、対応するブロックBLKb内に配置された少なくとも1個のコンタクトCVと重なるように配置される。図6の例では、1個のコンタクトCVに、4本の面内配線HBLb3が重なるように配置される場合が示される。コンタクトCVと重なる複数の面内配線HBLb3のうち1本の面内配線HBLb3と、対応する1個のコンタクトCVとの間は、コンタクトVabを介して電気的に接続される。
部材SHEbと接触しているメモリピラーMPbと、面内配線HBLb1又はHBLb2との間のコンタクトVbは、省略される。言い換えると、異なる2つの選択ゲート線SGDに接したメモリピラーMPaと面内配線HBLb1又はHBLb2との間のコンタクトVbは、省略される。隣り合う部材SLTb間におけるメモリピラーMPbや部材SHEb等の個数及び配置は、図6を用いて説明された構成に限定されず、適宜変更され得る。各メモリピラーMPbと重なる面内配線HBLb1の数及び面内配線HBLb2の数は、任意の数に設計され得る。各コンタクトCVと重なる面内配線HBLb3の数は、任意の数に設計され得る。
1.1.7 面外配線VBLaを含む断面におけるメモリデバイスの断面構造
図7は、第1実施形態に係るメモリデバイスの断面構造の一例を示す、図5及び図6のVII-VII線に沿った断面図である。図7では、CMOSチップCC、第1メモリチップMCa、及び第2メモリチップMCbが貼り合わせられた構成が示される。また、図7では、図5に示されたメモリ領域MRaに対応する断面構造、及び図6に示されたメモリ領域MRbに対応する断面構造に加えて、センスアンプ領域SRに対応する断面構造が示される。
まず、第1メモリチップMCaの構成について説明する。
絶縁体層100の下面上には、導電体層111が設けられる。導電体層111は、例えば、XY平面に沿って広がった板状に形成される。導電体層111は、ソース線SLとして使用される。導電体層111は、例えば、ポリシリコンを含む。絶縁体層100は、例えば、酸化シリコン等の絶縁体を含む。
導電体層111の下方には、絶縁体層101を介して導電体層112が設けられる。導電体層112は、例えば、XY平面に沿って広がった板状に形成される。導電体層112は、選択ゲート線SGSとして使用される。導電体層112は、例えば、タングステンを含む。絶縁体層101は、例えば、酸化シリコン等の絶縁体を含む。
導電体層112の下方には、絶縁体層102及び導電体層113が下方に向かってこの順に交互に積層される。導電体層113は、例えば、XY平面に沿って広がった板状に形成される。複数の導電体層113は、絶縁体層100側から順に、それぞれワード線WL0~WL3として使用される。導電体層113は、例えば、タングステンを含む。絶縁体層102は、例えば、酸化シリコン等の絶縁体を含む。
最下層の導電体層113の下方には、絶縁体層103を介して導電体層114が設けられる。導電体層114は、例えば、XY平面に沿って広がった板状に形成される。導電体層114は、選択ゲート線SGDとして使用される。導電体層114は、例えば、タングステンを含む。絶縁体層103は、例えば、酸化シリコン等の絶縁体を含む。
導電体層114の下方には、絶縁体層104を介して導電体層115が設けられる。導電体層115は、例えばY方向に延びるライン状に形成され、面内配線HBLaとして使用される。つまり、図示せぬ領域において、導電体層115が、X方向に複数列並ぶ。導電体層115は、例えば銅を含む。
絶縁体層104は、複数の導電体層115の側方及び下方を覆う。絶縁体層104の下面上には、絶縁体層105が設けられる。絶縁体層104及び105は、例えば、酸化シリコン等の絶縁体を含む。
上述した第1メモリチップMCaの積層構造のうち導電体層111~114が、積層配線構造LSaに対応する。部材SLTaは、積層配線構造LSaのうち、導電体層112~114を分断する。部材SHEaは、積層配線構造LSaのうち、導電体層114を分断する。
メモリピラーMPaは、導電体層112~114を貫通するようにZ方向に延びる。メモリピラーMPaの上端は、導電体層111に接する。メモリピラーMPaの下端は、導電体層114と導電体層115との間に位置する。
図8は、第1実施形態に係るメモリデバイスのメモリピラーの断面構造の一例を示す、図7の領域VIIIに対応する断面図である。
メモリピラーMPaと導電体層112とが交差した部分が、選択トランジスタST2として機能する。メモリピラーMPaと1つの導電体層113とが交差した部分が、1つのメモリセルトランジスタMTとして機能する。メモリピラーMPaと導電体層114とが交差した部分が、選択トランジスタST1として機能する。
メモリピラーMPaは、コア膜120、半導体膜121、トンネル絶縁膜122、電荷蓄積膜123、及びブロック絶縁膜124を含む。コア膜120は、Z方向に延びる。例えば、コア膜120の上端は、導電体層112よりも上層に含まれ、コア膜120の下端は、導電体層114と導電体層115との間に位置する。半導体膜121は、コア膜120の周囲を覆う。メモリピラーMPaの上部において、半導体膜121の一部が、導電体層111に接する。トンネル絶縁膜122、電荷蓄積膜123、及びブロック絶縁膜124は、積層膜を形成する。積層膜は、半導体膜121と導電体層111とが接触した部分を除いて、半導体膜121の側面及び底面を覆う。コア膜120は、例えば、酸化シリコン等の絶縁体を含む。半導体膜121は、例えば、シリコンを含む。
図9は、第1実施形態に係るメモリデバイスにおけるメモリセルトランジスタの断面構造の一例を示す、図8のIX-IX線に沿った断面図である。より具体的には、図9は、導電体層113を含む層におけるメモリピラーMPaの断面構造を示す。
導電体層113を含む断面において、コア膜120は、例えばメモリピラーMPaの中央部に設けられる。半導体膜121は、コア膜120の側面を囲む。トンネル絶縁膜122は、半導体膜121の側面を囲む。電荷蓄積膜123は、トンネル絶縁膜122の側面を囲む。ブロック絶縁膜124は、電荷蓄積膜123の側面を囲む。導電体層113は、ブロック絶縁膜124の側面を囲む。
再び図7を参照して、第1メモリチップMCaの構成について説明する。
メモリピラーMPa内の半導体膜121の下面は、Z方向に延びる柱状のコンタクトVaを介して1個の導電体層115、すなわち1本の面内配線HBLaに接続される。図7の例では、面内配線HBLaに接続されたメモリピラーMPa、及び図示される領域で面内配線HBLaに接続されていないメモリピラーMPaが示されている。図示される領域でコンタクトVaを介して面内配線HBLaに接続されていないメモリピラーMPaは、図示されない領域で、対応するコンタクトVaを介して他の面内配線HBLaに接続される。
導電体層115の下面上には、Z方向に延びる柱状の導電体116が設けられる。導電体116の下面は、例えば、絶縁体層104の下面と揃う。
導電体116の下面上には、導電体層117が設けられる。導電体層117は、第1メモリチップMCaの貼合パッドBPとして使用される。導電体層117の下面は、例えば、絶縁体層105の下面と揃う。導電体層117は、例えば、銅を含む。
次に、第2メモリチップMCbの構成について説明する。
絶縁体層105の下面上、及び導電体層117の下面上にはそれぞれ、絶縁体層200及び導電体層220が設けられる。導電体層220は、第2メモリチップMCbの第1メモリチップMCa側の貼合パッドBPとして使用される。導電体層220の下面は、例えば、絶縁体層200の下面と揃う。導電体層220は、例えば、銅を含む。
絶縁体層200の下方には、絶縁体層201を介して導電体層211が設けられる。導電体層211は、例えば、XY平面に沿って広がった板状に開口部を有する形状に形成される。導電体層211は、ソース線SLとして使用される。絶縁体層201の下面上のうち、導電体層211の開口部に対応する領域(導電体層220が設けられない領域)には、絶縁体層202が設けられる。導電体層211の下面は、例えば、絶縁体層202の下面と揃う。導電体層211は、例えば、ポリシリコンを含む。絶縁体層201及び202は、例えば、酸化シリコン等の絶縁体を含む。
導電体層220の下面上には、Z方向に延びる柱状の導電体221が設けられる。導電体221は、導電体層211に接することなく絶縁体層202を通過する。
図10は、第1実施形態に係るメモリデバイスの貼合パッドの断面構造の一例を示す、図7の領域Xに対応する断面図である。図10の例では、第1メモリチップMCaと第2メモリチップMCbとを貼り合わせる貼合パッドBP及びその周辺の断面構造の詳細が示される。
図10に示すように、第1メモリチップMCaと第2メモリチップMCbとの貼合工程において、導電体層117は、導電体層220に接続される。図10の例では、貼合面における導電体層117の面積と導電体層220の面積とは、略等しい。このような場合、導電体層117と導電体層220とに銅を用いると、導電体層117の銅と導電体層220の銅とが一体化して、互いの銅の境界の確認が困難となり得る。但し、貼り合わせの位置ずれによる導電体層117と導電体層220とを貼り合わせた形状の歪み、銅のバリアメタルの位置ずれ(側面における不連続箇所の発生)により貼り合わせが確認できる。
また、導電体層117及び導電体層220をダマシン法により形成する場合、それぞれの側面はテーパー形状を有する。このため、導電体層117と導電体層220とを貼り合わせた部分におけるZ方向に沿った断面の形状は、側壁が直線状とはならず、非矩形状となる。
また、導電体層117と導電体層220とを貼り合わせた場合、これらを形成する銅の底面、側面、及び上面をバリアメタルが覆う構造となる。これに対し、銅を用いた一般的な配線層では、銅の上面に銅の酸化防止機能を有する絶縁体(窒化シリコンまたは炭窒化シリコン等)が設けられ、バリアメタルは設けられていない。このため、貼り合わせの位置ずれが発生していなくても、一般的な配線層との区別は可能である。
再び図7を参照して、第2メモリチップMCbの構成について説明する。
導電体層211及び絶縁体層202の下方には、絶縁体層203を介して導電体層212が設けられる。導電体層212は、例えば、XY平面に沿って広がった板状に形成される。導電体層212は、選択ゲート線SGSとして使用される。導電体層212は、例えば、タングステンを含む。絶縁体層203は、例えば、酸化シリコン等の絶縁体を含む。
導電体層212の下方には、絶縁体層204及び導電体層213が下方に向かってこの順に交互に積層される。導電体層213は、例えば、XY平面に沿って広がった板状に形成される。複数の導電体層213は、絶縁体層200側から順に、それぞれワード線WL0~WL3として使用される。導電体層213は、例えば、タングステンを含む。絶縁体層204は、例えば、酸化シリコン等の絶縁体を含む。
最下層の導電体層213の下方には、絶縁体層205を介して導電体層214が設けられる。導電体層214は、例えば、XY平面に沿って広がった板状に形成される。導電体層214は、選択ゲート線SGDとして使用される。導電体層214は、例えば、タングステンを含む。絶縁体層205は、例えば、酸化シリコン等の絶縁体を含む。
導電体層214の下方には、絶縁体層206を介してY方向に並ぶ3個の導電体層215が設けられる。Y方向に並ぶ3個の導電体層215は、例えば、Y方向に延びるライン状に形成され、それぞれ面内配線HBLb1、HBLb2、及びHBLb3として使用される。つまり、図示せぬ領域において、Y方向に並ぶ3個の導電体層215の組が、X方向に複数列並ぶ。導電体層215は、例えば銅を含む。
絶縁体層206は、複数の導電体層215の側方及び下方を覆う。絶縁体層206の下面上には、絶縁体層207が設けられる。絶縁体層206及び207は、例えば、酸化シリコン等の絶縁体を含む。
上述した第2メモリチップMCbの積層構造のうち導電体層211~214が、積層配線構造LSbに対応する。部材SLTbは、積層配線構造LSbのうち、導電体層212~214を分断する。部材SHEb(図示せず)は、積層配線構造LSbのうち、導電体層214を分断する。
メモリピラーMPbは、導電体層212~214を貫通するようにZ方向に延びる。メモリピラーMPbの上端は、導電体層211に接する。メモリピラーMPbの下端は、導電体層214と導電体層215との間に位置する。メモリピラーMPbの構造は、メモリピラーMPaの構造と同等であるため、説明を省略する。
メモリピラーMPb内の半導体膜の下面は、柱状のコンタクトVbを介して、面内配線HBLb1に対応する1個の導電体層215、又は面内配線HBLb2に対応する1個の導電体層215に接続される。図7の例では、面内配線HBLb1に接続されたメモリピラーMPb、面内配線HBLb2に接続されたメモリピラーMPb、並びに図示された領域で面内配線HBLb1及びHBLb2のいずれにも接続されていないメモリピラーMPbが示されている。図示された領域で面内配線HBLb1及びHBLb2のいずれにも接続されていないメモリピラーMPbのうち、Z方向に見て面内配線HBLb1と重なる位置に配置されたメモリピラーMPbは、図示されない領域で対応するコンタクトVbを介して当該面内配線HBLb1に接続される。面内配線HBLb1及びHBLb2のいずれにも接続されていないメモリピラーMPbのうち、Z方向に見て面内配線HBLb2と重なる位置に配置されたメモリピラーMPbは、図示されない領域で対応するコンタクトVbを介して当該面内配線HBLb2に接続される。
コンタクトCVは、導電体層212~214を貫通するようにZ方向に延びる。コンタクトCVの上端は、導電体層212に接する。コンタクトCVの下端は、導電体層214と導電体層215との間に位置する。コンタクトCVは、コンタクトCVの側方を覆う絶縁性のスペーサSPによって導電体層212~214から電気的に絶縁される。
コンタクトCVの下面は、柱状のコンタクトVabを介して、面内配線HBLb3に対応する1個の導電体層215に接続される。図7の例では、面内配線HBLb3に接続された1個のコンタクトCV、及び面内配線HBLb3に接続されていない3個のコンタクトCVが示されている。コンタクトVabを介して面内配線HBLb3に接続されていないコンタクトCVは、図示されない領域において、対応するコンタクトVabを介して他の面内配線HBLb3に接続される。
Y方向に並ぶ3個の導電体層215の各々の下面には、Z方向に延びる柱状の導電体216が設けられる。各導電体216の下面上には、導電体層217が設けられる。各導電体層217の下面上には、Z方向に延びる柱状の導電体218が設けられる。各導電体218の下面は、例えば、絶縁体層206の下面と揃う。
各導電体218の下面上には、導電体層219が設けられる。各導電体層219は、第2メモリチップMCbのCMOSチップCC側の貼合パッドBPとして使用される。各導電体層219の下面は、例えば、絶縁体層207の下面と揃う。
次に、CMOSチップCC側の構成について説明する。
絶縁体層207の下面上、及び導電体層219の下面上にはそれぞれ、絶縁体層300及び導電体層311が設けられる。導電体層311は、CMOSチップCCの貼合パッドBPとして使用される。導電体層311の下面は、例えば、絶縁体層300の下面と揃う。導電体層311は、例えば、銅を含む。
第2メモリチップMCbとCMOSチップCCとを貼り合わせる貼合パッドBP及びその周辺の構造は、第1メモリチップMCaと第2メモリチップMCbとを貼り合わせる貼合パッドBP及びその周辺の構造と同等であるため、説明を省略する。
絶縁体層300の下面上には、絶縁体層301を介して半導体基板302が設けられる。絶縁体層300及び301は、例えば、酸化シリコン等の絶縁体を含む。半導体基板302は、例えば、P型不純物を含むポリシリコンである。半導体基板302は、図示が省略された複数のウェル領域を含む。複数のウェル領域には、例えば、トランジスタTa及びTbを含む選択回路16内の各種素子が形成される。そして、複数のウェル領域の間は、例えばSTI(Shallow Trench Isolation)によって分離される。
導電体層311の下面上には、Z方向に延びる柱状の導電体312が設けられる。導電体312の下面上には、導電体層313が設けられる。面内配線HBLb2に接続される導電体層313は、図示しない配線を介して、面内配線HBLb1に接続される導電体層313と接続される。これにより、面内配線HBLb1及びHBLb2は、電気的に接続される。
導電体層313の下面上には、Z方向に延びる柱状の導電体314が設けられる。導電体314の下面上には、導電体層315が設けられる。導電体層315の下面上には、Z方向に延びる柱状の導電体316が設けられる。面内配線HBLb1及びHBLb2に接続された導電体316の下面は、半導体基板302に形成されたトランジスタTbの第1端に接続される。面内配線HBLb3に接続された導電体316の下面は、半導体基板302に形成されたトランジスタTaの第1端に接続される。トランジスタTa及びTbの各々の第2端は、導電体層317によって電気的に接続される。
上述した構成において、導電体116、導電体層117、導電体層220、導電体221、コンタクトCV、コンタクトVab、面内配線HBLb3に対応する導電体層215、並びに面内配線HBLb3に対応する導電体層215に接続される導電体216、導電体層217、導電体218、導電体層219、導電体層311、導電体312、導電体層313、導電体314、導電体層315、及び導電体316が、面外配線VBLaを構成する。面内配線HBLb1に対応する導電体層215に接続される導電体216、導電体層217、導電体218、導電体層219、導電体層311、導電体312、導電体層313、導電体314、導電体層315、及び導電体316が、面外配線VBLb1を構成する。面内配線HBLb2に対応する導電体層215に接続される導電体216、導電体層217、導電体218、導電体層219、導電体層311、導電体312、及び導電体層313が、面外配線VBLb2を構成する。
以上のような構成により、第1メモリチップMCa内の面内配線HBLaが、第2メモリチップMCbのブロックBLKb_x内をZ方向に延びるコンタクトCVを介して、CMOSチップCC内の対応する選択回路16のトランジスタTaに電気的に接続される。また、第2メモリチップMCb内の面内配線HBLb1及びHBLb2が、CMOSチップCC内で電気的に接続された後、CMOSチップCC内の対応する選択回路16のトランジスタTbに電気的に接続される。
1.1.8 面外配線VBLaを含まない断面におけるメモリデバイスの断面構造
図11は、第1実施形態に係るメモリデバイスの断面構造の一例を示す、図5及び図6のXI-XI線に沿った断面図である。
ブロックBLKb_xのうち面外配線VBLaを含まない断面では、メモリピラーMPbが形成される。ブロックBLKb_x内のメモリピラーMPbの上端は、導電体層211に接する。ブロックBLKb_x内のメモリピラーMPbの下端は、コンタクトVbを介して面内配線HBLb1に対応する1個の導電体層215、又は面内配線HBLb2に対応する1個の導電体層215に接続される。
このように、ブロックBLKb_xのうち、面外配線VBLaが設けられない領域にメモリピラーMPbを形成することにより、当該領域がデータの記憶領域として利用される。
1.2 第1実施形態に係る効果
第1実施形態によれば、ビット線BLbの面内配線HBLb1及び面内配線HBLb2は、第2メモリチップMCb内でY方向に並ぶ。ビット線BLaの面外配線VBLaは、面内配線HBLb1と面内配線HBLb2との間で積層配線構造LSbを通過するコンタクトCVを含む。これにより、コンタクトCVを第2メモリチップMCb内に分散配置できる。このため、メモリ領域MRbの外周を経由させることなく、ビット線BLaをCMOSチップCCに接続することができる。したがって、ビット線BLaの寄生容量の増加を抑制することができる。
また、面内配線HBLb1及びHBLb2は、CMOSチップCC側で電気的に接続されることにより、トランジスタTbの第1端に共通接続される。これにより、Y方向にコンタクトCVと並ぶ面内配線HBLb1及びHBLb2を1本のビット線BLbとして利用することができる。このため、第2メモリチップMCbにおけるビット線BLbの配置に対して制約を課すことなく、ビット線BLaと同数のビット線BLbを設けることができる。したがって、第2メモリチップMCbのチップサイズの増加を抑制しつつ、メモリ容量を増加させることができる。
また、コンタクトCVが第2メモリチップMCb内に分散配置されることに伴い、選択回路16及びセンスアンプモジュール17は、半導体基板302上に分散配置される。これにより、ビット線BLaの選択回路16及びセンスアンプモジュール17への引き回しを容易にすることができる。
また、面外配線VBLaは、面内配線HBLb1及びHBLb2の間に設けられ、面内配線HBLb1及びHBLb2とY方向に並ぶ面内配線HBLb3を含む。コンタクトCVは、Z方向に見て面内配線HBLb3と重なる位置に配置される。これにより、面内配線HBLb1及びHBLb2と干渉させることなく、コンタクトCVをCMOSチップCC側に引き出すことができる。なお、面内配線HBLb3は、Y方向に延びる1本の配線を分断することで面内配線HBLb1及びHBLb2を形成する際に併せて形成される。このため、コンタクトCVと選択回路16との接続に面内配線HBLb3を利用することにより、コンタクトCVをCMOSチップCC側に引き出すための新たな構造を形成する負荷を抑制できる。
また、選択回路16は、ビット線BLa及びBLbの組から、いずれか一方を選択するように構成される。具体的には、選択回路16は、トランジスタTa及びTbを含む。トランジスタTaは、ビット線BLaに接続される第1端を有するトランジスタTaと、信号CPselが供給される制御端と、を有する。トランジスタTbは、ビット線BLbに接続される第1端と、トランジスタTaの第2端に接続される第2端と、信号/CPselが供給される制御端と、を有する。これにより、選択回路16は、ビット線BLa及びBLbを介して、第1メモリチップMCa内のブロック群10aと、第2メモリチップMCb内のブロック群10bとを個別に制御することができる。このため、第1メモリチップMCa内のワード線WL、並びに選択ゲート線SGS及びSGDはそれぞれ、第2メモリチップMCb内のワード線WL、並びに選択ゲート線SGS及びSGDと共通接続することができる。したがって、ワード線WL、並びに選択ゲート線SGS及びSGDをチップ間で独立制御する場合よりも、ワード線WL、並びに選択ゲート線SGS及びSGDのCMOSチップCCへの接続を容易にすることができる。
2. 第2実施形態
次に、第2実施形態について説明する。
第2実施形態では、コンタクトCVが、ブロックBLKb内ではなく部材SLTb内に形成される点において、第1実施形態とは異なる。以下では、第1実施形態と異なる構成について主に説明する。第1実施形態と同等の構成については、適宜その説明を省略する。
2.1 ビット線のレイアウト
図12は、第2実施形態に係るメモリデバイスのビット線の立体レイアウトの一例を示す図である。図12は、第1実施形態における図4に対応する。
複数の面内配線HBLaは、第1メモリチップMCaのメモリ領域MRaでX方向に並ぶ。複数の面内配線HBLaの各々は、ブロック群10aの全てのブロックBLKaをまたぐようにY方向に延びる部分を有する。複数の面内配線HBLaの各々は、Z方向に見て、対応する2個のブロックBLKaの間の領域(すなわち、部材SLTaが設けられる領域)と重なる位置で、対応する面外配線VBLaに接続される。面外配線VBLaと面内配線HBLaとの接続位置は、メモリ領域MRaの複数の領域に分散配置される。図12の例では、面外配線VBLaと面内配線HBLaとの接続位置がメモリ領域MRaの8個の領域に分散配置される場合が示される。
複数の面外配線VBLaの各々は、対応する面内配線HBLaに接続される第1端と、選択回路16に接続される第2端と、第2メモリチップMCbのメモリ領域MRbを通過する中間部分と、を有する。面外配線VBLaの中間部分は、Z方向に見て対応する2個のブロックBLKbの間(すなわち、部材SLTbが設けられる領域)を通過する。
複数の面内配線HBLb1は、第2メモリチップMCbのメモリ領域MRbでX方向に並ぶ。複数の面内配線HBLb1の各々は、ブロック群10b内の少なくとも1個のブロックBLKbをまたぐようにY方向に延びる部分を有する。
複数の面内配線HBLb2は、第2メモリチップMCbのメモリ領域MRbでX方向に並ぶ。複数の面内配線HBLb2の各々は、ブロック群10b内の少なくとも1個のブロックBLKbをまたぐようにY方向に延びる部分を有する。複数の面内配線HBLb2の各々は、対応する面内配線HBLb1とY方向に並ぶ。Y方向に並ぶ面内配線HBLb1と面内配線HBLb2との間を、対応する面外配線VBLaの中間部分が通過する。
複数の面外配線VBLb1の各々は、対応する面内配線HBLb1に接続される第1端と、選択回路16に接続される第2端と、CMOSチップCC内を通過する中間部分と、を有する。面外配線VBLb1の第2端が接続されるトランジスタTbは、対応する面外配線VBLaの第2端が接続されるトランジスタTaの近傍に配置される。
複数の面外配線VBLb2の各々は、対応する面内配線HBLb2に接続される第1端と、対応する面外配線VBLb1の中間部分に接続される第2端と、CMOSチップCC内を通過する中間部分と、を有する。面外配線VBLb2の第2端は、CMOSチップCC内に配置される。
2.2 メモリセルアレイの平面レイアウト
図13は、第2実施形態に係るメモリデバイスのメモリセルアレイの第2メモリチップにおける平面レイアウトの一例を示す、図12の領域XIIIに対応する平面図である。図13は、第1実施形態における図6に対応する。図13では、メモリ領域MRbのうちブロックBLKb_xの部分及びその周辺を含む領域が示される(1≦x≦n-1)。ブロックBLKb_xは、面外配線VBLaの中間部分がZ方向に通過する2個の部材SLTbに挟まれるブロックBLKbである。メモリ領域MRbにおいて、メモリセルアレイ10は、積層配線構造LSb、複数の部材SLTb及びSHEb、複数のメモリピラーMPb、複数のコンタクトVb、Vab、及びCV、並びに複数の面内配線HBLb1、HBLb2、及びHBLb3を含む。
第2実施形態における積層配線構造LSb、複数の部材SHEb、複数のメモリピラーMPb、複数のコンタクトVb、並びに複数の面内配線HBLb1、及びHBLb2の構造は、第1実施形態の場合と同等であるため、説明を省略する。
複数の部材SLTbは、例えば、XZ面に広がる板状の絶縁体である。複数の部材SLTbは、Y方向に並ぶ。複数の部材SLTbの各々は、隣り合うブロックBLKbの間の境界領域において、メモリ領域MRb並びに引出領域HR1b及びHR2bを横切るようにX方向に延びる。そして、複数の部材SLTbの各々は、積層配線構造LSbのうち、ワード線WL、並びに選択ゲート線SGD及びSGSに対応する導電体層を、Y方向に並ぶ2個の部分に分離する。
複数の部材SLTbの各々には、複数のコンタクトCVが設けられる。図13の例では、ブロックBLKb_xを挟む2個の部材SLTbの各々に、複数のコンタクトCVが設けられる場合が示される。1個の部材SLTb内の複数のコンタクトCVは、例えば、X方向に互いに離れて並ぶように配置される。複数のコンタクトCVの各々は、面外配線VBLaの中間部分に対応する。
複数の面内配線HBLb3の各々は、ブロックBLKb_xを挟む2個の部材SLTb内に配置された少なくとも1個のコンタクトCVと重なるように配置される。図13の例では、1個のコンタクトCVに、3本の面内配線HBLb3が重なるように配置される場合が示される。コンタクトCVと重なる複数の面内配線HBLb3のうち1本の面内配線HBLb3と、対応する1個のコンタクトCVとの間は、コンタクトVabを介して電気的に接続される。
2.3 メモリデバイスの断面構造
図14は、第2実施形態に係るメモリデバイスの断面構造の一例を示す、図13のXIV-XIV線に沿った断面図である。図14は、第1実施形態における図7に対応する。以下では、第2メモリチップMCb内の面外配線VBLaに関する部分について主に説明する。
絶縁体層105の下面上、及び導電体層117の下面上にはそれぞれ、絶縁体層200及び導電体層220が設けられる。導電体層220は、第2メモリチップMCbの第1メモリチップMCa側の貼合パッドBPとして使用される。導電体層220の下面は、例えば、絶縁体層200の下面と揃う。導電体層220は、例えば、銅を含む。
絶縁体層200の下方には、絶縁体層201を介して導電体層211が設けられる。導電体層211は、例えば、XY平面に沿って広がった板状に開口部を有する形状に形成される。導電体層211は、ソース線SLとして使用される。絶縁体層201の下面上のうち、導電体層211の開口部に対応する領域(導電体層220が設けられない領域)には、絶縁体層202が設けられる。導電体層211の下面は、例えば、絶縁体層202の下面と揃う。導電体層211は、例えば、ポリシリコンを含む。絶縁体層201及び202は、例えば、酸化シリコン等の絶縁体を含む。導電体層220の下面上には、Z方向に延びる柱状の導電体221が設けられる。導電体221は、導電体層211に接することなく絶縁体層202を通過する。
導電体層211及び絶縁体層202の下方に、導電体層212~214を含む積層配線構造LSbが設けられる。そして、積層配線構造LSbの下方には、絶縁体層206を介してY方向に並ぶ3個の導電体層215が設けられる。Y方向に並ぶ3個の導電体層215は、例えば、Y方向に延びるライン状に形成され、それぞれ面内配線HBLb1、HBLb2、及びHBLb3として使用される。部材SLTbは、積層配線構造LSbのうち、導電体層212~214を分断する。部材SHEb(図示せず)は、積層配線構造LSbのうち、導電体層214を分断する。
メモリピラーMPb内の半導体膜の下面は、柱状のコンタクトVbを介して、面内配線HBLb1に対応する1個の導電体層215、又は面内配線HBLb2に対応する1個の導電体層215に接続される。図14の例では、面内配線HBLb1に接続されたメモリピラーMPb、面内配線HBLb2に接続されたメモリピラーMPb、並びに図示された領域で面内配線HBLb1及びHBLb2のいずれにも接続されていないメモリピラーMPbが示されている。図示された領域で面内配線HBLb1及びHBLb2のいずれにも接続されていないメモリピラーMPbのうち、Z方向に見て面内配線HBLb1と重なる位置に配置されたメモリピラーMPbは、図示されない領域で対応するコンタクトVbを介して当該面内配線HBLb1に接続される。面内配線HBLb1及びHBLb2のいずれにも接続されていないメモリピラーMPbのうち、Z方向に見て面内配線HBLb2と重なる位置に配置されたメモリピラーMPbは、図示されない領域で対応するコンタクトVbを介して当該面内配線HBLb2に接続される。図示された領域で面内配線HBLb1及びHBLb2のいずれにも接続されていないメモリピラーMPbのうち、Z方向に見て面内配線HBLb1及びHBLb2のいずれとも重ならない位置に配置されたメモリピラーMPbは、図示されない領域でも面内配線HBLb1及びHBLb2のいずれにも接続されない。
コンタクトCVは、部材SLTbを貫通するようにZ方向に延びる。コンタクトCVの上端は、導電体層212に接する。コンタクトCVの下端は、導電体層214と導電体層215との間に位置する。コンタクトCVは、コンタクトCVの側方を覆う絶縁性のスペーサSPによって導電体層212~214から電気的に絶縁される。コンタクトCVの下面は、柱状のコンタクトVabを介して、面内配線HBLb3に対応する1個の導電体層215に接続される。
Y方向に並ぶ3個の導電体層215の各々の下面には、Z方向に延びる柱状の導電体216が設けられる。各導電体216の下面上には、導電体層217が設けられる。各導電体層217の下面上には、Z方向に延びる柱状の導電体218が設けられる。各導電体218の下面は、例えば、絶縁体層206の下面と揃う。
各導電体218の下面上には、導電体層219が設けられる。各導電体層219は、第2メモリチップMCbのCMOSチップCC側の貼合パッドBPとして使用される。各導電体層219の下面は、例えば、絶縁体層207の下面と揃う。
上述した構成において、導電体層220、導電体221、コンタクトCV、コンタクトVab、面内配線HBLb3に対応する導電体層215、並びに面内配線HBLb3に対応する導電体層215に接続される導電体216、導電体層217、導電体218、及び導電体層219が、面外配線VBLaを構成する。
以上のような構成により、第1メモリチップMCa内の面内配線HBLaが、第2メモリチップMCbの部材SLTb内をZ方向に延びるコンタクトCVを介して、CMOSチップCC内の対応する選択回路16のトランジスタTaに電気的に接続される。
2.4 第2実施形態に係る効果
第2実施形態によれば、コンタクトCVは、部材SLTb内に形成される。これにより、積層配線構造LSb内にメモリピラーMPbとコンタクトCVとを作り分けることを抑制しつつ、第1実施形態と同等の効果を奏することができる。
3. 変形例等
なお、上述の第1実施形態及び第2実施形態は、種々の変形を適用可能である。
例えば、上述の第1実施形態では、部材SLTa及びSLTb内が絶縁体で埋め込まれる場合について説明したが、これに限られない。例えば、部材SLTa及びSLTbは、ソース線SLに接する導電体の側面が絶縁体で覆われる構造を有していてもよい。これにより、部材SLTa及びSLTb内の導電体を介して、ソース線SLに電圧を供給することが可能となる。
上述の第1実施形態に関する変形は、第2実施形態に対しても同様に適用可能である。なお、第2実施形態に当該変形が適用される場合、部材SLTa及びSLTb内のソース線SLに接する導電体が、コンタクトCVと電気的に絶縁されることを要する。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことが出来る。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…メモリシステム
2…メモリコントローラ
3…メモリデバイス
10…メモリセルアレイ
11…コマンドレジスタ
12…アドレスレジスタ
13…シーケンサ
14…ドライバモジュール
15…ロウデコーダモジュール
16…選択回路
17…センスアンプモジュール
100,101,102,103,104,105,200,201,202,203,204,205,206,207,300,301…絶縁体層
111,112,113,114,115,117,211,212,213,214,215,217,219,220,311,313,315…導電体層
116,216,218,221,312,314,316…導電体
120…コア膜
121…半導体膜
122…トンネル絶縁膜
123…電荷蓄積膜
124…ブロック絶縁膜
302…半導体基板

Claims (20)

  1. 基板と、
    第1方向に互いに離れて並ぶ複数の第1導電体層と、
    前記基板と前記複数の第1導電体層との間で各々が前記第1方向と交差する第2方向に延び、前記第2方向に互いに離れて並ぶ第2導電体層及び第3導電体層と、
    前記複数の第1導電体層に対して前記基板と反対側で前記第1方向に互いに離れて並ぶ複数の第4導電体層と、
    前記複数の第1導電体層と前記複数の第4導電体層との間で前記第2方向に延びる第5導電体層と、
    前記第1方向に延びて前記複数の第1導電体層と交差し、前記第2導電体層又は前記第3導電体層に接続される第1メモリピラーと、
    前記第1方向に延びて前記複数の第4導電体層と交差し、前記第5導電体層に接続される第2メモリピラーと、
    前記第5導電体層と前記基板との間を接続する第1配線と、
    を備え、
    前記第1配線は、前記第2導電体層と前記第3導電体層との間で前記第1方向に延びて前記複数の第1導電体層と交差するコンタクトを含む、
    メモリデバイス。
  2. 各々が前記複数の第1導電体層を分断する第1部材及び第2部材を更に備え、
    前記コンタクトは、前記第1部材と前記第2部材の間に設けられる、
    請求項1記載のメモリデバイス。
  3. 前記コンタクトは、前記第1方向に見て前記第2メモリピラーと重なる、
    請求項1記載のメモリデバイス。
  4. 前記複数の第1導電体層を分断する第1部材を更に備え、
    前記コンタクトは、前記第1部材と重なる、
    請求項1記載のメモリデバイス。
  5. 前記コンタクトは、前記第1方向に見て前記第2メモリピラーとずれる、
    請求項4記載のメモリデバイス。
  6. 前記基板を含む第1チップと、
    前記複数の第1導電体層、前記第2導電体層、前記第3導電体層、及び前記コンタクトを含む第2チップと、
    前記複数の第4導電体層、及び前記第5導電体層を含む第3チップと、
    を更に備えた、
    請求項1記載のメモリデバイス。
  7. 前記第2方向に延び、前記第2導電体層と前記第3導電体層との間で前記第2導電体層及び前記第3導電体層と前記第2方向に並ぶ第6導電体層を更に備えた、
    請求項1記載のメモリデバイス。
  8. 前記第6導電体層は、前記コンタクトと、前記基板との間を接続する、
    請求項7記載のメモリデバイス。
  9. 前記コンタクトは、前記第1方向に見て前記第6導電体層と重なる、
    請求項7記載のメモリデバイス。
  10. 前記コンタクトは、前記第1方向に見て前記第5導電体層と重なる、
    請求項7記載のメモリデバイス。
  11. 前記第5導電体層は、前記第1方向に見て前記第2導電体層、前記第3導電体層、及び前記第6導電体層と重なる、
    請求項7記載のメモリデバイス。
  12. 前記基板に対して前記第2導電体層及び前記第3導電体層を並列接続する第2配線を更に備えた、
    請求項1記載のメモリデバイス。
  13. 前記基板に設けられ、前記第1配線に接続された第1端を有する第1トランジスタと、
    前記基板に設けられ、前記第2配線に接続された第1端と、前記第1トランジスタの第2端と接続された第2端と、を有する第2トランジスタと、
    を更に備えた、
    請求項12記載のメモリデバイス。
  14. 前記第2導電体層と前記第1方向及び前記第2方向と交差する第3方向に並び、前記第2方向に延びる第7導電体層と、
    前記第3導電体層と前記第3方向に並び、前記第2方向に延び、前記第7導電体層と前記第2方向に並ぶ第8導電体層と、
    前記第5導電体層と前記第3方向に並び、前記第2方向に延びる第9導電体層と、
    前記第9導電体層と前記基板との間を接続する第3配線と、
    前記基板に対して前記第7導電体層及び前記第8導電体層を並列接続する第4配線と、
    前記基板に設けられ、前記第3配線に接続された第1端を有する第3トランジスタと、
    前記基板に設けられ、前記第4配線に接続された第1端と、前記第3トランジスタの第2端と接続された第2端と、を有する第4トランジスタと、
    を更に備え、
    前記第1トランジスタ及び前記第2トランジスタと、前記第3トランジスタ及び前記第4トランジスタとは、前記基板の互いに離れた領域に設けられる、
    請求項13記載のメモリデバイス。
  15. 前記複数の第1導電体層はそれぞれ、前記複数の第4導電体層に接続される、
    請求項1記載のメモリデバイス。
  16. 第1方向にこの順に積層された第1チップ、第2チップ、及び第3チップと、
    前記第1チップに設けられる第1メモリセルと、
    前記第2チップに設けられる第2メモリセルと、
    前記第1メモリセルに接続される第1ビット線と、
    前記第2メモリセルに接続される第2ビット線と、
    前記第3チップに設けられ、前記第1ビット線と前記第2ビット線のいずれか一方を選択するように構成された選択回路と、
    を備え、
    前記第1ビット線は、
    前記第1チップに設けられて前記第1メモリセルに接続される第1配線と、
    前記第1配線と前記選択回路との間を接続する第2配線と、
    を含み、
    前記第2ビット線は、
    前記第2チップに設けられ、前記第2チップ内で前記第2メモリセルに接続される第3配線と、
    前記第2チップに設けられ、前記第2チップ内で前記第2メモリセルに接続されない第4配線と、
    前記第3配線、前記第4配線、及び前記選択回路の各々の間を接続する第5配線と、
    を含み、
    前記第2配線は、前記第3配線と前記第4配線との間で前記第1方向に前記第2メモリセルを通過する、
    メモリデバイス。
  17. 前記選択回路は、
    前記第2配線に接続された第1端を有する第1トランジスタと、
    前記第5配線に接続された第1端と、前記第1トランジスタの第2端に接続された第2端と、を有する第2トランジスタと、
    を含む、
    請求項16記載のメモリデバイス。
  18. 前記第2チップに設けられ、前記第2チップ内で前記第4配線に接続される第3メモリセルを更に備え、
    前記第2メモリセル及び前記第3メモリセルは同一のカラムアドレスに対応づけられる、
    請求項16記載のメモリデバイス。
  19. 前記第2配線は、前記第2チップに設けられ、前記第1方向と交差する第2方向に前記第2配線及び前記第3配線と並ぶ第6配線を更に含む、
    請求項16記載のメモリデバイス。
  20. 前記第2配線、前記第3配線、及び前記第6配線の各々は、前記第2方向に延びる、
    請求項19記載のメモリデバイス。
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