JP2023177175A - プレーナ構造コイルユニット - Google Patents

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Kazuteru Suzuki
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【課題】小型化と冷却性能に優れたプレーナ構造のコイルを使用するコイルユニットを提供することにある。【解決手段】複数の板状コイル層を備えるプレーナ構造コイルが筐体内に配置されるプレーナ構造コイルユニットおいて、前記複数の板状コイル層が相互に離間した状態で並列に配置されている板状コイル部が、前記筐体内に入れられた液状流動体に浸漬されている。【選択図】図1

Description

本発明は、高周波で動作させるプレーナ構造のコイルを使用するインダクタ及びトランスに関するものである。
近年、電気部品の小型・軽量化および高性能化が進められており、インダクタやトランスにおいても小形化・高性能化が必須の課題である。これらのインダクタやトランスに高周波による通電が行われる場合には、これらに使用されているコイルのコイル材を従来から使用されてきたように、円形断面のワイヤーで構成すると、高周波動作により生じる表皮効果により、ワイヤーの断面積を有効的に使用することができず、小形化が阻害されるという問題が生じる。そのため、近年使用されているのが、導体を高周波で動作させることにより生ずる表皮効果の生じる厚さ程度としたプレーナ構造としたコイルである。このコイルも使用される用途によっては大電流による通電や高出力が要求されるが、表皮効果による銅損が増加することから、銅損に伴う発熱を放散させることが必要になる。発熱を放散させる方法として、特許文献1の特表2004-515906号公報に示されているように、銅またはアルミニウムで形成された平板状の一次コイルおよび二次コイルの内部に形成されている通路を循環する空気または水によって冷却させる方法が知られている。
特表2004-515906号公報
平板状コイルの内部に空気または水が通過する通路を形成するとコイル自体の構造が複雑となり、コイル自体の厚みを薄くすることも限界が生じすることから小型化の妨げになる。本発明が解決しようとする課題は、小型化と冷却性能に優れたプレーナ構造のコイルを使用するコイルユニットを提供することにある。
本発明は、以下のとおりである。
(1)複数の板状コイル層を備えるプレーナ構造コイルが筐体内に配置されるプレーナ構造コイルユニットおいて、前記複数の板状コイル層が相互に離間した状態で並列に配置されている板状コイル部が、前記筐体内に入れられた液状流動体に浸漬されていることを特徴とするプレーナ構造コイルユニット。板状コイル部が液状流動体に浸漬されていることから、コイル層が冷却用のフィンの役割を担うことができ、効率的に銅損によって生じる熱を放散させることができる。液状流動体としては、トランス油、シリコーンオイル、液体を分散媒とするコロイドであるゾル(以下「乳濁コロイド)ともいう。有機溶媒を用いたオルガノゾルでることが好ましい)等を使用することができる。特に、絶縁性を有する流動体であることが望ましい。
(2)前記板状コイル層の板面に沿うベクトルが、鉛直方向成分を有するように前記トランスユニットが取り付けられる取り付け部を筐体に備えていてもよい。プレーナ構造コイルユニットが内部に配置された板状コイル層を鉛直方向に並ぶように取り付けられるため、板状コイル部の熱によって暖められた液状流動体が対流しやすくなることから、板状コイル部の冷却がより効率的に行われる。
(3)前記液状流動体は、前記筐体内の上部に空間を有するように入れられており、前記板状コイル層の板面に沿うベクトルが、前記液状流動体液面に対して垂直方向成分を有するように筐体に前記板状コイル層が備えられていてもよい。板状コイル層が鉛直方向に並んでいるため、板状コイル層の熱によって暖められた液状流動体が対流しやすくなることから、板状コイル層の冷却がより効率的に行われる。また、筐体の上部に空間があるため、熱によって暖められた液状流動体の膨張を吸収し、筐体内部の内圧が過度に高まることを防ぐことができる。
(4)前記コイル層の相互に離間する距離が0.35mm以上であることが好ましい。板状コイル層の相互に離間する距離を0.35mm以上にすることで、液状流動体の対流がよりスムーズに行われることから、コイル層の冷却がより効率的に行われる。
(5)前記筐体に前記液状流動体の冷却ユニットが備えられていてもよい。筐体に液状流動体を冷却するための冷却ユニットを設けることで、冷却性能をより向上させることができる。
(6)前記液状流動体は、シリコーンオイルであるとよい。シリコーンオイルの特性としては、鉱油系または植物系の油に比べて、温度による粘度の変化が非常に少ないこと、表面張力が小さいこと、体積膨張率が大きく、比重が温度によって大きく変化することが挙げられる。温度による粘度の変化が非常に少ないことから、使用時の温度上昇による冷却性能の変化を抑えることができる。また、表面張力が小さいため、板状コイル層やコアとの濡れ性が良いことから、銅損や鉄損による発熱をより効率良くシリコーンオイルに伝えることができる。さらに、体積膨張率が大きいことから、銅損や鉄損によって温度が上昇するにつれ、対流がより活発になるため、冷却を効率的に行うことができる。
(7)前記板状コイル部は、前記コイル層の中央に円環部が形成されており、複数の該コイル層が相互に離間した状態で並列に配置されることによって中央空間部が形成されており、前記板状コイル部と前記中央空間部を通るコアを備えるプレーナ構造インダクタ部が筐体内に配置されるとともに、該筐体内に入れられた液状流動体に浸漬されていることを特徴とするプレーナ構造インダクタユニットであってもよい。
前記複数の板状コイル層と前記コアとの間に、樹脂又はセラミックで形成された絶縁部が備えられていてもよい。樹脂又はセラミックは、液状流動体よりも伝熱率が高いため、コアで生じた熱をコイル部に伝えて冷却性能を向上させることができる。
(8)前記板状コイル部は、前記コイル層の中央に円環部が形成されており、複数の該コイル層が相互に離間した状態で並列に配置されることによって中央空間部が形成されるとともに、相互に電気接続された一次側コイル層と相互に電気接続された二次側コイル層を構成しており、前記板状コイル部と前記中央空間部を通るコアを備えるプレーナ構造トランス部が筐体内に配置されるとともに、該筐体内に入れられた液状流動体に浸漬されていることを特徴とするプレーナ構造トランスユニットであってもよい。
(7)または(8)のように構成することによって、インダクタ部またはトランス部が液状流動体に浸漬することになる。通電時にはコア芯部にヒステリシス損や渦電流損による発熱が生じるため、液状流動体で効率的に冷却することが可能となる。
(9)また、(7)または(8)のコアに前記液状流動体で満たされる穴部が形成されていてもよい。コアに穴を設けて、液状流動体が満たされることで、コアに生じる発熱を効率的に冷却することができる。コアに設ける穴を貫通させるとより効率の良い冷却が可能となる。
(10)交流入力を直流出力に変換するACDCコンバータ部と、前記直流出力の電圧を変換するDCDCコンバータ部と、液状流動体が入れられた筐体とを有する電源装置であって、前記ACDCコンバータ部は、少なくともチョークコイルと整流素子を有し、前記DCDCコンバータ部は、相互に電気接続された複数の板状一次側コイル層および相互に電気接続された複数の板状二次側コイル層が相互に離間した状態で並列に配置されるとともに、前記各コイル層の中央に円環部が形成されることによって中央空間部が形成され、前記中央空間部を通るコアを備えるプレーナ構造トランス部と少なくとも共振コイルとスイッチング素子を有し、前記ACDCコンバータ部の前記チョークコイルと前記整流素子および前記DCDCコンバータ部の前記プレーナ構造トランス部と前記共振コイルと前記スイッチング素子とが前記液状流動体内に浸漬された状態で筐体内に配置すると良い。ACDCコンバータ部のチョークコイルと整流素子およびDCDCコンバータ部のプレーナ構造トランス部と共振コイルとスイッチング素子は、いずれも温度が上昇しやすく、特にEV車の充電に使用される充電器等では、大容量であることが要求されることから、液状流動体に浸漬された状態で一つの筐体内に配置することで効率的に冷却することができる。
なお、本発明は、種々の態様で実現することが可能であり、例えば、トランスユニットを備える電源、トランスユニットの製造方法などの形態で実現することができる。
トランスユニットの内部構造を示す断面図である。 プレーナ構造トランス部を構成する板状コイル部の積層状態を示す説明図である。 一次側コイル第1層及び一次側コイル第2層の説明図である。 板状コイル部を構成する絶縁層の説明図である。 プレーナ構造トランス部を構成するコア部の説明図である。 プレーナ構造トランス部の構成を示す説明図である。 コア部に冷却穴を設ける場合の一例を示す説明図である。 筐体に冷却ユニットを設けたトランスユニットの状態を示す説明図である。 1個のコアを使用した三段式トランスの説明図である。 3個のコアを使用した三段式トランスの説明図である。
<実施形態>
図1は、実施形態のトランスユニット1000を構成する筐体50内にコア100と板状コイル部200を用いたプレーナ構造トランス部300が配置されている状態を示す断面図である。図1には、方向を特定するために、互いに直交するXYZ軸が示されている。本明細書では、Z軸方向を積層方向、Y軸方向を突出方向ともいう。また、本明細書では、便宜的に、Z軸正方向を上方向といい、Z軸負方向を下方向というものとする。XYZ軸は、図2以降の図面についても同様である。実施形態のトランスユニット1000は、例えば、パワーエレクトロニクス電源、特にEV用充電ステーションやEV車載充電器、工業用IH等の高周波電源等に用いるスイッチング電源用のトランスに適用される。
図1に示すように、トランスユニット1000は、筐体50内に配置されたコア100と板状コイル部200とで構成されたプレーナ構造トランス部300を備えている。そして、一次側端子11、12及び二次側端子21、22が筐体蓋部502に取付けられて、板状コイル部200と図示しない外部入出力とに接続されている。具体的には、板状コイル部200の後述する一次側第1コイル層2aに形成されている端子部2a6の孔部2a6hに一次側端子11の一端に形成されているネジ部が差し込まれた状態でナットによって固定されている。また、一次側第6コイル層2fに形成されている端子部2f6の孔部2f6hに一次側端子12の一端に形成されているネジ部が差し込まれた状態でナットによって固定されている。同様に、二次側端子21、22は、二次側第1コイル層2mに形成されている端子部2m6の孔部2m6hと二次側第6コイル層2rに形成されている端子部2r6の孔部2r6hに二次側端子21、22の一端に形成されているネジ部が差し込まれた状態でナットによって固定されている。
また、筐体容器部501の底面及び筐体蓋部502の内面側には4本の位置決めピン55の両端を差し込む孔があけられた位置決めプレート51、52が取り付けられている。板状コイル部200は、後述するように板状コイル部200を構成する一次側コイル層、二次側コイル層の各層及び二種類の絶縁板に備えられている位置決め部に開けられた孔部に、これら4本の位置決めピン55が挿通され、これら位置決めピン55の端が位置決めプレートに差し込まれた状態で筐体50に取り付けられている。6層の一次側コイル層および6層の二次側コイル層が積層されるため、各コイル層の各円環部によって中央空間部201が形成され、コア100は、コア芯部102がこの中央空間部201に挿通されるように配置されている。
筐体50の側面下部には、図示しない取り付けステーが取り付けられており、トランスユニット1000を立てた状態で使用するように設置することができる。このような設置状態になっているため、板状コイル部200を構成する板状のコイル層の板面に沿うベクトルが、鉛直方向を向くようになっている。また、筐体50内には、シリコーンオイル60が入れられており、コア100と板状コイル部200は、このシリコーンオイル60に浸漬されている。シリコーンオイル60は筐体50内に入れられた後に真空脱泡を行っており、相互に離間した状態で並列に配置されている各コイル層間の絶縁を確保している。なお、筐体容器部501の開口端面には、シールリング503が配置されており、筐体蓋部502との間にできる隙間からシリコーンオイル60が漏洩しないように気密性を確保している。本実施形態では、比較的大電力が要求される電源に使用されるトランスであることから筐体50を金属で構成しているため、位置決めプレート51、52をセラミックで構成したが、筐体50を樹脂等の絶縁材料で形成する場合には、コア100の鉄損による発熱をより効果的に放散させるために、銅で構成しても良い。なお、筐体50を樹脂等の絶縁材料で形成する場合には、位置決めプレートを省略して、筐体50に位置決めピン55が挿通される穴を設けても良い。
トランスユニット1000の使用時に鉄損及び銅損によるコア100及び板状コイル部200の温度上昇に伴って、シリコーンオイル60は、温度が上昇し膨張する。筐体50内に空間なくシリコーンオイル60が充填されていると、筐体50内の圧力が上昇し、シリコーンオイル60の漏洩する可能性もある。このため、筐体50の上部に空間ができる程度の量でシリコーンオイル60を入れても良い。この場合には、シリコーンオイル60の液面に対して板状コイル部200の板面に沿うベクトルが、鉛直方向を向くようになっている。なお、この場合でも、コア100と板状コイル部200は完全にシリコーンオイル60に浸漬した状態になっており、空間に突出していないことが好ましい。
また、鉄損及び銅損による温度上昇は、コア100及び板状コイル部200の部位によって不均一に生じるため、それに伴ってシリコーンオイルの温度上昇も不均一となる。このため、板状コイル部200は、温度の高い位置に接しているシリコーンオイルの対流を起こしやすいように、板状コイル部200の板面に沿うベクトルが、鉛直方向を向くように配置されていることが好ましい。
使用するシリコーンオイルは、ジメチルシリコーンの中粘度品であり、中粘度品の中でも粘度が低く対流しやすくするために、25℃における動粘度が10~100mm/sとなっている市販品を使用した。
板状コイル部200は、図2に示すように、6層の一次側コイル層と、6層の二次側コイル層と、一次側コイル層と二次側コイル層との各層の間に後述する絶縁板が配置された状態で積層されている。厚み0.15mmの銅板で形成されている一次側コイル層の各層と二次側コイル層の各層は、同一の形状をしており、上下を逆にして積層されている。このため、図3(a)に一次側コイル第1層2aを示し、図3(b)に一次側コイル第2層2bを示し、図3(c)に一次側コイル第3層2cを示して、各板状コイル層を代表して説明する。
図3(a)に示すように、一次側コイル第1層2aは円環状の巻線部2a1の中央に円環部2a2が形成されている。円環部2a2には、後述するコア芯部102が挿通されるが、コア芯部102との絶縁を保つために、円環部2a2の内径は、コア芯部102の外径よりもやや大きく形成されている。そして、巻線部2a1から突出した状態で第1電極接続部2a4及び第2電極接続部2a5が形成されている。第1電極接続部2a4及び第2電極接続部2a5には、中央に夫々孔部2a4h、2a5hが形成されている。円環部2a2の右端の位置には、上部に伸びるスリット2a3が巻線部2a1に形成されており、第1電極接続部2a4と第2電極接続部2a5との間に、このスリット2a3が延在している。
また、一次側コイル第1層2aの4隅には巻線部2a1からX軸と平行な方向に突出する状態で位置決め部2a7が形成されており、これらの位置決め部2a7には孔部2a7hが形成されている。そして、右上の位置する位置決め部2a7及び右下に位置する位置決め部2a7の間、左上に位置する位置決め部2a7及び左下に位置する位置決め部2a7の間には巻線部2a1の外周側左右に湾曲部2a8が形成されている。2か所の湾曲部2a8で形成される外径は、後述するコア外周部103との絶縁を保つために、コア外周部103の内径よりもやや小さく形成されている。そして、第1電極接続部2a4のスリット2a3から離れる方向への隣側には、端子部2a6が第1電極接続部2a4と同電位となるように形成されている。端子部2a6には孔部2a6hが形成されており、一次側端子11の一端がこの孔部2a6hに差し込まれた状態で接続される。
図3(b)に示すように、一次側コイル第2層2bにも同様に巻線部2b1と円環部2b2と第1電極接続部2b4及び第2電極接続部2b5と4隅の位置決め部2b7が形成されており、端子部は設けられていない。スリット2b3は円環部2b2の右端に形成されており、一次側コイル第1層2aと一次側コイル第2層2bとを積層した際に、一次側コイル第1層の第1電極接続部2a4と一次側コイル第2層の第1電極接続部2b4とが重なる位置に形成されている。そして、右上の位置する位置決め部2b7及び右下に位置する位置決め部2b7の間、左上に位置する位置決め部2b7及び左下に位置する位置決め部2b7の間には巻線部2b1の外周側左右に湾曲部2b8が形成されている。
また、図3(c)に示すように、一次側コイル第3層2cにも同様に巻線部2c1と円環部2c2と第1電極接続部2c4及び第2電極接続部2c5と4隅の位置決め部2c7が形成されており、端子部は設けられていない。スリット2c3は円環部2b2の右端から一次側コイル第2層2bに形成されている第2電極接続部2b5の幅分だけ左側にずれた位置に形成されており、一次側コイル第2層2bと一次側コイル第3層2cとを積層した際に、一次側コイル第2層の第2電極接続部2b5と一次側コイル第3層の第1電極接続部2c4とが重なるように配置されている。そして、右上の位置する位置決め部2c7及び右下に位置する位置決め部2c7の間、左上に位置する位置決め部2c7及び左下に位置する位置決め部2c7の間には巻線部2c1の外周側左右に湾曲部2c8が形成されている。
以下同様に、一次側コイル第4層2cおよび一次側コイル部第5層2eにも、巻線部2d1、2e1と円環部2d2、2e2と第1電極接続部2d4、2e4と第2電極接続部2d5、2e5と4隅の位置決め部2d7、2e7とが形成されており、端子部は設けられていない。隣接する一次側コイル各層を積層した際に、各層の第2電極接続部と第1電極接続部とが重なる位置に第1電極接続部2d4、2e4と第2電極接続部2d5、2e5とが形成され、それに伴って、各層のスリット2d3、2e3は位置が左側にずれた位置に形成されている。そして、右上の位置する位置決め部2d7、2e7及び右下に位置する位置決め部2d7、2e7の間、左上に位置する位置決め部2d7、2e7及び左下に位置する位置決め部2d7、2e7の間には巻線部2d1、2e1の外周側左右に湾曲部2d8、2e8が形成されている。
一次側コイル第6層2fは、図3(a)に示す一次側コイル第1層2aを巻線部2a1の中点を通るY軸に対して左右対称となる形状となっており、巻線部2f1と円環部2f2と第1電極接続部2f4及び第2電極接続部2f5と4隅の位置決め部2f7、端子部2f6が形成されている。そして、右上の位置する位置決め部2f7及び右下に位置する位置決め部2f7の間、左上に位置する位置決め部2f7及び左下に位置する位置決め部2f7の間には巻線部2f1の外周側左右に湾曲部2f8が形成されている。円環部2f2の左端の位置には、上部に伸びるスリット2f3が巻線部2f1に形成されており、第1電極接続部2f4と第2電極接続部2f5との間に、このスリット2f3が延在している。また、端子部2f6には孔部2f6hが形成されており、一次側端子12の一端がこの孔部2f6hに差し込まれた状態で接続される。
コア及び各コイル層の間を一定の間隔に保持するために用いられる絶縁板は、厚み0.5mmのセラミックで形成されており、図3に示すように、板状コイル部200の両端に積層される2枚の端部絶縁板301と各コイル層の間に配置される22枚の中間絶縁板302とで構成されている。
端部絶縁板3aは、積層された際に一次側第1コイル層2a及び一次側第6コイル層2fの巻線部2a1、2f1の形状に倣うように形成された中間部3a1と、位置決め部2a7、2f7の形状に倣うように、中間部3a1からX軸と平行な方向に4隅に突出する形態で形成された位置決め部3a2及び位置決め部3a2に夫々形成された孔部3a2hが形成されている。また、中間部3a1中央には、後述するコア芯部102が挿通される円環部3a3が形成されている。この円環部3a3の内径は、コア芯部102の外径と略同一になっている。また、円環部3a3の外径は、コア外周部103の内径と略同一になっている。このような径方向の寸法関係となっているため、筐体50に取付けられた際にコイル層の各層とコア芯部102及びコア外周部103とが一定の間隔を隔てて取り付けることができる。
コイル層の各層の間に配置される中間絶縁板3bは、積層された際に一次側及び二次側各コイル層の各巻線部の形状に倣うように形成された中間部3b1と、一次側及び二次側各コイル層の各位置決め部の形状に倣うように、中間部3b1からX軸と平行な方向に突出する状態で上下2か所に形成された位置決め部3b2及び位置決め部3b2に夫々形成された孔部3b2hが形成されている。そして、この中間絶縁板3bを2枚用い、一枚を表裏反転させた上で同じ層間に所定の間隔をあけて配置している。なお、中間部3b1は、ハンドリング時に折れない程度の狭い幅に設定している。中間部3b1を狭く設定することで、各コイル層が直接シリコーンオイル60に接する面積を広くすることができるため、銅損による発熱をより効率的に放散させることができる。
端部絶縁版3a及び中間絶縁版3bの厚みを0.38mmとしたことから、シリコーンオイル60の対流を確保できる。シリコーンオイル60の動粘度が小さいほど、各コイル層の間隔を狭くしても、シリコーンオイル60の対流を確保することができるが、対流させるためには、シリコーンオイル60と各コイル層の材料との濡れ性も影響してくることから、各コイル層の間隔は0.35mm以上に設定されていることが好ましいが、より好ましくは0.50mm以上に設定されているとよい。
コア200は、フェライト等の磁性材料から形成されており、図5に示すように、コア本体部101とコア蓋部105とから構成されている。コア本体部101は、板状コイル部200各層の中央に形成された円環部2a2、2b2、2c2、2d2、2e2、2f2、2m2、2n2、2o2、2p2、2q2、2r2に挿通されるコア芯部102と板状コイル部200各層の湾曲部2a8、2b8、2c8、2d8、2e8、2f8、2m8、2n8、2o8、2p8、2q8、2r8を外側から囲むコア外周部103及び、コア芯部102とコア外周部103とを繋ぐコア連接部104とで構成されている。コア外周部103の内面側は、コイル層各層に形成されている湾曲部に沿うように曲面形状となっている。また、コア蓋部105は板状コイル部200をコア本体部101に収容した後にコア芯部102とコア外周部103とに跨るように配置される。
板状コイル部200は、図2に示す順番で一次側第1~6コイル層と二次側第1~6コイル層が配置されており、図3に示す順番で両端に、端部絶縁板3bが配置され、各コイル層の間に2枚の中間絶縁板3bが配置されて積層されている。即ち、端部絶縁板3a、一次側第1コイル層2a、中間絶縁板3b、二次側第1コイル層2m、中間絶縁板3b、二次側第2コイル層2n、中間絶縁板3b、一次側第2コイル層2b、中間絶縁板3b、一次側第3コイル層2c、中間絶縁板3b、二次側第3コイル層2o、中間絶縁板3b、二次側第4コイル層2p、中間絶縁板3b、一次側第4コイル層2d、中間絶縁板3b、一次側第5コイル層2e、中間絶縁板3b、二次側第5コイル層2q、中間絶縁板3b、二次側第6コイル層2r、中間絶縁板3b、一次側第6コイル層2f、端部絶縁板3aの順に積層されている。また、図6に示すように、積層する際に、各コイル層及び絶縁板に設けられている4か所それぞれの位置決め部を、一次側第1~第6コイル層の電極接続部が板状コイル部におけるX軸方向プラス側に、二次側第1~第6コイル層の電極接続部が板状コイル部におけるX軸方向マイナス側に分かれるように、各位置決め部の孔部に位置決ピン55が挿通されて重ねられている。このため、各コイル層及び絶縁板は回転しないように固定されている。そして、コア本体部100とコア蓋部105とが配置されている。
各層の各電極接続部は隣接する層の各電極接続部に電気接続されている。すなわち、一次側第1コイル層2aの第1電極接続部2a4と一次側第2コイル層2bの第1電極接続部2b4とが夫々に設けられた孔部2a4h、2b4hを半田で埋めることによって接続され、一次側第1コイル層2aの第2電極接続部2a5と一次側第2コイル層2bの第2電極接続部2a5とが夫々に設けられた孔部2a5h、2b5hを半田で埋めることによって接続されている。また、一次側第2コイル層2bの第2電極接続部2b5と一次側第3コイル層2cの第1電極接続部2c4とが同様に接続され、一次側第3コイル層2cの第2電極接続部2c5と一次側第4コイル層2dの第1電極接続部2d4とが同様に接続され、さらに一次側第4コイル層2dの第2電極接続部2d5と一次側第5コイル層2eの第1電極接続部2e4とが同様に接続されている。そして、一次側第5コイル層2eの第1電極接続部2e4と一次側第6コイル層2fの第1電極接続部2f4とが接続され、一次側第5コイル層2eの第2電極接続部2e5と一次側第6コイル層2fの第2電極接続部2f5とが接続されている。したがって、一次側第1コイル層2aと一次側第2コイル層2b及び一次側第5コイル層2eと一次側第6コイル層2fとは並列接続されており、一次側第2コイル層2bから一次側第5コイル層2eまでは直列接続されている。また、二次側第1~第6コイル層も同様に接続されているため、二次側第1コイル層2mと二次側第2コイル層2n及び二次側第5コイル層2qと二次側第6コイル層2rとは並列接続されており、二次側第2コイル層2nから二次側第5コイル層2qまでは直列接続されている。
<本実施形態の変形例>
本発明は上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
本実施形態では、図1に示すトランスユニットの例を説明したが、コア100を用いずに一次側コイル層2a、2b、2c、2d、2e、2fと、2枚の端部絶縁板3aおよび10枚の中間絶縁板3bを用いた板状コイル部200を位置決めピン55と位置決めプレート51、52によって筐体50に配置したプレーナ構造コイルユニットとしても良い。このコイルユニットは、インダクタとして使用することができる。
また、図2に示す各コイル層は、銅板で形成したが、セラミック板上に銅の配線層を形成することでコイル層としてもよい。また、コア芯部102と各コイル層との間には空間が空いており、シリコーンオイル60が存在しているが、シリコーンオイルの熱伝導率は一般的に低い値であるため、コア芯部102の鉄損による発熱を効率的に放散させることが十分ではない場合がある。そのため、樹脂やセラミック等のシリコーンオイルよりも熱伝導率の高い絶縁材料で形成した円環を用いてコア芯部102と各コイル層との間には空間を埋めると良い。
図3に示すように、本実施形態では、一次側コイル層と二次側コイル層との巻線比を1:1としたことから、本トランスユニットは、昇圧降圧を行わないで使用する絶縁型DCDCコンバータとなるが、適宜巻線比を変更することで、昇圧降圧を行うこととしても良い。
また、図5に示すコア100では、冷却穴を設けない場合について示しているが、冷却穴を設ける場合の例を図7に示す。コア芯部102には軸線方向中央に貫通孔102hが設けられている。コア連通部104の厚み方向中央にも、長手方向に図示しない貫通孔が設けられており、その貫通孔が外部に繋がるようにコア外周部103にも貫通孔103xが設けられている。また、コア連通部104の貫通孔が、コア芯部の軸線方向中央に設けた貫通孔102hに繋がるようにコア芯部の側面にも図示しない貫通孔が設けられている。
蓋部105には、中央にコア芯部102に設けられた貫通孔102hと連通するように貫通孔105hが設けられている。また、蓋部105の側面にも厚み方向中央に、貫通孔105hと連通するように貫通孔105xが設けられている。これらの各貫通孔が連通していることから、各貫通孔の内部がシリコーンオイル60に浸漬されている。
また、図7に示すコア外周部103、コア連通部104および蓋部105に設けられた貫通孔103x、105xはx軸方向に設けてあるが、z軸方向に設けても良い。z軸方向に設けることで、シリコーンオイルが対流しやすくなることから、コアの冷却性能を向上させることができる。
図8に示すように、筐体50に冷却ユニット70を備えていても良い。この実施態様では、筐体内部の上部に銅パイプ製のヒートパイプ71がシリコーンオイル60に浸漬するように図のY軸方向に配置されている。筐体50は、筐体容器部50の上部に円筒形のヒートシンク72が配置されており、ヒートパイプ71の一端側がヒートシンク72の内部を通るように接続されている。トランスは一般に、谷型のコアロス温度特性の中で低ロス領域で使用される。本変形例のように冷却ユニット70を追加することで数十%の冷却効率を上げることができることから、より出力を向上させることも可能となる。
また、図9に示すように、1個のコア100と3個の板状コイル部200を重ねて用いることで、三段式トランスとすることもできる。更に、図10に示すように、3個のコア本体部101と3個の板状コイル部200及び1個のコア蓋部105を重ねて用いることで三段式トランスとすることもできる。
EV車の充電に使用される充電器等にトランスユニット1000を用いることができる。このような充電器に使用されるACDC電源装置は、一般に、交流の入力電圧を整流・平滑して直流の出力電圧に変換するACDCコンバータ部と、この直流出力電圧を再度高周波のAC電圧に変換して、再び整流・平滑して所望の直流電圧を変換するDCDCコンバータ部とを持っている。このACDCコンバータ部には、少なくともチョークコイルとスイッチング素子が用いられている。また、DCDCコンバータ部では、ACDCコンバータ部から出力された直流電圧を、トランスの一次側を含む電流共振型LLCコンバータ回路によって交流電圧に変換し、トランスの二次側がフルブリッジダイオード整流回路に接続されて直流電圧として出力される。LLCコンバータ回路にはスイッチング素子とこのスイッチング素子と並列に接続されているダイオードと共振コイルが用いられる。
本変形例では、DCDCコンバータ部のトランスに前述したプレーナ構造トランス部300を使用して、スイッチング素子とダイオードと共振コイル及びACDCコンバータ部のチョークコイルとスイッチング素子と共に筐体中に配置してある。そして、これらの各部品は筐体中に入れられているシリコーンオイル60に浸漬されている。これらの部品は、大容量であることが要求されることから、いずれも温度が上昇しやすく、液状流動体に浸漬された状態で一つの筐体内に配置することで効率的に冷却することができる。
以上、実施形態、変形例に基づき本態様について説明してきたが、上記した態様の実施の形態は、本態様の理解を容易にするためのものであり、本態様を限定するものではない。本態様は、その趣旨並びに特許請求の範囲を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本態様にはその等価物が含まれる。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することができる。
11、12…一次側端子
21、22…二次側端子
50…筐体
501…筐体容器部
502…筐体蓋部
503…シールリング
51、52…位置決めプレート
55…位置決めピン
60…シリコーンオイル
70…冷却ユニット
71…ヒートパイプ
72…ヒートシンク
100…コア
101…コア本体部
102…コア芯部
103…コア外周部
104…コア連接部
105…コア蓋部
200…板状コイル部
201…中央空間部
2a、2b、2c、2d、2e、2f…一次側第1~6コイル層
2a1、2b1、2c1、2d1、2e1、2f1…巻線部
2a2、2b2、2c2、2d2、2e2、2f2…円環部
2a3、2b3、2c3、2d3、2e3、2f3…スリット
2a4、2b4、2c4、2d4、2e4、2f4…第1電極接続部
2a5、2b5、2c5、2d5、2e5、2f5…第2電極接続部
2m、2n、2o、2p、2q、2r…二次側第1~6コイル層
2m1、2n1、2o1、2p1、2q1、2r1…巻線部
2m2、2n2、2o2、2p2、2q2、2r2…円環部
2m3、2n3、2o3、2p3、2q3、2r3…スリット
2a6、2f6…端子部
2a7、2b7、2c7、2d7、2e7、2f7…位置決め部
2a8、2b8、2c8、2d8、2e8、2f8…湾曲部
3a…端部絶縁板
3a1…中間部
3a2…位置決め部
3a3…円環部
3b…中間絶縁板
3b1…中間部
3b2…位置決め部
300…プレーナ構造トランス部
1000…トランスユニット

Claims (16)

  1. 複数のコイル層を備えるプレーナ構造コイルが筐体内に配置されるプレーナ構造コイルユニットおいて、
    前記複数のコイル層が相互に離間した状態で並列に配置された板状コイル部が、前記筐体内に入れられた液状流動体に浸漬されていることを特徴とするプレーナ構造コイルユニット。
  2. 前記コイル層の板面に沿うベクトルが、鉛直方向成分を有するように前記プレーナ構造コイルユニットが取り付けられる取り付け部を筐体に備えていることを特徴とする請求項1に記載のプレーナ構造コイルユニット。
  3. 前記液状流動体は、前記筐体内の上部に空間を有するように入れられており、前記コイル層の板面に沿うベクトルが、前記液状流動体の液面に対して垂直方向成分を有するように筐体に前記板状コイル部が備えられていることを特徴とする請求項1に記載のプレーナ構造コイルユニット。
  4. 前記コイル層の相互に離間する距離が0.35mm以上であることを特徴とする請求項1に記載のプレーナ構造コイルユニット。
  5. 前記筐体に前記液状流動体の冷却ユニットが備えられていることを特徴とする請求項1に記載のプレーナ構造コイルユニット。
  6. 前記液状流動体は、シリコーンオイルであることを特徴とする請求項1に記載のプレーナ構造コイルユニット。
  7. 請求項1に記載の板状コイル部は、前記コイル層の中央に円環部が形成されており、複数の該コイル層が相互に離間した状態で並列に配置されることによって中央空間部が形成されており、前記板状コイル部と前記中央空間部を通るコアを備えるプレーナ構造インダクタ部が筐体内に配置されるとともに、該筐体内に入れられた液状流動体に浸漬されていることを特徴とするプレーナ構造インダクタユニット。
  8. 前記コアに前記液状流動体で満たされる穴部が形成されていることを特徴とする請求項7に記載のプレーナ構造インダクタユニット。
  9. 前記複数のコイル層と前記コアとの間に、樹脂又はセラミックで形成された絶縁部が備えられていることを特徴とする請求項7に記載のプレーナ構造コイルユニット。
  10. 前記液状流動体は、シリコーンオイルであることを特徴とする請求項7に記載のプレーナ構造インダクタユニット。
  11. 請求項1に記載の板状コイル部は、前記コイル層の中央に円環部が形成されており、複数の該コイル層が相互に離間した状態で並列に配置されることによって中央空間部が形成されるとともに、相互に電気接続された一次側コイル層と相互に電気接続された二次側コイル層を構成しており、前記板状コイル部と前記中央空間部を通るコアを備えるプレーナ構造トランス部が筐体内に配置されるとともに、該筐体内に入れられた液状流動体に浸漬されていることを特徴とするプレーナ構造トランスユニット。
  12. 前記コアに前記液状流動体で満たされる穴部が形成されていることを特徴とする請求項11に記載のプレーナ構造トランスユニット。
  13. 前記複数のコイル層と前記コアとの間に、樹脂又はセラミックで形成された絶縁部が備えられていることを特徴とする請求項11に記載のプレーナ構造トランスユニット。
  14. 前記筐体内に、前記プレーナ構造トランス部の一次側に接続されるスイッチング素子が前記液状流動体に浸漬された状態で備えられていることを特徴とする請求項11に記載のプレーナ構造トランスユニット。
  15. 前記液状流動体は、シリコーンオイルであることを特徴とする請求項11に記載のプレーナ構造トランスユニット。
  16. 交流入力を直流出力に変換するACDCコンバータ部と、前記直流出力の電圧を変換するDCDCコンバータ部と、液状流動体が入れられた筐体とを有する電源装置であって、前記ACDCコンバータ部は、少なくともチョークコイルと整流素子を有し、前記DCDCコンバータ部は、相互に電気接続された複数の板状一次側コイル層および相互に電気接続された複数の板状二次側コイル層が相互に離間した状態で並列に配置されるとともに、前記各コイル層の中央に円環部が形成されることによって中央空間部が形成され、前記中央空間部を通るコアを備えるプレーナ構造トランス部と、少なくとも共振コイルとスイッチング素子を有し、前記ACDCコンバータ部の前記チョークコイルと前記整流素子及び前記DCDCコンバータ部の前記プレーナ構造トランス部と前記共振コイルと前記スイッチング素子とが前記筐体内に前記液状流動体内に浸漬された状態で配置されていることを特徴とする電源装置。

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