JP2023176955A - 半導体装置、および電源装置 - Google Patents

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良 神田
Makoto Kanda
健祐 土田
Kensuke Tsuchida
明広 川村
Akihiro Kawamura
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  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Abstract

【課題】起動回路が供給し得る電流を確保する。【解決手段】起動回路100を構成する半導体装置は、バックゲートを有するトランジスタ110を備え、上記トランジスタ110とコンデンサ130(容量素子)とが、高圧直流電源HV(外部電源)と接地との間で直列接続され、上記トランジスタ110のバックゲートは、第1の導電型を有する基板によって形成されている。【選択図】図2

Description

本発明は、半導体装置、および電源装置に関する。
高電圧の電源から低電圧回路用の起動用低電圧を供給する起動回路において、制御素子に高耐圧MOSFETを使用する場合、そのソース端子から起動用低電圧が出力されることになる。ここで、起動回路の動作によって上記起動用低電圧(ソース電圧)が上昇すると、MOSFETのバックゲートが接地電位の場合、基板バイアス効果によってMOSFETの閾値電圧が上昇してしまうため、低電圧回路に供給することが必要な電流が不足することがあり得る。
上記のような基板バイアス効果を抑制し得る構成としては、シリコン基板上に素子分離用の絶縁膜を介してn型のシリコン単結晶膜が形成されたいわゆるSOI(silicon on insulator)基板に起動用トランジスタを設ける構成が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2014-017962号公報
しかしながら、上記のようなSOI基板は構造の複雑化を招き、製造コストも増大する。
そこで、本発明は上記した問題を解決するためになされたものであり、基板バイアス効果を抑制して、供給し得る電流を容易に確保できるようにすることを目的とする。
上記の目的を達成するために、
第1の発明は、
バックゲートを有するトランジスタを備え、上記トランジスタと容量素子とが、外部電源と接地との間で直列接続されることにより起動回路を構成する半導体装置であって、
上記トランジスタのバックゲートは、第1の導電型を有する基板によって形成されていることを特徴とする。
第2の発明は、
第1の発明の半導体装置であって、
上記トランジスタのドレイン部が上記外部電源に接続され、
上記トランジスタのソース部が、上記容量素子に接続されるとともに、起動用低電圧を出力することを特徴とする。
第3の発明は、
第1の発明から第2の発明のうち何れか1つの半導体装置であって、
上記トランジスタのバックゲートを構成する基板の比抵抗は50Ωcm以上であり、チャネル長は30μm以上であることを特徴とする。
第4の発明は、
第1の発明から第3の発明のうち何れか1つの上記半導体装置と、
第1の発明から第3の発明のうち何れか1つの上記容量素子とを有する電源装置であって、
上記トランジスタと容量素子との接続点から起動用低電圧を出力する起動回路を備えたことを特徴とする。
本発明の半導体装置によれば、例えば超低濃度の基板をそのままバックゲートに利用することで、ソース-バックゲート間の電界が増大し難くなり、基板バイアス効果を抑制することができるため、供給し得る電流を確保するための構造がシンプルになり、低コストで実現することが可能となる。
起動回路100の例を示す回路図である。 トランジスタ110の構成を模式的に示す要部拡大断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(起動回路)
例えば600Vなどの高圧直流電源から所定の低電圧に制御された電源電圧を供給するスイッチング電源などの電源装置では、起動時に、まず、制御回路を動作させるための起動電源が必要となる。そのような起動電源を構成する起動回路100は、例えば図1に示すように、起動用のNチャネルのMOSFETであるトランジスタ110(半導体装置)と、コンデンサ130(容量素子)とが直列に接続されて構成されている。トランジスタ110のドレイン部D1は外部電源である高圧直流電源HVに接続されている。トランジスタ110のソース部S1はコンデンサ130の一方の端子に接続されるとともに、起動用低電圧Vddを出力するようになっている。コンデンサ130の他方の端子は接地されている。
上記起動回路100に高圧直流電源HVから給電されると、トランジスタ110を介して流れる電流によってコンデンサ130が充電され、コンデンサ130の端子電圧である起動用低電圧Vddが徐々に上昇する。やがて起動用低電圧Vddが所定の電圧に達すると、これを電源として制御回路が動作し、その制御回路が発生する電源電圧によって、以降の制御回路自身の動作が継続される一方、トランジスタ110のゲート部G1には所定の停止信号が与えられてトランジスタ110はオフになり、トランジスタ110およびコンデンサ130を介して流れる電流は停止する。
ここで、本実施形態のトランジスタ110では、起動用低電圧Vddが上昇した場合でも、後述するように、基板バイアス効果による低電圧回路への供給電流の低下は抑制されるようになっている。
(トランジスタ110の構成)
トランジスタ110は、例えば図2に模式的に示すように、P型基板111(P-)上にソース領域112、およびドレイン領域113が形成され、上記P型基板111がバックゲートとして用いられるようになっている。上記P型基板111は、比抵抗が例えば50Ωcm以上に形成されている。また、チャネル長は例えば30μm以上となるように設定されている。
N型のソース領域112(N-)、およびN型のドレイン領域113(N-)には、それぞれソースコンタクト領域114(N+)またはドレインコンタクト領域115(N+)を介して、ソースコンタクト116またはドレインコンタクト117が接続され、ソース部S1、およびドレイン部D1が形成されている。
ソース領域112からドレイン領域113に亘る領域には、ゲート酸化膜119を介して、ポリシリコンから成るゲート電極120が形成されている。上記ゲート電極120は、ゲートコンタクト121に接続されるとともに、ドレイン領域113上に形成されたシリコン酸化膜から成る絶縁層118上に延び、フィールドプレートとしても作用するようになっている。絶縁層118上には、また、ポリシリコンから成り、ドレインコンタクト117に接続されるフィールドプレート122が形成されている。
なお、図2においては、本質的でない層間絶縁膜などは、簡素化のため省略して描かれている。
上記のように低濃度の基板が、そのままバックゲートに使用されることによって、ソース、バックゲート間の電界が増大し難くなるため、基板バイアス効果を抑制することが容易にできる。それゆえ、簡潔な構成で、出力される起動用低電圧Vddが上昇しても出力し得る電流を確保することが容易にでき、製造コストを低減することなどができる。
また、上記のような基板として比抵抗が50Ωcm以上の基板が用いられることにより、例えば耐圧が600V以上などの起動用MOSFETを構成することが容易にできる。なお、これに限らず、必要とされる耐圧等に応じて、例えば、12.5Ωcm以上や1250Ωcm以下、または不純物濃度において1013cm-3以上や1015cm-3以下などに設定されてもよい。また、ゲート長を30μm以上などとすることによって、容易に短チャネル対策とすることができる。なお、短チャネル効果の程度や素子のサイズ等に応じて、例えば、10μm以上や60μm以下などに設定されてもよい。
なお、上記の例では、起動用のNチャネルのトランジスタ110を例に挙げて説明したが、導電型はこれに限るものではない。
また、起動回路の構成は上記に限らず、上記のようなトランジスタ110を用いる構成は種々の公知の起動回路に適用することができる。具体的には、例えば、特開2020-22297号公報に示されるようなジャンクションFETがトランジスタ110に直列に接続される起動回路などに適用してもよい。
100 起動回路
110 トランジスタ
111 P型基板
112 ソース領域
113 ドレイン領域
114 ソースコンタクト領域
115 ドレインコンタクト領域
116 ソースコンタクト
117 ドレインコンタクト
118 絶縁層
119 ゲート酸化膜
120 ゲート電極
121 ゲートコンタクト
122 フィールドプレート
130 コンデンサ
G1 ゲート部
S1 ソース部
D1 ドレイン部
Vdd 起動用低電圧
HV 高圧直流電源

Claims (4)

  1. バックゲートを有するトランジスタを備え、上記トランジスタと容量素子とが、外部電源と接地との間で直列接続されることにより起動回路を構成する半導体装置であって、
    上記トランジスタのバックゲートは、第1の導電型を有する基板によって形成されていることを特徴とする半導体装置。
  2. 請求項1の半導体装置であって、
    上記トランジスタのドレイン部が上記外部電源に接続され、
    上記トランジスタのソース部が、上記容量素子に接続されるとともに、起動用低電圧を出力することを特徴とする半導体装置。
  3. 請求項1から請求項2のうち何れか1項の半導体装置であって、
    上記トランジスタのバックゲートを構成する基板の比抵抗は50Ωcm以上であり、チャネル長は30μm以上であることを特徴とする半導体装置。
  4. 請求項1の上記半導体装置と、
    請求項1の上記容量素子とを有し、
    上記トランジスタと容量素子との接続点から起動用低電圧を出力する起動回路を備えたことを特徴とする電源装置。
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