JP2023176366A - 折板屋根材の支持具 - Google Patents
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Abstract
【課題】一定の締付け度合いでもって下葺き折板屋根の上に固定保持することができる折板屋根材の支持具を提案する。【解決手段】下葺き折板屋根の上で上葺き折板屋根材を支持する支持具を、前記山部頂面部の両サイドに配される一対の脚部と、該一対の脚部をその上端部においてつなぎ合わさる連結片と、該一対の脚部の相互間に跨って配置され、その締め込みにより該一対の脚部にて該下葺き折板屋根の下側に設置されるタイトフレームを該山部頂面部とともに挟持することにより該一対の脚部を該山部頂面部に固定保持する締結手段と、該連結片に固定保持され、上葺き折板屋根材をその山部頂面部に形成された顎部に連係させて抜け止め支持する頭部とを備えたもので構成する。前記連結片には、幅方向の端縁にそれぞれ垂下保持され、該一対の脚部の各内壁面に指向する端面が形成されたリブを設ける。【選択図】図6
Description
本発明は、下葺き折板屋根の上に設置、固定され、上葺き折板屋根を葺きあげるのに好適な折板屋根材の支持具に関するものである。
折板屋根は、鋼板コイルを素材として、これを施工現場に設置されたロール成形機で屋根の形状や長さに応じた形状、長さを有する屋根材に成形する。そして、その成形された屋根材を、建築構造物の下地材に配置されたタイトフレームに適宜、固定し、上ハゼと下ハゼをハゼ締めすることによって葺きあげられるものであって、折板屋根の外観形状は、山部と谷部が交互に繰り返された波形形状を呈している。
かかる折板屋根は、施工性、耐風圧強度、止水性を経済的に確保することができ、しかも、下葺き折板屋根と上葺き折板屋根との間に断熱材を入れ込んで断熱効果の高い二重折板屋根を施工することが可能であり、工場や倉庫、大型店舗等の大面積の屋根において広く普及してきている。
下葺き折板屋根の上に上葺き折板屋根を葺きあげる先行技術としては、上接続金具と下接続金具とを断熱金具で連結し、下接続金具を下葺材の頂部に配設、固定する一方、上接続金具の上に上葺き折板屋根材を置いて、隣り合う折板屋根材の山部頂面部でハゼ締めすることにより上葺き折板屋根を葺きあげる、例えば、特許文献1のような支持具が知られている。
ところで、上記従来の支持具は、締付けボルトを締め込むことにより下葺き折板屋根に固定するものであり、その締付け度合いが作業者によってまちまちであり、締付け度合いが大きすぎる場合には、タイトフレームの連係部分や折板屋根材が過度に変形したり、支持具そのものが変形するおそれがある。逆に締付け度合いが小さい場合には、支持具の固定が不安定になることが懸念され、未だ改善の余地が残されている。
本発明の目的は、一定の締付け度合いでもって下葺き折板屋根の上に固定保持することができる折板屋根材の支持具を提案するところにある。
本発明は、下葺き折板屋根の山部頂面部に設置され、該下葺き折板屋根の上で折板屋根材を支持することにより上葺き折板屋根を葺きあげる支持具であって、前記山部頂面部の両サイドに配される一対の脚部と、該一対の脚部をその上端部においてつなぎ合わせる連結片と、該一対の脚部の相互間に跨って配置され、その締め込みにより該一対の脚部にて該下葺き折板屋根の下側に設置されるタイトフレームを該山部頂面部とともに挟持することにより該一対の脚部を該山部頂面部に固定保持する締結手段と、該連結片に固定保持され、上葺き折板屋根材をその山部頂面部に形成された顎部に連係させて抜け止め支持する頭部とを備え、前記連結片は、幅方向の端縁にそれぞれ垂下保持され、該一対の脚部の各内壁面に指向する端面が形成されたリブを有することを特徴とする折板屋根材の支持具である。
上記の構成からなる支持具において、前記一対の脚部のうちのいずれか一方の脚部は、該脚部の下端縁において開放された開放端が形成された切欠き部を有すること、前記一対の脚部は、幅方向の端縁にてそれぞれ立ち上がり、その上端部から下端縁に向けて連続的に伸延するフランジを有すること、前記頭部は、水平かつ平坦で、前記折板屋根材を抜け止め支持する際に該折板屋根材が接地する天面壁を有し、該天面壁は、該天面壁の縁部領域を残して形成され、その底壁と前記連結片とを締結手段を介して接続可能な区画凹所を有すること、さらに、前記区画凹所は、前記底壁および該底壁と前記天面壁との相互をつなぐ周壁の少なくとも一方に1つまたは複数の開孔を有すること、が課題解決のための具体的手段として好ましい。また、本発明は、前記一対の脚部の末端に、脚部本体を幅方向に広げる拡幅片を設けることができる。
本発明によれば、連結片にリブを設け、締結手段の締め込みに際して該リブの端面を脚部の各内壁面に当接させることによりそれ以上、締め込むことができないようにしたため、一定の締め込み度合いで支持具を下葺き折板屋根の上に固定保持することができる。
また、本発明によれば、脚部の下縁部に切欠き部を設け、この切欠き部が存在する側あるいはその逆側に、締結手段の締め込み部があると認識できるようにしておくことにより、迅速な締め込み作業が行え、折板屋根の効率的な葺きあげが可能となる。
以下、図面を用いて本発明をより具体的に説明する。
図1は、折板屋根を葺きあげるのに用いられる折板屋根材を一枚について模式的に示した外観斜視図であり、図2は、図1に示した折板屋根材を用いて葺きあげられた折板屋根を2山について示した図である。
図1は、折板屋根を葺きあげるのに用いられる折板屋根材を一枚について模式的に示した外観斜視図であり、図2は、図1に示した折板屋根材を用いて葺きあげられた折板屋根を2山について示した図である。
折板屋根に使用される折板屋根材は、厚さ0.6mm~1.0mm程度の例えば、溶融亜鉛めっき鋼板やカラー鋼板等の防錆処理鋼板あるいはステンレス鋼板、アルミニウム合金板、亜鉛板を、ロール成形、プレス成形によって成形されたものが適用される。
図1、図2における符号1aは、矩形形状で例示した段付きの溝板、1b、1cは、溝板1aの幅方向の端部の全長にわたって一体的につながり、幅方向外方へ向け角度を付けて立ち上がる段付きの傾斜側壁、1d、1eは、傾斜側壁1b、1cの上端部に一体連結する山部頂面部、1f、1gは、山部頂面部1d、1eに設けられた上ハゼ、下ハゼである。
かかる折板屋根材は、上ハゼ1f、下ハゼ1gと隣接配置される他の折板屋根材の下ハゼ1g′、上ハゼ1f′とを相互に連係させる。そして、山部頂面部1d、1e、1d′、1e′と傾斜側壁1b、1c、1b′、1c′との境界に形成された顎部1h、1i、1h′、1i′をタイトフレーム2の頭部2aに形成された張り出し部2a1、2a2に引っ掛け、その状態を維持したままハゼ部を巻き締めすることによって該タイトフレーム2に固定保持されるものである。これにより、溝部(凹部)Mと山部(凸部)Yとが屋根の軒に沿って交互に繰り返される波形形状を有する折板屋根が葺きあげられるものである。
通常、この種の折板屋根材を用いて二重折板屋根を施工するには、上接続金具3と下接続金具4とを断熱金具5(図4参照)で連結した、図3に示すような支持具が用いられている。そして、その支持具を、図4(a)に示すように、下葺き折板屋根6の上に設置し、締結手段である締付けボルト7のナット7aを締め込むことにより下接続金具4を下葺き折板屋根6の山部頂面部6aに固定し、さらに、上接続金具3の上に上葺き折板屋根材8、8′を置いて顎部8a1、8a1′を該上接続金具3に引っ掛け、それらの山部頂面部8a、8a′に設けられた上ハゼ8b、下ハゼ8c′をハゼ締めすることにより上葺き折板屋根を葺きあげるようにしている。
しかしながら、上掲図3に示すような支持具は、締付けボルト7のナット7aによる締付け度合いが作業者によってまちまちであり、ナット7aの締付け度合いが大きすぎる場合にはタイトフレーム2の連係部分や折板屋根材が過度に変形したり、支持具そのものが図4(b)に示すように変形するおそれがある。また、逆にナット7aの締付け度合いが小さい場合には支持具の固定が不安定になることが懸念されていたのは先にも述べたとおりである。
本発明は、このような不具合を生じることなしに下葺き折板屋根の上で上葺き折板屋根を葺きあげて二重折板屋根を施工しようとするものである。
図5は、本発明にしたがう支持具の実施の形態を模式的に示した外観斜視図であり、図6は、図5に示した支持具を分解状態で示した外観斜視図である。また、図7は、図5に示した支持具の正面図であり、図8は、図7に示した支持具において頭部を取り外した状態を示した図である。また、図9は、図7に示した支持具の平面図であり、図10は、図7に示した支持具の底面図であり、図11は、図7に示した支持具の左側面を示した図であり、図12は、図7に示した支持具の右側面を示した図であり、図13は、図9のA-A断面を示した図であり、図14は、図9のB-B断面を示した図であり、さらに、図15は、下葺き折板屋根と上葺き折板屋根との間に断熱材を配設した、本発明にしたがう支持具の使用状態を示した図である。
図5~図15における符号9、10は、下葺き折板屋根6の山部頂面部6aを両サイドから挟み込むように配される一対の脚部である。脚部9、10は、金属製の板状部材を適宜屈曲させて形成された脚部本体9a、10aと、該脚部本体9a、10aの幅方向の縁部において起立し、その上端から下端に至るまでの間で連続的に伸延するフランジ9b、10bとで構成されている。脚部本体9a、10aには、後述する締結手段の締め込みにより下葺き折板屋根6を支持するタイトフレーム2の頭部2aに設けられた張り出し部2a1、2a2に該下葺き折板屋根6を介して引っ掛かる顎部9c、10cと、外側に向けて膨出させて該脚部本体9a、10aの強度を高める、例えば、台形状をなす凸部9d、10dが設けられている。凸部9d、10dは、内側に向けて膨出させたものであってもよく、その形状については限定されない。
また、図5~図15における符号11は、一対の脚部9、10をその上端部においてつなぎ合わせる連結片である。連結片11は脚部9、10と同様に金属製の板状部材からなっている。
また、図5~図15における符号12は、一対の脚部9、10の相互間に跨って配置され、その締め込みによりタイトフレーム2の頭部2aの張り出し部2a1、2a2に脚部9、10の顎部9c、10cを引掛ける締結手段である。締結手段12は、連結ボルト12aと該連結ボルト12aに螺合するナット12bにて構成されたものを適用することができる。
また、図5~図15における符号13は、連結片11に介装部材Sを介して固定保持され、上葺き折板屋根材8、8′を顎部8a1、8a1′に連係させて該上葺き折板屋根材8、8′を抜け止め保持する頭部である。頭部13は、金属製部材にて成形され、その正面形状が台形状からなっており、該頭部13の左右の両端には、上葺き折板屋根材8の顎部8a1、8a1′に連係可能な張り出し部13a、13bが設けられている。介装部材Sは、連結片11を含めた脚部9、10と頭部13との間で断熱層を形成するものであって、例えば、合成樹脂やゴムなどの部材からなるものが適用される。該介装部材Sは、頭部13の高さ調整を行うスペーサとして機能させることもできる。
頭部13は、水平かつ平坦で、上葺き折板屋根材8、8′を抜け止め支持する際に該折板屋根材8、8′が接地する天面壁13cを有している。天面壁13cには、その縁部領域を残して形成され、その底部と連結片11とを締結手段14を介して接続可能なトラック形の平面状をなす区画凹所13dが設けられているものが好ましい。
区画凹所13dは、締結手段14が連結ボルト14aと該連結ボルト14aに螺合するナット14bで構成されるものにあっては、ナット14bあるいは連結ボルト14aの頭部を収容する空間を形成するものである。区画凹所13dの底壁および該底壁と天面壁13cとの相互をつなぐ周壁の少なくとも一方には、1つまたは複数の開孔13eを設けることが可能である。開孔13eを設けることにより、頭部13の区画凹所13dに雨水等の水分が侵入しても該開孔13eから効率よく排出することができる。
なお、締結手段14は、連結ボルト14a、ナット14bに換えてリベットやカシメ、溶接等を適用して頭部13と連結片11とを接続してもよい。
連結ボルト14aについては、その向きを逆転させて該連結ボルト14aの頭を区画凹所13d内に位置させ、該連結ボルト14aを回転させて連結片11の下面に固定したナット14bに締め込むこともできる。
また、図5~図15における符号15は、連結片11の幅方向の端縁にそれぞれ垂下保持されたリブである。リブ15は、脚部9、10の各内壁面に指向する端面15aを有している。
リブ15は、連結片11を補強するとともに、締結手段12のナット12bの締め込み時に、端面15aが脚部9、10の内壁面に当接して脚部9、10の相互間隔を規制するストッパーとして機能するものである。リブ15は、連結片11、脚部9、10と同一部材で構成される。
リブ15の幅方向の端部の、連結片11との接続部位と、脚部9、10の上端部の、連結片11との接続部位との間には、連結片11を経てリブ15および脚部9、10を相互につなぐブリッジ部15bを設けておくことができる。ブリッジ部15bにより、脚部9、10は、連結片11に対して弾性的に連結される(ばねの如き付勢力(復元力)が付与される)こととなり、例えば、支持具を下葺折板屋根6の山部頂面部6aから取り外すべく締結手段12のナット12bによる締め込みを解除したとき、その付勢力により脚部9、10の相互間隔をもとの間隔に戻すことが可能となり、支持具の取り外し作業が容易になる。なお、ブリッジ部15bとしては、曲げ加工により外側に向けて膨出させた凸部等を適用することができる。
また、図5~図15における符号16は、脚部10に設けられた切欠き部である。切欠き部16は、脚部10の幅方向の中心を除いた領域に設けるのが好ましいが、幅方向の中心に設けることも可能であり、また、脚部9に設けることもできる。
本発明にしたがう支持具を、下葺き折板屋根6の上に固定するには、支持具の脚部9、10を下葺き折板屋根6の山部頂面部6aの両サイドに位置させるとともに、締結手段12のナット12bを締め込む。
締結手段12のナット12bの締め込みにより、脚部9、10は、それぞれ連結片11の接続部を起点にして弾性変形を伴いながら相互に近接していき、リブ15の端面15aが脚部9、10の内壁面に当接する。
リブ15の端面15aが脚部9、10の内壁面に当接した状態では締結手段12のナット12bをそれ以上締め込むことができない。したがって過大な締め込みによりタイトフレーム2が変形したり支持具が変形することはなく、また、逆に、締め込み度合いが小さくて支持具の固定が不安定になることもない。
リブ15の端面15aと脚部9、10の内壁面との間に形成される隙間h(図8参照)は、タイトフレーム2や下葺き折板屋根6の過度な変形を伴うことなしに該脚部9、10によりタイトフレーム2を山部頂面部6aとともに確実に挟持できる値として1.0~5.0mm程度に設定するのが好ましい。
図16(a)、(b)は、リブ15の端面15aが脚部本体9a、10aの内壁面に当接する際に、面接触となるように、脚部本体9a、10aの内壁面に凸部17を設けた、本発明にしたがう支持具の他の実施の形態を要部について示した図である。
凸部17を設けておくことにより脚部9、10の、リブ15の端面15aに対する当接姿勢が安定することとなる。なお、凸部17は、脚部本体9a、10aに設けたものを図示したが、リブ15の端面15aに設けることも可能であり、また、リブ15の端面形状を、面で接触する形状とすることもできる。
切欠き部16は、脚部10に設けた場合を例として示したが、この場合、締結手段12の連結ボルト12aの頭部が位置する側になるので、切欠き部16が設けられた側とは反対側に締結手段12のナット12bが存在している。このため、切欠き部16を視認するだけでナット12bがどちら側にあるか把握することが可能となり、上葺き折板屋根を効率的に葺きあげることができる。とくに、上葺き折板屋根材8、8′を支持具の上方に位置させながら支持具を固定する煩雑な作業において締結手段12が目視できない状況におかれた場合あるいは、支持具を真上から見ながら固定作業を行う必要がある場合に切欠き部16の存在意義は非常に大きい。
本発明にしたがう支持具において、脚部9、10を構成する脚部本体9a、10a、フランジ9b、10b、連結片11、リブ15は、単一の金属製板状部材をプレス加工等によって成形することが可能であり、部品点数が少なくてすむ利点がある。
図17、図18は、本発明にしたがう支持具のさらに他の実施形態を示した図である。
上掲図17、図18に示した支持具は、リブ15を設けてその端面15aを脚部9、10の内壁面に当接させて締結手段12のナット12bによる必要以上の締め込みを回避する点は、上掲図5に示した支持具と共通しているが、脚部9、10の末端に脚部本体9a、10aをそれぞれ幅方向に広げる拡幅片18、19を一体的に設けた構成からなるものである。
上掲図17、図18に示した支持具は、リブ15を設けてその端面15aを脚部9、10の内壁面に当接させて締結手段12のナット12bによる必要以上の締め込みを回避する点は、上掲図5に示した支持具と共通しているが、脚部9、10の末端に脚部本体9a、10aをそれぞれ幅方向に広げる拡幅片18、19を一体的に設けた構成からなるものである。
拡幅片18、19により折板屋根との接触面積が拡大され、支持具の固定姿勢の安定化が図ることができる。リブ15は、図7に示したように、頭部13の下端から露出させてもよいし、頭部13の内側に収まるような寸法に設定することもできる。
なお、上掲図17、図18に示した支持具においても、必要に応じて切欠き部16を設けることができるのはいうまでもない。
本発明によれば、一定の締付け度合いでもって下葺き折板屋根の上に固定保持可能な折板屋根材の支持具が提供できる。
1a 溝板
1b、1b′、1c、1c′ 傾斜側壁
1d、1e 山部頂面部
1d′、1e′ 山部頂面部
1f、1f′ 上ハゼ
1g、1g′ 下ハゼ
1h、1h′、1i、1i′ 顎部
2 タイトフレーム
2a 頭部
2a1、2a2 張り出し部
3 上接続金具
4 下接続金具
5 断熱金具
6 下葺き折板屋根
6a 山部頂面部
7 締付けボルト
7a ナット
8、8′ 上葺き折板屋根材
8a、8a′ 山部頂面部
8a1、8a1′ 顎部
8b、8b′ 上ハゼ
8c、8c′ 下ハゼ
9、10 脚部
9a、10a 脚部本体
9b、10b フランジ
9c、10c 顎部
9d、10d 凸部
11 連結片
12 締結手段
12a 連結ボルト
12b ナット
13 頭部
13a、13b 張り出し部
13c 天面壁
13d 区画凹所
13e 開孔
14 締結手段
14a 連結ボルト
14b ナット
15 リブ
15a 端面
15b ブリッジ部
16 切欠き部
17 凸部
18、19 拡幅片
M 溝部
Y 山部
S 介装部材
1b、1b′、1c、1c′ 傾斜側壁
1d、1e 山部頂面部
1d′、1e′ 山部頂面部
1f、1f′ 上ハゼ
1g、1g′ 下ハゼ
1h、1h′、1i、1i′ 顎部
2 タイトフレーム
2a 頭部
2a1、2a2 張り出し部
3 上接続金具
4 下接続金具
5 断熱金具
6 下葺き折板屋根
6a 山部頂面部
7 締付けボルト
7a ナット
8、8′ 上葺き折板屋根材
8a、8a′ 山部頂面部
8a1、8a1′ 顎部
8b、8b′ 上ハゼ
8c、8c′ 下ハゼ
9、10 脚部
9a、10a 脚部本体
9b、10b フランジ
9c、10c 顎部
9d、10d 凸部
11 連結片
12 締結手段
12a 連結ボルト
12b ナット
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13a、13b 張り出し部
13c 天面壁
13d 区画凹所
13e 開孔
14 締結手段
14a 連結ボルト
14b ナット
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15a 端面
15b ブリッジ部
16 切欠き部
17 凸部
18、19 拡幅片
M 溝部
Y 山部
S 介装部材
Claims (5)
- 下葺き折板屋根の山部頂面部に設置され、該下葺き折板屋根の上で上葺き折板屋根材を支持することにより上葺き折板屋根を葺きあげる支持具であって、
前記山部頂面部の両サイドに配される一対の脚部と、該一対の脚部をその上端部においてつなぎ合わさる連結片と、該一対の脚部の相互間に跨って配置され、その締め込みにより該一対の脚部にて該下葺き折板屋根の下側に設置されるタイトフレームを該山部頂面部とともに挟持することにより該一対の脚部を該山部頂面部に固定保持する締結手段と、該連結片に固定保持され、上葺き折板屋根材をその山部頂面部に形成された顎部に連係させて抜け止め支持する頭部とを備え、
前記連結片は、幅方向の端縁にそれぞれ垂下保持され、該一対の脚部の各内壁面に指向する端面が形成されたリブを有することを特徴とする折板屋根材の支持具。 - 前記一対の脚部のうちのいずれか一方の脚部は、該脚部の下端縁において開放された開放端が形成された切欠き部を有する請求項1に記載した折板屋根材の支持具。
- 前記一対の脚部は、幅方向の端縁にてそれぞれ立ち上がり、その上端部から下端縁に向けて連続的に伸延するフランジを有することを特徴とする請求項1または2に記載した折板屋根材の支持具。
- 前記頭部は、水平かつ平坦で、前記折板屋根材を抜け止め支持する際に該折板屋根材が接地する天面壁を有し、
該天面壁は、該天面壁の縁部領域を残して形成され、その底壁と前記連結片とを締結手段を介して接続可能な区画凹所を有することを特徴とする請求項1または2に記載した折板屋根材の支持具。 - 前記区画凹所は、前記底壁および該底壁と前記天面壁との相互をつなぐ周壁の少なくとも一方に1つまたは複数の開孔を有することを特徴とする請求項4に記載した折板屋根材の支持具。
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