JP2023176335A - 電気電子機器収納用箱の特定システム - Google Patents

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Abstract

【課題】盤、制御盤などの電子電気機器収納用のキャビネットに設ける穴の位置指定やパーツの位置指定が可能な特定システムにおいて、選定したパーツを筐体に位置指定する場合に、構成部品の干渉の確認ができるとともに、干渉時に構成部品が加工できるか否かを判定できるようにすること。【解決手段】レイアウト画面上に配置されたパーツ、またはレイアウト画面上に配置された穴から特定できるパーツが、キャビネットを構成する構成部品と干渉するかどうかを判定可能な構成部品設定手段26と、前記パーツが構成部品に干渉すると判定された場合に、干渉する構成部品が加工可能かどうかを判定することが可能な加工判定手段26aと、を備え、前記干渉する構成部品が加工可能な場合には、設計可能と判定する電気電子機器収納用箱の特定システム1とする。【選択図】図1

Description

本発明は、電気電子機器収納用箱の特定システムに関するものである。
電子電気機器収納用のキャビネットについては、その用途、構造、サイズ等に応じて非常に多数のメーカー標準品を取り付けることが予定されている。これに対して、顧客や入力作業者が通信回線を通じてメーカー側のデータベースにアクセスして最適な仕様のキャビネットを選択し、発注することができるシステムの構築がなされている。また、特許文献1に開示されているように、また、キャビネットに加工が必要な場合に、選択したキャビネットの面上に、加工しようとする孔形状を配置して、キャビネットデータベースのキャビネットに設定された加工禁止領域と対比して適否を判定した上で、メーカーに発注可能とする穴加工位置指定システムが知られている。なお、特許文献1に開示のシステムは、指定した穴同士の干渉の有無などを確認した結果、干渉などにより配置できないことが判定された場合は、その旨を視認可能に表示させる。
特開2017-91201号公報
ところで、このシステムを利用する場合、通常、キャビネットに設置できるか、穴同士が干渉しないか、穴形状を取付穴とするパーツ同士が干渉しないかを確認する。しかし、設置しようとするキャビネットにも、鉄製基板、鎖錠棒、ハンドル、蝶番などのキャビネットとして構成する構成部品が形成されている。筐体に設置しようとするパーツが構成部品に干渉する形で配置されていても、従来のシステムでは、システムを利用した設計時にその状況を確認できないため、発注後に変更が必要であることや加工ができないことが判明するという問題があった。
本件の発明者は、この点について鋭意検討することにより、解決を試みた。本発明が解決しようとする課題は、盤、制御盤などの電子電気機器収納用のキャビネットに設ける穴の位置指定やパーツの位置指定が可能な特定システムにおいて、選定したパーツを筐体に位置指定する場合に、構成部品の干渉の確認ができるとともに、干渉時に構成部品が加工できるか否かを判定できるようにすることである。
上記課題を解決するため、キャビネット形状に関する情報を記憶させたキャビネット情報記憶部と、キャビネットに加工される穴の形状パターンまたは配置されるパーツの形状パターンに関する情報を記憶させた形状パターン情報記憶部と、利用者から入力された情報を用いて、キャビネット情報記憶部に記憶されたキャビネット形状に、形状パターン情報記憶部に記憶された形状パターンを組み合わせてレイアウト画面上に表示するように演算可能な演算手段と、を備えた電気電子機器収納用箱の特定システムであって、レイアウト画面上に配置されたパーツ、またはレイアウト画面上に配置された穴から特定できるパーツが、キャビネットを構成する構成部品と干渉するかどうかを判定可能な構成部品設定手段と、前記パーツが構成部品に干渉すると判定された場合に、干渉する構成部品が加工可能かどうかを判定することが可能な加工判定手段と、を備え、前記干渉する構成部品が加工可能な場合には、設計可能と判定する電気電子機器収納用箱の特定システムとする。
また、加工判定手段で加工が可能であると判定された場合に、構成部品の干渉部分を切り欠いた図をレイアウト画面上に表示させることが可能な構成とすることが好ましい。
また、干渉する構成部品の加工ができないと加工判定手段で判定された場合に、干渉する構成部品を加工できる構成部品に変更可能かどうかを判定する部品変更手段を備え、部品変更手段で変更可能であると判定した場合に、変更した構成部品がレイアウト画面上に配置されたパーツ、またはレイアウト画面上に配置された穴から特定できるパーツと干渉しないように、変更した構成部品の加工が行われるよう設定することが可能な構成とすることが好ましい。
また、記憶媒体には、構成部品における加工が可能な領域である加工可能領域と、構成部品における加工を行うことができない領域である絶対加工禁止領域が記憶されており、加工判定手段で、構成部品の絶対加工禁止領域にパーツが干渉していると判定した場合、パーツが配置できないことを画面上に表示することが可能な構成とすることが好ましい。
本発明では、盤、制御盤などの電子電気機器収納用のキャビネットに設ける穴の位置指定やパーツの位置指定が可能な特定システムにおいて、選定したパーツを筐体に位置指定する場合に、構成部品の干渉の確認ができるとともに、干渉時に構成部品が加工できるか否かを判定できる。
実施形態における電気電子機器収納用箱の特定システムの概念図である。 図1に示すシステムで端末のモニターに表示される画面の例を示す図である。 キャビネット情報記憶部に記憶されているデータベースの例を示す図である。 パーツ情報記憶部に記憶されているデータベースの例を示す図である。 形状パターン情報記憶部に記憶されているデータベースの例を示す図である。 選定した穴やパーツの周囲が加工/配置禁止領域となることを示す図である。 「オプション」のタブを選択して、パーツについての特定をすることができる画面表示にした例を示す図である。 穴位置などを指定する設計が可能な画面表示にした例を示す図である。 仕様変更情報記憶部に記憶されているデータベースの例を示す図である。 キャビネット情報記憶部に記憶された領域元図と仕様変更情報記憶部に記憶された領域元図を示した図である。ただし、(a)がキャビネット情報記憶部に記憶された領域元図の例を表し、(b)が仕様変更情報記憶部に記憶された領域元図の例を表している。 既に存在していた領域元図同士を組み合わせて作成した新しい領域元図が記憶されているデータベースの例を示す図である。 記憶媒体に記憶されたキャビネットの6面の外形図と構成部品の例を示す図である。ただし、斜線により加工/配置禁止領域も示している。 外形図や領域図の元図から大きさを調整した変更図を作成する例を示す図である。 外形図の一つである正面図の元図から変更図を作成する際に、あらかじめ定められたロジックを利用した例を示す図である。 外形図の一つである背面図の変更図を作成するためにロジックで定めている数値の例を示す図である。 領域図の元図から変更図を作成する際に、あらかじめ定められたロジックを利用した例を示す図である。 新たに作成した情報を記憶媒体に記憶させていることを示す概念図である。 キャビネットの領域図と仕様変更の領域図を組み合わせて新たに領域図を作成することを示した図である。 既に記憶されていた片扉に関する図を利用して、新たに両扉のキャビネットに関する図を作成する例を示す図である。 「キャビネット(の寸法)にあわせて拡張・縮小した領域図」、「仕様変更の領域図をキャビネット(の寸法)にあわせて拡張・縮小した領域図」、「それらを合成した領域図」の三パターンを切り替えることができることを示した概念図である。 穴加工の位置を検討する際に利用する領域図の例である。 追加するパーツの位置を検討する際に利用する領域図の例である。 穴加工の位置を指定するために用いる表示と、パーツの追加配置の位置を指定するために用いる表示が別々に設けられている場合に、一方で指定を行った内容に沿って他方に加工/配置禁止領域が追加されることを示す図である。なお、円若しくは四角の内側に斜線を付している加工/配置禁止領域は、画面に表示されている図とは異なる図を使用して設定されたものであることを表している。 表示される独立加工/配置禁止領域が、どの領域図を利用して行った作業に起因するものであるのかを把握することができるようにした例を示す図である。なお、円若しくは四角の内側に斜線を付している加工/配置禁止領域は、表示されている領域図とは異なる領域図を使用して設定されたものであることを表している。 領域図にグリッド表示を施した例を示す図である。 指定した個所を通過する横線と縦線を伸ばした際に、その線のどの部分でどれだけの長さが加工/配置可能領域または加工/配置禁止領域に存在することになるのかを表示した例を示す図である。 指定した個所を通過する横線と縦線を伸ばした際に、その線上に独立禁止領域がある場合、どの部分でどれだけの長さが独立禁止領域に存在することになるのかを表示した例を示す図である。ただし、その線のどの部分でどれだけの長さが加工/配置可能領域または加工/配置禁止領域に存在することになるのかも表示している。 一度表示した数値が表示された状態を維持させておきつつ、他の数値が表示できるようにしたことを示す例を表す図である。 穴位置やパーツを指定した場合に、指定した穴位置やパーツ位置も、加工/配置禁止領域として扱った例を示す図である。 右側面の部分を表す領域図を利用して、パーツを配置する位置を指定したが、このパーツが構成部品である基板に干渉することが確認された例を示す図である。 構成部品が加工できるものである場合に、構成部品の一部を加工してパーツの配置ができるようにする例を示す図である。 構成部品が加工できないものである場合に、加工可能な代替品に交換し、その代替品の一部を加工してパーツの配置ができるようにする例を示す図である。 基板の絶対加工禁止領域の例を示す図である。ただし、(a)は四つの角の部分が絶対加工禁止領域であることを表しており、(b)は折り曲げの障害となる部分が絶対加工禁止領域であることを表しており、(c)は基板を隣接配置する場合における基板同士が隣接する部分が絶対加工禁止領域であることを表している。 キャビネット、および、キャビネットを構成する構成部品を示したキャビネットデータベースで、在庫を管理できるようにした例を表す図である。 特注サイズの製品が選定された場合に、深さ方向が異なる基板を代用することを提案する例を示す図である。 特注サイズの製品が選定された場合に、深さ方向が異なる基板を2枚使用することで代用することを提案する例を示す図である。 モニターに表示される入力項目の例を示す図である。 システム間を遷移することができることを表した概念図である。 領域変更手段を利用する例を示すフロー図である。 領域切替手段を利用する例を示すフロー図である。 領域表示手段を利用する例を示すフロー図である。 構成部品設定手段を利用する例を示すフロー図である。 代用品選定手段を利用する例を示すフロー図である。 遷移手段を利用する例を示すフロー図である。 出力・表示手段を利用する例を示すフロー図である。
以下に発明を実施するための形態を示す。本実施形態の電気電子機器収納用箱の特定システム1は、従来にない、さまざまな利用の仕方を可能にする。
ここで、実施形態の電気電子機器収納用箱の特定システム1について説明をする。この電気電子機器収納用箱の特定システム1は、盤、ラック、制御盤、配電盤などの電気機器・電子機器を搭載した電気電子機器収納用箱の特定をするシステムとして用いたり、穴加工をする位置や部品を配置する位置を指定するシステムとして用いたりすることができる。特に、顧客などの利用者から入力された情報を用いて、電気電子機器収納用箱の構成を特定することができるシステムとして用いることができる。
この電気電子機器収納用箱の特定システム1は、メーカー側で用意したサーバ3に備えられた出力・表示手段31を用いて利用者側の端末71に専用ソフトの画面を表示させることができるものである(図1及び図2参照)。また、この電気電子機器収納用箱の特定システム1は、利用者が入力手段73を操作することで、端末71に表示された画面を通じて、筐体のサイズや品番を入力したり、キャビネットの加工内容について定めたりすることができる。また、この電気電子機器収納用箱の特定システム1は、定めた内容に則り、ネットワークを介して設計や発注を可能とするものである。
例えば、電気電子機器収納用箱の特定システム1を電気電子機器収納用箱の選定システムとして利用する場合は、ユーザが所望するキャビネットサイズなどの入力内容からメーカーの用意した記憶媒体11に記憶されたデータベースの中から入力情報に一致するキャビネットの選定を行う。また、システムを穴加工・パーツ位置指定システムとして利用する場合は、システムで選定したキャビネットに穴加工やパーツ位置を指定して所望するキャビネットを特定することができるシステムである。
このシステムは、メーカーが用意したサーバ3が、ネットワークを介して利用者側のパソコンやタブレットなどの端末71とつながることで、利用環境の構築を可能とするものである。利用者側で利用する端末71には画面表示が可能なモニター72と、キーボードなどの入力手段73と、マウスやキーボードの矢印キーに代表される移動手段74と、が含まれていればよいが、これらはタッチパネルなどの周知の機器を用いることができる。
図1に示す例では、メーカー側で管理するサーバ3は、データベースとなる情報を記憶可能な記憶媒体11と、演算手段21と、演算結果を端末71に向けて出力してモニター72に表示をさせる出力・表示手段31と、を備えている。演算手段21としては、入力手段73を用いて入力された入力情報によって記憶媒体11の各記憶部にアクセスしたり、得られた情報を基に演算したり、出力・表示手段31の表示を変えるように出力して、利用者側のモニター72に表示させることができるようなものであればよく、プロセッサが例示できる。
記憶手段となる記憶媒体11には、キャビネットの形状の情報を記憶させたキャビネット情報記憶部12と、キャビネットに加工される穴の形状パターンの情報などを記憶させた形状パターン情報記憶部15と、キャビネットに設置されるパーツの情報などを記憶させたパーツ情報記憶部13と、を備えるようにするのが好ましい。なお、代表的な例から仕様変更した情報が記憶される仕様変更情報記憶部14を備えるようにするのがより好ましい。仕様変更とは、通常のキャビネットとは異なるようにすることであり、異なる穴形状や穴の位置の指定、扉の位置の変更、片扉から両扉への変更、溶接パーツの追加、筐体に取り付けるパーツの追加などが例示できる。
実施形態のキャビネット情報記憶部12やパーツ情報記憶部13は、メーカーが標準品としている多数のキャビネットやパーツのそれぞれについて、品番、形状、図面データ、価格等の情報を登録しているデータベースを備えている(図3及び図4参照)。データベース毎に記憶媒体11を用意しても良いが、それぞれのデータベースは1つの記憶媒体11に記憶されているものでもよい。
また、実施形態の形状パターン情報記憶部15やパーツ情報記憶部13は、穴の形状やパーツの形状、パーツに対応する穴の形状の情報、穴の周縁やパーツの周縁に設定した加工/配置禁止領域42などの情報が記憶されている(図4から図6参照)。また、記憶媒体11は、利用者側が作成した図形パターン、作成した図面などを記憶させることができるものであることが好ましい。
システムを利用する利用者は、モニター72に表示された画面を見ながら、キャビネットのサイズや品名を入力したり、キャビネットを構成するハンドル、基板、蝶番、アース端子、図面ホルダなどの構成部品の変更や、扉の形態の変更(逆扉、両扉など)などの仕様変更をしたりすることが可能である(図2参照)。このようなことを可能とするために、図1に示す例では、サーバ3に仕様変更情報記憶部14が備えられている。
実施形態のシステムは、キャビネットの情報の入力や構成部品の情報の入力や、取り付けるオプションパーツの選択に利用することが可能な入力作業用表示部51をモニター72の画面に表示可能な入力画面表示手段32を備えている。また、選定したキャビネットの外形図、サイズ、構成部品、選択したパーツなどを表示する筐体イメージ表示部52を表示可能な筐体イメージ表示手段33をシステムに備えている。また、実施形態のシステムは、選定したキャビネットや加工における費用、パーツ費用を見積価格表示部53に表示する見積価格表示手段34を備えている。また、このシステムには画面に表示される表示内容を変更可能な表示変更手段35を備えている。
実施形態のシステムは、入力作業用表示部51、筐体イメージ表示部52、見積価格表示部53を一つの画面で表示することが可能としており、一つの表示部で入力された内容がそれぞれの表示部に反映されて表示される。例えば、ある表示部で選択した部品が他の表示部に選択された項目として表示されたり、キャビネットのサイズや構成部品が表示されたりすることなどである。
実施形態では、1つの画面で入力作業用表示部51と筐体イメージ表示部52と見積価格表示部53を表示することができるので、画面を切り替えて内容を確認する必要などがなく、利用者の入力作業の負担を抑制できる。しかし、1つの画面で入力作業用表示部51と筐体イメージ表示部52を表示することができるだけでも、利用者の入力作業の負担を抑制できる。
このようなことを可能とするため、「キャビネット形状に関する情報を記憶させたキャビネット情報記憶部12」と、「キャビネットに搭載される構成部品に関する情報を記憶させたパーツ情報記憶部13」と、「利用者から入力された情報を用いて、キャビネット情報記憶部12に記憶されたキャビネットを特定するように演算可能な演算手段21」と、を備えた電気電子機器収納用箱の特定システム1であって、「「入力手段73によりキャビネット、または、パーツの変更や追加をするために用いられる入力作業用表示部51を表示させる入力画面表示手段32」と、「キャビネットのイメージ図を筐体イメージ表示部52に表示させる筐体イメージ表示手段33」と、を有する出力・表示手段31」を備え、入力作業用表示部51と筐体イメージ表示部52を1つの画面で表示させ、入力作業用表示部51に入力する入力情報を変更または追加した場合に、筐体イメージ表示部52の表示を変更可能な電気電子機器収納用箱の特定システム1とすることが好ましい。このような構成とすれば、盤、制御盤などの電子電気機器収納用のキャビネットに設ける穴の位置指定やパーツの位置指定が可能な特定システム1において、選定するパーツや穴の形状、選定したパーツや穴を備えたキャビネットの状態、それぞれの価格などを容易に視認できる。
また、出力・表示手段31は、選択したキャビネットや選択または変更したパーツの見積価格を表示する見積価格表示部53を表示させる見積価格表示手段34を備え、入力作業用表示部51と筐体イメージ表示部52と見積価格表示部53を1つの画面で表示させ、入力作業用表示部51に入力する入力情報を変更または追加した場合に、見積価格表示部53の表示を変更可能な構成とすることが好ましい。
また、見積価格表示部53で選択したパーツの取り外しが選択可能であり、パーツの取り外しが選択された場合、入力作業用表示部51と筐体イメージ表示部52の表示を変更可能な構成とすることが好ましい。
実施形態では、利用者側で品名などの入力や検索による選択などをすると、対象選択手段22が機能し、キャビネット情報記憶部12に格納されたキャビネットデータベースから指定されたキャビネットを選択し、サイズなどを出力する。利用者側でサイズが入力された場合には、対象選択手段22を用いて、そのサイズに一致するキャビネットの情報がキャビネット情報記憶部12に存在するのかを確認する。サーバ3の記憶媒体11に記憶されていない情報が入力された場合には、品名を自動で生成するとともに特注品であることなどを利用者のモニター72などに表示するのが好ましい。
画面上に表示される筐体イメージ表示部52には、利用者の入力内容から特定された筐体のイメージを表す図形を表示することが可能であるが、この筐体イメージ表示部52には、サイズが表示されるのが好ましい。また、表示される図形のタテ、ヨコなどの寸法の比率は、表示されるサイズにあわせているのが好ましい。なお、タテ、ヨコ、フカサのいずれの比率も、表示されるサイズと同様であることが好ましいが、タテ、ヨコの比だけなどでも筐体などの構成を捉えやすくすることができる。
また、パーツが選定されるなどの入力がなされた場合、筐体イメージ表示部52の表示が変更されるようにするのが好ましい。ただし、選定したパーツを表示しないことが望まれる場合も想定されるため、パーツの表示をするか否かを選択可能にするのが好ましい。
実施形態においては、画面に複数のタブが表示されており、選択するタブを変更すると、キャビネットを構成する構成部品の代替を選択したり、パーツ(ルーバ―など)を追加したりすることができる表示がされるようにしている。図2に示す例では「基本」のタブが選択されているが、「オプション」のタブを選択するようにすることで、パーツについての特定をすることができる(図2、図7参照)。図7に示す例では、パーツであるハンドルの絞り込み条件を特定することが可能であり、その条件を特定することで、選択できるハンドルを絞り込むことができる。このように、パーツの絞り込み条件を特定することが可能な構成とすることが好ましい。
また、選択したオプションや仕様変更や、組み換えした構成部品の価格が見積価格表示部53に表示されるようにするのが好ましい(図7参照)。なお、実施形態では、見積価格表示部53で、パーツの選定を外すことができるようになっており、パーツの選定を外すと、入力作業用表示部51の入力内容、筐体イメージ表示部52の表示が変更される。
実施形態のシステムは、利用者が入力手段73を用いてキャビネットの穴の位置やパーツの位置を指定することができるように、穴の位置やパーツを指定して筐体設計をすることが可能な画面に移動させることができる。図2に示す例では「穴加工」と記載されたボタンが表示されており、このボタンを押すように操作すると、穴の位置などを指定して筐体設計が可能な画面に移動させることができる(図8参照)。
実施形態では、移動させた画面上に、キャビネットの外郭を構成する6面に関する図や構成部品における加工/配置可能領域41と加工/配置禁止領域42を視認可能に表示させることができる。また、移動先の画面を用いて、穴やパーツの指定や穴やパーツの位置の指定をすることができる。
穴やパーツの配置が加工/配置禁止領域42に重複する場合、指定した位置には配置できない旨を表示させるのが好ましい。なお、実施形態では、穴加工をした状態やパーツを配置した状態を表すことができるように、筐体イメージ表示部52の表示内容を変更して表示しなおすことができる。
なお、筐体イメージ表示部52により、仕様変更に合わせた状態を確認可能とすることが好ましい。例えば、キャビネットの塗装色を変更した図、扉を逆扉に変更した図、扉を両扉に変更した図、扉を開放した図など仕様変更などに合わせた状態を確認可能とすることが好ましい。
キャビネット情報記憶部12には、キャビネットの特定の機種に関する、キャビネットの外形図、および、穴やパーツを配置可能な領域とする加工/配置可能領域41と、穴やパーツが配置不能な領域とする加工/配置禁止領域42が設定されたキャビネット領域元図が設定されているか、それぞれのキャビネットの基礎となる領域元図が設定されていることが好ましい。
記憶媒体11には、仕様変更に対応した仕様変更情報記憶部14を備えるようにするのが好ましい。この仕様変更情報記憶部14には、キャビネットに部品を追加したり、キャビネットの扉の開放位置の変更などをしたりするといった仕様変更に応じることが可能な仕様変更領域元図を備えるようにするのが好ましい(図9、図10参照)。
例えば、キャビネットの筐体の背面には構成部品としてアース端子が備えられていることが多いが、通常、扉の開閉と配線の作業性を考慮して、アース端子は蝶番軸が設けられている側に設置する。このような設計に則ると、扉の開き方が通常の設定と左右逆になる場合、つまり、正面から見てハンドルが扉の左側ではなくて、右側に備えられている逆扉といわれるような構成とする場合、キャビネットの蝶番軸も左右反対に配置することになるため、筐体背面に配置するアース端子の位置を変更する。
また、鎖錠棒を使用する場合には、鎖錠棒の可動領域を加工/配置禁止領域42と設定するのが通常であるため、逆扉になった場合には、加工/配置禁止領域42を変更する必要がある。その場合、仕様変更情報記憶部14に記憶された、仕様変更に応じた加工/配置禁止領域42を設定した外形図や領域図に関する情報を利用するのが好ましい。例えば、キャビネット領域元図とともに、仕様変更領域元図を用いて、穴やパーツの位置指定について判定できるようにすることが好ましい。
ところで、データベースは、キャビネットの形状のデータベースと、仕様変更情報のデータベースを分けて作成しても良いし、それらをまとめて作成しても良い。また、キャビネットの元図と仕様変更の領域元図をあらかじめ合成したものを領域元図として記憶しておくものであっても良い(図11参照)。
実施形態の記憶媒体11には、キャビネットの6面の外形図やキャビネットの構成部品であるハンドルや基板の図面データが記憶されている(図12参照)。また、記憶媒体11には、加工や配置などができない領域を特定している加工/配置禁止領域42が設定されたキャビネット領域図を図面データとして記憶している。実施形態においては、構成部品が配置される位置や、構成部品の取付部の位置や、キャビネット加工時に筐体の強度を損なうおそれがある位置や、筐体に穴加工などを行う加工装置の動作ができない位置などが、加工/配置禁止領域42として設定されている。
実施形態においては、外形図(展開図含む)を備えた図面データや加工/配置禁止領域42を設定した領域図には、特定の機種(品番)の代表となる元図が設定されており、その元図から図面データや加工/配置禁止領域42を生成する領域設定手段25を備えている。
例えば、利用者の端末71の入力手段73より機種(品番)名とサイズが入力されると、入力された機種(品番)の代表となる元図を対象選択手段22で特定し、領域変更手段25aにより、特定した元図をキャビネットのタテ方向やヨコ方向やフカサ方向などに拡張または縮小するようにして、外形図、および、加工/配置禁止領域42を設定した領域図を生成する(図13参照)。なお、品番が指定されていない場合は、メーカー側が指定した品番の代表機種の元図が選ばれるようにすればよい。代表機種は必ずしも、品番で全てが特定されるものとしなくても良い。例えば、入力された品番と記憶されていた品番は同じでも高さが所定未満の場合は「元図1」を用い、高さが所定以上の場合は「元図2」を用いるというように取り扱うこともできる。
その他の取り扱いとすることも可能であるのは勿論である。いずれにせよ、従来は、メーカーが扱う機種を追加するごとにキャビネットの外形図や領域図を記憶媒体に記憶させる必要があったのに対して、あらかじめ設定された元図を拡張、縮小して利用できるようにすることで、メーカー側の負担を抑制することが可能となる。
このため、電気電子機器収納用箱の特定システム1は、「キャビネット形状に関する情報を記憶させたキャビネット情報記憶部12」と、「キャビネットに加工される穴の形状パターンまたは配置されるパーツの形状パターンに関する情報を記憶させた形状パターン情報記憶部15」と、「利用者から入力された情報を用いて、キャビネット情報記憶部12に記憶されたキャビネット形状に、形状パターン情報記憶部15に記憶された形状パターンを組み合わせてレイアウト画面上に表示するように演算可能な演算手段21」と、を備えている。また、この電気電子機器収納用箱の特定システム1は、キャビネット情報記憶部12に、「「キャビネットの特定の機種における基本となる仕様の、穴やパーツを配置可能とする領域である加工/配置可能領域41」と、「穴やパーツを配置不能とする領域である加工/配置禁止領域42」の少なくとも一方が設定されたキャビネット領域元図」、または、「基本となる仕様とは異なる仕様に応じた仕様変更領域元図」が記憶され、演算手段21で、入力されたキャビネットの入力情報に対応するキャビネット領域元図または仕様変更領域元図を特定可能とし、領域設定手段25で、入力されたキャビネットのサイズに応じて特定したキャビネット領域元図または仕様変更領域元図を拡張、または、縮小して領域図を生成し、レイアウト画面上に表示させ、表示した領域図を用いて穴またはパーツの位置を指定可能としている。このような構成とすると、電子電気機器収納用のキャビネットを特定することが可能なシステムにおいて、記憶媒体11に図が記憶されているキャビネットとは異なるキャビネットへの加工指示や、仕様変更をすることができる。
また、領域設定手段25で、キャビネット領域元図から作成した領域図と、仕様変更領域元図から作成した領域図を合成して作成した合成領域図を生成することが可能な構成とすることが好ましい。また、領域設定手段25で、キャビネット領域元図と仕様変更領域元図を合成して作成した合成領域元図を生成することが可能な構成としても良い。これらのようにすれば、領域図の生成の幅を広げることができる。図1に示す例では、合成領域図を生成可能な領域合成手段25cを領域設定手段25に備えている。
また、キャビネット領域元図または仕様変更領域元図を拡張または縮小させるために用いるロジックが記憶媒体11に記憶され、記憶媒体11に記憶されたロジックに従ってキャビネット領域元図または仕様変更領域元図を拡張または縮小させることが可能な基準設定手段25bを備えた構成とすることが好ましい。ロジックに定められたルールに従って、拡張または縮小させることができるため、あらかじめ記憶させておく元図の量を抑制することができる。
ロジックはどのようなものでも構わないが、数値による特定がなされるものとするのが好ましい。また、1カ所に基準点を定め、そこからの特定方向の距離などを指定するようにしても良い。このようなものとして図14に示すようなロジックが例示できる。図14に示す例では、ハンドルや蝶番の位置を特定するロジックと、そのロジックに応じて作成された図を示している。また、図15に示すことから理解されるように複数の基準点を定め、そこからの特定方向の距離などを指定するようにしても良い。図15に示す例では、複数の基準点から基板固定具やアース端子の位置を特定できるようにしている。
図1に示す例では、拡張や縮小の基準や構成部品の配置方法が領域元図ごとにロジックとしてプログラムの形で紐づくように設定されている基準設定手段25bを用いて、外形図や領域図の変更を行っている。
外形図の場合には、外形のほか、それぞれの面に形成されている構成部品(ハンドル、蝶番、水抜き栓、パッキン、アース端子、基板、図面ホルダ等)の位置も紐づけの対象となる。なお、元図は代表機種の最小形状のものを基準としておくものとしておけば、拡張のロジックのみを記憶しておけばよい。また、基準設定手段25bとして、領域元図から加工/配置禁止領域42を読み取って、その距離をロジックに利用するものであっても良い。
加工/配置禁止領域42を設定した領域図も、外形図と同じように、ロジックが設定された基準設定手段25bを用いて設定できるようにするのが好ましい。また、キャビネットの外郭を構成するプレート以外の構成部品の情報にも加工/配置禁止領域42が設定されている場合、領域合成手段25cを用いてキャビネットの外郭を構成するプレートの加工/配置禁止領域42と、キャビネットの外郭を構成するプレート以外の構成部品の加工/配置禁止領域42を組み合わせて、新たに加工/配置禁止領域42を作成することと、入力されたキャビネットのサイズに応じて拡大または縮小を行うことを組み合わせてキャビネットの領域図を生成するのが好ましい(図16参照)。
なお、新たな情報を記憶媒体11に記憶させないようにし、既に記憶されている情報を利用して領域図や外形図を都度生成し表示するようにしても良いが、生成した領域図を記憶するなど、記憶媒体11に新たな情報を保存できるようにするのが好ましい(図17参照)。
記憶媒体11に新たな情報を保存するタイミングは各種考えられる。例えば、メーカー側が新たにデータベースに標準品として品番を追加した時に、外形図、領域図を生成し、記憶媒体11に保存するものであってもよい。また、メーカー側で品番は記憶させているがそれに対応する外形図などを記憶させていない場合は、利用者側でその品番が選択された際に外形図などを生成し、記憶するものであっても良い。
また、利用者が標準品にないサイズを選定し、外形図、領域図を生成したとき、生成した外形図、領域図をサーバ3の記憶媒体11に保存し、他の利用者が同様のサイズを選定したときに、サーバ3の記憶媒体11から呼び出すことができるようにしても良い。
実施形態では、仕様変更情報記憶部14に納入してある仕様変更領域図も領域元図が存在する。仕様変更領域図の領域元図のサイズ変更をすることにより、穴加工の位置やパーツ位置の指定を行う際に利用する加工/配置禁止領域42を拡張させることができるようにしても良い(図18参照)。
例えば、利用者が入力したサイズの情報に応じて、領域変更手段25aで仕様変更領域図の元図を拡張または縮小し、その後、キャビネットの領域図と仕様変更の領域図を領域合成手段25cで合成して合成領域図を作成し、この合成領域図を利用して、穴加工の位置やパーツ位置の指定を行うことができるようにするのが好ましい。
ここで、記憶されていた情報を基に新たに図を作成する他の例を具体的に説明する。例えば、入力手段73を用いて扉の形状を特定する段階で、両扉(両開き扉)が選択されたとする。この場合には、扉に関するもの以外は片扉(片開き扉)が選択されたときと同じように該当する領域元図を元に作成すればよい。扉に関するものとしては、例えば、ヨコサイズが両扉全体の半分となる扉の加工/配置禁止領域42を備えた領域図を作成する。そして、その作成した領域図を反転し、別の領域図の図面を作成する。その後、領域合成手段25cで、それぞれの図面を合成して、両扉の加工/配置可能領域41などを生成する(図19参照)。なお、筐体本体における蝶番が取り付けられる位置には、別途、加工/配置禁止領域42が設定されるようにすればよい。
ところで、仕様変更された場合、キャビネットの領域図を仕様変更の領域図と合成して新たな領域図を生成することが例示できるが、仕様変更された場合でも、領域図は、そのように生成するものである必要はない。例えば、キャビネット領域図を仕様変更領域図に置き換えて、穴位置、パーツ位置を指定するために利用する領域図としても良い。
また、仕様変更をした場合にも、変更前の図がすぐに見ることができるように構成するのが好ましい。例えば、利用者からの入力によって、「キャビネット(の寸法)にあわせて拡張・縮小した領域図」、「仕様変更の領域図をキャビネット(の寸法)にあわせて拡張・縮小した領域図」、「それらを合成した領域図」の三パターン作成した場合、それらを切り替えて表示することができるようにするのが好ましい(図20参照)。このように、作成した図を比較しやすいようにすれば、設計に掛かる負担を抑制することができる。また、標準品以外の設計も行いやすくなる。
なお、「キャビネットにあわせて拡張・縮小した領域図」を使用する場合の例としては、特に仕様変更が行われなかったり、特定のパーツの指定が行われなかったりするものを製造したい場合が挙げられる。
「仕様変更の領域図をキャビネットにあわせて拡張・縮小した領域図」を使用する場合の例としては、仕様変更をしたキャビネットだけを製造したい場合が挙げられる。扉を逆扉に指定したものだけが欲しい場合などである。
「それらを合成した領域図」を使用する場合の例としては、複数種類のキャビネットを製造したい場合であっても、構成部品を取り付けるための加工に使用する機器や加工方法(同じ穴形状を加工するなど)を共通化したい場合が挙げられる。この例では、加工後の物についての利用範囲を広めにすることができる。
それぞれの画面を切り替えて使用する場合の例としては、追加するパーツに必要な加工の方法がキャビネットの構成部品の加工方法と異なる場合が挙げられる。
このように状況に合わせて必要な表示がなされればよいが、領域について反転、切替、合成のいずれか一つを少なくとも実施し、その結果を表示させることができるものであることが好ましい。なお、どのように表示させるのかは、原則としてメーカー側が判断して設定すればよい。
ところで、キャビネットの領域図(第1の領域加工図)、仕様変更の領域図(第2の領域図)は、合成すれば最も良い領域図が提示できるとは限らない。これは、配置などが可能な部分が限定されすぎる可能性があるからである。
また、あるパーツに、ある加工方法を用いる場合(例えば、ボルトを溶接するなど)、詳しくは、穴の加工とは異なる加工方法を用いる場合に、その加工のためのスペースを確保しておく必要がある場合がある。このようなことも考慮して、加工/配置禁止領域42を設定すると、加工/配置禁止領域42が広く設定される傾向にある。
したがって、加工/配置禁止領域42を一律に定めて表示してしまうのは、好ましくない場合がある。このようなことを回避できるようにするために、加工/配置禁止領域42が異なるように設定された複数の領域図の中から選択された領域図が表示されるように、または、複数の領域図を切り替え可能な領域切替手段25dを備えるようにすることが好ましい。また、複数の領域図を合成したものを表示できるものであっても良い。
このような領域切替手段25dを備えたものとすれば、通常は狭めに設定された加工/配置禁止領域42が表示されているものとし、特定の加工が必要な場合などの特殊な場合に、加工/配置禁止領域42が広めに設定されている領域図が表示されるようにすることが可能となる。また、通常は広めに設定された加工/配置禁止領域42が表示されているものとし、加工や配置の自由度を優先させたい場合などに、加工/配置禁止領域42が狭めに設定されている領域図が表示されるようにすることが可能となる。もちろん、都度、どのような領域図を表示するのかを選択するようにしても良い。
また、穴加工を検討する際には、狭めに設定された加工/配置禁止領域42が表示されている領域図を表示し、パーツの配置の検討が必要な場合に、加工/配置禁止領域42が広めに設定されている領域図が表示されるようにしてもよい。
このようなことを可能とするため、「キャビネット形状に関する情報を記憶させたキャビネット情報記憶部12」と、「キャビネットに加工される穴の形状パターンまたは配置されるパーツの形状パターンに関する情報を記憶させた形状パターン情報記憶部15」と、「利用者から入力された情報を用いて、キャビネット情報記憶部12に記憶されたキャビネット形状に、形状パターン情報記憶部15に記憶された形状パターンを組み合わせてレイアウト画面上に表示するように演算可能な演算手段21」と、を備えた電気電子機器収納用箱の特定システム1であって、キャビネット情報記憶部12に、「穴やパーツを配置可能とする領域である加工/配置可能領域41と、穴やパーツを配置不能とする領域である加工/配置禁止領域42の少なくとも一方が設定されたキャビネット領域図である第1の領域図」と、「第1の領域図と異なる領域図である第2の領域図」と、が記憶される。また、第1の領域図と第2の領域図を選択、または、切り替えて、穴やパーツの追加の設計を可能とした領域切替手段25dを備えた電気電子機器収納用箱の特定システム1とするのが好ましい。このような構成とすれば、盤、制御盤などの電子電気機器収納用のキャビネットに設ける穴の位置指定やパーツの位置指定が可能な特定システム1において、穴加工をする位置やパーツの設置位置の自由度を高めることができる。
また、一つの領域図で穴またはパーツが指定された場合、他の領域図に切り替えても、指定された部位に相当する個所を加工禁止領域に設定することが可能な加工禁止設定手段25eを備えた構成とすることが好ましい。
また、加工禁止設定手段25eは、領域図に加工禁止領域として設定された部分が、その領域図で穴またはパーツを指定することにより設定されたものであるのか、他の領域図で穴またはパーツを指定することにより設定されたものであるのか、の区別を視認できるように加工禁止領域を設定することが可能な構成にするのが好ましい。
また、加工禁止設定手段25eは、利用者が領域図に表れた穴またはパーツを選択するように操作すると、穴またはパーツを指定した領域図を表示させるように設定可能な構成にするのが好ましい。
実施形態では、図21、図22に示す例から理解されるように、穴加工の位置を指定する際に利用される表示と、取り付けるパーツの位置を指定する際に利用される表示は別に設定されており、各々を切り替えて表示することができる。また、穴加工の位置を指定する際に利用される表示と取り付けるパーツの位置を指定する際に利用される表示では、表示される加工/配置禁止領域42が異なっている。それらの表示をベースに各々の位置を指定することができる。したがって、穴加工の位置の指定と取り付けるパーツの位置の指定の双方が可能なように合成して領域図を設定する場合とは異なり、設置できる範囲が狭まった状態で位置指定を行う必要があるという問題の発生を抑制することができ、設計の自由度を高めることができる。
ところで、加工禁止設定手段25eは、ある画面表示で形状パターン選択手段23により穴形状などを特定の位置で選択した場合に、他の画面表示に移動したとき、その位置若しくはその位置とその周囲に当たる部分が加工/配置禁止領域42などの加工禁止領域に設定され、加工などができないように設定することが可能な構成とするのが好ましい。この場合、この領域には移動できないようにすることなどが例示できる。なお、形状パターンを移動可能にする形状パターン移動手段24を備えるようにシステムを構築するのが好ましい。
異なる表示に連携している例を、より具体的に説明する。例えば図23に示すように、キャビネットの領域図(穴加工のタグを選択した場合に表示されている図)が表示されている状態で孔位置を指定する。その後、仕様変更の表示(パーツ実装のタグを選択した場合に表示されている表示)に移動すると、指定した穴位置が加工/配置禁止領域42として表示される。
また、仕様変更の表示(パーツ実装のタグを選択した場合に表示されている表示)がされている状態でパーツを指定する。次にキャビネットの領域図(穴加工のタグを選択した場合に表示されている図)が表示されている状態に移動すると、指定したパーツを実装した位置が加工/配置禁止領域42として表示される。
第2の領域図は、第1の領域図で指定する穴やパーツとは異なる加工方法であるパーツを指定する際に用いる領域図であるのが好ましい。加工禁止設定手段25eは、あるものの配置(例えば穴の配置)に利用される領域図(第1の領域図)の表示で、キャビネットのある部分に、ものの追加に影響する何らかの追加をするような操作をした場合、別のものの配置(例えばパーツの配置、パーツの溶接)に利用される領域図(第2の領域図)におけるその部分に相当する個所には、その領域図(第2の領域図)とは異なる領域図で行われた操作により、その個所への加工などが禁止されることになったことを理解できる表示にすることができる構成とするのが好ましい。より好ましいのは、どの領域図を利用している際に行った操作により、その個所への加工などが禁止されることになったのかを理解できる表示にすることができる構成とするのが好ましい(図24参照)。この際、例えば、色分けして表示を行うことが好ましい。このようにすれば、加工などが禁止されることになっている理由を容易に把握することができる。
また、ある領域図が示されている表示で、加工などが禁止されることになった部分を選択する操作をした場合に、加工などが禁止されることになった操作が行われた領域図が示されている表示に切り替えることが可能な構成とすることが好ましい。また、発注後や発注直前の図面を作成した際にも、それぞれの加工、パーツ指定の組付けの種類や用途(穴加工、パーツ配置、ナット加工など)を表示できる構成とすることが好ましい。
ところで、加工/配置禁止領域42や加工/配置可能領域41を表示した画面上に穴位置やパーツ位置を指定するとき、グリッド線などの表示が利用できる構成とするのが好ましい。
また、「キャビネット形状に関する情報を記憶させたキャビネット情報記憶部12」と、「キャビネットに加工される穴の形状パターンまたは配置されるパーツの形状パターンに関する情報を記憶させた形状パターン情報記憶部15」と、「利用者から入力された情報を用いて、キャビネット情報記憶部12に記憶されたキャビネット形状に、形状パターン情報記憶部15に記憶された形状パターンを組み合わせてレイアウト画面上に表示するように演算可能な演算手段21」と、を備えた電気電子機器収納用箱の特定システム1であって、キャビネット情報記憶部12に、「穴やパーツを配置可能とする領域である加工/配置可能領域41と、穴やパーツを配置不能とする領域である加工/配置禁止領域42の少なくとも一方」が記憶され、入力手段73によりレイアウト画面上の任意の位置から指定点を指定すると、指定点を通る軸上における加工/配置可能領域41の長さと、加工/配置禁止領域42の長さを視認可能に表示させる領域表示手段25fを備えた構成とすることが好ましい。このような構成とすれば、盤、制御盤などの電子電気機器収納用のキャビネットに設ける穴の位置指定やパーツの位置指定が可能な特定システム1において、穴の位置や部品の位置を指定する際に、加工・配置が可能な領域と、加工・配置が不能な領域の長さを容易に把握することができる。また、穴加工したところに機器を取り付けることを想定した干渉チェックにも活用することが出来る。
また、領域表示手段25fは、指定点を通る横軸若しくは縦軸の少なくとも一方の軸上に穴またはパーツの配置が指定されていた場合に、その軸上における穴またはパーツの長さを表示させることが可能な構成とすることが好ましい。
また、領域表示手段25fは、穴またはパーツの配置が指定されていた場合に形成される加工禁止領域が、指定点を通る横軸若しくは縦軸の少なくとも一方の軸上にある場合には、その軸上における加工禁止領域の長さを表示させることが可能な構成とすることが好ましい。
また、領域表示手段25fは、加工/配置可能領域41に関する長さと、加工/配置禁止領域42に関する長さの表示が区別できるように表示させることが可能な構成とすることが好ましい。
また、領域表示手段25fは、指定点をあらかじめ指定していた位置から移動させたとき、あらかじめ指定していた指定点を基準とした長さと、移動先の指定点を基準とした長さを表示させることが可能な構成とすることが好ましい。
また、オンとオフの切り替え操作などをすることで、グリッド線などの表示の有無を設定できるように構成することが好ましい(図25参照)。
実施形態では、範囲確認ボタンを操作することによって、指定点を通るX方向、Y方向、Z方向の少なくとも一つの軸方向における加工/配置禁止領域42に関する長さと加工/配置可能領域41に関する長さを表示することができる(図25、図26参照)。実施形態では、どの領域についての長さを表示しているのかが理解しやすいように、それぞれの領域ごとに異なる表示となるようにしている(図26参照)。この例では、それぞれの領域にあわせて表示される色を異ならせているが、表示の差別化はこのような例に限らない。例えば、それぞれの領域にあわせて表示の形態を変えてもよい。いずれにせよ領域ごとに異なる表示とすれば、どの領域の長さを示しているのかを容易に把握することができる。
実施形態では、指定点を移動させることで、それぞれの表示を変動させることができる。また、実施形態では、領域図の外側に位置する加工/配置禁止領域42から独立して設置される加工/配置禁止領域42(ナットなど)が指定点のX方向、Y方向に存在する場合には、独立して設置された加工/配置禁止領域42の長さを表示することができる(図27参照)。また、独立して設置された加工/配置禁止領域42と領域図の外側に位置する加工/配置禁止領域42の間に加工/配置可能領域41が存在する場合は、その長さが表示される。なお、複数の表示があると視認し難くなる場合もあるため、加工/配置可能領域41に関する長さのみが表示されるようにするなど、一部の種類の長さが表示されない設定が選択可能な構成とすることが好ましい。
実施形態では、領域表示手段25fで一度表示した数値は表示した状態を維持させておくことができる(図28参照)。例えば、クリックを所定回数することなどで、数値表示の維持と、その解除を切り替えることができるようにしてもよい。そうすれば、何度もカーソルを移動して確認する必要がなくなる。また、本実施形態はX方向、Y方向の2次元上の表示方法を例として示したが、3次元のモデルで表示した場合には、X方向、Y方向、Z方向の3次元の方向全ての表示をさせるものであっても良い。
また、穴やパーツを指定した場合に、指定した穴やパーツの位置も、加工などができない領域として扱うことができるようにするのが好ましい(図29参照)。この場合、指定した穴やパーツの位置と、加工/配置禁止領域42の表示方法(色など)を変更して表示するのが好ましい。
実施形態では、システム上でキャビネットにパーツの取り付け位置を指定することができるが、キャビネットには、キャビネットを構成するハンドル、基板、蝶番、パッキン、鎖錠棒、中扉、図面ホルダなどの構成部品が設けられている。このため、筐体と穴やパーツの関係のほか、筐体に設けるように指定したパーツなどとキャビネットの構成部品の干渉を確認することが可能な構成部品設定手段26を備えるのが好ましい。
干渉などの確認においては、一方向から見た2次元の位置関係だけでは不十分な場合があるので複数の方向から確認できる構成とすることが好ましい。例えば、図30に示す例では、筐体の右側面図を確認するだけであると、パーツを配置できるように見えるが、基板との関係をみると干渉していることが分かる。干渉が確認された場合は警告表示をすればよい。また、2次元で確認したり表示したりするものでなくても良い。例えば、3次元で干渉の有無に関する表示をしてもよい。
電気電子機器収納用箱の特定システム1は、干渉していると判定された場合に、構成部品(基板など)が加工可能なものであるかなどを判定可能な加工判定手段26aを備えることが好ましい。また、加工判定手段26aで構成部品が加工可能なものではないと判定された場合も、対象となる構成部品に加工可能な代替品が存在するか、加工可能なものに変更可能かといった判断を行うことができるシステムとするのが好ましい。
このため、「キャビネット形状に関する情報を記憶させたキャビネット情報記憶部12」と、「キャビネットに加工される穴の形状パターンまたは配置されるパーツの形状パターンに関する情報を記憶させた形状パターン情報記憶部15」と、「利用者から入力された情報を用いて、キャビネット情報記憶部12に記憶されたキャビネット形状に、形状パターン情報記憶部15に記憶された形状パターンを組み合わせてレイアウト画面上に表示するように演算可能な演算手段21」と、を備えた電気電子機器収納用箱の特定システム1であって、「レイアウト画面上に配置されたパーツ、またはレイアウト画面上に配置された穴から特定できるパーツが、キャビネットを構成する構成部品と干渉するかどうかを判定可能な構成部品設定手段26」と、「前記パーツが構成部品に干渉すると判定された場合に、干渉する構成部品が加工可能かどうかを判定することが可能な加工判定手段26a」と、を備え、前記干渉する構成部品が加工可能な場合には、設計可能と判定する電気電子機器収納用箱の特定システム1とすることが好ましい。このような構成とすれば、盤、制御盤などの電子電気機器収納用のキャビネットに設ける穴の位置指定やパーツの位置指定が可能な特定システム1において、選定したパーツを筐体に位置指定する場合に、構成部品の干渉の確認ができるとともに、干渉時に構成部品が加工できるか否かを判定できる。
また、加工判定手段26aで加工が可能であると判定された場合に、構成部品の干渉部分を切り欠いた図をレイアウト画面上に表示させることが可能な構成とすることが好ましい。
また、干渉する構成部品の加工ができないと加工判定手段26aで判定された場合に、干渉する構成部品を加工できる構成部品に変更可能かどうかを判定する部品変更手段26bを備え、部品変更手段26bで変更可能であると判定した場合に、変更した構成部品がレイアウト画面上に配置されたパーツ、またはレイアウト画面上に配置された穴から特定できるパーツと干渉しないように、変更した構成部品の加工が行われるよう設定することが可能な構成とすることが好ましい。
また、記憶媒体11には、構成部品における加工が可能な領域である加工可能領域と、構成部品における加工を行うことができない領域である絶対加工禁止領域が記憶されており、加工判定手段26aで、構成部品の絶対加工禁止領域にパーツが干渉していると判定した場合、パーツが配置できないことを画面上に表示することが可能な構成とすることが好ましい。
例えば、構成部品(基板など)が加工可能な部品若しくは加工可能な代替品がある場合には、構成部品を加工すれば配置を指定するパーツと構成部品が干渉することを回避することができる(図31、図32参照)。ただし、利用者がこのような加工を好むか否かは分からない。このため、構成部品が加工可能な部品若しくは加工可能な代替品がある場合でも、まず、利用者に、現在の設定を変更するかどうかの確認を実施する。その後、変更する旨の指示を利用者から出された場合に、配置を指定したパーツなどと干渉する部分を加工した構成部品をレイアウト画面に表示するのが好ましい。このため、このようなことを可能とする部品変更手段26bをシステムに備えるのが好ましい。なお、加工を行う際には、パーツとの距離を数mm程度あけるように加工する設定とするのが好ましい。
部品変更手段26bは、例えば、メーカーが保有している機械では適切に加工できない材料が選定されていると判定した場合、メーカーが保有している機械で適切に加工できる材料によって構成された代替品があるか否かを判定可能な構成とするのが好ましい。
例えば、メーカーが木製の材料に対して適切な加工機械を持っていないが、鉄製の部材やステンレス製の部材などを加工できる加工機械を持っている場合、構成部品の材料が木製であると判断したら、鉄製、ステンレス製などの部材の代替品があるかを判定する。代替品の利用が可能で、利用者がそれを望む場合、干渉部分を取り除いた構成部品を採用する設定とすればよい。
ところで、構成部品自体には、加工することを許容しない部分(絶対加工禁止領域)が存在することが多い(図33参照)。例えば、筐体への取り付けに利用される部分付近が代表的である。また、上下左右端部を折り曲げ形成している基板などの場合、加工を施すとそのような折り曲げができなくなってしまう部分も、加工することを許容しない部分である。また、筐体サイズが大きいため2枚の背面を有するような場合、基板も筐体の強度を維持するための部分として作用させることがある。このような作用をさせる位置は加工することを許容しない部分である。また、基板を2枚連結する場合の連結位置など、キャビネットを構成する根本部分は、通常、加工することを許容しない部分である。
電気電子機器収納用箱の特定システム1は、加工することを許容しない部分を特定可能な絶対加工禁止領域がデータ上で設定されており、この絶対加工禁止領域にパーツが干渉することが確認された場合、構成部品自体の変更ができないように判定する構成、または、パーツが配置できない構成とするのが好ましい。なお、実施形態では、基板の加工/配置禁止領域42は、折曲時に加工した穴加工形状が変形してしまうなどの理由で加工ができないように設定する部分としている。
ところで、実施形態では、キャビネット情報記憶部12に、標準品として設定された筐体には、蝶番、ハンドル、鎖錠棒、図面ホルダ、基板、パッキンなどの構成部品も標準品として設定されている。実施形態では、それぞれの情報が在庫管理システムと連携しており、在庫品の有無なども確認できるように設定されている(図34参照)。なお、構成部品は複数の筐体などに適用される製品もあれば、その品番専用の構成部品もある。
実施形態においては、品番や必要なサイズ寸法など利用者から入力された入力情報に対応する製品が、キャビネット情報記憶部12に記憶されたデータベースに登録されているかどうかを判定する。データベースに登録されていない場合には、標準品ではない特注品での対応であることを表示すればよい。
電気電子機器収納用箱の特定システム1は、特注品の対応となった場合に、構成部品が他の標準品の代用が可能なものがあるかどうかを判定可能な代用品選定手段27を備えるのが好ましい。代用品選定手段27で代用可能な構成部品があったと判定された場合、利用者に対して代用品を利用するか否かを確認するのが好ましい。この場合、利用者側が特注対応の筐体を選定していても、代用品の存在を提示することで、利用者に代用品の利用可能性を検討してもらうことができる(図35参照)。また、利用者が代用品を選定した場合、納期を短くすることも可能となる。また提示した代用品が、標準品の場合には、安価での提供も可能となる。
このため、「キャビネット形状に関する情報を記憶させたキャビネット情報記憶部12」と、「キャビネットに搭載される構成部品に関する情報を記憶させたパーツ情報記憶部13」と、「利用者から入力された情報を用いて、キャビネット情報記憶部12に記憶されたキャビネットを特定するように演算可能な演算手段21」と、を備えた電気電子機器収納用箱の特定システム1であって、入力された情報から標準品のキャビネットでないと判定したとき、代用品選定手段27で、キャビネットの構成部品がキャビネット情報記憶部12に登録されている他の標準品の部品を代用可能かどうかの判定を行い、構成部品に代用可能な部品がないと判定した場合、特注品での生産を行うように処理する電気電子機器収納用箱の特定システム1とするのが好ましい。このような構成とすれば、盤、制御盤などの電子電気機器収納用のキャビネットの特定が可能な特定システム1において、入力情報から特注対応となる製品が選定された場合に、代用品を探すことができる。
また、構成部品が代用可能な製品があると判定した場合、代用品選定手段27は、構成部品の代用品を使用するか否かを選択することができるように情報を選定画面上に提示し、入力手段73を用いて、構成部品の代用品を使用しないことが選択された場合、特注品での生産を行うように処理する構成とするのが好ましい。
また、代用品選定手段27は、入力手段73を用いて、代用品を変形して使用することが選択された場合、代用品を加工するように、または、構成部品を1から生産する特注対応として生産を行うように処理する構成とするのが好ましい。
代用品があるか否かを判定する手段は、色々想定されるが、例えば、代用品を調査する際には、ヨコの長さ及び/またはタテの長さが一致する製品を検索し、一致するものがあった場合に、代用品を選択する候補として抽出してもよい。また、通常、機種が同じものから代用の可否を検討することが想定されるが、異なる機種から代用可能なものを選定させるようにしてもよい。また、通常、構成部品の種別を判別できるように型番(品番)を設定しているので、選択した構成部品の型番(品番)を参考に、代用品を選択するものでも良い。
また、例えば、筐体サイズが幅広サイズのものが選定された場合、構成部品となる基板を複数利用することを提案するなど、入力内容から想定される形態の機器点数と異なるように提案しても良い(図36参照)。この場合、提案した内容であることにより得られるメリットやデメリット、提案した内容を採用しなかったことによるメリットやデメリットを通知するのが好ましい。例えば、提案した内容であると、納期は短くなるが、価格が高くなるなどといった内容を通知するようにすればよい。この場合、提案を拒否すると当初の指示の構成部品を採用するように発注内容を決めればよい。例えば、1枚の特注品の基板を製作するように発注内容を決めればよい。
構成部品の代用品を利用する旨の選択がされた場合、その選定した構成部品の加工の入力がされたかどうかを判定可能な構成であることが好ましい。例えば、基板を代用品にすることが決められた後、その構成部品の加工を必要とする入力がなされた場合には特注品対応として扱うのが好ましい。
これは、基板のような構成部品の場合、すでに塗装や折曲などを行っている可能性があるからである。より具体的に説明すると、既に塗装や折曲などを行っている製品に対して加工を行うと、端面などで素材が露出したりする可能性があるし、折曲がされた状態では工作機械による加工に支障が生じる恐れがある。一方、材料などが塗装や折曲などを行っていない製品であれば、代用品の加工として扱うようにしても良い。その後、問題なければ図面の作成や発注を行うことが可能となるようにシステムを構築すればよい。
ところでキャビネットは、キャビネットの種類(モノコック式、フレーム式、材質(プラ、鉄))により形状が異なるし、同じ種類のキャビネットでも形状が各々異なる。このため、全ての種類のキャビネットに対する筐体への加工の可否、パーツの取り付けの可否などを判定できるシステムを構築するのは難しい。このため、従来から、キャビネットの種類ごとに選定システムが構築されており、その結果、複数の選定システム(加工・部品選定システム)が用意されている。
ところで、各システムはデータベースなどを共有できるようにするのが好ましい。例えば、図37に示すような画面表示がされた端末71を用いて、特定の品名や特定の設置条件など、種別が特定できる入力条件が入力された時に、対応する製品の選定システムに遷移可能とする遷移手段を備えるようにするのが好ましい。こうすれば、各システムの使い分けを把握していない利用者や入力作業者であっても、適切なシステムに自動的に移動可能である(図38参照)。つまり、利用者や入力作業者が、システムの使い分けを把握しておかなくてもよくなる。
このため、「「キャビネット形状に関する情報を記憶させたキャビネット情報記憶部12」と、「キャビネットに形成される形状パターンに関する情報を記憶させた形状パターン情報記憶部15」と、「利用者から入力された情報を用いて、キャビネット情報記憶部12から必要とする筐体または筐体への構成部品を特定してレイアウト画面上に表示するように演算可能な演算手段21」と、を備えた第1の特定システム」と、「第1の特定システムで扱うものとは異なる筐体または筐体の構成部品を特定可能な第2の特定システム」と、「何れか1つの特定システムを通じて入力手段73により入力された入力情報によって、その特定システムを利用するよりも他の特定システムを利用する方が適していると判定された場合、適していると判定された特定システムに移動させることができる遷移手段」と、を備えた電気電子機器収納用箱の特定システム1とするのが好ましい。このような構成とすれば、盤、制御盤などの電子電気機器収納用のキャビネットに設ける穴の位置指定やパーツの位置指定が可能な特定システム1において、複数の異なる特定システムが構築されている場合であっても、各システムの内容を把握していなくても、適切な特定システムを選ぶことができる。
また、遷移手段は、入力情報から、第1の特定システム及び第2の特定システムが専用の特定システムに該当しないと判定された場合、他の特定システムに遷移させることが可能な構成とするのが好ましい。
また、入力手段73を用いて入力された型番、または、設置条件によって遷移先を決めることが可能な構成とするのが好ましい。
遷移手段による遷移先のシステムが複数存在し、入力内容から特定されたシステムに移動可能にすることが好ましい。また、基本となる選定システムを設定し、品番など特定するものがない場合には基本となる選定システムに遷移するものとしても良い。この場合、基本となるシステムで入力がなされた場合、他のシステムに遷移せず、そのシステムで入力作業が継続できるようにすればよい。なお、各システムに移動できるようにボタン状のものを用意しておき、入力作業者の判断で、それを操作すれば、該当するシステムに移動できるようにしてもよいし、入力内容から特定されたシステムが好ましい場合に、出力・表示手段31に遷移先を表示させて利用者に移動を促し、了承を得た場合に特定されたシステムに遷移するものであっても良い。
穴加工の位置などを定めることが可能なシステムが複数ある場合、連携対象となっているシステムのいずれで品名などが入力された場合でも、その入力内容から該当するシステムに遷移させるものであることが好ましい。
また、品名などの括りではなく、システムに入力された、設置環境、地域、必要とする性能レベルなど、利用環境が特定できる内容から、該当するキャビネットの選定システムに遷移させるようにしてもよい。その場合、IP性能(防水・防塵性能)、風雨性能、防錆の影響などから選定先を定めるようにするのが好ましい。
例えば、海岸沿いに設置することが特定できる入力がされた場合には、プラスチック製のキャビネットの選定をすることができる画面を表示することができるシステムを利用できるようにし、台風などが来る地域に設置することが特定できる入力がされた場合には、IP性能や風雨性能を満たすキャビネットを選定するシステムが利用できるようにする。
ここで、電気電子機器収納用箱の特定システム1の利用例について説明をする。領域変更手段25aを備えるものとする場合、例えば図39に示すような利用をすることができる。先ず、利用者が入力手段73で筐体情報の入力をする(S101)。この入力内容から、対象選択手段22を用いて領域図の基図である領域元図を呼び出す(S102)。その領域元図と、入力手段73で入力された内容から、領域変更手段25aを用いて領域元図の拡張や縮小を行なう(S103)。次に仕様の変更があるか否かを確認する(S104)。仕様の変更がないことが確認されれば、ステップ103で得られたキャビネット拡張領域図を領域図として提示する(S105)。
ステップ104で仕様の変更があることが確認されれば、入力内容から、対象選択手段22を用いて仕様変更領域図の基図である領域元図を呼び出す(S106)。その領域元図と、入力手段73で入力された内容から、領域変更手段25aを用いて、領域元図の拡張や縮小を行なう(S107)。次に領域図の合成を行うか否かを確認する(S108)。領域図の合成を行わないことが確認されれば、ステップ103で得られたキャビネット拡張領域図と、ステップ107で得られた仕様変更拡張領域図を切り替えて提示できるようにする(S109)。
ステップ108で領域図の合成を行うことが確認されれば、ステップ103で得られたキャビネット拡張領域図と、ステップ107で得られた仕様変更拡張領域図を合成した領域図を提示できるようにする(S110)。
領域切替手段25dを備えるものとする場合、例えば図40に示すような利用をすることができる。先ず、利用者は入力手段73で筐体情報の入力をする(S201)。この入力内容から、対象選択手段22を用いて筐体の特定を行う(S202)。次に筐体への穴加工を行うか否かを確認する(S203)。穴加工を行うことが確認されれば、穴位置指定用の領域図を表示する(S204)。利用者は、この領域図を利用して、穴位置を指定する(S205)。その後、筐体へのパーツの追加を指定するか否かを確認する(S206)。なお、ステップ203で穴加工を行わないことが確認されれば、ステップ204及びステップ205は省略し、ステップ206での確認を行う。
ステップ206で、筐体へのパーツの追加を指定することが確認されれば、領域切替手段25dを用いて、筐体へのパーツの追加用の領域図を表示する(S207)。利用者はこの領域図を利用して、筐体へのパーツを追加する(S208)。その後、その他の加工をするか否かを確認する(S209)。なお、ステップ206で、筐体へのパーツの追加を行わないことが確認されれば、ステップ207及びステップ208は省略し、ステップ209での確認を行う。
ステップ209で、その他の加工をしないことが確認されれば、フローを終了する。ステップ209で、その他の加工をすることが確認されれば、ステップ203に戻る。
領域表示手段25fを備えるものとする場合、例えば図41に示すような利用をすることができる。先ず、利用者は入力手段73で筐体情報の入力をする(S301)。この入力内容から、筐体の特定を行う(S302)。次に筐体への穴加工を行うか否かを確認する(S303)。穴加工を行うことが確認されれば、穴位置指定用の領域図を表示する(S304)。利用者はこの領域図を利用して、穴位置を指定する(S305)。その後、加工可能領域若しくは加工不能領域の少なくとも何れかに関する長さ表示を行うか否かを確認する(S306)。なお、ステップ303で穴加工を行わないことが確認されれば、ステップ304及びステップ305は省略し、ステップ306での確認を行う。
加工可能領域若しくは加工不能領域の少なくとも何れかに関する長さ表示を行うことが確認されれば、領域表示手段25fを用いて長さ表示を行う(S307)。その後、その長さ表示を維持するか否かを確認する(S308)。その長さ表示を維持することが確認されれば、長さ表示を維持する(S309)。その後、その他の長さ表示をするか否かを確認する(S310)。
なお、ステップ306で長さ表示を行わないことが確認されたり、ステップ308で長さ表示を維持しないことが確認されたりすれば、いくつかのステップを省略し、ステップ310での確認を行う。
ステップ310でその他の長さ表示をしないことが確認されれば、フローを終了する。ステップ310でその他の長さ表示をすることが確認されれば、ステップ306に戻る。
構成部品設定手段26を備えるものとする場合、例えば図42に示すような利用をすることができる。先ず、利用者は入力手段73で筐体情報の入力をする(S401)。この入力内容から、筐体の特定を行う(S402)。そしてパーツの指定を行う(S403)。次に、構成部品設定手段26を用いて、指定したパーツが筐体の構成部品に干渉するか否かを確認する(S404)。指定したパーツが筐体の構成部品に干渉することが確認されれば、加工判定手段26aを用いて、干渉する構成部品の加工が可能か否かを確認する(S405)。干渉する構成部品の加工が可能なことが確認されれば、指定したパーツと干渉することがないように、筐体の構成部品の除去領域を決定する(S406)。その後、決定した除去領域が除去されるように構成部品の加工を行う(S407)。
ステップ404で、指定したパーツと筐体の構成部品に干渉がないことが確認されれば、構成部品の加工を行わなくてすむと判定をする(S408)。
ステップ405で、指定したパーツと干渉する筐体の構成部品の加工が行えないことが確認されれば、代替可能な部品が存在するか否かを確認する(S409)。ステップ409で、代替可能な部品が存在しないことが確認されれば、指定されたパーツの配置はできないと判定をする(S410)。
ステップ409で、代替可能な部品が存在することが確認されれば、利用者側が利用するモニター72などに代替品の表示を行う(S411)。そして、利用者側に、代替可能な部品を利用するか否かを確認する(S412)。代替可能な部品を利用することが確認されれば、部品変更手段26bを用いて、構成部品を代替品に変更する(S413)。その後、代替品に関する除去領域を決定する(S406)。そして、決定した除去領域が除去されるように構成部品の加工を行う(S407)。
ステップ412で、代替可能な部品を利用しないことが確認されれば、指定されたパーツの配置はできないと判定をする(S410)。
代用品選定手段27を備えるものとする場合、例えば図43に示すような利用をすることができる。先ず、利用者が入力手段73で筐体情報の入力をする(S501)。この入力内容から、筐体の選定を行う(S502)。そして選定した筐体の筐体本体が標準品であるか否かを確認する(S503)。選定した筐体本体が標準品であることが確認された場合、その後に、構成部品の変形が必要か否かを確認する(S504)。ステップ504で構成部品の変形が必要ないことが確認されれば、筐体本体及び筐体の構成部品がともに標準品を利用できると判定する。ステップ504で構成部品の変形が必要であることが確認されれば、筐体本体は標準品を利用できるが筐体の構成部品は特注品を利用すると判定する。
ステップ503で、筐体本体が標準品ではないことが確認された場合、その後に、構成部品の変更利用を希望するか否かを確認する(S505)。ステップ505で、構成部品の変更利用を希望しない場合、筐体本体及び筐体の構成部品がともに特注品を利用すると判定する。
ステップ505で、構成部品の変更利用を希望することが確認された場合、代用品選定手段27を用いて、構成部品の代用品が存在するか否かを確認する(S506)。ステップ506で、代用品が存在しないことが確認された場合、筐体本体及び筐体の構成部品がともに特注品を利用すると判定する。
ステップ506で、代用品が存在することが確認された場合、構成部品若しくは代用品について変形して利用するか否かを確認する(S507)。構成部品若しくは代用品について変形して利用することが確認された場合、筐体本体及び筐体の構成部品がともに特注品を利用すると判定する。構成部品若しくは代用品について変形して利用しないことが確認された場合、代用品を変形せずに利用することになる。このため、筐体本体は特注品を利用するが、筐体の構成部品は代用品をそのままの形で利用すると判定する。
遷移手段を備えるものとする場合、例えば図44に示すような利用をすることができる。先ず、筐体を選ぶことが可能なシステムを起動させる(S601)。利用者は、そのシステムを用いて、入力手段73で筐体情報の入力をする(S602)。演算手段21は、この入力内容に、特定のシステムを利用することが望ましいことが推測される品名や設置条件が存在するか否かを確認する(S603)。
ステップ603で、特定のシステムを利用することが望ましいことが推測される品名や設置条件が存在しないことが確認された場合、代表的なシステムを利用する。通常は、最も標準的な製品を主に扱うシステムである。
ステップ603で、特定のシステムを利用することが望ましいことが推測される品名や設置条件が存在することが確認された場合、特定のシステムを利用することが可能であるか否かを確認する(S604)。特定のシステムを利用することが可能であることが確認された場合、特定の選定システムに遷移する。特定のシステムを利用することができないことが確認された場合、代表的なシステムを利用する。
出力・表示手段31を備えるものとする場合、例えば図45に示すような利用をすることができる。先ず、筐体を選ぶことが可能なシステムを起動させる(S701)。このシステムで利用されるモニター72などには、入力作業用表示部51、筐体イメージ表示部52、見積価格表示部53が表示される(S702)。この例では、一つの画面上で、入力作業用表示部51、筐体イメージ表示部52、見積価格表示部53が同時に確認できるように表示可能な構成となっている。
これらの表示部の少なくとも一つは、その表示部を通じて情報の入力を行うことができるようになっており、その表示部と他の表示部が連動できるように構成されている。
このようなことを可能とするため、図45に示す例では、各表示部の何れかにて、内容変更が行われたのか否かを確認する(S703)。何れかの表示部にて、内容変更が行われたことが確認された場合、必要に応じて他の表示部の表示内容を変更する(S704)。そして、フローを終了する。
ステップ703で、何れかの表示部にて、内容変更が行われなかったことが確認された場合、フローを終了する。
以上、実施形態を例に挙げて本発明について説明してきたが、本発明は上記実施形態に限定されることはなく、各種の態様とすることが可能である。例えば、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、例示したステップの何れかは省略が可能であり、ステップの前後の入れ替えや他のステップの追加なども可能である。
1 電気電子機器収納用箱の特定システム
11 記憶媒体
12 キャビネット情報記憶部
15 形状パターン情報記憶部
21 演算手段
26 構成部品設定手段
26a 加工判定手段
26b 部品変更手段

Claims (4)

  1. キャビネット形状に関する情報を記憶させたキャビネット情報記憶部と、
    キャビネットに加工される穴の形状パターンまたは配置されるパーツの形状パターンに関する情報を記憶させた形状パターン情報記憶部と、
    利用者から入力された情報を用いて、キャビネット情報記憶部に記憶されたキャビネット形状に、形状パターン情報記憶部に記憶された形状パターンを組み合わせてレイアウト画面上に表示するように演算可能な演算手段と、
    を備えた電気電子機器収納用箱の特定システムであって、
    レイアウト画面上に配置されたパーツ、またはレイアウト画面上に配置された穴から特定できるパーツが、キャビネットを構成する構成部品と干渉するかどうかを判定可能な構成部品設定手段と、
    前記パーツが構成部品に干渉すると判定された場合に、干渉する構成部品が加工可能かどうかを判定することが可能な加工判定手段と、
    を備え、
    前記干渉する構成部品が加工可能な場合には、設計可能と判定する電気電子機器収納用箱の特定システム。
  2. 加工判定手段で加工が可能であると判定された場合に、構成部品の干渉部分を切り欠いた図をレイアウト画面上に表示させることが可能な請求項1に記載の電気電子機器収納用箱の特定システム。
  3. 干渉する構成部品の加工ができないと加工判定手段で判定された場合に、干渉する構成部品を加工できる構成部品に変更可能かどうかを判定する部品変更手段を備え、
    部品変更手段で変更可能であると判定した場合に、変更した構成部品がレイアウト画面上に配置されたパーツ、またはレイアウト画面上に配置された穴から特定できるパーツと干渉しないように、変更した構成部品の加工が行われるよう設定することが可能な請求項1に記載の電気電子機器収納用箱の特定システム。
  4. 記憶媒体には、構成部品における加工が可能な領域である加工可能領域と、構成部品における加工を行うことができない領域である絶対加工禁止領域が記憶されており、
    加工判定手段で、構成部品の絶対加工禁止領域にパーツが干渉していると判定した場合、パーツが配置できないことを画面上に表示することが可能な請求項1から3のいずれかに記載の電気電子機器収納用箱の特定システム。
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