JP2023174184A - 接点機構、及び電磁継電器 - Google Patents

接点機構、及び電磁継電器 Download PDF

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【課題】通電状態において接触子間に働く電磁反発力を効率的に抑制することが可能な接点機構を提供すること。【解決手段】本開示の一態様にかかる接点機構は、第1接点14を備える第1接触子10と、第2接点22を備える第2接触子20と、を備える。第1接触子10は、第1導電板部11と、第2導電板部13と、第1導電板部11と第2導電板部13とを接続する接続導電部12と、を備える。第2接触子20は導電板21を備える。第1接触子10が備える第1導電板部11には孔部15が設けられており、第1接触子10の第1接点14および第2接触子20の第2接点22は孔部15を介して接続可能に構成されている。第1接点14と第2接点22とが接続した際に、第1接触子10の第1導電板部11と第2接触子20の導電板21との間にローレンツ力による吸引力が発生するように構成されている。【選択図】図1

Description

本開示は、接点機構、及び電磁継電器に関する。
電磁継電器は、通信機器、自動車の電装部品、電気製品などの分野で広く用いられている。特許文献1には、通電時に可動接触子を開極させる方向に働く電磁反発力を抑制することが可能な接点機構に関する技術が開示されている。特許文献2には、可動接触子及び固定接触子間に生じる電磁反発力を抑制しながら接点装置の高さを低くすることが可能な接点機構に関する技術が開示されている。
特開2012-028252号公報 特開2012-243584号公報
電磁継電器は、電磁石を用いて可動接触子を変位させ、当該可動接触子と固定接触子との接続・非接続を切り替えることで、端子間の電気的な接続を切り替える。ここで、可動接触子と固定接触子とが接続された通電状態では、可動接触子を開極させる方向に電磁反発力が発生する場合がある。このため、これらの接触子間に働く電磁反発力を効率的に抑制する技術が必要とされている。
上記課題に鑑み本開示の目的は、通電状態において接触子間に働く電磁反発力を効率的に抑制することが可能な接点機構、及び電磁継電器を提供することである。
本開示の一態様にかかる接点機構は、第1接点を備える第1接触子と、前記第1接点と接続可能な第2接点を備え、少なくとも一部が前記第1接触子と第1方向において対向するように配置された第2接触子と、を備える。前記第1接触子は、前記第1方向と垂直な第2方向に伸びる第1導電板部と、前記第2方向に伸びるとともに、前記第1導電板部を基準として前記第2接触子が配置されている側と反対側に配置された第2導電板部と、前記第1導電板部および前記第2導電板部の前記第2方向の端部側において、前記第1導電板部と前記第2導電板部とを接続する接続導電部と、を備える。前記第2接触子は、前記第2方向に伸びる導電板を備え、前記第1接触子が備える前記第1導電板部には孔部が設けられており、前記第1接触子の前記第1接点および前記第2接触子の前記第2接点は前記孔部を介して接続可能に構成されており、前記第1導電板部を流れる電流と前記第2導電板部を流れる電流は互いに逆方向であり、前記第1導電板部を流れる電流と前記第2接触子の前記導電板を流れる電流は同一方向であり、前記第1接触子の前記第1接点と前記第2接触子の前記第2接点とが接続した際に、前記第1接触子の前記第1導電板部と前記第2接触子の前記導電板との間にローレンツ力による吸引力が発生するように構成されている。
本開示の一態様にかかる電磁継電器は、上述の接点機構と、前記第1接触子または前記第2接触子を前記第1方向に変位可能な電磁機構と、を備え、前記電磁機構を用いて前記第1接触子の前記第1接点と前記第2接触子の前記第2接点との接続・非接続を切り替え可能に構成されている。
本開示により、通電状態において接触子間に働く電磁反発力を効率的に抑制することが可能な接点機構、及び電磁継電器を提供することができる。
実施の形態にかかる接点機構の構成例を示す斜視図である。 実施の形態にかかる接点機構の構成例を示す側面図である。 実施の形態にかかる接点機構の他の構成例を示す斜視図である。 実施の形態にかかる接点機構の他の構成例を示す斜視図である。 実施の形態にかかる接点機構の他の構成例を示す斜視図である。 実施の形態にかかる接点機構の他の構成例を示す斜視図である。 図6Aに示す接点機構が備える第2接触子を示す側面図である。 図6Bに示す第2接触子の切断線VIC-VICにおける断面図である。 実施の形態にかかる接点機構の他の構成例を示す斜視図である。 図7に示す接点機構の切断線VIII-VIIIにおける断面図である。 実施の形態にかかる接点機構の他の構成例を示す斜視図である。 接触子の接点同士が斜めに接触している状態を示す側面図である。 図10Aの切断線XB-XBにおける断面図である。 実施の形態にかかる電磁継電器の構成例を示す斜視図である。 実施の形態にかかる電磁継電器の構成例を示す断面図である。 図12に示す電磁継電器が備える接点機構の構成例を示す斜視図である。 図12に示す電磁継電器が備える接点機構の他の構成例を示す斜視図である。 実施の形態にかかる接点機構の他の構成例を示す斜視図である。 実施の形態にかかる接点機構の他の構成例を示す斜視図である。 実施の形態にかかる接点機構の他の構成例を示す斜視図である。 図17に示す接点機構の側面図である。 実施の形態にかかる接点機構の他の構成例を示す斜視図である。 実施の形態にかかる電磁継電器の他の構成例を示す斜視図である。 図20に示す電磁継電器が備える接点機構の構成例を示す斜視図である。 図20に示す電磁継電器が備える接点機構の他の構成例を示す斜視図である。 図22に示す接点機構の側面図である。
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。
図1、図2はそれぞれ、実施の形態にかかる接点機構の構成例を示す斜視図および側面図である。図1、図2に示すように、本実施の形態にかかる接点機構1は、第1接触子10および第2接触子20を備える。第1接触子10は第1接点14を備える。第2接触子20は、第1接点14と接続可能な第2接点22を備え、少なくとも一部が第1接触子10とz軸方向(第1方向)において対向するように配置されている。以下、本実施の形態にかかる接点機構1の構成について詳細に説明する。
図1に示すように、第1接触子10は、第1導電板部11、接続導電部12、及び第2導電板部13を備える。第1導電板部11は、x軸方向に伸びる板状の導電部材である。第2導電板部13は、x軸方向に伸びるとともに、第1導電板部11を基準として第2接触子20が配置されている側と反対側(つまり、z軸方向マイナス側)に配置されている。接続導電部12は、第1導電板部11および第2導電板部13のx軸方向プラス側の端部において、第1導電板部11と第2導電板部13とを折り返すように接続している。第1接触子10の第1接点14は、第2導電板部13のz軸方向プラス側の面に凸形状の部材を設けることで構成されている。第1接触子10を構成する各部材は、金属材料等の導電性を有する材料で構成されている。
第1導電板部11には孔部15が設けられている。孔部15は、第1導電板部11をz軸方向に貫通するように設けられており、第1接触子10の第1接点14および第2接触子20の第2接点22が孔部15を介して接続可能に構成されている(図2参照)。このとき、第1接点14および第2接点22が孔部15の内周面と接触しないように構成されている。なお、孔部15は、第1導電板部11の側面の少なくとも一方を切り欠くことで形成してもよい(図9、図22、図23参照)。
第2接触子20は、x軸方向に伸びる導電板21を備える。導電板21の第1接触子10側の面(z軸方向マイナス側の面)には、第2接点22が設けられている。第2接触子20を構成する各部材は、金属材料等の導電性を有する材料で構成されている。
なお、図1、図2に示す構成例では、第1導電板部11、接続導電部12、及び第2導電板部13を一体的に形成した例を示したが、第1導電板部11、接続導電部12、及び第2導電板部13はそれぞれ別の部材で形成してもよい(図3参照)。
また、図1、図2に示す構成例では、第1接点14を構成する接点部品および第2接点22を構成する接点部品を個別の部品で構成している。このように、接点部品を個別の部品で構成した場合は、求める開閉性能や接触抵抗に応じた接点部品を個別に選択することが可能になる。なお、本実施の形態では、第1接点14を第2導電板部13と一体的に形成してもよく、第2接点22を導電板21と一体的に形成してもよい。
本実施の形態にかかる接点機構1では、第1接触子10および第2接触子20のいずれか一方が固定接触子であり、他方が可動接触子である。例えば、第1接触子10が固定接触子である場合、第2接触子20はz軸方向に変位可能な可動接触子となる。この場合は、第2接触子20がz軸マイナス方向に変位することで、第2接触子20の第2接点22が第1接触子10の第1接点14と接続する。つまり、第2接触子20をz軸方向において変位させることで、第1接点14と第2接点22との接続・非接続を切り替えることができる。第2接触子20を可動接触子とした場合は、可動接触子を軽量化できるので、第2接触子20が第1接触子10に接触する際の衝撃を低減できる(耐衝撃性が向上する)。
また、第1接触子10が可動接触子である場合、第2接触子20は固定接触子となる。この場合は、第1接触子10がz軸プラス方向に変位することで、第1接触子10の第1接点14が第2接触子20の第2接点22と接続する。つまり、第1接触子10をz軸方向において変位させることで、第1接点14と第2接点22との接続・非接続を切り替えることができる。
本実施の形態では、第1接触子10および第2接触子20のいずれか一方を選択的に可動接触子とすることができるので、接点機構1を構成する際の設計の自由度を向上させることができる。
図2に示すように、本実施の形態では、第1接点14と第2接点22とが接続した際に第1接触子10と第2接触子20とに電流が流れる。このとき、第1接触子10の第1導電板部11を流れる電流と第2導電板部13を流れる電流は互いに逆方向となる。また、第1接触子10の第1導電板部11を流れる電流と第2接触子20の導電板21を流れる電流は同一方向となる。
具体的には図2に示すように、第1接点14と第2接点22とが接続した際に、第1接触子10の第1導電板部11にはx軸方向プラス側に向かう電流が流れる。第1導電板部11を流れた電流は、その後、接続導電部12で折り返され、第2導電板部13においてx軸方向マイナス側に向かう電流となる。そして、孔部15を貫通するように第1接点14から第2接点22に電流が流れ、その後、第2接触子20の導電板21をx軸方向プラス側に向かう電流が流れる。
なお、図2では第1接触子10から第2接触子20に電流が流れる場合について説明したが、本実施の形態では第2接触子20から第1接触子10に電流が流れるように構成してもよい。この場合は、第1接点14と第2接点22とが接続した際に、第2接触子20の導電板21にx軸方向マイナス側に向かう電流が流れる。その後、孔部15を貫通するように第2接点22から第1接点14に電流が流れ、第2導電板部13をx軸方向プラス側に向かう電流が流れる。第2導電板部13を流れた電流は、その後、接続導電部12で折り返され、第1導電板部11においてx軸方向マイナス側に向かう電流となる。
本実施の形態では、このように、第1接点14と第2接点22とが接続した際に、第1接触子10の第1導電板部11を流れる電流と第2接触子20の導電板21を流れる電流とが同一方向となるので、第1接触子の第1導電板部11と第2接触子20の導電板21との間にローレンツ力による吸引力が発生する(図2の白抜き矢印参照)。
すなわち、第1接点14と第2接点22とが接続した際に第1接触子10と第2接触子20との間に大電流が流れると、第1接点14と第2接点22とを開極させる方向の電磁反発力が発生する。本実施の形態では、第1接点14と第2接点22とが接続した際に、第1接触子10の第1導電板部11を流れる電流と第2接触子20の導電板21を流れる電流とが同一方向となるように構成している。したがって、第1接触子の第1導電板部11と第2接触子20の導電板21との間に、上記電磁反発力を押さえ込むようなローレンツ力を発生させることができる(図2の白抜き矢印参照)。
このとき発生するローレンツ力は、第1導電板部11と導電板21とが対向している長さ(x軸方向における長さ)が長いほど大きくなる。また、このとき発生するローレンツ力は、第1導電板部11と導電板21との隙間が小さいほど大きくなる。
本実施の形態では、第1接触子10の第1導電板部11と第2導電板部13とを接続導電部12を用いて折り返すように接続し、第1導電板部11を流れる電流と第2導電板部13を流れる電流とを互いに逆方向となるように構成している。また、第1導電板部11に孔部15を設け、第1接触子10の第1接点14と第2接触子20の第2接点22とが孔部15を介して(孔部15を貫通して)接続可能に構成している。このような構成とすることで、第1導電板部11と導電板21とが対向している長さ(x軸方向における長さ)を長くすることができ、また、第1導電板部11と導電板21との隙間を小さくすることができ、更に第1導電板部11を流れる電流と導電板21を流れる電流とを同一方向とすることができる。したがって、第1接点14と第2接点22とを開極させる方向の電磁反発力を押さえ込むようなローレンツ力を効率的に発生させることができる。
次に、本実施の形態にかかる接点機構の他の構成例について図3~図10を用いて説明する。
図3に示す接点機構1aでは、第1接触子10aが備える第1導電板部11a、接続導電部12a、及び第2導電板部13aをそれぞれ別の部材で構成している。すなわち、板状の第1導電板部11aと板状の第2導電板部13aとを接続導電部12aを用いて連結するように構成している。
例えば、接続導電部12aは、本体部31と突起部32、33とを備える部材で構成してもよい。この場合は、接続導電部12aが備える突起部32を第1導電板部11aの取り付け穴に嵌合させ、接続導電部12aが備える突起部33を第2導電板部13aの取り付け穴に嵌合させることで、第1導電板部11aと第2導電板部13aとを接続導電部12aを用いて連結できる。このような構成とした場合は、曲げ加工を用いることなく第1導電板部11aと第2導電板部13aとをU字形状にすることができる。
なお、本明細書において、互いに対応する構成要素は、同一の数字を用いて示している。例えば、「第1接触子10」と「第1接触子10a」は同一の数字「10」であり、互いに対応する構成要素であることを示している。また、本明細書では、符号10に「a」を付加することで、図3に示す接点機構1aの「第1接触子10a」であることを示している。つまり、「第1接触子10a」は「第1接触子10」と対応していることを示しており、本明細書では重複した説明を省略している。以下で説明する各構成要素についても同様である。
図4に示す接点機構1bは、第1導電板部11bと第2導電板部13bとを接続する接続導電部12bを、第1導電板部11bおよび第2導電板部13bの側面側(つまり、y軸方向マイナス側)に設けている。この場合、電流が第1導電板部11bをx軸方向に流れる距離を長くするために、接続導電部12bを第1導電板部11bおよび第2導電板部13bのx軸方向プラス側の位置に設ける。これ以外の構成については、図1に示した接点機構1と同様である。
図5に示す接点機構1cにおいて、第1接触子10cの第1接点14cは、第2導電板部13cの孔部15c側の面から当該孔部15cを貫通するように形成されている。第2接触子20cの第2接点22cは、第1接触子10cの第1接点14cと孔部15cのz軸方向プラス側において接続するように構成されている。
図5に示す構成例では、第1接触子10cの第1接点14cが孔部15cを貫通し、第1接点14cの頂面が孔部15cよりもz軸方向プラス側に位置しているので、第2接触子20cの導電板21cの底面(z軸方向マイナス側の面)を第2接点22cとして用いることができる。
図6Aに示す接点機構1dでは、第2導電板部13dの端部(x軸方向マイナス側の端部)を孔部15d側に曲げ加工することで第1接触子10の第1接点14dを構成している。このとき、第1接点14dが孔部15dを貫通するように構成してもよく、また、第1接点14dが孔部15dを貫通しないように(つまり、第1接点14dの頂面が孔部15dの内部に存在する)するように構成してもよい。
このように、第2導電板部13dの端部を曲げ加工して第1接点14dを構成した場合は、接点部品を新たに設ける必要がないので、製造コストを低減できる。
図6Bは、図6Aに示す接点機構が備える第2接触子を示す側面図である。図6Cは、図6Bに示す第2接触子の切断線VIC-VICにおける断面図である。本実施の形態では、図6A~図6Cに示すように、第2接触子20dの第2接点22dは、導電板21dをエンボス加工して第1接触子側の面(z軸方向マイナス側の面)に凸形状を形成することで構成してもよい。このとき、第2接触子20dの第2接点22dと対応する箇所には、エンボス加工による穴25dが形成される。
図7、図8に示す構成例では、第1接触子10eが備える第1導電板部11eおよび第2導電板部13eの少なくとも一方の表面の一部に絶縁層16eを設けている(図7、図8では、第1導電板部11eの表面を絶縁加工している構成例を示している)。この場合は、第1導電板部11eと第2導電板部13eとが絶縁層16eを介して互いに接触するようにU字状に曲げ加工することで第1接触子10eを構成できる。つまり、第1導電板部11eおよび第2導電板部13eの少なくとも一方の表面の一部に絶縁層16eを設けている場合は、第1導電板部11eおよび第2導電板部13eを互いに接触するようにU字状に曲げ加工した場合でも、第1導電板部11eと第2導電板部13eとの絶縁を保つことができる。この場合は、曲げ加工したU字状の湾曲部が接続導電部12eとなる。
図7、図8に示す構成例において、第2導電板部13eのz軸方向プラス側の面に凸部を設けて第1接点を構成してもよい(図1参照)。また、第2導電板部13eのz軸方向プラス側の面に、第2接触子20の第2接点22(凸形状の接点。図1参照)が接触するように構成してもよい。
図7、図8に示す構成例では、第1導電板部11eと第2導電板部13eとが互いに接触するようにU字状に曲げ加工することで第1接触子10eを構成できるので、第1接触子10eの厚みを薄くすることができ、省スペース化を実現できる。
図9に示す構成例では、第1接触子10fの第1接点14f_1、14f_2は、2つの凸形状の部材を第2導電板部13fの幅方向(y軸方向)に並べることで構成している。具体的には、第1導電板部11fのy軸方向の両側の端部(側面)を切り欠くことで、2つの孔部15f_1、15f_2を形成し、z軸方向においてこれらの孔部15f_1、15f_2と対応する位置に2つの第1接点14f_1、14f_2を形成している。また、第2接触子20fの第2接点22f_1、22f_2は、2つの凸形状の部材を導電板21fの幅方向(y軸方向)に並べることで構成している。ここで、2つの第1接点14f_1、14f_2と2つの第2接点22f_1、22f_2は、z軸方向において互いに対向するように配置されている。
このように、第1接触子10fに2つの第1接点14f_1、14f_2を設け、第2接触子20fに2つの第2接点22f_1、22f_2を設けることで、第1接点14f_1、14f_2と第2接点22f_1、22f_2の接続を安定化できる。
すなわち、図10A、図10Bに示すように、第2導電板部313に1つの第1接点314が設けられ、導電板321に1つの第2接点322が設けられている場合、例えば、第1接点314と第2接点322とが接続する位置がずれた場合(図10B参照)、導電板321がx軸に沿って斜めになる場合があった。なお、図10A、図10Bでは各構成要素を300番台の符号で示している。
これに対して、図9に示す構成例では、第1接触子10fに2つの第1接点14f_1、14f_2を設け、第2接触子20fに2つの第2接点22f_1、22f_2を設けているので、第1接点14f_1、14f_2と第2接点22f_1、22f_2との接続を安定化でき、第1接触子10fや第2接触子20fがx軸に沿って斜めになることを抑制できる。
次に、本実施の形態にかかる電磁継電器の構成例について説明する。図11、図12はそれぞれ、本実施の形態にかかる電磁継電器の構成例を示す斜視図、及び断面図である。図13は、図12に示す電磁継電器が備える接点機構の構成例を示す断面図である。図11、図12に示すように、本実施の形態にかかる電磁継電器100は、接点機構101(図12参照)と、第2接触子120をz軸方向に変位可能な電磁機構106と、を備える。本実施の形態にかかる電磁継電器100は、電磁機構106を用いて第1接触子110の第1接点と第2接触子120の第2接点との接続・非接続を切り替えることで、電流の導通・非導通を切り替える。以下、本実施の形態にかかる電磁継電器100について詳細に説明する。
図11、図12に示すように、本実施の形態にかかる電磁継電器100は、外部端子102_1、102_2、接点部密封ケース103、継鉄104、巻枠105、電磁機構106、継鉄107、及びコイル端子109を備える。図12に示すように、電磁機構106は、シャフト151、圧接バネ152、復帰バネ153、固定鉄心155、可動鉄心156、及びコイル電線157を備える。
本実施の形態にかかる電磁継電器100は、接点機構101の第2接触子120にシャフト151が連結されている。また、シャフト151には可動鉄心156が取り付けられている。よって、コイル電線157に電流が流れた際に、固定鉄心155と可動鉄心156とが引き合い、シャフト151がz軸方向プラス側に変位することで、第2接触子120が第1接触子110と接続される。これにより、外部端子102_1と外部端子102_2とが電気的に導通状態となる。一方、コイル電線157に流れている電流をオフにした場合は、固定鉄心155と可動鉄心156とが引き合わなくなるので、復帰バネの力によりシャフト151がz軸方向マイナス側に変位し、第2接触子120が第1接触子110と非接続状態となる。これにより、外部端子102_1と外部端子102_2とが電気的に非導通状態となる。
本実施の形態にかかる電磁継電器100が備える接点機構101は、図1に示した接点機構1と対応しており、図1に示した第1接触子10を2つ備える。具体的には、図12、図13に示すように、接点機構101は2つの第1接触子110_1、110_2、及び1つの第2接触子120を備える。
図13に示すように、一方の第1接触子110_1は、第1導電板部111_1、接続導電部112_1、第2導電板部113_1、第1接点114_1、及び孔部115_1を備える。同様に、他方の第1接触子110_2は、第1導電板部111_2、接続導電部112_2、第2導電板部113_2、第1接点114_2、及び孔部115_2を備える。第2接触子120は導電板121を備え、導電板121の第1接触子110_1、110_2側の面には、2つの第2接点122_1、122_2が設けられている。
すなわち、図12に示すように、接点機構101は、第1接触子として2つの第1接触子110_1、110_2を備え、当該2つの第1接触子110_1、110_2は、z軸方向に伸びるyz平面159(第1面)を基準として、接続導電部112_1、112_2同士(図13参照)が互いに対向するように対称に配置されている。第2接触子120は第2接点として2つの第2接点122_1、122_2(図13参照)を備え、当該2つの第2接点122_1、122_2は、yz平面(第1面)159を基準として互いに対称となるように配置されている。
図13に示すように、一方の第1接触子110_1が備える第1接点114_1は、第2接触子120が備える一方の第2接点122_1と接続するように構成されている。他方の第1接触子110_2が備える第1接点114_2は、第2接触子120が備える他方の第2接点122_2と接続するように構成されている。そして、接点機構101は、一方の第1接触子110_1と他方の第1接触子110_2との間の電気的接続を、第2接触子120を用いて切り替え可能に構成されている。
図12、図13に示す接点機構101においても、第1接点114_1、114_2と第2接点122_1、122_2とが接続した際に、第1接触子110_1の第1導電板部111_1を流れる電流と第2接触子120の導電板121を流れる電流とが同一方向となる。また、第1接触子110_2の第1導電板部111_2を流れる電流と第2接触子120の導電板121を流れる電流とが同一方向となる。したがって、第1接触子110_1、110_2の第1導電板部111_1、111_2と第2接触子120の導電板121との間にローレンツ力による吸引力が発生する。よって、通電状態において接触子間に働く電磁反発力を効率的に抑制することができる。また、図12、図13に示す接点機構101では、第1接点114_1と第2接点122_1の組み合わせと、第1接点114_2と第2接点122_2の組み合わせを直列に設けているので、直流負荷の遮断性能を向上させることができる。
図14は、図12に示す電磁継電器が備える接点機構の他の構成例を示す断面図である。図14に示すように、接点機構は1つの第1接触子130、及び2つの第2接触子140_1、140_2を備える。図14に示す接点機構において、第1接触子130は可動接触子であり、第2接触子140_1、140_2は固定接触子である。なお、可動接触子および固定接触子は逆であってもよい。つまり、第1接触子130が固定接触子、第2接触子140_1、140_2が可動接触子であってもよい。
図14に示すように、第1接触子130は、1つの第1導電板部131、2つの接続導電部132_1、132_2、2つの第2導電板部133_1、133_2、2つの第1接点134_1、134_2、及び2つの孔部135_1、135_2を備える。2つの接続導電部132_1、132_2、2つの第2導電板部133_1、133_2、2つの第1接点134_1、134_2、及び2つの孔部135_1、135_2はそれぞれ、第1導電板部131の中央を通り、第1導電板部131が伸びる方向と垂直な平面(yz面)を基準として互いに対称となるように配置されている。
また、一方の第2接触子140_1は導電板141_1を備え、導電板141_1の第1接触子130側の面には、第2接点142_1が設けられている。他方の第2接触子140_2は導電板141_2を備え、導電板141_2の第1接触子130側の面には、第2接点142_2が設けられている。2つの第2接触子140_1、140_2は、第1導電板部131の中央を垂直に切断する平面(yz面)を基準として第2接点142_1、142_2同士が互いに対称となるように配置されている。
一方の第2接触子140_1の第2接点142_1は、第1接触子130が備える一方の第1接点134_1と接続するように構成されている。他方の第2接触子140_2の第2接点142_2は、第1接触子130が備える他方の第1接点134_2と接続するように構成されている。図14に示す接点機構では、一方の第2接触子140_1と他方の第2接触子140_2との間の電気的接続を、第1接触子130を用いて切り替えることができる。つまり、電磁機構を用いて第1接触子130をz軸方向に変位させ、第1接触子130と第2接触子140_1、140_2との接続・非接続を切り替えることで、電流の導通・非導通を切り替えることができる。
図14に示す接点機構においても、第1接点134_1、134_2と第2接点142_1、142_2とが接続した際に、第1接触子130の第1導電板部131を流れる電流と第2接触子140_1の導電板141_1を流れる電流および第2接触子140_2の導電板141_2を流れる電流とが同一方向となる。したがって、第1接触子130の第1導電板部131と第2接触子140_1の導電板141_1との間、及び第1接触子130の第1導電板部131と第2接触子140_2の導電板141_2との間にローレンツ力による吸引力が発生する。よって、通電状態において接触子間に働く電磁反発力を効率的に抑制することができる。
次に、本実施の形態にかかる接点機構の他の構成例について図15~図19を用いて説明する。
図15は、本実施の形態にかかる接点機構の他の構成例を示す斜視図である。図15に示す接点機構1gは、第1接触子10gおよび第2接触子20gを備える。第1接触子10gは、第1導電板部11g、接続導電部12g、第2導電板部13g、及び第1接点14gを備える。第1導電板部11gには孔部15gが設けられている。第2接触子20gは、導電板21gおよび第2接点22gを備える。
図15に示す構成例では更に、第1接触子10gは、第1導電板部11gの接続導電部12g側と反対側(x軸方向マイナス側)の端部からz軸方向プラス側に伸びる第3導電板部17gを備える。図15に示す構成例では、第1接点14gと第2接点22gとが接続し、第1接触子10gと第2接触子20gに電流が流れた際に、第3導電板部17gに流れる電流により生じた磁界と第2接触子20gに流れる電流とに起因して、第2接触子20gに第1接触子10g側へ向かう方向のローレンツ力が発生する(図15の白抜き矢印参照)。
すなわち、図15に示すように、第3導電板部17gにz軸マイナス方向の電流が流れると、第3導電板部17gの周囲に磁界が発生する(破線矢印参照)。また、第2接触子20gの導電板21gにはx軸プラス方向に電流が流れる。したがって、第3導電板部17gの周囲に発生した磁界と導電板21gに流れる電流とが作用し、第2接触子20gの導電板21gにz軸マイナス方向のローレンツ力が発生する。
また、第1接触子10gの第1導電板部11gと第2接触子20gの導電板21gとの間にもローレンツ力による吸引力が発生する。したがって、図15に示す構成例では、第2接触子20gの導電板21gは、第1接触子10gの第1導電板部11gおよび第3導電板部17gの2つからローレンツ力を受ける。よって、通電状態において接触子間に働く電磁反発力を抑制する力を強めることができる。なお、図15では説明のために、第1接点14gと第2接点22gとが離れた状態を図示している。
図16は、本実施の形態にかかる接点機構の他の構成例を示す斜視図である。図16に示す構成例は、図13に示した構成例と図15に示した構成例とを組み合わせた構成例である。
図16に示す接点機構は、図13に示した接点機構に加えて、一方の第1接触子110_1が第3導電板部117_1を備え、他方の第1接触子110_2が第3導電板部117_2を備える。図16に示す構成例では、第1接点114_1、114_2と第2接点122_1、122_2とが接続し、第1接触子110_1、110_2と第2接触子120に電流が流れた際に、第3導電板部117_1、117_2に流れる電流により生じた磁界と第2接触子120(導電板121)に流れる電流とに起因して、第2接触子120(導電板121)に第1接触子110_1、110_2側へ向かう方向のローレンツ力が発生する。
図16に示す接点機構では、第1接触子110_1、110_2の第1導電板部111_1、111_2と第2接触子120の導電板121との間にもローレンツ力による吸引力が発生する。したがって、通電状態において接触子間に働く電磁反発力を抑制する力を強めることができる。
図17は、本実施の形態にかかる接点機構の他の構成例を示す斜視図である。図18は、図17に示す接点機構の側面図である。図17に示す接点機構1hは、第1接触子10hおよび第2接触子20hを備える。第1接触子10hは、第1導電板部11h、接続導電部12h、第2導電板部13h、第1接点14h、第3導電板部17h、及び第4導電板部18hを備える。第1導電板部11hには孔部15hが設けられている。第2接触子20hは、導電板21hおよび第2接点22hを備える。
図17、図18に示す接点機構1hにおいて、第1接触子10hは、第3導電板部17hのz軸方向プラス側の端部からx軸方向プラス側に伸びる第4導電板部18hを備える。図17、図18に示す接点機構1hでは、第1接点14hと第2接点22hとが接続し、第1接触子10hと第2接触子20hに電流が流れた際に、第4導電板部18hに流れる電流により生じた磁界と第2接触子20hに流れる電流とに起因して、第2接触子20hに第1接触子10h側へ向かう方向のローレンツ力が発生する。
すなわち、図18に示すように、第4導電板部18hにx軸マイナス方向の電流が流れると、第4導電板部18hの周囲に磁界が発生する。また、第2接触子20hの導電板21hにはx軸プラス方向に電流が流れる。したがって、第4導電板部18hの周囲に発生した磁界と導電板21hに流れる電流とが作用し、第2接触子20hの導電板21hにz軸マイナス方向のローレンツ力が発生する(図18の白抜き矢印参照)。
このとき、図18に示すように、第3導電板部17hおよび第1導電板部11hに電流が流れているので、第3導電板部17hおよび第1導電板部11hの周囲にも磁界が発生する。よって、第3導電板部17hと第2接触子20h(導電板21h)との間、及び第1導電板部11hと第2接触子20h(導電板21h)との間にもローレンツ力が発生している。したがって、図17、図18に示す構成例では、通電状態において接触子間に働く電磁反発力を抑制する力を強めることができる。
図19は、本実施の形態にかかる接点機構の他の構成例を示す斜視図である。図19に示す構成例は、図13に示した構成例と図17に示した構成例とを組み合わせた構成例である。
図19に示す接点機構は、図13に示した接点機構に加えて、一方の第1接触子110_1が第3導電板部117_1、第4導電板部118_1、及び端子部119_1を備え、他方の第1接触子110_2が第3導電板部117_2、第4導電板部118_2、及び端子部119_2を備える。図19に示す構成例では、第1接点114_1、114_2と第2接点122_1、122_2とが接続し、第1接触子110_1、110_2と第2接触子120に電流が流れた際に、第4導電板部118_1、118_2に流れる電流により生じた磁界と第2接触子120(導電板121)に流れる電流とに起因して、第2接触子120(導電板121)に第1接触子110_1、110_2側へ向かう方向のローレンツ力が発生する。
また、図19に示す接点機構では、第1接触子110_1、110_2の第3導電板部117_1、117_2と第2接触子120の導電板121との間にもローレンツ力が発生する。更に、第1接触子110_1、110_2の第1導電板部111_1、111_2と第2接触子120の導電板121との間にもローレンツ力による吸引力が発生する。したがって、通電状態において接触子間に働く電磁反発力を抑制する力を強めることができる。
次に、本実施の形態にかかる電磁継電器の他の構成例について説明する。図20は、本実施の形態にかかる電磁継電器の他の構成例を示す斜視図である。図20に示すように、本実施の形態にかかる電磁継電器200は、接点機構201と、第2接触子220をz軸方向に変位可能な電磁機構206と、を備える。本実施の形態にかかる電磁継電器200は、電磁機構206を用いて第1接触子210_1、210_2の第1接点214_1、214_2(図21参照)と第2接触子220の第2接点222_1、222_2との接続・非接続を切り替えることで、電流の導通・非導通を切り替える。
図20に示すように、本実施の形態にかかる電磁継電器200は、ヒンジバネ203、継鉄204、巻枠205、接極子207、接圧バネ252、及びコイル電線257を備える。本実施の形態にかかる電磁継電器200は、電磁機構206を用いて第2接触子220をz軸方向に変位させ、第1接触子210_1、210_2の第1接点214_1、214_2(図21参照)と第2接触子220の第2接点222_1、222_2との接続・非接続を切り替えることで、電流の導通・非導通を切り替える。なお、電磁機構206の詳細な構成については、図12で説明した電磁機構106の構成と基本的に同様であるので、重複した説明は省略する。
図21は、図20に示す電磁継電器が備える接点機構の構成例を示す斜視図である。図21に示すように、接点機構201は、2つの第1接触子210_1、210_2を備える。2つの第1接触子210_1、210_2は、平面視した際、2つの第1接触子210_1、210_2が備える各々の第1導電板部211_1、211_2が同一方向を向くように配置されている。また、2つの第1接触子210_1、210_2は、2つの第1接触子210_1、210_2間に存在する平面を基準として互いに対称となるように配置されている。
第1接触子210_2は、第1導電板部211_2、接続導電部212_2、第2導電板部213_2、及び第1接点214_2を備える。第1導電板部211_2には孔部215_2が設けられている。孔部215_2は、第1導電板部211_2の外側の側面を切り欠くことで形成されている。第1接触子210_1の構成についても同様である。
また、第2接触子220は2つの第2接点222_1、222_2を備える。第2接点222_1、222_2の各々は、第1接触子210_1、210_2が備える第1導電板部211_1、211_2と対向するように設けられている。第2接触子220は、平面視した際にU字形状を備える。つまり、第2接触子220は第2接点222_1を備える導電板221と第2接点222_2を備える導電板221とが長手方向に伸びたU字形状を備える。なお、図20、図21に示す構成例では、導電板221に接圧バネ252を取り付ける穴が設けられており、この場合は、第2接触子220は、平面視した際にE字形状を備える。
図20、図21に示すように、一方の第1接触子210_1の第1接点214_1は、第2接触子220が備える一方の第2接点222_1と接続するように構成されている。他方の第1接触子210_2の第1接点214_2は、第2接触子220が備える他方の第2接点222_2と接続するように構成されている。図20、図21に示す接点機構201は、一方の第1接触子210_1と他方の第1接触子210_2との間の電気的接続を、第2接触子220を用いて切り替え可能に構成されている。
図20、図21に示す接点機構201においても、第1接点214_1、214_2と第2接点222_1、222_2とが接続した際に、第1接触子210_1の第1導電板部211_1を流れる電流と第2接触子220の導電板221を流れる電流とが同一方向となる。また、第1接触子210_2の第1導電板部211_2を流れる電流と第2接触子220の導電板221を流れる電流とが同一方向となる。したがって、第1接触子210_1、210_2の第1導電板部211_1、211_2と第2接触子220の導電板221との間にローレンツ力による吸引力が発生する。よって、通電状態において接触子間に働く電磁反発力を効率的に抑制することができる。
また、図20、図21に示す接点機構では、第1接触子210_1、210_2の第1導電板部211_1、211_2と第2接触子220の導電板221とが重畳する長さを長くできるので、電磁反発力を効率的に抑制することができる。また、平面視した際に第2接触子220の導電板221の形状をU字形状としているので、第1接点214_1、214_2と第2接点222_1、222_2とが接続した際に導電板221が傾くことを抑制でき、異常動作の発生を抑制できる。
図22は、図20に示す電磁継電器が備える接点機構の他の構成例を示す断面図である。図23は、図22に示す接点機構の側面図である。図22、図23に示す接点機構は、アーク消弧用の永久磁石231、232を備える点が、図20、図21に示した接点機構と異なる。これ以外の構成は、図20、図21に示した接点機構と同様である。
図22に示す接点機構は、第1接点214_1、214_2と第2接点222_1、222_2との接続箇所に、y軸方向に向かう磁界235(図23参照)を発生させる永久磁石231、232を備える。永久磁石231、232は、第1接点214_1、214_2と第2接点222_1、222_2とが接続状態から非接続状態となる際に発生するアークを消弧する。
図22に示すように、第1接点214_1、214_2と第2接点222_1、222_2とが接続した際に、第1接触子210_2の第1導電板部211_2から第2接触子220の導電板221を経由し、第1接触子210_1の第1導電板部211_1へと電流が流れる。このとき、図23に示すように、第1接点214_2と第2接点222_2とが接続状態から非接続状態となる際にアーク236が発生する。図22、図23に示す構成例では、永久磁石231、232を設け、y軸方向に向かう磁界235を発生させているので、このときに発生するアークを消弧することができる。
また、孔部215_1、215_2は、第1導電板部211_1、211_2の永久磁石231、232が設けられた側の面を切り欠くことで形成されている。よって、第1接点214_1、214_2と第2接点222_1、222_2との接続箇所の近くに永久磁石231、232を配置できる。したがって、第1接点214_1、214_2と第2接点222_1、222_2の付近において磁束密度を増加させることができ、発生したアークを効果的に消弧することができる。なお、上述したアークを消弧するための永久磁石は、図1等に示した他の構成の接点機構に設けてもよい。
以上、本発明を上記実施の形態に即して説明したが、本発明は上記実施の形態の構成にのみ限定されるものではなく、本願特許請求の範囲の請求項の発明の範囲内で当業者であればなし得る各種変形、修正、組み合わせを含むことは勿論である。
1 接点機構
10 第1接触子
11 第1導電板部
12 接続導電部
13 第2導電板部
14 第1接点
15 孔部
20 第2接触子
21 導電板
22 第2接点
100 電磁継電器
102_1、102_2 外部端子
103 接点部密封ケース
104 継鉄
105 巻枠
106 電磁機構
107 継鉄
109 コイル端子
151 シャフト
152 圧接バネ
153 復帰バネ
155 固定鉄心
156 可動鉄心
157 コイル電線
200 電磁継電器
201 接点機構
203 ヒンジバネ
204 継鉄
205 巻枠
206 電磁機構
207 接極子
210 第1接触子
220 第2接触子
252 接圧バネ
257 コイル電線

Claims (17)

  1. 第1接点を備える第1接触子と、
    前記第1接点と接続可能な第2接点を備え、少なくとも一部が前記第1接触子と第1方向において対向するように配置された第2接触子と、を備え、
    前記第1接触子は、
    前記第1方向と垂直な第2方向に伸びる第1導電板部と、
    前記第2方向に伸びるとともに、前記第1導電板部を基準として前記第2接触子が配置されている側と反対側に配置された第2導電板部と、
    前記第1導電板部および前記第2導電板部の前記第2方向の端部側において、前記第1導電板部と前記第2導電板部とを接続する接続導電部と、を備え、
    前記第2接触子は、前記第2方向に伸びる導電板を備え、
    前記第1接触子が備える前記第1導電板部には孔部が設けられており、前記第1接触子の前記第1接点および前記第2接触子の前記第2接点は前記孔部を介して接続可能に構成されており、
    前記第1導電板部を流れる電流と前記第2導電板部を流れる電流は互いに逆方向であり、
    前記第1導電板部を流れる電流と前記第2接触子の前記導電板を流れる電流は同一方向であり、
    前記第1接触子の前記第1接点と前記第2接触子の前記第2接点とが接続した際に、前記第1接触子の前記第1導電板部と前記第2接触子の前記導電板との間にローレンツ力による吸引力が発生するように構成されている、
    接点機構。
  2. 前記第1接触子は固定接触子であり、
    前記第2接触子は可動接触子であり、
    前記第2接触子が前記第1方向において変位することで、前記第2接触子の前記第2接点が前記第1接触子の前記第1接点と接続する、
    請求項1に記載の接点機構。
  3. 前記第1接触子は可動接触子であり、
    前記第2接触子は固定接触子であり、
    前記第1接触子が前記第1方向において変位することで、前記第1接触子の前記第1接点が前記第2接触子の前記第2接点と接続する、
    請求項1に記載の接点機構。
  4. 前記第1接触子の前記第1接点は、前記第2導電板部の前記孔部側の面に凸形状の部材を設けることで構成されており、
    前記第2接触子の前記第2接点は、前記導電板の前記第1接触子側の面に凸形状の部材を設けることで構成されている、
    請求項1に記載の接点機構。
  5. 前記第1接触子の前記第1接点は、前記第2導電板部の端部を前記孔部側に曲げ加工することで構成されている、
    請求項1に記載の接点機構。
  6. 前記第1接触子の前記第1接点は、前記第2導電板部の前記孔部側の面から当該孔部を貫通するように形成されており、
    前記第2接触子の前記第2接点は、前記第1接触子の前記第1接点と前記孔部の前記第2接触子側において接続するように構成されている、
    請求項1に記載の接点機構。
  7. 前記第2接触子の前記第2接点は、前記導電板の前記第1接触子側の平面を用いて構成されている、請求項6に記載の接点機構。
  8. 前記接点機構は、前記第1接触子として2つの第1接触子を備え、当該2つの第1接触子は、前記第1方向に伸びる第1面を基準として、前記接続導電部同士が互いに対向するように対称に配置されており、
    前記第2接触子は前記第2接点として2つの第2接点を備え、当該2つの第2接点は、前記第1面を基準として互いに対称となるように配置されており、
    前記2つの第1接触子のうちの一方が備える第1接点は、前記第2接触子が備える一方の第2接点と接続するように構成されており、
    前記2つの第1接触子のうちの他方が備える第1接点は、前記第2接触子が備える他方の第2接点と接続するように構成されており、
    前記一方の第1接触子と前記他方の第1接触子との間の電気的接続を、前記第2接触子を用いて切り替え可能に構成されている、
    請求項1に記載の接点機構。
  9. 前記接点機構は、前記第1接触子として1つの第1導電板部、2つの接続導電部、2つの第2導電板部、2つの第1接点、及び2つの孔部を備え、前記2つの接続導電部、前記2つの第2導電板部、前記2つの第1接点、及び前記2つの孔部はそれぞれ、前記第1導電板部の中央を通り、前記第1導電板部が伸びる前記第2方向と垂直な平面を基準として互いに対称となるように配置されており、
    前記接点機構は、前記第2接触子として2つの第2接触子を備え、当該2つの第2接触子は、前記平面を基準として、前記第2接点同士が前記平面側に配置されるように互いに対称となるように配置されており、
    前記2つの第2接触子のうちの一方が備える第2接点は、前記第1接触子が備える一方の第1接点と接続するように構成されており、
    前記2つの第2接触子のうちの他方が備える第2接点は、前記第1接触子が備える他方の第1接点と接続するように構成されており、
    前記一方の第2接触子と前記他方の第2接触子との間の電気的接続を、前記第1接触子を用いて切り替え可能に構成されている、
    請求項1に記載の接点機構。
  10. 前記接点機構は、前記第1接触子として2つの第1接触子を備え、当該2つの第1接触子は、前記第1方向から平面視した際、前記2つの第1接触子が備える各々の第1導電板部が同一方向を向くように、かつ、前記第1方向に伸びる第1面を基準として互いに対称となるように配置されており、
    前記第2接触子は前記第2接点として2つの第2接点を備え、当該2つの第2接点は、前記2つの第1接触子が備える各々の第1導電板部と対応するように設けられた導電板に各々設けられており、前記第1方向から平面視した際、前記第2接触子はU字形状を備え、
    前記2つの第1接触子のうちの一方が備える第1接点は、前記第2接触子が備える一方の第2接点と接続するように構成されており、
    前記2つの第1接触子のうちの他方が備える第1接点は、前記第2接触子が備える他方の第2接点と接続するように構成されており、
    前記一方の第1接触子と前記他方の第1接触子との間の電気的接続を、前記第2接触子を用いて切り替え可能に構成されている、
    請求項1に記載の接点機構。
  11. 前記第1接触子の前記第1接点は前記第2導電板部の幅方向に並ぶように設けられており、
    前記第2接触子の前記第2接点は前記導電板の幅方向に並ぶように設けられている、
    請求項1に記載の接点機構。
  12. 前記第1接点と前記第2接点との接続箇所に前記第1方向および前記第2方向と垂直な第3方向の磁界を発生させる永久磁石を備え、
    前記永久磁石は、前記第1接点と前記第2接点とが接続状態から非接続状態となる際に発生するアークを消弧する、
    請求項1または10に記載の接点機構。
  13. 前記孔部は、前記第1導電板部の側面の少なくとも一方を切り欠くことで形成されている、請求項1に記載の接点機構。
  14. 前記第1接触子が備える前記第1導電板部および前記第2導電板部の少なくとも一方の表面の一部には絶縁層が設けられており、
    前記第1接触子は、前記第1導電板部と前記第2導電板部とが前記絶縁層を介して互いに接触するようにU字状に曲げ加工することで構成されている、
    請求項1に記載の接点機構。
  15. 前記第1接触子は、前記第1導電板部の前記接続導電部側と反対側の端部から前記第1方向の前記第2接触子が設けられている側に伸びる第3導電板部を更に備え、
    前記第1接点と前記第2接点とが接続し、前記第1接触子と前記第2接触子に電流が流れる際、前記第3導電板部に流れる電流により生じた磁界と前記第2接触子に流れる電流とに起因して、前記第2接触子に前記第1接触子側へ向かう方向のローレンツ力が発生するように構成されている、
    請求項1に記載の接点機構。
  16. 前記第1接触子は、前記第3導電板部の前記第1導電板部側と反対側の端部から前記第2方向に伸びる第4導電板部を更に備え、
    前記第1接点と前記第2接点とが接続し、前記第1接触子と前記第2接触子に電流が流れる際、前記第4導電板部に流れる電流により生じた磁界と前記第2接触子に流れる電流とに起因して、前記第2接触子に前記第1接触子側へ向かう方向のローレンツ力が発生するように構成されている、
    請求項15に記載の接点機構。
  17. 請求項1~11、13~16のいずれか一項に記載の接点機構と、
    前記第1接触子または前記第2接触子を前記第1方向に変位可能な電磁機構と、を備え、
    前記電磁機構を用いて前記第1接触子の前記第1接点と前記第2接触子の前記第2接点との接続・非接続を切り替え可能に構成されている、
    電磁継電器。
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