JP2023173260A - シュリンク包装装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シュリンクフィルム包装物品のシュリンクフィルムに、ミシン目によるフィルム易破断線を、加熱時に破断させることなく、且つ物品を取り出し易くする形態で形成することのできるシュリンク包装装置を提供する。【解決手段】シュリンク包装後の六面体形状のシュリンク包装物品50の一面にフィルム易破断線54を設けるための、ミシン目形成装置15が配設されている。ミシン目形成装置15は、周方向に間隔をおいて配置された複数の突出カッター刃16aを備える円盤形状の丸ナイフ16を含んでおり、この丸ナイフ16には、シュリンク包装物品50の一面を横断する仮想の直線53における一部分にのみ、ミシン目52を構成する複数の単位ミシン目52aが、0.5~1.5mmの長さLで1.0~7.0mmの間隔Sをおいて5~22箇所に連設して形成されるように、複数の突出カッター刃16aが、周方向の一部分にのみ連設して設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、六面体形状を有する物品である例えば冊子を、熱収縮性を有するシュリンクフィルムによってシュリンク包装するシュリンク包装装置に関する。
従来より、例えばカップ麺等の各種の物品を包装する形態として、熱収縮性を有する合成樹脂製のフィルムである、シュリンクフィルムを用いたシュリンク包装が知られている。シュリンク包装は、フィルム面にピンホールが設けられたシュリンクフィルムを筒状に形成すると共に、形成される筒状のシュリンクフィルムの内部に物品を収容し、両側の端部を封止することにより得られた物品収容袋を、加熱部を通過させることにより加熱してシュリンクフィルムを収縮させることで、シュリンクフィルムを表面に密接させた状態で物品を包装できるようにするものであり、このようなシュリンク包装を実施するための包装装置が、種々開発されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載されたシュリンク包装装置では、物品を供給する物品供給部、シュリンクフィルムを供給するフィルム供給部、シュリンクフィルムによる袋に物品を収容して物品収容袋を形成する物品収容部、形成した物品収容袋を加熱する加熱部等を備えており、加熱部に物品収容袋を通過させる際にシュリンクフィルムを加熱して、シュリンクフィルムの収縮と、物品収容袋の内部の空気が一旦加熱膨張した後にピンホールから排出されることとの相乗作用によって、シュリンクフィルムを表面に密接させた状態で物品を包装した、シュリンク包装物品が得られるようになっている。
特開2007-99356号公報
一方、近年における物品の販売形態の多様化に伴って、六面体形状を有する物品として、例えば矩形の平面形状を備える複数枚の印刷済用紙を所定の厚さに積層して形成された冊子を、シュリンクフィルムを用いてシュリンク包装することが検討されている。
また、六面体形状を有する物品をシュリンク包装する場合、加熱収縮したシュリンクフィルムは、六面体形状の物品の六面に、強固に密接した状態を保持することになるため、シュリンク包装された六面体形状の包装体から、密接したシュリンクフィルムを取り除いて物品を取り出すのに多くの手間を要することが予想される。このようなことから、六面体形状の物品を覆うシュリンクフィルムにおける当該六面体形状のいずれかの面に、ミシン目等によるフィルム易破断線を設けることで、物品を取り出し易くすることが考えられる。
しかしながら、六面体形状の物品を覆うシュリンクフィルムにおける当該六面体形状のいずれかの面に、ミシン目による易破断線を設ける場合、ミシン目は、加熱部で加熱されるのに先立って、シュリンクフィルムに形成しておく必要があることから、形成されるミシン目の形態によっては、物品収容袋の加熱時おいて内部の空気が一旦加熱膨張する際に、ミシン目による易破断線が破断することになったり、シュリンク包装された六面体形状のシュリンク包装物品からシュリンクィルムを取り除いて物品を取り出す際に、フィルム易破断線を見つけ難くなったり破断させ難くなったりすることが予想される。このため、このような六面体形状のシュリンク包装物品に、特有の技術的課題を解決できるようにする装置の開発が要望される。
本発明は、シュリンクフィルムによって覆われた六面体形状のシュリンクフィルム包装物品における当該六面体形状のいずれかの面のシュリンクフィルムに、フィルム易破断線となるミシン目を、加熱時に破断させることのない形態で、且つ物品を取り出す際には破断させ易くする形態で、容易に形成することを可能にするシュリンク包装装置を提供することを目的とする。
本発明は、六面体形状を有する物品を供給する物品供給部と、熱収縮性を有するシュリンクフィルムを供給するフィルム供給部と、シュリンクフィルムによる収容部に前記物品を収容して熱収縮前の物品収容袋を形成する物品収容部と、形成した物品収容袋を加熱してシュリンクフィルムを熱収縮させることにより、収容された前記物品をシュリンク包装する加熱部とを備えるシュリンク包装装置であって、前記フィルム供給部に、前記シュリンクフィルムの供給方向に沿ってミシン目を形成して、シュリンク包装後の六面体形状のシュリンク包装物品の一面にフィルム易破断線を設けるための、ミシン目形成装置が配設されており、該ミシン目形成装置は、周方向に間隔をおいて配置された複数の突出カッター刃を備える円盤形状の丸ナイフを含んでおり、該丸ナイフには、前記シュリンク包装物品の一面を横断する仮想の直線における一部分にのみ、前記ミジン目を構成する複数の単位ミシン目が、0.5~1.5mmの長さで1.0~7.0mmの間隔をおいて5~22箇所に連設して形成されるように、複数の前記突出カッター刃が、周方向の一部分にのみ連設して設けられているシュリンク包装装置を提供することにより、上記目的を達成したものである。
そして、本発明のシュリンク包装装置は、前記ミジン目を構成する複数の単位ミシン目が、0.5~1.0mmの長さで3.0~6.5mmの間隔をおいて6~15箇所に連設して形成されるように、複数の前記突出カッター刃が、周方向の一部分にのみ連設して設けられていることが好ましい。
また、本発明のシュリンク包装装置は、前記ミシン目形成装置の前記丸ナイフが、前記シュリンクフィルムが巻回される回転ローラーとの間に、前記シュリンクフィルムを挟み込んだ状態で、回転しながら、複数の前記突出カッター刃によって前記ミシン目を形成するようになっていることが好ましい。
さらに、本発明のシュリンク包装装置は、前記ミシン目形成装置が、前記丸ナイフを前記回転ローラに対して進退させる進退機構を含んでいることが好ましい。
さらにまた、本発明のシュリンク包装装置は、前記六面体形状を有する物品が、矩形の平面形状を備える複数枚の印刷済用紙を所定の厚さに積層して形成された冊子であることが好ましい。
本発明のシュリンク包装装置によれば、シュリンクフィルムによって覆われた六面体形状のシュリンクフィルム包装物品における当該六面体形状のいずれかの面のシュリンクフィルムに、フィルム易破断線となるミシン目を、加熱時に破断させることのない形態で、且つ物品を取り出す際には破断させ易くする形態で、容易に形成することができる。
本発明の好ましい一実施形態に係るシュリンク包装装置の構成を説明する略示側面図である。 ミシン目形成装置によってシュリンクフィルムにミシン目を形成する状況を説明する図1のA部拡大図である。 (a)は、丸ナイフを例示する正面図であり、(b)は、(a)のB-B線断面図である。 (a)は、シュリンク包装装置によって形成されたシュリンクフィルム包装物品を例示する略示斜視図であり、(b)は、前記シュリンクフィルム包装物品の正面図である。 加熱部を構成する第1加熱トンネルを説明する拡大略示側面図である。 加熱部を構成する第2加熱トンネルを説明する拡大略示側面図である。 物品供給部を説明する拡大略示側面図である。
図1に示す本発明の好ましい一実施形態に係るシュリンク包装装置10は、六面体形状を有する物品として、好ましくは矩形の平面形状を備える複数枚の印刷済用紙を所定の厚さに積層して形成された冊子50’を、シュリンクフィルム20により被覆して、六面体形状のシュリンクフィルム包装物品50(図4参照)を形成するための装置として用いられる。本実施形態のシュリンク包装装置10は、形成される六面体形状のシュリンクフィルム包装物品50である冊子50’の、例えば表裏の一方の面を覆うシュリンクフィルム20に、フィルム易破断線54となるミシン目52を、加熱時に破断させることのない形態で、且つ物品である冊子50’を取り出す際には破断させ易くする形態で、容易に形成して、得られたシュリンクフィルム包装物品50による冊子50’が、安定した包装形態で流通、販売されるようにすると共に、使用時には冊子50’をスムーズに取り出すことができるにする機能を備えている。
そして、本実施形態のシュリンク包装装置10は、六面体形状を有する物品である包装前の冊子50’を供給する物品供給部11と、熱収縮性を有するシュリンクフィルム20を供給するフィルム供給部12と、シュリンクフィルム20による収容部に冊子50’を収容して熱収縮前の物品収容袋51を形成する物品収容部13と、形成した物品収容袋51を加熱してシュリンクフィルム20を熱収縮させることにより、収容された冊子50’をシュリンク包装してシュリンクフィルム包装物品50とする加熱部14とを備える装置であって、フィルム供給部12に、シュリンクフィルム20の供給方向に沿ってミシン目52(図4参照)を形成して、シュリンク包装後の六面体形状のシュリンク包装物品50の一面にフィルム易破断線54を設けるための、ミシン目形成装置15が配設されている。ミシン目形成装置15は、図2及び図3(a)、(b)に示すように、周方向に間隔をおいて配置された複数の突出カッター刃16aを備える円盤形状の丸ナイフ16を含んでおり、この丸ナイフ16には、シュリンク包装物品50の一面を横断する仮想の直線53(図4参照)における一部分にのみ、ミシン目52を構成する複数の単位ミシン目52aが、0.5~1.5mmの長さLで1.0~7.0mmの間隔Sをおいて5~22箇所に連設して形成されるように、複数の突出カッター刃16aが、周方向の一部分にのみ連設して設けられている(図3(a)参照)。
また、本実施形態では、ミシン目形成装置15の丸ナイフ16は、シュリンクフィルム20が巻回される回転ローラ17との間に、シュリンクフィルム20を挟み込んだ状態で、回転しながら、複数の突出カッター刃16aによってミシン目52を形成するようになっている(図2参照)。
さらに、本実施形態では、ミシン目形成装置15は、丸ナイフ16を回転ローラ17に対して進退させる進退機構18を含んで構成されている。
本実施形態では、シュリンク包装装置10は、例えばミシン目形成装置15が設けられていることや、後述するように加熱部14が第1加熱トンネル25及び第2加熱トンネル26を備えていることや、物品供給部11が冊子50’を供給するものであること等を除いて、上記の特許文献1に記載のシュリンク包装装置と同様の構成を備えている。
すなわち、本実施形態のシュリンク包装装置10は、上述のように、物品供給部11、フィルム供給部12、物品収容部13、及び加熱部14を備える他、供給コンベア19a、送りコンベア19b、排出コンベア19cからなる移動手段19や、不良品自動排除装置21、操作盤22、スクラップ巻取り装置等を備えている。
物品供給部11は、図7に示すように、投入された六面体形状の冊子50’を複数平置きした状態で積み重ねて保留することが可能な冊子ホッパー部11aと、冊子ホッパー部11aの下部に進退可能に配置されて、最下層の冊子50’を挟込み搬送部11bに一部ずつ押し出すことが可能な押出しピストン11cとを含んで構成されており、押出しピストン11cによって押し出された冊子50’を、挟込み搬送部11bの無端状に回転する上押えベルト11d及び下押えベルト11eの間に挟み込んで、移動手段19の供給コンベア19a(図1参照)に順次送り出すことができるようになっている。
フィルム供給部12は、図1に示すように、回転軸にシュリンクフィルム20を多重に巻回して形成されたフィルムホルダ12aや、フィルムホルダ12aから帯状に連続して引き出されたシュリンクフィルム20を物品収容部13に向けて案内する、複数の案内ローラ12bを含んで構成されている。フィルム供給部12を構成する案内ローラ12bによる供給経路の途中の部分には、公知のフィルムスプライザ12cや、後述するミシン目形成装置15や、図示しない公知のピンホール形成装置が配設されている。
物品収容部13は、ホーマ部13a、サイドシーラ部13b、ヨコシーラ部13c等を含んで構成される公知のものとなっている。ホーマ部13aは、フィルム供給部12から帯状に連続して供給されたシュリンクフィルム20を、幅方向に折り返すようにしながら、物品供給部11から供給コンベア19aを介して順次送り出された、六面体形状を有する物品である冊子50’を、内側に包み込んだ状態とする部分である。ホーマ部13aにおいて冊子50’を包み込んだシュリンクフィルム20は、供給方向下流側のサイドシーラ部13bによって、折り返した開放側のサイドがシールされることで、冊子50’を収容した筒状に形成されて送りコンベア19bに送り出された後に、ヨコシーラ部13cによってさらに、収容された冊子50’を挟んだ供給方向の前後両側の端部が封止される。これによって、当該シュリンクフィルム20による袋状の収容部に、冊子50’を封入した状態で収容した、熱収縮前の物品収容袋51が形成されることになる。また形成された物品収容袋51は、排出コンベア19cを介して、供給方向下流側の第1加熱トンネル25及び第2加熱トンネル26による加熱部14に、送り込まれることになる。
そして、本実施形態では、フィルム供給部12に、シュリンクフィルム20の供給方向に沿ってミシン目52を形成して、シュリンク包装後の六面体形状のシュリンク包装物品50の一面にフィルム易破断線54を設けるための(図4参照)、ミシン目形成装置15が配設されている。ミシン目形成装置15は、図2に拡大して示すように、丸ナイフ16が取り付けられる回転軸ボックス15aと、回転軸ボックス15aを上下にスライド移動可能に支持するスライド支柱部15bと、スライド支柱部15bから支持されて回転軸ボックス15aの直下部分に配置される、回転ローラ17とを含んで構成されている。
回転軸ボックス15aには、これの下部に、軸方向の所定の位置に丸ナイフ16が交換可能に固着される回転軸15cが、回転可能に支持された状態で取り付けられている。回転軸ボックス15aの内部には、回転ベルト15dを介して回転軸15cを回転駆動するための、回転駆動機構15eが、操作盤22(図1参照)における操作によって回転速度を制御可能な状態で設けられている。回転軸ボックス15aの上部には、スライド支柱部15b側に張り出して、回転軸15cに固着された丸ナイフ16を回転ローラ17に対して進退させる、進退機構18として機能するスライド機構18が、スライド支柱部15bに沿って上下方向にスライド移動可能な状態で、一体として取り付けられている。スライド機構18は、操作盤22における操作によって、所定のタイミングで丸ナイフ16を、間欠的に上下に進退させるように自動制御できるようになっている。
本実施形態では、回転軸15cに固着された丸ナイフ16は、図3(a)、(b)に示すように、金属製や合成樹脂製の円盤形状を備えるプレート状部材となっている。丸ナイフ16は、例えばφ50mm程度の直径の円盤形状を有しており、中央部分には、φ15mm程度の内径を有する、当該丸ナイフ16を回転軸15cに対して回転不能に固着させるための係止切欠16bが外側に切り欠かれた、円形状の固着開口16cが形成されている。丸ナイフ16には、周方向の一部として、例えば周方向の例えば120°の領域に、複数の突出カッター刃16aが、0.5~1.5mm程度の周方向の円弧長さL’で1.0~7.0mm程度の周方向の円弧間隔S’をおいて5~22箇所に、好ましくは2mm程度の突出高さで突出して、周方向に連設した状態で設けられている。より好ましくは、0.5~1.0mm程度の周方向の円弧長さL’で、3.0~6.5mm程度の周方向の円弧間隔S’をおいて、6~15箇所に、好ましくは2mm程度の突出高さで突出して、周方向に連設した状態で設けられている。またこれによって、連設する複数の突出カッター刃16aの先端を連ねた周方向の円弧長さM’は、好ましくは41~50mm程度となっている。
これらによって、本実施形態では、丸ナイフ16は、シュリンクフィルム20が巻回される回転ローラ17との間に、送り込まれるシュリンクフィルム20を挟み込んだ状態で、回転しながら、複数の突出カッター刃16aによって、送り出されるシュリンクフィルム20における送り出し方向の仮想の直線上に、0.5~1.5mmの長さLで1.0~7.0mmの間隔Sをおいて5~22箇所に連設して形成される、一列の一群の単位ミシン目52aによるミシン目52が、所定のミシン目52間のピッチで順次間欠的に形成されてゆくことになる。本実施形態では、より具体的には、例えば1mmの長さで1mmの間隔をおいて21カ所に形成される一列の一群の単位ミシン目52aによるミシン目52が、好ましくは物品である冊子50’の供給方向の長さと対応する所定のピッチで、順次間欠的に形成されてゆくことになる。
ここで、本実施形態では、ミシン目形成装置15には、スライド支柱部15bの下端部分に支持されて、エンコーダユニット24が設けられている。エンコーダユニット24は、回転ローラ17の送り出し方向下流側に隣接する案内ローラ12bに、送り出されるシュリンクフィルム20を挟み込んだ状態で接触するように配置されて、送り出されるシュリンクフィルム20の移動速度を検知すると共に、検知した移動速度を操作盤22にフィ-ドバックできるようになっている。これによって、物品収容部13に向けて供給されるシュリンクフィルム20の所定の位置に、精度良く、一群の単位ミシン目52aによるミシン目52を、所定のピッチで間欠的に形成してゆくことが可能になる。
ミシン目形成装置15によって、一群の単位ミシン目52aによるミシン目52が、所定のピッチで精度良く間欠的に形成されたシュリンクフィルム20は、上述のように、フィルム供給部12の複数の案内ローラ12bにより案内されて、適宜の位置においてピンホール形成装置(図示せず)によってさらにピンホールが形成された後に、物品収容部13に供給されることになる。物品収容部13に供給された、ミシン目52が形成されたシュリンクフィルム20は、操作盤22における操作により制御されて、物品供給部11から順次供給された六面体形状の物品である各々の冊子50’の、例えば上面における所定の位置に、間欠的に形成されたミシン目52を各々精度良く配置した状態で、上述のように、ホーマ部13aによって、当該シュリンクフィルム20を折り返すようにしながら、送り出された六面体形状の物品である冊子50’を、順次包み込む。冊子50’を包み込んだシュリンクフィルム20は、供給方向下流側のサイドシーラ部13bによって、上述のように冊子50’が収容された筒状に形成された後に、ヨコシーラ部13cによって、冊子50’を挟んだ供給方向の前後両側の端部が封止されると共に切断されることで、熱収縮前の物品収容袋51が形成されることになる。形成された物品収容袋51は、上述にように、排出コンベア19cを介して、シュリンクフィルム20を加熱収縮するための加熱部14に送り出されることになる。
本実施形態では、形成された物品収容袋51において冊子50’を覆うシュリンクフィルム20を、加熱収縮するための加熱部14は、図1に示すように、送出し方向上流側に配置された第1加熱トンネル25と、送出し方向下流側に配置された第2加熱トンネル26とを含んで構成されている。第1加熱トンネル25は、図5にも示すように、搬送ベルト25aに対して上下に進退して、搬送ベルト25aとの間に搬送される物品収容袋51を、上下の面を覆って挟み込んだ状態で移動させる上押えベルト25bを備えている。
すなわち、本実施形態では、第1加熱トンネル25は、コンベアモータ25cによって搬送ベルト25aを無端状に回転駆動させる下部コンベア装置25dと、上押えベルトモータ25eによって上押えベルト25bを無端状に回転駆動させる押えベルト装置25fとを含んで構成されている。押えベルト装置25fは、上押えベルト25bの回転移動を案内する複数の案内ローラ25gが配設された矩形枠形状を有するベルト支持架台25hと、ベルト支持架台25hに一体として取り付けられて、下部コンベア装置25dに隣接して立設する支柱部材(図示せず)に沿ってベルト支持架台25hを上下にスライド移動させる、架台昇降装置25iとを備えている。架台昇降装置25iの昇降によって、ベルト支持架台25hに支持されて無端状に回転可能な上押えベルト25bを、下部コンベア装置25dの搬送ベルト25aに対して上下に進退させて、搬送ベルト25aとの間に搬送される物品収容袋51を、上下の面を覆って挟み込んだ状態で移動させることができるようになっている。また第1加熱トンネル25には、下部コンベア装置25dや押えベルト装置25fの他、トンネル内を加熱するヒータ25jや、熱風を循環させるファンモータ25k等が設けられている。
これらによって、第1加熱トンネル25では、第2加熱トンネル26に物品収容袋51を送り出すのに先立って、物品収容袋51における物品である冊子50’の外周側面を覆う部分のシュリンクフィルム20を、先行して加熱収縮させることができるようになっている。
一方、第2加熱トンネル26は、物品収容袋51の上面を開放した状態で、搬送ベルト26aによって物品収容袋51を加熱しながら移動させることが可能な構成を備えており、従来の加熱トンネルと同様に、物品収容袋51を搬送移動させる搬送ベルト26a及びコンベアモータ26cを有するコンベア装置26dや、トンネル内を加熱するヒータ26j、熱風を循環させるファンモータ26k等が設けられている。
そして、本実施形態の本実施形態のシュリンク包装装置10では、第1加熱トンネル25において、物品収容袋51における物品である冊子50’の外周側面を覆うシュリンクフィルム20を先行して加熱収縮させた後に、第2加熱トンネル26において、物品である冊子50’を覆うシュリンクフィルム20の残りの部分を加熱収縮させて、冊子50’をシュリンク包装することで、シュリンクフィルム包装物品50を形成するようになっている。これによって、シュリンク包装される物品である冊子50’が、例えばコミックや文庫本等の、表紙が柔軟なソフトカバーのものである場合でも、複数枚の印刷済用紙を所定の厚さに積層して形成された冊子50’を、六面体形状を保持したままの状態で、容易にシュリンク包装することが可能になる。
すなわち、シュリンク包装される物品である冊子50’が、例えばコミックや文庫本等の、表紙が柔軟なソフトカバーのものである場合、従来の加熱トンネルによる加熱部であると、冊子50’は、綴じ代とは反対側の辺部における印刷済用紙の端部が開放端となっていることで、収容袋の収縮による圧縮力によって、例えば綴じ代と垂直な方向の断面形状が、弧状に湾曲して反った形状となり易く、したがって、六面体形状を保持したままの状態で、冊子をシュリンク包装することが困難になる。
これに対して、本実施形態では、第1加熱トンネル25において、冊子50’の外周側面を覆うシュリンクフィルム20を、先行して加熱収縮させた後に、第2加熱トンネル26において残りの部分を加熱収縮させるようになっているので、シュリンクフィルム20の全体を加熱収縮する前に、上下の面を挟み込んだまま、印刷済用紙の端部が開放端となっている冊子50’の外周側面を、先行して加熱収縮されたシュリンクフィルム20により押え付けて、当該外周側面の形状を予め形決めしておくことが可能になり、これによってシュリンクフィルム20の全体を加熱収縮する際に、収容袋の収縮による圧縮力によって、例えば綴じ代と垂直な方向の断面形状が、弧状に湾曲して反った形状となるのを、効果的に回避することが可能になる。またこれによって、複数枚の印刷済用紙を所定の厚さに積層して形成された冊子50’を、六面体形状を保持したままの状態で、容易にシュリンク包装することが可能になる。
そして、本実施形態では、好ましくは上述の構成を備えるシュリンク包装装置10によって形成された、六面体形状を有する物品として例えば冊子50’をシュリンクフィルム20で被覆することにより得られる六面体形状を有するシュリンク包装物品50には、図4(a)、(b)に示すように、六面体形状の矩形状の一面におけるシュリンクフィルム20の、当該一面を横断する仮想の直線53に沿って、ミシン目形成手段である上述のミシン目形成装置15によって形成された、ミシン目52によるフィルム易破断線54が設けられている。フィルム易破断線54は、当該フィルム易破断線54を構成するミシン目52の単位ミシン目52aが、0.5~1.5mm程度の長さLで1.0~7.0mm程度の間隔Sをおいて5~22箇所に連設して、より好ましくは例えば0.5~1.0mmの長さで3.0~6.5mmの間隔をおいて6~15箇所に連設して、一方の短辺側の30%程度の長さ領域Mの部分にのみ形成されている。本実施形態における長さ領域Mは、例えば全長が42.5mm程度となっていると共に、中心部分が下方の前記短辺側から50mmの位置に配置されている。
また、本実施形態のシュリンク包装物品50では、ミシン目52によるフィルム易破断線54が形成された矩形状の一面におけるシュリンクフィルム20の、フィルム易破断線54を挟んだ両側に、好ましくは引離し分離方向を明示する一対のマーキング55が描かれている。
本実施形態では、シュリンクフィルム20で被覆されてシュリンク包装物品50となる六面体形状を有する物品50’は、上述のように、好ましくは矩形の平面形状を備える複数枚の印刷済用紙を所定の厚さに積層して形成された、冊子50’となっている。冊子50’は、例えばコミックや文庫本等の、表紙が柔軟なソフトカバーのものとなっている。ソフトカバーの冊子50’を包装してなるシュリンク包装物品50は、例えば縦幅が120~200mm程度、横幅が100~130mm程度の大きさの矩形の平面形状を備えると共に、5.5~50mm程度の厚さを備える、扁平な六面体形状を有するように形成されると共に、上述の第1加熱トンネル25及び第2加熱トンネル26による加熱部14を通過したことで、弧状に湾曲して反った形状となることなく、六面体形状を強固に保持したままの状態で、好ましい外観形態で綺麗にシュリンク包装されるようになっている。
また、本実施形態では、六面体形状のシュリンク包装物品50の矩形状の一面(好ましくは上面)におけるシュリンクフィルム20には、当該一面を横断する仮想の直線53に沿って、ミシン目52によるフィルム易破断線54が設けられている。ミシン目52によるフィルム易破断線54は、シュリンク包装物品50から物品である冊子50’を取り出す際に、ミシン目52を破断する操作の行う両手の指を、ミシン目52の両脇にあてがい易くする観点から、矩形状の一面の長辺方向と平行に延設する仮想の直線53の一部分にのみ、形成されていることが好ましく、矩形状の一面の短辺方向の幅(横幅)の中央を横断する仮想の直線53の一部分にのみ、形成されていることがより好ましい。
さらに、本実施形態では、フィルム易破断線54は、当該フィルム易破断線54を構成するミシン目52の単位ミシン目52aが、好ましくは0.5~1.0mm程度の長さLで3.0~6.5mm程度の間隔Sをおいて6~15箇所に連設して、好ましくは横幅方向の中央を横断する長辺方向と平行な仮想の直線53の一部分として、例えば矩形状の一面における一方の短辺側の好ましくは30%程度の長さ領域Mの部分にのみ形成されている。これによって、シュリンクフィルム20を加熱収縮させる前の物品収容袋51が、加熱部14の特に第2加熱トンネル26を通過する際に、加熱された袋の内部の空気が一旦膨張しても、ミシン目52を構成する単位ミシン目52aが、適度な長さLで適度な間隔Sをおいて連設して、仮想の直線53の一部分にのみ形成されているので、空気の膨張による内圧によって破断することになるのを、効果的に回避することが可能になる。またこれによって、シュリンク包装された六面体形状のシュリンク包装物品50からシュリンクフィルム20を取り除いて、物品である冊子50’を取り出す際に、ミシン目52を構成する単位ミシン目52aが、適度な長さLで適度な間隔Sをおいて仮想の直線53に沿って形成されているので、フィルム易破断線54が見つけ難くなったり破断し難くなったりすることなく、例えば両手の指をミシン目52の両脇に当てがって引き離すだけの、簡単な操作によって破断させることが可能になると共に、破断したミシン目に52によるフィルム易破断線54をきっかけとして、残りの部分も容易に破断させてシュリンクフィルム20を取り除くことにより、物品である冊子50’を、容易に且つスムーズに取り出すことが可能になる。
したがって、本実施形態のシュリンク包装装置10によって形成された、シュリンク包装物品50によれば、六面体形状の物品である冊子50’を覆うシュリンクフィルム20おける当該六面体形状のいずれかの面に、フィルム易破断線54となるミシン目52が、加熱時に破断しない形態で、且つ物品50’を取り出す際には容易に破断させることが可能な形態で設けられていることで、流通、販売時には安定した包装形態を保持できると共に、使用時には物品50’を容易に取り出すことが可能になる。
またこれによって、本実施形態のシュリンク包装装置10によれば、シュリンクフィルム20によって覆われた六面体形状のシュリンクフィルム包装物品50における当該六面体形状のいずれかの面のシュリンクフィルム20に、フィルム易破断線54となるミシン目52を、加熱時に破断させることのない形態で、且つ物品である冊子50’を取り出す際には破断させ易くする形態で、容易に形成することが可能になる。
さらに、本実施形態では、シュリンク包装装置10は、加熱部14の第2加熱トンネル26の下流側に、操作盤22の操作によって制御される、公知の印刷装置(図示せず)が設けられておいる。この印刷装置によって、上述のように、シュリンク包装物品50の一面におけるシュリンクフィルム20のフィルム易破断線54を挟んだ両側に、当該フィルム易破断線54の引離し分離方向を明示する、好ましくは矢印からなる一対のマーキング55(図4(a)、(b)参照)を描くことができるようになっている。フィルム易破断線54の引離し分離方向を明示するマーキング55は、矢印の他、その他の種々の分離方向を明示可能な目印とすることができる。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されることなく種々の変更が可能である。例えば、本発明のシュリンク包装装置によってシュリンク包装される物品は、冊子50’である必要は必ずしも無く、例えばソフトウェア媒体、CD、DVDが格納された六面体形状のパッケージ等の、その他の種々の六面体形状を有する物品であっても良い。
10 シュリンク包装装置
11 物品供給部
11a 冊子ホッパー部
11b 挟込み搬送部
11c 押出しピストン
11d 上押えベルト
11e 下押えベルト
12 フィルム供給部
12a フィルムホルダ
12b 案内ローラ
12c フィルムスプライザ
13 物品収容部
13a ホーマ部
13b サイドシーラ部
13c ヨコシーラ部
14 加熱部
15 ミシン目形成装置
16 丸ナイフ
16a 突出カッター刃
17 回転ローラ
18 進退機構(スライド機構)
19 移動手段
19a 供給コンベア
19b 送りコンベア
19c 排出コンベア
20 シュリンクフィルム
21 不良品自動排除装置
22 操作盤
23 スクラップ巻取り装置
24 エンコーダユニット
25 第1加熱トンネル
26 第2加熱トンネル
50 シュリンクフィルム包装物品
50’ 冊子
51 物品収容袋
52 ミシン目
52a 単位ミシン目
53 仮想の直線
54 フィルム易破断線
55 マーキング

Claims (5)

  1. 六面体形状を有する物品を供給する物品供給部と、熱収縮性を有するシュリンクフィルムを供給するフィルム供給部と、シュリンクフィルムによる収容部に前記物品を収容して熱収縮前の物品収容袋を形成する物品収容部と、形成した物品収容袋を加熱してシュリンクフィルムを熱収縮させることにより、収容された前記物品をシュリンク包装する加熱部とを備えるシュリンク包装装置であって、
    前記フィルム供給部に、前記シュリンクフィルムの供給方向に沿ってミシン目を形成して、シュリンク包装後の六面体形状のシュリンク包装物品の一面にフィルム易破断線を設けるための、ミシン目形成装置が配設されており、
    該ミシン目形成装置は、周方向に間隔をおいて配置された複数の突出カッター刃を備える円盤形状の丸ナイフを含んでおり、該丸ナイフには、前記シュリンク包装物品の一面を横断する仮想の直線における一部分にのみ、前記ミシン目を構成する複数の単位ミシン目が、0.5~1.5mmの長さで1.0~7.0mmの間隔をおいて5~22箇所に連設して形成されるように、複数の前記突出カッター刃が、周方向の一部分にのみ連設して設けられているシュリンク包装装置。
  2. 前記ミシン目を構成する複数の単位ミシン目が、0.5~1.0mmの長さで3.0~6.5mmの間隔をおいて6~15箇所に連設して形成されるように、複数の前記突出カッター刃が、周方向の一部分にのみ連設して設けられている請求項1記載のシュリンク包装装置。
  3. 前記ミシン目形成装置の前記丸ナイフは、前記シュリンクフィルムが巻回される回転ローラとの間に、前記シュリンクフィルムを挟み込んだ状態で、回転しながら、複数の前記突出カッター刃によって前記ミシン目を形成するようになっている請求項1又は2記載のシュリンク包装装置。
  4. 前記ミシン目形成装置は、前記丸ナイフを前記回転ローラに対して進退させる進退機構を含んでいる請求項3記載のシュリンク包装装置。
  5. 前記六面体形状を有する物品が、矩形の平面形状を備える複数枚の印刷済用紙を所定の厚さに積層して形成された冊子である請求項1又は2記載のシュリンク包装装置。
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