JP2023173252A - 照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化を図ることができるとともに、本体部と発光部とが安定して連結され、これらの電気的な安全性を確保することができる照明装置を提供することを目的とする。【解決手段】照明装置1は、本体部3と、発光部2と、本体部3と発光部2とを互いに着脱可能に連結する着脱部4とを備える。着脱部4は、筒状部を有し、筒状部40aの中心軸回りに発光部2を本体部3に対して回動させて、発光部2からの光の照射方向を変更する照射方向可変機構40と、本体部3に対して着脱部4を螺合により固定する固定状態と該固定状態が解除された解除状態とになる雌ねじ部材400と、本体部3と発光部2とを電気的に接続する電気配線28とを有する。雌ねじ部材400と電気配線28とは、筒状部40a内に配置されている。【選択図】図5

Description

本発明は、照明装置に関する。
従来、写真撮影等においては、閃光発光を行う照明装置(ストロボ装置)が用いられることがある。この照明装置は、例えば、光源となるキセノン管、光を反射させる反射部材等の光学部材、コンデンサ等の各種電気部品を有する。このような構成の照明装置では、最大発光量は、コンデンサの静電容量に応じて決定される。また、配光は、光源や光学部材の種類等に応じて決定される。そのため、撮影者は、撮影条件に適した発光を可能とする複数種の照明装置を用意するのが好ましかった。例えば、特許文献1に記載のストロボ装置は、バッテリ、マイクロコントローラおよびインターフェース回路が内蔵された本体部と、コンデンサが内蔵され、光を発する発光部とを有し、発光部が本体部から着脱可能に構成されている。このストロボ装置は、最大発光量および配光の異なる発光部を本体部に交換して装着することができる。
特開2003-280073号公報
しかしながら、特許文献1に記載のストロボ装置では、発光部は、本体部に対してスライドにより移動可能であり、その移動限界で、バネの付勢で駆動する係止片によって固定される構成となっているため、固定力が弱い、すなわち、十分ではない。特許文献1に記載のストロボ装置はカメラに装着して使用するため、例えばカメラの縦位置と横位置の姿勢変化やパンニングなどのカメラワークの際にストロボ装置に大きな力が加わる。そのような場合に、本体部に対する発光部の固定力が弱いと本体部から発光部が脱落してシャッターチャンスを逃したり発光部を破損したりするおそれがある。また、本体部と発光部とを電気的に接続する構成については、例えば、高電圧に対する安全性が十分に確保された構成とはなっていない。そして、このような構成のストロボ装置を、発光部からの光の照射方向が変更可能な構成とした場合、その変更機構の分、装置が大型化して、携帯性が低下する。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものである。本発明は、小型化を図ることができるとともに、本体部と発光部とが安定して連結され、これらの電気的な安全性を確保することができる照明装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の照明装置は、本体部と、光を発する発光部と、前記本体部と前記発光部とを互いに着脱可能に連結する連結部と、を備える照明装置であって、前記連結部は、筒状部を有し、該筒状部の中心軸回りに前記発光部を前記本体部に対して回動させて、前記発光部からの光の照射方向を変更する変更機構と、前記本体部および前記発光部のうちの少なくとも一方に対して前記連結部を螺合により固定する固定状態と該固定状態が解除された解除状態とになる固定部材と、前記本体部と前記発光部とを電気的に接続する配線と、を有し、前記固定部材と前記配線とは、前記筒状部内に配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、小型化を図ることができるとともに、本体部と発光部とが安定して連結され、これらの電気的な安全性を確保することができる。
本発明の実施形態に係る照明装置の外観斜視図である。 本発明の実施形態に係る照明装置を側面側から見た垂直断面図である。 本発明の実施形態に係る照明装置が有する発光部を側面側から見た拡大垂直断面図である。 本発明の実施形態に係る照明装置が有する発光部を背面側から見た拡大垂直断面図である。 本発明の実施形態に係る照明装置を背面側から見た垂直断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。しかしながら、以下の実施形態に記載されている構成はあくまで例示に過ぎず、本発明の範囲は実施形態に記載されている構成によって限定されることはない。例えば、本発明を構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。
図1は、本発明の実施形態に係る照明装置の外観斜視図である。図1(a)は、照明装置を光学パネルが配置される正面側から見たときの外観斜視図である。図1(b)は、照明装置を表示部が配置される背面側から見たときの外観斜視図である。以下では、説明の都合上、照明装置の上下方向をZ軸方向、照明装置の左右方向をX軸方向、照明装置の前後方向をY軸方向とする。また、各軸の矢印方向を正側とする。図1(a)、(b)に示すように、照明装置1は、上側の発光部2と、下側の本体部3と、発光部2と本体部3との間に配置された着脱部(連結部)4とを有する。着脱部4は、本体部3と発光部2とを互いに着脱可能に連結する部分であり、本実施形態では、本体部3(一方)および発光部2(他方)のうちの発光部2に固定されている。照明装置1は、ストロボ装置であり、特に写真撮影等で用いられる。
発光部2は、アッパーカバー5と、アッパーカバー5の下側に組み立てられるロアカバー6と、アッパーカバー5とロアカバー6との背面側から組み立てられるバウンスカバー7とを有し、これらのカバーが発光部2の外装を構成する。また、発光部2は、正面側に配置され、アッパーカバー5とロアカバー6との間で挟持された光学パネル12を有する。光学パネル12は、後述するキセノン管201から発せられた光が透過する透明な光学部材である。発光部2は、バウンスカバー7側で、X軸方向と平行な軸回りに回動可能である。これにより、発光部2は、本体部3に対して相対的に上下方向(Z軸方向)に回動することができる。また、発光部2は、着脱部4が有する照射方向可変機構(変更機構)40により、Z軸方向と平行な軸回りに回動可能である。これにより、発光部2は、本体部3に対して相対的に左右方向(X軸方向)に回動することができる。このような回動により、発光部2は、キセノン管201から発せられた光の照射方向を変更することができる。
本体部3は、フロントカバー8と、フロントカバー8の背面側に組み立てられるリアカバー9とを有する。また、本体部3は、フロントカバー8とリアカバー9との上側に組み立てられるトップカバー10と、フロントカバー8とリアカバー9との下側に組み立てられるボトムカバー11とを有し、これらのカバーが本体部3の外装を構成する。リアカバー9には、表示部13、電源スイッチ14、操作ボタン15、ダイヤル16、操作部材103が配置されている。表示部13は、LCD(液晶ディスプレイ)26を有し、発光条件等の各種情報を表示する。電源スイッチ14は、照明装置1の電源ON/OFFを切り替えるスイッチである。操作ボタン15やダイヤル16は、例えば、発光条件等を設定するときに操作されるものである。操作部材103は、本体部3と発光部2とを互いに着脱させるときに操作されるものである。ボトムカバー11は、撮像装置のアクセサリーシュー(不図示)に対して、照明装置1を着脱可能に接続する脚部(接続部)17を有する。本体部3は、その側面に開閉可能な電池蓋18を有する。電池蓋18を開状態とすることにより、本体部3の内部にバッテリ(電源部)21を装填することができる。
図2は、本発明の実施形態に係る照明装置を側面側から見た垂直断面図である。図3は、本発明の実施形態に係る照明装置が有する発光部を側面側から見た拡大垂直断面図である。図4は、本発明の実施形態に係る照明装置が有する発光部を背面側から見た拡大垂直断面図である。図5は、本発明の実施形態に係る照明装置を背面側から見た拡大垂直断面図である。
図2に示すように、本体部3は、内部中央に配置されたバッテリケース20と、バッテリケース20に収納されるバッテリ21とを有する。本体部3は、バッテリケース20の背面側に配置されたメイン基板22を有する。メイン基板22は、例えば、照明装置1の発光制御シーケンスを含む全動作を制御するMPU25、各種の操作に使用される部品に対応したスイッチ素子類(不図示)、LCD26等が実装されている。本体部3は、バッテリケース20の上側に配置された基板23と、バッテリケース20の正面側に配置された基板24とを有する。基板23や基板24には、例えば、昇圧トランスを有する昇圧回路(不図示)、FET(電界効果トランジスタ)を有する発光制御回路(不図示)等が実装されている。
図5(例えば図5(a))に示すように、本体部3は、バッテリケース20の上面側に配置された雄ねじ部材(第2固定部材)100、操作部材103、電気接続部101、発光部検知部102を有する。雄ねじ部材100は、雄ねじが形成されたボルトである。この雄ねじ部材100は、着脱部4を介して、発光部2を本体部3に連結して、固定するための部材である。操作部材103は、雄ねじ部材100を回転操作する部材である。なお、操作部材103と雄ねじ部材100とは、ギア(不図示)を介して連結されている。電気接続部101は、発光部2と本体部3とを電気的に接続するため端子部であり、本実施形態では、高圧端子部(本体部側高電圧端子部)101a、信号端子部(本体部側信号端子部)101bを有する。バッテリ21からの電圧は、基板23が有する昇圧回路によって、数百Vの高電圧に昇圧する。高圧端子部101aは、この電力で発光部2の主コンデンサ(コンデンサ)27に充電するときに用いられる。信号端子部101bは、発光部2が有する発光基板204や、照射方向可変機構40等の動作を検知する検知スイッチ等に電気的に接続される。発光部検知部102は、本体部3と発光部2との連結が解除された際、その解除を検知するセンサであり、本体部3と着脱部4との物理的接触を検知する方式、本体部3と着脱部4の一方に設けられた磁石の磁束を他方で検出する方式など公知の方式を用いればよい。
図2に示すように、発光部2は、正面側に配置された発光ユニット200を有する。発光ユニット200は、光学パネル12、キセノン管201、反射傘202、フード203、発光基板204等の照明に必要な各種部品を有する。キセノン管201は、光を発する光源であり、発光基板204がMPU25からの信号を受信したときに発光する。キセノン管201からの光は、反射傘202、フード203等によって正面側に向かって反射する。そして、この光は、光学パネル12によって拡散および集光する。これにより、被写体に向かって光を照射することができる。発光部2は、バウンスカバー7の内側に配置された主コンデンサ27を有する。主コンデンサ27は、バッテリ21からの電力供給を受けて、電荷を蓄積することができる。電荷蓄積後、すなわち、充電後、主コンデンサ27は、キセノン管201に対し、発光に必要な電力を供給することができる。これにより、キセノン管201が発光する。
図3、図4に示すように、着脱部4は、上部カバー41と、上部カバー41の下側に組み立てられる下部カバー42とを有し、これらのカバーが着脱部4の外装を構成する。また、着脱部4は、上部カバー41と下部カバー42との内側に配置された照射方向可変機構40を有する。照射方向可変機構40は、円筒形状をなす筒状部40aを有する。筒状部40aは、その中心軸がZ軸方向と平行に配置されている。また、上部カバー41には、筒状部40aが嵌合する貫通孔40bが形成されている。そして、筒状部40aは、その中心軸回りに発光部2を本体部3に対して回動させる回動軸となる。この回動により、発光部2からの光の照射方向を左右方向に変更することができる。また、照射方向可変機構40は、筒状部40aの外側に嵌合する回転板43を有する。回転板43は、発光部2の回動限界、すなわち、照射方向可変範囲を規制するとともに、発光部2(バウンスカバー7)と着脱部4との連結状態を維持することができる。
着脱部4は、雌ねじ部材400を有する。雌ねじ部材400は、円筒状をなし、その内周部に雌ねじが形成されている。この雌ねじは、本体部3の雄ねじ部材100の雄ねじと螺合可能である。この螺合により、本体部3に対して着脱部4が固定される固定状態となる。また、雌ねじ部材400と雄ねじ部材100との螺合を弛めて、固定状態を解除する解除状態も取り得る。これにより、発光部2を着脱部4ごと、本体部3から離脱させることができる。そして、例えば、本体部3から離脱させた発光部2と異なる最大発光量を有する他の発光部2に交換して、当該他の発光部2を本体部3に装着することができる。このように本実施形態では、雌ねじ部材400は、雄ねじ部材100に対して固定状態と解除状態とを取り得る固定部材(第1固定部材)である。また、前述したように、本体部3は、操作部材103を有する。操作部材103は、雄ねじ部材100を雌ねじ部材400の中心軸回りに回転操作する部材である。そして、操作部材103を操作して、雄ねじ部材100を所定の方向に回転させることにより、雌ねじ部材400と雄ねじ部材100とを固定状態とすることができる。また、雄ねじ部材100を前記とは反対方向に回転させることにより、雌ねじ部材400と雄ねじ部材100とを解除状態とすることができる。
雌ねじ部材400は、筒状部40a内、すなわち、筒状部40aの内部空間40cに配置されている。これにより、例えば雌ねじ部材400を筒状部40aの外側(外周側)に配置する構成に比べて、照明装置1の小型化、特にXY平面方向の小型化を図ることができる。さらに、雌ねじ部材400を筒状部40aの内部空間に配置することによって(入れこむことによって)、高さ方向であるZ軸方向の小型化を図ることもできる。また、着脱部4を介した発光部2と本体部3との連結は、雌ねじ部材400と雄ねじ部材100との螺合による連結である。この螺合による連結は、例えば係合片による係合よりも強固である。これにより、固定力を十分に確保することができる。また、本実施形態では、1つの雌ねじ部材400と、1つの雄ねじ部材100との螺合によって、発光部2と本体部3との連結が行われている。これにより、例えば雌ねじ部材400および雄ねじ部材100が複数ある構成に比べて、固定状態と解除状態とに変化させる際の操作性が向上する。また、照明装置1では、雌ねじ部材400と雄ねじ部材100とは、発光部2と本体部3とが重なり合う方向、すなわち、Z軸方向から見て、着脱部4の中心部に配置されているのが好ましい。これにより、本体部3と発光部2とが安定して連結される、すなわち、発光部2が本体部3上で安定して固定される。
図3、図4に示すように、照明装置1は、本体部3と発光部2とを電気的に接続する電気配線(配線)28を有する。この電気配線28には、信号を伝送する信号線と、信号線よりも高電圧通電が可能な高電圧線とが含まれている。照明装置1では、電気配線28は、その一部が雌ねじ部材400とともに筒状部40a内に配置されており、全体としては、筒状部40aと雌ねじ部材400との間を挿通している。これにより、例えば電気配線28を筒状部40aの外側に配置する構成に比べて、照明装置1の小型化、特にXY平面方向の小型化を図ることができる。また、電気配線28を筒状部40aで保護することができ、よって、本体部3と発光部2との電気的な安全性を確保することができる。また、照明装置1では、雌ねじ部材400は、筒状部40aの中心軸上に配置されている。これにより、電気配線28を、筒状部40aと雌ねじ部材400との間に、その周方向に沿って分散して配置することができる。これにより、電気配線28のねじれや断線等を抑制することができる。
図4に示すように、着脱部4は、電気接続部401を有する。電気接続部401は、発光部2と本体部3とを電気的に接続するため端子部であり、本実施形態では、高圧端子部(発光側高電圧端子部)401a、信号端子部(発光側信号端子部)401bを有する。高圧端子部401aは、電気配線28の高電圧線が接続される複数の高電圧端子を有する。また、高圧端子部401aは、発光部2と本体部3とが連結された状態で、本体部3の高圧端子部101aに接触する。これにより、本体部3側でバッテリ21の電圧を昇圧させた数百Vの高電圧で、主コンデンサ27を充電することができる。信号端子部401bは、電気配線28の信号線が接続される複数の信号端子を有する。また、信号端子部401bは、発光部2と本体部3とが連結された状態で、本体部3の信号端子部101bに接触する。これにより、発光基板204や、照射方向可変機構40等の動作を検知する検知スイッチ等の各種信号回路等を、本体部3のメイン基板22や基板24の発光制御回路等に接続することができる。
前述したように、本実施形態では、電気接続部401は、高圧端子部401aと信号端子部401bとに分割されている。これにより、高圧端子部401aと信号端子部401bとをそれぞれの使用に適した構成とすることができる。例えば、高圧端子部401aは、高電圧に対応したものとする必要があるため、大型で耐熱性のある材料が用いられる等、信号端子部401bよりも端子部が大型化し易く高価になり易い。そのため、電気接続部401が高圧端子部401aと信号端子部401bとに分割されているのが好ましい。なお、高電圧を必要としない発光部の場合、高圧端子部401aを省略することが可能である。また、電気接続部401と同様の理由により、本体部3の電気接続部101も、高圧端子部101aと信号端子部101bとに分割されている。照明装置1では、高圧端子部101aと信号端子部101bとは、空中放電が制限される電圧に対応する距離の分以上、離間しているのが好ましい。具体的には、高圧端子部101aと信号端子部101bとは、1mm以上離間しているのが好ましく、5mm離間しているのがより好ましい。また、高圧端子部101aでの高電圧端子同士の間隔は、信号端子部101bでの信号端子同士の間隔よりも大きいのが好ましい。具体的には、高電圧端子同士の間隔は、1mm以上が好ましく、5mm以上がより好ましい。信号端子同士の間隔は、0.5mm以上が好ましく、2.5mm以上がより好ましい。以上のような数値範囲により、高圧端子部101aと信号端子部101bとの間での空中放電を防止することができ、安全性が高まる。
次に、図5を参照して、発光部2と本体部3との着脱手順について説明する。図5(a)は、発光部2と本体部3とが連結された状態を示す。図5(b)は、発光部検知部102が切断されるときの状態を示す。図5(c)は、高圧端子部101aが切断されるときの状態を示す。図5(d)は、信号端子部101bが切断されるときの状態を示す。なお、ここでは、照明装置1の電源が入った状態で、連結状態にある発光部2と本体部3とを分解して、連結状態を解除する手順を示す。まず、図5(a)に示す状態から、本体部3の操作部材103を操作する。これにより、雄ねじ部材100は、操作部材103からの力が前記ギアを介して伝達されて、雌ねじ部材400の中心軸回りに回転する。これにより、雄ねじ部材100と雌ねじ部材400との螺合が弛んでいき、発光部2が本体部3に対してZ軸方向正側に外れ始める。これにより、照明装置1は、図5(b)に示す状態となり、発光部検知部102が切断される。これにより、発光部検知部102で、本体部3と発光部2との連結解除が検知される。このとき、本体部3のMPU25は、発光部2に対する充電、すなわち、バッテリ21から主コンデンサ27への充電動作を停止する。また、本体部3の操作部材103を操作し続けることにより、発光部2が本体部3に対してZ軸方向正側にさらに外れていく。これにより、照明装置1は、図5(c)に示す状態となり、本体部3の高圧端子部101aと着脱部4の高圧端子部401aとの接続が切断される。そして、遂には、照明装置1は、図5(d)に示す状態となり、本体部3の信号端子部101bと着脱部4の信号端子部401bとの接続が切断される。
以上のように、本体部3と発光部2との連結が解除される過程では、まず、発光部検知部102による本体部3と発光部2との連結解除の検知が行われる。次いで、高圧端子部101aと高圧端子部401a(高電圧線)との接続解除と、信号端子部101bと信号端子部401b(信号線)との接続解除とが順に行われる。このような構成により、発光部検知部102の連結解除の検知後から高圧端子部101aが切断されるまでの間に、本体部3は、発光部2に対して充電動作の停止指示を行うことが可能となる。これにより、照明装置1の電源が入った状態で発光部2を本体部3から取り外した場合、発光部2が取り外されているにも関わらず、本体部3が充電動作のために高電圧を印加し続け、高圧端子部101aに高電圧が掛かることを防ぐことができる。なお、本実施形態では、発光部検知部102として、検知スイッチを用いているが、これに限定されず、発光部2の取り外し時に高圧端子部101aよりも先に切断される構成のものであればよい。例えば、高圧端子部101aに発光部2の取り外し検知のための発光部検知端子を設けて、Z軸方向に対する端子の配置を変更する構成が挙げられる。また、高圧端子部101aの切断後に信号端子部101bが切断される構成となっていることにより、発光部2の装着時には、信号端子部101bと信号端子部401bとが最初に接続される。これにより、高圧端子部101aおよび発光部検知部102が接続される以前に、高圧端子部101aや発光部2の接続状況を把握して、各種制御を行うことが可能である。
また、主コンデンサ27が充電された状態で発光部2を本体部3から取り外した場合、主コンデンサ27に蓄積された電荷が高圧端子部401aに流れ、高圧端子部401aに高電圧が掛かるおそれがある。そこで、高圧端子部401aでの安全性の確保のために、発光部2は、高電圧に対する安全手段を有することが好ましい。安全手段としては、特に限定されず、例えば、発光部2が主コンデンサ27用の放電回路部402を有する構成が挙げられる。放電回路部402は、セメント抵抗等の耐熱性、耐圧性に優れた抵抗を有し、当該抵抗に主コンデンサ27に蓄積された電荷を放出する。これにより、発光部検知部102が解除を検知して、高圧端子部101aの切断から信号端子部101bの切断までの間に、本体部3は、発光部2に対して放電回路部402の起動指示を行うことが可能となる。そして、主コンデンサ27を放電することで、高圧端子部401aに高電圧が掛かるのを防ぐことができる。また、発光部2の取り外し完了時には主コンデンサ27の放電が完了していることが好ましい。そのため、高圧端子部101aの切断から信号端子部101bの切断までの間の雄ねじ部材100と雌ねじ部材400との螺合量は、下記の条件に基づいて決定されるのが好ましい。この条件としては、例えば、主コンデンサ27の静電容量、放電に用いる抵抗の抵抗値等から求められる放電時間、ねじの呼び径等が挙げられる。その他条件としては、例えば、操作部材103の操作速度、操作部材103から雄ねじ部材100までのギア比等から求められる雄ねじ部材100の回転速度等も挙げられる。なお、本実施形態では、高電圧に対する感電防止のための安全手段として放電回路部402を用いているが、これに限定されず、高圧端子部401aの安全性が確保される手段であればよい。例えば、ダイオードが実装された逆流防止回路により、主コンデンサ27に蓄積された電荷の逆流を防止する構成等が挙げられる。これにより、主コンデンサ27から高圧端子部401aに高電圧が掛かるのを防止することができる。
本実施形態では、本体部3側の雄ねじと着脱部4側の雌ねじとが螺合するよう構成されているが、これに限定されず、雄ねじと雌ねじとが逆転している構成、すなわち、本体部3側の雌ねじと着脱部4側の雄ねじとが螺合するよう構成されていてもよい。また、着脱部4は、発光部2に固定されているが、これに限定されず、本体部3に固定されていてもよい。また、電気接続部101、電気接続部401は、挿入式の端子部形状としているが、これに限定されず、例えば、接触式の端子部形状等であってもよい。また、雄ねじ部材100と操作部材103は、本体部3に設けられているが、これに限定されず、例えば、着脱部4に設けられていてもよい。また、電気接続部101は、本体部3に内蔵されるトランス(不図示)を避けるように配置されるのが好ましい。
本実施形態の開示は、以下の構成および方法を含む。
(構成1) 本体部と、光を発する発光部と、前記本体部と前記発光部とを互いに着脱可能に連結する連結部と、を備える照明装置であって、
前記連結部は、
筒状部を有し、該筒状部の中心軸回りに前記発光部を前記本体部に対して回動させて、前記発光部からの光の照射方向を変更する変更機構と、
前記本体部および前記発光部のうちの少なくとも一方に対して前記連結部を螺合により固定する固定状態と該固定状態が解除された解除状態とになる固定部材と、
前記本体部と前記発光部とを電気的に接続する配線と、を有し、
前記固定部材と前記配線とは、前記筒状部内に配置されていることを特徴とする照明装置。
(構成2) 前記配線は、前記筒状部と前記固定部材との間を挿通することを特徴とする構成1に記載の照明装置。
(構成3) 前記固定部材は、円筒状をなし、その内周部に雌ねじが形成されていることを特徴とする構成1または2に記載の照明装置。
(構成4) 前記固定部材は、前記筒状部の中心軸上に配置されていることを特徴とする構成3に記載の照明装置。
(構成5) 前記本体部および前記発光部のうちの一方は、前記雌ねじと螺合可能な雄ねじが形成された雄ねじ部材と、該雄ねじ部材を操作して、前記固定部材を前記固定状態と前記解除状態とに変化させる操作部材と、を有することを特徴とする構成3または4に記載の照明装置。
(構成6) 前記連結部は、前記本体部および前記発光部のうちの他方に固定されていることを特徴とする構成1乃至5のいずれか一項に記載の照明装置。
(構成7) 前記本体部および前記発光部のうちの一方は、前記本体部であり、前記本体部および前記発光部のうちの他方は、前記発光部であることを特徴とする構成6に記載の照明装置。
(構成8) 前記配線には、信号を伝送する信号線と、該信号線よりも高電圧通電が可能な高電圧線とが含まれており、
前記本体部および前記発光部のうちの一方には、前記信号線が接続される信号端子を有する信号端子部と、前記高電圧線が接続される高電圧端子を有する高電圧端子部とが設けられていることを特徴とする構成1乃至7のいずれか一項に記載の照明装置。
(構成9) 前記信号端子部と前記高電圧端子部とは、空中放電が制限される電圧に対応する距離の分以上、離間していることを特徴とする構成8に記載の照明装置。
(構成10) 前記信号端子部は、前記信号端子を複数有し、
前記高電圧端子部は、前記高電圧端子を複数有し、該高電圧端子同士の間隔は、前記信号端子同士の間隔よりも大きいことを特徴とする構成8また9に記載の照明装置。
(構成11) 前記本体部と前記発光部との連結が解除された状態であることを検知する検知部を備え、
前記本体部と前記発光部との連結が解除される過程では、前記検知部により前記連結が解除された状態であると検知された後に前記高電圧線と前記高電圧端子部との接続が解除されることを特徴とする構成8乃至10のいずれか一項に記載の照明装置。
(構成12) 前記本体部と前記発光部との連結が解除される過程では、前記高電圧線と前記高電圧端子部との接続が解除された後に前記信号線と前記信号端子部との接続が解除されることを特徴とする構成11に記載の照明装置。
(構成13) 前記発光部は、光を発する光源と、電荷を蓄積可能であり、前記光源に電力を供給するコンデンサと、を有し、
前記本体部は、前記配線を介して前記コンデンサと電気的に接続され、該コンデンサを充電する電源部を有することを特徴とする構成1乃至11のいずれか一項に記載の照明装置。
(構成14) 前記本体部と前記発光部との連結が解除された状態であることを検知する検知部を備え、
前記検知部により前記連結が解除された状態であると検知された場合、前記電源部から前記コンデンサへの充電を行わないことを特徴とする構成13に記載の照明装置。
(構成15) 前記本体部と前記発光部との連結が解除された状態であることを検知する検知部を備え、
前記検知部により前記連結が解除された状態であると検知された場合、前記コンデンサに蓄積された前記電荷を放出することを特徴とする構成13または14に記載の照明装置。
(構成16) 前記本体部と前記発光部との連結が解除された状態であることを検知する検知部を備え、
前記検知部により前記連結が解除された状態であると検知された場合、前記コンデンサに蓄積された前記電荷の逆流を防止することを特徴とする構成13乃至15のいずれか一項に記載の照明装置。
(構成17) 本体部と、光を発する発光部と、前記本体部と前記発光部とを互いに着脱可能に連結する連結部と、を備える照明装置であって、
前記連結部は、前記本体部および前記発光部のうちの少なくとも一方に対して前記連結部を螺合により固定する固定状態と該固定状態が解除された解除状態とになる第1固定部材を有し、
前記本体部および前記発光部のうちの一方は、前記第1固定部材と螺合可能な第2固定部材と、該第2固定部材を操作して、前記第1固定部材を前記固定状態と前記解除状態とに変化させる操作部材を有し、
前記第1固定部材と前記第2固定部材とは、前記本体部と前記発光部とが重なり合う方向から見たとき、前記連結部の中心部に配置されていることを特徴とする照明装置。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。
1 照明装置
2 発光部
3 本体部
4 着脱部(連結部)
28 電気配線
40 照射方向可変機構(変更機構)
40a 筒状部
100 雄ねじ部材
400 雌ねじ部材

Claims (17)

  1. 本体部と、光を発する発光部と、前記本体部と前記発光部とを互いに着脱可能に連結する連結部と、を備える照明装置であって、
    前記連結部は、
    筒状部を有し、該筒状部の中心軸回りに前記発光部を前記本体部に対して回動させて、前記発光部からの光の照射方向を変更する変更機構と、
    前記本体部および前記発光部のうちの少なくとも一方に対して前記連結部を螺合により固定する固定状態と該固定状態が解除された解除状態とになる固定部材と、
    前記本体部と前記発光部とを電気的に接続する配線と、を有し、
    前記固定部材と前記配線とは、前記筒状部内に配置されていることを特徴とする照明装置。
  2. 前記配線は、前記筒状部と前記固定部材との間を挿通することを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記固定部材は、円筒状をなし、その内周部に雌ねじが形成されていることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  4. 前記固定部材は、前記筒状部の中心軸上に配置されていることを特徴とする請求項3に記載の照明装置。
  5. 前記本体部および前記発光部のうちの一方は、前記雌ねじと螺合可能な雄ねじが形成された雄ねじ部材と、該雄ねじ部材を操作して、前記固定部材を前記固定状態と前記解除状態とに変化させる操作部材と、を有することを特徴とする請求項3に記載の照明装置。
  6. 前記連結部は、前記本体部および前記発光部のうちの他方に固定されていることを特徴とする請求項5に記載の照明装置。
  7. 前記本体部および前記発光部のうちの一方は、前記本体部であり、前記本体部および前記発光部のうちの他方は、前記発光部であることを特徴とする請求項6に記載の照明装置。
  8. 前記配線には、信号を伝送する信号線と、該信号線よりも高電圧通電が可能な高電圧線とが含まれており、
    前記本体部および前記発光部のうちの一方には、前記信号線が接続される信号端子を有する信号端子部と、前記高電圧線が接続される高電圧端子を有する高電圧端子部とが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  9. 前記信号端子部と前記高電圧端子部とは、空中放電が制限される電圧に対応する距離の分以上、離間していることを特徴とする請求項8に記載の照明装置。
  10. 前記信号端子部は、前記信号端子を複数有し、
    前記高電圧端子部は、前記高電圧端子を複数有し、該高電圧端子同士の間隔は、前記信号端子同士の間隔よりも大きいことを特徴とする請求項8に記載の照明装置。
  11. 前記本体部と前記発光部との連結が解除された状態であることを検知する検知部を備え、
    前記本体部と前記発光部との連結が解除される過程では、前記検知部により前記連結が解除された状態であると検知された後に前記高電圧線と前記高電圧端子部との接続が解除されることを特徴とする請求項8に記載の照明装置。
  12. 前記本体部と前記発光部との連結が解除される過程では、前記高電圧線と前記高電圧端子部との接続が解除された後に前記信号線と前記信号端子部との接続が解除されることを特徴とする請求項11に記載の照明装置。
  13. 前記発光部は、光を発する光源と、電荷を蓄積可能であり、前記光源に電力を供給するコンデンサと、を有し、
    前記本体部は、前記配線を介して前記コンデンサと電気的に接続され、該コンデンサを充電する電源部を有することを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  14. 前記本体部と前記発光部との連結が解除された状態であることを検知する検知部を備え、
    前記検知部により前記連結が解除された状態であると検知された場合、前記電源部から前記コンデンサへの充電を行わないことを特徴とする請求項13に記載の照明装置。
  15. 前記本体部と前記発光部との連結が解除された状態であることを検知する検知部を備え、
    前記検知部により前記連結が解除された状態であると検知された場合、前記コンデンサに蓄積された前記電荷を放出することを特徴とする請求項13に記載の照明装置。
  16. 前記本体部と前記発光部との連結が解除された状態であることを検知する検知部を備え、
    前記検知部により前記連結が解除された状態であると検知された場合、前記コンデンサに蓄積された前記電荷の逆流を防止することを特徴とする請求項13に記載の照明装置。
  17. 本体部と、光を発する発光部と、前記本体部と前記発光部とを互いに着脱可能に連結する連結部と、を備える照明装置であって、
    前記連結部は、前記本体部および前記発光部のうちの少なくとも一方に対して前記連結部を螺合により固定する固定状態と該固定状態が解除された解除状態とになる第1固定部材を有し、
    前記本体部および前記発光部のうちの一方は、前記第1固定部材と螺合可能な第2固定部材と、該第2固定部材を操作して、前記第1固定部材を前記固定状態と前記解除状態とに変化させる操作部材を有し、
    前記第1固定部材と前記第2固定部材とは、前記本体部と前記発光部とが重なり合う方向から見たとき、前記連結部の中心部に配置されていることを特徴とする照明装置。
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