JP2023173250A - 情報処理装置、制御方法およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、制御方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】無線通信を行う際の誤操作を低減することができる情報処理装置、制御方法およびプログラムを提供することを目的とする。【解決手段】画像形成装置101は、IEEE802.11ahに準拠する第1無線通信方式の第1アクセスポイント105aと無線通信を行う第1通信手段(920MHzRF部308)と、第1無線通信方式よりも高速通信可能な第2無線通信方式の第2アクセスポイント105bと無線通信を行う第2通信手段(5GHzRF部310、2.4GHzRF部312)と、第1アクセスポイント105aおよび第2アクセスポイント105bを起動させた状態で、第1アクセスポイント105aおよび第2アクセスポイント105bのうちの一方のアクセスポイントのSSIDのブロードキャストが行われ、他方のアクセスポイントのSSIDのブロードキャストが抑止された状態に制御可能な制御手段(コントローラ201)とを備える。【選択図】図7

Description

本発明は、情報処理装置、制御方法およびプログラムに関する。
近年、様々なデバイスがインターネットに接続される「IoT(Internet of Things)」と呼ばれる仕組みが普及し始めている。このIoTでは、デバイスをインターネットに接続するための無線規格として、様々なものが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1にも開示されているように、無線規格の1つには、IEEE802.11ah(以下単に「11ah」という)がある。また、従来の無線通信規格のアンテナの他に、11ahに対応したアンテナをさらに有する装置も知られている(例えば、特許文献2参照)。従って、MFP(Multifunction Peripheral/Product/Printer)等の画像形成装置(画像処理装置/情報処理装置)でも、従来の無線通信規格の他に、11ah等の規格に対応することが想定される。
特開2021-158545号公報 特開2019-216378号公報
ところで、画像形成装置とアクセスポイントとの通信接続を行う場合には、その接続処理のためにSSID(Service Set Identifier)が用いられる。そのため、複数の無線規格を有する場合には、規格毎のSSIDが用いられることとなる。接続処理を容易にするために、画像処理装置のSSIDをブロードキャストすることが想定される。しかしながら、従来無線規格と11ahとの双方のSSIDを同時にブロードキャストした状態にすると、当該双方のSSIDが表示されることなり、ユーザは、どちらのSSIDを使用したらよいのかが分からず、誤操作を招き易い。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものである。本発明は、無線通信を行う際の誤操作を低減することができる情報処理装置、制御方法およびプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の情報処理装置は、IEEE802.11ahに準拠する第1無線通信方式の第1アクセスポイントと無線通信を行う第1通信手段と、前記第1無線通信方式よりも高速通信可能な第2無線通信方式の第2アクセスポイントと無線通信を行う第2通信手段と、前記第1アクセスポイントおよび前記第2アクセスポイントを無線通信可能に起動させた状態で、前記第1アクセスポイントおよび前記第2アクセスポイントのうちの一方のアクセスポイントのSSID(Service Set Identifier)のブロードキャストが行われ、他方のアクセスポイントのSSIDのブロードキャストが抑止された状態に制御可能な制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、無線通信を行う際の誤操作を低減することができる。
第1実施形態における各装置間の通信接続状態を示すブロック図である。 画像形成装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 画像形成装置における無線LANのハードウェア構成を示すブロック図である。 画像形成装置の操作部に表示される画面(操作画面)の一例である。 携帯端末に表示される画面の一例である。 通常モードにおけるシーケンスである。 省電力モードにおけるシーケンスである。 画像形成装置のダイレクト接続時およびその遮断時におけるフローチャートである。 第2実施形態における省電力モードにおけるシーケンスである。 第2実施形態における通常モードにおけるシーケンスである。 画像形成装置のダイレクト接続時およびその遮断時におけるフローチャートである。 第2実施形態における画像形成装置の操作部に表示される管理者モードの画面の一例である。
以下、本発明の各実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。しかしながら、以下の各実施形態に記載されている構成はあくまで例示に過ぎず、本発明の範囲は各実施形態に記載されている構成によって限定されることはない。例えば、本発明を構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。また、各実施形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせることもできる。
<第1実施形態>
以下、図1~図7を参照して、第1実施形態について説明する。図1は、第1実施形態における各装置間の通信接続状態を示すブロック図である。図1中の画像形成装置101は、画像形成等の処理を行う情報処理装置であり、例えば、複合機(MFP:Multifunction Peripheral/Printer/Produc)である。画像形成装置101は、無線通信規格103と無線通信規格104とに対応している、すなわち、無線通信規格103と無線通信規格104とによる無線LAN通信が可能ある。無線通信規格104は、IEEE802.11ah(以下単に「11ah」ということがある)に準拠する第1無線通信方式での無線通信を行う規格である。無線通信規格103は、第1無線通信方式よりも高速通信可能な第2無線通信方式での無線通信を行う規格である。第2無線通信方式としては、特に限定されず、例えば、IEEE802.11ax(以下単に「11ax」ということがある)等に準拠する方式が挙げられる。データ転送速度に関しては、無線通信規格103の方がデータ転送速度が速く、無線通信規格104の方がデータ転送速度が遅い。通信可能な範囲に関しては、無線通信規格103の方が狭域での通信が可能であり、無線通信規格104の方が広域での通信が可能である(図1参照)。また、無線通信規格104は、無線通信規格103よりも消費電力を低く抑えることができる。
図1に示すように、画像形成装置101は、スマートフォンやタブレット端末等の携帯端末(以下単に「端末」と言う)102と無線でダイレクト接続(直接接続)可能となる機能を有する。ユーザは、画像形成装置101のダイレクト接続を使用するための設定を有効化して、画像形成装置101の画面に表示されたSSIDとネットワークキーとを端末102に設定することができる。この設定により、画像形成装置101と端末102との間でのダイレクト接続の使用が可能となる。
また、画像形成装置101は、アクセスポイント105およびネットワーク100を介して、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置106と無線で接続可能となる機能を有する。ユーザは、画像形成装置101のインフラ接続を使用するための設定を有効化して、画像形成装置101の画面に表示されたSSIDの一覧の中から、アクセスポイント105のSSIDを選択し、ネットワークキーを入力することができる。これにより、ネットワーク100へのインフラ接続が可能となる。このインフラ接続モードは、無線通信規格103、無線通信規格104に対応している。従って、アクセスポイント105は、第1無線通信方式(11ah接続)の第1アクセスポイント105aと、第2無線通信方式(11ax接続)の第2アクセスポイント105bとを有する。画像形成装置101には、その電力状態として、消費電力が抑制されるスリープモードと、スリープモードよりも消費電力が増加するスタンバイモードとがある。スタンバイモードでは、大容量の画像データの送受信を短時間で処理するために、高速な無線通信規格103を使用することが好ましい。これに対し、スリープモードでは、情報処理装置106からのプリントジョブ実行命令を受信するまで、低消費電力な無線通信規格104を使用することが好ましい。
図2は、画像形成装置のハードウェア構成を示すブロック図である。図2に示すように、画像形成装置101は、コントローラ(制御手段)201、プリンタ202、スキャナ203、操作部204、FAX205、電源206を有する。また、画像形成装置101は、WLAN(Wireless Local Area Network)207、NFC(Near field communication)208、BLE(Bluetooth Low Energy)209を有する。コントローラ201は、CPU211、ROM212、RAM213、フラッシュメモリ214、画像処理部215、電源制御部216、プリンタI/F217、スキャナI/F218、操作部I/F219FAX-I/F220、電源I/F221を有する。また、コントローラ201は、LAN-I/F222、USB-HOST-I/F223、USB-DEVICE-I/F224、WLAN-I/F225、NFC-I/F226、BLE-I/F227、バス228を有する。なお、後述するように、端末102は、コントローラ201によってブロードキャストが制御される制御対象となっている。
CPU211は、画像形成装置101全体を制御し、バス228を介して、コントローラ201が有する各部との間で信号の送受信を行う。ROM212は、CPU211が画像形成装置101を起動するためのプログラムを格納する不揮発性メモリである。RAM213は、CPU211が様々な動作プログラムを展開して実行するための揮発性メモリである。このプログラムには、例えば、画像形成装置101の各部や各手段(情報処理装置の制御方法)をCPU211(コンピュータ)に実行させるためのプログラム等が含まれる。フラッシュメモリ214は、CPU211が画像形成装置101を動作させるための様々なプログラムやFAX画像データを格納する不揮発性メモリである。画像処理部215は、スキャナ203から受信した読取画像データや、その他の画像データを印刷画像データへ変換する。その他の画像データとしては、例えば、外部機器からFAX-I/F220、LAN-I/F222、USB-HOST-I/F223、USB-DEVICE-I/F224またはWLAN-I/F225経由で受信した画像データ等がある。電源制御部216は、画像形成装置101の動作モードに応じて、各部へ供給される電力を制御する。画像形成装置101は、動作モードとして、スタンバイモードとスリープモードとを有する。「スタンバイモード」とは、画像形成装置101を構成する各部に電力が供給されている状態である。「スリープモード」とは、スタンバイモードから移行する消費電力の低い状態であり、例えばプリンタ202や操作部204のバックライト等への電力供給が停止されている。スリープモード移行条件は、オートスリープ時間経過または節電キー押下を検知した場合である。オートスリープ時間は、画像形成装置101の製品仕様に基づいて、ユーザが任意に設定可能である。スタンバイモード移行条件には、操作部114による入力検知、スキャナ113による原稿検知がある。その他のスタンバイモード移行条件には、FAX-I/F130、LAN-I/F132、USB-HOST-I/F133、USB-DEVICE-I/F134、WLAN-I/F225等の外部I/Fによるジョブ受信検知等がある。プリンタI/F217は、プリンタ202と接続され、印刷画像データの送信や印刷動作に関わる制御信号の送受信を行う。スキャナI/F218は、スキャナ203と接続され、読取画像データの受信や読取動作に関わる制御信号の送受信を行う。操作部I/F219は、操作部204と接続され、操作部204で受け付けた各種機能キーの選択、ジョブの実行・停止、電源キーの入切等の入力信号の受信や表示画像データの送信を行う。FAX-I/F220は、FAX205と接続され、画像データやFAX動作に関わる制御信号を送受信する。電源I/F221は、電源206と接続され、画像形成装置101の動作モードに応じて、制御信号を送受信する。LAN-I/F222は、ネットワーク100に接続され、当該ネットワーク100に接続されているPC等の複数の外部機器(例えば情報処理装置106)から印刷ジョブと画像データを受信する。USB-HOST-I/F223は、USBメモリ等の外部機器と接続され、画像データ等の送受信を行う。USB-DEVICE-I/F224は、PC等の外部機器(例えば情報処理装置106)と接続され、当該外部機器から印刷ジョブと画像データとを受信する。WLAN-I/F225は、WLAN207と接続され、画像データや制御信号を送受信する。NFC-I/F226は、NFC208と接続され、接続情報(SSID、ネットワークキー)データの送受信を行う。BLE-I/F227は、BLE209と接続され、接続情報の送受信や端末102と初期接続するためのアドバタイジングパケットに関する制御を行う。
プリンタ202は、印刷画像データの受信、印刷動作に関わる制御信号の送受信、感光ドラムへの帯電、画像データの露光、トナーによる現像、記録媒体への転写、定着等の印刷動作を行う。スキャナ203は、原稿の読み取り、読取画像データの生成と送信、読取動作に関わる制御信号の送受信、原稿検知によるスリープ復帰信号の送信を行う。操作部204は、各種機能キーの選択、ジョブの実行・停止、電源キーの入切等の入力信号の送受信や表示画像データの受信と表示を行う。FAX205は、画像データの変復調と送信、電話回線への送受信、電話回線からの呼出信号を検知して電話機もしくは変復調部への接続処理を行う。電源206は、入力電源のA/D変換、受信した制御信号に応じて出力電圧を制御する。WLAN207については、図3を参照して後に説明する。NFC208は、画像形成装置101の接続情報の保持や更新、および携帯端末とNFC規格による通信を行う。BLE209は、アドバタイジングパケットの送信や端末102とBLE規格による通信を行う。
図3は、画像形成装置における無線LANのハードウェア構成を示すブロック図である。WLAN207は、図3に示す無線LANモジュール300を有する。無線LANモジュール300は、図3では11axと11ah規格に準ずるように構成されている。なお、無線LANモジュール300は、図3に示す構成に限定されず、例えば、さらにIEEE802.11a、IEEE802.11b、IEEE802.11gの規格にも準ずるように構成されてもよい。また、無線LANモジュール300は、その他、IEEE802.11n、IEEE802.11ac等の規格にも準ずるように構成されてもよい。無線LANモジュール300は、ホストI/F部301、CPU302、ROM303、RAM304、11ax/ah機能ブロック305、アンテナ309、アンテナ311、アンテナ313を有する。11ax/ah機能ブロック305は、MAC部306、ベースバンド部307、920MHzRF部308、5GHzRF部310、2.4GHzRF部312を有する。
ホストI/F部301は、無線LANモジュール300が接続されるホストシステムとのインターフェース部である。ホストI/F部301は、例えば、USB、SDIO、UART等のプロトコルで構成される。本実施形態では、ホストI/F部301は、コントローラ201のWLAN-I/F225を介して、CPU211と接続される。CPU302は、無線LANモジュール300全体を制御するための中央処理装置である。CPU302は、ホストI/F部301を介してホストシステムとの通信を行い、ホストシステムからの要求に応じて無線LANモジュール300を構成する各部(ブロック)の制御を行う。ROM303は、CPU302のプログラムデータが格納された不揮発メモリである。RAM304は、CPU302が動作するためのワークメモリであり、CPU302の制御プログラムが記憶される。
11ax/ah機能ブロック305は、11ax、11ah規格に準ずるよう構成されている。11ax/ah機能ブロック305は、MAC部306、ベースバンド部307、920MHzRF部308、5GHzRF部310、2.4GHzRF部312を有し、これらは、CPU302によって制御される。MAC部306は、11axおよび11ah規格で定められた仕様に準じたMAC(Media Access Control)レイヤである。MAC部306は、データリンク層に関わるMACアドレスの付与・削除等のIPパケット処理を行う。また、MACレイヤでは、ネットワーク100上のアクセス衝突を回避するためのプロトコルとして、CSMA/CAが指定されている。なお、11ahでは、省電力のためにRAW(Restricted Access Window)やTWT(Target Wake Time)機能がMAC層に追加されている。CPU302は、ホストシステムからの要求に応じて、MAC部306の機能を11axもしくは11ahに切り替えることが可能である。ベースバンド部307は、11axおよび11ah規格で定められた仕様に準じたベースバンド部である。ベースバンド部307は、MAC処理されたIPパケット信号と、ベースバンド信号との間で、変調もしくは復調する機能を有する。ベースバンド部307では、データの変調方式としてOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)が指定されている。また、11ahでは、11axに対して、ベースバンド部307のクロック周波数が10分の1となるように設計される。これにより、11ah接続は、11ax接続よりも省電力化が図られる。CPU302は、ホストシステムからの要求に応じて、ベースバンド部307の機能を11axもしくは11ahに切り替えることが可能である。920MHzRF部308は、受信時には、アンテナ309が受信した無線信号から搬送無線周波数を除去してベースバンド信号に復元し、ベースバンド部307に送出する。920MHzRF部308は、送信時には、ベースバンド部307からのベースバンド信号を搬送無線周波数に載せ、アンテナ309から無線信号を送出する。920MHzRF部308は、11ahで使用する920MHz帯域の搬送波生成・除去に対応している。CPU302は、ホストシステムからの要求に応じて、920MHzRF部308の機能をオンまたはオフに切り替えることが可能である。5GHzRF部310は、受信時には、アンテナ311が受信した無線信号から搬送無線周波数を除去してベースバンド信号に復元し、ベースバンド部307に送出する。5GHzRF部310は、送信時には、ベースバンド部307からのベースバンド信号を搬送無線周波数に載せ、アンテナ311から無線信号を送出する。5GHzRF部310は、11axで使用する5GHz帯域の搬送波生成・除去に対応している。CPU302は、ホストシステムからの要求に応じて、5GHzRF部310の機能をオンまたはオフに切り替えることが可能である。2.4GHzRF部312は、受信時には、アンテナ313が受信した無線信号から搬送無線周波数を除去してベースバンド信号に復元し、ベースバンド部307に送出する。2.4GHzRF部312は、送信時には、ベースバンド部307からのベースバンド信号を搬送無線周波数に載せ、アンテナ313から無線信号を送出する。2.4GHzRF部312は、11axで使用する2.4GHz帯域の搬送波生成・除去に対応している。CPU302は、ホストシステムからの要求に応じて、2.4GHzRF部312の機能をオンまたはオフに切り替えることが可能である。このように11ax/ah機能ブロック305では、MAC部306、ベースバンド部307、920MHzRF部308、アンテナ309が、第1アクセスポイント105aと無線通信(第1通信工程)を行う第1通信手段として構成されている。また、MAC部306、ベースバンド部307、5GHzRF部310、アンテナ311は、第2アクセスポイント105bと無線通信(第2通信工程)を行う第2通信手段として構成されている。同様に、MAC部306、ベースバンド部307、2.4GHzRF部312、アンテナ313も第2通信手段として構成されている。なお、11ax/ah機能ブロック305を前述したIEEE802.11a等の他のIEEE802.11規格にさらに適用可能に構成する場合には、MAC部306やベースバンド部307を当該他の規格に適用するよう設計・制御すればよい。
画像形成装置101は、2つの無線通信モードをモード選択可能に構成されており、本実施形態では、当該2つの無線通信モードを同時起動可能な使用環境下で使用される。2つの無線通信モードのうちの1つ目の無線通信モードは、低速であるが、広域通信が可能な無線通信規格104によるダイレクト無線通信モード(省電力モード)、すなわち、第1無線通信方式による第1無線通信モードである。2つ目の無線通信モードは、高速な無線通信規格103によるダイレクト無線通信モード(通常モード)、すなわち、第2無線通信方式による第2無線通信モードである。なお、第1無線通信モードは、第2無線通信モードよりも消費電力を低減可能である。画像形成装置101は、ダイレクト無線接続における優先設定と、ユーザが選択したモード(ダイレクト接続のオプション)とに応じて、端末102に対して、一方のモードの接続情報のみを表示するよう制御する。
表1は、ユーザによりダイレクト接続が選択された際の、画像形成装置101の操作部204で表示中の画面と、予め設定されている優先設定の無線通信モードと、端末102でブロードキャストが行われる通信規格との組み合わせを示す。なお、「通信規格のブロードキャストが行われる」とは、アクセスポイントのSSID(Service Set Identifier)を表示させることを言う。また、ここでは、代表的に、表1中のNo.1およびNo.3について説明する。No.1では、通常モードを優先設定とし、図4(d)に示す画面404をユーザが参照する。No.3では、通常モードを優先設定とし、図4(e)に示す画面405をユーザが参照する。
Figure 2023173250000002
図4は、画像形成装置の操作部に表示される画面(操作画面)の一例である。画像形成装置101の操作部204上でネットワークの設定が選択された場合には、図4(a)に示す画面401が操作部204に表示される。画面401には、「インフラ接続設定」の選択項目401a、「ダイレクト接続設定」の選択項目401b等が含まれている。選択項目401b(ダイレクト接続設定)が選択された場合には、図4(b)に示す画面402が操作部204に表示される。画面402には、「ダイレクト接続(デフォルト)を使用」の選択項目402a、「ダイレクト接続時のオプション」の選択項目402b等が含まれている。選択項目402a(ダイレクト接続を使用)が選択された場合には、図4(d)に示す画面404が操作部204に表示される。画面404には、端末102での操作手順と、優先設定されている高速な無線通信規格103(通常モード)の接続情報(「SSID01」を示すSSID404a、「ネットワークキー01」を示すネットワークキー404b)とが含まれている。一方、画面402上で選択項目402b(ダイレクト接続のオプション)が選択された場合には、操作部204に、図4(c)に示す画面403が表示される。画面403は、モード選択画面であり、当該画面上でユーザは無線通信モードを選択することができる。画面403上で「通常モード」における詳細情報403aが選択された場合には、前述した画面404が操作部204に表示される。一方、画面403上で「省電力モード」における詳細情報403bが選択された場合には、図4(e)示す画面405が操作部204に表示される。画面405には、端末102での操作手順と、低速な無線通信規格104(省電力モード)の接続情報(「SSID02」を示すSSID405a、「ネットワークキー02」を示すネットワークキー405b)とが含まれている。このように本実施形態では、画面403の詳細情報403aは、通常モードの使用を有効するか否かを選択操作する操作手段として機能し、詳細情報403bは、省電力モードの使用を有効するか否かを選択操作する操作手段として機能する。これにより、各無線通信モードの有効、無効を切り替える切替操作を容易に行うことができる。
図5は、携帯端末に表示される画面の一例である。画像形成装置101の操作部204に画面404が表示された場合には、端末102には、図5(a)に示す画面501が表示される。画面501には、端末102の使用環境に応じた複数のSSID(例えばSSID501a、SSID501b、SSID501c)が含まれる。このとき、ユーザは、当該複数のSSIDのうち、画面404中のSSIDと一致するもの(SSID501c)を端末102上で選択し、画面404中のネットワークキーを端末102上で入力することができる。これにより、画像形成装置101は、端末102との間で通常モードによるダイレクト接続を開始することができる。また、画像形成装置101の操作部204に画面405が表示された場合には、端末102には、図5(b)に示す画面502が表示される。画面502には、端末102の使用環境に応じた複数のSSID(例えばSSID502a、SSID502b、SSID502c)が含まれる。このとき、ユーザは、当該複数のSSIDのうち、画面405中のSSIDと一致するもの(SSID502c)を端末102上で選択し、画面405中のネットワークキーを端末102上で入力することができる。これにより、画像形成装置101は、端末102との間で省電力モードによるダイレクト接続を開始することができる。
このように画像形成装置101の無線通信接続を行う場合には、その接続処理のためにSSIDが用いられる。しかしながら、図5(a)に示すように、SSID501a、SSID501b、SSID501cをブロードキャストした状態にすると、ユーザは、どのSSIDを使用したらよいのかが分からず、誤操作を招くおそれがある。同様に、図5(b)に示ように、SID502a、SSID502b、SSID502cをブロードキャストした状態にすると、ユーザは、どのSSIDを使用したらよいのかが分からず、誤操作を招くおそれがある。
そこで、画像形成装置101は、無線通信接続を行う際の誤操作を低減することができるよう構成されている。以下、この構成および作用について説明する。
図6Aは、通常モードにおけるシーケンスである。このシーケンスは、表1のNo.1に該当する、画面402の「ダイレクト接続を使用」が選択された場合のダイレクト接続と、その接続の遮断のシーケンスとなっている。
まず、ダイレクト接続時について説明する。図6Aに示すように、ステップS601では、ユーザは、画像形成装置101の設定画面にてネットワークを選択する。ステップS602では、画像形成装置101は、画面401を表示する。ステップS603では、ユーザは、画面401の選択項目401b(ダイレクト接続設定)を選択する。ステップS604では、画像形成装置101は、画面402を表示する。ステップS605では、ユーザは、画面402の選択項目402a(ダイレクト接続を使用)を選択する。ステップS606では、画像形成装置101は、画面404を表示する。このとき、端末102は、画像形成装置101のコントローラ201によってブロードキャストが制御されている。この制御は、高速な無線通信規格103、すなわち、SSID01(SSID501c)のみのブロードキャストが行われ、それ以外のSSIDのブロードキャストが抑止された状態とする制御である(図6A中の破線の矢印BC1A参照)。これにより、ステップS607では、ユーザは、端末102上でSSID01(SSID501c)を迅速に選択することができるとともに、ネットワークキー01も入力することができる。ステップS608では、端末102は、画像形成装置101に対し、ステップS607で入力されたSSID01とネットワークキー01とを送信する。ステップS609では、画像形成装置101は、ステップS608で送信されてきたSSID01とネットワークキー01とを取得して、これらと設定値との照合を行う。ステップS610では、画像形成装置101は、端末102に対し、ACK信号を送信する。「ACK信号」とは、データ通信において受信側から送信側に送られる、データを正常に受信したことを示す信号のことである。ステップS611では、画像形成装置101と端末102との間のダイレクト接続が完了する。
次に、ダイレクト接続の遮断時について説明する。図6Aに示すように、ステップS612では、ユーザは、端末102上でSSID01を選択し、ダイレクト接続を無効化する。ステップS613では、端末102は、ダイレクト接続を遮断する。
図6Bは、省電力モードにおけるシーケンスである。このシーケンスは、表1のNo.3に該当する、画面402の「ダイレクト接続のオプション」が選択され、「省電力モード」が選択された場合のダイレクト接続と、その接続の遮断のシーケンスとなっている。
まず、ダイレクト接続時について説明する。図6Bに示すように、ステップS614では、ユーザは、画像形成装置101の設定画面にてネットワークを選択する。ステップS615では、画像形成装置101は、画面401を表示する。ステップS616では、ユーザは、画面401の選択項目401b(ダイレクト接続設定)を選択する。ステップS617では、画像形成装置101は、画面402を表示する。ステップS618では、ユーザは、画面402の選択項目402b(ダイレクト接続のオプション)を選択する。ステップS619では、画像形成装置101は、画面403を表示する。ステップS620では、ユーザは、画面403の「省電力モード」における詳細情報403bを選択する。ステップS621では、画像形成装置101は、端末102に対し、高速な無線通信規格103のブロードキャストを停止する。これにより、画像形成装置101と端末102との間では、無線通信規格103のブロードキャストが行われている状態(図6B中の上から1番目の破線の矢印BC1B参照)から、停止状態(図6B中の上から2番目の破線の矢印BC2B参照)に切り替わる。ステップS622では、画像形成装置101は、低速な無線通信規格104のブロードキャストを開始する。これにより、画像形成装置101と端末102との間では、低速な無線通信規格104のブロードキャストが行われている状態(図6B中の上から3番目の破線の矢印BC3B参照)となる。ステップS623では、画像形成装置101は、画面405を表示する。このとき、端末102は、低速な無線通信規格104のみブロードキャストされ、それ以外のSSIDのブロードキャストが抑止された状態に制御されている。これにより、ステップS624では、ユーザは、端末102上でSSID02(SSID502c)を迅速に選択することができるとともに、ネットワークキー02も入力することができる。ステップS625では、端末102は、画像形成装置101に対し、ステップS624で入力されたSSID02とネットワークキー02とを送信する。ステップS626では、画像形成装置101は、ステップS625で送信されてきたSSID02とネットワークキー02とを取得して、これらと設定値との照合を行う。ステップS627では、画像形成装置101は、端末102に対し、ACK信号を送信する。ステップS628では、画像形成装置101と端末102との間のダイレクト接続が完了する。ステップS629では、画像形成装置101は、低速な無線通信規格104のブロードキャストを停止する。これにより、画像形成装置101と端末102との間では、低速な無線通信規格104のブロードキャストが行われている状態(図6B中の矢印BC3B参照)から、停止状態(図6B中の上から4番目の破線の矢印BC4B参照)に切り替わる。ステップS630では、画像形成装置101は、高速な無線通信規格103のブロードキャストを再度開始する。これにより、画像形成装置101と端末102との間では、高速な無線通信規格103のブロードキャストが行われている状態(図6B中の上から5番目の破線の矢印BC5B参照)となる。
次に、ダイレクト接続の遮断時について説明する。図6Bに示すように、ステップS631では、ユーザは、端末102上でSSID02を選択し、ダイレクト接続を無効化する。ステップS632では、端末102は、ダイレクト接続を遮断する。
図7は、画像形成装置のダイレクト接続時およびその遮断時におけるフローチャートである。まず、画面402の選択項目402a(ダイレクト接続を使用)が選択された場合のダイレクト接続と、その遮断について説明する。図7に示すように、ステップS701では、画像形成装置101のコントローラ201(CPU211)は、画像形成装置101の設定画面にて「ネットワーク」が選択されたか否かを判断する。ステップS701での判断の結果、「ネットワーク」が選択されたと判断された場合には、処理はステップS702に進む。一方、ステップS701での判断の結果、「ネットワーク」が選択されていないと判断された場合には、処理はステップS701をそのまま継続する。
ステップS702では、コントローラ201は、操作部204に画面401を表示する。
ステップS703では、コントローラ201は、画面401の選択項目401b(ダイレクト接続設定)が選択されたか否かを判断する。ステップS703での判断の結果、選択項目401bが選択されたと判断された場合には、処理はステップS703に進む。一方、ステップS703での判断の結果、選択項目401bが選択されていないと判断された場合には、処理はステップS703をそのまま継続する。
ステップS704では、コントローラ201は、操作部204に画面402を表示する。
ステップS705では、コントローラ201は、画面402の選択項目402a(ダイレクト接続を使用)が選択されたか否かを判断する。ステップS705での判断の結果、選択項目402aが選択されたと判断された場合には、処理はステップS706に進む。一方、ステップS705での判断の結果、選択項目402aが選択されていないと判断された場合には、処理はステップS714に進む。
ステップS706では、コントローラ201は、操作部204に画面404を表示する。
ステップS707では、コントローラ201は、端末102からSSID01とネットワークキー01とを取得したか否かを判断する。ステップS707での判断の結果、SSID01とネットワークキー01とを取得したと判断された場合には、処理はステップS709に進む。一方、ステップS707での判断の結果、SSID01とネットワークキー01とを取得していないと判断された場合には、処理はステップS708に進む。
ステップS708では、コントローラ201は、ステップS707での判断後、タイムアウトとなったか否かを判断する。ステップS708での判断の結果、タイムアウトとなったと判断された場合には、処理はステップS704に戻り、それ以降のステップを順次実行する。一方、ステップS708での判断の結果、タイムアウトではないと判断された場合には、処理はステップS706に戻り、それ以降のステップを順次実行する。
ステップS707実行後のステップS709では、コントローラ201は、ステップS707で取得したネットワークキー01と、設定値とが一致しているか否かを判断する。ステップS709での判断の結果、一致していると判断された場合には、処理はステップS710、ステップS712に順に進む。一方、ステップS709での判断の結果、一致していないと判断された場合には、処理はステップS711に進む。
ステップS710では、コントローラ201は、端末102へACK信号を送信する。
ステップS711では、コントローラ201は、端末102へNACK信号を送信し、処理は終了する。
ステップS710実行後のステップS712では、コントローラ201は、端末102とのダイレクト接続が完了したか否かを判断する。ステップS712での判断の結果、ダイレクト接続が完了したと判断された場合には、処理はステップS713に進む。一方、ステップS712での判断の結果、ダイレクト接続が完了していないと判断された場合には、処理はステップS712をそのまま継続する。
ステップS713では、コントローラ201は、端末102からダイレクト接続が遮断されたか否かを判断する。ステップS713での判断の結果、ダイレクト接続が遮断されたと判断された場合には、処理は終了する。一方、ステップS713での判断の結果、ダイレクト接続が遮断されていないと判断された場合には、処理はステップS713をそのまま継続する。
次に、画面402の選択項目402b(ダイレクト接続のオプション)が選択され、画面403の「省電力モード」の詳細情報403bが選択された場合のダイレクト接続と、その遮断について説明する。図7に示すように、ステップS705実行後のステップS714では、コントローラ201は、画面402の選択項目402b(ダイレクト接続のオプション)が選択されたか否かを判断する。ステップS714での判断の結果、選択項目402bが選択されたと判断された場合には、処理はステップS715に進む。一方、ステップS714での判断の結果、選択項目402bが選択されていないと判断された場合には、処理はテップS705に戻り、それ以降のステップを順次実行する。
ステップS715では、コントローラ201は、操作部204に画面403を表示する。
ステップS716では、コントローラ201は、画面403の「通常モード」における詳細情報403aが選択されたか否かを判断する。ステップS716での判断の結果、詳細情報403aが選択されたと判断された場合には、処理はステップS706に戻り、それ以降のステップを順次実行する。一方、ステップS716での判断の結果、詳細情報403aが選択されていないと判断された場合には、処理はステップS717に進む。
ステップS717では、コントローラ201は、画面403の「省電力モード」における詳細情報403bが選択されたか否かを判断する。ステップS717での判断の結果、詳細情報403bが選択されたと判断された場合には、処理はステップS718に進む。一方、ステップS717での判断の結果、詳細情報403bが選択されていないと判断された場合には、処理はステップS716に戻り、それ以降のステップを順次実行する。
ステップS718では、コントローラ201は、高速な無線通信規格103のブロードキャストを停止する。
ステップS719では、コントローラ201は、低速な無線通信規格104のブロードキャストを開始する。
ステップS720では、コントローラ201は、操作部204に画面405を表示する。
ステップS721では、コントローラ201は、端末102からSSID02とネットワークキー02とを取得したか否かを判断する。ステップS721での判断の結果、SSID02とネットワークキー02とを取得した判断された場合には、処理はステップS723に進む。一方、ステップS721での判断の結果、SSID02とネットワークキー02とを取得していない判断された場合には、処理はステップS722に進む。
ステップS722では、コントローラ201は、ステップS721での判断後、タイムアウトとなったか否かを判断する。ステップS722での判断の結果、タイムアウトとなったと判断された場合には、処理はステップS715に戻り、それ以降のステップを順次実行する。一方、ステップS722での判断の結果、タイムアウトでないと判断された場合には、処理はステップS720に戻り、それ以降のステップを順次実行する。
ステップS721実行後のステップS723では、コントローラ201は、ステップS721で取得したネットワークキー02と、設定値とが一致しているか否かを判断する。ステップS723での判断の結果、一致していると判断された場合には、処理はステップS724に進む。一方、ステップS723での判断の結果、一致していないと判断された場合には、処理はステップS725に進む。
ステップS724では、コントローラ201は、端末102へACK信号を送信する。
ステップS725では、コントローラ201は、端末102へNACK信号を送信し、処理は終了する。
ステップS724実行後のステップS726では、コントローラ201は、端末102とのダイレクト接続が完了したか否かを判断する。ステップS726での判断の結果、ダイレクト接続が完了したと判断された場合には、処理はステップS727に進む。一方、ステップS726での判断の結果、ダイレクト接続が完了していないと判断された場合には、処理はステップS727をそのまま継続する。
ステップS727では、コントローラ201は、低速な無線通信規格104のブロードキャストを停止する。
ステップS728では、コントローラ201は、高速な無線通信規格103のブロードキャストを開始する。
ステップS729では、コントローラ201は、端末102とのダイレクト接続が遮断されたか否かを判断する。ステップS729での判断の結果、ダイレクト接続が遮断されたと判断された場合には、処理は終了する。一方、ステップS729での判断の結果、ダイレクト接続が遮断されていないと判断された場合には、処理はステップS729をそのまま継続する。
以上のように、第1アクセスポイント105aおよび第2アクセスポイント105bを起動させて、各アクセスポイントとの無線通信が行われている状態で、端末102に対するコントローラ201のブロードキャスト制御(制御工程)が可能である。ブロードキャスト制御は第1アクセスポイント105aおよび第2アクセスポイント105bのうちの一方のアクセスポイントのSSIDのブロードキャストが行われ、他方のアクセスポイントのSSIDのブロードキャストが抑止された状態にする制御である。また、ブロードキャスト制御は、低速な無線通信規格104による省電力モード(第1無線通信モード)と、高速な無線通信規格103による通常モード(第2無線通信モード)とのモード選択に基づいて行われる。そして、省電力モードが選択された場合には、省電力モード用のSSID(SSID02)のブロードキャストが行われ、それ以外のSSIDのブロードキャストが抑止された状態に制御される。通常モードが選択された場合には、通常モード用のSSID(SSID01)のブロードキャストが行われ、それ以外のSSIDのブロードキャストが抑止された状態に制御される。このようなブロードキャスト制御により、ユーザは、無線通信接続を行う際、どのSSIDを使用したらよいのかを迅速に判断することができ、よって、誤操作が低減される。なお、各SSIDは、個別に手動でオン/オフが切り替えられるよう構成されていてもよい。
また、SSID01のブロードキャストが行われ、SSID02のブロードキャストが抑止された状態(図6B中の矢印BC1参照)に制御された後、制御が変更される。この制御は、SSID01のブロードキャストが抑止され、SSID02のブロードキャストが行われた状態(図6B中の矢印BC2B、矢印BC3B参照)に変更される制御である。そして、SSID01のブロードキャストが抑止され、SSID02のブロードキャストが行われた状態に制御された後にも、制御が変更される。この制御は、SSID01のブロードキャストが行われ、SSID02のブロードキャストが抑止された状態(図6B中の矢印BC4B、矢印BC5B参照)に変更される制御である。このような制御変更により、SSID01のブロードキャストがデフォルトである場合、所定の通信接続完了後、当該デフォルトに迅速に戻すことができ、よって、通信接続操作時のユーザビリティが向上する。
<第2実施形態>
以下、図8A~図10を参照して、第2実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。本実施形態では、ダイレクト接続における常時設定と、ユーザが選択したモードとに応じて、モードの接続情報が表示される。表2は、操作部204にて表示中の画面と、通信規格の常時設定のON/OFFと、端末102でブロードキャストが行われる通信規格との組み合わせを示す。ここでは、代表的に、表2中のNo.2およびNo.6について説明する。No.2では、高速な無線通信規格103の常時設定をOFFとし、低速な無線通信規格104の常時設定をONとし、図4(d)に示す画面404を参照する。No.6では、高速な無線通信規格103の常時設定をOFFとし、低速な無線通信規格104の常時設定をONとし、図4(e)に示す画面405を参照する。
Figure 2023173250000003
また、本実施形態では、図4(a)に示す画面401から図4(b)に示す画面402に移行する条件は、前記第1実施形態と同様であるが、図4(b)に示す画面402の選択項目402a(ダイレクト接続を使用)が選択された場合の画面移行が異なる。図4(b)に示す画面402の選択項目402a(ダイレクト接続を使用)が選択された場合には、図4(e)に示す画面405が操作部204に表示される。また、画面402上で選択項目402b(ダイレクト接続のオプション)が選択された場合には、操作部204に、図4(c)に示す画面403が表示される。画面403上で「通常モード」における詳細情報403aが選択された場合には、前記第1実施形態と同様に、画面404が操作部204に表示される。一方、画面403上で「省電力モード」における詳細情報403bが選択された場合には、前記第1実施形態と同様に、画面405が操作部204に表示される。
図8Aは、第2実施形態における省電力モードにおけるシーケンスである。このシーケンスは、画面402の「ダイレクト接続を使用」が選択された場合のダイレクト接続と、その接続の遮断のシーケンスとなっている。
まず、ダイレクト接続時について説明する。図8Aに示すように、ステップS801では、ユーザは、画像形成装置101の設定画面にてネットワークを選択する。ステップS802では、画像形成装置101は、画面401を表示する。ステップS803では、ユーザは、画面401の選択項目401b(ダイレクト接続設定)を選択する。ステップS804では、画像形成装置101は、画面402を表示する。ステップS805では、ユーザは、画面402の選択項目402a(ダイレクト接続を使用)を選択する。ステップS806では、画像形成装置101は、画面405を表示する。このとき、端末102は、画像形成装置101のコントローラ201によってブロードキャストが制御されている。この制御は、低速な無線通信規格104、すなわち、SSID02(SSID502c)のみのブロードキャストが行われ、それ以外のSSIDのブロードキャストが抑止された状態とする制御である(図8A中の破線の矢印BC1C参照)。これにより、ステップS807では、ユーザは、端末102上でSSID02(SSID502c)を迅速に選択することができるとともに、ネットワークキー02を入力することができる。ステップS808では、端末102は、画像形成装置101に対し、ステップS807で入力されたSSID02とネットワークキー02とを送信する。ステップS809では、画像形成装置101は、ステップS808で送信されてきたSSID02とネットワークキー02を取得して、これらと設定値との照合を行う。ステップS810では、画像形成装置101は、端末102に対し、ACK信号を送信する。ステップS811では、画像形成装置101と端末102との間のダイレクト接続が完了する。
次に、ダイレクト接続の遮断時について説明する。図8Aに示すように、ステップS812では、ユーザは、端末102上でSSID02を選択し、ダイレクト接続を無効化する。ステップS813では、端末102は、ダイレクト接続を遮断する。
図8Bは、第2実施形態における通常モードにおけるシーケンスである。このシーケンスは、画面402の「ダイレクト接続のオプション」が選択され、「通常モード」が選択された場合のダイレクト接続と、その遮断のシーケンスとなっている。
まず、ダイレクト接続時について説明する。図8Bに示すように、画像形成装置101と端末102との間では、高速な無線通信規格103のブロードキャストが行われている状態(図8B中の上から1番目の破線の矢印BC1D参照)となっている。ステップS814では、ユーザは、画像形成装置101の設定画面にてネットワークを選択する。ステップS815では、画像形成装置101は、画面401を表示する。ステップS816では、ユーザは、画面401の選択項目401b(ダイレクト接続設定)を選択する。ステップS817では、画像形成装置101は、画面402を表示する。ステップS818では、ユーザは、画面402の選択項目402b(ダイレクト接続のオプション)を選択する。ステップS819では、画像形成装置101は、画面403を表示する。ステップS820では、ユーザは、画面403の「通常モード」における詳細情報403aを選択する。ステップS821では、画像形成装置101は、高速な無線通信規格103のブロードキャストを開始する。これにより、画像形成装置101と端末102との間では、高速な無線通信規格103のブロードキャストが行われている状態(図8B中の上から2番目の破線の矢印BC2D参照)となる。ステップS822では、画像形成装置101は、画面404を表示する。このとき、端末102は、高速な無線通信規格103のみブロードキャストされ、それ以外のSSIDのブロードキャストが抑止された状態に制御されている。これにより、ステップS823では、ユーザは、端末102上でSSID01(SSID501c)を迅速に選択することができるとともに、ネットワークキー01も入力することができる。ステップS824では、端末102は、画像形成装置101に対し、ステップS823で入力されたSSID01とネットワークキー01とを送信する。ステップS825では、画像形成装置101は、ステップS824で送信されてきたSSID01とネットワークキー01とを取得して、これらと設定値との照合を行う。ステップS826では、画像形成装置101は、端末102に対し、ACK信号を送信する。ステップS827では、画像形成装置101と端末102との間のダイレクト接続が完了する。ステップS828では、画像形成装置101は、端末102に対し、高速な無線通信規格103のブロードキャストを停止する。これにより、画像形成装置101と端末102との間では、高速な無線通信規格103のブロードキャストが行われている状態(図8B中の矢印BC2D参照)から、停止状態(図8B中の上から3番目の破線の矢印BC3D参照)に切り替わる。
次に、ダイレクト接続の遮断時について説明する。図8Bに示すように、ステップS829では、ユーザは、端末102上でSSID01を選択し、ダイレクト接続を無効化する。ステップS830では、端末102は、ダイレクト接続を遮断する。
図9は、画像形成装置のダイレクト接続時およびその遮断時におけるフローチャートである。まず、画面402の選択項目402a(ダイレクト接続を使用)が選択された場合のダイレクト接続と、その遮断について説明する。図9に示すように、ステップS901では、画像形成装置101のコントローラ201(CPU211)は、画像形成装置101の設定画面にて「ネットワーク」が選択されたか否かを判断する。ステップS901での判断の結果、「ネットワーク」が選択されたと判断された場合には、処理はステップS902に進む。一方、ステップS901での判断の結果、「ネットワーク」が選択されていないと判断された場合には、処理はステップS901をそのまま継続する。
ステップS902では、コントローラ201は、操作部204に画面401を表示する。
ステップS903では、コントローラ201は、画面401の選択項目401b(ダイレクト接続設定)が選択されたか否かを判断する。ステップS903での判断の結果、選択項目401bが選択されたと判断された場合には、処理はステップS904に進む。一方、ステップS903での判断の結果、選択項目401bが選択されていないと判断された場合には、処理はステップS903をそのまま継続する。
ステップS904では、コントローラ201は、操作部204に画面402を表示する。
ステップS905では、コントローラ201は、画面402の選択項目402a(ダイレクト接続を使用)が選択されたか否かを判断する。ステップS905での判断の結果、選択項目402aが選択されたと判断された場合には、処理はステップS906に進む。一方、ステップS905での判断の結果、選択項目402aが選択されていないと判断された場合には、処理はステップS914に進む。
ステップS906では、コントローラ201は、操作部204に画面405を表示する。
ステップS907では、コントローラ201は、端末102からSSID02とネットワークキー02とを取得したか否かを判断する。ステップS907での判断の結果、SSID02とネットワークキー02とを取得したと判断された場合には、処理はステップS909に進む。一方、ステップS907での判断の結果、SSID02とネットワークキー02とを取得していないと判断された場合には、処理はステップS908に進む。
ステップS908では、コントローラ201は、ステップS907での判断後、タイムアウトとなったか否かを判断する。ステップS908での判断の結果、タイムアウトとなったと判断された場合には、処理はステップS904に戻り、それ以降のステップを順次実行する。一方、ステップS908での判断の結果、タイムアウトではないと判断された場合には、処理はステップS906に戻り、それ以降のステップを順次実行する。
ステップS907実行後のステップS909では、コントローラ201は、ステップS907で取得したネットワークキー02と、設定値とが一致しているか否かを判断する。ステップS909での判断の結果、一致していると判断された場合には、処理はステップS910、ステップS912に順に進む。一方、ステップS909での判断の結果、一致していないと判断された場合には、処理はステップS911に進む。
ステップS910では、コントローラ201は、端末102へACK信号を送信する。
ステップS911では、コントローラ201は、端末102へNACK信号を送信し、処理は終了する。
ステップS910実行後のステップS912では、コントローラ201は、端末102とのダイレクト接続が完了したか否かを判断する。ステップS912での判断の結果、ダイレクト接続が完了したと判断された場合には、処理はステップS913に進む。一方、ステップS912での判断の結果、ダイレクト接続が完了していないと判断された場合には、処理はステップS912をそのまま継続する。
ステップS913では、コントローラ201は、端末102からダイレクト接続が遮断されたか否かを判断する。ステップS913での判断の結果、ダイレクト接続が遮断されたと判断された場合には、処理は終了する。一方、ステップS913での判断の結果、ダイレクト接続が遮断されていないと判断された場合には、処理はステップS913をそのまま継続する。
次に、画面402の選択項目402b(ダイレクト接続のオプション)が選択され、画面403の「通常モード」の詳細情報403aが選択された場合のダイレクト接続と、その遮断について説明する。図9に示すように、ステップS905実行後のステップS914では、コントローラ201は、画面402の選択項目402b(ダイレクト接続のオプション)が選択されたか否かを判断する。ステップS914での判断の結果、選択項目402bが選択されたと判断された場合には、処理はステップS915に進む。一方、ステップS914での判断の結果、選択項目402bが選択されていないと判断された場合には、処理はステップS905に戻り、それ以降のステップを順次実行する。
ステップS915では、コントローラ201は、操作部204に画面403を表示する。
ステップS916では、コントローラ201は、画面403の「通常モード」における詳細情報403aが選択されたか否かを判断する。ステップS916での判断の結果、詳細情報403aが選択されたと判断された場合には、処理はステップS918に進む。一方、ステップS916での判断の結果、詳細情報403aが選択されていないと判断された場合には、処理はステップS917に進む。
ステップS917では、コントローラ201は、画面403の「省電力モード」における詳細情報403bが選択されたか否かを判断する。ステップS917での判断の結果、詳細情報403bが選択されたと判断された場合には、処理はステップS906に戻り、それ以降のステップを順次実行する。一方、ステップS917での判断の結果、詳細情報403bが選択されていないと判断された場合には、処理はステップS916に戻り、それ以降のステップを順次実行する。
ステップS918では、コントローラ201は、高速な無線通信規格103のブロードキャストを開始する。
ステップS919では、コントローラ201は、操作部204に画面404を表示する。
ステップS920では、コントローラ201は、端末102からSSID01とネットワークキー01とを取得したか否かを判断する。ステップS920での判断の結果、SSID01とネットワークキー01とを取得したと判断された場合には、処理はステップS922に進む。一方、ステップS920での判断の結果、SSID01とネットワークキー01とを取得していないと判断された場合には、処理はステップS921に進む。
ステップS921では、コントローラ201は、ステップS920での判断後、タイムアウトとなったか否かを判断する。ステップS921での判断の結果、タイムアウトとなったと判断された場合には、処理はステップS915に戻り、それ以降のステップを順次実行する。一方、ステップS921での判断の結果、タイムアウトではないと判断された場合には、処理はステップS919に戻り、それ以降のステップを順次実行する。
ステップS920実行後のステップS922では、コントローラ201は、ステップS920で取得したネットワークキー01と、設定値とが一致しているか否かを判断する。ステップS922での判断の結果、一致していると判断された場合には、処理はステップS923、ステップS925に順に進む。一方、ステップS922での判断の結果、一致していないと判断された場合には、処理はステップS924に進む。
ステップS923では、コントローラ201は、端末102へACK信号を送信する。
ステップS924では、コントローラ201は、端末102へNACK信号を送信し、処理は終了する。
ステップS923実行後のステップS925では、コントローラ201は、端末102とのダイレクト接続が完了したか否かを判断する。ステップS925での判断の結果、ダイレクト接続が完了したと判断された場合には、処理はステップS926に進む。一方、ステップS925での判断の結果、ダイレクト接続が完了していないと判断された場合には、処理はステップS925をそのまま継続する。
ステップS926では、コントローラ201は、高速な無線通信規格103のブロードキャストを停止する。
ステップS927では、コントローラ201は、端末102からダイレクト接続が遮断されたか否かを判断する。ステップS927での判断の結果、ダイレクト接続が遮断されたと判断された場合には、処理は終了する。一方、ステップS927での判断の結果、ダイレクト接続が遮断されていないと判断された場合には、処理はステップS927をそのまま継続する。
本実施形態では、常時設定は、管理者モードにおいてユーザによる設定が可能である。図10は、第2実施形態における画像形成装置の操作部に表示される管理者モードの画面の一例である。ここでは、通常モードの設定方法について説明するが、省電力モードの設定方法についても同様である。画像形成装置101の操作部204より、管理者モードが選択されると、図10(a)に示す画面1001が表示される。画面1001においてダイレクト接続1001aが選択されると、図10(b)に示す画面1002が表示される。画面1002において通常モード1002aおよび省電力モード1002bのうちの通常モード1002aが選択されると、図10(c)に示す画面1003が表示される。画面1003では、通常モード1003aおよび常時設定1003bのON/OFFについて、それぞれ設定を行うことができる。そして、この設定が行われ、画面1003中の完了1003cが選択されると、図10(d)に示す画面1004が表示される。画面1004には、設定完了の旨が記載されたメッセージ1004aが含まれている。このような操作により、通常モードの使用を有効する選択が行われた場合に、当該通常モードが常時使用される(常時設定)か否かを選択可能となる。同様に、省電力モードの使用を有効する選択が行われた場合に、省電力モードが常時使用される(常時設定)か否かを選択可能となる。これにより、通信接続操作時のユーザビリティが向上する。
各実施形態の開示は、以下の構成、方法およびプログラムを含む。
(構成1) IEEE802.11ahに準拠する第1無線通信方式の第1アクセスポイントと無線通信を行う第1通信手段と、
前記第1無線通信方式よりも高速通信可能な第2無線通信方式の第2アクセスポイントと無線通信を行う第2通信手段と、
前記第1アクセスポイントおよび前記第2アクセスポイントを無線通信可能に起動させた状態で、前記第1アクセスポイントおよび前記第2アクセスポイントのうちの一方のアクセスポイントのSSID(Service Set Identifier)のブロードキャストが行われ、他方のアクセスポイントのSSIDのブロードキャストが抑止された状態に制御可能な制御手段と、を備えることを特徴とする情報処理装置。
(構成2) 前記第1無線通信方式による第1無線通信モードと、前記第2無線通信方式による第2無線通信モードとにモード選択可能に構成され、前記第1無線通信モードは、前記第2無線通信モードよりも消費電力を低減可能であり、
前記制御手段は、前記モード選択に基づいて前記制御を行うことを特徴とする構成1に記載の情報処理装置。
(構成3) 前記制御手段は、
前記第1無線通信モードが選択された場合には、前記第1アクセスポイントのSSIDのブロードキャストが行われ、前記第2アクセスポイントのSSIDのブロードキャストが抑止された状態に制御し、
前記第2無線通信モードが選択された場合には、前記第2アクセスポイントのSSIDのブロードキャストが行われ、前記第1アクセスポイントのSSIDのブロードキャストが抑止された状態に制御することを特徴とする構成2に記載の情報処理装置。
(構成4) 前記制御手段は、前記第1アクセスポイントのSSIDのブロードキャストが行われ、前記第2アクセスポイントのSSIDのブロードキャストが抑止された状態に制御した後、前記第2アクセスポイントのSSIDのブロードキャストが行われ、前記第1アクセスポイントのSSIDのブロードキャストが抑止された状態に制御を変更することを特徴とする構成3に記載の情報処理装置。
(構成5) 前記制御手段は、前記第2アクセスポイントのSSIDのブロードキャストが行われ、前記第1アクセスポイントのSSIDのブロードキャストが抑止された状態に制御した後、前記第2アクセスポイントのSSIDのブロードキャストが抑止された状態に制御を変更することを特徴とする構成3に記載の情報処理装置。
(構成6) 前記第1無線通信モードおよび前記第2無線通信モードの使用を有効するか否かを選択操作する操作手段を備えることを特徴とする構成2乃至5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(構成7) 前記操作手段は、
前記第1無線通信モードの使用を有効する選択が行われた場合に、前記第1無線通信モードが常時使用されるか否かを選択可能に構成され、
前記第2無線通信モードの使用を有効する選択が行われた場合に、前記第2無線通信モードが常時使用されるか否かを選択可能に構成されていることを特徴とする構成6に記載の情報処理装置。
(構成8) 前記情報処理装置は、画像を形成する画像形成装置であり、
前記制御手段によってブロードキャストが制御される制御対象は、携帯端末であることを特徴とする構成1乃至7のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(方法1) IEEE802.11ahに準拠する第1無線通信方式の第1アクセスポイントと無線通信を行う第1通信工程と、
前記第1無線通信方式よりも高速通信可能な第2無線通信方式の第2アクセスポイントと無線通信を行う第2通信工程と、
前記第1アクセスポイントおよび前記第2アクセスポイントを無線通信可能に起動させた状態で、前記第1アクセスポイントおよび前記第2アクセスポイントのうちの一方のアクセスポイントのSSID(Service Set Identifier)のブロードキャストが行われ、他方のアクセスポイントのSSIDのブロードキャストが抑止された状態に制御可能な制御工程と、を有することを特徴とする制御方法。
(プログラム1) 構成1に記載の情報処理装置の各手段をコンピュータに実行させるためのプログラム。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述した各実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。本発明は、上述の各実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワークや記憶媒体を介してシステムや装置に供給し、そのシステムまたは装置のコンピュータの1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出して実行する処理でも実現可能である。また、本発明は、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。また、情報処理装置については、本実施形態では画像形成装置に適用した場合を例に挙げたが、適用例としては、画像形成装置に限定されず、例えば、パーソナルコンピュータ等であってもよい。
101 画像形成装置
102 携帯端末(端末)
103 無線通信規格
104 無線通信規格
105a 第1アクセスポイント
105b 第2アクセスポイント
201 コントローラ(制御手段)
305 11ax/ah機能ブロック
<第2実施形態>
以下、図8A~図10を参照して、第2実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。本実施形態では、ダイレクト接続における常時設定と、ユーザが選択したモードとに応じて、モードの接続情報が表示される。表2は、操作部204にて表示中の画面と、通信規格の常時設定のON/OFFと、端末102でブロードキャストが行われる通信規格との組み合わせを示す。ここでは、代表的に、表2中のNo.2およびNo.6について説明する。No.2では、高速な無線通信規格103の常時設定をOFFとし、低速な無線通信規格104の常時設定をONとし、図4(d)に示す画面404を参照する。No.6では、高速な無線通信規格103の常時設定をOFFとし、低速な無線通信規格104の常時設定をONとし、図4(e)に示す画面405を参照する。本実施形態の下記の説明においては、高速な目線通信規格の常時設定が「OFF」であり、低速な無線通信規格の常時設定が「ON」に設定されているとする。
まず、ダイレクト接続時について説明する。図8Bに示すように、画像形成装置101と端末102との間では、速な無線通信規格103のブロードキャストが行われている状態(図8B中の上から1番目の破線の矢印BC1D参照)となっている。ステップS814では、ユーザは、画像形成装置101の設定画面にてネットワークを選択する。ステップS815では、画像形成装置101は、画面401を表示する。ステップS816では、ユーザは、画面401の選択項目401b(ダイレクト接続設定)を選択する。ステップS817では、画像形成装置101は、画面402を表示する。ステップS818では、ユーザは、画面402の選択項目402b(ダイレクト接続のオプション)を選択する。ステップS819では、画像形成装置101は、画面403を表示する。ステップS820では、ユーザは、画面403の「通常モード」における詳細情報403aを選択する。ステップS821では、画像形成装置101は、高速な無線通信規格103のブロードキャストを開始する。これにより、画像形成装置101と端末102との間では、高速な無線通信規格103のブロードキャストが行われている状態(図8B中の上から2番目の破線の矢印BC2D参照)となる。ステップS822では、画像形成装置101は、画面404を表示する。このとき、端末102は、高速な無線通信規格103のみブロードキャストされ、それ以外のSSIDのブロードキャストが抑止された状態に制御されている。これにより、ステップS823では、ユーザは、端末102上でSSID01(SSID501c)を迅速に選択することができるとともに、ネットワークキー01も入力することができる。ステップS824では、端末102は、画像形成装置101に対し、ステップS823で入力されたSSID01とネットワークキー01とを送信する。ステップS825では、画像形成装置101は、ステップS824で送信されてきたSSID01とネットワークキー01とを取得して、これらと設定値との照合を行う。ステップS826では、画像形成装置101は、端末102に対し、ACK信号を送信する。ステップS827では、画像形成装置101と端末102との間のダイレクト接続が完了する。ステップS828では、画像形成装置101は、端末102に対し、高速な無線通信規格103のブロードキャストを停止する。これにより、画像形成装置101と端末102との間では、高速な無線通信規格103のブロードキャストが行われている状態(図8B中の矢印BC2D参照)から、停止状態(図8B中の上から3番目の破線の矢印BC3D参照)に切り替わる。

Claims (10)

  1. IEEE802.11ahに準拠する第1無線通信方式の第1アクセスポイントと無線通信を行う第1通信手段と、
    前記第1無線通信方式よりも高速通信可能な第2無線通信方式の第2アクセスポイントと無線通信を行う第2通信手段と、
    前記第1アクセスポイントおよび前記第2アクセスポイントを無線通信可能に起動させた状態で、前記第1アクセスポイントおよび前記第2アクセスポイントのうちの一方のアクセスポイントのSSID(Service Set Identifier)のブロードキャストが行われ、他方のアクセスポイントのSSIDのブロードキャストが抑止された状態に制御可能な制御手段と、を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記第1無線通信方式による第1無線通信モードと、前記第2無線通信方式による第2無線通信モードとにモード選択可能に構成され、前記第1無線通信モードは、前記第2無線通信モードよりも消費電力を低減可能であり、
    前記制御手段は、前記モード選択に基づいて前記制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記制御手段は、
    前記第1無線通信モードが選択された場合には、前記第1アクセスポイントのSSIDのブロードキャストが行われ、前記第2アクセスポイントのSSIDのブロードキャストが抑止された状態に制御し、
    前記第2無線通信モードが選択された場合には、前記第2アクセスポイントのSSIDのブロードキャストが行われ、前記第1アクセスポイントのSSIDのブロードキャストが抑止された状態に制御することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記制御手段は、前記第1アクセスポイントのSSIDのブロードキャストが行われ、前記第2アクセスポイントのSSIDのブロードキャストが抑止された状態に制御した後、前記第2アクセスポイントのSSIDのブロードキャストが行われ、前記第1アクセスポイントのSSIDのブロードキャストが抑止された状態に制御を変更することを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記制御手段は、前記第2アクセスポイントのSSIDのブロードキャストが行われ、前記第1アクセスポイントのSSIDのブロードキャストが抑止された状態に制御した後、前記第2アクセスポイントのSSIDのブロードキャストが抑止された状態に制御を変更することを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  6. 前記第1無線通信モードおよび前記第2無線通信モードの使用を有効するか否かを選択操作する操作手段を備えることを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  7. 前記操作手段は、
    前記第1無線通信モードの使用を有効する選択が行われた場合に、前記第1無線通信モードが常時使用されるか否かを選択可能に構成され、
    前記第2無線通信モードの使用を有効する選択が行われた場合に、前記第2無線通信モードが常時使用されるか否かを選択可能に構成されていることを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記情報処理装置は、画像を形成する画像形成装置であり、
    前記制御手段によってブロードキャストが制御される制御対象は、携帯端末であることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  9. IEEE802.11ahに準拠する第1無線通信方式の第1アクセスポイントと無線通信を行う第1通信工程と、
    前記第1無線通信方式よりも高速通信可能な第2無線通信方式の第2アクセスポイントと無線通信を行う第2通信工程と、
    前記第1アクセスポイントおよび前記第2アクセスポイントを無線通信可能に起動させた状態で、前記第1アクセスポイントおよび前記第2アクセスポイントのうちの一方のアクセスポイントのSSID(Service Set Identifier)のブロードキャストが行われ、他方のアクセスポイントのSSIDのブロードキャストが抑止された状態に制御可能な制御工程と、を有することを特徴とする制御方法。
  10. 請求項1に記載の情報処理装置の各手段をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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