JP2023172867A - 配薬支援システムおよび配薬支援方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】配薬時の薬袋の取り違いをより有効に防止すること可能な配薬支援システムおよび配薬支援方法を提供する。【解決手段】配薬を受ける配薬対象者の生体情報を取得する生体情報取得手段12,13と、配薬対象者に配薬する予定の薬袋2に印刷された情報コード3を撮像し情報コード3に基づく識別情報を取得する識別情報取得手段12,13と、配薬対象者の生体情報と、配薬対象者の識別情報とを予め記憶している記憶手段34と、生体情報取得手段12,13により取得された生体情報と記憶手段34に記憶されている生体情報、および、識別情報取得手段12,13により取得された識別情報と記憶手段34に記憶されている識別情報とを照会し、配薬担当者が、薬袋2を渡そうとしている配薬対象者に当該薬袋2を渡してよいかを判定する演算手段32と、演算手段32による判定結果を出力する出力手段14と、を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、配薬時の薬袋の取り違いを抑制するように配薬支援を行う、配薬支援システムおよび配薬支援方法に関する。
従来、薬を服用する複数の配薬対象者が入居する施設において、配薬を行う配薬担当者の配薬作業を支援するための配薬支援システムが知られている。たとえば、配薬対象者の顔画像や氏名を予め記憶装置に記憶しておくとともに、薬袋に配薬対象者に関連付けたコード情報を印刷しておき、配薬時に、薬袋に印刷されたコード情報を読み取り、当該コード情報に関連付けられた配薬対象者の氏名および顔画像を携帯端末のディスプレイに表示することで、配薬担当者が薬袋を渡す配薬対象者を確認できるようにするシステムが開示されている(たとえば、特許文献1,2)。
特許第6476973号公報 特開2021-007044号公報
従来技術では、配薬担当者が、ディスプレイに表示された配薬対象者の氏名や顔画像と、薬袋を実際に渡す配薬対象者とを目視で照会して配薬を行うため、配薬時の薬袋の取り違いを低減することができる。
しかしながら、この場合も、配薬担当者が、ディスプレイに表示された配薬対象者の氏名や顔画像と薬袋を実際に渡す配薬対象者とを目視で照会する必要があり、最終的に配薬担当者が判断を行う必要があるため、配薬担当者のうっかりミスや配薬を受ける者の氏名や顔が似ているなどの理由で、配薬担当者が配薬対象者を間違って認識してしまい、薬袋の取り違いを完全に防止することはできない場合があった。そのため、薬袋の取り違いをより有効に防止することができる配薬支援システムが希求されていた。
本発明は、配薬時の薬袋の取り違いをより有効に防止することが可能な配薬支援システムおよび配薬支援方法を提供することを目的とする。
本発明に係る配薬支援システムは、配薬を受ける配薬対象者の生体情報を取得する生体情報取得手段と、前記配薬対象者に配薬する予定の薬袋に印刷された情報コードを撮像し前記情報コードに基づく識別情報を取得する識別情報取得手段と、前記配薬対象者の生体情報と、前記配薬対象者の識別情報とを関連付けて予め記憶している記憶手段と、前記生体情報取得手段により取得された前記生体情報と前記記憶手段に記憶されている前記生体情報、および、前記識別情報取得手段により取得された前記識別情報と前記記憶手段に記憶されている前記識別情報とを照会し、配薬を行う配薬担当者が、薬袋を渡そうとしている配薬対象者に当該薬袋を渡してよいかを判定する演算手段と、前記演算手段による判定結果を出力する出力手段と、を有する。
上記配薬支援システムにおいて、前記生体情報取得手段は、前記生体情報として、前記配薬対象者の顔を撮像して得られた顔画像に基づく顔認証情報を取得し、前記記憶手段は、前記生体情報として、前記顔認証情報を予め記憶しており、前記演算手段は、前記識別情報取得手段により取得された前記識別情報に基づいて、前記記憶手段に記憶されている当該識別情報に関連付けた前記顔認証情報を取得し、前記生体情報取得手段により取得された前記配薬対象者の顔認証情報と、前記記憶手段から取得した前記配薬対象者の顔認証情報とが一致する場合に、前記配薬担当者が、薬袋を渡そうとしている配薬対象者に当該薬袋を渡してよいと判定する構成とすることができる。
上記配薬支援システムにおいて、前記生体情報取得手段は、前記生体情報として、前記配薬対象者の指紋を撮像して得られた指紋画像に基づく指紋認証情報を取得し、前記記憶手段は、前記生体情報として、前記指紋認証情報を予め記憶しており、前記演算手段は、前記識別情報取得手段により取得された前記識別情報に基づいて、前記記憶手段に記憶されている当該識別情報に関連付けた前記指紋認証情報を取得し、前記生体情報取得手段により取得された前記配薬対象者の指紋認証情報と、前記記憶手段から取得した前記配薬対象者の指紋認証情報とが一致する場合に、前記配薬担当者が、薬袋を渡そうとしている配薬対象者に当該薬袋を渡してよいと判定する構成とすることができる。
上記配薬支援システムにおいて、前記生体情報取得手段は、前記生体情報を取得するとともに、前記配薬対象者の脈拍または体温も取得する構成とすることができる。
上記配薬支援システムにおいて、前記演算手段は、前記生体情報として、前記配薬対象者が自身の名前を発話した際の声紋情報を加味して、前記配薬対象者に薬袋を配薬してよいかを判定する構成とすることができる。
上記配薬支援システムにおいて、前記記憶手段は、前記配薬対象者の識別情報に関連付けて、前記配薬対象者が服用する薬の服用時間の情報を記憶しており、前記演算手段は、前記服用時間の情報を加味して、前記配薬対象者に薬袋を配薬してよいかを判定する構成とすることができる。
上記配薬支援システムにおいて、前記出力手段は、前記配薬担当者が薬袋を渡そうとしている配薬対象者に当該薬袋を渡してよいと判定された場合に、前記配薬対象者の氏名を音声出力する構成とすることができる。
上記配薬支援システムにおいて、前記記憶手段は、記配薬担当者が薬袋を渡そうとしている配薬対象者に当該薬袋を渡してよいか否かの判定結果の履歴を記憶する構成とすることができる。
本発明に係る配薬支援プログラムは、コンピューターに、配薬を受ける配薬対象者の生体情報を取得する生体情報取得機能と、前記配薬対象者に配薬する予定の薬袋に印刷された情報コードに基づく識別情報を取得する識別情報取得機能と、前記生体情報取得機能により取得された前記生体情報と記憶媒体に記憶されている前記生体情報、および、前記識別情報取得機能により取得された前記識別情報と記憶媒体に記憶されている前記識別情報とを照会し、配薬を行う配薬担当者が、薬袋を渡そうとしている配薬対象者に当該薬袋を渡してよいかを判定する演算機能と、前記演算機能による判定結果を出力する出力機能と、を実行させる、配薬支援プログラム。
本発明によれば、薬袋に印刷された情報コードと、配薬対象者自身の生体情報に基づいて、薬袋と配薬対象者との組み合わせが正しいかを自動で判断することで、配薬担当者が自身で判断する負荷を削減し、配薬時の薬袋の取り違いをより有効に防止することができる。
第1実施形態に係る配薬支援システムの概要図である。 第1実施形態に係る配薬支援システムの構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る情報登録処理を示すフローチャートである。 第1実施形態に係る配薬支援処理を示すフローチャートである。 第1実施形態に係る配薬支援処理における携帯端末の画面表示例を示す図である。 第2実施形態に係る配薬支援システムの概要図である。 第2実施形態に係る配薬支援システムの構成を示すブロック図である。 第2実施形態に係る配薬支援処理を示すフローチャートである。
本発明に係る配薬支援システムは、たとえば、介護施設や病院などにおいて、介護者や看護師が、複数の被介護者や患者に対して配薬を行う際の薬の取り違いを有効に防止するためのシステムである。以下においては、配薬を行う者を配薬担当者、配薬を受ける者を配薬対象者として説明する。
《第1実施形態》
図1は、第1実施形態に係る配薬支援システム1を示す構成図である。図1に示すように、第1実施形態に係る配薬支援システム1は、配薬担当者が携帯する携帯端末10と、配薬担当者が配薬対象者の生体情報を予め登録するための登録用端末20と、本実施形態に係る配薬支援処理を実行するサーバー30と、を有する。なお、サーバー30は、無線通信および/または有線通信により、携帯端末10および登録用端末20とそれぞれ情報の授受が可能となっている。
携帯端末10は、スマートフォンやタブレットまたは専用の機器などであり、配薬担当者が携帯可能な情報端末である。本実施形態に係る携帯端末10は、図2に示すように、サーバー30と無線通信により通信可能な通信部11と、配薬対象者に手渡す薬袋2に印刷された情報コード3を撮像するカメラ12と、各種処理を実行する処理部13と、各種情報を出力する出力部14と、を有している。なお、出力部14は、たとえば音声を出力するスピーカーや文字情報や映像を表示させるディスプレイなどが例示される。なお、図2は、第1実施形態に係る配薬支援システム1の構成を示すブロック図である。
ここで、本実施形態に係る薬袋2は、配薬対象者に配薬する薬を封入した袋である。図1に示すように、薬袋2の表面には、情報コード3が印刷されている。薬袋2に印刷される情報コード3は、特に限定されないが、一次元コードまたは二次元コードが好ましく、この情報コード3には、配薬される配薬対象者の識別情報(たとえば、配薬対象者の識別番号や名前など)が含まれる。また、配薬対象者に配薬される薬には、たとえば朝、昼、夜、食前、食後などのように服用時間が決められている場合があり、服用時間に応じた薬が封入される場合もある。情報コード3は、透明な薬袋2にそのまま印刷される構成としてもよいが、情報コード3の下に白色や半透明などの下地を設ける構成とすることもできる。本実施形態では、提携する薬局において、薬袋2に薬が封入され、また、当該薬局において情報コード3が印刷される。なお、本実施形態では、携帯端末10のカメラ12により、薬袋2に印刷された情報コード3を撮像することで、処理部13により、情報コード3の画像解析が行われ、情報コード3が有する配薬対象者の識別情報が取得される。
携帯端末10の処理部13は、サーバー30から判定結果を受信すると、その判定結果、たとえば、配薬担当者が配薬対象者に手渡そうとしている薬袋が合っているとの判定結果、または、配薬担当者が配薬対象者に手渡そうとしている薬袋が間違っているとの判定結果を、出力部14に出力させることができる。携帯端末10は、上記判定を行うために携帯端末10側プログラムを記憶しており、処理部13により当該プログラムを実行することで、サーバー30と協働して上記判定を実行する機能を有する。具体的に、処理部13は、判定に必要な情報を入力するための情報入力機能と、判定結果を含む情報を出力するための情報出力機能とを有する。なお、情報入力機能と、情報出力機能との詳細な動作については後述する。
登録用端末20は、たとえばデスクトップパソコン、ノートパソコン、タブレット、スマートフォンなどの情報処理端末であり、配薬担当者が、配薬対象者の情報をサーバー39に新規登録またはサーバー30に登録されている配薬対象者の情報を更新するために操作する端末である。本実施形態において、登録用端末20は、サーバー30と無線または有線により通信可能な通信部21と、配薬対象者の顔画像を撮像するためのカメラ22と、各種処理を実行する処理部23と、処理部23の処理結果を表示する出力部24と、情報を入力するための入力部25とを有している。配薬担当者は、登録用端末20を操作することで、配薬対象者の情報を入力することができ、入力された配薬対象者の情報は、サーバー30へと送信され、サーバー30のデータベース34に登録されることとなる。
サーバー30は、本実施形態に係る配薬支援プログラムが記憶される記憶装置31と、当該プログラムを実行する処理装置32と、携帯端末10および登録用端末20と通信するための通信装置33とを有する。また、サーバー30は、配薬対象者の情報を記憶するためのデータベース34を有している。データベース34には、配薬対象者の識別情報に加えて、配薬対象者の氏名、生年月日、病名、既往歴、アレルギー、特記事項などの個人情報、配薬対象者の顔認証情報などの生体情報、配薬対象者に配薬される薬の種類や服用時間の情報などの薬情報が予め記憶されている。なお、顔認証情報は、配薬対象者の顔を撮像した顔画像情報そのものであってもよいし、配薬対象者の虹彩や瞳などの特徴的な部分の画像情報であってもよい。また、顔認証情報は、認証(あるいは比較)が行いやすいように、顔画像に対して所定の画像処理(たとえば、抽出処理やフィルタリング処理)を行ったものであってもよい。
サーバー30は、記憶装置31に記憶されたプログラムを処理装置32で実行することで、配薬対象者の情報を登録する対象者情報登録機能と、配薬対象者への配薬を支援する配薬支援機能とを有する。以下に、対象者情報登録機能および配薬支援機能の詳細について説明する。
まず、図3に基づいて、本実施形態に係る情報登録処理について説明する。図3は、本実施形態に係る情報登録処理を示すフローチャートである。なお、以下においては、配薬担当者が登録用端末20を操作して配薬対象者の情報を入力することで、サーバー30のデータベース34に配薬対象者の情報を登録する場面を例示して説明する。
図3に示すように、まず、ステップS101では、配薬対象者の識別情報および個人情報の登録が行われる。たとえば、配薬担当者は、まず、配薬対象者ごとに一意の識別情報を登録する。なお、配薬対象者の識別情報は、薬袋2に印刷される情報コード3にも含まれる情報であり、たとえば、薬局において、配薬対象者の薬を封入して薬袋2を作成する装置やシステムにより、配薬対象者を識別するために作成した識別情報を含む情報コード3を生成し、生成した情報コード3を薬袋2に印刷する構成とすることができる。本実施形態では、配薬担当者が、配薬対象者の識別情報を薬局から受け取り、登録用端末20を用いて入力するものとする。また、配薬担当者は、配薬対象者に、氏名、生年月日、病名、既往歴、アレルギー、特記事項などの個人情報を聞き取り、登録用端末20を操作して配薬対象者の個人情報を入力することもできる。入力された識別情報および個人情報は、登録用端末20からサーバー30へと送信され、サーバー30のデータベース34に記憶される。なお、登録用端末20は、配薬担当者によるキー入力ではなく、音声入力により、配薬対象者の個人情報を登録する機能を有してもよい。
ステップS102では、登録用端末20により、配薬対象者の生体情報の登録が行われる。具体的には、配薬担当者は、登録用端末20のカメラ22により、配薬対象者の顔画像を撮像し、撮像した顔画像を顔認証情報として取得する。取得された配薬対象者の生体情報は、登録用端末20からサーバー30へと送信され、データベース34において、配薬対象者の識別情報および個人情報と関連付けて登録される。
ステップS103では、登録用端末20により、配薬対象者の薬情報が登録される。配薬対象者の薬情報は、特に限定されないが、薬の識別情報、名称、種類、あるいは服用量の情報を含むことができる。また、本実施形態では、薬情報に、薬の服用時間の情報が含まれる。配薬担当者は、たとえば、薬局から、配薬対象者の薬情報を受け取り、登録用端末20を用いて薬情報を入力することができ、これにより、配薬対象者の薬情報は、サーバー30へと送信され、データベース34において、配薬対象者の識別情報や個人情報と関連付けて登録されることとなる。
このように、本実施形態では、情報登録処理を行うことで、配薬対象者の識別情報、個人情報、生体情報、および薬情報がサーバー30のデータベース34に登録されることとなる。
次に、図4および図5に基づいて、本実施形態に係る配薬支援処理について説明する。図4は、第1実施形態に係る配薬支援処理を示すフローチャートであり、図5は、第1実施形態に係る配薬支援処理における携帯端末10の表示画面例を示す図である。なお、以下においては、配薬担当者が配薬対象者に薬袋2を手渡す場面を例示して説明する。
まず、ステップS201では、携帯端末10の情報入力機能により、配薬対象者に手渡そうとする薬袋に印刷された情報コード3の読み取りが行われる。具体的には、図5(A)に示すように、情報入力機能は、携帯端末10の出力部14に薬袋2に印刷された情報コード3の読み取りを促す画面を表示し、配薬担当者が、携帯端末10のカメラ12により、配薬対象者に手渡そうとする薬袋2に印刷された情報コード3を撮像することで、情報コード3の読み取りが行われる。また、続くステップS202では、携帯端末10の情報入力機能により、ステップS201で撮像された情報コード3から、配薬対象者の識別情報が取得される。そして、携帯端末10は、取得した配薬対象者の識別情報を、携帯端末10からサーバー30へと送信する。なお、図5(A)は、配薬担当者が携帯端末10側の配薬支援プログラムを起動した直後の、携帯端末10の出力部14に表示される画面を例示した図である。
ステップS203では、サーバー30の配薬支援機能により、ステップS202で取得した配薬対象者の識別情報に基づいて、配薬対象者の特定が行われる。たとえば、配薬支援機能は、データベース34に予め登録されている配薬対象者の識別情報と、ステップS202で取得した配薬対象者の識別情報とを照合し、識別情報が一致する配薬対象者を、薬袋2を手渡そうとする配薬対象者として特定する。
ステップS204では、サーバー30の配薬支援機能により、ステップS203で特定した配薬対象者の情報が、携帯端末10の出力部14に表示される。たとえば、本実施形態では、サーバー30の配薬支援機能が、ステップS203で特定した配薬対象者の情報(たとえば、配薬対象者の顔画像、個人情報および薬情報など)を、携帯端末10に送信することで、携帯端末10の情報出力機能により、図5(B)に示すように、携帯端末10の出力部14に、特定した配薬対象者の情報が表示されることとなる。
また、ステップS205では、携帯端末10の情報入力機能により、配薬対象者の顔認証情報を含む生体情報の取得が行われる。たとえば、情報入力機能は、図5(B)に示すように、携帯端末10の出力部14に、顔認証を開始するためのボタンを表示し、このボタンが配薬担当者により押された場合に、図5(C)に示すように、携帯端末10の出力部14に、配薬対象者の顔画像の撮像を促す画面を表示する。これに対して、配薬対象者が、携帯端末10のカメラ12により、配薬対象者の顔画像を撮像することで、撮像された顔画像が顔認証情報として、携帯端末10により取得される。なお、携帯端末10の情報入力機能は、顔認証情報を取得するとともに、配薬対象者の顔画像から体温や脈拍などを取得する構成とすることもできる。携帯端末10により取得された配薬対象者の顔認証情報を含む生体情報は、携帯端末10からサーバー30へと送信され、サーバー30により受信される。
ステップS206では、サーバー30の配薬支援機能により、ステップS205で取得した配薬対象者の顔認証情報に基づいて、配薬対象者の照合が行われる。たとえば、配薬支援機能は、ステップS203で特定した配薬対象者の識別情報に基づいて、データベース34に記憶している配薬対象者の顔認証情報を取得し、ステップS205で取得した配薬対象者の顔認証画像と比較することで、配薬対象者が一致するか否かを判定することができる。なお、配薬支援機能は、顔認証情報の一致度が一定値以上である場合に、配薬対象者が一致すると判定することができる。
そして、ステップS207では、サーバー30の配薬支援機能により、ステップS206での照合の結果、配薬対象者が一致したか判定が行われ、一致したと判定された場合にはステップS208に進み、一致していないと判定された場合にはステップS210に進む。また、ステップS208では、サーバー30の配薬支援機能により、配薬時間が適切であるか否かの判定が行われる。たとえば、配薬支援機能は、データベース34に記憶している薬情報に含まれる服用時間の情報に基づいて、現在の時刻が、配薬対象者に配薬する薬の服用時間(たとえば、朝(8-10時)、昼(11-14時)、夜(17-19時)など)内であれば、配薬時間が適切であると判定し、ステップS209に進み、服用時間から外れている場合には、配薬時間が不適切であると判定し、ステップS210に進む。
ステップS209では、薬袋2を手渡す配薬対象者が正しく、かつ、配薬時間も適切であるため、サーバー30の配薬支援機能により、配薬担当者が薬袋2を配薬対象者に手渡してよい旨の情報が、サーバー30から携帯端末10へと送信される。これにより、携帯端末10の情報出力機能は、図5(D)に示すように、携帯端末10の出力部14に、配薬担当者が薬袋2を配薬対象者に手渡してよい旨の情報が表示され、配薬対象者は当該表示を確認することで、配薬対象者に薬袋2を間違いなく手渡しすることが可能となる。なお、出力部14は、薬袋2が配薬対象者のもので正しい旨の情報を、ディスプレイに表示する構成に代えてまたは加えて、スピーカーにより音声で情報を出力する構成とすることもできる。
また、ステップS207において特定した配薬対象者が一致しないと判定された場合、あるいは、ステップS208において配薬時間が適切ではないと判定された場合は、ステップS210において、サーバー30の配薬支援機能により、上記判定を示す警告が携帯端末10に送信され、携帯端末10の情報出力機能により、出力部14に警告が表示されることとなる。これにより、配薬対象者が薬袋2を配薬対象者に間違って手渡すことを防止することができ、さらに、手渡す薬袋2の間違い、配薬対象者の間違い、あるいは、配薬時間の間違いなど、間違いの原因を把握させることもできる。なお、薬袋2が間違っている場合、配薬担当者は、別の正しい薬袋2について再度情報コード3を読み込み、薬袋2が正しい旨の判定を受けてから、配薬対象者に手渡すことで、配薬対象者に当該配薬対象者の薬袋2を適切に手渡すことができる。
以上のように、第1実施形態では、携帯端末10により、配薬を受ける配薬対象者の顔認証情報を含む生体情報と、配薬する予定の薬袋2に印刷された情報コード3が有する識別情報とに基づいて、生体情報を得た配薬対象者と、配薬する予定の薬袋2の配薬対象者とを特定し、一致する場合に、配薬する予定の薬袋2が合っている旨を出力する。これにより、従来のように、配薬担当者に、薬袋2に対応する配薬対象者の顔画像を単に提示する場合と比べて、配薬担当者が顔画像を見て薬袋2を手渡していいか否かを判定させる負担を軽減することができる。また、第1実施形態に係る配薬支援システム1では、配薬時間が適切か否かを判定し、配薬時間が適切である場合に、薬袋2を渡してよい旨を出力する。これにより、薬袋2を間違った時間に渡してしまい、配薬対象者が服用時間を間違えて服用してしまうことを防止することができる。
《第2実施形態》
次に、本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態に係る配薬支援システム1aでは、顔認証情報に代えて、指紋情報と声紋情報とに基づいて、配薬対象者を特定し、配薬対象者に薬袋2を配薬してよいかを判定することを特徴とする。図6は、第2実施形態に係る配薬支援システム1aを示す構成図であり、図7は、第2実施形態に係る配薬支援システム1aの構成を示すブロック図である。図6および図7に示すように、第2実施形態に係る配薬支援システム1aも、第1実施形態に係る配薬支援システム1と同様に、配薬担当者が携帯する携帯端末10aと、配薬担当者が配薬対象者の生体情報を予め登録するための登録用端末20aと、第2実施形態に係る配薬支援処理を実行するサーバー30と、を有する。
第2実施形態に係る携帯端末10aは、図7に示すように、第1実施形態に係る携帯端末10と同様に、通信部11と、カメラ12と、処理部13と、出力部14と、を有している。さらに、第2実施形態において、携帯端末10aは、配薬対象者の指紋を検出するための指紋検出部15と、配薬対象者の音声を集音するマイク16とを有する。
指紋検出部15は、指紋検出用の外付け機器であってもよいし、カメラ12で撮像した画像を処理部13により画像処理して指紋を検出する構成であってもよい。また、本実施形態において、配薬対象者が高齢である場合、指紋が薄く指紋を適切に検出できない場合には、指紋検出部15として、真皮指紋認証を行う機器を用いてもよい。さらに、指紋検出部15を外付け機器とする場合、たとえば、携帯端末10は、無線通信により外付け機器から指紋情報を取得する構成とすることもできる。また、指紋検出部15は、指紋検出と同時に、配薬対象者の体温や脈伯を計測する構成とすることもできる。たとえば、携帯端末10aは、指紋検出部15として指紋検出用の外付け機器を用いる場合、このような外付け機器として、指紋検出と同時に配薬対象者の体温や脈伯を測定する機能を備える機器を選定することで、指紋検出と同時に、配薬対象者の体温や脈伯を測定することができる。また、携帯端末10は、非接触で体温を計測する赤外線センサーなどの計測器を内蔵しておくことで、あるいは、このような計測器を外付けで取り付けることで、配薬対象者の指紋を撮像すると同時に対象者の体温や脈拍を計測する機能を有することができる。なお、携帯端末10で取得された配薬対象者の生体情報(指紋情報や声紋情報など)は通信部11を介してサーバー30に送信される。
マイク16は、配薬対象者の音声を集音する機能を有し、たとえば、配薬担当者が配薬対象者に名前を聞き、配薬対象者自身に配薬対象者の名前を発話させることで、マイク16により配薬対象者の声紋情報を取得することができる。
携帯端末10aの処理部13は、配薬対象者の生体情報(指紋情報や声紋情報)を取得する情報取得機能、サーバー30で判定された配薬対象者に配薬して良いか否かの判定結果を出力する情報出力機能に加え、配薬対象者の氏名を音声出力する機能をさらに有する。たとえば、第2実施形態では、上記判定結果に加えて、配薬対象者の氏名の情報が、サーバー30から携帯端末10へと送信され、処理部13は、配薬担当者が配薬対象者に手渡そうとしている薬袋2が合っている場合に、配薬対象者の名前を音声で出力する構成とすることができる。これにより、配薬対象者自身に、配薬対象者の名前を確認してもらい、薬袋2の取り違いをより効果的に防止することができる。
登録用端末20aは、第1実施形態に係る登録用端末20と同様に、通信部21と、カメラ22と、処理部23と、出力部24と、入力部25とを有している。また、第2実施形態に係る登録用端末20aは、配薬対象者の生体情報(指紋情報や声紋情報)をサーバー30に登録するために、配薬対象者の指紋情報を取得するための指紋検出部26や、配薬対象者の音声を集音するためのマイク27を有する構成とすることができる。配薬担当者は、登録用端末20aを操作することで、配薬対象者の情報を入力することができ、入力された配薬対象者の情報は、サーバー30へと送信され、サーバー30に登録されることとなる。
サーバー30は、第1実施形態と同様に、記憶装置31と、処理装置32と、通信装置33と、データベース34とを有している。以下に、第2実施形態に係る情報登録処理と配薬支援処理とについて説明する。
第2実施形態でも、図3に示すように、情報登録処理が行われる。なお、第2実施形態では、ステップS102の配薬対象者の生体情報を登録する際に、登録用端末20により、配薬対象者の指紋情報および声紋情報が、生体情報として登録される。具体的には、登録用端末20は、指紋検出部26により、配薬対象者の指紋を撮像し指紋情報として取得する。また、登録用端末20は、マイク27により、配薬対象者の音声を集音する構成とすることもできる。特に、本実施形態では、配薬担当者が配薬対象者自身に配薬対象者の名前を発話してもらうことにより、配薬対象者の名前を発話した際の配薬対象者の音声情報(具体的には、対象者の名前をテキストとした配薬対象者の声紋情報)を取得する。取得された配薬対象者の生体情報は、登録用端末20からサーバー30へと送信され、データベース34において、配薬対象者の個人情報と関連付けて登録される。
次に、図8に基づいて、第2実施形態に係る配薬支援処理について説明する。図8は、第2実施形態に係る配薬支援処理を示すフローチャートである。なお、以下においては、配薬担当者が配薬対象者に薬袋2を手渡す場面を例示して説明する。
まず、ステップS301では、配薬対象者の指紋情報を含む生体情報の取得が行われる。たとえば、配薬担当者は、配薬対象者の指を携帯端末10の指紋検出部15の上に載せることで、配薬対象者の指紋を示す指紋情報を取得することができる。また、指紋検出部15は、指紋情報を取得するとともに、配薬対象者の指から体温、脈拍などを検出することもできる。さらに、配薬担当者が、配薬対象者に名前を聞くことで、配薬対象者自身に配薬対象者の名前を発話させ、携帯端末10のマイク16により、配薬対象者が発話した配薬対象者の名前の声紋情報を取得する構成とすることでもきる。携帯端末10により取得された配薬対象者の指紋情報を含む生体情報(たとえば配薬対象者の体温や脈拍の情報、声紋情報を含む)は、携帯端末10からサーバー30へと送信され、サーバー30により取得される。
ステップS302では、配薬担当者が配薬対象者に手渡そうとする薬袋2に印刷された情報コード3の読み取りが行われる。具体的には、配薬担当者は、携帯する携帯端末10のカメラ12で、配薬担当者が配薬対象者に手渡そうとする薬袋に印刷された情報コード3を撮像する。そして、ステップS303では、携帯端末10の処理部13により、ステップS302で撮像された情報コード3から配薬対象者の識別情報が取得される。そして、携帯端末10により取得された配薬対象者の識別情報は、携帯端末10からサーバー30へと送信され、サーバー30により取得される。
ステップS304では、サーバー30の配薬支援機能により、ステップS301で取得された配薬対象者の指紋情報を含む生体情報に基づいて、配薬対象者の特定が行われる。たとえば、配薬支援機能は、データベース34に予め登録されている配薬対象者の指紋情報などの生体情報と、ステップS301で取得した配薬対象者の指紋情報などの生体情報とを照合し、一定の一致度が得られた配薬対象者を特定する。なお、本実施形態では、指紋情報のみに基づいて配薬対象者を特定する構成とすることができるが、さらに、声紋情報を加えることで、配薬対象者の特定精度を高める構成とすることもできる。
ステップS305では、サーバー30の配薬支援機能により、ステップS303で取得された配薬対象者の識別情報に基づいて、配薬対象者の特定が行われる。たとえば、配薬支援機能は、データベース34に予め登録されている配薬対象者の識別情報と、ステップS303で取得した配薬対象者の識別情報とを照合し、一致する配薬対象者を特定する。
そして、ステップS306では、サーバー30の配薬支援機能により、ステップS304で特定した配薬対象者と、ステップS305で特定した配薬対象者とが一致するか否かの判定が行われ、一致する場合にはステップS307に進む。ステップS307では、配薬担当者が配薬対象者に手渡そうとしている薬袋2が、当該配薬対象者のもので正しい旨の情報が、サーバー30から携帯端末10へと送信される。これにより、携帯端末10の出力部14により、薬袋2が配薬対象者のもので正しい旨の情報が配薬担当者に出力される。なお、出力部14は、薬袋2が配薬対象者のもので正しい旨の情報を、ディスプレイに表示し、またはスピーカーにより音声で出力する構成とすることができる。また、出力部14は、たとえば、2色以上の異なる色を発光させることが可能なパトライト(登録商標)などのランプを設け、薬袋2と配薬対象者との組み合わせが一致する場合と、一致しない場合とで、異なる色のランプを点灯させることで、配薬担当者に配薬対象者および薬袋2が一致あるいは一致しないことを把握させる構成としてもよい。このように、出力部14により、薬袋2が配薬対象者のもので正しい旨の情報を出力することで、配薬担当者は薬袋2を配薬対象者に間違いなく渡すことが可能となる。また、ステップS306において特定した配薬対象者が一致しないと判定された場合、配薬担当者が配薬対象者に手渡そうとしている薬袋2が間違っている旨の情報が、サーバー30から携帯端末10へと送信され、携帯端末10の出力部14により出力される。これにより、配薬担当者は、薬袋2を配薬対象者に手渡すことをやめることで、間違った薬袋2を配薬対象者に手渡してしまうことを防止することができる。
ステップS308では、サーバー30の配薬支援機能により、ステップS304,305で特定した配薬対象者の名前の情報が、サーバー30から携帯端末10に送信され、携帯端末10の出力部14により音声出力される。これにより、ステップS306で薬袋が正しいと判定された場合も、配薬対象者自身に名前を確認させることができ、薬袋2の取り違いを、配薬担当者だけではなく、配薬対象者自身にも確認させることができるため、薬袋2の取り違いをより効率的に防止することができる。また、ステップS306で薬袋が間違ったと判定された場合には、誰の薬袋2であるかを配薬担当者に知らせることができるため、配薬担当者は、薬袋2の取り違いを正しく認識することができる。
以上のように、第2実施形態では、携帯端末10により、配薬を受ける配薬対象者の指紋情報を含む生体情報と、配薬する予定の薬袋2に印刷された情報コード3が有する識別情報とに基づいて、生体情報を得た配薬対象者と、配薬する予定の薬袋2の配薬対象者とを特定し、一致する場合に、配薬する予定の薬袋2が合っている旨を出力する。これにより、第1実施形態と同様に、従来のように、携帯端末10の出力部14に、薬袋2に対応する配薬対象者の顔画像を単に提示する場合と比べて、配薬対象者が顔画像を見て薬袋2を手渡していいか否かを判定させる負担を軽減することができる。また、声紋情報のみに基づいて配薬対象者を特定する場合は十分な精度が得られない場合があったが、本実施形態では、配薬対象者の生体情報を用いる指紋情報を用いることで、簡潔な構成で配薬対象者を高い精度で特定することができ、実用に適したシステムを提供することが可能となる。さらに、本実施形態では、薬袋2が合っていると判定された場合でも、配薬対象者の名前を音声出力することで、配薬担当者だけではなく、配薬対象者にも薬袋2の取り違いを二重で確認してもらうことが可能となり、薬袋2の取り違いをより有効に防止することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態例について説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態の記載に限定されるものではない。上記実施形態例には様々な変更・改良を加えることが可能であり、そのような変更または改良を加えた形態のものも本発明の技術的範囲に含まれる。
たとえば、上述した実施形態では、サーバー30がデータベース34を内蔵する構成を例示したが、本実施形態に係る配薬支援処理を実行するサーバー30と、データベース34とは分離して配置され、互いに情報の授受が可能な構成とすることができる。また、上述した実施形態では、配薬対象者の生体情報の取得や薬袋2に印刷された情報コード3を読み取る携帯端末10と、本実施形態に係る配薬支援処理を実行するサーバー30とを別々に設ける構成としたが、携帯端末10に配薬対象者の生体情報や識別情報を予め記憶しておき、携帯端末10の処理部13により本実施形態に係る配薬支援処理を実行することで、サーバー30を設置することなく、携帯端末10で配薬支援を行う構成とすることができる。さらに、図3に示す情報登録処理も、携帯端末10で行う構成とすることもできる。
また、上述した実施形態では、配薬対象者の生体情報のうち、配薬対象者の顔認証情報、指紋情報、あるいは声紋情報を用いて配薬対象者を特定する構成を例示したが、この構成に限定されず、たとえば配薬対象者の手のひらの静脈の静脈情報を取得し、この静脈情報を用いて配薬対象者を特定する構成とすることもできる。
さらに、上述した実施形態では、情報コード3は、配薬対象者の識別情報(たとえば、配薬対象者の識別番号と氏名)を含む構成を例示したが、この構成に限定されず、識別情報に加えて、配薬対象者が薬を服用する服用時間の情報を含む構成としてもよい。
加えて、上述した実施形態では、配薬担当者が、配薬対象者の識別情報や個人情報を、登録用端末20に手入力する構成を例示したが、たとえば、本実施形態に係る配薬支援システム1と薬局のシステムとを連携させて、配薬支援システム1が、薬局のシステムで登録された配薬対象者の識別情報や個人情報を薬局のシステムから自動で取得する構成とすることもできる。
また、上述した実施形態に加えて、サーバー30が、配薬の履歴情報をデータベース34に記憶する構成とすることができる。たとえば、サーバー30は、配薬担当者が配薬対象者に薬袋2を渡してよいか否か判定した場合には、その判定における、配薬対象者の情報と、配薬しようとした薬の情報と、配薬の判定結果の情報とを、データベース34に記憶する構成とすることができる。これにより、たとえば、配薬担当者やその管理者は、携帯端末10または登録用端末20を用いてサーバー30のデータベース34にアクセスすることで、配薬の状況や配薬の履歴を把握することが可能となる。
1,1a…配薬支援システム
10,10a…携帯端末
11…通信部
12…カメラ
13…処理部
14…出力部
15…指紋検出部
16…マイク
20a…登録用端末
21…通信部
22…カメラ
23…処理部
24…出力部
25…入力部
26…指紋検出部
27…マイク
30…サーバー
31…記憶装置
32…処理装置
33…通信装置
34…データベース

Claims (9)

  1. 配薬を受ける配薬対象者の生体情報を取得する生体情報取得手段と、
    前記配薬対象者に配薬する予定の薬袋に印刷された情報コードを撮像し前記情報コードに基づく識別情報を取得する識別情報取得手段と、
    前記配薬対象者の生体情報と、前記配薬対象者の識別情報とを関連付けて予め記憶している記憶手段と、
    前記生体情報取得手段により取得された前記生体情報と前記記憶手段に記憶されている前記生体情報、および、前記識別情報取得手段により取得された前記識別情報と前記記憶手段に記憶されている前記識別情報とを照会し、配薬を行う配薬担当者が、薬袋を渡そうとしている配薬対象者に当該薬袋を渡してよいかを判定する演算手段と、
    前記演算手段による判定結果を出力する出力手段と、を有する配薬支援システム。
  2. 前記生体情報取得手段は、前記生体情報として、前記配薬対象者の顔を撮像して得られた顔画像に基づく顔認証情報を取得し、
    前記記憶手段は、前記生体情報として、前記顔認証情報を予め記憶しており、
    前記演算手段は、前記識別情報取得手段により取得された前記識別情報に基づいて、前記記憶手段に記憶されている当該識別情報に関連付けた前記顔認証情報を取得し、前記生体情報取得手段により取得された前記配薬対象者の顔認証情報と、前記記憶手段から取得した前記配薬対象者の顔認証情報とが一致する場合に、前記配薬担当者が、薬袋を渡そうとしている配薬対象者に当該薬袋を渡してよいと判定する、請求項1に記載の配薬支援システム。
  3. 前記生体情報取得手段は、前記生体情報として、前記配薬対象者の指紋を撮像して得られた指紋画像に基づく指紋認証情報を取得し、
    前記記憶手段は、前記生体情報として、前記指紋認証情報を予め記憶しており、
    前記演算手段は、前記識別情報取得手段により取得された前記識別情報に基づいて、前記記憶手段に記憶されている当該識別情報に関連付けた前記指紋認証情報を取得し、前記生体情報取得手段により取得された前記配薬対象者の指紋認証情報と、前記記憶手段から取得した前記配薬対象者の指紋認証情報とが一致する場合に、前記配薬担当者が、薬袋を渡そうとしている配薬対象者に当該薬袋を渡してよいと判定する、請求項1に記載の配薬支援システム。
  4. 前記生体情報取得手段は、前記生体情報を取得するとともに、前記配薬対象者の脈拍または体温も取得する、請求項1に記載の配薬支援システム。
  5. 前記演算手段は、前記生体情報として、前記配薬対象者が自身の名前を発話した際の声紋情報を加味して、前記配薬対象者に薬袋を配薬してよいかを判定する、請求項1に記載の配薬支援システム。
  6. 前記記憶手段は、前記配薬対象者の識別情報に関連付けて、前記配薬対象者が服用する薬の服用時間の情報を記憶しており、
    前記演算手段は、前記服用時間の情報を加味して、前記配薬対象者に薬袋を配薬してよいかを判定する、請求項1に記載の配薬支援システム。
  7. 前記出力手段は、前記配薬担当者が薬袋を渡そうとしている配薬対象者に当該薬袋を渡してよいと判定された場合に、前記配薬対象者の氏名を音声出力する、請求項1に記載の配薬支援システム。
  8. 前記記憶手段は、前記配薬担当者が薬袋を渡そうとしている配薬対象者に当該薬袋を渡してよいか否かの判定結果の履歴を記憶する、請求項1に記載の配薬支援システム。
  9. コンピューターに、
    配薬を受ける配薬対象者の生体情報を取得する生体情報取得機能と、
    前記配薬対象者に配薬する予定の薬袋に印刷された情報コードに基づく識別情報を取得する識別情報取得機能と、
    前記生体情報取得機能により取得された前記生体情報と記憶媒体に記憶されている前記生体情報、および、前記識別情報取得機能により取得された前記識別情報と記憶媒体に記憶されている前記識別情報とを照会し、配薬を行う配薬担当者が、薬袋を渡そうとしている配薬対象者に当該薬袋を渡してよいかを判定する演算機能と、
    前記演算機能による判定結果を出力する出力機能と、を実行させる、配薬支援プログラム。
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